岡崎万寿秀

おかざきますひで



当選回数回

岡崎万寿秀の1988年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月06日第112回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○岡崎委員 三宅島問題について質問をいたします。  米軍基地化に反対する三宅島の闘いが始まってから五年目に入っています。この闘いは、御承知のように、まさに平和と緑のふるさとを守る闘いでございます。総理は「ふるさと創生」というふうに言われていますけれども、まさにふるさとを守る闘い...全文を見る
○岡崎委員 この三宅島でやられていることは「ふるさと創生」ではなくて、まさにふるさと破壊だと私は思います。  基本方針を聞いているのです。中曽根前首相は私の質問にしばしば、島民の御理解と御協力がなければできない、こう言われていましたし、またある機会には、一方的に村民の御意思を無...全文を見る
○岡崎委員 理解を求めるというのは、九月一日のような暴挙は間違いであったというふうに反省されますか、お願いします。
○岡崎委員 理解とか協力とか平穏とかおっしゃいますけれども、ああいう殴るけるをやっておいて、何か話し合い、何が平穏でしょうか。絶対に強行しない、力ずくしないということを明言されますか。
○岡崎委員 力ずくで強行しないとは言われない。それで理解ができますか。  防衛施設庁はよく話し合いということを言われますけれども、この話し合いは、常識的に言いますと、話を聞いてイエスもあればノーもあるのです。しかし、政府・施設庁の言う話し合いというのは、これは基地をつくっていく...全文を見る
○岡崎委員 これはテレビがあるからこそ、全国民に知ってもらわなければいけないと思うのです。三宅島の人たちは、そのような話し合いというのは話し合いじゃないんじゃないか、それを言っているのでございます。そういうノーも言えないような、そういうのは話し合いじゃなくてそれは押しつけだ、そう...全文を見る
○岡崎委員 誠心誠意話し合いというふうに言われますけれども、中身が問題なんです。話し合いと言いながらああいう力ずくの暴挙もやる、それをやらないとも言わない。そしてまた、話し合いでノーと言う、普通だったら話し合っていやだということも言えるはずなんです。ノーとも言えないような状況で押...全文を見る
○岡崎委員 これは、政府委員の人が私の部屋に来てからちゃんと説明しています。新聞にも載っています。昨年末にアメリカの上下両院協議会の結論としてちゃんと書いてあるのですよ。うそを言ってはだめです。
○岡崎委員 ごまかしはだめなんです。ちゃんとあなたのところの政府委員の人たちが確認しているのです。このように書いてあります。一九九〇年会計年度を超えてミッドウェーを作戦活動に従事させることが妥当かどうか疑問だ、ミッドウェーですよ、このようにはっきりと言っているわけですよ。退役する...全文を見る
○岡崎委員 今、少し認めた。いずれにせよ、もう数年でミッドウェーは退役するような方向なんです。そうなんです。  同じようなことを、レーマン海軍長官も八六年二月五日のアメリカの下院軍事委員会の公聴会の証言の中で、我々はミッドウェーをニミッツ級に交代させるために一九九二年会計年度に...全文を見る
○岡崎委員 あれこれ言われますけれども、このようにアメリカの議会筋、またアメリカの海軍筋では、もう老朽艦のミッドウェーは退役の必要に迫られているんだ、その後はニミッツ級にかわる必要もある、こういう方針を決めているし、そういう方向なんです。  そこで聞きますけれども、今ミッドウェ...全文を見る
○岡崎委員 盛んに打ち消しますけれども、それではミッドウェーが九十何年にわたってもずっとやるのですか。そうじゃないとしばしば言っているんじゃありませんか、アメリカ筋は。
○岡崎委員 とにかくニミッツ級は、ミッドウェーが五万一千トンに対して八万一千トン、核攻撃機は七十五機に対して九十機以上という大変なものなんです。こういうのを、東京湾の入り口の横須賀母港化、絶対に認めるべきじゃないというふうに思います。  そこで、今政府は盛んに、三宅島につくろう...全文を見る
○岡崎委員 私が聞いているのは、防衛施設庁は盛んに、今つくろうとしているのはミッドウェー空母のためのNLP基地だと言っているのですよ。しかし、そのミッドウェーそのものがもう退役しようとしているわけでしょう。ミッドウェーの訓練基地をつくるためには少なくとも五、六年の着工期間があると...全文を見る
○岡崎委員 それでは聞きますけれども、この三宅島につくろうとしているNLP基地というのは、ミッドウェー以外には使わせないのですね。そのことをはっきりしてください。
○岡崎委員 あなた方が出している資料には、はっきりミッドウェー艦載機ですよ。空母一般じゃないのです。どうです。
○岡崎委員 竹下総理に聞きますけれども、このニミッツ級にかわるという方向について、このニミッツ級は原子力空母でありますし、ニューヨークでも人口稠密のところにおいては原子力推進の艦船は入れないという方針でやっているわけでございますが、これが今のINF廃絶の世界の潮流や、あるいはスペ...全文を見る
○岡崎委員 総理にお願いします。総理、最後にお願いします。——じゃ、断念することを強く要求して、かわります。
03月09日第112回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○岡崎分科員 申告納税制度の問題についてお尋ねいたします。  我が国の税制の基本は言うまでもなく申告納税制度でございます。これは戦前の賦課課税、お上が決めて国民に押しつける税制ではなくて、主権在民のもとで主権者である国民がみずから計算しみずから申告する、こういうすぐれた制度であ...全文を見る
○岡崎分科員 税制の民主主義だとおっしゃいました。まさに私もそう思います。租税の民主主義、これはやはり主権者たる納税者を大切にするというところから出発しているというふうに思うのです。  そこで、国税庁にお聞きしますけれども、この申告納税制度のもとで主権者たる納税者に対する態度は...全文を見る
○岡崎分科員 何か盛んに読まれましたけれども、納税者の理解と協力は当たり前なんです。納税者の権利を守る、これも申告納税制度の基本的な立場に立った対応だと思いますけれども、どうですか。
○岡崎分科員 ぜひ納税者の権利をしっかり守ってもらいたいと思います。  そこで、小倉税調会長が地方公聴会の終わった後、三月三日でございましたけれども、記者会見でこのように述べております。「クロヨン批判はムードだけで、農業、自営業者などに悪意の脱税はほとんどない」「クロヨン批判は...全文を見る
○岡崎分科員 小倉税調会長も大蔵大臣も、大多数の納税者はまじめな納税者であるというふうにお考えになっている。そこから今の税務調査の問題についてお伺いするわけでございますが、最近の税務署の税務調査が納税者の権利を著しく軽視している、非常に高圧的で強権的に行われている事例が多々ありま...全文を見る
○岡崎分科員 「税務運営方針」のもとに指導しているのだったら、こういう指導は間違っているのですね。  さらに聞くと、同様なことが神奈川県津久井町のB病院でも起こっているわけです。ここでも同じように八名ほどの人が、十分ほどと言っていきなり上がり込んできて夕方の六時ぐらいまで調査を...全文を見る
○岡崎分科員 やったことは事実なんです。相当でないということであれば間違ったということですから、文字どおり相当でない、間違ったことだというふうにはっきり自覚してもらいたいと思うのです。  さらにお聞きします。  反面調査ですけれども、これは本人調査と同時並行してやられているの...全文を見る
○岡崎分科員 次長さんは同じところを何回も読みますけれども、私は先ほどAクリニックの場合を言いましたが、反面調査を本人の調査とあわせてやっているのですよ。本人が調査に応じなかったとか調査ができないというわけじゃないのです。こういうことをやられているのですね。ですから「税務運営方針...全文を見る
○岡崎分科員 一層の努力は何回も聞きました。私はおととしも同じ分科会でやりましたからね。努力だけじゃだめなんです。税務署をきちっと点検してほしいと思います。こういう「税務運営方針」から著しく逸脱している事例がないのかどうか、その点しっかりと指導してほしいと思いますが、再度お答え願...全文を見る
