近江巳記夫

おおみみきお



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近江巳記夫の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第101回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○近江委員 公明党を代表いたしまして、総理並びに関係大臣に御質問をしたいと思っております。  米ソ間の緊張が続いておるわけでございますが、非常に軍拡競争も行われております。こうした中で、日本を取り巻く国際情勢というものも依然として厳しいわけでございます。こういうときに当たりまし...全文を見る
○近江委員 去る二月一日に発表されましたアメリカの八五年度の国防報告によりますと、弾道ミサイル防衛システム、BMD、これの研究開発費が十七億ドル組み込まれておるわけでございます。それからまた衛星破壊兵器、これの開発も認められておるわけでございます。さらに、レーザー光線などの宇宙兵...全文を見る
○近江委員 総理も御承知のように、昨年の十二月十五日の国連総会におきまして、宇宙における軍備競争の防止に関する決議案、この表決が行われておるわけでございます。これを見ますと、賛成が百四十七、反対一の大差で決議しておるわけでございます。当然我が国政府もこれに賛成しておるわけでござい...全文を見る
○近江委員 日本の対米武器技術供与の拡大が一層強まってきておるわけでございますが、そういう点におきまして我が国がアメリカの宇宙軍拡に協力しかねない、こういう点が非常に懸念されるわけでございます。こういう点につきまして何らかの歯どめという問題を考えなければいけないと思うのです。我が...全文を見る
○近江委員 国会の決議にも沿ってということをおっしゃっておるわけでございますが、昨日の同僚委員の発言に対しまして、この技術供与は構わないんだ、こういう答弁をなさっていらっしゃるわけでございます。御承知のように、昭和四十四年五月九日の衆議院の本会議で、宇宙の開発及び利用は平和の目的...全文を見る
○近江委員 我が国の平和利用にあくまでも徹するということをおっしゃっているわけですが、アメリカの方としては、その技術供与で受けたいわゆる技術を軍事転用していくわけでしょう。これは言葉だけで守るとおっしゃっても、現実にそれが軍事に転用されていく、こういう現実があるわけですよ。そうい...全文を見る
○近江委員 昨年、国会におきましても武器輸出の三原則の問題から発しましていろいろと論議がされまして、決議もなされた。それに基づいて十一月八日に日米におきまして交換書簡が出ておるわけでございますね。こうした重要な取り決めにつきましては国会の承認というものが私は必要だと思うのですね。...全文を見る
○近江委員 それは先ほど申し上げましたように、非常に政治的に重要な問題なんですね。あれだけ武器技術の供与につきまして大きな問題になったわけでございまして、それを受けてのいわゆる日米の協定である、これは非常に私は問題であると思いますし、これは当然外務委員会等でも大きな問題になるんじ...全文を見る
○近江委員 総理からもう一度お伺いしますけれども、これは先ほど何回も申し上げておりますように、いわゆるこれだけ政治的に問題になったことでしょう。それは政府が今後国会承認を得なければならないという事項の中で、政治的に非常に重要な問題というものについては国会の承認を得るということがや...全文を見る
○近江委員 これは結論というものは出ないわけでございますので、当然これは所管が外務委員会ということになろうかと思いますので、また同僚議員にもこの旨を申し伝えまして、もう一度よく所管委員会で検討してもらいたい、このように思っております。  では、次に進みます。  宇宙の問題でご...全文を見る
○近江委員 軍事転用しないという、こういう保証が明確になっておるかどうかということなんですね、問題は。これは非常にやはり大きな疑いがあるのですよ。これはもう諸外国のそうしたマスコミ等も、将来軍事転用のおそれがあるということを盛んに指摘しているのですね。そういうところに我が国として...全文を見る
○近江委員 そうすると、その歯どめの保証というものを明確にやはりその点は先方に対してなさるわけですか。どういうようにその辺の歯どめをなさるのですか。もう一度お聞きします。
○近江委員 この話に乗るか乗らないかは、結論は先のことになるわけでございますが、もしもそれに協力するという立場におきましては、この軍事転用への歯どめ措置というものを明確にきちっと交わさなければいけない、このように考えておりますが、どうですか。
○近江委員 これは何回も同じことを往復しておるのですよ。だから、歯どめの保証措置というものを明確にきちっと要求するんですねということを言っておるのですよ。もう一度答えてください。
○近江委員 じゃ、今後話の推移の中で、決定に至るまでの段階におきまして、明確にこの歯どめ措置というものをきちっとつけるように、これを強く要求いたします。そうしていただけますね、くどいようですけれども。
○近江委員 科学技術庁長官おっしゃいましたように、宇宙開発事業団の発足のときにも平和目的に限るということは明確にいたしておりますし、今そういう措置については明確にするという答弁がありました。そういうことで次に進みたいと思います。  この宇宙の軍拡を阻止するために宇宙への兵器の配...全文を見る
○近江委員 この軍縮を進めるということは口先だけで終わってはならない。これは総理も非常に強い決意を持っていらっしゃるわけでございますが、じゃ具体的に私は一つ提案してみたいと思うのですが、第三回目の国連軍縮特別総会、これは八八年までに開こうということが決定されておるように私聞いてお...全文を見る
○近江委員 それは当然のことでありまして、これを早急に開催できるように我が国の総理として推進していかれるかどうかということをお伺いしておるわけでございます。
○近江委員 我が国をめぐる緊張緩和という点につきまして、次にお伺いしたいと思っております。  総理は、過日の本委員会におきまして、ソ連の新書記長誕生を機会に日ソの善隣友好関係を前進させるということを述べておられるわけでございますが、この日ソ関係の改善のためには、それなりの環境づ...全文を見る
○近江委員 西欧諸国におきましては、ソ連の外相等が訪問もしておるわけでございますね。そういう隣国のそうした交渉というもの、相互の訪問ということ、こういうこともしばしばやっておるわけでございます。我が国といたしましても、やはり隣国としてそういう点につきましては、そこの環境がまだ熟し...全文を見る
○近江委員 やはりそういう環境づくりということが大事だと思うのですね。そういう点におきまして、アメリカの場合、対ソ経済制裁措置、この旗を振っているわけですね。ところが、片一方では穀物につきましては五〇%いわゆる増枠を決めているわけですね。また、西側諸国におきましても対ソ経済制裁に...全文を見る
○近江委員 そうした状況の変化、そういう中で再検討する、こういうことでございますね。もう一度お伺いします。
○近江委員 今、外務大臣からは状況の変化というものを十分注意しつつ再検討に着手したい、こういう御答弁があったわけです。やはりこうした周辺の諸国の環境改善ということは非常に重要な問題でございますし、総理としても、そういう善隣友好のことにつきましては非常に強い意欲を持っていらっしゃる...全文を見る
○近江委員 次に、我が国周辺の朝鮮半島の問題でございますが、朝鮮半島の両当事者間におきまして三者会談の呼びかけや、また当事者間の話し合いの呼びかけなど、ことしになりまして話し合い路線といいますか、この緊張緩和の機運が非常に高まってきておるように思うわけでございます。今日の朝鮮半島...全文を見る
○近江委員 そういう機運が高まってきておるわけでございますけれども、しかし、これまで当事者間の話し合いというのはなかなかうまくいってないのですね。そういうことで、この緊張緩和のための話し合いとして中国を含めた四者会談、さらには、これに日本、ソ連も加えた六者会談という話も出ておるよ...全文を見る
○近江委員 もしもその六者会談の呼びかけというものがあった場合には、参加されるわけですか。
○近江委員 この三月、総理は中国を訪問される予定になっておる、このように聞いておるわけでございます。また、総理はレーガン大統領とも非常に緊密な、じっこんの間柄ということも聞いておるわけでございますが、この朝鮮半島の緊張緩和をめぐる問題で中国あるいはまた米国と総理は話し合うつもりが...全文を見る
○近江委員 それから、この朝鮮問題に関しましてもう一点だけお伺いしますが、韓国の全斗煥大統領の訪日を招請するというようなことも伝えられておるわけでございますが、総理も外交日程としてそういうことも予定されておられるのかどうか、この点についてお伺いしたいと思います。
○近江委員 総理がこの三月に中国へ行かれる。ここで、中国残留孤児の問題につきまして国民が非常に強い関心を今持っておるわけでございますが、今回もこの二十五日に五十人の孤児が身元調査、身元捜しをすることになっておるわけでございます。  お聞きしますと、この調査依頼があったものは千五...全文を見る
○近江委員 そうすると、調査の効率を上げて、総理も非常に心情的に急がなければならないというお気持ちに立っていらっしゃるわけですが、厚生省当局としてこれは全力を挙げて期日を詰めていかれるかどうか、それをひとつ厚生大臣からお伺いしたいと思います。
○近江委員 非常に厚生大臣の決意があったわけでございますけれども、八百十七名ですね、総理、今回百八十名を目指すとおっしゃっているわけですけれども、できていないんですよ。このペースでいきますと四年から五年かかるわけでしょう。だけれども、効率的な調査を厚生当局は精力的にやるということ...全文を見る
○近江委員 それでは、ひとつ一層の努力をしていただくことを強く要請いたします。  次に、経済問題に入りたいと思います。いろいろ経済の問題、あらゆる角度からお伺いしたいと思っておりますが、時間の関係もございますので全部はできないと思いますが、何点かお伺いしたいと思います。  ま...全文を見る
○近江委員 経常収支と貿易摩擦との関係につきましては、過去におきまして経常収支の黒字がGNP比一%を超えると激化する、こういう分析があるわけでございます。経常収支、貿易収支の黒字幅につきまして望ましい水準といいますか、その辺につきましてどういうようにお考えになっていらっしゃるか、...全文を見る
○近江委員 だから、経企庁長官としては、水準というものにつきましてはどの程度をお考えなんですか。
○近江委員 状況は流動的である、しかし五十九年度におきましては政府見通しよりもはるかに大きくなるという、そういう見通しというものは、いま長官もおっしゃったようにどこの研究機関もそのことを指摘しているわけですね。そういう状態は好ましいのですか。
○近江委員 それでは、この黒字幅を減らすといういわゆる対策、これは経済政策ということになってくるわけでございますが、経企庁長官も今年度は非常に大幅になるだろう、政府見通しもなるだろう、いみじくもそういう話をされているわけですね。そうすると、これは政府の見通しで出しているわけですか...全文を見る
○近江委員 この特に大きな日米間の差でございますが、日米間の貿易構造というものは相対的にいきますと、我が国から工業製品の輸出、米国からの天然原材料、食料品の輸入、こういうパターンになっておるのじゃないか、このように思うのですけれども、最近は省エネルギー、省資源のそういう進展、さら...全文を見る
○近江委員 先般提出されました米国政府の予算教書を見ますと、一九八四年の経済成長率は実質五・三と、わが国の五十九年度の四・一をこれは大きく上回っておるわけですね。しかも、我が国の場合「一九八〇年代経済社会の展望と指針」におきまして平均四%程度の経済成長ということがここに出ておるわ...全文を見る
○近江委員 先ほど、今後のとるべき対策というものをお話しになったわけでございますが、それでは内需喚起というものをひとつ考えていきますと、政府寄与度というものはゼロですね。そうしますと、あと個人消費にしろ、民間設備にしろ、住宅にしろ、いろいろ主な項目を見てまいりましても、本当にそれ...全文を見る
○近江委員 財政を機動的に運営をしていく。五十九年度予算におきましてはこの寄与度がゼロなんですね。ということは、いわゆる補正予算等も、本予算を検討しておるときの補正予算、非常に答えにくいかもしれませんけれども、財政を機動的に運用していくということをおっしゃっておるわけですから、も...全文を見る
