近江巳記夫

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開催日 会議名 発言
03月02日第63回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○近江委員 私は、公明党を代表いたしまして、質問したいと思います。  まず初めに、この四十四年度補正予算歳出の中で、畜産振興事業団への交付金が組まれておりますが、この点について二、三お尋ねをしたいと思います。  四十四年度当初予算において交付金百五十億円を組んでおりますが、そ...全文を見る
○近江委員 私は、加工原料乳の不足払い金は幾らであったか、これをお聞きしたわけでありますが、農林大臣は非常に先々のお答えになったわけでございます。  この差益金の問題でございますが、もうすでに、私もここにデータを持っておりますが、四十三年のときからほとんど輸入はストップしておる...全文を見る
○近江委員 要するに、四十三年度においてそうした生産の状況、輸入の状況を見たときに、この四十四年度の補正においてさらにこのように約二十億円を補正しなければならない、これは全く見通しの誤りだと思うのです。すなわち、総合予算主義と言いながら、そういうわかり切った状況のもとでこうした農...全文を見る
○近江委員 それで、現在見てまいりますと、四十四年度実際に必要とする数量が、これは農林大臣が決定された数量と思いますが、百三十五万トン一これに要する金額が八十七億円と思いますが、そうすると、当初四十五億円組んでおられますので、その差額は大体四十二億不足するような勘定になるわけです...全文を見る
○近江委員 予備費からまかなうということについては、これはもう前から議論のあることでございますし、いままでの実績はそういうように予備費からまかないます。ところが毎年のこれに組んでくる。いままでは差益金で埋め合わせしておったわけです。四十五年度も非常にその点を私たちは——総合予算主...全文を見る
○近江委員 当然三十億くらいがまた足らなくなるだろうと関係者が言っておるわけですが、それを、やはり予算を少なく組むというのは、結局、生産がいまだぶつきつつある、それを抑制しようとする、ひがんでとればそういうような考えが政・府にあるのではないか、このように非常に心配をしておるわけで...全文を見る
○近江委員 それからもう一点お聞きしておきたいのですが、四十三年度は大臣の決定数量から結局八万トンオーバーしたわけです。その間の事情については御承知のとおりですが、非常にもめた末、これを生産者と指定生産者団体へ交付したわけでありますが、そのときに、これは非常に異例のことである、こ...全文を見る
○近江委員 残ったらそのめんどうを見ないといま言われたわけですが、これは非常にけしからぬと私は思うのです。酪農近代化基本方針に基づいて、農民は一生懸命生産に励んできたわけです。むしろ生産をある程度——そんなにきっちり絵にかいたような状態に現実はいくものではないわけですよ。それをわ...全文を見る
○近江委員 私はこまかいことは言いたくありませんけれども、私がこういうことを言うと、あと残るかどうかわからないと、またそういうぐあいに逃げられる。残るか残らないかは、あと一つしか残っていないわけですよ。残ることは目に見えているわけです。非常にそういう無責任な答弁はよくないと思うの...全文を見る
○近江委員 非常に態度があいまいだと思います。酪農農家は、四十年作成されたこの酪農近代化基本方針に基づいて、一生懸命今日まで生産に励んできたわけです。そうしますと、この方針によりますと、四十六年の需要見通し目標として加工原料乳百九十四万六千トン、この方針から大体線を引いてみますと...全文を見る
○近江委員 そうすると、基本方針というものは変更なさらないということですね。もう一度……。
○近江委員 そうすると、それは中途変更になるのと違いますか。それはどうですか。
○近江委員 要するに、こういう中間からいつもそういう計画を変えるようなあいまいな点があるわけですよ。ですから、こういうことを繰り返していきますと、少なくともその政府が出された基本方針に乗って各都道府県でもいろいろな方針が出るわけですから、農家はそれに乗ってやはり生産を進めておるわ...全文を見る
○近江委員 非常に含みのある御答弁だったと思いますが、そういう現実の問題が出てきているわけです。この点をひとつ十分に配慮願いたいと思うのです。やはりさいふを握っておられるのは大蔵大臣ですから、総理がいまああいう非常に含みのある答弁をなさったわけですが、その点大蔵大臣として、総理の...全文を見る
○近江委員 だれよりもだれよりも農民を愛すとおっしゃったこともあるわけですし、だれかが英語のアイスだと言っておりましたが、日本語の愛すということでひとつ……。  それから、もう一点お聞きしておきたいと思いますが、豚肉ですけれども、やはりこの畜産振興事業団が相当な赤字を出しておる...全文を見る
○近江委員 それじゃ、次の問題に入りたいと思います。  私は、最近問題になっておりますイペリットの毒ガス弾の問題について、きょうは質問したいと思うのです。これは、戦後の処理の一つとして残された大きな問題じゃないかと私は思うのです。特に本日は、銚子沖合いにおけるイペリット毒ガスか...全文を見る
○近江委員 私は、要するにこの事故の被害、これの発生したいままでどういうことがあったかということを聞いたのですが、対策とか相当ずっとおっしゃったわけであります。この被害者ですが、あなたのほうではすでにいままでつかんでおられますね。官庁はどこですか。答弁はできるだけ簡潔にしてくださ...全文を見る
○近江委員 私もここに資料を持っておりますが、四十五年の一月十七日、一月十九日、一月二十五日、ずっと出ております。その前にもずっと出ておりまして、直接被害者も約三十名、正確には二十九名と私、聞いておりますが、そういう事故者が出ております。私は非常に大きな問題じゃないかと思うんです...全文を見る
○近江委員 私が聞いた点について、これから各関係の方は簡潔にお答え願いたいと思います。  私は、要するに米占領軍が旧日本軍のそういう保有の爆弾とか毒ガスかんを、大体どのぐらいほうったかということを聞いているわけですよ。そのときの状況、これは引き継いだ書類はないんですか、どうです...全文を見る
○近江委員 非常に膨大な量が投棄されたわけでございます。その中には、イペリットというような非常に毒性の強いものも含まれておる。現実に、このように非常に被害者が続出をしておるわけであります。  そこで、先ほど山中長官からも緊急掃海のそういうお話があったわけでございますが、過去に、...全文を見る
○近江委員 かからなかったので、その後どうしたのですか。九月以降どうなさったのですか。
○近江委員 かからなかったからあと掃海しない、そういう無責任なことだから、今回のこういうような事件が続出してきておると私は思うのです。この地域は底びき漁業が最近まで行なわれておったのですか、どうですか。
○近江委員 そういう危険な海域について、いままでどういう対策をとってきたかということですが、非常にその辺があいまいじゃないかと思うのです。そういう点でこうした事故が起きてきておる。  そこで、先ほど山中長官からずっとお話があったのですが、掃海に対する責任官庁、それから掃海の海域...全文を見る
○近江委員 とにかくそういう責任が、各官庁のセクトといいますか、できるだけこういうことについてはかかわりたくないというようなことが、先ほどの長官の発言でもにじみ出ているように思うのです。やはり少なくともこれだけ漁船においてもあるいはまた船員においても事故が出ておるわけです、被害が...全文を見る
○近江委員 確かに今回の長官のとられた措置は、いままでの例から比べますと非常に早かった。その点は私もわかっております。だけれども、これからまた補償の問題とか本格的な掃海とかいろいろな問題になってきたときに、山中さんが、私が命じてやります、非常に心強い発言でございますけれども、あと...全文を見る
○近江委員 山中長官の非常に前向きな、それはよくわかります。私も海洋開発については非常に興味を持っておりまして、いろいろ勉強もしておりますが、海に入れば非常に見えなくなるのです。深く入れば入るほどですね。そういう点で、「しんかい」一隻くらいでは、大きな期待はできないと思います。そ...全文を見る
○近江委員 要するに、あなた方の一分担、一分担のことでは、ぼくは解決しないと思うのですよ。これはどこが責任を——やはりどんなものでも、しんがなかったらだめですよ。これは枝ばかりじゃないですか。そんなことで、ただ国民がみな心配しておるから、それじゃそれをやればいいわ、そういうことじ...全文を見る
○近江委員 それじゃ山中長官に、強力なしんであるそうでございますから、もう一ぺんお聞きしますが、発見できなかった場合はそのままに放置しておくかという問題が一点、それから緊急掃海をしてガスかん等が見つかった場合、さらに本格的な掃海をなさるかという点です。経費についても、ちゃんと長官...全文を見る
○近江委員 ツケを回された大蔵大臣は、それをどうしますか。
○近江委員 今後のそうした本格的な掃海ですね、これについて、山中長官からも非常に前向きの答弁があったわけです。大蔵大臣からも、そうした予算の点でもお話がございました。総理としても、この点はよく検討していただけますか。
○近江委員 それから、私たちは国民の立場として思うのは、やはりどうしても防衛庁という意識——やはりいざというときには防衛庁のそういうあれがやってくれる、そういう意識が強いんじゃないかと思うのです。そういうことで、今回の問題も、現地でも非常に大きなショックを受けておりますし、山中長...全文を見る
○近江委員 それから、事務的な問題は別として、実際の問題は防衛庁がやるべきである。ところが、一部聞いたところによりますと、自衛隊法九十九条というものがある。ここにひっかかりがある。ですから、全面的に防衛庁がこれを責任を持ってやりていくということについては、ちょっと問題がある。こう...全文を見る
○近江委員 そこのところの解釈ですけれども、現実にこのガスで非常に多くの人が死んだりしておるわけですよ。それは長官も御承知のように、くず屋さんで親子三人が死亡したとかいうような事故、私も事故のそれは全部持っておりますが、そういう危険なものについてガスの場合は爆発物でないからどうも...全文を見る
○近江委員 事故につきましては、この前にも伊豆七島の新島で、投棄した旧陸軍の砲弾が前浜に漂流して、たき火をしていた中学生が爆発によって一人死亡、一人重傷という悲惨な事故があったわけです。掃海をしたところが、六千発からの砲弾が出てきた。そのように、政府はいつも事故があってから、後手...全文を見る
○近江委員 別府のほうでそういうことがあったのと違うのですか。
○近江委員 そうしますと、その規模ですね。あるいはそのときの、何千発中何発引き上げたかとか、その辺の記録をひとつここで報告してもらいたいと思います。
○近江委員 これは非常に問題が出てきたわけです。技術上掃海ができない。この別府湾のときには費用は総額どのくらいかかったのですか。
○近江委員 過去にこういうような事例があるわけです。私がなぜ過去にそういうことはなかったかとお聞きしたのは、要するに、九十九条の適用について、その辺がそのときの判断にまかされるというようなあいまいな点がある、その点が心配だったのです。だけれども、過去に自衛隊はすでにこのように一億...全文を見る
○近江委員 そうしますと、当然本格掃海をすれば、別府のような規模でも一億二千万要っているわけです。そうすると、水産庁は、今後少なくとも本格掃海をすれば五億、六億は最低要るであろう、このようにいわれているのですが、全額それじゃそういう底びきを雇ってなさるおつもりですね、水産庁長官。...全文を見る
○近江委員 そうしますと、この辺のところの、いまも非常にそのそれぞれの役目がある、そのところで今後考える、こういうような点でございますが、大体私らもしろうとですから何億かかるかということはわかりませんか、いろんな話を総合すれば、いままでの過去の実績からして大体五億ないし六億ぐらい...全文を見る
○近江委員 だから、その辺のところは、またあいまいになってくるのですよ。三十二年のときも、やってみて、引き揚げて、なかった。だからそれでやめた。ところが、また今回のこういう事故が次々起きてきているわけです。少なくとも海は動いているのですから、やはりその辺のところが出てきたり、出な...全文を見る
○近江委員 そういう点は、それはことばのニュアンスであって、いま私が申し上げているのは、やはり今回の規模程度では掃海といえどもほんの序の口じゃないかと思うのです。ですから、私が申し上げているのは、それだけの危険が続発しておるわけですから、その辺のところをさらに今後力を入れてなさる...全文を見る
○近江委員 それから次に、被害者に対する救済を政府がどのようにお考えになっているかということですが、一つは、占領軍による被害者に対する給付金によって対処なさるおつもりでございますか。ここのところをひとつお聞きしたいと思います。
○近江委員 そうすると、本件については、占領軍による過失があったかなかったかという判定はどのようになっているのですか。
○近江委員 過失がないとおっしゃるけれども、結果的に人身障害を起こしているわけですよ。そういう点から見て、過失がないということは私はおかしいと思うのですね、現実の問題として。大体四百五十ぐらいのところへほうったって、海流がやはり二百、百五十ぐらいのところを流れてくるわけですよ。そ...全文を見る
○近江委員 そうすると、見舞い金とかそうした船員保険等で出すとおっしゃっておりますが、三十二年の九月の十三日に事故がありましたね。このときにはどこが幾らの見舞い金を出しているのですか、過去の事例としてお聞きしておきます。
○近江委員 そのように過去にも見舞い金を出していらっしゃるわけです。ところが見舞い金の場合は、なかなかその基準というものもはっきりしないわけです。そういうようなことでなかなか満足のいくようなものができないというような点がありますし、そうした点、過去にもこうした事例があるわけですか...全文を見る
○近江委員 船員保険法では二十トン未満の船は適用を受けられないのと違いますか、これは。今度改正なさるのですか。
○近江委員 それで一応いま出ておるケースは、そうしたそれぞれの適用が受けられる。しかし、こうした適用が受けられない場合もあるわけですよ。たとえば陸に引き揚げてこうなったとか、その場合は十分な見舞い金を補償されるわけですね、山中長官。
○近江委員 引き揚げて、たとえば子供がそこでガスを浴びて死ぬとか、現実にくず屋さんが三人死んでおるわけですよ。そういうような事故が起きておるわけです。ですから、そういう適用のない場合のこと……。
○近江委員 そうそうガス弾で。これはわかっておるでしょう、事故……。
○近江委員 二十六年の四月に「銚子市内のYさんが海岸で鉄製ガス弾を拾い、解体中ガスを全身に受け、母親と長男の三人が死に、手伝ったSさんが中毒になり二年後死んだ。」こういうような事故がたくさん出ておるわけですよ。そういうようなことについて、要するに法の適用が受けられる人であればいい...全文を見る
○近江委員 これは現実に過去にもこういうことがあるのですからね。起きた場合についてはどう考えるかということなんです。それはまとめて返事をしてもらいます。  あなた、網を切るとかいうお話をなさったので、物件損害について聞きたいと思います。  一つは、そういう危険なことがあるとい...全文を見る
○近江委員 そういうような共済を利用しておらないとかいろいろな問題が出てきておるわけです。こういう物的な損害、人的な損害について、政府としては責任を持ってそれだけのことを補償してあげるべきであると私は思うのです。この点、最後に総理にお願いしたいと思います。
○近江委員 今後とも万全を期すということで、そうすると補償のそうした点についても万全を期す、こういうことでございますね。
○近江委員 次に、私は緊急の問題として一つ質問したいと思うのです。それは総理も御承知のように、昨日新聞、テレビ等マスコミを通じまして知りましたが、非常に痛ましい事故が起きておるわけです。それは血漿注射で水銀中毒死をしたという問題でございます。この問題についてお聞きをしたいと思うの...全文を見る
○近江委員 この血漿剤は、交通事故の場合等応急に使用すべきものだ、連続使用をすべきものではない、一部ではこういう声もあるわけです。しかし、厚生省の使用基準はどうきめられているかというと、一日二千cc、これは体重五十キロの成人、こうなっておりますが、注意書きだけになっているわけです...全文を見る
○近江委員 連用してはいけないとか、そんなことは何も書いてないわけですよ。ですから、この基準というものがいかにずさんであったかという点にあるんじゃないかと私は思うのです。この有機水銀というのは、御承知のように、水俣病をはじめとして最近非常に大きな問題になってきております。それが血...全文を見る
○近江委員 要するに、人命軽視の行政姿勢から、こういう基準もあいまいであるし、こういうような今回の事故が起きたと私は思っているのです。特にこれは非常に危険なものでありますし、即刻回収、廃棄すべきである、私はこのように考えるわけです。政府としてはどういう処置をとられるか、この点を厚...全文を見る
○近江委員 総理は、最高責任者とされて、今回のこの事件についてどういう反省をなさり、また、私がいま申し上げたそうした処置について、どういうお考えでいらっしゃいますか。
○近江委員 今後連用しないとか、そういうようなことを通達すると厚生省はおっしゃっておるわけですが、ある学者によりますと、厚生省の基準による有機水銀の添加量は、ただの一回の注射でもこれは非常に危険であるという判定を下しておる。そうであれば、このまま放置しておいていいかという問題です...全文を見る
○近江委員 それから、昨日もNHKテレビでずっと特別番組で報道されておったわけですが、そのときにもこの有機水銀の入らないものを使うこともできるけれども、血漿のロスが大きいので、有機水銀が防腐剤として使われることになったという発言が中で一部あったわけです。それはさっき大臣の答弁でも...全文を見る
○近江委員 それから、今回のこの事件を通じてさらに、一度許可したものについても再点検が必要ではないか、このように私は思うのです。ところが、昨夜のその放送においても、厚生省は、非常にまれな例であるから、こういったことまでカバーするような基準をつくることはむずかしい、そういうような発...全文を見る
○近江委員 もう時間がないようですので、あと一、二問で終わります。  それから、薬事行政について最後にお聞きしたいと思うのですが、非常に、文明国とも思えぬような不祥事が起きておる。やはりこの根本原因は、私は薬事行政に根本的な欠陥があるのではないか、このように思うわけです。たとえ...全文を見る
○近江委員 じゃ、もう時間がありませんので……。  要するに、そうした国の独自の機関が独自で厳密なテストをしておらない、そこに私は問題があるのではないか。それから、私、間違っていたらあとで言ってください。配合薬に至っては、実質的には無審査である。やはりそれ自体は毒性がなかったと...全文を見る
○近江委員 以上をもって終わります。
03月11日第63回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第3号
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○近江委員 大臣の所信表明に対する質疑でございますが、全部お聞きしますと相当に時間もかかりますし、きょうは限られた時間でございますので、一、二点お聞きしたいと思います。  大臣もこの第二点に原子力開発利用の推進ということをうたっていらっしゃるわけですが、特にその中に、「さきに調...全文を見る
○近江委員 長官は特に査察の点にしぼっていろいろとお答えになられたわけでございますが、そのほかにいろいろな問題点が相当あるわけです。きょうは国連局長もお見えになっていらっしゃると思いますので、先ほど長官には、科学技術庁長官としてどう思われるかという点をお聞きしたわけでございます。...全文を見る
○近江委員 国連局長からいま簡単にずっとお答え願ったわけでありますが、この不平等、これはもちろん核の独占ですね、それから査察、これが要するに非核国だけは査察を受ける、そうした問題。それから先ほど第六条に軍縮をおっしゃっておるわけですが、私も全部これを読みましたが、この第六条に、各...全文を見る
○近江委員 要するに、この交渉が長引いた場合はつくれなくなる、つくれなくっても、条約違反にならないか、こういう問題にもなってくるわけです。その点はどうでございますか。
○近江委員 私が心配するのは、現在もABMの強化が行なわれておりますし、ソ連が新型を開発している。要するに、現在の状態を見れば、核軍縮というよりも逆行しているのが進行しているような状態だと思うのです。私はその点の心配をしているわけです。ですから、この辺のところがことばを悪く言えば...全文を見る
○近江委員 その辺、よく説明していただいたので、これ以上は後日に譲りたいと思います。  それからこの査察の問題でございますが、たとえば西ドイツなんかは、IAEAならばいやだ、ユーラトムならばいい、こういう意見は、要するにどこに原因があるかということなんです。そうした場合この日本...全文を見る
○近江委員 実質的に不平等にならないように、今後どういう具体的な交渉内容をひっさげていかれるか。これは今後の原子力の発展の問題だと思いますから、その辺は当然長官としてもいろいろお考えになっていらっしゃるだろうと思います。まず国連局長にその辺のところを……。
○近江委員 あまりやりますと、外務委員会をこちらに移したようになりますのでこれ以上やりませんが、一応国連局長がお見えになっておりますので、私たちの主張点だけを言っておきたいと思うのですが、一つは、核大国の非核保有国への核兵器の持ち込みは当然禁止すべきである。これは要するに条約中に...全文を見る
○近江委員 この条約のことについてはもうこれで終わりたいと思っておりますが、いずれにしてもわが国のこれからの原子力開発ということを考えていきますと、計画よりも非常に急テンポで開発が進んでおりますし、そうした点の条約にこうむる影響ははたして絶無であるかという、その辺の点です。そうい...全文を見る
○近江委員 次に、長官は、「科学技術こそは、真に明るく豊かな社会を築きあげる力であり、むしろその正しい振興によってのみひずみなき発展が初めて期待できるものと信じております。」このように所信表明でも述べていらっしゃいます。ところが、きょうの朝の新聞によりましても、各紙に、砂利穴に農...全文を見る
○近江委員 一次的には企業の責任、二次的には監督官庁、まあ要するにこれから研究開発を科学技術庁が積極的にやっていこう、その態度は私も了解します。しかしもう少し現状を長官として認識してもらいたいと私は思うのです。  よくおわかりだと思いますが、御承知のように産業活動の産物として廃...全文を見る
○近江委員 もう一点明確にしておきたいと思うのですが、長官は、これははっきりと公害としてとらえていらっしゃるわけですね。それが一点と、いま要するに処理の方向についてまだ研究段階である、そういうまだ現状に合わない体制である、その辺の状況説明がございました。その辺のところを特に公害の...全文を見る
○近江委員 それはケース・バイ・ケースで、種類によって私はそう言えると思います。これを要するに直接的な公害もあるわけでしょう、たとえばこの新聞にあるように。ですから直接もあれば間接もある。そうすると、公害に含まれるわけでしょう、その点は。大きな範囲を含めて公害だ……。
○近江委員 ところが、ここでお聞きいたしたいと思いますが、この公害基本法が昭和四十二年八月三日法律第百三十二号として制定されているわけです。ところがこの第二条に「この法律において「公害」とは、事業活動その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲にわたる大気の汚染、水質の汚濁、騒音、振動...全文を見る
○近江委員 あとから科学技術庁にお聞きしますが、そうしますと、この清掃法の中で、要するに「衛生的な方法で当該汚物を市町村長の指定する場所に運搬し、若しくは処分すべきことを命ずることができる。」八条はそうした点のことを「特殊の汚物の処理」等でいっているわけですね。たとえば、きょうの...全文を見る
○近江委員 一般家庭あるいは少量排出者、なるほどこの辺についてはどうにかあえぎつつ処理なさっていることは私も認識しております。だけれども、いま申し上げた産業廃棄物の大量排出の処理に困る、こういうことは非常に大きな問題になってきているわけです。そうしますと、現在のこういう現行法、公...全文を見る
○近江委員 大臣は、特に開発の急がれておる公害防止等のための技術の研究に力を注ぎたい、このようにおっしゃっているわけです。これは私は重大な問題だと思うのです。いまこれから研究していくとおっしゃったので、それはそのまま受け取っておきます。  そこで、この現時点の現況を考えますと、...全文を見る
○近江委員 その責任の分担等も、要するに責任分担、費用分担、こうした点で分かれてくると思うのです。この費用分担として当然考えられることは、中継基地とかあるいは総合的処理施設、収集、運搬などの費用分担、またこの作業分担については輸送処理あるいは処理の作業分担、こうした方向になるのじ...全文を見る
○近江委員 私は何も大阪のことを聞いておるわけじゃないのですが、特に大阪がその辺のことを進めておるということであなたもお答えになったと思うのですが、いまお答えになったことをもう少し……。それはどういうくらいの規模ですか。
○近江委員 膨大な資金でありますが、それは特殊焼却、化学的処理、生物科学的処理、廃酸廃アルカリ処理、物理的処理、こうした内容があろうかと思いますが、そういうようなことを全部含んだ処理ですか。
○近江委員 長官にお尋ねをいたしますが、この公害基本法と清掃法と見ていただいて、要するに清掃法でも現状からいってもうそれは太刀打ちできない、合わないということがはっきりしたわけです。そこでなるほど法の、それは厚生省の所管かもしれませんが、長官として、この公害防止等のための研究に力...全文を見る
○近江委員 さらに調査を進められて——もういまでもそれははっきりしておるわけですから、要するに長官として、その所管の大臣はそれぞれいらっしゃると思いますが、科学技術庁長官としては、法の制定を急ぐべきである、このように大臣自身はお考えですか。
○近江委員 時間もだいぶたっておりますので……。きょうは経企庁も来られておりますが、特に水質の汚濁というものは非常に最近は顕著なわけであります。今後の水質基準の方向、これは早い時点に何らかの方向を打ち出さなければ、考え方なりを発表していただかなければ——要するにもうこれ以上河川の...全文を見る
○近江委員 あまり長くやりますと皆さまに御迷惑がかかりますので、一応これで終わりたいと思います。なお、場合によっては、あした短時間関連質問でと思っております。      ————◇—————
03月27日第63回国会 衆議院 商工委員会 第12号
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○近江委員 万博の、特に事故、今後のそうした安全性の問題点等にしぼって、そのあと商品取引の問題等についてお聞きしたいと思います。  昨日の事故といい、万博は非常に楽しいはずの行事でございますが、国民に非常に大きなショックを与えております。たとえば三月十四日開会式当日には、空中ビ...全文を見る
○近江委員 そうした管理上のミスということを率直にお認めになったわけでありますが、この構造上の問題にしても、仮設建築物というような点で、その辺の配慮もなされておるとは思うわけですが、しかしその辺の点検も、実際に開会式も迫ってきた時分の状況というのは、要するにそれどころではなかった...全文を見る
○近江委員 いま何点かおっしゃったわけですが、たとえばこのように人が集中するということは最初から予想されているわけですよ。最初の万博会場全体の計画の上において、やはりそうしたアメリカ館、ソ連館等の大きなところについては当然人が集中する。そうすると、これについてはどういう整理をしな...全文を見る
