大脇雅子

おおわきまさこ



当選回数回

大脇雅子の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
06月03日第129回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○大脇雅子君 日本と北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国は歴史的、文化的、地理的にも密接な関係を保ってきた国であります。まだ国交が正常化していない現段階において、我が国は今後その立場を踏まえて独自の外交を確立するチャンスだと考えます。  核査察問題は現在まだ完全に決裂したわけではあり...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、国連が何らかの措置を見送った場合、日米韓で独自制裁をするということは現在考えていないということなんでしょうか。
○大脇雅子君 先ほど松前委員の御質問に対して、アメリカに柳井局長を派遣されたのは制裁よりも国連の安全保障でどう対応するかということだと言われましたが、我が国はどう対応するんでしょうか。
○大脇雅子君 なぜアメリカの意見を聞いて日本の外交姿勢を考えなければいけないのでしょうか。日本は独立国なんですから、日本のスタンスを明確にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○大脇雅子君 具体的に話し合いの姿勢というものをもう少し説明してください。
○大脇雅子君 国際の平和と安全を危うくするおそれというものの認定というのは国連安全保障理事会のみが行い、それ以外の国が勝手にそれを認定するということは国連無視でありますし、国際法違反となると思います。日本はあくまで、まず国連の協議と決定ということを待って行うという態度には変わりあ...全文を見る
○大脇雅子君 安全保障理事会が制裁を決めた場合には、日本は後方支援を含めた軍事的措置及び協力は憲法の枠内では一切できないと思いますが、そうでしょうね。
○大脇雅子君 私がお尋ねをしておりますのは、憲法の枠内では軍事的な措置及びその協力は一切できないということを確認しているのであります。
○大脇雅子君 憲法の枠内はわかりましたが、私のストレスは軍事的措置及び協力というところにあるのでありまして、そこはどのようにお考えでしょうか。
○大脇雅子君 柿澤外務大臣のお答えは、安保問題での政府統一見解によればどうして答えられないかおかしいと思います。  安保問題での政府統一見解によりますと、「集団(的)安全保障は、平和に対する脅威、平和の破壊または侵略行為が発生したような場合に、国際社会が一致協力して、このような...全文を見る
○大脇雅子君 柿澤外務大臣はいかがかとお尋ねをしているんでございます。
○大脇雅子君 私は、中国やロシアが反対している例えば経済制裁を日米韓で行っても、海上で行ってもそれは効果がない。北朝鮮は、そういった行為に日本が加わるということは敵対行為とみなすと言っているわけであります。経済制裁を行った場合に、被害者は常に民衆でありまして、私は経済制裁というの...全文を見る
○大脇雅子君 新聞報道によりますと、政府はさまざまな場面を想定して、どのようなことが法的に対応できるかということは検討していると言われているわけですが、私が伺っているのは原則論でありまして、国連が経済制裁を行った場合、そしてアメリカが軍事力をもって海上封鎖をした場合、日本は自衛隊...全文を見る
○大脇雅子君 私は、自衛隊が出せるか出せないかとお聞きしたんです。
○大脇雅子君 出せるか出せないかはその態様と言われても、私の方ははっきり理解できないのでありまして、出せる場合もあるということですか。もしそうだとすれば、どういう場合を想定しておられるんですか。
○大脇雅子君 それでは、例えば巡回とか臨検行為みたいな行為というのはどうですか。
○大脇雅子君 自衛隊が行うことは許されないのではありませんか。自衛隊の趣旨には反するのではありませんか。
○大脇雅子君 憲法の範囲内で厳重に対処をしていただきたいというふうに思います。集団的な自衛権に関する解釈は柿澤外務大臣も五月十八日の予算委員会で撤回をされているわけですから、その点よろしく御検討をして対処していただきたいと思います。  経済制裁に参加した場合、あるいはこのままこ...全文を見る
○大脇雅子君 ともかく、相手が開かない、こちらはいつでも開いているといっても、それはかなり受け身的な対応ではないかというふうに思わざるを得ません。例えば、財界あるいは民間の各界各層のいわばさまざまなルートを通じて積極的に紛争を未然に防止する予防外交といいますか、そういったものをア...全文を見る
