近江巳記夫

おおみみきお



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近江巳記夫の1974年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月02日第72回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○近江委員 まず、石油問題についてお伺いしたいと思っております。  この前、ヤマニ石油相、アブデッサラムOAPEC議長が来日をしたわけでございますが、その際、総理、また関係大臣がお会いになられておるわけでございます。三木副総理あるいは中曽根大臣も中東諸国を回っておられますし、そ...全文を見る
○近江委員 二月の十二日からワシントンで石油消費国会議があるわけでありまして、わが国としても参加されるわけでありますが、いかなる態度で臨まれますか。これはひとつ大平さんにお伺いしたいと思います。
○近江委員 今後のわが国の経済協力の問題でございますが、国際収支も非常に楽観を許さない情勢下にきておるわけでありますが、従来の開発途上国の援助方針というものについては変更はないのかどうか、さらに、この援助の質的改善について、DACの勧告を今後履行していかれるのかどうか、この点につ...全文を見る
○近江委員 昨年の石油危機等で通産省が供給の見通しを誤った、こういうことで、非常に、いたずらに石油危機をあおり立て、便乗値上げが非常に行なわれた。これはわが党の矢野書記長が、石油製品の便乗値上げの問題について具体的に指摘をしたわけでありますが、その見通しの問題につきまして、海上保...全文を見る
○近江委員 そうした見通し、あるいは原材料の把握ということは、これはもう石油だけに限らず、すべての物資に私は言えることだと思います。  そこで、いま売り惜しみ、買い占めということが非常に大きな問題になっておるわけですが、それと関連しまして、当然、倉庫という問題になってくるわけで...全文を見る
○近江委員 これだけの広さがあるわけですが、そこで、大蔵省として最も新しいデータとして、どれだけのいま貨物があるわけですか。
○近江委員 そこで、その六千二百三十二万六千トンの中で、内訳はどうなっているのですか。
○近江委員 そのうち輸入品というのはどのくらいあるのですか。
○近江委員 関税局長、そのうち関税を、要するに通関しておるのはどのくらいあるのですか。
○近江委員 一般貨物の千六百十四万八千トンの中の内訳は、どういうような調査になっておりますか。
○近江委員 一般貨物というのはどういうものですか。
○近江委員 そこでお伺いしますが、通関済みのものが約六三%あるわけですね。  そこで、関税法から見ますと、保税上屋については一月、保税倉庫については二年ですね。ところが、一般で誤解されておることは、保税上屋については一月、あるいは倉庫については二年以内にほうり出さなければならぬ...全文を見る
○近江委員 私どもの党の調査によりましても、たとえば神戸税関へ参りまして、これは兵庫県下や中国、四国、山陰各港の保税上屋、倉庫等の在庫調査を聞いたわけですが、貨物量は七百九十万トン、在庫率が五二%。それから六百九万キロリットル、これは原油等ですが、トン換算でその全貨物量が千三百九...全文を見る
○近江委員 大体、生活関連物資の売惜しみ買占め防止法案は、四十八年の七月六日に法律が制定されておるわけです。この時点で、当然その辺の点については、やはり政府が気をつけて措置をすべきであった。あの時点でも膨大なる材木がストックされておった。一般の市中製品はたいへんな暴騰をしておった...全文を見る
○近江委員 いまでも、四千六百二万四千トンのうち、通関手続を終えているものが二千九百十四万二千トンもあるのですよ、六三%も。この中には、最近しょうゆが値上がりしたとか、みそがなくなってきておる、大豆なんかでも相当なストックがあるわけです。こういうものを、いまの法律であればどうしよ...全文を見る
○近江委員 大蔵大臣、しかし今後、そういう現在のような情勢になってきておるわけでありまして、あなたもこの法律が、このまますべていいんだとはお思いにならないと思うのです。やはり見直しをし、悪いところは正す、こういうように思われますか。
○近江委員 それから、自家用倉庫が常にどれだけあるかわからない。政府の運輸省が管轄しております営業倉庫、これは大体千三百万平方メートルで約二割ですね。自家用倉庫は約八割。だから、当然、いまのような時代になってきますと、こういう自家用倉庫等につきましても、やはり在庫を報告させるとか...全文を見る
○近江委員 私がいま指摘しましたように、こういう法律ができておりながら、大蔵省はやっと十一月ぐらいから調査をしだした。こういう、すべて行政が後手後手になっている。そこにやはり商社なり大企業がつけ込んでストックをしていく、これが庶民の物価を押し上げて、みんなが苦しい目にあう、これは...全文を見る
○近江委員 私ども党で調査をしまして、いままでのこうしたカルテルの状況というものを、特に価格協定を中心としましてまとめました。いま総理の手元にもお配りいたしておりますが、どれだけの独禁法違反をやっておるか。四十七年の四月から四十九年一月、価格協定の件数だけを見ましても、四十七年度...全文を見る
○近江委員 いまからしばらく、私は独禁法の問題をやりますので、公取委員長、ちょっと御不自由なようでございますので、いすを持ってきていただきたい。これをひとつお願いしたいと思います。お許しいただきたいと思います。  それで、これを見ますと石油、これは灯油、ガソリン等で、この二年間...全文を見る
○近江委員 これは、じゃ公取事務局長、私どもは、これを確信しておりますが………。
○近江委員 件数だけでいいんです。ぼくが言っているのが合っているかどうかだけ答弁してもらったらいいのです、時間がありませんから。
○近江委員 大体合っていますね。旭化成のそれは、国際カルテル、生産制限のとり方の問題であろうかと思いますが、まあ七回でもいいでしょう。  そこで、私がお聞きしたいのは、こういうカルテルが何回も何回も結ばれ、勧告を受けてそれを応諾する、値段はつり上がったままでそのまま。これは、た...全文を見る
○近江委員 総理は、企業モラルという点につきまして、非常にウエートを置かれているわけです。確かにいまの企業のモラルというものは話にならぬわけですね。しかし、このカルテルに対して、政府があまりにも寛大だからじゃないのですか。全くこういうような何回の何回も勧告され、平気でこういうこと...全文を見る
○近江委員 何回も何回も勧告されて、こういうことをやってくる、これは私は最も悪質だと思うのですよ。これは現在の独禁法からいきましても、専属告発権というのが七十三条にあるわけですね。これは当然告発すべきです、こういう悪質なものについては。総理は、いまの企業モラルについてけしからぬと...全文を見る
○近江委員 非常に含みのある、黙ってやる、今後は公取としてのそういう責任を果たすという御答弁であったと思います。  それから、いまのは回数の多いものでありますが、非常に悪質なものがたくさんあるわけですよ。たとえば日本製紙連合会、このコーテッド紙の場合、四十七年の九月一日に立ち入...全文を見る
○近江委員 それから、排除措置をとっても、実際上価格に影響しないわけですね。総理は下がっているじゃないかということをおっしゃっているわけですけれども、これはほんの一部ですよ。だから、競争秩序の回復という点からも、価格引き下げ命令というものを、独禁法の改正ということで研究会等でなさ...全文を見る
○近江委員 たとえば、コーテッド紙の場合ですけれども、四十八年の三月に初めて公取が実施をし、そして臨検を四十八年の六月にやって、そして十二月に勧告をしたわけですね。そのわずかの間に、指数で見ますと、一一六から一五〇まで上がっているんですね。だから、もうほんとうに公取がこうなさって...全文を見る
○近江委員 それから、審決後の報告をとっておられるわけですが、なぜ価格が下がらないかということは、やはり公表すべきじゃないかと思うのですが、これについてはどう思われますか。
○近江委員 それから、これは法務のほうにも関係すると思うのですが、罰則を重くすることですね。それから、総合商社が非常に問題になっておるわけです。特に六大商社のああしたやり方に対しまして、非常に強い国民の不信感が出ておるわけでありますが、この総合商社を見ておりますと、金融機関的なそ...全文を見る
○近江委員 公取の果たす役割というものは非常に大きいわけですね。ところが、公取のこういう予算を見ましても十一億円ぐらいである。人員にしましても非常に不足をしておりますね。これだけやみカルテルが横行しており、ほんとうに手も回らない。そういう中で、やはり政府としても、人員の問題である...全文を見る
○近江委員 そこで、法改正も、いま研究会のほうで煮詰めをやり、今後改正をされるわけでありますが、現在の独禁法の中でどういうように運用していくか、運用問題が非常に大事なわけです。そういうことで、国民生活を防衛するという意味におきまして、ひとつ全力をあげてがんばっていただきたい。公取...全文を見る
○近江委員 もう一つだけちょっと。即席ラーメンにつきまして、これは非常に具体的なあれですけれども、調査もなさっていると思うのですが、この点について、公取委としてはどう思われますか。
○近江委員 食糧庁は、あまりにもこの五割の値上げというものはむちゃくちゃである、少なくとも十円にしろということもおっしゃっておるようでございます。  農林大臣にお伺いしたいと思いますが、いま公取委員長がおっしゃったように、価格協定の疑いと同時に、あまりにも上げ幅が大き過ぎる。こ...全文を見る
○近江委員 何かその決意が非常に弱い感じがするのですね。やはり大臣がそういうことではだめだと思うのですよ。公取委員長がいま、価格協定と同時に、あまりにも上げ幅が大き過ぎるということもおっしゃっておるわけです。農林大臣、あなたはラーメンを食べたことがありますか。これはほんとうに庶民...全文を見る
○近江委員 ひとつ、こういう点につきまして、強力に指導をしていただきたいと思うのです。  それで、実際、総理も先ほどおっしゃったように、今日、企業モラルという問題ですね。何でも便乗で上げてくる。いままで政府の態度等もずっと見ておりまして、たとえば、内田経企庁長官は十二月の十五日...全文を見る
○近江委員 公共料金のことでお伺いしたいと思いますが、田中総理が就任されてから、たとえば、電力においては関西電力あるいは四国電力、ガスにおいては東京ガス、大阪ガス、あるいは消費者米価を上げる、国立大学の入学金、授業料等も三倍に上げる、健保の保険料、まあいろいろ、高速自動車道の値上...全文を見る
○近江委員 もう時間が来たようですので終わりますが、最後の一問だけ、いまシンガポールのゲリラ事件が起きていますが、政府の考え方を総理からひとつお伺いしまして、私の質問を終わりたいと思います。
○近江委員 では、終わります。
02月21日第72回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
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○近江委員 今回の日本分析化学の問題は、非常に根本的な点におきまして、国民の間に大きな不信と疑惑を招いたわけであります。われわれ科学技術委員の一人として、ほんとうに残念というよりか言いようがないわけであります。そこで、その後の立ち入り調査におきまして、どういう点が明らかになったか...全文を見る
○近江委員 立ち入り調査もやり、その後事情を聴取しているわけですが、その後、いまの時点においてどういうことが明らかになりましたか。
○近江委員 全貌はまだ今後のそういう調査にまつところがあると思うのですが、いま現段階における報告をしてもらったわけですが、ほかにどういうようなことがありますか。できる限り簡潔に、しかもいろいろと調査した項目についてお答えいただきたいと思います。
○近江委員 いまの中途の段階におきましても、化学分析で四割、機器分析で三六%、現段階においてもそういう驚くべきことなんですね。ですから、ほんとうに最終調査によって結論になれば、さらにこういう数値も、また新たな事実も出てくると思うのです。こういう今回の件を振り返りまして、よくこうい...全文を見る
○近江委員 先ほど長官も感想を言われたわけですが、本委員会において九月の二十日に問題が明らかになった、その時点で真剣にやればよかったということをおっしゃったわけですね。いま山田さんのそういう感想もお聞きしたわけですけれども、私はそれは根本的な反省じゃないと思うのですね。で、こうい...全文を見る
○近江委員 それで、いまこういう問題を起こしてしまった分析研に対して、今後依頼するというところはどこもないと思うのですね。こういうようなことで、長官もこれは廃止するという方向で、大体のそういうこともおっしゃっておるわけですが、そうしますと、今後の問題ですね、新しい何らかの機構をつ...全文を見る
○近江委員 そうしますと、関係のこういう機関といいますと、あれですか、放医研であるとか理研であるとか原研等に当たっておられると思うのですが、その間の事情はどうなっておるかということについてお伺いしたいと思います。
○近江委員 そうなりますと、結局労組のほうも、施設もなければあまりそういうこともタッチしてない、技術的にもやはりそういう仕事ばかりやってきたわけじゃないわけですね。そういうことで、押しつけられても、これはもう困るという、実際に仕事をしてもらう人からのそういうあれも出ておるわけです...全文を見る
○近江委員 こういう点を何とかやらないと、ほんとうにたいへんな空白が起きると思うのですね。ところが、いままで科学技術庁は、ほとんど分析化学にこれを依頼しておった。大体こういう一つの機関に集中しておること自体が、これがまた問題もあるし、しかもその運営については全く何の監督もしていな...全文を見る
○近江委員 それから、問題がちょっとさきに戻って恐縮ですが、先ほど来、調査の結果を中間段階で報告してもらったのですが、それは科学技術庁の分ですね。そこで、他省庁の分と地方自治体の分、民間団体の分については、現段階においてどのように把握なさっておりますか。
○近江委員 それでは伊原さんにお聞きしますが、現段階において、どの辺のところまでつかんでおりますか。
○近江委員 そういうことであれば、繰り返してもしかたがないと思います。本委員会はやはり一番の当面する所管委員会でありますので、できる限りすみやかに報告をひとつ出していただきたい。これは委員長にもお願いしておきたいと思います。  それから原潜の問題も出たようでありますが、外務省が...全文を見る
○近江委員 そういう応急の体制をまずつくるということが一番大事である、これはよくわかるわけです。  それで、いま沖繩の、たとえばホワイトビーチ等でコバルト六〇が発見されたとか、いろいろな問題が出ておるわけでありますけれども、こういう問題もいままでほとんど分析研でやってきたわけで...全文を見る
○近江委員 これはホワイトビーチだけの問題ではなくて、すべてがそういう疑わしい状態になってきておるわけですね。特に原潜の入ってくる港等につきましても、今後当然厳重な調査をする必要があると思うのです。そういう点についての考え方をお伺いしたいと思うのです。
○近江委員 今後正確に、綿密にやっていただきたいと思います。  それから、これは山田さんも来られておりますからお聞きしますが、福島の第二発電所の場合も、公徳会で提出したいろいろな疑問点があったわけですが、こういうことについても何も答えずして、安全審査会が通しておる。今後は原子力...全文を見る
○近江委員 いまエネルギー危機ということで、原子力拡大の方向に、どうしても電力会社もそういう方向に来ておりますし、政府もそれに同調するかのような動きが若干見られるわけですよ。しかし今日こういう安全生が大きな疑問になってきておる段階において、エネルギーが優先だということで、そういう...全文を見る
○近江委員 そういう原子力の拡大の考え方というものは、たとえば通産省がこの十九日に、総合エネルギー調査会の総合部会にエネルギー問題を諮問したわけですけれども、いま六十年六千万キロワットのこれも、実際上その時点にそこまで持ってくるということは、いまの状況からいって非常にたいへんなあ...全文を見る
○近江委員 特にいま要求されていることは――原子力委員会はそういう安全性という問題につきまして厳正なチェックをして、国民のそういう納得なり協力を得た上のそういう運用をしなければいかぬと思うのですよ。ところが、いままではどっちかといいますと、正直いいますと、何か推進一方の感じがやは...全文を見る
02月27日第72回国会 衆議院 予算委員会 第24号
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○近江委員 私は、さきの予算委員会総括質問におきまして、大企業のやみカルテルの実態をあげまして、そして政府、特に公取委員会に対しまして、法律の改正あるいは現行法における強化、取り締まりにつきまして聞いたわけであります。  そこで、きょうは参考人の皆さん方お見えになっていらっしゃ...全文を見る
○近江委員 それで、住友化学さん、それから三井東圧さん、大昭和製紙さん、四十七年の四月からいままで何件、独禁法の違反で勧告を受けておられますか。これを、ひとつ順番にお答えください。
○近江委員 こういう、いまお答えになられたように、わずか二年足らずで六回なり五回、これは、実際企業のモラルというものについてどのように思っておられるのか。口では申しわけないとか、いろいろなことをおっしゃっておるわけでございますが……。  そこで、鳥居さんは、協会は、そういうこと...全文を見る
○近江委員 鳥居さんにお伺いいたしますが、四十七年の四月から今日に至るまで、三回以上の勧告を受けておるあなたの、いわゆる協会傘下の大企業は何社あるんですか。御存じですか。
○近江委員 こういう反社会的な行為を繰り返しておる。そういうことにつきまして、やはりきょうは、国会へ参考人で来られているわけでしょう。いま、要するに便乗値上げというものは、全部裏はやみカルテルなんです。これは背骨なんです。脊髄なんです。こういうことを掌握なさってない。非常に残念で...全文を見る
○近江委員 どうも済みません。  その表を見ていただきますと、資料の3ですね。四十七年の四月から四十九年一月まで価格協定三回以上やっております企業名をあげておるわけでございます。それで、この二月の二十五日に、アルミの地金が勧告を受けております。ですから、先ほど住友化学の長谷川さ...全文を見る
○近江委員 まあ、知りませんでした、済みませんでしたということをおっしゃっているわけですが、しかし、こういう大企業のやみカルテルの横行のもとに、どれだけ国民が苦しむか、苦しんできたか、このことを思いますと、そんな、私は知りませんでした、済みませんでしたで済む問題じゃないんですよ。...全文を見る
○近江委員 今後やらないというその決意を、そのまま受け取れば、今後とまるかもしれないけれども、しかし、その間、先ほど申し上げたように、国民がそのことによって、これだけの物価高騰でまじめに働いている人が生活できないような状態に、いま追い込まれているのです。これは、もうほんとうに社会...全文を見る
○近江委員 十一月の二十九日には、高圧ポリ、中低圧ポリ、塩ビについての立ち入り検査がされておるわけですね。この日から十日もたたない十二月七日に、今度はアルミの協定をしているわけです。こういうような事実。ここで両社長は、これをお認めになったわけでありますけれども、私が先ほどからも申...全文を見る
○近江委員 それじゃ、社長のいまの決意におきまして、具体的に通産省から指導があり、製品で下げたのがあるわけですが、あれからさらに検討して下げられるわけですね。
○近江委員 三井さんは、原油の価格が上がってきているんだから、いままでの便乗でもうけた分を差し引きをしていくというようなお話であったわけですが、いままでの便乗の値上げの分につきましては、わが党の矢野書記長が、この五社からそのデータをとり、完全に突き合わせ、そして委員会においても、...全文を見る
○近江委員 私が先ほどから申し上げておりますのは、十五円値下げをした、しかし私は根拠を持って、この引き下げでは足らないということを言っているのですよ。しかし、あなたは輸入のナフサを使っているから原料が高い。それぞれ企業におきましてそういう事情があることも、私はわかるわけです。しか...全文を見る
○近江委員 それでは、ほんとうにできるものかできないものか、原価表をひとつ出していただきたい。  これは委員長にお願い申し上げます。委員長、ひとつお取り計らいください。
○近江委員 そういう入れ知恵でこの場だけをのがれればいい、それであってはだめなんです。腹の底から、あなた方のやってきたやみ協定というものが、どれだけの国民に被害を及ぼしておるか、この償いをするんだ、やはりその決意に立って、あなたの心底からいまのおことばがほんとうに出てこなきゃうそ...全文を見る
○近江委員 石油化学工業協会会長の鳥居さん、あなたの協会の大企業は、私がいま申し上げたように、あれだけやはり具体的な事実があって、いま両社長がそのように約束されたわけですが、これは両社だけの問題じゃないのですね。いま申し上げたように、あれだけのリストを見ても十一社も入っている。こ...全文を見る
○近江委員 先ほどから、そういう皆さんがやってこられたことについての反省のことばは何回も出ておりますし、今後努力するということをおっしゃっておりますので、私も、さらに深くは申し上げたくはないけれども、さらに皆さんの腹を固めるために、きめていただくために、一つ私は申し上げたいと思う...全文を見る
○近江委員 それで末吉参考人にお聞きいたしますが、この原価計算は出せないということをおっしゃったわけですが、輸入エチレンの輸入原価、これは出せるのですか。
○近江委員 ええ。
○近江委員 十一月、十二月はどうなんですか。
○近江委員 この原価は、企業秘密であるから出せないということをおっしゃっているわけですが、今後努力するということもおっしゃっているわけですが、ところが、やはり今後どういう結果を出していただけるか、その結果がほんとうに思わしくなければ、私はさらにその段階において、原価表、それから場...全文を見る
○近江委員 じゃ、時間がありませんからこれで終わりますが、要するに、独禁法が今後強化もされていきますけれども、それにつきまして、あなたはきちっとそれを守っていかれるわけですか、どうですか。
03月06日第72回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○近江分科員 二月の二十七日の大阪国際空港騒音訴訟の判決を契機に、環境庁としてもいろいろお考えになっていらっしゃると思うのですけれども、そうした問題について、まずお伺いしたいと思います。この大阪国際空港周辺におきます航空機によります騒音あるいは大気汚染などの公害につきまして、環境...全文を見る
○近江分科員 それから、昨年の十二月に環境庁が告示をもって発表されました環境基準の中に示されております、空港の類別による基準の達成期間のうち、大阪空港の十年というのがありますね。この判決を契機に、私はどうしてもやはり短縮すべきだ、このように思うのですが、どのようにお考えですか。