○近江委員 だから、その万遺漏なき政策を進めるということにつきまして、いろいろと想定されることについてお伺いしているわけなんですよ。そういう抽象論では困るのですね。もう少し、やはり経済の河本企画庁長官ですから、お互い国民は経済運営については心配しているわけですから、ひとつお聞かせ...全文を見る
○近江委員 対米輸出品目で伸び率の高いものといたしまして、一九八三年四月から九月までの対前年同期比で、建設鋼材、機械が二一七%、事務用機器が一九五%、自動車部品が一九三%、VTRが一七五%、半導体電子部品が一六三%というのが非常に際立っておるわけでございますが、昨年の十月に通産省...全文を見る
○近江委員 日米間の自動車のように二国間の自主規制の措置が講じられておるわけでございますが、これは二国間の任意な貿易調整措置であるわけですが、OECDなどにおきましては、保護主義的な傾向を助長する、好ましくない、こういう批判をしておるわけでございます。政府としては、やむを得ない措...全文を見る
○近江委員 これは政府委員ばかり答弁しておるわけでございますが、通産大臣、経企庁長官、ひとつお伺いしたいと思います。
○近江委員 総理にお伺いしますが、こういう大きな日米間のギャップ、こういう深刻な貿易摩擦というものにつきまして、総理はどのようにお考えでございますか。
○近江委員 それは根本的には、やはり内需喚起をやる。これは先ほど経企庁長官もお答えになっていらっしゃるわけでございますが、今年度予算を見ましても、何回も申し上げておりますが、政府の果たすべき役割というものはゼロに等しい、こういうことでございまして、非常にそういう点を危惧するわけで...全文を見る
○近江委員 ECとの間におきましても同じ問題が起きてきておるわけでございます。  安倍外務大臣にお聞きしますけれども、新たな多角的貿易交渉の提唱を行って、五十九年度経済運営の基本的態度として我が国のそういう準備を整えたい、こういうことをおっしゃっておるということを聞いておるわけ...全文を見る
○近江委員 もう余り時間もないわけでございますが、いずれにしましても経済摩擦の問題につきましては、これは本当に政府として真剣に取り組まなければならない問題でございます。総理以下関係大臣におきましては、真剣な取り組みを強く要請いたしておきます。  最後に労働大臣に、もう時間があり...全文を見る
○近江委員 終わります。
03月09日第101回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
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○近江委員 大臣の所信表明をお伺いいたしまして、御質問をしたいと思っております。  私は、特に、まず初めに空港問題から入っていきたいと思っておりますが、国際社会の中におきまして二十四時間離発着のできる国際空港がない、こういう点が国民の非常に願望でもあったわけでございます。今回関...全文を見る
○近江委員 それはきょう決定されたわけですか。
○近江委員 本当にこの十年のそうした長い争いであったわけでございますが、裁判所のそうした和解を受け入れたということは非常に結構だったと思います。  そこで、問題は夜九時以降の問題でございますけれども、これは夜九時以降ということは、自主規制といいますか、政府、航空局のたしか局長名...全文を見る
○近江委員 本当に期せずしてきょう決定ということを聞いて、私もびっくりしておるわけでございますが、十年の長きにわたった今回の裁判でございまして、これを和解を決定された。大臣として非常に感慨深いものがあろうかと思うわけでございますが、ひとつ大臣の感想をお伺いしたいと思います。
○近江委員 これは第四次、第五次訴訟の和解でございますが、あと調停の問題もあるのですね。この調停に対してはどういうように今後対応なさるのですか、今回の和解を踏まえて調停に対して。その点をお聞きしたいと思います。
○近江委員 その姿勢はわかったわけですが、その姿勢の中身といいますか、もう少しお聞きしたいと思うのです。
○近江委員 今、政府委員の方からはかなり前向きの御答弁があったわけですが、大臣としてはこの調停に際しまして、いかなる決意、方針で臨まれるか、もう一度お伺いいたしたいと思います。
○近江委員 大臣からも夜九時厳守するという確約がございました。非常に悩む住民にとってはそういう点では評価すると思います。  そこで、長い十年の中で和解を決定されたわけでございますが、また一面は、和解したら対策の手を抜くんじゃないかという不安があるわけでございます。そういう不安は...全文を見る
○近江委員 ぜひそうしていただきたいと思います。  この関西新空港の建設に伴って常に注目されておるのが、現空港の存廃問題でございます。この問題については非常に難しい問題があろうかと思いますが、どういう考え方で臨んでいかれるのか、この点についてお伺いしたいと思います。
○近江委員 ひとつ現地のそうしたいろいろな考え方、意向というものを十分に取り入れ、しんしゃくして方向を誤らないように特に希望いたしておきます。  それから、関西空港株式会社の発足に伴いまして大阪国際空港周辺整備機構を六十年九月までに統合等を図る、こういう閣議決定が行われておるわ...全文を見る
○近江委員 大臣も非常に自信のある、絶対に影響させないという強い決意のもとに御答弁があったわけでございまして、ぜひそうしていただきたいと思っております。  それから次に、現空港の環境対策の問題ですが、いよいよ十年目に当たるわけでございますけれども、環境基準の達成の見通しにつきま...全文を見る
○近江委員 六十年末までに完成をするとおっしゃっているわけですが、御承知のように非常に繰り越しといいますか、当初予算を組んでおっても相当の額の繰り越しがありますね。執行ができない、それはいろいろな事情があると思うのですけれども、六十年末にこれを完成するということになれば、ひっかか...全文を見る
○近江委員 常に繰り越し、積み残しということで非常に注目を浴びておったわけでございますが、そうした点非常にみんなも早く完成を待っておるわけでございますので、力を入れていただきたいと思っております。  それから、緑地整備の問題でございますが、これは私権の制限だとかいろんなことで非...全文を見る
○近江委員 今おっしゃった、いわゆる十分な地元との合意ですね、これにはひとつ精力的に努力をされて、決して一方的に発進をするということのないように、あくまで了解、合意の中でこそいい計画というものが成るわけでございますので、その点を特に要望いたしておきます。  それで、次に関西新空...全文を見る
○近江委員 それで、今後の進め方でございますが、今法案を閣議決定されてお出しになるわけでございますが、今後の進め方ですね、それから会社設立までどういう手順でいかれるのですか。時間の問題がありますから、簡潔に答えてください。
○近江委員 特殊会社ということで、国の責任というものがあいまいになるという心配もあるのですね。国の責任の明確化といいますか、これについてはどのようにお考えですか。
○近江委員 出資については地元公共団体そしてまた民間、こうなっておるわけですが、これは設置場所が泉南沖ということで大阪府が中心になろうかと思うのですが、隣接の和歌山なり兵庫なり、また近畿全体を含めていくのか、その辺の地方公共団体というのはどの程度考えておるのですか。
○近江委員 民間はどういうように考えておりますか。
○近江委員 今後人事の問題とかいろいろな問題が出てくるわけですが、この辺はあくまでも設置場所といいますか地元のそれを中心として考えていかれるのか、その辺の政府の考え方はどうなんですか。
○近江委員 この新空港を建設を進めていった場合、経済効果というのはどういうふうなことを考えておりますか。何か試算みたいなものはあるのですか。
○近江委員 今大臣おっしゃいましたように、地域整備の問題からお聞きしてみたいと思います。  一つは、やはりアクセスのことなどが非常に大事な問題になろうかと思うのですが、きはうは関連で建設省さんも来てもらっておるのですが、この新空港につながる具体的な計画、いつまでにどの線をどうす...全文を見る
○近江委員 例えば湾岸道路であるとか百七十号線であるとか、そういうのはいつまでにやるというようなめどはもうちゃんと立てておるのですか。あとずっと計画があったらちゃんと答えてください。
○近江委員 この空港等へ鉄道を引っ張る、こういう考え方があるわけでございますが、そうしますと、例えば下に鉄道を通して上を道路にするのか、あるいは海底トンネルにしていくのか、そういうアクセスについてはどういうふうに考えておるのですか。
○近江委員 採算の見通しというのはもうできておるのですか。
○近江委員 細かいことはこの法案が出てから私もまたいろいろお聞きしたいと思っておりますが、第一期工事は三千三百メートルですね。そうしますと、例えば関西からニューヨーク直行便、こうなってきますと、重量の点からいって三千三百では飛び立てないわけですね。そうすると、アメリカのアンカレジ...全文を見る
○近江委員 あと細かいことは法案審議のときにやりたいと思います。  この空港問題をずっとやっておりますので、次にお伺いしたいと思いますのはニアミスの問題でございますが、航空機事故というのは一たびあれば大惨事、これは非常に大問題になるわけでございます。私もこれをいろいろ調べてみま...全文を見る
○近江委員 時間があればこれは五年にさかのぼって全部お聞きしたいのですけれども、時間がありませんから、五十八年は四件あってそのうち二件が異常接近ですね、この異常接近はどういうことであったのか、ひとつ説明してください。
○近江委員 こういう自衛隊機を初めとして、米軍機、民間航空、当然パイロットが注意しなければならぬわけですが、管制官の問題もあるでしょうし、そういう援護機器の問題もあるでしょうし、総合的なトータルをしたものだと思うのですが、こういう国民の背筋が寒くなるようなことが日常茶飯事に毎年起...全文を見る
○近江委員 大臣、今も報告を聞いておられて、これは本当に大変だということをお感じになったと思いますが、ひとつこういうニアミス、異常接近とかということが今後二度とないように十分万全の対策をとっていただきたいと思います。大臣からひとつ決意をお聞きいたします。
○近江委員 ひとつシビアに、二度と起こさないように政府として責任を持って進めていただきたいと思います。  それから、もう時間がありませんから、非常に単発的にあと一、二問で終わりたいと思いますが、日米航空交渉、これは戦後こうした協定ができておるわけでございますが、非常に不平等この...全文を見る
○近江委員 もう余り時間がありませんけれども、呼んでおりますのでお聞きしたいと思います。  自動車の問題でございますが、最近五十ccのいわゆる四輪車が道路を走っておるようでございますが、全般の流れから見るとそこにいろいろな問題があろうか、このように思うわけです。また二百五十cc...全文を見る
○近江委員 新しい基準をつくる、今鋭意検討しておるということですが、そうすると発売されたものはどうするのですか。改造するのですか。
○近江委員 両省のお話を聞いていますと、結局販売されてから法規を手直ししたりそういう後追い行政ということは、利用者に物すごい迷惑をかけるわけでしょう。先々やはり行政というものは、それを見て先手先手を打っていく必要があると思うのです。そういう点反省していますか、それをひとつ言ってく...全文を見る
○近江委員 こういう自動車関係行政というのは時代に対応しなければいかぬと思うのです。そういう点では関係各省の縄張りといいますか、連携がうまくいっていないと思うのですね。今後やはりそういうことは密接にやっていくことが非常に大事だと思うのです。その点、もう時間がありませんから、ひとつ...全文を見る
○近江委員 終わります。
03月10日第101回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○近江分科員 私は、麻薬、覚せい剤等の問題についてお伺いしたいと思っておりますが、特に覚せい剤を中心としてお伺いしたいと思います。  御承知のように、戦後第三期の薬物乱用期と言われるほど、特に覚せい剤を中心といたしまして汚染が拡大しておる、青少年を初め一般家庭にまで浸透してきて...全文を見る
○近江分科員 三本柱とおっしゃっているわけですが、この啓発活動の強化、さらに取り締まりの強化、乱用者対策、これをもう少し具体的にお聞きしたいのですが、どういう対策をされておるのですか。
○近江分科員 警察庁は今どういう対策をとっておられるのですか。
