近江巳記夫

おおみみきお



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近江巳記夫の1979年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第87回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○近江委員 ただいま矢野委員に対しまして委員長から取り計らうというお話がございましたが、もう一つはっきりしないわけでございます。  矢野委員は、この整合性のないいわゆる財政収支試算につきまして撤回をせよ、そして改めて出し直しをしろということを強く迫っております。政府の答弁は何か...全文を見る
○近江委員 矢野委員は何回も申し上げておりますように、言葉悪く言えば、こういうでたらめな収支試算表では今後の審議はできない、そういうものをそのまま放置しておる、こういう態度はわれわれとしては承認できません。この点は私は強く撤回を求めたいと思います。再提出をしていただきたいと思いま...全文を見る
○近江委員 後刻理事会にそれの検討を諮りますが、いま直ちに一度各党の理事を招集していただきまして、はっきりとした確認をしていただきたいと思うのです。そうしなければ締めくくりはできないと思います。
02月06日第87回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○近江委員 議事進行。  ただいま坂井委員から資料要求が出ておるわけでございますが、防衛庁長官の答弁では全く坂井委員の要求とはほど遠いものでございまして、御承知のように、このE2Cの予算計上につきましては、いまや国会の論議の焦点になっておるわけでございます。こういう中で、いやし...全文を見る
○近江委員 総理は一般的な資料ということでいま御答弁になったわけでございますが、少なくともこの件に関しましては、御承知のように国民の血税で購入するわけです。したがいまして、すべては、これだけの疑惑の中で事が進行しておるわけでございますから、国民の前に一切を明らかにしていく、こうい...全文を見る
02月07日第87回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○近江委員 午前中、総理は鄧小平副首相と会談をされたわけでございます。朝、若干の御報告があったわけでございますが、その中から何点かお伺いをしたい、このように考えております。  まず、総理は、訪中を希望されたということを話されたわけでございますが、いつごろの時期を訪中の時期と総理...全文を見る
○近江委員 もちろんこの予算審議に集中をし、余裕もないかもわかりませんけれども、総理として今後の日程を考えてみますと、東京サミット等も六月にあるわけですが、それ以後であるのか以前であるのか、大体の総理としての、もちろん政府との調整も当然なさるわけでございますが、大体の希望というも...全文を見る
○近江委員 平行線になると思います。  朝鮮半島の問題としまして、中韓関係につきまして韓国の意向を総理が伝えたということが報道されておるわけでございます。そのときに鄧小平副首相は、中国としては北朝鮮を支持しており、朝鮮問題に余り深入りしない方がよい、そういうようにお答えになった...全文を見る
○近江委員 政府は常に、朝鮮問題の平和的な解決のために、この国際環境づくりを政府としては行いたいということを再三おっしゃっておられるわけでございますが、具体的に何をすることがこの国際環境づくりであるのか、ちょうどいい機会ですのでお伺いをしておきたいと思います。内容を少しはっきりし...全文を見る
○近江委員 ですから、そのことを聞いているわけなのですよ。この国際的な環境づくりということに対して、わが国としてどういうことをしたいのかということについてお伺いしておるわけです。
○近江委員 阻害することのないように行動するということは、具体的にはどういうようなことですか。
○近江委員 それから、きょうの会談の中で、ベトナム問題・インドシナ半島の問題が出たようでございますが、この中越問題については、報道機関からの伝えるところによりますと、中国は、ベトナムの問題をアジアだけでなく世界の問題として取り組んでおり、ベトナムの態度は制裁を加える必要があるとい...全文を見る
○近江委員 そういう心配があるというようにも感じましたですか。
○近江委員 われわれ心配しておりますのは、もし中越紛争というもの、こういう武力紛争が起きるというようなことになってまいりますると、これはアジア情勢ということから考えまして非常に混乱する。われわれ日本としても非常にこれは心配なことでございます。そういう点、きょう鄧小平氏に会われたと...全文を見る
○近江委員 こうした武力紛争ということにつきましては、中国だけではなく、ベトナムに対しても、わが国として何らかの要請をされるべきであると思うのですけれども、こういう点は、政府としてはどういうようになされるのでございますか。
○近江委員 一月十六日、中国の符浩大使が園田外相に対して、民主カンボジア政府を支援してほしいという要請を行ったということが伝えられておるわけですが、そのとき外相は、立場の相違を明確にした上で、現状では対ベトナム援助は見合わせざるを得ない、このようにお述べになったということが伝えら...全文を見る
○近江委員 慎重に対処ということは、これは当然でございますし、基本的なわが国の立場、原則というものを明確にして、いたずらに中越、中ソ対立等に巻き込まれないようにすることが大事だと私は思うのです。その点、もう一度外相からお答えいただきたいと思います。
○近江委員 もう一つお聞きしておきたいと思いますが、カンボジアにおきます政変につきまして、政府としてどういうようにごらんになっておられるか。この武力紛争というものを内政問題として見るか、あるいは外国勢力の介入によって起こされておるのか、その辺、政府の判断を聞きたいと思うのです。ま...全文を見る
○近江委員 米中の国交正常化あるいは鄧小平副首相の訪米というものは、一面で、中国の米中日の反ソ同盟を意識したものじゃないかということを一部では言われておるわけですが、ソ連もこの点に対して強い警戒心を示しておると思うのです。こうした情勢というものは、好むと好まざるにかかわらずインド...全文を見る
○近江委員 それでは、鄧小平副首相来日に関しましての質問事項は終えまして、次に移りたいと思います。  昨日、本委員会におきまして、外相の方からE2Cの問題についての御報告があったわけでございます。正直申し上げまして、いわゆるこの雑談の中で出てきたということ自体、私非常に疑念が残...全文を見る
○近江委員 こうした問題は集中審議等もございますので、そこで詳しくお聞きしたいと思います。  あと一、二点、ちょっとお聞きしておきたいと思うのですが、きのうの発表では、米国務省の「報告書の末尾にE2C航空機への言及部分を見出した。」このようにあるわけですが、このE2Cだけであっ...全文を見る
○近江委員 きのうの報告では、七三年の五月、ハワイ会談より九カ月後の鶴見審議官とインガソル駐日大使との会談におきまして、いわゆるE2C等の話が出ておるということなんですね。ハワイ会談において記録になっていないのが、なぜこの九カ月後の七三年五月の鶴見・イソガソル会談において話が出て...全文を見る
