大森猛
おおもりたけし
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月28日 | 第156回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号 議事録を見る | ○大森分科員 日本共産党の大森猛でございます。 私は、この間、リストラ問題と長時間労働、あるいはサービス残業の問題など、いろいろな角度から取り上げてまいりましたけれども、きょうは、重大労働災害について質問をしたいと思います。 とりわけ、今、九〇年代半ば以降、重大労働災害が...全文を見る |
○大森分科員 御答弁にありましたように、労働者の安全と健康を守ることを企業における最優先事項の一つにすると。これは防止計画の中にも既に盛り込まれていることでありますけれども、単に厚生労働省だけではなくて、政府全体の姿勢として、これは本当に貫徹をしていただきたいと思うわけであります...全文を見る | ||
○大森分科員 私も、千葉製鉄所で、いろいろ現場の労働者から訴えを聞いてまいりましたけれども、実際、そういう状況があるわけですね。とにかく、最悪の場合には、先ほど言いましたように、もう十四時半までにとれないということで、残業時間としてその場でとるとか、あるいは、十五分しかとれないと...全文を見る | ||
○大森分科員 私が調査をして、今、国会という場で、その事実を明らかにして、調査をしなさいと言ったわけでありますから、それはぜひ調査をしていただきたいと思います。監督指導を行っていただきたい。再度、この点は答弁を求めていきたいと思います。 | ||
○大森分科員 局長がそういう答弁をするんだったら、私はあえて聞きますけれども、あなた方は、今回事故がどのぐらい起こったと思っているんですか。死亡事故自体が大変重大な事故でしょう。それが六月に起きて、その後何件起きたんですか。連続して発生しているわけでしょう。その都度皆さん入ったわ...全文を見る | ||
○大森分科員 確かに、事故が起こった現場では一名労働者がふえました。しかし、もともと、例えば三チーム四交代で、数年前までは二十四人の一つのクルーが、現在はそれが九人になっている。大変な状況なわけですね。それを一人ふやしたからといって、こういう三十四条違反の状況が解消されない、そう...全文を見る | ||
○大森分科員 今、大臣が答弁なさいましたように、ルールがある。これは、ルールの基準というのは、労働基準法の最初にありますように、これはあくまでも人間としての働き方をきちんと保障するということだと思うんですね。食事も与えないような労働形態というのは、これはもう労働基準法にそういう面...全文を見る | ||
○大森分科員 経済産業省でも、先ほど言ったような文書で、非常に簡単な中身ではありますけれども出しているわけですよ。労働者の健康、命、暮らしを守るべき厚生労働省が、ぜひそういう面でもきちんとした対応を個別にもやっていただきたいということを強く要請しておきたいと思います。 次に、...全文を見る | ||
○大森分科員 ああいう通達が出されて一年半経過した後でもまだそういう状況だということで、本当にこれは雇用を一層拡大する面でもまだまだ努力が必要だということだと思うわけでありますけれども。 私が住んでおります横浜市の鶴見労基署が東芝京浜事業所に臨検監督、是正勧告を行ったと聞いて...全文を見る | ||
○大森分科員 私たちの調査では、確かにサービス残業不払い分、それが支払われましたけれども、それと同時にとんでもないことがやられているわけですね。しかも、こういう法違反、あるいはサービス残業を生み出している仕組みそのものが全然変わっていない。 東芝京浜事業所では、ACEワークと...全文を見る | ||
○大森分科員 これに関連する資料等は事前に厚生労働省等にもお渡ししてあります。これはぜひ、所管の署任せにしないで、このように何十時間残業しても残業代を請求できない、これはだれが考えてもおかしいと思うんですね。フレックスでもない、裁量労働制でもない、みなし労働制でもないという中でこ...全文を見る | ||
○大森分科員 いずれにしろ、局長もまだ知ったばかりという状況でありますので、ぜひ詳細にこれは精査、調査をしていただきたいと思うわけであります。 昨年、冒頭に御報告があったように、あの通達が出され、一定の改善もなされてきた。しかし、今なお、昨年の十一月で、あのような一割を超える...全文を見る | ||
03月07日 | 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第5号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。 公共事業をめぐって、国民の中に強い批判がある中で、政府が公共事業の大宗を占める長期計画を改める今回の提案になったわけでありますけれども、見直しの視点として、これまで趣旨説明等では、縦割りあるいは非効率あるいは硬直性とか、これは余り...全文を見る |
○大森委員 私は、特に見直しの視点として、今も大臣の答弁にはなかったんですが、規模の肥大化、このこととの関係で、これを大きな視点に加えなくちゃならない。特に、それが他の行政へのさまざまなマイナスの影響を与える、とりわけ国と地方の財政悪化へのやはりこれは影響を与えるのじゃないか。こ...全文を見る | ||
○大森委員 私は、大臣の今の御答弁等を伺っても、今の国と地方の財政の危機の認識の度合い、あるいは、それが、経済のさまざまな深刻な状況があるのはもちろんでありますけれども、公共事業がどうそれに影響を与えたかという点で、やはり認識が極めて不十分ではないかと思います。 お話がありま...全文を見る | ||
○大森委員 そういう形で、公共投資基本計画は廃止になった。しかし、その総額ありき、あるいは総枠ありき、こういうやり方は、そのまま今続いてきていると思うんですね。 先ほど来、道路建設、道路事業のお話がありましたけれども、国と地方で年間に十二兆円、公共事業の三割を占める道路建設で...全文を見る | ||
○大森委員 三十八兆円、こういう枠はあらかじめ設けられているということでいえば、冒頭に大臣が言われた長期計画の中で生まれた弊害がやはり生じてくる、それを排除する担保もないと思うんですね。そうした点は道路だけに限らないということで、私は、次に質問を移りたいと思うんです。 この重...全文を見る | ||
○大森委員 調和というのはまことに抽象的な言葉であるわけなんですが、いずれにしろ、これを目標として、こういうものを理念として描きながら重点計画を描いていくということになるのではないかと思うんです。 例えば、先ほど申し上げた道路の問題、このグランドデザインでは、四全総で掲げてい...全文を見る | ||
○大森委員 四全総で一万四千キロの高規格幹線道路ですね。これはちょうど、いわば「改革と展望」で言った景気対策以前の時期の作成なわけです。時期的に重なるわけですよ。 ところが、今回はこういうグランドデザイン、それ以前に水準を返すといった時期よりは、さらに地域高規格道路、これはど...全文を見る | ||
○大森委員 第六条でこのグランドデザイン、第五全総に調和しなくてはならないということを法律で明記したという、今までの長期計画にはこれはなかったことなんですね。それはそうですね。 これまでの数次にわたるさまざまな長期計画で、わざわざ、当時の全総計画とマッチしなくちゃならない、あ...全文を見る | ||
○大森委員 その辺はやはりあいまいにすることはできないと思うのですね。 それでは、このグランドデザイン、これの達成年限はいつごろだと見ておられるのですか。 | ||
○大森委員 二〇一〇年といえば、もう七年後になるわけですね。 このグランドデザインの中では、巨大海峡横断道路だけじゃありませんね。国際交通体系整備として、関西空港第二期事業、中部国際空港を掲げ、東京湾等には大深水、高規格の国際コンテナターミナルを整備する、こういうことが掲げら...全文を見る | ||
○大森委員 もう時間が参りましたので終わりますけれども、先ほど言いましたように、これまでの長期計画では、全総と調和しなくちゃいけないというようなことは法律では書かれていなかったわけですよ。それをあえてここに書くということの重みは大変大きいと思うんですね。 しかも、この全総、も...全文を見る | ||
03月11日 | 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第6号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。 きょうは、早朝から当委員会への参考人御出席、本当にありがとうございます。 既にいろいろな角度から意見陳述をいただいておりますので、若干重複する面もあるかもわかりませんが、三人の参考人の方の特に異なる点などに着目してお聞きをした...全文を見る |
○大森委員 どの程度削減するか、公共事業の削減ということは、公共事業改革にとって今避けて通れない課題になっているわけで、その点では、三人の参考人の方、意見が共通するわけでありますけれども、政府の方も、削減といいながら、実際にはなかなか見えてこない。物価等の変動の範囲を余り超えない...全文を見る | ||
○大森委員 続いて御三方にお伺いをしたいんですが、きょうの参考人質疑に先立っての最初の委員会での質疑の中で私も政府側に質問をしたのですが、今回の重点計画法では、従来の特別措置法等にはなかった、全総計画、今回でいえば二十一世紀の国土のグランドデザイン、いわゆる五全総、これとの調和条...全文を見る | ||
○大森委員 時間が参りましたので、これで終了させていただきたいと思います。きょうは、本当にありがとうございました。 | ||
