近江巳記夫

おおみみきお



当選回数回

近江巳記夫の1968年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月28日第58回国会 衆議院 商工委員会 第3号
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○近江委員 関連。先ほどから通産省の意見を聞いておりますと、非常にはっきりしないわけです。先ほどから岡本委員も言っておりますが、あなた方として、要するに厚生省の研究班の出す原因究明の結論に不十分な面がないとは言えないので、それに備えるため特別研究を行なうのだ、こういった態度でこら...全文を見る
○近江委員 要するに通産はこれだけイタイイタイ病で苦しんでいる人の立場に立つのか、業者側に立つのか、どっちですか。はっきりしてください、政務次官。
○近江委員 被害者側が特別調査班をつくって、そしてカドミウムがどうだという場合なら、それはなるほどあなたの立場としてチェックする必要があるでしょう。厚生省も通産省も政府でしょう。したがってそこで引き出される結論というものは、これはもっと厳正なものです。そうでしょう。そういうわけで...全文を見る
03月01日第58回国会 衆議院 商工委員会 第4号
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○近江委員 あまり時間もございませんので、簡単にしたいと思いますが、いま預金保険の創設ということが問題になっておりますね。これについての御意見を簡単にお聞きしたいと思います。森本さんから……。
○近江委員 それからコール資金の金利の上昇、こういったところですが、日銀も窓口を相当締めてきておりますし、金利の上昇等考えていきますと、一部では、倒産のおそれのあるそうした中小企業に貸すよりも、そっちへ回したほうがいい、こういう空気が非常に強いというふうに思うのです。この現況、並...全文を見る
○近江委員 それから特に信用金庫あるいは信用組合等におきましては、資金コストが非常に問題になると思うのです。資金コストの引き下げということは非常に大きな課題だと思うのですが、これに対してどのような対策をとっていらっしゃるのか、森本さんから……。
○近江委員 小原さんから……。
○近江委員 それから次に現実的な面なんですが、中小企業の金融機関として相互銀行、それから信用金庫、信用組合とありますね。それから政府の三機関、実際これだけを並べて、借りる人に、あなたどこで借りたいかと言いますと、政府三金融機関へ殺到するわけです。そういう傾向が強いわけです。皆さん...全文を見る
○近江委員 それは、要するに次元のとらえ方の問題ですね。確かに政府三金融機関の貸し出しは非常にワクも小さいので、これを拡大しろといつも言っているのですが、なかなか実現しないわけでありますけれども、そういう必要に迫られて殺到しているという姿にほかならぬ。ここで実際にその本心を聞くと...全文を見る
○近江委員 もう終わりたいと思いますが、一つは、財政投融資の計画が、中小企業関係の比重というものが、いつも非常に低いわけです。私のデータでいきますと、中小企業関係としまして、四十二年度で三千二百九十三億、全体としては二兆三千八百五十四億。四十三年度で、三千八百七十六億、全体計画と...全文を見る
○近江委員 いまの財投の問題について、今後の姿勢ですね、局長……。
○近江委員 そこで、先ほどからも話が出ておりましたが、いま中小企業の倒産が非常に深刻な問題だと思います。一月の倒産件数でございましても、一千万以上のデータでありますが、前年の同月に比べますとそれぞれ約五〇%のような、こういう大幅な傾向であります。この年末金融の場合に、前に局長にも...全文を見る
○近江委員 以上でございます。
03月07日第58回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第3号
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○近江委員 長官の所信表明に基づいて質問したいと思います。  まず、長官は、六項目の施策を「強力に推進してまいる所存であります。」このようにおっしゃっております。以下、その項目ごとにお聞きしたいと思うのでございますが、長官も予算委員会の出席等の関係もあると思いますので、本日は一...全文を見る
○近江委員 したがって、長官のただいまの御説明によりましても、海底資源のこうした調査技術、あるいはまた、総合的な開発の推進ということが今後非常に重要な問題であると私は思います。  そこで、まず長官にお伺いしたいのですが、昨年、たしか六月と思いますが、ソウルで、エカフェの海底鉱物...全文を見る
○近江委員 鉱山局長のただいまの御説明によりまして、大要がここでわかったわけでありますが、東シナ海、また、日本海周辺の海底資源、特に油田のことにつきまして、日本の科学者がソウルに出ておりまして、はっきりと、これは日本の近海のことでもあるし、日本で今後調査をしていく、そういった発言...全文を見る
○近江委員 先ほど局長からもお話がございましたが、この会議で、日本海また東シナ海等の油田が十分な根拠を持つ可能性がある、こういうことで大きく取り上げられたわけであります。また特にこの点に関して西ドイツ等は非常に積極的でありまして、調査船を派遣して日本海の調査をしたい、こういう積極...全文を見る
○近江委員 長官にお伺いしますが、先どからの日本海の問題、さらに現実にこのような外国系資本をもって日本海を開発していこう、こういう案が出ておる。われわれの、言うならば足元にまでその問題が来ているわけです。われわれの資源が、あと、通産省でどういう処置をとられるかわかりませんが、へた...全文を見る
○近江委員 概略知っておられて、それに対してほんとうに日本の財産を守っていく、その点に関して積極的な対策を立てておられたかどうか。それは初めの答弁にありましたように、まだまだおくれておる現況である、聞きおき程度に終わっておる。私は、何回も申しますが、非常に残念であります。このよう...全文を見る
○近江委員 最近、大陸だなというようなことが、世界的に非常に問題になっておりまして、たとえば、最近の大陸だな開発の進展に伴って、イギリスあるいはオランダ、西ドイツ、イタリアあるいはオーストラリア、米国等においても、特別法として大陸だな石油開発法を制定しているわけです。この問題に関...全文を見る
○近江委員 そこで、鉱山局長に申し上げたいのですが、去年私がこうした一連の問題を商工委員会で質問いたしましたが、そのときに鉱山局長は、大陸だなの有望なものについては助成金、補助金を交付して積極的な姿勢をとっていく、エカフェの会議についても具体的な態度で臨みたい、さらに私が、これは...全文を見る
○近江委員 今度は外交上の問題になるわけでありますが、この計画を見ますと、朝鮮と、ちょうど海域において約半分のところで線が引いてあるわけです。しかしながら、将来朝鮮との紛争も私は非常に心配するわけです。こうした点について、通産省としてはどういうような見解をまとめていらっしゃるのか...全文を見る
○近江委員 鉱山局長がいままで積極的でなかった、関係各省ともそうした十分な連絡をとり得なかった、そういう点についてお答え願ったわけでありますが、私は、一つは鉱山局長の立場としても積極的になれなかった理由もあるのじゃなかろうか、このように思うわけです。  それは、要するに、日本海...全文を見る
○近江委員 日本近海の石油が非常に当たったとしても——いまの日本の産出量からいいますと、確かに相当な増量が見込まれます。しかしこれからの使用量を考えていきますと、まだまだ足らない。当然これからも東南アジア方面においても積極的な海外探鉱というものをやっていかなければならない。これは...全文を見る
○近江委員 私は、どんな仕事でも思うのでありますが、スタッフと現場という問題があると思います。先ほど鉱山局長は、先進諸国のそういう技術を積極的に導入していきたい、そのようにおっしゃったわけです。そこは私は、その次にさらに日本の技術を推進開発していくように今後連携をとってやっていき...全文を見る
○近江委員 時間もないようでございますので、これを最後に終わります。要するに、日本の近海周辺に外国がどんどんと入ってきておる、これは私は非常に残念に思います。金額にしても、幾らかといえば、日本の予算から見ればほんとうにわずかなものです。これはまだ許可にもなっていないわけです。した...全文を見る
○近江委員 日本は狭いといっても、周辺の海域というものはまだまだ広大であります。たとえば間宮海峡などにおきましても、あるいは東シナ海におきましても、学者の説によりますと、世界でも非常に有数の油田地帯がある、こういう発表も私は聞いております。こういう点におきまして、今後大陸だなのい...全文を見る
○近江委員 以上で終わります。
03月12日第58回国会 衆議院 商工委員会 第7号
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○近江委員 まず通産省の行政施策をお聞きする前に、何としてもその行政姿勢が問題ではないか、私はこのように思うわけです。まずこの点が明確でなければならないと私は思います。  昨今の汚職の続発というものはまことに目に余るものがあるわけであります。この汚職の原因として公務員のモラルの...全文を見る
○近江委員 一般的には、公務員が問題を起こした場合は、起訴前または同時に休職の処分をして、刑の確定を待って懲戒免職をするというのが慣例となっておるわけでありますが、なぜこういう異例の処置をしたわけですか。
○近江委員 それでは、今回のJIS汚職で二月二十六日に起訴されている、これは一体どうするのですか。法の第七十九条、この解釈からしてこの点はどう説明されるのですか。
○近江委員 このように処分したとおっしゃいますが、同じ汚職事件でも、前の事件は起訴以前に依願退職を認めておる。そうしたときに、一体この汚職事件に関係した職員の処分基準というものはどうなっているのか、非常にでたらめさを感じるわけです。この点について明確にひとつ答えてもらいたいと思い...全文を見る
○近江委員 そうしますと、これは要するに辞職することによって情状酌量の余地を結局与えようとした、国民は策謀じゃないかと、このように考えておる人もいるわけです。どうしてこういうような不正なことに対してそういう不公正な、国民が納得しない処置というものを通産省はやるのですか。業者という...全文を見る
○近江委員 甘い処置をするというようなことはないといいますけれども、前回においてはそのような依願退職を認めて、退職金も現実に出しておるわけです。悪いことをやった上になおかつ通産省がそうした甘い態度をしておる。要するに、甘い態度をとらざるを得ない、通産省自体に根本的なそういうものが...全文を見る
○近江委員 しかし、これは刑事事件にならないにしても、公務員法の九十九条にいう公務員の信用失墜行為として、私はこの点は処分を考えなければいけない、こう思います。通産大臣はどう思いますか。
○近江委員 このJISマークのことについて、消費者の商品選別の基礎となるべきJIS制度が公務員と業者の醜い取引で適当につくられている、この事実がこれで明るみに出たわけでありますが、国民はほんとうにだまされたという、ほんとうに無念な気持でいま一ぱいなんです。ここで、以下JISに関し...全文を見る
○近江委員 JISマークを信用していままで購入しておった、そうした消費者に対してどのように釈明をするのか、この見解を通産大臣から聞きたいと思います。
○近江委員 私はそんなことを聞いていない。大臣もよく質問を聞いてもらいたいと思うのですよ。私も真剣なんですから。  要するに、このJISマークを信用して購入した消費者へは通産大臣としてどのように国民に釈明するかと私は聞いている。
○近江委員 ここでお聞きしますが、このJIS汚職は一体どういうような原因から起きたと思いますか。経過等いろいろたどる必要もあろうと思いますけれども、そういったことでなくして、根本的に……。官房長から答えてください。
○近江委員 それでは工業技術院長。
○近江委員 私も思うのですが、この汚職が出る根本的な点は、モラルの点とか、業界との結びつきとか、いろいろな点があります。しかしここで私思うのは、この汚職が出る原因として、許認可制度があるのじゃないかと思います。臨時行政調査会も、この許認可は整理、廃止を勧告しているわけであります。...全文を見る
○近江委員 先ほどもモラルの問題が出てまいりましたが、これは二月二十一日の毎日新聞の報道でありますが、JISマーク許可に関して、贈賄容疑で逮捕された大阪通産局職員の荻野、志賀の両名の自供によりますと、志賀は、飲食のもてなしを受けたことについては、「そんなことくらいなら四百回もある...全文を見る
○近江委員 この汚職事件はただいま捜査中でありますから、具体的なそれ以上の問題は差し控えますが、新聞でも報道しておりますが、JISマークを取るためには三百万円が相場である、こういうような話もあるわけです。また大阪通産局においては、さきの自家用発電汚職で問題になっておるときに、その...全文を見る
○近江委員 オフレコか何か知りませんけれども、私の真意でなかったにしたって、しかし国民に与えた影響の重大さから考えたときに、最高責任者として、そういうような不謹慎な発言ということはできないはずです。ほんとうに自分が心から反省をして、最高の立場にある大臣として、国民に対するおわびの...全文を見る
○近江委員 公用公用とおっしゃいますけれども、送り迎えはこれは公務執行になるわけですか。さらに車等においても最高幹部職員が独占しておる。私用、公用のたてまえもほとんどつかない。こういうような実際問題になってくると水かけ論になるかもしれないけれども、そういう点において少しでも自粛し...全文を見る
○近江委員 公務の限界というものはいろいろなケースがあるわけです。業者の招待を受けて宴会場に行くのも公務であるか、あるいはバーに行くのも公務であるか。私もこの間車の使用がどういう状態になっているか、通産省に見にいった。運転日報を見にいった。厚生管理官は見せないです。国会議員が行っ...全文を見る
○近江委員 いまモラルの点をお聞きしたわけでありますが、最近よく問題になっている天下りの問題でありますが、私も四十年、四十一年、四十二年の資料から調べてみた。営利企業への就職を承認しているそのデータが出ておるのでありますが、四十年度においては人事院から出ておるので百二十八件、その...全文を見る
○近江委員 きょうは時間があればほかのいろいろ問題を聞きたいと思って、関係の政府委員に来てもらったわけでありますが、時間がなくてこれで終わるので、非常に残念でありますが、出席された政府委員の方は了承していただきたいと思います。この次の機会にまた質問をさせていただきたいと思いますか...全文を見る
03月13日第58回国会 衆議院 商工委員会 第8号
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○近江委員 先ほどからもいろんな問題が出ておるわけでありますが、中小企業にとって最大の問題は、当面する倒産問題と思います。御承知のように、四十二年の一月から十二月までで八千百九十二件、それからことしに入って一月が七百五件、二月が九百十四件、いずれにしても戦後最高のこうした記録を示...全文を見る
○近江委員 その根の深い構造原因、それに対して中小企業を健全に育てていく対策をあなたはどのように考えていらっしゃるのですか。
○近江委員 そうした個々の体質あるいは業種ぐるみの体質を国際競争力を持ったそうした体質に変えていく、これはどうやっていくのですか。何が必要なんですか。
○近江委員 中小企業に自覚を持たすとおっしゃっていますが、それは中にはいいかげんな、ずさんな経営をしている人もあるでしょう。しかしほとんどの人は何とかして資本自由化等に対しても、真剣に体質を変えなければならない。少なくとも自分の会社なり自分の店を倒していこう「なんという人はだれも...全文を見る
○近江委員 それで、毎年の通産省の中における中小企業庁の予算ですが、全体の予算において〇・五%より上がったことはない。少なくとも五千五百億円ぐらいの税金というものは中小企業関係で払っているわけです。これに対して、実際いまおっしゃった根本的な構造改善もしていかなければならない、内部...全文を見る
○近江委員 本年度は、一連の倒産が上昇していく、そうした事情から考えて、どのくらいの額を見込んでおられますか。
○近江委員 それで、今回のこの法案からいきますと二五億増額をするというような対策をとっていらっしゃるが、それで十分なんですか。
○近江委員 信用保険公庫ですけれども、これは四十二年度に幾ら払ったのですか。
○近江委員 それから、あなたはそれで足りるとおっしゃっておりますが、結局それは政府として全体の貸し付けのワクとかそういうもので締めてその数字に持っていくだけなんです。実情はそれの何倍かになるだけの申し込みもあるし、結局そういうところで押えていった上で、ただあなた方が計画なさってい...全文を見る
○近江委員 いまおっしゃった四厘五毛というところは四県ありますね。山梨、鳥取、佐賀、長崎。三厘のところは群馬。ほとんどが大体四厘から四厘四毛のところに集中しているわけですが、なぜこのような差があるのですか。
○近江委員 確かにその努力をされているという姿勢はわからないこともないのですが、これはいつも問題にあがっておりますが、なかなかそういう形になっていない。根本的な問題は、結局保証額あるいはまた保証件数等の増大が最も根本的な問題でありますが、この利率も非常に下げてほしい、これは実際の...全文を見る
○近江委員 いつもこれは取り上げておる問題でありますが、歩積み・両建てが特に市中銀行、相互銀行あるいはまた信用金庫、こういうところで、これは政府としていろいろな監督はなさっておると思いますが、現実にこれがあとを断たないわけです。これでいきますと、利率にしても、実際に信用金庫なり相...全文を見る
○近江委員 時間もありませんので、できるだけ簡潔にしていきたいと思います。  それから特別小口保険のことでありますが、この制度は、たしかできたのが四十年二月の五十一国会だと思いますが、このときに附帯決議をいたしましたね。その附帯決議をもう一度ここで明らかにするために発表してもら...全文を見る
○近江委員 この制度ができてもうすでに二年近くなるわけです。こういう点において附帯決議がそのようになされておって、結局あなたのいまおっしゃったのはほんの一部のそうした推進です。こうした点においてやはり附帯決議がなされた以上は、少なくとも百万円ぐらいまで引き上げるべきである、こうし...全文を見る
○近江委員 検討はわかるのですが、あなたとして、どうもまたそこにひっかかりるものがあるのですが、附帯決議に基づいてやる気があるのですか、どうなんですか。
○近江委員 どうも煮え切らない答弁ですが、もう時間もありませんから……。  それからもう一つの問題ですが、金融の実態として、設備資金は、あまり長期とは言いませんが、まあ期間がかなりある。しかしながら運転資金については非常に短期です。この運転資金を何とか長期にしてもらいたい、こう...全文を見る
○近江委員 さらに、この点はそれで以前よりも一歩前進の具体策がわかったわけでありますが、いずれにしても、いろいろな点で併用したり何したりということではなくして、制度として、運転資金についても長期にこのようにしていく、そういう点をひとつ明確に、今後は制度としてやっていってもらいたい...全文を見る
○近江委員 それでは時間がありませんから、これでけっこうです。
03月14日第58回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第3号
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○近江分科員 私は、万博のことについてお聞きしたいと思います。  いよいよ開催まであと約二年に迫ってまいりました。総額五百二十三億円、関連事業は六千三百七十八億円、そして政府民間の出展は六百ないし八百億円が見込まれております。総計いたしますと七千五百億円以上のものがつぎ込まれる...全文を見る
○近江分科員 あなたの数字と私の知っている数字とにちょっと食い違いがありますが、支出ベースで三十五億二千九百四十四万二千円、そうしますと、翌年度の支出予定額というものは四十九億八千五百五十五万八千円、これは繰り越しからいきますと、支出ベースで実に五八・六%、約六〇%近い繰り越しで...全文を見る
○近江分科員 そうしますと、工事において実際に年度内では四〇%しかできていない。六〇%はおくれている。国民は、いまみな万博のことに関しまして、実際できるのかできないのだろうか、こういう不安を持っている。政府の高官筋でも、実際に建つのだろうか、そういうような無責任なことばすらささや...全文を見る
○近江分科員 この一月、二月、三月の間に契約なさったのはどれだけやったのですか。
○近江分科員 そうするとこの契約をなさった六十二億、このうちの三十六億は、年度末、一、二、三月の時点にこれだけ集中している。これは、実際にはこの契約にしても、繰り越しを何とかして少なくしなければならぬ。なるほど計画どおり追っているかもしれないが、しかし、そういうような意図もここに...全文を見る
○近江分科員 これで見ますと、支出ベースにおいても、ガスなんていうものはわずか一・一%しか払っていない。道路整備費については三・七%、塔建設費にしても二八%、これは全然形もできていない。だけれども、二八%も払っている。基礎施設設備費が四〇・二%、上水道三〇・五%、電力ガス供給施設...全文を見る
○近江分科員 また、あと大臣にいろいろお聞きしますが、時間がありませんので次に進みます。  幾ら万博の会場だけできても、関連事業ができなければこれはどうしようもないのです。道路にしろ、鉄道にしろ、どの関連事業にしても、私の知る範囲においては著しい工事のおくれが見えるのです。です...全文を見る
