近江巳記夫

おおみみきお



当選回数回

近江巳記夫の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月26日第118回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
議事録を見る
○近江分科員 我が国は確かに経済大国、勤労者の所得にいたしましても、ドル換算でいきますと世界最高の水準に入っておる、こういう中でそれだけの経済大国にふさわしい豊かさというものが本当に実感できるかどうか、こういう点からいきますと、さまざまな点で欧米先進国に比べまして非常に見劣りがす...全文を見る
○近江分科員 特に、いわゆる家賃控除制度につきまして労働省、建設省両省で平成二年度の税制改正要求をされたわけでございまして、これは非常に皆さん方の御努力を多とするわけでございます。我々もこれを非常に注目しておったわけですが、しかしそれが実際に実現できなかった、これはまことに残念な...全文を見る
○近江分科員 今大蔵省が御答弁になったわけでございますが、このぐらいのことは両省としてお出しになるときに当然読んでおられるわけですね。国民だって大蔵省が今答弁したことぐらいは皆熟知していますよ。そこをあえてこれを出していただいたということは、私は本当に勤労者の立場に立って——これ...全文を見る
○近江分科員 労働省と建設省にこれをお出しいただいて、私はその御努力に非常に敬意を表するわけでございますけれども、大蔵省はさっき土地住宅の需給の点からもという一つの理由をおっしゃったわけですけれども、建設省は当然そういうことは一番よく御承知なんですね。そこをあえて労働省とともにこ...全文を見る
○近江分科員 両省ともそういうことがわかった上でさらにその重要性を認識されてお出しになっているわけですから、これが大蔵省のそういう考え方で一応採択されなかったということでございまして、これはいわゆる勤労者にとりまして、もろ手を挙げてこれはぜひ制度化してもらいたい、これは本当にその...全文を見る
○近江分科員 検討はされるわけですけれども、いわゆるそれを実現するために検討されるのですね。
○近江分科員 建設省はどうなんですか。
○近江分科員 どうもまだその意欲といいますか、その強い決意というものが余り感じられないわけなんですけれども、しかし、いずれにしてもこれは両省が責任を持ってこの平成二年度に対して努力されたわけですから、大蔵省からちょっと言われたぐらいで引っ込む、そういうことであってはならぬと私は思...全文を見る
○近江分科員 これは特に要望しておきますので、両省さらに力を合わせていただいて実現に向けて努力をしていただきたい、強く要望いたしておきます。  それから、私はここでもう一つ検討してもらいたいのは、非課税世帯につきまして我々はこう考えておるのです。いわゆる月収の一五%を超える分に...全文を見る
○近江分科員 ぜひそれを実現できるように、一貫した問題として今後また強力な取り組みをしていただきたい、このように強く要望いたします。  それから、本年度以降、住宅五カ年計画、政府は首都圏百万戸構想というものを打ち出しておると思うのでございますけれども、中部圏あるいは近畿圏等、そ...全文を見る
○近江分科員 今日まで政府がいろいろな土地住宅政策を打ち出してきましたけれども、本当にもう空振りに等しいような、なかなかその実を上げておらない、本当に国民の、勤労者の不満が高まる一方なんですね。したがいまして、本当にきめ細かな、実の上がる政策というものを一体となってやってもらいた...全文を見る
○近江分科員 時間があと五分足らずしかありませんので、あと、一、二点お伺いしたいと思います。  パート労働法の問題でございますが、これがなかなか進まないわけでございます。努力されておることはよくわかるわけでございますが、法律をつくる前にパートタイム労働の指針というものを労働省が...全文を見る
○近江分科員 最後に、以上の二点について大臣の決意をお伺いして、終わります。
○近江分科員 もうこれで終わりますけれども、先ほど申し上げた二つの法律につきましては、法の制定に向かって努力していただきますように強く要望いたしまして、私の質問を終わります。
04月26日第118回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
議事録を見る
○近江分科員 私は在日韓国の方々に対しますいわゆる三世問題、九一年問題につきましてお伺いしたい、このように思います。  在日韓国・朝鮮人の方々はおよそ六十八万人ということをお聞きしておるわけでございますけれども、この方たちはいわゆる日本の植民地時代、その支配の時代におきまして日...全文を見る