○近江分科員 この大気汚染の問題確かに現地におりますと、航空機の排気ガスというものは、私たちのはだでそれはもう感じるわけです、その臭気といい、またその濃度といい。そういう点におきまして、特に勝部地区等におきまして、大臣も御承知のように、特に子供に鼻血が非常に多いわけであります。そ...全文を見る
○近江分科員 大臣がおっしゃったように、至急にやっていただきたいと思います。  それから、長官と運輸大臣の発言で非常に食い違うことが一つあるわけですね。それは減便の問題です。長官は、代替機関、新幹線があるから減便しなければいかぬ。ただ運輸大臣のほうは、エアバスを乗り入れる。それ...全文を見る
○近江分科員 きょうは飛行場部長もお見えになっていらっしゃるわけですが、三木長官から、思い切って減便をせよということを運輸省は言われておるわけですね。それに対してはどういう具体的な煮詰めをやったのですか。
○近江分科員 飛行場部長の話を聞いていますと、やはりエアバスの導入ということが出てくるわけですね。エアバスにつきましては、この間のパリにおきますあの大惨事を思いますと、あれは森の中へ落ちて、地上での被害者はなかったわけです、もちろん森林はめちゃくちゃになっておりますけれども。しか...全文を見る
○近江分科員 先ほど三木長官は、エアバスを入れなくても新幹線等のいわゆる代替のものがあるから、減便をするべきである、こういう意向でおられるわけであります。運輸省としては、そういう地元の納得が得られない限り強行の乗り入ればしないということをおっしゃっているわけですが、エアバスをのけ...全文を見る
○近江分科員 今後、いわゆるエアバスの問題を考えずに、このエネルギー危機で減便してきた、これをさらに減便していく、この努力はお続けになりますね。もう一度確認しておきます。
○近江分科員 減便を今後考えていくかという私の質問に対して、今後検討していくということでありますから、減便をさらに検討していく、こういうことですね。  それで、きょうは時間が非常に限られておりまして、あとわずかしかないわけであります。それで簡潔にお伺いしたいと思いますが、また、...全文を見る
○近江分科員 それから民家、防音の実施範囲はWECPNLの八十五以上の区域ということを聞いておりますけれども、これは全戸数、この範囲の中には何戸あるわけですか。
○近江分科員 環境庁から出しております環境基準の五年の目標値は、WECPNL八十五以上の区域で、いわゆる達成しなければならぬわけですね。そうしますと、この五年間でこれだけやるわけでしょう。そうすると、三万三千戸以上もあって一千戸と、これは必ず達成しますか、どういう見通しでやってお...全文を見る
○近江分科員 もう時間がありませんから、まとめて聞いていきますが、民家防音の補助率は七十五%ということを聞いておるわけですが、航空会社にしても、この空港設置者である国が加害者であるのに、二五%をなぜ住民が持たなければならぬかという問題が一つあるわけです。これについてはどう考えてお...全文を見る
○近江分科員 もう時間がありませんから、あと一問だけで終わりますが、テレビの受信料の問題でありますけれども、これはどこで線を引くのか知りませんが、隣はもう全然減免措置がない、隣は減免措置がある、こういうむちゃくちゃなことをやっているわけです。ですから、当然この地域の拡大については...全文を見る
○近江分科員 いまの答弁で、相当進んだ抜本的なということをおっしゃっていますが、それはどういうことなんですか、もっと具体的に聞かしてくださいよ。そんな抽象論じゃだめです。
○近江分科員 これで終わります。
03月06日第72回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○近江分科員 最近のこのものすごいインフレ状態、物価狂乱の中で、公共公益施設の整備のそういう立ちおくれというものが非常に目立っておるわけであります。特に学校であるとか保育所であるとかまたそのための土地の先行取得の問題であるとか、そういうことで各地方自治体で非常に困難な問題にいま直...全文を見る
○近江分科員 銀行局長の通達を見ましても、優先的に取り扱うべきものとして、医療、教育、住宅等、国民の生活の基盤として不可欠なものに必要な資金と、これをはっきり明記してあるわけですね。ところが抑制的に取り扱うべきものとして、土地取得に関連する資金であるとかそういうようにうたっておる...全文を見る
○近江分科員 これは土地だけの問題ではなくして、御承知のようにいま超過負担の問題がありまして、学校の校舎の建設をしましても非常に持ち出しが大きいわけですね。どうしても銀行から金を借りなければならぬ。これは業者のほうも行き詰まっておるというようなこともありまして、これは四月開校にも...全文を見る
○近江分科員 いま大臣、今後の基本的な姿勢をお示しになったわけですが、ほんとうにこの三月というものはやはりいま申し上げた一つの区切りのときでありますし、そういうことで、ほんとうに板ばさみで赤字の地方自治体が、特に急増地帯につきましてはもう大半なんですね。そういうことでいま追い詰め...全文を見る
○近江分科員 修正措置を講ずるという、それは私評価できると思うのです。しかし、現状はこれだけの異常な物価高でありますし、形だけの修正に終わる場合が往々にあるわけです。ですから、やはり中身の濃い修正なり、でき得れば五五%カットというようなこういうこと自体もこれは考えてもらわなければ...全文を見る
○近江分科員 その場合、でき得る限りきめこまかなそういう事情の把握をしていただいて、そして実のある修正を十分やっていただきたい。これは強く要望いたしておきます。  その次にお聞きしたいのは、たとえば各都道府県で公害防止条例をつくっておるわけでありますが、たとえば大阪府におきまし...全文を見る
○近江分科員 そうしますと、これについては心配なく工事の進捗に合わしてさしていく、こういうことですね。
○近江分科員 それから超過負担の問題ですけれども、原因はいろいろあろうかと思うのですが、たとえば単価差の問題であるとかあるいは対象差ですね。たとえば建物以外の机であるとかいすであるとか黒板であるとか鉄棒であるとかブランコであるとか、そういうような付属設備等はもちろん全然入っており...全文を見る
○近江分科員 超過負担の問題につきましては摂津市が訴訟をやっておりますし、いま非常に大きな問題としてクローズアップされてきておるわけでありますが、私はいまのような状況を見ておりますと、今後むしろ非常に拡大していくように思うわけです。原因としましては、政府も補助単価の引き上げをなさ...全文を見る
○近江分科員 時間がありませんからあと一点だけお聞きしますが、私いつも申し上げておるのですが、たとえば過疎地域については過疎地域の特別立法があるわけですし、あるいは離島につきましては離島振興法もあるわけです。ところが人口急増地域についての特別立法については、関係各省があまりにも多...全文を見る
○近江分科員 ちょっと一点だけ……大都市、大都市ということをおっしゃっておるけれども、私が申し上げているのは人口急増地域、むしろ大都市周辺のそういう地帯なんですよ。大都市の場合でしたら、それは大都市の中でも人口急増地域もあれば、逆に中心部はビル街になって抜けていく場合もあるわけで...全文を見る
○近江分科員 終わります。
03月07日第72回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第7号
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○近江委員 時間がありませんので、簡潔にお願いしたいのですが、森山長官は、このエネルギー危機に際しまして、現在の原子力の長期計画の全面的な見直しを命じておられるわけでございますが、これにつきまして、どういう要素といいますか、背景でこれをお命じになったわけですか。
○近江委員 石油問題がこうなって、その直後に長官がこういう指示をされているわけでありますが、そうしますと、今後は、当初見込んでおりました昭和六十年一兆ドル経済、それに伴う七億五千万ないし八億の石油の輸入等も非常にむずかしい。そうすると、どうしても代替エネルギーということで、原子力...全文を見る
○近江委員 そうしますと、この長期計画は、長官も御承知のように、五十五年に三千二百万、六十年に六千万、六十五年に一億キロワットとなっておりますね。そうすると、これがさらに大きくなる、基本的にはそう見ていいわけですか。
○近江委員 そうしますと、プラスアルファということになってくるわけですが、長官がお命じになったというその背景は、やはりこういう石油問題から、代替エネルギーということで、原子力にさらにウエートをかけなければならぬ。そういうことで、さらに積極推進という考え方が背景になっておると私は思...全文を見る
○近江委員 時間がないですから、長官けっこうです。  では、ちょっと、あと井上さんにお聞きいたしますが、いま長官がお答えになったわけでございますが、そういう経済的、政治的な上からの要請といいますか、そういうことに、原子力委員会が、やはりこういう現状を——いろいろな安全性の問題と...全文を見る
○近江委員 稲葉私案ということでありますけれども、ただいまの井上さんの話を聞いておりましても、それは十分お互いの意思が通じ合って、その上で、一応当面は稲葉私案という形で出、また原子力委員会で決定するというプロセスを踏んでおるわけでありますけれども、しかし全体のニュアンスは、どうし...全文を見る
○近江委員 時間がありませんから、終わります。
03月07日第72回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第3号
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○近江分科員 最近の物価狂乱の中で非常にいろいろな問題が起きておるわけでありますが、特に最近の学校給食の問題を見ますと、非常にいろいろな問題が出てきております。  それで私は、ここで一例を申し上げたいと思うのですが、これは大阪の豊中市の例でありますけれども、現在、一年生から三年...全文を見る
○近江分科員 施設に対して補助していると言いますけれども、豊中の場合ですが、一万五千食の給食センターをつくったわけですが、一割しか補助していないわけですね。しかも最近の、こういう物価高によりまして、市のほうから給食会に対して一人当たり一食二円の補助を、物資調達基金として千四百万円...全文を見る
○近江分科員 いま大臣は、二十日ということをおっしゃったわけですが、「学校給食実施基準」では、局長、何回になっていますか。――それじゃ私が言いますが、「学校給食実施基準」には、第三条において、「学校給食は、年間を通じ、原則として毎週五回以上、授業日の昼食時に実施されるものとする。...全文を見る
○近江分科員 「この法律は、学校給食が児童及び生徒の心身の健全な発達に資し、」これが一番冒頭に述べられてある。しかも第二条の第三号においては、「栄養の改善及び健康の増進を図ること。」、ところが、こういうようにミルクだって、一日置きしか子供は飲めなくなってきておる。こういうような状...全文を見る
○近江分科員 大臣、義務教育なんですよね。そして、やはり親は子供にはそういうひけ目を感じさせたくない。要るものは出さなければならぬわけですよ。そういう点におきまして、義務教育という点から考えれば、給食費は、ほんとうは全部国が持つべきなんですよ。こんなものを、父兄に負担させるという...全文を見る
○近江分科員 教科書の無償配布をやるときも、たいへんな論議があったわけですよ。教科書はもう当然、父兄が負担すべきじゃないかと政府は言っていたわけです。しかし義務教育である以上は、教科書というものは、当然無償配布すべきであるとわれわれは強力に主張してきて、政府もそれを取り上げたわけ...全文を見る
○近江分科員 それで大臣、確かに小麦等の問題については、法律上もうたっておりますし、そういう点で配慮されておるわけですが、子供たちの栄養からいきまして、パンだけ食べていていいというものじゃないでしょう。この一覧表にも出ておりますように、副食費は、いまたいへんな物価騰貴をしているわ...全文を見る
○近江分科員 これは、何も豊中だけのことを言っているのと違うんですよ。具体例として私は申し上げておるわけでありまして、ほとんど全国同じですよ。  そうしますと、栄養が、この実施基準の中においてはっきりうたわれておるわけですが、これもとれない。しかも実施日数も、法律にうたっており...全文を見る
○近江分科員 この法律自体奨励法という形をとっておりますので、そういう無責任なことをおっしゃるわけですよ。いま、これだけ物価が上がってきておるわけですから、父兄だって三割、四割引き上げでしょう。そういう苦しんでおる中で、しかも、これだけ上げても、なかなかうたっておるような栄養もと...全文を見る
○近江分科員 じゃ、時間がもうないようですから、結論を急ぎます。  負担区分のことは、それはもう法律でわかっておるわけですよ。そんなことはわかった上で大臣、私は申し上げているわけですよ。だから、こういう異常な状態の中で一方的に、父兄が負担していかなければならぬ、こういう現状につ...全文を見る
○近江分科員 終わります。
03月08日第72回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第4号
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○近江分科員 きょうは非常に限られた時間でもございますので、私はナイキ問題について質問したいと思います。  防衛庁は、このナイキJの配備につきまして、全国的にいろいろと計画をなさっておられるわけでございますが、その中で第四高射群の各ナイキ基地の建設の進捗状況等につきまして、簡潔...全文を見る
○近江分科員 あと二カ所物色中であるということをおっしゃっておられるわけですが、防衛庁としましては、従来から大阪の能勢町周辺にこのナイキ基地を置くんだ、こういう感触で今日まで当たってこられたように思うわけでありますが、それは一応白紙になった、こういうことですね。
○近江分科員 長官は非常に率直な方でありますし、非常に明確な感じで、私は答えを受け取ったわけであります。  そこで長官、そういう答弁をいただいたわけでありまして、長官もあの地域につきまして十分御承知かと思いますが、念のために申し上げておきたいと思うのであります。  御承知のよ...全文を見る
○近江分科員 それではこの際、私はナイキのことにつきまして、ちょっとお伺いしておきたいと思うのですが、ナイキという兵器自体が非常に陳腐化しているのじゃないか。私たちは防衛問題については全くのしろうとでありますから、わかりませんけれども、軍事評論家等の話を聞きますと、非常に陳腐化し...全文を見る
○近江分科員 長官も、新兵器の前に考慮しなければならぬような、そういう性能であるということをおっしゃって、いるわけでございますが、ナイキの防衛庁の発注状況、これはたしか四十二年から始まっておると思うのですけれども、年度ごとに数量と単価はどういう状態であったか、お答えいただきたいと...全文を見る
○近江分科員 それで、最近はこういう物価高でございますので、単価の上昇もやむを得ないと思うのでありますが、単価の推移というものは、どういうようになっておりますか。
○近江分科員 それで、ナイきJは大体どこの会社がやっておるわけですか。
○近江分科員 三菱のライセンス生産ということをおっしゃっておるわけであります。それで、こういう装備というもの、また武器の生産というものは非常にむずかしいと思うのでありますが、防衛庁がお出しになっておられます「装備の生産及び開発に関する基本方針」こういう中に「民間企業における開発力...全文を見る
○近江分科員 防衛庁からいただいたこの資料をずっと見ておりますと、いま問題になっております商社がだいぶ入っているわけですね。輸入の場合は、しろうとなりにそうかなとも思うわけでありますが、これは国産の場合等も入っておるように思うのですけれども、商社がこういう納入のあれに、このように...全文を見る
○近江分科員 商社が介入してきますと、やはり間のそういう利益というものがどうしても必要になってくるし、そうなってきますと、安く買えるものも高くなる、こういうようなこともありますし、やはり今後商社のそういう納入等につきまして、何らかのそういう基準といいますか、大体局長もお述べになっ...全文を見る
○近江分科員 もう時間がありませんので終わりたいと思いますが、私思うのですが、いままでそういうロッキードの問題であるとか、いろいろ問題が出たわけでありますが、なぜ商社が介入しなければいけないか。その辺、これは専門的になるんじゃないかとは思いますけれども、やはりどうしても商社を入れ...全文を見る
○近江分科員 時間が来たから終わります。
03月15日第72回国会 衆議院 商工委員会 第17号
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○近江委員 石油製品の値上げが非常に追ってきておるわけであります。いよいよ大詰めの段階に来ておるわけでありますが、この値上げ問題につきまして、政府は、石油業界の昨年来の便乗あるいは先取り値上げによる過剰利益を吐き出させる、また今回の値上げ幅というものをできるだけ圧縮させるために行...全文を見る
○近江委員 それで公取委員長が指摘しております問題点を解消していく、そういう点からいきますと、これは標準価格による方式を採用して、必要に応じて機動的にこれを変更する、こういう方式が一番妥当じゃないか、このように思うのですが、それについてはどう思いますか。
○近江委員 その辺の問題につきまして公取委員長がまだすっきりしていないですね、いままでのそういう姿勢を見ておりますと。やはりそういう中で指導価格で突っ走ってしまうということも私は非常に問題があると思うのです。そういう点、よく政府部内で検討されて、すっきりした形でいってもらいたい、...全文を見る
○近江委員 それから石油製品の値上げ幅の問題でありますが、この通産省案ですが、聞くところによりますと、キロ当たり九千百六十円というのを検討されておるような模様であるわけです。この値上げ幅の妥当性という問題でありますけれども、いわゆる算定根拠というものがどういうものであるかというこ...全文を見る
○近江委員 あなたのそういうような説明であれば、国民はやはり納得と理解ができないと思うのですね。原油がこれだけ上がっておるのですから値上げはやむを得ないということは、国民もわかっているわけですよ。だけれども、昨年からの石油危機ということで、先取り、便乗、すさまじいものが行なわれま...全文を見る
○近江委員 じゃ、いま部長がおっしゃったように、何らかの形で納得を得れるようなそういうものをつくっていただいて、国民にひとつよくそれを示していただきたいと思うのですね。  それから石油製品の値上げ幅はまだ決定しておりませんが、伝えられるいわゆる九千百六十円ですか、九千円以内に押...全文を見る
○近江委員 特にガソリン、軽油、A重油のこの三種類につきましては、末端小売り価格も行政指導で規制する、あるいは元売り仕切り価格の値上げ幅以内に圧縮する方針であるということを伝えられておるわけでありますが、これは具体的にどういう形で処置をなさるわけですか。また、この圧縮はどの程度に...全文を見る
○近江委員 この値上げ幅についてはできるだけ低位に押えるということは表明されたわけでありますが、油種別に政策的な配慮ということは当然お考えになっておられると思うのですけれども、こういう問題につきましては、そういう製品を使用するところの波及ということもいろいろ考えられるわけですね。...全文を見る
○近江委員 これだけ原油が上がってきておるわけでありますし、今後の経済運営という問題は非常に大きな問題になるわけであります。たとえば輸入額にしましても四十八年の輸入額は約六十億ドル、四十九年度二億七千万キロリットルとして、約百五十億ドルになる。そうしますと、総輸入額の約三〇%を占...全文を見る
○近江委員 この問題は非常に大きな問題でありますし、またこの問題は次にしたいと思いますが、いずれにしましても、今回の石油製品の値上げはもう必至だろうと思いますし、あとはその幅、時期ということですが、それも目前に来ておるわけであります。  そこで、そういうことが国民生活あるいは産...全文を見る
○近江委員 この年度末には五百億を予定されておられるわけです。こういう手当てはわかるわけでありますが、いまの状況からしますと、決して十分ではない。そうしますと、さらに次の手当てということになりますが、当然これは新年度ということになるわけです。  そこで、この予算は衆議院を通過し...全文を見る
○近江委員 あと松尾委員がまた質問をしますから、一応これで終わりますが、いずれにしても、中小企業という問題につきましては、これは業種も非常に多岐にわたっておりますから、従来のような大ざっぱなつかみ方であれば対処できないと思います。そういう点、各地方通産局にもあるわけでありますし、...全文を見る
03月22日第72回国会 衆議院 商工委員会 第19号
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○近江委員 昨年からの経済環境というものが非常にきびしくなってきておるわけであります。御承知のように、金融の引き締めあるいはオイルショック、原材料の不足あるいは高騰、こういうようなことが中小企業にたいへんな影響を与えてきておるわけでありますが、こういう問題に対しましてどういう措置...全文を見る
○近江委員 一時はオイルショック対策としまして、ドル対的な構想を持っておられたように私も聞いておったわけです。それで、その立法につきまして断念をされたのか、今後さらにお考えになっておられるのか、その辺の問題について聞きたいということが一つです。  それから、いま経過的に見ますと...全文を見る
○近江委員 事態が悪化するということはでき得る限り政府としては避けなければならぬわけでありますけれども、どういう最悪状態になるかわからぬわけでありますけれども、そういう事態になった場合は立法をする、立法も考えるということも長官おっしゃったわけですが、最悪のそういうような事態という...全文を見る
○近江委員 そういう事態は何としても避けなければならぬことでありますが、やはりそういう見通しと対策は手おくれにならない段階でやるということが非常に大事だと思うのです。こういう点については、政府部内におきましても十分ひとつ立法も含めてお考えになる必要があるんじゃないかと思うのです。...全文を見る
○近江委員 これは私がいま申し上げたように、そういう手おくれにならないための立法措置も含めて十分ひとつ検討しておいてください。これを強く要望しておきます。  それから他の委員からも出ておるわけでありますが、石油問題、電力の供給削減あるいは今後値上がり等によります影響というものは...全文を見る
○近江委員 手形のサイトであるとか現金比率の問題等は、さらに非常にきびしくなってきておるわけです。適切な手を考えて打っていくということをおっしゃっているわけですが、その適切な中身を聞いているわけです。もう一度長官と次官に具体的に聞きたいと思うのです。