○岡崎分科員 問題を十分調査してもらいたいと思います。  そこで続きますが、これは千葉の同じくお医者さんの場合に起こったことでございますけれども、反面調査の場合に、カルテを見て、そしてそこから治療内容をいろいろなことを聞いたということでちょっと問題になったことがございました。 ...全文を見る
○岡崎分科員 事実関係ははっきりしています。守秘義務違反です。こういうことのないようにひとつ指導してもらいたいと思います。  そこで、私は一つの文書を持ってまいりました。これは、昭和六十一年八月に東京国税局が出したものです。「特定事務担当研修資料」と銘打っています。この中で、昭...全文を見る
○岡崎分科員 納税非協力団体、先ほどの次長の答弁からいうならばこういう団体を特定すべきじゃないと思いますけれども、そういうものに対して関心、注意を払うのは当然だというふうにおっしゃっているけれども、こういうことが、結社の自由やさらにその活動に介入するようなことが許されていいものか...全文を見る
○岡崎分科員 どの団体に対しても中立な態度でやるということでしたら、こういうことがもし方針であるとするならば、それは適正じゃないし、そういうことはやっていないということになりますね。確認しておきます。
○岡崎分科員 やっているのは事実なんです。しかし、あなたの答弁と全く食い違う。やめてもらいたいと強く要求します。  それから修正問題について話を進めたいと思いますけれども、これもまた随分たくさんの相談を受けています。反面調査で推計をして税務署員が突然やってきて金額だけを一方的に...全文を見る
○岡崎分科員 聞いているのは、納税者が理解できるように説明しなさいということなんですよ。それはどうですか。
○岡崎分科員 それがなされていないところが大問題なんです。ほとんどが金額だけなんですよ。なぜそうなのかさっぱりわからぬ。翌年はまたこれに基づいて申告しようがないのです。そういう問題が起こってくるのです。それもきちっと正してもらいたいと思います。  さらに、こういう問題が起こって...全文を見る
○岡崎分科員 起こり得ないことが起こっているのが問題なんです。調べてもらいたいと思います。  そこで、時間が迫りましたので、最後の青色申告の取り消し問題について聞いておきたいと思うのです。随分方々で起こっていますけれども、青色申告というのは、もともと税務当局としてもこれを奨励す...全文を見る
○岡崎分科員 手段として使っては絶対ならない、私もそのとおりだと思うのです。しかし、それがなされているところに大きな問題がありますので、これもきちっと調査してもらいたいと思います。  最後になりまして大変恐縮ですけれども、大臣、お聞きになっていまして、申告納税制度は主権在民のも...全文を見る
03月10日第112回国会 衆議院 予算委員会 第23号
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○岡崎委員 まず最初に、国会の問題についてお尋ねいたします。  自社公民四党の合意によって審議が再開をされました。その間、国会の正規の機関で協議し審議すべき予算案の組み替え要求やあるいは修正問題が、我が党を除き密室で事が進められたことは極めて重大だと考えます。こうして予算委員会...全文を見る
○岡崎委員 本来その場でやらなければいけない国会の正規の機関がとまってしまって、それ以外のところで、密室で協議されている。これをマスコミも含めて国会の形骸化と言って憂えているわけなんですよ。この形骸化問題について、総理総裁、見識がないのかということをお聞きしているわけなんです。
○岡崎委員 どうしても形骸化という重大問題について答えたくないようでございますが、話を進めましょう。  今回の四党の合意について自民党の安倍幹事長は、早速記者会見で、政府・自民党の税制改革は拘束されない、こういうふうに言われていますが、総理も同じお考えでしょうか。
○岡崎委員 総理も過程そのものは左右されないというふうに言われました。  そこで、直間比率の見直しと生計費課税問題について話を進めたいと思います。  総理は所信表明演説の中で、所得、消費、資産等の間で均衡のとれた税制改革、これが必要だとおっしゃいまして、参議院の予算委員会、二...全文を見る
○岡崎委員 今、つまり直間比率の見直し、それをやるためには課税ベースの広い間接税を考えさせてもらいたい。きょう総理は、この課税ベースの広い間接税というのは大型間接税の同義語だというふうにおっしゃったわけでございますが、そうしますと、直間比率の見直しというのは大型間接税の同義語とい...全文を見る
○岡崎委員 それは生計費非課税ということ、これはやはり重要だということなんですね、おっしゃったことは。
○岡崎委員 竹下総理、同じ御見解でしょうか。
○岡崎委員 そこで、小倉政府税調の、ごらんになった方も多いと思いますが、週刊朝日三月四日号のインタビューの中でかなりずばり発言されています。大型間接税は「どうしても一律課税だって、大蔵省は固執するんだなぁ。」「大蔵省みたいに、ゼロ税率も軽減税率もいっさいいかん、財貨もサービスも例...全文を見る
○岡崎委員 ところが生計費にうんと食い込むのです。  これは私は実際に調査いたしましたけれども、神奈川県のあるひとり暮らし、生活保護を受けていらっしゃるお年寄り、これは去年からきちょうめんに一年間の家計をおつけになっていまして、私の計算では、年間生活保護費が百六万二千二百八十円...全文を見る
○岡崎委員 仮定のことには答えられないということでございますが、実際はこうなるのです。本当に消費を切り詰めて生活している人たちは大変な重税になってくる、不公平になる。きょうも総理はそのようなことをおっしゃいましたね、まさにこのような形であらわれるわけなのです。これは憲法からいいま...全文を見る
○岡崎委員 総務庁の今の計算、私の計算と一致しています。年額約十万に近い間接税が増税になるわけです。月にしましても約八千円からの増税なんです。十五、六万で生活している人にとって八千円というのは大変な負担なんです。  去年の十一月に厚生省が発表しました「国民生活基礎調査の概況」に...全文を見る
○岡崎委員 まあ、五%というのは決まったわけじゃありませんので、これは仮に五%とした場合はこんな大変な負担になるのだ。しかし、今言われているのは、もっとこれより重いような大型間接税が予定されているようで、大変懸念しているわけでございます。  それで総理は、きょう大型間接税につい...全文を見る
○岡崎委員 今挙げられたようなことでは、決してその懸念は解消されるものではない。これから大いにこれは議論があるところだというふうに思います。いずれにせよ、このようにつましい生活をされている、税金も所得税も払っていないような方々に対して大型間接税は大変な直撃になるということ、生活費...全文を見る
○岡崎委員 外務大臣、同じ御見解ですね。
○岡崎委員 そこで、問題を進めますが、こういうように核が持ち込まれる懸念に対して、あるいは戦争に巻き込まれる懸念に対して、こういう事前協議があるとするならば当然これは日本から問いただす、そういう権利がなくてはいけないと思うのです。  私は国会の論戦、この問題について全部調べてみ...全文を見る
○岡崎委員 私がまだ聞かぬことを先におっしゃいましたけれども、要するにこういう政府答弁があったことを認めますかということなんですよ。こういう政府答弁があったことをお認めになりますか。
○岡崎委員 それではお聞きしますけれども、私は二つ例を挙げました。事前協議制でできるといったもの、もう一つは随時協議でないとできないといったもの。解釈に誤りがあったというのは両方ですか、それとも先に挙げた事前協議のものだけですか。
○岡崎委員 わかりました。そうしますと、随時協議でやれるという解釈については、これは誤りであったというふうにはお認めにならないのですね。先ほど私は、三木外相とか愛知外相のことを引用してから紹介しましたけれども、これは誤りだったとはお認めにならない。
○岡崎委員 ちょっと正しい答弁ということについては開きがあるように思いますね。随時協議で、どんどん核の問題についても事前協議にかわってアメリカに問いただすことができるというふうに三木さんは言っているわけなんですよ。先ほど外相が説明されたのは、そうはできないような説明でしたね。 ...全文を見る