03月14日 | 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第8号 議事録を見る | ○大森委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の社会資本整備重点計画法案及び社会資本整備重点計画法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案に反対、民主党提出の公共事業基本法案に賛成の討論を行います。 今回の法案は、六百三十兆円に及ぶ公共投資基本計画を初め、全国総合開発計画、...全文を見る |
03月25日 | 第156回国会 衆議院 本会議 第17号 議事録を見る | ○大森猛君 私は、日本共産党を代表して、雇用保険法改正案について、坂口厚生労働大臣に質問します。(拍手) 今日、雇用情勢は極めて深刻であります。失業率は、ことし一月、五・五%と戦後最悪に並び、女性の失業率は最悪を更新しました。失業者の数は、前年同月比で十三万人もふえて三百五十...全文を見る |
04月01日 | 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第12号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。 きょうは、二つの法案のうちの一つ、非常に単刀直入な名称になっておりますけれども、本四公団の債務軽減法案について質問をいたします。 既にいろいろ議論はありましたけれども、本四公団が、債務の利息だけでも営業収入の一・五倍、毎年欠損...全文を見る |
○大森委員 全会一致を何回となく強調されているわけでありますけれども、これは責任の所在を極めて不明確にすることになるんじゃないか。 第一回の公団法がスタートしたのが三十三年前であります。確かにそのときは全会一致でありました。当時は、年の成長率が一〇%というような、今日の事態と...全文を見る | ||
○大森委員 単に過去のせんさくをしているわけじゃないんですよ。大体国民は、自動車重量税を初め自動車関係、道路関係の税金を本四公団の借金の穴埋めのために払っているんだという意識は全然思っていないんですよ。そういう本四公団の穴埋めのために私は税金を払うんだと思っている人はだれもいない...全文を見る | ||
○大森委員 たびたび見直しをやってきた結果が、こういう国民の税金を一兆数千億円も注ぎ込む。この見直し自体を本法に迫るものではなかったんじゃないか。その責任も我々は厳しく問われると思うんですね。 確かに悪うございました、今後改めますということだけでは、これは済まされないと思うん...全文を見る | ||
○大森委員 国土交通省、国土交通大臣との関係では、三十五条、三十六条を指摘されたわけですが、公団としての自己点検として、第八条、管理委員会、今御答弁がありました。 この管理委員会はどういう権限を持っているんでしょうか。 | ||
○大森委員 そうしますと、財務状況がどういう状態かを把握する、あるいは今の経営破綻の、債務超過を生むような事態を回避する、そういう点からもチェックをするという責任も、これは当然管理委員会にもあるわけだと思いますけれども、いかがですか。 | ||
○大森委員 そういう面では、管理委員会は公団の中で最高の責任が付与されていたと思うわけですが、その管理委員会の構成はどういうぐあいになっているのでしょうか。 | ||
○大森委員 管理委員会八名のうち、公団総裁、地方公共団体、これは事実上知事ですね、もうずっと長く知事が三人と、そして経済団体代表など四人。ですから、民間からといえば四名になるわけですけれども、そのうちの三名が経済界の代表。しかも、そのうち一人は関経連の会長、もう一人は四国の経済連...全文を見る | ||
○大森委員 時間がなくなりましたので質問は終わりますけれども、結局、今申し上げましたように、この問題、特にこれから申し上げたかったのは、こういうような問題をあいまいにしたまま、あるいはさらに言えば、民営化後の形態がどういう形態になるのか一切明らかにならないまま国民の負担だけを決め...全文を見る | ||
04月02日 | 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第13号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。 きのうに続いて質問をいたしますが、まず最初に、今回の新しい直轄高速道路についてお聞きをしたいと思います。 この間いろいろ御答弁などもありましたけれども、もう一つ明瞭でないのが、この直轄の事業規模、与党・政府の申し合わせでは、当...全文を見る |
○大森委員 そうしますと、十二兆円余りの事業については新会社が必ず引き継ぐということを前提に御答弁をされているわけなんですが、では、具体的にお聞きをしたいと思います。 現在既に工事をされています第二東名、第二名阪、東京外郭環状道路、いわゆる東京外環ですね、こういった道路につい...全文を見る | ||
○大森委員 仮定の問題ではありますけれども、第二東名、第二名阪、東京外環、これについても国直轄もあり得るということですね。あわせて、制度設計の中には、今、直轄か、あるいは新会社か、第三の道というのも制度設計の中に含まれるのか。さらに、仮に、東京外環について言えば、今局長からお話が...全文を見る | ||
○大森委員 仮定の話ではありますけれども、しかし現実には、新会社の採算性、見通し等と、国あるいは国民が希望する道路との間に矛盾が必ず生まれるところが、全国的にも各地に生まれてくるのではないかと思うんですね、そういう点をどうするのかという点がもう一つわかりませんけれども。 具体...全文を見る | ||
○大森委員 松戸—市川間で収支率が五七三%ということで、これは今大赤字で問題になっている東京湾アクアラインでも三三六%、比較をしても、けた外れにひどい、悪い数字になっているわけです。 同じく道路公団が民営化推進委員会に提出した資料では、この松戸—市川間、市川市区間のBバイCは...全文を見る | ||
○大森委員 やはり大臣は、きのう来の、あるいはそれに先立つ社会資本重点計画法の議論の中での私どもの指摘、結局、総枠ありきなんですよ。尽きるところ、国策なんだ、九三四二があるんだ、採算は度外視してもやりなさいということでしょう。それしかないじゃないですか。それこそがこの間の公共事業...全文を見る | ||
○大森委員 大臣もよく私の質問を聞いていただきたいと思うんですが、私が申し上げたのは、ここにもちゃんとメモがありますけれども、建設計画を一たん凍結し、抜本的見直しをこの機会にやったらどうかと言ったわけですよ。住民の皆さんの三十年来の反対運動は紹介しましたよ。しかし、私が申し上げた...全文を見る | ||
○大森委員 終わります。 | ||
04月08日 | 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第14号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。 きょうは、空港整備法、港湾法等改正案、二つについて質問をいたします。 最初に、空港整備法の一部を改正する法律案について一、二点質問したいと思います。 航空機の安全運航を図ることは、あるいは安定した運航を確保することは、極め...全文を見る |
○大森委員 第二種空港である広島空港について約七十五億円ということで、相当な費用がかかって、しかもそれが今回の法改正で地方自治体の負担もふえるということになるわけですが、こういう措置そのものは、こういう高カテゴリー化、広島の場合は1から一挙に3に引き上げるということなんですが、そ...全文を見る | ||
○大森委員 一定の財源手当てがやられるにしても、二十五億円、一挙にゼロからふえることは大きな負担だと思うんですね。 第二種空港の場合、これは基本的に国が設置するという位置づけになっているわけですし、それから、施設を基本施設にするということで、逆に地方に負担がいくというのも、周...全文を見る | ||
○大森委員 これは、二つの地区は既に都市再生緊急整備地域に指定されているわけですが、この整備地域における都市計画法上等の規制緩和あるいは税制上、財政上、金融上の支援措置、これをごく簡潔に御説明をいただけますか。 | ||
○大森委員 緊急整備地域として相当幅広い手厚い支援措置が税制上も財政金融上も行われている上に、今回の法案で対象もさらに拡大し、新たな金融支援を追加するということになっているわけですね。 私、今回の法案審議に当たって、今御回答がありました千葉蘇我臨海地域を見てまいりました。 ...全文を見る | ||
○大森委員 千葉市を事業主体とする蘇我特定地区の事業、これは例えば千葉市においては千葉市議会において、国と県で約四百二十億円、千葉市で四百九十億円、こういう規模で説明をされているわけですね。それから、一般に報道等では、基盤整備だけで一千億円以上かかるのではないか、こういうぐあいに...全文を見る | ||
○大森委員 国の、今回都市再生法に基づく整備地域、あるいはそれに先立つ都市再生事業、それを取り入れた地方自治体の事業の規模がどれだけか、国交省はどう認識しているかということを伺っているんです。これは再生本部じゃなくて、国交省はどうですか。 | ||
○大森委員 いずれにしろ、国の施策を取り入れた地方自治体の事業がそういう相当大規模な事業であるという認識は、きちんと持っていただきたいと思うんですね。 その中で、川崎製鉄の工場の除却費用、これも入っているわけなんですが、そのための都市再生総合整備事業、これに基づく川崎製鉄の工...全文を見る | ||
○大森委員 十六億三千五百万円。 それから、この都市再生緊急整備地域に指定される前から随分こういう優遇措置といいますか、工場の撤去費用などが既に事業費として見積もられているということなんですが、まだこの川鉄に対する支援措置というのはあるわけですね。 この都市再生緊急整備地...全文を見る | ||
○大森委員 私どもが千葉市に照会したところ、この都市総合整備事業にかかわるもので約二十億円、それから区画整理事業に伴うもので約十億円、合計三十億円。この川崎製鉄の工場等の撤去をやっていて、ですからほとんど自前は要らない、ほとんど公費で工場を撤去しているようなものだと思うんですね。...全文を見る | ||