○大脇雅子君 最後に、少し論点が違いますが、ILO百五十六号条約の批准問題がありますが、その国内法整備の障害となっているものはどのあたりにあるのか、具体的にお答えいただきたいと思います。
○大脇雅子君 どうもありがとうございました。
06月22日第129回国会 参議院 外務委員会 第4号
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○大脇雅子君 油濁関係条約に関しまして、二、三質問をさせていただきます。  いわゆる七十六民事議定書及び七十六基金議定書の締結が今回問題になっているわけですが、我が国がこの締結に関しましてここまで年限的におくれた理由はどこにあるのでしょうか。今まで、もう少し早く加盟をしていても...全文を見る
○大脇雅子君 適用水域が拡大されるということは、これはよいことと考えるわけです。しかし、広い海洋でのタンカー同士の衝突などによります汚染損害の範囲は、海流などを考えますとかなり広がるのではないかと思うわけですが、この九十二年の民事議定書及び基金議定書の発効によって汚染損害というの...全文を見る
○大脇雅子君 この条約に加盟していない国の領海ないしは二百海里内あるいはまた二百海里を超えた海洋などでの汚染事故の処理というものと、この条約との関係はいかがなものなのでしょうか。
○大脇雅子君 そうすると、加盟していない国に対しては、これは結局その国の範囲では適用がないわけですね。
○大脇雅子君 その場合は、民事的な責任で船主の無制限な責任、ひいては国の責任なんかも生ずるわけですか。
○大脇雅子君 そうしますと、できるだけ多くの国が加入した方が地球環境の保全という観点から油濁の汚染を考えた場合にはいいわけですが、我が国ではそういう場合にどのような、言ってみればイニシアチブをとるようなお気持ちがあるのでしょうか。
○大脇雅子君 それでは、ガーター元大統領の北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国訪問を契機に新たな和平の地平が開かれようとしているときに、日本の北朝鮮に対する外交姿勢についてお尋ねをしたいと思います。
○大脇雅子君 その南北の交渉が再開されるという見通しについて少し深くお尋ねをいたしたいんですが、祖国統一の悲願というものに裏づけられて三大原則の合意というものがあります。非核化共同宣言、和解と不可侵、交流協力、この三原則というものは今なお南北朝鮮の交渉の基本原則として維持されると...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、この三大原則が維持されているという上に立って南北の交渉が再開されていくとき、その交渉の展望というものは日本としてはどのように認識しておられるんでしょうか。
○大脇雅子君 そうすると、日本の南北の統一に対する認識として、そういった重要なことが柱になった場合、さらにどういう形で統一へ進んでいくだろうというプログラムなんかについて、何か情報はお持ちですか。
○大脇雅子君 実はことしの五月にマニラでアジア・太平洋地域の軍縮会議がございまして、そこに金大中氏が来られまして一つの見通しを示されました。南北朝鮮というのは民族的には同じであるけれども、憎悪と誤解もこれまで多かった。しかし、これから統一に向けては、第一段階では連合国家、そして第...全文を見る
○大脇雅子君 大臣は、そういうことに対してどのような御感想をお持ちでしょうか。
○大脇雅子君 そうしますと、そういった一つの方向性を可能性の中に含んで考えた場合に、日本と北朝鮮の交渉をどのようなスタンスで再開していくか。先ほどは心をあけて先方の誠意ある態度があればいつでも受け入れるのだということですけれども、今必要なのは日本側からどういう働きかけを今の時期に...全文を見る
○大脇雅子君 米朝高官協議の再開においても、要するに過去の核疑惑の解明ということは再開の条件にはなっておりませんよね。日本の場合も、日朝の交渉について柿澤外務大臣は過去の検証を条件とすると言われておりますことは、これは日朝交渉の要件とは違いますよね。軽水炉の支援についてのことなん...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、重ねて御質問をいたしますが、日朝正常化のための交渉再開の要件については過去も未来も含めて核疑惑ということは要件ではないということでよろしいんでしょうか。
○大脇雅子君 それは議題としてという意味ですか。
