近江巳記夫

おおみみきお



当選回数回

近江巳記夫の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月09日第102回国会 衆議院 本会議 第9号
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○近江巳記夫君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となっております昭和五十九年度補正予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。(拍手)  今日の我が国経済は、国内需要の伸び悩みとその結果もたらされた著しい対外不均衡への対応が迫られ、また財政は危機状態が続き、「...全文を見る
02月09日第102回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○近江委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十九年度補正予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。  今日の我が国経済は、国内需要の伸び悩みと、その結果もたらされた著しい対外不均衡への対応が迫られ、また、財政は危機状態が続き、「増税なき財政...全文を見る
02月12日第102回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○近江委員 きょうは、お忙しいところを先生方にはありがとうございました。  まず、初めに八巻先生にお伺いしたいと思っておりますが、先生は、六十年度予算におきましても所得税減税を初め景気対策を拡充すべきである、こうした御意見をお述べになっていらっしゃるわけでございますが、五十九年...全文を見る
○近江委員 第二点の問題は、今、国会でも非常に論議されておりますが、大型間接税の導入問題でございます。  これにつきましては、非常にさまざまな問題があるというこうしたお話もあったわけでございますが、先生がいろいろお述べになった意味というのは、いわゆる現行税制の見直し、特に不公平...全文を見る
○近江委員 第三点の問題は、受益者負担の問題でございます。  受益者負担というのは非常にメリット、デメリットというものがあるわけでございますが、この見きわめということが非常に難しいのじゃないか、このように思います。特にこの財政難の時代におきましては、受益者負担の名のもとに国民へ...全文を見る
○近江委員 あと時間もわずかしかないわけですが、木村先生にお伺いしたいと思います。  GNP一%問題というのは、今国会におきましても最大の焦点になっておるわけでございます。このGNP一%という問題につきましては、我々としては、平和の歯どめという意味におきまして非常に大きな意義を...全文を見る
○近江委員 終わります。
02月15日第102回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○近江委員 この防衛費のGNP一%問題についてまずお伺いしたいと思うのですが、総理は、中曽根内閣といたしまして、GNP一%を超えないように努力をするということを明言されております。矢野書記長がこの問題を指摘したわけでございますが、このときに、「政府はGNP一%を超えないことをめど...全文を見る
○近江委員 この一%問題につきまして、今、二見君から表明があったわけでございまして、どうかひとつ総理も一%の枠というものを徹底して守っていただきたい、強く要望いたしておきます。  それでは、質問に入っていきたいと思います。  国連は、総理も御承知のように創立満四十周年を迎える...全文を見る
○近江委員 そうすると、内部の改革ということで強く要請をする、その改革が進まないときは日本も脱退があり得る、こういうことなんですか。
○近江委員 総理は、国連中心主義、国連の存在というもの、また機能というものを、これは非常に重視されていらっしゃるわけです。先ほどの答弁にもあったとおりでございます。私たちもいろいろと、戦後四十年たつわけでございますし、一つの運営という点でいろいろな弊害も出てくるでしょう。しかし、...全文を見る
○近江委員 改革への非常に強い意思を持って迫った、しかし、こうした国連機関、国際機関というものは本当に大事にしていきたい、こういう気持ちは総理自身、もう一度重ねてお聞きしますが、これは間違いないわけですね。そういう去るというような気持ちは本心ではないということでございますね。
○近江委員 そういう去るというような悲劇的な状態は絶対に避けていただきたいと思います。そして、改革を迫ることはこれは大いにやっていただいていいと思うのです。その点、特に総理に強く要望したいと思います。総理の本心は本当に国際機関、国連というものを大事にしていきたい、去りたくないとい...全文を見る
○近江委員 国連のこうした平和維持機能の強化、この問題は非常に長年の懸案の問題でございます。一九八二年に、デクエヤル国連事務総長が年次報告の中で、事務総長の権限強化、紛争の起こりそうな地域での事実調査の強化、国連平和維持軍の軍事能力と権限の強化、これらの問題討議のための首脳レベル...全文を見る
○近江委員 この再活性化のための我が国としてのすばらしい提案を、今後ひとつどんどんお願いしたい、このように思っております。  それから、これまで日本の総理が国連総会に出席されましたのは、御承知のように佐藤総理、これが一九七〇年、創立二十五周年のときです。それから第二回目の軍縮特...全文を見る
○近江委員 検討は結構でございますが、特に来年は軍縮総会も予定されておるわけでございまして、こういうことで、四十周年というこの意義ある年でございますし、ぜひとも総理が出席をされるべきじゃないか、このように思うわけですが、重ねてひとつ総理の意思を確かめたいと思います。
○近江委員 総理としては、でき得れば出席したい、こういうお気持ちは強いわけですか。
○近江委員 この第三回の軍縮特別総会というのは、いわゆることしの総会で決める予定になっている、このように聞いているのですが、その点はどうなんですか。
○近江委員 今お聞きのとおりなんです。そういうことで、四十周年の総会というのは極めて重要な総会であるわけでございます。総理もそうした国連中心の強い決意を持っていらっしゃるわけでございますし、ぜひとも、この意義あるこういう総会というものは総理みずから出席されて、我が国の平和にかけた...全文を見る
○近江委員 なかなか前へ進まないわけですが、そういうお気持ちをお持ちかどうかということを聞いておるわけなんですけれども、見きわめるということはこれはもちろんのことでございますが、でき得れば行きたいという気持ちは強いわけですか。
○近江委員 我が国のそうした立場は、言うまでもなく総理もよく御存じのとおりでございます。特に平和という大きなそういうテーマにもなるわけでございますし、ぜひとも被爆国として我が国の総理がやはり出席されるべきである、強くこれは要望しておきたい、このように思います。  それから一%の...全文を見る
○近江委員 往々にしてよく、国会でもしばしばこうしたことが問題になっておったわけでございますが、やはりそういう総理の発言というのは非常に重いわけでございますし、国民が不信感を持たないそういう発言を今後ひとつしていただきたい、このように思うわけでございます。  それから、一月三十...全文を見る
○近江委員 これは、先ほど私が申し上げましたように、この公聴会のところで、日本はもっと防衛のために寄与すべきであるとか、私が申し上げたようなそういう発言が行われておるわけなんです。こういうことに対してどう思われますか。
○近江委員 それは、総理が日本を代表し内閣を組閣されていらっしゃるわけでございますから、したがいまして、そうした対日要求というものについては総理はどう思われますか、こういうことでありまして、直接的に総理に、例えばレーガン大統領との会談でそういう話があったのかどうか知りません、また...全文を見る
○近江委員 もう一度あなたにちょっとお伺いしますが、よろしいですか。  アメリカはそうした要求がある。今後我が国としまして、政府として、一千海里のシーレーンの防衛能力、これは大体いつごろまでに達成したいと政府は考えているのですか。
○近江委員 米国のそうした対日要求、防衛に対する要求というものが非常に目立つわけでございます。また、この国防報告によりますと、一九八四年に核装備の巡航ミサイル・トマホークの開発が完了して、選ばれた海軍艦艇に配備が開始された、このようにしておるわけでございます。現在、このトマホーク...全文を見る
○近江委員 ニュージーランドの問題でございますが、これはANZUS条約の演習がこれによって中止されるという国際的に非常に大きな波紋を描いておるわけでございますが、これは非核三原則を国是とする我が国といたしましてもなかなか無関心ではあり得ない大きな問題である、このように思うわけでご...全文を見る
○近江委員 先ほどのニュージャージーの問題もそうでございますが、ニュージーランド政府が寄港を拒否いたしました駆逐艦ブキャナンの日本人港ということもこれは当然考えられるわけでございますが、もしもこうした要請があった場合はどう対応されますか。
○近江委員 こういう点、やはり国民としては、ニュージーランドが拒否して日本は受け入れる、そういう点は何となく釈然としない、やはり国民が納得しないんじゃないか、このように思います。慎重にこれは対応すべきであると思います。  次に、SDI計画の問題でございますが、総理はこれに理解を...全文を見る
○近江委員 何かSDIに留保をつけているということをちょっと聞いておるわけでございますが、何を留保しておられるのか、少しその点をお聞きしたいと思います。
○近江委員 留保しておられることにつきまして、場合によりましては、そうしますと理解を取り消して、支持できない、反対するという場合も当然ありますね、これは。それはどうですか。
○近江委員 今年の一月に来日いたしましたアーミテージ米国防次官補は、このSDIにつきまして、研究段階を終えて開発に値する兵器システムであることが証明された場合には、当然開発のため日本にも援助を求めることになろう、このように述べておるわけでございます。この日本に援助協力を求めるとい...全文を見る
○近江委員 これはしばしば我が党の委員もその点を指摘いたしておりますが、この技術協力という点におきましても、これは宇宙の平和利用に関します国会決議の精神に反するということをしばしば指摘をいたしておるわけでございます。その点をもう一度総理からお伺いしておきたいと思います。
○近江委員 ワインバーガー国防長官は記者会見で、この戦略防衛構想は大がかりな事業である、西側諸国との共同研究、共同開発を進めたい、この旨の希望を表明いたしておるわけでございます。我が国といたしまして、宇宙政策の基本に影響してくるこういう宇宙軍事化のための共同研究、共同開発、これは...全文を見る
○近江委員 カナダはこれには参加をしない。オーストラリアも、この構想に基づく実験の施設供与など、協力を拒否いたしておるわけでございます。こうしたアメリカの戦略防衛構想というものにつきまして、西側諸国も非常に不安を強めておる、これはもう総理も御承知のとおりでございます。こういう点で...全文を見る
