近江巳記夫

おおみみきお



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開催日 会議名 発言
03月05日第123回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○近江委員 私は、初めにSSCの問題についてお伺いしたいと思います。  御承知のように、米ソの冷戦が終わりまして対話の時代に入った、そういう中で国連を中心といたしまして世界の平和の構築が進み出した、まことにこれはうれしいことでございます。政治そして経済、科学、芸術、文化、すべて...全文を見る
○近江委員 この日米科学技術協力協定、これはいつできたのですか。
○近江委員 この協定に基づきまして日米間は緊密な連携をとって話し合いをしてきておるわけですね。そういう中でこれだけの巨大プロジェクトが、いろいろなことが公表されずに、そして突如として大きくクローズアップしてきた。先ほども申し上げましたように、何といいますか、非常に不自然という言葉...全文を見る
○近江委員 それは、そういう実態を報告されたわけでございますけれども、いわゆる今までのそういう計画が進んでいく、いわゆるそのプロセスの段階において、我が国としてそれじゃどれだけ強力に今までやってきたか。ほとんどないのと違いますか、これは。その辺をもう少し説明してください。
○近江委員 これは確かに、大臣もおっしゃったように、いろいろな問題があろうと思うのですね。  例えば、これは十年前のコンセプトの設計ですから、超電導の材料というのはチタン・ニオブ系だろうと言われておるのですけれども、今それよりもはるかにいい、すず・ニオブ系が実用段階に入っておる...全文を見る
○近江委員 現時点におきましては、やはりこれだけの巨額の費用ということ、また、今日までの突如として出てきたこの印象をぬぐえませんから、国民の理解を得ることは非常に厳しいと思いますよ。政府は、ただもうそういう形で言われたから乗っていくんだ、そんな安易なことでは私は協力することはでき...全文を見る
○近江委員 それはぜひ、我が国はアメリカに次ぐ経済大国と言われておりますが、それだけ国際貢献に力を入れていかなければならない立場でもございますし、また、力も事実あるわけですね。それだけに、今局長がおっしゃったそういうことは、やはりまとめ役としてきちっとしていかないと、世の中という...全文を見る
○近江委員 ぜひひとつ努力をしていただきたい、このように思います。それから、十八号答申を初め、基礎科学、基礎研究、これの強化ということが強くうたわれておるわけでございまして、これは本当に関係者すべての人が声を大にして叫んできたことでございます。しかしながら、政府の取り組み、そして...全文を見る
○近江委員 日本版のNSFにつきましては今後前向きに検討する、今答弁の中でそういう意味で私とったわけでございますが、この研究評価機関、各省、またそれぞれの属する機関等でやっておる。当然財政当局は裏打ちで入るわけでございますけれども、そういうことをやっておるから弱いのですよ。日本は...全文を見る
○近江委員 大臣も、非常にいいことである、時間をかけてひとつ前向きにやっていきたい、こういう答弁であったように思います。ひとつ力を入れていただきたいと思います。  次に、この基礎研究促進のための法的な整備また資金確保につきまして、これはやはりきちっとしたものをしなければ、政府は...全文を見る
○近江委員 局長もこの点については評価をされているわけでございまして、ぜひ基礎研究促進のためにひとつその点を十分研究していただいて、力を入れていただきたいと思います。  今、この大学、国立研究機関等におきまして、いわゆる基礎研究を活性化しなきゃならぬ、これはみんなの声でございま...全文を見る
○近江委員 だから、柱であるからこそ私はあえてそれをまた言っているのですよ。ですから、私が今申し上げたように、大学・国立研究機関再建十カ年計画、そういうやはりきちっとしたものをつくってやっていかないとなかなか、やりますやりますばかり言ったって、いきませんですよ、それは。時の情勢に...全文を見る
○近江委員 要するに、それ以外にも広げていくのか、それは確かにそうかもしらぬけれども、中核になる国立大学あるいは国立研究機関、そういうところに力も入れずして話をまたすぐばっと広げて、そういう逃げの姿勢が見える。よくないですよ、それは。  きょうは大蔵省も来ておられるでしょう。大...全文を見る
○近江委員 きょうは主計官が来られて、その辺のことはよく聞いていただき、努力もしておることはよくわかります。さらに一層これをまた本省へ持ち帰っていただいて大臣にもしかとひとつ届けていただきたい、こういうふうに思います。  それから、若手研究者等の育成、基礎研究における国際的貢献...全文を見る
○近江委員 今や情報化の時代と言われておるわけでございますから、一層これはひとつ強化充実をしていただきたい、このように思います。これは大臣、どうですか。
○近江委員 それから、民間は研究投資の八割を占めておる。民間は死活問題です。それだけに安閑としておれないということで、必死の姿勢が現実にそのように出ておると思うのですね。これから世界全体も対決から協調、また平和構築へと流れは大きくやはり動いていく、このように思います。そういう中で...全文を見る
○近江委員 この基礎研究等の問題につきましては、しっかりまた政府で受けとめていただきまして、関係各省よく御協議いただきまして、実の上がるように御努力をしていただきたいということを重ねて要望をいたしておきます。これはこれから非常に息の長い問題でございますし、毎回チェックをさせてもら...全文を見る
○近江委員 旧ソ連邦との間に締結しました科学技術協力協定、この現状についてお伺いしたいと思うのですが、一つは、協定はロシア共和国が継承したのかどうか。それから、協定に基づく研究活動の現状と問題、研究活動を継続する上で現行協定で問題ないのかどうか。  以上三点につきましてお伺いし...全文を見る
○近江委員 この頭脳流出あるいは核廃棄の後のいわゆる管理といいますか、それにつきましてはもういろいろ国際的にも案が出ておるようでございますし、政府としても、非常に抽象論のことばかり言っておるけれども、具体的に考えておることがあったらもっとちゃんと答弁しなさいよ。
○近江委員 この頭脳流出の問題については、国際的にどういう構想が出ているのですか。我が国はどう考えているのですか。
○近江委員 このプルトニウムの保管貯蔵、そしてまたそれの廃棄、いろいろなことがあると思うのでございますけれども、私は、日本が何もそんな突出して、今あくまで内々でいろいろなことを検討しておる、それはだめだとは言いませんけれども、国際国家の中で突出することはないと私は思うのですよ。 ...全文を見る
○近江委員 大臣も私と大体同じ考えでございますので、慎重にひとつ検討してもらいたい、こう思います。  大分時間も追ってきまして、いろいろ関係省庁お見えになっていただいておりますので、簡潔に中身のあるポイントで御答弁いただきたいと思うのです。  一つは、プルトニウムの輸送が今秋...全文を見る
○近江委員 終わります。
03月05日第123回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第3号
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○近江委員 きょうは予算委員会開催でございまして大臣お抜けになるわけでございますが、予算委員会が優先ですから、それは了承します。  陸上交通、特に死者の激増、負傷者の激増、本当に各大臣も同じ気持ちで心を痛めていられると思います。国会の我々といたしましても、何とか無事故、絶滅を願...全文を見る
○近江委員 我が国の航空機で、この種の飛行機が何機あって、エンジンが幾らあるかということを報告をいただきたいと思います。
○近江委員 そういう事故、そういう心配な点が出てきたわけでございますし、緊急総点検をしなければいけませんが、どういう措置をとっているのですか。
○近江委員 いずれにいたしましても、一つのことが重大事故に結びつくというのが、航空機に始まらず、自動車にしろ、すべてに通ずるものだと思います。そういう点で、これを一つの契機としてさらに十分な整備点検には力を入れていただきたい、このように思うわけでございます。  これにかんがみ、...全文を見る
