大脇雅子

おおわきまさこ



当選回数回

大脇雅子の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月05日第156回国会 参議院 本会議 第6号
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○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、小泉総理の施政方針演説に対する質問を行います。  冒頭に、今般発生したアメリカのスペースシャトル・コロンビア号の事故につきまして、亡くなられた七人の宇宙飛行士の方々とその御遺族に対し、心から哀悼の意を表します。  さて、小泉...全文を見る
02月12日第156回国会 参議院 憲法調査会 第1号
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○大脇雅子君 大脇でございます。  今日は貴重な御意見ありがとうございました。  現在は、労働市場においては正社員がだんだんと非正規労働者に代替されていっております。このスピードはかなり速いものでございまして、労働者の中でも格差が拡大をしているということだろうと思います。両者...全文を見る
○大脇雅子君 矢野参考人も今、公正な処遇が大切であると言われました。自社型雇用ポートフォリオということを言っておられまして、企業としては長期安定雇用のメリットとか、あるいは短時間労働とか在宅勤務とか様々な多様な働き方を推進すると言っておられますけれども、一人の労働者を考えた場合も...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。  それでは、アムネスティの和田参考人にお伺いしたいんですが、寺中参考人でも結構です。  刑事裁判所ができることによって、やはり平和を構築する世界の秩序の在り方が、国連憲章では国連軍などを創設して武力で様々な犯罪、戦争犯罪等を解決するとい...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。
02月26日第156回国会 参議院 憲法調査会 第3号
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○大脇雅子君 お二人の参考人の方々におかれましては、貴重な御意見をどうもありがとうございます。  まず、常本先生にお尋ねをしたいのですが、いわゆる司法の判決が立法と言わば国民の人権意識の醸成にサポートされて初めて社会変革が行われるという御意見に対しては非常に啓発されるものがあり...全文を見る
○大脇雅子君 今、人権保障の国際化ということが言われておりまして、例えば様々な人権規約や女子差別撤廃条約等、人権にかかわる条約におきましてはいわゆる選択議定書を批准ないしは締結をするということが国際的な社会における一つの求めだと思うんですが、我が国ではなかなかその選択議定書は採択...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。  確かに、委員会の一般的な勧告とか意見に対しては、ほとんどその裁判規範としての意味というのは実務家も余り考えていないということもあると思いますので、それは非常に貴重な御意見で、私も教えていただきましてありがとうございました。  さて、三...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。  先生の方は、先ほど、刑事司法の、立案者の想定した刑事司法像と刑事司法の現実と実態についてのそごについて述べていただきました。確かに、弁護士が起訴前においても参画をするという意味で最近の当番制の弁護士制度というのは非常に有益だと思うわけで...全文を見る
○大脇雅子君 我が国における無罪率というのが先ほど〇・〇九%と言われまして、この無罪率が非常に我が国は低いということの実態というのはなかなか表に出てこない。これほどまでに捜査の問題点が多いにもかかわらず無罪率が低いと。  この点については、先生はどのような御感想をお持ちでしょう...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。  終わります。
03月11日第156回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○大脇雅子君 最後になりましたが、今までの質疑を聞いておりまして、私は気持ちの上でどうしても大島農林大臣に申し上げなければならないと思いまして、ここに潔く辞任をされるべきではないかという思いを述べさせていただきたいと思います。  複数の疑惑に新しい疑惑が加わりました。ますます疑...全文を見る
○大脇雅子君 総理にお尋ねいたします。  総理は、大島大臣にこの件に関しては調査、説明を求められました。今までの議論を聞かれて、かくも長期にわたって新聞から週刊誌、そして国会の審議における時間を経過いたしまして、これで十分だと思っておられるのでしょうか。任命責任者としてどのよう...全文を見る
○大脇雅子君 あえて申しますが、人心一新、ここは大島大臣の辞任をされることしか私どもに希望を与える道はないと思います。  さらに坂井議員の、巨額なやみ献金で逮捕されました。派遣労働はこのところ業務の拡大から自由化、一兆円産業と言われましたものが二兆円産業に発展をし、過去にない規...全文を見る
○大脇雅子君 終わります。
03月12日第156回国会 参議院 憲法調査会 第4号
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○大脇雅子君 本日は四名の参考人の方に貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。  それでは、まず東澤参考人にお尋ねをいたしたいと思います。  先ほど、御意見を言われましたときに、国際人権条約に関する委員会が日本の履行状況に対して懸念を表明しているというふうに言わ...全文を見る
○大脇雅子君 一九九〇年の十二月の第四十五回国連総会で移民労働者及びその家族の権利の保護に関する国際条約、いわゆる移民労働者条約というものが採択をされました。しかし、これは長い間未発効のままで、最近ようやく二十か国が批准した形でこの条約が発効されたというふうに聞いております。 ...全文を見る
○大脇雅子君 私も、憲法調査会のEUの調査に行きまして、こうした移民労働者に関する担当局のヒアリングをしたときに、そこでの現実的な課題というのはオーバーステイの人たちの権利の保護と家族を呼び寄せる権利に焦点が当たっているというふうに言われまして、びっくりしたというか、我が国におい...全文を見る
○大脇雅子君 どうも心の痛むお話でありました。ありがとうございました。  目々澤さんと中嶋さんには、ちょっと私の持ち時間なくなりましたのでお許しいただきたいと思います。ありがとうございました。  終わります。
03月13日第156回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○大脇雅子君 続いて、イラク問題について質問いたします。  三月の十二日、原口大使の国連の演説は、日本はこの決議案に対する支持を表明している、新たな決議案が採択されず、日本政府としては、新たな決議案が採択されず国際社会が分断されればイラクを利する、日本政府としては安保理が結束し...全文を見る
○大脇雅子君 いつ、何時に訓令を打電されましたか。
○大脇雅子君 これはもう通告してありますから、断固そういう答弁には異議を申し上げます。  十八日に川口大臣は、首藤さんの、衆議院の予算委員会で、その内容については、基本的に、それは今まで日本がイラクについて言っているということと、新しいことは余りないと言われたんですが、この原口...全文を見る
○大脇雅子君 それでは、国際協調を外務大臣は主張されておりますが、この国際協調というのは米国の支持ということと同一ですか。そして、武力行使を容認されているんですか。率直にお答えください。
○大脇雅子君 質問を二度やらせないでください、四分しかないんですから。(発言する者あり)
○大脇雅子君 決議案に対する、日本は支持を表明しているということは、武力行使が起こり得ることに対してそれを容認したということと同義ではありませんか。
○大脇雅子君 大臣がお答えください。
○大脇雅子君 私は、女性同士でありますけれども、率直にもっと答えていただきたい。バグダッドでアラビアンナイトの呪文を唱えているような、よくもう分からないような答弁はやめていただきたいと思います。  それでは、はっきりお尋ねいたしますが、世論は、議決があるときには、あるときには、...全文を見る
○大脇雅子君 湾岸戦争のときに加えられた攻撃により、イラクは既に難民キャンプ化している。武力攻撃が行われれば、被害は、お年寄り、子供、女性など弱者が犠牲になるという点についてはどのように人間として受け止められますか。
○大脇雅子君 しかし、国際社会は査察の継続というところで平和的解決を求めているんだと。あなたは平和的解決という道は選べられないのですか。
○大脇雅子君 十二年、イラクは決議を守らなかったと言われましたが、過去三十年、三十四の決議があるパレスチナを占領しているイスラエルに対する国連決議、これに対してアメリカは沈黙したままです。日本はどのような立場に立っておられますか。
○大脇雅子君 アメリカの態度についてどのようにお考えですか。そして、日本はそのためにどのように行動されますか。
○大脇雅子君 アメリカ、パレスチナの占領する、占領地よりイスラエルが撤退をしろという決議です。
○大脇雅子君 日本はどうするかと聞いたわけです。
○大脇雅子君 この戦争、もし戦争が起きた場合のリスクの試算というものはどのようにしておられますか。竹中大臣にお尋ねします。
○大脇雅子君 財務大臣にお尋ねいたします。  戦時国債を発行するというようなことが取りざたされておりますが、それは考えておられますか、おられませんか。
○大脇雅子君 私は、最後に命の重みということについて訴えたいと思います。  イギリスもノンペーパーの六条件を出し、世論も大きな反戦の声が結集し、物すごい努力を平和的な解決のために国際社会がしているときに、日本が、今日も日本の、決議、日本は決議案を支持すると。そして、様々な中間的...全文を見る
03月19日第156回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○大脇雅子君 新しい国連決議を採択することなく、フセイン大統領が亡命をしない限りに四十八時間以内に武力行使をするというブッシュ大統領の演説を受けて、小泉総理は武力行使にアメリカが踏み切った場合も支持すると言われました。こうしたブッシュ大統領の行為に対して、例えば採択せずに武力行使...全文を見る
○大脇雅子君 受けたか。
○大脇雅子君 それはいつごろあったのでしょうか。
○大脇雅子君 私は、三百十万人、第二次世界大戦の日本人同胞の死というものであがなわれた憲法九条というものとその歴史の教訓、広島、長崎への原爆投下ということで、我が国が平和的解決のために努力をするということを最後の最後まで行うべきであったと思うのですが、早々としてこの武力行使に支持...全文を見る
○大脇雅子君 ブッシュ大統領は、自国の安全のために武力行使をすると言われておりますが、これは先制的な、自衛権以上に予防的な自衛権として余りにも緊迫不正、急迫な攻撃がないのにかかわらず武力行使を行うということについて、いわゆるアメリカの外交の大転換だと言われております。  日本も...全文を見る
○大脇雅子君 それは大方の理解とは違うのではありませんか。自国の安全のために武力を行使するというのがブッシュ大統領の演説であり、そしてそれは予防的な武力攻撃であるということは国際法学者も言っているわけですから、その点についてどうお考えですか。
○大脇雅子君 私は、予防的な武力行使についてどのようにお考えかという外務大臣のお考えを聞いているのです。
○大脇雅子君 アメリカがどう言っているかではなくて、予防的な武力行使が行われた場合に外務大臣はどう考えるのかということをお聞きしているんです。
○大脇雅子君 それは逃げの答弁ではありませんか。もうほとんどやることはない、四十八時間以内に武力行使が行われると思っておられるのでしょうか。それに対してアメリカにどのような働き掛けをなさったのでしょうか。  私は、日米安保条約の第一条にどのように書いてあるかを申し上げたいと思い...全文を見る
○大脇雅子君 答弁に物すごい今不満だということを申し上げて、質問を終わります。
03月25日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○大脇雅子君 今年一月の完全失業率は五・五%であり、新卒高校生の史上最悪の就職内定率が七四・四ということは改めて雇用情勢に関して厳しい現実を労働者とその家族に与えていると思います。  適当な仕事がありそうにないとする、いわゆる求職意欲喪失者として完全失業者にその人たちを分類いた...全文を見る
○大脇雅子君 今の分析結果につきまして、常にこの結果はミスマッチの対策が必要だということを言われ続けながら、しかしじりじりと失業率が低下しているということが数年続いているということなんですが、政府として比重を掛けた失業対策がこの状況では効果が上がらないと思いますが、大臣はどのよう...全文を見る
○大脇雅子君 ただいまの御説明によりますと、非常に構造的な視点を重視した失業対策が組み立てられないとミスマッチ、ミスマッチでハローワークだけの状況では私は非常に駄目だというふうに感じます。  その中で、地域雇用創出特別交付金の制度というのは効果を上げているのでしょうか。その雇用...全文を見る
○大脇雅子君 雇用対策法の改正によって第七条に努力義務で募集、採用に関して年齢制限をしないこととされたにもかかわらず、厚生労働省告示二百九十五の指針によりますと、その第三号、第四号は、年齢制限が認められる場合として、定年までの年数及び年功型賃金等を理由とする年齢制限を認めています...全文を見る