○近江分科員 非常に難しい問題が多々あろうかと思いますが、関係各省、これだけ特に青少年、一般家庭にも浸透してきておるわけでございますし、力を入れていただきたい、このように思います。  それから三本柱の中で、乱用者対策、覚せい剤の中毒者につきましては、いわゆる精神衛生法による措置...全文を見る
○近江分科員 既にそうした法体系のもとで制度が動いておるわけですが、それは実態に合わなくなってきておるということは十分認めていらっしゃるわけですね。それをいつまでも、専門家会議ということで時間をそのように費やしておっていいかということですね。その点について、法改正をいつまでも待つ...全文を見る
○近江分科員 そうすると、五十九年度予算を今審議しておるわけですが、この年度中にその意見をまとめて、政府としては改正法案を提出する、こういうことですね。
○近江分科員 めどはわかったわけです。ですから、それを集約していわゆる改正法案を出されるわけですね。
○近江分科員 それは専門家の話を聞きましても、改正すべきだという声が圧倒的なんですよ。ですからちゅうちょする必要はないと思うのです。それだけのことがきちっとまとまれば政府としてはいち早く対応する、対応しなければいけない、このように思います。そういうことで、今局長はその方向でいきた...全文を見る
○近江分科員 大臣がおっしゃったように、早くそういう先生方にも推進していただいて、しかるべきそうした措置をとっていただきたい、このように思います。  それから、きょうはこういう分科会ですから余り時間がありませんので次々聞いていきますが、人工肛門、あるいはまたこうした人工臓器の問...全文を見る
○近江分科員 それはこういう非常に困っておる人にとりましては朗報でありまして、これは厚生省としてはまあ遅きに失した感はありますけれども、しかし非常によかったと私も喜んでおります。  そこで、臓器のことですから非常に難しい問題もあろうとは思うのですけれども、日常生活に著しい支障が...全文を見る
○近江分科員 この排せつの障害というのはどのくらいまでを考えておられるかということですが、例えば脊髄損傷の一部の中にでもいろいろなケースがあるわけでございますが、どういう範囲まで考えていらっしゃいますか。
○近江分科員 脊髄損傷から来るそうした人まで含まれるということを私も聞きまして、これは非常に喜ばしいことである。厚生省も今後そういう実態をよく調査していただいて、うんと適用範囲を広げてあげていただきたい、このことをお願いしておきます。  それから、こういう方々が身体障害者として...全文を見る
○近江分科員 ひとつ一日も早く法改正を国会に提出していただきまして、そうしますと、それは国会の審議にもよろうかと思うのですけれども、実施は大体いつごろになるのですか。
○近江分科員 これは非常に結構なことでございまして、厚生省の立場はそういう方々に常に光を当てていく、こういうことは一番大事だと思いますし、まだまだ隠れたそうした中で苦しんでいる人が多々いらっしゃると思います。そういう点で、今後大臣を先頭にうんとひとつ努力をしていただきたい、このよ...全文を見る
○近江分科員 では、終わります。
04月17日第101回国会 衆議院 運輸委員会 第5号
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○近江委員 きょうは参考人の皆さん方には、大変貴重な御意見、ありがとうございました。  それでは、参考人の皆さんから先ほどいろいろお聞かせをいただきましたが、公共性という点に関しまして非常に懸念されておられるわけでございます。まず公共性の確保ということ、これは本当にだれしもが心...全文を見る
○近江委員 岸知事は先ほどから、監視体制の問題であるとか、具体的にかなりおっしゃっておるわけでございますが、この公共性の確保という点につきまして、本来は、第一種空港でございますから、国が全責任を持ってやっていくわけでございます。しかし、大阪府といたしましても、国に対する強い要望、...全文を見る
○近江委員 非常に長い、十年余りの歳月が今日まで経過しておるわけでございますが、地域社会の合意のもとに新空港を建設するということでございますが、これはもう当然プロジェクトの進め方の大原則であるわけでございますけれども、先ほど水脇参考人ですか、実際地元においては非常に反対がある、そ...全文を見る
○近江委員 住民の中にはいろいろと、先ほど水脇参考人ですか、おっしゃっておられたように根強いものがある、このように思うわけでございますが、一応そういう手続を踏んでこられた。そこで、次にお聞きしたいのは、この三点セットの協議におきまして環境アセスメントにつきましておおむね妥当である...全文を見る
○近江委員 大きなプロジェクトの場合、影響というのは非常に大きいわけでございまして、かつて万博が開催されたときも地域におきましてはいろいろな影響というものが出てきたわけでございます。そこで、影響という点からいきますと、一つは地域の雇用であるとか、物価であるとか、地価であるとかある...全文を見る
○近江委員 アクセスの問題でございますが、先般本委員会におきまして、私もまた同僚の正木委員からも、特に湾岸道路の問題につきまして、非常に、何といいますか、開港までには間に合わないというような、こういう答弁があったものでございますから、その点を諦めたわけでございますけれども、いまだ...全文を見る
○近江委員 我々もそれは強く政府に働きかけていきたいと思っておりますが、府としても強い要望、また同時に、やはりそういう働きかけといいますか、そういうことが非常に大事じゃないかと思うのですね。知事さんもこれは非常に必要であるということでございますし、ひとつ大阪府は大阪府の立場として...全文を見る
○近江委員 地域整備の問題についていわゆるかさ上げがないわけですね。これは何回も出ておるわけですが、これはやはり私、非常に問題だと思うのですね。府としても政府とかなりの折衝をなさっていると思うのですけれども、今の段階では明確にがさ上げはしないと運輸大臣も答弁しておるわけですが、こ...全文を見る
○近江委員 知事さんは政府委員みたいな感じで……。  いずれにしましても財政の厳しい状況というのは、私もまあまあそれなりに知っておるわけでございますので、今後ひとつ私たちも政府に言っていきたいと思いますし、大阪府としても、財源問題というのは非常に大きな問題ですから、実施団体とし...全文を見る
○近江委員 さっき佐藤先生は、請願空港であるという考えが中央にあれば問題であるということをおっしゃっておりました。今財政の非常に厳しい折でございますから、この関西新空港も確かに非常に大きな問題になったわけでございまして、そういういろいろな背景を考えますと、私も先生がおっしゃるよう...全文を見る
○近江委員 終わります。
04月19日第101回国会 衆議院 決算委員会 第8号
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○近江委員 まず、私は、指紋押捺の問題についてお伺いをしたいと思っております。  この問題につきましては、廃止の要請の声が各方面から上がってきておりまして、先般、全国市長会も総会で指紋押捺制度の廃止要請を決議しております。また最近、各地方議会においても反対決議がもう既に四百以上...全文を見る
○近江委員 その合理的な理由というのをひとつ明確にお答えいただきたいと思います。
○近江委員 この押捺制度というのを実施し出したのは、朝鮮戦争の後、韓国等からの密入国者がふえてきた、しかも、写真を張りかえるなど登録証明書を偽造する、不正使用する、そういうケースが頻発したのが理由であるということを聞いておるわけです。しかし、密入国者も現在非常に減少しておるわけで...全文を見る
○近江委員 現状はお聞きしたわけでございますけれども、これだけ非常に科学技術も発達しておるわけでございますし、何らかのそういういい方法が考えられるはずなんですね。やはり何とかしてそれを変えていこう、そういう根底から出ていった場合にはいろいろな発想が出てくると思うのですよ。いや、こ...全文を見る
○近江委員 現段階においてあなた方はそういう考えに固執なさっているわけでございますけれども、しかし、今申し上げたように、やはりこれだけの請願署名も集まっておるわけでございますし、各議会でもこれだけの反対決議がなされておる。市長会においても先ほど申し上げたとおりの状況でもございます...全文を見る
○近江委員 それじゃ、大臣から重ねてお聞きしたいと思うのです、研究なさるかどうか。
○近江委員 今、指紋押捺以上のものはないというようなお話でございますけれども、運転免許証は写真ですね。これで済ましておる。実印というのは社会生活の中で大変重要なものでございますけれども、この印鑑登録制度には、指紋はおろか写真すら要求されていないですね。これは実際考えてみれば、非常...全文を見る
○近江委員 しかし、世界の中で三十三カ国しか採用してないわけですよ。いろいろな制度を共産諸国においてやっているとかいうお話がありましたけれども、現実に三十三カ国ですよ。ですから、いろいろそこにおいてミックスしていろいろな制度改正というものを真剣に考えていかなければいけないと思うの...全文を見る
○近江委員 私が先ほど申し上げたように、児童福祉法では十八歳、こういう国内法というものがあるのですよ。ですから、そういう点につきましては、ひとつまた一歩前進の意味において検討していただきたい、このことを申し上げておきます。検討しますか、もう一遍聞いておきます。
○近江委員 しかし、何回も申し上げておるように、さらに一歩前進という意味で検討していただきたい、これを申し上げておきます。  それから、この登録時において確認の申請のたびごとに指紋押捺をやる。指紋というのは考えてみますと終生不変でありますね。万人不同であるわけです。同じ者は一人...全文を見る
○近江委員 非常にかたくなな御答弁ばかり続いておりまして、私も今かりかり来ておりますけれども、これはひとつ検討課題として法務省として十分検討していただきたい、これは申し上げておきます。  それから、戦争前から住んでおられて、またその二世、三世が誕生している、こういう人は、少なく...全文を見る
○近江委員 それは法の解釈であって、法というものは改正できるのですよ。だから、私はその命題を出しているわけなんです。あなたは今、法の解釈だけおっしゃっているんだ。私は今後考えられるべき改正点として一つの命題を出しているわけなんですよ。法の解釈、そんなことはわかっていますよ。だから...全文を見る
○近江委員 これも十分検討していただきたいと思います。  それから、切りかえ期間の延長の問題ですが、我が国は五年ということでございますが、アメリカでは十年なんですね。この点についてはいかがですか。
○近江委員 切りかえの延長問題につきましても十分検討していただきたいと思います。  それから、この証明書の切りかえ申請期限につきまして、例えば、世帯主の生年月日を基準としまして、一世帯の単位で申請できるような方向で改正できないかという問題です。さらに、この切りかえ申請の場合は、...全文を見る
○近江委員 これもいろんなケースがあると思いますので、それをもう一度十分検討していただいて、前向きの前進ができるように考えていただきたいと思います。この問題は、今日の情勢からかんがみましても、廃止の方向にぜひとも法務省としては検討していただきたいし、また、次善の策として私が何項目...全文を見る
○近江委員 それでは、ひとつ大臣を中心として、法務省におかれて鋭意真剣な取り組みをしていただくことを強く要望いたしておきます。  あと、もう時間がありませんので、余り中身にこれは入れません。もう一つお聞きしたいと思っておりましたのは、中国の残留孤児の問題でございますが、厚生省も...全文を見る
○近江委員 厚生省は、各省と十分連絡をとってよく相談してやりますということですが、法務省も努力していただけますか。
○近江委員 それでは時間が来たようですから、終わりたいと思います。  では、よろしくお願いいたします。
04月20日第101回国会 衆議院 運輸委員会 第6号
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○近江委員 十八日には現地視察も行いました。本委員会の実質的な審議も、参考人に対する聴取も終えました、中盤に入ってきたわけでございます。現地へ参りまして、現地の皆様方からもいろいろな陳情なり貴重な参考意見を承ったわけでございます。  そういう中で、一貫して現地の皆さんが非常に不...全文を見る
