近江巳記夫

おおみみきお



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開催日 会議名 発言
03月08日第68回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第2号
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○近江委員 この日本原子力産業会議がまとめた「二〇〇〇年にいたる原子力構想」によりますと、わが国の原子力の発電設備容量が、二〇〇〇年において二億二千万キロワット、総発電設備容量のほぼ五〇%に達するわけです。いまのこの原子力発電所の建設状況また計画を見ておりますと、確かにその点は私...全文を見る
○近江委員 このAECの新基準は、非常用冷却系をコンテナと併置するということを言っているわけですけれども、いずれにせよ、この実証炉という宣伝が始められたあとでAECの命令で安全装置が強化されたということは、軽水炉が特に五十万キロワット以上の大型発電炉については、現状では確認できな...全文を見る
○近江委員 それからあなたはさっきたいへんなことをおっしゃったと思うのです。原子力委員会は環境審査はできないというようなことをおっしゃったわけですけれども、いまほどこの環境問題がやかましくいわれているときはないのですよ。そんな重大なことが原子力委員会でできないのですか。
○近江委員 この許可の条件としては、いま科学技術庁としては、要するにこの安全審査会を通ってあと政府がチェックすればパスと、こういう形でしょう。では必ずあなたはこの環境安全審査会の検討をちゃんとしますか。どういうプロセスで政府は決定するのですか、どこがチェックするのですか、環境問題...全文を見る
○近江委員 そんな力のない審査会でどうしますか。それじゃ今回、普通のケースでいけば安全審査会が通れば大体十日くらいで科学技術庁は許可するわけですよ。それじゃその辺一帯のそういうような調査も全部終わったんですか。温排水の影響とか、そういうことを全部調べましたか。そういうことを調べも...全文を見る
○近江委員 それからさっき成田さんは、環境庁の環境基準がまだきまってない、これは非常に逃げ口上ですよ。きょうは環境庁が来られているのですから、環境庁はこのことについてどう考えておるのですか。
○近江委員 今年度から鋭意調査をするなんておっしゃってますけれども、それだったら完全に調査をして研究ができて、きちんとした環境基準ができるまで待ちなさいよ。そんなずさんな、還境に対する配慮もなくしてずるずると政府はパスさす気ですか。けしからぬ話ですよ、これは。還境庁も今年度から費...全文を見る
○近江委員 それは温排水とおっしゃってますけれども、原子力発電所から出る水は核種を含んでいるのですよ。プランクトンが食べ、魚が食べ、人間が食べるのですよ。しかも排出口で規制しているだけであって、絶対量については何もやってないじゃないですか。百十七万キロワットのそんなものが何基もで...全文を見る
○近江委員 私はいまの答弁は納得できません。環境庁さんは一生懸命苦労なさっているのは私はわかりますけれども、あなた、これはいつごろまでにやるんですか。全然目標もなくてやってはだめですよ。
○近江委員 こういう状態でこれで通してしまうということはたいへんなことです。それまで、環境基準ができるまでは政府としてはどうするんですか。大臣でも局長でもどっちでもけっこうです。
○近江委員 そこで、環境基準もこれからということになっておるわけですけれども、いま要するに科学技術庁または通産省ももちろん関連しておるわけですが、安全審査会を通れば大体パスをする、そういうシステムになっておるわけですよ。当然それと並列して、同じウェートでその環境審査ということは政...全文を見る
○近江委員 それではその問題は十分考慮する。ここにおいて結局私がいま申し上げた温排水あるいは核種の問題、特に漁民との問題でも、補償だけすればいいという考え方が濃厚に出ておるわけですよ。人類の生命の将来、また遺伝とか、そういうあらゆる点に対する配慮、そういうものは、大臣以下全体の答...全文を見る
○近江委員 もうそれはあやまってしまえばそれで済むという問題じゃないと思うのですよ。そういうことで、厳重にそうした点を守らせるようにしてもらいたいと思うのです。  それから環境庁さんにお聞きしますけれども、国立公園、国定公園ですね、ここにもう現実に運転中のものもあれば、あるいは...全文を見る
○近江委員 それは環境庁さんも新しくできて、いままでのことはとやかくは言いませんけれども、やはりそれじゃもう許可をしていくところは、ある程度破壊されてもやむを得ないという考えのもとに許可したのかということになるわけです。少なくとも国立なり国定はやはりそれだけの景観を国民に楽しんで...全文を見る
○近江委員 それは特に強く要望しておきます、これ以上の答えはあなた出ないと思いますから。  それから、もう時間がありませんから、もう一点ほどで終わりますけれども、現在年間この二百トンのウランを処理できる再処理工場を動燃事業団が東海村に建設する計画が進められておるわけですが、しか...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんから終わりますが、そういうような現状でどんどんと原発が出てくるということについては、こういう一つの問題を考えてもたいへんな問題です。したがって、政府がただ馬車馬のように走っておって、あとのそういう処理あるいは環境破壊というようなことについて配慮をし...全文を見る
○近江委員 終わります。
03月14日第68回国会 衆議院 商工委員会 第2号
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○近江委員 きょうはあと予算委員会との関連もありますので、時間がそうないわけでありますが、あすまた引き続いてやりたいと思いますが、その時間まで質問をしたいと思います。  先ほどもココムの問題が出たわけでございますが、特に田中大臣も、日中貿易につきましては力を入れていくということ...全文を見る
○近江委員 そうするとわが国もその要請は受けたわけですか。
○近江委員 それに対してわが国としてはどういう回答をなさったわけですか。
○近江委員 わが国としてそういう積極的な姿勢で臨まれた。当然このココムリストの大幅緩和にまで今回のこの処置を起点として発展するんじゃないかと私は非常に期待をしておるわけなんですが、ところが今回の輸出について、ココム規制の例外措置として取り扱われて、ココムリストは依然として残るとい...全文を見る
○近江委員 英国、フランスあるいはカナダなど国交回復した国々に対して中国政府が非常に商談を優遇するというような傾向があるということをわれわれ伝え聞いておるわけですが、そうしますと、わが国が予定しておりますココムリストのこういう制限緩和が実現したとしたならば、この対中貿易というもの...全文を見る
○近江委員 それから、米中の首脳会談の結果、この四月の中旬からの春の広州交易会、これにアメリカ企業が参加するということはほぼ確実になっておるわけですけれども、そういう動向というものはきわめてわれわれも注目しておるわけでございますが、こういう点についてどのように受けとめておられます...全文を見る
○近江委員 これは見通しの問題ですから、はっきりしない点はわかるわけですけれども、しかしこの見通しについて、先般米中貿易についての見通しということでジェトロが発表しておるのですが、その中で今後鉄鋼、化学品、特に肥料です。それから機械類のこの三大品目を中心にして、日本、西欧諸国、ア...全文を見る
○近江委員 いま大臣は、地域的なメリットあるいは日中間のバランスというような点でいろいろとお話があったわけですが、いまおっしゃった中で肉の問題があるわけですけれども、現実に肉の輸入ということは中国からされてないわけです。途中のいろいろなそういう対策はとられておるようですが、中国と...全文を見る
○近江委員 きょうは時間があればもっといろいろその問題についても聞きたいのですけれども、この口蹄疫は何回も私はこの委員会でやっておりますが、田中調査団をはじめ、口蹄疫は中国にはないということを何回もその調査団の報告の中にも出ておるわけですね。そういうようなところを、私は非常にその...全文を見る
○近江委員 じゃ、きょうは時間がありませんからあすに残して、これで一応きょうは終わります。
03月15日第68回国会 衆議院 商工委員会 第3号
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○近江委員 きょうから沖繩国際海洋博の法案の審議に入るわけでございますが、沖繩が帰るということについては、これはもう日本国民として非常に喜ばしいことでありますし、その記念行事としてこの海洋博が行なわれるということについては非常に意義深いものである、このように思うわけであります。 ...全文を見る
○近江委員 積極的に対処してやっていく、もちろんそれはわかるわけですが、もう少し中身を聞かないと――われわれとしてももっとその積極性という点において確信を持ちたい、こう思うわけです。関連公共施設の整備、これは当然もう万博のときにもやったわけですけれども、特にああした沖繩という島で...全文を見る
○近江委員 きょうは建設、運輸も来られておるわけです。それで、いま通産省の局長からお答えになったわけですが、建設、運輸もこういうように力を入れておるというそういう補足があれば説明をしてください。
○近江委員 関係各省非常に関連してくるわけですが、その辺も関係各省が打ち合わせをよくやっていかないと、やはり効果が減るのじゃないか、こういう点、今後さらにピッチをあげて、そうした連絡調整をやってもらわなければならぬわけですが、これは特に強く要望しておきます。ちぐはぐにならないよう...全文を見る
○近江委員 そういう一時的なものではないという観点のもとに、そうした沖繩の経済あるいは住民の福祉向上、いろいろな点で今後に大きくプラスをしていこう、こういう基本的な考え、非常に私はいいと思いますが、しかしそのいいと思ってやることも、なかなか効果が出るか出ないかという問題もあるわけ...全文を見る
○近江委員 十分心得てやる、それは抽象的なんですよ。気持ちはわかりますけれども、もうすでにこの二十四日には確定することは間違いないわけですし、やることはここまで来ておるわけですから、気持ちだけではいかぬ段階じゃないでしょうかね。ですから、もっと具体的なことを考えておるのではないの...全文を見る
○近江委員 この三公社にしろ、船舶振興会にしろ、言うならこれは政府のサブなんですから、やはり中心になるのは通産省でしょう。そういう、言うならサブのところばかりを当てにしておるのじゃいかぬと思うのですね。やはり政府みずからがそういうことをわきまえて最大の努力をしていく、そういう頼み...全文を見る
○近江委員 その問題については沖繩の事情もよく御承知のわけですから、特段の、一昨年の万博以上の――以上はあたりまえです、はるかに上回る特段のそういう援助といいますか、政府が中心になって、地元にあまり負担をかけないようにやっていただきたい。これはもう特に要望しておきます。  それ...全文を見る
○近江委員 とにかく、この開催地については沖繩ではいろいろな候補地があがっておりまして、そうしたことがいろいろうわさもされておったわけです。そういう点で、政府がおきめになったそれが、あくまで全体の上から諸条件を勘案した上で決定されたということであれば、われわれとしてもその場所でり...全文を見る
○近江委員 一昨年のあの万博のそうした運営を見ておりますと、最初はやはりちぐはぐな面もあったように思います。中間ぐらいからかなりスムーズに運営がされておったように思います。そういう一つの経験を積まれたわけですから、十分最初からスムーズにいくように、協会、政府のそうした連携、そうし...全文を見る
○近江委員 きょうは参考人に石倉さんがお見えになっていらっしゃるのですが、われわれはかねて海洋開発というものについては力を入れてきたわけです。そういうことで技術センターができましてわれわれとしては非常に喜んでおるわけですが、今回のこの沖繩海洋博、これについては特にセンターのほうが...全文を見る
○近江委員 それから法三条に関連してですが、郵政省は沖繩国際海洋博のためにいろいろ協力をするということになっておるわけですが、これは通産省も連携をとってやっておられると思うのですけれども、どのくらい寄付金を集めるおつもりか。どういうように話し合っておられますか。
○近江委員 この法四条に関して、三公社――専売公社、国鉄、電電のこの沖繩海洋博に対する協力の考え方あるいはまた具体的に援助できる金額、見通し等どういう話し合いになっておりますか。
○近江委員 万博のときもまあまあかなり協力はしてくれておるわけですが、先ほどおっしゃったように、三公社をはじめとしていろいろ協力をしてもらうということであったけれども、やはりこの全体の資金からいけば、これはやっぱりわずかなものですね。そういうことで今後は三公社の協力もさらにしてい...全文を見る
○近江委員 それから、もとへ戻るわけですが、万博のときも用地の買収とかそういうことで非常に難航したわけです。そういう点、今回の会場についてはスムーズにいくものであるかどうか。その辺の状況をひとつお聞かせ願いたいと思うのです。
○近江委員 状況は非常にいいように思うわけですが、万博のときもやはり地元は誘致するということで、個々のそういう問題点はありながら、全体としては確かにそれは協力していく、こういうあれでありますけれども、中にはいろいろな点で困難な問題が残ったりするわけです。そうした点、この万博のとき...全文を見る
○近江委員 十分そういう点は配慮してやっていただきたいと思うのです。  それからマスタープランですけれども、いつごろつくるのですか。あれやこれやと民間なりなんなりいろいろな案を出しておるようでありますけれども、何といってもこれをしっかりしたものにしないと、その点が非常に心配なん...全文を見る
○近江委員 それから、一昨年のあの万博のときも申し上げておったのですが、とにかくやる以上はあとにおいてまた有効に利用できるように考えてもらいたい。ところが、あと地利用というような考えは、これは正直いうて、考えておるとはいいながら何も考えておらなかったわけです。結局万博あと地協会が...全文を見る
○近江委員 今回も特別博でございますけれども、これは国際博です。一昨年の万博が一応成功したという評価を得ておるのも参加国が多かった、そこでほんとうに盛り上がったものができた。国際的なそういう協力を得なければならぬわけです。ところがいままでの特別博を見ますと、トリノ国際労働博覧会、...全文を見る
○近江委員 それは二十四日決定か知りませんけれども、やはりやる以上はできるだけ多くの国に参加してもらう、やはりこの気持ちが強いか弱いかで違うわけですね。  それで、政府としては大体少なくとも何カ国くらい集まってもらってやるつもりなんですか。全然そんな目標も何にもなくて、ただたく...全文を見る
○近江委員 まあ二十カ国前後で、それを上回るから三十だ。そうすると、海に面した国は世界に何カ国あるのですか。それ、つかんでおりますか。
○近江委員 ひとつ、一ぺん地図でお調べになったらわかると思いますけれども、とにかくそういう三十とか――まあいろいろお考えになっていらっしゃることは別にどうのこうの言いませんけれども、とにかくやる以上はできるだけ多くの国に集まっていただいて、そしてひとつすばらしいものを開いていただ...全文を見る
○近江委員 そういう海洋博のムードが高まっておる、それは確かに私もそうだと思うのです。しかし、少なくとも日本が中心になってこの沖繩の海洋博をやっていく、そうであれば諸外国に比べて日本はさらに先がけるだけの海洋開発というものについて、やはりそれだけの力を得てくる姿勢が大事だと思うの...全文を見る
○近江委員 海洋博を一つの飛躍台にするということはわかりますけれども、それから飛躍するということであってはいかぬわけです。やはり何事も下からの積み上げがあって初めてそこに成功があるわけです。皆さんの考え方というのは間違っているわけです。下からの積み上げというものにもっと力を入れて...全文を見る
○近江委員 ちょっと政務次官、私が申し上げておるのは、海洋博自体これはもう当然のことなんです、これは日にちがきまっておるわけですから。要するに、その基盤になる日本の海洋開発全体を技術的にもレベルアップする、あらゆる部門に充実をしていく、研究所もつくっていく、あるいは政府の体制も海...全文を見る
○近江委員 私は、要するに海洋開発の基盤ということが海洋博を成功させるには一番大事ですから、もうきょうは時間の関係もありますから、また次の日に続行しますけれども、今度は海洋開発全体についていろいろな点で質問をさせていただきたい、このように思うわけです。そういう点で、特に海洋開発全...全文を見る
○近江委員 じゃ、きょうはこの程度でとどめますが、次は海洋開発全般について一つ一つお聞きしていくから、そのつもりで御準備をお願いしたいと思います。そして、海洋開発全体を――博覧会は当然のこと、日本の海洋開発をさらにひとつ推進をしていただくように特に要望を申し上げまして、きょうの質...全文を見る
03月17日第68回国会 衆議院 商工委員会 第4号
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○近江委員 きょうは大臣がもう少しおくれるそうでございますので、それまで政府委員に数点についてお聞きしたいと思うわけでございます。  昨日のニュース等でも報道されておるわけでございますが、私たちはかねて、PCBなりあるいはBHC等のそうした問題につきまして、政府に万全な対策をお...全文を見る
○近江委員 各省来ておりますね。環境庁、厚生省、通産省、順番に……。
○近江委員 厚生省は緊急対策会議を昨十六日開かれたということを聞いたわけですが、その結論は何であったかということです。またこの〇・七PPM程度の汚染母乳を乳児に与えても差しつかえないということをおっしゃっておるようでありますが、そういう科学的な根拠をここでひとつお聞きしたいと思う...全文を見る
○近江委員 まあいずれにしても、科学的な根拠というものは、私は非常に薄いのじゃないかと思うのです。いままでカネミライスオイル事件のそういう実証的な事例から、しかもまたおとなでありますけれども、そのときにPCBの発生値というものが〇・五から一グラムであった、こういう点から割り出して...全文を見る
○近江委員 このPCBの母乳汚染の状況というものは、西ドイツでは〇・一六三PPM、英国で〇・〇六PPM、アメリカで〇・〇三PPM。大阪で検出されたのは、〇・七PPMという世界一高い数値が出ておるわけです。そういう点からいって、あなた方がいま答弁なさっておられるそういうことについて...全文を見る
○近江委員 アメリカでは、許容量が〇・二PPMときめているわけですね。これは何によってきめておるかということです。アメリカの場合、お聞きしますけれども、どういうあれできめているのですか。
○近江委員 アメリカでは〇・二PPMのPCBがあれば、全部牛乳を廃棄処分にさせておるわけですよ、御承知のように。わが国ではなぜ〇・七であれば飲んでだいじょうぶなんですか、これは。どこに根拠があるのですか。アメリカは〇・二で廃棄処分にしておるのですよ。それの三・五倍というはるかに高...全文を見る
○近江委員 科学技術庁はそれで納得するのですか。科学的にいろいろと、厚生省なり何なりのそうした見解についてきびしくチェックされ、いろいろな研究調整費等も出していらっしゃるわけですが、いまのそういうような答弁で、科学技術庁としてはそれでいいとおっしゃるわけですか。
○近江委員 参議院のほうでわが党の小平議員がPCB汚染を質問をしましたときに、浦田局長が、カネミ油症事件では〇・五グラムから二グラムの体内摂取で発生したものである、したがって、魚あるいは肉の汚染を一〇PPMで計算した場合、毎日百グラム食べ続けるとすれば千日でその量に達する。そうい...全文を見る
○近江委員 環境基準ということをいまおっしゃったわけですが、それと同時に、私は前に科学技術特別委員会で、琵琶湖の魚が一〇ないし一五PPMで全部汚染されている、こういう事実をあげて申し上げた。そうすると、その魚はだれが食べるか、人間が食べるのですよ。そうして体内に蓄積されていく。そ...全文を見る
○近江委員 実態把握をしてからそういうことを言うとおっしゃっていますけれども、それじゃ母親の母乳はなぜ汚染されておるのですか。母親がいろいろなものを食べて、そして母乳の中に結局出てきておるわけでしょう。いろんな食品にそれが全部入っておるわけですよ。そういうようなことで、厚生省が実...全文を見る
○近江委員 対策は非常に遅々としておると思うのです。それで全国的なそういう食品汚染の実態を大体いつくらいまでに把握されるのですか。いろんな方法があると思いますけれども……。
○近江委員 四月中といっても非常におそい感じがしますけれども、とにかくこれはほんとうに緊急を要する問題でありますし、アメリカもすでに六九年にはそういう規制基準を設けているわけですから、厚生省も大胆にひとつそういうことについてやってもらいたいと思うのです。それを把握した上では、大胆...全文を見る
○近江委員 環境庁にお聞きしますが、この環境基準はいつまでになさるのですか。厚生省は四月に実態把握してきめる、こう言っているわけです。
○近江委員 それから通産省のデータを見ますと、鐘化が三十年からつくっておりまして、四十四年に三菱モンサントが製造に入りまして、四十四年のベースで七千七百三十トン、ところが一万一千百十トン。これだけPGBが騒がれておるのに、いま三菱モンサントもそのように製造に入ってきておる。それか...全文を見る
○近江委員 それでは、完全に回収できるというのは何と何ですか。これは当然検討なさっているでしょう。
○近江委員 大体いまおっしゃったそういう点を目安として、そして回収できるものについては熱分解をやっていく、できないものについてはこれはもう使わせない。これは大体いつの時点でおっしゃるのですか。これから長い将来といったって、期限があるわけです。これだけ汚染されているのですからね。そ...全文を見る
○近江委員 かなり前向きの御発言をされたと思いますが、それはそのようにいろいろ現在使われておる。それをやっていこうと思えば、勇気も要ります。要りますけれども、事がこれは人体にかかわることでありますから、佐藤さんがよくおっしゃっておりますが、勇断をもってやってもらいたいと思うのです...全文を見る
○近江委員 いずれにしてもこの問題は深刻な問題でございます。人体に蓄積されていくということで、カネミライスオイルのようなああいうことにもなるわけであります。ましてや乳幼児、子供は抵抗力も少ないし、そういう点が非常に心配であります。何らそういう追跡調査も行なわれておらない。これはほ...全文を見る
○近江委員 折衝中ということでございますが、長官、御承知のようにきょうはもう十七日ですね、四月に近づいておるわけです。そういう点で、いま国民金融公庫を中心としてという御答弁でございましたが、長官の腹づもりとして、決定ではないにしても、長官としては、大体このくらいの額については財政...全文を見る
○近江委員 この百二十億というような額も、全国のそうした需要に比べますとわずかだと思うのです、水をさすわけじゃございませんが。そういうことでさらに積極的に上のせをできるようにがんばっていただきたいと思うのです。私たちも応援できる面があれば全力をあげてまたやっていきたいと思いますし...全文を見る
○近江委員 六月に答申が出るわけでありますが、そうしますと、法案の改正は次の通常国会にお出しになるわけですか。
○近江委員 六月に答申が出るわけですから、それから政府部内で作業を進めてやれば期間的には次の通常国会までには十分時間があるわけですよ。長官としては、それがまとまり次第政府部内で検討を終えて通常国会には出したい、こう思っていらっしゃるのですか。やはり何といっても最高責任者の意思とい...全文を見る
○近江委員 吉田委員がおりますのであと一点だけお聞きしますが、世の中が非常にスピードを持って動いておる。また、すべての企業の形態にしても多種多様化してきておるそういう中、また国際化というような波、いろんなことを考えますと、私は実態把握にしろ、そうした情勢把握にしろ、いまは確かに商...全文を見る
○近江委員 終わります。  あとは大臣が来てからにします。
○近江委員 先ほど大臣は予算委員会のほうに行かれておりましたので、政府委員の方にはいろいろとお聞きしておったわけであります。  大臣もお聞きと思いますが、PCBの母乳汚染というものが昨日もきょうも報道されておるわけです。大阪のほうで母乳から〇・七PPMという高濃度のPCBが検出...全文を見る
○近江委員 もう少し具体的にお聞きしますが、先ほど化学工業局長は、四月中に回収できるものとできないものとに分けて、その方向をはっきりする、こういう御答弁でございました。そこで、大臣もいま禁止をするということをおっしゃったわけですが、それは全面禁止を全部やってしまわずに、回収できる...全文を見る
○近江委員 そうすると、四月に出される回収がもう不能である——PCBの害につきましては大臣も非常によく御承知でありますから、回収できないというものには全面禁止にする、こういうことでございますね。
○近江委員 局長のほうで何か補足ありましたら……。
○近江委員 人体に影響する問題でありますし、どうかその点シビアに大臣のほうで御処置をお願いしたいと思います。要望しておきます。  それから、経済問題でございますが、英国と中華人民共和国の大使相互交換の取りきめに関する共同コミュニケ、これは三月十三日発表されておるわけですが、連合...全文を見る
○近江委員 そのように英国も中国に非常な接近をしてまいりましたし、米国にしてもそうです。フランスにしてもそうであります。そういう点で考えていきますと、われわれとしては非常にさびしい気がするわけです。一番近くにありながらそのように置き去りにされていくような気持ちもいたしますし、大臣...全文を見る
○近江委員 それから北ベトナムからの大型の視察団の受け入れの点です。十三日に法務省が入国を許可したという報告もあったわけですが、今回のこの視察団の受け入れ交渉の経路あるいは接触は、第三国を通じてやったのかあるいは直接交渉かというようなこと。また、こういう視察団の目的というのは一体...全文を見る
○近江委員 そうすると、経済交流ということが目的だと思いますが、北ベトナムは現在でもホンゲー炭を大体四十万トンぐらい出しておると聞いております。これをさらにふやしていきたいという希望があるようにちょっと聞いたようにも思うのです。それで、先方はやはり何といいましても金の制約を受ける...全文を見る
○近江委員 それ以上の答弁は出ないと思いますが、今後のわが国の展望をしたときに、やはり積極的に——いままで中国貿易にしてもケース・バイ・ケース、だいぶ政府も変わってきましたけれども、いままでそのケース・バイ・ケースということは全然だめだというような印象をわれわれは非常に受けておっ...全文を見る
○近江委員 それからマラッカ海峡の問題でありますが、インドネシア政府の方針として、インドネシア、マレーシア、シンガポール、この三国のナショナリズムから発する政治的な背景からと思うのですが、マラッカ海峡通過の規制措置、この問題が具体化してきているわけです。御承知のように、二十万トン...全文を見る
○近江委員 現実にわが国では、三十七万トンの日石丸をはじめとして、どんどん運んでおるわけです。エネルギー政策からいきましても石油が最大のエネルギー源であることは当然ですし、特に所管大臣として、エネルギーがこういう打撃を——このまま規制どおりいくとなると経済的にも時間的にも、あるい...全文を見る
○近江委員 まあ、こうした三国も発展途上国ということにもなっておるわけですが、当然そういう今後の経済援助というような形にも私は大きな影響が出てくるんじゃないか、このように思います。  そこでUNCTADの第三回総会が四月十三日、チリで行なわれるわけですが、今度は中国も参加すると...全文を見る
○近江委員 大臣も昼からの予定があろうかと思いますので、もうあと一点だけで終わりたいと思いますが、このチュメニ油田につきましてはいままで長い経過がありまして、昭和三十五年から、第一回日ソ経済合同委員会のときから話題にのぼってずっときているわけです。大体民間ベースで話を進めておった...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんから、これで終わります。
03月21日第68回国会 衆議院 商工委員会 第5号
