緒方靖夫

おがたやすお



当選回数回

緒方靖夫の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第136回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第2号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  昨年の十一月に財政危機宣言が発せられましたし、それからことし一月になって大蔵省が中期的な財政事情に関する仮定計算例、こういうものを出して、西暦二〇〇六年には公債残高が四百八十兆円とかあるいは五百四十兆円になる、そういうことが言われてい...全文を見る
○緒方靖夫君 ただいまお話がありました六百三十兆円の問題ですけれども、これは財政審の報告なんですが、その中でこういうことが書かれているんですね。「六百三十兆円の公共投資基本計画について」、国の財政から見ると、「それだけの負担増の計画に他ならないことを認識する必要がある。」と。です...全文を見る
○緒方靖夫君 建設国債にしましてもやはり償還しなきゃいけないわけで、ですから結局そこが大きな問題になると思うんですね。  私は、これは経団連が出している「経団連ビジョン二〇二〇」という、その文書を見て改めて驚くわけですけれども、その中には、プログラムとして首都移転ということが高...全文を見る
○緒方靖夫君 建設国債にするかあるいは消費税税率引き上げにするか、そういう選択があるということを言われましたけれども、私は思うんですが、今住専で大変な問題になっていますよね。こういう財源というのが、六百三十兆円のどの部分をとってくるにせよ、あるいは貯蓄を使うにせよ、結局すべて国民...全文を見る
○緒方靖夫君 民間活力という意味ですがね。
02月21日第136回国会 参議院 地方分権及び規制緩和に関する特別委員会 第2号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  委員長のお許しを得て、立ってやらせていただきます。  規制緩和についてなんですけれども、規制の中には当然撤廃すべきもの、あるいは緩和すべきもの、それはあると思うんですね。例えば過労死の認定基準、これは労働省もですけれども、そういった...全文を見る
○緒方靖夫君 そうすると、この答申の精神と住専処理のああいう方向というのはどういうふうに考えるわけですか。
○緒方靖夫君 では次の問題で、土地、住宅の容積率等の規制緩和の問題なんですけれども、これは十四ページにありますけれども、それについて、真ん中からちょっと下の方ですけれども、「大都市部において必要とされる良好な市街地環境の内容を検証し、目的と手段の対応関係が明確かつ合理的な容積率規...全文を見る
○緒方靖夫君 そうすると、例えば東京都の場合においては容積率を下げるというような方向とかそういう場合もあり得るということが考えられるのですか。大体、もうそこのところは緩和して高めていく、容積率を高めていくイコール高度の土地利用というそういう考えに立っていられるのかどうか。
○緒方靖夫君 それから、これは十六、十七ページに書かれていることですけれども、定期借家権についてお伺いしたいんですけれども、定期借家権制度について答申は借地借家法の正当事由による裁判所の判断という方法だけでなくて、この十七ページの上のところですけれども、「真の弱者に対する必要な施...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。終わります。
02月22日第136回国会 参議院 建設委員会 第3号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  私は、今回の豊浜トンネルでの事故で亡くなられた方々への御冥福と御家族の皆様方への心からのお見舞いを最初に表明したいと思います。  私は、日本共産党の今回の事故調査団の一員として、十四、十五、二日間にわたって現地に行ってまいりました。...全文を見る
○緒方靖夫君 やはり対策本部の仕事として、例えば旧道をどうやって安全に使うとかそういうこともあったと思うんですね。ですから、本当にひどい話で、だからもう現地の新聞は「身元確認前に合同本部解散」ということで大見出しで報道してあるわけです。家族をさんざん怒らせて、さらに怒らせた、これ...全文を見る
○緒方靖夫君 その点、しっかりやっていただきたいと思うんですけれども、地元の現時点での一番の要望というのは、新道のトンネルがつぶれましたから旧道で、もう御案内だと思いますけれども、旧豊浜トンネルとチャラセナイトンネル、この二つを安全にということなんですね。  ところが、私も行っ...全文を見る
○緒方靖夫君 ぜひしっかりやっていただきたいと思うんです。  それで、地元民がうんと心配している理由というのは、やっぱり理由があるんですね。それは、九三年七月のあの地震、それがあって、そしてたくさん岩石、岩盤の崩落があったことを知っているからなんです。  特に私は向こうに行っ...全文を見る
○緒方靖夫君 結局調べていないわけですね。ですから、そういう種のことが、たまたま人がいなかったけれども、人がいるところで起きたらどういうことになるかということをそれに関連してやっぱり調べるべきなんです。そういったことがやられていない、非常に不十分だと。はっきり言えば、こういうこと...全文を見る