○近江委員 いわゆる法律の条項にはないけれども、フォローするものとして閣議了解事項が骨になるわけですね。そうすると、この閣議了解事項で取り組みの姿勢というか、それは出ておるわけでございますが、現実にそういう成田方式はとらない、かさ上げはしない、そうなってきますと、いわゆる政府のと...全文を見る
○近江委員 自治省さんなり大蔵省さんも来ていらっしゃると思うのですが、非常に地域はそういう不安を覚えておるわけですね。今、運輸省は仲立ちをして自治省さん等に大いに協力してもらわなければならぬ、これは自治省さんはどういう協力をしていただくのですか。具体的にひとつ答えてください。
○近江委員 今地方債起債のお話があったわけでございますが、こういう起債——起債といったところでこれは借金で、本当に残っていくわけでございますし、この起債のいわゆる枠の拡大、どういうことがあるのですか、ちょっと一遍言ってみてくださいよ。どういうバックアップの仕方があるのですか。これ...全文を見る
○近江委員 例えばその判断の仕方で、これは当然空港に伴ってくる公共事業であると地元が判断をした、ところが政府としては間接にはそうかもしれないけれどもというような場面も出てくる、いろいろなあらゆることがこれから想定されると思うのですよ。私は後ほどまた地域に及ぼす影響等聞いていきます...全文を見る
○近江委員 関係閣僚会議というのは、これは大臣ですからね、そんな余り細かいところまで、補助をどうするかとか、これは閣議了解事項でアバウトなんですよね。したがいまして関係各省よく相談してとおっしゃっておるわけですから、関係閣僚会議がここにあるわけですから、運輸省が中心となって地域整...全文を見る
○近江委員 今局長もおっしゃったように、閣僚会議事項を受けて実務者レベルの各省庁の連絡会議を設置したい、こういうお話があったわけですが、これはぜひやってもらいたい。大臣も閣僚会議のこういう了解事項は十分御承知のとおりでございますし、実際のそういう実務者レベルの連絡調整というバック...全文を見る
○近江委員 大臣の答弁は結構であったと思います。やはり地域はそういうように非常に不安を覚えておる、その受け皿というか、各省庁において運輸省が中心となってこういう受け皿をして皆さん方の心配に対してはこたえる、それが誠意だと思うのです。ですから、局長も大臣も明確に答弁していただいたわ...全文を見る
○近江委員 ニュアンスとしては大分前進したように思うのですね。開港時までにこの湾岸道路はぜひとも、建設省ほど力のある省はないと言えばちょっと大げさでございますが、非常に期待をしておるわけでございまして、ぜひ努力をしていただいて完成をさせていただきたい、このように思います。大臣も一...全文を見る
○近江委員 だんだんとそういう現実を踏まえた大臣の答弁が出てきたように思います。  それから近畿自動車道のインターから前蔦まで来るわけですが、その道路は建設備がつくるのですか、どこがつくるのですか。
○近江委員 それから鉄道の問題ですが、南海あるいは阪和、このどっちから引くのかわかりませんが、一つはどちらから引く可能性が強いのか、またそれはどこがやるのか、このことについてお伺いします。
○近江委員 最近の傾向として、鉄道の新設ということについては鉄監局というのは非常にシビアな見方をするようでございますけれども、この空港の連絡鉄道についてはどういう受け取り方をされているのか、鉄監局長がおられなければ大臣からお伺いをしたいと思います。
○近江委員 局長さんも積極的に取り組んでいきたいという御答弁がありましたので、それをぜひ開港時には実現できるように努力をしていただきたい、このように思います。  それから次の問題は、何といいましても株式会社方式による第一種空港であります。本来は、皆さんに申し上げなくても国がやる...全文を見る
○近江委員 ぜひそのようにお願いしたいと思います。同僚議員の関連がございますので、早く進めて終わりたいと思います。  もう一つの大事な問題は、これはナショナル空港であります。しかし、何といいましてもこれは関西新空港であります。それだけに、現地性の優先といいますか、こういうことは...全文を見る
○近江委員 本当に時間がなくなってまいりました。  最後に、前島、これは御承知のように、あの空港のいわゆる空港島がございまして、その前岸ですね、我々も視察をしたわけでございますけれども、非常に山が迫っておる。そういうことからいきますと、前島というものは絶対に必要じゃないか、こう...全文を見る
○近江委員 だから、まだ具体的にはそれは出てないにしたって、先般来参考人で大阪府知事もお見えになって、それは一体のものであるという、そういう御意見も出ているわけでございますし、それは具体化してくるわけでございますから、必要不可欠な条件等として環境庁さんとしては十分対処されるべきで...全文を見る
○近江委員 では、終わります。
04月25日第101回国会 衆議院 決算委員会 第9号
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○近江委員 経企庁長官にお伺いしたいと思っております。  まず初めに、対外経済対策の問題でございます。日米貿易収支、八三年度百八十二億ドルの日本の出超ということになっておりまして、また対EC、これの貿易収支につきましては百四億ドル日本の出超という仁とが出ておるわけでございますが...全文を見る
○近江委員 マクロ対策については、後ほどまたお伺いしたいと思います。  きょうの新聞等を見ましても、二十七日の閣僚会議で対外経済対策を決定する、こういう中で、二十四日までに固まった対外経済対策の骨子というものは、ここに出ておるわけでございますが、まず、今日までに大体固まりました...全文を見る
○近江委員 新聞に出ております骨子は、大体今お聞きしたものが出ておると思うわけでございますが、その中で何点か聞いていきたいと思います。  基準・認証制度の改善につきまして、昨年の通常国会で五省十七本の法律が改正されておるわけですね。この内外事業者の取り扱いの平等等を法制度的に確...全文を見る
○近江委員 次に、関税の引き下げの問題でございますが、これは、東京ラウンドの合意に基づきまして、我が国としては前倒しをするという方針で進んでおられるわけでございますけれども、八五年度分はこの四月中にやる、また八六年、八七年度分につきましては、八五年中に前倒しをして引き下げる、そう...全文を見る
○近江委員 今度は製品輸入の促進、これが骨子で固まっておるようでございますけれども、この製品輸入の問題を見てみますと、我が国としては、この輸入額もその率も非常に低いわけですね。八一年度で、日本が二四・三%、ECが四二・六%、米国が五六・九%。我が国はどうしても加工貿易国ということ...全文を見る
○近江委員 それから、投資問題でございますけれども、特に米国等によく進出しているわけでございます。しかし、アメリカにおきましては、州によりまして合算課税をやっておるわけでございますけれども、これが非常に投資の大きな支障になっているわけでございます。この問題についてはいろいろとお話...全文を見る
○近江委員 それから、通信衛星ですね、これも今回骨子に入れるということでございます。しかし、これは非常に難航しそうな状況でございますけれども、その理由ですね。それから、何といいましても、日米の技術格差ということが非常に問題になるのじゃないかと思いますが、日本の技術というのはどうい...全文を見る
○近江委員 これは河本長官にもう一度同じ問題をお聞きしたいと思うのですが、この通信衛星の問題につきまして、二十七日に閣議決定をされるようでございますけれども、これは大臣として入れられるのかどうか、また、日本の技術ということについてどのようにお考えであるか、大臣からお伺いしたいと思...全文を見る
○近江委員 我が国の自主技術の開発という大きな問題が絡んでくるわけでございますし、ひとつ十分論議をした上でやっていただきたい、このように思います。  それから、今度は政府の経済見通しについてお伺いしたいと思うのですけれども、経企庁さんとしては一生懸命やっていただいておるわけでご...全文を見る
○近江委員 この予測というのは非常に難しいわけでございますけれども、一つは、やはり整合性のとれたものであるということですね。次に大事なことは、国内における経済構造等の変化を反映したものである、さらには対外要因の変化を加えていくこと、こういうことが非常に必要じゃないかと思うのです。...全文を見る
○近江委員 非常に難しい問題でございますけれども、そのようにあらゆる要素を織り込んで正確なものに近づけていただきたい、このように思います。  それから、今後の経済運営についての基本的な考えでございますけれども、それをお聞きしたいと思っておりますが、公共事業一つとってみますと、明...全文を見る
○近江委員 そうすると、長官としては、今後引っ張っていく力を出していかなければならない。そうしますと、そこには当然対策ということが出てくるわけですね。この公共事業は前倒し七〇%ということは、ほぼ政府としては合意されておるわけですか、これが一つです。  それから、公共事業分野にお...全文を見る
○近江委員 公定歩合の引き下げあるいは投資減税の促進ですね。この公定歩合の引き下げ等につきましては、円の問題もございますし、非常に難しい問題があろうかと思いますが、そうした特に中小企業等を中心とした投資減税の一層の促進等を図ることが非常に大事だと私は思うのです。こういう点につきま...全文を見る
○近江委員 それはまた非常に大きな課題であると同時に、長官としては、積極策を推進されていく立場として、これは今後大いにやっていきたいと考えていらっしゃるわけですか。
○近江委員 公共事業等前倒しということになってきますと、今、全般として景気は上昇機運にあるわけでございますが、予算もこのように通ったわけでございまして、この秋には補正予算といいますか、そういうことについては大臣としてはどのようにお考えでございますか。
○近江委員 個人消費の問題でございますけれども、ずっとデータを見てみますと、今年一月の家計費調査を見てみますと、勤労者世帯の実質消費、これが前年同期比二・二%城となっておりますね。五十六年二月以来ほぼ三年ぶりの大幅な落ち込みとなっておるわけです。全世帯の実質消費も一月は三%減、こ...全文を見る
○近江委員 減税問題、非常に大きな問題でございますし、十分その点は検討していただきたい、このように思います。  春闘の問題でございますが、昭和四十年代の春闘相場というものは、有効求人倍率に掛ける十プラス四という算式で答えがイコールで出ておったように私は思うのですけれども、最近は...全文を見る
○近江委員 やはり国民所得の増加ということが非常に大事でございますし、大きな要素でございます。そういう点で、公務員等の賃金抑制ということについては、政府としても今後十分考えていただきたい、このように思います。  我が国の経常収支の現状について、また今後の見通しについてお伺いした...全文を見る
○近江委員 五十九年度の経堂収支の見通しでありますけれども、この二月の輸入が、これは国内のそういう生産活動を反映しておると思うのでございますが、前年同月比一二・五%と非常に大幅な増加となっておるわけです。また輸出も増加傾向を続けておるわけでございまして、一八・五%増加しておるわけ...全文を見る
○近江委員 五十九年度もスタートしたばかりでございますから、いずれにいたしましても注意深く見守っていきたいと思っております。  それから、地域経済の問題でございますが、マクロ的には我が国としてはこうなっている、先ほど長官からもお話がございましたが、地域におきまして非常にばらつき...全文を見る
○近江委員 そこで、ばらつきのあるそういう落ち込んだところに対しては、当然公共事業ということがあるわけでございますけれども、どういう対策をお考えになっておるのですか。
○近江委員 もう本会議が始まりますので、一応これで終わります。
○近江委員 本会議前に引き続きまして、質問を続行させていただきます。  世界経済の中でも、何といいましてもアメリカ経済の動向は非常に注目されるところでございます。そこで、まず、米国経済の見通しについてお伺いしたいと思います。  米国経済は、五十七年の十二月から回復に転じまして...全文を見る
○近江委員 この資金需要の動向の問題でございますけれども、個人貯蓄というものは非常に低下してきておる。しかし、そこにまた連邦政府の財政赤字、これは非常に拡大傾向にある。外国からも資本流入等があるわけでございますが、民間企業のそういう資金調達というものは非常に窮屈になってきておるん...全文を見る
○近江委員 物価はそういう点で現状ではおさまっておるわけでございますけれども、やはりインフレのそういう心配がないかということなんです。失業率が非常に高いわけでございますけれども、操業率が一定限度を超えると非常にボトルネックが生ずるというのは常識の問題でございますけれども、失業率の...全文を見る
