大森礼子

おおもりれいこ



当選回数回

大森礼子の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第142回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問時間が限られておりますので、端的に質問に移りたいと思います。  長官、冒頭におっしゃいました、公務員のたび重なる不祥事の発生、これによって行政は危機を迎えでいるということで、私はまさにそうだと思います。刑事問題に至らなくても、いろんなところ...全文を見る
○大森礼子君 制度、仕組みの方にもやはり切り込んでいくべきではないかと思うわけです。  それで、この行政監察の目的のところに「行政の制度・運営等の実態を調査・分析」とあるわけですけれども、例えばこういう公務員の不祥事を生むようなシステム上の問題点とか、これあるかないか、これもこ...全文を見る
○大森礼子君 ですから、倫理問題となりますと個々人の問題になると思うんですね。その精神の持ち方とかそういうことになるんでしょうか。  それはそれとしまして、やはり今の行政のあり方、システム自体にその問題があるのではないか、そういう土壌があるのではないかと、ここを切り込んでいかな...全文を見る
○大森礼子君 もうこれで終わりにしようと思ったんですけれども、私は倫理だけの問題じゃございませんでしょうということを申し上げたいわけですが、最後まで倫理だけの問題になってしまって、なかなかうまくかみ合わないなと思いますが、これからこの問題も取り上げていきたいと思います。  以上...全文を見る
03月11日第142回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第2号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。時間の関係がありますので、すぐ質問させていただきます。  この問題をめぐりまして第三者機関ということがずっといろいろ言われております。評価をする場合には、それを実際にやったところが評価するというのではお手盛り等のあれがあるから、評価というものは...全文を見る
○大森礼子君 中村先生にお尋ねいたします。  中村先生もレジュメ八ページの方で、これは公共事業の評価、監視ということですが、第三者機関のことに触れておられます。先ほど国会内の設置でもよいという御意見をおっしゃったわけなんですけれども、中村参考人がおっしゃる第三者機関というのは、...全文を見る
○大森礼子君 それでは山本参考人にお尋ねいたします。  山本参考人のレジュメの六ページに評価の前提条件整備というものについて書かれてあります。その中で、「評価研究の推進・評価スタッフの養成」という項目があるわけですね。先ほど武見委員の方からスタッフの人数について質問がありまして...全文を見る
○大森礼子君 ありがとうございました。
03月12日第142回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問させていただきます。  法務大臣の所信表明の中でも法秩序の維持と国民の権利保全が法務行政の使命であると述べられております。法秩序といいますと、犯罪行為につきましては法と証拠に基づいて厳正に対処すると、これまでも法務大臣は繰り返し述べられてい...全文を見る
○大森礼子君 そう思いまして、そこのところ、私も臓器移植法の特別委員会の委員でありまして、中の議論は承知しておりますので、それで国会内での論議もしております。それで、一律に脳死を人の死とするいわゆる中山案が退けられたわけでありまして、それから、一定の要件を満たす場合だけ脳死した者...全文を見る
○大森礼子君 それから、ついでと言っては何ですが、刑事局長、私は新聞報道を読んでおりましても、不起訴処分という言い方をされますと、一律にそれは処罰されないということになるわけですが、犯罪自体が成立しないような意味合いでも何か受け取られるおそれがあるのかなという気がするわけです、不...全文を見る
○大森礼子君 なぜこのようなことをお尋ねしたかと申しますと、先ほど挙げました新聞の最後に、「不起訴の理由は「殺人罪の構成要件に該当しない」とされる可能性が高い。」というふうに書いていましたものですから、これですと要するに人に当たらない、つまり脳死体は一律に人に当たらないという考え...全文を見る
○大森礼子君 具体的な捜査の内容というのは捜査を開始していることを前提とするわけでしょう。それはもちろん、着手が間違いとか、それはいつ着手するか、そんなことは確かに捜査上の秘密ということで、そのくらいのことは私もわかりますよ。  これだけ期間が経過しているのにもし着手していない...全文を見る
○大森礼子君 だから、何度も繰り返しておりますように、その中身がどうのこうの、そういうことではないんです。このときに問題となりましたのは、要するに総会屋事件でいろんな癒着問題とかが指摘されました。それから、政治家のモラルも問題ではないか、こういうこともあったわけなんです。そういう...全文を見る
○大森礼子君 何回も繰り返さないけれども、中身がどうとかそういうことはそちらの権限の問題ですから、これを言いなさいとか、だれが調べられましたか、こんなことを聞いているわけではないんですよ。一つのこういう違法行為らしきものが新聞報道されたと。百件以上というんですから、ちょっとこれ問...全文を見る
○大森礼子君 だから適切かどうか、ここにしても適正かどうか、捜査するかどうかの基準というものがあるのかなと。まさかその中に元警察官僚は除外するとか国会議員は除外するとか、そういう規定があるとは思わないから、適正に捜査されておられるでしょうね、されたでしょうねと。その結果の内容とか...全文を見る
○大森礼子君 そういうふうにおっしゃるのでしたら、だから適正にやっているかどうかをお聞きしたくてこの問題を取り上げたわけなんです。そうしますと、また時が経過して、私は同じ質問を繰り返します。そのとき、そういう適正にやっているかどうかとお答えになれなくなる時期が来るんじゃないかと思...全文を見る
○大森礼子君 近時、大蔵省の官僚が逮捕されたり日銀の課長が逮捕されたりということで、これは人によってはいわば聖域にやっぱり警察も踏み込んだというふうに言われております。こういういろんな事実が暴かれますと、ある意味で国民はそうだったのと、政、官、財の癒着構造を知りまして唖然としてシ...全文を見る
○大森礼子君 ありがとうございました。  特にその関係者の方、職員の方が一生懸命真摯に取り組んでおられるということは私も認めるわけであります。法務大臣おっしゃるとおりなんです。だからこそ、矯正、更生の実がより上がるように、特に少年院につきましては、鑑別所もそうなるんでしょうが、...全文を見る
03月19日第142回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。  今回の法案が通りますと、裁判官の定員は二十名増加することになります。これは判事補ですから、新しい司法研修所を卒業してそれで裁判官になられる方が従来よりも二十名ふえることになおんだろうと思います。  この二十名の根拠なんですけれども、これは...全文を見る
○大森礼子君 民事の方の訴訟促進、民事の方を充実させるということから二十名ということなんですけれども、そうすると刑事の方はどうなのかなという疑問も生ずるわけです。毎年毎年この定員につきましては、司法の器といいますか、使い勝手のいい司法、迅速な裁判を実現するための司法というものを実...全文を見る
○大森礼子君 いつもこの裁判官の増員とかの問題になりますと、事件の動向、数になるんでしょうか、これが予測しがたいと。これはもう言ってみればそうだろうと思うんですね。民事につきましては、例えば今おっしゃいましたように経済活動の国際化、規制緩和とか金融ビッグバンとかによってふえるとい...全文を見る