○近江委員 このいま焦点のいわゆるE2C航空機問題の解明につきましては、いま外相が代表してお述べになったわけでございますけれども、今後ともひとつ積極的に取り組んでいただきたい、これは強く要望いたしておきます。  次に、政治姿勢ということでお聞きしたいと思うのですが、総理は初めて...全文を見る
○近江委員 そこで、このE2Cの問題等をめぐりまして、ロッキード事件に続いての今回の事件でございます。そういうことで、非常に国民といたしましてもこの解明につきましては強い関心を持っておられるわけでございます。しばしば総理は、疑惑があれば責任をとるということを示唆されておられるわけ...全文を見る
○近江委員 いままで責任をとるということをおっしゃっていませんか。
○近江委員 ロッキード事件あるいは今回のこうした航空機輸入をめぐる事件、こういうものは、何といいましても政治と金の癒着といいますか、総理がおっしゃっておられます「信頼と合意の政治」という理念からいきますと、これは全く、こういうことがきれいにならずして、また解明されずして、幾ら「信...全文を見る
○近江委員 自民党さんは五十年の二月二十八日午前十時から臨時総務会を開いて、「選挙調査会が決定した政治資金規正法改正案大綱を了承、また三木首相が強く要請していた「五年以内に党経常費を党費、個人の寄付でまかなう」との企業献金辞退決議をした。」このように各紙にも報道されておったわけで...全文を見る
○近江委員 こういう点をきちっとしていくことが政治を浄化していくことになるわけでございますから、ひとつ総理、勇気を持って改革に当たっていただきたい。強く要望いたします。  それから、政治、外交の面から金大中事件についてちょっとお聞きしてみたいと思うのですが、すでに政府は、これは...全文を見る
○近江委員 出ないのを政府としてはむしろ望んでおるかもわからぬわけですね。だから、そういう解明に当たっては、しばしば予算委員会でも問題にされておるわけでございますし、政府としてこれだけの釈然としない事件でございますし、今後ともそうした捜査といいますか、調査といいますか、それについ...全文を見る
○近江委員 この「信頼と合意」というのは、国内だけではなく、国際社会においても、当然総理が根本理念として置かれている理念だと思います。  そこで、いろいろと報道もされておるわけでございますが、アメリカ大統領よりわが国に対して、経済問題について遺憾とする中身の親書が数回にわたって...全文を見る
○近江委員 総理、これはいかがなんですか。カーター大統領からお受け取りになっておられるわけですか。
○近江委員 日米間の通常のやりとり、いわゆる文書交換といいますか、そういう中で述べておって、いわゆる親書でない、こういうことですか。
○近江委員 政府としてすべて公にできないということがあることもよく承知はいたしておりますが、いずれにしても、何もなければマスコミでもああいうふうな報道はされないと思うのですね。ですから、日米関係というのは政府が常に御答弁になっておるように、外交案件においても基軸とすべきであるとい...全文を見る
○近江委員 わが国は全方位外交ということもおっしゃっているわけですから、これは何もアメリカだけに限らず、諸外国との、そうした「信頼と合意」という理念からしましても、今後はもっと政府全体としてそうした取り組みというものを強く要望しておきます。  それで、国内経済の問題として政治姿...全文を見る
○近江委員 今後政府に相当一生懸命努力をしていただいてもなかなか希望の方向には沿いがたいということを、私は確信を持って申し上げておきます。  それから、きょうの午前中の井上委員の質問に対して環境アセスメントの問題があったわけですが、これは総理として鋭意検討するということをおっし...全文を見る
○近江委員 とにかく総理は初めて今国会に臨んでおられるわけですから、国民の皆さんも非常に注目しているわけです。そういう点で大平総理のこの実行、国民に対していかに誠実であるかということが、一つ一つが問われておるわけですから、この場だけで答弁ということじゃないわけでございますから、そ...全文を見る
○近江委員 民間住宅部門とか政府の資本支出におきまして、これは当初見通しを下回っているわけです。そういう点からいきますと、政府の時宜を得たそういう対策があったならば内需において拡大はできたのじゃないかと私は思うのです。  総理はいわゆる円高の問題のところを焦点としておっしゃって...全文を見る
○近江委員 当然、輸出等の問題円高等の問題で大きなハンディが出てきておるわけですから、やはり追加措置を内需の点におきましてもっとやっておればこういう六%というようなことにもならずに、またアメリカからいわゆる親書を突きつけられるというぶざまなことにもならなかった。ですから、いわゆる...全文を見る
○近江委員 総理、同じ問題で。
○近江委員 今回の予算編成におきまして、財政当局としては財政危機というのを非常にPRしておったと思うのですね。そういうことで、政府の経済見通しにおきます政府支出部門の寄与度というものが、昭和五十三年度から比べますと非常に大幅に減少しておる。したがいまして、他の項目によります成長率...全文を見る
○近江委員 水かけ論かもしれませんけれども、経企庁長官の御答弁を聞いておりましても、なかなかそのとおりいくのかなという大きな疑問がわくわけです。私たち心配しておりますのはやはり国際摩擦、どうしても経常収支の拡大、政府は何とか努力をしようとしておるけれども、そっちの方向に走るという...全文を見る
○近江委員 では、この経常収支の問題についてお伺いしたいと思いますが、現在、米国のドル防衛策もありまして、やや相場が安定しておるようでございますけれども、この経常収支の動向によってはさらに心配があるわけです。円ベース、数量ベースの減少があったとしても、ドルベースの輸出というものは...全文を見る
○近江委員 これは同じ問題で通産大臣から御答弁いただきたいと思います。
○近江委員 昭和五十四年度の経常収支の黒字幅というのはドルベースで七十五億ドル、ただし緊急輸入二十億ドルの実施を前提としておるわけでございますけれども。昭和五十三年度で策定されましたいわゆる緊急輸入、先ほど大臣から御答弁があったわけですが、四十億ドル、それで、いままで二十億ドル達...全文を見る
○近江委員 それで、この三月いっぱいまでに十億ドルやりたいとおっしゃっていますが、その中身といいますか、お考えになっているその実行案というものについてもう一度お聞きしたいと思います。
○近江委員 先ほど御答弁を聞きまして、この四十億ドルの達成ということは非常にむずかしい、三十億ドルでとまるということを大臣が御答弁になったわけですが、そうなってきますと、経常収支の黒字幅が増加するということになるわけです。そうしますと、昭和五十三年度の経常収支の見通しは、いま二月...全文を見る
○近江委員 こうした経常収支の黒字減少について、政府はそれなりに努力されておると思うわけですけれども、こういうことが、さらにまた円高を招くというきわめて強い不安を持つわけであります。  そこで、五十三年度分積み残しの十億ドル、さらに、五十四年度におきましていわゆる二十億ドルの緊...全文を見る
