近江巳記夫

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開催日 会議名 発言
02月26日第61回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第3号
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○近江分科員 公取委員長に富士・八幡の合併問題についてお聞きしたいと思います。  まず初めに、事前審査のあり方でございますが、公取のこの委員会自身が、今回のような形で行なった事例というのは、私たち過去には承知しておらないわけであります。この影響の重大さをお考えになったわけであろ...全文を見る
○近江分科員 相談をなさる、これについては事務局の中に独禁相談所ですか、こういうところで扱いをしている。委員会自身が直接タッチをした——じゃ過去にあったその例を話してください。
○近江分科員 だから私は、委員会自身が事前審査をした、このことについて、いままでになかったケースである。あなたはあるとおっしゃった。だいぶ問題が横にそれた感じがしますが、それはそうとして、じゃ、タッチする場合の、要するに基準であります。どのようにお考えでありますか。
○近江分科員 要するに、客観的にこのケースなら委員会がじかに事前審査をする、その辺のところをお聞きしておるわけです。
○近江分科員 三品目について独禁法の十五条に抵触をする、こういう結論を出されたわけでありますが、それ以外、鋼矢板を除いてシロである、こういう判定をはっきりと下されましたか。
○近江分科員 内審査として、そういうおそれがあるということで三品目をあげられた。しかし、そういう態度に決定を下すまで、やはりこれは非常にそういうおそれがある、そういうただし書きがあるわけです。ですから、その辺の判定を下された、要するに競争を実質的に制限することとなる場合かどうかに...全文を見る
○近江分科員 そうしたいろいろな条件があると思いますが、そうした結論を下すにあたって——結論というのはあくまでも内審査の段階で、それはわかっておりますが、各委員とも共通の何かものさしというものが私はあると思うのです。その辺のところをもう少し明らかにしてもらいたい、こう思います。
○近江分科員 もちろん第一条と第十五条を基準としてやるのは、これはもう当然であります。法でありますから……。だからいままであなたがおっしゃったいろいろなそうした条件、その辺、判定の基準として使われたその資料を私はここで提出を願いたい、このように思いますが、いかがですか。
○近江分科員 業界、業界とあなたはおっしゃいますが、この合併は国民の生活にとって、非常に物価という問題にも大きな影響を与える。そういう点で、ただ機密に属するからということで、そのままベールに閉ざされていいものか。われわれは公取を信用しております。してはおりますが、今回のそうした内...全文を見る
○近江分科員 これは押し問答になると思いますので、時間がありませんから次のときに再度この問題は要求したいと思います。  次に、今回のこの審査は、なぜ個別、品目別の審査をとられたか、その辺のところを答えてもらいたい。
○近江分科員 それではなぜ企業の総合的な事業能力というものを判定の基準としないのですか。その点は加味をいたしましたか。
○近江分科員 企業の合併である以上、当然経営体としての市場支配力、これが競争制限になるかどうか、これは判定基準となるべきものではないのですか。
○近江分科員 独禁懇話会の出した、生産集中度の高い品種ほど価格が硬直しており、生産集中度の低い品種ほど価格が低下する傾向が一般的に明らかになっている。八幡一富士合併による各品種の生産集中度はいずれもきわめて高く、この一般傾向から見ても、いわゆる管理価格が形成される危険がきわめて強...全文を見る
○近江分科員 改正前の独禁法め十五条には合併要件として「不当な事業能力の較差が生ずる」場合は合併を認めてはならない、このようになっていたわけです。御承知のとおりですが、この要件は企業体を全体ととらえて判定の基準としておる。ですから、削除されたといっても、この条項の精神というものは...全文を見る
○近江分科員 これは何回も論議され尽くしておりますが、業界の一位と二位が合併して、そうなればその結果、市場シェアが、系列業も含めると少なくとも五割近く——この数字はあなたのほうははっきりつかんでおられるわけですが、五割近くもなる。そうすると他の同業者と各社とのそうした事業能力の格...全文を見る
○近江分科員 では私の聞いたところでありますが、これは品目別の話ですが、ある品目について同業会社が生産を始める計画があるから、そういうことから結局競争が行なわれるであろうということでシロとした、そのような——私はうわさかどうかわかりませんが、希望なり構想なりを持っているというだけ...全文を見る
○近江分科員 さらに鋼矢板にコンクリートの代替品があるからよい、そういうような議論があったように聞いておりますが、そういう理屈が通るというなら、ブリキ、あるいはまた薄板、トタン板等についても、たとえばプラスチックとかセメントがわらとか、いろいろ代替品が考えられるわけです。そうした...全文を見る
○近江分科員 それではあなた方がその判定にお考えになったその代替品、品目別にこれは資料として私は要求します。これから問題をはらんでおります、これは。
○近江分科員 だれが見たって客観的になるほどと納得できるものなら出せるはずではないですか、再度要求します。
○近江分科員 そうした企業の秘密、秘密ということで非常に公正を欠いておる、私はこのように思います。この問題も次のそうした機会で再度あなたにその点を聞きたいと思います。  それから鋳物用銑鉄について需給委員会をつくるとか、八幡、富士の生産を人為的に押えるとか、こうした話が出ており...全文を見る
○近江分科員 時間がありませんので、次に進みますが、今回ああした内審査のそういう結論が出たわけでありまして、各報道機関等も、六月一日をめどに、それはほぼ確実視されておる。こうした報道がされているわけです。合併の是否論については、論ずれば委員長もいろいろなお考えを持っていらっしゃる...全文を見る
○近江分科員 あなたとしては、法の改正なりまた公取のあり方自体に対してこのままでいい、全然考える余地はない、絶対であるとお思いなんですか。
○近江分科員 審判の手続について次にお聞きしますが、今回の場合、正式届け出がなされておったならば当然審判開始になるケースであったわけです。したがって、届け出が出たならば、公取の見解を明らかにする意味で正式な審判手続をとられるかどうか、その点をお聞きしたいと思います。
○近江分科員 内容による、そのように言われましたが、これだけの大型合併がもしも実現されるとなれば、要するに独禁法なんというものはあってなきがごとしです。これは国民のだれもが全部そのように思っております。したがって私は、内容は公取に対する両社の態度としても当然何らかの対策は打つでし...全文を見る
○近江分科員 これで終わります。  あなたの立場としてはそうだとなかなか言いにくいことはよくわかるわけです。しかし少なくともこの問題は、先ほど申し上げたように国民生活が物価高によって非常な苦しい状態に追い込まれておりますし、このままもしも、おそれているような管理価格にしろ、将来...全文を見る
○近江分科員 終わります。
02月26日第61回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第3号
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○近江分科員 委員長、大臣、関係者の皆さんも、非常に長時間の御審議でお疲れと思いますが、私が一番最後でございますので、よろしくお願いいたします。  大臣にお伺いいたしますが、まず資本の自由化、これの第二次が近々行なわれるわけでありますが、この資本の自由化に関連して国内のそうした...全文を見る
○近江分科員 そこで、認められた外資については、独禁政策上、外資であろうとそれから国内資本であろうとこれは平等である、このように言われたわけでありますが、そうすると、産業界が合併促進を唱えている、これは積極的に国際競争に打ち勝つということでどんどん進めていく。そうなってきますと、...全文を見る
○近江分科員 そういう外資の攻勢に対して国内業者は非常におびえておる。それが、要するにいま大臣がおっしゃった公平であると、どんどん進んでいく。そうすると、業者のそうした反応等をどう受けとめていかれるのですか。これは仮定の問題であるか何か知りませんが。
○近江分科員 しかし、それは要するに資本の自由化というのは、これは世界の趨勢になっておりますが、そうすると、いつまでもそのチェックをできるという段階ではないと思うのです。ここ数年の間だと思うのですよ。その間に、要するに心配のない体制を完ぺきにつくる、そういう自信はおありですか。
○近江分科員 しかし実際は、いままでの政府のやってこられた、特に中小企業等にしぼった場合、実際、名前はあっても実はない。これは大多数の声ですよ。したがって、いろいろな政策もこれから打ち出されると思いますけれども、われわれとして、はたしてどれだけそれが効果があるのか、はなはだ疑問を...全文を見る
○近江分科員 要するに合併の件につきまして、われわれが考えておることと大臣のお考えになっておることとやはり相当な開きがあるわけです。そうした管理価格、そして硬直化、それが、あくまで基幹産業でありますから、あらゆる点に影響してくる。特にこれだけ国民が物価高で苦しんでおりますので、も...全文を見る
○近江分科員 どこからその資料を持ってきたのか知りませんが、私もそれは一応は研究さしてもらいます。しかし、きょうはもう時間が限られていますから、なんですが、一ぺん大臣とその件につきましていろいろと討論さしてもらいたい、このように思います。  私は、管理価格を絶対形成する、こうい...全文を見る
○近江分科員 鉄鋼合併の問題、先ほどに続いてですが、公取の事前審査の結論ですね。二社がこれに対して対応策をいま出すように言われておる。その際に、私の聞いておるところでは、鋳物用銑鉄について、通産省の指示のもとに鋳物用銑鉄の需給委員会を設けて生産調整をやるような案が見えるようなこと...全文を見る
○近江分科員 名前はそれは仮称であって、私は別にどうと言いませんが、少なくともそういうような考えを持っていることは問題だと思うのです。結局これは行政指導カルテルといいますか、実質的にそういう形になってくることは独禁法の違反行為である、私はこう思います。それに対してどう思われますか...全文を見る
○近江分科員 全体のワクをきめれば、当然どこの会社はどのくらいというような話し合いが行なわれることはきまっていますよ。もしも具体的にそういう案が通産省に出されたとした場合、通産省は正式にそれをどうしますか。そこのところを……。
○近江分科員 いまいろいろと独禁法の問題が論議されておるわけですが、いま独禁法の改正をどうするかというような意見がだいぶ出ておるわけです。これについて合併の規制要件の強化、またカルテル規制の強化、こうしたことをこれからの資本自由化の——先ほど一番最初に申し上げたわけですが、当然ヨ...全文を見る
○近江分科員 これで終わります。
02月28日第61回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第5号
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○近江分科員 菅野さんは万博担当大臣をなさっておられますので、私は万博のことについてお伺いしたいと思います。  菅野さんが通産大臣のころに私が万博のことで質問申し上げました。一兆円になんなんとするばく大な国家予算をもってこの事業が行なわれるわけであります。したがって、国民の関心...全文を見る
○近江分科員 最終の責任はあなたがとられるのですか。
○近江分科員 直接の責任はとるけれども最終の責任はとらない……。
○近江分科員 それは何ごとも政府か知りませんが、少なくともあなたが担当なさる、そこでまあ、あなたが責任を持ってやっていく、このようにおっしゃているわけです。ところが、あなたの立場というものは非常にあいまいな立場でないかと思う。経企庁であなたが担当大臣を兼務なさっておる。実際は通産...全文を見る
○近江分科員 窓口であって、締めくくりをやらない——やるわけですか。
○近江分科員 担当大臣についての法制局の見解、四十二年の七月十九日に出しております。   担当大臣は、法律上の根拠に基づき法律上の権限を与えられたものではない。閣議において各国務大臣は、それぞれの立場で、当該事項について関心を持っているが、その内閣の首長たる総理大臣が、特にその...全文を見る
○近江分科員 法制局の見解がこう出ております。これについてあなたとやりとりしていたら時間がありませんから……。  いずれにしても、あなたが担当大臣として責任を持ってやっていく、これはもう何回も私も確認しておるわけです。その立場で一、二お聞きしたいと思いますが、いよいよ来年の三月...全文を見る
○近江分科員 あなたはその念願を持っておられて、これからいよいよ一年後のスタートにあたって、具体的に、たとえば閣議というところで各大臣にそのことを言われるのか、どういう形をとられるのか知りませんけれども、今後あなたの姿勢を具体的にどういうようになさっていかれますか。
○近江分科員 まあ、ことばのやりとりみたいになりますが、行っておられる中で、こういうような異動があるということ自体、私は、それじゃ担当大臣としての権限ということにやはり疑念を持つわけです。ですから今後は、大臣もそう言われた以上は、やはり体制は完ぺきな体制をもってこれから一年を突進...全文を見る
○近江分科員 それでは数字があまり開き過ぎますよ。少なくとも昨年一年間で六十万人の外人が日本に来ておるのです。どこからそんな数字が出てきたのですか。
○近江分科員 その辺の数字というのは、これは全然開き過ぎていますよ。これはもう話にならぬですよ。ですから、少なくとも万博の開催地ですから、これは予想の数字ですからそれはわからぬにしても、おそらく来た人は、たとえ一日でものぞいてからというのが人情です。少なくとも半年間開催するわけで...全文を見る
○近江分科員 総定員でいいですよ。何名お願いしてふやしておりますか。
○近江分科員 関係各省は対策としてそれで十分と思っていらっしゃるのですか。通産省の準備室のほうはそれについてどのくらい要求しましたか。
○近江分科員 いまでも外人客にそれだけ大きな不平を買っているわけです。いまぐらいのメンバーでしたら、それじゃいまの時点でも焼け石に水ですよ。それを、これからどれだけの人が来るかわからない、そういう段階において、こうした点において、予算の上にもまだまだ力が入っていない。事実もう来年...全文を見る
○近江分科員 時間がありませんけれども、そういうもろもろの問題があるわけです。  たとえば外務省の元首の接遇等につきましても、これは全然予算ではなっていないわけです。外務省、何ぼ予算で見ておりますか。
○近江分科員 そういう問題にしても非常に予算が足りない。全部協会に押しつけてきておる、そういうような報告も聞いております。その辺の調整も、時間がありませんから、協会ともよく話し合ってください。  それから、一つは万博だけはやればいいのだというそういう感じをわれわれは受けるわけで...全文を見る
○近江分科員 それから阪急豊津駅前の非常な交通難というのは、これはたいへんな問題になっている。特に万博の開催時には二分間隔になる。そうすると、完全に遮断されてしまうわけです。これは吹田市にとってはたいへんな問題だと思うのです。完全に分断されてしまう。ですからこの豊津駅前のここのと...全文を見る
○近江分科員 終了などと言ったっていまそれが、要するにここまで道路は広いけれども、のど首、こうなっておるわけですよ。あなた方はそんな考え方でおるからたいへんな混雑になる。交通事故だってものすごく激増しておりますよ。どうなんです、その点。
○近江分科員 ちょっと時間がありませんので……。  それから、このあと地の問題について、先ほど他の分科員が質問したわけでありますが、これに対して菅野長官は国で全部買い上げる、こういうような発言をなさっておるわけですよ。万博のあと地についてあなたは買い上げる計画だとおっしゃったの...全文を見る
○近江分科員 このあと地のことについて申し上げますと、大臣が通産大臣をなさっていたとき、あのときだって、あと地の構想について、私がたしか春だったと思いますが、あのとき六月か七月に決定しますとあなた答弁なさったけれども、全然そんな計画どころか、ああでもないこうでもないと、それは一、...全文を見る
○近江分科員 もうちょっとあるそうですから……。  また逆戻りするようなことになりますが、プロデューサーの村山さんが辞意を漏らしたとかなんとかいうようなうわさが出ておるわけです。これについて、万博のいろいろなことをこれから進めていかなければならない。そういう点できちっとそういう...全文を見る
○近江分科員 もうこれで最後、これで終わります。  相手はこう思ったけれども協会はこう思っておった、そんな食い違いのままで外国へ行って交渉さす、そういう点自体がずさんですよ。私はその点が言いたいからこういう問題を出した。きちっと交渉するなら交渉する、まかすならまかす、その辺のと...全文を見る
03月01日第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第3号
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○近江委員 関連。  いまの局長の御報告によりますと、われわれが聞いておるそういう範囲を出ておらない。われわれはもっと期待をしておったわけです。いまの御報告ですと、一体それじゃどこがほんとうの原因であるかということがわからぬわけです。先ほどの御報告によりますと、一つは装置自体が...全文を見る
○近江委員 そうすると、事故はどことどことどこにあったのですか。もう少しその辺を詳しく報告してください。
○近江委員 ちょっと逆戻りするようですが、先ほど三木委員のほうからも、あなた方のそういう態度についての御指摘があったわけですが、私はもっと前にさかのぼって言いたいのです。大体、こういう燃料棒の破損にしても、こういう事故についても、昨年からこれはずっと起きていることです。内部の機関...全文を見る
○近江委員 それだけあなた方がキャッチをされておって、その問題に対して真剣に取り組んでいたという熱意は私は感じられない。しかも、少なくとも原子力基本法には公開の原則が述べられているわけです。いままでだって、当然本委員会においても、あなた方から、現在こういうような事故が起きていると...全文を見る
○近江委員 われわれは本委員会において釈明を――あなた方の立場はわかります。状況はわかりますが、しかしその釈明だけを受けて、それでわれわれは引き下がるわけにはいかぬわけですよ。昨年の四月から事故が起きて、先ほどあなたが答弁なさった、昨年末にも調査に行かれているわけです。今回の事故...全文を見る
○近江委員 課長さんにいまからそれを、報告を聞かしてもらいますけれども、ことばのニュアンス、ことばじりをとらえるわけじゃないですけれども、ぽんぽんぽんと、いかにも簡単に聞いたような感覚をわれわれ持つわけでです。少なくともきょうは科学技術特別委員会があるわけですよ。担当課長として―...全文を見る
○近江委員 それから、検出器のことばかりあなた報告されておりますけれども、燃料棒自体どういうような破損があったか。この燃料棒自体も、最初はカナダのAMF社製のものを使っておりますが、それから国産のに切りかえてこういう事故が起きている。しかも、あなた方、この報告の中にこれが入ってい...全文を見る
○近江委員 少なくとも昨年の四月にそういう事故が起きておる。燃料棒がそういう破損をするということは、これは重大な問題ですよ。少なくとももう十カ月ですか、一年近くきているわけでしょう。今回これだけ問題になって、それからまた調査するのだ、そんなばかなことはあるわけがないと思うのです、...全文を見る
○近江委員 燃料棒七本の事故、原子炉自体の問題、いろいろなことが考えられるわけですが、あなた方が出されたこのデータで原子損害賠償制度施行状況を見ますと、「原子炉の運転」で合計十四件、「核燃料物質の使用」で二十九件、これは間違いありませんか。
○近江委員 要するに、これだけの保険の契約をやっておるその裏に何か隠されていないか。全部のデータでいままでどのくらいの事故が起きているのですか。データを言ってください。
○近江委員 要するに、原子力の問題については、安全性ということが私は最大事だと思います。そういう点において、一本ぐらいだったら立ち入り検査しない、これは、あなた、大臣として重大な発言ですよ。これは、私は公明党としてこの点もう一度はっきりと大臣の気持ちを聞きたい。これはたいへんな問...全文を見る
○近江委員 いま理事長さんのお話をいろいろ聞きました。この原子力の問題については、これは日本の将来にとってどんどんと研究を開発していかなければならない。われわれは同感です。これは次の大きなエネルギーです。あらゆる面において原子力の重要性は認めております。また、あなた方がおっしゃっ...全文を見る
○近江委員 あと、この話をやっていけば幾らでもありますので具体論に入りますが、要するに、こういうような破損を続けている国産燃料をこのまま使用していって、また第二、第三の事故が起きてくる非常に大きな危険性を持つわけです。この点、これからどうなさっていくおつもりか。将来というお話をさ...全文を見る
○近江委員 聞くところによると、この被膜するのにも一本五十万円かかる。そうすると、いままで七本廃棄されて、結局燃料も半分くらいしか使わずに大体七十本と聞いておりますが、被膜代だけでも三千五百万円。半分の能力しか出ないとすれば千七百五十万円、結局国民の税金を捨てるわけです。国産をど...全文を見る
○近江委員 それから、今回の事件を通じて、原子炉、また特に燃料棒等について、そういうような事故が続発している。一体原子力というものは安全なんだろうか、国民だれしも一番素朴に考えるのはこの感じなんです。それがまた非常に大き、な疑惑が国民全体に起こってしまった。こういう点で私は安全性...全文を見る
○近江委員 二十五トンの使用済み燃料、これからお聞きしますが、プルトニウムはどのくらい含まれているのですか。
○近江委員 そうすると、長崎の原爆はプルトニウムは型ですね。これは約八キログラムのプルトニウムでつくられている。そうすると、ざっと概算で計算すると、三・五発分ですよ。この使用済み燃料棒というのはおそろしい放射能を浴びてますよ。先ほどからずっと話があったのは、燃料棒の破損じゃないで...全文を見る
○近江委員 そんなことはわかっていますよ。プルトニウムを取り出すために英国へ送るわけでしょう。そんなことはわかっていますよ。それは、要するに、そのようなプルトニウムを含んでおる、それだけの大量の二十五トンという形容をするために話をした。おそろしいのは放射能じゃないですか。あなたの...全文を見る
○近江委員 それははかるべきところに、あなたははかっているか知らぬが、住民は知らないですよ、こういうことを。寝耳に水でびっくりしているわけですよ。それは聞くところによれば、結局市と県と発電所だ。全然市民はつんぼさじきに置かれている。これだけの危険な大量輸送が行なわれようとしている...全文を見る
○近江委員 要するに、下部機関で納得をさせて、こういうように計画を持ってきました――科学技術庁は監督機関じゃないですか。私は納得しておらぬですよ。それに反対して、いま安保をどうするかという重大な時期に差しかかっている。もしもそれで思わぬような不測の事態、そういう何らかの――住民感...全文を見る
○近江委員 使用済み燃料のそうした取り扱い等については、科学技術庁の管轄で、しかも、法のもとでいろいろな厳重な制限があるわけです。これだけの大量輸送をするのについて、科学技術庁が事前にその計画を相談を受けて、厳重にそのチェックをなさったのですか。ただ、書類だけをもらって、これは運...全文を見る
○近江委員 運輸省と打ち合わせをなさっておる。それで、この輸送計画は、だれが最終に許可するのですか。輸送計画というか、一切の再処理のこの一連のことに関して。
○近江委員 先ほどの燃料の破損の問題にこれはなってきたわけですけれども、容器にしたって、あなた方は、ただ国際原子力機関の輸送規則に基づいて、いま考えておる。燃料棒自体もそういうような破損を現実にやっておる。容器自体だって、われわれこの一つの事実を見たときに安心できませんよ、これは...全文を見る
○近江委員 現地においては、これが非常に大きな問題になってきている。要するに、あなたは、納得の上でこのように現在ほぼ許可の段階まできておるということですが、いま言うように、地元は納得しておらぬ。ですから、この大きな問題の食い違い、これを科学技術庁としてどうなさるのですか。
○近江委員 これは一回だけじゃないわけですよ。四カ月ごとにこれを運ぶのですよ。これは、言うなら半永久的ですよ。そういう点で、これは小手先だけで何とか押し切ってしまえばいい、もしもそういうような考えがあるとなると、私はたいへんな問題だと思う。ですから、いま局長が前向きに検討する――...全文を見る
○近江委員 それで、科学技術庁としても発電所あるいは研究所、いろいろな研究機関もあるわけですけれども、要するに一番近い時点で全部合わせて――来年は一九七〇年ですが、来年の時点で全国内で燃料は一体どのくらい使われるのですか。
○近江委員 それはまたあとで資料としてください。要するに、これからそういう輸送の問題については、いま局長がおっしゃったように、全国的な問題があるわけですよ。こういう危険な状態をいつまでもこのまま同じこういう紛争のような状態の中でそういう輸送が行なわれていくのかどうか、使用済みの燃...全文を見る
○近江委員 再処理工場の設置については、私の聞いておる範囲では、地元は納得しておらぬわけですよ。これはまた非常に問題がある。また、そこに設置されるところの地方自治体のそういういろいろな意見を聞いていますか。ですから、たとえば、設置の場合は知事の意見を聞くとか、あるいはまた、工事中...全文を見る
○近江委員 そういう実際に設置されるところは、そういう強い不安と、また、そういうような希望を持っておるわけです。それを規制法に盛り込まないといま答弁なさった。それであるならば、その辺のところのすれ違いをこれからどのように解決なさっていくのですか。これは大きな紛争になりますよ。
○近江委員 結局、希望するところが圧倒的に少ない、反対がもうほとんどだ、大勢である。なぜかというと、安全性ということについて非常にみんな疑問に思っておるわけです。納得できない。先ほど申し上げたいろいろな事例があるわけです。ですから、安全性ということが、これは要するに、絶対に先決条...全文を見る
○近江委員 ちょっとまたあとに逆戻りしますが、英国に送る計画になっておりますが、再処理後のプルトニウムというものはどうするのですか。向こうに売却するのか、持って帰るのか、どうなさるのですか。
○近江委員 先ほどの日立の問題でありますが、これはこのままでうやむやにしていけば、私はたいへんな問題になると思う。ですから、この問題を今後どういう態度で――これだけの、いま非常に紛争になりかかってきておるこの問題にどう対処するか。これを最後に長官からお聞きしたいと思います。
○近江委員 運輸当局、運輸当局とあなたはさっきから何回もおっしゃって、いかにも運輸当局にげたを預けたような発言をなさっていますけれども、私は、運輸省のこういう基準自体も非常に疑惑に思っておるわけです。ですから、これだけの大事な、危険なものを輸送していく。それが、ただ運輸省だけがそ...全文を見る
○近江委員 発言をしまして、発言だけでも責任を持なないのですか。責任を持つのか持たぬのか。で責任ということをぼくは聞いているのです。発言だけだったら、調整大臣と同じじゃないですか。
○近江委員 それは、それぞれの権限、それぞれの領域ということはわかっております。ただ、しかし、発言をして、十分意見を反映させ、どうだと言う。しかし、それではただ発言だけして、助言を与えるということですから、運輸省としては全面的に一切を背負ってしまうことになるのですが、そうでなく、...全文を見る
○近江委員 それじゃ行政と国民の安全性という問題と、どっちが大事なんですか。ただ、自分はこうだからそっちの責任だ――これだけ安全性ということが問題になって、これだけ紛争しかかっているのですよ。安全性ということを私は言っているのですよ。そうでしょう。そうであるならば、安全性という立...全文を見る
○近江委員 それで、私は何も現時点で輸送を認めているわけではないのです。非常に問題が多々ある。だから、根本的にこの問題を解決するためになおかつ、あなた方の考えの一端をお聞きしたわけです。ですから、この問題については、今後も地元のそうした意見もよく慎重に反映して、絶対のひとつ全安性...全文を見る
03月05日第61回国会 衆議院 商工委員会 第6号
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○近江委員 先ほどから種々な問題が出ておるわけでございますが、同じようなことをお聞きするかもわかりませんが、私の立場でお聞きするわけでございます。  三品種は問題がある、鋼矢板は灰色である、この判断をされた具体的な根拠、これがはなはだはっきりしないわけです。また他の主力製品にも...全文を見る
○近江委員 しかし、これが白であってこれが黒だ、そういう点について非常にいろいろな疑問があるわけですよ。ですからいかなる場合に競争制限になるのか、だれがやっても客観的にそういう結論になるというそういう基準というものが私はあると思うのです。あなた方だって何かの基準を一つのものさしと...全文を見る
○近江委員 私も限られた時間ですので、その問題はもう少しあとにしたいと思いますが、今回の審査というのはなぜ品目別な審査というものに重点を置いたのですか。先ほどから総合的な経済全体の問題に非常にウエートを置かれてなかったということが明らかになってきたわけですが、その点もう一度明確に...全文を見る
