大脇雅子

おおわきまさこ



当選回数回

大脇雅子の1995年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月15日第132回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号
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○大脇雅子君 製造業の空洞化とかあるいは産業のリストラの中で、過剰となる雇用の受け皿をどうするかということが大きな問題であるという御指摘には同意いたします。とりわけ、ベンチャービジネスの支援とか中小企業に対する支援措置というのは通産省もかなり整備をしてきておりますけれども、じゃ一...全文を見る
○大脇雅子君 最近、大蔵省の財政金融研究所が環境保全と経済成長という意見書を出しまして、そこの中のエネルギー問題について書かれていることに関しまして、私は政府のそういう報告書で初めて原子力発電の問題を、立地にかかる費用、放射性廃棄物の地球に及ぼす影響、それから廃炉の費用というもの...全文を見る
○大脇雅子君 でも、日本で基本的にそれを始めないと、やはり公正な社会という観点からはおくれていくんではないかなと危惧している次第です。
○大脇雅子君 それは産業の成長率というのを一番価値のあるものとして見る見方があるから、やっぱり人間の暮らしというものを視点にすればもう少しコンセンサスができるのではないかなと私は思うんですが、それはどうしたらよろしいんでしょうか。
02月21日第132回国会 参議院 外務委員会 第1号
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○大脇雅子君 笠原議員の質問に続きましてお尋ねをしたいと思います。  九五年二月十八日の毎日新聞の記事によりますと、日米安保を再構築するということで、米国政府は日本に対してPKOでの協力のあり方とか戦域ミサイルの開発問題等で協議を始めたいというような申し入れをして、そしてそのニ...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、今後ほどのようなレベルでどのような形で協議を続けていかれるのでしょうか。
○大脇雅子君 冷戦が終結いたしまして、いわゆる軍事同盟としての日米安保の機能とか役割というものはやはり見直すべきだと考えられると思います。そして、いわば地域的な信頼醸成というようなものを基軸にした、いわば人権、環境安保というようなところへ軸足を置いて地域的な安全保障システムを創設...全文を見る
○大脇雅子君 外務大臣にお伺いしたいんですが、この協議の方向その他についてはどのようなお考えでしょうか。
○大脇雅子君 ぜひ、アジアの中に生き、アジアの平和のために貢献をできるような形での日本の大きな役割をお願いしたいというふうに思います。  阪神・淡路大震災に関連してお尋ねをいたしたいと思います。  阪神・淡路大震災の犠牲になられた方々につきましては、心から御冥福とお見舞いを申...全文を見る
○大脇雅子君 国籍別にはどのような数でしょうか。
○大脇雅子君 二月十七日現在で、兵庫県国際交流課協力係の非公式発表によりますと、外国人の死者は二百四十九名で不明が四十一遺体あるという数字が出ているんですが、これをどのように見られるでしょうか。
○大脇雅子君 外務省の方にお尋ねしたいのですが、関係の在日大使館、領事館と震災における外国人救済についてどのような連絡、連携をとっておられるでしょうか。
○大脇雅子君 この兵庫県の国際交流課協力係の出した数字と警察庁の出されました厳密な数字の誤差というのは、やはりどこか責任を持って各省庁が在日の大使館、領事館とも御連絡をおとりになってできるだけ早くはっきり解明をしていただきたいと思うんです。そのことがたくさん各国からお見舞いをいた...全文を見る
○大脇雅子君 しかし、被災の事実が証明されれば、死者にまで差別をするということは非常に日本の国として問題ではないかという気がいたします。少なくとも弔慰金についてはそういう事実があって亡くなられた方にはお出ししなきゃいけないんではないかというふうに考えるわけです。そんな交渉をNGO...全文を見る
○大脇雅子君 非常に喜ばしいことだと思うんですが、ただ一点、いわゆる入管法によりますと、オーバーステイの場合は発見すると通報義務があるわけですよね。義援金をもらいに行こうと思っても、通報されるのではないかというおそれで結局行けないという人もあると思うのですが、日赤または市や区など...全文を見る
○大脇雅子君 もう一つ重要な問題は医療費の問題です。食費に関しましては激甚災害法によって一人八百五十円の食料が支給されますが、いわば医療費の一部負担金、とりわけ緊急医療を除いて治療になった場合に医療費の負担というのはどうなるのでしょうか。
○大脇雅子君  「災害救助法による救助の程度、方法及び期間並びに実費弁償について」という厚生省の昭和四十年五月十一日の通知があるんですが、これなんか読みますと、手術その他の治療及び施術、病院または診療所への収容、看護といったものが対象になっているといって、かなり緊急医療よりは広い...全文を見る
○大脇雅子君 できるだけやはりその範囲を運用上広くとられて、人道的にぜひ対処していただきたいとお願いをいたします。  時間もございませんので簡単にゴラン高原の調査団派遣について一点お尋ねをいたしたいと思います。  これは与党間の協議になっておりまして現在与党間で協議中であると...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、ポーランドとオーストリアが歩兵部隊を出しているわけですが、この本部隊というのは日本の国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律、いわゆるPKO法に言いますと、国際平和協力業務のいわゆるPKFとして凍結されている業務ですよね、本部隊は。
○大脇雅子君 そうしますと、カナダの部隊が現在やっている後方支援というのは本部隊のいわゆる後方支援なわけですから、日本がPKOでこれをカナダと業務を引き継いだ場合は、本部隊がPKFに相当する業務、それの後方支援ということになりますと、やはり日本の法律には違反することになるのではな...全文を見る
○大脇雅子君 そのカナダの部隊のやっている業務というのは輸送、通信、補給、整備とおっしゃいましたね。まずその前提として、日本はこの輸送だけをやるということではないんでしょう。全部ですよね。
○大脇雅子君 そうしますと、何を輸送するかということで、いわゆるPKO法の第三のイからヘというもののPKF業務に密接不可分になるかどうか、あるいは輸送だけではなくてまたそれに附属する、例えば歩兵を輸送するとか武器を輸送するとかということになれば、これはやっぱり日本としては難しいで...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、それはすべて調査をしなきゃわからないということになるわけですか何を我々が出す場合にやらなければいけないかというようなことを考えた場合に。
○大脇雅子君 そうすると、ケース・バイ・ケースで現地の調査をして、その上に立ってしかやはり日本の場合は、このPKO法に反する業務を含むかどうかというようなことはもう一度議論するというふうに伺ってよろしいですか。
○大脇雅子君 もう時間がありません。  やはりPKF的なところに出すということについては慎重でなければならないということと、今、和平に向けて日本はただPKOを派遣するというだけではなくて、全面的な経済支援その他でバックアップをしていくということが平和外交の基本だというふうに考え...全文を見る
03月08日第132回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○大脇雅子君 阪神・淡路大震災によります被害といいますのは、活断層上の建物の不可避の倒壊に加えまして、軟弱な地盤の上に建てられた民家、老朽家展、手抜き工事による建物などがさらに被害を私大いたしました。そのため、被害弟の多くは低所得者層に集中し、社会の構造的矛盾をそのまま映し出して...全文を見る
○大脇雅子君 労基法二十条は、事業の継続が不可能なときには労働基準監督署の除外申請の認定を受けることになっております、しかし、ホットラインに集中いたしました相談例は、ほとんど除外申請をしない即時解雇というものが続出しておりますので、労働省におかれましては現場における厳重な法規の運...全文を見る
○大脇雅子君 雇用調整助成金で雇用の維持を図るということは、日経連の団体からもきめの細かい要望が出ているところであります。しかし、雇用の維持をいたしましても本体の中小零細企業が倒産して再起できないということであれば非常に心もとないわけでありまして、ここは中小零細企業の支援がリンク...全文を見る
○大脇雅子君 仕事を失った労働者にとりまして最後の命綱となっておりますのは、雇用保険における失業給付であります。雇い主が保険未加入でありましても労働保険適用労働者であれば遡及確認手続をして救済をするという今回の積極的な措置は、労働者にとって大きな支援となっております。  しかし...全文を見る