○岡崎委員 私は冒頭にパンフを引用してから、核持ち込みの疑惑をただすために、戦争に巻き込まれることについては国民の不安をただすために事前協議があるということ、こういうふうな見解は今も同じじゃないかと言ったのですが、こういう見解に立つならば、当然問いただすことが必要なんですよ。だか...全文を見る
○岡崎委員 政治答弁なんですよ。ちょっと待ってください。済みません。
○岡崎委員 今、日本の核基地化の問題について、それが進んでいるときに、また世界の軍縮の流れに逆行して、こういうふうにかつては日本の方が問いただす権利があるとしたにもかかわらず、もうそれもなくなったと言われるような政府見解が出されて大問題だというふうに申し上げまして、そこで世論調査...全文を見る
○岡崎委員 外相、私はそんなことは聞いてないんですよ。世論調査の結果、こういうふうに国民の核疑惑があるんだ、これについて総理としてどうお考えかということをお聞きしているわけなんで、これはやはり総理としてのお考えをお聞きしたいと思います。
○岡崎委員 そういう態度では、ますます国民の疑惑は強まるばかりだと思いますし、日本の核基地化は一層進むものだということを私は警告しておきたいと思います。  残りの時間で、ミッドウェーのNLP基地化問題についてお尋ねします。ミッドウェーです。  さて、この問題は、私この間二月六...全文を見る
○岡崎委員 そうしますと、今ミッドウェーが横須賀にいるから引用させてもらっているというだけであって、実際は代替空母のことも考えての基地化なんですか。そのことをはっきりしてもらいたいと思うのです。ミッドウェーだけですか。
○岡崎委員 とにかく、この前もそうでしたけれども、今言っているように空母艦載機の着陸訓練基地をつくらしてもらいたい。これはだからミッドウェーだけではなくて新しい、もうこれは固有名詞挙がっていますけれども、八万一千トンのニミッツ級の原子力空母の訓練基地さえも想定されている、大問題な...全文を見る
○岡崎委員 それでは、答えができないことと承知しまして、これで終わります。
○岡崎委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提出の昭和六十三年度予算三案に断固反対、我が党提出の予算組み替え動議に賛成する討論を行います。  米ソのINF全廃合意に見られるように、世界の大勢が核軍縮の方向に大きく動き始めている今日、唯一の被爆国である我が国が真に「世界...全文を見る
03月18日第112回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○岡崎委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、国際復興開発銀行協定第八条(a)の改正の受諾に反対する討論を行います。  第一に、今回の改正は、米国がIBRDへの出資比率を引き下げることによって、世銀における米国の政治的地位が相対的に低下することがないよう、米国の協定改正に対...全文を見る
03月23日第112回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○岡崎委員 予算委員会に続きまして日本への核持ち込み、これを日本がただす権利があるのかないのか、はっきりさせたいと思います。  初めに、二月六日、竹下首相は社会党委員の質問に対して次のような見解を述べられました。  「第四条に定める随時協議の下では、第六条の交換公文に定める事...全文を見る
○岡崎委員 懸念を表明するだけで、船に積んであるかどうか、これを問いただす権利はないわけでございますね。
○岡崎委員 そうしますと、国民の懸念を表明することはできるけれども、疑惑を問いただす権利はないということですね。もうおっしゃったから、それでいいです。  そこで、これは宇野外務大臣から私に三月十日に答弁がありましたが、こういう竹下内閣の見解と違っておれば、私がたくさんの例を挙げ...全文を見る
○岡崎委員 経緯を踏まえて竹下答弁になったと。竹下答弁は、事前協議制ではもとより第四条の随時協議でさえも日本から核持ち込みの疑惑を問いただす権利を、手を封じていらっしゃる、そのことが竹下見解だと思うのですけれども、それ以外のものは正しくない、間違いだということでございまして、これ...全文を見る
○岡崎委員 今の答弁でも明らかなように、やはり随時協議でも問いただす権利は否定されている。これはこれまでずっと政府が答弁してきた見解をオール否定されることになるわけで、私、ここに持ってきていますけれども、やはり全部どこかで問いただす権利があったのですよ。それが否定されているという...全文を見る
○岡崎委員 ちょっとここのところは重大ですから、もうちょっと時間をとりますけれども、この三木さんの答弁は随時協議によって核の疑惑を問いただすことができると言っているのですよ。しかし、これは否定なさるわけでしょう。随時協議によって核持ち込みの疑惑を問いただすことはできるのですか。や...全文を見る
○岡崎委員 懸念は表明することができるけれども、ここにある三つの事項のケース以外となっているでしょう。だから重要な装備、つまり核持ち込みについては例外になっているわけなんですよ。核持ち込みについては随時協議で協議できないことになっているわけでしょう。そこが変わっているというのです...全文を見る
○岡崎委員 違うのですよ。私は先ほど三木外相のを読みましたね。三木外相の場合でも、やはり事前協議の問題で核持ち込み問題を協議できると言っているのです。  それから六九年の愛知外相の答弁もやはりそうなんです。「何らかの必要、あるいはさらに一そうの安心感を求めるために日本側がアメリ...全文を見る
○岡崎委員 じゃ、あわせて、三木さんの答弁についてはどこが間違いですか、はっきり言ってください。今、愛知外相について言われましたけれども、三木さんのはどこが間違いですか。
○岡崎委員 今挙げられている大平外相や中川条約局長のは、事前協議制でできると言ったものなんですよ。私がここで問題にしているのは、それは一応置いて、随時協議でできるのじゃないか、そういう発議権があるのじゃないか、そういう答弁に対してこれも変えるのかということを聞いているわけです。 ...全文を見る
○岡崎委員 斉藤さん、ごまかしちゃだめですよ。三木外相は三つのケース以外じゃなくて三つのケース以内、つまり核持ち込みの問題をここで言っているわけなんです。「どうもこれは事前協議にかかるような事態が起こっておると思うから、」でしょう。「ひとつ事前協議をやってもらいたい、」これを四条...全文を見る
○岡崎委員 繰り返しで大変あれですが、では宇野外相も、三木外相が言ったように、どうもこれは事前協議にかかわるような事態が起こっておる、つまり日本への核持ち込みがあるんじゃないか、ひとつ事前協議をやってもらいたい、こういうことを第四条によって日本から言い出すことができる、どうも積ん...全文を見る
○岡崎委員 宇野外相の答弁と違うのですよ。あなたの言っている範囲内ならばというのは範囲じゃないわけです。三木外相が言っておるのははっきり三つのケース以内のことを言っているのです。三つのケース以内をこちらの方から第四条でできるということを言っているわけです。あなた方は以外でないとで...全文を見る
○岡崎委員 外れておるなら間違いだとおっしゃるように、これはやはり以内なんです。つまり、核持ち込みの問題を第四条でできるとおっしゃっている。しかし、竹下見解は以外でないと核問題について協議できないというふうになっていますので、これは明らかに三木外相あるいは愛知外相等々の随時協議で...全文を見る
○岡崎委員 今はっきりおっしゃったように、解釈を間違えられたのでしょうということで、三木外相の見解さえもただされた。私はこれは非常に重大な問題だと思うのです。  日本から疑惑をただす権利をこれまではいろいろな外相が答弁されている。この疑惑をただす権利を一切手を封じてしまったとい...全文を見る
