大脇雅子

おおわきまさこ



当選回数回

大脇雅子の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月16日第139回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○大脇雅子君 本年一月十四日、いわゆる男女雇用機会均等法改正と、その関連法案の法律案要綱が婦人少年問題審議会に諮問されました。制定から十年余を経て、二十一世紀に向けて前進した法律改正のためにいかにあるべきか、労働大臣の改正にかけての御決意を伺いたいと思います。  なお、関係法律...全文を見る
○大脇雅子君 総理にお伺いしたいと思いますが、高齢・少子社会の二十一世紀を迎えるに当たりまして、女性の労働力はまさに社会を支える基本であると思われます。育児、介護の責任は男女でともに負いながら職業生活における平等が確保されることが日本の社会の活性化のために非常に重要だと思われます...全文を見る
○大脇雅子君 昨年の十月三十日、御嵩町の町長は暴漢二人に襲撃されて重傷の上、奇跡的な生還を遂げられました。事件より既に二カ月有余を経ておりまして、犯行の態様から計画的だと言われながら、まだ犯人は検挙されておりません。町長みずから、一点心当たりがある以外私は恨みを買うことはないとま...全文を見る
○大脇雅子君 鋭意御捜査を継続されることをお願いいたします。  さて、御嵩町の産廃処理計画については、本件土地の買収につきまして事業者より、当初は「資産保有・資材置場」ということを利用目的として平成三年十月二十二日届け出をされました。しかし、県としても当初から業者が産業廃棄物処...全文を見る
○大脇雅子君 それでは、次は環境庁にお尋ねいたします。  本件計画では、総面積三十九ヘクタールのうち一部が飛騨木曽川国定公園にかかっているわけです。国立・国定公園内における廃棄物処理施設の設置は今後原則として認めない趣旨の環境庁の通達が、平成六年四月一日、「国立・国定公園内にお...全文を見る
○大脇雅子君 私は、田議員を団長といたしまして超党派で御嵩町の産廃事業場を視察いたしました。  この計画は非常に大規模でありまして、四十ヘクタールに産廃を埋め尽くすわけです。大きな谷を一つ丸ごと廃棄物で埋め立てるわけです。私は事業者に問いただしましたときに、さらに大きな、拡大す...全文を見る
○大脇雅子君 産業廃棄物処理場の設置につきましては、地域紛争は七年間で約二百二十件を超え、現在九十四件が全国で紛争中と聞いております。多発の傾向は住民の意思を問うシステムが制度化されない点に問題があると考えられます。御嵩町では十四日、住民投票条例が採択されました。そして中部弁護士...全文を見る
02月12日第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
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○大脇雅子君 大脇でございます。  今、いろいろと中国の問題が取り上げられておりますが、中国では物価の上昇率を抑えて経済成長率の方がかなり上がってはきたのですが、第九次五カ年計画を見ますとゆがみの是正ということをしております、二〇〇〇年に向けて国有企業の見直しをすると。先ほど竹...全文を見る
○大脇雅子君 三人の先生に。
02月24日第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号
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○大脇雅子君 冷戦が崩壊して二極対立が消失した場合に、現代の世界ではどちらの陣営に属するかという問題の把握は既に意味を失ったと思うわけです。世界は国境を越えて、民族、人種、文化の違いを越えまして統一の方向へ進みつつあります。EU、NAFTA、ASEANその他、経済は既に全地球規模...全文を見る
02月25日第140回国会 参議院 労働委員会 第2号
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○大脇雅子君 まず、私は、昨年の十二月二十四日、労働省の中央職業安定審議会が「有料職業紹介事業制度の改正について」という建議をまとめて、発表されました。  これまで、調理師や看護婦、美容師など二十九の職種だけに限定して認められていた民間の有料職業紹介事業の対象職種が、建設や製造...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、手数料を二種類に分けるわけですが、原則自由化して承認を受ける額にするということですが、原則自由化される手数料の中身、どういう項目であれば手数料として取っていいのかというその項目についてと、それから今承認を受ける額というのでILO条約に基づいて承認をすると...全文を見る
○大脇雅子君 この後者の質問の、その承認を受けた額は大体どの程度の基準をめどとしておられるのかについてはいかがでしょうか。
○大脇雅子君 労働基準法の基本原則としては、いわゆる中間搾取を禁止するということで、それが最も重い罰則を適用されるという労働基準法上の原則になっているわけですが、これまでさまざまな外国人労働者などの仲介などを見ましても、基本的なところではなくて、まさに今自由化される求人受理後のそ...全文を見る
○大脇雅子君 第二種の紹介手数料の項目を特定しないで料金徴収を行った場合に、とりわけ制裁措置みたいなものは考えておられますか。
○大脇雅子君 自由化される手数料で、いわゆる第二種の紹介手数料名目で脱法行為が行われないよう、とりわけ通達の規定については注意を払っていただきたいと思います。  また、対象範囲のネガティブリスト化によって、我が国では専門性が確立されていない職業分野で紹企業者が職業安定法規定の内...全文を見る
○大脇雅子君 適職に対するアクセスを労働者の立場から可能にするためには、求人、求職についてのいわゆる情報提供というものがしっかりできなければいけないと思うのですが、その点についてはガイドラインとの関係では議論がされているんでしょうか。  それからまた、情報提供されて労働契約が成...全文を見る
○大脇雅子君 では、その点も十分議論をされまして、ガイドラインには十分労働者の権利の保護に遺漏のないようにお願いをしたいと思います。とりわけ、解雇をほのめかしながら労働条件が切り下げられるようなことがないように。というのは、これから人材派遣についてもこれができるということになりま...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、労働省としては新しく文書で出されたわけですか、口頭で返事をされたということですか。
○大脇雅子君 その点について国際的に見ますと、労働時間の短縮に関する勧告第百十六号というのがございまして、国際的には労働時間の短縮が行われたときにおける労働者の賃金を減少させることなく短縮が行われるべきだという原則が示されていると同時に、やはり労働時間の短縮というのは、労働者の生...全文を見る
○大脇雅子君 それで、五十六年の通達はわかりますが、また今度も通達は出されるわけですか、三月末めどに。
○大脇雅子君 だから、それはやっぱり通達までいくとおかしいのではないか。本来、労使自治の原則というのなら労使自治の原則にとどめるべきであって、そのような通達というのは将来的には労働者の勤労意欲をダウンさせて、生産性の向上にかえって私はマイナスだと思うんです。  今まで十年もかか...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、「基本給を引き下げることを認める通達を出す方針を決めた。」というのは、別にまだ決まっていないというふうに伺ってよろしいですか。
○大脇雅子君 労働大臣がおられませんので、政務次官、その点について御見解と御決意をお願いしたいと思います。
○大脇雅子君 それでは、均等法の見直しが進んでおりまして、とりわけ労働基準法の女子保護規定が撤廃された後の女子労働者の労働条件の問題について働く女性たちの危惧が大変大きく、私どもとしても心を痛めております。  育児・介護休業法の改正でもって多少の深夜業に関する手当てはできました...全文を見る
○大脇雅子君 とりわけパート労働法の改正について重要なのは均等処遇の原則だと思います。労働時間に比例して、同種の仕事をする労働者に対しては同一の賃金率を払うべきだという原則というものをぜひ御検討いただき、次の見直しの課題としていただきたいと思います。  時間が終わりましたので、...全文を見る
03月03日第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第4号
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○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  お二人の先生から示唆に富むお話をいただき、心から御礼申し上げます。  プラサート先生は、昨年、東南アジア諸国を訪問した国際問題調査会のメンバーによる海外派遣議員団に対して次のような発言をなさいました。  我が国のODA大綱の中...全文を見る
03月18日第140回国会 参議院 労働委員会 第4号
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○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  まず、本法改正につきまして、障害者雇用率についてお尋ねをいたします。  これまで障害者雇用率の達成はどの程度まで進んでいるのでしょうか。とりわけ、達成に関しては大企業ほど達成率が少なく、納付金の納入ということが行われているようで...全文を見る
○大脇雅子君 これまでの身体障害者の雇用率制度に基づく行政指導の状況でございますが、これなどを見ますと、いわゆる身体障害者雇い入れ計画の作成命令件数とか、適正実施勧告件数とか、公表を前提とした特別指導とか、件数がむしろ年度を追って減少をしてきている状況であります。  とりわけ、...全文を見る
○大脇雅子君 そういう御説明をなされるわけですが、達成率が一・四七でありまして、かわって納付金を納める企業等が約五〇%というふうに伺っているわけです。やはり今後とも企業への対応等についてはどのような形で取り組まれるのかということを前もってお聞きしておきたいと思います。
○大脇雅子君 確かに大臣の言われるように、企業の矜持に対して雇用率の達成を訴えかけるということも重要だと思いますが、ぜひその運営の基準を見直されまして、やはり公表制度の実のある実効性というものを私は望むものであります。  今回は、精神薄弱者を含む新たなる法定雇用率の設定のために...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、いろいろな算式が法定化されておりますが、法定雇用率というものは一・六からどの程度までアップしていくのかという点についてお尋ねをします。
○大脇雅子君 親会社と営業上の関係が緊密であることという要件が廃止されることによって、いわば身体障害者と精神薄弱者・障害者を一般雇用へ移行するという、そういう流れと逆になって、むしろそういう人たちを一定の職場に囲い込むという危険が出てくるのではないかという点を危惧するわけでござい...全文を見る
○大脇雅子君 茨城県のアカス紙器の事件につきましては、前社長に懲役刑が求刑されましたし、さらに不正に受給をいたしました助成金の給付の返還命令が出されたということになっておりますが、就職をあっせんしたその後の労働条件、その他労働環境のフォローアップとか、給付された後の使途の調査とか...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。終わります。
03月21日第140回国会 参議院 労働委員会 第5号
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○大脇雅子君 週四十時間労働制が、昭和六十二年及び平成五年の二度にわたった労働基準法の改正の後、本年四月一日からは従来適用が猶予されてきた中小企業においても実施されることになったわけです。  現在審議中のこの法案によりますと、附則第三条というところで、週四十時間労働制の猶予措置...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、このきめ細かな指導の対象企業というのは何社ぐらいありまして、この法律によりますと二年間ということになっておりますが、具体的にそのプログラムはどのように描かれておりますか。
○大脇雅子君 二百万という事業場に対してこれからどのような形で二年間のうちに達成していくのか、少なくとも具体的なプログラムを早急に立てる必要があると思います。  しかし、このきめ細かな指導、援助を行うように配慮ということに対しても、刑事的な効果と民事的な効果の法律上の効果につい...全文を見る
○大脇雅子君 平成五年度 六年度、七年度の定期監督における労働基準法違反の事業場数は、男性に関して平成五年は二万八十八件、六年は一万八千二百四十一件、七年は二万九千五十九件という報告がされておりますが その労働時間関係法の違反に関する司法処分、これは送検件数でありますが、平成五年...全文を見る
○大脇雅子君 悪質な違反に対しては送検をして、労働基準法違反として処罰をする。そして週四十時間法制の実施のために労働時間の短縮の促進に関する臨時措置法ができている。その附則においてきめ細かな指導、援助を行うように配慮というこの法律のいわば位置づけから見ますと、労働基準法におけるい...全文を見る
○大脇雅子君 それから、四十四時間が四十時間になることによって、時間外労働としてその時間が取り扱われるわけですけれども、それについては必ず三六協定の締結と届け出が必要なこと、あるいは割り増し賃金の支払いなどきちっと行うよう行政指導されますか。
