岡崎万寿秀
おかざきますひで
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月22日 | 第104回国会 衆議院 予算委員会 第15号 議事録を見る | ○岡崎委員 まず、シーレーン防衛の問題について質問いたします。 一九八三年三月からシーレーン防衛の共同作戦計画が日米政府間で進められてきたわけですけれども、報道によりますと、この秋に結論を得るということなんですね。事実でしょうか。 |
○岡崎委員 一つのケースじゃなくて、全体の結論はいつごろでしょうか。 | ||
○岡崎委員 いずれにせよ、年内近々にその結論を得る方向だということを伺いましたが、ことしの一月にホノルルで開かれました日米安保の事務レベル協議で、その際に、日本の代表団ですからこれは防衛庁筋でしょう、新聞記者に明らかにしたようで、読売新聞の一月十七日付に載っておりますけれども「今...全文を見る | ||
○岡崎委員 安倍さん、ここは公海上の問題を言っておるのですよ。非核三原則とは随分距離がある答弁なんですけれども、先へ進めましょう。 二月六日の当委員会での矢野質問に対して加藤防衛庁長官は随分思い切った発言をなすったようです。日本の施政権下にある領域ですね、ここへの武力行使があ...全文を見る | ||
○岡崎委員 おもしろいことですね。実態的なイメージを思い浮かべてお互いに議論したいと思うのですが、すぐ先に見えるところはいいですよ。しかし、一千海里先もございますね。しかし、すぐ先に見えるところで日本が有事でないときに、施政権下が有事でないときに、公海上でシーレーン有事だけが単独...全文を見る | ||
○岡崎委員 防衛出動下令の可能性は、前に言われていますから知っています。そこで、政府のお考えになっている日本有事というものの中身についてお伺いしたいんですよ。これは、はっきり言って一つは日本の施政権下の有事ですね。安保条約の第五条の発動だと思うんですよ。二つ目は、それと連動するシ...全文を見る | ||
○岡崎委員 ここからおもしろくなるんですよ。 この間の矢野質問に対するそちらの答弁というのは、三つのエスカレートがあるというふうに考えているのです。その一つは、シーレーン防衛の内容にかかわるエスカレートなんですね。今防衛白書を持ってまいりましたけれども、防衛白書に書いてある我...全文を見る | ||
○岡崎委員 読み上げたとおり、日本有事と書いてないのですよ。日本の施政権下に対する防衛、武力攻撃ということになっていますので、これは文面から見てもはっきり、先に日本の施政権下有事があって、それからシーレーン防衛という発想なんです。あなたの場合は、シーレーン有事があって、それですぐ...全文を見る | ||
○岡崎委員 矢野質問はいいですよ。私の質問に答えてくれませんか。(「自分が引用したじゃないか」と呼ぶ者あり)引用したって、ちゃんと私の質問にずばり言ってもらいたいのです。私が言っているのは、じゃ、はっきり、今の御答弁からいいますと、日本施政権下が有事でなくても、シーレーンが単独で...全文を見る | ||
○岡崎委員 あいまいな答弁ですけれども、はっきりしたことは、日本の施政権下有事じゃない場合、シーレーンだけの有事の場合でもシーレーン防衛はあるということです。これはこれまでの防衛白書とは明らかに違うのです。これはエスカレートだと私は思います。――首を振っていても、じゃ、またやりま...全文を見る | ||
○岡崎委員 丸山防衛局長の答弁でも日本に対する武力侵略の一つの形態と言っていますから、たまたま偶然に日本の船舶が攻撃を受けたというものじゃないのです。やはりこれは計画性、多発性を前提としての答弁だったと思いますが、それでも内閣総理大臣が判断するようになっているのです。あなたの場合...全文を見る | ||
○岡崎委員 二つがあるというふうに話を拡大されたところにエスカレートの根源があるわけなんですね。従来は日本の施政権下有事だったのです。中曽根総理の答弁も、はっきり日本の施政権下有事を想定して、これへ救援する米軍の護衛に当たるというふうに言っているのですよ。あなたの場合は、二つ目の...全文を見る | ||
○岡崎委員 とにかく、明らかに施政権下有事じゃないときでも、シーレーンだけでも有事という、そういう概念を加えられて、日本有事には二つある、だから、シーレーンが単独の有事の場合でもシーレーン防衛はやるし、自衛隊の防衛出動の下令もするし、来援中の米艦の護衛もやるし、こういう形で今のお...全文を見る | ||
○岡崎委員 それでは質問しやすいと思いますが、その見地は、今回のアメリカの国防白書にも貫かれているわけですけれども、極めて攻撃的、挑戦的な新しい対ソ戦略の中身になっているというふうに思うのです。この新戦略の特徴というのは、日本を含む同盟国の軍隊の参加、協力を当てにしているという点...全文を見る | ||
○岡崎委員 これは単なる個人論文じゃないのですよ。アメリカの国防長官も承認した公式戦略なんですね。その立場に立ってアメリカは日本にいろいろな要請をしてきているわけなんですよ。私は先ほど、シーレーンが単独でも有事になることはあり得るという形で新しく日本有事の概念を広げられた背景には...全文を見る | ||
○岡崎委員 今度、中期防によってP3C対潜哨戒機百機体制をおとりになるわけですけれども、多分に、ここに書いてあるケリー論文等での役割を担わされるのじゃないかという懸念を感じるわけです。あなたは、単にプロペラ機がぐるぐる哨戒しているだけだというふうに東中質問に対して答弁されましたけ...全文を見る | ||
○岡崎委員 新しくシーレーン単独有事というお考えをお出しになったところから問題が出ているわけなんですよ。ここでは、シーレーンが単独でも多発的、組織的な攻撃を受けた場合有事と設定して、そして防衛出動の下令や来援中の米軍護衛にも当たるという、そういう前提がもともとのエスカレートであり...全文を見る | ||
○岡崎委員 それじゃお聞きしますけれども、シーレーン単独有事の場合ですね、つまり日本の施政権下がまだ有事じゃない、したがって第五条が発動されない場合に、来援中の米軍護衛という形で実際上日米共同対処があるでしょう。これは何に基づく行動でしょうか。大臣、どうぞ。 | ||
○岡崎委員 私が言っているのは来援の期待だけじゃないのですよ。来援している米軍を護衛するという問題なんですよ。それは明らかに共同対処でしょう。第四条は随時協議なんですよ。第四条の随時協議によって共同対処ができるものかどうか、はっきりしてもらいたいのです。 | ||
○岡崎委員 少しも答弁になっていないんですね。つまり、第五条じゃないときに日米共同対処ができるかどうかを聞いているのですよ。その法的根拠は何かということです。 | ||
○岡崎委員 そうしますと、安保条約第五条発動、そこにははっきり共同防衛のことが書いてあるのです。それ以外にも、自衛権の行使ということならば日米共同対処、共同作戦はあり得るということですね。これは重大だと思いますよ。そういう見解じゃなかったはずです。そういうことで、私たちは新たな日...全文を見る | ||
○岡崎委員 理解が広がっているような話でございましたけれども、加藤防衛庁長官は、同じく十五日の読売新聞にインタビューされていましたね。そこでは、三宅島の圧倒的な多数の住民が反対しているのはみんな誤解しているからだ、「とにかく、一度説明を聞いてほしい。そうすればほとんどの誤解はすぐ...全文を見る | ||
○岡崎委員 単なる誤解という単純なものじゃないのです。もっと根深いものがあるのです。それをつかまなくて島民の共感が得られるはずはないと私は思っております。自民党は、三宅島にNLP基地ができても騒音被害は大したことはないといろいろ宣伝しておりますけれども、島民たちは、札束で島は売ら...全文を見る | ||
○岡崎委員 私は毎年各基地について言ってほしいと言ったのですけれども、時間がありませんので、そちらの方からもらった資料がありますからこれでいきましょう。昭和六十年は、厚木、三沢、岩国三基地を合計して八十二日、六千百七十回やっています。苦情が殺到している厚木基地でさえもちょうどその...全文を見る | ||
○岡崎委員 若干とかあろうかというふうに言われていますけれども、基本的には、新しいNLP基地ができれば、これまで分散していたNLPを三宅鳥に集中して行われることは当然じゃないかというふうに思うわけです。 この厚木でのNLPについて、昨年六月、ミッドウェー空母に試乗させて記者の...全文を見る | ||
○岡崎委員 短期間の騒音はひどくなる、回数はひどくなると言われましたけれども、考えてみても、当然、三基地に分散したものを一つに集める、そしてアメリカが厚木によって制約されたものを取っ払う、これは今厚木の住民たちが本当に騒音被害で苦しんでいる状況を、その比でない事態を、たとえ海上の...全文を見る | ||
○岡崎委員 それが机上のプランだと言うのですよ。農民たちは生活の実感を通じて、この西風の強い島で農業を営むためには自然の地形を利用するということ、その知恵を知っているわけですね。その自然を削り取って農業振興ができるはずないわけで、このNLP基地が建設予定されている薄木地区というの...全文を見る | ||