○近江委員 このSDIの問題につきましては、しばしば指摘もしておりますように宇宙の平和利用の決議もございますし、非常にそういう点で私どもは大きな危惧をいたしておるところでございます。総理は軍縮あるいは核の削減、そうした方向に進んでいくということをおっしゃっているわけでございますが...全文を見る
○近江委員 それは先ほど申し上げましたように、不退転の総理の決意であり公約でございますか、受けとめてよろしゅうございますか。
○近江委員 東京高裁におきましては、違憲の選挙制度での内閣の解散権というものにつきましては、事実上制約があるということを示しておるわけでございますが、まず法制局長官にお伺いしたいと思うのです。どういう見解をお持ちでございますか。
○近江委員 高裁の見解とは大分違うように思うのですね。しかし、望ましい姿としましては、こういう定数の不均衡をそのままにして解散は行うべきでないというのは、これは常識のことだと思うのですね。現在のそうした定数の不均衡を放置したままでの選挙権の行使というものは、これはもう私自身も絶対...全文を見る
○近江委員 そうです。
○近江委員 解散権です。
○近江委員 いや、私は望ましいか望ましくないかということをお聞きしているのです。ひとつ率直な御意見を。
○近江委員 これだけ国民の批判のある定数是正の問題なんですね。総理はそれは理解しつつも辞さないとおっしゃっていらっしゃるわけですね。これはやはり国民としては理解しがたい感じが私はするわけでございます。  この定数不均衡の是正問題は問題点も相当出てきておるわけでございますが、我が...全文を見る
○近江委員 きょうは公選法の委員会ではありませんから、細かく入っていきますと非常に時間も、後予定もいたしておりますので、細かい案には触れませんけれども、伝えられるところの六・六案というようなことになってきますと、これはまた二名区ができるというようなことになります。これはいわゆる小...全文を見る
○近江委員 総理は考えていないということをおっしゃったわけでございます。我が党といたしましても提案いたしておりますが、二倍以内の是正、中選挙区制の維持、総定数の枠内で行う、こうしたことを骨子に提案もいたしておるわけでございますが、既に五十五年の国調におきますああしたデータから来て...全文を見る
○近江委員 我が党はもう既にそれは用意をいたしておりまして、いつでもまた総理にお示しできると思います。ひとつそういうことで、すぐまた是正をしなければならぬというようなことは全くぶざまなことでございます。したがいまして、総理がひとつ不退転の決意で、国民が納得するそうした是正を、リー...全文を見る
○近江委員 総理が政権を担当されましてあの直後、特に総選挙の後、総裁声明もお出しになりました。そこで、その後どれだけ実効が上がったかということなんです。この点、なるほどなというような、そういう実感がないわけなんですね。総理は実効は上がっておるとお考えでございますか。
○近江委員 前進はしてきていると言われましても、結局その中身の問題でなかなか与野党折り合いがつかないということでございます。これはやはり国民が非常に注目をいたしておるわけでございます。そこで、またこれも定数是正と同様に、自民党の総裁である中曽根総理のリーダーシップが非常に問われて...全文を見る
○近江委員 こういう政治不信というのは非常に重苦しい空気をつくり出すわけでございますが、田中派の中で創政会が生まれた背景というのは、私もいろいろな方々と話しているのですけれども、やはりその重苦しい空気を払拭して清新な政治をやろうという気持ちのあらわれじゃないか、このように見ている...全文を見る
○近江委員 総理、行為規範の問題であるとか、今、政治論理協議会でやっておりますが、いよいよ大詰めに来ております。ひとつその点、重ねて恐縮ですが、国民も非常に注目いたしておりますので、リーダーシップを発揮してきちっと国民の負託にこたえるものをまとめるように強く努力していただきたいと...全文を見る
○近江委員 この審議会というのはいつ答申が出るのですか。
○近江委員 この第二常磐線の、これは日本一の殺人ラッシュの線でございますが、この整備についでどのように取り組むのか、抽象論ではなくして、もう少し具体的にきちっと答えていただきたいと思います。
○近江委員 運輸省としてはこういう日本一のラッシュ率のところにつきまして、その審議会にかける点につきまして、とれは本当に第一優先できちっとなさっているのですか。その辺のところをもう少し詳しく聞きたいのですよ。きちっと答えなさい。抽象論じゃだめだ。具体的なことを聞いているんじゃない...全文を見る
○近江委員 運輸省は、日本一のそういう線であるということを頭に置かれて、これは責任も持って第一優先でお願いしておるという答弁が今あったわけですが、その点は自信があるのですね。大臣、もう一度お聞きします。
○近江委員 これは第二常磐線をつくるということを運輸省は今おっしゃったわけでございますが、それは一年や二年でできないわけでしょう。今おっしゃったように、七十年あるいは七十五年となるわけですが、それまで一体どうするかということですよ。こんな混雑の中をそのまま放置していいかということ...全文を見る
○近江委員 第二常磐はつくるという強い意思の表明があったわけでございますが、そうしますと、ほかの首都圏の各線における、今常磐線のそれまでの対策を、増車であるとかいろいろなことをおっしゃったわけですが、ほかの線も混雑率は、常磐線はこうだと言ったって、大なり小なりほとんど変わらないぐ...全文を見る
○近江委員 大臣、この第二常磐線が整備された場合、どの程度混雑が緩和されるのですか、もう一遍ちょっと言ってください。
○近江委員 大臣、もう一遍お聞きしますよ。第二常磐線のルートにつきましては関係地方公共団体から具体的な要望が出されておるわけでございます。そうしますと、これは茨城県、千葉県、埼玉県を経由して遠く都内に入ります。都内の通過区は、足立区、荒川区、台東区、千代田区。四つの区の区長がそろ...全文を見る
○近江委員 だれが見てもほぼそうだなと言われる案がそういうふうに提起されておるわけでございますから、そういう点を十分尊重されて、一日も早くこうした新線を敷かれるべきである。また同時に、こういう首都圏、大都市圏におけるラッシュ対策について真剣な取り組みをしていただきたい、このように...全文を見る
○近江委員 高木総裁も、だましだまししながらやっていかなければならぬ、五千億の金でもそのように嘆いているのですよ。どうですか、仁杉さん、高木総裁と同じ感想でしょう。
○近江委員 総理、先ほどから聞いておられて、この首都圏を初め、そうしたラッシュに対する対策だとか施設の取りかえ、こういうことについての投資が減ってきておるとか、やはり国鉄改革という大きなまないたにかけながら、そういう現実の問題がどうしても手薄になっていくという現状があるわけでござ...全文を見る
○近江委員 私が聞いておりますのはちょっと違うんですよ。今、監理委員会でいろいろと検討しておられるわけです。そういう中で、非常に大事な問題が先送りになる可能性が強い。それは例えば首都圏におけるラッシュ、そういうような問題、あるいは国鉄の安全投資に対する問題、こういうことが今改革途...全文を見る
○近江委員 非常に時間も迫ってきましたので、あと何点かお聞きしたいと思いますが、一つは、高度情報化に対応した体制といいますか法整備といいますか、こういうものが総理も御承知のように非常におくれているわけです。例えば、家庭における情報化に関連する法律をちょっと見てみますと、例えばホー...全文を見る
○近江委員 これは、関係各省を聞いていますと時間が終わりますので、要するに総理、いわゆる各省の調整がうまくいってないのです。これは現実なんです。したがいまして、政府といたしまして高度情報化に対応するいわゆる法整備といいますか、これにつきましてはやはり関係各省がきちっと、政府で対策...全文を見る
○近江委員 そのために何か、例えば閣僚会議であるとか対策本部をつくるとか、そういうお考えはあるわけですか。非常に各省にまたがっている。
○近江委員 調整できてないから、私はそういうように申し上げているわけでありまして、それは現実なんです。ですから、とにかく閣僚の皆さん全部ここにいらっしゃるわけでございますから、ひとつ角を突き合わせることなく、本当に国民の立場になって、関係各省がお互いに力を合わせて、ニーズに合った...全文を見る
○近江委員 今、政府は、これは十二月からやったと言っていますが、結局私が経企庁を初め河本さんのところだとか関係各省にやいやい言って、資料が出ない、一体どうなっているんだということで、私が非常に強くそれを申し入れたわけです。それまでは何にもやってなかったのですよ。それでやっと、今お...全文を見る
○近江委員 じゃ、終わります。
02月23日第102回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○近江委員 きょうは非常に限られた時間でございますので、的確によろしくお願いしたいと思います。  先ほども余剰人員の問題が出たわけでございますが、参議院におきまして、我が党の服部議員の方からもこの問題が出ました。そのときに、亀井委員長は特別立法が必要であるということをお答えにな...全文を見る
○近江委員 雇用の問題は最大の問題であろうかと思います。家族を含めて大変な問題でございますので、ひとつ最大の問題としていい案を考えていただきたい、このようにお願いしておきます。  それから、かねて、本年一月十日でしたか、国鉄が「経営改革のための基本方策」、これを出したわけでござ...全文を見る
○近江委員 第一次、第二次の提案、さらにまた、その間におきまして改革のそうした提案もされていらっしゃるわけでございますが、非常に委員会の努力を多とするわけでございます。  七月にいよいよ最終答申という段階になってきたわけでございます。今後、運輸省また国鉄当局ともいろいろ打ち合わ...全文を見る
○近江委員 整備新幹線の問題でございますが、これは北陸、東北新幹線、与党の方で昨年末急遽お決めになったようでございまして、本予算委員会におきましても矢野書記長が、閣議決定を度外視してこういう決め方はいかがなものか、こうした点を指摘したわけでございます。かねて監理委員会としては、整...全文を見る
○近江委員 あの昨年末の与党内におきますいわゆる取り決めには監理委員会との調整も図り、本年八月ごろからスタートしたい。当然与党との折衝になろうかと思いますが、十分ひとつ国民的なコンセンサスを得るようにお願いしたい、こんなように思うわけです。  それから、いよいよ上野乗り入れが来...全文を見る
○近江委員 運輸大臣は、この問題についてどのようにお考えでございますか。
○近江委員 そこで、委員長にお伺いしたいのですが、いわゆる新会社の性格なり、あるいは従来国鉄が背負ってまいりました公共性の問題なんです。新会社を考えていらっしゃるわけでございますが、その場合、特殊法人の会社であるか、二番目はいわゆる第三セクターの会社か、三つ目は一般の会社が、こう...全文を見る