○近江委員 いずれにしましても、こうした世界経済の動向ということは、我が国としまして十分キャッチしつつ経済運営というものをやはり慎重に考えていく必要があろうかと思います。  それから、長期経済計画の策定の問題でございますが、経企庁設置法の第三条によりますと、その任務の一つとして...全文を見る
○近江委員 それはそれなりにいいという答弁があったわけですけれども、いろいろ聞こえてくる声は、経企庁のそういう職員の皆さんも非常にがっかりしておるような空気があるようでございます。やはりこういう長期経済計画というものは、そういうガイドラインではなくて、我が国が将来に達成すべき姿で...全文を見る
○近江委員 私どもといたしましては非常に抽象的な感じがいたします。これは、今後一工夫をしていただきたいと思いますし研究をしていただきたい、このことを提言しておきたいと思います。研究していただけますか。
○近江委員 それから、我が国といたしましてシンクタンクをつくったわけでございます。御承知のように総合研究開発機構でございまして、これは私もその法案の成立のときには立ち会った一人でございます。このNIRAの問題でございますけれども、聞いてみますと、民間出資額がまだ五十六億円払い込み...全文を見る
○近江委員 それはやはり当初計画なさったことでございますし、今までもそうですけれども、今後こういうシンクタンクというのは一層必要性が高まってくると私は思います。それを充実する意味におきまして、今御答弁があったように、努力を一層続けていただきたい、このように思います。  それから...全文を見る
○近江委員 いつも予算委員会等でも御答弁はそういう前向きな答弁です。しかし、実績というものを見てみますと、遅々としているのですね。ですから、これは長官がおっしゃいましたように、ひとつ力を入れてしっかりと我が国の果たすべきそうした役割というものにつきまして一層努力をしていただきたい...全文を見る
○近江委員 目下いろいろ準備されているわけでございますが、昭和五十九年度につきましてはどの程度のことを考えていらっしゃいますか。
○近江委員 きょうは余り時間がありませんものですから、これ以上詳しくはできないわけでございますけれども、経企庁長官、今外務省からもそういうようなお話があったのでございますけれども、これは人道的な立場におきましても特段の力を注ぐべきであると私は思います。今後政府でいろいろとまた積み...全文を見る
○近江委員 それでは、その件につきましては、長官も決意を述べていただいたわけでございますので、ひとつ一層努力をしていただきたいと思います。  いよいよ時間が迫ってまいりましたので、あと一点だけお聞きしておきたいと思います。  それは金融の自由化についての問題でございます。例え...全文を見る
○近江委員 終わります。
05月08日第101回国会 衆議院 運輸委員会 第8号
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○近江委員 本法案につきましては、内閣委員会で、我が党委員からも、問題点につきましては詰めておるわけでございまして、きょうは十五分程度しかございませんので、何点がお聞きしておきたいと思います。  一つは、海運局そして陸運局を統合されて地方運輸局をつくられたわけでございますけれど...全文を見る
○近江委員 そこで、もう少し中身を聞いてみたいと思うのですけれども、この海運局の業務内容に関する事務で、簡素合理化されたものは具体的にどういうものか、もしあればお聞きしたいと思います。この合併によりまして、海運局が所管されておられた中でお聞きしたいと思います。
○近江委員 同様に、陸運局の従来のそういう業務内容で、廃止であるとか、または合理化、どういうことができるか、具体的にひとつお聞きしたいと思います。
○近江委員 その研究課題といたしまして、許認可の簡素合理化ですね、大体今後のテーマになるわけでございますが、どのくらい合理化できるのですか。まだ、その辺のめども全然つきませんか。アバウトでよろしいですけれども。
○近江委員 あと最後、一問お聞きしておきたいと思いますが、遭難通信制度の導入の問題でございますが、静止衛星を使いまして海難安全制度の導入という問題が今IMO、これは御承知のように国際海事機構でございますが、これを中心に研究開発を進めておるということを聞いておるわけでございますが、...全文を見る
○近江委員 これは次長からお話あったように、非常にカバーできる範囲も広くなるし、精度もいいということでございますし、これはひとつ大臣、いろいろと研究を進めていただきまして、速やかにこの制度がまた導入できるように、これは将来の問題でございますけれども、我が国としても対応を十分とって...全文を見る
○近江委員 終わります。     〔委員長退席、久間委員長代理着席〕
05月11日第101回国会 衆議院 決算委員会 第12号
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○近江委員 大臣は、近々OECDの方にお見えになる御予定と聞いております。河本さん、安倍さん、そして小此木さんと、大物閣僚が行かれるわけであります。OECDに我が国も加入いたしまして満二十歳、非常に意義ある年に行かれるわけでございまして、御承知のように、今アメリカあるいはまたEC...全文を見る
○近江委員 非常に大きなテーマで話し合われるわけでございます。この一つ一つのテーマというものは極めて深い問題でございますし、なかなかそうした問題を一つ一つやっていきましても、時間の問題があろうかと思いますので、ちょっと具体的にお聞きしてみたいと思いますが、二国間のいわゆる自主規制...全文を見る
○近江委員 それでちょっとわかったわけでございますが、EC諸国とアメリカとのそうした空気といいますか、今まで何回か折衝されておるわけでございますが、何かECの方がちょっといら立ちがあるように思うわけですね。何となしに、日本とアメリカとのそういう関係の方が政府の対応というものがどう...全文を見る
○近江委員 確かに、そういうコミュニケーションというのは一番大事だと思います。ECの方で非常に強く言っておりますのは、やっぱり製品輸入、これは一つの具体的な目玉として非常に要求しておるように思うわけですが、これは特に所管大臣とされて、製品輸入というのは非常にそういうように向こうが...全文を見る
○近江委員 この機会にひとつ我が国の立場もよく伝えてきてもらいたいと思うのです。確かにそういう黒字という点から見れば、何かこっちに負い目があるように思うわけでございますが、EC諸国にしたって逆にいろいろなそういう制限があると思うのですね。こういう点、どのようにお考えになっていらっ...全文を見る
○近江委員 それは、ひとつ言うべきことはきちっと言って、よく交歓していただきたい、このように思います。  それから、先般、私は本委員会で、これは河本さんのときだと思いますが、お聞きしたのですけれども、アメリカ各州におきますユニタリータックスの問題ですけれども、これは一部報道され...全文を見る
○近江委員 これは今後も引き続いてやっぱり強く主張していくべき問題であろうかと思います。  それから、今度の会議におきましても、今大臣からもお話ございましたように、途上国の負債の問題ですね。これは今八千百億ドルぐらいになるのではないかと世銀の白書でも指摘しておるわけでございます...全文を見る
○近江委員 私は、これは八千百億ドルというのを大体申し上げたわけですけれども、政府で今大体どのくらいとつかんでいらっしゃるのか。それから、我が国の輸出保険に関係ある国々の累積債務はどれぐらいあるのですか。
○近江委員 二つ目の質問は、どのぐらいあるかとお聞きしておることは、御承知のように、この輸出保険、これはもうパンクしかけていますね。ですから、私これをお聞きしておるわけでございまして、これは社会党の先生からもさっきちょっとお触れになっておられたわけでございますけれども、非常に大き...全文を見る
○近江委員 それは確かにおっしゃるとおりだと思うのですけれども、ちょっと抽象論だと思うのですね。債務国に対する我が国の対応として、これは言いにくい点もあろうかと思いますけれども、もう少し突っ込んで、基本的にどういう対処をなさっていくのですか。すぐデータ、今出してもらうわけですけれ...全文を見る
○近江委員 これは非常にまた大事な問題だと思いますし、少し政府部内で一遍よく検討なさっておいた方がいいと思うのですね。それは個々のケースになってくれば非常に公に話しにくい問題はあろうかと思いますけれども、十分ひとつよくこれは検討してください。  それから、一つは石油の問題でござ...全文を見る
○近江委員 それは政府としてそういう基本方針でなさっておられるわけでございますから、いずれにいたしましても、そういう状況変化が起きた場合、十分たたいた上で、よく再検討した上でこういくならいこう、それはいいのですけれども、ただ、時代のいろいろ変わる影響があっても、変化があっても、も...全文を見る
○近江委員 そういうことで、世界的にそういう中小企業というものに焦点が当たってきていますし、我が国の施策というのは、御承知のように、いろいろの状況を勘案してかなりそういう政策というものをお立てになっておる、これは外国が注目しておるところでございます。しかし、それが本当にうまく活用...全文を見る
○近江委員 いろいろこの制度あるわけですけれども、確かに、まだ実際に借りるそういう状況というのは、手続等がいろいろ難しいわけですね。そういう点では、ひとつ常にそういう指導をよく徹底をしていただきたい、このように思うのです。  それから、例えば小規模企業対策でございますけれども、...全文を見る
○近江委員 中小企業の対策につきましては、大臣もよくそういう点を見きわめていただきまして、ひとつ一層の充実をお願いしたいと思うのです。  これはまたもう一つの事例でございますが、中小企業倒産防止共済制度の問題でございます。これは五十八年十一月の行政監察局の調査結果の報告書でござ...全文を見る
○近江委員 例えば、この共済制度の加入促進のために、掛金の助成措置をとっている自治体があるのですね。日立、それから日向市、一年間掛金の一〇%の補助をやっておるのです。こういうような、今あなたがおっしゃったような銀行ですか、そういう方法もあるでしょう。やはりいろいろそういう知恵を働...全文を見る
○近江委員 今長官からお話がありましたので、十分ひとつそういう点を踏まえて、非常に有効に生きるそういう制度をするための法改正をひとつやっていただきたい、このように思います。  それから、中小企業の悩みというのはいっぱいありますけれども、仕事がない、こういう悩みが非常に大きいわけ...全文を見る
○近江委員 この五〇%という目標を設定いたしまして、中期計画といいますか、この年度にはこれだけ引き上げる、この年度はこれだけ引き上げる、そしてまた、いわゆる行政監察というのをしょっちゅうやって、なぜあなたの省は達成できないかということを、絶えず責任持って厳しくその点を指摘してやっ...全文を見る
○近江委員 大臣は非常にまじめな人であるということは私はよく知っておるわけでございますが、中小企業の倒産が小此木大臣のときに史上最悪を記録してしまったわけですね。いろいろ原因はあろうかと思うのですけれども、一万九千百五十五件というのは戦後最高です。確かに、一千万円以上というのは、...全文を見る
○近江委員 先ほど申し上げました官公需のそうした中小企業向けの発注を初めといたしまして、諸制度のPR、また実際の手続の簡素化であるとか、中小企業政策の総点検をされて、実機にそれが有効に働くように持っていっていただく、こういうことをフル活動することによって相当な成果が上がってくるの...全文を見る
○近江委員 何か抽象的な報告であったように思いますが、補助金を出して、国民が非常に注目しているようなことについては、ロケットじゃないけれども、またさらに二弾、三弾という取り組みもあるわけですね。それを通産省の皆さんは、ただ担当が別だというんじゃなくして、十分ひとつよく注目をしてバ...全文を見る
○近江委員 今あなたがおっしゃったのは第五世代のコンピューター開発でしょう。第四世代はもう終わっているのと違いますか。五十四年度から五十八年度ですよ。
○近江委員 超LSI研究組合補助金、これは五十一年から五十五年ですね。これはどうなっていますか。