○大脇雅子君 ワークシェアリングについてお尋ねをいたします。  先般、昨年の十二月二十六日で、政労使のワークシェアリング検討会議において、多様な働き方とワークシェアリングに関する政労使合意というものが取りまとめられました。  その文書を読んでみますと、いわゆる政府の財政支援に...全文を見る
○大脇雅子君 この政労使合意によりますと、「仕事に応じた公正な処遇の推進」ということが書かれております。これは均等処遇の原則を意味しているというふうに私は理解するわけですけれども、どうも法制化については様々な形で見送られそうでありますが、本来、指針とかを書いても、一番使用者の本音...全文を見る
○大脇雅子君 それでは、深夜労働の免除の請求権の問題についてお尋ねしたいと思います。  日本航空の事件が起きまして、抽せんで七十五名に絞り込むというようなことがありまして、四月、五月、様々な企業努力に対して御指導をされていると思いますが、この七十五名という枠が相変わらずその指導...全文を見る
○大脇雅子君 最後に大臣にお尋ねしたいのですが、家族的責任を理由に深夜業や時間外労働の免除を請求した場合には、やはり企業は希望者に対して積極的に免除を保証する体制というのを日常的に取り組み、しかも具体的な請求にあったときには、それに誠実にこたえるようにするというのが企業の配慮義務...全文を見る
○大脇雅子君 終わります。
03月26日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○大脇雅子君 私は、中国残留孤児に対する施策についてお尋ねをいたします。  去る日に、人間らしく暮らしたい、祖国に帰って良かったと思いたいというので、六百人以上の中国残留邦人の方々が訴訟に踏み切られております。平成十二年十二月に中国帰国者支援に関する検討会の報告書が出されており...全文を見る
○大脇雅子君 今、具体的には国民年金は特例によって通常の三分の一の年金が支給されておりますが、この点の改善については何か検討しておられますか。
○大脇雅子君 そうしますと、大体帰国した人は二千四百五十五人という報告がありますので、そのほかの人は無年金ということですか。
○大脇雅子君 それから、養父母の墓参りや病気見舞いで一時帰国した場合に、その間の生活費を差し引かれるということで、これが随分非人道的な措置だということで問題になっておりますが、これはどういう根拠でそういう手配をされているのか、あるいはこれはもう改善されたのでしょうか。
○大脇雅子君 しかし、生活保護を受けている人が六五・五%あるという現状の中で、中国に行って食べないわけにはいかないわけですし、その分を差し引くというのはかなり、かなりというか、ひどく非人間的だと思うんですが、これへの改善要求は随分来ていると思うんですけれども、そういう検討はされて...全文を見る
○大脇雅子君 現実の問題として、滞在、支給される滞在費が向こうの生活を上回ることはないと思われますし、このいわゆる差し引くという根拠というのは通達で決まっているんですか。どういう通達なんでしょう。  ちょっといろいろ検討するんですが、何で差し引かれるのかという根拠規定が明快では...全文を見る
○大脇雅子君 これは、生活保護法が国内だけに適用されるといっても、一時帰国という意味で養父母の墓参りや病気見舞いに行くということで観光ではないのですから、みんな実際上帰ってきて、その間の生活保護費を返却するというのは大変困難で、借金をして返したという事例などございますので、この点...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。  やはり、私はこの施策の基本的な理念のとらえ方が自己責任だと、帰ってきたのは。そして、生活維持もそうだと。困ったら生活保護をどうぞというやっぱりこの基本的な考え方が問題だろうと思う。先ほど、森議員ではありませんが、やっぱり国の責任というこ...全文を見る
○大脇雅子君 時間が終わりまして、済みません、問題たくさん残してしまいまして、済みませんでした。
03月27日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○大脇雅子君 戦没者の妻に対する特別給付金支給法及び戦没者の父母等に対する特別給付金支給法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  前回支給された国債が最終償還を迎える戦没者の妻及び父母に対する特別給付金について、平成十五年度以降も継続して支給するということなのですが...全文を見る
○大脇雅子君 同時に審議されております平成十五年度における国民年金法による年金の額等の改定の特例に関する法律案では、平成十四年の年平均の消費者物価指数の比率を基準として改正をするわけであります。いわゆる物価スライド〇・九%分の引下げ、この施策と比較をしたとき、特別給付金については...全文を見る
○大脇雅子君 特別給付金の再度の支給について妥当と答申をしたのは一九七二年、昭和四十七年七月二十八日の遺族等特別給付金問題懇談会、遺族等の特別給付金の問題に関する報告というのがございますが、この古い懇談会の報告についての指摘を見ますと、改めて平和を建設すべき責務を担う二十一世紀の...全文を見る
○大脇雅子君 昭和四十七年にいわゆる懇談会の報告が出て以来、これは確かに意見の一致を見ているわけですが、全然そうした問題が検討されなかったというのはどういう理由でしょうか。  考えれば、戦没者の妻も受給者の平均年齢が八十五歳であり、戦没者の父母に至っては平均年齢が九十三歳という...全文を見る
○大脇雅子君 公務の趣旨というふうに言われましたが、戦争という国家による行為は、いかなる理由であれ、その法的根拠を挙げても許されない犯罪行為であります。そして、かつては軍人の被害者と市民の被害者というものは、直接戦争に参加した軍人の被害ということが大きく比重を受けてきたかもしれま...全文を見る
○大脇雅子君 赤紙と原子爆弾ということによって戦争の被害の苦しみというものを私は区分けはできないということを強く申し上げておきたいと思います。戦争による被害と困窮はすべての人たちのものだというふうに重ねて主張したいと思います。  最後に、国民年金法による年金額の改定について、今...全文を見る
04月01日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○大脇雅子君 持続可能な国民皆保険制度として、医療保険制度体系及び診療報酬体系に関する基本方針が策定されました。    〔委員長退席、理事中島眞人君着席〕  しかし、これを様々読んでみますと、少なくとも各保険の間で財政調整をしていく、そして独立の高齢者の保険制度を創設して連帯...全文を見る
○大脇雅子君 基本方針について様々な項目がございますが、まず第一に、健康確保のための施策について、いわゆる予防医学ないしは日常的な健康の実現を達成するための施策が結果としては医療財政の負担を軽減させて医療制度の基盤を確固としたものにする、そしてそうした施策に従事する支え手を増やせ...全文を見る
○大脇雅子君 さらに、保険料負担者の確保について、これはしばしばお尋ねをしているんですが、失業者が増え、あるいは保険料の未納、滞納者が相変わらず四百万世帯とも言われているほどに悪化していると言われておりますが、こうした状況はどのようになっているのでしょうか。保険料納入の実績を上げ...全文を見る
○大脇雅子君 地域単位の保険者の設定について、統廃合が行われたり広域的な視点も取り入れられようとしているわけですけれども、ここ数年で千八百ある健康保険組合の中で百近くが解散された、そして政管健保へ移転が増加している状況にあると。そして、過疎化の進む地域の国保の財政破綻も進んでいる...全文を見る
○大脇雅子君 この基本指針では、患者の視点を重視するということで情報提供の推進について書かれております。手術ミスや投薬ミス、患者の取り違え等、医療事故や医療過誤が頻発して、医療提供者の側による診療録の改ざんや治療放棄などの実態が明らかになって国民の医療への批判と不満は一層募ってい...全文を見る
○大脇雅子君 国内の世論も医療の透明性と説明責任を重視する声が高まりまして、政府の方も平成八年、一九九六年ごろより診療情報提供の在り方について法制化も視野に入れた検討を開始してきております。平成九年に設置された検討会に引き続き、昨年にも改めて診療に関する情報提供等の在り方に関する...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、それは大体いつごろになるのでしょうか。大体、予測というのは。
○大脇雅子君 平成十一年四月に日本医師会は独自の診療情報の提供に関する指針をまとめまして、診療記録の開示については医療従事者側の自主的な取組にゆだねるべきだということで、法制化については反対の立場を明らかにしていると思います。  平成十二年から十四年度に掛けて環境整備期間を三年...全文を見る
○大脇雅子君 情報開示に関する日本看護協会の調査によりますと、国公立病院以外の民間医療機関では、開示制度の規定があるものが三〇・六%にとどまっているというふうに述べられております。また、規定がある病院でも、診療記録の開示請求ができることを患者が知らないものが多い病院は七一・五%を...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、重ねて質問をさせていただきますが、法制化の問題というのは、現状では見送られるということではないんです、それはやっぱりいろいろな検討の中では視野に入っているというふうでよろしいのでしょうか。
04月16日第156回国会 参議院 憲法調査会 第5号
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○大脇雅子君 討論に際しまして、今般のアメリカによるイラクへの攻撃において、イラクの市民、報道関係者及び各国兵士など、亡くなった多くの方々に哀悼の意を表し、戦死者とその御家族、また傷付いて現在治療中の方々に心からお見舞いを申し上げます。  基本的人権の保障は人間の尊厳を基礎とし...全文を見る
○大脇雅子君 私はさきに、人間の尊厳を基礎として人類普遍の原理である基本的人権の保障という場合に、十九世紀は国家からの自由を保障し、二十世紀は国家の積極的な配慮と保護を中心とした社会権の規定であり、二十一世紀は平和的生存権ではないかというふうに申し上げました。平和なくしては人権保...全文を見る
04月17日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○大脇雅子君 駐留軍関係離職者等臨時措置法等の改正案に関連しましてお尋ねをいたします。  駐留軍関係の就業者の今後の見通しはいかがでございましょうか。本法措置による能力開発の対象者は、高齢化あるいは他産業への転職等で絶対数が減少していると思います。駐留軍関係への就業者については...全文を見る
○大脇雅子君 防衛施設庁の方、来ていただいておりますか。お願いします。
○大脇雅子君 漁業離職者と今後の漁業振興についてお尋ねします。  漁業の離職者は、国際条約の漁獲量の規制によって生活が大変抑制される状態が生じておりまして、意に反して離職、転職を余儀なくされてきたと考えられますが、他の職業への転職ではなくて、漁業そのものの確保の観点から、沿岸漁...全文を見る
○大脇雅子君 先ほどの森議員の質問でも、特別な対策が必要なのかと、総合的な対策としては対処できない特別の事情があるかという問題の提起がありましたが、期間の延長に伴いましてどれだけの雇用確保を見込んでおられるのか、お尋ねします。
○大脇雅子君 最後に、大臣にお尋ねしたいのですが、この離職者の臨時措置法に関しては九回目の延長になりますし、漁業の離職者については今回五回目、六回目ですか、延長になって、ほとんど見直しがされないままこのように続いてきているわけですが、この延長措置の実施による離職者の雇用確保の実績...全文を見る
○大脇雅子君 本法案とは別の問題でございますが、障害者施設等福祉施設で働く労働者の労働条件についてお尋ねをいたしたいと思います。  障害者施設におけるセクシュアルハラスメントの行為が問題になっております。大阪府などでは、被害を訴えれば施設にいられなくなると思って我慢をし続けたが...全文を見る
○大脇雅子君 これは私のところに相談があった事件ですけれども、関西の児童福祉施設に勤務するシングルマザーである女性労働者が、現在厳しい雇用情勢の下で日々働いているけれども、その施設にいる男子生徒が成長して体力的に非常に強くなり、時には、気に食わない、自分の気に障ることが生じますと...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。
04月22日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○大脇雅子君 私は、最初に、今回の拙速な審議に対して、大きな驚きとともに異議を申し立てたいと思います。  雇用保険の失業手当受給権というのは働く人たちの権利であります。そして、今回の改正は非常に不利益な変更部分を含むわけであります。したがいまして、法律の施行も国会における審議も...全文を見る
○大脇雅子君 そういたしますと、デフレ不況が長期化いたしまして、失業者の絶対的な数値が高止まりする中で、保険料負担労働者やその使用者の絶対数も減少しつつあるわけです。その結果として、当然基本手当等の受給者が増大し高止まりしていることによって今年度末で雇用保険財政が枯渇するというこ...全文を見る
○大脇雅子君 前回の改正で、早期再就職を促進するために、離職理由による給付水準の見直しを中心として、非自発的理由による離職者には給付日数を長くして自発的離職者には短くするなどの見直しが行われましたが、その政策的な効果はどのようであったでしょうか。
○大脇雅子君 今回のように、常用以外の早期就業者に対して基本手当日額三〇%上乗せるという早期就業促進手当の問題があります。これは短期低賃金の緊急的な臨時雇用レベルの再就職ということで、再度の失業が生じるという可能性が高いのではないか、長期的な雇用に結び付かず、常用雇用へのインセン...全文を見る