○近江委員 いろいろ私も考えておった質問がいままでだいぶ出ておりますので、どんどん飛びたいと思いますが、この統一解釈の問題でありますが、これは一月の二十八日に各紙にも出たわけでありますが、この統一見解が出る前にあなた方がいろいろな判断の基準となるべきものを持ってされてきたと思うの...全文を見る
○近江委員 たとえば市場の占有率とか、あるいは企業数とか、あるいは規模の順位とか、あるいはまた生産能力の比較とか、あるいは関連業界における企業との取引状況、あるいは新規参入の可能性、あるいはまた代替品との競争関係、あるいは輸入品との製造関係、いろいろあなた方もチェックするところが...全文を見る
○近江委員 だから白黒おきめになった、当然こういうことは全部チェックなさっているわけでしょう。ですから私が申し上げたのは、あなた方がいろいろなチェックをなさった、そうした点をもっと突っ込んで、私は、こうこうこういう点をチェックをして白あるいは黒という点をきめた、その辺のところを先...全文を見る
○近江委員 だから白のところについては、正式な届け出があったとしてもあなた方はチェックする必要はないわけですよ。正式に審判をやるのですか。その点はどうなんですか。はっきり言ってください。
○近江委員 私がいま何項目かのそうしたチェックのところをずっと申し上げたわけですが、あなた方としてほかにこういう点も私たちはチェックをしておるというところがあれば、そこで言ってもらいたいと思うのです。
○近江委員 私はいろいろな生産能力の比較とか、いろいろな問題を言いましたね。何項目か言ったでしょう。ですから、それ以外にあなた方が特にこの点を力を入れましたというような点があれば、ここで教えてもらいたい、こう言っている。
○近江委員 だからそれ以外にはもうないのですか。どうなんですか。重点というのはもちろんわかりますけれども、特にあなた方がチェックしたほかに重要なそういう条件というものがあったのですか。
○近江委員 それから統一見解を一月の二十八日ですか出されておるのですが、これを出された背景をもう少し突っ込んだところを聞きたいと思うのです。菊池委員。
○近江委員 要するに、こうしたあなた方が統一見解と言うておるのかどうかよくはわかりませんが、この十五条のところで「一定の取引分野」あるいは「競争を実質的制限」あるいはまたこの最後の「こととなる場合」、こういうような見解を出された、そこまで煮詰まってきた背景ですね。
○近江委員 この富士、八幡の合併が問題になってきましてから、そういう非常に煮詰まった段階でこうした考え方を発表なさったわけです。そうしますと、この三つの点からいきますと、「一定の取引分野」これは実際に商取引が行なわれておることが条件である。そうなってきますと、問題になってきておる...全文を見る
○近江委員 それから、この「制限」ですね。「制限することとなる場合」のところでありますが、これはここ二、三年後の期間における見込みである、このように私は聞いておるのです。とすると、反対に、この制限することとならない場合も、同様に、ごく非常に短い期間における見通しによって判定すべき...全文を見る
○近江委員 それから、鋼矢板について、たとえばコンクリートの代替品があるからよいとか、あるいはまたブリキ、あるいはまた薄板、トタン板等についても、あるいはプラスチック、あるいはセメントがわら、何でも代替品がある、そういうことで、鉄鋼の合併を議論しておるのに鉄鋼以外のそうした代替品...全文を見る
○近江委員 公取は、三品種、それから鋼矢板のこれを指摘されたわけでありますけれども、こういう結論にひとしいような、そういう問題そういう内容になったわけですが、予想の対応策というものを受け取っておられたわけですか。どうですか、あなたのほうで。
○近江委員 いろいろなうわさをわれわれ聞くわけでありますが、たとえばレールについては監視機構をつくる、こういうような話も出ているわけですが、こういったことについて、もしもそういうことを考えておるとした場合、あなた方はどう思われますか、その問題について。
○近江委員 だから、それはあくまでそういうことを聞いておるという範囲で私も言っておるわけです。ですから、これは仮定でもいいですよ。その場合に、こういう監視機構をつくるともしも言ってきた場合、これは仮定でありますが、どういうお考えを持っておられますか、参考にお聞きしたいと思います。
○近江委員 鋳物用銑鉄については需給委員会をつくるとか、あるいは業者間の何らかのそうした委員会、そういうようなことも話として聞いておるわけですが、行政指導カルテルとでもいいましょうか、そういうような、われわれが首をかしげるようなことがいろいろと論議されておるわけです。そういういろ...全文を見る
○近江委員 時間がありませんから進みますが、この事前審査の問題であります。先ほどから相当問題になっておったわけでありますが、この対応策は一応オーケーとなれば、このまま通るわけですか。もう一度確かめておきたいと思うのです。
○近江委員 ですから、白黒の線を出されて、いま問題のものがあがっているわけです。その対応策は、あなた方が見られて、これならいいということになれば、合併はそのまま認められるわけですか。もう一度。
○近江委員 ここで、きょうの朝から中村委員等からもいろいろ質問があったわけですが、要するに、先方へ必要な資料をあなた方が要求して、それをけられたというような話がありました。そういうあやふやな、あなた方が知りたいという資料もなくしていろいろ検討してきた、その結果黒白という品種が決定...全文を見る
○近江委員 先ほどの菊池さんの答弁では、もちろん正式な届け出を受けて、対応策が問題がないとすればそのまま通るというニュアンスの答弁ですよ。そうでしょう。ですから、この対応策についてこうだああだと、正式な届け出をするまでに向こうは何とかしてそれを通したいということで、あなた方のほう...全文を見る
○近江委員 事前審査のそういうことはいままでどのくらい例があったんですか。確かに相談所というのがあることは私も聞いておりますが、あなた方が公取委員のメンバーで相談なさった、こういう事例を聞かしてもらいたいと思います。
○近江委員 ここで委員会自身が直接正式届け出の前にタッチする場合に、私はいろいろな基準があると思うのですよ。それはまたあなた方客観的にとおっしゃるかもしれませんが、そこのところをもう少し明確に答えてもらいたいと思うのです。菊池委員。
○近江委員 要するに、正式の届け出の前に委員会自身がタッチするでしょう、今回の合併のように。その場合の判断というか基準というか……。
○近江委員 私がさきに言ったのは、各判例の競争制限のそうした判断の基準と、それからいままたお聞きしているのは、委員会が正式届け出の前に事前審査をやるでしょう。その場合にこれは事前審査しよう、これはしないというような、そういう基準があるかということを聞いているんですよ。
○近江委員 公取委員のほうから、菊池さん。
○近江委員 全然基準も何もないのにこれを事前審査しよう、どうしようという。そんな何も基準もなしにやるというのはおかしいでしょう、これは。たとえばどのくらいの規模とか、何らかの判断、基準というものを持っておられるでしょう。あなた方が目安にされるそこのところを聞かしてもらいたい、そう...全文を見る
○近江委員 問題が非常にあるわけですが、いずれにしても対応策が出てくる。このままでずるずるといってしまえば富士、八幡が六月一日から発足するだろう、こうしたことも記事に出ておるわけです。この合併のメリット、デメリットについては先ほどからもいろいろな論議が出ておりますが、要するに、管...全文を見る
○近江委員 あなた方、要するにそういう向こうの都合の悪い書類、立場の悪くなるような書類は出せといったって出さない、そういう資料をもとにして白黒のそれをきめた。ところが、あなた方が判断をされたその基準を出せと言ったところが、あなた方は結局言わなかった。抽象的なことばかりで言ったわけ...全文を見る
○近江委員 他の委員は同じ意見ですか。
○近江委員 平行線になりますので、それはそれでおいておきますが、国鉄来られておりますね。  レールの問題ですけれども、八幡、富士の合併によって独占的な供給になっても、結局需要者として支障はない、こういう意思表示をしておる、このように聞いておるのですが、どういう根拠に基づいてその...全文を見る
○近江委員 時間がないようなので残念ですけれども、できるだけ簡潔にお答えをお願いします。  原価計算は厳重にやるということをわれわれいつも聞いておるわけでありますが、あのような多品種のマンモス会社の製品の原価計算というのははたして適正に審査できるかどうかという問題なんです。どう...全文を見る
○近江委員 これは、専門家の話によりますと、あれだけのマンモス会社の原価計算をやろうと思えば、ばく大な専門家が要るというのですね。いま国鉄のレールの原価算定に携わっている人は何人でやっておりますか。
○近江委員 この世の中のものはみな移り変わるんですよ。ましてやこれだけの科学技術の世の中です。鉄鋼なんていうものは、われわれしろうとはわかりませんけれども、すごい進歩をしているわけです。あなた方も過去のデータはわかります、いろいろな情報もとられることは知っております。だけれども絶...全文を見る
○近江委員 これは国鉄だけに限りませんが、いずれにしても、資材の調達のそうした根本原則というのは、国の会計法からしても一般の公開入札制度というのがこれは正しいわけです。ですから資料を持っておりますが、日本国有鉄道会計規程にそのことがはっきり出ておりますが、そういう原則に反するよう...全文を見る
○近江委員 私も書き抜いたのを持ってきておりますが、この国鉄のあとには非常に国鉄から比べて力の弱い私鉄が続いているわけですよ。そういう中にあって、国鉄さんの購入するそういう価格に全部追随せざるを得ない、そういう立場にぼくはなってくると思うのです。そういう点において国鉄のレールは八...全文を見る
○近江委員 終わります。
03月14日第61回国会 衆議院 商工委員会 第9号
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○近江委員 初めに菊池委員にお聞きしたいと思うのですが、過日の委員会で、わが党の岡本委員の質問に対して、内示で触れていない五品目について調査が終わっていない、こういった旨の発言があった。それについて、二月二十四日の内示というのは、部分的な回答なのか、あるいは部分的なものとすれば、...全文を見る
○近江委員 他の委員も出席されておったわけですが、調査が終わっていない、こういうような発言はどなたからもなかったのですか。その点を聞いているのですよ。
○近江委員 それではもう一度、それを確認して、また次の委員会でもやりたいと思います。  きょうは参考人の方に来ていただいておりますので、それでは正田教授にお願いしたいと思うのですが、この十五条の解釈でございますが、完全に独占状態にならなければ競争制限にならない、そうした意向を公...全文を見る
○近江委員 それから続いてもう一度お願いしたいのですが、この十五条の解釈というのは、当然一条にうたわれている独禁法の目的に制約をされている、私たちはこのように考えているのですが、あなたはどのようにお考えになっていらっしゃいますか。
○近江委員 そうしますと、法第一条には「競争を促進し、」ということがありますが、この十五条は、競争促進に障害をもたらす合併は禁止する、そういう趣旨に解釈すべきである、このように思うのですが、あなたのお考えはどうでございましょうか。
○近江委員 それから公取委のほうは、この複占状態でも、いうなれば両横綱といいますか、それでも有効な競争相手がある、こういう立場で十五条には引っかからない、こういうような見解でおられるわけですが、私たちは非常にむちゃな解釈だと思うのですが、その点についてどういうふうにお考えになって...全文を見る
○近江委員 それから、先ほどのお話に出てまいりましたが、公取委のほうは昭和二十八年の東京高裁の判決を非常に基準にしておりますが、いうならばたった一つの判決だと思うのです。しかもそれを非常に動かしがたい判決、そういうような扱いといいますか、そういう態度できておられるわけですが、私た...全文を見る
○近江委員 それから「エコノミスト」の三月十一日号四四ページ一番下の段でございますが、「たとえば、其委員は、」云々というこういう事実があるわけですが、これは独禁法の三十八条に触れると私は思うのですが、これは法解釈の上でどうなりましょう。正田さんにお願いしたいと思います。
○近江委員 それで、もうきょうは時間がありませんので、そういう御意見を聞きまして非常に確信ができましたので、いままでの公取委員のあり方について今度一回目をあらためてまた公取委員のほうへお聞きしたいと思うのです。  もう一つは、過日近経の学者の——先生方だと思いますが、公取に提出...全文を見る
○近江委員 もうこれで終わりますから。  菊池委員、あなたも公取委員の一名として、学者の方々が出された措置要求に対して、その後公取委員はいまどういう動きをされておりますか。
○近江委員 お聞きのように頭に置いてやっていくという程度でございますから、学者の皆さんとしてもさらにまた第二段としてのお考えをしていただきたい。われわれとしても、きょうはもう時間がございませんので、この問題はまた後ほどやりたいと思います。  以上をもって終わります。
03月19日第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
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○近江委員 私もそれじゃ、詳しくは法案審議に入ってからいろいろとお聞きしたいと思います、一、二点だけお聞きしたいと思います。  ワシントン会議におきまして、日本政府の代表の方は、地域衛星の打ち上げ権利を留保する、このように主張すると聞いておりますが、しかしながら、一方、東南アジ...全文を見る
○近江委員 国内術星の打ち上げが――これから宇宙開発が本格的になってくるわけでありますが、国内の関係者間のこういう調整といいますが、関係のところは、国際電電、あるいは電電、NHK等もあろうかと思いますが、その点はどうなっておりますか。
○近江委員 先ほども暫定協定のことがちょっと出ておりましたが、この恒久制度というのは来年一月一日までに施行されるように、そういう制度の設立を確立するようにつとめなければならない、このように聞いておりますが、もしその協定が成立しなかった場合は、暫定協定になると思いますが、その暫定協...全文を見る
○近江委員 いろいろ疑問点がありますが、まだ次がたくさんありますので、これはこのままにします。  それから本協定が成立したときに、当然国会の承認というものは求めるべきであると思うのですが、その点、どのようにお考えになっていらっしゃいますか。
○近江委員 同じことで、それでは大臣、本協定が成立したときに、当然私たちは国会の承認を求むべきである、このように思いますが、大臣はどのようにお考えでございますか。
○近江委員 終わります。      ――――◇―――――
○近江委員 あとの原子力船の問題がありますので、できるだけ私も簡単に終わりたいと思っておりますが、先ほどから事故の問題につきまして、いろいろと各委員から御注意なり質問があったわけでございますが、私たちもその事故のことに関しまして非常に心配しております。世界の状態を見ましても、原子...全文を見る
○近江委員 いま、おもに、このようにやっておるという現状のそれはよくわかります。これだけの事故をあなた方は起こしておる。ですから現時点から――いままでやっておったことは、いままで聞いていますから、わかっています。新しい安全対策、職員の安全対策、さらに付近住民に対するそういう安全対...全文を見る
○近江委員 そこが問題なんですよ。これだけのことを事故と見ない、そういう感覚が、これからやはりどういうようなことが発生するかわからない――小さいことはありませんよ、このことは。事故じゃないですか、これは。どうなんですか、その点は。もう一度補足するところがあれば、もう一ぺん言ってく...全文を見る
○近江委員 いずれにしても、法的とかなんとか、あなた、そういうふうに言われますが、要するに、現実に職員がその灰を吸っておる、そういうことまで起きているわけでしょう。ですから、マスクをつければよかったというような、そういうような答弁もここでありましたけれども、要するに、そのような人...全文を見る
○近江委員 国際的には現在IAEA国際原子力機関の安全輸送規則に基づいてIMCOのコードが制定されて、わが国にも勧告がきておるようでありますが、しかし、この勧告に基づいて、そういう基準の制定ということは明確になっておるのですか、もう一度お聞きします。
○近江委員 それは法に基づいて確認はちゃんとできておるのですか。それは、きちっと認められたものですか。
○近江委員 参考にしておりますということは、これは問題ですよ。勧告に基づいて明確にこれは基準を設けるべきじゃないですか。たとえばこの港則法第四章は、危険物積載の船舶が特定港に入港し、停泊、停留、積みおろし等を行なう場合について規定しておる、このように規定しておりますが、これに対し...全文を見る
○近江委員 作業を進めておるという点で理解はできますけれども、これのどこに載っておりますか。まだ明文化されていないことはわかりますよ。そうでしょう。ただ参考にします――勧告は受けておるけれども、法に基づいた基準はないじゃないですか。そんなことで安心できませんよ燃料棒だって七本もあ...全文を見る
○近江委員 いま検討を進めているというのはわかりました。それからもう一度、私は念のために申し上げておきますが、この使用済み燃料を輸送する場合には、放射性物質車両運搬規則によって行なうことになると、あなたはそのようにおっしゃた。この放射性物質の量が二千七百ミリキューリーをこえること...全文を見る
○近江委員 大臣、よく運輸省の方の意見を聞いておってくださいよ。基準ができていないと言っているんですよ。基準ができていないのに何の基準をもとにしてやるんですか。勧告を頭に置いてやると言うかもしれない。だけれども、はっきりとした基準がない。私は運輸省の方に聞きたいのですが、いまこの...全文を見る
○近江委員 私は、それが法律的に明確化されるまで、この核燃料の輸送についてはやってはならない、このように思います。これについて運輸省のあなたと大臣、答えてください。
○近江委員 運輸省の人がいまああいうぐあいにおっしゃっておるのですから、大臣としても、安全を期してすみやかに――運輸省はそのようにやると言っておるのだから、ちゃんと相談をして、すみやかに法律の上でもこまかい基準に至るまでちゃんと盛るようにします、皆さんの納得のいくようにします、ど...全文を見る
○近江委員 じゃ運輸省の方、七月に輸送がすでに行なわれようとしておる、したがって、これについては、先の問題で――先に日数もあるわけです。何カ月も先だし、その点、七月からすでに行なわれようとするわけです。したがって、その点大体のめどを言ってもらいたいと思うのです。どうなんですか。
○近江委員 私は、国民の安全を考えればこそ言うのです。ですから、メンツとかそういうようなことにこだわらず、いま比較的率直な意見も聞かしてもらいました。したがって、国民が法を見て、なるほどこれなら安心だと言える、こまかいそうした内容まで盛り込んで一日も早く制定をしていただきたい、そ...全文を見る
○近江委員 非常に長時間、大臣以下関係者の方々非常にお疲れと思いますが、私もできるだけ簡単に終わりますから、皆さんも明快にお答えを願いたいと思う。  アメリカ、ソ連、西ドイツの原子力の第一船、この運航実績の問題でありますが、一つは、経済性について所期の目標どおりにいっておらない...全文を見る
○近江委員 先ほどからずっと聞いておりまして、わが国の第一船の建造状況というのがおくれておる、先ほどの答弁では四十六年末までに間に合わせます、このようにお答えになったわけですが、その点は確信あるのですか。
○近江委員 しかし、あなた方、これは当初計画ですか、計画変更じゃないですか。私の前にもらったこの時点においては、船体の起工にしても四十二年のおそらく十一月か十二月だと思いますが、船体の進水については四十三年の八月ぐらいの予定ですよ。ところが、あなたのほうでかってに計画を変更してい...全文を見る
○近江委員 そうすると計画を変更して、四十七年の七月ですか、三月ですか……
○近江委員 一月までにやると、こういうわけですね。
○近江委員 その計画の変更、それは当初計画がいかにずさんであったかという点で変更になったんだと思いますが、いずれにしても、そうした計画について、一応途中で事情があれば変更するのはしかたがない、そういうことではまずいと思うのです。やはり計画はできるだけそれの実現に向かっていく。そう...全文を見る
○近江委員 私は原子炉のことを聞いているのですよ。
○近江委員 わかりました。しかし一番肝心な大事なところは、要するに全部外国のものでしょう。
○近江委員 当初計画においては、国産の原子炉を採用する、しかしながら、そういうような最も大事な部門は輸入――そういう点ももっと、どれだけの努力をしてきた、やはりそれだけの実績がなかったらだめだと思うのです。  それから、先ほど外国船の状況も聞きましたが、そういうような安全性につ...全文を見る
○近江委員 いろんな問題が重複しますから、また今度にしたいと思いますけれども、最も大事な舶用炉の問題にしましても、先ほど内海さんからもいろんな話がありましたけれども、そういう点、前の大臣もはっきりと確約をしておるわけです。よその国で経済性が問題だから、わが国もやめる、当然これから...全文を見る
○近江委員 そうすると、あなた方はそのままの体制でいいと思っているのですか。どうなんですか、この点は。
○近江委員 原子力委員会の方も同じ意見なんですか。それでいいんですか。
○近江委員 それから、第二船以降の建造については考えておらないというようなお話、そういうようなニュアンスでありましたが、私はもっと推進すべきだと思う。そういうわけで、原子力船のこれからのさらに開発を推進していく。私は先ほどちょっとことばで入れましたが、この原子力委員会に原子力船に...全文を見る
○近江委員 将来はその専門部会を設けてやっていく、そういうおつもりはあるのですか。
○近江委員 それは当然ですよ。ですから、研究開発の目標あるいは内容、研究開発体制あるいは計画期間、あるいは所要経費、これは当然織り込んでいかなければならない問題です。しかし、将来といったって、これはもうこれから先のことはみな将来ですから、私は早急にそういう体制を組むべきである、こ...全文を見る
03月19日第61回国会 衆議院 商工委員会 第11号
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○近江委員 今回のこの法案は、特にメリヤスと染色を対象にしたそういう構造改善の臨時措置法の一部を改正する法律案であります。私は、この法案のこまかい審議に入る前に、一体政府がいろいろ立てる対策、法案、これが実際どれだけの効果をあげておるか。私は、今回この法案を提出されまして、実際に...全文を見る
○近江委員 いま申されたように、あなたも私のつかんだ範囲とぴったりの報告をされ、非常にまじめにおっしゃってもらったので、この点で私は次に進みますが、要するに、現在はわずか四万八千九百三十四坪になってしまった。実に政府の金をそれだけつぎ込んでおる。ここで、消えてしまったこの十五万二...全文を見る
○近江委員 最初のこの三十六万八千六百一坪が、あなた方も計画のずさんということを認めて、第一次段階として二十一万六千五百十坪というように変更になったわけでありますけれども、しかし、これを最初三十六万坪と話をきめたときにはもうすでに造成にかかっておった。だから農家は泣く泣く土地をみ...全文を見る
○近江委員 委員長、出席が悪ければ委員会を中止するという話がいま出ておりますが、委員の出席を委員長に要求します。
○近江委員 どこですか、もう一度答えてください。
○近江委員 それを請負ったのはどこですか。
○近江委員 あなた、私はこの問題について前から言うておるのですよ。あなた、言えないような何かがあるのですか。守らなければならないようなことがあるのですか。なぜ言えないのですか。はっきりしなさい。
○近江委員 問題をずらさんと……。私はどこが造成したかと聞いておる。それはわからないですか。
○近江委員 あとでいろいろ私は申し上げたいと思いますが、ここでこの二十一万六千五百十坪のことをもう一度聞きたいのですけれども、私もいいかげんなことを言うておるのと違いますよ。私はここにちゃんと地図を持っておる。全部持っておる。こういうわけで、交換とかいろいろなことは別問題として、...全文を見る
○近江委員 その六万何坪とおっしゃいましたそれは、あなたのほうで全部つかんだ坪数ですか。その坪数間違いありませんか。
○近江委員 政府は少なくとも十五億以上の金を出しておる。この金は、あなた方内容を一番よく知っているはずだ。いろんな条件は刻々変わっておりますけれども、無利子の金がたくさんあるのですよ。これは中小企業に向かって出した金と違うのですか。何で大企業がそのようにたくさん土地を占めているの...全文を見る
○近江委員 その土地を交換したというけれども、その伊藤忠が持っておる土地は造成をやった三十六万八千五百坪の中に入っておるのでしょう。どうなんですか。
○近江委員 それじゃ交換だって交換じゃないじゃないですか。中小企業のためにそんなに金を出して、その時点で大企業にそんな土地をばっと売っていいのですか。その点はどうなんですか。どの法律に基づいてやったのですか。
○近江委員 助成外というけれども、あなた方の計画にずさんなものがあったことを認めたからそれでいいというようなものですけれども、最初三十六万八千六百一坪を対象として造成を全部やってしまった。それからあなた方は、造成できてから二十一万坪も背負っている。そうでしょう。農家は全部追われて...全文を見る
○近江委員 事実それだけの当初計画が、四万八千九百三十四坪というような何分の一かに縮小されてきて、そのような最初の予定地のところへ大企業がどんどん入ってくる。これで中小企業の浮かぶ瀬がどこにあるのですか。このままほうっておくのですか。大企業がばんばん入ってきている現状、これをどう...全文を見る
○近江委員 これは悪く考えれば何か——私はこれがこうだと言っているのと違う。悪く考えれば、たとえば政府の十五億以上の金をほとんど無利子、何年据え置き、何年返還、ほんとにただみたいな金。要するに無利子がほとんどですよ。それだけ八年間も寝かしておけば、利子だけでもばく大なものですよ。...全文を見る
○近江委員 無利子の金をまた何年か猶予をする。これは有効に回せばどれだけの人が救えるかわからないわけです。それでは、いま合計が何ぼ残っているのですか。私が申し上げたいろいろ内容があったでしょう。その項目別について何ぼ残っているか言ってください。
○近江委員 これは高度化資金が中心になって、そして政府と県でこんなに金を貸した。その信用があればこそ商工中金——商工中金だってわれわれの大事な金ですよ。十万円の金を借りるのにお百度を踏んでいる。商工中金から六億三千四百七十九万一千円借りておる。中小公庫も一億一千万円。社会福祉事業...全文を見る
○近江委員 次官の話はわかりましたが、これは一番最初何業者で申請したのですか。
○近江委員 先ほど次官が、地域の発展あるいはそうした染色業界等の発展も考えて善意のもとにこれをやったのだ、なるほどあなたの答弁はお聞きすればそのとおりだと思うのです。しかし、申請があって、その途上で実際造成をやり出した、どんどんやってしまった。そのつどからどんどん業者は脱落してい...全文を見る
○近江委員 私は一つ申し上げたいのは、この責任問題ですけれども、県が第一次的に責任があると、あなたは法的におっしゃっておるのかもしれぬが、何かあなた方は、この責任は県だ、政府としては金だけ貸していればいいのだ、そういうような感覚であなた方が行政をやっておったのでは、幾らでもこうい...全文を見る
○近江委員 それはどこに転売したのですか。
○近江委員 これだって結局大企業にいっているじゃないですか。  小倉の東谷鉄工団地、これはどうなっておりますか。
○近江委員 それから、この団地の完成だって非常に長期間かかっているところがたくさんありますよ。鞆鉄工団地協同組合連合会、これだって少なく見積もっても二年半完成がおくれている。間違っておれば幾らでも言い直してください。松江の鉄工センター、これだって少なくとも一年以上はおくれています...全文を見る
○近江委員 これはなぜそういうような当初の計画からおくれたり、あるいはつぶれたり、あなた方としては原因をどこに把握しておりますか。それの原因はどこだと思いますか。
○近江委員 私はいまいろいろな事例を出しましたけれども、結局、政府は中小企業対策として振興事業団というものを柱にして、ものすごい金を入れてきている。私もちなみにずっと調べておりますが、通産省所管中小企業対策費、これと、関係各省全部ひっくるめた中小企業対策費、二項目に分かれると思い...全文を見る
○近江委員 次官に対してもう一度お聞きしたいことがありますが、それはちょっとあとにして、もとに戻りますが、先ほどの話は二十一万何千坪、最初の三十七万坪から第一段階減りましたね。いま伊藤忠の占めておる土地はわかりましたけれども、ほかに大企業が進出しておる名前と坪数を言ってください。
○近江委員 伊藤忠をはじめそのような大企業に中小企業のその団地が事実上は占められてしまった、こういうような事実。今年度の予算を見ても、中小企業対策費は四百三十億八千四百万円、通産省所管の中小企業対策費は三百十一億四千二百万円、その中で結局この高度化資金、要するにそうした振興事業団...全文を見る
○近江委員 私はまだまだこういうのは全国的に——私があげたのはほんとの氷山の一角だと思う。そういうわけで団地の総点検をここですべきだ。そしてあらゆるそういうまずい点を、またそれはメリットもありますが、全部そこで一回掌握をして、政府として協業化、団地化を進めていく上においてこうなけ...全文を見る
○近江委員 その総点検をやってもらって、この団地はこういうメリットとデメリットがある、その総点検の資料を全部提出してもらいたい。これについて御返答願いたいと思う。