○近江委員 それからこの倒産につきましては、インフレ、物不足の倒産というものが非常に増加しておるわけであります。それでこのデータを見ましても、倒産件数としまして一月が八百二十一件、二月が八百五十七件、その中でインフレ、物不足倒産というものが一月が二百六件、それから二月が二百三十二...全文を見る
○近江委員 対策につきましては先ほど長官がお答えになりましたので、重複しますからもうお聞きしませんが、いずれにしても、長官もおっしゃったように見通しはさらに暗い、こういう状況でありますし、いまこそひとつ万全の対策をとっていただきたいと思うわけであります。これも強く要望いたします。...全文を見る
○近江委員 こういう倒産関連のワクに入ることによりまして、逆から考えますと、指定された業種に属する中小企業者というものは、倒産寸前みたいならく印を押されることになるんじゃないか。その辺についての心配はないのかどうか。  それから、指定された業種に属する中小企業者が、その後、親事...全文を見る
○近江委員 政府のお考えはよくわかったわけですが、これは筋論でいきますと別ワクで設けるのが筋論じゃないか、私はこのように思うわけです。これは私の意見として申し上げておきます。ですから、これはよくお考えになっていただきたいと思うのです。  それから、この著しい減少につきまして、零...全文を見る
○近江委員 それで業種指定は、この問題が起きてから指定したのではおそいわけでありまして、場合によっては事前に先行きを予想して指定をしないと効果はあがらないと思うわけです。そして指定条件である「著しい減少」というのは、すでに問題が生じて指定されることになるのかということが一つであり...全文を見る
○近江委員 認定につきましては、市町村長または特別区長の認定が必要であるということになっておるわけですが、この認定のきびしい市町村と、そうでない市町村があったのでは非常に不公平になると思うのです。この認定の基準につきましては、どのようにお考えですか。
○近江委員 そこで、現在すぐ指定する見込みの業種はどういうものをお考えになっておられるか。また、今後についてはどういうような業種が対象になると見ておられるのか。これにつきましてお伺いしたいと思います。
○近江委員 それから市町村長等の認定によるものは間違いなく保証が受けられ、確実に融資が受けられるかどうかです。これまでの倒産関連保証では確実に融資が受けられておったのかどうか、この点につきましてお伺いしたいと思います。
○近江委員 それからこの業種指定は細分化して指定されるのか。たとえば繊維ではどういうような指定になるわけですか。
○近江委員 特別小口保険が百万円から百五十万円に引き上げられるようになったわけでありますが、同じ無担保無保証である小企業経営改善資金融資制度、これは四十九年度百万円から二百万円に引き上げられておるわけであります。こういう点からいきますと、なぜ二百万円まで引き上げなかったのか、この...全文を見る
○近江委員 毎国会、法改正を提出して、少しずつ付保限度額を引き上げておられるわけでありますが、こういうことを見ておりますと、長期ビジョンがないか、あるいは引き上げ幅の判断を誤っておるとしか考えられないわけであります。長期見通しを立てて思い切って引き上げるべきじゃないか。中小企業対...全文を見る
○近江委員 それから保証料の問題でありますが、このデータを見てみますと、たとえば沖繩の場合は一・五%になっているわけですね。これは先国会の審議と同じく一・五%である。そこでわれわれとしては、附帯決議におきましても保証料率を引き下げるようにということをいっているわけですね。そこで、...全文を見る
○近江委員 大臣にお答えいただく前にもう一度申し上げておきたいのですが、沖繩は御承知のように復帰をいたしまして、基盤におきましても非常に脆弱なものがあるわけです。ましてや中小企業者においてはなおさら本土よりもきびしい状態にあるわけです。ところが保証料率は全国一なんですね。先国会で...全文を見る
○近江委員 それから付保限度額が引き上げられることによりまして、いままで協会の保証なしに融資を受けられた中小企業者が協会の保証をつけさせられることも考えられるわけでありますが、これに対してはどういうように措置をなさいますか。
○近江委員 それではもう時間がありませんから終わりたいと思いますが、最後に、大臣がお見えになる前に中小企業庁長官にいろいろお伺いしておったわけでありますが、長官の見通しとしては、この二月、三月も非常に倒産も多いし、たいへんであるけれども、むしろ新年度になってから、四月、五月、六月...全文を見る
03月27日第72回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第8号
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○近江委員 稲葉先生の御努力には敬意を表するわけですが、まず初めにお伺いしたいのは、従来の計画というのは、政府の総合的な長期エネルギー需給見通しを受けて、これに基づいて、その一定率を原案に振り分けていたように私は思うのです。いわゆる上からの計画といいますか、現状追認の計画のように...全文を見る
○近江委員 私も時間がなかったものですから、まだきめこまかな読み方はしておりませんが、エネルギー確保という点からいきますと、先生のような案が出てくるのもやはりふしぎでないように思うわけです。しかし私が思う問題は、今日、立地の問題であるとか、安全性の問題であるとか、環境汚染の問題で...全文を見る
○近江委員 先生のお立場として、公害問題なり環境汚染の問題であるとか技術上の問題というのは、先生としては専門からちょっとはずれているようなニュアンスのお話があったわけですけれども……。
○近江委員 それであれば、これはあくまで先生の私案であり、第一次案になっておるわけでありますが、こういう環境保全の問題であるとか安全性の問題、さらに立地問題等を織り込みまして、それで、わが国におきます原発建設がどこまで実際行けるものであるか、これの検討を、私やっていただいて、そう...全文を見る
○近江委員 それから、結びの1に、従来とは異なった方向で総合エネルギー政策を確立するということをおっしゃっているわけですが、逆にいいますと、従来のものは政策のよりどころにはならない、そういう経済エネルギー計画を国民の前に示していたというような、そういう感じにもとれるわけですけれど...全文を見る
○近江委員 いま稲葉先生から、従来の政策はばらばらであった、総合エネルギーというものが確立していなかった、これは、私も従来からこのことを言ってきたわけであります。その点、科学技術庁長官は、総合エネルギーという立場で原子力もとらえてやっていこうとなさっておられるわけでありますが、そ...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんから、終わりますが、いま大臣いろいろお述べになったのですが、資源エネルギー庁のデータでいきますと、一九七〇年の時点で、各国の一次エネルギー構成を見ますと、日本は〇・六%が原子力発電なんですね。ところがイタリアは〇・四、フランスは〇・四、西ドイツが〇...全文を見る
○近江委員 じゃ、時間がないから終わります。
03月28日第72回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第9号
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○近江委員 きょうは本会議もありますし、きわめて限られた時間でありますので、数点お伺いしたいと思っております。  きのう稲葉先生が提案されましたこの第一次案、これにつきましては、「四月初めに開かれる通産省の総合エネルギー調査会の総合部会、原子力部会にも提出され、わが国の今後のエ...全文を見る
○近江委員 もちろん、これはあくまで私案であるわけでありますけれども、この私案の中でも、原発についての国民的なコンセンサスを形成する必要がある、このようになっております。ところが、コンセンサスが得られない最大のポイントというものは、これは安全性の問題であるとか、あるいは環境問題等...全文を見る
○近江委員 きょうは代議士会が十二時半からありまして、私、どうしても出なければならぬ問題がありますので、非常に残念でありますが、きょうはこれで終わりたいと思います。
04月03日第72回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第10号
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○近江委員 分析研のデータの捏造事件、これに伴いまして、わが国の原潜の放射能監視体制というものが事実上崩壊したように私思うわけであります。それで原潜の入港につきましては、外務省のほうから米軍当局に要請があったとかなかったとかということも聞いておるわけでありますが、米軍の態度という...全文を見る
○近江委員 原潜の放射能汚染問題は、当委員会におきましても、過去何回も取り上げてきたわけでありますが、この監視体制につきまして、分析研の事件は事件としまして、この体制自体にやはりいろいろな問題があるんじゃないかということを指摘してきたわけでありますが、現行のこの監視体制はどういう...全文を見る
○近江委員 現在の監視体制が決定された際、専門家によりますこまかい技術的な検討がされたと思うわけでありますけれども、原子力軍艦放射能調査指針大綱、こういうものを見ていきますと、材料のサンプリングの方法あるいは試料の分析方法、こういうものについて、どこまで科学的根拠に基づいて決定さ...全文を見る
○近江委員 ぼくは、手元にアメリカの資料を持っておるわけです。これはハワイのパールハーバーと周辺の放射能汚染調査の資料であります。これで見ますと、パールハーバーの場合、サンプルの採取点は総計で百六地点、そのうち特に汚染がひどい二平方キロメートルの地域におきましては、八十三カ所にも...全文を見る
○近江委員 科学技術庁としましては、今回の分析研事件に対処するために、緊急の措置として、理研なり放医研等へ分析を依頼されておられるわけでありますが、早く新しい分析機関を設立する必要があると思いますし、その努力はなさっておられると思うのですが、そのときに、この放射能の調査指針大綱、...全文を見る
○近江委員 大臣、誤解してもらっては困るのですよ。よそが日本の国より劣っておるようなものをやっておるからわが国も簡素化すればいい、これはむちゃくちゃですよ。全然そういうこととは違います。私の言っておるのは、佐世保にしたって横須賀にしたって、これだけの地点しか採取していないじゃない...全文を見る
○近江委員 この問題は、あす理事懇もやるわけでありますし、これはたいへんな問題であります。そういう意味にとってもらうと、これはたいへんなことです。少なくとも、わが国は原爆の刻めての体験国でもありますし、やはり放射能問題であるとか、特にこの原子力問題については世界各国の中で一番シビ...全文を見る
○近江委員 この問題は、先ほど申し上げましたように非常に大事な問題点でありますし、大臣のお答えになられた点については、まだ私も十分納得できませんし、今後これは非常に重要な問題であると思っております。政府におきましても、そういう安易な方向には絶対に流れないように、これはひとつ強く申...全文を見る
○近江委員 そういう点につきましては、海洋の専門家等も交えて、最もそのポイントとしてふさわしい、そういう設定について誤りのないようにしていただきたいと思うのです。  きょうは非常に限られた時間でございますので、これで終わりたいと思います。
○近江委員 関連。いま石野委員から資料要求がありましたが、私も全くこれは同じ立場で、資料要求いたします。これをひとつよろしくお願いしたいと思います。
04月03日第72回国会 衆議院 商工委員会 第24号
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○近江委員 私も、きょうは繊維に関係します諸問題それから法律の問題点について基本的な点を質問いたします。そして後日また残された問題について質問したい、このように考えております。  まず初めにお伺いしたいのは、特に昨年の後半から非常に不況になってきておるわけでありますが、金融の引...全文を見る
○近江委員 こういうきびしい事態になっておるわけでございますが、政府として、いままでこういう問題に対してどういう措置をおとりになってこられたか、その主要なとってこられたことの中身ですね。  それから、いま大臣からもお話がございましたが、今後非常に見通しは暗い、こういうことでござ...全文を見る
○近江委員 非常にこういうきびしい情勢になってきておるわけでございますが、最近発展途上国からの繊維製品の輸入増の問題というものが非常に大きく浮かび上がってきておるわけでございますが、こういう問題については、政府としてはどういうようにお考えですか。
○近江委員 この海外進出の問題と、それから発展途上国からの輸入増との関係というものにつきましては、どのように政府としてはごらんになっておられますか。
○近江委員 この原綿の問題あるいは羊毛等の繊維原料価格の動向等についてはいまどのようになっておるかということと、今後この天然繊維原料の安定確保についてどういう措置をお講じになるのか、お伺いしたいのですが、御承知のように、大手商社等がこういうような天然繊維の原料を買いまくった、これ...全文を見る
○近江委員 その関係業界を指導しても、抜けがけをする、そういうあれは出てくるわけですよ。これがまた一つの競争を招くということになりまして、これはもう国民にたいへんな影響を与えている。こういうことをさせたのは全く政府の怠慢ですよ。昨年のああいう物価狂乱の大きい一つの原因なんです。二...全文を見る
○近江委員 次は、局長も大臣もそういう点で安定買い付けということで指導していくということをおっしゃっておられますし、今後のそういう商社等の行動について私たちもきびしく見ていきたいと思っております。それがまた野放しで行なわれるようであれば、買い付けの状況等を提出してもらって、また参...全文を見る
○近江委員 それから今度は法律の改正の問題でありますが、一つは、この改正案が成立することによりましてどういう効果を期待されておられるか。特に五年後の繊維産業というものはどういう姿になるか。私は先ほどいろいろ指摘したわけでありますが、現在問題になっております問題は、この法律でみな解...全文を見る
○近江委員 これは繊維の問題だけではないわけでありますが、中小企業近代化施策の柱というものは、国際競争力の強化ということをうたっておられたように思うわけでありますが、今回の法改正につきまして国際競争力の強化というところを削除するということは、これまでの中小企業施策の方向を転換する...全文を見る
○近江委員 それでは、これまでの構造改善でどういうような効果があったか。また、何が一番ネックであったとお考えになっておられるわけですか。
○近江委員 そうしますと、これまでの経験からしまして、新しい構造改善という問題につきましては、どういう点について今後一番留意なさっていかれるわけですか。
○近江委員 この基本指針を定めるにあたりまして、当然繊維産業の長期ビジョンというものが絶対必要だと思うのです。本法の有効期限であります五年後のビジョンについては、どういうようにお考えでありますか。
○近江委員 やはりこういう見通しは非常にむずかしい問題であるわけでありますけれども、こういう問題に真剣に取り組むということが全体を大きく開けさせていくことになると思うのですね。いままでどうも政府は長期ビジョンというものが非常に弱いように思うわけです。ですから、こういう点について非...全文を見る
○近江委員 これは非常に重大な問題でありますし、いま御答弁になりましたからいいと思いますが、特にこういう点につきましては、政府としてもよく頭に置いて指導していただきたいと思います。  それから、構造改善事業計画におきましては、「新商品又は新技術の開発、設備の近代化、生産又は経営...全文を見る
○近江委員 異業種間の連携というのは具体的にどういうようなケースのことをいうのかという問題と、それから消費需要の多様化に対処しまして異業種連携という考えが出てきたようであるわけでありますが、たとえば撚糸と織布だけの連携だけで、はたして消費者のニーズというものにこたえられるのかどう...全文を見る
○近江委員 この新しい構造改善事業というものは、異業種だけに非常にこの連携というものはむずかしいと思うわけでありますが、これに対してどういう指導が行なわれるのか。それから本法が成立しましたならすぐにやりたいというような業界の動きが具体的にあるのかどうか、その辺の事情についてお伺い...全文を見る
○近江委員 この新構造改善の中で流通関係の事業者というものはどういう役割りを果たすわけですか。また、流通関係の事業者の範囲をどのようにお考えでありますか。
○近江委員 それから、この新構造改善の実施ということになってきますと、結果として力の強いところに系列化される危険性があるのではないか、こういう点を心配しておるわけでありますが、その点についてはどのようにお考えですか。
○近江委員 それで、知識集約化が進んでいきますと、その結果として今度は消費者が高いものを買わされるということになる心配はないのですか。この辺についてはどのようにお考えですか。
○近江委員 それは期待だけでありまして、実際はなかなかそうはいかぬわけですよ。ですから、そういうことで消費者が結局ばかをみないように十分こういう消費者サイドにも立って監督をしてもらいたい。これを特に要望しておきます。  それから中小企業近代化促進法と本法との関係は今後どのように...全文を見る
○近江委員 第九条の小規模繊維事業者の範囲というものにつきましてはどのようにお考えになっておられるか。業種によってまた範囲を変えられるのかどうか、この点についてお伺いしたいと思います。
○近江委員 小規模繊維事業者への配慮というのは具体的に何をお考えになっておるわけですか。何回も局長は特段にということをおっしゃっておるわけですが、どういうように特段に配慮するのですか。
○近江委員 ひとつ、特段の配慮ということでございますので、でき得る限り今後そういう中身を一そう厚くしてもらいたい、このよう思にいます。  大臣はじめ皆さんもだいぶ長時間にわたっておりますので、あともうわずかで終わりたいと思います。  それから事業転換につきましての指導、資金の...全文を見る
○近江委員 それでは最後にあと二点だけお伺いいたしますが、一つは情報センターを設けられるようでございますが、この内容につきまして簡潔にお伺いしたい、これが一つであります。  それからもう一つは、信用基金と振興基金の運用状況と、どのような成果をあげておられるのか、この点をお伺いし...全文を見る
○近江委員 もう終わりますが、信用基金、この協会の中にあるでしょう。これを言っているのに答えが出ていませんよ。
○近江委員 私はなぜこれを言っているかというと、やはりこういう制度があるわけですから、運用の問題につきましてひとつもっと効果の出るように——時間があればもっとこまかいことを言いますけれども、きょうはもうこれでやめますけれども、そういう点についてはよく適正に運用していただきたい、こ...全文を見る
04月10日第72回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第11号
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○近江委員 現行の原潜の監視体制というものは、昭和四十三年のエードメモワールから見まして、放射性物質を艦外に一切排出しないということを監視するという性格を持っておると思うのですが、そのように解釈してよいわけですね。岡野先生にお伺いしたいと思います。
○近江委員 いままでよりは放出しない、その辺がちょっとどうもはっきりしないんですね。
○近江委員 監視するということについては違いがないわけですね、それはどうなんですか。
○近江委員 そうしますと、現体制の基本的な姿勢としまして、それはあくまでもわが国としては監視するという立場ですね。これは確認したいと思いますが……。
○近江委員 そうすると、基本的な認識として、監視イコールモニターと、こういうことですね。
○近江委員 ゼネラルバックグラウンドを監視して、そうすると向こうが放出する——一応は放出しないということを向こうは言っているわけですが、それについては見守るということですか。監視と、どっちなんですか。監視するということでしょう。その辺ははっきりしてくださいよ。原子力委員でもいいし...全文を見る
○近江委員 私どもは委員会で、この監視体制の強化ということを常に言っておるわけでありますが、政府も監視体制を強化しますということを言っておられるわけでしょう。ですから、監視体制ということは政府がおっしゃっておられるとおりですね、ということを聞いておるわけですよ。そうなんでしょう。
○近江委員 だから、ゼロ排出と、いわゆるバックグラウンド程度のという排出と、その辺のところを政府は考えておるわけですね。ですから、私がいま聞いているのは、いずれにしても、政府として監視という基本的な認識に立って、監視体制をもっていわゆる監視しておる、こういうことですねという確認を...全文を見る
○近江委員 そうすると、周辺住民の安全を確保するために、監視をするわけですね。そういうことなんですね。
○近江委員 監視と調査とは、これは違うのですよ。背景が一番大事なんです。問題なんですよ、これは。政府はいわゆる監視をするわけでしょう。岡野さん、どうなんですか。この国会論議におきまして、われわれは、監視体制を強めろ、政府も、監視体制を強化しますと答えているのですよ。その基本的なこ...全文を見る
○近江委員 安全確保をするために、われわれとしては——いわゆるソードフィッシュ号事件におきましても、結局うやむやになってしまったわけですよ。あれだけの、十倍、二十倍の異常な数値が出ているわけでしょう。二度目にやったときはありませんでした。あのときの政府見解だって、疑いはあるけれど...全文を見る
○近江委員 原子力局が出しておる「原子力軍艦放射能調査指針大綱」、この名前が大体よくないわけですよ。監視指針大綱、国民の立場としてはそうですよ。これは時間も限られておりますので、堂々めぐりするから、これ以上申しませんけれども、ここに大きな疑問がある。これも私は申し上げておきますよ...全文を見る
○近江委員 山田さん、どう思われますか。
○近江委員 これで、長官の言ったばかはとれたわけでありますけれども、いずれにしても、全体としてきびしく、それで丁寧にやっておるということをおっしゃっておるわけですが、私どもは、国民の立場で、あくまでこれは監視であり、監視体制である、そういう点からいけば、もっときびしくしなければい...全文を見る
○近江委員 現在の原潜の寄港時におきましても、このモニタリングボートが、所定のコースを一日一回回るということを聞いておるわけですが、そういうことで、アメリカは一次冷却水を絶対に出さないということをいっておるわけですが、しかしソードフィッシュ号の事件もあったわけですし、政府は断定し...全文を見る