○大脇雅子君 大臣にお伺いしたいと思いますが、今回の改正では、通常労働者とパート労働者の給付内容を一本化して、倒産・解雇等とそれ以外の離職理由による給付内容が改定することになっております。倒産・解雇の離職理由が従来の通常労働者の水準で、それ以外の離職者はパート労働者の水準にすると...全文を見る
○大脇雅子君 非自発といわゆる自発の境界は非常にあいまいでありまして、やっぱり離職理由で本当に救済がきちっと取られるよう運用をされることが必要であろうと思われます。  次に、再就職が困難な状況に対応した給付の重点化につきまして、三十五歳以上四十五歳未満で三十日の延長と、当然、倒...全文を見る
○大脇雅子君 確かに、前回の改正において落ちこぼれたところを拾うという意味では有効であろうかと思いますが、しかし、四十五歳から六十歳未満の未就業率の高さを考えますと、やはりここに何らかの手当てが必要ではないかというふうに思います。  さて、教育訓練給付についてはどう実効ある教育...全文を見る
○大脇雅子君 雇用安定資金の使用に関する特例措置によって、雇用保険財政維持のために雇用保険三事業から雇用安定資金というものを作って三事業の剰余金を組み入れる、そして支出を弾力化して財政事情に対応するというふうになっておりますが、剰余金をどうやってアップしていくのかと。そして、支出...全文を見る
○大脇雅子君 今回の雇用保険の改正は、財政バランスに配慮して、失業状況の予測性に今までの誤りがあったということで改正の一つの端緒となっていると思われます。そして、短期低賃金の緊急的な臨時雇用を取りあえずの再就職として考えていくということによって常用雇用へのインセンティブが働かない...全文を見る
04月23日第156回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号
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○大脇雅子君 本報告は、政府が破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容その他金融機関の破綻の処理状況についてでありますが、この三月期決算におきまして銀行等が増資をいたしましたが、非常に株安が進行いたしまして、そうした効果を減殺しているということが言われています。  自己資本比...全文を見る
○大脇雅子君 この報告書にございます石川銀行や中部銀行、あるいは六信用金庫や三十八、信用金庫というものの処理はまだ全体的に終結をしているとは言えないと思いますが、今後の、これからの公的資金の投入というものは考えられるのでしょうか。
○大脇雅子君 預金保険機構による主な資金援助の実施状況について、金銭の贈与に関しまして、ペイオフコストを超える金銭の贈与に係る資金援助は、預金保険機構の特例業務勘定で経理されるという箇所につきまして、特例業務勘定は平成十四年度末に廃止され、特例業務勘定に属する資産及び負債は一般勘...全文を見る
○大脇雅子君 石川銀行、中部銀行についてお尋ねをいたします。  この資料編の六ページによりますと、総資産の査定結果、平成十三年九月期の当局の査定と自己査定の数値が、第Ⅲ分類と第Ⅳ分類における評価の差異が非常に大きいのですが、こういう結果は、これはどのように考えてよろしいのでしょ...全文を見る
○大脇雅子君 石川銀行につきましては第Ⅳ分類の自己査定がないのに当局査定で二百五十六億円ということで、回収不能又は無価値と判定される資産の処理についてはこれは中部銀行とかなり異なると考えますが、この処理方法や期間など、両行の具体的な差異をどのように見たらいいんでしょうか。
○大脇雅子君 この早期の受皿銀行の、受皿の金融機関についてですが、現在、株式会社日本承継銀行というものとの間に営業譲渡が行われて今おっしゃったような様々な作業が行われているのだろうと思いますが、この早期営業譲渡の見込みというものは大体いつごろになるのでしょうか。  その場合に気...全文を見る
○大脇雅子君 当然に人件費の削減が行われるでしょうし、労働条件の引下げが行われるというふうに考えられますが、それぞれどのような規模や内容で、その対策についてどのようにお考えでしょうか。厚生労働省の方で。
○大脇雅子君 今後の金融機関の安定につきましては、不良債権の回収の強化ということが今後の課題になるわけですが、いわゆる貸し渋りや貸しはがしということが企業の倒産、リストラを生み出して、現在の失業率の高止まりなどの状況を引き起こしている最も大きな要因と考えられますが、不良債権回収策...全文を見る
05月07日第156回国会 参議院 憲法調査会 第6号
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○大脇雅子君 三人の参考人の方々には、貴重な御意見をありがとうございました。  まず、渡辺参考人にお尋ねをしたいのですが、憲法九条が現在なお非常に新しい意味での政治的な意義を持ち始めているという御見解に共鳴するものであります。  その中で先生は、九条を政策的に詰めていく必要が...全文を見る
○大脇雅子君 西先生にお尋ねをいたしますが、最初に、社民党の村山政権における自衛隊の合憲論の経過について一分ほどで話をしてみたいと思います。  自社さ政権を取ったときに、我々としては、自衛隊の合憲論とともに、現実的な対応として軍縮のプロセスを実現しようといたしました。九条は専守...全文を見る
○大脇雅子君 上田先生にお尋ねいたします。  戦後五十六年、憲法学の一つの大きな成果といいますのは、二十一世紀の人権とも言える恐怖と欠乏から免れる平和的生存権というものが紡ぎ出されたことではないかと私は考えておりまして、これは世界全員に、世界の人々すべてに普遍すべきものだと思い...全文を見る
○大脇雅子君 まず、憲法が制定されたのはGHQの占領下ではありましたけれども、私は、平和と自由民権の日本の思想的な系譜と国際的な世界の戦争違法化の流れが合体をして一つの思想的なバックを持った平和憲法ができたと思われます。  そして五十六年、私は中学生からずっとこの憲法を読み続け...全文を見る
05月13日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号
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○大脇雅子君 公益法人は、民法の第三十四条に基づいて設立される社団法人又は財団法人として、いわゆる不特定多数の利益の実現を図る事業、いわゆる公益事業、あるいは営利を目的としないもの、いわゆる非営利法人であるとされております。  今回の整備は、確かにほんの一握りの改革にすぎません...全文を見る
○大脇雅子君 これまでの主務官庁の許可が必要とされていたことに関しまして、これまで国と公益法人の関与の仕方についての問題点として指摘がされてきたところでありますが、法律で義務付けられている検査等独占的実施ということに対する不合理性、そのことが確かに大臣の言われる組織の肥大性を生み...全文を見る
○大脇雅子君 本件の法案にかかってその検査等がいわゆる登録制度になっていくわけですが、その後またさらに参入の自由化について検討されておられるんでしょうか。そういうおつもりがあるんでしょうか。
○大脇雅子君 是非鋭意行っていただきたいと思います。  それから、国からの委託事業の実態については様々な批判がございます。  まず第一に、補助金による事業を自分で行わず、すべてに外注するいわゆる丸投げ問題についてはどのような検討をしておられるのでしょうか。実際上、見直しのプロ...全文を見る
○大脇雅子君 事業収入についてはほとんどなくて、補助金によって経営がなされているいわゆる補助金依存型、いわゆる丸抱えのものに関してはどのようなプロセスでどのように検討をされておるのでしょうか。そして、改革の展望というものはどんなものでしょうか。
○大脇雅子君 平成十七年までにその見直しをしていくということですけれども、現実に、要するに第三者分配型とそれから補助金の依存型については、原則としては大半を解消するとか、そういうような展望というのはあるのでしょうか。どういう指針と基準で見直されているんでしょうか。そして、タイムラ...全文を見る
○大脇雅子君 二百七十五の法人数が国から補助金の交付を受けている法人という御報告を受けているわけですけれども、二と五ということじゃ、はるか何か道遠しという感じがいたしますので、その点、鋭意進んでいくことが望ましいと思います。  第三に、天下り役員の報酬に補助金を使用されていると...全文を見る
○大脇雅子君 丸投げや丸抱えの第三者型分配型とか依存型については、その事業とのかかわりがありますから漸次進んでいく必要がありますけれども、天下り役員の報酬や退職金の補助金というのはすぐ助成を廃止するというのが筋だというふうに思いますけれども、何で平成十七年までのんべんとやっている...全文を見る
○大脇雅子君 その計画、措置として、やはり高額過ぎるというのが国民からの批判があるわけでございまして、言ってみれば、先ほどの木村副大臣の公益法人からの献金などというのも一種のたかりみたいな感じが私はするわけですけれども、そういう天下りの役員の報酬についても、やっぱり一般の民間役員...全文を見る
○大脇雅子君 役員報酬あるいは天下りについて、なかなか氏名などが公表されていないと。プライバシーだということもあろうかと思いますが、これはやはり公的な部分ですから、やはりその改革の過程の中で、人をきちっと特定をして、その人の取っている言ってみれば報酬や退職金、そして、システムみた...全文を見る
○大脇雅子君 薬事法及び採血及び供血のあつせん業取締法の改正では、低リスクの医療機器の認証について認定認証機関からの実施から登録認証機関による実施に移ったわけですが、薬剤の安全性、そして市民からの信頼性と質の確保という点からどのような担保を考えておられるでしょうか。
○大脇雅子君 関連いたしまして、資格要件を厳しくするということは基本的には一般的には国民の利益になると思われますが、例えば、医療機器の製造事業者が自分の製造した製品点検の、修理にかかわるのは当然として、同種類の医療機器の点検、修理については、こうした資格の取扱いはどのようになるの...全文を見る
○大脇雅子君 登録研修機関についてまとめてお尋ねをいたしますが、今回の改正に係る、各法律で規定されている登録研修機関については様々な要件や罰則が規定されております。こうした資格を取得している団体が教習に関する部分を別法人、例えばNPO法人や中間法人に移行するということは可能と考え...全文を見る
○大脇雅子君 適合命令とか改善命令が出されてそれに罰則が付いているわけですが、この各法律に共通するこれらの発動条件についてはどのように考えたらよろしいのでしょうか。
○大脇雅子君 最後に、大臣にお尋ねしたいんですが、今回の法整備を円滑に進めるためにどのような御決意なのでしょうか。平成十七年末というのは遅過ぎないかと思いますが、先ほど、大臣は政治的な責任の問題だというふうに言われましたけれども、でき得る限り行政の関与とセルフガバナンスの関係とい...全文を見る
05月14日第156回国会 参議院 憲法調査会 第7号
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○大脇雅子君 今日は御三人の参考人の方、大変貴重な意見をありがとうございました。  さて、私はまず坂本先生にお尋ねをいたしたいと思います。    〔会長退席、会長代理峰崎直樹君着席〕  先生は、第四期の特質の問題として、国際政府組織のほかに国際市民組織、NGOの正統性と実効...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。  明石先生にお尋ねしたいんですが、先生は長い間国連で実に有効なお働きをなさったと思うわけですが、今のアメリカの一極支配と言われるような時代に、日本の国連外交というのはこれからどのようにすべきであるのかという点について御助言をいただけたらと...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。  五百旗頭先生にお尋ねをさせていただきたいと思います。  今、やはり軍事力の使用が紛争解決に果たして有効だろうかという疑問が、事実上、声が大きくなってきていて、一つはもう一つの道を探ったらどうだろうかという傾向があると思うんですが、先生...全文を見る
○大脇雅子君 アメリカでの九・一一同時多発テロを契機に、ブッシュ大統領は、アフガン攻撃、イラク戦争と、武力による先制攻撃に踏み切り、フセイン政権は倒れ、戦後問題が今、世界の関心を集めております。  改めて確認する必要があることは、昨今の武力行使による紛争と問題解決によって、武力...全文を見る
05月15日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号
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○大脇雅子君 食品の安全性について、消費者である国民の信頼を損なう様々な事件が発生し、ようやくにして食品の安全性をいかに確保するかという喫緊の課題に取り組まれたことになりました。とりわけ、国民の健康保護を最優先する食品安全行政の体制の確立、そして消費者に軸足を置く行政というものが...全文を見る
○大脇雅子君 緊急事態への対処に関する体制整備についてお尋ねをいたします。  これまで発生した食品の安全性に関して、例えばO157事件というのは学校給食現場を始め一般家庭等広範囲に及びました。発生源の食材として挙げられたカイワレダイコンがマスコミで伝えられたが、結局発生源として...全文を見る
○大脇雅子君 食品安全基本法の二十条におきましては、食品の安全性の確保に関する施策の策定に当たっては、当該施策が環境に及ぼす影響について配慮するという明文がありますが、具体的にはこれはどのような対応をなさるのでしょうか。