○近江委員 それによっていろいろと踏んまえた上でこれからの計画というものが出ると思います。いまお聞きすることはいろんな点でそうすると部分的なことになってくる。たとえば県をどのように監督していくとか、いろんな問題ですね。ではそれはその時点まで私は待ちましょう。それで、いま次官がおっ...全文を見る
○近江委員 それで基本的には了承いたしましたが、特にこの福井団地のことについては、結局、私がお聞きして不明な点がたくさんあるし、その辺のところの詳しい報告、さらに今後この団地についてどうやっていくか、基本方針、それも提出してもらいたいと思うのです。それからさらに、要するに、これか...全文を見る
○近江委員 だから、こまかいことはあとで出るかもしれないけれども、いまの要するにこういうようにやっていきたいというそれを聞かしてもらいたい。
○近江委員 それでは福井の件はあとで詳しく聞かしてもらって、それで納得できない点があれば、また本委員会で聞きたいと思います。  それから全体的なこととして、時間の許せる範囲でお聞きしたいと思いますが、この中小企業の近代化促進法による構造改善と繊維法による構造改善との関係、この辺...全文を見る
○近江委員 このメリヤス製造業と染色業は、この近代化促進法の指定業種となっておりますが、この際、この特繊法改正をして、両業種を同法の対象業種とする必要性というのはどこにあるのですか。
○近江委員 この改正の近促法による構造改善に対するそういう助成措置と特繊法による構造改善の助成措置の違いを明確にしてもらいたい。
○近江委員 それからこのグルーピングに際して、産地における織布あるいはメリヤスあるいは染色加工と横の連携が非常に大事になってくると思うのですが、これについてどのようにお考えになっていますか。
○近江委員 このメリヤスの製造業及びこの特定染色業の構造改善が実際に行なわれた後の姿は、あなた方として、確実に効果があがったとして、どういう姿を描いておられますか。
○近江委員 それから米国の繊維の輸入制限の現状をお聞きしたいと思います。
○近江委員 公式の申し入れはないといっても、向こうはこういった非常に根強い一連の動きをやっているわけですよ。ですから、ただ公式の申し入れがないからということで傍観しておっていいかということなんです。こういう向こうの一連の動きに対して、政府としていまどういう対策を考えておるのですか...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんから終わります。結局、確かにその相手方の出方いかんによってこちらの対策が変わるわけでありますが、あらゆる場面を想定して、要するにわが国の輸出がいろいろな点で規制されるということは、これは大問題だと思うのです。そういう点で万全のそういう対策をとってい...全文を見る
03月20日第61回国会 衆議院 本会議 第16号
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○近江巳記夫君 私は、公明党を代表いたしまして、昭和四十三年度中小企業の動向に関する年次報告について、特に重要と思われる点につきましてお尋ねいたします。わが国経済の成長は、世界各国からも非常に注目されております。これは、先進工業諸国に追いりき、追い越せという、経済の先導部門におけ...全文を見る
04月01日第61回国会 衆議院 商工委員会 第13号
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○近江委員 これから私がお尋ねしようとするのは特許の問題でございますが、当然これからの世界の趨勢、またわが国の現状を考えるならば、国産技術の開発ということは非常に大きな課題になってこようかと思います。諸外国とわが国との特許に関する実情を調べてまいりますと、対価支払い額に対する受け...全文を見る
○近江委員 しかし、残念ながら、私が再度詳細に具体的にこれからお伺いすることは、疑惑と不信を免れることはできないと私は思います。したがって私は、特許行政の重大な操作に触れる問題である、このように思います。したがって責任ある答弁を承りたいと思うのです。ここで私は、事実関係に曲解があ...全文を見る
○近江委員 さらにもう一度、これを整理上要約をしたいと思うのですが、そうしますと、一つは、判定時の対象物と鑑定時の対象物が往々にして違う場合があって、その場合は必要に応じて鑑定をしている。二、内容の同一、つまり対象物が同一ということになれば、特許庁としては判定後に異なった見解の鑑...全文を見る
○近江委員 問題をずっとまた戻すようでありますが、ある技術について特許権を有した発明者に対して、特許庁が特許法第七十一条によって定められた判定の結果の文書、私はここに事実を持っておりますが、これはこの特許権者が判定を請求したのではなく、先ほど私は概要を話したのでおわかりと思います...全文を見る
○近江委員 そうしますと、この審決の内容をお読みになっておられると思うわけですが、この審決の過程で、判定請求人の判定理由の趣旨を特許庁が全く採用せず、特許権者の技術に触れる旨通告しておる、このことを御存じかどうか。  次にもう一通、特許庁の某審査長の鑑定結果の文書、これはここに...全文を見る
○近江委員 この鑑定につきましては、これは技術裁判の性質上、技術の抵触の有無を鑑定人に依頼することになるわけでありますが、両者はこの結果をもって互いに利益に援用する証拠として位置づけることになるわけです。とかくこういう有利な鑑定をとることで全く結果が相反する質のものであるというこ...全文を見る
○近江委員 そういう適当でないことが現実に起こっているわけですよ。だから、同一の内容でないならばともかく、こういう判定時と鑑定時の対象物の事件、内容ともに同一である、そうして結局こうした結果を出してしまっている。ですから、私はそこに、鑑定に対して大きな疑惑があるんじゃないかと思う...全文を見る
○近江委員 同一事件では出すべきでないとあなたおっしゃいますが、しかし、同一事件においてそういう判定書と鑑定書が異なった意見を出した。それによって相手は鑑定書を援用して裁判で勝っているわけです、特許庁のそういうミスによって。そういうことがあってはならないということを特許庁がやって...全文を見る
○近江委員 そうしますと、たとえばこれは非常に極端な例かもしれないけれども、無実の者が有罪ということで、もしもそれがそういうような取り返しのつかない事態にその本人を追い込んでしまったあとで、これは失敗でした、すみませんでした、そんなずさんなことでいいのですか。それじゃ特許権者は泣...全文を見る
○近江委員 それじゃあなた、泣き寝入りをしろとおっしゃるのですか。この鑑定書によって乙は非常に有利な、結論的には勝訴をしているわけですよ。じゃ、裁判のときに争えばいい、上告すればいいじゃないか。本人は精神的な打撃と金銭的な打撃、会社は倒産している。上告する金もない。負けたとなれば...全文を見る
○近江委員 それは個人的に聞いて相談に応じているかしれない。しかし精神的なそんなことだけで解決できる問題と違いますよ。本人は経済的にも精神的にも大打撃を受けておる。精神的なことだけでそんな傷はいやされません、制度的にそれがないなら。あなた長官じゃないですか。そういうようなケースは...全文を見る
○近江委員 それは最終結論は裁判かもしれないけれども、裁判の過程において、その鑑定書というものがどれほど大きな比重をもってそれがきめ手になっておるかわからない。それだけの決定的なきめ手がその鑑定書できまったわけですよ。それを最終は裁判所の責任だ。しかし裁判官が裁定を下すまでに、い...全文を見る
○近江委員 それは本人のそういうことばでありますから……。しかし、そのまますなおに受け取ったとしても、それでは少なくとも判定書については、この判定制度というのは首席審判官一名と審判官二名の三名によって構成されておる。それだけの権威をもってやっておるわけですよ。鑑定書だって審査長が...全文を見る
○近江委員 そこで、特許庁長官は将来にわたってこれを検討していきたい、こう言われたわけですが、本人はその裁判に負けたということによって、もうどん底に落ちているわけですよ。将来なんて言いますと何年先かわからない。この事件を私が話をしてからもうすでに半年は経過をしておる。そういう事実...全文を見る
○近江委員 政務次官の御答弁を、私もそのままお受けしたいと思います。そのように、一カ月をめどとして、何らかのその結論を出していただきたいと思うのです。  それで、ここでまた一つ大きな問題は、鑑定と判定が裁判上同等に扱われて、技術の見解として非常に不明朗にして有名無実になっておる...全文を見る
○近江委員 これだけ技術裁判というものを大混乱さしたその審査長の立場というものは問題だと思うのです。ですから、審査長がこの慣行ともいうべき操作を破り、あまつさえこの特許裁判を混乱におとしいれしめたこの当人に対して、特許庁長官はいかなる処置をお考えになっておりますか。いま結論は出な...全文を見る
○近江委員 ここでまた一つ問題になってくるのは、この裁判という問題になってくる。ここでお聞きしたいのですが、こうした特許行政と、そうしたものが簡単に受け入れられてしまう特許裁判は、確かに私は矛盾していると思う。だから現行法に照らして行なわれているこの技術に関する裁判は、現状にはた...全文を見る
○近江委員 現行制度は確かにそれは三権分立でわかりますが、あなた方として矛盾を感じているのでしょう。それではこうあるべきであるという意見というものは、私は大胆に表明すべきだと思うのですよ。あなた方は行政官じゃないですか。まずいと思えばこのようにしていきたいという意見を言うべきじゃ...全文を見る
○近江委員 それは誤審ということはあってはならないことであるけれども、人間がやることであるから——そうしたいまあなたがおっしゃったケース、それも当人は非常にお気の毒だと私は思うのです。ただすまなかったと少々の賠償金をもらっても、そんなことで済むべき問題じゃない。しかし、この特許裁...全文を見る
○近江委員 特許庁は今後特許法を一部改正する、このようにいわれておりますが、この特許権を擁護する積極的な行政姿勢というものが私は一番大事だと思うのです、いろいろな問題点はあろうかと思いますが、今回のようにみずからの手につばする結果が特許庁自身の中にあるのは、そういう問題がまだよく...全文を見る
○近江委員 項目的に特に聞きたいと思う数点を私はお聞きしたいと思うのですが、産業界は非常に早いテンポで進んでおります。こういう行政の手続及び司法手続の間のギャップが非常に大きなものになってきているわけです。これは私は非常に大きな問題だと思うのです。たとえば裁判においても、係争中の...全文を見る
○近江委員 それから特許庁でいろいろな検索をすることがおくれることがそういう点の非常に大きな原因だと担当官などからも聞いておりますけれども、これだけの技術革新の時代です。したがって私は、特許庁としてもコンピューター等の機械検索等のやり方もどんどん入れて、そして近代化していく必要が...全文を見る
○近江委員 時間の関係で項目的に聞いていきますので、一貫したものはございませんが、承知してもらいたいと思うのです。  次は判定のことにもう一ぺん戻りたいのですが、不服の申し立ての制度がない、それが結局判定の権威を低め、利用することをちゅうちょさせておる、こういうようなことが言わ...全文を見る
○近江委員 それから、いま韓国がこの特許の問題について受け入れをしない。韓国はほんとうに日本に一番近い隣国でありますし、また今後どんどんプラント輸出等も行なわれていくわけでございますし、これからいろいろな点で私は特許の問題が非常にかかってくると思う。この韓国の特許という問題に関し...全文を見る
○近江委員 それから、この特許に関してノーハウの問題が非常に大きな問題になってきておるわけです。ところが、特許庁に聞けば、これは企業局だ、そんな無責任なことじゃ私はだめだと思うのです。ですから、このノーハウの法的な保護を今後いかに考えていくか、非常に複雑な問題であることもわかって...全文を見る
○近江委員 そればまた管轄が違うとかそういうことじゃなくして、これからの技術革新の時代に突入しておるわけですから、特許庁長官としても真剣に十分に検討願いたい、このことを強く要望しておきます。  それから、これは時間がありませんので最後にお聞きしますが、特許庁は御承知のようにいま...全文を見る
○近江委員 これで終わります。
04月02日第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第6号
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○近江委員 私は、最近の原子力研究所等における事故につきまして非常にいろいろと心配をしておったわけです。そういうわけで、本委員会を通じてもいろいろその対策等について、安全という面における万全のそういう措置をしてもらうように、あらゆる角度から長官にもその点を要望してまいりました。と...全文を見る
○近江委員 このプールは、御承知のように、使用済み核燃料棒を冷却するプールである。そうしますと、この間から原研では核燃料棒に要するに傷がいって、そこから汚染されたものがしみ出しているわけですよ。そういう点からいけば、これは最も危険な作業ではないですか、それを、請け負ったところは清...全文を見る
○近江委員 この管理規程に従って、作業衣も着て、あらゆる水も抜いて、安全な態勢で入った――それじゃ、あなた方のおっしゃる、何もかも万全であるのに、なぜ放射能を浴びたんですか。あなた方のそういうような管理規程なり、あるいは万全であると判断したその時点において、非常に危険な状態の中で...全文を見る
○近江委員 それじゃこの事件はどうやって発覚してきたんですか。あなたのところにどうやって届いたんですか。まず、その経過をずっときめこまかに言ってくださいよ。それが大事なんです、その経過が。その中に一切の問題が含まれておる。
○近江委員 そうすると、あなたはその報告を受けられて、いま報告なさったくらいの内容しか受けていないのですか。もっといろいろなことを知っているでしょうが。本委員会において私はこれを聞いているのですからね。あなたが聞いているもっとこまかいことを――私が作業衣や下着やジャケツの話をして...全文を見る
○近江委員 あなた方はこの事故を非常に軽いように思っておりますけれども、検査当時、それじゃどのくらいの反応があったのですか。
○近江委員 いまの数値は間違いありませんか。
○近江委員 それで、こうした原子力発電所というのは、もう何十カ所もこれからできるわけですよ。こういうずさんな管理体制というか、これは一つのこととして、ああそうか、人体にそこまでの影響がなかったかと済ませる問題じゃないですよ、これからの問題として。事件が二月二十四日に入っていながら...全文を見る
○近江委員 要するに、この二月二十四日にこれだけの事故があって、これがあなた方の耳に入らなかった。当然あれだけの安全管理ということをあなた方としても常に国会でも答弁なさっているし、あなた方もそれだけの処置をしてきた。しかし、それがこのように、われわれがこうやって聞かなければあなた...全文を見る
○近江委員 連絡をとるようにやっておったのでしょう、同様なことであろうと。それができていないということ自体が、あなた方がまだまだ安全という問題についていいかげんに考えているのですよ。神経が末端まで行き届いていないじゃないですか、ぴりぴりしたものがないじゃないですか。あなた方がそん...全文を見る
○近江委員 進めておりますと思いますではなくして、それでは、それをあなたは監督官庁として出しなさいよ。こうこうこういうような規程でこうなっていますと。同じようなケースが何ぼでも起きますよ、こんなことでほっておけば――局長にお聞きして、それから大臣にお聞きしますから、局長。
○近江委員 それでは、あなた、その主任の責任だと言うのですか。その辺の責任をあなたはどこにあると考えているのですか。その責任というのはつながって、結局は科学技術庁に来るわけでけけれども、その責任の段階をもう少しあなたとして、これこれこれがポイントであり、こうなっているのだと、その...全文を見る
○近江委員 原電は、なぜ科学技術庁のほうにいままで報告しなかったのですか。
○近江委員 先ほどもお話ししたように、作業員についても、しろうとに近いような、チェックもできないような、そういう下請にやらしておるわけです。そうすると、このような作業について同じようなケースがこれから考えられますよ。そういうあぶない管理のままで、あなた、これからやらすつもりですか...全文を見る
○近江委員 あなた方の指示というのは、結局いままでの状態から見て、あなた方行政の責任、監督官庁として報告もしなさいといっておったって、報告も入っていないでしょう。あなた方の指示がこうだといったって、そのとおり実行するとは限りませんよ。住民も安心して、作業員も安心して仕事にかかれる...全文を見る
○近江委員 連絡体制というのは、それはまあいずれにしてもパイプですから、事故を未然に防いでいく、あるいは事故後の報告とか、これはもう当然やってもらわなければならない。しかし、未然に防ぐということは一番大事なんですよ。起きてから連絡したって、しかたがない。だから、あなた方として、今...全文を見る
○近江委員 それから、あなた方の十分な徹底というのは、私たちはそこまで確信は持てませんけれども、まあ、しかし、一応そのまま受けるとして、この事故の、もう少し私は内容に入ってみたいと思うのですけれども、この作業員は、発電所内の汚染管理区域の使用済み燃料プールのペンキ塗り変え作業のた...全文を見る
○近江委員 考えられないなら、どうしてそれじゃジャケツを、この下着を返さないのですか。だから、そこのところはおかしいじゃないですか。
○近江委員 これはあなたのほうも調査なさるとおっしゃっていますから、私ももう少し詳細な報告を受けたいと思いますが、先ほどあなたが話されたように、今後のそういうこまかい点に至るまでの連絡、報告ですね。それを今後やっていきたいと、このように言われた、それと実際の作業の規定、あらゆる細...全文を見る
○近江委員 時間がありませんので、この問題はこれで終わりますが、ここで長官にお尋ねしたいのですが、東京電力と福島県の間で三十一日に安全協定が結ばれて、共同で放射能の監視に当たる取りきめをした、このようになっておりますが、それは科学技術庁でチェックをしたのですか、また、チェックをし...全文を見る
○近江委員 あなたは政府として新たな監視機関を設ける、こういう発言をなさったと聞いておりますけれども、その構想についてお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 何かちょっとあいまいな大臣の答弁のように思うのですけれども、具体的に私いまお聞きしておるわけですが、そういう権威のある監視機構といいますか、そうした住民の不安をなくすために、そういうような権威のあるものを置くというのは非常にけっこうじゃないかと長官も答えたと、このよう...全文を見る
○近江委員 そうすると、やはり将来は、いま大臣がおっしゃった、何らかの具体的なそういう権威あるものをつくっていきたいというお考えは、大臣はあるわけですね。
○近江委員 だけれども、この監視機構を設けるということは、これは大臣がそういう発言をされたということで、それによって住民はみんな、これからの安全ということについて非常に安堵した、そういうような気持ちを持っているわけですよ。もう大体知っているのですよ、そういうことは。それをまた何か...全文を見る
○近江委員 あなた個人としては、将来そういう権威ある機関を設けていきたい、この辺の意思ははっきりしておるわけですか。
○近江委員 あまり時間がありませんので終わりますが、もう一度先ほどの原電のあの事故に戻りますけれども、この事故によって国民の間にまた非常に不安感というものが高まったと私は思うのです。こういう点について、最高責任者として、いまどのような気持ちでおられるか。先ほど、具体的なことについ...全文を見る
○近江委員 この程度で終わろうと思ったのですが、あなたも要らぬことばかり話しておるから、私も時間がないからもうやめますけれども、ぼろぼろになったのは洗たく機だとか、あとでちょっと訂正は入りましたけれども、非常にニュアンスが強いわけです。そういうことだとか、一貫してそういう小さなこ...全文を見る
○近江委員 私がいま言った総点検はやるのですか。あらゆる規定からこまかい点に至るまで総点検はやりますか。
○近江委員 その局長の答弁に対して、大臣はさらにバックアップして完ぺきにやられる御意思がおありでしょうか。
○近江委員 これで終わります。      ――――◇―――――
04月03日第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第7号
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○近江委員 きょうは、宇宙開発事業団法の質問に入りたいと思うのですが、その前に、宇宙開発の基本的な問題についてお聞きしたいと思うのです。  まず最初にお聞きしたいことは、宇宙基本法を提案をしないで、宇宙開発事業団法を先に提案をしてきた、これは理事懇等においてもいろいろな話が行な...全文を見る
○近江委員 そうしますと、宇宙開発委員会のほうで、どの程度宇宙開発基本法の検討をしておられるか。ただ、宇宙の定義すらもまだきまっていないとか、それがきまってからやるのだ。しかし、やはりそれをいつまでも、はっきりきまらないからということで、基本法をそのままにしておくということは、私...全文を見る
○近江委員 大臣もいろいろといま御意見をお述べになったわけでありますが、ニュアンスとしては、基本法ができることを非常に期待しておる。それを、基本法をつくっていく科学技術庁が何か他人待ちのような、そういう感じを私はしたのですけれども、やはりそういう点で積極性が欠けると思うのですね。...全文を見る
○近江委員 そういうような情勢であるということも、ある程度理解できるのです。しかし、国会においてすみやかにこの基本法を制定すべしと、この開発委員会が発足のときに、あれだけ各党一致して附帯決議をつけたわけです。そういう点、いろいろな情勢から、やっておるけれどもしかたがないという状態...全文を見る
○近江委員 長官のおっしゃることはわかるのですが、それで、その態度は、積極的に今後つくっていこうと、いま表明されたわけですから、それは了解いたしますが、それでは具体的に基本法を実際につくっていく作業として、長官として、いま具体的にこういうよなう作業の政策段階といいますか、こういう...全文を見る
○近江委員 私は、最も根本的なこういう基本法を制定しないで、実施機関だけがどんどん進んでいく、そういう点、非常に不安を持つわけですよ。いま長官もおっしゃったように、平和の目的に限るとか、いろいろな基本的なことをおっしゃったわけですが、この原子力基本法などにおきましては、はっきり平...全文を見る
○近江委員 そうしますと、長官が今後ずっと大臣を続けていかれれば別ですが、どういうようなことがまた途中であるかわからないわけです。そういう点において、これからいろいろ大臣がかわられることも考えるわけですが、そういう場合においても、いまの長官の発言というものは、これはどの大臣も必ず...全文を見る
○近江委員 しかし、いままでの政府のやり方を見ておって、これは科学技術庁だけのことを私は言っているのと違うのですが、いろいろな答申が出されても、政府はむしろ実行したことのほうが少ないわけですよ。たとえば、選挙制度審議会なんかからもいろいろなそれが出ておる。そういうことだってなかな...全文を見る
○近江委員 それから、附帯決議のことですが、先ほども、この基本法をすみやかに制定すべしという附帯決議に対して、現実にまだ実際いろいろ検討しておる段階にある、こういう事実がありました。さらにわれわれは、委員の常勤化ということを早くやるようにという附帯決議をつくったわけです。ところが...全文を見る
○近江委員 先ほど私が平和あるいは民主、自主、公開あるいは国際協力、そうした点で非常に心配だと言った点について、委員はあくまで国会の承認を得るのだ、その委員というところにウエートが非常に置かれたわけですが、それほど委員というのは大事な立場です。そうしたときに、非常勤の人でどれだけ...全文を見る
○近江委員 それは長官のそういう意向のほうが、——国会の附帯決議で常勤化すべしというわれわれのそうした要望よりも、長官のそういう考え方のほうが強いですよ。いまの常勤化でなくたって十分やっていけるのだ。だから、そうせかなくてもいいじゃないか、それじゃまずいと思うのです。それでは国会...全文を見る
○近江委員 予算の大ワクというものはきまってしまったわけでありますけれども、予算の面とか、あるいはそうした行政の簡素化とか、いろいろな点はあるわけでありますが、これは今後考えていきたいと言っても、現実に今年度から開発事業団はスタートしょうとしているわけですよ。そうすると、将来——...全文を見る
○近江委員 大いに働いてもらいたいとおっしゃっても常勤化でないのに——みんなやはり仕事をかかえているわけですよ。物理的にそんなことは無理があるわけです。事業団が発足すれば、それに伴って宇宙開発委員会でいろいろ処理をしなければならない非常にこまかい問題も私は出てくると思うのです。ま...全文を見る
○近江委員 それから、先ほど私、原則的な点の保障ということについてお聞きしたわけですが、特にもう一ぺんだけ念を押しておきたいのですが、宇宙開発の成果が軍事に利用されるおそれというのは絶対ありませんか。
○近江委員 この事業団の設立でどの程度開発というものが一元化されるかという問題なんです。今後のそういう宇宙開発の体制というものをどのように持っていくのか、できるだけ詳しくその辺の構想を述べてもらいたいと思うのです。  それからまた、非常に問題になってくるのは東大との関係だと思う...全文を見る
○近江委員 東大のことで文部省と科学技術庁と非常に対立をしておる、そういうことは巷間いろいろうわさに流れておるわけです。その対立はどういう点なんですか。たとえば、委員会をやろうとしても、何か文部省が断わったとか、いろいろなことが伝えられていますが、その辺のところを、どういうような...全文を見る
○近江委員 そうすると、あくまで今後はそれが両立した体制で進んでいく、こういうことですね。
○近江委員 その辺の点は、いまもトラブルはないというようなことを言われましたけれども、現実にわれわれはいろいろなことを聞くわけですよ。具体的にどうということはここでは言いませんけれども、そういう点、やはり外部にまでそういうことがいわれるようなことのあり方ではまずいと思うのです。し...全文を見る
○近江委員 それから、郵政省の所管業務のうちで電離層観測衛星の関係だけを引き継ぐ、このように聞いておりますが、それは一体どういうことかということ、それから、実験用静止通信衛星の関係は、そうすると、どうなっていくか、この辺のところを聞きたいと思います。
○近江委員 電電公社、あるいは国際電電、あるいはNHKのそういう研究開発と事業団とのそうした関係ですね。この辺が何か非常にぼけているように思うのですよ。この辺はどうなっているのですか。
○近江委員 それから、政府の計画でいきますと、四十六年に電離層観測衛星を、四十八年度に実験用静止通信衛星を打ち上げることを骨子としている、このようにいっておるわけでありますが、それは実際上そんな計画どおりいくんですか。実験可能なんですか、どうですか、その点。
○近江委員 それは、目標を目ざして努力されているのはよくわかるのですが、現段階でチェックしてみて、確実に実現が可能なんですか。その辺のところをもう少しこまかく答弁してもらいたいと思います。
○近江委員 まあ一〇〇%できるかどうか、これから先のことですから、これは何とも言えませんが、あなた方の確信としては、絶対できるのですか、どうですか、その点は。
○近江委員 これは平行ですから次にいきますが、実験用の静止通信衛星を打ち上げたあとの開発目標というものをどのようにいま立てておりますか。
○近江委員 もちろん、これから計画を立てるわけでありますが、大体の構想というものは立てているんですか。発表できる段階であれば、その構想の一端をここで発表してもらいたいと思います。
○近江委員 当然、そうした現在の計画を達成していくために技術の導入ということは不可欠であるというような意見が相当強いわけです。宇宙開発というものの効果、これはいろいろありますが、本来、あくまで自主技術の開発を主眼として進んできた、私はこのように思うのです。私は、技術導入と自主技術...全文を見る
○近江委員 これは技術面になるわけですが、そこでこの必要な技術導入を現段階において、いま何とかして、立てた計画を実現していきたい、このように言われましたが、そういう最終のゴールというものは大体きまっているわけですよ。そうすれば、いまの技術段階から考えて、これとこれとこれは必ず導入...全文を見る
○近江委員 そのシステムデザインというものがはっきりとできなくても、あなた方は専門家なんだから、大体どの技術を、どの部門を導入しなければならぬかということはわかっておるはずだと思いますよ。その辺のところはどうなんですか。それをぼくは聞いている。
○近江委員 そういう微妙な隠れみのというか——別に言ったってかまわないでしょう。こういう点が特にいまから、四十六年、四十八年の実現までにはどうしても——もう四十四年ですよ、ことしは。それは、研究はそれぞれの部門でやっておられると思いますけれども、どうしてもこれは時間の関係で無理だ...全文を見る
○近江委員 それは大体いつごろ出るのですか。
○近江委員 次に進みますが、種子島周辺の漁業対策の点なんですが、地元ではトラブルが絶えないわけです。この現状、それと事業団との、今後そうした補償等の関係ですね。その辺のところは、いまどういうように考えていらっしゃいますか。
○近江委員 いずれにしても、政府の対策というのはいつも後手後手になって、地域住民にも非常に迷惑をかけておりますし、また、計画推進の上からいっても、こうした点は地域住民も納得していける、そういう万全の体制をとっていく必要がある。そういう配慮というものが——何かつつかれてからあわてふ...全文を見る