○近江委員 もう時間もありませんから終わりますが、両先生からは、百点でない、今後運用の点でもきびしくやるし、分析に時間がかかっておったのを早く国民に知らせる。国民の立場からいけば、ソードフィッシュ号のときには、結局記者団に対してもその資料を出すという点もおくれましたし、そういう点...全文を見る
○近江委員 これで終わりますが、最後にまた、山田先生は調査体制ということをおっしゃったのですが、私の立場からすれば、監視体制を強化していただきたい。これを申し上げて、終わりたいと思います。
04月10日第72回国会 衆議院 商工委員会 第27号
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○近江委員 まず初めにお聞きしたいことは、昭和四十年に計量行政審議会におきまして、消費者行政の強化拡充ということにつきましての答申が出されたわけでありますが、それ以来、政府として計量取引の推進についてどういう検討をなさってこられたか、これをひとつ簡潔にお伺いしたいと思います。 ...全文を見る
○近江委員 計量の取引を普及させていくためには、販売業者に対して販売方法の合理化等につきまして強力な指導を行なう必要があると思うのですが、これを今後具体的にどういうように進めていかれるか。  それから、それに伴い、中小小売り業者等に対しては、経営の合理化あるいは設備の近代化等に...全文を見る
○近江委員 小売り商も非常に膨大におるわけでありますし、これのきめこまかな助成あるいは徹底という点になりますと、こうやりたいと思っておっても効果というものはなかなかむずかしいわけですね。それはもう強力にやる必要があると思うのです。たとえばパンフレット等をつくって進めていくというこ...全文を見る
○近江委員 いま私言ったでしょう。答弁はかっこいいわけですよ。五万五千円でパンフレット何ぼできるのですか。どうやって指導を徹底し得るのですか。政府答弁にはこういう矛盾があるわけですよ。そのままで聞いておりますと――これは時間の関係で、あと聞きたいことが一ぱいあるわけですから、これ...全文を見る
○近江委員 私はあとで消費者に対するPRの進め方についてどうかということを聞こうと思っているのですが、いま局長がお述べになったわけですね。そういうことをひっくるめていまおっしゃっているわけです。要するに、業者に対するパンフレットはどうか、五万五千円、だからそういうことでは、五万五...全文を見る
○近江委員 それで、消費者に対するPR、いま局長が予算をお述べになったのですけれども、これだって少な過ぎますよ。一億一千万からおる日本の国民に対して二百十万であるとか、いろいろなことをおっしゃっていましたけれども、モニター等を含めましても少ないわけですよ。こういうところにこそ政府...全文を見る
○近江委員 これはまあ台所の問題があろうかと思いますし、ひとつ特に強く要望しておきます。そうしないと、法律をつくったって徹底しなければ何にもならぬわけですね。これは強く要望しておきます。  その次にお伺いしたいのは、法七十五条におきます指定商品は、たとえばどういうものを予定され...全文を見る
○近江委員 大体生活必需物資ということで予定されておるようでございますし、それはけっこうだと思いますが、でき得る限りこれはやはり消費者の生活の面からよく考えていただいて拡大もしていただきたいと思うのです。  それから、この商品の指定にあたりましては、審議会で慎重な検討がなされる...全文を見る
○近江委員 なぜ私がこれを申し上げたかと言いますと、審議会にそういう機関があるから審議会にまかせればいいのだということですが、それはお役所のいままでの行き方としてそういう形になることは往々にしてあるわけです。やはり政府はなまに意見を聞いていく、この努力を怠るところに変な法律をつく...全文を見る
○近江委員 計量行政審議会の答申におきまして、「段階的に指定商品の範囲を拡大すること。」ということをうたってあるわけでありますが、どういう段階になりましたら追加指定が行なわれるものか、また、そのためにやらなければならない環境の整備というものはどういうものであるか、その具体的な方針...全文を見る
○近江委員 次にお聞きしたいのは、環境計測の適正化の問題でありますが、現在大気汚染あるいは水質汚濁等の公害関係法は、排出基準をオーバーして排出した場合に直罰の制度が導入されておるわけであります。この測定結果の正確さが強く要求されておるわけでありますが、公害の計測はごく微量の分析で...全文を見る
○近江委員 測定方法のJIS化を進めておるが、しかしまだ全部はできていないわけでしょう、いまおっしゃったように大部分は完成しておるということでありますが。こういうような問題であるとか、測定機器のそういう開発問題、技術問題というものにつきましてはとにかく非常にむずかしい問題もあるわ...全文を見る
○近江委員 いま申し上げた連続分析機器あるいは総合監視システムですね、こういうものの開発普及ということについてはやはり全力をあげなければいかぬと思うのです。それにつきましても、測定方法や機器の構造、性能等の標準化等をやはりすみやかに確立しなければいかぬと思うのです。ですから、努力...全文を見る
○近江委員 科学技術特別委員会等でも非常に問題にしてきました日本分析化学の問題があるわけですね。あれだけの財団法人で政府の監督が一番行き届いているところでもああいうようなでたらめをやるわけですよ。だから、これは政府がこういう形でやらしていくわけですが、インチキなことになってきたら...全文を見る
○近江委員 それで、全国にたいへんな業者がまたできるわけですね。これは全部通産省の、特に局長のところに集中するのですよ。私たちもこの実態はきびしく調査していきますし、チェックしていきます。でたらめがどんどん出てきたらえらいことになりますよ。それだけ腹をくくってやらないとたいへんな...全文を見る
○近江委員 こういう業務ということは非常にむずかしいわけですね。自分が委託を受けて調査する、悪い計数が出てくるとこれまた問題になってくる。やはり日本分析化学の問題もそういうような相関関係が一つはあったわけですよ。だから、ましてや基盤が浅いというようなところになってくると、そういう...全文を見る
○近江委員 やはり受験する人の立場からいけば、何とか通りたい、それはわかるわけですが、やはりこういう基礎の計測ですから、これは一番信頼されなければならぬわけですよ。だから粗製乱造にならぬように、政府としてはこれはシビアにやってもらいたいと思うのです。時代の要請もあるし、非常にむず...全文を見る
○近江委員 いま申し上げた理由から、前回の改正のときに、この当委員会におきます審議で、法体系の整備につきましてわれわれは指摘をしたわけでありますが、審議会ではこれについてどういうような議論が出ておるか、また政府としてはこれにどのように取っ組んでいかれるのか、この辺につきましてもう...全文を見る
○近江委員 それで、時間の都合で、最後に森下次官にお伺いしたいと思いますが、政府あるいは地方公共団体におきます環境計測の実施体制の強化、これは非常に大事な問題であります。それとやはり公開の原則ということは、これはどうしても守らなければならぬ問題であります。今後こういう点を特にさせ...全文を見る
○近江委員 以上で終わります。
04月23日第72回国会 衆議院 商工委員会 第28号
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○近江委員 この間から国連資源総会が始まりまして、終了したわけでありますけれども、ここで問題になりました天然資源の恒久主権という問題があるわけであります。こういう問題をてことした南北の経済的な格差是正の問題ということが非常に大きく提案されたわけでありますが、今後先進諸国との共存共...全文を見る
○近江委員 いろいろ具体的な何項目かのそういう提案もいまされたわけでありますし、基本的には、わが国としては十分資源保有国のそういう主張も理解できるという大臣のいまお話であったわけでございますが、さらに具体的に、いま大臣大体おっしゃったわけですが、今度はエネルギー庁長官にもう少し細...全文を見る
○近江委員 それじゃ、具体的な一つの問題をお聞きしたいと思うのですが、現在ある制度の中におきまして事業団が行なっております資源開発協力基礎調査、それから海外鉱物資源基礎調査、これは予算等を見ましても、まだまだ強化充実という線にまでいってないんじゃないか、このように思うわけです。や...全文を見る
○近江委員 いま長官お答えになったのは、その実績であり、しかもかなり成功しておる。非常にそれはけっこうだと思うのですが、相手も非常に喜んでおるわけでありますし、さらにこの強化充実という点におきまして、ただ毎年の予算を若干積み上げるという形であってはまだまだ弱いと思うわけです。それ...全文を見る
○近江委員 そういう点は最も大事な問題でありますから、さらに力を入れてもらいたいと思います。  それから当然そうなってきますと、一番のかなめはこの技術者の問題だと思うのです。非常にこの技術者が不足しておるとかいうこともよく聞くわけですし、その技術者の今度は中身という問題にもなっ...全文を見る
○近江委員 この資源開発大学校というのは、何名くらい学生がおるのですか。それから文部省令に基づくそういう学科における教育等についてはどうなっており、また今後どうするかという問題についてお伺いしたいと思います。
○近江委員 一つは、この四十名ぐらいのもので、将来この基礎調査にしろ強化拡充していくとおっしゃっているわけですね。そういうことで技術者も育成をしていくということをおっしゃっても、横ばいのような状態でそれがいけるかという問題があるわけです。  それともう一つ私が聞いているのは、文...全文を見る
○近江委員 教育というものは、物を買ってふやせばいいんだという行き方では間に合わぬわけでしょう。だからやはり今後はこういうことはさらに強化しなければならぬわけです。必要に応じてまたふやしますということではまずいと思うんですね。こういう大学校制度を設けておられるわけですからけっこう...全文を見る
○近江委員 その教科の中身も、専門技術と同時に、現地社会のいろいろなことを教える、これは非常にけっこうだと思います。しかし、いわゆる日本人が出かけていけば、結局現地では日本代表という形で見るわけです。ですから、これは人格、識見ともに日本を代表するという自覚を徹底して持たせなければ...全文を見る
○近江委員 そういう点は特に注意してやってもらいたいと思うんですね。そうしないと、日本を理解せよと言ったって、やはりそういう第一線で接触する人が大事なんですよね。これをただ技術だけ教えればいいわ、向こうはこういう状況だ、そういうことでは浅いと思います。これを特に要望しておきます。...全文を見る
○近江委員 この鉱山について事業団との関係はどうなっておりますか。
○近江委員 それで関係者の話を若干聞きますと、基金であるとか輸銀あるいは市中銀行等のそれぞれの窓口に資金調達にかけ回るのは非常な手間が要る、神経をすり減らすというのですね。効率という点からいきますと非常に悪い。しかしリスキーな業務でありますから、危険分散ということもあってそういう...全文を見る
○近江委員 いま一例としてマムートの話をしたわけですが、これはどこにおいても一緒の問題でありまして、そういう各機関なり政府の連携といいますか、そういうものが海外協力という問題になってきますといつも非常に大きな問題になってくるわけですね。当面としては今後そのようにしますということで...全文を見る
○近江委員 大臣もおっしゃっておられたわけですが、このインフラストラクチュアの問題、すなわち付帯工事であるとか地域社会開発のそういうふうな問題があるわけですね。ここの会社では道路、港湾に二十一億ですか、それから港湾、社宅に五億であるとか、いろいろ投資しておるんだということを先ほど...全文を見る
○近江委員 レクリエーション施設であるとか学校とか上下水道等のそういう環境設備についてはどうなっていますか。
○近江委員 いずれにしても、そういう抜けておるところがたくさんあるわけですね。こういう問題は現地の社会開発という点にとりまして非常に重要な問題なんです。現地の円滑なそういう関係を維持していくという意味におきましても、私これは絶対におろそかにすることはできないと思うのです。わが国の...全文を見る
○近江委員 大きなということはわかるわけですが、たとえばどういうことを実施しているのですか。マムートでも、私が何点か指摘しましたけれども、やっていないのがたくさんあるわけですね。充実した、きめこまかな、そういうところまでやっていますか。
○近江委員 この点につきましては政府の経済協力との有機的な結合が行なわれるべきである、このように思うわけでありますが、政府の答弁を聞いていますと、非常に何もかもスムーズにいってうまくやっておる、そういう答弁なんですね。きょうは参考人も来られておるわけですが、現地はよく知っておられ...全文を見る
○近江委員 やってくれておると信じておるということをおっしゃっておるわけですが、政府も、このほうに今後力を入れるということをおっしゃっておるわけですから、やはりあなた方は政府に世話になっておるからというようなことであまり政府に同調するあれじゃなくして、これは結局日本を代表しておる...全文を見る
○近江委員 だから、そういう国際協力事業団なりできるわけでありますし、そういう有機的な結合ということが大事だと思うのですね。ところが、事業団同士のセクトがあるし、政府でも関係各省はそういうセクトがあるわけですし、これはみんな認めておるわけですね。ですから、そういう点は今後少なくと...全文を見る
○近江委員 今後の方向としてそういう方向も大きく考えていくということをいまおっしゃったわけですが、そうしてきますと、現地労働者の技術水準の向上ということが非常に大きな問題になってくるわけですね。前に私もインドネシアへ行きましたとき、オランダが引き揚げた。そうすると、いわゆる現地の...全文を見る
○近江委員 それで、海外のそういう企業で非常に批判が出るのは、いわゆる幹部が全部日本人であって、かなりのそういう人物であり、またそれだけの技術を持っておってもなかなか登用しない、そういう現地の人の大きな感情があるわけですね。こういう問題も私は非常に大事だと思うのです。その登用して...全文を見る
○近江委員 それでは、そういう点についてよく指導してもらいたいと思うのですね。やはり基本的にそういう認識がないと、どうしてもその辺、ある程度のところまでは、これは会社の有利にもなるわけですし、そこまでは育てよう、しかしそれ以後は、これをするとまずいというような、企業としてもそうい...全文を見る
○近江委員 それで、きょうは環境庁もお見えになっておると思うのですが、海外のこういうような鉱害問題については、通産省とはどういう連携をとり、どういう監督をしていかれるわけですか。
○近江委員 そうしますと、環境庁さんはそういうようなニュース、現地の状況というのはどこから入れるわけですか。環境庁も一回ぐらい——一回じゃなしに、やはり海外のそういう状況というものは調べて、そうじゃないと通産省から報告だけ受けたんじゃ監督はできないでしょう。
○近江委員 じゃ、特に公害問題等で公害輸出をしておるというようなそういう非難を受けないようにこれはやってもらいたいと思うのです。いつも問題が起きてからばたばたする、これが日本の非常に悪いくせなんですね。ということは、やはり企業の利益優先ということが第一番に立つのです。  それか...全文を見る
○近江委員 終わります。
04月25日第72回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第12号
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○近江委員 私は、先ほどの理事会におきまして、原研の職員の皆さんが要求しておりますベースアップの問題、あるいは家族手当の新設の問題、時間短縮あるいは定年延長等の種々の問題がある、こういう問題について、次の理事会でぜひ協議してもらいたいと申し上げたところ、各委員の皆さんの賛成を得ま...全文を見る
○近江委員 それでは、私は次に関電の美浜発電所の一号炉におきまして、核燃料棒及び蒸気発生器内の一次冷却水系の細管四本に損傷が発見された旨、たしか二十日であるかと思いますが、発表されたように思うわけでありますが、その詳細につきまして、ポイントをひとつお伺いしたいと思います。
○近江委員 前回のときも、原因調査を厳密にするということをおっしゃっておられたわけです。そのときは原因はどういうところから来ておるのか、それからまたウエスチングハウス社の事故の解析結果がどういうことであったか、また今回の場合につきましても、何が原因であるかということにつきましてお...全文を見る
○近江委員 総計八千八百五十二本のうち、今回のを含めまして二千十三本をめくら栓することになったわけでありますが、これは結局、単なる故障というよりも、設計段階でのミスであるとか、あれは基本的な欠陥じゃないかと思うのです。やはりこのように、現在の原子炉というのはまだまだあぶない、不安...全文を見る
○近江委員 この問題については、原子力委員の山田さん、どうお考えですか、伺います。
○近江委員 先ほども申し上げましたように、八千八百五十二本のうち、今回のを含めまして二千十三本、これはめくら栓した。これはたいへんなことだと私は思うのです。なぜこういうようなことが起きるか、先ほどのお話を聞きましても、根本的な設計のミスじゃないとか、そういうような、何か小手先的な...全文を見る
○近江委員 それで、その下請はどこがやったのですか。そういう大ざっぱなことではだめですよ。これは通産省だけじゃなくして、科学技術庁、全部知っているわけでしょう。なぜこんな事故が起きるのですか、ここに大きな問題があるのですよ。
○近江委員 そのときに作業したとか、いろいろなその辺の下請関係、それはどこがやったのですか。その下請の下請というのがまたあるでしょう。その辺をあなた方が解明しないから、ただ設計上の問題であるとか、そういう技術上のことだけ言っているのですよ。その辺に非常に大きな問題があるということ...全文を見る
○近江委員 だから、その問題については、特に美浜一号炉は事故ばかり起こしているわけですから、製作段階において、一番細部の下請に至るまで、一ぺんひとつ全部リストを出してください、ここは何をしたかと。その辺のチェックをあなた方がやらないから、こういうことがどんどん起きるのです。これが...全文を見る
○近江委員 検討はしてもよろしいけれども、そこには秘密があるかどうかわかりませんけれども、とりあえず、でき得る限りの資料を出してもらいたいと思うのです。これを特に要望しておきます。  それから、科学技術庁なり通産省は、ウエスチングハウス社に対しまして、どういうことをいま要請され...全文を見る
○近江委員 それは直接は関電かもしれませんが、これは政府の厳重な監督下に置かれているわけです。公害の各立法をかけたときも、原子力は別だ、こちらでシビアに政府が監督しておるからということで、全部はずしたのですよ。それにもかかわらず、これは第一次的には関電である。なるほど趣旨はわかる...全文を見る
○近江委員 時間の関係で、論争する時間はないわけですが、たとえば、この放射能の調査体制につきましても、私どもはもっとやるべきではないか、それは、長官はばか丁寧過ぎるということをおっしゃったわけでありますし、私たちは、こういうような事故というものが重大事故につながるおそれがある、ま...全文を見る
○近江委員 山田さんはいま非常に率直にお述べになったように思うのです。それで、原子炉のこういう施行段階、一番肝心なところにおいて、原子力委員会ですら明らかでない。ただ、連絡をとるという段階においてそれは明らかになるでありましょうが、やはり施行段階の細部のそういう安全問題ということ...全文を見る
○近江委員 それじゃ、終わります。
04月26日第72回国会 衆議院 商工委員会 第30号
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○近江委員 大臣がいま閣議に出ておりますので、質問の順序を変えまして、いま神崎委員からも電力問題について質疑があったわけですが、私も引き続いて電力問題についてお伺いしたいと思っております。  今回の値上げというものは六二%強、これはかつてない大幅値上げでありまして、家計あるいは...全文を見る
○近江委員 四国にしても関電にしても値上げをしまして期間がわずかしかたっていないわけですね。アップ率というのはほとんど肩を並べておる、こういうような問題もあるわけです。それからいまあなたは、各会社ごと一々チェックをするということをおっしゃっているわけでありますが、一つは、重油の値...全文を見る
○近江委員 それからナショナルミニマムの設定でありますけれども、百キロワットということになっているわけですね。あなた方がとったデータというのは八〇%の寄与率ということになっておるわけですが、これはほかに電気がまであるとかトースターであるとかヘアドライヤーであるとか電気ごたつである...全文を見る
○近江委員 最後の段階で査定するというのはそれは当然のことでありますけれども、部長として、事務局としては——大臣はこれを引き上げたいという意向なんですよ。これは公に表明されているんです。これは大臣が言っておるのについて事務局は反対するのですか、どうなんですか。
○近江委員 ここも大臣が来てくれてないとやはり詰めができぬわけですよ。
○近江委員 そういうことで百五十というのは全国平均が百四十でありますし、これはもう当然の線であるということがいえると思います。ですから、この線に向かってひとつ考えていただきたい、これは強く申し上げます。  それから、いわゆる電灯料金は電灯料金の中でセットするんだ、これはむちゃく...全文を見る
○近江委員 しかし、その辺の電灯と電力の問題につきましては、いま申し上げたように、電灯料金の問題につきましてはもっと配慮をすべきだと私は思うのです。一・五七とあなたはおっしゃったけれども、いまの段階でそうですが、間違いありませんか。もう一ぺん念のために確認しますが、そんなに低いで...全文を見る
○近江委員 じゃ、確認をしましたからそれは了解いたしますが、いずれにしてもその辺は十分ひとつ配慮してもらいたい、これを申し上げておきます。  それからこの計算の中身を見ますと、いわゆる内部留保の問題、これは神崎委員が先ほども関電の場合で指摘をしておられましたが、各社内部留保とい...全文を見る
○近江委員 厳密にチェックをしておるといえばそれまでの話ですけれどもね。いま神崎委員もこまかく指摘をしましたけれども、こういう一社ごと徹底したメスを入れないと、そんな安易に業界が言ってきておるそのままをうのみにするとたいへんなことになりますよ。この前も中曽根大臣は電力業界は決算で...全文を見る
○近江委員 それで、政府としては各社ごとに値上げを認めざるを得ないという方向に来ておるわけでありますが、少なくとも電気料金というものは安定ということが大事なんでしょう。ところが電力業界は、これを値上げをして、自分たちの値上げが思うほどいかなければまた値上げするというようなこともぶ...全文を見る
