近江巳記夫

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開催日 会議名 発言
02月08日第65回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○近江委員 私は、まず本論に入る前に、沖繩の基地労務者の解雇問題に関しまして、非常に緊急性の事態が起きておりますので、最初にその問題についてお聞きしたいと思います。  この予算委員会等を通じまして、政府のこの復帰への作業というものは非常に順調に進んでおる、こういう御答弁があった...全文を見る
○近江委員 山中長官にお聞きします。
○近江委員 両大臣ともこの問題を非常に重大認識としてとらえていらっしゃる。私もこの問題は非常に重要な問題であると思います。  私の手元にも手紙が来ておりますが、ちょっと読んでみたいと思います。その一部でございますが、「全軍労の職場大会が何回か持たれておりますが、今回のストでは、...全文を見る
○近江委員 それでは、沖繩のストライキの点をめぐるこの点について、強く対策を要望しておきます。  次に、四十五年度補正予算案についてお聞きしたいと思います。  まず、第一点にお伺いしたいのは、この補正予算提出の時期についてお尋ねしたいと思うわけですが、昭和四十五年度一般会計補...全文を見る
○近江委員 ですから、いろいろな都合があるということをいま盛んにおっしゃったわけですが、本筋としてはどうなんですか、この点について。
○近江委員 それでは、この昭和四十六年度の給与改善の際はどうなるかという問題なんですが、それじゃ法案とこの補正予算を同時に提出されるかどうかですね、その点についてお答え願いたいと思います。
○近江委員 いつも問題になるわけですが、総合予算主義ということであります。総合予算主義をとるという発想ですね。これは最初水田さんが言われまして、福田大蔵大臣もその根幹は継承なさっておる、このように思いますが、その発想のどこにあるかということを簡潔にひとつお答え願いたいと思うのです...全文を見る
○近江委員 そこでこの昭和四十五年度予算編成のときも当然総合予算主義ということでやられたわけですが、二千六百三十三億二千百万円という、こういう非常に大型の補正予算を組まれた。私は何も補正をしたことがいけないと、それを言っておるのではないのですけれども、総合予算主義の根幹からいきま...全文を見る
○近江委員 財政法の第二十九条では、特に緊要となった経費の支出要件が生じた場合を補正の要件としておる、こうなっておりますが、補正を可能とする歳入の伸びが非常に大きいということでありますが、この数字を見てまいりますと、不足の緊要補正要件よりも歳入の伸びがはかれなかったという点が非常...全文を見る
○近江委員 いろいろな理由はあろうかと思いますが、しかし、これだけの大きな見込み違いというのは少し大き過ぎるのじゃないか、このように思います。当初予算の編成では、政府は財政硬直とかあるいは総合予算主義のたてまえとかいって、そうして一つは所得減税をしぼる、あるいは受益者負担というこ...全文を見る
○近江委員 いまおっしゃったことを一つ一つ反論していけばいろいろあるわけです。たとえば公害の問題にしても、千三百億とおっしゃっても、ほとんどは下水道だ、実際の対策費はどれだけ回っているかということにもなってくるわけです。あるいは地方交付税の考え方にしても、大体あれは地方自治体固有...全文を見る
○近江委員 政府は、昭和四十一年五月二十七日の臨時物価対策閣僚協議会了承事項の中で、一二番目に、都市部市場への過度集中の緩和対策として、外縁部に早急に新市場を建設する措置をあげておられるわけです。昭和四十二年の七月には、中央卸売市場審議会から、「東京地区及び大阪地区における中央卸...全文を見る
○近江委員 総理にこの問題、確かに法案のこともいま話があったわけでありますが、特にいま物価の問題については、国民の皆さんはほんとうに毎日深刻な物価戦争の戦いをやっておるわけですよ。そういう点において流通機構のこういう整備ということは特に大事なわけです。その点、ただ法案がそうだった...全文を見る
○近江委員 この法案のことを重ねていろいろおっしゃっておるわけですが、通さないのが悪いのだ。しかし、内容がそれ以上に悪過ぎるわけですよ。だから、そういう点を政府としてももっと真剣に納得できるような、そういう内容にさらに努力をしてもらうということ。われわれも当然この物価問題は真剣に...全文を見る
○近江委員 昭和四十二年の四月から四十四年の十月までの約二年半の間、この事故調査総括表――これは通産と農林両省から提出されたものです。この事故件数が三千三百二十六件に達しておるわけです。金額にして約二十億円をこえるものであるわけです。こうした過去の実例がある。そして、特に昨年はそ...全文を見る
○近江委員 この事故件数あるいはこの金額の点について、まだまとまってないようないま御答弁でございましたが、局長さんもきょうは来ておられるのですが、その点どうですか。おわかりでございますか、つかんでないのですか、その点ひとつはっきりしてもらいたい。つかんでおるのか、わかっておって公...全文を見る
○近江委員 特に悪いところ十五社ぐらいは六十五件という数をつかんでおる。しかし、このつかんでおらないということ自体が問題なんです。少なくとも許可をするということについて、あくまでも綿密に、そういう事故の状態なりあるいはそういう内容なりをつかんでおらなくして、どうしてその許可を与え...全文を見る
○近江委員 きょうは倉石農林大臣がかぜで来ていらっしゃらない。私もそれは病気のことですから了解はしますが、特にこの穀物相場ですね、非常に問題が多いわけですよ。農林省の担当局長さん来ていらっしゃると思うのですが、いまの件についてどうですか。
○近江委員 そこで、この許可について非常にきびしくやった、このようにおっしゃっておるわけですが、それじゃ許可をするためには、当然審査基準なり、あるいはまた取引所からそういう審査した点数等も報告があり、そういうことを加味してやっていらっしゃると思うのですが、その辺の審査をなさった基...全文を見る
○近江委員 この採点については、各取引所がそれぞれの仲買い人、いま取引員になっておりますが、その採点をした。したがって、各取引所からあがってくるのは当然そういうばらつきということは考えられますが、そこでこの点数でございますが、一番悪かったのは一体何点ですか。政府としては、要するに...全文を見る
○近江委員 この政府の基準としては、六十点が合格のラインですね。もう一度重ねて聞きます。
○近江委員 二百点満点で六十点減点が限度である。そうしますと、百点満点に直しますと七十点が合格基準点、こういうことです。そうしますと、百十二点減点された人は八十八点でありますから、百点満点に直しますと四十四点、七十点でなければ合格しないところを四十四点で合格している。そういうこと...全文を見る
○近江委員 いま重ねてのお話があったのですが、七十点なければ百点満点で合格しないのに四十四点で通っているのですよ。これじゃ裏口入学と言われたってしかたないでしょう、これは。そういう甘い、それでいいのですか、これは。総理どう思われますか、これは。
○近江委員 非常に言いわけみたいな説明がついたわけでありますが、この点数のあれについては、取引所からまず主務官庁である通産、農林へ来た。私はここで、この来た点数は非常に甘いのではないかと思うことは、この前にこれだけの紛議が発生したときに、取引所から自発的に紛議の件数を出したときが...全文を見る
○近江委員 信用のあるところへ預けて合流ですか、する。それじゃ、お聞きしますが、これが合併するのはC級、D級のところばかりですよ。成績がきわめて不良のところが一緒になるのですよ。成績不良が一緒になったら何ができますか。いいものができますか。そういう点も一つあるわけですよ。だから、...全文を見る
○近江委員 それじゃ、あとで資料を要求します。それは私が報告を聞いておるのと食い違いがありますので、資料を要求します。これはあとで私が資料をもらってはっきりしますから。  それじゃ、荒木長官……。
○近江委員 あとまだ問題がありますので、この問題は一問だけにしたいと思いますが、そこで、一応今後行管庁としてもよく見ていく、こういうお話でございましたので、そのようにしていただきたいと思いますし、今後主務官庁として、この許可にあたってどういう決意あるいは対策をもって臨んでいかれる...全文を見る
○近江委員 最後に、この問題について総理にお伺いしますが、これだけ世間を騒がし、そして今回の許可制については不明朗な目で見られておるわけであります。事実そういうような不明朗な点が出てきたわけでありますが、今後取引所のそういうあり方について、最高責任者としての総理の決意をひとつお聞...全文を見る
○近江委員 委員長にお願いしておきますが、この四十五年の紛議の発生件数あるいは金額等、主務官庁である両省が調査なさると思いますが、そうした資料要求をお願いしたいと思います。お願いします。
○近江委員 四十五年十二月まででけっこうです。
○近江委員 よろしくお願いします。  次にまいりたいと思います。次に、大気汚染とエネルギーの問題についてお伺いしたいと思っております。  この前厚生省が発表をされた大気汚染の状況でございますが、これは二十八日に発表されておられるわけであります。この結果によりますと、亜硫酸ガス...全文を見る
○近江委員 昭和四十三年の二月に、この環境基準というものが閣議決定をされて、満二年が経過したわけでありますが、いま厚生大臣から状況の御説明がございましたが、しかし非常にいい面の報告が非常に多かったと私、思うのですが、半数以上の三十二都市――すなわち四十四年度中に全国五十七都市、八...全文を見る
○近江委員 まあこの測定点などをふやされるとか、改善命令なり基準なり、それは非常にけっこうだと思いますが、東京や大阪の過密地帯等では環境基準の達成期間というものは十年というような、そういうほんとうに驚くような、そういうようなことにもなっておるわけであります。そこで、いま拡散方式を...全文を見る
○近江委員 まあ厚生大臣は、いい方法があればぜひ取り上げたい。それはいい方法があるわけですよ。それをいまから申し上げたいと思うわけです。  それは、山中長官もあるいは宮澤大臣もすでに御承知のとおりでございますが、このLS計画、すなわちローサルファ計画、すなわち低硫黄化計画ですが...全文を見る
○近江委員 実行できるといまおっしゃっていますが、現実にこういう被害が拡大されておるし、こういう汚染状態になっておるわけですよ。いまのままのこういうLS計画で、考えてみれば、この低硫黄の輸入だって非常にむずかしくなってきているわけです。御承知のように、石油事情も悪化してきておりま...全文を見る
○近江委員 まあ四十八年まで、それじゃ一歩譲って、大臣の責任のもとにおいてこの目標を達成すると、これは一応了承しましょう。そうすると、次の五十三年度のその目標は、いまのような状態でできるのですか。私は、見直す必要があると思うのですよ、この点は。大幅にどこで実際に低硫黄のそれだって...全文を見る
○近江委員 いままで非常にそういうばくたる見通しの状態を立てておられますが、じゃ、わが国の輸入原油量に対して低硫黄がどれだけ輸入されておるか。これを見てきますと、全体量に対して四十年度は一一%ですよ。四十一年は九・五%、四十二年は九%、四十三年は一一・二四%、四十四年は一五%と、...全文を見る
○近江委員 そこで低硫黄を輸入すればいいということは、これはもうだれでもわかることなんです。ところが現実に非常に頭打ちになっているわけです。今後いろいろと努力はなさると思いますけれども。そうなってきますと、まずこの大気汚染を防ぐのは、硫黄分を押えるということ、これがもう根本なんで...全文を見る
○近江委員 技術的な評価はある。十五億も投じてやってこられた。非常にこれは世界的にもいい技術じゃないか。ところが、それをいかに今後は使っていくかという問題なんです。四十四年の当初にこの脱硫装置を完成されたわけです。そうしますと、こういう排煙脱硫などというものは、中小企業とかそうい...全文を見る
○近江委員 私はその脱硫が何カ所やっておるかということはもうわかっておるわけですよ。通産省が発電所を許可をなさっておるわけですよ、脱硫装置が完成してから。それが何カ所あるかということを申し上、げておるのです。
○近江委員 そういういいかげんな、用地を確保したところだけあなたは言っておるわけですよ。これはあなた方からもらった資料ですよ。五十二地点、六十七基を許可しているじゃないですか。そのうち用地を確保しておるのはたったの、いまあなたがおっしゃった十五地点、二十四基ですよ。こういう姿勢を...全文を見る
○近江委員 技術の問題については、工業技術院は、はっきりと責任を持っていますということを胸を張っているわけですよ。それを技術の点ではちょっとまだ心配ですというようなことを言い出してきた、そういう言い方は私はおかしいと思うのです。それでは技術にそういう心配があるなら、なぜそれ以後予...全文を見る
○近江委員 それであれば、あなただってそんなに慎重にやるなら、それじゃこれが大成功するなら、当然つけるべきであるのに、六十七基の許可をしてあるうち、二十四しか用地を確保してない。全部それじゃ用地だけは――いろいろな施設にだって用地は要るわけですから、当然用地をつけさしておくべきで...全文を見る
○近江委員 これでもう終わりますが、総理が、この予算委員会が始まってすぐに、この電力問題があったときに、電力はほしいけれども困るというのは身がって過ぎるというような意味の発言をなさりた。これが、この公害が反対だということをみな言っているわけですよ。ですから、この電力会社六十七基が...全文を見る
○近江委員 これで終わりますが、総理、要するに、脱硫装置の場所の確保が住民の反対でできなかった、だからなかったのだ、用地も確保できなかった、こういうお話ですよ。現実に発電所の建設用地はちゃんととって、それで許可の申請を持ってきておる。そして許可になっておるわけです。その時点に、当...全文を見る
02月18日第65回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第3号
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○近江委員 大臣の所信表明をお聞きしておりますと、最初は基本的な考え方から、それに対してどのようにやっていくかを七項目にわたってお述べになっていらっしゃるわけです。さらに最後、結論的に申されていらっしゃるわけですが、まず私は、すべての施策というものは、基本的な姿勢なり考え方という...全文を見る
○近江委員 確かにいままでGNP至上主義でやってきましてそういう大きなひずみが出てきた。そういうひずみに対して長官もひずみの是正ということはとらえていらっしゃって、冒頭にも「公害等のひずみ」というようなことについてお述べになっていらっしゃいますし、その点は私たちも理解できるわけで...全文を見る
○近江委員 そこで長官も、いま人間を基点とした考え方に立って、今後の科学の振興というものをはかっていかなければならない、それは私も同感であります。ぜひそのようにやっていただきたいと思うのです。  先ほども木野さんからちょっと話が出ましたが、境界領域的なそういう科学技術に対して非...全文を見る
○近江委員 要するに、ビッグサイエンスがずらっと並び、しかも予算も非常に片寄っておるという点を、一つは申し上げたいその背景の根本になっておるわけです。そこで、いろいろと重要なそうした問題というのは山積されておりますし、しかもそれが薄れておるということなんですね。ですから、その点に...全文を見る
○近江委員 私は、ビッグサイエンスの推進については、むしろ予算も足らぬように思っておるのです。もっともっと推進しなければならぬわけですよ。それは確かに長官以下科学技術庁の皆さんが非常に真剣に努力されて予算も取られたと思うのですが、それにしても原子力の開発四百七十三億、宇宙開発に百...全文を見る
○近江委員 そこで、長官も今後起きてくるそういうことに対処していく、私はそれは後手だと思うのですね。ですから、要するにそれを根絶していく対策なりあるいはそういう研究なりを、私は力を入れてもらいたいと思うのです。いまほんとうにショッキングなびっくりするようなことを知らされて、それか...全文を見る
○近江委員 きょうは関係各省も来ておられますのでお聞きしますが、この鶏卵の問題は、以前に牛乳の問題等でも非常に大きな動揺というものを国民の皆さんに与えたわけですが、さらに大きな追い打ちをかけられたような感じなんです。そこで今回のこの件を通じましても、各県からの調査報告でも汚染され...全文を見る
○近江委員 御答弁にありましたが、飼料ですね、えさの問題、そうしますと、えさの場合、いまほとんど輸入の飼料を主にして配合しておる、このように聞いておるわけですが、そういう輸入品等についても徹底的にやってもらわなければいけませんし、このえさの問題を調査すれば、その汚染の状態あるいは...全文を見る
○近江委員 牛乳あるいは鶏卵以外でいま調査をやっておるという全般的なとらえ方をなさったわけですが、もちろんそれもあとでもお聞きしようと思っておるわけですが、鶏卵について西日本七県のこういう調査について、その後全国的な汚染の状況も当然考えられることです。それについてはどうされるかと...全文を見る
○近江委員 きょうは厚生省さんを中心として関係の各省来られておるのですが、特に残留農薬等の問題については行管から非常に強いおしかりを受けて、改善勧告を出されておるわけです。これは一月の中旬であったと思いますが、これは常々私たちが指摘してきたことなんです。皆さんも、体制の非常に不備...全文を見る
○近江委員 科学技術庁は、確かに、ビッグサイエンスを中心として、各研究について関係各省の調整等もはかっていらっしゃるわけですよ。そういう点で実施機関の問題になってくると、私の庁は調整機関でございましてと、いつもそういう逃げ口上を言うわけです。私はよくないと思うのですよ。全般の科学...全文を見る
○近江委員 この残留農薬等の問題は、重金属の公害問題とあわせて非常に大きな影響を与えているわけです。特に、ガンなどが非常に激増してきておりますけれども、この原因だって、いつも言っておりますが、食品添加物なりあるいはこういう残留農薬なり、またそれが複合されてどういうようになっていく...全文を見る
○近江委員 いまあなた、その生産量の点についてはわかりますけれども、このプラスチックは御承知のように朝起きて顔を洗うと、歯ブラシでしょう、あるいは洗面器でしょう、石けん箱でしょう。高分子化学からいけば、あの女性のストッキングだってそうですよ。もうあらゆるものがわれわれの生活に密着...全文を見る
○近江委員 家庭廃棄物とかその辺の最初のことばが足らなかったようですが、私の把握しておるのも大体そういうことです。そうしますと、四十五年度で五百三十万トン、この推定で廃棄物が半分とすると、五十年では、生産一千万トンになると廃棄物が約五百万トンと、膨大な量が出るわけですよ。この弊害...全文を見る
○近江委員 弊害についていろいろお話があったのですが、焼却してもホスゲンとかあるいは一酸化炭素あるいはシアン化水素あるいはアンモニア、アルデヒド類などの有毒ガスも出てくる。たとえば関西でもあったのですが、プラスチックを野原で焼いた。そうすると光化学スモッグだ。一時騒がれたのですが...全文を見る
○近江委員 きょうは工業技術院の院長も来られておるわけですから、プラスチックの処理対策として、私の数字が間違っておれば言ってもらいたいのですが、私の聞いておるのでは四十五年に千六百万、四十六年に五千八百万、間違いがあれば言ってもらいたいと思うのですが、その対策についてはどうなって...全文を見る
○近江委員 そうです。
○近江委員 私はこの十四の法案ができて、今後一番大きな問題になってくるのは技術の問題だと思うのです。それについて第一線でやっていらっしゃる工業技術院で、いまおっしゃったようなこういう微々たる予算で、何が研究できるかということですよ。その中でやっていらっしゃる研究者の皆さんの御苦労...全文を見る
○近江委員 総理もこの施政方針演説の中で、こういうようにもおっしゃっておるわけです。「また、公害を克服するための新しい技術の開発を行なって国際社会の進歩にも貢献したいと念願しております。」と。また科学技術庁長官は冒頭にも、もうこの公害に対する技術の推進ということについては、言うな...全文を見る
○近江委員 先ほども申し上げましたように、このプラスチックは、国民の一人一人が日常の中から排出もしてくる、あるいは事業所自体から出してくるのもありますけれども、要するに国民全部がいうならばその排出者であり、また被害者でもあるわけです。ですから、これは、全国民的な課題として当然取り...全文を見る
○近江委員 通産省の課長さんのおっしゃったのは、産業廃棄物として事業所から出てくるあれですが、四%とおっしゃっていましたね。
○近江委員 そうすると、これは昭和五十年には一千万トン出る。わずか四十万トンでしょう。全部の廃棄物が五百万トンあるわけですよ。そうするとそれならあとは通産省四十万トンは責任持つけれども、あとの四百六十万は厚生省責任持ってくれ、厚生省は一たん法律をつくった以上は、それはできない、処...全文を見る
○近江委員 要するに、あなたの答弁は全然違うわけですよ。長い目で今後見ていきたい、ところがいまもう、要するにこのままであればお手上げの状態だとおっしゃっているわけですよ。ところが担当の科学技術庁の局長さんが長い目で、そんなあわてんでいいじゃないか、しかも法律できてから具体的にまだ...全文を見る
○近江委員 もう時間もありませんから、結論を急ぎますが……。
○近江委員 えらい長時間で御迷惑かけました。これで終わりますから。  最後に、公害対策本部の審議官にお聞きしたいのですが、法律を施行したたてまえ、できないということは厚生省も言えないと思いますが、現実にそれは社会の、国民の人がみな知っているわけですよ。技術的にだってそんなきめ手...全文を見る
○近江委員 終わります。
02月19日第65回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○近江分科員 きょうは時間も限られておりますので、私は、いま関西で問題になっております大阪の能勢町におけるナイキ基地、この問題についてしぼってお聞きしたいと思います。  まず初めに、能勢町のナイキ基地の計画がどうして立ったか、また建設計画の概要について簡潔にお答え願いたいと思い...全文を見る
○近江分科員 そこで、ナイキはどのくらい置くわけですか、もう少し明細に……。
○近江分科員 今回の能勢町のこの計画については、防衛庁としても、突然のそうした発表のしかたといいましょうか、そもそも発端は地元に対してもそういう接触のしかたであったわけです。そういうことで、いま地元におきましても、京都、兵庫、大阪、特にこの三県にまたがりまして、住民の非常に強い反...全文を見る
○近江分科員 非常にナイキについての知識が足らないので不安感が強い、確かにそれも一つあるかもしれませんが、ただそういう不安感だけがそういうみな反対しておる原因ですか。少なくとも計画をなさる以上は、あらゆる事柄について綿密な調査、またそれについての謙虚な受けとめ方、そういうことがあ...全文を見る
○近江分科員 能勢町の設置については、いろいろとあらゆる角度から検討されたということを若干聞いておりますが、特にこの能勢町を選ばなければならない理由はあるのですか。
○近江分科員 中曽根長官に聞きたいのでありますが、長官は常に、自衛隊は、あくまでも住民の協力といいましょうか、広くは国民全般の信頼と協力の上に立って行なわれなければならないと、すべての事柄についてそのようにおっしゃっておられるわけですが、そのナイキ基地の設置等につきましても、あく...全文を見る
○近江分科員 長官も、あくまでも地元の協力ということが一番大事である、このようにおっしゃったわけです。ですから、重ねてくどいようですが、長官、地元住民の意思というものが一番大事なことである、この基地建設について最も大事な要件である、このようにお考えでございますか。
○近江分科員 そこで先ほども、都市防衛の立場からここが大事だ、このようにおっしゃったわけですが、まず一つは、逆にそういう基地が来るということによってねらわれる可能性があるのではないか、そういうナイキの基地あるいはレーダーの基地とかが。そうすれば、京都、神戸、大阪、そういう都市圏を...全文を見る
○近江分科員 そういう地元住民の協力態勢ができないのはまだ努力が足らないからだという、非常に強いニュアンスを私受け取ったわけですが、住民が反対しておるのは、危険であるか、安全であるか、もちろんそのことも大きな問題でありますけれども、地域住民がやはり自然公園の問題とかそういういろい...全文を見る
○近江分科員 そこで、長官もあくまでも地元の協力があって初めて基地としてのそういう機能が発揮できるのだ、こういうことで、今後進めていく上においてそれが大事な要件であるということをおっしゃったわけです。そこで、この前に、万博の開催当時と思いますが、次官が来られて、小幡次官だったと思...全文を見る
○近江分科員 軍事評論家の小山内宏さんという人は、こういうふうにおっしゃっているわけです。「これまで基地防衛のために置かれていた高射群が初めて阪神・中京という都市圏の防衛に配備されたものといえる。ナイキ・ハ一キュリーズの日本型であるナイキJは、レーダーコンピューターで発進三万メー...全文を見る
○近江分科員 非常に長官のかたい決意でございますが、これは地元としては絶対困る、こう言っているわけですね。長官はその前提として、あくまでも地域住民の協力、納得を得た上で行なうということは先ほどもおっしゃったわけですが、何か土俵の上の押し合いみたいな状態になっておるわけです。長官は...全文を見る
○近江分科員 そういう前提をおっしゃっております。それでこの問題、いろいろあるわけですが、時間もありませんので、いずれにしても、大阪なり東京なり、そういうところは都市圏がさらに拡大してきておりますし、あるいは公害等の問題等のこともございますし、ひとつ防衛という面だけでのごり押しと...全文を見る
02月22日第65回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第3号
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○近江分科員 私は、きょうは時間の関係もございますので、万国博覧会の問題にしぼってお尋ねしたいと思います。  いままで通産大臣が担当されてこられましたわが国の万国博覧会も、国民の皆さんの一致した力強い盛り上がりのもとにみごとな成功であった、このように思います。歴代の通産大臣も非...全文を見る
○近江分科員 内容については一括利用とかいろいろなこともここでずっと述べられておりますし、総理もそれについてお答えになったわけでございますが、いずれにしましても、このあと地の管理法人につきまして、これを早くスタートさせないと、いろいろと実際上の行動に支障があるんじゃないか、このよ...全文を見る
○近江分科員 それで、中身をもう少し具体的に述べていただきたい。
○近江分科員 それで、認可法人の法案が通り、実際にスタートする、それまでまだ残された問題が非常にたくさんあると思うのですが、現在の万博協会が非常にいま縮小の方向にずっときておるわけです。当初のあれでありますと大体三月一ぱいぐらいで解散じゃないかというような話もちょっと聞いたように...全文を見る
○近江分科員 先ほどの答申については決定的でないというようなお話もあったのですが、しかし、内容を見ますと、かなりよく検討されておられるように思うわけです。しかし、これはあくまで基本的な、言うならば考え方でありまして、実際にそれをやっていくためには、マスタープランをつくるとか、ある...全文を見る
○近江分科員 万博の土地は百万坪、このようにいわれておりますが、阪大の十万坪、道路部分の十万坪を引きまして大体八十万坪。私は地元におりますけれども、あの辺は大体御承知のように坪十万円以上しております。そうしますと、八十万坪を実際に考えてみますと、十万としても価格にしますと八百億に...全文を見る
○近江分科員 それから、残存施設で確定しておるのと未確定のものとがあると思うのです。きょうは通産省の方も来ていらっしゃると思うのですが、大蔵大臣御承知なら、大臣からお答えいただいてもけっこうですが……。
○近江分科員 この中で、これからの検討事項としてエキスポランド――お祭り広場は非常に年間の維持費とかいろいろな問題がありますし、それは慎重に考えていただければいいと思うのですが、エキスポランドは非常に子供たちにも人気がありまして、いろいろな意見が出た中で、青少年のそういう子供の国...全文を見る
○近江分科員 それから実際にこの認可法人ができてマスタープラン、そしてまたプログラムに基づいてやっていくということになりますと、相当時間もかかると思うわけです。そうした場合に、全部完成してからそれでは開放するのかということになりますと、これは非常に時間もかかってくるし、むだなよう...全文を見る
○近江分科員 それで、大臣としては時期的な点まではお答えしにくいと思うのですけれども、事務当局としていままでやってこられた通産省あたりはどういうぐあいに、いつごろ、たとえば日本庭園などは開放すればいいじゃないかとお考えになっていらっしゃいますか。
○近江分科員 この万博は当初通産省の予想は三千万、ところが見直しをやりまして五千万、実際来たのは六千四百二十二万、ちょっと切れますけれども、それだけの人が入りまして大成功であった、このように思うわけです。それで私ども向こうの、大阪におりますものですから、できるだけこの機会に世界を...全文を見る
○近江分科員 大蔵大臣は二回行かれて三分の一、非常に精力的に回られた、このように思います。  そこで、この六千四百万といいますけれども、私も通産省の人にいろいろお聞きしてやっておりますが、大体一人三回くらい行っているというのです。特に地方なんかから来た場合に、ちょっとくらい見て...全文を見る
○近江分科員 それで、大臣も事は大きな立場から今後考えていこう、適切に考えていただけると思いますが、事務当局としてさらに具体的にいま検討なさっておられることがありましたらひとつお聞きしたいと思うわけです。
○近江分科員 先ほどのお年寄りの点ですけれども、お年寄りで行っている人はほんとうにわずかなんです。しかも老人手当もいま少ないわけですし、そういうことで小づかいも不自由している、そんな高いお金を出せぬわけですよ。言うならばお年寄りで収入のない人は子供と同じなんです。ですから、お年寄...全文を見る
○近江分科員 十分その点検討していただいて、ひとつこの機会に心残りの人たちに全部見せてあげる、こういうあたたかい配慮を政府のほうで格段に御努力いただきたい、特に要望しておきます。  それから、先ほどちょっとフィラデルフィア博のことを申し上げたのですが、これは七六年といいうことを...全文を見る
○近江分科員 もう時間もありませんので、そこであと一つお聞きしたいのですが、協会のほうも存続するということははっきりしたのですが、非常に縮小をしていっておる。親元から出向してきた人がたくさんおりまして、親元に帰っておる。ところが、親元に帰れない人がおるわけです。ですから協会にお聞...全文を見る
○近江分科員 もうあと一問で終わります。  そこで、今回補正予算で大蔵省も残った土地の半分を約八十三億の金を出して買われた。非常によかったと思いますが、しかし、土地だけ買ってもこれからのことがあるわけです。何といってもこれからほんとうに国民的なそういう文化施設また公園にしていか...全文を見る
○近江分科員 以上で終わります。ありがとうございました。
02月23日第65回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第4号
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○近江分科員 私は、きょうは限られた時間でもございますので、物価の問題、そうした観点から質問したいと思います。  昭和四十二年の経済社会発展計画におきまして、そのスローガンの中で、消費者物価の年上昇率を次第に低め、ここ数年の年六%程度の上昇から、計画期間の終わりには三%程度にま...全文を見る
○近江分科員 物価対策についての心がまえのお話があったわけであります。いろいろあるのですが、まず初めにお聞きしたい。国際石油業者と国内石油業者の例の交渉が始まっておりますが、非常に難航してきておる。御承知のように、この石油は、主張どおり上がるとすれば、一バーレル二十八セントとする...全文を見る
○近江分科員 それでは、そのまま押し切られて、あと順繰りに卸なり小売りなりいろいろなところで吸収してもらって、一般消費者には負担を軽くしていく、そういう弱腰で要するに長官としては臨んでいらっしゃるわけですか。いまは国際石油資本と国内業者がそのことで交渉をやっておるわけです。いまの...全文を見る
○近江分科員 その実施官庁は確かに通産省か知りませんけれども、要するに経済企画庁は単なる助言とか、そういうものを言っている機関であってはならないと思うのです。それでは、通産省とあらゆる相談もし、こういうふうにやっていきたいというような、何らかそういうものを持った取り組み方をしても...全文を見る
○近江分科員 そのことについては、あしたまた通産大臣にお聞きします。  そこで、次に公共料金の問題についてちょっとお聞きしたいと思うのですが、消費者物価指数に占める公共料金のウエートは大体二〇%くらいじゃないかということをいわれておるわけです。したがいまして、公共料金の値上げを...全文を見る
○近江分科員 五・五%に押える、それは単なる考え方であっては困るわけですよ。五・五%にしていくんだというそれだけの信念を持って実行してもらいたいと思うのです。その辺が、ただこれは掲げている単なる目標なんだということであってはもうどうしようもないと思うんです。したがって、今後封書な...全文を見る
○近江分科員 非常に抽象的なことばかり話されているわけですが、公共料金を長期にわたって抑制をしていく、それはいろいろな方法なりいろいろあろうかと私は思うのですけれども、一番のきめ手といいますか、こういう対策をすれば公共料金を押えられるんだというお考えはありませんか。
○近江分科員 先ほども公害の問題が出たわけですが、公害に便乗した値上げの問題なんですが、通産省が調査をしましたところが、民間企業の公害防止投資というのが昭和四十四年で大体千六十七億、全体投資の大体五%、このように聞いております。四十五年は千三百四十二億円、全体投資の大体五・八%に...全文を見る
○近江分科員 それを阻止するための具体的な施策、特に法令の運用等による阻止というものについては何かお考えでございますか。
○近江分科員 電力料金は公共料金であるわけですが、石油の問題がこうした問題になってきましたし、重油の六割ぐらいは電力会社が使用しておるわけです。そういうことで大口の使用という点からいま動きとしては上昇はできるだけ避けて、灯油とかガソリンで一般大衆に転嫁しようというような――そのま...全文を見る
○近江分科員 先ほどの公害防止ということに関連して、電力も、重油の値上げと同時にそういうことを含めてお聞きしたわけですが、特に鉄鋼の価格の問題にしてもじりじり上げてきておる。こういう点、そういう公害防止対策に要るのだからということを理由にして上げてくるという点等については、価格上...全文を見る