○近江委員 やはり何事もなれということが一番怖いわけであります。ですから、あの前の大事故を常に日々思い起こして、そしてこの整備点検につきましてはひとつ万全を期していただきたい、これを特に強く要望いたしておきます。  それでは陸上の問題に入りたいと思いますが、先般私は日本医科大附...全文を見る
○近江委員 今局長から御報告がありましたように、去年よりも二百十六人多い、一三・三%もアップしておる、これは非常事態ですよ。水野さんが長官のときに非常事態宣言をお出しになったのですよ。それから真剣に皆さん取り組んでいますけれども、それは原因はいろいろと分析されて対策を立てておられ...全文を見る
○近江委員 交通事故死者ですが、各ドクターにどうですかと聞いてみたんです。そうすると、二十四時間以内で死んだ人は確かに統計に入っておる。ところが、実際は交通事故が引き金になって亡くなる人が三、四倍あるとおっしゃっている。三、四倍ですよ。そうなってきたらこれは一体どうなるか。それは...全文を見る
○近江委員 私が今申し上げた一番短いのはフランスが六日でしょう、あとは七日、三十日でしょう。ですから、こういう国際比較を十分検討されて、国際的にきちっとできる、それをぜひ早急に考えていただきたいと思うんです。これは局長が責任を持って検討しますということをおっしゃったわけでございま...全文を見る
○近江委員 百九カ所ある、それを今後どういう計画で増設していくんですか、まず。厚生省、どういう計画になっているんですか、救命救急センターの増設は。——厚生省は来てない。それじゃ、厚生省はちょっと漏れておったんで、これはまた別の機会にします。そういうふうに、ここに総務庁長官もいらっ...全文を見る
○近江委員 私は、とにかくこの事故をなくすためにどうしたらいいかをずっと書きとめてきて、今持っているのは何十項目もある。こんなもの一つのことを聞くだけでこれだけ時間がかかっているんですよ。だから、政府委員の人もたくさん来ていただいていろいろ聞こうと思ってますけれども、聞く時間があ...全文を見る
○近江委員 例えばリフレクター、反射板、後方とペダルにそういう光り物をつける、これだけでも随分確認が違うのです。前方、走るときには灯火が必要なんですね。ですから、そういうことの徹底をしっかりとまた言ってもらいたいと思うのですよ。学校教育の場においても、あらゆることをどうしたらいい...全文を見る
○近江委員 そういうように法改正も成り、いろいろ義務づけもされているわけですから、過積載による非常にこれもまた重大事故が多発しておりますので、十分ひとつ注意していただきたいと思います。  いずれにいたしましても、これはとうとい人命を守るための施策でございますし、お互いに、我々議...全文を見る
03月05日第123回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○近江委員 まず私は、北方領土問題についてお伺いしたいと思います。  宮澤総理が去る一月の国連安保理サミットに出席されました際に、ロシアのエリツィン大統領との会談後、北方領土問題につきまして、手ごたえをっかんだ、こういうことは一つの潮どきというものがある、こういう発言をされてお...全文を見る
○近江委員 大臣の御答弁にもございましたが、エリツィン大統領から総理あてにいわゆる親書が届いておる。潜在的な同盟国というそういう表現もございました。大臣も、その点につきましては評価されておると思うのでございますが、この点につきまして、もう一度ひとつお答えいただきたいと思います。
○近江委員 ロシア連邦の新憲法改定の草案におきましては、七十九条二項、ロシアの領土割譲には、国民投票による国民の意思確認が必要である、こうなっているんですね。そうなってまいりますと、この領土の返還ということにつきましては非常に困難といいますか、そういうおそれが生じてきたと思うんで...全文を見る
○近江委員 ロシア国内におきましては、返還の反対運動というものも一部組織的にも動いておるというような見方もあるわけでございますが、サハリン州、あるいは北方四島の住民も、非常に厳しい空気もあるんじゃないかと思うのです。また、ロシアのそういう政治社会情勢というものも非常に不安な状態も...全文を見る
○近江委員 大臣から、従来の政経不可分、そういう原則はやはり柔軟性を持って緩やかに、今後再検討といいますか、そういう姿勢でやっていきたいというような今御答弁がございました。そういう方向でまた御努力をいただきたい、このように思います。  それから、ソ連側のクナーゼ外務次官、一九六...全文を見る
○近江委員 クナーゼ氏の、日露下田条約ですね、ここからいわゆる日露の国境線が択捉島と得撫島の間に平和裏に引かれた、これを次官が認めたわけでございまして、これは二島返還だけでは解決しない、結局四島返還への足がかりといいますか、十分なるんじゃないかと思うのですが、その点いかがでござい...全文を見る
○近江委員 総理はこの二月三日、政府・与党首脳会議で北方問題につきまして、日本に返還された後もロシア人の居住権を保証するという意味のことを話されておるわけでございますが、こういうことにつきましては検討されているのですか。
○近江委員 もう一度、再確認しておきますが、あくまで日本に主権が返された、こういうことですね。向こうの主権のままで共同管理とか、そういうことじゃないのですね。
○近江委員 日本に返還された場合、北方四島には米軍基地も自衛隊も、施設も置かないというような方針ですか。
○近江委員 四島関係の海峡を国際海峡にするというようなことも検討されるのですか。     〔中山(正)委員長代理退席、委員長着席〕
○近江委員 旧ソ連の経済危機への支援、あるいはまたロシア国内のそうした世論にも気を配った、そういう対応が今後さらに必要だと思いますし、また情報を国民に提供して理解をさらにしていただく、こういうことが大事だと思います。その点につきまして。
○近江委員 国連安保理常任理事国の問題でございますが、積極的に大臣として常任理事国入りを目指されるのかどうか、この点が一つです。  それから、五つの常任理事国は日本に対して、そういう態度についてどういう反応、また態度であるのか、これが二点目です。  それから三点目は、現在の我...全文を見る
○近江委員 憲法論議をやっていますと時間がありませんので、次に進みます。  日本核武装化の北朝鮮の発言、これは大臣も御承知のように、二月二十日、南北朝鮮の第六回首脳会談で、朝鮮民主主義人民共和国が日本の核武装化に共同対処を韓国に求めた、韓国はもちろん拒否したと。今、日朝の国交正...全文を見る
○近江委員 外務関係のことにつきましては時間があればまたもとへ戻りまして、次の問題に移りたいと思います。  文化、芸術、スポーツ、この振興につきましては非常に大事な問題でございまして、御承知のように、殺伐とした物の時代から心の時代へと入ってきております。そういう点におきまして、...全文を見る
○近江委員 また、バルセロナ・オリンピックもあるわけでございます。  そこで、きょうは大蔵大臣にもお見えいただいておるわけですが、大蔵大臣も本当にそういう文化、芸術、スポーツ等、振興といいますか、それについては非常に力を入れておられるというのも聞いておるわけです。  ところで...全文を見る
○近江委員 要するに顕著な貢献を表彰する。要するに、オリンピックにしましても、ここまでの業績を上げるということは、それこそ本当にもう汗と涙の苦労があるんですよ。例えば私も百メーターの記録を持っている人をちょっと知っておりますが、それはもう、食事の制限から睡眠時間から、そして栄養の...全文を見る
○近江委員 基準は今局長からありましたけれども、オリンピックなんというものは、これは我が国を代表して本当に若者が挑戦するわけてすよ。だれだってこんなものを非課税にして文句を言う人一人でもありますか。今大蔵大臣は、ほかのいろいろなスポーツのそういう賞も出るからという、またその波及が...全文を見る
○近江委員 それでは大臣、聞きますが、非課税項目の中に例えばマスコミの朝日三賞とか読売文学賞とか、これみんな非課税ですよ。毎日学術奨励金だってそうじゃないですか。今のあなたがおっしゃったのは、それは基準は、考え方のあれだけであって何ら明確なものがないじゃないですか。それはもう一度...全文を見る