○岡崎委員 漁業についても、その被害は軽視できないというふうに思っているのです。三宅島の基幹産業の一つの漁業ですが、ここは自民党の政策の中にも言っているように、日本の中でも大変有数の好漁場になっていまして、特にこの滑走路ができる阿古地域のところには、黒潮がぶつかってトビウオやイカ...全文を見る | ||
○岡崎委員 したがって、操業規制は一切ないということを言明できますね。 | ||
○岡崎委員 操業規制がないというふうには今の段階では言えないということだというふうに聞きました。 観光産業についても、やはり重大な被害を受ける。もともとあそこの観光というのは釣り客なんですね。本当に憩いと緑と野鳥そして釣りを求めて観光客が来る。ここに爆音と基地の島ということは...全文を見る | ||
○岡崎委員 今、私は農業、漁業そして観光業、島の産業の基幹部分に非常に大きなダメージを与えるということを指摘してきました。それについてはまだよく検討されていないようでございます。 それから、民間ジェット空港の問題ですけれども、これは運輸大臣にお尋ねしたいのですけれども、現に三...全文を見る | ||
○岡崎委員 まあ自民党の議員さんですから、運輸大臣もそういう御答弁じゃないかというふうに思いますが、第一に羽田からわずか百五十キロしかないんですね。ここでジェット機を運航する場合の採算性や経済性ですね、これをどういうふうに予想されているのでしょうか。これはどなたからでもいいです。...全文を見る | ||
○岡崎委員 そういう御答弁でもやむを得ないと思いますが、実際上はとても割高になって、乗る人がいないだろうということも関係者から聞いています。 それで、あそこはもう有数の火山地帯でして、二十年に一回の噴火があるといいますが、この噴火予知体制の問題についてもNLPが非常に大きな障...全文を見る | ||
○岡崎委員 やはり離島振興法の精神というのは島民の自立を助けるということだというふうに思うのです。ここに今度のNLP基地建設というのが大きな障害をもたらしている。だからこそ島民たちは反対している。 そこで、NLP基地化が今多くの反対があって進まない状況です。八五%を超える人々...全文を見る | ||
○岡崎委員 ぜひその姿勢を貫いてほしいというふうに思います。 この三宅島へのNLP基地建設ということは、単にこれが島の暮らしを破壊するだけではなくて、現実にやろうとしていることは、ミッドウェーという核攻撃戦力の訓練基地なんですね。今度主力搭載機がFA18ホーネットにかわるとい...全文を見る | ||
○岡崎委員 最初は三沢、そして燃料費がかさむといって厚木、厚木の場合は騒音問題があったから三宅、三宅に持ってきても、今そういう要求は現在のところありませんと言うだけであって、できたらしまいというふうに島民たちが言っているのはそこなんですよ。できたら次から次にいろいろなものを要求し...全文を見る | ||
○岡崎委員 随分PRなさいますけれども、私の聞いた二年、三年あるいは五年、反対が絶対多数で続いた場合でも断念されないかということなんですよ。 | ||
○岡崎委員 それでは根気強くまた反対運動が広がっていくというふうに思います。 いずれにせよ、安保条約についてお触れになりましたけれども、こういう事態を招くからこそ国民は安保条約にも反対するわけなんですよ。また、島民の人たちの中にも安保条約についての批判が広がるわけなんです。つ...全文を見る | ||
02月26日 | 第104回国会 衆議院 外務委員会 第4号 議事録を見る | ○岡崎委員 決起したフィリピン民衆の反独占、民主化の闘いを、私も感動をもって注目した一人でございます。 けさの報道によりますと、マルコス王朝の崩壊とか独裁者去るとか、大見出しで書いてありました。ところで政府は、これまでのマルコス政権についてどう評価されたのか、腐敗した独裁政権...全文を見る |
○岡崎委員 昭和五十三年の十二月に出されました在フィリピン日本大使館の「フィリピン事情」にも、マルコス政権というのは基本的には独裁政権であるというふうに書いてあるのですね。二十年間はともかくとしまして、安倍さんが外相になられてからの後でも結構でございますけれども、やはり腐敗した独...全文を見る | ||
○岡崎委員 フィリピンの国民は判断したからやったのですよ。日本政府は判断なさらないのですか。どうでしょう。 | ||
○岡崎委員 どうもおかしいですね。内政干渉はうまくないですよ。しかし、とにかくもう亡命したわけなんです。亡命したマルコス政権が腐敗した独裁政権であったということが言えないのは残念だと思うのですが、これはやはりはっきりさしてもらいたいと思うのです。どうでしょうか。 | ||
○岡崎委員 繰り返して失礼ですけれども、問題があったというのは独裁だったということでしょう。それをお認めにならないのでしょうか。 | ||
○岡崎委員 何回聞いても、日本政府として認めるという発言がないようですが、そういう姿勢がというふうに思います。 ところで、問題があったことをお認めになったし、フィリピン国民からするならば独裁政権であったということはお認めになったわけですけれども、そうだとするならばそれなりの対...全文を見る | ||
○岡崎委員 適正な使用とおっしゃいますが、具体的にどういう措置をおとりになったかということを聞いているわけなんです。 | ||
○岡崎委員 先ほどからも御質問があったように、この援助が適正にフィリピン国民の生活や福祉の向上に役立ったとは言えない点があるわけなんです。これは非常に腐敗している政権だからなんです。独裁政権だからなんです。それにふさわしい措置が必要であったと思うのです。そういう例はいっぱいありま...全文を見る | ||
○岡崎委員 今の御説明を聞いても、こういう腐敗した政権、独裁政権の政治的基盤を支えるような役割を果たしたということについて、否定なさるようなお話になっていないわけですね。私は、こういう戦略援助にこそ問題があろうというふうに思うのです。 ここは、御承知のようにクラーク空軍基地や...全文を見る | ||
○岡崎委員 独裁政権に対する経済援助というのは、やはり本当に見直してみる必要があるように思うのです。独裁政権そのものを援助する結果になるからなんです。 そこで、最後にお尋ねしますけれども、フィリピンにおける変化によって、周辺の東南アジア地域、特にアジア、インドネシア等について...全文を見る | ||
○岡崎委員 最後に一言、先ほどの質問のときに、今のアキノ氏に平和的に政権が移譲したというふうに御答弁があったのですけれども、これは中身によってはいろいろと問題があると思うのです。これは不正選挙の結果成立したマルコス政権から平和的に政権が移譲したというふうに認識されるのか、それとも...全文を見る | ||
○岡崎委員 それでは、マルコス政権は選挙後成立したというふうにはごらんにならないわけですね。選挙の結果マルコス政権が一たんできたという認識ではないというふうに見て、よろしゅうございますね。 | ||
○岡崎委員 よくわからぬけど、いいです。 | ||
03月06日 | 第104回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号 議事録を見る | ○岡崎分科員 私は、最近の税務調査の問題についてお尋ねいたします。 最近納税者の方々から税務署の税務調査がひどくなったという苦情をよく聞きまして、私自身都内の幾つかの税務署を訪ねて調査をしてみました。末端の税務行政が果たして公正、適切に行われているかどうか。しかし共通して言え...全文を見る |
○岡崎分科員 「税務運営方針」を税務行政の基本にするということは変わりないかということを聞いているのです。ずばりお願いします。 | ||
○岡崎分科員 それは基本だということですね。 | ||
○岡崎分科員 そうしますと、国税庁は「税務運営方針」を基本にされながらそれが必ずしも第一線では励行されてないということは、第一線の税務署員に徹底してない点があるのじゃないか、そういうふうに思われるのです。 これは昭和五十二年十一月十七日の衆議院決算委員会での当時の磯辺国税庁長...全文を見る | ||
○岡崎分科員 そうであれば結構でございますけれども、大臣に聞いてもらいたいのですが、私は品川区の荏原税務署に行きまして、真っ先に「税務運営方針」の備えつけございますかと聞いてみたのですよ。ところがないのですね。こういうところもあるということを発見してびっくりしました。全員に配付し...全文を見る | ||
○岡崎分科員 そうしますと、大臣もこれが基本でありその方針で教育し徹底していると御認識されているというふうに承りました。 そこで、私の調べたところでは、税務調査の中で特に反面調査のことが非常に大きな問題になっているわけです。この反面調査がどれほど業者いじめかということについて...全文を見る | ||
○岡崎分科員 今言われましたように、「税務運営方針」の中でも反面調査というのは客観的に見てやむを得ざる場合に限って行うとなっているのですね。決して主観的じゃないのです。客観的なのですね。やむを得ざる場合に限ってというのは、おっしゃるような趣旨で厳格に守ることになっているわけですけ...全文を見る | ||