○近江分科員 注意はわかるのですけれども、私が申し上げているのは、そういう目玉的なそういう基幹的なものについては、やはり常に上昇の原因の分析といいますか、それを絶えず心がけていく必要があるのじゃないか、そのように思うわけです。  それから、家庭電器の問題ですが、消費者に対する電...全文を見る
○近江分科員 要するに、原価の――そうです。その辺がまだはっきり出ていないわけですね。それについてはどう思われますか。
○近江分科員 そういう具体的なことになると、公取とか通産省ということになってくるわけですけれども、私がいまここでなぜあえてこれを申し上げているかといいますと、要するに、物価の総元締めの責任者としての長官でいらっしゃるわけですし、そういう点については実際はそれは通産省なり公取かもし...全文を見る
○近江分科員 だいぶ時間もないようですので、あと一問で終わりますが、電気製品、特にテレビ等、この過剰在庫対策に使った費用を後日消費者に転嫁するおそれというものはまた出てきておるのですが、それを防ぐためにどういう対策を今後とっていくのかということなんですが、これについては通産省とど...全文を見る
○近江分科員 では時間がありませんので、終わりますが、どうかひとつ物価の問題――長官のところでは公害のそうした基準の問題とかいろいろあるわけですが、どうかひとつ、この問題は最も大きな問題の一つでもありますし、長官のところが柱になっておるわけですから、きょうは時間がありませんのでこ...全文を見る
02月23日第65回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第4号
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○近江分科員 昨年末の臨時国会におきましては、公害国会といわれまして十四本の法案が通過したわけであります。いまほど公害ということが大きな問題になったときはございませんし、いままでのGNP至上主義の大きなひずみとして公害問題がクローズアップされてきたわけであります。公害をいかに防い...全文を見る
○近江分科員 その指定はわかったわけですが、したがって、指定されたその公園というものは本来どういう姿が望ましいわけですか。厚生省でも局長さんでも、もう少し……。
○近江分科員 この箕面の場合を例にとりますと、九百六十二ヘクタール指定された中で国有林というのは六百九ヘクタール、約六三、四%あるわけです。ところが現実は一種、二種、三種の指定をこのようにしておられるわけですが、第一種が七十八ヘクタール、第二種が百四十七ヘクタール、それぞれパーセ...全文を見る
○近江分科員 農林省の方はもうすでにここの問題についてはいろいろな報告書等もお調べになっていらっしゃると思いますが、一九七〇年、去年の三月に大阪府土木部が横浜国立大学生物学教室の宮脇さん、藤原さんというお二人の方に依頼をいたしまして、みごとな調査書ができているわけです。私、二冊あ...全文を見る
○近江分科員 公園部長としても、根本はこの自然を保護していきたい。しかし農林省がやっておられるそういう施業といいますか、その辺のところがあるので、それも理解もしながら非常に苦しい立場でいま御答弁になられたように私お聞きをしたわけですが、箕面というところは御承知のように大阪湾から大...全文を見る
○近江分科員 その際、地元は箕面市なんです。あそこは大阪府の公園もあるわけです。ですから大阪府あるいは厚生省さん、それから農林省、林野庁さん入られた——そういうような公園のもろもろの打開の問題というのはたくさんあるわけですよ、たとえばほかに、車が乗り入れてはならぬところを車を突っ...全文を見る
○近江分科員 時間がございませんので、これで終わりますが、いま長官も地帯区分の問題等も含めて今後自然保護の観点から関係各省打ち合わせしてやっていきたい、このように申されましたので、いまここで早急の結論的なことはやはり無理かと思いますが、あくまでもそういう自然保護という立場、景観保...全文を見る
○近江分科員 どうもありがとうございました。
02月24日第65回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第5号
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○近江分科員 最近、石油の値上げ問題とか非常に国際的な大きな問題が山積もしておるわけでございますが、私はきょうは足元の問題といいますか、中小企業の問題等につきまして重点的にひとつお伺いしたいと思います。  昨年の十月の下旬あるいは本年一月下旬と二度にわたって公定歩合が引き下げら...全文を見る
○近江分科員 ただいま長官から、二度にわたる公定歩合の引き下げも、あまり影響ないといいますか、むしろそれが悪化してきているような現状についてお話があったわけです。確かに業種別に見てきましても、たとえば造船とか出版関連等の一般の業種においてはかなり好調な面も見られるわけですが、ほと...全文を見る
○近江分科員 それで、こういう不況業種を見てまいりますと、たとえば福井などは繊維なんですが、愛知とか岐阜なんかは陶磁器をやっております。こういう地場産業になってきますと、そこの不況というものがその地域全体に深刻な状態を招いてきておる。そういう状態が見られるわけです。実際、内容を見...全文を見る
○近江分科員 三公庫についてのお話がいまあったわけですが、特に中小公庫等については、設備に重点が置かれておりまして、運転は従であるというふうな状態になっておりますし、従来もそういう方向でこられたと思うのですが、いよいよ年度末、さらに年度末から今度はまた四月、五月、六月とそういうよ...全文を見る
○近江分科員 まあ検討中ですから、いま答えは出ないと思いますが、ひとつ強力にやっていただきたいと思うのです。  一方、中小企業者の中に非常に困っておるもう一つの問題は、それはすでに借り入れた資金について非常に返済が困難なものになってきておるわけです。ところが金融機関は、やはり回...全文を見る
○近江分科員 そうしていただければ非常に喜ぶわけです。あとで大臣からまとめて言っていただきます。  そこで、そういう先行きの見方等についても非常にいろいろな見方があるわけです。年度末からさらにずれ込みが見られるわけですが、四十六年度の特に第一・四半期が相当不況になるんじゃないか...全文を見る
○近江分科員 そこで、この中小企業の不況をどうにかここ数カ月、まだだいぶかかると思いますけれども、乗り越えができたとしても、これからまだ横たわる問題としては、人手不足がさらに進み、あるいは特恵関税問題あるいは公害対策、非常にそういう問題がたくさん出てきておるわけです。そういう点で...全文を見る
○近江分科員 きょうは時間が非常に短いものですから、次にYXの問題について私はちょっとお聞きしたいと思うのです。  このYXの問題については、ホーカー社あるいはボーイングあるいはBAC、そうしたところから提携の申し入れというものが行なわれておるわけですが、そういう背景ですね。な...全文を見る
○近江分科員 通産省としては、いまこの審議会の答申待ちということでありますが、いろいろメリット、デメリットを考えた場合、確かに自主性という点の問題あるいは日本が下請化しないかというような問題もあろうかと思いますが、そういうことも是正しつつこの国際協調という線が進んでいけば、さらに...全文を見る
○近江分科員 大臣としても非常に慎重にお考えになっていらっしゃるということは、先ほどの答弁でよくわかるわけです。これだけ大きなプロジェクトですから、確かに閣議で決定を見なければならぬわけですが、大臣としては大所高所から判断して、そういう資金のめどさえつけば国際協調でやっていくべき...全文を見る
○近江分科員 金もなかなかたいへんと思います。いろいろな要るところがあるわけですけれども、重点的に資源の問題とかこのYX問題にも力を入れていきたい、このようにお考えでございますか。
○近江分科員 これで、大臣としても国際協調の線でやっていこうという大体の腹がわかったわけです。自主技術の開発とか、あるいは下請化したいかという問題もあるわけですが、どうかひとつ十分その点はチェックをしながら、これがまた大きく実を結んでいけるように、また慎重に今後やっていただきたい...全文を見る
02月25日第65回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第6号
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○近江分科員 きょうは時間も限られておりますので、沖繩関係の問題にしぼりまして、長官にお伺いしたいと思います。  いよいよ沖繩が返ることになりまして、沖繩復帰のための返還協定あるいは国内関係法の整備とか、いろいろとそうした作業にかかられると思うのでありますが、今後の予定を考えて...全文を見る
○近江分科員 長官がおっしゃったのはもっともだと思います。沖繩の方々のそうした意思というものは最も尊重しなければいけませんし、そこで長官としては、もちろんこれは沖繩でおきめになることでありますが、今後のスケジュールをお考えになって、あったほうがいいか、なかったほうがいいか、どのよ...全文を見る
○近江分科員 その後の問題といたしまして、復帰後公選による知事ということになるのじゃないかと思いますが、それまでの間、復帰時点で行政主席であったものを知事と見なす、もしくは知事の職務を行なうものとするという、そうした法的な措置を講ずる必要があるのじゃないか。またあわせて、行政主席...全文を見る
○近江分科員 きょうは時間がございませんので、断片的な聞き方になりますが、御了承願いたいと思います。  その次に、新全国総合開発計画及び新経済社会発展計画の中で、沖繩が今度返ってくるわけでございますので、沖繩地域を独立したブロックとして位置づけるように改定し、さきに琉球政府が策...全文を見る
○近江分科員 いろいろと復帰に伴いまして事務的なことがたくさんあろうかと思うのですが、一つは公務員の引き継ぎの問題ですが、引き継いだ後において、どういう形にせよ国側で強制的な退職の措置をとるとか、あるいはまた給与等において従来よりも不利になるとか、そういうことは私はあってはならぬ...全文を見る
○近江分科員 次に、沖繩における海洋万国博覧会の開催でございます。通産省が非常に力を入れてやっておられるようでございますが、今年度その調査費というものがつきまして、調査団も送られるようになったわけでございますが、しかし、通産省だけが何かやっているような感じが非常にするわけですが、...全文を見る
○近江分科員 実施官庁が通産省ということで力を入れておられるわけですが、長官としても、さらにバックアップをしてりっぱな海洋博を開く、こういうお考えでございますか。
○近江分科員 わかりました。その次に、全軍労のストのことにつきましてお聞きしたいと思います。  この前の八日の補正総括のときに長官にお伺いしたわけでございますが、あのストが終わりまして、それで一応心配された大きな流血の惨事にならずに済んだ。これは国民の一人として非常にうれしいこ...全文を見る
○近江分科員 対策としては非常にいろいろな困難があるということは、よく私もわかるわけであります。  そこで、この配置転換等でできるだけ解雇者を少なくしていくとかいろいろなことは、長官からお述べになったわけでございますが、今後この雇用者については、解雇に対しての予告期間の延長ある...全文を見る
○近江分科員 その次に、私は、この沖繩の経済の中でも一番じみではありますけれども、はずしてはならない大事な問題がありますのでお聞きしたいと思います。  長官も、何回も沖繩に行って、現地をごらんになっていらっしゃると思いますが、向こうの経済の基盤というものは、何といってもやはり農...全文を見る
○近江分科員 今後について長官としてもいろいろ配慮されておられることは、私もよくわかりました。  この際、特に長官にも考えていただきたいのは、一つは黒砂糖の、要するに含みつ糖の問題があるわけです。私も、宮古のほうもずっと行きまして、多良間というような島にも渡ったわけでありますが...全文を見る
○近江分科員 そこで、黒糖の場合、非常に消費が限られているという長官のお話でございますが、再製赤糖あるいは台湾から入っておるホーシャントウ、これらの量を見ますと、かなりの量になっているわけですね。黒糖のほうが若干多いわけでございますが、再製赤糖、そうしてホーシャントウというのは、...全文を見る
○近江分科員 そうしますと、この離島におけるそうした黒糖の生産というものは非常に希望がわいてきたわけであります。そうしますと、いま長官がお述べになりました、そうした、いま琉球政府がとっておるそういう援助なりそれを継続、さらに上乗せしてやっていくとかいろいろな対策を、いま具体的にお...全文を見る
○近江分科員 以上で終わります。ありがとうございました。
02月26日第65回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
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○近江委員 きょうは原子力船開発事業団法並びに原子力賠償法の二法案がかかっておるわけでございますが、参考人の方も来ていらっしゃいますし、そういうことでまず初めに原子力船のことにつきまして若干お伺いしたいと思っております。  海運における原子力船の必要性等から、昭和三十八年に日本...全文を見る
○近江委員 原子力船の重要性というものは三人の方々は前にも増して重要性を増しておる、そういう御見解と聞いたわけであります。しかしながら計画を見てまいりますと、当初三十九年に着工して四十三年に完成する、四十六年までにあらゆる試運転等もやって実験航海も全部終えるんだ、こういうような計...全文を見る
○近江委員 それで、今回この法案を延長するということでありますが、過去の実績として、いま四年も五年もこのようにおくれておる、こういう点からしまして、今度も延長してほんとにまたやってくれるのかどうかという気持ちが非常に国民の皆さんの中にもあるんじゃないか、素朴な感情としてあるのです...全文を見る
○近江委員 いまお二人から絶対にやるというお話がございましたし、ひとつ力を入れてやっていただかないと困るわけです。  それから、原子力船の最大のウイークポイントは船舶用の経済的な動力炉が開発されない点にあるのじゃないか、このように聞いておるのですが、昨年の十月西ドイツの西ドイツ...全文を見る
○近江委員 自主開発をしていくのかあるいは共同開発ということになってくるのですが、飛行機の点も私この間分科会で例のYX機のことを聞いたわけですが、このように原子力船もこういうような共同開発ということの話が出てきておる。その点、科学技術庁長官としてのこの自主開発あるいは共同開発に対...全文を見る
○近江委員 第二船以降は民間に期待をするということになってきますと、事業団としてはもう第二船ということは考えない、こう受け取っていいわけですか。
○近江委員 この原子力船、まだいろいろ聞きたいことがありますが、時間の関係もありますので、次に原子力賠償関係法についてお聞きしたいと思います。  この賠償関係二法の改正案を提出するに至った背景というものを簡潔に要点をひとつお伺いしたいと思います。局長でもどなたでもけっこうです。
○近江委員 そこで本法案の特徴及び諸外国の制度と比較をした場合の差異について、長々とは要りませんから、ポイントをひとつお答え願いたいと思います。どなたでもけっこうですから。
○近江委員 この法案の第三条の第二項、運搬の際に生じた損害について受取人から発送人へと賠償責任の帰属で大きな変更が生じておるわけですが、どうしてこのような改正が必要とされるのか、ひとつ説明をお聞きしたいと思います。
○近江委員 それから運搬というのはどこからどこまでを運搬というのかという問題なんです。たとえば、外国から核燃料物資が国内に運搬されるような場合、また逆の場合はそれぞれどうなるかという問題であります。
○近江委員 ああそうですか。領海とかそういう関係はないんですか。
○近江委員 これは外国の場合と国内の場合はおのずとやっぱり変わってくるのですけれども、その差異はどうですか。どのように明確にちゃんとできるのですか。
○近江委員 外国とは特別な契約を結ぶ。当然その中に運搬の条項も入ってくるわけですね。どうですか、その点は。
○近江委員 それから、損害賠償責任の集中の問題ですが、この原子力船にかかる場合をお聞きしたいと思うのですけれども、この原子力船における「異常に巨大な天変地変又は社会的動乱」というのは、具体的にどういうことをさすのですか。
○近江委員 だから、異常に巨大な天変地変というのは、これは何ですか。
○近江委員 原子力船における異常に巨大な天変地変というのは何ですか。
○近江委員 どうもちょっとその辺があいまいですね。ですから、私は次の機会にこれをもっともっと煮詰めて聞きたいと思いますが、その点答弁としてよく整備しておいてください。  その次に、十六条で、「原子力事業者が損害を賠償するために必要な援助を行なう」こうあるわけですが、この援助と十...全文を見る
○近江委員 それから「損害を賠償するために必要な」ということは、第三者の損害のてん補だけでなく、事業者自身の損害のてん補のための援助という意味もあるかどうかということなのですが、この点についてはどうですか。
○近江委員 もう一ぺんちょっとお聞きしますけれども、そうすると、この援助の中には、純然たる被害者の救済のための場合だけではなく、原子力事業者の救済のための援助も含まれておる、こういうことですか。
○近江委員 それから私たしか昨年の四月十五日にこの委員会において長官にお聞きしたことがあるのです。例の中曽根長官の発言にかかわりました問題ですね。それはすなわち、原子力の推進機関が艦船推進機関として一般化すれば、軍用船舶を保有することもあり得るし、原子力基本法に抵触しないという意...全文を見る
○近江委員 平和利用か、したがって原子力委員会の管轄に入るのか。
○近江委員 長官はこの原子力船への立ち入り検査権を持っておられるわけですが、そうすると、この場合、原子力軍用船舶についても立ち入り検査権を保有するのかということです。  なお、原子力委員会は運用船舶の建造、開発について、その所掌事務の中に入っておるかどうかということです。この二...全文を見る
○近江委員 そしてこの建造開発について、その所掌業務の中に入るわけですか。
○近江委員 たとえば、この原子力発電所の許可の場合も、要するに炉だけではなくして、あらゆる安全性から全部これは関連しているわけですよ。全部ごらんになっているわけですよ。そういう点からいけば、いまの答弁おかしいのと違いますか。
○近江委員 どこかで確かめなければならぬ、それは確かであることはわかっているわけですが、いま原子力という部門は科学技術庁が一番元締めなんですよ。これは長官なんですよ。そうでしょう。それでは局長手をあげていらっしゃるから、局長。
○近江委員 普遍化をしてくれば、この軍事用が平和用に変わるという見解がここで出たわけですね。一応そのようにお聞きしておきまして、また次の機会にこの問題ももう少し煮詰めたいと思います。  それから各国原子力船が本邦内に入港する際の損害で、しかも賠償措置額をこえるものについては、十...全文を見る
○近江委員 だから、この救助及び必要な措置というのは何かというのですよ。そして災害救助法等における救助の概念と同じであるかどうかということなんです。さらに十六条一項の援助措置と比較して、被災者の立場から見て同質であるといえるのかどうか。原子力の災害あるいはそういう被害なんというも...全文を見る
○近江委員 いずれにしても、このような場合、外国原子力船による損害を国が肩がわりをするということになるわけですが、このように外国船の入港に限って責任制限を設けた理由というのは何ですか。
○近江委員 わが国の原子力船が外国に行く予定でなく、したがってその補償契約を結んでおらないわけです。たまたま公海上で大事故を起こして外国に損害を与えた。この場合です。沿岸に及んだ場合ですね。また、たとえば、A国に行く予定で補償契約を結び、実際にはB国に損害を与えた場合、こういうよ...全文を見る
○近江委員 きょうはまだいろいろお聞きしたいことがあるのですが、私もちょっと次の予算委員会がありますので、きょうはほんの少しでありましたが、これで終わらしていただいて、次の機会にゆっくりとさらにひとつ検討させてもらいたいと思います。一応きょうはこれで質問を保留して終わります。
02月26日第65回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○近江委員 きわめて短い時間しかございませんので、数項目お聞きいたしますが、関係大臣も簡潔に要点をよろしくお願いしたいとおもいます。  まず初めに通産大臣にお尋ねをいたしますが、いま石油の問題が非常に大きな問題になっておるわけでございますが、原油輸入に外貨の割り当て、そうした方...全文を見る
○近江委員 それで、このメジャーと国内石油業者の交渉が続いておるわけでございますが、現在まで大臣としてつかんでいらっしゃるその後の経過等につきまして、簡単に御報告願いたいと思うのです。
○近江委員 次に、繊維の問題でございますが、業界の自主規制のそういう動きが非常に顕著になってきたわけでございますが、この点につきまして、通産大臣並びに外務大臣は、どのようにそれを受けとめていらっしゃるかということについて、まずお聞きしたいと思います。
○近江委員 まあいまの業界のそうした動きを見ておりますと、この自主規制というのがいくのじゃないかというような見方がだいぶん強くなってきておるように思います。  そこで両大臣からお話がございましたが、現在の牛場・フラニガン会談が続行しておるわけでございます。もしもそのように業界が...全文を見る
○近江委員 そこでこの自主規制になった場合に、繊維業界は御承知のように、いまもう非常に悪いわけでありますし、特にまた打撃を受けます。私も分科会で指摘をしたわけでございますが、現在、倒産が非常にふえてきております。中小企業も非常にきびしい状態に立たされております。そういう中で行なわ...全文を見る
○近江委員 時間が限られておりますので、次の問題に行きたいと思います。  沖繩に関する問題をお聞きしたいと思いますが、この前に、十日、十一日と沖繩で全軍労のストがあったわけでございます。そのときに非常に現地業者と流血のそういう心配があるということで、私も本委員会におきまして政府...全文を見る
○近江委員 山中長官にはきのうお聞きしたわけでございますが、その後、また今後考えるということをおっしゃっておりましたし、きのう答弁のほかに、もう一歩こういうことを考えておるということがございましたら答弁願いたいと思います。
○近江委員 沖繩の復帰に伴いまして非常に県民の心配する点は、物価の問題でございますが、この問題だけでも論じていけば何時間もかかるわけでございますので、私は現行の輸入制度及び低関税制度を維持する措置を講ずるべきじゃないかと思うのでありますが、長官としてはどのように思われるか、その点...全文を見る
○近江委員 大蔵大臣、同じ問題で、いま総務長官がお述べになったわけでございますが、さらにバックアップしたお答えをいただきたいと思います。
○近江委員 南方同胞援護会の問題でございますが、復帰後これがなくなったとした場合、その資産の問題になるわけでございますが、やはりその機能というものは十分発揮できるように、それを管理するためのそういう各種の団体があるわけです。そういうところが無償で譲渡してもらいたいというようなこと...全文を見る
○近江委員 非常にもう時間がありませんので……。  それから私も沖繩へ参りまして八重山のほうへ参りますと、台湾からたくさん労務者がパイン等の仕事でこっちへ来ておりますが、そういう季節労務者の供給体制というものが確立されるまで、台湾のそういう労務者を置いてもらったほうがいいんじゃ...全文を見る
○近江委員 それから向こうへ参りまして、やはり一番われわれが驚くのは台風の問題であり、しかもその台風の災害が家屋あるいは農作物に非常に大きな被害を及ぼしておるわけでございます。しかし、向こうで聞いてみますと、気象関係のそうした整備というものがやはり本土に比べますと非常におくれてお...全文を見る
○近江委員 それじゃ沖繩は非常に水が足らないわけでありますが、その点についていろいろ構想があろうかと思うのですが、いままで長官も発表されておりますし、きょうは科学技術庁長官もお見えでございますし、海水の淡水化ですね。ちょうど沖繩では海洋博覧会も開かれますし、その点、海水の淡水化等...全文を見る
○近江委員 それでは時間も間もなく参りますので、時間の範囲内で田中君に譲ります。
03月03日第65回国会 衆議院 商工委員会 第6号
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○近江委員 各委員からいろいろな角度から質問が出たわけでございます。できるだけ重ならないように質問をしたいと思っております。  まず、初めにお聞きしたいのは合理化カルテルの問題でございますが、物価政策におきましては、競争条件の整備ということは一つの大きな柱になっておるわけでござ...全文を見る
○近江委員 いま御説明があったわけですが、この競争条件の設備の中身についてもう少しお聞きしたいと思うのですが、経企庁では、その一つとして各種カルテルの整理ということを打ち出しておるわけでありますが、本法案におきましては、整理するどころか、政府がカルテルを指示することにしておる、こ...全文を見る
○近江委員 この本法案による合理化カルテルをしなければ国民経済上どのような不利益をもたらすのか、短期的、長期的にどうであるかということを、具体的にわかりやすくひとつお聞きしたいと思います。
○近江委員 メリットばかりをずっとおっしゃったわけですが、この合理化カルテルの実施が卸売り物価にどういう影響を及ぼすか、これもひとつ短期的、長期的に御説明願いたいと思うのです。
○近江委員 私はなぜこれを聞くかといいますと、過去のそうしたカルテルの状態を見ましても、やはり下がるべきものが下がらないというような、そういう傾向が非常に多いわけですよ。ですから私はその点から心配しているわけです。いい面も確かに認めるわけですよ。だけれども、かえって逆にそれが価格...全文を見る
○近江委員 それで勧告規定の十三条についてお聞きしたいと思いますが、外資の特許独占に対して具体的にどういうような勧告を出すのかということであります。この場合の勧告はどの程度の強制力を持つか。強い排他的独占権である特許権に対して強制力を持つことはできないのではないかという心配なんで...全文を見る
○近江委員 この点はひとつ、通産省と特許庁でもう少しよく煮詰めてもらいたいと思うのですよ。  それから、特許権やノーハウを利用して、外資が不公正取引に該当するような技術提携契約を迫ることが考えられるわけですが、これは資本自由化業種の場合では外資法によるチェックできないわけですが...全文を見る
○近江委員 この電子工業、それから機械工業の労働力の確保の問題ですが、この法案によりますと、省力化機械の開発等を非常にうたっておるわけですが、その他の対策として一体どういうことを考えておるかということなんです。第二次産業から労働人口が第三次産業などに流出する傾向というものが非常に...全文を見る
○近江委員 この法律が臨時措置法であるといいながら、いままで十五年あるいは十四年、このように存続してきておるわけですが、この法案の有効期間が七年ということでございますけれども、この中で完全に目的を達成できるかどうかという問題でありますが、その点の確信のほどをひとつお聞きしたいと思...全文を見る
○近江委員 この法案は非常に自主技術の開発の促進に力を入れていらっしゃる、このように私は見ておるわけですが、いままで確かに導入技術というものはあまりにも大き過ぎた。ちなみに見てまいりますと、一九六七年でわが国の技術導入額が八百五十九億三千万、また技術輸出額は九十三億六千万というよ...全文を見る
○近江委員 この機械工業の将来、あるいはまた現時点の把握、そしてそれにいかに対処していくか。いろいろお考えになっていらっしゃると思うのですが、私は昨年海外に行きましたときに、ちょうどニューヨークでトフラー教授、これは未来学者ですが、この人に会ったときに、こういう話をしておりました...全文を見る
○近江委員 それで、この機械工業あるいは電子工業における六〇年代あるいは七〇年代の差異、特にきわ立たせる要因として、どういうものを考えておりますか。抽象的ですけれども……。
○近江委員 職場としては生きがいのある職場と言うことが、非常に大事な問題ではないか。それがイコール省力化で結びつくかどうかということなんですね。その辺はどのようにお考えなんですか。
○近江委員 今後の方向としてシステムエンジニアリングということが大きな方向になってくると思うのですけれども、日本人の考え方としては、一人一人は非常に優秀だと思うのです。だけれども、外国と比べますと、システムという点等については、特にアメリカなどはその辺が非常にスムーズというか、う...全文を見る
○近江委員 それでは、もう時間もありませんので、あと一つだけで終わりたいと思います。  電子工業あるいは機械工業のこれからの生産あるいは輸出の見通しについてですが、ずっと先のことまで聞いてもなんですので、昭和五十年あるいは六十年くらいにはどうなるか。それくらいまでの見通し、その...全文を見る
○近江委員 もうこれで終わりますが、いままで日本経済の歩みを見ますと、あれだけ大きなひずみが起きておるわけです。公害にしろ、交通事故にしろ、これらの問題が起きておる。したがって、非常に希望的なそういう見通しのお話があったわけでございますが、いままでと同じようなひずみを残した上での...全文を見る
03月05日第65回国会 衆議院 商工委員会 第7号
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○近江委員 ただいまは加藤委員のほうから石油の問題がございました。わが党の岡本委員がこのあと石油の大事な問題について質問をいたします。きょうは配分の時間というものは非常に限られておりますので、私は一点だけお伺いしたいと思います。  それは、この前の二十二日におきます予算第二分科...全文を見る
○近江委員 いま割引とおっしゃったのは、その額を引くということじゃなくして、その値段ですね。確認しておきますが。
○近江委員 それから高校生なんかはどうなんですか、個人の高校生は。
○近江委員 これで、身体障害者、老人あるいは小中学校、高校等の割引等については、非常に御苦労されたあとがわかるわけですが、特に一般の成人等も、仕事の関係とか費用の関係等で行けない人もたくさんおるわけです。あるいは、かけ足で一日だけ行って帰ってきた、全然見てないという人もたくさんお...全文を見る
○近江委員 時間もございませんのでこれで終わりますが、いずれにしてもこれはもうこういう機会もあまりないわけでございますし、さらに一般料金の引き下げ等について、時間の許す範囲において極力検討していただきたい、この点を強く要望いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。
03月09日第65回国会 衆議院 商工委員会 第8号
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○近江委員 いま左藤委員のほうから非常に法案の問題点につきましていろいろと質問があったわけでございます。時間の関係もありますので、できるだけ重複を避けて質問をしたいと思っております。  まず初めにお伺いしたいのは、政府といたしましても、公定歩合の引き下げとかいろいろなさっておる...全文を見る
○近江委員 年度末融資というのはいままで一回もやったことがないが、そういう点、いろいろと配慮をされたわけであります。その御努力は非常に多とするものであります。そこで、そういう対策をとっていただくわけでありますが、大きな流れといいますか、それに対する歯どめということ、効果の波及とい...全文を見る
○近江委員 わが党といたしましても、この倒産問題は特に重視いたしております。三月の七日に参議院の塩出啓典議員を団長に調査団を出しました。いろいろと調査もしてきておりますが、この関係の下請業者、おもなところ五十二社の調査をいたしましたところが、全面的に佐藤造機から仕事をもらっておる...全文を見る
○近江委員 中小企業の体質改善等につきまして、政府としてもいろいろと苦慮され、配慮されておると私ども思うわけでありますが、いずれにいたしましても、たとえばこの佐藤造機の場合でも、特に島根県あるいは鳥取、その辺に与える影響は非常に大きなものがあるわけであります。地域全体の大きな社会...全文を見る
○近江委員 長官も非常に御努力をされております。私もよく知っております。しかし、政府としてもっともっと、いま長官が希望をお述べになったわけでありますが、その方向に沿って力を入れてもらわなければ困るわけです。そういう点、きょうは小宮山政務次官も来られておりますし、今後、特に何といっ...全文を見る
○近江委員 それから、中小企業金融公庫等は代理貸しになっておるわけでありますが、いまだに私もちょくちょく聞くわけでありますが、歩積み両建ての悪弊というものが残っておるわけであります。この点、私は直貸しの制度というものをもっと大幅に拡張すべきではないかと思いますし、さらに関係金融機...全文を見る
○近江委員 それから、いまお聞きした問題で一点抜けておるのですが、貸し出し利率の引き下げの問題でありますが、これについてはどういうように具体的に努力を払っていただいておるか、お聞きしたいと思います。
○近江委員 それから、信用補完制度というものは、非常に中小企業をささえる大きな柱になっておるわけであります。本来、社会政策的な意味を持つものではないか、私はこのように思うわけですが、そういう意味で、担保もないような中小企業への信用保証を目的としておるわけであります。ただ、実際の運...全文を見る
○近江委員 昨日は繊維業界が一方的に自主規制ということを宣言したわけであります。そうなってきますと、当然この救済問題ということが非常に大きな問題になってくるわけでありますが、その救済につきまして、特に中心になっていかれる通産当局として、また政府全体として、どういうように今後なさっ...全文を見る
○近江委員 政府としても真剣に取り組まれるという姿勢はよく理解できたわけであります。しかし、何といっても中心はやはり通産省がなっていらっしゃるわけでありますし、少なくとも、どういう方向でそれを救済するか、その筋は大体もう政務次官もお考えになっていらっしゃると思いますので、その辺の...全文を見る
○近江委員 なかなか具体策が聞けないのが非常に残念であります。  そこで、またちょっともとに戻りますが、全体にてん補率の引き上げをすべきではないか、私はこのように思うわけです。大体七〇ないし八〇%ということになっておりますが、やはり平均九〇%ぐらいは早急にやっていただくべきでは...全文を見る
○近江委員 今回、公害防止保険制度というものができるわけでございますが、現行制度を見てきますと、中小企業の公害防止助成制度というものはいろいろあるわけでありますけれども、この融資実績から見ましても、それほど利用されておらない。これはこの融資条件あるいは手続が非常にめんどうなためで...全文を見る
○近江委員 それから、中小企業の公害防止をはかっていくために、特に技術の開発面、指導面の対策が非常に重要じゃないか、このように私は思うわけですが、その点、今後、四十六年度予算においてどういう具体的な対策をとっておられるか、その点についてお聞きしたいと思います。