○大脇雅子君 残留農薬等に係る基準について更にお聞きしたいと思います。  輸入の中国野菜についての基準値を超える残留農薬あるいは養殖魚類の管理にホルマリン等の人体有害物質の使用等、食材の安全性に関する明確で厳格な基準の設置が必要であることは論をまちません。人の健康を損なうおそれ...全文を見る
○大脇雅子君 これはちょっと通告はしていないんですが、消費者の立場から、収穫後の農薬使用に関する表示がないんだということが消費者の苦情とされているわけです。とりわけ、無農薬や減農薬の表示が一番不安だというのが国民生活センターの調査などからによると五〇%、残留農薬の問題になった国か...全文を見る
○大脇雅子君 残留農薬単独では基準値をクリアしても、例えば昔から食材の食べ合せによる影響というのが指摘されているように、残留農薬の相互作用による一定の影響が懸念される場合はないのでしょうか。あるいは、あるとすればこれらの規制についてどのように対処されるのでしょうか。
○大脇雅子君 新開発食品等の販売禁止についてお尋ねします。  厚生労働大臣が、食品衛生法の一部を改正する法律案の七条二項において、人の健康を損なうおそれがない旨の確証がなく、食品衛生上の危害の発生を防止する必要があると認めるときには新開発食品の販売禁止措置が取り得るとされていま...全文を見る
○大脇雅子君 国民生活センターの調査によりますと、食品表示に不満を持つという人が九二%あって、様々な事件は不信、不満という形で風化しないで蓄積されているというふうに私は思います。消費者の参加が食品安全委員会にないということについての批判もありますので、評価作業の開示とかあるいは公...全文を見る
○大脇雅子君 終わります。
05月21日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号
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○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。今日は参考人の先生方、有益な御意見をいろいろありがとうございます。  まず神山先生にお尋ねしたいのですが、日弁連が消費者の権利を提言して以来かなりの時間が経過いたしまして、今回、根本的な改正が行われるわけですが、要するに、消費者の権利...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。  丸井先生にお尋ねしたいのですが、このところ食物アレルギーというのは子供だけではなくて成人にも増大をしていて、やはりこれが食の安全の言わば病的側面として非常に国民に広範に広がっていると思いますが、その原因と改善の方法、それから、そうしたア...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。  丸山先生と石黒先生にあとお尋ねしたいのですが、ともに輸入食品に対する安全性の問題を提起されました。  これほど多様な輸入食品があるにもかかわらず、日本の市民の側の危機意識が私は非常に、薄いというと消費者の責任になりますけれども、その消...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。
05月22日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
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○大脇雅子君 食品法の法律案に対して質問する前に、診療記録の開示問題についてちょっと伺っておきたいと思います。  先般の委員会におきまして、医療事故の防止と国民の医療に対する信頼の回復に向けた対策として、診療記録の情報提供制度の法制化についてその検討がなされており、大臣の御見解...全文を見る
○大脇雅子君 個人情報保護法案の衆参両議院の附帯決議では、医療とか金融・信用、情報通信等の個別法の早急な制定の必要性が強調されております。とりわけ、参議院の附帯決議では、個人の情報保護法の全面施行時の二〇〇五年には少なくとも一定の具体的結論を得ることとされておりまして、今後取りま...全文を見る
○大脇雅子君 より質の高い医療の提供のために、もうすべての医療機関を対象とした診療記録の開示を法制化した上で、医療法、医師法による改正によってカルテの改ざん防止策等の法的整備が必要であると思います。附帯決議に沿った新たな検討会の設置等、要望をしたいと思います。  さて、食品衛生...全文を見る
○大脇雅子君 食品安全のリスク評価のためには、食品安全委員会が設置されるということで、主務官庁の連携が強力に推進されるとされております。  しかし、地方自治体との連携はどのように考えておられるのでしょうか。そしてまた、消費者の声を聴くというプロセスについてはどのように保障をされ...全文を見る
○大脇雅子君 今回の法案で一番問題だと指摘されておりますのは、いわゆる消費者の意見を言う権利というものが制度的に十分に保障されていないということであります。  この点について、消費者保護に関して具体的にどのような注意というか留意をされるのか、大臣にお尋ねしたいと思います。
○大脇雅子君 食品の安全表示形式について、現在ではJAS規格の見直しが進んでいるようであります。今度は賞味期限に統一されるということで、消費者団体などからは食品表示法のように法律を一元化する将来にわたる方策の要望も強いと考えておりますが、この点については厚生労働省あるいは農林水産...全文を見る
○大脇雅子君 農林水産省としては、生産者に対する支援あるいは指導措置等について厚生労働省や各地方自治体との連携が重要だと思いますが、今後どのように進められる御予定でしょうか。
○大脇雅子君 総合衛生管理製造過程、HACCPの制度についてお尋ねをいたします。  食品若しくは添加物、器具若しくは包装、容器包装というのは第十四条第一項において、第七条一項の規定により規格が定められた食品と言われておりますが、その範囲の決め方はどうなっているのでしょうか。 ...全文を見る
○大脇雅子君 最後に、残留農薬等の検査についてお尋ねいたします。  輸入の中国野菜について基準値を超える残留農薬が再検出されて、中国側の対応があるとはいえ、モニタリングの検査がしっかり実施されていないとまた再度こういうことが起きるわけであります。  サンプル検査の有効性と検出...全文を見る
○大脇雅子君 終わります。
05月26日第156回国会 参議院 法務委員会、厚生労働委員会連合審査会 第1号
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○大脇雅子君 心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律案、これは他害行為者のみを特記いたしまして、司法の関与を行い、手厚い医療と社会復帰に向けて対象者を回復させていくというのが主たる筋道になっていると思います。  問題は、家裁における少年事件の付添...全文を見る
○大脇雅子君 今、様々な付添人の権利の保障状況を御説明いただきましたが、私は、やはり対象者からの非常に事情聴取の困難もあることから、この手続の中で患者の権利というものがどれだけ保障されるのか、とりわけ対象者の収容に対する拒否権というものを付添人がどのようにきちっと弁護できるのかと...全文を見る
○大脇雅子君 実務におきまして、処遇事件の性質に反しない限り様々な権利の行使が許されているということから、このような諸点に対する厳密な検討が司法で、この司法手続で、司法手続と言うと問題ですが、司法の関与で審判決定の手続において遂行されることを望むものであります。  精神科医とし...全文を見る
○大脇雅子君 そうした点で不公平な取扱いが現実に受けることがないよう私どもとしては危惧をしながら、その対象者の権利の侵害がないように望むものであります。  さて、刑事手続における鑑定の問題点についてお尋ねしますが、簡易鑑定については地域差や精度差や個人差等によって様々な格差とい...全文を見る
○大脇雅子君 法案では鑑定入院というのは最大三か月ということですが、これは、どこ、指定病院で鑑定をすることになるのでしょうか。そして、その間の医療が中断され、あるいは遅れたりすることが危惧されておりますが、その間の対象者の医療はどのように確保されるのでしょうか。
○大脇雅子君 社会復帰に関しまして、精神保健観察官の名称を社会復帰調整官に変更されたという修正案については、非常にその法の目的から妥当だと考えるものであります。  しかし、保護観察所の社会復帰調整官による実施計画というものが策定されるわけですが、これは医療と福祉のバランスを取る...全文を見る
○大脇雅子君 保護観察、刑事手続の保護観察と比較するということは必ずしも妥当ではないかと思いますけれども、保護司や民生委員の地域的なネットワークなど、保護観察において蓄積された今までのノウハウというものはあるわけであります。  関係機関との連携の確保など、今、十分に協議と言われ...全文を見る
○大脇雅子君 触法行為を行った精神障害者にとっては、適切な治療と同時に温かいケアを地域で行うということが私は重要であろうと思います。  対象者の自立に向けて、地域医療と福祉のサポートのネットワークの構築ということなしにはこの実施計画というものは効果を上げないと思いますが、こうし...全文を見る
○大脇雅子君 本件においては、いわゆる手厚い医療がどのようにしてできるかということで、絶対的な要件としては精神医療の底上げが必要だということになっております。医療法施行規則第十九条における病院の従事者数の標準によって、患者四十八人に対して医師が一人でもよいという精神病床の人員配置...全文を見る
○大脇雅子君 最後に、大臣にお尋ねいたしますが、インフォームド・コンセントや情報開示も行われていない病院もある、そして社会復帰の支援を始めとする精神福祉施設も十分ではない、そして精神病者に対する偏見や社会の中でできてしまった精神医療に対する黒いイメージといったものを結局は払拭しな...全文を見る
○大脇雅子君 終わります。
05月27日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号
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○大脇雅子君 まず、SARSの影響についてお尋ねをいたしたいと思います。  日本の産業は、一九九〇年代以降、経済のグローバル化の波によって、人件費コストの安い中国や東南アジア等に工場を移転あるいは増設する例が多くなっております。その結果、今回のSARS問題で、例えば中国北京近郊...全文を見る
○大脇雅子君 短く、短く答えてください。SARSとの関係を聞いているだけです。
○大脇雅子君 安全宣言が出されてから、カナダのトロントでは、WHOの宣言にもかかわらず感染の疑いが出て、三百人以上出て死者も出たということで、日本での安全宣言に対しても市民は多くの不安を抱えていると思います。  とりわけ、渡航、感染地域から渡航したりあるいは帰ってきたりした人た...全文を見る
○大脇雅子君 木村副大臣にお尋ねをいたします。  様々なことが言われている中で、副大臣は関係団体から陳情を受けられた、例えば柔道整復師の施術に係る療養費支給申請状の負傷原因の記載の簡素化の継続化に対して要望を受けられたことがあるでしょうか。そして、それを関係の官公署の担当部局に...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、記憶がないのではなくて、全面否定されるということですか。
○大脇雅子君 身に覚えがないということは、全然日本柔道整復師会の人とも会ったこともない、それから陳情を受けたこともないと、そこまで否定されるわけですか。
○大脇雅子君 そういたしますと、九七年の十二月の二十五日に、そういう指導をしてもらったということで地元の香川県の柔道整復師団体から五十万の献金を受け取られておりますが、あなたは日本柔道整復師連盟から幾らの献金を総計として今日まで受けておられるのか。そして、パーティー券の購入など、...全文を見る
○大脇雅子君 もう一度伺いますが、その三百万を受けられたのは何年の何月ですか。
○大脇雅子君 パーティー券はどのように購入してもらっておられますか。
○大脇雅子君 私は幾ら買ってもらわれましたかと聞いているんですけれども。
○大脇雅子君 横やりを入れたことはないと全面的に否定されておるんですが、毎日新聞の五月二十五日、朝刊の報道によりますと、副大臣のこうした関連部分の内部文書が紛失をしているということでありましたが、この内部文書の保管担当者、責任者は一体だれでありますか。そして、その方にどのように上...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、その保険、その医療課の担当者にヒアリングをなさいましたか。
○大脇雅子君 昨年の十二月の十八日の担当課会議で、これもまあ新聞報道によりますと、課長以下十人が参加して、この中で、整骨院、接骨院に適正な保険請求をさせるため、その手当てをしたけがの原因を保険の申請書に具体的に記載するよう指導する通知が見送られた問題が検討されたと言われております...全文を見る
○大脇雅子君 それは何人にヒアリングされましたか。
○大脇雅子君 さて、このことについては大臣も異例の指示をして探すようにと言われているというふうに新聞は報道しているわけでございますが、エイズの事件では、九六年、確認できないとしていた資料が、当時の菅直人厚相の指示で調査チームが発足して三日後に出てきたということがあるわけですが、こ...全文を見る
05月29日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号
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○大脇雅子君 労働者派遣法の改正についてお尋ねをいたします。  まず、労働者派遣形態による働き方が拡大をしていくということについて、物の製造業に派遣が適用されていくということになりますと、結局、物の製造に対する派遣に対しては、いわゆる技能といったものに対する教育訓練とかあるいは...全文を見る
