近江巳記夫

おおみみきお



当選回数回

近江巳記夫の1975年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月12日第75回国会 衆議院 商工委員会 第1号
議事録を見る
○近江委員 この独占禁止法の改正問題は、本国会におきましても、非常に大きな焦点になっておるわけでございます。私も昨年の予算委員会におきまして、やみカルテルの横行の実態を挙げ、独占禁止法の強化、改正を強く要望したわけでございます。そのときにも、総理あるいはまた公正取引委員長から強化...全文を見る
○近江委員 いま通産大臣は、バイタリティー、活力がなくなるようでは困るということをおっしゃっておるわけですが、いわゆる公正な経済秩序をしくため、すなわちレールをしくために今回の改正、強化がされるわけです。何もこの改正、強化が成ったから活力がなくなるということじゃないわけですよ。あ...全文を見る
○近江委員 あと私は、特にこの骨の中の骨の、先ほど申し上げた三項目について順次お伺いしていきたいと思います。  その前に公取委員長、御答弁いただいたわけでございますが、でき得る限りこの公取試案に近づくことを期待するということをおっしゃっておられるわけですけれども、少なくともこの...全文を見る
○近江委員 腹の中は煮えくり返っておるけれども見守っておるという公取委員長のお話であるわけでございますが、まあ、それぞれタイミングという問題があろうかと思いますけれども、じっくりと考える期間はこの意見聴取の段階で私はもう終わったと思いますし、産業界もすでにそういう具体的な反対のの...全文を見る
○近江委員 大臣のお考えというものについてお聞きしたい、このように思っておりますが、こう言ってもあなたはまたお答えにならぬかと思いますので、後でまだまとめて御答弁していただこうと思います。  それから、原価公表につきましては、私たちは、少なくとも今日の市場支配的な巨大企業という...全文を見る
○近江委員 効果が上がれば、振りかえの手段があればそれでもいい、そうした御答弁があったわけでございますが、たとえば具体的にそれはどういうような方法があるのでございましょうか。一例をお聞かせいただきたいと思います。
○近江委員 時間がございますと、さらにこうした問題についてお聞きしたいと思っておるのですが、次にいきたいと思います。  それから、価格の引き下げ命令につきまして、これは私、昨年の予算委員会においても申しましたが、やみカルテルの横行によって価格がつり上げられそのままになっておる、...全文を見る
○近江委員 公取委員長のおっしゃることは全くそのとおりだと思います。ぜひともこれを改正案として実現ができるように、委員長もがんばっていただきたいと思いますし、また私どもも御協力できる点におきましてはできる限り力を合わせてがんばっていきたいと思っております。  こうした独禁法の改...全文を見る
○近江委員 だけれども、五十二年四月に完全無鉛化をするということをおっしゃっているわけでしょう。それについてはどうなんですか。
○近江委員 大臣は、その答申にある五十二年四月に向かって、このときに完全無鉛化を実現するように努力されますか。
○近江委員 時間の関係で非常に簡単な質問になって私自身も非常に困っておりますが、ポイントをひとつお答えいただきたいと思います。  一つは、大学卒業者に対する採用取り消し問題でございます。前途ある学生たちにこれほどショックを与えた事件は私はないと思うのです。特に通産大臣は、大臣就...全文を見る
○近江委員 ここで、大臣も時間がございませんし、私も終わらなければならぬ時間でございますので終わりますけれども、調査をするということをおっしゃっておられることはわかるわけですが、そういう企業はたくさんあることはもうわかっておるわけでございます。そこで、処置をなさる上についてのはっ...全文を見る
○近江委員 もう私、終わりたいと思うのですが、いまから調査すると言ったって、学生はもう卒業を目前にして、いまからぼつぼつまた出てくるだろうということではもう遅いわけですよ。ですから、調査をするという段階ではなくして、出ておるのは確かなんですから、全企業に対して通達を通産大臣名で出...全文を見る
○近江委員 時間がありませんから終わりますが、その何らかの措置というのをひとつ早くやっていただきたいと思うのです。少なくとも企業に対して通達を即刻出すとか、何らかの歯どめをかけていかないと、ますますこういう問題が波及してくると私は思います。この点を強く要望いたしまして、私の質問を...全文を見る
02月20日第75回国会 衆議院 予算委員会 第17号
議事録を見る
○近江委員 昨年からの不況、そしてインフレの中で、中小企業また国民生活は、激浪の中で大変な厳しい状態に入っておるわけでございます。特に、最近の倒産件数等を見てまいりますと、戦後最高の記録を更新いたしておるわけでございます。特に中小企業の下請関係の場合を見てまいりますと、非常な発注...全文を見る
○近江委員 非常に厳しい現状のお話があったわけでございますが、確かに最近のそういう受注量の激減というものは、私も各地で下請業者の人とも会っておりますが、ひどいところはもうゼロパーセントに、いわゆる一〇〇%切ってくるという状態のところもあるわけです。いいところで、いわゆる六〇%カッ...全文を見る
○近江委員 まあ苦しいときはお互いであります。親企業が二〇%の生産削減をするというのであれば、下請も二〇%。しかし、それ以上カットしてはならぬという通達も出していらっしゃる。ところが、ゼロに等しいような大幅な削減をしておるというふうな問題もあるわけでございます。経団連としておっし...全文を見る
○近江委員 厳しい通達をお出しになるということでございますが、何と言いましても、担当の公正取引委員会なり中小企業庁、通産省が立入調査をびしびしやることであります。悪質企業につきましては、どんどんとそのように厳しい勧告あるいは公表を、こういう累犯についてはやっていくべきでございます...全文を見る
○近江委員 びしびしと、今後は立入調査をしていきたいということでございますが、何せ手勢が不足である、こういうことを私はいつも申し上げておるわけです。公正取引委員会のこうした陣容もふやしていく、これは政府全体でひとつ今後お考えいただきたいと思うわけでございます。  時間もないので...全文を見る
○近江委員 通産大臣に確認しておきますが、このデータは各省庁、公社、公団から取り寄せ、作成したものでありますが、見ていただいて間違いないと思いますが、それについてお答えいただき、そして担当の通産大臣として、その決意をお伺いしたいと思います。
○近江委員 非常に抽象的な御答弁だと思うのです。少なくとも毎年、五ヵ年計画なら五ヵ年計画と、そしてその目標に向かってそれを拡大していく。そのためには各省庁、公社、公団についてはどうするかというような、きめ細かい目標また努力、それに対する指導、こうしたものがあってしかるべきだと思う...全文を見る
○近江委員 土光会長もお聞きであろうかと思いますが、現在この輸出保険の運営につきまして重大な問題が提起されておるわけでございます。の中で、輸出保険料の算定が大変おくれておりますことは御承知のとおりでございます。保険料の算定がおくれ、したがって国が徴収する時期も大変おくれるために、...全文を見る
○近江委員 私は企業に対しても申し上げたいのは、当然その会社が払わなければならない保険料です。ですから、よしんば通産省がそういうコンピューターでおくれておるからということであっても、お払いすべきものは払わなければならない。企業の方からも、どうか早く言ってくださいとせかして、払わし...全文を見る
○近江委員 これは推定の数値であるということを御答弁になったわけでございますが、ここでひとつ確認しておきたいと思いますことは、この四十八年度の実績は、当然、四十八年度の特別会計の決算参照書として、憲法及び院法等に基づく会計検査院の検査を経て国会に提出されているものであります。輸出...全文を見る
○近江委員 院長、私いま申し上げたのはいわゆる解釈です。  もう一度申し上げますと、これは決算ベースの話でございますから、収納済みの保険料と申しますのは、徴収すべき保険料を確定して徴収した金額のことであり、収納未済の保険料というのは、保険料を決定して、その決定した保険料が徴収さ...全文を見る
○近江委員 そのとおりであるといたしますと、ここで挙げました「四十八年度保険料収入決算額に推計分を含む」ということは、これは適法な決算と言えるかどうかという問題でございます。適法な決算でないとすれば、違法な決算をされた、検査院がその点をどのようにチェックされたかということになると...全文を見る
○近江委員 適法でない、そういうことで事務処理を命じたということを御答弁になっておられたわけでございますが、通産大臣に私はお伺いしたいと思うのです。所管大臣として、この特別会計の決算及びこのような添付書をつくった通産大臣として、この点はどのようにお考えですか。
○近江委員 この法のたてまえから言って、これはもう完全に外れておることは明らかでございます。そういう点、さらに私は進めていきたいと思います。  会計検査院長から、いまいろいろ御答弁があったわけでございますが、その御答弁のとおりということで話を進めてまいりますと、ここで挙げました...全文を見る
○近江委員 五十年度予算におきまして、四十八年度決算というものは実績として出ておるわけですね。なるほど、四十九年度の決算書はまだ出ていないかもしれません。それと話を混同さしてはだめですよ。四十八年度は確定として出ておるわけであります。そこが非常に大きな問題でございます。  そこ...全文を見る
○近江委員 大蔵大臣、後でまた聞きますが、その前に、検査院長、ここで若干、輸出保険特別会計の実態に触れておきたいと思います。  先ほどから、四十八年度分として、推計の保険料収入が計上されていることが明らかになったわけでございますが、保険の引き受け件数は何件と推計され、また保険料...全文を見る
○近江委員 この四十二億という、これだけの金がいわゆる推定で計上されておるわけです。これが決算書として挙げられているわけですよ。こんなことは前代未聞の、国会始まって以来のことだと私は思うのです。  検査院長にさらにお伺いをいたしますが、四十七年度の保険料収入は、会計検査院といた...全文を見る
○近江委員 通産大臣、大蔵大臣にお伺いいたしたいと思いますが、ただいま会計検査院から御説明がありましたとおり、四十七年、四十八年の保険料収入の実績の計上はきわめていいかげんなものでありまして、これでは実績決算と言えるものではないわけであります。推計を含み、また推計が幾ら含まれてい...全文を見る
○近江委員 委員長もはからずもおっしゃいましたように、この問題は大変な問題でございます。これは国会史上、こういうようなでたらめな数字が、推計分が決算として出ておるということは、私は前代未聞だと思うのです。この五十年度の特別会計予算の歳入科目のトップに出ております保険料収入の款項目...全文を見る
○近江委員 いま委員長から、山田委員の質問に対しまして、そうしたお取り計らいをいただく、それで見守っていきたい、こう思っておりますが、私は副総理福田経企庁長官にお伺いしたいと思います。  いままでのこの経過を聞いておられまして、会計検査院長あるいは大蔵、通産両大臣の責任の明確化...全文を見る
○近江委員 福田長官も非常に遺憾であるということをおっしゃったわけですが、この問題は、本当にわれわれ議員といたしましても、こういうでたらめな決算、そしてまたそれに基づく予算が出ておる。それを審議していくということは、もう予算委員長がお取り計らいいただきましたその結果を見てでないと...全文を見る
○近江委員 じゃ終わります。
02月25日第75回国会 衆議院 商工委員会 第5号
議事録を見る
○近江委員 きょうは限られた時間でございます。そういうことで何点かお聞きしたいと思っておりますが、その中でも、きょうは独禁法の問題を初めに聞きたいと思うわけでございます。きょうは公正取引委員長が診察のため午前中はどうしてもということで御出席ができない、こういうことで非常に残念でご...全文を見る
○近江委員 事務レベルでのそうしたいろいろな意見の交換が終わった、後は骨子ですね。まず、この骨子ができて、先ほどおっしゃったようにいわゆる要綱の問題であるとか、当然法制局との問題もありましょうし、閣僚会議という形をとろうかと思うのですが、要するにいままでのお話でありますと、二十五...全文を見る
○近江委員 そうしますと、この数日中に経済閣僚会議で大体まとまる。そうしますと、今週中にはいわゆる骨子はまとまるわけですね。もう一度お聞きします。
○近江委員 当初二十五日をめどということで、これも大幅に遅れておるわけですね。いま長官としては三月の中下旬、これも非常に幅のある話なのですね。三木総理も三月中旬とたしかおっしゃったはずですね。その辺の幅なのですが、長官としてはどうなのですか、中旬にはぜひ出したい、こういうお気持ち...全文を見る
○近江委員 三木総理はいわゆる社会的な不公正をなくす、あるいはまた政治のいわゆる浄化といいますか、そういうようなことで、非常に国民に対してアピールなさっておられるわけです。ところが、法案がなかなか出てこない。特に政治資金規正法等もいつ出るかわからない。あるいは独禁法のこの改正案に...全文を見る
○近江委員 事務レベルで一応のお互いの意見交換が終わったということを先ほどおっしゃっておられたわけでございますが、そうなってきますと、大体この骨子というものは長官の頭でもうほぼできておると思うのです。そういう中におきまして長官がいままで本当に御苦労されてこられた、これについては敬...全文を見る
○近江委員 こうした中身につきましては、私たちも真っ先に法案を提出いたしまして、公取試案というものにつきましては、わが党なんかに比べますと相当な欠落なんかもあるわけですが、しかし、少なくとも最低限公取試案というものが守られていくならば、第一段階として評価できる、協力もしたい、こう...全文を見る
○近江委員 公正取引委員会の中立性、独立性ということは、私は非常に特徴のあることであり、これはどうしても貫いてもらいたい、こう思っておるのですが、この分割という点になってまいりますと、いわゆる譲渡という、そのように大幅に後退しておるわけでございますが、内閣が行うということになって...全文を見る
○近江委員 大体通産大臣、独禁法の問題についてはいつもあなたはそういうような答弁をなさるのですよ。少なくともあなた自身はどのように考えておられるかということについての御意見は、お述べになってもいいと思うのですよ。確かに植木総務長官のところでいわゆる取りまとめをなさっておられるわけ...全文を見る
○近江委員 また同じことをやりますと時間の浪費になりますので……。  それでは、植木さんにお聞きいたしますが、これは私、重大な問題だと思うのですよ。公正取引委員会に対するそういう国民の見方というものは——どちらかというと通産省の姿勢というものは企業寄りの姿勢ということはぬぐい去...全文を見る
○近江委員 公正取引委員会の独立性、自主性はあくまでもそれを守り、貫き通す、いまこういう長官のお話があったわけでございます。ということになってまいりますと、そういう争いが行われておるということば、これは公取がその独立性、中立性を守るという立場でございますから、当然公取が決めるとい...全文を見る
○近江委員 いま、圧力は受けておらない、いろいろな意見、独禁懇で出た意見、また公取の試案をもととして何物にも左右されずにやっていきたい、そういう圧力に屈することはないという基本的な姿勢はお述べになったわけでございます。  そこで、私がいま具体的に申し上げたことは、いわゆる原価の...全文を見る
○近江委員 長官までそう貝になってもらいますと、これは非常に困るわけです。やはり長官のところでまとめておられるわけですし、長官のそういう姿勢なり決意というものが非常に大きな反映をすると私は思うわけです。それで、いまの時点ではなかなか中身はわからない、言うことはできないということで...全文を見る
○近江委員 これ以上中身をお聞きしても、あなたもおっしゃらないと思いますから、中身は聞きません。  もう一度もとへ戻りますが、いままで、二十五日に骨子を出す、三日中旬に法案を出す、このようにおっしゃっておられて、骨子自体も今週一ぱいで出したいということはおっしゃっているわけです...全文を見る
02月26日第75回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第3号
議事録を見る
○近江分科員 人間にとりまして水というものは最も大切なものであります。ましてや飲料水につきましては、直接人体に影響するものでありまして、一点のそういう汚れというものも許されるものではないと私は思うのです。日本の水というものは世界でも良質で、うまいという定評があるわけでございます。...全文を見る
○近江分科員 この法律は厚生省の所管でございまして、いわゆる所管大臣のおられる本家本元の厚生省の建物の水はどうかという問題でございますが、まず、私がいま挙げるものについて異論があるかどうか、お聞きしたいと思うのです。  それで、まず一つは、年二回の水質検査はしていない。地下受け...全文を見る
○近江分科員 いま、御指摘のとおりでということをおっしゃったわけでございますが、私がこの問題を質問をするということを申し上げましたところ、先日の二十三日に清掃されたということを聞いておるわけでございますが、本家本元の厚生省がそういう実態でございます。  そこで、私は、ここにその...全文を見る
○近江分科員 大臣がいま非常に反省なさった御答弁でございまして、私もそれ以上は言いたくはないと思うのですけれども、しかし個人の感情と、やはりこの機会に申し上げておかなければならない点もあるわけでございますので、さらに続けたいと思います。  東京都の四十九年七月の調査、つまり給水...全文を見る
○近江分科員 あと時間の問題がありますので、私が言うた採点が合っているか、イエスかノーかだけあとの省庁の方はおっしゃってください。
○近江分科員 本当に代表的な省庁を挙げたわけでございますが、やはり私が申し上げたとおりの実態でございます。  そこで、私はちょっとデータをつくってきたわけでございますが、一番目に申し上げたいのは、厚生大臣のおひざ元である国立病院の実態でございます。ここで名前と所在地を申し上げる...全文を見る
○近江分科員 人事院は来ておられるかどうかわかりませんが、人事院の場合はマンホールの上が駐車場になっているわけですね。だから洗車した水や油の入る危険が十分にあるわけです。外務省の場合はマンホールの位置が低いので散水した水が入り込むようになっている。こういうことでは全くけしからぬと...全文を見る
○近江分科員 次に、民間のビル、マンション、ホテル、キャバレー、喫茶店等の雑居ビルの実態は、厚生省と同じくあるいはそれ以下で、全く話にならない実態であります。そこで、法適用の対象を一定規模に限定しているため、中小ビルは全くの野放しの状態となっておるわけでございます。  一例を申...全文を見る
○近江分科員 そうしますと、実態把握ということは、全国の都道府県に通達を出し、とりあえず建物について総点検をなさるということですね。それが一つと、それからいま三つの適用拡大等の中身をおっしゃったわけですが、政令改正等をなさる、こういうことですね。その二点についてもう一度確認いたし...全文を見る
○近江分科員 そういういろいろな措置をおとりになる間におきましても、こういう汚濁された水を飲んでいるわけですね。ですから、これは一刻も早くやらなければならなぬわけでございます。この総点検はいつまでにやられるのですか、局長さんのつもりとしては。
○近江分科員 来年度早々に着手するなんて、時期的に遅いですよ。厚生大臣も正直に、こういう実態をきょう朝聞いて驚いたということもおっしゃったわけですが、こういう実態をいままでお知りにならなかったこと自体が、大変な問題ですよ。こういう実態をこのまま放置しておくということは許せないこと...全文を見る
○近江分科員 もう時間がありませんから、最後に厚生大臣の前向きの決意をお伺いしまして、質問を終わりたいと思います。
○近江分科員 終わります。
02月28日第75回国会 衆議院 商工委員会 第6号
議事録を見る
○近江委員 福田長官が遅れておられるわけですが、そういうことで、まず通産大臣に初めにお伺いしておきたいと思います。  通産大臣は、総理府総務長官とお会いになって、いわゆる最後の詰めをなさったわけでありまして、これが一応物別れになったということでございますが、まず私、確認をしてお...全文を見る
○近江委員 この考え方というものは、いわゆる産業政策というものを第一義的なものと位置づけ、絶対不可侵というような非常に奇妙な考え方に立っておるように私は受け取れるわけであります。特に現行独禁法に加えまして、新たに産業政策に介入してくる、こういう言い方は、現行独禁法でさえも産業政策...全文を見る
○近江委員 いま福田長官がちょっと所用でおくれて来られたわけですが、途中でまた退席される、こういうことで、いまの問題からまたちょっと戻りますが、福田長官の時間の関係もありますから、まずお聞きしたいと思います。  まず最初に、きょう発表になりました二月の東京都区部におきましての消...全文を見る
○近江委員 長官がお見えになる前に通産大臣にちょっとお聞きしたのですが、この独禁法の改正問題につきまして、通産省とそれから総務長官との会談が物別れになった、このように伝えられているわけでありますが、副総理としてこの独禁法の改正問題についてどういう基本的なお考えを持っておられるか。...全文を見る
○近江委員 通産省と総務長官の間で物別れになった、その事態というものは私はきわめて深刻な状態じゃないかと思うのです。いま副総理は、いわゆる期待をしているとか協力していきたいとか、これは非常に、何となしに、第三者的とは言いませんけれども、少なくとも経済閣僚会議の長でありますし、まし...全文を見る
○近江委員 しかし、長官に私がお聞きしておるのは、いわゆる産業政策に公取が介入してくる、けしからぬじゃないか、こういう考え方というものが正しいのかどうか、私たちはこれは完全に誤っておると思うわけですよ。その根本的な考え方をいま長官にお伺いしているわけです。
○近江委員 この企業分割の問題も、会社の分割は政府案の骨子から欠落しておりまして、この営業の一部譲渡につきましても現行法の第七条に規定があるからという理由で問題だ、このように通産省を中心にやっておるわけですが、これはいわゆる行為規制と構造規制を故意に混同しようとしておられるのか、...全文を見る
○近江委員 それはあなた方の努力はわかるわけです。非常に苦しみながら一つのものを生み出そうとする努力はわかるわけですよ。しかし、考え方の根本におきまして、先ほど私が指摘したようなことがあくまでも占めておるというようなことであれば、これは国民が期待するようなものにはなりませんですよ...全文を見る
○近江委員 それから、この独禁法の改正につきまして、三木総理は国民に公約もされましたし、国民の望むそういう方向でこの独禁法を改正したい、しかも中小企業や消費者については十分配慮してみたいとおっしゃっているわけです。それで、政府案の骨格を見ておりましても抽象的な問題もまだまだ非常に...全文を見る
○近江委員 公取委員長の御発言は、審決してからした方がやはり消費者の立場にもなるんじゃないか、挙証ということになってくると非常にむずかしい、こうした立場を思っての御発言であった、このように思うわけです。ところが、先ほど申し上げましたように、年間に一回しか審決をしていない、これは昔...全文を見る
○近江委員 先ほども何回も話が出ておるわけですが、いわゆる違反事件の場合、この第一審というものは東京高裁に提起をする。東京高裁の専属管轄事項になっておるわけです。これは八十五条でなくなっておるわけでございます。これはいま私がお聞きしてまいりました問題と関連しておる問題でございます...全文を見る
○近江委員 これはいま公取委員長にお話しになったように、いろいろな体制の不備であるとかいろいろなそういう問題がからんできておるわけでありますが、いわゆる消費者の請求につきましてやはり審決前にした方がいいんじゃないか。専属告発権の問題もいままで石油連盟だけであったけれども、今後は公...全文を見る
○近江委員 終わります。      ————◇—————
02月28日第75回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第5号
議事録を見る
○近江分科員 きょうは非常に限られた時間でございますので、何点かにしぼってお伺いしたいと思っております。  まず初めにお伺いしたいことは、いま非常に社会問題になっておりますいわゆる企業の採用取り消しの問題でございますが、前途有望な青年の夢を打ち砕くような、そういう採用取り消し問...全文を見る
○近江分科員 この八団体で全国すべての学校は掌握できているわけですか。
○近江分科員 大学、短大で二百七十九名、自宅待機が千五百三名。これは、先ほども申し上げましたように、若い青年にとりまして非常に大きな問題であろうかと思います。私も、商工委員会等におきまして、通産大臣にもその問題を質疑をしまして、早速通産大臣の方から通達も各企業に出されたようでござ...全文を見る
○近江分科員 労働省から通達をお出しになるというのは、これは当然筋論であると思います。しかし、こういう深刻な状態になってきておりますし、文部省としても、企業等に何らかの働きかけといいますか、そうした点の処置をおとりになる気はないかどうか。
○近江分科員 これはそれぞれの所管があろうかと思いますけれども、やはり第一義的にはこれは文部省かと思います。前途ある青年の夢を本当に打ち砕く、社会に対する大きな不信感を植えつける。またこれは、現実に青少年に大変大きな動揺も与えております。確かに、不況であるとかインフレの問題、複雑...全文を見る
○近江分科員 次に私は、人口急増地の問題につきまして、お伺いしたいと思っております。  まず初めにお伺いしたいのは、いわゆる学校教育施設の用地補助の問題でございますが、昭和四十九年度につきましては百四十四億九千万円、昭和五十年度につきましては百九十四億四千万円が計上されておるわ...全文を見る
○近江分科員 この適正配分ということにつきましては、十分配慮をしていただきたいと思います。  それから、このいわゆる足切りの問題ですね。私はいつも分科会で申し上げておるのですが、六〇%から六五%ということになりまして、それは評価するわけであります。しかし現実にまだ三五%という線...全文を見る
○近江分科員 現在、いわゆる総需要抑制という名のもとにおきまして、非常に金融の引き締めが浸透しております。この学校用地の先行取得に関しまして、非常に各自治体は困っておるわけでございます。  それで、いわゆる金融機関の選別融資という問題ですが、よい意味での選定がなされなければなら...全文を見る
○近江分科員 先ほど申し上げましたように、銀行におきましても、企業等のそうした要請も非常に強いというような中で、確かに現場においては金が学校用地の取得については出てないわけですね。これは現状なんです。先ほど大蔵省さんは、銀行局にもその旨を伝えるということをおっしゃっておりますし、...全文を見る
○近江分科員 配分の問題でそれは解決するとおっしゃっていますが、それは違うのですよ。現状から見ますと、確かにいま局長は、対象の問題であるとか、あるいはデラックスだというふうなこともおっしゃっておりましたが、私もそれは全国は知りませんけれども、少なくとも私たちの周辺を見まして、そん...全文を見る
○近江分科員 文部省としまして、現在のこの高等学校の問題でございますが、特に急増地域におきましては高校建設が非常に大きな問題になってきているわけです。御承知のように、この高校建設については何ら補助がないわけですね。今日のこの自治体の状況を見ますと、どこの府県を見ましても、これは大...全文を見る
○近江分科員 もう時間がありませんから終わりますが、地方債というのはあくまで借金でありますし、大蔵省さんの根本的な考え方をひとつ大臣にも報告していただいて、よく御検討いただきたいと思います。この点だけを要望しまして、私の質問を終わります。
03月14日第75回国会 衆議院 商工委員会 第8号
議事録を見る
○近江委員 きょうは非常に限られた時間でございますので、何点かその中でお伺いしたいと思っております。  独禁法の改正問題につきましては、三月五日に政府素案が決定されまして、現在自民党との調整作業が続けられておるわけでございますが、その中におきまして種々の議論が提起されておるとい...全文を見る
○近江委員 独禁法は間違いなくこの商工委員会にかけられると思っておりますし、通産大臣もいままで総務長官との間におきまして政府素案の段階で非常に激しい議論を交わしてこられたわけでございます。やはりこの提出に当たりましても、閣僚の中でもさらに経済閣僚、その中でもかなめが通産大臣でござ...全文を見る
○近江委員 あなたの場合は一刻も早くという御答弁であるわけです。総務長官の場合は、遅くとも下旬ということをおっしゃっておるわけですね。いまでは抽象論じゃだめだと思うのです。ですから総務長官がおっしゃったように、通産大臣も少なくとも下旬までには提出する、こういうことでございますか。
○近江委員 同じことばかり繰り返しておるわけでございますが、総務長官が下旬ということをおっしゃっているわけですね。あなたとしては、総務長官のおっしゃったことについて応援をし、幾ら遅くとも下旬にそれを出したいという気持ちですか。
○近江委員 そうしますと、通産大臣も総務長官と同じ気持ちで努力をし、応援もしたい、こういうことかと思います。  いずれにしましても国会の会期等から見ましても、これでも遅いわけですよ。ですからひとつ政府の約束されたとおり、遅くても下旬いっぱいに間違いなく出していただくように、この...全文を見る
○近江委員 いつも中身につきましてはいまのように検討中であるということでお答えにならぬわけでございますが、きょうは時間のかげんもありますので、次に行きたいと思います。  現在の国際経済また国内の景気の動向を見ておりますと、いろいろな問題があるわけでございます。日銀は公定歩合につ...全文を見る
○近江委員 次に、いま問題になっておりますいわゆる隔膜法の転換計画の問題についてお伺いしたいと思っておりますが、この苛性ソーダの隔膜転換計画は今年の九月までに三分の二、五十三年の三月までに全部完了の予定ということで通産省の指導が行われておるわけでございますが、現在の進捗状況につい...全文を見る
○近江委員 この隔膜に使用いたします石綿の発がん問題が新たに注目されておるわけでございますが、この点について政府としてはどういうような対応策をおとりになるか、これは労働省からお伺いしたいと思います。
○近江委員 今日ソーダ工業界におきましていろいろな問題が出ておるようでございますが、一つは、ダウケミカル社の日本進出計画が明らかにされておる。現在非常に波乱を巻き起こしておりますが、このダウケミカル社の国際的な進出状況を見ておりますと、大体一〇〇%子会社出資、こういう形態になって...全文を見る
○近江委員 最近におきます不況の深刻化等で、産業界におきましては大幅な減産あるいは在庫調整、人員合理化等の動きが全業種に広がっておるわけでございますが、その反面、石油危機に誘発されました原燃料や人件費の高騰というものが圧迫要因となっておるというようなことで製品価格の値上げが行われ...全文を見る
03月20日第75回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第3号
議事録を見る
○近江委員 いま、NPTの問題につきまして、自民党内ではかんかんがくがくの論議が行われておるようでございます。この条約につきましては、いわゆる核軍縮の問題であるとか、安全保障の問題であるとか、あるいは査察の不平等の問題であるとか、確かにいろいろな問題があったわけであります。  ...全文を見る
○近江委員 科学技術庁長官は原子力委員長も兼任なさっているわけですが、いまは原子力委員長としてのそうした考えをお述べになったわけですね。  今度は閣僚として、科学技術庁長官としてはこの条約についてどのように取っ組んでいかれるのですか。
○近江委員 加入したとした場合、万が一にも脱退というような、あくまで話の上ですけれども、そういうことはあってはならないということですね。  そこで、ユーラトム並みに一つはかち取ったということをよく聞くわけです。そうすると、当然条件がついてくるわけですね。第五次でいろいろ決められ...全文を見る
○近江委員 私の質問しているのはそうじゃないのですよ。それはわかっているんですよ。いわゆる、一つは事業者から機能的に独立しておること、あるいはユーラトムと同様な技術的な有効性を持つこと、査察等につきましてそういう保障機能について歯どめがかかっているわけでしょう。そのことを聞いてい...全文を見る
○近江委員 それと、事業者から機能的に独立しておるということですね。そういう前提条件があって初めていま大臣がおっしゃったようなことが生きてくるわけですね。  ところでお聞きしますが、わが国における査察官は、いま何名いるのですか。