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○近江委員 もう昼をだいぶ回っておりますので、皆さん方お疲れと思いますが、いただいておる時間もわずかでございますので、もうしばらくよろしくお願いしたいと思います。   〔浦野委員長代理退席、進藤委員長代理着席〕  いま中国の視察団が来ておりまして、いろいろと各所のプラント等を...全文を見る
○近江委員 大臣も非常に頭を痛めていらっしゃるし、そういう輸銀の使用ということも、ほんとうに現実の問題としてそういう意思が非常に強いということもよくわかります。しかしこの問題が解決しない限りは、やはり原則を貫くという中国の態度というのはかたいわけですね。そこで、ここで何とかひとつ...全文を見る
○近江委員 それからこの間の質問でも、今後大臣としては輸入をさらに拡大をしていきたい、このようにおっしゃっておるわけです。そこで輸入等につきまして輸銀の貸し付け対象、これは大体十一業種ということも聞いておるわけでございますが、そうなってまいりますと業種の拡大ということも大事になっ...全文を見る
○近江委員 具体的にはまだ考えていないのですか。たとえばどういうものとか。
○近江委員 時間がありませんので木村さんにお聞きしたいと思うのですが、新全総の衣がえということがいま経企庁においても作業を開始したと聞いておりますが、昭和四十四年の五月ごろだったと思うのですが、新全総が閣議決定されまして、そしてもういまの時点で衣がえをしなければならぬ、こういう事...全文を見る
○近江委員 それで今後のスケジュールでございますけれども、どういうようにお立てになっていますか。
○近江委員 あと岡本委員に譲ります。
03月22日第68回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第3号
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○近江分科員 きょうは限られた時間でございますので、特に数点にしぼってお聞きしたいと思います。  まず、自然保護等の問題についてお聞きしたいと思うのですが、今後の林業行政というものを考えてみますと、当面する課題の中で、森林の持つ公益的機能に対する社会的な要請というものがますます...全文を見る
○近江分科員 政府として、国土の保全とそれから水資源の確保をはかるために、第四次の治山事業五カ年計画の発足をはかる考えのようでありますけれども、この自然保護という問題の位置づけはどのように考えておられますか。
○近江分科員 倍になっておるということをおっしゃっておるわけですが、それは結果の問題でありまして、今後の基本方針として、この自然保護という問題の位置づけは基本的にどのようにお考えでございますか。
○近江分科員 それで、今後の作業日程なんですけれども、どういう予定になりますか、それが実行されるまで。
○近江分科員 そうすると、四十八年度からスタートする、こういうことですね。
○近江分科員 そこで、制度の改正ですけれども、いま大体のポイントはずっとおっしゃったように思うのですけれども、もう少し具体的にお聞かせ願えればいいと思うのです。
○近江分科員 そこで、特に私一貫してお聞きしておるのは、この自然保護という立場でどういう制限を加えるのですか。
○近江分科員 そこで、もう少し具体的に聞いてみたいと思うのですが、昨年の一月十六日にわが国で二カ所、明治の森として公園として指定されておる。これは高尾と箕面があるわけですが、箕面の山が非常に国有林を伐採しておるということで大阪の営林局からも、それから自然保護協会の人も、神戸営林署...全文を見る
○近江分科員 当然その修正の中に盛り込まれたと思うのですが、従来は六十年周期の伐採ということをやっておったわけですが、その辺については改定はどのようになさったのですか。
○近江分科員 かなり努力をされたということについて私も評価いたします。しかし、御承知のように東京あるいは大阪、そうした大都市圏においては緑がほんとうに激減いたしております。そういう点からいきますと、わが国でただ二カ所選んだ明治の森であります。それをいまだにやはり伐採地域が残って施...全文を見る
○近江分科員 そこで、特に国立なり国定公園、こういうものについて——箕面の明治の森もそうでございますが、一種、二種、三種ときめてある。この三種というのは伐採地域ですよ。もちろん施業計画に定めて伐採するわけですが、この三種を大幅に削減して一種、二種に上げていって保護しなければ、森林...全文を見る
○近江分科員 そこで、環境庁と調整をなさって環境保全法ですか、これが提案されるということは聞いておるわけでございますが、やはり何といっても根本的に林野庁、農林省の自然保護をしていくという強い姿勢、決意というものが柱になってくると思うのです。ですから、ただ調整するということだけであ...全文を見る
○近江分科員 それから、この二十一日に経済企画庁に、農林漁業の第三次産業化に関する調査研究会、主査が東畑四郎氏ですか、この人が経済企画庁のほうに提言をいたしております緑の空間計画、これは農山漁村の自然を守るということでございますが、これは当然経済企画庁の新全総のそういう衣がえとい...全文を見る
○近江分科員 時間がありませんから断片的になりますけれども、行管庁が農林省に対して米減産の奨励金の問題で指摘をいたしておりますが、これについて大臣としてはどういうようにそれを受けとめ、そして今後まじめな人がほんとうに協力できるような体制をいかにつくっていこうとなさっておられるのか...全文を見る
○近江分科員 もう時間がありませんから、最後にその件につきまして大臣の決意をお聞きして、私の質問を終わりたいと思います。
○近江分科員 もうこれで終わりますが、結局、この生産調整についてもほんとうに、いままでの農業政策が行ったり来たりのそういう、確とした、定まったものがないがゆえに、やらなければならないこれは悲劇であると思います。そういう点で、十分な対策をとっていただく、これが最も大事であると思うの...全文を見る
03月22日第68回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第3号
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○近江分科員 非常に限られた時間でございますので、何点か質問したいと思いますが、まず初めに、私は、万博のあと地問題についてひとつお聞きしたいと思うのです。  それで、一昨年行なわれました万博につきましては、いままで通産省が主体となって管理運営の監督責任をやってきたわけです。その...全文を見る
○近江分科員 三百円、百円というのは、特に周辺にとっては決定事項のような印象を与えて報道をされているわけですよ。結局はそういうような形を、大蔵省が最終の認可をしなければならないのに、そういうような過程を踏んでいいかどうかということなんです。それについては、そのままでいいと思ってい...全文を見る
○近江分科員 これはほかにもあるわけですね。たとえば、日本庭園を四月一日から、五十円のやつを百円に上げるんだ。普通公共料金であれば一〇〇%も上げるなどということは考えられないことですよ。いとも簡単に上げようと思っている。ですから、料金とか、そういう問題等についても、これは波及があ...全文を見る
○近江分科員 十五日にオープンになりまして、その後行った子供たちの話なんか聞きますと、中学生くらいで二千円くらいみな使っているのですよ。施設にみな乗りたい。二回乗るのもあるでしょう。入場料から何からいって、平均千五百円から二千円使っているのですよ。民間の施設でも施設の利用というの...全文を見る
○近江分科員 その法案の中にはっきりとそれはうたってあるわけですからね。ひとつそれは厳重にやっていただきたいと思うのです、この料金問題は。これからどんどん施設もできてくるわけです。いままでの点について、大蔵大臣としての反省と、そしてまた今後の姿勢というものについてお聞かせ願いたい...全文を見る
○近江分科員 それはまあ大臣のお気持ちはわかるのですけれどもね。けれども、現実に民間の施設だって十分安全性も考えておりますし、施設だっていいですよ。何も飛び抜けてこのエキスポランドがいいなんてだれも思っておりません。むしろ高いというのがみんなの実感なんですよ。ですから、一ぺん本省...全文を見る
○近江分科員 時間がありませんのでスピードを上げますが、このあと地利用でございますが、マスタープランはいつできるのですか。たいがい諸外国の万博の場合は、終わったらすぐにあと地利用を転用してもうどんどんやっているわけです。万博の場合だって、日本庭園は開放して、今度エキスポランドが開...全文を見る
○近江分科員 皆さんも報告を受けておられるように、私もその中間報告はお聞きしたわけですが、これは万博あと地の完全な完成はいつと見ておられるのですか。
○近江分科員 それは確かに、木は成長するのにはそれくらいかかるかもしれませんけれども、非常に長い感じがします。それは非常に大陸的でいいですけれども、何もかもスピード化しておる時代に、昔はこうだったからこうだと何も右へならう必要はないわけですね。ですから、たとえば基本施設の完成にし...全文を見る
○近江分科員 いまの西暦二〇〇〇年に完成するというお話ですけれども、大臣はどう思われますか。そういうのんびりムードの完成でいいか。あれだけの百万坪のところの有効活用ということはうたってあるわけですよ。有効活用をはかっていこうという点において、あまりにもちょっと悠長な感じが私はしま...全文を見る
○近江分科員 まあ大臣は何でも慎重にやっていきたいという、そういうお考えのようでございますが、それは樹木は育つのがかかるか知りませんけれども、施設などは、これはもう、なかんずく大蔵省、政府のそういう決意いかんでは、何も十二年もかかる必要はないわけです。基本計画さえしっかりしておれ...全文を見る
○近江分科員 それから初日からエキスポランドも事故ばかり起こしているわけですね。しかも、地元の消防署にも、大阪府知事の認可をもとらずに、たとえば怪獣館など閉鎖されているわけです。こういうずさんなことでいいかということです。一体その辺の監督はどうなっておるのですか。そういう不細工な...全文を見る
○近江分科員 怪獣館、それからファンハウス、野外劇場、この三つが閉鎖されているわけですが、要するに、保健所なり警察が許可が必要だと言うのに、許可が要らないという態度は、これは国が監督しておるんだから地方はあまりやかましく言うなという、非常に横柄なような感じが見えるのですよ。許可が...全文を見る
○近江分科員 次長はどう思われますか。
○近江分科員 いま保安の話が出ましたから申し上げますけれども、エキスポランドの中の保安員というのは五名しかおらないわけですよ。日曜日など何万人っておるのですか。そういうこともおわかりにならぬと思いますけれども、そういう現地のことももっとよく調査されて、いま調査官を派遣するとおっし...全文を見る
○近江分科員 それから地元負担金の割合、この辺のことについてもさらに十分考慮をしていただく必要があるのじゃないか、こう思うのです。こういう点については大臣どのようにお考えでございますか。
○近江分科員 それから余剰金の問題ですが、余剰金はいろんな使途に使われると思うのですが、いま具体的にどういう構想があるんですか。
○近江分科員 それじゃ時間がありませんからこれで終わりますが、ひとつ大臣、大蔵省としては、こういう監督ということは初めてのケースと思いますが、その辺、いろんな多忙なことはたくさんあろうかと思いますけれども、すばらしい万博の記念事業を完成させるために、さらに今後力を入れてよく監督を...全文を見る
○近江分科員 終わります。
03月23日第68回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第4号
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○近江分科員 私は、まず初めに、文化財の問題についてお伺いいたしたいと思います。  文化財というものは、ひとり地方住民の財産ではなく、数千年のわが国の歴史の中ではぐくまれ、伝えられてきた民族的な遺産であります。これを保護し、後世に伝えるということは、私は国家的な課題であると思う...全文を見る
○近江分科員 全国にこうした文化財、そうした遺産というものは数多くあるわけでございますが、結局開発の中でそうした保護というものが非常に手薄になって、しかも荒廃をしてきておる。国民としてお互いにまことに悲しむべきことではないかと思うのであります。  そこで、一つの具体例といたしま...全文を見る
○近江分科員 そのように史跡に指定をして、国としては、いまどういう保護をしているんですか。
○近江分科員 そのように若干の手当てはしておるようでございますけれども、こうした微々たるそういう予算であっては、なかなかこうした環境整備にしろ、あるいは発掘にしても、他の環境破壊のほうがスピードが早いわけでありますし、やはりそういうゆっくりしたペースということは時代の波に合わない...全文を見る
○近江分科員 この史跡の追加指定、何といってもこれが一番大事だと思います。やはりこれにつきましては、何といっても文部省、文化庁のそういう強い姿勢といいますか、指導性が一番大事じゃないか。やはりどこかが中心になって引っぱっていかなければ、みんなそれぞれいろいろな問題があるわけです。...全文を見る
○近江分科員 この指定がそのようにされる、これは一日も早くしていただきたいと思うのですが、指定だけして、あとまたその保護なりいろいろな作業、そうしたことについて、やはりこれは手厚い対策をしていただかなければ、さらにまた荒らされていく、こういう悪循環が起きるわけです。この辺について...全文を見る
○近江分科員 それでは、その点を特に要望いたしておきます。  それから、人口急増の市町村におきます小中学校等の公共施設の整備の問題でございますが、特に人口急増地につきましては、もう学校建築とか、そういう施設の整備に追われてたいへんな財源が要るわけです。ほんとうに学校建築だけで、...全文を見る
○近江分科員 対策はとっておられるか知りませんけれども、現実に大臣はじめ政府の最高首脳の皆さん方がほんとうに急増地へ行かれて、そしてじっくりと調査をなさったらおわかりになると思うのですが、先ほどおっしゃった学校用地取得に対する国庫補助二十億、プラス九十六億の三分の一で四十七年度は...全文を見る
○近江分科員 ですから、地方債とかなんとかおっしゃっていますけれども、それは全部市民の税金で、結局あとはみんな借金になるわけですよ。大体義務教育なんというものは、政府が責任をもって子供たちの教育に当たらなければならぬわけでしょう。本来なら、これは文部省が全額金を出して建ててやるの...全文を見る
○近江分科員 学校用地にしましても、大体八千坪から一万坪というのが子供たちがまあまあ成長していける条件であるわけです。たとえば、人口一万で一小学校つくるとした場合、千数百名の児童と考えた場合ですね。ところが、このごろはそういうことはとうてい考えられない。五千坪の用地があれば最高だ...全文を見る
○近江分科員 では、もう時間がありませんからこれで終わりますが、とにかく特別立法をつくることについてはよほど真剣にというような大臣のお話がございましたが、これはもういまの文教問題における最大の大事な問題だと私は思うのです。そういう点で、今後立法措置を考える――これは考えられるわけ...全文を見る
03月23日第68回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第4号
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○近江分科員 限られた時間でございますので、できるだけ要点を簡潔にしていただいた答弁にお願いしたいと思います。  まず第一点お伺いしたいのは、公営住宅の建設にあたって、地方公共団体の超過負担が非常に問題になっておるわけでございますが、もうすでに建設省としてもそれはいろいろ問題に...全文を見る
○近江分科員 その調査というのは大規模にやっていただくわけですか。
○近江分科員 地方公共団体を見てまいりますと、いろいろなケースがあると思うのですが、やはりそうした点、きめこまかなそういう対策をとっていただくことが大事ではないかと思うのです。その点、地方団体が非常に財政難におちいっておるわけでございますし、十分実態を把握していただいて、今後の問...全文を見る
○近江分科員 私は箕面のことは一例に出したわけでございますが、こういうことがやはり全国的に方々でやられておるという可能性があるわけです。そういう点で、やはり全国的なこういう実態調査をやっていただく必要があるのじゃないか、このように思うのです。分譲住宅などといいましても、やはり頭金...全文を見る
○近江分科員 それからわが国の場合、確かに最近はGNPの伸びというものは、不景気のために若干ダウンいたしておりますが、若干の賃金べースというもののアップが毎年あるわけであります。しかし、それにしても全体の収入に対する住居費というものは、やはり社会主義諸国に比べますと非常に高いわけ...全文を見る
○近江分科員 大臣御承知のように、昨年のドル・ショック、円の切り上げ、あるいは繊維の政府間協定、こういうようないろいろなことがあるのでありまして、またそのベースとして一昨年の秋からの不況が依然として続いております。したがって、今年の春闘においても大幅なアップということはとうてい望...全文を見る
○近江分科員 その検討しなければならぬということについて、たとえば上限を設ける、いまおっしゃったその一つです。古く建った家賃は格差があるからということで引き上げていく。こういう傾向については、いま申し上げたように国民生活が非常にきびしい状態の中にあるわけですから、これは絶対に見合...全文を見る
○近江分科員 ひとつ公営なり、そうした公団なり、生活一ぱいの中で苦しんでおる国民生活の住居というほんとうに大事な一家の拠点でありますし、住居費がいかに生活を圧迫するか、庶民のそうしたことを常に心の中に置いて、どうかひとつ最大の努力を払っていただきたいと思います。結局、政府の地価対...全文を見る
○近江分科員 それから、時間がないのが残念ですが、端的にあと数点お聞きしたいと思いますが、一つは、いま水の問題が全国的に大きな問題になっております。そういうことで、特に関西におきましては琵琶湖、これは一千万人の水がめといわれておりますが、最近は非常に水質も悪くなってきておりますし...全文を見る
○近江分科員 時間がありませんから、終わります。
03月23日第68回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第4号
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○近江分科員 私は、まず消費者の観点に立って、数点の質問をしたいと思うのであります。  最近の新聞紙上等で報ぜられるところによりますと、一連の公共料金の値上げに伴い、電気、ガス料金等についても、一部には、長いこと値上げしてないんだからというようなことで、二〇%以上の大幅な値上げ...全文を見る
○近江分科員 長官のそうした御決意を聞きまして、いろいろなまたそういう動きもあろうと思いますが、どうかひとつ全力をあげて押えていただきたいと思います。  それから、いろいろな公共料金の値上げ、諸物価の値上げがあるわけでございますが、円が切り上げになる前に、円が切り上げになれば少...全文を見る
○近江分科員 確かに長官がおっしゃったように、追跡調査ばかりではこれはだめだと思います。従来政府の場合は、何か調査をしますと、調査だけで終わって、一つもその結果が出ない。特に物価の面にはそういう点が著しく見えたわけです。そういう点、いま長官が必ず実効があがるようにやっていくとおっ...全文を見る
○近江分科員 長官もいま決意をおっしゃっていただいたわけでありますし、この消費者米価が上がるということになりますと、波及といいますか、心理的にも強大なものがあるわけです。これはひとつ長官もほんとうに内閣の中の最強の大臣でございますし、どうか全力を尽くして国民のためにいまおっしゃっ...全文を見る
○近江分科員 米価を物統令からはずす予定と聞いておりますけれども、これははずした後、それでは米は絶対値上がりしないという保証があるかということの心配なんです。もし、かりに国民の心配しておったとおり値上がりをした場合、政府としてはどう責任をとってくれるかということなんです。この点、...全文を見る
○近江分科員 それで、もう一ぺんちょっと質問は戻りますが、物統令というのは、やはり予定どおり行なわれるわけですか。
○近江分科員 次に、大蔵大臣が物品税の取り扱いにつきまして、アンバランスを是正するために全面改正を行ないたいという発言をなさったわけですが、消費者保護の立場に立った場合、アンバランス是正という名のもとに現在以上の負担をまた国民に与えてくるのじゃないか、非常に心配があるわけです。こ...全文を見る
○近江分科員 大蔵大臣も正式に国会答弁をなさっておりますし、事務当局にその辺の検討も命じられておるように私お聞きしておるわけでございます。これは国民生活に当然大きな影響があるわけでございますし、これは長官も大蔵大臣のほうにも十分こうしたことをまた申していただいて、どうか国民にこれ...全文を見る
○近江分科員 そのようにいろいろ検討していただいておるということは非常にけっこうだと思いますし、この中間答申を得て——いま実際上そういう問題がほんとうに野放しになっておるわけですね。いま長官がお答えになりましたように、公共料金とは違うけれども、しかし内容からいってそれが一つの尺度...全文を見る
○近江分科員 その点につきまして局長さん、たとえばエキスポランドを例にとりますと、初日から事故の続発なんですよ。はしごをかけておろさなければならぬ。あれだけの広いところで保安要員が何人おるかといったら、五名なんですね。小さい子供を遊びにやっておってそれでいいか、先ほど局長さんおっ...全文を見る
○近江分科員 それから今後の公共料金政策につきまして、物価安定政策会議の第三調査会での提言というものがこの二月末には出されるということを聞いておったわけですが、まだ一向に日の目を見ないわけです。最近の一連の公共料金の値上げ傾向を見ておりまして、そういう激化してくる様相を見て、この...全文を見る
○近江分科員 それじゃ、そうした提言も単なる提言として終わらせないように、大胆にひとつ、実行をお願いしたいと思います。これは強く要望いたしておきます。  それから景気の問題でございますが、野村総合研究所が発表しました日本経済の中期展望によりますと、四十九年から五十一年には再び大...全文を見る
○近江分科員 それでは第二点の、この展望の中に円の再切り上げ一〇%を含んでおるわけですが、政府は再三再切り上げをしないということをおっしゃっておるわけですが、長官のお考えはどうでございますか。
○近江分科員 それから新全総の問題でございますが、長官は新全総の衣がえをするというようなことで、経企庁内部におきましてもいろいろ検討を開始されているということを聞いておるわけですが、まず一つは、結局、改定とおっしゃっている中身でございますけれども、それは理念的なものであるのか、あ...全文を見る
○近江分科員 そうすると、むしろ中身のプロジェクトの問題をチェックしていくというように大体のニュアンスとして受け取っていいんじゃないか、このように思うわけでありますが、大体そういうことですか。
○近江分科員 そこで、これは一つの事例でございますが、最近国土の有効利用の見地から種々の開発立法がされておるわけですが、たとえば農村地域工業導入促進法、あるいは都市再開発法、工業開発促進法等、農林、建設、通産の各省それぞれの立場から立法されておるわけですけれども、これらと新全総と...全文を見る
○近江分科員 それで、新全総の進捗状況という点でございますけれども、いわゆる大規模プロジェクトの進行状況について、どのようになっておるかということを簡潔にひとつお聞きしたいということと、それから産業開発プロジェクトに比して環境保全のプロジェクトの立ちおくれというのが非常に目立つの...全文を見る
○近江分科員 いま環境保全ということについて確かにおくれているということをおっしゃったわけでございますが、特に開発と環境保全の関係、過疎に悩む地域の開発のさまざまなそうした要求、これを満たしながら環境の保全をはかっていくにはどうしたらいいかというような問題ですが、こういう点が今後...全文を見る
○近江分科員 この新全総で想定している経済のフレームと、新経済社会発展計画の目標数字の間に、斉合性というものが非常に欠けているのじゃないかと思うのですが、新経済社会発展計画の見直しがいま行なわれておるということを聞いておるわけですが、この問題についてどのように処理なさっていかれる...全文を見る
○近江分科員 それから、今後の農業のあり方の問題ですが、この緑の空間計画というこういう発想は、環境の保全という観点から評価できると思うのですけれども、農業の第三次産業化というこういう発想というものは、総合農政の方向と矛盾しないかという問題なんです。  今回発表された緑の空間計画...全文を見る
○近江分科員 次に、水の問題に移りたいと思うのですが、長官も御承知のように、特にこの東京を中心とした関東、そして大阪、これはもう最大の大都市圏でございますが、特に大阪の場合などは、いうなら琵琶湖が関西一千万人の水がめであるというようなことで、今後の開発ということが非常にクローズア...全文を見る
○近江分科員 二十トンの不足ということもありまして、新たな水系利用ということもおっしゃっているわけですが、新たな水系利用というのは、大体の案はできているのですか。
○近江分科員 そうしますと、七十トン要る、それで五十トンの水を現在の体制で確保していくということですが、そうしますと、琵琶湖という問題は、これは近畿圏においてはもう最大の水がめということになってきますね。琵琶湖の位置づけというものはどのようにお考えですか。
○近江分科員 そうしますと、琵琶湖の総合開発というものは、どうしてもあとになってくると思うのです。それで琵琶湖総合開発法案というものが今国会で出されるということになっておりますが、これの見通しについてはどうでございますか。
○近江分科員 この水資源の問題は、経企庁のほうにおかれましても、やはり最も大きな一つの問題点じゃないかと私は思うのです。結局、先ほど朝日次長のお話をお伺いしましても、やはり何といっても上流、下流の対立があるというような点に受け取っておるわけでございますが、こういう点やはりお互いに...全文を見る
○近江分科員 ひとつその点、長官として、建設大臣が非常に表に出てきていろいろなさっておるという点の御配慮もあろうかと思いますが、何といっても経企庁長官が乗り出されるかどうか、これが最大のポイントだと思うのです。特に二十八日の閣議決定ということになりますと、やはりこの数日の長官の御...全文を見る
○近江分科員 それから、実際総合開発を進めるという段階になってきますと、どうしてもやはり環境保全ということが大きな問題になってくると思うのです。この点についてはどのような配慮を払われておりますか。
○近江分科員 時間がありませんから、最後に長官に、琵琶湖総合開発の点におきまして、やはり何といっても環境保存ということが大事な問題だと思います。その点長官のお考えを聞かしていただいて、それで私の質問を終わりたいと思います。
○近江分科員 終わります。
03月24日第68回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第5号
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○近江分科員 きょうは朝から長時間でお疲れと思いますが、私が最後ということに聞いておりますので、しばらく最後までよろしくお願いしたいと思います。  私が一番最初に聞きたいのは、長官も御承知のように、この間大阪の衛研が発表いたしました、母乳からPCBが多量に検出されたことについて...全文を見る
○近江分科員 アメリカ等におきましても、基準が、特に食品等においては、牛乳等ははっきり出ているわけですね。この間の大阪のデータは、三・五から三・七倍というようなことでございますし、やはり食品とか、そういうものについては、すでにアメリカを中心として諸外国でも出ているわけですから、こ...全文を見る
○近江分科員 それから、琵琶湖の周辺にある工場から数万PPMのPCBが発見された。そこの廃液をためてある池がまた琵琶湖にも流れ込んでおる、たんぽにも流れ込んでおる。私は、これはその一例だけではなくして、そういうコンデンサーの製造工場とか、全国にもたくさん心配なところというものはや...全文を見る