○近江委員 だんだん協会の管理運営上の手落ちというものがはっきりしてきたわけです。そういうことが事故の原因という点に近づいてきたわけですが、こういう安全管理の所在があいまいであるという点について、どうなんですか、その辺のところを明確に、こういうことを考えておりますというような、も...全文を見る
○近江委員 それから、建設省も来られておりますので、先ほどのこうした「動く歩道」のような施設については、要するに仮設建築物ということで建築基準法の対象外となっておるわけです。協会としては、いろいろな構造上、台風にも耐えられるように設計をしてあるというような説明も聞いておるわけです...全文を見る
○近江委員 そうしたことを盛り込んだ改正を今後考えるわけですか。
○近江委員 それで、この仮設建築物ということが出たわけでありますが、要するに奇抜さをねらっているものが多いし、この堅牢さも、安全性の立場から見てはたしてだいじょうぶか。しろうと目に見ても非常に不安なものが多いわけです。さらに、この建築物をずっと見てみますと、合成樹脂の建材をたくさ...全文を見る
○近江委員 それから病人やけが人等の問題ですが、中央診療所があるということは聞いておりますが、実際のところ、医師が四名、看護婦が三人くらいしかおらないということです。一日に三十万人も四十万人も入る万博の中央診療所がこういうような状態でいいかという問題です。モントリオールの場合でも...全文を見る
○近江委員 きのうもああいう事故で数十名けがをしておるが、いまのような状態でいいのですか。医療体制等についてもすべての面について総点検をなさるとは思いますけれども、特にこの辺のところをもう一度総点検して万全を期すべきであると思いますが、どうですか。
○近江委員 政務次官も答弁されたわけでありすすが、われわれとしては、万博も始まったところでありますから、再びそういう不幸なケースをつくらないように、どうかひとつ安全管理という点について万全を期していただきたい、このように思います。  それから、先ほど時間があれば聞きたいと思った...全文を見る
○近江委員 次に、商品取引のことについてお聞きしたいのですけれども、商品取引のこうした紛議というものが非常に多発しておるわけです。社会問題化してきておりますし、われわれとしても、国民としても、非常に胸をいためておるわけであります。われわれも、時間の許す範囲で被害者の方にもいろいろ...全文を見る
○近江委員 いまいろいろな法律違反の問題点を率直に指摘をされたわけです。もっとこまかく分析していけば、もっといろいろあると思うのです。こういうような紛議を今後どのように解決をしていくかということについて、あとでいろいろお聞きをしていきたいと思っております。  それから、私の聞い...全文を見る
○近江委員 それから、これは先ほども話が出ておりましたが、この監督官庁の通達によって外務員登録制限ということがされておるわけです。その内容について、仲買い人はこれを逆用し、外務員を不当に束縛し、不法行為を強要しておるというような実例がある。たとえば三カ月、六カ月という点があります...全文を見る
○近江委員 今回不正防止協会というものができたそうでありますが、この会長さんにも私、会ったのですが、わずかの問にもう全国から、千人からの人から手紙が来る。あるいは、もう死ななければならぬということで、何とか会わしてもらいたいと言ってくる。会長さんはもう夜も寝てない。そういう人を激...全文を見る
○近江委員 そういうように、社会的にもそういう背景に追い詰められたいろいろな事件もやはり発生しておる。多くの家庭悲劇がこれによって起きてきておるわけです。いままで楽しかったはずのわが家が、わずか一月——ほとんど一月、二月ですよ、わずか一月、二月の間にもう何千万円やられておる。私が...全文を見る
○近江委員 その監督指導体制をこの前の法案のときも私もいろいろ聞きましたが、指導体制を強化するとおっしゃるわけですが、その後もこういうような事故が続々出ておるわけです。ですから、幾らこの指導体制を強化するとおっしゃっても、われわれとしては非常に不安があるわけです。で、今後どのよう...全文を見る
○近江委員 それで、もう少しこまかく入っていきたいと思いますが、現状においてそのような紛議が非常に多発しておる。そうすると、こういう紛議というものを迅速にかつ公正に解決をするということが、緊急を要する問題であると私は思うわけです。また、このことは、紛争の防止にも役立つものであると...全文を見る
○近江委員 それぞれ局長からずっとお話があったわけですが、たとえば私が持っておるこのデータを見ますと、東京穀物は仲買い人が三名、会員が二名、学識経験者一名。大阪穀物は仲買い人四名、会員一名、学識経験者二名。東京砂糖が仲買い人三名、会員ゼロ、学識経験者二名。横浜生糸が仲買い人二名、...全文を見る
○近江委員 最近では、この仲買い人の総合化というものが進んでおりますし、委託者も、たとえば穀物、ゴム、生糸など数種類の商品について取引をしておるという場合が増加しておるわけです。紛議が起きると、委託者は幾つかの取引所を調停のためにたらい回しされておる、そうなりかねないです。たとえ...全文を見る
○近江委員 そうすると、もう一度ちょっと聞き直しますが、この合同紛議の調停とか主要な地域での出張紛議調停はこれから行なうわけですね。
○近江委員 通産省、同じ意見だったらけっこうです。
○近江委員 それから、紛議の最大の原因というのは、悪質な仲買い人の不当な勧誘行為にあることは一番の重点の問題ですが、これは先ほど手紙でも読みました。このような行為が行なわれる背景には、商品取引を安全な投資と考える一般の誤解があると考えられるわけです。商品取引は現物価格のわずか一割...全文を見る
○近江委員 いま三点聞きましたけれども、証拠金の問題と有価証券……。
○近江委員 私がこの証拠金を上げろというのは——スライドしてやっていく、それはいまでもやっているわけですが、本証拠金を上げたらどうか、こう聞いている。その点どうですか。
○近江委員 この辺はかみ合わぬわけですが、要するに一般大衆というものは、たとえばおとうちゃんが株を買って持っている。奥さんがそれを見つけて、奥さん、この株だけ預けておけばいけるのです、現金じゃないから、それなら預けましょうか、そういう事故が非常に多いわけです。そういうことで一番被...全文を見る
○近江委員 その点は各国の実情も十分調査して、その辺の文献等があれば資料として私のほうへ提出願いたいのです。委員長、よろしくお願いします。  仲買い人に対する指導、監督これは当然通産、農林両省にあるわけですが、この検査、指導について通産、農林両省は現在どうなっておるか、何名おる...全文を見る
○近江委員 通産省なんかは、特に人員をふやすとかいうような話は取引所等についてはあまり言わないですか。効率的にということはおっしゃっていますが、効率的にやることはわかりますが、これで十分なんですか。
○近江委員 各種の自粛措置あるいは指導が必要なことは当然でありますけれども、そのほか特に悪質な違反行為を行なった仲買い人に対しては、一罰百戒の意味で厳重の処分を行なうことが必要であると思うのです。従来の農林省や通産省の処分というのは、たまたま検査したときのその結果として違反が発見...全文を見る
○近江委員 時間がありませんので、最後一問だけ。  ここで受託禁止行為に違反した事実があった場合の罰則というのが行政処分だけであるということになっておりますが、これは非常に妥当でないと思うのです。したがって、行政処分は当然でありますし、委託者より預託されておる証拠金は、売買損益...全文を見る
○近江委員 これで終わりますが、いずれにしてもこれはたいへんな犠牲者を出しておるわけです。したがって、いまこの国会の席上においていろいろと今後の方針等もお話があったわけですが、いままでのケースを見ておりますと、その場限りの答弁で終わって、実際はそこまで徹底しておらないという場合が...全文を見る
04月01日第63回国会 衆議院 商工委員会 第14号
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○近江委員 この昨年度、政府が出されました経済白書、これによりますと、わが国の経済協力に占める海外投資の比重が非常に小さい旨を説明してあるわけでありますが、わが国の海外投資の現状及び経済協力に占める割合が、諸外国の海外投資との状況の比較において簡単に御説明願いたいと思います。
○近江委員 特に新しいデータをいま発表されたわけですが、アメリカなどから比べますると九分の一ないし十分の一。なぜ日本の投資がこのように低いか、その辺のところを簡潔にお答え願いたいと思います。
○近江委員 斜陽帝国といわれるイギリスでも、これだけの投資をやっておるわけです。  その他の問題がありますので次に進みたいと思っておりますが、今回の輸出保険法の改正によりまして、この海外投資保険制度が一そう整備充実されると思いますけれども、その場合わが国の海外投資は大体どの程度...全文を見る
○近江委員 諸施策の一環であるということはよくわかります。しかし、その施策の中にあってこの改正というものがどれくらいの影響を与えていいか、大体のことでも予測をしていただくことが大事なことじゃないかと思うんです。全般的に政策が相まって向上することはわかっておりますけれども、これはか...全文を見る
○近江委員 通産のほうで、それ以外で何か具体的にお考えになっていますか。
○近江委員 確かに、DACの勧告といい、あるいはピアソン報告といい、これは従来いわれてきたことでありますし、要するに、今後考えていきますというようなこと、こんなことは何百回聞いたかわからないわけです。ですから、現時点においてそれを達成するためにどういう努力をやるか。具体的にはこう...全文を見る
○近江委員 いまいろいろ御説明があったわけですが、それではこのDACの勧告あるいはピアソンの報告、それにどれだけその施策を盛っていけば近づくのかということになっていくと、こんなもの微々たるものですよ。経済大国といわれる日本の現状として、いまるる御説明があったことは、あまりにも遅々...全文を見る
○近江委員 ですからその辺の考え方ですね。やはり先ほどおっしゃった長期ビジョンに弱い。ビジョンという中にはいろいろ問題があるわけですけれども、その辺のところをもう少し今後積極的に問題点として取り上げていっていただきたい、この点を特に要望しておきます。  それから、先ほどからも輸...全文を見る
○近江委員 それは増額はしておるでしょうけれども。これは幾ら言っても同じことだと思いますし、特に私は飛躍的な質的、量的なアップを要望しておきます。政務次官もこの点はよろしく。  それから、経済協力の一元化ということについて、どのようにお考えになっておるかということなんです。御承...全文を見る
○近江委員 確かに運用面においては、関係各省がみな所管が違うわけですし、わかるわけです。ですけれども、この窓口を一本化して、あと要するに政府部内で持ち回りをやる、そういうようなことはできないのですか。要するにたらい回しになっているわけですよ。その辺話し合ったことがありますか。
○近江委員 ですから、これは今後の問題でありますし、この辺のところ、効率的な運用のしかたをよくひとつ関係各省やっていただいて、できるだけ効率的にやっていただきたいと思うのです。こういう声が非常に強いということを、また私からも強く要望しておきます。  それから次に、海外投資に関し...全文を見る
○近江委員 その点は、いまおっしゃったとおり、よく考慮していただきたいと思います。  次に、企業の海外投資が促進された場合、業種によっては、国内の中小企業へのはね返り、この影響というものは非常に大きいと思うのです。たとえば、海外進出企業の製品が日本国内に逆輸出されるとか、あるい...全文を見る
○近江委員 いままでいわれてきた中小企業のそうした対策を何点かピックアップされていまお述べになったわけでありますが、これは非常に今後の問題として大きな問題になってくると私は思うのです。したがって、この辺のところを今後どうしていくか、これは一つの大きな課題だと私は思うのです。この辺...全文を見る
○近江委員 それじゃ、いまから休憩に入るそうですから、食事をとってあとで続行したいと思っております。いまの問題については、これも非常に大きな問題だと思うのです。この辺のところはひとつよく検討をしていただきたい、これを強く要望しておきます。
○近江委員 午前に引き続いて質問したいと思います。  海外投資保険の内容について、二、三点質問したいと思っております。一つは、損害てん補事由というのが非常危険に限られているようでありますけれども、輸出代金保険では、破産の六カ月以上の債務の履行遅滞のような場合でも、信用危険という...全文を見る
○近江委員 結局、原因というものがいろいろ想定されるわけですよ。単純なものだったら、あなたの理論でいいわけですけれども、その辺、非常にふくそうしてくるわけでしょう、外国の場合は。ですから、その辺のところを全然今後考えなくていいのか。その辺のところを全然余地はないのですか。その辺の...全文を見る
○近江委員 それはよく今後の問題として、答弁どおり検討お願いしたいと思います。  それから、付保対象に長期貸し付け金が加えられたということは非常に進歩であると、この点はわれわれ思っておりますが、いわゆる現地法人等のひもつき法人に限定することなく、もう少し幅広く長期貸し付け金の債...全文を見る
○近江委員 これもひとつ今後の課題として、この辺もよく検討していただきたいと思うのです。  それから、海外の投資保険が充実されたわけですが、輸出保険の基金ですね、これは大体六十億と思っておりますが、これを増額しなかったのはなぜか。現在の資金運営でカバーができるなら、その根拠とい...全文を見る
○近江委員 いま、あなたがおっしゃったその辺の心配性というものは、やはりあるわけです。答弁がなかったのですからいいと思いますが、その辺のところ、まずやはりそういう問題が出てくると思うのです。ですから、これは早急に検討していただいて、増額の点を重要問題と考えていただきたいと思います...全文を見る
○近江委員 えらい低い低いということを何回もおっしゃったわけですが、これからますますまだ上げたいというような希望、そういうようなことが感じられるわけですが、これは低いと見るわけでありますし、要するに海外経済のこれについては、前回きにピアソンあるいはDACのああしたところの目標まで...全文を見る
○近江委員 それから、今回の改正によって海外投資保険の活用がはかられる場合、会社別あるいは組合別の包括制度というものを導入する予定があるかどうか、これを念のために伺っておきたいと思います。
○近江委員 これも一つの今後の問題点として検討していただきたい。  それから輸出保険は、今回の改正対象となった海外投資保険ばかりでなく、わが国の対外取引を安定して促進する重要な役割りを果たしておるわけですが、これは御承知のとおりです。輸出振興及び経済協力の促進上、輸出保険の機動...全文を見る
○近江委員 そこのところ、もう少し具体的にお聞きしたがったのですが、政務次官のあとなんですけれども、局長さんのほうから、その辺もう少し具体的にありましたら、答弁願いたいと思います。
○近江委員 それから今回の改正は、非常に海外資源のこうした開発ということが重点になっているわけです。そこで、もう少し海外資源の具体的なことについてお聞きしていきたいと思いますが、とりわけ、海外における資源開発の問題というものは、急速に取り上げられつつあるわけであります。石油あるい...全文を見る
○近江委員 基本的には今後自主開発というものを進めていく。それは私は、これからの資源供給という点から考えてその考えは正しいんじゃないか、そういう方向でいいんじゃないかと思うのですが、そうしますと、資源開発政策ですね。特に海外資源開発に今後重点を置くとおっしゃったわけですが、そのた...全文を見る
○近江委員 審議会の目標がある、このようにおっしゃったわけですが、確かに石油なんかは、かなりきめこまかな、そういう目標あるいは対策等もあるわけですね。ところが個別になってきますと、やはりその点がまだ弱いと思うのです。局長、率直な感想はどうですか。
○近江委員 それじゃ率直に認められたわけでありますし、いま答弁されたとおり力を入れていたたきたいと思うのです。それから、政務次官は先ほど、たとえば石油等は軌道に乗っているとおっしゃったのです。確かに軌道に乗っているのもあるのですよ。けれども、石油を見ていきますと、特に海外の開発状...全文を見る
○近江委員 時間が限られておりますので進みますが、私がはたしてこういう進出のしかたでいいかと申し上げたのは、石油探鉱開発というのは非常にリスキーな事業である。これは関係者も国民の皆さんも十分理解されているわけですが、不成功に終わるということも計算してかかっていかなければならぬ。非...全文を見る
○近江委員 それで、海外石油の資源開発における石油公団の果たす役割りというものは非常に大きいわけですが、はたしてその機能が十分発揮できておるかどうかということですね。その原因は何かというと、一つは資金量が小さいということです。なるほどやっておられることはやっておられるけれども、わ...全文を見る
○近江委員 それから、本日からですか、石油公団から新SKが分離をするわけですが、この会社が従来の経験、技術、そうした内容からして、海外石油資源開発に十分に活躍できるように、そういう活用ということを考えていかなければならぬのじゃないか。その点どういう配慮をなさっておるか、局長からお...全文を見る
○近江委員 その活用を今後十分はかるように、十分な配慮をしていただきたい、これを強く要望しておきます。  それから、海外における石油資源開発を見てみますと、非常に短い期間、十年内ぐらいだと思いますが、急速に進出しているわけです。ここで非常に大きな問題点が一つ出てきた。それはなぜ...全文を見る
○近江委員 実際のところ、石油は世界的に供給過剰ぎみになっておりますが、先ほど私申し上げたように、銅とか鉛、亜鉛の鉱物資源の供給確保というものは非常に心配なわけです。特に昭和五十年度を見てみますと、需要量が大体百四十万トンぐらいに達すると見込まれているわけですけれども、そのうち八...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんので、あと簡潔にしたいと思いますが、原料炭も非常に不足をしておる。民間では、昨年の暮れに、製鉄、石炭両業界によって海外原料炭開発株式会社が設立されていますが、この辺のところ政府としてどういうバックアップをしていくか、この点が一点。  それから、国...全文を見る
○近江委員 では簡単にお願いします。十分答えてくれたら一問で終わります。
○近江委員 さっきの控除制度のあれは。簡単にお願いしますよ。
○近江委員 もう時間がないから、特に国内のこともいま申し上げたのですけれども、これについては十分力を入れて、要するにあくまでも母体でございますから、その点を強く要望しておきます。あとこまかい点はまたこの次聞きますから。  それからあと一点だけお聞きしておきたいことは、輸出金利の...全文を見る
○近江委員 じゃこれで終わりますが、要するに好ましくないということははっきりしておるわけでありますが、これは特に中小企業に与える影響は大きいわけです。この点は重大問題として関係各省、真剣に検討していただきたい、この点を強く要望しまして、私の質問を終わります。
04月02日第63回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第6号
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○近江委員 私は、実際に事業団あるいは東大等でロケットを打ち上げておられるその辺のところの具体的なことについて一、二点まず初めにお聞きしたいと思っております。  現在、内之浦、種子島におけるロケット打ち上げは、私の聞いておる範囲では、日数が大体九十日、機数が四十一機、このように...全文を見る
○近江委員 ここで打ち上げのときが大体一月から二月、それと七月から八月、これは漁業補償のそうした問題等がからんでそのように大体打ち上げ時期をきめていらっしゃると思うのですが、この時期は非常に西風が強くて、気象条件が悪いと聞いておるわけです。気象条件あるいはもろもろの条件、その辺は...全文を見る
○近江委員 今後の計画によりますと、相当機数もふえてくるわけです。そうしますと、こういう限られた期間、あるいはまたそうした気象状況等も非常に悪い、こういう中で満足な実験ができるかどうかということなんです。漁民の人がこの時期をおっしゃっているわけですけれども、私は何もそれを拡張しろ...全文を見る
○近江委員 そうしますと、実験制限の緩和ということは、これはもうやらない、いままでどおりの範囲の中で最大の効果をあげていく、こういうことですね。
○近江委員 いつにしましても、そういうような漁業補償の問題等で科学技術庁はいろいろそういう問題がいままで出てきたわけですが、その辺のところも十分に配慮していただいて、スムーズに皆さんのそういう目的を達するためにひとつ努力を今後さらに推し進めていただきたい、このことを申し上げておき...全文を見る
○近江委員 要するに、あなたのほうはこれを四十四年の九月十三日に宇宙開発委員会として出されておりますね。これで宇宙開発の長期計画を遂行していく、そういうことでこの長期計画に基づいて出されたわけでしょう。これは違うのですか。
○近江委員 要するに、出された要求というものについては、この計画を遂行していくためにはなくてはならないこれは額なんでしょう。それはどうなんですか。たとえば事業団ですけれども、この要求額が二百四億六千九百万になっておるわけです。これが政府案では百一億五千四百万円、大体五〇%の大幅な...全文を見る
○近江委員 五〇%も大幅にダウンして、それは確かに予算をとるということのむずかしさは私もわかりますけれども、それで何とかやっていけますというような先ほどのお話ですけれども、何かあまりにも計画が大ざっぱな感じがするのですよ。これはそんなあり方でいいのですか。
○近江委員 大蔵省、きよう来ていますか。——要するに五〇%、半分になってしまった。それは大蔵省の立場もわかりますよ。しかしこれだけ削られて、あなたもその計画の甘さ、ずさんさということは率直に認められたのですから、それ以上は言いませんけれども、要するにあまりにもそういう出発の計画と...全文を見る
○近江委員 たとえばこの事業団の場合、これだけ五〇%も削られてその事業にどういうように影響するのか、具体的に簡潔にひとつ理事長からお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 島さんもちょうど予算編成期のときに就任されたので、確かにその辺のいきさつなりいろいろな点で自分の意思が通じにくかったということはよくわかるのです。要するに、この予算要求というものは、十月に開発委員会が計画を出しているわけですよ。それに基づいて出した要求でしょう。それを...全文を見る
○近江委員 山縣さんの答弁の前にちょっと申し上げておきますが、あなた八月とおっしゃったけれども、私が概算要求をいただいたのは九月十三日ですよ。しかも計画にしても、ばっちりとこれだけの印刷物になってできている。したがって当然、要求のときにこの計画がないということは考えられない。これ...全文を見る
○近江委員 委員会で今後検討して修正の可能性もある、こういうようなお話しでございました。修正がなければ、どんな計画でどこまでいくかということをさらに突っ込んでお聞きしたいわけです。  要するに、予算がなければ当然公約期間というものは延長するわけでしょう、結局。いままで科学技術庁...全文を見る
○近江委員 今後十分検討されて、計画遂行のために今後鋭意努力していただきたいと思うのです。私が言った線に大体なるんじゃないかと思っておりますが、それから、今度は大臣にお聞きしたいと思いますが、この宇宙開発に関する政府の基本計画はいつ策定なさるおつもりですか。基本計画がなくては計画...全文を見る
○近江委員 要するに、それは原因はいろいろあろうと思いますが、先ほど三木さんが基本法のこともおっしゃった。これはわが党としても何回も本委員会でも基本法のことは申し上げているわけです。そういうこととか、宇宙委員会からはそういう計画は出てるけれども、政府として出してないということは、...全文を見る
○近江委員 要するに、そういう計画がはっきりきまらぬと、ただもう行動だけが先に行っておるということ自体が、これがあかぬというのですよ。先ほどの繰り返しになりますけれども、基本法もない、そういう明確なそういうはっきりとした基礎というものがないから、そういうことになるわけです。ですか...全文を見る
○近江委員 いかにも政府の根本方針がそうだからできない、硬直化したそういう行政姿勢、ネットでこれをこう新設すればぐんと進むのだとはっきりわかっていて、どうしようもできない。政府がそう言っているからと……。ぼくはその辺はそれだけではないと思うのですよ。私が言うのは適切じゃないか知ら...全文を見る
○近江委員 大蔵省にお聞きしますが、科学技術庁から強力にこの局の新設についてお願いしたと、こう言っているのですが、大蔵省はなぜ認めなかったのですか、これは。
○近江委員 それだけの客観情勢が整ってきたからこそ局が要るのと違いますか。これはおかしいですよ。これじゃ手足ばかりで頭脳がないのと一緒じゃないですか。これは、この問答をこうやっても押し問答になり、時間ばかり食うわけですから、これでこの問題は論議しませんけれども、もっと私は長官はじ...全文を見る
○近江委員 大臣もそれだけの決意をされたわけですから、この問題はこれでおきますけれども、アメリカのNASAとか、外国の状態を見ても、これだけ経済大国である日本でしょう。肝心の幹がこれではあまりにも弱体過ぎますよ。ですから今年度は、これはもう予算がこうなってしまったのですから、来年...全文を見る
○近江委員 では次の問題に行きたいと思います。  このように宇宙開発がどんどん進んでいっておりますが、たとえば追跡施設にしても、アメリカとか外国の場合は、それだけ非常に充実してそろっております。ところがわが国は四カ所しかないわけですよ。御承知のように東京の調布、内之浦、千葉の勝...全文を見る
○近江委員 具体的にはまだその計画とかいうものはないわけですね。
○近江委員 それは当然大きな問題になってくるわけですから、その点も一つの課題として十分検討していただきたいと思うのです。  それから昨年の宇宙開発委員会技術部会の報告に述べられた意見はどの程度実施されたのですか。
○近江委員 完全に実施されたといったって、完全に実施されたのですか。そんないいかげんな、大ざっぱなあれでいいのですか。
○近江委員 その辺のところは、いろいろと実施に移されたと思うのですけれども、まあこれはこまかい問題になりますから、時間の関係でいきませんが、あとで、どういう問題が出て、それをどういう形で実行したかということをレポートで私のほうに出してください。  それから技術部会は要するに当事...全文を見る
○近江委員 要するに、評価のしかたについてその後努力をなさったという点は私も認めます。こういう技術上の問題については、冷酷なまでに客観的な評価をやっていくことが次への発展に大きくつながるわけですから、これだけでいいとせずに、今後、十分に評価できる体制をつくるように、さらに一歩前進...全文を見る
○近江委員 そうすると、大学はやはりそういう拘束を受けるということについては、文部省のほうともちゃんと了解はついているのですか。問題ないのですか、それは。
○近江委員 東大とこの事業団の形になったわけですが、この辺のところが、前からも、すっきりしておるのかというような点で何回も国会でも言われて来たわけですし、こういう問題一つにしても、やはり何かそういう原因があるんじゃないかということが言われているわけですよ。ですから、こうした点につ...全文を見る
○近江委員 次に、宇宙開発事業団と科学技術庁の中にある航空宇宙技術研究所、これとの関係性なのですけれども、宇宙開発事業団、要するにそういう特性法人ですね。これと国の研究機関、それの関係性というのはどういうぐあいになっておりますか。