○近江委員 原油の問題は今後むしろ値下がりするような傾向も見られるわけです。もしもこれが下がった場合は電気料金下げますか。これはまあわからぬ話でありまして、仮定の場合ですけれども、どうなんですか。
○近江委員 それから先ほども申し上げましたように、家庭用と中小企業が非常に打撃を受けるわけでありますが、この電力料におきましても、小口電力については料金をさらにまた引き下げる、中小企業について打撃を与えない、こういう配慮を今後検討いたしますか。
○近江委員 それからまた、この電力が値上げになりますと他物価への波及ということが考えられるわけであります。これは政府もいっておりますように、平均ではわずか一・数%の影響率である、だから値上げくらいは認めろ、理解をしろというような、そういう皆さん方の考え方がある。それを逆にいいます...全文を見る
○近江委員 引き続いて経企庁さんにお伺いしますが、軒並みに公共料金の引き上げが予定されておるわけですね。電力であるとか、ガスであるとか、さらに私鉄であるとかバス。これはそれぞれ理由があろうかと思うのですけれども、あまりにも野放しにし過ぎる観がいまあるのです。そうでしょう。少なくと...全文を見る
○近江委員 あなたの答弁であればいままで言っておったことの繰り返しなんですね。きょうは経企庁長官が出ておりませんからやむを得ないと思いますけれども、事務局としても、これはやはり長官も政治家でありますし、どうしても政府全体がいまそういう押えようという機運がないわけです。だからずるず...全文を見る
○近江委員 これだけ狂乱物価で国民がみな困っておるわけですよ。こういう中を政府は平気で公共料金を認可していこうという動きがある。それについては何とか歯どめをしたいという答弁がいまあったわけですが、これはまだまだ政府の努力が足らぬと私は思うのですね。     〔塩川委員長代理退席...全文を見る
○近江委員 いま局長は明確に公正取引委員会の姿勢をお述べになったわけでありまして、今後作業が進めば進むほどこういうような動きがいろいろと出てこようかと思いますが、どうかひとつ負けないで、公正取引委員会には一億一千万の国民の味方がおるのだ、ひとつそういう気持ちで勇気を持って正しく前...全文を見る
○近江委員 それで現地の実情を把握されて——少なくとも私が調査した範囲でも、そういうアメリカの製品の修理に携わっておる人だけで二千人おるわけですね。また、そういう家族を含めた数といたしますとたいへんな数ですね。ですから、それは調査の上ということになろうかと思いますけれども、調査の...全文を見る
○近江委員 それでは、部長がいま実情を踏まえてその対策をとりたいということをおっしゃっておりますので、私はその点は了としまして、どうかひとつ長い間日本から切り離されておったわけでありますし、でき得る限りのこういうような後遺症というものによって大きな打撃を受けないように、十分な配慮...全文を見る
○近江委員 大蔵大臣が金融引き締め等の総需要抑制対策を打ち出した際、多少のきしみが出てもやむを得ないという発言があったわけですね。中小企業に与える影響、また倒産というような問題等は、当然これは予測されたわけですね。いまお答えになったように、なるほど五百億円を追加されたということで...全文を見る
○近江委員 いろいろ御答弁になっているわけですけれども、やはり実際にそれを実行してもらわなければ困りますよ。全国を対象としておって、形だけのそういうふやし方であれば、そんなものは焼け石に水なんですよ。だからその点についてはほんとうに行き渡るような、そういう体制でひとつやっていただ...全文を見る
○近江委員 特に民間金融機関は、中小企業金融に関して実際金を借りにいくようになってきますと、まず担保である、保証人である、しかも現実に歩積み両建てなんかやらしているわけですね。けしからぬわけですよ。こういうような問題については、これは政府系の三金融公庫に行ったってこんな一〇%、御...全文を見る
○近江委員 役所の中で一番よくいうことを聞くのが大蔵省から指導したことが一番よく聞くということを耳にしておるわけですね。それにもかかわらずこういう中小企業いじめをやっておるということは、実は納得できぬわけです。ですから、ひとつこの点につきましては、ほんとにこのままほっとけばたいへ...全文を見る
○近江委員 まあ通産省も地方通産局もあるわけですからね。それはいま非常に仕事量もふえておりますし、忙しいのはわかるわけですが、あれだけのりっぱな地方通産局もあるわけですから、いろいろと各種調査機関等も利用していけば、それはもう大体のことは私はつかめると思うのですね。そうすればさら...全文を見る
○近江委員 それから、最近の手形が非常に長期になってきております。こういう点でこれはまた非常に困った問題なんですね。これは下請問題でありますけれども、これについては通達も出しておられるわけですが、ますます最近はひどくなってきておる。単価を切り下げてくる、手形は長期になってくる、現...全文を見る
○近江委員 それで全般的に非常に狂乱物価のさなかでありますので、大幅賃上げが行なわれておるわけであります。ところが、この基盤が非常に弱小過ぎるこういう零細企業なり小企業というものは、非常にその点がきびしい状態になっておるわけですね。これを出さないとどんどんやめていく、こういうこと...全文を見る
○近江委員 そういう状況下にあるわけですからね。これはひとつ強力にしていただきたいと思うのです。  それから中小企業庁は、大企業と中小企業との分野調整に最近乗り出したということをちょっと聞いておるわけですが、これはどういうような実態になっておるのですか。
○近江委員 中小企業問題は非常に多いわけでありますが、ひとつこういう狂乱物価の中で非常に苦しんでおるわけでございますので、これはやはり政府は言うに及ばず、でき得る限りの対策をとる必要があると思うのです。  それからちょっと話は変わりますが、通産省は、いま石油開発公団法の改正が出...全文を見る
○近江委員 それじゃ、やむを得ませんからきょうはこれでやめます。
05月08日第72回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第13号
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○近江委員 きょうは、参考人の先生方、御苦労さまでございます。  先ほどから、長官からもお話が何回も出ておったわけでございますが、私がこの委員会で、原子力潜水艦の放射能監視体制の問題で質問しておりましたときに、長官のああいう発言が飛び出したわけです。長官は丁寧過ぎるという訂正を...全文を見る
○近江委員 ずっとこの委員会を通じまして、微量であるからそう問題にしなくてもいいじゃないか、政府としても力を入れておるじゃないかというような、非常に、どういうのか、国民が感じておることと逆行するような、そういう雰囲気の中で、私は行政が進んでいるように思うのです。  私は国会へ出...全文を見る
○近江委員 いま非常にいい参考意見を聞かしていただいたわけですが、こうした点におきまして、長官も科学技術庁も、丁寧過ぎるとおっしゃっておられたそういう網も、いろいろと改善しなければならないほころびがあるということは、おわかりになったと思うのです。   〔石野委員長代理退席、委員...全文を見る
○近江委員 学者のおっしゃることにつきましては、これは政府はほんとうに謙虚に耳を傾けて、そして検討し、ひとつ大いに取り入れていただきたいと思うのです。それを特に要望しておきます。  それで、長官も、自分の本意でなかった、自分は一生懸命やるんだ、ということを何回もおっしゃっておら...全文を見る
○近江委員 こういう人事の問題、原子力委員の方も、何名かで、数十名じゃないわけですね。そういう中におきましても、こういう問題が出るわけです。ですから、やはり年配のいろいろな経験を積まれた長官に、こういうことを、私のような若造が申し上げるのはどうかと思いますけれども、やはり筋論だけ...全文を見る
○近江委員 時間がありませんから、終わります。
05月10日第72回国会 衆議院 商工委員会 第33号
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○近江委員 通産大臣がまだお見えになっておられませんが、経企庁長官がお見えになっておられますので、質問を始めたいと思っております。  きょうは、まず初めに電力値上げの問題あるいは公共料金の引き上げの問題等につきましてお伺いしたいと思っております。  それで電力料金の改定の問題...全文を見る
○近江委員 この公聴会のあり方の問題についてお聞きしたいと思うのですけれども、公述人の選定につきまして、これは一体どのようにされておられるのか、また募集方法につきましてどういうようにやっておられるのかという問題、それからさらにこの内容につきまして、これは公開すべきじゃないかと思う...全文を見る
○近江委員 数多くの公聴会におきます意見が出ておるわけでありますが、これをどのように取り入れていくかという問題であります。従来値上げの前にいつも公聴会を開くわけでありますが、一般の感覚としては、非常に形式的ではないか、結局そういう形式で開いてただ聞くだけに終わっておるじゃないかと...全文を見る
○近江委員 一斉値上げが二十年前の昭和二十九年に行なわれまして、これが一一・二%という点から考えますと、今回の申請の値上げ幅というものは実に大幅であるわけですね。これは物価への影響あるいはまたそれによる家計あるいは中小企業への打撃というものは非常に大きいわけであります。こういう点...全文を見る
○近江委員 公聴会も終わりまして、政府もこの引き上げの腹を相当固めてきておるように思うわけであります。当然、そういう時点におきまして、通産省と経企庁は私は相当な煮詰めをやっておられると思うのですよ。  それで、いま長官は石油にたよる割合というものが非常に多くなってきたということ...全文を見る
○近江委員 通産大臣がお見えになってから料金の問題を聞きたいと思いますが、電気税の問題であります。今回の大幅料金の改定が実施された場合自動的に電気税もアップされることになるわけでありますが、特に家庭電灯につきましては、消費者の負担軽減の見地からも、この際、電気税の引き下げ等につき...全文を見る
○近江委員 今日地方自治体におきましても、これは超過負担の問題であるとか、そういうことで非常に苦しんでおるわけです。そういう点におきまして電気税の引き下げがイコール地方自治体にマイナスになるという点は、これはやはり政府においてその引き下げた分についてはバックアップすべきだと思うの...全文を見る
○近江委員 製品コストへの転嫁ということにつきましては企業努力で吸収するようにさせるということをおっしゃっておられるわけでございますが一これは非常にけっこうだと思うのです。それが、ただ長官がおっしゃっておられることが現実に行なわれるかどうかという問題なんです。確かに一・〇数%とい...全文を見る
○近江委員 通産大臣、きょうは参議院ですかに出ておられてお見えにならなかったので、またダブったことを申し上げなければならぬわけでありますが、公聴会が終わりまして、それでいろいろ意見を聴取されたわけであります。先ほどは、それをどういうように反映していくのかということを事業部長にお聞...全文を見る
○近江委員 それで、この九電力一斉にそれを認められるのか、あるいは各社によって事情が違うということは大臣もおっしゃっておられるわけでありますし、それは緊急度の高いものからなさっていかれるのか、その点についてはどのようにお考えですか。
○近江委員 大臣もしばしば申されておるように、こういう電力会社の台所が苦しいといっても、これは前の石油引き上げのときに伴う石油業界のああいう状態を見ましても、やはりそういう疑惑のベールというものは私どうしてもかぶっておるように思うわけですね。そういう点におきまして、ほんとうに政府...全文を見る
○近江委員 それから公聴会等におきましても、特に反対される意見の中で、いわゆるナショナルミニマムの限界が百キロワット、実際には平均百五十ぐらい使っておるじゃないかという声が圧倒的に多かったように思うわけです。そういう点につきまして、これは大臣もテレビ等を通じましてその方向で考えた...全文を見る
○近江委員 それでナショナルミニマムの基準を引き上げていくということになってきますと、その引き上げた分のしわ寄せというものが電灯料金の中で操作をするというふうなことになってきますと、ナショナルミニマムの限界以上に消費者というものが非常に大幅な高料金を払わなければならぬということに...全文を見る
○近江委員 大臣の福祉型に転換するということ、私、非常にけっこうなことだと思います。ですから、大臣のその理想というものをさらに具体的にもう一歩広げていただきたいと私は思うのです。  具体例といたしまして、特に母子家庭あるいは老人ホーム、療養所等につきまして、これは特別に配慮する...全文を見る
○近江委員 それで四戸とか五戸とかいうような小さなアパートもあるわけですね。こういう場合はもうメーターは完全に一つなんです。ですから、個々にメーターをつけるという一つの方法をおっしゃったわけですが、これだって短時日に全国一斉につけるということは不可能だと思うのですね。そうしますと...全文を見る
○近江委員 米や国鉄は再延長はむずかしいということをいまおっしゃったわけでありますが、いろいろお聞きしますと、それなりにはいろいろ事情はあるように思うわけであります。しかし、国民生活の防衛という点からいきましてこれは最も基本的な問題でありますので、ひとつ長官を中心に、政府としては...全文を見る
○近江委員 こういう動きにつきまして、どうかひとつ閣議等におきましても——国民のそういう生活というのをあまりにも無視して、こういうめちゃくちゃな、何でも出せばいいんだ、このまま通るわけはないんだ、どっちみち削られるだろう、だったら大幅に出しておけば、また政府もそれだけ態度も変わっ...全文を見る
○近江委員 それから中小企業の問題でございますが、三月度の倒産は、大臣御承知のように千三十六件、一千二百十七億というような非常に大きな負債額にもなっておりますし、また四月の倒産におきましても九百七十件台で、一千件を若干割ってはおりますが、負債額は一千百億六千九百万円で、これはデー...全文を見る
○近江委員 打つ手は大臣何点かおっしゃったわけですが、どうかそういう点につきましてきめこまかな把握と同時に生きた対策をひとつやっていただきたい、これは特に要望しておきます。  それから最近中小企業の分野に大企業の食い込みというものが非常に多いわけですね。そういうことで、そういう...全文を見る
○近江委員 その点は、わが党としても法案を参議院のほうから提出しておりますし、十分ひとつ検討していただいて、この中小零細がはじき出されないようにひとつ大臣守っていただきたいと思うのです。  それから田中総理が中小企業省をつくるんだということをおっしゃっておられるわけです。この点...全文を見る
○近江委員 委員長にお願い申し上げておきますが、通産大臣の出席が少しおくれておりますので、若干の延長はお許しいただきたいと思います。  それから次に、私は、いま問題になっておりますシベリア開発の問題でございますが、若干お聞きしたいと思うのです。  いろいろなプロジェクトが出て...全文を見る
○近江委員 問題になっております第二シベリア鉄道とこのチュメニ開発に対する政府の基本方針をお伺いしたいと思います。
○近江委員 特にこうしたシベリア鉄道の問題であるとか、チュメニ開発の問題等につきましては、米国の資金参加ということが非常にかぎになっておるのじゃないかという見方もあるわけであります。そういう点におきまして、この日米交渉の見通しであるとか政府の対米交渉のポイント、こういう点について...全文を見る
○近江委員 次は、石油関係について若干質問したいと思います。  五月の石油、電力消費規制が引き続き実施されまして、一部百貨店あるいはスーパーの営業時間と、ガソリンスタンドの営業につきまして例外的な緩和措置がとられたわけでありますが、五月の実施状況、六月以降の見通し等につきまして...全文を見る
○近江委員 この価格の問題でありますが、現在混乱しております原油の価格体系というものは次第に整備されて下がるのではないかという、そういう見通しを立てておる人も相当出てきておるわけでありますが、これについての大臣の御見解をお聞きしたいと思います。
○近江委員 そういうことも織り込んでいただいて、電力料金の問題等につきましては大いにひとつ参考にしていただいて押えていただきたい、これを申し上げておきます。  それから総合エネルギー調査会が答申案ということでいろいろと審議しておられるということを聞いておるわけですが、六月に中間...全文を見る
○近江委員 終わります。
05月15日第72回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第14号
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○近江委員 日本非破壊検査株式会社が十八歳未満の少年五人を使いまして、これが被曝をした、たいへんな障害が起きた。さらにまた、四十六年に大阪で、またこういう事件が起きたということが明らかになっておるわけであります。それから、きょう、兵庫の労働基準局におきまして明らかになったことであ...全文を見る
○近江委員 一ぺん明確に、各省はどういう立て分けをやっているのですか、厚生省、科学技術庁、順番に答えてください。
○近江委員 その論議は、ちょっとあとにしたいと思います。  それで、この兵庫県のこれだけの重大な、九十人に及ぶ被害者が出ておるのですよ。これについて、労働省からひとつ報告を聞きたい。まず報告を聞かしてください。
○近江委員 それでは労働省、しばらく時間を差し上げますから、すぐ聞きなさい。知らないことを私が言っておるのと、これは違うのだ。すぐ報告しなさい。  報告が来るまで質問を続けますが、行管が出したこの報告書を見ましても、立ち入り検査の実施率を見ましても、法律の制定当初の昭和三十三年...全文を見る
○近江委員 事業所なり病院、診療所等につきましては、大体今後一斉監視をし、摘発をして、その適正化につとめていく、こういう御答弁であったと思うのですが、要するに、こういう異常な事態が行管からも指摘されておりますし、こういう事故がこれだけ続発しておるわけです。ですから、あなたたちがこ...全文を見る
○近江委員 三省、大臣はよく話し合いするということもいまおっしゃっておられたわけですが、大臣、主役、わき役というこの表現は非常にまずいと思うのですよ。やはり法治国家としまして、法体系があって、それから行動というものがあるわけでしょう。そうしますと、やはり一番のかなめになるわけです...全文を見る
○近江委員 責任は回避するものではないということば、大臣は何回もおっしゃっておるわけですね。しかし、わき役、主役という考えがあれば、責任は回避しないけれども、感じ方が痛切に感じなくなるのですよ。鈍感になるのですよ。要するにそれが問題なんです。だから特に三省は、団結してお互いが連携...全文を見る
○近江委員 一〇〇%感じますか。
○近江委員 各省は一〇〇%責任を持って……(森山国務大臣「三〇〇%だ」と呼ぶ)いま大臣がおっしゃったように、三〇〇%になるわけです。ですから、今後は最高の前進ができると私は思うのです。これはほんとうにたいへんなことなんです。今後は真剣に、そういうなわ張り的なものは、私はないとは思...全文を見る
○近江委員 それでは、それぞれの責任者は、自宅なり何なりに電話もあると思いますから、この委員会には間に合わぬかもしらぬけれども、さっそく聞いて、ぼくは会館におりますので、大事な問題でありますから、早急に報告してもらいたいと思うのです。
○近江委員 九十名のそういう疑い濃厚な者を出したということは、一つの県だけの問題と違うわけですよ。全管轄を調査しますと、たいへんな障害が起きているということです。そういう意味におきまして、労働省は一斉点検をするということもおっしゃったわけでありますし、これを踏まえて、早急にやって...全文を見る
○近江委員 もう時間が来ておりますので、まとめてお聞きして終わりたいと思いますが、きょうは理事長もお見えになっておられますし、この問題につきましては、そういう声も高いわけですよ。ですから、これはよく慎重に対処していただきたい、これは強く要望しておきます。  それから、あとまとめ...全文を見る
○近江委員 理事長、せっかく来ていただいておりますから、一言だけ簡単に答えてください。
○近江委員 では大臣、宇宙開発基本法をつくるかどうか、法整備を今後するかどうかを答えていただいて、それで終わります。
○近江委員 終わります。
05月16日第72回国会 衆議院 商工委員会流通問題小委員会 第1号
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○近江小委員 この商品取引の問題は、国会でも非常に大きな論議を呼びまして、今回の答申案につきましては非常に注目をされておったわけであります。この中身をずっと見ますと、非常に全般的に的確にとらえておられるように私は思うわけであります。しかし、非常に抽象的であるということ、それから非...全文を見る
○近江小委員 いろいろ事情があったと思うのですが、この答申におきましては、商品取引所そのものにつきまして「正常に機能する限りにおいては、自由主義経済に必要欠くべからざるものとして、その存在意義を有する」というように評価されておられるわけです。  そこで、この現状は正常に機能して...全文を見る
○近江小委員 近藤さんからは正常に機能してないというお話があったわけです。そして、こういう点を改善しなさいという答申なんです。それで政府のほうではその点はどのように考えておられるか、またこれは改善できない場合はどうするかということを両省からひとつお伺いしたいと思います。
○近江小委員 答申は、現在の制度及び運用の問題点としまして、上場する意義が低下した商品が上場されておること、定期市場に対する不信感があって、新規上場商品を欠いておるということを指摘されておられるわけでございますが、この意義の低下した上場商品というのは具体的に何をおっしゃっておるか...全文を見る
○近江小委員 審議会では一致したということをおっしゃっておるわけですが、当然そこには働く人がいるわけですね。これはその本人また家族にとって非常に重大な問題であります。そういう救済等の問題も考えなければならぬ非常に重大な問題であります。そういうことについては、政府としては、これがも...全文を見る
○近江小委員 そういう影響というものは非常に大きいわけでありますから、やはり社会的な影響ということがあるわけでありますので、政府におかれましては十分措置をする必要があると思います。  それから商品取引員の営業姿勢、財務内容の改善の問題等も非常に重大な問題であると思うわけですが、...全文を見る
○近江小委員 商品知識に乏しい大衆参加ということがしばしばいろいろな問題を起こしておるということがいわれておるわけであります。そういう点からいきまして、こういう外務員制度のかわりに商品取引所の正式の社員に行なわせるということが必要じゃないか、こういう議論があるようなことも聞いてお...全文を見る
