岡崎万寿秀

おかざきますひで



当選回数回

岡崎万寿秀の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月02日第101回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○岡崎委員 私は、まず核兵器廃絶の問題について、政府の姿勢についてお伺いいたします。  御承知のように、十一月に来日されましたレーガン大統領は、この国会で核兵器の廃絶問題について言及されたわけです。この発言に注目しました我が党の宮本議長は、ことしの一月、レーガン大統領とアンドロ...全文を見る
○岡崎委員 この問題は、一昨年五月の国会決議も全会一致でございましたが、単なる将来の目標じゃなくて、当面の課題として提起しておるわけでございますので、あらゆる手段というのは具体的にお聞きしたいわけでございますが、やはり積極的な姿勢で政府も臨んでいただきたいというふうに考えるわけで...全文を見る
○岡崎委員 米ソ双方に対して核兵器ノーの姿勢が必要だと思います。  二つ目の問題として、ビキニ被災事件に関して、これもまた基本的姿勢をお伺いしたいのですが、御承知のとおりきのう三月一日は、太平洋ビキニ環礁でアメリカの水爆実験が行われて日本の第五福竜丸が被災をして三十周年に当たる...全文を見る
○岡崎委員 こういう重大な事実をはっきりさせないで交換公文を結んだこと自体に問題があると思うのです。公表されたアメリカ政府の正式文書によりましても、核開発優先、軍事目的優先のために余りにも人命が軽視されている。これは福竜丸の乗組員もそうですが、マーシャル群島諸島の人々もそうなんで...全文を見る
○岡崎委員 確認中ということですので、それは確認した上でのことになると思いますが、しかしこれは、発表されました一般新聞の責任においても相当確度の高いアメリカ政府文書であることは事実なんです。それを見ましても、やはり重大な問題が隠されたまま交換公文でけりがつけられた。これは、三十年...全文を見る
○岡崎委員 それでいいわけですが、その第一のその次の問題については、明らかになった場合はどうするかということを聞いているわけでございますが、それは明らかになってからでないと言えないわけですか。
○岡崎委員 事実であるとするならば、責任ある態度をおとりになるかどうか、それについて最後に一言。
○岡崎委員 終わります。
03月10日第101回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
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○岡崎分科員 私は、大都市問題として最近緊急の課題になっている都市水害対策と、それから大団地の駐車場問題について質問したいと思うのです。  最初に都市水害の問題ですが、御承知のように、今、第六次の治水五カ年計画が進行中です。建設白書を見ましても、都市河川対策の強化ということは重...全文を見る
○岡崎分科員 河川改修事業費一千七百八十七億、これ自体も決して多いわけではございませんけれども、それに比べて、今私が重要性を指摘しました雨水対策の方、三億六百万円ですか、これでは総合治水対策にはなっていないと思うのですね。流域貯留浸透事業の予算が余りにも少な過ぎる。これはどなたで...全文を見る
○岡崎分科員 重点項目というにしては余りにも予算が少な過ぎます。それから重要性を指摘される割には、流域の雨水対策というのは取りかかるのが遅過ぎたように思います。  建設省は昭和五十五年五月十五日付で都道府県知事あてに「総合治水対策の推進について」という文書を送られていますね。そ...全文を見る
○岡崎分科員 それは知っていますよ。まず隗より始めよと言っているのです。自分のところでやる意思があるかどうかと言っているのです。それはほかの方に被害を及ぼすわけですから、国の施設がまずやるべきじゃないですか。
○岡崎分科員 そういう施設については積極的に対応したいということでございますので、それはぜひ進めてもらいたいと思いますが、建設省の出している今の事業が、予算の都合もありますけれども、それほどまだ効果を発揮してない理由の一つは、この事業の採択基準が五百立方メートルの貯留機能を持つ工...全文を見る
○岡崎分科員 採択基準の見直しといいますか、弾力的運用についてはいかがでしょうか。
○岡崎分科員 都市が過密化していますので、そういう広い地域はなかなかないわけです。ですから、この採択基準についても十分弾力的に運用されるよう再度検討されることを希望したいと思うのです。  時間の都合もありますので、次の大団地における駐車場問題に移ります。  大都市でこういう大...全文を見る
○岡崎分科員 事情はわかりますよ。しかし、また問題が深刻なこともおわかりになっているわけでしょう。私はそこだと思うのです。昨年来入居者の間からこの問題は次々と公団などにも申し出があっているはずだし、当然公団としても、住民の要求の切実さを考えて、この駐車場問題を考えるための積極的な...全文を見る
○岡崎分科員 それは国道の方でしょう、交通上の問題というのは。もう一つの港湾道路という略称、その下はそういう交通上の問題ではそう面倒なことはないはずなんですよ。ですから、とにかく積極的な姿勢で臨むかどうかということなんですよ。こういう深刻な問題が起こって、そちらの方がイニシアチブ...全文を見る
○岡崎分科員 いろいろと努力をすればできないわけじゃないと思うのです。私どもはさらに京浜運河、このところに、団地の横ですので、例えば桟橋式の駐車場など考えれば、それほどの経費もかからずに駐車場をつくることができると思いますが、こういう検討はできませんか。
○岡崎分科員 河岸公園も結構なんですよ。しかし、とにかく深刻な足の問題なんですね。ですから構想は構想でしょうけれども、やはりこういういろんなアイデアを出し、そして住民の人たちが、できるだけ駐車場を本当に何とか再建してほしいという要求があった場合は、その構想についてもさらに練り直し...全文を見る
○岡崎分科員 見積書をつくるかどうかです。
○岡崎分科員 まだ時間があと二分ありますよ。  では、見積書をおつくりになりますね。
○岡崎分科員 管理組合などが今の状況の中で苦労しながら敷地内に二層式の駐車場をつくっているわけですが、それに対して相談があれば低利の融資のあっせんとか、あるいは保証人になることなども前向きに検討する必要があるんじゃないか。これは個人の問題ではなくて、やはりこういう深刻な公団側の責...全文を見る
○岡崎分科員 時間だそうで、最後になりますが、これはできれば大臣、建設省にお願いしたいと思います。  大団地でこういう問題が起こっているということ。これは国の建設行政の上から見ましてもやはり重視をすべきことであるというふうに思うのです。建設省自身直接の担当所轄でなかったにせよ、...全文を見る
○岡崎分科員 指導を大いに強められることを期待して、発言を終わりましょう。
03月10日第101回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○岡崎分科員 私は、東京の大田、品川などいわゆる城南地域産業の振興の問題について、質問をしたいと思います。  御承知のように、ここはかつて日本の三大工業地帯と言われた京浜工業地帯の一環でございます。昭和五十六年の工業統計を見ましても、東京二十三区のうちでここの占める比重というの...全文を見る
○岡崎分科員 中小企業の推進のために努力したいというお言葉なんですけれども、私は、城南地域産業の問題についてもっと深く重視していく必要があるように思っているわけです。  この大田区をとりましても、工場数約八千三百、昼間人口の就業人口の約四割がその工業に従事していますし、今おっし...全文を見る
○岡崎分科員 地域経済だけでなくて、日本経済に占める役割が非常に重要だということを私は強調したわけですが、そういう御認識だと思いますけれども、それならばこの城南地域産業についてこれを守り発展させる施策を、特にここはおっしゃるように中小企業が圧倒的に多いわけですから、その振興策を通...全文を見る
○岡崎分科員 対策について、私たちはこの問題を非常に重視しまして、私の前任者でありました榊利夫前衆議院議員も国会の質問でも取り上げ、また質問主意書を二回にわたって提出しました。それについては鈴木総理大臣の名前で、昭和五十五年の八月十九日付と十二月十九日付で答弁書が参っていますが、...全文を見る
○岡崎分科員 今おっしゃいましたこと、具体的におやりになったのですか。
○岡崎分科員 そういう計算は出てないのですね。
○岡崎分科員 国土庁長官の方にお伺いしますけれども、日本経済新聞の昨年十二月三十一日付によりますと、国土庁としてこの京浜工業地帯の衰退に歯どめをかける策として、東京湾西部臨海地域の再開発構想について具体的なプロジェクトを盛り込んだ構想を進められているというふうにありますけれども、...全文を見る
○岡崎分科員 土地利用の中でこういう城南産業地域ということについて十分留意されて、その産業振興の方にも具体的な配慮ある施策が望ましいと思います。  時間の都合で具体的な問題についてお聞きしたいと思いますけれども、この地域、羽田空港のすぐそばにあります合同製鉄株式会社、これは本社...全文を見る
○岡崎分科員 その両面から考えるのは当然でございます。しかし、この合同製鉄だけではなくて、隣接した地域の三興製鋼といいますか、そこも平塚の方にこの四月に移転する計画が進んでおりまして、一部の報道によりますと、通産省の指導だということにも伝えられております。通産省の電気炉の製造業の...全文を見る
○岡崎分科員 今回の合同製鉄、これは相当の大企業ですが、その移転につきまして何か具体的に施策をおとりになりましたか。
○岡崎分科員 いずれにしても、冒頭で強調しましたように非常に重要な城南地域産業の問題です。しかもこの地域は、合同製鉄の地域というのは羽田空港のすぐそばのこの地域産業にとっては拠点的な位置を占めていまして、これが跡地がどう使われるかによっては、この地域の産業にとってはある意味では決...全文を見る
