大森礼子

おおもりれいこ



当選回数回

大森礼子の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第136回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○大森礼子君 平成会の大森礼子です。  住専問題につきまして、これは法秩序に関することですから御質問させていただきます。  まず、法務大臣は所信表明の中で「国民生活の安定を確保し、国家の平和と繁栄を図るためには、その基盤ともいうべき法秩序が揺るぎなく確立され、国民一人一人の権...全文を見る
○大森礼子君 今お述べになったことは、衆議院の予算委員会でも大蔵省の政府委員等が述べている、その範囲を超えているものではないと私は思  います。一般論であると思います。  私が問題にしたいのは、今の大臣の答弁ですと、法秩序よりも政治を優先させたということなんですが、それがきち...全文を見る
○大森礼子君 預金保険機構の方はこの後お聞きしょうと思ったんですが、今お答えになりましたのでよろしいんですが。  そうしますと、例えば、これは本来大蔵省に聞くべきことなんですが、一応法務省とも関係するのでお尋ねするんですが、住専処理機構、これがどういうものかというのがよくわから...全文を見る
○大森礼子君 この住専処理機構の内容につきましては、一月三十一日、二月十三日の予算委員会でどういう内容なのかと聞いているわけですが、検討中ということ、現時点でも法務省経由で聞きますと検討中ということであります。  それで、今度、預金保険機構につきましては特別措置法、もう省略しま...全文を見る
○大森礼子君 そうしますと、結論から聞きますと、現役検事が預金保険機構の中へ行くといいますと、何か独自のそこで捜査機構みたいなものをつくるのかなという気もするんですが、そうではないと。独自の捜査権限はもちろんないということでございますね。イエス、ノーで結構です。
○大森礼子君 そうしますと、預金保険機構の職員が、ここは住専処理機構から委託を受けて取り立てなんかもするそうなんですが、例えばこういう検事の身分だった人がその職員として取り立て等をやっていて相手から暴行を受ける、こういう場合でも公務執行妨害罪とかは成立しないということでございます...全文を見る
○大森礼子君 それで、準公務員、そこの地位的なものはまだはっきりは確定していないということでございますか、どういう扱いになるかということは。
○大森礼子君 その点ちょっと疑問があるんですが、それはまた後の機会に譲りまして、その預金保険機構の方に出向する例えば検察官の人数とかそこら辺、つまりどういう形で債権回収推進指導部を形成するかということについて具体的な形にはなっておるんでしょうか。イエス、ノーで結構です。
○大森礼子君 まだ話を進めている段階ということで結構です。  それで、これ強力な債権回収ということを強調されるんですけれども、例えばこの住専処理機構法案の中で、法務に関する範囲でよろしいんですけれども、一般民事の場合と違って特にこれが強力な回収に役立つんですよ、これが特に超目玉...全文を見る
○大森礼子君 ちょっと、それはいろいろ意見があるところだと思います。別に弁護士さんでもできるじゃないかという意見もあると思うんですが。  それで、法案をお持ちでないそうですので、一点だけ指摘しておきたいと思います。  いわば調査権等あるわけですが、この法案の十七条で、立ち入り...全文を見る
○大森礼子君 ありがとうございました。  要するに、その行政権限、そうなんです、おっしゃるとおりなんです、承諾なくして入れないということは。だからこそ、特にこの法案によりまして、これまでと違った特に強力な回収ができるのかなということについて疑問を持ったものですから質問させていた...全文を見る
○大森礼子君 ありがとうございました。
04月02日第136回国会 参議院 逓信委員会 第6号
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○大森礼子君 平成会の大森礼子です。  きょうは質問の機会を与えていだたいて大変にありがとうございます。それから、参考人の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。  最初に、坂本弁護士のことについて少し触れます。  坂本さんは、昭和五十九年に司法試験に受かりました。三十九期で...全文を見る