○近江分科員 それでは、そういう製造工場、また使用している工場を全国点検をされるわけでございますね。重ねて恐縮ですけれども……。
○近江分科員 それから、昨年末、私が科学技術特別委員会で琵琶湖の汚染について質問しましたときに、長官にも来ていただいたわけでございますが、琵琶湖の環境基準ですけれども、これはいつ出していただくのですか。
○近江分科員 この琵琶湖だけではなくして、ほかにもいろんな個所があろうかと思うのですが、具体的に今年度中にどことどこを環境基準を発表されるわけですか。
○近江分科員 それから環境保全法の点ですけれども、各省の調整といいますか、抵抗といいますか、非常に長官御苦労されたと思うのですけれども、法律提出の期日というもの、タイムリミットというものもあろうかと思いますし、この見通しにつきましてお伺いしたいと思います。
○近江分科員 その産みの苦しみといいますか、よくわかるわけですが、長官としては自信を持ってこれを提案していきたいと、このようにお考えですか。
○近江分科員 どうかひとつしっかりがんばっていただきたいと思います。  それから、これは全国的にいろいろなそういう大気汚染等、汚染地域というものが拡大されておるように思います。しかし、これはいろいろな御意見があろうかと思いますが、たとえば大阪の豊中というところでございますが、御...全文を見る
○近江分科員 豊中市においては、公害病の認定地域の指定を待ち切れずに、市独自の医療救済制度を設けようとしておるわけですが、非常に微々たる対策だと思うわけです、財政上のそういう問題もございまして。当然、こうした点を考えますと、やはり国のしかるべきそういう措置ということがぜひとも強く...全文を見る
○近江分科員 その問題につきましては、どうかひとつ、豊中市は全国で最高のいま申し上げた数値が出ておるわけでございますし、しっかりまた調査もしていただき、対策を考えていただきたい。強く要望しておきます。  それから海洋投棄の問題でございますが、三月の十六日に、中央公害対策審議会が...全文を見る
○近江分科員 産業廃棄物を認める上で、有害物資について六項目に限っておられるわけですけれども、それがその六項目でいいかどうかという問題ですね。これについての根拠をひとつお聞きしたいと思うのです。
○近江分科員 この間、四国沖での廃棄物投棄のときに中毒死をした事件がございましたが、この廃液に含まれていたアクリロニトリルですか、これは非常に猛毒な危険な物質である、このようにいわれておるわけですが、この廃棄物処理法でも今回の排出基準でも規制外になっておるわけです。また、先月調印...全文を見る
○近江分科員 先ほどの原子力問題でございますけれども、水産庁の東海区の水産研究所が、昨年の五月、福島県の双葉郡大熊町の東京電力福島原子力発電所の専用港から採取したアカモクに、一キログラム当たり八百ピコキュリーのヨード一三一が含まれていたことが明らかになったわけです。  これに対...全文を見る
○近江分科員 原子力発電所から出るこういうようないろいろな心配点——火力発電所の場合は、亜硫酸ガス、温排水というような問題ですが、原子力発電所の場合は、放射性微粒子あるいは事故、温排水、まだまだわからないことは非常にたくさんあるわけです。そういう点、まだ残された問題は非常に大きい...全文を見る
○近江分科員 長官、御承知のように、今後西暦二〇〇〇年になりますと、非常に先の長い話で、あとまだ二十八年ということですが、とにかく総発電量の五〇%は原子力発電、このようにいわれておるわけです。そうなってまいりますと、いまはまだごくわずかでございますけれども、五〇%という大きな段階...全文を見る
○近江分科員 ちょうど私の時間が来ましたので、これで終わりたいと思います。   〔主査退席、安井主査代理着席〕
03月24日第68回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第5号
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○近江分科員 きょうは限られた時間でございますので、ひとつ簡潔に要点をお願いしたいと思います。  私は数点にわたって御質問したいと思うのでございますが、まず初めに空の安全ということについてお聞きしたいと思います。  雫石町上空の事故は、航空史上初めてのあれだけの大事故でござい...全文を見る
○近江分科員 その後、自衛隊機によるニアミスは何回あったのですか。
○近江分科員 私が報告を聞いておるのと違いますね。二回あります。まあ、あとで申し上げます。  それから、民間機のニアミスというのは、運輸省とそれだけ連携をとっておられるのでしたら、報告を聞かれておりますか。
○近江分科員 きわめて危険なそういう接近があったという報告は、運輸省にあれ以後十七回あったわけです。その間運輸省としてもいろいろと調査をいたしまして、これは非常に衝突寸前の異常接近であると認めた件数は十一件あるのでです。その中で自衛隊機によるニアミスは、四十六年十月六日、これは自...全文を見る
○近江分科員 これは、飛行機事故というのは一たびあれば、長官、死につながるわけです。どういう交通機関であろうと非常に危険でありますが、空の場合はイコール死と思って間違いないのです。それだけにパイロットをはじめ整備をする人に至るまで、これは真剣に注意もしておるわけです。しかし、今日...全文を見る
○近江分科員 それで、今後運輸省を中心として五カ年を三カ年に縮める、促進すると思います。しかしこの三カ年の間が問題なんです。毎日毎日が危険なんです。そういう点で、検討なさるというそのおことばは中身は非常に深いとは私、思いますが、もう少しことばを加えていただいて、ほんとうにそれを実...全文を見る
○近江分科員 その次に、大阪の能勢町というところへ防衛庁がナイキ基地をつくるということで、これは三次防の中に一応計画されておったようでございますが、この件については、いきさつ等については当然担当者である皆さんよく御承知のとおりでございますが、現在四次防の問題もこうした事態に至って...全文を見る
○近江分科員 長官も御承知のように、大阪や京都というところはほんとうに自然が破壊され、緑のない大都会に変わってきておるわけです。そういう中で、あの豊能郡一帯というのは数少ない残された緑地帯であるわけです。そこで、御承知のように近畿圏整備本部、これは長官に西村建設大臣が立たれておる...全文を見る
○近江分科員 根本的な防衛の考え方という一端に長官もお触れになったわけでございますが、有名な軍事評論家の小山内宏さん、この人はこういうふうにおっしゃっているのです。「これまで基地防衛のために置かれていた高射群が初めて阪神・中京という都市圏の防衛に配備されたものといえる。ナイキ・ハ...全文を見る
○近江分科員 その他域を限定せずに考慮するということをおっしゃったわけでございますが、さらにもう一歩進んで、これを設置しないという、そこまでのお考えはございませんか。
○近江分科員 この問題につきましては、もうつぶさに防衛庁としても事情を御存じでございますし、地元住民がそれぞれの計画に従って、豊かな地域の建設に毎日努力しておるわけでございますので、どうかそうした夢が実るように、防衛庁としてさらに格段の努力をお願いしたいと思います。  それから...全文を見る
○近江分科員 非常にむずかしいというお話があったわけでございますが、それはいまの時点でそうであって、将来もむずかしい、こういう長期的な展望に立ってのお答えであるのか、短期的なお答えであるのか、その辺もう一度明確にお願いしたいと思います。
○近江分科員 どうしてもそこの究港がのけないとしても、自衛隊さんだけでもほかの適当なところに移転ができないのかどうか、それを長期、短期に分けて、その辺の見通しについてお伺いしたいと思います。
○近江分科員 飛行場がありますと騒音という公害問題がいつもつきまとうわけです。自衛隊機は、四十五年は一万五千六百二十二回、四十六年は一万五千八百八十七回、八尾究港で離着陸なさっておるわけです。もちろん民間機もそれ以上に離着陸をやっておりますが、住民のことを考えますと公害問題はたい...全文を見る
○近江分科員 時間が参りましたから終わります。
03月25日第68回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第6号
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○近江分科員 きょうは数点にわたっていろいろお聞きをしたい、このように思うわけでございます。  まず初めに、最近の人口急増地帯の現状につきましては、大臣もよく御承知かと思いますが、私も関西におりまして、各地に友だちもおりますが、そうした急増地帯にそういう友人が参りまして、いまま...全文を見る
○近江分科員 やらなければならないことは、これは小中学校等の学校施設をはじめとしまして、幼稚園、保育所、それからまた道路、下水道いろいろとあるわけです。私はまず学校の問題でお聞きしたいと思うわけですが、いまいろいろと対策をおっしゃったわけです。   〔田中主査退席、橋本(龍)主...全文を見る
○近江分科員 文部省でないとわからないというが、自治省は少なくとも地域住民のそうした福祉向上ということについては全部把握しておかなければいかぬわけでしょう。これは当然のことじゃないですか。だれかすぐ調査してあとで答えてください。  そのように一校当たりに割りますと、こういう状態...全文を見る
○近江分科員 いま大臣はそれぞれ各省の権益ということをおっしゃいました。確かにそれは私はあると思います。それだけで終わっておれば、私はこの問題について徹底的に申し上げようと思っておったけれども、総合的に自治省がおやりになり、陰ひなたになっていろいろとカバーをしておる。先ほどお話を...全文を見る
○近江分科員 そういう新しいルートをつけていただき、これだけの働きをしていただいた自治大臣でございます。そういう大臣が、どうもこの次は新しい人にというようなニュアンスの御発言がございましたが、私は、やはりこれだけの意欲を持ってやっていただくような大臣は、さらに今後も努力していただ...全文を見る
○近江分科員 これは大臣やまた皆さんに、いろいろなケースは御承知かと思いますが、一例を申し上げておきたいと思うのです。  人口三十六万の例ですけれども、大阪に豊中市というところがございます。ここで保育所を建設しておるのですが、三十八年から四十五年までの建ててきた保育所を全部平均...全文を見る
○近江分科員 私が先ほど事例をあげました保育所あるいは幼稚園の問題ですが、補助対象の資料を私ちょっと置いてきましたので、今度またお伝えいたします。  それから、この財源等の問題についてですが、いずれにしてもこれだけの不況のさなか、しかも物価高で国民があえいでおるわけでございまし...全文を見る
○近江分科員 それから、特にこの急増地帯等につきましては、もう実情は皆さんも御承知のとおりでございますが、特に地方債につきましては政府資金を充当していく。ところが、この割合がやはりなかなか遅々として進まぬわけです。ぜひともここに格段の配慮をしていただきたいということ。それから当然...全文を見る
○近江分科員 時間がきょうはもうわずかしかありませんので、聞きたいことが山ほどありますので、何点かあとしぼってお聞きしたいと思います。  次に、お聞きしたいのは公営企業の問題でございますが、特にバス等は、これはもうそちらでもデータがあろうかと思いますが、たいへんな赤字になってき...全文を見る
○近江分科員 それで、いま局長さんもおっしゃったのですが、受益者負担ということで、いま交通料金の値上げというものについて大都市を中心としていろいろとそういう動きがあるわけでございますが、御承知のように、これだけの物価高の状況でもありますし、市民生活に密着しておるそういう公共的な市...全文を見る
○近江分科員 それでは時間がありませんからこれで終わりますが、大臣、特にその点よろしくお願いいたします。
04月05日第68回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第3号
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○近江委員 まず初めに、原子力問題についてお聞きしたいと思いますが、最近、原子力発電所が続々と建設中でございますし、また、政府のほうに提出中のものもかなりあると聞いておるわけでございます。そういうことで、今日、環境問題というものが大きくクローズアップされてまいりまして、特に、そう...全文を見る
○近江委員 先ほども申し上げましたが、米原子力委員会、AECは昨年の六月、軽水冷却型発電用原子炉の公衆向け放射線防護基準を百倍に強化しております。年間五ミリレム以下に押える指針を示し、新協定を守らない原子炉は、一定期間を置いたあと罰金の支払いまたは閉鎖措置を受けることもある、こう...全文を見る
○近江委員 原子力委員会がそういうように検討しておるということでありまして、まあ局長としてはこういういいことはどんどん見習えばいいわけでありますし、特にわが国のように国土の狭いところでこれだけの大量の発電所等もできるわけであります。そういう点でむしろアメリカ以上にきびしくしていく...全文を見る
○近江委員 そこで、私は具体例でお聞きしていきたいと思うのですけれども、この四月一日、茨城県の東海村に建設中の使用済み核燃料再処理工場の建設に反対をしておる同県の漁業協同組合連合会からの異議申し立てを却下したと聞いておるわけですが、どういう経過を経てそうなったのか。これについて、...全文を見る
○近江委員 たとえば海中へ放出をする、それが希釈されていく、だから心配がないということでありますが、この魚介類に対するそういう蓄積とか、あるいは海洋調査というものは本格的になさったのですか。やはりそういう心配もあるわけです。あるいはこのクリプトン八五の大気汚染、こういうことについ...全文を見る
○近江委員 海中への放出につきましても、この申し立て書によりましても、再処理工場が完成しますと、一日最高一キュリーの放射能がこの沿岸の海域に排出される。そういうことで、その魚介類を食べていく、そういう国民の内部被曝、こういう依然とした危険性ということを指摘しておるわけです。その辺...全文を見る
○近江委員 非常に少ない数値だということをおっしゃっているわけですが、原子力委員会が昭和四十四年三月二十五日に出しているこの文書ですね。これは秘密文書でも何でもない、あなたのほうからもらったのだから。これにどう書いておるかといいますと、これを見ましても、ここの再処理工場から出るク...全文を見る
○近江委員 また、この文章に出ておりますけれども、その一キロの範囲には、昭和四十四年の時点で八百人、二キロの地点で、同じく四十四年の時点で三千五百人、三キロメートルで五千百人、これは報告書の八ページに出ていますよ。その後やっぱり人口もふえているわけでしょう。そういうわずかな円周の...全文を見る
○近江委員 それはちょっとおかしいのですよ。そういう技術もできてない間に、いまやれば、計算でいってもこれだけ出るわけでしょう。実際にやればもっと出るかもわからぬですよ。それをあえてさせていくということは、これは問題ですよ。ですから、そういう回収技術なり何なりがきちっとするまでは、...全文を見る
○近江委員 それで、不活性だからということでありましたけれども、この場合はPCBと同じように、吸い込んでもいままでは影響は少ないであろうということにされていたわけです。しかし、量がふえてきますと、非常に大量の放射線を受けることになってくる。影響としては白血病その他のガンの発病率、...全文を見る
○近江委員 きょうは大臣が参議院のほうに出ておられますので、政務次官がお見えになっていらっしゃるわけですが、いままでずっとお聞きになっておられて、今後科学技術庁としても真剣に取り組んで、基準の問題なり対策も強化しなければならぬと思うのです。それについて政務次官としての御決意をひと...全文を見る
○近江委員 その点は特に強く要望しておきます。これはこれだけで終わるのではなく、これからもまた当委員会においてもやっていきたいと思います。  それから次に、今度連合審査をするということでPCBの問題をやるわけでございますが、きょうは私は全般的な問題について若干お聞きしておきたい...全文を見る
○近江委員 分析方法一つにしても、一応はできたとおっしゃっておりますけれども、結局環境庁さんなんかに聞きますと、分析方法もできたというけれども、それは全般的な分析方法じゃない。だから、いまだに排出基準もむずかしいとか言っているわけです。そういうまだほんとうに門口に立ったような状態...全文を見る
○近江委員 そうするとあと一千七千トン、三割はどうしようもない、こういうことですね。それであとこの九月から原則として生産、使用を中止とおっしゃっているわけですが、いままだストックがだいぶあるわけでしょう。どのぐらいあって、それは使わすのですか。
○近江委員 そうすると、この三万六千トンを回収できるとおっしゃっているのですが、どうやってやるのですか。
○近江委員 そうすると回収不能である三割の一万七千トンについてはどうするのですか。環境庁さんも来られているでしょう。どうやるのですか。
○近江委員 いま環境庁の局長さんは、ほぼお手あげであるという趣旨の発言がありまして、ほんとうにこれはもうたいへんな問題であると私は思うのです。この問題についてはまたあとでまとめて聞きます。  それから、いままで大量のPCBが使われてきまして、昨年末、私は本委員会で琵琶湖のPCB...全文を見る
○近江委員 報告書の提出を求めておるということが初めにあって、これから全国を点検する、それが二番目になっておるわけです。二番というニュアンスはやはり弱いわけです。大体どこが使っておるかということはわかっているわけでしょう。通産局が乗り込んで総点検をやって、そしてそこであぶないと思...全文を見る
○近江委員 どのくらいのものを使っておるか、そんなことは地方の通産局もあるのですから、要はやる気があるかないかの問題ですよ。これだけ汚染が拡大されておるわけです。そういうことはもうすでに大体のことは掌握しているはずなんです。要するにあなた方が立ち入り検査をして強力にやらすかどうか...全文を見る
○近江委員 まだ納得できませんよ。言われたからやる、そういうことじゃないということを私は言っているのです。自発的に通産省が全国のそういう心配な工場の総点検をやって、そして強力な対策をとらすかと言っているわけですよ。そのことをもっと明確に言ってください、そういう抽象的なことを言わな...全文を見る
○近江委員 点検をして強力な対策をとりますか。どういう対策をとりますか。
○近江委員 ひとつそういう強力な体制をとってもらいたいと思うのです。これは非常に野放しになっております。  それから、水中あるいは植物等にいろいろな経路を伝わって含有してきておるわけですが、こういう問題について環境庁は全国的な調査あるいは検査体制の確立というようなことについてや...全文を見る
○近江委員 それで、厚生省さんもそういうように取り組んでおられるということについては、これはもうおそきに失したことであるとは思いますけれども、一応はその努力は認めるわけですが、これはいつごろ出すのですか。
○近江委員 そういう基本的なことが一番大事でありますし、これにはやはり総理がいつもおっしゃるように勇断といいますか、それが一番大事なんです。佐藤総理はあまり実行されませんけれども、皆さん方は勇断をもって国民の立場に立ってやっていただきたい。この二、三カ月、大体おそ過ぎますよ。です...全文を見る
○近江委員 心配ないだろうという、まとめて言えばそういうような要旨であると思いますが、こういう点については厳重にひとつまたチェックをしてもらわなければ、また第二のPCB公害が起こるのではないか、私はその点を心配しておるわけです。それで、このPCBは言うに及ばずBHCあるいはDDT...全文を見る
○近江委員 四省にお聞きしておりまして、やっぱりえこひいきなく通産省もだいぶ理解してきているように私ちょっと感じたわけです。その点、厚生省さんあるいは環境庁さん、まだちょっと手ぬるいように思うわけですね。こういう点、たとえばアメリカで規制をかけておりながらまだわが国で使っておる、...全文を見る
○近江委員 通産省はそのようなところは把握してないのですか。アメリカで規制しておって、通産省の関係で日本でまだ使っておるものですね。
○近江委員 それで通産省さんは体制なり基準をきちっとやるということをおっしゃったわけですが、これはいつごろやるのですか。
○近江委員 いずれにしても、これは国全体としてそういうチェックの体制をやはり確立する必要があると思うのです。この点やはり中心になるのは科学技術庁ですよ。こういう点については局長はどう考えていますか。
○近江委員 関係各省それぞれやっておられるわけですが、いまの縦割り行政では非常に矛盾が最近出てきているわけです、行政の中においてですね。そういう点で総合的にやはり充実したそういう機関なり体制をとる必要があるのじゃないか、このように思うわけです。この点政務次官としては、今後の問題と...全文を見る
○近江委員 もうすぐ終わりますが、もう一度、先ほど一点だけ問題を残しておりました。それは一万七千トン、三割が回収できない。これを放置しておいていいかどうかということなんです。これについて各省から、それぞれどのように思っていらっしゃるか、これをお聞きして、最後に、政務次官の決意をお...全文を見る
○近江委員 最後に政務次官の御決意を聞かしていただいて終わります。
○近江委員 これで終わりますが、関係各省連携等もありまして、このPCB問題について特別プロジェクトチームといいますか、そういうものもやはりつくって、そうして総合対策をとっていく必要があると思うのですが、どなたか代表者、これについてそれだけお聞きして終わりたいと思います。
○近江委員 それじゃ終わります。
04月06日第68回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
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○近江委員 それでは、いろいろ時間の関係もあろうかと思いますので、まず初めにお聞きしたいのは、宇宙関係をひとつお聞きしたいと思うのです。昭和四十七年度の宇宙開発関係政府予算、これは二百四十億八千万と、前年度比五五%という大幅な増加を示しておるわけです。こういうことから見まして、わ...全文を見る
○近江委員 それで、中国との国際協力ということもおっしゃったわけですが、正式なそういう要請というようなものはわが国に対してもあったわけですか。
○近江委員 当然衛星であれば、そういう範囲には入ると思うのですよ。そういう点、いま東南アジアというように訂正されたわけですが、いずれにしても、これらはすべての国と国際協調していくという点において、この地球をカバーする衛星でもあるわけですし、その点、それじゃ今後科学技術庁としては、...全文を見る
○近江委員 ニクソンが訪中したときに大々的な宇宙中継をやったわけです。そういう施設を今度中国が買うということになりまして、こういうことでココムのそういう緩和というものが大きく門戸を開いた。こういうことに最近は情勢が大きく変わってきておるわけです。中国だってそういう施設をすでに備え...全文を見る
○近江委員 そういうような幅広い判断といいますか、そういうことについては、これは科学技術庁はどういう態度でいくのですか。これはすべて総理なり外務大臣の意向に沿うと、もちろん話し合いということは大事か知りませんが、科学技術庁としてはそれをどういうように積極的に推進していくか。私はや...全文を見る
○近江委員 これ以上言っても前へ進まぬと思いますから……。  いずれにしても、国際協力という立場において、経済においても文化においても科学においても、あらゆる角度からいろいろと協力を進めていく、これは大事じゃないでしょうか。そういう点、いまの御答弁は一歩もからを破っておらないと...全文を見る
○近江委員 官房長はその辺のことについてはどのように聞いておりますか。
○近江委員 つまり、この宇宙開発計画、Nロケット計画の再検討ということを意向として示した、こういうことですか。
○近江委員 そういういまの御答弁からいきますと、この地球大気開発計画、GARPですか、これを見ますと、五十年過ぎに二百五十から三百キログラムの衛星を打ち上げる、こういう要請、いまのNロケット計画によれば百キログラムの実用静止衛星を五十二年に打ち上げるというようなこと、こういう二つ...全文を見る
○近江委員 そうすると、国際協力のそうした立場から要請されるということで、しかし、わが国のN計画でいけば打ち上げることはできない、他国に打ち上げてもらう。となれば、他国といったってこれはどこですか。
○近江委員 こういう国際環境の中、また、わが国のそういうような宇宙開発の計画、こういうようなズレ、こういうことについてはもう当初からこれは予測されておったことですよ。そういうことについていままで何回も変更もし、なおかつこういう大きな狂いが生じてきておる。こういうことはやはり宇宙開...全文を見る
○近江委員 この宇宙開発計画も、予算規模からいきますと二千億といわれておるわけですが、また今後のさらに発展を考えると、四千億とも五千億ともいわれておる。二千億としてもこれは原子力に匹敵する額ですし、今後の伸びを考えますと、それを上回ることがやはり予想されるわけです。これは確かに非...全文を見る
○近江委員 いまのままでこれだけ膨大になってくる予算、それを管理していく——いま宇宙は研究調整局でやっているわけでしょう、そうでしょう。たとえば宇宙局をつくるとかそういう状況に応じた体制ということは考えられないのですか。そういう硬直した、一切もう変えないんだというような答弁は私は...全文を見る
○近江委員 これだけの巨額の予算を今後使っていくわけです。したがって、その波及効果といいますかそれを大きくすそ野を広げていく、これが大事だと思うのです。そういう特選傾向というものについて今後十分チェックをして、そしてまた特に注意すべきはその軍事転用、そちらのことについてチェックの...全文を見る
○近江委員 あと石川委員がおられますので、譲りたいと思いますが、先ほど次官がお見えになる前、地球大気開発計画、GARPという計画があるわけですが、わが国も四個のうち一個を打ち上げるという責任があるわけですけれども、今後東南アジアとは協力をしていく、中国については今後考えるというい...全文を見る
○近江委員 政治が大きな石になって、そうして押えられて、その石がのかなければ頭を出せない。それよりも——もちろんそれは一番大事なんです。大事だけれども、いまの佐藤内閣であれば、私はできないと思います。そういう文化なり科学技術なり経済なり、こういうことは危険でも何でもないわけでしょ...全文を見る
○近江委員 それではあと石川さんおられますので、終わります。
04月07日第68回国会 衆議院 商工委員会 第10号
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○近江委員 私は、きょうは時間の関係もありますから、何点かにしぼってお聞きしたいと思います。  まず初めにお聞きしたいことは、円切り上げ後の輸出の情勢あるいは今後の見通しについて、ポイントを簡潔にひとつお聞きしたいと思います。
○近江委員 それから国際収支、特に外貨準備の状況ですけれども、依然として累積してきておるということでありますが、この状況についてひとつお聞きしたいと思います。
○近江委員 こういういろいろな背景からいきまして、依然として円の再切り上げの見方が強まっておるように私どもとるわけですけれども、この円の再切り上げについて当局としてはどういう判断をしておりますか。
○近江委員 切り上げのそういう不安が激しくなっていった場合いろいろな対策を考えるということをおっしゃっているわけですが、そういう不安が高まらないようにやはり政府としては努力をしていく、これが大事じゃないかと思うのです。それで、輸出政策の上においてはどういうお考えを持っておられるの...全文を見る
○近江委員 それで、たまっていく外貨でありますけれども、この外貨はどういうように今後活用していくのですか。これはもとへ戻ったわけですけれども、先ほどいろいろ状況はお話しされたわけでございますが、急激なたまり方というのは、つまり先ほどおっしゃったそうした対策でまあ鈍るとは思いますけ...全文を見る
○近江委員 それから、例の第三回の国連貿易開発会議がいよいよ近々開かれるわけでありますが、この議題の予定、それから想定される中心的な議題、それに対する政府の態度、それについてひとつ簡潔に伺いたいと思います。