○近江分科員 もう少し親切に言ってくださいよ。たとえば建設省においては道路あるいは街路、市街地改造、都市改造、道路公団、阪神公団、河川、下水道、公園、あるいは運輸省においては国鉄、大阪市高速鉄道、私鉄、空港、港湾、観光、農林省では老朽ため池、厚生省では公園等いろいろあるわけですよ...全文を見る
○近江分科員 そんなおもな関連事業でさえ五割、六割なんていう状況で、あなたはそれで実際万博はできると思っておるのですか。いままで項目別にいろいろなことを言ってくれましたけれども、国民みんなが、これじゃ万博はできない、日本は今度四十五年の万博の開催のときには、世界に対して大恥をかか...全文を見る
○近江分科員 あなた、それでやっていくという意思を示されたわけでありますが、国民はみな不安に思っているのです。政府の部内ですら、できるのかどうだろうか——そんな無責任な発言がされておるじゃないですか。やるならやるで、国民がその答弁を聞いてほんとうに納得できる、安心できる、まかして...全文を見る
○近江分科員 万博の会場において、計画どおりやっていけばいけますと言うけれども、計画がおくれているじゃないですか。本年度も、六割も金を残しているじゃないですか。何が計画どおりですか。一のことができなくて、何で十のことができるのですか。そんな夢みたいなことを言ってもらっては困る。し...全文を見る
○近江分科員 全力を尽くして回復したい、それはわかりますよ。国民に対して、あなたはどう思うのですか。これだけの心配を与えて、そんな答弁でいいのですか。責任者として、あなたは申しわけないと思わないのですか。
○近江分科員 大臣の態度が率直でないことは、私も委員会でよく知っておりますが、あなたは、計画どおりで、また、これからおくれを取り戻すと言いますけれども、それじゃ、工事が一時に集中することになるのと違うのですか。工事を集中させずに、早期に計画的な発注をすることが一番大事と違うんです...全文を見る
○近江分科員 大臣、堆進本部としての国内体制。
○近江分科員 推進本部をつくりまして——それはわかっていますよ。政府として、あなた自身が推進本部長として、あらゆる部門にどういう場合に対策を立てていくか。私は真剣ですよ。いいかげんな気持ちで答弁してもらっては困る。もう一度答弁し直してください。
○近江分科員 そんな具体策も出せないようなことで、一生懸命やっていると言ったって、だれだって一生懸命やろうという気持はわかる問題だけれども、そんな無責任な、推進本部をつくったらできるというような、そういう甘い考えであってはならぬと私は思うのです。政府の最高首脳部が、万博に対して、...全文を見る
○近江分科員 いずれにしても、あなたは、先ほどは、必ずやるということを言われたわけです。いままでは、通産省の一部の手で、そういう準備室というところで、各省との折衝とかいろいろな点で苦労もあったでしょう。だけれども、推進本部が発足して、あなたは全面的にこれに向かっていくと言われた。...全文を見る
○近江分科員 もう時間もないようですから、大臣にあとずっと聞いていきたいと思うのですが、大臣は推進本部長として、必ずこの万博をみごとに成功させる決意なんですか、どうなんですか。
○近江分科員 それじゃ、十分責任を持ってやっていく、やりましたけれどもできませんでしたという状態になったらどうしますか。最終の責任はだれがとるのですか。大臣、その点を聞かしてください。
○近江分科員 最後の責任をだれがとるという、そんなことを考えてない、そんな無責任な話がありますか。
○近江分科員 それはあなたの言うことはわかりますよ。だけれども、いろんな不都合が生じ、外国からも笑われる。要するに、万博のそういう種々の問題が起き、いろんなことの起きたときに、最終の責任はだれがとるかというのです。大臣、聞かしてください。
○近江分科員 全く無責任というか、私はもうあきれてものも言えぬわけですよ。私は前に商工委員会において菅野大臣にそれを言った。菅野大臣は、最終は政府が、国が絶対責任を持ってやります。そこまで言った。どうなんですか。菅野大臣はそんなように言った。大臣がかわったら、あなた言えないのです...全文を見る
○近江分科員 同じ考えなら、もっと責任を持ってお考えくださいよ。要するに国民のこの不安な気持ち、あなた方の答弁を聞いても、いままでの結果からして非常に不安なんです。一つも安心できないし、納得できない。  最後に、大臣として、推進本部長として、あなたの決意を国民の皆さんに披瀝して...全文を見る
○近江分科員 もう時間がありませんから終わります。
03月21日第58回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第6号
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○近江委員 この前、科学技術庁長官に対しまして所信表明に対する質疑を行なったわけであります。そのときに、海洋の開発利用について質問したわけでありますが、予算委員会に大臣が出席なさる都合で煮詰めるところまではいかなかったわけであります。きょうは御出席を得ておりませんので、残念でござ...全文を見る
○近江委員 そこで、先ほども、世界各国の開発が非常に進んでいる、こういう話をさせてもらったわけでありますが、米国等におきましても非常に広い分野で調査が行なわれております。予算等においても日本とはまるでけた違いの額であります。一九六六年には海洋開発特別法案が議会を通過しまして、同法...全文を見る
○近江委員 それから、この海洋開発に関しまして、もう一点お聞きしておきたいのですが、今後のこの洋々たる海洋資源の開発を考えますと、結局ビッグサイエンス、科学技術の大型化、巨大化の傾向に私はなってくると思います。それについては、当然巨額の費用と高度な技術水準、大量の優秀な科学技術者...全文を見る
○近江委員 それでは海洋開発については終わりたいと思います。  次に、この大臣の所信表明の中にも「食品加工技術の近代化に関する調査等を実施してまいります。特に、かねて推進してまいりましたコールドチェーンにつきましては、いよいよこれまでの事例的実証調査の成果を関係行政機関の施策に...全文を見る
○近江委員 そのように害があるということもいま答弁されたわけでありますが、しかし一応としては人の健康に無害であるという立場に立っておられると私は思うのです。それでは、あくまで人の健康に無害であるという科学的なデータを今度の委員会でも私は提出してもらいたいと思う。それが一点。  ...全文を見る
○近江委員 いまその急性あるいは慢性の話があったわけですが、事実上は、要するに急性毒性の試験のみで行なわれておるというのが現状だと私は思うのです。そこにおいて、この長期間にわたる慢性毒性の試験をやらずに指定するということは、私は非常に軽率なことだ、このように思うのです。これは事人...全文を見る
○近江委員 なるほどそういう勧告に基づいてそういう措置をなさっているという、その態度はわかりました。だけれども、それは全面的なそういう削除じゃ決してない。あなたのことばを返して言えば、要するに、わが国の試験では一応毒性が立証されていないからというような、そういう考えで、まだまだそ...全文を見る
○近江委員 指定するときに確固たるデータもなく、業者の要求に動かされてずるずると追認する、そういうルーズな行政運営は、日本の厚生省の姿の中にありありと見えるのです。ですから、世界一の食品添加物のはんらんする国になってしまった、私はこう思うのです。業者の利害と国民の生命、健康とどち...全文を見る
○近江委員 要するに、根拠もなく野方図に許可してきた、こういう数多くの食品添加物、これは結局諸外国ではっきり毒性ありと認められているわけですよ。また、使用禁止にもなっているわけです。たとえ日本の試験機関がそれを立証していなくても、そういう、事人命に関することであるならば、疑わしい...全文を見る
○近江委員 科学技術庁は、大臣がこのような食品加工技術の近代化ということを言いながら、こういう人体に大きな影響を及ぼしておることについての、ほんとうにそうした調査、あるいはまた、さらに無害のものに推進していく、そういうようなことについてどれだけ力を入れていますか、局長、答弁してく...全文を見る
○近江委員 それではさらに入っていきたいと思うのですが、食品添加物として法規上使用が許されている防腐剤というものは何品目あるのですか。名前も言ってください。
○近江委員 それで、防腐剤の使用基準というものはどういう方法になっているのですか。どういう方法で決定されるのですか。
○近江委員 ネズミ試験をやって使用基準というものをきめていらっしゃる。このネズミ試験も、この場合急性毒性だけの試験ですよ。急性善性のテストをどうしてやらないのですか。
○近江委員 それから、たとえば着色料あるいは漂白剤、こういう他の食品添加物と相乗作用についてのテストをやらないということは、私は非常に危険だと思うのです。この点はなぜやらないのですか。
○近江委員 この防腐剤の使用について、非常にこのごろ分野が広くなってきているわけです。もち、あるいはパン、みそ、これはもうよく知られたところでありますが、最近には牛乳にまで入っているのではなかろうか、こういううわさも――これはうわさです。私は確証はありません。なぜなら、三日も四日...全文を見る
○近江委員 それで実際にそういう食品を加工しているそういうところの許容限度量というのが、ほとんど守られていないじゃないか、こういうことを聞くわけです。たとえばソルビル酸、これなどは非常に広く一般に使われておるわけでありますが、食肉あるいは魚肉、ソーセージ等には、法定の十三倍ぐらい...全文を見る
○近江委員 そう言いますけれども、保健所の職員では、最近の食品添加物は職員の手に負えない複雑な定量分析を必要とするわけで、手をあげているのが現状です。保健所は、実際あなたが第一線に行って聞かれたらわかると思いますけれども、そういう技術水準では検定できないような複雑なものがある。こ...全文を見る
○近江委員 結局食品衛生の行政、現場の保健所のあり方なんですが、これはちょっとはずれると思いますけれども、保健所職員の仕事の中に、食品衛生法による店舗の許可事務、あるいは本来の事務でない、厚生省の外郭団体である食品衛生協会の、要するに会員募集やあるいは会費集めというような雑用があ...全文を見る
○近江委員 お聞きしますけれども、さらに防腐剤の中でサリチル酸というのは非常に有毒の薬物である。世界で日本だけがこれを許可しているのです。この理由は何ですか。
○近江委員 サリチル酸で肝臓障害が起きるということはみなよく知っておられると思いますけれども、酒一・八リットル中に五百ミリグラム、あなたよく御存じと思いますが、全国では三百トンもの大量のサリチル酸が使用されている。たいへんな問題です。たしか明治の前期にサリチル酸というものが許可に...全文を見る
○近江委員 特に北洋漁業の魚類の鮮度保持のためにクロルテトラサイクリン、これは抗生物質ですよ、これを食品の添加物として使用を許可している。こういうような危険は薬物をなぜ許しているのですか。両方から答えてください。
○近江委員 サケ等におきましても、さしみのかわりに食べたり、タラコなんかもなまで食べたりするのですよ。そういうような点において、この点は今後ほんとうに真剣に取っ組んでもらわないと、これはほんとに人命に関係があるわけです。それからまた、食品衛生法の第七条には、食品は抗生物質を含有し...全文を見る
○近江委員 先ほど魚を言いましたけれども、野菜にも、たとえばレタスとかミツバあるいはキャベツ等にも抗生物質のヒトマイシンが鮮度保持のためと称して使用されていることが発見されている。これは昭和三十一年に発見されている事実があるわけです。これはストレプトマイシン等を含んだ農薬の一種で...全文を見る
○近江委員 そのことについて、それじゃたとえば抜き打ち検査をやるとか、そういうようなあなたの考えがあるのですか。
○近江委員 さらに、ナスやトマト等の出荷前に農薬のホリドール、先ほども農薬の問題が非常にあげられておりましたが、あるいはエンドリン、これは有機塩素剤でありますが、これをかけると非常につやがよくなる、こういうようなことも行なわれている。どういうようにこれの取り締まりをやっているんで...全文を見る
○近江委員 農林省は全然お答えになりませんけれども、私が名前を言わなかったのが悪いのですが、農林省としてはどう考えているのですか、それからそのあと科学技術庁答えてください。
○近江委員 時間がありませんからあとできるだけ簡潔にしますが、さらにパラチオン、これは有機燐剤です。これはホウレンソウとかキャベツ等の鮮度保持のために使われて出荷されている。これも同じ問題です。さらにAF2、これはとうふの殺菌剤の成分ですね。これについて私はあまり知りませんから、...全文を見る
○近江委員 わからないならしかたありませんが、当然所管として、人体に影響があるわけですから、よくそういうことは掌握しておいていただきたいと思います。  それから、科学技術庁としては、コールドチェーン、これも非常に研究開発をされている、こういうシステムがどんどんと普及しているわけ...全文を見る
○近江委員 ではこれで終わりますが、要するに私がこの問題を取り上げたのは、ほんとうに人間のとうとい生命に大きな危害を及ぼすものである。確かにただいまは、私も海洋開発を取り上げましたが、ビッグサイエンスの時代です。しかしそれは全部人間があって開発される。その生命をいいかげんな状態で...全文を見る
○近江委員 以上で終わります。
03月27日第58回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第7号
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○近江委員 ただいま次官より提案説明されました法案について審議をしたいと思いますが、しかし、どうしてもそうした背景というものに及んでいかなければなりませんので、そうした点に触れましたときにおいてはひとつ御了承願いたいと思います。  まず最初に、ウランの産出でお聞きしたいのであり...全文を見る
○近江委員 日本でも、今後の探鉱の結果非常に有望なウラン資源を発見する可能性があるかどうかという問題です。五千万トンと言われましたが、どういう点から推計をしておるか。たとえばフランスやスウェーデン等においては、最初はないといわれたわけですけれども、調査の結果非常に有望なウラン資源...全文を見る
○近江委員 非常に悲観的な見方を局長はなさっておるわけでありますが、私は、要するに、海外より資源を入れたとしてもやはりばく大なお金も要りますし、この点で、さらに、国内の資源をここでもっと重視しなければならない、こういう観点から、ただいまのことをお聞きしておるわけであります。  ...全文を見る
○近江委員 二億円程度とおっしゃいますけれども、土億円がえらい万能に聞こえるのですが二億円くらいのそういう調査費でそれだけの結果が期待できるのですか。私はこれからの原子力の発展を考えますと、さらに国内資源に目を向けていかなければならない。海外等にも目を向けていかなければならないこ...全文を見る
○近江委員 従来と同じ規模だったら、要するに一つも積極的に開発をしていこうという前向きの姿ではないと私は思うのです。いまのこうした有望なところが学者の間でもいわれている。それでは結局人形峠を中心としたそういうところしか出ていないわけですよ。ですから二億円のそうした調査費というもの...全文を見る
○近江委員 効率、効率ということをおっしゃいますけれども、最低の単価というものはきまっておるわけですよ。ですから、ここの段階までは最低これだけの単価が要るからこれだけしかできないという限度があるのです。そういう政策的に、政治的にやっていかなければならない配慮を抜かしておいて、ただ...全文を見る
○近江委員 三分の一とおっしゃっていますけれども、日本開発銀行が一月に出している「調査月報」、これの六五ページには成型加工費として実に四〇%があがっている。いま局長は三〇%と言いましたが、一〇%の違いがあるのです。それは局長も、すぐに言われてなかなか資料がなかったと思います。その...全文を見る
○近江委員 今後積極的に企業をしぼって政府内で助成して、よい、安い燃料をつくるようにするのか。それとも、現時点ですから、その加工事業所を五カ所ないし六カ所、そのようにしてコストを下げていく指導をするのか。現在この原子力五グループは多いと見ておられるのか。その辺のところの政府の見解...全文を見る
○近江委員 はなはだばく然とした答弁をいただいたわけでありますが、この四十三年度の基本計画を見ても、「国内における核燃料サイクルの確立のために加工業の育成につとめる」、このようにいっておられるわけです。具体的には、今後どのような計画をもってやっていかれるのですか。要するに、根本的...全文を見る
○近江委員 そこで、科学技術の開発に伴って核燃料の国産化——先ほど基本計画でも私が読んだわけであります。ところが、ほとんどの原子炉を外国のメーカーがタッチしてつくっているわけでありますけれども、そうした場合、自社の原子炉に対してはあくまで自社の燃料を使用しなければ保証できないとい...全文を見る
○近江委員 そう思いますとか、期待しておりますとか、政府がただそんな希望的な観測だけでやっていることは、私は問題だと思うのです。そうなりますと、現在の核燃料の加工事業というものは、ゼネラル・エレクトリック、ウエスチングハウス、この両者の影響を今後も大きく受けていかなければならない...全文を見る
○近江委員 今度はもう少し、現在日本でつくられておる原子炉の問題に入っていきたいと思うのですが、原電の二号、それから東電の一号、二号、関電の一号、二号は、燃料はどのくらい要るのですか。炉ごとにおっしゃってください。
○近江委員 それは急に言われたから、資料を持ち合わせていないのかどうか知りませんけれども、しかし私はたった五つの最も代表的なものを申し上げておるのですから、正確に言ってもらいたいですね。いま、わかりませんか。——それでは探しておいてください。あとで聞きますから……。  そうしま...全文を見る
○近江委員 それでは、あとで正確な数値をおっしゃってください。  それから、長期計画でいきますと、六十年度までに要するにウランは累計九万トン、こうなっておりますが、このうち、わが国で加工されるのはどのくらいなんですか。
○近江委員 要するに五十年まででは五百トンですね。それからさらに五十五年、さらに五十五年から六十年と、すなわち五十五年までは一千トン、それから六十六年までは二千トン、これに年数を乗じていきますと、一万七千五百トンですね、加工の体制がちゃんとそこまでできて。そうすると、九万トンとい...全文を見る
○近江委員 国内だけでまかなえる、あなたはそういうふうにおっしゃっておりますけれども、それはどういう根拠で、そういうことをおっしゃっているのですか。それだけの生産計画を業者は出しておるのですか。
○近江委員 現在、先ほどの五社の許可申請中の中で、新聞の報道等によりますと、申請中の三菱原子力工業、それからJNFに許可するらしい、こういうような話を聞いたのですが、なぜそういうような状態になったか、その辺の事情をひとつ聞かしてください。
○近江委員 その次に移りたいと思います。  この核燃料物資の輸入にあたって、大半が米国に依存しておるわけでありますが、しかし、このような非常に複雑ないまの世界情勢でもありますし、特にアメリカ等が、そういう状勢によって供給できないというような場合も考えられるわけです。そういう場合...全文を見る
○近江委員 しかし世界の各国は、たとえばオーストラリア等では自国のウラン資源を輸出することを禁止するというような、そういう動きが出ておるわけです。そうしますと、カナダやアメリカだけでは、これは足らないわけです。外部のそういう動きに対して、日本政府としてはどういう手を打っていますか...全文を見る
○近江委員 どうかひとつあとで悔いのないように先手先手を打っていただきたい、この点を要望しておきます。  それから、原子炉の耐用年数はどのくらいであるか、さらに、核燃料の契約期限はどのくらいか、この二点について、まずお聞きしたいと思います。
○近江委員 そうしますと、核燃料の契約期限というのは非常に長くなるわけです。そうした場合、契約期限の段階で、ほかにさらに良質な、あるいは安く燃料が入るような場合が出てきた場合、そういう場合それを使用するようにできるのかどうかという問題なんです。この点についてはどうなんですか。
○近江委員 それから、この安全性と経済性というものが結局一致しないということがよくいわれておりますが、その点、安全性と経済性の結合点をもってこの法案というものが提出された、私はこのように見ておるのですが、その点はどうなんですか。
○近江委員 それから、特許の問題でありますが、原子力関係の日本の特許の審査は現在どのくらい残っておりますか。いろいろのものがあると思いますが……。
○近江委員 それでは、この問題はあとにしたいと思います。  そこで核燃料取扱主任者を選ぶ問題でありますが、それに関連をしてくるのですが、政府はこれらの技術者養成に対してどのような対策を立てているか、こういう問題が非常に大きな問題になってくると思うのです。どういうような対策を立て...全文を見る
○近江委員 科学についてはみなそうでありますが、特に原子力という問題から考えますと、要するに、優秀な技術者が確保されなければ、今後はほんとうにその裏づけがないと思うわけです。そういう点では、いろいろなことをおっしゃっていただいたわけでありますが、まだまだそういう養成の政府の体制は...全文を見る
○近江委員 それから、こうした核エネルギーの開発あるいはその利用が進むにつれて、放射性物質を取り扱う場合が急速に増大してきているわけです。このために、放射性物質によって人命あるいは健康が害されることのないようにそうした災害の予防体制というものを直ちに整備していく必要がある、このよ...全文を見る