○大脇雅子君 先回の労働委員会におきまして、労働時間の短縮に際していわゆる賃金がどう取り扱われるかについて、労働基準局長のいわゆる口頭によるコメントについて問題提起をいたしました。そのときの御返答によると、通達を出すのか出さないかという点について少し明快ではない結論でございました...全文を見る
○大脇雅子君 まず労使で話し合うという点についてですが、労使で話し合って決めることに関して労働省がとやかく介入をするということは基本的には間違いではありませんか。だから、労使で話し合いをするということであれば、そこでピリオドを打つべきだというふうに考えるんですが、通達は出されるつ...全文を見る
○大脇雅子君 通達について先回の質問では、この促進法を施行するための運用の通達に問題として書くかどうかということと、それから今地方局に通達するとおっしゃったんですが、それは地方に対する例えば労働基準局長の通達のようなものを指していて、別のものですか、一緒のものですか。
○大脇雅子君 そういう通達を出されるということは非常に大きな問題があると思います。合理性があって不利益変更にならないと言われるわけですが、不利益変更に関する最高裁の判例の系譜を見てみますと、秋北バス事件、最高裁の昭和四十三年十二月二十五日の判決ですが、これによりますと、既得の権利...全文を見る
○大脇雅子君 ちょっと問題が混乱しているのではないですか。  現実に中小企業団体が一つの書面を配付して、そして時間当たり賃金が下がらなければ合理性があるよと労働基準局長が言われたということで通知を出しているこの通知の問題と、そうではなくて、法の基本原則に触れた労働省が出す通達、...全文を見る
○大脇雅子君 前にそういう通達が出たということを言われるんですが、前の解釈例規の見直しに関しての通達というのは、運送の事業または貨物取り扱いの事業にかかわる労働時間の特例の暫定措置というものに関しての取り扱いではなかったのかと思いますが、それを今回は中小企業一般にそれが適用される...全文を見る
○大脇雅子君 労使の自治ということをそれほど言われるのなら、労使の自治に徹底していただきたいと思います。  その通達は、現場に混乱があるのなら通達を出されるというなら、前の通達と違った現況の中で出すということを十分に認識されて、そして不利益変更に関する最高裁の判例はずっと長い積...全文を見る
○大脇雅子君 使用者団体の出した文書はそんなふうには読めないですね。もっと明快にそうした法原則をきちっと出すように、したがってあれは誤解を与えるから気をつけるようにというやはり注意を労働省はやっていただきたいと思うんです。それは、そういうことを回答した労働省の責任ではないんでしょ...全文を見る
○大脇雅子君 労使に対して労使自治と言われるなら、完全に公正中立な立場で通達を出していただきたいというふうに思います。  最後になりました。たくさん質問をしたかったんですが、時間がありませんので最後に大臣に。  時間短縮の促進のために、かくも長い時間外労働をどう解消し実質的な...全文を見る
03月27日第140回国会 参議院 労働委員会 第7号
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○大脇雅子君 先ほど長谷川議員が問題にされました就職協定廃止の影響につきまして加えてお尋ねをしたいと思いますが、就職協定が廃止されまして、テレビなどを見ますと、もう男女学生の会社訪問等が始まったり、あるいはリクルートの書類などがもう大学の学生の方にどんどん届いているようでございま...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、文部省と労働省との間に何かその問題に対する協議をする機関など設けられておりますか。労働省の方で。
○大脇雅子君 そうしますと、先ほど大臣も言われましたように、就職が早まるという懸念は既に現実化して、それが長期化して、何よりも男女差とか地域差というもので就職の機会の均等、職業選択の自由という基本的な人権が問題になるような状況が出現しつつあるのではないかというように思われるわけで...全文を見る
○大脇雅子君 内定の取り消しに対して企業名の公表など、これは永井文部大臣のときだったかと思いますが、その前だったのか、やられたことがあるんですが、今回そういうような危険があった場合には、大臣は勇断をもってそうした対応をとられるおつもりでしょうか。
○大脇雅子君 それじゃ、就職協定についてはこれで質問を終わりますので、文部省の方ありがとうございました。  次に、雇用保険の中での大きな支出の一つとなっております雇用調整金についてお尋ねをいたしたいと思います。  雇用調整金は、景気の変動とか産業構造の変化というものに伴って労...全文を見る
○大脇雅子君 雇用調整金が今までのそうした労働市場あるいは産業構造の変化に及ぼしてきた効果というものは大体どのようにつかまえていらっしゃるでしょうか。
○大脇雅子君 確かに、経済が右肩上がりのときは、雇用調整金で支える中で、瞬時の大量解雇やそれに対する不安から労働者は守られてきたと思うわけですが、経済成長率が鈍化してむしろマイナスに近くなったりする不況期におきましては、果たして雇用調整金が失業防止の効果として有益であるのかどうか...全文を見る
○大脇雅子君 むしろ、雇用調整金を出してそこでとどめておくことによって、転職の機会とか職業転換のスピードをかえって落とすのではないか。今は五年ぐらいですよね、長期は。だから、長い期間そういった調整金を出すということはかえってマイナスではないかという批判があるんですが、この点はいか...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、いわゆる休業など、一年、二年、三年ぐらいのスパンで雇用調整をして、それで支える場合と、今おっしゃった構造変化に見合って、業種雇用安定法にいわゆる失業なき労働移動への役割を担わせるというその二つの側面の場合、これからの将来、この雇用調整金の役割はどちら側...全文を見る
○大脇雅子君 出向に関しては一年ですよね。そうしますと、この出向に関してはかなり雇用調整金は出ているんでしょうか。そしてまた、この出向者が戻るということがあれば別ですけれども、ほとんど戻らないような状況がある中でこの雇用調整金の役割というのはどういうことになるんでしょうか。
○大脇雅子君 雇用調整金をもらって、そして何らかの形でそれが生きていけばいいんですが、倒産をしてしまうというケースもかなり出てくると思うんですが、倒産に至るようなケースというのは何か統計はありますでしょうか。雇用調整金をもらっていて、それが行ってみれば倒産になってしまったというよ...全文を見る
○大脇雅子君 百二十数業種を超えて、二百二十三億というのが失業なき労働移動のために使われた雇用調整金といいますと、これは大体労働者にすると何人ぐらいそういった雇用調整金による移動の効果があったのかということは何かシミュレーションされたことはございますか。
○大脇雅子君 そうしますと、雇用調整金がその役割を少しずつ変えながら新しい時代に適応しつつあるということがわかったわけですが、ことしの予算などを見ますと、景気の変動とかその他もありますけれども、大体前年度並みでございますか。——そうですよね。わかりました。  そうしますと、問題...全文を見る
○大脇雅子君 その人材養成という点について、資源のない我が国における労働力のあり方について最後に大臣の御見解をお伺いして、終わりたいと思います。よろしくお願いします。
○大脇雅子君 終わります。
○大脇雅子君 今回の法律につきましては、製造業関係の企業が集積している地域の中で生産拠点が海外に移転し、製品輸入の増大等の影響を強く受けている事業主が増加しているという状況の中で、とりわけ我が国の経済発展を支えた部品、金型・金属加工、試作品作製などの産業に着目して、通産省では基盤...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、労働省の方はこうした地域に集積する技能労働者の現状をどのようにとらえておられるのか。それでその技能も、先ほど今泉先生が言われたように、いわゆる手づくりの熟練から、そうしたものが新しいICを使ったコンピューターによる一つの大きな機械化といったものなどへさ...全文を見る
○大脇雅子君 地域に密着したそうした技能というものを育てていくという発想は非常に重要だと思いますが、通産省の方はまたそうした地域に着目した産業政策の展開を何かお考えですか。
○大脇雅子君 最後に大臣にお尋ねいたしたいんですが、地域の産業・雇用の空洞化対策としての本法の意義といいますか、本法の今回の改正の意義などについてお尋ねをして質問を終わりたいと思います。
04月07日第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第5号
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○大脇雅子君 興味深い視察の御報告をいただきましてありがとうございました。  私も三回ほど沖縄の基地関係でいろいろあちこちを見せていただいたことがあるのですが、率直な庶民の感覚といたしまして、思いやり予算が余りにも潤沢に使われているということと、それから沖縄全土が中心的なところ...全文を見る
04月08日第140回国会 参議院 労働委員会 第9号
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○大脇雅子君 就業条件の整備におきまして、大企業との格差が顕著な中小企業に働く労働者にとりまして、退職金にかかわる事業の必要重大性というものは大きなものがあります。これまでの中小企業退職金共済制度の中での加入実績が着実に伸びているということは、今なお総体の数としては不十分でありま...全文を見る
○大脇雅子君 これは正社員、パートタイム労働者も含めまして、中小企業退職金における支給額の低さというものは、大企業で一般的に支払われております退職金と比べますとその差は歴然としているのではないかと思います。  先ほど一千万を超えた額というのが支給されていた実例も報告されましたが...全文を見る
○大脇雅子君 中小企業の事業主の中退金制度への要望事項の第一は、掛金助成額の増額ということでありますので、助成率が三分の一から三年間が二分の一ということがインセンティブになって加入が増大していくということを希望するものであります。  中小企業退職金共済事業、これから勤労者退職金...全文を見る
○大脇雅子君 現在、賃金確保に関する法律がありまして、三カ月間の給与債権というものが確保されていると思うんですが、退職金を別枠で保全するという意向も出ているわけですから、ぜひ賃確法との絡みで、支払い保証保険制度などの展望を持ちながら、その中に中小企業退職金共済事業も含めていくとい...全文を見る
○大脇雅子君 その退職金の支払いについて付加退職金の問題がございますが、付加退職金の導入については何か検討しておられますか。現在の実績等、どんなふうになっているんでしょうか。
○大脇雅子君 財政状況の厳しい折からこの制度をプラスアルファの制度としてどうするかという問題は、制度の仕組み方について給付だけなのか、掛金だけなのか、さまざまな原理の問題もあると思いますが、やはり充実のためにはこれの検討も必要かと思いますので、でき得る限りさらなる御検討をと思いま...全文を見る
○大脇雅子君 外部から専門家を導入するとか、あるいはさらなる加入者の増大の中で運営のノウハウを蓄積するとか、いろいろな努力が必要だと思います。  これは一般会計からは給付費の補助が出て、掛金の助成は労働保険の特別会計からなんですけれども、この給付費の補助というのは今後どのような...全文を見る
○大脇雅子君 給付費の助成については何もございませんか。
○大脇雅子君 それでは、最後に大臣にお伺いいたしたいと思います。  勤労者退職金共済機構を設立されたわけですが、その中で、中小企業で働く労働者のための就労条件、周辺環境の一層の整備と一体化していかなければいけないと思いますが、それを含めまして大臣の御見解をお伺いいたしたいと思い...全文を見る
○大脇雅子君 終わります。
04月15日第140回国会 参議院 厚生委員会 第10号
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○大脇雅子君 最終処分場をめぐるさまざまな問題は、廃棄物問題全体を象徴していると考えざるを得ません。  最終処分場の問題は、環境への負荷の少ない循環型の経済システムへ再構築していくということとともに、最終処分場についての厳しい姿勢と適正な維持管理対策を進めることが必要だと考える...全文を見る
○大脇雅子君 相当程度あるということはさまざまな立場からも言われておりますが、正確なデータがないということで幾つかの原因があると思いますが、そうした水に関連する紛争の割合を厚生省としてはしっかりデータとして出していただきたいと思うのですが、その調査はしていただけるでしょうか。
○大脇雅子君 今回の改正案では、廃棄物処理施設の設置及び維持管理に関する計画が周辺地域の生活環境の保全について適正な配慮がなされたものであることということを許可の要件に追加しておりまして、このことは一歩前進と評価できるわけであります。  日弁連は、今回の改正案に対しまして一九九...全文を見る
○大脇雅子君 最終処分場の問題というのは、経済原則だけではだめでありまして、国ないしは公共のいわゆる関与というものが必要であろうかと思います。共通基準の設定に、何らかの指針などの設定を考える方針はないのでしょうか。厚生省にお尋ねいたします。
○大脇雅子君 アセスメント法が今審議中でありますが、アセスメント法と最終処分場との関係について環境庁にお尋ねをいたします。その対象となる最終処分場は、どの程度の範囲を考えておられるでしょうか。