○近江委員 矢島さんにお聞きしますが、この関係性ですね、これは法的にいけばどうなんですか。そこらのところをちょっと明確にしてください。
○近江委員 それぞれの仕事はわかるのですが、その関係性ですね。その辺のところはもうはっきりしているのですか、政府としては。どうなんですか。
○近江委員 どうはっきりしているのです。
○近江委員 開発と研究ということはわかるのですけれども、要するに特殊法人と国の研究機関と関係性なんですよ。まるで一体みたいなものでいいのですか。何らかの歯どめとか、その辺のところがぼくもはっきりせぬから、これは何も追及とかそんなことじゃなくして、お聞きしているのですよ、はっきりし...全文を見る
○近江委員 堂々めぐりばかりしておるのですが、それでは事業団と航空宇宙技術研究所はもう一体なんですか。その辺のところを言っているのですよ。
○近江委員 別のものでしょう。別のものだから、今後それぞれ両者が進めていく協調等について、何らか規定とかそういうものがあるのかということを言っているのですよ。
○近江委員 それからインテルサットの恒久化のための政府間会議が開かれたわけですが、先ほどちょっと出ましたけれども、政府の対処している方針ですね。これはもう終わったわけですね。どういう状況であったか、また今後政府としてはどういう方針でいくか、それを簡潔にひとつお答え願いたいと思いま...全文を見る
○近江委員 このインテルサットのあれについては、私も資料をちょっともらっていますけれども、今後の方針としてこういく、外国のいろいろな意見が出ていると思うのですが、いただいているのは非常に簡単なんです。ですからもう少し詳しい資料をあとでいただきたいと思うのです。
○近江委員 それから、この法案の中ですけれども、今回はこの常勤が二名になったわけですが、服務の規程に「総理大臣の許可」とあるわけですが、この許可の基準というのはどうなっているのですか。
○近江委員 ケース・バイ・ケースということはわかりますけれども、やはり最低のそういう基準といいますか、その辺のことは今後の問題として考える必要があろうかと思うのです。それは大臣、今後の問題としてひとつ関係各省みな同じような問題があると思うのですが、今後そういうことを提案されるおつ...全文を見る
○近江委員 要するに兼職の問題等もあるわけですけれども、ケース・バイ・ケースということはわかるのですよ。わかりますけれども、最低のやはり何らかのそういう基準といいますか、その辺のところは、これから関係各省の共通の問題ですから、要するに、閣僚間において考慮する必要があるのじゃないか...全文を見る
○近江委員 それでは時間ですので、あと一問で終わりますが、先ほどもこの基本法の問題が出まして、宇宙空間ということでいま三木さんからもだいぶ大臣といろいろなやりとりがあったわけです。確かにその辺が問題点であることはよくわかっております。そこで、われわれとしては、そういうことがいつま...全文を見る
○近江委員 それじゃ、これで一応質問を終わりたいと思います。いずれにしてもい、まお聞きしたこの点が引っかかって基本法がなかなかできないというような先ほどの答弁でございましたが、それはあくまでそれを理由にせずに、やはりそういう問題を——非常に大きな問題でありますけれども、ただそれが...全文を見る
04月03日第63回国会 衆議院 商工委員会 第15号
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○近江委員 非常に、商品取引のことで紛議が多発をしております。非常に社会的な問題にもなってきておりますし、私たちも非常にその点を心配しまして、何とかそうした問題を解決をしていきたい。きょうは幸いに参考人の方にも来ていただいたわけでありますし、私も簡潔にいろいろな点についてお聞きを...全文を見る
○近江委員 いま率直なお考えをおっしゃっていただいたわけです。非常に大衆が巻き込まれておる。また、感覚としてのとらえ方でいま皆さんお話しがあったわけでありますが、一部ということが違うんじゃないか、そういう御発言でございました。  そこで、先ほど鈴木さんは、要するに紛議の多い人が...全文を見る
○近江委員 実際そのように協会のほうでとらえていらっしゃるそういう紛議の数と、協会のほうからお出しになっているこれは、相当な食い違いがありますね。これは鈴木さん、どうお考えになりますか。
○近江委員 そこで、一応その内容ということもいま加味されたわけでありますけれども、一応とらえ方としては、紛議の多い仲買い人、これは一応問題だということをおっしゃっておるわけですが、要するに許可制以降に――来年の一月ですか、なりますけれども、要するに条件がつけられておる。それは、紛...全文を見る
○近江委員 時間がありませんので簡潔にいたしますが、商取法とかあるいは通達とか、そういう点をきちっと守っていけば紛議はとまる、こういう御発言が先ほどあったわけです。要するに、いままで主務省の指導どおりやってきたことを鈴木さんも先ほど冒頭でおっしゃたわけです。ところがこれだけの紛議...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんのでなんですが、紛議等の問題についても、調停委員会のそういう不信感が端的に述べられたわけであります。そうした点、今後調停委員会等のそうした定員の問題、メンバーの問題等も改正されるそうでありますし、どうかひとつその辺は納得のいく解決ができる機関を、ひ...全文を見る
○近江委員 非常におそくなりましてお疲れと思いますが、あと私ともう一人で終わりでございますから、お願いします。  宮崎さんにちょっとお聞きしたいと思うのですが、この二日の日にニクソン・スタンズ会談が開かれたということがちょっと報道されているんですが、これについてお聞きでございま...全文を見る
○近江委員 政府の態度は非常にあせりがものすごく見えてきておりますし、非常に急いでおるんですね。このことについて、先ほど宮崎さんは、どうもわからないというようなお話をちょっとされたわけですが、なぜこれだけ急ぐかということですね、こういう態度についてどのように受けとめていらっしゃい...全文を見る
○近江委員 わからない中にもいろいろなお考えがあると思うのですが、それはもうそれ以上聞きません。  それから、業界の中には非常にいろいろな考えをお持ちの方もいらっしゃると思うのですが、交渉即時打ち切りをせよというように提唱なさっている人もあるのじゃないかということをちょっと聞い...全文を見る
○近江委員 それから、もしも自主規制を日本が受けた、こうなった場合――皆さんのいまの一致団結した、先ほどからのいろいろな答弁を聞いてよくわかっておりますけれども、しかし、いろいろなことでそうなった。そうなってきますと、非常に韓国、台湾、香港、いろいろな諸外国に影響も及ぼすわけです...全文を見る
○近江委員 業界の皆さんのそういう態度というものはよくわかるんですが、非常にいまの政府が弱腰といいますか、非常に不安感がいつもあるわけですね。それで、要するにあくまでも筋を通せばいいわけですけれども、もしも後退した形で話がきまった──不幸にしてですね。それはわれわれとしても、国会...全文を見る
○近江委員 わかりました。それじゃ時間ですから、これで終わります。
04月08日第63回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第7号
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○近江委員 この前の私の質疑のときに、要するにこの宇宙開発の基本的なことについて、政府案がいつやるかということについて、早急にやりたい、こういうような御答弁があったわけです。ところが政府のほうからは、この間一般新聞紙上を通じて発表があったわけですが、四十五年の三月二十六日に決定し...全文を見る
○近江委員 要するに、それではその過程ということをいま提出して、大蔵省なら大蔵省でいろいろ回って、大体こういう現況になっております、そういうことでなぜ補足説明しないのですか。そんなのは言いわけではないのですか。
○近江委員 その辺のところが、あの時点ではまだ全然考えてないような、そういうような印象を私も受けましたし、しかも、これが三月二十六日に決定になっておりますし、その間やはりもっと政府間の、その辺のところ緊密な連携をとってもらいたいと思うのです。その辺、結局あなた方自身にとってもあま...全文を見る
○近江委員 私も、皆さんはもう採決のあれで、時間をとりたくありませんけれども、要するに、総理大臣は一番の責任の方でしょう。その総理が三月二十六日にはっきりとこれは出しているわけですよ。そうでしょう。それを四月二日の時点でまだそういうような状態だと……。あのときだってそんなはっきり...全文を見る
○近江委員 これ以上この問題はけっこうですけれども、ひとつ、こういう点、こまかい点に至るまで、それからまた親切にやってもらいたい、この点を要望しまして、終わりたいと思います。
○近江委員 先ほど三木委員のほうからいろいろと事故等の問題について質問があったわけでございますが、私も最近の「ぼりばあ丸」をはじめとした、ああした海難事故等の問題から考えましても、今回の「ふじ」の問題等を含めて非常に重要な問題があるのではないかと思うのです。特に国際的にもこれは問...全文を見る
○近江委員 前回の「宗谷」の場合もシャフトに傷を受けたことがあったわけですけれども、当然スクリューにもそういうような損傷を受けるような何らかのいろいろ外部的な要因とか内部的な問題とかいろいろあろうかと思いますけれども、そういう前回に「宗谷」が傷を受けたという例があるわけです。そう...全文を見る
○近江委員 われわれが心配するのは「宗谷」に引き続いて「ふじ」が今回のこういう損傷を受けた、こういうことで、来年行く際にも、また同じような事故を起こすのではないか、そういう心配がやはりあるわけです。そこで、これから厳密にこの調査委員会のもとにおいて調査をする、こうおっしゃたわけで...全文を見る
○近江委員 それは状況等を判断されて、運航の問題もミックスして、そういうお考えでいらっしゃると思うのですが、設計上に残念ながらもしもミスがあった場合は、当然設計を変更してやられるのですか、この点一点お聞きしたいと思います。
○近江委員 前は南極観測のことについても、かなり報告等もひんぱんに行なわれたように思うのですが、最近は、何かなれと申しますか、その辺のところが案外に周知徹底ができていないのじゃないかとわれわれ思うわけです。今後南極観測の方向、現状について——現状といえば、いろいろな項目になってき...全文を見る
○近江委員 おそらく学術的なことでありますから、それがどのように利用されて、また評価されていくかという問題等になれば、相当、こまかい点になろうと思いますので、この点はよろしゅうございますが、そういう点の評価の問題とか、その辺のことがちょっとわれわれとしては、第三者から見ても、納得...全文を見る
○近江委員 今後、この南極観測については積極的に推進なさると思っておりますし、発展していくであろう、このように思っております。そうなってきますと、昭和基地も非常に永続的、恒久的なものになってくるんじゃないか。その辺の将来の考え方、これは今後、五年計画でやっていくとおっしゃっており...全文を見る
○近江委員 その現状は、それはわかるのですけれども、今後、学術的にも、北極は外国等においても調査されておる、しかし、全然そういう研究をしていく価値がないのか。そんな大学の研究機関だけにまかして——何もそれは北海道大学がだめだとか、そんなことを言う意味じゃないんですけれども、非常に...全文を見る
○近江委員 われわれはしろうとですから、そう言われればそれまでのことですけれども、いずれにしても、そうした気象状況等の重大な影響があるわけでありますし、北極観測ということも一つの問題点として、今後、ひとつ鋭意課題としてどうやっていくかということをよく検討していただきたいと思うので...全文を見る
○近江委員 もう時間もありませんので、あと一問で終わりますが、大臣にもおそくまで残っていただいたわけでありますが、要するに、この南極観測等についても、文部省が中心になってやっておる。当然、それぞれの任務分担というものがあるわけでありますが、やはり科学技術庁が何となしに、これは文部...全文を見る
○近江委員 これで終わりますが、要するに今度観測船が帰ってきた場合、本委員会にそういう関係者に一ぺん来ていただいて、実際の現地における状況なり、そうした辺のことについて質疑をさしてもらいたいと思うのです。これについて文部省としてはどのように今後配慮していただけるか、そのことをお聞...全文を見る
○近江委員 そのときはよろしくお願いいたします。これで終わります。
04月09日第63回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第8号
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○近江委員 私は、原子力問題で数点お聞きしたいと思うのですが、その前に、きのうのガスの大爆発、非常に痛ましい事故が起きたわけでありますが、今回のこの事故を見まして、当然もうこれは起こるべくして起こったという事故ではないかと思うのです。人災ではないかと思うのです。特に今回は、死者が...全文を見る
○近江委員 この原因につきましては、それぞれ調査団がきめこまかにその点を明らかにしていくことと思いますが、われわれが考えてみて大きな問題としては、ガス管の老朽化あるいは重圧による管のひび割れ、あるいは工事の不手ぎわ、あるいは警備の手ぬかり、特に巡回車から火を吹いたとかあるいは規制...全文を見る
○近江委員 それで、このガス事故については、初めてではないわけですよ。東京の板橋あるいは大阪の西成区、数々の事故がいままでに発生しております。その間、要するに防災科学あるいは環境科学の立場から、そういうような事故等の発生したときに、通産省をはじめとして関係各省といままでどういう連...全文を見る
○近江委員 だけれども、この場合は、何もガス事故だから通産省というわけにはいかないわけですよ。結局、地下鉄建設に伴う建設省あるいは運輸省と関係各省にみなまたがっているわけですから、要するにその辺が責任のなすり合いで、あなたのところじゃないかというようなことであれば、いつまでたって...全文を見る
○近江委員 あなたがいま来られる前に、私は長官にお聞きしたのですが、あなたが来られて、ちょっとその辺が、質問に対する答弁に食い違いがあるようです。要するに私がお聞きしたのは、今回のガス爆発事故というのは、初めてじゃないわけですね。いままで湯島においても起きましたし、あるいは板橋の...全文を見る
○近江委員 それは事故の原因はきのうあったところですから、今後の調査に待たなければならない、それは私もわかっています。要するにいままでの事故は関係各省で解決をしてきた、そういう浅い態度自体が今回の事故を招いたと私は思うのです。だからこそ人災だと言っているのですよ。一つの事故を通じ...全文を見る
○近江委員 要するに、大事故が発生してから今後の研究を進めていく、それが人災だとぼくは言っているんですよ。そういう起こり得べくして起こる事故が初めからわからない、事故が起きてから対策をとる、全部事後対策なんですね。研究の先端をいかなければならない科学技術庁がそういう事後の対策をと...全文を見る
○近江委員 先ほどの局長の答弁でも、いままでの事故は関係各省で解決をしてきた。現実に根本的にそういう対策が解決できなかったから、今回の事故を誘発したわけです。したがって、いままで科学技術庁は何らそれに対して真剣に取り組んでなかったということが、はからずも先ほどの答弁で出たわけです...全文を見る
○近江委員 それじゃお聞きしますが、この総合研究というのは何と何と何とのテーマがあるのですか。十一名でやっているんでしょう。
○近江委員 言わなくたっておわかりと思いますが、十一名で十九の分野を担当なさっているわけですよ。これは国家の根本的な科学技術に対する取り組み、それがいかに消極的であるか、まことに悲しい思いであります。あなたばかりを責めるわけにはいかぬわけですけれども、要するに今後こういったケース...全文を見る
○近江委員 この問題はこれでおきたいと思いますけれども、長官としては今後調整費をも重点的に充当していくとか、あるいは今後の体制について表明されたわけでありますけれども、肝心の、責任をもってなさっておる局長さんが、要するに重点的にやっていく、ワク内でやっていくというような、そういう...全文を見る
○近江委員 要するに、こういう調整費を支出するということについては、これは私も賛成ですし、大いにやってもらいたいと思うのです。しかし、事故とか、そういう突発的なことがあったときに出す、それはそういう内容かも知れませんが、私たちは恒久的な体制をとってもらいたいと思うのです。そのこと...全文を見る
○近江委員 大臣も次の予定があるそうですのでしかたありませんけれども、要するに傍観的な態度をとって、ただ名目的なそういう研究内容だけじゃしようがないと思うのですよ、もっと実質的にやってもらわなければ。こういう点で今後科学技術庁としてはただ名前だけのそういうものを置くというようなこ...全文を見る
○近江委員 きょうは原子力のことを聞きたいと思っていたのですが、こういう緊急の重大事故が発生しまして、だいぶ時間をとったわけです。あとしばらくの時間だけ数点原子力の問題についてお聞きしたいと思うのです。  原子力局長にお聞きしたいのですが、原子力関係機関体制問題懇談会というのが...全文を見る
○近江委員 これはひとつ報告を慎重に検討していただいて、さらに実質的に推進をしていただきたいと思います。  それから日仏原子力協定を結ぶ動きが最近あると聞いておりますが、その点どういう動きになっておるか具体的にお聞きしたい。
○近江委員 いずれにしても外国との契約になる前においては慎重にやらないと、いろいろな問題を残すわけです。これはいままでの例にもたくさんあるわけですから、その辺のところは問題点があれば、われわれ委員のほうにも今後また資料等でもいろいろと連携をよくとっていただきたいと思うのです。事後...全文を見る
○近江委員 それから、非常に答弁が長くなると思うのですが、簡潔にお願いしたいと思いますが、動力炉開発の必要性及び開発スケジュール、これを簡単にお聞きしたいことと、外国で開発中の新型転換炉はすでに実用化に近づいてきておるわけです。そういう点から高速増殖炉一本にしぼるべきではないかと...全文を見る
○近江委員 この新型転換炉の炉型の選定にあたって、高温ガス炉も候補の一つに上がっておった、このように聞いておるのですが、これをとらずに沸騰軽水冷却型を採用したのに、多目的炉としてこの高温ガス炉の研究を進めようとしておる。これは結局新型転換炉の炉型の選定を誤ったのではないかという意...全文を見る
○近江委員 それからきょうは時間がありませんので総括的にお聞きしておるのですが、原子力損害賠償法では、補償契約及び国の援助にかかわる条項は、昭和四十六年末までに運転等を開始するものについてのみ適用がある、こうされておるわけです。そうしますと、それ以後の原子炉の運転等についてはどの...全文を見る
○近江委員 今後の検討に待たなければならぬわけですが、具体的にそれはある程度の結論に近づきつつあるわけですか。大体どういう方向を考えていますか。
○近江委員 それからきょうは運輸省も来られておりますから、ちょっとお聞きしますが、私は六十一国会からその後数回にわたって、この使用済み燃料の輸送に関しての質問をしたわけですが、そのときにも原子力局長は、原電の使用済み燃料輸送の経験をもとにして、正すべき点があれば正す、そうしたお答...全文を見る
○近江委員 大体いつごろをめどにそれを煮詰めるのですか。私たちが聞いておる範囲では、どうもその辺が、私たちへのこの国会の答弁のときには早急にやりますと言いながら、何かもたもたしておる感じがあるのですよ。
○近江委員 それじゃもう約束の時間がきましたので、これで終わりたいと思いますが、いずれにしてもこの問題についてはよく相談していただいて、早く何らかの形でやってもらいたい。急いだからいいものができなかった、これじゃだめですけれども、できるだけ内容の充実したいいものを早い機会にやって...全文を見る
04月09日第63回国会 衆議院 商工委員会 第18号
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○近江委員 それでは、大臣が来られるまで質問を行ないたいと思います。大臣が来られましたら、また後日にあと譲りたいと思います。  まず第一点にお聞きしたいのは、要するに情報というマクロ的な見地とこの法案との関係なんです。御承知のように、宇宙あるいは海洋、そうした開発と同様、この情...全文を見る
○近江委員 理念的な面が欠除しておる。たとえば「目的」のところにも、最後の二行目に、「情報化社会の要請にこたえ、もって国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。」こういうように目的はあとのほうに持ってきているわけですね。「電子計算機の利用及びプログラムの開発を促進し、プログ...全文を見る
○近江委員 いままで、そうした知識産業といいますか、そうした問題については融資の対象としても考えられておらなかった、そういう点で措置を考えるということは非常にいいことだと思うのです。御承知のようにアメリカのほうなんかは、ハードウエアからソフトウエア、非常にソフトウエアはその比重も...全文を見る
○近江委員 はからずもそういう技術者等の不足ということがここで大きく出てきたわけです。確かにこの質、質というと失礼なことばになるかしりませんが、やはりアメリカ等に比べますと、その低さというものはおおうべくもないと思うのです。質量ともに充実をしていかなければならない。そうした場合、...全文を見る
○近江委員 アメリカと比べますと格段の差があるわけです。いま文部省としていろいろ具体的に検討なさっておると先ほど答弁があったわけですが、いま考えておる段階でもないと思うのですね。もう踏み出さなければならぬときなんです。それでもおそいくらいなんです。その辺の実際の実施といいますか、...全文を見る
○近江委員 わが国はいままでソフトウエアに対するそうした評価ということは非常に低かった。それについて、この資金の貸し付け等、手を打たれた具体的な第一歩であると思います。  それはそうとして、まだまだそうしたソフトウエアの評価というものが私は非常に低いんじゃないかと思う。したがっ...全文を見る
○近江委員 アメリカ等でもかなりそうした評価ということは固まってきておるようでありますけれども、実際の問題になれば判例等で解決していく、こういうようなことになっているわけです。ですからこの評価を確立をしなければ、当然そこに保護という問題が出てくるわけですし、流通の面でも大きな支障...全文を見る
○近江委員 今回の事故によりまして七十一名の方がなくなられました。心から御冥福をお祈りしたいと思っております。  今回の事故は全く起こるべくして起こった事故である、人災である、このようにいわれております。いままでガス会社も、カロリーアップなど品質の向上には非常に熱心であったけれ...全文を見る
○近江委員 それで、直接のそうした原因、また今後の対策ということがいろいろあろうかと思うのです。しかし、もっと根本的にそうした対策を1私たちもいままで事故等を通じて、いろいろそのことは政府の方に申し上げてきたわけであります。科学技術庁の資源調査会が昭和四十年の五月二十五日に、パイ...全文を見る
○近江委員 都市の過密化によりまして、今後ますますこうした事故が予想されるわけです。みな非常に心配しておるわけでありますが、そこで原因あるいは再発防止について、各官房が一体となって考えるという姿勢は、いままで弱かったのではないか。今後の問題を考えていったときに、安全対策の主務官庁...全文を見る
○近江委員 そこでこれからの問題であります。これからの問題といたしまして、大都市を中心としたそういうガス管の埋設等について、全国各地のそういう総点検をやって安全対策を確立をしていただきたい、これが一点です。  それと、埋設物のたとえば水道管、電電公社関係のそうしたパイプ、あるい...全文を見る
○近江委員 それから総点検のことをお聞きしたい。
○近江委員 それと緊急体制ですね。たとえば消防なり警察あるいはガス、その辺の横の連携というか、その辺のところが非常に大事じゃないかと思うのです。ですから、その辺のところの緊急体制を整備していただく。それと、今後この安全確保という点につきまして、基準の問題とかそうした点は先ほど答弁...全文を見る
○近江委員 では、もう時間がありませんので、今後こうした事故が発生しないように万全の対策をとっていただきたい、これを強く要望して、終わります。
04月15日第63回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第9号
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○近江委員 二時半に退場されるそうですから二点ばかりお聞きしたいと思います。先ほども一本松さんと清成さんのほうから、IAEAの査察員のそういう技術的な面で非常に不満を述べておられるわけです。現在データで見ますと一九六九年十月末で三十九名おられるわけですね。IAEAの考えにおいては...全文を見る
○近江委員 大体その基準というのは、やはりIAEAから出されるのを待つわけでしょうか。日本としてこういう基準にしてもらいたいという案を出して、向こうでもいろいろ考えておると思うのですけれども、そういうものと折衷でやっていくとか……。日本から早急に出すわけですか。
○近江委員 けっこうです。
○近江委員 先ほどからいろいろ条約等の問題についても話があったわけでありますが、特に第六条は、結局条文としては実態的なものが明記されておらない。要するに交渉することだけを約束をしておるにすぎない。これについては先ほど御意見があったわけですが、重なりますので、われわれはそういう観点...全文を見る
○近江委員 ぼくが言わんとするところは、要するにこの決議案というのが結局保障の決議になっていないということですが、きょうはお二方は特に査察の問題等を中心としたそういうことで来られているのですからこれ以上はお聞きしませんが、これは決議になっていないということなんです。そのところをお...全文を見る
○近江委員 それからIAEAとの保障措置協定において、他国と比較して不利にならないようにと、先ほどからもそういう主張があったわけです。そうした場合、日本がもし単独で加入する場合に、他の単独加入国と同じ内容で査察を受けるのはやむを得ないのではないかというような考えがある。これはそう...全文を見る
○近江委員 われわれとしても、皆さんのその主張がわれわれの主張でもあるわけですから、これはぜひ貫いていただきたいと思うわけです。しかし、いろいろ最悪のことも考えなければならぬわけです。皆さんがそのように主張なすったとしてもそれがいれられない場合はどうなるか、そういうような状態であ...全文を見る
○近江委員 両参考人からそういうような御意見があったわけですが、科学技術庁長官は、これは非常にむずかしい問題でありますけれども、両者の先ほどの御意見を聞かれて、今後外務省をはじめとして、政府関係にどういう働きかけをされるか、それを聞きたい。
○近江委員 それから第五条の内容からしまして、将来わが国がこの核爆発の平和利用を考えた場合、すべて核保有国に全面的に依存しなければならないのじゃないか、自主開発という点から考えた場合は非常にそれが閉ざされた方向になるのじゃないか、その点を心配するのですが、この点について両参考人か...全文を見る
○近江委員 その点はっきりと何らかの確約がほしい。五条だけの解釈でいけばそういう誤解もあるわけですから、それじゃその辺のそういう研究開発なり今後の平和利用についての確約といいますか、その辺の措置ということはお考えですか、外務省。