○大森礼子君 努力目標というようなるべくビジョンというのを何か示していただきたいなという気がいたします。  次の質問に移ります。  先ほど来、法務大臣の御答弁の中でも、これからは自己決定、自己責任の時代になってくるということをおっしゃいました。それから、先ほどの最高裁の御答弁...全文を見る
○大森礼子君 ほかにも通告しておりましたが、時間の関係で最後に法務大臣にお尋ねいたします。  先ほど円委員の質問に対して法務大臣から、今の時代状況、これからの時代状況を考えると司法の体制を強化すべきと、人員、予算とも努力しなければならないという御答弁をいただきました。それで、私...全文を見る
03月27日第142回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。  両先生、きょうは大変にありがとうございます。  まず、奥島先生の方に質問させていただきます。先ほど先生は、今回の法改正は資本充実の原則を侵害する重大な改正だというふうにお述べになりました。それから、自己株式取得そのものの危険性と資本充実の...全文を見る
○大森礼子君 まだまだお聞きしたいんですけれども、時間の関係で中川先生にお尋ねいたします。  既に先生述べられたことなんですけれども、財務諸表の果たす役割といいますか、企業会計の一般原則にも真実性の原則というものがございまして、企業の財政状態及び経営成績に関して真実な報告を提供...全文を見る
○大森礼子君 終わります。
○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問させていただきます。    〔委員長退席、理事情水嘉与子君着席〕  先ほど、参考人の方に御意見を聞きました。この前は、自己株式取得禁止の原則、その規制を取り除く改正だったわけですが、今回は資本充実の原則まで踏み込んできたということで、ちょ...全文を見る
○大森礼子君 改正案の条文の内容をちょっと確認させていただきたいものですからこういう質問の仕方をさせていただきます。  そうしますと、この改正案で資本準備金全額を取り崩すことも可能であることを内容としているわけですが、そこまでいきますと資本準備金の制度そのものを全く無にすること...全文を見る
○大森礼子君 資本充実の原則というのは、私も昔商法、会社法を勉強したときに、要するに株式会社というのは有限責任が原則である、そこで債権者保護のためにやっぱり資本を充実させるということですね。  それで、私がお尋ねしたいのは、法定準備金が資本の外枠にありまして支えるものでわかるん...全文を見る
○大森礼子君 資本準備金の方の財源というのは時価発行の払込剰余金の部分だからと。利益剰余金の方は毎回決算のたびに利益配当のときに積み立てていきますね。その違いをおっしゃったんですが、私は、資本準備金の方はそんなにしょっちゅう入ってくるものじゃないから、つまり一たん取り崩してしまっ...全文を見る
○大森礼子君 確かにそうなんです。だから、この法案を見まして、利益準備金にはなぜ手をつけないのか、利益準備金を自己株式の消却財源としない理由は何なのかなと思って私は考えていたんです。債権者保護か株主の利益を優先するかということで、要は株主の方を優先したんだなというふうにとるわけで...全文を見る
○大森礼子君 じゃ、わかりやすく言えば未満ということでよろしいわけですね。
○大森礼子君 よろしいですというお返事ですので、次に行きます。  それから、「することができない。」とあるんですが、これはどういうことなのかよくわからないのですね。  と申しますのは、例えば金額がこんなときにはすることができないという形はほかの消却のための株式買い受けのところ...全文を見る
○大森礼子君 非常にわからないですね。将来の財務内容が悪化するような場合までも資本準備金を取り崩してはいけないというわけなんです。とても慎重に配慮したように見えるんですけれども、しかし、この六項の条文を読みましたら、「純資産額が商法第二百九十三条ノ五第三項各号の金額及び同条第一項...全文を見る
○大森礼子君 ほかの利益消却の場合には、要するに利益消却ですから配当可能利益、これが一つ基準になります。まず数額上あるかどうかということと、それをやったとしても期末の決算のときに利益がマイナスにならないかどうかということになりますね。そういった意味では、大きな外枠として取締役会決...全文を見る
○大森礼子君 時間ですので終わりますけれども、なぜお聞きするかというと、私たちはこの法改正の趣旨及び内容というのは周知徹底しなくてはいけない。それで、近い目的と遠い将来的な目的と二通りありまして、余り三月三十一日対策にこだわりますと、逆にこういう立法というものも株価操作ではないか...全文を見る
○大森礼子君 私は、ただいま可決されました株式の消却の手続に関する商法の特例に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、公明、社会民主党・護憲連合、自由党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     株式の消却の手続に関する商法...全文を見る
03月31日第142回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問させていただきます。  先ほどから千葉委員とのやりとりを聞きまして、この法律の目的は一体何なのか、正直言ってよくわからなくなりました。  まず、この法案の第一条で目的が書かれてあります。「金融の円滑に資するとともに、」、これが一つ、それか...全文を見る
○大森礼子君 御丁寧な説明をいただいたんですけれども、要するに一言で言ったら、三月末の決算期における銀行の自己資本比率を何とか八%、四%、クリアさせなくてはいけない。だから、端的に言えば、銀行救済の目的と言った方がわかりやすいのではございませんでしょうか。
○大森礼子君 十三兆円の公的資金よりもこちらの方が弾みになるということはかって御説明いただいたときにもおっしゃっていまして、それだったら先にこれをすればいいのに、何で先に公的資金導入が決まってしまったんだと思ったわけなんです。  それはさておきまして、大原先生は最初のころは非常...全文を見る
○大森礼子君 この土地再評価法という案が出ましたときに、ともかく貸し渋り解消、貸し渋り解消というのが非常に強調されました。素人考えで見ましても、銀行の自己資本比率というのを上げましてもそれが即その貸し渋りに結びつくわけないと思うんです。これ当たり前だと思うんですね。  といいま...全文を見る
○大森礼子君 そういうふうに提案者の方におっしゃられますと。我々、この法案というときに貸し渋り対策を強調されたものですから、中小企業の方々が非常にお困りになっている状況を見ますと、何かいい施策はないかなという形でこの法案も検討していたわけです。先ほど来、千葉委員の御質問とかその内...全文を見る
○大森礼子君 この法案の議論をする上で何かおかしいなと思う、その原因は何かといいますと、一つは内容が企業会計の原則に対するものですね。それから一方で貸し渋り対策と。そうしたら企業会計の原則をちょっと変える、企業会計の部分と景気対策というのを一緒にまないたにのせたからおかしくなるん...全文を見る
○大森礼子君 終わります。
○大森礼子君 私は、ただいま可決されました土地の再評価に関する法律案に対し、自由民主党へ民友連、公明、社会民主党・護憲連合、自由党及び二院クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     土地の再評価に関する法律案に対する附帯決議(案)...全文を見る
04月02日第142回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。  これまでの質問と多少ダブる点があるかもしれませんが、質問させていただきます。  まず、外国法事務弁護士の日本法取り扱いはまだ禁止されているわけですけれども、この理由として挙げられることは端的に言いますとどういうことになるんでしょうか。