○大脇雅子君 神戸を希望のない町と呼ばないようにというのが働く人たちの今大きな望みになっていることを御理解いただきたいと思います。  次に、神戸市は復興計画のスローガンといたしまして「市民参加による協働のまちづくり」というものを掲げています。しかし、現実の区画整理事業において、...全文を見る
○大脇雅子君 都市づくりに住民の自発的、意識的なアイデアを豊富に取り入れて新しい町づくりができることを心から祈るものでございます。  次に、九四年の九月に開始されました大阪婦人少年室におきます住友金属工業株式会社の雇用機会均等法に基づく調停事件についてお尋ねをいたします。  ...全文を見る
○大脇雅子君 これまで、男女雇用機会均等法に基づきまして行われました調停申し立て事件というものは今まで何件あったのか、それからどのようなケースであったのか。  一九八五年に雇用機会均等法ができまして、迅速で簡便な救済制度としてこの調停制度に働く女性たちの大きな希望がかけられてお...全文を見る
○大脇雅子君 労働大臣の今の御認識と現場における女性労働者の認識には大きな隔たりがあるのだというふうに認識いたします。  確かに婦人少年室の助言、指導というものによっての是正はなされておりますが、均等法ができましてからも、東京都の苦情処理委員会、職場における男女差別苦情処理委員...全文を見る
○大脇雅子君 今は、女子差別撤廃委員会のコンクルーディングコメントですが、一九九三年の十月二十七日、自由権規約委員会で日本政府の第三回定期報告書の審議がなされました。  この会議は、女性の権利は基本的な人権であるという、いわゆる地球規模のコンセンサスが形成された会議であるという...全文を見る
○大脇雅子君 以上が国際的な各委員会における日本の均等法とその施行に関する評価であります。  今、均等法というのは、募集、採用、配置、昇進というものが努力義務になっておりまして、調停制度も十分に機能していず罰則もないという状況でありまして、この一、二年の女性に対する就職差別とい...全文を見る
○大脇雅子君 ともかく国際的な批判を明確にクリアできるような法体制をつくっていきたいというふうに考えるわけであります。  もう一つ、男女同一価値労働同一賃金の原則を定めたILO百号条約というものがありまして、我が国ではかなり前に批准をしておりますが、ほとんど機能していない。その...全文を見る
○大脇雅子君 一九九四年にもコメントが来ておりますが、それについてどうぞお願いします。
○大脇雅子君 一九九四年の八十一会期のいわゆる総会、インターナショナル・レーバー・コンファレンスのオブザベーションにおきましては、日本にさらに男女災なる労働価値の比較評価をするためにとられる措置について報告をなお求めるということが来ていると思いますが、これについてはいかがでしょう...全文を見る
○大脇雅子君 いつごろ報告書を提出される予定でしょうか。
○大脇雅子君 車ほどさように我が国の女性の権利の問題に関する報告書は後手後手に回りつつあるというふうに考えられるわけです。でき得る限り人権を尊重する日本の国というイメージを損なわないような対応をしていただきたい。  とりわけおくれている雇用上の男女平等問題に関して、総理、それか...全文を見る
○大脇雅子君 どうぞ総理初め労働大臣、ぜひ期待をしておりますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。  次いで、今度は外国人の人権問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  このところ、摘発や収容の際における外国人に対する暴力事件というものが多発いたしまして、中国人の女...全文を見る
○大脇雅子君 我が国ではそのような人権の問題を、さらに国際的に我々もまた人権を尊重する国であるということを宣明するには二つの条約の批准が必要だと思います。  一つは人種差別撤廃条約であります。これは先進国は既にほとんどが批准をいたしておりますが、我が国はしていない。  それか...全文を見る
○大脇雅子君 それがもう何年か続いているわけでございまして、日本代表はすぐにでもプロトコルを批准すると言っていたのになぜ後退したかというような批判が相次いておりますので、ぜひ早急に一つの時間的な期限を設定されまして、鋭意推進をしていただきたいと心から思うものであります。  時間...全文を見る
03月10日第132回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○大脇雅子君 きょうは示唆に富みますお話をいただきまして、どうもありがとうございました。  期せずして感銘を受けましたことは、将来の二十一世紀を展望いたします日本の未来の中で、中川公述人はまさに人的資源の開発こそキーだとおっしゃいましたし、井上公述人はまさに自立しつつあり支え合...全文を見る
○大脇雅子君 私も、ぜひもう少し一貫した職業教育というものが学校教育の中に取り込まれて、そして現場の労働組合がアクセスしながら質の高い技術と識見を持った労働者をつくり出すということが日本の将来に非常に重要だというふうに考えているわけです。  そうした労働者が、市民としていわば自...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。  国に対する信頼というか政治に対する信頼、そして社会が公正であるという信頼を打ち立てていくこと自身がやはり社会にとって一番必要だと思うんです。  今、若い人たちなどのいわば国民年金への支払い率というものが、非常に不払いがたまっておりまし...全文を見る
○大脇雅子君 どうもありがとうございました。
03月16日第132回国会 参議院 外務委員会 第5号
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○大脇雅子君 中央ベーリング海におけるすけとうだら資源の保存及び管理に関する条約についてお尋ねいたします。  現在、スケトウダラ漁は自主的に停止中ということですが、大変多くの量をとっていたのに、現在そのような状況になった悪化の原因についてお尋ねをしたいと思います。  これは通...全文を見る
○大脇雅子君 過剰漁獲というものがいわゆる海域の魚類の生態系を変えていくと。例えば、スケトウダラなどのように大型の魚をとりますと、あるいはカレイのような魚をたくさんとりますと、エイや小サメみたいな言ってみれば非常に小さい魚が優位性を高めてくる、それによっていわば種が絶滅していくと...全文を見る
○大脇雅子君 この協定が、さまざまな海洋の八百四十品目と言われております重要な絶滅の危険、危険までは行かないんでしょうが、少なくとも生態系で刮目されているそういう種の保存の一助になればというふうに考えるわけです。したがって、この条約については大きく評価するものでございます。  ...全文を見る
○大脇雅子君 こうした国々は、四月のNPT、核不拡散条約会議で全面的にこの輸送を禁止するという条項を成立させたいというような動きに今発展しつつあるというふうに聞いておりますけれども、何かそういうことに対するインフォメーションはお持ちでしょうか。
○大脇雅子君 これは、グリーンピースの人からそんな動きがあるやに聞いております。  この輸送につきましては国連の海洋法条約というものの規制を受けると思うんですが、例えば環境影響評価、輸送の安全性とか事故時の影響等に係るそうした環境影響評価とかをいたしまして、それを公表して関係各...全文を見る
○大脇雅子君 この高レベル放射性廃棄物輸送をめぐりまして、やっぱりさまざまな問題が各国からやがては提起されることになるのではないかというふうに考えますので、我が国としてもそういった点を十分考慮して対応する必要があるのではないかというふうに考えているわけです。  次に、ボスニア・...全文を見る
○大脇雅子君 そんな中でクロアチアに日本が難民収容所を建設するということが言われておりまして、これは事実かどうか。あるいはその規模、あるいはその予算措置についてお尋ねしたいと思います。
○大脇雅子君 クロアチアにおける国連防護軍を現状から撤退させるとかあるいは任務を変更するというようなことで、それがセルビアの方の勢力の人たちの反発を買って、むしろ和平への一里塚みたいな停戦協定が破られる火種になるのではないかということが現地では懸念されているんですけれども、今なぜ...全文を見る
○大脇雅子君 私は、人道支援でUNHCRと共同して難民収容所を日本が建設することについては別に人道支援として否定するものではありませんが、セルビア共和国その他が経済制裁を受けまして、そういう中でも難民が入ってきているときに、人道支援というものが少なくとも公平に行われなければいけな...全文を見る
○大脇雅子君 安保理の決議の違反はないとか人道援助は中立公平に行われているというふうに言われるわけですが、私もそのようなことを心から願うものでございます。  ボスニアに遠い日本で、武器輸出などをしていないいわば日本の立場を生かして、国連の人道援助が果たして全面的に機能しているか...全文を見る
○大脇雅子君 日本では、EUの大使など、現地で信望もある取りまとめ役としてEUでいろいろとお力のある方もいらっしゃることですので、ぜひ日本もこの問題について人道の視点から、やはり国際社会の平和について積極的な働きをお願いいたしたいと思います。  それで、現在その経済制裁をセルビ...全文を見る