○近江委員 今回の会議には中国も参加するわけですが、中国は相当力を入れるのじゃないか、こういう観測がされているわけです。ただいま局長も、この会議には力を入れていきたい、そういう表明があったわけですが、中国のそういう態度を見ておりますと、非常にいろいろ期待をしておるということであり...全文を見る
○近江委員 それで事務当局としては、そういう代表団にいろいろなことを頼み、そういういろいろな要求もあろうかと思うのですが、そういう場合、中国とも接触する非常にいい機会でもあるわけですし、その点は事務局としてはどういう要望なり期待をしておるわけですか。これは局長の考えでいいと思いま...全文を見る
○近江委員 非常に抽象的でありますが、いずれにしても、非常にいいチャンスであると思いますし、大いに接触を深めて、今後のわが国の果たすべき役割りに大きな推進ができるようにひとつやっていただきたい、これをひとつ要望しておきます。  それから、北ベトナムの輸銀使用について、前にもお聞...全文を見る
○近江委員 それは、相談するのは政府がいつもやっておることでありまして、あなたとしては、前向きということはおかしいですが、とにかく積極的にこれをやっていきたい、こう思っているわけですか。
○近江委員 それから中国との問題ですけれども、輸銀はケース・バイ・ケース、前向きにやるといいながら、そういう実際の問題になるとなかなか思わしくないというような状態になっているわけですが、三菱油化が中国と成約が確実であるという見通しがだいぶ出てきたそうでありますけれども、そしてエチ...全文を見る
○近江委員 この商談はあとになるといいますけれども、これは一部新聞でも報道されておるわけでありまして、この成約は確実である、こういう見通しが発表されておるわけです。ですから、そうなった場合、輸銀の使用をさせるのかということについてお聞きしておるわけです。
○近江委員 それから円・元決済の問題でございますが、これはいつもいろいろと議題にあがっておるわけですが、中国とのこうした貿易もかなり拡大もしてきておりますし、当然やはりそういう時期に私は来ておるのじゃないか、こう思うのですけれども、これについてはどういう立場に立って推進しようとし...全文を見る
○近江委員 それではもう一度もとへ戻りたいと思うのですが、この輸出政策について先ほど何点かのそうしたお話があったわけでございますが、もう少し詳しくいろいろと問題点を提起して、それに対してどう考えておるか、もう少し中身をお聞きしたいと思うわけです。
○近江委員 時間がありませんから、これで終わります。
04月11日第68回国会 衆議院 商工委員会 第11号
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○近江委員 まず石油公団法につきましてお聞きしたいと思います。  いろいろな問題点がありますが、まず初めに技術の問題をお聞きしたいと思うのです。特に先進諸国における石油開発の技術というものは、資金的におきましても、またその技術の内容においても、非常にすばらしい内容また規模でもっ...全文を見る
○近江委員 このセンターでどのくらいの技術者を養成する計画をしておるのですか。
○近江委員 初年度ということもあるわけですが、全体の技術者の不足という面からいきまして、これを充実するという点において三十名というようなわずかな数で、今後のそういう急速に伸びていくと予想される石油開発のテンポから考えて、はたしてこれでいいかということです。また、そういう学校教育等...全文を見る
○近江委員 そういう教育面というのは非常にむずかしい問題がありまして、それでは、ただその企業の要請だけに従っていいのかという根本的な問題があると思うのです。そういう点は行き過ぎてはならぬと思うのですが、今後の問題としてこれは非常に重要な問題ですから、一応提起しておきますから……。...全文を見る
○近江委員 外国の場合を見ますと、これは情報収集という点については、やはりすごいそれだけの体制をとっているわけです。そういう点で特に石油開発という問題になってきますと、成否のかぎというのは非常にここに重点がある。こういうことで、最も効果が発揮できるそういう一つの体制づくりというこ...全文を見る
○近江委員 いま、昭和五十年一千万キロリットルと一応の目標を立てられたわけですが、現在でも二億キロリットル輸入しておって二〇%、四千万キロリットルが低硫黄、あとの一億六千万というのはこれは非常に高いやつを使っているわけですが、わが国の現状を見ますと、脱硫装置にしたって、どれだけや...全文を見る
○近江委員 私がいま原子力のことを申し上げましたが、原子力も、まあ私もずっと科学技術をやっておりますから、きょうはその点については言いませんけれども、これだって、繰り返して言いますが、安全性をほんとうに真剣に政府として考えないとこれは進みませんよ。きょうは原子力の人は別に呼んでお...全文を見る
○近江委員 私は、いずれ公害の面についてもう一ぺんまたいろいろお聞きしたいと思いますが、きょうは、あなた、そちらのほうの専門でもないと思うし、しかしまあそうであっても、いま申し上げたようにこれは政府として真剣に、今後のそういう公害対策を考えなければ、もう幾ら石油開発だ何だといった...全文を見る
○近江委員 島田参考人が来られたのでお聞きしますが、先ほど私がいろいろ何点かにわたってお聞きしたわけですが、この開発促進ということはエネルギー政策からいってわかるわけですが、しかし一面公害という点から考えますと、いまのような硫黄分の高い原油がどんどん入ってくるようなことであると、...全文を見る
○近江委員 実際の当事者としての真意といいますか、非常に正直な所信の表明であったと私は思うのですが、しかし、公害問題という国民の、これは重大な健康に関する問題であります。したがって先ほど局長からも、低硫黄で、そちらを最重点にやっていくというお話がありました。いま島田参考人のお話を...全文を見る
○近江委員 確かに、政府のいままでのエネルギー政策というものは、やはり必要量の確保という点が非常に重点にあったように私正直に申し上げて言えると思うのです。先ほど申し上げたように、原子力においても、安全性を考えてはおるけれども非常に軽視しておった。こういうような点でわれわれもチェッ...全文を見る
○近江委員 脱硫の、そちらのほうに積極的に力を入れていくということをいまおっしゃったわけですが、しかしそれはことばだけであって、それじゃ実際上脱硫にどれだけ力を入れておるかというと、私は前に予算委員会で申し上げたことがあるけれども、火力発電所にしても、それはあき地は用意してある、...全文を見る
○近江委員 それで、もう一点くどいようですが重ねて聞きますけれども、それは今後の開発について量の確保ということも、ほんとうに苦しい心境を先ほど私も聞かしてもらったわけです。その点はわかります。だけれども、そういう中を乗り越えてやはり低硫黄の原油の開発に最重点を置く、これについては...全文を見る
○近江委員 それから、石油開発会社をプロジェクトごとにつくるというそういう現在の企業体制では、国際的に競争力のある企業というものが育たないのじゃないかというような声も聞くわけでありますけれども、政府としてはそういう体制の整備ということについてはどういうような考えを持っておりますか...全文を見る
○近江委員 それから、海外開発ということは私、非常に重要だと思いますが、最近、新潟沖等でわが国の大陸だなからも非常に優秀な石油が出ておる、こういう現実の姿もあるわけです。そういう点で大陸だな資源等が非常に注目されてきておるわけですが、政府としては、今後こうした大陸だなの開発等にど...全文を見る
○近江委員 大陸だなの開発について確かに有利な点は、石油の硫黄分も少ないし輸送距離も短い、いろいろあるわけです。しかし一たび公害面から見ますと、もしも原油がまた流出したら一体どうなるか。あの新潟沖のジュリアナ号事件でも、あれだけの石油でも処理できなかったような状況である。一たび事...全文を見る
○近江委員 省令で充実していく、それは今後責任をもって皆さんが努力されることについては私はやぶさかではないわけです。しかし、たとえば漁業とのそういう調整を考えても、補償だけすれば済むのだという、それじゃその漁業者だけが補償してもらったらいいのか。海は漁業者だけのものじゃないのです...全文を見る
○近江委員 保安面ばかり言っておりますけれども、もちろんそれは一番大事なことなんですよ。しかし、今後の海の開発ということを考えていったときに、通産省だけのサイドでいいかということなんです。これは当然縦割りの行政だけではだめだ、やはり横の連携、それに基づく法整備、いいろなことがあら...全文を見る
○近江委員 それは十分検討していただいて、今後の時代に合ったそういう法整備なり、そうしたことについて考えていただきたい。これは特に要望しておきます。これ以上答えは出ないと思いますから、よく検討して、実りあるものにしてもらいたいと思うのです。  それからジュリアナ号事件を見ますと...全文を見る
○近江委員 運輸省でも、海上交通の点についてもいろいろと交通規制を考えておるというお話でありましたが、結局、小型漁船の締め出しをするのじゃないかというような声も上がってきておりますし、非常にむずかしい問題があるわけです。あの新潟沖の件でも右往左往して、まさに醜態を世界じゅうにさら...全文を見る
○近江委員 そういう中和剤も研究していると思うけれども、詳しくは承知してないと、正直に局長はおっしゃったわけですが、それはそれぞれの専門があるから無理はないと思うけれども、しかし、石油を入れておるのは、管轄はやはり通産省なんです。特に局長のところなんです。ですから、専門分野でなく...全文を見る
○近江委員 局長も、こういう備蓄コストが製品価格の引き上げにつながらないように配慮していきたいという、その辺の意向は私も十分に感じ取ったわけですが、これは今後備蓄が促進されると思うけれども、備蓄するからということで石油製品を上げてくれ、これは国民の生活サイドからいって容認できる問...全文を見る
○近江委員 それから、石油以外の資源等の備蓄ということも問題になってきておるのですが、これについては政府としてはどのように考えておりますか。
○近江委員 それじゃ、局長も来られておりますから、パイプラインのほうもちょっとお聞きしておきたいと思います。  パイプライン計画、これはいままで特に通産省と運輸省となかなか調整がつかず、非常に問題になってきたことでありますけれども、将来のビジョンはどういうものを持っておられるか...全文を見る
○近江委員 エネルギーの中でも、石油というものについては非常に大きなウエートがあるわけです。そういう点で、経企庁がいま新全総の見直しをやろうとしておるわけですが、パイプラインの問題はどのように位置づけておるか、これは当然連携をとっておられると思うけれども、この点について一点。 ...全文を見る
○近江委員 この間私は、経企庁の人にこの新全総の見直しのポイントというのをお聞きしておったわけですが、パイプラインというようなことは一回も出てこなかった。したがって、その辺はひとつ通産省から経企庁とよく話し合って、これは非常に大きな問題でありますから、十分そういう点を配慮できるよ...全文を見る
○近江委員 もう本会議がきますので、私はこれで一応中断して保留しておきたいと思います。きょうは各省も来られておりますが、こういうように本会議が開かれますので、この次にまた来ていただいて続行したいと思います。  一応これで中断して終わっておきます。
04月12日第68回国会 衆議院 商工委員会 第12号
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○近江委員 時間が非常に短時間でありますので、簡潔にお聞きしたいと思います。  一つは、外貨が二百億ドルになるのじゃないかということで、そういうことからさらに円の再切り上げというような心配も非常に持たれておるわけであります。そうした背景の中から出てきたと思うのでありますが、特に...全文を見る
○近江委員 それから、さらに今後輸入を拡大していきたいというようなことについては大臣もずっとおっしゃっておられるわけでございますが、そういうことでこの一括法案といいますかそういうものも検討しなくちゃいけないのじゃないか、こういうこともちょっとお話しになったようなことも聞いておるわ...全文を見る
○近江委員 それからこのパイプラインの法律がいままでも各省でいろいろ論議されておったわけですが、提出されました。このエネルギーの中でも、特に石油というものは最大でございますし、こういう点できのうも局長にはお聞きしたわけですが、いま経企庁のほうで新全総の見直しというものを作業にかか...全文を見る
○近江委員 それから公害の問題でございますけれども、特にこれから積極的に海外でも開発を促進していく。当然今後のエネルギーを考えますと、やはり原子力、いろいろな総合エネルギーというものが考えられるわけですが、しかし何といいましても石油が主力であることは、これは間違いないわけです。と...全文を見る
○近江委員 時間がありませんから一点だけ。実は大臣がUNCTADへ団長で行かれる、こういう予定で、われわれも実は中国との接触もありますし、非常に期待しておったわけです。いろいろな御事情は十分私わかるような気もするわけですが、差しつかえなければその辺のところをひとつお聞きしたいと思...全文を見る
○近江委員 それではけっこうです。  それでは、きのうの続きで法案の中身をちょっと聞きたいと思うのですが、きのう各省に来てもらっておったわけですが、特に建設省は保安の問題についてまだきのうお答えになってなかったですね。来ていませんか。
○近江委員 では、保安上の問題について、建設省として特にどういう点を配慮しておるか、お聞きしたいと思うのです。
○近江委員 それから消防庁も来られておると思いますが、いずれにしろ今後法案に基づいたこれだけの大がかりなパイプが敷設されるわけでありまして、一たび事故が発生した場合を考えますと、非常にいろんな点が考えられるわけです。特にわれわれとしてはこの保安の問題は一番心配なんです。その点、消...全文を見る
○近江委員 それはいろいろ配慮していただいておることはよくわかるわけですが、非常に抽象論だと思うのですね。たとえば運輸省にお聞きした場合は、電流が流れる心配があって、腐蝕する心配がある、しかし技術的にはこのようにしておるとか、具体的なそういうお答えをなさっておるわけですね。だから...全文を見る
○近江委員 諸外国でどういうような事故がいままであったのですか。そういうような事故に対して消防庁としてはどう考えているんですか。やはり全般に感ずることは、そういう大がかりなパイプラインは初めてであるから抽象論になることはやむを得ないと思いますけれども、やはり非常にペーパープランと...全文を見る
○近江委員 ガス等も保安ということが非常に最大重要視されておったわけです。ところが大阪で起きたあの大阪の事故で皆さま御承知のように九十数名が死んでいるわけです。百何十名が重傷ですよ。一生不具者になった人が何人おりますか。そのようにガスも皆さんはまあだいじょうぶだと思っておったって...全文を見る
○近江委員 それから非常に関係各省がたくさんあるというのはこの法案の特徴のように思いますが、一つはこの主務大臣に関係各省が入っておる理由、私なりにわかりますけれども、しかし正式にその辺のことをお聞きしたいということが一点。それから権限の関係というものが複雑過ぎて、責任関係というも...全文を見る
○近江委員 それからパイプラインを敷設していく場合に、当然地域住民とのトラブルが相当考えられるわけですが、あくまでも地域住民のそういう意思を尊重していくということが一番基本になるのじゃないかと思うのです。そういう点で地域との調和においてどういう配慮をしておるかということなんです。
○近江委員 もう時間がありませんからあと一間だけお聞きしておきますが、沖繩がいよいよ返還されるわけです。沖繩の軍用パイプラインについてはいろいろ問題があろうかと思うのですが、たとえば消防法のもとにおいてはどういう問題があるとかいろいろ複雑な問題があると思うので、各省からひとつお答...全文を見る
○近江委員 ひとつその辺のことも大事な問題でありますからよく検討して、また私のところに返事を持ってきてもらいたいと思うのです。きょうは、あと川端委員も質問しますので、一応これで保留しておいて、あとまた時間があれば今度の機会にやりたいと思います。
04月14日第68回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第2号
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○近江委員 時間がきわめて限られておりますので、簡潔に御答弁をお願いしたいと思います。  まず初めに私感じました点申し上げたいと思います。それは、私いままで科学技術委員会あるいは商工委員会等でこの食品添加物の問題あるいは農薬汚染の問題いろいろとやってまいりました。そのたびに、ま...全文を見る
○近江委員 あと答えていただきますが、先ほども問題提起は厚生省からするというようなお話もございました。ところが大臣はいま公害問題については環境庁が中心になってやっていくのだ、もちろんそういうふうにおっしゃることはわかるのですが、いろいろそういう話の中でも、やはりまたそこにはそうい...全文を見る
○近江委員 それからPCBの場合、毒物劇物法に定める毒物また劇物でもない。あるいは食品衛生法その他の規定にも含まれていない。いわば工業原料剤としての新たな汚染物質であったわけです。そういう点、一連の工業製品等を見てまいりますと、やはり今後の新たな公害発生という心配がたくさんあるわ...全文を見る
○近江委員 それからPCBの回収につきまして各業界に対して回収する旨の行政指導をしておる、こういうことでございますが、それでは私は手ぬるいと思います。少なくとも回収規定を明確に出すべきではないか、このように思います。この問題について簡潔にお答え願います。
○近江委員 私が申し上げたいのは、たとえば工場ストック分あるいは電気機器使用分あるいは熱媒体用分、感圧紙分、いろいろなそういう用途別にあるわけですが、そういうことについて明確な基準を設けて、そしてきちっとした命令規定も出す、こういうやはり一種強制的な規定が大事じゃないか、このよう...全文を見る
○近江委員 それはひとつ厳重にやっていただきたいと思います。  それから大気中のPCBにつきまして、非常に拡散されておるときのうも各社から指摘されたわけでありますが、この大気のPCB汚染について調査されたことがあるかないか、あるいは今後どうしていくか、これが一点であります。それ...全文を見る
○近江委員 普通の焼却炉で焼きますと、PCBは全然そのままで大気中に放出されておる。これは非常に大きな量になっておる、このように学者も指摘をしておるわけです。そういう点、いまからいよいよ研究を始めるという非常にのんびりした話でございますが、さらにこれは力を入れていただきたい。これ...全文を見る
04月18日第68回国会 衆議院 商工委員会 第14号
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○近江委員 この法案は、消費者にとって非常に大事な法案のように思います。そういう点で、非常にこまかいいろいろな問題があるわけでございますが、限られた時間の中で、何点かにわたってお聞きをしたいと思うのです。  一つは、今度こういう法律の改正が出されたわけですけれども、従来のそうい...全文を見る
○近江委員 そういう法的な不備、あるいは過当競争といいますか促進するためにそうなった、その辺の至らなかった点を率直に認められたわけですが、そういうような問題は、通産省の指導に非常な手抜かりがあったのじゃないかと思うわけです。  それで、表示の問題ですが、不当表示に対して通産省と...全文を見る
○近江委員 まあ、こういう表示の問題等も、今回の法改正では盛られておりますけれども、一般消費者は非常にびっくりするような事例をいろいろ持っておるわけです。そういう点で、通産省はそこまで的確に把握ができずに、指導もできなかった。消費者保護という観点からいけば、まさにざる法のような感...全文を見る
○近江委員 実に驚くべき数字だと私は思うのです。今回法改正はされたわけでありますけれども、これを見ても、いままで通産省、政府がいかに消費者保護という点を甘く考えておったかということがわかる。これからの行政は、ほんとうに消費者の立場に立ってそういう監督指導をして、ただかないと、今回...全文を見る
○近江委員 それほど強力に実施をしておらない、そう言ってしまえばおしまいですけれども、通産省はしっかりしてもらわぬと困る。われわれとしてもほんとうに皆さんを信頼してやってもらっておるわけですから、この点はもっと真剣にやってもらわなければ困ると思うのです。  それから、訪問販売で...全文を見る
○近江委員 この訪問販売に来たセールスマンが十分に割賦販売条件を示さず、また消費者の申し込み内容が十分確認されてないことからあとで非常にトラブルが絶えないわけです。訪問販売についての表示や書面の交付は特に厳格にしなければいかぬと思うのですが、こういうことがいわれながらも続いておる...全文を見る
○近江委員 それから割賦販売の契約書が、活字が虫めがねで見なければ見えないほど小さかったり、あるいは印刷がわざと消えかかったようなそういうものをしておる。総体として非常に消費者に読みにくいものが多い。こういう契約書等については、消費者が見やすい、わかりやすいものに当然改めなければ...全文を見る
○近江委員 この契約約款の中に、消費者保護の観点からすると不適切なものが非常に多いように見受けられるのです。大体、割賦販売法の規定に違反したものが契約書に書かれていたりする場合もたまたま見受けられるわけです。こういうような法律違反のものは当然契約書には書くべきものではないと思うわ...全文を見る
○近江委員 それから、消費者はそういう契約の重要なことを案外知らずにサインしてしまうケースが非常に多いわけですが、外国の例を見ますと、たとえばイギリス等の契約書には、消費者が署名するときのそういう注意書きというものが赤字で、しかも赤ワクで署名欄のすぐ上に記載されておるわけです。こ...全文を見る
○近江委員 それは特によく研究していただいて、消費者がそういうミスをしないようにひとつ十分配慮をしていただきたいと思うのです。  それからアドオン金利のことですけれども、消費者金融の金利表示の中でアドオン方式による表示というものはどのくらい行なわれておるのですか。
○近江委員 それで、このアドオン表示に関する一般消費者の認識度というものはどういうものであるか。これについてどういうように把握されておるか。また、このアドオン金利に関する消費者の苦情または紛争のどういうことがあったか。この点についてひとつ報告をいただきたいと思うのです。
○近江委員 そういう認識を、アドオンによる金利を払いながら知らない、それは六〇%もある、これは非常に問題だと思うのですね。それで、その苦情というものはどの程度持ち込まれたのですか。
○近江委員 この苦情も、あるいは困っている人も非常に多い。こういうことにもかかわらず、これまで何の規制も行なわれなかったのはなぜかという、これは素朴な疑問が起こるわけですよ。なぜいままで規制が所なわれなかったか。また、法律上の規制はできなくても、業者に対する指導を行なうとともに、...全文を見る
○近江委員 ひとつそれは厳重にやっていただいて、消費者の利益擁護のためにいままでのそういう至らなかった点を、ほんとうに消費者保護に政府も立った、そういうような声が出るぐらいまでがんばっていただきたいと思うのです。  それからクーリングオフの問題ですけれども、クーリングオフの期間...全文を見る
○近江委員 それでベルギーなどは一週間あるわけですが、アメリカ、イギリス等と比べましてその辺の長短は比較されたわけですか。どういうようにそれは受け取っているのですか。
○近江委員 それから、クーリングオフの期間の起算日を、この契約申し込みの内容を記載した書面を受領した日からしているわけですけれども、契約締結のときからすればどうか、こういう強い意見もあるのですけれども、これについてはどういうように考えておりますか。
○近江委員 このクーリングオフの権利があるということを消費者に知らせることが一番大事なわけでありますが、通産省令で定めるようにいまなっておるわけですが、具体的にどういうように定める計画をなさっておるのですか。
○近江委員 それで、またこの逆の面を考えますと、クーリングオフの規定を設けたことによって商品の引き渡し時期を販売業者が延ばす傾向が出てくるのではないか。こういう点からいきますと、購入者の利益保護のために、また何らかの措置が必要じゃないかとも思うのですけれども、これについてはどのよ...全文を見る
○近江委員 それから消費者の信用制度の問題ですが、一般消費者に対する金融機関からの融資というのは、企業向けの融資を含めた全体の中で耐久消費財サービスで一%足らずだということになっておりますが、住宅を入れても二%程度にすぎないのではないかと思うのです。一般消費者は本来企業などより信...全文を見る
○近江委員 この消費者信用の規模、普及率を少なくともアメリカのレベルにまで上げるために、制度的にはどういう改善を進めていけばよいのか、これについてはどう考えておりますか。
○近江委員 消費者自体の信用を生かしたこういう制度を発展させるための方策としてどういうことを考えておられるか。いま信用調査もできないから、充実してないからこうなんだという、むしろ状況説明のようなことばかりおっしゃったわけでありますが、今後こういう制度を発展さしていくためにどういう...全文を見る
○近江委員 こうした消費者信用を基本とした、そうして消費者が有効にそうしたことが活用できるように、今後さらにそうした点をよく研究されて推進をしていただきたいと思うのです。  それから、この法改正が行なわれるわけですが、いつも法律はできるけれども、なかなか現実に、特にこういう消費...全文を見る
○近江委員 それから、私がいまお聞きしました通産省企業局の陣容あるいは予算に不十分な点はないのですか。いろいろいいことおっしゃったのですが、これは裏づけはあるのですか。
○近江委員 それで一般消費者による監視体制、これはモニターとも置いていらっしゃるわけですが、さらに監視体制というものを強化しなければいけないのじゃないかという点。特にこの改正の趣旨をPRすることが非常に大事だと思うのです。そういう点で特に監視体制等を強化することについてどういう具...全文を見る
○近江委員 その点、前の現行法のときもそういうようにいろいろとPRもやるということであったけれども、一番初めに質問しましたように、政府のそういうようなPRもうまくいっていないし、あるいは監視体制も非常に不備であるということをおっしゃったわけですが、これはここの答弁だけでなく、今後...全文を見る
○近江委員 この友の会で二件倒産して、それ以外はないとおっしゃっているのですが、互助会のほうで、福岡市では、冠婚葬祭互助会が四十五年十月に放漫経営で倒産して銀行取引を停止されて、それを会員に知らせないで十二月まで積み立て金を集めていた。同市の別の互助会は、会員が解約を申し込んだが...全文を見る
○近江委員 それではきょうはこれで一応おいでおいで、保留しておきます。
04月19日第68回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
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○近江委員 今後、原子力発電というものを、平和利用という点から政府としては非常に推進をされようとしておる、これはよくわかるわけですが、やはりその安全性ということについて十分注意をしていただきたい、これはもう常に私ども言っておることでございます。今後わが国の天然ウラン資源の必要性あ...全文を見る
○近江委員 それで、フランス、オーストラリアからわが国が天然ウラン等の核燃料を入手する、そういう可能性についてどのように考えておりますか。
○近江委員 それで日豪協定を見ますと、「日本国がウラン資源を必要としていること、及びオーストラリアがそのウラン産業を発展させることを希望していることを認識して、」このようにあるわけですけれども、この規定の趣旨あるいはその背景についてお伺いしたいと思うのです。  それからまたさら...全文を見る
○近江委員 当然、この協定が結ばれる背景というものは、やはりいろいろなことがバックにあると思うのですよ。いま局長がおっしゃったことについて、私、そのとおりだと思いますが、しかし、ほかにまだありませんか、具体的なそういうスケジュールとかプラン、それを私は聞いておるのですから……・。