○近江委員 このユーラトムは九カ国ですね。それで査察官が本当に専門の人だけで六十八名おるわけですね。現実にいま科学技術庁では、実際のところは、正規の査察官というのは八名でしょう。どうなんですか。正確にそれを答えなさい。
○近江委員 こういう状況ですよ。八名なんですよ。それでユーラトム並みにかち取ったとかなんとかというような非常に宣伝ができておるのですが、査察機構なんて言ったって、ちっぽけな部屋に八人いるだけでしょう。こんなことでわが国が前提条件を満たせるかという問題なんです。これは前提条件を全然...全文を見る
○近江委員 私の聞いているのでは、四十九年では三百七マン・デーになっているわけですね。そうすると、大分またこの数値が違いますし、いまのこういう八人のような状態で、長官としては積極的に批准を進めたいということをおっしゃっているわけですね。ところが、肝心の国内の査察体制というものはで...全文を見る
○近江委員 長官のおっしゃったのは四十八年度でありまして、私が言ったのは四十九年度なんですよ。まだ四十九年度は三月一ぱい終わっておりませんけれども、いままでのところで。私の方が新しいことを聞いている。長官も新しいことをよくつかんでもらいたいと思うのです。それは後でお調べになったら...全文を見る
○近江委員 いま、非核三原則が政府の方針としてうたわれておるわけですが、長官も常に、いわゆる平和利用に徹するということをおっしゃっておりますし、日本の非核武装宣言をこの際やったらどうかと思うのですが、あなたはどう思いますか。
○近江委員 これはいろいろ中身があると思うのですが、いずれにしても、日本はいまそういう批准についても、自民党内では非常にいろいろな論議があって、まあ大臣はそういう積極姿勢を出しておられるわけですが、なかなか足踏み状態である。いろいろな疑惑の目で見られる。それの一つの補完といいます...全文を見る
○近江委員 いま、山田さんからお話があったのですが、それは法改正をすればできるわけですよ。長官はどのようにお考えですか。常勤の問題であるとか定員の問題であるとか、これはもう法改正すればいとも簡単ですよ。
○近江委員 だから、またそういう点で懇談会が出てくるわけですね。  そこで、山田さんに再確認しておきたいのですが、開発と規制、この両面性があるわけですが、比重を大きく、いわゆる安全性の確保と国民の信頼性回復に最重点を置くという、この態度は間違いありませんか。
○近江委員 いずれにしても、国民の信頼性を回復するかどうかはひとえに原子力委員会、政府の姿勢にかかっておるわけでございますので、いまおっしゃったことをひとつ実行していただきたいと思うのです。  それから、「むつ」問題は、いよいよ日にちも迫ってきております。たしか四月十四日でした...全文を見る
○近江委員 従業員等は非常に生活の心配があるわけでありますし、ひとつ十分な配慮をしていただきたいと思うのです。  それから次に、御承知のように、ジュネーブにおきまして海洋法会議が開催されておるわけです。今回の会議におきましては、昨年の夏だったと思いますが、カラカスにおける第二回...全文を見る
○近江委員 いわゆる海洋開発という問題は、長官も所信表明の中で、第二の問題として、「宇宙開発及び海洋開発の推進であります。」とおっしゃっているわけです。私たちも聞いたわけです。したがって、これは非常に大きな問題なんです。そうなってきますと、これはもう非常に領域の広い問題であります...全文を見る
○近江委員 いわゆる海峡の自由通航を訴えていくということをおっしゃっているわけですが、そうなってきますと、わが国にもいわゆる国際海峡と言われる、たとえば津軽海峡、あるいは対馬海峡、あるいは宗谷海峡等のそういう運航の問題があるわけですが、わが国の場合はどういう方針でいくのですか。
○近江委員 もう一つ確信のない、ちょっと奥歯にはさまったような御答弁であったと思うのですが、時間の関係がありますので次へいきます。  この経済水域等も、二百海里というような線も出ておるわけでありますし、まだ今後の推移を見てみなければわかりませんけれども、少なくとも今後そういう方...全文を見る
○近江委員 もう終わりますが、環境基準をさらにもっと再検討してもらいたいということと同時に、いわゆるその監視なり、それを各省庁に守らせるための運用ですね、やはり環境庁が中心にならなければいかぬわけですよ。非常にその点が弱いように思うのですよ。その点についてはどう考えますか。
○近江委員 もう終わりますが、いわゆる海洋開発の中心は科学技術庁がやっているわけですよ。そうすると、この問題だって大変な問題ですよ。それをいま長官は二つの問題にしぼってお答えになったわけですね。それは長官なりのお考えかと思いますよ、一番関係の深いところですから。だけれども、やはり...全文を見る
○近江委員 終わります。
03月25日第75回国会 衆議院 商工委員会 第10号
議事録を見る
○近江委員 まず初めに、石油をめぐります国際情勢につきましてお伺いしたいと思います。  最近、石油をめぐる国際情勢というものは、新しい秩序を求めて激しく揺れ動いておるわけであります。去る二月三日、キッシンジャー米国務長官は、IEAに対しまして輸入石油の最低価格設定というものを提...全文を見る
○近江委員 石油の新しい安定した価格体系につきましては、わが国のように他に代替エネルギー源を持たない国としましては、長官のお話では基本的には賛成の方向ということでありますが、その場合、産油国を含めました国際的な合意というものがどうしても必要になろうかと思うのです。この点につきまし...全文を見る
○近江委員 先ほど長官のお話の中で、いわゆる最低価格の設定と並びまして、アメリカとしては代替エネルギー開発のためのそういう何らかの制度、これは国際財団のようなものじゃないかと思うのですが、そういうお話もちょっとあったように思うのですけれども、その提案の具体的な内容とわが国の考え方...全文を見る
○近江委員 一昨年末のオイルショックによりまして大変な恐慌を来したわけでございますが、わが国は昔から石炭、水力等は若干あったわけでございますが、大体エネルギー資源が非常に乏しいわけであります。ところが、代替エネルギーの開発につきましては熱心ではなかったのじゃないか、このように思う...全文を見る
○近江委員 それじゃ、大臣は三時半とおっしゃっていましたから結構です。  いま大臣から非常に前向きなお話がありましたが、非常に結構だと思うのです。大体私は、エネルギー庁という規模自体が間違っておる、これはもう早くエネルギー省をつくってあたりまえだと思うのですね。それぐらい政府が...全文を見る
○近江委員 技術論みたいになりますけれども、たとえばいわゆる太陽熱の利用ということを考えていきますと、確かに原発のようなわけにはいかぬと思うのですね。確かに単位は非常に小さいかもしれないけれども、たとえ小さくてもそういう活用方法というものは幾らでもあるわけですね。また、今後の技術...全文を見る
○近江委員 それから、四月七日からパリでエネルギー問題に関する国際準備会議が開かれるということを聞いておるわけですが、会議の性格、主要な議題、わが国の基本方針などにつきまして長官からお伺いしたいと思います。
○近江委員 これまでエネルギーに関する幾つかの国際会議というものが開かれておるわけですが、新聞報道等で伝えられる情報によりますと、わが国の基本姿勢というものは余り明確とは言えないように思われるわけであります。わが国は資源に乏しい中で大消費国であるわけであります。困難な場面が非常に...全文を見る
○近江委員 この問題も非常に抽象論を出ておらないように思いますが、それくらいしか言えないんじゃないかと思うわけです。しかし、こういう問題につきましては、政府の責任者の皆さん方ですから、常に十分討議をし——その場面になってからばたばたあわてる、常にそういう姿勢が見られるわけですね。...全文を見る
○近江委員 この石油の探鉱開発事業というものは非常にリスキーな事業であるということを聞いているわけでありますが、非常に巨額な資金、優秀な技術力も兼ね備えなければ、これはできないわけであります。わが国のワンプロジェクト・ワンカンパニー方式は、資金、技術力も分散させ、今後の新規利権に...全文を見る
○近江委員 そういう方向ということになってきますと、現在、その企業ごとのいわゆるリスキーに対するカバーということに機能としてなっておるように聞いておるわけですが、公団からの融資というものは、現在は成功払い方式で企業が対象になっているわけですね。そうなってきますと、幾つかのプロジェ...全文を見る
○近江委員 これは今後の問題点であろうかと思いますし、私たちとしても、その方向がいいとも悪いともまだ決めかねておりますので、政府でもひとつ十分検討してもらいたいと思います。私たちも研究したいと思います。  今回の法改正によりまして、公団が直接利権を取得する機能を持つことになるわ...全文を見る
○近江委員 中東地域からの原油輸入のあり方についてお聞きしたいと思いますが、わが国の輸入原油は、今後とも中東地域にその過半を依存しなければならないわけですが、最近の事業参加、国有化の激しい進展から見ますと、今後は産油国のいわゆるDD原油が増加してくると思われるわけです。現在わが国...全文を見る
○近江委員 そういう方向でありますと、これは非常に重要な問題だと私は思いますし、その点政府として、六社共同でやらしておるとかいろいろありますが、はっきりした線じゃないように思うのですね。そういう体制のないところにそういう話が来て、とりあえずというような感じがするわけです。ですから...全文を見る
○近江委員 長官もおっしゃったわけですが、一たん事が起きますと、急激に問題解決に取り組むわけですけれども、のど元過ぎれば熱さ忘れるということがありますが、熱が冷めると事後処理につきましては熱心にしないという、従来からわが国政府にはそういう態度があったように思うのです。やはり何とい...全文を見る
○近江委員 この備蓄構想進展のか夢は、何といいましても安全対策の確立にあろうというように思うわけです。水島の事故等を見ましても、これは非常に大変な問題でございますし、現在あるタンクにおきましても、不等沈下を初め次々と問題の発生が考えられるわけです。そういう点で非常に心配な点が多々...全文を見る
○近江委員 あれだけの大事故があったわけでありますし、瀬戸内海の浄化対策についても政府は考えておると思いますが、なかなかこれはむずかしい問題です。こういうことを二度と繰り返してはなりませんし、そういう点で、この石油開発公団法も大いに関連があるわけです。ですから、いま自治省を中心に...全文を見る
○近江委員 政務次官がお答えになる前に、もう一度長官にお伺いしますが、間違いなく今国会にこの法案をお出しになりますか。それはもう大変な、重要な問題であります。抽象論では済まぬ問題です。
○近江委員 これは三木総理も早期提出を命じておられるわけですね。大体三木総理は、独禁法の改正にしましても、当初三月中旬に出す、それがいまでは四月中旬になろう、すべてそういう方向に来ておるわけですね。これでは公約ばかりで何の実行もない。ましてや水島であれだけの大事故を起こしておるわ...全文を見る
○近江委員 それで、各社が検討してきました備蓄基地につきまして、われわれの聞いておりますのは、三菱が志布志湾、三井が周防灘、関西電力等が四国の橘湾、出光が苫小牧、それから三菱、丸善が沖繩の金武湾ですか、それから東亜燃料が奄美大島、大協が五島というように多くの計画があったように聞い...全文を見る
○近江委員 九十日備蓄を実現するためには、今後五年間で一兆五千億程度の資金が必要じゃないかということをお聞きしておるわけですが、もしもこれを計画どおり進めるということになってきますと、この財源対策のめどというものについては、どのようにお考えですか。
○近江委員 じゃ、時間も来ておりますので、特に先ほどのコンビナート法案の成否等の重要な問題もございますし、きょうは大臣ももうおられませんので留保しまして、きょうの質問はこれで終わりたいと思います。      ————◇—————
03月26日第75回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
議事録を見る
○近江委員 原子力問題につきましては、「むつ」の事故が象徴的な事件として非常に大きな問題になったわけでございますが、根本的に、わが国の原子力行政をどのようにやっていくかということが問われておるわけであります。  そういう中で、かなめとなる原子力委員の間で次々と辞退が続いておる。...全文を見る
○近江委員 正式に辞表なり何なりは受け取っておられないわけですね。確認しておきます。
○近江委員 火のないところに煙は立たないわけでありますし、田島委員に続きまして、二人目のそうした問題がまた浮かび上がってきておるわけです。原子力委員会も、今後どうしていくかという大きな問題をいま抱えておられるように思うわけです。その点、そうした稲葉さんの気持ちというものも非常に複...全文を見る
○近江委員 田島さんの辞任を思いとどまらすことはできなかった、そうした責任もお感じになっておる。もちろん「むつ」の件についてもお感じになっていると思うのです。  私は、もっと大きな問題として、今日の原子力委員会というものが、いわゆる規制か開発かという大きなジレンマに立っておると...全文を見る
○近江委員 こういう問題点をお聞きしますと、その行政懇談会の結論待ち、これが隠れみのになっておるということは何回も申し上げておるわけですが、この行政懇談会自身も真剣にいまそれだけの動きをやっておられるのか。やはりこれだけ多くの問題を抱えておるわけですから、長官初め関係者が全部いわ...全文を見る
○近江委員 ちょっと具体的な問題をお聞きしたいと思うのですが、いわゆる原発でのそうした廃棄物の問題、またアイソトープ等の利用も全国的に非常にふえてきております。そういう点のいわゆる処理の問題が浮かび上がってくると思うのです。これはいつも申し上げておるわけです。  まず、原発の廃...全文を見る
○近江委員 数字が全然違いますね。私の調査では原研に約二万本、原子力施設に二万本、それから低レベル加工工場で五千本、計四万五千本。どうなんですか、その辺、数字をはっきり言いなさい。
○近江委員 現在、四万五千本ドラムかんであるわけですね。そうしますと、いまから推計いたしますと、昭和六十年には何万本になるのですか。
○近江委員 それは、いわゆるアイソトープの関係であるとか、全部ひっくるめて百三十二万本ですか。
○近江委員 いま四万五千本という点からいきますと、このアイソトープ関係も入れますと、約二百万本ぐらいになるのと違いますか。
○近江委員 大体そういう推計ができていないこと自体、廃棄物処理についての皆さん方のずさんさが出ているわけですよ。そのくらいのことは当然計画をお立てになるべきですし、また、これだけの本数を置くところもないわけですよね。いろいろと検討なさっておると思うのですが、委員会でも私が何回も申...全文を見る
○近江委員 それで、皆さん方はまた昭和五十二年から海中投棄をするということを計画なさっておられるようですが、これは本当にそういうようなことをして影響ないのですか。いまや、国際的にも海洋法の問題が討議されております。もちろん領海の問題であるとか経済水域の問題であるとか、いろいろな問...全文を見る
○近江委員 五十二年から投棄をしたいということで研究を進めておる。いままだ、いわゆるどれだけ弊害が出るかわからないということで研究を進めているわけですよ。にもかかわらず、施行規則においては、いわゆる海中投棄をしてもよろしいとうたっているわけですね。こういう矛盾ということを感じませ...全文を見る
○近江委員 五十二年に海中投棄する、その目標に向かっていまやっておるということでありますが、これだけ海の汚染、特に今後領海幅の拡大、経済水域の問題等何回も申し上げておりますが、国際的にもそういう方向になってくると、特に沿岸の汚染ということにつきましては、これは非常に重要な問題にな...全文を見る
○近江委員 いずれにしても、開発ばかり進めて、いわゆる処理という問題について余りにも漠然としておると思うのですよ。安易に海を捨て場と考えている。まだ皆さん方の発想は変わっておらぬわけですよ。非常にそれはよくないと思いますね。ですから、いわゆるこうした発電システム全体の中でこれはも...全文を見る
○近江委員 それはしようがないと思いますと言ったって、言葉のあやを別に言うわけじゃないですけれども、いずれにしても、もっとひとつ真剣に取っ組まなければいけませんよ、これは。言わなければ五十二年からほうりますよ、このまま予定どおり。そういう安易なあれにつきましては、本委員会におきま...全文を見る
○近江委員 把握しておらないということ自体、結局、これはもう話にならぬですよ。あなたはいま二百トンなんておっしゃっているけれども、このデータでいきますと、昭和四十六年度末推計排出量が、一日に百九十五万五千トンになっておるのですね、これは全部ひっくるめてですけれども。そうしますと、...全文を見る
○近江委員 きょうは警察庁も来ていただいておるわけですが、警察庁のデータでいきますと、昭和四十八年中に廃棄物処理法を適用して検挙した事犯が千五十六件、廃棄された廃棄物を見ますと、総量二十七万二千九百四十五トン、この中で、いわゆる有害物質を含有するおそれのあるものが三二・六%に達し...全文を見る
○近江委員 資源調査会です。
○近江委員 そういういろいろ研究をなさっているとおっしゃっていますけれども、現場にはそれが徹底していないわけですよ。結局は、処理技術がまだ確立されていないとか、そういうようなことで不法投棄もどんどんやっている。不法投棄の問題にしても、昨年の水島地区の内陸埋め立て処分については検挙...全文を見る
○近江委員 こういうことが数多くあるわけですよ。先ほど私は警察庁のデータを読んだでしょう。四十八年度だけでも千五十六件あるわけですよ。二十七万二千九百四十五トン、そういうような不法投棄もされているわけです。なぜかと言うと、技術ができてない、どんどん量が来る、仕方がないからほうるん...全文を見る
○近江委員 だから、いわゆる基本的な数字をつかんでないわけですよね。私たちは推定五万トンと見ておるわけですが、そうしますと、百七十五万トンは埋め立て処分ということになっておるわけですけれども、その中には、いわゆる企業が保管処分として保管しておる量が相当あるわけです。その数量、把握...全文を見る
○近江委員 結局これが実態なんです。私は、いま水島の例とか、そういうようなことを申し上げたわけですけれども、これらは刑事事件となったものの一部でありますけれども、いわゆる根本的には、有害廃棄物を無害にして処分してないところに非常に大きな問題があるわけです。環境庁の告示で有害物質の...全文を見る
○近江委員 いま数字の発表があったわけですが、いわゆるそれだけの無害にしての処分であれば、規定どおりやっておられるなら一応は納得できる面もありますけれども、いわゆる警察庁なり海上保安庁なりがそうやって検挙した数だけでも四十八年度においてはこれだけの数値に上っておる。ほとんど処分さ...全文を見る
○近江委員 冒頭に触れた問題に戻るわけですが、政府は厚生省、環境庁あるいは科学技術庁、警察庁、海上保安庁などの関係省庁で、言うならば一つのプロジェクトチームみたいなものをつくって、いわゆるまず企業が排出する産業廃棄物の種類と数量と処分方法、あるいは処分数量等の実態を点検し把握する...全文を見る
○近江委員 国全体としてこの問題については取り組むという大臣の非常に前向きな発言がありましたので、その点は非常に期待をしておるわけであります。特に科学技術庁長官とされましては、いわゆるこの有害の物を無害にした上でそういう処分ということになるわけでありまして、いま問題は、無害にして...全文を見る
○近江委員 終わります。
03月28日第75回国会 衆議院 商工委員会 第12号
議事録を見る
○近江委員 大陸だな等の周辺海域の開発につきましてお伺いしたいと思っておりますが、わが国が周辺大陸だなの開発を促進することは、最も確実な安定供給源を持つことになるわけでありまして、これは非常に重要な課題であろうかと思います。今回の法改正で、領海内の探鉱事業に対しても公団から投融資...全文を見る
○近江委員 領海内の鉱区の設定状況及び各社の探鉱事業計画をどのように把握されておりますか。
○近江委員 この三海里なり十二海里——十二海里というのは、大体世界の大勢と思いますが、やはり通産省は常にそういう点を把握しておく必要がある、このように思います。いま整理できないならやむを得ませんが、今後しっかりやってもらいたいと思います。  それから、領海外の周辺大陸だなの探査...全文を見る
○近江委員 現段階で最も有望と見られるのはどこか、この点についてお伺いしたいと思うのです。その場合、日韓大陸だな共同開発協定で規定する地域というものは入っておるのかどうか、以上の点、お伺いします。
○近江委員 有望な海域として、いま長官がお話しになったわけですが、その中で、現在進めようとしておりますこの日韓大陸だな共同開発協定で規定する地域というのをいまお話しになったわけでございますが、この区域におきまして、日本側あるいは韓国側でどういう企業が探鉱開発をしようとしておるのか...全文を見る
○近江委員 しかし、この地域につきましては、今後海洋法会議で二百海里の経済水域が決まったとしましても、わが国と韓国だけではなく、中国とも一部錯綜する地域じゃないかと思うわけです。そういう点で、日韓両国だけで決めるべきではないと思うわけですが、この点についての考え方はどうですか。
○近江委員 そうなってきますと、少なくともこういうような国際政治上問題を起こす可能性のある地域に対しましては、国の機関である公団から投融資をすべきじゃない、このように思うわけですが、これについて長官と大臣からお伺いしたいと思います。
○近江委員 いま大臣から明確に行わないというお話があったわけですが、この点は非常に大事な問題でございますので、今後必ずそれを守っていただきたい、このことを申し上げて終わります。
○近江委員 先ほど約束の時間が来まして佐野委員に質問を譲ったわけですが、そういうことで、一点だけ大臣にお聞きしておきたいと思うのですが、この法案によりましても、備蓄をするための融資を公団が行う、こういうことになっておるわけであります。大臣も御承知のように、水島地区におきますタンク...全文を見る
○近江委員 そうすると、大臣の御答弁によりますと、最後の仕上げに全力を挙げておるという状況からしますと、間違いなく今国会で成立でざる、いわゆるそのタイミング等もあるわけでございますし、間違いなく今国会には提出し、それを成立させるようになさるおつもりですね。もう一度確認しておきます...全文を見る
○近江委員 それでは、しばらく留保しまして、ちょっと置いておきます。
○近江委員 私は、最近問題になっておりますマルチ商法の問題についてお伺いしたいと思っております。  近年、ネズミ講的な特殊な販売組織を持つマルチ商法等の特殊販売が急速に拡大をしてきております。消費者または販売組織への加盟者から多大な犠牲者が続出いたしております。さらには、相互の...全文を見る
○近江委員 いま天谷さんずっとお答えになったわけですが、あと追って聞いていきますから、私がお聞きした点について答えてもらいたいと思うのです。  そこで、アンケートを出しましたこの回答を見ましても、出資金の状況、百三十三名来ておりますが、三百万円以上出した人が一名、二百万円以上が...全文を見る
○近江委員 いま天谷さんから効果が全く認められないという御答弁があったわけでございます。  そういたしますと、いま嶋崎政務次官にお見せしましたように、そのパンフレットにおきましては、宣伝内容というものはいろいろ書いてあるわけでございます。「エンジンに付着するカーボンを少なくしま...全文を見る
○近江委員 法違反の疑いがあるということをおっしゃったわけでございます。そういう点からも、これは非常に問題だと思います。  それから、警察庁にお伺いしたいと思いますが、先ほど申し上げましたように、こうしたマルチ商法につきまして、警察庁としてはどのような認識をお持ちかお伺いしたい...全文を見る
○近江委員 この被害例は成人にとどまらず、高校生やはなはだしいのは小学生にも及んでおる。こういう実態を見ますと、警察庁としてこうした未成年の被害についてどのように対処なさるか、もう一度ひとつお伺いしたいと思います。
○近江委員 すでにマスコミの報道でも明らかなように、三月十九日、エー・ピー・オー・ジャパン社と被害者の代表との間にトラブルが起きまして、被害者代表が拉致されるという事件が発生しておりますが、この事件の背景とてんまつについて説明をお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 こうした問題はやはり話し合いでやっていくというのがあたりまえでありまして、こういう暴力事件ということは、これはもうほんとうに社会的にも非常に許すことのできない問題であろうかと思います。そういう点で、警察庁としてもさらにこの問題についてもよく調査をし、対処をしていただき...全文を見る
○近江委員 まだまだ掌握していきますと、私、もっと被害が出ておると思うのです。そういう点、いま政務次官から連絡協議会等を通じて徹底させてそういう被害が起きないように今後やっていくというお話がございましたが、特にこういう高校生、未成年のそういう問題というものは非常に大きな問題でござ...全文を見る
○近江委員 現在個別的な調査中ということでありますので、内容等については明かすことが非常にむずかしい問題もあろうかと思いますが、ホリディ・マジックは大分やり方を変えてきておるようにも聞いておるわけですが、もしそういうことで勧告するに至らないようなことになった場合、独禁法二十五条に...全文を見る
○近江委員 そこで、勧告を省略して早く審判開始ができる規定のいわゆる第四十九条というものがあるわけですが、この四十九条でやればどうかと思うのですが、この点についてはどうですか。
○近江委員 マルチ商法に対しまして独禁法によって迫っていくのは非常に重要な対策の一つであるわけですが、先ほど申し上げたようなケースになった場合、過去に生じたマルチ商法による被害者の損害の救済はできなくなる、そういう非常に限定された効果しか持たない現行独禁法の限界性というものがある...全文を見る
○近江委員 いずれにしましても、公取委員会としてはホリディ・マジック社のこの件について調査なさっておられるわけですし、これは一日も早く結論を出す必要があろうかと思うのです。そういう点につきまして、公取さんも非常にまじめに真剣にやっておられると思うのですが、非常に遅いじゃないかとい...全文を見る
○近江委員 独禁法の限界性につきましては、先ほど御答弁あったように非常に問題があるわけです。このことを見ましても独禁法と両立しましてマルチ商法規制の立法がどうしても必要である、このように思うわけです。この点につきまして通産政務次官はどのようにお考えですか。——その前に局長からお伺...全文を見る
○近江委員 先ほど申し上げましたように、公取の審決を一日も早く出してもらいたい、通産省もこのように言っているわけですが、公取のホリディ・マジック社に対する審決が出ないと踏み切りがつかないというのは、公取がマルチ商法における不公正取引の認定基準とでも言えるこの取り締まりのガイドライ...全文を見る
○近江委員 公取事務局長にお伺いしますが、そうした認定基準といいますか、そういうものは出されるかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。
○近江委員 産業構造審議会の答申もありますし、現在通産省として立案中の法案の骨子について説明してもらいたいと思うのです。特に説明会の規則、被害者救済方法、業者に対する罰則などにつきましては特に具体的にお答えいただきたいと思います。
○近江委員 いま御説明を聞いたわけでありますが、独禁法的な見方でとらえる以前のいわゆる予防的措置なども含み、公取の認定基準の決定待ちでなくても、少し緩い概念規定ででも早急に立法に踏み切るべきではないか、このように思うわけです。立法の目的さえ明確にしておけば、相当広範なものを網羅し...全文を見る
○近江委員 検討させていただきたいということはよくわかるわけですが、このように現在でも被害がどんどん拡大していっておるわけであります。そういう点におきまして、政府としてはやはり速やかにこれに対処する必要があると思うのです。そういう点におきまして、公正取引委員会の調査待ちというよう...全文を見る
○近江委員 それでは、約束の時間が来ましたので終わりたいと思いますが、いま政務次官も御答弁になりましたように、これは本当に緊急を要する問題でございますし、力を入れて速やかに立法規制ができますように努力していただきたいと思います。重ねて要望いたしまして、私の質問を終わりたいと思いま...全文を見る
04月15日第75回国会 衆議院 商工委員会 第13号
議事録を見る
○近江委員 この中小企業の近代化施策のあり方の問題でございますが、中小企業を取り巻く経済環境というものは、三十年代の当時と比べますと、非常に複雑化しておる、困難なものになってきておるわけであります。  そこで、この近代化につきましても、これら時代の要請にこたえるものでなければな...全文を見る
○近江委員 この現行のいわゆる近促法につきまして、政府としてはどのように評価なさっておるかという問題でございますが、近促法に対しましては、従来から、力のある企業のみを助長して小規模零細企業を切り捨てる政策じゃないかとか、あるいは近代化の倒産につながっておったのではないか、あるいは...全文を見る
○近江委員 非常にいい面の評価ばかりなさっておられたように私は思うのですが、そういうきわめて代表的な批判があるということを先ほど私申し上げたわけでありまして、全然それでは謙虚にそういう点を受けとめておられない。そういうことでは、いわゆる本当の意味での近代化はできないと思うのですね...全文を見る
○近江委員 時代への対応といいますか、一たび制度を発足させると、それをどこまでも守っていくのだということじゃだめだと思うのです。そういうことで今回このように改正案をお出しになっておられるわけでありますが、時期的にももう少し早くすべきじゃなかったのか、私はこのように思うわけです。 ...全文を見る
○近江委員 それで、目的が改正されるわけでございますが、これによりまして近代化政策というものは実質、方向転換をしたのか、あるいは目的は改正してもこれまでの延長と見てよいのかどうか、この点についてはどうですか。
○近江委員 近代化計画策定業種の指定要件が拡大されまして、「国民生活との関連性が高い物品又は役務を供給する」業種も政令指定されることになったわけですが、これによりまして、たとえばどういった業種が指定されることになるのかという問題があります。  これまでみそ、しょうゆ、製パン業、...全文を見る
○近江委員 それで、いま二問お聞きしたわけですね。初めの方は、このようにいわゆる「国民生活との関連性が高い物品又は役務を供給する」業種も政令指定されることになった。これによって、たとえばどういった業種が指定されることになるのか、これをお聞きしておるわけですよ。
○近江委員 今回の改正によりまして、近代化計画に知識集約化事項について定め、知識集約化の構造改善事業を進めることとしておるわけでございますが、四十八年度から行っているいわゆる第三近促との関係ですね、この第三近促を実施している業種との関係は今後どのようになるわけですか。
○近江委員 まとめてお聞きしますが、近代化計画にはまた新たに「従業員の福祉の向上、消費者の利益の増進、環境の保全その他の近代化に際し配慮すべき重要事項」についても定めることになっておりますが、その内容の詳細についてお聞きしたいと思います。
○近江委員 先ほども申し上げましたが、こういうことはもっと早くやるべきことであったわけですね。その辺政府としては、内容が非常に遅い。特にこの事項については、それを申し上げておきたいと思います。  それからその次に、関連業種との構造改善につきまして、関連業種協調型の構造改善を設け...全文を見る
○近江委員 いま長官がおっしゃった、まさにその点なんですね。そういうことで振り回されないように十分御注意をしていただきたい、このように思います。  それから、関連業種は特定業種ごとに指定することになっておるわけですが、その範囲、基準というものを明確にしていただきたいと思います。
○近江委員 この特定業種と関連業種とが、円滑にこの構造改善計画を策定し、事業を推進するための環境の整備など、国及び地方公共団体の役割りはきわめて重要になろうかと思われるわけですが、国及び地方公共団体はこれからどのような役割りを果たすことになるわけですか。
○近江委員 従来のそういう国と地方との関係を見ておりますと、中小企業庁がおっしゃっておられることがなかなか地方へ行きますとそのとおりいかないという場合も多々あるわけです。そういう点で、密接に今後やっていくということをおっしゃっておられますが、言葉だけではだめだと思うのですね。です...全文を見る
○近江委員 ひとつ今後、そういうふうに長官もおっしゃったわけですから、なるほどと思われるような、そういう連携をやっていただきたいと思うのです。  それから、計画策定から事業の実施の過程の中では、特定業種と関連業種とのどちらが主体になるかという問題なんですね。この点はどうですか。