○近江委員 それは確かに運輸省の取り扱いか知りませんけれども、こういう点について非常に危険である、安全性を叫んでいかなければわからないわけですよ。そういう点について、ただ運輸省令で定めて運送業者が責任を持って運びます。それだけでは無責任だと思うのです。科学技術庁として、そういうよ...全文を見る
○近江委員 次官のさらに具体的な積極的な答弁をいただいたわけでありますが、局長さんも、事故があってからいろいろとまた調査をしてやっていく、それでは後手だと思うのです。これだけの事故が発生しているという事実で申し上げているわけですから、さらに考え方をもう少しすべて積極的にやってもら...全文を見る
○近江委員 特許庁、来ていますか。——来ていなければ皆さんにも非常に御迷惑がかかりますし、少し数字的なことも聞こうと思ったのですが、いずれにしても原子力に関してのそういう出願というものも外国に比べると非常に少ない。ということは、そういう点の開発がおくれておる。すべて外国の技術導入...全文を見る
○近江委員 荒玉長官、こまかいことはよろしいですから、要するに、原子力関係の審査のスタッフというものが非常に弱体と聞いておるわけです。ここへ来てもらえば一番よくわかるわけですが、それはお認めになりますね。これからの技術開発等も考えて、特許庁の内部としてそれに対して今後どのような対...全文を見る
○近江委員 もう時間もありませんので、最後に私は、最もおくれている国内資源の開発、これを特に要望したわけでありますが、次官から、先ほど二億のその話も全部お聞きになったわけでありますから、今後は政治的な配慮として、今後どういう対策をもって国内資源の開発をさらに推進なさっていくか、そ...全文を見る
○近江委員 ちょうど特許庁が来られましたから、内部の原子力関係の、何名のスタッフで、しかもいま審査受理中のものは何件ある、いままで何件その特許をおろしたか、いままでのそうした成績等について発表していただきたいと思います。
○近江委員 いま実情を話してもらったわけですが、外国に比べますと、格段にそういう審査がおくれている。これは長官も率直にお認めになったわけでありますから、先ほど御答弁あったように、さらに今後すみやかに——これは何も原子力関係だけじゃありませんが、特許関係はみんなおくれておりますが、...全文を見る
03月27日第58回国会 衆議院 商工委員会 第12号
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○近江委員 まず第一点にお聞きしたいことは、常にいろいろと政府は施策を講じられるわけで、その点は非常にけっこうに思うわけでありますが、それが要するにどれだけの効果をあげてきておるか、またその計画どおり推移しておるかどうかという問題であります。  ここで、この投資育成株式会社が、...全文を見る
○近江委員 長官はいまそのようにおっしゃったわけでありますが、いままでの長官もやはりあなたと同じような答弁をなさっているわけです。いま経過をずっと話してもらったわけでありますが、三十八年、三十九年はまあやむを得ない、そう受け取りましょう。ところが、昭和四十年度もやはり同じなんです...全文を見る
○近江委員 この第十条の中にも「事業計画等」とあって、「会社は、毎営業年度の開始前に、その営業年度の事業計画、資金計画及び収支予算を定め、通商産業大臣の認可を受けなければならない。これらを変更しようとするときも、同様とする。」――営業年度の開始前にやるのですよ。そういう点でまだ認...全文を見る
○近江委員 長官としての御意見もわかったわけでありますが、いろいろな理由があるにしても、いままでそのように計画どおりできなかったという点について、この点はどう思っていらっしゃるのですか。
○近江委員 それから、さらに投資件数の内容を見てまいりますと、非常に地域差があるわけです。特に一番片寄っておるのは東京、大阪、名古屋、この投資会社の所在地に片寄っているわけです。なるほど大都会にはそのように企業が集中しているということはよくわかります。しかしながら投資先を見てみる...全文を見る
○近江委員 政府の方針は、要するに現在のそういう行き方に対して、あまりにも格差というものが出てきておる、したがって地域的にもその格差を直していこう、こういう方針でいままで取っ組んでこられたはずである。ところが結果としてこういうような結果が出てきておる。これは政府がとってきた政策と...全文を見る
○近江委員 ちょっと私の言った意味のとり方を投資会社だけにしぼってとっておられるように思うのです。要するに、そこまでいろいろな条件にかなったものを貸すわけです。しかしその条件になるまでの会社に育っていない。いままでいろいろな中小企業の施策があるけれども、それがほんとうに生きておる...全文を見る
○近江委員 それでは次に業種別の投資状況を見てみたいと思うのですが、ずっとデータで見ていきますと、皮革製品製造業、ゼロですね、三社合わせて。鉱業(石炭鉱業を除く。)もゼロ。それから貨物自動車運送業、これもゼロです。これは何でゼロですか。ゼロにしなければならなかった理由を長官と参考...全文を見る
○近江委員 社長さんの御答弁いただいた中には若干のそういう意味が入っておりましたけれども、長官がおっしゃった、あるいはその業界が知らなかったのじゃなかろうかということ、それは一つの考え方としておっしゃったと思うのですが、しかし私はゼロのところを当たってみた。みんな借りたくて一生懸...全文を見る
○近江委員 二十三業種が指定をされておるのですけれでも、この二十三業種だけでいいと思ってらっしゃるのですか。たとえば内航運送業の場合なんかほとんどが小さい企業でありますけれども、これなんかも当然対象の中に入れていかなければならぬ、こう思うんです。こういう点でまだいろいろあるでしょ...全文を見る
○近江委員 それでは、業種を今後さらに検討してふやしていかれる、このように受け取ってよろしいですね。――わかりました。  それから、この投資育成会社が投資をして五千万以上の資本金になった。そうしますと、これは中小企業の定義にはずれますね。そうしますと、この中小企業の育成というの...全文を見る
○近江委員 それは投資育成会社がさらに投資をしていく、それはわかりますよ。だけれども金融対策として政府として一貫した政策というものがないじゃないですか、いまのお話では。こういう点は通産省としてどのように大蔵省当局との話し合いをし、さらに一貫した効果を出していくためにやっていこうと...全文を見る
○近江委員 ですから、こういうようになっておりますといま長官が言われましたけれども、それじゃそういう金融界に対して――要するに投資をして育てて、いうならばわが子ですよ、通産省にとって。その子供の将来についてこのようにしてやってもらいたいというような働きかけをどれだけ積極的にやって...全文を見る
○近江委員 そこで、実際には上場まで持っていくのはむずかしい、大体時間がかかるという場合、公開にしたらどうかというような状態になってきている、こういうような状況でありますが、じゃ、公開にした場合に受け入れ態勢がどうなっているか。たとえば社員が持つとして、その受け入れ態勢は十分なの...全文を見る
○近江委員 時間等の関係もありますので、あとは簡潔に聞いていきたいと思っておりますが、転換社債は、現在の状況を見ていきますと、件数、金額ともに新規投資の三割以内、このようになっておりますが、この転換社債の引き受けを希望する企業がふえてきているわけですね。これに対して、どの範囲まで...全文を見る
○近江委員 それからその次にお聞きしたいのは、コンサルテーション業務でありますが、この投資会社の投資を受けた企業に聞いていきますと、一つの大きなメリットは、自己資本の充実は当然でありますが、このコンサルテーション業務というものが非常に大きいわけです。企業の経営が非常に合理化された...全文を見る
○近江委員 次に、コンサルタントが出向いていって直接投資先企業のなまの声を聞くとか、あるいは専門家による指導をするとか、あるいは定期的な講習会を実施するとか、要するに、そういう積極的な働きかけが非常に弱い、相談に来ればそれに応ずるというような受け身的なコンサルテーションの傾向にあ...全文を見る
○近江委員 もう一つの問題は、中小企業は特に技術的におくれているわけです。大企業との格差というものがかなり大きいわけですが、それが中小企業をさらに不利にしていく、こういう原因が考えられます。そういう意味で、技術の開発が非常に重要になってくるわけです。そういうわけで、今後技術部門の...全文を見る
○近江委員 もうひとつわかったようなわからないような受け取り方を私はしておるのですが、この点は確かに経費等の面できびしいことはわかりますが、しかし、やる以上はやはりそれだけ効果があがる方向に持っていかなければならない。ですから長官の答弁なさったことを、今後はただこういう方向に持っ...全文を見る
04月01日第58回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第9号
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○近江委員 前回の委員会で時間等の関係もありまして、きょうまた長官が御出席されておりますので、聞き漏らした点もありますので、その点お聞きしたいと思います。  先ほどからも再処理のことが問題になっておるわけでありますが、この燃料再処理の場合において、低レベルの放射性物質を生活環境...全文を見る
○近江委員 そこで、その分離ができるといたしましても、この核燃料の再処理工場から出る低レベルの廃液、これは各国の例を見ていきますと、一日に数キュリーから数百キュリー、この核分裂の生成物を数百トンから数千トンの水とともに沿岸にやはり放出しているわけです。これは一つの例でありますが、...全文を見る
○近江委員 そのように何らかの対策を立てていらっしゃるわけでありますが、原子力委員会のこの資料を見てみますと、水産動植物が放射性物質を大体百倍から十万倍濃縮すると、このように発表されているわけです。過去の例で見ますと、水俣病等の例を見ましても、ごく微量の有機水銀を二カ月から二年間...全文を見る
○近江委員 日本人は動物性のたん白質をどれだけとっているか。少なくとも六割以上は海産物にたよっているわけです。日本は海に囲まれておるというような条件、したがって日本人は米国人の十倍も魚をとっておるわけです。こういう点からいきまして、いま危険性から非常にかけ離れた数字である、このよ...全文を見る
○近江委員 もう一点心配な点は、今度核燃料取扱主任者が免状を持って事業所の監督を行なっていく、このようになっているわけですが、要するに、一般企業にそういう制度があったとしても、そういうような実際の実行の点において、非常に心配な点があるわけです。ですから、ただ取扱主任者だけをきめて...全文を見る
○近江委員 今後、この原子力の平和利用と先ほどの安全性の問題は、当然車の両輪のような関係でいかなければならない、このように思うわけです。ここで今後開発されていくそうした技術、あるいは調査、あるいはモニタリング、そうした安全管理のためのさらに法令の整備等、いろいろな点が考えられるわ...全文を見る
○近江委員 それから、原子力の損害補償の問題ですけれども、これは結局人身事故のみのようなぐあいにも考えられるわけです。最大想定事故が大体一カ所でいま五十億ないし六十億ということを聞いておるわけでありますが、今後そうした物的な被害等も含めていく考えはないか、こうした問題。  さら...全文を見る
○近江委員 それから、この前にも資源の問題についてお聞きしたわけでありますが、先ほどからも話がありましたが、カーマギー社とそのように提携をしておる、そういうお話があったわけです。しかし、このウラン資源については、この前も申しましたが、世界的に資源を出すまいという傾向が出てきておる...全文を見る
○近江委員 それで、当然エネルギーの問題でありますから、要するに原子力にこれだけ力を入れていらっしゃるわけですが、そのほかに地熱なり、太陽なり、あるいはまた、海洋の利用とか、いろいろな点が考えられるわけです。各国はそれに手をつけているわけです。こういう点、いま原子力のほうに非常に...全文を見る
○近江委員 この前に長官にお聞きしたいと思っておったんですが、国内資源の問題でありますが、毎年二億円のベースで予算が組まれておる。ところが、政府のやり方がまずいのかどうかわかりませんが——まあまずいわけですが、毎年物価が上昇してきている。したがって、その二億円というものの実際上の...全文を見る
○近江委員 もう一歩さらに予算を伴ったそういう施策を言われるかと思っておりましたが、その点は、また今度の機会にでもお聞きしますから、それまで資源開発についての態度をよくきめておいてもらいたいと思います。  それから、今後の原子力の発展を考えますと、アイソトープ等のそういう利用と...全文を見る
○近江委員 四件と言われますけれども、群馬の県議会でも問題になった。三国峠からころがり落ちて一晩かかってさがしたというような事故もある。あなたのほうはそういうことは掌握できていないのですか。安全性、安全性なんて言っておっても、そういうような問題まで含めますと、どれだけ事故がまだあ...全文を見る
○近江委員 その点は、保管等の点も、さらに十分に厳重に、危険のないようにやってもらいたい。この点を要望しておきます。  それからもう一つは、濃縮ウランをいまアメリカから入れておるわけでありますが、日本では、遠心分離法で核原料物質を得られる方法を研究中であった。これが成功すれば非...全文を見る
○近江委員 いま長官の答弁を聞きまして、今後もさらに研究をなさっていく、その点を聞きましたので、その点の疑点は晴れたわけです。  いずれにしましても、前回も長官は出席願えなかったのでありますが、またあとでそうした発言内容等もよくごらんになっていただいて、どうか、国会の答弁だけで...全文を見る
04月03日第58回国会 衆議院 商工委員会 第15号
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○近江委員 参考人の方には、非常に長時間にわたりまして恐縮に思います。私が最後でございますので、よろしくお願いします。私も簡潔にやっていきたいと思います。  この海外資源の開発については、探鉱、新しいところを開拓していく、そういう重点的な考え方に立っておるわけでありますが、昨年...全文を見る
○近江委員 この海外開発については、相当なリスクも伴うわけでありますが、しかし一つ当たれば相当な利益もあることでありますし、これから順調にいき、品質等においても非常にいい、だんだんとコストも下がってくるということになってきますと、だんだん国内のほうが軽視されてくる。こういう方向に...全文を見る
○近江委員 そこで、金属鉱業等安定臨時措置法を廃止する法律案、これが今回上がっておるわけでありますが、この件に関して、鷲谷さんは、やめてはならない、さらにもっと積極的な対策をとってもらいたい、遠藤さんは、まあやむを得ないという見方をしていらっしゃるわけでありますが、そういう点にお...全文を見る
○近江委員 先ほどからの御意見にも、国内資源のさらに強力な開発、このことが皆さんの御意見でわかったわけでありますが、今後さらにそういうような安定法、法的なそういう立場から推進をしていく、そういう方向もわかったわけです。それについて現在の政府のやり方というものは確かに貧弱な体制であ...全文を見る
○近江委員 これで終わりますが、最後に鉱山局長、先ほど業界の方からも熱心な要望がありました。私も全く同感であります。この点はほんとうに力を入れてやっていかなければならぬ。私も深くその点は感じたわけであります。鉱山局長として、先ほど四人の方から御意見を申されましたが、それに対してど...全文を見る
○近江委員 以上で終わります。
04月10日第58回国会 衆議院 商工委員会 第18号
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○近江委員 第二次大戦後、平和国家として再出発をしたわが国は、いまや自由主義諸国におきまして米、ドイツに次ぐ世界第三位の生産力を有する工業国となったわけであります。国内的には多くの社会的あるいは経済的な課題を残しておるわけでございますが、その成長は大なるものがあると思います。この...全文を見る
○近江委員 過去の状況をちょっと聞いてみたいと思うのですが、いままで民間が中心にやってきたわけでありますが、開発状況を見ていきますと、相当な失敗があるように思うのですが、いままで海外開発をやってきた実績として、現在まで総件数でどれだけあったか、そのうち成功は何件あったか、失敗は何...全文を見る
○近江委員 この九万四千トンという数字はわかるのですが、七十件のうち実際に成功したのは何件であったか、失敗したのは何件であったか、この点を聞いているわけであります。
○近江委員 この探鉱につきまして、リスクが非常に伴うことはよくわかるわけであります。いまこの三十五対六というデータを見てまいりますと、これは一体なぜこのような成功率であったか。リスクの多いことはわかりますが、あまりにも成功率が少ない。その点について通産省としてどういう見解をとって...全文を見る
○近江委員 私は局長の答弁は非常に率直な答弁であったと思います。実際探鉱の状況を聞いていきますと、綿密な調査が必要である、そういう点で期間的にも非常に短かったとか、いろいろいま三つのそういう原因を述べられたわけでありますが、先進諸国のケースを見ていきますと、十年、十五年とやはりそ...全文を見る
○近江委員 資源につきましては非鉄金属、銅、鉛、亜鉛等が主になるのではないか、このように思うわけでありますが、たとえば銅について見ていきますと、四十三年から四十九年度の七年間で総計一千六百億、このように大体の見当をしていらっしゃるわけでありますが、今年度の所要額を見ていきますと、...全文を見る
○近江委員 私は、その計画をしたのはいいけれども、政府としてこの千六百億に対してどういうような資金計画を立てているか、それを聞きたいわけです。
○近江委員 まあいろいろなそうした金融機関等の出資があるようですが、特に通産省として直接関係があるのはこうした事業団等の問題ではないかと思うのです。ところが、この事業団の本年度海外探鉱融資が一億円計上されておるわけです。しかしながら、最近の状態を見ていきますと、非常に規模が大きく...全文を見る
○近江委員 万全の対策というのは、具体的にどういうことであるかという問題になってくるわけでありますが、政府が積極的に推進をしていく、その決意でいかれるわけでありますから、日本の今後のそういう資源確保という点から、これは必ずひとつ強力な実行をしていただきたい。この点を特に要望してお...全文を見る
○近江委員 私は、昔のことばかり言うのはいやでありますが、それじゃ文部当局ともどの程度の話し合いをしてきたか、あるいはその質の向上にしても、地質調査所等の人々にもさらに技術を高めていく、なるほど私はけっこうだと思います。しかし、根本的なそういう養成という点からしていきますと、地質...全文を見る
○近江委員 大学側にいろいろと密接な関係がある、それは確かに私はそのとおりだと思うのです。だけれども、個々の大学でそれだけのワクを広げるとか、そういうことはできるものじゃないわけです。これはもう一段上の政治の面で解決しなければならない。そういう点で文部当局ともそういう一貫した計画...全文を見る
○近江委員 それから、この前参考人の方にちょっとお聞きしたのですが、国内資源にも限度がある、そういうわけで、これからはどんどん積極的に海外開発というところに目が向いていく、そしてうまく海外開発が成功していく、そうなってくると、当然、品位もいいし、いろんな点においてメリットも高いわ...全文を見る
○近江委員 福島県の小名浜製錬所、これは東洋一ともいわれておるわけでありますが、今後の海外開発を考えていきますと、確かに製錬所等も、規模も大きくし、さらに内容もよくしなければならない、こういう方向はわかるわけです。しかし肝心の国内の開発という点が手薄い、要するに最高の立場におられ...全文を見る
○近江委員 次に、国内の問題にもう少し入ってみたいと思うのですが、鉱山のほとんどは中小鉱山になるわけでありますが、やはり一番悩んでおるのは資金の問題、それから技術者、それから労働力の問題ではなかろうかと思うわけですけれども、技術者のことについては、先ほども聞いたわけでありますから...全文を見る
○近江委員 若干数字が食い違ったようでありますが、私のは銅、鉛、亜鉛の分野に限って申し上げたわけであります。  補助単価を引き上げる、このように言われたわけでありますが、現在水平坑道で七千円、三十度以上掘り下げで一万円、試錐で二千五百円、もらったデータではこう出ておるわけであり...全文を見る
○近江委員 それから、中小鉱業には補助金の制度があるわけでありますが、先ほどの融資対象にしても、わずかそういうような。パーセントしか出ていない、あるいは単価の問題にしてもそういう貧弱な状態である。こういう点から考えますと、資金手当てということは非常に大きな問題になってくるわけです...全文を見る
○近江委員 もうひとつ具体性が乏しかったわけでありまするが、ここでこの事業団の融資状況を見ていきますと、日東金属鉱業、中外鉱業、大日本鉱業、これが四十年から融資を受けていない。その五千万、一千人の大企業という資格に欠けておるのではないか。しかし企業の合理化という点から考えていけば...全文を見る
○近江委員 今後の企業の合理化等考えていきますと、やはりこれは問題があると思うのです。ですから、たとえば資本金あるいは労働者、従業員、どちらかの資格に合えば事業団としても融資をしていく。私の気持ちは、中小鉱山に最大のウエートをかけて融資あるいは補助金を適用していく、これは当然であ...全文を見る
○近江委員 そこのところがあいまいのように思いますから、その点をさらに掘り下げて検討していただきたい、この点を要望しておきます。  それから、最近発表された中小企業白書においても、労働力の不足ということが全企業にわたっておるわけであります。しかしながら、この鉱業関現実問題として...全文を見る
