大脇雅子

おおわきまさこ



当選回数回

大脇雅子の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第136回国会 参議院 労働委員会 第3号
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○大脇雅子君 それでは、御質問をさせていただきます。  雇用の状況を見てみますと、有効求人倍率や完全失業率などから見まして非常に厳しい状況にあります。とりわけ新規大学卒の女性に対する就職は超氷河期とも言われまして、大卒で六七・一、短大で六五・四というのが一九九五年度の問題だとい...全文を見る
○大脇雅子君 そうした状況の中で、企業に対する集団指導などを行うというようなことを従前言われておったと思うんですが、そういった集団指導体制は現実に行われているのかどうか。また、平成六年三月十一日に、「事業主が講ずるように努めるべき措置についての指針」において就職等における男女別枠...全文を見る
○大脇雅子君 女子学生の就職差別問題に関して、面接におけるセクシュアルハラスメントが社会問題となっております。  セクシュアルハラスメントに関しては女子雇用管理とコミュニケーションギャップという形での啓発パンフレットがあるということを承知しておりますが、さらに一歩進めて、その予...全文を見る
○大脇雅子君 これまでの企業の新規採用というのは、高度経済成長と豊富な若年労働者の大規模採用ということ、そしてそれが終身雇用制という慣行の中で四月に一括して採用するということがこれまでのルールのようでございました。  しかし、大学等で既に女子の進学率も向上いたしまして各分野にお...全文を見る
○大脇雅子君 第八次雇用対策基本計画が策定されましたが、その中には企業と行政と労働者自身が三位一体となって労働力の付加価値を高めていく、そして技能と専門性を持つ労働力へとシフトしていくというプロセスが描かれております。  確かに、高度経済成長あるいはある程度の経済成長を前提とい...全文を見る
○大脇雅子君 そうした職業訓練計画について、二つの点で気がついたことといいますか、要望があるんですが、まず一つは職業訓練のカリキュラムを組むときに、性に対する偏見、例えば女性の感受性とか、あるいは女性的な仕事に固定したような訓練計画に女性を参加させるのではなくて、むしろ非伝統的な...全文を見る
○大脇雅子君 確かに外国人労働者の活用ということも大事ですが、私が申し上げましたのは、日本人であっても、これからは国際労働市場への進出ということを視野に入れて職業訓練、教育をして世界へ出ていくということも必要になるのではないか、こういう趣旨でありまして、したがって、日本人の職業訓...全文を見る
○大脇雅子君 我が国は人的資源こそ二十一世紀を切り抜けていく力だというふうに考えますので、そのように述べさせていただきました。  その中で、高齢化社会、少子社会というものに対して資源として最も活用されるべきは女性の労働力であるというふうに考えます。不況の中で、均等法はバブルでは...全文を見る
○大脇雅子君 ぜひ均等法七条を効果あるものに改正していただきまして、企業名の公表など組み入れていただきたいというふうに思います。  さらに、自主点検制度というものがございまして、いわば企業の中における男女平等の状況というものの報告制度ができております。また、男女雇用機会均等問題...全文を見る
○大脇雅子君 企業に向けてのガイドラインというお話でございましたが、やはりガイドラインと申しますと行政指導の一つの指針というようなことにもなるわけですが、男女の平等推進措置として日本の土壌に合った平等計画というものをぜひとも法律の中に組み入れていっていただくということはなかなか難...全文を見る
○大脇雅子君 それから、第八次雇用対策基本計画によりますと、「労働基準法上の母性保護を除く女子保護規定については、労働時間を始めとした労働条件や就業と家庭生活との両立のための条件整備の状況などを勘案しつつ、今後解消する方向に向け具体的な検討を行う。」というふうに書いてありますが、...全文を見る
○大脇雅子君 労働時間を初めとした労働条件というのは、どのようなものとして考えていらっしゃるでしょうか。
○大脇雅子君 そうすると、労働条件や条件整備の状況というのは、解消する方向に向けて具体的な検討を行うときに、もう成熟しつつあるというふうにお考えなんでしょうか。
○大脇雅子君 介護休業制度の実効性を担保するために、介護手当の支給については検討を始められておりますか。
○大脇雅子君 女子保護規定の改廃に関しまして、一九八五年に雇用機会均等法が成立いたしましたときには、この女子保護規定の改廃につきましては、男女平等を実現するためより高い水準の確立に向けて組みかえていくというようなことを当時の赤松局長が言われていたと思いますが、現在もその男女共通の...全文を見る
○大脇雅子君 改廃をいたしまして男性の労働基準に女性を合わせていくということではなくて、むしろ女性の基準にも男性を合わせていくという、両々相まって男女平等のより高い水準の確立を目指すということでなければ、本当に人間らしい労働条件は実現しないと思うわけです。  具体的にお尋ねいた...全文を見る
○大脇雅子君 それでは、そのILO百七十一号条約の批准について、大臣はどのようにお考えでございましょうか。
○大脇雅子君 それでは、大臣に最後にお尋ねをいたしたいんですが、均等法改正のあり方についてお考えをお聞かせいただきたいと思います。  とりわけ、均等法が十年たちまして、調停の開始が一件だということとか、あるいはコース別雇用、既婚者差別で調停が開始しなかったということを理由に女性...全文を見る
○大脇雅子君 男女雇用機会均等問題研究会の報告を見ますと、これは均等法は性差別禁止法として雇用の全ステージの差別を効果的に規制できるような法の仕組みへというような報告もされておりますので、ぜひその作業に期待をしたいと思います。二十一世紀の男女雇用平等法にふさわしい、国際的な批判に...全文を見る
○大脇雅子君 具体的に個別の企業に対して、どのような形で周知徹底を図られているのでしょうか。
○大脇雅子君 そうしますと、この疑似パートの数というのは現在ふえているのでしょうか、あるいは減っているのでしょうか。あるいは疑似パートがその形を変えているということがあるのでしょうか。あるいは相変わらず疑似パートで差別は是正されることなく来ているというふうに解釈したらいいんですか...全文を見る
○大脇雅子君 平成二年度からかなりの年数もたちましたので、その間そうした日本的なパートタイム労働者の特徴とされる疑似パート問題に関してもぜひ実態調査を入れていただきまして、その改善あるいは具体的な問題点など御調査いただきたいということを要望したいと思います。  それにつきまして...全文を見る
○大脇雅子君 ILOでは百七十五号条約としてパート労働者の条約が策定をされておりまして、そこでは絶対的な均等処遇を行う分野、例えば母性保護とか団体交渉等、そのほかには比例的な均等処遇を求める条項として賃金その他労働時間に比例して平等処遇をするようにという条約が策定されましたが、我...全文を見る
○大脇雅子君 パート労働法の三年後の見直しと関連いたしまして、ぜひこのILO百七十五号条約の批准に関しても政治的な一つの課題と申しますか、検討課題に組み込んでいただきたいと思います。  最後にちょっと細かいのですが、第八次雇用対策基本計画について、「女性の労働市場への参加の障害...全文を見る