○近江委員 そうしますと、主体となる特定業種が強過ぎまして、余り勝手なことをいたしますと関連業種がついていけない。たとえば計画策定には参加いたしますが、途中でやめる、あるいは計画策定にも参加しないという場合も考えられるわけです。今後の協調体制、共同責任体制についてどのように指導さ...全文を見る
○近江委員 大体、長官、指定したところを取り消すということは非常に権力的な言い方なんですよ。政府はすぐそういう取り消すぞとか、それはまずいですよ。一たん認定をして、取り消すというようなことになった場合は、政府の責任ということを真剣に考えなければいかぬですよ。中間におきまして、これ...全文を見る
○近江委員 ひとつそのように親切丁寧な指導をしてもらいたい、常に見守っていく、失敗をさせないように見ていただきたい、このように思います。私がいま申し上げたことは、恐らく今後出てきますよ、関連業種という言葉が入ってきますと。その点は十分よく見守ってもらいたい、このように思います。 ...全文を見る
○近江委員 そうしますと、現状から見ますと、どういうような業種が対象となるのか、それについてひとつお聞きしたいと思います。
○近江委員 新分野進出計画の具体的な内容につきまして、できる限り簡潔に説明をしてもらいたいと思います。
○近江委員 それから、新商品の範囲ですね。既存商品との関係はどうなりますか。
○近江委員 この新分野進出計画の具体的な内容というものはいまお聞きしたわけですが、今度はこの新分野進出計画の承認基準というものはどうなるのですか。
○近江委員 新商品を開発しましたが、その後大企業がその分野に進出してくる場合、あるいは新商品を開発したが、その新商品が売れず、またもとに戻るといった場合も考えられるわけですが、こういう場合についてはどういう処置を講じられるわけですか。
○近江委員 こういう運用という点から考えていきますと、無数にいろいろな問題が出てくるわけですよ。そういうことに対して、政府はいつも問題が出てくるとあわてふためいてどうするか、それじゃだめだと思うのですね。まずいろいろと想定をして、これについてはどうするか、先手先手を打って指導もし...全文を見る
○近江委員 一件も発動されておらないということ自体、手続が複雑であるということだし、いままでそういうケースが何回も出ておったのですが、結局これが利用されていないということは、法律としても問題があるわけですよ。そういう点で、やはり事業分野の調整法というものは絶対必要なものだと私ども...全文を見る
○近江委員 豆腐の話をしたのは、私は一例として申し上げたのでありまして、いろいろなそういう業種があるわけですよ。そこで、いまの中小企業団体の組織に関する法律というのでありますと、非常に背景としても制度としては弱いわけです。ですから、そういう話をしていく上におきましても、やはりその...全文を見る
○近江委員 十分その点については考えていただきたいと思うのです。われわれとしては、もうすでに法律案を出しておりますので、十分ひとつまた参考にしていただいて、よく検討をし、一日も早く成立ができるように努力していただきたい、このように思うわけです。  それから、高度成長あるいは石油...全文を見る
○近江委員 景気が上向くことを期待するということをおっしゃっておるわけですが、いわゆる安定成長の時代に入ってきて、そんな急にはいかぬわけでしょう。そういうことになってきますと、政府としてはやはり努力をしてもらわなければいかぬと思うのですね。下請代金支払遅延等防止法というものがある...全文を見る
○近江委員 もう時間がないから終わりますけれども、最後に大臣に要望しておきますが、いま長官、事務局長からそれぞれ下請の問題あるいは官公需の発注の問題等について御答弁があったわけです。  私は、この官公需の問題を、非常にじみな問題でありますが、一貫して予算委員会あるいは本委員会で...全文を見る
05月08日第75回国会 衆議院 本会議 第20号
議事録を見る
○近江巳記夫君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました独占禁止法改正案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  わが党は、かねてより、独占禁止法改正問題を民主的経済体制の基本問題と認識し、重視してまいりました。そして本問題を、三木内閣の姿勢が、国民の側にあるか...全文を見る
05月22日第75回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
議事録を見る
○近江委員 まず、初めに「むつ」問題でお聞きしたいと思います。  長官も、新しくなられまして非常に苦しんでおられることもわかるわけでありますが、現実にこのように鈴木さんとの間に協定を交わされまして、これは政府の約束でございますし、長官は政府の、言うならば当事者として最高責任者で...全文を見る
○近江委員 私が言っておりますのは、いわゆるむつの地元の方、また青森県、漁業関係者をはじめそういう関係者の人々に対して、これだけ政府が約束をしながら、ここまでおくれておるということに対して、まず率直ないわゆる謝罪なり、率直な長官の感想なり、そういう御答弁を私は求めておるわけであり...全文を見る
○近江委員 御了解を求めるその前提には、やはり現地に約束したことがおくれておるわけです。これは関係者だけではなく、国民注目の中でこういう協定も行われておるわけです。ですから、政府がその約束を守るか守らないかということは、これは国民全体にとっての大きな関心になっているわけです。です...全文を見る
○近江委員 私もそう思いますよ。それはあたりまえですよ。これからきちっと約束を果たさなければならぬわけですから、ですから、先ほどからもいろいろな論議が行われておるわけです。いずれにしても、政府の約束はずれ込んでおるわけですから、この点は、申しわけなかったという前提がまずあって、そ...全文を見る
○近江委員 この問題は、それでいいと思います。  それから、新母港を決定するまで冷却期間を置く、このように示唆されているわけですね。そうしますと、二年半で撤去をするとして、新母港の建設にはかなりの時間もかかるわけですから、冷却期間ということが、これまた一つ問題になってくるわけで...全文を見る
○近江委員 それは非常に抽象的な御答弁だと私は思うのです。この点、原子力局長、おらなければ次長でよろしいが、ぎりぎりはどのくらいだと見ているのですか。
○近江委員 確かに、そういう母港の状況で変わってこようかと私は思うわけですが、この冷却期間というのは、大臣としては、腹ではどのくらいと思っておられるのですか。
○近江委員 これ以上言ってもその期間は出ないと思いますが、いずれにしても、政府がこれだけのことを約束しているわけですから、責任を持ってやっていただきたいと思います。  それから、「むつ」放射線漏れ問題調査委員会の調査報告書を見ますと、私たちがかねて指摘しておったのとほぼ同様の問...全文を見る
○近江委員 この「むつ」問題というものは、わが国の原子力問題における象徴的な事件であったと私は思うのです。こういう点におきまして、こうした調査報告も出ておるわけでありますし、謙虚にこうした点を受け、ひとつ充実した体制をつくっていただきたい、このように思います。  それから、次に...全文を見る
○近江委員 公聴会はやることは間違いないのですね。それはどうなんですか。
○近江委員 この原子炉の設置に係る公聴会開催要領の実施細則は、四十八年七月二十四日に原子力委員会でおつくりになったわけですが、これには、「公聴会は、原子炉安全専門審査会が当該原子炉の安全審査を開始した後三月以内に開催するものとする。」とある。いまの局長のお話ですと、必ずしもこれに...全文を見る
○近江委員 柏崎の公聴会が三カ月以内、これについては若干ずらすというようないまニュアンスがあったわけですが、しかし、細則の変更等につきましては、これはもうすでにいまの時点でやっていかなければ、やはり現地に対して、いわゆる告示するとかいろいろなそういう手続きもあるわけです。そういう...全文を見る
○近江委員 私は、柏崎は当面する個所であるし問題点でもあるからいま出しておるわけでありまして、いまの政府の姿勢から見ておりますと、原発をどんどんつくっていくと、当然公聴会は今後開催しなければならぬわけであります。そういう点におきまして、その中身について私は何点か指摘をしたわけです...全文を見る
○近江委員 いまそういう検討をなさっているということでありますから、その中身につきましては、ひとつ十分公聴会としての本来の趣旨が生かされるように盛り上げていただきたいと思うのです。  いまの段階として局長としては、何点かのこういう方向にしていきたいということ、それは何も決定では...全文を見る
○近江委員 そうすると、間違いなく柏崎の公聴会においては、その要領を改定した線に沿ってやるわけですね。これを確認しておきます。
○近江委員 そうしますと、その改定した要領によって公聴会をやり、それで三カ月にとらわれないということでありますが、しかし、大体のめどはいつごろですか。
○近江委員 それから、建設予定地の地下に活断層があるじゃないかということを学者は指摘しておるわけですが、これは安全審査会の問題になるわけですけれども、政府としても当然何らかの調査等につきまして考えておられると思うのですが、特に他の地域とは非常に違う面があるわけですね。この辺の問題...全文を見る
○近江委員 この公聴会の問題につきましては、何度も申し上げますが、内容のある、真にそうした意見が反映できるような、くみ取りができるような、そういう公聴会をひとつやっていただきたい、これを強く要望しておきます。また、骨格ができ次第、本委員会にも提案をしていただきたい、このように思い...全文を見る
○近江委員 それで、そういう設計の申請も出されておるということですが、政府としては、今後、出すところもあれば出さないところもある、その辺の点につきましてどのようにお考えですか。
○近江委員 そうしますと、そういうような制御室を別につくるというようなことは、条件として今後政府として考えていくわけですか。
○近江委員 その点については、今後政府としてはさらにどうしていくか、まだ煮詰まっていない、そういう感じがするわけですが、今後、一つの大きなテーマとして検討されるのですか。
○近江委員 それから、原子力の平和利用ということで、まあ電力会社の場合なんかそうですが、そういう関係機関で、テレビなんかでいろいろなPRをなさっているわけです。  これは「いはらき」新聞ですけれども、「原子力サロン」というテーマで、五十年二月二十八日に出しておられるわけですね。...全文を見る
○近江委員 しかし、こういうような断定的な書き方がいいのですか。「今、出している量ならば、将来にわたって障害が起こるとは考えていません。」と書いてある。もっと真剣に検討しなさいよ。これはあなた全然反省ないのですか。それじゃこれはいいんですか、どうなんですか。
○近江委員 「平和利用の過程で放射線の被害を受けた例は一例もありません。」とか、「事実、今まで一度も人身事故を起こしたことはないのです。」とか書いてあるが、いままで放射線被曝を受けているということは何ぼも出ているじゃないですか。これはこんなうそを書いていいのですか。
○近江委員 いま指摘しましたのはほんの一例でありますけれども、そういう非常に表現のあいまいな、いかにも読んでおる人に絶対安全なんだという感じを与える。ですから、これは科学技術庁においてどういう基準で指導しているのですか。言論統制ではありませんけれども、いわゆるうそを書いていいなん...全文を見る
○近江委員 言うならば、そういう連絡なんというものは机上の連絡と一緒ですよ。あなた方自身が各原発のPRをそういうようにやっておる現場へ行って、それを全部チェックしましたか、担当官が行って。それをぜひやりなさいよ。ずいぶんといいかげんなことをいっていますよ。私は、別にいまここで会社...全文を見る
○近江委員 いま、局長からチェックするという話がありましたので、それでいいと思いますが、いずれにしても、現地へあなた方は行かなければだめですよ。どういうスライドを使ってどういう説明をしておるか、行って見てもらいたい。原子力というのは私らだって素人ですよ。まだこの科学技術特別委員会...全文を見る
○近江委員 どうも歯切れの悪い答弁ですが、要するに、私は正確なことをPRしなさいということを言っているので、何も無理なことを言ってないでしょう。うそを書いたり、状況のその辺の説明も何もなしに、そういうのは一件もありませんとか、そういうことをしてはいけないと言っているのですよ。何も...全文を見る
○近江委員 終わります。
05月23日第75回国会 衆議院 商工委員会 第16号
議事録を見る
○近江委員 経企庁長官がまだお見えになっておりませんので、通産大臣と共通の問題はお見えになってから後に回したいと思います。  まず初めに、通産大臣にお伺いしたいと思いますが、インドシナ半島におきます戦火の終息に伴いまして、わが国のアジア外交の展開につきまして各国の関心が集まって...全文を見る
○近江委員 従来わが国がとってまいりましたこうした経済協力というものは、いろいろな形で批判があったように私は思うわけであります。わが国が今後経済協力政策を推進していく上におきまして、このインドシナ地域におきましては、従来のようなそういう援助姿勢ではこれを受け入れられるということは...全文を見る
○近江委員 こうしたインドシナ戦争の終息に伴いまして、人道的な難民救済等の援助につきましては政府としても強調しておられるように私は思うわけですが、こういう問題について具体的にどういう援助をお考えになっているのか、あるいはまた人道的な配慮を加えた無償援助やあるいは借款の返済期限や利...全文を見る
○近江委員 政府委員の人はすぐ来るのですか。——そうしたら、お見えになるまで次の問題をやりたいと思います。  小売業の資本自由化の問題でありますが、資本自由化の例外業種として残してまいりました小売業につきまして、一〇〇%の完全資本自由化に踏み切る方針に政府は腹を決めまして、六月...全文を見る
○近江委員 いままでの五〇%の場合におきます現状報告なり今後一〇〇%になってからの見通し等について御答弁があったわけですが、外国企業がわが国になじまないというような、そういう感じのニュアンスを受け取ったわけでありますが、しかしそうだからと言って、いつも問題になっております小売業界...全文を見る
○近江委員 福田長官がお見えになりましたので、参議院の方の関係もあろうかと思いますので、問題をお聞きしたいと思っております。  まず、景気の先行きにつきましては、日銀では自律回復する、こういうふうな見方であるということを伝えられておるわけですが、一方通産省では底割れの可能性もあ...全文を見る
○近江委員 福田長官も五月の動向を見て——五月ももう下旬に入っておるわけでありまして、長官としてもほぼ全貌はおつかみになっておられるのじゃないか、このように思うわけですが、そこで、第三次の対策も打ち出したい、こういう御意見をおっしゃっておるわけですが、そうなってきますと、たとえば...全文を見る
○近江委員 財投等につきましては、特に中心としてはどうした面の項目を考えておられますか。
○近江委員 そうすると、この第三次不況対策というものは、ただいまのそうした感触からいきますと、おとりになるということはきわめて強いと、こういうことですか。
○近江委員 政府は、昨年の三月から今年の三月、一五%以内にする、一応公約は果たされたわけですが、来年の三月までに一けたに抑え込む、こういうことからいきますと、この引き締め政策の緩和とも関連しまして今後の物価の動向というものがきわめて大きな問題になるわけであります。ところが、御承知...全文を見る
○近江委員 企業に対しましては、今後値上げを自粛するように努力をしていくということをおっしゃっておりますが、具体的にたとえば政府に呼びつけ、それを強く要請する。田中内閣のときに一度やりましたね。財界人を呼んで狂乱物価のさなかに引き上げをしないようにと政府は強い要請をしたわけですが...全文を見る
○近江委員 何回も申し上げますが、一けたに抑え込むということからいきますと、こういうような公共料金あるいはまた企業の製品の引き上げを安易に見守っておりますと、そんなものはとうてい達成することができないわけですね。ですから、もう御承知のように春闘において一五%以下に抑え込まれて非常...全文を見る
○近江委員 鉄の問題等は波及というものが非常に大きいわけでございますし、大臣も非常に苦慮されておることは私もわかるわけでありますが、ひとついまおっしゃったように値上げを抑える姿勢は強く堅持をしていただきたいと思うのです。  それから、石油業界の問題でございます。灯油価格につきま...全文を見る
○近江委員 長官からいま検討しておるというお話がございましたが、長官のお話はいわゆる業界サイドに立った御答弁であり、先ほどから福田長官なり通産大臣は、国民生活の安定という点から極力それを押さえ込むんだ、そういうお話があったわけですが、長官のお話ではないわけです。     〔委員...全文を見る
○近江委員 それで、業界としてはどれだけにしてもらいたいと言っておるのか、またエネルギー庁としてはどのようにそれに対して考えておられるのか、もう少し具体的にお答えいただきたいと思います。
○近江委員 何回も申し上げますが、春闘ではあれだけしか賃金は上がってないわけです。そういう中で、政府が約束した一けたも——こういうような公共料金も引き上げの動き、あるいは企業製品の引き上げも行われようとしておるわけですし、そういう中でまた灯油も引き上げよう、こういうことでは国民生...全文を見る
○近江委員 わが党としましても、中小企業問題の中におきまして分野調整に関する法律を出しておるわけであります。さらに、私自身も予算委員会等におきまして下請代金支払遅延防止法の改正を迫ってきておるわけでございますが、自民党におきましてはこうした法案も用意しておる。まあ中身さえ合えばぜ...全文を見る
○近江委員 長官もその長所は認めつつも、非常にいろいろ問題もあるということもおっしゃっておるわけです。自民党さんも非常に積極的にやっておられますし、わが党も法案を出しておりますし、各党、力を合わせましてこの法律はぜひとも成立をさせたい、こういう気持ちでおりますので、政府の方におき...全文を見る
○近江委員 きょうは皆様もお待ちでございますし、もう終わりたいと思いますが、いずれにしてもそれだけ安全性なり種々の問題につきまして力を入れなければならぬということの認識はお持ちであるわけですね。認識は持っておられるけれども現実は動いておらぬということでありますので、これはひとつエ...全文を見る
05月28日第75回国会 衆議院 商工委員会 第18号
議事録を見る
○近江委員 きょうは非常に時間も制約されておるわけでありますが、何項目かにつきまして質問したいと思います。  今回の改正案は、化学物質、医薬、飲食物等の発明に対して特許を与える、いわゆる物質特許制度の採用を第一の柱としておるわけですが、この制度のメリット及びデメリットにつきまし...全文を見る
○近江委員 この物質特許の制度をとるためには、根本的にわが国の産業技術というものが相当高い水準にあることが条件でなければならないと思うのです。しかるに、わが国のこの技術貿易の実態というものを見てまいりますと、昭和四十九年の国際収支のデータを見てまいりますと、特許権使用料の支払いが...全文を見る
○近江委員 世界の水準に来ているということをおっしゃっているのですが、いわゆる国際収支で見ますとこれだけの差があるわけですから、その点はよく認識をされてしてもらわないと、ずれが非常に大きいと私は思います。  それから、新しい化学物質や医薬などを発明することについては、どうしても...全文を見る
○近江委員 本改正案が参議院で審議されました際に、こうしたケースにつきましては九十三条の裁定によって解決を図る、先ほども同じ趣旨の答弁があったように聞いておるわけですが、この際にも、公共の福祉の定義がはっきりしておらない。あるいは過去の裁定の件数を見ましても、昭和三十五年法の施行...全文を見る
○近江委員 この裁定の審理期間は六ヵ月あるいは七ヵ月というようなことがあるわけですが、これはやはりずるずると延ばそうという長官の気持ちのあらわれでそういうことが出ていると思うのです。六ヵ月以上延ばすというようなことは、これはどうしようもない問題だと思いますし、この点、この場におい...全文を見る
○近江委員 この裁定制度に関しまして、今回の改正案で第九十二条にいわゆるクロスライセンスの規定が加えられておるわけですが、物質特許制度の採用に当たってこの規定を必要とする理由、いかなる場合にクロスライセンスが認められるのか、あるいは認められないのかなどにつきまして、こういう問題に...全文を見る
○近江委員 次は、多項制の問題について聞きたいと思いますが、いわゆるこの改正案におきまして、この多項制というのは三十六条の第五項に実施態様の併記を防げないという条文を加えたことであるわけですが、いかにも非常にわかりがたい表現である上に、実施態様の記載方法は省令にゆだねられておる、...全文を見る
○近江委員 後のそうした研究にまつという点については、非常にわれわれとしては不満があるわけですよ。しかし、きょうは時間もありませんから先に進みたいと思いますが、この実施態様を何項目まで書いてよいかは法文上にないのはむろん、省令でも項目数を制限するのは非常に無理があるのじゃないかと...全文を見る
○近江委員 それから、商標法の改正の問題ですが、商標法の改正部分は、更新登録出願時における使用事実のチェック及び不使用商標の取り消し審判における挙証責任の転換ということになっておるわけですが、この法改正によりまして出願件数の減少、審査の促進、審査期間の短縮等の効果が本当にどの程度...全文を見る
○近江委員 この登録商標が指定商品について使用されている状態を写真に基づいて審査をするということでありますが、この更新登録出願人が虚偽の証明を提出してきた場合にはどういうようにチェックをするかという問題なんです。処理の促進のために、画一的な方法によるチェックで、第一義的には書かれ...全文を見る
○近江委員 あと、まとめてお聞きしますから、ちょっとメモして答えてください。  一つは、料金の値上げ問題ですが、今回の改正で各種料金が非常に値上げをされておるわけですが、二、三倍、さらに例外として商標登録出願手数料は五倍という大幅値上げがされることになっておる上に、料金値上げだ...全文を見る
○近江委員 もう時間も来ておりますので、委員長に御協力申し上げて一応終わりますが、後、他の委員もやりますから、問題が出てきた場合におきましては質問をいたします。一応留保しておきます。
05月29日第75回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第6号
議事録を見る
○近江委員 原子炉の事故が非帯にいろいろと起きておるわけでありますが、敦賀発電所の一号機、それと東京電力福島第一原子力発電所一号機、この沸騰水型原子炉の配管異常が見つかり、溶接がひび割れしておるという、これについて簡単に報告を聞きたいと思うのです。
○近江委員 両原子炉のこうした異常というものは、ことしの一月末、米国のドレスデン二号機で、同じようにこの炉心スプレー糸配管に異常が発見された、こういうことから点検を命じて発見されたわけですね。しかも、御承知のように、これは緊急冷却装置になっておるわけでありまして、従来からも、こう...全文を見る
○近江委員 こうした点は、基礎研究に最も重点があるということを局長も先ほどおっしゃったわけでありますし、全力を挙げてこういう問題についてはいろいろと検討していただきたい、このように思います。  それから、今度「むつ」の問題をお聞きしたいと思うのですが、この「むつ」の新定係港につ...全文を見る
○近江委員 この候補地に挙がったところが地元で反対をする。そしてまた全漁連も、非常に全国的な組織でありますが、反対を表明した。それは、結局安全性が確認されないということが一番のポイントになっているわけですね。それで、この安全性を確認または証明するというためには、どういうプロセスを...全文を見る
○近江委員 そうすると、この原子炉の点検あるいは改修修理はどこで行われるわけですか。現在陸奥湾に係留されているわけですね。そうなってきますと、この点、現地とは矛盾することになるわけですね。この点についてはどうされるわけですか。
○近江委員 そうすると、問題点は明らかになってきたわけです。確かにいまそうした修理をどこでやるかという問題で非常に困っておられるわけですが、これについては大臣としてはどういうようなお考えになりますか、ただ困った困ったということでなくして。
○近江委員 そこで、なるほどこれがいい方法だと、あなた方の頭の中なり話し合いの中でほぼいろいろな点を考えられておるのじゃないかと思うのですが、その点についてはどうですか。
○近江委員 そうしますと、原子炉の点検あるいは改修をするということになってきますと、当然港の設備といいますか、それにふさわしい状態がなければできないと思うのです。どこの港でもいいというわけにいかぬと思うのです。そうしますと、ほぼそうした設備があるというような港としまして、大体どう...全文を見る
○近江委員 大臣は、新定係港とごっちゃになさっているわけですけれども、新定係港を決めるために点検、改修をしなければならぬ。その点検、改修をする港とすれば、当然それだけの設備もあるところでなければだめじゃないか。どこの小さな港でもいいというわけにいかないでしょう。だから、そういう設...全文を見る
○近江委員 それで、安全性の確認の中に、結局原子炉の点検あるいは改修をして初めて納得が得られるのだ、こういうことですね。  それと、原子力船懇談会があるわけですが、基本的にそこでは、原子力船開発を今後どう進めるか、「むつ」をどうするか、あるいは来年の春で期限切れとなる原子力船開...全文を見る
○近江委員 もちろん、その懇談会でそうした結論は出るわけですが、あなた方政府としては、いま私が申し上げたこの三項目については、どういう希望なり考えを持っておるのですか。
○近江委員 これは、原子力船懇談会での結論を待つという方向になるんじゃないかと思います。  そこで、新定係港が、いわゆる安全性が確認されないということで、全漁連等は、どこになっても認めるわけにはいかぬというようなことになっているわけですね。そうなってきますと、点検、改修ができる...全文を見る
○近江委員 いままでの新定係港の、政府がいろいろ探しておられた、そういう行動を見ておりますと、いわゆる地元選出の国会議員なりにアプローチするというようなことであるとか、知事への接触であるとか、いろいろなことがあるわけですが、この修理の港を見つけるための折衝というものは、どういう形...全文を見る
○近江委員 そうすると、地元の理解と協力を得るためにはどうすればいいとお思いですか。
○近江委員 まあ、わが国の科学技術の中枢である科学技術庁、またそのトップにおられる局長が、そういうお手上げということでは困るわけでありまして、やはり科学技術庁というのは知恵袋でありますから、いろいろお考えを持っておられると思うのですけれども、その点について、知恵袋の中の第一人者で...全文を見る
○近江委員 「むつ」をつくりました三菱重工ですね、その造船所のある長崎県の香焼島等につきまして、町長が議会に報告したという話があるわけですが、こういうところもその一つに入っておるわけですか。これは局長からお伺いしたいと思います。
○近江委員 まあ、非常に行き詰まっておるという印象でありますが、いずれにしても、今後の科学技術庁の基本的な考え方というものをお示しになったわけでありますし、国民の安全性に対する疑問、こうした問題にもこたえなければならないし、知恵がない、方法がないということでずるずるいけばますます...全文を見る
○近江委員 それから、四国電力の伊方原発の行政訴訟の問題であります。この資料を提出せよという問題でありますが、その前に私が申し上げたいのは、公聴会もやってないわけでしょう。そうしますと、公聴会のいままでの要領を見てまいりますと、いろいろな取り決めをいたしておるわけでありますが、原...全文を見る
○近江委員 それは原子力委員会で最終的にお決めになることでありますけれども、今後こうした原発の設置については、これ以上の問題がどんどん起きてくることは必至でありますし、こういう基準に合っておらない、そういう個所についても、当然原則として今後原発の設置については公聴会を開いていくん...全文を見る
○近江委員 地元のそういう意見を反映させるという点は、第一項目にいまお挙げになったわけですが、これについては非常にいいことだ。これが大事なんですよ。またその公聴会の中身についても大いに改善をさせなければならぬわけですが、公聴会をやればよいのかどうか、技術的な問題は原子力委員会の方...全文を見る
○近江委員 局長はいま十分検討したいということでありまして、大臣も同じ考えだと思います。すべてのそういう原子力施設については、今後公聴会をやるということを原則としてやっていただくということを強く要望しておきます。ですから、そういう方向に行けるように結論を出していただきたいと思いま...全文を見る
○近江委員 時間が来ましたので終わりますが、最後に大臣、先ほどの資料の点については最大限お出しになることを、私は強く要望いたします。  それから、公聴会の点については、いま局長からも答弁があったわけですが、大臣としても今後はすべて公聴会を開く、そういうベースに立って考えていただ...全文を見る
○近江委員 長官として、今後そういう方向で十分実現できるようにやっていくということを、ことばでひとつおっしゃってください。
○近江委員 終わります。      ————◇—————
06月03日第75回国会 衆議院 商工委員会 第20号
議事録を見る
○近江委員 きょうは与えられております時間もきわめて短いわけでございます。そういうことで、何点かの問題点にしぼりまして、お伺いをいたしたい、このように思います。  まず、具体的な項目に入る前に、総務長官にお伺いしたいと思うのですが、総務長官は、この委員会で審議し、明らかに修正を...全文を見る
○近江委員 明らかに修正をしなければならない部分があった場合に、修正に応ぜられる気持ちがあるかどうかということをお伺いしておるわけであります。
○近江委員 この二月三日の予算委員会におきまして、わが党の正木政審会長が三木総理に修正に応ずる意思があるかどうか、このように質問をいたしました。そのときに三木さんの答弁は、「法案の修正権は国会が持っておるわけでございますから、野党の御意見で、自民党としてもこれはそういう改正をした...全文を見る
○近江委員 当然、国会は立法権を持っているわけでありますから、それは当然そうなんです。国会でやるんです、やるんだけれども、政府案としてお出しになっているわけですから、われわれがそのように言った場合においてはそれに政府として応ぜられるかどうかということを申し上げておるのです。本当の...全文を見る
○近江委員 問題点は時間の許す範囲で私も指摘をしていきたい、このように思っておりますが、私がいまお聞きしておるのはそういう具体論ではなくして、それでなくてもいろいろな問題も出ておるわけでございまして、当然そういう問題が明らかになり、だれが見ても妥当性を持ち、なるほどそうだという場...全文を見る
○近江委員 対話と協調で臨んでおられるから当然この修正も受け入れる、こういうことですね、確認いたしておきます。——御答弁がないところを見ますと、まさにそのとおりである、了承されておる、こういうことですね。  最初に私は、課徴金についてお伺いしたいと思うのです。このカルテルは違法...全文を見る
○近江委員 極端なことを言いますと、赤字会社はカルテルを結んでもいいということになってしまうんじゃないか、このように思うんですね。いいんですか、これ。
○近江委員 少なくとも公取試案におきましてはカルテルによる不当利得を剥奪するものであった、私はこのように思うわけです。そこで、この政府案というものがいかに後退して、カルテルによるもうけというものを是認しているかを具体的に計算してみましたので、これを説明してみたいと思うのです。 ...全文を見る
○近江委員 この前正木さんが予算委員会で、この公取試案の数値を出しまして、公取委員長にもその際見ていただいたわけですが、公取委員長はそのときに、「ほとんど間違いない、正確に近いものであるというふうに思います。」というお話をなさっているわけです。一銭一厘まで間違いないかというような...全文を見る
○近江委員 先ほど総務長官は、公取委員長がお認めになっておられたいわゆる公取試案によるこの数値が、まだほかにも要素があって、若干違うだろうというようなお考えを持っておられるのですが、これはきわめて基礎的な問題でありますから、私はもう一度確認しておきたいと思うのです。  予算委員...全文を見る
○近江委員 ですから、この計算方式でいけばこの数値は合っている、こういうことですね。  いずれにしても大変な数値の開きがあるわけでございます。こういう課徴金の数字一つ一つを取り上げましてもこういうことでございますし、この事実をおいて後退してないとは言えないと私は思うのです。そう...全文を見る
