近江巳記夫

おおみみきお



当選回数回

近江巳記夫の1977年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月08日第80回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○近江委員 ただいまの矢野委員の質問は、きわめて重大な問題を提起をいたしております。国会の修正権に関する最も基本的な問題でございます。この矢野委員の質問に対して政府の答弁というのは、いままでの佐藤総理の時代の見解から何ら一歩も前進しておりません。いま国会におきましては、一兆円減税...全文を見る
○近江委員 はっきりとした見解をお出しになるということですが、あと、矢野委員の質問というのはすべてこれ修正にかかってくる問題であります。そんな時間をかけることはできないわけです。それではいつ政府は正式な見解をお出しになるのですか。
02月19日第80回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○近江委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十一年度補正予算三案に反対の討論を行います。  当面する経済情勢は、景気回復が著しくおくれ、厳しい様相を呈しております。景気回復のおくれは本年度当初から懸念されていたところであり、われわれも早くから、所...全文を見る
03月17日第80回国会 衆議院 予算委員会 第24号
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○近江委員 締めくくり総括質疑に当たりまして、今回の予算審議を振り返りまして、われわれ野党としましては、昨年末の総選挙の結果を踏まえまして、またこの予算審議、予算の重要さということを十分認識をいたしまして、責任を持って審議に当たってまいりました。ところが、むしろ与党におきまして、...全文を見る
○近江委員 総理、与野党の伯仲国会である、こういう御認識で今後はひとつ遺憾なく指導性を発揮されて、円満な国会運営、これに力を入れていただくべきじゃないか、このように思いますので要望いたしておきます。  具体的な問題に私は入りたいわけでございますが、まず、追加減税の問題でございま...全文を見る
○近江委員 六党が一致した案に従いたい、国会の立場というものを非常によく理解されておると思うのです、しかし、大蔵大臣が希望をお述べになられてそれで決定に至るのかというと、現在の状況におきましてはそういうものではないし、また現実に六党が折衝もいたしておるわけです。ですから、大蔵大臣...全文を見る
○近江委員 大蔵省は当然各党と折衝し、またそうしたたたき台とかいろいろな点での考え方というものをお示しになっておると思うのですが、そういうものについてお示しいただけませんか。イコール決定ではないから、大臣自体の御希望をひとつお述べになってください。
○近江委員 それはあなたの解説であって、何も——ですから、大臣として、私はこれが最も適当だと思われるのはどういう方法ですか。
○近江委員 これは私はただ希望イコール決定ではないのだという事情を話をして、あなたの御希望を聞いておるのですが、平行線になりますから次に移ります。  次に、私は基地問題についてお伺いしたいと思います。  いま在韓米軍の撤退問題が日程に上がろうとしておるときに、在日米軍基地、な...全文を見る
○近江委員 読谷につきましては二百十六万平米、私が先ほど申し上げた数値に誤りありませんか。
○近江委員 政府が国有土地の取り扱いをしております事実について確認をしておきたいと私は思うのです。国有地というものは、国有財産台帳にすべて記載されなければならないわけでありますが、次の点はどうなっておりますか。国有土地の取り扱いとしたのはいつですか。時間がありませんから、答弁する...全文を見る
○近江委員 理財局長、あなたはここにいすがないので非常に気の毒ですが、一々帰ってこうしていたら時間の浪費ですよ。御協力ください。次に聞きますよ局長、政府の国有土地台帳に記載したのはいつですか。
○近江委員 事実関係はきわめて重大な問題ですからね。国が沖繩の土地を強奪するといっても差し支えないと私は思うのです。国盗り物語ですから、これは放置することはできません。答弁が一一こんなに時間がかかっていたのでは——私はきょう多くの問題をやろうとしているのだ。もっとスピードを上げる...全文を見る
○近江委員 それは何年、何月、何日とはっきり入っているのですか。
○近江委員 だれが記載したのですか。
○近江委員 署名、捺印はありますか。
○近江委員 印鑑も押してないのですか。
○近江委員 国有土地台帳の沿革の欄はどうなっておりますか。
○近江委員 旧軍の購入と言っていますが、軍は本当に購入したのですか。これは大問題であります。私は、いま大臣、総理に資料を渡しておりますが、ここに私に対しまして回答書をある人が出しておる。この人は神直道さんという人でありまして、元陸軍中佐であります。陸軍士官学校、陸大を出まして、大...全文を見る
○近江委員 あなたは情況証拠ということをおっしゃっておるのですが、沖繩本島と宮古、八重山というのはものすごく離れているのですよ。先島であります。私も宮古へ行っていますから、知っています。しかも、あのときに払われたのはほとんど国債ですよ。戦争で皆パアになってしまっておる。沖縄本島に...全文を見る
○近江委員 村長の証明があったということを一つおっしゃっているわけですが、それはしばらくおいて、その問題はまた私は突っ込んで質問します。  続いて、日本軍の問題についてさらに入ってみたいと思いますが、政府はこの土地を保存登記していますか。いかがですか。
○近江委員 政府みずからの土地と言いながら、なぜ保存登記してないのですか。これはどういう事情ですか。
○近江委員 いわゆる戦後処理に追われて能力がないからやってない、それが理由ですか。そんな理由通らぬですよ。保存登記ができない重大な理由があるんでしょう。そんな言い逃れやめなさいよ。率直に言いなさいよ、答弁を。
○近江委員 そんなものは答弁になりませんよ。できないんでしょう、政府は。保存登記できるんですか。できないからやらないんでしょう。事務職員の能力は、数が足らないからできないんじゃないんじゃないですか。保存登記もできないようなそんな土地を沖縄県民から召し上げて国有地と、そんなばかなこ...全文を見る
○近江委員 これは保存登記ができないというのは、いわゆるだれからだれへと明確な記載がなければいけないわけですよ。できないんでしょう。日本国政府が勝手に沖縄の読谷から取り上げ、ほかにも基地があるわけですが、あなた方は勝手に台帳に記載しているんじゃないですか。これは申し上げておきます...全文を見る
○近江委員 この村長の証明書というものが日本政府の所有権の証明書になると、現在もお考えですか。
○近江委員 この証明書がいかにでたらめな中ででっち上げられたものであるかということを、私はいまから申し上げます。  日本政府は当時、村長ないし村土地所有権委員会ないし字土地所有権委員会に対して、日本政府の所有であるという申請をしましたか。
○近江委員 日本政府が申請してなかったということがこれではっきりしました。そうすると、これは村の職員なり土地所有権委員会の人がやった、こう言うのですね。もう一遍確認します。
○近江委員 日本政府が申請もしておらない、そういう中でつくられた、この申請書に基づいて村長がその証明書を出した。当時は、米軍のいわゆる占領下にあったわけです。飛行場についてはもう言ってはだめだということを、土地所有権委員会、字土地所有権委員会に対して言われておったわけです。だれも...全文を見る
○近江委員 「日本ヒ行場」が申請しますか。申請人が何も書いてないのです。幽霊が申請しますか、総理。しかも、この米軍の先ほどおっしゃった布令は、いわゆる保証人も二人つけなければならぬ。これは保証人ついていますか。保証人は、土地調査委員であるとかそういう人がやっているのですよ。これは...全文を見る
○近江委員 政府はもっとよく調べなさいよ。これは県有地にされておったのを取り戻したのです。わが党は、ちゃんとそれは調査してありますよ。そういう一つの事例を見ましても、いかにずさんな調査をしておるかということははっきりしておるわけです。  さらに、私はここに写真を持ってきておりま...全文を見る
○近江委員 総理、こういういいかげんな過程の中でつくられた村長の証明書というものを根拠として、また、日本軍から購入したんだということで国有財産台帳に記入しておるのは間違いであります。ですから、とりあえず一遍消す、白紙にするんですよ。そうして、実情をよくお調べになって、村民に、地主...全文を見る
○近江委員 誠意をもって処理します、抽象論ですよ、こういうことは。それは、大蔵省を中心に防衛施設庁、法務省、沖縄開発庁等でもってプロジェクトチームをつくって調査をする、こういうことですか。
○近江委員 消すのを待ってほしいとおっしゃっておるわけですが、じゃ、そんな答弁がはっきりしないならもう一遍聞きますが、申請書を出す段階におきまして、日本政府としては字土地所有権委員会なり村の所有権委員会なりに申請するように委任したのですか。これを確認しておきたいのです。何月何日委...全文を見る
○近江委員 じゃ、日本政府は委託も何もしておらない。勝手に「日本政府」とか「日本ヒ行場」とか白紙だとか、むちゃくちゃな、でっち上げのでたらめなこんな申請書に基づいて、しかも米国の占領下で、飛行場については物を言うな、委員会に対しても圧力がかかって、村人はだれ一人物を言えない。そん...全文を見る
○近江委員 あなた方、占領下、占領下ということをおっしゃっておるわけですよ。しかし、米軍の布令からいきますと、あなた方の申請した方法というものは全く布令の違反ですよ。本人の申請でなければならないとなっているのです。申請が、こういう正規の手続がないわけでしょう、これは。それは法的に...全文を見る