○岡崎分科員 そのような厳格な規定があるのは営業にいろいろな支障をもたらすからなのでしょう。そういうふうな認識があるからなのでしょう。そのことをお聞きしているのですよ。 | ||
○岡崎分科員 やむを得ざる場合は当然「税務運営方針」に従ってやることになるのですけれども、そうじゃない場合がかなり多いのですね。調査官の主観的な判断で非常に安易に、業者の痛みも考えずに乱発されておる例が非常に多いのです。私は、去年の暮れからことしにかけて、ここに持ってきましたけれ...全文を見る | ||
○岡崎分科員 そうしますと、反面調査については「税務運営方針」に書いてあるとおり客観的に見てやむを得ざる場合に限ってという立場できちっと指導なさるということでございますね。もう一度お願いします。 | ||
○岡崎分科員 今本当にやむを得ざる場合というふうにおっしゃいました。私が挙げたたった二つの事例でも協力しているのですよ。協力しようと言っているのですよ。それをあえて反面調査されているところが問題なんですよ。こういう点はぜひ改めるように指導を徹底してもらいたいと思います。 そこ...全文を見る | ||
○岡崎分科員 理解と協力ということを大事にする考え方があれば、こういう態度には出ないと思うのです。そういう点についての指導がまずいからそういうことが起こっていると思うのです。これは税務署側も非を認められましたからこれ以上突きませんけれども、社会通念上まずい方法、そして納税者の信頼...全文を見る | ||
○岡崎分科員 次長さん、それは当たり前のことなんです。私が言っているのはそんなことではなくて、任意調査ですから警察の捜査まがいのことをやってはいかぬということです。そういうことをやってノイローゼにまで追い込んで修正申告を出して、しかしおもしろくないからきちっともとをただしてみると...全文を見る | ||
○岡崎分科員 申告納税制度の理念に沿って公正、独立の立場から納税者の権利、信頼を守っていくというのが税理士法にも書いてある税理士の使命でございますね。 色分けしないとおっしゃいますけれども、協力的、非協力的と、色分けじゃございませんか。税務調査のとき、それぞれの事案についてそ...全文を見る | ||
○岡崎分科員 今おっしゃったような立場でしたら、やはりこういう税理士の独立、公正を侵す懸念のあるようなことはなさらない方がいい、私は廃止すべきだというふうに思います。 そこで大臣、最後でございますけれども、税務調査の実態につきまして、私はみずからの調査を含めましてやはり「税務...全文を見る | ||
○岡崎分科員 終わります。 | ||
03月07日 | 第104回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号 議事録を見る | ○岡崎分科員 逗子市における米軍住宅建設問題に関連して質問したいと思います。 去る三月二日、逗子の市民は米軍住宅建設に反対してリコールで市議会を解散に追い込んだわけです。これに対して防衛施設庁は、地方自治の精神を私たちから言うならば踏みにじって、あくまで米軍の要請にこたえよう...全文を見る |
○岡崎分科員 そうしますと、兵器部ではなくなったわけですね。 | ||
○岡崎分科員 大量の米軍の住宅をつくろうというわけでしょう。その所管も知らないでどうして仕事ができますか。また知ろうともしない。これは質問の項目としてきのうお伝えしていたはずです。名称は昨年十一月に池子住宅地及び海軍補助施設というように変わっておりますけれども、その所管がどこに変...全文を見る | ||
○岡崎分科員 一々とは何ですか。国会で正式に、聞いているのですよ。所轄が変わったくらいのことは言ってくれてもいいのじゃないですか。変わっていないなら変わっていないと。変わったことを承知していないということでよろしゅうございますね。 | ||
○岡崎分科員 池子の人たちがあれだけ緑を守りたい、自然の大公園をつくりたいという願いで反対をされているわけです。そういう人たちを説得するためには、米軍の所轄ぐらいのことは調べておっしゃってもよろしいと思うのです。極めてそれは無責任だというふうに考えるわけであります。 昭和五十...全文を見る | ||
○岡崎分科員 不足している状況については変わらないということですが、千三百ということについても変わりはありませんか。 | ||
○岡崎分科員 米軍の方から要請があってからもう既に数年たつわけです。独身者は結婚もしますし、結婚した人は子供も生まれるわけです。また子供も成長しますと一部屋では足りなくなってくることがありますね。住宅条件というのはいろいろ変化があるのですよ。何年たっても千三百に変わりないというこ...全文を見る | ||
○岡崎分科員 塩田防衛施設庁長官の当時のあれによりますと民間から借りているという話になっていますよ。だから二千戸というのは、あれは民間から借りているのではありませんか。基地外じゃありませんか。そうおっしゃっているわけですよ。 | ||
○岡崎分科員 読み上げられていますが、どうもはっきりしませんね。 施設庁によりますと、現在米軍基地内には千三百というふうに聞いたのですが、何か今の話では二千三百なんですね。いいです、その数は。 基地内に住宅建設する余地はございませんか。 | ||
○岡崎分科員 そちらの理由は現在の不足だと盛んに言われていますね。しかし、実際にもし池子に米軍住宅ができるとするならば何年先のことになりますか。現在の用に足りるということになりますか。 | ||
○岡崎分科員 大臣がお見えになりましたので、今の問題はまた後に再度触れたいと思います。 横須賀を母港としている空母ミッドウェーについてですが、昨年の米国防報告ではミッドウェーを取りかえる計画を検討すべきであろうというふうに記入しておりました。ことしの国防報告によりますと、特に...全文を見る | ||
○岡崎分科員 一九九〇年の初頭にもですね。わかりました。 レーマン米海軍長官も二月五日、米下院軍事委員会の公聴会での報告の中で、我々はミッドウェーを二ミッツ級に交代させるために、一九九二会計年度において長期の資金を要求する方針だ、こういうふうに述べられています。これは一九九〇...全文を見る | ||
○岡崎分科員 これは日本に対しても少なからぬ影響を与えるわけでございます。ミッドウェーの場合は通常型でありまして五万トン級なんですね。しかし、二ミッツ級になりますと八万トン級で原子力空母なんです。カール・ビンソンもその一つなんですけれども、これがミッドウェーにかわって横須賀を母港...全文を見る | ||
○岡崎分科員 そうしますと、ミッドウェーが二ミッツに変わることも承知している、ミッドウェーは横須賀を母港化していますから、当然今度は二ミッツ級の空母が横須賀を母港化することも承知しているし、安保条約上の手前、これを拒否する立場ではない、そのようなのが政府の姿勢だというふうに了解し...全文を見る | ||
○岡崎分科員 いずれにせよミッドウェーが二ミッツにかわることについては承知されているし、ミッドウェーが九〇年代初めに交代することについては知っていらっしゃるわけですね。これは今後重大な問題を含んでいるということを指摘しておきたいと思います。 報道によりますと、防空ミサイルを装...全文を見る | ||
○岡崎分科員 一九八五会計年度のアメリカの軍事建設計画の中で、横須賀基地の係船用ドルフィン建設に関して説明がこういうふうになされています。 新しいクラスの駆逐艦や巡洋艦が一九八六会計年度には入港するが、これらの艦艇は、現在第六バース、第七バースを使用している大部分の艦艇にく...全文を見る | ||
○岡崎分科員 具体的な計画は聞いていないというふうなお答えでございますけれども、現に横須賀では工事が進んでいる。そして、米軍の文書によりましても、これが新しいクラスの駆逐艦、巡洋艦だと言っているから、これははっきりAEGIS艦用にこういう工事が進んでいるということを考えることも決...全文を見る | ||
○岡崎分科員 いずれにせよ、横須賀基地が二ミッツ級の母港化になろうとしたり、AEGIS艦の母港となろうとしてみたり、そういう強化の方向にあることははっきりしていますし、また新しく池子につくられようとしている住宅がこういう母港化された乗組員の住宅に提供されることは、はっきりしている...全文を見る | ||
○岡崎分科員 私たちもまたちゃんと実地に調査をしてから、こういうことがあったけれども拒否されたということを聞いてきますが、施設庁はこれを承知してませんか、所轄が違うからわかるのじゃありませんか。 | ||
○岡崎分科員 どこも知らぬわけですか。いずれにせよ、断られたのは逗子市の教育委員会であり神奈川県なんであります。 それではお聞きしますけれども、地位協定の第十六条でも、米軍が日本国の法令を尊重するということははっきり書いてあるわけですね。池子基地内に、特に今秘密にしなくちゃい...全文を見る | ||
○岡崎分科員 それでは、正式の要請があればその実現のために努力していただけますね。大臣、頑張っていただけますか。 | ||
○岡崎分科員 ないと言っても現に断られているわけなんです。しかし、それではこれから要請があればちゃんと米側に伝えて実現を図ってくれるかということを聞いているわけです。検討するじゃなくて、そのようにやるということをはっきり明言してもらいたいと思うのです。 | ||