○大脇雅子君 先ほど、ミニ処分場はすべて許可として規制の対象とするという御答弁がありましたが、そういたしますと、この環境庁のアセスメントの適用を外れたミニ処分場についてのアセスメントというのは、厚生省はどのように処理されるおつもりでしょうか。
○大脇雅子君 先ほども、安定型の処分場は基本的に廃止すべきであるという意見が多く出されております。  これは十四日の琉球新報の夕刊に掲載された記事でありますが、この記事によりますと、沖縄の読谷村のオキナワ・クリスチャンスクール・インターナショナルというのが安定処分場跡に建設をさ...全文を見る
○大脇雅子君 その中で特に御注意をいただきたいのは、プラスチックであります。プラスチックは可塑剤とか着色剤などが混入しておりますし、容器自体に汚れなどありまして、これはリサイクルとか管理型への処分に転換すべきだというふうに考えるものでありますが、十分に御検討をいただきたいと思いま...全文を見る
○大脇雅子君 次に、管理型の処分場につきましては、平成八年九月の生活環境審議会廃棄物処理部会産業廃棄物専門委員会が、遮水シートから汚水がしみ出る、あるいは浸出水処理施設をもっと高度化する必要がある、放流水の基準を強化すべきである、地下水のモニタリングあるいは溶出試験の見直しなどを...全文を見る
○大脇雅子君 これは九七年二月十一日の山陽新聞でございますが、岡山の赤坂町山生地区の水田で、産廃場の排水を田んぼに入れたところ稲枯れがあって、そしてこの処分場の運営会社は県と町の指導を受けて稲を収穫前に買い取って循環型の方式に改めた、これなどもプラスチック廃材などを処理している処...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、自社処分については許可の対象とはしないわけですか。
○大脇雅子君 この点で、まだかなりこの法律の抜け道がここにあるのではないかと……
○大脇雅子君 最終処分場の場合は、処理施設の許可、第十五条と、廃棄物業者の許可の十四条、七条三項という二つの許可がありまして、いわゆる施設の審査といわゆる廃棄物業者の審査と二つあるわけですが、これが別々の手続になっていて、申請者の資格とか資質が施設を許可するときにスクリーニングさ...全文を見る
○大脇雅子君 やはりここは、でき得る限り一元化をするように、少なくとも手続上で、運用基準で一緒の時間でやられるように、何らかの形で関連性を持っていただくといいと思うんです。というのは、不法投棄などが非常に多くあります。その中には、業者の資格の問題、資質の問題に甘過ぎるのではないか...全文を見る
○大脇雅子君 例えば、いろいろな現地の反対運動の人たちがその業者に対するクレームをつけてくるときに、例えば管理型の処分場でもそのキャパシティーを超えて受け入れるということから雨などが降りますとオーバーフローが起きてしまうとか、あるいは許可品目以外の有害物が他の物質に混入していてそ...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、これらの法律違反の条項に何回も、ある程度繰り返される必要があるかもしれませんが、そういったのが重なったりした場合、例えばまた隠し配管などをして本来ならば水処理施設をしなければならないのに垂れ流しをしている、こういうのもやはり法違反ですね。
○大脇雅子君 それでは、産廃業者がその産廃業から得た利益を隠して脱税などしていたということはいかがでしょうか。
○大脇雅子君 そうしますと、この第七条三項の四号ホの条項というものの運用に対しては今後厳しく運用をしていくおつもりか、あるいはどのようなスタンスをとっておられるのか御質問します。
○大脇雅子君 この法案で、非常に悪質ないろいろな事例があった場合には改善命令とか措置命令などが出されて、この改善命令や措置命令に違反したときには罰則を科すという、そういうシステムになっているのですが、現地のいろいろな事例によりますと、この改善命令とか措置命令が出るまでに、八十回も...全文を見る
○大脇雅子君 それは個別ケースによって違うかもしれませんので、一回具体的な事例でお尋ねをしたいと思います。  時間も迫りましたので、最後に。この最終処分場のいわゆるごみの処理につきましては、ごみそのものを出さない経済システム、環境への負荷の少ない循環型の経済システムということを...全文を見る
○大脇雅子君 産業構造審議会の答申によりますと、数値目標というのを平成九年度中に検討しろと、そしてリサイクルについてもその立法化を含めて検討するようにというようなことを言っていると思うんですが、この点はどのように進んでいるんでしょうか。
○大脇雅子君 それでは、最後に大臣にお伺いいたしたいと思います。先ほど水道水源の保護地区を設定すべきではないかということを申し上げまして、そうした水道水の安全性を維持するのも厚生大臣の所管でありますし、処分場の適正な維持管理、立地も含めまして、これも厚生省の所管でありますと、この...全文を見る
○大脇雅子君 ちょっとまだ時間がありますので。  排出者責任の問題として、いわゆる廃棄物の長期計画ということを国としては立てなければいけないと思うんですが、この点について、通産省はどのような政策をとりつつ努力しておられるんでしょうか。
○大脇雅子君 この問題は各省庁を貫徹して、さまざまな政策が有機的に統合することが必要だというふうに考えますので、よろしく御連携の上、御検討いただきたいと思います。  終わります。
04月17日第140回国会 参議院 厚生委員会 第11号
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○大脇雅子君 先回、水道水源保護のために公共関与のガイドラインをつくるべきではないかということを申し上げましたが、しっかりした最終処分場の確保、促進について伺いたいと思います。  平成三年の廃棄物処理法改正において設けられた廃棄物処理センターにつきましては、特別の管理を要する廃...全文を見る
○大脇雅子君 十七県ということですが、どこの県かわかりますか。
○大脇雅子君 そうしますと、十七県と八県で二十五県ということになりますと、まだまだ当初計画からはおくれているわけですが、今後、これを推進していくというお考えなのでしょうか。国はそうした廃棄物処理センターを指定し、指導監督していくという責任があるわけですが、どういう見通しを持ってお...全文を見る
○大脇雅子君 この廃棄物処理センターにおきましては、地方公共団体とあわせて民間業者にも出資を求めて廃棄物処理の公的整備を図っていくということになるわけですが、排出事業者責任の原則との調整は、今八県ある中でどのようになっているんでしょうか。そうした状況がおわかりでしたら御説明いただ...全文を見る
○大脇雅子君 広域的にということになりますとフェニックス計画があるわけですが、近畿のみということですが、首都圏や中部圏の検討状況というのはございますか。
○大脇雅子君 中部圏については別にございませんか。
○大脇雅子君 そうしますと、そうしたフェニックス計画についての厚生省のスタンスはどのようなお考えなのでしょうか。
○大脇雅子君 一般廃棄物の処理は公共関与というよりも公共が主体でやるわけで、一般廃棄物のときに産業廃棄物も受け入れるという形で共同処理の枠組みが法律上ありまずけれども、これはやっぱり活用されているんでしょうか。一般廃棄物処理に産廃を受け入れて燃すということは多いのか少ないんですか...全文を見る
○大脇雅子君 これからごみの処理に対します公共の関与ということは非常に重要になってくると思いますので、PPPの原則を堅持しながら、ぜひ厚生行政を充実させていただくようにと思っております。  先回聞きましたアセスメントの関係でちょっと補足的に一点お聞きしておきたいと思います。アセ...全文を見る
○大脇雅子君 申請の段階においては告示・縦覧でそうした生活環境上の影響が告示されるわけですけれども、私が申し上げたいのは、それでは住民に対する情報公開というのが遅いんで、計画段階からでき得る限り早くそうした情報公開を行うということと、今度は住民の意見を聞くというふうに法律上なって...全文を見る
○大脇雅子君 手続が重複するということですと、少なくとも申請時にはすべての情報をでき得る限り公開して十分な検討期間を住民に与えるということが必要になるかと思いますが、そういった情報公開については、これをしっかりやることが紛争の事前予防にもつながると思いますので、通達などで十分に手...全文を見る
○大脇雅子君 この点は非常に典型的な事例かとも思いますので、厚生省としても十分に経過に留意をしていただきたいというふうに思います。  残りの時間、少しダイオキシン問題についてお尋ねをいたします。  ダイオキシンは、人間だけではなく地球上のすべての生き物の未来を奪う物質としてそ...全文を見る
○大脇雅子君 業者の値段が高いのでサンプルをアメリカ等へ送って検査をした方が安いということで、そういう業者もあるというようなことをうわさで聞いているわけです。  環境庁にお尋ねいたしますが、環境上ダイオキシンの日本における大きな影響と対策という点についてはどのような取り組みをし...全文を見る
○大脇雅子君 公共のごみ焼却施設で排ガスにおけるダイオキシン濃度については調査されたわけですが、民間の焼却炉とか小型の焼却炉、家庭の簡易焼却炉、それから学校の焼却炉、そういったものは調査されていないんじゃないかと思いますが、何かしておられるんでしょうか、厚生省と環境庁にお尋ねをい...全文を見る
○大脇雅子君 炉の設置場所のダイオキシン濃度というので、愛媛大学の実験データがありますが、学校のいわゆる焼却炉というのが非常に大きな数値を挙げているわけです。  それで、その原因についていろいろ言われているんですが、文房具や教材類が問題ではないか、また、特にこのごろ消しゴムはほ...全文を見る
○大脇雅子君 ぜひ早急に環境庁と連携をとって調査などをされまして、小学校における焼却炉対策というものをとっていただきたい。特に、子供に対する負荷というものは大人よりも大きいわけですから、ぜひ何らかの措置をおとりいただきた  いと思います。  さらにもう一つ、小さいところの焼却...全文を見る
○大脇雅子君 諸外国の例を見ますと、例えば金属加工業等には非常にダイオキシンが発生するところが多いというようなデータもありますから、ぜひそうした塩素系のものを扱う化学工場については、通産省と環境庁が共同されまして何らかの調査を早急にされたいというふうに思います。  発生源対策と...全文を見る
○大脇雅子君 ダイオキシンで最も重要なことは、発生源について抑制をしていくという視点がないと、ただ燃やす技術の向上だけでは全く処理ができないと思います。総合的なダイオキシン戦略といいますか、塩素系化合物を製造、使用する工場からの排出とか最終の製品に含まれるダイオキシンの調査とか、...全文を見る
○大脇雅子君 確かに、ダイオキシンの発生メカニズムはさまざまな議論もありますが、しかし大体のところ、塩化ビニールとかポリ塩化ビニールとかポリ塩化ビニリデンとか、さまざまなそうしたプラスチックも含めまして、ダイオキシンの毒性ということは、ほぼその一つの原因というものは明快になりつつ...全文を見る
○大脇雅子君 これは、各省庁の人たちが連携をとられまして、日本が焼却無法地帯と言われたりダイオキシンの汚染列島と言われたりしないように、予防的な見地からぜひさまざまな作業を積み重ねていただきたいと思います。  最後に、こういったダイオキシンの問題に対する予防的な見地からの規制と...全文を見る
04月22日第140回国会 参議院 労働委員会 第11号
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○大脇雅子君 今回の労働福祉事業団法の一部改正につきましては、所在地を東京都から川崎市に変更するということと同時に、労働福祉事業団の監事が理事長または労働大臣に監査の結果について意見を提出することができるという一項目が入ったわけです。  この意見の提出に関して、「必要があると認...全文を見る
○大脇雅子君 この第四項の規定の前例は雇用促進事業団に置かれていると思うんですが、雇用促進事業団に関連してこのような規定が機能したということはあるのでしょうか。
○大脇雅子君 実績がないということは、現在まで十分に機能していなくて、将来にかかっているということかもしれませんが、この監事というのはどういう職責の人が配置されているのかというのは雇用促進事業団に関連してお聞きをいたしまして、将来この第四項が確実に機能するためには監事の任免につい...全文を見る
○大脇雅子君 特殊法人の見直しが行われる中で、やはり内部監査の不十分性ということがいろいろと議論されておりますので、せっかくこういう規定を置かれるわけですから、その人選については十分な配慮をされて有効に機能する道を検討されたいと思うわけです。  先ほど、石渡議員の方から未払い賃...全文を見る
○大脇雅子君 確かに、支払い保証機関を設置して賃金確保を立てかえ払い制度ではなくて保証していくという方向がない限り、立てかえ払いである限りはもう赤字が累積していくという制度上の矛盾があるわけです。  おっしゃったように、現実には八十数億円の支出を別の制度として組み上げていくとい...全文を見る
○大脇雅子君 平成五年から既にかなり年限がたっていて、見直しのサイクルからすれば不自然ではない時期に来ているということで、ぜひ検討をしていただきたいと思います。  それから、労災病院の事業に関連してでありますが、いわゆる被災労働者が労災病院を使う、いわば労災患者の割合が非常に低...全文を見る
○大脇雅子君 脳血管疾患とか虚血性の心疾患等、いわゆる過労死と言われる人たちの労災補償状況は、認定基準が変わった中で漸次ふえてきているようでございます。そういう認定基準が変わった以降、現在の状況で、脳血管疾患とか虚血性の心疾患と労災との関係で業務上外をめぐって困難な諸点というのは...全文を見る
○大脇雅子君 さまざまな疾病と労働との間にどういう因果関係があり相関関係があるのかという点についても、現場ではそういう研究をして明快に証言できる医者が非常に少ないということと、やはり系統的なデータが、個別の患者だけではなくて総体の労働者のさまざまな労働の要因として蓄積していないと...全文を見る