○近江委員 総理は調査をして、事実ということであれば消すということをいまおっしゃったわけです。戦後三十二年でしょう、総理。ですから、調査をするとおっしゃっても、ただ義理か厄介のように何とか日本政府の証明にならぬやろうか、そうじゃなくして、これは本当に県民がそのように訴えておる、そ...全文を見る
○近江委員 今後調査を真剣にやるというお話があったわけであります。証明書が無効ならこれは何一つ裏づけがないわけですよ、総理。そんなことによって、国家がみずからのものであると思ったら国有地になるのだ、これほど国家権力をかさに着た国民を無視し切った姿はないですよ。これは許せる行為じゃ...全文を見る
○近江委員 ホルブルック米国務次官補が米上院外交委員会の任命承認公聴会で、三年以内に中国との国交を樹立したい、こういう証言もしているんですね。米中関係というのは相当急速に進んでいるように私は思うのです。総理は、そういう急速に進んでおるという認識を持っておられますか。
○近江委員 宮澤前外相は、昨年の七月、来日しましたマンスフィールド米民主党院内総務と会った際、米中関係正常化と台湾問題に関しまして、米中間の急激な変化は望まないと述べ、大きなひんしゅくを買ったわけでございますが、福田総理としては米中間の国交正常化につきましてどういう考えを持ってお...全文を見る
○近江委員 むろん基本的には米中二国間の問題であるといたしましても、アジア情勢ということからしまして、やはりわが国の立場というものははっきりしておく必要があるのじゃないかと思うのです。当然米側からこの問題で日本政府の見解を求められることがあると思うのですが、そうした場合、どうお答...全文を見る
○近江委員 これまで本委員会におきまして、福田内閣の対中国政策、特に日中平和友好条約締結についての決意、あるいは基本的な立場というものにつきましてはある程度明らかになってきたように思うわけです。すなわち、共同声明は遵守する、宮澤四原則には何ら拘束されない、また双方が満足する条件で...全文を見る
○近江委員 小川大使にこの日中交渉について訓令をお与えになりましたか。
○近江委員 確認しておきますが、日中平和友好条約の締結問題について、自民党内のコンセンサス並びに政府と与党とのコンセンサスというものは、これはでき上がっておるのですか。
○近江委員 私は、なぜこういうことを申し上げるかといいますと、実務協定のときに非常に台湾ロビーが難色を示したという例があるからです。しかし、その点についてはコンセンサスができておるということをおっしゃったので、次に移りたいと思います。  訪中に際して総理と会った自民党の川崎秀二...全文を見る
○近江委員 そこまでの段階に来ておらぬということを総理おっしゃっていますが、御承知のように、今年の九月で日中復交満五年を迎えようとしているわけです。総理は日中関係は順調ということを言っておられるわけですが、肝心の日中平和友好条約交渉のめどが立っておらないということを考えましたなら...全文を見る
○近江委員 総理、めども立たないというようなことでありましたら、口ではおっしゃっていますが、非常に私はその点は口先ばかりじゃないか、実行を本当に意図されていないのではないかと思うわけです。また、そういうことは中国側の不信を買い、ますます日中平和友好条約の締結が混迷する心配があると...全文を見る
○近江委員 韓国からの米軍地上部隊の撤退に対して、政府は朝鮮半島のバランスが急激に崩れては困る、慎重にすべきだということを要請することを決定されておられるようでございますが、このバランスを崩すことは困るということであるならば、必然的に在日米軍の強化ということは不可避なことになるの...全文を見る
○近江委員 米側からそうした要請があったならば拒否することはできないんじゃないかと思われるのですが、これについてはどのようにお考えですか。
○近江委員 私が非常に心配しますのは、韓国からの米軍の地上部隊の撤退、またバランス論というようなことになってきますと、在日米軍基地の強化あるいはまた自衛隊の強化、またそうした紛争というような万一のことになった場合には、これはいままで、特に佐藤総理のときには、いわゆる事前協議におき...全文を見る
○近江委員 戦闘作戦行動というものは現在以上に深刻にならざるを得ないのじゃないかと思うのですが、したがっていわゆる事前協議に対する再検討あるいは厳格な監視機構というものをぜひ考える必要があるのじゃないか、このように思うのですが、この点につきましては総理はいかがお考えですか。(福田...全文を見る
○近江委員 たてまえを変える必要がないとおっしゃっても、そういう米軍の地上部隊の撤退ということが現実の問題として上がってきているわけでしょう。あなた方のおっしゃるバランス論という点からいきますと、何回も繰り返すようですが、在日米軍基地の強化であるとか、まあそういう紛争が生じなけれ...全文を見る
○近江委員 この朝鮮問題にさらにもう少し入ってみたいと思いますが、過日の第八回日韓議員連盟総会共同声明では、日本の無原則な北側への接近は朝鮮半島のバランスを崩すものであるということを述べておるわけです。総理もこの会合に出席されたわけですね。あいさつをされた。日韓議員連盟総会ですね...全文を見る
○近江委員 承認ということになってくれば混乱が起きるとおっしゃるわけですか。これは私は非常に問題だと思いますね。  それではもう一度確認の意味ではっきりお聞きしたいと思いますが、朝鮮民主主義人民共和国との国交関係樹立は朝鮮半島のバランスを崩すことになるのか、これが一つであります...全文を見る
○近江委員 これは非常に韓国の立場にだけ立った、わが国の政府の行き方としては私は非常に問題があると思います。総理はカーター氏との会談におきまして、朝鮮民主主義人民共和国の承認問題について話し合われる、そういうお考えはあるわけですか。
○近江委員 北朝鮮のそうした承認問題については、さらに政府として積極的な取り組みをなさるように強く要望をいたしておきます。  次に、総理はカーター大統領とお会いになられるにつきまして、いろいろな項目についてお考えをお持ちであろうかと思いますが、核軍縮で具体的な提案をしたいという...全文を見る
○近江委員 その点は非常に積極的なお考えをお持ちでございますが、それでは、カーター大統領に対して改めて日本の国是である非核三原則を確認し、理解を求め、かつ安保条約の事前協議で米軍の日本への核兵器持ち込みに対して、いかなる場合もノーということをいわゆる首脳会談で合意すべきだと思うの...全文を見る
○近江委員 よくわかっておられても、この点につきましては総理も言うとおっしゃったので、強く要請いたしておきます。  それから、いま御承知のようにOPP、カビの防止剤の問題が非常にクローズアップされてきておるのですが、総理がひょっとすれば手みやげにされるのではないかというようなう...全文を見る
○近江委員 折衝になるようには考えていないとおっしゃるけれども、アメリカのレモン業者というのは必死なんですよ。カーターさんも選挙を終えて、私は公約なさったかどうか知りませんよ、しかし政治家としていろいろな陳情を受け、自分が実際の立場に立ったときに、陳情を聞いたことについてやはりど...全文を見る
○近江委員 ロッキード事件の解明が依然として進んでおらないわけでございますが、日本政府としまして、総理として、このロッキード事件解決のために新たな要請をされるかどうか、資料提供につきまして。特にSECの公表資料の問題につきましては、非常に国民は皆関心を持っております。これは正式提...全文を見る
○近江委員 もう少し立ち入って聞きたいと思いますが、SECから公表されるであろう資料を原文のままわが方に提供してもらうように日本政府としては事前に正式に要請すべきだ、このように思うのです。この問題については強く要請されますか。
○近江委員 このSECの公表資料というものは、日米司法共助協定とは関係のない資料なんです。またこの司法共助協定に拘束されるものではないと思うのです。ところが、わが党の二見委員の質問に対しまして安原刑事局長が司法共助協定を持ち出した意味というのは、ちょっと私たちはかりかねておるわけ...全文を見る
○近江委員 いずれにしましても、このSECの資料というものは、ロッキード事件解明の大きなかぎになると私は思います。そういう点でこれは強く要請されることを要望いたしておきます。  次に、このロッキード事件を発端としまして、多国籍企業、この活動につきまして何とか規制しなければならぬ...全文を見る
○近江委員 私は、独禁政策の問題につきまして、次にお伺いしたいと思います。  大平幹事長は、この十二日の記者会見で、独禁法改正案の扱いにつきまして、山中調査会で今月中に党内調整を終えるくらいのテンポで進めており、これを踏まえ、来月政府案を提出したい、このように述べるとともに、内...全文を見る
○近江委員 決着をつける余裕を持ちながらということをおっしゃっているわけです。それならば大体のめどというのは出るでしょう、それは。いつごろとお考えなんですか。
○近江委員 内容についてちょっとお聞きしてみたいと思います。  われわれとしましては、七十五通常国会におきまして衆議院で可決しましたいわゆる五党改正案をそのまま提出すべきであるということを主張しておるわけですが、政府が予定しております改正案には、構造規制として企業分割規定が盛ら...全文を見る
○近江委員 野党の理解が得られるようなというような方向で検討するということであれば、これは当然企業分割規定が入らなければ、野党としての協力、われわれの理解、これはできないですよ。あの五党案において最大公約数でまとめたわけですから、そういう点からいけば、当然それは入れるべきだと思う...全文を見る
○近江委員 そういう与野党が納得できる、一致できるという線からいけば、大平幹事長が言っておるように、そういう企業分割の規定ということはやはり取り入れざるを得ないのじゃないか、そういう方向で行かざるを得ないのじゃないかと思うのです。そういう方向については総理はお認めになるわけですか...全文を見る