○近江委員 政府で、大蔵大臣が中心になられまして、特にオリンピック、またバルセロナも控えておるわけでございますし、しっかりひとつそれを検討していただいて、非課税にできるように検討していただきたい、このように思います。その他芸術、文化全般にわたりましてきちっとその辺の精査をしていた...全文を見る
○近江委員 前向きに検討するという御答弁でございましたが、大臣、これは検討、検討と言っておりましてもずるずるとなるわけでございます。そういうことで、めどといいますか、いつごろまでにそれを実行するか、これは大臣の確信をひとつお伺いしたいと思います。
○近江委員 これはぜひ一日も早く実現できるようにひとつ御努力をやっていただきたい、強く要望いたしておきます。  それじゃ、もう時間もございませんので、きょうは関係大臣来ておりましたが、あと交通問題で一点だけ、ちょっとお伺いしておきたいと思います。  御承知のように、三年連続の...全文を見る
○近江委員 終わります。  あと、鍛冶議員に譲ります。
03月11日第123回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○近江分科員 まず私は、原子力安全委員会が九日に最終報告書を発表したわけでございますが、通産当局としてはどのように受けとめておられるか、お伺いしたいと思います。
○近江分科員 特に原発の老朽化対策、私はこの問題を特に重視しなければいけない、このように思うわけでございます。もう二十年以上経過した原発も多々あるわけでございますし、これが新品と同じ形で、定検一つにいたしましても同じ方法であるということはおかしいと思います。ですから、この問題につ...全文を見る
○近江分科員 具体的には、事故の経験あるいは研究から毎年新しい知識が蓄積されておる。古い炉に対しましてはほとんどそういうことは生かされてこなかったというのが現実だと思うのですね。ですからそういう問題、また運転年数に応じまして維持基準というものを見直して定検に反映させるということは...全文を見る
○近江分科員 設計に反映させることは当然のことなんですよ。そうでなくして、稼動中の古いそういう原発に対していろいろそういう研究、蓄積されたものをどう反映させるかということを聞いているのですよ。設計に反映させるのは当たり前じゃないですか。
○近江分科員 高齢原発におきましては、今まではそういうことはありませんと言っておった細管が破断するとか、そういうことが現実に起きてきておるわけですね。ですから、そういう劣化というか、人体と同じでありまして、やはり二十年以上経過してくればあらゆるところでそういうもろさというものが出...全文を見る
○近江分科員 通産大臣、美浜の事故もあり今回の報告もあり、今まで特に古い原発についてお伺いしたわけでございますが、大臣の見解というか、今後の決意を伺いたいと思います、特に古い原発に対して。
○近江分科員 大臣はエネルギー全般からとらえた、そういうお話をされたわけでございます。特にこのエネルギー問題でございますが、いろいろなデータを私もずっと検討してきておるわけでございます。最終エネルギーの消費ベースで、これは石油代替エネルギー供給目標で見込まれていた、閣議決定された...全文を見る
○近江分科員 長官も単なる見通しじゃない、それは政策目標だということをおっしゃっておるわけですが、政策目標とするにしては少し知恵と努力が正直言って足らないのじゃないかと私は指摘せざるを得ないのですね。  例えば、今電源開発の問題にしましても、立地難あるいは環境問題等々、非常に困...全文を見る
○近江分科員 長官、今御答弁されたそういう方向で力を入れていただいて、こういうことは極めて大事なことであると思います。それからあと、特に産業界の問題でございますが、特に夏場は冷房なりで最大需要がピークに達することは皆さん御承知のとおりですね。特に、甲子園の野球のときは最大ピークに...全文を見る
○近江分科員 では、最後に一問だけお伺いしたいと思います。  今我が国を取り巻く諸外国の問題を考えますと、北方領土の問題を初めとして対ソの問題ですね。これは政経不可分の原則というものがあるわけでございますけれども、先般渡辺外務大臣に私がある委員会で質問しました。そのときに、それ...全文を見る
○近江分科員 時間がありませんので、これで終わります。  大臣、今時間がありませんので聞きませんが、積極的に取り組んでいただきたいということを強く要望しまして、一言お願いします。
○近江分科員 終わります。
03月12日第123回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○近江分科員 大臣を始め関係者の皆様、朝から連続でございます。お疲れのことと思いますが、極めてこの外交問題は大事でございますので、よろしくお願いしたいと思います。  私は、まず初めに、核問題について若干お伺いをしたいと思いますが、米ソの冷戦から協調の時代に入ってまいりました。大...全文を見る
○近江分科員 正式には連絡は受けておられないわけですか。
○近江分科員 それでは、担当者に、これは三十分いただいておりますので、その問ちょっと聞き合わせをして、中間で答弁してください。  我が国は、御承知のように被爆国といたしまして、世界じゅうでどの国よりも核の廃絶そしてまた実験の停止、こういうことは本当に声を高らかに叫んでいける立場...全文を見る
○近江分科員 それじゃ、後で大統領令に署名したかどうか御答弁いただきますが、今大臣はそのとおりであるとおっしゃっておられるわけでございます。ですから、それを事実確認されましたならば、大臣、日本国民の声をぜひ届けていただきたいと思うのでございます。いかがでございましょうか。
○近江分科員 それじゃ、その答弁を聞いてから、帰ってから、もう一遍お聞きしたいと思います。  それから、旧ソ連邦が崩壊をいたしまして新しい独立国家群が誕生しておるわけでございます。大臣御承知のように七月上旬、今お聞きしておる範囲では六日から八日、ドイツのミュンヘンでサミットが開...全文を見る
○近江分科員 我が国としては積極的ではない、そういう御趣旨の発言があったわけでございますけれども、そうすると、参加国がぜひそうしようということであるならば我が国としては当然賛成されるわけですね。いかがですか。
○近江分科員 大臣、同じことでひとつお願いします。
○近江分科員 我が国周辺、これは旧ソ連邦を初め中国もございます。隣国として非常に関係強化をしていかなければならないわけでございます。  中国の問題についてちょっとお伺いしたいと思いますが、中国につきましては、大臣もたびたび行かれておりますし、我が国としては最大の経済協力を初め技...全文を見る
○近江分科員 正式にそういうことをお聞きになっていないということでございます。しかしそういうことも伝えられておるわけでございますので、中国の江沢民総書記の来日がこの四月に決まっておるわけでございますけれども、こうした問題であるとか尖閣列島の領有権の問題等、やはり話し合うことになる...全文を見る
○近江分科員 まださっきの返事は来ていませんか。
○近江分科員 モスクワ大使館に訓令を出した。そうすると、そういう返事というのはどのぐらいで入るものですか。今の情報化時代で、署名したかしてないか、そんな時間がかかるのですか。その点いかがですか。
○近江分科員 お国柄もそれはあるのかもしれませんけれども、大統領が署名したか署名してないか、そんなに時間がかかるものですかね、正式に通るのに。いずれにしても、わかり次第知らせていただきたいと思いますし、またそれが事実であるならば大臣は地下核実験をぜひともやめるべきであると申し入れ...全文を見る
○近江分科員 大事なことは、我が国の国民としてもやはりそういう国際協力の重要性ということはだんだん深く理解されてきておるように思うわけでございます。そういうことで、やはり理解と協力がなければ前進しないと思います。そういう点、安易に増税にぼんと走るということじゃなくして、やはり国民...全文を見る
○近江分科員 六十二万人もおられるわけですね。こういう犯罪といいますか、そういうことで事故等に巻き込まれて犠牲者が非常にふえてきておる。これは、例えばJICAだけで見ましても世界九十カ国、五十の事務所、海外青年協力隊を入れまして三千七百名派遣しておるという現状でございます。そうい...全文を見る