○近江分科員 そこで、この九項目があるわけでございますけれども、まず永住権の問題でございますが、この問題につきましてはどういうお考えで対処されるかお伺いしたいと思います。
○近江分科員 特に永住権の問題というのは一番大事な問題でございますし、今御答弁あったその点、韓国側が納得できる線をきちっと出してもらいたい、このように強く要望しておきます。  次に、退去強制の問題でございます。韓国側の要求につきましてはもう十分御承知のとおりでございますので、こ...全文を見る
○近江分科員 今ずっと協議されておるわけでございますので、その辺は十分わきまえてお聞きしておるわけでございます。  次に、再入国許可の問題をお伺いしたいと思います。
○近江分科員 退去強制、そしてまた再入国、この問題につきましては、韓国側としてはそれを削除、除外してもらいたいと極めて強い要望があるんですね。今局長の御答弁というのはその線とは少し違うんですね。いわゆる緩和といいますかそういう線なんですから、相当距離があると私は思うのです。この点...全文を見る
○近江分科員 それから指紋押捺、それからいわゆる外国人登録証の常時携帯義務の問題でございますが、この問題につきましても、これはもうぜひとも廃止を強く要望されておるわけですね。これはもう非常に難しい問題であるかもしれません。しかし、三世という問題を考えますと、これは本当にそういう方...全文を見る
○近江分科員 先ほど御答弁されている附帯決議は六十二年の九月四日でしたね、ここで附帯決議をやっておるわけでございますが、その後指紋押捺制度にかわるそれについては真剣に取り組み、かなりの前進があるのですか。
○近江分科員 次に、就職差別の問題でございますが、これは地方公務員、教員採用あるいは民間、これは各省に分かれるわけでございますが、まず地方公務員につきまして採用拡大をぜひともという強い要望があるわけでございます。これは自治省も来られていると思いますが、どのように対処されるのですか...全文を見る
○近江分科員 それでは、具体的に現時点でどのぐらいの方を採用されているのですか。
○近江分科員 今約千六百名とおっしゃいましたね。その中で一般職になったのは五百三十九名、あとはどうなっているのですか。
○近江分科員 特別職というのは何ですか。
○近江分科員 極めて少ない数なんですね。六十八万人と言われる方がいらっしゃるわけですから、この中で常勤の一般職というのは五百三十九名、こういう状況なんです。したがいまして、これは自治省といたしましても、今後やはりこの採用につきまして各都道府県にもさらに努力するように力を入れられる...全文を見る
○近江分科員 その点はひとつさらに強力に取り組んでもらいたいと思うのですね。ただ、何となしに私にはぴんと力強さというものが伝わってこない感じがするのですね。強く要望しておきます。  それから、教員採用につきまして文部省からお聞きします。
○近江分科員 現時点では何名いるのですか。内訳も。
○近江分科員 非常勤講師、給食調理員であるとか、いろいろとその点をさらに拡大といいますかやっていけば、また努力していけば、要するに私は姿勢の問題だと思うのですね。  今、教諭が三十三名とおっしゃったのですけれども、今おっしゃった調理員であるとか非常勤講師であるとかの学校関係者、...全文を見る
○近江分科員 そのように採用できるということにつきまして、それだけのいわゆる意思というものははっきりしているわけでございます。ところが、実際の採用というものはこういう惨たんたる現状ですね。これでは本当にできますと言っても実際上やっていないのと一緒ですよ。これならゼロでしょう。そう...全文を見る
○近江分科員 韓国側には国籍条項を撤廃して採用をしてもらいたいという非常に強い要望があるのです。この点についてはどうですか。
○近江分科員 いずれにいたしましても、ひとつその採用につきましては文部省としては一層努力していただきたい、このように思います。  もう時間がありませんので、民間につきまして、労働省お見えになっておったら、御答弁いただきます。
○近江分科員 時間がありませんので、あと二点。  民族教育について制度的にも保障してもらって、助成のため立法を含む財政措置をとってもらいたい、こういう極めて強い要望があります。これに対してはどうお考えか、これが一つ。  それから地方参政権についても強い要望があるのですが、これ...全文を見る
○近江分科員 まだ一分ちょっとありますので、最後に、在韓被爆者について今後どうするか、それからサハリン残留問題について今後どうするか、簡潔にお答えいただいて、終わります。
○近江分科員 終わります。
04月27日第118回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
議事録を見る