○近江委員 これは、九月までということをおっしゃっているわけですが、九月までにできるのですか。できない場合は延長等の措置は考えているのですか。
○近江委員 次に、非常に問題になっております雇用問題について若干お聞きしたいと思います。  五十四年度の経済見通しによりますと六・三%、この成長の場合の失業者数及び失業率、これについてもう一度確認しておきたいと思うのです。どの程度に見込んでおられますか。それから五十二年度、六%...全文を見る
○近江委員 労働大臣、いま経企庁長官が御答弁になったわけですが、二・三、二・三、百三十万のベースですか、五十四年も。
○近江委員 そうしますと、これは一つも改善がされないということになるわけですね。この予算編成前に大蔵省は、成長率が一%の伸びで失業者数は四万人の減少しかできない、こう言うのですね。そのときに、成長率で雇用対策をするよりも、いわゆる失業救済策を充実する方が財政面から見ればプラスであ...全文を見る
○近江委員 単なる試算である、政府として確とした数値でないという御答弁があったわけでございますが、これだけ今年度手を打っておるということをおっしゃっても、いわゆる横ばいというようなことで、やはり国民の雇用不安というものは解決しないと思うのです。それは政府としてはそれなりの、いまま...全文を見る
○近江委員 新しい答弁でもなかったように思います。与えられた時間もあとわずかですので、今年度、公共料金等の引き上げ等もございまして、物価の問題等、非常に厳しい、そういう状態が続くのではないか、このように思うわけですが、また増税という点におきましても、今回非常にいろいろな引き上げが...全文を見る
○近江委員 この増税という点につきましては、これも非常に物価の引き上げ要因になってくる。ですから、増税インフレということの懸念は非常に大きいわけです。大臣は、それは大したことないんだというような御見解ですが、これは絶対違うということを、もう時間がありませんから、私は申し上げておき...全文を見る
02月10日第87回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○近江委員 きょうは公述人の先生方、どうも御苦労さまです。貴重な御意見をお聞かせいただきまして、大分時間も食い込んでおるようでございますので、重複する問題は避けたいと思います。  まず、神代先生にお聞きしたいと思いますが、このマンパワーポリシー問題としまして、公共部門の拡大ある...全文を見る
○近江委員 どうもありがとうございました。
02月14日第87回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○近江委員 議事進行。このままではとうてい続けるわけにはまいりません。そこで、いま長谷雄委員と相談いたしまして、一応これで党としての質疑について打ち切りをいたしたい、このように思います。
02月28日第87回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○近江分科員 私は、きょうは限られた時間でございます。そういう中で、全国的に非常に深刻な問題になってきております交通公害の問題についてお伺いをいたしたい、このように思います。  五十二年の十一月一日の公害対策並びに環境保全特別委員会におきまして、私はこの交通公害の問題を取り上げ...全文を見る
○近江分科員 各省庁から御答弁をいただいたわけでございます。それなりに御努力をいただいておることはわかるわけでございますが、現地のそうした被害の甚大さからいきますと、非常にまだまだ手ぬるい。もっといわゆる抜本的な対策をしていかなければいけないのではないか。このように、ただいまの御...全文を見る
○近江分科員 道路公団、住宅公団さんから御答弁いただいたわけでございますが、中国自動車道は、御承知のように中央環状線と並行しているわけですね。そういうことで、いままでなぜおくれたかというと、結局その中に中央環状線と中国自動車道が走っているわけですから、責任の回避といいますか、いつ...全文を見る
○近江分科員 前向きの御答弁をいただいたわけですが、早急にと言いましても、政府の御答弁というのは非常に長くても早急だと解釈される場合もよくあるわけですね。ですから、それは本当にこの数カ月以内に間違いなくやっていただく、こういうことですね。いかがでございますか。もう一度御答弁くださ...全文を見る
○近江分科員 それでは道路公団さん、住宅公団さん等の誠意を私は期待したいと思います。  なお、新千里西町、南町の方には一部住宅供給公社、あるいは本当に一部民間があるわけですね。ここにつきましても道路公団さんは話し合いをして進めていただくわけですね。もう一度確認しておきます。
○近江分科員 それではひとつ早急に住民が納得する対策を進めていただきたい。強く要望いたします。  次にお伺いしたいのは、一般道路の交通公害の問題であります。  御承知のように、新御堂筋線に沿って特に大阪府営住宅がまるでびょうぶのごとく建っているわけですね。また、新御堂筋線の真...全文を見る
○近江分科員 こういう既設の地域、しかもニュータウン、全く道路沿いに、先ほど申し上げましたようにびょうぶのように公営住宅が建っているのですよ。これは防音壁を設けてあげるとか、二重窓をつけるとか、当然、いわゆる除湿の装置であるとか、それぞれ地域地域の要望もあるでしょうが、これは本当...全文を見る
○近江分科員 あと私の持ち時間は一分ちょっとしかありません。最後に、各省今後の対策について聞きたいと思いますが、もう時間がありませんので、まとめとして環境庁長官、いろいろ聞いていただいたと思います。これは騒音に苦しむ住民の立場に立って、本当に政府の中で住民の立場に立ってがんばって...全文を見る
○近江分科員 終わります。
03月01日第87回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第3号
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○近江分科員 非常に限られた時間でございますが、そういう中で私は、きょうは私学助成問題についてお伺いしたいと考えております。文部省におかれましては、この私学の助成につきまして努力をしていただいておるわけでございますが、この問題につきまして若干の質問をしたいと思っております。  ...全文を見る
○近江分科員 御努力をなさっていることはわかるわけです。後でまた経常経費補助の問題とか奨学金等の問題についてお聞きしたいと考えておりますが、いま私が特にお伺いしておりますのは直接補助の問題です。  これは国会において全会派一致で採択しているわけです、大臣も御承知だと思いますけれ...全文を見る
○近江分科員 いずれにしましても、これは五十三年六月十六日に決議をしているわけです。第二項目として「父母負担軽減のため授業料等学費に対する直接的な助成を行うこと」というようにはっきり入っておるわけです。ですから、この点については、先ほどおっしゃったもろもろの対策がございますけれど...全文を見る
○近江分科員 その点、慎重にかつ前向きに今後努力をしていただくことを強く要望いたしておきます。  それからその次に、先ほどから何回もおっしゃっておりますが、経常費の補助の問題でございます。  御承知のように、私立学校振興助成法第四条によりまして、政府は補助をなさっておられるわ...全文を見る