○近江委員 公害防止保険制度の新設の理由をお聞きしたいと思うのでありますが、今回のこの制度というのは、中小企業に対する公害対策の中でどのような位置づけになるかということについてお聞きしたいと思います。
○近江委員 もう時間もありませんので、できるだけ終わりたいと思いますが、一つは、公害防止保険における公害というのは、どういう範囲をいうのかという問題です。また、対象の費用は省令で定めるようになっておるわけですが、何を定める予定であるかという問題。それから、公害関係というのは事態が...全文を見る
○近江委員 あと一問で終わりますが、この付保限度額を二千万円、組合四千万円とした理由、これを簡単にお聞きしたいと思います。
○近江委員 まだ質問したいこともありますが、さようは関連質問等も入りましたので、時間が来ておりますのでこれでやめたいと思いますが、また時間がありましたらあとで質問したいと思います。一応留保して終わりたいと思います。
03月10日第65回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
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○近江委員 きょうは、前回に引き続きまして質問をしたいと思うわけでございますが、きょうは有澤さんもいろいろ御予定があって、いまお帰りになったわけでございますが、きょうは、何か自分の御主宰になっておる会合に行かれる、こういうことで、やむを得ず帰ってもらったわけでございますが、やはり...全文を見る
○近江委員 それは、それぞれみな予定があるわけでありますから、これ以上は言いませんが、ひとつ参考人等、政府の出席を要請される場合におきましては、十分国会で審議ができるだけの余裕を見てもらわなければ、またあしたになり、あさってになるというようなことになるわけであります。その点、今後...全文を見る
○近江委員 近いデータだけでも、五回も注意をしながらいまだに侵しているわけですよ。ですから、そういう射爆場ですから、当然いろいろな爆薬をかかえておるわけです。そういう危険区域に四十三年、四十四年だけでも五回も侵入してきておる。これ自体がどれだけ危険であるか。飛行機自体が当たっても...全文を見る
○近江委員 まあ危険区域に入ってはならぬというところに侵入してきておる。ですから、注意をしたって、やはり危険というものはこのようにあるわけですよ。ですから、そういう事態を今後どう踏んまえていくかということが非常に大きな問題になると思うのです。  またさらに、あの射爆場で事故があ...全文を見る
○近江委員 長官、いまお聞きになったとおりなんですよ。五年間でこれなんです。ですから、過去にさかのぼって、まだやかましく言わないときは、もっと起きているわけですよ。ですから、ああいう研究所なり原子力発電所の近辺に、そういう危険な射爆場は置いてはならぬと私は本委員会においても何回言...全文を見る
○近江委員 防衛施設庁にお聞きしますが、返還のめどというのはいつなんですか、予定は。大体でけっこうですが……。
○近江委員 それは返還のあと自衛隊の空挺部隊が使うということで堂森さんからちょっとさっきお話があったわけですが、それは明確に返還にならなくても自衛隊が使用する、こういうことですか。
○近江委員 防衛庁の方、それは全面返還にならなくても米軍は射撃だけをやめて空挺の練習にする、こういうことですか。
○近江委員 しかしいずれにしても、あと自衛隊が、空挺部隊か何か知りませんけれども、そのように使うという意図ははっきりわかっているわけですよ。長官としましても、危険でない方向に私も努力するということをおっしゃっているわけですけれども、先ほどおっしゃったように再処理工場もできますし、...全文を見る
○近江委員 非常に抽象的な答弁なように思うのです。射撃をしないから危険ではないのだといえばそうなるかもしれない。だからその辺の解釈というものはあいまいなんです。ですからもう自衛隊には一切あそこの場所は、そういう危険区域については使わさない、そういうはっきりとした要請なりをしてもら...全文を見る
○近江委員 いま東海村の問題をお聞きしたわけですが、それから敦賀なり、現実に原子力発電所も稼動しておるわけでありますし、いま相当数の発電所も建設中であります。もう間もなく稼動するところもあるわけでありますが、いままで東海のあそこの地域以外にたとえば敦賀の上で上空侵犯して警告を受け...全文を見る
○近江委員 監視がルーズであればたとえ危険区域に上空侵犯しようとしたって勘でたよっているようなことではわからぬわけですよ。ですからその報告が、すべてそれ以外になかったかというとそれは私は言えぬと思うのです。ですからその辺の、今後全国各地に建設中の原子力発電所等についての将来を考え...全文を見る
○近江委員 これから原子力発電所がどんどんできていくわけです。いま東海村にとっていらっしゃる危険区域等の設定をし、同じようにまたそういう監視体制は当然しなければならぬじゃないか、私はこのように思うのですが、局長として将来どう考えられますか。
○近江委員 当然危険区域等も設定されてやられるわけですね、もう一ぺんお聞きします。
○近江委員 そういう安全体制について地元とそういうような機関を設けていく、なるほど敦賀の場合は設けていらっしゃるわけですが、やはりそれは地元地元の特徴も確かにあるし、わかるわけでありますが、当然それは政府が法律なり何なりをつくって、それを強制的にもつくらしていくというようにしてい...全文を見る
○近江委員 ですから、地域地域の特徴はわかるわけです。だけれども、そういう骨組みといいますか、何らかのパターンをきめて、そうしてあとは地域的なそういう特色を織り込んでいく、そういう基本線ということは国で将来の方向として設定すべきではないか、そのように思うのですが、局長はどう考えら...全文を見る
○近江委員 そうしますと、福井のパターンというのを基本型として政府としては奨励して、あとは特色をはめ込んでいくというわけですね。これは、政府が強くそういう形をとらせるようにこれからも指導して、そうして各地において全部それを設置していく、こういうことでありますね。
○近江委員 それから、この前に質問しました例の、原子力が動力として普遍化した場合において、原潜なり原子力艦艇はつくってもいいのだという発言がございまして、もう一ぺん確かめておきたいと思うのです。  昭和四十年に政府は、原子力基本法第二条の解釈について統一見解を発表されているわけ...全文を見る
○近江委員 そこで、自衛艦の推進機関等、直接の殺傷力、破壊力はないにしても、戦術兵器の使用を直接的または間接的に支援するものは軍事利用になるかならないか、この辺をもう一度大臣に確かめておきたいと思います。
○近江委員 先ほどの見解の中で、船舶の推進力として原子力利用が一般化されていないときはそれを用いるのは軍事利用になり、一般化されたとき用いれば軍事利用でないという、この理論というのはどこから出てきているのですか。
○近江委員 たとえば通常兵器にしても、その破壊力、殺傷力のもとになっている火薬類を例にあげた場合、すでに一般化されておるわけです。土木工事とかその他にどんどん利用されているわけですが、これも同じ火薬なんです。ところが土木工事は平和利用であり、爆弾などはだれが考えても軍事利用なんで...全文を見る
○近江委員 大体の考えはわかったわけですが、この原子力基本法のたてまえからいって、そういうくずしていくような考え方に立ちますと、非常にこれは危険な方向にいくわけです。ですから、今後いかなる自衛艦にも推進力としての原子力は使わないという基本的な立場を科学技術庁としては当然守っていく...全文を見る
○近江委員 普遍化した場合は差しつかえないといういま見解でございました。  そこで、きょうは自衛隊も来られているわけですが、これから四次防、五次防、六次防と、このようにさらに拡大されていくと思うのですが、この前も参議院においてわが党の矢追議員が聞いたときに、中曽根防衛庁長官は、...全文を見る
○近江委員 自衛隊内部としては、そのように普遍化してきた場合はそれに使いたいというような意向はやはりあるわけですか。
○近江委員 わかりました。いずれにしても両刃のやいばになるわけです。そういう点、あくまでも国民の願いというのは原子力基本法に定めてあるように平和利用なんです。ですから、その辺は一番監視していただいておるのは長官であり科学技術庁でありますので、その点はどうかひとつこれからも国民の疑...全文を見る
○近江委員 それから私はいつも、原子力発電所なり、これからどんどん増設されるわけですが、安全性ということについてはやかましいぐらいにいままで申し上げてもきたわけであります。そこで、敦賀の発電所で昨年オフガス系回路補修作業中に一人の作業者が二レム程度の被曝をした件があるわけですが、...全文を見る
○近江委員 被曝量というのは普通何にもなければ原子力発電所の場合は年三十七ミリレム、これは違うのですか。その辺のところをちょっと聞かしてください。
○近江委員 いずれにしても、それは三カ月で三レムが最大許容量かもしれませんけれども、一時に二レムも出ておるということについては、先ほどからも、従業員の安全性については非常に問題があったわけでありますけれども、現実にこういうことが起きておるわけですよ。だから、各委員も従業員のそうい...全文を見る
○近江委員 そういう作業の安全性ということは十分配慮してもらわなければ、やはり従業員にしたってこれが健康にどういう重大な障害を及ぼしていくか、その点が非常にずさんであるがゆえに、いまそのミスを認められたわけでありますけれども、現実にこういうようなことがちょこちょこ起きておるわけで...全文を見る
○近江委員 それで、こういう事故があったときは少なくとも科学技術委員会の委員のわれわれには知らしてもらいたいということを言うておいたわけですよ。なぜ科学技術庁はいままで黙っていたんですか。
○近江委員 いずれにしても、特に補修工事等においては、非常にその点安易にやる場合があるわけですね、特に周辺の機器とか。しかしそういう場合でも危険性は常にあるわけですよ。ですから、そういう点で今後そういう補修工事をはじめとして、一切のそういうことについても、この被曝管理については十...全文を見る
○近江委員 そのように十分管理をやっていただきたいと思うのです。  それから従業員がこういう被曝を受けた場合、一ぺんに何もこれで死んでしまうわけじゃないのですけれども、その辺の補償について、非常にあと影響も出てくる、いろいろあるのですが、そういう微妙な点の補償はどう考えておるの...全文を見る
○近江委員 そういう因果関係の問題で裁判でも何でも全部行き詰まっておるわけですよ。少なくとも危険性ということは、ほかで働いている人よりも多いし、またそこで被曝しているということははっきりしておるわけですよ。そこで働いておった人がどこかでレントゲンをむちゃくちゃに浴びたとかそういう...全文を見る
○近江委員 ぜひそのようにやっていただきたいと思うのです。  それからまた、周辺のところもそういう放射能が漏れてそういうようになるという危険性もあるわけですが、周辺のところについてはどのようにお考えになっていますか。
○近江委員 特にモニタリングをやっておるところが十カ所ということをお聞きしたわけでありますけれども、地域のそういう協定を結べばそういう点は解決されるとは思うのですが、そうすればどこが監視するか。敦賀の場合、何とか貝ですか、あのときも測定は第三者にまかしておった。それが何かあやふや...全文を見る
○近江委員 そういうバックグラウンドの調査をしていただくのはいいわけです。ところがここに非常に大きい問題があるのです。それは調査機器が日本の場合にはメーカーばらばらですよ。西ドイツや外国の場合は全部統一するわけです。そうでなければほんとうのことはわかりませんよ。これは大きい盲点で...全文を見る
○近江委員 標準化を早急に進めたいとおっしゃったのでこれ以上聞くことはないわけですけれども、局長として把握されておるその機器の誤差、いまデータありますか。相当なばらつきがあるわけですよ。
○近江委員 当然その辺のズレということは科学技術庁としても掌握しておかなければそういうばらつきのもとから出た数値で云々ということは、科学という厳密な因果関係を追っていくという形からすれば、やはり非常に非科学的なんです。ですからいま局長おっしゃったように、早急にこれは標準化して、そ...全文を見る
○近江委員 それからまた話をもとに戻しますが、各地に原子力発電所がそのようにどんどん増設されているわけですが、そういう点自衛隊としても、あるいは防衛施設庁としても、米軍なりその辺の飛行経路等のそういう配慮というものは、がっちりとこれはできているのですか。ただ原研の周辺を言われてお...全文を見る
○近江委員 自衛隊はかなり厳格にやっておるように思うのですが、米軍も同じように、そこまでのきめこまかな通達を、完全な指示徹底ができておりますか、防衛施設庁。
○近江委員 日米安保条約が結ばれておれば、たとえ、この原子力施設の上空を飛行することは危険である、それであってもやむを得ないという放置された状態、これは私は非常に重大問題だと思うのです。ですから、この件につきましては米軍のほうに申し入れをしていただき、厳重にひとつ守っていただくよ...全文を見る
○近江委員 それで科学技術庁としては、現在これだけ社会全体が多種多様化してきておりますし、あるいはすべての面において急速な加速度を持って変化してきております。それに対処しなければならぬ、そういう中で科学技術庁としては防災科学というものに非常に力を入れていらっしゃるわけです。いまは...全文を見る
○近江委員 ぜひそのようにお願いしたいと思います。なお運輸省の関係もありますし、外務省あるいは関係機関よろしくひとつお願いしたいと思います。  それから民間航空等は、自衛隊にそれだけ通達されているのですから間違いはないと思いますけれども、いまここで申し上げてもお答えは出しにくい...全文を見る
○近江委員 ちょっといま聞き取りにくかったのですが、こまかくは通達してないわけですか。
○近江委員 ですから、ひとつ科学技術庁が中心になられて関係各省がどういう徹底をなされておるか、もう一度よく調査していただきたいと思うのです。  それから先ほど長官に申し上げましたように、防災科学という点からすべてを総点検してやる、こうお話がございましたが、別に期間は切りませんけ...全文を見る
○近江委員 長官から承知しましたということでございますので、よろしくひとつお願いしたいと思います。  それから次に原子力船開発事業団のことをちょっとお聞きしてみたいと思うのですが、「むつ」が完成後事業団の存続について長官としてはどのようにお考えでございますか。
○近江委員 そうなりますと、当然想定の問題になるわけですが、もし「むつ」の適当な運航事業者が見つからない場合、事業団がその業務を引き継ぐということになるんじゃないですか。この辺についてはどうお考えですか。
○近江委員 それから「むつ」の運用につきまして特殊運搬船ということをちょっと聞いておるわけですが、その辺具体的に計画をひとつお聞きしたいと思います。
○近江委員 やはりわが国の第一船としての原子力船、こういう意義は確かに私は評価があると思うのです。だけれども、その使用目的について、決定に至るまで何かふらふらしておるように私は思うのです。当然当初からそういうことはわかっておるわけですよ。どういう船をつくっていくか、ただ原子炉だけ...全文を見る
○近江委員 経済的な効率ばかりをしぼってそのようにおっしゃるわけです。当然効率的に運航はしてもらいたいと私は思うのですが、わが国で初めて生まれたこの原子力船ですよ。たとえば、いま海洋開発ということが脚光を浴びておりますが、その原子力船で大洋のまっただ中に乗り出して調査をしていく、...全文を見る
○近江委員 長官にはあとでお聞きしますが、そのようにいままだ船体自体もどうしても貨物船でなければならぬというようなことは、そこまでは工事は進んでいないわけです。ですから、ここで私は広く国民の皆さんから英知を結集して、国民の皆さんが全部、これだけ国費を投じてつくった船だ、このように...全文を見る
○近江委員 もう時間も非常にたちますのでこれで終わりますが、長官もいま運搬船にするということは御破算にして、そして最も国民として皆さんが納得していただける、そういう方向を今後考えていくという率直な答弁をしていただきました。私も大いに今後期待しておるわけであります。どうか世界に誇れ...全文を見る
03月11日第65回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第6号
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○近江委員 私はあと短時間で終わりたいと思いますが、一点お聞きしておきたいのは、アメリカの原子力潜水艦等あるいはエンタープライズとかいろいろ原子力艦が入ってくるわけでありますが、当然この事故ということが想定されるわけです。当然この場合は同じように補償を考えているわけですね。これに...全文を見る
○近江委員 地位協定のこの賠償とのそれはきちっとできているのですね。
○近江委員 その点ははっきりしているわけですね。それから石川委員のほうからもいろいろお話があったわけですが、原子力損害賠償に関する法律、これは三十六年の五月十八日に可決になっておるわけですが、そのときに附帯決議を何項目かに分けてつけているわけです。それでこれについてはどのようにや...全文を見る
○近江委員 検討中とか考えておるということが多いわけです。次に大きな項目として「原子力事業の従業員の業務上受けた災害に対しては、労働者災害補償保険法の適用のほか、原子力損害の特殊性にかんがみ、必要に応じ、別途被害者の保護に遺憾なきよう立法その他の措置を講ずべきである。なお原子力損...全文を見る
○近江委員 次に、この当時の法律ですが、「五十億円をこえる損害が発生した場合に、本法の目的である被害者の保護に遺憾なきを期するため、政府は、十分なる援助を行なうとともに、あらかじめ、この被害者保護の目的に添うよう事業者の災害賠償に備え利益金の積立等について指導を行なうべきである。...全文を見る
○近江委員 この衆議院の附帯決議と参議院の内容はほぼ同じだと思いますが、しかしちょっとニュアンスの違い等もあるのではないかと思いますので、重なると思いますけれども念のためにお聞きしておきます。参議院におきましては三十六年の六月二日に決議をしております。一つは「本法の適用除外になっ...全文を見る
○近江委員 それではもう時間がありませんので、これで終わります。いずれにしても附帯決議はよく国会の意思を尊重していただいて、その具体化を強力にはかっていただきたい、このことを特に要望して終わります。
○近江委員 関連。先ほど私もその質問をしたわけですが、その、準用されるでしょうというそれは、希望的な、そういうあれですか。しかもやはりこれだけ、たとえばエンタープライズにしろ何にしろ、ああいう超大型の空母なんかになってきますと、日本がつくっている、そんな原子力船なんかとは比較にな...全文を見る
○近江委員 それは日本の法律を適用するんでしょう。日本政府はその責任を持つけれども、日本政府がそれだけ損害を——国民が被害を受けて、しかも日本政府がそれを賠償する。アメリカの責任はどないしてくれるんですか、これは。アメリカとは、はっきりとした責任の何の協定もないじゃないですか。商...全文を見る
○近江委員 そうすると、これは防衛庁を呼ばなければわからないのだったら、防衛庁に至急に来てもらってください。これははっきりしておかなければ。ですから、これを要求します。外務省も呼んでもらおうかな。
○近江委員 委員長にお願いしますが、これはきわめて重大な問題であると思いますので、外務省、防衛庁の政府委員の出席を要求したいと思います。いま早急ということは間に合わないと思いますので、本会議終了後でもけっこうだと思います。
○近江委員 このきょうの委員会におきまして、この賠償に関しまして、特に今回の賠償法というのは、陸上における原子力施設並びに原子力商船等についての賠償ということであります。しかしながら現状は、世界にはいまアメリカ、西ドイツ、ソ連と三隻しかありませんし、いま日本の原子力商船がここ数年...全文を見る
○近江委員 自衛隊の与えたものと同じ処理をする、こうおっしゃっているわけですが、自衛隊には原子力施設も原子力艦も何もないわけですよ。そうでしょう。ところが自衛隊にないもので、米軍の原潜なりあるいは米空母なりが入港してきているわけですよ。自衛隊にないものと同じ扱いだということをおっ...全文を見る
○近江委員 この原子力災害、原子力事故というものは、想定される事故の中では最大なものであるがゆえにこういうような賠償法なるものができているわけですよ。またそういうわけで、たとえば原子力船が入港した場合にはそこで各国が締結をするわけですよ。そのくらいこれは特殊な問題なんです。一ぱか...全文を見る
○近江委員 アメリカに請求するとおっしゃっておりますけれども、何の基準もなしに払ってもらいたいと、そういう国際的な取りきめということはそんないいかげんなものなんですか。私もあまり防衛問題は専門ではありませんけれども、何%とかいうようなパーセントとかそういうことがあるのでしょうか。...全文を見る
○近江委員 七五%ということをおっしゃるわけですけれども、特にこの原子力災害の場合は、これはもうちょっと違うケースなんですよ。普通の事故とは違うわけです。ですから、当然これは私は特別の取り扱いをして、この賠償法と同じように全額向こうが持つ、こういうようにやっていかなければ、これじ...全文を見る
○近江委員 私の言うておるのとまるきり正反対のことをおっしゃっておるわけです。要するに普通の爆発、たとえば爆弾が爆発してそこで被害を受けたとかそんなものとこの原子力施設の事故というものは違うわけですよ。違うがゆえに、特別にこういう原子力商船がアメリカならアメリカに入港した場合には...全文を見る
○近江委員 一応バトンを渡します。
03月18日第65回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第7号
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○近江委員 まず確認をしておきたいと思うのでございますが、この特殊海事損害及び小規模海事損害とは何を意味するかということでございますが、この一九六〇年八月二十二日付の交換公文及び一九六一年九月五日付の合同委員会における了解された範囲である、このように考えてよろしゅうございますか、...全文を見る
○近江委員 これも確認でございますが、この地位協定十八条五項(g)及び特殊海事損害にかかるものについてはこの請求権は適用されない、そして民法上米国内法が適用されるということになっておりますが、どのような法律が適用されることになるのか、具体的に伺いたいと思います。
○近江委員 そうすると、この三つをどのように運用するわけですか。どれにかけるのですか。
○近江委員 それでは米国の有利な弁護士に相談する、そういう簡単な事柄についてすら、もうその一言でわれわれとしては不安を感ずるわけですよ。米国の有利なそういう条件を弁護士にさがさせて選ばせるのですか。
○近江委員 その問題についてはあとでもう少し聞きます。  もう一つ、前提条件としてお聞きしたいのですが、プライス・アンダーソン法、これは地位協定にかからないものについては適用されないのですか。確認をまずずっと進めていきます。
○近江委員 そうすると、軍艦等については適用がない、こういうことでございますね。もう確認をしっかりしていかないとだめですから……。
○近江委員 そうすると、あくまでも米国はこの三法をもってしか補償する責任を負わないことになる、このように考えていいわけですか。
○近江委員 まず確認のそれをずっとやっていきたいと思うのです。もう一ぺんはっきり聞きますけれども、この三法は無過失責任、集中責任、無限責任の原則を保持しているのですか。はっきり答えてください。
○近江委員 民法の規定でありますから、この補償にかかる場合、この海事法上の法的責任を示すことが要求される。先ほどずっと説明されたわけですが、そういう意味で無過失でなく、また集中責任でなく、また無限責任でもない。この限度というものはきわめて低いということになってくるわけですが、そう...全文を見る
○近江委員 いずれにせよ、いまの政府の統一見解でいきますと、米国の損害賠償責任の希薄性というものは否定できないのじゃないか、このように思うわけです。お答えになっている政府としても、非常にその点の不安を感じながらおっしゃっておると思うのですよ。この米国が負う責任の希薄性ということに...全文を見る
○近江委員 要するにその外交交渉ということ自体、これが大きな問題になるのですが、何の保証もないわけですよ。ただ外交交渉のルートが残されておるというだけですよ。(「根拠がない」と呼ぶ者あり)そう、いまおっしゃっておりますが、根拠がないわけですよ。それじゃ何を根拠にわれわれ日本国民が...全文を見る
○近江委員 国内でいろいろなそういう被害が住じた場合でも、国内の場合は原子力損害の場合はこういう法律がありますからできますけれども、他国にまたがってやる場合、なかなかそんな簡単にはいかぬわけですよ。しかもそういう補償の責任というものは非常に希薄性が強いということがありまして安心で...全文を見る
○近江委員 これはもう大問題なんですよ。局長がいま関係がないと言われた。これでなおさらわれわれとしては、国民としては不安になるわけです。要するに、原子力損害賠償法が適用されないということであります。それではいかなる法律に基づいた処置をしてくれるかということなんです。いかなる法律に...全文を見る
○近江委員 適切な措置が講ぜられることが予想される。あくまで出ているのは予想なんですよ。予想であっては国民は納得しないし、安心しないわけですよ。われわれはこのことを言っておるわけです。ですから、満足な適切な救助措置が法に基づいてはっきりとこうだというものがあれば、われわれは安心す...全文を見る
○近江委員 何も外国にそんな悪いことをやらす必要はないのですよ。原子力損害というものは普通の事故と違って想定できないものがあるわけですよ。日本は広島にも長崎にも落とされている、原子力被害についてはそういう非常に強い意識をやっぱり持っているわけです。何も外国がそうだからということで...全文を見る
○近江委員 もう終わりますけれども、要するに、強力なそういうような前向きの姿勢がうかがわれるというだけであって、あるいはまたその十分な処置を講じてくれるであろうと予想されるというような、予想とか、甘い期待だけではだめなのです。はっきりとした、法的になるほどこうかという安心できるも...全文を見る
○近江委員 それは法律的にいけば、そうでしょう。それは私わかっていますけれども、要するにそういう何も安心できる状態でないのに、こういうアメリカの原子力艦艇をどんどん出入りさせておる。いつ損害が、そういう災害が起きるかわからない。そうして残された道は、ただ外交ルートのその道だけだ、...全文を見る
○近江委員 それではもう時間がきましたので終わります。
○近江委員 私は先ほど質問の中で最後に申し上げました米原子力艦の原子力事故の損害の補償に関する特例法、仮称的なものを検討してはどうか、その他適切なということを申し上げておる中には当然条約のことも入っているわけです。それを、どういう答弁があるかということを期待しておったわけですが、...全文を見る
03月23日第65回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第8号
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○近江委員 今回海洋科学技術センターの法案が出まして、センターが発足するということになったわけでございます。この海洋開発の推進については、国際的にもまたわが国としても非常に大きな世論の高まりとここ数年なってきたわけであります。政府も、非常に遅々とした取り組みのようには思っておった...全文を見る
○近江委員 この海洋科学技術審議会が、今回法案が出まして、海洋開発審議会と、いま内閣委員会でかかっておりますけれども、私はこれについては非常に評価をするわけであります。われわれがかねて主張していたことをそこまで持っていかれた、これは評価をしておるわけです。そこで、こういうセンター...全文を見る
○近江委員 外国の例を見ましてもたとえばCNEXOにしてもアステオにしても、そんなただ技術だけという狭い観点にはとらえていないわけですよ。やはり少なくとも海洋開発の中心としてのセンターとしてのやはり意義づけがあるわけですよ。最初から科学技術に限るのだというような、審議会は海洋開発...全文を見る
○近江委員 科学技術の重要さはわかるわけですよ。そのしんになることはわかるのです。ただ、ただつけただけだというような非常に安易な、名前ひとつつけるにしても、その名前からまた将来の土台といいますか、芽生えていくものがあるわけです。出発の当初からそういう何となしに限られたような、大き...全文を見る
○近江委員 長官の前向きなお気持ちはわかりました。われわれ議員の一人といたしまして、特に宇宙なりあるいは海洋につきましても、原子力につきましても、われわれとしては非常に今後の重要性をみな感じております。その点は各党も一致した考えを持っておるように私は受け取っておるわけでございます...全文を見る
○近江委員 それからこれは認可法人になりまして、産業界からも相当な資金というものが出るわけであります。いままでの、たとえば宇宙開発事業団とか石油公団とかに比べますと形態が非常に違うと思うのです。それだけに産業界のそういうような力が従来のそういう事業団に比べると強く働くのじゃないか...全文を見る
○近江委員 そこで水産資源なり何なり、いろいろな研究所が海洋開発についてはたくさんあるわけでございますが、特に大学にも、たとえば東大なんかにも海洋研究所もございますし、そういうような各大学のそうした海洋研究というものとそういう基礎研究といいましょうかそういうものと、海洋科学技術セ...全文を見る
○近江委員 それから国際協力という点についてですけれども、外国の研究者等、これの受け入れ等についてはどう考えておるか。さらに共同調査、共同研究等についてどのように考えておられるか、この点について簡単にお聞きしたいと思います。
○近江委員 それで海洋開発といいましても、非常に大きな水産資源あるいは鉱物資源あるいは海の持つエネルギーの利用とか、そのスペースの利用とか、さまざまな問題があろうかと私は思うのですが、この間水産庁長官が漁場総点検の中間報告を参議院の予算委員会で明らかにされたわけですけれども、今後...全文を見る
○近江委員 中間報告で、約半数以上の海面がそのように汚濁をしてきておる。そうしますと、これはさらに調査が進めば汚染状態というものが地域的にもあるいは内容的にも拡大していくということはこれは火を見るより明らかです。一番海がきれいというときに調査した時点で半数以上がこのように汚濁して...全文を見る
○近江委員 この厚生省の場合などは二十二カ所指定なさっていらっしゃるわけですが、建設省はこの熊野灘ですか、これから全国二十カ所を進めていかれるわけです。しかし汚染がどんどん進んでいけば、私は海中公園としての機能を発揮できないのじゃないか、このように思うわけです。その点早急に、実態...全文を見る
○近江委員 今回の水産庁の中間報告を見ましても、いま建設省がおっしゃったように瀬戸内海とか四国とか、これはやはりダブっているわけです。現実に汚染が進んできておる。これから減るということは——政府としては、これは前国会も十四法案を通したわけですから、いろいろ対策はとられると思うので...全文を見る
○近江委員 海というのは動くわけですよ。ですから、その地域だけを幾ら規制しても、もちろんほかの関連法案があるから全国的な規制は進むわけですけれども、この汚濁の進行度からいきますと、いまよりかきれいになるということはないわけですよ。全国何百カ所の水域を調査して半分以上は濁っているわ...全文を見る
○近江委員 建設省さんもこのレクリエーション都市構想ということで、われわれも緑在り青い海なりあるいは太陽なり、いま一番失われつつあるものがよみがえるということで非常に喜んでいるわけです。ところが、ごらんのように大阪の場合などは、現実に海がそばにありながら一つ土手をつくって、そして...全文を見る
○近江委員 ひとつこの海洋汚染の問題を、やはりこういうセンターもできるわけでありますし、総合的にほんとうに真剣に取り上げてもらいたいと思うのです。ですから、海洋開発センターということにしていけば、あらゆるものを包含したそういう点で進めていける、そういう点で将来こうやってくれ、長官...全文を見る
○近江委員 何か非常に、諸外国がどういう動きをするか、国際関係がどういう動きをするか、そういうことを待っておってわが国政府としてはやるんだ、特に海洋法についてはそういうルールというものが確立されておらない、たとえば東シナ海の開発にしたって、もう島根沖のときだって韓国とものすごくも...全文を見る
○近江委員 政府の考えの一端はわかったのですけれども、六月にすでに三国連絡委員会による共同開発の構想、これを具体化していく、こう言っているのですよ。中国は非難しておるけれども、その非難を押し切ってやっていく、こう言っているのです。幾ら民間だといったって、政府は関係せざるを得ないじ...全文を見る
○近江委員 通産省ですか、これを受け付けなさってるのは。通産省のところに具体的に出てないからいいんだ。ところが六月に動き出すのですよ。国際的な紛争になりますよ。そんな傍観でいいのですか。現実にもう沖繩は返還になるのですよ。そんな手も足も出ない、腕をこまねいてぼうっと尖閣列島のほう...全文を見る
○近江委員 そういう長官にお答えしにくいと言ってこられると困るわけですよ。やはりこういう問題はがっちりとだきとめてもらわなければ困るわけですよ。全部関係各省、少なくともここに集まっていらっしゃる方々はもう課長さん以上であり、第一線に立たれる責任者の皆さんばかりですよ。日本の国がこ...全文を見る
○近江委員 連絡調整ということをあくまで強調されて今後なさっていく、わかるわけですけれども、こういう問題ほんとうに真剣に私は取り組んでもらいたいと思うのですよ。これは実際にいまは何というか、じっと縮こまって見ておるという感じですよ。  もう一つ具体例申し上げますと、この間資源協...全文を見る
○近江委員 そうすると、科学的なそういう採取であれば問題はない、そして十分企業化していけば、その海底条約に基づいて大規模な開発をしていく、こういうことですか。
○近江委員 そうすると、この企業化は不可能であるから、民間がどのくらいやるか、それを政府としては大規模でないから見ておこう、政府としては本腰を入れない、こういうことですか。
○近江委員 科学技術庁はどうですか。
○近江委員 何だか話全体を聞いておって不安になってきますね。へっぴり腰で何となしに手さぐりをしながら、それでもちょっと手をつけようか。ですから要するに政府としてのはっきりとした態度というものが何もないわけですよ、いろいろなことにしても。  もう一つ心配な点、もちろんこれは念押し...全文を見る
○近江委員 その前提条件とおっしゃっていますけれども、それをはっきりとした契約書なり何なりはちゃんと政府としてとっているわけですか、単なる希望的な観測ですか、それは。
○近江委員 行政指導をして、そのシェルとたしか三菱でしたか、その両社はどういう回答をしているのですか。正式な回答書があれば見せてもらいたいと思います。
○近江委員 言質と文書なら文書ということとまた違ってくるわけですよ。確認しますけれども、文書はないわけでしょう。はっきりと向こうは言質を言っておるなら、きちっと契約さして、ちゃんと日本政府としては歯どめを打っておくべきじゃないですか。それについてはどうですか。