○大森礼子君 確かに試験は受けずにということですが、これは日本の司法試験になりますけれども、もちろん外国の方でも日本の司法試験を受けることはできるわけですが、日本語でかなり難しいわけですから、日本語を本来の母国語としない人が通るということは非常に難しいことだろうと思います。  ...全文を見る
○大森礼子君 そういうお考えですと、あくまで司法試験という資格にこだわるとすると、将来も外国法事務弁護士が日本法を取り扱うことはできないという方向なのかなという気もするわけです。  しかしながら、一方で、依頼者といいますかクライアントからしますと、私が日本の企業の社長か何かであ...全文を見る
○大森礼子君 特定共同事業、そういう形ですれば十分対応できるのではないかということですね。これは先ほどの雇用のところでもおっしゃいましたけれども、共通する問題がなと思うんです。  つまらないことをお聞きしますけれども、こういう外国法事務を扱う弁護士の事務所へ行きます。そうすると...全文を見る
○大森礼子君 クライアントへのサービス向上も考えるのであれば、やはり依頼者側の立場になって考えなくてはいけない。今、そういうことは余り詳しくないとおっしゃったので、むしろ私の方が驚きまして、私なんか素朴に、二人に頼まなきゃいけないんだったら、一人に法律相談するよりは、二倍かどうか...全文を見る
○大森礼子君 そのように説明されるんですけれども、司法試験に通ったら日本法に精通しているというふうに見られるんだったら、司法試験に受かった者としてはうれしいんですけれども、実際はなかなかそうはいかないわけで、例えば先ほどの司法試験の目的からいいますと、裁判官、検事、弁護士になろう...全文を見る
○大森礼子君 一定レベルの能力があるないをはかる上では資格試験というのが役割を果たしておりますので、それが司法試験でなくてはいけないかどうかという問題だと思います。  それから、一般の人が果たして弁護士を選ぶときにいい人を選べるかどうかとおっしゃいましたけれども、これは外国法事...全文を見る
○大森礼子君 終わります。
04月07日第142回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。  まず最初に、海難審判の方について質問させていただきます。  先ほど海難審判業務について御説明いただいたわけですけれども、「海難審判の目的は、海難の原因を審判によって明らかにし、その発生の防止に寄与することにあります。」とございます。海難の...全文を見る
○大森礼子君 今よくわからなかったんですが、審判で出た国に対する要望事項、これは運輸省が管轄になると思うんですが、どういうふうに対応していくか、ルールみたいなものはないのでしょうか。
○大森礼子君 海難審判庁としてはということでございますね。  そうすると、運輸省の方は、今言ったように、海難審判の方としては要望事項として述べるだけである。ただ、これは国の機関で海難審判制度というのがありまして、業務の内容が海難の発生防止に寄与するわけですから、その審判を受けて...全文を見る
○大森礼子君 そうですか。通告の方も具体的なスケジュールとしたのですが、確かに去年の十二月二十五日ですからまだ四カ月、本当に迅速な対応をすれば何かそういう対応策が出ていてもいいのかもしれませんけれども、今まだ具体的には検討しておられないということでございましょうか。
○大森礼子君 わかりました。それではまた時を改めまして同じような質問をしたいと思います。  それから、こういう対応をするについては予算措置とか必要になると思うんですけれども、これは多分来年度予算の方に反映されるのかなと思いますので、そのときにまたお尋ねしたいというふうに思います...全文を見る
○大森礼子君 わかりました、事実認定の部分と年齢の部分につきましてはちょっと性質が違うのかなと思います。非行と少年法改正と一緒にされるものですから、何かそごが生じるようにこちらとしては伝わってきたということは理解できました。  それから、凶悪な少年犯罪が起きたということで、同時...全文を見る
○大森礼子君 少年犯罪に関するマスコミ報道のみならず、近時、マスコミによる人権侵害ということが非常に問題になっております。今、大臣言われました準備委員会の中でもこういうことも検討していただければと思います。  時間の関係で質問が細切れになって申しわけないんですけれども、裁判所の...全文を見る
○大森礼子君 もう時間が来ましたので終わりますが、申し上げたいことは、要するに認容額が少ない、それで裁判をずっと維持していくにはお金も時間もかかる、そういうことを考えますと、例えばそういう報道で何か人権侵害されましても泣き寝入りをする結果になるんじゃないかと思います。  そうい...全文を見る
04月09日第142回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問いたします。  今審議していますこの法案ですけれども、実は提出予定法案一覧の中には載っていなかったものでありまして、何か急に出てきたのかなという印象を否めないわけです。  先ほど角田委員もおっしゃいましたけれども、ともかく急ぐ急ぐというこ...全文を見る
○大森礼子君 私が今質問したのは、提出予定法案は内閣、政府がどういうふうな法案を提出するか、議員立法は除きますけれども、一応あるわけですね。それを見て我々はまたこんな法案が来るんだなというふうに思うわけですけれども、それになかったというのはいかなる理由によるものでしょうかという質...全文を見る
○大森礼子君 すっきりしませんけれども、これ以上申し上げません。というのは、何か逆にずっとこういうことを考えておられたけれども、対中国との関係でいろいろ慎重に運んできたためかなというふうに思って質問したわけですが、何かそうでもないようなのでこれ以上は法務省の方にお尋ねしません。 ...全文を見る
○大森礼子君 どうもありがとうございました。  それでは次に、これは法案の周辺問題ということでお尋ねするのですが、三月十日の大臣所信表明におきまして、大臣は、第五としまして出入国管理行政の充実強化ということについて触れておられます。その中で、不法入国者、不法滞在者の数を減ずるた...全文を見る
○大森礼子君 それでは、最後に大臣にお尋ねいたします。  所信表明の中で、大臣は、内外のいわゆるブローカー組織や暴力団関係者が組織的に関与する集団密航事犯等にも厳しく対処していくというふうに述べられました。  昨年に法改正があったわけですけれども、この施行日というのが平成九年...全文を見る
○大森礼子君 以上です。
04月14日第142回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問します。  今回の改正の骨子の中に「保護司組織を法定化する」というのがあるわけですけれども、民生委員とか人権擁護委員との関係で一つ素朴な疑問がありますので、これをまずお尋ねいたします。  民生委員法は昭和二十三年の法律ですが、この中に既に...全文を見る
○大森礼子君 当初の経緯がそうであるとしましても、普通、役割とか非常に共通するものがございますので、同じような組織化というのを必要とする声はこれまでもあったのではないかなという気がするんですね。  それで、今回改正されますと、そこら辺の組織化、法定化はできるわけなんですけれども...全文を見る
○大森礼子君 次に、更生保護というのは社会において非常に重要な役割を果たすわけですけれども、更生保護に協力する団体として更生保護婦人会、それからBBS会というのがございます。  法務省保護局の調査連絡課が調査した結果をまとめた保護司制度に関する調査結果によりますと、保護司の適任...全文を見る
○大森礼子君 先ほど、清水委員、それから円委員の方からも、要するに保護司の若返り策というのを考えなくてもよろしいのかという質問がございました。  実は平成九年八月十四日の朝日新聞の記事ですけれども、「保護司 若返り作戦」という見出しです。「法務省が法改正へ」とありまして、「求む...全文を見る