○大脇雅子君 ぜひその点の検討は始めていただきたいと思います。  女性の中でも、百三万円の壁というものに囲われて働く働き方についてみずから問題だという意見も既に多く出始めておりますし、この税制こそ、さまざまな賃金制度と絡んで、女性の賃金を総体として下に沈めているシステムだと思い...全文を見る
04月09日第136回国会 参議院 労働委員会 第4号
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○大脇雅子君 四月の一日、二日、フランスのリール市で行われましたG7の雇用関係閣僚会合に御出席なさいまして、御苦労さまでございました。  新聞報道によりますと、G7のこの雇用サミットにおきましては、貿易問題と労働基準の問題が提起され、EUなどの主張に対して、我が国は違ったスタン...全文を見る
○大脇雅子君 よくわかりました。確かに、人権という言葉は使いようによってはそういう保護主義に利用されたりするわけですから、本当の意味での人権擁護というのは、先ほど大臣がおっしゃったように、児童労働だとかあるいは強制労働だとかあるいは労働基本権の制約など、そういった問題に対して援助...全文を見る
○大脇雅子君 我が国に課せられた課題というものは、その点において非常に我々が次の世代に負うべき責任として非常に大きなものがあるというふうに考えるものであります。  続きまして、阪神大震災における雇用確保の状況についてお尋ねをいたします。  先ほどの御報告では、さまざまと求人と...全文を見る
○大脇雅子君 被災労働者ユニオンという組合が被災地でできまして、その中で、二月の十八日に、いわゆる仮設住宅、ポートアイランドの第五、第六、第七の仮設住宅の聞き取りをしたという報告書がありまして、そのうち五百四十五枚、対象戸数で回収率が約三〇%ぐらいの調査結果があります。  それ...全文を見る
○大脇雅子君 公共事業などの需要に対する求人という形のミスマッチの原因として、労働者の方からすれば、復興事業に必要な技能というものを備えない労働力についてはどうするのかという問題があると思うんです。現地では、そういう雇用の訓練とか教育訓練の科目や機会をふやして受講者には訓練手当を...全文を見る
○大脇雅子君 仮設住宅で職のない人たちが、現在生活は何で成り立っているかという質問に対しましては、年金という人があり、生活保護を受けているという人があり、あるいは貯金の取りましをしたという人があり、身内からの援助という人があり、また借金をして生きているという人がありまして、当面そ...全文を見る
○大脇雅子君 それから、震災地での解体工事などに基づいて事故死など労災事件が非常に多発しているということがありますが、何かその集計などございますでしょうか。
○大脇雅子君 先回もちょっと出稼ぎ労働者の人たちの集会に行きましたときも非常にそういう訴えが出ていて、やはり安全の指示というか、そういったものをでき得る限り使用者の方が厳格に行っていただきたいというふうに思います。  それでは、時間短縮問題について質問をさせていただきます。 ...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、ほぼこれが九〇%を超える実施状況だといたしますと、さらにこの残業時間是正の指導の目安時間を見直すということはプログラムとしてあるのでしょうか、ないの  でしょうか。
○大脇雅子君 そうすると、先ほどサービス残業が非常に多いということを御報告いただきましたが、それはこの目安時間を超えたいわゆる法の網にはかかってこないというところのサービス残業時間ということですが、その実態はなかなかとらえにくいわけですけれども、先ほど、違反をしているそういう各事...全文を見る
○大脇雅子君 そういたしますと、例えばこの改正適正化指針によりますと、先ほどかなりの実施率だったわけですが、これによると特別条項で延長しなければならない特別事情があったときには協定によってまたさらにこの目安時間を超すことができるようになっております。大体、こういう協定というのはあ...全文を見る
○大脇雅子君 それから、改正適正化指針の第四条などによりますと、適用除外のさまざまな業務があるわけですけれども、この業務というのは大体全労働者の何%ぐらいというか、企業数のパーセンテージでもいいんですが、この適用除外というのはどのくらいの割合なのでしょうか。
○大脇雅子君 時間短縮の中ででき得る限り時間外労働を制約していくということが、私としては国際的にも総労働時間規制における日本に対する批判などをかわす上でも非常に重要だと思います。労働基準法三十六条のいわゆる労使協定における適正化指針を、単なる行政指針の規定ではなくて、いわゆる施行...全文を見る
○大脇雅子君 女性に対する時間外労働の規制というのは別途あるわけでありまして、これはかなり男女離れているわけです。しかし、ILOの百五十六号条約が制定されまして、家族的責任を持つ男女労働者のためのさまざまな基準としてILOの百六十五号勧告などは、一日の労働時間の規制とか、あるいは...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、家族的責任と職業生活を両立するためのあるべき労働時間法制というのはどんなふうにお考えでしょうか。
○大脇雅子君 確かにあらゆる労働条件と働く環境の中で、そういった家族的責任と職業生活を両立てき得るような労働時間法制というものが形成されていくと思うわけです。私などは、例えば時間外労働に対しては、十二歳以下の子供を持つ男女労働者とか老人介護、その他家族を介護するような家族的責任を...全文を見る
○大脇雅子君 そうした多重就労の調査があることは承知しているわけですけれども、さらにパートタイム労働の複合が最近ふえているということについて、ぜひ御注目いただきたいということであります。  したがって、一つの職場から必要な収入が得られないということで他に職をもう一つ持つというこ...全文を見る
○大脇雅子君 三年後の見直しに向けまして、ILO百七十五号条約の批准というものを視野に入れながら、検討をぜひ着実に進めていただきたいとお願いをしたいと思います。  終わります。
04月18日第136回国会 参議院 労働委員会 第6号
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○大脇雅子君 正規の雇用形態ではない、いわゆる有期の雇用とかパート労働とか派遣労働だとか季節的労働というものが、いわば世界的な規模で増大しつつあるという傾向があるわけです。  そうした雇用形態というのは、企業の雇用政策の柔軟性を高めたり、あるいは労働者側からいえば、ニーズの多様...全文を見る
○大脇雅子君 中野参考人も均等待遇の原則というふうな御発言をなさったのですが、例えば日本における派遣労働のあるべき均等待遇の原則というのは具体的にどういう内容として考えていらっしゃるのか、お尋ねをいたします。
○大脇雅子君 今回の法改正は、いわゆる派遣先の中途解除それから違法派遣の取り締まりということで、使用者に努力義務を課しまして、いわゆる指針で「講ずべき措置」というのを盛り込むという法律の形式になっておりますが、今までのさまざまなそうした問題に対する苦情が、いわば法律の問題として上...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。  こうした派遣労働のいわゆる法の枠組みについては、中野参考人と脇田参考人はどのようにお考えでしょうか。