○近江委員 わが国としては、それについてはどう考えておるのですか。
○近江委員 このフランス及び豪州ですね、核燃料の輸出にあたって、平和利用原則の堅持についてどういう態度をとっておるのですか。わが国としてはそれをどう受けとめておりますか。
○近江委員 それで先ほど石川委員もおっしゃったわけですが、IAEAの現在の保障措置の制度の問題ですが、これは日本だけが非常にシビアなそういう査察を受ける。これについては政府も前から公平にいけるように努力をする、こういうようにおっしゃっていたわけですが、その後どういう公平のための運...全文を見る
○近江委員 それから原子力委員会とCEA、フランス原子力庁の間でウラン濃縮についての可能性を調査するワーキンググループが設けられて作業しておるということも聞いておるわけですが、どの程度のことをどういった方向で作業しておるのか、これについてひとつお伺いしたいのです。
○近江委員 先ほどもお聞きして、大体のそういう傾向というものは私はわかったわけですけれども、フランス原子力庁、CEAが、三月九日にフランス、豪州が共同でオーストラリアにウラン濃縮工場を建設する、そういう可能性を調査する、このように発表したわけですが、今回のこういう日仏あるいは日豪...全文を見る
○近江委員 関連してくるということをおっしゃったわけですが、そうしますと、日仏豪あるいは三国共同事業のそういう可能性について具体的な検討が行なわれる第一歩と考えていいわけですね。どうですか、大臣。
○近江委員 それからいよいよ沖繩が今度返ってくるわけですが、本委員会においても特に那覇軍港等でコバルト六〇等が検出されたというようなこともありまして、沖繩のそうした問題について、この調査の準備をしてもらいたいということも言っておったわけですが、具体的なスケジュールはどうなっており...全文を見る
○近江委員 そういう点については、こういうことはスケジュールが非常におくれるものでありますから、いまから準備を万端にして、できるだけすみやかにそういう体制をとり、また進めてもらいたいと思うのです。これについて大臣何かありましたら……。
○近江委員 いつ行なわれるかわからない、そういうことでは困るわけですよ。ですから、やはりいま局長もすみやかにということをおっしゃっているわけですから、大臣としてはもう一歩進んで、いつごろからやるというくらいの答弁は、またしてもらわないと、そういう抽象的なことでは困るわけです。
○近江委員 そうすると、その中身は大体どの程度になるのですか、佐世保とか横須賀には手を打っていらしゃるわけですけれども、沖繩についてはどのくらいの規模でやるのですか。
○近江委員 それでホワイトビーチということをおっしゃったわけですが、しかし、向こうは向こうとしてやはり軍事機密があるわけですよ。協定に基づくままで使っておった軍港がやはりたくさんあるわけでしょう。そういうことを、ただホワイトビーチだけということで限定をしていいかどうかという問題な...全文を見る
○近江委員 きょうは外務省も来られておるわけですから、その辺のいままでの経過あるいは見通し等についてお伺いしたいと思います。
○近江委員 局の分担が違うといって、この法律は外務省で検討するんだけれども、私もきょうはそのこと並びに関連のことについてやるというのですから、石川委員だけがこの法律をやったのとは違いますよ。私もちゃんと通告しているのですから……。何で外務省は帰るのですか。問題ですよ。すぐ呼びなさ...全文を見る
○近江委員 それでは、委員長にお願いしておきますが、直ちに呼んでいただいて、説明をさせるようにひとつお願いしたいと思います。
○近江委員 それで、沖繩にも関係するわけですが、原潜の安全性ということについて、われわれとしては一次冷却水の問題もありますし、あるいは事故、この前の要するに補償の問題で相当本委員会でも何回も討議したわけです。あのときにわれわれが質問して、政府にそういう安全性を迫って、その後相模湾...全文を見る
○近江委員 それから例の秘密の問題がこの間からマスコミでも非常な問題になったわけです。国民も非常に大きな関心を示しておるわけです。そこで、できるだけというよりも、秘密はなくしていく。それはやはり一国の政治においてはそういうこともわれわれもわかりますけれども、国民が知るべきそういう...全文を見る
○近江委員 それは、そういうような言い方をしてしまえばそれまでのことですけれども、事はそういう個人的なことじゃないわけですよ。われわれは少なくとも国民の代表としてこの委員会でやっておるわけです。それだったらそれで、それではただいま調査をして正確な数字を言うなら言う、そうでなくちゃ...全文を見る
○近江委員 それで、この委員会で公に質問したときは当然として、その前にも――われわれは委員会ですべてのことを何も言っているわけじゃないわけですよ。時間的な制約もあるし、やはりわれわれとしては一番お聞きしだい点をその与えられた時間の中でやっているわけですよ。そういう点で前もって政府...全文を見る
○近江委員 官房長はそう言いますけれども、やはり官房長というのは一番大臣のふところ刀ですから、あなたは一番やはりそういう点についての今後は責任があるわけです。いま私が言ったことについて、そういうような傾向があったことはもう間違いないのですから、私のこの事例を通してでもはっきりして...全文を見る
○近江委員 ついでに言っておきますけれども、いままで原子力発電所あるいは原研等のそういう施設等についての安全性ということはもうわれわれ何回も言ってきたわけです。それでそういう事故があって、その後はこういうことはすみやかに注意すべきは注意し、公表すべきは公表する、こういうことであっ...全文を見る
○近江委員 それで来ましたですか。――そうしたら、吉田委員も予定しておりますので吉田委員にかわって、入りましたら、吉田委員にお願いしておきますが、すぐチェンジさせてもらいたいと思います。
○近江委員 それではお見えになったようですのでお聞きします。  もう一度申し上げますけれども、本委員会におきまして原子力の損害賠償の件で法案を審議したときに、米原潜の一次冷却水をはじめとして、あるいは船舶との衝突事故等を考えて、そういう危険性ということが非常に大きな問題になった...全文を見る
○近江委員 一点は、日本近海につきましてその後ほぼ煮詰まっておるところも私あると思うのですよ。沖繩については非常に縮小しておる、そういう抽象的なことではなくして、それは最終結論にはまだいっていないにしても、どの海域がそういう検討にあがっておって、全体としてそれは大体何分の一に縮小...全文を見る
○近江委員 相当、相当ということをおっしゃっておるわけですが、それなら沖繩について何割ぐらいなくなるのですか。そのぐらいは言えるでしょう。
○近江委員 防衛庁も来られておるわけですが、直接の窓口はもちろん外務省を通じてやっておられると思うのです。当然安保条約のそういう関連性からいっても防衛庁は非常に密接な関係にあるわけですが、防衛庁はその辺はどのように検討されておるのですか。
○近江委員 それじゃ大体いつごろはっきり決定するのですか。
○近江委員 それで、相当大幅に縮小するということをおっしゃったわけですが、大体何割ぐらい縮小するのですか。
○近江委員 沖繩もなんですけれども、日本近海の船舶の航行というのはたいへんなんですよ。漁場がだんだんまたこのように公害問題等で荒らされてきておりますし、これについて具体的な点をさらにお聞きしたいと思うのです。日本近海については日米間でどういう煮詰めをやっておりますか。
○近江委員 沖繩海域については相当大幅に縮小するということはおっしゃったわけですが、日本近海についてもう少し具体的なそういう表現はないのですか。
○近江委員 吉田委員がおりますので交代したいと思いますが、交渉によって決定に至らないということは、それはどんなことでもそんな一〇〇%決定に至るということはないわけですよ。ですから、どことどことどことの海域がそういうような話にあがっておるということは言ってもらっても差しつかえないの...全文を見る
○近江委員 これ以上言っても平行になると思いますので、これでやめますけれども、そういう決定の時点で直ちに私のところへ報告、また本委員会にも資料等でもって直ちに報告を願いたい。その点を特にお願いしておきますが、よろしゅうございますね。返事だけもらって終わります。
04月19日第68回国会 衆議院 商工委員会 第15号
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○近江委員 非常に限られた時間でありますので、簡潔に御答弁をお願いしたいと思うのです。  今回のこの法案につきまして、三参考人それぞれの立場で消費者保護の立場から御努力されましたことについて私ども非常に敬意を表しておるわけでございます。  初めに竹内直一さんにお聞きしたいと思...全文を見る
○近江委員 それで、私たちも通産省については、たとえば公害企業も公表しろと、前にも言ったことがあるのですが、なかなか応じない。そういう姿勢がいろいろいままでもあったわけです。百科事典にしろあるいは洗剤にしろ、キャッチした情報あるいは事件等を積極的に公表していく、こういう態度が、業...全文を見る
○近江委員 それから互助会、友の会が今度入るようになったわけですが、この加入パンフレット等に誇大広告のたぐいが多いんじゃないかという声が強いわけです。たとえば結婚式と披露宴を全部やってくれると思って入会したら、実際には挙式費だけで追加金をごっそり取られたとか、あるいはまた貸し衣装...全文を見る
○近江委員 私が申し上げたのは、法律の中にそういうようなこまかいことは当然書けることではございませんし、骨格といいますか、基準を教え、そしてあとは各業者が随時に契約書の中に盛り込んでいく、これはぜひとも私、やっていかないと——サービス業というのは良心的な業者が私はほとんどだと思う...全文を見る
04月20日第68回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第6号
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○近江委員 この間の十三日、十四日にPCBの連合審査をやったわけでございますが、政府としてもそれぞれ使用禁止をはじめとした一連の対策ということはわかるわけでありますが、その後も次々とそういう汚染状態というものが全国各地で出てきておるわけでございます。  そこで、まず初めにお聞き...全文を見る
○近江委員 水田と言いますけれども、水田は米をつくっているわけでしょう。米はどうするのですか。また補償とかそういうことは将来もし——琵琶湖も、例の草津のところから出た、あの辺の周辺は全部汚染されておる。あれは非常に大きな問題になってきておるわけですね。そういう点でこれはどうするん...全文を見る
○近江委員 それであったら答弁は繰り返しなんですよ。私が言っておるのは、水田がある以上米ができるでしょうというんですよ。当然それに対するストックなんかあるわけでしょう、その水田からできた。その米の調査とか、もしも汚染された場合、補償とか、いろいろな問題があるわけですよ。そういう点...全文を見る
○近江委員 ここで非常に問題になっているのは、作業員の健康被害なんですよ。この大阪府の公衆衛生研究所の発表によりますと、十五年前、昭和三十二年当時すでに従業員の半数近くが、カネミ・ライスオイル事件のようなひどい症状ではないけれども、そういうような外部には見えるいろいろな症状があっ...全文を見る
○近江委員 松下で半数以上がそういう症状が出ておった、これは私たいへんな問題だと思うのですよ。そのほかに、北陸電気とかあるいは三菱モンサント化成四日市工場、こういうような従業員に症状があらわれていると聞いておるのですけれども、PCBを大量に使用しておるあるいは製造している企業等に...全文を見る
○近江委員 大阪府の公衆衛生研究所の調査は、工場労働者の健康にPCBがどういうような影響を与えているかということを昭和二十八年から三十八年まで実施しておったわけですが、この時点ではっきりとしたPCBによる症状をつかんでおったわけですが、それを労働省としては、ほんとうに労働者のそう...全文を見る
○近江委員 それは申しわけなかったで済む問題じゃないのですよ。もっと真剣に、ほんとうに労働者のそういう健康状態ということについては、ほんとうにからだを張って働いているのですから、あらゆる把握もしてもらい、対策も立ててもらう必要があると思うのです。その辺がどうも労働省はばく然として...全文を見る
○近江委員 それだけ掌握しておらなかったということも、それはずさんさ以外の何ものでもないわけです。政府がもっと真剣にこういう問題も把握をしておく、そういう野放しのような行政だったら困ると思うのです。  それから、これは松下の件でありますけれども、PCBを大量に使っておるそういう...全文を見る
○近江委員 全力をあげていただくということ、それは非常にけっこうだと思うのです。しかし、もう少し具体的にお聞きしますが、私が申し上げた大量に使用しておるあるいは製造しておる、要するに関係の工場について従業員の健康診断の一斉点検といいますか、それはやるのですね。
○近江委員 それで、当然そこまで求めておるとおっしゃるなら、関係工場は何百社か何千社か知りませんが、幾らあるのですか。
○近江委員 要するにこういう事件が一つ発生したわけですから、この健康診断の厳重な一斉調査をするように、これはやりますね。もう一度はっきり聞きます。
○近江委員 それで、いま百社ということをおっしゃったわけですが、私はそれは多いか少ないかわかりません。しかし、あらゆる関係のそういうところを全部やって、わずか百社ぐらいであるかどうかという素朴な疑問が起きるわけです。これは別に労働省でなくてもけっこうですから、通産省もいろいろな関...全文を見る
○近江委員 そうすると、大きな数値の差があるわけですよ。そのほかにまた開放系のところもあるわけでしょう。それはどのくらいあるのですか。
○近江委員 そうすると、厚生省さんもいま率直に国民の健康という観点からそれを支持するということを言われた。それは非常にけっこうだと思うのですが、あまりにも数値の差があり過ぎるわけです。この辺はよく通産省と連携をとってもらってやっていただかないと、ここで私やかましくは言いませんけれ...全文を見る
○近江委員 やっていただくということで、あとは、二千数百社といいますと、大中小の規模が工場にあると思いますけれども、実際働いている人は、私はばく大な数になると思うのです。当然家族もいることですし、これはひとつ力を入れてやっていただきたいと思うのです。  それから、この工場の一斉...全文を見る
○近江委員 たとえば琵琶湖の例をとりましても、あの草津の日本コンデンサ工場ですか、それから甲賀のコンデンサ工場ですか、ほかに熱媒体のそういう関係が五、六社あるはずなんですよ。そういうところは当然流れておるのはわかっておるわけですよ。しかも淀川周辺のあの水系にもそういうような工場か...全文を見る
○近江委員 それで大体の傾向はわかりましたけれども、たとえば琵琶湖あるいは淀川水系とか、あるいは東京でいえば利根川になるのでしょうか、そういう特に大都市圏を中心としたその辺のところは非常にあぶないと私は思うのです。それについてもう少し具体的に、特にどういうところを考えておるのです...全文を見る
○近江委員 特に通産省にお聞きしますけれども、草津の場合なんか、ため池から何万PPMですよ、そして排水路から琵琶湖へ流れているんですよ。そうでしょう。甲賀にしたってそうでしょう。あなた、これは特にそっちの管轄でしょう。環境庁なり何なりと特にその辺は連携をとって、これは緊急の中の緊...全文を見る
○近江委員 この豊中の場合も、私もこれは地図を持ってますけれども、御承知のように、これは猪名川へ流れているわけですよ。猪名川は豊中市が水源にしているんですよ。こんな大きな数値がこの猪名川へ流れておるわけですよ。これはもう、こういう点から見ていきますと、至るところそういう水との問題...全文を見る
○近江委員 これはもう言わなくてもおわかりのとおり、水と空気というものがなければ、人間はもうすぐ死ぬわけですよ。京都の衛研でも水道水からかなりの量のPCBを検出しているわけですよ。だから水道水の中に流れ込んでおることはわかっておるわけですよ。あれだけ浄化をしたってそれだけ出るんで...全文を見る
○近江委員 その問題は力を入れてくださいよ、ほんとうに。また、データ出たらくださいよ。もう関係各省、最近は何かというとマル秘を押して——これはちょっと別ですけれども、ひとつ公開すべきことは公開していく、こういう基本的なことを各省に申し上げておきます。  それから感圧紙が、私聞い...全文を見る
○近江委員 それでいま官公庁、銀行、それから全国の地方公共団体ということを例をあげられたわけですが、そのほかに大口使用としてどういうところを最重点に考えておられますか、ほかにあれば具体的におっしゃっていただきたい。
○近江委員 それで回収の通達なり、いつごろに回収されるのか、大体のめどをひとつお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 回収をするということについてはっきりおっしゃったわけですので、いずれにしてもこれは特に汚染源として国民も協力してくれると思うのです。ですからあらゆるPR等もやって、そういう大口のところだけではなく、小口のところもできるだけのそういう協力してもらえる体制を政府としてはと...全文を見る
○近江委員 それで焼却等も、焼却炉も専門は二つしかないということも聞いておりますし、こういうところにはお金を入れても国民は決して文句を言いませんよ、これは。国民の健康のためなんですから、こういうところにこそ金を使えばいいんですよ。それをわれわれから見て首をかしげるようなところに金...全文を見る
○近江委員 元主計局長が大蔵省に強烈なハッパをかけられたわけですが、どうぞひとつ大蔵大臣のほうにもこうした点を大臣のほうからも伝えていただいて、一応腹がまえをしておけ……(木内国務大臣「この間、予算委員会の席上でも大蔵大臣にさしで言っておきました」と呼ぶ)そうですか。いま二次的と...全文を見る
○近江委員 いまの化学物質取締法ですね。これはどこの官庁になるかわかりませんけれども、長官にこの点をお伺いして、閣議にはかっていただくなり何なりの処置はしてもらえると思うのです。ですから、どこの官庁が所管するということは度外視して、国民に対する政府の大きな骨をつくるという意味にお...全文を見る
○近江委員 これで終わります。
04月26日第68回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第7号
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○近江委員 先ほど、石川委員のほうから、所内のバルブ漏れ事件のことにつきましていろいろ質問をされたわけでございますが、私も原研へ行きまして、そのときに案内をしていただいたのが村田さんでもあったわけですが、そのときにも私は安全性ということで特に御要望しておいたわけです。あのときはた...全文を見る
○近江委員 いま、三名の方から、それぞれ御意見があったわけですが、村田さんのお話を聞いておりますと、非常に施設が老朽化しておる、これはよくわかるわけです。しかし、成田局長がおっしゃったように、開いておいたそのパルプが、点検の励行をしておればいち早く見れたのではないか、こういう点か...全文を見る
○近江委員 これは科学技術の分野においては非常に両刃のやいば的なものになると思うのです。これは原子力だけでなくして、宇宙においてもしかりですし、この辺のところの問題についてやはり相当論議もして煮詰めておかないと、途中の企業機密なんだというような名前をかぶして結局おおい隠してしまう...全文を見る
○近江委員 これはIAEAの査察の対象になるわけですか。
○近江委員 それで、企業機密という問題で、その辺の線をどこで引くかということになってくると非常にむずかしい問題があろうかと思うのですが、公開が可能な装置、不可能な装置その辺についてはどう考えておられますか。
○近江委員 それは先ほども申し上げたわけですが、こういう点は非常に微妙な問題がありますので、きょう原子力委員も来られておるわけでございますし、その辺はよく今後検討していただいて、いささかも国民にそういう疑惑とかそういうことを起こさないように、フェアに、あくまでも法律に基づいてやる...全文を見る
○近江委員 この大石長官の発言からいきますと、科学技術庁の意見をそのまま採用してきた。「原子力発電所から排出する温排水による自然破壊や放射能廃棄物の安全対策については、これまで科学技術庁の意見をそのまま採用してきた」こうおっしゃっているわけですね。それに基づいて審査がパスしてきて...全文を見る
○近江委員 きょうは大石さんが来られてないので一方通行のようになっておりますが、それでこの安全審査、安全対策における環境庁との連携を基本的に今後どう取り組んでいかれるつもりかということなんです。いままでわれわれも審議をしてきまして、この原子力施設の安全性についての審査というのは、...全文を見る
○近江委員 この前も予算委員会の分科会で、私もこの問題は何回もやっておりますけれども、言ったときに、浦田さんですか、あの人が、今後調査をして必要であれば基準を設けるという御答弁をされたわけですよ。これは成田さんも出席されておりました。したがって、環境庁の意向としては、そういう基準...全文を見る
○近江委員 いま局長さんから、原子力委員会の中に温排水、被放射能についての審査をする部門を設置するというお話がございましたが、これはほんとうに山田さん、真剣に考えていただいているわけですね。もう一度お聞きします。
○近江委員 それは最終は環境庁のサイドでやると思うのですが、少なくとも科学技術庁としても、ただの放射能のその辺のことだけでやっていくという時代は過ぎたわけですから、当然それはダブルのチェックをしてもおかしくはないし、むしろそういう取り組みの姿勢があってこそ国民の共感を得られるのじ...全文を見る
○近江委員 終わります。
04月26日第68回国会 衆議院 商工委員会 第17号
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○近江委員 各委員からあらゆる角度から審議が行なわれたわけでございまして、そういう点で、何点かお聞きしたいと思いますが、重複しておることも多々あろうかと思いますが、よろしくお願いしたいと思うのです。  まず初めにお伺いしたいのは、この加入資格者の問題です。現在の中小企業基本法か...全文を見る
○近江委員 こういう制度は私どもも非常にいい、このように思っておるわけですが、この加入状況等を見まして、やはり今後加入の促進をやっていかなければいけないのじゃないか。そこで、本制度の対象になる企業者というのは約四百万人くらいいるのじゃないか、このように聞いておりますが、現加入者は...全文を見る
○近江委員 現在、本制度のPRあるいは加入の促進についてどういうようにやっておられるか、その現状についてひとつお伺いしたいと思うのです。
○近江委員 私はその次に今後の問題をお聞きしようと思ったのですが、要するにこういうように加入者が四百万人のうち二十五万人というようなことで、それは制度が発足してからの経過がいろいろあろうかと私は思いますが、しかし非常にその辺加入が悪いということの現況を私聞いているわけですよ。した...全文を見る
○近江委員 この普及が万全であるということはいえないということをおっしゃったわけですが、そこで、先ほどおっしゃった愛知県あるいは京都府、そういうところを重点的にやっていくということをおっしゃったわけですが、もう一歩そのもとに返って、それじゃ逆に、いままでこの愛知県、京都府あるいは...全文を見る
○近江委員 それでこういう地域を重点的にやっていくということをおっしゃったわけですが、それじゃ具体的に重点的にどういうような方法をとってやるのですか。
○近江委員 こういう制度がある以上は今後さらに普及をよくはかっていただきたい。これを特に要望しておきます。   〔委員長退席、進藤委員長代理着席〕  それから、小規模企業共済法という名称につきまして、略称として企業共済法というようなことがしばしば目につくようにも思うわけですけ...全文を見る
○近江委員 そういうような意見が出るというのも、結局は、一つは普及の点において遅々として実効があがってないということからそういうような意見も出るのじゃないかと思うのです。その点今後普及をしっかりはかっていけば、いま長官がおっしゃったそういうもとのあれで十分いいのじゃないか、私らも...全文を見る
○近江委員 多くを望めないと思いますと言われるが、これは制度があるわけですから、今後それじゃこの見通しに対して中小企業庁としてはどうなさっていかれるのですか。
○近江委員 それからこういう還元融資の問題については、各委員からもいろいろな質問があったと思いますが、今後の問題として、融資条件についてはどういうように考えておられるか、それから直接的な融資にしていくのか。そういう、融資の条件と今後の融資のやり方について、中小企業庁としてはどう考...全文を見る
○近江委員 それで、言うなら非常にこの額が少ないことになるわけですが、ところが、この額にかかわらずこの手続が非常に繁雑である。したがってこの手続をもっと簡素化して、迅速に融資することが非常に大事じゃないか、このようにいわれておるわけですが、その点についてはどう考えておりますか。
○近江委員 ぜひそういう簡単な方法で利用できるようにしてあげてもらいたいと思うのです。  それから、これももう出たかと思いますが、税制上の扱いが一時所得になっている、将来退職金扱いにするべきじゃないか、これが一つです。  それから、前回の改正のときに附帯決議が出たわけでござい...全文を見る
○近江委員 それから、この法案ではないのですけれども、当然中小企業、零細企業の問題として非常に関係が深い、こういうことからお聞きするわけですが、中小企業退職金共済法について、これは労働省が所管しておるわけですが、加入状況はどうなっておるかということ、これが一点。それから融資状況に...全文を見る
○近江委員 三点目、申し上げたでしょう。月額五百円かけた場合と、千円かけた場合と……。
○近江委員 それについては、もっと大蔵省にも話をして国庫補助の対象をもっと拡大する、これに努力してもらいたいと思うんですよ。努力していただけますか。
○近江委員 時間の関係で、この点については一応これで終わります。      ————◇—————
○近江委員 いろいろあるわけですが、許せる時間の範囲の中で何点かお聞きしたいと思うのです。  この計量法は、その内容として、学術的なものあるいは消費者保護的なものが非常に混在しておるわけですが、われわれ見まして、きわめて複雑になっておるわけですが、外国等においてこの計量関係法規...全文を見る
○近江委員 それから、この単位について国際度量衡総会あるいはIEC、ISOで決議されたところに従って計量法に取り入れるということになっておるわけですが、こういう国際会議できまったものを、さらに日本学術会議あるいは計量行政審議会で長期間検討するというのは、これはなぜ検討するわけです...全文を見る
○近江委員 そういうふうにいろいろとチェックしていただくというのは非常にけっこうでありますが、必ずしも時間をかけることがいいことではない場合もあるわけです。ですからその辺、形式主義に流れずに、運用の点でひとつよくスムーズに考えていただいていいのじゃないか、このように思います。 ...全文を見る
○近江委員 こういう技術基準はそれは高いほどいいわけなんですけれども、しかし特に消費者等にとりましては、それが結局製造コストにはね返って価格上昇につながるおそれがあるのじゃないか。しかしこれがまたあまり低いと消費者保護にあまり役に立たない。したがってこの水準をどの程度にきめるかと...全文を見る
○近江委員 この家庭用の計量器の技術基準の順守義務違反に対して通産大臣が改善命令を出すということになっているわけですが、その前提として違反が確認できなければならないわけですけれども、どういう手段によってこういう違反を確認していくのか、これは具体的にどのように考えているのですか。
○近江委員 これは答弁としては非常にいいわけですけれども、実際にそのとおりやるかというと、実際役所のやることは非常に手ぬるいわけですよ。そういうことが役所不信になってきているわけです。ですから、こういう消費者サイドに立つそういうことについては、局長がおっしゃったようにひとつきちっ...全文を見る