03月25日第112回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○岡崎委員 国際熱帯木材機関の本部を横浜に誘致する、大変激烈な競争があったと聞いております。本部が横浜に誘致されたということは、それだけ日本の果たす責任が重くなったということだと思います。先ほど宇野外相もそれについて決意のほどを述べられました。国際的にも熱帯雨林問題に関する日本の...全文を見る
○岡崎委員 誘致した以上は責任を持ってやらなくてはいけないということでございますが、これは熱帯雨林の破壊に対する責任もあわせてやってもらわなくてはいけないと思うのです。  昨年の九月、当委員会でも問題になったものでございますけれども、マレーシアのサラワク州、ここで現地住民が、木...全文を見る
○岡崎委員 ともかく東南アジア諸国の住民の非難が非常に強い問題なのです。  同じことに関連しまして、イブリン・ホンさんという方が第三世界ネットワークとペナン消費者協会及びマレーシア地球の友を代表して「技術と人間」の去年の九月号に投稿されています。  「熱帯林伐採阻止——日本人...全文を見る
○岡崎委員 あわせて企業に対する指導強化はどうですか。
○岡崎委員 希望と同時にしっかりした指導をやってほしいと思うわけです。  もう一つ、これに関連する「わたしの言い分」という記事を私、持ってまいりました。朝日新聞のおととしの十月五日付です。これはアメリカに結成された環境保護団体の「地球の友」国際代表ジョナサン・ホリマンさんの寄稿...全文を見る
○岡崎委員 指摘のとおりだとおっしゃいますので、これまでの熱帯雨林政策について十分責任を持って見直すべき点は見直して、大いに改善し、国際的な非難が起こらないようにしていくという決意だというふうに受けとめてよろしゅうございますね。——うなずいていらっしゃいますから、そのことを確認し...全文を見る
○岡崎委員 〇・六七%ですから、早く発効されるようにしなくてはいけないのですが、アメリカが入っていませんね。アメリカは第一次産品貿易に占める比重は非常に大きいのですが、入っていない。南北問題を解決する上で重要な第一次産品の安定のためにも共通基金というのは非常に重要な意義を持ってい...全文を見る
○岡崎委員 一番関係の深いアメリカが参加しないというのはまことに解せないことなのですね。世界の繁栄のためのパートナーシップとおっしゃいますので、その面でも日本政府がアメリカに対して再交渉されることを要望しておきます。  時間が来ましたので、終わります。
03月31日第112回国会 衆議院 本会議 第12号
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○岡崎万寿秀君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、米軍地位協定に関する特別協定を改正する議定書について質問します。  今日、世界はINF全廃協定の締結にあらわれた核軍縮の流れが大きく前進しようとしています。しかし、一方では、核兵器に固執し新たな軍拡を進める動きが強まっており...全文を見る
04月13日第112回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○岡崎委員 核物質防護条約について質問をいたします。  核物質を核ジャックから防護するということは、大変重要なことでございます。本条約はその国際的な核物質防護基準を定めた最初の、そして唯一の多数国間の条約でございますが、その第二条に適用範囲が決めてございます。  なぜ国際輸送...全文を見る
○岡崎委員 この条約の検討の過程で、軍事利用目的の核物質についても含めるべきではないかという意見があったように聞いております。この軍事目的利用の核物質を含めて包括的な核物質の防護条約の必要はないのかどうか、お考えを聞きたいと思います。
○岡崎委員 本条約に関連して、原子炉等規制法の一部改正案が今提出されているわけですが、将来、例えば核物質防護法といったようなものが制定されることになってきませんか。
○岡崎委員 我が国の原子力の平和利用というのは核不拡散体制の中で管理されていますし、さらに日米原子力協定等によって対米支配を受けているというふうに私たちは判断していますが、本条約によってこの原子力の平和利用の自主性が侵されるようなことはないのか。その懸念はございませんか。
○岡崎委員 我が国には原子力の平和利用に自主、民主、公開という三原則がございますね。これは今後とも堅持していくべき非常に重要な原則だろうというふうに思います。  それで外相にお伺いしますけれども、本条約が締結され、そしてまたいろいろな今後の動き等について今答弁がありましたが、こ...全文を見る
○岡崎委員 本条約の第六条に「秘密のものとして受領する情報」、また「秘密のものとして提供する場合」、情報のことですが、そういうくだりがございますけれども、これは具体的にはどういう情報を指しているのですか。
○岡崎委員 同じ第六条で、今答弁あったこれらの秘密を保護するための措置を締約国に義務づけておるわけですけれども、具体的にはどんな措置をおとりになるのですか。
○岡崎委員 附属書Iの1の(C)に「信頼性の確認された者」という規定がございますが、この信頼性とはだれがどのような基準で確認するのか。まさか思想、信条の自由にまで及ぶとは思いませんが、その懸念はないのかどうか、お答え願います。
○岡崎委員 そうしますと、この問題に関連して新たな立法措置の必要はございませんね。
○岡崎委員 今度出されている日米原子力協定の附属書B、この中には「信頼性の確認された者」という規定がございまして国内の使用及び貯蔵に当たって義務化されていますが、日米間でこの規定の解釈、運用について何らかの合意があるのですか。
○岡崎委員 核物質防護を口実に関係機関の職員や研究者などに対する管理が大変強化されていることがいろいろ報じられています。また訴えられています。そういうところで働く人々の基本的人権の侵害につながるようなことがあってはならないと考えますけれども、どうですか。
○岡崎委員 そういうきれいな答弁じゃない事実があるから質問しているわけです。原子力研究所労組の出している「オリのなかの原子力センター」等を持ってきていますけれども大変な事態があるような状況です。  そこで、それらに関連してお聞きしますが、「警察学論集」の昭和五十八年九月号の中に...全文を見る
○岡崎委員 核物質の防護は必要なんですよ。それはしっかりやってもらいたいと思います。  しかし、職員から防護するんですか。それとも核ジャックその他、これは休日とか夜とかあるでしょう、こういうところから防護するためにやるんですか。どうも職員の方に向けられているような気がしますが、...全文を見る
○岡崎委員 職員である管理者はいいですよ。ただ、夜間や休日にやらずにどうして働いているときにやるのですか。
○岡崎委員 要するに、休日や夜間というのは原研の職員がやって、そして職員が働いているときはガードマンがガードするわけですね。おかしな話じゃありませんか。     〔甘利委員長代理退席、委員長着席〕
○岡崎委員 原子力研究所において開示制限という制度がありますね。これはどのような情報をだれに対して秘密にされるものなのか、お聞きします。
○岡崎委員 問題はその基準なんですよ。だれがそのような権限を持って、あるいは法的根拠に基づいて特定の情報を開示制限するものなのか、その基準をお示し願いたいと思うのです。
○岡崎委員 今読み上げたのは、それが基準なんですか、今おっしゃったのが。  では、それを聞きましょう。当局の一方的な判断でその開示制限なるものが設けられて、それが拡張解釈された場合どうなるのか。学問研究の自由、研究発表の成果までが制限されるようなことになるのじゃないか、このこと...全文を見る
○岡崎委員 どうもすっきりしない答弁ですけれども、いささかもそういうことがあってはいけないとなれば、その歯どめがあるのかどうか、学問研究の自由という問題と核物質防護との関係だと思いますよ。  私たちは、重要なのは自主、民主、公開の原則、この公開ということなんですね。これは研究の...全文を見る
○岡崎委員 核物質防護ということは重要でございますが、それを口実にどうも最近いたずらに職員に対する監視的な態度を強めて基本的人権にかかわるような問題が起こってみたり、あるいは関係研究者の学問研究の自由にかかわるような問題が起こっているような状況もあるように思います。  したがっ...全文を見る