○近江委員 公取委員長が石油連盟を告発されまして、カルテルに対する企業の認識がかなり高まってきたように思うわけですが、そういう中でも平気でまたカルテルをしておる企業もあるわけでございます。こういう厳しい公取の姿勢は堅持し、さらに強めていく必要があろうかと思うのです。今後公取委員長...全文を見る
○近江委員 公取委員長はいわゆる課徴金としては余りにも低過ぎるんじゃないかというきわめて厳しいお話があったのですが、総務長官はどういうように思いますか。
○近江委員 公取委員長の御意見と総務長官の意見が完全に割れたわけでありますが、こういう低いあれであれば公取委員長は抑止力にならないと思うということをおっしゃっておるし、総務長官はいろいろ考えてこうした、こういう大きな問題があるわけです。あなた、各項目についてそうした修正の点につい...全文を見る
○近江委員 この課徴金のかけ方につきまして、一つ一つの事業者について価格を上げたかどうか、それを調査して課徴金をかけるわけですね。ちょっと確認しておきます。
○近江委員 たとえば、石油商業組合等の場合は数万業者があるわけですね。そうしますと、一つ一つについていつから値上げをしたかということを全部お調べになるわけですね。そういうことからいきますと、公取委員長、これは実際上可能ですか。
○近江委員 公取委員長からきわめて厳しい窮状というもののお話があったわけでありますが、こういうような事実上不可能であるというようなものは、実際動かないばかりか、こういうことによって公取が本来の職権であるカルテルの摘発まで支障を来すということになってくると非常に問題だと思うのです。...全文を見る
○近江委員 いまちょっと触れたわけですが、この課徴金の算定をする場合に、実行期間というのはどのように計算されるかという問題ですが、現行法におきましては、協定を締結した日から一応違反行為が始まったと見る、このように私思うわけでありますが、実態調査をしなければならない、非常に大変な作...全文を見る
○近江委員 そうしますと、作業量としては、先ほども非常に厳しい状態のお話がありましたが、そういうことも加味しますとどういうようになるのですか。
○近江委員 次に、カルテル排除の問題についてお伺いしたいと思うのですが、私たちは、原状回復命令が落ちたことにつきまして、これは非常に不満に思っております。なぜかと言いますと、課徴金と価格の引き下げ命令というものは一体のものである、このように思っておるからであります。  具体的に...全文を見る
○近江委員 そうすると、当然この原状回復命令というものは入っておらなければいけないわけですね。そうすると、公取委員長がそのようにお考えになり、この公取試案にも盛られたわけでありますが、最後に出てきた政府案においては入っておらない。これはまことにけしからぬと私思うのですね。総務長官...全文を見る
○近江委員 総務長官にお伺いしますが、この第七条の括弧内、「当該違反行為に対する排除措置の実施後当該行為の影響を排除するためにとることとなる具体的措置の内容の届出及び当該具体的措置の実施状況の報告に関する措置を含む。」この規定は、公正取引委員会が違反行為に対する破棄命令を出した後...全文を見る
○近江委員 現在、公正取引委員会はカルテル協定の破棄とあわせて、それを除去するために必要な措置を命令し、それによってカルテル規制の実効性というものを担保してきたと私は思うのです。この条文の解釈は、カルテルの排除命令を純粋に破棄命令に限定するのじゃないか、このように思うのですが、そ...全文を見る
○近江委員 私はいろいろ学者の人の話を聞き、いろいろ研究してみましたけれども、そうはならないんじゃないか、ますますそういう疑問が高まってきておるわけです。カルテルの効果を除去するために必要な措置は違反事業者本人の判断で行わせ、公正取引委員会はそれの届け出、報告を徴収するだけにすぎ...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんので、もう一問だけお聞きしますが、いま公取委員長もそういう心配の点をおっしゃったわけでありますが、私もこのままでは明らかに第七条を狭めると思うわけです。  そこで、公取委員長にお伺いしたいのですが、この括弧の中を、不当な取引制限である場合にあって...全文を見る
○近江委員 きょうは時間が五十数分しかありませんので、本当に何点かしかお伺いできなかったわけです。後ずっと留保しまして、次の機会にどんどんとまた質問をしていきたいと思っております。  いま私が問題点を何点か指摘したわけですが、実に修正あるいはいろいろ手を入れなければならないとこ...全文を見る
06月04日第75回国会 衆議院 商工委員会 第21号
議事録を見る
○近江委員 私は、きのう課徴金を初め数点につきましてお伺いしたわけでございますが、政府案の課徴金でありますと、いわゆるやり得をなくすということにはならない、こういうことを私は計算で出しました数値を挙げまして指摘したわけでございますが、諸外国の例を見ますと、西ドイツの競争制限禁止法...全文を見る
○近江委員 この課徴金のところで、当該違反行為の実行期間にかかる課徴金を国庫に納付することを命じなければならない、こうなっているのですね。そうすると、これはそうした違反した事業者について納付することをすべて命じる、こういうことなんですね。総務長官に一応確認しておきたいと思います。
○近江委員 ねばならないということがいかに強いかということが、いまの総務長官の御答弁でわかったわけでございますが、私はきのう公取委員長にも申し上げたわけですが、この課徴金というものがあまりにも低い。やり得をなくす課徴金じゃない。したがって、悪質なものはやみカルテルを結んでいわゆる...全文を見る
○近江委員 法制局は、いまの公取委員長がおっしゃった点について間違いないんですか。
○近江委員 訓示規定であったとしても、やはり私がいま申し上げたようなそういう課徴金がやり得をなくすわけじゃないわけですから、そういう傾向も出てくるわけでありますし、この運用におきまして公取委員長としてはさらに厳しい姿勢で臨んでいかれるべきだ、こう思うわけです。どうですか。
○近江委員 ひとつ厳しく、まだまだ犯罪であるという認識がないわけでありますし、厳しい姿勢で臨んでいただきたいと思います。  それから、福田副総理お見えになっておられるわけですが、きのう、きょうと本商工委員会におきましてこの法案審議をやっておるわけであります。副総理もこの場にはず...全文を見る
○近江委員 慎重審議をしまして幾つかの非常に重要なそうした問題点というものが浮き彫りになってきているわけであります。この問題はこれから繰り返しをしても出てくる答弁は同じだと思いますから、次に行きたいと思います。  消費者に対する問題でございますが、この消費者に対する通知の場合、...全文を見る
○近江委員 福田長官、あなたは消費者、国民に対して非常に配慮を払ったということをいろいろな個所でもおっしゃっているわけですが、この一点を見ましても理由も付さないのですよ、こういうことで消費者保護になるかどうかという問題なんです。長官はいろいろと意見をまとめ、ほぼ最大公約数を得た法...全文を見る
○近江委員 福田長官がおっしゃったように十分考えていかなければならない、こういう問題でもあるわけですね。ですから、もうきのう、きょうといろいろ審議をやってまいりましたが、実にこれは大きな考えなければならぬ、修正しなければならぬ問題点が出てきておるわけであります。わが党としましては...全文を見る
○近江委員 この消費者保護の問題で、あと再販制度の問題であるとか、あるいは誇大広告防止、不当景品防止の強化などの措置というものは当然今回も考えなければならなかった問題じゃないか、このように思うわけです。こういうことも講じておらない。さらに、公正取引委員会のいわゆる専属告発権、先ほ...全文を見る
○近江委員 いずれにしても、消費者保護という点におきまして政府は言ってはおるけれども実がない。私は、独禁法提出と同時にこの景品防止法の改正すべき点も多々あろうかと思うのです。消費者のことを考えるならば当然並行して出してくるべきじゃなかったか、こういう気持ちで私は質問したわけでござ...全文を見る
○近江委員 十年間の経過措置を置いておるわけでありますが、そういう点からいきますと、現状の株式持ち合いの弊害というものは除去できないのじゃないかということははっきり言えると思うのです。わが党としましては、これまで製紙業界、鉄鋼業界等の持ち合い状況を調査してまいりましてその都度明ら...全文を見る
○近江委員 あなたもそうした弊害の事実については認識されているわけですから、改正をするなら当然入れるべきであったのですよ。高橋公取委員長はこの前にも、競争会社の株式取得は原則として禁止、そして競争減殺という場合にも保有が禁止される規定があった方がいい、このように明確におっしゃって...全文を見る
○近江委員 いまのは公取委員長の非常に率直な気持ちだったと思うのです。私も全く同じであります。非常に残念だと思うのです。  そこで、総務長官は、会社法の問題とか、あるいは今度検討するというようなことをおっしゃっておられるのですが、これは修正できればもちろんいいわけですが、それが...全文を見る
○近江委員 非常にこの点がまずい。われわれとしてはぜひともこの点の修正を要求していきたいと思っております。  それから、総額規制につきまして、これは事務局の方でも結構でございますが、公取試案で規制の対象となる会社数と政府案で規制になる会社数、これをひとつ答弁していただきたいと思...全文を見る
○近江委員 このように四十九社から十五社に落ちている。これ自体も私は非常に問題だと思うのですね。このように多くの会社が対象から落ちているわけですが、私、公取委員長にお伺いしたいと思うのですけれども、そういう公取試案による制限で、基準より多く株式を所有している会社が対象から落ちてい...全文を見る
○近江委員 四十九社から十五社に減っているわけですね。そうすると、四十九マイナス十五、その間というものが言うなら野放しになっているわけですね。このままでいいのかということにつきまして御意見をお伺いしたいと思うのです。
○近江委員 総務長官、四十九社から十五社になった。これは御承知のように基準が公取試案では資本金百億以上または総資産二千億以上、こういうふうになっておったのですが、政府案におきましては資本金百億以上または純資産三百億円以上、こういうふうになったということから、四十九社から十五社にな...全文を見る
○近江委員 あなたの言っていることは余りよくわからないのですよ。おかしいですよ。いわゆる制限条項のこともあなたまぜておっしゃっておるのですが、制限条項にしても、公取の試案におきましてはいわゆる保有制限にしても資本金あるいはまた純資産の二分の一、これを政府案は純資産まで拡大している...全文を見る
○近江委員 時間がありませんから次へ進みたいと思います。  この金融機関の保有制限から生命保険が漏れてしまったわけでありますが、具体的な問題を私一つ提起したいと思うのですが、ことしの二月十七日の予算委員会におきましてわが党の広沢委員が取り上げた問題であります。この一例を申し上げ...全文を見る
○近江委員 そういういろいろなケースがありますので、この点も私は問題点として提起をいたしておきます。  それから、与えられた時間も非常に迫ってきておりますが、この一部譲渡につきまして、この問題につきましては、特に私は公取のいわゆる独立性、このことを非常に心配しておるわけでありま...全文を見る
○近江委員 もう時間ですから終わりますけれども、六十条、六十一条におきまして、これは主務大臣、いつでも相談もできるわけですね。ですから、もう時間がありませんから私は終わりますが、いわゆる独立性を侵す、侵さないという問題は、最終的に公取委になったからという問題ではないのですよ。その...全文を見る
06月05日第75回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第8号
議事録を見る
○近江委員 きょうは、何点かの問題についてお伺いいたしたいと思っておりますが、まず初めに、四国電力の伊方訴訟の問題についてお伺いしたいと思っております。  五月の二十六日に松山地裁の方から国に対しまして、安全審査資料の提出をするように、こうした命令が下ったわけであります。この件...全文を見る
○近江委員 法務省がそう言っておるからというても、住民のそういういままでの経過であるとか、二十九日の委員会でもそういう答弁をしておるのですよ。そういうような事情もあるわけですから、そこには何らかの配慮が行われてしかるべきだ。委員会を無視しておりますよ。私は今度大臣に聞く。こんな姿...全文を見る
○近江委員 裁判上の問題であるといっても、その伏線として私がいま申し上げたようなそういういろいろな事情があるわけでしょう。出せるものはどうして出さないのですか。出せるものは出して、残りの書類についてはこうこうですと、何らかの措置をとれるはずじゃないですか。事務局は大臣の知らない間...全文を見る
○近江委員 二号炉の設置申請書が出て、翌日出しているのですよ。あなた方の姿勢というものは、安全性の問題を初めとして、原発についてはこれだけいろいろな問題が提起されておるわけです。二号炉の設置が出た翌日に、もうそういう姿勢に出ておる。開発一点張りじゃないですか。あなた方の姿勢は電力...全文を見る
○近江委員 それは、本筋はあなたの言っていることもそうかもしれない。だけれども、住民感情であるとか、私たち国会における発言ということを考えてみれば、何もそういうかたくなな姿勢をとる必要はないでしょう。出せるものは出したらいいじゃないですか。科学技術庁はそういう姿勢でおるから、ます...全文を見る
○近江委員 だから、その裁判と切り離しての考えといいますか、住民がこういう点を知りたいと言うなら、出してもいいものは出してもいいじゃないですか。それではなぜ本委員会のときにおいて、そういう法律論というものが出てこなかったのですか。一回もそんなものは出てこないじゃないですか。おかし...全文を見る
○近江委員 裁判の過程で出す、そんなことは裁判所がそう言えば参考として出さなければならない。私は裁判所のことを言っているのと違う。あのときの質疑におきましては、できるだけ住民の意思に沿って出せるものは出します、われわれにそういう答弁をしておりながら、突如としてこういうことをやる。...全文を見る
○近江委員 公開の原則というもの、つまり三原則というものがあるわけですよ。ですからそれは裁判と切り離して、出せるものはどんどん公開して出していく、こういう姿勢がなければ、科学技術庁は何でも秘密のべールに包んでやっているのだということになる。いまあなた出すということをおっしゃったか...全文を見る
○近江委員 それじゃ、知事から要請があれば必ずやりますね。また要請がなくても、いわゆる二号炉であればこれは単発じゃない、集中化ですよ。科学技術庁おかしいのと違いますか。あなた方そんないいかげんな解釈をしてはだめですよ。今後の原子力行政というものは、そういうあなた方のような考えでは...全文を見る
○近江委員 それじゃ、この問題は押し問答しても平行線で、あなたの考えはそう急には急転直下しないと思いますから……。  そこで、この公聴会のとり方等について、集中化であるとか、巨大化であるとか、新型化であるとか、そういう場合にやるというようないろいろな基準を設けているわけですが、...全文を見る
○近江委員 そうすると、公聴会のあり方全体を、そういう新しいパターンでやるかやらないかも含めて、前向きに検討さしてもらいたい、こういうことですね。
○近江委員 では、今後ひとつ前向きに考えていただいて、実質的なそういう公聴会を、この伊方においてもできるようにやっていただきたい。これを特に要望しておきます。  次にお伺いしたいのは、東電の木川田会長が電力事業の広域化を打ち出し、原発も共同開発をしていくと言っておるし、そして関...全文を見る
○近江委員 この資金問題懇談会で具体的なそれが出るとおっしゃっているわけですが、第一線の公益事業部長として、あなたは広域化あるいはまた原発建設について国家資金を今後さらに多額に投入していく、この辺の考え方についてどうお考えですか。
○近江委員 昭和三十年代で三割程度投入されておった。そうすると、いまの電力業界のそうした意見、いろいろ出ておるわけですが、そういう点からいきますと、これ以上上回るような線ということは考えられるわけですか。
○近江委員 広域運営ということが非常に大きな問題になっているのですが、九電力の再編成、そうした問題に通じてくるのじゃないかと思うのですが、それについては部長はどうお考えですか。
○近江委員 原発の建設につきまして、共同開発を今後やっていくというような、そういう強い意見が出ておるわけですが、これは今後そういう方向になるわけですか。
○近江委員 電力事業の広域化、あるいはまた原発の共同開発をしていく、国家資金をさらに投入していく、こういう考え方につきまして、科学技術庁長官の御意見をお伺いしたいと思います。
○近江委員 この標準化という問題と関連があるのかもしれませんが、電力会社のそうした原発の開発姿勢というものを見ておりますと、力を持ち寄っての、たとえばその安全性の問題であるとか環境問題であるとか、そういう研究というものが非常に足りないように私は思うのです。いろいろな協議会であると...全文を見る
○近江委員 確かに、部長がおっしゃったとおり、その辺の協力といいますか、それはないわけですね。だから、やはり非常に大きな問題があると思うのです。こういう面においては政府はリーダーシップをとっていいわけですから、国民のためですから、それはひとつうんとリーダーシップをとってやっていた...全文を見る
○近江委員 長官のところにはそういう打診は全然来ていないわけですね。もしもこういうようなものが正式に来れば、長官としてはどうするんですか。
○近江委員 それは慎重に検討するのはあたりまえのことでありまして、要するに、これだけ問題をいろいろ引き起こしておるわが国の現状から見て、政治的に大臣はどう判断されるのですか。慎重に検討ということは、これは当然のことですよ、これだけの問題ですから。大臣としてはどうなんですか。
○近江委員 方向として設置をする方向なのか、そういう方向での検討なのか、どっちなんですか。
○近江委員 わが国のいまのそうした状況を見ておりますと、結局、現在の再処理工場の問題につきましても、環境汚染の問題であるとか、いろいろな心配点が非常に出てきているわけですね。そういうような幾多の背景というものを考えたときに、日本で果たしてそういうものを受け入れるだけのバックグラウ...全文を見る
○近江委員 大臣も非常に困っておられるようですから、これは一応次にしたいと思います。  タンブリン博士が日本へ来まして、原子力発電における種々の問題を提起されておるわけですね。その講演の中で、「日本は太陽熱・地熱利用を」というような提言をしておるわけです、「危険が多すぎる原子力...全文を見る
○近江委員 太陽技術開発センター等、これは目玉になっているのですが、五十年度予算に百十二億二千万円要求して全額削られているでしょう。こんなことでいいのですか。あなた方、決意と実践の姿が合うていない。そんな言葉ばかりで言っておったらだめですよ。大臣、こんな現状でいいですか。
○近江委員 もう時間がありませんから終わりますが、事業部長、通産省としても、こういうような下火になりかけておる現状をよく認識されて、このサンシャイン計画については、非常に大事な問題でありますから、全力を挙げてやられるように、早速大臣にも本委員会の模様を伝え、通産省でも力を入れてい...全文を見る
○近江委員 終わります。
06月06日第75回国会 衆議院 商工委員会 第22号
議事録を見る
○近江委員 福田長官にまずお伺いしたいと思いますが、公定歩合が〇・五%いよいよあすから引き下げになるということも聞いておるわけでありますが、この〇・五%引き下げという意味、これがまず第一点です。  それから、物価の問題から見てまいりますと、四月には二・二%、五月には一%、こうし...全文を見る
○近江委員 今回の公定歩合の引き下げによりまして、一次、二次あわせまして一%下がったわけであります。しかし、産業界を中心として、その率が低いじゃないかという声も非常にあるように私聞いておるのです。政府におきましても、通産事務次官あるいは経企庁事務次官あたりが、もっと大幅に引き下げ...全文を見る
○近江委員 通産省は公定歩合を早く七%以下にというような意向があるように私聞いておるのですが、こういう影響というものが国民生活にどういう形で出てくるか。そういう国民生活また消費者の物価、こうした観点に立ってこういう七%というような意見が出てきておるのですか、あくまでも産業界の要請...全文を見る
○近江委員 福田長官は預金金利は引き下げない、こうおっしゃったわけですね。通産大臣は、いまの公定歩合は国際的に見ても高過ぎる、もっと引き下げるべきである。そうなってきますと、預金金利の引き下げというようなことにも食い込んでくることは当然のことになってくるわけですが、その点長官と大...全文を見る
○近江委員 いま大臣は、預金金利に手をつけなくてもまだ下げられるといった感触の御答弁であったと思うのですが、福田長官はどういうお考えなんですか。
○近江委員 預金金利を据え置いてしかもなおかつまだ引き下げる余地はある、推移を見ながら今後考えていきたい、こういう長官の御答弁であったわけですが、そうすると、今後また第三次の引き下げということもお考えになっているということなんですね。そのことについてお聞きしたいと思いますし、それ...全文を見る
○近江委員 長官も大臣も需給関係というものはきわめて大きな要素である、そうしたお話があったわけでございますが、この需給関係をはずれて、とにかく原材料も上がっておるのだから上げてもらわなければならぬ、そういう非常に強い動きがあるように私は思うのです。そういう現実に、もうそのように先...全文を見る
○近江委員 私、いま二問質問したのですが、いわゆる産業界の総値上げの動きに対してどういう適切な手を打たれるか。
○近江委員 最初、長官もおっしゃったように、企業のそうした値上げということが今後の非常に大きな要因になってくるわけであります。いま努力をするということをおっしゃったわけでありますが、この点につきましては通産大臣も同じ考えであるのかどうか、これだけひとつお聞きしておきたいと思います...全文を見る
○近江委員 次に、政府関係者に来ていただいておりますので、お伺いしたいと思います。  例の爆破事件が続きまして、いま警察庁で取り調べをいろいろやっておられるわけでありますが、通産省は火薬類取締法あるいは武器等製造法等でそうした対策もやっておられるわけですが、この火薬類取締法から...全文を見る
○近江委員 毒物劇物取締法上におきまして、塩素酸塩類はいわゆる所持の制限という中に入っておるわけですが、これは純性一〇〇%のものに対していっているわけですね。今度の爆発に使われたのは九八・何%ですか、ほぼ一〇〇%に近いものであるけれども、六〇%ぐらいまで落としたものでも爆発ができ...全文を見る
○近江委員 今後そういうようにやられるということについては、私は非常にいいことだと思います。しかし、気がつくのは、これだけの重大事件が発生してから気がつく。それではだめだと思うのですね。政府の皆さん方は非常にすばらしい頭を持っているわけですから、社会情勢の推移また法の盲点というこ...全文を見る
○近江委員 各省非常に反省して、今後はこういうことのないようにするということをおっしゃっておりますから、もう時間もありませんから私はこれ以上いたしません。  最後に通産省に申し上げておきますが、通産省はこの火薬類取締法、武器製造法、両法律をもっていわゆる監督をなさっているわけで...全文を見る
○近江委員 終わります。
06月11日第75回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第9号
議事録を見る
○近江委員 井上さんにお伺いしたいと思います。     〔委員長退席、石野委員長代理着席〕  今後はやはり原子力に依存せざるを得ない、エネルギーの将来というものについてそうしたお話があったわけです。それで昭和五十五年に三千二百万、六十年に六千万キロワット、実際には時間的に無理...全文を見る
○近江委員 こうした原子力行政がいかに今後改革されるか、こういうところに私は大きなかぎがかかっていると思うのです。西ドイツあるいはフランス等がこうだからという、いたずらにそういう数値の競争ということは、多くの問題を残したままさらにそういうひずみというものは大きくなってくるわけです...全文を見る
○近江委員 今日、エネルギー問題というものは非常に大きな問題でありますから、国の最高方針として、そうした計画は決めるべきだ、井上さんのそうしたお説は理解できるわけです。しかし、いまのような、このような大きな安全性の問題初め種々の問題を抱えておるわけでありますし、このままの推移でい...全文を見る
○近江委員 この長期計画の六千万キロワットですが、この同じ問題で中島先生はどのようにお考えになっておりますか。
○近江委員 先ほど井上さんのお話にもありましたように、内閣で決めてくれればやるんだ、こうしたお話もあったわけですが、いわゆる内閣が決定するにしても、一切の根拠というものは、やはり原子力委員会でこれは積み上げていく必要があるわけですね。そうなった場合、いわゆる発電システム全体の、た...全文を見る
○近江委員 稲垣さんは、原発の共同開発ということはいままでにも発言されてきておるわけですが、森さんは、この共同開発という点についてはどのようにお考えですか。
○近江委員 先ほど、中島さんの方から「むつ」の問題につきまして、この遮蔽について明らかに設計ミスである、こうしたお話があったわけですが、設計ミスということは、結局、審査体制に大きな欠陥があるということでないかと私は思うのですが、そういう体制の改まらない中で、伊方の二号炉あるいは柏...全文を見る
○近江委員 それで、井上さんの発言の中で、現在の安全審査体制が非常に弱体じゃないかというような意味の発言がありました。あるいは井上さんじゃなかったかもしれませんが、三十名ですか、審査する委員が無給であるというような話もありましたね。こうした現況というものにつきまして、どのように思...全文を見る
○近江委員 この原発に伴いまして、さまざまな問題が今日提起されているわけですね。たとえば温排水の問題一つをとりましてもそうですか、小野先生が前に言っておられたことだと思うのですが、この温排水の問題は安全審査事項に入ってない、いわゆる電気事業法に基づいて規制されておるのが現行法のた...全文を見る
○近江委員 時間がありませんからあと一問だけ聞きますが、いま内閣の方に安全局設置の法案が出ておるわけですが、この安全局設置につきまして、どういうように評価されるか、中島さんから最後にお伺いして私の質問は終わります。
○近江委員 終わります。
06月13日第75回国会 衆議院 商工委員会 第23号
議事録を見る
○近江委員 きょうは限られた時間であります。私は、その中で三点質問をしたいと思います。限られた時間でございますので、関係者は簡潔にひとつ御答弁をいただきたいと思います。  この前の委員会でも、私は鋼材引き上げ等のそうした企業の価格引き上げの問題を聞いたわけであります。御承知のよ...全文を見る
○近江委員 需要供給で決定される、しかし重大な影響があるので見守りたいということを言われておるわけですが、いずれにしてもそういう需要供給ということは非常に大きな要素でありますけれども、これだけ大きな基礎資材でありますし、ただその需要供給だけという観点は私は弱過ぎると思う。あくまで...全文を見る
○近江委員 そうした政策をとりつつ重大な関心を持って見守っておる、その態度はわかるのですよ。わかりますが、福田長官も、企業製品の引き上げということが、政府の公約した九・九%に抑え込む、その破れる一番の原因であるということをおっしゃっておるわけです。政府として、第三次不況対策を含め...全文を見る
○近江委員 そういうフォローアップしておるということはわかるわけですよ。重大な関心を持っておることもわかるのです。それじゃ、鉄鋼は国民生活に重大な影響はないのですか。あるのでしょう。あるということははっきりしているじゃないですか。そうであるならば、現実に国会が終わった時点から動き...全文を見る
○近江委員 では、七月に国会が終わった時点で動き出そうとする、そういう姿勢に対しては、通産省としてあなた指導しますね。これはもう時間がありませんから簡潔に言ってください。
○近江委員 これは何回も申し上げておりますが、非常に波及効果が大きいわけですから、大臣としては国民生活の安定ということを最重点に頭に置いて今後ひとつよく監視をしていただきたい。これを特に要望しておきます。  それから、その次の問題ですが、いわゆる大規模小売店舗法が昨年施行されま...全文を見る
○近江委員 そういう中で問題は起きてませんか、その点どうなんですか。
○近江委員 勧告まで出されて従わない、そういう問題に対してはどうするんですか。通産省はあの法律に基づいていろいろやっておるわけでしょう。商調協でもそれだけの案が出て、しかし大手は不満である、言うことを聞かない、勧告にも従わない、これどうするんですか。
○近江委員 長崎屋のような例は、ほかに全国にあるのですか。あったら言ってください。
○近江委員 これは現実の問題の処理の中として、この法律の成立についてもいろいろな実態調査等もやり、この法律が生まれたわけであります。それぞれの言い分はわからぬでもありませんけれども、この小売り商業の振興等につきましても政府としては力を入れておるわけでありますし、力関係からいいまし...全文を見る
○近江委員 次の問題は、これは環境破壊といいますか、非常に大きな問題でございますので私申し上げたいのですが、それはガソリンスタンド等の汚泥、廃油の処理問題なんです。公害対策基本法及び廃棄物処理法に基づいて、産業廃棄物処理の第一原則は、事業者がみずからの責任において行うことになって...全文を見る
○近江委員 ガソリンスタンドなどは、これは言うまでもなく全部中小企業が多いわけですが、個個に汚泥や廃油を処理するのは非常に困難であるわけですね。そこで、共同で処理施設を設ける必要があるわけでありますが、いまおっしゃったわけですけれども、その設置状況は現在どうなっているかという問題...全文を見る
○近江委員 自己処理であるとか、こういういわゆる処理場の能力というのは何ぼあるのですか。
○近江委員 要するに何ヵ所あるというようなつかみ方でこういう根本的な問題が解決できますか。どれだけのことが処理できるか、その差は不法投棄であるとか、いいかげんな処理がされている。幾ら政府が公害十四法案を初め、そういう法律をつくっても、こういう根本的な押さえがなくして、どうして河川...全文を見る
○近江委員 それで、先ほど二十一万キロリットルということをおっしゃったわけですが、二百三十六ヵ所の油水処理装置での焼却なんというものは、これはまた大気汚染を出しているのですよ、実際上。この二百三十六ヵ所でどんなに処理できるのですか。ほとんどが不法投棄でしょう。大体あなた方だって推...全文を見る
○近江委員 自然環境に恵まれたわが国は、川であるとか海であるとか、そこがいわゆる生物資源、重要なたん白資源にもなっておるわけですし、景観の上からいきましてもこれは非常に大きな資源であります。そういうことを結局壊しておるのは通産省です。その通産省がみずから顧みることなく、こういう実...全文を見る
06月17日第75回国会 衆議院 商工委員会 第24号
議事録を見る
○近江委員 まず第一点、お伺いしたいと思いますのは、商品取引所制度がわが国経済の中で果たしてきた役割りについて簡潔にお答えいただきたい。  それから、今後高度成長から低成長経済に移行することになろうと思うのでありますが、そういう中におきまして本制度がどういうような役割りを果たす...全文を見る
○近江委員 いままで果たしてきた役割りにつきまして御答弁あったわけですが、商品の公正価格の形成あるいは価格の平準化、価格変動に対する保険、ヘッジ、そうした機能があるというようなお話であったわけですが、しかしながら、たとえば毛糸相場等を見ますと、年に六十回あるいは七十回ストップ高、...全文を見る
○近江委員 その原因というものはいまずっとおっしゃったわけでございますが、市場の責任というものは全然なかったのですか。その点についてどうですか。
○近江委員 そうした状況はそうしょっちゅうあるとは思いませんけれども、やはり適切なそういう指導ということは政府が責任をもってやる必要がある。非常にあの期間は長かったし、また異常なそういう幅があり過ぎた、このように思います。今後厳重に政府としては反省をし、姿勢を正してもらいたいと思...全文を見る
○近江委員 農林省からも同じ点について報告を聞きたいと思います。
○近江委員 紛議件数は若干減ってきているようでありますが、通産省に比べると農林省が非常に多いわけですね。だからといって何も通産省がいいとは私は言っていないのです。通産省にしてもこれは非常に多過ぎる。この点について両政府委員から反省の言葉を聞きたい。
○近江委員 今後の考え方はわかるわけですが、こうした紛議をたくさん出しておって、反省の言葉を私は聞きたいと言っているのですよね。今後はこうするということはわかりますが、それについては反省しているのですか。