○岡崎分科員 地方自治体が独自の意思を持つということは必要でしょう。大田区長も先ほどのような意思表示をしていましたし、東京都の長期基本計画の中にもこの南部産業地域を重視した項目がございますが、そういう見地から見ますと、この地域が工業専用地域として守られるということは非常に重要だろ...全文を見る
○岡崎分科員 中小企業施策というだけではなくて、私は冒頭に、これは日本経済にとっても非常に重要な位置を占めているということを申し上げましたが、きょうは地図を持ってきていませんし、そういう認識がないかもしれませんけれども、この地域の産業にとっては非常に重要な内陸部における残された工...全文を見る
○岡崎分科員 地域経済の活性化のために配慮した構想を考えたいということですから、当然これはこの地域を中小企業発展のために利用されるという内容と承りますが、そういう立場に立ちましで、この跡地等に住民が非常に強く要望しています技術情報センターなどの設置ですね、これは非情に望ましいと思...全文を見る
○岡崎分科員 東京都の長期基本計画によりましても、地域中小企業振興センターの設置ということにして、南部地域に一カ所設けるという案もあるわけでございますが、もちろん南部のどこというふうに具体的に決まっているわけではございませんが、いずれにせよ、東京南部の産業地域、中小企業の密集した...全文を見る
○岡崎分科員 慎重な検討の上、結構でございますが、先ほど言ったようなこの問題の占める重要性から、大いに前向きに検討してもらいたいと思います。  私が言いました工場団地につきましても、これは幾つかの試みがございますけれども、関係の業種が集まりまして、ここで相互に関係し関連しながら...全文を見る
○岡崎分科員 最後に一問。  これは通産大臣に最後に、今の議論をお聞きになっていまして、私はこの城南地域産業というのは日本の経済にとっても極めて重要な意味を持っているし、中小企業振興という点でも重要だ、そういう見地に立って幾つか質問をいたしましたけれども、通産大臣としての御所見...全文を見る
○岡崎分科員 具体的にもう衰退して非常に困っているのが現実でございますので、やはりその施策については通産大臣としても大いに留意され、努力されることを期待して発言を終わります。
04月04日第101回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○岡崎委員 持ち時間が少ないので、大臣に絞って質問をいたします。  今審議されている二つの協定の相手国、つまり中国とスリランカというのは、かつて日本帝国主義の犠牲を受けた国でございます。また、アジア諸国もそうなんです。したがって、戦後の日本外交、アジア外交の基本姿勢としては、こ...全文を見る
○岡崎委員 両国に対する外交の姿勢として、そうした戦争責任の反省の上に立って平等互恵という立場を貫くことが必要だと思います。協定の内容につきましては後で政府委員の方に質問いたしますけれども、この二つの協定、これは完全にそうした立場に立っているというふうに大臣は明言できますか。
○岡崎委員 中曽根総理は訪中の際北京大学で講演されましたが、そこで、我が国が再び軍国主義の復活を許すことは絶対ないということを非常に強い調子で断言されています。しかし、現実には中曽根総理も日米軍事同盟だというふうに認められている日米安保条約のもとで、軍事予算は突出していますし、シ...全文を見る
○岡崎委員 台湾問題についてお伺いしたいと思います。  言うまでもなく、中国政府は一つの中国、一つの台湾、この立場については厳しく批判しています。一方、レーガン政権は台湾への武器売却、援助等については前の政権以上に強化しているわけですが、これは明らかな矛盾なのですね。中曽根内閣...全文を見る
○岡崎委員 日本の姿勢はわかりましたけれども、レーガン政権の台湾政策についてはどういう判断ですか。そこにずばり答えてもらいたいと思うのです。
○岡崎委員 時間もありませんので、日米安保条約に関連しまして三宅島の問題について聞いておきたいと思います。  ミッドウェーの艦載機の着艦訓練基地化が問題になっているわけですが、これについて村議会が一時これを容認するかのような決議をしたことがありましたけれども、その後島を挙げての...全文を見る
○岡崎委員 三宅島村民の意思を考えるとおっしゃいましたけれども、この審判を尊重するかどうかという点についてお聞きしたいのです。その間には随分距離があると思いますので、尊重される意思があるかどうか、その辺お伺いしたいと思います。
○岡崎委員 私が聞いたのは、安倍外務大臣に、村民の選挙に示された意思を尊重されるかどうか、このことをお聞きしたかったのです。あれこれの事実は知っていますので、政府委員は結構です。安倍外務大臣がこれを尊重されるかどうかについてお聞きしたいのです。
○岡崎委員 今政府委員の方からあれこれの施策について話がありましたけれども、数日前のNHKの報道でしたが、米軍側は既に三宅島という形で特定して、ここにNLPの基地をつくる意向を示しているように報道しましたが、この情報はつかまれていますか。
○岡崎委員 ワインバーガー米国防長官が来日したときにも伝えるというふうにも報道されておりますけれども、経過は今の話でわかりました。しかし、一般的じゃなくて、いよいよ三宅島というところに焦点を置いてそういう問題が米側から提起されるような段階に入っている。私はこれは新しい段階であろう...全文を見る
○岡崎委員 ワインバーガー国防長官についてはそれでいいと思います。しかし、少なくともマスコミの報道等によっても、三宅島という形で特定されてこのNLPの基地化の問題が進んできておりますので、この問題が起きたときには、日本の外務大臣として、住民の圧倒的な意思として反対の意向であるので...全文を見る
○岡崎委員 時間がありませんからこれで打ち切りますけれども、やはり村民の圧倒的多数が反対しておりますので、この意思に従って政府は行動されることを強く要望して質問を終わります。
○岡崎委員 私は、まず日本・スリランカ航空業務協定から質問したいと思います。  この協定が基本的には両国の友好協力、交流の増進に寄与するということは認めますが、その中で見過ごせない問題点もあるように思います。  付表に載っている航空路線の問題ですけれども、日本の方はコロンボよ...全文を見る
○岡崎委員 先ほどの同僚議員の質問の中にも、日米航空協定で以遠権の問題が、その是正のために日本が非常に努力していること、回答がありましたけれども、やはり必要性、それから実質的な経済性という問題と同時に権利の問題もあると思うのですね。将来的にその国がそれを必要とすることがあり得るし...全文を見る
○岡崎委員 いずれにしても、日本はコロンボから五本の以遠権を持ち、そしてスリランカの方は一本もないというのはだれが見ても不均衡だと思うし、現在実質的には問題なくても将来の権利の問題としては、これはやはり、私は発展途上国に対する態度としてはいささか問題があるように感じます。  時...全文を見る
○岡崎委員 進出する企業、大企業が多いようですが、現在租税協定を結んでいる国は三十四だというふうに聞いていますけれども、この中で、日中租税協定のようなみなし外国税額控除の条項が入っているのは、十四ありますか、どこどこでしょう。ちょっと名前を挙げてください。
○岡崎委員 ほとんどが発展途上国なんですね。外資を導入する必要からそうなったと思いますけれども、これらの国の中で、もうそろそろこういう税額控除の規定は見直したいというふうに希望している国はありませんか。
○岡崎委員 協定もさることながら、これは国内の問題としても重要だろうと思います。今の財政危機の折から、こういう進出した企業、特に大企業が優遇税制のもとにある。こういう外国進出によって税額控除を受けている企業は、これは概算で結構ですが、何社くらいありますか。また、総額は、年間どのく...全文を見る
○岡崎委員 五百三十億といえば決して少ない額ではございませんが、今の収支の大変な中でこういう優遇税制が一面ではあるわけですね。一面ではこういう外国との協定で発展途上国に資本を輸出する、また片方からいえば資本を導入するという必要からこういう協定が結ばれるわけですが、しかし、国内の財...全文を見る
○岡崎委員 いずれにせよ、進出した企業がメリットになることは事実なんで、進出先でも税金取らないし、日本でも取らないということになりますと、これは問題があろうと思いますが、時間がありませんので、次へ進みます。  中国が投資環境の整備を図っていることについて、それを前提としてこの協...全文を見る
○岡崎委員 進出企業の業種の問題や労働条件の問題等について、中国は社会主義の国らしく規定はあるようでございますけれども。  日中間の制服組の交流の状況、これはどうなっているのでしょうか。
○岡崎委員 経済交流は結構ですけれども、軍事的交流が活発化することについてはいささか問題があると思っております。  軍事にかかわって、硫黄島の問題について最後に触れておきたいのです。  昨年の参議院の予算委員会で夏目防衛局長が硫黄島の問題について、「きわめてわが国のシーレーン...全文を見る
○岡崎委員 それでは、防衛庁の方は対ソ戦略上の拠点というふうには理解されていませんね。
○岡崎委員 そうしますと、対ソ作戦基地として整備しないということでしたら、国防省のジョーンズ部長の意見については是認する立場じゃないということをはっきり明言できますか。
○岡崎委員 一般的認識でも、一致するというのはちょっとゆゆしい問題だと思いますけれども、ここは二万人の日本人が戦死した場所なんですね。しかも、旧島民の復帰への願いが踏みにじられて、今だに帰島ができないという状況なんです。そして、専ら軍事要員だけがここにいまして、訓練は終わりました...全文を見る