○大脇雅子君 今、経済産業省の方からは、その基本的な政策で長期的な雇用就業の重要性というものを認識しているというお話でありましたが、厚生労働省としてはこの物の製造に対する派遣に対してどのような人材確保のための政策というものを考えておられますか。
○大脇雅子君 先ほどいわゆる物の製造業に対する派遣と請負との言わば境界の不明確性ということが指摘されまして、安直な人件費コストの削減に走っていくということの危険性が指摘されておりますが、この物の製造に対する派遣、労働者派遣については、今後、実施状況のモニタリングとか、それに対する...全文を見る
○大脇雅子君 その点のフォローをきちっとしていただくようにお願いをいたします。  さらに、今回の法改正で紹介予定派遣ということが導入されております。紹介予定派遣は、いわゆる就職市場の性格を変えていくという本質もあり、それから派遣労働者で労働者を特定をしていくのを禁止するという、...全文を見る
○大脇雅子君 その時々、いつの時点でも行われるということになりますと、要するに、これは通常の派遣なのかあるいは紹介派遣なのかあるいは通常の紹介による雇用契約の締結なのかということが非常に流動的になって、派遣先もさることながら、労働者の言わば一つの期待と労働契約締結についての内容が...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、その事前の明示というのが原則であるということを何か通達とか政令とか、そういうところできちっと書いていただけるんですか。
○大脇雅子君 とりわけ、派遣先に対しても紹介予定派遣であることを明示して通告することは当然だと考えますが、いかがですか。
○大脇雅子君 紹介予定派遣でありますと、特定禁止の解除ということが結果として起きるわけですが、そういたしますと、労働者保護の観点から、派遣先に対して履歴書その他、事前面接その他やるわけですが、こうしますと、派遣先に対して、社会的身分によって差別をしてはならないという措置とか、ある...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、職安法三条その他、個人情報保護に関するルールというものをきちっと守るようにという派遣先に対する指導というものはどのようにしてなさるのでしょうか。
○大脇雅子君 その紹介予定派遣をされる労働者は多くの期待権を持つと思います。しかし、実際に採用されるかどうかということは、これは分からないわけでありますし、実際上引き延ばされるという不安もあるわけです。  この紹介予定派遣についての派遣労働者への説明というのはどのようになさるわ...全文を見る
○大脇雅子君 派遣労働者からの手数料の徴収については、原則として手数料の徴収はしてはならないと考えるのですが、いかがですか。
○大脇雅子君 派遣法の二十六条によりますと、契約の内容等の条項によりますと、当事者は厚生労働省令で定めるところによって、その労働者派遣契約の締結に際して、労働者派遣契約がその紹介予定派遣に係るものである場合については、その当該紹介予定派遣に関する事項を定めるということになっており...全文を見る
○大脇雅子君 私は乱用防止のために最低限の規制をこのガイドラインとして設けていただきたいと思います。  例えば、派遣期間は六か月以内とすることとか、派遣終了後の紹介派遣による雇用契約というのは期間の定めのない雇用契約であることを原則として、有期雇用を用いて選別の機会を設けること...全文を見る
○大脇雅子君 この紹介予定派遣というのは、やはり雇用の入口のところで非正社員化を急速に進行する危険性があると思いますので、そうした措置、適正化の措置を十分に考えていただきたいと思います。  さて、派遣期間の延長について、九九年の改正によってネガティブリスト化されたことによって臨...全文を見る
○大脇雅子君 とりわけ二十六業務については、期間制限が撤廃されますと、専門性を武器に働き続けるスタッフが正規雇用を希望する場合に、またこれまで正規雇用労働者が従事していた業務に派遣スタッフで置き換えるいわゆる非正規雇用代替が一層進むのではないかと。したがって、労働者派遣法の制定の...全文を見る
○大脇雅子君 最後に大臣にお尋ねしたいんですが、期間の延長やあるいは撤廃によって派遣元企業の熱烈な売り込み競争が起こると思います。そして、派遣契約そのものの低料金化が懸念されて、現に派遣労働者の賃金水準は低落傾向が顕著であります。  派遣先で働く派遣労働者の労働条件の維持向上に...全文を見る
05月29日第156回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○大脇雅子君 今回のりそな銀行への公的資金の注入は、国民の目から見ますと非常に唐突の感を免れません。  預金保険法の第百二条に基づく「信用秩序の維持に極めて重大な支障が生ずるおそれがあると認めるとき」という関連でいいますと、この重大な支障とは一体何か。預金の流出だとか、重大な貸...全文を見る
○大脇雅子君 自己資本比率が一〇%になり、ぴかぴかの銀行に再生する、これはどこかへ嫁入りをさせるための支度だろうか、あるいは地域銀行吸収の受皿整備なんだろうかと、いろいろ思惑が言われております。  再生のモデルということを考えたら、竹中大臣自ら経営のトップに立たれて大なたを振る...全文を見る
○大脇雅子君 総理、何かありますか。
○大脇雅子君 それでは、りそな銀行の経営健全化計画について、政府としてはどのようなものを期待されているでしょうか。
○大脇雅子君 国民負担が最も少ない形の処理であったのかどうか、コストの検証が問われているということを申し上げて、質問を終わります。
06月02日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第9号
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○大脇雅子君 まず、武力攻撃事態における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律案というものについては、その「目的」のところに、国の安全及び国民の安全と定義がされております。それに対しまして、自衛隊法等改正法案につきましては、国の平和の独立と国の安全ということで...全文を見る
○大脇雅子君 その解釈は分かりましたが、国民の安全が国家による戦争の惨禍から保護され、平和に生きる生存権が憲法の基本だとすれば、国家の軍事作用は憲法体系から排除されているということではないかと思い、そういう意味では、今回の法案では、住民の、国民の保護法制というものがどういう形で入...全文を見る
○大脇雅子君 例えば、国民保護法制で国民が率直に不安に思っているのは、国土に対するミサイル攻撃や空爆等の具体的な攻撃が始まった場合の、今回の法制に国及び国民の安全を保つと言われても、その具体的な措置とは何か見えていないのではないか。今回のイラク戦争で使用されたクラスター爆弾や劣化...全文を見る
○大脇雅子君 地方自治体との、地方自治体からの質問や意見に対しますと、避難のためのいわゆるシェルターを装備するということは保護法制で検討しているかという切実な質問があり、国民保護法制にどう反映させていくかについては今後検討を深めてまいりますという回答があるんですが、それ以上に進ん...全文を見る
○大脇雅子君 そういたしますと、保護法制の枠組みでございますが、日本には今大規模地震対策特別措置法と災害救助法等ございます。災害復旧や救助に関してや、言わば軍事的な要素を含まない防災体制の枠組みがあるわけですが、この枠組みと今度の保護法制との関係ではどのような関連付けを考えた方が...全文を見る
○大脇雅子君 そうすると、どこが別の枠組みになるのでしょうか。
○大脇雅子君 自衛隊法の言わば出動の枠組みは、ある意味では災害救助法の枠組みと類似した形で法整備がなされているような感じがいたしますが、そうすると、国民の保護法制に関して、それは全く違うということになりますと、国民の協力義務が入っていて、それは努力義務でございますが、国民の協力と...全文を見る
○大脇雅子君 国民の協力義務が書いてあるんですが、消防団については、でき得る限りその義務を果たしてもらわなければならないというような回答があるわけですが、いわゆる民間防衛体制というところまでは踏み込むことはありませんよね。
○大脇雅子君 四党共同修正案についてお尋ねします。  自衛隊法百三条の改正によりますと、物資の保管命令違反者への罰則適用と基本的人権の最大限の尊重規定というものが書かれております。国民の基本的人権の尊重については憲法十三条で最大の尊重を保障しているということで、今回修正された三...全文を見る
○大脇雅子君 終わります。
06月03日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号
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○大脇雅子君 四人の参考人の方々には、貴重な御意見、ありがとうございました。  和田先生にまずはお伺いいたしたいんですが、先生は非常に各様々な雇用形態等についての垣根が低くなったと。正規、非正規の垣根、あるいは育児や介護休暇などライフステージにおける変化における男女差、あるいは...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。  この派遣法の改正の中で、結局企業が即戦力を求めるということで、そうすれば長い目で見て人材育成ということが日本の労働市場でどういう形で実っていくべきであるかという点について、まず今井先生と、それから中村さんと小島さんに、現況の中で人材育成...全文を見る
○大脇雅子君 和田先生、この点についてはどんな御見解、お持ちでしょうか。
○大脇雅子君 ありがとうございました。
○大脇雅子君 今日は、四人の参考人の方は貴重な御意見をどうもありがとうございます。  まず、大橋参考人にお尋ねをしたいのですが、先ほど森議員の方から均等待遇の原則についての質問がありましたが、ドイツ法との比較、法的観点からですね、均等待遇の原則、我が国においてあるべき法則につい...全文を見る
○大脇雅子君 具体的な御指摘、非常に啓発されました。ありがとうございました。  それで、今も、要するに違反をしたら派遣先との契約関係が締結されるということで、中野先生の御指摘によると非常に現場が条件が悪化していると。今度の法制では三年を超えた場合の雇用の申込義務というのが入りま...全文を見る
○大脇雅子君 重ねて大橋参考人にお尋ねしますが、今度紹介予定派遣というのが導入されまして、これは民法に言う試用期間がなし崩しにされるのではないかと。先生のお考えでは、この制度の意義とか問題点についてはどのようにお考えでしょうか。
○大脇雅子君 ちょっと時間超過しておりますが、紀陸さんはこの紹介予定派遣というのは現場ではどんなふうに使われていくと考えられるでしょうか。
06月04日第156回国会 参議院 憲法調査会公聴会 第1号
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○大脇雅子君 今日は、四人の参考人の方々の貴重な御意見、ありがとうございました。  御意見を聞きながら私は痛感をしたのですけれども、市民の生活や、そうした生活の目線からこうしたテーマへの切り込みということは、私たちが議員として国家とかあるいは国益とかという目線で抽象的に今議論を...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。  北川参考人にお尋ねしたいのですが、非人道的な武器が出現する中で、アメリカの国家の危機というものが基本的に大きい脅威となっているんだということについて、私も同意見でございます。  北川参考人の場合、世界平和の維持をするための世界的ないし...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。  次に、林参考人にお尋ねしたいのですが、林参考人は、二十一世紀は正に人間の安全保障という概念が基本になるべきであると、そして、一人一人のエンパワーメントということこそ重要だということをおっしゃいました。  私ども、様々な女性の会議に出ま...全文を見る
○大脇雅子君 いや、私は、恐怖と欠乏から免れて、平和のうちに生きる権利というのをこそ二十一世紀の私たちが持つ人間の安全保障であり、それを国家の政策サイドでまとめたのがいわゆる人間の安全保障ということでなかろうかというふうに思うものですから、それは武力による国家の緊急事態法制とは次...全文を見る
○大脇雅子君 はい、どうぞ。
○大脇雅子君 藤井参考人にお尋ねしたいんですが、藤井参考人は私たちは国家を選んで生まれてきたわけではないと言われました。私もその言葉になるほどと同感をいたしました。  石橋湛山の国際警察軍の提唱をされまして、やはり私は警察と軍隊というのは違うというふうに思うわけですが、戦争回避...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。
○大脇雅子君 四人の先生方には、貴重な御意見、ありがとうございました。  まず、尾形先生にお尋ねをいたします。  先生は、テロ特措法・海外派兵違憲訴訟の原告団の団長をしておられるということで、憲法九条、あるいは先生の行っていらっしゃる訴訟に対する各世界の人々の反響というか、意...全文を見る
○大脇雅子君 どんな意見が寄せられているか。反響。
○大脇雅子君 お寄せいただいている方々のお名前を具体的に二、三読み上げていただけますか。どんな方たちから。
○大脇雅子君 そう。名前を。