○近江委員 次に、日ソ漁業条約等の関係についてちょっとお聞きしたいと思います。  一九五六年に発効いたしました本条約は今後どうなるのかということにつきまして伺いたいと思います。  条約の第八条第二項の規定によりますと、「他方の締約国が廃棄通告を受領した日の後一年で終了するもの...全文を見る
○近江委員 ニシン漁業につきましてお聞きしてみたいと思いますが、去る十四日来日しましたソ連側首席代表であるニコノロフ氏は、ニシンについては東京で交渉する余地はないと記者会見で述べておられるわけですが、そうだといたしますと交渉の場というのはどこなのか。その場はないのか。政府の考え方...全文を見る
○近江委員 四月以降の操業を漁業者としては非常に期待しておるわけですね。確かに交渉のむずかしいことばわかるわけですけれども、見通しにつきまして大臣はどういうようにお考えですか。
○近江委員 漁獲割り当て童につきましてお聞きしたいと思いますが、日本への割り当て量というものは五十万トンということも言われておるようでございますが、ソ連が日本の二百海里水域内から同量の漁獲を要求しておるということを聞いておるわけですが、漁獲割り当ての基準は従来の実績を尊重して決め...全文を見る
○近江委員 この実績確保ができるように、困難なことはわかりますけれども、全力を挙げてがんばっていただきたいと思うのです。一方的に極端な漁獲量を押しつけるというようなことになってまいりますれば、日ソの友好親善にもはかり知れない結果をもたらすということは十分予測されるわけです。  ...全文を見る
○近江委員 農林大臣は日ソの交渉後、お帰りになって所感をお述べになった。そのときに、近く日本国の沿岸に二百海里の漁業水域を設定する方針であるということを明らかにされておられるわけですが、その時期というものは、五月の国連海洋法会議の動向を見て、五月以降になるということを示唆されてお...全文を見る
○近江委員 運輸大臣、来ておりますか。——先ほど何かハイジャックがあったということを聞いたわけでございますが、もしあったとすれば、その報告をまずお伺いしたいと思います。
○近江委員 犯人も逮捕されたということでございます。しかし、この種の問題につきましては、やはり対策として本当に関係者は万全の体制をとらなければいかぬと思うのです。  私も空港を幾度となく視察もしておりますが、働いておる人の話を聞きますと、どこの空港もすきだらけだというのです。や...全文を見る
○近江委員 終わります。
03月18日第80回国会 衆議院 予算委員会 第25号
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○近江委員 昨日、一日で二件のハイジャックが起きる、こういうようなかつてなかった事態が発生したわけでございますが、昭和四十五年以来、金属探知機なりX線等の機器を備えて対策をとってこられたわけでございますが、四十五年以来十回も起きているわけです。そういう点から考えますと、警備体制で...全文を見る
○近江委員 いろいろ防止策につきまして現行やっておられることについての御説明があったわけでございますが、特にこの点が抜けておったじゃないか、後で御調査をなさってはっきりしたことがわかると思うのですが、特にここが一番穴じゃなかったかという点はどこですか。
○近江委員 十分な調査もしていただきたいと思いますし、今後機械が正常に動くかどうか点検するとか、現行やっておられることをさらに強化するとかいうことをおっしゃったわけでございますが、さらにそうしたことを踏まえてもっと強化をする必要があるのではないか、このように思うのです。大臣の御答...全文を見る
○近江委員 両大臣から今後の対策なり決意がお述べになられたわけですが、総理としてもこれはゆゆしき問題でございますので、十分な監督体制をとっていただきたい。総理から一言。
○近江委員 次に、ちょっと外交の問題についてお伺いをしたいと思いますが、三月八日、駐日ソ連大使ポリャンスキー氏が外務省を訪れて、北方領土に対するわが国の領土主張に対して抗議して、日ソ間には未解決の領土問題は存在しないと言ったということでございますが、これは一九七三年の日ソ共同声明...全文を見る
○近江委員 そうしますと、総理としては、この共同声明に述べられているとおり、領土問題についてソ連政府はわが方と交渉する義務を負っている、このように解釈されておりますか。
○近江委員 もし、日ソ共同声明に述べられておりますこの未解決問題が領土問題であることが日ソ両首脳によって明確に合意されたとするなら、今回のポリャンスキー駐日ソ連大使の日本政府への申し入れは、明らかにこの日ソ共同声明に反することになるのじゃないかと思うのですが、それについてはいかが...全文を見る
○近江委員 そうしますと、政府としてはもっと明確な対応をなさる必要があるのじゃないかと思うのですね。共同声明の不履行に対して抗議あるいは再考をソ連に促す、もっと明確に、国民にわかる形でこれはやるべきじゃないかと思うのですが、いかがですか。
○近江委員 日本政府の態度いかんによりましては、この領土問題というものは漁業問題に絡んで非常に要求ができにくくなるのじゃないかというような懸念がされると思うのです。そこで、政府の領土問題についての対ソ交渉のそうした決意を重ねてお伺いしたいと思うのです。
○近江委員 北方領土の問題並びに漁業交渉の動向いかんによりましては、日本国民の対ソ感情に影響することも憂慮されるわけです。こういう事態を回避するためにも、この二つの問題に取り組む政府の責任というものはきわめて重大ではないかと思うわけでございます。そういうことで、ソ連政府に対しても...全文を見る
○近江委員 昨日の私の質問に対して総理は、鳩山外相をソ連に派遣するとおっしゃっておられたわけですから、その際はひとついま総理がおっしゃったその趣旨を十分踏まえて、外相としては交渉していただきたい、これを要望しておきます。  次に、十二海里の領海実施におきまして、政府としては現状...全文を見る
○近江委員 いままで言われておりますのは五カ所ですね。この五カ所というのは、いま大臣から御答弁をお聞きしていますと、三月中に提案をしたい、こういう点からいきますれば、ほぼ政府としては完璧に近い線、結論に近いところに来ておるんじゃないか、こう思うのですが、五カ所ということですか。
○近江委員 それではお伺いしますが、現状凍結をしようとする目的は何なんですか。その点をひとつ明確にお答えいただきたいと思います。
○近江委員 通商航海ということを非常におっしゃっておられたわけですが、いままで政府の答弁を聞いておりますと、マラッカ海峡ということが盛んに出てくるわけですね。マラッカ海峡におきましては、御承知のように沿岸三カ国はすでに規制してきているわけですね。海底から船底の間は三・五メートルで...全文を見る
○近江委員 いろいろおっしゃっていますが、それはあくまで政府の解釈でありまして、政府の本心というのは、やはり核の問題なんですよ。いわゆる核兵器積載艦船の自由通航をいかにするかという点からこういうようなことが出てきていると思うのですね。  そうなってきますと、問題は非核三原則、こ...全文を見る
○近江委員 確認しておきますが、非核三原則に反する条約は結べない、このように理解をすべきだと思いますし、また、この非核三原則を無視するか、またはこれを回避するような政策は無効である、このように思うのですが、総理の御見解をお伺いしたいと思います。
○近江委員 そういう考えを披瀝されたわけですが、しかし現実は、もう国民だれしもわかっているわけですよ。結局、こういう凍結をしたのは核積載艦を通す政府の苦肉の策だ。こういうことはやはりきちっとして、そうして国是というものを守るべきである、これを私は強く重ねて総理に申し上げておきます...全文を見る
○近江委員 その中身はどういうふうになっておりますか。何が何カ所というのか。
○近江委員 厚生省はどうですか。
○近江委員 そこで自治省さんにお伺いしたいと思うのですが、地方財政再建促進特別措置法第二十四条第二項はどう書いてありますか。
○近江委員 そうしますと、労働省から説明がありました、つまり雇用促進事業団が三百七十八カ所、三百四十八万六千平米を無償で自治体から借りておる。こういたしますと、ただいまの法律の第二十四条から、これは違法であると断定していいのじゃないかと思うのですが、内閣法制局長官の所見をお伺いし...全文を見る
○近江委員 まあ内閣法制局長官の立場として、違法であるということは言いにくいから、適法でないという言い方をなさったわけだ。しかし、同じことでありますから、そういう点は確認ができました。  自治省財政局長は、四十八年七月二日付の労働省職業安定局長あての申し入れ書で、この点で違法と...全文を見る
○近江委員 どことどこに申し入れたのですか。
○近江委員 総理、いま法制局長官からもそうしたはっきりとした御見解が出されたわけですが、今日地方自治体が非常に赤字で苦しんでおるわけですね。当然こうした施設を見ますと、非常に福祉的な施設が多いわけですね。そういう点で、まあ地方からの融資もあったというようないろんな事情もあろうと思...全文を見る
○近江委員 それで、この一例としまして、奈良県の一例ですが、雇用促進事業団が橿原市から無償で借りたことによって同市にどれぐらいの財政圧迫を与えているか。これを内輪に推計してみますと、一年間の使用料として六百四十二万四千二百八十六円、これは本当は事業団は地元に支払わなければならない...全文を見る
○近江委員 それで、それをきちっとしていきますと、こうした施設の経費なり何なりが当然またふえるわけですね。そういう点は、これは密着した問題でありますから、十分にひとつ配慮していただきたい。これをひとつ総理から。
○近江委員 次にお伺いしたいと思いますのは、農業の問題でございますが、わが国の農業は機械化貧乏と言われるほど昨今大変な勢いで機械化されつつあるわけであります。農用トラクター、耕運機等の台数は十年間で百七十七万台も増加しておりまして、五十年二月現在の調べでは三百九十二万六千台にも上...全文を見る