○大森委員 大体今、そういう整備地域で相当な支援措置が今後とられていくということに加えて、いろいろ理由をおっしゃいましたけれども、結局これは川鉄への大サービスだと思うんですね。 加えて私がお聞きしたいのは、もっと大々サービスがあると思うんですね。特定地区内で、総合スポーツ公園...全文を見る | ||
○大森委員 単価はどのぐらいでしょうか。 | ||
○大森委員 私どもの調査では、一平米当たり六万九千円、一坪約二十三万円ですね。これは川崎製鉄が一九五二年に四十八円で購入しました。これは坪ですね。しかし、坪四十八円というけれども、これはただより安いと当時言われたわけですね、これは税金その他のいろいろな関係で、ただより安いんだとい...全文を見る | ||
○大森委員 川鉄の無償提供というのもわずか二十四ヘクタールですよ。全体から見れば、本当にごく一部ですよ。その程度のことでこれはごまかしちゃいけないと思うんですね。 問題は、こういう形で本当に住民のための都市再生になるのか、一番重要な問題だと私は思うんですね。この点で、例えばこ...全文を見る | ||
○大森委員 終わります。 | ||
04月09日 | 第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。 きょうは、政治と金の問題についてお聞きをいたします。 昨年からことしにかけて、鈴木宗男衆議院議員のあっせん収賄事件、あるいは加藤紘一前衆議院議員事務所代表者の所得税法違反事件、自民党の長崎県連公選法違反事件、さらには最近の坂井...全文を見る |
○大森委員 古くて新しい問題というお話がありましたけれども、確かにこの古くて新しい、とりわけ自民党にとっては、この政治と金の問題が絶えず後を絶たないということの最大の要因の一つが企業献金だと思うんですね。それがまさに温床になっていることが今共通の認識になってきている、にもかかわら...全文を見る | ||
○大森委員 政党助成金をいただくのであれば、個人、企業、団体献金はもらわないということをおっしゃっているわけです。しかし、政党助成金はきちんともらって、かつ団体献金も引き続き受け取っておられるということで、やはりそれは大きな後退としか言われないと思うんですね。 こういう企業献...全文を見る | ||
○大森委員 そこで、総務省にお聞きをいたしますけれども、政治資金規正法では、寄附の量的制限と質的制限の規定があるわけですが、質的制限は政治資金規正法二十二条の三、四、五、六で規定をされております。そこで、政治資金規正法の二十二条の三の条文と、条文の趣旨について御説明をいただきたい...全文を見る | ||
○大森委員 国から補助金等を受けている法人は国との間で特別な関係にある、この特別な関係を維持し、あるいは強固にするために、そういうことを目的にして不明朗な政治活動に関する寄附をしてはならないということですね。 だとすれば、この維持し、または強固にするために、今の御答弁に関連し...全文を見る | ||
○大森委員 では、今のは献金を行う側でありますけれども、寄附を受ける側の規定はどういうぐあいになっているんでしょうか。 | ||
○大森委員 罰則条項としてお話があったように、「三年以下の禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。」こういう罰則規定がある大変重要なこれは規定であるわけですが、そこで具体的にお聞きをしますけれども、まず石原大臣、あなたは自民党の政党支部、自民党東京都第八選挙区支部の支部長に就任されて...全文を見る | ||
○大森委員 では、重ねて大臣にお聞きしますけれども、第八選挙区支部が、平成十二年、二〇〇〇年ですね、杉並区にある河北総合病院から寄附を受けていますが、寄附額と寄附を受けた月日についてお答えいただけるでしょうか。 | ||
○大森委員 月日についてもお聞きしましたが、今大臣が答弁された五十万円、これについては、今配付をさせていただきました資料の一に記載をしております。五十万円、年月日は平成十二年六月十四日ですね。 そこで、この資料、次の二を見ていただきたいんですが、平成十一年度、河北総合病院、直...全文を見る | ||
○大森委員 明らかに、私ども、厚生省から直接資料をとって調査したものでありますから、当然、この政治資金規正法で言う補助金等に該当するものだと思います。そういう答弁では私は納得できないと思いますが、特に、こういう補助金を受けてから三カ月後に五十万円の寄附をしているわけですね。 ...全文を見る | ||
○大森委員 げすの勘ぐりとはどういう意味ですか。補助金を受けて、その年にのみ五十万円、八十万円の寄附を受けているということが、一般の人は、当然、そういう補助金を受けてその謝礼という理解以外ないじゃないですか。 あなたは、昨年の三月二十五日の参議院予算委員会で、加藤元自民党幹事...全文を見る | ||
○大森委員 私どもは、今回の質問に当たって、きちんと調査を行い、必要な検討も行って、それも極めて紳士的に質問をしているところであります。ところが、それをげすの勘ぐりと。私はげすですか。そういう言葉は直ちにこれは撤回していただきたい。あわせて謝罪していただきたい。何がげすの勘ぐりで...全文を見る | ||
○大森委員 私は、あなたがあっせんしたと、そこまではまだ言ってないんですよ。当然そういうことも想像はされますけれども、そういうことを私は言いましたか。政治資金規正法の条文について説明がありました。補助金を受けたそういう法人がそれから一年以内にやっちゃいけない、そういうことの関係で...全文を見る | ||
○大森委員 鴨下副大臣にも来ていただいていますから、あなたにもお聞きをしますが、あなたが支部長に就任している自民党東京都第十三選挙区支部、これは二〇〇〇年の政治資金収支報告書の原簿を閲覧して作成した資料でありますけれども、資料の三をごらんいただきたいと思います。 これは、六月...全文を見る | ||
○大森委員 資料の四と五を見ていただきたいんですが、この四と五では、両医療法人に対する厚生省からの補助金の交付内容であります。両法人に対する補助金決定日は九九年十月の十二日。決定日の八カ月後の二〇〇〇年六月、合計二十万円の献金を受けております。 これも先ほどの選挙部長の御説明...全文を見る | ||
○大森委員 これも厚生省の資料から直接抜き出したものですから、事実関係は全く間違いないところであります。 こういう患者サービス、補助事業、慈生会に対して行われている。こういう補助金を受けて、それから数カ月後にこういう献金が行われるということは、明らかに政治資金規正法違反だと思...全文を見る | ||
○大森委員 これは、こうした補助金等については、特に事務所に対して献金が行われる、そういう際に、こういう団体がどういう団体であるか、そういうことを全然調べもしないで、ただ受け取られるのか。これは石原大臣にしても鴨下副大臣にしてもそうだと思うんですね。 きょうは渡海副大臣の実は...全文を見る | ||
○大森委員 資料の七と八で、寄附をした法人へのどういう補助事業が行われているか、これを明らかにしております。今、厚生労働省のみの補助金でもすぐこういう形で出てくるわけですね。政府のすべての省庁にわたって調べれば、もっともっとこういうものが出てくると私は思うんですね。こういうものの...全文を見る | ||
○大森委員 終わります。 | ||
04月16日 | 第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。 坂井衆議院議員が政治資金規正法違反容疑などで逮捕されました。この事件をめぐって、政治家と人材派遣業界との関係、さらには官庁との癒着関係もマスコミで報道されたりしました。きょうは、限られた時間でありますので、人材派遣業界と政治家の関...全文を見る |
○大森委員 委員長の許可を得て配付をいたしました資料の一で協会の概要について紹介をしておりますので、参照いただきたいと思うんですが、厚生労働省にもう一点お聞きをしますが、この坂井衆議院議員の事件に関連して、この社団法人に対して家宅捜索が入ったと聞いておりますけれども、そういう報告...全文を見る | ||
○大森委員 報道によりますと、坂井議員に対する人材派遣会社のやみ献金攻勢の一つがメーンバンク変更問題、二つ目が社会保険料未納問題、三つ目が人材派遣をめぐる規制緩和問題と言われているわけです。社会保険料未納問題は、これはとりわけ人材派遣業界にとって極めて深刻な問題だったということで...全文を見る | ||
○大森委員 今御答弁いただいたようなことを資料の二で掲載しておりますが、八年度から十一年度まで連続四年間、同じテーマで、同じ業種に連続して検査に入るということ自体極めて異常な、異例のことだと思うわけなんですが、これが業界、協会にとっては大変脅威だったという中で、協会から相当陳情、...全文を見る | ||
○大森委員 四年間にわたって同一の問題で指摘をされている、そういう問題に対して、文書による指導などはやられたんでしょうか。それはいかがですか。 | ||
○大森委員 延べで七百企業、金額で五十億円を超えるこういう問題について口頭だけで済ませるというのは、やはりこれは監督官庁としての行政の怠慢と私は指摘をせざるを得ないと思うんですね。 同じ資料四に掲載をしております、対象業務の拡大等々の要望も多数に上っております。協会から旧労働...全文を見る | ||
○大森委員 数の多さとあわせまして、そういう不当事項について、七百社、七百企業が指摘をされている。その徴収、さかのぼって徴収するかどうかということのかかわりの中でこういうものがたくさん出されているということを、やはりしっかりこれは見なくちゃいけないと思うんですね。九七年から二〇〇...全文を見る | ||
○大森委員 民主主義のコストという名のもとに、暴力団との癒着関係が生まれたり、さまざまな公共事業がゆがめられたり、そういうことになっていて、そういう意味で私どもは、そういう民主主義コスト論、企業・団体献金は一切認めないという立場でありますけれども、今私が大臣にお聞きしたのは、この...全文を見る | ||