○大脇雅子君 武器禁輸に関して何か国連の決議を求めるとか、そういった形で日本がさらに積極的に踏み込んだ和平への働きかけというものは考えていらっしゃるんでしょうか。ガリ総長の年次報告書によりますと、経済制裁について一定の効果がないんだというようなコメントもあるようですので、その点に...全文を見る
○大脇雅子君 大臣も政府の方も、この点について国連で積極的なお働きをぜひお願いするものでございます。  次に、社会開発サミット関係でお尋ねをいたします。  社会開発サミットは、百八十四カ国と百十八人の国家首脳のプレゼンテーションという形で宣言と行動計画が採択をされました。これ...全文を見る
○大脇雅子君 今回、NGOの代表を代表団の中で参加するという形で人口会議に続いて画期的な対応をしていただいたわけですが、ぜひNGOとの対話を通しまして、その共同作業の中でそうした行動計画を有効に作成していただきたいと心からお願いいたします。  その中で、とりわけ我が国で余り議論...全文を見る
○大脇雅子君 我が国では、現在どこかの国の債務の軽減問題が具体的に議論されていることはありますか。
○大脇雅子君 特に円高になりまして、円建てで返すあるいはドル建てで返すということになりますと、とりわけアジアの諸国に関しましては元利返済に苦しむという状況が今出てきておりますので、現地の人たちの希望といいますか望みというのは、例えば現地通貨で返させてほしいとかあるいは商品で返させ...全文を見る
○大脇雅子君 大蔵省としてはこの観点で何か、こういう債務削減問題をどのように受けとめられておられますか。
○大脇雅子君 最貧国に対する債務削減問題にはぜひ積極的に取り組んでいっていただきたいと思うと同時に、削減を言って、さらに自国への融資が絶たれるというそういう、とりわけアジアの諸国に関しましては、ただ単に円建てでといういわゆる経済法則にこだわるだけでなく、やはり柔軟にそれぞれの時期...全文を見る
○大脇雅子君 最後に。確かに憲法の表現の自由の言ってみれば幅というのは、単なる自由権の制約ということから、さらに国の義務ということなどを考えれば大きな幅があるものですから、ぜひ弾力的に御検討いただきたいと思います。  時間がございませんが、外務大臣にぜひこれに対する御決意などを...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。
03月29日第132回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○大脇雅子君 きょうは御苦労さまでございます。  私からお尋ねをさせていただきます。  まず、イ・アイ・イ・インターナショナルという会社は、資本金十一億三千四百万、株主は高橋治則社長が四〇・五%、社長の長男長女合わせて八四・六二%を占めるという、いわば大きくない同族会社であり...全文を見る
○大脇雅子君 私は、どのように高橋理事長とお知り合いになられたか、端緒についてお尋ねを、個人的な端緒なりあるいは公的な端緒なりをお尋ねしたんですが。
○大脇雅子君 一九九〇年の十一月、いわゆるイ・アイ・イ・グループが資金繰りが逼迫した。イ・アイ・イ・グループは国外では南太平洋に展開するリゾート開発を行って、長銀はそれにプロジェクトファイナンス方式で融資をしていたわけですが、その当時のプロジェクトは先ほどの話では十四と言われまし...全文を見る
○大脇雅子君 バブルの中核と言われる不動産の買収の比率がそれにしても多いというふうに感ぜざるを得ません。  ところで、長銀の海外投資案件、業界用語で本邦系青目と言うのだそうですが、イ社グループは長銀の海外投資案件のいわば融資高ではトップの座にあったというふうに聞いておりますが、...全文を見る
○大脇雅子君 あなたは先回の参考人尋問で投資の抑制を高橋氏に直言したと言われましたが、いつごろ高橘氏の海外投資に警戒感を抱かれたか、あるいはいつごろそういう直言をなさったのでしょうか。
○大脇雅子君 一九九〇年の十一月、当時十四件のプロジェクトをお持ちの長銀が第一次のリストラに入るわけですが、ここで不思議なことにプロジェクトの数がふえていると思うんですけれども、この第一次リストラに入られるときにその対象となったプロジェクトというのは何件であったのかそしてこのうち...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、一九九〇年の十一月に十四件であったものがさらに継続案件がふえているわけですね。これはどういう戦略でふえたのでしょうか。
○大脇雅子君 東南アジアの最後の原油基地と言われるベトナム南部沖の石油開発プロジェクトというのは、このリストラ計画の中に入っていたのでしょうか。
○大脇雅子君 このケースは、一九八九年、高橋治則氏がオーストラリアのフローティングホテル、いわゆる水上六階建てのホテルですが、これをサイゴン川に曳航しまして、その見返りに石油の採掘権、鉱区を手にしたというものでありまして、これは最初アラビア石油とイ・アイ・イ・インターナショナルの...全文を見る
○大脇雅子君 これが一九九二年一月の仮調印のときには、相手のベトナム側の石油公社といわばその採掘権の生産分与計画をする当事者というのは御存じですか。こちら側の当事者はアラビア石油とイ・アイ・イ・インターナショナルでしたか。もう現地法人化しておりましたか。
○大脇雅子君 これは一九九二年六月のことですよね。  それで、現在アラビア石油の現地法人、帝国石油の現地法人、それからイ・アイ・イ・インターナショナルの現地法人の名前は越南商事でございますか。先例の御証言のときに、越南商事はシーコム、いわゆる高橋関連のファイナンス会社のシーコム...全文を見る
○大脇雅子君 資源開発というのは、プライベートセクターとしてそうした資源開発グループに参加するということは、当時ベトナムはまだ経済制裁下にありましたし、円借款は未返済ですし、国交がなかった。そういうところにコミットされるということについて、長銀はこの越南商事に対して代表者を送られ...全文を見る
○大脇雅子君 長銀のイ・アイ・イ・グループへの出向者の田中重彦さんではなかったですか。
○大脇雅子君 それでは、そのように社長がかわられたことはありますか、その後。
○大脇雅子君 この件で長銀は通産省関係に何らかの報告、指導、あるいはその他そうしたコミットをしたことはありませんか。
○大脇雅子君 ではそのようにお尋ねをいたします。やがて真実が明らかになってくると思うものでございます。  次に、長銀がプロジェクトファイナンスを与えました一番大きなリージェント・ニューヨークの件についてお尋ねいたしますが、これは整理案件に入っていたのですよね。どのような現状にな...全文を見る
○大脇雅子君 そのフォーシーズンズホテルに対する長銀の持ち株数のシェアあるいは融資額をお答えください。
○大脇雅子君 融資額。
○大脇雅子君 それは確実ですか。それとも、あるいは長銀の関連会社がお持ちなんでしょうか。どういう意味でしょうか。
○大脇雅子君 それでは、またいずれお尋ねすることがあると思いますが、少し問題点を変えまして、イ・アイ・イ・グループに、それまで東京協和信用組合の顧問を務めておられました日暮氏が事業部長で転所されました。それは一九九一年の三月ということでございます。  日暮氏は、頭取のお話により...全文を見る
○大脇雅子君 ともかく資金援助をなさると。  そして、イ・アイ・イ・インターナショナルヘいわゆる人的な派遣をなさったということは、高橋氏の独断専行を改めさせるということを言われましたが、そういうことであると。そしてあわせて東京協和、安全信用、それからシーコム、それからゼネラルリ...全文を見る
○大脇雅子君 私のお尋ねは、頭取は、そうした東京協和情用組合、安全信用組合の状況について、そのころ担当のセクションから何らかの報告を受けておられませんでしたか。
○大脇雅子君 そうすると、細かな報告は受けておられないけれども大まかな報告を受けておられたということならお尋ねをいたしますが、当時、東京協和信用組合は高金利による預金者の吸収を積極的に行って、大口の預金者が非常に多いという実態については御認識がありましたか。
○大脇雅子君 それでは、自己資金二〇%ないし八億円という法定の限度枠を超えた超過貸付先が二十口あるというのがわかっていたわけですが、そういった超過貸付先があるということは、もちろんイ・アイ・イ・インターナショナルもそれに入ると思うんですが、それは御認識ありましたか。
○大脇雅子君 それから債権管理とか回収体制が非常に不備であるというようなこともお気づきになりませんでしたか。
○大脇雅子君 そうすると、このような状況を認識されながら一九九三年の七月に和議を申し立てられたわけですが、その和議を提示されたときの、和議を申し立てるのは具体的に和議条件というものを出さなければいけないんですが、和議条件はどんなものだったんですか。
○大脇雅子君 大体、長銀を中心とする主要五行、そういったものが大体四分の三を占めていたわけですから、イ・アイ・イ・インターナショナルの和議というものはその五行で話し合って、そういう長銀その他の銀行預金はどうやって処理するという案は練られましたか。それは九〇%カットと伺っていいんで...全文を見る