○近江委員 ですからそういうあやふやな確認では困るわけですよ。ですからこの石油のこれについてはお聞きしたいということも先ほども申し上げているわけですから、そうしたことを担当の責任者の方がはっきりとつかんでもらわなければ困るわけですよ。何もかもそういうあやふやな状態ですよ。いま間に...全文を見る
○近江委員 それから長官に。尖閣列島のこの問題については、六月から具体構想が進むわけです。これについて長官として関係各省集めてやるとか、あるいは閣議ではかるとか、その辺もう少し具体的に出していただかないと、私だけじゃないのですよ、横にいらっしゃる田川先生だって心配なさっていると思...全文を見る
○近江委員 それで、先ほど島根沖のこれを申し上げたのですが、今度秋田沖に五月からたしか石油資源開発公団ですか、第二日竜号を使ってやりますね、最新式の装置を使って。そのように、日本の大陸だなの開発というのはどんどん進んでおるわけですよ。ところが、調査がまだまだ行き渡っていないわけで...全文を見る
○近江委員 この席で私もう一つ確認しておきたいのですが、通産省は五カ年計画とおっしゃっている。この前、科学技術庁にお聞きしたら十カ年計画ですよ。たしか四十五年度から発足したと思うのですが、六十二海域に分けて、今年度はたしか五海域くらいでしょう。通産省と科学技術庁の方針なり実施の食...全文を見る
○近江委員 いずれにしても、そういう基本製図といいますか、それは今後あらゆる海洋開発を考えていく上においても基礎資料でありますし、片一方は十カ年計画、片一方は五カ年計画、それだったら困るわけです。ですから、その辺を、海象あるいは気象にしろ、いろいろ調査しなければならないことは山ほ...全文を見る
○近江委員 もう時間もありませんので、しぼっていきたいと思いますが、そこで、先ほど石油の問題も出したのですが、これはおもなところだけ私はずっと申し上げたのですが、その中で実際に成功しているのは、アラビア石油が千八百万キロリットル、北スマトラ石油開発協力KKが二百万キロリットルくら...全文を見る
○近江委員 はい、わかりました。  問題は残ってしまうわけですが、いま成功がかなり高いというお話でしたが、日本の場合情報のサーチにしても私は非常にまずいんじゃないかと思うのです。資金面の問題あるいは技術者の不足にしてもそうです。たとえば情報にしても、石油開発公団は一人しか海外に...全文を見る
○近江委員 ばく大な額ですよ、これは。あとで終わってからすぐ知らせてください。
○近江委員 一応保留して終わります。
03月24日第65回国会 衆議院 商工委員会 第15号
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○近江委員 いろいろお聞きしたいこともございますが、まず初めに私はいま問題になっておりますパイプラインの問題についてお聞きしたいと思います。  運輸省が非常にバックアップした国鉄の線、それから通産省がバックアップをいたしました業界のそうしたパイプライン、株式会社によるそうした路...全文を見る
○近江委員 メリット、それからまた注意しなければならない欠点等、三点ほどいまずっとお聞きしたわけでございますが、しかしこのメリット、デメリットを考えていきますと、やはりこれから高度に発展していく大都市圏を考えると、このパイプラインというものは非常に必要であるし、しかも緊急にやるべ...全文を見る
○近江委員 いま両省のお話をお聞きしまして、そのお考えになっていらっしゃる点は非常によく理解できるわけです。そこで、結局これでは、国鉄さんのおっしゃるのもいいし、業界さんのおっしゃるのもいい、では二本引くのかということになるわけでありますが、そうなりますとこれは経済性とかいろいろ...全文を見る
○近江委員 それで通産省は、この国鉄の八王子パイプライン計画については、どのように評価しておりますか。
○近江委員 だからその問題点を聞いているわけですよ。抽象的なお答えは要らぬわけです、きょうは。ですからどう評価なさっているのですか。ほんとうのことを言ってくれなければ、われわれ判断しようがないわけですよ。煮詰めてますとか、そんな抽象的なことでは困るのです。
○近江委員 国鉄は四月から着工したい。きのうの内閣委員会でも、たしか運輸大臣が、四月から着工するという答弁をなさったということを私は聞き伝えにお聞きしておるわけですが、これについては国鉄さん、どうですか。どう考えておられますか。
○近江委員 このどちらがいい悪いということは、もっとお聞きしてみなければ私自身の判断はまだできませんけれども、しかし、両省が意見がまだ一致しておらない、業界等交えて三者のそういうことができておらない。先ほども国鉄さんおっしゃっておられましたが、閣議でも決定しておるとおっしゃってお...全文を見る
○近江委員 じゃ大臣、ひとつこの問題について……。
○近江委員 そうすると、そういう重複した投資であっても、運輸大臣のそういう管轄下のことでやっていかれることについてはやむを得ない、こういうお話でございますか。
○近江委員 しかし、この四月に着工していくという点になりますと、まだ三省の調整ができておらない。現実の問題としてはやはりそういうおそれが非常に出てくるのじゃないか、このように思うわけです。その点は何とか早く調整をやっていただきたい、このように思います。  そこで、さらにこの問題...全文を見る
○近江委員 運輸省は運送事業であるということでごらんになっておるわけですが、通産省も運送事業であるとごらんになっておるわけですか。局長さんにお尋ねいたします。
○近江委員 その点、運輸省さんのあれを聞いておれば、業界の同意を得られるだろう、二割も安くなればいけるじゃないかという話があったのですが、しかしこの二十八社が寄ってパイプライン会社をつくっておるわけです。そういう点を考えますと、国鉄さんにやってほしいという気持ちのほうが強いのか。...全文を見る
○近江委員 石油業界では、何かそういう意思表示というものを対外的にきちっとやっておるわけですか。それに基づいて、もちろん形としてパイプライン会社の設立ということになったと思うのですが、その前提条件で何か意思の統一ということをやっておるのですか。
○近江委員 石油業界で施設すると土地収用法の適用がなされないのではないか、このようにいわれておるのですけれども、それについてはどうなんですか。
○近江委員 通産省はこの中央ラインをなぜバックアップするかということなんです。それはどうなんですか。
○近江委員 先ほどからずっとお話を聞いておりまして、通産省はなぜこのパイプラインについて権限を強力に主張するかということなんです。その点はどうなんですか。
○近江委員 運輸省は輸送事業である、通産省は供給事業である、根本的な考え方が相違しておる。そういう点からこの両者の話がずっといっておるわけですが、ここで外国の例ですけれども、主務官庁なり、あるいは石油政策の所管官庁なり、あるいはパイプライン事業のための特別の立法の措置とか、あるい...全文を見る
○近江委員 この土地収用権の付与等については、どういう根拠法に基づいておるか、あるいはその主務官庁についてはどうなっておりますか。
○近江委員 そうしますと、いずれにしましても、根拠法というものが各国にはやはりきちっとあるわけですよ。そうすると、パイプライン法も国会を通過せずに、そうしてお互いがこうやっていくんだ——これは結局、京浜地帯だけではなく、むしろ現在大阪のほうが、京浜地帯よりももっと過密のような状態...全文を見る
○近江委員 所長さんの立場も私よくわかるのです。私が申し上げておるのは、要するに国民が原点として考えていかなければならないその基本的なことをお示し願いたいということなんです。たとえば、どういう方法が一番安くしかも安全か、そういうような基本的な考え方の尺度といいますか、そういうこと...全文を見る
○近江委員 いま三つの尺度をお示しになったわけでございますが、いずれにしても近代諸国は、そういう複雑多岐にわたる、そうして近代化のすばらしい発展の中に、きちっとした根拠法も持ち、しかも官庁もはっきりしておるし、保安規則の問題等、全部きちっとやって、そうしてパイプラインというものに...全文を見る
○近江委員 この問題についてやっていけば、まだまだこまかい、いろいろ申し上げたいことがたくさんあるわけでありますが、私も時間の関係もございますので……。  いずれにしましても、この問題については、国民の多くの人たちも、詳しいことがわからないということで理解しにくいような点もあっ...全文を見る
○近江委員 そういう中で、いままでのわが国の資源開発のメリットあるいはデメリット等の姿が出てきておるわけですが、いままでのわが国企業の海外石油開発状況を見ますと、エジプト石油開発株式会社、アラビア石油株式会社、カタール石油株式会社、三井石油開発株式会社、アラスカ石油開発株式会社、...全文を見る
○近江委員 その点はあなたと意見がちょっと違うようでございますが、私もリスクということはわかりますが、成績は中かどうか、下かどうか知りませんけれども、しかしいずれにしても、それではいまやっておられるそういう対策というものがすべていいのかというと、これはいいことではないわけです。 ...全文を見る
○近江委員 それから、この公団の投融資比率及び債務保証を引き上げる、このように大体の方向を示していらっしゃるのですが、現在、公団の投融資比率というのは大体五〇%、債務保証というのは四〇%ぐらいに聞いておるのですが、この点、具体的にどのくらい引き上げるように考えておりますか。
○近江委員 この石油資源の開発の問題については、やれば一日以上かかってもできないくらい問題があると思うのですが、特に大臣にお聞きしたいのは、東シナ海の石油の問題とか日本近海の石油開発については、私もいろいろ機会をとらえてそうした問題の推進をいままで申し上げてきたわけでございます。...全文を見る
○近江委員 もう時間がございませんので、あと二点で終わります。  大臣に確認しておきたいのでございますが、島根沖のシェルとの合弁会社においては、これはフィフティー・フィフティーで出資しておるわけですが、まあ学者の説によりますと、あの辺には非常に石油があるだろう、あるいは天然ガス...全文を見る
○近江委員 これで終わりますが、いま大臣のお話で、特に大陸だな問題にしぼっていまお話があったわけでございますが、私が申し上げたのは、深海底の平和利用の問題とか、あるいは大陸だな、あるいは領海の問題とか、関係法がたくさんあるわけです。あるいは海水の汚濁に関する防止法とか、そういう点...全文を見る
○近江委員 終わります。
03月25日第65回国会 衆議院 本会議 第21号
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○近江巳記夫君 ただいま議題となりました海洋科学技術センター法案につきまして、科学技術振興対策特別委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本案は、海洋開発の重要性にかんがみ、海洋の開発の促進に資するため、海洋科学技術センターを設立し、海洋科学技術に関す...全文を見る
04月14日第65回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第10号
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○近江委員長代理 これより会議を開きます。  本日は、委員長所用のため、お見えになりませんので、委員長の指名により私が委員長の職務を行ないます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石川次夫君。
○近江委員 この間から原子力の賠償法あるいは原子力船法の改正等、本委員会でいろいろと討議をしてきたわけでございます。そのときに私が、この原潜等の問題についてどうなるかということからいろいろ本委員会でその問題が取り上げられまして、またその後具体的な問題も出てきたわけでございます。さ...全文を見る
○近江委員 このチャーリー区域の練習あるいは訓練ですけれども、昭和三十六年の四月十九日の官報第一〇二九八号において「チャーリー区域」としてその区域の設定がされて、「演習及び訓練の種類」ここに「各種の艦砲の水平及び対空射撃演習を行なう。最大射程及び射高は、それぞれ二万七千四百三十二...全文を見る
○近江委員 そうしますとこの官報では、どういうのか、これでしたら見てもしかたがないことになりますね。要するに、全然危険がなければ、原潜が来ようが何をしようがかまわない。官報ではただ「水平及び対空射撃練習を行なう。」それだけしか載っていないですよ。私、ちょっと参考に図面で示します。...全文を見る
○近江委員 そうしますと、これは海上保安庁が危険区域として出している地図ですけれども、これは土佐湾と相模湾の潜水艦の練習区域ですね、それと要するにチャーリー区域とか十三カ所の区域とはどこに違いがあるのですか。そうでしょう。どう区別するのですか。この十三海域にいまの説明でしたら原潜...全文を見る
○近江委員 土佐湾にしても相模湾にしても、いままで練習をやるという通達ですか、いまやるとおっしゃったでしょう、一回もやっていないでしょう、相模湾も土佐湾も。通達をやることになっていますと言うが、やっていない。だけれども、現実に前にはスクリューを折られているような事故も起きているわ...全文を見る
○近江委員 あとの土佐湾とか相模湾はあとでもう一ぺん聞きますけれども、三月三日にこの訓練をやった。そこで、要するに一つ私が申し上げたいのは、官報でこのように提示しておる。これには「艦砲の水平及び対空射撃演習を行なう。」ということだけ国民に知らしておいて、そして原潜を持ち込んで、そ...全文を見る
○近江委員 その八回の事故は大体どういう事故ですか。ポイントを簡潔におっしゃってください。何年何月、何という名前の潜水艦か。
○近江委員 やはりそのように訓練中に事故を起こしているわけですよ。そういう点からいけば、要するに五十メートルにもぐっておるから危険でないというようなことは言えぬわけですよ。そこで閣議後の記者会見で長官がおっしゃった、放射能の問題、航行安全の点はよく注意し、迷惑をかけないように配慮...全文を見る
○近江委員 そうしますと、技術的に非常に詰めた、確証を得たとおっしゃるのですけれども、それじゃ防衛庁は中に入ったのですか。原潜の一切の点検をして間違いない、確証を得たとおっしゃったのですから、それは検討したんでしょうね。それともう一つは、科学技術庁は自衛隊から、防衛庁からこの放射...全文を見る
○近江委員 科学技術庁は全然相談を受けておらないということですね。平和利用に限るんだから当然だというようなお答えですが、これはあなた電話にでもだれかすぐ行かして、原潜の中に入って確実にそれを見て、そして確証を得たものであるのか、ただ向こうが間違いないというたので、それを受けて海上...全文を見る
○近江委員 しかし中へ入って見たかどうかというくらいのことは、そんなことはすぐわかるはずでしょうが。それだけの大きいことをそんなに時間をかける必要はないんですよ。要するに中に入って確認して、政府として間違いないということを確認された上でやられたのか、ただアメリカがだいじょうぶだと...全文を見る
○近江委員 要するに、そういう安全性の問題につきまして、それはほんとうに専門家が中まで見てやってくれたならよろしいよ。しかし早い話が原子力のことについて一番のエキスパートはやはり科学技術庁でしょう。あなたのほうで、そんなに原子力学者をたくさん自衛隊で置いていますか。置いているか置...全文を見る
○近江委員 そのたいへんなエキスパートが、それじゃ原潜の中に入って事こまかに向こうの説明も受け、こっちも調査をした。したかどうかそれは聞いてもらわなければいけませんけれども、しかし普通に考えて、何といったって原子力のことを一番よく知っているのは科学技術庁だ、こういうふうに私は思う...全文を見る
○近江委員 それでアメリカの原潜ですけれども、おそらくソ連の原潜なども遊よくしておると思いますが、おそらくその辺は非常に確認はむずかしいのじゃないか、このように思いますが、政府につかんでいらっしゃる点で、たとえば原子力潜水艦にも通常の原潜とポラリス搭載の原潜があると思うのですが、...全文を見る
○近江委員 そうすると、二十七隻が日本の近海にいる。これが十三海域で動き回っておるということですね。実際安全性も確認されておらないのに、そこで合同訓練するとかいろいろそういう点でわからぬことだらけなんですよ、はっきり言うて。事故の補償も満足にない、あるいは官報に掲示されておらない...全文を見る
○近江委員 それでは、安全性のそれは来ましたか。
○近江委員 答えてください、待っているんだから。
○近江委員 入ったというのは、要するに原子力関係の専門官が入ったわけですね。
○近江委員 その専門的知識を持っておる海上自衛隊の将校ですね。その専門的な知識といってもどの程度か。その人は科学者ですか。
○近江委員 科学技術庁にお聞きしたらわかると思うのですが、その自衛隊の中にそれだけエキスパートの将校がいるんですか。しかもいまの、その中を見たとおっしゃるけれども技術的な評価について安全性を確認できる、それだけのことはいま話を聞いておられて、確信ありますか。そんな簡単なものを中を...全文を見る
○近江委員 何か奥歯に物がはさまったような、はっきりせぬ話ですけれども、梅澤さんはかねてからはっきりおっしゃる人であるとわれわれもそのように思っているんですが、しかし安心感はないでしょう。いまの話を聞いておって。どうですか。そんな、ほんとに形式で、内部といったってどこを——ただ階...全文を見る
○近江委員 いずれにしてもその安全性の確認ということについては、いまの答弁では全然納得得られません。ですから、後日言ってもらうよりしかたないわけですけれども、いまの段階ではこの安全性の確認ということははっきり申し上げまして全然納得できません。  そこで、チャーリー区域でこういう...全文を見る
○近江委員 米軍単独の……。それでは検討をして……。
○近江委員 いまごろ勉強してもらうんじゃおそいわけでございまして、ひとつその点は国会でこういう意見なり質問があったということでよく検討の上先方とも交渉する。——しますか。その辺のところ、もう少し方向だけでも言うてもらわなければ……。
○近江委員 それから、先ほど私その図面をお見せしましたが、土佐湾と相模湾、これの潜水艦の訓練海域、こうなっておるのですが、これは漁業の問題から考えても沿岸の開発ですね、私この相模湾のあれもとってみたのですけれども、非常にいろいろと沿岸の開発を考えているわけですね。そういう点で、あ...全文を見る
○近江委員 米軍から非公式とかそういうようなことであって、それでははっきりせぬわけですよ。いずれにしても現実に土佐湾でもかじを折られたということもありましたし、あるいは相模湾でもマグロが放射能を浴びたということも何年か前にありましたね。そういうような点から考えていきますと、全然わ...全文を見る
○近江委員 安保条約、安保条約とおっしゃいますけれども、要するにいま直接的な被害が出ているかどうか、その調査を何もやっていないわけですよ、政府は。湾内の放射能調査やっていますか、監視体制をとっていますか。そういうような配慮も何もなしに、のうのうと、これだけの不安を与えながらほって...全文を見る
○近江委員 それで先ほどから申し上げているのですが、指定解除のそれについて、これはもう陳情だって何だっていっているわけですよ。その点について米軍と強力折衝をして取り消す意思が政府にあるのかどうかということを聞いているのです。これは指定区域になっている分ですからね。  もう一つは...全文を見る
○近江委員 これは湾内ですよ。これは日本の領土ですよ。そうでしょう。領海の中に入っているところですよ。向こうの言うままで、何にも用意がない。そんなことではもう全然だめですね。
○近江委員 相模湾と特に土佐湾のことをしぼっていまお聞きしているのですよ。
○近江委員 これは地図の上から見たって、こんなところが潜水艦の訓練区域ということ自体、これはむちゃくちゃですよ。あまりにも漁民の意思とかなにを無視していますよ。それは一部は公海になるかもしれぬ。しかし、これはもう完全な湾内ですからね。これはもう領土なんです。これだけいろいろな陳情...全文を見る
○近江委員 そこで梅澤さん、検討のこととして、指定解除はいまからもう政府で責任もって米軍等と交渉してもらうようにして、これからもう一ぺん私お聞きしますけれども、きょうあすに指定解除がすぐできるとはやはり考えられないわけです。そうなってきますと、当然まっ先にバックグラウンドの調査と...全文を見る
○近江委員 それで、政府としては、この二カ所のこんな湾内のところで潜水艦に訓練をやられたのではたまったものではないですよ。気持ちの上でももうほんとうにどうしていいかわからない。これだけ国民に不安を与えて、それでものうのうとただ日米安保条約があるから、片一方ではわかるけれども、しよ...全文を見る
○近江委員 影響調査というのはあらゆる角度からなさると思いますけれども、これはちょっと、まず周辺の人たち、漁業に従事する人たちの気持ちの上から、感情的な問題からいってもそうだし、そうした具体的な、たとえば魚族の散逸の問題とかいろいろあるわけですよ。ここははっきりしているわけですよ...全文を見る
○近江委員 まあその点指定解除の方向で、これは極力ひとつ、各省も来られておるわけですから、力を合わせて、一日も早くその解除をしていただけるように力を入れてもらいたいと思うのです。これについてはさらに長官、長官の立場としても、いま部長さんからもお話がございましたし、バックアップをし...全文を見る
○近江委員 その点はひとつ指定解除の方向に努力していただく。それから科学技術庁に対しては、梅澤局長も検討するとおっしゃいましたが、その指定解除の日にちが来るまで、すみやかにこのバックグラウンドの調査並びに常時測定監視体制を早急にとっていただきたい。これについて要望しておきます。長...全文を見る
○近江委員 それから、この指定が解除されるまで、さらに潜水艦の行動時日を明確にして、すべての練習の事前通告を、放射能測定の体制とあわせて厳格にしてもらわないと困るわけです。それについてはここで約束できますか、どうですか。
○近江委員 あなた何言っておるのですか、さっきから同じことばかり。いま部長さんもはっきりと、これからその方向でやるとおっしゃっているのでしょう。何を繰り返しているのですか、同じことばかり。もっと誠意を示したらどうですか。   〔内海(清)委員長代理退席、石川委員長代理着席〕
○近江委員 そういうあなた方自体が、政府の態度が大体国民の意思を無視しておる。これだけみんな心配しておるんだから、われわれは代表として言っているのですから、その御要求なり何なりはよくわかりました、政府としても努力しますと言えばいいのですよ。そんな米軍を守るようなことばかり言わぬと...全文を見る
○近江委員 そうすると、地図上の海域では、ないけれども、原潜を含めた合同練習は、沖繩の近海なり沖繩のほうでやったことはあるわけですか。
○近江委員 そうしますと、あの地図を見てもらったらわかりますが、沖繩のほうはもう何十、何倍にも当たる指定海域を持っているわけですね。そうしますと、今後政府は、この施政権返還がされた場合、当然米軍との間の安保条約と米軍の地位協定による提供区域の範囲を、あらためて確定あるいは明示し、...全文を見る
○近江委員 そうすると、この十七カ所の海域の訓練場、先ほど地図をお見せしたが、あれはそのまま何も当然引き継ぎはしない、全然白紙にして今後検討していく、こういうことですね。それをベースとしてまた検討するということですか。
○近江委員 もう時間もありませんからこれで大体終わりますが、いずれにしても安全性の問題等が確認もされてない、心配がある、補償の問題も全然はっきりしておらぬ。十分な補償ですね。しかも官報では掲載もされてないのに原潜を入れてやっておるというようなことで、いろいろな点において非常に国民...全文を見る
04月28日第65回国会 衆議院 商工委員会 第18号
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○近江委員 最近アメリカにおきましては、数千億円にものぼる国家資金を投入してきたSSTの開発を中止し、さきには英国のロールスロイスが倒産するというように、世界の航空機産業が非常に大きく流動化しておるわけですが、通産省としてはかねてから、わが国の航空機産業を育成振興するためにYSに...全文を見る
○近江委員 前に分科会で私が次期YXの開発についてお聞きしたところ、国際共同開発ということで推進していきたい、そういう答弁があったように思いますが、その相手方の候補として、このアメリカのSST計画を引き受けておったボーイング等の名前があがっておるわけですが、しかしこの現状において...全文を見る
○近江委員 世界の航空機産業が非常に大きく流動化しておる。航空機産業については容易ならざるものを感じるわけですが、わが国の航空機産業界もいままでYS11をやってきたわけですが、国会でも非常に問題になったのですが、大幅な赤字問題をかかえているわけです。こういう問題について、昨日、日...全文を見る
○近江委員 百五十億という膨大な赤字でございますが、いろいろとお話があったように、答申を受け、早い機会にやる、こういうことでございますが、国民の皆さんもこの点については非常に心配しておりますし、十分なる回収方法等も考えていただきたいと思うのです。  それから、きょうは時間もあり...全文を見る
○近江委員 繊維問題は、後日いろいろ詳しく聞きたいと思いますが、二、三点だけお聞きしておきます。  対米輸出規制を業界において準備中、このように聞いておるのですが、いつから実施できる見通しであるかということが一点。それから、対米規制に伴い業界においては相当の困難が予想されるわけ...全文を見る
○近江委員 特に実効のあがるような対策を考えたいという御答弁でございますが、与党のほうは八百五十億くらいということをおっしゃっておるのですが、谷口日本繊維産業連盟の会長は、大体千二、三百億くらいの救済資金を要請しておるわけです。その点、あなたのおっしゃる、実効のあがるようなという...全文を見る
○近江委員 これ以上数字の点を言っても、あなたは同じ答弁ばかりだと思います。いずれにしても、繊維は非常に大きな問題でありますし、関連を入れますと非常に多くの人の生活がかかっておるわけです。政府としても、ひとつ真剣に実効のあがるそれをやっていただきたいと思うのです。形だけのことであ...全文を見る
○近江委員 いま中国なりソ連なりの共産圏諸国をお聞きしたのですが、世界全体で考えて、対米輸出がこのように規制されてくるということにななってきますと、もっと大幅な伸びを考えていかなければならぬ。そういう点でいけば、全世界を対象として今後どのようにそれを進めていくかということになるの...全文を見る
○近江委員 それから織布の進捗状況ですけれども、昨年度を終わってまだ半ばに達した程度である、このように聞いておるのですが、紡績についても特恵問題等で中小紡績業はすこぶる困難な地位にあるのじゃないか、このように考えるのですしかるに、特定繊維工業構造改善臨時措置法の紡績及び織布に関す...全文を見る
○近江委員 もう時間ですから、これで終わります。
05月11日第65回国会 衆議院 商工委員会 第19号
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○近江委員 私は、きょうは電力問題についてお聞きしたいと思うのですが、大臣も御出席いただいておりますので、その前に一、二問、別の問題でお聞きしたいと思います。  最近、非常にドルが威信を失ってまいりまして、欧州におきましても、非常にそうした混乱が起きておるわけでございます。また...全文を見る
○近江委員 まあ、この問題については、いろいろ議論を進めましても並行の形になると思いますので……。  それから、この日米間の問題でございますけれども、そうしたドルの威信の低下、もちろんこれは、いろいろ外交問題等広く関連してくるわけでございますが、非常に心配な点は日米間の経済問題...全文を見る
○近江委員 基本的なその面は了解できたわけでございますが、たとえば、批判を受ける面を解消していくと、このようにおっしゃっておるわけでございますが、まあわれわれも、それなりには理解をしておるつもりでございますが、その批判を受ける面というのは、大臣としてはどういう面をお考えになり、そ...全文を見る
○近江委員 諸外国との取りきめ等に忠実であるということをおっしゃっているわけですが、そうしますと、資本自由化問題が諸外国からも非常にやかましくいわれておるわけですが、この自由化の進め方については、どのようにお考えでございますか。
○近江委員 確かに、そういう摩擦を解消していく上において、自由化というものについては、これはやむを得ない世界の大勢ではないか、このように思うわけです。しかし、この九月に四十品目に貿易の自由化をやっていくことになっておるわけでございますけれども、商品によっては相当打撃を受けるところ...全文を見る
○近江委員 きょうは農林省が来ておりませんので、農林対策といいますか、その辺のことを聞けないのは残念でございますが、その辺は、農林省と大臣のほうとでも連携を強力にしていただいて、その打撃についての対策というものをひとつ十分に講じていただきたいと思うのです。  それから、一国 一...全文を見る
○近江委員 特にこの中国問題につきましては、非常にそうした高まりが見られるわけであります。この前も局長さんからは、特に中国あるいはソ連等については調査団を派遣する等、そうした貿易拡大に力を入れていきたいというようなお話があったわけですが、特に中国とアメリカとの接触等を見ていきます...全文を見る
○近江委員 こうした問題については、時間の関係もありますので、また次のときにしたいと思います。  きょうは電力の問題を聞きたいと思うのです。電力の需給が非常に逼迫した状態が伝えられておるわけでございますが、現状と見通しにつきまして、簡潔に要点をお聞きしたいのです。局長でもけっこ...全文を見る
○近江委員 この適正な予備率という点から見ますと、やはり三・数%台というのは、非常に落ち込んだ、これはもう周知の事実でございますが、そこで、予算委員会等でも非常に問題になりましたこの新規発電所の問題ですが、これは何といいましても、公害問題、この解決以外に私はないと思うのです。それ...全文を見る
○近江委員 公害対策のことを聞いていきますと、そういう表面どおりに受け取るわけにいかぬわけです。現状をもっと詰めていきますといろいろ問題がありますけれども、きょうは時間がありませんので、いずれにしても、公害問題についてはさらに真剣にやってもらいたいと思うのです。  それと、いま...全文を見る
○近江委員 最近は、住民の方々の意思を尊重して納得の上でやっていくということが、すべての面で行なわれておるわけであります。その点、事務的にやった、その辺のことはやっぱり相当な誤解も生んでおるわけでありますし、十分の慎重な配慮を今後やっていただかなければ困ると思うのです。きょうは時...全文を見る
○近江委員 では、あと中村委員もおられますので、これできょうは終わります。
05月12日第65回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第11号
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○近江委員 関係の方がちょっと御出席がおくれるそうでございますので、来られている方に一つお聞きをしておきたいと思います。  科学技術庁の中に航空宇宙技術研究所というものがあるわけでございますが、宇宙のほうは非常にはなやかな脚光を浴びておるわけでありますが、一番われわれに密接した...全文を見る
○近江委員 科学技術庁がこの航空機の問題は非常に重要な問題であるということで取っ組んでおるということについて局長さんから答弁があったわけであります。この研究所の規模なり何なり見てみましても、予算、陣容においてもかなり大型なものでありますし、われわれもそれを非常に期待しておるわけで...全文を見る
○近江委員 非常に研究をなさっていらっしゃるわけですが、しかしわれわれ国民が受け取る航空機の騒音のはだで感じる感じ方というものは、これは日を追うごとに大きくなってきているわけです。そういう点、きょうは運輸省も来られておりますし、いろいろお聞きしたいと思うのです。そうした国際機関、...全文を見る
○近江委員 私がちょっと申し上げたのは、その科学技術庁の航空宇宙技術研究所のそういう成果というものがどのように運輸省の航空局なりあるいは東大の宇宙航空研究所なり、そういう成果が一本になって、それがまた国際機関のICAOですか、そういうところにも反映して、世界全体にもそういう騒音を...全文を見る
○近江委員 東大の研究所からはかなり御協力をいただいておるというお話がございましたが、科学技術庁の航空宇宙技術研究所もずいぶん協力されておるわけですか。いま時間の問題がありますので、あまりこまかいことを言われますとなんですので、項目的でよろしいですから、協力しているなら協力してい...全文を見る
○近江委員 それぞれの各機関があるわけでございますから、さらにお互いにそうした成果を結集していただいて、そうして国民がこうやって航空機騒音でもやはり困っておるわけでございますので、それが生かせるように十分にひとつ今後は力を合わしていただきたい、このように思います。  それで、航...全文を見る
○近江委員 大臣としても積極的に取り組まなければならぬという御意見でございまして、私もまあそのまま受け取りたいと思うのです。しかし、どのようにやってくれているかという現状からすれば、それとはちょっと離れたような感じを、私、率直に申し上げて持つわけです。  きょうは航空局の方もこ...全文を見る
○近江委員 騒音対策としても、あるいは今後航空機の乗客や貨物輸送等を考えても、これ以上大阪空港で飛行機の発着は危険も増しますし、騒音が増大するということからやはり限度に来ておるということは、これは政府としても御了承になっておりますし、地元のほうの人の意見を聞いてもそういう一致した...全文を見る
○近江委員 そうすると、いままで候補地としてあげられたところは、全部一長一短あって一応みなだめであるというような感じに受け取ったわけですが、運輸省として、この辺はどうだというようなところをいままでいろいろ調査をなさっていたわけですので、いまどの辺が一番いいと思っていらっしゃるわけ...全文を見る
○近江委員 そうすると、いろいろお聞きして、人家に与える公害とか、いろいろな点を考えて、やはり大阪湾上ということはかたいわけですか。
○近江委員 騒音対策というベースで考えてきたわけですが、要するに利用者の乗降客のメリットあるいは貨物輸送のメリット、経済圏のそうしたメリット等を考えて、大体一時間以内というような点から推して、運輸省としては、大阪湾というのが一番候補地としては強いのではないかというような御判断でご...全文を見る
○近江委員 それで、成田空港を見ましてもかなり大型空港になっておるわけなんですが、この関西新国際空港はどの程度の規模をお考えになっていらっしゃるんですか。また、世界各国の空港のどのくらいのランクにあるか、われわれ飛行場につきましてはしろうとですので、わかりやすくひとつその規模の点...全文を見る
○近江委員 そうしますと、第一期で千ヘクタール、最終は二千ヘクタールといいますと、滑走路にすれば何メートルぐらいの滑走路が大体何本ぐらいできるのですか。