○近江分科員 文部大臣も私大の学長も務めてきて、その窮状についてはよく知っておるとおっしゃっておるわけですね。  そうすると、この法律におきましても二分の一は出せるということになっておるわけですから、これはやはり国がそこまで、大臣も重要性については御認識であるわけですから、この...全文を見る
○近江分科員 今後最善の努力をしていただくという御答弁があったわけでございますが、この学生納付金は六〇%ぐらいになっているわけですね。そうしますと、これはやはり非常に負担が大きいと思うのですよ。そして、あといわゆる寄付金、大きく分けますと、そういうようになると思うのです。  先...全文を見る
○近江分科員 国の補助が二分の一、五〇%、これはもう早急に大臣、努力していただきたいと思うのです。  そうしますと、残り五〇%ということになるわけですね。そうした場合、できるだけ学生納付金も少なくしていくということになってきますと、残るのは寄付金ということになるのですね。  ...全文を見る
○近江分科員 この寄付につきましては、御承知のように、資本金掛ける千分の二・五プラス所得額掛ける百分の二・五、これを全体でくくって、それの二分の一、こういうような限度額というものがあるわけですよ。ですから私は、大蔵に対して、こういう枠の拡大とかそういうことについて文部省は努力すべ...全文を見る
○近江分科員 そういう努力をしていただいて、学生の納付金というものについて少なくできる努力、父母の負担の経減について努力していただきたいと思うのです。  それから、私立高校等の経常費助成費のいわゆる補助の問題でございますが、これは年々若干努力をしていただいて、五十四年度は六百億...全文を見る
○近江分科員 いろいろな制度をやっていただいていることはわかるのです。だけれども、何回も申し上げておりますが、教育ほど大事なものはないのですね。ですから、さらにその充実に努力していただきたい、こういうことを重ねて申し上げておるわけであります。  時間も来ましたので、次に奨学金制...全文を見る
○近江分科員 いま大学局長から御答弁いただいたわけでございますが、貸与率等を見ましても、高校につきましても、一般、特別も入れましても、まだ全体の二・三%なんですね。大学におきましても一般、特別合わせて九・二%、その他教員養成学部であるとか国立養護教諭養成所であるとかを合わせまして...全文を見る
○近江分科員 終わります。
03月06日第87回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○近江委員 私は、まず初めに予算修正問題についてお伺いしたいと思います。  まず総理にお伺いをいたしますが、わが党と民社党、両党から五十四年度予算につきましてその修正を要求いたしてまいりました。自民党との折衝の経過につきましては、その都度大平総理は逐一お聞き及びと思います。われ...全文を見る
○近江委員 雇用対策の強化につきましては、現状の雇用情勢並びに急速な高齢化社会の進行を背景にいたしまして、きわめて重要な課題であります。  われわれはとりわけ、一つ、労働市場センターの機能の充実、二つ、雇用発展職種研究開発委員会の地方設置、三つに定年延長奨励金、さらに四つとして...全文を見る
○近江委員 第三点目として、年金等の改定についてであります。われわれとしては、老齢福祉年金を本年八月から月額二万円に引き上げることを初め、その他の福祉年金、さらに五年年金、十年年金を引き上げ、これらに連動する一連の諸策の給付水準引き上げを要求したのでありますが、いかに対処されるか...全文を見る
○近江委員 第四番目として、住宅宅地対策は、地価安定とともにその拡充は国民がひとしく要望するところであります。そのため、われわれは住宅宅地関連公共施設整備促進事業費の増額、それから住宅金融公庫の融資限度額の増額並びに融資戸数の増加を要求しておりますが、これについていかに対処されま...全文を見る
○近江委員 第五点目として、窮迫する国民生活の現状から国民生活を守り、かつ経済の側面から見て、個人消費支出を確保することは重要であるという見地から、所得税の物価調整減税並びに住民税減税の増額を要求いたしましたが、これに対して総理はいかに対処されるのか、いずれも具体的に御答弁を承り...全文を見る
○近江委員 減税等につきましては、さらにまたよく政府で御検討いただきたいと思います。誠意ある実行というものをいま私たちは強く要望いたす次第でございます。  次に、外交問題についてお伺いしたいと思います。  中国政府は五日、ベトナムからの全面撤兵を宣言いたしたわけでございますが...全文を見る
○近江委員 中国の撤兵完了というものにつきましてはどのぐらいの期間を要すると見ておられるのか。中国は国境会談を再び提案をいたしまして、ベトナムも中国軍の撤退を前提条件としてきたことからも、この話し合いの可能性も十分あり得るのではないか、このように思うわけですが、政府としての見通し...全文を見る
○近江委員 外相がおっしゃいましたように、政府としては話し合いで解決できるようにしてもらいたい、こういう希望を持っておられるわけでございますが、それを実現するためにこの両政府に呼びかけをし、あるいは仲介するなど、何らかの具体的な外交措置というものをお考えになっておられるかどうか、...全文を見る
○近江委員 日中平和友好条約の締結あるいは米中国交回復、こういうことがございまして、ソ連のわが国に対するかなり厳しい姿勢というものをいろいろな点で感じるわけでございますが、そういう中でこの中越の武力紛争等も起きておるわけでございまして、わが国を取り巻く環境というものはきわめて厳し...全文を見る
○近江委員 ソ連は沖取りの全面禁止を要求してくるのではないかという予測も一部にされておるわけでございますが、まさかそういうような最悪の事態というものはあり得ないとは思うわけでございますが、政府としてはどういう見方をされておるか、もしもそういうような最悪の事態に立ち至った場合、政府...全文を見る
○近江委員 政府としては、非常に厳しいそうした情勢で、ございますので、十分な対処ができるようにひとつがんばっていただきたい、このように思います。これは漁民にとりましても死活の問題になるわけでございます。国民にとりましてもこれは非常に大きな影響のある問題でございます。政府の万全の取...全文を見る
○近江委員 もし、この四島返還問題を将来交渉することを日ソ間で確約されるならば、日ソ平和条約の交渉に入り得るということは言えるわけですか。
○近江委員 次に、経済問題等に入っていきたいと思います。  いよいよ年度末に近づいてまいりまして、政府といたしましても、五十三年度の経済というものはほぼ終わりに近づいてきたわけです。  そこで、この経済の実績につきましてほぼつかんでおられると思うのです。経済成長率の問題あるい...全文を見る
○近江委員 経企庁長官いまおっしゃったように、引き続いて御答弁ください。きょうは与えられた時間が少ないものですから、余り長くならないように簡潔にお願いします。