○近江委員 大体私はこの審議会自体に問題があると思うのです。何でもかんでも審議会にお願いしてあるから、これは私は政府の逃げ口上だと思う。その審議会から意見を聞いて、そうして鉱山局として、政府としてどのように労働省に働きかげ、対象策をとっているか。審議会が隠れみのになっておる。国民...全文を見る
○近江委員 時間があまりないようでありますので、できるだけまとめて聞きたいと思います。  今後の鉱物資源開発の方向であります。まず技術的な問題でありますが、大体国内の状態を見ていきますと、地表面のものは大体掌握しておるのではないか、このように思うわけです。これから要するに深層部...全文を見る
○近江委員 それから私が聞きたかったのは、その深層部の調査ということになりますと、これは高度な技術が要るわけでありますし、いろいろな点で民間会社だけでは非常に大きな差も出てくるし、さらに日本の隠れた資源開発の上からいっても、これは国策として政府が積極的に乗り出すべきである、私はこ...全文を見る
○近江委員 あなた方の姿勢はわかったのでありますが、いままでは政府がじかに地表面のそうした広域、精密な調査をしてきた、これからの段階は深層部に至って政府としても調査を進めていかなければならぬ、この点を私は言うわけです。ですから、これはひとつ課題として、また何かの機会にお聞きしたい...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんから、最後に一問だけ。産金対策のことはいろいろと問題になったわけでありますが、昨年の産金等対策小委員会でいろいろと意見が出たわけであります。それに対して政府として対策をとるということでしたが、長期的にどういう計画をお立てになったのですか。
○近江委員 それで、この数年後の計画として十億円くらいの手当てをしよう、こういう考えがあったように私は聞いておりますが、今年度は一千万しかつけてない。こういう問題にしても、補助金をあげてやっていきますといっても、現実にやっておることはそういうような対策しかとってない。言うこととや...全文を見る
○近江委員 その四十八億と十億の違いについては年度のとり方の違いと私は思うのですが、しかしいずれにしても、あれだけ産金対策小委員会で金の問題が重要視された。それは民間に仰いでいけばいいんだ、それは確かに民間も積極的なそういう体制は私は大事と思います。しかし何といっても母体になるの...全文を見る
○近江委員 これは押し問答になりますから、これでやめますが、いずれにしても、そういう実施段階が非常に手ぬるい。考えてみれば、なるほど政府全体の予算がない、それで片づくかもしれません。しかしその中でいかに重点的に予算を獲得していくか、それはあなたの熱意じゃないですか。そういう点で、...全文を見る
○近江委員 ちょっと政務次官の前に、そうだったら局長と大蔵省が全然違いますよ。そうでしょう。大蔵省はこれでまだほかの産業に比べて非常に手当てをしておる。局長は格段の配慮をします、ことばにおいて全然違いますよ。向こうはこれでもういいと思っているんだ。どうするのですか。ちょっと二人で...全文を見る
○近江委員 政務次官。
○近江委員 これで終わります。一本の体制で進んでいくと言われたわけでありますが、この一事を通しても、政府がいかに動脈硬化しているかということを私はまざまざとここで見せてもらったわけです。ひとつ大蔵省の強い、厚い壁を破って、大蔵省もこわい顔しないで、よくそこのところをもう一度、政府...全文を見る
04月16日第58回国会 衆議院 商工委員会 第19号
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○近江委員 大臣も時間の関係で出席されておりませんし、参考人もめったにお見えにならないわけでございますので、参考人に特にきょうはお聞きしたいと思います。  予算委員会の分科会におきましても聞いた問題でございますが、いま国民が一番心配しておることは、万博が非常におくれておる、この...全文を見る
○近江委員 参考人の菅野さんと堀田さん、こういう事実を知っておられたのですか。こういう工事が、支出ベースでいきますと、実に六一%がまだ支払われておらない。これだけの工事がおくれを来たしておるわけです。どんな工事でも予算というのはその年度内にあくまでも執行するというのが予算のたてま...全文を見る
○近江委員 それでは菅野さんお願いします。
○近江委員 多少の工事のおくれということはわかります。そういう点で契約のベースが非常におくれておった、これは問題である。工事はまあまあおくれてはおるけれども順調にいっておりますという。しかしこれは三月末のデータではございませんけれども、私が持っておるデータはそれ以前のものでありま...全文を見る
○近江委員 いま堀田さんの答弁からいきましても、四十四年に集中しないように工事を持ってくる。それじゃ四十三年に集中するのか、当然こういう問題も起きてくるわけです。また、その周辺に対する影響の配慮、これに対してどうするかと私はいま聞いたわけでありますが、一言の答弁もなかった。という...全文を見る
○近江委員 これは万博の会場だけ建設ができればいい——しかしできるかできないか非常に危ぶまれておるような現状であります。  また、それと同時に大事なのは関連事業の問題であります。道路等も早く整備しなければ建設資材も運べない。工事が集中してくる。ところがいまだに中央環状線にしても...全文を見る
○近江委員 建設省は支出ベースで大体進捗をしている。しかし関係各省から全部これをチェックしていけば、私は相当問題があると思う。建設省自体も、それだけ支出をしようと思っても、現時点においてはいろいろな問題がまだまだあるわけです。ですからこれはまた後日資料をもって一回建設省の人に来て...全文を見る
○近江委員 確かにそういう申し入れ等をやっていらっしゃることはよくわかります。しかし、なるほどキャップは、たとえば治安等の問題でもきまったけれども、それじゃそれだけ警備体制が強化されたか、現実はできてない。私は吹田に住んでいる。幾ら協会から申し入れをしても、現実に具体策をもってそ...全文を見る
○近江委員 その点は特に要望いたしておきます。  それから、四十三年度あるいは四十四年度に幾らの配分をしようとも、工事が当然この二年間に集中することは避けることはできないわけです。そういう点で先ほどからも各委員から話がありましたが、当初の設計を変更して、それを予算に合わすような...全文を見る
○近江委員 あまり時間がありませんので、あと問題点だけ聞いていきます。  万博協会の職員はいろいろなところから出向してきている。このデータをいただきましたが、公務員としては、政府から四十三名、大阪府で八十二名、大阪市で五十名、府警、吹田市その他で十六名、民間百十六名、協会百五十...全文を見る
○近江委員 最後に、海外参加の問題でありますが、たとえばモントリオールが開催されたとき、いまと同じ時点において何カ国あったか。今後海外参加に対して、協会としてどういうように推進していく案を持っていらっしゃるか。その点を最後にお聞きしたいと思います。
○近江委員 では、これで終わりますが、先ほどもあと地利用の問題が出てまいりました。これも大阪府から案が出ておるかしれないけれども、実際に、それじゃまとまってこうするという案が出ておるかという問題なんです。また土地の買収等も全部終わっているというけれども、現実に次田市の一部の土地も...全文を見る
○近江委員 堀田さんから最後にお願いします。
04月25日第58回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第13号
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○近江委員 時間がほとんどありませんので、数点だけお聞きしたいと思います。  まず、科学技術庁にお尋ねをいたしますが、昭和四十年に科学技術庁から九百六十四万円の調査費が出されまして、通産、厚生、農林、それから経企庁に調査を依頼されたわけでありますが、その依頼された件に対して、あ...全文を見る
○近江委員 そこで十分な調査研究ができるという観点で依頼をした、その結果について、あなたのほうとしては十分な信頼に足るものとしてそれを依頼されたわけですか。その辺はどうなんです。
○近江委員 科学技術庁としては、現地へ行って調査をやったのですか。
○近江委員 科学技術庁が出されたのはあくまで原案でありますから、結論でないとは思いますが、しかし、非常に大きな影響を与えておるわけです。たとえば、科学技術庁がその原案を出したことによって昭和電工の上田取締役は、「厚生省の食品衛生調査会報告に対する正当な評価だと思う。これまでの研究...全文を見る
○近江委員 あまり時間もありませんので、次の機会に譲りたいと思っておりますが、いままでのこの種の事件についていろいろ経過を見ていきますと、実際に全部うやむやに葬り去られております。先ほどからも話が出ておりますが、熊本県の水俣湾で起きた事件でありますが、この水俣病で百十一人の患者が...全文を見る
○近江委員 私もほんとうは一つの問題で一時間、二時間やりたいのですが、時間がありませんので問題提起だけいたしておきます。  先ほどから私が言っておりますように、ここで問題になるのは、結局科学的に判断しましたとかいろんなことを言っておりますが公害問題で一〇〇%科学的に因果関係を証...全文を見る
05月06日第58回国会 衆議院 外務委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号
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○近江委員 大臣が七時に退場なさるそうでございますので、特に大臣に最初にお聞きしたいと思います。  この中で、プルトニウムについての問題でありますが、協定で三百六十五キログラム確保しているように明示してあるわけでありますが、この価格について、ウランの場合には協定があるわけであり...全文を見る
○近江委員 この協定の第六条において、資材、設備あるいはまた装置、あるいは特殊核物質等の移転について、日米の両国政府の管轄のもとにあると認められた者を、一方または両方の当事者として行なうことができる旨を、ここに規定してあるわけでありますが、政府は、どのような基準をもって、当事者と...全文を見る
○近江委員 外務大臣、その件につきまして、外務省としていまの答弁でよろしいですか。
○近江委員 旧条約においては、政府間の貸借関係にあったものが、この協定によって四つの方式による取引関係になるわけです。一つは日米政府、二つは日本政府と米民間、それから三番目は日本の民間と米国政府、四番目は日本の民間と米国の民間。この際管理あるいは監督というものに、今後政府がどのよ...全文を見る
○近江委員 この協定の第二条B項に「秘密資料は、この協定に基づいては通報されないものとし、また、資材若しくは設備及び装置の移転又は役務の供与は、それが秘密資料の通報を伴う場合には、この協定に基づいては行なわれないものとする。」このようになっておるわけでありますが、この秘密の範囲は...全文を見る
○近江委員 そうしますと、秘密の内容に盛り込まれているもので、日本側が必要とみなさないものは拒否する権利というものを保有することができるのですか。
○近江委員 要するに、秘密という内容ですね。この点をいま明確に答えていただかなかったわけでありますが、時間もありませんのでそこまでいけませんが、要するに、内容において日本が必要とみなさない。アメリカはそのように秘密事項の中に入れてきておるわけです。だけれども、日本としてはそのこと...全文を見る
○近江委員 そうしますと、アメリカの国内法に完全に縛られてしまう、このようになるわけですね。そうした場合に、秘密資料の提供にあたっての費用というものは私はばく大なものになると思うのです。このときに、条約の交換の際に、秘密としてのいわゆる日本政府が払う額ですが、これは限度額というも...全文を見る
○近江委員 この秘密条項の受け入れに対して、何らそれに対して規制する条項が織り込まれていないということにおいて、今後のわが国産業の発展のための企業者の擁護、あるいはまた、経済性というものを考えておるのかどうか。あくまでもアメリカの意向の一辺倒ではないか、したがって、この条約は非常...全文を見る
○近江委員 この協定の条項について、秘密資料の選択ができるように、何らかの方法で日本政府はアメリカに対してそれを要望すべきことが大事だと私は思うのですが、その点どうですか。
○近江委員 この辺がちょっとかみ合わないと思うのですが、最後に大臣にお聞きしたい。  日本側がアメリカよりもより有効な技術資料を得た場合に、アメリカのこういった秘密資料を拒否する権利を保有することを私は強くアメリカに要求すべきだと思います。これに対して政府として、今後のことを考...全文を見る
○近江委員 では、長官にお尋ねしますが、この協定には附表として、先ほどからもいろいろな質問が出ておりましたが、十三基の原子炉のそれぞれの建設の開始時期、あるいはまた、その必要な濃縮ウランの量があげられておるわけでありますが、この十三基の型式は確定されたかという問題が一つ。  そ...全文を見る
○近江委員 この附表にある原子炉について、核燃料の供給というのは、大体アメリカの意思に左右されるということになると思うのです。この核燃料の供給先を多角的に求めていくためにも、炉の型式を多様にしていかなければならない、このように思うわけですが、どのように考えていらっしゃいますか。
○近江委員 これはすでに御承知のとおり、中部電力の芦浜の建設予定が中止になった、こういうような状況から考えても、この敷地の問題は非常に大きな問題だと思うのです。この確保について、設置者のみにまかせておいてよいものであるかどうかという問題です。もっと積極的に、経済的な条件あるいは立...全文を見る
○近江委員 いま安全性ということをおっしゃったわけでありますが、安全性の確保の問題について非常に議論が多いわけでありますが、具体的な基準はどうなっているか、この点が私、非常にあいまいに思うのです。往々にして政府があいまいに残している。したがって、この協定にあるものだけでも見ていき...全文を見る
○近江委員 あまり時間もないようですが、これはここで確かめておきたいと思うのですが、過去の例で、遠心分離機によるウラン濃縮技術の機械を東芝がつくって核燃料事業団に納入した。この核燃料事業団の今井副理事長がその技術を公表しなかった。その理由は、いろいろといわれておるわけでありますが...全文を見る
○近江委員 その辺のところをまた今後何かの機会にお聞きしたいと思いますが、こうした商業的な秘密の名のもとに、民主、自主、公開のこうした原則から見た場合、今後政府としてどのように考えていらっしゃるか、このところをひとつお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 終わります。
05月07日第58回国会 衆議院 商工委員会 第25号
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○近江委員 まず、この法案の質問に入る前に、この割賦販売法が昭和三十六年、第三十八国会で審議された際に、附帯決議が行なわれているわけです。四項目にわたって附帯決議がなされておるわけでございますが、どの程度その附帯決議が実行されているか、その段階をひとつ御説明願いたいと思います。
○近江委員 この四項目について御説明をいただいたわけでありますが、特に金融等の問題については、三十六年から出発をして現在まだ検討中である。大体目鼻はついておるとは思いますが、しかしいずれにしても、これだけの年数がたっておって、まだ実施の段階に来てない。いつも附帯決議を、採決のたび...全文を見る
○近江委員 それからこの法案を見ますと、許可制になっておるわけでありますが、これは私許可制のあり方ということについてはいつも疑問を感じるわけであります。今回のこの法改正というのは購入者保護の強化のためになされた、これはよくわかるわけです。しかし従来の登録要件のほかに財産的基礎の有...全文を見る
○近江委員 割賦販売法の第九条でありますが、標準条件の公示、この規定に基づき規制されているものにどのようなものがあるか。またこの標準条件が景気調整等のために変更されるようなことはないか。米英等においては景気調整、外資対策等の手段に使っておるわけでありますが、さらに今後どのような商...全文を見る
○近江委員 標準条件についてでありますけれども、この順守状況ですね、これを実際通産省としていままで調査されたことがあるかという問題なんです。もしも調査したことがあったならば、その結果を示していただきたい。先ほどトラックの話も出たわけでありますが、このトラックなどは頭金比率の順守状...全文を見る
○近江委員 あなたのほうでデータを持っていらっしゃるし、私も調べたのがあるわけでありますが、いまおっしゃったそうした点、さらに継続的に調査も行ない、また勧告等もやって、適正にそれをやっていただきたい。要望しておきます。  それから供託制度の問題であります。今回の改正案において、...全文を見る
○近江委員 業界でもいろいろと積み立て案等について検討がなされた。結局はいろいろ多種多様であって問題があったのであきらめた。それをあきらめたままでほっておくのですか。将来、ただだめだからというのではなくして、政府としてさらにそのだめだといういろいろな問題を取り上げて前向きにどのよ...全文を見る
○近江委員 この業界も非常に多種多様になっておるわけでありまして、業種別にそういうような制度を考えていくという方向はどうなんですか。その点について……。
○近江委員 それで先ほどの供託の中の話で、大体集金業務に九%くらいかかっておる、こういうような点からいきますと、外国における例を調べていきますと、割賦販売の金融機構の中に信用調査機関あるいはまた専門の金融機関等と並んで代金の専門回収機関も設置しているわけです。こういう点わが国にお...全文を見る
○近江委員 いまきびしい取り立てのそういう一面を話したわけでありますが、あなたのほうでもそういう話をだいぶん聞いていらっしゃるでしょう。そういう行き過ぎ等の問題について、監督の通産省としてさらにそういうことのないようにやっていただきたい、特に要望しておきます。  それから外務員...全文を見る
○近江委員 ここに日本消費者協会から出している消費者相談報告書、私が持っておるのは四十年、四十一年の分でありますが、これは皆さんもお持ちと思いますが、これの中を見ていきますと、苦情の問題が非常にたくさん出ておるわけです。この中で一つとってみたのですが、ある人がセールスマンの勧めで...全文を見る
○近江委員 いま局長のおっしゃった、それで実際にうまく解決するかどうか、今後の問題になりますけれども、それはいろいろと国会でこういった質問をすれば、そういうような答えが出てくるわけです。だけれども実情というものは、なかなかほんとうに歯がゆいくらいのそういう解決しかできていないわけ...全文を見る
○近江委員 業者に対する金融の問題でありますけれども、いままでいろいろそういう法案も出てきました。そのたびに業者に対しても金融の措置をしますと非常に話しはいいわけですよ。しかしながら実際になかなかそういうような金も借りれない。運用の面において第一線と皆さんおっしゃっていることが全...全文を見る
○近江委員 その点については、それじゃまた発表してもらいたいと思います。  それから保険制度でありますけれども、損害保険として割賦販売代金保険というのがありますね。これはPR不足かどうか知りませんが、利用度が非常に低いわけです。その他いろいろな弊害があるからみなが入らないという...全文を見る
○近江委員 その問題も、時間の関係がありますので、今度聞きたいと思っておりますが、どうもばく然としたような話に思います。  クレジットカードの問題でありますが、最近も特に有力な都市銀行が直接あるいは間接的にクレジットカードの部門に進出してきているわけです。たとえば三和系のJCB...全文を見る
○近江委員 私が聞いた焦点がちょっとぼけておるように思うのですが、確かに大蔵省と連携をとってやっておる。これで、それじゃ実害は起きないかといえば、いま中小企業等の問題も出てきましたけれども、確かに害は出てきますよ。たとえば、いまやっているような問題等を見ていきましても、加入金の問...全文を見る
○近江委員 これはこれから非常に大きい問題になってくると思いますが、この点をひとつ特に要望しておきますから、さらに広範な調査、そしてまた起きてくるいろんな問題等に対してもひとつ十分な対策を立てていただきたいと思います。私も決して反対ではないわけです。しかしながらマイナスの面もある...全文を見る
○近江委員 それじゃひとつ、その点研究してまいります、そういうふうにおっしゃったわけでありますから、将来において——将来といっても遠い時点ではなくて、現実にそのような被害が出てきておるわけでありますから、早急にひとつこれは対策を立てていただきたい。この点、最後に次官に、それに対す...全文を見る
○近江委員 ではこれで終わらせていただきます。
05月08日第58回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第15号
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○近江委員 原子力潜水艦あるいは空母等の入港につきましては、放射能の影響がないかどうかということが一番国民が心配しておることであります。今回これだけの高いカウントが発見されたということについては、これは国民的な大問題だと思うのです。こういう点について、先ほどからも石川議員のほうか...全文を見る
○近江委員 相談という問題は、それはわかりましたが、それじゃ、政府のほうからこの発表はしばらく待て、そういう指示があったようなことはありませんか。
○近江委員 そうしますと、長官の考えのもとに、要するに一日間おくれた、こういうことになってくるわけでありますが、しかしこれを計測したときに、新聞にも発表されておりますが、速達郵便でデータを送っておる。私はこういう一事を見ても、ほんとうにそのことを国民がこれだけ心配しておる、その時...全文を見る