○近江委員 そうすると最終の二千ヘクタール、それは事務当局でお考えになっていることですが、二千ヘクタールぐらいあったら、滑走路はどのくらいの規模になって何本ぐらいになりますか。
○近江委員 それで、特にこの新国際空港の建設については、公害、特に騒音問題を心配して新空港の設置を一部地元で反対している向きがあるわけですが、これに対してはどのように対処なさっていくおつもりでございますか。
○近江委員 そういう機関を今後つくっていかれるということについては、非常に今後話し合っていかなければならぬというお考えの一つの具体的なあらわれではないかと、私はこのように思うのですが、やはり住民がおそれるのは、この予定地の決定にあたって、十分に地元民と話し合いをせずに、政府の言う...全文を見る
○近江委員 その問題についてはこれ以上はなにかと思いますけれども、決定に際しては、地元民の意思を無視して強行決定をするということはございませんね。もう一度お聞きしておきたいと思います。
○近江委員 いま、五十二年ぐらいには完成しなければならぬということをおっしゃったわけですが、逆算していきましてわれわれしろうとなりにそれぞれ考えるのですが、やはり決定の時期というものが私はあると思うのですけれども、それはいつごろをお考えでございますか。
○近江委員 それで、これだけの大型の空港を建設するということになってきますと、運輸省が中心になってやられると思うのですが、羽田の場合なんかは羽田空港公団ですか、つくっておりますが、そういう分室とか、そういうような考え方なんですか。どういう組織でそれはやっていかれるわけですか。
○近江委員 それで、関西国際空港が竣工後、大阪空港をどうするかという問題なんです。その両空港の運用の問題なんですが、これについてはどういうお考えでいらっしゃいますか。
○近江委員 そうしますと、大阪空港のそういう騒音という点については、いまよりもはるかに軽減できるということはこれは言えるわけですね。
○近江委員 それで、空港ができるまで、特に密集地帯の豊中なり川西なり伊丹なり池田なり、そういう密集地域は常に航空機の事故等の危険を感じておりますし、あるいは騒音の問題があるし、あるいはテレビ等の電波関係の障害がありますし、電話等が騒音で聞けないとか、あるいは神経衰弱になる人が出て...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんから、あと一問だけで終わります。  それで、この四千メートルの滑走路ということになってきますと、機種のことをお聞きしたいのですが、どういう機種が出入りをするのですか。
○近江委員 もう時間がありませんから終わりますが、最後に申し上げておきたいのは、SSTなどになってきますと、音速を突破したときに非常に大きな音が出るというようなことで、特に公害の心配等はないわけですか。ちょっと念を押しておきます。
○近江委員 終わります。
○近江委員 先ほどは時間の関係で言い足りなかったところがあったわけでございますが、委員の了解を得まして補足質問を若干さしていただきたいと思うわけでございます。  補足質問の一つは、最後に私お聞きしました大阪の新空港の問題で、滑走路を四千メートルにする、将来SSTを考えた上でやる...全文を見る
○近江委員 その点は一応了解したということにします。  いずれしても、こういう問題点が解決をしないうちは断じてわが国政府としてはそういう乗り入れをさせてはならぬ、この点について確約をいまされたわけでありますし、それをよく守っていただきたいと思うのです。閣僚として大臣も出席になっ...全文を見る
○近江委員 それからもう一点の問題は、これは新聞にも出ておったわけですが、大阪国際空港の騒音を調査していた騒音影響調査研究会、会長は梶原三郎阪大名誉教授ですが、「国が決めている許容限度内の騒音でも、睡眠に影響をあたえている」という調査結果をまとめたわけです。ここで、調査については...全文を見る
○近江委員 制限も含めて基準も検討なさる、こういうことですね。どうなんですか。
○近江委員 国民生活の面から考えますと、非常にむずかしい問題をはらんでおるように私も思うわけですが、このYS11につきましては、これは国産機ですよ。したがって、エンジンはロールスロイスか知りませんけれども、国産機であれば、やはり騒音を何とかしぼるという技術的なことはできるはずなん...全文を見る
○近江委員 大臣お答えになる前にちょっと申し上げておきますが、三年計画で一億七千万、これはしろうとが考えたって、そのぐらいの予算ではたしてどれだけの成果が期待できるかということなんです。なるほどエンジンは外国、たしかロールスロイスだと思いますけれども、こちらは使用者の立場なんです...全文を見る
○近江委員 最後に要望だけしておきますが、いずれにしてもエンジンのそうした問題についても、早急な解決ということは正直いって非常にむずかしい問題があると思います。そういう点、各個の防音対策とか、そういうやはり対策を強力にやっていかない限りは、なかなか解決しないと思うのです。その点繰...全文を見る
05月13日第65回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会宇宙開発の基本問題に関する小委員会 第1号
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○近江小委員 きょうは久しぶりに宇宙小委員会が開かれまして、時間の許せる範囲で御質問をしたいと思います。  まず初めにお伺いしたいのは、この宇宙開発委員会の計画によりますと、昭和五十年度に電離層観測衛星を打ち上げる予定、このようになっておるわけでございますが、この計画の変更後ど...全文を見る
○近江小委員 それから、ソー・デルタを中心としたライセンス生産あるいはノックダウン生産に関して、どの程度まで話が煮詰まっているか、その状況をお聞きしたいと思うのです。こまかい点いろいろ御報告願えればいいのですが、私に与えられた時間もありますので、できるだけ要点をお答え願いたい、こ...全文を見る
○近江小委員 それで、Nロケットに関しては、第一段ロケットというお話があったわけですが、そのほかにも、詳細のことについては今後報告していただける、このように思いますが、大幅な技術導入をしていくとするならば、時間的、予算的にどうかということなんです。当初千五、六百億くらいの予算は考...全文を見る
○近江小委員 その作業途中ではあると思うのですけれども、どの程度の変更があるか、その辺のところ大体のことはおわかりになっていると思うのですが、どうですか。
○近江小委員 予算的にはどうですか、当初千五、六百億といっておったのが、技術導入等かけてきますと相当大幅な狂いがあるのじゃないかと思うのですが。それはどなたでもけっこうです。局長さんでもいいです。
○近江小委員 このロケットの導入技術に関して、一、二、三段について――さっき一段目についてはかなり報告があったわけですが、これについてどのようなアメリカの会社と打ち合わせをやっておりますか。
○近江小委員 かなり具体的に会社の名をあげていただいて、具体的に進んでおることはわかりました。私、懸念しておったのは、いまの時点で会社も決定しておらぬということであれば、また計画も相当大幅に狂ってくるのじゃないか、こういう思いでお聞きしたわけなんですが、この辺についてはかなり具体...全文を見る
○近江小委員 誘導の制御装置もなく、ただ打ち上げてロケットの信頼性を見るというだけの意味ですね。これはどうなんですか。
○近江小委員 大臣もお見えになったことですし、きょうは防衛庁も来られておりますからちょっと別の問題に移りたいと思うのですが、もう一ぺんここで確認をしておきたいことは、宇宙開発における平和という概念の問題なんです。宇宙開発においても原子力あるいは海洋と同じく平和利用の原則を堅持する...全文を見る
○近江小委員 いままで宇宙開発についても、他の委員も私もずっと質問をしてきたわけですが、宇宙開発における平和利用というのは一体何であるかという内容的な議論というのはあまりなかったように思うのです。そこで宇宙開発、特にロケットなどはそのままミサイルに転用できることからして、両刃の剣...全文を見る
○近江小委員 その精神は再確認を何回もやっておりますし、よくわかるのですが、防衛庁にお聞きしますけれども、四次防においては地対空あるいは空対空、艦対空、艦対艦等の、ミサイルをどの程度設置される御計画になっておりますか。
○近江小委員 そこでこういういろいろな、ミサイルがあるわけですが、四次防の中で、金額的にいったら大体どのくらいと見ていらっしゃるわけですか。
○近江小委員 いろいろ値段がみな違うと思うのですけれども、大体項目で何発ずつくらいですか。
○近江小委員 それでいろいろな種類があるわけですけれども、これをどの程度国産化されるわけですか。
○近江小委員 それらの、ミサイルは、東大のカッパ一なりラムダなり、いろいろ形があるわけですが、どのクラスに大体相当するわけですか。
○近江小委員 そこで平和利用と、ミサイル開発との関係なんですけれども、この平和利用のロケット開発によって、その技術がそのまま、ミサイルの開発につながらないかということなんです。結局メーカーは三菱なり方々やっていらっしゃると思うのですが、アメリカからその技術の導入をし、またいろいろ...全文を見る
○近江小委員 防衛庁にお聞きしますが、ミサイルはそれぞれメーカーがあると思うのですが、どういうメーカーにそれをつくらすわけですか。
○近江小委員 それで科学技術庁あるいは事業団にお尋ねしますが、現在このロケットの生産を頼んでいるメーカーはどことどこですか。
○近江小委員 事業団はわかったんですが、東大などはどこに頼んでおったのですか。要するに、いままでのロケット関係の発注しておったメーカー、全部言ってみてください。
○近江小委員 日産なり三菱なり、これはいままで防衛庁が三次防から発注しておるみな会社なんですよ。そうしますと、なるほどアメリカから導入した技術については、平和に限るということで、そんなことはないとおっしゃっているけれども、自主開発したそれについては、ミサイルにも使われておる。そう...全文を見る
○近江小委員 大臣、お願いします。
○近江小委員 学問的というえらいことばを持ってこられたわけですが、現実にベースは、要するに宇宙開発ということでどんどん金をつぎ込んで、基礎的なことの研究あるいはそれを推進していくことに使っておる。そこで培われたいろいろな技術なりそういう基礎的なことは、全部ミサイルの開発につながれ...全文を見る
○近江小委員 そういう宇宙開発の技術が多くの平和のそういうことに波及していく、それはわれわれも期待しているわけですよ。あなたと一緒なんですよ。それはいい面だけの期待なんです。それは人情としていいほうに考えたいですよ。だけれど、現実にはミサイルの開発にその技術が流れておることは間違...全文を見る
○近江小委員 本質的なそういう考え方はわかるのですよ。特に平和の部門を担当なさっている科学技術庁の局長さんなんですから、大臣であるからわかるのですよ。だけれども、現実に普通の部品とかそんなものとは違うわけですよ、このロケットの場合については。一番の近代兵器ですよ。それにそれが使わ...全文を見る
○近江小委員 それは計画変更で液体になったかしらぬけれども、いままで宇宙開発もやってきておるのですから、固体技術というのは相当なものが進んでいますよ。いま局長、率直にこれは好ましくないということをおっしゃったわけですが、そこでもしも好ましくないというのであれば、何らかの歯どめとい...全文を見る
○近江小委員 それは導入技術については、その辺のことは若干理解ができますけれども、そういう導入技術でさらにプラス自主開発をやって、日本の場合は、いままでのそういう科学技術というものは諸外国から取り入れをやって、さらにそれに上増しをして、すばらしいものを生み出してきた、当然そういう...全文を見る
○近江小委員 えらい松浦さんは楽観論者でございますね。現実にミサイル開発のところと、あなた方が発注しておる三菱重工なり日産なり同じ会社なんですよ。そういう技術がミサイル開発に使われるということは、これはだれが考えたってわかるわけですよ。現実に局長さんだって好ましくないということを...全文を見る
○近江小委員 事業団の松浦さんも局長さんも好ましくないとおっしゃっている、これは意見が一致しておるわけですね。好ましくないということがわかった以上、それをそのままで政府としては傍観して見ていくかということなんですね。何らかの歯どめをやる必要があるのと違いますか。あるのではないかと...全文を見る
○近江小委員 日米協定の場合には導入技術ですよ。私が言っているのは、自主開発で十分ミサイルの開発の技術はあるわけですよ。しかも、何かといえば事業団、政府はそのように転嫁している。これでは事業団というのは隠れみののためにあるのか、口悪く言えばそう言わざるを得ぬですよ。そういう政治的...全文を見る
○近江小委員 政府としては、ただ事業団だけに責任をおっかぶして、あとは野となれ山となれ、事業団は責任とれ、そういう無責任なことじゃいかぬというのですよ。これは政治的に歯どめを打たなければ、事業団にそこまでの権限もありませんよ。そんな力はありませんよ、はっきり申し上げて。もっと大臣...全文を見る
○近江小委員 問題が起きたって、現実に同じメーカーで、しかもそれが、ミサイルに使われているわけですよ。当然だれが考えたってわかることですよ。だから現時点そういう心配がもうはっきり――心配といおうか、もうそれは現実ですよ。使ってないなんて、そんなあほなこと言えませんよ。今後それをど...全文を見る
○近江小委員 技術が転用された事実ないというのは、何の証拠があって大臣はおっしゃるのですか。これは当然メーカーも同じであり、当然その頭脳なり技術なりが使われておるということは、これはもうだれが考えたって、そんなもの納得せいといったって納得できませんよ。だから、そういう心配があるの...全文を見る
○近江小委員 それじゃ約束の時間がきましたので、一応これで中断して、あと大臣が退席されるまで石川委員に譲って、それでもう一ぺんあと続行したいと思います。
○近江小委員 小委員長のお許しを得まして、簡単に補足質問をちょっとさせていただきたいと思います。  先ほどの、要するに軍事転用の問題でございます。ミサイルに関係した問題ですが、事業団にお聞きしますが、ロケットの製作を会社に出す場合、許可なくして他への利用を禁ずるということをおっ...全文を見る
○近江小委員 話をお聞きしますと定期的にチェックをしておるというようなこともあり、監督員の人も見ているという点なんですけれども、しかしそれはなるほど依頼なさったロケットのそれについて注意は払われておるかもしれませんけれども、ベースであるそういう技術、それは結局頭の中にたたき込んだ...全文を見る
○近江小委員 配慮は払われておるようには私、思いますけれども、しかし正直申し上げて、頭の中に入っておるノーハウなり何なり、それは完全に歯どめができるかという点になれば、正直な話非常に心配な点はあるわけでしょう。正直な点をおっしゃってもらいたいと思うのです。どうですか。
○近江小委員 そうしますと心配な点があるという、そういう非常に率直な感想が一つあったわけですが、心配があるということは十分でないということですし、国会でもこういう話が出たわけですので、今後の歯どめについてさらに強力な何か具体的な点をお考えになっていただいておるでしょうか。
○近江小委員 その点はひとつ厳格に、さらに歯どめの具体策を検討をしていただきたい。これを要望しておきます。  それから先ほど石川局長さんが、学問としてはロケットの研究をしていかなければならぬ。しかしそれが軍事利用に使われるか宇宙開発に使われるかは問題外であるという、そういう意味...全文を見る
○近江小委員 学問としてロケットの研究はしなければならぬ。それが利用という点において軍事利用であるか、宇宙開発、平和利用であるか、それはあまり重要視しておられないようなニュアンスを私としては受け取っておるわけですが、そういうあれでいいのですか、考え方としては。
○近江小委員 そうすると、また基本的になってくるわけですが、この平和利用というのは一体何かということになってくるわけですね。それで先ほどから石川先生からもいろいろな質問があったわけですが、宇宙空間を軍事利用しない、これはよくわかるのです。そうしますと、ロケットについては、これは具...全文を見る
○近江小委員 そうすると、平和利用のロケットをミサイルには転用させないということなんですね。そうしますと、この転用させないということは、どの程度まで転用させないということなんですか。
○近江小委員 ですから、その転用の中には、技術の問題、ノーハウの問題全部入ってくるわけなんですけれども、それももちろん全部含めてですね。
○近江小委員 そうすると、もしもそれが、要するに三次防、四次防含めて四百何十億、それだけのいろいろな種類のミサイルが使われておる、それがたとえ技術であろうが何であろうが、少しでも使われていれば軍事転用ということになるわけですね。そうしますと、現実にメーカーが同じであって、そういう...全文を見る
○近江小委員 そうすると、自主開発でつくられておるミサイルのそれについて総点検する必要がありますね。それは科学技術庁としてあくまでも平和利用という点から守ってもらわなければならぬことでありますし、それは確実にミサイルについて総点検をしていただいて、そうしてその辺の転用があれば、こ...全文を見る
○近江小委員 防衛庁としても、これはやはり国民のひとしく危惧しておることでございますし、この点、政府としても積極的に点検をするような御意向がいま答弁の中からうかがえるわけなんですが、これは防衛庁は積極的な御協力をなさるおつもりですか。
○近江小委員 現実に私も国民の代表として疑いをかけているわけなんですから、その疑いを晴らしてもらわなければ困るわけです。それを政府がやってくれなければ、だれが見るのですか。国民のそんな技術的に何もわからぬ者が、形だけ見たってわかりませんよ。ですから、その負託にこたえてやはりそれは...全文を見る
○近江小委員 そこで、こういう何となしに霧の中に閉じ込められたような感じをわれわれとしては持つわけですが、これをひとつ晴らしてほしいと思うのです。その点、それだけ防衛庁としても自主技術でやってきたとおっしゃる確信があるなら、やはり晴らす意味においても、科学技術庁と協力されて、そう...全文を見る
○近江小委員 ここで、きょうも大臣出られたので、局長さんにお願いしておきますが、この点については、ひとつわれわれとしては安心しきってないわけです。その辺の今後いかに歯どめをかけていくかということと、防衛庁と協力したその辺の点検、これだけはひとつ前向きにやっていただきたい。この点ど...全文を見る
○近江小委員 それじゃ、もう時間ありませんので、終わります。
05月14日第65回国会 衆議院 商工委員会 第21号
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○近江委員 きょうはいろいろ御質問を申し上げたい、このように実は思っておったのですが、時間の関係もございますので、二、三の点にとどめて質問したいと思っております。  まず初めにお聞きしたいことは、この前に私、電力事情につきましていろいろ御質問申し上げたわけでありますが、その中で...全文を見る
○近江委員 そこで、この確保の問題でございますが、確保についてはどのくらいの見通しを立てておりますか。
○近江委員 わが国の場合、昭和五十年以後のウランについては、私もここに資料を持っておりますが、これはかなりの不足になってくるわけです。そこで、あなたいまいろいろ今後の対策ということをおっしゃったわけでありますけれども、ここで海外のウラン鉱山開発のための施策——石油などはかなり政府...全文を見る
○近江委員 おっしゃるように、確かに世界のそうした石油業者というのはウランに目を向けてきておる。石油ではいま自主開発ということで非常にいろいろ手を打っておられるわけでありますが、これは世界の大手にいいところはほとんど押えられておるということで、やはり非常に悪いところしか残っていな...全文を見る
○近江委員 大体そういう点がおもに今後具体的に進むのじゃないか、私もこのように思いますが、ウラン資源はウラン資源として、今度は濃縮の問題なんですけれども、世界の濃縮の計画をずっと見ましても、先行きアメリカばかりにたよっておりますけれども、アメリカも第四工場を建設する、しない、膨大...全文を見る
○近江委員 アメリカに一切たよってべったりという、そんなことはわかっているわけです。だから私は言っているわけです。だけれども、アメリカ自体がそれだけの供給の体制ということについてやはり難色を示しているわけですよ。第四工場の建設の話まで私は持ち出しているわけですから、そういう答弁で...全文を見る
○近江委員 昭和五十五年の時点で、これは公式の発表を見ても、この需要が大体五千トン。ところが日米原子力協定によって供給されると見られているのは大体四千四百トン。この時点でもう不足しているわけですよ。ですから、そういう点からすれば、そんなのんびりしたことを言っていられないわけです。...全文を見る
○近江委員 これはわが国単独でやるというよりも、多国間という線が非常に濃厚に出ておりますし、この辺のところをすみやかに、ただ受け身ではなくして、積極的に煮詰めて、将来の展望について国民に不安を与えないように、ひとつそういう指導性を持った姿勢でいっていただきたい、この点を特に申し上...全文を見る
○近江委員 それで、この作業員がこういう危険な状態のままで作業に従事をしておるということについては、労働省としてはどう思いますか。
○近江委員 原子力発電所なんかは、特にこういう溶接部門なんかは綿密に非破壊検査をやっているわけです。飛行機にしても、あるいは造船にしても、産業界にはこれはなくてはならない。要するに、そのフィルムがなければ去払いもしないというような実情にいまなってきているわけです。こういう点、少な...全文を見る
○近江委員 こういう事実がはっきりしまして、直接従事の労働者、あるいは家族、あるいは国民の一般の皆さんも、非常にショックを受けておるわけであります。そこで、起きたことは起きたこととして、重大な反省に立っていただいて、今後どうしていくかという問題なんです。  そこで一つは、まだま...全文を見る
○近江委員 いままで踏み込んでないところについては全部踏み込むということをしていただければ、その辺の不安な点は一掃されると思うのですが、それもだらだら同じようなペースでやっておったのでは話にならぬわけです。大体いつごろまでにそれをやるか、またその報告書はいつ出すかということであり...全文を見る
○近江委員 こういう問題は、作業の安全管理という点におきまして氷山の一角じゃないかと思うのです。したがって、まだまだそういう心配される要素というのは、こういう放射能だけの問題ではなくて、たくさんあると思うのです。その点、ただ放射線関係のそういう面だけじゃなくして、これを契機に一そ...全文を見る
○近江委員 終わります。
05月20日第65回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第12号
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○近江委員 きょうは、本会議までに終わるということで、非常に時間に縛られておりますので、ひとつ要点をお答え願いたいと思うのであります。  まず初めにお聞きしたいことは、母乳のBHCの汚染問題でございますが、きょうは厚生省さんも来られておるわけですが、厚生省にお聞きしますけれども...全文を見る
○近江委員 佐賀県あるいは大阪、全国的に非常に驚くべき汚染状態になっておるわけでございますが、科学技術庁としては、かねてこういう問題、本委員会においても、ずっとこうした農薬等の問題についてはやってきたわけでありまして、格段に力を入れておるということをいつも聞いておったわけですが、...全文を見る
○近江委員 厚生省は、いままとめておるということを言っておりますが、各都道府県でああした数値が発表されておる、これはどういうことでございますか。私たちは、先月中にまとめておられるにもかかわらず、公表をおくらせておるのじゃないか、このようにも聞いておるわけです。もう各県においては、...全文を見る
○近江委員 それで、その対策なり、あるいは発表はいつされるのですか。どういうこれからのスケジュールになっておりますか。
○近江委員 そこまできておるなら、今後こういう事実に対してどういう対策でいこうとなさっておるかということなんです。これはもうほぼ決定なさっておると思うのです。大体の方向について具体的にひとつお聞きしたい。
○近江委員 私から言わしたら、そんなものは対策になっていませんよ。乳児の健康診断みたいなことをするのはあたりまえじゃないですか。そういう誠意のないことをおっしゃるなら、私はもっと責任を追及したいのです。  一昨年牛乳の汚染が明らかになったとき、厚生省は汚染された食物を食べること...全文を見る
○近江委員 この母乳汚染の蓄積の経路及び乳幼児に与える影響等について、どの程度調査をやっていますか、厚生省。それからまた科学技術庁はこの点についていかなる研究を行なっておりますか。
○近江委員 これだけ国民の皆さんがショックを受けているわけですよ。それを汚染の蓄積経路が、幾ら集計したってアンケート調査でそんなことがわかりますか。しかも研究方法を現在研究中である、何たることですか。すでに被害はここまで出ているわけですよ。それをいまごろ研究方法を研究中であるとか...全文を見る
○近江委員 厚生省の小島課長もお見えになっておるそうですが、こういう研究のあり方について、われわれとしてはもっと真剣にやってくれておると思っておったのですけれども、こういうこことを聞いてほんとうにショックですよ。いま長官も大幅に特調費を認めるということをおっしゃしゃっているわけで...全文を見る
○近江委員 いま、厚生省の課長さんから、あらゆる点において不足である、こういうふうにおっしゃっておるわけです。こういう点、科学技術庁は特調費があるわけですよ。これはどのくらい今回のこういう研究の問題等につきまして出す予定をしておりますか。
○近江委員 お役所的な発言だと私は思うのですよ。それはいま急には出ないかもわかりませんけれども、特に力を入れるとか、あるいはこのぐらいの幅があるのでこれぐらいはしたいという、もう少し具体的な答えがいただけると私は思っておったわけです。この点はひとつ大臣にも、真剣に緊急を要する問題...全文を見る
○近江委員 それで、子供を持つ母親としては、この問題に非常な不安を感じておるわけですが、根本的にこの汚染源を断つとともに、母子衛生の上からいかなる措置を講じていくかということです。緊急な対策が要るわけですが、それについては、厚生省、農林省はどういう対策をとっていただけますか。
○近江委員 健康管理にしてもあるいは健康診査をするというようなことも、これはあたりまえのことであって、これは抽象的なんですよ、いまの段階においては。ですから、たとえばそういう全国の母親を一斉調査をして、そうしてそこで検出された人については離乳をさしていく、それに対しては汚染のない...全文を見る
○近江委員 あなたは抽象的なことばかりおっしゃっておるわけですけれども、基準はどうなっているのですか。
○近江委員 牛乳の基準を母乳に当てはめるのですか。これはもう、学門的にいっても、私しろうとでわかりませんけれども、これは非常に大きい問題ですよ。畜生と人間と一緒だということなんですよ。そんなばかなことはぼくはないと思いますね。だから、これは厚生省、きょうは神林さんあるいは小島さん...全文を見る
○近江委員 それから母子衛生課長にお聞きしますけれども、全国の母親、母乳を与えておる母親についての健康審査、健康管理はどういう方法でやられますか。
○近江委員 この汚染源を断つという問題について、農林省さんは使用禁止にしたとか、いろいろおっしゃっておりますけれども、現実に母乳がこのように汚染されておるわけですよ。ということは、末端では使用禁止であるといったって、ストックしたものを使っておるに違いないのじゃないかという疑いが濃...全文を見る
○近江委員 回収をすることにつとめるということになっておるわけでありますから、これをやってもらいたいと思うのです。ただし、回収をするということについて、農家が全部負担しなければならぬというような点については、政府としては責任持って、こうした点の配慮等は当然やるべきではないか、私は...全文を見る
○近江委員 在庫をチェックして、ひどい汚染であればそれを使わないようにするとか、そういうことでございますか。
○近江委員 もう時間がないのが残念であります。  そこで、いずれにしてもこういう問題については、それでなくてもニコチンの問題とかいろんなことが言われているところに、こういうDDTだというようなことになってくると、これはもうたいへんな、しろうとが考えても、微量であっても蓄積をされ...全文を見る
○近江委員 時間がありませんので、最後に一点だけお聞きいたします。  いま、国内のストックのあるものについて汚染調査をすると専売公社おっしゃったわけですが、外国産たばこもまぜて使うわけです。したがって、輸入葉たばこについても全部検査をするのかどうか。それについて汚染されたものに...全文を見る
○近江委員 時間がありませんので、終わります。
05月21日第65回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会海洋開発に関する小委員会 第1号
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○近江小委員 先ほど科学課長のほうからいろいろ国連の会議に出られて問題点の御説明があったわけであります。何点かのそういう問題があったのですが、その一つの領海の問題でございますが、わが国においても十二海里というのは、今国会においても外務大臣あるいは総理もそういう方向ということを明示...全文を見る
○近江小委員 外務大臣はこの外務省の意見の集約したものをもって発言されておるわけですが、総理もそのように踏んまえての発言です。特に科学技術庁長官の場合は、海洋開発という点からもいろいろ考えて、外務大臣あるいは総理がそうおっしゃっているから私もそうだというのではなくして、積極的にこ...全文を見る
○近江小委員 漁業の問題について、開発途上国が漁業の専管水域について相当拡大した考えを持っておる、これについてわが国としては基本的にどう考えておるわけですか。専管水域の考え方、科学課長にお聞きします。
○近江小委員 そうしますと、漁業の専管水域というのは、要するに領海からは絶対はみ出さないというのがわが国の基本方針である、これは科学技術庁長官もそのようにお考えでございますか。
○近江小委員 所管外とおっしゃっていますけれども、海洋開発という点からいけば、生物資源ということで、決して権限外の問題じゃないわけです。そういう点で、いま再確認をしましたが、外務省のおっしゃっておるとおりということでございましたので、政府としての考えは領海外に専管水域をはみ出さな...全文を見る
○近江小委員 この国際的なあれを見ておりますと、領海外にかってに専管水域を設定して、漁業等の場合、そこで一隻当たり幾らというようなもの、現にそれを主張しておりますし、ましてや領海が十二海里あるいは汚染の問題が出てくるということになってくると、いままでの各国の出方を見ておって、さら...全文を見る
○近江小委員 その辺のところは、経済援助の問題等も、あらゆる対策のあれとして、幅広いそういう行き方ということを、外務省を中心に考えていかないと、将来において私は非常に大きな問題になってくるのじゃないか、このように思うわけです。大臣にもう一度念を押しておきたいのですが、その点外務大...全文を見る
○近江小委員 それで、この海底開発の、要するに海底条約の問題が非常に大きくクローズアップされてきておるわけです。いま課長さんからもいろいろお話があったのですが、わが国の一番の問題点として、どこにポイントを置いているかということなんです。わが国としてこの条約の一番問題点として押えて...全文を見る
○近江小委員 わが国の場合はこの海底条約については基本的に賛成の方向であるということをお聞きしておるわけですが、基本的に賛成ときめられたポイントですね、要点はどこに置かれたわけですか。
○近江小委員 まだできてはないけれども、大体の日本の政府の——もう一度それじゃ確認しますけれども、日本政府としてはこの条約については賛成の方向であるのかあるいは反対の方向であるのか。もし賛成の方向であるとするならば、その基礎にはどういうポイントを置いたか、こういう問題なんです。
○近江小委員 この中で、特に問題とされる条約の対象となる資源ですね、諸外国とわが国の場合は非常に見解が分かれるようになるわけですが、その点の見解がもし一致しなければ加盟しないと、こういうことなんですが、どうですか。
○近江小委員 そういう面で言っていけば、何でもそう言えば答えになってしまうのですけれども、それであれば答えにならぬと思うのです、いまの時点では。それ以上答えられませんか。
○近江小委員 中身について申し上げられない、それは秘密のこともあるし、いろいろ外交上の問題ですからあると思いますけれども、別にこういうことは秘密でも何でもないわけですよ。そうでしょう。見解の分かれている各国がどういう見解を持って、わが国がそれに対してこうだ、そういうようなことで、...全文を見る
○近江小委員 この条約については、この米国案というのがかなり具体的に明示してきているわけですが、このいろいろ国連でのそういう考え方等お聞きしていますと、大陸だな条約は、補完するばかりか、はるかに規制力を持つ非常に総括的なものになる可能性があるわけです。  そこで、基本的にはわが...全文を見る
○近江小委員 それで海洋汚染の問題ですけれども、今後、海底条約ができて、資源の開発というのが問題になってくるわけですが、海底条約に基づく国際機関というのは、むしろ利益の配分といいますか、そういうところにポイントが置かれているように私は思うのです。海洋汚染ということをこういう条約に...全文を見る
○近江小委員 積極的に対処するという基本的な姿勢はわかったわけですが、具体的に、たとえばマルタがあの海底の平和利用というのを小さな国でありながらひっさげて提案したわけですが、日本としてもここらで、日本はもう公害でどうしようもない、世界じゅうから石油を運んでくる、また石油は掘るし、...全文を見る
○近江小委員 その辺、今後日本としては、海洋国日本といいながら、日本からは世界から称賛を浴びるような何らの提案もしておらない。私は外交においてこの点やはりまずいと思うのですよ。まあ、しろうとの私がえらそうに国連局長さんにこんなことを申し上げるのはどうかと思いますけれども、こういう...全文を見る
○近江小委員 長官から積極的にやるということをおっしゃっていただいて、それ以上具体的にいまどうと言いませんけれども、まあ黒潮の共同調査とかいろいろ世界各国がやはり力を合わせていくというそういう中にお互いの理解もまた生まれてくるわけですよ。ところが実際は、ほんとうにそういうところに...全文を見る
○近江小委員 まだいろいろありますけれども、いずれにしましても、この海洋開発も、汚染の問題とかいうような心配な点もあるわけですが、しかし方向としては、私は人類のこれからのことを考えますと、海洋開発というものは、そういうことによく留意しながら、積極的に進めていくべきである。この基本...全文を見る
05月21日第65回国会 衆議院 商工委員会 第23号
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○近江委員 日本小型自動車振興会、これは通産省の外郭団体でございますがいま外郭団体のあり方が非常に問題になっております。そこで私は、この特殊法人日本小型自動車振興会の設立目的、業務内容等について、まず初めにお聞きしたいと思います。