○近江委員 次に、運賃の問題なんですが、現在申請をしておられるわけでございますが、それでいきますと、四月二十日から四・三%引き上げるということでございますが、国鉄を見てまいりますると、昭和五十八年だけが引き上げをやっていない。あとはずっと引き上げてきておるわけですね。今回のそうい...全文を見る
○近江委員 それで、この七月答申をお出しになって、そうなってきますと、政府当局はいよいよその実施のそういう作業に入るわけでございますが、法令だけ見ましても数十本、これは大変な量になる、このように思うわけでございます。  それで、これは運輸大臣にも聞きたいと思っているのですけれど...全文を見る
○近江委員 今まで一次、二次にわたる提言をされたわけでございまして、これに対して国鉄なり政府が取り組んできた実績なりいろいろな評価があろうかと思うのですが、それに対してどういう感想をお持ちか。また、いわゆる労使の皆さん方も努力されてきたわけですけれども、それに対しての評価をお伺い...全文を見る
○近江委員 雇用問題とともに、いわゆる年金制度の問題が非常に重要な問題であります。そこで端的にお伺いいたしますが、六十二年四月以降どういうような形になるのでしょうか。それをお伺いしたいと思います。
○近江委員 これは極めて重要な問題でございますので、雇用問題とともに全力を挙げていただきたいと思います。  時間がありませんので、あと本州四国架橋あるいは青函トンネルですね、これについてはどのようにお考えか、また国鉄鉄道技術研究所、これについてはどのようにお考えか、これを最後に...全文を見る
○近江委員 どうもありがとうございました。
03月07日第102回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○近江分科員 きょうは非常に限られた時間でございますので、何点かお伺いしたいと思っております。  まず第一点は、ユネスコ問題についてお伺いしたいと思っております。  私も予算委員会におきまして中曽根総理に、加川大使からのああした脱退も辞せずという発言がございまして、その真意を...全文を見る
○近江分科員 中曽根総理の発言で非常に私が懸念いたしておりますのは、改革が進まない場合は脱退もあり得るという答弁をされているのですね。先ほども申し上げましたように、改革ということが一挙に――少なくともこれは戦後四十年設立以来活動を続けておるわけでございまして、そういう中には幾多の...全文を見る
○近江分科員 そうしますと、大臣もその改革をぜひともやってもらいたいという強い決意、しかしそれは一挙にはいかないということは現実の問題だと思いますし、大臣としてはあくまでもこのユネスコを大事にしていきたい、そういう悲劇的なことは避けたい、こういうお気持ちですね、どうですか。もう一...全文を見る
○近江分科員 ひとつ国連機関というものを本当に大事にしていただきたいし、そのための粘り強い、また強い熱意を持って改革を目指して頑張っていただくということは当然のことでございますし、今後ひとつ努力をお願いしたいと思います。  次に、予算審議も八日間の空転をもって一応きのうから動き...全文を見る
○近江分科員 それは与野党折衝に任すというのではなくして、そういう合意がなされたわけでございますから、文部当局として教育減税を合意した以上は、少なくともこのくらいのことはやってもらいたい。今まではいわゆる対大蔵省、財政の問題が大きなかせになっておるわけでございまして、遠慮をしつつ...全文を見る
○近江分科員 大臣も子供さんの教育問題、出費については頭を痛めていらっしゃると思うのです。そういう点、今回の合意は大臣にとってもまことに喜ばしいことだと私は思うわけでございます。一番喜んでおられるのが大臣だと思うのです。そういう点で、この教育減税に関して大臣としてどのように受けと...全文を見る
○近江分科員 その中身というのは非常に難しいと思うのですね。難しいだけに、これがまないたに上がった以上、教育減税というのは少なくともこういうことをぜひやるべきではないかということを文部当局から、少なくとも我々はこういう希望をしますという何らかの基準といいますか、そういうものをひと...全文を見る
○近江分科員 文部省が昨年の十二月二十六日に教育費について調査をやっていますね。そうすると、小学生で年間十六万五千二百円もかかっている。高校とか大学は非常にかかるのだとおっしゃるけれども、小学校でもこんなにかかっておるわけです。だから、今おっしゃったそれはちょっと違うと思うのです...全文を見る
○近江分科員 もう時間がありませんからあと一点だけちょっとお伺いしておきたいと思います。  大規模改修費補助の問題でございますが、今まで補助対象地域というのは離島であるとか、豪雪地帯、台風常襲地帯、地震防災対策強化地域、このようになっておりましたが、来年度からこれは全国適用とい...全文を見る
○近江分科員 終わります。
03月07日第102回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○近江分科員 私も四十二年一月国会に出していただきまして、委員長席に前大臣がお座りになっておる、そして後任の大臣、こういう場面は非常に珍しいのじゃないか。私の経験でもなかったのじゃないか、このように思います。そういうことで私は、限られた三十分という時間でございますが、特に苦しんで...全文を見る
○近江分科員 中小企業というのは関係各省またがっておりますし、そういう点ではよくわかるわけでございますが、中小企業庁を抱えておる通産省としては、第一義的に一番責任を感じてもらわなければならぬ、このように思います。このように前任者、両大臣がそろって本当に反省しておられると思うわけで...全文を見る
○近江分科員 深い反省に立って今おっしゃったような対策を今後進めるとおっしゃっておられるわけでございます。しかし、何といいましても、そうした対策を進めるにつきましても先立つものは予算でございます。ところが御承知のように、六十年度の予算は二千二百八十二億、前年度に比べますと十億円マ...全文を見る
○近江分科員 こうした予算、財政の厳しさはわかるわけでございます。しかし、この中小企業の背景というものはそれだけの層の厚みがあるわけです。したがって、それは事情説明ということでは、一応のお話ということでお聞きはいたしておきますが、それであってはやはり通らないと思います。そういうこ...全文を見る
○近江分科員 私が申し上げましたように、法制定当時は四十数%、それからまた下降線をたどり、そこの線から今また大臣はそのようにおっしゃっているんですね。そういう法制定当時のことから踏まえましたときに、何らそこには前進がない、これは私は非常に大問題であると思うんですね。したがいまして...全文を見る
○近江分科員 今財政が厳しいということで増税論議というものが非常に盛んになってきておりまして、ちらちらと衣の下にそういうよろいが見えまして、国民も非常に心配しております。またそういう中で中小企業が、先ほどもここで倒産件数また負債額も明らかになったように非常に苦しんでおるわけでござ...全文を見る
○近江分科員 それは実態調査をよくされまして、この印刷機械のように次々と時代におくれないように対応してあげる、こういうことが非常に大事だと思うのです。その点を特に強く要望いたします。大臣から重ねてその点について御答弁いただきたいと思います。
○近江分科員 大分時間も残り少なくなってきましたので、あと一、二問聞きたいと思います。  中小企業の事業継承者の問題でございますけれども、御承知のように戦後四十年たっておるわけですね。そうしますと、創設者の三分の一以上は六十代に入っておる。そこで生前の贈与、継承ということになっ...全文を見る
○近江分科員 時間が来ましたので終わりますが、小此木主査もよく聞いていただいたと思いますし、これは主査に聞くわけにいきませんけれども、十分村田さんとタイアップいたしまして強く政府部内に反映していただきますことをお願いいたしまして、終わりたいと思います。
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○近江分科員 きょうは、三十分という極めて短い時間でございます。そういうことでひとつ簡潔にお願いをしたいと思います。  まず後藤田長官、長官は閣僚の中でも非常に重鎮の閣僚でございます。そういう点で実行力も非常にある人である、こう聞いておるわけでございます。行革のかなめとして非常...全文を見る
○近江分科員 先ほど差し上げました資料を大臣に、また政府委員の皆さんに上げてください。今私が差し上げましたこの資料でございます。行革は中曽根内閣の公約でもありますし、最大の柱ではないかと思います。その行革というのは、いろいろな意味で私はその範疇に入ると思うのでございます。  そ...全文を見る
○近江分科員 総務庁長官として、また内閣の重鎮として、これに長官の責任が非常にかかってきておる問題でございます。官房長官の代理、だれだったかな。あなた、こういう実態を見てどう思いますか。
○近江分科員 私が渡した資料のとおり、十四法人は民間から一人もおらないのですよ。あなた、全体として五四%くらいと言っていますけれども、十四法人については全部国家公務員出身です。閣議決定をして六年もなるのにこういう状況なんですよ。こういうことを守られずして、幾ら政府が方針を出したっ...全文を見る
○近江分科員 全体として努力されているという点につきましては、それは理解いたします。こういうように一人もない、こういうのが現実にあるわけですよ。この部分に絞って、長官、閣議の了解が実行されていないということについてはやはりそこに率直な反省をしてもらわないと困ると思うのです。是は是...全文を見る
○近江分科員 では、ひとつその点は今後積極的に早急に努力していただきたい、こう思います。こういうことが何回も行われるということになってきますと、これはやはり閣議のかなえを問われる、このように思います。ですから、今長官もこれは早速是正させる、このようにおっしゃいましたので、見守って...全文を見る
○近江分科員 先般予算委員会が中断いたしまして、再開をめぐりまして与野党幹事長会談が行われ、その中で金丸幹事長からも、特にGNP一%の問題についてはそれを守るために最大限の努力をするとおっしゃっているわけですね。そこで、長官もいわゆる防衛関係についても行革はするんだというように今...全文を見る
○近江分科員 防衛関係につきましても決して聖域ではない、こういうお話があったわけでございまして、そういう点からいきますと、国民が防衛関係だけは何か予算にしても行革にしても手をつけてない、こう見ておるのですね。ですから、書記長・幹事長会談におきましてもそういう合意があるわけですし、...全文を見る
○近江分科員 次に、いわゆる戦後処理問題として置かれておる問題でございます。これをお聞きしたいと思うわけでございます。  御承知のように先般報告が出たわけでございますが、決して関係者は戦後処理問題懇談会の報告というものにつきましては皆納得してないわけです。この問題については長官...全文を見る
○近江分科員 私は、それでは決して納得できないわけでございますが、これは押し問答になると思うのですね。そして、公務員の皆さん方はその間、いわゆる軍隊にとられておったときは共済年金、これに加算される。民間に就職した場合は、厚生年金も国民年金も加算にならない。余りにも官民格差じゃない...全文を見る