○近江委員 原子力潜水艦が入港してきてこういうような結果になった。いままで空母にしろ原潜にしろ、何回も入港してきている。過去に、数値は別問題として、こういうような観測をした結果、いままでそういうようなことがありましたですか。それがあれば発表してください。
○近江委員 たとえば先ほども水銀中毒の話が出ておりましたが、結局は、いつもうやむやにされてしまう。阿賀野川にしても、あるいはイタイイタイ病にしても、そうです。水俣病にしても、そうです。そういう点において、うやむやにされてしまう。こういう点において——あなた方を信用したい。しかしな...全文を見る
○近江委員 それからもう一つは、観測体制の問題でありますけれども、これも過去二十回はそういう危険なところまでは来ていないと言いますけれども、いま全国的にどういうような観測体制をとっているのですか。
○近江委員 しょっちゅうこのように空母なり原子力潜水艦が入港してくる。そうしますと、少なからず放射能がまき散らされておる。こういう点において、結局魚や貝類等においても蓄積されてくる。この前の核燃料のときにも私は質問しました。先ほど石川議員からもお話がありましたが、許容量の十万倍く...全文を見る
○近江委員 政府は、この原子力艦の入港については、要するに、放射能の危険がないということで許可しておるはずなのです。ところが、現実に過去にもこういうような問題も出ておる。したがって、こういう問題がはっきりと究明できるまで、そうした原子力艦の入港については拒否をすべきである、私はこ...全文を見る
○近江委員 日米安保協定にそのように協定されている。それでは人体に影響があってもかまわないというのですか。人体に影響がないとはいえないのです。科学技術庁として、あくまでも生命の危険については絶対に責任をもってやっていきます。先ほどもそのように答弁なさった。それであるならば、政治的...全文を見る
○近江委員 安全性を考慮し、また対策を立てる、私はこれは当然だと思うのです。しかしながら、過去の阿賀野川にしても、あるいは神通川にしても、結局は犠牲者が出ながら同じような状態が続いている。したがって、政治的に、それは政府としてどうきめるという問題ではなくして、要するに、科学技術庁...全文を見る
○近江委員 私はそういう態度については実は非常に不満なのです。少なくとも長官として、政府はどういう立場であろうと、そのことを強力に進言して、人命のそうした問題について守っていく。これはもう水かけ論になりますからこれでやめますけれども、この点を長官としてもっと強い姿勢で今後持ってい...全文を見る
05月15日第58回国会 衆議院 商工委員会 第29号
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○近江委員 まず砂利関係についてお聞きしたいと思います。先ほどから各委員を通じて、砂利の乱掘によるいろいろな被害の状況等の問題がここであげられたわけでございますが、私の聞いておる範囲におきましても、特にその災害の顕著な例として、千葉県あるいは埼玉県の飯能、熊谷、それから京都の城陽...全文を見る
○近江委員 調査に行ったのですか。ちょっと聞きにくかったのですが、行かれましたのですか。
○近江委員 その状況の特に報告しておかなければならない重大な問題だけについて、簡単に、明確にひとつ報告をしてください。
○近江委員 この三月二十二日の建設委員会の議事録を見ますと、仮谷政務次官は、十分調査し、善処したい、このように答弁されておるわけです。まあ建設省として調査にも行かれたが、その席上、関係各省とも連絡をとり相談する、このように答弁もなさっているわけです。いま河川の報告は確かに聞きまし...全文を見る
○近江委員 建設省の三浦建設専門官がそのときに、山砂利採取あと地にプールができ、豪雨が降った場合いろいろと心配されると述べておられたわけです。そうして改善命令を出し、業者に直させるようにした、このように言っておられるわけですが、具体的にどのような処置をとらせましたか。またどの程度...全文を見る
○近江委員 いろいろな弊害については、政府委員の皆さんも一番よく御存じと思いますけれども、特に昨年の九月においても保育園帰りの園児がはねられて即死しておる。そうした交通事故等の問題も起きておるわけです。道路にしても、一たん雨が降れば、もうそれこそ車も通れない。あるいはかわけば砂ぼ...全文を見る
○近江委員 あなたは考えるだけであって、法の上においてそれをなぜ盛らなかったか。その点を再度お聞きしたい。
○近江委員 新法が施行されて以後のことばそれでわかりました。そうすると、現在、いま被害を受けておるところについてはどうしますか。
○近江委員 いま城陽町の例を出されたわけでありますが、埼玉県の熊谷地方の陸砂利の採取、これも非常にひどい状態になっておるわけです。特に玉井あるいは原島、そうした地点でありますが、農道などはめちゃめちゃにこわされておる。結局水路も断たれて苗しろづくりもできない。しかも、地下十メート...全文を見る
○近江委員 先ほどから建設省だ、あるいは通産省だ、農林省だ——別に皆さん方が責任を転嫁されるとは私は考えておりません。しかし、こうした砂利の採取を考えたときに、通産省で砂利の法案を取り扱うこと自体、別に私は悪いとは言ませんが、なぜ建設省でせずして通産省でやったか。もとの次元に戻る...全文を見る
○近江委員 いろいろと業者に対するそうした規制という問題は、人命あるいは公害の点から、私は非常に大事だと思うのです。しかし先ほどから話が出ておりましたが、ほとんど零細業者、したがってこれからの骨材を求めるためにそれではどうしていけばいいかというような問題になってきますと、これはど...全文を見る
○近江委員 共同提案であるにしても、通産省でありますから、きょうはおもそういった問題にしぼっていきたいと思いますが、結局そのように資源を新たに求めて開拓していかなければならない、こういうような問題になってきますと、業者の規模という問題でありますが、特に九九・八%までが中小企業であ...全文を見る
○近江委員 協業化あるいはまた共同化の方向に持っていく、その点は私はけっこうだと思うのです。それではそれを具体的にどう進めていくか。砕石業には近代化促進法の適用がなされている。ところがこの天然砂利の採取業には近促法が適用されていない。当然この近促法の適用があれば、税制上の優遇措置...全文を見る
○近江委員 私は、登録をしてから業界の実態をつかむというような内容にも聞いたわけでありますが、法案をつくるときに一たん登録をさせてからつかむというようなことはおかしいですよ。この法案は、実態をよくつかみ、あらゆる分析をした上でできたのと違うのですか。あとの時点で、なってからそれを...全文を見る
○近江委員 もう少し聞きますがね、それじゃなぜいままで指定の適用の対象にならなかったかという問題なんです。先ほどの答弁でも若干わかります。だが、私はこういうような問題にも、結局建設省だあるいは通産省だ、そういうような責任転嫁じゃないにしても、あいまいでぼけておった、そういう犠牲が...全文を見る
○近江委員 それから業者に対する指導でありますが、第一条において「あわせて砂利採取業の健全な発達に資することを目的とする。」このように規定しております。第四十一条に砂利採取業者に対する指導等の一で「又は砂利採取業の健全な発達を図るために必要な指導及び助言に努めるものとする。」この...全文を見る
○近江委員 本法案の中で結局業者に対する指導を明記した条文というのは四十一条しかないと私は思うのですが、先ほど近代化促進法の適用をはかっていく、こうした方向づけというものはここで十分に指導もなさっていくわけですね。この点をもう二度確認しておきます。
○近江委員 実際、陸砂利、山砂利いろいろあるわけですが、もう一、二点建設省に聞いておきたいのですが、この河川砂利の場合でありますが、一応建設省の基本要綱でその処置というものは規定されておるわけでありますが、はたしてその監督体制というものが十分であるかどうか、その点を、人員の点、予...全文を見る
○近江委員 そうなさってください。  それで、河川の再調査という問題でありますが、実際上砂利の資源としてどのくらい期待が持てるものであるか、河川の再調査ということをされたかどうか。されたならば、その実態、そして今後の河川砂利の見通し、それをひとつお聞きしたいと思います。
○近江委員 この法案が出るという時点において、当然こうした資源というものは重大な問題になってくる。前年度でも予算だって減っている。これで積極的に取っ組んでいる態度と言えますか。その点は、どういうわけでそうなったのですか。
○近江委員 今度は通産省にお聞きしますが、今後の問題として砕石技術の開発ということが大きな問題になってくると思うのです。将来実際にコンクリートに使えるような砕石にまで加工していかなければならないのじゃないか、このようにも私は将来の方向として思うのですが、砕石業というものをどのよう...全文を見る
○近江委員 そのようにさらに指導の点をよろしくお願いしたいと思います。  それから輸送の問題でありますが、現在私の聞いておる範囲で、需要家渡しで一立方メートルについて千九百円、東京、大阪では大体二千五百円くらいになるのではないか、このようにも聞いております。そのうち大体運賃とい...全文を見る
○近江委員 それでは、その段階でありますから、後日その計画を私に提出してもらいたいと思います。  それから骨材の種類別の用途という問題でございますが、なるほど砕石及びその加工において、将来は砂利にかわるべきものを生産していくというその方向ばわかったわけです。しかしなかなかそこま...全文を見る
○近江委員 建設省ではそのように用途規制というものがある、通産省ではない。私は先ほど、通産あるいは建設のそうしたばらばらといいますか、そういう点を言っておるわけです。法案だけの問題ではなくして、実際のそうした点にまで通産、建設が力を合わせて取っ組んでいかなければならぬ、私はこう思...全文を見る
○近江委員 確かにこの法案によっていろいろな点で私は一歩前進すると非常に期待もしております。しかし、先ほど申し上げたように、この骨材の安定供給の問題、さらには未開発砂利資源の開発利用、あるいは河川改修計画と砂利資源開発との調整、あるいは生産及び技術の開発、あるいはまた砕石設備の計...全文を見る
○近江委員 それでは電気用品について、できるだけ簡単に済ませていきたいと思います。  先ほども何回も話があったと思いますが、事故件数であります。まず電気用品による事故件数の概数をひとつ最初にお聞きしたいと思います。
○近江委員 この数を聞けば、まとまればこれだけの大きな数になるのか、実際、国民も驚くと思うのです。この事故の原因にもいろいろあるわけでありますが、まず使用者の責任か、あるいはまた器具自体の不備から起きた事故かということでありますが、それの分析はなさっていますか。
○近江委員 実際の正確な数をつかんでいらっしゃらないという点については不満でありますが、これは現状からなかなかたいへんと思いますし、まあしかたがないとは思いますが、じゃ、そうしたこの七割、三割の原因に対してどういうような対策をとっていかれますか。器具自体の不備等については今回の法...全文を見る
○近江委員 そういった程度なら、いままでの踏襲と私は思うのです。年間これだけの数の事故を起こしている。したがって、従来と何ら変わりがないような方法であっては事故は減らない。いますぐにといっても案がないと思いますし、この点についてはさらにどういうようにPR等について対策をとったか、...全文を見る
○近江委員 消費者に特に関係のある点をもう一点ほど聞いてみたいと思うのですが、特に修理の問題ですけれども、これは町の電気屋さんで修理をしてもらう、案外そうしたところから事故が起きている場合もよくあるわけですね。そうした修理業、修理という問題に対する何らかの対策を考えておられるのか...全文を見る
○近江委員 それもいままでの踏襲なんですね。さらにそうした点も、どのように消費者に迷惑のかからないような対策をとっていかれるか、後日またいろいろと検討なさった場合に——検討してもらわなければならないわけですが、それをまた早急に私のほうに資料として提出を求めておきます。  それか...全文を見る
○近江委員 型式認可の有効期間の問題でありますが、諸外国の例をずっと見ていきますと、アメリカではUL制度をとっているわけです。通産省としては三年以上七年という期間を設けていらっしゃるわけですが、このUL制度等と比較をして、どういう点にプラスをもってこうした期間をつけられたか、その...全文を見る
○近江委員 今回のこの法案によって規制対象の範囲というものが非常に拡大されるわけでありますが、現在公の機関として財団法人の日本電気用品試験所がありますね。これは東京、大阪で大体四十人程度と私は聞いておるわけでありますが、これではたして処理できるのかという問題、あるいはもしそれが不...全文を見る
○近江委員 これは一つの部門の話でありますが、従来国内向けの電気音響製品というのは、この試験制度の対象に入ってなかったのですね。どうして試験制度がなかったかという問題。それから今回の範囲の拡大で対象に入るのではないか、私はかように思いますが、そのために当然新設備というものが必要に...全文を見る
○近江委員 要するに、法において規制するわけです。それは若干のそうした寄付等も現制度として考えられないことはありません。だけれども、ほとんどそれにたよっていくというようなことは、政府の考え方としては実際もう情けないと思うのですよ。こうやって法規制する以上は、通産省でそれだけの準備...全文を見る
○近江委員 それから外国の制度と比較した場合、わが国のそうした制度というのは非常におくれを感じるわけです。確かにアメリカ等と比べてみると、制度の違いという点はあるわけでありますが、量産過程において常に追跡調査というものをやっているわけです。結局抜き取り検査等が行なわれて、最初の検...全文を見る
○近江委員 それで十分とお考えになるのですか。今後そうした検査についてどういう決意といいますか、通産省として考えを持って臨んでいかれるか、またその対策をお聞きしたいと思います。
○近江委員 ではもうこれで時間もありませんので終わりますが、通産行政でありますから、こうした制度がどうしてもできてくるのはそれはしかたがないとは思うのでありますが、あのJISマーク等に見るごとく、そうした許認可をめぐって汚職が非常に発生している。特に通産省はいままでに数多くそうい...全文を見る
○近江委員 それじゃ終わります。
05月16日第58回国会 衆議院 本会議 第34号
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○近江巳記夫君 私は、公明党を代表いたしまして、このたびの、アメリカ原子力潜水艦ソードフィッシュ号が寄港中の佐世保港で起こりました異常放射能事件に関しまして、総理並びに関係大臣に質問を行ないます。  去る二日よりアメリカ原子力潜水艦ソードフィッシュ号が入港していた長崎県佐世保港...全文を見る
05月17日第58回国会 衆議院 商工委員会 第30号
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○近江委員 時間がありませんので簡潔にお答え願いたいと思います。  なぜこの会社を廃止するようになりたか、明確にあげてください。
○近江委員 それから、これを廃止する最も大きな原因は非常に大きな赤字を出したためで、現在の赤字は幾らありますか。こまかい数字がわからなければ概数でよろしい。
○近江委員 これだけの赤字を出した原因というのが、ただ経済事情だけによるのですか、その点はどうですか。
○近江委員 臨時行政調査会の指摘した理由として、一、業績の実態が著しく本来の使命からかけ離れている。二、事業のほとんど全部が営利的事業であるにもかかわらず赤字の累積を重ねている。三、本来の使命である国策探鉱、自主探鉱において探査方式が未確立である。こうした理由をあげているのです。...全文を見る
○近江委員 この指摘した点を見ていきますと、これは要するに監督官庁の大いなる責任だと私は思うのです。これはどこがいままで責任を持っていたのですか。
○近江委員 私があげた三点の一番として業績の実態が著しく本来の使命からかけ離れている、この中でももう少し分けていきますと、政府、監督官庁の国策探鉱に対する指導方針の誤り、これはこまかくあげれば幾らでも事実があります。また北海道開発庁における意欲と指導性の欠如、また当社役員の国策探...全文を見る
○近江委員 それからこの会社の内容を見ていきますと、社長、取締役三名、監査役二名、これで現在いわれているのは退職金が三千四百万円で、赤字の約一割を退職金に充てる、これは事実ですか。
○近江委員 時間がありませんから終わりますが、私はほんとうにこうした前途に不安を持っている従業員に十分な処遇をしていただきたい、このように思います。これだけ不安に追い込んだのは、何といってもやはり役員の責任です。何といっても監督官庁の責任です。この点において、いま労使間で話がつい...全文を見る
○近江委員 先ほどもお話がありましたが、社会党の皆さんも一生懸命やっておられるのはよくわかっております。われわれも一生懸命やっているわけです。これは党派を越えて事、従業員に関する問題でもありますし、これからの将来の問題もあるわけです。長官のそういう発言に対してでありますが、どのよ...全文を見る
○近江委員 それはそれでいいのですけれども、要するに、私は何かことばが足らぬように思うのです。ですからもう少し全部の皆さんが納得する答弁をなさったらどうか。そうしたら私、終わります。
○近江委員 これで終わります。
05月20日第58回国会 衆議院 商工委員会 第31号
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○近江委員 本法案の審議にあたりまして、基金の問題、あるいはまた海外援助の問題等につきまして私の所見を述べまして、それに対する答弁をお願いしたいと思います。  わが国の過去の経済援助の状態を見ていきますと、とかく大もの政治家といわれる人のそうした汚職、またそれとうらはらの関係に...全文を見る
○近江委員 いわば所感でありますから、次に入りたいと思いますが、基金の総裁にお伺いしたいと思うのですが、総裁も御存じのとおり、私も資料をここに持っておるわけでありますが、これは四十三年度の投融資計画とその積算の基礎のリストであります。この投融資四百四十億のうち一般案件六十億、これ...全文を見る
○近江委員 本年度に入って、それじゃいまだに計画が確定していない、こうおっしゃるのですか。それじゃ聞きますが、基金はどんぶり勘定で、そうした財政投融資の計画というものはないと理解をしていいのですか。
○近江委員 どんなことでも、計画をし、そのまま実行できたならば世の中はうまくいきますよ。私の聞いておるのは、それじゃ、実行プランをあなたは持っていないとは言わない。それはある程度変動はあるでしょう。現段階できまったものをここで示してもらいたいということを私は言っている。
○近江委員 それでは政府として大体のアウトプランというものはきめているはずです。もう何月ですか、いまは。全然そういうような基本的なものを考えずして、そういうような計画を組めるということは考えられない。現段階においてどの程度のものを組んでおるか、それを発表してください。総裁も、政府...全文を見る
○近江委員 私はあなた方がとことん困るようなことまでこまかいことを聞いていない。ここは国会ですよ。概算ぐらい言えないのですか。もう一度答弁してください。
○近江委員 だから私はその五カ国の概算を聞いているわけです、大体の計画を。
○近江委員 総計のことを聞いているのではない、私は内訳を聞いているわけです。
○近江委員 だから私は内訳の大ざっぱなところを聞いているわけです。
○近江委員 とことんお困りのようでありますから、それじゃあとで資料を提出してください。これ以上は言いませんが、私のほうでも大体のことはわかっている。  ここで総裁のいままでのそうした言明でいきますと、いままでのそうした財政投融資の計画、これはむろん積算の根拠に総裁として十分な責...全文を見る
○近江委員 先ほどこの委員会で企画庁長官それから大蔵大臣がおっしゃったところを私は引用したわけでございますが、そうすると一千万ないし二千万の上のせというのはどこからこのお金は持ってくるのですか。あなた方のそうした答弁と、総裁は要するに総額四百四十億、そのように言っておるわけです。...全文を見る
○近江委員 大蔵大臣それから企画庁長官にもう一度お尋ねしますが、本年度の四百四十億のこの基金の予算から、少なくとも一千万ドル、二千万ドルといえば一割から二割にもあがる、要するに三十六億、七十二億といった巨額な金になります。そうしたらそれだけの巨額な金をどのようにしてひねり出すのか...全文を見る
○近江委員 こうした問題について予備費の流用もしない、弾力性も持たしていく。いまの答弁ではほんとうにベールに閉ざされていますよ。何も質問の内容に答えない。それでは、ことばは適切でないかもしれませんが、粉飾予算と言われてもしかたがないじゃないですか。私は総裁や両大臣の大きな責任だと...全文を見る
○近江委員 内容についてはどうしてもお答えにならないようでありますから前へ進みますが、こうしたことを通して、これはほんとうに政府内あるいは基金だけで、実際に国会では全然わからずしてそういったことが行なわれている。こういう制度は今後ほんとうに考えていかなければならない問題だと私は思...全文を見る
○近江委員 この基金の本年度の投融資計画を一つ一つ大体チェックしていきますと、インドネシアの二百十六億を除いて、すべて私の知っている範囲では大体開発援助になっている。したがって現行法では何の不都合も私は感じません。しかし今回の改正というのは、さしあたってインドネシア一国のみのため...全文を見る