○近江委員 改正案提出の理由、それからこの商品の定義の改正につきまして、これまで上場商品を法定主義としてきたわけですが、この二点につきまして簡潔にお答えいただきたいと思うわけです。  それからもう一点、上場商品の指定及び廃止を政令で行うこととした理由。以上三点について天谷さんか...全文を見る
○近江委員 どれを廃止してどれを上場するかというようなことはまだ私は聞いてないのですね。肝心の聞いたことについてあなたは答えてないのだ。上場商品の指定及び廃止を政令で行うこととした、このことをまず第一に聞いているわけですよ。  それから、いま両省から答弁があったのですが、通産省...全文を見る
○近江委員 この廃止というようなことになってきますと、そこに働いておる従業員の人々とか、非常にこれは社会的な問題もあるわけです。新しいそうした取引所に資格を取るようにするとかいうような御答弁があったわけですが、しかし受け入れの問題等もあろうかと思いますし、そういうトラブルのために...全文を見る
○近江委員 森局長からも、農林省の管轄について同じ質問をしますから、答弁してもらいたいと思います。
○近江委員 現実に存在し機能しておった、そういうところのそうした廃止であるとかいうことになってまいりますと、非常に影響というものは大きいわけであります。したがいまして、政府としては最大の努力をして、そこに働くそういう人たちが苦労しないように配慮をするように十分ひとつ力を入れていた...全文を見る
○近江委員 この商品取引員につきまして、売買取引の受託の許可を無期限から四年ごとに更新するようになったわけですが、それの理由ですね、それからさらに四年とした根拠、効果につきましてお伺いしたいと思います。  なお、この許可が更新されない場合の従業員、外務員に対してはどうするのか、...全文を見る
○近江委員 これは農林省も答弁は同じだと思いますから、次へ進みます。  更新の際に財務内容改善、営業姿勢の見直し等が挙げられておるわけでありますが、その営業姿勢のよしあしの判断の基準は何ですか。
○近江委員 法改正によりまして商品取引員の兼業業務の届け出、他の法人支配の届け出、主務大臣の勧告規定が設けられておるわけでありますが、兼業、他法人支配の現状というものがどのようになっておるか、ひとつ簡潔に説明してもらいたい。現状でどういう弊害が生じてこういう法改正になったのか、以...全文を見る
○近江委員 それから、商品取引員の受託にかかわる財産の管理について定める主務省令、第五十四条の二、この内容について簡単に説明をいただきたいと思います。
○近江委員 この市場管理対策としまして、この法改正によりまして商品取引所の大口建て玉等に関する報告、売買取引等の制限の強化が図られるわけでありますが、これによりまして過当投機による著しい価格変動、価格操作等が本当に事前に防止できるものかどうか、その点についてお伺いしたいと思います...全文を見る
○近江委員 取引等の制限の発動基準というものについて説明をお聞きしたいと思います。  それからさらに、適正な市場管理を行うためには、資金量の適正または過剰といった点まで検討することが必要じゃないか、このように思うのですが、以上二点についてお伺いします。
○近江委員 次は、外務員につきましてお聞きしたいと思いますが、今回の法改正に伴いまして、外務員の権限はどのように変わるかという点が一点であります。  二点としまして、外務員が新たに商品市場における売買取引の受託ができるようになることに伴って、取引員と同じように外務員の財産内容の...全文を見る
○近江委員 研修制度等は今後重視するということをおっしゃっているわけですが、こういう点につきましては、しっかり中身を充実して教育をできるようにやっていただきたいと思います。  それから、時間がありませんから続けてやりますが、大衆参加のあり方と委託者債権の問題ですが、一つは、大衆...全文を見る
○近江委員 終わります。
06月18日第75回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第11号
議事録を見る
○近江委員 まず、石原さんにお伺いしたいと思いますが、この放射線漏れの問題でございますが、いわゆるJRR4を利用して実験が行われた、そのときストリーミングが計測された、しかし熱中性子としてとらえた、そこに大きな間違いがあったというふうにおっしゃっているのですが、三菱さんともあろう...全文を見る
○近江委員 この問題につきまして、当然科学技術庁も原子力委員会も事業団も同じ報告を受けておられると思いますし、また、このウエスチングハウスとのチェック・アンド・レビューの問題にしましても、やはり常に連絡を密になさっておられるわけですから、当然三菱側からも報告も受けておられると思う...全文を見る
○近江委員 島居さんはその存在についてはわかっておったというようなニュアンスの発言があったわけですが、その問題について三菱の方に厳重に注意するように、対策をとるようにということは指摘したのですか。
○近江委員 理論的にはわかるべきであったけれども、実際にわからなかった。それでは頼りないということですか。そうすると、いまあなたはわかっておったということを初めに発言なさって、また答弁が食い違っておる。どっちが本当なんですか。それはあなたも新しく理事長に就任されて、その間のいきさ...全文を見る
○近江委員 ですから、その技術の点につきましては、いわゆるメーカーである三菱さんが担当なさっているわけでしょう。ですから、その点が気がついたならば、その点を三菱と十分詰めたのですか。それを聞いておるのですよ。
○近江委員 そうすると、三菱さんは事業団の方から、そうした問題点がある、こういう点を何とか今後考えなければ大変だという指摘を受けておられるわけですよ。それをなぜ生かさなかったのですか。この点について率直な反省、またその間におけるとった態度等についてお答えいただきたいと思うのです。
○近江委員 事業団がそのように、六七年の三月ですか、この五十ページのいま読まれたところですけれども、そう言ったということは、これは事業団もそういうような問題を知っておりながら、なぜそういう安易ないわゆる結論的なものを出したか、また、そう言ったからといって、それに安易に従ってメーカ...全文を見る
○近江委員 局長は、政府が直轄じゃない、間に事業団が入っておるということを盛んに言っておりますが、舶用炉としても第一号ですし、原子力船は第一号でしょう。しかも、原子力の問題があれだけ大きな問題になってきているわけです。当然、やはり一つ一つをカバーして、どうなっているんだと、それを...全文を見る
○近江委員 先ほど田島先生からも指摘されておりましたが、原子力委員会の安全審査について非常に無責任である、多忙にして著名な先生方がやっておられて、実際に責任をとってもらえるのか、こういったお話もあったわけですが、井上さんはその当時おられなかったと言えばそれまでですけれども、これは...全文を見る
○近江委員 井上さんは、過去のそうしたことよりも、その当時はまだ技術も未熟であった、むしろ自主開発という心意気というものをもっと買ってもらいたいというような、今後はもっと注意するというような意味の発言をいまなさっておるわけです。そうしてまた、あの当時に三菱さんはそうしたコードもな...全文を見る
○近江委員 いわゆる新技術にはミスがたまたま起こる、それは私は認めますよ。だけれども、それは予測はできない場合において言えることであります。このストリーミング現象ということは、この時点ではわかっておるわけですよ。わかっておりながら、ずるずると何の手も打たずにやってしまった。そこに...全文を見る
○近江委員 事業団なり政府なりメーカー、そういう皆さん方が、本当に連絡の体制を十分とっておられれば、そんな重大なことが通じていないということはないわけですよ。いまあなたが答弁席に立って苦しい答弁をなさったのは私もわかりますけれども、そうすると、そういう大事なことを、メーカーである...全文を見る
○近江委員 原子炉専門のところと比べると、そこまでは突っ込めなかった、その種の事情はわかりますが、いずれにしてもこれはもう連帯責任です。  それぞれ皆さん思っておられると思いますが、原研の宮坂さん、このJRR4でそういう現象がわかった、しかし、確かにその間における数値というもの...全文を見る
○近江委員 柴田先生はたしか熊取の研究所におられると思うのですが、基礎研究が非常に不十分であるというような意味のそうしたお話があり、われわれとしても、今後そうした研究費の充実であるとか、研究体制の充実等をしなければいけないということを前々から主張しておりますが、一層その感を深めた...全文を見る
○近江委員 やはり私たちが常日ごろから、資料をできるだけ出しなさい、公開しなさい、そういうことが本当に行われておれば、そういう研究者の方々も目にして、そういう指摘もされるということもあるわけでありますし、やはりこれは非常に大事なことであります。それを、どうかすると科学技術庁は、秘...全文を見る
○近江委員 それから、「むつ」を今後どうするかという問題でありますが、この根本的な解決に着手しないまま、いま新母港探しを、政府も地元との約束もしているということで、一生懸命その問題を中心として努力されておるわけですが、方々でいろいろなことが耳に入ってくるわけですよ。たとえば沖繩の...全文を見る
○近江委員 時間がありませんから終わりますが、最後に、いま申し上げた西表島とか紀伊水道のいわゆる四国の一端であるとか、そういうところは候補に上がっているわけですか。いま特に候補地としてほぼそういう範囲の中に入っておるというところはどこですか。差し支えなければ御答弁いただきたいと思...全文を見る
○近江委員 終わります。
06月19日第75回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第12号
議事録を見る
○近江委員 昨日の参考人の質疑の際、いわゆる事業団と三菱とのそうした契約の資料の提出につきまして各委員から出まして、重複してはと思いまして私は要求しなかったわけですが、いまやっと手に入ったわけですが、ほかの委員は入ってないわけですね。したがって、当委員会において資料提出を求めた際...全文を見る
○近江委員 昨日、佐世保の市長が「むつ」の修理港を受けるという意向を示したということが一斉に報道されているわけです。先ほどの質問に対であるわけです。  そこで、私はもう一度、事業団の理事長さんにもおいでいただいておりますので、契約の問題についてちょっと伺いたいのです。昨日契約書...全文を見る
○近江委員 検討という中にはいろいろ含まれると思いますが、この佐世保の市長が発言なさっていることがそのとおりであるとすれば、長官としては要請されるわけですか。
○近江委員 まあ、要請をしても、今後地元の大半が反対すれば、これもだめになるということになるわけでありますね。  昨日参考人が参りまして、その際、いわゆる今後改修ということになってきました場合の費用の問題ですけれども、いろいろな話があったわけですが、そのとき石川島播磨の永野さん...全文を見る
○近江委員 条件等を考慮されるのは当然のことであるわけですが、やはりきのうの発言からいきますと、両者とも責任を感じ、協力をする。協力をするということは、修繕の費用の問題であるとか、そういうことと同時に、どこで修理するかという問題も含まれておるのじゃないか、このように思うのですが、...全文を見る
○近江委員 その辺はまだ固まっていないと思いますが、気持ちは強いわけですか。どうなんですかや
○近江委員 これはこれ以上やっても同じだと思いますから、そこで、今後修理していく上におきまして、いわゆる法的には保証期間も過ぎておる、こうした話があったわけです。しかし、きのうきょうの審議を通じまして、責任という点からいきますと、これはもう事業団、三菱、政府、皆責任が重大にあるわ...全文を見る
○近江委員 これは確かにいますぐに結論は出ない問題であろうかと思いますが、局長としては、事業団そして三菱なり石川島も入ろうかと思いますが、そういうあれよりも、いわゆる産業界全体としてそれをとらえる方がニュアンスとしては強いわけですか。
○近江委員 今後の産業界の出方ということが問題になろうかと思いますが、産業界がいわゆる拒否反応を示したときは、どういう姿勢、指導、態度をとられるわけですか。
○近江委員 その三者による負担ということになってまいりましても、強弱というものはあろうかと思うのです。これは今後、私も契約書を煮詰めて一遍さらに検討していきたい、こう思っておりますが、いずれにしても、国民の血税がさらにつぎ込まれるわけでありますから、それぞれの責任に応じて十分ひと...全文を見る
○近江委員 大臣には何時に報告したのですか。正直に言ってください。
○近江委員 報告がないのですよ、それが。二日後です。二日後の、もっとたってから、その時点でもまだ聞いてなかったのですよ。うそだと思ったら一遍聞き合わせてみてください。間違いないと思います。こういう重大事件、こういうことが最高の責任者の耳に入らない、すぐ報告されない、こういうところ...全文を見る
○近江委員 この環境に対する影響はほとんどなかった、そういうことで別に発表する必要はなかっただろうというようなことも言っているわけですね。大小にかかわらず、協定にも直ちに通報するということになっているわけです。ですから、そういうふうに口では慎重にやりますとかいろいろ言っていますが...全文を見る
○近江委員 この事故の原因は徹底究明して、科学技術庁ではわかっているんですか。
○近江委員 時間がないから簡潔にやってください。
○近江委員 結論はまだ出ないにしても、ほぼ蒸気発生器ということは間違いないのではないかと思うのですが、どうですか。
○近江委員 いま確認の答弁があったわけですが、これは美浜を初め、いま起きている一連の事故と同じですね。こうなってきますと、政府としては、いわゆる商業炉として技術的には完成しておるのだ、しかし問題はあるということはおっしゃっていますけれども、一応大前提は実用炉である、こういう形で推...全文を見る
○近江委員 局長さん、アメリカでは重大な問題としては受けとめておらない、単なるトラブルである、欧州ははるかに低い受けとめ方をしている、こういう受けとめ方というものは、そういう緩やかな方向に合わすということは、これは話にならぬですよ。重大な問題である、このようにとらえなければいけな...全文を見る
○近江委員 報道がわが国ではオーバー過ぎる、冷静に判断してほしい、これは報道界に対しても国会の私たちに対しても長官からそういう要望があったわけですが、それは間違ってますよ。報道されることはいわゆる国民の意思です。みんなが感じていることがそういう形で出ているわけですよ。私はもう当然...全文を見る
○近江委員 局長、いずれにしてもこれは決して小さい問題じゃないわけです。ですから、今後の通報等の問題については秘密主義にしない、厳重に指導する、さらにはこうした個所については厳重に点検をする、この問題について、時間がありませんから簡潔に答弁してください。
○近江委員 こうしたトラブル、事故が起きまして、非常に住民の不信感というのは強まっておるわけですが、こういうことを背景に、長官は参議院におきまして原発計画を大幅に縮小する、こうした示唆をなさっているわけですね。そして、今後原子力発電目標は、六十年度に一応六千万キロワットですね。そ...全文を見る
○近江委員 通産省は今後原発立地につきまして、電調審に計画を提出する前に住民とのそういう対話を義務づけをする、環境資料なども公開する方針であるということもちょっと聞いておるわけですが、そうしますと、これは法改正等もやられるわけですね。また科学技術庁はこれに対して、その法的な改正で...全文を見る
○近江委員 時間がありませんから一問で終わりますが、いわゆる義務づけるということになってきますと、やはり法的な裏づけということは必要になりますね。ですから、当然そういう問題が入ってくることと思いますし、こういうことは私は非常にいい方向であると思います。わが党としては、いわゆるアセ...全文を見る
06月19日第75回国会 衆議院 地方行政委員会商工委員会災害対策特別委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号
議事録を見る
○近江委員 きょうは非常に限られた時間でございますので、簡単に要点を御答弁いただきたいと思います。  昭和四十八年に出光石油化学の爆発事故が起きまして、コンビナート災害が相次いで起こったわけであります。また、昨年の十二月におきましては、三菱石油の重油が大量に流出をいたしました。...全文を見る
○近江委員 最後に大臣も反省をしたということでありますが、いい意味で言えば忠実な分野同士のぶつかり合いということでありますが、これは大臣もおっしゃったように、もうセクショナリズムのいわゆる見本みたいなものであります。こういうことで、商工委員会におきましては石油備蓄法案も上程されて...全文を見る
○近江委員 私が指摘するまでもなく、やはり大臣としては最大の欠点ということは認識されておられるように私は思うわけであります。大臣もいみじくもおっしゃったように、最大の欠点はコンビナート周辺の海上保安に関する対策というものが規定されておられないということであります。陸上における災害...全文を見る
○近江委員 私が指摘したように、その欠陥はお認めになって今後こうするようにするということをおっしゃっておりますが、これはやはり一元化ということを早急にやらなければいけない問題であります。  それから、本案の内容はきわめて貧弱であるということを私は申し上げたわけですが、事業所内の...全文を見る
○近江委員 あなた方は、すぐそういうように法律の体系を言うわけですが、その点も私はわかりますけれども、やはりそこをもっと工夫して何らかのそういう対策はとれなかったか、これについても十分ひとつ考えていただきたいと思うのです。われわれとしては、そういうようになっておりますということだ...全文を見る
○近江委員 あなた方は現行よりも一歩前進しておるということをおっしゃっていますが、本当にコンビナートの防災をしていくという点からいけば、根本的な点をあなた方忘れていますよ。どういう点かと申し上げますと、コンビナート災害を防止するためには、この法律からいきますと、非常に縦割り行政に...全文を見る
○近江委員 あなた消防庁長官ですから、特に消防庁のことばかりおっしゃっておるわけですが、やはり私が申し上げたように、コンビナートを計画する段階からいわゆる全体計画というものを見て規制をしていく、こういう大きな網をかぶした中で総合的に考えていく、こういうことを言っているわけですよ。...全文を見る
○近江委員 あなたもまだ考え方が、言うならば器の中の一部ですよ。工場立地のそれなんかも、個々のエリアの中における環境エリアであるとか、そんなものは一部なんですよ。また石油タンク群にしたってそうですよ。私が言っておるのは、もっとコンビナート全体の当初計画において大きな網をかぶして規...全文を見る
○近江委員 では終わります。
06月20日第75回国会 衆議院 商工委員会 第26号
議事録を見る
○近江委員 きょうは非常に時間が限られておりますので、ポイントをひとつ簡潔に御答弁いただきたいと思います。  一つは、金融関係の問題でございますが、やはりこの不況の中で中小企業は非常に苦しんでおるわけであります。政府としても努力はされておるわけですが、その一環として、民間に対し...全文を見る
○近江委員 この政府系の資金につきましては、今年度は二兆四千億ということを聞いておるわけでございますが、四半期に分けますと平均六千億ということになるわけですが、いままでの実績として、一応この計画に上げられておるのを見ますと、七千億を四月から六月の期間に出しておられるわけですが、や...全文を見る
○近江委員 それから、融資と同時に、いま非常に中小企業が困っておりますのは、いわゆる仕事量も非常に減っておる。そういう量の確保の問題と同時に、借りた金の返済ということについて非常に困っておるわけです。そういう点におきまして、政府も配慮しておるようでありますけれども、さらにこの返済...全文を見る
○近江委員 長官としてはそのように指導をされておられるわけですが、公庫は公庫でやはり経営といいますか、そういうことの悩みもあるわけですね。そういうことで、それぞれの地方へ行きますと、頼みに行ったけれども、必ずしも猶予をしてくれないとか、やはりいろいろ厳しい壁にぶつかっているわけで...全文を見る
○近江委員 こういうことは、中小企業庁がどれだけ把握されているかということから速やかな対策が出るわけであります。そういうことを常に申し上げておるわけでありまして、こうした恩恵もあるわけでありますから、不況の業種につきましては速やかに手を差し伸べるという姿勢を常に堅持していただきた...全文を見る
○近江委員 なるべくその数値を目標を高く設定したい、これは長官のお気持ちもうそじゃないと私は思うのです。しかし、諸種のそういう制約によりまして、設定したいと言っても、それはどのくらいかということなんですね。私たちが考えておるのと相当開きがあるわけです。私たちは少なくとも五〇%まで...全文を見る
○近江委員 その点はひとつ全力を挙げて努力していただきたいと思います。  最後にお伺いしたいのは、下請代金支払遅延等防止法の関係でございますが、こういうように不況になってまいりますと、仕事が減ってきておるところへもってきて支払いの条件がさらに悪くなる、こういうことも非常に増大し...全文を見る
○近江委員 ちょうど約束の時間が来ましたから終わりますが、いずれにしても中小企業の問題につきましては、政府としてもいろいろやっておられますが、さらにきめ細かに愛情を持って見守り、適切な対策をとっていただきたいと思うのです。  最後に渡部政務次官に、中小企業の今日の不況下における...全文を見る
○近江委員 終わります。
06月23日第75回国会 衆議院 内閣委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号
議事録を見る
○近江委員 今回の科学技術庁設置法の一部を改正する法律でありますが、安全局を設置するという法律であります。しかし、いろいろと批判もありまして、安全局だけを設置して根本的なそうした原子力行政の見直しもやっておらない、そういう批判が非常に方々で聞かれるわけであります。  そこで、初...全文を見る
○近江委員 この原子力行政懇談会でその根本的な問題、それが出てきてからでは相当時間もかかる、とりあえず、そうした長官の気持ちもわからないではないわけです。     〔委員長退席、木野委員長代理着席〕 しかし、この安全局ができたからということで、それが単なるレッテルだけであって...全文を見る
○近江委員 安全という点からいきますと、この審査の徹底あるいは安全研究、これはもう不可分のものになるわけですね。ところが、研究の方は新原子力局に任せるんだ。任せるためには当然、いろいろなそうしたニーズに応じてこういうものはやってもらいたいということを新原子力局に言うことになるわけ...全文を見る
○近江委員 回り回れば当然そういうことになろうかと思うのですが、やはりいままでやってきたことを見ますと、そういう環境に対する配慮であるとか、そういうような総合的な見方という点においては、これは電調審で決まったのだということで科学技術庁、原子力委員会というものは、いわゆるその原子炉...全文を見る
○近江委員 その辺が原子力問題懇談会においてまだ結論が出ておらないというところの、そういう一つの隘路の問題じゃないかと私は思うのですが、しかし、この安全局のそうした権限といいますか、そういうものについては、私は、この際もっと広げる必要があろうと思いますし、それにふさわしい地位とい...全文を見る
○近江委員 先ほど私、安全審査のところで申し上げたのですが、たとえば通産省と科学技術庁の関係を見ましても、詳細設計及び工事方法についての認可段階の審査、定期検査は通産省である。そうしますと、あくまでも科学技術庁安全局の下に通産省はあるわけですね。そうして安全局の指摘に対して通産省...全文を見る
○近江委員 そうしたことは安全局ができるわけでありますから、ともすればあの「むつ」事件に見られるように、運輸省とそういうようなばらばら行政ということでああした問題も起きたわけでありますが、十分そういうような配慮をしなければいかぬと思うのです。  それから事後の保安監視体制、これ...全文を見る
○近江委員 当然両省がそのように協力して監視体制ということは強化していくわけですが、地元、また住民とのそうした信頼関係という点からいきますと、それぞれ協定を結んだりいろいろなことをやっているところもたくさんあるわけですが、これはやり方等を見ておりましても非常に一貫していないわけで...全文を見る
○近江委員 この問題につきましては、過日起きましたあの玄海の事故のときも、そういうことを報告するのは知らなかったとか、会社の首脳がそんなことを言っておるわけですね。そして報告も非常におくれておる。これは結局、そういう地元におけるそうした協定ということにつきまして、政府としては、た...全文を見る
○近江委員 この安全性という点からいきますと、その点は非常に大事なことなんですね。ですから、十分尊重してするようにという指導だけでは、いま申し上げたような玄海の例なんかも出てきているわけですが、非常に弱いわけです。その協定の持つそうした重み、遵守、こうした点からいきますと、やはり...全文を見る
○近江委員 大臣は、そうしたことも含めて今後考えていけばどうかという非常に前向きな御答弁があったわけですが、住民と対話のできるルールの確立ということを盛んにおっしゃっているわけですが、そういう協定というものについて義務づけていくということも一つでしょうし、この対話のできるルールと...全文を見る
○近江委員 このPR映画とかPR館というのは、大体原発というのは安全だという一方的な、そういうようなことであって、これは宣伝ですよね。そうすると、やはり実りのあるものとするには、公聴会であるとか協定であるとか、こうしたものでやはり中身を高めていかなければならぬと私は思うのです。 ...全文を見る
○近江委員 中央の意向というのは大体わかるわけですが、新潟で開く予定のいわゆる内容については改善したい、局長も第一回のそうした会合等について反省からスタートして、そうした中身を練っておられると思うのですが、少なくとも改善すべき点は、前回の公聴会から相当時日も経過しておりますし、こ...全文を見る
○近江委員 その点、そういう対話形式にしていくということは私は非常に前進だと思うのです。  それから、いわゆる公聴会の時間等も非常に短いというような声もあるわけですね。しかも意見陳述時間は十五分以内であるとか、いろいろ中身におきまして改善すべき点が多々あるわけであります。いま対...全文を見る
○近江委員 福島の場合は二日だったですね。それを大体倍ぐらいという考え方をおっしゃったわけでありますが、そうなればかなりの時間もできるのじゃないかと思いますが、こういう点は私、率直に評価したいと思うのです。その際、福島の場合も結局、電力会社が出してきた資料だけで——それしかないわ...全文を見る
○近江委員 これも非常に前向きの姿勢に変わってきたと私は思うのです。その際、いつも問題になるのですが、いわゆる企業秘密というベールで隠してしまう。これは非常に都合のいい言葉だと私は思うんですね。ですから、この企業秘密という点における厳密なチェックということが私はやはり大事だと思う...全文を見る
○近江委員 やはりそうした点をはっきりしないところに秘密主義といいますか、国民のそうした疑心暗鬼、また専門家の同じそういう声も高まってくると思うのです。ですから、もうこの段階において、企業秘密ということもほとんどないんじゃないか——ないとは言いませんけれども、そういう点で積極的に...全文を見る
○近江委員 たとえ原子力施設が一基であったとしても、たとえば燃料の海上輸送あるいは陸上輸送等で非常に心配があるとか、あるいは環境において非常に心配があるとか、そこにはいろいろな問題が山積すると私は思うのです。そういう点からいきますと、問題のない、もう一カ所ぐらいだからいいじゃない...全文を見る
○近江委員 長官も別に悪意があっておっしゃっているわけじゃないと思うのですが、高度の安全性論議を地元でしたってわからない場もあるじゃないかという意味の御発言もあったのですが、そうじゃないんですよ。やはりそういう場を通してそうした疑問に答え、解明をしていく、でき得る限り住民の皆さん...全文を見る
○近江委員 局長さんも前向きにということをおっしゃっているわけですが、しかし私は、まだそれに伴ういろいろな問題、たとえば温排水の問題であるとか、その辺のウエートの置き方というものが政府の首脳の皆さん方に非常に弱いと思うのです。全国どこを探したって全くそれは一緒だ、環境に対する影響...全文を見る
○近江委員 そうであれば、私は、最後に残された非常なチャンスじゃないかと思うのです。ですから環境庁としても、もちろん政府のごり押しの姿勢ということはやはり考えなければならない問題にしても、しかし住民という国民の立場からいけば、この種の問題については、政府としても何としても考えても...全文を見る
○近江委員 いま局長さんは、いろいろな問題点をお話しになったわけでございますが、結局この種の問題点というものは、いわゆる温排水の影響というものはどうなるかという基礎的な研究が積んでいないわけですよ。これは何年来私自身もここで申し上げてきたわけです。温排水のそういう基礎的な研究をや...全文を見る
○近江委員 各省の皆さんの御答弁を聞いてますと、御協力申し上げたいとか自分が主体者でないわけですよ。各省は主体者なんです。だれかがやるだろう、環境庁かもしれませんが……。御協力申し上げるという姿勢自体が間違っている。皆さん方のことなんです。これは各省のことなんです。その辺の姿勢が...全文を見る
○近江委員 いま答えが出ないと思いますが、いずれにしても、総合エネルギー閣僚会議におきましても、もっと熱心な論議があっていいんじゃないかとかいろいろなことを聞くわけです。その中心は科学技術庁長官であり通産大臣でもあろうかと思いますし、そういう中心になる人の熱意というものが他の閣僚...全文を見る
○近江委員 まさに私はそのとおりだと思うのです。ですから、そういうことを全面に出してこなければいかぬわけですよ。公益事業部長は、何となしに電力会社に——あなたはそうじゃないと思いますけれども、やはり業界ばかり見ていると、その辺が私たち国民のサイドに立つ者とギャップが出てくるわけで...全文を見る
○近江委員 もうこれで終わりますが、私が申し上げたのは、基本的な考えが、用地が困っておる、金がない、だからおんぶにだっこということじゃなくて、本当に国民がいま心配しておるのは、安全性という問題なんですから、環境汚染の問題であるとか、こういうことについて力を合わせて研究していこうじ...全文を見る
○近江委員 終わります。
06月24日第75回国会 衆議院 商工委員会 第27号
議事録を見る
○近江委員 総務長官にお伺いしたいと思いますが、私たちの党は、この独自の改正案を国会に提出をいたしました。また、過日は書記長、幹事長会談におきまして、この修正案に対するいわゆる骨子、要綱というものを発表いたしたわけでございます。そして昨日、この五党が修正項目につきまして一致をいた...全文を見る
○近江委員 この四項目の修正でございますが、この課徴金の製造業の基準率を四%とする、千分の四十掛ける二分の一、こういうことになるわけでございますが、さらに過去三年間の経常利益率による軽減措置、ここを削る、こういうことで政府原案から見ますとかなりの前進じゃないかとは思いますが、しか...全文を見る
○近江委員 審決前の協議を削るということで、審判前のいわゆる協議が残っておるわけでありますが、この公正取引委員会の独立性、職権行使の独立性というものについては私たちは特にこの点についてはやかましく言ってきておるわけでありますが、こういう形になって公正取引委員会としてはまだ一回残っ...全文を見る
○近江委員 この価格の同調的引き上げの問題、四十条のところでございますが、この十七日の商工委員会におきましてこの四十条の調査権につきまして法制局から、プライスリーダー等の調査はこの調査には含まないというような、そういう内容の答弁があったように思うわけであります。  この点につき...全文を見る
○近江委員 この四十条という項目につきましては、今日まで管理価格の調査を初め、商社、銀行等の調査をやってきたわけです。今後経済機構というものが、このように同調値上げを初め、そうした行為に非常に走りやすいことはもう御承知のとおりでございますし、こうした四十条を十分に今後活用していか...全文を見る
○近江委員 確かに公取委員長おっしゃったように、この四十三条、「この法律の適正な運用を図るため、事業者の秘密を除いて、必要な事項を一般に公表することができる。」ということがあるわけでございますが、こういう点については、確かに公取委員長がおっしゃったような面もあろうかと思いますし、...全文を見る
○近江委員 この排除措置の問題でございますが、違反行為により生じた影響を排除するために必要な措置を命ずることができるものとする、この七条のところでございますが、今度は本文に挿入ということになるわけでございますが、こういうことによって、今後の公正取引委員会のそうした運用によって、私...全文を見る