○大脇雅子君 要するに、直接法律で規定するのではなくて、いわば指針として行政指導の中でやっていくという、例えば違法派遣自身を法の直接の本体で規制しない、その統制を。いわば、そういう枠組みは効果があるんでしょうかということです。
○大脇雅子君 大原参考人にお尋ねしたいんですが、この法律ができまして、派遣元として派遣先との派遣契約の中でさまざまな中途解約や違法派遣に関しての条項を組み入れられることになるんですが、どのような形で派遣労働者の保護を図っていくというふうに、アクションプランなどを持っておられるのか...全文を見る
○大脇雅子君 派遣労働者と正社員との派遣先における均等処遇ということが先ほど議論されまして、いわば賃金の不平等といいますか、その格差というものは、もちろん基本的な労働契約の問題でしょうけれども、派遣料率がやっぱり判然としないということに非常に派遣労働者の方が不満を持っている声をい...全文を見る
○大脇雅子君 時間ですので、いろいろ貴重な御意見を参考人の方々どうもありがとうございました。
04月26日第136回国会 参議院 労働委員会 第7号
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○大脇雅子君 大臣にお尋ねをさせていただきます。  今回の派遣労働者のいわば就労条件の確保に対するための措置といたしまして、中途解除に係る問題を労働者派遣契約の締結に際して決めるということと、適切な苦情処理を図るための措置を充実したわけでございますが、そしてそのために大臣が指針...全文を見る
○大脇雅子君 中途解除で一番問題になるのは、例えば業務上の必要性がなくなったとか、あるいは派遣労働者の能力のミスマッチとかというものだけではなくて、軽微な理由によっていわば中途解除が正当な理由あるいは合理的な理由と言えないようなときに解除されるという、そういう現場労働者の人たちの...全文を見る
○大脇雅子君 確かに、具体的な内容として再三御説明をしておられる相当の猶予の事前通知とか新たな就業機会の確保、あるいは適切な損害賠償ということを例示されていて、これはまた妥当なことであろうと思うわけですが、私のお尋ねは、いわば軽微な理由による中途解除というのが非常に多いということ...全文を見る
○大脇雅子君 それから、損害賠償の内容でございますが、中途解除における違約金の予定といいますか、賠償金の予定などは労基法との関係で問題になるかと思いますが、例えば賃金相当額のいわば損害賠償額とか、その他さらに踏み込んだ検討ないしは明記というようなことは御検討なさるのでしょうか。
○大脇雅子君 それから、相当の猶予の事前通知というのは、大体労基法の一カ月というような基準で考えてよろしいのでしょうか。
○大脇雅子君 それで、先ほど武田委員が言われましたように、文書による交付ということが一つ重要だと思いますが、今度の改正の派遣契約に明記する事項も派遣労働者に交付すべき文書の内容に入れるべきが妥当と考えられますが、そういう措置というものはお考えでしょうか。
○大脇雅子君 それでは次に、派遣就業の適正化のための措置といたしまして、このたび法改正によって違法派遣の防止策が強化される、そして派遣先への措置が強化されるということは評価すべき改正だというふうに思いますが、その点について大臣、何かコメントはございましょうか。
○大脇雅子君 それでは、この法改正のいわば背景となりました今までの違法派遣の状況と実態についてお尋ねをいたしたいと思います。  今回の改正以前にもこれまで指導、助言、勧告、許可の取り消し等の処分があったわけでございますが、これまでの指導、助言のいわばどんなようなケース、それから...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、適用対象業務以外に派遣をしたり無許可事業に派遣をしたりというのは、今までの指導とか助言、勧告、改善命令、許可の取り消しのうち何%ぐらいの違反率だったんでしょうか、わかりますか。
○大脇雅子君 そうしますと、今度の改正によって停止命令が出るということと、是正勧告に対して公表をするという法改正がなされるわけですが、これの言ってみれば実効性担保上の効果といったものはどのように期待をされているのでしょうか。
○大脇雅子君 停止命令その他是正勧告、企業名の公表等、有効な実施がなされまして、違法な派遣が防止されるよう切に期待するものであります。  しかし、違法派遣の問題でとりわけいろいろ問題になり新聞上にも報道されるのは、外国人労働者のいわば違法派遣といいますか、偽装請負というものが多...全文を見る
○大脇雅子君 警察の方に問題になって挙がった件数などは、これまで何か統計ございますか。
○大脇雅子君 平成三年度ですが、総務庁の行政監察局の婦人の就業対策等に関する行政監察のところに、労働者派遣事業の運営の適正化に関する勧告がございます。  それの第一の勧告は、派遣元事業所及び派遣先事業所に対する安定所の指導監督についてでありますが、定期指導の実施事業所数を一層拡...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、定期指導の実施事業所数の一層の拡大と言っている場合に、大体年間こういう指導というのはどのくらいされるわけでしょうか。
○大脇雅子君 それは一年間ですね、わかりました。  そうすると、行政監察局の勧告によりますと、労働基準法上の違反事項などがあって、その是正報告などをきちっと遵守して、労働基準法に係る違反事項については監督署への通報を徹底することということになっておりますが、その点安定所はどうい...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、是正報告というのは一年間でどのくらい出てくるものでしょうか。
○大脇雅子君 その百十三件の内容、どういう違反があるのか、そしてその違反に対してどのように対処したのか。これは本来なら基準局長でしょうかね、お聞きするのは。もしあれでしたら、この百十三件の内容とその是正については、三十日にお尋ねをすることにいたします。  そのほか、例えば派遣労...全文を見る
○大脇雅子君 それでは、それは三十日にお尋ねをさせていただくことといたします。  例えば、派遣労働者の権利、労働条件の保障の問題で、雇用保険とかあるいは社会保険への加入という点ではどのような実態になっているのでしょうか。
○大脇雅子君 社会保険はどうでしょうか。
○大脇雅子君 そうしますと、雇用保険とか社会保険等についての一層の加入促進のために、労働省としてはどのような対策を立てられているのでしょうか。
○大脇雅子君 時間になりましたので、次回にまた質問させていただきます。  ありがとうございました。
04月30日第136回国会 参議院 労働委員会 第8号
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○大脇雅子君 それでは、前回に引き続きまして質問を続けさせていただきます。  先回、平成三年度の行政監察結果のフォローアップについてお尋ねをいたしました。その中で、労働基準監督署がいわゆる監督指導をしていて、是正報告の提出の徹底を図るよう改善措置を図るというような回答をしておら...全文を見る
○大脇雅子君 改善措置の状況によりますと、労働者派遣事業指導官というものを増設しておられるわけですが、これと監督官との提携というか、仕事はどのような形になっているのでしょうか。