○近江委員 こういう研究開発というものにつきましては、やはり今後は一層力を入れていく必要があろうか、このように思うわけでございますが、確かに、今情報化の時代の中で、電電法案等も国会で審議されているわけでございますけれども、特にまた通産関係にかかわってくる問題も非常に多いわけでござ...全文を見る
○近江委員 一つの法案をつくるということは、確かに、今のようなこういう日進月歩の時代でございますから非常に難しい、よくわかります。わかるだけに、また真剣にお取り組みをいただきまして、国民の納得のできる、時代のニーズに合った、そういう中でひとつそういう政策というものを進めてもらいた...全文を見る
○近江委員 終わります。
06月22日第101回国会 衆議院 運輸委員会 第12号
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○近江委員 まず初めに、改めてお聞きしたいと思っておりますが、この港湾運送事業法の一部改正についてでございます。この目的につきまして、ひとつ明確にもう一度改めてお伺いしたいと思います。
○近江委員 この港運法というのは、人といわゆる業というものは切り離すことはできないわけでございますね。いろいろとお伺いしておりますと、業に関しては、皆さんは合理化という形のもとで、この二つのポイントを法改正として出されたわけであります。しかし、この人という点に関しまして、これは法...全文を見る
○近江委員 いろいろなことについては予想されておると思うのですね。船内それから沿岸、両方持っていらっしゃるという業者が三百七十六、船内のみが二十七、沿岸が六百十四、こういうように聞いているわけですね。そうしますと、両方の免許を持っている人といわゆる限定免許、これとの間における競争...全文を見る
○近江委員 一般につきましていわゆる新基盤が今回加わる。こうなってきますと、はしけ等を基盤としておったのが、これらの基盤をそこに認めてくるということになりますと、全部下請ということになってくるわけですね。そうなってきますと、実際上、今はしけの需要というものは全般的に激減してきてお...全文を見る
○近江委員 それは運輸省としていわゆる安定協会の方に、こういうことがあるから十分配慮してくれというような話はされていると思うのですけれども、当然そういうことはもう予想されておるわけですから、それじゃ従来と違って安定協会はどういうジャンプといいますか、どういう新たな対策、また既存の...全文を見る
○近江委員 この法案がいわゆる施行される。私は、影響はかなり大きいと見ております。そういう場合、若干の上積みはあったかもしれないけれども、そういう努力は認めますけれども、今までにないいわゆるこういう法案による影響ということが想定されるわけですよ。こういう、ただ若干の上積みがあった...全文を見る
○近江委員 この料金問題、これも非常に大きな問題なんです。この料金問題ということは、結局、経営の安定ということにつきまして重大な決定的な要素なんです。また、それがやはり即そこに働く方々にも大きな影響を及ぼしてくる。そういうことで、この法案におきましても認可料金ということで設定され...全文を見る
○近江委員 この港湾運送事業の場合は認可料金というものがありまして、これは運輸省が監督できる。ところが、下請料金というものについてはあくまで行政指導ですね。そこに差があるわけですね。認可料金すらも守られておらない、そういう現状の中で、下請が今後一層広まってくるわけですね。私はほと...全文を見る
○近江委員 それはぜひ阿部さんがおっしゃるようによく検討していただいて、守るべきものは守る、また下に対するそういうしわ寄せが行われないように、十分ひとつ指導監督を要望いたしておきます。  それから、きょうは労働省も来ていただいておるわけでございますが、冒頭私が申し上げましたよう...全文を見る
○近江委員 ひとつ労働省さんも十分、この法案から出てくる諸問題につきまして、その対応というものにつきまして力を入れていただきたい、特に要望いたしておきます。  それから、特に労働問題で、先ほどからもいろいろ出ておりますが、ILO条約の批准の問題でございますけれども、これは我が国...全文を見る
○近江委員 これはひとつ早急にやっていただくように、十分努力をしていただきたいと思います。  それから、あと同僚議員がおりますので早く終わりたいと思いますが、最後に一点、職域の問題でございますが、御承知のようにコンテナ化等によりましてこれはもう非常に狭められてきておるわけですね...全文を見る
○近江委員 この機構改革、貨物流通局ですね、そこで十分検討していただく、これは結構なことだと思います。しかし、局ができたからそれでいい知恵が出るとは限らぬわけでありまして、これは現実の本当に皆が頭を悩ましておる問題でございますし、時間をそんなに先にいつまでもというわけにいかぬ問題...全文を見る
06月27日第101回国会 衆議院 運輸委員会 第13号
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○近江委員 私は、主といたしまして国鉄問題、また関西新空港を中心といたしました空港問題等についてお伺いしたいと思っております。  まず初めに、国鉄問題についてお伺いしたいと思っておりますが、今日国鉄が抱える問題というものは余りにも大きな問題が山積しておるわけでございます。新総裁...全文を見る
○近江委員 今、監理委員会が設置されまして、根本的な問題について討議をされているわけでございますが、やはり何といいましても主体者は国鉄であり、また監督官庁の運輸省である、このように思うわけですが、そういう中で非常に大きな問題は累積債務の問題でございますね。あるいはまた、要員の問題...全文を見る
○近江委員 総裁も率直に、特にこの二つの問題についてはもう国鉄当局としてはどうしようもないというような趣旨じゃないかと思いますが、これは政府全体が真剣に取り組まなきゃならない問題でございます。  直轄の運輸大臣としては、今総裁のそうしたお話もございまして、特に国鉄出身の大臣とさ...全文を見る
○近江委員 プロジェクトチームでいろいろと検討されている。それはもう当然のことだと思いますが、その知恵といいましても、そう奇想天外なものは、こうした厳しい財政状況のもとですし、ないと思うのですね。そうすると、やはり長年携わってこられた大臣としては、国の財政をにらみながらもこれをし...全文を見る
○近江委員 今大臣がおっしゃって、一瞬仁杉総裁、にこっとなさって、そういういい案を大臣はお持ちなのかなというので国鉄幹部諸君の目が一瞬輝いたように私は思うのですが、大臣は、この場では少し待ってくれということですからあえて踏み込みませんけれども、その辺の考え方は監理委員会の方々にも...全文を見る
○近江委員 監理委員会からもきょうは来ていらっしゃるわけでございますが、当然これは一番大きな問題だと思うのですね。監理委員会としては全般の問題を計画をなさっているわけでございますけれども、この問題は一番大きい問題だと私は思うのですね。これは監理委員会としても最大の問題として今検討...全文を見る
○近江委員 監理委員会さんとしても相当真剣にこの問題については取り組んでいらっしゃる。特に細田大臣は非常に、秘中の恥といいますかそういう腹案をお持ちのようにお伺いしたわけでございますが、ぜひこの問題はきちっとしてあげなければ国鉄としては飛び立つことはできないと私は思いますし、そう...全文を見る
○近江委員 国鉄職員三十数万、今後退職していかれる方、不補充というようなこともおっしゃっておりましたけれども、それにいたしましても、家族を含めますと百万以上になりますね。やはりそういうことを考えてまいりますと、こうした余剰人員の問題を初めといたしまして、これは本当に真剣に政府を挙...全文を見る
○近江委員 年金予算も三千二百八十八億ですね、今データを見ますと。やはり非常に大きなものになっておるわけですね。退職金負担も二千九百十八億、膨大なものになっておるわけでございます。これは大臣、国鉄も非常に頭を痛めておられる問題でございますけれども、これについてどのように対策を考え...全文を見る
○近江委員 この一つ一つの問題を取り上げてまいりますと、本当に質問しておる方も国鉄の重みといいますか、ずしりとくるわけでございます。本当に責任者の皆さんも大変だと思いますけれども、しかし、これから逃げるわけにいかぬわけですから、やはり責任者として一層勇気を奮い起こして、英知を結集...全文を見る
○近江委員 基本的な考えは大体わかりました。ひとつ、その点もよく検討していただきまして、これだけ技術の粋を結集して、世界に誇るこれだけのものをつくられたわけですから、宝の持ちぐされにならないように、大きく還元できるようにやっていただきたい、このように思います。  監理委員会の林...全文を見る
○近江委員 国民の財産として、単に国鉄だけではなく、国全体として考えてもらいたいと存じます。仁杉さんもおっしゃったわけでございますし、私もその方向がいいと思いますし、十分ひとつ検討していただきたい、このように思います。  それから国鉄の経営という点におきまして、従来国鉄法の中に...全文を見る
○近江委員 最近の光ファイバーあるいはINS、VAN、あるいは今大臣おっしゃった大規模な用地開発、いろいろなテーマがあろうかと思うんです。こういう点については、国鉄当局としてはどういうようなお考えに立っていらっしゃいますか。
○近江委員 ざっと大きな問題点についてお伺いしたわけでございますが、いよいよ監理委員会もあと一年ほどで答申ということになるわけでございまして、今が正念場だと思いますし、余りにも課題が大きいからひとつ国におんぶにだっこ、そこに逃避すればまた知恵も出ないわけですから、あくまでも主体者...全文を見る
○近江委員 どの辺から人選をするかという基本的なお考えはわかったわけですが、これは新聞紙上には名前がばっちり出ておるのですね。これは決定しているのですか。具体的にひとつお聞きしたいのです
○近江委員 新聞にもこれは出ているわけですから、正式に国会の委員会としてお伺いしますが、そうしたらこっちからボールを投げて受けたと言われる人についてひとつ発表していただきたいと思います。
○近江委員 そうすると、こちらから打診をしてほぼ承諾というお話が今あったわけですから、ほぼこれで決まりと見ていいわけですね。いかがですか。
○近江委員 空港会社の社長に竹内さんという人が新聞にも出ておるのですが、その会社の設立委員というのはイコール会社の役員じゃないわけでしょう。だから、その社長を初め会社関係の大事についてはどうなっているのですか。
○近江委員 それで、今後の手続でございますが、これは設立委員がほぼこれで決まる、それからあと定款づくり、組織づくり、株式募集、十月一日から会社としては発足する、こういう経過をたどろうかと思うわけでございますが、このスケジュールは大体こういうスケジュールですか。
○近江委員 五十九年度予算は百九十億つけているわけですね。これは十月一日発足ということになれば、会社の借り上げであるとか、あるいは設計、調査、いろいろなことで費やされると思うのですが、問題は、来年度から着工ということになってきますと、漁業補償の問題もございますし、当然運輸省として...全文を見る
○近江委員 微力でありますが、大いにお手伝いいたしますが、何といいましても主体者である運輸省さんが力を入れていただかないと、やはり全体に縮小という形の中でございますから、初年度でスタートがおくれるということになってきますと、後々非常に大きな影響になってくるわけでございますから、特...全文を見る
○近江委員 きょうは自動車局長あるいは自治省さん、いろいろとそのほか空域の問題等で質問したいと思っておりましたが、しかしきょうは時間がありませんから、来ていただきながら質問できなかったので、おわびしておきたいと思います。また次の機会にみっちりとひとつくりたいと思いますかり、よく準...全文を見る
07月20日第101回国会 衆議院 決算委員会 第15号
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○近江委員 外務大臣、それからまた政府委員の皆さんに対しまして、当面する外交問題につきまして若干の問題を質問していきたいと思っております。  まず最初にお聞きしたい問題は、今いよいよ来年度の予算をめぐりまして従来のシーリングから今回は概算要求基準、こういうものに変更した、こうい...全文を見る
○近江委員 恐らくアメリカ側といたしましては、今年度程度の防衛費の伸びというものを期待しているのではないかというようなことがよく言われておるわけでございますが、大臣として、このアメリカ側のそうした期待といいますか、日本に対する期待ですね、あるいは要求と言いかえてもいいかもわかりま...全文を見る