○近江分科員 それは困難は困難かもしれませんけれども、その辺政府全体として、これは厚生省だからというそれだけじゃなくして、真剣な、やはり何とか救済をしてあげるという、そういう一ひねりも二ひねりもした悩んだ末の取り組みをやっているのですか、どうなんですか。
○近江分科員 それからまた、シベリア抑留者等の問題もあるのですけれども、この人たちも全く問題が放置されておるのですね。抑留者の方々につきましても、そういう加算の問題であるとか、非常に厳しいそういう当時のことをわかってくれてないという訴えが非常に強いのです。これについてはどうですか...全文を見る
○近江分科員 この報告というのは、今回もこれに基づいて予算を組んだわけでございます。しかし、予算を組んで、一応懇談会は解散ということになっておるんですね。この予算自体も、それじゃ実際にこうした恩欠者の皆さん方の訴えなり、シベリア抑留者の方々なり、在外資産をなくしてしまった人々の苦...全文を見る
○近江分科員 そうすると、もう一遍確認しておきますが、戦後処理は終わってない、まだ未解決の問題が残っている、したがって、その解決のための調査である、こういうことですね。それだけはっきりしておいてくださいよ。今のところの答弁はそういうことだったから、もう一遍確認しておきます。
○近江分科員 その辺が、この報告自体を見て皆ショックを受けているわけなんですよ。そうでしょう。だから、こういう予算をつけたのはいいわけですけれども、私が申し上げたように、こうした多くの陳情の声、それを今後解決するための調査費ですな、これは。もう一遍はっきりしておいてくださいよ。で...全文を見る
○近江分科員 それじゃ将来に向かって、今回のこの予算をもとに十分ひとつ期待にこたえられるようなそういう対策を今後早く練っていただきたい。そうでないと、もうかなりの年配に達して、亡くなっておられる方が毎年たくさん出るわけです。そういうことは本当に見るに忍びない状況でございますので、...全文を見る
○近江分科員 もう大分時間もないようでございますから、長官、いわゆる代表を、ぜひともこの人たちをその委員会の中に入れていただきたい。そうでないと、本当の苦しんで実情を知っている人でなければ反映できませんよ。それをひとつ努力していただきたい、そのことを強く申し上げ、お約束をいただい...全文を見る
○近江分科員 終わります。
03月26日第102回国会 衆議院 運輸委員会 第5号
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○近江委員 きょうは二人で質問したいと思いますので非常に短時間でございますので、簡潔に答弁をお願いしたいと思います。  今回五十七億七千九百万、三四%、無利子貸し付けということになるわけでございますが、この返済計画はどのようになっておりますか。
○近江委員 これは完全に民営ということになるわけでございますが、将来の配当というようなこと、それはどういうように考えていらっしゃいますか。
○近江委員 民営化になったということによりまして、これに便乗といいますか、使用料金を上げようかというような動きということはやはり当然考えられるわけでございます。現在板橋ターミナルが平米千五十円ですか、足立が千三百五十円、葛西が千四百五十円、このようになっておるわけでございますが、...全文を見る
○近江委員 ぜひそういう方向でひとつ料金の問題についてはよく政府としては指導していただきたい、このように思います。  それから、この貸借対照表、こういうもの、いろいろ資金運用のそういうことを見ておりますと、この会社はかなり投資には熱心なように思うのです。有価証券は四億八千九百万...全文を見る
○近江委員 こういう資産も持ち、政府も貸し付けもしておる、こういう条件があるわけですから、重ねて申し上げておきますが、料金の問題につきましては、公共性を考えて、値上げの方向には行かせないように、そのようにひとつ指導をよろしくしていただきたい、このように思います。  それから、あ...全文を見る
○近江委員 その新しい約款についていろいろ検討されておるということでございますが、その経過といわゆる現段階における考え方、ポイントをひとつ簡潔にお伺いしたいと思います。     〔委員長退席、鹿野委員長代理着席〕
○近江委員 そこで、その新しい約款がいつごろにいわゆる策定されるか、その見通しをひとつ。  それから、時間がありませんので、あと一点は、トランクルームに関する約款につきましてどういうふうになっておるか、その状況をお伺いしたいと思います。
○近江委員 もう時間がないわけでございますが、あと一点、ターミナルの問題で、市街化調整区域内の開発行為の許可除外対象に一般区域貨物自動車運送事業というものが外されているわけですが、この問題につきまして今後検討されるのかどうか、この点だけお伺いして終わります。
○近江委員 では、終わります。  一、二分ちょっと早目に終わっておりますので、私の分を薮仲議員に差し上げて、あと続行をよろしくお願いします。
03月29日第102回国会 衆議院 運輸委員会 第6号
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○近江委員 本改正案が参議院におきまして急遽提案されたわけでございます。参議院運輸委員会におきまして全会一致で可決されたわけでございますが、その背景というものは、結局、軽貨物自動車を利用して旅客を運送するというタクシー営業行為が全国的に波及して、各地でトラブルが発生する等の異常な...全文を見る
○近江委員 こうした軽貨物自動車によりますタクシー営業行為というものが全国的に波及して、今日の混乱をもたらしているが、その最大の原因というものは、昭和四十六年の許認可整理法で軽自動車を使用する貨物運送事業を免許対象から外して自由に営業できるようにしたことにあるわけでございますが、...全文を見る
○近江委員 この軽貨物運送事業者によりますタクシー営業行為が問題となる要因の一つに、貨物に荷主が添乗できる場合が不明確なままにされていることが挙げられるわけであります。運輸省は、五十年の福岡高裁判決等を参考に、具体的な判断基準を明確にして関係者に周知徹底させることが大切である、こ...全文を見る
○近江委員 沖縄県におきましては、四十七年以前の米軍統治時代から農連市場等を中心に生鮮野菜等の荷物と人とを一緒に運ぶ社会的な要請があったわけであります。琉球政府の免許を受けた一般小型貨物運送事業として、そのような運送行為が行われてきたという経緯があるわけであります。  このよう...全文を見る
○近江委員 この沖縄、奄美地区では、御承知のように、鉄道がないわけでございまして、また道路事情が非常に悪い、こういう特殊事情があるわけであります。軽貨物運送事業が住民の足として非常に定着して利用されておるわけでございます。これを一挙に禁止するということは、利用者であるこの地域住民...全文を見る
○近江委員 この奄美地区におきましては、軽貨物運送事業者の車両数がタクシーの台数よりも多いわけであります。タクシー営業行為を直ちに取り締まるということになってきますと、地域住民の足を奪うことになりかねないわけでございまして、五十七年九月に名瀬市議会でも、道路運送法の一部改正に関す...全文を見る
○近江委員 最近、軽自動車によりますタクシーを認めれば、既存のタクシーに比べて大幅に安い運賃で輸送サービスが提供できる、このように言われておるわけでございますが、そういう話をちらちら聞くわけですが、この点につきまして運輸省の見解を問いたいと思います。
○近江委員 この軽貨物運送事業者によりますタクシー営業行為が全国的に拡大して、今日の混乱を招くようになった原因、これは一つはこのタクシー業界の中にも求められるんじゃないか、非常にそういう声が強いわけであります。多様化する利用者のニーズに合わせたいわゆるタクシーサービスの向上という...全文を見る
○近江委員 今局長からかなり前向きの答弁があったわけでございますが、大臣に最後に、このいわゆるタクシーサービスの問題につきまして、大臣もいろいろとお感じになっていらっしゃる点も多々あろうかと思いますし、今後の取り組む決意をお伺いして、私の質問を終わりたいと思います。
○近江委員 では、終わります。
04月12日第102回国会 衆議院 運輸委員会 第8号
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○近江委員 大阪と福岡の整備機構を統合する、こういうことでございますが、それぞれの周辺の皆さんに聞いてみますと、今まで周辺整備にそれぞれ努力はしてもらっているわけですが、まだまだ至らない点が多々ある、そういう中でこれを統合した場合実際によくなるのか、あるいはまた逆に散漫になってし...全文を見る
○近江委員 余力が出るか出ないかはあくまで推定の域を出ないわけでありまして、現地が抱える諸問題というものは、そんな生易しいものじゃないわけですね。そういう点で、この機構が統一されて、その点はどういう形に展開するのかということ、これは言葉でいろいろ表現をなさっても、実際に今後の運営...全文を見る
○近江委員 大臣も非常に自信を持ってそういう御答弁があったわけですから、今までの態勢から一歩も後退をしないように、むしろこの法案が成立をして歩み出した場合は、充実できた、そういう声が聞かれるような今後の運営をやっていただきたいとまず冒頭に申し上げておきたいと思います。  それで...全文を見る
○近江委員 そうなってきますと、これは財源の根拠というのはどうなるのですか。福岡なり大阪、主としてそちらに予算も組んで運輸省としては投入をしてこられたわけですね。そうしますと、統合することによって、そういうような予算が他の空港にまた分散をしていくことになるのか。そうなってきますと...全文を見る
○近江委員 だから、そうなってくると、今まで福岡、大阪にこの整備機構があり、主として力を注いでいたわけでしょう。それがいわゆる特定空港全部になってくるわけですから、しかも機構が一本になってくる。そうすると、予算面の上においても、今までは大阪なり福岡の機構があって、常時そこに全神経...全文を見る
○近江委員 今の答弁ですとかなりの説得力があるのです。ひとつそういう答弁、やはりある程度理解できる、抽象論じゃなくして、今も決して一〇〇%じゃないけれども一歩前進しているのですね、そういう答弁の仕方をしてください。  それから、この整備機構が統一されるわけですが、本社はどこにな...全文を見る
○近江委員 運輸省の意思といいますか、空港のそういう乗降客の多さ、そしてまた周辺に抱える人家あるいは人口、いろんなバランスを考えて、ほぼ常識的にはどうあるべきだとお考えですか。
○近江委員 そういうことが非常に大きな要素になるという答弁でありましたので、調整をしっかりされて、常識的なそういうところになるように努力をしていただきたい、このように思います。  それから、人事構成の問題でございますが、これは非常に難しい問題だと思うのですけれども、三名減少して...全文を見る
○近江委員 私は別にそれにこだわりませんけれども、例えば住宅金融公庫は理事が六名、日本道路公団は理事が七名、労働福祉事業団が理事が四名、鉄建公団が理事が六名、新東京国際空港公団が理事が五名、公害防止事業団が理事が三名、阪神高速道路公団が理事が四名、こうなっていますね。そういうこと...全文を見る