○岡崎委員 これは非常に重大な問題だと思います。島民の人たちは今、復帰を願って真剣な運動を続けているわけですが、帰れない。しかし自衛隊はそこに基地をつくるし、そして有事の際はシーレーン防衛の拠点にしようとしている。米軍の方は、これは対ソ防衛上極めて価値が高いというふうに言っている...全文を見る
○岡崎委員 では最後に、防衛庁としては帰島したい島民がいるならば軍事上の目的があったにしても決してノーと言わない、ほかの理由であるならば結構ですよ、軍事的目的のためからノーと言わないということをここで明言できますか。
○岡崎委員 じゃ、そのことを確認してから、きょうは終わりましょう。
04月13日第101回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○岡崎委員 すでに各委員からも質問がありましたので、私は問題を絞って質問したいと思います。  まず、出版物交換条約に関してですが、この二つの条約が昭和三十二年の第十回のユネスコ総会で採択されてから二十六年たっていますが、その間、日本にこの条約に参加することを要請されたことはなか...全文を見る
○岡崎委員 二十六年前、この条約が採択されるときは日本も当然参加したわけです。政府の説明によりましても、この条約というのは国際文化の交流にとって非常に積極的に貢献するものだというふうに強調されていますし、私もそういうふうに思います。政府委員の答弁でも、アジア諸国にも日本の方から参...全文を見る
○岡崎委員 残念であったということですからこの程度にしておきましょう。  これは確認のためにお尋ねしますけれども、二つの条約を締結した場合に、この条約で言う交換当局、これは当然国立国会図書館になりますね。
○岡崎委員 条約の趣旨からいいまして、これまでも国会図書館というのは多くの委託交換をやってきたわけですが、これからますます積極的にこういう需要がふえていく、またいかせなくちゃいけないというように思うわけですね。その際、これは今現在というよりも今後の問題ですが、今は行政改革でいろい...全文を見る
○岡崎委員 この条約に基づいて出版物の国際交換が行われるわけですが、当然これは対等、平等の原則に基づいて行われるべきでありますし、国際間の条約の中にも、第一条に相互主義がうたわれているわけです。ところがもう一方の出版物の条約にはそのことが書かれていませんけれども、これはどういう事...全文を見る
○岡崎委員 わかりました。  この相互主義の理解ですけれども、これは分量上の問題と同時に内容的にもそうであると思いますけれども、そのように理解してよろしゅうございますか。
○岡崎委員 いずれにせよ、相互主義ですから、利益がつり合いがとれているということは今言われたとおりなんです。そうしますと、この条約に加盟している、例えばアメリカやスウェーデンなどは情報公開法が既に施行されておりますし、それに基づく政府文書等も発行されているわけです。我が方はまだ情...全文を見る
○岡崎委員 外務省としても、こういう条約を締結するわけですから、積極的に働きかけて情報公開法を実現されるようにしてもらいたいと思います。  さて、今言われました先駆けておやりになっている外務省の資料公開ですね、これに関連してお尋ねしますけれども、三十年たったら大体公開の原則だと...全文を見る
○岡崎委員 おっしゃるように、鋭意改善してもらいたいと思うのです。  ところで、その中身なんですが、これはアメリカと比較しても削除の部分が大変多いし、どこが削除されたかさっぱりわからぬという実情にありますね。これもマスコミ等でも指摘されていることですが、既にこれは七回公開されて...全文を見る
○岡崎委員 削除は削除で結構です、今のように国益の問題、プライバシーの問題がありましたら。しかし、資料という点から見ますと、削除箇所を明らかにしないとそれがすべてであるかのように受け取るわけですね。外国でもそうしているところが多いし、日本の場合でもそうしたからといって国益やプライ...全文を見る
○岡崎委員 いろいろと検討した結果と言いますから、問題があったから検討されたのでしょうから、ここで言わなくてもやはり検討願いたいというふうに考えます。  関連しまして、沖縄の米軍占領下にありましたときのアメリカ民政府関係の資料の公開問題について質問いたします。  GHQ文書な...全文を見る
○岡崎委員 園田外務大臣は、全力を挙げてやりたいというふうに言われているわけですね。外務省は全力を挙げておやりになったかどうか。これまで努力されたことについては今話がありましたけれども、これは国立国会図書館に任せている。側面からいろいろと協力はされているかもしれませんけれども、こ...全文を見る
○岡崎委員 三十年といいますと、この文書公開の起点を一九七二年の沖縄復帰から計算すると今世紀のうちにはできないことになるわけです。つまり、二〇〇二年にならなければ公開されない。現実にGHQの資料などは二十五年で公開しているわけですね。私たちは、こういう戦後史をつづる上で重要な資料...全文を見る
○岡崎委員 それでは、先ほど政府委員の方が答弁されているように、図書館に任せて側面からじゃなくて、外務省としても私は園田さんのように全力を挙げてというふうに言ってほしいのですけれども、できるだけやるというふうに理解してよろしゅうございますね。
○岡崎委員 それでは、外務省自身としてもできるだけ努力を重ねたいというふうに大臣御答弁なさいましたので、そのことを強く希望したいというふうに考えます。  時間もありませんので、次の国際熱帯木材協定に質問を移したいと思います。  この協定の目的である熱帯木材生産国の輸出収益の安...全文を見る
○岡崎委員 それでは、資源の保全というものの最大の問題点は何かというふうに私は聞きましたので、そのように理解してよろしゅうございますね。それでいいですね。――では、話を進めます。  それで、これは「食料政策研究」という雑誌、一九八一年一月号に当時の林野庁の山口課長が論文を書いて...全文を見る
○岡崎委員 大臣もお認めになるような実情なんですね。としますと、この主要生産国、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ここに伐採や製材などで進出している日本の企業はどういうものがございますか。
○岡崎委員 それでは私の方で調べたのを申し上げますと、これは東洋経済の特集号です。マレー。シアには伊藤忠商事、それから三菱商事、フィリピンは丸紅、三井物産、三菱商事、インドネシアには伊藤忠商事、三菱商事等です。ごらんのようにすべてが大商社でございます。そうしますと、先ほど山口課長...全文を見る
○岡崎委員 私は各国の努力を聞いたのじゃなくて、今このような状況になっているのは日本の大商社に相当責任があるということを言っているわけです。この協定のどの条項がそういうことを規制することになるのか、そういう問題を解決することになるのか、お示し願いたいと思います。
○岡崎委員 生産国の政府の規制のもとでさえも先ほど読んだような枯渇の状態を日本の商社がつくり出しているということを私たちは考えなくてはいけないと思うのです。先ほどから質問もあり答弁もあるように、ASEAN諸国の熱帯木材の最大の輸入国は日本であります。それがまた最大の開発国にもなっ...全文を見る
○岡崎委員 間接的には日本の責任もお認めになったわけだし、今後とも努力するということでございますので、その一つとしまして日本の大商社、これがそれぞれ相手国の規制を受けながらやってはいるのでしようけれども、経済本位に伐採などがなされて、それが事実上資源枯渇につながっているわけでござ...全文を見る
○岡崎委員 もう時間が来ましたので、今言われた方向で大いに努力してもらい、あわせて大商社に対しても改善指導が必要だと私は思います。そのことを強調しまして、終わらせてもらいます。
04月18日第101回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○岡崎委員 私は、沖縄に配備されるグリーンベレー、アメリカの特殊作戦部隊について質問いたします。  この問題につきましては既に当委員会で四月十一日我が党の瀬長委員が質問しておりますし、三月三十日には参議院の予算委員会で内藤議員が質問いたしまして、政府の答弁も私はよく読んでまいり...全文を見る
○岡崎委員 私が聞いたのは、中東地域はもちろんでしょうけれども、現にアメリカの介入が伝えられ、世界的に懸念が広がっているニカラグアのことなんです。この地域は今言われるようなソ連の介入等による揺さぶり作戦の地域と見られるかどうか、このことをお聞きしているのです。
○岡崎委員 いずれにせよ、ニューズウイーク等によりますとここにはアメリカのSOFがちゃんと参加している。  それではもう一回聞きますけれども、グレナダ、これも六千人のアメリカの海兵隊が侵攻して民主的な政府がつぶされたわけですけれども、ここもスターズ・アンド・ストライプスによりま...全文を見る
○岡崎委員 北米局長はすべて逃げられるのですけれども、アメリカのそういうような権威ある報道筋によると、はっきりと特殊作戦部隊が参加してグレナダやニカラグアで作戦をやっていることはもう周知の事実なんです。こういう民族自決に対する抑圧、第三世界の民族解放の闘いに対する抑圧にこのグリー...全文を見る
○岡崎委員 北米局長も中東方面にはこのグリーンベレーが派遣されていることはお認めになったのですが、先ほど、中南米にも派遣されていること、現に紛争地域にこれははっきり民族自決に基づくいろいろな行動に対する抑圧、干渉をやっていることを私は言って、そういうことを任務とするグリーンベレー...全文を見る
○岡崎委員 華やかな存在というのが相手にとってはどういうものであるか、おわかりだと思うのです。  私はここに一冊の本を持ってきました。これは土井寛さんといって、元航空自衛隊の空将補でアメリカに駐在武官としても行かれていますし、防衛研修所の室長もされている方なんです。この人の「世...全文を見る