○近江委員 大蔵省では来年度予算のいわゆる焦点の一つになっております、先ほどから問題にしております防衛費の取り扱いにつきまして、前年度化四%増程度に抑える、こういう基本方針を固めだということが伝えられておるわけですが、先ほど大臣もおっしゃったように、アメリカは日本の防衛予算に非常...全文を見る
○近江委員 そうすると、この防衛費をいわゆる特別扱いにせずに抑制をする、こういうことになってきますと、大臣としては、この日米関係に支障といいますか、その辺につきまして窓口として一番いろいろと苦慮されるのじゃないかと思いますが、それはどうなんですか。
○近江委員 毎回、この概算要求のときあるいは実際の予算編成、こういう場合にアメリカのそういう要求というものは国民の目には非常に映るわけですね。今、大臣は留意するという表現でおっしゃったわけですが、しかし、これは国民の目から見まして非常にのまされておる、これだけ厳しい財政状況の中に...全文を見る
○近江委員 予算に関連しまして、問題がちょっと違うようでございますけれども、一つお聞きしておきたいと思います。  政府開発援助の問題でございますが、これはマスコミ等でも非常に問題だということで取り上げられておられるようでございますけれども、これは我が国も対外的に約束されてきてお...全文を見る
○近江委員 これはなかなか外務省だけではいかない大きな問題でございますが、我が国も厳しいわけですけれども、対外的な約束ということもございますので、ひとつ努力をしてもらいたい、このように思います。  それから今日米ソ関係というのは非常に厳しい緊張の状況というものが続いておるわけで...全文を見る
○近江委員 抑止力が高まる、そして決していいことではないけれども、そういう米ソの厳しい状況というものが高まってくるだろう、こういうことですね。そういうことに関しまして国民が今非常に不安にまた敏感に感じておるわけでございます。ソ連でもこのSS20が現在百四十四基ですか極東に配置され...全文を見る
○近江委員 今のところは、つかんでいらっしゃるのは大体そういうことですか。  こういう問題というのはエスカレートするわけですね。SS20が配備されているから、またこれに対抗上トマホークを配備するのだ、そうしたら、トマホークを配備するから、またそれに対抗する、こういう、どちらとも...全文を見る
○近江委員 この七月五日に公表されました米下院歳出委員会軍事小委員会での公聴会記録によりますと、年度別核つきトマホークの装備艦船の数も示されておるわけですが、八三年度に戦艦一隻に配備というふうになっておるわけでございますが、これは現在の米軍の状況から見ますと、戦艦ニュージャージー...全文を見る
○近江委員 この核つきのトマホーク積載能力を持って日本に寄港する可能性のある艦艇は四十一隻に上がるということが、米海軍の公式見解で明らかにされておるわけです。そうしますと、こうした新しい事態で、今までアメリカの基本方針としては核の有無ということは明らかにしない、こういう従来の立場...全文を見る
○近江委員 それだけの能力を持った艦艇が日本にどんどん寄港をしてくる。これに対して、政府はそういうように、向こうから事前協議がないからということで今答弁があったわけでございますが、しかし、そうすると、これに対してソ連などはどういうように判断するかという問題ですね。これは国民も、政...全文を見る
○近江委員 一般的な問題でございますけれども、米ソいずれにしましても、日本の領空を巡航ミサイルが通過するということは領空侵犯ということになるのかどうか、まず政府の見解をお伺いしたいと思います。
○近江委員 もちろんこれは一般的なことをお伺いしておるわけですが、スウェーデンの国防次官は、航空機であれ潜水艦であれ、また東からのであれ西からのであれ、スウェーデン領の侵犯は許さない、こういうように言明しているわけですね。今政府委員の方が、侵犯である、認められないということを明確...全文を見る
○近江委員 認められないということであれば、それに対する対応ということは当然きちっといろいろお考えになると思いますが、一応政府の態度というのはわかりました。  それからこれも関連する問題ですが、ニュージーランドにおきまして労働党が選挙の結果政権に返り咲くことになったわけでござい...全文を見る
○近江委員 それは党の見解であって、政権という立場からいくとそこに柔軟性が出てくるのじゃないかというような今大体のお話であったように思いますが、いずれにしましてもニュージーランドとしてもやはりそういう非常に厳しい姿勢で今後やっていくことは十分考えられるわけですね。ところが、我が国...全文を見る
○近江委員 それは核がないということを明言させるということと大分違いますね。そうでしょう。米軍が核がないと先方から明言するということと意味が違うでしょう。その辺については同じだとお思いなんですか。
○近江委員 ANZUS条約を見ますと、その前文におきまして、米国が沖縄、日本国内周辺に軍隊を駐留させることがあることに留意し、このように明確に書かれておるわけです。これはいろいろ私も調べてみましたところ、日本が再び軍国主義復活による侵略を米軍の駐留によって防止する、こういう意味か...全文を見る
○近江委員 御理解いただきたいといっても、やはり状況が非常に疑問に思う事柄がたくさん出てきているのですね。例えばリムパック84では、御承知のように全くオーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、日本ですね、こういう演習に参加しておる。実態的には日米安保、ANZUS条約との連動とい...全文を見る
○近江委員 先ほど申し上げましたように、このリムパック84、実態的には非常にそこに疑問が生ずるような行動がここにとられておるわけですね。集団的自衛権の行使につながるこういうような演習行動、こういう今大きな一つの疑問が出てきておるわけですから、これについてはやはり自重すべきじゃない...全文を見る
○近江委員 先ほど申し上げましたように、このANZUSと日米安保条約とのいわゆる連動という疑惑というものはやはり依然としてあるわけですね。ですから、この辺につきまして、私先ほど申し上げましたように、明確に日本政府としてきちっとした見解をお出しになるべきだと思うのです。今答弁いただ...全文を見る
○近江委員 説明する必要はないと言って、今私が質問してそういう政府の答弁が返ってきているわけですけれども、このANZUS条約で「琉球において軍隊を維持し、かつ、行政上の責任を有し、及び日本国との平和条約が効力を生じたときには、日本地域における平和と安全の維持を資するために日本国内...全文を見る
○近江委員 非常に誤解が出てきておりますし、今後そういうリムパック84のような行動につきましては慎重にやるべきでありますし、そして国民のそういう疑惑というものにつきましてはきちっとした説明をした上で納得を得るような、そういう態度であってもらいたい、このように思います。よろしいです...全文を見る
○近江委員 大臣、ちょっと何か歯が痛いというようなお話でありますけれども、もうちょっと我慢してください。私も歯が痛い。歯が痛い者同士でひとつ、そこでまたかみ合いができるかもわかりませんから。  この六月一四日、中曽根総理はサミット出席前の党首会談の際、もう既に大臣も聞いていらっ...全文を見る
○近江委員 総理はそのように文言を修正されているわけですけれども、おっしゃった意図、意味自体は非常にいろいろと問題があったような、そういう発言をされているわけですね。  そこで三つ大臣にお聞きしたいと思いますが、核兵器保有国は核兵器を使う権利はあるのかどうかということが一つ。第...全文を見る
○近江委員 これは中曽根総理が発言したということで安倍さんの御意見を聞いておるわけでございますが、一九六三年十二月七日、東京地裁いわゆる下田判決で、原子爆弾の投下は国際法違反である、こう認定も下しているわけですね。我が国は全世界で初めて広島、長崎の被爆の経験をしているわけです。そ...全文を見る
○近江委員 何かちょっとはぐらかされたように思うわけでございます。  もう一度明確にしておきたいのですが、いずれにしましても、核兵器の使用は国際法違反だ、これはただその条約の文言とかそういうことじゃなくして、あらゆる意味で言い切って差し支えない問題だと私は思うのですよ。いかがで...全文を見る
○近江委員 あなたのおっしゃっているのは本当に法文上の解釈といいますか、しかし、先ほども申し上げたように、我が国としては唯一の被爆国でもあるわけです。そういう一連のことからしまして、中曽根総理の発言は非常にまずいし、国民感情を本当に知らない。また政府としては、先ほども人道上という...全文を見る
○近江委員 安倍さん、時間は二十分ほど要るわけですか。私は持ち時間が四時二十九分まであるのですよ。歯医者へ行くから時間をいただきたいということをおっしゃっているから……(安倍国務大臣「いえ大丈夫です」と呼ぶ)そうですか、大丈夫なんですね。いや、人道上の問題ですからね。(安倍国務大...全文を見る
○近江委員 そこで、首脳会談でどういうことが議題になってくるのですか。いろいろと言われておりますが、差し支えない限り……。
○近江委員 それはそのとおりでございますが、いろいろ議題、項目といいますか、だれが見たって特にこういうことが大事だなという問題があるわけですから、今安倍さんの頭にあるその辺のところをひとつ御答弁いただきたいと思うのです。
○近江委員 この朝鮮半島の緊張緩和の問題につきましては、三者会談、これは北側の提案ということになっておりますが、韓国は当事者間の話し合いということでありまして、依然として枠組みをどうするかという範囲を出ておらないわけでございます。  先般、私は予算委員会でも安倍さんにこの点はお...全文を見る
○近江委員 大臣もその問題は真剣に、よくお考えになっていらっしゃると思います。  そこで、我が国政府としては韓国とは非常に緊密な関係にあるわけですね。朝鮮民主主義人民共和国との間を見ますと、これはだれが見ても極めて閉鎖的な間柄ということになっておるわけでございますが、北側との間...全文を見る
○近江委員 北側は、例えば金日成主席の訪ソの際、対日批判というものを抑制しておる。あるいは五月三十日来日しましたシアヌーク大統領は、金日成主席が日本との関係を何らかの形で樹立したい、こういう伝言をしておる。あるいは七月四日に訪中された宮澤元官房長官に対して呉学謙外相は、日本との関...全文を見る
○近江委員 政府は、朝鮮民主主義人民共和国からの公務員の入国停止や民間人の入国審査も厳重にする、ラングーン事件以来制裁措置を続けておられるわけでございますが、これはいつまで続けられるか、またこれが解除されるには何らかの条件が必要と考えていらっしゃるのかどうか、いかなる事態、条件が...全文を見る
○近江委員 事務レベルでのお話ありましたけれども、これは政治的な要素も非常に大事でございますから、大臣としてはどのようにお考えですか。
○近江委員 我が国としては常に周辺諸国の平和安定に一層努力をしていく立場で、すべて物事を前向きに検討していくべきである、このように思います。そういう点大臣も十分認識していただきたいと思います。  それで、もう時間ありませんから、あと一問だけお伺いしますが、大臣が韓国を訪問されま...全文を見る
○近江委員 終わります。
10月30日第101回国会 衆議院 決算委員会 第17号
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○近江委員 まず初めにお伺いしたいと思いますのは、現時点におきますいわゆる景気をどのように分析、また掌握、認識されているか、まずお伺いしたいと思います。     〔委員長退席、井上(一)委員長代理着席〕
○近江委員 政府の認識としては、景気回復はほぼなだらかな線で上昇しておる、こうした御認識のようでございます。しかし、特に中小企業の実態というものを見てまいりましたときに、今年度、一月から九月期までに一万五千三百八十九件の倒産を数えております。金額にいたしまして二兆七千二百五億、大...全文を見る
○近江委員 特に年末にかけまして、これは毎年のデータを見ましても非常に著しい数値、また倒産金額も出るわけでございますし、このままの推移でいけば、私が今非常に心配してお聞きしております、件数にして二万件、金額にして三兆円の突破ということは必至なんですか、どうなんですか。
○近江委員 昨年の倒産件数が一万九千百五十五件。過去のデータをずっと見ましても、十月、十一月、十二月というのは、千五百件、千六百件とほとんど全部千五百件以上です。このベースでいきますと、あなたがおっしゃったように、件数にして戦後最悪の昨年の記録を更新する。また金額も、もう既に二兆...全文を見る