○大森礼子君 高齢者だからだめだと一概にはもちろん言えません。ただ一方で、人生経験豊富であるという反面、年をとると頑固になるという傾向もありまして、他方で若くてもしっかりした人もいるしそうでない場合もあるし、要するにその人の人格という問題なのかなという気もするわけです。  ただ...全文を見る
○大森礼子君 次に、地方公共団体との協力関係についてお尋ねいたします。  地方自治法二百三十二条の二は、「普通地方公共団体は、その公益上必要がある場合においては、寄附又は補助をすることができる。」と規定してあります。これは支出についての規定であります。単純に考えまして、支出がで...全文を見る
○大森礼子君 ありがとうございました。最後に、法務大臣にちょっと御決意を伺いたいということです。保護局は定員二十二名の少人数の部局であると聞いておりますが、その下に社会奉仕精神を抱いてボランティア活動をされる五万人弱の保護司の方がおられるわけです。私、検事の仕事をしておりまして、...全文を見る
○大森礼子君 終わります。
○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問いたします。  今回の法案は、オウム破産手続の中で国の債権を犯罪被害者の届け出債権に劣後させるものでありまして、大きな被害を受けたサリン被害者への配当率を上げるものでありまして、当然の措置と考えております。    〔委員長退席、理事情水嘉...全文を見る
○大森礼子君 先ほど円委員の方から、オウム犯罪が拡大したことについて、これは国が放置していたことも原因があるのではないか、こういう趣旨のことをお述べになりました。  今回の特例法によりまして、被害者の方は配当額が多少上積みされるという財産上の利益といいますか、そういう形で報われ...全文を見る
○大森礼子君 ありがとうございました。  確かに、公判は公開制ですから行けばわかるのかもしれませんが、みんなが行けるとは限りません。そして、公判廷で刑事事件の中で明らかになるのは、やはり犯罪構成要件の立証、公訴事実の立証が主なわけでありまして、その背景事情というのも余りに深く入...全文を見る
04月16日第142回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。  質問いたします。まず最初に、検察庁、法務省の方にお尋ねいたします。  今回の改正案の流れのもとになった法曹養成制度改革というのは、昭和六十二年四月に法務省が法曹基本問題懇談会を発足させたことから始まっていると認識しております。それから規制...全文を見る
○大森礼子君 検事の仕事というのは余り人に知られにくい面があるわけです。それから裁判官の方も忙しいことをよく聞きます。特に、忙し過ぎる裁判官という言葉が半ば定着しつつありまして、裁判官は忙しいんだと。じゃ、検事はどうだとなるんですけれども、やっぱり検事も忙しい。例えば捜査なんかで...全文を見る
○大森礼子君 検察というのは昔は男の仕事だというふうに言われておりましたけれども、例えば事件とかを同じようにすれば同じように評価されるという意味で非常に女性にとってやりがいのある仕事であったと思います。それから女性裁判官につきましても、私も弁護士になりましてからいろんな弁護士さん...全文を見る
○大森礼子君 今回の改正案によりまして、選択科目というものを捨てて両訴訟法を必須とすることを優先させたわけであります。先ほど山崎司法法制調査部長の方は、選択科目を廃止した理由として、両訴訟法を必須にしたのでその負担を軽減するために法律選択科目については廃止したというふうにお答えに...全文を見る
○大森礼子君 選択科目を廃止することについて、いろいろ学者の方たちから反対があるわけです。  それで、実体法と手続法と分けてみますと、例えば先ほど触れましたけれども、検事になった人でも司法試験では民事訴訟法を選んだ方がおられます。ですから、実務に入ったときに刑事訴訟法を勉強する...全文を見る
○大森礼子君 専門家がいなくなるという意味ではなくて、専門家が必要だから研修所の中、それから実務に出てからみずから勉強しなくてはいけない、その負担が大きいのではないかというふうに思うわけです。  それから、法律選択科目を廃止しましてもほかの必須科目の方で基礎を固めて、それから司...全文を見る
○大森礼子君 研修所に入ってから勉強するということが期待されているのかもしれませんけれども、修習期間が二年じゃなく一年六カ月に短縮されたということとの関係で、特に前期後期が三カ月ずつでしょうか、私たちの場合は四カ月四カ月でしたけれども、これでも非常に忙しかったというふうな記憶があ...全文を見る
○大森礼子君 先ほど角田委員が神戸大学の阿部教授の問題提起というものを引用されました。行政法についても本当に廃止していいのかという意見が強いわけです。法律選択科目につきましては、行政法、労働法、それから破産法、これは昭和二十四年から、科目内容は多少変遷がありますけれども、今までず...全文を見る
○大森礼子君 行政法、労働法、破産法をマスターする重要度がいよいよ増してきているのではありませんかということを確認させていただいたのは、社会のニーズとありますから、これらを試験科目から外したことによりまして、将来、もし社会のニーズにこたえられなければこの制度をもう一度見直さなけれ...全文を見る
○大森礼子君 司法修習期間が一年六カ月ですから、本当に中身も大変だろうな、修習生も忙しくなるだろうなと思うんですけれども、今言ったような方法によりますと、あるいは行政法学者の阿部先生とか、こういう不安を多少解消できるのではないかなと思い提案させていただきました。  それから、合...全文を見る
○大森礼子君 今、社会的ニーズが相当あるというお話をいただきました。ただ、今御答弁なさった方も、経済界のニーズ、一般国民のニーズというように分けてお答えになりました。私は社会的ニーズといった場合に一番考えられなくてはいけないのは、一般国民、一般市民のニーズにこたえられるかどうかで...全文を見る
○大森礼子君 数がふえたからといって過疎問題はすぐ解決しないと思いますし、それを弁護士の方で解決するというのはむちゃな話だと思います。  今回の修習期間につきましては、最高裁は一年の修習を主張したというふうに伺っております。本当はこの根拠を詳しく聞こうと思ったんですが、時間があ...全文を見る
04月21日第142回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○大森礼子君 公明の大森札子です。早速質問させていただきます。  まず最初に、上野参考人にお尋ねいたします。  この修習期間につきましては、最高裁の方は当初一年を主張し、それから弁議士会は二年、それから法務省が、間をとってというわけではないんでしょうが、一年六月なんですね。 ...全文を見る
○大森礼子君 今、極端な例を挙げた方がいいと思いまして最高裁判所が主張した一年の場合を挙げたのですけれども、これですと各実務修習、例えば検察修習でも一カ月というふうになりまして、捜査と公判とをやって十五日ずつになるし、休みもあるし、それからスリ摘発の見学とか、そんなのをしたら本当...全文を見る
○大森礼子君 修習を終えたからといって一人前とはもちろん思っていないわけですが、実務を扱える能力ができているかどうかという点で先ほど述べました。  それから、判事補制度そのものを批判しているわけではありませんで、もし判事補制度がなくて検察庁のように最初からいきなり検事が事件を担...全文を見る
○大森礼子君 そうすると六十三年、平成元年になるでしょうか、岡山地方裁判所の記事が出ていたと思います。これはたしか常習賭博ではなかったかと思うんですけれども、そのときの公判立会検事が女性だったことを覚えておいででしょうか。実はそれが私だったわけでございます、後から記事を見てわかっ...全文を見る
○大森礼子君 もう一問だけ質問させていただきます。  青山参考人にお尋ねしたいんですけれども、選択科目が廃止されたことについては、先ほどの御意見は十分理解できます。  そこで、二回試験ですけれども、ここに法律選択を一科目入れる、つまり司法試験のときでなく、せめて二回試験のとき...全文を見る