○大脇雅子君 加藤さんにお尋ねします。  広島で人文字ができて、ノー・ウオー・ノー・ディーユーというあの人文字は私も大変感動をいたしました。武器というのは使用することを前提としていて、廃棄をするということは考えていないので、例えば核の原子力潜水艦などもごみとするときに大変大きな...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。  田中さんにお尋ねします。  田中さんが昔の戦争について経験談を聞いていないということは、私は大変ショックを受けました。今言われた劣化ウラン弾とか、あるいはデージーカッターとかクラスター爆弾とか、イラクでたくさん落とされて子供や女性や老...全文を見る
○大脇雅子君 最後に、ちょっと私も、そういう考え方もちょっとショックなんですけれども、やっぱり愛国心というのは人類愛というのが基礎にならないと、やはり一つの命というのは地球より重いというふうには思う考え方もあるんだと、戦争体験者はそう思うんだと理解していただきたいと私は切望します...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。
06月05日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号
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○大脇雅子君 職安法、労働者派遣法の改正法案に関連してお尋ねいたします。  まず、職業安定法の改正について、第三十三条の四項で兼業の禁止規定が削除されました。衆議院厚生労働委員会の附帯決議第七項は、特に貸金業者の職業紹介事業について、許可基準において必要な対応を図ることとなって...全文を見る
○大脇雅子君 その点は危惧される点でございますので、きちっとした規制をお願いしたいと思います。  さて、派遣労働者の保護に関する点でございますが、衆議院の厚生労働委員会の附帯決議の第二項について、この第二項の内容は、リストラ対象労働者の代替として派遣労働者を受け入れるに対しては...全文を見る
○大脇雅子君 現状においてすら代替労働者として派遣が非常に拡大してきている現状を、更に歯止めなき代替を進化するということのないように、きちっとこの規制措置が必要であろうかと思います。  さて、厚生労働大臣は、指導、助言、勧告、企業名公表等、悪質業者あるいは法違反に対しての積極的...全文を見る
○大脇雅子君 特定日派遣についてお尋ねをいたします。  特定日派遣については、常用労働の代替としての活用が進むということが懸念されております。業務の繁忙など、人員整理後の対策としての活用を除外するなど、一定の歯止めが必要だと考えますが、いかがでしょうか。また、所定労働日数が相当...全文を見る
○大脇雅子君 臨時的・一時的派遣の活用が一年を超える場合の取扱いについてお尋ねをいたします。  一年を超える場合には臨時的・一時的派遣の活用と言えるかどうかという重大な疑問が幾つかの委員からも提起されてきております。当該事業場で臨時的・一時的活用と認められる場合とは具体的にどの...全文を見る
○大脇雅子君 雇用の申込義務についてお尋ねをいたします。  前は一年を超えたら派遣先に雇用をする努力義務というものが課せられていたわけですが、今回の場合、三年を超えた場合には、期間を超えた場合は申込義務というものが発生するということになっておりますが、前の努力義務と今回の申込義...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、「当該抵触することとなる最初の日の前日までに、」とありますが、その抵触することとなる最初の日の前日までに申込みをしなかったときはどうなるんでしょうか。そしてまた、「当該派遣労働者であつて当該派遣先に雇用されることを希望するものに対し、」とありますが、雇...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、派遣先が雇用申込義務を履行しないでずっと雇い続けていた場合には、労働者に対する実効性のある救済というのはどのようにして図るのでしょうか。行政指導、勧告、制裁措置というのはどう行われるのでしょうか。  例えば、一年の場合の、旧規定の場合で私のところへい...全文を見る
○大脇雅子君 私が今述べました三件については、各職安の方に申告をしているようでございますので、御調査いただきたいと思います。  さて、最後に大臣にお尋ねをしたいのですが、派遣労働というのは女性の低賃金で不安定雇用の最前線とも言われております。今回の改正に対して、正規雇用との代替...全文を見る
○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、職業安定法及び労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、反対の立場を明確にして討論いたします。  今回の両改正法案は、正規雇用を減少させつつ多様な就業形態を...全文を見る
06月10日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号
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○大脇雅子君 精神保健福祉に関する一般審査に臨みまして、精神障害者の社会復帰の施策促進についてお尋ねをいたします。  障害者基本計画の策定を受けて、地域における社会復帰を円満に実現するというために、推定七万二千人の十年を掛けての社会復帰計画というお答えがございました。しかし、触...全文を見る
○大脇雅子君 適正な入院治療とか通院治療というものがうまく組み合わされて社会復帰というものがなされていくと思います。入院による治療が必要な場合とか通院による治療が必要な場合、あるいは地域において生活を続ける精神障害者にとって適切な対応のシステムということがあって初めてそれは果たさ...全文を見る
○大脇雅子君 とりわけ、地域における相談支援体制というものは、これがなくしては精神障害者の地域における生活というのは非常に困難だろうと思います。  とりわけ、医療機関もこうした精神医療に関する、例えば緊急体制というものはほとんどないところが多いというふうに思いますが、その点の連...全文を見る
○大脇雅子君 先ほど他の議員も随時御質問をされたわけですけれども、その内示の額、そうした精神障害者の施設に対する内示の額が二割にも満たないということで、これで重点施策実施五か年計画ができるんだろうかという疑問をたくさん呈せられたわけであります。  どうも納得がいかないのは、今年...全文を見る
○大脇雅子君 精神障害者の雇用と就業体制の充実に向けた施策について、最後にお尋ねいたします。  デフレ不況の下では、完全失業者も記録的な数字でありまして、企業の障害者雇用も非常に厳しい状況にあります。精神障害者の雇用・就業体制の充実というためには今後どのように取り組んでいかれる...全文を見る
○大脇雅子君 終わります。
○大脇雅子君 今回の法改正をいたしますと、多様な働き方の選択肢が増えて、有期雇用が取り立てて拡大、増加することはないという見通しが再三答弁されてきております。しかし、企業は、業務量の変動の対応とか雇用調整の観点から、多くパートとか派遣とか臨時や契約社員等は有期雇用として採用されて...全文を見る
○大脇雅子君 この有期労働というのは、現在、非常に増加、拡大の傾向にあり、しかもその期限は細分化され、そして反復更新が何度か行われて、そして雇止めによる身分の不安定化というのが非常に大きな懸念を生んでおり、とりわけ女性労働にそういう人たちが多いという特色があることについてはお認め...全文を見る
○大脇雅子君 とりわけ有期労働が現在若年労働者に増えてきているというふうに言われておりますが、新卒者の就業に対してこの有期雇用というのがどの程度増えてきているかという、その点についてだけ、文部省、お調べになっておりますでしょうか、お尋ねします。
○大脇雅子君 やはり、先ほど大臣も言われましたように、基軸は期間の定めのない労働契約、常用労働というのが望ましい基本的な働き方であるというふうに考えるわけですが、若年世代の就職支援策について、こうした観点からの能力開発支援策というものはございますか。
○大脇雅子君 さて、我が国では、有期契約といいますと、全く自由勝手に企業により有期契約として雇用されるわけですが、例えばフランスなどによりますと、恒常的業務に継続的に配置するということは問題があると、あるいはドイツによりますと、八つの客観的な理由がなければ有期契約は締結できないと...全文を見る
○大脇雅子君 こうした締結に関する合理的な理由と、別途また有期契約を非常に不安定化しているのは有期契約終了のルール化であろうと思います。  この終了のルール化については、平成十二年十二月二十八日の有期労働契約の締結及び更新・雇止めに関する指針というものがございます。これによりま...全文を見る
○大脇雅子君 今回の法改正では上限契約期限が一年から三年に延長されたわけですが、これなぜ三年なのかということについて説明をしてください。
○大脇雅子君 有期五年となりました専門的知識等を有する労働者、この範囲はどのように解すべきでしょうか。いわゆる弁護士とか公認会計士など専門的な知識を有したり、あるいは技術及び経験を有して自分の労働条件を決定するのに対して主体的な力を持っている者でなければならないと思いますが、どの...全文を見る
○大脇雅子君 済みません、ちょっと時間が詰んできたので。  今、平均四・六年で六回更新だと。で、三年に集中しているということになりますと、これはもはや有期契約とは言えなくて、やはり正規雇用労働者の代替化が進んでいるということにほかならないと私は思うわけです。  労働契約期間の...全文を見る
○大脇雅子君 大臣の御答弁をいただきたいと思います。そして、質問を終わります。
○大脇雅子君 終わります。
06月11日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第22号
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○大脇雅子君 参考人の方々には、貴重な御意見をありがとうございました。  さて、宮里先生に第一問お願いをいたしたいと思います。  先ほど先生は、有期労働契約を締結している間は、典型的には、契約更新を希望する労働者は雇止めを恐れて、契約期間中、権利の侵害があっても、労働条件が当...全文を見る
○大脇雅子君 それでは、古川先生とそれから宮里先生にもう一度お尋ねいたしますが、政府原案は衆議院で修正されました。修正によっても最高裁判例で確立をした解雇権の濫用法理というものが文言上も確認的に入っているわけですが、解雇された場合の法的有効性に関しまして、立証責任はどう解釈したら...全文を見る
○大脇雅子君 坂本先生にお尋ねしますが、今回の改正が女性労働者、とりわけ短期雇用の女性労働者にどのような影響をもたらすとお考えでしょうか。
○大脇雅子君 裁量労働が導入されまして、長時間労働、そしてサービス残業の問題がどう影響が出るのかという問題を議論している中に、過労死が過去最大であるという報道もなされました。脳疾患や虚血性疾患の請求件数も認定件数も五年前の何倍かになっているわけですが、これについて、宮里先生と古川...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。
06月12日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第23号
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○大脇雅子君 解雇ルールについてお尋ねをいたしたいと思います。  労働基準法の解雇ルールにおいては今回修正をなされたものでございまして、これは最高裁判所判決で確立した解雇権濫用法理とこれに基づく民事裁判の実務の通例というものに即して作成されたと言われております。しかし、現在でも...全文を見る
○大脇雅子君 労基法の八十九条三号には退職に関する事項を書いて、括弧で解雇の事由を含むということが追加されることによって、確かに使用者が労働者を解雇することが明確に示されることになり、省令の改正もあるということですので、そうした解雇のルール化の実効性が担保化されることが道が開けた...全文を見る
○大脇雅子君 よくモデル就業規則というのを労基署など出されて、解雇事由に対して幾つか一、二、三、四と書いた挙げ句、その他著しく不都合な行為があったときなどと包括的な規定形式を入れる場合がよく見られるわけですが、そうしますと、退職に関する事項として明示した場合、改正の趣旨に反すると...全文を見る
○大脇雅子君 今後の指導をよろしくお願いしたいと思います。  今回の改正によって、整理解雇の合理性を判断するに際しても紛争解決のためのルール化として当然有効にその趣旨を発揮するものだと考えますが、整理解雇基準の四要件と通常言われる法理の実効性への影響をどのように考えたらよろしい...全文を見る
○大脇雅子君 さて、修正による解雇ルールで、解雇における立証責任というものについてお尋ねします。  今回の修正で、労働者が解雇された場合、使用者が書面で述べなければならない解雇理由というものは重大な意味を持つと思います。労働者が解雇の法的効力を争う場合には解雇の合理的な理由につ...全文を見る
○大脇雅子君 ないという立証は悪魔の立証といって、私どもとしては実務上ほとんど不可能ということが公知の事実でございます。資料も使用者が持っているということで、確かに、判例のうち圧倒的に多くのものは使用者側に主張責任を負わせていると。したがって、現在の裁判上の実務を変更するものでな...全文を見る
○大脇雅子君 大臣の御見解、いかがでしょうか。
○大脇雅子君 よく分かりました。  さて、それでは裁量労働制についてお尋ねいたします。  企画業務型の裁量労働制の対象業務の範囲につきまして、今回の改正は労働政策審議会の建議が多様な働き方の選択肢の一つとして有効に機能するよう手続要件を緩和したということを受け止めてのことです...全文を見る
○大脇雅子君 先回、裁量労働制が導入されたときには、企画、立案、調査及び分析というこの四要件が同時にそろっていなければならない業務で、しかも労働者の裁量に任せるのが業務の性質上ふさわしいものという裁量労働のいわゆる対象業務要件というのが入ったわけです。多様な働き方の選択肢を有効に...全文を見る