○近江委員 そういう監視をやっていくということをおっしゃっていますけれでも、これはほんとうにできますか。これは公取等なんかとはどういう連携をとってやっておられるか。局長さんのところの管轄だけで押えることができますか。それは通達を出すとか、どういう方法でそれを押えるのですかね。
○近江委員 昨年十一月の計量行政審議会の答申の参考資料を見ますと、ヘルスメーターあるいは寒暖計等の家庭用計量器について不良率というものが一六%から二〇%に達しておるということが出ておるわけです。技術基準のこういう設定により、これが今後どの程度改善されていくのか、この見通しについて...全文を見る
○近江委員 こういう不良率のデーターのとり方について、その確率というか、それは非常に不正確なものであるというお話があったので大体了承しますけれども、現行法からいきましても、大体こういう不良率が一六から二〇%に達しておるということ自体が、通産省としてもう少し、そういう制度について厳...全文を見る
○近江委員 局長が率直に反省されたので、これはこれで譲っておきます。  それから、この技術水準という点からいきますと、大メーカーの場合は検査設備あるいは一連の技術水準というものもかなり高いのではないか。もちろん中小企業や零細企業でもすばらしいところもあるわけですけれども、一般的...全文を見る
○近江委員 現在実際につくられている公害計測器についてどういうものがあるわけですか。
○近江委員 将来、公害計測器の検定を開始するということになっているわけですが、この公害計測において、測定方法あるいは試料の採取、前処理等における測定誤差というものは非常に大きいのじゃないか。そうなった場合に、この計量器の検定という点とからみ合わして、それは事前のそういうようなもろ...全文を見る
○近江委員 この公害計測器の検定は機械電子検査検定協会が行なうということを聞いておるわけですが、取り締まり等に使う重要な計量器の検定等を民間の機関にやらせてだいじょうぶかという心配があるわけです。もしやらせるとすれば、国の業務を代行するわけですから、その点について十分な措置をしな...全文を見る
○近江委員 いま大臣がお見えになる前に、技術的な問題とかそういうことについては担当の局長にずっとお聞きしてきたわけです。  次に、大臣にお聞きしたいのは、計量思想の普及あるいは徹底について、政府としてはどういうように今後やっていかれるか。それについてひとつ大臣の今後の考え方をお...全文を見る
○近江委員 それから、計量器のそういう型式許可と日本工業規格、JISとの関係につきまして岡本委員からも質問があったわけですが、最近問題になっておりますPCBは、昭和三十二年の四月にJISに制定されて、使用が奨励されてきたわけです。ですから、いまこれだけ問題になっておりますのは、実...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんのでまとめてお聞きしますが、JIS制定後も、この標準化法によって少なくとも三年に一度は同標準調査会で再審議され、品質、安全性などがチェックされることになっておるわけです。しかしながら、カネミ油症事件以後も何ら問題にされなかった。こういう点については...全文を見る
05月31日第68回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第12号
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○近江委員 このショッキングな科学技術庁の資源調査会の発表を、私もざっと目を通しましたが、われわれが心配しておったことが、科学的なそういう調査で、初めてこういう具体的な報告がされたわけです。  私は二十三日に中国から帰ってきたのですが、向こうに約二週間おったわけです。向こうは非...全文を見る
○近江委員 いままでは追いつき追い越せということで無我夢中でやってきた、今後は努力しなきゃならぬという御感想をいま述べられたわけです。  それで、私は何も中国へ行ったからということで決して中国かぶれしておるわけでもありません。私は別に洗脳されて帰ってきてはおりません。いろいろな...全文を見る
○近江委員 長官は、きょうから環境庁長官も兼ねておられるわけですし、いろいろ政府の最高首脳のそういう受けとめ方というものについてもわかっておると思うのですが、こういう深刻な報告を政府の首脳はどういうふうに受け取っておられますか。みんな深刻に受け取っておりますか。長官自身はほんとう...全文を見る
○近江委員 それと、こういう勧告の中には、燃料使用の増大を一定期間今後凍結するというようなこととか、汚染物の排出規制のそういう問題についてさらにシビアにしていくとか、いろいろなことが出ておるのですね。これはほんとうに着手されますか。関係行政機関と相談されてやっていくという長官の決...全文を見る
○近江委員 それで、長官としては、今回のこのマスコミによる報道を見てみましても、たいへんなみなショックを受けているわけですね。そこで、関係各省を早急に集めて今後の対策を検討するとか、そういうことについても具体的な計画はありますか。
○近江委員 事務当局としましては、これだけの重大な発表をされたわけですから、国民はみなショックを受けているわけですよ。それに対して、今後やるというようなそういうゆっくりした感じなんですか。どういう計画を考えているのですか。
○近江委員 きょうは資源調査所長も来られているのですが、直接の担当者として、この勧告をなさって、いま日本の現状について深刻な気持ちを持っておられると思うのです。ひとつ卒直な所長の感想を承りたいと思うのです。
○近江委員 それで、今回は関東一円をなさったわけですが、特にやはり一番心配されるのは、高密度な地域だと思うのです。あるいは関西にしろ、東京にまさるとも劣らないだけの人口密集地域です。あるいは北九州とか、特に工業地帯ですね。ただもちろん、これは日本の各地を見ますと、気象条件はみんな...全文を見る
○近江委員 たとえば私は大阪に住んでいるから大阪のことを言うわけじゃないのですが、大阪を取り巻く北攝山ろく、生駒山ろく、あそこの明治の森をどんどん林野庁が伐採しておる。自然破壊されているので、昨年の一月、調査団をつくって、そのまま予算委員会等でもそれを政府に話をして、大幅にそれを...全文を見る
○近江委員 わかりました。それで、含まれるということはよくわかっておるのですが、それについて、所長さんの立場としてなかなかやりにくい点もあろうかと思いますが、私は、所長さんのそういう立場というものは、大胆に政府に対して提言をしていく、そういうすばらしい立場におられると思うのです。...全文を見る
○近江委員 そこで、この資源所長さんは、非常に積極的にやっておられるのですが、何といってもやはり大臣のお立場で、そういう所長さんの決意なりそういうことを受けて、それをやはり前進さしてもらわなければ困ると思うのです。私たちがかねて生態学の問題とかいろいろなことを言ってきましたけれど...全文を見る
○近江委員 それでは所長にもう一度お伺いしますが、これは樹木ということで出ておるのですが、人体というのはもっと私はデリケートだと思うのですね。そういう点で、おそらく人体についても調査されておったけれども、その調査が発表になればたいへんだというようなことはなかったのかどうか、そうい...全文を見る
○近江委員 そこで、長官が今後関係各省といろいろ力を合わせてやっていかれる、それは非常に強力にやってもらいたいと思う。たとえば発電所などというものは大量の重油をたくわけですよ。そうでしょう。ところが、現在ローサルファのそれをたいているのは大体二〇%ですよ、そして拡散方式をとってお...全文を見る
○近江委員 科学を担当なさる方がそういう鋭意急速に研究を進めております、そうかしらんけれども、現実にどんどん建設は進んでいるんですよ。一時ストップしてでもそういうことが心配ないという、安全設備についてはこうしていけば心配ないような時点で押えられる、こういうようなことがめどがついて...全文を見る
○近江委員 そんなのはいつもいつも御心配のない状態でなんて言っていますけれども、いま申し上げたように廃液でも一キュリー出るんでしょう。これはいまの東海に集まっておる一年間の量ですよ。それが一再処理工場から出るんじゃないですか。何ぼ心配ないようにやりますなんて言われたって、国民はそ...全文を見る
○近江委員 それでは事務当局、次長さん、その辺は背景に入れたんですか。なぜこれだけ大きな数値が出るのですか。原電三号炉は百万キロワット以上ですよ。入っていますか、いま長官がおっしゃったように。
○近江委員 それじゃもう一度次長にお聞きしますけれども、じゃこれはマン・レムという考え方に対して、どこまでだったら安全だというのですか。
○近江委員 そうすると、いま長官がおっしゃったこと全然おかしいですよ。いまはっきりマン・レムの考え方はないとおっしゃった。何キロというところの被曝線量だけではかっておる、こういう原子力施設が集中するところについてはマン・レムという考え方を取り入れなければいけないわけですよ。アメリ...全文を見る
○近江委員 いずれにしても慎重に、ひとつこういう問題は検討してもらいたいと思うのです。われわれとしてはそういう環境ということについては、ただ形だけで終わっておったということを一番心配するわけです。そういうことで、そういう心配点が、一つのこの原子力の問題を取り上げても、具体的にいろ...全文を見る
○近江委員 だからその提案があったことに対して、科学技術庁としてはどう検討しておられるかということを聞いているのですよ。
○近江委員 それは検討しておるといえば検討しておるかもしれませんけれども、科学技術庁としてはそれを前向きで受けておるのか、その辺のところの中身を聞いておるわけですよ。どうなんですか、その点は。
○近江委員 では、これで一応終わります。
○近江委員長代理 関連で、三木喜夫君。
○近江委員長代理 次回は明六月一日木曜日午前十時理事会、十時十五分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午後三時四十八分散会
06月01日第68回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第13号
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○近江委員 きょうの原子力委員会で原子力開発利用長期計画というものが一応きまる、そのあと次官会議あるいは閣議にかけて今後の長期計画というものがきまるということを聞いておるわけです。そこで、私はきのう委員会でマン・レムの考え方等聞いたんですが、ちょうど成田さんは外務のほうへ出ておら...全文を見る
○近江委員 この年間五百ミリレムであるけれども、現実は五ミリレムになっておる。米国原子力委員会においても一九七一年の六月、軽水発電炉による公衆被曝限度を従来の百分の一、つまり年間五ミリレムに引き下げる提案を行なっておる。これは世界的なことですよ、日本だけやっておるのと違う。しかも...全文を見る
○近江委員 私が申し上げたこういう基本的な考え方に立って、それで都市計画と原子力機関が別計画でやっておるというところに問題があると思うんです。どこでも、各市においては市営住宅だとかいろいろなものを、用地がないというようなことで建てていく。これから環境問題を論ずるならば、当然そうい...全文を見る
○近江委員 その二十一世紀を先取りするために私も次に聞こうと思ったのが石川さん言ってくれたので、当然そういう心がまえだけじゃだめなんですね。やはりその基準になる法整備なりそういうことを、骨格をつくっていかなければ私は進むことはできないと思うのです。ですから、そういう二十一世紀とい...全文を見る
○近江委員 前向きにおっしゃったわけでありますから、それはほんとうに真剣に考えていただきたいと思います。  それから、先ほど石川委員からもお話がありましたが、労組のそういうような問題につきましても、何といってもやはり原研の場合は日本の原子力研究機関として最も柱としての存在でもあ...全文を見る
○近江委員 その打ち合わせばわかりますが、可塑剤の安全性について、この研究をどの程度やってきたのですか、きょうは関係各省みんな来られておりますから。
○近江委員 慢性毒性なり急性毒性なりが弱いというので認めてきたというようなお話であったわけですが、こういう可塑剤が溶け出さないようなものと考えて行政指導なりそういうことの基準なりをお考えになってきたのかどうか、これについてひとつお聞きしたいと思います。
○近江委員 非常に用途が広いわけですね。レインコート地とか食料品の包装用、チューインガム、ラッカー、接着剤、安全ガラス、セロハン、染料、あれだけPCBが問題になったわけですが、それにまさるとも劣らない、そういう広範囲のものに添加されておるわけです。きょうは通産省も来られておるわけ...全文を見る
○近江委員 範囲が非常に広範になっておりますし、特にこういうチューインガム等の場合、先ほども課長さんからお話があったように、やはり油にも溶けるわけですし、人間の唾液の中に当然溶け込むことが考えられるわけですね。そうなってきますと、PCBの例からしても、特に抵抗性の少ない幼児のこと...全文を見る
○近江委員 課長さんは主として食品担当の分野の立場からお述べになっておられると思うのですが、プラスチックにしましても生活の面で使われておりますし、非常にいま漁業の問題等におきましても海にも大量に放出されておりますし、もうあらゆる環境の中にこのプラスチックなどは環境を汚染しておる。...全文を見る
○近江委員 この急性毒性はPCBに比べて低いけれども、ある種の水棲生物が千三百倍に濃縮したという実験結果が報告されておるわけですね。ネズミの実験では肝臓に障害を起こしたり、奇形児が生まれたことから慢性毒性は決して低いのじゃない、こういうように思われておるわけです。汚染経路について...全文を見る
○近江委員 いま長官は大きな立場から、非常に前向きの長官としての御所感であったと私は思うのです。  それで、小島課長さんにお聞きしたいと思うのですが、こういう問題について全面的に再検討すべきなんですが、急速にしなければならないこと、そして今後の問題としてやらなければならないこと...全文を見る
○近江委員 それでは、この前にも本委員会で私は通産省の課長さんにも申し上げたのですが、今回のこの問題について通産省としてはどう対処しようとなさっていますか。
○近江委員 環境庁は、環境に溶け込んでいったこういうものについては、どのような調査研究、また対策をとられますか。
○近江委員 それからまた、最近光化学の元凶としてアクロレインというのがあるわけですが、これが芳香族炭化水素を非常にまき散らしておるわけです。そこで今回、神奈川県の公害対策の事務局が、プロジェクトチーム、光化学スモッグ生成機構調査班というものをつくって、それで発表しているわけですが...全文を見る
○近江委員 こういう問題について、その安全性についての研究対策というものについていままでどういう行政措置をやってきたのですか。   〔木野委員長代理退席、委員長着席〕
○近江委員 いままで結局、こういう点を考えていきますと、こういうことが人体にどういう影響を及ぼすか。確かに先ほどは、日光に当たっていろいろな現象を起こすというようなこともあったわけですけれども、そういうあらゆる心配な点をチェックして、その上でそういう使用等についても考えていく。そ...全文を見る
○近江委員 すべてこういう心配な現象面が次から次へ出ていって、そしてあとを追っかける、こういう姿はよくないと思うのですね。ですから、いつも大臣もおっしゃるように、二十一世紀を目ざすということであるならば、もっと先取りをしてもらって、先手を打ってもらいたいと思うのですね。なかなかむ...全文を見る
○近江委員 これは関係各省聞いていけば同じようなことを言うと思いますけれども、やはりばらばらではだめなのですよ。ですから、科学技術庁は研究調整機関としてあるわけですから、もっと強力に各省に呼びかけもして、招集もして、もっと総合的なそういう研究、または対策をとってもらいたいと思うの...全文を見る
○近江委員 時間がありませんから、これで終わりますが、最後に長官に、いま私一連の問題を申し上げたわけですが、局長さんも今後の考え方、いままでの姿勢を改めてやっていくということをおっしゃったわけですが、何といっても大黒柱である長官のそういう決意、また今後の実行ということが一番大事じ...全文を見る
○近江委員 以上で終わります。      ————◇—————
06月02日第68回国会 衆議院 商工委員会 第26号
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○近江委員 きょうは時間がありましたら筑波の問題も相当深くやりたいと思っておったのですが、私は科学技術委員会の理事もやっておりますので、そちらの委員会でもやりたいと思います。それで同僚石川委員からもいま筑波の問題について質問があったわけですが、いずれにしてもこれだけ大量に多くの人...全文を見る
○近江委員 それから次に問題は変わりますが、米ソ首脳の間で今回米ソ貿易合同委員会の設置というものが合意されたわけです。こういうことによって米ソ貿易拡大が相当進むのじゃないか。そういう点におきまして、今後日ソ貿易あるいは日中貿易等に影響というものがやはり出てくるのじゃないか、このよ...全文を見る
○近江委員 いま大臣もココムの緩和等についておっしゃったわけですが、アメリカの訪中に伴って、昨年の秋にココムの緩和の措置がとられたわけですが、米ソのこういう委員会の設置等から考えまして、ココムは早い時期に撤廃されるのじゃないか、私はこのように思うわけです。緩和から撤廃という形にな...全文を見る
○近江委員 私、この間党の第二次訪中団で中国へ行ってきたわけです。広州交易会も見てまいりまして、今年は一万五千人以上の人が参加しておりましたし、アメリカも参加しておりました。そういうことで展示の商品も約二万種類というような非常に活気を呈しておったわけです。日本からもかなりそういう...全文を見る
○近江委員 話がまとまそばいいことだとおっしゃったわけですが、政府としてそれはいろいろな角度でさらに力を入れていくというもう一歩の姿勢があるものかどうか、見守ってそれがうまくいけばけっこうだというのとニュアンスがだいぶ違うわけです。その点くどいようですが、重ねてお聞きしたいと思い...全文を見る
○近江委員 向こうで覚書事務所の人とも会っていろいろ話も聞いてまいりましたが、われわれ考えるのは、今後も相互における滞在の問題とか営業活動の拡大とか緩和といいますか、そういうことも非常に大事ではないかと思うのです。もちろん根本は一日も早く日中国交の回復、これを急いでやる以外に根本...全文を見る
○近江委員 それで、輸出入のアンバランスの是正ということは、これはいつも問題になるわけですが、わが国としてはかなりの大幅な出超に実はなっておるわけです。結局その原因は、いろいろ考えてみますと、個別ごとのスポット取引というものが非常に多いのではないか。まあ覚書がペースとしては非常に...全文を見る
○近江委員 特恵の輸入税率の適用という問題でありますが、これは向こうの立場もあるし、むずかしい問題であろうと思いますが、政府としてはどのようにお考えですか。
○近江委員 それで、先ほど申し上げましたように、米ソ二大大国が、言うなら経済の新時代に踏み出したように思うのです。そういう点で、わが国におきましても日朝貿易のそういう拡大の動きが最近あるように思うのですが、私も予算委員会で輸銀使用等の問題についてもお聞きしまして、今後積極的にやっ...全文を見る
○近江委員 それで入国の問題等については大臣の立場では……。その点ひとつ。
○近江委員 それから、昨年繊維の政府間協定ということで一つの非常に大きな問題として、特に繊維業界を中心として日本国内でも非常に大きな問題になったわけですが、今回ガット内に合繊問題作業部会というものが設置されて、そういう設置というものが結局は多国間協定に切りかえになっていくのではな...全文を見る
○近江委員 木村長官にきょう出ていただいたわけですが、OECDの会合、御苦労さんでした。きょうはお疲れのところを出ていただいておりますので、ひとつ問題をしぼってお伺いしたいと思うのです。  まずOECDの会合に出席されまして、大臣としてはいろいろ活躍があったと思いますが、率直な...全文を見る
○近江委員 それでわが国のそういう黒字がまだまだ非常に拡大しておる、そういうように諸外国が受け取っておる。こうなってきますと、いままでよく論議されておりますが、円の再切り上げというようなニュアンスは出ておらなかったのですか。
○近江委員 その点については、あとでまた詳しく承りたいと思います。  それから御承知のように、今年は国鉄の運賃値上げをはじとめして非常に多くの公共料金の値上げが行なわれておるわけです。あと参議院の通過ということになるわけでございますが、そういう点で、最近私鉄大手が、早ければこの...全文を見る
○近江委員 いま大臣おっしゃったように、いま申請が出てくれば約一年半で、そういう短期間で大幅な値上げの動きがあるわけでありますし、大臣がいまおっしゃったように、これはほんとうに慎重に検討していただかないと、国民生活は全く破綻してしまうのではないかと思う。この点は重ねて強く要望いた...全文を見る
○近江委員 それからまた、公共料金としまして、ガスの値上げがまた最近出ておるわけです。確かに、長年据え置きがあったというような背景もあるように私は思います。しかしながら、やはり国民生活という立場から考えていただくという、常にそこに基盤を置いた上でそれに対処をしていく、これがやはり...全文を見る
○近江委員 それから、経企庁長官がお帰りになる直前でありましたが、科学技術庁長官のところに資源調査会が、関東の緑が五十年で全部消滅するというショッキングな報告をされまして、これが結局関東だけではなく、今後大規模に調査をしていきますと、関西はじめそういう密集地帯について同じ結果が出...全文を見る
○近江委員 もう時間がないから終わりますが、中国へ行きましても、御承知のように中国は、核も持っておりますし、衛星の打ち上げ、そういう先端科学というものも持っておるわけですが、しかし一般の工業技術等を見ますと、その先端科学というものがどれだけ生かされているかといいますと、これはかな...全文を見る
○近江委員 それでは約束の時間ですのでこれで終わります。
06月05日第68回国会 衆議院 商工委員会 第27号
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○近江委員 まず安全確保の問題でございますが、わが国の場合、諸外国と比べまして市街地の通過、こういうことが考えられるわけです。それからさらに、諸外国にない鉄道敷に敷設をする、こういう特殊性というものがあるわけです。本委員会においていろいろな答弁を聞いておりますが、パイプの肉厚を増...全文を見る
○近江委員 外国のこういういろいろな事故を見てみますと、腐食による事故というものが非常に多いわけですが、わが国においては塗装あるいは覆装、あるいは電気防食を行なうということを聞いておるわけですが、特に国鉄の場合、電気による腐食対策というものはおそらく初めてではないかと思うのですが...全文を見る
○近江委員 答弁をお聞きしておりますと、非常に技術が進んでおるとか心配ないとか、そういうようなお話がどんどん出てくるわけです。それをすなおに受け取ればそうかということになるわけですが、現実にアメリカ等においても、これはすでに出たと思いますけれども、米国のライマ市等において油送管が...全文を見る
○近江委員 私たちはそういう技術的な点については全くしろうとですからわかりませんけれども、しかし、このくらいの原案であればだいじょうぶだというそういう資料をくれれば、われわれは専門家にそれを幾らでも検討させるわけですよ。はからずも、まだまだそういう不安な点があるのだ、今後研究をし...全文を見る
○近江委員 このようにスイスはシビアにやっておるわけです。大臣も万全を尽くすということをいまおっしゃったわけですが……。それからアメリカ合衆国の内務省当局は、本年の三月二十日にアラスカパイプラインについて九巻に及ぶレポートを発表しておるのです。それによりますと、経済性よりも安全性...全文を見る
○近江委員 こういうパイプラインの事業というのは非常に先行投資性の強い事業になるわけなんですけれども、この関東ラインの場合、投資額が二百七、八十億ということを聞いております。償却期間というのが大体十五年。そこで参考人が、出光さんだと思いますが、タンクローリーに比べて約十分の一輸送...全文を見る
○近江委員 土地収用の問題ですが、これは石川委員のほうからも先ほど話があったわけです。われわれとしても、この事業の円滑な運営をはかるという点において、こういう土地収用をかけるというようなことは極力避けなければいかぬ、このように思うわけです。それで参考人も毛頭考えていないというよう...全文を見る
○近江委員 では、もうあまり時間がありませんから、あと一点ほどで終わりますが、現在計画中の成田ですが、これの大体の完成予定時期とかあるいは資金計画とか今後の計画の見通し等につきまして、簡単にお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 先ほども私申し上げましたが、こういう保安の確保というような点から考えても、地元住民の協力ということは一番大事なことだと思うのです。ですから、やはり強権を発動していくという権力的なことはできるだけ避けなければいけない、このように思うのです。そういう点、これは成田だけでは...全文を見る
06月06日第68回国会 衆議院 商工委員会 第28号
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○近江委員 この事業は、都市の再開発あるいは生活環境の改善、公害の防止あるいは省力化というような点におきまして十分いい面があるということは、われわれも承知しておるわけでございますが、しかし、本法の施行にあたって、やはり何点かの疑問の点というものがあるわけです。そこで、数点について...全文を見る
○近江委員 この事業の性格から見ますと、導管というものをあらかじめ設定をして、その範囲内でしか供給ができない。そうすると、一般の需要にすぐに応ずるということはきわめて困難ではないかということです。むしろ特定の者にのみ供給することになるのじゃないか。しかも、ニュータウン計画等に取り...全文を見る
○近江委員 そこで、このエネルギーの選択の自由とか、そういう問題についてはどう考えておりますか。これが施行された場合、そういうことは自由なんですか。
○近江委員 それからこの熱供給事業として、この適正な規模というのは大体どのように考えておられるのですか。住宅及び事業用に分けて、適正規模というものをどの辺に置いておられるか、これをひとつお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 公益事業としていろいろ規制を行なっている、こういうようなことから、当然この不特定多数の需要に対応していくということは、非常に私、大事なことではないかと思うのです。技術の点から、規模というものをいま大体おっしゃったわけですが、やはり今後そういう規模ということについても、...全文を見る
○近江委員 それから大事なことは、料金の問題でありますが、この料金問題における基本的な考えをまず初めにお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 当然公益事業という立場をとるならば、原価主義でいかれると思うのですけれども、非常に先行投資が大きいという点から考えて、厳密な意味における原価主義というのは非常にむずかしい問題じゃないか、このように思うわけですが、そういうようにやっていきますと、当然先行投資が大きいとい...全文を見る
○近江委員 結局この事業者のスケールの問題とか、それから今後工事を、たとえば非常に過密のところでやるとかいろいろなケースというものも出てくると思うのです。そうしますと、それがかえって隠れみのになって、こっちはこれだけの施設がかかったのだからというようなことで、料金問題等はかえって...全文を見る
○近江委員 公益事業ということであればあるほどそういう問題についてはやはりシビアにきちっとやっていただかないと、これは非常に大きな弊害が出る、こういうことで特にこの問題をお聞きしたわけです。  それから保安の問題でありますが、当然これは非常に大きな問題であります。特にこれは公益...全文を見る