○岡崎分科員 大臣、それでよろしゅうございますね。 | ||
○岡崎分科員 では、そのように頑張ってもらいたいと思います。終わります。 | ||
03月20日 | 第104回国会 衆議院 本会議 第12号 議事録を見る | ○岡崎万寿秀君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、いわゆる補助金臨時特例法案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 質問に当たって、私は、昨年の補助金カット一括法案を審議した際の政府答弁を読み返し、強い憤りを覚えました。そこで政府は、繰り返し国民生活に直接影響は...全文を見る |
○岡崎万寿秀君 (続)それとも、軍事栄えて福祉、地方自治を枯らす路線を無反省に突っ走るのか、総理の姿勢をただすものであります。 最後に、またしても議会制民主主義を無視し、一括処理方式で提出された本法案の撤回を強く要求して、私の質問を終わります。(拍手) 〔内閣総理大...全文を見る | ||
04月09日 | 第104回国会 衆議院 外務委員会 第7号 議事録を見る | ○岡崎委員 本日の委員会は、フィリピンのマルコス疑惑そして日本の対外経済援助問題等について、集中的に質疑が交わされました。私、ずっと注意深く聞いてまいりましたが、どうもすっきりしない点が幾つかございます。端的にお聞きしたいと思うのです。 マルコス疑惑を解明する第一歩というのは...全文を見る |
○岡崎委員 藤田さん、少し勘違いされた答弁なすったと思うのです。私は三点聞いたんしゃない、最後の一点についてお聞きしたんです。つまり、安倍外相も、受注企業名については当然出したっていいんじゃないかという答弁をされていましたし、今後話し合う必要が出てくると思うというふうに述べていら...全文を見る | ||
○岡崎委員 御承知だと思いますけれども、一九七八年の四月五日当委員会は、全会一致で対外経済協力に対する決議を行っています。この中では、「その実施に当っては、不正の疑惑を招くことのないよう十分配慮すること。」ということが明記されているわけですね。この立場に立っても、現に今不正疑惑が...全文を見る | ||
○岡崎委員 きょうずっと私聞いていまして、そこがよくわからないし、皆さんもそこが納得できないという点なんですよね。向こうも協力すると言っているし、決して拒否しているわけじゃないのです。なぜ、話を持ちかけようとしないのか。企業名を明らかにされたからといって、そのこと自身が不正という...全文を見る | ||
○岡崎委員 疑惑は日本でも起こっていますし、日本でもこの問題についての国会決議があるわけなんですね。そのときに、どうしてフィリピン政府がやらない限りはうちは何にもしない、座して待つという態度なのか、話を持ちかけてもいいんじゃないかというのは国民の常識じゃないかというふうに思えるの...全文を見る | ||
○岡崎委員 そういうところに、政府のこの問題に対する大変遺憾な姿勢があるというふうに私は思います。同じ繰り返しになると思いますので、次の三宅島のNLP問題について質問したいと思うのです。 私ども、三月二十一日、二十二日、三宅島の現地で対話集会を開きまして、自民党の集会を上回る...全文を見る | ||
○岡崎委員 施設庁の方はこの機会に随分PRなさりたいでしょうけれども、短時間でございますので簡潔に答弁を願いたいと思うのです。 今お話を聞いても、誤解しているのは施設庁の方ですよ。婦女子が暴行を受けるなんて考えている人はいませんよ。それから、説明会をやればそれは強制収用の第一...全文を見る | ||
○岡崎委員 全然質問に答えていませんけれども、少なくともNLP基地化への第一歩であることは間違いないと思うのですよ。質疑その他をやりたいと言うのですけれども、そのねらいははっきり基地化にありますので、そういう実績づくりには反対だという島民の意思は当然だというふうに思うのです。 ...全文を見る | ||
○岡崎委員 NLPでございますから、どこでやるかということなんですよ。当時は、主として三沢及び岩国でやるというふうになっていましたね。このように了解されたと思いますけれども、どうですか。 | ||
○岡崎委員 今言われたように、主として三沢及び岩国でやってきた、それは米軍が了解しての上のことでしょう。横須賀の母港化の際に米軍は、NLP訓練は主として三沢及び岩国でやるということを了解の上でやっているわけでしょう。 | ||
○岡崎委員 厚木についてはそうじゃないのですよ。私はそのときの、昭和四十八年十月六日付の神奈川新聞を持ってきましたけれども、神奈川の津田知事自身が談話として述べられているわけです。これは、ミッドウェーの母港化の問題についてロジャース在日米軍司令官と会談したときのあれとして、「同飛...全文を見る | ||
○岡崎委員 事実上主として三沢そして岩国でやってきた、しかし厚木については、やらないという保証はなかったということなんですね。しかし、現実にやらないということを県知事にも米軍司令官が言明しているわけだし、県議会でもそのことが明らかになっているわけです。その事実を外務省は知らなかっ...全文を見る | ||
○岡崎委員 米軍は自発的にそして本格的にやらなかったということ、そのことを承知していて、県知事等が述べているようにやらないという確認についてははっきりおっしゃらないわけです。しかし、その米軍が一九八二年二月から厚木でNLPを始めたわけなんですね。この実施に当たっては外務省の方に連...全文を見る | ||
○岡崎委員 少なくとも知事にはやらないという約束をしていますし、自発的にやっていなかったわけですから、ああいう人口密集地域でやることについては、住民に与える被害は人なんです。そういう点で、連絡があった場合に遺憾の意ないしはやめてくれ、そういう抗議の意思表示なり中止の申し入れなりな...全文を見る | ||
○岡崎委員 横須賀は首都圏の入り日なんですね。人口、その周辺だけでも三千万住んでいるところなんですよ。ここにミッドウェーの母港をつくるとなれば、当然NLP問題が起こってくる。これが首都圏に、もしその周辺につくるとなれば、そのことを当時からはっきりと国民に説明をし、そして国民の大方...全文を見る | ||
○岡崎委員 誠実に履行する上でも、やはり人口密集地の首都圏に母港を置くべきではないということを強調して、私の質問を終わります。 | ||
04月11日 | 第104回国会 衆議院 外務委員会 第8号 議事録を見る | ○岡崎委員 本条約の提案理由の説明によりますと、「この条約の締結によって日ソ間の二重課税が回避されることにより、両国間の経済活動の円滑化が図られ、また、両国間の交流が促進されるものと期待されます。」このようになっております。この中には、当然両国間の科学技術の交流も入っているという...全文を見る |
○岡崎委員 自民党が出しています「総合政策情報」によりますと、アメリカ国防総省は昨年九月十八日に「ソ連による西側主要軍事技術の取得」というレポートを発表して、その際ワインバーカー国防長官は「ココム加盟国に対しても対ソ流出規制の強化を要請」したというふうに書かれています。日本はこの...全文を見る | ||
○岡崎委員 この要請を受けたかということを聞いているのですよ。要請を受けましたか。 | ||
○岡崎委員 しかし、いずれにせよ今ココムの制約の中で、そういう各国間で協議されているというわけですから、大体こういう見地でなさることになろうと思うのです。そうしますと、こういう租税条約を結んでも、科学技術の交流の面ではなかなかスムーズに広がっていかないというのが状況じゃないかとい...全文を見る | ||
○岡崎委員 それでは、これまで二回、そして今回は民間代表団も含めて第三次の調査であったわけですが、大体これで最終判断をされるおつもりなんでしょうか。 | ||
○岡崎委員 そうしますと、第三次をもって調査は終わった、これからどうするかは協議中だというふうになるわけでございますね。これは非常に大事だと思いますが、十三日に安倍さんも中曽根首相と御一緒にレーガンさんとお会いになるわけです。また、五月初めには東京サミットもございますけれども、こ...全文を見る | ||
○岡崎委員 それは、東京サミットにおいてもそうでございますか。 | ||
○岡崎委員 昨年十一月八日の当委員会で私の質問に対して栗山北米局長は、技術面、制度面、法律面、そういう点について種々詰めるべき点があるというふうに答弁されたわけです。今、安倍外相の話によりますと、技術面についてはほぼ調査が終わったけれどもというふうに答弁なさいましたが、そうします...全文を見る | ||
○岡崎委員 調査は終わったけれども、まだあれこれの問題点があるというふうな御答弁のようでございますが、その一つに、一九六九年五月の衆議院本会議における「わが国における宇宙の開発及び利用の基本に関する決議」というのがございますが、これはSDI研究参加との関連が当然出てくる決議でござ...全文を見る | ||