○近江委員 この事業団の将来の施設、そうした点は計画されておると思います。それから人員、そうした規模は将来どういうような構想を描いておるのですか。
○近江委員 だから、どのくらいのそうした構想を事業団の——規模に応じてやっていくというのはわかりますよ。大体の将来のそうした見通しというか、それはやはり描いているわけでしょう。その点はどうなんですか。
○近江委員 あまり時間がないようですから、できるだけ簡単に終わりますが、事業団と宇宙条約、これの関係はどうなんですか。
○近江委員 それから、主要諸外国の宇宙開発の実施のためのそういう組織ですね、こういう点、どうなっているか。また、諸外国において、わが国のこういう事業団のような組織をそのように設けているというようなケースがあるかどうか、こうした点、ひとつ実情を知りたいと思うのです。
○近江委員 もう時間がないようですから、あとまたお聞きすれば相当問題が出てきますので、保留をしておきたいと思うのです。一応、きょうはこれで終わりたいと思います。      ————◇—————
04月04日第61回国会 衆議院 商工委員会 第15号
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○近江委員 もう非常に時間がないようでございますので、一、二点だけお伺いしたいと思います。  わが党といたしましても、あらゆる機会にこの問題につきまして政府を叱喧してきたわけでございまして、これからの波及を考えてまいりますと、何としてもこれは強い態度で臨まなければならない、これ...全文を見る
○近江委員 業界の皆さんの御意見はよくわかっておるのですが、こうした状態になった、それはもう当然アメリカのそういう情勢というものがほとんどの要因であろう、私はこのように思いますが、一面わが国のそうした綿織物業界なり繊維業界なりが、もっと秩序立った対米輸出を行なうべきであった、こう...全文を見る
○近江委員 これは少し技術的な面に入るかもしれませんが、わが国のそうした製品が、これから非常に高級品を生産するとして、非常に安くアメリカでそのように販売ができる。そうなってきますと、アメリカの国民としては、結局具体的にそうした輸入制限というようなことに黙っておれない。そうしますと...全文を見る
○近江委員 もう一間で終わります。  アメリカのそういうような動きがこれからも相当根強く続いていくと思うのです。そこで、市場の問題でありますが、さらにこれからはソ連、中共等の共産圏諸国あるいはまた東南アジア等、これからどんどんと市場を拡大していかなければならない、このように思う...全文を見る
○近江委員 終わります。     ―――――――――――――
○近江委員 もう時間がありませんから、簡単に一言だけ申し上げたいと思います。  私も、この中小企業への波及、影響度というものを考えていきますと、今回のこの輸入制限の問題については、断固政府として対米交渉をやっていただきたいということを強く要望しておきます。  先ほど参考人の方...全文を見る
○近江委員 終わります。     ―――――――――――――
04月11日第61回国会 衆議院 商工委員会 第16号
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○近江委員 大臣の出席される時間の制限があるようでございますので、私もできるだけ御協力をしたいと思います。  わが国の経済は世界の第三位というような総生産を誇るまでの成長を示しました。しかしながら、国民一人当たりの所得は二十数位というような非常なアンバランスの中に国民生活という...全文を見る
○近江委員 それはわかりました。インドネシアの調査団の報告を当然聞かれておると思うのです。詳しいことがわからなければ、政府委員の方が知っておられるらしいですから、お聞きしたいと思うのです。
○近江委員 その点、今後の国の方向としてこれから生かされると思うのですが、海外援助を全般的に見まして、いままで特にインドネシアに対しては非常に多額な援助が行なわれておりまして、そういう点で特に重点的に調査をされたと思うのですけれども、全般的に東南アジアが中心になっておりますが、い...全文を見る
○近江委員 いまいろいろとおっしゃった中に、確かに適切なことも非常に多かったと思うのです。しかし、それは確かに賠償ということもあったかもしれませんが、やはりわれわれの血税をもって充てておる。したがって、それが今後そうした後進国の経済行為のいろいろな点に生きてもらいたい、これは国民...全文を見る
○近江委員 そこで、いまのこと大体了解できましたが、要するに、いままでのそうした海外援助というのは、結局基本的な理念がなかったと私は思うのです。ただ単なる貿易を拡大すればいいとか、あるいはもう特定の民間業者のそれを潤せばいい、あるいは相手の政治家なり業者を潤せばいいとか、そういう...全文を見る
○近江委員 それから先ほどの政府委員の方答えられたのですが、いままで効果をあげられなかった原因をいろいろお聞きしたわけです。現地資金の不足とか、あるいはインフレの問題とか、いろいろなことを言われたわけです。しかし私が思うのは、何か向こうが非常に悪いような、悪いというか、結局向こう...全文を見る
○近江委員 いま技術の問題が出ましたから、もうちょっとお聞きしますが、それじゃ、その技術協力の、たとえば研修生の受け入れとか、もう少し具体的に、わが国としてどれだけの力を入れてきたか。結局フランスやあるいはイギリス等のそういうような規模から見れば十分の一ぐらいですね、最近はだいぶ...全文を見る
○近江委員 あなた、八百人で多いと言われて、そのあと他国から比べれば低い、それで了承はしますけれども、もう一度具体的に私は明らかにしておきたいと思うのです。  たとえばフランスとかあるいはイギリスとか、その辺のところの受け入れの数はどのくらいになっておるのですか。それから派遣は...全文を見る
○近江委員 通産大臣、時間がなかったら退席されてけっこうです。  結局、援助行政もわが国の体制というのは非常にばらばらだと思うのですね。政府の借款にしろ、あるいは海外経済協力基金にしろ、あるいは海外技術協力事業団にしろ、あるいは民間投資にしろ、いろいろ非常にばらばらだと思うので...全文を見る
○近江委員 それは私らと全然違いますね。私はあまり気にしておらぬなんて大臣おっしゃっておりますけれども、よく話し合っていけば片がつくことだ、私たちはそうは見ておりません。ここでやはり一元化への強い意欲を持っておらなければならない。そんな気にしておらぬというような感覚では問題ですよ...全文を見る
○近江委員 それが私がいま申し上げたように、将来、愛知さんの話からいけば、一九七〇年代には五十億ドルになる。これだけの巨額の援助になってくれば、当然ここで立法化するなり何なりして、やはりかなめというものはしていかなければならない。そういう点で、仮称でありますが援助法等をここで制定...全文を見る
○近江委員 あと一問で終わりますが、要するに、いままでの行き方として、特に大統領がかわって、日本にアジアのそうした援助を肩がわりしてくる、こういう傾向が非常に顕著でありますけれども、アメリカの行き方なんというものは、実際見ておれば、向こうの余った産物を持ってきたり、あるいは商品援...全文を見る
04月16日第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会宇宙開発の基本問題に関する小委員会 第1号
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○近江小委員 私も、軍事転用という問題でございまして、これは非常に心配しておるわけです。過日の委員会でも、それをどこでくくるか、結局、宇宙開発事業団も発足する、実施機関だけはどんどん進んでいく、しかし、どこにどれだけの平和なり、民主、自主、公開あるいは国際協力、そういう問題点が確...全文を見る
○近江委員 この事業団法が、すでにいろいろと検討されまして今国会に提案されているわけです。そうしますと、基本法はとても間に合わない。しかし実際事業団の成立は迫られておる。そういうジレンマがあるわけです。そこで結局、先ほど申し上げた五原則といいますか、原子力基本法の第二条に盛ってあ...全文を見る
○近江委員 検討をそこまで——突っ込んだところまで検討してもらっていないということについては、われわれとして非常に困るわけですよ。ですから、早急にその辺のところを委員会として重要テーマとして取り上げて、何らかの基本法がいま無理とすれば、それにかわるべきものを早急に考える、こういう...全文を見る
04月22日第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第8号
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○近江委員 四月二日に私は本委員会におきまして原電の汚染の問題を取り上げたわけでございますが、その後もいろいろと、三名の汚染者が発見されたとか、そういう事故が起きておりますが、放射能に汚染された作業員がノイローゼのようになって、近所の人も非常に避けておるとか、あるいは婚約がこじれ...全文を見る
○近江委員 それでは向こうから報告があるのを待つという態勢でありますね。  ここで一つお聞きしたいのは、一般の人と職業人といいますか、その辺の区別というものはどうなっておりますか。あの事故のときに、しろうとのような作業員にプールのペンキ塗り作業等をさせた、いろいろなそういうこと...全文を見る
○近江委員 その一般人は五百ミリレム、職業人は五レム、これは一年間でありますが、この数値は間違いありませんか。
○近江委員 この職業人の定義というのは非常に不明確である、このようにいわれておりますが、職業人を一応どういうように定義されておるのですか。
○近江委員 そうしますと、この太平電業の人が事故を起こして汚染したわけでありますが、大体この下請者は約百人、このように聞いておりますが、この人たちは職業人なんですか、その辺のところを明確にひとつお聞きしたいと思います。
○近江委員 まあ一応職業人、しかし実際この作業員は何の仕事をやるかわからないうちに回されたというような、そういうあきれるようなことを言っておる人もおるわけですよ。先ほど定義をおっしゃった、これだけの内容を訓練も受けやっておる人であるならば、そんなことはたとえ冗談でも出てこないはず...全文を見る
○近江委員 これは、それを個人に知らさなければいけないんでしょう。個人に知らされていますか。
○近江委員 会社から個人に知らされておりますか。
○近江委員 それは、事故があったからこうしなさいという指導でしょう。実際その時点で知らされておったかどうかということを私は聞いておるのです。
○近江委員 そうすると、知らしてなかったという事実もあるととっていいんですね。   〔石川委員長代理退席、委員長着席〕
○近江委員 それから、この太平電業の作業員のセーター等まで汚染されておった、そういうわけで、それを原電が引き上げた、洗たくしたところがぼろぼろになってしまった、そういうような事実も明るみに出たわけでありますが、あのときにほんとうはセーターとか一部しか出なかった。実際、原電がその六...全文を見る
○近江委員 現在検査中で、中間の報告等はできませんか。
○近江委員 それで検査でありますが、先ほど二百名とおっしゃった、それは作業員でしょう。この原電の職員等は検査をしましたか。また、検査をすれば、その結果を聞きたいと思います。
○近江委員 二百名の中に原電の職員は全部入りますか。それじゃ作業員も含めて数は合わぬですよ。その点、もう少しはっきりしてください。
○近江委員 これだけの汚染事故を起こしておいて、原電の職員全部を検査しなかったのですか。それはどうなんですか。そういう事実は報告を受けておりませんか。
○近江委員 そうすると二百名、あなたがそうおっしゃったから、そうとっておきましょう。そのうち約九割調査したわけでしょう。その結果はどうなんですか。詳細に答えてください。
○近江委員 職員の中で汚染した者はおりませんか。聞いておる、それがあれば言ってもらいたいと思います。
○近江委員 それはあとでもう一ぺん聞きます。  それから、破損燃料を取り出して冷却をどのように行なっていったか。これの作業工程というものを簡単に答えてください。わかりませんか。
○近江委員 そうしますと、燃料を厳重に密封した容器に入れるわけでしょう。それが今回の汚染の場合において、ストロンチウムなどが入っているということは、これは結局破損燃料は裸で入っておったということが一つは推定されるのですけれども、この辺はどう考えますか。
○近江委員 それから、水でありますけれども、これは千五百トンあったわけでしょう。この水は、どういうようにして処理したのですか。
○近江委員 結局、排水の問題につきましては、千五百トンもの水を流すわけでしょう。ですから、イオン交換樹脂方式の放射能のこういう吸着能力というものにも当然限界が出てくる。ですから、放射能を十分に消さずに放水された疑いが非常に濃いわけですよ。その点、科学的にこのようにしてやりましたと...全文を見る
○近江委員 ところが、局長、安全管理にしても何にしても、このように徹底しておりますというしりから事故がいろいろ出ているわけですよ。したがって、あなたも、この規程に従ってやっているから安全と思いますと言っても、いままでのそういういろんなケースがあるから、われわれとしては非常に不安な...全文を見る
○近江委員 それから、個々に聞いていきたいと思っておりますが、作業員の終業時における汚染チェックというのはどのようにしておりますか。
○近江委員 測定器ですけれども、ハンドフットモニターですね、これで要するにオーケーだったものがチェックポイントでひっかかっている例というのはありませんか。
○近江委員 ですから、結局そういう放射線の測定器が非常に当てにならないということが、そういう事実でもはっきり出ているわけですよ。そういう環境の中で職員が働き、作業員が働いているわけです。私は、いまなぜこういう個々のことをずっと言っているか、私はいまそういう事実のごく一部のことをあ...全文を見る
○近江委員 いまちょっとあとのほうが聞こえなかったのですが、もう一ぺん言ってください。
○近江委員 これも、私は何もかも疑うわけじゃないのですけれども、いままでのことがいままでですから。では、私は、この委員会としてこのデータを要求します。委員長、いまのこのデータを要求したいのです。それについて……。
○近江委員 出せるものは出したい――ここは国会なんですから、それじゃわれわれの言うている公開の原則に反すると思う。どうなんですか。都合のいいものは出して、悪いものは出さぬ……。
○近江委員 それで結局きのうは多田副書記長を団長として行ったわけですが、そのときに、この事故の汚染度を明らかにせよ、データを提出してもらいたい、こう言ったところが、原電はそれを断わった。科学技術庁に全部これを提出しております、科学技術庁に聞いてもらいたい。ところが、いま私が聞いた...全文を見る
○近江委員 この被曝について、安全基準、安全基準というけれども、これは結局バランスの上で許されるものであって、ここまで浴びてもよい、そういうものではないと私は思うのです。放射能みたいなものは、浴びたらだめなんですよ。ですから、その数値が示されたその基準を、あくまでも大きい顔をして...全文を見る
○近江委員 十マイクロレムと一ミリレムはは一緒ですか。
○近江委員 そんなことは技術庁で言っていないのですよ。私が持ってきたのだ。
○近江委員 ですから、いままで事故にしても何にしても、ひた隠しにしてきているのですよ。こんな数字でも、それはそのまま受け取っていいかどうか、われわれは実際当惑をするのですよ。ですから、秘密主義というのは非常に濃いのだ。だから、これから開発しなければならない原子力について、国民はみ...全文を見る
○近江委員 富士電機というのもあるでしょう、どうですか。
○近江委員 そこの会社で働いている人には、そういう汚染はなかったのですか。どういう手続を踏んでチェックしましたか、ないというなら。
○近江委員 ですから、原研では発見されて、原電では発見されていない。ですから、原電のそんな不確実なそういうようなチェックで、異常なかかったということがいえるのですか。いままでの体制から何らかの体制をとってチェックしたのですか。
○近江委員 これから、まだまだいろんな問題が出てくるんです。そうしたときに、ただ向こうの報告を一方的に待っている。そうすると、都合の悪いことは報告しないし、できることはやる、少なくともそういうような傾向にあるわけです。いままでのことは次々といままで出てきたんですから。ですから、こ...全文を見る
○近江委員 長官、同じ意見ですか。
○近江委員 それから、これからどんどんと発電所もできてくるわけです。そういう点、民間になってくれば科学技術庁としてどこまでチェックができ、監視ができるか。こういう点になってくると、現実にこの一つのケースを見ても、不安な要素がたくさんあるわけです。これから将来民間の発電所がどんどん...全文を見る
○近江委員 もうこれで時間がないから終わりますが、先ほどの汚染の百点の件、局長、あれの汚染の経路、それ等も十分に追跡していただいて、私のほうに、委員長のほうにお願いしておきますから、データをひとつ出してもらいたい、これをお願いいたします。  それから、今後特に要望しておきたいこ...全文を見る
04月24日第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第9号
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○近江委員 この前に宇宙開発の問題についてお聞きしたわけでございますが、きょうはちょっと開発事業団法案の内容のほうに入っていきたいと思います。  まず初めにお聞きしたいことは、宇宙開発の意義ということ自体がはっきりしておらないわけでありますが、その辺のところを科学技術庁として煮...全文を見る
○近江委員 この宇宙の利用という点ですが、いろいろ話も出ておりますけれども、宇宙の利用ということについてどのように把握しておられますか。
○近江委員 確かにその点は今後もいろいろな範囲が出てくると思うのですが、こういうことは結局定義というか、その辺をもう少し煮詰めるべきだったと思うのですね。ですから、それを、たとえ抽象的であってもこの法律にうたうべきでなかったか、このように思うのですが、その辺の見解はどうですか。
○近江委員 それから、この法律の第一条において、「総合的、計画的かつ効率的」と述べられておるわけですが、それはどういう意味であるか、詳細に答えていただきたいと思います。
○近江委員 それから附則の第三条の規定により出資されたものとされる財産というのは何をさしているのですか。
○近江委員 その内容ですけれども、もう少し明細に、どういうものがあるか。
○近江委員 それから、政府以外のものから出資を求める理由、それからまた、実際上いかなるものから、どの程度の資金を期待しておるか、この辺を少し詳しく聞きたいと思うのです。
○近江委員 ですから、この民間が参加するということはわかっておるのですが、いかなる人からどの程度の資金を考えておられるか、この点です。もう少し具体的に、やはりまだ全然白紙ということはないと私は思うのです。もうすでにこの法案が通れば、十月から発足でしょう。そうすれば当然そういう点は...全文を見る
○近江委員 だから、本筋は政府であるということはわかっていますが、その協賛という程度はどのくらいであるかという問題です。ですから、へたをすれば、この民間の出資のそういうウエートによって——今後当然事業団が膨大なそういう仕事を発注していくわけです。そういう点で、今後の結びつきの問題...全文を見る
○近江委員 それは、計画の点とか、そういう点においては確かにそれは総理大臣であり、宇宙開発委員会ということはわかりますけれども、それじゃ国のいろいろな施策にしたって、何もそんな民間がこうだああだと正面切って計画を立てるという、そんなことはありませんよ。みんな政府が計画してやるのだ...全文を見る
○近江委員 運営については間違いないようにしていただくことはけっこうなことです。当然してもらわなければ困るわけですが、しかし、やはり十分にそういうことを考えた上でやっていかなければいけないと思うのですね。非常にそういう懸念があるわけですよ。ですから、具体的に、たとえば、どういうよ...全文を見る
○近江委員 それじゃ全面的に事業団にこれが——法案が通った上においてそういう事業団の中枢メンバーがそういう点を決定する。政府としても、この法律をつくった以上は、やはり好ましいとか好ましくないとか指導するわけですから、その辺のところはある程度煮詰めた案を私は持っていると思うのですよ...全文を見る
○近江委員 これは平行線になると思いますから、ここでこの問題はやめますけれども、その辺はある程度あなた方が、私たちとしては設立委員がきめることであってはっきりしたことは言えないけれども、政府としては、大体こういうような人、会社が協賛すると考えられるという、そのくらいのところをすぱ...全文を見る
○近江委員 それじゃあくまで骨子としては常勤とする、ただしやむを得ない場合はこのくらいの程度なら認める、そういう行き方が私はほうとうだと思うのです。最初から非常勤だ、そんなことをきめることはないじゃないですか。これはどうなんですか。
○近江委員 やむを得ない場合なんということは書いてないですよ。
○近江委員 だけれども、事業団がほんとうに運営ということを考えていくならば、やはり常勤ということが望ましいわけでしょうですから、これだけ学者の方もおられるわけですし、それはわからぬこともないわけです。しかし、やはり将来はできるだけそういう常勤の形に切りかえていく、こういう考えで出...全文を見る
○近江委員 それから、この事業団の役員として大体どういう人を予定しておりますか。
○近江委員 それは幾ら言ったって、私がもっと具体的にある程度の考えをただしたいと思っても、あなたは言わないと思うのです。しかし、いずれにしても、役員については、特にいままでそういう公社、公団というものについては、われわれも非常に問題にしてきた。なぜかというと、あまりにもそういう役...全文を見る
○近江委員 結局この事業団は、役員は九名ですね。それには非常勤の役員を二名含んでおりますが、このほかに顧問がおるわけです。ですから、この事業団の規模から見て、一つは非常に数が多いという点、それから、先ほどの天下りのために何となしにそういうスタッフを多くしておるというようにも考えら...全文を見る
○近江委員 この事業団の設立については、公社、公団というものについては国民みんながそう思っているわけですよ。ですから、どういうつながりがあってどうだということは、相当みんな関心を持っているわけです。ですから、ああまたかということで、政府のやり方について国民がそういう不信を助長しな...全文を見る
○近江委員 これも平行線になりますからこれでおきます。  それから、法律の第十四条で教育公務員を役員にする道を開いておるわけですが、それはどういうわけですか。
○近江委員 それから、顧問を置く理由ですね。また、どういう人を考えておるか、その点をお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 この顧問については、いま大体十名程度とおっしゃったのですが、大体どのくらいのワクという、それはきまっていないのですか。
○近江委員 その辺のところ、確かにこの法案もまだ通っておりませんし、これからの具体的な作業として考えられますけれども、まだ、しかし、その辺のところは、政府の中で何か煮詰まっていないように思うのですね。何か言われたから大体このくらいだと、ぽっと考えて答えたような、そういう感じに受け...全文を見る
○近江委員 だから、その開発項目、スケジュールは、大体具体的にどういうように考えておりますか。
○近江委員 少なくとも十月から事業団は発足するわけでしょう。すなわち、計画がちゃんと策定されて、それから準備が整って実施、これは実施機関ですよ。もう四月も末じゃないですか。そういう段階で、まだ開発委員会でいろいろと考えておる。そういう段階でいろいろな諸準備等を整えて、目標も定まら...全文を見る
○近江委員 それから、宇宙開発に関する基本計画を策定するということは、二十四条で初めて出てくるわけですが、こういうような権限の創設規定というのは、事業団法ではなく別の法律で行なうべきではないか、こういう一部の意見もあるわけですが、その辺についてはどう思っておりますか。
○近江委員 この宇宙開発に関する基本計画と、現在策定を進めている宇宙開発計画との関係性、これについてお聞きしたいと思います。
○近江委員 この事業団の業務の範囲、これは第二十二条において「人工衛星」といっておりますが、各種人工衛星を全部開発するのか、あるいは科学衛星等の取り扱いを今後どうしていくかという問題があるわけですが、その点はどうなんですか。
○近江委員 この主務大臣は郵政大臣になっているわけですが、これからのそういう計画を考えていくと、確かに大きな関係があるわけです。しかし、少なくとも、この宇宙開発については、先ほどの意義のところで述べられたように、科学技術の向上とか、いろんなそういう非常に広範な分野があるわけです。...全文を見る
○近江委員 権限が委譲されるとかなんとか言ったって、それはあくまでわきの意味じゃないですか。主をどこに、柱をどこにするかという問題なんですよ。少なくとも宇宙開発事業団の性格からしても、広範な技術の結集ということが大事になってくる。そうでしょう。しかも、科学技術庁の宇宙開発推進本部...全文を見る
○近江委員 それは、説明をすればそういうことになるかもしれませんけれども、それじゃ、法において、科学技術庁の長官の立場はどういう立場にあるかということも、そこでうたうべきですよ。実際の今後の事業団、いろいろ国会でも論議されるでしょう。当然、科学技術特別委員会とも関係があるわけです...全文を見る
○近江委員 そういうところで責任というものはぼけるんですよ。はっきりとした責任体制というか。それに実質上携わっている人が責任を持つ、これが運営としては一番効率的にいくようになると思うのですよ。法律も「計画的」、「効率的」ということをいっているでしょう。結局、現実に携わっておらない...全文を見る
○近江委員 これは、管轄は違いますけれども、私はこの間の分科会で万国博のことを聞いたことがあるのですよ、そうすると、菅野さんは、経企庁長官で、そうして万博担当大臣になっておる。万博担当大臣というのは一体どういう権限があるのですかと私も法制局からとってみたら、調整大臣ですよ。あの人...全文を見る
○近江委員 私は時間がありませんので、最後に一問だけお聞きしたいのは、この前の委員会でも私は質問させてもらったのですが、要するに、この事業団というのは、あくまでも宇宙開発の推進をしていくための実施機関、それの法案でありますが、われわれが一番心配なのは軍事転用、そうした宇宙開発とい...全文を見る
○近江委員 歯どめ以上の歯どめといっても、いままで総理大臣や大臣がおっしゃったことは、それはケースが違うにしても、われわれとしては非常に疑問に思う点、守られておらない点があまりにも多過ぎるわけですよ。そういう点で、あなたが歯どめ以上の歯どめとおっしゃったのは、すでに刃がこぼれた使...全文を見る
○近江委員 それでは、私の質問を終ります。
04月25日第61回国会 衆議院 商工委員会 第22号
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○近江委員 先ほどから各委員からいろいろな質疑がございました。一貫して感じますことは、非常にまだ責任のなすり合いというような空気が強いということなんです。たとえば東京瓦斯は工事に非常に手抜かりがあったんじゃなかろうか、あるいはまた鹿島さんは設計にミスがあるんじゃなかろうか、あるい...全文を見る
○近江委員 いま三者の方から意見を聞いたんですが、それから通産省もきょうは来ておるわけでしょう。あなた方は、要するにこの三者がまずかったからこういう事故があったのだ、そういうような気持ちが露骨にあらわれておる。この事故の説明に来たときでも、だれかということを私は言いませんが、あな...全文を見る
○近江委員 最終的な責任も初めからの責任も、これは一貫して全部あるのですよ。その点を、通産省としてさらに今後二度とこういう事故を起こさないようにやっていただきたい。これは先に申し上げておきます。  それから、このとうとい命が失われたわけです。これは国民の一人として非常に御同情に...全文を見る
○近江委員 地下鉄の工事にしても相当な長さで工事が行なわれておる。これは東京都だけではなくして、大阪はじめ大都市では行なわれておる。そこでこういうような事故がまだまだ起こる可能性がある。したがって、私はこの事故を教訓として総点検をすべきである。総点検をして、あぶないところは全部配...全文を見る
○近江委員 それから少しこまかい点へ入りますが、このガスの導管はこの現場では地中一・五メートルに埋めてあった。法規では一・二メートルになっておる。ところが、御承知のようにこれだけの交通量がふえてきておるし、重量車が通ってくる。したがって、相当今後事故の発生が考えられる。この点、法...全文を見る
○近江委員 それから監督体制等、たとえば建設省あるいは東京都、東京瓦斯、いろいろあるわけですよこれは。東京瓦斯は監督されるほうだけれども……。そういう監督等の体制について行政官庁がばらばらなんですね。この辺のところの連絡を今後どうしていくか。いうなら一元化ですよ。その辺のところを...全文を見る
○近江委員 だいぶ日にちがたっておる。大体どの程度まで話が煮詰まりましたか。大体ここで発表できるようなことがあったら発表してください。
○近江委員 それは問題究明だけではなくして、私が言ったような方向にしていくのですか。もう一度……。
○近江委員 そういういろいろ今後対策をとってもらうわけでありますが、まあ不幸にしてもしもどういうような事故があるかわからない。そういう点について、一番そういう消火体制あるいはそうした事故を未然に防いでいくそういう緊急体制、防災体制、それはやはり直接的には東京瓦斯にあるわけですよ。...全文を見る
○近江委員 それならこれは局長に聞きますが、各ガス会社等に全国的にその点については徹底しているのですか。