○大森委員 あなたの答弁は、従来のそういう要職にある人が、しかも監督官庁にある企業については何らかの、それについてはしんしゃくすべきであるとか、少なくともそういうことは述べられた方はたくさんいるわけですよ。そういうことと比較しても、あなたの答弁というのは本当に驚くような感覚の麻痺...全文を見る | ||
○大森委員 最近の特徴では、政治資金収支報告書に記載されていても罪に問われているケースが幾つも出ているでしょう、去年でもことしでも。だから、そのことだけでディスクローズとは言えないと思うんですよ。客観的に見て、国民から見て、そういう要職にある人が、監督すべき、しかも会計検査院が不...全文を見る | ||
○大森委員 驚くべき政治姿勢だと思うんですね。例えば、これでいったら長勢氏ですね、在任期間中の九九年、二〇〇〇年、献金を当然受けているわけですが、特に二〇〇〇年、これはそれこそ、遡及徴収については御容赦願いたいというような要望まで出されている、そういう時期なわけですね。そういうと...全文を見る | ||
○大森委員 厚生労働行政のトップ、ナンバーツーがそういう姿勢では、本当にこれは困ったものだと思うんです、全くあなたの答弁は。先日も政治と金の問題ではあなたに質問しましたけれども、これはまた改めて問題にしていきたいと思うんです。こうした副大臣の答弁というのは、こういう副大臣あってこ...全文を見る | ||
04月16日 | 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第16号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。 具体的な質問に入る前に、一点大臣にお聞きをしたいと思います。 きのうまで当委員会の所属でありました松浪健四郎衆議院議員が、暴力団組員が実質的に経営する建設会社に秘書給与を肩がわりさせていたことが明らかになりました。暴力団対策法...全文を見る |
○大森委員 御本人はもちろん、ぜひ同僚としても厳しい対処をしていただきたいということを申し上げて、具体的な質問に入りたいと思います。 昨日来の審議を聞いておりまして、住宅金融公庫融資が果たしてきた役割、それが大変大きいということもよくわかりました。同時に、大臣が何度も繰り返し...全文を見る | ||
○大森委員 今お話にありましたように、延滞件数、金額、延滞率、代位弁済の件数、金額、いずれも、五年間で二倍あるいはそれ以上に激増という状況であります。大臣もたびたび、この利用者は大変まじめであるとおっしゃっているわけで、私もそう思うわけでありますけれども、このまじめな利用者が、今...全文を見る | ||
○大森委員 翌十一年度と比較しても、この特例措置の適用件数が二・五倍になっている。事態は非常に深刻になっているということだと思うんです。 そういう特例措置を適用しても、なおかつ家を最後は手放さざるを得ないという方もふえているんじゃないかと思いますが、これはどういう状況でしょう...全文を見る | ||
○大森委員 二万二千件が、さまざまな思いで大変な苦労をして手に入れたそういうマイホームを手放さざるを得ない。本当に断腸の思いがすると思うわけなんです。 この間のそういう困難者の激増、この五年間でいずれも二倍あるいはそれ以上になっているというような事態に今日立ち至っているわけな...全文を見る | ||
○大森委員 本人の真剣な努力にもかかわらず、客観的なそういう経済的事情によって、リストラされ返済が滞るという事態に立ち至った方がもう圧倒的だと思うんですね。そういう意味で、私は、政治の責任、こういう点では極めて大きいと思います。 この間の、先ほど公団からは、できるだけ手放さな...全文を見る | ||
○大森委員 公庫の方からいただいた延滞者への対応についてのマニュアル的なメモで見ますと、当初の短期延滞、一、二カ月の段階あるいは中期の三—五カ月の段階の対応という中で、例えば今の特例措置などの紹介をきちんともっと早期に行うとか、そういう意味での現在の対応について改善すべき点はない...全文を見る | ||
○大森委員 融資業務が民間に移行するという点で私どもが心配していることのもう一つは、実はこの点なんですね。 現在の公庫の対応、決して十分とは言えないけれども、それなりに一定の努力はされている。この五年間でも相談件数が二十三万、五年前と比べて約四倍ふえているという中で、一定の対...全文を見る | ||
○大森委員 この間、きのう来の議論の中で、私は、一番欠けているのは、基本的な考え方として、住宅は人権、住まいは福祉、そういう立場での議論といいますか、非常に欠けているんじゃないかという印象も持ちました。 そこで、先ほど公庫の方からは、できるだけ家を手放さないということを一つの...全文を見る | ||
○大森委員 時間が参りましたので終了しますが、住宅金融公庫、住宅宅地債券マンション修繕コースというのが現在あります。これは引き続き、どういう形になるにしろ、きちんと承継していくということを要望しまして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 | ||
04月18日 | 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第17号 議事録を見る | ○大森委員 私は、日本共産党を代表して、住宅金融公庫法及び住宅融資保険法の一部を改正する法律案に対し、反対討論を行います。 今回の法案は、住宅金融公庫の目的、業務に、貸付債権の譲り受けまたは貸付債権を担保とする債券等に係る債務の保証関係を追加するものですが、同時に、附則におい...全文を見る |
04月23日 | 第156回国会 衆議院 経済産業委員会 第12号 議事録を見る | ○大森委員 私は、日本共産党を代表して、特許法等の一部改正案に対する反対討論を行います。 反対する理由は、特許審査請求料の大幅引き上げが、中小企業やベンチャー企業、個人の発明家の出願、審査請求を抑制することになるからです。 審査請求期限の短縮などの制度改定を背景として、審...全文を見る |
05月07日 | 第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第4号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。 昨年、当委員会で、旧日本軍の毒ガス問題について質問をいたしました。その中で、さがみ縦貫道建設工事の現場の具体的な問題とあわせまして、旧日本軍が生産した毒ガスについての全国的な再調査の問題、あるいは政府に責任と権限のある窓口を設置す...全文を見る |
○大森委員 そうした毒ガス兵器等がいかに生産されたかというような点については、現在でも民間の研究者等によっても地道にやられております。 そういう中で、一九七二年以降においても、重要な米軍関係の公文書なども発掘されております。例えば、アメリカ太平洋陸軍参謀第二部「標的番号八十五...全文を見る | ||
○大森委員 私も現地の調査に行ってまいりました。基準の四百五十倍の砒素が検出された。その井戸水を実際に使用していた住民の皆さんのお話も伺いました。新聞報道等では、手足のしびれとかいうような表現になっておりましたけれども、そんなものじゃないと。手足の震えなどの症状が出たということで...全文を見る | ||
○大森委員 住民の方がそういう形で、私どもお会いしたときに御意見が出たわけですから、国、県、市、これは協調して住民の皆さんの話をきちんと聞くという姿勢をぜひ貫いていただきたいと思います。 今、先ほどの御答弁にもありましたように、今回の井戸水から検出された物質は、旧日本軍が製造...全文を見る | ||
○大森委員 その際に、ぜひ御検討いただきたいこととして三点申し上げたいんですが、一つは、四百五十倍あるいは数十倍の基準値を超えた井戸水がある箇所を中心に、これは地主さん等々の協力も当然得なくてはならないんですが、全面的な掘削調査、これはどうしても必要だということですね。それから、...全文を見る | ||
○大森委員 検出された物質については、これは毒ガス兵器以外には全く考えられないというのが専門家の意見でありますから、持ち込まれた経緯はいろいろ考えられるとしても、物質としてはそれは断定できる状況まで来ていると思います。そういう意味で、国が積極的に行うということと、あわせてもう一、...全文を見る | ||
○大森委員 確かに、上水道給水地域でありますけれども、ここの地下水は大変良好な地下水ということで、併用世帯なども非常に多いわけですね。そういう中で、上水道への切りかえに当たっての要望も出されているわけでありますから、これはぜひ前向きに対処していただきたいと思います。 次に、前...全文を見る | ||
○大森委員 一定の調査をやられているようでありますけれども、住民やあるいは町当局等が不安を残したまま工事を再開、強行するというようなことはあってはならないと思うんですが、その点、一点だけお聞きしたいと思います。 | ||
○大森委員 今ボーリング調査をやられたというのは、道路の建設工事予定地のみですね。相模海軍工廠、広大な工場跡地をちょうど横断する形でさがみ縦貫道が走っているということで、あとは圧倒的に民間の土地なわけですね。道路予定地以外はボーリング調査をしないということになると、これは問題だと...全文を見る | ||
○大森委員 この相模海軍工廠跡地の相当部分を占めるのが日東化工という会社ですね。これは平成十三年にも、実はこの日東化工の工場内から不審な瓶が発掘されたということで新聞でも大きく報道されたわけなんですが、実はこの工場が、今年度、十五年度、十六年度で建てかえ予定があるということで、町...全文を見る | ||
○大森委員 ですから、これはやはり埋設等をされているという前提に立っていろいろ計画をした方が、本当に安全のために必要じゃないかということを申し上げておきたいと思います。 国土交通省の方ですが、六千立米、これは前回も指摘したわけなんですが、高さ八メートルから十メートルもの建設残...全文を見る | ||