○近江委員 これはあなたの方で現実に勧告した例もあるのでしょう。これからの問題と違うでしょう。
○近江委員 その三つのケースについて要点を言ってもらいたいと思うのです。
○近江委員 いま公取委員長からお話があったわけですが、乙の農協による事務費、手数料の二重取り問題なんですね。農家が一般商店からこの資金を受けて機具を買うとき、農協がその商店から手数料や近代化申請用紙代を取っているケースがあるのですね。そういうことをしていいんでしょうか、農林大臣。
○近江委員 そういう事例につきましていま農林大臣にお示ししましたが、十分了解されたわけであります。  いわゆる申請手数料であるとか、こういうようなことをやっている。これは完全に独禁法違反だと思うのです。公取委員長、いかがですか。
○近江委員 それからまた、こういうケースもあるのですね。現品を商店から農協に納入したように見せかけて、そしていわゆる手数料を取るというようなケースであるとか、さらに、福岡農業機械商業組合加盟店四十六のうち二十七店がいまのような手数料を取られているわけです。これと類似のことは全国的...全文を見る
○近江委員 政府の一つ一つの行政を見てまいりますと、やはりこういういろいろなことがたくさんあるわけですね。ぴしっとけじめをつけ、正すべきは正す、こういう姿勢で関係各省やっていただきたいと思うのです。  次に、防衛問題につきましてお伺いしたいと思いますが、ナイキ部隊あるいはホーク...全文を見る
○近江委員 そこで、第一から第六高射群ございますね。予定はどのようになっておりますか。
○近江委員 それぞれこの地区はどこになるのですか。
○近江委員 そうすると、第六高射群におきましては、二カ所が未定である。あと防衛庁として予定されておりますのは、この二カ所ということでございますか。
○近江委員 防衛庁の当初の計画というものはもう少し地域をふやすというような計画であった。しかし、ナイキ自体が兵器が陳腐化しておるとか、地元の問題があるとか、そういういろいろな要素のもとにこの計画の縮小ということをなさってこられたと思うのですが、その間の状況につきまして簡潔にお答え...全文を見る
○近江委員 そうしますと、確認しておきますが、京阪神地区におきまして能勢というのが当初予定されておったようでございますが、いま防衛庁の御見解をお聞きしますと、これは完全に第六の計画にも入ってない。この第六でもってナイキ部隊の設置については終わりということからいたしまして、能勢につ...全文を見る
○近江委員 わかりました。防衛庁としては断念された。いずれにしましても、防衛問題というものにつきましては非常に国民としては注目をいたしておるところでございますので、国民の理解と協力、こういうことを十分前提として今後進めていただきたい、このことを全体の問題として要望いたしておきます...全文を見る
○近江委員 私たちはオイルショックを思い出すわけです。あのときに本当に石けんがない、トイレットペーパーがない、本当に国民は買い占めに走ったわけです。いまこういう漁業の厳しい状態というものが心理的に非常に大きな圧迫を来しておりまして、どうなるんだろうかと国民は非常に不安を覚えている...全文を見る
○近江委員 経企庁長官は物価の問題としてどうされるのですか。
○近江委員 漁獲量が減少してくるということは、農林大臣もいま今後の見通しとしておっしゃったわけですね。しかし人口もふえてくるし、国民としてはやはりますます魚を必要としてくる。非常にこれはジレンマですね。これは重大な問題だと思うのです。  そうしますと、動物性のたん白源をとるとす...全文を見る
○近江委員 農林大臣、そうしますと、魚の輸入というものはこれからはふえてくるわけですか、いかがですか。
○近江委員 畜産につきましては、畜産振興事業団、これが調節弁の役目を果たしているわけですね。今後魚の輸入ということになってきますと、こういう畜産振興事業団にかわるような魚肉振興団ですか、何らかのそういう対策を考える必要があるのじゃないかと思うのですが、大臣としてはどういうようなお...全文を見る
○近江委員 もう時間ですから終わりますが、総理、非常にいま魚の問題というものは国民が不安を覚えております。ひとつ商社の買い付けであるとか、そういうふしだらなことが起きないように十分な監督もしていただかなければならないし、こういう国民の不安を本当にいかに解決していくか、全力を挙げて...全文を見る
○近江委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十二年度予算三案に対し反対の討論を行います。  五十二年度予算の課題は、政府みずからも標榜するように、物価安定に配慮しつつ、景気の着実な回復を図り、また財政の再建の道を開くことであることは多くを論ずるま...全文を見る
03月30日第80回国会 衆議院 予算委員会 第26号
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○近江委員 総理も日米首脳会談からお帰りになり、参議院の総括質問等で非常にお疲れかと思いますが、御承知のようにわが国を取り巻く内外の情勢というものはきわめて厳しいわけでございます。そこで、私はまず日ソ漁業問題につきましてお伺いしたいと思っております。  きょうは三十日、いよいよ...全文を見る
○近江委員 モイセーエフ氏は難航の責任は日本にということに対して、農林大臣はこうした硬直化したソ連の出方にあったということをお述べになったわけでございます。そうですね。もう一度確認します。
○近江委員 ソ連は、日本の十二海里領海内でソ連漁船の操業を認めよ、こういうように要求しておりますが、こういうことは全く国際的な類例のない非常識な要求である、これは全く沿岸国の主権を無視した不当な要求であると私は思うのです。また暫定取り決めの中で操業許可証、入漁料の徴収、違反漁船の...全文を見る
○近江委員 容認ができない、納得できない。そういう条件を押してくるということは、少なくとも私は友好的ではないと思うのですよ。友好的でないと大臣はお思いですか。
○近江委員 外務大臣はこういうソ連の態度に対して友好的と思いますか、どう思いますか。
○近江委員 やはり外務大臣として、もう少し率直な御答弁をされた方がいいと思うのです。  総理はかかるソ連の態度につきまして、こういう態度は友好的ですか、どのようにお思いですか。
○近江委員 総理は無理押しをしておるということを言われたわけですが、総理が言われた無理押しのこういう姿勢、ごり押しの姿勢は、私はまさに大国主義、覇権主義と言うべきじゃないかと思うのです。これは国際連合憲章にも反すると言うべきじゃないかと私は思います。この点、こういう無理押しの姿勢...全文を見る
○近江委員 こうした無理押しの要求、提案をすること自体、私は強力な国力を背景とした威嚇的な姿勢ではないかと思うのです。これにつきまして農林大臣、どのようにお考えですか。
○近江委員 非常に政府も苦慮されていることは私もわかっております。  そこで、ソ連のこういう無理押しの姿勢、これの真意というものはどのようにお考えですか。たとえば北方領土権の放棄をねらっておるとか、あるいは日中関係の牽制材料としているんじゃないかとか、いろいろなことが憶測されて...全文を見る
○近江委員 今日のこの日ソ間の問題というものは、単なる漁業問題だけじゃないと思うんですね。これは日ソ両国間のいわゆる基本関係に触れる重大な段階に来ておると私は思うのです。こういうソ連の強圧的な態度というものは、国民の間に終戦時におきます満州における事態を思い起こさせるんじゃないか...全文を見る
○近江委員 その有効な手段というものにつきましてはいろいろあろうかと思うのですが、たとえばどういうことをお考えですか。たとえば特使を派遣するとか、どういうことですか。
○近江委員 もしソ連がいまのような態度を硬直化して変えないというような事態が続いた場合、わが国としては交渉の中断もあり得るというようなことも考えておるのですか。
○近江委員 この問題につきましては国会決議もいたしまして、政府に最大の応援もしておるわけでございます。これは本当に全国民的な大変な問題でございます。それだけにひとつ政府も腰を入れてがんばっていただかなければ、これは私は国民生活に与える影響、また日ソ間の問題等々、余りにも影響が大き...全文を見る
○近江委員 そこで漁民の被害の問題これは午前中も出たわけですが、これは生活の基盤が崩れるわけでございまして、漁民にとってはもう想像以上に深刻な問題であります。ニシンを初めといたしまして、本当に政府として力を入れていかなければならない問題だと思います。この問題につきまして具体的に何...全文を見る
○近江委員 そういう点につきましては、最大の努力を払っていただきたいと思います。  それと、もう一遍ちょっと繰り返して恐縮ですが、ここまで行き詰まってきておるわけですね。その局面打開のために最も有効な手段をいま考えておるということでございましたが、その中には特使の派遣ということ...全文を見る
○近江委員 政府は、十二海里、それからまた漁業水域二百海里、この問題につきまして、領海については法案、漁業水域につきましては閣議了解、こういうことで昨日対策をお立てになったわけであります。  そこで、この二百海里という問題になってまいりますと、中国、韓国という問題になるわけです...全文を見る
○近江委員 二百海里の閣議了解ということは、これは宣言ということに直結するわけですか、法制局長官。
○近江委員 そうしますと、これは単なる閣議了解ですね。  そうしますと、ちょっとお聞きしますが、日本の漁業水域二百海里内におきます裁判権、入漁許可証、違反漁船の取り締まり、入漁料の徴収等につきましてはどうするのですか。
○近江委員 この二百海里の漁業水域の設定問題につきましては、閣議了解にとどめて、これを実施するために必要な立法措置というものは次の国会までということを政府はおっしゃっているわけですが、私はこの理由というものを明確にしなければいかぬと思うのです。この閣議了解のみで対応できるものでな...全文を見る