○大森礼子君 そのような御認識であるということを明らかにしただけでも意味があると思います。  ただ、だれが見ても、十月二十六日にTBSの千代田分室で何かが起きたと。そして、なぜ早川、上祐、青山が十月三十一日に横浜法律事務所へ行ったのか、その後、麻原が殺害を指示するのか、私は自然...全文を見る
○大森礼子君 済みません。それはこの報告書のどこのどの部分になりますか。
○大森礼子君 そうすると、この報告書というのは一体何なんでしょうか。私たちは、この二通の報告書があなた方の調査の結果だと思って、これであなた方がどういう調査をされたか、この範囲で私たちはこのTBSの問題を考えていくわけなんですね。これ不十分な調査結果を出したということですか。
○大森礼子君 その調査の後にというのは、この文書を作成した後にということでございますか。三月二十五日付です。
○大森礼子君 ちょっとこれ以上質問しても余り意味がないと思いますので、常務さんがおっしゃった事実がここで判明したということにとどめたいと思います。  それから、例えば、そうしますと、刑事事件の公判廷で全文朗読されたのはTBS関係者三名の供述調書なんですね。ところが、TBSの調査...全文を見る
○大森礼子君 違うんです。それまでテープは見せていないということできていたのが、この三月二十五日の報告書ですか、ここから見せたというふうに変わるわけですね。それで、その根拠となるというのは、要するに先ほどこの報告書には載っていない、その金曜日担当プロデューサーの何かいろいろほかに...全文を見る
○大森礼子君 それにつきましては先ほど広中先生もお聞きになったんですけれども、そんな早川メモですか、それだけでそれまでのがひつくり返ってしまうんだったら、早川メモが出てこなかったら結論は変わらないままだったのかなという気がするんです。  それで、常務さんも調査が不十分であったと...全文を見る
○大森礼子君 これは、もしかしたら本当に小さなことかもしれないんですけれども、私は非常にこだわるんです。というのは、やっぱり何かフェアじゃないんじゃないかなという私は印象がしたんです。それで、本当にきれいな形で事実を明らかにしていただきたい。それはわずかかもしれませんけれども、そ...全文を見る
○大森礼子君 そうしますと、先ほどと同じとなると思うんですが、それはこの報告書には書かれていないということでございますね。
○大森礼子君 わかりました。  それで、適宜事実が判明次第発表しますと言ったので、できれば、まあ適宜がいいのか、それとも一カ月以内にちゃんとした報告をするという、中身だから一カ月待たなきゃいけないのかわからないんですけれども、私たちはこの調査報告書を見てしか、これを前提としてし...全文を見る
04月23日第136回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○大森礼子君 平成会の大森礼子です。関連質問をさせていただきます。  まず、今回の住専処理問題について政府広報、大蔵省として「住専問題とは何ですか。 お答えします。」というパンフレットが作成されております。その中の四ページでも「悪質な借り手からは強力な取り立て機関があらゆる手段...全文を見る
○大森礼子君 今のは答えですか。時間との勝負、一日も早く、そう思うから私は質問しておるんです。  それではお尋ねいたしますけれども、もう相当案ができておると思うんですが、この債権処理会社の本店の所在地、これはどういうふうに考えておるんでしょうか。どういう形になりますでしょうか。
○大森礼子君 東京か大阪になるんでしょうけれども、例えば東京のどういう形にするのか、どういう建物を使うのか、これをまずお尋ねします。  それから、一緒に質問しますと、債権処理会社の取締役の人選というのは預金保険機構の運営委員会で決めることになると思うんですが、どういう人をこの債...全文を見る
○大森礼子君 預金保険機構が検討するというのは当たり前なんです、これは運営委員会で決めることになると思いますので。発起人なんですから、預金保険機構が。だけれども、この預金保険機構というのは大蔵大臣が監督するわけでしょう。必要な命令も出せると。全く大蔵省と独立てはない。実際にこの案...全文を見る