○近江小委員 そうであれば、答申にも出ておりますけれども、やはりそういう外務員に対する指導というものはよほどきちっとやっていかないと事故はふえる一方だと思うのです。その点、両省はいろいろと指導はされておると思いますが、やはり現場という点からいきますとまだまだゆるい点もあろうかと思...全文を見る
○近江小委員 先ほどの外務員の問題ですが、これはやめるべきであるという私の意見ではないわけですよ。こういう話も出ておるということですので、そういうことで、そういう行き過ぎ等の問題については十分ひとつ指導していただきたいということをつけ加えておきます。  それから委託者債権の保全...全文を見る
○近江小委員 もう時間がありませんからこれで終わりたいと思いますが、商品取引所行政の一元化につきましては将来の問題として指摘されておられるわけでありますが、具体的にどういう形を予想されておられるか、両省はどのように考えるか、それをお聞きしたいと思います。
○近江小委員 同様でありますと言っても、答申案はそういうことをいっているわけですから、そういう現状だけで肯定するとやはりまずいと思うのですね。これはひとつあなた方だけでは解決できない問題でありますので、さらによく両省煮詰めて、将来の問題としてお考えいただきたい。  最後に一点は...全文を見る
○近江小委員 終わります。
05月17日第72回国会 衆議院 商工委員会 第36号
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○近江委員 電力値上げの問題でありますが、通産省は平均五六・七%前後に値上げ幅を固めたということが報道されておるわけであります。それで私思うのですが、この前の四国電力あるいは関西電力のときも、審査するにあたりまして三カ月はかかっているわけですね。本委員会におきましても、いわゆる審...全文を見る
○近江委員 事務当局としてきょうはエネルギー庁長官もお見えになっておられるわけですが、大臣がおっしゃったようにそれだけの慎重審議をやったのですか、どうですか。
○近江委員 きょうは私も官房長官のほうにもこういう大幅な値上げ申請を認めるべきではないという申し入れにも行ってきたわけです。そのときに、通産省はわずか六%ぐらいしかカットをしていない、こういう大幅な値上げをさせていいのかということを申しましたら、そんなことは聞いていない、大体物価...全文を見る
○近江委員 この物価安定会議から意見書が提出されまして、これには七項目の重点的に配慮すべき点がうたわれておるわけです。こういう点もこれは十分にほんとうに検討されているわけですか。出されてからまだほんとに日にちもたっていないわけですよ。どれだけこの七項目の提言に対して、通産省として...全文を見る
○近江委員 この値上げ幅につきましても、でき得る限り圧縮するということをいま長官がおっしゃっておられるわけでありますが、圧縮はわずか六%ですね。これではとてもこの提言を受け入れた姿ということはいえないと思うのです。そこでこの圧縮幅につきまして、さらに強くお考えになっておられるかど...全文を見る
○近江委員 それで、一応通産省の原案と思うわけですが、平均五六・七%と六%の圧縮なんですね。そうすると、これ以上はもう圧縮できない。また、ナショナルミニマムも百二十まで持み上げたわけですが、これ以上持ち上げることはできない、こうおっしゃるわけですか。
○近江委員 この二十一日に閣議決定、そして六月の一日か二日ですか、十日の告示を置いて。こういうスケジュールについてはどうなんですか。もっと先に延ばすという意思はないのですか。
○近江委員 いま長官は、電気税等については、撤廃まではおっしゃっておりませんが、引き下げるということをおっしゃっておられるわけですが、この点については大臣は、撤廃ないしは大幅引き下げということにつきましてどういうお考えをお持ちですか。
○近江委員 それから、この前の委員会でも私、申し上げたわけですが、いわゆる社会福祉施設とか学校とか、こういうところについては特別の配慮をする必要がある、十分それは考えるということをおっしゃっておられるわけですが、これについてはどういうふうにお考えですか。
○近江委員 電気税の引き下げあるいは撤廃ということになりますと、地方自治体に与える影響もあるわけですし、これは交付税等で政府は責任をもって補完をしていただきたい。これは強く要望しておきます。  そして、いま大臣おっしゃったこのスケジュールの点からいきますと、非常に大詰めの段階に...全文を見る
○近江委員 非常に抽象論の御答弁だと思うのですね。総需要抑制であるとか、それは具体論でいままで展開されておられるわけですが、やはり電力の値上げということが直接の引き金になって関連製品等へも波及してくる。そうしますと、いま極力努力しますとおっしゃるなら、じゃその努力するのは具体的に...全文を見る
○近江委員 そういう何らかの目張り対策ということをおっしゃったわけですが、その目張り対策とは何ですか。
○近江委員 だから私たちが考えておるそれと、政府がお考えになっておられる目張り対策はやはり食い違いもあろうかと思うのです。政府としてお考えになってこられた目張り対策は何ですかということをお聞きしておるのですよ。局長でもいいですよ。参事官でもけっこうです。
○近江委員 経企庁がお考えになっておられるそういう凍結をして事前届け出制にする。しかし、そういう目張りがすでに大きく破れようとしておるのですよ。これは御承知のはずですよ。そんなものは決して目張りにはなっていないわけでしょう。しかも今日のこれだけの相次ぐ公共料金の引き上げですよ。き...全文を見る
○近江委員 しかし、現実にそういう動きがもうすでにあるわけですよ。そうすると、申請が出されても受理しないんですね。それじゃ確認しますが、お答えいただきたいと思います。
○近江委員 それでは大臣お戻りになりましたから……。私先ほど申し上げましたのは、東邦瓦斯が四〇・三%値上がりになった。しかもこれだけの大幅な値上がりですよ。三大ガスの一つでしょう。それを持ち回り閣議で二十八日からときめている。こういうこれだけの重大な影響のあるものを、それは閣僚の...全文を見る
○近江委員 それから竹内政務次官は、いわゆる目張りということで、五十三品目ですか、品物を凍結してあるとおっしゃった。ところが、これはもう続々と破れてこようとしておるわけでしょう。たとえば食用油は四〇%、砂糖は一〇%ぐらいの値上げ申請をしたい、業界はみな言っているんですよ。そういう...全文を見る
○近江委員 そうすると、大臣、政務次官、たとえば食用油の四〇%、砂糖の一〇%等の値上げの動きがもうすでに現実に出てきておるわけです。これは五十三品目の凍結品目の中に入っておるわけです。そうすると、これは絶対に凍結をゆるめないということは確約できますね。
○近江委員 慎重にやるのはあたりまえのことですよ。いま大臣そして政務次官は、値下げの傾向のものははずす、だけれども、値上がりの傾向のあるものについては凍結を解除しないという原則をおっしゃっているわけですよ。その腹をはっきりと固めないと、そんな抽象論議ではだめですよ。これは納得でき...全文を見る
○近江委員 そういう点はほんとうに国民生活を守るという立場で、目張りということを盛んに政務次官もおっしゃっているわけですから、その目張りを簡単にぼろぼろにさすような行為はやめていただきたいと思うのです。これを特に強く再度申し上げておきます。  それから、こういうトイレットペーパ...全文を見る
○近江委員 この標準価格を撤廃した場合、まあ大臣はさらに下がるだろうとおっしゃっているわけですが、そういう価格の高騰であるとか品不足というおそれは絶対ありませんか。それについてはどのようにお考えですか。
○近江委員 大臣がいまないとおっしゃったわけですが、じゃ事務当局としては、たとえばそういう業界の姿勢あるいは生産体制等につきましてどういう指導監督をなさっていかれるのですか。時間がありませんから簡潔にうまく答えてください。
○近江委員 それから石油需給の問題であります。通産省は最近に至りまして石油の需給関係が好転してきたということで消費規制の緩和等について検討されておられるようでありますが、まずそういう真意についてお伺いしたいと思うのです。
○近江委員 法律に基づく強制的な消費規制というものは、通産省当局におきましてもいろいろな論議があるように私は聞くわけでありますが、長続きという点からいきますと若干問題があるように思うのです。そうしますと、別途実効性があり、かつ国民の支持を得られるような方策をとるべきじゃないかと思...全文を見る
○近江委員 こういう原油価格の高騰は、わが国経済ばかりではなく世界の石油消費国、発展途上国への経済に重大な影響を与えておるわけです。こういう中でメジャーの各社というものは古くからの権益の上に立ちまして、いわゆるばく大な利益をあげておるということは明らかであります。これは米国でも非...全文を見る
○近江委員 山下通産次官はこの十三日の記者会見におきまして、家庭用灯油の価格問題等に言及されておられるわけでありますが、LPGももちろん入るのじゃないかと思いますが、いわゆる値上げを示唆する発言を行なっておられるわけですが、その真意についてお伺いしたいと思うのです。
○近江委員 この合理的な設定あるいは適正なる価格というのは大体どの程度の上げ幅をお考えになっておられるのですか。
○近江委員 工業用なり軽油なり重油なりの元売り価格をいまおっしゃったわけでありますし、そういうことになってきますと、大体長官が頭の中でお考えになっている線というものはあると思うのですよ、両方の要素を合わせましてですね。それは大体どのくらいですか。
○近江委員 いずれにしましても、長官のお考えとしてはかなり大幅な引き上げをお考えになっておるように私は思うわけです。これが引き上げられた場合、三月十八日から実施されております石油の新価格体系にこれは重大な影響を及ぼすと私は考えるわけです。この石油の価格体系は各油種のそういう得率な...全文を見る
○近江委員 他の石油製品等にも影響を及ぼさないということは明言されたわけであります。そこで、私は人間は非常にあっさりしておるのですが、もう一ぺんしつこくお聞きしたいと思います。少なくとも五百円以上には上げませんか、どうなんですか。
○近江委員 そうするとLPGについてはどのようにお考えですか。
○近江委員 このLPGは、これはほんとうに都市ガスと電気と並びましてもう全家庭に普及しておる。これは四季を通じて家庭の燃料として重大な影響があるわけです。そこで、これはもうほんとうに大切な品目でありますし、この辺でLPGの引き上げ問題につきまして国民に安心を与えるような大臣の発言...全文を見る
○近江委員 きょうは時間の関係で、まだ聞きたいという点もだいぶ飛ばしたわけですが、まあ一つだけお聞きしておきたいと思います。  いわゆる五十数品目の事前了承を得るというこういう中にありまして、鉄なんかは引き上げということをやいやい言っておるわけですね。この鉄等についてはどのよう...全文を見る
○近江委員 もう時間も来ておりますので終わりたいと思いますが、いずれにしても、ことしの春闘等でかなりの賃金の上昇はあったわけですが、政府はやっと鎮静化したなんて言っていますが、これは各都道府県の、特に東京都等のデータを見ましても、全然何も鎮静化してないわけです。ですから、これはす...全文を見る
○近江委員 終わります。
05月22日第72回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第15号
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○近江委員 長時間の審議で、関係者の皆さんにはたいへんお疲れかと思いますが、私が最後でございますので、よろしくお願いしたいと思います。  私は、国会に席を占めさせていただきまして、この科学技術特別委員会に席を置かしていただきまして、一番最初に取り上げた問題が、食品添加物の問題で...全文を見る
○近江委員 厚生省の環境衛生局長さんは、問い合わせがあったので情報交換をしておったのだと、そういう御答弁でございましたが、通達と情報交換とは違うかもしれないけれども、権威ある厚生省の情報交換というものは、これはもうやはり通達と同じなのですね。しかも、この際いわゆる学者がこういう指...全文を見る
○近江委員 それで、先日の国立予防衛生研究所の食品衛生部におきます、この研究グループの発表に対しましては、どういうような御見解をお持ちでございますか。
○近江委員 そういう研究発表につきましては、まあそういう研究が、こういうやり方はおかしいじゃないかという、そういうチェックばかりよりも、やはりその提起されたことを真剣に追っかける、こういう前向きの姿勢で、今後終始していただきたいと思うのです。この研究については、十分反映をされたい...全文を見る
○近江委員 そうしますと、一時中止をすることも含めて、検討をなさっておられるということであるわけですね。
○近江委員 そこで、それを含めてお考えになるということですが、ともすれば、こういう問題が提起されながらも、対処のしかたというものが非常におそいわけであります。そういうことで、この調査会等で、そういう結論というものはやはり急いでもらわなければならないわけであります。確かに実験という...全文を見る
○近江委員 そこで、これは有害が確認された場合、全面的にAF2の生産、販売、使用を禁止して、市販された商品の回収を行なわれるお考えはあるわけですか。
○近江委員 こういう添加物等の問題は、これはあくまで国民優先の食品行政でなければいけないと思うのですね。そうした場合、この添加物の販売、製造、加工等を承認しようとする場合及びこの承認済みの添加物等につきまして、その安全性に関する実験結果等一切の資料というものが、案外べールに包まれ...全文を見る
○近江委員 そういう資料の公開につきましては、これは広く学者、研究者等にやはりチェックをしてもらう必要があると思いますし、どうかひとつ公開の原則に立って、秘密にすることのないように、これは重ねて強く要望いたしておきます。  それから、承認済みの食品添加物は何種類あって、そういう...全文を見る
○近江委員 そうすると、これは大体何年計画で終わるのですか。
○近江委員 二世代にわたるそういう問題ということは、諸外国でもやっておるわけでありまして、これはもう早急にやってもらう必要があろうかと思うのです。のんびりした、たとえば慢性については昭和三十七年からやっておるというようなことで、十年もかかるようなことであっては困るわけであります。...全文を見る
○近江委員 厚生省から要請されて手を差し伸べるということは、私は後手だと思うのですよ。そういう未知の分野といいますか、部門部門の隘路があるわけですよ。ですから、そういうところを科学技術庁がさがし出して、厚生省は何をぼんやりしておるんだ、こういうところこそ研究しなさいという、指導性...全文を見る
○近江委員 じゃ、終わります。
05月22日第72回国会 衆議院 商工委員会 第38号
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○近江委員 本委員会におきまして、電力の値上げ問題につきまして、何回も、私どもは国民生活を守る立場において政府に反省を迫ってまいりました。しかし、わずかな圧縮幅におきまして決定になったということはまことに遺憾なことであります。  その質疑のときに、私は、安定会議から七項目の提言...全文を見る
○近江委員 まあ非常に抽象的だと私は思うのですよ。ですから、ほんとうにその家族の身になって、親身になってやらすということをおっしゃっているわけですから、これはひとつほんとうに、ほんとうに親身になって考えてあげてほしいと私は思うのですよ。事件が起きてからもう何日になるのですか。ほん...全文を見る
○近江委員 それは手品ではあるまいし、きょうあすでできるものじゃないということはわかるわけですよ。そうしますと、少なくとも人家の密集したそういう地域には第一優先でやらさなければいけない。ですから、スタートした時点において一年でできないなら、なぜ密集地域からこれをやらないか。なぜそ...全文を見る
○近江委員 いま公益事業部長はそういうように答えました。大臣としても、これはほんとうに人命の問題でありますから、大臣からも強力にこういう点についてはひとつ指示をし、監督をしていただきたい。大臣に重ねてお伺いしたいと思います。
○近江委員 それでは、この問題につきましては非常に痛ましい事件でございますし、どうか第二、第三の事故を起こさないように通産省におかれましても真剣にこの問題に取っ組んでいただいて、またこういう事件だけじゃなく、まだほかにいろいろとそういう保安上の心配な点が多々あろうかと思いますが、...全文を見る
○近江委員 答弁ではいろいろなことは言えますけれども、もっと政府自体がその辺は業界のそういう資料だけをうのみにせず、今後しっかり把握してもらいたいと思うのです。  それからその次に、この需要想定におきましては、今後における需要量の伸び率は年に約九%、八月最大電力の伸びは年率一〇...全文を見る
○近江委員 政府としては、省資源あるいは省エネルギーの問題はどのようにかみ合わしていくつもりですか。どのようにお考えですか。
○近江委員 その答申がまだ出ておらないということは、やはり政府のこういう目標設定というものについてのまだまだ一致したものがないと私は思うのですよ。そういう軟弱な地盤の上に立って一応想定した、これは非常に不確かであると思うのです。こういう需要想定を基礎として火力発電所であるとか、あ...全文を見る
○近江委員 政府は、この法律をお出しになるにあたって、関係市町村はこういう公共施設等に対してさらにいろいろと政府に対策をとってもらいたい、こういう意見が非常に強い、それがあたかも全住民が一番望んでおるような、それに近いような、そういう発言があるわけです。しかし、一番ここで大事なこ...全文を見る
○近江委員 森山大臣はいま御答弁になられたわけでありますが、念のために通産大臣にも同じ質問をしたいと思います。
○近江委員 足らざるものを補うということを大臣おっしゃったわけですが、そうすると、すでに建設されて稼働しております発電所はこの法律の中に入っておりますか。それについてはどのようにお考えですか。
○近江委員 じゃ事務当局からひとつそれをさらにお聞きしたいと思うのですが、いま大臣がお答えになったわけですが、どういう固定資産税等のカムバックがあるのですか。いままでそういう既設のところにつきましては、発電所が来ると固定資産税が入ってくる。そうしますと、政府のほうでは地方交付税な...全文を見る
○近江委員 それは税制で補うということであって、大臣がおっしゃったように足らざるを償っていくんだ、そうなりますと、法律にそれを当然盛り込むべきなんですよ。そうすると、大臣がおっしゃったことは片手落ちだということになる。税制でちょこっといらうということだけになる。だいぶん違うわけで...全文を見る
○近江委員 こういう税制で措置をした。しないよりかいいわけです。だけれども、現実にこの法案には既存のあれについては盛られておらない。そうしますと、これはあくまで開発促進法案であるといわれてもしかたがないと思うのですよ。いままでのことを反省して補うのだという、大臣のそれとは少し違う...全文を見る
○近江委員 この点は、科学技術委員会等でも何回も問題にしておることでありまして、大臣としても、この点は公開の原則をうたってあるわけでありますから、今後もしっかりひとつ努力をしていただきたい。これを強く申し上げておきます。  それからその次は、いわゆる科学技術というものは国民に信...全文を見る
○近江委員 森山大臣も非常に極端なことを言われるのですがね。これは政府から出ておる資料ですよ。これには原子力発電所の事故一覧表とはっきりこうなっておるわけですよ。ですから、これが全然事故らしい事故じゃない、そういうことを言ってはいけないのですよ。小さな事故が連動してまた大事故につ...全文を見る
○近江委員 いずれにしても、これは政府としては原子力発電所の事故ということではっきりと規定しているわけですから、この点は国民の信頼を得るような、安全等について万全の対策をひとつ立てていただきたい、これを重ねて申し上げておきます。
○近江委員 この安全性の問題につきましては、本委員会におきましても科学技術委員会におきましてもしょっちゅう申し上げておるわけであります。ところが、この法案におきましては、そういうことは全然盛られてないわけですね。それは法体系として盛ることはむずかしかったのかもしれない。だけれども...全文を見る
○近江委員 安全性、安全性ということと、その研究を進めるということをおっしゃっているわけですが、たとえば原子力のそういう中心になっておる原研を見ましても、今後三年間に百億の金を投じる。ところが定員はたった四名ふえただけでしょう。安全性の研究は十二名回しておる。そうするとほかのセク...全文を見る
○近江委員 総定員法の関係もわかるわけですが、これだけ国民がみんな心配しているわけです。中曽根大臣、森山大臣は一番直轄なさっておられるわけですから、こういう研究所なりあるいは安全性の研究等に対しまして、総定員法からマイナス五%、わずかこれしか出なかった、それであれば、やはりスタッ...全文を見る
○近江委員 大体、原子力基本法という独自の法体系があるわけです。そうしますと、この原子力発電所の立地につきましては、火力なり水力と切り離して、安全確保対策を含めたそういう別個の立法を私はするべきだと思いのです。それを十ぱ一からげでこういうようにお出しになっているわけです。こういう...全文を見る
○近江委員 念には念を入れておられるわけですが、非常に事故が多いということは大いにひとつ反省していただきたいと思うのです。  それで私はできれば五時間くらいやりたいと思っておるのですが、きょうは九時四十分までにしてほしいということで先ほど来言われておりますので、保留しまして、き...全文を見る
05月24日第72回国会 衆議院 商工委員会 第39号
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○近江委員 核燃料再処理工場の問題でありますが、これは非常に取り扱う放射性物資あるいはまたここから放出される放射性廃棄物の量は、普通の原発に比べますともう格段に多いわけであります。また、故障があった場合、これは修理が非常に困難である。しかも、大量の死の灰を貯蔵しておくことになるわ...全文を見る
○近江委員 いわゆる死の灰の最終処理方法というものがこれまた世界的にも確立されておらないように思うわけでありますが、これについての見通しは日本としてはどういうようになっておるわけですか。
○近江委員 研究を進めておられるということでありますが、こういう面が非常におくれているわけですね。おくれておることを放置したままで進めていくというところに非常に大きな問題があると思うのです。それであればさらにおくれておるこういう面につきまして、どれだけ政府としては力を入れて取っ組...全文を見る
○近江委員 温排水の問題でありますが、特に原発から出る温排水というものは火力に比べましても非常にばく大な量にのぼろうかと思うのであります。今後かなりこの新増設が続いていくということになってきますと、きわめて大規模なこういう温排水の汚染というものが拡大すると思うのです。ところが、こ...全文を見る