○岡崎委員 いろいろな任務とおっしゃったのですけれども、私はベトナムの例をはっきり挙げたのですよね。これが明らかに謀略活動なんですね。心理作戦ということもはっきり明記されておりますし、直接行動、ゲリラ作戦、いろいろあるわけですね。これは私は、非常に危険な手法を使う、すべてじゃない...全文を見る
○岡崎委員 北米局長に重ねて聞きますけれども、いろいろな訓練を受けておると言いますね。私が先ほど土井寛の本を読んでベトナムにおける行動を言いましたね。こういう行動は一切しないというふうにお認めになりますか。いろいろな訓練の中には、心理作戦とかゲリラ訓練とか諜報とかいろいろあるわけ...全文を見る
○岡崎委員 今説明のように大規模な作戦の場合は補助部隊として使う。これは当然書いてございますが、同時に、それ以上に役割を果たすのは小規模の紛争のときだ。ゲリラ作戦等々について挙げておりますね。こういう機能を持っていることは否定できないと思いますよ。そういう機能を持っている部隊が沖...全文を見る
○岡崎委員 そうしますと、再度質問しますけれども、ニカラグアでの、今、反革命軍が南北から侵攻しているようですが、そういう部隊の訓練とかあるいは機雷封鎖とか、こういうことも当然任務としてやり得る能力を持ち、あるいは任務を持っているというふうに理解してよろしいですね。
○岡崎委員 必要とあらば機雷封鎖もできるしゲリラ作戦もできる、こういうふうにおっしゃっているわけですが、こういう部隊が沖縄に来るわけですね。沖縄に来てアジア諸国の地域に派遣された場合、おっしゃいましたように、日米安保条約によって現に派遣されている部隊の行動について拘束されるもので...全文を見る
○岡崎委員 それでは、日本を基地としてアジア地域に移動することはあり得るとおっしゃいましたが、移動した先でゲリラ作戦とか機雷封鎖は安保条約に基づいてできないと判断してよろしいですか。
○岡崎委員 日米安保条約にとって何の問題もないというわけですから、つまりその国の要請という言葉の上に何でもできるということになりますね。タイ国境あたりあるいはパキスタンあたりへ行きましていろいろなことがやられることもあり得ると思いますけれども、そういうことが日本の沖縄を本拠地とし...全文を見る
○岡崎委員 抑止という口実を使うならば、汚い手口、作戦もあり得ることだし、私は、ニカラグアとかグレナダとか、こういうところに参加したことは、はっきりアメリカの権威ある報道筋が言っておりますし、これはこのSOFの非常に危険な性格を示しておると思うのです。  そこでお聞きしますけれ...全文を見る
○岡崎委員 最後に、安倍外務大臣にお聞きしたいのですけれども、今言ったような任務と役割を持ち、そして手段を使うこういうSOFの部隊が沖縄に配備されるということは、以前はありましたけれども、一応沖縄復帰後は撤退していましたね。新しく今度配備されるとなりますと、これは日米安保条約、中...全文を見る
○岡崎委員 こういう危険な謀略部隊が効率的であるというのは、安保条約がどういうものであるかということを逆に物語っていると思いますが、もう時間も参りましたので結構です。また論争しましょう。  最後に一言、トマホークの問題で大臣にお聞きしますけれども、今アメリカで大変ショッキングな...全文を見る
○岡崎委員 この次に質問したいと思いますので、ぜひお聞きいただきたいと思いますが、私が見たところ、これはあすでは遅過ぎる、つまり核兵器禁止の問題というのは今から真剣に考えないとあすでは遅過ぎるんだということを教えていると思います。核基地というのは、非常に危険な核の報復攻撃を招くと...全文を見る
04月25日第101回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○岡崎委員 私も戦争と平和の問題に関して主としてトマホーク配備の問題を中心に質問したいと思います。  先週の本委員会で私の方から安倍外務大臣に、アメリカのテレビ映画の「ザ・デイ・アフター」について関心をお持ちいただきたいということを申し上げました。これは御承知のようにアメリカの...全文を見る
○岡崎委員 したがって、核戦争の危険、不安を感じられているのかどうか、端的にお伺いしたいのです。
○岡崎委員 では、具体的事実について漸次聞いてまいります。  一つは、トマホークの配備に関してですが、現在アメリカ太平洋艦隊に配備されているトマホークはニュージャージーだけ、これは非核だと認識しておりますが、それでよろしゅうございますね。
○岡崎委員 わかりました。今おっしゃいましたように、ことしの六月ぐらいから核弾頭つきの対地攻撃型ミサイルが太平洋艦隊に配備されるということなんですが、これの計画はどういうふうになっているでしょうか。今外務省において認識されているような状況について御報告願いたいと思います。配備計画...全文を見る
○岡崎委員 そういうように、大体何隻ぐらい、そして何基ぐらいをいつまでに積む計画なのか、そのことについてお聞きしているのです。
○岡崎委員 外務省の方は詳細つかまれてないということでしよう。  それで、対地の非核トマホーク、これは現在ニュージャージーに積んでいる以外には今後八四年度までは搭載されないというふうに見てよろしゅうございますね。
○岡崎委員 これは去年の四月五日のアメリカの下院軍事委員会の文書なんですが、対地通常攻撃型のトマホークの調達というのは八四年度まではゼロ、そして対地核攻撃型が、八二年度は四、八三年度が二十八、八四年度が百十二となっているわけなんですね。そうしますと、六月に配備されるトマホークとい...全文を見る
○岡崎委員 そのことは先ほど聞いたとおりなんです。私聞いているのは、六月から配備される対地用のトマホークはこれは核だけですねということを念を押しているのです。
○岡崎委員 遠回しに言われましたけれども、要するに六月以降は核つきのトマホークだというふうに認識していいと思います。  そういたしますと、そこから問題になることは、この核トマホークは、射程距離二千五百キロ、水爆弾頭は広島型の二十発の威力を持っている非常に精巧な無人ジェット機と言...全文を見る
○岡崎委員 アメリカがそう認識していることはいいのです、そういうことはもうよく聞いていますから。ソ連がどう認識しているかということなんですよ。そしてどう対応しようとしておるのか。つまり相手はソ連なので、そのことをどう理解されておるのか、それが聞きたいのです。
○岡崎委員 日本の外交を預かっているところですから……。トマホークを配備しようとするならば、それはこれまでと違って直接ソ連領を攻撃できる能力を持っているわけなんです。この前の当委員会でも安倍大臣はSS20は大変増強されていることをお話しになったでしょう。そういうものはやはりそれに...全文を見る
○岡崎委員 因果関係論につきましては、これはまた別途の問題ですので、これはおきましょう。ただ、今言われましたように、ソ連を攻撃する能力を持っているトマホークが太平洋艦隊に配備された場合、今北村さんも認められたように、それはソ連の方もこれに対して攻撃の目標にすることはあり得るという...全文を見る
○岡崎委員 抑止に対する議論は後にしましょう。しかしいずれにせよ、作戦的にはこういう対ソ攻撃能力を持った核トマホーク積載艦に対して作戦的にはソ連が攻撃目標にすることはあり得るということを今言われましたが、そうしますと、そうしたアメリカのトマホーク積載艦が日本に寄港した場合でも、こ...全文を見る
○岡崎委員 抑止力論につきましては後でゆっくりやります。ただ、言われましたように、日本周辺で核トマホーク積載のアメリカの艦船は、作戦的にはソ連の報復攻撃目標になるということはお認めになったとおりでございますが、入港した場合は、これは非核三原則を前提にしているのだから核は積んでいな...全文を見る
○岡崎委員 抑止のバランスというのが戦争防止になるかどうかにつきましては、これはまた議論しましょう。しかし、少なくとも今お認めになったのは、大きな危険になるということは、日本に寄港中の核トマホーク搭載艦が攻撃目標になるということをお認めになったというふうに理解してよろしゅうござい...全文を見る
○岡崎委員 時間がないのは残念ですけれども、論理が矛盾していますよ。相手がどう思うかなんですからね。これはまだこの次にやりましょう。少なくとも周辺にいるトマホーク搭載艦については、作戦的には攻撃目標になり得るということはお認めになったわけで、この後に論理を発展させたいと思うのです...全文を見る
04月27日第101回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○岡崎委員 先ほどから日本の航空機産業がかなり立ちおくれているという話なのですが、立ちおくれるという表現を使うと、いつか追い越すだろうということになって、何年ぐらいでというふうな議論になるわけですけれども、私の見るところ、これは単なる立ちおくれではない。  それでお伺いしますけ...全文を見る
○岡崎委員 部分的な生産においては、あるいは技術においてはかなり到達点に来ているのではないかと思うのですけれども、航空機産業の総合的な到達点としての大型ジェット機、この生産はゼロですね。
○岡崎委員 輸入ですが、先ほどから輸入額には、年次によって違いがありますけれども、二千九百億円とか、あるいは三千五百五十一億円とかいろいろありますね。この中には軍用機は入っていますか。
○岡崎委員 それではお聞きしましょう。軍用機を除きまして民間機だけに限って、その中で大型ジェット機の占める比率はどのくらいでしょうか。
○岡崎委員 我が国の航空機需要の中でそういう大型ジェット機への要望がますます強まっているわけでありますが、こういうような生産はゼロ。輸入は全部アメリカですか。
○岡崎委員 圧倒的な部分がアメリカの市場にされているというのが事実でございます。  先ほどから国際共同開発の話が出ていますけれども、これは部分品生産だけでございますね。一人前になる上で非常に重要だと言われましたけれども、これが発展していきますと日本の大型ジェット機の生産に向けて...全文を見る