○近江委員 これはパイプラインの問題でも特に保安の確保という点については今後心配だということで、いろいろと問題が提起されたわけであります。この法案におきましても、やはり保安の確保ということは一番大事な問題じゃないか、私はこのように思うわけです。それで、技術基準ということもおっしゃ...全文を見る
○近江委員 それで、今後どんどん都市開発というものが行なわれていくと思いますので、この都市開発事業との関連について、基本的にはどういう考えで進んでいくのですか、今後。
○近江委員 そのもろもろのそういうような都市計画との組み込みということについて、完全にチェックできますか。
○近江委員 それから公益事業という点からいきますと、これは非常にメリットもある事業であると私は思いますし、そういう点からいきますと、今後いろんな改良を加えてますます内容のいいものになっていくのじゃないかと一応は期待しておるわけですが、そういういい面を考えていったときに、広範な地域...全文を見る
○近江委員 そういう点もわかるのですけれども、しかしまた効率一本やりばかりで採算主義といいますか、そういうことばかりを重視していきますと、この事業のそういうよさというものをほんとうに国民に還元できないという面も出てくると思うのです。ですからその辺のかね合いというものが非常にむずか...全文を見る
○近江委員 それから熱供給の設備に対する需要家の費用負担、こういう点についての区分はどのように行なわれるわけですか。
○近江委員 それで、この工事負担金という問題は、現実にガス事業等にもいろいろな問題が出てきておるわけですが、いまのお答えであれば、その辺の区分というのは非常に明確でないように思うのです。結局工事費を持ってもらわなければいかぬのだというようなことで、その負担が非常に大きくなってくる...全文を見る
○近江委員 いずれにしても公益事業ということで、それだけに料金の問題をはじめとして安全の確保等をからめまして、今後厳正にやっていただかないと、将来非常に大きな問題が出てくる、その点を心配しておるわけです。そういう点で通産省が全面的に責任をもってやっていくということでありますので、...全文を見る
06月07日第68回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第14号
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○近江委員 私はほんとうに全くのしろうとでございます。そういうことでほんとうに素朴な質問になろうかと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。しろうとはしろうとなりにそれだけにまた一つの意義があるのじゃないか、このように思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  私は、...全文を見る
○近江委員 胃ガン等につきましては発見等についてかなりな手がかりがあるというような、非常に希望的なお話をしていただいたわけですが、そこで、たとえばわれわれ診察を受けにいった人の話を聞きますと、レントゲン写真をとるだけで三カ月ぐらいかかるとか、あるいは末期のガンの症状になると全然収...全文を見る
○近江委員 その施設の不足という中にもちろんレントゲンとかいろいろなことが全部含まれてのお話と思いますが、そういうように非常に施設も足らないというようなこと、これは非常に大きな問題であると思います。それで、いまお聞きしてもわからないと思うのですけれども、臨床的な立場からこの日本の...全文を見る
○近江委員 それから、ガン研究という面は非常に幅広く、深く、そのように思います。しかし、先生方が、それだけの幅広い深い研究でありますけれども、今後特にその力を入れなければならない部門というものについてどういうようにお考えでございますか。
○近江委員 それから、いま放射線等を使ってガンの治療に当たるというようなことがあるわけですが、これは効果としてはどんなものなんでしょうか。そういう研究をなさっていらっしゃる立場の人もあろうと思いますし、非常にその点は言いにくいと思いますけれども、おわかりにならなければけっこうです...全文を見る
○近江委員 それではきょうは厚生省も来ておられますし、お聞きしますが、厚生省としてこのガン対策について今後どういうような点に力を入れようとなさっているのですか、その辺についてお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 この予算面に対して厚生省、科学技術庁、文部省は今年度どういう処置をとりましたか、簡単にお願いします。
○近江委員 科学技術庁のいまの御報告を聞きますと、これは放射線医学ということをおっしゃっていますが、放射線医学というのはガンばかりやっているのですか、一部分でしょう、一部分じゃないですかこれは。では放射線医学総合研究所にはガンの研究をやっているのは何人いるのですか。
○近江委員 それはまあいいとして、ほかにそういう研究調整費というものがあるわけですし、そっちのほうの出費はどうなっているのですか。
○近江委員 しかし、研究部門というものは、いま客先生方がおっしゃったように非常に部門も広く深いわけでありますし、やはりそういうところの、各省でもカバーできないところもたくさんあると思うのですよ。ですから、そういう点で、すでに研究が始まってだいぶんたつからという、そういう前提条件で...全文を見る
○近江委員 それで、参考人の先生方から、現実にそれだけ研究部門も広いけれども、なかなか手も出ないというようなお話もありましたし、科学技術庁長官は、関係各省がそれだけの予算をつけているのだ、現実にはそこまで手がいかない、こういうギャップがあるわけですよ。そういう点で文部省、それから...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんから終わりますが、あと一点だけ、ちょっともとへ戻りますけれども、四十歳以上の死亡の原因の第一位がガンであるということを聞いておりますが、この四十歳以上の人が約四千万人おられるわけなんです。これの検診率というのはどれくらいになっておるのですか。また、...全文を見る
○近江委員 じゃ、その点を特に要望しておきます。現実にデータの上からも死亡第一原因にもあがっておるわけでありますし、こういうところにこそ力を入れてもらわなければ困ると思うのです。この点を特に要望いたしまして、もう時間がありませんので、これで一応終わります。
06月09日第68回国会 衆議院 商工委員会 第30号
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○近江委員 きょうはきわめて限られた時間でありますので、簡潔に御答弁をお願いしたいと思います。  大臣にまず初めにお伺いしたいと思うのは、関西電力の海南発電所で試運転中、発電機が爆発をしたという事故があったわけです。これは火力発電機でありますが、いま御承知のように原発もどんとん...全文を見る
○近江委員 それから相殺関税の動きが最近出てきたようでありますが、そこでこういう相殺関税がかけられた場合の影響等についてどのように把握をしておられるかということ、さらに米国の意図がどこにあると考えておられるのか、この点について簡単にひとつお聞きしたいと思います。
○近江委員 そこで、いまいろいろな資料も出してやりたいということをおっしゃっておりますが、こういう動きがほんとうに、向こうも真剣にしかも具体的に強硬に出てきた場合、国として、政府としても当然対抗措置というか、そういうものについてはお考えであると思うのです。そういうことで国内法の整...全文を見る
○近江委員 その実情の中身の具体例をお聞きしたいと思うのですが……。  それからテレビ、ラジオ、カラーテレビもブラウン管以外に対象品目が拡大するおそれがあるのじゃないかと心配しているわけですが、これらのほかに適用されると考えられる品目にはどういうものがあるのでしょうか。
○近江委員 そこで、こういう米国の動きに対して、政府としても当然他国の考え方なり何なり、そういう点についてはいろいろ意見も聞かれておると思うのですが、政府がつかんでおられる範囲で、各国はどういう反響を示しているのでしょうか。
○近江委員 キッシンジャーが来るわけですが、当然こうした問題を含めて、田中大臣もサンクレメンテ会談におきまして日米間のそういう一年間の休戦ということも約束されたわけでありますし、非常にこういう過熱現象が出てきておるわけであります。当然そういう大きな話し合いのポイントになるのじゃな...全文を見る
○近江委員 先ほど公害問題等もいろいろ出たわけですが、どうか、生命のそうしたとうとさという点におきまして力を入れていただきたいと思うのです。その点について関連で岡本委員から質問があるそうですので、ちょっと譲りたいと思います。
○近江委員 続行します。  相次ぐ公共料金の値上げで非常に国民はみな困っておるわけですが、特に東京においてはガス料金の値上げがあるわけです。この間、通産省主催で公聴会を開かれたわけですが、このときもはたして公平を期したかどうかということは非常に大きな問題になってきております。値...全文を見る
○近江委員 そこで、三二・二%の値上げといっておるわけですが、平均使用量が大体月一戸当たり六十立方メートルであるということを聞いておるのですが、そうしますと値上げ率は四〇%をこえることになるわけです。そこで、六十立方で計算してみますと千四百七十七円になるのです。ところが今回の値上...全文を見る
○近江委員 あと一問だけ大臣にお願いします。  電気ガス税、これの撤廃ということについてわれわれいろいろな委員会でも言ってきたわけですが、こういう際、これについてどういう見解か、これが一つ。あと値上げの申請ということについて、政府として今後どのように――いま大体お話はわかりまし...全文を見る
○近江委員 じゃ、田中大臣はけっこうです。  それでは経企庁長官にお伺いしたいのですが、四月の全国消費者物価が前月比で一%、大幅に上昇しておるわけです。こういう点を見ますと、特に公共料金の引き上げの問題ですが、国鉄の場合、〇・二八%これを押し上げることになります。郵便が〇・〇四...全文を見る
○近江委員 それで東京瓦斯の場合ですと、関東に限りますと、今回このまま申請どおりになりますと物価指数で一%変わってきます。これはたいへんな押し上げになるのではないかと思いますし、先ほど通産大臣もお答えになったわけでございますが、もう一度重ねてくどいようでありますが、このガス料金の...全文を見る
○近江委員 それから、そのほかに公共料金引き上げのこういうムードの中で、公営交通あるいは航空運賃等の引き上げも出ております。それからまた私鉄大手の引き上げも出ておりますが、こういう問題についてはどのようにお考えでございましょうか。
○近江委員 それから四十八年度における物品税の改正について大蔵大臣のほうからそういう話が出ておるわけですが、この物品税がそのように改正になってきますと相当物価を押し上げる影響というものが私は大きな問題になると思うのです。こういう問題は当然政府全体で検討すべきだと思うのですが経企庁...全文を見る
○近江委員 それではもう時間がありませんからこれで終わりますが、いずれにしても公共料金の値上げをはじめとしたそういう中で、非常に国民が苦しい立場に置かれておりますので、どうかひとつ長官におかれては、いろいろな立場があろうと思いますが、勇気を持たれて国民のために戦ってもらいたいと思...全文を見る
06月12日第68回国会 衆議院 社会労働委員会 第37号
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○近江委員 科学技術の私も理事としまして、連合審査を申し入れたわけでありますが、しかし審議の時間の関係もありまして非常に無理な点もあったようでございます。そういうことできょうは私も社労委員に入れていただいて、そうして質問をさしていただく、こういうことで、きょうは時間も非常に限られ...全文を見る
○近江委員 こういう食品汚染の危機というものが拡大されてきておるわけでございますが、いままで見ておりますと、調査にしても、環境庁がばたばたやってみたり、あるいは通産省がやってみる、厚生省がやってみるというようなことで、一貫しておらぬと思うのです。そういう点、調査体制というものを早...全文を見る
○近江委員 きょうは環境庁さんも来られておるわけですが、このようにいろいろな経路を通じて食品が汚染されている、そうして人間に入っているというような、そういう公害の一つのパターンがあるわけですが、それについてどういうように規制をなさっていくのか。具体的に現在心配な物質として何を考え...全文を見る
○近江委員 それでは通産省は分解性の問題とかあるいは蓄積性の問題等、全般的によく考えてチェックをしていくということを先ほどおっしゃったわけですが、この化学物質全般の総点検をほんとうにされておるのかどうか、これについてもう一度確認をしておきたいと思うのです。
○近江委員 厚生省も農林省はじめ関係各省といろいろ連携をとって手を打っておられるわけですが、きょうは農林省も来られておるわけですのでお聞きしますが、汚染地域の作物の栽培について、農薬の場合農薬取締法によって規制しておられるわけですが、その他の化学物質の汚染についても同じような作物...全文を見る
○近江委員 非常にむずかしい問題もあろうかと思いますが、事、人の健康、生命にかかわる問題でありますし、ひとつ勇気をもってやっていただきたいと思うのです。  それから、こういう対策というものにつきましては、関係機関の総合的な協力ということが一番大事になってくるわけです。各種のそう...全文を見る
○近江委員 新たな公害源として食品汚染を起こす、そういう化合物の規制とかいろいろな問題があるわけですが、こういう問題に関連して、今回のこういう食品衛生法の改正案によってどういう配慮が行なわれておるのですか。厚生省にお聞きします。
○近江委員 お話を聞いていますと、今後は相当充実するように思うのですけれども、しかし、これは話だけであってはならぬわけです。いままでの政府の答弁は、今後こうやりますやります。ところが実際毎年のそういう予算を見ても、ほんとうにスズメの涙のような前進しか見られなかったわけですが、いま...全文を見る
○近江委員 次官が厚生省の面目にかけてもやるという非常に力強い決意を申されたわけですが、それをほんとうに私たちも期待をしたいと思います。  それで、次官がそういう決意をおっしゃったので、重ねて言うのは何ですけれども、この行政機構なり研究機関、こういうものが弱くては実効があがらな...全文を見る
○近江委員 この行政も別ですし、国の大きさも違うといういろいろなことはありますけれども、しかし相当な開きがあるように思うわけです。そういう点でわが国としてもさらにこういう面の内容というものをアップしていかなければならない。これは言うまでもないわけです。それでいままでのわが国のこう...全文を見る
○近江委員 非常に厚生省関係も伸びておるということをおっしゃっておるわけですが、私がもらっているデータで、たとえばこういう食品添加物をはじめとしてそういう研究機関の中心である国立衛生試験所、これの人員とか予算の経緯を見ますと、昭和三十七年に二百九十人、三十八年度三百人、三十九年か...全文を見る
○近江委員 非常に前向きな答弁ではあったわけですが、きょう大蔵省来てないのは、私は非常に残念ですけれども、研究調整に当たられる科学技術庁として、いま厚生省の意向もそういうようにおっしゃったわけですし、来年度予算等におきましても格段に、これはバックアップしてもらわなければ困ります。...全文を見る
○近江委員 では、その点は特に強く要望しておきます。必ず結果を出してくださいよ。結果が出なければ、皆さん方が努力か足らない——それは大蔵省は財布を握っておるのですから、これはなかなか出さないのは定評なんです。その厚い壁をぶち破るかどうか、これは皆さん方の熱意ですよ。ですから、ほん...全文を見る
○近江委員 今回のこういう事件は、結局そういうたまたま領域の盲点から起きた問題だと私は思うのです。ですから、そういうところをほんとうにカバーしてチェックをし、監視をしていかなければ、同じような事件というものは続々と起きると私は思うのですよ。ですから、各省がこんな変ななわ張りという...全文を見る
○近江委員 こういうことがあるから、私はいままで科学技術委員会等におきましても、特に食品行政の一元化というようなことを言ってきたわけです。そういうことで、今回の法改正にその一元化ということは盛り込まれているのですか。われわれはそういう点を心配しておったので、党としても、この食品衛...全文を見る
○近江委員 時間がありませんから、これで終わりますけれども、いま私が最後に申し上げた点は、これは非常に重要な問題なんです。そういう点で、それをまとめていくということは確かにたいへんな困難であることは私よくわかりますけれども、しかし そういう法整備においても、あるいは機構の面におい...全文を見る
○近江委員 これで終わります。
06月16日第68回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第15号
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○近江委員 きょうは時間が非常に限られておりますので、何点かお聞きしたいと思うのです。  そこで、この漏れた問題でございますが、三キュリーということを聞いているわけですが、この数値は間違いないですか。
○近江委員 かねて私たちは、原子炉の安全性ということについては、もう何回も本委員会におきましていろいろと政府に申し上げてきたわけです。それで、安全性の確保ということで政府も努力をされてこられたわけですが、この間原子力委員会の発表された計画を見ますと、昭和六十年までに六、七十基、六...全文を見る
○近江委員 いま山田委員がおっしゃったように、これは炉心からのそういう漏れではないので直接の——私の申し上げたのは若干の食い違いがあろうかと思いますが、しかし、私は原子力施設自体の周辺も含めての安全性ということをいつも言っているわけです。そういう点から考えるなら、ほぼ中心に近いと...全文を見る
○近江委員 それじゃもう時間がありませんからこれで終わりますが、大飯の点については原子炉安全審査会では一応はパスをしておるわけでありますが、政府のほうではいろいろな配慮をしてまだ許可は出しておられないようでございますが、慎重にやっていただかないと、こういう小さい事故もやはり連続と...全文を見る
○近江委員 それじゃ終わります。
08月22日第69回国会 衆議院 商工委員会 第2号
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○近江委員 最近、日中国交回復の機運というものが非常に高まってまいりました。田中内閣もかなり力を入れてきておられますし、非常に私はいい傾向であると喜んでおるわけです。私も公明党の第二次訪中団の一員といたしましてこの五月に中国へ行ってきたわけでございますが、向こうの政府も人民も、国...全文を見る
○近江委員 そういう長期戦略ということになるわけですけれども、そういう点で、最近はこうした輸銀の使用の問題であるとか、非常に前向きであるという点については私も非常に評価をしておるわけです。それで、そうしたいろいろ考えていらっしゃる構想の中身をお聞きしたいと思うわけなんです。具体的...全文を見る
○近江委員 そうすると、そういう具体的な接触方法といいますか、もちろんこれは総理が訪中されるわけですけれども、中曽根大臣としては、経済担当としてどういうようにお考えなんですか。
○近江委員 それで、この国交正常化の交渉と並行して、たとえば通商航海条約とかあるいは貿易協定、そういう交渉をやはり進めるべきではないか。その場合、当然覚書貿易の協定を発展解消ということで政府間協定とすべきではないか、あるいはこの現在の対中差別関税あるいは事前許可制、こういう点につ...全文を見る
○近江委員 大臣のおっしゃるのはそのとおりだと思うのですが、この事前許可制なんかも適宜いままではずしてこられたわけですね。現在の残っているのも非常に不自然なものもたくさんあるわけです。そういうようなことで、事務当局のほうにもかなり煮詰まった線があるなら局長さんでもけっこうですけれ...全文を見る
○近江委員 局長さん、先ほど申し上げました差別関税についてはどういうように考えていらっしゃるか。
○近江委員 いまの国交回復の機運からいきましてそういう流れは確かにそのとおりだと思うのですが、非常に抽象論なんですね。これこれについては具体的に考えておるというようなところは答弁できませんか。
○近江委員 それで、輸銀の使用ということを中曽根大臣もおっしゃったわけでございますが、しかし実際にこれに中国が乗ってくるかどうかという点は、これは吉田書簡にかかっていると思うのです。それで、前通産大臣の田中さんも、これは事実上はないのと同じだというような、そういう発言もなさってこ...全文を見る
○近江委員 それで、大臣は輸銀の使用ということをおっしゃって、中国のほうはまだ具体的に返事を持ってきていないわけですが、しかしその辺は相当やはりひっかかっていると私は思うわけです。そういうことで、大臣は支流であるということをおっしゃっているわけですが、向こうは支流と見てないわけだ...全文を見る
○近江委員 それで、大臣は渤海湾の油田の共同開発について中国側に打診を、稲山氏ですか、要請されたということを聞いておりますが、わが国の海洋開発の技術なりそういう面はかなり私は評価できるのではないか、このように思うのです。この間も、新潟の第二白竜号も見てまいりましたが、非常に性能も...全文を見る
○近江委員 それで、輸銀使用について中国に対してそういう非常に明確な線を出されたわけでありますが、明確といっても吉田書簡の問題があるわけですけれども、北朝鮮に対しては、いままで予算委員会等でもお聞きしたわけですが、朝鮮もこのように変わってきておるわけでございますし、今後どういう姿...全文を見る
○近江委員 その弾力性ということについて、われわれも非常に期待を持つわけですが、ただ単なることばだけではなくして、積極的にやっていただきたい、これを要望しておきます。  それから、先ほどからずっと質問が出ておったわけですが、円の再切り上げと調整インフレの問題でございますが、大臣...全文を見る
○近江委員 それで、景気の問題も先ほども出たわけですが、たしか二千六百億の財投の追加をなさったと思うのですけれども、第二次の追加を大蔵省に要請されたということを聞いておるのですが、その内容とその後の経過についてお伺いしたいと思うのです。
○近江委員 私もその案については非常に賛成なんです。私は、それは非常に卓見であると思いますし、特に影響力の強い大臣でございますし、これはもう特に力を入れていただきたい、このように思います。さらにそれの推進をやっていただくように要望しておきます。  それから、一つは、大臣がこの景...全文を見る
○近江委員 それで、この間、日米経済問題で箱根の通商会議でいろいろと討議をされたわけですが、日本側の縮小幅と米側の要求幅とのギャップですね。これに対する米側の反応がどうであったかということと、それから特に円の再切り上げの圧力の問題、それから保護貿易主義ですね。アメリカが日本の今後...全文を見る
○近江委員 それで、たとえば輸入自由化につきましても、電子計算機をはじめとして農産物等、困難なものが非常に残っておるように思うのです。これは大臣も非常に強硬に、そういうような日本の今後を育てていくという点において強い姿勢も示されておるわけですけれども、特にアメリカ側の要求の強い電...全文を見る
○近江委員 それから、アメリカ側が関税の引き下げについて非常に強い要求をしておるということを聞いておりますけれども、政府としてはどういうように検討されておるわけですか。
○近江委員 それから、大蔵省、日銀等では輸出抑制をはかる積極政策の必要性ということを非常に強調しておるわけですが、しかし私たちが心配するのは、やはり中小企業の打撃なんです。そこで、この中小企業が打撃を受けない、影響のない、そういう輸出抑制策、こういうものが考えられないかどうかとい...全文を見る
○近江委員 この前、田中さんが通産大臣のときに、対外経済調整法というものについて非常に力を入れてこられたわけですが、この法律について、これは仮称と思いますけれども、再提出をされる予定なのかどうか、その辺をお伺いしたいと思うのです。
○近江委員 この日本列島改造論のそういう発想については非常に評価ができるということを大臣もおっしゃったわけですが、しかし考えてみますと非常に問題が多いように思うのです。たとえば経済の成長率にしましても、昭和六十年度で一兆ドル経済といいますと、これは年率一〇%以上の、従来の高度成長...全文を見る
○近江委員 産業立地の問題ですけれども、通産省の来年度の新政策で、工業再配置税あるいは工業再配置特別会計、こういう創設の構想が検討されておると聞いておるわけですが、どの程度具体化されておるのか、これについてお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 工場法ということもいわれておるわけですが、どういう具体的なことを考えておられるのか。
○近江委員 その工場法については来国会に提出されるわけですか。
○近江委員 それから、工業再配置法の移転促進地域と誘導地域の線引きの作業ですけれども、どの程度進んでおられるか、また、それに対してどういう全国の反応であるか、その辺についてお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 この日本列島の問題等につきましては、わが党としてもいろいろいま対案も考えておりますし、後日いろいろとお聞きしたいと思っております。  それで、今後のそういう貿易政策というのを考えていったときに、拡大均衡ということもおっしゃっておるわけですが、ECとEFTAですか、こ...全文を見る
○近江委員 いろいろ検討なさっているわけですが、特に具体的に何かいまなさっていることはあるのですか。
○近江委員 それから、ちょっと話が中国にかわるのですけれども、この前、大阪の財界あたりが万博のあと地に中国博を開けばどうかというようなことをいっておったのですが、いままで万博の開催については通産省が担当しておったのですけれども、そういうことについてお聞きになっているか、その辺をお...全文を見る
○近江委員 それで、具体的に何かそういう要望等が出てきた場合は、通産省としてはどういうようにお考えですか。
○近江委員 それから、中曽根大臣は科学技術庁長官も兼ねておられるわけですが、ロケットの問題ですけれども、いままで何回も計画を練り直しをしてきましたし、そういうことで、そういう点についてもう少し計画どおりいかないものか、こういう見方があったわけですけれども、今度NHKと電電のほうが...全文を見る
○近江委員 もうあまり時間もありませんので、あと一、二点お聞きしたいと思うのです。  大蔵省が、全業種原則一〇〇%の自由化を進める、資本自由化の総仕上げをしたい、こういう意向を打ち出したと聞いておるのですけれども、そういうことは通産省としては正式に聞かれていますか。また、それに...全文を見る
○近江委員 事務当局にちょっとお聞きしますが、その点について何かもう少し詳しくお聞きになっておられ、また内容を持っておられたら答えていただきたいと思います。
○近江委員 先ほどは日ソの石油問題等も出たわけでございますが、特にあとハワイ会談が非常に注目をされておるわけです。それで、当然今度は日中問題あるいは通商問題というものが非常に大きな問題になってくると思うのですけれども、先ほどもこれは若干お聞きしたわけでございますが、このハワイ会談...全文を見る
○近江委員 終わります。
09月12日第69回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第3号
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○近江委員長 これより会議を開きます。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  去る七月十二日の委員会におきまして、委員各位の御推挙をいただき、私が委員長に就任いたしました。微力ではありますが、誠心誠意円満なる委員会の運営につとめたいと存じますので、委員各位の御指導、御鞭...全文を見る
○近江委員長 次に、理事辞任の件についておはかりいたします。  理事前田正男君から理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○近江委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、理事補欠選任の件についておはかりいたします。  ただいまの前田正男君の理事辞任に伴う欠員のほか、去る七月十七日木野晴夫君が委員を辞任されましたので、現在理事が二名欠員になっております。この補欠選任を行ない...全文を見る