○近江委員 そこで私は、オートレースとか、そういうことは知りませんけれども、もう少し内容を聞いてみたいと思うのですが、オートレースを行なう場合、どのような競走方法で実施するのですか。これは全国に何カ所あるのですか。また、そのランクというものはどういう基準になっておるか。
○近江委員 レースについて、一級から三級までのランクがあると聞いておるのですが、これは何ccというか、どういう原則になっておるのですか。これについてお聞きします。
○近江委員 そこで、選手会のベテラン選手の間から、規定より大きなエンジンの車を使っているんじゃないかという疑惑の声が広がり、突き上げを食って、日本小型自動車振興会があわてて昨年末に一斉検査をしたわけですが、その検査結果はどうなっておりますか。これについてお聞きします。
○近江委員 もう一ぺん確認しますけれども、三六一ccあったのが百五台ということですか。それとも五百三十台と言ったのですか。
○近江委員 その百二十六台に対して日動振が改造費を出しておるわけですけれども、幾ら出したわけですか。また地区別に幾ら払ったのですか。
○近江委員 私は、この問題をやるということで出席要求をしておるわけですよ。当然こういうことが聞かれるということは、あなた方も大体わかっておると思うのです。すぐ電話で聞けばわかると思うのです。その点、これが終わるまでにきちっと報告をするように要求します。  こういう公正を期さなけ...全文を見る
○近江委員 二ccなんて言っていますけれども、選手の間からは、もっと大きい、三八七ccくらいになっているというような声もあるのですよ。オーバーしているのは全部二ccですか。最高はどれだけオーバーしておったのか、その辺の数値を正確に、あなた方が掌握なさっておるだけのことはきちっと報...全文を見る
○近江委員 五百三十台のうち百二十六台がそのように不正車であった。今回のそういう突き上げがあって初めてそういうことがわかったと思うのですが、そういう気筒容積の厳正な検査ということを、いままでは競走前に実施はしておらなかったわけですね、わからなかったということは。
○近江委員 この小型自動車競走法、これは六法にも載っているわけですが、第十九条の十六に「選手及び小型自動車の競走前の検査の方法、審判の方法その他小型自動車競走の実施方法に関し、小型自動車競走会を指導すること」、このように、小型自動車の競走前の検査の実施を厳格に行なうということが、...全文を見る
○近江委員 そこで、これは通産六法にもきちっと、法的にもはっきり出ているわけですよ。厳重な検査をしなければならぬと書いているわけです。厳重ということは載っていませんけれども、いま私が読み上げた、そういうふうになっているわけです。この点、検査の実施を厳正に行なってなかったということ...全文を見る
○近江委員 それで、もう少し具体的に聞きますけれども、具体的にどういう反省と、そして処置をとったのですか。気持ちの上だけではだめなんですよ。それでなくても、外郭団体というものはいろいろな目で見られておりますし、こういうような事件がある。通産省として、こういうずさんなことでそういう...全文を見る
○近江委員 私ら、つまりしろうとでわかりませんけれども、要するに容積ということが一番出力の根本的なものだと私思うのですよ。この辺が不公正に行なわれておるということであれば、何をもって信頼していいかわからぬわけですよ、これは。ですから、その辺のチェックのあり方なり規定の問題なり、も...全文を見る
○近江委員 第一線の監督をなさっている次長さんなり、いまお答えになった課長さん、今後どういうふうに厳正になさっていくのですか。いまずっとお答えになりましたけれども、さらに補足して、あれば対策なり何なりお聞きします。
○近江委員 こういう容量をオーバーした不正車が走っておった。当然こういう法律に規定していながら、非常にずさんな監督をしておった。私、思いますのは、いろいろな原因はあろうかと思うけれども、たとえば日本小型自動車振興会の役員を見ますと、会長、副会長、理事が三名、監事一名、こうなってお...全文を見る
○近江委員 もう一ぺんちょっと聞きますよ。副会長さんはそういう政府関係ではなかったのですか。どうですか、その点は。その点きちっと答えてくださいよ、質問しているのだから。
○近江委員 そういうように転々とはしておりますけれども、出身を見ますと、そういうはっきりした通産関係だけでも三名でしょう。会計検査院が一名。六名のうち四名が高級官僚が天下っているわけですよ。ですから、あなた方が監督をしようといっても、皆さん方の先輩ですよ、これは。ですから、きびし...全文を見る
○近江委員 佐藤総理は十八日の閣議で、公益法人など各省の外郭団体に対する役人の天下り規制の実態を行政管理庁が中心になって総点検をして、整理すべきは整理するよう指示したと新聞で報道されているわけですが、通産省として、この日動振に対して指導あるいは監督、具体的にはこの許容量等について...全文を見る
○近江委員 そこで、この日動振では、選手の成績評価をして、成績の悪い選手を振り落とす新陳代謝制度を採用しておられるようでございますけれども、この成績の悪い選手九人に対して資格消除委員会にかけるという通告を出しておられるようです。しかし、こういうエンジンの容積が違う車で走っておって...全文を見る
○近江委員 この件については、ひとつ厳正にやっていただいて、そしてあと、まじめにやった人が泣かない、そういうことを人間としてやってあげるべきである、このように思います。政務次官、いかがでございましょう。
○近江委員 きょうは、本会議が終わってからの開会が非常におくれたものですから、委員諸君には気の毒でありますが、もう少しお願いしたいと思います。委員長、よろしくお願いいたします。  特許の問題についてちょっとお聞きしたいと思うのですが、まず、特許庁長官もお見えになっておりますので...全文を見る
○近江委員 ストラブスブール協定についてどういう態度で臨まれますか。
○近江委員 それで、この前、私、特許庁を一度見学に行かしてもらったのですが、そのとき、非常に庁舎も古いし膨大な書類等も山積しておりますし、庁舎等について、できるならば何とか力を合わして、してあげなければいけない、私もこのように思ったのですが、具体的にお聞きしますが、新庁舎の第二期...全文を見る
○近江委員 公開公報発行の準備状況ですね。この公開公報は、六十一国会で、十四部門に分けて発行する予定、このようにお聞きしたのですが、その予定の変更はございませんか。
○近江委員 それで、この公開公報等も相当な部数になりますし、金額的にいっても、私は相当なものになるだろうと思うのです。そうなってきますと、やはり発注先とかそういうような点におきましては、よほど慎重にやっていかないと、それでなくても、いま私、天下りとかいろいろなことを申し上げたわけ...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんので、私もすぐ終わりたいと思います。あと、この分類のことやらいろいろお聞きしたいのですが、これは一時間、二時間ぐらいかかりますので、一、二点だけお聞きします。  この公開公報の分類は、六十一国会において、約八千種類に整理する、このようにお答えにな...全文を見る
○近江委員 従来の分類ということをおっしゃっておるわけですが、法律が改正になって、その内容も相当変わってきていると思うのです。その点、すべて分類から何から、やはり状況に合った進歩がなければいけないんじゃないか、私このように思うわけです。そういう点で、分類作業のロードというものは、...全文を見る
○近江委員 時間がありませんからこれで終わりますが、どこの国へ行きましても、ほんとうにその国が科学技術なり何なり大事にしておるかどうかは、特許庁へ行ってみればわかる。たとえば西ドイツなどに行きますと、これは、特許庁の庁舎といい、また中の設備といい、あるいは審査官もくつろげる場所も...全文を見る
○近江委員 一生懸命その滞貨処理をやっておられるわけです。ちょっとひっかかる点は、イデオロギー闘争ばかりというようなことがございましたが、それはちょっと誤解されておるように思います。滞貨をかかえ、日本の科学技術行政の前進の中で一生懸命がんばっておられるわけですから、その点を特に申...全文を見る
07月23日第66回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第2号
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○近江委員 このBHC等の報告をお聞きしたわけでございますが、この中で、一項目ずつ聞いていきますとまた相当時間もかかるかと思いますので、私は残留農薬の問題について、特にこの間、牛肉も農薬汚染があったというような発表があったわけです。この間のこの母乳の汚染といい、これは一連の同じ問...全文を見る
○近江委員 特にこの二つの問題でございますけれども、これは局長、非常にみな不安に思っておるわけです。この点についてはどうなさるおつもりですか。中止をしても残留農薬が非常に残るという問題なんです。これについては関係各省話をされましたか。
○近江委員 その点は、さらにひとつ関係各省対策をとって心配のないようにお願いしたいと思います。  それから牛肉の農薬汚染のことについて、きょうは担当課長さんも来られておると思いますので、この問題についてどのように受けとめ、どういう対策を今後とられるか、簡潔にお願いしたいと思いま...全文を見る
○近江委員 それから課長さん、牛肉が東京都衛生局でこのように問題になったわけですが、他の食品、これはもうすべて汚染されているのではないかという心配が蔓延しているわけです。その点、他の食品の一斉総点検等についてどういうお考えでいらっしゃるか、お聞きしたいと思います。
○近江委員 こういう問題は関係各省非常にまたがっておりますので、何となしにお互い責任のなすり合いといいましょうか、責任感の自覚というものが私は足らないように思うのです。しかしこういう問題こそ科学技術庁が中心になっていろいろとアドバイスするなりあるいは予算の問題等調整をしてやってい...全文を見る
○近江委員 先ほどは石川委員のほうからそれぞれの事故等の問題を中心に、いろいろなそうした質問があったわけでございますが、私も同じような問題になるわけでございますけれども、安全管理といいましょうか、意欲をもって進めていくと同時に、そういう問題がやはり一番大事じゃないか、このように思...全文を見る
○近江委員 いま指揮系統がまずかったとか、減圧対策が不手ぎわであったとかいうお話があったわけですが、この新聞の報ずるところによりましても、あまりにも初歩的なミスが多過ぎたのではないか、このように思うわけですが、少なくともいま原因究明ということはなさっておられるわけですけれども、も...全文を見る
○近江委員 何か抽象的なことではないかと思うのですが、私いまお聞きしておるのは、たとえばヘリウムガスが不足をした、そうしてそのガスが、取りに行こうとすると五百メートル以上離れたところに置いてある。それを運搬する車もないとか、これはミス以前の問題じゃないかと思うのです。そういうよう...全文を見る
○近江委員 それから、先ほども問題が出たわけでございますが、例の原研あるいは発電所の問題でございます。いろいろと調査なさっておると思うのですけれども、私も事故があって発表がありまして、すぐに東海村のほうに行きまして、現地を見せていただきました。そういう点いまいろいろと研究中と思い...全文を見る
○近江委員 この原研自身が出した廃棄物と放同協が持ち込んだものがまざっておるわけですが、放同協の持ち込んだそういうものが原因であるというような点は浮かんでこないのですか。
○近江委員 放同協からそれだけどんどんと廃棄物のそれを原研へ持ち込んでくるわけでありますが、いま放同協から持ち込んだのではないという見解が示されたわけでありますけれども、この前も放同協が海洋投棄をやっているわけです。千六百本から捨てておったわけでありますけれども、そういう千六百本...全文を見る
○近江委員 そうしますと、今回の火災の原因は原研のポリ容器ということがほぼ明らかになったわけですが、研究の一番のメッカともいうべき原研がそういう幼稚なことをやっておるということについて、いままで何回も事故があって、私たちも安全管理ということは叫んできたわけですよ。それがそういうよ...全文を見る
○近江委員 それから海洋投棄の問題でございますが、放射性の固体廃棄物処理検討会で、低レベルならほってもいい、それは先ほど石川委員からもお話があったわけでありますけれども、要するにそれを受けて、先ほどは原子力委員会も慎重にまだしばらく考えたいというようなお話がございましたが、御承知...全文を見る
○近江委員 では長官の前に、原子力委員会お見えになっておりますので、先ほどもお答えにはなりましたけれども、もう一度お聞きしたいと思うのですが、この報告を受けられておそらく原子力委員会でも真剣に討議されたと思うのですけれども、もう少し突っ込んだ話を聞かせてもらいたいと思います。
○近江委員 それで、その報告は海洋投棄もかまわないということを受けて、海洋調査をよくやった上でなければというそういう慎重な態度はわかるのですが、あくまでその海洋投棄を進めていくという方向は、私あまり変わらないように思うのです。いろいろと検討なさっているという中には、その他のいろい...全文を見る
○近江委員 それで長官にお伺いしたいわけですが、要するに、海というものは御承知のように動いておりますし、あるいは全部各国につながっておるわけです。そういう点において、特に環境の保全ということが世界的に大きな命題になってきておるわけでございますし、少しでも疑いがある間は絶対にこれは...全文を見る
○近江委員 そのお考えのポイントはわかるわけでございますが、要するにだんだんと東海村のあそこもたまってくる。やはり背に腹はかえられぬということで、心配は残るけれどもほうってしまえ、話の途中でそういうことにならざるを得ない状態になることも想定されるわけです。そういう点、あくまでも海...全文を見る
○近江委員 それから重複することばっかりでございますけれども、この原電の被曝の問題でございますが、御承知のように、原子力発電所がもう日本国じゅう各地に建設が進んでおるわけです。将来は少なくとも電力の半分くらいは原子力発電となろうといわれておるような状態でございますし、今回の報告の...全文を見る
○近江委員 終わります。   〔内海委員長代理退席、石川委員長代理着席〕
07月23日第66回国会 衆議院 商工委員会 第1号
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○近江委員 限られた時間でございますので、その中で何点かの質問を申し上げたいと思います。そういうわけで、かけ足の質問になろうかと思いますが、御了解いただきたいと思います。  まず初めに、日中問題についてお聞きしたいと思いますが、大臣の所信表明にもこのようにおっしゃっております。...全文を見る
○近江委員 そこで、もう少し内容に入りたいと思うのですが、その解決の糸口としていろいろな問題が現実にあろうと思います。  そこで輸銀の使用の問題これはもちろん吉田書簡にからんでおるわけでございますが、この輸銀使用についての大臣のお考えをお聞きしたいと思います。
○近江委員 それほどの前例をお持ちの田中大臣でございますが、ところがケース・バイ・ケースということになっておりますが、実際上は行なわれたことはないし、あるいは結局政府へ出してもケース・バイ・ケースということではねられるということで、輸銀を使用する潜在的なプロジェクトというのはたく...全文を見る
○近江委員 それから、ココムの緩和については、この前拡大していくという表明もあったわけでございますが、食肉の輸入でございますけれども、御承知のように、大石さんあるいは田川さんを長とした調査団が口蹄疫の心配についてはないというようなことを発表されておられるわけです。政府も一時食肉の...全文を見る
○近江委員 それから、関税の問題でございますが、いま二十三品目について非常に格差があるわけでございます。こういう点、今後日中貿易の拡大を考えていかれる基本的な大臣のお考えからいきますと、やはりこれはまずいのじゃないか。国内業者の保護という点であれば、別途のそういう対策は当然立てる...全文を見る
○近江委員 前向きにということはいつもおっしゃっておるわけでございますが、大臣、重ねてえらい恐縮ですが、その問題について大臣からお答えいただきたいと思います。
○近江委員 もう一点だけ中身のことでお伺いしたいのですが、この事前許可制度、四十六品目あると思うのですが、これも現状からすれば非常にずれておるのじゃないか、このように思うわけです。この事前許可制度については今後どのようにしていかれるのか、それについてお聞きしたいと思います。
○近江委員 それから、特に政府は今後総合的に対外経済政策の推進について八項目の対策をお立てになっておられるわけですが、国内の中小企業に与える影響が一つずつ検討していきますとかなり出てくると思うわけです。その点、この中小企業に対する対策ですが、その根本的な姿勢といいましょうか、ひと...全文を見る
○近江委員 その次に、少し角度が変わるのですが、沖繩の海洋博が通産省を中心に進められているわけでございますが、大臣として今後の沖繩の復興ということを考えますと、この海洋博というのは現地でも非常に好評をもって迎えておるように思います。そういう点、今後この海洋博についてどういう基本的...全文を見る
○近江委員 それから、実はこの前スウェーデンのほうに対潜水艦用のヘリコプターですか、スウェーデンの海軍に対して川崎重工が七機を輸出契約をした、こういうニュースが伝わったわけでありますが、この点相手は海軍でございますし、明らかにこれは軍用であるということであります。従来政府は共産圏...全文を見る
○近江委員 いま大臣も新しいものさしというお考えをお述べになったわけですが、われわれ公明党としまして、この間の六十五国会におきましても、当委員会にも兵器の輸出の禁止に関する法律案を提出しておるわけです。ですから、政府のほうもただ三原則ということではなくして、大臣も将来心配されてお...全文を見る
○近江委員 終わります。
09月20日第66回国会 衆議院 商工委員会 第3号
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○近江委員 両大臣、御苦労さまでございました。きょうは何か昼から御予定があるということを聞いておりまして、できるだけ簡潔にお聞きしたいと思います。   まず初めに、木村長官が急がれておるようでございますので、初めに木村長官にお尋ねしたいと思いますが、最近のこのドル・ショック以来...全文を見る
○近江委員 こうした水道とか、ふろ代とか、あるいはごみとか、屎尿、そうしたものについては地方団体に属しておるわけでございますが、こういう問題については国から財政援助でもしてやっていけば当然押えることができるわけです。そういうような点、いまおっしゃったように不合理に押えてはならない...全文を見る
○近江委員 国民の負担を防ぎたいということがあくまで基本であって、抑制の態度で終始一貫した態度で政府としていかれるといま長官はおっしゃったわけでございますが、こういう不況下の中でございますし、非常に公共料金の引き上げということがまた他物価にも及ぼしてくる。輸入が少し安くなるじゃな...全文を見る
○近江委員 それでは長官お急ぎのようでございますので、あと一点だけお聞きします。円の調整の問題でございますが、田中大臣は、お帰りになった十七日の記者会見で、一二・五%程度の切り上げはやむを得ない——ちょっと間違っておればまたおっしゃってもらいますが、一二・五%やむを得ないというよ...全文を見る
○近江委員 この問題は非常にむずかしい問題であろうかと思います。それで私、先ほど冒頭に申し上げましたように、新潟県の燕へ参りまして、代表的な地場産業でもございますそういうところでそうした実態というものを見てきたわけでございますが、そういう点でこの為替の変動相場制移行に伴って、中小...全文を見る
○近江委員 いま大体基本的な中小企業に対する考え方をお述べになったわけですが、きょうは中小企業庁長官もいらっしゃいますのでちょっとお聞きしますが、新規の輸出契約が非常にストップしておるわけです。そういう点で契約時での為替レートで日銀が買い上げる制度、外国為替買い取り制度ですね、こ...全文を見る
○近江委員 中小企業に大企業がしわ寄せをする。これはいままできまった一つのパターンのように思うのですが、これは公取などが今後うんと力を入れていただかなければならない問題でございますが、きょうは公取委員長は来ておられませんが、今後私たちとしても公取に取り締まりの強化をさらに要請をす...全文を見る
○近江委員 先ほど一例としてあげました輸出依存度の高い地場産業でございますけれども、県独自で中小企業輸出関連倒産防止資金制度あるいは中小企業経済変動対策資金制度、こういう制度融資を始めておるように私は思うのです。これらの県に対してやはり国としてバックアップする必要があるのじゃない...全文を見る
○近江委員 約束十二時半まででございますので、もう終わりたいと思いますが、先ほど経企庁長官に、公共料金の値上げをはじめとした一連の値上げ問題について基本的な長官の態度をお聞きしたわけでございますが、田中大臣として、私、特に影響力の強い大臣であると思いますし、これはもう全大臣がやは...全文を見る
10月09日第66回国会 衆議院 商工委員会 第4号
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○近江委員 日米間のこの経済的な摩擦、戦後かってないそういう状況を迎えておるわけでございます。通産大臣としても非常にたいへんな中で就任されたわけでございます。これだけの過熱した状態の中で登場された大臣でございます。それだけの実力大臣であると私たちも思っておるわけです。しかし最近の...全文を見る
○近江委員 そこで、先ほどからの大臣の答弁をずっとお聞きしておりますと、政府間協定に踏み切らざるを得ないというようなニュアンスが非常に強いように私は思うわけです。きのうも異例の、総理と業界の方が会われた。しかし、総理のお話を承っておくという程度で終わっておる。業界としてははっきり...全文を見る
○近江委員 それから、この国会決議あるいは商工委員会における決議ですが、先ほどからも中村委員のほうから話があったわけでありますけれども、われわれとしても過去三年間、特にこの繊維の問題についてそれぞれ決議をとってきたわけであります。いま何か五年とか三年とかいうような、そういう五年で...全文を見る
○近江委員 結局、国会に対して責任をとられる、こういうことですか。
○近江委員 それから、この間から商工委員会の視察等で私たちも繊維のそうした地帯も見てまいりましたが、具体的な問題に入りますが、この七月一日からの自主規制に対して、政府としては設備の買い上げ、その他財政措置を講じられたわけでありますけれども、まだ非常に買い上げをしてもらいたいという...全文を見る
○近江委員 それから中小企業、これはもちろん繊維も全部含めてですが、かつてないほど、国際的、国内的にそうした経済環境というものは変わってきておるわけです。わが国の中小企業の施策というものにつきましては、中小企業基本法を柱に世界に類を見ないほどきめこまかな施策が行なわれておる。これ...全文を見る
○近江委員 政府が中小企業の救済対策を出されたわけですが、そのうちに何点か問題があるのですが、もう時間がございませんので一点だけお聞きしておきたいと思うのです。  先ほど中小企業庁長官もお答えになっておりましたが、金融措置、税制措置の対象を、中小企業者の全生産量に対する輸出量が...全文を見る
○近江委員 以上をもって終わります。
10月19日第67回国会 衆議院 議院運営委員会 第3号
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○近江委員 今回の仮調印、業界の意向を無視して、また国会のそうした決議あるいは商工委員会のそうした決議というものを無視されて政府は仮調印されたわけでございますが、直接の担当責任者として田中大臣はどういう反省を込めた感想をお持ちか、ひとつ伺いたいと思います。
○近江委員 それから、この国会決議のそういう裏話といいますか、その辺をお伺いしたわけですが、何か一つの方法論として国会のわれわれの決議をとっている、これは私はけしからぬことだと思います。ですから、その点どういう反省をされているか、簡潔にひとつ……。
○近江委員 自主規制が一応きまって、七月から実施されたわけですが、その時点で一応これで解決したのじゃないか、そういうような判断をされて、官房長官もああいう談話を発表されたわけですが、政府のそういう受けとめ方、その辺政府はアメリカの意向を洞察していない、こういう点における責任は私は...全文を見る
○近江委員 最後に一、二点お聞きしますが、政府は行政協定とされておるわけですけれども、それをするには、新規立法措置とか、あるいは多額の財政支出を必要としないとか、あるいは在来の輸出における国際的な権利を放棄しないとか、あるいは長期協定であってはならないということなどが条件になるの...全文を見る
10月30日第67回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○近江委員 今後の国際経済に対処するわが国の基本的な方針について伺いたいと思います。  まず最初に伺いたいのは、英国もEC加盟を決定いたしました。そのことは、拡大欧州の実現ということは、政治的には安定要因になろう、このように考られるわけですが、国際経済に対するこの影響というもの...全文を見る
○近江委員 現在、このECの各国は、非常にわが国に対して輸入差別措置をとっておるわけですが、この輸入制限品目というものは拡大欧州にそのまま引き継がれる可能性はないかということであります。この点について政府としてはどういう見方をされておられますか。この点についてお聞きします。  ...全文を見る
○近江委員 その具体的な歯どめについてどういうようなことをお考えになっておられますか。何かお考えがありましたら……。
○近江委員 今回の拡大欧州の影響というものが当面前面に押し出されてくるというのは、国際通貨の多国間調整、こういうところに出てくるのじゃないか、このように思うわけです。  そこで欧州が、国際通貨制度の改革で具体案が提示された場合、その発言力、影響力というものはきわめて強力になるの...全文を見る
○近江委員 いま大蔵大臣はそういう心配はないというようなことをおっしゃったわけですが、総理は、いままで何点か私が申し上げたわけでございますが、それを通じまして、大蔵大臣と同意見でございますか。
○近江委員 次に、日ソの経済協力の点についてお聞きしたいと思うのです。  民間ベースではかなり積極的に進んでおるように思うのですけれども、何といいましても、やはり政府のそういう積極的な取り組みがない限りは、大きな発展は望めないと思うわけです。わが国の場合は非常に資源がございませ...全文を見る
○近江委員 もう少し具体的にお聞きしたいのですが、いま外務大臣は五カ年間の締結ということをおっしゃったわけですが、額で見ますと、貿易総額が五十二億ドルということでありまして、わが国経済がこれだけの日米間の摩擦――これからあらゆる諸国と仲よくしていかなければならないし、秩序ある輸出...全文を見る
○近江委員 それから通産大臣も、今後は積極的にやっていく、積極的に拡大をはかるというお答えでございましたが、具体的にもう少しお聞きしたいのですが、ソ連の場合、この輸銀の活用というのはあまり活発ではないんじゃないか、このように思うのですが、これの活用についてはどういう取り組みをなさ...全文を見る
○近江委員 この中国貿易については、中国の国連加盟と相まって政府もかなり積極的に前向きに検討しだしたように思われるわけですが、しかし、この際はっきりと吉田書簡も廃棄して、輸銀使用も全面的に行なう、あるいはココムリストも全面的に撤廃する、さらに拍車をかける必要があるんじゃないか、こ...全文を見る
○近江委員 北朝鮮――朝鮮民主主義人民共和国、ここに対して通産省は輸銀の使用、資金の使用検討ということを開始されたわけですが、今後の各国との友好関係、また経済のそうした発展を考えていくと非常にけっこうなことであると思うのです。そこで、この輸銀使用の問題については非常に私けっこうだ...全文を見る
○近江委員 ここで私は、非常にいまの御答弁は抽象的なように思うのですが、通産大臣、まあ直接私まだ御返事もいただいておりませんのでお聞きしますが、通産省で検討しておるということでございますので、この点について具体的なそういうプロジェクトが出てきた場合には許可をする、そういう強い決意...全文を見る
○近江委員 もちろん御検討されるわけですが、検討するということだけではだめだと思うのです。やはり積極的にそれを検討して、前向きでいくのか、うしろ向きに検討するのか、その辺が違うと思うのです。ですから、許可をするという前向きの姿勢で検討されるのかどうか、その点はどうですか。
○近江委員 今後の貿易関係をさらに発展さしていく、こういう点で私は、通商代表部ぐらいを設置してはどうかと思うのです。これは朝鮮民主主義人民共和国だけではなくして、ドイツ民主共和国なりあるいはベトナム民主共和国なり、いろいろな国があるわけですが、そういう点についてはどういうお考えで...全文を見る
○近江委員 それから、発展途上国に対する経済協力の問題でありますが、やはりいままで非常に経済協力のあり方というものについては問題が多かったし、事実いろいろなことが出ておるわけであります。そこで、今後あくまでも発展途上国の経済発展に寄与して、しかも平和互恵、平和共存の積極的な方途で...全文を見る
○近江委員 いま、かじとりの最中ということをおっしゃったわけですが、やはりいずれにしても発展途上国へのこうした協力、これは先ほど私申し上げた線でやはり進めていかれる必要があるし、そういう点において従来、理念においても方法においてもやはりいろいろな、大臣御承知のとおり問題があるわけ...全文を見る
○近江委員 総理にお伺いしますが、いま両大臣からそうした発展途上国に対する考え方、経済協力の考え方が言われたわけですが、そうした国々の日本に対する批判というものはやはり非常に強いわけであります。その点、総理はいま申し上げた問題に対して、あなた自身はどういうお考えで今後進めていかれ...全文を見る
○近江委員 今回繊維問題等を見ましても、ガット等のそういう国際機関の機能性というものについて、私はこれでいいのか、そういうような疑問が非常に大きくあったわけですが、今後やはり国際経済という問題を考えていきますと、非常にブロック化していくような傾向にあるし、あるいは保護主義を各国が...全文を見る
○近江委員 総理は、以前このケネディラウンド以後の新しい関税の一括引き下げ交渉、いわゆるジャパンラウンド構想ですね、これを打ち上げられたわけですが、しかし、このニクソン・ショック等で、この構想も非常に夢と化したというようなお考えを持たれておるのかどうか。またそれにあわせて、いまこ...全文を見る
○近江委員 そこで、国内に目を移してみたいと思うのですが、現在のこういう不況が一体どうなるのだ、これは国民の皆さんが一番心配し、注目されておられるところなんですが、政府として、この景気の見通しについて、落ち込みの底をどのように見ておられるのですか。これをひとつ大蔵大臣にお聞きした...全文を見る
○近江委員 大蔵大臣はそういう見方をされ、いろいろ政府としては対策をとっていらっしゃるわけです。景気浮揚策として、内需を喚起するための公共投資あるいは年内減税を政府としてやられているわけですが、政府がとられておるこの程度の対策の内容で、実際に景気浮揚に自信があるかということを、は...全文を見る
○近江委員 今回のドル・ショックあるいは円の変動相場制への移行、こういうことにおきまして、やはり一番影響を受けておるのは中小企業です。二重、三重のパンチを受けております。私たちも、特に党の商工部会を中心として、全国のそういうような地場産業をはじめとして、できる限りの努力をして実態...全文を見る
○近江委員 倒産のこともおっしゃったのですが、これから年末あるいは年度末等にかけて、非常に不況がさらに悪化する、このようにちまたではいわれておりますし、私もそうだと思うのです。したがって、ただ倒産件数がどうだからということで、そういう数字の上だけで判断すると非常に危険だと思います...全文を見る
○近江委員 大蔵大臣にお聞きしますが、民間の金融機関を見ますと、専門の中小企業に対する機関、相互銀行あるいは信用金庫、信用組合、こういう貸し出し等を見ますと、非常に鈍化あるいは減少しているわけですよ。これはデータでごらんになればすぐわかるわけです。それに対して都市銀行や地方銀行が...全文を見る
○近江委員 私、田中大臣にお聞きしたいのですが、政府は、中小企業政策については、中小企業基本法を柱に、世界に類を見ないほど整備されておるといつもこのようにおっしゃっておるのです。ところが、一々この法律を見てまいりますと、たとえば下請中小企業振興法、これは法律が施行されて約一年にな...全文を見る
○近江委員 法をつくってもそれがうまく運用されないというのは、中小企業も理解に乏しいという何か押しつけるような言い方、これは私は納得できません。これは、PRをしない、また現状に合ってない法律をつくった政府の責任であると私は思うのです。そういう点は非常によくないと思います。それで、...全文を見る
○近江委員 次に公害問題についてお聞きしたいのです。時間の関係がありますので、担当なさる大臣は簡潔にお答え願いたいと思うのです。  まず環境庁長官にお尋ねしたいと思いますが、イタイイタイ病あるいは阿賀野川の水俣病等が世論の盛り上がりの中で、裁判長の英断によって勝利となったわけで...全文を見る
○近江委員 引き続いて環境庁長官にお尋ねしますが、わが党はじめ野党三党が一年前から提唱いたしております環境保全基本法案は、この国会提出をはかる時期に来ておると見ておるわけでございますが、長官はこの国会提出の意思があるかどうか。こうした内容をですね、これについてひとつお伺いしたいと...全文を見る
○近江委員 引き続いて環境庁長官、公害防止の基本的な施策として監視体制の整備は、これはもうきわめて重要な問題であります。御承知のように、西ドイツのルール地方で実施されておりますメッシュ方式、これはすでにわが国でも川崎市が独自でこの方式を実施しておるわけですが、政府の公害防止に対す...全文を見る
○近江委員 私は、その次に、この公害問題としての特殊公害、たとえば、航空機騒音あるいは新幹線騒音とか、いろいろ特殊なそういう公害があるわけですが、特に航空機騒音の被害というものは、これはもう国際空港である羽田あるいは伊丹空港においても拡大する一方であります。とにかくその飛行場のそ...全文を見る
○近江委員 運輸大臣、鋭意検討をしておるということでありますが、この法改正をなさる、そういう姿勢でなさっておるのか。もう少し明確におっしゃってください。
○近江委員 それから環境庁長官にお伺いいたしますが、この環境基準、これをもう一日も早く設定していただかないと、ほんとうに周辺の人にとってはたいへんな問題です。総理は常に、住民優先だ、国民優先だ、これに切りかえていくんだということをおっしゃっておるわけです。そうであれば、これをすみ...全文を見る