○岡崎委員 まず、海外派兵問題についてお伺いします。  前副総理の自民党の金丸信さんが所長をされている日本戦略研究センターというのがございまして、そこで各幕僚長や統幕議長さんなどを集めて軍事問題等について研究され、それがシリーズとして発行されております。  この三月に発行され...全文を見る
○岡崎委員 ここに東京新聞を持ってきましたけれども、これが国際問題になっているわけなんです。「海外派兵構想を批判」という形で、中国の新華社電ですが、金丸さんのこの研究センターの「報告書でペルシャ湾への掃海艇、護衛艦派遣を求めたことについて「日本の海外派兵のための世論づくり」と題し...全文を見る
○岡崎委員 してはいけないという政府の見解、当然だと思います。  ちょっと紹介しておきましょう。この「戦略研究シリーズ(VOL27)」でございますが、「ペルシャ湾問題の重大性とわが国の対応」という形でこういうふうに書いてあります。  「日本としては、平和外交を強力に進めつつ、...全文を見る
○岡崎委員 公海上であったらああいう軍事紛争地域に自衛艦等が行っても海外派兵に当たらないという解釈、これは大変なものだと思います。それでは、これは二、三回取り上げられたことがありますけれども、中曽根さんが去年の八月二十七日、内閣委員会で答弁されたことですが、機雷を除去するという行...全文を見る
○岡崎委員 これは外相、公海上だったら自衛隊が、表敬訪問等でないですよ、こういう機雷除去等を含む、いわば軍事的な手段等も含む、こういうことでペルシャ湾等、しかも軍事紛争地域に行っているときに、そこが公海上だから、これは海外派兵じゃないということが通用するとお思いでしょうか。どうで...全文を見る
○岡崎委員 きょう法制局の方が見えていると思いますからちょっとお聞きしますけれども、今外相もおっしゃったように、舞鶴沖等ではいざ知らず、あんな遠いところまで行ってやるようなことは、もちろんこれは政治的にはやらないということでございますけれども、しかし、法律解釈として、こういう軍事...全文を見る
○岡崎委員 聞いたのは、武力の行使じゃないんだよ。海外派兵問題です。  ペルシャ湾のような具体的な今述べたようなケース、これも海外派兵の解釈に当たらないというふうになるのですね。一言でお願いします。
○岡崎委員 公海ならば機雷を除去するような行為をやっても、これは武力行使にも当たらないし、海外派兵にも当たらないということになるわけですね。大問題じゃありませんか。これに対する、遺棄されたとはいえ、当然いろいろな反応があるはずだし、私たちが懸念する海外派兵というのは、ペルシャ湾に...全文を見る
○岡崎委員 一般論だけじゃなくて、具体的にペルシャ湾というところで、そして機雷除去をやったということを言っているのですよ。中曽根さんの答弁もそのことに触れているわけですね。そういうことをしても、なおかつこれは海外派兵でないかということを聞いているのです。一般論じゃなくて、そのこと...全文を見る
○岡崎委員 アジアの諸国が懸念するのは当然だと思いますね。ここまで解釈が拡張されていることを厳しく指摘しておきたいと思うのです。  時間が大分迫ってきましたので、有事来援問題についてお聞きしたいと思います。  この有事来援が戦時HNSやポンカスや、あるいは有事立法につながるこ...全文を見る
○岡崎委員 核・化学戦を想定した汚染除去問題等については含まれることもあり得るということでしょうか、今の御答弁は。
○岡崎委員 そういうことでございますが、時間も来ましたので、このガイドラインの前提には、はっきりと非核三原則にわたることについては研究協議しないという合意ができていますので、私は当然非核三原則という点から見て、日本が核戦争になることを想定したような、そういう汚染除去等の問題は研究...全文を見る
04月15日第112回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○岡崎委員 特別協定の改定について朝からずっと聞いていまして、なぜ変えるのか、今も釈然としないと言われましたけれども、全くよくわからないわけです。  今回の改定は、日米経済状況の変化だということを言われています。しかし一年前、たしか五月十八日でした、当委員会で、駐留軍労務費の中...全文を見る
○岡崎委員 だれもそういうことを聞いても信用しませんよ。外務省ともあろうものが円高の進行について知らなかったなんという、そういうことは国会の答弁にふさわしくないと思います。  昨年の十月七日、政府の会議で決めました「ペルシャ湾における自由安全航行確保のための我が国の貢献に関する...全文を見る
○岡崎委員 そうしますと、政府・与党首脳会議を受けてと言われましたが、受けたのは、ここに書いてある「在日米軍経費の軽減の方途について米国と協議を行う。」この「協議」というのは、日米首脳会談を指すのですか。それを受けて話が進んだように今聞きましたけれども、どうですか。
○岡崎委員 要するに、この方向を伝えたということは事実なのでしょう。  じや、話を進めましょう。今回の改定で、日本人基地従業員の労務費のうち八手当を、これまでの二分の一を全額負担することになるわけです。これで在日米軍経費の中で労務費というのは三分の一から二分の一以上に日本が負担...全文を見る
○岡崎委員 では、先ほど読み上げたペルシャ湾に関する政府の方針があるし、これについては竹下さんが先方に伝えているわけでございます。この中で、在日米軍経費の軽減の方途について打ち出しているわけです。そして現実には当の特別協定に見られるように在日米軍経費の軽減が行われた、これは無関係...全文を見る
○岡崎委員 その明快な中身をいいましょう。明快な中身というのは、これまでの答弁とかなり違った、つまり、なお書きによって今回の措置をとったというわけですからね。なお書きというのは、はっきりペルシャ湾に関連して在日米軍経費の軽減の方途について図るということなんです。  そうしますと...全文を見る
○岡崎委員 踏まえつつ今回の措置というわけですから、そのものじゃないということは当たり前のことなんです。  さて、ペルシャ湾に派遣されている米軍、四十隻を超えるというふうに言われていますけれども、これはしーガン大統領も去年の五月二十九日の声明で、ペルシャ湾の航路がイランとソ連の...全文を見る
○岡崎委員 直接は護衛されている点はない。私どもは、ペルシャ湾でああいうイラン・イラク戦争とのかかわりで、国際紛争地域に米軍が先ほど言ったようなイランやソ連に対する牽制的な意図を持って行動するのは干渉行為であるというふうに批判をしています、米艦船のイラン派遣というのは。こういうこ...全文を見る
○岡崎委員 この間からこの問題は議論していますけれども、公海上だったらいいというわけですか。この竹下総理のお話というのは、公海上ではない、つまり湾岸諸国等の領海に入っている場合に、これは憲法上の問題が起きてくるけれども、公海上だったら、航行安全のために、そういう目的で日本の自衛艦...全文を見る
○岡崎委員 ここでの竹下総理の話というのは、政治判断というだけではなくて、憲法の問題も持ち出していますので、憲法論も入っているのです。  それで、今公海上だったら問題ないように言われますけれども、航行安全の確保ということで自衛隊がペルシャ湾の公海部分に出動するということになれば...全文を見る
○岡崎委員 答弁になっていないです。ペルシャ湾という今国際紛争の真っただ中に、たとえ公海部分であっても日本の自衛隊が航行安全の目的でもって派遣される、そしてそれに対する攻撃があった場合は反撃することもできる、これは軍事行動ですよね。そういうことが今の憲法上許されるかということを聞...全文を見る
○岡崎委員 政治論はわかりますよ。先回からやっているのは政治論のお答えでしたから。私がきょうここへニューズウィークを持ってきたのは、憲法上の問題として竹下総理が問題提起されていましたので、憲法的にはどうかということを言っているわけです。  それでは、先ほどから言っているように、...全文を見る
○岡崎委員 重大な発言だと思いますよ。国際紛争の真っただ中に公海部分に行って、そしてそこで今言った軍事行動にわたるようなことをやっても憲法上許される。私はこの間の議論を踏まえた上で言っているわけですけれども、竹下さんが特に憲法上できないということをおっしゃっているからこそそのこと...全文を見る