○大森礼子君 終わります。
04月23日第142回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。  前回通告しておりましたが聞けなかったことがありますので、これを最初に質問いたします。  司法試験法の附則の四条ですが、「高等試験の行政科試験に合格した者」、これは受験資格について特別な扱いを規定しているんです。この受験生の割合というのはど...全文を見る
○大森礼子君 人数的には少ないんですが、ただこの附則の部分を今回の改正案と照らし合わせますと、附則四条で論文武筆記試験と口述試験を免除されない科目が規定されておりまして、三号では「民法及び商法のうち受験者のあらかじめ選択する一科目」、これを受ければいいということなんでしょうが、論...全文を見る
○大森礼子君 それから、もう一点附則の関係でお尋ねいたします。  六条に「高等試験司法科試験に合格した者は、司法試験に合格した者とみなす。」とあるわけですけれども、これに該当する合格者は最近いらっしゃるのかどうか、教えていただきたいと思います。
○大森礼子君 それでは、今回の改正案の内容についてお尋ねするわけなんですけれども、まず最高裁の方にお尋ねします。  前回、ちょっと質問しかけたんですが、時間がなくて、私の意見のみ述べるという形で終わってしまいました。司法修習制度の改革について法曹三者がそれぞれ意見を出し合ってき...全文を見る
○大森礼子君 その改革協の意見を受けてということはよろしいんですが、それはあくまで一つの案を提案するときの動機づけであろうと思うんですね。意見書の趣旨を踏まえて提案されたのはあくまで最高裁なわけですから、そこに着目してお尋ねするわけなんです。  改革協の意見書がどうであれ、最高...全文を見る
○大森礼子君 お話を伺っていると、最高裁は何か改革協の代理人みたいな形になるのかなという気がするんですけれども、今の説明はよくわかりませんね。  そうすると、いろんな意見は取り入れるけれども、取り入れた上で最高裁としてはこう考えるという案ではなかったわけですか。
○大森礼子君 たたき台を出したということにすぎなければそれでよろしいんですけれども、いずれにせよこういう意見を出しましたら、法曹三者の間でどれがいいか、それぞれどれが一番合理性があるかということで検討すると思うんですね。  それで、先ほどの各実務修習、これまで四カ月だったものが...全文を見る
○大森礼子君 一つの案として提案したというのがちょっとよくわかりませんね。  何か一応案として出しただけで、特に本気で考えているわけじゃないんだ、こういう御趣旨なのかなとも聞こえますが、やはり意見というのはそれなりの合理的根拠があるから主張するわけでありまして、それが受け入れら...全文を見る
○大森礼子君 今、最高裁にお尋ねしたのは、裁判実務能力という、この点についてお尋ねしたわけです。  それで、法曹三者の意見ですが、これは司法修習制度の目的になるんでしょうか、これについては法務省も実務処理能力の付与という点を挙げております。日弁連は裁判実務の修習を基本としつつと...全文を見る
○大森礼子君 私自身も修習を受けたわけでございます。そして、この上野登子さんは同じ新聞の中でこのようにも言っておられます。引用しますと、「実務修習によって、弁護士になる者は、裁判所・検察庁の実態を知り、将来裁判官・検察官と対等な立場で国民・市民の人権擁護に力を発揮できる能力を身に...全文を見る
○大森礼子君 青山参考人も、改革協の意見を聞いたと法務省は反論するだろう、でもそれは個人としての意見にすぎない、平成三年のときには三十八の大学に意見照会をしている、こういう丁寧な手続をとってほしいということだろうと思います。こういう大学関係者の意見等を聞くについても十分検討してい...全文を見る
○大森礼子君 一点だけつけ加えさせてください。  昔は記憶中心の問題でございましたね。その後、問題傾向が変わりました。非常にいい問題、考えさせる問題になっております。だから、何かを覚えてどうこうなるというものではない。むしろ、いい問題だからこそ公開して、それを材料として勉強する...全文を見る
○大森礼子君 私は、ただいま可決されました裁判所法の一部を改正する法律案及び司法試験法の一部を改正する法律案の両案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明、社会民主党・護憲連合、日本共産党、自由党、二院クラブ及び新社会党・平和連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。...全文を見る
05月11日第142回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第3号
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○大森礼子君 評価をめぐって調査会で参考人質疑があったわけですが、私いまだによくわからないのが、評価というのは非常に中身がいろいろありまして、参考人のお話を聞いていても、この方の頭の中にある評価と我々の考えるのとお互い違っているのではないかと、こういうふうに思うことがあるわけです...全文を見る
05月20日第142回国会 参議院 行政監視委員会 第6号
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○大森礼子君 公明の大森です。  きょうの行政機関の内部監察及び監査の在り方についてというこのテーマなんですけれども、その前に、橋本先生も今おっしゃいましたけれども、竹村委員、松委員からも言われたように、この行政監視委員会は何をするところか知られていないということと、それから何...全文を見る
○大森礼子君 申しわけございません。私はフリートーキングというのが具体的にどういう形なのかよくわからないところがありまして、きょうのテーマについても、監査体制の強化とか倫理規程等のあり方とか、国会のかかわり方とか公務員制度、それから裁量行政の見直しとか、いろいろあるわけなのですが...全文を見る
05月28日第142回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。質問させていただきます。  この債権譲渡の対抗要件に関する特例法、以下特例法と言いますけれども、この趣旨というのが今でもよくわからないわけです。  というのは、こういう特例法が法務委員会に来ますよという説明を受けるときに、債権流動化の仕組みと...全文を見る
○大森礼子君 今の御説明を聞いておりますと、そんなに急いで審議する必要はないのかなと。これは民法と重畳的に適用のある非常に大事な事案ですし、SPC法案を見ましたら、成立した場合にことしの九月一日から施行とありましたので、それに合わせると急がなきゃいけないのかなと思ったんですけれど...全文を見る
○大森礼子君 順番に聞きますが、譲受人は限定しないわけです。ずっとSPC法との関連で考えていたものですから、法案を見まして譲受人を限定していないんだと知ったときに、まず思ったのは、これは悪用の危険が非常にあるんじゃないか。この法案ができますと取り立てを業とするような暴力団が非常に...全文を見る
○大森礼子君 次に、第五条の債権譲渡登記についてお尋ねいたします。  まず、一項六号の「譲渡に係る債権の債務者その他の譲渡に係る債権を特定するために必要な事項で法務省令で定めるもの」とありますけれども、ここにはどういうふうな情報が入ることになるのでしょうか。例えば、五号の「譲渡...全文を見る
○大森礼子君 ちょっと条文を全部読んでいないかもしれませんけれども、例えば不動産登記の場合ですと、申請に必要なもの等が書かれてありますね。この登記する場合、六号に係るこれらの事項、これは単なる申請なのか、それとも証明文書のようなものになるのか、この点いかがでしょうか。
○大森礼子君 そうしますと、債権譲渡人と譲受人が例えば申請用紙か何かにこういうあれですと書けば、それだけでよろしいわけですか。