○大森礼子君 今の段階で検討するに至っていないということです。  それから、原始定款とか定款の絶対的記載事項には目的が要るわけですね。それで、目的についてですが、これは新規貸し出しをやるんでしょうか、それとも回収のみの会社になるんでしょうか。
○大森礼子君 そうしたら、新規貸し出しはやらないと理解してよろしいんですか。
○大森礼子君 先ほど来、現実に運営していく人が決めることだとおっしゃるんですけれども、現実に運営していく人だったら、要するに新しくできた株式会社の取締役会ですか、業務を決めていくのは。それで、これが独立の会社なんだから大蔵省とか預金保険機構はタッチできませんよと言われちゃったら全...全文を見る
○大森礼子君 予算も法案も通っていないと言うけれども、それまで教えてくれないんだったら我々どうやって、中身がわからないのに審議できるわけないでしょう。この予算案についても、あなた方が強力な債権回収だと言うから、その中身を大体見せていただかないと審議しようがないじゃないですか。 ...全文を見る
○大森礼子君 今の住専の人員が二千人、今半分以下と。これはそうしますと、ちょっと今はっきり聞けなかったのですが、この一から七の事業部で大体千人ぐらいの従業員の体制になるという、そういう意味でしょうか。イエス、ノーだけで結構です。
○大森礼子君 専門家の方は、その上の回収困難事案対策室のところだと思うんですけれども、これは後でお尋ねします。人員が半分になると手足の人数が半分になるということかもしれないということでございますね。  それから、四月二十日付の朝日新聞に記事がありまして、「住専処理機構 「一括勘...全文を見る
○大森礼子君 記事によりますと、当初案からさらに別の検討に移ったのは、「「住総」など、七社のなかでとくに回収不能額が多くなりそうな住専の母体行からの要望がきっかけ。」とあるんですけれども、こういう要望があったんでしょうか。
○大森礼子君 明確な答えではないと思うんですけれども、それは時間の関係でよろしいです。  次に、この図のプロジェクトチームなんですけれども、もう簡単に質問いたします。  債権回収のエキスパートで構成するとありますが、このプロジェクトチームは各事業部に対応する形で設置されるのか...全文を見る
○大森礼子君 イメージで結構なんですよ。ただ、あなた方が、大蔵省がやっぱりこういうふうにしたら債権回収できるでしょうと具体像を示していただかないと、総理大臣、大蔵大臣、大蔵省のおっしゃる強力な債権回収、言葉だけ先行しちゃって本当に大丈夫なのかなと思うわけです。だから、安心できるよ...全文を見る
○大森礼子君 今の御答弁ですと二月の時点で書いたイメージ案、これを読んでいるだけなんですよ。私が聞きたいのは、具体的にどうなるのか、どう動くのかということなんです。まだ要するに明確になっていない、これがわかっただけで結構です。  次に、債権回収推進指導部というのが預金保険機構の...全文を見る
○大森礼子君 またそれもこれまでの説明どおりで、その中身を知りたいんですよ。具体的に実際どういうふうに動くのか。要するに、それもできていないということでございます。  なぜこんなことを聞くかといいますと、預金保険機構が債権処理会社に出資するわけですけれども、そのときに大蔵大臣の...全文を見る
○大森礼子君 ちょっとこれは大丈夫かなという気がするんですけれども、要するに言いたいことは、強力な債権回収ができるかどうか、こういう判断資料なくして私たちは予算審議できるはずがないということなんです。  今の大蔵大臣の答弁も何か本当に受けとめる気もしませんけれども、より早急に具...全文を見る
05月07日第136回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○大森礼子君 平成会の大森礼子です。主に法務大臣にお尋ねいたします。  平成八年度の予算案が遅くても十日には成立するわけで、住専処理の一次損失負担六千八百五十億円の税金投入が決まるわけであります。そして、予算が成立しましたならば、直ちに住専処理法案が審議されまして、これが与党に...全文を見る
○大森礼子君 金融問題に深く絡んでいて関係者が検討してきたと、だから関係者の間で片づけてくださるのであれば別にいいわけなんですけれども、いきなり国民負担になってくるということです。そのプロセスがいきなり出てきたからわかりにくかったとおっしゃいますけれども、先ほど言いましたように十...全文を見る