○岡崎委員 あれこれおっしゃっているけれども、斉藤条約局長の答弁を容認されている発言でございますし、憲法論としても私は大問題をはらんでいると思うし、こういう立場は撤回すべきだと思います。  先に進んで母港化問題について触れますけれども、特別協定も一年で何かわけのわからぬような理...全文を見る
○岡崎委員 将来にわたって排除するものじゃないなんて、今からそんな言いわけをしてもしようがないのです。守ったかどうかということを聞いているのです。この約束は今日まで守れているかどうか。
○岡崎委員 約束を守ったかどうかを聞いているのです。将来約束してないと言うのですか、これでは。
○岡崎委員 苦しい言いわけですね。少なくとも予算委員会に対する政府のはっきりした見解ですよ。当時の現状認識であって、将来にわたって拘束されない約束なんてありますか。はっきり破っている。三宅島がそうです。逗子の米軍住宅もそうじゃありませんか。こういうことだから信用されないというふう...全文を見る
○岡崎委員 この約束を守ったかどうかを聞いているのですよ。当時のことじゃないのです。約束というのは、そのときと先にわたってまで守るのが約束でしょう。守ったかどうかです。
○岡崎委員 答弁になっていません。母港化というのは、必ず空母艦載機の訓練基地が要るのですよ。NLP基地が要るのです。なぜ正直にそれを言わなかったのです。単なる乗組員の家族対策だ、居住対策だと言って、うそを言ってから母港化したのじゃありませんか。これも約束を破ったことです。  三...全文を見る
○岡崎委員 アメリカの言うとおり、先も見ないで言われるままに国会で答弁なすっているということなんですね。  四つ目を挙げましょう。昭和四十八年十二月十九日、決算委員会での同じく大河原政府委員の答弁です。「空母「ミッドウェー」が横須賀周辺に家族を居住させておる期間はおおむね三年と...全文を見る
○岡崎委員 もう答弁にならぬですね。  五つ目を挙げましょう。昭和四十八年十月九日、内閣委員会での山中防衛庁長官の答弁でございます。ミッドウェー母港化に関連して、厚木並びに三沢等に訓練のためにこういうことが起こるというふうに述べられています。「基地の公害はふえていくという現象が...全文を見る
○岡崎委員 随分苦しい答弁で、現に厚木で行われているでしょう。厚木ではもう忍耐の限度が来たというふうに言っているんですよ。十分な配慮が行われていなかったという、これを見ても明らかじゃありませんか。外務大臣、こんな状況なんですよ。  初めは処女のごとくという言葉がありますけれども...全文を見る
○岡崎委員 例えば三年ということについては、アメリカがそう言ったからということで答弁なさっているでしょう。しかし、新しい施設の提供は要らないとか単なる乗組員の居住対策だけだというのはうそですよ。  空母というのは母港化になれば必ずNLP基地が要るわけです。艦載機の訓練基地が要る...全文を見る
○岡崎委員 そういうひきょうな答弁はよしなさいよ。大体アメリカの議会筋でもレーマンさんあたりも言っていますし、今すぐかそれとも数年先かはともかく、退役は必定なんですよ。  だからこそ、友藤さんもいますけれども、ミッドウェーのあのNLP基地、かつてはミッドウェー、ミッドウェーと言...全文を見る
○岡崎委員 その後のことを言っているのじゃないのです。今のことを言っているのですよ。  ミッドウェーが退役になれば、もうミッドウェー限りでしょう。家の契約も、岡崎が借りていれば岡崎だけなんですよ。あとだれか来たって、これは新しい契約なんですよね。ミッドウェー限りのものかどうかを...全文を見る
○岡崎委員 それはそれで母港がなくなるのでしょう。そこを聞いているのですよ。そのときは母港でなくなるのでしょう。それをちゃんと答えてくださいよ。
○岡崎委員 終了しますね。
○岡崎委員 そのことを聞きたかったのです。  外務大臣、この問題についてはそれでよろしゅうございますね。
○岡崎委員 とんでもないことなんですね。代替空母絶対反対だ、母港化返上の声に耳を傾けていただきたいということを強く主張しておきます。  終わります。
04月22日第112回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○岡崎委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、日米地位協定二十四条の特別協定を改正する議定書に対する反対討論を行います。  反対理由の第一は、在日米軍の役割について、一九七〇年の米サイミントン委員会でジョンソン国務次官が、「第一義的には日本の直接防衛のためでなく、その周辺地...全文を見る
04月27日第112回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○岡崎委員 我が国がこの条約に加盟したのは一九八〇年です。大変結構です。ところが、入っているのは釧路湿原と伊豆沼二カ所ですね。先進国に比べて著しく少ない。例えばイタリアの場合は四十カ所、デンマークは三十八カ所、イギリスは三十三カ所というぐあいなんです。もっとふやしていく計画はござ...全文を見る
○岡崎委員 世界に貢献する日本と言っているじゃありませんか、少ない方を基準にするのではなくて、もっともっと積極的に取り組んでいただきたいと思います。本当は具体的計画を聞きたかったけれども、時間がないから、もうそれ以上聞きません。  今度は予算ですけれども、指定を受けた二つの湿地...全文を見る
○岡崎委員 さらに努力していただきたいと思います。  私どもの住む東京の近くでは、東京湾の大井埋立地が水鳥の生息地として非常に大きな意味を持っているわけです。全国で観察される野鳥の数は大体五百六十種類と言われています。私、ここにリストを持ってきましたけれども、大井埋立地で確認さ...全文を見る
○岡崎委員 貴重な場所であるということは言うまでもないわけです。こういうふうに東京湾の中にわずかに残っている野鳥、水鳥の楽園といいますか、これは本当に私たちがこの条約の趣旨に沿っても守っていかなくてはならないところだろうと思うわけです。  ところで、東京港の野鳥公園の計画が進ん...全文を見る
○岡崎委員 この野鳥公園自体は、これはこれでいいわけです。しかし、人工湖では天然の干潟とは違うのです。その人工湖をつくるために、またつくるからといってその近くにある天然の干潟を壊してしまうというのはまずいと思うのです。運河だったら少し遠回りしてもいいし、ないしはもっと狭くしてもい...全文を見る
○岡崎委員 一般論じゃなくて、この汐入の池の干潟を守れということを言っているのです。そのことについて東京とも相談してしっかりとこういう天然の貴重な水鳥の生息地を守っていく、そういうことについて検討してもらいたいと思うのですが、どうですか。
○岡崎委員 見守っていきたいというのは、人工の池をつくっても天然の干潟がなくなっては困るわけなので、天然の干潟を守るという方向で見守っていきますか。
○岡崎委員 野鳥の会の方々の希望にこたえて関心を払い、大いに努力してもらいたいと思います。  時間が来ましたので、最後に外相、今いろいろと質問があったように、この条約に入って、また今度改定されますが、大変結構なことでございますけれども、必ずしも我が国の行政としてはこれにふさわし...全文を見る
○岡崎委員 これで終わります。
○岡崎委員 私は、五月三十一日から始まる第三回国連軍縮特別総会に関連して質問をします。  政府は、昨年四月、第二回の準備委員会にSSDⅢに対する日本政府の見解を提出されています。  昨年四月でございますから、その後大きな情勢の変化もございます。特にINF全廃条約の締結等、核軍...全文を見る
○岡崎委員 依然として有効、しかし情勢を踏まえて包括的な提案をするということですが、ここに書いてある内容がどうかという点についてお伺いしたいのですけれども、核兵器完全廃絶については「政治的宣言はそれだけで問題の解決を導くことにはならない。」こういうふうに書いてあります。  さら...全文を見る
○岡崎委員 情勢を踏まえて、それだけではない、何か提案をするような話です。では、どういうものかということなのですね。  今私が挙げた第二回の国連軍縮特別総会の外務省の資料を持ってまいりましたが、ほとんど同じですね。これです。これは八二年の前年に同じように政府見解を出されています...全文を見る