○大森礼子君 そうしますと、いわゆる虚偽登記、こういうものが防げないのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○大森礼子君 登記に公信力がないということは不動産の場合でも同じでして、そこはわかるんです。しかし、共同申請だけでできるのでしたら、その法人もいかなる法人でもいい、そうしたら、いいかげんな法人でもつくっておけば、法人が一方の当事者となって、それから譲受人は個人でもいいわけですから...全文を見る
○大森礼子君 私は心配します。今申し上げたのは、暴力団が取り立てに使うというあれと、それから、要するに悪いのが通謀して、一方が法人になればいいわけですから、通謀して一方が全く虚偽の外形をつくる、それをもとにしていろんな悪さをするのじゃないかなということです。そうであれば債務者への...全文を見る
○大森礼子君 例えば、あるAからBに債権譲渡がされたと。それでBから譲り受けようとするC、これはここで言う利害関係人に当たりますか。
○大森礼子君 そうしましたら、二重譲渡の場合を想定しまして、AからBに第一譲渡があった、そういう事情を知らないでAと取引関係に入るCは、既にそういう登記がなされているかどうかを知り得る手段というのはあるのでしょうか。
○大森礼子君 普通、登記といいますと公示作用がある。公示というのは、あらかじめその状況を知りたい人が見ていて、取引の安全に資するということになるんですけれども、この場合ですと、登記そのものを見る場合は限定されますから、結局、譲渡人に一々確認しなきゃいけないということでございますね...全文を見る
○大森礼子君 これは本旨に基づく弁済として債権は消滅するのか、あるいは準占有者への弁済となるのか、あとは不当利得返還がどうなるのかいろいろございますが、時間がなくなったので、多分もう一回対政府質疑があると思いますが、そのときに改めてお尋ねいたします。  きょうは実は通産省の方に...全文を見る
○大森礼子君 わかりました。  大臣に御質問するのはちょっと省略しましたので、次回に聞かせていただきます。  以上で終わります。
06月04日第142回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。早速質問させていただきます。  お三人の参考人の方すべてこの法案の成立を希望されるということですけれども、ただ、SPC法とこれが通りますと、そういう会社にその目的とする仕事をさせるためには、それに見合った手段を提供しなくてはいけないという意味で...全文を見る
○大森礼子君 私、実は検事をしておりましたので、つい極端な例を考えるんですけれども、まず、何か法案ができるたびにやくざがどう出るかなと考えてしまうわけです。  例えば登記ができました、もちろんこれは公信力がありませんし、実際に正しい債権譲渡があったことを証明するものではない、そ...全文を見る
○大森礼子君 今申しましたのは、これまでのSPCとか大量取引でない分野を想定するわけですが、これまででしたら債務者に確認すれば済んだのが、この特例法になりますとどういう方法で対抗要件を備えているかわからないから、債務者に確認しても債務者が認識していない場合があるわけです。そうする...全文を見る
○大森礼子君 終わります。
○大森礼子君 公明の大森礼子です。前回に引き続いて質問させていただきます。  この特例法ですけれども、我々がこれまで説明を受けた経緯等から考えまして、いわゆるSPC法とリンクしているのは間違いないと思います。そうしますと、SPC法が成立すればその運営に必要な制度を設けるのは立法...全文を見る
○大森礼子君 私もその判例を想定しておったんですけれども、結局その判例の考えからすると、民事局長は、その先後を決めるためには、対抗要件を備えたときの先後によるというのが判例の考え方であるから、例えば登記についてはその時刻によって決めることになるだろう、こういうお考えなんでしょうか...全文を見る
○大森礼子君 ここで意見を言い合っても仕方がないかもしれませんけれども、私の理解では、この判例というのは確かにともに確定日付証書の通知があった場合の扱いをどうするかということでありまして、通知の到達の先後によるべしとしております。  これは一つには、民法の対抗要件というのは債務...全文を見る
○大森礼子君 ここは解釈に違いが出ました。これをやっておりましても時間がなくなります。  到達時説をとった最高裁判例というのは、要するに債務者の認識というのも一つの公示の手段とする、これを前提としておりますので、この登記制度とその前提を同じくするものではございません。だから、こ...全文を見る
○大森礼子君 民法の方は債権譲渡一個のことを想定したわけじゃないんです。こういう大量に簡便に対抗要件を備えるような方法がありましたら、要するに譲渡人の方は法人であればよろしいわけでしょう。譲受人は個人でもよろしいわけでしょう、やくざでもかまいませんね。そうしたら、大量に債権を譲り...全文を見る
○大森礼子君 結局そこら辺がわかりませんと比較対照できないわけです、本当にこれは安くつくと言うけれども。あるいはこの法案の中で債権の数とか規定されてございません。ただ、だれでも法人つくったら勝手にできるという危険もありますけれども、大体登記手数料がこれぐらいだとしますと、民法の内...全文を見る
○大森礼子君 そうじゃありませんで、通謀ですから、全く形だけつくるわけです。だから、通謀の虚偽登記をつくる場合には、そんなことをやる側は債務者については全く考えていないわけなんです。そして登記事項証明書というのができる、そうしたら私はこういう債権を持っておりますよと。  前回、...全文を見る
○大森礼子君 この二重登記をチェックするシステムというのはどういうふうになっていますでしょうか。
○大森礼子君 そういうことを聞いているのではなくて、二重登記ができますかということは、一つの登記があるのにさらに後で同じ債権について登記しようとした場合、これを入力なんかしたときに、もう既に同一登記がありますということでぴんとコンピューターか何かではじかれるというシステムが構築さ...全文を見る
○大森礼子君 そうすると、二重登記という事態も生ずるということです。非常にそこら辺からまたその取引の混乱とかいろんなものが生ずると思いますが、もう質問時間がありませんので、最後に法務大臣にお尋ねいたします。  先ほど千葉委員もおっしゃいましたけれども、三つの対抗要件が競合する形...全文を見る
○大森礼子君 終わります。
○大森礼子君 私は、ただいま可決されました債権譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明、社会民主党・護憲連合、自由党及び二院クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     債権譲渡の対...全文を見る
06月08日第142回国会 参議院 行政監視委員会 第7号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。  十二分しかありませんので、早速質問させていただきます。  倫理規程なんですけれども、倫理規程というのが定められまして、それで十四条に「その実効を担保するため、服務管理官及び総括服務管理官を置く。」とあります。実効を担保するんだからそれなり...全文を見る
○大森礼子君 それで、今回百十二名の処分が出ました。このきっかけにつきましては、大蔵大臣が四月二十八日の大蔵委員会でも説明してあるように、「今回の大蔵省職員四名逮捕、起訴、こういったことを契機として内部調査をしたわけであります。」、こういうふうに出ているわけであります。そして平成...全文を見る
○大森礼子君 この規定を読みましたら実効性を担保すると書いてありますけれども、内容を見ましたらほとんどこんなのは実効性の担保ができないじゃないかというふうに思いますね。本当に必要な管理官なのかどうか十分御検討いただきたいと思います。  次に、倫理規程十一条の三項の規定についてお...全文を見る