○近江委員 時間がありませんので終わりますが、いずれにしても、こういうような事故は二度と起こさないように、これから末端に至るまで、きょういろいろと御答弁された皆さん方の御精神がぴりぴりと行き渡るように、どうか今後二度と事故を起こさないように万全の体制をとっていただきたい。また監督...全文を見る
○近江委員 時間がありませんので簡単に聞きたいと思いますが、答弁のほうも明確にお願いいたします。  非常に微妙な段階にきております。それだけに、公取の皆さんは厳正公平に行動をお願いしたい、このように思います。皆さんのほうも、非常に種々な問題検討でたいへんなことはよくわかっており...全文を見る
○近江委員 この前にも質問したのですが、「エコノミスト」の中に、三月十一号でございますが、四四ページに「某委員は、一月三一日、鋼矢板の検討がされた直後「事実関係をみた限りでは、救いがたいほどクロである。しかし、真実は別にあるのかも知れない。結論的には反対のことを考えています」」こ...全文を見る
○近江委員 これは平行線になると思いますので、おきます。  それから事務局長、あなたは各社が公取委員に提出した合併に関する処置要求に関して、あれは審理済みのことで、いまさら事新しく取り上げるまでもない、そうした発言をなさったということを聞いておるのですが、そういう事実があったの...全文を見る
○近江委員 それからまた事務局長は、日紡、日レの合併発表について、全体として直ちに独禁法上の問題となるとは考えていない、シェアは警戒ラインとされる三〇%よりいずれも低いと聞いている、競争制限になるおそれはないと思う、このようにおっしゃったということが伝わっておるのですが、そういう...全文を見る
○近江委員 実際そういう点について、これはあくまで委員の方のそうした御意見ということもあるわけだし、そういう点、いま非常に微妙な段階に来ているわけですから、こういう点の言動については十分に慎んでいただきたい、このように特に要望いたしておきます。  それから審判が開始されるかどう...全文を見る
○近江委員 だいぶ時間が過ぎましたので、これで一応終わりたいと思いますが、いずれにしても非常に微妙な段階でありますし、事実がないとあなたはおっしゃったから、そのまま受け取っておきますが、この点につきましては、私たちもあなた方の厳正な立場ということを信頼しておりますし、そういう点誤...全文を見る
05月08日第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第11号
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○近江委員 私も、先ほどからの石川議員、三木議員の質問と重複しております点は避けたいと思いますが、先ほど三木議員からも、インテルサットとそういう今後の地域衛星を打ち上げとの影響についての御質問がありました。きのうの連合審査会でもそういう問題があったかと思いますが、私もちょっと聞き...全文を見る
○近江委員 じゃ、まだ煮詰まっていない段階ですから、もうこれ以上お聞きしてもしかたがないと思いますが、先ほど三木議員もおっしゃっておりましたが、将来地域衛星等の打ち上げ等にそういう協定が影響をしないように、この点は、ひとつ政府が本気になって取り組んでいただきたい、これを要望してお...全文を見る
○近江委員 わかりました。あと、委員会の常勤の問題とか、この委員会の質疑を通じて、私たちもいろいろな点を要望してきたわけです。そうしなければ、この事業団が発足しても、絶対そういう法律の中に盛られておる「効率的」とか、そういうようなことは期待できぬわけです。そういう点、いろいろと本...全文を見る
○近江委員 終わります。
05月09日第61回国会 衆議院 商工委員会 第25号
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○近江委員 私は、中小企業団地と八幡、富士の合併の二つの問題についてお聞きしたいと思いますが、まず団地のことについてお聞きしたいと思います。  以前、本委員会におきまして福井の染色団地の件を私が取り上げまして、それを通じて、政府のほうでは中小企業団地の総点検をする、そしてそれの...全文を見る
○近江委員 総点検の成果を期待しております。できるだけこの機会を通じてひとつきめこまかくやっていただきたい、これをお願いしておきます。  それから私も、団地のことにつきましてはできるだけその効率をあげてもらいたい、こういう観点からいろいろと勉強してまいりました。きょうは、あなた...全文を見る
○近江委員 その契約どおりのことが行なわれておればいいけれども、あなたのほうの調査でもいろいろな点がここで指摘ができると思うのです。どういう点が指摘ができるか、この契約の内容からいきますと、非常に違う点が出てきている。少なくともわれわれの税金がそういう方向に資金として出されるわけ...全文を見る
○近江委員 あなたのほうから出された資料、私もこの資料については信用しますが、実際上各企業はそういういま報告があった形で支払いをされておる、そういうことで実際上は出血のようなところが多いわけです。しかしながら、いろいろな点で誤解を招いておるわけでしょう。こういう点、一つの団地をち...全文を見る
○近江委員 厳密にいけば助成対象からこれははずれていくというようなお話が先ほどあったのですが、少なくともこれは現実に出血のような状況になっておるわけですよ。ただ対象がこうだからということで中小企業、零細企業に対して助成外だからというような処置を考えるのですか。これはいうならばあな...全文を見る
○近江委員 あなた方の指導監督が不行き届きで結局はこういう形になっておるのでしょう。それじゃこれだけの分は返しなさい。それでなくたって中小企業は運転資金がないんですよ。あなた方が失敗したことを、そういう中小企業におっかぶせるのですか。その辺のところはやはり法の運用ということがある...全文を見る
○近江委員 そういう政府のずさんな指導監督のもとに結局はこういう中小企業、零細企業がいろんな点で戸惑ったり、あるいは実際われわれが手続をするのにどうすればいいのか悩まされるわけですよ。そういう点において今後そうした施策のことについても、どうかひとつ、中小企業、零細業者にもよくわか...全文を見る
○近江委員 適宜またこれからこの団地等の問題についてもいろいろと委員会等で聞いていきたいと思いますから、どうか先ほど御答弁ありましたように、全国的によく調査し、さらにその運営をよくやっていただきたい。要望しておきます。  それじゃ、公取事務局長に富士、八幡のことについてちょっと...全文を見る
○近江委員 勧告は、これをイエスかノーかという返答を要求しておるだけ、こういう考え方をわれわれもしておったわけでありますが、そうなってきますと、いままでこの審査について、事前審査を含めて約一年かかっておるわけですよ。そうしますと、あと応急にこの対応策をさらに積み増しをする。そうい...全文を見る
○近江委員 それから、この勧告の内容について、九品目のうち特に主力製品の五品目が触れられていない。結局四品目だけであったわけでありますが、正式な審査もしているわけですし、あれだけ九品目全部についてもいろいろと本委員会においても問題が出ておったわけですが、それが結局出ておらないとい...全文を見る
○近江委員 ところが一般では、残りの五品目も黒である、こういうことが非常にいわれておるわけですよ。またわれわれが考えても非常におかしい点があるわけです。そういう点で白なら白と、なぜ白だったかということをこの際においてはっきりと言うべきじゃないですか。どうでしょう。そういうことは現...全文を見る
○近江委員 前に私がこの質問をしたときに、正式審査の段階で検討する、そのときはまだ白とも黒ともきまっていない、未調査と、このように言われたわけです。そこで、この勧告を出すからには、当然全品目の検討ということは終わっておられるわけです。したがって、われわれとしては、この五品目はなぜ...全文を見る
○近江委員 その五品目は白とあなた方は判断されたんだから、それはそれでいいとしまして、われわれとしては、結局国会でいろいろ論議のあった段階では、事前審査の段階でそれはしかたがないという気持ちが強かったわけですよ。ですからそれ以上のことは聞かなかったわけです。だけれども正式に相当な...全文を見る
○近江委員 いま、積み増しをすればいけるんじゃないかというような、そういう空気が非常に強くなってきているように思うのです。それはこれからどういう積み増しをしてくるか、どういう態度をとるかわかりませんよ。しかしその辺のととろのニュアンス、あなたも記者会見のときに、結局対応策を積み増...全文を見る
○近江委員 それから通産大臣は今回の勧告をどのように受け取っておられるか、どのように評価されておられるか、ひとつ率直な御感想をお聞きしたいと思います。
○近江委員 非常に簡単な——御苦労であった、確かにそれはそうでしょう。しかし通産省はいままで陰になりいろいろな立場で、この両社について、通産省としてもできるだけ積極的な、——それは目立つようなことはしてこられなかった、このように思いますけれども、しかしいろいろの点で両社合併の方向...全文を見る
○近江委員 では、大臣もいま対応策をとることを期待しておると率直な御感想をお聞かせいただいたわけでありますが、あくまで期待をしておるということだけでとどまるのか、さらにこれから対応策をどうしていけばいいか、向こうのほうからいろいろと相談等があった場合、それに対しては積極的に相談に...全文を見る
○近江委員 これはあなたと私とちょっと見解が違うかもしれませんが、私としてはあくまでも通産省としては中立のそういう立場でやってもらいたい。非常にいま微妙な段階でもありますし、その辺のところをひとつ要望として、これは厳正中立にやっていただきたい。行政官庁のそういう姿勢というものは非...全文を見る
○近江委員 それから、復合企業が会社をどんどん乗っ取るというか、そういう形で、アメリカなんかで非常にいま問題になっておりますが、これに対してアメリカの独禁法は無力であるというので、そういう立場でこの改正論というものが論議されておる、このように聞いております。わが国にもこういうよう...全文を見る
○近江委員 公取の事務局長にお聞きしますが、いま大臣も、これはまだ正式な申請が来ておらないとおっしゃっております。しかし動きがあることは確かなんです。だからこれがあくまでそのまま進むと仮定した場合、これからこういう動きがいろいろ考えられるわけです。そうした点、今後公取としてはこう...全文を見る
○近江委員 もう少し具体的な話を期待しておったのですが、そういう複雑な動きというものはこれからますます出てくると思うのです。そういう点を考えますと、独禁法というものはむしろ強化をしていかなければならない、そういう段階にきておるのじゃないかと思うのですね。ところが、現在国内で独禁法...全文を見る
05月16日第61回国会 衆議院 商工委員会 第27号
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○近江委員 時間があまりありませんので簡潔にお願いしたいと思うのですが、内示後の三月上旬の当委員会におきまして、この内示において触れなかった五品目——四品目についてはもう一応こういう結論を出していらっしゃるわけでありますが、五品目について私がお聞きしたところ、未調査である、したが...全文を見る
○近江委員 部分的な四品目だけのこういう結論だけでこの合併の差しとめをやるということについて、見方によれば、合併に対するヒントを与えたんじゃないか、こういうような見方もできるのではないかと思うのです。そういう点でいままで努力をされてこられたことについては、われわれも非常に敬意を表...全文を見る
○近江委員 十一日のNHKのテレビの討論会で東芝の副社長さんが、両社の生産額のたった五%の比重しかない四品目を黒だとして全体の合併を認めないというのは条理に合わぬ、こういった意味の発言をなさっておったように思うわけでありますが、裏を返せば、九五%が五品目——五品目だけではありませ...全文を見る
○近江委員 五品目について、いまの段階ではどうしても言えない、そういう公取委員長のいまの気持ちはいろいろと考えられるのですが、二、三例を申し上げますと、たとえば大型形鋼は合併後系列も入れると六六・五%のシェアとなる。この第二位となる日本鋼管との格差は五倍に開くわけです。これでも有...全文を見る
○近江委員 それからこの両社は、対応策の一つとして生産中止などというような不穏当なことをちょっと漏らしたように思うのですが、生産を中止したとした場合、それが競争促進的になるというようなことは当然あり得ないことでありますし、こういうような考え方についてどのように思っていらっしゃるか...全文を見る
○近江委員 そう言ってしまえばおしまいなんですよ。もう少し味のある答え方をしたらどうですか。それでいけば何でも、どんなことだってみな結論は出ますよ。私たちは、いままでの努力に対しても非常に敬意も払っているわけです。あなたの立場はわかった上で聞いているわけですよ。そんな簡単な、ただ...全文を見る
○近江委員 それから柿沼事務局長にお尋ねしたいのですが、今回の合併の件につきまして、あなたが事務局のスポークスマンのようなそういう立場でこられたと思うのです。ところが、委員会のこうした模様というものを正確に伝えておったかという点になりますと、この辺が非常にぼけてくると思うのです。...全文を見る
○近江委員 通産大臣にお聞きしますが、先ほども出たわけでありますけれども、いまの段階では独禁法の改正は考えておらない、このように答えられたわけでありますが、この九日の一般紙によりますと、次官が、自動車も資本自由化が近いというときに、こまかい問題ばかり掘り下げる独禁法ではそのうちに...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんからこれで終りますが、財界首脳部の考え方というものは、独禁法の改正ということに非常に強い方向に向いておると思うのです。そういう非常に独禁法に対する挑戦的な財界の動きに対して、政府はいま何も言わないのかという問題なんです。先ほどからずっと話されておる...全文を見る
○近江委員 これで終ります。非常に微妙な段階にもありますし、公取さんの努力に対してもわれわれは非常に敬意を持っていま見守っております。そういう点で通産省としても、そういういろいろな圧力、圧力というのはおかしいですが、そういうことはないと思いますけれども、公取の厳正中立な、いまのフ...全文を見る
05月30日第61回国会 衆議院 本会議 第41号
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○近江巳記夫君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま提案されております外務委員長北澤直吉君の解任決議案に対しまして、賛成の意を表するものであります。(拍手)  申すまでもなく、外務委員会は、わが国の国際社会における外交方針を審議し、いわばわが国将来の平和と安全に深く関係のあ...全文を見る
○近江巳記夫君(続) したがって、北澤委員長は、このような無謀な行為の責任をとって、すみやかにみずから辞任するのが当然であると思うのであります。また、北澤委員長を辞任せしめることが、病める自民党を救うただ一つの方法であり、良心でもありましょう。そして北澤委員長をこのような立場に追...全文を見る
○近江巳記夫君(続) 私は、このことを声を大にして申し上げたいのであります。  このように議会制民主主義を破壊した暴挙について、北澤委員長は国民の前にその罪状の重大なることを率直に認め、辞任すべきであると、私は重ねて申し上げるものであります。  わが公明党は、民主政治の危機を...全文を見る
06月05日第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第12号
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○近江委員 この四月の上旬に、私は、原電の作業員が作業中汚染されまして、そして衣服まで汚染された、それが全然発見されずに、長い間東海村を中心として一般住民の中で汚染された人々が生活をしておった、重大な安全管理という点にミスがあるという事実をここで明らかにしたわけでございますが、そ...全文を見る
○近江委員 このポリエチレンのびんは、それに入れて保管しておいていい、このように言われた。それが現実には破裂しておった。これは皆さん方がたとえ——この前、日立港から大量の使用済み核燃料を英国に向けて輸送する、そのときの安全基準等はもう絶対のものである。容器に至るまで絶対間違いがな...全文を見る
○近江委員 そういう化学反応を起こしたとか、密閉しておれば圧力が加わってふたを持ち上げるなり、ふたがきつくしてあれば当然亀裂を起こす、こんなことは科学者であればわかるはずですよ。だから、そういう危険なものを、普通のちょっとした科学に知識のある者だったらわかるはずですよ、それをこう...全文を見る
○近江委員 ちょっと答弁が聞きにくいから、関係者の人は前へ出てくださいよ。
○近江委員 人が入らないところだといいますが、操作するためには当然この部屋に入るわけですよ。全然わからないでぼっと入って、そこで汚染されたらどうなるかという問題なんです。あなたのいまの報告をそのままお聞きしますけれども、こういうような危険なずさんな管理ということが至るところにまだ...全文を見る
○近江委員 これはケースが違いますけれども、日立港から使用済みの核燃料を大量に輸送するわけですけれども、こういうような事故が出てきますと、何もかもこれは信用できなくなりますよ。あなたは何回も、まずい点があれば総点検をやって、これからチェックをして改善をしていくというが、こういうよ...全文を見る
○近江委員 それから、私がいまこの量のことに  ついてプルトニウムの総量は二十ミリグラム、そうした毒性のことなんか言いましたけれども、これについてまだ何か言うことがありますか。
○近江委員 そうすれば、なおさらその危険性は増してきているわけです。ですから、それだけの強烈な危険なものを、そういう化学的な反応等も考えられる状態において、そういうように保管を許しておいたということは、これはたいへんな責任問題だと私は思うのです。最も私がここで申し上げたいことは、...全文を見る
○近江委員 それは研究の途上というけれども、こんなものは研究の途上じゃないよ。こんなものは管理の問題じゃないですか。しろうとが考えたって危険であるということはわかりますよ。ですから、研究所の中とあなたは言われますけれども、たとえばこの事件だって研究所の問題ですよ。これは電気通信大...全文を見る
○近江委員 それは清掃の人あるいは作業員、そういう科学に知識のない人が入るかもわからない。たとえばこの前の原電の汚染事故だって、立ち入り禁止のところへ何のチェックも受けずに平気で入っているわけですよ。入らぬことになっておりますと言ったって、だれが入るかわからない。現実にそういうこ...全文を見る
○近江委員 朝から晩まで報告を受けたらというが、長官が何も受けなくたっていいじゃないですか。局長もいらっしゃるし、部長さんも課長さんもいらっしゃるのですから、少なくとも、これを担当する方が詳細漏らさず把握していくことが私は大事だと思うのですよ。その辺の考え方——それでは、どういう...全文を見る
○近江委員 それで、詳細に至るまで今後把握されるということがわかったわけです。しかし、科学技術庁の皆さんと同時に、われわれも国民の代表として、そういう点はやはりこれからも知ってもいきたいし、また、それで気づいた点は皆さんに申し上げて、さらにまた改良もしていただきたい、このように思...全文を見る
○近江委員 それから、この室内の汚染されたところのそれを消すことについて、それはちゃんとできたのですか、どうなんですか。
○近江委員 いろいろなケースが考えられるわけです。たとえば原電の道路なんか汚染されたところは消しようがない。それを隠すためかどうか知りませんが、さらにアスファルトを上から敷いてしまってそういう放射能を消している。そういうようなぶざまなことをしなければ放射能を隠すことができない。い...全文を見る
○近江委員 それから、先ほど、今後の対策について話されたので、私は、一応今後の皆さん方の誠意あるそういう善処をこれから強く特に要望しておきます。  それから、同じく安全問題でありますけれども、その後のJRR3の問題でありますが、重水精製をやったけれども成果がない。このJRR3は...全文を見る
○近江委員 いろいろと苦慮されておるようでありますけれども、技術的にいけば、最悪の状態は、炉心に入っておる重水二十八トン全部を交換することも考えられるんじゃないか。しかし混入ウランの相当部分というものが系内に付着している、このように常識で考えられます。そうすると、こういう現状から...全文を見る
○近江委員 あなたのほうでもいろいろ考えておられて、原子炉はそのように運転をとめなければならない、これも安全管理という点においてずさんが招いた結果なんです。ひいては国民の膨大な血税をつぎ込んだ研究がこのようにストップしてしまう、こんな残念なことはないと私は思うのです。ですから、一...全文を見る
○近江委員 今後さらに最高の効果があがるように研究し、一日も早く原子炉の運転ができるようにやっていただきたいと思います。  総括的に最後に長官から安全管理の問題あるいは原子炉の今後の運転等についての決意のほどを聞かせてもらいたいと思います。
○近江委員 これで終わります。
06月06日第61回国会 衆議院 商工委員会 第30号
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○近江委員 先ほどは定足数が足らないということで社会党のほうが退場されました。しかしわれわれとしては、自民党さんのほうで定足数をそろえられる、こういうことでいままで待っておりました。まあ定足数さえそろえば何ら拒否すべき理由もありませんし、できるだけの御協力をしていきたい、こういう...全文を見る
06月11日第61回国会 衆議院 商工委員会 第31号
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○近江委員 本件につきましては、相当時間の審査をやってこられたわけであります。各委員からもそれぞれの問題点についてさまざまな質疑がございました。多少重複する点はあろうかと思いますが、私の立場からお伺いしたいと思いますので、各委員におかれましても、御了承願いたいと思います。  ま...全文を見る
○近江委員 しかし、その件についてもいろいろな討議がされたわけでありますが、この件についてまたいろいろと私の立場から明らかにしていきたいと思いますが、一つ一つの問題をとらえていっても非常に大きな問題があるように思います。  たとえば公開公報の問題一つにしましても、私は一つの分類...全文を見る
○近江委員 分類のそうした改正というのは、新技術に非常に追いまくられているというような現状であると聞いております。そうしますと、七十万件に及ぶそうした新技術を一時に公開する場合、この分類表の運用というものが困難になってくる、これは当然予想されることであります。さらに、こうした非常...全文を見る
○近江委員 そこでこの正確な分類をつけるということはできるわけですか。
○近江委員 確実なこうした分類ができる、それだけのやはり力を持っておられるのは審査官しかない、われわれはこのように聞いておるわけでありますが、そういう点、正確さがやはり要求されるわけです。そうした点、この審査官が担当した場合は正確であるが、それ以外の方は審査官に比べると精度が落ち...全文を見る
○近江委員 それからまた公開後における問題として、そうしますと、この公開公報は技術文献としてそれだけの価値があるかという問題なんです。先ほど正確にできるというお話がありましたが、われわれが見たそうした現在の、またこれからもいろいろ増強はされると思いますが、そういうような状態ではた...全文を見る
○近江委員 この正確度という問題でありますが、この種目まで完全に指定したならば五〇%にも満たないであろう、また類のみ指定したとしても八〇%前後、そうしますと、当然分類本来のそういう目的、すなわち文献の整理あるいは文献調査ということが満足に達成されるかどうか、ほとんど不可能になるの...全文を見る
○近江委員 この文献整理あるいはそういう文献調査が非常に困難になってくる、そうしますと、今後この出願人あるいは審査官の方たちにどういうような影響が出てきますか。
○近江委員 こういう非常に不確実な分類ということが予想されるわけでありますが、これはいずれの立場でも、出願人あるいはこの審査官の方たちにも非常に問題が出てくる。出願人は先行技術のそうした調査ができない。したがって発明や考案したものは何でも出願しなければならない。そうなってくれば当...全文を見る
○近江委員 もう少しお尋ねしますが、この特許庁が編集された発明及び実用新案の分類表、これによりますと、その改定というのがきわめて繁雑に行なわれておるわけです。この表をごらんになればわかりますが、その理由をひとつ詳しくお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 ですから、そういうような分類の改定が非常にひんぱんに行なわれておる理由は何かということを私は尋ねているのです。
○近江委員 そうした技術の進歩あるいは複雑化、こういうようなことで現在滞貨が七十万件、そうしたときにそういうような状況で適正な分類表によって分類されるかというものに返る問題でありますが、そういう点がここではっきりと、先ほどの技術の進歩という問題でもこれからどれだけ技術が進歩してい...全文を見る
○近江委員 この出願されたそうした明細書中に記載されている技術用語、これは一般に分類喪中の用語と一致しているものですか、どうなんですか。
○近江委員 この分頼の指定というものは、たとえば機械科学あるいは電気、非常に大ざっぱな分担でやっておられるように聞いておるわけでありますが、そうした場合に担当する人は専任でやるのか、あるいは併任の審査官でやるのか、あるいは審査官補がやるのか、あるいは非常勤の調査員がやるのか、この...全文を見る
○近江委員 たとえば一つの電気部門といたしますが、非常に材料が新規な化学物質、そうして製造工程に用いるそうした機械も非常に新規である、製品であるそういう電気部品としても新規である、こういった場合、どこに指定する、そういった原則はあるかないか。また公告する際も、そういう分類はどうす...全文を見る
○近江委員 けっこうです。
○近江委員 おのおのそういう技術分野について、そういう指定者は、各分野ごとにどこに分類をするのが最適であるか、それを知っておるかどうかということなんです。またその要領は、どのくらいの期間でその修得をするか、この辺の問題なんです。どうなんですか、それは。
○近江委員 この出願の明細書あるいはこの分類表の用語というものは必ずしも一致しない。そうしますと、この分類指定者というものが必ずそれだけのエキスパートであるかどうか。そうでないとすると、それらの指定者に正確なそういう分類をさせるために、具体的にどのようにしておるか。たとえば、技術...全文を見る
○近江委員 訓練をやっておりますといったって、それがどの程度か。訓練をやっておりますといえばそれまでの話ですけれども、非常にその辺が、ことばを悪く言えばいいかげんである、われわれはこのように聞いておるわけです。それはあなたがやっておりますというならしかたがありませんけれども、そう...全文を見る
○近江委員 この索引表のこういう技術用語についてですけれども、これは、この分類表の改定に伴って、飛躍的に増加するであろう、このように思われるわけでありますが、この索引も改定をやっておりますか。
○近江委員 そういう、そうした改定もやっておりますが現在やっておりませんということはおかしい。現在やってないということですね、これは。そういうような不完全な状態で、分類はもう完全にやります、そういう大きいことは私は言えないと思うのですよ。ですから、現在、たとえば索引を調べたけれど...全文を見る
○近江委員 今回の法改正にあたって、そういう質問が出るということは予想して、調査しておくのが私は当然だと思うのです。私の聞いている範囲では、相当あるらしいですよ。それを、正確に調査しておりません。すぐにそういう煙幕というか、そういうことを張ってしまう。よくないと思うのです。  ...全文を見る
○近江委員 この分類の指定を非常に正確にしようといろいろ努力されておられる、そういうことを先ほどから伺っておるわけでありますが、私たちの聞いた範囲によりますと、現在の分類指定の正確度というのは、ベテランの審査官の方でも八〇%程度、調査員の人の場合ですと大体五〇%以下だという驚くべ...全文を見る
○近江委員 それは何回もお聞きしておるわけでありますが、私がいまお尋ねしたのは、私も発言した以上責任があるわけですから、この八〇%、五〇%というのはでたらめな数なのか、あなたが責任者としてそれを把握されておられてどういうことなのかということを聞いておるわけです。どうなんです。
○近江委員 この不正確なそうした分類をつけた公報というものは、当然配付されなければならない技術分野に配付されずに、技術文献としてあとでは当然役立たない、こういうことになるわけです。いまあなたが数値を認められたということはたいへんなことだと思う。この点を今後具体的にどのように改善し...全文を見る
○近江委員 この技術公開をする場合、そうした情報の配付先の正確さということは非常に大切だと思うわけでありますが、その点計画がはっきりあるのかどうか、その辺どうですか。
○近江委員 この公開制度を導入した場合の分類審査のそういった要領というものを、私たちも内部ではありませんからばく然としかわかっておりませんし、その辺はっきりわかるように一回説明してください。
○近江委員 現行の分類指定に一件当たりに要する時間、それと公開公報の分類指定に一件当たりに要する時間とは当然相違があるわけでございますが、この相違についてどういう考慮を払っておりますか。