○近江委員 そうすると、できるだけ早くということは、参議院選終了後の国会ということではなくして、できれば今国会でも成立さしたい、こういうことですか。
○近江委員 法制局長官にお伺いしますが、閣議了解では宣言にならぬとおっしゃいましたね。法律をつくらなければ宣言にならぬわけですか。宣言の行為についてひとつお伺いしたいと思います。
○近江委員 長官、もう一遍聞きますが、閣議了解をして、政府としては、ソ連なり韓国なり中国、そういう関係があるから打診をしたわけでしょう。それは宣言したことになるのですか。宣言の行為というものはどういうふうになるのですか。政府は閣議了解をしたわけでしょう。それはいわゆる世界に向かっ...全文を見る
○近江委員 外務大臣、同じ問いに対してお答えください。
○近江委員 これは法制局長官も外務大臣も非常にあやふやですね。だから私は先ほどから言っているのです。これは先ほど私が申し上げた裁判権の問題であるとか、あとまた漁業水域内での沿岸国の追跡権の問題であるとか、さまざまな問題があるわけですよ。こういうことをやらなければ、幾ら政府は方針を...全文を見る
○近江委員 総理、これはひとつ速やかに進めていただきたい、特に要望しておきます。  それから、政府は十二海里実施に伴って凍結される五つの特定海域を定められたわけですが、この根拠と基準は何ですか、これらについてお伺いしたいと思うのです。
○近江委員 こういう措置をとっているのは世界のどこにあるのですか。どこかありますか、日本政府がとったようなこういう措置をとったのは。あればひとつ列挙してください。
○近江委員 ないわけですよね。これは前にも私が申し上げましたように、いわゆる核積載艦の通過、これに深いかかわり合いがあるわけですよね。  時間がありましたら、私はこの問題、さらにうんと詰めたいと思うのですが、きょうは非常に限られた時間でありますので残念でございますが、この海峡の...全文を見る
○近江委員 やはりこういう世界に例のない特定海峡、こういうことをやりますと、いろいろな心配があるのですよ。  この間、わが党の議員が外国漁船の問題について質問しました。これはいわゆる農林大臣から答弁ありまして、漁民は一応ほっとしておりますが、私がお聞きしたのは、まさかと思います...全文を見る
○近江委員 そうしますと、領海が三海里から十二海里に拡大された、そういうことであっても自衛隊法の八十二条は変更しないわけですね。改正しないわけですね、確認しておきますが。
○近江委員 確認いたしますが、この凍結海峡の核積載艦船の通航は自由であるか、これが一つです。凍結されない海峡の核積載艦船の通航は当然不可能と思いますけれども、念のためにこれは確認しておきたいと思います。
○近江委員 これはわが国の非核三原則との関係で、時間がありますれば私は本当に質問したいのですが、きょうは時間がありませんから次の機会に譲りたいと思いますが、こういう形で行うということについてはわれわれとしてはもう納得できません。それを申し上げておきます。  次に、日韓大陸棚協定...全文を見る
○近江委員 踏まえたということをおっしゃったわけでございますが、この大陸棚協定のできた経緯と、今日のいわゆる国際海洋秩序の動向を比較しますと、これは海洋法秩序にきわめて重大な事情変更があったということを私は思うわけでございますが、いまこういう大きな事情変更があるということは認めま...全文を見る
○近江委員 あなたの認識というのは私はおかしいと思いますよ。いまこれだけ海洋法会議におきまして——二百海里漁業専管水域、これは即経済水域になるわけでしょう。経済水域ということになってきますと、地下資源まで入るわけですよ。これはいま、そういうような世界の趨勢になってきているのです。...全文を見る
○近江委員 これは海洋法会議でいずれは決定されるわけですが、これは世界の趨勢なんですよ。     〔田中(正)委員長代理退席、委員長着席〕 そうなってきますと、日韓が共同で進めようというこの地域につきましては、非常にわが国の権益に重大な問題になってくると私は思うのです。  ...全文を見る
○近江委員 それはあなたは大陸棚条約だけを引っ張り出してきて言っていますが、経済水域というものは、いまやこれは世界の趨勢になってきている。漁業専管水域二百海里イコール経済水域イコール水面下に入りまして、その二百海里の線まではいわゆるその地下資源もその国のものである、そういう考え方...全文を見る
○近江委員 この問題は、中国もかつて抗議をしておるわけでございまして、そういう点で三国の問題でございます。特に、いま私が何回も申し上げておりますように、経済水域二百海里という、これのやはり権益というものがそういうようにいまいろいろと世界的な動きになっております。地下資源までという...全文を見る
○近江委員 外務委員会等でもこの問題はまたいろいろ論議していきたいと思いますが、いずれにしましても、私は凍結を主張いたします。そしてよく韓国側とこういう海洋法の動向等につきまして、十分な協議をすることを政府に対して申し入れをいたしておきます。  次に、いま問題になっております大...全文を見る
○近江委員 せめてもの救いでしたなんて、そんな自己満足をしているようじゃだめですよ。こんなことでは信用できないじゃないですか。あなた方が根拠として出した大事なデータでしょう。何カ所間違ったのですか。正式に一遍報告してください。訂正は何ヵ所ですか。
○近江委員 いずれにしましても、これはお粗末な話ですよ。今日の空港対策がいかにお粗末な行政になっておるか。きちっとしておれば、こういうデータだってやはりきちっとしておるはずですよ。一事が万事ということがある。これは、あなたが謝ったから、次に進みます。  環境庁に対しては、従来か...全文を見る
○近江委員 時間がありませんからもうこれで終わりたいと思いますが、エアバス導入によるNOxの汚染寄与率は、運輸省の環境庁への回答によりますと、豊中市の野田で〇・七五%になっておるわけですが、最も騒音と大気汚染に苦しめられております地域、勝部、走井等については何にも触れられていない...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんから終わりますが、総理、最後に一言日だけ……。
04月26日第80回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号
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○近江委員 石原長官を要求いたしておりましたが、体の問題でございますので、人道上の問題でございますからやむを得ないと思います。  質疑に入りたいと思います。  昨日運輸省がエアバスのテストにつきましての影響について報告書を出しております。予測値とほぼ合致するのではないか、こう...全文を見る
○近江委員 この低周波の場合、いわゆる各機種ごとのきちっとしたデータありますか。これはまだ研究段階でしょう。
○近江委員 環境庁はどういう見解をお持ちですか。
○近江委員 それから、久代小学校と豊南小学校のWECPNL値の計算を出しておられるわけですが、途中経過が出ていないのですね。多分に専門的な問題に入ろうかと思うのですけれども、こういう点は環境庁としては十分補足をしてチェックする必要があるのではないですか。運輸省はきちっとした計算方...全文を見る
○近江委員 前提条件等よく踏まえて、環境庁は十分なひとつ検討をされるよう望んでおきます。  それから、騒音等の問題につきましても非常にばらつきが出ておるわけですね。このテストフライトしたときの条件を同一にそろえるとか、もう少し配慮があってしかるべきじゃなかったか、このように思う...全文を見る
○近江委員 これは非常に綿密なチェックをしなければいかぬと思うのですよ。いま橋本さんおっしゃったように、ただ数字の上だけで見ていきますとこれはもう非常に簡単なことになってしまいますし、これはひとつ十分な検討をなさるということでございますから、専門的にひとつ十分なチェックをしていた...全文を見る
○近江委員 その場合も気象状況というものも非常に大きく影響しますね。そういう点からやはり一つ一つのポイント、また数字を、そうした状況と合わしてチェックしていかないと、ただ数字の上っ面だけ見ておりますと分析なんてできませんね。これは慎重にやりますか。
○近江委員 この排ガス一つ見ましても、実際の分析というのは大変な時間がかかるし、慎重にやらなければならぬということがいまの局長の答弁でもうかがわれるわけであります。  それから悪臭の問題につきましては、アセトアルデヒドが一番のポイントになろうかと思うのです。これは川崎の環境衛生...全文を見る
○近江委員 ブラストにつきましては、技術的にどうですか。
○近江委員 各項目について環境庁が今後取っ組んでいかれる中身について、私は大体どういう考えでおられるかということをお聞きしたわけです。こうした精密な分析、チェックという点になってまいりますと、これはもう相当な時間がかかりますね。先ほどのそういう状態からいきますと、早くなんかできる...全文を見る
○近江委員 どのぐらいの検討の期間が必要かということはなかなか答えにくい問題であろうかと思いますが、橋本さんも技術者として、しかしここ十日や半月で分析ができる、そんなことはとうていあり得ないことでしょう。その点はいかがですか。
○近江委員 技術的には二週間ぐらいであればとうていできないという答弁があったわけでございます。航空局としてはできれば連休に乗り入れたいというようなお話もあったようでございますが、環境庁のそうしたチェックを経なければ、そうした御答弁がございましたし、これは不可能であるということが技...全文を見る
○近江委員 この地元としましては、運輸行政というものにつきましては非常に大きな不信感をもっておったわけです。そういう点では、この覚書というものが出まして、ぜひ進めてほしい。それで、確かに内部で検討されるのは私は必要であり当然だと思いますが、やはり素早くこの覚書について、自治体の御...全文を見る