○緒方靖夫君 結局、不可抗力だったというようなことをいろいろ並べられていると思うんです。  私はやはりあの辺の地形のことを考えると、これは開発局の土研の道路部長の根岸正充、その方の学術論文で、本を持ってこられなかったからコピーで読んだんだけれども、非常に立派な論文を書かれている...全文を見る
○緒方靖夫君 それから、今回の事故の問題に関連して簡潔に述べますけれども、やっぱり建設のときの問題があると思うんです。これは私、北海道の専門家にいろいろ尋ねたんですけれども、あの辺の地形で非常に危険だと。これはこういう非常に大きな本なんですが、「後志の国道」というこういう本で、小...全文を見る
○緒方靖夫君 建設省の職員をふやす等々、これは本当に私は重要な課題だと思います。ですから、そういう点をしっかりやっていただき、同時に、道路の維持管理、安全な管理、これをしっかりやっていただきたい、このことを要望して終わります。ありがとうございました。
03月14日第136回国会 参議院 建設委員会 第4号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  質問に入る前に一言申し上げたいことがあります。  現在、国会の正常化のために話し合いによる正常化の努力が強められていると思いますけれども、そうしたときに、野党第一党の欠席のまま性急に委員会を開催することは参議院にも不正常を拡大するこ...全文を見る
○緒方靖夫君 住専問題では、銀行と大蔵省の癒着、政治献金を通じての銀行や住専、その貸出先と政治家との関係、こうしたことが大きな問題になっております。  中尾大臣にお尋ねいたしますけれども、大臣は住専の融資先から献金を受けておられるのか、また建設業界から献金を受けておられるのか、...全文を見る
○緒方靖夫君 それから建設業界からの。
○緒方靖夫君 その一社というのを、融資先、それは名称はどこでしょうか、名前は。
○緒方靖夫君 朝日新聞の九四年の六月十七日付、これは山梨版ということになるんでしょうか、そこに中尾建設大臣のその当時の建設業界からの献金についての考え方が述べられております。それを紹介いたしますと、「法定の浄財は感謝して受け止めてゆく」とこう書かれているんですけれども、そういった...全文を見る
○緒方靖夫君 これは朝日新聞で、九四年、平成六年の六月十七日付ということです。
○緒方靖夫君 建設業界からの政治献金ということについて重ねてお伺いいたしますけれども、大臣はこの間受け取られていないということで言われているんでしょうか。
○緒方靖夫君 私の幾つか調べた資料の中で、これは日東建設から政治献金を受け取られているというそういう報告が出されているというものがあるんですけれども、それについては御記憶ありませんか。
○緒方靖夫君 金の受け渡しというのは非常に明確な問題ですので、やはりその点はっきりさせていただく必要があると思うんですけれども、特にこれは日本建設業団体連合会の前田会長が自分たち建設業界が政治家に献金をする意味について、許認可、利権が絡むので政治家には金を出すのだというふうに述べ...全文を見る
03月26日第136回国会 参議院 建設委員会 第5号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方です。  金融公庫法等の一部改正案については、個人住宅の居住水準を引き上げ、質のより高い住宅のストックを図るという点でこの法案に賛成です。今回の金利体系の見直しによってどれだけ実効性があるのか、その問題についてお尋ねしたいと思います。  最初の点...全文を見る
○緒方靖夫君 今話がありましたように、一定の良質な住宅の要件を満たすには基準金利適用でも建設費上乗せが必要になるわけで、普通の住宅にして中間金利が適用された場合よりもどうしても毎月の返済額は大体一割ぐらい高くなると思うのです。現在の金利でもそうだし、それから私、試算してみましたけ...全文を見る
○緒方靖夫君 従来、基準金利だった百二十五平米以下の住宅に中間金利が適用されるということになりますと、むしろ公庫の融資を受けるというよりも民間の融資でいこう、民間資金を借りようという、そういう傾向がこれまでよりも強まる可能性があるんじゃないかと思うんです。  そこで、私は中尾大...全文を見る
○緒方靖夫君 時間がありませんので、次の法案に移りたいと思うんですけれども、優良宅地開発促進緊急措置法が一九八八年に制定されたときに、日本共産党は、この法案が建設大臣のお墨つきで地方公共団体に負担を押しつけながら自然破壊を進めるおそれがあるという理由で反対いたしました。その後、二...全文を見る
○緒方靖夫君 三〇%以上という場合に自然緑地、それが入るのかどうか。
○緒方靖夫君 例えば分譲住宅の庭、こういうものも含まれているわけですね。
○緒方靖夫君 そういうことですと、それぞれの家の庭も含まれるということになると思いますけれども、自然を一方で破壊しながら建てた家の庭まで緑に含めるというのはいかがなものか、そういうふうに感じるわけです。  今話がありましたこの緑の政策大綱ですが、これを読んでみますと確かに非常に...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表し、大都市地域における優良宅地開発の促進に関する緊急措置法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  優良宅地開発促進法は、大臣の認定で大規模な民間宅地開発を促進しようというものであり、今回の改正案は、緑の確保や高齢者対応などを認定要件...全文を見る