○近江委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは、理事に中島源太郎君及び粟山ひで君を指名いたします。      ――――◇―――――
○近江委員長 科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、これを許します。石川次夫君。
○近江委員長 この際おはかりいたします。  先般、新潟県、福井県及び滋賀県に委員を派遣し、科学技術の実情について調査を行なったのでありますが、派遣委員より調査報告が文書で提出されております。本調査報告を参考のため会議録に参照掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。  ...全文を見る
○近江委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らいます。     ―――――――――――――   〔報告書は本号末尾に掲載〕     ―――――――――――――
○近江委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。    午後三時四十五分散会      ――――◇―――――
09月12日第69回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号
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○近江委員 きょうは時間も限られておりますので、何点かについて御質問したいと思います。  環境庁長官にお伺いしたいと思います。航空機騒音の環境基準の問題でございまして、非常に要望も強いわけでございますが、一体この問題をどうされるのか、またいつごろできるのか、お考えをお聞きしたい...全文を見る
○近江委員 現行の航空機騒音防止法では、学校であるとか病院であるとか、そうした防音工事あるいは移転補償しかないわけなんです。これはもう御承知のとおりでありますが、その中でも、移転補償につきましては非常に補償費が安過ぎる、こういうことで、立ちのき区域にございましてもなかなか進捗して...全文を見る
○近江委員 それで、この移転補償区域として線引きが行なわれておるわけですが、道路一本隔てても騒音は全く変わらない。もう百ホン以上の地域が随所にあるわけです。こういう点、この移転補償区域の拡大についてどのように考えておられるか。さらに代替地の希望が非常に強いわけですが、それについて...全文を見る
○近江委員 この移転補償区域につきましても、特に豊中あるいは池田等、滑走路の拡張に伴いまして非常に被害が拡大いたしておりますので、こういう点、もっと政府におかれましても実情調査というものを真剣にやっていただかないと、ほんとうにただやっておる、やっておると言っても、具体的にこれが進...全文を見る
○近江委員 当然そういう中でお考えになると思いますが、移転補償区域の中でもどんどんと新築の家も建ってきておる、こういう現状があるわけです。こういう点についてはどのように考えておられるのですか。
○近江委員 いまおっしゃったようなそういう対策が十分行なわれたとしても、それだけではたして周辺の住民が納得できるような対策になっておるかどうかということなんです。そういう点からいきますと、ほんとうに運輸省としてはここで腹をくくって抜本的な新しいそういう対策というものを打ち出してい...全文を見る
○近江委員 もう時間が来ておるようでございますのでこれで終わりたいと思いますが、いずれにしても、あれだけの密集地におきまして実にあれだけの航空機が発着しておるわけです。ひどいときには、もう一分三十秒の間隔で飛行機が離着陸をしておるというような現状であります。したがって、実際にこの...全文を見る
○近江委員 その点は特に要望しておきます。  これで終わります。
09月13日第69回国会 衆議院 商工委員会 第3号
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○近江委員 きょうは朝からずっと長時間の審議が続いておりますので、大臣も委員長もだいぶお疲れと思いますが、私を含めましてあと二人でございますので、よろしくお願いいたします。  まず初めにお聞きしたいのは、この間、商工委員会で沖繩海洋博を視察に行ってまいりました。それで政府からは...全文を見る
○近江委員 私もう一つ申し上げたいのは、川の上流から土砂が流出しまして港湾が黄色に染まっているわけですよ。ですから、それを砂防ダムとか早く手当てをしないと、あの海がよごれれば、海洋博の会場なんといったって、これはゼロですよ。あそこ以外に美しいところは幾らでもあるわけですね。だから...全文を見る
○近江委員 それで、さっきの砂防ダムの話はまだ出ていないのですけれども、あとでもう一ぺんお聞きしたいと思いますが、それと、あの周辺をああいうふうに埋め立てをやって、結局あれはいろいろなことを民間で考えておると思うのですが、少なくとも世界の博覧会ですから、幾ら特別博といっても、政府...全文を見る
○近江委員 それじゃ国定公園に指定するなら指定するで早くやらないと、いま言ったようにセメント会社でも本部半島の——実際那覇から来てみてこれが会場かと思っただけでぞっとしますよ。ほんとうに緑をとってしまって赤茶けた岩石が累累としておる。何が美しい景観ですか。全くいままでの企業一本や...全文を見る
○近江委員 それから局長、まだお答えにならなかったのですが、海洋汚染の点です。埋め立てであるとか、河川の汚濁の点です。河川の砂防ダムを早くつくるのですか。あのままほっといたら幾らでも汚れますよ。全然お答えになっていない、私は何回も聞いているのに。
○近江委員 それから基本計画は定まってないということで、実際向こうへ行ってみればホテルなんというのだって全然ないわけですよ。それでかなりの入場者数が含まれておる。結局ホテルなんか政府や県でも建てる、そんなことはおそらく私はできないと思うのですね。そうするとやはり民間の協力も得なけ...全文を見る
○近江委員 それで、もう伊江島に空港もあるわけですが、あそこに空港をつくるとか、いま局長ちょっとおっしゃいましたが、そういう地元の実情調査をよくしてもらって、ほんとうに効果あるようにやっていただかないと、もう机上プランだけで、だれかが立案したのならそれでいいわ、こういう方式は絶対...全文を見る
○近江委員 結局は政府の指定なり規制なりそういう点がおくれたということが、こういうもろもろの結果を生んでおるわけです。したがって、政府の責任というものは私は非常に大きいと思うのです。そういうことで、これはもう病状でいえばほぼ危篤状態にあると私は思うのですが、これ以上破壊が進むよう...全文を見る
○近江委員 もちろん大臣がおっしゃるそのとおりであると思うのですが、しかし具体的にどう進めていくかということは、ほんとうに非常にむずかしい問題だと思うのです。  それで、いま円の再切り上げの問題がやはり依然として非常に強いと思うのです。IMFの報告の中にも、黒字国の責任というこ...全文を見る
○近江委員 それで、アメリカが非常に自由化を迫ってきておるわけです。そこでわれわれ考えるのですけれども、去年の円の切り上げあるいは課徴金の問題であるとか、ショックに次ぐショックということで日本経済はたいへんな混乱に入ったわけですけれども、しかしアメリカのこういう出方を見ております...全文を見る
○近江委員 大臣としては断固たる決意、これは非常に頼もしいわけでございますが、しかし去年のときもいきなりあれがやられたわけですし、その点非常にそういう点で心配なわけです。そういう点、腹がまえをよほどしていただいて対策を立てていただかないと、ほんとうに今度は取り返しのつかない打撃に...全文を見る
○近江委員 しかし外国の場合は、卸売り物価の上昇と消費者物価の上昇というものはそう大きな差はないわけですけれども、日本の場合は一%上がれば四%や五%上がってくるという従来のそういうパターンになっておるわけです。そういう点からしますと、国民生活にとっては、これは非常に危険な心配な徴...全文を見る
○近江委員 その点は国民生活にとりましても特に重大な問題でございますし、ひとつよくその点は警戒をしていただき、対策を立ててもらいたいと思うのです。  それから次にココムの問題ですけれども、近くココムが開かれるわけですが、これに臨むわが国としての基本的な態度というものをお聞きした...全文を見る
○近江委員 それでココム品目の全廃という点になってきますと、相当アメリカ等から反対が予想されるわけですが、そういう点、たとえば軍事目的に使用されるような品目を規制するような国内法——たとえばわが党が提案しております兵器の輸出の禁止に関する法律案、こういうような立法化等を検討する必...全文を見る
○近江委員 それから日本列島改造論、これは非常に大きな波紋を呼んでおりますが、田中総理も中曽根大臣の前は通産大臣をなさっていらっしゃって、その目玉が工業の再配置である。いろいろなことがその中身にありますが、一番の柱になるのじゃないかと思うのですけれども、その点に関しては、通産省と...全文を見る
○近江委員 それで、これからの公害規制というのは、結局従来濃度規制をやっておったのですが、総量規制に移行させるということが日本列島改造論でもいわれておるわけですが、しかしこれは現行の法体系では無理でありますし、現在の技術水準から見ても非常にむずかしいことであります。そういう点で、...全文を見る
○近江委員 それから、この日本列島改造論を見ますと、公害防止技術の革新あるいは符に重油の脱硫と排煙脱硫技術の発展というものに非常に期待しておるわけですが、現段階ではその保証がないんじゃないかと、言わざるを得ないと私は思うのです。それは工業技術院等でもいろいろ研究もなさっておるわけ...全文を見る
○近江委員 低硫黄、ローサルファのこともおっしゃっていますけれども、いままで通産省のやってきた限りでは、ミナス原油をはじめとして、総量の二〇%をこえたことはないのですよ。全体の原油の輸入量がこれだけ拡大していく中で、さらにそのパーセントを上げていく自信がありますか。世界各国みなそ...全文を見る
○近江委員 まあ、大臣のおっしゃることも、現状それは当然通産大臣としてはそういう発言になろうかと思いますが、しかし、やはりよほどの腹がまえ、政府の取り組みをしなければ、ほんとうにこの日本列島はまさしく公害列島になることはもう火を見るよりも明らかなんです。ですから、そういうことで私...全文を見る
○近江委員 じゃ、これはこれでおいておきますが、それからもう時間もだいぶん限られておりますので、工業基地の開発につきまして、この改造論の中でも大規模工業基地開発をいろいろ考えておるわけですが、そういう候補地のうち、地元との合意が円滑に行なわれる見込みというのは非常に少ないわけです...全文を見る
○近江委員 それから最後にお聞きしますが、この新全総の見直しの問題ですが、どういう観点、またどういう必要性からこの見直しをしようとしておられるのか。この国土総合開発審議会の答申に基づく新全総の総点検の作業がどのように進行しておるか。やる、やるといいながらも全然ナシのつぶてなんです...全文を見る
○近江委員 非常に答弁を丁寧にしていただきましたので、あと簡単にしますが、最後に大臣にお聞きしたいと思います。  この改造論で今後年率一〇%の経済成長を続ける活力を有する、このようにしておるのですが、地球的にいいましても、環境問題、エネルギー問題、資源問題等の観点から考えてみま...全文を見る
○近江委員 終わります。
10月03日第69回国会 衆議院 商工委員会 第4号
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○近江委員 きょうは大臣も非常に時間が限られておられるようでございますので、私も何点か簡潔にひとつお聞きしたいと思っております。  まず初めにお聞きしたいことは、この九月三十日にIMFの総会が終了したわけでございますが、時期的に、田中訪中という歴史的な事件の陰に押しやられたよう...全文を見る
○近江委員 いま大臣もおっしゃったわけでございますが、特にシュルツ米財務長官のこの国際収支黒字国の責任論、これは非常に大きく伝えられたわけでございますが、当然その中身としては、黒字国の平価の切り上げ、あるいはそういう国際収支の均衡処置をとらない黒字国からの輸入品に対する課徴金、こ...全文を見る
○近江委員 それで、今後この二十カ国の委員会によって国際通貨の交渉が行なわれると思うわけですが、それについての見通しあるいは問題点を大臣としてはどのようにお考えになっていらっしゃるか、所見をひとつお伺いしたいと思うわけです。
○近江委員 いずれにしても、国際収支あるいは貿易収支の調整ということが今後は非常に問題になってくるわけでございますが、この対外経済政策につきましては、昨年六月のいわゆる円対策八項目、それから九月のその見直し、また今年五月の円対策七項目等があるわけです。しかし、そういう成果はほとん...全文を見る
○近江委員 そういう問題について総合対策を今後お考えになると思うわけですが、いままでのような考え方でいきますと、結局は円の再切り上げに追い込まれる可能性が強いんじゃないかと非常に心配されておるわけですが、その点、円の再切り上げに追い込まれる可能性が強いということにつきまして、大臣...全文を見る
○近江委員 それで、対策の一つとして、輸出課徴金の問題が政府部内で非常に論戦の焦点になっておるということを聞いておるわけですが、通産省はこれに対して反対なさっておる。これは非常にむずかしい問題でございますが、これにかわる的確な貿易収支調整の具体的な方法というものについてどういうよ...全文を見る
○近江委員 輸出貿易管理令の発動ということもおっしゃっておられるわけですが、具体的にどういうように実施されるお考えなんですか。
○近江委員 それから先般廃案となりました対外経済調整法案、これの再提出の構想があるように聞いておるわけなんですが、もしもありましたら、その方針、内容、特に利子補給等についてどういうように考えていらっしゃるか、お聞きしたいと思います。
○近江委員 それから次に、中国問題についてお聞きしたいと思うのですが、日中の国交が樹立をいたしまして、いよいよこれから新しいスタートラインに着いたということが蓄えるのじゃないかと思うのです。そうなってまいりますと、この日中の経済関係におきましても、やはり今後はそういう基本的な構想...全文を見る
○近江委員 それで、さしずめ考えられるのは、協定の締結であるとか決済方法であるとか関税問題であるとか、いろいろあろうかと思うのですが、もう少しそういう具体的な点をお聞きしたいと思います。
○近江委員 そうしますと、たとえば事前許可制等もまだ残っておるわけですね。それから関税等もやはり八つですかね、とっておりますし、この辺についてはどういうお考えですか。
○近江委員 円元決済等については銀行間におきまして大体基本的な取りきめが行なわれておると思いますが、それが具体的にどういう時期に動き出すのか、その辺の感触はどうでございますか。
○近江委員 ココム等の問題につきましては、以前から大臣の基本的な考え方というものをお聞きしておるわけですが、国交樹立という段階になりまして、さらにそれをどういうように強く表明されていかれるか。その辺の態度についてはお変わりはないわけですか。
○近江委員 それから、通産省のほうにも出ておると思うのでございますが、特に国交樹立をいたしまして、万博のあと地等で中国の大博覧会を開催したい、これが大阪の商工会議所あるいはそれをバックアップしまして大阪市等でも、盛んにそういう強い意向というものが出ておるわけであります。正式に通産...全文を見る
○近江委員 万博のときももちろん政府としてやられて、窓口、柱として通産省、中でも企業局ということがあったわけですが、そういう博覧会というようなことになりますと、どうしてもやっぱり通産大臣のそういうお考えなりということが大きくそれをきめると思うのです。そういう点、中曽根大臣も非常に...全文を見る
○近江委員 いままでのそういう援助方法等について、やはり私は大臣おっしゃったそういう考え方はよくわかるのですが、政府としてのはっきりとしたビジョンなり、そういうものを明確に出す必要があるのじゃないかと思うのです。そういう点、大臣としてはどのようにお考えですか。
○近江委員 ちょっと戻って恐縮ですけれども、中国と今後いろいろ話し合いをやっていかれるわけですが、前にも、中曽根大臣としても向こうへ行きたいとおっしゃっておられたわけですが、その時期等についてはかなり煮詰まっておるわけですか。
○近江委員 各委員からも出たとは思うのですが、例の工場再配置の線引きの問題でございますが、当初通産省が考えておったそれが、地方自治体を無視した中で行なわれているのではないかというように、かなり各地方自治体でもそういう声が大きいわけです。そういうことで、いま具体的に作業に入っていら...全文を見る
○近江委員 先ほども大臣は、中小企業は最も力を入れておるのだということをおっしゃっておられましたし、いまの線引きの問題にしても、中小企業の配慮ということを非常に頭に置いておられるように思うわけです。そういう姿勢については、私は非常にいいと思うのです。  そこで、来年度予算はいろ...全文を見る
○近江委員 それでは、きょうは国民生活局長も見えておられますのでちょっと聞いておきたいと思いますが、米の値上げをはじめとしまして、大学の授業料であるとか、いろいろな点に影響が出てきておるわけです。国鉄の公共運賃割り引き廃止の問題であるとか、こういうことは非常に生鮮食料品にも大きな...全文を見る
○近江委員 それでは、いま具体的にお聞きした公営住宅の家賃の問題、これはかなり建設省のほうでは具体的な提案もしておるわけですが、これについてはもう重大な影響が出ますし、民間家賃等にも大きく波及いたしますが、この点はどうお考えですか。
○近江委員 第三項目で協議事項に入ってないから見守っていきたいと、きわめて消極的な局長の御答弁でございますが、もう非常にそれは私たちが考えまして大きな不満でありますし、ことばを強くして言えばけしからぬと思うわけです。少なくとも国民生活局長、特に経企庁はそういう国民生活をやはり守っ...全文を見る
○近江委員 時間もありませんからやめますけれども、重ねてその点については、これは商工委員会でも大問題になったということを企画庁長官にも申し上げていただいて、家賃の問題なんというものは、これはもうほんとうは閣僚会議にかけてもいいくらいの問題ですよ。あまりにも波及が大き過ぎるのですよ...全文を見る
○近江委員 一応これで終わります。
10月04日第69回国会 衆議院 商工委員会エネルギー・鉱物資源問題小委員会 第1号
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○近江小委員 皆さんが、安定供給という点で非常に御努力を払われておるということはよくわかります。それでいま、田中総理が書かれた「日本列島改造論」というのは非常に大きな問題になっておりますが、今後わが国の経済が年率一〇%の成長を遂げる、昭和六十年には一兆ドル経済というようなことにな...全文を見る
○近江小委員 工業技術院で開発された装置、まあかなり効果をあげているという局長のお話ですが、しかし業界での評価は、私の耳に入っておるのはそれほどは高くないのです。そういうことで、工業技術院のほうでは一応は技術の完成であるという評価をしておりますとそこに大きなギャップがあるわけです...全文を見る
○近江小委員 それからもう時間もないようですから、あと二点だけお聞きしたいと思います。  日中の国交は樹立されたわけでありますが、ことしの十月からメジャーズが東シナ海の韓国寄りの鉱区の試掘を始めるというのを私聞いているわけですが、これはニクソン訪中の際、中国側との間にかなり高度...全文を見る
○近江小委員 これで終わりますが、民間レベルではそういう接触はまだないわけですか。
10月19日第69回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
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○近江委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  科学技術の平和利用に関する問題について質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石川次夫君。
○近江委員長 関連質問を許します。三木喜夫君。
○近江委員長 次に、中谷鉄也君。
○近江委員長 中川嘉美君。
○近江委員長 吉田之久君。
○近江委員長 松本善明君。
○近江委員長 この際、理事補欠選任の件についておはかりいたします。  本日、理事貝沼次郎君の委員辞任により、理事が一名欠員になっております。その補欠選任を行ないたいと思いますが、先例により委員長において指名するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○近江委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは、理事に貝沼次郎君を指名いたします。  本日は、これにて散会いたします。    午後一時二十九分散会
10月27日第70回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第1号
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○近江委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、委員各位の御推薦によりまして、引き続き委員長の職につくことになりました。微力ではございますが、誠心誠意円満なる委員会の運営につとめたいと存じますので、委員各位の御指導、御協力を切にお願いする次第でございます。 ...全文を見る
○近江委員長 これより理事の互選を行ないます。
○近江委員長 ただいま中島源太郎君から提出されました動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○近江委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  委員長は、理事に       佐々木義武君    田川 誠一君       中島源太郎君    藤本 孝雄君       粟山 ひで君    石川 次夫君       貝沼 次郎君    吉田 之久...全文を見る
11月08日第70回国会 衆議院 商工委員会 第2号
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○近江委員 経済協力の問題ということにつきましては、いつもいろいろな角度で論じられてきておるわけでございますが、政府としても、やはりビジョンを確立して、そして今後はひとつルートに乗せたい、そういう、どちらかというと抽象論的な御答弁というのが非常に多かったように思われるわけでありま...全文を見る
○近江委員 それから沖田さんも、きょうは参考人として来られているわけですが、いま総裁からいろいろの考え方をおっしゃっていただいたわけですが、また、それにつけ加えて何かお考えがございましたら、ひとつお聞きしたいと思います。
○近江委員 たしか前に、四十三年でしたか、この改正案が出まして、あのときに、こういう援助の実態というものを私も調べて、いろいろ御意見申し上げたことがあるのです。たとえば一例として、タンジュンプリオク港に日本から新造船ということで出した船が、九隻だったと思いますが、動かなくなって係...全文を見る
○近江委員 確かに時代もだいぶ変わってきたと思うのですけれども、何せこれは外国でやることでありますし、なかなか目も届かないということで、うまくいくケースのほうが少ないくらいじゃないかというようなこともちょいちょい耳にするわけでありますが、やはりこうしてやっていく以上は、向こうも喜...全文を見る
○近江委員 このようにピアソン報告ですか、これでも〇・七ということがいわれておりますし、わが国としても、やはりアジア全体として日本に対する期待が非常に大きいわけでありますし、いろいろなむずかしい点もあろうかと思いますけれども、やはりこれは国際的なそういう信義に関係することでもあり...全文を見る
○近江委員 今後発展途上諸国との円滑な交流ということがますます大事になってくるわけですが、円滑な交流を発展させていくのに非常に効果がある、こういわれておるのは技術協力の問題なんですが、わが国の場合、DACの加盟国の中で技術協力については最下位になっておるわけですね。こういう点は、...全文を見る
○近江委員 政府の開発援助の拡大充実ということは、今日、外貨もこのようにたくさんあるわけですし、円対策という点からも強く要請されておるところでありますが、これは単なる先進国の責任ということだけじゃなくして、今後わが国と発展途上国とのそういう関係ということからも、そういう計画的ある...全文を見る
○近江委員 政府側で検討しておりますと言うけれども、これはもう何年同じことを言っているかわからぬわけですよ。一つも進んでいないわけですね。それで法律改正ばかりこうやって出してくる。そういうことでは困ると思うのですよ。  これはひとつ政務次官にお伺いしますけれども、やはりそういう...全文を見る
○近江委員 次官のほうでは、いま具体的に政府機構をこうするというようなこともすぐには出ないと思いますし、これはまたよく関係の次官会議なり、また大臣にもよく申していただきまして、ひとつすみやかに改善できるように努力を払っていただきたい、これを強く要望しておきます。  それから、円...全文を見る
○近江委員 いろいろな対策を推進してこうしたいということを思っておられるわけですけれども、やはりこの効果を出さなければ、何ぼそんなことを言ったってだめなんですよ。ひとつ目に見える、やはり効果のあることをやってもらわなければ、これは答弁ばかりしてもらっても何にもならぬわけです。です...全文を見る
○近江委員 この貿管令による輸出の抑制は、何といっても業界の納得といいますか、やはりそういう意見も聞く必要もあるわけですが、そうでなければ実行不可能であると思うのですけれども、その辺の感触はどういうようになっておりますか。
○近江委員 現在十八品目に適用するようでありますけれども、それ以外に拡大するというような考えはあるわけですか。
○近江委員 この十八品目中、鉄鋼は継ぎ目なし鋼管以外対象になっていないわけですね。輸出ウエートの高い鉄鋼について今後問題があるのじゃないかともいわれておるわけですが、どのように取り扱う方針でおられるわけですか。
○近江委員 この輸出規制、輸出割り当てについて、同一対象業極内でも輸出の微増企業と輸出の急増企業とあるわけですけれども、この規制ということになりますと、当然この輸出急増企業に非常に大きな影響を与えるわけです。こういうことで案外内部が混乱しておるということを聞いておるわけですが、こ...全文を見る
○近江委員 この法律の改正案につきまして、先国会と異なりまして基金法の改正案を分離して提出しておられるわけですが、その理由はどこにあるんですか。
○近江委員 この問題はもう少しまたいろいろ背景にあるんじゃないかと私は思うのですけれども、きょうはあなたの答弁で一応了解しておきます。  それで、今回の改正後、アンタイド援助はどのように運用されていく方針であるかということですね。  それから、第三回UNCTADで愛知代表が全...全文を見る
○近江委員 それからこのアンタイイングの進展ですね。政府開発援助の拡充に伴うアンタイイングの効果の増大とわが国の一部輸出産業に対する影響との関係、これに対する方針というものはどのようになっておりますか。
○近江委員 それから政府開発援助、特にこの直接借款の質量両面にわたる拡充のためには、これは何といいましても基金に対する政府出資の大幅増加というものが必要であると思うのです。これに対する今後の方針をお聞きしたいということであります。  それから総裁もその点について御希望をひとつ、...全文を見る
○近江委員 もう時間もありませんから、あと一問で終わりますが、援助のアンタイイング化の推進に伴って、先ほどからも問題が出ておりますけれども、基金と輸銀との業務調整、これについてどう考えておられるか、参考人の総裁と、最後に政府にお聞きしまして、終わりたいと思います。
○近江委員 終わります。