○近江委員 それから、核防条約に加盟しない国、フランス、中国等と、将来何らかの開発協定を結ぶということを考えた場合、非常に困難なことになってきているわけです。そうしますと、今後フランス等ともし何らかの協力関係が生ずるとするならば、どういうものが考えられるかということなんです。この...全文を見る
○近江委員 今後IAEAと交渉について、いろいろと今後具体案を練られるわけですが、強力な主張ということも先ほどお伺いしました。このIAEAとの打ち合わせは具体的にいつごろから始められるか、その辺のスケジュールはきまっているのですか。
○近江委員 先ほども、この条約に加入してしまうと、たとえば国内資源等についても査察を受ける。そうした場合、共産諸国の場合はフリーパスということになってくると、産業機密等が非常に漏れるんじゃないかと思うのですが、この辺についてはどのようにお考えですか、岡参考人からお聞きしたいと思い...全文を見る
○近江委員 もしも、わが国が条約に加盟しない場合、これはいまの状態では、まあ、現実はいろいろな問題があるにしても、コースをいくように思いますけれども、これは仮定ですが、条約に入らなかったとした場合、核燃料物質や技術情報というものが今後入らなくなるわけですか。どうですか、その辺は。
○近江委員 それから、これは外務省にお聞きしたいと思うのですが、核大国の非核保有国への核兵器持ち込みですね。これは当然禁止すべきであるわけなんですが、条約中に明記されてないわけですよ。これについて、外務省としては、いろいろ検討されたと思うのですが、どういう見解をお持ちですか。
○近江委員 それから、フランスと中国が参加しておらないという点については、これはもう非常に心配な点が残るわけですよ。ですから、極端に言えば空文同然じゃないか、こういう意見まで出ているわけです。この辺についてはどう思われますか。外務省と長官にお伺いしたい。
○近江委員 それから、本条約は核の地下実験の禁止に触れてないわけですが、これも非常に大きな問題だと思うのです。日本としては当然、その辺のところは強力に主張すべきだと思うのです。この辺については、外務省としてはどういう態度をとられたのですか。
○近江委員 外務省としても政府の声明の中でそれをいろいろ主張する、それはよくわかるのです。参考人の皆さんもわれわれが考えていることと同じようなそういう強い意見をお持ちなんです。しかしそれがほんとうに力が結集されて、おっしゃっていることが実らなければ何もならぬわけですよ。したがって...全文を見る
○近江委員 政府もそういう方々のそうした決意をお聞きになって、これから全力をあげてやられると思いますが、いろいろな問題点が出てきたわけでありますから、それを強力に実らしていただきたいと思うのです。  それから、この間参議院の予算第二分科会において、防衛庁長官がこういう答弁をした...全文を見る
○近江委員 要するにそういう論理が通用するとすれば、今後原子力を推進力とする軍艦あるいは軍事用の陸上輸送機関ですね。いまのところではこれを飛行機に積むなんということは、小型化ということはなかなかむずかしいと思いますけれども、しかしそういうことも技術の開発に従ってやはり考えられるわ...全文を見る
○近江委員 防衛庁長官の説明足らずといえばそうかもしれませんけれども、しかし要するに軍事のこうした面から考えますと、スピードといいあるいは燃料の量といい、将来原子力が開発されてくれば、それが要するにかぎを握ってくるのじゃないか、このように思うのです。そうすれば拡大されて、どんどん...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんからこれで終わりますけれども、要するに将来のそういう考え方というのは四十年のそれに出ているわけですけれども、防衛庁長官の発言の国民の皆さんへの伝わり方というのは、非常に軍事利用というニュアンスが強いわけですよ。これは急速に拡大していくような感覚を与...全文を見る
○近江委員 それではこれで終わりますが、防衛庁長官ともお話をされて、正式な、国民の皆さんがはっきり納得できるそういう回答を早い機会に私に提出してください。これは委員長お願いしておきます。
04月17日第63回国会 衆議院 商工委員会 第21号
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○近江委員 まず初めにお聞きしたいと思いますのは、この情報関係のそうした定義というものが非常に明確でないということであります。たとえば、情報あるいは情報処理、あるいはソフトウエア、あるいはソフトサイエンス、こうした定義というものが非常に明確でない。人によって非常に認識が異なるとい...全文を見る
○近江委員 確かにそれは、現時点としてはわれわれも理解できるわけでありますが、少なくとも根幹的なそういう考え方というものは、明確に政府としても早急にやはりまとめるべきではないかと思うのです。政府内においても、いろいろお聞きしてもばらばらなことをおっしゃるわけです。そうであってはな...全文を見る
○近江委員 確かに情報の伸びというものが著しいわけです。そういうことで、この定義とともに、国全体の方向というものがとる人ごとによってやはり非常にまちまちである。したがって、将来のイメージというものが一体どうなるのか、人によって全然また変わってくるわけです。ですから、こうした将来の...全文を見る
○近江委員 きょうの質疑を通じまして、基本的な方向ということは、各委員からもそうしたお話が出たわけであります。そういうことで、今後、鋭意研究、努力されるということはわかるわけでありますが、そのように、ビジョンづくりといいますか、そういうものは、政府としては指導的な立場におられるわ...全文を見る
○近江委員 非常に大きな問題として教育、人材の養成の問題でありますが、今回の施策だけにおいては非常に期待というものが薄い。確かに教育、そして人材養成の問題ということが非常に大きな問題だと思うのです。この点について特に二、三お聞きしたいと思うのです。  私がここに持っております資...全文を見る
○近江委員 まあ、どうにか一歩を踏み出そうという姿勢はわかるわけです。しかし、いままでのこうした内容を見てみますと、工学部がほとんどで、文科系はほとんど行なわれていない。要するに、このシステムエンジニアというような立場になっていきますと、これはもう利用するのは工学部関係だけではな...全文を見る
○近江委員 私は、高校の部門についてはいま言わなかったのですが、この高校の部門を見ても、大部分を占める普通高校では、コンピューター関係の教育はほとんど行なわれていない。情報化社会というものがこれからどこまで前進していくかわからないという、そういう現状において、いまのような状態でい...全文を見る
○近江委員 それから通産省にお聞きしますが、このコンピューターメーカーを見ますと、プログラマー教育が中心になっていて、システムエンジニアの教育というものはほとんど行なわれていない。しかもワンコースの平均の教育期間は非常に短い、平均七日程度だ、このようにも聞いておるわけですが、この...全文を見る
○近江委員 いま研修センターとおっしゃったのですが、財団法人の日本情報処理開発センター、これは四十三年から上級情報処理技術者の研修制度というのが発足しているのですが、それとはまた別なんですか。
○近江委員 この日本情報処理開発センターは競輪の資金で援助をしておるわけですが、通産省なんか出していないのですか。しかもこれは通産、郵政両省が主務官庁になっておる。そうすると、今回のこの事業協会が設立されたのは、当然現状からこれからの発展を考えて設立したということであるけれども、...全文を見る
○近江委員 財源の問題になりますとなかなかむずかしい問題がありますが、しかし、通産省が今後非常に伸ばしていかなければならない方向において、やはり国民感情としても、競輪資金だけでやっておるというようなことは一考を要するのではないか。ですから、今後補助金等の問題においてさらに検討され...全文を見る
○近江委員 それから、この情報処理技術者の試験の目的ですね。それから、この情報処理技術者試験がどのような人を対象とするか。はたしてこの資格を法定する必要性があるかどうかということなんです。これは私も疑問なんです。この辺の考え方を局長からお聞きしたいと思います。
○近江委員 そうしますと、この試験というのは大体プログラマーまでの段階でしょう。システムエンジニアのところまでは来ないわけですね。このシステムエンジニアの問題になってきますと、どのように考えているかということが浮かび上がってくるわけです。これについてお聞きしたい。
○近江委員 確かにそうしたむずかしさがわかるのですが、一貫した資格を法定化するという考え方から行けば、やはりそういうシステムエンジニア等の方に対しても、その辺のところは今後の課題として研究する必要があるんじゃなかろうかと思うのです。私もこの点は、そういう資格を設けていいかどうかと...全文を見る
○近江委員 先ほどの答弁に関連するのですが、メーカーのレンタル料の関係から非常に資金を圧迫している、また機種も多過ぎる、互換性も少ない、こういうような実情がある。JECCが昭和三十六年に発足しておりますが、非常に急増しているわけです。これは局長さんもそちらの資料で御承知のとおりで...全文を見る
○近江委員 それから、この標準化の問題も、きょうは参考人のほうからお話があったのですが、国際標準化機構の規格に沿った——現在、十八規格、このように聞いておりますが、今後標準化ということが非常に大きな問題になると思うのです。これを放置していきますとばく大なロスが出ると私は思うのです...全文を見る
○近江委員 私も限られた時間でありますので、非常にきょうは総当たりのような感じになるのですが、次に進みたいと思います。  それから、きょうは郵政省の方も来られておりますので、電電公社の方も来られておりますね。要するに、この通信回線の自由化の問題なんです。この問題については、皆さ...全文を見る
○近江委員 で、その法改正が今回は見送られたわけですが、なぜそういうたな上げになったのか、それの背景についてお聞きしたいと思うのです。そうすれば問題点が浮き彫りになってくるんじゃないかと思うのです。
○近江委員 ですから、これは私個人の考えですが、この郵政審議会と並行して、どういう官庁が集まられたらいいかわかりませんが、たとえば通産省、あるいは科学技術庁、郵政省、電電公社とか、そういうような連絡協議会というものは常時開くべき必要があると思うのです。そうしていかないと、審議会か...全文を見る
○近江委員 やっぱり私は、この関係各省庁間におけるそういう連絡協議会というものを正式に発足させたほうがいいと思うのです。そうしないと、お互いのそうした責任といいますか、その辺の問題がございます。もう言いたいことばかりやっておったのでは、これはいつまでたったって進まないと思うのです...全文を見る
○近江委員 政務次官がおっしゃいましたので、それはこれ以上聞きませんが、それから、情報化促進の基本的な姿勢ということを明らかにしなければならない。当然基本政策の確立と機構の整備が必要だと思うのです。  そこで通産省にお聞きしますが、この研究開発はどこが主体となるべきであるかとい...全文を見る
○近江委員 それから、国際的な動きですね。たとえばOECD等のそうした問題について、どのように調和をさせていくかということです。この点についてはどうですか。
○近江委員 それから、データバンクのことについてもいま話があったのですが、官庁コードの統一の問題ということも、非常に大きな問題じゃないかと思うのです。それから、たとえばソフト研究所とシステムセンターのような、要するに各省の政策の重複した場合、どういうように今後調整していくかという...全文を見る
○近江委員 労働省の方も来られておりますので一点お聞きしますが、こうした情報化現象というものが今後ますます発展してくるわけでありますが、それに伴って、まず一点は、労働省は情報化と失業問題をどのようにとらえておるか。これは言わなくても、いろいろなところのそうした合理化というようなこ...全文を見る
○近江委員 最後にお聞きしますが、先ほども参考人等を通じていろいろありましたが、情報化社会の進展によって人間疎外ということが大きな問題になってくるわけです。この辺について局長はどのように考えておるか、どう対処なさるかということです。それから、国民に情報化に関するマインドというもの...全文を見る
○近江委員 きょうは、時間がもう夕方ですので、これでやめておきます。
04月23日第63回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第10号
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○近江委員 昨日の各新聞あるいはテレビ等マスコミを通じまして、汚染牛乳のことが非常に大きな問題として報道されております。かねがね農薬の残留の問題については、本委員会等におきましても、質問もしてまいりましたし、そうした危険性ということを指摘してまいったわけでございます。しかし、今回...全文を見る
○近江委員 BHCが牛乳の中に残留しておる、こういう事実を国民の皆さんがお知りになったのは、新聞紙上で、昨年の十一月のたしか初めであったと思うのです。そのときの厚生省の態度というものは非常にあいまいであったと思うのです。その点、事実をいままでひた隠しにしていたというような記事も出...全文を見る
○近江委員 それで、一部業界から圧力があったのではないかというようなことも聞いているわけですが、そういうことはなかったのですか。農林、厚生……。
○近江委員 そういう圧力はなかったということはこれで了解いたしますが、そうであれば、その発表のしかた等から見ても、やはり何かしら生命第一、健康第一ということばとうらはらに、何となしにわれわれとしてはすっきりしないものを感じるわけです。やはりあくまで、特に厚生省などは、国民の健康、...全文を見る
○近江委員 この新聞報道でも出ておりましたが、私のもらったデータにも出ておりますが、特に大阪なんかが最大ベータで二・四三二、平均で〇・九七〇、長崎は平均で一・二八八、こうしたデータも出ております。そうしますと、特に長崎の場合を例にとりますと、WHOの許容基準量の三十倍となっておる...全文を見る
○近江委員 大体試験方法にしても、マウスやラットで、これは人間とはやはり違うわけですよ。しかも慢性毒性とかあるいはそれが体内に入った場合の、いろいろな食品添加物等との相乗毒性といいますか、そういうようなことの研究もまだまだできていないわけですよ。そういう根拠をもって心配ないだろう...全文を見る
○近江委員 要するに両省から話があったわけですが、そういう皆さん方のつかみ方で安心だとかどうだとかいうことは非常に無責任じゃないか。この辺のニュアンスはわかっていただけますか。それだけの根拠というものが、試験方法とかいろいろなことにおいても納得させるだけのものがないわけですよ。そ...全文を見る
○近江委員 農林省何か……。
○近江委員 そんな都合のよいデータばかり並べて言っても納得できませんよ。北海道の一部の、そういうところからとった製品だけでどうだということは問題だと思うのです。この二月の調査されたときにもやられたのですか、そういうバターやチーズの。それをやったかということが一点と、しかもこれだけ...全文を見る
○近江委員 われわれはどうも厚生省や農林省が有機塩素剤を軽く見ているのじゃないか、こう思うのです。そういう印象を受けるのです。あのカネミ油事件、これは御承知のように有機塩素剤による深刻な被害ですよ。いまでも体内に蓄積されておると言われておるのです。BHCだって同じ有機塩素剤です。...全文を見る
○近江委員 厚生省のそうしたデータというのは基礎になるわけですが、それでは厚生省から新たなそういうような残留許容量というものが出た場合に、農林省は誠意をもって農薬使用基準というものをつくられますか。明確に答えてください。
○近江委員 大体こういうような両省にまたがるような大きなプロジェクトについては、科学技術庁がもっとこれをリードしていかなければならぬわけですよ。総合調整をやっていますと言うが、総合調整とは一体何ですか。その点先ほど両省からもお話がありましたが、私は長官に今後そうした推進にどういう...全文を見る
○近江委員 慢性毒性等のそういうことも不備である。あるいは検査所も非常に弱体であるというような、あまり強い自信のニュアンスじゃなかったですね。こういうあり方自体も今後検討しなければならぬ問題です。いずれにしましても、これだけ国民の生命の安全に不安を与えている問題です。これはほんと...全文を見る
○近江委員 慢性毒性等のそういうことも不備である。あるいは検査所も非常に弱体であるというような、あまり強い自信のニュアンスじゃなかったですね。こういうあり方自体も今後検討しなければならぬ問題です。いずれにしましても、これだけ国民の生命の安全に不安を与えている問題です。これはほんと...全文を見る
04月24日第63回国会 衆議院 商工委員会 第23号
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○近江委員 先ほどから各委員から、日中貿易についていろいろな御質問がございました。私もできるだけ重複する問題は避けたいと思っておりますが、きのうの佐藤総理の発言は、国民としても、非常にいままでにない強硬な御意見である、このようにみな受け取っております。初めは、あのコミュニケが発表...全文を見る
○近江委員 きょうは外務大臣がお見えになると聞いておったのですが、お見えにならないものですから、一応外交問題のほうははずしたいと思います。  それから、このデータを見ますと、覚書貿易の比重がずっと低下してきておるわけですが、この辺大臣としては、特に六九年は一一%、六八年が二一%...全文を見る
○近江委員 それから、この輸出入のバランスでございますけれども、これは非常にギャップがだんだん開いてきておるわけです。この点、今後やはり中国としても売りたいと思っておりますし、その点のだんだんとギャップが開いてきておる、これについては今後どうされるかということです。  それから...全文を見る
○近江委員 それから、この周発言の四条件、これを、実際に向こうがきびしい態度で来た場合、たとえばわが国から輸出をしております化学肥料などは、輸出に占める。パーセントというのは五二・九%、こういうことで非常に大きなウエートを占めているわけです。ですから、向こうがほんとうに四原則を強...全文を見る
○近江委員 それから、向こうとの決済はポンドになっておりますが、円・元決済ということがいままでも非常に強くいわれておったわけです。円・元決済についてどういう取っ組みをなさっていくおつもりか。そうした見通しなり、お考えをお聞きしたいと思います。
○近江委員 それから、先ほども輸銀の話が何回も出ておったのですが、これは私たちも機会あるたびに、この輸銀の活用ということを申し上げたわけですが、ケース・バイ・ケース、こういうことになってきたわけです。  そこでお聞きしたいのですが、輸銀が使えないわけですから、民間のほうでも若干...全文を見る
○近江委員 あと確かに政治問題になる多くの問題をかかえているわけです。これは吉田書簡の破棄とか、あるいはまた輸銀の使用の問題、あるいはココム規制の問題、あるいは中国産の食肉輸入の問題等、いろいろな問題がたくさんあるわけでございますが、特に最後にココムと吉田書簡の問題。これは輸銀の...全文を見る
○近江委員 いずれにしても、ひとつ積極的に取り組みをお願いしたいと思います。  これで終わります。
04月27日第63回国会 衆議院 商工委員会 第24号
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○近江委員 先ほどからの各委員の質疑を通しまして、政府のそうしたお考えというものが述べられたわけであります。先ほどの川端委員の質問に対しましても、結局メリットとしては、審査が早くできる、あるいは早い機会にそうした情報を提供できる、こうした二点のことについてお話があったように思うの...全文を見る
○近江委員 あとの二点に特にしぼってもらいたい。
○近江委員 それからもう一点の、要するに各国と事情が違うというその点ですね。私いろいろ申し上げましたが、それはわれわれはこういうことを考えておるということを申し上げて、あとからまた項目に入っていくのですが、それを申し上げた。特に私がいま申し上げたのは二点ですね。要するに、技術情報...全文を見る
○近江委員 そういう機関があれば非常に望ましい、あらゆる情勢から判断されてそうおっしゃったと思うのですが、そういうことも現実に考えもせずこういうような法案を出された。そういう機関がなくてもできるというような言い方もされてはおりますが、非常に大きな疑問がそこにあるということをおっし...全文を見る
○近江委員 この新しいあれでいきますと、約七千八百といわれましたが、約八千種目ですね。じゃ、この八千種目にしぼった根拠は何であるかということです。それと審査官や一般利用者たちもその点について納得しておるかどうか、特にアンケート等とられたかどうか、この点をお聞きしたいと思います。
○近江委員 私、この分類の質問をさしていただく前に、要素として、要するに細分化のことと正確度ということを申し上げたわけです。そうした場合、この八千種目、こういう程度で公開公報が有益に情報源となるように分類できるかどうかという問題なんです。できますか、これ。
○近江委員 お聞きしておりまして、あまり裏づけとして私も確信もって、ああそうですかと聞き得ないような御返事のように思うのです。私もこの間の情報法案に関連しまして、特にその辺のところ、どういうような操作をしているかということに非常に深い関心を持ちまして、ずっと勉強したわけです。そこ...全文を見る
○近江委員 その必要性は十分認めていらっしゃるわけですね。そこで、要するに将来の問題ではないと私は思うのです。あくまでもこうした問題は基礎の問題です。ですから、いろんな陳情書の中にも書いておりましたが、今回の法改正というものは、たとえば霞が関ビルを建てるのに、基礎もなくそこに建て...全文を見る
○近江委員 そうですが。必ずしもこの種目分類表に基づいて整理されておるとはぼくは思わないのです。ということは、それはあくまで仕事のやりやすいように、それぞれ苦労されて整理されているわけですね。そうしますと、必ずしも分類表に基づいて整理はされてないけれども、その審査官は一番その資料...全文を見る
○近江委員 いまお聞きしたことは、その分類づけのとおりに置かれているか、種目別に置かれているかどうかということの確認をもう一ぺんしているわけです。ぼくが見た範囲では、みなそれに苦労されて、別に置いていらっしゃるわけです。それは何をあらわすかといえば、結局分類表が現在でも不備である...全文を見る
○近江委員 たとえばこの昭和四十二年度の出願について、公告されるその約三分の一、これは仮定ですがやってみますと、出願件数を十九万とした場合、二万分の十九万です。それにかけることの三分の一、それからこの一出願平均一・七の分類が大体つけられておるのじゃないか。私もちょっと見学させても...全文を見る
○近江委員 審査官がこの審査のために情報検索、整備に要する時間というものはどのくらいかかるわけですか。どのように把握されておりますか。
○近江委員 私がずっと視察をさせていただいていろいろ判断した結果、大体四〇%ぐらいじゃないかということを聞いておるのですが、間違いであれば訂正してください。そんなものですか。これはどうですか。
○近江委員 この特許白書にも載っておりましたが、これはアメリカにおける文献項目数の増加と審査官一人当たりの年間処理件数の低下との対応を示した表があるわけです。特許白書の第四-二図です。これを見ますと、要するに文献がどんどんふえてくれば、審査官の年間処理件数というものが非常に減って...全文を見る
○近江委員 三・七六%というような低い数字をどういうように出されたのか、ひとつその資料をあとでください。科学的な根拠があれば私も納得します。私がいろいろ聞きながら出した数は、いま申し上げたように、審査能率の低下というものは一・五二倍という数字が出ているわけです。あまり大きな食い違...全文を見る
○近江委員 そこで、この公開公報の分類というものはだれがつけるのですか。滞貨分と新法施行後の出願の両方についてお聞きしたいと思います。
○近江委員 私も、特許庁の出願してからのそうした苦情なんかを、知っている方からもたくさん持ち込まれるわけですが、現状でも特許庁における出願処理の流れというものは非常に円滑でないように聞いておるのです。土曜日に見せてもらった範囲では、職場の皆さんも非常に真剣に取り組んでおられるわけ...全文を見る
○近江委員 そこで次にお聞きしたいのですが、現状におけるそういう方の人数、併任者については、分類業務の実働時間等がわかっておればお聞きしたいと思うのです。また、公開公報に携わる者の構成員、その人数等はどういう計画をされておりますか。いろいろ考えておられると思うのですけれども、どう...全文を見る
○近江委員 それから、分類づけの正解率というものは約七〇%ということを聞いておるわけですが、そうしますと、担当審査官によって分類づけが行なわれるのでなければ、いまのところ、八千種目についての分類づけを行なっても、この正確度は七〇%以下という非常にたよりない結果しか期待できないわけ...全文を見る
○近江委員 要するに、分類を一個記入する場合よりも、二個、三個と記入した場合のほうが、どれか当たるわけですから確率が高くなることはわかるわけです。しかしこれも、ある程度の個数以上になれば頭打ちになるということも考えられるわけです。ところで、この分類がある程度改善されるというのは私...全文を見る
○近江委員 この公開公報は、権利情報源としてのそういう価値もいわれておるわけですが、今回の改正法で補正的範囲は前回と違ってくるわけです。そうしますと、このクレームシフトというものが大幅に許されているので、公開後もこのクレームは大きく動くわけです。そうした場合、このクレームシフト対...全文を見る
○近江委員 従来、公告公報には一出願当たり何個ぐらいの副分類、それから文献分類をつけていたか、それをまず一点お聞きしたいと思うのです。それから公開公報について何個ぐらい予想されておりますか。  基本的なことをずっとお聞きしておきますが、それからさらに、公開公報の分類は七千八百、...全文を見る
○近江委員 そういうことからいきますと、これはもう重複してサーチする必要が出てくるわけです。こういう分類ということについて私が見た現状点、そういうところからいろいろ御質問しておるわけでありますが、この一つの分野をとっても、今度の新法になればいかに多くの問題がそこに含まれておるかと...全文を見る
○近江委員 大臣、このPCTの問題は何回も出てきておりますが、いよいよこの五月にPCT条約に署名ということで、マスコミでも取り上げられておるわけです。そうしますと、このPCTが数年後に実際に発足するという段階になりますと、これは当然それに伴う改正もしなければならぬわけです。そうし...全文を見る
○近江委員 その辺のところが、われわれもたとえば分類の問題一点をついて申し上げたわけですが、それだけでもあれだけの混乱が予想されるわけです。そういう点で、この制度改正というものは普通の行政とは――この特許に関しては、私ども調査すればするほどやはり複雑なことになっておりますし、その...全文を見る
○近江委員 早期公開制度の功罪とか審査請求制度、これ一つ一つに入っていきますと、いま申し上げたように、これは分類一つで、しかも、はしょってでもやはりあのくらい問題点がいろいろ出てくるわけです。確かにこの辺のところは、あくまで意見が平行線をたどっていくわけでありますが、われわれとし...全文を見る
○近江委員 この問題、データを持っておりますが、地方閲覧所のあれを見ますと、いまでも、発行順にただ公報をとじてある、何の分類もしていない、そんなところがほとんどですよ。こういう点においても何ら受け入れ態勢がないわけです。ですから、今度こういうような制度をやった場合、いまでもこんな...全文を見る