○大脇雅子君 先ほど頭取は、バブルの風潮に流されたことは反省している、以後二度と繰り返さない、こうなった原因というのは大きな資産価値の変動があったと。  私は、やはり買収を中心としたそうした不動産融資の金融機関として長銀が海外進出を図られたことが結局は今回のこのようなことがもた...全文を見る
04月11日第132回国会 参議院 外務委員会 第8号
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○大脇雅子君 今回は、ILO百五十六号条約の批准に当たりまして質問をさせていただきます。このILO百五十六号条約と勧告は、一九八五年、雇用機会均等法成立とともに女子差別撤廃条約を批准いたしましたころから私どもあらゆる働く女性が批准を希望してきたものでございまして、きょうここに審議...全文を見る
○大脇雅子君 この条約の審議経過によりますと、労働者委員とオーストラリア、カナダ、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、アメリカの政府委員が、家庭責任を持つ労働者を、男性及び女性労働者の機会均等及び平等待遇、コロン、家庭責任を持つ労働者に言いかえる修正案を提出し、こ...全文を見る
○大脇雅子君 それから、この条約はILO百十一号条約の雇用及び職業の差別禁止条約というものが家族的責任に基づく区別を明示的には対象としていないということにかかわって補足的な基準が必要だということで規定されているわけですが、百十一号条約の批准に関してはどのようにお考えになっているの...全文を見る
○大脇雅子君 ILO百五十六号条約と男女労働者の平等に関しましてはまさに一体とした条約でないかというふうに考えられますので、ILO百十一号条約の批准についてはさらなる検討を鋭意進めていただきたいと思うものであります。  それでは次に、このILO百五十六号条約はILO百六十五号勧...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、ILO百五十六号条約というのは非常に弾力的で包括的な規定になっておりまして、さらに具体的な措置というものは勧告の中に入っているわけです。そうしますと、勧告に関しては具体的ないわば立法その他政策の指針を示しているものというふうに理解してよろしいわけですか...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、ILO百五十六号条約の批准に当たって、勧告も一つのガイドラインとして国の施策の一定の方向を示すものだと理解されるわけですが、それについて外務大臣、どのようにその点をお考えで、今後これらを踏まえて政府としてどのような努力をなさるのか、御質問をさせていただ...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、とりわけ労働の分野におきまして大きな影響を及ぼすと思うわけですが、この勧告の精神を踏まえてガイドラインとして立法政策の指針とするという点については、労働省もそのようなお考えで対応されるでしょうか。
○大脇雅子君 それでは、逐条的に少し質問をさせていただきたいと思います。  第一条は「この条約は、被扶養者である子に対し責任を有する男女労働者であって、当該責任により経済活動への準備、参入若しくは参加の可能性又は経済活動における向上の可能性が制約されるものについて、適用する。」...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、あらゆる活動で非常に射程距離が広いというふうに考えられますが、そう解釈してよろしいわけでしょうか。
○大脇雅子君 そうしますと、第一条の二項では「介護又は援助が明らかに必要な他の近親の家族に対し責任を有する男女労働者」というふうに適用範囲がなっておりますが、この「近親」の意義というものについてお尋ねしたいんです。  非常に家族形態が多様化しておりまして、それに対応しましていわ...全文を見る
○大脇雅子君 そういたしますと、例えば労働省は、今、育児休業法を改正いたしまして介護休業制度を導入しようとしておられるわけですが、その中にいわゆる近親の家族というのは具体的にどのようなものとして規定されているんでしょうか。
○大脇雅子君 そうしますと、それは同居という要件は入っていないように理解されるんですが、例えば血縁の問題について将来的に、今の現状の中では家族というのは親族の範囲などありますから問題になると思いますが、将来において血縁という要素というものも変更し得るというふうに考えてよろしいんで...全文を見る
○大脇雅子君 それでは、これは通告をしていなかったんですが、第三条についてお尋ねをいたしたいんです。  第三条の一行目で「また、」以降ですが、「できる限り職業上の責任と家族的責任との間に抵触が生ずることなく職業に従事する権利を行使することができるようにすることを国の政策の目的と...全文を見る
○大脇雅子君 だけれども、職業上の責任というのは一体どういうことかなというふうに思うんです。家族的責任というのはわかりますが、「employment」から責任まで広がるのが少しわからないので、内容的にどうかなという気がするんです。だから、「employment」は雇用の意味だとい...全文を見る
○大脇雅子君 ただ、「employment」といった場合には雇用上の責任だけではなくて処遇なんかも当然含まれるわけです。それからまた労働条件なども含まれるのではないかということになりますと、「責任」というふうに言い切ってしまうと労働者の権利の側面が何か消えちゃうような気がして、こ...全文を見る
○大脇雅子君 だけれども、「employment」というのは修飾になるんですか。「employment responsibility」という言葉はありますかね。そういう用語を使いますか。
○大脇雅子君 「family responsibility」というのは一つの慣用句として使われておりますけれども、「employment responsibility」というのは私も初めて聞く言葉だと思いまして、むしろやっぱり「employment」には、「家族的責任」と対応する...全文を見る
○大脇雅子君 その条約、私はフランス語のそういう訳については知りませんでしたが、「employment」と言った場合に、やはり処遇とかそういったものも含まれるべきではないかというふうにどうしても解釈、条約全体から見て考えられるのではないかというふうに思うわけです。その点、もう少し...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、差別を受けることなく家族的な責任を有する労働者が職業に従事する権利を行使するための施策というのは各省庁の施策であると考えられますので、簡単にお聞きをしていきたいと思いますが、労働省にお尋ねをいたします。  まず、この条約は八条で家族的責任それ自体で解雇...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、家族的責任を持っているということはそれ自体解雇の理由にならないけれども、今、遠因と言われましたけれども、遠因じゃなくてまさにそれが直接的な原因で、しかもそれほど重くないような場合にも解雇されるということは妥当ではないというふうに理解されると思うんですが...全文を見る
○大脇雅子君 それでは文部待にお聞きしたいと思います。  文部省の施策としてこのILO百五十六号条約の規定を踏まえてどういう施策を立てられるかあるいは教科書などの見直しをされる予定があるかどうか、お尋ねしたいと思います。
○大脇雅子君 ぜひ次の世代の子供たちにこの条約の趣旨を徹底させるよう、文部省の方としても教科書などを精査しでそのような項目を挙げていただきたいと思います。  次に厚生省にお尋ねをいたしたいと思いますが、厚生省は近年、新ゴールドプランを策定しておられますが、こうしたいわゆる高齢者...全文を見る
○大脇雅子君 自治省にお尋ねをいたしたいと思いますが、この条約の第五条は国内事情及び国内の可能性と両立する措置ではありますが、地域社会の計画に応じて家族的責任を有する労働者のニーズを反映し、サービスを提供するということを規定しております。具体的には、例えば老人保健福祉計画など各地...全文を見る
○大脇雅子君 時間がありませんので最後になりますが、この条約を実施して家族的責任を有する田刀女労働者の均等処遇を真に実現するためには、まず現在のいわゆる男性の働き過ぎということを是正いたしましてさまざまな生き方が可能になる、いわゆる働き方の見直しと男性の家族的責任への積極的な参加...全文を見る
○大脇雅子君 最後に、総理府の男女共同参画室にお尋ねをいたしたいんですが、この条約が批准された以降、総理府としては各省庁の各施策を統合してどのような形で作業をされるのかお尋ねしたいと思います。
○大脇雅子君 勧告は一つのガイドラインであるということで、立法施策として各省庁におかれましては豊富なガイドラインとしての中身を持っておりますから、百六十五号勧告の趣旨を踏まえられましてさらなる施策を展開されますよう要望いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。