○近江委員 そうした幅もできたわけでございますので、どうかひとつ国民経済の立場に立って、力強い運用をしていただきたい、このように思うわけでございます。  それから、独禁法違反から消費者を守るために、私は二十五条は十分に生かされるように考えるべきであると思うわけですが、総務長官の...全文を見る
○近江委員 今回の改正におきましては、消費者条項というものは、書面をもって申し立てをした人に通知するだけである、このようになっているわけですね。そういう点からいきますと、この二十五条を生かすためにも、私はクラスアクションをぜひとも導入すべきであると思う。わが党としては法案も提案い...全文を見る
○近江委員 今後そうしたやみカルテル等の行為を各企業が自覚をしてやらないことを私は期待しておりますし、国民もみんながそれは願っておることですが、しかしそういう悪質なものがまた出てくるかもわかりませんし、そのためにもこの課徴金の条項であるとかいろいろあるわけでございますが、今後、国...全文を見る
○近江委員 公取委員長は非常にその趣旨は賛成である。交通違反のそうした例を引かれて、因果関係という点も含めてお話しになっておる。総務長官は慎重に審議する。具体的な問いかけをしておるのに慎重審議をします、こんな抽象論のことじゃだめですよ、少なくとも消費者はこれだけ迷惑を受けているの...全文を見る
○近江委員 もう時間がございませんから、あと一問だけいたしたいと思います。  いわゆる行政指導と独禁法の問題でございますが、福田副総理が企業に値上げの抑制について要請したわけでございますが、その場合独禁法と行政指導の関係を検討したいというような趣旨の発言をなさったように思うわけ...全文を見る
○近江委員 終わります。
○近江委員 総理にお伺いをいたしますが、私たちは党独自の改正案を提出いたしてまいりました。また過日、書記長、幹事長会談におきまして五項目にわたります政府案の修正要綱骨子を明らかにしてきたわけでございます。本日、各党合意の煮詰まった修正案が出されておるわけでございますが、まず最初に...全文を見る
○近江委員 独禁法の強化という問題は、今後絶えず検討していくべきものであると思います。今回の改正はあくまで強化改正の一里塚としていくべきであると思うわけでございます。今回の改正でも積み残された項目がずいぶん多いわけでございますが、総理の今後の独禁政策についてのお考えをお伺いしたい...全文を見る
○近江委員 さらに、今回の改正が実現したといたしましても、行政指導と独禁法との関連につきまして明確にしなければ抜け道になるような気がするわけであります。行政指導と独禁法についての総理の見解をお伺いしたいと思います。
○近江委員 先ほども申し上げたわけでございますが、私たちは、修正を含めたとしても政府案が十分であるとは思っておりません。今後も強化改正のための努力をしていきたい、このように考えておるわけでございます。今回の改正も適正に運用されなければ何にもならないことは言うまでもないわけでありま...全文を見る
○近江委員 公正取引委員会はその独立性を保たなければ価値がないというような御答弁をされたわけでございますが、そういうことで将来ともに尊重するということをおっしゃっているわけですから、そういうようにしていただきたいと思うわけでございますが、二回の協議、これを審判前のところを残してお...全文を見る
○近江委員 次にお伺いしたいのは、株式保有の問題でございますが、今回の改正で一応総量規制は入ったわけでありますが、競争会社の株式の相互持ち合いは見送られておるわけであります。企業集団の形成等による経済の集中化という事態は、非常に深刻に考えるべき問題であろうかと私は思うわけでありま...全文を見る
○近江委員 研究をいたしたいと思いますというようなことをおっしゃっていますが、現実にこういうような弊害が出てきておるわけです。今後の研究課題という問題じゃないので、現実のそういう弊害が出ておるわけですよ。総理はそういう御認識しかお持ちになっておられないのですか。もう一度御答弁をお...全文を見る
○近江委員 そうした実態というものは随所にあるわけでございます。しかし、まだまだそうした調査も広範に行われておらないという事実もございますし、今後さらにそうした経済の機構につきまして幅広い綿密な調査をし、適正なそういう対策をとっていく必要がある。総理もその必要性を認めておられるわ...全文を見る
○近江委員 繰り返しの答弁ですが、時間の関係がありますから次にいきたいと思います。  次に、消費者救済の問題でございますが、総理は今回のこの改正案提出に当たりまして、消費者問題に非常に熱意を示してこられたということをお聞きしておるわけでございます。ところが、改正案を見てまいりま...全文を見る
○近江委員 他の施策と相まってということをおっしゃっているわけですが、具体例としまして私たちはクラスアクション制度というものにつきましてわが党は今国会にも出しているのですが、一般国民の中でもこれは非常に大切な考え方である、こういう声が高まってきておるわけです。総理はどのようにお考...全文を見る
○近江委員 何事も研究でありますが、それでは抽象的過ぎると思うのですね。前向きに検討なさっていくのか、ただ単なるこの場だけで研究をしたいということなのか、その点どうなんですか。
○近江委員 時間の関係で次に進みますが、四十条の一般調査についてでございますが、この四十条につきましては相当幅広い調査を認めておるわけでございます。午前中、私は石井良三氏の見解を引用いたしたわけでございますが、この四十条の活用について——強制調査権でございますが、さらにまた四十三...全文を見る
○近江委員 最後に、一言申し上げておきたいと思うのでございますが、私は、この独占禁止法は経済の変化に即応するものでなければならないと思っております。独禁法は、基本的には競争秩序を維持するものでありましょうが、寡占体制が現実のものになっている現在の経済体制のもとでは、新しい独占禁止...全文を見る
06月25日第75回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第13号
議事録を見る
○近江委員 関西電力が、今度京都の久美浜町の蒲井地区の方で発電所建設のための事前環境調査を実施したいので、協力してもらいたいと文書で要請したということが明らかになったという問題でございますが、この点について科学技術庁は御存じでございますか。
○近江委員 きょうは通産省も来ておられるわけでございますが、まず電調審にそうした計画を会社から出す、それから科学技術庁の方にも回ってくる、こういうことになっておるわけですが、いつも問題になるのは、事前においてそうした問題をチェックできないかということなんですね。結局、公聴会をやり...全文を見る
○近江委員 そうしたX地点なりY地点というようなあらわし方であれば、私は何ら事前におけるチェックということはできないと思うのですね。そういうアルファベットでいかにも生臭いそういう示し方というのは、私はよくないと思うのですね。この点は年度がわりのときに定期的にやっておられるというこ...全文を見る
○近江委員 では、具体的に久美浜町の件につきましては、このように明らかになってきたわけでありますから、これは電力会社を呼んで事情を聞かれますか。
○近江委員 これはこのように、そういう要請があったという時点でわかりましたので、いろいろ総合的な立場からこの検討ができるわけでございますが、わからなければ、いわゆる電調審を通じて来た時点でなければわからない、こういうようなことではどうしようもないと思うのです。そういう点で、いま関...全文を見る
○近江委員 電力広域化というような問題も出てきておるわけですが、やはり各社にとっては、そうしたいろいろな計画というものは秘密に属するということもあろうかと思うのです。そうすると、一堂に会したところで、しかも事務的なことは、社長クラスはそこまで知らない。知らないというか、細かい点に...全文を見る
○近江委員 特に久美浜町の原発については、一基百二十万キロワット、二基で二百四十万つくる、これは恐らく世界においても最大規模のものではないかと思うのです。ですから、やはり規模の点におきましてもこれは非常に問題であろうかと思いますし、いまよく事情を聞いてということをおっしゃっておる...全文を見る
○近江委員 いずれにしても、そういうことは行政的にどしどしできることでございますから、大いに今後やっていただきたい、このように思うわけであります。  それから、電力会社の社長会におきまして、今後いわゆる共同開発を進めていくとか、あるいは電源開発の両角総裁が同趣旨の発言もしており...全文を見る
○近江委員 それは全般的な、いわゆる折半の基本的な考え方、割合の基本的な考え方をおっしゃったと思うのですが、こういう原型炉の場合なんかは二分の一ということが決まっているわけですね。こういう割合を、今後変えていくというようなことはありませんでしょうね。確認しておきます。
○近江委員 この専門部会で検討されることもわかるわけですが、やはりいま共同開発ということを通じまして、電力業界はとにかく政府にもたれようという姿勢が非常に強過ぎる感じがするわけですね。こういう点においては現在もこうやって、ATRにつきましては六百九十億ということをいまおっしゃった...全文を見る
○近江委員 同じ問題を大臣はどう思いますか。
○近江委員 これ以上この問題は押しても平行線になろうかと思います。いずれにしても私が申し上げたいのは、いわゆる経営が苦しくなったから、研究開発はおろか、そうした原発の開発に至るまでできるだけ政府におぶさっていこう、こういう安易な姿勢ということです。だから、この点については今後十分...全文を見る
○近江委員 直接違反ではないという、その辺が明確じゃないわけですが、しかし、精神的にはおかしいんじゃないかと私は思うのですね。法的な点はさらに法制局と詰めていただきたい。委員長にもこの点お聞きいただいて、法制局の見解も一遍正式にいただきたいと思うのです。  そういうことで、この...全文を見る
○近江委員 恐らく法的すれすれの問題でありますし、ひとつ十分煮詰めてすっきりした形にすべきじゃないか、このように私は思います。  その次にお伺いしたいのは、原発の所在地、各府県ですけれども、そこに連絡調整官というのを置いておられるわけですね。水戸は十名、それから福井は二名ですね...全文を見る
○近江委員 そうした、通産省におきます地方通産局のような地方原子力局というのですか、これは総定員法の問題で相当政府としてはひっかかるのじゃないかと思うのですけれども、大臣は、いま局長がおっしゃったように、そうしたあれを設けますか。
○近江委員 そうすると、連絡調整官のこうした一名とか二名とかに対する手当てが科学技術庁としてはできない、できないがゆえに地方に全部それを押しつける、こういうことですか。どうなんですか。
○近江委員 長官はどう思いますか。
○近江委員 その辺が、政府のいわゆる方針がはっきりしていないわけですね。いずれにしてもこれは中途半端ですよ。だから、これはもっと充実すべきじゃないですか。政府として地元のそういうのは非常に困る、だからこれは地方へ渡してしまうんだ、そういう考えというのは私はどうかと思うのですよ。だ...全文を見る
○近江委員 これは一例を申し上げたことでありまして、原子力についてはまだまだ体制が整っていないのですよ。ですから、こうした点をもっと真剣に取り組まないと、これは国民のそういう信頼を得ることができないと私は思うのです。いまの御答弁を聞いていましても、大臣と局長の答弁というのはどうも...全文を見る
○近江委員 そんな答弁じゃ答弁になっておらぬですよ。こういうことも根本的な大きい問題だと私は思うのですね。要するに煮詰まっていないことが多過ぎるわけですよ、政府のいまやっておりますことは。大臣おわかりでしょう。もっと真剣にいろいろな問題と取り組んでもらわないと困りますよ。  そ...全文を見る
○近江委員 それではこれで終わります。
06月27日第75回国会 衆議院 商工委員会 第29号
議事録を見る
○近江委員 まず初めに、中小企業の問題をちょっと聞きたいと思います。  具体例をちょっと出したいと思うのですが、この不況下におきます中小企業の状況というものはきわめて重大な局面を迎えておると私は思います。そこで、いろいろ言われておるわけですが、最近のこうした中小企業の倒産の状況...全文を見る
○近江委員 経営につきましてのアドバイスであるとか、通産省が常に言っております企業診断等につきまして、もっと助言をすべきであった、指導すべきであった、私はこのように思うわけであります。また、こういう額縁というような工業をそのように誘致をする、そもそもその根本的な計画というものにつ...全文を見る
○近江委員 政府が肩入れをいたしましたこうした中小企業の協同組合等の団体が倒産していく、これはもう根本的にやはり政府の中小企業政策の貧困さ、また総合的にバックアップをしていく、こういう施策が欠けておるということはもうはっきり言えると思います。  私は、以前に、福井の染色団地を取...全文を見る
○近江委員 政府はこうした振興事業団であるとかいろいろな形でされておると思いますが、いままでこういう制度が発足してからどのくらいこうしたような倒産の状況になっているのですか。いまつかんでおる範囲で何カ所ぐらいあるのですか。
○近江委員 少なくともこうした団地の倒産問題を私は質疑するということを言っておるわけですから、当然そういうことはもう準備しておくのがあたりまえのことなんですね。そういう姿勢からして、こうした質疑のときだけ答弁しておけばいいのだという姿勢では、こういうことは幾らでも起きますよ。どう...全文を見る
○近江委員 私はいま一例を出したわけですが、少なくとも政府が計画をチェックし、そして認定をしてこうした対策をとってやらしておるところ、こういうところがばたばた倒産していくということになってきますと、政府は一体何をしているのだ、政府が言うとおりやれば皆倒産するのか、苦しい立場に追い...全文を見る
○近江委員 じゃ、ひとつ今後はいま次長がおっしゃったように充実した対策をとって、そういうことを二度と起こさないようにやっていただきたいと思います。  それから、この不況、さらに物価高という中で非常に苦しい状態が国民生活に押し寄せておりますし、企業も苦しい状態に追い込まれておるの...全文を見る
○近江委員 こういう企業の姿勢というもの、いわゆる経営努力を尽くし切っての採用停止であるのか、あるいは削減であるのか、こういう点からいきますと、非常に企業オンリーで考えておるのじゃないか。やはり青少年に対するそうした配慮というものが企業側に本当にあるのかどうか。私はこの企業モラル...全文を見る
○近江委員 ことしの三月に卒業した人で自宅待機という人もかなりおったわけですが、いまその人たちはどうなっていますか。
○近江委員 この大卒については文部省が直接就職等の世話をしておるということを聞いておるわけですが、いま労働省からお話があったように、二〇%ぐらいはまだことし三月卒業した者が残っておる。そういう企業の姿勢もあるわけですし、来春卒業予定時点については、この二〇%残った学生について、ま...全文を見る
○近江委員 労働省の岩崎さんにもう一度お伺いしますが、ことしの三月卒業した学生でまだ残っておる人に対してさらにどういう対策をとるか、それから来春卒業生について企業側に対してどういう要請、指導をしていくか、この二点、同じ問題について政務次官から簡潔に決意をお伺いしたい。
○近江委員 大学卒につきましては文部省が責任を持ってやっておるということなんですが、ところが労働省の方では中卒、高卒がやはり主力である、私はここに一つの隘路があろうかと思うのです。学生課長もこの点はっきりしておかないと、このように労働省にお願いしています、労働省は主に中卒、高卒な...全文を見る
○近江委員 よく両省連携をとって、どうか青少年のそうした希望を打ち砕かないように全力を挙げていただきたいと思うのです。また、通産省も、ひとついま政務次官もおっしゃったように、それぞれの立場からよく指導の徹底をしていただきたい。これをお願いしておきます。  一般質問の時間はもうあ...全文を見る
○近江委員 引き続いて法案の審議に入りたいと思いますが、大臣はまだ来ないのですか。
○近江委員 この法案の体系が、民間企業に強制的に備蓄を義務づけまして、違反者には罰則を課する、いわば規制法的な内容になっておるわけですが、こうした法体系になさった理由をまず初めにお伺いしたいと思います。
○近江委員 この九十日の備蓄は、政府が国際エネルギー計画、IEAに加盟したことでより具体的なものになってきておるわけですが、政府が国際的に約束したことであるわけです。この協定によりますと、本年七月一日までに九十日分の水準に引き上げるべき期日を決定することになっておるわけですが、わ...全文を見る
○近江委員 九十日を備蓄するということになってまいりますと、相当な財源問題が生まれてくるわけであります。九十日備蓄達成に要する資金は、私の聞いておるところでは、原油代が六千六百億、タンク設備が三千七百五十億、用地費が二千四百五十億、総計一兆二千八百億が必要であるということですが、...全文を見る
○近江委員 これだけの巨額の一兆二千八百億が要る、それの約三割が純粋に民間が出す金であるということであります。しかし、こういう経済下においては非常に厳しいのじゃないかという見方もいろいろとあるわけです。  そこで、背景としての経済情勢、今後の政府の方針というものはきわめて重要な...全文を見る
○近江委員 第三次不況対策を出されたわけですが、どれほどの効果が期待できるかという問題であります。いま長官は、住宅であるとか公共事業等でかなり効果が出るんじゃないかということをおっしゃっているわけですが、第二次不況対策では公共事業の上期契約率が六五%、第三次では七〇%ということで...全文を見る
○近江委員 こうした公共事業や住宅融資が上半期に集中されておるわけですが、そうすると、下半期はどうなるわけですか。
○近江委員 いままで第三次——第三次はこの十六日だったですかに出されたわけでございますが、そういう効果という点から考えていきますと、これまで以上のそうした不況対策、第四次ということになるんでしょうか、大蔵省はこうした点については乗り気じゃない、不況対策というものは第三次で終わると...全文を見る
○近江委員 経済活動の停滞というものは日本だけではないわけですが、ヨーロッパにおきましても、ドイツは当初GNPは二%というような目標を立てておったということを聞いておるのですが、六月初めにゼロ成長に改めた。さらにはマイナスになるんじゃないかという判断もあるということを聞いておるの...全文を見る
○近江委員 この四・三%は少し無理じゃないかというような、そうした含みを持ったことをおっしゃっているわけですが、そうすると、これは改定なさるわけですか。
○近江委員 物価の問題と不況対策、こういういわゆるジレンマの中で経済運営の悩みというものはある、大変だということはわかるわけでありますが、物価の安定を図りつつ、しかもまた中小企業等の倒産を防止して不況の克服を図っていかなければならない、非常にむずかしい問題であろうかと思いますが、...全文を見る
○近江委員 いま福田長官からも非常に厳しいそうした答弁があったわけでありますが、そういう中で備蓄を進めていくということで財源問題をさらに聞きたいと思いますが、財政資金分としましても現在の特別会計の予算規模をはるかに超えるものであるわけでありまして、長期的な財源対策がなければ実現不...全文を見る
○近江委員 いわゆる原油価格の高騰ということが国民生活に大変な影響を与えてきたわけですが、この秋にはまた値上げをしようという動きが見られるわけであります。そういう中でこうした備蓄に対してまた資金が要る、こういうことはいわゆる製品価格への上乗せといいますか、そういう心配はありません...全文を見る
○近江委員 時間が来ておりまして、宮田委員に譲りたいと思いますが、私は留保しまして、また本日の宮田委員の後かあるいはまた来週質問したいと思っております。
07月02日第75回国会 衆議院 商工委員会 第31号
議事録を見る
○近江委員 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となっております石油備蓄法案につき、反対の討論を行います。  反対の理由は、国民が石油の備蓄に対して強い不安を持っていることであります。それは石油の備蓄に伴って不測の災害を引き起こすことに対する不安であります。  石油が...全文を見る
08月11日第75回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第15号
議事録を見る
○近江委員 まず佐世保の問題について長官にお伺いしたいと思いますが、記者会見のときにおきまして多少の誤解があった、そういう点についてはおわびをするという趣旨の御答弁があったわけでございますが、政府としては佐世保はいわゆる修理点検港として、第一候補としてお考えになっておられるわけで...全文を見る
○近江委員 そうすると、佐世保の市長の方からそういうお話しがあって、政府としてはいわゆる現時点においては佐世保以外に考えられない、こういうことですか。そういう長官の言葉からいきますと、ありがたい言葉はほかにはないけれども、ほかにも第二、第三そうした地点は考えておる。であるならば、...全文を見る
○近江委員 われわれとしてもいろいろと検討したいという点からいけば、その二、三の地点もお聞きしたいわけですが、いま長官が先にどうも言いにくいという点をおっしゃったわけです。この点は言えと言ってもちょっと言えないということになるのじゃないかと思いますから……。  それでこの佐世保...全文を見る
○近江委員 もちろん現在その計画の作業中であるということはわかるわけですが、いまの話でいきますと、いまの時点では仮定ということになるかもわかりませんが、そうした意味での公聴会なりあるいはまた市議会あるいは県議会等の意思の尊重という点についてどのようにお考えになるか、ひとつこれ局長...全文を見る
○近江委員 そういう方向に行くということであれば、公聴会等も開く必要がある、このようにお考えですか。
○近江委員 地元の人のそういう声を聞くということの具体的なそのスタイルとしては、やはりそういう方向にならざるを得ないんじゃないかと思うわけですが……。  それから広島、長崎には原爆が落とされたわけでありますし、そうした市民の感情というものは現地においては想像以上のものがあろうか...全文を見る
○近江委員 「むつ」の母港の決定というのは、前の契約のときに六カ月以内、二年半以内に母港を撤去する、五十二年の四月十五日なんですね。そうすると、二年ないわけですね。いまこういう厳しい状況下に置かれておるわけですが、いま母港決定前にいわゆる修理、点検をしたいというのが大体政府の方針...全文を見る
○近江委員 そうすると、その場合は政府の負担ということはない、こういうことですか。
○近江委員 責めに帰す部分については両者の負担、それ以外は政府の負担ということにいまのお話しではなろうかと思うのです。そうなってきますと、予算の問題もありますね。大体各省八月概算要求ということになってくるわけですが、この辺の予算措置等おくれますと、これまた一年おくれてくるというこ...全文を見る
○近江委員 それから、この事業団は来年三月に期限が来るわけですが、この事業団についてどうなさるか。存続するとなれば臨時国会なり通常国会となってくるわけですが、その点についてはどのようにお考えですか。
○近江委員 もう一度、佐世保の問題に移りたいと思うのですが、人家の密集した地域に修理を持ってくるということは非常にまずいじゃないか、こういう声が非常に現地では強いわけです。この点については、いまおっしゃったように佐世保以外にいまのところはないというお考えについては変わりはないわけ...全文を見る
○近江委員 この佐世保の問題は、政府としても慎重に検討され、できる限り現地の市民の声を生かして、決して強行することのないように申し上げておきたいと思います。  それから、被爆三十周年を迎えたわけでございますが、原子力行政というものは常に両刃の剣である、こういう目で見られておるの...全文を見る
○近江委員 この間の通常国会におきましては核防条約は継続審議、衆議院の段階でそうなったわけです。大臣はいまそういう決意を述べられたわけですが、これは内閣全体がやはり長官と同じ決意ですか。また、今後どういうように内閣の閣僚に対してアプローチされていくのか。この点についてお伺いしたい...全文を見る
○近江委員 自主、民主、公開、こうした原則からいきまして、今回原発の安全審査資料について、商業機密を除いて公開する、こういう方向になったことは、私は率直に言って評価をいたします。評価はいたしますけれども、これは建設前の手続に限っておるわけですね。完成後の運転については何も触れてな...全文を見る
○近江委員 この資料の中の何を商業機密と認めるかという判断の問題ですけれども、その問題と公開の原則という点についてどのようにお考えですか。
○近江委員 いま局長いみじくもおっしゃったわけですが、やはりそういう商業機密という名前に隠れて——一歩このように政府は公開に踏み切ってわれわれとしても評価しているわけですが、しかし、商業機密ということで隠蔽されるということは十分考えられるわけです。ですから、その点、これは電力業界...全文を見る
○近江委員 この原発の開発計画の問題でございますが、通産省の総合エネルギー調査会需給部会の中間報告におきましては、昭和六十年四千九百万キロワット。さきの計画六千万キロワットより縮小されておるわけです。そして七月三十一日にエネルギー対策閣僚会議において政府は了承しているわけですね。...全文を見る
○近江委員 火力発電等も、これは温排水の問題であるとか大気汚染の問題であるとか、今日いろいろな環境問題を引き起こしておるわけであります。しかし、この原発等から比べますと、やはりそうした影響というものは火力の場合はまだ割り引きができると思うのですね。ということは、やはり原発について...全文を見る
○近江委員 私が終始申し上げているのは、いわゆる開発推進の目標だけを定めて、そして皆さん方は必死になってそれを押し上げようとしているが、われわれがここでいろいろな問題を提起いたしておりますが、そういう問題はそれの解決に全力を挙げていくという中でみずから解決されていく問題だというこ...全文を見る
○近江委員 大臣、そんな安易な了解の仕方じゃだめですよ。少なくとも科学技術庁長官として、これを達成していくためには何をなさなければならないか、それを一つ一つ押さえていけば、こんないまのような時点で、いまのような政府の取り組みで、四千九百万というのはできるはずないですよ。技術の面か...全文を見る
○近江委員 もう終わりたいと思いますが、その必要性ということは、あなた方の立場に立てばわかりますよ。またエネルギーという点から見れば、原子力の必要性もわかります。わかるけれども、現状のような解決をしなければならない問題を残しながら、ただ諸外国はこうだからと進んでいく。これではいつ...全文を見る
○近江委員 終わります。
10月25日第76回国会 衆議院 本会議 第9号
議事録を見る
○近江巳記夫君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま提案されております大蔵委員長上村千一郎君の解任決議案に対しまして、賛成の討論をするものであります。(拍手)  申すまでもなく、大蔵委員会は、わが国の財政、税制、金融問題など、経済の根幹にかかわる法案等を審議する重要な委員会...全文を見る
11月11日第76回国会 衆議院 商工委員会 第1号
議事録を見る
○近江委員 きょうは久しぶりの委員会でございまして、お聞きしたいことが非常にたくさんあるわけですが、限られた時間でございますので、何点かの問題についてお伺いしたいと思います。  まず、独占禁止法改正案の再提出の問題でございますが、いままで衆参本会議におきまして総理がいろいろ答弁...全文を見る
○近江委員 時期が現在は不況対策に力を入れなければならないときであるから不適当である、こうしたことをおっしゃっているわけでありますが、高度成長から福田副総理がおっしゃる安定成長といいますか、こういう過渡期に当たって、なおさら私たちは狂乱物価の時代におきますあの無秩序な経済ルール、...全文を見る
○近江委員 まだ総理あるいは副総理の自民党のいわゆる最高首脳の方々は、国民の声がよくわかっておらない、このように思うわけです。ひとつ大地に耳をつけて吸収していただきたい、こう思うのです。  それで、来国会に出すということをおっしゃっておるわけですが、来国会にお出しにならなくても...全文を見る
○近江委員 それは副総理の立場とすればそういうお答えも出ようかと思いますが、副総理自身は何とかまとめたい——自民党を引っ張っておられるのが三木さんであり、福田さんであるわけですから、あなた御自身のお気持ちはどうなんですか。
○近江委員 そういう調整という隠れみのに隠れましてやっているわけでございますが、いわゆる微妙な影響を与えることができるお立場にあればこそ、私は副総理の勇気ある所信をここで決意表明をなさるべきじゃないか、こう思うわけです。どうでしょうか、もう一歩そこで勇気を出して……。
○近江委員 公取委員長は何とかそのことを期待したいということもおっしゃっておられましたが、本当に歯がゆい思いで見ておられると思うのです。先ほど他の委員の質問に対してお答えになっておられますし、重なるかと思いますので、次に移りたいと思います。  今年度非常な不況、インフレという中...全文を見る
○近江委員 実際にこれが浸透ということになってまいりますと、いわゆる春になるのではないかというようなことも言われているわけです。実際一軒の家を建てるにも、設計図を引き、見積もりをし、仕様書を書いて契約をして仕事にかかる、その間にはまた相当な長期間がかかるわけでありますし、こういう...全文を見る
○近江委員 具体的に何%ということは詰めていないということをおっしゃっているわけですが、長官としては、その安定的に移行していく数値という線からいきますと、大体どのくらいになるのですか。
○近江委員 大体六%ぐらいだということをおっしゃったわけでございますが、長官自身も、安定的に移行していく数値であるとすれば妥当な数値である、このようにお思いですか。
○近江委員 この第四次不況対策のそうした浸透効果というものにつきまして、国民は、現場で仕事をしておられる方々等は非常に不安を持っておるわけであります。福田さんも大平さんも、祈るような気持ちでこの第四次の効果というものを見守っておるということを何かおっしゃったように私は思うわけです...全文を見る
○近江委員 実態調査をなさるのでしたら、特に中小企業に対する影響等を、これはもう本当に徹底して調査していただきたいと思うのです。政府のそうした調査統計等を見ますと、実際に私たちが現場へ行きましても相当なずれがあるように感ずるわけです。その点、精密をきわめるように、これはひとつ強く...全文を見る
○近江委員 特に福田さんが、この点はこうしよう、こうすべきだと強調して総理におっしゃった点はどこですか。
○近江委員 それから、いろいろな項目について話し合われるだろう、いまそうした見通しをお話しになったわけですが、通産大臣は今週末から中国に行かれるということも聞いておるわけです。中国とは、いま非常に中国原油の輸入問題が焦点になってきておるわけですが、その他絹糸の輸入の問題であるとか...全文を見る
○近江委員 中国は一千万トンぐらい輸出をという、大体そうした具体的なことを何か言っているように聞いたこともあるわけでございますが、通産大臣としては、当然品質であるとか価格であるとか、いろんな要素がからむわけでございますが、輸入の分散化というような点からいきまして、中国に対しては将...全文を見る
○近江委員 それから、福田副総理は今年度は物価を一けたに抑え込むといつもおっしゃっておるわけですが、御承知のように公共料金が軒並みに上がってきておる。また、新価格体系ということで軒並みに価格の引き上げが行われようとしておるわけであります。こういう諸情勢の中で、一けたというのは本当...全文を見る
○近江委員 公共料金は、消費者物価に占めるウエートはサービス料金だけで約一三%、米、たばこ、塩等を入れますと一七%に達する。そういうようなことで、織り込み済みであるとおっしゃっていますが、公共料金の値上げが次々と予想されておるわけであります。こういう点からいきますと、そういう織り...全文を見る
○近江委員 まあこうした不況時代ということになってまいりますと、寡占状態といいますか、こういう弊害というものが非常に出てくるように思うわけであります。特にこの間の鉄鋼の引き上げであるとか、こういうものは全く同調値上げである、こうした見方が非常に強いわけでございますが、こういう時代...全文を見る
○近江委員 この第四次不況対策の二兆円の中に四千八百億の年末対策というものが入っておるわけでありますが、大体こういうものを不況対策の中に入れること自体おかしいわけですよ。昨年度も四千五百億たしか出しているわけです。何も事新たに不況対策——金額をふやそうという心理効果をねらったのか...全文を見る
○近江委員 いま通産大臣は、鉄鋼業界の代表みたいなそうしたお話があったわけでございますが、それは大臣の立場としてお話があったわけですから、それは参考に聞いておきます。  しかし、いずれにしても、価格の決め方について、やはり国民の間に疑惑が生じるようなことがあってはならぬ、これは...全文を見る