○近江分科員 次に、ウルグアイ・ラウンドの交渉につきまして、いよいよ大詰めに来ておると見られておるわけでございますけれども、非常に難航しておるということも事実でございます。ガットの事務局が設定しておりました四月中旬の最終合意につきましては悲観論が高まっておるわけでございますけれど...全文を見る
○近江分科員 総理は、宮城の補選の際にも、関税化は絶対反対である、明確におっしゃっておりますね。渡辺副総理は、受け入れもあり得るんじゃないかというような、若干そうしたニュアンスの発言もされておるように思うわけでございますけれども、その点につきましては政府としてきちっと一致されてお...全文を見る
○近江分科員 じゃ、そういう政府の一致した関税化反対のその線でまたしっかり交渉をやってもらいたい、このように思うわけでございます。  それから、さっきのまだ報告入りませんか。大分かかりますか。
○近江分科員 はい、わかりました。その件は、確認次第厳重抗議をしていただきたいと思います。  えれから、ロシアの核兵器廃棄に伴うさまざまな問題がございます。また、科学者の頭脳流出の問題も非常に心配でございます。そういう点、国際科学技術センター、これは具体化してくるということで非...全文を見る
○近江分科員 明石さんがお見えになりまして大臣に要請されたと思うのでございますが、日本の分担率が二一・四五%ですか、これについてはなさる。しかし、要請は総経費の三分の一、九億ドルぐらいしてもらいたいとおっしゃっておるわけですが、この点につきまして、我が国としてはまた最大の協力をし...全文を見る
○近江分科員 時間が来ました。終わります。
03月26日第123回国会 衆議院 科学技術委員会 第4号
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○近江委員 基礎研究、それから実用段階とさまざまなレベルで科学は進歩しておるわけであります。時間等の関係がありますので、法案にじかに入る前に、先にその辺の関連のことについてお伺いしたいと思います。  まず、先ほどもソ連の事故の問題がございました。ソ連では二十数カ所の原発が非常に...全文を見る
○近江委員 この同型炉が旧ソ連に十六基、ほかに安全性に強い疑念が持たれております第一世代の旧ソ連製の加圧水型軽水炉(V230型)、これは旧ソ連に六基、ブルガリアに四基、チェコスロバキアに二基、旧東ドイツに四基ある、こういう炉の危険性が指摘されておるわけですね。政府としてはこの安全...全文を見る
○近江委員 チェルノブイリの例を見るまでもなく、これは非常に心配な点であります。かねて科学技術庁長官は、我が国の原発については国際的に見て安全性という点において評価ができるとおっしゃっているわけですね。しかし、美浜のトラブルの例もあり、我々としては非常に安全性ということに関しては...全文を見る
○近江委員 我が国の基礎研究という点からいきますと、民間が非常に大きなウエートを占めておる。これはまた後でさらに私は詳しくその点を聞きますけれども、民間といいましても結局、例えば難病の治療薬のような、研究開発しても市場規模が小さいとか投資が回収できない分野、地球科学のような経済活...全文を見る
○近江委員 局長から今そういう答弁があったが、大臣は十カ年戦略を強力に進めていかれるんですね。重ねて大臣から決意を伺います。
○近江委員 この法案は、研究活動を取り巻く制約除去については一歩前進というか、その点は理解できるわけです。しかしながら、基礎研究の大きな前進という点から考えたときに、これは大きな問題が多々残されておる、このように私は思うわけです。我が国に対しては、今や経済大国、非常にそういう、各...全文を見る
○近江委員 いろんなそういう基準といいますか比較という点になってくると難しい問題があろうかと思いますが、ほぼ同等というような御答弁があった。しかし、そこまでに来ておるということは、いみじくも政府の努力が足らないという反省も今あったわけですけれども、民間がほとんど力を入れておる、ま...全文を見る
○近江委員 局長は、いわゆる国の投資が少ないということは率直に反省しておられるから、わかっておると思いますけれども、わかっておられることをあえて言うことはないと思いますが、例えばこの一九九〇年度研究投資を見ますと、民間の研究開発投資は十三兆七百八十三億円、投資額の八割を超える十兆...全文を見る
○近江委員 政府自身も、関係者の皆さんも、そういう焦りの気持ちでやっておられる。よくわかるのですね。ですから、私どもがこの提言をして、何回となしに、これをすればどうですかということを言っているわけですね。それは御承知のように、例えば日本版のNSFの設置であるとかあるいは基礎研究振...全文を見る
○近江委員 これはもう毎回申し上げておることでありまして、大臣、真剣に私が申し上げているようなことをやらないと、レールを引かないと、これはできませんですよ。ですから、同じことに対しての大臣の御答弁をひとついただきたいと思います。
○近江委員 この促進法は、国と国以外の交流ということを規定しておるわけでございますが、いわゆる国の機関間の交流、特に国研と大学との交流等も法律の中でどうして処置をしなかったのか、この点につきましてお伺いしたいと思います。
○近江委員 国のいわゆる機関間あるいは大学との交流、それはできるんだと言っておりますけれども、それじゃ対外的にやっていますか本当に、それを活性化できるように。実際はそういうセクトといいますか、いろいろなことがあって、実際はそんな活発にやってないでしょう。そうしたら、それを活発にで...全文を見る
○近江委員 振興調整費、振興調整費とよく言っていますけれども、いつも私が言っているように少な過ぎますよ、それならそれで。ですから、これはもっと増額もして、今やっておられることをもっと大規模にどんどんできるようにして活性化を図る、そういう努力をしっかりしていただきたいと思います。今...全文を見る
○近江委員 さらに努力していただくことを要望しておきます。  それから、この研究交流促進法が制定されて六年になるわけでございますけれども、実際の適用実績というものがどれだけ上がっておるかということなんです回私が聞いておる範囲では余り実績は芳しくない、このように私は判断しておるわ...全文を見る
○近江委員 外国の研究公務員の受け入れにつきましてもたった十三人ですね。五省庁、七カ国であるいは公共施設の廉価使用もゼロである。こういう結果でしょう。それなりの努力をされていることはわかりますけれども、なぜ、例えばこういう外国研究者の受け入れ等が低迷しておるのか、どこに原因がある...全文を見る
○近江委員 そうすると、この法律ができることによって、今いろいろな実績について報告があったのですけれども、外国人の人材登用にしろ何にしろ、どのくらいの前進ができると見ているのですか。
○近江委員 大学におきます外国人の受け入れはどの程度進んでいるのですか。
○近江委員 国際化と言われる中でございますので、さらに、大学初め国研等も努力をしっかりやっていただきまして、その中で、相互理解、また相互のいろんな共同によりましていいものがまた生まれてくる、このように思います。そういうことで、言葉だけ国際化、国際化ということで走らないで、実の上が...全文を見る
○近江委員 それなりの努力をしておられることは認めますが、今回、いわゆる研究公務員につきまして任期つきの採用を導入するということになるわけでございますけれども、これにつきましてもやはりいろいろと問題があろうかと私は思うのでございます。  そこで、任期等につきましては、国家公務員...全文を見る
○近江委員 そうしますと、任期つきということになってきますと定員上どういう扱いになるのですか。総定員法の枠内定員なのか、どうなのか。その辺のところはどうなのか、ちょっとはっきり言ってください。
○近江委員 先ほど答弁の中で、結局定員の枠があるからなかなかそういうことが思わしくいかないという話もあったわけですね。そうすると、定員の枠内ということでいった場合に、法律はこのようにつくったけれども、実績といいますか、そういうものが本当に前進するかどうかですね。例えば国立学校設置...全文を見る
○近江委員 これは「昭和四十八年度以後に設置された国立大学並びに同年度以後に国立大学に置かれた医学部及び歯学部で次に掲げるものに恒常的に置く必要がある職に充てるべき常勤の職員は、当分の間行政機関の職員の定員に関する法律第一条第一項の職員に含まないものとし、その定員は、一万九千八百...全文を見る