○近江委員 いま大臣と局長の方から御答弁いただいたわけでございますが、この景気動向につきまして、そうした実績を踏まえて経企庁としてはどのようにごらんになっておられるか、お伺いしたいと思います。
○近江委員 景気は若干上向きの状態に入った、総括してそのようにおっしゃったわけでございますが、そうなってきますと、企業収益というものは、一部を除きまして、経済紙等報道するところを見ましても、三月期はかなり増益になるのではないかと思うわけですが、この企業収益動向について、政府として...全文を見る
○近江委員 この企業収益の動向に伴いまして、増益ということになってまいりますと、税収は当然増加してくるわけですが、大蔵省としては昭和五十三年度税収についてどういう見通しを持っておられるか、お伺いしたいと思います。
○近江委員 若干余る程度とおっしゃったわけですが、いま経企庁等の報告を聞きますと、かなり上向いておる。大蔵大臣としては若干余る程度だとおっしゃっておるのですけれども、若干と言っても国民にとれば幾らが若干かわからぬわけですからお答えいただきたい。
○近江委員 企業収益のこういう動向からいたしまして、今後の経済運営によりましては、この前大蔵省が財政収支試算をお出しになった、いわゆる増税路線というものをお考えになっておられるわけでございますが、これがこういう増収ということになってまいりますと、税制全般を見直しをして、いま大蔵省...全文を見る
○近江委員 景気が明るさを取り戻してきた、総合的なそういう計数に基づく御答弁もあったわけでございますが、しかし、それはあくまで全般的な問題でありまして、御承知のように中小企業というのは連続四十カ月以上、一千件以上の倒産を示しておるわけです。特にこの三月、御承知のように年度末という...全文を見る
○近江委員 特に金融の問題がやはり何といいましても緊急の問題だと思います。そこで、特に政府系の金融機関あるいは民間金融機関等に対しても、政府としてはそれだけの要請をする必要があろうかと思うのです。その点、政府としてどういう対策をとっていかれるか、この点についてお伺いしたいと思いま...全文を見る
○近江委員 政府の、大蔵大臣の姿勢も前向きでいいと思いますが、それじゃ具体的にどれだけの金を用意されるのですか。
○近江委員 倒産防止対策というものはかなり活用されておるという方向で私も聞いておるわけです。ところが、そうした対策というものは年度末三月三十一日でほとんど期限が来るわけですね。期限切れになるわけです。たとえば円相場高騰関連中小企業対策臨時措置法、これは三月末で切れるのです。この法...全文を見る
○近江委員 これはぜひ延長して、中小企業を守るために政府としては努力していただきたい、このように思います。その方向でやるとおっしゃっておりますから、実行していただきたい、これを要望しておきます。  そして、倒産防止対策というものは引き続き必要と考えるわけでございますが、五十四年...全文を見る
○近江委員 これだけの不況が続いたわけでございまして、どちらかといいますと政府の施策というものは何かその都度その都度、船に穴があいて、そこに継ぎはぎをするというような、そういう対策であったように思うのです。やはりそういうその場その場を応急にやっていくという対策、それももちろん必要...全文を見る
○近江委員 市中銀行の金利が非常に下がっておるわけでございますが、政府系の中小企業金融機関というものは非常に基準金利に縛られておるわけでございまして、貸出金利というものが割り高になっておる、こういう状況はもう皆さん御承知だと思いますが、そこで全般的に貸出金利というものを引き下げる...全文を見る
○近江委員 それでは中小企業問題につきましては、何といいましても日本経済を支える大事な基盤でございますし、またそこで働く人たちも圧倒的に多いわけですから、政府としては十分な対策をとっていただきたいと思うのです。本来なら中小企業省というものがあってもいいわけなんですよね、これは。そ...全文を見る
○近江委員 物価の問題をお聞きしたいと思います。  暖冬異変ということで野菜等は非常に安かった、こういうようなことで、消費者物価につきましては比較的安定しておるように思うのですが、最近の卸売物価の上げ調を見ましても、土地の値上がり等を見ましても非常に心配であります。さらに政府み...全文を見る
○近江委員 八項目を詰めますと、これは何時間かかるかわかりませんので、そこまではできませんが、概略御報告いただいたわけでありますが、特に農林大臣に私はお伺いしたいのです。第四項目にございますが、牛肉については云々と出ておりますね。牛肉は非常に目玉になっておるわけです。最近牛肉の消...全文を見る
○近江委員 現状維持では国民は納得しないのですよ。それはそれなりに農林省としても努力はされておる。それはわかるわけですが、やはりそれを現状じゃなくしてさらに下げてもらいたい。これだけの円高の背景もあり飼料も安くなってきているわけですし、最近は円もかなりきておるわけでございますけれ...全文を見る
○近江委員 これはひとつ農林省、農林水産大臣だけではなく総理もひとつ、国民の大きな声でございますから、取り組んでいただきたい、このように思います。物価問題というのは実に対策はいろいろとあるわけでございます。総合的な取り組みをしていかなければいけない問題であります。  そこで私は...全文を見る
○近江委員 流通問題に関連してお聞きしたいと思いますが、さきに二月二十一日、本委員会で公正取引委員長は、二十二社の百貨店、スーパーから押しつけ販売、協賛金等の実情について事情聴取を行うということを明言されたわけでございますが、事情聴取の段取りがついているのかどうかということが一つ...全文を見る
○近江委員 公取委員会として自動車メーカーのディーラーに対する押し込み販売について調査を続けておられるということを若干聞いておるわけでございますが、今日まで判明した実情というものを簡潔にひとつお答えをいただきたいと思うのです。さらに、この実態を踏まえて是正策というものにつきまして...全文を見る
○近江委員 最近、どうも石油製品等の流通等におきまして滞っているのじゃないかという声をちょこちょこ聞くわけでございますが、町工場等では原材料が非常に手に入りにくいというような声も耳にするわけですが、公取としてそういうようなことは聞いておりませんか。これはどうですか。もしそういうこ...全文を見る
○近江委員 前の狂乱物価のときに、私はやみカルテルの実態を明らかにして政府に独禁法の改正を迫ったわけでございます。曲がりなりにも皆さんの御協力で独禁法の改正が済んだわけでございますが、このやみカルテルというのは不況の子とも言われておるわけですが、最近若干摘発が減少しておるように私...全文を見る
○近江委員 十分な取り組みを強く要望いたしておきます。  それから、特に日米間の問題におきましても、貿易の問題一つ見ましても日本は黒字である、こういうようなことで、日米間に非常に摩擦も起きてきておるわけです。そういう中で政府としても何とか経常収支黒字減らしに努力されておる、それ...全文を見る
○近江委員 輸銀は国民のお金を貸すわけですよね。これはたとえば、私、言いました二十五機で八億一千五百万ドル、たとえばドル二百円で計算しましても千六百三十億です。これに対するいわゆる六%と八・二五%の差の二・二五%、これだけで三十六億六千七百万あるんですよ、金利だけで。そうでしょう...全文を見る