○近江委員 そういうようなばらつきがある。非常に不公平であるということです。  それから大阪の場合ですが、現在大阪の特許室が近畿富山会館に移ったと、このように聞いておるのですが、現在坪数が百五十坪と聞いておるのです。ところが現在借りているのは四十坪でしょう。そうしますと、この百...全文を見る
○近江委員 それは、発明協会が事業をするという名目になっておるかもしれませんけれども、これはあくまで制度改正を見込んで借りておるということは、もうだれの目から見ても明らかなんです。しかし、そうおっしゃるのですから、これはそうとして受け取りますが、もしもそうでないとすれば、これは会...全文を見る
05月06日第63回国会 衆議院 商工委員会 第26号
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○近江委員 私は、地元大阪といたしまして、今回の事故について非常に残念に思いますし、なくなられた方々の御冥福を心からお祈りすると同時に、二度とこうした事故を起こさないように、われわれとしても、あらゆる点のそうした究明をなし、今後の対策を考えなければならないと思います。私も現地に残...全文を見る
○近江委員 そこで私もうなづけたのですが、要するにこの地下鉄工事なり何なり他工事の場合、常にそういうガス漏れと、それから誘因する爆発、そういう危険にさらされなければならない。保安の責任がある、しかしそれを実際強化していこうと思えば、そういうような費用等もかさんでくる。私は東京都の...全文を見る
○近江委員 そこの話が何か非常にすりかえ論のように私は思うのです。実際に動く分野については、それだけの費用を東京都は見ているわけです。考えてみれば、ガス会社としては、別にそんな工事をしてもらいたくないわけですよ。言うならば迷惑でしょう。ガス漏れの危険はある。爆発の危険はある。金は...全文を見る
○近江委員 たとえば東京都の職員にやらすのをガス会社に金を払ってやらしておる。あなたのお説でいけば、ガス管の保安についてはガス会社の責任だという点からいけば、筋論からいけば、何もそういうことをする必要もないわけです。ガス会社に持たせればいいわけです。それを東京都はそういうふうにや...全文を見る
○近江委員 要するに局長、筋合いではないということは——これは筋論は私もわかるんですよ。現実に東京都の場合も、濃密には、ただ保安の義務ということを課せられただけではできないということがわかっておればこそ、それだけの金を出してガス業者に回らせておるわけですよ。したがって、現状はもう...全文を見る
○近江委員 あなたも、そうかたいことばかり言わずに、要するにその筋論と現状は違うということで、東京都の場合も、その間隙を埋めるために金も出してパトロールを緊密にしているわけでしょう。たとえば、その工事のところへ常駐させて見ておれば、そんな事故なんか起きませんよ、はっきりいえば。二...全文を見る
○近江委員 これは大阪、東京の問題だけではなくて全国的な問題です。これからどんどん都市の再開発が行なわれていくわけですから、この私が申し上げた点はひとつ十分に検討していただいて、今後の責任の裏づけとなる契約というか、その辺のところを、現状に合わせてよく考慮をしていただきたい。これ...全文を見る
○近江委員 それではけっこうです。  それから、その現地を歩いておりまして、瞬間のぶっ飛ばされながらとった人がおりまして、連続写真を私、現地で得たわけです。これは参議院にお貸しをしまして、関係者の皆さんはごらんになっているかと思いますが、この写真一枚から警備体制一つをやっても、...全文を見る
○近江委員 現状は、通報したかしりませんが、全部市民から連絡しているわけですよ。これは、あなたはあなたでまた言い分があろうかと思いますけれども、いずれにしてもそういう体制は全然できていなかったということです。したがって、この辺の点は早急にやらなければ、あとあとまたたいへんな問題に...全文を見る
○近江委員 時間がありませんので、これは要望だけにとどめておきますが、私も、負傷者あるいは焼かれた人、いろいろ会っていろいろ聞きました。そうするとこういうようないろいろな問題があるわけです。  爆風で飛ばされたが、家に帰ってから悪くなった。後日、負傷者の治療について、軽傷なので...全文を見る
05月07日第63回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第12号
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○近江委員 昨日の科学技術特別委員会で海洋開発小委員会が設置されました。常日ごろ海洋開発の推進を超党派でいままで推進してきたわけであります。まことに喜ばしいことであると思います。そういうことで、この委員会の中にも小委員会が設置された、こういうことで一歩大きくこの小委員会を通じて数...全文を見る
○近江委員 確かにこの審議会でいろいろな目標が打ち出されて、実行計画も出されておるわけです。しかし、実際に何をやっていいかということについては、科学技術という分野だけに非常に固定されている感じがあるわけです。     〔木野委員長代理退席、委員長着席〕 そういうことで、海洋開...全文を見る
○近江委員 要するに、そうした情勢待ちという感じが非常に強いわけですが、ぼくは逆だと思うのです。やはり今後海洋開発というものがどうあるべきかということを、あらゆるそうした力を結集してまず考えて、そしてその方向をきめていかなければならぬのじゃないか。したがって、いまの海洋審のあり方...全文を見る
○近江委員 確かに海洋開発の実態というものは、日本の現状では、実際のところは昔から歴史のある水産とかまだまだほんとうに一部だと思うのです。予算が若干ついておるといっても、まだまだ暗中模索で、何となしに海洋開発と言われるからやらなければならぬというような感じなんですね。ぐんぐんと目...全文を見る
○近江委員 沖縄の返還にからんで地元のそうした開発、また今後の海洋開発ということで、いま政務次官から構想が発表されたわけですが、それは沖縄のほうとしては非常にそのことを希望しているわけですか。当然それだけの構想をされるについては、そうした現地の声を聞いておられると思いますが、向こ...全文を見る
○近江委員 そして沖縄返還がいまのスケジュールでいけば七二年ということなんですが、開催の時期は、もしそれが具体化していくとして、やはり七二年くらいになるわけですか。
○近江委員 そうしますと、この博覧会を実際にやっていく階段になりますと、相当なやはり予算も要るわけです。関係各省も総力をあげないとなかなかできないと思うのですが、その辺のところを、きょうは大蔵省も来ておられないわけでありますけれども、相生ないろいろな問題がまだあろうかと思うのです...全文を見る
○近江委員 この博覧会を通じて海洋開発も推進をしていきたいという政務次官、長官のお話があったわけですが、あといろいろな問題で、たとえば民間の参加とか、この規模を、要するに国際博にしていくならば、やはり博覧会条約の加入とか、いろいろな事前の問題も出てくるわけですが、規模はどのくらい...全文を見る
○近江委員 先ほど長官もそうした点の構想については推進をしていくとおっしゃったのですが、通産省一省では、主催者といっても、やはり科学技術庁というものが当然一体となって推進をしていかなければならぬと思うのですが、その辺のところどうも語尾が弱いように感じたのですが、どうなんですか、そ...全文を見る
○近江委員 いま万博が開かれておりますが、関連を入れて一兆円ということで、それは確かにいろいろ賛否両論があるわけですが、はたしてこれだけの金がどれだけの住民福祉になるのかと、そういう点でも疑問も投げかけられておるわけです。そういう点、沖縄で海洋博を開くという、そ、の辺についてはか...全文を見る
○近江委員 沖縄も小さな畠のようでありますけれども、かなりの島も点在しておりますし、その博覧会をされる場合大体どの辺の場所を設定しようと考えておられるのですか。
○近江委員 いま博覧会等を通じて、これを足がかりとしてこの海洋開発を一歩推進をしていきたい、こうした構想が発表されたわけであります。しかしそれだけでこの海洋開発が推進するものではないわけであります。その点、先ほど申し上げたように政府のまずそうした体制づくりといいますか、そういうも...全文を見る
○近江委員 時間もございませんので終わりますが、たとえばアメリカにおいても一九六〇年代の冒頭に大統領によって海洋開発の開始が宣言されたわけです。自後着実にそうした成果をあげておるわけですが、わが国の現状はどうかといえば、今年度の冒頭でも佐藤総理以下三大臣によるあの表明の中でも、愛...全文を見る
○近江委員 じゃ、もう時間もありませんので、これで終わりたいと思います。  いずれにしても、この海洋開発の問題については、原子力、宇宙と並んでむしろそれ以上に推進をしてもらわなければならない問題であると思います。この点を強く要望いたしまして質問を終わりたいと思います。
05月12日第63回国会 衆議院 商工委員会 第29号
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○近江委員 本法案につきましては、参議院あるいは本委員会においてかなりの質疑が行なわれたわけであります。私も若干の質問をしたいと思いますが、中小企業製品が非常に伸び悩み傾向である、この点を非常に心配するわけです。この中小企業製品の輸出の現状、特に伸び悩みの実態というものをひとつ簡...全文を見る
○近江委員 過去において、統一ブランドを欠くことによって外国市場において競争に敗れた事例というものがたくさんあったかどうかということなんです。外国で立法措置によって輸出振興が行なわれた例があるかどうか。ゾリンゲンなどは聞いておりますが、そのほかにそういう効果的な事例があったら報告...全文を見る
○近江委員 輸出品の声価維持のために輸出検査法というのが制定されているのですが、この輸出検査法で品質の向上をはかっていけば、わざわざ法律を制定しなくてもいいんじゃないか、このように思うのですが、この検査法との関係について簡潔にお願いしたいと思います。
○近江委員 この法案の構成が輸出入取引法に非常に似ているわけでありますが、そういう関係で、輸出入取引法の改善あるいは運用をすることによって措置をすることができないかという問題なんです。もしできないとすれば、どういう理由からできないかという点をお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 非常に時間がありませんので、できるだけ簡潔に聞いていきたいと思います。  法案の内容で二、三聞きたいと思うのですが、本法の適用候補の業種についてどういう予定をしておるかという問題です。それと、この提案理由の説明では、中小企業製品ということでございますけれども、中堅企...全文を見る
○近江委員 この検査機関については、岡本委員のほうからも質問がございましたが、第十一条の第三号の認定規程で定める検査実行機関は、具体的にどういうものであるかということです。それとこの基準でありますが、この統一ブランド及び特定貨物の品質のそういう基準、これは省令で委任されていること...全文を見る
○近江委員 この法案が通りますと統一ブランドがいよいよ実行になるわけでありますが、要するに海外で認識されなくてはどうしようもないわけです。いまジェトロ等でやっておられると思うのですが、まだまだそうしたPRの点において、われわれから正直見てそれだけの活用がゆるいと思うのです。その点...全文を見る
○近江委員 この輸出振興というのは、統一ブランドだけではなくて、税制、金融、さまざまなそうした対策があると思うのですが、最近黒字定着ということで、輸出振興策について金利の問題とか、そういうことがいろいろ論議されてきておるわけでありますが、この輸出振興策について政府としてどういう抜...全文を見る
○近江委員 終わります。
05月15日第63回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会海洋開発に関する小委員会 第1号
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○近江小委員 いま速水さん、そしてまた局長から海洋開発の問題点についてお聞かせ願ったわけでございますが、私、この答申をずっと読ませていただきまして一番感ずることは、何といっても海洋科学技術、そういうごく限られた部門での審議をなさっておる、それから出た答申である、またそれを受けた実...全文を見る
○近江小委員 確かにこの海洋開発の方向づけを行なわれたという点については私たちも評価はするわけです。しかし、海洋開発の大きなそういう課題と取っ組むにしては、最初から姿勢が、確かに科学技術の分野から取り上げていくということはわかるのですが、しかし何かその姿勢が非常に弱いように思うの...全文を見る
○近江小委員 それからこの実行計画を実際にやっていくためには、少なくとも五百億円が五年間で要るであろう、こう言われておるわけです。ところが、今年度予算は先ほど局長からお話がございましたように、四十八億八千万、財投特別会計が二十四億、こういうことであります。これは算術計算をしても、...全文を見る
○近江小委員 次に、開発体制の問題があるわけですが、非常にこの開発の対象というものが多種多様であるということは私たちも理解できるわけです。したがって、原子力や宇宙開発等と比べますと、その多種多様性からくる困難さということはよくわかるわけです。ところが、現在あまりにも海洋開発という...全文を見る
○近江小委員 実は今国会に通産省から大陸だな開発法案——名前はちょっと違うかわかりませんが、その法案が出される予定になっておりましたところが、結局、特に海底資源の開発に伴う海水汚染、そういうようなことから漁業との問題が調整がつかずに、ついに廃案となったわけです。こういう点は確かに...全文を見る
○近江小委員 先ほどのお話にありましたが、大陸だなのそうした問題があるわけです。これは領海三海里をわが国が主張しているわけでありますが、世界的には六海里あるいは十二海里をとっておるところも出てきておりますし、そういうような国際的に関連した非常に大きな問題というものがたくさん出てき...全文を見る
○近江小委員 そこで、この海洋審の五項目の答申を見ましても、開発を促進していくためにどうしても海洋開発の基盤をつくって、その促進策として実効の生まれるものとして法制上の問題等があるわけです。たとえば、国内上では漁業補償あるいは安全保障基準、あるいは保険の問題、あるいは国際的な問題...全文を見る
○近江小委員 時間がありませんので、簡潔に答えていただきたいと思うのですが、速水さんにお聞きしますが、そういう問題を単なる関係省庁の話し合いだけで解決する、このようにお考えですか。われわれはどう考えてもいまの局長の答弁は納得できないわけですよ。もっと大きな、そういう行政機能でもっ...全文を見る
○近江小委員 先ほど予算の点に触れましたが、少ない資金、それにも増して少ないのは研究者であると思うのです。その点、人材の養成ということは早急にやっていくべき必要があると思うのです。そのためには大学の充実とかあるいは海洋総合研究所等をつくって、そこで研究者を養成するとか、いろいろな...全文を見る
○近江小委員 民間の点は先ほどお聞きしたのですが、非常に必要であるかどうかだけお聞きしたいと思うのです。  最後に、もう時間がありませんのでこれを最後に終わりますが、要するに、海洋開発を推進していくために基本法的なあるいは振興法的なそうした法を制定する必要があるのじゃないか、こ...全文を見る
○近江小委員 それと——もうこれで終わります。それで、いまシンクタンクが非常に問題になってきておりますが、海洋開発に対するシンクタンク的なもの、そういうものの設立を早急にすべき必要があると思いますが、これについてどう思われますか。
○近江小委員 頭脳集団といいますか……。
07月21日第63回国会 衆議院 商工委員会 第32号
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○近江委員 私は、きょうは時間の関係もありますので、問題点をしぼって質問をしたいと思っておりますが、まず初めに光化学スモッグのことについてお聞きしたいと思うのです。  東京都の発表では被害三千余名、たいへんな被害者ではないかと私は思う。私たち公明党といたしましても、事の重大さを...全文を見る
○近江委員 正確な数字をおつかみになってはおりませんが、ざっといま御報告を願っただけで、杉並区は千四百九十六名という発表の約倍ですよ。したがって被害がますます拡大をしておる。少なくとも東京都の被害がこの発表で三千余名、杉並区で約倍ですから、したがってこれは六千名以上に拡大を予想さ...全文を見る
○近江委員 このことは委員長からもお願いしてもらいたいのですが、これはほんとうに生命、健康に関する問題です。しかし実態の把握につきまして非常になまぬるいものを感じます。したがって、あと理事会等においても、正確なこの調査のことについて、商工委員会としても何らかの申し入れ等を考えてい...全文を見る
○近江委員 それでは今後の関係各省のそうした御努力を期待をするわけです。どうか正確な調査をしていただきたいと思うのです。私はここで政府、東京都のそういう数値の発表の怠慢を言えば幾らでもありますけれども、それ以上私も申し上げません。いろいろとあなた自身も当局もその点はお感じになって...全文を見る
○近江委員 そういう症状がひどくなると、それぞれの体力の違いもありますけれども、呼吸困難まで引き起こして、そして病院へかつぎ込まれておる、こういう事態が発生しているわけです。それで、話がちょっと戻りますが、わが党の調査ではさらに上回っているわけですよ。ですからその辺の綿密な調査を...全文を見る
○近江委員 六月の二十八日、千葉県の京葉工業地帯に今回と同様の事件が発生しておるわけです。千葉県公害課のほうからその実態が七月の十四日に発表されておる。それによれば、光化学スモッグ現象と推論される、このように発表しておるわけです。当然これの結果については報告書は厚生省に来ておると...全文を見る
○近江委員 今回の事件に限ったことではありませんが、牛込の柳町のあの事件も、起きてから鉛の公害ということがあらためていろいろと検討されるようになった。そういう犠牲者が出てから検討するということ自体、私はほんとうに人命軽視、生命ということをほんとうに軽く考えておるのじゃないか。根本...全文を見る
○近江委員 特に東京や大阪などの大都市圏における大気汚染がますますこれから深刻な様相を呈するのじゃないか、このように思うのです。ここにおいて、主要都市における汚染の状況、要するに環境基準に照らしてこれが一体どういうことかということなんです。特に東京、大阪等について、その状況と、ま...全文を見る
○近江委員 特に東京、大阪の場合を聞いたのですが、大阪の西淀川、これが非常に被害の状況が大きくて、特別措置法の対象地区として指定されるほど汚染がはなはだしいわけですが、大阪市内だけでなく、隣接の尼崎市からの影響も大きい。そういうように私の調査でも見ておりますが、これは一つの例とし...全文を見る
○近江委員 公害の発生源は通産省の所管のところがほとんどなんです。先ほどから厚生省からも答弁されているのですが、通産省にひとつお聞きしたいと思うのです。  通産省は、こうした公害のことをお考えになって、たしかこの七月からだと思いますが、公害試験研究所をつくられて、その四部門とし...全文を見る
○近江委員 それで、個別のそういう汚染物の対策では、もうこれからの複雑な公害については対処できないのじゃないか。たとえば今回のこの事件もそういう複雑な要素からやっぱり出てきているわけです。したがって、あくまでも総合的なアプローチが大事じゃないか、このように思うわけです。それについ...全文を見る
○近江委員 私も先月科学技術調査団の一員としてアメリカのほうに行ったわけですが、特にロス等においては非常に公害の問題については真剣にやっている。特にロスの場合は、自動車の排気ガスということは最大の問題になっているわけです。きょうは運輸省も来られておるわけですが、運輸省は一体この排...全文を見る
○近江委員 特にロスアンゼルスの場合なんかは、四十一年度の時点でこの大気汚染の防止委員会の中でやっておる。その数だけでも六百二十人おるわけですよ。いまからもう数年前ですよ。それから考えてみて、わが国のそういう公害に対する取り組み方がいかに弱体であるか、こう申し上げれば、これから一...全文を見る
○近江委員 次に私は商品取引の問題に入りたいと思うのですが、この商品取引は、先ほど横山議員からも指摘がありましたが、あはだけ私たちが国会において、業者の姿勢等についてきびしく当局から取り締まる、大衆の保護をしてもらいたいと、声を大にして叫んできた。しかしながら、最近においてもどれ...全文を見る
○近江委員 業者が自主的に出した数字と比べますと約二・四倍です。だから私たちが国会で、自主的に出してきたものがどれだけ信頼性があるかと申し上げ、それについて調査をされたから、これについてはいいと思いますけれども、しかし私はここでもう一回その調査をされた目的に、本来に戻ってもらわな...全文を見る
○近江委員 それで、この共管五十五社のはっきりした発表の段階ということも、できるだけ処理を進めていただいて、国会に報告をしていただきたい。これはまあ重ねてこの辺については御要望申し上げておきます。  時間の関係もございますので、最後に一点だけお聞きしますが、両省からこの通達を出...全文を見る
○近江委員 じゃ、もう時間がありませんのでこれで終わりますが、最後に通産次官に、農林、通産を代表して答えていただきたいと思います。  これだけ今日国民の非難を浴びておる商取業界です。したがって今後許可もいよいよ実施段階になるわけでありますが、私が数点の問題を出したわけであります...全文を見る
○近江委員 以上で終わります。
07月31日第63回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第13号
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○近江委員 非常にきょうは限られた時間でございますので、答弁のほうも簡潔にお願いいたします。  まず初めに、問題になっております研究公務員の処遇の問題についてお聞きしたいと思います。  その前に、要するに日本のこうした研究者というものが外国へどんどん行く。そうした頭脳流出、あ...全文を見る
○近江委員 補足があれば局長。
○近江委員 いろいろな理由もあると思うのですが、大臣も局長も要するに処遇問題あるいは環境のそうした問題ということを第一番に取り上げていらっしゃるわけです。したがってはっきりとこうした点がうまく充足していけば、あるいはプラスしていけばいま問題になっておるそうしたいろいろな流出等の問...全文を見る
○近江委員 長官から非常に多岐にわたって、そうした処遇問題等を中心にいろいろな構想を発表になったわけでございます。非常にけっこうなことだと思うのです。しかし毎年私たちは苦い思いをしておるのは、こうやっていきますと言いながら、結果が非常に思わしくない。やはりよい結果の出る、今後そう...全文を見る
○近江委員 その点については強く私たちとしても要望しておきます。  それから、日米の原子力協定の附属書の改定交渉が行なわれたわけでございますが、これについて原子力局長から交渉の内容、経過についてポイントだけ説明を願いたいと思うのです。
○近江委員 濃縮ウランの供給不足ということは非常に大きな問題になっておるわけです。私たちも非常に心配をしております。またさらにウランの値上げの問題も出てきておりますし、それをいまどう受けとめておるか。そうなってきますと、濃縮ウランの供給が計画どおり進まない場合に、わが国の原子力発...全文を見る
○近江委員 価格の一〇%といいますけれども、電力単価という点になってくれば非常に大きな影響があるわけです。アメリカにそういう動きがあるからと傍観している態度では困ると思うのです。この点について困るなら困ると、その点政府として重大視してどういう交渉をしておるかということなんです。そ...全文を見る
○近江委員 要するに、七三年まではそういうような確保が一応裏づけできたとおっしゃっておりますが、電力会社の十年計画を総計しますと、五十三年末までに二千五百万キロワット、こうなってきますと、単純計算でいっても七百トンのウランが要するわけです。電力会社はそういう先の計画を立てている。...全文を見る
○近江委員 望めない状態ですよ。そういう引っ込み思案でいいかどうかということです。その点については、局長それから大臣どう考えておるのですか。これはたいへんな問題ですよ。
○近江委員 大臣補足ありませんか。
○近江委員 もう時間がありませんからこれで終わりますが、要するに燃料確保の問題あるいは濃縮ウランですね。特に濃縮ウランについて先ほど具体的な話がちょっと出かけたわけでありますが、この問題について今後どういうふうに具体的に考え、また来年度予算等においてもこういう点を考慮して大蔵省と...全文を見る
○近江委員 要するに燃料確保の問題あるいは濃縮ウランの問題、新型転換炉とか、原子力に関する問題は非常に大きな問題が山積をしておるわけです。いままで何となしに原子力問題については横ばいのような感じがあったわけですが、これは最大のプロジェクトとして今後総力をあげて取っ組んでいかなけれ...全文を見る
○近江委員 では終わります。
08月20日第63回国会 衆議院 商工委員会 第33号
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○近江委員 きょうは非常に限られた時間でございますので、ポイントを質問したいと思っております。  まず最近、尖閣列島あるいはまた韓国と日本とのそうした間における鉱区設定の問題です。尖閣列島は国府との問題でございますが、非常にきびしい情勢になってきておるわけでございますが、政府と...全文を見る
○近江委員 私も、この件については円満に解決をしてもらいたいと思います。きょうは両角局長も来ておられますが、私もだいぶ前にそのことを申し上げたことがあるわけです。現実の問題となってこうした問題が出てまいりましたそうした点、私も国民の一人といたしまして非常に心配をしておるわけです。...全文を見る
○近江委員 私も、大陸だな条約のことについては若干研究をいたしました。日本、そして国府、韓国とも大陸だな条約には入ってはおりませんが、国際慣習としてそれは適用される、その辺のことも聞いております。そういう点で、今後できるだけ円満な話し合いをしていきたい、このようにおっしゃっており...全文を見る
○近江委員 それから、国府がガルフ社の日本法人パシフィック・ガルフ社に対して石油鉱区権を与えたということは、このガルフ社は、尖閣列島付近は国府の領有権があると見ていたことになるのじゃないか。これは合弁会社で、言うなら日本の法人じゃないかと思うのですが、どうして日本政府の見解に従っ...全文を見る
○近江委員 それで、大臣から先ほど御答弁があったわけですが、この大陸だな条約自体も不備ではないかというような御発言もあったわけです。私たちもいろいろとあれを検討してみまして、考えるべき点があるんじゃないかという点は、幾つか私たちも感じているわけです。そこで条約を改正するとした場合...全文を見る
○近江委員 この間、米国の海軍が十八日に、フロリダ州のケープケネディ沖合い四百五十キロ、深さ四千八百メートルと聞いておりますが、大西洋に神経ガス弾一万二千発を投棄したわけです。これは汚染を理由に、米国内あるいは国際的にも非常に反対が出ていた問題です。結果的に見れば、公海というもの...全文を見る
○近江委員 率直な御答弁だと思います。たとえばヘドロの問題も、いまおっしゃったように今後は無害化していく、そうなってくれば膨大な終末処理の施設が必要で、これも考えてみれば、ばく大な財源等も考えていかなければなりませんし、大体田子の浦の問題も、ああいう岳南排水路をつくらして、終末処...全文を見る
○近江委員 では時間がありませんので、最後に大臣に要望だけもう一ぺんしておきます。  先ほどの海洋投棄の問題。技術開発あるいはそういう施設をつくるまで、相当時間もかかるんじゃないかと思うのです。その点、それでは処置の方法がないから、ただ現状は納得ができないけれども投棄するのだ、...全文を見る