○近江委員 身分上はその人は安定して、それはいいということはわかりますよ。わかりますけれども、結局国研のそういう職員等を見ますと、研究テーマはどんどんどんどんふえてくる、人員はもう総定員法でくくられて手は回らない、そういう嘆きの声ばかりでしょう。そういう中でこういうのをやったって...全文を見る
○近江委員 ですから、急にその辺が変わらないということであるならば、せめて国研の定員をふやすとか、そういうことは考えていかないと、そういう実際の運用がうまく実を上げることができないと私は思のですよ。ですから、これは今後の大きな課題として私も絶えずフォローをしてやっていきたいと思い...全文を見る
○近江委員 そこで、これは研究公務員全体の問題ですけれども、理工系の公務員の志願者が減少しておるということを聞くわけです。これは非常に寂しいですね。科学立国として立つ我が国のそういう国研の、非常に評価もされておる、要するに理工系の公務員の志願者が減少しておる、これに対して政府はど...全文を見る
○近江委員 大学院におり、そしてまたドクターを持っておる、そういう人が行きたくてもなかなか行けないのですよ。そういう頭脳も一番活発に働くときでしょう。最高の学府で学び、ドクターも持ち、そういう人の活用を本当に真剣に考えなければいかぬ。政府は一体何を考えているのですか。いや、本当の...全文を見る
○近江委員 要するに、そういう制度をつくったことはいいことなんですよ。私が聞いておるのは、現状では何名採用して、予算もどのようになって、現状の大変な数がいらっしゃる中で何名採用したのですか、どれだけの予算をつけたのですか。
○近江委員 それは余りにも少な過ぎますよ。それで我が国の基礎研究を振興していく、宝を皆さん方は本当に生かすということをもっと真剣に考えたらどうですか。それが結局、政府が、行政がとるべきあり方だと私は思うのですね。それも一つの大きな宿題として申し上げておきますから、きょうはもう時間...全文を見る
04月02日第123回国会 衆議院 科学技術委員会 第5号
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○近江委員 まず初めに、国有施設の利用状況について聞きたいと思います。  この法案の改正によりまして、それは改善されると思いますが、現状の施設につきまして、その利用状況の実態といいますか、簡潔に御報告を願いたいと思います。
○近江委員 そうしますと、今回の改正によりましてどの程度活発化されるのか、お伺いしたいと思います。
○近江委員 この施設の利用を見ますと、一つは、例えば大型の試験研究施設等を見ますと、その施設を動かすための人員といいますか、そういう熟練した人が必要になるわけですね。例えば航空宇宙技術研究所の風洞実験、これは空気抵抗だとかシミュレーションをやるわけですが、聞いてみますと、やはり七...全文を見る
○近江委員 そういう外部に使用してもらう、いろいろあるわけですが、一つは、使用したいという気持ちが起きるだけの中身があるかということなんですね。我が国の国研にしろ大学のいわゆる研究施設にしろ非常に陳腐化しておるし、諸外国の科学者が来ましても余り目をみはるすばらしいものがない。まあ...全文を見る
○近江委員 大臣も今の答弁は相当自信を持って、意欲を持った答弁のように私は思います。ですから、必ずそういう方向で努力していただきたい、こう思います。  それから、私が今申し上げた、我が国の施設として先進諸国に比して胸を張って、これはもう本当に世界第一級であるという施設があれば、...全文を見る
○近江委員 胸を張って答えるのは今のところ三つですな。いわゆるあなた方のそういう場をこうして提供しているわけですから、やっぱりこれから胸を張って、このようにいいのをしております、着手しましたと、毎回の委員会でそういう答弁のできるような努力を今後はひとつ着実に積み重ねていただきたい...全文を見る
○近江委員 そうすると、例えば寄附講座であるとかあるいは寄附研究、具体的には何講座あるいはどういう配分をしているんですか、具体的に。
○近江委員 こういう寄附をされる方という、そういう善意は非常に多とするわけですが、ひもつきといいますか、研究部門の純粋性というか、その辺との微妙な兼ね合いということは今後十分注意しなきゃいけない問題だと私は思うのです。その点についてはどういう配慮をしておりますか。
○近江委員 この種のそういう配慮といいますか、やっぱり絶えずよくフォローしていく、そういうことが私は大事だと思うんですね。ですから、今は公正に行われておると、あなた方の答弁をそのまま受けますけれども、十分よく注意をしてやっていただきたい、これを強く要望しておきます。  大学につ...全文を見る
○近江委員 それは大学の今の制度と同じでありまして、ひもつきといいますか、そういう点がやはり危惧されるわけですから、今後新しい制度をおつくりになったとしても十分それは配慮をしていかなければいけない、このように思うわけです。その点を特に要望いたしておきます。  次に、研究者のいわ...全文を見る
○近江委員 そんなもの、費用が計上されておるのは当たり前のこと。そんな答弁したらだめなんですよ。何を言っているの。その中身を聞いておるのです。一人当たりがどうなっておるとか、現状はそれで足りておるのか、苦しいのか、もっと実情を把握した答弁をしなさい。
○近江委員 いわゆる国研の研究員とか、例えば具体的に一遍言ってごらんなさいよ。一人がヨーロッパならヨーロッパヘ行ってどのくらいの費用がかかって、国からどのくらいの出張旅費が出て、一日何ぼぐらいそれが出て、実情はこうこうこうです、そんなことぐらい研究しているでしょう。もっと具体的に...全文を見る
○近江委員 大臣、要するに国研の研究者は、千二百四十八人で自費が八百二十六人、こういう状況なんですよ。しかも、いろいろ聞いてみますと、国際会議に参加する場合、登録料というのが要るのです。これが七、八万円。これは公費負担とするのかどうか。平成三年七月一日、四条による参加人員実績を見...全文を見る
○近江委員 それは研究者でそんな物見遊山で行く人はないと私は思うのですよ。みんなやはり真剣に、何とかこの機会に勉強できることは勉強したい、純粋な気持ちという、それを十分我々は本当に受けとめなければいけない。そういう中で、当然それは行くのですから、例えば日数を差し上げた場合において...全文を見る
○近江委員 アメリカあるいはイギリス等聞いてみますと、研究公務員であるとか大学の研究者は、二十年ぐらい勤めますと一年ぐらいの休暇がとれるというのですね。国外あるいは国内でも好きな研究ができるようになっておる。今一般の、研究機関でなくても会社でも、何年か勤めた場合には何カ月だとか、...全文を見る
○近江委員 十分これはよくまた検討していただきたいと思います。大臣、今局長が答弁しましたけれども、非常に大事なことだと思うのですね。それにつきまして大臣はどう思いますか。
○近江委員 次に、この共同研究におきます委託研究、委託研究というのは国から民間、受託研究は民間から国ですね。この場合、出資金の負担割合、あるいは研究開発の成果におけるこういう負担割合というのはどのようになるのですか。
○近江委員 そうしますと、この成果ですね。例えば特許等であるとか、それはどうなるのですか。
○近江委員 それは今後改善といいますか、どういうように考えておられるのですか。
○近江委員 それから次に、受託契約におきます公益性の範囲、これはどうなっておりますか。
○近江委員 それから「有益である研究を行う者」というこの「有益」というのは、だれがどんな方法で判断するのですか。
○近江委員 それからまた、この施設の利用等考えてみますと、これは国の研究公務員、さらにまたハイレベルの研究所を持つ大企業が主になるんじゃないかと思うのですね。問題は、中小企業も非常に創造性、意欲を持って頑張っているわけです。ところが、やはり基盤が脆弱であるというようなことではねら...全文を見る
○近江委員 当初、本法案には五本の柱を用意しておった、ところが二本が抜けておるということが指摘されておるのですね。国研の研究者が勤務時間内に企業等外部の研究に参加する、いわゆる研究兼業制度、これをなぜ措置をしなかったかということが一つです。もう一つは、国研研究者の退職金の不利益を...全文を見る