○大脇雅子君 それでは、その派遣労働者の雇用保険、社会保険への加入の促進をする具体的な内容はどのようにとられようとしているのでしょうか。とりわけ、事業主負担が派遣労働者の自己負担になっているということの苦情がかなりあると思うんですが、その点についての指導状況はいかがでございましょ...全文を見る
○大脇雅子君 事業主負担を、本来ならば事業主が負担すべきものを自己負担を要求するという派遣業者があるということを現場労働者の声として耳にいたしますので、よろしく指導の徹底を図っていただきたいと思っております。  次に、派遣労働者からのさまざまな苦情が出ていると思いますが、労働省...全文を見る
○大脇雅子君 その苦情の処理については、どのようにされているのですか。とりわけ労基法違反、その他の状況が出た場合の措置についてもお尋ねいたします。
○大脇雅子君 労働者派遣に関する労働基準法違反で、いわゆる命令とか勧告とかあるいは送致などされた事例はあるのでしょうか。
○大脇雅子君 それじゃ後でお知らせいただければと思います。  今回、苦情処理に関する事項あるいは損害賠償の措置等について派遣契約の内容に記載されるわけですが、その記載事項は派遣元あるいは派遣先の管理台帳の記載事項とすることとされておりますが、それぞれ今回の改正を含めて具体的な内...全文を見る
○大脇雅子君 そうした記載された条項その他を、派遣労働者自身に周知徹底させる必要があると思いますが、それの方途についてはどのようにお考えでしょうか。
○大脇雅子君 派遣労働者の専門性を確保するということが必要で、派遣労働者に対する教育訓練ということが必要だと思いますが、その実施状況はどのようになっているでしょうか。
○大脇雅子君 昨年の十一月にスタートしたと伝えられておりますビジネスインターン制度というのがございます。それは、説明会の後、キャリアアップ研修を三ないし六カ月間行って、そして一定程度スキルを身につけた後、OJT研修という名のもとに一年間その派遣先に出すと。スキルを生かすという名目...全文を見る
○大脇雅子君 OJT研修というのは雇用機会均等法のいわば平等処遇を果たすところにも入っておりませんし、それから在留資格では特別に研修という枠組みがある以上、このOJT研修がいわゆる十六業種に限定されるということについては何らかの指導監督というものが必要ではないかと思います。そうし...全文を見る
○大脇雅子君 給料がその職種にかかわらず何か二十万というふうに仕切りがされていてさまざまな研修をするということですが、この点については御見解はいかがでししょうか。
○大脇雅子君 この制度が、いわば適用対象業務外への派遣という形で拡大しないように十分な監督をお願いしたいと思います。  次は、ガルーダ・インドネシア航空の件について東京都地労委の命令が出されたわけですが、それについてはどのような御見解なのでしょうか。とりわけこの問題では、通訳と...全文を見る
○大脇雅子君 派遣元、派遣先、あるいは労働組合などの団体交渉応諾義務ということもさることながら、むしろそういう処理の問題として、例えば苦情処理の機関に労働組合などを参加させるというような観点での対応が私はいいのではないかというふうに思いますが、その点についてはどのように考えたらよ...全文を見る
○大脇雅子君 労働者派遣事業に対します賃金の支払の確保等に関する法律の適用の考え方及び適用の状況についてお尋ねをいたします。
○大脇雅子君 育児休業等取得者の代替要員に係る特例が今回の法改正で行われるわけですが、建設業、港湾運送業あるいは政令で定める業務として警備業が除外されておりますが、その理由はどこにあるのでしょうか。
○大脇雅子君 育児休業取得者の代替要員に関する特例の適正な運用を確保して乱用を防止するために、いかなる措置を講じようとされているのでしょうか。
○大脇雅子君 例えば、一年間というふうに期間が限られるわけですけれども、労使協定によって一年の育児休業期間を例えば三年とか二年に延ばしているところがあると思うんですが、その場合の一年を超える部分の代替要員の確保については、この特例との関係でどのように考えたらよろしいのでしょうか。...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、育児休業、介護休業取得者について、休業を取得したことに伴う不利益な取り扱いの禁止、あるいは原職復帰の保証を制度化するよう検討いたしませんと、この特例との関係でその権利が形骸化していくという危険性があると考えられますが、この点の御見解はいかがでしょうか。
○大脇雅子君 病院における介護の業務を適用対象業務に追加するに当たりましては、どのような事項に配慮することが必要と考えられるでしょうか。とりわけ医療福祉事業の専門性の確保及びチームワークの養成というものは重大だと考えられます。  追加することに向けて、労働省と厚生省の関係省庁と...全文を見る
○大脇雅子君 それでは、最後に労働大臣にお尋ねをいたします。  労働者派遣事業のネガティブリスト化は、労働者保護の観点から問題が多いと考えられます。昨年末に出された行政改革委員会の意見がネガティブリスト化を打ち出しておりますが、この問題に対する労働大臣の御見解はいかがでしょうか...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。
05月07日第136回国会 参議院 労働委員会 第9号
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○大脇雅子君 今回、高齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律案につきましては、シルバー人材センターの事業の発展、拡充を通して、高齢者の雇用を開発していくというところに一つのねらいがあると思うわけですが、この改正の意義について大臣にお尋ねいたします。
○大脇雅子君 それでは、今回の改正法案の内容についてお尋ねをいたします。  今回の改正によりましていわゆるシルバー人材センター連合というものが指定されるわけですが、現在七百団体の公益法人としてのシルバー人材センターがあり、会員数約三十三万人と言われております。それとほとんど同数...全文を見る
○大脇雅子君 シルバー人材センターのいわば事業の内容として臨時的かつ短期的な就業の機会の確保及び提供というふうになっておりますが、この短期的かつ臨時的という業務の具体的な内容といいますか、例えばフルパートで働く人あるいはパートで働く人の区分とか、あるいは短期的、臨時的といった場合...全文を見る
○大脇雅子君 全国シルバー人材センター事業協会が設立されるわけですが、現在の業務、そしてさらに業務の拡充ということについて御検討中なのかどうか、お尋ねします。
○大脇雅子君 現代の社会におきましては、高齢者に対するイメージというのはかなり負のイメージが定着していると思います。とりわけ産業社会が若年の労働者を非常に尊重するという傾向の中で、高齢者のイメージは、頑固であるとか老醜であるとかあるいは能力が低下するとか、さまざまなそういった価値...全文を見る
○大脇雅子君 先ほど、仕事があるのに対応する高齢者がいない例などがあるというふうに言われましたが、例えばこれは具体的にどんな職種などでしょうか。