○大脇雅子君 今回の法改正では、労使委員会制度についての設置要件が緩和され、労働者代表は信任を不要とされて、指名だけで決定されると。労働者代表の民主的な選出手続がどのように担保されているかが問われると思います。  この労使委員会というのは労使フィフティー・フィフティーなわけです...全文を見る
○大脇雅子君 労使委員会の設置の届出が削除されて、それから、決議の要件が全員一致から五分の四に緩和されたわけですが、私が危惧するのは、この労使委員会の決議というのは労基法三十八条の四第五項に定める様々な労使協定に代わる重要な機能というものをこの決議は与えられていると。そうすると、...全文を見る
○大脇雅子君 最後に大臣にお尋ねしたいのですが、裁量労働による働き方と労働者の健康管理について、今回、労基法の改正におきまして、三十八条の三の四というところで、「対象業務に従事する労働者の労働時間の状況に応じた当該労働者の健康及び福祉を確保するための措置を当該協定で定める」という...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。
06月25日第156回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第4号
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○大脇雅子君 今回のりそな銀行への一兆九千六百億円の公的資金の投入というのは国民に大きな衝撃を与えたと思います。国内金融、地域金融に特化して、大きな期待を持って再生のために出発したはずのりそな銀行だけに、公的資金の投入を理由にした中小企業への新たな貸し渋り、貸しはがしが生じてはい...全文を見る
○大脇雅子君 先ほど、平野議員の質問に対しても、早期是正措置が今回全くその効果がなかったというか、そのような御答弁でしたが、早期是正措置としての業務改善命令はいつの日付でどのような内容のものとして出されたのでしょうか。出されているはずですけれども。
○大脇雅子君 その早期是正措置が出された時間と、それから危機、金融危機対応会議が開始された時間と、その間どのくらいの時間差があったのでしょうか。
○大脇雅子君 そうしますと、早期是正措置が出てから二時間後にその金融危機対応会議が開かれたというのはどうも解せない。というのは、というのは、業務改善命令の内容が株式会社りそなホールディングスとその子会社の経営の健全性を確保するために合理的と認められる改善計画、原則として資本の増強...全文を見る
○大脇雅子君 その場合、預金保険機構による破綻処理をいわゆる無視ないし政策判断によって破綻の予防的な手段として使っていくことにしますと、結果として金融機関の危機意識とか真剣な対処を実質的に減殺して、最終的には国民負担を積み増すだけではないかというような感じがいたします。  した...全文を見る
○大脇雅子君 こういうのは、政策の責任、選択の責任というものがあるのかないのかということの問題に尽きていくのかもしれませんが、この議論はさておいて、金融再生と再建策とリストラ策との関係についてお尋ねいたします。  金融機関の再生をするためには、取られている方策は、不良債権の処理...全文を見る
○大脇雅子君 通常の賃金の切下げに加えて、ボーナスゼロというのが決定されているということも伝えられています。公的資金投入を理由にボーナス全額カットは余りにも短絡的で、一律に賃金カットや人員削減だけが再建策につながるとは思えないと。店舗の統廃合やゼロベースの様々な検討がされておりま...全文を見る
○大脇雅子君 三大臣。
○大脇雅子君 不良債権の処理と並んで、それが構造改革の中心に並んで、様々な不良債権処理の雇用に及ぼす影響ということが、失業率の高止まり、自殺率の上昇その他に影響しているのではないかと。したがって、働き方の構造改革であるワークシェアリングというものをやはりうまく組み込むか組み込まな...全文を見る
○大脇雅子君 竹中大臣に最後にお尋ねしたいのですが、三月期決算における地銀及び第二地銀の決算評価をどのように把握しておられまして、今後どのような方向に導いていかれるのでしょうか。
06月26日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第24号
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○大脇雅子君 有期労働契約についてお尋ねします。  有期労働契約で働く労働者の権利保障が非常に難しいという現実があるわけです。    〔委員長退席、理事中島眞人君着席〕  先回、私は、有期労働契約締結に際しては有期であることの合理的な理由が必要ではないかと思いますと申し上げ...全文を見る
○大脇雅子君 やはり、一年間であろうともやはり解約の申入れということは、私は、少なくとも強制労働の禁止の条約が労基法にある以上に原則は守らなければならないのではないかというふうに思うわけであります。  さて、第二は、均等待遇の原則の確立と有期雇用労働者の正規雇用への転換権の保障...全文を見る
○大脇雅子君 有期雇用労働者が正規雇用労働者の代替として有期労働者と正規労働者の格差が拡大していくということは、私は公正な労働市場と公正な社会的な構造が溶解していく、溶けてしまうという危惧を持つので、しきりと使用者の均等待遇原則といわゆる情報提供義務による自ら正規雇用へ転換してい...全文を見る
○大脇雅子君 今、社会がリストラが余りにも安易に行われるということで、リストラの及ぼす効果というものが多重に多層に現れていると思います。もちろんその典型的な例は失業率ではありますけれども、解雇におけるトラブルがこれほどまでに増大していると、そのことによって労働者が抱く不安というも...全文を見る
○大脇雅子君 終わります。
○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、労働基準法の一部を改正する法律案につきまして、反対の立場から討論いたします。  第一に、今回の改正法案の果たす役割は、さきに成立した職安法及び労働者派遣法の改正法案と相まって、正規雇用を減少させつつ多様な就業形態により働く労働...全文を見る
07月03日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第26号
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○大脇雅子君 次世代育成支援対策推進法に関連しまして、今回の立法と改正の趣旨についてお尋ねをいたします。  次世代育成支援対策の対象範囲でございますが、次世代育成支援対策の定義が第二条でなされまして、次代を担う子供たちが生まれ、健やかに育つための環境整備と明記されておりますが、...全文を見る
○大脇雅子君 基本理念に関連してお尋ねをいたします。  二十一世紀の日本の社会の在り方を展望した改革論議の中で、介護や年金等高齢化に対する喫緊の政策をめぐる議論に比べて、これまで子供に関する施策や論議というのは手薄い感を否めませんでした。そして、この基本理念でも、父母その他の保...全文を見る
○大脇雅子君 育児の問題について、少子化社会を迎えてようやくにしてこうした法案の中で議論されるということになったわけですが、根本的には男女で負う家族的責任というもので、それが固定的性別役割分担意識に基づく様々な制度や慣行あるいは実態が改革されなければならないということが言われてき...全文を見る
○大脇雅子君 岩田局長にもお尋ねしたいんですが、雇用機会均等法の厚生労働省に持ち込まれた相談内容のうち、定年、退職、解雇に関する四分の三が妊娠・出産を理由とした問題だということについてはどのようにお考えになり、その改革について、あるいは相談されたケースなどの取組はどのようにしてお...全文を見る
○大脇雅子君 地域における子育て支援については、前に森委員からいろいろなお尋ねがございましたので、それを重ねてお尋ねすることはやめさせていただきます。  次は、保育施設の拡充についてお尋ねします。  子育て支援の中核というのはこの保育であろうかと思いますが、なおかつ今、待機児...全文を見る
○大脇雅子君 そうしますと、待機児童への対処について、今回の立法によって解消策というのは具体的にどのように展開されると考えたらよろしいのでしょうか。
○大脇雅子君 先ほどから幼保の一元化について様々な質問がなされております。経済諮問会議では、将来的な在り方として総合施設という考え方を打ち出しているわけですが、むしろ既存のものをどのように利用し、幼保の壁を取っ払うことが先ではないかというふうに思いますが、厚生労働省と文部科学省は...全文を見る
○大脇雅子君 是非、早急に連携的な検討を進めていただきたいと思います。  さて、保育所の人材確保につきまして、保育士が果たす意義は十分に社会的に認められており、専門性を高めて資質を確保するということが求められていると思います。男女の平等を実現するために、性別役割分担の解消ととも...全文を見る
○大脇雅子君 終わります。  ありがとうございました。
07月08日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第27号
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○大脇雅子君 学童保育の質問をちょっと後にいたしまして、家族的責任を保障する働き方をどう支援するかということが、また事業主に対する雇用環境の整備等においてこの次世代育成支援対策推進法と児童福祉法の問題となっていると思いますので、それに関連してお尋ねをしたいと思います。  連合審...全文を見る
○大脇雅子君 少子化法案とこの次世代の推進法と比べますと、法律的に整理されているのはこの次世代であろうかというふうに思うんですが、ただ一つ、またその基本理念において、子育てに伴う喜びが実感されるように配慮しなければならないと書いてあるところに私は少しこだわりを持ちます。    ...全文を見る
○大脇雅子君 そのように限局して解釈をしていっていただきたいと思います。  そうしたところで次世代育成支援対策については行動計画が作られて、行動指針というものが策定をされるわけですが、私はまた言葉にこだわるのですけれども、職業生活と家庭生活との両立といった場合に、家族的責任を男...全文を見る
○大脇雅子君 是非その点の書き込みをお願いをしたいと思います。  そうして、家族的責任をより重く担っている女性労働者に対する企業の対応というものが個別的な労働相談始め紛争をこのところ多く生じていると思いますが、最近の特徴とか、あるいはそうした問題解決の状況についてお尋ねします。
○大脇雅子君 この次世代育成支援対策推進法ができて、第五条に事業主の責務が規定され、そして様々な施策がなされる場合に、そうした働く女性の妊娠・出産、子育てに対する差別とか、あるいはそれを抑制するような企業に対してはこれからより厳しい行政指導がなされるというふうに考えてよろしいので...全文を見る
○大脇雅子君 この次世代育成支援対策、それから児童福祉法等による行動計画といったものをこれから遂行していくために積極的な意見の交流とかあるいは地域との連携、それから行政の支援等について、大臣の御決意を伺いまして、終わりたいと思います。
07月08日第156回国会 参議院 内閣委員会、厚生労働委員会連合審査会 第1号
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○大脇雅子君 少子化社会対策基本法の発議者の方にお尋ねをいたします。  前文によりますと、家族や子育てに夢、第二条あるいは第六条も「家庭や子育てに夢」という文言があります。家庭の定義についてお尋ねします。
○大脇雅子君 今、家族の在り方という言葉を使われました。確かに国際的には、一九九四年の国際家族年というところで、国際家族年のモットーは家族から始まる小さなデモクラシー、正に民主主義の小さな核が家族だということが中心的なテーマでした。それならば家族という言葉を使われるべきで、家庭と...全文を見る
○大脇雅子君 これは法律ですから、家庭という言葉を使われる以上は、その家庭はどういう定義、そしてどういう役割や機能を持つものとして定義されるのか、それは発議者として明確に答えをされる必要があると思います。家族という言葉は使われておりませんよ。  だから、私は、この法案の後進性は...全文を見る
○大脇雅子君 第六条によりますと、「国民は、家庭や子育てに夢を持ち、かつ、安心して子どもを生み、育てることができる社会の実現に資するよう努めるものとする。」。後段は私は法律的だと思いますが、前に、家庭や子育てに夢を持つ、これが国民の義務であるとすれば、これに違反したら、どのような...全文を見る
○大脇雅子君 法案上は「かつ、」となっておりますから、家庭や子育てに夢を持つこと自身も責務になっていると。  私は言いたいのは、国際婦人年の原則、国際婦人年あるいは国際家族年の原則は、唯一の家族の理想型、あるべき家族は存在しないんだ、そして国がそうした家族を強制することはいけな...全文を見る
○大脇雅子君 質問時間が終わりましたが、特に、家族の主な特性の一つは多様性であり、唯一の家族のイメージを奨励するこの第六条は削除されるべきであるということを申し上げて、質問を終わります。
07月09日第156回国会 参議院 憲法調査会 第8号
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○大脇雅子君 参考人の方々には貴重な御意見をありがとうございました。    〔会長退席、会長代理峰崎直樹君着席〕  さて、ジョン・ダワーの「敗北を抱きしめて」という名著がありまして、敗戦をどのように日本が受け止めてきたのかという点で非常に様々魅力的なものを学んだわけですけれど...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございました。  実は、自衛隊というものを、専守防衛に専念して、軍縮をしていくと。そして、平和的な外交とか信頼醸成の非軍事の力を発揮していくことが憲法九条を源泉とする日本の国際的なエネルギーではないかと私は常々考えているものですから。しかし、この現状を考...全文を見る