○近江委員 国立研究機関の研究公務員が国立大学等へ講義に行く場合、これは併任として勤務時間内にも行けるわけですけれども、公立大学あるいは私立大学、これは現在講義に行けませんね。こういう点は非常に不公平なように私思うわけでございますが、その運用の拡大ということにつきましてどのように...全文を見る
○近江委員 それはぜひ努力をしていただきたい、このように思います。  次に、いわゆる国際共同研究開発、これにつきましてお伺いしたいと思います。  三月の十日ですか、パリで開催されましたOECDの科学技術相会議でビッグサイエンスの国際協力のあり方につきまして討議をされておるわけ...全文を見る
○近江委員 我が国は、今日、経済大国として、これは衆目の一致するところでございますし、科学の分野におきましても、そういう積極的な発言といいますか、そういうことは今まで非常に消極的だった、こう思います。今後は、そういう国際舞台においてもきちっとリードできるような、胸を張った、そうい...全文を見る
○近江委員 次に、こういう研究成果のいわゆる海外への発信の問題であります。  我が国のこういう研究成果を国際的にやはり流通させなきゃいけない、これは非常にやはり大事だと思います。この点につきまして、どういう構想を持っておられるか、お伺いしたいと思います。
○近江委員 これは前にも私が指摘しましたけれども、やはりもう刻々とスピードが変わっておるわけでしょう。したがいまして、リアルタイムということを私は申し上げた。ですから、一層さらにそれは充実をしなきゃいけない。毎年少しぐらいの増額では対処できないと思うのですね。ですから、その辺のと...全文を見る
○近江委員 私の質問時間も大分迫ってきましたので、あと二点だけ聞きますが、一つは前にも聞きましたが、具体的な研究テーマとして、一つはがんの問題、それから長寿科学の問題。  一つは、がんのこの十カ年戦略もそれなりの成果を上げておるわけですが、いよいよ次の新たな十カ年戦略ということ...全文を見る
○近江委員 寿科学研究のそれはもう一遍答弁聞きますけれども、要するに、八年間を振り返って総括して対処したい、科学技術庁としては十分意欲を持ってやっていく、それはそうでしょう。ですから、要するに私は、がんが解明でき、撲滅できるなら、これはもう人類にとってすばらしい、これ以上の研究は...全文を見る
○近江委員 もう時間が来ましたので終わりますが、要するに、大臣に聞きますけれども、次への新たな十カ年戦略を目指して頑張るのかどうか、それが一点。それから、長寿科学のことをあなた方は一つも答弁しないじゃないですか。何をやっているの。私は終わろうと思っているんですよ。答弁が出なかった...全文を見る
○近江委員 時間が来ましたので終わります。  それで、一言だけ言っておきますが、要するに長寿科学なんというものは、大きなテーマだけでも私の知っている範囲だと七十はある、今だけでも。科学技術庁が今言ったのはそのうちの何項目ですか。要するに、もっと力を入れてもらいたいということを強...全文を見る
○近江委員 私は、自由民主党、日本社会党・護憲共同及び公明党・国民会議を代表いたしまして、研究交流促進法の一部を改正する法律案について賛成の討論をいたします。  我が国が来るべき新世紀に向けて真に豊かでゆとりある社会を実現させ、また、その置かれている国際的地位にふさわしい応分の...全文を見る
04月15日第123回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第5号
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○近江委員 まず、交通事故総合分析センターの関係についてお伺いしたいと思います。  警察庁、運輸省、建設省、各省は従来からそれぞれの目的に応じまして統計をとられております。交通事故統計分析は警察庁、自動車事故調査解析は運輸省、事故多発地点等の事故特性分析ということにつきましては...全文を見る
○近江委員 私、きょうは草野委員と時間を分けておりますので、短時間しかありません。私が聞いていることと答弁とちょっと違うのですが、要するに関係各省で今までいろいろそういう解析もされてきた、そういうことがどれほど大きな効果があったのかということを聞いたわけなんです、それは後で関連し...全文を見る
○近江委員 弁明ということでお聞きしたわけでございますが、道のりは余りにも遠かった、その間にとうとい人命が、交通事故死がこれだけ激増してきておる、それはすべて政府の責任であると私は強く申し上げておきたいと思います。  総務庁が一つの企画、そういう中心の部分にいらっしゃったわけで...全文を見る
○近江委員 大臣の極めて率直な御感想をお聞きしまして、そういう反省をされたわけでございますので、このセンターが、子供が生まれるわけでございますしっかり充実したものにしていただきたいと思うのですけれども、同じ子供を産むならなぜ特殊法人にしなかったかという、そういう非常に強い思いが私...全文を見る
○近江委員 官民挙げて一体となってやる、非常に自画自賛されているように私は聞こえるわけですけれども、珍しいということは何かといえば、世界各国、中立、公正さを原則とするわけですから、ですからどうしたって国の機関としてそれだけ力を入れてきているわけなんです。何もやり方がこういうことだ...全文を見る
○近江委員 分析センターとしてデータをどんどんとらなければいかぬわけですけれども、三省庁以外も、民間を初めほかの省庁も、非常にそういういろいろな関連のあるものは調査もし、研究もされておるわけですね。できる限りのデータをそこに集中しなければならない。そうした場合、三省庁以外の関係各...全文を見る
○近江委員 調査分析のそういう体制につきまして、この勧告なり第五次交通安全基本計画等におきましても、いろいろな学者の起用ということを言っているのですね。工学、医学、心理学等の専門家の活用、そういう必要性を言っておるわけでございますが、そういう方はどういう形で参画していくことになる...全文を見る
○近江委員 この分析結果を定期的あるいは時宜に応じて提供するということになっておるわけでございますが、具体的にどういうようにされるのか。公安委員会としてはこういう調査分析結果というものを詳細に国会に報告してもらわなければいけないと思うのですが、どのようにお考えでございますか。
○近江委員 大いにそれは工夫して、十分報告できるようにしていただきたい、強く要望しておきます。  それから、秘密保持義務を規定しておるのですけれども、具体的にどういうものが対象になるのか。また、公表できるものとできないもの、どういうことを基準に考えておられるのですか。
○近江委員 国家公安委員長のさっきの答弁も非常に明快におっしゃっていましたので、私もちょっと明快に言いますけれども、この人事の問題も、考えてみますと、これは公務員の天下りの形ばかつになる危険性があるんじゃないかと私は思うのですね。そういう点、学識経験者なり何なりを本当に十分生かせ...全文を見る
○近江委員 それから、先ほども同僚委員が質問をされておりましたけれども、今日これだけ科学技術時代と言われておりまして、日進月歩で、いろいろな測定機器にしましても前進しているわけです。そういう点で、先ほども二十七件のそういうものの測定による誤差といいますか、他車両との誤認あるいは誤...全文を見る
○近江委員 局長のお話では、いろいろな誤差が出ないような適正配置また操作の仕方、おっしゃるとおりそれは当然であり、大事なことなんですね。  同時に私は、機器の開発ということについて、今これができているからそのままいけばいいんだ、そうじゃなくして、絶えず新開発に努力していただくと...全文を見る
○近江委員 先ほど二十七件の判決ということで答弁があったわけですけれども、これを考えますと、私はこれは氷山の一角だと思うんですよ。要するに無罪を主張する、そうすると検事は、恐ら く裁判にかければ大変な時間もまた金もかかるとか、いろいろなことを現場においては言っておられるわけでし...全文を見る
○近江委員 そういうように、人権の深くかかわる問題でございますので、ひとつ慎重にやっていただき、正確を期していただきたい、そのように思うわけでございます。  それから、原付免許の技能講習は非常にいいと思いますが、一つは、警察庁が新たにしっかりしたカリキュラムをお出しになるのかど...全文を見る