○岡崎委員 足腰を強くするというのはまことに聞こえはいいのですが、現在国際共同開発をやっている国は、多くはアメリカとの関係のようです。圧倒的にアメリカでしょう。組み立てや販路の方もアメリカが握っていますね。日本と対等の関係になった共同開発ですか。
○岡崎委員 将来の方向としての国際共同開発は結構でございましょう。しかし、独自に大型ジェット機の生産能力を持っている国と持たない国との間では対等には論じられない状況だし、現実には今のところ、例えて言えばアメリカの大航空機メーカーの下請産業、部分品産業のような状態になっているように...全文を見る
○岡崎委員 航空機産業の発展に寄与するというふうに外務省の説明書には書いてありますけれども、その中身は、日本が先進国並みに大型ジェット機を開発するような見通しはない、こういう中身であるというふうに先ほどの答弁から聞いていました。こういう問題を抜きにして本協定のようなのを論議される...全文を見る
○岡崎委員 知っていますよ。気持ちはわかるという話なんですけれども、しかし航空機産業の分野に戦後の政治のひずみといいますかアメリカ依存が一番あらわれているように私は思うのです。ほかの先進国で日本のようなところがありますか。
○岡崎委員 と言いながら、西ドイツの場合は独自に生産能力を持っているわけですね。やはりそこには日本の戦後の政治の問題があると私は思うのです。時間が来たようでございますからこれで終わりますけれども、やはりここには考えなくてはいけない大きな問題があるということ、そういうことを抜きにし...全文を見る
05月11日第101回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○岡崎委員 まず、日本・ペルー文化協定から質問いたしたいと思います。  ペルーとの文化交流が促進されることはまことに結構だと思います。もともと、中南米諸国との文化交流はもっと以前からもっと活発にすべきであったと思うのです。六四年にブラジル、八一年にアルゼンチンとの文化協定が結ば...全文を見る
○岡崎委員 文化交流の前提というのは、それぞれの国との相互理解を深めることだと思うのです。ついては、中南米諸国、この地域というのは支配、抑圧、そして貧困に対する民族自決を求める運動が非常に大きな勢いで広がっているところなんです。そういう国々との文化交流を促進するという見地に立つな...全文を見る
○岡崎委員 何を答弁されたかさっぱりわからぬですが、要するに民族自決を求める運動についてどう認識されているかということを御質問したわけなんです。  話を進めますが、レーガン大統領は九日の全米テレビ放送で、中米地域においてソ連、キューバなどの共産主義の侵略によってこういう事態が起...全文を見る
○岡崎委員 そうしますと、レーガン大統領が言うように単純にこういう地域の問題をソ連やキューバなどの侵略——間接的なものであれ、直接的なものであれ、侵略であるというふうに見ないで、やはり独自の立場で判断するというふうに理解してよろしゅうございますね。
○岡崎委員 冷静に見るというのが独自の立場だというふうに理解するならば、やはりこの地域における運動の基本的な立場というのは民族自決を求める運動だというふうに理解してよろしゅうございますか。
○岡崎委員 それに関連して、十日にハーグの国際司法裁判所でアメリカ政府に対してニカラグアの機雷封鎖並びにその他の軍事行動について直ちに停止するよう裁定をおろしたわけです。これについて外相の御所見をお伺いしたいと思います。
○岡崎委員 権威のある判断だというふうに言われます。そうしますと、この判断は、アメリカに対して機雷封鎖を直ちにやめるように提言しているわけですが、この件について外相としてはそういうお立場、御見解というふうに理解してよろしゅうございますか。
○岡崎委員 権威のある判断とか尊重さるべきであるというのは、記者会見でも安倍外相、厳正に受けとめるというふうにも言われておるようでしたけれども、それは機雷封鎖を直ちにやめるべきだという御見地ではないのですか。
○岡崎委員 私は事情を聞いたのじゃなくて、要するにニカラグアの機雷封鎖は直ちに取りやめろというふうに裁定を下しているわけなので、これについては御同意がどうかということについて聞いているわけでございます。
○岡崎委員 それに対する日本政府、外相の御見解を聞いているわけですが、この問題は国会でもしばしば追及されて、日本政府は、日本船も被害を受けたことでもありますし、調査するということを答弁されているわけですね。しかし事態はそのまま過ぎているわけですが、今度国際司法裁判所ではっきりと、...全文を見る
○岡崎委員 今、安倍外相は、こういう国際司法裁判所の裁定というのは厳正に受けとめなくちゃいけないし、尊重さるべきであるし、そして権威ある判断であるというふうに言われているわけでありますから、当然、事実についてはおっしゃるとおりで結構でございます。しかし、アメリカがやったとするなら...全文を見る
○岡崎委員 尊重すべきであるというのは、そのようにお考えになっていると理解してよろしゅうございますね。
○岡崎委員 私は、中南米問題で、ペルーとの文化協定が今審議されておるわけですけれども、文化交流を活発にするためにも、日本が独自の立場に立ってこの種の問題は対処すべきであるというふうに考えるわけです。相手がアメリカであり同盟国であろうが、正しくないものは正しくないと言う形で、追随で...全文を見る
○岡崎委員 ITU事務局がそのように言うのは結構ですが、日本政府はそれについてどういうふうに理解されていますか。
○岡崎委員 そちらの方からいただいたナイロビ条約最終議定書一覧表を見ますと、これは各国の主張や態度が非常によく反映されていまして重要だと思うのですね。私は、やはりこういう最終議定書ははっきりと正式の謄本として認めた方が賢明であろうと思っていますけれども、そういう見地にはお立ちにな...全文を見る
○岡崎委員 時間の都合もありますので、次の日本・マレーシア国際郵便為替の交換に関する約定に移りたいと思います。  約定の相手国マレーシアは非同盟政策をとっているのは御承知のとおりなんですが、そこで、日本政府はこの非同盟政策、非同盟運動についてどう理解され、どう対応されるのか、改...全文を見る
○岡崎委員 従来、政府は尊重するというふうに答弁されていましたが、今回安倍外相も御一緒に中曽根総理とインド、パキスタンを訪問されたわけです。御承知のようにインドは非同盟運動のリーダー国でありまして、ここで首相もそして安倍外相も、核軍縮問題での協力関係について、これを強めるというこ...全文を見る
○岡崎委員 そうしますと、これまでインドなど非同盟諸国がしばしば国連に核兵器使用禁止条約を提案しましたし、それについて日本は反対ないし棄権の態度をとられてきたわけですね。昨年の第三十八回国連総会でも、ごく少数の棄権国の一つが日本だったわけですが、この問題で我が党の不破委員長がその...全文を見る
○岡崎委員 訪問が成果であったというふうにおっしゃいますならば、今の核使用禁止条約というものは非常に重要な意味を持っていると思いますし、検証の必要も実際はこれはないはずなんでございます。今回はそういうことについて前向きで、これまでのような反対ないし棄権という態度ではなくて、前向き...全文を見る
○岡崎委員 おっしゃるのはそのとおりなんですよ。核使用禁止条約について意見が一致するように努力され、意見が一致するならば、今度は前向きで臨むようにやられてほしいと思いますけれども、そうはできませんか。
○岡崎委員 時間が来ましたのでこれでやめますけれども、この間NHKの「総理にきく」を聞いておりましても、核廃絶に向けて、目標は非同盟運動もそれから核抑止力の立場に立つ日本も同じだということを強調されておりましたし、中曽根外交の原則というのは平和である、核戦争を食いとめなくちゃいけ...全文を見る
05月18日第101回国会 衆議院 外務委員会 第15号
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○岡崎委員 私は、米艦載機の夜間訓練基地化をめぐる三宅島の問題について質問したいと思います。  先日来日したワインバーガー米国防長官は、この米艦載機の夜間訓練基地を早期に新設してくれということを強く要求されたようです。それに対して総理は、解決に努力するということを言われたようで...全文を見る
○岡崎委員 三宅島もその候補地の一つということでございますが、実際には防衛施設庁はもう既に島民宣伝用のリーフレットもつくって、ここを本命とばかりにいろいろと対策を進められているようでございます。これに対して島民の反対は物すごく強い。山本村長や村議会は絶対反対なんです。単に反対では...全文を見る
○岡崎委員 それはつくるという方向で御協力となっていますけれども、今の反対の意思を尊重するかという点でございます。その点いかがでございましょうか。
○岡崎委員 協力を得るというのは相手があることなのですね。その相手、ここでは三宅村村長や村議会の了解なしに強行はしない、ましてや一方的な切り崩しなどはしないということ、これはお約束できますね。
○岡崎委員 住民の皆さんの御理解と御協力がない場合強行はしないということは言明できますか。ここではっきりお願いしたいと思います。
○岡崎委員 それでは、御協力がなけれはできないというわけでございますから、協力しない、つまり了解しないということだとしますと、政府としては協力なくしては進めないというわけですから、地方自治の手前あるいは民主主義の手前決して一方的なことはしない、一方的行為はないということははっきり...全文を見る
○岡崎委員 堂々めぐりになりますけれども、少なくとも協力のない限りはできないということだと思います。そのことははっきりと確認しておきたいと思いますが、時間の都合がありますから、トマホーク配備の問題について最後に質問したいと思うのです。  核巡航ミサイル・トマホークがいよいよ来月...全文を見る
○岡崎委員 私はここでは非核三原則の問題は一応おいているわけです。公海上においてで結構です。そこで核積載のトマホークを積んでいる米艦船と自衛艦隊との共同対処はあり得るというふうに見てよろしゅうございますね。