○岡崎委員 ただいま尊重するという御答弁でございますが、そうしますと、当然民間企業が参加する場合においてもこの決議は拘束力を持つ、こういうふうに判断してよろしゅうございますか。 | ||
○岡崎委員 尊重するということになっていますので、当然尊重する立場で検討をしていただく以外はないと思いますが、この決議の中身は、「平和の目的に限り」というふうにうたっているわけです。この「平和の目的に限り」というのは、国会でのいろいろな答弁を見ましても、非軍事であり非核であるとい...全文を見る | ||
○岡崎委員 これは外相じゃなくて結構ですけれども、この国会決議の有権的解釈が、「平和の目的に限り」というのは非軍事であり、非核であるということ、この中身についてはそのとおりと理解してよろしいですか。 | ||
○岡崎委員 国会の有権的解釈は既に答弁されていますし、答える段階にないという筋合いのものじゃないというふうに思うのです。既に国会自身でそのことを表明しているわけですから、それを尊重してもらわなくちゃいけないと思うのですよ。 そこで、お聞きしますけれども、SDIというのは、これ...全文を見る | ||
○岡崎委員 非核かどうかについてはこれまでも議論してきまして、私たちはこれは核兵器であるし、宇宙への核軍拡を広げるものだという批判をしているわけですが、今お聞きしているのは、そういう核にかかわる問題じゃなくて、兵器かどうか、軍事兵器体系かどうかということについて聞いているのですよ...全文を見る | ||
○岡崎委員 そういうふうな御答弁ですけれども、いずれにせよ国会決議は、宇宙の利用というのは非核であり、非軍事に限るというふうになっていますので、これと矛盾するようなSDIへの研究参加は厳しく戒めていただく、これが国会決議を尊重する態度であろうというふうに思うのです。 時間も来...全文を見る | ||
○岡崎委員 中曽根さんは、ウィリアムズバーグ・サミットでもボン・サミットでも、レーガンさんの意向を受けて核兵器問題についてはなかなか積極的な御発言等もなさっていますので、質問をしてみたわけです。 今の安倍外相の御答弁を聞きますと、日本が自主的な立場でやるので、たとえレーガン大...全文を見る | ||
○岡崎委員 時間が参りましたので終わりますけれども、そのことは東京サミットについても同じなんですね。東京サミットについても同じような姿勢で貫いていく、したがって、ここで研究参加するようなことはしないということなんでしょう。 | ||
○岡崎委員 東京サミットで、かつて中曽根総理がウィリアムズバーグ・サミットやボン・サミットで話されたような、非核国日本の国民の意思に反するような態度をとられないことを強く要望しまして、質問を終わります。 | ||
04月11日 | 第104回国会 衆議院 環境委員会 第3号 議事録を見る | ○岡崎政府委員 私どもの公害研究所で、地球的規模あるいは全国的規模で環境汚染の状況を調査、フォローするのには、どういう場所でそういうものを観測するのが一番よいだろうかというような観点から、その開発の手法も含めまして研究を続けておりますけれども、それの候補地として、人為的になるべく...全文を見る |
○岡崎政府委員 この研究自体はまだ研究中でございまして、国立公害研究所の特別研究と申しておりますけれども、五十八年度から六十二年度までの研究でございます。 先生のお目にとまりました新聞記事及びその研究に従事しております。一人の研究員が個人の研究論文としてまとめたものは、研究の...全文を見る | ||
○岡崎政府委員 農薬の大気汚染という調査は、それを目的としてしたことは今のところございません。 | ||
○岡崎政府委員 今摩周湖の話から出てまいっておりますけれども、先ほどもちょっと申し上げましたように、摩周湖のBHCの出たそのレベルと申しますのは、私、さっき極めて低いと申し上げてちょっと先生にたしなめられたわけでございますけれども、科学的に申しますと極めて低いレベルでございまして...全文を見る | ||
○岡崎政府委員 今先生がおっしゃられました、いろいろ私どもの今までの経験でございますとか勉強の結果等につきましては、いろいろ国際交流もございます。なお、国際機関でも、例えばバンコクにはUNEPの東南アジアの事務局もございます。そういったいろいろ多角的な交流の中で知識、情報等をお伝...全文を見る | ||
○岡崎政府委員 今後十分配意してまいりたいと思います。 | ||
05月07日 | 第104回国会 衆議院 外務委員会 第11号 議事録を見る | ○岡崎委員 今回のサミットというのは、国際平和年に開かれたという点で特色がありますし、また被爆国日本で、そして日本が議長国になって行われたという点でも大きな特色があろうと思うのです。国際平和年の宣言には「核の脅威を含む平和に対する種々の脅威の除去」、こういう文章もうたわれています...全文を見る |
○岡崎委員 気持ちは反映されていると言いますけれども、文章にはない。どの程度の努力をされたのでしょう。つまり、日本の総理としてあるいは外相として、被爆国日本で国際平和年の年に行われるそういう重大な東京サミットでございますから、ここに核兵器廃絶の言葉ぐらいは明記するように努力される...全文を見る | ||
○岡崎委員 記者会見で言われるだけで実際上文書に明記しなかったというのは、やはりそういう努力が弱かったということのあらわれではないか。そういう姿勢では困ると思うのですが、その反面、政治宣言の中には「抑止しうる強力で信頼性ある防衛力を維持する」、これが非常に強く指摘されているわけで...全文を見る | ||
○岡崎委員 安倍外相、私が聞いたのは、SDIも含まれるかと聞いているのです。これへの参加の動きもいろいろ報道されていますし、そのことなどを含んだ言葉がということです。 | ||
○岡崎委員 それでは、ここに書いてある「抑止しうる強力で信頼性ある防衛力」の中にはSDIは入っていないというように明言されましたね。よろしいですね、それで。簡単にお願いします。 | ||
○岡崎委員 したがって、入っていないということでしょう。 それではもう一回聞きます。安倍外相は日本の防衛問題についても触れられましたけれども、アメリカの方の強い要請で防衛大綱の見直しの問題、さらに別表を変えるという問題等が強く要望されてきていたわけです。これは日本の軍備拡大に...全文を見る | ||
○岡崎委員 いずれにせよ、こういう形で核兵器廃絶という問題を明確にしないばかりか、西側同盟国の軍拡を一層促進するような内容、私はこれは非常に国民にとっては問題の多いサミットであったということを指摘しておかなくちゃいけないと思うのです。 リビア問題について触れますけれども、私ど...全文を見る | ||
○岡崎委員 それではお聞きしますけれども、西ドイツで起きたディスコ事件にリビアが関与したということについては詳細な説明を受けた、認識を深めたというふうに外相おっしゃいました。それでは、もう一方のアメリカのリビア爆撃について、なぜ詳細な説明を受けないのか。大臣は、詳細な説明を受けて...全文を見る | ||
○岡崎委員 国際テロについては詳細な報告を受けた、アメリカのリビア爆撃については詳細な説明を受けてないので判断できない、これではやはり一面的だと思うのですね。アメリカと会っているわけですから、当然その情報についても説明を受けるべきであったというふうに思うのです。 今、大臣は、...全文を見る | ||
○岡崎委員 今の話によっても最終的な判断をすべき立場にないということですが、連続してそういうテロ事件が起こったからといって他に手段がないわけじゃないわけですね。武力行使というのが最小限の措置であるということは、とんでもないことなんです。こういうことなどについては、アメリカ側にもっ...全文を見る | ||
○岡崎委員 各国の政策、それぞれあったにしても、やはり赤字の原因がアメリカの大軍拡にあるということなどは率直に指摘すべきではないか、そういうふうに思うのです。 それで、経済宣言に書かれている各国の経済政策を監視する機構、これは内政干渉的な仕組みになる懸念が表明されています。特...全文を見る | ||
○岡崎委員 リビア問題をとりましても円高問題をとりましても、結局アメリカに押されっ放してはありませんか。これでは日本の国益は守れないと思うのです。ロン・ヤス関係を言うならば、やはりもっと日本の自主的な立場を強く主張する関係であってほしいと思うのですが、今回の東京サミットに見られる...全文を見る | ||
05月09日 | 第104回国会 衆議院 外務委員会 第12号 議事録を見る | ○岡崎委員 日中原子力協定を見る場合、最も懸念するのは安全性の問題です。けさのニュースによりますと、ソ連の原発事故からオランダは二基ないし四基計画していた原発を凍結するという話だし、ユーゴも無期延期だということであります。日本は世界第四位の原発先進国でありますし、特に人口欄密な地...全文を見る |
○岡崎委員 口頭による指示というのは少し足らぬように思いますね。ほかの国では、政府自体が凍結したり無期延期をしたりするくらいの慎重な態度で臨んでいるわけです。その辺では、政府の姿勢はこの問題についての対応という点でも弱いということを指摘しておきたいと思うのです。 昨日、通産省...全文を見る | ||