○近江委員 役所のOBが多いということは、現代にありましていろいろその辺の効率、能率、そういう点については非常にシビアな見方があるわけなんです。そういう点約四分の一が運輸のOBで占められておるわけですから、充実した今後の仕事を展開していただくよう、特に運輸省が監督官庁でございます...全文を見る
○近江委員 そういう区分経理というのは、ほかの特殊法人で例はあるんですか。あったらちょっと参考のために聞かしてください。
○近江委員 この周辺整備債券ですけれども、現在この発行につきまして、どういう企業がそれを入手しておるか、その内容についてお聞きしたいと思います。
○近江委員 それはどういうような運用をなさっているのですか。その辺についてお聞きします。
○近江委員 基本的なことについてちょっとあとお伺いしていきたいと思いますが、まず一つは、環境基準の目標達成の問題なんです。  御承知のように、航空機騒音に関する環境基準というものは、「十年をこえる期間内に可及的速やかに」達成するということなんでございますが、御承知のように、もう...全文を見る
○近江委員 十二年目に入っておるわけでございますが、「十年をこえる期間内に可及的速やかに」達成、これがいつも問題になるのですよ。  環境庁さんも来られているのですけれども、これはどういう意味ですか、ちょっとお伺いします。
○近江委員 そうすると、十年を超える比較的近い期間というお話があったわけでございますが、もう十二年なんですね、これは。十二年なんですよ。そうすると、環境庁さんがおっしゃっているその言葉と、現実にまだこれだけの達成しかできていないわけですね。十年に近い、今もう十二年ですよね。運輸省...全文を見る
○近江委員 現実の厳しさというものはわかるわけですけれども、そうすると、環境庁さんにお伺いしますけれども、いわゆる「十年をこえる期間内に可及的速やかに」、それは十年に近い期間であるというお話があったわけでございますが、一応のめどとして、このことはまさか二十年を超えるという意味では...全文を見る
○近江委員 そういう非常に厳しい面はわかるわけでございますが、これはしかし、現地に住む人の立場からいけば、そんな同情なんかすることはできないわけですよ。そうでしょう。環境庁はそれだけの指針を出し、運輸省はそれに向かって努力しなければならぬわけです。だから、そういう厳しさだけはわか...全文を見る
○近江委員 低騒音機に切りかえる、これは非常にいいことだと思うのですね。ところが、現在これを見てみますと、音の高いボーイング727が一日平均八・九回、年間にしますと五千八百四十七回、ボーイング737は六回、二千二百三十一回、ボーイング747は一・七回、六百二回、DC8は二回、九百...全文を見る
○近江委員 それはよく指導をしていただきたいと思います。  それから、航空機の発着回数の制限、あるいは現行のジェット機の便数枠を厳守する、あるいは減少の方向に向かわせる、また機材についても低騒音機の導入を図る、現地としてはいろいろなそういう希望もたくさん出ておるわけでございます...全文を見る
○近江委員 年にならすということは、それは勝手に運輸省、あなた方が言っているだけであって、それは自己解釈なんですよ。一日二百回ということで約束して決めているわけなんですね。住んでいる住民にすれば、それだけ騒音に悩まされて、決めてある二百回を突破するということについては、これはもう...全文を見る
○近江委員 大阪空港については午前七時から午後九時ということになっておるわけでございますが、九時を過ぎてから離着陸をする遅延便というのが後を絶たないわけでございます。昨年におきましても二十二回出ているんですね。これについては各航空会社を調べておると思いますが、どういう指導をしてい...全文を見る
○近江委員 指導していると言っていましても、結局こういう結果が続いているわけでしょう。ですから、こういう点については、現地は、運輸省の指導は一体どうなっているんだ、毎回、現地からも申し入れをしたりなにしているけれども、一向に改善されないという不信感を持っているんですね。そういう点...全文を見る
○近江委員 先ほどの騒音の発生源の問題でございますが、騒音が大きくても大臣がこの機種を認定しているのですね。ボーイング式707あるいはボーイング式720系列、ダグラス式DC8系列、BAC式VC10系列、ツポレフ式TU154系列、イリューシン式I2系列、ゼネラル・ダイナミックス式8...全文を見る
○近江委員 今、環境問題ということでやっておりまして、後ずっと続くわけでございますけれども、きょう朝のニュースでも伝えられておるわけでございますが、名古屋の新幹線公害訴訟、この裁判の判決があったようでございますが、これについて大臣としてはどういう感想をお持ちか、今後運輸省としては...全文を見る
○近江委員 今後ひとつ航空機、新幹線にかかわらず、運輸省所管のそうした騒音問題につきましては、真摯な態度をもって努力をしていただきたい、これを強く要望いたしておきます。  次に、また飛行機に戻ります。  現在、大阪国際空港の将来のあり方につきまして、これは従来、空港の欠陥性が...全文を見る
○近江委員 この航空機騒音の調査あるいはまた監視を拡充強化するということは、地元からも非常に何回も要望が出ておるわけでございます。運輸省の騒音測定点というものが空港周辺におきましては十カ所設けておられるわけでございますが、こういう十カ所ぐらいでは十分な測定ができない、これをぜひふ...全文を見る
○近江委員 この逆発進の問題でございますが、御承知のように、五十八年におきましては三千八百三十七回、五十九年で六千六百四十五回やっているのですね。年間総発着回数に比較しまして五・四%、日数にいたしますと五十八日。これは逆発進地域の住民の苦痛というのは大変なものですよ。通常飛行コー...全文を見る
○近江委員 機会を見でぜひ一遍、大臣、日程をとっていただきまして、私もお供さしていただきますから、ぜひひとつ視察してください。  今、逆発進のことについて自動計測装置をもって調査する、そういう御答弁がございまして、これは非常に結構だと思うのです。いずれにいたしましても、この逆発...全文を見る
○近江委員 今いみじくも部長さんから、もしも事故が発生すると大変なことになる、こういうお話がありまして、聞いておられる皆さんも、あの密集地域においてと冷たいものが流れたと思うのです。まさしくそのとおりでありまして、大阪空港というのは、人家の密集地に隣接して、しかも空港面積が非常に...全文を見る
○近江委員 そういうことで、一つの事故が発生しますと大変なことになる。逆発進のことからそういう問題が出て、今ここで質疑をやったわけでございますけれども、そういう点十分対策をとっていただきたい、このように思うのです。  それから、航空機公害が人体に及ぼす影響調査の実施と健康被害者...全文を見る
○近江委員 それは本当に運輸省が意識をして、きちっと明確な意思を持って充実させてきておるのか、たまたまその防止協会がやっておるから、今言われたので答弁をしたのか、これはどっちなんですか。
○近江委員 航空機による大気汚染監視システムの問題なんですけれども、政府としては空港内及び隣接地の三カ所で航空機排出ガスの測定を行っているわけでございますが、この隣接住民からの悪臭等の訴えにつきまして、有効な対策というものが何らなされていないのですね。措置されてない。形だけ測定し...全文を見る
○近江委員 まことに自信のない答弁でございまして、困っていらっしゃることもよくわかるわけでございますが、これは現実に、私至言われて測定点に行きました。もう臭いというものではないのです。息が詰まるのです。特に大臣などは敏感な方ですから息が本当に詰まると思うのですよ。ぜひ一遍、局長さ...全文を見る
○近江委員 そういういい面のための見直しということであれば結構でございますけれども、いわゆる地域を狭めて、そして結局講ずべき対策地域を縮小していくという意図があるとするならば、これは逆だと思うのです。そういう点、十分心得て、住民の皆さん方の深刻な悩みにこたえる、常にそういう精神を...全文を見る
○近江委員 これはあなた方運輸省でできるわけですから、児童館なんてそんな何カ所もあるわけじゃないのですから、そういうことは当然入れていただきたいと思うのです。これは政令でいけるのでしょう、省内の話し合いでいけるのですよ。それはどうなんですか。
○近江委員 わかりました。大蔵省の壁があったと思うのですけれども、ひとつ引き続き努力をしていただきたいと思います。  特に六条におきまして、共同利用施設の中で、現在でも公民館の改造につきましては補助対象となっているのですけれども、集会所や学習等のための併施設の改造につきましても...全文を見る
○近江委員 こういう併施設というものにつきましては、ぜひひとつまた今後検討していただきたいと思います。  それで、騒音に限って申し上げますと、自衛隊の飛行場におきましては、周辺生活環境整備法の八条「民生安定施設の助成」と航空機騒音障害防止法の六条「共同利用施設の助成」、これを比...全文を見る
○近江委員 それも今後の対象項目として十分ひとつ運輸省内で検討していただきたいと思うのですね。強く要望いたしておきます。それを一言局長から、努力するかどうか。
○近江委員 それで、この移転跡地の問題なんですけれども、移転跡地につきましては、行政財産とされまして処分は原則的に禁止されておるということから、町づくりに活用するなどの有効利用が図られておらないのですね。状況でいきますと、虫食い状態となっているのです。土地の交換分合によりまして、...全文を見る
○近江委員 この移転に伴ういわゆる環境悪化が非常にふえているんですね。特に移転跡地の管理の徹底をしてもらいたい、こういう非常に強い要望があるんです。この移転跡地の散在によりまして、町の環境というものが一段と悪化しておる。特に跡地の除草、排水等の管理も十分でない。航空公害防止協会が...全文を見る
○近江委員 この移転跡地を利用して公園等の整備を行う環境基盤施設整備事業というのは、国庫の補助率が二分の一、防火水槽が三分の一、対象区域は二種区域内と限定されて、しかもその補助対象施設も公園、緑道等に限られているわけです。また補助対象も第三種区域で一万平米以下、第二種区域で五百平...全文を見る
○近江委員 次に、補償対策の点について付点がお伺いしたいと思います。  この二種区域は騒音等の影響によりまして地価が低く、第二種区域の移転補償価格は周辺の地価よりも坪で十万円以上も低いわけであります。また税法上も二千万円の特別控除しか認められておらないというのが現状でございまし...全文を見る
○近江委員 その点は大蔵省の壁も厚いと思いますけれども、これはひとつ運輸大臣、運輸省としても非常に大事な問題でございますので、十分努力をしていただきたいと思います。  あとまとめて大臣に答えてもらいますけれども、極めて大事なことばかり私は今言っておりますので、よろしくお願いした...全文を見る
○近江委員 それも強く今後努力していただくことを要望します。  それから、移転補償制度は土地所有者と建物所有者の合意が必要でありまして、建物のみは現行はできない。または借家人のための共同住宅も確保されておるわけですが、家賃が相当高額になるわけであります。例えば五十八年八月入居の...全文を見る