○近江分科員 私は、救急医療体制の整備促進につきましてお伺いしたいと思います。  最近の高齢化あるいは成人病の増加等を反映いたしまして、呼吸器あるいは心臓が停止してから運ばれるケースというものが非常にふえておるわけでございます。いただきました資料を見ますと、昭和六十三年中におき...全文を見る
○近江分科員 大臣、御答弁がありましたようにその辺の問題がやはり非常に大きいと思うのですね。  もう一つ、私が思います問題は、それは搬送の途中での点を指摘されたわけですが、今度は病院の問題なんですね。総合病院であっても救急救命の総合的なものを備えておるところは非常に少ないという...全文を見る
○近江分科員 デッド・オン・アライバル、いわゆるDOAという略称でございますけれども、し機能と呼吸が停止して一時的に死亡しておる状態の場合でも三分以内に処置をすれば助かる人が多い、社会復帰も可能だ、五分以上たつと危ない、植物人間になるだろう、このようにも言われているわけですね。こ...全文を見る
○近江分科員 ドクターカーも地域の医師会との協力だとか、非常にそういう点が一つのネックになっているということを聞いておるのですけれども、こういうことも含めて消防庁と厚生省は真剣にやはりかみ合った体制をつくっていただかないと、これは救われる人が見捨てられていくわけですよ。絶対に許す...全文を見る
○近江分科員 消防庁長官からはその点は非常に前向きな御答弁が今あったわけでございますから、やはり厚生省もひとつ真剣に取り組んでもらいたいと思うのです。
○近江分科員 その問題はひとつ真剣に取り組んでもらいたいと思うのです。  それから、交通事故に限って言いますと、西ドイツなどは、負傷者の緊急の動かし方、人工呼吸、ショックの防止、保温等について、六時間から十六時間の応急処置に関する教育をきちっとやっているわけです。我が国におきま...全文を見る
○近江分科員 そういうことも、両省におかれましてそれがよく推進できるように今後努力をしていただきたいと強く要望いたしておきます。  それから医療機関、要するに搬送して着いてからの問題です。現在、救急告示病院は全国に五千七百二十八カ所と聞いておるわけでございますが、その中で高次の...全文を見る
○近江分科員 これはやはり思い切った財政投資もして、確かにそれだけのスタッフをまた設備を整え、待機体制をとること自体は非常な財政負担が考えられるわけですが、それはやはり力を入れなければいけないと思うのです。やっておりますと言うと確かにやっておることはわかるわけですけれども、現実が...全文を見る
○近江分科員 時間が来ましたので終わります。  いずれにしても、大臣、この整備充実について本当に全力を挙げて頑張ってください。
05月24日第118回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
議事録を見る
○近江委員 先般の長官の所信表明、お伺いをいたしておりました。「世界に貢献する日本」、そういう中で我が国が何をなすべきか、こういう中で第一に長官は、「人類の生存と繁栄に深くかかわる地球規模の環境問題の解決に資する科学技術の推進、」と表明されておられるわけでございまして、まさに私も...全文を見る
○近江委員 科学技術の役割というものがいかに大事であるか、これは共通の認識であろうかと思うわけでございますが、まず科学的な解明、これに当たって具体的にどう取り組んでいかれるのですか。
○近江委員 そこで中身に入っていきたいと思います。  この環境問題とエネルギー問題というものは非常に密接不可分の相互関係にある、このように私は見ておるわけでございますが、先般も環境白書が提出されまして、いみじくもそこで指摘されておったわけでございますけれども、一次エネルギーの有...全文を見る
○近江委員 そうすると、この長期エネルギーの需給見通しというのは、いつ出されるのですか。
○近江委員 まだそれは発表がされておらないわけでございますけれども、大体中身といいますかその辺のことについてはつかんでおられると思うのですけれども、大体どういう見通しになるのですか。
○近江委員 先ほども申し上げましたが、いわゆる三五%の使用という、六五%が言うなら未利用である。この未利用エネルギーですね、これをどうしていくかということが私はもう非常に大きな問題だ、このように思うのですね。先ほどもお話ございましたように、CO2を減らしていく、あらゆる観点からし...全文を見る
○近江委員 私は何回も申し上げていますけれども、こういう密着した点をさらに効率を図っていく、そういう意味におきまして科学技術の一層のそういう取り組みということは私は非常に大事だと思うのです。こういう点、今まで科学技術庁は非常に弱いのと違いますか、こういう点の取り組みが。今通産のエ...全文を見る