04月25日第132回国会 参議院 外務委員会 第10号
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○大脇雅子君 化学兵器の開発、生産、貯蔵及び使用の禁止並びに廃棄に関する条約がパリにおいて署名式が行われまして、このたび批准に対する審議が行われることは非常に有意義であると思います。  一九二五年のジュネーブ議定書から始まりまして、細菌兵器等禁止条約、それから戦争における除草剤...全文を見る
○大脇雅子君 現在この条約に含まれている、いわゆる禁止されている化学兵器ないしはその前駆物質というものに対しまして、例外的なものが許されております。この条約によって禁止されていない目的として、工業、農業、研究、医療または製薬の目的その他の平和的な目的、毒性化学物質及び化学兵器に対...全文を見る
○大脇雅子君 枯れ葉剤は一応使用禁止、戦争のために使うことは禁止されておりますけれども、いわゆるダイオキシンなど、とりわけ後世の子供たちに対してさまざまな弊害を起こすと言われているような、こういう物質についてはどうなんでしょうか。
○大脇雅子君 本条約におきましては三つの検証制度が規定されておりまして、軍事検証、産業検証、チャレンジ査察というものがありますが、とりわけ特別に意味を持つのはこのチャレンジ査察と言われるものであろうかと思います。これはいかなる手法によって行われるのか、御説明ください。
○大脇雅子君 このチャレンジ査察に関しましては、これは当該国が同意しなくても他の国に化学兵器があるということが明らかになれば、あるいはその疑惑があれば入ってくるということで非常に企業秘密との関係で議論が重ねられたと聞いておりますが、どのような議論がされたのでしょうか。
○大脇雅子君 化学兵器禁止条約に関してはそのような厳しい査察制度が導入されておりますが、細菌兵器及び毒素兵器の開発、生産及び貯蔵の禁止並びに廃棄に関する条約に関してはそうした手法が取り入れられていないということですが、これについては現在そういった査察制度というものの検討は始められ...全文を見る
○大脇雅子君 この条約が実施されるということで、我が国では化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律が施行されるということになりまして、化学物質の管理の徹底をするために通産省は通達を出して化学関係業界三団体に監督を強めているというふうに聞いておりますが、この法律に対する通達の...全文を見る
○大脇雅子君 具体的に化学物質の在庫管理とか販売先のチェック体制、末端の利用者のどこまでそれが届いて、どのような数量が行っているかというような、そういった体制について検討を始めておられますか、どうでしょうか。
○大脇雅子君 私がお尋ねしているのは、周知徹底というような啓蒙的なことではなくて、化学物質の在庫管理とか販売先のチェック体制などのようなシステムの確立ということを、業界と協議されましてもよろしいんですが、通産省としてはそれを具体的な形で検討されないといけないのではないかというふう...全文を見る
○大脇雅子君 条約の批准とともにやはり徹底した国内法の整備ということが必要であろうかと思いますので、その政令というのは早期にかつ徹底してその規定を整備していただきたいというふうにお願いをいたします。  この条約を批准したときに負う国の義務について確認をいたしますが、もちろん化学...全文を見る
○大脇雅子君 今、日本で化学兵器が国としてつくられているということはないと思われますが、一番問題は、旧日本軍が製造をした毒ガスというものがどのくらいあったのか、そしてそれに対する自国ないしは他国におきます毒ガス兵器の廃棄の責任は日本が負うわけですが、まずお尋ねをいたしたいのは、旧...全文を見る
○大脇雅子君 最近、アメリカの国立公文書館所蔵の新資料を検討して、吉見義明教授がそれを集計して、陸海軍で一九三一年から一九四五年までにつくられた毒ガス弾は七百五十一万四千六百九十八本というような数字を挙げておられますが、そういったアメリカ公文書館などの資料などから防衛研究所の方と...全文を見る
○大脇雅子君 これは民間の研究者の人たちの中でそうした紛失した軍の資料等に留意しながら推定した数字ですので、化学兵器禁止条約を批准した我が国としては、やはり全力を挙げてさまざまな資料を収集して、旧日本軍がどのくらい毒ガスを生産していたかということを徹底して調査していただきたいと思...全文を見る
○大脇雅子君 そうではなくて、旧日本軍が製造した毒ガスというものがどのくらいであったのかということは、この条約を批准するについて我が国としては重大な関心を持って調査しなければいけないというふうに思うわけです。資料がないというのではなくて、アメリカ国立公文書館でいろんな資料が発見さ...全文を見る
○大脇雅子君 発見されていないというのでも、例えば西ジャワにはオランダ東インド政府が経営しておりました化学兵器生産施設があって、バンドンの兵器廠でイペリットなどがつくられていたという報告もあるわけですから、中国以外に、その他東南アジアにも化学兵器は残されているのではないかというこ...全文を見る
○大脇雅子君 八海域のうち三つが深いところということですか。
○大脇雅子君 その名前と場所を特定してください。
○大脇雅子君 時々漁師の綱にかかって、その被害を受けた人たちが出ているというふうに聞いておりますが、そういう事実というのはありませんか。
○大脇雅子君 さらに、広島の大久野島の方では毒ガスの製造にかかわっていた従業員の人たちが今なお後遺症に苦しんでいるというふうに聞いておりますが、この点は今どのような形で国はケアをしているんでしょうか。
○大脇雅子君 さらに、環境庁にお尋ねした方がいいと思うんですが、広島で何か浅いところに埋めて、もう一度また処理が必要な場所があるというふうに聞いておりますが、そうでしょうか。
○大脇雅子君 しかし、そういうことが出てきた場合、これからはそれは国の義務として処理をすることになると思うんですが、その体制について、例えば昭和四十七年に省庁連絡会議というのができているということですが、これは今なお生きていて、そこがこれからそういう国内における処理を行うのでしょ...全文を見る
○大脇雅子君 それでは、中国に日本が遺棄した化学兵器に関してお尋ねをいたします。  ただいまの大臣の御報告によりますと、一九九二年に中国側から申し出をされて日中で調査が始まったというふうに理解されるわけですが、これは中国側が言う前に日本は何らかの形で何かアクセスをしていたのでし...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、今、三回調査に出かけられているわけですが、しかしまだ二百万発あるということについてはまだ確定してはいないんでしょうか。
○大脇雅子君 一九九二年にジュネーブで提出された文書には吉林省の敦化地区のところに百八十万発余りが存在すると書かれておりますし、それから黒竜江省の富錦県あるいは黒竜江省の尚志市などにはそれぞれ十万発、二十万発というような形で中国側が言っておりますが、今まで三回の調査団で敦化のとこ...全文を見る
○大脇雅子君 それはダムの上流にあって、年代も経ていて大部分は腐食しているため、一たん大量に漏出した際の現地の人民の命及び生活環境に及ぼす影響と結果については想像を絶するものになるというふうに書かれているわけです。これはかなり緊急性を要するというふうに思うんですが、調査の日程ある...全文を見る
○大脇雅子君 それから、この文書では二千人の被害が出たというふうに書かれておりますが、どのような被害なんでしょうか。それは把握しておられますか。
○大脇雅子君 二千人の被害状況というのは、例えば大久野島の症状などを見ても非常に厳しいものがあると思うわけですが、早急に被害を調べられて、言ってみればその手当て、補償などについては日本としては行わないといけないというふうに思うわけですが、いかがでしょうか。
○大脇雅子君 その点については非常に論議があるところだと思います。とりわけ、兵器の遺棄によって今なお被害が出ているという状況について、我が国はやはり真摯に誠実にその補償に対処しなければならないというふうに考えます。  それでは、毒ガスの処理方法についてはどのような見通しを持って...全文を見る
○大脇雅子君 日本軍のいわば遺産として一番困難でかつ長く時間を要する最大の戦後処理であるというふうに考えざるを得ないわけでございます。ぜひ国内の体制を十分にとられて誠実に対処していっていただきたいと思いますが、この点について外務大臣、どのような御見解をお持ちでしょうか。
○大脇雅子君 先回、ことしの一月に中国の社会科学院の研究者と日本の民間の研究者がこの敦化地区に調査に入ったということがありまして、その際議論されたことは、やはり情報公開をしてどこに何があるということを中国の人たちにも知ってもらって、そしてきっちりと処理をしなければいけないという意...全文を見る
○大脇雅子君 他国の化学兵器の処理状況についてお尋ねをしたいんですが、一番化学兵器を所有しているのはアメリカとロシア、そしてドイツもまたその義務を免れないと聞いておりますが、これらの国はどのような形でこの化学兵器の廃絶に向けて取り組んでいるのでしょうか。