08月21日第63回国会 衆議院 商工委員会 第34号
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○近江委員 公取の委員長は来られていますか。
○近江委員 事務局長まだですか。——じゃ、その問題はあとに回します。その間、できるだけ早く出席していただくように、委員長からも御配慮をお願いします。  それでは、いま問題になっております公害の問題をお聞きしたいと思っております。限られた時間でもございますので、問題点をできるだけ...全文を見る
○近江委員 全国二百水域、こうおっしゃつておりますが、私たちの聞いておる範囲では、今後年間十五カ所ないし二十カ所の指定ということもちょっと聞いておるのですが、そのとおりですか。
○近江委員 いま十五カ所ないし二十カ所とおっしゃったわけですが、いまのベースでいけば少なくとも十年かかってくる。これだけこの公害問題が、われわれのそうした環境をぶっつぶし、そして国民の健康というものに重大な影響を与えておる。そうしたときに、こういうスローテンポでいいかどうかという...全文を見る
○近江委員 それで、現在のこうした指定水域制になりますと、当然指定水域以外の水域におけるそうした排出規制というものは非常におくれているのではないか。この点は非常に心配であるわけです。そこで全面的に法改正をということをおっしゃっているわけですが、その辺のところはどのように考えておら...全文を見る
○近江委員 厚生省もきょうは来られておりますね。厚生省の方にお聞きしたいのは、一つは健康項目というところが八項目になっておるわけですが、御承知のように最近は非常にいろいろな重金属等が出てきておりますし、今後項目を追加しなければならないのではないか。これはだれしも考えておるところで...全文を見る
○近江委員 さらに、この環境基準がいま五項目と思うのですが、これについてはどうですか。
○近江委員 それで、私はきのうも海の問題をお聞きしたわけですが、この海域について、特に油の問題ですが、これが非常に魚などににおいがついてきておる、こういう油についてなぜ入っておらないかということなんです。これについて経企庁としてどのように考えておるか、この点をお聞きしたいと思いま...全文を見る
○近江委員 この油の問題は、非常に私は重要な問題であると思います。それで、指定水域等についてはいろいろなそうした規制等もあるわけですが、特に指定水域以外の海域における油、これはいろいろな原因が考えられるわけですが、特に船舶などは非常に大きな問題であります。この点について、きょうは...全文を見る
○近江委員 条約が発効するまで待つという点については、非常に問題があるのじゃないかと思うのですよ。実際にはこれは加盟国の三分の二が批准をしなければならないが、それでは現在一体何カ国が入っているかという問題なんです。そういう国際条約のそうした成立を待ってやっていく、それは非常に隠れ...全文を見る
○近江委員 それから、きょうは建設省も来られておりますのでお聞きしますが、いろいろとこれから環境基準等がきめられていくわけですが、それを達成させていこう、こうなってまいりますと、下水道の整備ということが非常に重要な問題になってくるわけです。そこで、この間、第三次の下水道整備計画が...全文を見る
○近江委員 それで、これを実施していこうと思えば予算の問題が非常に大きな問題ですが、この予算的な裏づけについて大蔵省は一体どう考えているか、その点をお聞きしたいと思います。
○近江委員 要するにこの裏づけがなければ——それは計画を打ち上げるくらいは幾らでもできるわけです。これだけ公害問題が国民のあらゆる点にたいへんな影響を及ぼしておるという事態を考えれば、大蔵省としても、これを実施できるようさらにひとつ具体的に真剣な検討をやっていただきたい。特にこの...全文を見る
○近江委員 いろいろこまかいことを聞いていけば、これはもう幾らでもあるわけですが、この公害問題については、要するに関係各省があらゆる総力を結集して取っ組んでいかなければ解決しない。そういうことで、きょうは関係各省からみな来ていただいておるわけです。たとえば問題になっております田子...全文を見る
○近江委員 各省に答えてもらえばいいのですが、時間がありませんので……。  要するに、関係各省それぞれに反省があるし、当然これは対策を立てなければならぬ問題です。こまかくいけば、きょう来ていただいておる省だけでは足らぬわけですよ。これはやっていけば一日以上、もっとかかるわけです...全文を見る
○近江委員 それでは先ほどの答弁の繰り返しじゃないですか。きょうは通産大臣も次官も来ておられませんのでしかたがありませんけれども、要するにこの問題については、関係各省は真剣に取り上げてもらいたいと思うのです。ですから私は、ここで皆さんに一応のお約束をしてもらいたいと思うのです。こ...全文を見る
○近江委員 緊急対策で外洋へほうるしか方法がない、そういう答弁でありますが、これは私は納得できません。ですからさらに、緊急対策としてもほかに解決方法がないかどうか。関係各省の皆さんは、きょうお帰りになったならば、公害対策本部に行かれてそのことをよく伝えてもらい、それをさらに研究し...全文を見る
○近江委員 それから、あともう一つは大気汚染のことでちょっと聞きたいと思うのですが、この前大蔵省は、たしか官庁の公用車の燃料を普通ガソリンに切りかえるという方針で各省に呼びかけられたわけですが、その後実施しておるのはどの官庁で、どの官庁が実施してないか、大蔵省にお聞きしたいと思い...全文を見る
○近江委員 それから自治省と運輸省だったと思いますが、都道府県、市町村においてもそういう方向が好ましいじゃないかというお話があったと聞いておりますが、その後各都道府県、市町村等においてどれだけ実施しておるか、自治省からお聞きしたいと思います。
○近江委員 これは取り組みの一つの姿勢として皆さんもそうした呼びかけを行なわれたと思うのですが、こんなことは簡単にできるわけです。何もやったからえらいことではないわけです。切りかえくらいすぐできると思う。もっともっと根本的な、たとえば田子の浦の問題一つにしても、もっと総力をあげて...全文を見る
○近江委員 わが党といたしましては、この物価総点検におきまして、八十四品目、六千九百三十八点を調査対象としたわけです。この総理府の統計局の小売り物価統計調査の三百二品目の中から、消費者の日常生活から見て密着度の高いものをわれわれとしてはとったわけです。そうしまして、この総点検の結...全文を見る
○近江委員 明々白々なる事実ということ、これは実態調査を徹底的にやらなければそういうことはやっぱりつかめぬわけです。その辺でいまの公取の陣容では非常にむずかしい。また一般の認識が非常に冷ややかであるというような、そういう思いを込めたいまの公取委員長の御発言であったように、私自身は...全文を見る
○近江委員 それで管理価格の問題、非常に複雑な問題でありますが、外国等においてはどういう立法処置をとって規制しておるかということなんです。具体的なことがあれば、公取委員長にそれをお聞きしたいし、今後、独禁法等ではできない、そうした面について特別立法等をお考えになっているかどうか、...全文を見る
○近江委員 特にアメリカなんかの公取は状況証拠があれば押える。そうすれば相手側が立証しなければならない。そういう非常に強い権限というものを持っている。ところがいまの独禁法ではそういうものはないわけですよ、日本では。ですから、いま私が申し上げたように、そうした諸外国の例等を考えて、...全文を見る
○近江委員 非常に最後のところははっきりおっしゃらなかったわけですが、この問題は幾ら進めても、いま公取委員長から、つくる、つくらないとか、そうした答弁はむずかしいと思うのです。  次にしたいと思いますが、そこでもう時間もありませんので、一つの提案として、公正な監視機構、これはい...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんのでこれでやめますが、いずれにしてもこの物価問題については、これは日本をはじめとして世界各国の共通の悩みでありますが、特に日本の物価上昇というものは、世界に比類のない高い上昇をこの何年も続けておるわけです。少々の給料が上がったって、庶民の生活という...全文を見る
○近江委員 じゃ終わります。
09月07日第63回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第14号
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○近江委員 きょうは、時間の関係等もありますので、問題をしぼって御質問したいと思っております。  まず、初めに海洋開発関係について御質問したいと思いますが、いま問題が起きております尖閣列島あるいは韓国とのそうした鉱区設定の問題、これにつきまして、私ども以前この委員会等におきまし...全文を見る
○近江委員 特に関係あるのは科学技術庁あるいは通産省あるいは外務省というところでございますが、今後長官がさらにそうしたイニシアチブをとられて、そして解決への努力をしていく、こういうお考えはございますか。
○近江委員 そこで、海洋開発につきましても非常に多岐にわたっておりますので、いろんな問題があるわけですが、ひとつ私、アメリカの海洋開発を見まして非常に感心したことは、ことし、N ○AAというのは、これは直訳すればどうなるのか知りませんが、国立海洋大気監理庁、環境保全庁――EPA...全文を見る
○近江委員 いま海をよごすということについて、たとえばタンカーがバラスト水をそこでほうったり、そういうふうな油濁の問題もありますし、あるいはヘドロ等を海洋に投棄するという問題もあるわけです。この前に通産大臣にお聞きしたときに、海洋をきれいにしていくということについて、ヘドロ等が投...全文を見る
○近江委員 恥ずかしいわけですか。――通産大臣と同じ恥ずかしいということをおっしゃったわけです。しかしその恥ずかしいことが現実に行なわれようとしておるわけです。御承知のように田子の浦のあのヘドロ、あるいは私たちもこの間五日の日に大阪湾の汚染調査をやったわけです。そのとき大阪港の外...全文を見る
○近江委員 非常に抽象的なお話でございますが、きょうは公害対策本部からも来られておりますし、問題をしぼって、田子の浦等の大量のヘドロを外洋へほうるということについて一体どう考えていらっしゃるのか、その点をお聞きしたいと思います。
○近江委員 この田子の浦の問題につきましては、大体岳南水路をつくったときに建設省は処理場もつくらぬとそれを流さしておる。またそれを平気な顔をして通産省が流しておる。あるいは運輸省は、そういうヘドロが充満してきているのを見ておった。いろいろしゅんせつもしておったと思いますけれども、...全文を見る
○近江委員 そういう地元あるいは国民の多くが、汚染から海洋を守らなければならぬ、環境保全しなければいけないということは、人間が生きるか死ぬかという問題にまでつながっているわけです。そういうことで強硬に反対してもこれを突破するわけですか。どうしてもこの方針を変えないわけですか。その...全文を見る
○近江委員 そうすると、緊急処置として要するに投棄をせざるを得ない。私は、地元のそういう漁民の補償の問題と、要するに国際世論の問題だと思うのです。国内、国際です。国際的なそういう世論のそれを押し切って、緊急対策としては投棄せざるを得ないということを公害対策本部としては決定されてお...全文を見る
○近江委員 私もアメリカやフランスの海洋開発を見まして、特に、たとえばアメリカでは開発目標として、一、国家の海洋開発能力の向上、二、沿岸地域開発、三、海洋汚濁防止、四、海洋資源開発、五、海洋環境調査、六、開発技術及び作業能率の改善、フランスでは、一、沿岸の調査と合理的開発、二、海...全文を見る
○近江委員 それで、このヘドロを外洋に投棄した場合どういう結果が出るかということは、政府で研究されたのですか、ほうるほうるっていいかげんなことをおっしゃっておられますけれども。これは厚生省も来ておられますし、厚生省、公害対策本部、科学技術庁、最も科学的にそういうような生物に与える...全文を見る
○近江委員 いま、お聞きしましたけれども、それがどういう影響を与えているかということについての研究というものはほとんど行なわれておらない。わからないままにそれを投棄する。非常に無責任だと思うのです。そういう無責任なことをやって、もう世界じゅうから日本人は鼻つまみ者になりますよ。日...全文を見る
○近江委員 こういう環境破壊は、ほんとうにいっかは、もうたいへんな事態を呼び起こすのじゃないかと私は思うのです。光化学スモッグの問題でも、あれだって、六千人以上の被害者が出たわけです。潜在被害者を入れたらもっと出ているわけです。一瞬の間にあれだけの犠牲者が出る。したがって、こうい...全文を見る
○近江委員 新聞にも「廃油ボール伊豆諸島襲う」と、大々的に報道されておるわけです。「黒潮横切り、プカリプカリ」「ノリも貝も台なし」そういうふうに、いままでほんとうに非常に澄み切っていた海がこういうような油とかいろいろな産業廃棄物でどんどん汚染されていっているわけです。特に私は油濁...全文を見る
○近江委員 きょうは外務省からも来られておりますが、その新国際条約についていまどうなっておりますか。日本としては当然まつ先に世界じゅうに先がけてのろしをあげるべきだ、私はこう思うのです。外務省としてはどう考えておられますか。
○近江委員 科学技術庁長官としては、そういう環境保全の立場として――要するにいま外務省も非常に固まってきた感じがするわけですが、しかし実際にそれができてみなければ何ともいえないわけです。したがって、その点、政府の結束を固めていくかなめとして、長官としては今後働いていかれる覚悟があ...全文を見る
○近江委員 それで、今度は宇宙の問題を聞きたいと思います。  まず一番は、局長にお伺いしますから、時間の関係もありますので、簡潔にお願いしたいと思います。  一つは、ロケットの計画変更に関連して、人工衛星のほうは計画を変えなくてよいのかどうか、変えるとすればどのように変えてい...全文を見る
○近江委員 この実用衛星のことを考えますと、科学技術庁は当初百キロぐらいを打ち上げればいいんだ、もう少し大きいのを考えておられたと思いますが、実際は関係各省、郵政省とか全部聞きましたら、少なくとも三百キロあるいは五百キロ、将来は一トンというようなこともあるわけです。大体こんな固体...全文を見る
○近江委員 長官のお考えは私もよくわかるのです。それで要するにそのメリット、デメリットはいろいろございます。今後技術を生かしていく、生きてくることも私は知っておりますが、大局的に見て見通しが甘かったという率直なお考えを持っていらっしゃるかどうか、長官にお伺いしたいと思います。
○近江委員 局長にお伺いしますが、今回の計画では、Nロケットは大幅な技術導入を活用した場合においてはノックダウンもあり得るという意見もあるわけですが、これでは日本に技術は残らないのではないか、そういう心配もあるわけです。宇宙開発そのものの意義がなくなるおそれがあるのじゃないか、こ...全文を見る
○近江委員 この宇宙問題について山縣さんに、実用衛星の早期打ち上げを達成するために電離層観測衛星をMロケットによって打ち上げることは考えていないかどうか、これを一点お聞きしたいと思うのです。  それから島事業団理事長に宇宙開発計画の見直し及び四十六年度の要求に関連していかなるこ...全文を見る
○近江委員 島理事長も、まあいままで新幹線をつくられ、私どももその点については非常に敬意も表しておりますし、大いなる期待をかけておるわけでありますが、お話を伺っておりましても、随所に遠慮しながらといいますか、非常に気を使いながら御発言もされておりますし、その点は、大胆ということが...全文を見る
○近江委員 基準をそのように非常にきびしくなさっておった。ところが土壌にこれが残留しておってついにそういうような数値が出たということについては、要するにいろいろな原因は考えられると思いますが、きびしい基準であってもそのように残留をしていく。非常にきびしくやっておられることは私ども...全文を見る
○近江委員 それで、はっきりするまでこれを使わないという処置ですね、それは恒久的になるかどうかしりませんが、そういうことをお考えでございますか。
○近江委員 厚生省で示された基準あるいは農林省で通達を出されておる使用基準、それを使って現実に残留しているわけです。したがって、こういうキウリとかそういうものをつくっている農家は非常に大きな被害を受けているわけです。犠牲者です。もちろんそれを食べる国民が一番の犠牲者ですが、それを...全文を見る
○近江委員 あっせんとかそんな弱いことではこれはほんとうにたいへんなことになると思うのです。米を転換して野菜をつくれとかいっておって、そしてつくったとたんにこういう残留をした、捨てろ、農民は一体どういうふうにしたら浮かばれるのですか。これはそんな安易なことではだめですよ。真剣にこ...全文を見る
○近江委員 具体的にどれだけの金を用意してあとどうするというような答えの聞かれないのは非常に残念ですけれども、これは一つ真剣に考えていただきたいと思うのです。  そこで厚生省の小島課長さんにお聞きしますが、当然こうした点検を広げてさらに詳細に調査すると同時に、その農薬の使用等に...全文を見る
○近江委員 新しい研究のそういう考え方を示唆されたわけでありますが、当然土壌に残留するということはわかっておるわけですよ。そうすれば、こういうものを使えば当然危険であるということになってくるわけです。したがって、使用禁止までもってくれば心配ないわけです。そしてそれにかわるべきもの...全文を見る
○近江委員 それでは時間がありませんので終わりますが、最後に農林省、特に補償の問題ですね、何らかの救済措置を、お帰りになって農林大臣とも――あるいはまた長官もお聞きになっていらっしゃるわけですから、閣議で出していただけますか。まず農林省に帰って、どういうように今後進めていかれるか...全文を見る
○近江委員 よろしくお願いします。  小島さん、要するにこの基準等の問題、あるいは使用禁止にするとか、この辺の問題を、国民の生命と健康に重大な問題があるわけですから、ひとつきびしく今後やっていただきたい。この点最後に決意をお聞きして終わりたいと思います。
09月22日第63回国会 衆議院 商工委員会 第35号
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○近江委員 きょうはきわめて限られた時間しかございませんので、万博が終了いたしまして初めての委員会でもございますし、そうした意味で、万博のあと地問題等についてお聞きをしたいと思っております。  いろいろとこの開催中には問題があったわけでございますが、しかし特に極端に大きな事故も...全文を見る
○近江委員 井上さんから何かありますか。時間がありませんから簡潔にお願いします。
○近江委員 それで、いよいよ終了してあと地利用の問題になるわけでございますが、諸外国の例を見ましても、最初にあと地利用ということを計画して、そして万博を開催しておるわけであります。私も初めて国会に籍を置かしていただいた四十二年に、たしか五月であったと思いますが、万博のことを質問し...全文を見る
○近江委員 適当な諮問機関というようにおっしゃっておりますが、いまあと地についての諮問機関というのは、たとえば菅野さん個人のそうした諮問機関というようなものはいままであったように思うのです。政府は政府としての政府部内の意見もまとめておられるように思いますけれども、正式なそういう機...全文を見る
○近江委員 要するにそうした諮問機関も、単なる大臣の個人的な諮問機関しかなかった。そういうようなことで、実際に国民の意見にこういう意見があるんだとまとめていくような機関もない。しかもその構想を具体化していく担当の委員会もない。それで、あと地について考えております、そのうちに何とか...全文を見る
○近江委員 きょうは総理がおりませんので残念であります。ここへ来てもらうのがほんとうなんですが、来れますか。ちょっと無理でしょう。それは今度の機会に聞くとしますが、いずれにしても、たとえば総理府に移るというなら、総合的にある程度なるほど——これは大蔵省は経済効率一本で来るんじゃな...全文を見る
○近江委員 それで、ほんとうにまだそれを進めていく委員会もないし、諮問機関といいますか、それはいろいろなことが考えられると思うのですが、そういうような諮問機関的なものもないし、まずこういう組織づくりから始めなければならぬというような、こんなおくれたぶざまなことはない。万博はどうに...全文を見る
○近江委員 それでは、早急にこのあと地委員会なり、それはつくられますか。あと地利用対策運営委員会、仮称ですけれども、その辺のことについての話はどうなっていますか。
○近江委員 実際にのれんに腕押しといいますか、全く何をしているのかという卒直な感じです。  それで、もう一つ聞きたいのですが、この万博が開催になりまして、地域は非常に万博公害ということで苦しんだ。たとえば物価がほかの地域より非常に高くなるし、あるいは特に建設作業中には賃金にして...全文を見る
○近江委員 それではひとつその調査は、上をなでるだけの調査ではなくして、深く入ったそうした調査をさらに進めていただきたいし、その報告をすみやかにしていただき、そしてまた対策をとっていただきたい。このことを特に強く要望しておきます。  もうあまり時間もありませんので、あと一、二点...全文を見る
○近江委員 これで終わりますが、答えがぐるぐる同じところばかり回って、私の聞いておるポイントというものは全然答えていないように思うのですよ。だから、あと地利用問題についてもいつ構想を出すか、大体こういうぐあいはやります——言いにくいかもしれないけれども、やはりもう少し自信を持った...全文を見る
○近江委員 あと通産省にも大蔵省にも申し上げたいのですが、万博が終わったあとであれだけの土地をほっておくわけです。土地は逃げないからいいじゃないか、あせる必要はないじゃないかというお話もありますけれども、私はこれはやはり、政府の責任としてもっと指導性というものを発揮して、そうした...全文を見る
10月14日第63回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第15号
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○近江委員 参考人の方も非常に長時間でお疲れと思いますが、私が最後でございますので、よろしくお願いしたいと思います。  まず初めにお伺いしたいのでありますが、各委員からも質問が出ておりますが、要するに軍事転用の問題でございます。現在の日本の世界におけるそうした位置、あるいはまた...全文を見る
○近江委員 そういう国民の皆さんに心配をかけるような背景がある、そういう声があること自体に対して、私は、えりを正さなければいけないと思うのです。国民の皆さんに信頼してくれ、このようにおっしゃってますけれども、言うならば、いままでは口約束だけなんですよ。この事業団の平和という文字を...全文を見る
○近江委員 それから東大の今回の実験の失敗のことですが、実際失敗したときの気持ちというものは、私たちもいろいろそうしたことでわかるつもりなんです。そういう点で、むしろ、失敗したときには激励してあげたいような気持ちでありますが、しかし、国民の代表として、やはりその点はその点として、...全文を見る
○近江委員 そうした技術的なことは私はあまりわかりませんが、十回も実験をされておる。しかし結果はそのように失敗であった。こういう実験項目について再検討を考える必要があるのじゃないか、また、それについてどのようにお考えであるか伺いたいと思います。
○近江委員 そこで、今後新しい実験項目等に再検討を加え、またいろいろと研究されると思いますけれども、それについても前の委員会でも私は申し上げたのですが、評価の問題について、いま技術部会でやっているからということをおっしゃっておりましたが、やはりその辺の構成なりあるいはその評価のし...全文を見る
○近江委員 今回の失敗につきまして、部品なりあるいはロケットのシステム工学等について信頼性が低いのじゃないかという声が非常に強いわけです。そういう声が圧倒的なのですが、その原因についてどのようにお考えであるか、玉木さんからお聞きしたいと思います。
○近江委員 きょうは参考人で来ていただいておるわけでございまして、どこにも遠慮せずにずばりいろいろと思った点を言ってもらいたいと思うのですが、信頼性が低いということについて、部品メーカー側の製作技術上あるいは未熟な点ですね、また技術上誤りがあったかどうか、それについてはどう思われ...全文を見る
○近江委員 まあ実験のことです。
○近江委員 この実験の段階では各部品については信頼性があった。そうしますと、このロケットの設計上の誤りあるいはまたロケットのシステム工学上の未熟さからくる問題ではないか、そのように理解してもいいわけですか。まだまだわからない、そういうような未知な部分もあるわけですが、まだそこまで...全文を見る
○近江委員 この二号機以後の実験について今後どういう方針で進まれるか、お聞きしたいと思います。
○近江委員 それで聞くところによりますと、二号機以後に二段目からTVC、二次噴射の推力方向制御装置ですか、これをつけるということをちょっと聞いているのですが、それの開発という点についてどういうふうな状況になっておりますか。
○近江委員 それでこの際Mロケットのシステムの全系にわたって総点検をやるべきではないか。そうなりますと、非常に時間もかかるし、回り道のようになるかもしれませんけれども、そのほうが結果的にかえって早くなるのじゃないか、効率的になるのじゃないか、このように思うのですが、システム全系に...全文を見る
○近江委員 東大の場合は科学研究が目的であるということで、本格的な誘導制御装置はあまり必要ではないというようなお考えではなかったかと思うのです。しかし誘導制御装置というものがどうしても必要であるということは、これはみなが言っているわけです。そこで今後この姿勢制御誘導装置の開発に力...全文を見る
○近江委員 今度は今回のロケットが失敗したわけです。今後第二回、第三回とやられるわけですが、成功しないとこの事業団の実験計画に影響があるかどうか、それを島さんにお伺いします。
○近江委員 そうしますと、第一段、第二段については今後事業団としては使わしてもらう。あとはあまり影響はないということですか、それから上のあれについては。
○近江委員 それは一応それでいいとしまして、もう少しお互いにすべての面でそれが使えるというか、そういう効率的なあり方ということを考える必要があるのじゃないか。そうなってきますと、そもそもの出発の点からもう一度掘り起こさなければならぬことになってくるわけですが、その点非常にむだがあ...全文を見る
○近江委員 最後に大臣にお聞きしますが、この宇宙開発計画の予算は当初一千数百億円と、このようにいわれてきたわけですが、この計画変更によって今後どの程度になるか、それをお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 二千億からの国民の血税を使っていただくわけでありますし、ひとつその辺のところは国民の皆さんにお答えのできるそうした推進を、今後政府におかれても綿密な計画そしてまた効率的な開発ということを推進していただきたい。これは要望しておきます。  それからもう一点、東大からの報...全文を見る
○近江委員 それじゃこれで終わります。
○近江委員 私も中曽根長官の発言に関しまして大臣にお聞きしたいと思いますが、率直に申し上げて中曽根長官の発言というのは非常に配慮が足らなかったのではないかというように思うわけです。西田長官は、それは個人的に言われたんだからということで非常に中曽根さんをかばっていらっしゃるような発...全文を見る
○近江委員 要するに、原子力基本法等でも平和ということがうたってある。ですから、少々の発言なりあるいはまた疑惑を招くような零囲気であったとしても、法でそのようにきちっとうたってあるんだから心配ないんだというようなお話とすれば、それじゃ極端にいえばもっとエスカレートしてもいいのかと...全文を見る