○近江委員 それから整備機構の問題につきまして、いままでの実績等を私はちょっとまとめてみたわけでございますが、その表を見ますと非常に驚くべきことは、余りにも進捗がなされておらぬわけですね。いまお手元に表をお配りしておるわけですが、こういうことがありますからああいう覚書というものが...全文を見る
○近江委員 確かに整備事業もいろいろなところから出向されて、非常に呼吸の問題からいろいろなそういう基本的な問題を抱えていることは私もよく承知しておりますが、確かに経済情勢の変化であるとかいろいろなことはそれはわかりますけれども、余りにもこうした事業を計画しておりながら遅々として進...全文を見る
○近江委員 昭和四十九年度から昭和五十一年度までの機構の固有事業は、私の調査では四〇%しか実施されていないんです。予算ベースで見ますと百七十一億五百万円もの執行残額があるわけです。これは、この原因と責任というのはどこにあるのですか。たとえば固有事業に対する国庫補助の単価が低いので...全文を見る
○近江委員 それは確かにむずかしい問題があったこともわかるわけでありますが、何といっても政府の取り組みというものが真剣でなかったということは言えると思います。     〔水田委員長代理退席、委員長着席〕 今後はひとつ心を入れかえてやっていただきたい、このように思います。どこが...全文を見る
○近江委員 局長の答弁は全体にかかっておる答弁なんですね。やるべきことは速やかにやる。ですから、私は素直に受け取りたいと思いますが、そうしますと、B滑走路のあそこの誘導灯、あるいはゴムの付着のスリップするという問題、これを刻みをつけるとか、あるいは年二回のゴムの付着除去ではなくし...全文を見る
○近江委員 それは早急にやっていただくように要望をいたしておきます。  それから、あと岡本委員が質問しますので、もうすぐ終わりたいと思いますが、先ほど同僚の井上委員の方からも、環境庁長官もぜひ現地体験をせよという話があったわけですけれども、私もこれを申し上げようと思っておったの...全文を見る
○近江委員 いま局長がそういうように答弁されたものですから、事務局の方として検討なさっておられる間に、早い機会にひとつ現地体験をしていただきたい。これを強く要望いたしておきます。  では、岡本委員に譲りたいと思います。
10月17日第82回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○近江委員 まず初めに、総理にお伺いしておきたいことがあるわけでございます。きょうは建設大臣も御出席のところでございましたが、国際会議があるということでどうしてもというようなことで、出席されておりません。そういうことで、総理に政府を代表して確認をしておきたいと思うのです。  そ...全文を見る
○近江委員 それで大体わかりましたが、特に来年度の公庫融資の改善につきまして、貸付総枠並びに貸付限度額の増額等を含め、さらに大きく進んだ、そうした改善をしていただきたい、このように思います。これにつきましてもう一度お願いします。
○近江委員 それでは、次の質問に移りたいと思います。  まず初めに円の問題でございますが、きょうの朝の相場は二百五十三円四十銭と、非常に円高が強いわけでございます。まず政府といたしまして、今日の円相場の実態というものにつきましてどのようにごらんになっておられるのか、どう認識され...全文を見る
○近江委員 今日のこの円高というものは、繊維、雑貨等の中小企業等にはもう甚大な影響を与えております。私は、今日のこの円高を生み出す背景というものにつきましては、総理いろいろとお述べになったわけでありますが、当初政府は見込みにおいては七億ドルの赤と言っておったのが、修正して六十五億...全文を見る
○近江委員 先ほども触れましたが、輸出業者、中小企業の繊維であるとか雑貨であるとか、これは非常に大変な状態です。政府としてはそれなりの対策もとっておられるとは思うわけですけれども、しかし、短期間の間に、通産省を中心として調査をなさっておられたときは二百六十円台のときですね、もうす...全文を見る
○近江委員 通産省が調査をなさったその時点で、もう二百六十五円というのが大体のすれすれの限界である、調査をなさって大体そういう結果ではなかったかと思うのです。もうすでに十円切り上がっておるわけですよ。あなたの答弁聞いていますと、その当時の調査の時点と全然変わってませんよ。十円切り...全文を見る
○近江委員 それでは中小企業庁長官、いまこういう状態に対してあなたはどういう対策をとっているのですか。
○近江委員 政府がこの制度を緊急につくったことはわかるわけですが、まさかこの時点では二百五十円台にまで切り上がるという予想はしていなかったわけですね。したがいまして、この条件にいたしましても、見ますと、貸付利率にしたって七・六でしょう。利率にしても何も安くはないわけです。また、担...全文を見る
○近江委員 ひとつ政府としましては、先ほどから答弁がありますように一応の対策はお立てになっておりますが、しかし、産地のそういう状況というものはわれわれが考える以上に深刻でございます。したがって、機動性を持って、私がいま何点かの具体的なことを申し上げたわけですから、そういうことをき...全文を見る
○近江委員 今日の円高の背景というものは、先ほども答弁があったわけでございますが、政府としましては緊急の輸入をやろう、こういうことで九月の二十日に対策をお立てになっておられるわけですが、この計画をお立てになっても、これはやはり速やかにやるということが大事でございます。そういう意味...全文を見る
○近江委員 次は、農林関係になりますね。備蓄用飼料穀物の繰り上げ輸入、これにつきましてはいかがですか。
○近江委員 農林大臣、大体推定どのくらいになるのですか、額でいきますと。
○近江委員 東京ラウンドへの積極的取り組み、ということが出ておりますが、先日総理は、わが党の二見委員の質問に対しまして、それを待たずに前倒しに関税の引き下げということをおっしゃったわけでございますが、これは具体的にどういうようなものをお考えになっておられますか。これは大蔵大臣でも...全文を見る
○近江委員 六項目にございます残存輸入制限品目の輸入枠の拡大、これは非常に厳しい問題もあろうかと思いますが、農林大臣はどのようにお考えでございますか。
○近江委員 具体的な数字、また金額というものが出ましたので、一歩前進だと思いますが、総理、先ほどお聞きしましたのを大体合わせてみますと、通産関係で六億八千万になるわけですね。ナフサの追加を入れまして六億八千万ドル。  農林は、いま量はおっしゃいましたけれども、金額的にいきますと...全文を見る
○近江委員 ざっといま政府が緊急に実行しようとなさっておられるいわゆる量というものは、大体六億八千万プラスいま農林大臣がお答えになった数値ですね。総理としては、このくらいでいいじゃないかというお考えなんですか、さらにまだこれを十分検討して拡大していくおつもりであるのか、その点ひと...全文を見る
○近江委員 この点は、政府としてはこれだけの対策をお立てになって、これは何も国内だけでのいわゆる発表でないわけですから、全世界がいまや日本のあり方、実行力というものを見守っておるわけですから、これはやはり政府全体の信用にかかってくる問題です。さらにひとつ努力をやっていただきたい、...全文を見る
○近江委員 農林大臣は、制度的には調整金を引き上げても小売価格は絶対に上がることはないということをおっしゃったわけですね。これは絶対上がりませんね。また、これだけの円高の情勢なんですから、引き下げるようにその努力をしていただかないと困ると思うのです。この点はいかがでしょうか。
○近江委員 そうすると、肉の輸入というものはふやすわけですか。その点の計画はどういうようにお考えですか。
○近江委員 いま農林大臣から御答弁があったわけですが、総理もお聞きになっておられてよくおわかりになったと思いますが、これはもう国民にとりましては非常に注目すべきいまの物価動向でございますので、これはひとつ総理からも、調整金が上がったということによって小売値が上がる、そういう不当な...全文を見る
○近江委員 それはひとつ政府が責任を持って監視していただきたい、このことを要望しておきます。  それから政府は、特に輸入品につきまして国民に還元しなければいけないということでいろいろ努力をなさっておるようでございますけれども、外国製たばこであるとか航空運賃を今後考えるとか、その...全文を見る
○近江委員 経企庁長官からいま御答弁があったわけですが、総理、こういうことも機動的に、敏感に各省にもお願いしてやっております。確かにそうかもしれませんですよ。だけれども、これこれこれの品物については業界とも話し合って政府としてはここまで下げさすようにしたというような、そういうこと...全文を見る
○近江委員 輸出につきまして、特にアメリカ、EC等を中心にいろいろな問題が出てきておると思うのです。自動車であるとか家電であるとか鉄鋼とか、これは非常に大きな商品になっておるわけでございますが、こういう問題についてはどのように対応なさっていくおつもりでございますか。
○近江委員 輸入をするにしましても、これは黒字を減少さしていくという点におきまして輸入をしていく。しかし、何といいましてもやはり内需の拡大ということが根本になるわけですね。そういう中で、やはり大事なことは個人消費の問題あるいは公共投資私たちは公共投資でも生活関連の公共事業、公共投...全文を見る
○近江委員 今日の経済情勢から考え、総理も慎重にも慎重を期す、こうおっしゃっているわけですね、その段階あるいは中身等につきまして。そうなってきますと五十三年度予算の、そうした編成作業も大蔵省では進めておると思いますが、こういう時点を踏まえますと、少なくとも来年度は消費税の導入はな...全文を見る
○近江委員 慎重慎重ということを何回もおっしゃっているわけです。この慎重にも前向きの慎重と後ろ向きのとあるわけですね。少なくとも来年度に限っては、総理は状況をお考えになって慎重、少なくとも実施には踏み出さない、そういう慎重さ、こういうお気持ちですな。