○岡崎委員 非核三原則というのは日本の領海、領空の問題ですから、これは一応おきます。公海上であり得るということでございますから、これは重大な問題であるというふうに私は思うのです。  それでお聞きしますけれども、この政府の答弁をずっと拝聴いたしますと、核巡航ミサイル・トマホークの...全文を見る
○岡崎委員 当然でございましょう。一概に想定することはできないし、今後どうなるかという問題でしょうけれども、しかし核トマホーク積載艦に対してソ連が攻撃目標にするということになりますと、それと共同作戦をしている日本の自衛艦も当然対象になるということになるわけです、論理的に言いまして...全文を見る
○岡崎委員 アメリカの「ザ・デイ・アフター」というテレビ映画がありましたけれども、やはり核基地というのは核の攻撃目標になる、そのことが赤裸々に映し出されたと思うのですね。今、総理おっしやいましたけれども、やはり一般的に攻撃目標になるだけじゃなくて、直接の攻撃能力を持っているところ...全文を見る
○岡崎委員 ヘイワード・アメリカ海軍作戦部長は、このトマホークの配備というのは、対艦にせよあるいは対地にせよ、海戦における壮大な画期をなすものだということを議会で証言されているのですが、このくらいの意味を持っているわけなんです。これは直接対地核攻撃能力を持つという点から見ましても...全文を見る
○岡崎委員 今の御答弁で、日米安保条約の有効な活用という点であり得るということですが、それは日米安保条約がいかに危険だということを逆に裏づけるのじゃございませんか。――笑い事じゃないですよ。私は本当にそう思いますね。こういう危険な核トマホークが積載されて、そして単に抑止力というわ...全文を見る
06月20日第101回国会 衆議院 外務委員会 第16号
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○岡崎委員 私は、サミットの問題について、主としてそこを流れる考え方、論理の問題を中心に質問したいと思います。  近年サミットがますます軍事色、政治色を強めていくことについて懸念の声が聞かれるわけです。昨年のウィリアムズバーグ・サミットの政治声明も次のような一項を述べていました...全文を見る
○岡崎委員 延長線上ですから基調も同じだということを御確認されたと理解しますが、さて安倍外相はジュネーブでの軍縮会議で今の国際情勢の厳しさについて米ソ両国に責任があるということを端的に指摘されています。これは大変率直だと私は考えているわけです。「就中米ソ関係が、双方の間の拭い難い...全文を見る
○岡崎委員 現実的な平和維持機能を果たしているとおっしゃいますけれども、現実には核軍拡競争が際限なく激化しておりますし、またおっしゃるように新たに不信感が悪循環しているという実態があるわけですね。そうしますと、抑止と均衡なるものの考え方について私たちはもう少し立ち入って考えてみる...全文を見る
○岡崎委員 大変重大な発言なのですね。今平和が保たれているとおっしゃっている、その判断者というのは実は核保有国の政府、第一義的には軍事責任者によって決められている。これは私たちとしてはよほど考えないと、これによって平和が保たれているという論理が実はそれぞれの核保有国の軍事責任者の...全文を見る
○岡崎委員  答弁になっておりません。要するに、抑止力というのは、お互いがそのバランスというのはどれがバランスかわからぬわけですよ。ですから、絶えず相手より上回ろうという意思が働くということ。トマホークが配備されればさらにまたSS20がより強化される、こういう形にならざるを得ない...全文を見る
○岡崎委員 一面じゃなくて全面じゃないですか。ほかに何かありますか。均衡と言いながら実際上は極めて主観的な判断に基づくものであり、同時にそれぞれが軍事的優位に立とう、そういう意思が作用する一面があるのじゃないですか。こういう立場に立っているからこそ抑止と均衡論というのが実際上は軍...全文を見る
○岡崎委員 核実験の全面禁止や核使用禁止の問題、これは積極的な意義があると思いますけれども、果たしてそういう部分的措置で縮小均衡の方に行くかどうか。これは私はこれまでの歴史から見ても非常に疑わしいと思うのですが、どうです。これまでの歴史の中で抑止と均衡の立場に立って進めて一度とし...全文を見る
○岡崎委員 抑止と均衡論というのが結果的には、結局は軍縮をもたらさなかったというのは、結果的にではなくて、抑止と均衡論そのものに問題がなかったかということについてやはり私は考えてみる必要がある時期に来ていると思うのです。  昨日の本会議で中曽根総理は、我が党の松本国対委員長の質...全文を見る
○岡崎委員 抑止と均衡というその論理については、先ほど国連の三つの文書を挙げましたが、世界の大勢は必ずしも総理が言われるように抑止と均衡ではなくて、もう一つの潮流として、抑止と均衡ではない真の完全軍縮の方向、そして軍事ブロックからの離脱の方向があるということは、これを見てもはっき...全文を見る
○岡崎委員 平和を保っているだけではなくて、もう一面では核軍拡競争も非常に危険な段階を招いているということも現実だと思うんですね。それはお認めになりますか。
○岡崎委員 結局、抑止と均衡論というのが核軍拡競争に対しては何ら手を縛るものではなかったということ、かえってこれを激化させるものになったということは、これは現実じゃございませんか。その辺、大臣どうでしょうか。
○岡崎委員 時間がありませんのでこのぐらいにして、最後に非同盟問題について聞きたいと思いますけれども、今度の民主主義の諸価値に関する宣言の中で「真正な非同盟を尊重する。」そういう表現がございますね。これは具体的には何を指すのですか。どの国を指すのでしょうか。
○岡崎委員 ソ連に対してもアメリカに対しても、非難すべきことは大胆に非難する、これは結構だと思うんですよ。ところが、大多数の国々がそうなっているというふうに今大臣はおっしゃいましたけれども、総理はロンドンでの日米首脳会談で、非同盟中立グループは四つに分けられる、その一つは我々に近...全文を見る
○岡崎委員 実際にそうです。大臣がおっしゃるように、今非同盟運動というのは、国連の中でも三分の二を占めますし、昨年三月、インドのニューデリーで開かれました非同盟諸国会議には百二十四カ国、これはオブザーバー、ゲストを含めてですが、これだけ参加していますし、核兵器の廃絶や使用禁止の問...全文を見る
○岡崎委員 今の外相の御答弁とそれから四つのグループに分けるような総理の発言とではかなりのニュアンスの違いがあるように思うのですね。どっち寄りかに非同盟を分けて、そして、真正な非同盟という表現の中にも四つに分ける考え方の一端がのぞいていると思いますが、こういう見地でやるのは、これ...全文を見る
08月01日第101回国会 衆議院 外務委員会 第18号
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○岡崎委員 私は、国会の請暇を得まして、七月の十六日から約十日間ニカラグアを中心に中米を訪問、視察してまいりました。その間、メキシコ、ニカラグア、コスタリカの日本大使館にはいろいろと御厄介になりましたし、また、大使その他の外交官の方のレクチャーなども受けました。私は、この目でつぶ...全文を見る
○岡崎委員 ニカラグア情勢につきまして、紛争問題を話し合いによって解決するというコンタドーラ・グループなどの姿勢は必要だと思いますし、それはレーガン大統領も言っていることなんですね。私は、今非常に緊迫した状況をかぎつけました。このニカラグアを、昨年のグレナダ侵攻のような事態にして...全文を見る
○岡崎委員 すべてがアメリカの言い分を前提にということなんですね。外務省はどこの国の外務省だと言いたくなるのですが、国連憲章の第二条四項、これは、すべての加盟国というのは武力による威嚇あるいは武力の行使をしてはいけないということをはっきり書いてあるわけなので、アメリカの行為は明ら...全文を見る
○岡崎委員 これはもうしばしば聞いていることでありまして、アメリカの言い分をここで繰り返されてもしようがないと思うのです。当事国でないという点ではイギリスも同じなんですよ。同じ当事国でないイギリスのサッチャー総理が、はっきりと民族自決権を容認する立場に立ってアメリカを非難している...全文を見る
○岡崎委員 全く情けなくなりますね、そういう答弁は本当に情けないと思います。  安倍外務大臣は、四月二十五日の当委員会での答弁の中で、国連憲章に反することや国際正義に反することについては、日本としてはそれなりに対応するとおっしゃいました。これが前向きの答弁ならば非常に結構だと私...全文を見る
○岡崎委員 今、大統領選挙をめぐってモンデール氏などは、ニカラグアヘの米軍を百日以内に撤退する必要があるというふうに主張していますし、これに対してレーガンの陣営は、レーガン自身がそうなんですが、ニカラグア政府というのはエルサルバドルを破壊する全体主義国家である、アメリカはそこの市...全文を見る
○岡崎委員 交渉による解決というのは必要だと思います。そしてまたニカラグア政府自身も、そのような対応で努力をしているわけなんです。しかし、交渉による解決という姿勢を捨ててもしアメリカが軍事介入をするならば、今外相が言われたように、はっきりした民族自決権に対する侵害だと思うのですね...全文を見る
○岡崎委員 現地の日本の外交官たちは、アメリカとニカラグアの交渉なんというのは全く話にならぬと言っているのです。レーガンそのものがこういう聖域を認めないという立場に立っているのですから、この答弁というのはいただけないと思います。  時間がありませんから、先に進みます。  経済...全文を見る
○岡崎委員 水害援助は赤十字でやったのでしょう。事実を見ましてもニカラグアには、革命の起こった年、一九七九年には五百四十九万ドルの援助をしている。ところが、それから三年たった一九八二年には、二十八万ドルに著しく減少しているのですね。それから隣のホンジュラス、ここは御承知のようにレ...全文を見る