○岡崎委員 万一を許されない原発事故だけに、安全性の問題についてどうかと聞いたわけですが、今の対策だけでは不十分だと私は思うのです。アメリカでもスリーマイル島の原発事故がありましたし、今回はソ連で起こっています。二つとも核大国なんです。そこでも炉心事故が起こっているわけなんです。...全文を見る | ||
○岡崎委員 安全のためにも大いに努力することはより必要だと思いますけれども、今の技術水準、工学的に見ても技術的に見ても、まだ原発そのものが未完成品だということ、多くの科学者の警告なんです。そういうときに日本はどんどん原発をふやしていく、そういう政策をとっているわけなんで、私たちは...全文を見る | ||
○岡崎委員 どちらが先か後かということでは話は進まぬと思うのです。ソ連のアジアにおけるSS20を廃絶させる、そうするためにはやはりアジア全体のすべての核を廃絶するという、そういう強い姿勢がないとだめだと思うのですね。日本政府にそういう姿勢がございますか。 | ||
○岡崎委員 日本にはないと言っても、日本と軍事同盟の関係にあるアメリカが日本周辺に核を配備しているわけなんですね。今言われたように、三沢へのF16の配備とかあるいはソ連まで届くトマホークの極東配備とか、それに対して非常にソ連は懸念を表明しているわけです。今のソ連のSS20の配備の...全文を見る | ||
○岡崎委員 INF交渉が米ソ間で、主としてヨーロッパを中心に展開されたことは言われるとおりなんです。グローバルにアジアに目を向けるということも必要だと思いますし、私たちも、ソ連のSS20の撤廃ということについては強く要求しているものなんです。しかしソ連としては、F16の三沢配備や...全文を見る | ||
○岡崎委員 双方のINFが対峙しているヨーロッパとの違いがアジアにあることは当然なんです。しかし、三沢のF16やトマホーク等がアメリカの核戦力であることは事実だし、ソ連がそれに懸念を表明してSS20をより増強していることも事実なんですね。そういうときにソ連のSS20を廃棄させよう...全文を見る | ||
○岡崎委員 そうしたアメリカの核について批判的な姿勢、これを撤去させる姿勢がなくしては、アジアの核の脅威は一掃できないということを強く主張して、時間が来ましたのでこれで終わります。 ――――◇――――― | ||
05月16日 | 第104回国会 衆議院 外務委員会 第14号 議事録を見る | ○岡崎委員 SDIの研究参加問題で既に二回の関係閣僚会議が開かれて、ただいま検討中という御答弁でございました。次回は参議院選挙後だと承っていますが、そこで最終判断をなさることがあり得るのか、また、総理の在任中に、ただいまおっしゃったような慎重検討中ということで終わることもあり得る...全文を見る |
○岡崎委員 何もお答えない。 一九六九年五月に宇宙の平和利用に関する国会決議があることは御承知のとおりで、総理は、これについてもちろん尊重し守っていくということを何回か国会でも答弁されているわけです。総理の言われる尊重というのは、SDI研究参加が国会決議と矛盾抵触する場合は国...全文を見る | ||
○岡崎委員 お聞きしたのは、矛盾した場合、国会決議を優先させるかどうかという点でございます。いかがでしょうか。 | ||
○岡崎委員 国会決議に従うということになれば、矛盾した場合は国会決議に拘束される、そういうふうに理解してよろしゅうございますね。 | ||
○岡崎委員 従うのですから、これは当然拘束される。それじゃ、従うとおっしゃる、尊重する立場ですね。 この国会決議の中に「平和の目的に限り、」という記述があります。それは、しばしば国会の有権的解釈でも非軍事だというふうになっていますし、総理へもそういう質問が幾つかあったようです...全文を見る | ||
○岡崎委員 総理の判断はここで言われないのでしょうか、総理の判断をお聞きしたいと思います。 | ||
○岡崎委員 総理も、SDIについては、これが非核兵器であり防御兵器体系だというふうに述べられている。つまり、兵器体系といえば非軍事ではないということを示しているわけですね。国会決議というのは専ら平和目的に限る、それは非軍事ということをはっきりうたっていますので、政府のこれまでの有...全文を見る | ||
○岡崎委員 進まないようでございますので、国会決議にも矛盾し、宇宙の核軍拡につながるようなこういうSDI研究参加は絶対にやめるべきだということを主張して、三宅島の問題に移りたいと思います。 三宅島NLP基地化をめぐって、この間政府・自民党のあらゆる努力にもかかわらず、四千三百...全文を見る | ||
○岡崎委員 事実の重みを認識なさるかどうかという点と、これまでのやり方ではうまくいくはずはない、反省はないかということをお聞きしているのですが、もう一回その点について具体的にお願いしたいと思います。 | ||
○岡崎委員 実態を認識するというのは事実の重みを認識されたということでしょうから、これまでのやり方、いいとお思いでしょうか、反省はないかという第二の問題についてお答え願いたいと思います。 | ||
○岡崎委員 島民は誤解しているんじゃないんだ、誤解しているのは住民の本当の気持ち——緑と平和を守りたいという、暮らしを第一に考えたい、そういう産業基盤を壊すような基地化は嫌だ、NLP施設は嫌だというのが正直な気持ちだ、誤解しているのは政府じゃないかというのは島民の多くの意見である...全文を見る | ||
○岡崎委員 失礼ですけれどもあと何カ月もありませんけれども、相当努力されてもこういう結果なんですね。これは住民の意思に、圧倒的意思に逆らってはいけないということ、民主主義の基本を守らなくちゃいけないことだと思うのです。そういう見地から見ても、総理はこれまでと同じような方法を続けら...全文を見る | ||
○岡崎委員 施設庁側の意見は、かなり島民には徹底しているわけですね。ですから最近では施設庁の方も、説明会と言わずに対話集会ということで、むしろ島民の意見を聞きたいというふうに変わり始めているわけです。そうしても変わらないというのが島民の圧倒的意思なんです。ですから私は、島民の圧倒...全文を見る | ||
○岡崎委員 時間が来ましたので、これで終わります。 | ||
10月17日 | 第107回国会 衆議院 外務委員会 第1号 議事録を見る | ○岡崎委員 初めに、外相のアジア外交の基本姿勢についてお伺いしたいと思うのです。 今発売されています雑誌「世界」十一月号に、西ドイツの前首相のシュミット氏の「友人を持たない日本」という論文が出ています。外相、読まれたかどうか知りませんけれども、この中に次のようなことが書いてご...全文を見る |
○岡崎委員 侵略であるという国際的な批判、これを深く考えるということでございますが、それは、かつての日本の行った中国その他への戦争が侵略戦争であったということを率直にお認めになったということでよろしゅうございますね。 | ||
○岡崎委員 それはほかの国が言っていることを認識するというだけでしょう。日本の国はどう思うのか。中曽根さん自身だって、中国に対する侵略的事実を認められているのですよ。外相がこれを認めませんか。 | ||
○岡崎委員 侵略的事実と戦争そのものが侵略であったということとはちょっと距離があるように思うのですね。外相自身は外国が侵略であったというふうに批判していることについては認識するとおっしゃる。しかし、政府自身は、あるいは外相自身はこの事態を侵略と認めるのかどうか、このことをお聞きし...全文を見る | ||
○岡崎委員 かつて、これは小川文部大臣でしたけれども、衆議院の文教委員会で、昭和五十七年八月六日でございますけれども、そこではっきりと「侵略であったと申し上げます。」と文部大臣もこう言っているのですよ。 アジア外交を重視される倉成外相が侵略であったということを率直に言えないと...全文を見る | ||
○岡崎委員 それでは、それ以上言えないということでございますので、まあいいですよ。じゃ、先に進みましょう。 あなたはことしの十月三日の衆議院予算委員会で、アジアの諸国は過去において日本の国とのいろいろな不幸な関係にあったということを述べられましたね。不幸な関係というのは戦争の...全文を見る | ||
○岡崎委員 藤田さんに聞いたわけじゃないのですよ。外相に聞いている。これからアジア外交を担当される外相自身がどうお考えになっているのかということです。 なぜ聞くかといいますと、かつてのファシズムや軍国主義、この侵略戦争に対するきっぱりとした否定、これが戦後の国際政治の出発点で...全文を見る | ||
○岡崎委員 外相、どうですか。外相の見解を……。 | ||
○岡崎委員 それは答弁になっていませんよ。そんな答弁で外務委員会をごまかしちゃだめですよ。やはりしっかりした答弁をお願いしたいと思います。委員長に要求します。 それで、日韓条約の調印者であった椎名外務大臣も、仮調印で行った六五年二月十九日にも、朝鮮の植民地支配については、抽象...全文を見る | ||
○岡崎委員 併合条約が朝鮮側にも責任があったということを韓国の国民は怒っているのですよ。その感情を考慮してとおっしゃったのでしょう。だから、正直に言った方がいいと思います。 そこで問題になるのは、この併合が日韓の合意であったという、こういう見地なんですね。これは日韓基本条約の...全文を見る | ||