○大森委員 いささかの不安も残さないように、ぜひ徹底的な調査、処理をしていただきたいと思います。 あわせて、これは冒頭の答弁にもありましたように、化学兵器禁止条約、CWCに基づく老朽化した化学兵器ということで、化学兵器禁止機関、OPCWへの報告が既に行われたと思うんですが、そ...全文を見る | ||
○大森委員 これは寒川町の工場跡地だけじゃなくて、今後、類似の事故、事件はどんどん続発することが予想されると思うんですね。そういう意味でも、これらがこの禁止条約との関係ではどうなるかは、また全般的な問題として検討していただきたいと思います。 その後、今度はことしの四月三日、同...全文を見る | ||
○大森委員 時間が参りましたので終わりますが、前回も指摘をしましたけれども、この問題、一番重要なことはやはり国の責任をきちんと明確にすることだと思います。 広島県の大久野島での忠海製造所の跡地の問題が国会で大問題になったときも、当時の佐藤総理が、国がつくったものについては国が...全文を見る | ||
05月09日 | 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第19号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。 三人の参考人の皆さんには、大変御苦労さまでございます。 質問の重複する部分もあるかもわかりませんが、切り口を変えてまたお聞きしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 最初に、山口参考人にお聞きしたいと思います。 ...全文を見る |
○大森委員 もう一つ、過大な土地の購入という点ですが、先生の資料でも、相当部分、八割から九割近くが山林原野で占められるという、いわば塩漬け土地の状態が大変な状況であることがわかりましたけれども、塩漬け土地が二、三兆円に上るんじゃないか、そういう推定もされております。 その根拠...全文を見る | ||
○大森委員 どうもありがとうございました。 そうした、今明らかにされた実態等をそのままにして再生機構に移行していくということは大変問題があるのではないかという思いをさらに強くしたわけなんですが、続きまして、多和田参考人にお聞きをしたいと思います。 この四月から、皆さんの願...全文を見る | ||
○大森委員 今回の法案がもし成立をすれば、いわば皆さんの大家さんが公団から新しい法人になる、機構になるということで、これはもう、それこそ言葉にならない不安も含めて、多くの不安や思いがあって、それに関しては先ほど来、意見陳述もあったわけなんですけれども、とりわけ、皆さんのアンケート...全文を見る | ||
○大森委員 最後に、岩沙参考人にお聞きしたいと思うんですが、私も、先般、大阪の密集市街地を整備し、新しい住宅をつくっていくというのを若干見てまいりました。岩沙参考人のイメージされる都市再生というものにまだほど遠いかもわかりませんけれども、そこで共通するのは、私が感じたのは、やはり...全文を見る | ||
○大森委員 どうもありがとうございました。 | ||
05月14日 | 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第20号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。 先日の当委員会での参考人質疑で、公団自治協の参考人の方から、今年度の公団家賃値上げについて、最大一万円、平均月千七百円、年間数万円規模となり、高齢者の方からも、あるいは子育て真っ最中の若い世帯からも、この大変な不況の中で、生活の基...全文を見る |
○大森委員 当然のこととして、いろいろな配慮を当然されなくてはならないわけなんですが、しかし、そういう中でも、この間、その件数が二倍以上にふえてきているということが問題だと思うんですね。 今お答えがありませんでしたけれども、私どもの調査では、家賃三カ月滞納で契約解除通知等の一...全文を見る | ||
○大森委員 今後、管理あるいは建設等を民間任せにしていけば、居住の安定確保どころか、やはりこういう面が、厳しい状況がますますふえてくるんじゃないか、家賃の滞納の増大とか法的措置の増大につながってくるんじゃないか、引き続きそういう強い危惧があるということも申し上げておきたいと思いま...全文を見る | ||
○大森委員 関連してお聞きをしておきますが、建てかえに当たって生まれた余剰地について、これを民間に売却するというのが今後の新法人の方針ともなっておりますか。 | ||
○大森委員 公営住宅やら公営施設等を一定導入するのは当然あり得るとしても、民間に土地を、既存のこういう団地から切り売りしていくというのは、これは後でも触れますけれども、大変問題だと思うんですね。 あわせて、もう一つ関連してお聞きしておきますが、建てかえという場合に、現居住地と...全文を見る | ||
○大森委員 先ほど示した公団の資料に関連する「新法人における賃貸住宅等事業について」という文書の中では、隣接だけじゃなくて、近接地についても検討をされているわけですね。これは、お話がありましたように、法的にも大変問題があるということで、安易なこういう手法はやるべきではないというこ...全文を見る | ||
○大森委員 私が伺ったのは、建てかえについて戻り入居だけに限定するというのが今後の機構の方針なのかということを伺いました。この点、よく聞き取れなかったので、もう一度この点をお聞きしたいと思います。 | ||
○大森委員 これまでの建てかえというのは、それは戻る場合のハードルが非常に高いということで、戻りたくても戻れない方もあるわけで、実際に建てかえ戸数よりは戻り入居者が少ないという面はあったと思います。しかし、建てかえ戸数がこのように三分の一になるようなケースはなかったわけです。 ...全文を見る | ||
○大森委員 実際に、第一期、第二期の事業に当たっては、六百戸というふうになっているわけですね。五百八十四戸、九百九十五戸、合計で約千五百ですね。それに対して、六百戸で三分の一に決めているじゃないですか。これは先ほどの、今後五年間の計画である年八千戸のペース、五年間で四万戸、この建...全文を見る | ||
○大森委員 こういう高根台団地のように、戻り入居に限定した建てかえでつくり出した余剰地を民間に売却していくということは、きょう午前中にも議論がありましたけれども、あるいは先日の参考人の質疑でも参考人から意見陳述があったような、公団のこの間の経営のツケ回しだとも言えると私は思うんで...全文を見る | ||
○大森委員 質問時間が終わりましたので、終わりますが、先ほど指摘した経営の実態等々について、本当に、高齢化、低所得化、そしてこの不況の中で、大変な思いをして家賃を払っている居住者の皆さん、国民に、そういう実態を全面的にきちんと明らかにしていくということが大変重要だ、そういうことを...全文を見る | ||
05月16日 | 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第21号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。 今回、いわゆる特殊法人の整理合理化の一環として、新東京国際空港公団が特殊会社化される、こういう法案が提出をされました。法案提出の背景などを見ましても、また、きょうのこれまでの議論などを聞いておりましても、今、一体なぜ特殊会社化なの...全文を見る |
○大森委員 今回の法案との関係で申し上げますれば、特殊会社化するけれども、空港の設置管理あるいは事業の範囲、国の監督、地元対策というのは、基本的にそれは変わらないわけですね。法律事項ではありませんけれども、出資金の返還、こういう面は大きな変化があるわけでありますけれども、成田が抱...全文を見る | ||
○大森委員 海外からの観光客の誘致という点は、これは大臣もたびたび強調されていることであると思うんですが、今、こういう利用客に直接かかわる使用料、あるいはかかわってくる着陸料等について、もうちょっと具体的にその改善の方向、これは、海外からの観光客を本当にふやしていく、増加を図ると...全文を見る | ||
○大森委員 次に、空港の整備についての今後の展望という点でありますけれども、我が国の空港施設の整備の原則は、第一種空港は国が設置し管理するのが基本になっております。基本施設である滑走路、誘導路、エプロン、これも国の責任。現在運用中の空港では、成田が公団、関空は関空会社という例外的...全文を見る | ||
○大森委員 私は、御答弁などを伺っているうちに、やはり特殊法人の整理合理化計画と、こういう政府全体の特殊法人、一般化した方針が出されて、先にとにかく改革ありきと、ああいうことで、こうした整備の問題、あるいは環境の問題含めて、本当に十分検討して、こういう方向、特殊会社化の方向が出さ...全文を見る | ||
○大森委員 話し合いの近さが今まで以上、配慮についても今まで以上、対策についてもこれまでの水準を超える、そういう対策をとるよう、これはぜひ努力をすべきだと思うわけなんですが、現在の到達点はどうかということでありますけれども、空港の騒音は、低騒音機の導入が進んだものの、これは千葉県...全文を見る | ||
○大森委員 平行暫定滑走路を供用開始されたわけですが、この騒音問題が新たにクローズアップされてきております。 私も先般、この暫定滑走路の直下の民家にお邪魔して、防音工事のやっている部屋にも入ってまいりましたが、相当これはやはりうるさい。 成田空港から郷土とくらしを守る会と...全文を見る | ||
○大森委員 もちろん、この四者の協議というのはそれなりの一定の意義も当然あるものと思いますし、そこで確定したものについては、当然それは実行していただく。しかし、同時に先送りされている問題もあるわけでありますから、その点を明確にするということとあわせて、例えば、今の、常にこういう問...全文を見る | ||