○近江委員 それでは次の機会に中曽根長官の御出席を得てこの問題をさらにわれわれとしては真剣に反省も求め、またそうした背景についても、また今後の原子力政策等の問題にまでいろいろと論議を尽くしていきたい、このように思います。  それから次は海洋開発に関する問題ですが、きょうは外務省...全文を見る
○近江委員 この条約を今後結んでいく上において外務省なり科学技術庁なりがいろいろ打ち合わせも当然なさっておると思いますが、わが国としてはどの点が今後特に一番問題になると政府としては考えておられますか。
○近江委員 いまおもな問題点ということで聞かしていただいたわけですが、いろいろな問題点は確かにあろうと思うのですが、やはり大勢としては、将来、海洋の資源を開発していくという点において、国際的にそれを管理していくということについては、やはりそういう方向に行かざるを得ないだろうと私た...全文を見る
○近江委員 きょうは海底条約のことを聞きましたので、海洋開発の来年度の構想について科学技術庁としては研究室とかいろいろ考えておられると思うのですが、構想の概要を簡潔にお尋ねしたいと思います。
○近江委員 これで大体骨をお聞きしたわけですが、こまかい点まだいろいろあると思うのです。しかし、最近は非常に公害ということがいわれておりまして、特に海洋の汚染についてはひどいものがあると思うのです。私も伊勢湾あるいは東京湾あるいは大阪湾の調査に行きまして、その辺の海水をとって魚を...全文を見る
○近江委員 これだけの、いまも問題になっておりますし、これからもそれは大きな問題として、さらにそうした生物資源の保護とかおよそわれわれ人類のそういうような食糧の確保というような問題、いろいろな観点からこれはゆるがせにできない大問題だと私は思うのです。そういう各省庁でばらばらで——...全文を見る
○近江委員 詳細な資料なんてそんなものとればすぐわかるのですから、私が言っているのは、要するに根本姿勢としてもっと真剣にこの海洋環境の保全ということについて取り組んでもらいたいということを言っておるわけですよ。そういう点、長官、こういう問題をそういうように軽く長官としては取り扱っ...全文を見る
○近江委員 いまごろ対策を考えているということについては、私はおそきに失しておると思うのです。そういう点昔のことを言ってもしょうがないわけですが、いずれにしてももっと力を入れてもらいたい。ほんとうはこの項目の中で一番最初に出てきてもいいわけですよ。そういう点私は科学技術庁としての...全文を見る
○近江委員 ひとつ強力にやってもらいたいと思います。  それから最後に一点お聞きします。きのう私は沖縄から帰ってきたのですが、いよいよ七十二年の復帰を控えて、いままで沖縄といえば基地問題、確かにそれは非常に大きな問題であると思います。しかし、ほんとうに住民の生活に密着したいろい...全文を見る
○近江委員 問題はいろいろあると思うのですが、特に放送の問題については離島も受信料を取られているわけですよ。ところが、そのような全くサービスの行き届かないところで同じような受信料を取られておる。こんなだったらもう一切免除してもらいたいというような強い声もあるわけです。しかし制度上...全文を見る
○近江委員 カラー放送なんて、カラー放送じゃないのですよ。白黒のテレビをビデオをこっちに空輸して映しておるというような状態で、カラーテレビなんてそんなもの、一言も出てこないわけですよ。白黒でもいいから同時放送をやってくれと言っておるわけですよ。しかも衛星も上がるかどうかというよう...全文を見る
○近江委員 だけれども、サンゴ礁のそうしたところが、たとえば群島の間にも非常に点在しているわけですよ。そういうところであればそこに放送塔を建設するとか、リレ一式になるかもしれませんけれども、そういう形ででも解決できないこともないわけです。ですから、その辺の総合調査もやった上で、や...全文を見る
○近江委員 それでは所管ではありませんし、その辺技術的にも詳しいことはわからないというお答えですから、これ以上言いませんが、そのように約束していただいたわけですから、早急にNHKなりOHKなり、あるいはまた所管の郵政省あるいは沖縄の琉球政府のそうした関係のところ等とも連携をとって...全文を見る
○近江委員 それではこれで終わりますが、いずれにしても科学技術庁の総合調整という立場から、私の質問は決して不自然ではないと思います。ですから、そういう点で、ただもう所管が違うというような受け取られ方をされるのであれば、これはまた問題ですよ。その点については私たちはまた言わなければ...全文を見る
10月15日第63回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第20号
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○近江委員 私も沖繩に参りまして、限られた日数でございましたが、できるだけのところを調査をしたい、こういうことで最近見てまいったわけでありますが、沖繩の中にも、本島とあるいは宮古島あるいは八重山、そういった群島との間にも格差がある、過疎・過密があるということを知ったわけであります...全文を見る
○近江委員 特に向こうの経済の基盤が農業と水産業、こういうことになっておるわけですが、特に農業におけるキビあるいは畜産等の問題があるわけですが、ただ本土復帰に備えまして、一体そのキビをどう扱ってくれるのだろうかという非常に不安があるわけです。それで、先ほど申し上げたように、反当た...全文を見る
○近江委員 私がいま反当たり四十ドルということを申し上げましたところが、長官はちょっとその点は違うんじゃないかというお話でしたが、ちょっと早口になりますが、たとえば一町歩というところは少ないわけです。五反から七反ぐらいのところが非常に多いわけですね。私は実際聞いてみたのですが、た...全文を見る
○近江委員 あと簡単にお聞きしますが、下地島に航空機乗務員の訓練飛行場ができるわけですが、これはあくまで島民の方々の意思を尊重していただきたいと思うわけです。それにつきまして判断の資料といいましょうか、どういう機種が使われ、どういう飛行訓練であるか。たとえば朝何時に飛び、夜何時に...全文を見る
○近江委員 一つ抜けたのですが、宮古島のかんがいでございますね。
○近江委員 そうですか。どうもすみませんでした。  以上をもって私の質問を終わります。
12月03日第64回国会 衆議院 商工委員会 第1号
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○近江委員 二十九日の政府首悩会談で、わが国の譲歩を織り込んだ総合的な新提案がきまったと聞いております。規制実施後の輸出伸び率を初年度九%に落とすという報道を聞いておるのですが、この案の作成段階で、五%から九%の中間が妥当と考えられるというような意見も、若干出たように聞いておるわ...全文を見る
○近江委員 この繊維問題が解決をすれば七〇年通商法案が阻止できるか、こうした問いも先ほどあったわけでありますが、そこで、ニクソン大統領のそうした拒否権といいますか、それに期待をかけておるというような御発言があったわけですが、その裏づけといいましょうか、大臣がお答えになった以上、や...全文を見る
○近江委員 この繊維交渉であまり譲歩した自主規制案をわが国が受けるとなりますと、今後、鉄鋼等も期限切れが迫っているのじゃないかと思うのですが、そうした再交渉に非常に大きな影響を与えていくのじゃないか。その点を非常に心配しておるわけですが、その点、大臣としてどのようにお考えか、簡潔...全文を見る
○近江委員 今回のこの繊維問題については、EEC等も、かなりきびしくこのアメリカの態度等を見ておるということも私は聞いておるわけですが、日本のこの交渉の態度につきまして、あくまでも世界のそうした協力を得られる、そういう中で行なわなければならない、そうした場合に各国の支援体制といい...全文を見る
○近江委員 繊維交渉のそうしたむずかしい状態、さらに現在非常に大きな影響を業界も受けておりまして、私たちといたしましても、党で調査団を福井とか愛知方面にも派遣をいたしまして、実情調査をやってきたわけです。  そうしますと、きょうは時間がありませんので簡単に申し上げますが、第一点...全文を見る
○近江委員 時間がありませんから、これで一応終わりたいと思います。
12月08日第64回国会 衆議院 商工委員会 第2号
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○近江委員 ただいま岡田委員のほうから、非常に細部にわたった質問もあったわけでございます。私はできるだけ重複を避けて、問題点に当たってみたいと思っております。  まず最初にお聞きしたいことは、今回の水質汚濁防止法によって既存の法律のどのような弊害を改善することが期待できるかとい...全文を見る
○近江委員 この水質汚濁につきましては、水質汚濁防止法が当然柱になるわけでございます。しかしながら、この法律があったからといって、完全にそれが期待できるかというと、やはりそこには汚染源の多様化というような問題が非常に大きくクローズアップしてきておるわけであります。そこで、いろいろ...全文を見る
○近江委員 今回、十四本の法案を政府としては提出をされておられるわけでございますが、水質を汚濁していくその汚染源、それに対する立法なり、あるいはその規制というものは、いま非常に簡単に報告されたと思うのですが、水の濁りというものはそれだけで押えられるのですか。ほかにどのように把握を...全文を見る
○近江委員 海洋汚染防止法も出てきたわけです。また廃棄物のそれも出てきたわけでございます。廃棄物処理法案というのは社労委のほうにかかっておりますが、これは非常に重大な産業廃棄物ということで、この商工委員会では深い関係があるわけであります。そういう点で私も、特にこうした汚染源という...全文を見る
○近江委員 そうすると、一般の廃棄物であるその廃油というのは、国が責任を持って処理するのですか。
○近江委員 みだりに処理をしてはならないというけれども、それじゃ一般家庭でもこれまでは、油をたいて燃やしてしまえということもありますし、また、事業活動に伴って生じた廃棄物のうちこの産業廃棄物、たとえば官庁の車とか一般の車、こういうものについてのそうした油をスタンドなんかへ持ってく...全文を見る
○近江委員 そこが定まっていないということが非常に浮き彫りにされてきたわけでありますが、要するに排出者の定義ですよ。油だけではなくしていろいろな点を考えた場合に、それでは、工場に機械を入れたその業者が、そこから出てくる油の責任を持たなければならないかということにもなってくるわけで...全文を見る
○近江委員 そのうち、この廃油の排出量というのは幾らですか。
○近江委員 そこで、全国の代表的なところを一、二カ所私お聞きしたいと思うのですが、東京と大阪に分けてもしつかんでおられるならば、お聞きしたいと思うのです。
○近江委員 私もこの協会から、また通産省からいただいた資料等から見ておりますが、この潤滑油のメーカーというのは全国で四十社しかないわけです。これは通産省の資料で私言っておるんですが、そのうち大阪地区、東京地区というのは何社あるんですか。しかもその処理能力というのはどれだけあるんで...全文を見る
○近江委員 いま大体その比率を言われたんですが、私がここで協会からもらったデータでは、大阪地区十八社、東京地区十社です。大阪地区については処理能力月に五千キロリットル、東京地区については処理能力月に三千キロリットルです。そうしますと、大阪地区に限って言いますと一年間で六万キロリッ...全文を見る
○近江委員 そこで一つは、こういうような実態を、まだまだ完全なものを掌握しておられないというお答えをされたわけでありますが、ここで問題になるのは、結局、この水質汚濁防止法あるいは廃棄物処理法案というところで何らかのこれが対策が立てられるだろう、そういうようにばく然と思っていますが...全文を見る
○近江委員 ですから、この法案の中身でいきますと、いまあなたは、そのようにおっしゃっていますが、私は先ほど、その問題について指摘をしたわけですよ。それじゃ、一般の油については、たとえば官庁とか、あるいはマイカーを持っている人などは、油を自分で燃やすのかということにもなりますし、こ...全文を見る
○近江委員 処理のそういうようなことも義務づけられておらないし、廃油回収のそういうことについても何もないわけですよ。しかもまた、あなた御説明になりましたけれども、そうなってきた場合、それじゃ、そこで油をただ交換したからということで、そこが責任を持つということからいけば、先ほど申し...全文を見る
○近江委員 大阪のそのプラントについてはこの資源化協会がいろいろと練っておられるわけですが、しかしそれだって、政府ははたしてどのぐらい出してくれるのか。地方自治体なんというものは金がないわけですよ。これは若干は負担する。それは私は当然義務はあると思いますけれども……。それも、あな...全文を見る
○近江委員 非常に考えておられるということはわかるのですが、それを真剣に自分のこととして受け取って、真剣な前向きな姿勢がないわけですよ。ですから、いまこれだけの事例をあげたわけですから、ほんとうに真剣にこの問題には取っ組まなければいけないと思うのです。  それからもう一ぺんもと...全文を見る
○近江委員 いまのあなたのその答弁だって、私はまだはっきり納得できないわけですよ。何とかつくろっておられるというような感じがするわけです。確信を持った答弁じゃないわけですよ。そういう解釈に苦しむような法体系であってはならぬと思うのです。これは水質汚濁法でも何でもいえるのですが、何...全文を見る
○近江委員 指導の中でということをおっしゃったわけですが、いずれにしても、それだったらそれではっきり法律の中で——それは、手元を離れたときから産業廃棄物と一般廃棄物に分けるんだというようなことは、当然、何も油だけじゃなくしてほかのもの、幾らでもあるわけですよ。そのつど一々指導して...全文を見る
○近江委員 どこまでも、メンツか何か知りませんが、私は非常にかたいものを感じるのですが、要するに法律なんというものは、役所のためにあるのと違うのですよ。特に公害などというものは、人のために、国民のためにあるのですよ。その国民が迷惑を受けないためにはどうすればいいのか、それを考えて...全文を見る
○近江委員 この廃棄物につきまして、まだいろいろ申し上げたいことがたくさんあるわけですが、この間、日刊工業新聞にこういうことが載っておるのですよ。これは中国の公害対策として載っているのですが、「「廃棄物を宝に変え、害を益に変え、設備改革と技術革新を強力に推進せよ」と「人民日報」は...全文を見る
○近江委員 それで、この法案のあれですけれども、この政令の具体的な内容なのですが、施行の日に合わせて発表する、政令で定めるというのが非常に多過ぎるわけですよ。ほかの法律をずっと見ましても、水質汚濁防止法は私は特に多いように思うのです。いろいろこまかい理由はあろうかと思うのですが、...全文を見る
○近江委員 もう時間もなんですから、あと項目的に聞いていきたいと思います。  特定施設が新項目に加えられた場合、一年間猶予になっておるということでございますが、どういう業種を考えておるか。具体的には出るか出ないかわかりませんが、その基本的な考え方でもここでひとつお聞きしたいと思...全文を見る
○近江委員 それから、水質の測定義務というのを課しておるわけですが、この定期報告というのがないわけです。水質の報告について定期報告しなければならないということを、なぜここでうたわなかったのですか。それについてお聞きします。
○近江委員 必要なときだけ報告を求めるということよりも、定期的な報告を義務づける。それはなるほど都合のいい報告をする場合があるのかもしれませんが、それは現実に立ち入り検査権もあるのですから、立ち入りをして、うその報告をやっておれば、これは罰則をさらにきつくかけていけばいいわけであ...全文を見る
○近江委員 これは見解の相違ということにとられるのかもしれませんけれども、私たちとしましては、これはぜひとも定期報告を義務づける、これでなければならぬということをひとつ強く長官にも御認識いただきたいと思うのです。  それで、その次に、その排水を規制していけば、当然それに対する施...全文を見る
○近江委員 非常にいろいろな制度があるとか、いろいろなことをおっしゃったわけですが、制度があるのは私もわかっております。ところが現実に、金を借りに行ってもなかなか貸さないとか、そういう運用の問題等もいろいろあるわけですが、それは絶対量が不足しておるとか、根本的な問題に基因する場合...全文を見る
○近江委員 別に法制化するといったって、猶予期間を置いてその間に講習をするなり試験をするなり、どういうことをやっていくかということは、また考えればいいわけなんですよ。ただ、将来また考えるとおっしゃったので、それ以上はこの問題については申し上げません。  いろいろとまだ申し上げた...全文を見る
12月09日第64回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第2号
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○近江委員 今国会は公害国会、このようにいわれておりますが、原子力に関することにつきましては各法案とも、原子力基本法等にもきびしく規制されておるとかそういうようなことであまり審議にものぼっておらないわけでございますが、しかしながらこうした廃棄物もウナギ登りにふえてきております。そ...全文を見る
○近江委員 それでこの液体の場合、あるいは固体の場合、あるいは低レベル、高レベル、いろいろあるわけですが、それについての処理ですね、それについて簡潔にひとつお願いしたいと思います。
○近江委員 この低レベルの場合、そのまま投棄をしておるということでございますが、一日にどのくらいの量を出すのですか、数量にしまして。
○近江委員 その十のマイナス七あるいは八マイクロキュリー寸それはわかるのですが、そこにくるまでですね、希釈をするとかいろいろな形で放流しているわけですが、量がどのくらいになるかということをお聞きしているわけです。
○近江委員 要するに、それを希釈をして大量の水で流しているわけでしょう。だからその量はどのくらいあるかということを聞いているのです。どのくらいの立米あるのですか。
○近江委員 二千から五千立米を毎日放流しておるわけです。ここで考えられることは、薄いものであってもそれが実際に蓄積されてきたときにどういうように海にそれが分布されるのか、またそれが魚介類等に対してどういう影響を与えるのか。さらに、これは当然温度だって上がっているはずですよ。これは...全文を見る
○近江委員 ですから、原研も何ですけれども、電力会社の場合等、どれだけ温度が上がるのですか。
○近江委員 それで、いよいよ本格的なそういう原子力発電時代を迎えるわけですが、その場合、たとえば敦賀などそうですけれども、敦賀なんかの場合は大体どのくらい放流するんですか、量は。
○近江委員 そうすると計算すればわかるのですけれども、膨大な量が出ますね。ですから温度もそのように上がってきておる。そういうことについて実際にそれだけの膨大な量が排出されてくる。当然それが蓄積もされてくるわけですよ。幾ら希釈してあるからといっても、海流だってその地域によって違いま...全文を見る
○近江委員 そうした協会なり何なりがやっておるとは思うのですけれども、科学技術庁として、いまこれだけ公害、公害ということを言われておるわけですが、それを何となしにまかせきりな態度でいいかどうかということです。それについて今後どうしていくかという問題なんです。これは取り組みの姿勢で...全文を見る
○近江委員 そういう問題について今後真剣にやっていただかないと、また大きな公害問題を引き起こしてくる。公害問題などというものはこれはもう国会の各委員会においていろいろと質疑が行なわれておりますが、これはもう人類の名において防いでいかなければなりませんし、それに対しては真剣な取り組...全文を見る
○近江委員 これから原子力発電所が急ピッチで建設されてくる。全部原研にくるわけですよ。そうしますと、またこの再処理工場の建設も予定されておる。なるほど敷地は百万坪もあるかもしれませんけれども、将来これから何十年先になってきますと、この処理は一体どうなるのですか。もうすでに一万本が...全文を見る
○近江委員 発電所からどのくらいの量が出るか、いままでわからない。これほど科学技術が発達しておって、しかも原子炉というような高度な技術を要する、当然それにはあらゆる知能を集めて、そういう設計等も行なわれるわけですよ。どれくらいの廃棄物が出るか、そういう量自体もいままでわからなかっ...全文を見る
○近江委員 世界ではそういうように着々と研究が進んでいるわけですが、わが国はいろいろと模索しながら進んでおられる。そこに取り組みの姿というものが浮き彫りにされているわけです。  そこでお聞きしますが、この原研の敷地からいき、また将来再処理工場もつくっていく、単純計算からいきまし...全文を見る
○近江委員 十五年とあなたはおっしゃるのですから、私はそのように受け取りますが、そこで、外国の例というところの中で、フランスの海洋投棄などは、考えておったけれどもやめた。世界各国みなやめているわけですよ。それは、ヨーロッパにおけるENEAで一回だけ、実験的に、ほんとうに小型を大西...全文を見る
○近江委員 館山沖へどのくらいの量投棄したのですか。
○近江委員 何本くらいですか。
○近江委員 世界じゆうがどこも——この法律においても規定はしておりませんし、あるいはそういうこともやっていないわけですよ。ですから、あなたが幾ら行政措置としていまほうらないようにしておりますと言ったって、現実にほうっているわけですよ。そのように法律規則でほうっていいとなっているの...全文を見る
○近江委員 それでは将来よく考えて削除をするというような方向でいかれるわけですね。もう一度そのことを確かめておきます。局長と大臣と。
○近江委員 世界じゅうのそういう結論を待つというようなことをおっしゃっておりますが、世界じゅうばこういうことはどこでもやっていないですよ。ですから日本独自として、いま局長がおっしゃったように、この三カ月以内に結論を出して、そういう前向きの方向でいきたいということをおっしゃっている...全文を見る
○近江委員 わかりました。  それで、この一万本からの廃棄物の貯蔵庫なんですが、これは実際何人で取り扱っているのですか。
○近江委員 それは向こうへ電話をされたらすぐわかると思うのですよ。私の聞いておるのはもっと少ないですよ。しかも、この技術者というのが一名か二名か——初めはもっとたくさんおったのですけれども、そんなごみばかりのところではおれないと、希望を失ってみな出ていく。そういうような主任技術者...全文を見る
○近江委員 本委員会が終わるまでにさっそく問い合わせていただいて、現在何名で、技術者は何名おってどういうようになっておるかということを詳細にひとつ聞かしていただきたいと思う。私の聞いておる範囲では、そういう少人数で、しかも技術者が一名ないし二名。初めはもっとたくさんおった人が離れ...全文を見る
○近江委員 これは権威ある——たしかあとで調べていただいたらわかりますが、その会合で、一つは降雨少量なこと、二、河川、湖沼、海岸より隔たっておること、三、人口密集地より遠いこと、四、好質で締め固められてない土で溶解性カルシウム塩を多く含まぬこと、五、地下水位が深いこと、六、地質学...全文を見る
○近江委員 その八百メートルというのを一ぺんお調べになっていただきたいと思うのですよ。そんな八百も離れていないはずですよ。私も間違いということもあるんですから。地形的に見ても、そう理想的なところにはないわけですよ。しかも半地下式になってきておりますし、あそこは海岸に、護岸も何にも...全文を見る
○近江委員 私も資料不足ですが、気象台で調べたのは、一六七七年には関東・磐城沖で家屋流失が一千戸、死者五百名出ています。一九三八年、磐城沖、これは家屋全壊が二十、死亡者一名、一四二〇年日立沖、地震、津波甚大な被害あり、こうなっているんですよ。そういう点からいけばないとは言えません...全文を見る
○近江委員 それでまた警備の問題ですけれども、アメリカでこの前ガソリンタンクですか、工場のあれが大火災をしました。そういう点からいきますと、ここはもしも大事故になった場合どうなるか、そういう施設なんですよ。そういう点からいったとき警備の状態なんかどうなっていますか。いまは何名で何...全文を見る
○近江委員 これも驚くような少人数で無理がかかっているわけですよ。そういうような悪いことばかり何も考えたくはありませんけれども、しかしながら少なくとも慎重な上にも配慮をしていくのが私は国民に対する政治じゃないかと思うのです。責任、義務というものについては私はもっとシビアーなもので...全文を見る
○近江委員 今後十分な配慮、対策をとっていくと言われましたので、あとは向こうで問い合わせをしていただいて報告をしてもらいたいと思いますが、いずれにしましても、そういう廃棄物等の問題については科学技術庁としてもっと真剣に取っ組んでいただきたい、このことを特に強く要望しておきます。 ...全文を見る
○近江委員 ヨード一三一が検出された。燃料が完全無欠のものであれば漏れるわけはないでしょう。この点についてはどうですか。
○近江委員 それじゃ、そのときどれだけの量が出ておったのですか。あなた方が定期検査なさってつかんだ数値。
○近江委員 許容値の一%、それは一応きめられた安全性という点から考えれば、私は問題はないように思います。問題ない、そういう言い方はいけないかと思いますけれども、まあ心配はないといいますか、しかしこの敦賀発電所は言うなら民間の第一号ですよ。しかもすでにアメリカ等においてもかなりの事...全文を見る
○近江委員 その四本の燃料棒はいまどこに置いてあるのですか。
○近江委員 それは一括して入れてあるわけですか。
○近江委員 一括はわかるのですけれども、燃料池にはいろいるな燃料棒をたくさん入れているわけですよ、実験用のやら。発電するまでには相当数のものがあるのではないですか。一緒に入れているのですか。
○近江委員 これから、要するにピンホールかあるいはクラックかということを調べられると思うのですのですが、しかしいまのところではそういうことはわからないぐらいの微小なものである。それじゃそのまま池に沈めておいて放置しておくのですか。少なくともヨードが出ておるわけですよ。しかもその燃...全文を見る
○近江委員 すぐやらなければいけないって、いま肉眼ではそういうものはないとおっしゃっているわけですよ。それじゃあとホットラボラトリーによって調べるしかないでしょう。これはどうなさるのですか。いつまで池に入れておくのですか。
○近江委員 その処置を、調べてという過程において、いまのままではわからぬということを言うておるわけですよ。これだけ国民の皆さんが不安になっているのに調べてって、どうやって調べるのですか。いつ原研にあるホットラボラトリーにかけて調べるかということなのです。
○近江委員 当然今後の原因究明という中にそういう原研にあるこうしたポットラボラトリー等を使って詳細に調査をするということなんですね、これは。
○近江委員 当然そうするとその中に私が申し上げたそれも含むわけですね。
○近江委員 これは私はどんなものでも人間がつくるものについては完全無欠はないと思うのです。人間自体もそうです。ですから何もそうだからそれはけしからぬじゃないか、こういう言い方をしているのと違うのです。将来の重大な事故につながってはいけないから、それについては真剣に取り組みをしなけ...全文を見る
○近江委員 それで、今回の事故に対してこの燃料棒を製造した米GE社に対して何の申し入れも要請もしてないと聞いているわけですが、それははっきりピンホールあるいはクラックということがわからないからということで、まだそれはおいておられるのじゃないかと思いますが、しかしやはり燃料棒に重大...全文を見る