○大森礼子君 ちょっと国家公務員法の条文が手元にないんですけれども、要するに公務員にあるまじき行為とかそれから職務上の非行とか、こういうものが事由になっておりますね。違いますか。ちょっと持ってきていないものですから。
○大森礼子君 ですから、それが国家公務員法上あるわけですね。じゃ、その非行というのはどういうものか。例えば今言った、三号になりますか、この非行についてどう判断するかですけれども、倫理規程とはいいましても禁止行為ですね、本来ここに規定してあることは、全体の奉仕者としてやってはならな...全文を見る
○大森礼子君 いや、だから、その倫理規程に書いてあります、その五条に「次に掲げる行為を行ってはならない。」ということですね。それは、前の平成七年五月二十五日付の「綱紀の厳正な保持について」のところでは結局逃げ道がありまして、飲食ですか、接待、会食ですか、「原則として応じないこと。...全文を見る
○大森礼子君 もう時間がありませんので、最後に一つ。  長野前証券局長については平成八年十二月二十六日以降の違反事実がないわけですね、ないならこしたことはないんですけれども。その前の期間には非常にあるわけです、二十数回、平成七年五月二十五日から平成八年十二月二十五日まで。そうし...全文を見る
○大森礼子君 監督不行き届きの方も、これもないと。例えば滝本さんとか山口さんとか、ほかの方には指導監督に不行き届きがあった、こういうのも理由になっているんですけれども、長野さんにつきましては部下に対する監督不行き届きの事由はなかったということでございましょうか。
○大森礼子君 終わります。
09月22日第143回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。  きょうの論議を聞いておりましても、少年法をめぐることにしても、何かわかったようでわからない。国会を非常に大事にしてくださっているというのはありがたいのですが、国会議員はオールマイティーな人間ではないということも事実でございます。  先ほど...全文を見る
○大森礼子君 そうしますと、その年齢の部分、間に合えば出すということかもわかりませんけれども、年齢の部分について法務省の方から出すとか、そういう準備作業は進めていないということでございますか。
○大森礼子君 今、年齢の問題については法理論ではないというふうにおっしゃったんですかね、大臣。うなずいておられる。そうですね。
○大森礼子君 まさに法技術論ではないと。審判のあり方等についてはいわば手続法の問題であります。この少年の刑事責任能力といいますか、十四歳、これはいわば実体法の問題であります。それで、これについては非常に重要な問題といえばそのとおりなんです。重要なんだから逆に専門家、学識経験者の意...全文を見る
○大森礼子君 そうしますと、前の大臣も考えられてそういう対応をされた。それで予算委員会の方でも私が決めることなんだとおっしゃる。そうしたら、諮問するかどうかというこの基準は一体何なんですか。
○大森礼子君 そうすると、何でも大臣がと、そのようにとらせていただきます、審議会の答申にしましても、その方がやりやすいと思いますし。  それから、先ほど議院内閣制の方から国民の論議、国会の論議というふうにおっしゃるわけですが、重要な部分は、国会の論議はいいんですけれども、そこで...全文を見る
○大森礼子君 それから最初に、内閣に司法制度審議会のようなものを置くとか、こういうこともおっしゃったわけなんですけれども、一方で国会の論議の中であるべき司法制度をつくっていかなければならないとおっしゃるわけですね。こういうことをしようと思ったら、司法制度というのが非常に大きな問題...全文を見る
○大森礼子君 当番弁護士制度については、これは大きな国民の関心事でもありますので、また大臣レクチャーを受けてください。  それから、少年法のこの年齢の問題をもう終わりにしなくてはいけないのですが、最後に申し上げたいことは、やはりこの十四歳という年齢なんです。刑法では刑事責任を生...全文を見る
○大森礼子君 供述調書の体裁といいますか、それ自体についていいますと、通訳の正確性を担保するものはないと私は言い切っていいんじゃないかと思うんです。  例えば、相手の立場に身を置くと非常によくわかるわけで、自分が外国で何かちょっと悪さをして逮捕された、そして通訳がつく。それで、...全文を見る
○大森礼子君 再生、反訳に時間がかかるといいましても、そういう通訳の正確性が争われた場合、ちゃんとこうした読み聞けしているではないか、あなたは応答しているではないかと、それだけのことでいいわけなんですね。  時間がかかるといいますけれども、じゃ、実際に通訳人が証人として出廷する...全文を見る
○大森礼子君 これまで司法通訳そのものについて質問してきたわけなんですけれども、要するに司法通訳の資格認定とかあるいは公的なトレーニングとか、そういうものがございませんので、いたずらに通訳についての争いをふやす。これはやっぱり迅速な裁判の要請にも反するものでありますし、また真実発...全文を見る
○大森礼子君 端的に聞きますが、国家賠償法第一条では、「故意又は過失によって」とございます。通訳能力のチェックとか、これに十分でなかった場合、過失によって責任を負う場合があると考えてよろしいのでしょうか。イエス、ノー、簡単で結構です。
○大森礼子君 だから、裁判官ですよ。
○大森礼子君 通訳人は、今、公務員扱いじゃないからそれはならないんですけれども、裁判官について、選任したことについてどうかという問題です。私は、そういう通訳過誤についても、将来通訳人が民事賠償請求とか受ける場合もあるのかと、それを心配しているわけです。  もう時間がなくなったの...全文を見る
○大森礼子君 きょう警察庁の方に通告しておりましたが、ちょっと時間がなくて申しわけございません、次回質問させていただきたいと思いますので、御了承ください。  終わります。
09月28日第143回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。私は名古屋の公聴会の方に参加させていただきました。その公聴会で愛知県生活学校連絡会会長の太田和子公述人の方から消費者の視点からの要望ということでお話がありましたので、その内容について質問いたします。  太田公述人は、要するに縦割り行政の弊害とい...全文を見る
○大森礼子君 記述しているんですけれども、じゃこれをどうしろという勧告なんですか。
○大森礼子君 今御説明ありましたけれども、食品衛生法が要求するものとそれからJAS規格の方で要求されるものとが違っているわけでございます。これについてはそれぞれ理由があるにせよ、消費者の側からしますとやっぱり基準が統一的でないというのは非常に不便なものであると思うんです。  そ...全文を見る
○大森礼子君 二つの表示を一本化するとなると、これはまた厚生省の方にもお尋ねしなくてはいけないわけであります。  先ほどの御説明で、「JAS規格は、食品衛生法に規定された安全・衛生上の基準を担保することは当然のこととして、」とありまして、それにプラスアルファの高品質の規格を制定...全文を見る
○大森礼子君 それぞれ法律で規制の対象となることはあると思うんですけれども、少なくとも表示というものは、これはだれに見せるか、消費者に見せるわけであります。その目的は何かといいますと、製品、商品についての情報を消費者に伝達する、これが目的なのであります。そうすると、消費者の側に立...全文を見る
○大森礼子君 公明の大森礼子です。  きょう、角田公述人の方から、この公聴会の連絡についてもう少し日程に余裕を持ってという、こういうお話がございました。この行政監視委員会では苦情処理も受けつけるということで、まずこれが苦情処理の第一号になるのではないか、こういうふうな気がいたし...全文を見る
○大森礼子君 もう一回、後でわかりましたら教えていただきたいと思います。後日でも結構です。