04月24日第140回国会 参議院 労働委員会 第12号
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○大脇雅子君 今般の職業能力開発促進法及び雇用促進事業団法の一部を改正する法律案につきまして御質問をいたします。  質問させていただきます項目は、公共職業訓練の高度化ということに関しまして職業能力開発大学校及び職業能力開発総合大学校というものを設置するわけでありますが、これは基...全文を見る
○大脇雅子君 この法案によりますと、都道府県や認定職業訓練を行う事業主等も職業能力開発大学校が設置できるということになっておりますが、我が国では主としてOJTと言いまして、いわゆる実地訓練、企業内訓練というものが非常に盛んであるわけです。それとの関係で、現在事業主が設置しているこ...全文を見る
○大脇雅子君 今般の改正法の基本理念における労働者の自発性の尊重ということは非常に重要でございますが、中高年を中心に支援するとこれはリストラ対象になるのではないかなどと危惧が表明されておりますが、年齢にかかわらずこうした施策を推進すべきだというふうに考えますが、こ  の点いかが...全文を見る
○大脇雅子君 とりわけ中小企業を優遇するなどの積極的な支援策は具体的にどのような形で実施していかれるのか、お尋ねをしたいと思います。
○大脇雅子君 終身雇用制が少しずつ崩れていって企業の枠を超えて仕事を求めていく傾向というものが一般化しつつあると思うわけです。高度な職業能力の開発、向上を図るためには学校教育との連携が必要だというふうに考えますが、その点について労働省はいかがお考えなのでしょうか。  また、文部...全文を見る
○大脇雅子君 とりわけ、最近話題になっておりますのは、大学生が企業で研修を行うインターンシップのような職目が重要だと考えられて広がっておりますが、この企業におけるビジネスインターンシップについての労働省の御見解、それから文部省の御見解はどのようなものでしょうか。
○大脇雅子君 産学協同のビジネスインターンシップ制度というのは、今おっしゃったようにプラスの面もあると同時に、いわゆる専門的な学問を学ぶという点においてはあるいはマイナスの点もあるということが指摘されておりますので、そのあり方については十分に検討が必要だと思うわけであります。 ...全文を見る
○大脇雅子君 進路指導に関しまして、働く女性に対するいわゆる職業意識の啓蒙といいますか、啓発といったものがこれからの二十一世紀にはとりわけ重要になってくると思われるわけです。働く女性に対する、いわゆる女性職を選択するとかあるいは家庭を選択するとか、そういった今までの性別役割分担を...全文を見る
○大脇雅子君 ILOの有給教育休暇に関する条約、第百四十号というのがあります。この有給教育休暇に関する条約は、世界的に見て労働者の経済的社会的な能力の開発で、教育訓練体制の実態を踏まえながら、労働者に一定の金銭的給付を伴いながらあらゆる段階での訓練、一般教育、社会教育及び市民教育...全文を見る
○大脇雅子君 今、社会教育に関して有給教育休暇ということはいまだ少し社会のコンセンサスがないというような指摘がありました。  文部省にお聞きしたいのですが、社会教育というものは生涯教育ということでさまざまに地域隅々にわたって展開はされておるわけです。職業能力の開発あるいは職業意...全文を見る
○大脇雅子君 最後に大臣にお尋ねしたいのですが、資源がない我が国におきましては、生涯的な形でキャリアを養成していくという自発性に富んだ職業能力開発政策というものが展開されるべきだと考えます。  その点について、今回の改正を踏まえて、より充実した政策の展開についての御見解と決意を...全文を見る
○大脇雅子君 最後に、ぜひ有給教育休暇に関するILO条約を批准できるような環境整備をしていただきまして、我が国もそうした条約に加盟をして総合的、包括的な職業能力開発政策というものを展開していただきたいというふうに労働省と文部省にお願いをいたします。
05月01日第140回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○大脇雅子君 長旅御苦労さまでございました。  新聞報道によりますと、アジア太平洋地域における米軍のプレゼンスの重要性ということが繰り返し報道されておりますが、アジアにおきましては、国際社会が成立しつつありまして、急速な経済成長を続ける中で民主主義が育ちつつあるという傾向にある...全文を見る
○大脇雅子君 アジアにおける我が国の戦後補償問題について、二つの大きな問題が着手されたばかりでこれからの処理を迫っているものがございます。一つは中国に遺棄された化学兵器の処理でありますし、さらに一つはフィリピンに残留する日本人問題であります。  ちょうど訪米をされておられたとき...全文を見る
○大脇雅子君 各省庁の連合体制よりも、むしろ新しい立法による新しい機構を設けることがこの処理を早めることではないかというふうに考えますので、御検討をいただきたいと思います。  なお、フィリピンに戦前大きな移民社会がございました。太平洋戦争の開戦に伴いましてフィリピン全土が戦場に...全文を見る
○大脇雅子君 終わります。
○大脇雅子君 私は、二十一世紀の社会保障のあり方に関連して質問をさせていただきます。  戦後、日本における伝統的な家制度は法的にも解体し、工業化社会の中で近代家族への組みかえが起きました。働く夫と家庭を守る妻、子供二人と犬一匹という核家族のイメージが定着しまし一た。  しかし...全文を見る
○大脇雅子君 確かに、防貧ないしは救貧の社会保障から、妊娠、出産、育児、介護など、家族的責任などのリスクを大勢で負い合うという、そして多様で自由な生き方を可能にする制度としての社会保障というのが二十一世紀に向けての大枠だと思われます。  その際、私は三つの偏見から解放される必要...全文を見る
○大脇雅子君 十年後に六兆円余ということですが、日本の一番高齢化社会のピークというのは、団塊の世代がいわゆる介護をする方から介護される方へ回っていく二〇二五年という時期であります。制度を仕組む場合にやはりそのことを目指して、そこのところを留意しながら仕組む必要があると思いますが、...全文を見る
○大脇雅子君 経済企画庁の経済研究所による「介護保険の経済分析」という資料があります。この試算では、施設重視のケースで在宅介護者の費用をホームヘルパーの賃金に基づいて試算いたしますと、生活費を含めて二〇〇〇年で十兆七千二百六十九億、二〇二五年で三十九兆二千二百九億円というふうに試...全文を見る
○大脇雅子君 二〇二五年には、二〇〇〇年の時点と比べて重度の要介護者は八七%増加する。それに引きかえて、介護の担い手は一七%減るとされています。  経済企画庁のその報告書によりますと、家族労働の社会的費用を無視した形で介護保険が設立されれば、施設介護との間で公平性を欠くだけでは...全文を見る
○大脇雅子君 平成七年度決算に関しまして、会計検査院から指摘されておりますのが保険料の巨額な未収金問題であります。  現在、各保険につきましてどのような未収金があり、それはなぜそのようなことが起きているのかということについてお尋ねをいたします。
○大脇雅子君 会計検査院の指摘されている保険料については今の御説明のとおりでありますが、保険料一般の問題を考えますと、これは社会的な連帯、すなわち世代間ないしは世代内の支え合いをどのように理論化し制度化するかという根底のところでその意味が付与されるものであろうかと思います。  ...全文を見る
○大脇雅子君 国民の理解と信頼というものの基礎は、国民の参加意識と情報の公開にあるというふうに考えます。とりわけ、不公平感のない制度の仕組みというものを常に心がけて見直しをしていただきたいと思うものであります。  さて、飛びますが、今般消費税が五%に上がりまして、なおかつその不...全文を見る
○大脇雅子君 税制の不公平感というものは、弱者に対する保護というものの配慮が欠けたところに生まれてもくるかと思います。  財政改革については聖域なき見直しということを言っておられますが、大蔵大臣、その弱者の保護と財政改革について何か御見解がございましたらお教えいただきたいと思い...全文を見る
○大脇雅子君 それでは次に、フィリピンに残留しております日本人の問題についてお尋ねをいたします。  肉親の調査、国籍の取得、それからパスポートやビザの発給等さまざまな問題がありますが、この問題は実態調査も含めて各省庁が連携を持って行わなければならないというふうに思っております。...全文を見る
○大脇雅子君 法務大臣にお尋ねしたいのですが、先ほど外務大臣は戦前の資料、パスポートなどの発給資料などを身元捜しのために協力したいということでありまして、これは大変当事者にとってはありがたいことだと思うんですが、法務省の方は渡航記録など戦前にあるのではないかと思いますが、外国に対...全文を見る
○大脇雅子君 先日訪れたフィリピンの残留孤児の一人は、集団自決をした死体の中から一歳のときに発見された人がありましたが、その方が日本に来られてホストファミリーのところに宿泊されたんですが、夜中にいなくなってしまったので一体どこへ行ったかと思って家族が大変捜しましたら土間に寝ていた...全文を見る
○大脇雅子君 どうもありがとうございました。     ―――――――――――――
05月07日第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第7号
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○大脇雅子君 いろいろな視点からお話を伺いまして、非常に勉強させていただきましてありがとうございました。  まず、外務省の方にお尋ねをしたいのですが、ODAの次期中期目標の策定のために二十一世紀に向けてのODA改革懇談会が設置されて、ODA改革のアクションプランが、六月に中間報...全文を見る
05月09日第140回国会 参議院 本会議 第23号
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○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、ただいまの橋本総理の報告について質問いたします。  ポスト冷戦後の国際社会は、これまでの軍事力による抑止の政策から相互理解を基軸とする平和外交政策へと、多くの国がパラダイムの転換を果たしつつあります。  総理は、クリントン大...全文を見る
05月19日第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第8号
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○大脇雅子君 この調査会では、アジア経済の発展に寄与してきた我が国の経済協力、とりわけODAについてさまざまな建設的な意見が述べられました。その中で、我が国のODAが曲がり角に立っているということ、そして限られた財政のもとで国民の支持と参加が得られるODAが求められているというこ...全文を見る
05月19日第140回国会 参議院 本会議 第26号
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○大脇雅子君 一井議員の御質問にお答えいたします。  第一は、国民の脳死を人の死とする中山案に対する不安と割り切れなさはどこにあるかという点であります。  これまで人間は、長命を願い、死をできるだけ遅くすることを求めてきて、開かれた儀式としての死を社会的に受容してきました。心...全文を見る
05月26日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第3号
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○大脇雅子君 脳死状態にある者は、まさに死が不可避で、死期が迫っておりまして、このような状態においては、本人の人格的な生存を全うするための唯一の手段が本人の意思に基づく他人の命を救うためにみずからの臓器を提供するという、言ってみれば究極的な個人の生命の尊厳の自己決定というものに根...全文を見る
○大脇雅子君 参考人木内氏の感情はよく理解できるものであります。しかし、あくまでもドナーの自己決定による臓器提供ということを尊重し、ドナーの家族の感情も勘案して、臓器の摘出についての要件を厳しく定めているわけであります。  木内参考人は、また一方で、私は優しさと勇気をその提供者...全文を見る
○大脇雅子君 中山案と比較いたしまして、猪熊案の方は次の四つの要件により、より厳格な要件を課しております。  第一は、ドナーの意思を尊重するということから、死後において提供する意思と脳死状態において提供する意思と第二条一項において書き分けておりまして、摘出の要件といたしましても...全文を見る
05月26日第140回国会 参議院 本会議 第28号
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○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等のための労働省関係法律の整備に関する法律案について、総理並びに労働大臣に質問いたします。  現行均等法が一九八六年四月一日に施行されて以来、女性労働者は、今や雇用労働者の四割に...全文を見る
05月29日第140回国会 参議院 労働委員会 第14号
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○大脇雅子君 大脇でございます。  これまでるる労基法上の女子保護規定が廃止される、解消されるということで、さまざまにその危惧、不安というものが質問の中で出てまいりました。  まず、私も時間短縮の促進と時間外・休日労働のあり方についてお尋ねをしたいと思います。  今、諸先生...全文を見る