○近江委員 移転者の代替住宅等の取得費に対する融資制度として大阪国際空港周辺整備促進資金、これがあるわけですが、融資額は一千万円以下で利率は五・五八%、このようになっておるわけでございますが、移転者の代替住宅等の取得費に対する融資及び助成措置制度の充実を図るということ、これは非常...全文を見る
○近江委員 ぜひそうしていただきたいと思います。  それで、激甚地域及びその影響を受ける地域の商売をやっている人たち、営業者に対する救済対策、これの充実が非常に大事なんです。移転補償制度による顧客の減少によりまして、空港周辺の小規模営業者はその救済措置というものを非常に求めてお...全文を見る
○近江委員 その点は十分協議するということでございますし、実の上がるようにお願いしておきたいと思います。  それから、これは非常に難しい問題とあなた方は受けとめておられるわけでございますが、指定区域が段階的に外へ拡大され、その区域指定日が補償の基準となっているために、より騒音の...全文を見る
○近江委員 これも先ほど申し上げたように、あなた方としては一番の難しい問題としてとらえておられると思うわけでございますが、よく検討していただきたい、このように思います。  それから、防音工事後の電気代等の維持管理費、これは個人負担ということになっておるわけでございますが、特に生...全文を見る
○近江委員 大臣は何か採決があるということで退席したいということでございますので、いいと思いますが、退席される前に、今私が何点がお聞きしましたことにつきまして、大臣としての推進への熱意といいますか、その辺の決意を聞かせていただきたいと思います。
○近江委員 教育施設等の防音工事対策でございますが、この補助対象というものは、法五条、六条の施設ということになっておるわけでございますが、この対象施設を拡大して、また実施に当たっては弾力的な運用を図るということが非常に大事だと思うのですね。その点についてどういうように考えておられ...全文を見る
○近江委員 それはわかっているわけでございますが、航空機燃料税で措置するというのではなくして、ひとつこれはさらにまた別枠でしていただくということについて要望しておきますので、検討をお願いしたいと思います。  それから、テレビ受信料対策でございますが、この受信料につきましては、国...全文を見る
○近江委員 非常にいろいろと要望も踏まえてお聞きしてきたわけでございますが、皆さんがお聞きになっておられて、非常に細かい点まで踏み込んだなという印象をお持ちかと思いますが、それはいわゆるこの整備機構というものがいかにきめ細かな対策をしていかなければいけないかということを十分皆さん...全文を見る
○近江委員 では、終わります。
06月07日第102回国会 衆議院 運輸委員会 第12号
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○近江委員 監理委員会が発足をいたしまして、今日まで委員長を中心に御努力をされてこられました。その御努力に対しまして多とするものでございます。  いよいよ大詰めに近づいたわけでございまして、先ほどからのお話の中でも、今月いっぱいぐらいで結論を得たい。そうなってまいりますと、この...全文を見る
○近江委員 この二年間というものは関係の方々にいろいろとお聞きになってこられた、このように思うわけでございますが、先ほどからも意見が出ておりますように、いよいよ答申を出される前、いろいろな形で意見を聞くということは極めて大事じゃないか、このように思うわけでございます。その点どのよ...全文を見る
○近江委員 これはぜひ強い要望といたしまして申し上げておきたいと思いますので、十分ひとつ考えていただきたい、このように思います。  答申をお出しになって、政府がそれを決定するわけでございまして、そして後、法案の作業に入るわけでございます。そうなってきますと、やはりそれを受けてや...全文を見る
○近江委員 そうはたから見るほどぎくしゃくしていない、こういう御答弁でございますが、その点は非常に皆心配しておるわけでございまして、十分ひとつそうした意見の交換というものにつきましてはお願いしたい、このように思うわけでございます。  それから、国鉄が一月に発表しました「基本方策...全文を見る
○近江委員 今バスの問題が出たわけでございますが、この国鉄案に対しましてはどういうように受けとめていらっしゃいますか。
○近江委員 いろいろと新聞報道がされておるわけでございますけれども、分割案についてはほぼ固まってきたわけですか。
○近江委員 北海道、四国、九州につきましては、先ほどからの御答弁を聞いておりますと、どうも分離の方向でほぼ固まってきておるように思うわけでございますが、実際それを分離した場合、実際上経営が成り立つのかどうか、これは皆非常に危惧しておるところでございまして、この点についてはどのよう...全文を見る
○近江委員 民営・分割化につきましては、そういう方向でもう変わらない、御答弁からこのように思われるわけでございますけれども、民営化と一口に言いましてもいろいろあろうかと思うのです。特殊会社としてNTTあるいは日本航空、国際電電、電源開発等いろいろあるわけでございますが、今国鉄とい...全文を見る
○近江委員 そういう自主性という点でやはり心配があるわけですが、考えていらっしゃる民営というのは、十分な自主性を確立されるわけですか。
○近江委員 この分割の問題でございますけれども、今国鉄が三十万七千ですか、非常に大き過ぎるという中で、なかなか機敏な対処もできないというお話もあるわけでございます。しかし、世界的に見ましても、いつも話になっておりますが、三十万人以上の国際企業が現実にあるわけでございますし、そうい...全文を見る
○近江委員 そういう分割をした場合、すぐに国民が非常に端的に心配するのは、やはり運賃の問題もあるのですね、日常のことでございますから。急激な上昇であるとか、どうしても効率を追う中でそういう傾向に走りがちである、こういう点についての心配はどうなんですか。
○近江委員 貨物輸送の問題でございますけれども、今まで赤字の七割は貨物である、このように言われてきたわけでございますが、分割に際して貨物部門についてはどのようにお考えでございますか。
○近江委員 そうした機能的な点からいくと、分割経営の方向でいく、大体そうしたお話があったわけでございます。そうしますと、鉄道技術研究所であるとか、そうした研究部門はどうなるんですか。
○近江委員 病院であるとかそういうものはどうなりますか。
○近江委員 いつも民営化のモデルとしまして三陸鉄道が挙がるわけでございます。御承知のように、これは設備が非常に新しいわけでございますし、経営基盤は根本的に違うと思うのです。安全投資というものは今後非常に大きな問題になってくるのですけれども、国鉄全体としては非常に老朽化しておる。こ...全文を見る
○近江委員 長期債務の問題は最大の大きな問題であろうかと思うわけでございます。合計いたしますと、三十五、六兆円になるということでございまして、一部新聞でも、新幹線を残る国鉄というか清算会社がリースにして分割会社へ貸し付けて、そういう中で累積したものを返済していくというようなことも...全文を見る
○近江委員 先ほどもお話がございましたように、答申まで本当に時間的には詰まってきておると思うのです。そういう中で、結局発表され、政府がそれを受け、実施していくということですね。そうなってきますと、長期債務の累積債務、いわゆるこれの処理ですね、これにつきましては、これはもう今や我が...全文を見る
○近江委員 軟着陸させるいい方法というのは、これは当然答申の中でその姿というものはおのずとやはりあらわさなければならぬわけですね。そうなってきますと、今その作業というのは僕は大変だと思うのですよ。ですから、そういう政府の完全なバックアップの態勢がない限り、絵にかいたもちになったん...全文を見る
○近江委員 新たな債務返済財源を見出す、そういう困難さということはわかるのですけれども、新税の創設とかそういうことは毛頭、それは政府で考えることだとおっしゃるかもしらぬけれども、監理委員会としてはそういうことはありませんね。ちょっと念のために聞いておきますけれども。
○近江委員 整備新幹線の問題でございますが、私が前に委員長に御質問しましたときに、国鉄再建監理委員会の枠外の問題として考えていきたい、こういう御答弁があったわけでございます。これはどうするかという選択、あるいは負担方法というのは政府の決断事項である、こういうふうにおっしゃっている...全文を見る
○近江委員 地方交通線の問題でございますけれども、委員長は、国鉄の「基本方策」では、七十線を切り離す、そしてそれに国家助成を求めるという案であるけれども、私としては特定地方交通線を除いて九十線は可能な限り残したい、前回こういう御発言があったわけでございます。分割した会社が今後九十...全文を見る
○近江委員 最後に、余剰人員問題についてお伺いしたいと思いますけれども、これは何らかの立法措置というものにつきまして考えておられるかどうか、もう一度明確にお伺いしたい。これが一点でございます。  今国鉄当局が行っております余剰人員対策、これにつきましてはどのように評価をされてお...全文を見る
○近江委員 では、以上で終わります。
08月20日第102回国会 衆議院 運輸委員会 第14号
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○近江委員 一機の航空機事故といたしましては世界最大の大惨事となりまして、犠牲になられた方々の御冥福を心からお祈りを申し上げる次第でございます。また四名の生存された方々の一日も早い御回復を心からお祈り申し上げる次第でございます。  事故が発生いたしまして、私も翌日すぐに我が党の...全文を見る
○近江委員 川上慶子ちゃんの模様がテレビで流れておりました。墜落したときにはお父さんも妹の咲子ちゃんも生きておったという証言をいたしておるわけです。初期のいわゆる救難活動におきまして、あの辺の急峻な山並み、夜間である、悪条件がいろいろあるわけでございますが、この初期の救難活動につ...全文を見る
○近江委員 トラブルが発生してから墜落まで約四十分あるのですね。そこで、ちょっと防衛庁にお聞きしますが、皆さん方の緊急発進というのは、命令を発してから何十秒あるいは何分で飛び立つわけですか。一般の緊急出動についてちょっとお伺いします。
○近江委員 レーダーから機影が消えた、そして命令が下って発進している。私はこう思うのですが、今日の総合的な交通体系の中で、航空機の需要というのはますます高まってくるわけですね。今度の場合、墜落するまで四十分間あるわけですね。ところが、このボイスレコーダー等から判断しましても、機長...全文を見る
○近江委員 その遭難対策本部が要請をすれば、自衛隊は直ちに発進できるわけですね。そうすると、結局そこの本部の判断というものが、機長からの報告、そこで判断が生まれるわけでございますが、少なくとも緊急事態ということを言っておるわけですね、なぜそのときに発進をさせて状況というものをすぐ...全文を見る