○岡崎委員 大臣が答弁しておるとおりのことをあなたが時間をとって言う必要はないですよ、端的に言ってもらいたいのです。椎名外相が、これは日韓両国の生きる道であった、合意であった、こういう見地を参議院の予算委員会で述べているけれども、同じ立場かどうかということを聞いているのです。藤田...全文を見る | ||
○岡崎委員 口では深く遺憾を言い、反省すると言いながら、中身については触れようとなさらない。ここにやはり戦後の出発点としての侵略戦争あるいは植民地支配に対する反省のあいまいさを強く指摘せざるを得ないわけですけれども、これがいかに朝鮮民衆の自由の意思を踏みにじった合併であったかとい...全文を見る | ||
○岡崎委員 また、藤田さん、あなた、時間つぶしするなよ。困るな、そういうことでは。 | ||
○岡崎委員 外相、同じですか。 | ||
○岡崎委員 こういう戦後政治の基本理念とも言える、かつての侵略戦争に対して深く反省する、そしておわびする、そういう見地をはっきりしないような態度というのはよくないと思います。これが今、中曽根さんの言っている戦後政治総決算、口では平和とか軍縮とか言いながら、実際上はこういう問題につ...全文を見る | ||
○岡崎委員 政府自身、安倍さんもちょいちょい言っていました、査察問題。中曽根さんも言っていました、検証問題があるんだと。いかなる検証も受け入れるというのが今度のゴルバチョフ・ソ連書記長の提案なんですよ。その見地に立つならば、少なくとも核実験の全面禁止ということは日本政府が言ってい...全文を見る | ||
○岡崎委員 外相は、問題は複雑だ複雑だと言って、結局何も答弁しないということなんですよ。日本の外務大臣としてどうお考えになるかということを聞いているわけなんです。 安倍外相はこう言っていますよ。これはことしの四月十一日の当委員会での答弁ですが、「日本といたしましては、核実験の...全文を見る | ||
○岡崎委員 いかなる査察も受け入れると言っているじゃありませんか。何がどうだか全然意味がわかりませんですね。 しかし、少なくとも従来の方針は続けるということをおっしゃいました。それならば、シュルツ国務長官とかスピークス副報道官の言っている核兵器を廃絶するまでは核実験は続けなく...全文を見る | ||
○岡崎委員 時間が来ましたのでこれで終わらざるを得ないのですけれども、今の中でSDIとのかかわりで核実験をやらざるを得ないという言葉をちょっと言われましたけれども、これは重大問題ですね。もしそうでなければ、はっきりとここでそうじゃなかったと、言い間違えたというふうに言ってもらいた...全文を見る | ||
○岡崎委員 終わりますけれども、究極的だから困るのですよ。今度の米ソ首脳会談を見ても、核兵器廃絶という課題を前面に掲げてこそ核実験全面禁止といった課題も実現していく、このことを改めて証明していると思うのです。きょうは時間がございませんから、そのことを強調して終わります。 ...全文を見る | ||
10月24日 | 第107回国会 衆議院 外務委員会 第2号 議事録を見る | ○岡崎委員 時間も少なくなりましたので、端的に質問いたします。 きょう審議しています国際小麦協定、この中の小麦貿易規約の第一条、そこには「小麦の貿易のすべての側面について国際協力を促進すること。」とうたっています。ところが国際小麦協定は七一年以来効果的な経済条項を欠いているわ...全文を見る |
○岡崎委員 その主要輸出国というのは具体的にはどの国ですか。 | ||
○岡崎委員 アメリカの名前が挙がりましたけれども、日本としては早く市場の安定供給という点からいってもこういう問題がなくなるように、イニシアチブをとってこういう欠陥を克服するように努力してもらいたいと思います。 時間もありませんので、次は食糧援助規約について質問いたします。 ...全文を見る | ||
○岡崎委員 その際、発展途上国の要望なり要求なりはどのように反映し、また考慮されるようになっているのでしょうか。 | ||
○岡崎委員 そのいろいろの考慮というのがまたいろいろな問題を含んでいるように思うのです。 そちらの方からいただきました参考資料を見ますと、一九八四年から八五年の我が国の援助状況ですが、この年はアフリカの飢餓問題が国際的にも大変な問題になっていまして、当然アフリカ難民に対する食...全文を見る | ||
○岡崎委員 若干ふえてもアフガンやカンボジア難民よりふえるというわけじゃないでしょう。いずれにせよそういう一つの政治判断が働いている。私どもはこの国際小麦協定について異論を持つものでありますけれども、その重大な問題がそこなんです。 ここに出されている統計を全部数字で計算しまし...全文を見る | ||
○岡崎委員 時間があればもっともっと論議したいのですけれども、この問題を見る場合、やはりアメリカとの関係がまた非常に色濃く残っていまして、戦略援助国に対するいわゆる戦略援助的な側面があるということを私たちは重視しているものです。大臣が言われるように、公正にこの規約の趣旨に沿って努...全文を見る | ||
○岡崎委員 相談にも応じないというわけではないのです。要求に応じないというのです。米を日本に輸入するその制限を撤廃せよという要求には一切応じない、そういう趣旨なんです。それについてどうかということです。 | ||
○岡崎委員 米は日本の基幹作物である、したがって米の輸入の自由化については一切応じないというふうに理解してよろしいのですか。 | ||
○岡崎委員 ぜひそういう姿勢を貫いてもらいたいと思うのです。 日本は瑞穂の国とおっしゃったように、長い伝統、文化、国民生活の基盤の上につくられている米でございますし、そういう点では、米の完全自給というのは当然日本の国策とも言えるものではないかと私は思うのです。大臣、そのような...全文を見る | ||
○岡崎委員 生産性を上げるために努力することは当然だと思います。あわせてというふうにおっしゃいますので、それはやはり一〇〇%、つまり完全自給という立場を貫くことが国策であるという考え方に基本的には御異論ないわけでございますね。 | ||
○岡崎委員 同じことを繰り返されましたけれども、一〇〇%完全自給ということは基本方針だというふうに今おっしゃいました。国策ということと同じことだというふうに理解しますが、ぜひそれを貫いてほしいと思うのです。 それにつけても、最近いろいろとアメリカにコミットする文書の中に、アメ...全文を見る | ||
○岡崎委員 先ほどから大臣が、米は日本の基幹的な農作物だとおっしゃっている。当然入っていなくてはいけないのです。前川レポートは単におっしゃるような軽いものではなかったはずですね。アメリカに見せたわけでしょう。 それで、その前川委員会を主宰されました前川前日銀総裁が朝日新聞の八...全文を見る | ||
○岡崎委員 わかりました。それで結構でございます。 では、前川レポートに書かれている中にははっきりと米は除かれているというふうに理解してよろしゅうございますね。 | ||
○岡崎委員 もう一つございます。それは日米諮問委員会報告です。八四年九月に出されたもので、「日本国総理大臣およびアメリカ合衆国大統領への提言」というものでございます。これ自身は、出された翌年の日米首脳会談で両首脳によって高く評価されて、中曽根首相自身も当時最大限に尊重すると言った...全文を見る | ||
○岡崎委員 準備がないのはやむを得ないと思いますけれども、これは総理自身が最大限尊重するとうたっている報告なんですよ。単なる、だれかが書いた、政府がそれについて何ら関係を持たないような文書と違うわけです。したがって、総理自身が尊重すると言い、両首脳で高く評価すると言った文書の中で...全文を見る | ||
○岡崎委員 私はきょうかなり準備してきまして、日本の穀物の自給率の問題については、もう自給率という見地じゃなくて、自給力という形で日米の相互関係で見直した方がいいといった、そういう財界人の発言等もあらわれていますし、そういう点などを見ると、政府の姿勢はそれで貫いてほしいと思います...全文を見る | ||
10月29日 | 第107回国会 衆議院 外務委員会 第3号 議事録を見る | ○岡崎委員 私は、ただいま北海道を中心に展開されています日米合同演習について質問したいと思うのです。 今回の日米合同演習は、日米三軍による初めての統合実動演習であるという点から見ましても、またA10などの在韓米軍が新たに参加したという点から見ましても、極めて重大な意味を持って...全文を見る |
○岡崎委員 八三年に北海道で行われましたヤマト83では、これは陸上の日米合同演習でございますが、ここでは核・化学汚染地域を設けた訓練が行われているわけでございます。放射能汚染の区域といいますと核が使用されたことが前提になりますし、核戦争を想定した訓練だと思うのです。 そこで大...全文を見る | ||
○岡崎委員 仮定の問題とおっしゃるけれども、現に米軍が展示しているのは対核攻撃用の装備も展示されていますし、さらに八三年の日米合同演習ではそういう汚染区域を設けた実動演習もなされているわけですね。これはやはり核戦争を想定したと言わざるを得ないし、今の答弁はどっちかよくわからぬです...全文を見る | ||