○大脇雅子君 さらにこの実効性を高める措置ということは、長時間時間外労働の削減ということを実現し、健康でゆとりある職業生活と家庭生活の両立を保障するものでなければならないと考えますが、どうでしょうか。
○大脇雅子君 実効性を高める措置、これは均等法等の改正法が施行されるのは一九九九年四月一日であります。間に合うように措置されるかどうか、お尋ねをいたします。
○大脇雅子君 一九九九年四月一日に均等法等改正法が施行されるわけですから、これを徒過しては意味がないわけであります。その措置と言われても、中基審の答申が出たばかりだとか、あるいは法案作成中だとかということでは困るわけでありまして、一九九九年四月一日に実効性を高める措置を施行すると...全文を見る
○大脇雅子君 私が、今一つ念を押しているのは、施行と施行とをくっつける形で、中基審の方にその検討、それから国会審議というふうにさまざまあるんでしょうけれども、そういうスケジュールでお願いをできるかということを聞いているんです。
○大脇雅子君 その点は多くの女の人たちが心配をしているところでございますので、ぜひ鋭意審議のほど早めていただきまして、ぜひ実効性を高める措置を男女共通のものとして施行まで持っていっていただきたいということを重ねてお願いをいたします。  大臣にお願いいたしますが、年間総労働時間千...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、時間外労働の削減ということですが、先ほどの委員の御質問にもありましたように、年間総労働時間千八百時間ということを実現するといいますと、労働省の統計調査や賃金時間制度の総合調査に基づいて経済企画庁総合計画局の試算というものによると、所定外は百四十七というふ...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、実効性を高める措置とともに時間外労働を圧縮するということになるわけでありますが、このために目安時間の基準というものの検討も必要ではないか。ただいま四十時間が施行されたばかりで、三百六十という目安時間を見直すのは難しいという御返事がありましたけれども、少な...全文を見る
○大脇雅子君 ぜひその基準、目安時間の百四十七に向けての検討をできる限り急いでいただきたいと、こうお願いをしておきたいと思います。  しかし、女子のみ保護規定が解消されまして、家族的責任、育児や介護を有する女性労働者は百五十時間から三百六十時間という急激な変化に見舞われるわけで...全文を見る
○大脇雅子君 ちょっと二点ほど激変緩和措置について確認をしたいんですが、これは実効性確保の措置と並んでやると、こういうことですよね。
○大脇雅子君 それからもう一点は、例えばこの激変緩和措置の設定の仕方なんですけれども、これは私の考えですけれども、例えば百五十時間から三百六十時間を段階的に年を追って百五十から二百、二百五十あるいは三百というふうに刻んで段階的にやっていただくとか、あるいは個別の家族的責任を配慮す...全文を見る
○大脇雅子君 ただいまは時間外労働についてお尋ねをいたしましたが、今度は深夜業に関してお尋ねをいたします。  深夜業に従事する女性労働者のために仮眠室の設置とか通勤の安全の確保とか、さまざまな就業環境の整備等については対応したいということですが、これは法的に見るとどのような形で...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、新しく深夜業に従事する女性労働者に関する指針を定めていただけると、こういうことだと思いますが、深夜業に関してはちょっと後に聞きますけれども、就学前の子供を持つ男女労働者については深夜業を拒否する請求権が設定されたわけです。  しかし、就学児童であっても...全文を見る
○大脇雅子君 時間外労働と深夜労働が同時に取り払われるということで、時間外労働から引き続いて深夜労働に及んでいくという、ダブル・トリプル労働というようなものが生じてはならないと思うわけです。  このような場合に対する抑制措置をどのようにするかということは非常に問題でありまして、...全文を見る
○大脇雅子君 深夜業に関しては、就学前の児童を持つ男女の労働者に対して深夜業の免除の請求権というものが入りました。請求権というのは非常に強い権利だという御回答を代表質問のときにいただいておりますが、ちょっと重ねてお尋ねをしたいと思います。  請求権として規定した意味をなしにする...全文を見る
○大脇雅子君 それで、深夜業をしないということになりますと、当然昼間の労働というものを継続したり、あるいはそこへかわるということになるわけですけれども、昼間労働への転勤といいますか異動といいますか、こういったことの配慮はどうあるべきでしょうか。ここをきちっと事業主の方に配慮がなさ...全文を見る
○大脇雅子君 深夜業を拒否して、昼間への異動まで義務づけていないということですけれども、職業生活と家庭生活を両立するための配慮としては、使用者にでき得る限りの配慮をするということは求められるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
○大脇雅子君 ドイツは新労働時間法というのをつくりまして、深夜労働に対しては昼勤労働への転換を定め、そしてこれに対する代償措置として何らか賃金等を支払うようにというようなことまできめ細かく規定しているわけであります。  とりわけ、この点が権利の実効性をあらしめるために重要だと思...全文を見る
○大脇雅子君 育児休業法によりますと、一歳未満の子供を持つ男女労働者には一年、これは使用者の義務として。そして、それを超えて就学前の子供を持つ男女労働者に対しては四つの選択肢で、一つは勤務時間短縮制度、そして労働のフレックスタイム、時間外労働をさせないということ、それから保育所の...全文を見る
○大脇雅子君 女子保護規定が解消されますと、時間外労働の長期化ということが女性たちの仕事と家庭の両立を困難にするということがあるかと思いますので、とりわけ時間外労働のところを中心的に、育児・介護休業法の中における施策をきめ細かく指導をしていただきたいと思うんですが、この指針の改定...全文を見る
○大脇雅子君 今般の改正に伴って先ほどどういうところに深夜業の女性が参入していくのかとか、あるいはどの程度時間外労働が行われるのかということは予測できないというお話がありました。  今般の改正に伴って、男女の労働者、とりわけ女性労働者の労働への大きな影響が懸念されるわけですが、...全文を見る
○大脇雅子君 私は、育児・介護休業法というものは育児休業法から出発いたしましたからこういう名前になっておりますけれども、本来ならば家族的責任を男女で負うという視点に立ちますと、職業と家族的責任の両立を保障する法律というように題名を改正されまして、男女ともにそうした労働条件を新たに...全文を見る
○大脇雅子君 少子・高齢化社会におきまして、家族的責任を有する男女労働者が育児や介護等をどうやって平等にシェアをしていくかということ、とりわけ女性労働者が負担をしています家事時間、家族的責任というものは非常に重いわけでありますので、私は、ILOの百五十六号条約の批准を我が国がした...全文を見る
○大脇雅子君 一分時間がありますので、これは私も代表質問のときに申し上げたんですが、日本貿易振興会の女性労働に関するレポートによりますと、日本のフルタイムで働く男女の週当たり総労働時間は、男性が六十一・七であるのに対して女性は七十四・四時間で、これは世界一長いわけであります。家事...全文を見る
06月02日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第4号
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○大脇雅子君 猪熊案では、脳死状態にある者は生きているというのが前提でありますので、身体上の状況は同じですが、表現として脳死状態と表現しております。  客観的に見てどういう状態になったときに脳死状態と言うのかということでございますが、厚生省の脳死に関する研究班の脳死判定基準、い...全文を見る
○大脇雅子君 原則的には三徴候死をもって人の死と考えるものですが、臓器摘出のための厳格な要件をすべて完全に満たした段階で脳死状態から臓器を摘出する場合には、心臓を摘出した時点を死亡と判定するものと考えます。心臓を摘出した後、さらに人工心臓等を装着する必然性はないものと考えておりま...全文を見る
06月03日第140回国会 参議院 労働委員会 第15号
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○大脇雅子君 社会民主党・護憲連合の大脇でございます。  ただいまは、参考人の方々から大変貴重な御意見や御提言をいただきましてありがとうございます。重ねて御意見を伺わせていただきます。  最初に浅倉参考人にお伺いいたします。  先ほど、均等法十年の総括を鋭く御指摘の上、なお...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。  次に、調停委員会の位置づけに関しまして、たとえ調停打ち切りの場合であっても、専門的な委員会として何が差別であるかという見解を公表すべきであるという御提言は非常に重要な御提言だと思います。東京都の苦情処理委員会の例を挙げておられますが、具...全文を見る
○大脇雅子君 これまで調停委員会が、十年間にただ一件だけということは、長い間女性にとっては無念の思いをする制度であったわけですから、より活性化することを心から期待するものであります。  浅倉参考人は、もう一つの公表制度についても一定の疑念を提起されておりましたが、それはどういう...全文を見る
○大脇雅子君 さて、労基法における女子保護規定の改定部分は、参考人も御指摘のように多くの女性にとって最大の関心事となっております。  その理論的な筋道として、男女雇用平等に照らして、母性保護規定以外の労働条件は男女平等のものであるべきだという理論的な筋道を明確に示されたわけです...全文を見る
○大脇雅子君 先ほど武田委員の方から、育児・介護休業法に就学期間前の男女の労働者に対する深夜業を拒否するといいますか免除される請求権が新たに創設されたわけですが、昼間労働への転換という規定がない場合にこの深夜労働免除請求権の法的な性格をどのように理解すべきか、先生の御意見を伺いた...全文を見る
○大脇雅子君 さらに、時間外労働につきましては、時間外労働の適正化指針、いわゆる目安時間の実効性を高める措置を一九九九年四月一日までに実施するという確約が、先回の労働委員会で中央労働基準審議会の審議の中でそういう枠組みが確認されたと思うわけですが、参考人はそうした目安時間の指針の...全文を見る
○大脇雅子君 それでは荒川参考人にお尋ねしたいと思いますが、今、時間外労働の業務命令を合理的正当な理由があれば拒否できるということで、業務上の必要性のみならず、そうしたやむを得ない労働者側の事由もしんしゃくすべきだという有力説が近時力を得ておりますが、その点について現場で使用者と...全文を見る
○大脇雅子君 ILO百五十六号条約が批准されまして、男女とも家族的責任を持って生きて、仕事と家庭を両立していくということが二十一世紀の日本を支える労働者にとって非常に大きなことでございますので、きめの細かい配慮を現場で御指示いただきたいと思います。  他の参考人の方々にもぜひ伺...全文を見る
○大脇雅子君 どうもありがとうございました。
06月10日第140回国会 参議院 労働委員会 第16号
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○大脇雅子君 社会民主党の大脇です。  私は、先回の参考人のさまざまな御意見や御提案に関連して、数点質問をさせていただきたいと思います。  まず第一に、雇用機会均等法十一条において、定年、退職、解雇等につきましては、出産、妊娠その他婚姻をしていることを理由としてそうした処遇を...全文を見る
○大脇雅子君 女子差別撤廃条約第四条に基づきますと、母性保護に関しては、とりわけ妊娠、出産という意味ですが、差別の理由としてはならないということを明記してありますので、この点についてはでき得る限り早くコンセンサスを得るように努めまして、不利益処遇ということを原則禁止するという形で...全文を見る
○大脇雅子君 調停委員会の位置づけに関しまして先ほど円議員の方からも質問があったかと思いますが、調停開始の必要性というものを婦人少年室が判断する場合について、既に各婦人少年室に対してはその判断基準が懇意的にならない旨の運用基準を指示されているというふうに聞いておりますが、どうでし...全文を見る
○大脇雅子君 今後、そうした考え方については何か通達などでしっかり明示されるのでしょうか。
○大脇雅子君 調停委員会の申し立てで、今まで相手方の同意を得ていたものが取り払われるということについて一定の進歩が見られたわけですが、婦人少年室のそうした判断基準にこれまで問題があったということが多々指摘されておりますので、この点は通達にしっかり明記していただきまして、調停制度の...全文を見る
○大脇雅子君 それでは、労働大臣の公表制度の創設について、これは勧告に従わなかった場合に企業名が公表されるわけですけれども、この制度が果たして活用されるのかどうかということでさまざまな懸念が表明されておりますが、これはどう受けとめられますか。
○大脇雅子君 今のは武田先生の質問に対するお答えですか。
○大脇雅子君 それでは、ちょっと大臣の御答弁はこちらへ置きまして、これまでの文書指導や勧告の取り組みについてどのようになっているのかということと、それから文書指導や勧告がしっかりされない限り公表制度ということも明快に動かないというふうに思いますので、それをより有効にするための方策...全文を見る
○大脇雅子君 次いで、セクシュアルハラスメントに関する事業主の予防措置についてどのような基本的な考え方で指針を策定されるのでしょうか。