10月01日第143回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第2号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。  まず、これは男女等共生社会と決まっておりますのでその範囲の中で、あとはどの分野に手をつけるかということですけれども、私はまずやはり政治参加のところに手をつけるべきであろうというふうに思います。男女共生社会をいろんな分野で実現するにしましても...全文を見る
10月08日第143回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。早速質問いたします。  私は、報酬の部分それから諸手当のことについてお尋ねしたいと思います。  まず、この俸給法によりますと、大体裁判官と検事については、判事補の場合ですと十二号から一号まで、その後、判事一号−八号となります。これが検事の場合...全文を見る
○大森礼子君 十年以上ですが、判事補から判事になるのが、大体十年判事補の経験が要りますので、大体十年ちょっと過ぎたころだろうと思うんです。この条文、検察官の俸給等に関する法律によりますと、検事総長、次長検事及び検事長については特別職の職員の給与に関する法律で、それから一号から八号...全文を見る
○大森礼子君 それから、扶養手当の額も、後でわかりましたらお教えいただきたい。  それから、加算額というのがありまして、これは十六歳から二十二歳の場合ですが、特にやっぱりお金がかかるということで、扶養手当の中でも加算されるとなっております。  そこで、一般官吏の方の場合はよろ...全文を見る
○大森礼子君 先ほど最初に裁判官の場合と検事の場合と額が同じで進んでいくと、上の方がちょっと違うわけですけれども、そこはやはり司法試験を受けて同じ資格からスタートするということも影響しているのだろうと思います。これはもし差をつけましたら、いい方の給料へ同じ資格を持っているんだから...全文を見る
○大森礼子君 この通勤手当がつかなくなる理由、昔は車がついていたからではないかと言われて、私はそのように先輩から聞いたことがございます。これは住居手当ですから、多分このころになったらちゃんとしたすばらしい官舎が用意されておるからではないかと思うわけですが、それでも一般の検事は官舎...全文を見る
○大森礼子君 その旅費の方で、今構成されている要因ということを伺いましたら、非常にああそこまで考えているのかと思うのですが、問題は幾ら支給されるかということだと思うんです。  話をわかりやすくするために、検事になりまして一年、大きいところでありますと二年目から新任明けという形で...全文を見る
○大森礼子君 昭和六十二年ですか、一番わかりやすいものですからちょっと自分の例を引いて申しわけないんですけれども、私は、検事をやっておりましてまず最初に不合理さを感じて怒り狂ったのがこの赴任旅費でございました。東京から岡山へ行く、そのときたしか私の記憶では旅費が十二万七千円ぐらい...全文を見る
○大森礼子君 終わります。
11月26日第143回国会 参議院 共生社会に関する調査会 閉会後第1号
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○大森礼子君 公明の大森礼子です。時間が十分しかございませんので、早速質問させていただきます。  まず、戒能参考人の「ドメスティック・バイオレンスと性支配」という論文を読ませていただきました。この中で参考人は「総合的な対応の法的枠組みとしてのドメスティック・バイオレンス特別法の...全文を見る
○大森礼子君 確かに刑事法、犯罪としてどう対処するかということは最後に来る問題かなという気もするんですね。  それで、警察が余り介入したがらないということも実はよくわかります。ただ、一一〇番してすぐ警察が来てくれれば、そこでちょっと警察に呼んで帰すとしても、あそこの御主人は警察...全文を見る
○大森礼子君 確かに妻の意思がずっと明確であるとするならば、これは破綻を原因とすることで、現状の破綻する前のドメスティック・バイオレンスの問題についてどれだけ犯罪として構成することが有効かどうか、非常に難しい問題だと思います。ただ、女性の人権を守ると思ったらもう原則全部処罰として...全文を見る
12月03日第144回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○大森礼子君 公明党の大森礼子です。質問させていただきます。  臨時国会がスタートする前日であります十一月二十六日に共生社会に関する調査会が開かれまして、原ひろ子参考人、それから戒能民江参考人お二人から女性に対する暴力について種々意見をお聞きいたしました。いわゆるドメスティック...全文を見る
○大森礼子君 六名。
○大森礼子君 この補導処分に付せられる人というのは売春防止法十七条一項で「第五条の罪を犯した」と。この第五条の罪というのは、勧誘とか誘引とか公衆の目に触れる形で、一般的に客引き行為というふうに言われておりますけれども、こういう罪を犯した「二十歳以上の女子に対して、」「懲役又は禁錮...全文を見る
○大森礼子君 ちょっとわかりやすく、平成元年から平成十年までで何名でしょうか、トータルで。
○大森礼子君 前回、円委員が聞かれたときには平成四年の五月から収容人員がゼロということでございまして、だからその前後にまた人が入っているのかなという気がします。  これは判決で補導処分言い渡しですから、これは裁判官がお決めになることだと思うんですが、東京に一カ所しかそういう場所...全文を見る
○大森礼子君 売春防止法違反行為をしたそういう女性、それから売春に向かう性行、傾向性のある女性を受け入れる施設としてこの存在意義というのはわかるんですが、要は、だからそれはもう要らない、なくせではなくて、ただそれだけにこの施設を使っているのはむだではないか、もっと広く女性の人権セ...全文を見る
○大森礼子君 先ほど平成元年から十年間で収容者は十名とおっしゃいましたよね、十名でよろしいですね。そうしますと、六億九千二百五十五万といいますと、これは一人当たりで果たして割っていいのかどうかという問題もあるんですが、一人の更生のために力を尽くすというのはいいのですが、一方でやっ...全文を見る
○大森礼子君 今、むしろ大臣の方から言っていただきましたけれども、平成七年三月十七日のこのときの法務大臣の御答弁が、この売春防止法五条につきまして、これからそういう収容すべき人が絶無となるかどうか不透明であるということと、それからそういう補導処分を言い渡す裁判が今後全くなくなるか...全文を見る
○大森礼子君 先ほどの六名の方が遊んでいるとは当然思わないわけでありまして、ただほかの仕事を手伝っているのもこれも変な形でありまして、本来の仕事ではないと思いますので、そういった意味で一応予算の額と職員の数を聞かせていただきました。  それで、確かに矯正局長の御答弁ではそういう...全文を見る
○大森礼子君 いずれにしましても、婦人補導院、そういう法律にあるから、余り機能していないのにと言うと変ですけれども、税金を使うのもどうかと。こういう観点からも施設の使い方という点で御検討いただきたいと思います。  最後になりますが、最高裁の方にお尋ねいたします。  裁判所が非...全文を見る
○大森礼子君 できる、しようと思えばできるというのと、それから普通の体制がそうなるかどうかとまた別だと思うのですね。  では、逆にお聞きしますが、夜間とか休日とか、こういう利用が全体の何%ぐらいございますか。その数字を示すことはできますでしょうか。
○大森礼子君 もう時間がありませんので終わりますが、一般化するための障害はいかがですか、これ原則とするためにと、こういうことをまず聞いたわけなんですが、また改めて聞きます。  夜間は子供さんがいて出にくい、そうしたら昼間もやっているわけですから。昼間出にくい方のために夜間も拡張...全文を見る
○大森礼子君 それでは、委員派遣につきまして御報告申し上げます。  去る十月十九日から二十一日までの三日間、司法行政及び法務行政に関する実情調査のために長崎県及び熊本県を訪れました。派遣委員は、荒木委員長、石渡理事、大野理事、円理事、橋本委員、福島委員、松岡委員及び私、大森の計...全文を見る