○近江委員 そうすると、輸銀のそうした貸付金利、これはただ国際的に見てこうだから。そうすると、実際そういう仲立ちする代理店というのは、何といいますか努力しなければいけないのですか。国民の税金を利用してこれだけの膨大な金利がつくのですよ。その辺についてはこのままでいいのですか、いま...全文を見る
○近江委員 それから仕組み船の問題も一緒なんですね。政府は、仕組み船については一般的には外国銀行から融資されて建造されたものと述べているわけですが、一般的ということはどういう意味かということが一つです。  それから、輸銀の延べ払い融資を受けて建造された船舶が仕組み船となって、再...全文を見る
○近江委員 総理、こういうように経常収支の黒字減らしということで苦慮されていることはわかるのですが、ばたばたとやっていきますと、たとえばこの金利の問題でも、大蔵大臣初め適正な金利ということについて考えていくという御答弁があったのですが、こういうように一つ一つ見ていきますと問題があ...全文を見る
○近江委員 もう時間が来たようでございます。  それで最後に一問だけ。きょう来ていただいておりますので、会計検査院院長さん、えらい遅くなって済みません。もう時間ですが、われわれはこの再発防止ということで非常に期待をかけておるわけです。そこでいろいろ法改正について意欲的に取り組ん...全文を見る
○近江委員 では、終わります。
03月07日第87回国会 衆議院 本会議 第12号
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○近江巳記夫君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十四年度予算三案に対し、反対の討論を行います。(拍手)  私ども公明党・国民会議は、国民から与えられた与野党伯仲という国会状況を深く認識し、民社党と協力して、わが国経済と国民生活の窮状を打開するため...全文を見る
05月31日第87回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第8号
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○近江委員 大飯原発の運転再開を認められたわけでございますが、当然安全委員会としてはいろいろな意見が出たと思うのです。最終結論は全会一致でやられたのか。その間当然、これは秘密事項になるのじゃないかと思いますけれども、相当反対した人もあると思うのですね。その辺、差し支えない範囲で、...全文を見る
○近江委員 大飯原発を停止することを決定された、この直接的な問題点というのは、NRCが指摘しておりましたように、加圧器の水位計が正しい表示をしない、その結果、非常時にECCSが働かないというおそれがある、こういうことから停止をされた、このように聞いておるわけです。  そこでお聞...全文を見る
○近江委員 一応専門家の皆さんがそういう判断をされているわけですから、それ以上どうのということは私も資料を持ち合わせておらぬわけでございますけれども、アメリカの方ではまだ完全に調査が終わっていないという時点の中でゴーを出していいのかどうかという、そういう不安を非常に感じております...全文を見る
○近江委員 いまお聞きしまして、思いつくままにおっしゃったとは私は思いませんけれども、やはりそういうものはきちっとやっておく必要があると思うのですよ。まだ正式にはできてないわけでしょう。どうなんですか。
○近江委員 このアメリカの事故が引き金でわが国もそういう体制がとられるようになった。わが国で起きなかったことは不幸中の幸いでございますけれども、いまも一応の組織があるわけですから、それで間に合わすということもあるわけですが、こういうアメリカの事故がなくても、いざという場合にはこう...全文を見る
○近江委員 そこで、ほかの委員からも質問が出たと思いますが、今回のこの事故を教訓としまして、今後の基本設計あるいは詳細設計あるいは安全審査、定期点検等のあり方につきまして今後このようにしていきたい、特にこういう点を改善していきたいという点につきまして簡潔にお答えいただきたいと思う...全文を見る
○近江委員 そういう点につきましては、幾ら時間をかけてもかけ過ぎることはないわけでございますから、ひとつ後心配ないように十分そういう体制をとっていただきたい。これは強く要望しておきます。  それから、今回のアメリカの事故も、人為的なミスだとかいろいろなことが言われておるわけです...全文を見る
○近江委員 これは資格を与えたからそれで十分かというと、そうじゃないのですね。たとえばパイロットもそうでしょう。現在機長であっても、定期的な厳しい訓練を受け、試験を受け、それでだめなら休まされる。そういう厳しい、以前取った免許がそのまま通用するという世界じゃないわけですよ。重大事...全文を見る
○近江委員 今回のアメリカの事故を見ましても、本当に短時間の間に次々と連動して重大事故という、そこまでいっているわけですね。ですから、これは本当に一人一人のそういう能力、技術の習得と同時にチームワークといいますか、これは非常に大事なことだと思います。政府としても、今後そこに働く方...全文を見る
○近江委員 政府の方はどう見ていますか。
○近江委員 検査官が通産省では二十名、それからいろいろな分野を入れて約百名ということを先ほどおっしゃっていたわけですか、この方々は、パイロットで言うならば査察操縦士みたいなものですね。一番技術もわかり、的確に指導もできる人じゃないとだめなんです。皆さん方の訓練はどうなっているので...全文を見る
○近江委員 私ら素人がこういう言い方をするのは非常にどうかと思いますけれども、わからないだけに不安を持つわけです。ですから、電力会社に任せっきりになって、ただ上で決めたことをこうやってくれ、実際やっておることを見たってさっぱりわからない、こういうようなことではどうしようもないと思...全文を見る
○近江委員 今後は従来以上に原発地点の住民の皆さん方の意思も十分尊重するということは非常に大事だと思うのです。そのために政府であるとか電気事業者がどういう方法をとったらいいかという問題であります。今回の事故につきまして、原発立地地点に対して、だれが、いつ、だれに対して、何回どうい...全文を見る
○近江委員 これは立地地点に対して漏れなくやったのですか。
○近江委員 多い少ないは別にして、今後ともそういうコミュニケーションを十分やっていただくことをお願いしたいと思います。  それから、原発の安全対策に関しまして、こういう国際的な事故の情報網整備あるいは充実、技術交換の重要性、これは非常に大事なことでございますが、国内の原発に関す...全文を見る
○近江委員 この原発のいわゆる安全対策という問題は、今回の事故を通じて世界じゅうに非常に大きな衝撃を与えたわけですが、ちょうど東京サミットが六月下旬に開かれるわけでございまして、当然エネルギー問題は大きく論議されるんじゃないかと私は思っておるのです。安全対策という問題につきまして...全文を見る
○近江委員 ただ、各国からこういうことをやろうじゃないかという呼びかけがあって、それは日本も当然そうですという消極的なことではなくして、当然準備会議は何回もなさっていると思うのですが、特に天谷さんなんかその中心でやっておられると思うのです。当然これは大きな問題であるとわが国として...全文を見る