○近江委員 非常に含蓄のある御答弁だと思うのですね。慎重の上にも慎重ということを非常に重ねておっしゃったわけですが、いま、こういう税を導入するということは、国民生活の上にとっても経済政策の上におきましても、これはもう大失敗ですよ、もしも、おやりになるとすれば。それはもう賢明なる総...全文を見る
○近江委員 時間の関係で次に移りたいと思いますが、ハイジャックの問題でございます。  日航機ハイジャックの件に関しまして、ハイジャッカー五名、釈放犯六名、計十一名は、先週アルジェリアから身のしろ金、パスポート等を持って国外に出たという新しい情報を、いろいろなところから耳にしてお...全文を見る
○近江委員 去る四日の政府の対策本部会議の今後の対処方針の中で、アルジェリア政府に対して、犯人に関するすべての情報、捜査資料の提供を求めるというようなことをおっしゃっているわけでしょう。全然そういう報告は聞いてないのですか。
○近江委員 これはひとつ政府として、よく報告を求めてもらいたいと思うのですよ。よろしいですか。
○近江委員 この日航ハイジャックに続きまして、いま西ドイツで問題になっております。さらに、この間は長崎でバスジャックが行われました。こうした風潮、これは非常に皆心配しておるわけであります。総理は、こういう風潮の根絶という問題について、どういうようにお考えでございますか、時間の関係...全文を見る
○近江委員 このハイジャック事件につきましては、本委員会の質疑を通じまして、いろいろの問題が浮き彫りにされてきたわけであります。こうした質疑を踏まえまして、私は問題を整理しつつ、基本的問題に関して三点についてお聞きしたいと思うのです。  第一点は十六億円の支出の問題、第二点は犯...全文を見る
○近江委員 次に、これが超実定法的措置だと言われるのは、どういう法律を超えているのか明らかにしてもらいたいと思うのです。これは法制局長官でも結構です。
○近江委員 もう一度ちょっと整理しますと、この十六億円の使途につきましては、いわゆる超実定法的措置とおっしゃいましたね。そうしますと、これは法律で言いますと財政法の範囲は超えておりますね。そうですね。もう一遍確認します。  それからついでに、犯人釈放の問題につきましては、監獄法...全文を見る
○近江委員 いま長官から、この三つのことは、すべて超実定法的な措置だったという御答弁がございました。これらの一連の超実定法的措置をとった責任者として福田総理は、今回の所信表明演説で「断腸の思い」と言われたと思います。私も同じ思いをいたした一人でございますけれども、これだけの超実定...全文を見る
○近江委員 西ドイツ政府は今回のルフトハンザ機のハイジャックに際しまして、千五百万ドルの要求につきまして、今月の十五日早朝、政府、議会、捜査当局の最高首脳による拡大非常対策会議を招集して最終的協議を行い、十六日に千五百万ドルの支出を決定しておるわけであります。こういうような政府の...全文を見る
○近江委員 この異常な事態に対する国の対応の仕方、その手続等の規定が不備かどうかという重大問題もあるわけですが、あのクアラルンプール以来の経験にもかんがみまして、議会制民主主義の常識にのっとって今後、総理は国会との関係について、やはり何らかのルールといいますか、先例といいますか、...全文を見る
○近江委員 次に、外交の問題に移りたいと思います。  いま日ソ間におきまして漁業問題がございます。まず、政府は当初、日ソ漁業長期協定を締結することを期待して、この日ソ漁業交渉に臨んだと思われるわけでございますが、その際におきます長期協定の中身は、一つは日ソ、ソ日両協定の三年から...全文を見る
○近江委員 新聞報道等によりますと、漁獲割り当てを決める交換書簡等の絡みから、一年延長の議定書の批准が延期された、次回に持ち越すことになると報道されております。これは外交というものは、確かにいろいろな駆け引きがあることもわかるわけです。わかるわけですが、そこで確認しておきたいので...全文を見る
○近江委員 総理、これはきわめて重要な問題だと思います。農林大臣が決意を披瀝されましたから結構ですけれども、その点、十分交渉に臨んでいただきたい、要望申し上げます。  それから次に、私はソ連監視船による罰金徴収問題について、ちょっとお伺いしたいと思うのです。  去る六月日ソ漁...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんから、これで終わります。  総理、お聞きになったように、こういう状態なんです。ですから、たとえば違反の場合、切符制度にするとか、それはソ連側とよく交渉をして、そんな不自然な、油紙で現金を包んで出漁している、こういうことはひとつやめていただきたいと...全文を見る
○近江委員 きわめて限られた時間でございますので、御答弁は簡潔にお願いしたいと思います。  まず初めに、私は当せん金附証票制度についてお伺いしたいと思います。すなわち宝くじの問題でございます。私は、近年庶民の間で非常にブームを呼んでおります宝くじの問題についてお伺いしたいと思い...全文を見る
○近江委員 宝くじの発行は昭和二十年から始められ、現行の地方くじの発行が行われましたのが三十四年からであるわけでございますが、三十四年の発売額は四十七億円であったものが、年々急速に伸びまして、五十一年度では、ただいま御報告ございましたように十倍の五百十三億円となりました。本年予定...全文を見る
○近江委員 ではお尋ねいたしますが、この通達の趣旨からいいますと、月四回以内、つまり年間四十八回を超えてはならないということになっておるわけですが、五十一年度の実績からいいますと、北海道から中部に至る各県では全国自治宝くじ八回、関東・中部・東北自治宝くじは四十三回、計五十一回発売...全文を見る
○近江委員 特殊な例ということでお認めになっておられるわけですが、非常にあいまいな通達姿勢というものが見られるわけです。これが全部に共通いたしておるように私は思うわけです。  それで、次に私は宝くじ資金の運用について伺いたいと思いますが、先ほども触れましたように、本年度宝くじの...全文を見る
○近江委員 宝くじの発売主体が自治体でございますから、自治体が委託した銀行の経理について自治省が正確に、そこまではわからないというような、そういう感じもあるんではないかと思うわけでございますが、そうであってはならないと私は思うのです。やはり自治省がこれは最も責任があるわけでござい...全文を見る
○近江委員 いま御答弁があったように、報告を聞いておるという程度のことではないかと思うのです。当せん金附証票法の制定の昭和二十年当時は、宝くじ発売回数、売上金ともに今日ほど多額に上ることは予想し得なかったであろうと思います。まして第一勧銀一社が受託するという考えに立っていなかった...全文を見る
○近江委員 また、宝くじの売り上げ代金はそれぞれの販売員が売りさばいた後に納付されるのではなく、日宝販を代表とする業者が宝くじ発売の三日前に立てかえ払いとして第一勧銀宝くじ部へ振り込み、宝くじ部がこれを確認した上で発売二日前にそれぞれの業者にくじ券が配られる、このように聞いており...全文を見る
○近江委員 それから、それぞれの店頭におきまして売り上げられた代金は、業者が持つ第一勧銀の普通口座に振り込まれ、プールされる。これは、第一勧銀が宝くじの立てかえ払い代金を原則として第一勧銀の小切手でなければ受け取らないということも言われておるわけであります。そこでやむなく売上金を...全文を見る
○近江委員 これは不明であるという御答弁があったわけですが、ですから、こういう制度自体の、法律自体のやはり矛盾があるわけなんですね。だから後で私はまとめてまたお聞きいたしますが、それだけの七十億というのがプールされている、普通であれば、それを運用すれば当然かなりの利子も出るわけな...全文を見る
○近江委員 これは、売上金の二%といいますと、本年度売り上げ一千九億三千万円に対しまして約二十億円に相当する額であります。毎年発売総額がふえ続けておる状況下の中で、果たしてこの二%ということを恒常的にこれが続くということは、私は非常に疑問に思っております。普及宣伝という観点に立て...全文を見る
○近江委員 宝くじに係る経費の内訳につきましては、日宝協に二%、くしの印刷、宣伝費等に三%、人件費、物件消耗費、光熱費等間接経費が五%、売りさばき手数料、支払い手数料が一〇%、これで二〇%。この間接経費についてお伺いしたいと思うわけですが、その前に、私がいま言いましたのは、これで...全文を見る
○近江委員 近くにおってください、委員長からお話があったから。  間接経費についてお伺いしたいと思うのですが、第一勧銀の職員のうち宝くじの業務に携わっておられる方々約六百五十名程度とお聞きしております。この職員の方々の給与、退職金、福利厚生費、事務所料、電話料等の経費でございま...全文を見る
○近江委員 たとえば宝くじにかかわる職員の給与計算の問題でございますが、本支店約六百五十名の職員の方々が宝くじに関する業務を行っておられるわけですが、各支店におきましては職員の方が常時宝くじ業務に専念しておられるかどうかという問題があるわけです。一般業務との兼務をしていないのかと...全文を見る
○近江委員 先ほど来私は、宝くじ資金の運用の問題並びに経費のあり方についてお伺いいたしたわけでございますが、こういう点非常にいろいろな問題点が出てきたわけであります。現在、国内的にも国際的にも不況の真っただ中にありまして、雇用不安や高物価などほとんど明るい希望がないわけであります...全文を見る
○近江委員 大臣の御答弁、非常に前向きであったと思います。地方自治体に還付するあるいは大衆に還付する、これは政府でよく御検討されればいいと思うのです。ただ、一千億で一%と言っても、これ十億ですから、一千万円当せん者が百名出るわけです。ですから、本当にささやかな夢を買っているわけで...全文を見る
○近江委員 それでは、速やかに国民が納得できるそうした配分をしていただきますよう、重ねて御要望いたします。  きょうは非常に時間が限られておりますので、次に移りたいと思います。  私は、通常国会予算委員会におきまして、沖繩の読谷飛行場の問題で質問をいたしました。その後政府は調...全文を見る