○大脇雅子君 私ども社民党は、平和国家として、平和を創造する国家として積極的役割を日本は果たすべきだという立場に立っております。民生、非軍事の国際貢献と、平和的な外交と信頼醸成を柱にした政治というものを展開すべきだという考えに立っております。  さて、自衛隊をどのように考えるか...全文を見る
○大脇雅子君 武見先生の御提言に関しまして、私もアジアにおける我が国の問題というのは多国間協議から多国間の集団安全保障体制に向けて様々な可能性が求められるべきだと思います。それで、とりわけ軍事同盟から人間の安全保障というものを基軸とした、そうした今後の安全保障の概念の変更というも...全文を見る
07月16日第156回国会 参議院 憲法調査会 第9号
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○大脇雅子君 参考人の方々には貴重な御意見をどうもありがとうございます。議論も非常に刺激的で、いろいろな問題点を考えさせられております。    〔会長退席、幹事若林正俊君着席〕  まず、水島先生にお尋ねしたいのですが、国家が暴力を独占し、あるいは国家が主人公の時代は去って、二...全文を見る
○大脇雅子君 ありがとうございます。  国民保護法制が先送りをされて有事法制が通ったということについては、私も非常に問題であるという現状認識でおりまして、確かに、武力事態法とか、あるいは有事法制との関連で国民の保護法制が考えられるよりはもっと重要な課題であろうというふうに思うわ...全文を見る
○大脇雅子君 水島先生と村田先生にお尋ねをしたいんですが、まあ日本ではヨーロッパの人権裁判所のようなものがなくて、やはり有事法制や武力事態法制や今回のイラクの問題に関しても、一般的に国民が、じゃそういうときになったときどうやって人権が守られるのかということであろうと思います。 ...全文を見る
○大脇雅子君 今の村田先生の御意見に対して、水島先生、それから佐々先生はどのように思われるでしょうか。
○大脇雅子君 ありがとうございました。私は……
○大脇雅子君 はい。安全保障基本法を制定するよりも平和的生存権保障基本法というものを構想したりしているものですから、またいろいろ勉強させていただきたいと思います。  ありがとうございました。
○大脇雅子君 私は、政治ないしは政治の最も基底に添えられるべきことは、やはり市民の楽しみや苦しみあるいは悲しみやうれしみなどの日常の生活、人間の営みをどうやって安定的に保護するかということにあるのだろうと思います。  外的な侵略という形を取る戦争とか、あるいは内的な紛争とか、突...全文を見る
07月17日第156回国会 参議院 厚生労働委員会 第28号
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○大脇雅子君 深刻な雇用失業情勢の下の働き方について、先回、国民生活白書は若者のフリーターの実態を特集いたしました。そのための施策が必要不可欠だと考えます。  第一に、現在、フリーターとして働いている若年世代に対する様々な適性判断の機会の保障と能力開発のための職業教育というもの...全文を見る
○大脇雅子君 先回、次世代育成支援対策についてお尋ねをいたしまして、今回、行動計画策定指針の骨子のイメージというのが発表されております。これを見ますと、事業主の行動計画の内容については、働き方の見直しで職場優先の企業風土や性別固定的役割分担意識の是正のための取組という具体的な文言...全文を見る
○大脇雅子君 家族的責任と両立する働き方の見直し、あるいはその推進について、大臣のお考えをお尋ねいたします。
○大脇雅子君 このところ、過労死が最多、百六十件という記事が見られます。労働紛争の増大、そしてストレスの増大と長期間の疲労の蓄積等、その背景にあると思います。  労災認定の在り方を考えますと、様々な労災認定に関して労働基準監督署長の判断が出るまでにもかなり長い日数が掛かる。そし...全文を見る
○大脇雅子君 遺族も喜ぶと思います。御率直なお考えをありがとうございました。  こうした厳しい不況の下では、ノルマや業績主義の働き方が求められて、そして精神障害の認定も四割アップというような状況の中で、深夜業規制に関する労使の積極的な取組というものはどうなっているのでしょうかと...全文を見る
○大脇雅子君 七業種というのはどういう職種ですか、お尋ねをしたいと思います。  そして、七業種を更に一般、深夜業一般に拡大をしていくという方向性というものはいかがでございましょうか。
○大脇雅子君 是非、深夜業一般へ拡大をして、健康の維持ということが労働基準法の中の法規制となるということを望みたいと思います。サービス残業やサービス深夜労働というものが法規制以上に実態的には蔓延をしている現状、これに対する根絶に対する大臣の御決意をお願いしたいと思います。
○大脇雅子君 最後に、ホームレス支援策についてお尋ねいたします。  ホームレス対策の一環として、大阪市や全国各地で近隣住民の不安だとか危害等を理由に警察官のパトロール強化や物件の撤去が図られている実情があります。確かに、様々な理由でホームレス生活を余儀なくされている人々の近隣の...全文を見る
○大脇雅子君 終わります。
07月23日第156回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第5号
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○大脇雅子君 このところ、りそな銀行への問題が様々質疑が行われておりますが、私も、一兆九千六百億円を投入したりそな銀行に対して金融庁が監視縮小体制というものを打ち出していると、とりわけ検査官の取締役会出席を重大な経営方針を決定する場合に限るとか。そういう意味で、なぜ金融庁としては...全文を見る
○大脇雅子君 その新経営陣の細谷会長の以下、再生チームが形成されておりますけれども、先ほども池田委員がお尋ねになったように、関西経済界等、こうした資産査定等の方向性も含めて様々な危惧が表明されているということについてはどのように受け止めていらっしゃるでしょうか。
○大脇雅子君 りそな銀行への公的資金投入後、大きな金融政策として、本年三月期の決算状況を前提として、公的資金をこれまで投入された大手銀行五グループを始め、地銀、第二地銀十行などに対して、収益力の増強を柱とする改善命令というものを検討していられるという記事がございます。  こうし...全文を見る
○大脇雅子君 検討中だということですけれども、収益力の増強等を勘案した場合に、再生プログラムに照らしてその三月期決算の結果がどんな問題点を持っているというふうに大臣はお考えでしょうか。
○大脇雅子君 その今回の改善命令を検討されるに当たって、各銀行の対応というものは、これまで以上に中小企業への厳しい貸し渋りとか貸しはがしということが生ずる可能性があるのではないかと危惧いたしますが、そうしたことに対する手当てというものについてはどうお考えでしょうか。
○大脇雅子君 破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告、今回の対象となっておりますこの報告についてお尋ねします。  石川銀行と中部銀行の破綻処理についてでありますが、通常取られる対応としての店舗の譲渡とか従業員のリストラ、受入れ等、どちらも地域の密着型の金融機関...全文を見る
○大脇雅子君 どうもありがとうございました。  両行に対しては、元の経営者に対する刑事責任とか民事責任が厳しく問われております。当然に不良債権処理に関する金融庁による指導の中では不正な融資行為というものの指導もあったであろうと思われます。  この不正融資に対する指導、そして元...全文を見る
○大脇雅子君 総資産の査定結果において、とりわけ石川銀行については不良債権の評価が当局の評価と非常に差異が大きいと。これまでの指導においてどのような問題を問題とし指導をされてきたのでしょうか。これを一つの教訓として、今後、他の金融機関に対しては日常的にどのような指導をなさるのか、...全文を見る
○大脇雅子君 終わります。
10月06日第157回国会 参議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○大脇雅子君 今回のテロ対策特措法の延長に関連して、本法の制定趣旨に照らしますと、我が国は米英軍を中心とする艦船への給油、給水の燃料補給や兵員輸送が主な支援活動だと言われています。  しかし、現地は治安の悪化が言われておりまして、オマル師が聖戦を呼び掛け、アフガンの東南部ではタ...全文を見る
○大脇雅子君 イラク攻撃に携わったキティーホーク機動部隊への間接給油問題も議論されております。  給油先の艦船別等の給油実績について私は質問主意書でお尋ねをいたしましたが、これを公にすることは、給油先相手国の部隊運用の実態が明らかになって、給油先相手国との信頼関係を損なうおそれ...全文を見る
○大脇雅子君 防衛庁長官がお答えいただいたので防衛庁長官にお尋ねしたいと思いますが、自衛隊艦艇の修理に民間企業から技術者が派遣されていると聞いております。企業名や派遣の港名などを明白にされておりませんが、これはいかがなっておりますでしょうか。  むしろ先ほど言いましたように、ア...全文を見る
○大脇雅子君 さきに千代田丸事件という判例がございまして、朝鮮海峡で地雷が敷設されているところの沈没船を引き揚げるというところに業務命令で作業に行くことを拒否した労働者が解雇されたケースで、裁判所は、労働者は命の危険までも提供しているのではないので、そういう危険なところに行くとい...全文を見る
○大脇雅子君 民間人の派遣は、今回のテロ対策特措法の趣旨からしても問題であるというふうに考えます。民間人の派遣は即時中止すべきであると考えますが、最後に総理の御見解を伺いたいと思います。
○大脇雅子君 契約というのにもやはり人間の尊厳と意思ということを基本に据えまして、強制してはいけないということがあります。  自衛隊と企業との関係と、また、それに従う業務命令には当然限界があるということを申し上げまして、私の質問を終わります。
10月09日第157回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○大脇雅子君 SARSの対策関連法改正についてお尋ねをいたします。  今回、媒介動物の輸入規制の対策につきまして、輸入規制の対象を取り得る改正案が提案されております。大量の動物の輸入がなされている日本の現状からいたしますと、専門的に輸入販売に従事する専門業者にとどまらず、インタ...全文を見る
○大脇雅子君 感染症法第六十七条以下、検疫法第三十五条以下で罰則規定が設けられまして実効性確保が期されております。例えば、虚偽の答弁が発覚した場合でも、感染者が既に広域にわたって行動していた場合には非常に手後れになっているはずであります。SARSの潜伏期間が経過するまで、人権に配...全文を見る
○大脇雅子君 旧日本軍による、中国に遺棄された化学兵器について、被災した人に対する人道支援についてお尋ねをしたいと思います。  去る九月二十九日、東京地方裁判所で判決が出されました。そして、その判決によりますと、中国における遺棄化学兵器の遺棄地点や遺棄の状況等、情報提供を早期に...全文を見る
○大脇雅子君 医療専門家チームを派遣されたということですが、これは、大久野島における、我が国における言わば悲惨な一つの毒ガスの作業被害というか、職場を毒ガス作製にした労働者の人たちの、そうした人たちの治療に携わっているお医者さんなどを含んでいるのでしょうか。どういう形で派遣された...全文を見る
○大脇雅子君 その本当の知見というのは実は広島大学の治療の中にあるんだということを指摘させていただいて、是非そこの知見を中国とのそうした要請にこたえていただきたいというふうに思います。  さらに、もう一つ判決で指摘しておりますのは、ともかく早期処理のほか、予防するには遺棄の地点...全文を見る
○大脇雅子君 私どもが細々と民間の人たちと手を携えてやってきた調査からすると、もうこれは国が、厚生労働省の持っている、中国の、砲弾を配置されたところにいた部隊の人たちに連絡を取って、生存者にヒアリングをすることと、防衛庁の資料というものを、外務省、内閣府の指示もあって大々的に捜し...全文を見る
○大脇雅子君 これは今政府の方にお答えを求めましても非常に難しい問題かと思いますが、これは日中友好条約で中国側が請求権を放棄しているので補償とか賠償はできないという政府答弁がずっと今まで私も外交委員会などで質問したときに行われてきました。  しかし、これは戦後発生したものであり...全文を見る
○大脇雅子君 終わります。
12月03日第158回国会 参議院 憲法調査会 閉会後第1号
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○大脇雅子君 私も、四人の、ほかの三人の方々と本当に実のある視察ができたことをとても幸せだと思いました。  コスタリカというのは地球の裏側にあって、私たちのように戦争放棄条項は持たないけれども、常備軍を持たないという憲法を持っている国であります。そうした中で、先ほども他の議員の...全文を見る
○大脇雅子君 カナダの場合は歴史的になお権利の受入れ方においてアメリカ合衆国と異なるのだという説明でございました。  権利章典というものがあるわけですが、それは、時の時代の状況と価値観を反映して、正にカナダでは、個人の権利だけではなくて、グループの権利、集団的な権利も保障するの...全文を見る
○大脇雅子君 確かに、常備軍がなくて警察力があって、警察力が軍隊組織なのではないかということは日本でもよく言われているんです。それで、私たちもかなりしつこくその点を聞きましたけれども、兵士には敵があるけれども、警察には市民を守るという義務があるんだと。で、軍隊がなくても双方とも警...全文を見る