○近江委員 大臣御答弁になっておりましたのは、代替エネルギーのことをエネルギーの安定供給という中で一つはとらえていらっしゃるわけでございますけれども、今長官そういうことをおっしゃったものですから重ねて聞きますが、代替エネルギーの開発については現状どこまで進んでおるのか、その点が一...全文を見る
○近江委員 代替エネルギーにつきましては、これは総力を挙げてやっていただきたいと思いますし、今この未利用エネルギーの活用の問題なんですよ。これを科学技術庁がエネルギー庁と一体となって、いわゆるシステムの問題、技術開発、全力を挙げなければ、ヨーロッパ先進国においてはこれだけの効果を...全文を見る
○近江委員 エネルギー庁はこの未利用エネルギーの活用につきまして、今お聞きすると、まあまあそこそこ取り組んでいただいておる、このような感触を得ておるわけでございますけれども、今後私は、これを柱にして全力を挙げて取り組むべきである、このように思います。科学技術庁と一体になって今後ど...全文を見る
○近江委員 このCO2のいわゆる除去技術はまだ確立してないのですけれども、まさにこういう問題にこそ科学技術庁は真剣に取り組まなければいけないのと違いますか、これは。どういうように今後やっていくのですか。
○近江委員 ひとつ本腰を入れてやっていただきたいと思うのですね。結局政府の頭の中で、私ずっといろいろ皆さんのお話を聞いていますと、やはり原子力ということが非常にずっしりとあると思うのですね。やはりこれを、原子力というものを将来においてはスローダウンをし、そうして今申し上げた未利用...全文を見る
○近江委員 この原発一基のこういう事故が、これだけの地球規模で悲惨なそういう状況になっておるということ、これは我々は本当に肝に銘じなければいかぬと思うのですね。政府としては真剣にやはりこの実情についての把握に努めなければいかぬと思うのです。マスコミがこう報じたからどうだとか——真...全文を見る
○近江委員 百グラムも残っているんですよ、百グラムも。これは安易にゴーなんか出したらえらいことになりますよ。  きょう安全局長来ているのかな。安全局長、来ておられたらひとつ、どのように考えておりますか。
○近江委員 この問題につきましてはひとつ慎重にやっていただきたいと思いますし、そういう焦りの姿勢というかそれがやっぱり顕著に出ておるのが、まだあなた方が今真剣に審査やっておるときに燃料棒を運んできておる。違うのですか、これ。そういう中で、私はその姿勢を感じるのですよ。本当にこれだ...全文を見る
○近江委員 そういう姿勢なんですね。ですから、やっぱりこれは、これだけの事故を起こしているわけですから、もう政府としては、そういう安易な姿勢でいって、これでもしもの事故があったら、あなた方の責任というのは、これはもう大変なことになりますよ。全国民が今見ておりますから、慎重な姿勢を...全文を見る
○近江委員 そうすると、アメリカの民間機関の核管理研究所が、日本のプルトニウムは九八年まで不足しない、輸送の必要はない、こういう発表をしておる。また、日本の原子力資料情報室も同様の見解を言っているのですけれども、これは間違いということですね、それでは。
○近江委員 政府の答弁をこれはまあうなずくしかないわけでございますけれども、日仏原子力協定も外務委員会にもかかろうとしておるわけでございますが、この六ケ所村につきましては、フランスの技術ですね、これはラアーグの、いわゆるそれを参考にしてやるわけでしょう。その全体の技術のことですか...全文を見る
○近江委員 セラフィールドあるいはラアーグ、いろいろフランスが中心になってやっておるわけでございますが、しかし、フランスのいわゆる政府の基準といいますか、これは我が国と著しく違っていますよね。これは大変な数値の違いがある。  例えば、ラアーグ再処理工場から海に放出される放射性廃...全文を見る
○近江委員 もう時間が来ましたので終わりますが、これはもう極めて大事な問題ですから、政府としてはいわゆる六ケ所村の建設につきましても、地下水の設備への影響の問題、コンクリートの耐久性の問題、大量、長期管理の技術の問題、土壌、地下水、健康への影響、地震防災対策、航空機落下の危険性等...全文を見る
06月12日第118回国会 衆議院 科学技術委員会 第4号
議事録を見る
○近江委員 さきの委員会におきましてエネルギー問題を主として質問をさせていただいたわけでございます。きょうも続きまして、このエネルギーの問題というのは非常に重要な問題でございますので、まずその点から入りたいと思います。  長期エネルギー需給見通しの改定問題でございますが、過去七...全文を見る
○近江委員 今後、気候変動に関する政府間パネル、この中間報告というのはこの八月末ですか、そういうことを聞いておるわけでございます。それから温暖化防止条約の策定作業における規制水準の設定、こういうようなことが今後行われてくるわけでございまして、そういう点からいきますと、早期にまたこ...全文を見る