○近江委員 先ほど田畑さんもおっしゃったように、安全問題というものは一番大きい問題だとほくは思うのです。そういう点でサミットにおいてはそういう方向でやっていきたいという答弁があったわけですが、国民の前で、安全に関する専門家による徹底的ないわゆる討議をしてもらう、たとえば中央シンポ...全文を見る
○近江委員 同じことにつきまして、吹田安全委員長の方からお聞きしたいと思います。
○近江委員 ぜひそれはやっていただきたい、このように思います。  それから、今回の事故が起きまして、それまでも国民は非常に不安を持っておりますし、われわれも大きな疑問を抱いてきたわけでございますが、今後の原発のいわゆる開発の計画でございますが、昭和五十二年六月六日の長期エネルギ...全文を見る
○近江委員 大臣も同じ御意見ですか。
○近江委員 しかし国民は非常に不安を持ってこれを見ておるわけですから、そういう点、ただこの開発促進である、石油が非常に逼迫してきておる、こういうことでやむを得ないじゃないか、そういう流されていくことであってはならぬと思うのですよ。ですから従来以上の安全対策というものについては、こ...全文を見る
○近江委員 そう日にちをかけないで結論が出るというのは、どういう結論が出るか知らぬけれども、そんなに簡単に結論が出るものではないのですよ。日々新たに毎日前進して、真剣な取り組みをしていかなければいかぬわけでしょう。そういう点、長官がおっしゃったのは一つの対策の青写真といいますか、...全文を見る
○近江委員 児玉審議官、何か補足があったらちょっと言ってもらいたい。
○近江委員 どうもありがとうございました。
12月05日第90回国会 衆議院 商工委員会 第1号
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○近江委員 きょうは両大臣、公取委員長も御出席でございますが、公取委員長、後の委員会の関係もおありのようでございますので先にお伺いしたいと思います。  OECDの方から九月二十五日に政府規制産業に対して勧告が出されたわけでございますが、この勧告につきましてどのように受けとめてお...全文を見る
○近江委員 私は今回のKDD事件等を見ておりまして、いわゆる政府規制産業と言われるそうした産業は非常に問題が多過ぎると思うのです。先般の予算委員会におきましても、わが党の二見君が、会計検査院のそうした検査につきまして今後やるようにということで、総理の方からは十分考えたい、こういう...全文を見る
○近江委員 確かにKDDの問題等は、公衆電気通信法ですか、こういう適用除外ということになっておるわけでございますけれども、OECDの勧告というのは、いま公取委員長もおっしゃったように、別にそういうきちっとした規制はないわけですね。政府全体としてやはりこういう規制産業に対しては目を...全文を見る
○近江委員 公取委員長としては、これだけ世間を騒がしておるわけですから、これはやはりOECDの勧告も出ているわけですから、今後国会の了解も求め、いろいろな手続があろうかと思いますけれども、あなたのお気持ちとしてはやっていきたいという希望は強くお持ちでございますか、もう一度重ねて聞...全文を見る
○近江委員 そうすると、公取委員長のお考えは、閣議にも上げていただいて、公取委員会としては積極的に今後そういうところについてタッチをしていく、こういう姿勢で臨んでいかれるわけですね。どうなんですか。
○近江委員 こういう勧告が出ておるわけでございますから、これは強い意欲をお持ちになって今後努力をしていただきたい、これは強く要望いたしておきます。  次に、改正独禁法が施行されましてちょうど二年が経過しておるわけでございますが、これまでの経過を踏まえまして何点かお伺いしたいと思...全文を見る
○近江委員 聞くところによりますと、現在インスタントコーヒーだとか、カラー写真フィルム等の値上げ等がうわさされているわけですが、こういう品目については調査する用意があるわけですか。いかがでしょうか。また、ほかにどういうような品目があるのですか。
○近江委員 改正独禁法におきまして、私もそれにタッチさしてもらったわけですが、今後はこういうことに対してやはり非常に厳重な監視等をしていかないと、これからもそういういろんなことが行われまして、非常に物価高騰に拍車をかけるという心配をするわけです。こういう点につきましては、今後さら...全文を見る
○近江委員 特に空調関係なんかは大手業者が入っているわけですね。大手業者が中心に入っておるわけですが、これなどは前回、四十九年にも勧告を受けているわけです。今回またこういう悪質なことをやっているわけですね。私は、かつて予算委員会でもやみカルテルの実態というものを明らかにしたわけで...全文を見る
○近江委員 そういう点におきましてもひとつ十分よく法の運用を図っていただきたい、このように思います。  それから、改正独禁法のさらに重要な改正点は、申告に対する公取のいわゆる通知義務じゃないかと私は思うのですが、最近申告がふえてきておるように私は思うのですけれども、改正前と改正...全文を見る
○近江委員 この報告につきまして、この通知義務の問題についてなんですが、条件ということをよくおっしゃっておるわけですね。そういうことがありますから、実際どの程度通知なさっているかわれわれわからぬわけですが、そのくらい来ましてどの程度の通知をされているわけですか。
○近江委員 これもきわめて重要な項目でございまして、盛り込むのに非常に苦労したわけでございます。こういう点は非常に大事なことでありますから、大変かと思いますけれども努力していただきたいと思います。  それから、抱き合わせ販売の問題について私はお聞きしたいと思うのですが、例の四十...全文を見る
○近江委員 こういうことはよく周知徹底させないとすぐやるのですよ。だから、その点は特に申し上げておきます。  それから一つは、こういうことをやる人は独禁法に違反しておるのですから悪いわけですよ、すべてそれに帰するとは思いますが、しかしそういうことをやらざるを得ないような状況もあ...全文を見る
○近江委員 こういうことをよく国民に知らさないと、不足ぎみだとかなんとかということがあるからすぐ商売人が乗じてこういうことをやるのですよ。政府としてはもっとPRをして、灯油も心配ないのだということもよく言うと同時に、流通系統に対して末端にまできちっと行き届くような指導をよくしてお...全文を見る
○近江委員 それは十分にやってもらいたいと思うのです。  灯油の問題はそうですが、LPGにつきまして、一部産油国において流通チャンネルの変更があったことから、量の確保に問題があるのではないかということも言われておるのですが、LPガスは灯油と同じように今日大変な普及をしておりまし...全文を見る
○近江委員 LPGの供給量について、あなたは抽象的に余り心配してないということをいまおっしゃったのですが、そんな抽象論ではだめなのです。余り心配してないというようなことでなくして、もう少し数値に基づいて国民が心配ないようにしておかないと、また抱き合わせ販売だとかそういうことになっ...全文を見る