○近江委員 それで、私は三点確認をしたいと思いますので、簡潔に御答弁をいただきたいと思います。  一つは、土地所有権委員会の運営につきましては、三月十七日の本委員会で私が指摘したとおり、その申請は全くでたらめであるが、このような申請になったのは、当時米軍が支配している旧軍使用の...全文を見る
○近江委員 きょうは時間の関係で、この読谷問題につきましては、いま確認をいただきましたことを踏まえてまた関係委員会で取り上げていきたいと思います。  いずれにしましても、この問題はいわゆる憲法の問題だと私は思います。これは私有財産にかかわる重大な問題でもございますし、今後政府と...全文を見る
○近江委員 それでは、総理がそういう御答弁をされましたので、あとその実行をしっかりやっていただきたいと思うのです。  私は前回質問をしまして以来、確かに調査はいたしてはおりますが、その規模といい、見ておりましてまだまだその力の入れ方というものは満足すべきでないように思うわけです...全文を見る
○近江委員 いま確かに趣旨にのっとって今後改善するということをおっしゃったわけですが、具体的にどういうような点を改善されるのか、ひとつ担当者、もし大臣が同じ答弁であるならばほかの方で結構です。
○近江委員 この問題を一つの問題として申し上げましたのは、やはり政府のそうした政策、またその実行というものは、常にやはり入居者の立場に立ったきめ細かな、そうした配慮をしたそういう住宅政策でなければいけない。その一つとして、一こまとして私は申し上げたわけでございます。この点、政府に...全文を見る
○近江委員 終わります。
11月01日第82回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号
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○近江委員 今日、自動車等によります交通公害問題は、全国各地で深刻な問題を引き起こしておるわけでございます。きょうは非常に限られた時間でもございますので、私は代表的な地域を取り上げて御質問をしたい、このように思うわけでございます。  その中で、特に最近ニュータウンが各地で建設さ...全文を見る
○近江委員 この千里ニュータウンというのは、先ほど申し上げましたように日本最初の最大規模のニュータウンですね。当然これは外国のそうした例も御参考になさってきたのじゃないか、このように思うのですが、外国の場合は、御承知のように、幹線道路等をやむを得ずニュータウンの中に持ってくる場合...全文を見る
○近江委員 大阪府あるいは豊中市等が協力しましていろいろ騒音測定等をやっておりますが、いずれもこれは環境基準をオーバーいたしております。さらにまた、要請の基準というのがございますが、それもオーバーしておる。したがいまして、これは環境という点からいきますると最悪の状態に入っているわ...全文を見る
○近江委員 橋本さんにお伺いしたいと思うのですが、建設省に勧告をするとおっしゃっておるわけですけれども、その中身として、概要はお話しになったわけですが、特にこういうことを勧告したいのだという点をお伺いしたいと思います。
○近江委員 そういう方針転換をされるわけでございますから、余りパンチの入ったものじゃないというお話もございましたが、パンチの入ったものにぜひやっていただきたい。特に要望いたしておきます。  時間の関係で締めくくりたいと思いますが、先ほど申し上げましたように、これは日本最大のほぼ...全文を見る
○近江委員 石原長官が四十三号線を視察された。私は、キャップが体を張ってそこに乗り込む、これは非常に有意義なことだと思います。この点は高く評価をいたします。そういう点におきまして、ぜひここをよく見ていただくということはすべてになるわけでございますから、いままで挙がっておったデータ...全文を見る
○近江委員 長官からきわめて積極的な御答弁がございました。やはり何といいましても、政府の皆さん方が行かれるということが問題解決に一番早いんじゃないか、私はこのように思います。そういうことで、できますれば今年中ぐらいにぜひとも関係各省の代表の方が一応視察をしていただく。と申し上げま...全文を見る
○近江委員 強く要望いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。
11月09日第82回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○近江委員 きょうの十一時現在、円は二百四十六円六十五銭、こうした異常な高さを示しておるわけでございますが、このような異常な円高というものは、わが国の経済にかつてない深刻な影響を及ぼしておるわけでございますが、この原因は何であるかということ、また、本年に入ってからのこの経済運営に...全文を見る
○近江委員 総理の御答弁を聞いていますと、状況を御説明になっているという感じなんですね。やはり政府自体がこういう事態を招いたという深刻な受けとめ方、また反省といいますか、そういうものがにじみ出る、そういうお答えでなければいけないと思うのです。  御承知のように、春ごろからこの円...全文を見る
○近江委員 総理は、いま見通しを誤ったというお言葉が出ましたので、私は深追いしませんけれども、総理ともあろうお方が、この春ごろの時点からこれだけ円高になってきておるわけですから、当然これは二百五十円も割るんじゃないか、これはえらいことになるぞという対策というものは強力に打つべきじ...全文を見る
○近江委員 総理もおっしゃったように、実際にそれだけの緊急輸入ということになってまいりますると、相手の売り手の立場もある。いま総理のおっしゃるとおり、こちらの引き受け手のいろいろな手当てもあるでしょう。なかなか大変なことはわかるわけです。しかし、願望とおっしゃっているわけですが、...全文を見る
○近江委員 それで中身は、総理は御答弁になっておられましたが、濃縮ウランあるいは円建て外債あるいはタンカーによる原油の備蓄とか、そういうことが柱になるわけですか。
○近江委員 濃縮ウランと原油の積み増し、これでそうすると約二十億ドルを超えるということですね。どうなんですか。
○近江委員 私が円建て外債の話をしたのは、そういうものも、資本収支の方も入れて、そういう感じで、そういうことをお考えになっておるのじゃないかということで、念を押してお聞きしたわけです。これではっきりしましたけれども、結構です。いまおっしゃったように、願望イコール実現であるとおっし...全文を見る
○近江委員 それで、今日のこういう異常な円高、これによりまして特に輸出産業、中小企業というものは、これは大変な打撃を受けておるわけでございます。政府として、この十月一日あるいは十一月四日にそれぞれ対策をお立てになっておられるわけです。緊急対策の問題につきまして、利子の引き下げであ...全文を見る
○近江委員 私が先ほど質問しましたのは、そういう影響につきましては午前中政府は答弁があったわけですよ。ですから、ああいう対策をおとりになって、いわゆる既契約については返済をおくらせるとかいろいろな対策をとっておられるわけでしょう。新規の成約についても、なかなか実際はこういう制度を...全文を見る
○近江委員 この輸出関連業種には非常に深刻な打撃を与えております。政府としては強力な取り組みをしていただきたいと思うのです。  それで、これは輸出業者だけではなく、やはりいろいろな点にもまた波及も出てきておるわけですね。そういう点におきまして、特に中小企業の倒産という問題につき...全文を見る
○近江委員 ひとつ強力な対策を組んでいただくよう強く要望いたします。  それから、円高がここまできたわけでございますが、これはまた物価の問題等に十分生かさなければいけないと思うのです。そこで、特に為替差益で相当入っているだろうと思われるところもたくさんあるわけでございますが、石...全文を見る
○近江委員 こうした膨大な差益が出ておるわけでございます。たとえば灯油等につきましては、二百五十円を割った場合には値下げをさせるということは大臣はちょっと参議院の方でもおっしゃったようでございますが、これはやらせますか。
○近江委員 慎重に検討なさることはわかるわけですが、これだけの膨大な差益が出ておるわけでございまして、あなたもそういう答弁をなさっているわけですから、これはひとつ実現をできるように全力を挙げていただきたいと思うのです。  それからまた電力等につきましても、料金を据え置くというよ...全文を見る
○近江委員 それを強く要求いたします。  それから、きょうは非常に時間がございませんので、あと一問だけお聞きしたいと思います。  牛肉の問題、これは前回私、取り上げたわけでございますが、これもなかなか小売値には反映しないというようなこともあるわけでございます。それで、前回は輸...全文を見る
○近江委員 努力をしておるということをおっしゃっているわけですが、こういう責任者からこういうような発言も出るわけなんですから、今後さらに政府としては、こういう国会答弁、おっしゃっていることの実行ということにつきまして、十分な監督と行政指導というものを強化していただく必要があろうか...全文を見る
○近江委員 農林大臣、これは国内の畜産業者との関係もあろうかと思うのですが、飼料を値下げになったとこの前にもおっしゃったわけですが、あれは米国におけるトウモロコシ価格の値下がりが反映して引き下げられたと私は思うのです。だから、円高差益を還元するならばさらに飼料は下がるわけですよ。...全文を見る
○近江委員 きょうは二人で時間を分けておりますので、もう時間がございませんから、あと一つだけちょっとお聞きしておきますが、これだけの異常な円高によりまして、今回補正予算が通過したわけでございますが、私どもはこれは帳消しになったのではないか、このように思うわけです。  そこで、こ...全文を見る
○近江委員 終わります。