○大脇雅子君 高齢者の就労で、一方において非常に高齢者の人が不安に思っているのは健康とそれから職場における安全確保だと思うわけです。しばしば職場におけるけがなどがあるというふうに聞いておりますが、この健康と安全確保のための施策、そしてその実態はどのようになっているのか、お尋ねをい...全文を見る
○大脇雅子君 我が国の労働市場あるいは企業の中でいわゆる不合理な年齢差別というものが数限りなくあると思うんです。例えば、大きく言えば定年年齢も一つかもしれませんが、提供すべき労務との関連のない年齢でいわば一つの評価を切っていくということ、それはまた女性など、男性もそうでしょうが正...全文を見る
○大脇雅子君 確かに我が国の年功序列を中心とした雇用慣行のもとでは、年齢というのが一つの評価要素になっていることは間違いないわけですが、これからの社会におきましては能力評価も個別的になっていく傾向があり、年功序列も漸次崩壊をしていくという傾向の中で、不合理な年齢制限あるいは年齢差...全文を見る
○大脇雅子君 ことしのメーデー、五月一日の朝日新聞の社説を覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、非常に示唆的な社説が載りました。それは「メーデーにパートを考える」という社説でございまして、「政府は不安定雇用者の保護を真剣に見直す時です。」というふうに提言をしております。その中で...全文を見る
○大脇雅子君 それでは、その複合就労といわれる二つの企業に働くパートタイム労働者の実態の把握は、先回御説明を受けましたが、いわゆる純粋なパートタイム労働者の複合就労の問題について、今後の調査についてはどのように臨まれるでしょうか。
○大脇雅子君 平成二年度からさらに年月を経ておりまして、労働時間短縮の中でその恩恵を受けない形で多重就労といいますか複合就労を強いられているパートタイム労働者の人たちが増加しているというふうに言われてもおりますので、ぜひ労働省としては今後そうした項目についての実態把握をされるよう...全文を見る
○大脇雅子君 首都圏ネットワークの組合が調査した中では、七〇%の使用者が多重就労というか複合就労であるということを承知しているというような数字も出ていることでもありますし、労働者の有利、不利ということもさることながら、やはり八時間を超えて働く労働者に対する割り増し賃金の保障という...全文を見る
○大脇雅子君 確かに、有給休暇を功労報償的なものとして見るのか、あるいは労働者のいわば働くことによる当然の権利と見るかということによっては立場が違ってくるのかもしれません。いずれにせよ、残業手当の問題もこの年休の問題もそうした複合就労の問題においては、さらにきめ細かな対応が必要な...全文を見る
○大脇雅子君 朝日新聞の社説も指摘しているように、雇用保険などの負担がないからこの複合就労という形が使用者にとっていわば好都合だというふうにも指摘しておりますし、今まで疑似パートというのが日本的なパートタイム労働者の就労形態であったものが、時間給という言ってみればパートタイム労働...全文を見る
○大脇雅子君 最近の雇用失業情勢が深刻化しつつあるというふうに言われておりますが、完全失業率は三・二%といいましても、年齢別に見ますとかなり若年者の失業がふえているということが言えるのではないかと思いますが、業種別に見るとこの失業率はどのようになっているでしょうか。
○大脇雅子君 そうしますと、年齢別の完全失業率というのは大体どんなふうになっていますか。
○大脇雅子君 そういたしますと、我が国の雇用保険の基本手当と給付日数ということは、これは被保険者であった期間と年齢別になっておりまして、三十歳未満は九十日から百八十日、三十歳以上四十五歳未満、それから四十五歳から六十歳未満、そして六十歳から六十五歳未満と刻みがありまして、六十五歳...全文を見る
○大脇雅子君 一定事由がある場合に延長が認められておりまして、個別延長給付とか訓練延長給付とか広域延長給付、全国延長給付などありますが、これらの適用人員といいますか適用状況というのは大体どんなものでしょうか。基本的な所定給付日数を超えているような状況というのはどのくらいのパーセン...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、失業給付費を見ますと、三年間で少しずつじりじりと上がってきているわけですが、これからの失業給付の見通し、それから積立金の累計額などを見ますと、大体どんな収支状況になっているんでしょうか。
○大脇雅子君 確かに積立金が四兆円というのは諸外国に余り見られないほどの一つのストックだと思うわけですが、その中で、昨年から高年齢雇用継続給付とそれから育児休業給付などが出されるようになりましたが、大体これらの実績はもう出ておりますでしょうか。
○大脇雅子君 平成六年十一月の行政監察結果報告によりますと、制度改正を踏まえた失業給付に係る全般的な中長期的な財政見通しを作成するようにというふうになっておりますが、この点についてはどんな作業をしておられるんでしょうか。
○大脇雅子君 さらに、この行政監察によりますと、女子の再就職準備サービスその他女性については一元化するということで、いわゆる21世紀職業財団というものにそれを統合する、見直しをするというふうに回答しておられますが、21世紀職業財団の将来の業務と業務の規模あるいは予算、交付金その他...全文を見る
○大脇雅子君 それでは、幸いにもある雇用保険の財源を踏まえながらも、なおかつ失業が増大すると、やがては限界値に達してくるのではないかというふうに考えますが、現在の雇用情勢や経済動向を踏まえまして、雇用保険制度の運用につきまして、大臣、何か御意見がございましたら最後にお尋ねをして終...全文を見る
05月14日第136回国会 参議院 労働委員会 第10号
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○大脇雅子君 今般、労災保険給付に係る不服申し立ての審査遅延時の救済規定の創設と審査体制の強化を柱とする改正法案が提出されました。  この法改正におきましては、救済規定により労働保険審査会に対し再審査請求がされた場合、審査官に対する審査請求は取り下げられたものとみなす等の措置を...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、救済規定により再審査請求がなされたときは、審査官に対する審査請求は、今おっしゃいましたように取り下げられたものとみなされますが、この場合、請求人は審査官に提出した資料について再度提出しなければならないことになるのでしょうか。  要するに、労災の請求に...全文を見る
○大脇雅子君 もう一つ、審査官あるいは原処分庁が独自に集めた資料で情報を開示してほしいと、例えば使用者の概要の録取書だとかあるいは賃金台帳だとか、あるいは健康診断に対する一般のものだとかお医者さんの診断書とか、現場の証人の調書など、原処分庁も審査官も集められると思うんですが、これ...全文を見る
○大脇雅子君 例えば、本人の陳述書などというのは現場ではなかなか出てこないという弁護団の意見なんかもあるんですけれども、これは本人が出してくれと言えば出るんでしょうか。
○大脇雅子君 恐らくこの取り下げとみなすということの最も本質的なところは、そういった諸資料がどのように上へ上がっていくのか、あるいは証拠、情報として開示されるのかということが大きな関心になっているのではないかと思います。  次に、「再審査請求についての裁決を経ることにより生ずる...全文を見る