○近江委員 私、将来は講習だけじゃなくして試験にすべきはどうかと言ったんですけれども、それはまた後で答えてください、もう時間がありませんから。  それから、うっかり失効の問題でございますけれども、六カ月なんですね。失効期間が五カ月になりますと、あなた、忘れていますよと本人に通知...全文を見る
○近江委員 もう質問時間が終わります。  最後に、大臣初め各省庁の皆さんにお願いしておきますが、交通弱者の方々に対する点字ブロックあるいは信号、あるいは歩道におきますいろいろな雑然とした物もございます。それがまた大変な事故にも結びついておるわけでございますので、十分なひとつ配慮...全文を見る
05月26日第123回国会 衆議院 科学技術委員会 第6号
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○近江委員 まず初めに、原発の情報公開、また、核物質の輸送にかかわる情報の公開問題についてお伺いしたいと思います。  皆さんからも同じ質問も出ておるようでございますけれども、今回、科学技術庁としては通達を出されたわけでございます。御承知のように、原子力基本法にうたわれております...全文を見る
○近江委員 今回の措置の中身を見ますと、核物質の輸送経路、日時、警備体制、先ほどから皆さん方の御答弁も聞いておりましたので、それで申し上げるのですが、それから密閉容器の開封方法、そういう、核物質をねらうテロリストに有利な情報は非公開とする。核物質防護の観点から問題のない輸送容器、...全文を見る
○近江委員 特に福井県などは、原発銀座、このように呼ばれているわけでございますが、御承知のように事業者と住民との間に協定も締結をしておるわけでございまして、今まではそういう情報というものは住民に対して提供してきたわけです。あるいはまた、情報公開条例というものも制定しておるわけでご...全文を見る
○近江委員 信頼という土壌があって、そこに皆さん方の本当に真剣な誠意というものがあれば、これはきちっといくでしょう。これは日ごろのそういう不信があり、そして一方的な通達だ。これはよほど皆さんが誠意を持って信頼を回復できる行動をとらないと、私は非常にまずいと思います。  今までの...全文を見る
○近江委員 今回の措置は、今秋から始まりますプルトニウム海上輸送の防護体制について、前もってそういう体制をとられたということが巷間言われておるわけでございます。プルトニウムをフランスから海上輸送する、こういう点につきましては、よくマスコミ等で、海上保安庁の船に機関砲をつけるとか、...全文を見る
○近江委員 いろいろな説明がありましたけれども、例えば容器なんかにつきましてもまだまだアメリカは非常に不安視しておりますし、それは答弁はそうかもしれませんけれども、そういう声が強いことは確かでございます。  いずれにしましても、公開の問題からこの問題をお聞きしたわけでございます...全文を見る
○近江委員 次に、核燃サイクルの問題についてお伺いしますが、国際的な視野から物事を見なきゃいけないと思うのですね。  まずお聞きしますが、フランスにおきますスーパーフェニックス計画、これは非常にトーンダウンしていますね。これはどういう事情でそのようになってきているのかということ...全文を見る
○近江委員 この燃料サイクル、プルトニウムのこうした利用、国際的な、今各地におけるそういう情勢報告があったわけですが、そういう中で我が国が非常に傑出してやっておるという点、これは非常に際立っておると私思うわけでございます。  そこで、このプルトニウムの、御承知のようにCISの核...全文を見る
○近江委員 動燃の理事長にきょうはお越しいただいておるわけですが、あなたが外国人記者クラブの講演で発言されておるわけでございます。他の委員からの質問に対してもお答えになっておられると思いますが、真意をお伺いしたいと思うわけです。
○近江委員 CISのそうした問題もこれあり、いわゆる核物質の問題については非常に世界的に不安も高まっておりますし、またこの管理という点におきましてもあらゆる点で今ほど緊張が高まっておるときはないと私は思うのですね。そういう中で、我が国は今後八十五トンものプルトニウムを保有するとい...全文を見る
○近江委員 動燃の理事長は現場の最高責任者としておっしゃったわけですが、政府はどうなのですか、大臣。
○近江委員 それは厳重にやっていかなければいけませんし、世界の情勢、その辺につきましては今局長から答弁があったとおりでございますし、やみくもに前進ばかりやっていくというのはいかがかと思いますし、その点もう一度慎重に、あらゆる点で政府としてはよく検討をされるべきではないか、このよう...全文を見る
○近江委員 チュルノブイルの例を見るまでもなく、これはもう本当に一国の事故というものは全世界を覆うわけですね。そういう点で、事前にそうした問題につきましては対処できるように国際的な取り組みをしなければいかぬと思いますし、我が国としては先導的なそういう姿勢を持ってやっていかなければ...全文を見る
○近江委員 対旧ソ連につきましては、私は別の委員会でもこの質問をしたことはございますが、どうしても政権不可分の原則という北方領土の問題が微妙に絡んでくる。ところが、原発とかこういう問題につきましては、今申し上げたように、一国の一つの原発の事故は全世界に大変な影響を与えるわけですか...全文を見る
○近江委員 先ほど御答弁がございましたが、動燃が中心になって原発の聴診器といいますか、そういう装置を開発したとおっしゃっているわけですが、これはソ連に提供するのもいいけれども、我が国の場合、例文は美浜二号炉を見ましても、私は視察団で向こうへ第一番に乗り込んだ。そうしますと、予兆、...全文を見る
○近江委員 あなたの話を聞いていますと、我が国のが極めて優秀でソ連のはどうしようもないという感じで、だからそういう聴診器を当てるのだ。我が国の原発だって二十年以上経過した原発がたくさんあるわけでしょう。どんなものだって年数がたってきますと劣化してくるわけですよ。  そういう点か...全文を見る
○近江委員 美浜の事故につきましては、これを一つの教訓としまして、またより綿密な原発の点検をさらにやっていただきまして、万全の安全対策を講じていただきたい、これを特に要望いたしておきます。  次に基礎研究の問題、これは先般も我が党としては研究強化のための提言をしておるわけでござ...全文を見る
○近江委員 これは大臣、ひとつ真剣に取り組み、結果が出るように努力していただきたいと思うわけです。来年度の概算要求も作業は既に始まっておると思いますし、強く要望いたしておきます。  それから次に、特に火山あるいは地震等の防災科学技術振興の問題でございますが、私どもとしては最大の...全文を見る
○近江委員 大臣、そういう点は今までにない一歩前進の取り組みをされた、そのように思います。これだけの地震国、火山国でありながら国際会議もされなかった。私どもがそれを提唱しまして、今大臣から日本で地震国の国際会議を開きたい、その準備に入ったという御答弁がございました。  また私ど...全文を見る
○近江委員 今後そういう実現の方向にぜひ早く強力にひとつ前進していただきたいと思うのですね。  今局長おっしゃったように、それは各大学でそれぞれの火山に責任を持っているかもわからぬけれども、やはり少なくともこれだけの世界に冠たる火山国ですから、国立のそういう火山研究所がないこと...全文を見る
○近江委員 今、局長から御答弁あったわけですが、大臣、私がこのように提案をしております、国全体として特に研究の中心になるそういう国立地球環境保全総合研究所、これの設置等をひとつ長官がさらにまた力を入れて推進をしていただきたいと思うのですけれども、いかがですか。
○近江委員 今度は科学技術庁が直接所管をしておる海洋研究、それは各省またがっているかと思いますが、特に海洋の研究というのは非常にまだまだ進んでないのですね。もう本当に海の役割というのは、地表の七割以上が海ですから、その中の本当にいろいろな変化というものが気象からあらゆる影響という...全文を見る
○近江委員 その点はしっかり頑張っていただきたいと思うのです。  それから、ことしは宇宙開発年でございますし、我が国としてはHⅡロケットの開発に全力を挙げておられるわけですが、関係者の皆さんの御努力には敬意を表するわけです。しかし、技術開発というのは幾多の困難が伴うわけでござい...全文を見る
○近江委員 私の聞いておるところでは燃焼試験は失敗続きだ、来年の打ち上げもできるのかどうかというようなうわさも飛んでおる。どうなんですか、これは。あなたの報告を聞いていたら非常に何もかも成功しているなどいう報告じゃないですか。