○近江委員 民間の調査機関によればと、あなた、前口上を入れていらっしゃるわけですけれども、中小企業庁というのは、中小企業のそういう動向については完璧に把握なさっているわけですよ。ですから、そういう文言は要らないと私は思う。政府として、今年度は倒産件数においても金額においても戦後最...全文を見る
○近江委員 民間の調査機関また中小企業庁を中心とした政府の認識も一致いたしまして、今年度は倒産件数あるいは金額ともに戦後最悪の記録を更新しようとしておるわけでございます。これはゆゆしき問題でございまして、こうした非常事態に立ち至った原因について、どのように分析されておりますか。
○近江委員 今、内需不振というものが非常に大きな原因を占めておるという御答弁があったわけでございます。確かに今日まで景気は全体としては回復基調にある、こういう答弁でありましたが、牽引力になったのは輸出、またそれに関連する業界。こういうふうに業界によって非常にばらつきがある。今おっ...全文を見る
○近江委員 竹下大蔵大臣にお聞きします。  先ほど中小企業庁から御答弁があったわけでございますが、今年は倒産件数、金額ともに戦後最悪の事態に立ち至るであろう、これは政府のほぼ一致した認識ではないかと思うわけです。そういうことで、景気は回復基調にあると言いながら現実にこういう大き...全文を見る
○近江委員 大臣は総括的に御答弁いただいたわけでございますが、事務当局から、いわゆる政府系の金融公庫等に対しても、年末に対してはこういう対策を打った、また選別融資等についてはこういう通達を出した、実際のそうしたいろいろな指導なり対策というものをなさっておると思うわけでございますが...全文を見る
○近江委員 まだ答弁が抽象論ですね。今のことは例年しておるからというような答弁だけですよ。今、これだけの非常事態を迎えておるわけでしょう。例年やっておりますからというような同じ対策でいいんですか。これだけの非常事態を迎えておるんであるから、大蔵省としてはこういう非常態勢をとって対...全文を見る
○近江委員 中小企業庁は、いわゆる実際にパックアップをしてもらうのは大蔵省でしょう。大蔵省がまだその事態を完全に把握を――あさってからもう十一月ですよ。通産、大蔵両省ともそんなのんびりしたことでいいんですか。どうなっているんですか。要するに皆さん方の認識がいいかげんだから私は言っ...全文を見る
○近江委員 大臣おっしゃいましたように、いわゆる量的には確保できる。ところが、これだけ倒産が激増しできますと、私が申し上げたように選別融資なんというものは一段と今厳しくなってきているのですよ。量があるから、それじゃ中小企業に貸すか。貸さないのですよ。そういういろんな状況に今なって...全文を見る
○近江委員 保証協会であるとか一連のそういう関連のところもあるわけですから、十分な対策をひとつ立ててもらいたいと思うのですね。  また、倒産救済制度等も、これをただ制度があるというのじゃなくして、実際の適用ということになると、とにかく制度があるけれども、非常にひこ難しいいろんな...全文を見る
○近江委員 今のも私に言わせると抽象論ですよ。今までやってますから、また同じようにやりますと……。こういう非常事態なのだから通産省も大蔵省も、これだけの非常事態を迎えているのですから、両省が本当に真剣になってこの対策をひとつやっていただきたい、このように思います。竹下大臣、いかが...全文を見る
○近江委員 私の質問はまだしばらくあるわけですから、銀行局をすぐ呼んで、私の質問が終わるまでに追加の答弁をさしてください。  それで、こういう倒産が非常に増加してきておる根本的な原因は、やはり輸出依存型の、そういうことで日本経済の運営ということをやってきた、結局内需喚起という対...全文を見る
○近江委員 じゃ、ひとつ政府挙げてこの対策に取り組んでいただきたい、このように思います。  きょうは時間を同僚と二つに割っておりますので、時間が余りありません。ですから、私が聞く項目というのはそういうことで非常に飛び飛びみたいな形で、脈絡という点からいきますと離れておるようでご...全文を見る
○近江委員 それからちょっともとへ戻りますが、この倒産問題ですけれども、グリコ・森永事件で、森永が九割減産、来月売上高も七割減と、こういうようにマスコミでも報道されておるわけですね。中小企業等も相当関連があると思うんですが、こういう状況にかんがみて、大蔵省としては具体的な対策を考...全文を見る
○近江委員 しかし、それは現時点のことでございますので、十分な対策をひとつ講じてあげていただきたい、このように思います。  それで、もう余り時間がないのですけれども、今年度は一兆円の所得減税をやった。しかし、それを上回る増税がいろんな形であったわけでございます。国民は、大幅な所...全文を見る
○近江委員 時間がありませんので、単発的にお聞きしていきます。  人勧の問題は、これは国家公務員、地方公務員、関連を含めまして、本当にこの二年間に続くいわゆる抑制ということにつきましては、もう大変なこれは生活の状態が厳しい状態になっております。そういう点で、これはもういよいよ決...全文を見る
○近江委員 厳しい姿勢で臨むとおっしゃっておるわけですが、そういうことを聞けば公務員の皆さんは余計心配になるわけですよ。ですから、いわゆる二%、これはもう当然のことながら、残りの四・四%ですね、これはどうなさるのですか。当然最終は政府全体でお決めになるのですけれども、竹下大臣とし...全文を見る
○近江委員 時間がありませんので終わりますが、この人勧の扱いにつきましては完全実施をぜひともひとつやっていただきたい。ひとつ竹下大蔵大臣に政府を代表して、私は強くこれを要望いたしておきます。勧告六・四四、これをひとつぜひ実行されるように政府に強く要望いたしておきます。時間がありま...全文を見る
12月21日第102回国会 衆議院 運輸委員会 第1号
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○近江委員 まず初めに、関西新空港の問題についてお伺いしたいと思います。  いよいよ予算編成も大詰めになってまいりました。この十月一日から株式会社が発足をいたしまして、いよいよ六十年度から着工、六十七年開港、これに向けて滑り出しをしたわけでございます。言うならば一番最初の滑り出...全文を見る
○近江委員 きょうは大蔵省さんも来ておられるわけでございますが、大蔵省からもひとつ答弁をお願いしたいと思います。
○近江委員 公共事業の二千億の上積み、これが取れるかどうかということで相当政府部内で検討されておられたようでございますが、マスコミの報道等でも上積みということもございますし、この公共事業——もっとも関西新空港というのはナショナル空港といたしまして既に発足しておるわけでございますし...全文を見る
○近江委員 仁杉総裁にお聞きしますけれども、私たち国鉄の財政という問題が非常に気にかかるわけでございます。今御答弁があったわけでございますが、間違いなく開港時までにこのアクセスは完成されますね。一応確認しておきます。
○近江委員 総裁から非常に力強い御答弁をいただきまして、ぜひひとつ開港時までに、むしろもっと早い機会にこれを完成していただきますように強く要望いたしておきます。  それから、同じくアクセスといたしまして道路関係をお伺いしたいと思います。具体的にいろいろ聞きたいと思いますが、まず...全文を見る
○近江委員 この湾岸線につきましては調査中、この法案を審議しておるときもそういう答弁であったのです。しかし、湾岸線というのは京阪神地帯、空港に至る最も重要な道路になると思いますし、調査中、調査中ばかりではめどが立たぬと思うのです。いつまでぐらいに調査を完了して間違いなく開港のとき...全文を見る
○近江委員 開港までに困難であるという極めて厳しい見通しの答弁があったわけですが、運輸大臣、関西空港の関係閣僚の中心者として、アクセスという問題は非常に重大な問題だと思うのです。今建設省がそういう御答弁でございますが、今後関係閣僚会議等におきましても全力を挙げて、諸困難はあるにい...全文を見る
○近江委員 運輸大臣、ひとつ力を入れていただきたいと思いますが、何といいましても建設省さん、あなたの方が本腰を入れてもらうことが一番大事なことなんです。再度の質問で恐縮ですけれども、見通しはそうだけれども実際本当に全力を挙げてやればいける、そういう自信もあるのでしょう。どうなんで...全文を見る
○近江委員 そうすると、これは主体は阪神高速道路公団になるわけですね。それじゃ、具体的に調査費等きちっと計上していますか。
○近江委員 ひとつ建設省として総力を挙げて取り組んでもらうように強く要望いたしておきます。それでまた、機会あるたびに建設省に来ていただいて進捗状況、調査の状況、見通し等につきまして、その都度今後お聞きしていきたいと思いますから、一層馬力をかけてお願いしたいと思います。  それか...全文を見る
○近江委員 それもひとつ、和歌山に至る第二阪和の早期完成を強く要望いたしておきます。  それから、これは大阪府が主体になるわけでございますが、いわゆる俗に言う前島構想でございますが、大阪府におきましては沖出し方式にほぼ決めた、こういう報告も聞いておるわけでございますが、これは大...全文を見る
○近江委員 そうすると、大阪府の沖出し方式というのは、前島というよりも、ほぼ決定をして両者協議の上で進めていく、こういうことですね。
○近江委員 それから、午前中も問題が提起されたわけでございますが、いわゆるこの空港の変更ですね、当初我々提示しておりました計画を沿岸の方に三百五十メートル近づける、こういう案について運輸省は了解した、こういうことでございますが、これはどういうメリットでこれを承認したのですか。
○近江委員 例えばニューヨーク直行便のことにつきましては、この法案の審議のときも私が指摘をしているわけです。そのときも、三千三百でもニューヨーク直行便は行ける、しかし胴体の短い飛行機である、それならあと数百メートル延ばせば直行便行けるやないかと。私の議事録をごらんになってみなさい...全文を見る
○近江委員 全体計画の中からいきますと影響はない、それはその中でいろいろと計算されておると思うのですけれども、しかし、こういう計画変更というのが、今お聞きしたらそういうメリットは出ておるわけでございますけれども、これだけの大きなプロジェクトを推進するについていとも簡単にそういう変...全文を見る
○近江委員 今後つくっていく問題ですから、現実の問題ですから修正ということも出てくるかと思いますけれども、皆さんも総力を挙げて基本計画というものを練ってこられたわけですから、我々議員も実際に急にこういうことがぽっと出てきて驚いておるような状況です。そういう点、ひとつ権威を持って、...全文を見る
○近江委員 大綱は六月ということでございますから、十分ひとつよく練り上げていただきたい、このように思います。  空港問題ばかりやっていますと時間がありませんので、あと一点だけ。  関西国際空港推進会議、これは十一月二十八日に第一回をやっておられますね。ここでは特に何を重点とし...全文を見る
○近江委員 空港問題は一応これで終わっておきたいと思います。  次に、総裁も来ていただいておりますので、国鉄についてお伺いしたいと思います。  一つは事故の問題ですね。これは十九日、品川で信号誤認、六十四本が運休。これももう一歩のところで大惨事になる事故である。先般も、十月十...全文を見る
○近江委員 大臣、総裁、皆さんのお気持ちはよくわかりますが、いずれにしても人命にかかる重大問題でございますから、これは一層気を引き締めて安全対策という点について力を入れていただきたい、このように思います。大臣から一言だけ、お二人を代表して……。
○近江委員 そこで、事故というのはいろいみ人為的な災害もあれば天災もある。もういろいろなことがふくそうしてくるわけでございます。そこで私は、ひとつ国鉄の施設のことについてお聞きしたいと思うのです。  例えば橋梁あるいはトンネル、こういうものを建設年代別で見ますと、橋梁の上部につ...全文を見る
○近江委員 きょうは大蔵省も来ておられますし、もう論議をお聞きになっておわかりだと思いますが、こういう安全対策というのはちゅうちょすることのできない問題だと思いますので、それは十分バックアップをしてもらいたいと思います。  総裁も、これは本当に重大な問題であるわけでございますか...全文を見る
○近江委員 時間がありませんから終わりますけれども、いわゆるいろいろな問題点というのはどういうように改善するのですか。その改善するポイントだけを答えてください。これで終わりますから。
○近江委員 終わります。