○近江委員 この地球環境保護という観点から非化石エネルギーの割合を高めていこう、こういうことでそうした中に盛り込まれておるわけでございますが、特に、原子力発電の非常に大幅な拡充というものが目につくわけであります。二〇一〇年度時点、この原子力設備というのが七千二百五十万キロワット。...全文を見る
○近江委員 既存の原発のいわゆる廃炉の問題でございますけれども、これは早ければ一九九六年ぐらいから始まるということも聞いておるわけでございますが、そうなってきますと、四十基新設プラス廃炉の分を合わせますと、これは一体どうなるのですか。どういう計画をしておりますか。
○近江委員 原発建設ということにつきましては、これは地元の合意を初め今これだけ不安が高まっておる中で、私はこれはもう至難のわざである、このように見ておるわけです。原発の問題につきましては、特に安全チェックの強化とまたその条件というものを常に我々申し上げてきておるわけでございますが...全文を見る
○近江委員 先般、アメリカ・エネルギー省のヘンソン・ムーア副長官、この人が語っておったことでございますけれども、アメリカではここ十年間新しい原子力発電所の発注はない、それ以前に発注されたものの建設は進んでいるけれども、早くても一九九五年までは新たな注文はないだろう。アメリカにおき...全文を見る
○近江委員 先般の委員会でも福島三号炉のことを私は申し上げたわけでございますが、こういう一つの事故を通じまして、電力会社は当該会社だけではなく、そのことを本当に真剣に受けとめて、お互いにどういう反省をやり、今後二度とそういうことのないようにやっていくのか、その辺のことはどうなって...全文を見る
○近江委員 チェルノブイルの事故におきましても、これは一国の事故といいますけれども、まさにこれは本当に国際的な大きな影響が出ておるわけでございまして、今後各国協力をしてこの対策を進めなければならぬ、このように思うわけでございます。  そういう意味からいきますと、この原子力安全対...全文を見る
○近江委員 そこで、いろいろ勧告等をすると思うのですけれども、そういう勧告というのはどの程度の影響力があるのですか、その点お伺いします。
○近江委員 今申し上げましたように、チェルノブイルの事故というのはほぼヨーロッパを巻き込んでいる。また我が国にもいろいろな影響というものが、調査をしますといろいろ数値の上にも出てきておるわけでございますが、この極東、ASEAN地域におきます原発の現状、私が聞いておる範囲では、韓国...全文を見る
○近江委員 特に周辺国とのお互いの情報交換ということはやはり極めて大事である、このように思います。ワシントン・ポストを初め、特にアメリカ側のこういうニュースを見ておりますと、北朝鮮において、平壌北方寧辺地区に再処理工場ができているのじゃないかとかいろいろなことが言われておるわけで...全文を見る
○近江委員 長官は、そのことについてはどのように把握されていますか。
○近江委員 北朝鮮は八五年暮れに核拡散防止条約に調印しているわけですね。そうなってきますと、IAEAの現地査察協定に基づくそういう行為というものがなければならぬわけですが、今どうなっておりますか。
○近江委員 今どういう情報を政府としては正確に聞いているのですか。非常に簡単なあなたの報告ですが……。
○近江委員 だから私が先ほど、国際的な協力、その中で安全に関する国際監視システム、この現状はどうなっているのか、またそれが本当に力を発揮しておるのかどうかというようなことをお聞きしたのは、そういうことなんですよ。現実にそういう心配が伝えられながらも、実際はそういうことは行われてい...全文を見る
○近江委員 外務省は事実を把握していないというだけの答弁であったけれども、どういうことを聞いているのですか、事実は把握していないけれども。
○近江委員 これはこのぐらいにしておきますが、いずれにしても、先ほど申し上げたように我が国として国際機関におきましてももっと重みを持ったそういう発言も積極的にやっていただいて、チェルノブイルの事故等、これだけ大変な影響が出ておるわけでございますから、こういうことが二度とないように...全文を見る
○近江委員 それからチェルノブイルの問題でございますが、今後被曝者の救援の問題であるとかいろいろな国際協力できる、そういうことが多々あろうかと思うのです。政府として具体的に今後どういうように取り組んでいくのですか。
○近江委員 それじゃ、ソ連当局からあるいはIAEAから、こういうことを考えているんだけれども、日本としては協力してもらいたいというような話、何もないのですか。どういうことが出てきているんですか。科学技術庁はそういうことを掌握してないのですか。