○岡崎委員 大臣はちょっと誤解されていらっしゃるようですが、私が聞いているのは訓練ですよ。演習の問題なんです。核戦争じゃなくて、そういう核戦争を想定するような演習がなされることは是か非かということについて政治的な御判断を聞いているわけです。 | ||
○岡崎委員 重大な発言だと思うのです。望ましくないけれどもそういう核戦争を想定した実動訓練があってもおかしくないという御答弁でございますが、これはしばしばアメリカの高官も言っていますし、ここに材料を持ってきていますけれども、今の訓練というのは実戦を想定したものだ、実戦と不可分のも...全文を見る | ||
○岡崎委員 来てもらってろくな答弁がないんで、そういう答弁だったら余り必要ないんです。現にあるはずですよね。言わないだけです。これは今後とも追及していこうと思っています。 そこで、大臣、こういうことははっきりしておきたいと思いますので聞いておきたいのですが、去年の二月十九日、...全文を見る | ||
○岡崎委員 単なる仮定であればいいのですけれども、現に日米統合実動演習はそういう方向に一昨年末の日米共同作戦計画に従って進んでいるわけなんでして、私たちはそのことを大いに懸念するわけなんです。日本の核戦場化の方向にそういう日米軍事同盟体制が進むことを強く懸念して、私たちはこういう...全文を見る | ||
○岡崎委員 なければ結構でございます。原潜を持つということは、一層日本がアメリカとの共同作戦の深みに入っていくことになりますし、被爆国日本では例え原子力推進であっても持つべきでないということを考えます。 さて、先ほど質問がございました思いやり予算の問題を最後にお聞きしておきた...全文を見る | ||
○岡崎委員 そうしますと、大臣、その方針を貫くということですね。現行の地位協定を守る上では、これ以上労務費をふやすことはできないという見地を守るということでございますね。 | ||
○岡崎委員 よくわかりませんね。 他方、新しい状況を説明されている、地位協定の変更は考えていない。そうしますと、現行地位協定のもとでの労務費のこれ以上の値上げをしないという従来の政府の見解を変えることもあり得る、具体的に検討していないと言うと、変えることもあり得るということを...全文を見る | ||
○岡崎委員 それは、大臣もその見解でよろしゅうございますね。従来の見解は変えないということでよろしゅうございますね。 | ||
○岡崎委員 そうしますと、重ねてその中身についてお聞きしたいのですけれども、新聞報道等によりますと、為替相場にスライドさせて労務費の目減り分も負担するようなことがあるように報道されているのでございますけれども、それも結局は、地位協定でできないことになっている労務費を日本側に負担さ...全文を見る | ||
○岡崎委員 答弁になっていません。 私が聞いているのは、物価スライドについて、そういうことで目減り分を負担するというようなことはない、従来の政府方針ならばないということなんですね。ですから、おっしゃったことの中身を聞いているわけなんです。 | ||
○岡崎委員 従来の方針を変えないと言いながら、物価スライドの問題については、当然、従来の方針からいってはノーということなんです。しかし、そのことについてもはっきりお答えにならない。もっと姿勢をしゃんとしてもらいたいと考えます。 もともと円高・ドル安というのはアメリカ側にも大き...全文を見る | ||
○岡崎委員 大臣にお聞きしているわけです。 大臣、今駐留米軍に働いている労務者の雇用の安定のためには、アメリカに申し出ても、協議しても最大限努力するという姿勢は必要だろうと思うのです。いかがでしょうか。 | ||
○岡崎委員 時間が来ましたので、これで終わります。 | ||
12月19日 | 第107回国会 衆議院 外務委員会 第5号 議事録を見る | ○岡崎委員 私も同じくイラン問題について質問いたします。 先ほどからの御答弁を聞いていますと、昨年八月に総理の親書を持ってイランを訪れた中山元駐仏大使、そのことについては安倍外務大臣も三宅局長も相談にあずかり、親書の内容も御存じだということでございます。同じような特使は、こと...全文を見る |
○岡崎委員 それではお聞きしますけれども、外交問題でございますので、当然、特使として外務省も相談にあずかり、内容もよく検討した上でイランに行かれて、その交渉の中身について、状況について報告は受けられましたか。 | ||
○岡崎委員 そうしますと、外交交渉でございますから単にお願いするだけじゃないでしょう。イラン側の人質解放に当たっての要望、要求があるはずです。感触等がつかめられたはずですね。それはどういうものでありましたか。 | ||
○岡崎委員 内容は言えない、しかし、それが重要なんですが、その中に、要望やその他についてお聞きになっているかどうか。単にこちらの方からアメリカ人人質について釈放してくれとお願いするだけじゃなくて、その交換条件としてのいろいろなイラン側の要望を聞いているはずですね。中身が言えないな...全文を見る | ||
○岡崎委員 三宅さん、私の聞いていることに答えてもらいたいのです。だれも仲介とかなんとか今聞いていないのです。要望があったのかどうかということなんです。要望はあったのでしょう。その感触はどういうことだったのですか、中身は言えないとおっしゃいましたが。 | ||
○岡崎委員 立場と要望というのはどういうものか、恐らくイラン側の立場に立ったいろいろな希望が述べられたんじゃないかと思いますけれども、それは日本側に対するものでしたか、それともアメリカ側に対するもの、あるいはその両者に対するものなんですか。 | ||
○岡崎委員 そのイラン側の立場の中で、今イラン・イラク戦争が行われていますが、武器を非常に必要としているような感触は受けませんでしたか。 | ||
○岡崎委員 イラン側の立場を聞いたという話でございますけれども、そのことについては別にアメリカの方から要請を受けてやったわけじゃないでしょうけれども、当然の日米関係でございますので、アメリカ側にイラン側の立場なり意向なりをお伝えになりましたか。 | ||
○岡崎委員 アメリカ側の秘密工作とは全く関係ないとおっしゃっていますね。それは結構です。しかし、情報交換はかなりおやりになっているように感じますけれども、必要に応じてやった、また、向こうからも必要に応じてもらっていませんか、どうです。 | ||
○岡崎委員 では、日本から一方的に情報を伝えるだけなんですか。情報交換は全くなかったのですか、動きについてでも向こうからもらうようなことは。 | ||
○岡崎委員 人質釈放問題を聞いているのです。 | ||
○岡崎委員 それは三宅さん、さっきおっしゃったとおりなんです。アメリカ側から人質釈放問題について何らの情報も受けなかったのかどうか、そのことをお聞きしているのです。 | ||
○岡崎委員 いずれにせよ、日本の方から情報を提供したということは今言明されたわけですけれども、イランのホラサニ国連大使は十二日の記者会見で、イランとアメリカの接触に日本が仲介者として協力したということを言われているわけです。仲介者というのはいろいろな意味があります。直接もあります...全文を見る | ||
○岡崎委員 総理とイランの国会議長とは三回会っているのです、おいでになったとき。そして親書を持って去年の八月、ことしの一月ですね。同じ内容じゃなかったはずなんですね。その内容については外務省でもいろいろと検討の上にやっているわけなんですね。そうして、中山特使が行かれた後、アメリカ...全文を見る | ||
○岡崎委員 親書の中身についてはおっしゃらないんですけれども、少なくとも藤尾政調会長が行かれるときの親書の中には、一人釈放されて、何らかの取引があったということは承知の上で新たな提案をなすったはずなんですね。そういう動きさえも全く知らなかったのですか。お願いします、お願いしますだ...全文を見る | ||
○岡崎委員 フランスはフランスなり、アメリカはアメリカなりにやっていることなどは御存じだったのでしょう。それが秘密の武器取引ということは知らないにしても、ある程度のことは知った上での日本のミッションがあったんじゃないですか。 | ||
○岡崎委員 日本の立場からおやりになったということを繰り返されていますが、しかし、情報も提供したりされていますし、アメリカのシリア等との動きについても知った上でなすっているのです。 いずれにせよ、アメリカとイランとの関係で、人質釈放問題をめぐって日本が仲介者の役割を果たしたと...全文を見る | ||
○岡崎委員 要請は受けなくても、仲介者の役割は自発的にできるわけなんですよね。客観的に仲介者の役割を果たしたというふうにお認めになりませんか。もう一回どうぞ。 | ||
○岡崎委員 それは判断の違いでございましょう。 それで、外相にお聞きしますけれども、いろいろなスキャンダルが報道されています。冒頭にも決していいことでないというふうにおっしゃいました。特に落合さんの本を読みますと、また秦野さんの発言等を聞きますと、CIA絡みで今度の問題はいろ...全文を見る | ||
○岡崎委員 ぜひ注意してもらいたいと思います。 これで終わります。 |