○近江委員 そこでさらに一つ心配なのは、これは定期検査でわかったわけですよ。はっきり黒かどうかということはあなたの今後の調査によるわけですが、重大な疑いがかかっているわけですよ。定期検査でなければわからないのかという問題なんです。その点が私は非常に今後の原電——民間の電力会社がど...全文を見る
○近江委員 定期検査で初めて疑わしいから抽出しようじゃないか、定期検査でなくてその以前で若干でもそういうように疑いが出た場合、それは数値の上で機械で出るわけですから、それであれはどうかという、そういう小さなようなことには見えますけれども、しかしそれに対する真剣な取り組みという姿勢...全文を見る
○近江委員 はからずもここに経済性と安全性ということがまた出てきたわけですよ。どちらをてんびんにかけるか。経済効率が悪いから、それは少々心配だなと思うデータがあってもほっておけ、一応許容値まで上がらなければ極端にいえばほっておけばいいのですか。その辺の歯どめはどこでかけるのですか...全文を見る
○近江委員 これは定期検査でわかった。日ごろからの報告義務というのはどういうようになっているのですか。これはどんどんこれからできるのですよ。その点はどうなっておりますか。
○近江委員 ですから、その辺のめどというものを、これは数値の上でいけばこういうふうに出てくるわけですよ。それだから、定期検査を待つまでに当然それはチェックをしなければいけないという何らかの基準というものを私は設けるべきじゃないかと思うのです。許容値をきめてあるそのレベルからさらに...全文を見る
○近江委員 現在、報告の義務なんですけれども、どの程度までこれを課しているのですか。
○近江委員 ですから、そこのところを厳重に科学技術庁において監視をしていただきたいと私は思うのです。これは通産省にも原子力課もあると思いますけれども、よく連携をとって十分にそれをやっていただきたいと思うのです。  それから、この四本の燃料は、どのくらいの燃焼率だったのですか。何...全文を見る
○近江委員 今後の経済性ということもやはり考えていかなければならぬわけですよ。そういう点からいけば、核燃料は非常に高価なものですよ。そういう点について、この燃焼度については、科学技術庁としてはどういう見解を持っていますか。
○近江委員 これなども、当然GEのそうしたところに照会もして、この辺から国民の少なくとも——こういう民間のところはなにですけれども、しかし、それだって電力料金にもはね上がってくるのですから。やはり高価な核燃料を使うのですから、そういう経済性ということについても、これはやはり真剣に...全文を見る
○近江委員 それで、今回のこの事故のそういう伝わり方等について地元はつんぼさじきに置かれた、これは初めにちょっと触れられたわけでありますが、今後そういうようなことについて地元に対してもあるいはまた国民全般の方々に対してもどういう方向をとっていかれるのか、具体的にひとつお聞きしたい...全文を見る
○近江委員 それについて長官、あなたはどのように思っておられますか。
○近江委員 今後のことはわかったわけですが、今回のこういう発表のしかたとか、いろいろなことについて非常に不安を与えたこと等についての反省が一つもそこにないわけですよ。長官としてはそういう点についてどのように感じていらっしゃるのですか。
○近江委員 民間との疎通の点において非常に反省すべき点があったと率直におっしゃったわけです。民間の発電力というのは大きいわけですよ。ですから事故があれば重大なのは民間なんです。一番危険性の多い、心配な民間においてそういうような反省すべきところがたくさんあるということについては、私...全文を見る
○近江委員 私はどんなことでも領域と領域のそういう隘路でもって非常に大きな抜け穴が出ることをおそれるわけです。通産省の公益事業局の原子力発電課があった。それぞれのそういう監督の領域が違うということもあるわけです。しかしながらそういうところに重大な欠陥があると私は思うのです。ですか...全文を見る
○近江委員 この安全性ということで、たとえば原研でたしか二月ごろだと思うのですが、ボイラーの爆発があった。これには大体五つのボイラーがあってその一つが爆発した。空気調節などをやっておる。これなども要するに直接原子炉ではないけれども、それからつながっている関連性のところに欠陥が出て...全文を見る
○近江委員 それで私はここで一つの問題を提起したのは、要するに原子炉の周辺のところばかり安全管理をするというけれども、一つはこの大きなシステムの中で一つでも故障があればそれは重大なつながりがあるわけですよ。したがってその安全管理という問題は、直接放射能に触れるとか汚染されるとか、...全文を見る
○近江委員 時間がありませんのでもうすぐやめますが、今回のことについても長官から非常にきびしいそうしたおしかりを受けたというようなお話もあったわけですが、私は長官に申し上げたい。最高責任者はやはり長官ですよ。部下の最高責任者に対して注意するだけですむわけじゃない。長官が一番責任を...全文を見る
○近江委員 これでもう終わりますが、先ほどのボイラーの件もこのシステムの中の一つなんですが、これはいま初めておっしゃるわけですか。このことについて……。
○近江委員 いまの報告をお聞きしたわけですが、そういう管理の体制、警備の体制、また海岸から百五十メートル、高低差も八メートルということについて、私はいままでずっとお聞きしてきたわけですが、それについて具体的にお聞きしたいと思うのですが、そういう体制でいいわけですか、今後考慮なさら...全文を見る
○近江委員 あと次の方がいらっしゃいますのでこれで終わりたいと思いますが、いずれにしましてもこうした安全性の問題等あるいは管理の問題等について、やはり最高の所管官庁は科学技術庁でございますし、これからも絶対に油断することなく気を引き締めていただいて、今後のそうした監督、運営等につ...全文を見る
12月15日第64回国会 衆議院 商工委員会 第5号
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○近江委員 本日は限られた時間でもございまするし、日中問題の中でも貿易面についてきょうはお聞きしたいと思っております。   〔委員長退席、橋口委員長代理着席〕 御承知のように、国連におきますアルバニヤ案をめぐりまして、世界各国のそうした動きを見ましても、中国をめぐる動きという...全文を見る
○近江委員 今後前向きに考えていきたい、これはもう、いつの質問のときにも政府がお答えになる答弁であると思います。  そこで私は、特にこの覚書貿易についてまず初めにお聞きしたいと思うのですが、この日中をつなぐ唯一のパイプとして細々とつながっておる、この関係者の皆さんの御努力は確か...全文を見る
○近江委員 総額の点からいけばいま若干上がっておるということは、政府としては御説明のたびに言われるわけでございます。この覚書貿易自体が非常に横ばいないし下降ぎみである、こういうネックについていまお話しになったわけでございますが、ここで私も、今度は内容に入って一、二点お聞きしたいと...全文を見る
○近江委員 相も変わらぬ御答弁と思います。しかし、ほんとうに真剣に今後も日中貿易の拡大を望まれる以上は――西欧諸国はすでにそうした体制をとっているわけです。そういう点において、わが国としても、そういうことばだけではなくして、実際に取り組む姿勢がなきゃいけないのじゃないか、私はこの...全文を見る
○近江委員 非常に抽象的にお答えになったわけでございますが、じゃ具体的に、その後追加としてはこういうことを検討しておるということがあれば、ここで御答弁願いたいと思うのです。
○近江委員 それは私も聞いておるのですが、この新しい展開の時期を迎えて、今後こういう項目について追加をしてみたい――ここで明言できないにしても、やはり部内でいろいろ検討なさっておると思うのです。その概要についてお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 最後まで隠しておられると私は思いませんけれども、もう一歩、こういう辺のところを考えておるということは言えないですか。どうですか。
○近江委員 これ以上言うと、言ってもなかなか答えがむずかしいと思いますし、次にいきたいと思います。  日中貿易を見ますと、日中間における輸出入量のそういうギャップというものが非常に目立つわけですが、どうしても今後これを拡大していこうと思うならば、当然、輸入というものについて今後...全文を見る
○近江委員 今後そうした輸入品目についても拡大が期待できるというようなお話でございます。具体的にお聞きしたいと思うのですが、わが国の場合非常にこの食肉というものが不足をしておるわけです。農林省もその点については非常に力を入れていらっしゃる。確かに国内の飼育が三百万頭近くまでなって...全文を見る
○近江委員 この田中調査団の報告を見ましても、こういう報告もしているわけですよ。「口蹄疫は一九六二年の発生を最後として現在もう発生がないものと判断をすべきであろう。屠場における衛生管理と品質管理は中国独特ともいうべきもので、まず理想的に行なわれている」。これは農林省からいただいた...全文を見る
○近江委員 従来よりも一歩前進した答弁であったと私は思います。今後そうした技術的な交流等を通じて、その調査団にかわるべきそうしたことを検討していくというお答えでございました。それは早急に実施されるわけですか。
○近江委員 それから、いま特恵関税の問題が非常に大きな問題としてまた浮かび上がってきておるわけでございまして、この発展途上国には特恵関税を適用するということになっておるわけでございますが、この対中国貿易については、従来までの答弁ですと、弾力的に考えるとか、そういうような答弁があっ...全文を見る
○近江委員 申し入れがあって初めて考えるんだ、こういうお話でございますが、やはり中国の考え方というものは、従来の考えからしますと、はたして申し込んでくるかどうかということは、これは疑問になるわけです。そういうような状態を見ておって、ただ申し込みがないからこれはだめなんだというよう...全文を見る
○近江委員 非常に抽象的な御答弁でございますが、しかし、この問題はきわめて、今後の日中貿易におけるかなめじゃないかと私は思うのです。この点ほんとうに真剣に政府としては検討していただきたい、私はこのように思うのです。  いま政務次官がお答えになったあとでございますけれども、局長に...全文を見る
○近江委員 周四原則というものが非常にきびしい条件でありまして、そうした点で、企業も非常に大きな動揺を来たしておるわけでありますが、しかし、今後の国際情勢のそうした推移を見まして、ますます日中貿易のウエートというものは高くなってくる。そうした点、政府の対中国政策というものはまだ定...全文を見る
○近江委員 時間もありませんから終わりますが、西欧諸国も、対中国につきましては非常に積極的なアプローチをしておるわけです。アメリカだって、米系資本の海外にあるところを通じて、積極的なそういう貿易政策をとってきております。日本だけが、前向きでやりたいとはおっしゃりながら、依然として...全文を見る
12月16日第64回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第3号
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○近江委員 今国会は公害国会ともいわれております。重要法案が衆議院を通過したわけでございますが、この公害の中でも食品公害という問題につきましては国会でも論議が少なかったように思います。そういうことで、きょうは特に添加物等を中心といたしました俗に食品公害といわれる問題についてお聞き...全文を見る
○近江委員 先ほどの答弁を伺っておりますと、厚生省さんとしてはまあできるものならこれを削除したい、しかしながらどうも国税庁さんに気がねをしておるというような雰囲気がやはり漂っておるわけですが、あまり気がねをする必要はないと思うのですよ。害があるならあるで、現実に輸出用の酒なんかに...全文を見る
○近江委員 先ほどの課長さんの御答弁で、三千三百四十一件の回答を求めたところが、千八十九である。約三分の一ですね。そうすると三分の二はやっぱり使っておるというような疑いもあるわけですが、残りの三分の二についてはその後調査されましたか。
○近江委員 私は実際にそのように平均九七%までが使っておらないという事実からすれば、はっきりと削除をするというその形でいけば、これはもう国民の皆さんも全部安心できるわけですよ。やはり有害か無害かという論になれば、猛毒であるという学者もおるわけですよ。あるいはいま課長さんがおっしゃ...全文を見る
○近江委員 それはないと言われれば、ここは何も検察局ではないんですから、どうだどうだと私は言いたくありませんけれども、要するに、だれしもやはりそれだけの大きな関心を持っているそういうテストを途中からやめる、そういうことが起きておる。それについていろいろとうわさもしているわけですよ...全文を見る
○近江委員 防腐剤を添加せずというように書いておる酒もあるわけですよ。書いてないのは入っているか入ってないかという問題なんです。これどうなんですか、国税庁。
○近江委員 わかりました。  それから次に、発色剤の亜硝酸塩、これは非常に発ガン物質であるとアメリカでもいわれておるのですが、これについては、わが国としてどうするのですか。いろいろデータを私いま持っておりますが、実際にWHOなんかが勧告をしながら日本で使っているものがたくさんあ...全文を見る
○近江委員 WHOでは発ガンのおそれがあるということで禁止勧告をしておるのがたくさんあるわけです。たとえば着色料などはそうなんですが、たとえば食用赤色一〇三号、これから一〇六号まで、この四色について一〇三、一〇四、一〇五、一〇六と、これについては世界じゅうで使っているのは、一〇三...全文を見る
○近江委員 それからその次にお聞きしたいのはデヒドロ酢酸ですね。これも学者のほうから非常に危険じゃないかといわれている。これはよくコールドチェーン等に使うわけでありますが、これが非常に安易に使われておるという傾向が非常にあるわけですが、これについてはどのように把握されておりますか...全文を見る
○近江委員 確かに行政的に苦労なさっておることについては私たちもよくわかっておるわけです。しかしながら事人命の重さ、また健康に関することでありますし、そのようにアメリカと日本以外は使ってないというようなこともありますし、疑いがあるやつを不安な気持ちで行政当局自体も見守りながら、不...全文を見る
○近江委員 それから一九五六年の国際ガン学会で添加物としては好ましくないものとして分類されておる中で、わが国がまだ使っておるわけですが、これは呼称が、ちょっと私もこういう化学的なことについてはしろうとですから、ダブっておるかもしれませんが、エオシン、ファーストグリーンFCF、それ...全文を見る
○近江委員 それから各国によって使用のそれは違うわけですけれども、わが国で使っておってアメリカで認められておらないもの、これの一つとしてL−アスコルビン酸ステアリン酸エステルというのがございますね。酸化防止剤と思いますが。それからアンモニアです。それからウリジル酸ナトリウム、塩化...全文を見る
○近江委員 これだけの数、いま私申し上げたのですが、厚生省としても当然農林省なり科学技術庁なりといろいろ連携をとってやられると思うのですけれども、いま申し上げた中で削除をなさる予定というのはどれですか。
○近江委員 はい、わかりました。そうしたチェックをさらに今後も厳重にやっていただいて、そして疑わしきものはどんどん使用はやめていく、こういう基本姿勢でこれからも続けていただきたいと思うのです。  それで、きのうの各紙にも報じられておりますように、これは何もきのうだけではありませ...全文を見る
○近江委員 この農薬取締法の改正は私も一歩前進であると評価しております。しかし安全性についての具体的なチェックの方法について大いなる疑問を持っておるわけです。この人体に対する安全性、特に慢性毒性あるいは発ガンあるいは催奇形のそうした方向、これについて科学的なデータをどこでとってい...全文を見る
○近江委員 厚生省でチェックをされる。そうしますと、農林省からはこの毒性の資料を提出する。これは農林省では何もチェックするところはないとさっき言われたのですよ。この資料はどこから出すのですか。
○近江委員 これだけ野菜やくだものにも残留農薬があって、それが大きな影響になる、そういうようにいわれておる中で、農林省としてはそういう農薬をどんどん使わしておる。それについてただメーカーから申請が出てくる、そのときに添付をするからそれをつけておるのだ。それじゃ農林省というのはただ...全文を見る
○近江委員 農林省として今後前向きにもつと検討していくという策は何もないのですか。人体に関することは一番大事なんですよ。その点、どうなんですか。
○近江委員 厚生省にお聞きしますが、財団法人の残留農薬研究所、いま共管だということをおっしゃいますし、厚生省も金を出すのですか。これはどうなっているのですか。
○近江委員 この残留農薬研究所というのは寄付行為ですね。これはメーカーが折半で出すわけでしょう。こういうシビアなチェックをしていくのについて、メーカーが半分以上も金を出すような機関でできるのですか、その点公平なものができるのですか、農林省どうですか。
○近江委員 われわれとしては厳正にチェックできる、そういう中立公正な、私は一番シビアでなくてはいかぬと思うのですよ。いままでどんな機関でも民間と折半というのは正直申し上げて、全部当てはまるかどうか知らぬけれども、大体首をかしげざるを得ないような運営をやっているところが多いのですよ...全文を見る
○近江委員 要するにこれじゃ最初からわれわれとしては納得できません、こんな機関。これは最初から見てみなさい、寄付行為とばちっと入っておるのですよ。こういう機関ならもうつくらぬほうがいいのですよ。国立衛生試験所の設備をもっと充実して大規模なものをつくってそこでやればいいのですよ。私...全文を見る
○近江委員 小島さんにお聞きしますが、残留農薬の、メーカーから出てきてそれを委員会で審査するわけですが、実際にそれをまた試験をする、それは国立衛生試験所とは思いますけれども、ほんとうはどこでやっておるわけですか。
○近江委員 それでこの研究所というのは幾らぐらいの基金でやるのですか。資金計画はどうなっておりますか。大体どのくらいの陣容でやるのですか。
○近江委員 そうすると、ほんとうに政府が出すのは約三分の一というような感じですね。三分の二は民間が出す。それはまあ厚生省でもいま大体の経過をお聞きしましたら、大体試験結果を見て、それで安全率をかけて、こうやっていく、要するにほとんどそこで決定——当然あとは国立試験所でやるというよ...全文を見る
○近江委員 そのように実際に農薬の研究等は手一ぱいでほとんどできないという実情をここでおおっしゃっているわけですよ。そういう点からいきまして、実際に同じつくるなら国立の研究所をなぜつくらないかということです。国民もその安全性の問題については心配のおそれを持っておりますよ。ですから...全文を見る
○近江委員 それから野菜くだもの等の残留の取り締まりについていろいろああいうケースが新聞等にも発表されておるわけでありますが、具体的に手を打てということをこの委員会においても政府に何回も言っておるわけですが、その後こういうチェックの問題については真剣にやっておりますか。
○近江委員 農林省にお聞きしますが、この前NHKの「こんにちは奥さん」のところで野菜のことをずっとやったわけです。そのときにおたくのほうから出られた、たしか園芸局長さんだと思うのですが、農薬は使わなければならぬ、要するに農薬規制どこ吹く風といったような発言をなさって非常にひんしゅ...全文を見る
○近江委員 あなたの言われた、今度新品種を開発してやっていくんだ。新品種だとまた害になるかわかりませんよ。ですからそこのところ、病害虫に強い品種改良をしていくのだというが、昔からあったそういう自然のいき方、そういう考えというのはこれはないのですか。
○近江委員 いま御答弁の中に、天敵利用等もやっていくというようなお話もあったのですが、この間から問題になっておりますかすみ網等の問題。要するに鳥は保護しなければならぬ、こう言いながらかすみ網の製造もそれを認めておる。どんどんそれが売れている。口だけ言って、実際ほんとうに真剣に鳥も...全文を見る
○近江委員 このかすみ網だけではなくして、ハンターにしても、要するに法をかすめて行き当たりばったりに撃っているという状況がやはり実情じゃないかと思うのです。いま通産省に言っているのですけれども、どうもその点がしにくいとかなんとか、非常に役所のセクトといいますか、そういうことをいま...全文を見る
○近江委員 その辺のところはもっと通産省とも煮詰めてもらって、それで要するに、そういうかすみ網を使ってはならぬとなっておるけれども、現実には幾らでも使っているわけですよ。新聞の写真にも出ていますけれども、まつ白くなるくらいかすみ網を張ってある。そういうことをぼうっと見ておったら、...全文を見る
○近江委員 その点も何か非常になまぬるい、みんなにやあやあ言われるから、しょうことなしに重い腰を上げたという感じがするわけですよ。そういうあなたがおっしゃることを真剣にやはり具体化しなければならぬわけですよ。どうしても言うことを聞かないなら、もっと罰則を強化するとか、農林省として...全文を見る
○近江委員 それから通産省については、かすみ網と同じような用途というのは何に使うのですか。
○近江委員 私もそれはまだそこまで詳しいことを見ておりませんので、使用方法等何とも言えませんけれども、しかしながら私はその辺がどうも盲点があるように思うのです。いかにもそれを理由づけて、実際はかすみ網を使っておるけれども、よう似たような製品があれば、これはこれに使うのですというよ...全文を見る
○近江委員 あまり時間もございませんからすぐ終わりますが、そこでまとめとしてお聞きしたいのです。実際に、食品の監視員ですね。たとえばこの添加物でも、グラムなんかはからぬで、さじでぱっぱっと手かげんで入れているような製造所があるとか、いろいろなことが耳にも入ってくるわけです。そうい...全文を見る
○近江委員 だから要するにいま日本として人口一億何ぼあるわけでしょう。それでいけば要するに何名要るのですか。
○近江委員 五千数百名が不足しているわけですよ。ところが獣医とか医師とか、そういうような免許を持っている人でなければ監視員になれぬわけでしょう。五千人も医者や歯科医師や獣医とかが集められるのですか。今後どうするのですか。
○近江委員 ですから今後抜本的に、この実際の第一線機関をいかに充実をしていくか、人材の養成をどうしていくか、たとえば養成所をつくるとかそこら辺のことを真剣に考えていかなければ、小手先のことをやっていたって解決せぬわけですよ。やめていく人もあるし、補充だけでもいつもあっぷあっぷして...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんからあれですが、あと、検査員の待遇の問題とか——同じ医師の免許を持ちながら格段の差があるというような辺のこともよく是正していかなければ、実際に長続きもせぬわけですよ。ですからそうしたこともよくやっていただきたい。今国会は公害の問題でこうした食品公害...全文を見る
○近江委員 どういう課題ですか。
○近江委員 強く要望して私の質問を終わります。  ありがとうございました。
12月17日第64回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
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○近江委員 先ほどの三木さん、井上さんの発言に関連してですが、そこで原子力委員会は、長官からはその話は聞いておられなかったのですか。
○近江委員 内容は聞かれたのですか。
○近江委員 それは口頭でですか。
○近江委員 だれから聞いたのですか。
○近江委員 それではその間のいきさつを局長……。
○近江委員 内容が全部伝わっておるということはわからないでしょうね。いまのは口頭で、ほんとうの概要だけでしょう。もう一ぺん局長と原子力委員とはっきりしてください。
○近江委員 それでは、原子力委員の方どうですか。
○近江委員 それではまるきりつんぼさじきになっておるわけですよ。一番管理をしておる原子力委員会また科学技術庁長官も、そういう何ら具体的な相談も受けておらない。それを、要するにアメリカでこうした防衛庁長官、まあ一政治家ということでありますけれども、しかし非常に大きなこういう影響を出...全文を見る
○近江委員 先ほどは中曽根長官が出席されまして非常に時間がないということで、三党代表ということで三木委員から質問をされたわけであります。そのことに関しましてお聞きしたいと思うのですが、中曽根さんの発言につきまして私は一つはこのように考えるのです。内外に非常に大きな反応があった。御...全文を見る
○近江委員 こういうことに触れますよと言ったときに、差しつかえなかろうというそのときのお気持ちは私はよくわかるわけですよ。しかし一つは長官としても配慮が足らなかったんじゃないか。そのとき防衛庁長官の立場でそういうことをお触れになれば、これはやはり影響があるんじゃないですかというこ...全文を見る
○近江委員 それはその時点の話ですが、きょうの時点の話で、総理なり外務省はそれだけの詳しい演説原稿まで見てもらった、長官はごらんになっていないわけですよ、原子力委員会も。それについてはどう思われるのですか。遺憾であったと思われますか。
○近江委員 それはわかるのですが、総理や外務省にはそれだけ詳しい資料を渡しながら一応相談に来ているわけですよ。ただ、長官にあいさつはあったけれども、ほんのあいさつ程度で終わっているわけですよ。それについて、総理あるいは外務省に示したと同じように原子力委員会にも科学技術庁長官にも事...全文を見る
○近江委員 その時点の長官のお気持ちは、いま申し上げておるように私もよくわかるのですよ。だけれども、いまの時点で、総理や外務省には示しましたよということをおっしゃっているわけですよ、それはいま明らかにされたわけですよ。ですから、長官はいまそのことをお知りになったのですから、そんな...全文を見る
○近江委員 確かにそうだと思うのです。それで、濃縮ウラン製造機構の設立構想、これは米側に示されて、先ほどシーボーグさんのほうからもそういう前向きのお手紙があった。ということは、個人的な発言であったかどうか知りませんけれども、しかしプレスクラブの発言等から見ると、やはり閣僚の一員と...全文を見る
○近江委員 それでわが国の濃縮ウランの今後の基本的な姿勢なんですけれども、いま私申し上げましたように、三つのタイプがあるわけですよ。純然たる自主開発、それから中曽根さんの言われた国際的な製造機構、三番目には米国からの技術導入、わが国としていまお考えになっているのはどの方向に行くの...全文を見る
○近江委員 純然たる自主開発、いま非常にこれはむずかしい問題ですから、お互いに考えなければならぬ問題ですが、純然たる自主開発でいきますと、一つは技術的に見通しがつきにくい、遠心分離のほうとガス拡散のほうもありますけれども、実際ほんとうに実験段階のほんの一歩を踏み出したところですね...全文を見る
○近江委員 原子力委員会の委員の方の答弁ははっきりしておると思うのです。長官の答えも確かにそれでいいと思うのですが、もう少し明確にお答え願いたいと思うのです。要するに、失礼ですが、いま委員の方が申されたのは、はっきりと委員会なりのそうした方針というものを科学技術庁長官が持たれて、...全文を見る
○近江委員 それから開発の見通しにつきまして、特に先ごろ日本原子力産業会議が政府に申し入れたいわゆる計画の内容につきまして、どういう見解をお持ちか、これについて委員の方と長官にお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 もう時間がございませんからあと一問で終わりますが、最後に、いままで長官も何回も明言をされておりますけれども、中曽根大臣の発言によりまして、やはり日本が核武装するのじゃないか。これは内外ともに、すっきり一〇〇%白紙の気持ちであるといえぬわけですよ。そういうことで私は、原...全文を見る
○近江委員 では終わります。