○大脇雅子君 この指針は大体いつごろ策定される予定をしておられるのでしょうか。
○大脇雅子君 セクシュアルハラスメントに対しましてその検討委員会の中でぜひ御検討いただきたいことは、セクシュアルハラスメントもいわゆる対価型のセクシュアルハラスメントと環境型のセクシュアルハラスメントがあるわけでありますが、私はそうしたセクシュアルハラスメントの中に男女差別、性差...全文を見る
○大脇雅子君 諸外国では、このポジティブアクションは既に法的な義務としてさまざまな報告書の提出などが考えられたりしておりますが、我が国においては単なる奨励策となっているということで、将来に向けてそうした報告義務などを企業に求めていくような展望というものはお持ちでしょうか。
○大脇雅子君 次の段階は、日本におけるそうしたポジティブアクションのシステムを大きく動かしていく方向でぜひ活用をしていただきたいと思います。  さて、さまざまな議論がされております労働基準法の女子のみ保護規定の解消につきましては、先回、時間外労働、休日労働につきまして質問をさせ...全文を見る
○大脇雅子君 この報告書によりますと、当時、深夜交代制労働に従事する労働者数が一〇・四%、企業の割合が一四・六%となっているわけですけれども、これは現在ではどの範囲に拡大してきているかということについては何か御調査がありますでしょうか。
○大脇雅子君 この報告書におきましても、業種、業態は非常に多様化していて、画一的な把握は大変難しいというようなことが出ているわけであります。  しかし、深夜労働一般に関しましては我々の体が持っている生態リズムが乱れるということで、深夜労働に関しては回復可能な勤務表を作成すること...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、まず、当面、労働基準法における深夜業に係る女子の保護規定が廃止されるわけですから、この点に関しては中央労働基準審議会で時間外・休日労働のあり方などと関連して御審議いただくということは間違いないわけですね。
○大脇雅子君 とりわけ、この第二部会の報告書によりますと、深夜労働については時間外労働は抑制されるべきことという形の提言が入っておりますので、ぜひこの点はしっかりと検討をしていただくようにお願いをしたいというふうに思います。  さらに、先ほど言われましたように、深夜業に関する健...全文を見る
○大脇雅子君 そのように当面中央労働基準審議会で議論をするということと、労働安全衛生法を活用して個別具体的な健康の維持に努めるということの上に立って、さらにただいま議論をいただきました経済のいわゆるグローバリゼーションの中で、産業構造が変化する中で深夜労働のあり方について大きな枠...全文を見る
○大脇雅子君 そして、そうした調査研究の上に立ってできる得る限り早く深夜業のあり方について根本的な法的な問題を検討しつつ、深夜労働の制約に向けて私は社会全体が進んでいかないといけないのではないかと思います。確かに、生産技術上の問題とか国民生活の利便の問題がありますが、それがどのよ...全文を見る
○大脇雅子君 そうした考え方をぜひ通達あるいは指針、そうしたものに明快に書いていただきまして、行政指導を徹底していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
○大脇雅子君 それから、最後に母性保護についてお尋ねいたします。  現行の均等法の二十六、二十七条の事業主の配慮義務、配慮措置について、いわゆる通院等について努力義務が改正法では義務化されたわけであります。それで、労働基準法における多胎妊娠の期間が延びたという点は非常に大きな進...全文を見る
○大脇雅子君 法体系の位置づけとして、やはり将来的には労働基準法の中に位置づけられるべきものと考えますが、これはいかがでしょうか。
○大脇雅子君 それでは、当面その均等法の二十六、二十七条の実効性が上がるように行政指導を強化していただきたいと思います。  さらに、妊娠・出産機能を持つ女性に対して、化学物質の有害性についての学識経験者の調査の結果などを踏まえまして、危険有害業務等について見直す用意はあるかどう...全文を見る
○大脇雅子君 今後その作業はどのような段階を踏んで御検討なさいますか。
○大脇雅子君 それでは最後に一点。  深夜業のILO百七十一号条約がございますが、私はこれの批准をすることによって新たな国際的な状況の中で我が国における深夜業の規制を考えるべきだと思いますが、このILO百七十一号条約の批准について御検討をなさったことがあるのでしょうか。あるいは...全文を見る
○大脇雅子君 健康上の問題につきましては労働安全衛生法が整備されましたし、あるいは母性保護につきましては、妊娠、出産に関しては我が国も規定を整備しているわけであります。夜業時間の範囲につきましても、確かに違っておりますけれども、それはこれから深夜業を検討するについてぜひその国際的...全文を見る
○大脇雅子君 終わります。
○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等のための労働省関係法律の整備に関する法律案について、原案に賛成、修正案に反対の立場から発言いたします。  まず、今回の法改正は、男女雇用機会均等法施行十年を機になされた改正であ...全文を見る
06月11日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第6号
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○大脇雅子君 本案におきましては、生体、死体という概念ではなくて、脳死状態にある者というふうに考えまして、臓器提供というのは個人の自己決定、生命の尊厳、社会的影響等を慎重に考慮した結果認められるとするものであります。  したがいまして、移植に際しては最大限厳密な基準を用いて実施...全文を見る
○大脇雅子君 平成四年一月にNHKが実施した世論調査によりますと、脳死は限りなく死に近いが人の死とは認めない、しかし移植は厳しい条件つきで認めると回答したものが全体の六二%に上ったと聞いております。今後、さらにこの問題について国民各層による十分な論議を行いまして、社会的合意の形成...全文を見る
○大脇雅子君 医師の職務は人の命を救うことが確かに第一義であります。人の命を短縮することが一般的に許されているわけではありません。  しかし、問題の性格は異なりますが、安楽死の場合も、これまでの判例において一定の厳格な要件のもとで医師の手による命の短縮が認められているのも事実で...全文を見る
○大脇雅子君 本案第七条二項において義務づけられております調査、確認は、医師、看護婦、あっせん機関、コーディネーター、家族など、すべての関係者に課せられるものと考えます。内容は、書面の真実性、作成年月日、本人の自署などによりまして本人の意思であるかどうかということ、及び家族、知人...全文を見る
○大脇雅子君 そのような承諾のない臓器の摘出ということはあってはならないことだと考えております。そのような状況のもとでの臓器摘出は違法性を阻却しないということで、状況によっては殺人罪というものが検討されなければならなくなる可能性があります。  しかし、我々はそのためにこそ調査、...全文を見る
06月16日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第7号
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○大脇雅子君 私どもは、一律に法律で脳死を死と定めるべきではないという基本的な考え方に立っております。したがいまして、そうすることによって人権の享有主体としての脳死状態にある人という考え方をとることになります。その結果、他の法律との整合性の問題もそこで解決をされるというふうに考え...全文を見る
○大脇雅子君 おっしゃるとおりであると思います。脳死というのは、医学上、治療打ち切りをするかどうかという問題としてむしろ議論をされてきたという欧米の経過がございまして、臓器移植との関連で議論をするよりも前に、脳死と治療打ち切りの問題というのが重要な論点だと私も考えております。 ...全文を見る
○大脇雅子君 当然、憲法の保障する基本的人権の享有主体であるというふうに脳死状態にある者を考えるというのが私どもの法案の根底であります。法的主体性を認める近代社会の法原理という意味では、脳死状態にある者もまさに法的主体性を持つ者というふうに考えているわけであります。  ただ、本...全文を見る
○大脇雅子君 確かに、御指摘のとおりの懸念というものは存在すると思います。私どもでは、本人の意思と家族の意思というものをすべての関係者が確認、調査するという義務を設定いたしまして、こうした場合の治療の放棄というものに対して、その手だてを講じようとしておるものであります。
○大脇雅子君 安楽死につきましては、東海大学安楽死事件というのが平成七年三月二十八日に判決がなされております。  それによりますと、安楽死が許容される要件というのは、苦痛が著しいということ、それから死が不可避であるということ、明示の意思表示が事前にあること、それから他に代替手段...全文を見る
○大脇雅子君 これまでの審議によりますと、中山案の臓器移植が許される法的な根拠は、脳死は死であるという医学上あるいは社会的なコンセンサスが形成されている、したがって脳死は確認的な死であると、そういうふうに言われていて、猪熊案におきましては、本来人権の享有主体として生者であるけれど...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、大森議員も照屋議員も何回も確認をしているわけですが、この臓器移植に際して本人の同意があって脳死が認められる場合以外は生者であって、これは今までの三徴候死によって死を認定するということには間違いないですか。
○大脇雅子君 そうすると、六条の二項、六条は創設的規定と解釈されると思うんですが、これは間違いありませんか。
○大脇雅子君 脳死を死と認めるのがいわゆる創設的な考え方なのか確認的な考え方かということで、今までは確認的な考え方という説明を中山案については受けてきたわけです。猪熊案は違法性の阻却ということであるわけですが、どう考えても修正案は確認的な条項とは思えない。そのほかは今までどおりと...全文を見る
○大脇雅子君 それは立法者としては無責任になるのではないでしょうか。ということは、どっちかというのではなくて、これは立法上非常に重要なモメントでありまして、もし創設的な規定であるとすれば、新たにそれを合法化し適法化する根拠というものは一体何かということをきちっと法律上の根拠に求め...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと修正案では、脳死と判定をして死体と認定された人の死と、いわゆる三徴候死の自然死と、法律的にも二つの死を認める、そういうことになりますか。
○大脇雅子君 私は、同一人で二つの死というのではなくて、ある人は脳死の死、ある人は心臓死の死、そしてその死がそれぞれ別個に法体系の中で二つあるというふうなことを認められるのかと。
○大脇雅子君 いや、だけどそれは結果的に二つを認めることで、ある一方は知らないよと、臓器移植に関するものだけ脳死は死と認めるということは、それは法体系上おかしいのではありませんか。特に、社会的な合意があるからすべて合法化し適法化するという法理論は全くないのであって、憲法に基づけば...全文を見る
○大脇雅子君 いや、それはやはり二つになるわけです。あるいは三つになるかもしれない。それはないと言われたって、それはそういう修正案の見解に立たれれば法体系上は二つの死ということを認めて、その二つの死に対して相続や民法とか刑法がさまざまな死との関連条項を置いているときに、それによっ...全文を見る
09月03日第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
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○大脇雅子君 野沢、中尾議員から国鉄債務問題の処理策及び財源問題については詳細な御質問がございました。しかし、国の債務として国の特別会計の中で国鉄長期債務問題を処理するということになりますと、その前に、やはりその策定に当たってだれが何のためにこの借金をつくって、なぜ整理に失敗した...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、土地の売却についてこれまでの実績と現状はどうなっているんでしょうか。例えば汐留とか品川とか大宮などの売却状況と、それから活用状況なども把握しておられるでしょうか。
○大脇雅子君 そうしますと、長期債務の元金と利息の関係が先ほどもさまざまな論議を呼んでいたわけですが、特に利息がこの長期債務を膨大にしたと考えるわけですけれども、そうした利息の処理、それからこうした処理が今まで延期されて、だれが見ても破綻をするというような財投融資の振りかえという...全文を見る
○大脇雅子君 その解決に取り組むために平成十年度運輸省の予算においてはこの処理のスキームというものが明示されているわけですが、改めてちょっと確認をしたいんですが、この特別会計化をする中でのいわゆる元利に対する償還の、債務返済の中心的な柱、一番基本に置かれているところはどこだと理解...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、運輸省が提出しているスキームに関しまして、大蔵省の財政当局はどのような判断をお持ちなんでしょうか。
○大脇雅子君 聖域なしの検討、それから国民に対する納得のいく解決、そして平成九年中に成案を得るという、言ってみれば基本的な路線というのが言われているわけですけれども、もう少し今説明があった運輸省が出している予算における処理スキームについてコメントができませんか。