○近江委員 その辺の検討がなされていないということは、この法案提出にあたって私は非常にずさんだと思うのです。そういう点に至るまで考慮しておって当然だと私は思うのです。このほかに、主分類一つだけではなくて、副分類も多数つけると先ほどお話がございましたが、当然公序良俗のそうした審査、...全文を見る
○近江委員 先ほど八〇%というような話もあったわけですが、あとの二〇%についてどうするか、その辺のところが問題になってくるのですが、これはどうするのですか。
○近江委員 こういう信憑性ということについて、非常に疑問が残りましたが、その辺のところは、まだ解決されていないと思います。要するに、私がこの問題を出したのは、分類指定の正確さということがどれほど重要なことであるか、これを再確認していただきたい、こういう意味でこれを出したわけであり...全文を見る
○近江委員 それで今後おびただしい印刷物、これが考えられるわけでありますが、当然こうした公報等についても、特許庁への信頼性ということについては、これはもう正確を期してもらわなければならない。そこから信頼性というものは生まれるわけでありますが、しかし現制度におきましては、あまりにも...全文を見る
○近江委員 間違いでしたので相すみませんと言われれば、それまでのことでありますけれども、これは重大な——かりそめにも商標権ですからね。そういう印刷一つにおいても、こういうでたらめなことが行なわれている。この一つを見ても、私がこう言えばああ言うというようなことで、先ほどから答弁があ...全文を見る
○近江委員 私の聞いた範囲で四十四件、長官としては、まだ把握されておらない、ですから、こういうあらゆる点に至るまで長官は最高責任者として把握をして、そうしてきめこまかな監督指導、そういうことでいかなければ、大きく特許庁に対するそういう信頼というものはなくなってくるわけです。ここで...全文を見る
○近江委員 その編さんの過程の間違い、確かにそれはそうだと思いますけれども、要するに、間違いをどうするのですか、これから。私も四十四件というのは聞いたことだから、あなたに間違いはないかと聞いたら、あなたもわからない。この正確さは私はわからないけれども、現実にそのくらいはあるという...全文を見る
○近江委員 その印刷の過程で間違ったのかということがやはり考えられるわけです。どういう過程か。あなたはいま編さん上のミスだ、このように言われたわけでありますが、われわれとしてはどこで間違ったかということはわからない。結局、公報である以上は、そういう権利ということをはっきりと認定し...全文を見る
○近江委員 要するに、そういうおそれがあるところについては、私はすべて原本と照らし合わせてチェックすべきだと思うのです。それからさらに、今後完全を期すために事務機構の総点検をやっていくべきだ、不完全なところを直さなければならぬ、私はこのように思うのですが、その辺長官としてどのよう...全文を見る
○近江委員 そこで誤った場合に、当然へたをすれば実害が出ることはわかっているわけです。そうした実害が出た場合における特許庁の態度を聞いておきたいと思うのです。誤りましたからすみませんでしたでは済まぬ。それで実害についての補償の確認、それからさらに実害についての積極的な仲介を今後し...全文を見る
○近江委員 それはさっき言うておったことでありまして、もちろん実際の実害が出ておるかぼくはわかりませんが、要するに、仮定の問題かしれないけれども、実害にまで至らないでそういう訂正公告ということで済んでおるかわからないが、もしかりに実害が出た場合、その場合特許庁はどうするか、それを...全文を見る
○近江委員 けれども、あなた方もこういうような公報のミス等についてはおそらくないだろうということでやってこられた、それでもこれだけの数十件というミスが出ておる。そういう点からいきますと、実害がないと言ったって、現実にこれだけ誤ったことが印刷されておる。しかも数カ月してからそうした...全文を見る
○近江委員 そういう申し出があれば、うっかりということもあるわけですよ。そういう悪らつな人はおらぬと思うけれども、そのままでいってしまうということも当然考えられるわけです。ですから、それはどういう過程でなるか、私は推測しかできませんけれども、それは専門家であるあなたが一番よく御存...全文を見る
○近江委員 どういうようなケースが出てくるか、それはわれわれにはわかりませんが、いま一般論として、そういう実害があった場合はどうするか、それに対してはまだあなたは考えさせてくれということでございます。ですから、これについて私に文書をもって回答願いたいと思います。よろしゅうございま...全文を見る
○近江委員 先ほどからそういう法改正によるメリットについていろいろなお話があったわけであります。各委員からも質問が出ておりますし、そうしたことを私もいろいろと検討させていただいたわけでありますが、結局、改正しても滞貨の解消あるいは審査の促進にはほとんど効果が期待できないのではない...全文を見る
○近江委員 じゃ、早期公開あるいは審査請求制度、審査前置制度、いろいろあるわけでありますが、これ一つ一つを明らかにしていけば、長官は必ずしも町の発明家あるいは中小の人々を圧迫しないと言われますけれども、これはいかに圧迫しておるかということが歴然としておるわけです。この点、先ほど大...全文を見る
○近江委員 もう早いこと、あっという間に私の持ち時間がきてしまったわけで、非常に残念でありますが、いま大臣と長官からいろいろお聞きしました。非常にそれぞれ関係者の方が責任を持ってこの法案をつくられた、それを理解していただきたい、当然そういうお気持ちも私たちもよくわかります。しかし...全文を見る
06月12日第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第14号
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○近江委員 森下参考人にお聞きしたいと思います。  五月十四日のNHK「生活の知恵」、これは非常に大きな反響を呼んだわけでありますが、その中で、森下さんは、着色料を体内に入れると血液が着色する、このように実物を持ってきて説明なさったわけでございますが、その点で二、三聞いてみたい...全文を見る
○近江委員 この着色料が血液中に入るということは先ほどの御説明でわかったわけでございますが、その他の食品添加物も血液中に入るかという問題です。  それから、そうしたものが血液中に入ると結局生理的にどういうような結果が出てくるか、その辺のところをひとつ。
○近江委員 それから、先ほども胎児のことがちょっと出たわけですが、胎児に対してどういうような影響があるかというところをもう少しお聞きしたいと思います。
○近江委員 それから、従来食品添加物の慢性毒性の試験の場合、そうした食品添加物が血液中にどのように流れ込んで、どういう結果を及ぼすか、そういうようなテストは行なわれておるわけですか。
○近江委員 郡司先生からも、先ほどいろいろとお聞きしたわけでありますが、いずれにしても、両参考人から、食品添加物というものについての非常に危険な、そういう御意見を賜わったわけでありますが、私も昨年のちょうど三月の二十一日だったと思いますが、本委員会におきまして、例のサリチル酸の問...全文を見る
○近江委員 ことばではどうでも言えるわけであります。しかし内容自体はむしろ、必要最小限度認めていくというようなことよりも、趨勢としてはふえていくであろう。しかし害がなければいいんだ。極端にいえば、そういうような感じにとるわけです。報告を見ますと、食品添加物が、資源の有効利用と食生...全文を見る
○近江委員 結局、報告は、資源の有効利用、それから経済性を食品添加物のメリットにしておるわけでありますが、非常に経済第一主義に走っておる。結局、それでは、先ほど両参考人からいろいろな話がありましたけれども、いまの説からいけばやめなければならぬですよ、これは。そういう点から、このわ...全文を見る
○近江委員 要するに、害にならない、そういうものにしていく。先ほど厚生省のお話があったのですが、たとえばWHO、世界保健機構ですね、ここで禁止されているものについてはそういうことをやめる方向に持っていくといまも言われた。去年の三月に私が取り上げたサリチル酸の問題にしたって、日本だ...全文を見る
○近江委員 その勧告を――それじゃこれは好ましくない。サリチル酸をはじめとして、そこで問題になったものを日本ではどのくらい使っておるのですか。そのくらいのデータを少なくとも厚生省はきょう持ってきておるでしょう。
○近江委員 それじゃ、これはズルチンだけですか。そこの会議でいろいろな話が出ているでしょう。そんな簡単なものと違うでしょう。
○近江委員 だから、そこで、正式な勧告と同時に、いろいろ委員会で好ましくないという報告が出た、そういう報告が出たことに対して日本が使っているのはどのくらいあるかということを聞いているのです。
○近江委員 たとえば、より安全なものにかえていけ、サリチル酸の質問を私がしたときに、全力をあげてこれについては新しい製品を開発するとあなた方は答えた。できるだけそういう方向にやっていこうという、これが積極的に取り組んでいる態度と言えますか。厚生省、どうなんですか、その経過は。
○近江委員 だいぶニュアンスが変わってきたわけですけれども、これだけ多くの人がやはり――まあ多く飲む人もあれば、少ない人もある。多い人は、現実に肝臓だってやはり酒飲みは相当やられておるわけですよ。ほっておけないですよ、こういう問題は。大体のめどというものはあるでしょう。やっており...全文を見る
○近江委員 先ほどの両参考人の御意見、あるいは私たちが勉強した範囲でも、そういう食品添加物で健康上無害であるというようなものは一握りしか私はないと思う。ほとんどは大なり小なりそういうような影響があるわけです。したがって、積極的に整理をしていこうという方向にならなければだめじゃない...全文を見る
○近江委員 厚生省のいまの答弁はいいとして、科学技術庁は報告書まで出しておるのですよ、責任官庁として。そういう点検とか、そういうことは厚生省がやるのだ、そんな無責任なことがありますか。あなたは担当局長として、当然、こうしてもらいたい、私たちもこうしていきたいという最高責任者として...全文を見る
○近江委員 ですから、その報告書の内容が非常に手ぬるいというわけですよ。そういう強力な姿勢が感じられないというのです。これは報告書だけに基づいて、それでいく構造であれば、当然根本の基本的な姿勢がここに盛られておるのですから、それから出てくる構造だって消極的なものになるじゃないです...全文を見る
○近江委員 この一節を見ても、いかに、先ほど両参考人からもお話があったそういう政府の姿勢というものが、でたらめな姿勢でやっておるか、はっきりしておるわけです。ここで、食品添加物入りの食品のほうが栄養があって安全である、こういうことであなた方はこれを書いているのですか。両局長から答...全文を見る
○近江委員 両参考人が先ほども御意見を述べられましたが、正しい認識を持てばこそ、これだけの叫びをなさっているわけですよ。それでは、いまそのことについてはあなた方は、これは調査会の人がつくったから、先ほどの、またその前の話では、調査会が出されたこの精神を尊重してこれをやっていきます...全文を見る
○近江委員 科学技術庁の局長、あなた、さっきから何言っているんだ。参考人は、食品添加物は危険であるとおっしゃっている。無害であるという考え方から出発して、それをいかにうまく使っていくか、そういう方向にいく。あなたはそんな考えでいくのですか。これは大問題ですよ。あなたのような局長が...全文を見る
○近江委員 無害なものでなければ使ってはならない、こういう考え喜んですね。――それでわかりました。  いずれにしても、きょうは時間がないので非常に残念でありますが、これから再々の機会を見て、これは関係者の皆さんに集まっていただいて、私も質問する以上真剣に勉強します。あなた方も国...全文を見る
06月18日第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会宇宙開発の基本問題に関する小委員会 第3号
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○近江小委員 今後の宇宙開発の進捗を考えていきますと、日米の開発協力というものが非常に大きなウェートを占めてくるわけでありますが、日米の宇宙開発協力についてお聞きしたいと思うのです。その後の経過、それから現状について、まず初めにお聞きしたいと思います。
○近江小委員 窓口としては政府間交渉、しかし、その接触の時点においては、やはり科学技術庁が相当具体的に接触しないとあかんと思うのです。その点、やっておられると思いますし、おおむね了解事項に達したということですが、どの辺が了解事項に達したのですか。
○近江小委員 だから、そのところを、大体どのようなものであるか、内容を聞いているわけです。
○近江小委員 交渉していることは、もうわかっているのですよ。ですから、どのような技術を、どういうような形で導入するか。具体的なことを——確かに公表できる段階ではないかもしれませんが、しかし、あくまでもどういう技術かということは、いまのでは全然わからないのですよ。もう少し立ち入って...全文を見る
○近江小委員 もちろん宇宙開発協力なんですから、ロケットに関することはきまっておるわけですね。これが船であればおかしいわけですから。ですから、もっと内容を、ある程度こういう線で私たちとしてはこれをものにしたい、こういう点で協力を受けたいという辺の線は、別に話したって、これは別に関...全文を見る
○近江小委員 それでちょっと出たわけですが、それから、日米の宇宙開発協力について、機密保護法の制定あるいは新たな日米協定を結ぶ必要がないというような答弁は、いままでずっとわれわれも聞いてきたわけですが、そうしますと、アメリカが提供する技術というのは、第三国に漏れても心配のないそう...全文を見る
○近江小委員 その漏れてもいいか悪いかということではなくして、要するに、そういうふうな協定も何も結ぶ必要はないということになっておるわけでありますし、したがって、第三国に漏れても心配のない技術しか提供しないだろうということが予測されるわけですよ。ですから、その程度の技術しか受けら...全文を見る
○近江小委員 そんな高度な技術でない技術を提供してもらって、そんな範囲でだいじょうぶなんですか。その辺は期待できるのですか。
○近江小委員 アメリカとの格段の差を見せつけられて何とも言えぬ気持ちですね。  そこで、現在科学技術庁でLS−C型の打ち上げ計画に必要とするそういう技術導入、これは具体的にはどういうものになってくるわけですか。
○近江小委員 民間ベースの技術導入は、現在どのような範囲で行なわれておりますか、その辺のところを詳しくひとつお聞きしたいと思います。
○近江小委員 その一、二件は何かと聞いているのです。
○近江小委員 それだけですか、現在民間ベースでの技術導入というのは。
○近江小委員 現在もう具体的になりつつある動き、その辺のところはどうなんですか。
○近江小委員 抽象的なことばかりで困るのですけれども。  そういう技術は平和目的に限る、このように明らかにされていると聞いておるのですけれども、その辺はどうですか。
○近江小委員 将来日本がロケット及び関連技術を外国に売る場合、そういう導入技術の扱いについては、どのようにお考えになっていますか。
○近江小委員 そうすると、機密保持あるいは何らかの協定を必要とする技術導入というものが今後問題になってくると思うのですが、絶対しないということを約束できますか。いまのところ協定とかそういうものは結ばないといっているのでしょう。その辺のところはどうですか。
○近江小委員 だから、そういう協定を必要とする技術の導入はしないかというのです。そういう技術を導入すれば、また何らか陰でこそこそやるということも考えられるわけです。絶対やらないという以上は、協定を必要とするような技術の導入はないのかということを聞いているわけです。
○近江小委員 それから、衛星の打ち上げを非常に急ぐ、これはいろいろな理由があろうかと思いますが、そういう理由の一つに、インテルサットの正式協定の成立前にこの衛星を打ち上げておきたい、これは皆さん方もそういうことをいろいろな場でおっしゃっておりますが、日本の立場を非常に有利にしてい...全文を見る
○近江小委員 一部表現の方法について日米間で意見の一致しないところがある、このようにちょっと私は聞いておるのですが、具体的にどのような点が一致しないのですか。
○近江小委員 それで、具体的に技術導入のこまかい点までは話がなかったので、この辺のところはわからないかもわかりませんけれども、技術導入というのは、推定で大体何ぼぐらいお金は要るのですか。それは具体的なことは出ていないからわからぬにしても、大体でいいですよ。
○近江小委員 わかりかねますじゃなくして、大体そういうことはもう推定で、どういう技術を大体どのくらいやって、どのぐらいの金額になる——それはわかっていてわからぬと言っているのだと思いますけれども、話せる範囲では、これからの質問についてはできるだけ話してもらいたいのです。それ以上は...全文を見る
○近江小委員 この開発計画は、大体の点はきまっておるとは思うんですが、はっきりとしたことは、大体私たち六月中に決定をされるんじゃないかということを聞いておるわけですよ。ということは、アメリカの技術の導入がなければ、やはり今後進まないという点から考えれば、日米協力のそういう細目につ...全文を見る
○近江小委員 この政府の実用衛星計画の基本的な考え方というのは、東大のミュー型ロケット技術、それからさらに引き継いだQ型、さらにN型、そういうことで開発をするということをお聞きしておるわけですが、そうしますと、このミュー型ロケットの一段階前のラムダ型でこれは三回実験が全部失敗して...全文を見る
○近江小委員 先ほどからずっとお聞きしていて、ほんとうに安心できるという感じじゃないのですね。話せないところもたくさんあるし、そういう点、私は納得できないのかもしれませんが、何か非常にはらはらしながら皆さん方のやっておることを見守らなければならぬというような感じなんです。こういう...全文を見る
06月19日第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第15号
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○近江委員 先ほど石川委員のほうからもいろいろな御質問があったわけでありますが、現在、わが国の海洋開発ということが非常に叫ばれるようになりまして、その点はわれわれとしても非常に喜んでおるわけでありますが、ムードばかりで中身がないじゃないかという声が非常に強いわけであります。この点...全文を見る
○近江委員 両先生の御意見も、お聞きしまして、ほぼ一致しておると思うのです。要するに、海洋審で答申がなされたことを実行してもらいたい、さらには、それをやっていくためには、ビッグサイエンスとして宇宙あるいは原子力と並んだこれからのテーマとして取り上げなければならない、このようにおっ...全文を見る
○近江委員 佐々木先生の私見と言われたわけでありますが、佐々木先生をはじめ、やはり海洋審の方々も、科学技術庁が中心となって各省庁をまとめ、連絡調整していく、こういう御意見でありますか。その点、佐々木先生に、海洋審の方々のそうした大体の意向というものをお聞きしたいと思います。
○近江委員 そうすると、その点は了承なさっているわけですね。方向としても、科学技術庁が中心となってやっていくほうがいい、このようにお思いになっていらっしゃるわけですか。
○近江委員 そこで、科学技術庁にお尋ねしますが、現在の海洋開発を担当しておるところですが、これは総合研究課の中の一部ですね。ちょっとお聞きしますが、総合研究課には何名おって、それぞれいろいろな分担、係をきめておると思うのです。それをまずお聞きしたいと思います。現在海洋に関するそれ...全文を見る
○近江委員 私はそれをお聞きしてことばもないわけですけれども、二名のスタッフで、人間の能力というのをどれだけ皆さん評価されておるのですか。少なくとも宇宙、原子力、海洋と並んだビッグサイエンスとして、これでどうやって科学技術庁が中心となって各省口をまとめて——手品ですよ、これは。そ...全文を見る
○近江委員 この総合研究課というのは、環境科学技術とか、電子科学とか、防災とか、海洋とか、総合とか——これは一つとしてゆるがせにできませんよ。では、ほかのは全部手を抜いていいのですか。しかも、ちょっと聞くところによれば、あなたはいま六名と言われたけれども、きょうは通産省の方も来ら...全文を見る
○近江委員 それでは、言うならもうほかの省から応援に来てもらっているわけでしょう。科学技術庁の職員ではないじゃないですか。そういう課の中でいろいろな応援を出したとしたって、実質は四名でしょう。こういうような状態で、今後幾らその審議会で出たことを受けて——先生方がみんな審議会に出た...全文を見る
○近江委員 これだけのビッグサイエンスを今後推進していくわけです。先ほどの先生方の御意見でも、やはり科学技術庁が中心になればいい、そ点は今後いろいろ論議してもらえばいいわけでありますが、しかし、いずれにしても、たとえ連絡調整という現段階においても、ましてや審議会からどんどん答申も...全文を見る
○近江委員 努力をしていきたいということは、私は何年——何年といっても、私はまだ国会に出て、そんなに何年にもなりませんが、しかし、科学技術委員に任命されて以来、このことを私は叫んできた。それについては同じ答弁を私は聞かされてきた。これだけのことがやはり明らかになった以上は、いまま...全文を見る
○近江委員 それから、予算の点でも、中心になっていく科学技術庁が三億四千六百万、もっと厳密に言えば三億四千六百五十三万六千円、総額として関係省庁全部入れて三十一億五千四百三万八千円。この予算のことをどう思いますか。海洋審議会が何も今度初めて答申を出すわけじゃないですよ。何回もいろ...全文を見る
○近江委員 あとがいらっしゃいますので、次々行きますが、そこで、海洋についてはあまりにも未知な、そういう面が多い、皆さん方の先ほどの御意見でもありますし、そうしますと、どうしても調査というものを推進していかなければならない。ここで科学技術庁が約三億円の金をかけて「しんかい」をつく...全文を見る
○近江委員 先ほど佐々木先生のお話でも、諸外国からも、この「しんかい」については非常に注目を浴びておる。われわれとしても、そんないいものをつくってくれたということで非常に海洋開発の推進ということで喜んでおりました。しかし、いまこのように性能をお聞きしました。ところが、実際に、きょ...全文を見る
○近江委員 当然充電をしたり、いろいろな装置、設備を整えたりするそういう母船というものが大事になってきますね。現在乙女丸をこれはチャーターしているわけですけれども、このチャーター料は幾らか。また、年間にかかる運営費、総額幾らなんですか。
○近江委員 そうしますと、チャーター費はそれだけだけれども、充電装置とか相当な設備をやったわけです。それは幾らぐらいかかったですか。
○近江委員 そうすると、六千数百万というのがその乙女丸にかかるわけです。しかも、その一億一千万プラス三千万の一億四千万が今年度かかっている。そうしますと、その乙女丸は「しんかい」を搭載する力もないそういうような小さな船だし、また、積めるようなそれだけのスペースも、能力もないわけで...全文を見る
○近江委員 科学技術庁でつくったものを何で保安庁で持っているかという問題ですね。あなた方それを、言うなら科学技術庁から預かっているわけですよ。その辺の率直な——預かってありがたいのか迷惑なのか、その辺の正直なところを聞かしてほしいと思う。しかも、その「しんかい」の使用については、...全文を見る
○近江委員 海洋開発という大きな目的のために「しんかい」ができたわけですね。それを保安庁に保管を頼む。そういうことで「しんかい」が、いつの間にか知らないけれども保安庁のものになってしまった。だから預かっている以上は、うちのほうの仕事をおもにさせてもらわなくては困る、関係各省いろい...全文を見る
○近江委員 要するに、一年間に一億一千万。私はそのほかに、たとえば目的地まで積載していく、そういうような貨物船のチャーター料とかを入れると、まだまだばく大なものになると思うのです。言です。言うなら、最初からちゃんと母船を一隻つくっておけば、ちゃんと「しんかい」を載せて目的地まです...全文を見る
○近江委員 非常に含みの多いことばでありまして、最も効果的な運用をはかっていきたいということは、両先生からいま御意見ありましたように、母船の建造等についても全力をあげていく、こういう意味でございますか。
○近江委員 こういう一つ一つの問題をついていけば一日くらいやったって一部しかできないのです。あと委員がおられますので、これでやめますけれども、要するに「しんかい」の母船の問題にしても、何も母船だけつくればいいのじゃないわけです。調査船にしても大型調査船はわが国には四隻しかないわけ...全文を見る
06月24日第61回国会 衆議院 商工委員会 第35号
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○近江委員 今回の事故は、前回に引き続いて、われわれとしてもことばをどう表現していいか、事人命に関することであります。強い怒りというか、そういう押えがたい気持ちにある現在であります。  今度の事故におきましても、民家が三十軒、七人がけが、通行の車が三台吹っ飛んでおる。しかもタク...全文を見る
○近江委員 多分に自分は仕事をやったという錯覚というような点もあったと思うのです。しかし、いまあなたがおっしゃったようにチェックをすれば、これは防げた事故である。こういう点から作業員自体の、一人一人のそういう自覚というか、やはり緊張した、一たん事故があれば人命に関する事故である、...全文を見る
○近江委員 おそらくというそこに問題があると思うのですね。これだけ事故があったときに、あなたはもう一回チェックして、清水建設なら清水建設のだれがその辺に立ち会ったかという辺のチェックはしていないのですか。
○近江委員 工事のときには担当の責任者はおったのですか。
○近江委員 おそらくとか、思いますとか、あなた方は、国会で言うことについて、今後はこうします、ああしますなんと言う。ここは私たちがここだけで言うているのとは違いますよ。これだけの事故があったことについて、当然これが一番の根本です。地下鉄工事をやられた。直接はそのガスの工事のそうい...全文を見る
○近江委員 今後今後と言うて、私は今後今後というのは何回も聞いてきている。これだけの犠牲者が出ている。もちろんことばのやりとりではそうなると思うのですが、要するに、あなた方最高首脳部の考え方が無責任だ。人の生命を何と考えているのですか。ここだけでおさまる問題じゃない。人の生命は宇...全文を見る
○近江委員 これで終わりますが、公益事業局長、事故を連続して起こしておる。先ほどからいろいろこのように通産省としてはやってきたと言っておるけれども、要するに一切の責任は通産省ですよ。また、その中にあって、あなたです。いろいろといままでそうした通達等もした。いろいろな連絡会議もやっ...全文を見る
○近江委員 終わります。
06月25日第61回国会 衆議院 商工委員会 第36号
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○近江委員 家庭用ミシンの登録事業者数、この推移を見ますと、法の制定当初の百二十一から六十まで減少しております。それから双眼鏡の登録事業者の数は、二百十五から百九十八と、まあわずかに減少したのにすぎないわけでありますが、このミシンの登録事業者のそういう減少、これはすなわち中小企業...全文を見る
○近江委員 それからこの軽機械の輸出の現状でありますが、十年前くらいから比べてどうかという問題です。この軽機械の輸出の伸びというのは全体の輸出に比べてかなり小さいように思いますが、その原因ですね。それから特にこの軽機械法の対象にしておるミシンあるいは双眼鏡、この伸びが非常に小さい...全文を見る
○近江委員 それから、最近双眼鏡の輸出価格というものが非常に下がってきておる、そういう傾向にある、こういうように聞いておりますが、今後この過当競争の心配がないかどうか、こういう問題が一点です。  それから、先ほどからも話がいろいろ出ておりましたが、香港、台湾あるいは韓国、そうし...全文を見る
○近江委員 それから軽機械全般でありますけれども、この海外市場でのシェアが、特にアメリカに比べますとヨーロッパは相当低いように聞いておるわけでありますが、その原因はどこにあるのですか。
○近江委員 それから輸出振興事業協会の残余財産、それから今後のあり方、職員の処遇をどうしていくか、以上三点について。
○近江委員 たとえば残余財産等の問題について、きわめて常識的な推測の答弁があったわけでありますが、この辺のところは少なくともやはりきちっとつかんでおるのが私は当然だと思う。  これはこれでいいのですが、それから過日、ミシンの部品不足に対して関西のミシンメーカーがインドから部品を...全文を見る
○近江委員 それから、この法が廃止されたあとにおいてのカバーの問題でありますが、いろいろな法案があると思うのであります。この機械工業振興法が四十六年三月三十一日に失効の予定になっておりますが、その後の処置についてはお考えになっておりますか。
○近江委員 最後に、大臣に。この法がいよいよ廃止されることになるわけでありますが、いろいろな問題点が浮き彫りにされてきたわけであります。実際上、この業界においては、その体質の点においてもまだまだ弱体な点がありますし、金融措置の問題とか、あるいはさらに今後の輸出の増進とか、あるいは...全文を見る
07月02日第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第17号
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○近江委員 この前、本委員会におきまして、日立港より積み出しの使用済み核燃料の問題につきまして質問をしたわけですが、七月ということでございまして、その再確認の意味におきまして、日時あるいは量等、確定した問題についてお聞きしたいと思います。