○近江委員 大臣もそのようにおっしゃっておられるわけでありますから、それをやっていくためには予算の裏づけであるとか研究体制の問題であるとか、これはやはり具体的なそういう総力戦がなければいけないと思うのです。その辺の具体的なお考えがあればお伺いしたいと思います。
○近江委員 そんな答弁は答弁になっておらぬわけですよ。ですから、たとえば環境庁なり水産庁なり通産省とばらばらなんですよ。大体こういうばらばらのことでは一つも研究は進まないわけです。ですから、プロジェクトチームでも政府はつくるとか、あるいはまた先ほど私が指摘したように、原発周辺だけ...全文を見る
○近江委員 この点は、特に大臣も、いわゆる政府のばらばら行政の一番の弊害がこういうところに出てくると思いますので、いまおっしゃったよように、科学技術庁を中心に全力をあげてやっていただきたいと思います。  それから法律の運用問題でありますが、本法の対象とする発電所は、一般には三十...全文を見る
○近江委員 それだったら、私が指摘したいわゆる経済効率ばかり考えているわけですよ。そうでしょう。だから三十五万というような、そういう線の切り方は当然再検討しなければいけない。そうでしょう。一律にとにかく大きいものばかりを求めていく、そういう点は非常によくないと思いますね。そういう...全文を見る
○近江委員 それから、この整備計画を定めようとするとき、市町村と電力会社との意見を聞くことになっておるわけですが、これは当然市町村を主にすべきであります。こういう電力会社の意見に左右されることがあってはならないと考えるわけでありますが、その問題について運用はどのようにしますか。
○近江委員 それから交付金の交付要領の中で、原子力発電所は五年、火力発電所は三年を建設期間と見ているようでありますが、これにとらわれまして、安全面であるとか公害対策を手抜きにして建設を急ぐというようなことがありますと、これは非常に重大問題であると思うのです。この問題につきまして、...全文を見る
○近江委員 こういう問題も非常に大事なわけですね。これをきちっと聞いておかないと、それ、工事を急げというような追い込み方を皆さんするにきまっておる。だから私はこれを念を押したわけであります。こういう一つの運用問題を出したわけですけれども、いろいろな問題があるわけです。そういう点で...全文を見る
○近江委員 私は、公明党を代表し、発電用施設周辺地域整備法案に対し、反対の意を表明するものであります。  今日、政府は、エネルギー政策のこれまでの無為無策をたなに上げ、原子力、火力発電所の建設を強行しようとしておりますが、地元住民は強く反発する姿勢を示しております。安全性につい...全文を見る
05月24日第72回国会 衆議院 本会議 第34号
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○近江巳記夫君 私は、公明党を代表し、ただいま議題となりました発電用施設周辺地域整備法案に対し、強く反対の意を表明するものであります。(拍手)  今日、政府は、エネルギー政策のこれまでの無為無策をたなに上げ、原子力、火力発電所の建設を強行しようとしておりますが、地元住民は強く反...全文を見る
06月03日第72回国会 衆議院 商工委員会 第40号
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○近江委員 非常に限られた時間でございますので、何点かまとめて聞きますから、まとめて簡潔にひとつお答えいただきたいと思います。  まず最初に、製品の安全行政について聞きたいと思いますが、日常生活に使用される多種多様の製品の安全性確保に関する第一義的な責任は、国にあると考えるか、...全文を見る
○近江委員 そういう民関機関に委託をするという場合、これは分野は違いますけれども、いわゆる日本分析研におきますああいうでたらめな検査というものが、国民に対してたいへんな不信感を与えたわけであります。あらゆるこういう民間の検査機関というものにつきましてやはり注意すべき共通点はもう同...全文を見る
○近江委員 それから先ほどの民間の検査機関のそういうチェック、今後シビアにさせるための対策なり、それをひとつお答えいただきたいと思うのです。
○近江委員 通産省のやり方を見ておりますと、定員の一律削減によりましてどこに一番しわ寄せをしているかといいますと、データを見てみますと、大体付属機関であるとか地方通産局であるとか、そういう出先機関にしわ寄せをする傾向があるように見受けられるわけであります。ところが、この工業品検査...全文を見る
○近江委員 最後に、時間の関係で大臣にお伺いいたしますが、通産省は消費者行政の充実ということを非常に大きな柱に掲げておられるわけでありますが、これがスローガンだけで終わったんではどうしようもないわけであります。そこで、事実をもって消費者行政の充実ということをやってもらわなければい...全文を見る
09月10日第73回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第2号
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○近江委員 各委員からいろいろな質疑が行なわれたわけですが、私は初めにお伺いしたいのは、この事故が発生しまして、これは九月一日でありますが、きょうは十日、しかも担当の委員会でございますし、きょうの時点になってもまだその調査が進んでおらない。私は、この実験のときに当然専門官も乗せる...全文を見る
○近江委員 これは原子炉の欠陥である、あるいは設計ミスであるということは、非常に全般的な意見としていわれておるわけですが、局長としてはどう思うのですか。
○近江委員 先ほども申し上げましたが、出港のときにあたってなぜ専門官を乗せなかったか、また遮蔽板を乗せなかったか、この間の事情についてお聞かせいただきたいと思います。
○近江委員 そうすると、科学技術庁が判断したことば、非常に甘かったという反省を率直にしておられますか。
○近江委員 それで、この決定的な原因についてはしばらく調査に待たざるを得ない、このように思うわけであります。  私は、ここで特に申し上げたいのは、一つは、いわゆる安全審査の問題だと思うのです。科学技術庁におきましては、いわゆる審査範囲というものは原子炉の安全審査である、それから...全文を見る
○近江委員 そこの技術者の人がどれだけの検査をしたか。しかし、結果におきましてこういうような事故が発生しておるわけですね。  内田さんに私はお伺いをしたいと思うのですが、美浜の蒸気発生器が故障した、こういうときに内田さんは、安全審査が甘いという批判に対して、安全審査会の役目は設...全文を見る
○近江委員 原子力船と発電用の原子炉の場合のあり方の違いを明確にここでおっしゃったわけですが、この原子力船建造に際して、わが国の原子力の第一船でありますし、舶用炉という点において、一般の発電用の原子炉より以上に慎重な追跡調査、監督、あらゆるシビアなチェックをしていくのがほんとうな...全文を見る
○近江委員 いまあなたのお話を聞いていますと、これは実験船であるから、いろいろ出てきた問題点をチェックし、是正しながら前進するのだ。なるほどその話も一つの筋かもしれませんけれども、しかし、今日これだけ原発の安全性、汚染問題、環境問題等が問題になり、しかも原子力第一船であるというこ...全文を見る
○近江委員 それで、きょうは原子力委員会の先生方こうやって来られておるわけですが、先ほど内田先生にお聞きしたわけですけれども、あなたは井上さんですね。――こういう現在の原子力委員会の安全審査のあり方について現状のままでいいんでしょうか。今後の方向としてどういう方向にお考えなんでし...全文を見る
○近江委員 今後のあり方につきましては、政府全体として真剣に取り組んでいただきたいと思うのです。そうしないと、切断されたそういう責任体制であれば、これは幾ら連絡を密にするとかなんとかいっても、やはり相当な漏れが出てくることは間違いないわけです。ですから、その点は長官に私、強く要望...全文を見る
○近江委員 そこで、こういう事故がありまして、安全審査は原子力委員会の安全審査会でなさったわけですが、それで今後、いわゆる完全にチェックできるそういう体制に進んでいきたいというような発言があったわけですが、やはりそれを実行していく、いかないという点につきましては、今回のこの件につ...全文を見る
○近江委員 法律的にはないけれども道義的にはある。この間の韓国の大統領の暗殺事件のときも、それに近いようないろんなやりとりがあったわけですが、しかし、これは私は思いますのは、道義的といいますか、そういうことよりも、私は法体制の上からいきましても、やはり原子力委員会が一切の責任を負...全文を見る
○近江委員 私は、いま申し上げましたそういう法制面も含めて、今後十分検討をやっていただきたい、これを強く要望しておきます。  それからもう一つ、これはさかのぼるわけですが、いま原因がはっきりしておらないということでありますけれども、ふた全体の遮蔽効果を調べるためのそういう実験は...全文を見る
○近江委員 科学技術庁は、陸奥湾内で「むつ」の原子炉を作動させないという方針は表明されておるわけですね。そして住民の説得に当たってこられた。しかし、こういう事故が起きまして、今後のことを考えていきますと、そういうことはないとは思うのですが、母港内での原子炉の作動あるいは実験という...全文を見る
○近江委員 それから、もう一つ局長にお伺いしますが、どの段階で洋上実験というものを打ち切るか、そしてまた今後の母港の問題につきましては、どのように基本的にお考えか、この点をお伺いしたいと思います。
○近江委員 大臣にお伺いしたいと思いますが、いわゆる漁連をはじめ、むつ市、青森県、そうした団体におきまして反対の声が非常に高まってきておるわけです。こういう事態に対して、大臣としてはどのように受けとめ、今後どう誠意ある態度で臨まれようとしておられるのか、その点についてお伺いしたい...全文を見る
○近江委員 そこで、いま非常に強い声としまして、実験を中止して、そして根本的な見直しと、設計の段階から根本的に現在の原子力船というものを見直すべきじゃないかという声が非常に強くなってきておるわけですが、その問題に対してはどのようにお考えですか。
○近江委員 それで、今後の修理等の経過と結果の公表につきまして、大臣は、ほぼ固まった段階で発表するということをおっしゃっておられるわけですね。今後やはりこれは、もう三原則からいきましても当然われわれとしても非常に関心を持っておりますし、国民も非常に不安を持って見守っておるわけであ...全文を見る
○近江委員 あとまだ他の委員がしますので、私は終わりたいと思いますが、最後に、通産省なり運輸省なりこの原子力委員会との関係等見ましても、非常に一面は整備されておるということをいままでよくおっしゃってこられたわけですけれども、こういう一つを見ましても、まだまだばらばらなそういう責任...全文を見る
○近江委員 終わります。
10月15日第73回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第3号
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○近江委員 初めに、委員長にちょっとお願いしておきますが、皆さん方の発言が非常に声が低いと思います。もっと語尾を明瞭に答弁いただきたいと思います。  初めにお伺いしたいことは、費用のことはあまり言いたくはありませんけれども、今日のインフレ下におきまして、老人施設等見てみますと、...全文を見る
○近江委員 これだけの血税をつぎ込み失敗したということについて、非常に残念に思うわけであります。きょうは大臣も来られておりませんし、おのずと質問も制約を受けるわけでございますけれども、これだけの国費をつぎ込み、こういう結果になったということについて、どういう御感想をお持ちですか。...全文を見る
○近江委員 今後「むつ」をどうするかという問題は、今後検討ということの答弁になろうかと思いますが、いろいろ考えてみますと、いわゆる実験船にするとか、廃船にするとか、貨物船にするとか、いろいろな案があるように思うのですが、科学技術庁としてはどういう案をお考えですか。幾通りかの考えは...全文を見る
○近江委員 新定係港を今後さがすことになるわけでありますが、その基準としてどういうようなところを考えておるわけですか。
○近江委員 そういう定係港がきまったとしても、少なくとも母港ができるまでやはり四、五年はかかるということは、これは専門家の一致したところで、工事の進捗状況から見てもそれくらいかかるのじゃないか。  そうしますと、それまでどこかに係留しなきゃならぬということになるわけですが、こう...全文を見る
○近江委員 先ほど井上さんは、この問題については何回も会合をしているということをおっしゃっておられたわけですが、これは事故が起きてから何回も会合をされておるわけですか。実際の出港に至るまでの間において、委員会としては何回この問題について会合されたのですか。
○近江委員 本委員会におきましても、原子力委員会は基本設計の安全審査だけであるという、その無責任さにつきまして何回も指摘しておるわけですが、事故を起こしてからでも、心配して検討したい、だけども的確な資料がないから困っておる。こういう一つのことを見ましても、このままでわが国の原子力...全文を見る
○近江委員 各段階で、部分的な効力試験をしていくんだということをおっしゃっているわけですね。それであれは、なぜその原子炉を船体に設置するまでの段階において、それはチェックできなかったんですか。
○近江委員 現在の船舶安全法からいきますと、ボイラー等はいままでずっと使われておるあれであるから、ほとんどそういう検査もない。要するに、最終的に動かしてみて安全であり完全であれば検査済み証を出す、それまではあくまで試験中である。私は、この辺の法体系のいわゆる中身の問題もあろうと思...全文を見る
○近江委員 現在のそういう法体系であっても、有機的に連絡をとり合っていけばいいんだということでありましたけれども、有機的に連絡がとれてないからこういう事故が起きておるわけですよ。それは今後事故の解明をしていかなければわからないことかもしれないけれども、現実にはそれは口だけですよ。...全文を見る
○近江委員 何といいましても、原子力委員会が安全審査をして安全である、そういうお墨つきをお出しになった。これはやはり、そういうお墨つきが出たんだから、これが一番の原因になっているわけです。原子力局は、あとはもう船舶局へ行ったんだ。連絡はやっているかもしれぬけれども、おそらくそれは...全文を見る
○近江委員 では、時間ですから終わります。
10月18日第73回国会 衆議院 商工委員会 第3号
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○近江委員 私は前国会、予算委員会におきまして、特にやみカルテルの横行しておる実態等を取り上げまして独禁法の強化、改正を訴えたわけでございますが、公取としては四十八年度におきまして六十六件勧告をなさっておられるわけです。昨年の九月からいわゆる狂乱物価ということになりまして、あの四...全文を見る
○近江委員 昨年の九月の時点で二十三件という点からいたしますと、むしろ昨年よりも上回っておる、こういう企業の姿があるわけでございます。こうなってまいりますと、どうしてもこういうやみカルテルを取り締まっていくためには、通産省は告発すればいいということもおっしゃっているわけですが、や...全文を見る
○近江委員 参議院の商工委員会におきまして、わが党の桑名議員が質問したわけでございます。そのときに中曽根大臣は、この案は公取委員長の私の案であるということをおっしゃったと思うのでございますが、これは御承知のように公取の独禁法研究会におきまして十分な論議を尽くされまして、そこで出て...全文を見る
○近江委員 ですから、大臣がおっしゃった「しあん」というものは決して私の案ではない、試みる案であるということは再確認されたわけですね、もう一度お伺いしたいと思います。
○近江委員 何となしに非常に思わせぶりないまの御答弁だと思うのですが……。  それからさらに、内閣にいわゆる審議会を設ける。これは実際審議会を設けて専門家を呼ぶ。この独禁法研究会では日本の有数の専門家が集中して討議をやっているわけですよ。これは何のための審議会かということになっ...全文を見る
○近江委員 先ほどいわゆるやみカルテルの数をお聞きしたわけですが、九月の時点で、昨年度は二十三件、ことしは九月の時点で二十七件。あれだけ世論のきびしい批判を受けながら二十七件。これは独禁法の中身になってくれば、きょう与えられた時間も非常に少ないわけですからそこまで触れることはでき...全文を見る
○近江委員 委員長としては、わが国の最高クラスの人を集め、そこでほんとうに一致した意見である、審議会等は好ましくない、こうしたお答えであったと思います。  そこで、国会におきましても、公取委員長は来国会何とか提出をしたいということをおっしゃっておりましたが、しかし確かに壁はそう...全文を見る
○近江委員 それで、なおかつそういう壁が厚いということであれば、われわれそれぞれ独自の案は持っておるわけでございます。提出もしておるわけでございます。各党力を合わして議員立法でも出す。私たちとしてはそこまでも腹を固めておりますし、非常にきびしいと思いますけれども、これはひとつ全力...全文を見る
○近江委員 五十年度についてはどういうように思われるかという点ですね。それから、いままで平均一〇%前後の実質成長率で来たと思うのですが、本年度はいまおっしゃったようにマイナス、こういうような方向になってきますと、日本経済のこういう基調というものが非常に大きく変化してきておる。そこ...全文を見る
○近江委員 こういう物価高の問題そしていわゆる景気とのかね合いの問題ということで、いまの政策は続けていく、その中でいろいろ配慮していくということをおっしゃっておるわけですが、この総需要抑制、こうした基調というのはいつごろまで続けられるわけですか。
○近江委員 今日のこういう物価高騰というものは、戦後の混乱期を除きまして最高の状態だと思うのです。原因は海外要因の問題であるとか、政府がとってきました高度成長の大きなひずみであるとか、いろいろあろうかと思うのですが、さらにこの公共料金の引き上げ、これが非常に大きな引き金となってお...全文を見る
○近江委員 聞いておりまして弁解ばかりお伺いしたように私は思うわけですが、いずれにしてもこういう公共料金の引き上げということは、ただ単にこれだけではないわけですから、そういう点ずるずるとこういう結果にならないように、これはひとつ政府としてあらゆるそうした努力をしていただいて押え込...全文を見る
○近江委員 今後指定予定の業種についてはどのようにお考えになっているか。たとえば印刷業、これも非常に悪いわけです。皮革製品製造業、金属洋食器、木製家具等について指定の考えがあるのかどうかということ、それが一問です。  それから、建設業、繊維産業、ガス供給業もいわゆる指定期間が本...全文を見る
○近江委員 それから、業種全体ではこの指定要件になっておりませんが、その中の個々の企業が困っておるという面が非常にあるわけです。そのために、指定要件を緩和する考えはあるのかどうか、これについて一つお伺いしたいと思います。  それから、現在中小企業全般が資金繰りが非常に悪化してお...全文を見る
○近江委員 官公需に対する例なんかを私申し上げたのですが、具体的にどういうことを考えているのですか、それも含めて。
○近江委員 年末金融について、昨年はたしか三千四百億だったと思いますが、ことしは幾らにするかということ、それから十月から十三月期における三公庫につきまして、中小公庫が二千百五十三億、国民公庫が二千六百九十億、商工中金についてはこれはいままでも相当使ってきておりますが、この点につい...全文を見る
○近江委員 大臣にお伺いしますが、この十月十五日からいわゆる政府系金融機関の貸し出し金利が〇・五%引き上げられたわけでありますが、これはもうほんとうに先ほど申し上げたような中小企業の状況だし、大臣もよくつかんでおられるわけでございますから、これはひとつもう一度もとに戻す必要がある...全文を見る
○近江委員 繊維の問題は他の委員がやりましたので重複しますから私は避けたいと思いますが、これはほんとうにいまたいへんな状況に入っておりますし、政府としても全力をあげてその救済にあたっていただきたい、このことを申し上げておきます。  それから、特に定時制高校に学んでいる子供が非常...全文を見る
○近江委員 やはり高校時代というものは、これはもう申し上げなくてもおわかりのように非常に大切なときです。こういうときに、経済界のそういう不況ということで、そういう場面に遭遇するということは非常に気の毒なことです。ですから、文部省としても、これは関係各省力を合わして、その子たちが帰...全文を見る
○近江委員 それから石油問題時間があったら詳しくお聞きしようと思っておったのですが、時間がございませんから簡単にお聞きしますが、一つは、いわゆる灯油の問題ですね。高いところでは七百円に達するというような状態にも来ておるわけでございまして、標準価格をどうしても設定する必要がある、し...全文を見る
○近江委員 それに関連して、エネルギー使用合理化法ですか、そういうような法案をつくるというような話も若干耳にしておるわけですが、それについてはどうなんですか。
○近江委員 もう時間がありませんから、最後に沖繩海洋博の問題についてまとめて申し上げますから、それぞれ関係の方は簡潔に御答弁いただきたいと思います。  一つは、本部半島に至る途中、名護市の手前付近ですが、非常に山を切りくずしておりまして岩はだがむき出しになっておる。自然の景観を...全文を見る
○近江委員 いま御答弁いただいたのですが、六番の関連公共事業、特に上下水道、ごみ、屎尿処理施設の整備事業について、会場周辺の地元市町村の経費負担が非常に大きいわけですが、これに対してはどういう手当てをしておるか、それから海洋博入場者の輸送対策の一つとして伊江島空港の整備が要請され...全文を見る
○近江委員 それじゃ、もう時間がありませんから、最後に大臣にお伺いして終わりますが、とにかくこういうような海洋博も行なわれますし、特に中小企業者が非常に困っておるわけです。もう沖繩振興開発金融公庫のワクがないそうであります。特に商工委員会としても視察団が強い陳情を受けておりますの...全文を見る
○近江委員 それでは、ありがとうございました。      ————◇—————
10月22日第73回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
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○近江委員 今回の「むつ」の事故というものは、これは単なる「むつ」の問題ではなく、わが国の原子力行政全体に対する大きな問題を問われておるわけであります。  私が一番初めにお聞きしたいのは、これだけの、言うならば不祥事が起きたわけでございまして、この責任という問題であります。この...全文を見る
○近江委員 事業団の理事長は、いま森山長官がかわってと、こういうことでありますからお聞きしませんけれども、やはり責任のきびしさということは、大臣だけではなく、あらゆる部署でこれはいえることであります。しかし、こういうすっきりしない形で今後これを立て直していくんだと言われても、はた...全文を見る