○近江委員 特に空港を見てまいりますと、羽田あるいは伊丹空港、あるいは札幌、板付、いろいろありますが、特に伊丹空港の場合、周辺に百八十万の人が住んでいる。そうしますと、特に最近は一日四百六十回、ひどいときは大体一分三十七秒の間隔でおりてきております。しかもこの百ホンをこす騒音が間...全文を見る
○近江委員 新空港ということをおっしゃっておりますが、現在の各空港の状態を見ますと、そういう被害というものはたいへんなものです。これがまた再び新たな空港で起きるということであれば、これはたいへんな問題だと私は思うのです。公害の起きるような、そういう空港であってはならぬと思うのです...全文を見る
○近江委員 そこで、新空港ができた、そうなった場合、いま大臣は、国際線、そして国内線の半分が行くとおっしゃいましたが、いま現在ピーク時には十七万五千回ぐらい伊丹に発着しておりますが、半分が移る。そうするといまよりも半減をする。環境庁長官は、前にも関西にお見えになって、そういう密集...全文を見る
○近江委員 それじゃあと一問で。  環境庁長官はそうした方向の発言をなさったと聞いておりますが、要するに、半減した時点から、伊丹空港のいまのそういうたいへんな状態を見て、今後さらに減らしていく努力を積極的にやっていくべきである、これは私は当然だと思うのです。その点、運輸大臣、環...全文を見る
○近江委員 そこで最後に、公害のないということで海上ということをおっしゃっておるわけでございますが、いまいろいろ審議されていると思うのです。私もその点は、絶対にそうした公害の起こさない、そういう位置の選定でなくてはならぬと思います。そういう点で私は総理に最後にお聞きします。環境庁...全文を見る
11月10日第67回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第2号
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○近江委員 私は、出席政府委員の関係で、先に原爆関係のことをちょっとお聞きしたいと思うのです。  原爆が落ちて二十六年の歳月、考えてみますと、被爆者が非常な病苦あるいは貧困あるいは孤独の三重苦にいまなお呻吟しておる現実ということをきびしく認識しなければいけないのではないかと思う...全文を見る
○近江委員 そういう研究と同時に、この補償等をやっていく、そういう意向であると私は思います。  そこで私、具体的にお聞きしたいのですが、これは非常に科学技術の問題で、特に長官はエコロジーの問題とかあるいはそうした生命の問題等を真剣に勉強なさっておるということも私、聞いております...全文を見る
○近江委員 数少ない政府の最高責任者である大臣であります。そういう点についていろいろと研究をし、力を入れ、まあ援護等も厚生省と話はしなきゃいけないけれども、やっていきたい、こういう意味ですね。どうなんですか、もう一ぺん確認します。
○近江委員 直接の援護についてはいかにもボールをぱっと厚生省のほうへ投げたという感じに私とったわけです。  それで、厚生省も来られておるわけですが、厚生省としてはどうですか。
○近江委員 そういう医学の研究成果をまって、そうしてやるというようなことでありますが、それは大臣がいま力を入れるということをおっしゃったわけです。当然二世、三世にこういう影響があるということは、しろうとであっても考えれば何らかの影響があるのじゃないか。それを科学的に解明をしていく...全文を見る
○近江委員 それで、こういう医学的な面でいろいろな徴候が見える、そうなってくれば当然二世、三世に対してもそういう援護なり何なり、そういうことは当然考えるわけですね。その点だけはっきりしてください。
○近江委員 医学上ばかりおっしゃっていますけれども、何ぼ研究をされても現実にこれから苦しむわけですよ。ですから、そういう人をただ研究だけではなくして、それと同時に、手厚い対策をしてもらえるのかということを言っているのですよ。はっきり言ってください、その点を。どうですか。
○近江委員 それじゃ、やるということであると私は思います。しかし、もっと積極的にやってもらいたいと思うのです。  それで、これは詳しくは社労委員会等で私やりたいと思いますけれども、原爆孤老、病弱者、小頭症等の被爆者の終身収容保護施設、これも当然やるべきです。これもほとんど放置さ...全文を見る
○近江委員 この点についてはこれで終わりますが、大臣、当然これはただ科学技術庁長官としてのそういう分野だけの主張であっては私は困ると思うのです。ですから、それを今後もっと政府全体に及ぼしていけるように、そういう医療体制、そして研究体制、さらにそういう援護体制等を、当然科学技術庁長...全文を見る
○近江委員 それからその次に、私お聞きしたいのは、アムチトカ島の地下核実験について、世界のごうごうたる非難を振り切って、アメリカは七日の午前七時、アムチトカ島において水爆の地下実験をやったわけですけれども、これは、わが国としての立場からしても、世界において一番実験中止の声を高める...全文を見る
○近江委員 この実験後、ニュース等でも報じられておりますが、地表が陥没したとかいろいろなことがあるわけです。政府が申し入れをやったあれについては、航海中の漁船等に被害が生じた場合、その補償請求の権利を留保する、これは官房長官談話でも発表しておるわけですが、とらえ方が直接的なんです...全文を見る
○近江委員 この前の、大気圏内の実験が中止された。これは結局、これも八年前だと思うのですが、結局大気圏内の爆発というものが地球環境を汚染するからという世界の声、その大勢に押されてすなおにやめたわけですが、今回のこの地下実験については、今後どういう規模で地球を汚染していくか、こうい...全文を見る
○近江委員 それで海洋の放射能汚染、これでわれわれが非常に心配するのは、当委員会においてもアメリカの原潜の問題について、そうした保障の問題、今後の環境汚染の問題等、非常にいろいろとここで質問もさしてもらったわけでございますけれども、佐世保、横須賀等でも以前からあの異常放射能の問題...全文を見る
○近江委員 こういう原潜が出入しておるわけであります。それで、いま沖繩の軍港がいろいろあるのですけれども、どういう港へ出入りしておるのですか。
○近江委員 それで大臣も国民のそういう生命、健康を守ることに全力をあげるということをおっしゃったんですが、いままでこのホワイト・ビーチ——那覇は若干調査したようですが、調査しましたか。
○近江委員 ところが、異常コバルトが検出されておるわけです。主席もその当時寄港中止を求む声明を出したんです。その後、米軍が一次冷却水を出していないという証拠はあるのですか。それについてどういう確認をとっていますか。
○近江委員 そうすると、いま沖繩については、佐世保や横須賀にあるようなモニタリング施設というのは全然ないのですか。
○近江委員 この佐世保や横須賀は、これは閣議でも了承をとって、そしてアメリカともその辺のいろいろな交換公文ですかもやって、かなり厳格に予算もつけてやっておるわけです。そういう点からいけば、沖繩が返ってくるとわかっているわけですよ。なぜ政府はもっといままでモニタリング等について真剣...全文を見る
○近江委員 それで、このコバルト六〇がこのように発見されておるということ自体、これは大問題だと思うのです。  そこで、従来から幾らアメリカと約束をしておっても、こういう心配点がたくさんあるわけです。ですから、そういう点で原潜の寄港は基本としてはもう中止さす、そういう強い態度で臨...全文を見る
○近江委員 その点については、今後も中止を要請していくという強い意思を持って、これからもひとつ交渉に当たってもらいたい、これはもう要望しておきます。  それから、この沖繩返還に伴って、本土であれば佐世保と横須賀ということははっきりとアメリカとの間に明記しておるわけです。そうする...全文を見る
○近江委員 沖繩はわれわれも何回も行っております。わが党としても、沖繩の基地の総点検もやっております。軍港は幾らでもあるのですよ。那覇軍港あるいはホワイト・ビーチあるいは陸軍輸送基地、勝連タンク基地、天願突堤、金武突堤とか、かなり大きなそういう軍港があるのですよ。どこへ出入りする...全文を見る
○近江委員 そうすれば、本土では佐世保と横須賀ということをはっきり明記して約束しているわけですよ。そういうことはきちっと、出入国させるその辺もはっきりさす、そういう協定もはっきりしなければいけないし、要するに、佐世保と横須賀のこのモニタリング等について、あるいは保障等について、米...全文を見る
○近江委員 非常に聞きようによれば抽象的にも私は思うのですが、長官のおっしゃったあとで何ですけれども、国連局長、それは間違いありませんね。きちっとそういう文書にしろ何にしろ一切のことを結びますね。
○近江委員 こういう放射能等の問題というのは、非常に後々蓄積されたりいろいろなことでまだまだ未知数であります、その辺の研究が。それだけに慎重にあらゆる配慮を払っていくのが私は当然だと思うのです。そういう点どうかひとつ、あとそういう心配がないように、今後もさらに、長官がおっしゃった...全文を見る
○近江委員 福井委員からも、そういう非常に将来にわたる疑問点が出されたわけです。この放射能粒子の放出は、大気なりあるいは海洋に拡散されて、自然のバックグラウンドにかりになったとしても、当然食物の連鎖等を通じて濃縮されていくというような問題があるのです。この辺の研究は実際やっておる...全文を見る
○近江委員 ところが、原子力基本法以下、いろいろ規制はありますよ。あってもそれは大気にしろあるいは海中に放出するにしろ、排出口からどれだけ薄めて出しなさいというだけであらて、それが蓄積されていって魚介類に及ぼす影響とか、それが今後どうなっていくか、ほおり出したらあとは何もないわけ...全文を見る
○近江委員 そこで環境庁の局長さん、将来環境基準を設定する、あるいは排出口のそうした基準も設ける、研究するということをいまおっしゃったわけですが、ぜひともそれは早急にやっていただきたいと私は思うのです。放射能は、これはあったらいかぬものです。許容量がこれだけだからそれでいいという...全文を見る
○近江委員 それで、もう時間がありませんので、できるだけ早く進めますが、局長は、法体系は完全である、ただし取り扱いとかそういうことにまずい点があるからだ、いかにも法体系は完ぺきであるというような言い方をされておるわけですよ。たとえばこの間の千葉県下の放射性物質のイリジウム一九二に...全文を見る
○近江委員 それで、あなたは法は完ぺきだと言ったけれども、たとえば放射線の取り扱い主任者ですね。これは国家試験をやっておりますが、年齢にも何も制限がないでしょう。一番若い子は、高校生の十七歳の子も通っているのですよ。これで何十カ所もある現場の責任者の指導をしていけますか。当然その...全文を見る
○近江委員 十七名がよしんば二十名になったって、できぬわけですよ。法律に基づいて政令で出しているのでしょう。だから、法律が完ぺきでない、また運用も完ぺきでないということは、一つのことを通したって、これははっきりしておるのですよ。ですから、法律が完全でございますというような、そうい...全文を見る
○近江委員 長官の前にもう一ぺん。  そこで、たとえば、いま施行令によって二十名になっていますね。これからますます、非破壊検査とかいろいろな点に使われていくのですよ。こんなもの、政令で二十名でいいのですか。政令を改正するなり法律を改正するなり、私はもっと率直な意見を聞きたいので...全文を見る
○近江委員 では時間がありませんから。長官、私いま局長さんといろいろやりとりしたわけですけれども、これで法律なりあるいは政令なりいかに不備であるか、また、運用がいかに目が届いてないかということを十分わかっていただいたと思うのです。長官としても今後政令なり法律の改正なり、そういうよ...全文を見る
○近江委員 終わります。
11月13日第67回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第3号
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○近江委員 今回のこの痛ましい事故、まことに遺憾でございます。遺族の方々に対してつつしんで哀悼の意を表したいと思います。  今回のこの実験を見まして、結局実験計画のずさんさということを非常に感じるわけです。底辺が百メートル、三十度角度の斜面、ローム層、そして小屋あるいは計器等を...全文を見る
○近江委員 先ほども話が出ておりましたが、この実験に際して、安全対策というものがほんとうに真剣に考えられておらない。笛一つにしても、いまからくずれるぞという合い図だという。当然マスコミ関係の人だってその瞬間を記録しようとしてかまえているわけです。おそらく事故班の人もそうでしょう。...全文を見る
○近江委員 科学技術庁は、最近、原子力関係においても事故が多発しております。私たちも、一つの小さなミスというものがどれだけ重大な事故に発展するか、それを心配して、ある人から、そんな小さい問題を言わなくてもいいじゃないかと言われたこともありました。だけれども、そういう小さいことから...全文を見る
○近江委員 こういう政府がやっておられることについて、そういうこまかい把握をしておらない。結局、人まかせにしておるという責任者の姿勢を私は問いたいわけですよ。まあ部下がやっているだろう。——責任者というのはそういうことについてやはり一切を知るという真剣な努力があって私はしかるべき...全文を見る
○近江委員 きょうは刑事局長も来られておるのですが、こういう政府機関に立ち入って強制捜査をされたということは過去にはあったんですか。
○近江委員 こういう民間のたくさんの方々を巻き込んでこれだけの犠牲者を出した。きょうは最高責任者の総理もお見えになりますから私はその責任を問いたいと思いますけれども、いずれにしても、これは科学技術庁が中心でやったということでありますけれども、これは何も科学技術庁だけの問題ではない...全文を見る
○近江委員 私も、昨日、現場を見てまいりました。よくこのような危険なところで、しかも安全管理もなく実験をしたものである。ほんとうに、なくなられた方々に対するそういう気持ちを考えますと、私も怒りを禁じ得なかったわけでございます。急斜面のところで、のりの面から五十メーターほど離れたと...全文を見る
○近江委員 そこで、今回のこの事故を見ますと、防災科学技術センターは科学技術庁、土木研究所は建設省、地質調査所は通産省、消防研究所は自治省、このように各省にまたがっているわけです。そして私たち総理がお見えになる前いろいろお聞きしましたが、結局責任者がこまかいことを全然知らない。そ...全文を見る
○近江委員 あと総理府総務長官から簡潔に。
○近江委員 終わります。
11月16日第67回国会 衆議院 商工委員会 第5号
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○近江委員 この法案がつくられたという最も大きな動機は、ドル・ショックということで特に地場産業等が壊滅的な打撃を受けておる、こういうことでつくられたと思うのであります。それで、御承知のようにあのニクソンのドル防衛政策、この八項目を見てまいりますと、課徴金の問題とかアメリカの国内問...全文を見る
○近江委員 しかし現実は変動相場制ですでに九%以上の円高を示しておるわけです。ところがアメリカのほうは二〇%、二五%というようなべらぼうなことを言っておるわけです。そういう点でやはり現実ということを見てみた場合、その辺のところはどの辺に落ちついてくるか、たとえば一〇%かあるいは、...全文を見る
○近江委員 あなたのそういう御意見は御意見で聞きますけれども、これは全然現実を真剣に考えてないですよ。たとえば一〇%で切り上げになって、最悪、そんなことはないとしても二五%と、これは一緒ですか。一〇%も二五%も影響というものは当然拡大するんですよ。そうした場合に、それは政府系の金...全文を見る
○近江委員 私が運用と言ったからあなたも運用とおっしゃったのかもしれぬけれども、指定業種だけやったってこれは解決せぬ問題があるのですよ。これだっていま倍のワクしかないのですから、それを三倍にも四倍にも拡大するということがこの法律でできますか。できないじゃないですか。金利の問題にし...全文を見る
○近江委員 私の言うのは、要するに東南アジアであろうがヨーロッパであろうがアメリカであろうが、輸出が一定の比率があればそれは指定の対象になるわけですよ、これはおわかりでしょう。特にアメリカは一〇%の課徴金をかけて、対米輸出のところが一番被害を受けておるわけです。ですから、あなたの...全文を見る
○近江委員 いまの説明では私にとっては非常に不十分ですけれども、これもよく中小企業庁、通産省考えてください。運用の点で、いろいろな点でカバーできるはずです。ですから、せめてその辺のところでさらにひとつ対策を考えていただくことを強く要望します。  それからこの認定について、指定業...全文を見る
○近江委員 これもいま運用ということをおっしゃっていますけれども、これだって、ほんとうに実際に法的にきちっと規定をすれば、救えるものは救えるわけです。ところが運用だったら、実際の担当官によってどうなるかわからぬわけです、はっきり言って。ですから、これだって法的に見れば非常に不整備...全文を見る
○近江委員 ですから、まあそれはひとつその辺のところを不公平のないように、さらによく政府として見守っていただきたいと思うのです。  それから設備近代化資金関係ですが、都道府県は国と同額を特別会計に繰り入れなければならないわけでございますけれども、今回のドル・ショックはこの地方財...全文を見る
○近江委員 この中小企業をほんとうに見守るということであれば、直轄の官庁である中小企業庁はもとより、特に財政、金融、税制とまたがるわけですから、大蔵省さんももっと中小企業を守るという立場を真剣に考えてもらわなければ困るわけですよ。ほかの補助対象が大体こうだからあまりぬきんでること...全文を見る
○近江委員 それから設備の買い上げの問題ですが、繊維などは政府間協定を結んで非常に大きなそういう被害を受けておりまして、織機の買い上げというのはかなり政府も力を入れておりますけれども、こういう設備の他の産業ですね。買い上げがいろいろな問題点は確かにあろうと私は思いますけれども、た...全文を見る
○近江委員 非常にその点はあなた方も責任者として考えていらっしゃるということだけはわかりますけれども、やはり実を結ばなければ何にもならぬわけですよ。いまいろいろとやってくださっていることは、非常にそれは手ぬるいということを私はここで声を大にして申し上げておきます。これもひとつ中小...全文を見る
○近江委員 カルテル等をつくっているところもたくさんあるわけですが、どこの業種についてはいけないかとかそういうようなことを何にも徹底されてないわけですよ。そうでしょう。しかも政府は、この間、中小企業特恵対策臨時措置法、これをつくったんですけれども、この現状を聞いてみたらどうですか...全文を見る
○近江委員 いずれにしても、そういうような事業転換等についてはもっと力を入れていただかないと、いまや国際経済の大きな変動のもとで、中小企業はほんとうにさまよっているのです。いまこそ私は政府が指導性を発揮して、いまこそこうであるということを示していただきたいと思うんです。またその対...全文を見る
○近江委員 たとえば、中小企業金融公庫なんかも、まあ額面が一千万以下くらいでしたらたいがい代理貸しですよ。そうなってくると、たいがい両建てさせるのです、市中銀行は。それが現状なんですよ。長官。  そこで、本法にも盛られておりますけれども、この設備近代化資金の二年以内の償還期限が...全文を見る
○近江委員 私はその反対の事例を何ぼでも知っているんです。だが、私は本委員会においてはそんな個々の名前の出るような、場所の出るような、そういうようなことは申し上げません。これは全国どこへ行ったって同じなんですから、そういうことまでは私は申し上げませんが、私も根拠があるから言ってい...全文を見る
○近江委員 そこで、いま非常に繊維が自主規制をやって、引き続いて政府間協定ということでたいへんな壊滅的な打撃を受けておるわけでございます。そこで政府としても繊維の救済について具体的にいろいろと検討なさっておると思うのですが、一説には二千億というような話もあるわけですが、どの程度そ...全文を見る
○近江委員 非常に抽象的なあなたの答弁ですけれども、大体いまの段階になって煮詰まっていると私は思うのです。もう少し具体的にお答えになったらどうですか。どの辺まで大蔵省と話し合っているのですか。繊維はほんとうにもう生産はとまっておるし、そういうところが多いのですよ。私の話は決してオ...全文を見る
○近江委員 答弁は私にとっては非常に不満足であります。大体このくらいまで固まっているのだけれども大蔵省が言うことを聞かないとか、大蔵省が来られているのですから、大蔵省さんどうなんですか。
○近江委員 これ以上申し上げても具体的な数字等はお出しにならぬと思いますが、いずれにしても遅々としております。政府がおとりになっていらっしゃる態度は、現状を非常に無視した遅々とした態度でございます。したがって、すみやかなかつ強力な助成をすべきである、救済をすべきであると私は強く申...全文を見る
○近江委員 そこで、政府間協定が結ばれて今後専門家会議でいろいろこまかい点が検討される、私はこのように思うのですが、交渉団はいつごろ出発されるのですか、またその構成等についてはどうなっておりますか。
○近江委員 それでいろいろ具体的な点を御相談されるわけですが、繊維の中小零細の方々がほんとうに苦しんでおられるということをどうかひとつよく肝に銘じて交渉に臨んでいただきたいと思うわけです。  それから、特にこの繊維それからまた雑貨ですね、これが非常に大きな影響を受けておるわけで...全文を見る
○近江委員 そこで、国際経済の問題がちょっと出ましたので、私具体的に何点かお聞きしたいと思うのですが、一つは中国との貿易等を積極的に拡大するということで、政府としての努力も私、認めるわけですが、今回たとえば牛肉についても、生牛であればかまわない、これは中国ははっきり断わってきまし...全文を見る
○近江委員 それも検討しておるという段階で終わっておるわけですね。その辺のこともほんとうに政府が積極的に進める意思があるならば、強力にこれをどう解決していくかということをほんとうに煮詰めていくべきじゃないか、私こう思います。これは特に強く要望しておきます。  それから御承知のマ...全文を見る
○近江委員 腰を据えて交渉する、要するに中小零細はたいへんな困難に入っているわけですよ。ですから、じっくり交渉してもらう、それは大事かもしれませんけれども、やはり私はじっくりではいかぬと思うのです。交渉のそういう態度についてはいろいろ政府もお考えになっていると思いますけれども、強...全文を見る
○近江委員 この点は強く要望しておきます。  それから国内において、合板業界、これがまた非常に最近はドル・ショック等で不況におちいっておるわけです。政府に対して転廃業等に非常に特別融資等を強く望んでおるのですが、こういう個々の業界等についてどういう対策をとっておりますか。特に合...全文を見る
○近江委員 それから全業種、全産業、ドル・ショックでたいへんな苦境に立っておるわけですが、いつも年末になってくると問題になってきます年末対策——年を越してからさらに倒産が拡大するだろう、当然これだけ不況におるわけですから。年度末融資については、今年度初めてわずかですけれども年度末...全文を見る
○近江委員 もうすでに昨年度末においては、年度末対策も非常にわずかでありますが対策をとったわけですし、それからさらに不況の底が深刻化してきております。当然私は大幅の対策をとるべきである、まだ煮詰まってないなら、これ以上お聞きしてもしかたがないと思いますが、強力にこれを要望しておき...全文を見る
○近江委員 特に電気関係ということをおっしゃったわけですが、全業種非常にあるわけです。限られた公取の機能で、はたしてどれだけそれが効果を期待できるかということであります。公取さんは中小企業、零細企業の、言うならば守り手です。どれだけあなた方に期待しているかわからぬわけです。ですか...全文を見る
○近江委員 時間がありませんので簡単にあと二点だけお聞きします。一点は経企庁にお尋ねしますけれども、この改定経済見通しにおいて、課徴金は当分継続される、そして円の切り上げ幅を八%と想定されているんですけれども、現在もうすでに九%以上に円高という為替市場の実勢の状態です。そういう場...全文を見る
○近江委員 終わります。
12月01日第67回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
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○近江委員 先般、川崎の事故がございまして、そういうことで責任をとられて前長官がおやめになって、本日、当委員会としては初めて木内長官をお迎えしたわけであります。いま長官の所信表明といいますか、大臣就任のそうしたお話があったわけでございます。今後研究等について、そうした安全性の問題...全文を見る
○近江委員 科学技術庁が関係されておられるのは、関係各省統轄していくという意味においていろいろ多岐に私はまたがっておると思うのですが、それでもなおかつまだまだわれわれは見ておって力を入れてもらわなければならない点が多分にあるんじゃないか、このようにも思うわけです。特に科学技術庁は...全文を見る
○近江委員 この程度の季節風であれば、注意をしておればこういうことはなかったという御答弁があったわけですが、そういう点からしても明らかに今回は人災だと私は思うのです。今後いろいろ調査されていけばその点はっきりとしてくると思いますが、こういう安易なことでこういう重大な事故が起きてお...全文を見る
○近江委員 英国のトリー・キャニヨン号の場合はたいへんな被害を及ぼしたわけでございますが、この点、きょうは環境庁も来られておりますし、今後考えられる被害はどういう点が非常に心配であるか。これは研究調整局長も、前長官もおっしゃっておりましたが、エコロジーの問題、いろいろ魚介類に及ぼ...全文を見る
○近江委員 科学技術庁がそういう研究調整費を使い、それぞれ出先のそういう研究機関等でそういう実験をやってこられた。しかし、今回のこの事件を見ても、実際にそれじゃオイルフェンスにしたって十分なのか、中和剤にしても十分か。東京からYSで中和剤を運んでおる。全国からかき集めても、まだ全...全文を見る
○近江委員 流れた油が大体四千トンとか四千五百トンとかいわれているんですが、ちょっと多目に見て四千五百トンとした場合には、九百トン要るというのですよ、処理剤が。それでいまあなたが集めておるのは二百トンでしょう。全国から集めても、もうこれ以上集まらないのですか。
○近江委員 それで、全国にこの処理剤というものは何ぼあるのですか。こういうことを考えて何ぼ用意しておったのですか。
○近江委員 幾ら早くできるか知らぬけれども、事故が起きてからそういう製造をやるというのは、そういう考え方は基本的にいいのですか。これはまだ二十五万トンクラスに比べれば小さい船ですよ。そうでしょう。早く手を打てば拡散していくのを防げる、被害を食いとめられるのですよ。それが、事故が起...全文を見る
○近江委員 そこで、非常に汚染対策が不完全である。たとえば魚介類のそういう影響調査もほとんどやってない、あるいは中和剤にしてもこんなお寒い状態だし、あるいは消防艇にしたって足らないし、要するに非常に不完全であるということはもうはっきりしているわけですよ。これについて責任の所在はど...全文を見る
○近江委員 被害は、沿岸にかかわらず、沖合いでも同じですが、特に沿岸を見た場合でも、日本の沿岸のタンカー事故が、四十三年に百二十八件、四十四年に百三十二件、四十五年は百七十件も起きているのですよ。それだけ事故がふえておりながら、先ほどあなた方御答弁されたわけですが、そういうお寒い...全文を見る
○近江委員 海上保安庁はどういう体制をとっておるのですか。要するに関係各省がこういうことについて緊急に話し合ったのですか。要するにばらばらなんですよ。運輸省はこうする、わが省はこうする。それも各省でよく話し合った上での対策をとってもらわないと、うちの省はこんなに力を入れている、あ...全文を見る
○近江委員 それで、科学技術庁はいまこういうような研究をされていたわけですけれども、これから都市災害等も地震の問題とかいろいろなことがまた考えられますし、あらゆる点を考えていきますと、非常におそろしいそういう事故発生の要因がたくさんあると思うんですよ。そういうことも含めて、特にこ...全文を見る
○近江委員 それで国際的に考えていきますと、IMCO、政府間海事機構ですね、ここにおいても、事故が起きた場合に海に流出する油の量を三万立方メートルに押えるようにタンカーの安全最低基準を考えて、来月の一日から発効するようになっているということを聞いておるわけですが、わが国の場合、も...全文を見る
○近江委員 そのできた、批准した条約は、それを守ってやっていくということはもう当然でありますし、そのほかにいろいろ気をつけなければならぬ問題点がたくさんあるのだけれども、日本がイニシアチブをとって積極的にやってもらいたい、こういうことなんです。  それから千葉研究調整局長、いま...全文を見る
○近江委員 この問題はこれで置いておきますけれども、いずれにしても、そういう危険性ということはほんとうにあすでも起きかねないようないまの海上のラッシュの状態でもあるわけですし、ほんとうに真剣に政府としてはそういう国民の不安をなくし、やっていただくように力を入れてもらわなければ困る...全文を見る
○近江委員 それでは次の問題にいきたいと思いますが、きょうは宗像理事長に来ていただいておりますし、いま、原子力の安全性の問題をはじめとして、エネルギー政策から考えても原子力発電所がどんどんふえてきておりますし、そういう点で国民の関心というものは非常に高まっておるわけです。また、こ...全文を見る
○近江委員 私たちは将来のエネルギー政策も考えて、当然石油はやはり何十年か先には枯渇してしまう。そういう点でこれだけの大きなエネルギーである原子力の平和利用ということは基本的にわれわれも今後は大いに進めていかなければならぬ。しかし、ああいう放射能公害とか、いろんなそういう安全性と...全文を見る
○近江委員 まあ政府がつくっておるこの答申においても、七〇年代のこの科学の発展において、異なった分野での協力はきわめて重要であるということを指摘しているわけですが、こういう意味からしても、君には関係ない分野だからという断定というのはきわめて一方的じゃないかと思うのです。少なくとも...全文を見る
○近江委員 それでいままで講師に出た人、ちょっと私、じかに名前は出しませんけれども、原発へ講師を派遣しているんですが、Aという人は元執行委員長ですよ。分析化学の研究者で理学博士、分光学会副会長、学術会議立候補中、副主任研究員です。数回行ったということで、元執行委員長ということで、...全文を見る
○近江委員 先ほど一番最初私が申し上げたこの二人のあれについて、発表を差しとめた、これは、あなた何ぼでもいろいろ言うかしらぬけれども、向こうから、学会のほうから来さしてくれと言うているのを、やめておけ、これは、憲法の面から、三原則からいったって、もう話にならぬわけですよ。こういう...全文を見る
○近江委員 それじゃもう原子力研究所の要するにおめがねにかなった方向に行く人ばっかり出す。たとえば、主催が北海道電力株式会社、後援が岩内商工会議所、岩内原子力発電所建設促進協議会——建設促進協議会ですよ、推進していこうというところです。「無料ご招待 講演「原子力発電所の安全性」日...全文を見る
○近江委員 そうすると、そういういいとか悪いとかいう判断はどこでなさるのですか。
○近江委員 そこで、講師をいろいろな会合なり何なりに出される場合、そう言ってきた場合、一体いいとか悪いとか、それはどこを基準にしておっしゃるのですか。
○近江委員 しかし、いまあなたの長い御答弁をずっといただいたのですが、私は納得できないですね。だから私は、これは三原則、また憲法にも抵触してくるし、そんな簡単に納得できる問題と違いますよ。いずれにしても、政府機関がそういう疑惑を持たれるようなことをかりそめにもやっておるということ...全文を見る
○近江委員 もうこれで終わろうと思ったのですけれども、長官の発言で、これはちょっと終わるわけにはいかぬわけです。  要するに、それは秘密の研究中のことであれば、長官がおっしゃったその辺のことは、これは私も理解できないこともないわけですよ。だけど、こういう学会の場合には、これは何...全文を見る
○近江委員 もう一問だけ申しますが、それでは理事長のおめがねにかなった人は行かす、極端にいえば、気に食わない者は行かさない、どないにでもできるわけではないですか。そんな独裁があっていいのですか。どういう尺度でそんならいい悪いの判断をするのですか。
○近江委員 いずれにしても、この学会が要請をした人をとめたということについては、原子力研究所についても非常に大きな疑惑の目でみんな見ているわけですよ。最も自主、民主、公開を守ってもらわなければならないそういう研究所が、しかもそれを監督なさっている政府が、それをしごく平然に容認する...全文を見る
○近江委員 すみません、えらい時間がたちまして。すぐ終わりますが、もう一ぺんここのところを申し上げますと、「中島氏は山本所長と会見したが、所長は「君が出席して話すには、関係のない学会だと思ったから断った。また福田氏は話したがらなかった様子だから。」と答えているが、福田氏はまったく...全文を見る
○近江委員 終わります。
12月01日第67回国会 衆議院 商工委員会 第8号
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○近江委員 今日わが国の国民総生産、GNPというのは世界第二位ということになってきたわけであります。このような小さな島国で、資源のないわが国が、今日このようなGNP世界第二位まで持ってきた。これにつきましても、何といっても海外から多くの資源を輸入をして、それを加工して輸出をする、...全文を見る
○近江委員 こうした大規模な原油流出事故というのはわが国にとっては初めてではないか、このように思うのですが、魚介類に及ぼす影響とかいろいろな面からこれは考えられると思うのです。もうすでに、いま御報告ありましたが、千五百メートルの長さで二、三百メートルの幅でさらにこれが広がっておる...全文を見る
○近江委員 季節風がひどかったというようなお話があるわけですが、このくらいの季節風は日本海側においてはいつも吹いておるわけですよ。それでは、いつもこのくらいな風が吹けばいつもこういう事故はこれから起こるのですか。いまここで言ってもあなたあまり答弁できないような面もあるのではないか...全文を見る
○近江委員 それでは通産省鉱山石炭局長、わが国は石油をこれだけ輸入しておるわけですよ。これからますます拡大するのですよ。季節風が吹いたくらいでこんな事故を起こしていたらどうなりますか。二十五万トンタンカーがまっ二つに割れたらどうなりますか。通産省としては、今度の事故についてどうい...全文を見る
○近江委員 今回の事故について影響がいろいろな点から考えられると思うのですが、そういう影響は、政府としてはどういう影響が出ると考えていますか。どういうような点が重点と思いますか。影響の面について両省からお聞きいたします。
○近江委員 いま、このように冒頭に状況の報告があったわけですが、このオイルフェンスにしても中和剤にしても非常に貧弱である。全国から寄せ集めておる。これだけ原油を輸入しておるわが国がですよ。もっともっとこれからふえるんですよ。わずか——わずかと言えば語弊がありますけれども、いま二十...全文を見る