○近江委員 緊急事態を宣言する、しかも操縦不能と言っているわけでしょう。なぜそれでは緊急発進をさせて――外部の破損であれば、それはパイロットはわからないわけでしょう、そのときになぜそういう判断ができないのですか。そうすればまた何らかの形で誘導する。確かに操縦困難であることはわかり...全文を見る
○近江委員 非常にその点は残念であったと思うのです。既にこれだけの犠牲者を出してしまったわけですから、これは小さいことじゃないのです。関係各省、ひとつこの辺の緊急出動のあり方について真剣に検討していただきたい。二度とこういうことのないように今後の対策をとってもらいたいと思います。...全文を見る
○近江委員 参議院の委員会においては、しりもち事故は修復してあるから関係ないというような非常に強いニュアンスの答弁であったと聞いておるのです。そんなことは断定できないでしょう。こういう隔壁の破損であるとか、これは全部いわゆる一連のものですよ。ですから、これが事故に関係しておったと...全文を見る
○近江委員 参議院の答弁から、そういう因果関係といいますか、連動しておる原因というものについて真剣にあなたが取り組んだから、今のような答弁に変わってきたわけです。こういうことがミックスして事故が起きておるわけですよ。ですから、徹底してこの原因究明に当たって、二度とそういうような事...全文を見る
○近江委員 わずかなこの二月の間にこれだけ、全部重大事故にかかわるようなことばかりですよ。私もこれを調べてみまして本当にぞっとしておるのです。こんな状態なら飛行機に乗れませんよ。そういうことをあなたは報告を受けて、運輸省としては日航に対してどういう指導をしたのですか。
○近江委員 日航の整備本部ですが、昭和五十四年には四千五百六十九、五十五年、四千五百八十、五十六年、四千五百四十五、五十七年、四千五百二十、五十八年、四千四百三十一、百三十八名も減らしておるのですね。しかも日航だけではない、ほかの航空会社のそういう整備も引き受けておる。  一部...全文を見る
○近江委員 終わります。
○近江委員 きょうの委員会は、当初国鉄問題に絞ろうということで予定をいたしておりました。その後、日航機の墜落事件、そしてまた三光汽船問題と、非常に大きな問題が入ってまいりました。きょうは午前中、日航機の問題で質疑をしたわけでございます。したがいまして、国鉄問題に入る前に三光汽船問...全文を見る
○近江委員 この三光汽船が海運市況の予測を誤り、あるいは高度成長期の夢を追い続けた投機的な経営に真の原因があるのじゃないかとか、いろいろそういう厳しい見方もあるわけでありますが、大臣はいかがですか。
○近江委員 構造的な不況であるという原因をおっしゃったわけですが、いわゆる将来に対する予測を誤ったそういう経営のあり方、投機的な手法による危機を招いたとか、非常に厳しい見方もあるわけですが、他の要素について大臣はどう思われますかということを聞いているのです。
○近江委員 今回のいわゆる倒産の影響、社会的な影響でございますが、これにつきましてはどのようにごらんになっていらっしゃるか。これにつきましては、日銀の営業局長は、金融債務の金額は大きいけれども一般債務は少ない、しかも信用力の高い造船、商社など大企業が中心なので連鎖倒産はないだろう...全文を見る
○近江委員 この影響につきましては、造船業界については確かにそういうように影響は出るだろう、こういう見方をされているのですが、国内、国外に分けまして、いわゆる国内の海運業あるいは海運市況、中小造船業界、それの関係、そしてまたいわゆる国外の海運市況、船主、代理店関係等に分けて、もう...全文を見る
○近江委員 今御答弁ありましたように、非常に深刻な状況であるということは一致しておるわけでございます。いわゆる保全処分をしたと言いながら、まだ五里霧中、霧の中である、見通しはそのように思うわけでございますが、申請をしておるわけでございまして、今後どういう手順といいますか、運輸省と...全文を見る
○近江委員 これは非常にいろいろな考え方があるわけでございまして、政府としても安易なそういう救済といいますか、もっとシビアな立場に立って、今後はやはり我が国の海運のあるべき姿、またその対策といいますか、そういうことを真剣に考えていかなければいけないと思うのですね。そういう点、今後...全文を見る
○近江委員 何ら具体的な答弁が出ていない。具体的に考えていきたいと思います、希望的な答弁だけなんですね。何か考えていることがあるのですか。
○近江委員 厳しい試練に立たされておる海運業でございますし、ひとつ総力を挙げて、海洋国日本のこれはなくてはならない一つの分野でございますので、今後一層の努力をしていただきたい。強く要望いたしておきます。  次に、国鉄問題に入りたいと思います。  亀井委員長のもとでこの二年間の...全文を見る
○近江委員 きょうは非常に限られた時間でございますので、何点があと続いてお聞きしたいと思います。  公共性の変更の問題でございますが、公共性と企業性という問題について、今までの国鉄はやはり公共性というものが主眼であったわけですね。企業性というのは結局いろいろな形でおくれてきたと...全文を見る
○近江委員 次に、第三次地方交通線の問題、そしてまた地方交通線の問題でございます。  第一次の特定地方交通線の転換というのはほぼめどがついておるように聞いておるわけでございますが、第二次特定地方交通線の処理というものはこれからでございますし、また第三次特定地方交通線というのは今...全文を見る
○近江委員 監理委員会はそうは考えているわけですけれども、現実に地方の県知事であるとかいわゆる住民は、やはり非常にそういう心配があるわけなんですね。それに対しては、そういうように考えておりますという答弁でとまっているわけです。新会社は今後どういう行動に出るのかということは全く未知...全文を見る
○近江委員 そういう心配がありますので、今後よくフォローをしていただきたい、このように思います。  それから、鉄道貨物事業対策の問題でございますが、これも監理委員会は、政府にいわゆるボールを投げているわけですね。十一月までに実現可能な具体策の作成を政府に求めておる。これは監理委...全文を見る
○近江委員 では、もう時間がありませんので、あと一同だけ簡単に聞きますが、いわゆる余剰人員対策の問題でございます。特に再就職のための対策を必要とするいわゆる特別対策対象者四万一千人、こういう方々に雇用の場を確保するということは至難のわざだと私は思うのですけれども、これは間違いなく...全文を見る
○近江委員 終わります。
11月14日第103回国会 衆議院 運輸委員会 第1号
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○近江委員 私は、まず日航機事件から質問に入りたいと思っております。  その前に、ちょっと資料を同僚の皆様方、政府委員に配付したいと思いますので、お許し賜りたいと思います。  この八月十二日の日航ジャンボ機墜落事故、これは大変な衝撃を与えたわけでございます。亡くなられた方々の...全文を見る
○近江委員 所管の運輸省、しかもその最高の責任者である大臣ですね。これは私、航空法を克明に調べましたけれども、こういう重大なことがあったときには直ちに報告をしなければならぬと航空法にきちっと出ていますよ、報告の義務。七十六条。なぜ翌日にそういう大事なことを大臣が聞かれたかというこ...全文を見る
○近江委員 それで大臣は翌日、一日に聞かれたわけですね。政府、いわゆるトップの官房長官、総理はこのことをいつ知ったのですか。
○近江委員 航路の確定とかいろいろなことで日にちがかかったということでございますが、ちょうど公表のあったときは参議院の予算委員会が終わった直後ですね。そういう政治的なことは全然頭に置いてなかったのですか。いわゆる解析というか航跡の確定というか、そういうことだけで本当にきちっと六日...全文を見る
○近江委員 この事件に関しましての公表という点におきまして非常におくれておる。ちょうど国会でも審議ということがあったわけでございますし、そういう点で非常に我々としても釈然としないわけでございます。こういうようなことについては、やはり速やかに報告をして、あったことについては二度とそ...全文を見る
○近江委員 他の航空機との接触というのは、スクランブルは入らないのですか。接触というのは本当の接触という意味ですか。どういう意味なんですか。
○近江委員 そうすると、ニアミスというのはどうなるのですか。
○近江委員 こういう法律というものは、まず安全性なりいろいろな点からいって幾らでも改正すればいいのですよ。法律はこうなっておるから報告の義務はありません、そんなものですか、今の航空行政というものは。当然運輸省として、航空局として、やはりこれはまずい一まだ幾らでも法改正をあなた方も...全文を見る
○近江委員 そういう法律改正までいかなくても、いろいろと運用といいますか、そういうことで幾らでも手が打てるわけですね。今、局長はそういう方向で検討するということを言ったわけでございますので、これは大臣、よくその他のことも、あらゆることを想定して、法律事項以外で考えられるあらゆる点...全文を見る
○近江委員 それを早急にやっていただきたいと思います。それで法改正まで踏み込まなければいけない場合は早急にその作業にかかっていだだきたい、これを強く要望いたしておきます。局長、答弁をもう一遍お願いします。
○近江委員 それで私、今配付させていただきました資料をごらんになっていただきたいと思うのですが、大臣も驚かれると思いますが、実にこれだけのいわゆる逸脱をいたしておるわけでございます。少なくとも機長、副操縦士、機関士、六つの眼でしっかりと見ておる。これだけの人命を預かって、しかも言...全文を見る
○近江委員 ここにお渡ししました表を見ていただきたいと思うのでございますが、コメントに私書いておりますが、モスクワ-パリ行き便は一日三回から五回往復、多くて八往復、こういう動きをしておるのです。  まず、運輸省が自衛隊から通報を受けておる。そこで運輸省は一体レーダーがあるのかな...全文を見る
○近江委員 だからこの横津岳、特に今回のいわゆるR11の飛行ルートからいきますと、小木の城レーダーと横津岳レーダー、二つがカバーしておるわけですね。自衛隊がこのように何回も連絡してきているのですが、運輸省は自衛隊から教えてもらわなければ、運輸省にレーダー機能がないのですかというこ...全文を見る
○近江委員 そうしますと、ソ連の管制のところについては責任持ってカバーしてないとおっしゃっているのですが、それではこのスキッド、私のお渡しした表を見てください、これは境界のところでしょう、こういうところは管制してないのですか。
○近江委員 一応カバーしておるということをおっしゃっておる。能力的にもここはできる能力はあるという答弁ですよね。しかも、大韓航空機撃墜事件がここからもう本当に数百マイルのところで起きているわけですね。言うならば、ここは一番危ない海域でしょう。ここは管制しておりますと。では、なぜ自...全文を見る
○近江委員 自衛隊から第一報が入ったのが十二時四十分ですね。これは確かにスキッドからずっと越えていますよ。越えているけれども、スキッドまでは日本の運輸省が責任を持って管制しているのでしょう。そうすれば、スキッドの時点で、既にここで相当なずれが出ている。いわゆる自然の航路帯との幅が...全文を見る