○大森委員 時間が参りましたので、きょう実は、環境省にも来ていただきまして、W値の問題を含めてお聞きする予定でありましたけれども、時間が終わりました。お越しいただきながら質問できなくて、大変申しわけなく思います。 もう終わりますけれども、またこれは別途お聞きするとして、具体的...全文を見る | ||
○大森委員 終わります。 | ||
05月20日 | 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第22号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。きょうは本当にありがとうございます。 先ほど来いろいろと質問が各委員からされているわけなんですが、若干重複する部分もあるかもわかりませんが、角度を変えてお聞きをしたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 最初に、こ...全文を見る |
○大森委員 次に、大橋会長にお伺いしますが、今度の法案で単独民営化の方向が出されたわけでありますけれども、今、きょうの議論でも、それから先日行われた当委員会での議論の中でも、こういう特殊会社化あるいは民営化、その最大のメリットの一つとして着陸料の引き下げが当然のように言われている...全文を見る | ||
○大森委員 もうちょっと、この関係で、大橋会長にお聞きをしたいわけなんですが、確かに、着陸料が引き下げになると、航空会社にとってのメリットだけじゃなくて、それが実際に飛行機利用者に還元されなくちゃいけない。それがどの程度、どういうぐあいになるのか、その点をまずお聞きしたいと思いま...全文を見る | ||
○大森委員 利用者への還元という意味では、当然これはやれると思うんですが、しつこいようですが、重ねてちょっとお聞きをしたいと思います。 | ||
○大森委員 もう少し大橋会長にお聞きをしたいと思うんです。 今の質問とも関連するわけなんですが、大橋会長が昨年来いろいろな新聞その他でお話しになっているものを拝見したわけなんですけれども、例えば、伊丹の着陸料の引き上げに関連して、きょうもお話のありました、緊急に求められている...全文を見る | ||
○大森委員 次に、やはり関連した質問でありますけれども、杉山先生、石井さんにお聞きをしたいと思います。 今申し上げた関空との関係、今、日本の航空問題、成田にしろ、羽田にしろ、この関空問題が一つの大きな軸となって回っているということを非常に強く感ずるわけなんですが、日本経団連が...全文を見る | ||
○大森委員 どうもありがとうございました。 | ||
05月21日 | 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第23号 議事録を見る | ○大森委員 私は、日本共産党を代表して、成田国際空港株式会社法案に反対の討論を行います。 反対の第一の理由は、成田空港について、その設置、管理を現在の公団方式から株式会社方式に変更し、民営化することであります。これは、第一種空港における国の責任を大きく後退させ、空港経営を民間...全文を見る |
05月27日 | 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第25号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。 私ども、今回の海上衝突予防法改正案あるいは油濁損害賠償保障法の改正案、いずれも賛成の立場をとるものでありますけれども、きょうは、関連して、海難事故の問題で幾つか質問をさせていただきます。 これまでの質疑の中でもありましたように...全文を見る |
○大森委員 数千隻から二万数千隻の大変な通航状況でありますけれども、そういう通報する義務のある以外の船舶を含めると、これは海上保安庁の統計でも、大体一日平均、過去には九百隻以上というような年もあったようでありますけれども、最近は六百隻から八百隻近い船が、一日の間に、わずか七百メー...全文を見る | ||
○大森委員 私も先日、東京湾海上交通センター、今お話にもありましたが、東京マーチス、視察をしてまいりました。大変な御努力をされているということをよく実感してきたわけでございます。 また、一定の、今大臣からも答弁があったような対策がとられているわけなんですが、最近、私の方にEメ...全文を見る | ||
○大森委員 事故等を考えて、安易な規制緩和はやはりやってはならないということを申し上げておきたいと思います。 二番目に、一九九七年、平成九年、ダイヤモンドグレース号、これは私も現地の調査に参りましたけれども、横浜本牧沖合で底触して破口し、原油が流れ出した事故であります。これも...全文を見る | ||
○大森委員 非常勤の比率が全体でも六六・七%ということになっているわけで、これをできるだけ改善すると同時に、法定職員、海洋国日本の国交省が、当の国交省が船舶の法定職員をきちんと満たしていないというのはやはり問題だと思いますので、この点だけでも少なくとも緊急に充足させるということを...全文を見る | ||
○大森委員 通報が海上交通センターにもされるようになったということでありますけれども、では、自衛隊艦船の浦賀水道の通報は、この十年間、大体どういうような回数で行われてきたのでしょうか。 | ||
○大森委員 通報回数が、過去、この十年間では三千二百五十一回が最高で、減ってきてもまだ二千回の通報がされているということでありますが、あそこには、海上自衛隊の横須賀基地と同時に、米軍の横須賀基地もございます。米軍の艦船の東京湾海上交通センターへの通報の回数、自衛隊の方は、今減少し...全文を見る | ||
○大森委員 横須賀を母港にしている米艦船だけでも十一隻ある。しかも、母港にしている艦船以外も常時出入りしている。原子力潜水艦にしても、この間、恐らく、寄港日数でいえば数千日、寄港回数も数百回になっていると思いますが、自衛隊の艦船が二千回を超える通報なのに対して、米海軍については百...全文を見る | ||
○大森委員 海上交通安全法を遵守するというのは、海上交通安全法のどういう条項のどういう部分を遵守されているんでしょうか。 | ||
○大森委員 一定の船舶というのはどういう船舶ですか。 | ||
○大森委員 そうしますと、原子力潜水艦は二百メートルのこれに該当するんですか。浦賀水道を通過する際に、原子力潜水艦は通報しているでしょうか。 | ||
○大森委員 原子力潜水艦の場合は通報しているかどうかわかりませんか。 | ||
○大森委員 航行安全指導集録というのがあります。これは海上保安庁交通部安全課が出したもので、海上交通安全法二十二条に基づいて指導する基準、いわば指導基準ですね、これがその指導基準であります。位置通報等を行うべき船舶として、その一つが、今おっしゃったような巨大船等、巨大船あるいは一...全文を見る | ||
○大森委員 それはおかしいですね。国内法令という場合、こうした指導基準等を含めて国内法令というわけですね。実際に自衛隊は、こういう巨大船以外も通報しているんじゃないですか。 | ||
○大森委員 時間が参りました。 自衛隊艦船には適用して米軍の艦船には適用しない、これは大変問題だと思うんですね。横須賀港湾、浦賀水道航路及び中ノ瀬航路、大変危険な水域であって、船舶の航行の安全を守るという点では、自衛隊の艦船であれ米軍の艦船であれ、安全の確保という点では同等に...全文を見る | ||
○大森委員 終わります。 | ||
05月28日 | 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第26号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。 きょう、私は、ダム問題二点、お聞きをいたしたいと思います。 最初に、三月から試験貯水を始めた奈良県川上村の大滝ダムの右岸、白屋地区で発生している地すべり問題についてお伺いをいたします。 白屋地区では、今、家々の壁やブロック...全文を見る |
○大森委員 住民の不安をなくすという点で、やはり移転の問題が一番大きな今焦点になっていると思うんですね。この点についてどういうお考えでしょうか。 | ||
○大森委員 万が一の場合に中学校の体育館を用意する、これは当然の、当たり前の話でして、それさえなかったらこれはもう何もなしということで、不安解消という点での抜本的な策をやはり検討すべきじゃないかと思うんですね。 大体、この問題での国交省の対応というのは非常に問題だと思うんです...全文を見る | ||
○大森委員 初動のおくれがあったことはやはり認めるべきですよ、こういう場合に。四月二十五日に通告して、本人のところには九日に写真を撮りに来たというわけですよ。十日ぐらいの時間がかかっているわけです。そうした点をきちんと指摘しておきたいと思います。 それで、現地の方は、専門家が...全文を見る | ||
○大森委員 二月か三月たったら何らかの結論を出すということですか。 | ||
○大森委員 これはどういう結論になるか、それは全く未確定なわけですね、時期も未確定。そこあたりの説明が現場でほとんどされていない。二年待つのか三年待つのかというような、これは私の言葉ではなくて、住民の皆さんの声ですよ。こういうものに対する明快な回答がないから、ますます皆さんが不安...全文を見る | ||
○大森委員 実は白屋地区というのは、代々、地すべり地帯として大変有名なところなわけです。国会でも、たびたびこの地区は問題になってきました。 例えば、この地域、私も見て感心したんですが、水路とか畑の畝のつくり方ですとか家屋の構造なども、こういう地すべりが多い地域だということを考...全文を見る | ||
○大森委員 この調査報告書の中では、お寺の過去帳まで丹念に調べて、地すべりや水害があったことが字名の中に残されているということも明らかにしたり、約一年間の調査を通じて、この地区が歴史的に地すべりの多い地域であったということを明らかにされております。そして、この結論として、「大滝ダ...全文を見る | ||