○大脇雅子君 わかりました。  そうしますと、あとは過去の問題であれば、我が国が朝鮮民族に対して耐えがたい苦痛を与えた強制連行とか、あるいは従軍慰安婦の強制供出の問題とか、これは南も北もかかわりなく存在したわけですが、そういった問題についてはこの交渉再開のときに我が国の立場とし...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、先ほど言われましたような遺憾の意を表明するというようなことも、日本国としては交渉の中に、向こうが求めればそういう態度で臨むというふうに伺ってよろしいですか。
○大脇雅子君 時間がございませんので結論から先に言いますと、我が国は確かに北朝鮮における核疑惑を追及しておりますが、アジアの諸国においては日本の核武装に対する疑念というものを捨て切れずにいるわけですから、心を本当にオープンにして相手に臨むなら、この際やはり無条件のいわば国交正常化...全文を見る
○大脇雅子君 伝えられていると思われると言われましたが、今、オープンな日本の心が相手方にどういう形でどういうルートで通じておりますか。
○大脇雅子君 それでは、さまざまなセンサーを通じてさまざまな民間外交も駆使して、今まさにそういう時期で、新たな日本の外交を展開していただきたいと心からお願いいたしまして、質問を終わります。
06月23日第129回国会 参議院 外務委員会 第5号
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○大脇雅子君 今回の在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に関しましては、私は、現在の国際情勢の中における日本の仕事をするために非常に重要なことだと認識しております。  一点お尋ねいたしたいのは、在マケドニアの日本大使館...全文を見る
○大脇雅子君 ぜひそんなお手配をお願いいたしたいと思います。  つきましては、私は、今回六月の七日から十一日までインドネシアのジャカルタで行われました女性と開発に関する事務レベル高官会議と、六月の十三、十四に行われました開発と女性に関する閣僚会議をNGOとして傍聴をしてまいりま...全文を見る
○大脇雅子君 日本が過去のものを、特定的な責任を負うことになることとすれば非常に問題だということでいろいろと議論があったわけですが、この場合に八カ国か何かが反対しましたよね、日本のそういう申し入れに対して。その国はどことどことどこの国だったでしょうか、御記憶でしょうか。
○大脇雅子君 過去に特定をしないといっても未来のみに言及したわけではなくて、過去及び現在、未来、すべてを含んで、戦時下におけるシステマチックなレイプ、組織的なそういうレイプに対して、いわば処罰も含めた処置を政府がとるということに全体の参加国がコンセンサスを得たのではないかと思いま...全文を見る
○大脇雅子君 関係各国の認識を得られたというのはどういうことですか。私も傍聴していたわけですけれども、過去もすべてを含めてそういった措置を各国がとるんだということがいわゆる全体のコンセンサスであって、審議の過程ではノーチエンジで日本も発言なくパスしたわけですから、何の制約もその文...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、あの文言自体にもう何の留保も日本政府としてはしなかったということでよろしゅうございますね。
○大脇雅子君 そのほかに何点か修正をされたと思うんですが、プロポーザルをされたと思うんですが、時間がありませんので、一応項目と、どういうプロポーザルであって、その結果がどうなったかということをちょっと述べていただけますか。  例えばマイクラントワーカー、移民労働者についてとか、...全文を見る
○大脇雅子君 それでは私も出ておりましたので、その点についてまたお話し合いをさせてたいだきたいと思います。  今回の代表団の組み方でございますけれども、北京会議に向けて国内ではどこが一つの統括官庁かということをも含めますと、総理府の婦人問題担当室というのが国内的に北京会議に向け...全文を見る
○大脇雅子君 いつも国際会議に参りますと痛感するわけですけれども、他の国では政府とNGOの代表、そして議員たちが本当に相互交流をしながらその国のために、その国の理想を語り上げるような形で国際会議に参加しているわけですけれども、日本の場合はそういう現地におけるNGOに参加した活動家...全文を見る
11月01日第131回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○大脇雅子君 日比混血児問題についてお尋ねをいたします。  日本人男性とフィリピン女性の間に生まれ、日本人の父親に見捨てられたジャパニーズ・フィリピーノ・チルドレン、日比混血児に対し、フィリピン政府は十月二十九日、全国一斉の登録事業に乗り出しました。登録の結果は、今後、日比両国...全文を見る