○近江委員 もう約束の時間が来まして、大分全体にずれておりますので、あと一問だけ最後にしたいと思います。     〔塩川委員長代理退席、田中(六)委員長代理着席〕  それは、この前にも私が本委員会で質問したわけでございますが、マルチ商法の問題であります。大阪でも高校生が巻き込...全文を見る
○近江委員 ではこれで終わりますが、いま局長から御答弁ありましたように、来国会には必ず出して、どうかひとつそうした犠牲者をこれ以上出さないようによろしくお願いしたいと思うのです。  それからさらに、法案ができるまでまだこれは時間もかかるわけですし、しかし片一方ではそういうことが...全文を見る
11月12日第76回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第2号
議事録を見る
○近江委員 きょうは、非常に限られた時間でございますが、数点お伺いしたいと思います。  あしたは動燃問題にしぼりまして質問する予定になっております。詳しいことはあしたさらに質問したいと思いますが、この動燃におきましてプルトニウム測定中に作業員が事故を起こした。こういうことが発生...全文を見る
○近江委員 こうした事故につきましては、いわゆるこの作業の内容をよく教え、さらにどれだけそれに対して熟練していくか、こうした非常に基本的なことなんですね。こういうことによって事故が起きておる。これは管理が行き届いていない一つの証拠じゃないかと私は思います。非常にプルトニウムという...全文を見る
○近江委員 そのように監督をさせておりますと言いながらこういう事故が起きておるわけですよ。私が以前に原研でプルトニウムが飛散したという事故を取り上げたわけでございますが、これも政府の報告は隠蔽されておった。二つの問題がありまして、厳しくその点を申し上げたわけでございますが、また今...全文を見る
○近江委員 そのほかいろいろな事故等が動燃で発生しておりますが、その問題はまたあしたいろいろとお聞きしたいと思います。きょうは久しぶりの委員会でございますので、また限られた時間でもありますから、一つの問題にというわけにもまいりませんので、次に進みたいと思います。  次にお伺いし...全文を見る
○近江委員 担当局長からそうした遺憾の意が表明されたわけでありますが、これは何と言いましてもやはり大臣の責任かと思います。白書というものはやはり毎年国会に提出する、こうなっておりますし、これはやはりおくれたということはいろいろな事情があるにしても、大臣はその当時おられないにしても...全文を見る
○近江委員 今後もこの原子力行政の行方というものは非常に各種の問題が予想されるわけであります。そのたびに白書がおくれるというようなことであれば、これは国民に対する責任の上からいきましても、もう二度と繰り返さないようにしてもらわなければならない。今後はいろいろな事情があったとしても...全文を見る
○近江委員 今後十分、ひとつ注意していただきたいと思うのです。これは結局原子力行政のおくれ自体が根本的な原因でありますし、根本的にこの原子力行政というものの立て直しに長官以下全力を挙げていただきたい、このことを強く要望しておきます。  それから原子力行政懇談会の問題でございます...全文を見る
○近江委員 今月中に懇談会は結論を出す、こういうことで政府はスタートしたわけですね。ところが、いまの御答弁を聞いておりますと、全然そのめども立っていない。こういうことでは国民は、この懇談会ですばらしい、国民が納得できるそういうものを出してくるだろうと期待しておるのですが、これでは...全文を見る
○近江委員 いろいろな問題が出ましたときに、すべて懇談会でいま検討してもらっていますからと。われわれもこの懇談会の結論というのを待ってきたわけですよ。予算編成といいますと十二月にやるのですよ。こんな遅々とした、いつ出るかわからないというようなことではもう困りますよ。これは科学技術...全文を見る
○近江委員 こういうようなおくれにつきまして、この懇談会の提言を受けて科学技術庁としてはさらにその改革を進めていく、こういうことにいままで私たちは答弁を聞いておったのです。こういうおくれにつきまして全然懇談会だけの責任かというと、たたき台であるとか、いろいろなそういう作業を進めて...全文を見る
○近江委員 いままで科学技術庁の姿勢は、懇談会からの結論を待って、それによって改革を進めていく、しかし片一方安全局等の設置のそうした改革は進めていく。こういう言うならば懇談会にウエートを置いて、片一方ではさらにやらなければならないことをやっていくという姿勢であったわけですが、懇談...全文を見る
○近江委員 その懇談会の委員の方々の御苦労はわかるわけですが、このままで行ったらいつごろになるのですか。あなたの見通しとしてはどうなんですか、担当事務局として。
○近江委員 そうすると、年度内ということになりますと、これはとうてい五十一年度予算には盛り込むこともできないわけですし、補正予算あるいはまた来年度予算ということになって、わが国の原子力行政はまた一年おくれるわけですよ。いまほぼ見通しのお話があったのですが、そういう観点の上に立って...全文を見る
○近江委員 私は何も行政がおくれていると言っているのではないのです。時代の進歩、今後解決しなければならない問題、それに対する差がますます拡大してきていると言うのです。改革、前進へのいわゆるステップが非常におくれておると言うのです。やっておられないとは言ってないのですよ。そうなって...全文を見る
○近江委員 非常に率直に申し上げて、この審議会の結論がめどが立たないということについては残念に思うわけであります。片一方では原発の推進がどんどん行われておる。それに対して国民が非常に不安に思っておりますし、根本的な改革を進めなければならないのに懇談会待ちで、そして科学技術庁がそれ...全文を見る
○近江委員 そうすると、そのお頼みになる個所はどことどこをお考えになっておられますか。
○近江委員 新聞その他が報ずる——まあそうした非常にはっきりしない答弁があったのですが、非常にありがたいという長官のそういう言葉がありまして、佐世保に長官の頭がいっぱいであるということは大体わかったわけでありますが、——そうじゃないのですか。
○近江委員 佐世保につきましても、非常に現地のそうした反対等もございますし、これはいろいろと問題がありますので、決してひとつ強行なさらないように、その点は強く申し上げておきたいと思います。  きょうは与えられた時間も非常に少ないのでまとめて申し上げます。  一つは、本委員会に...全文を見る
○近江委員 もう時間が来ましたから終わりますが、いずれにしてもいままで原発等を推進推進ということで、そうしたいわゆる後処理の問題等を軽視してきた。安全性の問題、環境問題、これもしかりであります。こういうことが外国からも批判を受けておるということにもなってきておるわけでございますし...全文を見る
11月12日第76回国会 衆議院 商工委員会 第2号
議事録を見る
○近江委員 最近の通産省の行政指導というものは、各方面で非常にいろいろな批判を浴びておるわけであります。小松次官が、今後の景気対策との関連に触れまして、一連の行政介入は本来好ましくはないが、不況の実態から見てやむを得ない、あるいは現在の景気対策の補完策の検討と同時に、行政介入は問...全文を見る
○近江委員 大臣は、行政介入もやむを得ない、このようにおっしゃっておられるわけでございますが、石油価格を見ましても、価格介入はできる限り避けたい、このようにおっしゃりながら、二段階の値上げを指導しておられる。第一段階としては、C重油が千八百円、ナフサが二千六百円、このように決定し...全文を見る
○近江委員 十一月下旬といいますと、あと二週間ぐらいしかないわけです。当然こうした資料は、業界からいろいろ上がってきたものを通産省がいろいろと見て、たたき台というものはその審議会にも出しておられると思うのです。そうなってきますと、逆の面で言うと、通産省の意思というものが審議会に大...全文を見る
○近江委員 OPECの値上げによりまして七、八%としてキロ当たり千六百円か千七百円。逆ざやというのは、通産省としてはどのくらいが逆ざやだと見ているのですか。
○近江委員 そうしますと、エネルギー庁長官の御答弁からいきますと、逆ざやプラスOPECの引き上げ分、こういたしますとプラスして三千百円から三千二百円というものが出てくるわけですね。大体そのようにお考えなんですか。
○近江委員 若干の調整はあるけれども、ほぼ妥当な数値である——妥当というのは、通産省が考えておられるそうしたニュアンスでいま受け取ったわけでありますが、こういうことはこれまた末端製品等にも非常に大きな波及をなすわけでございますし、こういう行政介入、しかも価格引き上げに通産省が積極...全文を見る
○近江委員 特にこれから寒さに向かうわけでございますが、灯油の問題につきましては国民の重大な関心が向いておるわけであります。こうした需要期に入ってきておるわけでございますが、在庫あるいは価格の動向、見通し等について簡潔にお伺いしたいと思います。  問題はいわゆる価格の問題でござ...全文を見る
○近江委員 抽象論の答弁であったと私ば思うわけですが、増田さんとしてそういういろいろな事情を勘案して、これ以上上げようという業界の動きは行政介入をやっていく上におきましても断じて許さないという線ば当然あろうかと思うのですが、それはどのぐらいと見ておられるのですか。
○近江委員 通産省の姿勢は、次官の発言、また通産大臣の発言、増田長官の発言も全く一致しておる。行政介入はやむを得ない、しかし価格を業界の立場に立って上げていく、引っぱり上げていくというこの姿勢だけは変えてもらわないと困るわけですね。やはり常に国民の立場に立って物事を考えてもらわな...全文を見る
○近江委員 次に、輸出入の問題についてお伺いしたいと思うのですが、今年政府の見通しでは六百八十億ドル、ところが百億ドルぐらい輸出にしても落ち込むだろう。これは世界的なそうしたインフレ、不況の同時進行という厳しい条件があるし、むずかしいことはよくわかるわけでございますが、最近世界的...全文を見る
○近江委員 両国間の話し合いと言いますが、繊維におきましても、たとえば大島つむぎの問題であるとか、いろいろな伝統産業等に指定されておるようなものまで、これは大変な打撃を受けておるわけです。二国間交渉といっても話し合いといっても、なかなか実際に実を挙げておらないというのが現状じゃな...全文を見る
○近江委員 それで、実際に深刻な打撃を受けておる業界、これはほとんど中小零細ですよ。その人たちがなるほどと言えるような結果をやはり出してくるならいいわけですよ。政府がやっておる交渉というものは、そうした結果が出てこないわけです。今後その努力のあり方につきまして、いままでと同じよう...全文を見る
○近江委員 小松次官が、中国からの絹製品にいわゆる輸入課徴金を取ればどうかというようなことも言ったということをちょっと聞いておるわけですが、これが事実ということになってきますと、これは二国間の話し合いということとの関係はどうなるのですか。
○近江委員 こうした問題は、政治的に見ましてもきわめて重大な問題であろうかと思うのですが、こうした通産次官の発言、示唆という問題につきまして通産大臣はどのようにお考えですか。
○近江委員 こうした問題は非常にむずかしい問題であります。通産省としてはいろいろな形でアドバルーンを揚げ、反応を見、いろいろと今後の結論を考えていく、こういう方法をとられておるのじゃないかとは思うわけでございますが、国際的にもこれは非常に大きな影響も与えるわけでありますし、通産省...全文を見る
○近江委員 通産大臣はこの問題についてはどう考えますか。
○近江委員 実態に合わせた対策というのはどういうことをやるのですか。
○近江委員 現在よりも何らか前進した形での規制を考えておる、具体的にはたとえばどういうことですか。
○近江委員 この種の問題は、そうした政府の決定というものが出て、実際に現場に研究をさせ開発を進めていく、こういう段階におきまして、大詰めになってからいつもあなた方はばたばたしたそういう姿勢を出すわけです。とうから決まっておるわけですから、いわゆる政府の方針として決まったということ...全文を見る
○近江委員 こうしたことも、国際的な問題でもあるわけでございますし、いろいろ通産省の置かれた立場というものは非常にむずかしい問題であるということは十分私たちも承知しておるわけですが、ただ、そういう状態であるからということで放置していくということであってはならぬと思いますし、わが国...全文を見る
○近江委員 これは、民間のいわゆる実効ベースというのは、私の聞いているところでは約六〇%ぐらいだと思うのですよ。あなた方、データをとっていますか。
○近江委員 今年度におきましてもせいぜい六 〇%ぐらいだということを言っておる人もあるわけですね。こういうことでは、これだけの枠を組んだといったってどうしようもないわけです。実際に借り手がなかったのかというと、そうではないのですよ。もう年末は大変だということでわんさと押しかける...全文を見る
○近江委員 それから、この中小企業、零細企業は、一面、金を借りてもどうしようもない、仕事がない。これはいつも私が申し上げておるわけでありますが、不景気だからやむを得ないじゃないか、それでは中小企業庁なり通産省の存在意義がなくなるわけです。その中で中小企業を保護育成していく大きな使...全文を見る
○近江委員 大臣は、一度に仕事を出すと中小企業者はトラブルもあるかもしれない、だから順を追ってやっていく。ところが現実に大企業に発注しましても、一次、二次の下請けに回す、二割、三割を最初からはねてやらしていく、こういうことが随所に行われておるわけですよ。中小企業だって力を持ってい...全文を見る
○近江委員 長官の立場というものは、大臣でありませんから、非常にむずかしい面もあろうかと思いますが、各省庁、各公社、公団を個別に発表していく、そしてさらに努力をさしていく、こういう姿勢が大事だと思います。これはひとつ検討していただきたい、これを要望しておきます。  一応約束の時...全文を見る
○近江委員 終わります。
11月13日第76回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第3号
議事録を見る
○近江委員 今日、再処理工場の建設という問題は、莫大な国費を使っておりますし、国民の関心も非常に高いわけであります。いままで、原子力行政の問題というものは、非常に数多くの事故が発生もいたしておりましたし、特に象徴的な「むつ」の件を見てまいりますと、非常に残念な姿であるわけでありま...全文を見る
○近江委員 モルモットはきらいであるということを何回もおっしゃっているわけでありますし、そうであるならば、従業員の方から八十数カ所のそうした手直しということの要求があった。だけれども、あなた方は修理をしたということをおっしゃっているわけですが、従業員の方からすれば、修理が万全にい...全文を見る
○近江委員 いま円道さんの方から痛切なそうした声があったわけであります。このモルモットということにつきまして、言行一致しなければいけませんよ。理事長は、そういうことはきらいだとおっしゃるなら、現実にそういう現場におられる方々のその声をやはり行動にあらわしていく、これがあって本当に...全文を見る
○近江委員 現在ウランテストをやっておられるそのさなかに、先ほども報告がありましたように十数件の事故が起きているわけですね。ですから、これ以上進めていくという点におきましても、やはり非常に従業員の人たちも心配があるわけです。ですから、少なくとも提言したそうした個所について完全に修...全文を見る
○近江委員 そういう食い違いがあるということが非常に明らかになったわけでありますが、その辺の詰めをやって、この改修ということについては全力を挙げますか。そうしないと、われわれの意見は通らないじゃないか。結局、理事長自体が機械を動かすわけにはいかぬわけでしょう。従業員が全部やるわけ...全文を見る
○近江委員 この問題は最後にもう一度返りたいと思います。  今度はもう少し中身に入ってみたいと思うのですが、原子力局長からいわゆるウラン試験についてのそうしたお話があったわけでございますが、再処理施設の建設に当たっては原子力委員会において設計の基本、環境への影響等について慎重な...全文を見る
○近江委員 原子力委員会の中にはいろいろな部会があるわけですが、再処理施設安全審査専門部会、これがいわゆる原子力委員会に上げてきて、それに基づいて許可を出したわけでありますが、そこには「ウラン試験中には、保安規定に準拠して、管理区域が設定されるが、試験期間中には天然ウラン又は劣化...全文を見る
○近江委員 それじゃこの管理区域の問題は了解しました。  それから「教育訓練の計画についても、ホット試験以降の再処理施設の操作上の安全性を確保するという観点からの配慮がなされており、妥当なものであると考える。」。ところが、労組の方におきましてはアンケート調査をやっていますね。そ...全文を見る
○近江委員 この「ウラン試験と安全」というところで、朝日新聞で中島篤之助氏が「見過ごせぬ従業員の訓練不足」ということをおっしゃっているわけですね。また組合からも、このままではウラン試験に入れない、そういう強い要望があったわけであります。ところが、同じく朝日に、これは瀬川さんが、「...全文を見る
○近江委員 このいわゆる教育訓練の問題でありますが、要するに労組側から具体的なそういう提案がなかったじゃないかという御指摘があったんですが、あなた方は抽象論だけ言っておられたのですか。
○近江委員 まあ、重大ないまの御発言であろうかと思うんですね。やはりバルブ一つの操作に当たっても、自信がなくて手が出せない。そういうような人を配置していわゆるウラン試験に入る、これでは再処理施設安全審査専門部会、その教育ということにつきましてもここでうたってありますが、現場では違...全文を見る
○近江委員 こうした問題につきましてはいわゆる労使一体になっていかなければならない。これは大きな技術開発の問題でありますし、呼吸が合わないことでは成功なんかするわけありませんよ。それを一方的に他に求めることではいけないわけです。お互いに尊重し合い、そしてそれを実行に移していく、そ...全文を見る
○近江委員 そういうことは労組側は知らなかったのですか。専門部会からそういう注意が出ておる。どうですか。
○近江委員 こういうように皆さん方の判断というものは現実には誤っているわけですよ。ですから、皆さん方がこれでいいと思っても、やったことが結局こうした結果を招いてくるわけです。専門部会で、このように注意しておることにつきまして、なぜもっとそれ以上の対策を立てないか。これでは、モルモ...全文を見る
○近江委員 それから「ウラン試験中には、天然ウラン又は劣化ウランのみが処理されるため、発生する気体、液体及び固体の各廃棄物に含まれる放射性物質はウランのみである。」、こうなっているのですね。ところが、なぜ236は出たのですか。そうすると、専門部会というものは最高権威者が集まってや...全文を見る
○近江委員 そうすると、ここの記述は、動燃としてはどういうように意味をとったのですか。また、専門部会はなぜもっと詳しく書いてあげないのですか。
○近江委員 この専門部会においては、236の存在ということは全然書いてませんね。なぜ書かなかったのですか。いろいろ予測されることは書いておくべきでしょう。
○近江委員 私が言うのは、知らずにこの記載をしてないのか、知っておった上で記載してないのか。知らないでこういう報告書を出したとすれば、この原子力委員会というものは、先ほど理事長からお話しになっているように、世界的な権威であるとか、そういうものには従ってほしいとか、いろいろなお話が...全文を見る
○近江委員 なぜそういうものが出たかという解明につきまして、われわれは技術者じゃありませんから詳しいことはわかりませんけれども、しかし釈然としませんよ。あなた方の答弁だって何だかはっきりしない。これはひとつ徹底した調査と究明をやっていただきたいと思うのです。後日、本委員会にその報...全文を見る
○近江委員 事故が起きたとき、動燃当局としても非常に驚いたわけでしょう。予想していない数値が出た。そういうことであれば、その問題について、われわれはこうやって聞いているわけでありますから、当然はっきりさせる必要があると思うのですよ。この点はどうですか。
○近江委員 じゃ、その調査、また万全な対策を今後おとりになるわけでございますから、その報告書を後日提出をしていただきたいと思います。よろしゅうございますね。
○近江委員 それから、理事長はウランを用いても試験中必要に応じて容易に各部を点検、修理、改造することができる、こういうふうにおっしゃっているわけでありますが、一度ウランを用いますと、修理改造には当然除染が必要になるわけでありまして、また防護具等を使用いたしますと、作業性も非常に悪...全文を見る
○近江委員 それはホットとの比較でありまして、現実はなかなか大変なんですよ。違いますか、労組の人。その点、ちょっと答えてください。
○近江委員 この問題もやはり見解に差があります。この現場の働く人たちのそういう声を聞くということは、これまた能率向上にもつながるわけでありますし、そういう点を十分尊重していただきたいと思うのです。
○近江委員 わかりました。それからいわゆる細かい一つ一つの点におきましても、非常にいろいろな問題があるように私は思うのですが、たとえばこのサンプルにつきまして、ウラン濃度につきましてはリットル当たり五十グラム以上については汚染の可能性ありとして注意せよ。この五十グラムというのはど...全文を見る
○近江委員 そういう感覚的といいますか、そういうような指示で、働いておる皆さま方は安心できるのですか、どうですか。
○近江委員 これだけの科学の第一線の、言うなら仕事を皆さんやっておられるわけですが、そういう中にも、こういう現場の人たちからきわめて不安なそういう指摘があったわけですが、こういう一切の作業の安全基準であるとか、そういうことを総点検を一回やるべきじゃないですか。そして本当に現場で働...全文を見る
○近江委員 いまあなたサンプルのことばかりおっしゃっていますが、私はさらに、余り細かいことはありませんけれども、そういうことまで言うのもどうかと思っていましたが、いわゆる放射線管理基準であるとか安全作業基準であるとかすべてを一回総点検したらどうかということを言っているわけです。に...全文を見る
○近江委員 あなた方はあなた方の立場で、確かにそれはいま答弁なさったように、いろいろお考えもあろうかと思うのです。しかし、働いている人々から、あるいはまた技術的にそうした力のある人も調査をして、そうした点を指摘もしているわけです。ですから、やはりその辺を謙虚に、いい面はどんどん受...全文を見る
○近江委員 絶えずそのように再点検をしつつ、またそうした現場の方々の意見も聞いて、信頼できる仕事ができるように今後やっていただきたい。これは強く要望しておきます。  全体に時間もずれておりますのでもう終わりたいと思いますが、最後に、いわゆる労組側からも提言がありましたように、や...全文を見る
○近江委員 どうも抽象論の御答弁なんですが、理事長どうですか、いま申し上げた四項目について簡潔にひとつ。
○近江委員 もう終わりますが、ウラン試験はとりあえず一時的にも中止をして総点検をして、改修すべきことは全部やる、これについてはどうですか。
○近江委員 じゃ、労組の人、いま理事長のそうした御見解があったわけですが、そのいわゆる第三段階に分けてやる。いま第一段階ですわね。これが終わった時点で総点検をして総改修をする。そのときに当たっては、そういう働く皆さん方の十分なそういう声も反映していく、こうしたお話もあったわけです...全文を見る
○近江委員 いま円道さんからお話がありましたように、そうした意見を十分ひとつ今後基本態度として取り入れていただいて、一致協力して前進していただきたい、このことを要望しまして、私の質問を終わります。
11月19日第76回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
議事録を見る
○近江委員 きょうは宇宙開発の問題とその他数点お聞きしたいと思います。  まずお聞きしたいのは、Nロケット計画が五年間おくれたわけでございますが、その理由につきまして、要点をひとつ簡潔にお伺いしたいと思います。
○近江委員 いま局長御答弁になったわけでございますが、一つは計画の見直しという問題ですが、見直しということは、非常に言葉はいいわけですが、結局、この宇宙開発委員会の計画のおくれといいますか、そういうことが非常に大きなマイナスになって、五年間のおくれというものが出てきた、このように...全文を見る
○近江委員 先ほどもお話ありましたように、見直しという言葉は非常にソフトなんですが、大体この宇宙開発委員会自体がこうした計画のおくれといいますか、そういうことで五年間のおくれを生じておるということは、これはもう紛れもない事実でございますし、その点ひとつ長官はどういう反省をなさって...全文を見る
○近江委員 非常に膨大な原子力に次ぐ予算をつぎ込んでおるわけでありますし、国民の間でも、この宇宙開発というものにつきましては、これだけの金をつぎ込んでいいのか、そういう大きな声もあるわけであります。いままで原子力の陰に隠れまして案外に表面に出てこなかった面もあろうかと思うのですが...全文を見る
○近江委員 二段目をアメリカからハードウエアとして入れる、これはもう話はついておるのですか。どうなんですか。
○近江委員 そうすると、わが国の自主開発という点からいきますと、ハードウエアとして入れてくるというようなことになってきますと、当初、技術の波及というような希望を持っておられたと思うのですが、その点の効果というものが、ただもう買ってきたものをひっつけるというようなことになるんじゃな...全文を見る
○近江委員 五十二年に静止気象衛星、それから実験用中容量静止通信衛星、実験用中型放送衛星をアメリカのロケットで打ち上げるようになったということを聞いておるわけですが、その理由は何ですか。
○近江委員 五十二年にこれを打ち上げたとしましても、この寿命は約三年ということを聞いておるわけです。そうすると五十五年には次の衛星の打ち上げをしなければならぬわけですが、その準備はどうなっておるのですか。
○近江委員 N改1を五十五年に予定をしておられるということなんですが、実際上私たちが非常に疑問に思いますのは、自主技術の開発ということで実際にできるんですか。いままで余りにもおくれにおくれておるし、計画は変更になるし、技術の導入問題、また自主技術にそれを生かしていくと、いろいろな...全文を見る
○近江委員 何回も指摘しておりますように、いままで宇宙開発計画が非常にあいまいであった。しかも、国民の理解がどこまで得られておるかわからないさなかに、毎年莫大な予算を費やしていっておる。そういう点におきましてもっと国民の理解、コンセンサスを得る必要があろうかと思うのですが、この点...全文を見る
○近江委員 今年度のわが国の宇宙開発の関係予算が総額七百七十億四千万、うち六百十四億円を宇宙開発事業団が占めておるわけですね。きょうも私先ほど商工委員会で中小企業問題をやってきたのですけれども、五億円のいわゆる信用保険公庫の補助金を取るだけでも四苦八苦しておる、こういう点から考え...全文を見る
○近江委員 あなたまだちょっと答弁漏れになっておるのですが、この自主開発また自主技術のそうした育成、これを高めていく、こういう問題についてぼくらは依然として疑問が残るわけですよ。一概にアメリカからの導入はよくないということは言いませんけれども、その辺につきましても、もう少しいわゆ...全文を見る
○近江委員 事業団と東大の宇宙航空研究所の問題でありますが、この一元化の問題についてはいつも論議になるわけでありますが、安易な計画の一元化というものについては私たちも疑問を持っておるわけです。東大の研究者とも話し合ってみますと、われわれの研究目標は打ち切りであるというようなことに...全文を見る
○近江委員 そういう相互の連携があることは私も聞いておるわけですが、要するにそれは必要に迫られての連携であって、ビジョンに基づく連携じゃないわけですよ。ですから、その点今後どうなるんだろうかという不安が東大の研究員の頭には常にあるわけです。東大にかなりの予算を文部省としては出して...全文を見る
○近江委員 非常に抽象論の御答弁に終わったわけですが、いますぐにどうするこうするということもできないと思いますので、この点についてはこれ以上聞きませんけれども、いずれにしても課題が山積しているわけですよ。こういうことをただ多忙に追われて突っ込んだ検討もしない。いたずらに学生たちを...全文を見る
○近江委員 この廃止の問題につきましては、それでは実際にそうした人形峠なりに働いておられる、そういう人々との話し合いであるとか、そういうのを煮詰め合った上での結論ですか、これは。一方的にただ机上だけで政府が判断していくという点については、私は問題があろうかと思うのです。その点はど...全文を見る
○近江委員 やはり臨時措置法があるということによっていろいろとしやすい点があるわけなんですね。たとえば国有地の調査であるとか、あるいはまた海外のウラン単価の高騰であるとか、いろいろな点を考えていきますと、含有量が低くても将来は採算ベースにも合っていくというような鉱床もまだまだ探せ...全文を見る
○近江委員 この法律があることによってプラスということは、先ほど局長がおっしゃったように、そのことが背景にあるものですから、やはり非常にスムーズにいろいろと運べるというようなこともあったわけですね。そういう点で、科学技術庁としてはそうした判断をしておりますが、現地で働いておる人た...全文を見る
○近江委員 それから、この前に、東海村を抱える茨城県が協定を結んだわけですね。安全協定運営要項を日本原子力研究所等十三事業所の間で合意したわけでありますが、その中でいわゆる軽い事故は当局に報告しなくてもよい、こうした取り決めということが非常に問題となって浮かび上がってきておるわけ...全文を見る
○近江委員 原子炉や使用済み核燃料再処理工場で事故や異常が発生しても、四十八時間以内に運転再開できる場合、あるいは作業員の被曝や事業所外の周辺汚染があっても、法律の基準以下である場合にはいずれも軽微なものとして事故扱いしなくてもよい。いわゆる関係市町村はもちろん、県などにも連絡す...全文を見る
○近江委員 要するに、緩いそうした取り決めをすれば、むしろ科学技術庁は喜んでおるような態度が見受けられるわけですよ。むしろそうした協定についてもやはり住民の立場に立って、この点は甘いじゃないか、むしろそのくらいの注意をしてやって、そして協定自体も厳しくしていく、そのくらいの立場が...全文を見る
○近江委員 介入しないという基本的な姿勢を明らかにされたわけですが、その問題につきましては、今後ひとつさらに科学技術庁としては検討してもらいたいということを申し上げておきます。  それから、こういうことによりまして、われわれに対するそうした報告につきましても決して隠蔽することの...全文を見る
○近江委員 局長がおっしゃっていることは非常に妥当なことだと思うのです。軽微なことであってもやはり関係市町村、県にも連絡をしていく、こういう姿勢が大事だと思います。その点、協定にそうした形で盛られておるわけですから、先ほど申し上げたように、今後の運営につきましてさらにきめ細かな報...全文を見る
○近江委員 そうしますと、スケジュールとして長官が正式要請するのは大体いつごろなんですか。
○近江委員 佐世保におきましては、非常に強い反対運動も起きておりますし、十分そうした点を考慮して今後考えていただきたい、このことを要請しておきまして、私の質問を終わります。
11月19日第76回国会 衆議院 商工委員会 第4号
議事録を見る
○近江委員 今回のこの法案が出されましたその背景としまして、第四次不況対策の一環として、現行の百五十万から二百五十万に引き上げるということにしておられるわけであります。そこで、この特別小口保険の対策企業者であるそうした小企業者の資金需要の実態というものにつきまして、中小企業庁とし...全文を見る
○近江委員 いま長官もおっしゃったように、今後資金需要はさらに増大してくる、しかも公債発行等のそうした条件もありまして、どうしてもこうした政府系あるいは保証協会、こうしたところに来るということが予想されるわけです。いままで相当この不況の中で耐えてきておりますし、耐久力がない、これ...全文を見る
○近江委員 利用の平均額が百万円だ、百四、五十万が相当多い、こういうお話でありますが、これはいわゆる決定をするときにそこまで抑え込むわけですよ。申し込みは百五十万いっぱい出しているわけですが、結局いろんなことで抑え込んでしまう。皆さん方が力ずくで抑え込んだ数値ですよ、一つは。 ...全文を見る
○近江委員 そういうように一企業当たりイコール一件ということじゃないわけでありまして、筒いっぱい百五十万円皆使っているわけですよ、実際上。その百万円を上げたことを何も私は悪いとは言っていない。それは一歩前進でよろしいと言っている。だけれども、現在のこうした諸物価高騰の折から、人件...全文を見る
○近江委員 これも先ほどの二百五十万引き上げの特別小口と同じ理由をおっしゃっているわけですね。平均が百九十二万あるいは百九十五万である。これだって何も一件当たりイコール一企業じゃないわけですよ。やはり一つはそういう見方を政府としてはしておられる。ですから、一企業当たりでは五百万い...全文を見る