○大脇雅子君 そうすると、この条約を批准して日本がまず一番先にやらなければならないことは、やはり旧日本軍の製造した毒ガスがどこにどのくらいあるのかということではないかと思います。  重ねて御質問したいんですが、これを調査するというお約束はいずれかのところでお約束いただけるのでし...全文を見る
○大脇雅子君 環境庁の方も海洋投棄をされた量というのは特定されていませんよね。
○大脇雅子君 どうもまず調査不足だということと、それから現状の調査がないということと、それからそういったものをきっちりととらえていくという責任省庁がないというふうに考えられるわけです。  アメリカではこの化学兵器禁止条約ができたときに、いわゆるナショナルマシーナリーのような国家...全文を見る
○大脇雅子君 最後にちょっと補足的にお聞きしたいのですが、一九八六年九月十七日、アメリカの議会におきまして満州でのアメリカ人の捕虜たちの処遇に関する公聴会というのが行われまして、その当時、陸軍の記録管理長で陸軍古文書専門家のジョン・H・ハッチャーという人が、七三一部隊の細菌兵器に...全文を見る
○大脇雅子君 貴重な資料であるというふうに思われるわけで、言ってみれば痛恨の資料かもしれませんが、一度ぜひお調べいただきたいと思います。  終わります。
04月26日第132回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号
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○大脇雅子君 四ページですが、労働市場の変化と雇用に関しまして「中長期的に取り組むべき労働関係問題」というところがありますが、ここでは「女性や中高齢者等の雇用促進」云々とありますが、そこで最後の一行に、「加えて国際的に見て公正な労働基準の確立も要請されてきている。そこで労働時間短...全文を見る
○大脇雅子君 エネルギーのベストミックスの考え方が重要だというお立場は十分理解できるんですが、私はそういう考え方には前から反対だということを申し上げて、それもいろいろと意見を言ったと思うので、それはやっぱりそういう異論があったということはきちっと書いていただきたい。これは何回も申...全文を見る
05月18日第132回国会 参議院 外務委員会 第13号
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○大脇雅子君 国連平和維持活動に参加する国連要員の安全確保に関する国際条約は、一九九四年十二月九日、コンセンサス採択され、二十二カ国が批准して、三十日後の発効の運びとなっています。  条約が成立した国際的な情勢とこの条約の意義、我が国が批准して後、果たすべき積極的役割について大...全文を見る
○大脇雅子君 それでは、本条約の内容について御質問いたします。  本条約は、第二条一項において「前条に定める国際連合要員及び関連要員並びに国際連合活動について適用する。」と定めています。この場合、例えば湾岸戦争における多国籍軍は含まれないと解してよろしいでしょうか。また、人道援...全文を見る
○大脇雅子君 人道援助につきましては、例外的な危険の存在の宣言がなされる場合にはこの条約が適用になるということですが、条約作成の際、これをめぐってどのような議論がなされたのでしょうか。そして、効力発効後のこの条項の運用に関してどのような認識を持っておられるでしょうか。
○大脇雅子君 そういたしますと、例外的な危険の宣言は安全保障理事会または国際連合総会が宣言するわけですが、これはPKOの展開地域外の人道救援活動をも含むということでしょうか、全くそのPKOの展開地域内に制限されるのでしょうか。新聞紙上によりますとPKOの展開地域外の人道救済援助は...全文を見る
○大脇雅子君 第二条の適用除外といたしましては、国際連合憲章第七章の規定による強制行動として安保理の認めた国際連合活動で、「要員のいずれかが組織された軍隊との交戦に戦闘員として従事し、かつ、国際武力紛争に係る法規が適用されるもの」としています。この「国際武力紛争に係る法規」とは何...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、この要員条約というのはいわば平時に適用されると解されるわけですが、近時のPKOは、当事者の停戦を待って国連が違反を監視するという形だったものから、戦闘が燃え盛る場所あるいは戦闘が一触即発の場所にも出かけ、そして戦争に巻き込まれるケースが少なくありません...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、交戦状態に入ると二条二項の適用除外が出てくるということですと、例えばボスニア・ヘルツェゴビナにおきますクロアチアのムスラム勢力とセルビア人勢力の戦闘下における国連防御軍というものには適用されるのでしょうか。もし国連がNATOの戦闘参加を要請してそれがな...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、交戦状態に入って適用除外になるかどうかという場合の交戦状態の概念というのはどんなものか、議論はされたのでしょうか。
○大脇雅子君 そうしますと、この条約が適用されるべきPKO活動というのは交戦状態にないいわゆる中立性が維持されるPKO活動というふうに考えられるわけですが、国際的な民族紛争が多発いたしまして大国の利益が錯綜する状況の中で、中立性のいわば認定といいますか公正性というものは、この条約...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、ザイールの難民救援活動は当然含まれるのでしょうか。この条約の適用を受けるのでしょうか、受けないのでしょうか。
○大脇雅子君 大体条約のイメージが明快になってまいりました。  少し横にそれますが、先般クロアチアを訪問されました外務大臣に御質問をいたしたいんですが、明石代表の和平努力を支えられたことに敬意を表したいと思います。  きょうの読売新聞によりますと、セルビア人勢力指導者のコリェ...全文を見る
○大脇雅子君 クロアチアの側ではセルビア人がさらに数%の領地を要求していると言っているんですが、私どもが聞きましたのは、四九%を五二%ということで、三%というのはブルチコの回廊のところではないかというふうに思っておりますので、バルカンやユーゴの領域に利害関係や歴史的な負のかかわり...全文を見る
○大脇雅子君 カンボジアでは高田警部補が殺害されたわけですが、その高田警部補殺害事件に関して、国連の報告書を外務省は受け取っておられるでしょうか。その報告書は公開できるのでしょうか。  「ザ・スクープ」によりますと、これまでの報道や説明によりますと、高田警部補は、身を伏せること...全文を見る
○大脇雅子君 応戦中に射殺という、その中の弾に当たって亡くなったということは事実でしょうか。
○大脇雅子君 カンボジアとかモザンビークあるいはザイールヘの派遣については、口上書というものが国連ないしはUNHCRから出されているということですが、ザイールヘの自衛隊の派遣については、UNHCRからの要請書を私は見せていただきましたが、これはどこからどこへ出ているものなんでしょ...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、このザイールヘの自衛隊の派遣というのは国連の要請ということではなくてUNHCRですから、要するに日本政府独自の判断で派遣をしたと、こういうふうに理解してよろしいんでしょうか。
○大脇雅子君 ゴラン高原、UNDOFについて、いつの時点でだれから、例えばいかなる部局のどのポストの人から直接要請があったかということがさまざまな議論を呼んでいます。重ねて御質問をしたいのですが、いついかなる部局のいかなる日本政府のポストに直接要請があったのでしょうか。
○大脇雅子君 PKOの派遣の際にはPKO派遣の五原則というものがありますが、口上書が出されたのをいずれを見ても、何らそれには五原則を認めるとか認めないとかというようなことには触れられていないわけですが、この派遣五原則というのは国際的にはどのように担保されるものなんでしょうか。
○大脇雅子君 国連に通告したりあるいは確認したり了解を得たということですが、国連のどの部局と政府のどの部局とのレベルでそういう協議なり話し合いが持たれるのでしょうか。
○大脇雅子君 今度そのUNDOFの問題で問題になるのは、カナダ軍の指揮下に入るということで、ガリ事務総長などの文書などを読みますと、指揮権の統一性ということについて繰り返し念押しがされているわけですが、この点については国連との間で何か話し合いはされたでしょうか。
○大脇雅子君 UNDOFが常駐をしております兵力引き離しの非武装地帯というのは国連の管理下にあると思われますが、この場合、受け入れ国の同意といった場合にはイスラエルとシリアの二国の停戦協定を指すということになるのでしょうか。  この非武装地帯を挟みまして七十五台の戦車と約六千人...全文を見る
○大脇雅子君 けさの新聞によりますと、PKFの見直しに外務大臣が言及されたということの報道がありますが、憲法九条とPKFの関係を考えたときに、その見直しについてどのように理解されているのでしょうか。