○近江委員 たしか二十二日と思いますが、四日間の債権国会議が開かれたあとで、四月末に開かれたロッテルダムの会議の議題は、インドネシアの経済情勢の詳細な分析であると赤澤局長が参議院で答弁をしておられるわけです。当委員会で審議されているこの基金法の改正というのは、具体的にはインドネシ...全文を見る
○近江委員 それでは、できるだけ詳細にまた後日私のほうに提出していただきたい、これは要望しておきます。  それから、特にインドネシアに対する今回のそうした経済援助というものは、ほとんど消費物資になっているわけです。消費物資というのは、結局食べたりあるいは着たりいろいろなものがあ...全文を見る
○近江委員 ここで贈与なら贈与、返済可能であるならば借款なら借款、そのように私ははっきりすべきだと思うのです。全部大事な国民の血税なんです。そういう点において、今後そういう線に私はいってもらいたい、このように思います。ひとつ長官に、何回もですが、その点について所感をお聞きしたいと...全文を見る
○近江委員 長官のインドネシア経済に対する意見は、消費財の援助というのはインフレを収束せしめる、そうした経済安定のための必須条件と考えておられるように私は思うのです。この点について、ここでもう一度明確にひとつお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 皆さん方があまり提出されたがらないこうしたIMFのレポートも、若干内容も私見たことがあるわけです。このIMFの意見も、学者のそうした意見も、インドネシアのインフレの原因は、年間百万トンに達するといわれておる第一に米の不足にある、このようにいわれておるわけです。しかるに...全文を見る
○近江委員 再び外務大臣にお聞きしますが、あなたが外務大臣に就任されましてしばらくして、この海外援助の窓口一本化構想を唱えられたわけです。非常に財界もこうした点は、それに呼応して窓口一本化のコメントが発表されているわけです。私は、そうしたいままでの弊害、いろいろな問題を考えたとき...全文を見る
○近江委員 だんだんと向かっていく現状である、何か非常に他人まかせな感じがするのですけれども、外務大臣としてやはりそれは私はリードしていくべきだと思う。その点についてはどうですか。
○近江委員 ところで、従来のそうした海外援助というものは、特定政治家あるいは特定のそうした政商と結びついたそういうような姿が見られるわけです。このあなたの一本化構想というものも、過去のそうした乱脈の是正という点から発想されたと思うのです。ついては、発想のそういう源となった過去の実...全文を見る
○近江委員 もう一度外務大臣にお聞きしますが、あなたの特命によってアジア経済研究所のインドネシア専門家からなるインドネシア特別調査団を昨年の十一月末より半年の予定で現地に派遣しておりますが、この調査団の調査目的は一体何か、具体的に説明願いたいと思うのです。
○近江委員 外務省は毎年、特命全権大使を長として賠償調査団というものを現地に派遣しておられるわけです。現地にそうした公館等もあるわけでありますが、しかるに今回アジ研に頼んで特別調査団を再度派遣するに至った真因は、どの辺にあるかということをもう少し突っ込んで知りたいわけです。その辺...全文を見る
○近江委員 この特別調査団が近く帰国されると思いますが、六月中には大体外務省に報告が出されるのではないかと思います。その原文のまま委員会に提出を要求したいと思うのです。その点、提出願えますか。
○近江委員 では、できるだけ詳しく提出をしていただきたいと要望しておきます。  それからもう一度外務大臣に伺いますが、スハルトの来日に際して、援助問題について佐藤首相とスハルトの秘密会談が二回行なわれておる、このように私は聞いております。外務大臣はこの経済援助の担当の大臣でもあ...全文を見る
○近江委員 このインドネシアの問題につきまして、六千万ドルに上積みして八千万ドルになったと仮定してみると、三木さんは実際の援助効果というものは二千万ドルくらいだろうと側近に漏らされたことがあるように私はちょっと聞いておる。そのことについて三木さんの意見をひとつお聞きしたい。宮澤長...全文を見る
○近江委員 インドネシアに対する輸出でありますが、平年度大体一億ドル程度、一億ドル強と見ておりますが、ところが六五年には一躍、倍の二億ドル強に増加しております。その年のちょうど十二月にインドネシアの中央銀行が破産している。輸出代金の焦げつきができている。インドネシアのそうした経済...全文を見る
○近江委員 九月三十日のあの事件以降、インドネシアの経済状態というものが特に悪化してきております。そういう状況の中で、六五年十二月の通関実績というものは、平月の大体一千万ドル台から一気に二千万ドル台にはね上がってきておる。この点が一点です。  それから、輸出保険の免責となった十...全文を見る
○近江委員 本件についても私はまだまだ資料を持っておりますが、きょうは基金法の審議でありますし、これはこれでおいておきます。要するに、特にインドネシアのそうした問題について、わが国あるいはインドネシア側、わからないことばかりです。要するに不明確なそうしたこと一切を不問にしたままで...全文を見る
○近江委員 関係大臣全部ずっとお願いします。――以上の件について関係大臣に答弁を求めているわけですから、答えてください。
○近江委員 通産大臣のその発言のことだけを私は聞いておるのと違う。先ほど私は、関係大臣に答弁をしていただきたい、この旨を言っておるのです。
○近江委員 もうこれで終わりますが、通産大臣にも、私が一番最初に申し上げたああした三つの事件、さらには聞きたい問題がたくさんあるのです。あした総理にもここに出ていただくことになっておりますし、そうした点についてもいろいろとお聞きしたい、このように思っております。きょうは時間の都合...全文を見る
05月21日第58回国会 衆議院 商工委員会 第32号
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○近江委員 総理にお伺いいたしますが、三月の三十一日、第二回目の佐藤・スハルト秘密会談の結果、わが国のインドネシアに対する最終援助額は決定した。当時の新聞は、このように伝えておりますが、この会談の模様、特に援助に関する交渉の経緯をお聞かせ願いたいと思います。  また、援助額が未...全文を見る
○近江委員 こうした諸般の状況から見ますと、六千万ドル・プラスアルファになることは、これは衆目の見るところでありますが、このアルファの財源というものは何によって求めるのか、この点をお伺いしたいと思うのです。むろん補正は組まない、さらに予備費は流用しない、輸銀は使用しない、このよう...全文を見る
○近江委員 この間からずっと審議を通じまして、この基金の資金以外は考えてないというような意味にわれわれはとっておるわけです。そうしますと、この基金の余裕金というのは、宮澤長官の国会答弁からいたしますと、大体一千万ドルないし二千万ドルと考えられるわけでありますが、そうしますとアルフ...全文を見る
○近江委員 先ほども話しましたように、基金でそれをまかなっていく、こうしていきますと、基金の本年度の投融資計画というのは、総計で大体四百四十億。またその大半はコミットされている、未定分というのはインドネシアを除きますとアフガニスタンとフィリピンに予定されている約十一億、このように...全文を見る
○近江委員 そこで明確に大蔵大臣から答弁いただいてわかったわけでありますが、じゃあ私がここで考えておることを総理にお教えしたいと思うのです。お教えというとおかしいですけれども、間違っておればまた指摘もしていただきたい。この基金の予算には、当初から私はからくりがあると思います。まず...全文を見る
○近江委員 きょうは限られた時間でありますし、私もっとここでいろいろ突っ込みたいのですが、次に進みます。  いずれにいたしましても、このインドネシアに対する経済援助というものは各般のそうした情勢から見まして、まあ七、八千万ドルでは終わりそうにないように思います。きのう宮澤長官は...全文を見る
○近江委員 時間がありませんので進めますが、ところで、こうした賠償とかまた経済援助というものは非常にうまみがある、世間ではこのように言っておるわけです。昨日も三木外務大臣が、この委員会の答弁で、日本、インドネシア両国の自薦、他薦のそうした業者たちが数多く外務省にも出入りして困って...全文を見る
○近江委員 このような事例をあげれば切りがないわけです。私はここに外務省の第五次賠償調査団の報告書を持っておりますが、この中に賠償プロジェクトのむざんな現状というものが数例あげられておる。総理はたぶん読まれたことだと私は思いますが、そうしたことについて、具体的な事例をあげて所感を...全文を見る
○近江委員 総理も確かにお忙しいし、そうした点でこまかいところまで知らなかったとは思いますが、しかし大事な国民の血税がいかに使われているか、そういう点において私はつぶさに知っておいてもらいたかった、こういうふうに思います。私がこの報告書を見て、その中で特に抜粋した二、三の点をここ...全文を見る
○近江委員 いまのはプラントでありますからまだ追跡もできるわけでありますが、先ほどから話にも出ておりましたが、消費財となればそれもできないわけです。したがって、ここでプラントすら満足にチェックもできないところに、消費物資がどしどしおくり込まれるということは、まことに国民としてはそ...全文を見る
○近江委員 ただいまの説明では、私は現在のそうした経済援助というものが、再びそうした愚を繰り返さないという保証は感じることはできないわけです。そうした援助効果というものが測定できる十分な処置を講じてから私はこの基金法も改正すべきであるし、援助を開始するのが至当だと思うのです。少な...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんから、あと一、二点で終わりたいと思います。  椎名通産大臣と振興局長に申し上げたいわけでありますが、この六五年十二月二十八日に船積みされた三千万ヤード、六百万ドルの綿布というものは形式的にはともあれ、実質的には川島借款の綿布そのものであるというこ...全文を見る
○近江委員 けっこうです。
○近江委員 いまの局長の答弁また大臣の答弁、私もここに経団連のリポートを持っています。実質上はと私は言っている。だからはっきりと納得させるだけの資料を出しなさい。それじゃこの点はここで要求しておきます。きょうは時間がありませんから、この問題についてはこれで終わりますが……。
○近江委員 その間の事情の納得させるだけの資料を提出してもらいたい。  それからその次に昨日の追加質問として外務大臣にお聞きしたいわけでありますが、六五年のわが国のインドネシアに対する焦げつき債権を増大せしめた原因というものは、情勢の判断が非常に甘かったのではないか、このように...全文を見る
○近江委員 それでは、以上で終わります。
○近江委員 私は公明党を代表いたしまして、海外経済協力基金法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行ないます。(拍手)  近年、わが国の国際的地位が向上したことから考えると、政府も民間企業も一致協力して発展途上国に経済援助を推進しなければならないことは申すまでもありません。...全文を見る
05月23日第58回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第17号
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○近江委員 非常に時間がないようですので、簡単に明快にお願いしたいと思います。大臣に質問を集中いたします。率直にお答え願えるならば、私もすぐ終わりたいと思います。その点は了承願います。  まず、原潜の寄港を安全と認定した原子力委員会のあり方、それから政府の方針自体が誤りでなかっ...全文を見る
○近江委員 原子力委員会は、原子力施設をつくるときに、原子力委員会のもとにある原子炉安全専門審査会で可能な限り十分な資料を整えて、慎重に審査を行ない、その答申に基づいて総理大臣が設置の認可を行なうものと聞いているわけでありますが、一つは、その点、そのとおりであるかという問題。それ...全文を見る
○近江委員 だから、実際には何ら諮問せずに、原子力委員会の秘密会できめた、私はこのように聞いている。慎重に審議したと先ほども言われましたが、当時の資料を見てみますと、当時の原子力委員会には、委員長の国務大臣、それから財界の出身者等、わずかなメンバーでありますが、そのときに専門家を...全文を見る
○近江委員 専門家は入れましたか、そのときに。
○近江委員 では審査のとき入れましたですか。
○近江委員 だからそこが問題なんですよ。資料が足らないからということで専門家も入れずに、何の審議もせずに、そうした六人で決定する。ですから、そういうようなあり方自体が、ただ、そういうような約束になっているからということだけで引き下がっておっていいのかということなんです。現実にこう...全文を見る
○近江委員 ですから、今度の原潜の寄港に対しては、それをやっていなかったわけなんです。その点を率直に認めて、今後このようにやっていきたいという答弁を私は聞いているのです。言いわけばかり聞いているのと違うのですから。たとえ原子力商船サバンナ号と同じだけの資料がなくても、それだけの体...全文を見る
○近江委員 もうあまり時間がありませんから、まだこの点聞きたいのですが……。  政府は、今回のこの異常放射能の問題に対して、安全性が保証されない以上、日本に寄港してもらうわけにはいかない、こうした態度をとったわけでありますが、アメリカにも通達してあると思いますが、この保証の内容...全文を見る
○近江委員 次に、監視体制の問題を聞きたいと思いますが、このことを契機に監視体制を強化をする、このような答弁を何回も聞いておるわけでありますが、安全性というものがはっきりと認められない以上は、国民がみんな望んでおることは、この原潜の寄港の拒否だと私は思うのです、それがはっきりする...全文を見る
○近江委員 だから、私は二点目にお聞きした。そうした代表を入れた新しい体制を考える、そういうお考えを持っておられないかということを聞いておるわけですが、その点についてはどうですか。
○近江委員 もう時間もありませんので終わりますが、原潜の安全性というものは全然私は信用していない。もう長官もそれはよく御承知かと思いますが、原潜には原子炉が三基ないし四基、これは秘密に属することですから推定しかできませんが、専門家に聞けば、三基ないし四基積んでいるだろう。それにミ...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんから、あと一、二問で終わります。  それで、入港の前にソードフィッシュ号について米国側から明らかにされている資料の範囲、これは新聞等で報じておるのは、総トン数、原子炉型式、原子炉の出力、原子炉数、冷却水の処理方法あるいは建造年月日等の内容しかわか...全文を見る
○近江委員 資料はあるのですか。
○近江委員 それでは何も専門家まで呼んで、何の資料も受けていない、何の進展もないじゃないですか。まさかもらっているのにもらっていないとは、あなたは国会の席上ではそういううそはつかないとおっしゃいましたから、私はそれを信用しますけれども、そういうようにこれだけ国民が心配しておること...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんからこれで終わります。  最後にもう一ぺん同じことを聞くようですが、それでは、米国側が安全性を保証すると何回もいっておるわけでありますが、要するに、それを裏づける科学的な資料あるいはデータ等が明らかにされない限り、国民は納得できない、したがって、...全文を見る
○近江委員 終わります。
05月24日第58回国会 衆議院 商工委員会 第33号
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○近江委員 先ほどからいろいろ御意見を承ったのでございます。いろいろと合併のメリットを言われたわけでありますが、私は、そのメリットの中にはおっしゃられてはいなかったですけれども、ほんとうのねらいは管理価格だと思うのです。皆さんはそこでそうだということは言えませんけれども、この点に...全文を見る
○近江委員 西ドイツは別としまして、ヨーロッパ等も鉄鋼界は非常に沈滞ぎみなんです。それも結局は、そうした独占といいますか、あるいはカルテルの形成、そういうことが積み重なってきた。日本が敗戦後ここまで鉄鋼業が、先ほど社長さんがお話されましたが、躍進してきた。この原因は何か。それは結...全文を見る
○近江委員 国際競争力の面からいけば、私はもう鉄鋼はおそらく最も優秀だと思うのです。そういうような点からいきまして、私は鉄鋼における合併なんというものは、他の業界から比べれば一番あとでもいいと思うのです。与える影響というものは非常に大きいわけです。あの話が出てから、また王子系のそ...全文を見る
○近江委員 それでは時間がないそうですから、これでやめます。いずれにしても、国民の立場からいきまして、鉄鋼への要請というものは非常に大きいわけです。そういう点で、あくまでも直接国民の消費生活に響いてくるわけですから、慎重にあらゆる意見もまた聴取して考えていただきたい。われわれの立...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんから簡潔にしたいと思いますが、八幡と富士の合併に際しまして先ほどもお話がいろいろ出ておりましたが、経企庁なりあるいは通産省あたりがいうならば産婆役のような働きをしておる、あるいはまた政治的な力が加わっておるのではないか、こうした憶測が行なわれている...全文を見る
○近江委員 お立場よくわかりますけれども、こういうときにこそ思い切って日ごろ思っていらっしゃることを言っていただくことが、われわれにとって非常に大きな参考になるわけですが、お立場もありますから、一応この点はおきますが、両社合併の問題は結局規模の利益の追求になると思うのです。こうい...全文を見る
○近江委員 そうしますと、合併する二社は大体そのくらいの規模に近い線に来ておるわけです。いま御意見を聞いたわけでありますが、両社はそた以下ということは考えられないわけですね。そういう点からいくと、ここに非常に疑問が残るわけです。決して以上でないのに合併をする。それで率直な御意見を...全文を見る
○近江委員 一応は不安を感じていらっしゃるわけです。その反面、実際に合併の効果が出てくるまでには、先ほどおっしゃったように何年かかかる。長ければ五年、早ければ三年、大男総身に知恵が回りかねということばもありますし、いろいろな困難も合併になれば伴ってくる。そういうような面の足踏み状...全文を見る
○近江委員 時間がございませんので、終わります。いずれにしても、鉄鋼は最も基幹産業でありますし、今後の日本産業の発展のためにもひとつ大いにがんばっていただきたいと思います。
08月08日第59回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第2号
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○近江委員 先ほどからも石川委員のお話があったわけでありますが、長官もこの七月の十二日から渡米されたわけでありますが、向こうで会談なさったことも大体聞いておるわけでありますが、おもにどういう点を話をなさったか、かいつまんでひとつ話をしていただきたいと思います。
○近江委員 いま長官から大体三つの柱で交渉なさった経過をお聞かせいただいたわけでありますが、この内容についてお聞きしたい点が若干あるわけです。  その前に、先ほども質問が出たわけでありますが、原潜の問題ですね、これについて日本国民が全部非常な不安におとしいれられたわけです。こう...全文を見る
○近江委員 神経質といいますけれども、日本は、御承知のとおり四面海に囲まれておりますし、与える影響というものは大きいわけです。だから、次元、立場というものが違うわけです。その辺を、ただそういう話し合いだけで終わっておる。公式ではないにしても、非公式でも、私はやはり長官の立場でもっ...全文を見る
○近江委員 それでこの誘導装置を技術提携する、当然これからの政府としてはそういう方向に行かれると思いますが、そうした場合佐藤首相が衛星の打ち上げを、実は一つの政治的な目標である、これは科学技術委員会で四月の十七日に発言なさっているわけです。そういう点からいきますと、特にわれわれも...全文を見る
○近江委員 それから、海洋開発の問題ですが、過日の委員会で、大臣はそのとき出席なさらなかったわけでありますが、次官が出席されまして、海洋開発の一元化という点について質問したわけでありますが、すみやかに一元化をはかっていきたい、このように次官がお答えになったわけです。先ほどからも、...全文を見る
○近江委員 それは、確かに手がけていかなければならない問題は山ほどあると思います。機構の問題にしても、あるいはビジョンの問題にしても、それをいまおっしゃったようにすみやかにやっていただく。  この体制の一元化とあわせて開発計画――諸外国を見ますと、こういうような計画というものは...全文を見る
○近江委員 アメリカでは本年の四月に海洋資源開発を協議するために官民合同の会議を開いた、このようにいわれておりますが、民間の最近の海洋開発のこうした非常なブーム、この状態を見て、同じこうした趣旨の会議を持つ必要があるのではないか、このように思うのですが、そうした点に対してどのよう...全文を見る
○近江委員 この海洋開発というのは範囲が非常に広いわけでございまして、なかなか実施の段階というのはきびしいと思いますが、しかし一番開発を進めなければならないのは、何といっても当面大陸だなの開発というものが中心になると思います。わが国の状態を見てみますと、大陸だなだけでわが国面積の...全文を見る