○岡崎委員 政治情勢の違いだけでは言えない著しい差があるのですね。私は八三年度の数字を要求しましたけれども、できていないというのですね。もう八月ですよ。昭和六十年度の概算要求は、もう既に政府開発援助としては、ことし同様一一・四%アップで外務省は出しているのでしょう。概算要求は出す...全文を見る
○岡崎委員 八二年も著しく差があるかと思いましたが、八三年はもっと開いている、これが実態なんですよ。安倍外相自身も、この政府開発援助につきましては、民生安定、福祉向上のために、人道的見地からやるということをしばしば述べられておるわけですね。これがこの趣旨に合いますか、明らかな差別...全文を見る
○岡崎委員 最後ですが、一つだけ。  安倍さん、紛争地域だという理由ですけれども、しかし著しく差別されているのですね、私は数字を挙げましたけれども。紛争地域といいながら、実際上は十一月四日には自由選挙が行われて、そして国民の選択があるわけです。隣のホンジュラスとニカラグア、こん...全文を見る
○岡崎委員 じゃ、もう時間が来たのでやめますよ。終わりましょう。
08月02日第101回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号
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○岡崎委員 私も、ただいま質問がありました北方領土副読本の問題に関連しまして、北方領土、千島問題の教育について質問いたします。  この副読本自身について私たちも、内容はともかく、こういう形で大いに国民にも啓蒙、教育していくべきだというふうに考えています。そこで、これは義務教育の...全文を見る
○岡崎委員 四島であることは政府の問題でしょうけれども、今の政府がいつまでも続くというわけじゃないのですよ。子供たちは将来何十歳も生きていくわけですね。それに教育するわけですから……(「共産党」と呼ぶ者あり)これは共産党じゃないのですよ。日本の問題なんですね。そうした場合は、北千...全文を見る
○岡崎委員 政府の立場は前からわかっているのです。しかし、得撫島以北も日本の領土であることはお認めになるでしょう。なぜそれをそういうふうにはっきり書かないのか、それが問題なんですよ。あなた方のやっている四島返還ということは、果たして交渉の上でうまくいっていますか。四島返還だったら...全文を見る
○岡崎委員 では、先ほど言いました西村条約局長の言葉、あれはいつから訂正なさったのですか。
○岡崎委員 五年たってからやったのが、果たして誤解であったのか。つまり、立法過程での当事者、責任者の発言というのは極めて重みを持っているわけなんですよ。それを政府の都合によって五年後変えたわけでございますけれどもね。これはやはり歴史的な事実として政府としてはもう少しまじめに考える...全文を見る
○岡崎委員 いずれにせよ、副読本の問題というのは、子供の教育に使うわけだし、今の自民党政府がいつまで続くか知りませんけれども、政府がそういう解釈をしているからそのように教えるというだけでなくて、正しい歴史的な事実と国際的な道理のあるそういう中身でつくるべきだというふうに思うのです...全文を見る
○岡崎委員 条約上といえばサンフランシスコ条約の二条(C)項だと思いますけれども、しかし、戦後の領土問題の処理という点からいいますと、領土不拡大の原則という点から見るとこれは正当じゃないと思うのです。そういう点では、それ自身を訂正させる要求もあっていいと思うのです。そうしないと、...全文を見る
○岡崎委員 歴史的事実という点でもどうかと思います。西村条約局長の例を出しましたけれども、政府は歴史的事実を途中からゆがめていると思います。これは自民党政府の解釈ではあっても、国際的には通用しないと思うのです。その方針だけではいつまでたってもうまくいかないと私は思います。歴史的事...全文を見る
11月09日第101回国会 衆議院 外務委員会 第20号
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○岡崎委員 中曽根総理とレーガン大統領が時を同じくして再選されました。新しいロン・ヤスの時代が始まったというふうに言われていますが、こういうときでの日本の外交の方向はどうなるのか、国民も関心を持っていると思うのです。そこで、今日の国際政治、国内政治で非常に重要な問題となっている核...全文を見る
○岡崎委員 その中で米ソの科学者の警告として、「核の冬」の問題が新たに出てきたように思いますが、これは極めて重大な問題を含んでいまして、現在世界に保有されている原爆、水爆約五万発、その一%、百メガトンが爆発するだけで世界はちりに覆われて、たとえ核の被害を受けないところでも地球が凍...全文を見る
○岡崎委員 私が聞いたのは、端的に、国会決議にもあります核兵器の完全禁止、核兵器全廃の問題について、緊急の課題と認識されているかどうかという点です。もう一回御答弁願います。
○岡崎委員 先ほど私は「核の冬」の問題を申し上げました。つまり、新しい警告、人類的な危険が迫っているという状況の中では、やはり新しい対応が日本政府としても必要だろうと思うのです。現実的というふうにおっしゃいますけれども、果たしてそれが現実的か。私は六月二十日の当委員会において、核...全文を見る
○岡崎委員 核を持っているのは確かに米ソです。しかし米ソの交渉待ちでは、これまで四十年間成果が何ら上がっていない、この繰り返しではだめだということが、世界の科学者が警告している今日の状況を生んでいると思うのですね。そういう点で、私たちは単に米ソの交渉待ちではなくて、世界の世論をも...全文を見る
○岡崎委員 外相は何回となく現実的とおっしゃるけれども、過去四十年の歴史を見るとちっとも現実的でなかった。やはり私たちは、日本政府として大いに検討すべきじゃないかというふうに思うのですが、私が聞いたのは国連での態度です。これは現実的に国連で不使用の決議案その他が出るわけですね。こ...全文を見る
○岡崎委員 不使用決議案というのは検証は要らないのですよね。それは、単なる日本政府のこれまでとった態度を繰り返すということのお答えにすぎないのであって、ちっとも変わらない。これでは、危険な状況から新しく日本が被爆国としての責任ある対応をとろうという姿勢がないというふうに言わざるを...全文を見る
○岡崎委員 そうしますと、アメリカは中米を歴史的にアメリカの裏庭というふうに認識している点がありまして、人民革命政府ということについて、これまでゲリラを支援するとか機雷封鎖をするとかさまざまな軍事干渉をやってきたわけですが、レーガン大統領再選後直ちに、既にもう報道されていますけれ...全文を見る
○岡崎委員 私、直接七月に中米、そしてニカラグアを訪問しましたので、この目で見てきましたけれども、やはりこれは民族自決権という問題で、東西問題という形で事をそらしてはいけないと思っているのですが、コンタドーラ・グループの意見もその見地なんですね。そうしますと、その国が一定の武装を...全文を見る
○岡崎委員 それならば外相、レーガン大統領は第一期ではグレナダを侵攻したことは事実です。第二期に、今度は中米・ニカラグアに侵攻する動きが今、極めて濃厚になっている。ロン・ヤスの時代と言われるならば、私は、こうしたレーガン政権による中米・カリブ海地域の軍事干渉を許すべきじゃないと思...全文を見る
○岡崎委員 コンタドーラの立場を支持するのはわかりました。  じゃ、その立場から、たとえ中米の問題でありましても、これはやはり世界の平和にかかわる問題、民族の自決権にかかわる問題なんですね。だからレーガン政権に安倍外相として、あるいは中曽根総理としましても、当然軍事干渉をやるべ...全文を見る
○岡崎委員 平和外交とおっしゃりながら、グレナダ侵攻のときは、サッチャー・イギリス首相でさえも間違っているということを言ったのです。やはりそういう姿勢が必要であろうと思いますが、どうも第二次ロン・ヤスの時代に入った今日でも、そういう自主的な立場での積極的な提言をお示しにならないの...全文を見る
○岡崎委員 自衛隊の海外派遣については、かつての侵略戦争で日本がアジア諸国に侵犯したという痛い戦争体験に根差していますし、平和憲法でもはっきり禁止している点でございますが、そういう国民世論も強いわけです。たとえ国連の平和維持活動であっても制服の派遣はしない、これは当然の立場であろ...全文を見る
○岡崎委員 それではお聞きしましょう。従来の法令の範囲内、つまり現在の自衛隊法の範囲内、その枠内では制服の派遣は可能と考えられるか、その点いかがでしょうか。
○岡崎委員 自衛隊法の法令の枠内だったら制服要員の派遣はできないというふうに、はっきりこれはお認めになりますね。統一見解、そのように理解してよろしいですね。
○岡崎委員 時間が少ないから、繰り返しじゃなくて端的に言ってもらいたいのですよ。要するにできないということでしょう。  安倍外相にお尋ねしますけれども、現在検討してないとおっしゃいますね。これからも検討しないということですか。そう理解してよろしゅうございますか。
○岡崎委員 これからもと聞いているのです。外相、これからはどうかということです。
○岡崎委員 そうしますと、政府委員の方の答弁ですね、自衛隊制服の派遣を含めて検討するということと矛盾するように思いますけれども、お取り消しになりますか。政府委員の方が、日米諮問委員会での報告に基づいて、この部分を含めて検討すると言っていますからね。今政府は検討しないとおっしゃいま...全文を見る
○岡崎委員 全然答えになっていませんね。要するに、日米諮問委員会の報告では検討すると言っているのでしょう。しかし、今大臣は、これからというふうに長期的には言われませんが、少なくとも今の政府は検討しないとおっしゃった。その検討するということと検討しないということとは矛盾するのですよ...全文を見る