○近江委員 先ほどからの話を聞いておって、通産省と海上保安庁ですね、——それから、また運輸省は来ませんか。早く呼んでください。要するに、二省の局長さんそれぞれの方からお聞きしまして、とにかく、私が、正直いって感ずるのは、ほんとうに皆さん方がこの原油輸送について、初めから終わりまで...全文を見る
○近江委員 そういう保険機構をつくっていろいろ損害を与えたところを補償していく、それは私は悪いとは言いませんけれども、会社にすれば、保険があるからまあいいじゃないか。悪くいえば、むしろ事故を起こさないという緊張感から見たときに、はたしてそれだけでいいかという問題なんです。前はイギ...全文を見る
○近江委員 私はこれで岡本委員にバトンタッチしますが、全国四十二カ所の基地に協議会もあるというが、実際、事故が起きたら、中和剤もオイルフェンスもない。全国から集めても足りない。こういう貧弱な形ではしようがないわけです。つくるなら、内容の充実したものをつくってもらいたい。私が申し上...全文を見る
○近江委員 では、あとこれで岡本さんに譲ります。
12月03日第67回国会 衆議院 商工委員会 第9号
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○近江委員 この間は、科学技術庁のがけくずれの実験によりまして、とうとい人命が十五名、しかもその面における最高の研究者を失ったわけであります。そういうことで今日、そうしたがけくずれ等の災害をはじめといたしまして、一連のそういう事故に対する政府の姿勢ということが、きびしい目で国民か...全文を見る
○近江委員 この件の被害について非常に総括的におっしゃったわけですが、たとえば送電塔が倒れたことによって二十五万戸、石川県の半分、これが停電になってしまって、一説によれば繊維業者だけで二十億からの損害を受けておる。電気だけでも三日間とまっているでしょう。そういうようなばく大な被害...全文を見る
○近江委員 そういう停電等の被害、これはどのくらい被害があったか、これは調査されていますか。これは二十五万戸全部に迷惑をかけているわけですね。特にこちらのほうは繊維業界が集中しているわけです。その辺の、言うなら間接被害といいますか、その辺はどのように見積もっておりますか。
○近江委員 そうすると、電力の割引等、電力会社が、倒れた鉄塔は別として、どのくらいの損をしておるのですか。
○近江委員 それは見解の相違ということもあるのですが、実際は停電で深刻な被害を受けたという声が相当あるわけです、したがって、これは政府として当然さらによく実情を把握する必要がある、このように思います。ですから、後ほどでけっこうですが、できるだけそういう被害の詳細な状況を報告しても...全文を見る
○近江委員 そこで、この一連の事故を見ますと、鉱業を許可したこと事態が非常に疑問視されるわけですね。鉱業法からいっても、当然地元の意思は尊重しなければならぬわけですが、最初断わっているわけですね、地元としては。名所旧跡、天然記念物が点在するので不適当であると。それにもかかわらず通...全文を見る
○近江委員 この鉱業法の三十五条にも詳しく出ているわけですね。「公共の用に供する施設若しくはこれに準ずる施設を破壊し、文化財、公園若しくは温泉資源の保護に支障を生じ、若しくは農業、林業若しくはその他の産業の利益を損じ、公共の福祉に反すると認めるときは、その部分については、その出願...全文を見る
○近江委員 これは鉱業法からいっても、六十四条には「鉱業権者は、鉄道、軌道、道路、水道、運河、港湾、河川、湖、沼、池、橋、堤防、ダム、かんがい排水施設、公園、墓地、学校、病院、図書館及びその他の公共の用に供する施設並びに建物の地表地下とも五十メートル以内の場所において鉱物を掘採す...全文を見る
○近江委員 送電線が書いてなかったというのは、申請をしたその人間の悪意か、あるいは忘れたのかどうか、知りませんよ。しかし政府には名古屋通産局というりっぱな地方の責任官庁があるわけですよ。当然そこには送電線があるという、そんなことがわからないというのは、実際何をしているかということ...全文を見る
○近江委員 いま損害補償とかその辺のところはあまり詳しくおっしゃらなかったのですが、私、やはりこの事故に対する認識がまだ非常に甘いから、その辺のところは責任をもった答弁が出ないんじゃないかと思うのです。  もう一ぺん逆戻りするようでえらい恐縮ですけれども、これは実際出した施業案...全文を見る
○近江委員 それからまだあるんじゃないですか。採掘には、立ち会う保安統括者、そういうものはやはり当然いるわけです、おったんですか。
○近江委員 そういうように、ちょっちょっと私が一、二点聞いても、ぼつぼつあとで答える。そういうひた隠しに隠すというような姿勢では、政府はよくないですよ。やはりあったことについては痛切な反省をして、起きたことは起きたことで、今後どうしていくかという謙虚さがなかったらいかぬと思うので...全文を見る
○近江委員 いま政務次官は、鉱業法の改正等も考えるということをおっしゃって、それで含まれるわけですけれども、もう少し私も申し上げさせてもらいたいと思うのです。  こういう、言うならば人災、無責任な鉱山保安、こういうことによって結局泣きを見るのは住民である。今回のこの件についても...全文を見る
○近江委員 そのように、業者に力がない場合損害賠償をどうするかという点も、この法令からいけば一この法令だって昭和二十六年の一月発効ですね。すでに二十年経過しておるわけです。さらに、こういう国土の開発ということがやはり進んでいく、政府としても今後は公共事業に力を入れていく、そうなっ...全文を見る
○近江委員 きょうは私もほかにいろいろとやりたい点もあったのですが、あと各委員がおりますので、私はこの一点だけを質問して終わらしてもらいますが、これはいずれにしても、こうした法律があっても、その法自体が不備である。現状に合わない状態になってきておる。しかもまた、その運用、監督等に...全文を見る
12月08日第67回国会 衆議院 商工委員会 第11号
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○近江委員 法案に入ります前に、一点だけお聞きしておきたいと思うわけです。  それは、この間大阪の豊中市におきまして、水道局の塩素ガスが漏洩するという事故がありました。当然、通産省の高圧ガスの取り締まりにこれは触れる問題であります。死者が出なかったというのが不幸中の幸いでありま...全文を見る
○近江委員 非常に長い答弁で……。私、ずっと法案に入りますので、特にあと一、二点聞いておきたいのですが、いろいろな指導もしておる、いろんなことを言っておりますが、四日にそういうことをやって、四日に事故が起きておる。当然、逮捕された係員は、そんな講習などはいままで一回も受けたことは...全文を見る
○近江委員 この問題は、今後二度とこういう事故を起こさないように、最先端に至るまで、こういう危険なものを取り扱うわけですから、緊張して、慎重の上にも慎重に、ひとつそういうあり方を示してもらいたいと思うのです。  この件について、稻村政務次官、きょうは最高責任者としてお見えになっ...全文を見る
○近江委員 それから、この輸出保険法の一部改正でございますが、いろいろあるわけですが、時間の許せる範囲内で何点かお聞きしたいと思います。  今回のこの保険法の改正を見てまいりますと、海外資源開発の問題というものが、かなりの重要な点になっておるように思うわけです。そこで、この資源...全文を見る
○近江委員 ここで、資源の開発を見ますと、世界的に大資本の支配ということが非常に目立つわけです。たとえば石油は七大資本、銅は十大資本、ニッケルは四大資本、アルミニウムは六大資本、このようにいわれておるわけです。さらには、ウラン等の新しい資源についても、非常にそういう積極的な姿勢が...全文を見る
○近江委員 この問題を論じていっても一時間、二時間になると思いますので、個条的になりますが、きょうは聞きたい点だけ何点かあと追加したいと思います。  この資源の産出国というのは、発展途上国に非常に多い。こういうことで、今後この開発を進めていく上において、特に発展途上国を見ますと...全文を見る
○近江委員 先年設立されたアジア貿易開発協会、これはこのような要請に対応して設立されたものと聞いておるのですが、その後の運用状況はどのようになっておりますか。また、こういう要請を考えていきましたときに、この業務範囲というものをさらに拡充するとともに、積極的な出資がなされなければな...全文を見る
○近江委員 そういうためにこういう機構もつくられたわけですから、よくこの点を充実していただきたいと思うのです。これは要望しておきます。  それから調査技術の問題ですけれども、たとえば石油等、これは非常にリスクの大きいものであるということは聞いておりますが、なかなか成功例というの...全文を見る
○近江委員 資源開発における開発体制の問題ですが、わが国の現状を見ますと、一般的に個別企業でおのおの独自の計画で海外資源の開発を行なっておるというケースが多かったわけですが、先ほどの答弁にもありましたように、今後は相手国の事情も考えて、社会基盤の整備を含めた総合的な資源開発をやっ...全文を見る
○近江委員 最近ドル・ショック等によりまして非常に不況が来ておるわけです。今後一年続くか二年続くか、政府の答弁を聞いておりましても全然確信が持てない、そういう先行き不安の状態を特に感じるわけであります。そうした場合、わが国は御承知のように非常にたくさんの資源を輸入しておるわけです...全文を見る
○近江委員 発展途上国において政治的、経済的に不安定ということが目につくわけでありますが、そういう中で協調あるいは連携というものを詰めていきながら資源開発を進めていかなければならぬ、非常にむずかしい問題があるわけです。そういう点、特に政府間におけるそういう努力ということが非常に大...全文を見る
○近江委員 時間が限られておりまして、この問題一つでも、実情からいけば、いろいろ非常に大きな問題があると思うのですが、これは次の機会に譲りたいと思います。  そこで、この輸出保険法の中身について若干お聞きしたいと思うのですが、まず初めに、本改正案の意義と、今国会に提出された緊急...全文を見る
○近江委員 それで、現在までにあったバイヤーズクレジット供与の要請について、おもなものの内容を、あれば二、三示していただきたいと思うのです。
○近江委員 このバイヤーズクレジットに関する外国為替管理令の許可基準というものが必ずしも明確でない。今回の輸出代金保険の改正と足並みがそろっていないように思うのですが、この点については今後どうしますか。
○近江委員 第一条の二の十の五ですが、「長期契約」の期間ですね。それから、「政令で定める鉱物」というのは何であるかということです。との中で特にお聞きしておきたいのは、これはウランは入っているわけですか。それから「開発に要する資金」の範囲、関連施設というのはどこまで入るか。それから...全文を見る
○近江委員 目下のところウランが入ってないということでありますが、これはもう田中通産大臣も今後の濃縮ウランの確保等、非常に積極的におっしゃっておりますし、エネルギー資源としても、ウランというものはあらゆる面にやはり重視する鉱物じゃないか、このように思うのです。その点、ひとつ省内に...全文を見る
○近江委員 それから、従来プラント輸出に際して、輸出機会の少ない中小プラントメーカーに対しても輸出の促進策を講ずる必要があるんじゃないかと思うのです。今回のバンクローン保険の創設に伴い、こうした点についてどのように考えておられるか、簡潔にひとつお聞きしたいと思います。
○近江委員 バイヤーズクレジットあるいは融資買鉱とも非常に大規模な案件が多いようになると思うのですが、また、今回の改正で信用の危険を担保するということから、相手方の信用状態、この把握が非常に大事になってくる、このように思われるのですが、通産省としては従来から海外バイヤーの信用調査...全文を見る
○近江委員 あともう一点だけお聞きしておきますが、インド、パキスタンのいま全面戦争に入っているような状態ですが、このわが国の海外投資あるいは貿易への影響はどうであるかという問題です。また、この輸出保険及び輸出保険特別会計への波及はどうであるか、この点をひとつ簡単にお答え願って、あ...全文を見る
○近江委員 では、一応保留して終わります。
12月17日第67回国会 衆議院 商工委員会 第14号
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○近江委員 委員長から、各関係者の皆さん方の都合があるから続行してもらいたいということでございますので、私もできるだけ時間を考えつつ質問を行なっていきたいと思います。  まず初めにお聞きしたいと思うのですが、このドル・ショックによりまして、わが国としてはかってない打撃を受けまし...全文を見る
○近江委員 政務次官がちょっと御所用のために出られるそうでありますので、一点だけお聞きしておきますが、先ほど私申し上げたように、このガットの体制というのは、特にこの自由貿易という点から考えても、今後の貿易の拡大、伸展のあるところにそうした各国のさらに貿易の発展があるということは、...全文を見る
○近江委員 いま政務次官はそのようにおっしゃったわけですが、第一線の通商局長は、世界のこのガット体制がそのように弱体化してきておるということについてどういう考えを持ち、またさらにどういうように今後やっていきたいと思われるわけですか。
○近江委員 各国のガット崩壊を食いとめようとする熱意というものが非常に希薄化しておる、それが非常に心配なわけですが、その辺について、まあそれは外国のことだからしかたがないというようなことでは私はわが国の立場としては非常に弱いのじゃないか。当然拡大ECの問題とかあるいはアメリカの保...全文を見る
○近江委員 外務省の小山田経済局参事官にお聞きしますが、この拡大ECが今後に与える影響というものは、貿易の拡大よりも安定、あるいは貿易の自由よりも秩序、こういうことを原則とするECの貿易政策、これとガットの政策というものが非常に食い違ってきておるのじゃないか、対立しておるのじゃな...全文を見る
○近江委員 阻害要因にならないように、どういうように具体的にやるのですか。
○近江委員 この拡大ECに対抗するつもりでお考えになっているのかどうか知りませんが、通産大臣の諮問機関の産業構造審議会、これは太平洋経済圏を推進するというようなことになってきておりますが、そうしますと、これはどういう発想から出ておるのですか。いまそういうブロック化は非常にまずいと...全文を見る
○近江委員 そうすると、そういう構想の中に中国等についてはどういう考えを持っておるのですか。
○近江委員 いろいろ模索しておる中の一つであろうかと私思いますけれども、いずれにしても、わが国としてはこのガット体制というものをさらに発展さしていこうという、そういう主張はいま一番できる立場にもあるわけです。したがって、あくまでもそのガットの体制を今後発展さし拡大さしていく、さら...全文を見る
○近江委員 八月十五日のニクソン大統領の新経済政策は、戦後の世界経済をささえてきたIMF、ガット体制、これを根本的にゆるがしたわけでありますが、あの八月十五日以来、特にアメリカのそうした地位の低下ということが目立ってきておるわけです。先日のニクソン・ポンピドーのアゾレス島の会談を...全文を見る
○近江委員 八項目ということを非常におっしゃったわけですが、もちろんそれもその一つかもしれないけれども、円の切り上げ問題も結論の時期が迫ってきておるように思うのです。そういう通貨調整をはじめとしていろいろな問題があろうかと思うのですが、私の言ったことに対して答えてないように思うの...全文を見る
○近江委員 いま小山田参事官は摩擦の解消ということをおっしゃったわけです。確かにそういうこともあるわけですが、その考え方は、ニクソンの新経済政策の発表以来日本としてはかなりなショックを受けておるわけで、そういう被害を食いとめようというような対応策のように私は思うのです。もちろんそ...全文を見る
○近江委員 基本的な考え方はあなたもそういう考えでおるわけですから、一応それは了解します。  それから、こういう国際協力の足並みというものは、ガットの総会等を見ても乱れてきておる。アメリカの景気というものは、特に先行きが非常に混迷してきておる。こういうことで特にアメリカは国内自...全文を見る
○近江委員 いま局長がお入りになりましたが、ずっといろいろお聞きしてきたことは、いま特にお聞きしたことは、いままでの貿易政策においてもあまりにもアメリカの一方的な要求というものが目立ってくる、まさに国民が批判をしております対米追随外交、それがそのままこういう経済政策にも出てきてお...全文を見る
○近江委員 先日のニクソン・ポンピドー会談の結果、ドル切り下げを含むすみやかな平価調整に努力する、こういう共同声明が確認されたわけですが、どれだけドル切り下げをするかということは、決定的なことはまだ出ておりませんけれども、まあ六%ぐらいじゃないかということが流れております。わが国...全文を見る
○近江委員 きょうは朝から続行しておりますので、聞きたい問題たくさんありますが、あと数点でとどめたいと思います。  中国貿易ですけれども、広州交易会においてもかなりの成果をおさめたように聞いておるわけです。しかし、いつも問題になってくるのですけれども、輸出入のアンバランスの問題...全文を見る
○近江委員 あまり具体的なことが出なかったようでありますが、それはきょうはそれ以上聞きませんが、一つのケースとしてユニの家電製品、これは新聞にちょっと出ているのですが、わが国企業が中国に対して委託加工し、それを輸入するというケースが具体的にこのように出てきておるのですけれども、通...全文を見る
○近江委員 それから、中小企業庁長官も来ておられますので若干お聞きしておきますが、ドル・ショックで何といいましても一番影響を受けておるのが中小企業でございます。特にいよいよ年末を控えておりますし、さらに景気は、それじゃ来年になれば回復するか、かなり長期に低迷するであろう、こういう...全文を見る
○近江委員 もうきょうはこれで終わりますが、いずれにしても、年が改まって年度末にかけていまの状況はさらに悪化をするのじゃないか。これは一般の見方であります。したがって、いまは抽象論で終わっておりますけれども、具体的にその救済等について手厚いそういう対策を中小企業庁でよく練っていた...全文を見る
12月21日第67回国会 衆議院 商工委員会 第15号
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○近江委員 今回円の切り上げが決定したわけでございますが、いままでこの繊維業界は自主規制の上にさらに政府間協定ということで非常に困難な中に入ったわけでありますが、さらにこの円の切り上げということが重なってまいりまして、たいへんな状態にいま入っておるわけでございます。  そこで、...全文を見る
○近江委員 非常に政府も努力されておることは私も一応は認めますが、しかし業界から四千六百億の要求が出ておるわけです。それに対して政府がとられた今回のそういう処置というものは、非常に額が小さいわけです。その点、これでいいというような大臣の考えでありますけれども、どこにこういう大きな...全文を見る
○近江委員 確かに業界の要求は三年計画ということでございますが、しかし当初にやはり集中してほとんどこれに近い額だけのことは要求しているわけです。その点大臣のそういう考えとすれ違いがあるように思うのですが、また金だけでこと足れりというやり方であってはならぬと思うのです。ことに離職者...全文を見る
○近江委員 この自主規制あるいは政府間協定、円の切り上げ、このように重なってきておるわけですが、特に円の切り上げの業界に与える影響をひっくるめていま大臣おっしゃったわけですが、特に円の切り上げについては大きな影響があると見ておられるのか、その点についてはどうなんですか。
○近江委員 非常に影響があるということを言われたわけですが、政府のそういう円切り上げに対する見方というものが非常に甘かったのじゃないか。今回一六・八八%の大幅切り上げで合意するように追い込まれたような形になったわけでありますが、これについては大蔵大臣が向こうに行かれたわけでありま...全文を見る
○近江委員 政府として努力されたことはそれはわかるわけです。しかし国民が思っておった線よりもはるかに高いこういうような一六・八八%というような線、しかも、それを決定のそういう場面をわれわれはマスコミを通じて知るしかないわけですけれども、非常に追い込まれて、日本が孤立化したような中...全文を見る
○近江委員 この三百八円にきまったときの日曜日の記者会見で、佐藤総理は、円の切り上げ幅が一番高く、ドイツより高かったことをこれは自慢していい、このようにおっしゃったということがマスコミで出ておるわけですけれども、こういう総理の考えはいいんですか、これについてはどう思われますか。
○近江委員 それは私は、総理をはじめ政府の最高幹部の方々が、要するに日本の国はGNPが世界第二位になった、そういう自負というものが非常に多過ぎるように思うのです。そういう点からこういうような発言が出ておるのではないか。これだけ高い円切りに追い込まれて、先ほど田中通産大臣も、この円...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんから、私もこの問題をもっとやりたいと思いますが、今回の円切りで為替差損だけでも六千億損をしておるわけですが、しかもこの金価格の引き上げということでも、わが国は金は七億ドルも持っていない。片やフランスに至っては四十億、五十億の金を持っておる。こういう...全文を見る
○近江委員 時間がありませんからあと一問ですが、予算委員会において、私が国際経済の問題で北朝鮮の輸銀資本の問題を申し上げたところ、田中大臣また福田大臣は、積極的に取り組む、こういうようにおっしゃったわけですが、最近外務省がそれをうしろ向きのような態度で検討するという方向に変わりつ...全文を見る
○近江委員 そうした問題をさらに意欲的、積極的にひとつ展開していただきたい、これを強く要望しまして、きょうは時間がありませんので、これで終わりたいと思います。
12月22日第67回国会 衆議院 商工委員会 第16号
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○近江委員 この審議会から出されました意見書でありますが、確かに問題点を列挙されておるように私は思います。そこで、第一番目に、「委託者保護の強化について」ということであげていらっしゃるわけですが、いままで当委員会におきましてもさまざまな具体例をあげて、そうしたトラブル等の問題から...全文を見る
○近江委員 いま近藤さんは完全分離保管ということをおっしゃったわけですか、これについては政府としてはどう考えておるのですか。両省から……。
○近江委員 この委託者保護についてはいろいろあろうかと思うのですが、まずこのスタートの点で、あくまでこの商品取引というのは清算取引である、差金の決済取引である、そういう特殊性ということをさらに認識させる必要があるのじゃないかと思うのですが、その辺のスタートがどうもあいまいのように...全文を見る
○近江委員 それで実際にいろいろなトラブルが起きた、そうなりますと、苦情処理、紛議の調停ということになるわけですが、現在この商品取引事故相談所あるいは合同紛議調停制度、調停員構成の公正化の問題等、こういうようなことがあるわけですが、現実に、こういう制度なり、あるいは調停員の構成等...全文を見る
○近江委員 まあそれぞれ努力はされていると思うのですけれども、この機関が国民の皆さんから公正であり、信頼されるというそういう認識ということが一番大事だと思うのです。その点こういうケースというものが非常に複雑であることはよくわかるわけですけれども、その辺のところは厳正に今後ともさら...全文を見る
○近江委員 われわれは許可制に移行するときに、ただ申請されたそれだけをうのみにしてはいかぬ、あくまでもやはり委託者保護という立場から考えるならば、実態調査ということを厳重にやるべきであるということを言っておったわけです。それに対して政府は厳重に調査をしておるということをおっしゃっ...全文を見る
○近江委員 その人数も監督官の少ないということも、それはいろいろなことはあろうかと思いますけれども、やはりそういう机上のペーパーだけでチェックをしていくという、そういう危険性ということがはからずもこれに出たわけでありますが、やはり少なくとも主務官庁としては、社会的にもこれだけ大き...全文を見る
○近江委員 それで、大体委託者はどのくらいあるのですか。
○近江委員 六百名として、そうするとこの人たちは倒産してどのくらい返ってくるのですか。
○近江委員 九億八千二百万円で六千万円ですか。これはたいへんな被害ですね。こういうことが現実に政府のずさんさのゆえにこうやって大衆が迷惑を受けるわけですよ。解決はそれじゃ六千万ということで、そのままでやむを得ないということなんですか。
○近江委員 これがこういう大きな被害に発展しておるわけですが、こういうことから考えても政府は今後どうしたらよいと思うのですか。一軒倒れた、これによってこれだけの被害を受けておるわけですよ。今後この種のこういうような被害についてはどうしたらよいと思うのですか。
○近江委員 六百名の人たちのこの被害によって、さらにそういう家庭的な悲劇が広がっていくという、要するにすべて社会問題なんですよ。ですから、これを安易に考えるとたいへんなことになりますよ。これだけいままで事故を起こし何し、やってきているわけです。そういう政府の監督のずさんさによって...全文を見る
○近江委員 その二カ所は具体的にどこであって、どういうような内容だったんですか。
○近江委員 公正たるべき取引所が、いま御報告があったように、これだけでも三カ所ですよ。ですから国会でわれわれがいままで口をすっぱくしていろいろ言ってきたことを甘く軽く考えておったのかと、われわれは疑いたくなるわけですよ。一番厳正公平であるべき取引所がこういう事故を起こしておる。こ...全文を見る
○近江委員 それから取引品としても、たとえば三菱油化あるいは日本信販、これなど非常に世間を騒がしたわけです。大量の偽造株券が証拠金として預けられておる、こういうようなこと自体が当事者はわからなかったかどうか、先ほども話が出ましたけれども。こういう点を一つ見ても、まだまだえりを正し...全文を見る
12月23日第67回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
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○近江委員 最近非常に環境破壊ということが問題になってきておるわけでございますが、特にわれわれ人間として生活していく上において最も正常でなければならないのは、御承知のように空気と水でございます。こういう問題は前国会で十四本の法案が通りまして、大気あるいは水質のそういうふうな規制と...全文を見る
○近江委員 科学技術庁は、この三年計画で瀬戸内海の赤潮の調査をされたのです。非常にりっぱなレポートもできておりまして、それぞれの立場の方がそれぞれ評価なさると思いますが、正直申し上げて、もっと原因究明というものをやるべきじゃなかったか、このように思うわけです。いまの環境庁の御答弁...全文を見る
○近江委員 測定方法がきまってないとか、いろいろおっしゃっておりますけれども、昨年末きまったあの公害十四法案は、地方自治体に権限を委譲しておるわけですよ。そうでしょう。そこで公害課が責任を持って調査しておるのです。琵琶湖浜大津付近、採取年月日、四十六年九月四日、魚類のフナ、測定値...全文を見る
○近江委員 科学技術庁は瀬戸内海の赤潮調査をやってこられたわけですが、根来助教授の話でも全く同じ微生物が検出されておる。しかもあの瀬戸内海と同じ赤潮が発生しているわけですよ。これについて科学技術庁の調整局長はどう思われますか。
○近江委員 赤潮の点について今後調査をしていくということをおっしゃっているわけですが、住民の不安というものはたいへんなものですから、調査をやっていただくについてものんびりした調査じゃ困るわけですよ。まあ赤潮にはまだなっているかどうか知りませんけれども、これに似たようなああいう富栄...全文を見る
○近江委員 こういう赤潮の現象と同じことが起きておるということ、これはもうほんとうにたいへんな問題であります。それから流れてくる淀川の源水ですね。あの一帯は非常にくさい水が出るわけです。やはりそういうことが原因じゃないかということもいわれておるわけです。しかしながら、根本的には、...全文を見る
○近江委員 それで、先ほど申し上げたように、このPCBの問題にしても、いままで零コンマ、それで大騒ぎになっているわけですよ。これをはるかに数十倍するこれだけの大きい問題が出ているわけです。  いま大石長官出てこられましたので、いままでの経過をちょっと申し上げますと、瀬戸内海に赤...全文を見る
○近江委員 長官、この愛媛大学の数値は零コンマなんですね。測定方法は確かに定まってないということはわかるのですけれども、その数値がこれだったらもう百倍以上になるわけですね。幾ら測定方法が違うといってもあまりにも数値に隔たりがあり過ぎるわけですね。こういう点で、いま長官非常に前向き...全文を見る
○近江委員 それから、根来助教授の話でも四、五年すれば、特に南湖は完全に富栄養化してしまって、琵琶湖はそれでいけば死ぬというんですね。死んだ琵琶湖になってしまう。ところが、いろいろ琵琶湖の総合開発を聞きましても、たとえば下水道なんかあと二十年だというんですね。先ほど予算も申し上げ...全文を見る
○近江委員 この琵琶湖の総合開発は、滋賀県側と政府側の要望の一覧表が出ておりますが、滋賀県側の要望は四千三百五十億、政府がこれだけにせいといっているのが三千七百五十億なんですね。特にこの下水道を見ますと、滋賀県は九百八十四億一千六百万、政府は五百九十億といっているわけですね。それ...全文を見る
○近江委員 時間がありませんのでもう結論を急ぎますが、結局琵琶湖がそれだけよごれておりますので、厚生省からきのういただいたデータでも、たとえば淀川は毎月一回測定して年十二回の平均値を出しているのですけれども、この淀川の柴島の浄水場ですが、原水が——原水の一番悪い三類の基準でいきま...全文を見る
○近江委員 これで留保して終わります。      ————◇—————
○近江委員 先ほどは時間の関係もありまして、ほんとうは私いま非常に問題になっておりますPCBの問題について先に入って、それから具体例として入りたかったのですが、時間の関係でああいう形になったわけです。  いまからお聞きしたいのは、まず初めにPCBの汚染でございますが、先ほど環境...全文を見る
○近江委員 きょうは資源調査所長も来られておりますし、厚生省も来られておりますので、所長と環境衛生局長からも考え方について承りたいと思います。
○近江委員 この資源調査所は、科学技術庁の中で非常にそういう基礎研究もやっていただいて、言うなら、科学技術庁のシンクタンクであるとわれわれ思っております。いま申し上げたこういう水質保全の問題等、重点項目として従来もやってこられたわけですが、さらにひとつ力を入れてやっていただきたい...全文を見る
○近江委員 このPCBの問題について、最後に大臣にお聞きしたいと思うのですが、いま各省庁からいろいろ御答弁があったわけでありますが、何といいましても各省庁の連絡調整機関として科学技術庁の果たす役割りというものは非常に大きいと思います。最高責任者として長官がこの点をどれだけ重視され...全文を見る
○近江委員 それでまた先ほどの問題にちょっと返りたいと思うのですが、御承知のように、現実に琵琶湖の魚介類がこういうように汚染されておるというような非常に心配な事実が具体的に出たわけであります。そういう点で、即刻その対策に全力をあげていただかなきゃならないわけであります。そこでこの...全文を見る
○近江委員 問題のとらえ方が確かに時代のそういう要請ということはとらえていらっしゃるのですが、非常に大まかなような感じがするのです。したがって、さらにその細部に至るそういう点検をしていただかないと、大まかなことだけを指示しておるのではまずいのじゃないか。いまもうそう、いう時点じゃ...全文を見る
○近江委員 先ほど申し上げたように、琵琶湖はもう危篤の状態にあるわけですので、いつまでもそんな話し合い、打ち合わせ、そんなことばかりやっておったのじゃ手が打てぬわけですよ。その中でも重点項目をまず下水道の完備ということが、私しろうとなりに考えて一番大事じゃないかと思うのです。そう...全文を見る
○近江委員 この琵琶湖の赤潮の兆候が出たのは昨年からですが、湖面が約六百平方メートルにわたって赤褐色に変色しておるのです。そうして昨年ことしにも五件ずつ近江八幡、草津、大津市沖で発生しておるのです。これは根来助教授が言っておるわけですが、いずれにしてもプランクトンが異常発生した。...全文を見る
○近江委員 その辺の考え方はわかったのですけれども、全国のそういう湖なり沼、これは海ももちろんそうですが、結局環境基準項目に入れないというところに対策も推進しないということがあるわけです。したがって、いまこそ私は勇断が必要じゃないかと思うのですね。そういう点、大石長官はじめ環境庁...全文を見る
○近江委員 それはできるだけすみやかにお願いしたいと思うのです。  それで、この琵琶湖のそういう下水道促進等についても、何といっても一番要るものは金なんですね。ところが、大蔵省が非常にやかましく言うとかなんとかいって、すぐにそこへくるわけですね。しかし、お互いに各省が逃げ回るよ...全文を見る
○近江委員 あなたもずっといろいろお聞きになっておられて、要するに、もうたいへんな状態にいまなっているわけですので、さらにひとつ最重点の項目としてその中で力を入れていただかないと——これだけしか予算ないんだからという考えであれば、もう手の打ちようがないわけですね。そういう点で大蔵...全文を見る
○近江委員 またちょっともとへ戻るようで恐縮ですけれども、PCBがこれだけ魚に蓄積しておる。しかもその使用しておるものは、おそらく私大体見当つくんじゃないかと思うのです。こういうところについては、公害十四法案が通りまして地方自治体に権限が委譲ということになったわけですが、当然環境...全文を見る
○近江委員 それから先ほど特におもな東京あるいは淀川あるいは大和川の問題についてお伺いしたわけですが、水道水の原水としては、もうあまりにもよごれ切っていると思うのです。ですから、この辺の問題と——いま対策から先に入ったわけですけれども、さらにこれが汚染されていくというような心配が...全文を見る
○近江委員 特に淀川水系を見ますと、これだけ汚染されているわけですが、当然これは瀬戸内海に流入するわけです。瀬戸内海には環境保全推進会議というものがあるわけですけれども、こういう問題はどのように取り扱うのですか。これと同じような会議を設置して特に総合対策を実施されるのかどうか、こ...全文を見る
○近江委員 いろいろ質問したいわけですが、あんまり時間がありませんが、いずれにしてもこういう水道の原水が、先ほど私数値を申し上げましたけれども、もう実際に、幾ら水質基準をつくっても、もうそれの何十倍というようなそういうようなよごれ切った状態になっているわけですね。これはもう、私は...全文を見る
○近江委員 時間があれば、私御新潟のジュリアナ号の事故の現場も二日間行きまして調査もしてきました。質問したいと思うのですが、時間がありませんから、もしもあれば一問か二間、あとでまたお許しいただきたいと思います。一応要望だけしておきまして、これで終わりたいと思います。