○大脇雅子君 審査請求が遅いということで実務上は結構訴訟提起がなされてきたわけですが、現在、この二つの審査官の決定と審査会の再審査の決定を経ないで訴えが提起されているもので、しかも三カ月未満のもので訴えを提起されている現状のケースというのは、これはどうなるんでしょうか。遡及して適...全文を見る
○大脇雅子君 審査請求事案の処理に長期間を要している大きな要因といたしまして、医証の収集がおくれるということが挙げられていたわけですが、この医証の早期収集のための具体的な対策はどのように考えておられるでしょうか。
○大脇雅子君 昨年二月に、蓄積疲労や精神的ストレスに着目するなど、過労死に係る認定基準の改正が行われましたが、改正後の労災保険給付請求数というのはふえているのでしょうか。先ほど請求を認容する件数はふえているということは伺いましたが、審査請求段階で原処分を取り消した件数とかあるいは...全文を見る
○大脇雅子君 昨年二月の改正前の過労死に係る認定基準は極めて厳しいものがありまして、遺族が血を吐くような思いで認定のために努力してきたというのが実態であったと思います。  全国の過労死弁護団の相談件数を見てみますと、一九八八年の六月十八日から一九九五年の五月十五日まで労災補償の...全文を見る
○大脇雅子君 過労死は国際語にまでなったという状況がありますが、そういった過労死を生み出す土壌についてどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。  なぜ、過労死が生ずるのか。過労死するまで働かせる企業、過労死するまで働いてしまう労働者、それを見守る家族、過労死の問題はまさに日...全文を見る
○大脇雅子君 さまざまな労災の事件を見ますと、中高年のストレスに対する耐性が低下しつつあるという傾向も言われておりますし、あるいは時間外労働が一カ月三十時間を超えると心身の過労状態が進捗するというような調査もあります。  私は、労働行政について二つの点を指摘したいと思うんです。...全文を見る
○大脇雅子君 私の愛読書といいますか、非常に感銘を受けたものに、井上浩さんという昔の労働基準監督官の「労働基準監督官日記」というものがあります。今いろんな労災の情報誌に掲載をされ始めております。本当に身命を賭して労働基準法を守っていくという、そういう人の日記が今静かに労働者の中で...全文を見る
05月23日第136回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第3号
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○大脇雅子君 両先生が参議院議員のオンブズマンを一つのオンブズマンの形として提案されたことに実は一種のショックを受けております。  と申しますのは、私はこちらに参りましてまだ三年有余ですが、各委員会の審議のあり方にどうも納得がいかないものがございます。といいますのは、一つの委員...全文を見る
○大脇雅子君 オンブズマンが説得力を持って権威を確立して新しい分野を開くとすれば、まず行政権に対する限界においては、立入調査権を持って公文書や公文書のファイルを全部見ることができるという権限を付与する必要があるのではないか。  それからまた、私はスウェーデンにおいて平等オンブズ...全文を見る
05月23日第136回国会 参議院 労働委員会 第12号
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○大脇雅子君 勤労者財産形成促進法の改正案につきまして、その改正の意義についてお尋ねをいたします。           .  と申しますのは、ごれまで勤労者の財産形成促進制度というものは、例えば財形年金貯蓄あるいは財移住宅貯蓄等はいわゆる五百五十万円までが非課税、そして財形融資...全文を見る
○大脇雅子君 よくわかりました。ただ、先ほど私がお尋ねいたしましたのは、いわゆる非課税限度額とか利子補給とか、そういった課税の特別措置のような形のものが中心であった財形制度が、給付金を直接に出していくという形ですと少し制度の性質が違ったような気がするのですが、その点どうなんでしょ...全文を見る
○大脇雅子君 そういたしますと、事務代行団体へ中小企業における財形事務を委託するということですが、先ほど少し御説明があったかもしれませんが、事務代行団体にするかどうかということは指定だと思うんですが、どんなところに指定を考えておられるのでしょうか。
○大脇雅子君 委託の際には当該勤労者の同意を要するというふうに書いてあるわけですが、この意義と手続等は具体的にどうなるのでしょうか。
○大脇雅子君 例えば、その事務代行団体とそれから労働者あるいは事業主との間で何かトラブルが起きたときは、どのように解決をするのでしょうか。
○大脇雅子君 この融資制度に関しましては雇用促進事業団が間に立つわけですが、ちょっとわかりかねるんですが、財形のいわゆる貯蓄というのは一定の金融機関にいたしまして、そして融資を受ける場合にはだれが具体的に査定といいますか、融資が適当であるかどうかという査定をするのでしょうか。雇用...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、共同作業だというと、結局それは財形融資をするかどうかという認定は雇用促進事業団だけれども、例えば返済とか担保とかそういったものは金融機関だと、こういうふうに理解してよろしいんでしょうか。
○大脇雅子君 そうすると、そういった融資が適当かどうかとかさまざまな調査とか、それから認定作業等に関する人件費その他のコストがかかるわけですが、このコストの負担は金融機関とそれから雇用促進事業団とどのような形で分担しているのでしょうか。
○大脇雅子君 今回の改正によります財産形成貯蓄活用給付金は、これは事業主から出るんですかね。勤労者に対しては事業主が負担して、事業主へ国が補助をするということになろうかと思いますが、その際、金融機関から出すことについて、その金融機関の方からそういう事務処理については困るということ...全文を見る
○大脇雅子君 細かいことで申しわけないんですが、例えば介護あるいは育児、それから教育に関係する給付金の要件を満たしているかどうかというのは、どこが判断するんですか。
○大脇雅子君 現在、財形の融資制度といいましても、低金利でかつ利子補給をするという制度であるわけですが、現行のような低金利状況になりますと余り使うメリットがないのではないかという気がいたします。ということは、各金融機関の方が融資のさまざまな条件を提示しておりますし、市場金利がこれ...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますとへ恐らく現在の利子の補給は国が三%ぐらいを最低として使っていると、ほぼ一%ぐらいだと聞いていたんですが、現在ではほとんど利子補給はゼロに計数上ならざるを得ないのではないかと。すると、融資のメリットというのはほとんどこの低金利の中では使われないのではないか...全文を見る
○大脇雅子君 財形法の質問からちょっと外れますが、今回、男女雇用機会均等月間で、女子学生の就職問題に関する特別相談窓口の実態例の御報告をいただいておりまして、婦人少年室における十年間の延べ相談件数が十一万件、とりわけ募集、採用に係る相談件数が大幅に増加して、ここの委員会でも何回か...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。終わります。