○大森委員 改めて、第三者を含めて今日的に検証するということも要求しておきたいと思います。 地すべりというのは防止しがたいというのが一般に言われております。逃げるが一番というのが大体言われていることでありますけれども、ましてや、古くから地すべり地帯として、多発地帯と言われたと...全文を見る | ||
○大森委員 ぜひ、居住者の不安を解消という点でも、一度大臣も現地を見ることも含めて、今後の対策を強めていただきたいと思います。 次に、川辺川ダムの利水訴訟について質問をしたいと思います。 御承知のように、五月十六日、福岡高裁は、川辺川ダム建設をめぐる土地改良事業について、...全文を見る | ||
○大森委員 そうしますと、国交省としてはいろいろな選択肢、幅広い選択肢があるということだと思いますが、そういう点では、判決についてまともに検討すべきだと思うんです。 土地改良事業には反対するあるいは不同意の人が三分の一以上、一千数百名いるわけですね。このことを判決がきっちり認...全文を見る | ||
○大森委員 今の治水という面と利水という面と、その目的の前提が大きく変更になってきているわけでありますから、当然これは判決の方向に沿って対応していくべきだと思うのです。 現地では住民討論集会が続いております。扇大臣は、この間の五月二十日の閣議後の記者会見で、この集会の結果を見...全文を見る | ||
○大森委員 いま一つの焦点は、土地収用委員会の問題があります。一昨日もその審査が行われましたけれども、土地収用法四十七条二号では、収用委員会に申請した際の事業計画書と実際の計画が著しく異なるときは収用申請を却下できるとしているわけですね。ダムをめぐる漁業権の収用について審議する熊...全文を見る | ||
○大森委員 却下されることになれば、これは当然、白紙に戻る、あるいはそれに近い抜本的な再検討ということになると思うんですね。同時に、これほどの判決が出る中で、却下というような結論が出る前に、みずから取り下げるというぐらいのことをしてもいいじゃないですか。 | ||
○大森委員 農水省の動向その他、いろいろな条件がつくにしろ、今こうした判決も出た中で、当然これは変更はしなければいけない、今の現行計画を見直さざるを得ない。時期はいつかにしても、いずれにしても、いつかこれをやらなければいけない局面が必ず来ると思うんです。その際には、当然、法律に基...全文を見る | ||
○大森委員 熊本県知事も既に記者会見等では、利水についてはダム以外も視野に入れてあらゆる角度から考えるということで、ダム以外の方法も検討することも示唆する発言をされているわけです。また、これから農水省がどういうことでいくかというお話がさんざんありましたが、農水省は、新たな利水計画...全文を見る | ||
○大森委員 トップ同士で住民を無視して決めるのは、私もそういうやり方には反対であります。 今お話があったように、断腸の思いで、それこそ七年間裁判を続けてきて、今回の判決でやっと農民の声が通ったという声などもあるわけであります。ですから、そういうことも含めて知事といずれの段階で...全文を見る | ||
○大森委員 全く区別することはできないと思います。やはり、事業計画全体の利水、治水、そういう目的を構成する重要な一環にかかわる今回の判決でありますから、これは当然、今後の動向について判断する材料にしなくてはならない、そういう判決であったということを申し上げて、質問を終わります。 | ||
06月04日 | 第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第6号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。 先月、読売新聞で、日本道路公団幹部と自民党など国会議員及び秘書との間で酒食を伴う会議が開かれていたことが報道されました。会議は、二〇〇一年から二〇〇二年度の二年間にわたって二十二回、報道では十七回でありますけれども、総額百六十六万...全文を見る |
○大森委員 今回報道された会議が実際にそういう会議であったかどうか、これは後ほどまた伺いますけれども、会議の経費はどういう費目から出されたでしょうか。 | ||
○大森委員 公団としての費目の説明としては随分抽象的で、かなりいいかげんな御説明だと思うんですね。 それで、予算事務提要、これは平成十四年度でありますけれども、財団法人大蔵財務協会、道路公団ではどういう事務提要でやっているかということについて資料要求をしたところ、これが出され...全文を見る | ||
○大森委員 それはごまかしですね。会議費としては、「会議用、式日用の茶菓弁当」ですよ。食料というのは「非常炊出賄等の食料の代価」、明らかにこれは違うんじゃないですか。 それで、酒食問題が報道されたとき、公団の方では、事前に、公団業務に必要な会議か、常識の範囲内の出席人数、金額...全文を見る | ||
○大森委員 事前の会議費を支出する際のチェックもされておる、それから今の答弁ですと、あれほど報道されているにもかかわらず、会議目的に沿ったもの、あるいはこの予算事務提要の趣旨にも沿ったものというようなことの答弁になるわけでありますけれども、具体的に伺いますが、総裁は、二〇〇一年、...全文を見る | ||
○大森委員 これはマスコミなども指摘しておりますように、昨年の十月一日から特殊法人の情報公開が始まった。実際に戻入手続が行われたのは十月の十六日であります。マスコミ等がそういう情報公開の手続を行ったということで、慌ててやったというのが真相じゃないかと思います。これは、だれしもそう...全文を見る | ||
○大森委員 日本酒二十本とかビール十一本、そういうものを飲む、飲食する会議を行って、それで平然としている、それ自体が世間からもう大幅に遊離しているんじゃないですか。 今の件については、今、初めて聞かれたと言われました。あなたの先ほどの答弁では、JH職員の出席が多かったというこ...全文を見る | ||
○大森委員 これはもう潔くきちんと認めるべきだと思うんですよ。戻入、余りないどころか、ほとんどこういうことはやられていないわけですよ。それをあえて一年数カ月後に、第一、その間、何もしなかった、当然、請求書も来ないのに、それについて何も言わないという、そういうこと自体が、そういう矛...全文を見る | ||
○大森委員 戻入した以上、する以上、公団の業務に必要な会議になっていなかったということをみずからこれは認める、証明したようなものだと思うんです。 そこで、これは、出席をした国会議員も経費を返金したと伺っておりますが、どなたが返金をされたんでしょうか。 | ||
○大森委員 公団側も戻入し、そして国会議員の側も返金をするということで、これはもうそのこと自体が、これらの会議そのものが問題があったということに当然なると思うんですね。 会議の日程も、これを調べますと、日曜日が二回、土曜日が一回、年末の御用納めの翌日二十八日に一回、こういう状...全文を見る | ||
○大森委員 減ってはおりますけれども、しかし、五年間で総額四億五千百万円、これは相当な額だと思うんですね。平成十年度は一億五千万。大変な会議費となっております。 平成十年といったらどういう年であったか。これは道路公団としては忘れることができない年だと思うんですが、井坂武彦公団...全文を見る | ||
○大森委員 件数が明らかにされませんでしたけれども、それと、国会議員の出席しない国会議員事務所がありますね。それはどのぐらいですか。 | ||
○大森委員 件数は私の方から申し上げますと、国会議員を対象にした会議が、九八年度、平成十年で二十三回、うち二十二回が料理屋であります。九九年度が二十六回、すべてがこれは料理屋。十二年度は十五回、うち十四回が料理屋となっております。秘書を対象にした会議、これは三年間で十二回、うち十...全文を見る | ||
○大森委員 では、後ほど、ぜひそれを御報告いただきたいと思います。 この九八年度から二〇〇〇年度、二〇〇一年度から二〇〇二年度の会議開催状況を見て、大変驚くようなことが幾つもあるわけですね。例えば九八年の六月五日、秘書を対象に料理屋で開いた会合でありますけれども、総人数は七名...全文を見る | ||
○大森委員 秘書業務打ち合わせと公団の業務とどういう関係があるか、皆さんが提出された資料でそういうことになっているから、これは大変驚きであるわけでなんですが、先ほど来言われている地域の政治家ということの関係でも、問題があるケースがあるわけですね。これは大体、確かに支社管内の政治家...全文を見る | ||
○大森委員 いずれにしろ、これは皆さんもお聞きになって、高知一区の代議士と国会秘書が三名、静岡県の掛川市で二日連続で十七万円余りを使う、これは明らかにおかしいと思うんです。これは、一事が万事、こういう点をきちんと全面的に国民、そして高速道路、公団道路を利用しているユーザーに明らか...全文を見る | ||
○大森委員 終わります。 | ||
○大森委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になりました平成十三年度決算調整資金からの歳入組入れに関する調書について、不承諾の意を表明します。 そもそも決算調整資金制度は、予見しがたい租税収入の減少等に備えて資金を積み立てておくというものであります。ところが、現状では...全文を見る | ||
06月04日 | 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第28号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。 私どもは、前回の質疑で都市河川については我が党の瀬古議員が行いましたので、私は、きょうは密集市街地の関係の質問をしたいと思います。 密集市街地の整備という点でいえば、これまで国交省もいろいろな事業等を行ってまいりました。私ども...全文を見る |