○大脇雅子君 無利子国債という新しい考え方のいわゆる資金調達方法というのが議論されているんですが、これは大蔵省としては一応議論のステージにのっているんですか。
○大脇雅子君 事業団職員の再就職問題が問題になっておりますが、これを平成十年度までにやるというと、かなりもう具体的な再就職問題について見通しがなければならないと思うんですが、この点についてはどのようなところまで進捗しているのでしょうか。
○大脇雅子君 国鉄の問題では、長期債務問題と並びまして、国鉄改革の影と言われる職員の不採用問題があります。これまで不採用問題は、いわゆる国労の差別問題あるいは全国の地労委に救済の申し立てがなされた一連の人権侵害問題というような非常に大きな問題を提起してまいりました。この一日も早い...全文を見る
○大脇雅子君 しかし、これまで以上に問題解決への積極的な役割を果たすべきだというふうに考えますが、大臣の御見解はいかがでしょうか。
○大脇雅子君 しかし、現在裁判中といいましても、これは地労委及び中労委で救済命令が出されたという点で、この点については不当労働行為、制度それ自身の言ってみれば無視ということになるのではないかというふうに思いますので、見守るという以上に積極的な解決に向けて指導力をぜひ発揮していただ...全文を見る
○大脇雅子君 それでは問題を変えまして、今回、政府関係者、国際機関あるいはNGOなどの参加によりまして十二月一日からCO2規制をめぐって京都会議が行われます。地球温暖化防止をテーマに活発な論議と今後の取り組みが決定される、それを期待しているものの、我が国ではその規制がほとんど国際...全文を見る
○大脇雅子君 京都会議におきましては、特定のタイムフレームにおける数量化された排出抑制、削減の目的を規定することというふうに書かれていて、この取り組みが我が国でできるのかできないのかということが世界で注目されておるわけですが、この問題につきまして運輸省と科学技術庁、それから環境庁...全文を見る
○大脇雅子君 終わります。
09月04日第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○大脇雅子君 それでは、男女共同参画室の予算と権限の拡大及び定員の増加について質問をいたします。  男女共同参画室は、男女共同参画推進本部の直属の機能を担うものとして、施策の総合調整や各省横断的な施策の推進及び男女共同参画二〇〇〇年プランの実施遂行のために設置されているわけであ...全文を見る
○大脇雅子君 そうした機能を推進するために、現在、共同参画室の定員は四名というふうに承知しておりますが、出向やパートも含めてもわずか十七、八名ということになるわけですが、例えばカナダなどではその担当機関の人員は百名とか、あるいはニュージーランドでは三十五名とか、そうした女性問題の...全文を見る
○大脇雅子君 このごろ国際的にいわばさまざまな指数でもって国々の発展度合いというものを表示されてきております。  HDI、人間開発指数、ヒューマン・ディベロプメント・インデックスという指数、これは寿命とかあるいは教育水準それから国民所得を用いて算出した基礎的人間能力の指数であり...全文を見る
○大脇雅子君 GDI、ジェンダー開発指数が十一位ということは、これは下がっていますね。前は八位ぐらいだったと思うんですが、これは下がっている。ジェンダー・エンパワーメント測定も、これは経済・政治専門職への参加を数値化したものでありまして、これが三十七位ということになりますと、これ...全文を見る
○大脇雅子君 両大臣の御決意を伺いまして、そのHDI、人間開発指数というものでは世界三位のものが、そうした男女差別をマイナスしたり、あるいは女性の参加指数を掛けていくとがくっと地位が下がるということにぜひ御着目いただきまして、女性の政策決定への参加ということをとりわけ重要な施策と...全文を見る
○大脇雅子君 よろしくお願いしたいと思います。  それから、北京の会議でも確認をされましたが、まず女性に対する暴力というものの禁止を大きな施策の最優先課題に挙げるようにと言われております。  家庭内暴力あるいは夫婦間のレイプという問題を法規制する国というものが随分ふえてきてお...全文を見る
○大脇雅子君 そうした施策が推進することを期待しているものでございます。  次は、総務庁に規制緩和についてお尋ねをいたしたいと思います。  今年度は規制緩和推進計画三カ年の最終年度に当たります。これにつきまして、総合的に規制緩和が進んだ分野、そして残された分野をどのように把握...全文を見る
○大脇雅子君 先般、「規制緩和推進の現況」として規制緩和白書がまとめられましたが、そこではさまざまな分野における経済効果の定量分析ということが行われております。  この場合に、規制緩和には光もあれば影もあるということで、とりわけ光の部分が物差しではかられそうなんですが、実際は影...全文を見る
○大脇雅子君 規制緩和で最も重要なことは、やはり我々の日本の国のモデルをつくって諸外国の失敗に学ぶということが一つありますけれども、どういう社会をつくるかという目標と次の世代への責任と経済政策が一致していくということが一番基本的に重要なのではないかというふうに考えるわけです。規制...全文を見る
○大脇雅子君 確かに、規制緩和というものが必要ではないということではないわけですけれども、その影の部分に対する手当て、例えばニュージーランドなどではインフレの抑制とか政府の財政の均衡化というのは実現したけれども、国民の六分の一が貧困層に陥っている。子供のそういう貧困とか若い人の自...全文を見る
○大脇雅子君 わかりました。  これから再び推進計画の見直しが継続されるわけですから、ぜひその影の部分の手当てというものを十分施策の中に盛り込んでいただいて、日本のこれまで積み上げたそうした社会のきずなというものを大切にしていっていただきたいということを御要望申し上げます。終わ...全文を見る
09月17日第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
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○大脇雅子君 時間がございませんので、三問お願いをいたしたいと思います。  今般問題になっておりますウラン廃棄物屋外貯蔵ピットの滞留水問題について質問させていただきます。  動燃側によりますと、廃棄物の貯蔵の中身やその量の記録は見つかっていないということですが、核燃料物質の使...全文を見る
○大脇雅子君 責任者はだれかという点はどうでしょうか。
○大脇雅子君 外壁防水工事が終わりました九五年四月ごろからピット内部の滞留水が増加をしているということであります。これはどこからの水と推測されるのでしょうか。特に、水は今回ゼロまでくみ上げたのでしょうか。水質検査の結果はいかがであったのでしょうか。それを公表する意図はあるのでしょ...全文を見る
○大脇雅子君 こうした事故が発生するということは、先日の衆議院の科学技術委員会におきましてもセーフティーカルチャーに問題があるということが言われたりしております。  しかし、これを機会に一斉かつ集中的な点検活動をされるべきではないかというふうに思います。とりわけ安全神話と技術過...全文を見る
○大脇雅子君 ちょっと時間がありますので、今動燃の施設のみ問題があったということですが、それはどういうところが問題になり、しかもそれに対する対策というのはどのようにとられる御予定でしょうか。
09月18日第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第7号
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○大脇雅子君 それでは、私は、佐藤孝行衆議院議員の総務庁長官としての入閣問題についてお尋ねをいたします。    〔委員長退席、理事野沢太三君着席〕  今月十四日であったかと思いますが、NHKの「こどもニュース」を見ておりますと、第二次改造橋本内閣スタートということで、ロッキー...全文を見る
○大脇雅子君 法の権威と秩序を守ることにかけてこられました法務大臣のお立場を思うときに、就任のときはこの点について見解をお述べになっていたと思うんですが、この委員会で御見解を差し控えられるというのは、これは法務大臣としてということでしょうか。何らかの形で内閣で首相等の指示というか...全文を見る
○大脇雅子君 それでは、既にこの問題として、政府とりわけ首相の専権事項かもしれませんが、何らかの閣議での話し合いなどというのはあったのでしょうか、なかったのでしょうか。
○大脇雅子君 私は、人権上の配慮ということが言われますけれども、民間レベルなら確かにそれも一理あるかと思いますが、政治に求められるのはより高い倫理性であり、国民の信頼と国民に対する重い責任であろうと思います。    〔理事野沢太三君退席、委員長着席〕  とりわけ、行革担当とい...全文を見る
○大脇雅子君 裁判所も法務省も、ともかくこの理由の一つに、時代の変化の中で効果的な研修制度ということを言われておりますが、しかし、戦前の研修制度は、いわゆる判事と検事それから弁護士のいわば官尊民卑のシステムが人権擁護の観点から十分な体制を組むことができなかったということの反省に基...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、第二の理由である受け入れ体制というものが既に限界に達しているということの意味は、これはもう少し具体的に言うとどういうことでございましょうか。
○大脇雅子君 その生きたケースをお互いに共有しながらひとしく体験をする中で、リーガルマインドといわばプロとしての技法を磨くということが短縮されるということは私は反対であります。とりわけ、そういう限界性を問うのなら、やはりそれなりの予算の要求あるいは体制の組みかえを御検討いただきた...全文を見る
○大脇雅子君 先ほど、一年半に修習制度を短縮すると後は弁護士会に何とかそのほかの期間をというお話がありましたが、これは国費養成制度としての観点からはどのようにお考えなんでしょうか、法務省。
○大脇雅子君 要するに、二年間の修習を一年半に短縮して、半年を弁護士会の方の研修とか何かその他に、例えば修習前修習とか修習後修習とかという議論もありますし、今おっしゃいましたようにダブりの部分を弁護士会へ渡していくという話もありますが、その間やっぱり国費で法曹を養成するということ...全文を見る
○大脇雅子君 私は、法曹三者の力量の均衡、それから法曹の質の低下と専門性の希薄化を招かないという研修の根幹をしっかり踏まえられまして、やはりそれは国費で、国の責任においてしっかりと責任を持ってやっていただくということが非常に大切だということを重ねて申し上げたいと思います。  こ...全文を見る
11月06日第141回国会 参議院 商工委員会 第4号
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○大脇雅子君 まず第一にお尋ねいたしたいのは、今回のいわゆる愛知万博と申しますのは、一九八八年の国際博覧会条約とあるいは新しい博覧会条約上どのような種類になるのかということであります。  今までは一般博、特別博と言われていたわけですが、今回、登録博か認定博かという区別がされてい...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、財政改革のもとで博覧会の規模はどの程度のものになるのか、とりわけ資金負担についてどのようなことになるのか。  国家財政の破綻もさることながら、愛知県の財政も目下のところ火の車でありまして、県債務残高が二兆四十四億円と言われ、県民当たり四十万円の借金が...全文を見る
○大脇雅子君 赤字が出ないという前提の事業計画ということも重要なんですが、赤字が出た場合はどうなるんでしょうか。これが一番県民の不安なんですけれども、どこが負担をするんでしょうか。
○大脇雅子君 現在のところ、博覧会の会場は瀬戸の海上の森というところが予定されておりますが、この海上の森が候補地となったいわばプロセスについて御説明をいただきたいと思います。
○大脇雅子君 それでは、環境庁にお尋ねをいたしますが、閣議了解でもアセスを十分にするように、加えてそのアセスの手法というのは新しいアセス法の手法にのっとってやるということになっていますが、その点どのようなアセスをされるのかどうかという点についてお尋ねをいたします。  加えて、ア...全文を見る
○大脇雅子君 アセス法によりますと、いわゆる環境影響評価をする場合に、方法書というもので、その対象地域などもでき得る限り代替案も含めて対象とすべきだということであります。  環境庁に重ねてお尋ねいたしますが、海上の森だけではなく複数候補地もアセスメントの対象とされますかどうです...全文を見る
○大脇雅子君 通産省にお尋ねをいたします。  けさの朝日新聞の朝刊で、通産が代替地も検討している、海上の森だけではなくて、現在、陶土・珪砂の採掘地約百八十ヘクタールのいわゆるグランドキャニオンと呼ばれる土地、あるいは愛知県愛知部長久手町にある愛知青少年公園の約二百ヘクタールとい...全文を見る
○大脇雅子君 事実はないというのはどういうことですか。  検討委員会の方にはそういう複数候補地としてグランドキャニオンと愛知青少年公園、それからその他豊田と瀬戸の緑地地帯等、そういった申し入れをされていると、検討委員会で議論されているというようなことも伝えられておりますが、それ...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、環境庁が複数の候補地と言った場合に、アセスの対象として当然に自然保護団体が提起しているところとか、さまざまな代替地を含むべきだと思いますが、その点についてはどうでしょうか。
○大脇雅子君 もう一度環境庁にお尋ねいたします。  通産省はそのように言っておりますが、やはりこの海上の森だけを対象にしてアセスをする、この海上の森にはさまざまな希少の植物種や生物などが生息していて、そうした里山に対する保護ということが地元で言われていますけれども、新しいという...全文を見る