○近江委員 二十二トンといいますと、燃料棒にいたしますと、これは何本になるのですか。
○近江委員 これだけの大量のものを輸送されるわけでありますが、七月四日といいますと、あさってということになるわけでしょう。われわれとしてはこの安全という問題を非常に心配するわけでありますが、その前に、使用済みの核燃料棒一本当たり、実際にむき出しにした場合に大体どのぐらいの放射能が...全文を見る
○近江委員 容器のことについてはあとでまたお聞きしますが、そうしますと、二千二百本ということだけ大量のものを輸送するわけですが、その安全性という問題について最も第一主義でいかなければいけない、このように思うわけですが、どういう態勢をとっておられるわけですか。まず、それをお聞きした...全文を見る
○近江委員 私も、この法体系については、ずっと調査をしてみました。大体まとめたものをここに持っておるわけでありますが、前委員会におきましても、基準等が非常にあいまいである、その辺の法体系の整備ということについては答弁されたわけでありますが、ここで、そういうような法令に基づいて実際...全文を見る
○近江委員 それはむちゃくちゃなんですよ。事故が起こらないことという考えを根本に進めておる。あってはならぬことであるけれども、事故があった場合にどうするか、これを考えるのがほんとうじゃないのですか。これをまず基本的にお聞きしたいと思うのです。これは大事な問題です。
○近江委員 関係官庁としては、警察、消防あるいは科学技術庁、原電――原電は会社ですが、いろいろそのように一貫してなさっておると思うのです。しかし、あくまでそれは原電側が協力を仰ぐという体制が根本になっているのじゃないですか。どうなんですか、その点は。
○近江委員 それは原電のほうでも、消防体制とか、いろいろな体制はとっておられると思うのです。しかし、いまお話がありましたが、義務的な立場というか、そういう面で行政的な指導の立場から行なっていく、このようにおっしゃっているわけですが、もしも緊急事態が発生した場合、当然そこには一貫し...全文を見る
○近江委員 確かに窓口はいろいろありますけれども、要するに、そのつどそのつどの協力体制を仰がなければならぬというようなことで、はたして今後それでいいかという問題なんです。その途上においてはこうこうしかじか、こうあるべきであると、その辺のはっきりとした体制というものを法に基づいて運...全文を見る
○近江委員 ちょっとニュアンスが違うのですよ。確かにそういう規則の点等において、こまかい点まできまっていないと前は認められて、さっそく改正の準備をしたい、こういうふうに言われたわけでありますが、私の言うのは、要するに、いかに連絡調整をして、それを有効に生かしていくか、この体制をつ...全文を見る
○近江委員 局長の答弁と、大臣の答弁とは全く一致しておるわけでありますが、確かにそのように協力を互いにしながら、そうした法の運用をはかっていく、これは当然でありますけれども、要するに、はっきりと締めくくる必要があると思うのです、義務づける……。この輸送にあたってはこうしなければい...全文を見る
○近江委員 それから、ここで考えられることは、一つは陸上、それから船内と大きく分けられると思うのですが、ここで私、容器というものがはたしてだいじょうぶなんだろうかと、いろいろ資料をとって調べてみました。そうすると、この容器の耐え得るそうしたこまかい点でありますが、やはりその試験の...全文を見る
○近江委員 これは海岸の国のわが国にとっては重大問題ですよ。それはIAEAのほうでそういうような基準があるからと――もちろん海上輸送をやっておるかしらぬけれども、現状はほとんど陸上輸送だと思うのです。ですから、その辺の考え方というものが非常に浅いのではないかと私は思うのです。これ...全文を見る
○近江委員 大臣、何かありますか、いまのことで。
○近江委員 それは、あり得るということじゃなくして、早急によく検討していただいて、これは問題点として国際機関へ提起してもらいたいと思うのです。そうしなければこの不安は消えませんよ。これだけ海面が汚染されておる。そこへもってきてこういう不安な状態が今後も続いていくということは問題で...全文を見る
○近江委員 もう三木委員がお見えになりますので、それまでちょっとお聞きしたいと思います。  もう一点お聞きしますが、原子力研究所の東海村研究所、これのJPDR、動力試験炉の運転、これを前にして制御棒の一本が動かなくなっておる、こういうようなことをちょっと聞いておるわけですが、こ...全文を見る
○近江委員 この原子炉は昭和四十一年の五月に炉の圧力容器にクラックが生じるという、そういうような非常に大きな事故を起こしておりますが、その解決方法などもまだはっきりしていないというふうに聞いておりますが、その点、どうですか。
○近江委員 要するに、原因の解明ということをもっと真剣にやってもらいたいと思うのです。これだって、まだそういうように、結論が出るのがおそい。こういうことじゃ炉の運転についても非常に心配なわけです。しかも、燃料装てんの最終段階で制御棒が動かなくなる。これは非常に大きな事故の発生につ...全文を見る
○近江委員 そのようにひとつ万全を期して、そして、大きな事故につながらないように慎重にその点はやっていただきたい。これを特に要望して、私の質問をこれで終わっておきます。
07月03日第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第18号
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○近江委員 きょうは限られた非常に短い時間でありますので、ほんのわずかな部分しか聞けませんが、合成洗剤のごく一部の点についてお聞きしたいと思うのです。  六月二日付の読売紙を見ましたところが、園田前厚生大臣は、合成洗剤の毒性について非常に疑念を持っている、諸外国の例から見ても、...全文を見る
○近江委員 同紙によりますと、園田前厚生大臣は、昨年の答弁の直後に、食品衛生調査会の学者が大挙してやってきて、合成洗剤に毒性がないと判定したのに、あなたの発言は非常に個人的なものだ、再調査というのは国費のむだづかいだと言った、このように言ったということが載っておったわけですが、こ...全文を見る
○近江委員 そうすると、マスコミに書いてあることはオーバーであるということですか。どうなんですか。
○近江委員 それは、そのまま受けたとしまして、事務当局が学者をけしかけていやがらせをやったとしか思えない、こういうようなことがずっといわれているわけです。それについてはどう思いますか。
○近江委員 たくさんの学者といって、全部の学者を網羅したのですか。反対の学者もたくさんおるのです。そういう賛否両論の意見がある場合においては、大臣自体もそのように再調査を命じておるわけですよ。これは特に国民の生命、健康に重大な関係があるわけです。当然それをすなおにやっていくのがあ...全文を見る
○近江委員 これは、私は、園田さんだけが言っているから言うのと違うのですよ。歴代の厚生大臣が発言している。昭和四十年四月十三日、参議院社労委員会において、時の厚生大臣は神田さんですが、中性洗剤は有毒性である、こういうように答えていますよ。これも個人的な見解というんですか。厚生大臣...全文を見る
○近江委員 そうすると、食品衛生調査会の学者が無害と判定したから、厚生省もそのまま無害である、このように認定するかどうか、この点が一点。  それから、食品衛生調査会はいかなるデータに基づいてこのような判定をしたのか、これが二点。  三点は、種々の実験データに基づいてということ...全文を見る
○近江委員 そうすると、データも、いろいろな意見もあるわけですよ。一つは、なぜほかのデータも、それを調査しなかったか、参考にしなかったか。この問題が一点です。  それからあなたも知っておられると思いますが、柳沢文正、山越邦彦、柳沢文徳、この三氏の共作の「台所の恐怖」、この著書に...全文を見る
○近江委員 諸外国のいろいろな意見も聞いた。それではどうしてそれだけの反対の意見をもっと尊重しようとしないのですか。調査会の開催の日にちはあなた方がきめることじゃないですか。日にちが悪ければ、また日にちを変えればいいじゃないですか。こういう異なった意見を聞いていってこそ初めて事務...全文を見る
○近江委員 そうすると、これらの人々が述べられた有害説というものはでたらめだ、だから採用しなかった、こういう見解ですか。  それからまた、でたらめでないとあなたはお答えになるかもわからないが、そうであるなら、どうしてそういう異なった意見があるのに、これを無視して、そして、はっき...全文を見る
○近江委員 少なくとも私は、こうした自然科学的な真理というものは非常に探求をしていかなくてはならない、そういう態度が一番大事だと思うのです。そうすると、このような異なったデータがこのように提出されている、併存しているわけです。そうであるなら、一方的なそういう意見だけを聞いて、そう...全文を見る
○近江委員 これは、あなたは、いささかでも疑念があれば、そういう調査を前向きでやっていくのは当然である。いま一点言われた、とるに足らない、そんな侮辱した言い方がありますか。少なくとも三名のこれだけの学者が言っているのじゃないですか。調査するのがなぜ国費のむだづかいですか。それで明...全文を見る
○近江委員 長官、私の所管でないなんて、そんなことを言うこと自体がおかしいですよ。科学技術庁は何にも関係がない、そんなことが言えた義理じゃないですよ。その点だけ、まずはっきりしたいと思います。局長、もう一ぺんそこのところ、大臣のおっしゃったのは間違いないのか、重大な問題ですから、...全文を見る
○近江委員 少なくとも科学技術庁の予算をそこで配分をして、その結果に基づいて、これからの行政を進めていく。予算の全責任を大臣が負うのはあたりまえですよ、科学技術庁は。何回も私は食品添加物とかいろいろな問題も取り上げてやっておりますけれども、そういうあなた方自身が、ただ金だけを出し...全文を見る
○近江委員 第一線と違う立場なんだ、その辺のニュアンスをおっしゃったわけですね。責任は別にある、こういう意味でおっしゃったことではないのですね。責任としては政府として一貫として持っていくけれども、ただその実際の執行の場面において、現場と、そしてあるいはまとめと、その辺のところのニ...全文を見る
○近江委員 それで理解できました。  それから、先ほどの柳沢説は、食品衛生調査会の学者は非常に独断的にこのように否定しておるが、この食品衛生調査会のメンバーである小谷新太郎順天堂大学の教授は、公衆衛生学会雑誌第七巻九号に、「市販中性洗剤の皮膚に及ぼす影響について」という論文を発...全文を見る
○近江委員 この量という問題でありますが、少なくともこれで有害であるということがはっきりしているじゃないですか。  それから、厚生省が無害説をとるに至った、要するに、食品衛生調査会の答申、この昭和三十七年十一月十四日の答申についてお聞きしますが、この主文は洗浄の目的からはなはだ...全文を見る
○近江委員 この柳沢博士らが立証しているような危険はないという証明は、それでははっきり出されたわけですか、納得できるようなその証明は。
○近江委員 この洗浄の目的というのは、常識的な普通の使い方の意味である、このようにして、〇・二五から一%の濃度で洗う時間は数分間内外と示しているのですよ、これは。どう思いますか、この点。
○近江委員 一%以上の濃度より濃い場合は、そうすると有害ということであるかどうかという問題。  それから、数分間内外と指定しておるけれども、そうすると、これを三十分もかけた場合ということは、もう完全に有害である、学校給食など見ますと、一時間もつけたり、あるいはつけもの工場では一...全文を見る
○近江委員 この昭和三十七年十一月三十日環食第二百八十三号、食品衛生課長から都道府県部長あて通達に、容器の記載事項に関する指示、望ましい記載事項として、あとで水洗いしてくださいと、このようにあげられておるけれども、先ほどの、必ず水洗いしなくとも危険でない、と一体どっちが正しいので...全文を見る
○近江委員 はなはだしく逸脱する、このようにいっておるわけですが、あまり高い濃度や長い時間使うことはあまり好ましくないということである、このようにいっておるけれども、非常に遠慮した言い方だとぼくは思いますが、とすると、この上記のように逸脱するとやはり危険ということなんですね、これ...全文を見る
○近江委員 好ましくないというのは、どういう結果になるから好ましくないのですか、これは。
○近江委員 この洗剤の誤飲によっておとなが死亡した事件、このことについては「関係当局に照会し、その回答によりその事件の一部を知り得たが、詳しいことは司法上の問題となっているためいまだ回答を受けていない。今後その結果が明らかにされた場合でも本日の答申は変わらない。」と、きわめて高姿...全文を見る
○近江委員 監察医の解剖所見は、先ほど申し上げましたがABSの急性中毒、このはっきりとした見解を出しているわけですよ。ですから、このくらいの量で——量もはっきりしない。死人にあなたはおっかぶせているわけですけれども、三十ccくらいのものとはっきりわかっているんですよ。このくらいの...全文を見る
○近江委員 某洗剤会社がその製品をあやまって飲んだという事故申告を集計したものがあるわけですが、それを見ますと、昭和三十七年九月から三十九年九月までの二年間に五十三例がリストされておる。この住所氏名、事例が全部はっきり出ているわけですけれども、それを見ますと、会社は胃洗浄の処置を...全文を見る
○近江委員 だから、無責任だというのですよ。そういうような生産しておるところの全部の調査もあなた方はやっていない。それで学者に相反する意見がある。しかも現実に死亡した人もある。そういう徹底的な調査もせずして、ただ学者がこう言うからということで、危険だという学者の説も無視をする。こ...全文を見る
○近江委員 きょうは非常に残念でありますけれども、もう時間がございませんのでこれで一応終わらしていただきます。後日また政府の方々に考えをただしていきたいと思っておりますから、本日はこれにて終わらしていただきます。
07月04日第61回国会 衆議院 商工委員会 第39号
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○近江委員 各委員より相当種々の問題点が出ておるわけでございますが、私はきょう限られた時間の中でありますが、特に情報管理の問題についてお聞きしたいと思います。  科学技術情報が年ごとに非常にはんらんしていくということについては、もうすでに御承知のとおりでありますが、特に特許情報...全文を見る
○近江委員 「エコノミスト」の六月二十四日号に情報管理の問題について政府の方針が出ておりますが、この政府の方針は当然お読みになっておられますね。どうなんですか。まずお聞きします。
○近江委員 これは「エコノミスト」を読んでないというよりも、政府がもうすでに基本的な方針を発表しておるわけです。この情報という問題については特許庁は最もそのかなめになってくるところです。したがって政府の根本的な方針は了解されるのがあたりまえでしょう。その辺どうですか。まず政府の出...全文を見る
○近江委員 政府が根本的な情報管理の問題について方針を出しておる。これはもう通産大臣も御承知だと思いますが、もし知っておられたら、それについての感想をまずお聞きしたいと思います。政府が出したその方針をどのように思われるか。現実に特許庁はこれだけの改正をしようとしておられる。これか...全文を見る
○近江委員 情報処理、情報産業施策に関する答申を産業構造審議会情報産業部会が出しておるわけです。だから政府の基本方針もここに出ているわけですよ。政府のとるべき施策——私はコピーして持ってきたわけです。あなた方は特許庁の今回のこれだけ膨大な情報をどうさばいていくかということは私も前...全文を見る
○近江委員 この答申と政府の基本方針と違う、これはなるほどそうかもしれませんが、いままで情報の問題についても私も商工委員会等でもいろいろ質問しておりますけれども、こうしたそれぞれの部会から答申案が出ますが、政府はいつも答申を尊重して、そのように言っておりますし、いままでほぼその線...全文を見る
○近江委員 ドイツの場合は充実しておることについては、あなたもすでに御承知と思いますが、要するに国家のそうした施策あるいは各企業においても、情報管理というものは、公開に対処できるだけの、そういう充実したものを持っているわけですよ。わが国にはたしてそれだけのものがあるのですか。それ...全文を見る
○近江委員 だから、そういう体制であるからおそいと言っておるのです。そういう準備体制もできずして法改正だけやっていけばいい、そういう考えが誤りであると言っているのです。対処できるようなそういう体制をつくって、PCTの根本的なものが出るまで待つべきだと私は思う。それを私は申し上げて...全文を見る
○近江委員 そういうようにパターンの問題にしても非常に戸惑っておるという点がいまここでまた明らかにされたわけであります。PCTの加入ということは、これはもう何回も長官も話されておりますが、これは確実にされておるわけです。そうしますと、これに加入しますと、当然その時点で明細書の記載...全文を見る
○近江委員 パターンの問題にしても当然そこに変更のいろいろな点が出てくるはずですよ。それをあなたはいまそのようにおっしゃっているけれども、現時点において、早い話が七十万件の滞貨がある。これから毎年二十一万件というような膨大な量になってくる。現在の体制ではあなた自信がありますか、正...全文を見る
○近江委員 そうなってくれば、この前私がやった分類のそうした問題の質問を、これからさらに続けなければならぬわけですよ。それは時間が許しませんからそれ以上に入りませんけれども庁内で分類のそうした精度の調査をされた、このように私も聞いておるわけですが、この特許については機械で四五%、...全文を見る
○近江委員 そのように一つの事実を見ても、こういうような精度の問題にしても、そういうような問題がある。だからこれだけの膨大な情報が出るわけでありますし、まだまだそういう体制としてはがたがたですよ。法律だけ改正して進むものじゃないでしょう、この一つを見ても。それを言うのです。だから...全文を見る
○近江委員 法の改正だけで片づく問題じゃないわけですよ。それでこの法案が通って、そうしてそれが実際に実行されたとき、これはもう相当な混乱があることは間違いない。その間相当な空白ができるわけですよ。それよりも、人員をふやすとか、内容的にまだまだ充実しなければならないところがたくさん...全文を見る
○近江委員 そうしますと、今回のこの法改正という影響は、中小企業、零細企業あるいは町の発明家、そういう山で言うならすそ野、その辺の層というものを非常に意欲を喪失さしていくし、非常に苦しめる、そういう制度になっておる。   〔武藤(嘉)委員長代理退席、委員長着席〕 すべて大事な...全文を見る
○近江委員 これはもう何回も出ておる議論ですけれども、それは大企業などはそれだけの、公報に目を通す調査機関というものも充実していますよ。中小企業、零細企業あるいは個人の発明家に至っては、そういう膨大な文献だってなかなか目を通すことはできませんよ。そうでしょう、そうしていけば、結局...全文を見る
○近江委員 もう時間がないそうで、非常に残念でありますが、いずれにしても、本法案がもしもこのまま強引に成立の段階に持っていかれるとなると、これはほんとうに日本の特許行政というものは空前の大混乱におちいる。われわれとしてはその点を非常に心配をしております。したがって、ここでどうして...全文を見る
○近江委員 それじゃ、もう時間がないからやめます。
○近江委員 私は、特許法等の一部を改正する法律案に対する反対討論を公明党を代表して行ないたいと思います。  まず第一に、本法案は、個人発明家及び中小企業者の犠牲において、巨大企業並びに外国資本の技術的独占を強める結果を招来するものであります。  本法案は、未処理案件の処理促進...全文を見る
07月08日第61回国会 衆議院 商工委員会 第40号
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○近江委員 私は、きょうは欠陥車の問題、あと時間があれば二、三の問題についてお伺いしたいと思っております。  欠陥車の問題がこのように燃え広がったのは、外電が国内の新聞に取り上げられて、それから各社が一斉にキャンペーンを始めた、それで非常に火がついたと思うのでありますが、まず運...全文を見る
○近江委員 しかし、陸運局あるいは陸運事務所ではこういうことを知っておった、このようにいわれておるわけでありますが、これは当然あなたのほうでもいろいろなお考えがあるでありましょうから、内部のことでありますから、その点についても一点お聞きしたいと思うのです。そのように末端機関といい...全文を見る
○近江委員 成規の届け出をしなければならないものについてはすぐ気がつくけれども、それ以外のものについては掌握が非常にむずかしかったという意味にとれるわけでありますが、これだけの大量の欠陥車を出して、そういうことを掌握しておらなかったということについて、運輸省としては、平然とした気...全文を見る
○近江委員 今後の処置の方向というのは一応理解できるわけでありますが、これだけ世間で騒がれて初めて今後の方針を出したのですが、この方針、その行き方に対して、運輸省としてどのように反省されておりますか。ただ届け出てなかったからわからなかったというあいまいなことでいいのですか。大きく...全文を見る
○近江委員 理解しているのはわかりますが、あまり反省が見られませんね。これはいままで国会でも何回も問題になったわけでありますが、政府として、運輸省として、いろいろな運輸省令を見ても、当然これは責任を持たなければならない範囲なんです。その辺をただ不備であったというだけでいいかどうか...全文を見る
○近江委員 今度は通産省に伺いますが、この自動車産業の監督官庁である通産省は、こういう事実を知っておられたか。私がいまずっと運輸省にお聞きしたようなことです。
○近江委員 通産省は自動車を戦略産業として今日まで非常に保護をして育ててきたわけであります。私が先ほどから運輸省のほうにお尋ねをしておりますが、そういうことを全然報告を受けておりませんでした。あなた方が監督指導しなければならない、これだけ大きな重要産業です。そういうことをいままで...全文を見る
○近江委員 これは一年前、あるいはもう少し前と思いますが、この自動車の安全性という問題について本委員会で私はあらゆる面にわたってこれを指摘をしました。運輸省の部長もそのときに答弁に立たれたわけでありますが、当然私は、そのときに運輸省、通産省がよく話し合いもし、さらに研究機関等も整...全文を見る
○近江委員 人命尊重ということが第一義にあると言われましたが、どうかその立場に立ってこれからもすべての諸行政を進めていただきたい、このように思います。  それから、このような欠陥車が出たというのは、根本的には自動車産業の経営に構造的な欠陥があるのじゃないか、このように思うわけで...全文を見る
○近江委員 いま幅広い範囲の問題点をずっと触れられたわけでございますが、自動車というのは二万点以上の部品で成り立っておる、このように聞いております。そこで、大メーカーにしても、ほとんどそうした部品というものは外注に出している。製品というものは自分のところではほとんど組み立てるだけ...全文を見る
○近江委員 設計あるいは構造の欠陥によるところが多かったというお話ですが、それは全部であるとは言っておられませんが、しかし完成車の性能に非常にばらつきが多かったということは私も聞いておるわけです。たとえばエンジンのボーリングをする期間なども標準よりも極端に短い。そういうようないろ...全文を見る
○近江委員 JISマークと違った制度でありますが、これはそれだけの根拠のある制度ですか。法的にはどういう制度になるのですか。これはかってなものをただつくらしておるという感覚じゃないのですか。
○近江委員 その点今後のあり方として、こういう規格という問題について通産省としては今後どういう方向でいこうと考えておりますか。
○近江委員 自動車産業はいままで通産省が大いに力を入れてやってきたわけですが、必ずしも通産省の指導どおりやらないというところも出てきている。次官の発言等見ましても、この自由化の問題を控えて、まあどちらかといえば自動車産業もある程度もうかってにやりなさいというような、そういう姿勢が...全文を見る
○近江委員 いまのは抽象的なお答えだったと思うのですが、ここで部品企業を自動車メーカーと対等の地位まで、そこまで持ってくれば、当然部品の品質も非常に向上する、こういうことはだれしも考えることでありますが、この両者のそうした取引関係の改善のあり方、さらに部品工業のそうした育成、金融...全文を見る
○近江委員 あまり時間がないようですので、簡潔にお答え願いたいと思うのですが、現在、新車の車検はメーカーの負担になっておりますが、二年以降の車検について、メーカーにある程度負担させる、こういう制度を考えたらどうか、こういう意見が非常に強いわけでありますが、こういう意見についてはど...全文を見る
○近江委員 それから輸出車について、輸出承認をする立場の通産省として、単なる輸出奨励だけではなく、当然安全性についてチェックをしていく、これは私は大事じゃないかと思うのです。この点が第一点。  それから、先ほどJISマークの問題等もお聞きしたわけでありますが、このJISマークの...全文を見る
○近江委員 きめられた時間も来ないうちに本会議の時間が来ましたので、保留しておきます。後ほどまた質問をいたします。
07月09日第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第19号
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○近江委員 きょうは時間がないようでございますので、数点についてお伺いしたいと思います。  去る八日に使用済み核燃料が日立港から輸送された。その問題につきまして、安全性ということについて何回も本委員会で質問をしてまいりました。その経過について、政府のほうからお聞きしたいと思いま...全文を見る
○近江委員 特に反省すべき点ですね、その辺はなかったわけですか、この点は報告しておかなければならないという点は。
○近江委員 各関係機関協力体制をとってやられた、しかし、それはあくまで協力体制ということであって、要するに、その辺の一元化といいますか、その辺のことについては、将来この点についてはやりたいということを言っておられたわけでありますが、見直しをして相談して、いろいろお気づきになる点が...全文を見る
○近江委員 それから、海上輸送の危険な問題点については指摘をしたわけでありますが、その問題についてもできるだけ早く練って、この間の答弁があったように、早急に何らかのそういう措置をしていただきたい、この点を特に要望しておきます。  それから、先ほどからも第二原子力センターの問題が...全文を見る
○近江委員 この第二原子力センターの構想については、これは当然必要であるというお考えを先ほどから披露されているわけでありますが、このむつ市も一つの候補地としてお考えになっている。ほかにそのようにお考えになっている構想はありますか、どうですか。
○近江委員 どういうところから申し入れがあったのですか、明らかにできるようでしたら、ひとつ参考にお聞きしたいと思います。
○近江委員 それでは、それはこれでおいておきますが、原子力発電所がいまどんどん建設が進められておりますが、この原子力技術者の養成という問題であります。これが非常に不足を来たしておる。そういうことで、現在東海の研修所でやっておられるようでありますが、四十三年度のあれを見ますと、大体...全文を見る
○近江委員 この養成のシミュレーター、これでも大体一基十億円くらいかかる、このようにいわれておるわけでありますが、はたしてそういう民間に依存していく——現在の原研の研修所を拡充していくということ、いまおっしゃったわけでありますが、しかし非常に民間依存の姿勢が強いように思うのですけ...全文を見る
○近江委員 原研のほうの養成と言われますけれども、原研のほうでもやはり現在の状況ではまだまだ不足だということを訴えているわけですよ。ですから、現在のままでは必ず不足することは目に見えているわけです。ですから、その辺のところを、いろいろやらなければならぬことはたくさんありますけれど...全文を見る
07月10日第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第20号
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○近江委員 今回、第三号に対する答申案が出まして、一歩前進したかの感があるわけでありますが、いままで確かにムードばかりで中身がない、このようにいわれておるわけであります。それはどこに一番原因があるか。中身がないということは、結局政府の予算が非常に少ない。やはり金というところに一番...全文を見る
○近江委員 確かに、いまお聞きしたところ、各関係当局においても、何をやっていいかというようなとまどいが非常に多かったと思うのです。しかしこれで答申案も出たわけでありますし、大体の骨子ができた。これで皆さんも今後の進めていく姿勢というものに自信ができたのじゃないかと思うのです。根本...全文を見る
○近江委員 それから、これはもう何回も私も指摘をしてきたわけでありますが、要するにばらばらなんですね、各省庁が。何かごそごそ動いているんだけれども、それがどういう一貫した関係性があるのか。とにかくムードが非常に上がってきたから、これは何かまたやらなければいけない——何か追っ立てら...全文を見る
○近江委員 ですから、ある程度のそうした答申される範囲というものも考えないこともないわけでありますが、しかしもう一歩、私たちは、審議会としても具体的にこのようにもう一ぺんいきたいと考えておる——その辺のところを、意見のまとめといいますか、そういうものがほしいと思うのです。その辺の...全文を見る