○大森委員 きょうの私の質問に一括まとめて御答弁をいただいたような形でありますけれども、ひとつ整理もしながらですが、一つは、全員合意を目指す、これは当然そういう立場に立って努力をする。しかしながら、合意が得られない、その合意が得られない背景に何があるかということを、やはりこの機会...全文を見る | ||
○大森委員 従前居住者がそこでどのようにその後なったか。そこに住み続けたいというのは、これはまちづくりの一番基本的な、文字どおり原点だと思うんですね。そういう点がどうなっているかをきちんとはかっていくということは、私は一番原点的な仕事だと思うんですね。そういう意味では、従前居住者...全文を見る | ||
○大森委員 大臣、副大臣からそれぞれ総括的な御答弁で時間がなくなりましたが、副大臣の地元のこの地域については、やはり住民参加という点では私は大変感心いたしました。それとあわせて、事業地域の事務所が、住民の方も利用できる事務所がある。ここで官民が一緒にいろいろ相談をする、日常的にで...全文を見る | ||
○大森委員 終わります。 | ||
06月11日 | 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第30号 議事録を見る | ○大森委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になりました公益法人に係る改革を推進するための国土交通省関係法律の整備に関する法律案に反対の討論を行います。 本案は、公益法人の改革と称しながら、国が公益法人等に委託している検査、検定の事務に関して指定制度から登録制度に移行...全文を見る |
06月13日 | 第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第24号 議事録を見る | ○大森委員 私は、日本共産党を代表して、公益法人に係る改革を推進するための厚生労働省関係法律の整備に関する法律案について反対の討論を行います。 もともと国民が求める公益法人改革とは、天下りの禁止や官業癒着の解消、公益法人の事業や財政の透明性と健全性を確保するというものでした。...全文を見る |
07月02日 | 第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第7号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。 私は、六月四日の決算委員会で、道路公団幹部と国会議員との間で酒食を伴う会議が行われていた、この問題について質問をいたしました。本日も引き続き、この酒食会議、これについて質問をするものであります。 先ほどもありましたけれども、道...全文を見る |
○大森委員 それは人数の数ですか。前回いただいた件数とそれは全く同じ数になっておりますけれども、件数と人数とを混同されているんじゃないでしょうか。 | ||
○大森委員 先般の委員会でも指摘をしましたように、この酒食を伴う会議についてはいろいろ問題がある、これは総裁御自身もそう考えたから、総裁自身が出席された分については返金をされるということをされましたし、国会議員の一部の方も返金をされました。そういう意味で、今回のこの一連の会議の正...全文を見る | ||
○大森委員 可及的速やかに提出をしていただきたいと思います。 そこで、今度は、国会議員に続いて、各省庁との酒食等を伴う会議についてお聞きをいたします。 九八年度から〇二年度の五年間において、道路公団が各省庁に対して会議費を使用した回数及び件数、これを各年度ごとの数字でお示...全文を見る | ||
○大森委員 今お示しをいただいたように、九八年度と九九年度がずば抜けて件数が多くなっているわけですが、この二年間だけで、百二十五件四百十五万円の会議費が使用されております。しかも、百二十五件のうち、料理屋、レストランや、酒やビールが出た会議が四十件以上であります。うち一人当たりの...全文を見る | ||
○大森委員 確かに、九七年、非違防止の手引とか役職員の綱紀粛正等にかかわる倫理規程等を出されておりますけれども、これが九七年。ところが、九八年、九九年における実態は、こういうものが全く通用していなかったということ。私、「会議開催伺」、提出されたものを見て、大変びっくりしているとこ...全文を見る | ||
○大森委員 これはやはり率直に認めるべきだと思うんですよ。そういう言い分は全く、それこそ、ユーザー、国民から見て通らない話だと思うんですね。 そこで、大臣、同じ議題の会議、同じ日に同じ事業所の所長、副所長同士が別の料理屋で、一人当たり一万二千円使って会議を行う、こういうのが一...全文を見る | ||
○大森委員 すべて明らかにするということが一番解決の近道だということは、そのとおりだと思います。 今既に公開されているものでなお幾つかお聞きをしますけれども、先ほども、酒食を伴う、酒やビールが伴うものについて申し上げました。 例えば、九八年四月二十日、会議の議題は、高松西...全文を見る | ||
○大森委員 あわせて、実は、「会議開催伺」のとおりに飲食が行われていないという可能性もあることも浮かび上がってまいりました。 これは、九八年八月二十六日の会合でありますけれども、このときの「会議開催伺」、これを見ると、事業計画連絡会議の議題で、時間は十六時から二十時、場所は花...全文を見る | ||
○大森委員 確認をいたしますが、今、食事をした事実について否定されたのか、会議に出席したことはどうですか。 | ||
○大森委員 これは大変おかしなことだと思うんですね。食事はもちろんのこと、会議自体に出席していないということで、これは、当時、食糧費の官官接待が大問題になった際に、空接待等が大変問題になりました。架空の伝票をつくり上げてプールするということが大変問題になったわけでありますけれども...全文を見る | ||
○大森委員 いずれにしろ、公的文書である「会議開催伺」にかかわる事実関係が全く食い違うわけでありますから、これは、公団自身がさらに調査すると同時に、国土交通省、旧建設省も出席した省庁としては一番多いですから、調査機関として妥当かどうかということはありますけれども、しかし、これはき...全文を見る | ||
○大森委員 公団の酒食会議に出席した省庁というのは十省庁相当に上るわけでありますから、それらのすべてについてきちんと掌握、調査をしていただきたいと思います。 今も申し上げましたように、九八年度で七十件の各省庁の出席のうち、旧建設省が五十八件、あと、警察庁、旧文部省、総務庁、旧...全文を見る | ||
○大森委員 平成十年でいえば、当時の道路局長、四月一日でありますけれども、一人当たり二万五千円、旧建設省から道路局長ら二名、合計七名で、これは一連の省庁の酒食会議では最高でありますけれども、十七万五千円という「会議開催伺」となっております。これは平成十年度事業計画打ち合わせとなっ...全文を見る | ||
○大森委員 終わります。 | ||
07月14日 | 第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第8号 議事録を見る | ○大森委員 私は、日本共産党を代表して、平成十三年度決算を議決案のとおり決するに反対の討論を行います。 反対理由の第一は、家計を温める施策や雇用不安の解消を図る対策が必要であるにもかかわらず、逆に、高齢者医療費の一割負担などの医療改悪、年金からの保険料天引きなどの雇用保険法改...全文を見る |
07月23日 | 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第32号 議事録を見る | ○大森委員 日本共産党の大森猛でございます。 法案提出者に、今なぜ交通基本法案なのかという基本的な点について伺います。これまでの質問と若干重複する面もあるかもわかりませんが、今なぜ交通基本法案かというのは、同時に、法案の本質的、中心的な提起である交通権、移動する権利の必要性や...全文を見る |
○大森委員 規制緩和等によって、今、移動する権利等がどのように損なわれているかという点で、具体的にちょっと政府にお聞きをしたいと思うのです。 交通権の一つ、中心的な権利として、安全に移動する権利、これは逆に言えば、安全な交通移動を侵害されないという権利だと思うわけなんですが、...全文を見る | ||
○大森委員 今も答弁にありましたけれども、トラック事業に関する物流二法を改定して、四月一日から営業区域規制を廃止するなど、一層の規制緩和が実施をされました。国内産業の空洞化の加速とも相まって、一層、今後、荷主による物流コストの削減要請あるいは無理な運行時間の押しつけ等が拡大し、そ...全文を見る | ||
○大森委員 るる述べられましたけれども、しかし、なおかつ事故は多重事故が相次ぐような現状の中で、こういうこの間の一連の規制緩和が事故に影響をしていないと、国交省、政府としてはまだ断定はできないと思うんですね。これは実態をもっともっときちんと調査する必要がある。その上での判断が必要...全文を見る | ||
○大森委員 これまで荷主団体等には、中央段階でも地方レベルでも、厚生労働省、警察あるいは国交省と連名で再三いろいろな形で要請しても、なおかつこういう不公正な取引だとか交通安全を阻害するような取引の実態が生じているというのが今の現状だと思うんですね。ですから、一歩踏み込んだ、対策と...全文を見る | ||
○大森委員 時間が参りましたので、提出者にもこの点をお伺いする予定だったんですが、これで終了したいと思います。 ありがとうございました。 | ||
10月03日 | 第157回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○大森委員 私は、日本共産党を代表して、テロ特措法一部改正案に対し、反対の討論を行います。 テロ特措法は、九・一一テロに対し、アメリカが始めた報復戦争を支援するため自衛隊を海外に出動させるという明白な違憲立法であり、その延長は断じて許されません。 反対理由の第一は、戦争で...全文を見る |