05月31日第136回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第4号
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○大脇雅子君 まず、現在ある制度をどうするのか、あるいはそれをどう補うのかという観点から申しますと、私は行政監察の制度というのはなかなかに頑張っておられるのではないかというふうに思います。報告書を出されまして、それに対して勧告がなされるわけです。そして、各省庁のそれに対するレスポ...全文を見る
○大脇雅子君 ちょっと提案なんですけれども、何か制度をつくるときに、議論して議論して法制度を固めてしまって、それが役に立たなければどうなのだろうかという、今まではこういう手法だったと思うんです。いろいろな諸外国の立法例を見ていると、まずパイロットで少しやってみて、そしてそこの中で...全文を見る
○大脇雅子君 私も、請願の取り扱いについては本当にぜひ見直しをしないといけないというふうに思います。  それで、ちょっと言葉足らずでパイロットなどというふうに申し上げましたのは、議論をしないでやみくもにつくってみろというわけではなくて、議会の設置する制度ですからそれなりの議論は...全文を見る
06月06日第136回国会 参議院 内閣委員会 第9号
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○大脇雅子君 日米物品役務相互提供協定というものができましたが、その協定の適用範囲についてお尋ねをいたします。  橋本首相は五日の参議院本会議で、自衛隊と米軍が訓練の際、いわゆるこの協定の適用範囲については戦闘時には適用しないということを明言されております。協定自体には明確に平...全文を見る
○大脇雅子君 共同訓練はバイラテラル・エクササイジズ・アンド・トレーニングというふうに言われておりまして、それは演習と訓練といいましょうか、その共同訓練の態様によっては憲法九条による武力の威嚇に当たる場合があるのではないかと危惧されますが、この点はいかがでしょうか。
○大脇雅子君 そうしますと、いわゆる戦闘地域における共同訓練ということは考えられないと解釈されますが、いかがでしょうか。
○大脇雅子君 そうしますと、平時において共同訓練をする場合に、例えば戦闘へ入ることが予見されるような場合とかあるいは共同訓練の後に戦闘に入ったときなどはこの協定とどういう関係があるのでしょうか。  例えばベトナムやペルシャ湾に出撃した場合に、領域内は移動訓練であっても領域を出た...全文を見る
○大脇雅子君 PKO活動にはこの協定で相互提供ができるわけですが、例えば我が国では自衛隊はPKFの活動は凍結されております。米軍のPKFを含んだPKO活動におきますこの相互提供協定の適用はどのように解釈されるのでしょうか。
○大脇雅子君 極東有事の研究について、現在、日米首脳会談を受けて検討が始められたと言われておりますが、与党三党は近隣諸国との関係に十分配慮しつつ憲法及び関係法令に従い検討を進めるということを明確にいたしております。政府も閣議におきまして、憲法及び関係法令に従い日米の効果的な協力態...全文を見る
○大脇雅子君 再び日米物品役務相互提供協定に移りますが、物品というのは原則として自衛隊の装備を含むのでしょうか。例えば武器は部品とか構成品を含むということになっておりますが、この場合、武器輸出三原則につきまして内閣官房長官の談話がございます。そして、これは武器等に当たるものが含ま...全文を見る
○大脇雅子君 それから、役務についてお尋ねをいたしますが、これは原則として自衛隊のいわゆる役務、隊務だと考えられますけれども、例えば自衛隊が委託している隊務、民間業者とか地方自治体にあると思うんですが、そういったものも含むと考えられるのでしょうか。
○大脇雅子君 そうすると、委託している地方公共団体や民間のそういう業務というのは含まないと解釈してよろしいでしょうか。
○大脇雅子君 そうすると、重ねて確認をさせていただきたいのですが、自衛隊法の百三条によりますと、防衛上必要な場合は強制収用その他物品や役務が民間から調達できるように自衛隊法はなっておりますが、この自衛隊法百三条はこれには関係ないという解釈でよろしゅうございますか。
○大脇雅子君 六月四日、リムパック演習に参加している海上自衛隊の護衛艦「ゆうぎり」が実弾訓練中に米海軍のA6E攻撃機を誤射するという事故が起きました。これについてはさまざまな御質問がありましたが、現在、事故調査中ということでございます。  補償を行うかどうかという場合には、この...全文を見る
○大脇雅子君 我が国の外交を展開する場合に、やはりアジアのさまざまな状況、不安定要因等を考えた場合に、地域的な多国間の安全保障に関する対話、協力のためには日米が緊密な協力を積極的に進めるということが表明されております。とりわけ、私は予防外交でもってその基本となる信頼醸成を地域の中...全文を見る
○大脇雅子君 一部のマスコミに、米軍用地の収用問題をめぐり特別立法の制定について政府が検討を開始したとの報道がありますが、そのような事実はあるでしょうか、防衛施設庁長官にお尋ねいたします。
○大脇雅子君 では最後に、米軍基地の整理、統合、縮小ということが言われておりますが、ぜひ沖縄県側と真剣な対話を行っていただきたいと思います。防衛庁長官に最後にお願いをいたしまして、お答えをいただきまして終わります。
○大脇雅子君 ありがとうございました。
06月12日第136回国会 参議院 金融問題等に関する特別委員会 第4号
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○大脇雅子君 きょうは、三人の参考人の方々は、お忙しいところをおいでいただきまして、ありがとうございました。  まず、橋本参考人にお尋ねをさせていただきます。  私がどうしても理解できないことは、住専は、持ち家促進のため個人住宅融資を行うということで、国民の利益にかなつた形で...全文を見る
○大脇雅子君 先ほどから、さらなる新しい寄与を求める声がさまざまに発せられております。世論の動き、それから国会審議の声などをお聞きになりまして、ただいまは新しい基金の創設の構想の入り口であって鋭意検討をすると言われましたが、全国銀行協会連合会の会長として今後それを取りまとめていく...全文を見る
○大脇雅子君 橋本参考人は堅実な銀行マンとして信望も厚いと伺っておりますが、今そうした国民の声とか国会審議の声というのを人間の心としてどのようにお受けとめになったでしょうか、お伺いしたいと思います。
○大脇雅子君 ともかく今回の処理スキームを何とか活力のあるものにして金融システムの危機を乗り越え、国際競争力を喪失しつつある現在の日本の金融業界のために、不良債権をできるだけ早く処理するということが必要だろうと思うわけであります。どうか大蔵大臣などとも会われまして、新しい寄与に向...全文を見る
○大脇雅子君 しかし、先ほど言われたように、系統金融機関の融資の解消は不良債権化していて困難なわけでありましたし、展望として、どのような再建に向かってこの合意が出発点となると考えておられたんでしょうか。
○大脇雅子君 そのほか、宮澤内閣のときに蔵相がかわられて公的資金の導入が議論されたと言われたわけですけれども、しかし国会の政治の場ではさほど大きな議論を呼ばなかったのではないかと思うのです。  政治や行政に携わる者といたしましては、アカウンタビリティーといいますか、起きてきた事...全文を見る