○近江委員 あと、皆さん大体同じ意見ですか。もし違うという意見があったら、皆さんのほうからひとつ発言してもらいたいと思います。
○近江委員 いままでずいぶん科学技術庁でいろんな話が出てきまして、そのたびに局長さんも、関係当局のほうへいろいろ心配されまして、非常に気を使われておる態度が非常によく見えたわけです。しかしこれだけ各部局を代表してお見えになって、大体科学技術庁を中心にやっていこうという意見は一致し...全文を見る
○近江委員 石油、天然ガス審議会の中間報告が提出されておるわけですが、その提起されておるそうした問題点及び結論に対して、通産省としてはどういうように受けとめて、どういう施策を今後とろうとしておられるわけですか。これはわが国の大陸だなにも、石油等の埋蔵というのは相当問題になっており...全文を見る
○近江委員 現在の石油開発公団法、これでは要するに大陸だなの開発はできない。これを改正したいという意見がだいぶ強まってきておる、このように聞いておりますが、その辺の準備はどうなっておりますか。
○近江委員 それからまた、鉱業権の出願についても非常に明確でないように思うわけです。これは相当考えなければならぬ問題がたくさんあると思うのです。  そこで、その現状と問題点というものを、ここで簡潔に述べてもらいたいと思うのです。
○近江委員 おもな点をあかしていただいたわけでありますが、これはしかし、一つ一つ考えてみましても重大な問題だと思うのです。したがって、このまま放置しておるということは、国益においても非常にマイナスの点が出てくる。そういう点で、やはり早急に、考えておりますという段階ではなくして、当...全文を見る
○近江委員 時間がありませんからもう終わりますが、大陸だな条約が非常に大きな問題になってくるわけですが、要するに慣習法として考えていく、そこで鉱業法の問題についてはそのように改正をしていく、そうした場合、慣習法という考え方でいった場合に大きな影響はないか、あるいはこの際通産省とし...全文を見る
○近江委員 現時点として理解はできるわけです。しかし、これでいいというものではないと思うのです。したがって、その辺のところ、やはりもっと前向きによく、大陸だな条約の問題、あるいは領海問題、そうした隣国との問題等の問題を、もっとひとつ積極的に、関係当局が集まっていただいて、煮詰めて...全文を見る
○近江委員 これで終わります。
07月23日第61回国会 衆議院 商工委員会 第43号
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○近江委員 私も与えられた時間があまりございませんので、数点にわたってお伺いしたいと思いす。  まず第一点は、先ほどから堀委員のほうからも質問があったわけでございますが、今回の法改正にあたって、改正後の法律案が非常に読みにくい、こういう質問がございました。確かに見てまいりますと...全文を見る
○近江委員 それからガス事業規模の適正化という問題でございますが、都市ガスの事業者というのは、私のもらったデータでは現在二百二十九社、このようになっておりますが、数社を除いてほとんどが中小企業である。従業員の数で見てまいりましても、九人以下が四十五社、全体の約二割を占めておるわけ...全文を見る
○近江委員 その対象に応じてやっていくということはわかるわけでありますが、ただそれだけのことでいいかということなんです。やはりこのように考えておるという、そういうビジョンというものがなければいかぬと思うのです。その辺の柱というものはあるのですか。何かなければいかぬ。
○近江委員 それからこのデータで見ますと、私営企業が百五十四ある、それから公営が七十二とあなたのほうからいただいた資料に出ておるわけであります。公営企業、私企業、この二本の線があるわけでありますが、将来通産省としては、公営、私企業というものの存在についてどのようにお考えになってい...全文を見る
○近江委員 両方のそうした特徴はいまの御説明でわかったわけでありますが、将来の方向としてどういうふうになっていくのか、その辺のところの考えはまとまっているわけですか。どういう方向に行くのが望ましいか、その点どうですか。
○近江委員 このガス事業というものは公益性を有しておる、したがって、そうした経営について非常に長期の安定ということが要求されるわけであります。ところが、一般ガス事業においても、約七割以上が資本金五千万円以下のいわゆる中小企業である。ましてや簡易ガス事業に至ってはほとんどが中小企業...全文を見る
○近江委員 それだったら普通の中小企業対策と何ら変わらぬわけですよ。それは当然中小企業対策の中で捕捉できるわけです。私の言っておるのは、都市ガス一般に対してもっと財投なり開発銀行等の融資、そうした何か特別的な措置ということを考えておるかどうかということを聞いている。一般的なことを...全文を見る
○近江委員 あくまでも公益事業でありますから、私はそうした点の手厚い措置を考えなければならない、このように思うわけです。その点、大臣にもう一度確認しておきたいと思うのです。
○近江委員 それから、これまでガス事故が非常に続発しておるわけでありますが、このガスのそうした工作物の保安あるいは管理等の面においても改善しなければならない問題点が多数あろうかと思うのです。このガスによる災害の発生を今回の改正法によってどのように防止できるかという点が一点です。当...全文を見る
○近江委員 特に大都市及びその周辺の過密地帯に対するガス事故の防止対策、これは私は非常に大事だと思うのです。この前から続発しておりますね。この点、どういうお考えであるか。さらに、他の工事によるこうした災害発生を防ぐためにどのようにしていくか。いろいろな議論がありましたが、やはり大...全文を見る
○近江委員 また、今回新たに法の規制の対象になる簡易ガス事業者に対する保安をいかに確保していくか、こういう問題であります。その点、どのようにお考えになっているか。これが一点。  それからなお、従来から行なっておるこうしたLPGの小規模導管事業者の施設について、この法改正とともに...全文を見る
○近江委員 それからこのデータによりますと、非常に事故というものが多いわけです。これは各委員からもいろいろ指摘がされたわけでありますが、ここで今回簡易ガス事業がこの法案の中に盛り込まれておるわけでございますが、保安のことにつきまして、保安啓蒙事業として高圧ガス保安協会というのが設...全文を見る
○近江委員 内容はこれはテレビスポット放送とか映画とか、いろいろなことを言っておるわけでございますが、それじゃお聞きしますが、テレビに何回出しましたか。これは予算がわずか三百六十五万とか四百六十一万で何回出せるか、いまの経過をもう少しこまかく報告してください。
○近江委員 そうしたPR活動をやっておるといったところで、こうした事故の件数というものはこのように相当増加をしてきておるわけです。ここでボンベのそうした一本売りを入れますと大体何軒ぐらいあるのですか、LPの一本売りの業者、そうした小売り店等もずっと入れますと。
○近江委員 販売所等を入れますとそれだけの膨大な数になるわけであります。そこで、確かに大衆啓蒙という点に焦点をしぼっておられると思うのですが、やはり一般の消費者というものは当然販売店から買ったときに注意を受けなければならぬ。その辺の販売店等に対する指導、規制というものはどのように...全文を見る
○近江委員 業者に対する指導あるいは義務づけ、大衆へのPRが完ぺきに行なわれておれば、こんな事故なんかあるわけがないわけですよ。依然としてこういう事故が増加をしてきておる、こういう点については私はこのまま放置できないと思う。ですから、その点についていまいろいろとやってきたことの報...全文を見る
○近江委員 それから特にこのLPガスですが、これはにおいがないし、さらに非常に重い、そういう点で非常に発見がおくれる、そしてそれが大事故に結びつく、こういうようになっておるわけでありますが、この点、LPガスににおいをつけたらどうか、そういう声が非常に強いわけです。この点について当...全文を見る
○近江委員 当然事故に関していろいろな対策はお考えになっていると思うのですが、今後とも考えていくという段階では私はないと思うのです。具体的にいま、どのようにすれば強いにおいがつくか、その点の技術的な研究はやっていないのですか。
○近江委員 それから公益事業局長、あなたは検討していないのですか、その点。もう少し具体的にいろいろやっておるようだったら、ここで発表してもらいたい。
○近江委員 ところが、一般消費者はほとんどにおいを感じないというのです。だから現状ではだめだというのです。その点、ただこれから考えていきますという、そういうここの答弁だけじゃだめなんです。真剣にこういう問題に取っ組んでいくのかどうか、もう一度前向きのそういう答弁をいただきたいと思...全文を見る
○近江委員 都市ガス都市ガスとあなたはおっしゃっているが、簡易ガス事業も入るわけなんですから……。そうでしょう。だから私はLPGもいまあなたに聞いているわけです。あなたはLPGのそういう感覚がなければ簡易ガス事業の感覚はできていきませんよ。LPGについてはどうなんですか。局長同士...全文を見る
○近江委員 それから工事に伴うガス事故というものは非常にふえてきておるわけでありますが、その点、前の東京瓦斯の事故のときに私も質問したわけでありますが、共同溝の設置について今後鋭意検討していきたい、こういう前向きの答弁があったわけですが、これはその後検討されましたか。
○近江委員 それから、先ほどからも問題になっておりましたが、都市ガス事業者に対する供給区域の設定及び供給の実態の問題でございますが、私の聞いておる範囲でも、たとえば東京等の状況を聞いてみますと、供給区域内で一軒が引いてもらいたいといっても、そんなものは全然相談にも乗ってもらえない...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんので、あと一、二点で終わります。  LPGの場合この料金が非常にまちまちであるということについては、これは何回も質問があったわけでありますが、今回のこの改正によってある程度料金等の問題についてもほぼそろった線が出てくるのではないか、われわれはこの...全文を見る
○近江委員 この適正な原価、また適正な利潤というのは何ですか。何をもってこれは適正とするのですか。
○近江委員 これ以上また言っても繰り返しにすぎぬと思いますから次へ行きますが、「みなす」一般ガス事業の料金と一般ガス事業との格差をどのように考えていくか。簡単にそうした独占価格というものが形成されるのじゃないか、その辺を私は心配しているわけです。この都市ガスなども、長期安定供給と...全文を見る
○近江委員 それから、先ほど電気ガス税の撤廃の問題についていろいろな質疑が行なわれました。先ほども大蔵省の方は、そんなこと言っておればLPGのほうも税金をかけるぞ、何だか逆に動かすといえばなんですが逆に来ておるような態度であります。けしからぬと私は思う。いまここで討議しておるのに...全文を見る
○近江委員 それから、電気ガス税の撤廃についてわれわれとしては機会あるたびに要望しておるわけです。大臣として、今後もわれわれのこうした要望をよく認識していただいて積極的にその撤廃に対して努力されるかどうか、最後にお聞きして終わりたいと思います。
07月24日第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第22号
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○近江委員 時間がありませんので、参考人の方におきましては、簡潔に御答弁をお願いしたいと思います。  まず、黒川さんにお聞きしたいと思いますが、この情報処理の通信回線の利用ということは、これはもう不可欠の要件になってきておるわけでありますが、その点、電電公社の独占となっておるこ...全文を見る
○近江委員 まあ、その点に関して、先ほど触れられました現行の法令ですね、それから回線の量、それから通信料金等に対してどういうようなネックがあるか。もう一歩お聞きしたいと思うのですが、どのようにすれば改善できるか、もしお考えでしたら、お聞きしておきます。
○近江委員 それから齋藤さんと林さんにお聞きしたいと思いますが、電子計算機の輸入の自由化、それから資本自由化の時期について、いつごろがいいとお考えになっていらっしゃるか、この辺をお聞きしたいと思います。
○近江委員 濱田さんにお尋ねしますが、わが国の情報産業のスタートが非常におくれた、このことについては御承知のとおりでありますが、特に要員養成のためのこうした学校教育体制はどのように今後考えていけばいいか、また現在どれほどのおくれがあるか、この辺のところ、具体的にわかれば、そのおく...全文を見る
○近江委員 最後に政府の局長、大臣にお伺いしますが、いずれにしても、現行のそうした法体制というものが非常に、連携というか、その辺のところがばらばらなように思うわけです。したがって、そうした情報産業振興のための基本法制定の意見が最近は非常に強くなっておりますが、これについてどのよう...全文を見る
○近江委員 局長、大臣がお答えになった以外のことで……。
○近江委員 もうこれで終わりますが、要するに情報化産業の問題につきましては、通産省なんかがかなり熱心にやっているような印象を受けるわけです。その点最も中心にならなければならない科学技術庁が、局長の答弁を聞いておっても、何かまだばく然としておるわけです。ですから、その辺のところを通...全文を見る
09月08日第61回国会 衆議院 商工委員会 第47号
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○近江委員 きょうは限られた時間でもございますので、いろいろとお尋ねをしたかったわけでございますが、特にきょうは中小企業の団地等の問題につきましてお伺いしたいと思います。  皆さんも御承知のように、先般、大阪鉄工金属団地の汚職事件が発覚をいたしました。いま警察でその後の取り調べ...全文を見る
○近江委員 いま御答弁いただいたわけでありますが、前にこの大阪金属団地で私がお聞きしましたそのときに、大平大臣は、要するにこうした中小企業振興事業団あるいは公害防止事業団、あるいはまた政府系の金融機関といろいろとふくそうしておる点について取りまとめといいますか、そうした辺の中心は...全文を見る
○近江委員 厚生省の方にお伺いしたいと思いますが、今後の問題については、一つは職員の腹がまえ、もう一点については、その仕組みにおいて一人に仕事の権限というかそういうものを集中しない、こうしたおもな点を言われたわけでありますが、今回のこうした事件の発生において各省庁いろいろと対策を...全文を見る
○近江委員 その業務監査という問題についてはわかるのですが、現在の組織でそれをやっていくわけですか。さらに新たな機構等、監査制度とか、そうしたことはお考えになっているのですか。
○近江委員 通産省にお伺いしたいのですが、今回の汚職事件に関して振興事業団が出てこなかった、そういうことでほっと胸をなでおろしておられるような気持ちも多分にあるのではないか、このように意地悪く思えば思えるわけであります。この前三月十九日に福井染色団地の指摘を私がしたときに、私が、...全文を見る
○近江委員 この中小企業の団地化、これが先ほどからも何回も表明があったわけですが、中小企業対策の主軸をなしておる。したがって私たちとしては、中小企業の育成にこうした施策がほんとうに有効に働いていただきたい、このように思うわけです。ところが残念ながらこうした汚職事件あるいは運営の面...全文を見る
○近江委員 そのくらいの予算の伴わないそうした対策、あるいは実質旅費の要るそういうような点とか、いろいろあろうかと思うのですが、いまおっしゃったくらいの対策で万全は期せますか。どうですか、自信あるのですか、この点。
○近江委員 この公害防止事業団のことでありますが、厚生省から今後の腹がまえ、対策等について数点話があったわけですが、私たち聞くところによると、いままで業務監督において非常にチェックをしておらなかった。これが非常に漏れておった。あわてて六日くらいに先ほどお話があったようにあなたチェ...全文を見る
○近江委員 もう時間がないから終わりますが、いずれにしても公社、公団等が、天下り等を含めて、そうした運営等において非常に大きな問題になっている。特に通産省は大きな振興事業団等もかかえていらっしゃる。さらに公害防止事業団もこのように見ていかなければならない。非常にふくそうしておるわ...全文を見る
○近江委員 では終わります。
10月09日第61回国会 衆議院 商工委員会 第50号
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○近江委員 それでは、大臣がお見えになるまで、二、三基本的な輸入自由化等の問題についてお聞きしておきたいと思います。  まず、わが国の残存輸入制限の現状を簡単にひとつお聞きしたいと思います。
○近江委員 それから、この輸入自由化に対する基本方針、考え方をお聞きしたいと思います。
○近江委員 それから、輸入自由化の具体的な検討状況、この辺のところをお聞きしたいと思います。
○近江委員 現在、日米間の残存輸入制限の協議が行なわれておりますが、きょうもあるそうですね。その折衝状況をあなた方がお聞きになっている範囲でできるだけひとつ詳しくここで表明していただきたいと思うのです。
○近江委員 それから、農林省の方もきょうは来ておられるわけでございますが、特にグレープフルーツ等のそうした農産物について、農林省も個個に折衝なさっておると聞いておりますし、その辺のところをお聞きしたいのですが、いかがでございますか。
○近江委員 大臣がお入りになりましたですから、それでは、いまちょっと前提的に大臣がお見えになるまでお聞きしたわけでありますが、現在貿易の自由化が九三%に達しておる。この残存輸入制限を行なっているのは、大体農産物資が大部分を占めておる。先ほど御説明があったわけですが、工業製品につい...全文を見る
○近江委員 この残存輸入制限を日本は行なっておるわけでありますが、昨日の質問を通じてもそうでありますけれども、あくまでガットの場を通じて交渉が行なわれるのが私は当然である、このように思うわけでありますが、このことについては、もうアメリカも当然知っておりますし、この辺の大臣のお考え...全文を見る
○近江委員 きょうも昼からずっと協議が行なわれるということをいま聞いております。アメリカと日本の間で緩和していく方向で交渉が始まっておるわけでありますが、そういう問題の解決方法について、この二国間交渉というものがガットの協定に違反しないかどうかということなんです。これはどうでござ...全文を見る
○近江委員 特にきのうも繊維製品の問題が非常に白熱化した論議があったわけでございますが、この自主規制の要請というものにつきましてですが、この協定というものが二国間協定であるかどうかですね。この二国間協定というものは、ガット上当然のことと思っていらっしゃるのか、あるいはガット違反と...全文を見る
○近江委員 この高橋調査団の概要から見まして、実際にアメリカ側が主張するように、アメリカのそういう繊維工業あるいはまた市場というものを混乱させる可能性があるのかないのか。やはりこれで見てみますと、可能性はない、私たちとしてはこのように判断しておるわけですが、この辺大臣としてはどの...全文を見る
○近江委員 いま沖繩の返還交渉が非常に大詰めに来ておるわけでございますが、きのうも話が出たわけですが、あくまでこれは領土の問題でございます。ところが、そこにそういうような経済的な問題が非常にからみ合ってきておる。ですからその辺のところは、何か交換するような態度であっては絶対ならぬ...全文を見る
○近江委員 それで、これから輸入自由化というものが非常に活発になってくると思うのでありますが、特に農産物の輸入ということがこれから相当大幅に行なわれるのではないかと、このように先ほどの答弁からも考えられるわけでございます。先ほどからも特に農産物の輸入の最近のデータをいただいておる...全文を見る
○近江委員 いま各省から事故発生の状況というものを報告してもらったわけですが、この掌握の点においては全部ばらばらです。しかも、最近の事故についてはそんなに掌握しておられない。私は、先日もそうした直接従事している人にいろいろ聞いたわけでありますが、もう頭痛などはしょっちゅうだ。絶え...全文を見る
○近江委員 労働省の方にお聞きしますが、こういう労務者は非常に危険を訴えておる。あなた方、実際にそれを監督している立場として、こういうような状態で、いつも調査しております、研究していきます、それだけで済まされていいのですか。これは人道上の問題ですよ。あなた方どういうふうにやってお...全文を見る
○近江委員 もうあまり時間がありませんので、簡潔に答えてください。  通産省はあまり知らぬような顔をしておられますが、要するに、先ほどのお話でも、資源のないわが国としては、貿易国として立っていかなければならぬ、こういうところが大きなネックになっているわけですよ。これはあなた知っ...全文を見る
○近江委員 あとでまとめて聞きますが、要するに、先ほどの労働省のお話もありましたが、たとえば昭和三十年に、神戸港における港湾労働者のメチブロ中毒患者の続出した際、労働省労働基準局が各都道府県労働基準局あてに厳重な警告を発したにもかかわらず、その取り扱い規定がきびしく、関係業者がこ...全文を見る
○近江委員 先ほども私が申し上げたように、これから植物のそうした輸入等は激増してきますよ。ところが、完全な薫蒸所ができていない。あなたも御承知のように、はしけで薫蒸したり船内で薫蒸したり、要するに倉庫の中へ入れてから薫蒸できない。完全なことをするためには、完全に密閉したそういう倉...全文を見る
○近江委員 それでは最後に、特にその段階において、この作業の安全確保を徹底しなければまだまだ私は犠牲者が出てくると思う。しかも付近の住民にも犠牲者が出てくると思う。この点を非常に心配するわけです。ですから、この辺のところを関係各省が真剣に取っ組んでいただいて、再びそういう犠牲者の...全文を見る
○近江委員 では終わります。
10月14日第61回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第24号
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○近江委員 先ほどから三木委員のほうからいろいろな質疑があったわけでございますが、この東大の失敗につきましては膨大な国費を投入しておりますし、われわれとしても成功を願っておったわけであります。成功は明といい、失敗は暗といいましょうか、こうした失敗の中で、質問をするということについ...全文を見る
○近江委員 そうしますと、これからこの部会のそういう編成ということをお考えになるわけでありますが、当然人選ということになってくるわけです。ところが現実に宇宙開発の、特に東大が中心になってやっているこの開発事業団、当然でありますが科学技術庁のメンバーの方々、やはり非常にそういう技術...全文を見る
○近江委員 ここに大きな問題点が浮き彫りになったわけでありますが、この正当な評価をするためには、第三者を入れなければならない。当然こういうメーカーからは絶対に入れるべきではない、私どもそういう考えを持っております。そうしますと、実際に人材難である。これはちょっと変な言い方かもしれ...全文を見る
○近江委員 やはり国民が考えて納得のいけるそういう一つのスタッフでもって編成をしていただきたい、この点は要望しておきます。  それから、この一月、二月に東大がミュー・ロケットを打ち上げる予定、このように聞いておるわけでありますが、こういう現状で、はたして現段階で実際成功の見通し...全文を見る
○近江委員 それから、この誘導制御装置をやらないで打ち上げを成功させるということについては、これは世界各国から笑いものになっていると私もちょっと聞いておるです。もし上がったとしても、まぐれに上がったとしか考えられない。こういうやり方でいいかということなんです。このままあくまでこの...全文を見る
○近江委員 先ほど松浦さんが、こまかいことについてはデータ等も見ておらないというような発言がございました。確かにこの点が問題だと思うのです。実際のところは私はかさに隠れておると思うのです。ですから、過去に、ほんとうに成功であると言っているけれども、ほんとうに成功か失敗かわからない...全文を見る
○近江委員 時間がありませんので、あとは明確にお願いしたいと思うのですが、一つは東大のMロケット計画がおくれている以上、事業団の開発計画自体に若干の計画変更の必要性というのが生ずるのではないか、この点が一点です。  それから、この失敗原因を、先ほど技術部会のそれも出てきたわけで...全文を見る
○近江委員 あと一、二問で終わりますが、そうしますと、技術部会というものがさらにクローズアップされてきたわけです。一番最初に私は問題を提起したわけです。これは要するにいまのメンバーからいけば、山縣さんもお答えになりましたように、科学技術庁あるいは東大と、スタッフをそろえるのに非常...全文を見る
○近江委員 それは一例です。
○近江委員 それじゃ、広範にさがされて、そして言うなら第三者的なそういう人をどんどんスタッフに入れていく、こういうことでございますね。どうですか。
○近江委員 最後に一点お聞きしたいのですが、特に予算の面でございますが、開発計画に乗らないものはおそらくいままでの例からしても大蔵省は受け付けない、こういう行き方をしておるわけでありますが、そうなってきますと、よほどこの委員会にしっかりしてもらわないと、やはりひとえに宇宙開発委員...全文を見る
○近江委員 そこで、非常勤から常勤という、そういうような具体的なお考え、どういう具体的な強化をお考えになっておるのですか。局長でもけっこうです。
○近江委員 宇宙開発のことについては一応これで終わります。
○近江委員 きょうは、時間があれば相当いろいろ問題を聞きたいと思うておったのですが、時間もだいぶ経過しておりますので、スモン病、それからあと薫蒸ガスについてちょっとお聞きしたいと思います。  私たちも、このスモン病につきましては非常に重大問題であるということで、いままでいろいろ...全文を見る
○近江委員 死者は……。
○近江委員 この掌握の点について、いまあなたが報告されたのですから、それはそのまま受けますけれども、しかし、実際掌握の体制ということが完ぺきであるかどうかというような問題があるのです。その辺の不足を考えて、やはり大阪府などはその総点検をやろうとしておるわけです。そこで、私は、何よ...全文を見る
○近江委員 時間がないので、私もポイント、ポイントを聞いていきたいと思います。  このスモン病対策予算の三百万、三百万ではたしてどれだけできるかということなのです。科学技術庁で特調費の中から出すと、これはかけ声だけで終わっているのじゃないか、このように必配するのです。この辺の実...全文を見る
○近江委員 この病気は、病因も治療法も全く不明である、非常に現在社会問題化しておる特有の奇病である、このようにいわれておるわけであります。特に、岡山県を中心に非常に発生しておるわけでありますが、ここであらゆる病理学あるいはビールス等のそうした原因究明、あるいは診断基準の確立、いろ...全文を見る
○近江委員 それから、一つは、リハビリテーションの施設の整備ということを今後どう考えていくか、これが一つ。  それから治療費によって非常に家庭生活が破壊されているケースが多いわけです。ですから私は申し上げたのですけれども、そこまでのところは掌握しておられない。  そこで治療費...全文を見る
○近江委員 一つは研究体制、四班で編成されておる。今後はいろいろな研究成果が出てくると思いますが、しかし、私たちしろうとが考えても、三千万円の、そういうような中でいろいろなことをやっていかなければならぬわけです。非常に疑問です。これだけのわずかな予算で何ができるか。ですから、研究...全文を見る
○近江委員 この診断基準――それは診断基準がネックだから……。そうでしょう。それじゃそれをいつまでに決定するかということですよ。これがきまらぬから、きまらぬからといって、患者をそのまま放置しておくのか。いつまでにはっきりさせるのですか。大体のめどをつけてもらわなければ困る。
○近江委員 これはほんとうにじょうだんじゃないです。あなたの立場はわかりますけれども、大体のめどをつけて、それまでにはっきりと結果を出していく。そのためにあなた方は必要なことを全部言ってもらいたい。厚生省にしろ科学技術庁にしろ、全力をあげて――これは事、人命に関することですよ。大...全文を見る
○近江委員 それは長官、科学技術庁をセクト主義と言っているのと違うのですよ。それは要するに厚生省だ。厚生省が出すのがほんとうだ。それを科学技術庁が出した。それについては大臣はほんとうによくやったと評価しているわけですよ。ですから、さらにそれを進めていただきたい。閣議でも出していた...全文を見る
○近江委員 時間がありませんから簡単に終わりますが、もう一つは私が九日に衆議院商工委員会で取り上げた問題でございますが、皆さんも御承知のように輸入自由化が相当大幅に今後行なわれる。そうしますと、この植物の輸入が特に増加してくるわけです。その場合の薫蒸ガスが非常な犠牲者を伴っていま...全文を見る
○近江委員 研究はそのようにやっておられるといっても、これは事、人命に関することでありますし、しかも死に至らなくたって、どれだけそれが原因となってまた大きな障害をなすかわからない、そういう危険な中に関係者がみな従事しているわけですよ。特に昭和二十五年ですか、植物防疫法ができてから...全文を見る
○近江委員 要するに、人畜とも被害があるのは当然であるというような考え方自体が大問題だと言うのです。科学技術がこれだけ発達しておるのだから無害なものをつくってもらいたいと言っておるわけですよ。そのうちにできるでしょうというような、待ちかまえておるような、何となし流れっぱなしできて...全文を見る
○近江委員 終わりますが、研究をお手伝いするのにやぶさかではないというようなことではなくして、科学技術庁が理化学にそうしたテーマを与えてやっていくわけですよ。ですから、そういう点において、もうただ応援をしていくというような態度であってはならぬと思うのです。ですから、科学技術庁が、...全文を見る