○大脇雅子君 現在、日比混血児は何人ぐらいと日本では推定されているんでしょうか。実態調査などをフィリピン政府側が行い始めたところですので、こちらとしてどんな協力ができるとお考えでしょうか。
○大脇雅子君 その日比混血児のいわゆる父親を探す運動とか、養育料の取り立てを行う活動とか、JFC弁護団というのがありまして、全国で現在百四十件ほど各地で弁護士が担当をしているわけです。しかし、認知における血液鑑定の費用が三十万から五十万かかる、向こうから本人たちを呼び寄せるのにさ...全文を見る
○大脇雅子君 特に、法的な問題として国際的な重婚だとかあるいは婚外子の発生の問題が起きております。と申しますのは、フィリピンで婚姻を行いながら、こちらの日本法による手続で届け出をしていない、あるいは届け出をしないで故意に日本人女性と再び結婚するというような形で、それが大きな問題と...全文を見る
○大脇雅子君 子どもの権利条約が批准をされまして、現在、まさに人権の視点から日比混血児の問題は外交課題となってきていると思います。  例えばアメリカの場合、アメリカは基地がございまして、いわゆるアメラシアンと呼ばれる子供たちがたくさんフィリピンに発生いたしました。それに対するア...全文を見る
○大脇雅子君 この日比混血児の発生原因として、いわゆるエンターテイナーのビザで入ってくる人たちが今たくさんいまして、それが一九八〇年代の日比混血児問題の発生原因だ、こう言われているわけです。これについて、大体エンターテイナーとして入国した女性の数とその変化、それから多くの場合、そ...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、そうしたエンターテイナーとしての受け入れとその処遇問題に対して入管行政の全般を見直してほしいという声があるわけですけれども、やはりその受け入れの業者とか、その業者が資格外活動をさせるようないわゆる出店者との実態とか、そういうものの調査というのはまだ何も行...全文を見る
○大脇雅子君 問題としては確かに個人の問題ではありますけれども、現実に親が知れない子供たちが貧困にあえいでいるというような状態は見過ごすことができないことだと思いますので、ぜひこの問題の解決の道を考えていただきたいと心からお願いするものであります。  次は、ボスニア問題について...全文を見る
○大脇雅子君 しかし、NGOの人たちはかなり弾力的な活動をしておりまして、ある難民救済の会はトラック一杯の精神安定剤を精神病院に持っていったということによって、私ども訪れましたときに非常に感謝をされました。やはりNGOの情報を組織的に吸い上げていくシステムを外務省としてはできるだ...全文を見る
○大脇雅子君 その和平案の内容をもう少し質的に検討していただきまして、ボスニア・ヘルツェゴビナの問題で中立的な立場にある我が国がその和平のための何か貢献をしていただきたいともう心からお願いをするものです。  ボスニアに対してさまざまな市民団体の声は、私たちが必要なのはパンを送る...全文を見る
11月09日第131回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号
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○大脇雅子君 中条先生にちょっとお尋ねをしたいんですが、競争対応、特に国際競争対応に向けて労働慣行の改革が必要だとおっしゃるわけですが、我が国ではコスト、とりわけ人件費の効率化に向けまして多様な雇用形態が進行いたしまして、パートタイム労働者だとか派遣だとかアルバイトだとか、あるい...全文を見る
11月30日第131回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第4号
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○大脇雅子君 我々日本の高度経済成長の中でさまざまな光と影が語られてきたと思います。その影の部分の最も大きな問題は大企業と中小企業の格差の問題、とりわけ企業系列化されている中小零細企業のいわば体質の問題、それからさらに従業員でいえば、大企業あるいは官公庁に勤める従業員と中小零細企...全文を見る
○大脇雅子君 原子力発電所の事故の危険性ということに関しましては、とりわけ今問題になっておりますのは、要するに事故が起きた後の後世代における影響ということをもう少し慎重に考えなければいけないのではないか。  チェルノブイリの事故に関しましては、その子供たちに及ぼす影響、そして遺...全文を見る