○近江委員 前に外国系の石油会社の進出の問題で質問したわけでありますが、それも現在そういうような立ちおくれが現象面として出てきておるわけです。これだけの海洋国といわれながら、大陸だなの調査も満足にできておらない、言うならばゼロからスタートすると言っても言い過ぎではないと私は思うの...全文を見る
○近江委員 それは漁業の問題とか、私どもわからないことはないわけです。しかし、これからの海洋開発というものに重点的に取り組もうという大きな命題と考え合わせますと、ただこちらのほうから、そういうマイナスがある――しかしこちらにも大きなメリットがあるわけですから、その辺、ただ外務省に...全文を見る
○近江委員 それからいままでこの海洋開発についてはそれぞれ関係各省でばらばらに、それぞれの調査なり研究を進めてこられたわけでありますが、その点、科学技術庁として考えていることがいかにずさんであるかという一つの例として、先ほど潜水調査船の「しんかい」のことについて長官は触れられまし...全文を見る
○近江委員 引き船でいくような話もありますけれども、結局安全という問題から考えますと、たとえば水中電話、あるいは潜航中の船の位置の測定の装置、あるいは圧縮空気、あるいは予備の蓄電池、充電施設、そういうものを考えていったら、その辺のでき合いの船で引っぱっていって沈めればいい、そうい...全文を見る
○近江委員 その点はひとつ早急に、せっかくできあがったものですから、効果のあるようにやっていただきたいと思うのです。それから圧倒的にいままで海洋開発については力を入れてなかった、これは率直に認められたわけですから、さらに言う必要はありませんけれども、各国の海洋開発の予算を見ても、...全文を見る
○近江委員 各国にできてわが国にできないということはないと思うんですよ。そういう最初から自信がないというような態度ではよくないと思います。やはり現状はそうかもしれませんが、一つの自信をもってこれからそういう前向きの方向で一日も早く基本法を制定し、前進できるようにやっていただきたい...全文を見る
08月09日第59回国会 衆議院 商工委員会 第2号
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○近江委員 予算委員会に行かれますそうで、少々時間をいただきまして一問一答したがったのですができませんので、申し上げたいことを全部申し上げますから、それに対して感想をひとつ述べていただきたいと思います。  一つは、さきに発表されました四十三年度の経済白書の作成過程において、原案...全文を見る
○近江委員 時間の関係もありますので、私も簡潔にお聞きしたいと思いますから、ひとつ要点を簡潔に御答弁願いたい、このように考えます。  まず一点は、いま、自動車に関して自由化という問題がきているわけでありますが、まず最初にエンジンの輸入自由化の問題でありまするが、自動車業界は、ア...全文を見る
○近江委員 資本の自由化ですね。外資の上陸とともに、国際的な巨大産業が結局国内市場の攪乱行為に出ると思うのです。これは結局、赤字覚悟のそうした価格、あるいは割賦条件、あるいはその広告等に出ることが考えられるわけでありますが、その対抗策としてどのようなことを考えていらっしゃいますか...全文を見る
○近江委員 資本自由化への大まかなところを聞いたわけであります。いろいろこまかい点を聞きたいのですが、また次の機会にします。  で、規模の拡大によって、コストの引き下げのほかに、走行の性能あるいは公害防止設備あるいはその他のそうした技術的な要素というものが国際競争力に非常に関係...全文を見る
○近江委員 走行性能あるいは公害防止の設備等、技術的な要素をいまお聞きしたわけでありますが、私、いま自動車業界というものを見たときに、通産省と運輸省、これとの間にポケットともいうべき問題があると思うのです。しかも、それが国民に重大な影響を与えておる。この点を一点私は指摘をしたいと...全文を見る
○近江委員 この三にいう製作者に対する不当な制限というのは、結局具体的にはどういうことをいっておるわけですか。
○近江委員 保安基準の本来指向するところは、操縦者の安全、それから通行人その他の安全のこの二つが最重点であると思うのですが、その点どうですか。
○近江委員 第一に操縦の安全性という点について、運輸省令で定めている保安基準については、具体的に何ら規定されていない。私は、この点については、厳密に言うならば、法違反ではないかと思うのです。なぜ具体的な規定というものを明文化できないのか、この点についてお聞きしたいと思います。
○近江委員 それで自動車メーカーの広告に高速性能を売りものにしたものが多いわけです。スタートから何百メートル進むのに何秒とか、あるいはスタート時のエンジンの迫力をうたって、それから出足の快適さを誇っておるわけです。結局これは消費者の立場からいえば、これは無責任な販売第一主義のあら...全文を見る
○近江委員 高速道路が発達しておる欧米諸国においてはディスクブレーキが多く使われておるわけでありますけれども、先ほどブレーキの話が出ましたが、わが国ではごく一部しか使われていない。結局これはコスト高を理由にメーカーが渋るというようなことが非常に問題ではないかと思うのです。この点が...全文を見る
○近江委員 一番大事な問題を言ってないですよ。総点検する委員会等をつくって、これは結局、ポケットなんだから、この点を運輸省、通産省はどのように考えておるか、両省から答えてください。
○近江委員 それから次に二項目目の通行人その他に対する安全性という点でありますが、この運輸省令の保安基準を見ますと、三十条に騒音防止装置、三十一条にばい煙、悪臭有害ガスについての規定があるわけです。これらの規定は非常に抽象的であって、単なる訓示規定となっておるわけです。いうならば...全文を見る
○近江委員 第一の騒音については、「自動車が平たんなほ装路面を速度三十五キロメートル毎時で走行する場合に、走行方向に直角に車両中心線から左側へ七メートル離れた位置における騒音が八十五ホン」と規定されておるわけです。これは自動車のエンジンが負担のかからない条件のもとでエンジンの音が...全文を見る
○近江委員 あなたもそれについては疑問点を持って、ある程度前向きに進まれておるということで、私はこの点は了承しますが、結局、騒音という問題について、人間の心身に与える諸種のマイナス効果を医学的に検討した上での基準であるべきかどうか、これは考えなければならない。結局、そのような裏づ...全文を見る
○近江委員 いま運輸省の人にぽんぽん聞いておりますけれども、全部これは通産省にも責任があるのですよ。いまの問題についてはどう思いますか、通産省は。
○近江委員 販売等の問題もあるわけですから、これはいま、今後そういうふうに考えるとおっしゃったのですから、この点運輸省とよく連携をとって、すみやかにその点を規制できる方向に持っていってもらいたい。この点要望しておきます。  それから交通の騒音というものについては、公害の中でも主...全文を見る
○近江委員 次に、排気ガスの問題ですけれども、保安基準の第三十一条によりますと、「自動車は、走行中ばい煙、悪臭のあるガス又は有害なガスを多量に発散しないものでなければならない。」このように規定されておるわけでありますが、多量にという表現は、これは実質的には規制しないこと、このよう...全文を見る
○近江委員 アメリカ合衆国等の状態を見ていきますと、自動車の排気ガスのもたらす公害が、公害の中で最も重要視されているわけです。教育厚生省、HEWという略称でありますが、これが一九六〇年、当時長官であったガードナー、この人の名前で、いまや米国民の健康と内燃機関は両立し得ないところに...全文を見る
○近江委員 日本の都市の自動車の道路占有面積は、データを調べますと、東京で一〇%、ニューヨークでは三四%あるわけです。あれだけ過密したニューヨークで三四%、したがって外国に比してきわだって過密化した条件のもとで、外国よりもずっと排気ガスの環境基準をきびしくしていかなければならない...全文を見る
○近江委員 自動車の問題はこれで終わります。  次に特許の問題でありますけれども、ここで荒玉長官に私は一つのケースをもって、その点から種々の点を聞いてりきたいと思うのです。  ここに委員長のお許しを得て私サンプルを持ってきたわけでありますが、これは一つのメーターであります。ダ...全文を見る
○近江委員 まずいという点をあなたの特許庁のほうでやったわけですよ。この人は最高裁なり何なりに持っていくだけの資力がなかった。それでがっくりきてしまって自殺寸前までいった。金もないし、負けたということによって裁判費用を持たなければならないというようなことで、実際は上告できないわけ...全文を見る
○近江委員 それから、先ほど全体を説明しましたけれども、特許権の所有者である甲は、昭和二十五年に特許をとっておるわけですが、それに対して乙が特許庁に申請をした。そのときに丙が先願をしているからといって、甲の特許をとっているという事実を特許庁は知らぬ、特許庁としてそんなずさんなこと...全文を見る
○近江委員 特許の際における特許庁の審判、判定と、裁判所より特許庁へ鑑定を依頼される、そうした場合に、一審査官の鑑定が相反した結果をもたらした、この事実は、これは先ほど好ましくないと長官は言われたわけでありますが、なぜそういうことが起きるのか。特許庁の一審査官の鑑定を、単に個人の...全文を見る
○近江委員 ところが、同じケースの鑑定に対して逆のあれが出ておるわけです。だからこそいま長官が言明なさったように、その裏が出たんだから大問題だ、こう私は申し上げておるのです。ですから、この事実については特許庁のほうに本人を差し向けます。これは委員会では本来そんな個々的なことを取り...全文を見る
○近江委員 あと電話の問題等もありますが、時間の関係で、個々的にこれは郵政省の方にあとで会って申し上げたいと思います。これは委員長了承してください。  それから長官、先ほど委員長にもお願いしましたが、この問題についてもよくひとつ調査していただいて、私にその結果を持ってきていただ...全文を見る
○近江委員 ひとつ善処していただきたい、この点を要望いたします。  それからあと特許庁の問題として、いま一般の声として審査あるいは審判の停滞、滞貨の増大というものが非常に多いわけです。処理が非常に遅延しておる、こういう問題です。あるいはまた、時間がありませんからまとめて言います...全文を見る
○近江委員 それじゃどうも長いことありがとうございました。
10月17日第59回国会 衆議院 商工委員会 第3号
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○近江委員 先ほどからだいぶ意見が出ておるようでありますが、鈴木さんにお伺いいたしますが、合併をもしもなさった場合いろいろな弊害が考えられるわけです。先ほどもいろいろな話がありまして、そうしたプライスリーダーシップ等による管理価格の問題とか、いろいろな問題が出てまいります。そうい...全文を見る
○近江委員 そうした監視機構等についてもどのような法的規制が伴うか。結局そういうものがない。そういう監視機構でどれだけ実効があがるかということは非常に疑問だと思います。また公取だってどれだけそれだけの権限を持ってやっていくか。たとえば十七条の二によって分割命令の措置等がとれるとい...全文を見る
○近江委員 力石さん、そのことについて……。
○近江委員 それから、先ほどの弊害のところへまた戻りますが、もし合併が実現した場合、中小企業と競合したマイナス、この辺について、経済的な圧迫という具体的の面、それをどのようにお考えになっていらっしゃいますか。竹中さんにお伺いします。
○近江委員 それから、公取がいよいよ審議に入って、審判を下すわけでありますが、それだけにわれわれは公取の中立性の確保といいますか、それは非常に大事だと思うのです。特に公取委員の人事について、いままで通産省から委員が来ておるわけですね。ことばを悪く言えば、ひもつきとでも言いましょう...全文を見る
○近江委員 それから鉄鋼の公販制、また勧告操短、それから設備調整等、通産省の行政指導、そうしたカルテル行為と独禁法との関係ですね、この辺のところのお考えを少し聞きたいと思うのです。竹中さん。
○近江委員 終わります。
10月18日第59回国会 衆議院 商工委員会 第4号
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○近江委員 きのうは大型合併の問題につきまして参考人の方から御意見を聴取したわけでありますが、それに関しまして一、二お聞きしたいと思っております。  最近の合併問題に関しまして、独禁法改正の動きが一部に見られるわけでございますが、このことに関しまして見解をお聞きしたいと思うので...全文を見る
○近江委員 この合併の問題につきましては公取委員会のほうで審判をされるわけでありますが、私思うのでありますが、そうなってまいりますと、委員会の構成というものは非常に大事な問題になってくると思います。ところが従来、通産、大蔵あるいは法務、日銀等からそれぞれ出ておられるように聞いてお...全文を見る
○近江委員 この合併の問題につきましては非常に政府が積極的に推進をしておる、そういう感を受けるわけでありまして、特に通産省が中心になっておると思います。そういう点におきまして、この十月二十五日にはまた一人交代になるように聞いておりますが、国民は非常にそうした人事ということについて...全文を見る
○近江委員 きのう各参考人の方からいろいろとお伺いした中で、鉄鋼の公開販売制度のことについても私は聞いたわけでありますが、この鉄鋼公開販売制度の目的というものは何ですか。これは通産でもかまいませんし、公取委員長でもけっこうでございます。
○近江委員 この鉄鋼価格の安定対策要綱によりますと、本要綱の趣旨に賛同し、協力を約した鉄鋼生産業者を対象とする、このようになっておるわけでございますが、現在何社が加盟しておりますか。
○近江委員 この対策要綱を見ますと、その内容というものは独禁法との関係、あるいはまたその他法的な根拠を必要とするものが含まれておるように考えるわけでございますが、非常にこのような重大な内容を含むものを一片の要綱で実施をするということについて納得ができないところがあるわけであります...全文を見る
○近江委員 では公取委員長から同じ問題でお願いします。
○近江委員 この程度のものとおっしゃる意味は、強制するものではない、そうおっしゃることと私は受け取りますが、形式的にはそうかもしれませんが、しかし過去に住友金属工業が勧告操短に応じなかったということについて、同社に対して原料炭の輸入割り当てを停止するというような、そういう職権乱用...全文を見る
○近江委員 私も公販とは関係のないことはわかっておるわけです。だけれども、要するに公販制度はあくまでも強制でない。しかしながら、そこのところに役所のそういう態度、一連のものを私はここで申し上げているわけです。その辺でわかってもらえればいいと思うのです。  それからこの制度の中身...全文を見る
○近江委員 その問題はあとで関連をしますので、次にいきたいと思います。  次に、対策要綱に、通産省は届け出価格が「当該品目の販売原価および適正利潤、国際価格、需要者に与える影響等を勘案して適当と認める最高額をこえる場合には対象事業者に対し、その引下げを勧告することができる。」こ...全文を見る
○近江委員 対策要綱には毎月ということになっているわけでしょう。それでは運用できていないということになるのですが、その点は正確にお認めになりますか。
○近江委員 まだございますから次へ行きますが、要綱にはこの販売価格を調査することになっておりますが、それじゃどういう手続でこの品目別のコストをお調べになるのですか。その点をもうちょっと聞かしてください。
○近江委員 そうすると、結局この原価計算書を出させるわけでしょう。そうすると、ここでは数字はあくまで合わしておるにすぎないと思うのです。各社において原価が違うのは当然なんです。そういう届け出価格というのが大手と中小の二本建てできているわけですが、各社から出るそうしたコスト調書とい...全文を見る
○近江委員 それじゃ、大メーカーと中小メーカーと、役所でまとめて、あなた方は、これはここから出てきたあれだということを発表なさっているのですか。問題ですよ、それじゃ。現在、大メーカーと中小と二本立てで出ているはずですけれども、その辺のところは非常にぼけましたですよ。もう一度その点...全文を見る
○近江委員 時間がありませんので次にいきます。  それぞれの品目別に間接経費というものを割り振るのは、各社ごとにどうしてやっておられるか、この点を通産省はつかんでいますか。   〔発言する者あり〕
○近江委員 通産省は、業者の提出してくる資料を、書面上だけで、書類上だけで審査するだけか、あるいは事業所に立ち入って調査をしておられるのか、その点はどうですか。
○近江委員 では申し上げますけれども、そうすると、これだけの巨大企業の複雑な原価計算書、これは膨大なものだと思うのですが、それをながめただけでほんとうの姿というものがわかるかどうかということなんです。本気でコストをはじこうとしておられるかどうかという問題なんです。  さらにもう...全文を見る
○近江委員 常識的に、それだけのスタッフで、その人がどれだけ能力があるか知りませんが、真剣にコストをはじけるわけがありませんよ。あくまで書類上だけでしょう、これじゃ。原価計算上最も大きな変動要因というものは稼働率の問題になってきますが、この各社別の品目別の稼働率がちょっと動くと非...全文を見る
○近江委員 それから、いままで引き下げを勧告した実績というものはあるのですか。
○近江委員 次へいきますが、この対策要綱ですね。もう一ぺん見てみますと、生産数量及び販売数量の調整について触れているわけでありますが、通産省は、需給が不均衡になるときに、対象事業者ごとに対象品目について毎月のそういう生産基準量を定めて、増産勧告あるいはまた減産勧告というものを行な...全文を見る
○近江委員 基幹産業が共倒れになるという。しかし、産業界においてそういう真の意味の競争がほんとうに行なわれているなら、そういうむちゃな設備投資にしたって何にしたってこわくてやれないはずです。こういうような状態で、実際いままで設備拡張にばく大な金を入れておりますが、あとでまた中小企...全文を見る
○近江委員 公取委員長、通産省に遠慮は要らないのですよ。  これは前にも公取のほうで一度警告を出されたのと違いますか。あなたのときか、その前か知りませんが、ことばのニュアンスがえらく違うように思うのです。その辺のところをもう一度。
○近江委員 だからその一代限りの、あとは知らないという態度はよくないと思うんですね。ですからその辺のところは非常に検討しなければならない問題だ、私はこのように思います。そういう点で委員長としても今後この問題についてよく監視もし、また検討もしていただきたい、このように思います。 ...全文を見る
○近江委員 関係ない事項と言われるわけですけれども、国民は見えない糸で非常に深い関係があるとそう見ているわけです。いずれにしても、従来まで私もこの天下りについては何回も質問もしてまいりましたし、この点についてひとつすっきりとした形で今後考えていってもらいたい。この点を強く要望して...全文を見る
○近江委員 いろんな基盤を入れればそうかもしらぬけれども、その基盤のことを言っておるのと違うんですよ。大蔵省としてはあなたのとってこられたそういう態度でいいんですか。通産省と言うことが違うじゃないですか。通産省はいままで中小企業に対してその方向に向けていきますという。大蔵省と通産...全文を見る
○近江委員 それでわかりましたが、要求はしても、いままではそれを大幅に下回る額しか獲得できてない。だから要求はしたけれどもやはり、先ほど長官のことばの端々をとらえるわけではありませんけれども、伸びつつあるとか、いきつつあるとか、自然に大蔵省も考えてくれるだろう、そういう何かそこに...全文を見る
○近江委員 次に伺いたいことは、融資条件に対する政府の態度でありますが、一口で言うならば非常に不公平な態度だと申し上げたいと思うのです。たとえば中小企業金融公庫の中小企業近代化事業に対する貸し付け金利七・七%でありますが、開発銀行における基幹産業に対する金利というものは六・五%に...全文を見る
○近江委員 時間がありませんので次に行きますが、ひとつ早急に、七分五厘なんと言わずに、もっと下げる努力をやってもらいたいと思うのです。要望しておきます。  それから、先ほどからるる説明がありまして、予算面にしろ、また財投にしろ、確かに逐次増強されておるという点はわかりますが、し...全文を見る
○近江委員 時間もあまりありませんので、簡潔に答えてもらいたいと思います。  下請に対する支払い遅延防止法、これの運用は皆さんも御承知のように全然できていない。結局、下請企業はそうした後難をおそれて、当局に対して救済を求めようとはしない。ですから、いうならばこの法律自体は開店休...全文を見る
○近江委員 別に公取の委員長にどうだこうだというあれはないのですけれども、それは確かに若干やっておられるかしりませんが、この膨大な中小企業に対して、じゃどれだけみんなが納得するような結果が出たか、これはほんとうに氷山の一角であるということを私あえてここで申し上げておきます。そうい...全文を見る
○近江委員 時間がありませんので、簡潔にお願いしたいと思います。  通産省にお聞きいたしますが、通産省が中小企業構造改善対策として、中小企業振興事業団を中心に重点施策を実施しておられるわけでございますが、この中に農林省所管の食品工業というのは含まれておりますか。
○近江委員 そうすると、制度的にそのように可能である、そうしたときに、予算上この食品工業は入っておりながら、実際上はなかなか適用を受けておらないという実態を非常に聞くわけです。こういう点で通産省としても、農林省の管轄であるか知りませんが、なぜもっとこの食工品業等についても力を入れ...全文を見る
○近江委員 ところが、毎年中小企業庁で融資をなさるでありましょうけれども、やはり所管のところの熱意というか、それが大きく結果に出てきているわけです。その点で私は、むしろ本筋は通産あるいは公取、経企庁でありますけれども、農林省の人に言いたいのですよ。いまで言うならですよ、ほとんどこ...全文を見る