○大森礼子君 その考えはおかしいと思うんです。確かに、当事者間のその範囲で合意すれば破産法適用によらない、会社更生法の適用を受けない、これはできるのは当然です。自己の権利、そういうものを処分することはできるわけですから。  問題は、ですから、要するに母体行、一般行とか系統とか住...全文を見る
○大森礼子君 そうすると、これは作成は大蔵省ということでよろしいわけですね。イエス、ノーで結構です。
○大森礼子君 そうしますと、ここに法的整理に任せないとかの理由で、八ページになるんですけれども、ここの部分については法務省も同じ見解と理解してよろしいんでしょうか、それとも大蔵省が勝手につくったことだから知らぬということになるのか、この点いかがでしょうか。
○大森礼子君 それでは、質問をこういう形にいたしましょうか。  この八ページでは、質問、国民の方の素朴な疑問なんでしょうが、「民間の不良債権なのだから、住専を法的な整理に任せればよいのではないですか。」、こうあります。これに対する答えとして、「住専を破産などの法的整理で処理する...全文を見る
○大森礼子君 前に質問させていただいたときに、二月二十七日、法務大臣はそのようにお答えになったんです。ただ、これはやはり法適用を除外する処理スキームなわけですから、そういった意味で私なんかは超法規的な措置と言っているわけなんです。原則は法によって解決する、これは原則です。要するに...全文を見る
○大森礼子君 今まで説明をそんなにしていただいてないと思うんですけれども。こっちがいい悪いだけで、裏づけを示さなかったら、これは単なる水かけ論になると思うんです。  最後にお尋ねしますけれども、今回のこの大蔵省のパンフなんかを見ますと、要するに破産法とか会社更生法とか、こういう...全文を見る
○大森礼子君 終わります。
05月08日第136回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○大森礼子君 平成会の大森礼子です。  きょうは、主に大蔵大臣、大蔵省に質問させていただきます。  四月二十三日の予算委員会で、私は政府、大蔵省がずっと強調している強力な債権回収体制について、つまりは預金保険機構と新たに設立されます株式会社である住専処理会社の体制について、ど...全文を見る
○大森礼子君 銀行局長、この前も、予算及び法律について審議中であるから余り私どもが立ち入った説明をすることは何とかと言っているんですよ。そうしたら、そういう案を示さないまま、審議が終わってからでないとできないということなんですか。そういう趣旨なんですか。それまで言えないということ...全文を見る
○大森礼子君 それはもうちゅうちょする必要はないんじゃありませんか。よろしいですか、並行してするものでしょう、急ぐというんだったら。  住専問題関連資料というのがございます。大蔵省が一月に出したものなんです。私、実は二月の書面かと思ったんですけれども、一月の書面の時点で、三ペー...全文を見る
○大森礼子君 可能な限りの準備と言うのなら、もっとできると思うわけですよ。  それで、四月二十三日の時点では、ほとんど具体化されていないと私は驚いたわけなんですね。その後、平成会の先輩議員の方にちょっとそういうことを、まだ大蔵省は具体化していないんですってよと話していましたら、...全文を見る
○大森礼子君 具体化というのは、例えば債権回収推進指導部に法務から何々さん来ていただいて、そのほか何々来ていただいてと、そこまで言っているんじゃないんですよ。それはおわかりでしょう。それは最終的には預金保険機構が発起人になって、そこでまた取締役を選んでするわけですから。  だけ...全文を見る
○大森礼子君 ただ、この時点までそれが示されていないということ、大蔵大臣、これはやはり怠慢だということは認めていただきたいと思うんです。もちろん、その都度その都度それは変わるかもしれません、みんなで検討してこっちがいいとなることもあるかもしれませんから。ただ、やっぱり早くそういう...全文を見る
○大森礼子君 そこでいつも堂々めぐりになるんですね。要するに、旧住専の従業員、人数が減った部分を何とかされると言うんですけれども、それ以外にプロジェクトチーム、それからスペシャリストを投入とか、そこの部分にかかっているわけでしょう、大きな違いが出てくるのは。ところが、そこの部分が...全文を見る