○近江委員 資料だけのそういう調査で、これは徹底究明というものができますか。
○近江委員 漁業協同組合との間に結ばれた協定、これには、六カ月で母港を決定して、二年半でその撤去をする。その後政府は、いろいろアドバルーンを上げておられるわけですね。長崎県であるとかあるいは石川県であるとか、あるいは原子力発電所の専用港を使えばどうかとか。ところがそれに対して、石...全文を見る
○近江委員 そうすると、この新母港というのは、運輸省が責任をもってやるのですか。
○近江委員 そういうようになっておるのに、大臣が入院中でありますが、生田原子力局長がああいう発言をなさったと思うのですが、その辺のことは、あなたは事情を知らなかったのですか。どういうことでああいう発言になったのですか。
○近江委員 これは大村副長官も、新母港に二つ検討しておるとか、こういうことも、おそらく大臣も入院されておられて初耳のことではないかと思うのですけれども、いまこういう原発の問題であるとか「むつ」の問題であるとか、原子力全般に対する国民の不信というものが非常に高まってきておるわけです...全文を見る
○近江委員 今日の原子力委員会等につきましても、われわれが本委員会において改善をいままで迫ってまいりましたが、それが一向に進まない。そして今日の「むつ」事件というものを迎えたわけでありますが、この際、根本的に改革をしなきゃならぬと思うのです。それは、長官も田中総理にも会われて、今...全文を見る
○近江委員 先ほどもちょっと申し上げましたけれども、廃棄物の処理の問題であるとか安全性の問題、環境汚染の問題、いろいろな問題を解決していかなければならぬわけです。ところが、昭和六十年に六千万キロとなってきますと、そういうことを積み残しても前進するのかという問題があるのです。努力目...全文を見る
○近江委員 時間がありませんから、終わります。
11月12日第73回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
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○近江委員 この柏崎の問題でありますが、私どもも一昨年末に調査団をつくりまして柏崎へ行ってまいりました。私自身も現地に行ったわけでございますが、ただいま御指摘がありましたように、私どもが一番心配するのは、やはりこの地質の問題です。  御承知のように、新潟の柏崎一帯は天然ガスをと...全文を見る
○近江委員 関連ですから終わりますが、十分この点については、政府としては慎重な、徹底した調査をひとつやっていただきたい、このことを要望して質問を終わります。
○近江委員長代理 栗田君に申し上げますが、約束の時間がだいぶ過ぎておりますので、結論を急いでください。
○近江委員長代理 次回は、来たる十一月二十六日正午理事会、午後一時より委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。    午後五時四十五分散会
12月02日第73回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第6号
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○近江委員 私も、この柏崎の原発の問題の用地でございますが、この前も関連質問をいたしたわけでございます。いま地質上におきましても非常に大きな問題がある。しかも、その取得につきまして非常に大きな疑問がある。私もここに登記簿謄本をはじめ各種の資料を取りそろえておりますが、こういう形で...全文を見る
○近江委員 この原発の地帯というもののいわゆる選定につきまして、強引に引っぱってこられたというか、そういう形でこの地点というものが設定されるということになってきますと、いわゆる最も安全な地帯に設置するんだとか、安全性、環境保全という点において、最大の重点を置いて考えておりますとい...全文を見る
○近江委員 そうすると、地質の問題について電調審でやったときには、この地点についてどういう論議が出たんですか。
○近江委員 じゃ、資源エネルギー庁と科学技術庁にお聞きしますが、この前の委員会で、私は柏崎のこの問題に関しまして関連で質問したときに、いわゆるその時点で政府に対して接触はなかったのかと言ったときに、生田さんは一切ございませんということを言いましたね。ところが、その後私が調査しまし...全文を見る
○近江委員 当然その地点が問題になっているのですから、この点は、その時点において答弁するのが当然じゃないですか。そうでしょう。  それで、三十八年以来全国で何カ所ぐらいそういう調査をやったのですか。
○近江委員 そうすると、この柏崎をその三十六カ所の中に入れた理由は何ですか。どういうわけでこの地点を選定したのですか。どこからか調査しろということを言われてやったのですか。
○近江委員 そうすると、県から通産省に対して要望があったわけですか。どっちから先にそういう申し入れがあったのですか。微妙な点ですけれども大事なことなんですよ、こういうことは。
○近江委員 それじゃ、このときに調査した書類をすぐ提出してもらいたい。これはいつ出しますか。
○近江委員 それは出しますか。
○近江委員 それから、先ほどエネルギー庁の方から答弁があったわけですが、いわゆるこの地質等の問題については安全性の審査の問題の中で検討する。そうすると、それは原子力委員会へ安全審査が出てからですね。しかし、私はお聞きしたいのですが、原子力委員会の中に地質の専門家、そういう方がほん...全文を見る
○近江委員 しかし、実際上、安全審査といいましても、たとえば「むつ」の問題に見るごとく、いまやこの安全審査という問題については、国民はみな非常に不安感を持っているわけです。そういう場合におきましては、当然この地質の問題については電調審において、それを上げてくる段階において徹底した...全文を見る
○近江委員 エネルギー庁なり科学技術庁は、これだけの大型の原発基地の問題でありますから、ただ原子力委員会に安全審査が出てきてからの段階でいい、そういう傍観的なことでいいかどうかという問題なんです。その点、実際に原子力委員会に上げるまでの段階において、どの程度その問題についてはいろ...全文を見る
○近江委員 ちょっともとへ戻りますが、法務省来られていますか。——自治省来られていますか。  まず自治省に伺いますが、この柏崎の用地につきまして、地方税の課税の観点からいきますと、不動産取得税という問題についてどうなるのですか。これは錯誤ということで抹消になっておるわけでしょう...全文を見る
○近江委員 法務省にちょっとお聞きしますが、いわゆるこの柏崎の原発用地の問題なんです。四十二年の一月十三日に、四十一年九月一日の売買に基づく所有権移転登記が錯誤ということで抹消されているわけですね。これだけの土地が錯誤ということが考えられるかどうかということなんです。錯誤というの...全文を見る
○近江委員 結局、こういう常識外のいわゆる錯誤になっておるわけですよ。きわめてまれどころか、これだけの大きなものが錯誤というようなことで削除されている。税金のほうもどないになっておるか、一ぺん調べて資料をくださいよ。いますぐと言ったってあなたのほうも整わないと思いますから、これは...全文を見る
○近江委員 本来なら、この科学技術特別委員会でこういう建設関係ですか、そういうような問題自体も、もちろんこれは関連があるわけですけれども、こういうことは科学技術特別委員会では、われわれとしても、ほんとうは本筋の安全性の問題であるとかをやりたいわけです。質問しながらでも非常に残念に...全文を見る
○近江委員 いま大臣も慎重の上にも慎重を重ねるということをおっしゃったわけですが、それをただこの場のことばだけに終わらしてもらうと困るわけですね。これはひとつ、原子力委員長でもあるわけだし、徹底してこの安全性の問題については、いままでの経過があるか知りませんけれども、総力をあげて...全文を見る
○近江委員 それから、今度はちょっと話題が変わりますが、総合エネルギー問題でありますけれども、いわゆる中間答申を見ますと、昭和六十年度において原子力は七千万キロワットになっておるわけですね。こういう点、この「むつ」の問題をはじめとしまして、最近の原発事故の激増等、安全性あるいは環...全文を見る
○近江委員 いわゆるやることもやらずに、そういう目標ばかり目ざしておるというところを私は言いたいわけです。原子力委員会のそういう安全審査の体制の問題にしても一貫したものがない。これは「むつ」において象徴的に出ておるわけですね。そういういろんな問題について今後どうするかということも...全文を見る
○近江委員 生田局長、政府としてはこういうふうに改革をしていくという、そういうめどですね、そういうものはいつわれわれに発表してくれるのですか。そういうものが一つも出ないから、非常にわれわれとしては、このままで続けさせていくとまたとんでもないことになると心配しているのです。その点に...全文を見る
○近江委員 いまの御答弁でもまだまだわれわれからすると前進してません。ですから、そういう点においてやはり政府としては総力をあげて取っ組んで、もっと具体的に、環境保全についてはこのようにやっていく、安全性についてはこれこれこれこれのことをやっていく、廃棄物の処理についてはこうする、...全文を見る
○近江委員 このサンシャイン計画にしましてもいろいろ中身が出ておるわけですけれども、たとえば地熱発電等の問題は、環境庁からクレームがついておりますね。しかしこの計画書を見ますと、地熱発電はどんどんやっていく、もうすでにこういう矛盾が出てきているわけですよ。こういうような問題につき...全文を見る
○近江委員 時間がありませんからあと一問聞きますが、これは私、前々から思っておることなんですが、それは、いわゆるわが国が核に対する特殊の感情を持っているということを、この間もフォードさんが来られまして、日米首脳会談におきましてこういうことをおっしゃっているわけですね。そのときの朝...全文を見る
○近江委員 歴代の科学技術庁長官は、みなそういう同じお考えを持っておられるわけですよ。特殊の感情を持っているという認識自体がおかしいと私は思うのですよ。大体、核兵器を持つ、あるいはそのもとに身を寄せるということが戦争の歯どめになる、これが核抑止論ですね、この考え方が。やはり核なん...全文を見る
○近江委員 この平和利用につきましても、一たん事故があり、また環境汚染というようなことになってきますと、これはもうほんとにシビアにやっていかなければならぬわけですよ。そういう問題で、日本の国民が非常にきびしい見方に立っておると皆さんおっしゃるわけですよ。しかし、それは正常であって...全文を見る
○近江委員 時間がないから終わりますが、いわゆるその特殊の感情といわれている今日のそういう問題が、だんだん国際的にも定着しつつあるのです。そうじゃない、日本の国民が感じておることが正常なんだ。だから、国民の気持ちに沿って軍事利用なんということは、どんなことがあっても許すわけにいき...全文を見る
12月19日第74回国会 衆議院 商工委員会流通問題小委員会 第1号
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○近江小委員 まず初めに、繊維問題についてお聞きしたいと思うわけですが、昨年末の石油危機以来、戦後の混乱期を除きまして味わったことのない非常なインフレ、物価高騰、また今日においては、不況が押し寄せてきておるわけです。そういう中で、この繊維業界はいまたいへんな打撃を受けておるわけで...全文を見る
○近江小委員 韓国で大島つむぎがつくられかけたのは昭和四十六年と聞いております。そうしますと、これは三年間ですよ。今年度はいろいろな繊維全体の不況ということもありますが、国内経済全体の不況、国際的なインフレ、いろいろあるわけです。先ほど課長おっしゃった五・三%ですか、減少をしてお...全文を見る
○近江小委員 それから、先ほどの支払い条件等の問題ですね。これはどういうように把握されていますか。
○近江小委員 通産省は係官を二名派遣したということをおっしゃっているわけですね。公取さんとしては、現地の調査に伺っているわけですか。
○近江小委員 これは非常に重要な問題でありまして、公正取引委員会としてもよく報告を求めて、ひとつ適切な処置をすみやかにやっていただきたい、こう思います。  それから、最近になって統計もやるようにした。これはやることについては非常にいいことです。しかし、時期がおそいと思うのですよ...全文を見る
○近江小委員 私は声が大きいほうですけれども、あなた方も答弁をもっとはっきり大きく言ってください。マイクがありませんので聞き取りにくいところがたくさんあるのです。
○近江小委員 それから、大手商社を呼んで行政指導をして協力してもらうように頼んでおると言っているわけですが、大手商社というのはダミーを使うのですよ。その辺についてはどういうように指導しておりますか。
○近江小委員 それで、政府のいわゆる韓国ものの輸入につきましての数字と現地の人々の把握しておる数字とはえらい食い違いがあるのですね。その食い違いというのは、結局観光客が行って個個にみやげものとして持ち込んでくるというようなことであるとか、いろいろな形でその差が出てくるかと思うので...全文を見る
○近江小委員 現状の認識なり皆さんのそういう今後の決意なり、そういうものはほぼ各省一致したんじゃないかと思いますが、対応する皆さん方の実行の問題だと思うのですね。   〔中村(重)小委員長代理退席、神崎小委員長代理着席〕 ですから、関係各省よく連絡をとり合っていただいて、いま...全文を見る
○近江小委員 この原資はいわゆる国と民間で切半する。四年間で大体八百億ぐらい上積みをするということを聞いておるわけです。ところが、今年度は補正予算で六十億なさっているわけですが、この親基金制度でいきますと、配合飼料の工場建て値が過去一年間の平均価格を最低八%上回らなければいけない...全文を見る
○近江小委員 これで終わりますが、全農をはじめ商社系統におきましても吸収して値上げしないように十分な指導をしていただきたいと思いますし、それから先ほど申し上げた三つの基金、これについていわゆる親基金の問題もあるわけですが、これに対しての補助もしなさいということを言っているわけです...全文を見る
○近江小委員 飼料安定基金の系統が三つあるでしょう。そこにも金を出せということを言っているのです。それについてはどうかということです。
○近江小委員 私がいま言ったその辺のところも農林省としてよく検討していただきたい。大臣にお伝えいただきたい、それを一つ申し上げておいて、終わります。
12月24日第74回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第2号
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○近江委員 いま大臣の所信表明をお伺いしたわけでございます。長期にわたる問題、また足元の問題等の御表明があったわけでございますが、私は、きょうは、特に足元のそうした問題についてお伺いをしたいと思っております。  長官も御承知のように、三菱石油水島製油所が事故を起こしまして、いま...全文を見る
○近江委員 この問題は、関係各省非常に多岐にまたがっておるわけであります。そこで科学技術庁のいわゆる管轄として重油がさらに海底に沈んでいく、魚介類に与える影響はどうであるかとか、非常にそういうような問題になってくると思うのです。  そういう点におきまして、科学技術庁においてはそ...全文を見る
○近江委員 ひとつ惜しみなく出していただいて、非常に国民が心配しておりますし、そうした影響調査等全力をあげてやっていただきたいと思うのです。  それで、技術的な問題におきましても、いわゆるタンク溶接部分の溶接ミスであるとか、タンク鋼板の材質の欠陥であるとか、いろいろなことがいわ...全文を見る
○近江委員 御承知のように、わが国の石油備蓄は今後九十日にしていく。そうなってきますと、もう全国的に非常にタンクの設置ということをやっていかなければならぬわけです。政府としても、そういう備蓄に対するそのための特別立法であるとか、いろいろな点をお考えになっておられるだろうと思うので...全文を見る
○近江委員 苦しい現状についての長官のそういう心情というものが吐露されたわけでありますけれども、事情わからないことはないのですけれども、これは私たち党におりましても、いろいろな分野を兼任している場合があるわけですよ。そうしますと、こっちのほうを力を入れたいと思ってもこっちがどうし...全文を見る
○近江委員 私は思うのですが、役所の悪いところは、すぐ権威とかそういうことを言う。少壮学者の中でも非常に優秀な人がおりますよ。ほんとうに国民サイドに立って、すばらしい頭を持ち勉強もされ、そういう中身を持っておる人がたくさんおられるのです。ですから、この際、こういうそれぞれの部会の...全文を見る
○近江委員 それでは、その点は、長官も今後そうするということをおっしゃっておりますし、私もこういう基本的なリストをつくったわけですから、今後は科学技術庁からそのつどお聞きして、そのメンバーがどう移り変わっていくか、どういう人材が登用されていくかということを見守っていきたいと思って...全文を見る
○近江委員 私は、その長官の頭脳を変えてもらいたいと思うのですよ。特殊な感情を持っているのじゃないのです。原子力の平和利用また核、こういう問題に対して、シビアな考え方を持っておるのが正常であるということを言っているんです。たとえば、いま長官は、原子力の平和利用の第一歩を進めるとき...全文を見る
○近江委員 その状況説明は、そのまま私も受けてみたいと思うのです。いま長官の認識を私はお聞きしているんですよ。日本人がいわゆる特殊感情を持っているとか、核アレルギーを持っているとかいうことが、フォードさんが来て、またそれがニュースになって世界じゅうに流れていく。日本人は非常に特殊...全文を見る
○近江委員 長官も国民と同じ、それが正常な感覚なんだという立場にお立ちになるのですね。もう一度お聞きしてこれで終わります。
○近江委員 それでは、時間の関係でこれで終わります。
12月24日第74回国会 衆議院 商工委員会 第2号
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○近江委員 福田長官が物特のほうに行かれます。そういうことで、先ほど理事諸君の了解を得まして、非常に短時間でございますが、行かれる前に御質問したいと思います。時間がございませんので、簡潔に、また誠意をもってお答えいただきたいと思います。  長官は、公共料金の値上げ抑制をあくまで...全文を見る
○近江委員 時間がありませんので、これで終わります。     —————————————
○近江委員 非常に限られた時間の中で何点かお伺いしたいと思っております。どうか簡潔に誠意をもってお答えをいただきたいと思います。  まず初めに、独禁法の問題についてお伺いしたいと思っておりますが、独禁法の問題につきましては、田中さんにかわりました三木内閣の重要な柱になっておる、...全文を見る
○近江委員 委員長が御努力されましてまとめられましたこの公取試案につきましては、わが党の改正案も提出しておりますし、それから見ますと若干の欠落はありますけれども、非常によく努力された。したがいまして、この公取試案の中身についてはぜひともこの改正案の中で十分に生かしていただきたい、...全文を見る
○近江委員 この問題につきましては、公取委員長としては非常に神経をとぎ澄まされて、動きについては注目されておられると思うのでありますけれども、この改正問題懇談会の今後の日程であるとか改正案提出のスケジュール等について、お聞きになっていらっしゃる点がありましたらお聞かせいただきたい...全文を見る
○近江委員 前通産大臣の中曽根さんは、この公取試案につきまして、これは高橋委員長の私の案である、そういう意味のことをおっしゃったわけですが、これにつきましては新大臣の河本さんはどう思われるかということをまずお伺いしたいと思うのです。それから、財界等の非常に強い意向もありまして、現...全文を見る
○近江委員 活力を阻害されないということをおっしゃっているわけですが、いままでどちらかというと自由主義経済というのは、結局、企業がやみカルテルをやってみたり、好きかってなことをやっておった。そういうことができることが自由なんだというような、そして喜びを持っていわゆる物価つり上げを...全文を見る
○近江委員 大臣として、現在のそういう市場構造の実態であるとか、その規制に関して企業分割とか原価公表についてはどういう認識をお持ちですか。
○近江委員 いずれにしても、この公取試案というものは、先ほども申し上げましたように、私たちは、抜けておる部分はありますけれども非常に評価もいたしておりますし、大臣もひとつそういう立場で、国民サイドに立って通産省としてまた力を入れていただきたい、このように思うわけです。  この改...全文を見る
○近江委員 じゃ、公取委員長はけっこうです。  非常に限られた時間でございますので、次に三菱石油水島製油所の事故についてお伺いしたいと思います。  これも時間の関係がありますのでポイントをひとつお伺いしたいと思いますが、この事故につきまして報告も先ほど受けたわけでございますが...全文を見る
○近江委員 このタンクは全く新品同様なんですね。昨年の十月に完成いたしまして今年五月の使用開始まで、一体どういう検査をしておったかという問題があるわけです。たとえば技術的に見ましても、タンク側壁の基部と底部の鋼板の厚みが違うというようなことから溶接部門に力がかかるということで伸び...全文を見る
○近江委員 海上保安庁さんも来られておりますし、油の回収等で非常に御苦労なさっておると思うのですが、私は先ほど瀬戸内海にはこれ以上置く必要はないんじゃないかと申し上げておるわけです。海上保安庁さんとして、あなたの立場でごらんになって、率直に、これ以上置くことは非常に危険であると思...全文を見る
○近江委員 その状況は大体わかっておるのですよ。瀬戸内海は、要するに六十年に一回しか水が変わらぬわけです。ですから、これ以上タンクを設置さすということは、海上保安庁の立場としては非常にまずいじゃないか、そういう国民の立場に立った率直なあなたの感想を聞いているわけです。規制すべきだ...全文を見る
○近江委員 これについては、先ほど大臣も増田さんも今後考えるということでありますし、私は、これ以上瀬戸内海でのそういうコンビナートなりタンクの増設については控えるべきであるということを強く要望いたしておきます。  それから、時間の関係であと中小企業の問題をちょっと聞きたいと思い...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんから、あと一問で終わりますが、政府関係金融三機関で一応七千億の追加が行なわれたわけでございますが、これが潤沢に融資されておるかどうか、さらに年末はこういう手を打ったけれども来年の一月から三月がまだたいへんな状態が予想されておるわけでございますが、こ...全文を見る
○近江委員 それでは終わります。ありがとうございました。