○近江委員 そうした利用率のパーセンテージをおっしゃったわけですが、それだって必然的に、百五十万あるいは五百万という天井からそれ以下に抑え込む、そういう中からつくられた数値であって、そんなパーセンテージは何の意味も持たないものであります。それよりも、実際に第一線で苦しんでいる需要...全文を見る
○近江委員 この五億円を出したということにつきまして、これは非常に結構なことです。結構なことだけれども、同じ出すのだったらもっとお出しになったらどうか。いつも防衛費の問題等も出てくるわけですが、ファントム一機で何十億するか、それをお考えになれば、少なくともこれだけの膨大な中小零細...全文を見る
○近江委員 それは大蔵省という厚い壁もあるし、むずかしいことはわかりますが、少なくともわれわれもこれだけバックアップしておるわけでありますし、やはり長官が先頭を切って、強い要求をまず第一次的にやってもらわないといけませんよ。中小企業の総予算についてはほとんど横ばいにちょっと毛が生...全文を見る
○近江委員 この点につきましてはさらにまた努力をしていただきたいと思うわけであります。  それから、不況業種の指定及び解除なさった状況につきまして簡潔にお答えいただきたいことと、また、この指定解除された業種、たとえば印刷インキ製造業、合成染料製造業等の最近の状態はどうであるかと...全文を見る
○近江委員 総体としては順調にいっておるように思うということでありますが、それは大ざっぱなつかみ方でありまして、なかなかそうはいっておらないのが状況じゃないかと思うのです。特にこういう指定を外した業種につきましてはひとつさらに綿密な調査をしていただいて、そうした苦境に陥っておる企...全文を見る
○近江委員 特にきょう先ほどからも話が出ておりましたが、赤字公債発行ということで民間金融機関に対しましても非常に要請が来ておる。そういうことで、いまから各企業に対しても民間金融機関は防衛線を張りまして、非常に窮屈になりますよ、こういうことを言っておるものですから、心理的にも非常に...全文を見る
○近江委員 これは年末だけではなく、年度末融資も過去にもやっておるわけでありますし、これもやはりセットにして、今後の状況を見守って最大の手をひとつ打っていただきたい。なかなか不況もそんな簡単に脱出できるものじゃないと思うのですね。第四次不況政策だって、あれがどれだけ中小零細企業に...全文を見る
○近江委員 地方は確かに官公需につきましてもかなりの配分をやっておりますが、政府もやっと三三%にきた。私はもう予算委員会初め、実態をもってやかましく言いまして、やっと三三%にやってきたというようなことで、これにきたから何も努力してないとは言いませんけれども、さらに法律に基づいて長...全文を見る
○近江委員 ところが、これだけ用意なさっておるということでありますが、昨年のいわゆる実効率は何%ですか。
○近江委員 確かに昨年と大分状況も変わってきておるわけでございますが、しかし達成率という点からいけば、これは歴然として残っておる数値でもあるわけです。そういう点で、これだけの用意をなさっておられるわけでございますから、ひとつ十分に資金が回るように、通達なりいろいろな機会によく指導...全文を見る
○近江委員 昨年とは状況が変わったとは言いながら、選別で非常にはねのけられる、そういう苦しみがあるわけであります。選別という問題につきまして、どういう指導をなさっているか。それから、保証協会等で保証してもらって、民間で代理貸しということになるわけでありますが、そういう中でも歩積み...全文を見る
○近江委員 既往債務の償還猶予措置につきまして、長官は、政府系金融機関につきましてもできるだけそのことを徹底しておる、後は申し出てもらいたいということをおっしゃっておられるわけですが、実際申し出ると文句ばかり言われるというようなこと、これは当然責任の立場上、いろいろ聞いたりむずか...全文を見る
○近江委員 政府系の場合は、中小企業専門金融機関でありますから、かなりいろいろな不平が多いわけですが、まあやっていく面がいい面もあるわけですね。ところが民間におきましては、中小企業専門金融機関である相互銀行以下のそういうところはまあまあ比較的やっておると思うのですが、都市銀行に至...全文を見る
○近江委員 民間の相互銀行以下の中小金融機関も、いま都市銀行で言いましたけれども、何もいいことないわけですよ。ですから、吉田課長さんの管轄のところもうんとひとつ、歩積み両建てを初め基本的な心構えから、こういう情勢の厳しいときでありますから指導していただいて、血の通ったそういう態度...全文を見る
○近江委員 もう大分お昼も過ぎておりますから終わりたいと思いますが、最後に、いわゆる小規模対策としまして経営改善指導員の待遇問題、これは非常に悪いわけですが、今後どのようになさるか、その問題につきましてお伺いして、私の質問を終わりたいと思います。
○近江委員 ひとつ公務員以上の待遇をしてあげて、優秀な人材をまた育成していただきたい、これを要望しておきます。  では、もう時間ですから、これで終わります。
○近江委員 大臣、中国からお帰りになって早々御苦労さんでございます。中国へ行かれまして、きょうは備蓄の問題でございますし、特に石油問題にしぼりましてどういうお話があったか、簡潔に御答弁いただきたいと思います。
○近江委員 今後いろいろ事務的なそうした詰めが行われていく、このように思いますが、取引方法としては大体どういうような形が予想されるのでしょうか。
○近江委員 わかりました。いずれにしても、わが国の近くでそうした豊富な石油があるということは、供給の多角化という点におきましても、また今後の日中の関係、友好、また貿易面等から考えましても、こうした関係をさらに深めていただくように十分ひとつ努力をしていただきたいと思うわけであります...全文を見る
○近江委員 石油備蓄基地の防災対策の問題は非常に大事な問題でございます。水島事故等の例を見ましてもそのことにつきましては明らかなことでありますし、今後の備蓄計画の進捗にも大きな影響を与えるのじゃないか、このように思うわけであります。水島事故の苦い経験から石油コンビナート等災害防止...全文を見る
○近江委員 コンビナート防災法の制定に伴いまして、既存のコンビナートも規制の対象になってくるわけであります。しかしながら、そのうち、施設の配置と面積、いわゆる工場のレイアウトに関しましては、新法の基準に該当しないものでも既存のものは変更命令ができないということになっておるわけであ...全文を見る
○近江委員 石油備蓄基地の防災体制の場合、たとえば日石の喜入基地のごとく人口密集の都市部から比較的離れた地域に立地する場合が多いのじゃないかと思うわけでありますが、この場合、市町村の消防組織よりもむしろ基地内の防災組織が重要な役割りを担っていくように私は思うわけでありますが、その...全文を見る
○近江委員 備蓄計画の進捗に伴いまして、今後さらに専用基地が増加していくことになるわけでありますが、コンビナートの場合は特別防災区域協議会の設置などを通じまして、企業間の防災に関する共同研究の場が設けられておるわけでございますが、石油の備蓄基地だけの場合もこの種の共同研究が必要じ...全文を見る
○近江委員 こうした備蓄基地をつくっていくということになってまいりますと、災害の発生あるいは環境破壊を防止するための基本的な要件でありますいわゆる環境影響の事前評価すなわちアセスメントにつきまして、その審査手続あるいはルール等につきまして政府としてはまだ模索の段階じゃないかと思う...全文を見る
○近江委員 そこで、この基地ができるということになってまいりますと、縦横にパイプが走るわけでございますが、スイスのパイプラインの安全基準が世界的にも最低条件ということが言われておるわけで、わが国の安全基準はその二分の一にも達しておらない、そういう心配がされておるわけですが、そうい...全文を見る
○近江委員 こういうことは、もう一たび事故が起きますと取り返しがつかない、またいろいろな点で波及もしていくわけでありますので、これは政府にとってそれほど大仕事でもないはずですから、諸外国の例をよく参考にされて、世界でも最も厳しい、そうした心配のない基準というものをひとつ慎重につく...全文を見る
○近江委員 財投の本年度の計画を見てまいりますと、共同備蓄会社の備蓄施設に対する融資につきまして、石油開発公団からの融資条件のうち、まだ金利がはっきり決まっておらないというようなことも聞いておるわけですが、その点についてはどうなんですか。
○近江委員 昭和五十四年度までの石油備蓄五カ年計画の全体の資金計画が、一兆二千八百億という非常に膨大な数字が示されておるわけですが、今回OPECが原油を一〇%値上げをいたしまして、その点これは見直しをなさるのかどうか。その場合、原油代金あるいはタンク設備、用地費などの内訳はどのよ...全文を見る
○近江委員 これで終わりたいと思いますが、いずれにしても、費用のコストの転嫁ということは非常に価格上昇、また国民生活の圧迫ということになるわけでありますので、十分その点は合理化で吸収できるようにひとつよく指導していただきたいと思うのです。  きょうは大臣も非常にお疲れでありまし...全文を見る
○近江委員 それでは終わります。
12月05日第76回国会 衆議院 商工委員会 第5号
議事録を見る
○近江委員 高度成長から低成長に入ってまいりまして、経済計画というものも当然見直しをしなければならないわけであります。今年末までに新経済計画を出すということをおっしゃっておられたわけですが、長官は間違いなくお出しになるかどうか、またさらに、その基本的な考え方につきまして簡潔にお話...全文を見る
○近江委員 五十一年度からいわゆる長期計画に従って経済運営を進めていかれるわけでございます。来年度予算は年内編成をするということもおっしゃうておるわけですが、これも間違いなく副総理として年内に編成されるかどうか。そうなってまいりますと、当然大蔵省を中心に各省も予算編成というものは...全文を見る
○近江委員 それで来年度の成長率はどのぐらいを見ておられるわけですか。
○近江委員 国会の会期が二十日で終わるわけですね。直ちに大蔵省としては出したい。きょうは五日ですね。そうすると、来年度はどれだけの成長率を見込むか、こういうことはもう基本の中の基本になってくるわけですね。当然政府としてある程度のめどは固めておかなければおかしいわけですよ。そういう...全文を見る
○近江委員 固まってないとしましても、長官は経済閣僚のキャップでありますし、副総理でありますし、長官自体はどの程度が望ましいとお考えですか。
○近江委員 政局も濃霧でありますし、来年の経済のそうした見通しも濃霧である、こういうことでは非常に不安が高まるわけであります。そういう点、今日の不況下の中におきましてやはり皆本当に関心を持っておるわけでありますし、ぴしっとしたそういう政府の中期計画なりまた本年度に対する基本方針な...全文を見る
○近江委員 副総理として最もそうした強い立場におられる長官が、重ねて独禁法は通常国会に出すということをおっしゃったわけであります。今国会でこれができなかったということはまことに残念で——できないということは、まだ会期があるわけですから、われわれとしては自民党の諸君にも質問をしても...全文を見る
○近江委員 私は、最近の政府の姿勢というものにつきまして非常に疑問を持っておるわけです。スト権の問題につきましても、政府声明を見ましても非常に配慮というものがないように私は思うのです。三木内閣としては、非常にひ弱な内閣であるということは国民皆知っておりますが、やはり党内を固めてい...全文を見る
○近江委員 必要な手続を踏んだ。手続は確かに大事なんですよね。だけれども、その中身が大事であるし、その中身をどう受け取るかということが問題だと思うのです。大体審議会なんというものは皆隠れみのだということは、国民は皆知っておるわけですよ。結局政府の言うがままに、その原案にオーケー、...全文を見る
○近江委員 通産大臣が沖繩博ですか、あちらの方へ行かれるということでありますので、一問だけ聞きますが、いわゆる石油製品の値上げの問題であります。  これは、石油業法第十五条におきます、石油製品の価格が不当に高騰しまたは下落するおそれがある場合は標準額を設定することができるという...全文を見る
○近江委員 では、大臣は予定がありますから余り引きとめてはいけませんから、帰ってください、結構です。  長官、いま大臣がそうした答弁をなさったわけでありますが、大体政府のそうした指導ということは、一つは市場メカニズムに対する非常に強い介入になる。それからさらに、官民一体となった...全文を見る
○近江委員 時間のかげんであとしぼって若干質問して終わりたいと思いますが、御承知のように十月は中小企業の倒産が戦後最高の記録を示したわけです。いろいろ政府としては第四次不況対策でも四千八百億の追加等もやっておるわけですが、実情はきわめて厳しいわけであります。長官は、不況が春になれ...全文を見る
○近江委員 それではもう時間がありませんから、あと一問で終わります。  これは重ねて恐縮ですが、いわゆる独禁法の問題につきましては、党内でいろいろな反対もあり、いろいろな声もあろうかと思いますが、党内にどういうあれがあっても、長官の決意としては必ず通常国会にお出しになりますね、...全文を見る
○近江委員 では、終わります。
12月12日第76回国会 衆議院 商工委員会 第8号
議事録を見る
○近江委員 まず稲田長官にお伺いしたいと思います。  この間の委員会におきまして、いわゆる私鉄料金の値上げ問題につきまして、何とかもう一度閣議にかけて十三日からの値上げを食いとめることはできないかということを申し上げたわけですが、長官としては一応予定どおりさせてもらう、こういう...全文を見る
○近江委員 そうすると、こういう中で値上げがされ、要請した献金は辞退される意思がない、予定どおり献金を受けると、こういうことですか。
○近江委員 副総理としてまたそれだけのお立場におられるわけでありますし、この私鉄の値上げにつきましては、サラリーマンを中心としまして非常に大きな打撃であることは、先ほど申し上げたわけであります。そういう中でこういう献金が行われるということについては、これはもういまの時点では福田さ...全文を見る
○近江委員 政府としましては来春には景気が回復するだろう、ところが通産大臣の見方としては、本格的な浮揚は来年秋であるということを通産局長会議の席上明らかにしたということが報道されているわけです。通産大臣はこのようにおっしゃっており、政府は従来、来春には回復する、このように公式にお...全文を見る
○近江委員 そこで、私はこの際、所得減税を来年度においては思い切ってやるべきじゃないかということを先ほど提案しまして、そのことについてどのように思われるかということをお聞きしたわけですが、大蔵当局等は、これだけ赤字公債を発行しておるような状態の中で減税はできないというような意向を...全文を見る
○近江委員 長官の考えはいまお述べになったとおりでありますが、この八月の政府の統計で、いわゆる所得の五分位の階層別の家計調査を見ますと、第一分位は消費性向は七〇・四、第五分位層は一〇八・二なんですね。そうしますと、低所得者に対する減税ということは絶対大切である。これは長官のお考え...全文を見る
○近江委員 福田さんはこの五十二年度から付加価値税の導入を示唆されたように聞いておるわけですが、われわれはこれについては絶対反対しておるわけであります。それよりも、いわゆる不公正税制の是正、租税特別措置法には大企業に対するそうしたいろいろな措置があるわけでありますけれども、これを...全文を見る
○近江委員 来年度予算案につきまして、政府の方針が固まりつつあるようでありますが、政府は大型プロジェクト中心の公共投資を考えておられるようでありますが、住宅であるとか下水道等のそういう生活関連の公共投資をうんと拡大すべきじゃないか。もちろんそれはいつもそういう予算の配分をなさるわ...全文を見る
○近江委員 いまこうした予算編成の大詰めに来ておるわけでありますが、来年度実質成長率の問題につきまして、通産大臣は七%の線は割れない、絶対それが必要であるということをおっしゃっておるように聞くわけですが、ここで後で答えてもらったらいいのですけれども、大蔵省の考えであるとか、経企庁...全文を見る
○近江委員 五十年度におきます春闘におけるべースアップは、一三・一という数字が出たわけですね。そういうことで、昨年に比べると賃金の上昇率が非常に低かった。その中で物価はじりじり上がる、政府は軒並みに公共料金をまた引き上げようとしている、こういう中で非常に皆苦しんでおるわけです。し...全文を見る
○近江委員 先ほど申し上げましたように、そうした実質賃金というものが非常に低いわけでありますし、そういう中で、物価高ということで働く人は皆非常に苦しんでおるわけです。そうしますと、長官はやはり日経連が示したこういう線に沿っていくべきである、こういうようなお考えですか。
○近江委員 長官、ちょっと何かまた用事があるそうですので、結構です。  公取委員長も通産大臣も長く待っていただきまして、いまから質問しますから……。  鉄鋼値上げの問題でございますが、調査結果の概要につきましては一応資料もいただいたわけであります。通産省としては、公取委員会の...全文を見る
○近江委員 今回の公取の調査につきまして業界が不満を表明した、あるいは通産省もほぼ同じ見解であるということも聞いておるわけですが、こういう考えというものにつきまして公取委員長としては、業界なり通産省の見解がこのように巷間伝えられておるわけですけれども、どういうように思われますか。
○近江委員 公取委員長は姿なきカルテルというようなこともおっしゃっているわけですが、この四十条の調査権をなぜ行使されなかったか、その理由につきましてお伺いしたいと思います。
○近江委員 われわれとしましても、大いに鉄鋼の値上げには問題があるということで本委員会でも申し上げてきたわけですが、公正取引委員会としてここまで問題になさる以上、当然カルテルの疑惑があるということじゃないかと思うのですが、そうであるならば、この四十条の調査権を使って、いわゆる独禁...全文を見る
○近江委員 いま公取委員長の見解をお聞きしたわけですが、われわれの場合は、この四十条の調査権をフルに使うべきだ、このように思うわけです。この同調的値上げにつきまして、どういうような法改正を公取委員長としては期待されているわけですか。
○近江委員 非常に困難はあろうと思うけれども、そういう方向または法改正に進むべきだという示唆をされたわけであります。  今回のこの調査は第一次値上げに関するものであるわけですが、第二次の値上げをまた鉄鋼業界は言っておるわけでありますが、第二次値上げに対してはどのように対処されま...全文を見る
○近江委員 鉄鋼に限らず、一般的に、こういうような安定成長の時代に入ってまいりますと、先ほど委員長もおっしゃったように、同調的価格の引き上げという傾向が一段と強まってこようかと思うのです。将来の方向あるいは法改正等はそういう方向にいければ望ましいというお話もあったわけですが、それ...全文を見る
○近江委員 いま野党共同の独禁法の改正案が提出されているわけですが、実際上たな上げにされているわけですけれども、この点については公取委員長はどのようにお考えですか。
○近江委員 それから、石油製品の値上げについて一言聞いておきたいと思うのです。  今回の値上げで、通産省はナフサ、ガソリン、C重油、この三油種について石油業法第十五条の標準額を決めたわけですが、これについて公取委員長はどのように思われるか。それから、他の油種について通産省は指導...全文を見る
○近江委員 では、公取委員長は結構です。どうも御苦労さまでした。  それから、最近の通産省の調査によりましても、灯油は非常に上がってきておるわけです。いよいよそうした需要期に突入しておるわけでありますし、その点につきまして、灯油を抑えるということについてのエネルギー庁の対策につ...全文を見る
○近江委員 もう時間が余りありませんので、あと一問だけお伺いして終わりたいと思います。  中小企業庁長官も来ていただいておりまして、非常に待っていただいて申しわけないと思いますが、一つは、中小企業の倒産が非常にふえております。そういう中で、年末あるいはまた年度末という点におきま...全文を見る
○近江委員 では、終わります。
12月17日第76回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
議事録を見る
○近江委員 初めに、動燃の再処理工場の問題についてお伺いしたいと思います。  十二月の十三日、十四日にウラン溶液の漏れた事故がまた発生しておるわけであります。まず、この事故の起きた原因につきましてお伺いしたいと思います。
○近江委員 この事件を見ますと、いわゆる硝酸ウラン溶液というのは、一リットル中約千グラムのウランを含んでおる。非常に濃度が高いわけですね。この配管は常時百二十度ぐらいに温めておかなければならない。しかし、バルブであるとかフランジなどの付近は非常にその点保温がむずかしいという点もあ...全文を見る
○近江委員 それは乾燥すると燃えるようになるんですか。
○近江委員 いまちょっと説明ありましたけれども、そんな簡単な原因ですか。なぜ燃えたんですか。
○近江委員 私が先ほど申し上げましたように、当然そういうフランジの部分であるとかいうところは保温がしにくいわけですね。これは前の委員会でも問題になりましたが、労組側として何十項目かのそうした提言もしておった、そういう中に入っておるわけですね。当然これは心配である。ところが、試験を...全文を見る
○近江委員 これは十二月十三日午後九時三十分ごろ起きているわけですね。このときにゴム手袋と腕に汚染があった。ゴム手袋と衣服は処分したということになっておるのですが、二回目のときは一回目とわずか十センチ、これはほとんど離れてないところから漏れが出ているのですね。それで、硝酸ウランの...全文を見る
○近江委員 いま御報告がありましたように、あれからでも九件のこういう事故が起きておるわけであります。それで、またその事故が起きた究明ということがされているのですか。私たちが再処理工場を視察に行って、たとえば蒸気発生器、いわゆる水が二百リッターもたまっておる。これも多分バルブを締め...全文を見る
○近江委員 はっきりした原因もわからずに、大体この辺だろうということで、勝手にさわるなという程度の対策ですね。  今回のこの十三、十四日と二日も続いて、しかも同じ場所から、これだっていわゆるフランジ部分の保温がうまくいかなければ固まる、爆発する、漏れるということはわかっているわ...全文を見る
○近江委員 そうすると、全体のスケジュールのそうしたおくれというのは、もしもおくれた場合でもそれはもうやむを得ないんだ、あくまでも安全といいますか完璧なものにしていく、こういうことですね。どうなんですか。
○近江委員 外国の再処理施設というものは、これは軍事利用なんですね。完全に平和利用というのは日本のこれが代表的なものじゃないかと思うのです。諸外国におきましても、英国のウインズケールの再処理工場、これは一昨年非常に高い放射能が漏れる事故が起きまして、いまも運転を停止したままである...全文を見る
○近江委員 科学技術庁長官そしてまた原子力委員長を兼ねておられるわけですが、いま局長は、予定がおくれてもいわゆる完璧を期して進んでいくのだとおっしゃったわけですが、これは最高責任者である長官であり、原子力委員長は基本的にはどういうお考えを持っておられますか。
○近江委員 いずれにしましても、先ほど私がこの十三、十四日の事故を指摘しましたが、これも予測されたことでございますし、ひとつ完璧にそれを遂行していただけるように、これは強く要望いたしておきます。十分ひとつそういう現地で働いておられる方々と意見を交換して、納得を得られる、そういう中...全文を見る
○近江委員 私は、これでいわゆる政府の保証書がそろったというように受け取っているのじゃないかということを申し上げたわけですが、それをもう一度申し上げますと、この政府の保証書、三つの件でございますが、この安全審査体制あるいは責任体制の確立、こういうことをいわゆる行政懇からの答申によ...全文を見る
○近江委員 わが国のいわゆる原子力行政というものをどう持っていくか、審議をしていただく方々がいわゆる勉強会で大半の時間が消えたというような実態をお聞きしてびっくりしておるわけですけれども、これは皆さんも同感じゃないかと思います。これはひとついろいろな方もおられるわけですから、ここ...全文を見る
○近江委員 十一月十二日のときには、年内には第一回をやりたい、それはいろいろなことでなかなかこういう行事というものはスケジュールどおりいかないということは私もわかるわけです。しかし、いま話し合いをやっておるということであっても、じゃいつやるのか、何年か先だ、それじゃ話にならぬわけ...全文を見る
○近江委員 そうすると、年度内には開催するということですね。
○近江委員 学術会議の意見はいろいろあろうかと思うのですが、政府としてはどういう中身をお考えになっておるのですか。  このシンポジウムの形式あるいはテーマ、あるいは出席する専門家の選出等についてはどう考えるか。あるいは期間は大体何日ぐらいかけて何回ぐらい開くのか。やはり希望とい...全文を見る
○近江委員 中央と地方との二本立てで公聴会といいますかシンポジウムが開かれる。そうなった場合、地方の人たちにしますと、いわゆる決定してしまったものを持ってくるのじゃないか、そのように感じておる人たちもたくさんおるわけですが、この二本立てで行われる場合、地元で行われる内容というもの...全文を見る
○近江委員 この柏崎につきましては設置許可の申請を出したわけですが、このシンポジウムがまだ開かれていない。年度内には開きたいという表明がいまあったわけですけれども、柏崎の公聴会については大体いつごろを予想されているわけですか。
○近江委員 大体のめどはいつごろですか。
○近江委員 このシンポジウムというのは何日かかけて行われると思うのですけれども、何日かかけてやったとしても、何もそれで問題が解決したわけじゃないのですね。さらに今後、政府としては原発を設置していく、昭和六十年に四千九百万キロワットというような一応のめどを立てておられるわけですが、...全文を見る
○近江委員 そうすると、中央におきますシンポジウムの概要はほぼわかったわけですが、福島の公聴会におきましては、たとえば一方的な意見表明に終わってしまって全然対話がないとか、発言時間が短過ぎるとかいろいろな問題があったわけです。公聴会自体についてはどういう変更をお考えになっているの...全文を見る
○近江委員 そうすると、たとえば柏崎の場合でしたら、断層であるとか地盤であるとか地域的な問題であるとか、こういう問題についても対話形式でなさるのですか。また、発言時間等も、ああいう限られた十分とか十五分というようなことではなくして長くするとか、これはどうなんですか。
○近江委員 そうすると、一方的な表明ということですか。これは対話形式ということで公聴会を改革していく必要があるのではないですか。どうですか。
○近江委員 そうすると、折衷方式ということで、意見を言っておいてもらってまとめて答弁する、そういう形式ですか。
○近江委員 それで、地元の公聴会としてこの豊富なデータを事前に示す、それを前提として十二分な質疑、討論の場を保証する。それから意見陳述人の中におきまして、素人を補佐するという意味において地元住民の推薦する科学者を含めて、論点のそういう科学的整理を行う、こういう問題についてはどう思...全文を見る
○近江委員 私は、先ほど、意見を言って、それに対する答弁となるのですかと、これは聞いていることであって、私が何もそれをしろと言うているのとは違うのですよ。私はいわゆる質疑方式でやりなさい、対話方式でやりなさいと言うておるのです。いま私が申し上げたことは十分庁内において検討していた...全文を見る
○近江委員 それもぜひひとつ考えていただきたいと思うのです。これはひとつ強く要望いたしておきます。  きょうはもう時間が大分たっておりますので、あと一問だけお聞きしますが、この原発のデータを、私、稼働の状態をデータで出してみたのですけれども、実際上もう余りにも停止、停止というの...全文を見る
○近江委員 それでは、もう時間がありませんから終わります。
12月17日第76回国会 衆議院 商工委員会 第9号
議事録を見る
○近江委員 きょうは非常に限られた時間で質問するわけですが、まず初めに、福田長官にお伺いしたいと思うわけです。  GNPの発表があったわけですが、二期連続プラス、七−九におきましては前月比一%増、こういう発表があったわけでございます。中身を見てみますと、非常に在庫増というものが...全文を見る
○近江委員 在庫が揺れ動いた、こうした点においては別の要素で見ていくという補足的なことをおっしゃったわけですが、そうすると項目としては変える必要はない、ただしよく説明をする必要がある、こういうことでございますね。それは政府としては今後ひとつよくわかるように説明をしていただきたい、...全文を見る
○近江委員 それから、経済対策閣僚会議におきまして、来年度につきましては公共料金を上げていく、こういう基本方針が決まったということを聞いておるわけですが、その中でも国鉄あるいは電話を最優先する、あと、塩であるとか、麦であるとか、国立大学の授業料等の引き上げをやるのだ、こういうよう...全文を見る
○近江委員 基本方針はわかったのですが、国鉄等につきましては、八〇%というようなことは余りにもむちゃだ、国民生活を考えてもっと低く抑えるという方向をおっしゃったわけですが、電話、電報等を見ましても、電話につきましては基本料金を二倍にする、度数料を七円から十円にする、電報は普通電報...全文を見る
○近江委員 公共料金の引き上げはきわめて波及が大きいわけです。麦の値上げというようなことがありまして、もうすでに飲食店等におきましては便乗値上げというようなことも行われようとしておりますし、どうかこういう厳しい不況の中でございますので、公共料金引き上げについてはひとつ十分慎重な配...全文を見る
○近江委員 それだけの意気込みでおられるわけですが、それじゃ具体的に、牛肉とか豚肉等についてはどうなさるわけですか。
○近江委員 それじゃ、福田さん、お帰りになって結構です。  公取委員長と通産大臣にお伺いしたいと思うのですが、最近産業界におきまして、合併であるとか提携であるとか、いろいろな問題が出てきておるわけでございますが、一例としまして東洋紡、鐘紡、ユニチカの三大総合繊維メーカーが提携を...全文を見る
○近江委員 この業務提携はいろいろな形で進行すると思うのですが、合併と同じ効果を持つようになるのではないか、このように思うのですが、かつての新日鉄の合併が、現在問題になっております価格の同調的値上げをもたらす結果になっておると思うのです。これは若干観点が違うわけでございますが、や...全文を見る
○近江委員 この場合、業界におきましてはナンバーワンからスリーまでの巨大企業ということを聞いておるわけでございますが、この三社の主な生産品の品種別のシェアとしては大体どのぐらいになるのですか。これは公取でも通産省でも結構ですが、簡潔にお答えください。
○近江委員 そうしますと、いろいろなケースがあろうかと思うのですが、いまの御報告を聞きますと、梳毛なんというのは二四・五%になっておるわけですね。これに達しない場合でも、第二位との格差が大きければ、いわゆるプライスリーダーとしてのそういう状態をつくり出す、きわめて影響が大きいとい...全文を見る
○近江委員 公取委員会としましては、業務提携というものについてどういうようにチェックをなさっておるかという問題ですが、株式保有であるとか役員兼任等につきましては、これは独禁法の規定があるわけでございますが、技術あるいは原料の共同購入、販売等の提携につきましては、どういうように現在...全文を見る
○近江委員 提携問題であるとか、こういうことは今後安定成長の経済状態に入ってまいりますと、いろいろとまたそういうケースも多々出てくると思うのです。根本的には、私たちは独禁法を強化、改正しなければならぬ、このように思うわけでございますが、実際その法改正ができない限りは、やはりこの現...全文を見る
○近江委員 この提携という問題はいろいろなパターンをとっていくと思うのですが、伝えられるところによりますと、この社長の側近筋は、工場の相互公開あるいは物流共同化、海外投資の調整など、やれるところからスタートして、徐々に幅を広げていくというようなことが載っているわけですが、いま私が...全文を見る
○近江委員 私の時間が来ましたので、しぼりたいと思いますが、通産省がたとえばアルミ五社にも減産指導というようなことで、これはセメント初め基礎物資にほとんど波及してきているわけですが、私は、こういうことは実質的な不況カルテルではないかと思うのですけれども、この点については公取委員長...全文を見る
○近江委員 時間が来ましたので終わりたいと思いますが、最後に、灯油がじりじり上がってきておりますが、これはやみカルテルの疑いがあるのではないかと思うのですが、これに対する公取委員長の見解、それから、先ほどの減産指導の問題につきまして、これはひとつ公取委員会の方から通産省に対してい...全文を見る
○近江委員 それでは、終わります。