○近江委員 しっかり頑張っていただきたいと思います。いずれにいたしましても、現場ではいろいろな苦労もあるようでございますし、よくフォローされて、事前にいろいろな点を埋めて着々とした研究開発を進めていただきたい、強く要望いたしておきます。  それから、時間があと七分ほどありますか...全文を見る
○近江委員 あなたの答弁を聞いてますと何か厚生省のサブのような感じがするのですよ。これは科学技術庁が中心になるのですよ、いつも申し上げているように。厚生省からそれをお聞きしてじゃない。科学技術庁というのはついていくだけですか。科学技術庁というのは調整機関、しかもその中心になってす...全文を見る
○近江委員 もう時間も余りありませんので、関係者の人に来てもらっていますのであと一、二問だけお伺いします。  先ほど同僚委員の方からも新エネルギーのそうした御質問があったわけでございますが、やはり環境問題から地球サミットがあるわけでございますが、このエネルギーの問題というのは極...全文を見る
○近江委員 この地域エネルギー開発利用発電モデル事業費補助金ですね、これなんかでも、これは地方自治体が実施する事業とか学校とか病院、公共施設ですよ。やはり一般に普及できる、そういうものをやっていかないと、こういうコストの低下なんていうものは、そんなものは限られたところでやっていた...全文を見る
12月08日第125回国会 衆議院 科学技術委員会 第1号
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○近江委員 先ほどから皆さんの論議は、プルトニウム問題、エネルギー問題の質問が非常に多かったように思います。世界的な情勢ということを視野に入れない政策というものは、私は問題がある、このように思うわけでございます。  我が国の今とっておりますエネルギー政策、特にプルトニウム問題、...全文を見る
○近江委員 スーパーフェニックスと比べると二十年おくれだと今理事長もおっしゃっていますが、スーパーフェニックスは二年間の故障の停止後、今年一月に運転再開を無期延期しておる。イギリスは、同原型炉への出資を九四年に打ち切る、これを正式に決定している。ドイツは、八九年の再処理工場建設中...全文を見る
○近江委員 大臣は、今のとっておる方針については次の長期計画のところで考えるというような御答弁でございましたけれども、当面はこのまま突っ走ると、こういうことですね。  この長期計画を見てみますと、第四回の長期計画というのは七二年ですけれども、このときに実用化時期を十数年後の八五...全文を見る
○近江委員 だぶついてきておるプルトニウム、これの国際管理ということ、これはもう皆、全世界の人が懸念していることですね。また頭脳流出、こういうことがもしも分散というようなことになってきたら、これは大変なことですね。本当に今ここ数年どのようにその管理をしていくかということは、これは...全文を見る
○近江委員 これは二日間の日程で開催されておるようでございますけれども、これは日本からももっと提唱して、回を重ねて、徹底して、いわゆる国際共同管理といいますか、どうしていくかということをただ話し合うだけではなくして、きちっとした今その形をとらなければいかぬと私思うのです。そういう...全文を見る
○近江委員 そんな、様子を見て切り出しをするという。日本の置かれた国際的な状況というのは、それはいろんなお考えがあるのかもしらぬけれども、これだけプルトニウム問題については日本が一番焦点に当たってきているんだ。そうであるならば、そういう疑惑を晴らすためにも、日本としては全く素っ裸...全文を見る
○近江委員 プルトニウム問題は、何といいましてもやっぱり透明性、そしてまた今IAEAの査察の話がございましたけれども、軍事転用へのそういう懸念、それを払拭しなければならぬわけですね。そのためには、いわゆるIAEAの厳格な査察を我が国は受けておるという答弁、私も聞いておりますけれど...全文を見る
○近江委員 こういういわゆる透明性といいますか、これはもういつの時点でも本当に我が国としては常に明らかにしていく、そういう定時報告ということもあるでしょうけれども、聞かれたならばだれに対してもこうですと、やっぱり常にそういう管理を厳重にしなければいかぬ。透明性を本当に一〇〇%クリ...全文を見る
○近江委員 このウィーンでの会議、これは非常に重要な緊急会合であると思いますし、これをうんと育てて、そしてやはり国際共同管理を徹底してやらなければいかぬ。そしてまた、そのことによってこれから我が国がとっていく政策につきましても十分世界の人に理解をしていただき、安心もしていただき、...全文を見る
○近江委員 えらい抽象論というか、その決意はわかったわけですけれども、本当にこれは冗談ではなくやっていただきたいと思うのです。ですから、日本が中心的に先駆を切って、そのことを関係国に訴えてきちっとしたものにしていただきたい、このように思います。  それから、 一トンのプルトニウ...全文を見る
○近江委員 実用化という点におきましては、これはまた長時間かかるわけでございますけれども、当面、政府は軽水炉での利用計画、いわゆるプルサーマル計画、MOX燃料を使用するということを言っておられるわけでございます。このMOX燃料に使用する。プルトニウムの量、あるいは使用の炉、あるい...全文を見る
○近江委員 このプルトニウムを入れる量です分れども、プルサーマル、いわゆるMOX燃料で何%になるのですか。三から六%ぐらいと聞いたのですが、間違いがあったら言ってください。高速増殖炉で一六から二一%ぐらい、そうですが。それから新型転換炉は、ちょっと聞いてないのですけれども、今の言...全文を見る
○近江委員 今申し上げた数字は、合っているの。
○近江委員 これからこうした新しい燃料をまたやっていかれるのでございますし、常に安全性第一ということに徹しなければならぬわけです、「もんじゅ」にいたしましても、当初計画から大分これはおくれてきておるわけでございますけれども、フランスの例を見ましても、現実にはもち既に停止状況という...全文を見る
○近江委員 きょうは通産省も来ておられると思うのですが、通産省から答弁。
○近江委員 現地へも行って、また現地の人からもいろいろお話も聞きましたけれども、連絡通報の問題一つにいたしましてもなっていませんし、この一つのことから本当に反省すべき点が山ほどあるわけですね。それがその場限りで終わっているから、いつでも次から次へといっておる。もっと緊張して徹底を...全文を見る
○近江委員 まあ妥当と考えるといったって、そういう声が強いのですから。だから、そこの線で切って、一切その線引きで関係がないというようなそういう姿勢じゃいかぬと思うのですよ。例えば連絡とかそういうことについては、少なくとも周辺のところについては、主要なことについては御報告するだとか...全文を見る
○近江委員 対策を施していきますじゃなくして、日常にそういうような不安なり、もっと情報を知りたいというようなこともあるわけですから、それをしなさいと言っているのです。対策をするのは当たり前ですよ、そんなことは。それについてはどうなんですか。
○近江委員 だから、そういう声を大事にして、例えば十キロの線引きとするでしょう。そうすると、その線に隣接した市町村については報告だけでも日常するとか何らかの、やはり一歩前進でそういうことをできるかどうか。そういうような声が強いわけですから、ぜひ検討してください。それは検討しますか...全文を見る
○近江委員 少なくとも隣接する市町村につきましては、何らかのそういう形というものをぜひやっていただきたい、このように思います。今検討するとおっしゃったので、強く期待いたしておきます。  それから、もう時間もありませんのであと一点だけ。雲仙・普賢岳等のいわゆる火山あるいはまた地震...全文を見る
○近江委員 それじゃ、その点もよく期待して見守っていきたいと思いますから、十分こたえられる中身をやってもらいたい、強く要望いたしておきます。  それから、まだあと一分ぐらいあるようでございますから、宇宙開発で。先般HⅡがまた失敗したと非常に心配しておるのですけれども、「ふよう」...全文を見る
○近江委員 それじゃ、十分な反省の答弁があったわけですから、今後本当に密接な検討、連携をよくとってやっていただきたい、強く要望いたしまして、質問を終わります。