○大脇雅子君 今までのさまざまなPKOの経験を考えますと、「平和への課題」、ガリ事務総長の年頭所感等にもありますように、やはり軸足はできる限り予防外交の方へ行くということが最も経験を生かす道ではないかと私は思います。  UNDOFにつきましては、本体がPKFである限り後方支援は...全文を見る
05月24日第132回国会 参議院 本会議 第25号
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○大脇雅子君 私は、日本社会党・護憲民主連合を代表し、ただいま国家公安委員長からありました御報告に関して御質問申し上げます。  まず、昨年六月の松本サリン事件、ことし三月二十日の地下鉄サリン事件でお亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表し、御遺族の方々にお悔やみ申し上げます。...全文を見る
11月01日第134回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第1号
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○大脇雅子君 社会・護憲民主連合の大脇でございます。  それでは、私は行政監察の勧告の効果を中心にお尋ねしたいと思います。  総務庁設置法第五条によりますと、第三項で「長官は、所掌事務に関し、随時、内閣総理大臣又は関係各行政機関の長に対し、意見を述べることができる。」とありま...全文を見る
○大脇雅子君 先ほど大体一年半ぐらいでその調査が一本完了するということでありましたが、長いものはもっとまだ長く必要なときがあるんでしょうね。最長と最短距離の時間というか、そういったものはテーマによってうんと違うと思うんですが。
○大脇雅子君 そういたしますと、まず総務庁の長官が関係の各大臣あてに勧告を出されるわけですが、その勧告の次のフォローアップというのは実際上どのようになっているでしょうか。
○大脇雅子君 そういたしますと、その二回目の改善措置の報告を受けてなおかつ未措置のものとか、あるいは、例えば非常に長期を要するような改善の場合などはどこまでフォローアップをされるのでしょうか。
○大脇雅子君 例えば、勧告の中では予算措置を必要とするものもあると思うわけですが、そういう予算措置の必要があるものについては省庁だけではなくて、例えば大蔵省にそういった監察をしたというような報告とか、あるいはそういった省庁間の協議の機関などを設置して実際に進めるというようなことが...全文を見る
○大脇雅子君 情報の公開法がない現状では、言ってみれば行政監察の報告書というのは、国民にとりましては唯一情報の内部を知る大きなきっかけになっていると思います。この行政監察の調査結果の報告書とか勧告とかあるいはフォローアップの内容というのは、原則としてすべて国民に開示されているので...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、今までやられた中で国民に最も関心が持たれたというふうに把握されておられる行政監察というのはどんな項目があるのでしょうか。
○大脇雅子君 そうしますと、例えば何年かローリングいたして、三年ごとにテーマを設定されていかれるんですが、主としてテーマの選定と国民の要望みたいな関心との関係というのはどうなっているんでしょうか。
○大脇雅子君 今、官官接待が非常に問題になっておりますけれども、それに対するこれまでの調査というのはどういう事例があるのでしょうか。
○大脇雅子君 ただいま御説明を得ました五十六年八月十七日の「行政事務運営の公正確保に係る体制及び手続に関する調査」、これの前書きを見ますと、この発端は行政事務運営に関する国民の不信感が高まって、そして閣議で内閣総理大臣から「綱紀粛正と行財政の刷新に関する当面の方針についで」という...全文を見る
○大脇雅子君 この五十六年の調査結果によりますと、「旅費、会議費の執行の適正化」とか、あるいは「官公庁間接遇等の自粛」というような形でまさに今起きているような弊害について的確な指摘があるわけですが、それにもかかわらず、ああいった新聞報道でされるような官官接待とか、そういう綱紀が乱...全文を見る
○大脇雅子君 宗教法人法は確かに信教の自由との関係で非常に難しいのですが、そのほかの公益法人に対する監察の可能性というのはどうなんでしょうか。  もちろん、その活動に入るのではなくて、法人性の側面に関してのみという点についでということになるのは常識的に当たり前だと思うんですが、...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、それの関連ではどのような問題点が出ておりますでしょうか。
○大脇雅子君 時間が参りましたので私の質問を終わらせていただきますが、先ほども言いましたように、少なくとも今、情報公開法のない中で行政監察の役割というものは国民的な視点から見たらますます重要性が大きいものだと考えますので、今後とも適宜、時代に合わせた先進的なテーマをお選びいただき...全文を見る
12月04日第134回国会 参議院 宗教法人等に関する特別委員会 第8号
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○大脇雅子君 日本社会党・護憲民主連合の大脇でございます。  日本は、気が遠くなるような長い年月にわたりまして祭政一致、政教一致、神道以外は弾圧を受けるという戦前のつらい体験の中で、信教の自由と政教分離という憲法上の原則を確立してきた歴史がございます。  一九五一年、宗教法人...全文を見る
○大脇雅子君 国民の目から見て一番納得しがたいのは、いわゆる目的の逸脱行為、宗教法人法八十一条は著しく公益を害するもの、あるいは目的を逸脱したものを例示として挙げておりますが、例えば、たとえ献金に喜捨の心があったとしても、それを個人資産へ流用したり、いわば世俗的な乱用をすることは...全文を見る
○大脇雅子君 はい、洗先生に。
○大脇雅子君 具体的にそれをどのように規制すべきかという点につきまして、洗参考人と北野参考人にお尋ねをしたいと思います。
○大脇雅子君 北野先生にお尋ねをいたします。  北野先生は、宗教法人としてふさわしい会計基準、会計原則を確立されるべきだというふうに言われました。文部省などの話によりますと、それは宗教法人審議会で非常にまだ数年かかるような検討を必要とするというようなことが言われておりまして、そ...全文を見る
○大脇雅子君 欧州共同体、EUにおきましては、教会と国家の新局面という問題が提起されまして、欧州議会は一九八二年から一九八四年にかけて、これは具体的に統一教会が問題となったものでございますが、新宗教運動が入信者を求める方法とか、その処遇に関して大きな人権上の問題があるということで...全文を見る
○大脇雅子君 この問題は、国家権力の介入に対しては、それぞれの団体の自治が確立されることによってこの問題も解決すべきだということを申し上げて、私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)
○大脇雅子君 山口廣参考人にお尋ねいたします。  ただいまオウム真理教の問題あるいは霊感・霊視商法の問題、あるいはEUにおけるカルト、セクト、新宗教の問題というものがあたかも偶発的なもののように議論されておりますが、この時代的な背景ないしは普遍的な社会現象として、山口廣参考人は...全文を見る
○大脇雅子君 そういった現象を含めまして、今、白浜委員の質問に対して宗教法人法の改正が幾ばくかの実効性を持つというような御見解がございましたが、不十分だという御見解もありました。今回の法改正の効力、さらに今後我々が検討すべき課題について御教示いただきたいと思います。
○大脇雅子君 新しい宗教団体が提起するいわゆる入信の勧誘のあり方とか信者の処遇の問題については、午前中で欧州共同体のガイドラインについて御意見を伺いましたが、先生は、宗教法人情報センターというものを山口参考人は提起されまして、そういった団体自治と申しますか、宗教界の自浄作用という...全文を見る
○大脇雅子君 秋谷参考人にお尋ねをいたします。  秋谷参考人が日本記者クラブでお話をなさいましたとき、創価学会の会員は八百三万世帯、御供養として特別財務と言われる寄附金については、世に年間五千億とも六千億とも言われているというふうに言われております。これが全体的に非課税扱いにな...全文を見る
○大脇雅子君 そういたしますと、創価学会の収益事業からの利益ないしは創価学会が所持しておられる資産からの配当金などもそのようにして開示しておられるのでしょうか。
○大脇雅子君 宗教法人法第二条「宗教団体の定義」によりますと、「「宗教団体」とは、宗教の教義をひろめ、儀式行事を行い、及び信者を教化育成することを主たる目的とする」というように書かれておりまして、第十条には「宗教法人は、法令の規定に従い、規則で定める目的の範囲内において、権利を有...全文を見る
○大脇雅子君 宗教法人創価学会の規則第三条の「目的」によりますと、「日蓮正宗の教義に基き本尊流布ならびに儀式行事を行ない、王仏冥合の大理想実現のための業務を行なう」ということが設立の規則に見られますが、これはいつ改正されたのかこれは政教分離と矛盾するとお考えか、未来永劫にこの考え...全文を見る