○近江委員 この件につきましては、先方からいろいろ言われて、それじゃ考えましょうという姿勢ではなく、我が国としてできる限り協力しましょうともっと積極的に手を差し伸べていく、その姿勢で対応するべきである、このように思います。長官、いかがですか。
○近江委員 このエネルギー問題、これは非常に多くの問題がありまして、なかなか時間もありませんのであと一つだけ聞いておきますが、やはり省エネルギーの問題が非常に大事な問題である、私はこのように思うのです。  それぞれ今回のこの見通し、案を見ますと一応の目標というものは掲げていらっ...全文を見る
○近江委員 省エネの一つ一つを取り上げますと何時間あってもできませんので次の機会にしますけれども、一つは、原発を四十基二〇一〇年までしなければならぬ、百十万キロワット規模でですね。  ここで考えなければならぬのは、私は、電力ピークの対応の問題だと思うのです。常にそこを設定してす...全文を見る
○近江委員 今の答弁は決意表明みたいな感じですね。中身は余りないのですよ。要するに、例えば産業用電力の夏季料金、これを一〇%ぐらい割高にする、あるいは大口ユーザーとの需給調整契約制度、これはどのぐらいの効果があるのか、これが一つ。それから、サマータイム制、こういうことは政府は考え...全文を見る
○近江委員 では、一遍私はここで、もう時間がありませんからこの点につきましては終わりますが、科学技術庁長官、そしてエネルギー庁長官を中心として、ピーク時における対策はいかにあるべきかということを早急によく検討していただいて、またひとつ御報告いただきたい。これは政府を挙げて取り組む...全文を見る
○近江委員 終わります。
06月22日第118回国会 衆議院 科学技術委員会 第5号
議事録を見る
○近江委員 チェルノブイリの原子力発電所の事故というものは極めて全世界的に大きな影響を与えたわけでございます。四年経過した現在でございますけれども、非常に拡大傾向が見られておりまして、国際的にもその実態が憂慮されておるわけでございます。  そこで、前回にも申し上げておりますが、...全文を見る
○近江委員 外務省は非常に前向きに今後努力したいという答弁があったわけですが、科学技術庁長官はどういう決意をお持ちですか。
○近江委員 大臣も前向きに積極的にやるという御答弁があったわけでございます。  IAEAにおきましても、我が国の放医研あるいはまた放射線影響研究所等が実施しております広島、長崎の被爆者に関する治療、研究等が役立つことを指摘しておるわけでございますが、医療情報を積極的にこちらから...全文を見る
○近江委員 政府がそれだけ前向きの姿勢でやるということになってきますと、放射線障害者の治療につきまして早い機会で恐らくそういう要請があるのじゃないかと思いますが、その場合、放射線障害者や付添人の受け入れ、治療など、放射線障害者救援のための体制を積極的に進める必要があると思うわけで...全文を見る
○近江委員 放射線障害者などの治療のために、医師、薬剤師、放射線技師等各種専門家の派遣を積極的に検討する必要がある、このように思うわけでございますが、この点についてお伺いいたします。
○近江委員 IAEAにおきまして計画されておりますチェルノブイリ国際研究センター、これは仮称だと思いますが、に対する資金あるいは技術協力等、でき得る限りの協力をすべきであると思うわけでございますが、我が国の対応につきまして政府の見解を問いたいと思います。
○近江委員 今非常に前向きな答弁があったわけでございますが、積極的にこちらから、我が国からアタックをして、先ほど御答弁があったそうした点につきまして行動を展開していただきたい。強く要望いたしておきます。  きょうは非常に時間も短いわけですから、次に、二十日の日に今問題になってお...全文を見る
○近江委員 機器の故障あるいはまた運転員のミスなどによりまして事故の要因となるような異常を極力防止するためには、日常的に装置、機器、計測器など各種の検査、点検の強化を図る必要があると思います。そういう健全性を確認しなければならない。これが一つ。  それからヒューマンエラーを防止...全文を見る
○近江委員 時間がありませんのでまとめますけれども、いわゆるいかなるそういう故障、トラブルに対しましても徹底した原因究明、再発防止対策の確立を図らなければいかぬ。そのために調査委員会を必ずその場合には設置する。また安全運転の徹底と安全意識の向上を全社的に図るように今後周知徹底させ...全文を見る
○近江委員 もう時間がなくなりましたのでこれで終わりますが、最後の答弁、私は、これからいわゆる夏場を迎えて経済優先の姿勢ということについて、厳しく言いなさいと言っているわけでしょう。これに対して、各電力会社を厳しく指導するなりなんなり、その政府の姿勢がぴんとくるものが感じられませ...全文を見る
○近江委員 終わります。