○大森礼子君 当たり前なことなんですけれども、確認させていただきました。検事のバッジを外して行くわけでありますから、捜査権限はもちろんございません。  それから、強力な債権回収というので罰則つきの強力な調査権というのを強調されるんですけれども、これは住専処理法案十七条に規定がご...全文を見る
○大森礼子君 ちょっと末野社長の名前を使わせていただいて悪いんですけれども、例えば末野社長でもその住居には承諾がなければ入れないと、末野興産の会社名義の建物に社長さんが住んでいるとした場合でも、それが住居であればやっぱり承諾がないと立ち入れないということなんですね。違っていたら後...全文を見る
○大森礼子君 悪質な債務者を相手にするわけですから、ちょっと現場を御存じないんじゃないかなと思うんです。  それから、罰金といいますけれども、もともと住居だったら承諾しなきゃいいわけですから、あと罰金の問題も起きない。それで、罰金はやっぱり五十万円でしょう。これは所得税法の検査...全文を見る
○大森礼子君 どうもありがとうございました。
06月18日第136回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○大森礼子君 平成会の大森礼子です。質問させていただきます。  この委員会では、本来、民訴法の改正について十分な討議をする必要があるわけですが、会期末を控えまして十分な審議時間が保障されていないように思います。そんなときに、別の面で早期に法務省の意見を伺っておかなければならない...全文を見る
○大森礼子君 そういう答弁を聞きますと、人権擁護、これを推進していくのは法務省なわけですけれども、今のような人権感覚で本当によろしいのかと私は憤りを感じます。  それから、今、同一敷地内といっても統合ではない、それは統合ではないのは当たり前です。これを法務省の方では団地化とか言...全文を見る
○大森礼子君 仙台につきましては、これは古城三丁目にあったものを移したということでしょうか。
○大森礼子君 その移したのはいつになりますか。これ住宅地図が古いんでしょうか、別の場所にあるんですけれども。
○大森礼子君 移ったとしても多分最近なんでしょう。ちょっと私、住宅地図を調べましたら全然別のところにあったものですから、この点は御確認いただきます。  それから、例えば大阪ほか十三カ所でも刑務所と同一の敷地内にあるからいいんだということなんですけれども、考えるべきは、だから今回...全文を見る
○大森礼子君 改築自体がだめだと言っているわけではないんですよ。申し上げたいのは、いきなりそういうふうな同じ敷地内に置くという、その発想自体がおかしいのではないか。例えば改築自体、施設が古ければ改築するのは当然です。私は、矯正施設本当に古くなっていると思います。どんどん変えていっ...全文を見る
○大森礼子君 端的にお伺いします。  この前の決算委員会の答弁では、当初は要するに一つの建物の中で下の方を少年鑑別所、上を拘置所というふうにしておりましたけれども、地元の方々の御指摘もあって別棟構想というのも今でき上がっているようですけれども、この構想というのはもう決まってしま...全文を見る
○大森礼子君 計画としてある。それはよろしいんですけれども、例えば、一応とりあえず少年鑑別所についてだけ、もう別棟で決めちゃうのだじゃなくてもう一度検討する、させていただくというんでしょうか、その可能性があるんでしょうかどうでしょうか。それがもうだめなんだ、決まっちゃったんだとい...全文を見る
○大森礼子君 この場合、例えば改築する場合にはどれだけ費用がかかって問題がある、あるいはその代替地をある程度当たってみたけれどもだめだったとか、そういう行動というのはちゃんとされた上でのことなんでしょうか。
○大森礼子君 城野医療刑務所についてはいきさつを一応理解しておりますからいいんですけれども、少年鑑別所ということではそういう行動はしておられないんじゃありませんか。城野医療刑務所と、刑務所ですから地域住民の方の御理解も得られないことがあると思うんですけれども、むしろ法務省側として...全文を見る