○大脇雅子君 博覧会特別措置法案の了承に当たって社会民主党は、「国際博覧会に係る環境影響評価については、環境影響評価法の趣旨に沿って厳正に行い、その結果を尊重するとともに、長期的地域整備との整合性を十分図った上で、博覧会会場計画を確定する」ということを言っておりまして、それは通産...全文を見る
○大脇雅子君 通産省の認識はそうでも、環境アセスメントの結果、海上の森が環境保全上問題があるといったら、これは当然に会場計画を見直したり、あるいは分散をしたりするということを念頭に入れなければいけないと思うんですが、そういう点で、アセスの結果が出た場合、それを見直すということにつ...全文を見る
○大脇雅子君 それは県の意向なんでしょうか。ともかく、環境アセスメント法の趣旨に沿って厳正に行って会場計画自体を確定するということを了承されているわけですから、それを曲げられるんですか。
○大脇雅子君 だけれども、これはそういう会場の地域も含めるということではありませんか。なぜそんなに海上の森にこだわられるんですか。既に海上の森でアセスメントが行われたという実績をお持ちなんですか。ないんじゃないですか。これからアセスメントやられるんでしょう。それなのになぜそこにこ...全文を見る
○大脇雅子君 環境庁にお尋ねいたしますが、あなたの方もちょっと歯切れが悪いんですけれども、環境影響評価法の趣旨をいかがなようにとらえているんですか。まさに会場計画地それ自体というものもアセスの対象にしなければ環境影響評価法の趣旨にのっとらないでしょう。そんなふうに法律を曲げて、前...全文を見る
○大脇雅子君 きちっと環境影響評価法の趣旨に沿って、複数候補地もあわせて、海上の森というのにこだわらずに、本当に事業計画と環境保全とを十分に連携をとってやられるべきだと思います。  この万博の地域には地権者が数人おられますし、そこにいろいろな耕作者も入っておられますが、万博を理...全文を見る
○大脇雅子君 建設省にお尋ねいたしますが、この万博の跡地利用で新住宅市街地開発事業というものが企画されておりますが、どのようなスケジュールで行われるのか、お尋ねをいたします。
○大脇雅子君 二〇〇五年の後であるわけですが、今地元で非常に大きな問題になっておりますのは、この新住宅市街地開発事業を隠れみのにして、いわゆる都市計画法に言う土地の強制収用が適用されるのではないか。万博という期限までにその土地の強制収用が行われると。それも、万博の制度としてはでき...全文を見る
○大脇雅子君 しかし、万博の会場がこの新住宅市街地開発事業に適当かどうかということは、市街地から非常にかけ離れておりますし、さらにまた六千戸を建てるというようなことを言われておりますけれども、住宅地としての供給をしても需要がそれほど高くないというようなことがあって非常に批判が行わ...全文を見る
○大脇雅子君 それから、名古屋瀬戸道路建設計画についてお尋ねいたします。  名古屋瀬戸道路については、いわゆる生態系を中断して、断ち切るような形で企画されているということで、住民の人たちの大きな反対があります。名古屋瀬戸道路建設計画の概要とスケジュールについてお尋ねします。
○大脇雅子君 この新住宅市街地開発事業も名古屋瀬戸道路建設計画も、これは万博とやっぱり一体として環境影響評価の対象になるんでしょうかならないんでしょうか、その点についてお尋ねしたいと思います。
○大脇雅子君 そうしますと、跡地利用の新住宅市街地開発事業は環境影響評価法のもとで行われるということですが、名古屋瀬戸道路は、地域的に関連するというと、どこら辺のことを考えていらっしゃるんでしょうか。
○大脇雅子君 それでは道路の先っぽだけということになるわけですから、それは計画としては一体としてやはり環境影響評価法のもとでやらなければいけないというふうに考えます。  協会がつくられて、平成十年度の予算概算要求は幾らで、どのような内容に補助金を出すんでしょうか。
○大脇雅子君 何か、当初の計画では一億七千万というふうに言われているんですが、これは環境影響評価の実施の補助金としては変わらないんですか。
○大脇雅子君 時間がもうなくなりましたが、大臣にお尋ねいたしたいと思います。  さまざまな、環境影響評価法の前倒し実現とか、あるいは財源の透明化とかというような点で、情報公開が地元にされず、現地では果たしてそうした取り決め、閣議了解を初めさまざまな約束が守られていないということ...全文を見る
12月03日第141回国会 参議院 本会議 第8号
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○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、ただいまの新たな日米防衛協力のための指針の策定に関する報告に関連して、総理並びに関係大臣に対し質問をいたします。  今回の新たなガイドラインは、冷戦時代にも増して日本の対米軍事コミットメントが深められております。しかし、この問...全文を見る
12月09日第141回国会 参議院 労働委員会 第3号
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○大脇雅子君 山一証券の問題につきましては、関係従業員それから関連会社を含めて一万人を超えると言われる雇用対策にどのように総合的に対処されるのか。先ほど山一証券の雇用推進委員長から非常に深刻なお話がありましたが、雇用調整金なども含めてどのように対応しておられるのか、大臣にお尋ねし...全文を見る
○大脇雅子君 今後、山一証券だけではなくて、さまざまな失業が企業の倒産と関連してふえてくるのではないかと。失業率が三・五%に上昇しているわけですが、その原因と分析についてどのようなお考えをお持ちでしょうか。
○大脇雅子君 この雇用創出と失業の対策のために、労働省は「失業なき労働移動」ということをキーワードとしていろいろな施策を構築しておられるわけですが、その「失業なき労働移動」ということは現状でどうなっているのか、効果を上げているのか、あるいはまた将来の見通しはどうかということについ...全文を見る
○大脇雅子君 生活、福祉分野などを含めて新しい雇用の創出と労働移動をうまくマッチさせていくよう、でき得る限りきめの細かい労働政策を推進していただきたいと思うものです。  さて、山一証券に関連して大蔵省にお尋ねしたいのですが、信用秩序維持のために日銀特融が出されたわけです。一般会...全文を見る
○大脇雅子君 こうした状況の中でボーナスも支払われ、役員の報酬なども通常どおり支払われているということですけれども、いわゆる四大証券と言われる中の比較において、大体この山一証券というものは平均どの程度のボーナスや役員報酬等が支払われているのかということについて、労働省または大蔵省...全文を見る
○大脇雅子君 清算事業がこれから行われるわけですが、その中で労働債権の確保ということについては大丈夫だというふうに思っておられるのでしょうか、その点についての見通しはいかがでしょうか。
○大脇雅子君 大蔵省にお尋ねしますが、債務超過がないというふうに山一証券の報告では言われ、新聞紙上にもそうしたことが書かれながら、一方で債務超過もあり得るというようなことも言われておりますが、これの調査というのはどこまで進んでいるのでしょうか。
○大脇雅子君 でき得る限り慎重に対応していただきたいと思います。  さて、中央労働基準審議会は、「今後の労働時間法制及び労働契約等法制の在り方について」の報告というものが出されて、十一日にその建議がなされるというふうに聞いております。基本的に、規制緩和の流れの中でこうした労働法...全文を見る
○大脇雅子君 労働基準法における女子保護規定が、時間外労働、休日労働、深夜労働に関しましてその制限や禁止が撤廃されたことと引きかえに、先回の議会の審議の中で、いわゆる男女共通の規制というものが非常に重要であるということが附帯決議等にも盛り込まれて議論をされたと思います。  私た...全文を見る
○大脇雅子君 私は、三年間の期間内にいわゆる深夜労働の免除請求権のような形で、育児・介護休業法の中に家族的責任を有する男女の労働者に対する法的規制を何らかの形で明文化していくべきではないか、あるいは時間外労働の上限基準の中でそうした家族的責任を有する時期における時間外労働の低い基...全文を見る
○大脇雅子君 割り増し賃金率は、時間外労働、休日労働の抑制効果ということについてはかなり効力があると考えますので、ぜひ御検討をお願いしたいというふうに思うわけです。  さらに、有期契約法制について、一定の職種に関しましてあるいは一定の条件、要件を付記しまして三年に延ばすというこ...全文を見る
○大脇雅子君 とりわけ裁量労働法制につきましていろいろと議論がありまして、原則として労働組合の人たちは裁量労働の拡大について反対をしているわけであります。  報告書などによりますと、対象業務の範囲の考え方が非常にあいまいであって、拡大をしていく危険性というものがあるのではないか...全文を見る
○大脇雅子君 建議が今月の十一日といいますと、法案要綱の諮問のタイムスケジュールを最後にお尋ねいたしまして、私の質問を終わります。
12月16日第141回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○大脇雅子君 私は、まず労働大臣にお尋ねをさせていただきたいと思います。  事業所内での障害者虐待事件というものが再三このところ社会問題化しております。先回私は、アカス紙器事件について、そうした現場の人たちの声を率直に聞いて事実を確認し、対応をされることを要望いたしました。その...全文を見る
○大脇雅子君 障害者雇用連絡会議が幾つか都道府県が主催をいたしまして開催済みと聞いておりますが、ここで問題になった問題点、それからどのような指導が必要だと考えておられるのか、あるいはどのような再発防止対策を講じておられるのか、お尋ねをいたします。
○大脇雅子君 そうした障害者を社会の中に包み込んでいくためには障害者の法定雇用率というものがございまして、それを達成するために労働省もさまざまな努力をしてこられたと思います。昨今の法改正におきまして雇用率もアップされておりますが、なお一般の民間企業においてはこの雇用率の達成が十分...全文を見る
○大脇雅子君 平成九年の障害者雇用促進法の改正によりますと、平成十年の七月一日以降は法定雇用率も一・六%から一・八%にアップされまして、さらに一層の努力が求められております。その実施に向けて鋭意御努力をいただくことを心から期待したいと思います。  それでは次に、厚生大臣にお尋ね...全文を見る
○大脇雅子君 問題になっておりますのは現在入所している人たちの引き取り問題であろうと思いますが、全入所者のうち何名が入所の施設が見つかっているのか、あるいは待機している人たちは何人で、なおかつ行きどころがなくそこにおられる人たちは何人なんでしょうか。  そうした入所者が退所する...全文を見る
○大脇雅子君 その場合に、保護者の人たちの出された寄附金の処理などについては何か検討をされておるでしょうか。
○大脇雅子君 その保護者からの寄附金が幾らぐらいだということについては把握しておられますか。
○大脇雅子君 そうすると、途中までですと総額は幾らぐらいまで集められているんでしょうか。
○大脇雅子君 その数字はでき得る限り早く御調査いただきまして、当事者の話し合いだけではなくて、何らかの形で指導が必要ではないかと思われます。  さらに、この白河育成園の場合は大変多くの暴行事件が問題になっております。入園者に対するさまざまな暴行以外に、薬物の投与とか、とりわけ理...全文を見る
○大脇雅子君 厚生大臣にお尋ねいたしたいんですが、こうした障害者施設における人権侵害事件は、関係方面にさまざまな申し出があったにもかかわらずその措置がとられていなかった、したがって発見が遅くなって被害を深刻化し、かつ拡大したということが言えると思います。とりわけ、知的障害である人...全文を見る
○大脇雅子君 法務大臣にお尋ねいたしたいと思います。  最近、さまざまな人権侵害事件というものがふえておりますが、どのような人権侵害事件の傾向があり、その中で障害者の人権侵害の割合といいますか重さといいますか、そうしたものはどのように把握されておるでしょうか。
○大脇雅子君 そうしますと、こうした障害者の人たちに対するいわゆる人権擁護のためのシステムが必要だと思います。  まず、窓口の相談体制を充実すること、あるいは特殊なそうした人たちの権利侵害の訴えを聞くための対応のシステム化が必要であろうと思います。さらに、やはり現場にコンサルタ...全文を見る
○大脇雅子君 障害者の人権問題は終わりまして、これは衆議院の予算委員会で問題になりました点のフォローアップを一点させていただきたいと思います。  大蔵省に紀律委員会ができているわけでございますが、現涌井主計局長が泉井からピカソのデッサンか、あるいはリトグラフかエッチングなのかよ...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、その絵は涌井主計局長は返したと言っているわけですけれども、それは今どこにあるんですか。泉井に返したんでしょうか、それとも検察庁に押収されているという話もありますが、それについてはどのようにお考えでしょうか。
○大脇雅子君 その絵がピカソではないと言われますか、それともわからないんですか、どちらなんでしょうか。
○大脇雅子君 その絵の価格についてはお調べになっていらっしゃいますか。
○大脇雅子君 そうしますと、大蔵省の方では紀律保持に関する委員会ができているということですが、個別のケースについてはそこでは議論をされないんですか。一体何をやられる委員会というふうに把握したらよろしいんでしょうか。
○大脇雅子君 大蔵大臣にお尋ねしたいのですが、そういう個別的な各疑問点があった場合は、紀律保持委員会で具体的に議論をしないとすれば、それはどこでどのような形で実情調査を行われるシステムが大蔵省に確立しているのでしょうか。
○大脇雅子君 それでは終わります。