○近江委員 きょうはほんとうは農林省から所管を通産省に移せばどうか、ここまで私は言おうと思っておったのですが、それは言いませんけれども、今後の農林省のそういう態度を見て、また今後私も考えていきたいと思っております。そういう点でよく力を入れていただきたい。そのことを要望しておきます...全文を見る
11月15日第59回国会 衆議院 商工委員会 第6号
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○近江委員 最近国民の強い声として聞く問題は物価の問題であります。最近の日本の経済成長というものは非常に急速な伸びを示しておる。特に総生産においては世界の第三位を占めておる。しかしながら国民所得においては世界で二十三位である。まことに大きな格差に驚くわけであります。素朴な質問とし...全文を見る
○近江委員 そうすると、経済成長には物価の上昇ということは必然である、このように私はいま受け取るわけであります。  まずお聞きしますが、経済成長において物価上昇がつきものであるという主張の根拠は、どこからそれをおっしゃっておられるか、それをもう少し答弁願いたいと思うのです。
○近江委員 理論的にそうなるのか、過去の実績がそうだからそうだ、どちらにウエートをかけていらっしゃるのですか。
○近江委員 過去の実績がそうであるから今後もそういうことになるだろうというのは、これはもう政策的な放棄だと思うのですよ。あなたも国民生活局長として、国民の声には一番耳を傾けて、そうしてそれをどうしていくかということに真剣に取り組まなければいけない。その点が過去がそうだからこうだ、...全文を見る
○近江委員 確かに状況が変われば若干の違いが出てくることは私はわかっております。だけれども、イギリス等の例に見ても、日本のようなこんなでたらめな物価上昇をしておるところはないわけですよ。それを経済成長のもとにはしかたがないというような、そういう頭に固まっておるようでは、これはもう...全文を見る
○近江委員 それから、これは何回も非常に国民の怒りを買ったわけでありますが、賃金が上がるから物価が上がるんだ、これは賃金が上がるから物価が上がるのではないのであります。あくまでも物価が上がるから生活をどうしてもやっていけない、血の叫びのもとに、賃金が追いつくというところまでいきま...全文を見る
○近江委員 先ほどちょっと私聞こえなかったのですが、宮澤さんのところで所得政策についての学者クループを集めて所得政策報告書ですか、それをいまやっておりますね。これはどういう意図のもとにやられたのですか。賃金と所得政策というところに、そこにこれはあなた方がはっきりと意識をしておる ...全文を見る
○近江委員 もう一度お聞きしておきますが、物価安定と通貨価値の安定と、これはわれわれが一番大事と思っているわけです。しかしこの辺のところを、経済成長のためにはやむを得ないというその辺のところを、ほんとうにそう思っておられるのかどうか。われわれはあくまでも、経済成長を維持しつつ物価...全文を見る
○近江委員 いま国民が一番望んでおることは物価安定ですよ。結局それをしかたないというような考えは、私は政策の放棄論以外に何ものもないと思います。どこに国民の豊かな生活がありますか。いま富国貧民とまでいわれているのですよ。一般のサラリーマンの生活などは全部赤字です。ボーナスでやっと...全文を見る
○近江委員 物価安定推進会議の中山会長も私が言ったそういう議論をやっておられるわけですよ。政府が一番信頼して会長にされておる中山さんがそういうような説を持っておるわけです。またいままで物価問題懇談会あるいは物価安定推進会議、いろいろなそういう数多くの勧告がなされておりますが、ほと...全文を見る
○近江委員 低生産性部門がなかなかそれだけの生産性をあげてこないという話でありましたが、それなら低生産性部門にどれだけの力を入れてきたか。あるいはこの委員会で中小企業のそうした問題についてもどれほど口をすっぱくして言っておるか。いつも予算要求をしても、政府はばっさり削るし、中小企...全文を見る
○近江委員 非常に抽象的な、あらゆるところに物価の安定を考えてやっていきます、なるほどそうかもしれませんけれども、そういうことばかりをこの委員会でいつもいつも言っておって、何ら実行された効果は出ていない。中小企業に力を入れている入れているというけれども、総予算の〇・四%、そんな予...全文を見る
○近江委員 あなた方の答弁と実態とは案外食い違いが多いように思うのですが、それは率直にそのまま受け取りましょう。それで、そのような生産を、現在人気車種となっている生産を一方的にそのようにやめていく、そうしてニュータイプに切りかえていく、実際はこういう方向になっておるのですよ。あり...全文を見る
○近江委員 これは独禁法の問題でありますが、自動車の末端価格というのは完全に定価販売というのが守られておるわけでありますが、なぜこのような現象が起きておるか、この辺のところを通産と公取にお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 各県ごとに系列下の販売会社があるのは当然でございますが、これは別人格の会社ですね。それが全国一本価格に一応統一をしておる。実態はそれより下回っておるというお話がいまあったわけでありますが、法的な立場から見ていったときに、販売会社の相互間にそうした価格協定があるのではな...全文を見る
○近江委員 自動車の目ざましいこうした生産、私は大量生産をしていけば価格が下がってくるのは当然だと思う。しかしながら実態としては自動車価格というのはほとんどくぎづけになっておる。なぜ下げないかという点については、担当の人が、そんなに無理しなくてもどんどん売れているのですから、こう...全文を見る
○近江委員 通産省の局長はいま二割ぐらい下がったという。しかし輸出用の車を見てみますと、いろいろな車で多少の値幅は違うと思いますが、FOBで大体一千ドル、ところが国内価格を見れば、それから何十万高い価格で売っているわけです。幾ら輸出といっても、まさか出血をしてまで輸出をするわけが...全文を見る
○近江委員 それでは、物価の値下げ、安定についてあらゆる努力を払いますという先ほどの皆さんの答弁、そうした製品の値下げについて努力をしていきますという答弁とえらい食い違いがあるように私は思うのですよ。全然通産省としては自動車の価格はもうこれでいいのだ――大量生産をやって確かに原価...全文を見る
○近江委員 そのように大量生産によって利益が上がってくるということは、通産省としても認めていらっしゃるわけです。  ところで、話はちょっと飛びますが、最近の交通事故の問題であります。年間実に八十万人、一億として百二十五人ですかに一名は一年間に死亡またはけがをする。これは戦争以上...全文を見る
○近江委員 そのようにできれば期待をしておりますと、それも非常に希望的な観測というか、一方的に向こうの、そうしたメーカーの出方をただ待っておるという非常に弱々しい感じなんですよ。それじゃ、あなたはそう思うなら、そのようにすべきであるということを今後言っていくのですか。何も言わない...全文を見る
○近江委員 この前の委員会で私は自動車のそうした排気音あるいは排気ガス等の問題、さらに安全装置等の問題について質問したわけでありますが、御承知のように最近の騒音公害というものは非常にふえておるわけです。私は大阪でありますし、大阪のデータを手に入れたわけでありますが、陳情から大阪市...全文を見る
○近江委員 この騒音規制法の施行令がこの十二月から変わるということがいわれておりますが、それを見てみますと、騒音基準というものは住宅地で昼間西十五ホンから五十ホン、朝夕それから夜間が四十ホンから四十五ホン。この基準自体どこから出たかという問題が一つありますが、この自動車の騒音規制...全文を見る
○近江委員 それじゃお聞きしますけれども、実際市販されている自動車ですね。いろいろな車種がありますが、大まかにいろいろ皆さんのほうでおあげになればいいのですが、大体どのくらいの辺でそれが実際に走っているのか、実態がありましたら教えてください。
○近江委員 そうしますと、バスが八十一ホンですか、これがトップになっておるわけですが、今後技術の改善で幾らでも――幾らでもというのはなんですが、私はもっと下げられると思うんですね。それをなぜ八十五ホンの状態に置いておくのか。法的に頭を押えられるとみんな一斉に努力をするわけですよ。...全文を見る
○近江委員 時間もなくなってきましたので、あとはずっと結論的に聞いていきますが、この前の委員会で騒音のことについて、特にそうしたマフラーの問題等についてもお聞きしたわけでありますが、そのときに必ず善処をします、このように答弁されたわけであります。その後関係各省において俗にいわれる...全文を見る
○近江委員 処置されたことについては私は非常にけっこうと思います。しかし、なかなか実施面においてそれがうまくいっていないことがたくさんあると思うのです。これは私は別に名前を申し上げませんが、一流のデパートでマイカー用の種種の部品、用品類の特売が行なわれておったわけでありますが、そ...全文を見る
○近江委員 それから、この前私は安全装置なりそうした自動車公害のことについていろいろお聞きしたわけでありますが、実際調べてみると、船舶技術研究所の片すみで、これだけ多くの車が出回っておるのに、これだけ多くの公害を及ぼすのに、安全装置、重大な人命にかかわるそういう研究を片すみでやっ...全文を見る
○近江委員 それは別個にどういう体制でやるのですか。
○近江委員 これに対して通産省はどうやっているのですか。
○近江委員 安全装置のことについて、タイヤの問題とかガラスとかいろいろ申し上げましたが、そうした種々の問題についてその後どうされましたか。それだけお聞きして終わりたいと思います。
12月18日第60回国会 衆議院 商工委員会 第2号
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○近江委員 いろいろと聞きたい問題がありますが、時間の関係もありますので、しぼって二、三お聞きしたいと思います。  まず第一は、最近問題になっております中共肉の輸入の問題でありますが、政府はこの禁止の解除に内定をしたとか、あるいは前向きに検討することにしたとか、こういうような報...全文を見る
○近江委員 いままで通産省は中共肉の輸入についてはむしろ反対の立場をとってこられたわけですが、今回そうした報道がなされたということについて、最初通産大臣のほうから農林省のほうに指示して、その指示に従って農林省のほうで検討しておる、こういうことですか、もう一度お聞きします。
○近江委員 新聞では中共肉の輸入ということが非常に近いような、そういう内容に受け取るわけでありますが、そこで、先ほど通産大臣のお話では、これからまだ検討、そういう非常にまだワンテンポ置くというか、そういうような雰囲気に受け取ったわけです。そこで、そういうような一般の受け取っておる...全文を見る
○近江委員 それではいままで言われてきた理由と何ら変わりがないわけですよ。あれだけの報道がなされるということ自体は、政府にやはりそれだけの前向きの姿勢、何らかのそういうような状況の変化がつた、私はこう見ておるわけです。いまあなたがおっしゃった理由なら、もう前からずっと言われている...全文を見る
○近江委員 あなたも早口で、五項目というのがあまり詳しくキャッチできなかったわけでありますが、結局高碕事務所を通じて向こうからそのデータを取ろうとしておる。打っている手はそれだけですか。中共肉がすでにヨーロッパに輸出されておるという事実はあなたは御存じでしょう。どうしてそういうと...全文を見る
○近江委員 いままで調査をやっている点ですけれども、いかにも何回も政府が積極的にデータをとるように言っていますけれども、前の岡田畜産局長だって一回高碕事務所に電話しただけですよ。あとの資料請求もしない。結局牛肉の輸入だって、真剣にやっていますと、ゼスチュアだけやって、現実にやって...全文を見る
○近江委員 実際において五項目のデータはないでしょう手元に。あなたはそういうような、問題をすりかえるようなことを言っておりますけれども、手元にはないでしょう。貿易商社などから通じて取っているということを聞いていますよ。中共には五項目のそれを厳格に言って、結局アルゼンチン等からの資...全文を見る
○近江委員 一つは、アルゼンチンあるいはカナダでも一時発生しておりますね。カナダから豚が入っておりますがその点はどうするか、これが一点です。  それから、ヨーロッパに送られた中共肉、それを輸入しておる諸国のそういう実績ということを、それだけ口蹄疫が危険だというなら、それをどう評...全文を見る
○近江委員 先ほど煮沸肉、これはアルゼンチン等がやっておりますが、そういう非常に危険性があるというなら中共もそうしたらどうか。けれども中共の立場は何もそこまでして輸入してもらわぬでもいいという態度をいままで何回も表明しておるわけですよ。日本が煮沸肉ならどうだ、中共はだめだ、そうし...全文を見る
○近江委員 それじゃいままでの進展と状況から見て何も進みませんよ。いままでの五項目だって中共はものすごく腹を立てているわけですよ。非常に侮辱したような内容だと現実に言っておるわけですよ。そういう感情を持っておるわけです。ですから、同じような条件をそのままつけておって現在まで解決さ...全文を見る
○近江委員 田中調査団の報告書を見れば、非常に安全だ。どんなことでも一〇〇%ということはそれはあり得ない。一〇〇%だいじょぶかといわれれば、それは言えない。だけれども非常に安全である。あれだけの経験を積まれた団長が、それだけの正式な報告書を出しておるわけですよ。そうでしょう。そこ...全文を見る
○近江委員 いま大臣から前向きの答弁をいただいたわけですが、五項目にただわらずにさらに解決法を見つけていく、私はこれは国民のために非常にけっこうなことだと思います。しかしそうは思っておっても、大体のめどというのは私はつけなければいけないと思うのです。大体あれだけマスコミにも報道さ...全文を見る
○近江委員 この点は、非常な牛肉の高騰のおりから、国民は強い関心を持っております。政府は、いままで輸入に踏み切りたいという態度をちらりと見せながら、まただめだ、何回もそういう場面があったわけです。いろいろなことが予測はできますが、国民的な立場で、この点は大臣もおっしゃったように、...全文を見る
○近江委員 それから、牛肉が出てきましたので、若干の関連の質問をいたします。  最近、お正月を控えて、先ほどから問題がいろいろ出ておりましたが、ノリあるいはまたタラとか、カズノコとか、これからそうした国民が必要とするものが非常に出てくるわけでありますが、問題は、これも価格は非常...全文を見る
○近江委員 国民がこれだけ値段が高いということで苦しんでいるわけですよ。それをいかに解決すべきか。それを追跡もせずして対策が出るわけありませんよ。部分的なことだけ、自分の守備範囲だけ−もちろん全部関連の守備範囲です。それをほんとうに限定されたその分だけで、どうやって国民的な利益を...全文を見る
○近江委員 たとえばカズノコ等についても、ノリについても、輸入価格と小売り価格が大きな差があり過ぎるわけですよ。これはみな疑問に思っているわけでしょう。だからそうした点も追跡調査もし、さらに流通機構についてもまた考えなければならない点は、このように改善していこうとか、あるいはまた...全文を見る
○近江委員 聞きたいことはたくさんあるのです。いままでの経過は次にします。要するに、国民は現時点、高いので困っているわけです。だから応急対策としてどうするか、それをいま聞いているわけです。その中間の問題は今度にしますから……。
○近江委員 結局、いまとなってはどうしようもないという結論のように思います。いずれにしても、何かずるずると来たような感じが、いまの答弁を聞いておりまして私はするわけです。ですから、できる限り、いまとっさに言われるとなかなか名案も浮かばないと思いますし、もう一度この問題を関係当局で...全文を見る
○近江委員 次に大型合併の問題についてちょっとお聞きしたいと思いますが、通産大臣は、過日大臣の就任直後に記者会見において、鉄鋼二社の合併が必要なことは常識だというような意味の発言をなさったわけでありますが、なぜ八幡、富士が合併することが常識であるか、その理由をお聞かせ願いたいと思...全文を見る
○近江委員 そうすると、その当事者の間で、国際競争力を強化するためには企業規模というものを大きくする必要がある、このように当事者は主張しておるわけでありますが、その主張に通産大臣は賛成ですか。
○近江委員 そうしますと、プラス、マイナスいろいろなことはありますが、結論としては、企業規模は大きくなれば大きいほどよいということになるようなお話のように、いま私は聞いたわけです。そうすると、理論的にいくとどうなるかというと、独占形態というのが望ましいというような方向になるのでは...全文を見る
○近江委員 たとえばアメリカのUSスチールなんかを見ても、ことわざにもありますが、大男総身に知恵が回りかねるといいますか、USスチールなんかも、結局効果の点においてはあまり納得させられるものがないわけですよ。そういうような事実がある。ですから、合併が大体常識じゃないか、その辺のニ...全文を見る
○近江委員 そういう意味ですけれども、現実としてむずかしいですね。現在百人以上のそうそうたる経済学者がやはりそうした問題に反対もしているわけですね。通産省なりあるいは産業界はこれに対して、たとえば、学者は、臨床医みたいなものじゃないか、だからわれわれはそうしたものを、ことば悪く言...全文を見る
○近江委員 もうすぐ終わりますが、これは御参考に申し上げておきますけれども、本年の経済白書でも、企業の集中が進むと価格は硬直化する、そのようにこれははっきり経済白書の中にも書いてあるわけですよ。あるいはまた学者のそうした弁、そうした点で、いま産通大臣も白紙でいきたいとおっしゃって...全文を見る
12月19日第60回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第2号
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○近江委員 科学技術庁は、七カ月前の佐世保の事件といい、今回のジョンソンメモといい、周章ろうばいしておることが続いておるわけです。前の原潜の問題のときにも、結局監視体制の不備ということで原因の究明もできなかった、国民に安全性も立証することができなかった。今回の例のジョソンメモにつ...全文を見る
○近江委員 先ほどのジョンソンメモの原文の公開については、あとで理事会でいろいろと審議し、要求することになると思うわけでありますが、正式に私も公明党として、こういう科学技術庁のあり方について、これはもう今後改めてもらいたい、この点を強く要望しておきたいと思います。  実際、軍事...全文を見る
○近江委員 それから、今回の原潜問題になるわけでありますが、七カ月前の佐世保港における事件、これも実際のそうした安全性の確認とか、あるいはまたその原因の究明とか、そういうことが未解決にされておる。さらにまた、沖繩における原潜問題等も何かうやむやな状態に放置されたままである。そうし...全文を見る
○近江委員 沖繩の件はどうなんですか。
○近江委員 それから、三木前外務大臣とジョンソン大使との間における覚え書きの中で、寄港中における一次冷却水の放出は例外の場合である、このようにあるわけですが、例外の場合というのはどういうことですか。
○近江委員 そうした例外というあなたのその説明だって、全然納得できませんよ。結局うやむやの間にそういうような、同じことが繰り返されておる。国民の不安感というものは全然消えないわけです。今回の原潜の入港につきましても、安全性についてもはっきりとした、納得させる確証というものはないし...全文を見る
○近江委員 すべて一貫して科学技術庁は、要するに安保条約が結ばれておるからということで、外務省がこう言えば、あなた方は全然意見を言えないのですか。純粋な、国民を守る立場で、まだそういうような疑問点が残っておる、これを解決するまでは待ってもらいたいということを強力に、これは外交折衝...全文を見る
○近江委員 不安がないなどと言っても、国民はみな不安を持っているのですよ。現実問題からいえば、佐世保でとれる魚は全然売れない。あらゆる、そういうような問題にまで発展してきているわけです。そういうことを、ただわれわれの見解としては安全性についてもこうだ、そういう態度であれば、これか...全文を見る
○近江委員 実に海洋開発というのは膨大な、そうした内容を持っておるわけでありますが、実際いまのところ、これからどうしていくかという点で、まだ相談の段階であるというのが日本の状態ではないか、このように思うわけです。そういう意味で、今後はさらに強力にその推進をしていかなければならない...全文を見る
○近江委員 私は、その地質調査に大規模な体制をまずとって、そうして基本的な体制をまず整えることが一番大事だと思うのです。その辺、姿勢としてどういうような構想を持っておられるのですか。それを院長とそれから長官にお伺いしたいと思います。
○近江委員 それでは時間がありませんので大臣にお伺いしますが、最後に、海洋開発の一元化ですね、原子力あるいは宇宙は若干進みつつありますが、海洋開発については全く白紙からスタートするというような状態であります。そこで海洋開発一元化についての大臣の所感ですね、それと、先ほど私が申し上...全文を見る
○近江委員 これで終わろうと思ったのですが、その答弁じゃ言わざるを得ないと思うのですよ。前大臣も、この一元化については、あるいは次官も、これについては強力にはかっていく——大臣がかわればそういう消極的な態度になるのですか。調整をはかっていくなんということではいままでと一緒じゃない...全文を見る
○近江委員 それでは時間がありませんのでこれで一応終わりますが、あと関連の人があるらしいです。