○大森礼子君 きょうは時間がありませんけれども、そうしたらどのような過程でされたのかということをまた詳しく私はお尋ねしたいと思います。もし、そういうことで少年鑑別所の所長さんとかそれから家庭裁判所の調査官の方とかそういう方がこの方がいいんだとおっしゃっているのであれば、これまた別...全文を見る
○大森礼子君 結局、私いつも思うんですけれども、矯正というのは本当にある意味で世間から見捨てられたような場所、光が当たらない場所になっております。私はとても重要な場所だと思うんです。ところが、なかなか予算がとりにくいということがありまして、本当に矯正というものにもっと私たち国会議...全文を見る
12月17日第139回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○大森礼子君 平成会の大森礼子です。人権擁護施策推進法案について質問させていただきます。  この法案、人権擁護に少しでも役立つのであればこれを否定する理由はないわけなんですけれども、しかしながら幾つか法文の中身について私自身よくわからないことがございます。この点について、法案の...全文を見る
○大森礼子君 いわゆる同和問題を経緯とするということ、それから国連人権教育十年ということと理解いたします。  それで、この第一条に「社会的身分、門地、人種、信条又は性別による不当な差別の発生等」と、「等」という文字が書いてあるんですけれども、これは何か特に意味があるわけでしょう...全文を見る
○大森礼子君 そういたしますと、例示のところでは憲法十四条をもとにした人権かなと思うわけなんですけれども、この「等」が入ることによりまして、今おっしゃったように、言ってみればあらゆる人権が含まれる、このように理解してよろしいわけでしょうか。
○大森礼子君 次に、「社会的身分、門地」、この順序なんですけれども、普通、憲法十四条ですと「人種、信条、性別、社会的身分又は門地」という順序になっております。そして、例えば国家公務員法二十七条、地方公務員法十三条などでもこれと同じ順序になっているわけですね。教育基本法三条もそうい...全文を見る
○大森礼子君 確かに同和問題を経緯とするということでこの法案の提案理由も説明されておりますので、そういうことかなという気がするんです。  法務大臣によるこの法案の提案理由説明の中でも同和問題ということが非常に強調されております。何カ所か出てきております。この提案理由説明の中では...全文を見る
○大森礼子君 この法案を最初見せていただきましてよくわからなかったのは、入り口といいますか、確かに最初、国連人権教育十年ということもありましたけれども、これは後で申しますように、この提案理由説明の中には国連人権教育十年という文言は、文言といいますかその言葉は一言もなかったわけで、...全文を見る
○大森礼子君 経緯と言われれば、国連人権教育の十年も提案理由説明の中に入れてほしかったなという気もするんですけれども。  それでは、次の条文になるんですが、先ほどの「不当な差別の発生等の」の後に「人権侵害の現状」という言葉がございます。「にかんがみ、」と続くわけなんですけれども...全文を見る
○大森礼子君 それから、さっきもちょっと触れたんですけれども、この前の法務委員会で法務大臣の方から法案提案理由説明がされたわけなんですけれども、人権教育のための国連十年決議、これについての言葉が一切なかったわけなんですが、先ほどその背景にあるというふうにおっしゃったんですけれども...全文を見る
○大森礼子君 だからこの法案を解釈するに当たりまして、どういう法案なのかと。先ほどの同和問題、これは理解できました。その中にやはり国連人権教育の十年、事務総長の行動計画とかありますけれども、これがベースにあるのかどうかということで理解の仕方は変わってくると思うんです。今の御説明で...全文を見る
○大森礼子君 今の単なる確認規定にとどまるのかどうかということは、こういうことなんです。例えばこの「国の責務」という条文がある。教育、啓発の施策と人権侵害救済の施策を推進するというのですけれども、このことは、例えば審議会で調査審議するというほかに、国に施策推進の具体的な義務という...全文を見る
○大森礼子君 そうなると、具体的な義務までは言っていないんだという、そういう理解でよろしいのですか。