○岡崎委員 何かわかりにくいことをおっしゃるけれども、要するに、じゃ、この部分は除いて検討するというふうに理解してよろしゅうございますか、大臣。この部分は検討することになっているのですよ。しかし、政府は検討しないというふうに大臣おっしゃった。そうすると、この部分は除いて、全体につ...全文を見る
○岡崎委員 いや、大いに矛盾していますよ。これは検討することになっていますからね。先ほどもおっしゃったように、私の見解が政府を代表するのだとおっしゃるのだったら、この部分は検討しない、この部分は除くということをはっきりおっしゃらないといけないと思うのですよ。そう理解してよろしゅう...全文を見る
○岡崎委員 じゃ、これははっきり確認しましょう。もうあなたはいいです。あなたがおっしゃったことと矛盾することははっきりしていますからね。  私は、これまで新しいロン・ヤス時代と言われる中での日米外交の問題について聞きました。自衛隊派遣についてはややはっきりいたしましたが、その前...全文を見る
12月12日第102回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○岡崎委員 今度の協定で従来の暫定協定が長期化したということは、これはかねてから我が党が要望し、主張したのと同様でありますし、漁民にとっても望ましいことであるというふうに考えます。しかし同時に、長期化したことによって伴う問題点、疑問点もありますので、一、二質問したいと思うのです。...全文を見る
○岡崎委員 今心配しないでもいいとおっしゃいましたが、心配しないでいいようにしっかりやってもらいたいと思います。  この協定が領土問題と漁業問題とは切り離しているということ、これは賢明だろうと思うのです。また、大臣もお答えのとおり、この協定によって日本の領土に対する主張について...全文を見る
○岡崎委員 そうしますと、今度の漁業協定は幾つか問題を感じるわけなんです。我が方も二百海里水域として線引きをしている。ソ連ももちろんしている。きょうの話によりますと、我が方はこの暫定措置法を基礎として成り立っているし、もう一方はソ連の新しい幹部会令を基礎として成り立っている。二百...全文を見る
○岡崎委員 これはおもしろい問題ですね。そうなりますと、双方の二百海里水域は双方が線引きし、双方が漁業に対する発言権を持っているとなりますと、現実においてはソ連の一方的な拿捕や抑留が行われていますが、それはこの協定違反になりませんか。
○岡崎委員 では、確認したいのですが、我が方は暫定措置法によって歯舞、色丹等いわゆる北方水域については二百海里の線引きを行っている。それについては漁業主権もはっきり主張できる。しかし、ソ連の不法占拠によってその実体支配が行われていることを認めざるを得ない、そういう実態の上に運用し...全文を見る
○岡崎委員 安倍大臣にお伺いしたいのですが、それでいいかどうかという問題なんです。つまり、漁業協定というのは相互主義の立場に立って結ばれているわけでございまして、領土問題と漁業問題を切り離すというのは賢明な措置ですけれども、切り離したと言いながら、実際的には不法占拠を容認した上で...全文を見る
○岡崎委員 暫定協定でしたら一年でよかったのですが、長期協定になるわけですね。そうなった場合に、我が方の領土主張は害されてないというふうに言われますけれども、実体的な支配を認めて、本来主張すべき二百海里に対する主権も行使できないし、逮捕、抑留が相変わらず続いている状況について手の...全文を見る
○岡崎委員 領土問題だけではなくて、日米軍事同盟関係が日ソの緊張関係をあおっているのは言うまでもないわけです。この問題についても、漁業問題を漁民の立場に立って解決する上で軽視できないということを指摘して、私の発言を終わります。
○岡崎委員 カール・ピンソンの問題について質問します。先ほどからどうも同じような答弁が繰り返されておりますので、余り生産的じゃないと思います。ずばり聞きますので、ずばり回答してほしいと思います。  まず、各紙の報道によりますと、「外務省首脳」ですからどなたかおわかりになると思い...全文を見る
○岡崎委員 事実はあったということをお認めになって、その事実を言えないというのもちょっと国会に対して誠実な態度でないように私は思いますが、これは事実がもう書いてありますね。国内政治上の都合でいろいろやったということで、その一つのケースとして、昨年十月にカール・ビンソンが佐世保に入...全文を見る
○岡崎委員 安倍外務大臣が聞いていなくても、これは外務省首脳が言っていますので、どなたか聞いている人いませんか、山下さん聞いていませんか。うそを言っちゃだめですよ。
○岡崎委員 首脳はあなた一人じゃないでしょう。安倍さんじゃない首脳が発言されることもまたありますし、これは複数の新聞記事に載っていますから、そんなうそを書くはずないですよ。この場でうそを言わずにはっきり言ってくださいよ。
○岡崎委員 言えないわけですね。とにかく、今言われた何らかの形で話があったことはお認めになっているわけですね。だから、個々のケースは言われないというのですから、これはこれでまことにけしからぬ話ですが、しかし、とにかく原子力空母などの寄港に関しては日本側に事前に通告があり、そして何...全文を見る
○岡崎委員 そこで問題になるのは、これを通報してくるのはアメリカの大使館ですか、軍筋ですか。そして電話でしょうか、テレックスでしょうか、それとも直接面談でしょうか。その方法について、どのレベルかということも含めてお願いします。
○岡崎委員 日本はどのレベルが受けるのですか。少なくとも変更の要求をした事実があるとおっしゃいますから、相手にそれが折衝できるレベルでしょう。含めてお願いします。
○岡崎委員 堂々めぐりになりますので先に進みますが、今の答弁によりますと、過去三回日本側の要請も働いているようでございます。日本側の意思も働いて原子力空母が佐世保に寄港したわけであります。しかし、今回は米側の要請どおり横須賀に寄港しているわけですね。首都圏の横須賀です。なぜこの時...全文を見る
○岡崎委員 運用上の都合というふうにおっしゃいますね。しかし運用上の都合は、昨年十月のカール・ピンソンも同じでしょう、日本側が認められませんでしたけれども。政治情勢の話をして、横須賀じゃなくて佐世保の方に回ってほしいという要請をして計画変更をやったでしょう。単に、米海軍の運用上の...全文を見る
○岡崎委員 確認しないというだけで、否定できないでしょう。日本の都合で計画変更したことはあり得るというふうに、先ほど具体的には述べられないがということで安倍外相が言われましたね。そうしますと、寄港先については日本の政府の意思が働いているのですよ。今回も日本の政府の意思が働いている...全文を見る
○岡崎委員 じゃ、意思が働いてカール・ビンソンは横須賀に寄港したというふうに認識してよろしゅうございますね。それでよろしゅうございますね。
○岡崎委員 じゃ、日本政府の意思も働いて今回は横須賀に入港さした。そうなりますと、今度の横須賀寄港というのは、過去三回全部佐世保に集中したのをわざわざ首都圏のアメリカの海軍根拠地となっている横須賀に入港さしたということは、日本国民に対する核ならしてはないか、新たに横須賀の母港化の...全文を見る
○岡崎委員 その意思の中身を聞いているんですよ。言えないでしょうから、じゃ先へ進めましょう。  そうしますと、それだけアメリカ側と、意思が働くだけの折衝がされているわけですね。折衝されているんだったら、なぜそのときに——先ほどから繰り返し質問もありましたけれども、日本国民の大多...全文を見る
○岡崎委員 わかりました。それじゃこうなりますね。なぜ念を押せないのかということは、安保条約があるためだ、そういうふうに理解してよろしゅうございますね。
○岡崎委員 これは重大な問題ですね。結局、念を押せないのは安保条約があるためだ、そのことをはっきり確認して進めたいと思いますが、母港化の問題について多くの質問がありました。これは七二年にミッドウェーがいわゆる横須賀を母港化する際に、当時長野市長に対して政府自身が、北米局長の大河原...全文を見る
○岡崎委員 横須賀の市民たちは、みんな約束だと思っているんですよ。言葉巧みにごまかして、約束したものだと思って渋々横須賀の母港化についてやむを得ないというふうに言ったのを、今になって約束じゃないと言うのはひきょうだと思うのですね。時間があれば、文書を読んでもらってここで検討したい...全文を見る
○岡崎委員 今はできない。先ほどもそうなんですよ。今はできないといって後でやっちゃったでしょう、そういうのが困るのですよ。今はできないのは今は言ってきてないからなんで、これは我が党の上田副委員長の質問主意書に対する答弁でも、「乗組員の家族を」「我が国に居住させる計画を有していると...全文を見る
○岡崎委員 私は、考えますということを聞いていないのですよ。断るかどうかということを詰めているわけですね。  横須賀の母港化という問題は、単に横須賀だけの問題じゃない。艦載機の離発着訓練という問題で厚木にもかかわってくるのですよ。今、厚木の市民は本当に困り切っていますね。その代...全文を見る
○岡崎委員 断るという結論にならないというのは、日本語で言いますと断らないということなんですよ。だからこれは、母港化になることがあるということを今大臣は別の表現で言われたというふうに理解することになります。つまり、はっきりは言われませんでしたけれども、しかし、母港化を要請されたと...全文を見る
○岡崎委員 今の答弁ははっきりと、母港化を求められたときは断らない、したがって、横須賀等のカール・ピンソンやエンタープライズの母港化があり得るというふうに、この外務委員会で答弁されたと理解いたします。よろしゅうございますね。回答がなければ私はそう理解します。
○岡崎委員 母港化するのも安保条約のためだということを念を押しておっしゃいました。安保条約がそのように、横須賀の母港化も政府が断らない、認めるということをはっきり内容的に含んでいるということを示していると思うのです。きょうの発言は極めて重大な中身を持っておると思います。多くの発言...全文を見る