○岡崎委員 軍縮のために取り組むということでございますが、その軍縮も核兵器廃絶ということ、被爆国だけにこれを緊急課題とするような構えがどうしても私は必要だろうというふうに思います。  日本のカトリック中央協議会が呼びかけてカトリック教会のアジア司教会議連盟に加入されている司教の...全文を見る
○岡崎委員 これは政治的な大臣の見解を承りたいのです。
○岡崎委員 いつも議論するわけでございますが、究極的というのは今の緊急課題、中心課題という点を棚上げしちゃって遠い将来の問題にするという点では、そしてまた核兵器が世界の平和に役立っている、抑止力という意味で役立っているということでこれを肯定されるという点では、大問題だというふうに...全文を見る
○岡崎委員 ソ連の場合、私どもとの日ソ両党声明ができまして、はっきりと核兵器廃絶を緊急中心課題にするということを位置づけた上でやっているために、こういうINFの廃絶等々に向ける一つの前進がソ連の側からもつくられたように私たちは考えますが、究極的ということで、緊急廃絶という立場にお...全文を見る
○岡崎委員 私は具体的に聞いたのですよ。その条件がそろっているかどうかについてはその地域の人が決めるわけなんで、南太平洋地域、そしてまたASEAN地域で具体的にこの構想が実り、ないしは実ろうとしている、これは歓迎すべきことじゃないか。鈴木元総理の演説と同じ方向ではないか。そのこと...全文を見る
○岡崎委員 総理が国連の舞台で演説したことでありながら、具体的にそういう方向で南太平洋、ASEANで起こってくることについて、大いに歓迎すべき方向だという姿勢をおとりにならないというのは、これは今の政府の姿勢としていかがなものかというふうに考えるわけです。  それと同じ中身です...全文を見る
○岡崎委員 第三回国連軍縮特別総会に向けていろいろな動きがありますし、日本政府の方もそれなりの準備をされていると思います。今の、一つは米ソを軸としたINF全廃に見られるような核兵器廃絶の方向、もう一つは、私がここに例に挙げました非核地帯化のいろいろな各地における前進、これはやはり...全文を見る
○岡崎委員 意見がありますけれども、時間が来ましたので、終わります。
05月11日第112回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○岡崎委員 今回の日米原子力協定、これは交渉で随分いろいろ問題があったやに聞いております。五年間ぐらいかかったということですけれども、どういう問題があったのか、簡潔にお答え願います。
○岡崎委員 今、何か包括同意方式になったので自主性が拡大されたかのように言われているけれども、実際はそうじゃない。  よく読んでみると、アメリカの一九七八年の核不拡散法に基づく厳しい規制ががんじがらめのように加わってきている。このことで相当難航し、調整に苦労されたということだっ...全文を見る
○岡崎委員 日本の平和利用の原則をどう守るかという点で大変苦労されたように今お話がありましたね。これは具体的にはどういう点ですか。
○岡崎委員 この協定の十一条、包括的同意の条項ですが、この中で「別個の取極を、核拡散の防止の目的及びそれぞれの国家安全保障の利益に合致するよう締結し、かつ、誠実に履行する。」こういうふうにありますね。  ここに書いてある「それぞれの国家安全保障の利益」、この問題についてかなり議...全文を見る
○岡崎委員 どういう議論があったのか、中身を教えてください。
○岡崎委員 今説明を聞きました。こういう国家安全保障上の利益といったことが盛り込まれたアメリカとの二国間の協定、ほかの国でございますか。
○岡崎委員 今実態的には同じだというふうに言われ、だから、いろいろ思うのだけれども、そういうことで調整をしたという話でございました。  しかし、この十一条を読みますと、文言からいってもこれは違うのです。「核拡散の防止の目的」と一つ書いて「及び」となっていて、「それぞれの国家安全...全文を見る
○岡崎委員 信頼関係があるから将来そういうことはされないというのと実態的に同じだということはちょっと次元が違う話なんです。後の方の答弁はちょっと問題が残りましたね。  そこで、国家安全保障の利益ということ、これは核不拡散と同一だとおっしゃるけれども、この言葉自体から見るならば、...全文を見る
○岡崎委員 そうはなっていないのです。単独で起こるものでないというふうにおっしゃっているけれども、実施取極を見ますとこれはそれぞれがやはり単独しているのです。  「例外的事件に起因する核拡散の危険」が一つあって、三条です、「又は自国の国家安全保障に対する脅威の著しい増大」、明ら...全文を見る
○岡崎委員 おかしいです。信頼関係があるからそれは単独で発効されないだろうということとこの二つの概念が同じだということは明らかに違います。なぜ核拡散の危険だけで済まなかったのですか。  アメリカが強く要求したからこれは書いたと言うのですけれども、書いた中身が「又は自国の国家安全...全文を見る
○岡崎委員 密接に関係している認識、それはいいですよ。しかし、それは違うからこそ密接に関係しているわけでしょう。実態的に同じだということは別問題です。  今聞いているのは、この協定の中の「国家安全保障の利益」というこの表現と、たくさんありますからあなたの引用されたところではなく...全文を見る
○岡崎委員 答えていません。  私が言っているのは、アメリカの不拡散法に書いてあるのはこの協定と同じように、「核不拡散目的」と「国家の防衛と安全」、この二つの概念を書いているのです。これをもとにしたというこの協定の「核拡散の防止の目的」、これと「国家安全保障の利益に合致する」、...全文を見る
○岡崎委員 国会の審議の場ですから、正直に言ってもらいたいのですよ。  同義語かということを聞いているのです。アメリカの核不拡散法も二つ並べている。日米原子力協定も二つ並べている。この言葉は同じ意味の言葉なのかということを聞いているのです。そのことです。
○岡崎委員 そのことを聞きたかったのです。  つまり、アメリカの核不拡散法をどう盛り込むかということをアメリカは非常にしつこくやってきて、これでかなり苦労したという話が冒頭にあったわけです。そして、アメリカの核不拡散法にあるこの概念がこのような形で盛り込まれているわけです。そし...全文を見る
○岡崎委員 交渉の過程ですったもんだしたのは認識が違ったからでしょう。もみにもんでやっと認識を同じものだというふうにしたにすぎないんじゃありませんか。しかし、表現は明らかに違いますよ。先ほどから紹介しているように、日本語から見てもこれは明らかに二つの概念を並べているわけです。そう...全文を見る
○岡崎委員 苦しい答弁だし、私がしつこく聞くのは非常に重大な問題を含んでいるからなんです。同じことがこちらから見れば不拡散条約の目的とか核不拡散の目的とか、こちらから見れば国家安全保障の利益とか、そうなるんだというふうに言われていますけれども、それは詭弁であって、文章から見るなら...全文を見る
○岡崎委員 私に関する限りまずないだろうと思いますぐらいのあいまいなことでは困るのです。そういう危険があるからこそこういう場で論議しているわけなんですね。  大臣、お聞きになっていまして、協定、それから実施取極、どんなに読んでも二つ分けて書いてあるのです。アメリカの国内法を無理...全文を見る
○岡崎委員 すさまじい議論の結果こうなった、かたい信頼関係があるから大丈夫だというふうにおっしゃいますけれども、この文面は明らかにアメリカの軍事戦略を押しつけられたとしか思えない点、厳しく指摘しておきたいと思います。  プルトニウム空輸問題について最後にお尋ねいたします。  ...全文を見る
○岡崎委員 きょうも盛んに議論されましたこの輸送容器、なかなか技術的にもまだ未完成のようで、今研究開発中というふうに聞きますけれども、我が国の原子力三原則によりますと公開でございますから、当然この実験のデータその他についてはすべて公開がされ、国民も国会も安心してよいというまではこ...全文を見る
○岡崎委員 ぜひ、それはデータを含めて公開してもらいたいと思うのです。  そこで、もし空輸になった場合、一回に輸送されるプルトニウムの量は、私、素人ではございますが、どのくらいですか。