○大森礼子君 それから、もう一度一条の方に行くんですけれども、「必要な体制を整備し、」という言葉があるんですね。その前に出てくる「国の責務を明らかにする」ということについては、二条がこれを受けている形になると。そうすると、この「必要な体制を整備し、」、この文言に対応する内容という...全文を見る
○大森礼子君 要するに、「必要な体制を整備し、」という「目的」に対応する部分が審議会設置でありまして、それ以上の意味はないということでございましょう。そうしないと、逆に五年と区切っているのがおかしくなるわけですから。こういう理解でよろしいですか。
○大森礼子君 それから、さっき審議会設置法とした方がいいんではないかと言ったのは、要するに「目的」、これはどの法律でもあります。それから「国の責務」、それから「審議会の設置」と、要するにこれだけの中身なわけなんです。こういうふうな構成の法律があるのかなと思ってちょっと見てみました...全文を見る
○大森礼子君 自由闊達な場合でも多少限定があった方がいいという気がしますが、それはそれとしまして。  次に、「国の責務」の中でも出てきます、それから審議会の調査審議の対象としても出てくるところの人権侵害を受けた場合の被害者救済に関する施策というものがございますね。これは施策であ...全文を見る
○大森礼子君 そうしますと、今おっしゃったものを施策として考えているということでよろしいわけですね。  次に、この法案、時限立法と言われておりまして、附則の二で「五年」とありますけれども、これはなぜ五年なのか、その根拠はという質問です。例えば人権教育のための国連十年では、一九九...全文を見る
○大森礼子君 次は、審議会のことについてお尋ねいたします。  審議会の調査審議事項というのは、三条の二項に規定されてあります。「教育及び啓発に関する施策の総合的な推進に関する基本的事項」、それから「人権が侵害された場合における被害者の救済に関する施策の充実に関する基本的事項」と...全文を見る
○大森礼子君 次に、平成七年九月二十九日の閣議決定、「審議会等の透明化、見直し等について」との関連でお尋ねするわけなんですけれども、「いたずらに審議会等を設置することを避ける。」とあるなんです。その中では、「専門知識が必要なものについては専門官の育成、公正の確保のためには公聴会及...全文を見る
○大森礼子君 一に、審議会の中身がどうなるかということにかかってくるんだろうと思います。  それで、この審議会、審議委員二十人以内ですね、それから任期は五年間ですから、多分同じ方が五年間委員を務めることになるんだろうと思います。そうすると、非常に広範な人権を扱うわけですから、ど...全文を見る
○大森礼子君 ちょっと何か明確なお答えではないなという気もするんですけれども。この基準が非常に難しいだろうという気がします。  それから、私、学識経験者の定義というものがよくわからないんです。例えば大学卒業して何か研究していなきゃいけないのかとか。学歴がないとしても、ある人権問...全文を見る
○大森礼子君 万般に精通している方というのは非常に数が限られるんじゃないかなという気がするんですが、それはさておき、私はこのような法案での審議会というもの、教育、啓発それから被害者救済のための施策とか、こういうものを審議する審議会でありましたならば、学識経験者も必要かもしれません...全文を見る
○大森礼子君 今の、審議会の中に要するに実際に痛みを感じた人等をどんどん入れるべきではないかということについて、法務大臣はどのようにお考えでしょうか。
○大森礼子君 特定のが入るといけないからということであれば、個別の事案というのはわからないのではないか。むしろ審議委員のスケジュールみたいなものをきちっと決めて、任期を五年としないで半分は流動的にかわるとかですね、そういうことにすればいろんな意見が公平に吸収されるのではないかと思...全文を見る
○大森礼子君 さっきの国連総会決議でも「人権教育は女性の権利の擁護・促進を通じて平等な機会を保障するための重要な手立てになる」ともしております。それから、「中間まとめ」でも、「重要課題への対応」のところで第一に「女性」ということが挙げられております。  今多くの女性が、人権感覚...全文を見る
○大森礼子君 国民を教育、啓発するという意味で国会の場で議論すればいいではないですかともう一度申し上げて、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。