○大脇雅子君 確かに、十分な議論を双方が徹底して交わさなかったところに大きな原因があったのではなかったかと思います。  次いで、田中参考人にお尋ねをいたします。先ほど田中参考人は、いわゆる競売妨害対策を確立することが非常に重要だと言われました。この点について私も同感であります。...全文を見る
○大脇雅子君 最後に、証拠が次々と隠滅をされております。早期解決は本当に焦眉の問題であろうと思います。そのときに一番大事なのは取り立てにおける情報開示だというふうにおっしゃいましたが、この点について何かもう少し、例えばどういった情報が必要なのかということなど、お教えいただけますで...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。(拍手)
06月14日第136回国会 参議院 金融問題等に関する特別委員会 第6号
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○大脇雅子君 我が国の金融システムは、昭和恐慌以来経験したことのない危機的な状況にあります。巨大な不良債権をでき得る限り早期に処理しない限り、日本の金融システムは国際競争力を失い、さらに深刻な危機をもたらすと考えられます。  住専の処理は、そのための緊急避難的措置であるとは考え...全文を見る
○大脇雅子君 こうした国民負担の軽減、これは限りなくゼロに近いことが望ましいと思いますが、金融秩序の維持に責任を有する金融機関といたしましては、やはり住専に深くかかわった母体行により大きな拠出を求めるべきではないかと考えております。    〔委員長退席、理事前田勲男君着席〕 ...全文を見る
○大脇雅子君 このことについて農水省は相談を受けておられるのでしょうか。また、農協系統に対しては相談を持ちかけられておられるのでしょうか。相談があったとすれば、いつから協議の列に参加されているのでしょうか、お尋ねいたします。
○大脇雅子君 ただいま大蔵大臣から体力に応じてというお話がありましたが、農協系統に対する相談がないまま大蔵省と全銀協との間だけで議論が進んでいるとすれば、金融界全体としての協議が果たせるかどうかということもありますので、ぜひ系統も含めた全金融機関による検討をお願いいたしまして、関...全文を見る
○大脇雅子君 この法案では、民間金融機関の負担によりまして預金保険機構に新たに設置される基金約一兆円の運用益の活用をして処理に役立てる方式となっておりますが、この運用益の活用方法というものは具体的にどのような内容のものでしょうか。
○大脇雅子君 住専七社合計の要処理総額の算定の欠損見込み額が提出されておりますが、資産評価の一層の低下とあるいは金利の追い貸しが表面化することによって、この欠損見込み額は現在どのように算定されておりますでしょうか。
○大脇雅子君 強力な回収体制の確立につきまして、預金保険機構には債権回収推進指導部という構成がなされておりまして、幅広く人材を求める必要があるとされております。  特に今回のスキームについては、国民の理解を得るためにも、専門家を含めてでき得る限り国民の参加、協力体制をとっていく...全文を見る
○大脇雅子君 担保不動産は適正に売却されるということをもって回収が図られるわけですが、購入自身に公的資金を導入するということは大変問題があると思われます。また、不良債権の償却が帳簿上のものだけであれば、いわば不動産は塩漬けになるだけでございます。  したがって、担保不動産の適正...全文を見る
○大脇雅子君 今回、時効の停止に関しまして新しい法案が制定されようとしております。  特定住専の有している債権の時効を停止することにした理由は何でしょうか。そして、どのくらいのものがこの法律によって時効の消滅から救われると考えられるのでしょうか。
○大脇雅子君 そうしますと、この法律が施行されますと時効停止期間というのは実際上いつまでを意味するのでしょうか。
○大脇雅子君 この強力かつ効率的な回収体制のスキームを見ますと、どこに政策決定の一番のトップがあるのか、言ってみればだれが参謀本部なのかということが住専処理機構と預金保険機構の両立ての中ではっきりしないと思います。住専処理機構と預金保険機構の役員というのは、証拠隠滅の疑いが持たれ...全文を見る
○大脇雅子君 ちょっと質問とずれたのではないかと思いますが、住専処理機構というのは株式会社であり、預金保険機構というのは特定法人だと思うんですが、一応、預金保険機構が助言、指導を行うというスキームになっておりますが、その政策決定のかなめはどこかというふうにお尋ねしたんです。
○大脇雅子君 巨悪を眠らせないということがこの政策推進の背後にある大きなセオリーになる必要があると思います。住専処理機構、預金保険機構の結果は随時国会において定期的に報告を行うべきであると考えます。この点について大蔵大臣のお考えはいかがでしょうか。
○大脇雅子君 この回収スキームを強力かつ効率的に運営し早期回収を図るために、まさに魂を入れるためのリーダーシップを私は橋本総理に期待するものでございます。その点についての総理の御決意をお伺いいたします。
○大脇雅子君 最後に、住専が事業者向けの融資を拡大した段階において、住専業務の是正勧告というもの、あるいはさまざまな政策を出していかなかった大蔵省の責任というものは大きかったのではないかということが考えられます。  それにも増して、日本全体といたしましても、住専や金融機関という...全文を見る
○大脇雅子君 では、時間が来ましたので失礼します。(拍手)     ―――――――――――――
06月19日第136回国会 参議院 地方分権及び規制緩和に関する特別委員会 第8号
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○大脇雅子君 私は、委員長に猪熊重二君を推薦することの動議を提出いたします。
12月17日第139回国会 参議院 労働委員会 第1号
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○大脇雅子君 私は、去る十二月六日十時三十分、小谷村蒲原沢の土石流の災害についてお尋ねをいたしたいと思います。  私は、去る十四日、社民党の現地調査団の一員として現地を訪ねてまいりました。冒頭に、十三名の死亡者の方の御冥福をお祈りするとともに、一名の行方不明者の早期の発見を心か...全文を見る
○大脇雅子君 本件工事につきまして、具体的にまず三点についてお聞きをしたいのです。  発注時期の平準化を求めるために十一月に工事が完了できるような発注体制をとるようにするということ、オリンピックのため無理な工期にならないように注意するということで、工期の確保は十分であったかどう...全文を見る
○大脇雅子君 通達などは承知しているわけですが、それが実際にどのように現場に適用されていたかどうかということは、さらに今後厳密に調査をしていただきたいと思います。  次に、労働省にお尋ねをいたしますが、先ほど言いました安全対策要綱とかさまざまな協議会が行われているということはあ...全文を見る
○大脇雅子君 公共工事ですから、そうした発注元に対する一定の義務を明記するように、労働安全衛生法の改正なども射程距離に入れながら、さらなる省庁間の事故の原因究明とさらなる安全対策の強化をお願いいたしたいと思います。  時間が参りましたので、私の質問を終わります。