○近江委員 順調に入荷ができる、こういうことをよく本当に国民に不安がないようにきちっとしてあげてくださいよ。乗ずるすきをつくらないようにしてもらいたい。  それで、灯油の問題もいま十八リットル千二百円でしょう。こういう価格が消費者には非常に敏感に家計に響いてくるのです。千二百円...全文を見る
○近江委員 あなた、価格をそんなこと言っていますが、千二百円ですよ、現実に。それは地域で千八十四円ですか、こういうところもありますけれども、これからだんだん寒くなってきたら千二百円ですよ。こういう価格のことについてもっと真剣に、これは一番消費者に密接しておる問題ですよ。  そこ...全文を見る
○近江委員 灯油等につきましてこういうように政府が把握しておる価格と実態、私は千二百円と申し上げたわけですが、そういうような乖離があるわけですね。そういうことがすでに出ておるわけでございますので、標準価格を設定するとか、そういうようなお考えはないのですか。
○近江委員 それはひとつ政府で、両大臣もいらっしゃるわけですから、よく一遍討議していただきたい、このように思います。  公取委員長、御予定があるようでございますから、最後に公取委員長にもう一問聞いておきたいと思いますが、来春、都市バンクは現金自動支払い機のオンライン提携に踏み切...全文を見る
○近江委員 では、まだちょっと関連であるのですけれども、時間でありますから、一応きょうは公取委員長は結構だと思います。  いまの質問の中で、エネルギー問題も灯油、LPG等の問題に入ってきたわけでございます。そこで、私はエネルギー問題に入っていきたいと思いますが、通産大臣はIEA...全文を見る
○近江委員 大臣は輸入目標だとか節約問題ということをおっしゃったわけですが、これはそれだけですか。大体いろいろ常識的に考えても、たとえばスポット物に対して非常に日本が買いあさっている問題だとか、これは当然議題に上がって日本は集中攻撃を受ける可能性もあるわけでしょう。そういう中身を...全文を見る
○近江委員 私がパリへ行くのと違うのですよ、あなたがパリへ行かれるのですから。だから、当然問題になると思います、それはなるでしょう。だから私は、私からそういうことを言わなくとも、政府としてはこういうことが当然議題になるだろう、このように考えております、それをここで言ってもらいたい...全文を見る
○近江委員 女房役としてエネルギー庁長官が行かれると思うのですけれども、行かれるのですか。——まあ行かれないにしてもいろいろ大臣と用意をなさっていると思うのですけれども、担当の最高責任者としてエネルギー庁長官から同じ問題についてひとつお伺いしたいと思います。
○近江委員 国民が非常に心配しておりますのは、いわゆるカラカス会議なんです。これはあくまでわが国としては予測しか、予測もそれは当たるかどうかわからぬですけれども、これで一体どうなるのだろうかとみんな注目しておるわけです。そこで当然あなた方がどのくらい見ておるかと言ってもお答えにく...全文を見る
○近江委員 イラン問題というものが非常に大きな波紋を投げておるわけでございますが、そういうようなことから特にメジャーの供給削減ということもございまして、いまスポット買いが非常に高値に推移しているように私は思うのです。こうした原油の確保競争というものが国際的な石油摩擦という問題を生...全文を見る
○近江委員 非常に暗いというか、心配な種があるわけですが、たとえばメキシコとの日量十万バレルですか、年間六百万キロリットル等は非常に明るいニュースだと私は思うのです。こういう明るいニュースはほかにはどういうところがあるのですか。
○近江委員 メキシコは、私が言った数値は合っておるのですか。
○近江委員 前に江崎さんでしたか、イランに行かれたとき三〇%の増量を要請されましたね。あの話はどうなっておるのですか。
○近江委員 メジャーのそうしたカットあるいは民族系と外資系との差も出てきておるように思うのです。  そこで、これからGG原油であるとかDD原油、いろいろあるわけでございますが、私は、石油公団のあり方というものは非常に注目しなければいかぬと思う。このまま放置しておいていいのかどう...全文を見る
○近江委員 そうなってくると当然これは法改正しなければならぬですね。そうでしょう。法改正をする。そこで、いまおっしゃったのも一つの構想でしょう。ですからやる以上は、これはちょうどいい機会でございますから、さらにひとつ衆知を集めてわが国の供給の中で公団の果たすべき役割りというものを...全文を見る
○近江委員 法改正をするということですね。  それから石油代替エネルギー開発、導入の促進問題でございますが、当初、政府としては開発公団等をつくってやるんだ、また新税をつくるんだというようなお話があったようでございますが、これはもう政府としてあきらめたわけですか。これはどういうよ...全文を見る
○近江委員 たしかあれはNHKのテレビだったですかな、通産省発表でこれは何かあきらめた、それでかわりの処置をするんだというように報道されたと思うのですけれども、それは記者発表してなかったのですか。
○近江委員 それは大臣から出たのですか。
○近江委員 しかし、言ってないことがそういうように出るのですね。ということは、これは非常に見通しが暗いということですね。  そうすると、あなた方はそれを強く希望なさっているわけですが、もしもこれがだめになった場合、次善策はどういうものを考えておるのですか。
○近江委員 それは折衝中はよくわかるのですよ。だから、それでもだめな場合はどうするかというのです。  大体、簡単に税金かけると言いますが、代替エネルギーの開発ということは、私も科学技術も商工も長いことやっていますから、これは力を一番入れなければならない。いまごろ政府がばたばたこ...全文を見る
○近江委員 時間があればもっと論議したいのですが、余り時間がありませんので、この点に関してちょっと聞いておきますが、イランの情勢がああいう情勢ですから、工事再開の見通し、特に技術者、労働者の確保、工業用水道等の基盤整備の状況、原料の安定確保等についてどういう見通しをしておられるか...全文を見る
○近江委員 答弁を聞きますと私からはちょっと甘い感じがしますけれども、これだけ、ただ政府がつぎ込む二百億だけ違うのですよ。御承知のように政府系の輸銀であるとか、時間があったらもっとやりますけれども、莫大な金を入れているわけですから、ひとつその点を十分成功させていただきたい、このよ...全文を見る
○近江委員 このエネルギーはきわめて重要な問題でございますから、どうかひとつ政府としては力を入れて心配ないようにしていただきたい。いま心配ないという御答弁でございましたから、一応お聞きしておきます。  それから、国民生活で一番大きな問題は物価の問題でございますが、原油の引き上げ...全文を見る
○近江委員 もう時間がありませんから最後に一つだけ質問して終わります。  特に電力とかガスの問題につきましては、これは新聞でも伝えられておるわけですが、参議院選があるから、参議院選が終わるまではしないのだというようなことも伝えられておるわけですが、その辺について政府としては国民...全文を見る
○近江委員 もうこれで終わりますが、いずれにしてもこの公共料金の引き上げにつきましてはきわめて重大な影響を与えるわけですから、これは本当にシビアによくやっていただきたい、これを強く要望しまして終わります。