○近江委員 要するに、能力的にいきましても、じっとここで管制をしておれば、その開きということがずっと航跡でわかるはずなんですよ。それでは聞きますが、やっていたんですか。この日航機を捕捉していましたか。
○近江委員 レーダーで監視していないんですよ。いわゆる信頼関係だけで、通過しました、オーケー、これだけなんです。あと数百マイル先には大韓航空機が撃墜された地点があるわけですから、ここは一番危険な地点としてフォローしておかなければいけない。運輸省としてなぜフォローしないのですか。
○近江委員 それじゃあなた、自衛隊からずれておると聞いて、緊急発信して、届いていないじゃないか、これは。それであなた方の責任は果たしておるの、あなたがそういう言い方をするんだったら。運輸省としての緊急発信は届いていないじゃないですか。
○近江委員 このスキッドまでのいわゆる管制、なぜレーダーを常にフォローしないのですか。ただ通過したよというそんな無線通信だけでなぜそれを許可するのですか。大韓航空機のこの事件というものを運輸省は軽視しているのですか。
○近江委員 要するに一日三便なり四便ですね。そうすれば、大体その飛行計画に従って何時ごろに飛ぶということはわかっているわけですから、特にその三便なり四便のフォローはできるはずでしょう、その管制においてスキッドまでの間をレーダー捕捉で。なぜそういうような応用といいますか、そういうよ...全文を見る
○近江委員 要するに、太平洋側は公海に出るわけでしょう。日本海側はソ連なりほかの数カ国もあるわけですが、大韓航空機がここで撃墜されているわけですよ。前例があるわけだ。ほかの地域とこれは違うわけでしょう。当然それだけの能力があるのですから。しかも一日三便か四便でしょう。その時間帯、...全文を見る
○近江委員 十分その仕組みを考えて、そしてまた予算上措置をしなければならないことがあるならば、大臣の方で早急に考えていただきたいと思うのです。大臣、どうですか。
○近江委員 北海道の稚内に運輸省のレーダーを置けば、相当広範囲なカバーができるんじゃないかと思うのですが、これは防衛庁との、今おっしゃった外交上の問題もあろうかと思うのですが、これについては検討したことあるのですか。
○近江委員 今管制の問題でいきまして、北海道周辺のこの地点をお聞きしたのですが、そうしますと、運輸省として、いわゆる航空路の監視レーダーの施設という問題でございますが、この点について、不安な、この辺が手薄である、カバーし切れないという点、これは完全に一〇〇%やっているのですか。も...全文を見る
○近江委員 大臣は技術的なことは余り御存じないと思いますが、今局長からそういうお話があっったわけでございますが、来年度予算編成にもう入るわけでございますし、これは国会でも非常に重要な問題として提起があった、こういうことで、予算のしかとした裏づけを早急にしていただきたい、このように...全文を見る
○近江委員 次に、電波法違反のことについてお伺いしたいと思います。  緊急発信をして応答がなかった、ボリュームを下げておった、絞っておったということでございますが、これにつきまして、郵政省にまずお伺いいたします。これは重大な電波法違反であると私は思うのですが、御答弁をお願いした...全文を見る
○近江委員 要するに、公表自体も事件発生から一週間後ということで、私が冒頭に指摘をしたわけですね。これだけの重大な航路逸脱の事件でございまして、ボイスレコーダー初めあらゆる手がかり的なものは解析されているわけでしょう。それがいまだにわからないというのはどういうことなんですか。何日...全文を見る
○近江委員 いずれにしましても、私、電波法もかなり調べてみたのですけれども、いわゆる聴守義務、七十条の四を初めといたしまして、七十六条、七十九条、どのあれを見ましても、今回のこの事件というのは重大な電波法違反の典型的なケースだ、私はこのように思うのです。だから、郵政省としては今最...全文を見る
○近江委員 あなたが言っているのは無線局運用規則でしょう。これの百四十六条の二項であなたはそういうことを言っている。運輸省が長距離洋上飛行を育っているのですよ。そこまでの規定を出しているのですよ。それじゃ、郵政省と運輸省の見解は違うのですか。運輸省の見解は長距離洋上飛行ということ...全文を見る
○近江委員 運輸省と郵政省は全くこういうすり合わせすらできてない。そうでしょう。はっきり局長が洋上飛行と言っているわけですよ。それからいけば、これはぴちっと入っているわけだ。これは聴守義務を怠っている。こんなことでは質疑できませんよ。両省の意見がかみ合っていない。これはどうします...全文を見る
○近江委員 私たちは九月の上旬にカナダへ参りまして、ICAOのランベール事務局長を初め首脳陣と会ってきました。それで日本の悲惨な日航機の事件を話をしまして、あらゆる基準にしろ、民間航空機の安全飛行に関するすべてのシビアな見直しについて、同行されました議員の皆さんからも強くそういう...全文を見る
○近江委員 運輸省と郵政省で、大臣もお聞きのように、一つのことでも見解がそういうように違うのです。だから、こういうことについて、もっと関係各省はあらゆる点にわたって日ごろから連絡調整ということをきちっとしておかなければいけないですよ。ひとつ十分やっていただきたいと思うのです。大臣...全文を見る
○近江委員 それをよく検討して、しかるべき対策をとっていただきたいということを重ねて申し上げておきます。  それから、大韓航空機の事故が起きまして二カ月後、同じルートで旧航機が二年前にも航路を逸脱をしているということが言われているのですが、そういうことがあったかなかったか、それ...全文を見る
○近江委員 そうすると、キャップだけが実際に見ておって、その日飛ぶいわゆる客室乗務員は入ってから、ここはこれですよと、あらかじめ絵がなんかで知っておったか知らぬけれども、実物の飛行機に乗って初めて確認する、こういうことをしたわけですね。
○近江委員 今のことを聞いているんじゃないのですよ。最初に導入したときにそういうことを、要するにキャップの人だけは知っておったけれども、ほかのいわゆる客室乗務員は知らなかったのでしょう。乗り込んで初めて実物を見たのでしょう。どうなんですか。その点をはっきりさせてください。
○近江委員 専務さんも非常にショックの連続で、私もそう厳しいことは言いたくありませんが、少なくとも客室乗務員が一般乗客の乗る前に先に行っておるのは当たり前のことですよ。そうでしょう。そのときに、知った者から、ここはあれですよ――それは事故なしに飛んでいればいいけれども、もしも海上...全文を見る
○近江委員 大臣も厳重に注意をするとおっしゃっております。私もそれば何も嫁いびりじゃない。そんなことはしたくないけれども、要するに、これは安全のかかった問題ですからね。そうでしょう。いざとなったとき、例えば八月十二日のあの事故を見てみなさい。墜落寸前までスチュワーデスが乗客に、い...全文を見る
○近江委員 もうこれで終わりますが、きょうは国鉄の問題やろうと私思ったのですが、この事の重大さ、国鉄も非常に重大であります。しかし、限られた時間でございますので、これで質問できなくて、来ていただきながら非常に申しわけなかったと思います。今度はゆっくりとひとつ国鉄をさせていただきま...全文を見る
12月06日第103回国会 衆議院 運輸委員会 第3号
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○近江委員 十一月二十九日のゲリラ事件の問題でございますが、首都圏におきましては六百万人、京阪神におきましては五十万人の足がとまったと言われております。非常に社会的な大事件でございまして、国民に大変な衝撃を与えたわけでございます。この十一月二十九日のゲリラ事件につきまして、きょう...全文を見る
○近江委員 報道によりますと、公務員も含まれておるということでございますが、どういうメンバーが入っておるのですか。
○近江委員 こうした公務員が含まれておるということにつきましては、国民にとって二重のショックであると思うのです。特に国鉄職員が入っておるということにつきましては、非常に残念に思うわけでございますが、総裁はこの点に関してどういう感想をお持ちですか。
○近江委員 成田空港のときも、いわゆるそういうストが行われたときにそうしたゲリラ活動というものがあったわけでございまして、今回そういう点は予想はされなかったわけですか。この警備面におきまして、そういう点においてどういう感想をお持ちでございますか。
○近江委員 国鉄当局にお伺いいたしますが、被害の状況はまとまっておりますか。報告できるならば報告してください。
○近江委員 ちょうど昨年の十一月には世田谷の電話線のああいう事件がございました。ちょうどこれが一年になるわけでございますが、高度情報化の中で非常にまた一面のもろさというものが本当に身にしみた今回の事件であったと思います。こうしたケーブルなり何なりを完全に保護した状態で敷設するとい...全文を見る
○近江委員 大臣に、今回のゲリラ事件に関しまして、こうした公務員も入っておるというようなこともございまして、運輸行政の最高責任者としてどういう感想をお持ちなのか、また今後の決意についてお伺いしたいと思います。
○近江委員 次に、航空機の問題に入りたいと思います。  それでは、警察庁、結構でございます。  日本航空の八月十二日の事件は全世界に極めて大きな衝撃を与えたわけでございますが、それに対しまして運輸省としては、日本航空を初め各航空会社にジャンボ機を中心といたしまして改善勧告等を...全文を見る
○近江委員 ボーイング747同系列の機体構造の点検強化につきましては、「第一次の見直しによる強化は六十年十月末までに完了致します。」と約束をしておるのですが、これは完全に完了したのですか。
○近江委員 このボーイング747系列、これの機体構造の点検強化については六十年十二月末までに完了する。それから「過去において、事故等により機体構造に比較的大きな損傷を受け、修理を行った他機種を含めた六機について、修理部位の緊急検査を実施しましたが、さらに六十年十月末までに検査部位...全文を見る
○近江委員 これも私、いろいろ調査しておりまして、私のところにも資料があるわけでございますが、ボーイング747—200型八一二便ですね、離陸時、強風に遭って誘導路から滑り落ちて機体損傷を受けておる。今報告がありましたように、非常に重大な欠陥がある。再点検させておるわけでございます...全文を見る
○近江委員 それから、この社内体制の強化、これは運輸省から改善勧告を出しておるわけでございますが、それに対して日本航空は、「機体構造の点検票日の見直しによる構造検査実施部門の業務量増に対応するため、成田、羽田両整備工場の検査員を、六十年十一月末までに増員し、検査の充実を図ることと...全文を見る
○近江委員 では、日本航空はそういう一歩前進の体制をとってきておるのですが、他の民間航空会社はどういうように指導され、どういう前進があるのですか。
○近江委員 では、ひとつ一層フォローしていただきまして、二度とそうした不祥事、事件を起こさないように、安全第一のそうした運航ができるように、日航を初め各航空会社に対しましても、今後なお一層の指導をしていただきたい、これは強く要望いたしておきます。  あと一問だけ、時間ありません...全文を見る
○近江委員 終わります。