○大脇雅子君 終わります。
12月12日第134回国会 参議院 外務委員会 第10号
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○大脇雅子君 本年の六月にいわゆる化学兵器禁止条約が日本によって批准されましたが、現在の批准国数は何カ国ありますでしょうか。  それから、安全保障理事会の常任理事国で批准をした国はあるのでしょうか。あるいは、その国の批准の見通しについてお尋ねをいたします。
○大脇雅子君 外務大臣にお尋ねをいたしたいのですが、この条約批准のために今後どのように働きかけていかれるおつもりでしょうか。
○大脇雅子君 外務委員会における化学兵器禁止条約批准のための審議におきまして、私は、先回、一九九二年二月十八日、中国がジュネーブの軍縮会議に提出した「ある外国より中国に遺棄され発見された化学兵器に関する情報」という文書について御質問をいたしました。その際、そこに書かれていた文言が...全文を見る
○大脇雅子君 外務省の調査に防衛庁も同行されておりますが、防衛庁としてはこの問題をどのように受けとめておられるのでしょうか。
○大脇雅子君 この化学兵器の処理は、技術的にどのように無害化できるのでしょうか。防衛庁にお尋ねいたします。
○大脇雅子君 こうした技術的な方法は、まだ中国側とは具体的な折衝で提示されてはいないのでしょうか。
○大脇雅子君 この砲弾処理に関しましては莫大な費用が要ると思われます。その処理の体制について先回私が御質問をいたしましたときには、外務省としては、どういう体制でもってこれを処理するのか調整中であるというふうにお答えになったと思いましたが、その後、検討は進んでいるのでしょうか。 ...全文を見る
○大脇雅子君 現在、化学的な処理のノウハウを持っているところは日本ではどこにあるのでしょうか。防衛庁わかりますか。
○大脇雅子君 そうすると、日本の民間企業ではノウハウを持っているんでしょうか。それから、外国ではどこがそういうノウハウを持っているんでしょうか。
○大脇雅子君 今年度の予算は五千万ぐらいでしたでしょうか。そうですよね。平成八年度は幾らの予算で、その環境調査はどこをどういう手法でやられる予定なのか、わかりましたらお尋ねしたいと思います。
○大脇雅子君 このノウハウの蓄積ですけれども、これほど大がかりな遺棄された化学兵器のノウハウを例えば民間企業に委託するような形では私は日本の国際法上の責任から問題ではないか、やっぱりみずからやらないといけないのではないか。そして、化学兵器をこの地球上からともかく廃絶をするというこ...全文を見る
○大脇雅子君 なぜこのハルバレイに何万発もの砲弾が集中したかということにつきまして、敦化文史資料というのがございます。それによりますと、敦化はかつて日本軍の対ソ作戦の重要な防衛線であって、戦略上のかなめであった。したがって日本軍はそこに大量の弾薬を貯蔵していた。そして、基本的には...全文を見る
○大脇雅子君 それで、実は向こうへ行ってわかったことは、畑の中に集められて、敦化の委員会で集められたものはハルバレイに埋設されているんですが、川や海や湖にほかった砲弾というものは全然発見できないというか、わからないわけですね。それから、それ以外に埋められたところは全く明らかになっ...全文を見る
○大脇雅子君 例えば中国の北京の第一、第二档按館、国立公文書館ですか、そういうところに日本軍から押収した秘密の軍資料があるというふうにも聞いておりますし、それからアメリカとかロシアとかにも接収された資料があると思います。そういう資料をどうやってこれから収集していくか、何かアイデア...全文を見る
○大脇雅子君 防衛庁の方は、そういう資料については、探査ないしは公開をお願いできるでしょうか。
○大脇雅子君 中国の全人代の外事委員会を訪問いたしましたときに、そこの外務委員であられます除振さんが、中国において私は毒ガス戦を兵士として受けて戦った、したがって日本軍はそういう大きい規模の戦争になると確実に毒ガスを使ったという生々しい報告などをなさいましたが、防衛庁としては、旧...全文を見る
○大脇雅子君 外務省はどうでございましょうか。
○大脇雅子君 私たちが会いました被害者は二人でありまして、一九七四年十月に河川をしゅんせつしておりました黒龍江省の坑道局の船が毒ガス弾を巻き上げまして、そこの船員たちが被災をしたという事例の被害者です。私も知らなかったんですが、毒ガスの被害というのは、被害を受けてやけどをしたり腐...全文を見る
○大脇雅子君 ぜひそういった問題も射程距離に入れて、これからの日中の協議の中で提議していっていただきたいというふうに思います。  私は、国会側としてもこの問題を政府だけにゆだねていくのではなくて、この大きな戦後処理の問題を我々がなお負っているんだ、遺棄された化学兵器は既に歴史の...全文を見る
○大脇雅子君 キューバは実に誇り高い国でありまして、特に南米の国々からのキューバへの信頼というのは非常に大きなものがあると思います。キューバと日本との間の関係は、将来的にはそういう南米諸国と日本との関係のあるまさに一つのかぎにもなっていくようだと私は思います。今、アメリカの経済制...全文を見る
12月13日第134回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第2号
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○大脇雅子君 お話を十分伺わせていただかずに質問をさせていただきまして恐縮でございますが、私、労働省の労働保険審査制度についてお尋ねをしたいと思います。  過労死という言葉が国際的にも大きな話題を呼んで既に世界的な意味を持ち始めておりますが、日本人の働き過ぎあるいは過労死の問題...全文を見る
○大脇雅子君 それは通勤災害も含めた労災認定数だと思うんですが、今、申請件数はわからないというのはどういうことでしょうか。どういう申し立てがあったのか、数はわからないんでしょうか。
○大脇雅子君 そうしますと、通勤災害以外の労働災害の件数はわかりますか。
○大脇雅子君 そうです。
○大脇雅子君 ちょっと誤解があったかと思います。  通勤災害以外のいわゆる労働現場における労働災害というふうに言った方がいいんでしょうか。だから、通勤災害がほとんどを占めているということはわかるんですけれども、それ以外の労働現場の中における災害の発生件数みたいなもの、そして申請...全文を見る
○大脇雅子君 この中で、虚血性の心臓疾患とか、いわゆる過労死と言われる人たちの件数、認定件数は非常に少ないんですが、それの申請件数と認定件数というのはわかりますか。
○大脇雅子君 平成七年の二月に新認定基準をお出しになったのですが、そのことによる申請件数の増加はございますか。それから、認定件数はとのように変化しておりますか。
○大脇雅子君 そうしますと、原処分庁が三十二ないしは三十五件といいますと、不服審査の件数はどのくらいになっておりますか。ほとんどが不服審査請求ということになりますでしょうか。
○大脇雅子君 この原処分庁の審査期間というもの、それから不服審査の審査期間が非常に長いということが批判されておりまして、最高裁の判決で本年の七月に審査請求から三カ月経過しても決定がない場合には裁判を起こすことができるという判決が出たというふうに承知しておりますが、これを労働省の審...全文を見る
○大脇雅子君 実務上の体験からいいますと、原処分庁の認定につきまして、その事情聴取が非常に遅かったり、それからお医者さんの認定がなかなか出なかったりという問題点があって遅いというふうに私は理解しているんですけれども、どうでございましょうか。この点についての改善方策などお持ちでしょ...全文を見る
○大脇雅子君 医師の点についてはどうでしょうか。医師の診断書がなかなか出ないということについての改善はどうでしょうか。
○大脇雅子君 例えば、原処分庁で審査結果が出て、それで不服審査をするまでの記録の作成がほとんど手書きで交付されているようなところがあったり、ともかく見るのに時間がかかるというようなことがあっておくれるというのが現場だと思うんですけれども、先ほどOA機器とおっしゃったんですが、そう...全文を見る
○大脇雅子君 多分漸次改善をしておられて三カ月に短縮していくということでありますので、それは漸次できていくのだろうと思いますが、そこは鋭意スピードを上げていただくことが労働者の人たちの保護につながるのではないかと考えますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。  また過労死...全文を見る
○大脇雅子君 サリン事件で労災申請の認定件数が非常にふえたという新聞報道を見たんです。これは何件ぐらいで、もう既に認定は済んでいるんでしょうか。
○大脇雅子君 それでは、経済企画庁と通商産業省にお尋ねします。  PL法が施行されますと、省庁の連絡については前の委員の御質問でお答えいただきましたが、相談の機構とかあるいは相談をした後の取り扱い方法で、例えばPL法違反だというようなことが明快になったときの取り扱い方法とか相談...全文を見る