○岡崎委員 先ほどから議論されているように、ノンストップで飛べば随分遠いのでボーイング747―400になりそうだということが書いてあるわけでしょう。こういうのを想定すると大体何個くらい積める、おおよそこのくらいだくらいは出るでしょう。時間が少ないので、端的にお答え願います。
○岡崎委員 百キログラム、大変な量ですね。  それで、これもまた当然国民に対する安全上、そちらの方で調査されなくてはいけないことだと思いますけれども、万一事故があった場合、これは空中爆発の事故とか墜落事故とかいろいろな事故の形態によって違うでしょうけれども、おおよそどのくらいの...全文を見る
○岡崎委員 それはないにこしたことはないのですよ。しかしチェルノブイリの事故もあるでしょう。ですから、どれくらいの被害が起こるかぐらいは調査しなさいよ。百キログラムまき散らされた場合にどのくらい広範な被害を受けるかぐらいはわかるでしょう。  そこで聞きますけれども、これはノンス...全文を見る
○岡崎委員 未定なことはいいですよ。しかし何か、有馬さんでしたけれども、三沢も排除しないというふうに答弁されたやに新聞等に載っていましたね。いずれにせよ新設するわけじゃないでしょうから、こういうところを使うわけでしょう。この五つの中からどこか使うわけでしょう。ほかにはありませんね...全文を見る
○岡崎委員 新しくつくることもあるのですか。とにかく具体的な固有名詞を挙げたくないからそうおっしゃっているのでしょうけれども、現実的には今挙げたところあたりがかなりねらわれるわけで、こういう国際空港や軍事空港はなおさらのこと危険性を持つから、私たちとしてはこういうところを使うべき...全文を見る
○岡崎委員 容器についても絶対安全かどうかについてはどうも疑問です。しかし、それはいいでしょうけれども、社会的問題もあるでしょう。あれこれ問題が多いときに先に協定を結ぶのはどうかということを外務省に聞いているのですよ。いかがですか。
○岡崎委員 最後に大臣にお伺いしますけれども、今プルトニウムの空輸問題をお聞きしましたけれども、多くの不安が残るわけです。恐らくこれは私だけじゃなくて、マスコミ等も書いていましたけれども、国民の疑問であり不安であろうというふうに思うわけです。  これは、先ほどから議論を聞きます...全文を見る
○岡崎委員 これで終わります。
11月18日第113回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○岡崎委員 私はまずタワーズの発砲事件からただしたいと思います。  今月九日、米海軍のミサイル駆逐艦タワーズが東京湾の入り口に当たる房総半島沖で射撃訓練を行った事件については、これまでも何人か質問がありました。そこで、きょう運輸省の方、見えていますね。事実関係をお聞きしたいと思...全文を見る
○岡崎委員 私の申し上げたとおりの答弁でございました。  そこで、続けて聞きますが、その発煙筒の位置は、野島崎灯台の西南西の十六・七キロの海上にあって、これは海上保安庁のものでもないし、また海上自衛隊のものでもない。これもはっきりしているわけです。また近くに発煙筒を必要とするよ...全文を見る
○岡崎委員 そこがおかしいんですね。海上保安庁の見解を聞いたわけですけれどもね。従来こういうふうにして発煙筒が何にもないところでぽっと燃えることがありますか。恐らくないと思いますよ。何かあるからこそ発煙筒が燃えるのであって、たまたまそこに偶然に射撃訓練が行われたのではなくて、やは...全文を見る
○岡崎委員 そうすると、訓練以外に考えられるのですか。だれがそこに落としたのか、置いたのかですね。どう判断されますか。
○岡崎委員 しかし、それ以外に可能性としてはどういうことをお考えになりますか。
○岡崎委員 しかし、遭難船は近くになかったのでしょう。海上保安庁のものでもないし、海上自衛隊のものでもない。遭難船のものでもない。タワーズのものと全く一体のものじゃありませんか。そう判断できませんか。恐れず言ってくださいよ。
○岡崎委員 外務省に聞きたいと思うのです。  今私がるる質問したような状況で、これはどう判断してもタワーズの訓練と一体のものだと私は思います。またそういうふうに書かれている新聞報道等も多いわけですね。標的に使うときと使わないときがあるでしょうけれども、十発もの射撃訓練をやってい...全文を見る
○岡崎委員 そこが一番の問題なんですよ。外務省もアメリカ側の言い分をそのまま聞くのじゃなくて、問題を解明する、国民の立場からきちっと調べる立場で積極的に問題解明に臨んでほしいということを申し上げたいと思いますけれども、では、その大型の発煙筒をどこから運んだのか。タワーズは、ジェー...全文を見る
○岡崎委員 運輸省、どうですか。外務省先にと言ったのは、本当に米軍にとってこれが痛いところなんです。タワーズだけの責任じゃなくて、もう一人落とす者がいたということになりますと大変な問題になるのですよ。外務省、責任を持って調査してもらいたいと思います。運輸省の判断を聞かしてください...全文を見る
○岡崎委員 ぜひ、その発煙筒をだれが落としたのか、事件と関係なかったかどうか、そのことはしかと調べてもらいたいと要求しておきます。  さて、話を進めますけれども、タワーズは、もういろいろと報道されていますけれども、「うらが」が近くにいることは視認していますね。そして艦長はブリッ...全文を見る
○岡崎委員 そうしますと、国際信号旗を掲げたというのは、まだ確認されていませんか。外務省、どうです。これもあっちこっちに報道されていますけれどもね。
○岡崎委員 じゃ、国際信号旗があったわけです。つまり試射するということをはっきり示しているわけです。「うらが」がいることを知っているのですね。ないしは自衛艦と誤認したそうですけれどもね。これははっきり船があることを知っておきながら計画的な発砲訓練ですよ。これは私たちは大変重大だと...全文を見る
○岡崎委員 とにかく今の科学の、特に軍事技術の発達からいって、三百メートル後方に、しかも航跡上にパンと撃ち込むというのは相当ねらい撃ちですよ。威嚇射撃と言われてもしようがないと思いますね。ないしは標的訓練と言われても仕方がないというふうに思いますが、しかしそれは今特定できないでし...全文を見る
○岡崎委員 まあ事実はわかることですから、おっしゃったことは一応お聞きしておきましょう。コーストガードですから、海上保安庁の船というふうに見てもいいでしょう。しかし、いずれにせよ、発煙筒が白煙を上げていた、それを調査するためにちょうどタワーズと発煙筒の中間に割り込むような形で「う...全文を見る
○岡崎委員 私は、領海内だからけしからぬというだけじゃなくて、人間が乗っていることを視認しておきながら撃つということは、なおさらけしからぬというふうに思っています。厳しい抗議をやっていただきたいと思います。  そこで、このタワーズですけれども、二回やっているのですね。そして、こ...全文を見る
○岡崎委員 たまたま白煙が上がったので、その場に海上保安庁が行ってそれを確認したわけですね。しかし、その一回目は確認してなかったんですよ。そうすると、これまでもやらなかったという保証はないんじゃないかというふうに思えるんですね。たまたま偶然にタワーズが二回やったんじゃなくて、ある...全文を見る
○岡崎委員 安全を考慮した上である種の態様は許されている、そういう解釈だからこそいろいろな被害が生まれる。住民に迷惑を及ぼす超低空訓練がなされるし、また、こういう射撃訓練が領域内でも行われるようなことが起こる条件をつくっているというふうに思います。したがって、一切の訓練をやめるよ...全文を見る
○岡崎委員 まあ、言いにくいかもしれませんね。  池田防衛施設庁長官は、六月十四日の着任のあいさつの中で、三宅島などを念頭に置きながら、国民は防衛の大切さを「本当のところまだよく分かっていない。」だから自分のところに基地問題が起こると、「何んで自分だけが基地問題に関係がでてくる...全文を見る
○岡崎委員 ろくな答弁もないんですね。  時間がまいりましたので、最後に聞いておきましょう。  田澤防衛庁長官は、三宅島選挙の後に、「押してもダメなら引いてみる。そんな姿勢で進めていきたい。頭を低くしてやっていかなければ」こういうふうに言っていますけれども、これは低姿勢で長期...全文を見る
○岡崎委員 では、時間が来ましたので。