03月28日第136回国会 参議院 建設委員会 第6号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方です。  交通事故死者は、この間、八年連続で一万人を超えるという深刻な事態に至っております。交通事故対策は国政上の重要な課題となっていると思います。  この法案には積極的な提起が盛られていると思いますが、現実にはこの法案に反する道路建設がいろいろ...全文を見る
○緒方靖夫君 せっかくいい法案が出ているわけですから、それに反するたくさんいろんな問題があるけれども、その中の一つの非常に極端な例として、道路局としてやはりその現場を見て今後対策を練っていただくという、その点をちょっとお約束していただきたいと思います。
○緒方靖夫君 ぜひそれをお願いいたします。  住民がこの間確認した中で、道路が供用を開始されてから半年間ですけれども、交通事故が十五件起きているんです。(資料を示す)これもちょっと見にくいと思いますけれども、住宅地に車が突っ込むというこういう事故が起きているんです。しかも、この...全文を見る
○緒方靖夫君 それをぜひ積極的に住民の要望に沿った形で進めていただきたいと思います。  最後の質問ですけれども、昨年八月に道路交通環境整備懇談会というところでの提言が出されております。これの十八ページに、「道路ストックが不十分ななかで急速にモータリゼーションが進展したため、本来...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
03月28日第136回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○緒方靖夫君 私は、銀行から大蔵省への天上がり問題について質問いたします。  天上がりというのは、銀行から大蔵省へ一定期間出向している大蔵事務官のことです。こういう事実があるのか、現在何人いるのか、銀行名も挙げていただきたい。同様に、昨年についてもお示し願います。
○緒方靖夫君 銀行名も。
○緒方靖夫君 配付資料のⅡを見ていただきたいと思うんですけれども、天上がり職員を大銀行がローテーションを組んで大蔵省に送り込んでいるその実態がわかるわけです。  大蔵省、いつからこんな慣行があるのか、主な配属部署はどこか、どんな仕事をするのか、以上三点、明確にお答え願います。
○緒方靖夫君 日本テレビが三月四日に放映の番組で元出向大蔵事務官が証言しているわけですけれども、その主な目的というのは情報収集。出向者は完全に大蔵省の役人。名刺ももちろん大蔵省。一つ部署が変われば完全に大蔵省事務官で、出向のことは全くわからない。同僚として電話一本で内部情報はとれ...全文を見る
○緒方靖夫君 全くおかしいじゃありませんか。  大蔵大臣にお尋ねします。同じ問いです。
○緒方靖夫君 それでは、調査を要求いたします。  総理、行政府の長として、住専問題がこれだけ大きな問題になり大蔵省の責任が問われている。そしてまた、大蔵省と銀行の癒着がこれだけ国民の大きな批判を受けている。そうしたときに、天上がりは直ちにやめるべきではありませんか、お尋ねいたし...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、天下りの問題について幾つかの事実をお尋ねいたします。  一つは、住専七社での大蔵官僚出身の役員の状況。住専七社の設立以来、会長あるいは社長を務めたのは何人か。その中で大蔵官僚出身は何人いるか。住専が七社体制となった七六年六月の時点で大蔵OBは何社の社長ポスト...全文を見る
○緒方靖夫君 民間金融機関の大蔵OBの人数、現在何行に対して何人か、九一年時点についても同様にお尋ねします。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、平成八年度一般会計暫定予算外二件に対する反対の討論を行います。  政府が暫定予算を組まざるを得なくなったのは、国民の圧倒的な反対を無視して住宅金融専門会社、住専の不良債権の処理に六千八百五十億円の血税を投入する予算を強行しようとしたこと...全文を見る
04月11日第136回国会 参議院 建設委員会 第8号
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○緒方靖夫君 議題となっております二つの法律案について、日本共産党は基本的に賛成です。  まず、下水道整備の目標について確認しておきたいのですけれども、七次計画当時に、西暦二〇〇〇年までの中期目標として下水道処理人口普及率を七〇%程度まで引き上げるとしていました。八次計画につい...全文を見る
○緒方靖夫君 局長は大変苦しい答弁をされていると思うんですけれども、私も計算してみたんですが、農業集落排水事業など、コミュニティープラントとか、そういうのを全部合わせても九四年度末で大体〇・八%です。ですから、そういう七〇%という、しかも経済計画の目標については七〇%を超えると、...全文を見る
○緒方靖夫君 ここで配付いたしました資料、この表の一に今答弁があった数字、これは額のパーセントですけれども、それを挙げておきました。そのとおり符合しているわけですけれども、これを見てわかるように、例えば下水道六・七%ですね、国関係。しかも、その中で事業団は四・三%となっているわけ...全文を見る
○緒方靖夫君 事業団の問題に限ってもそれだけではないと思うんですね。やはり事業団は、有資格の企業が多数あるにもかかわらず、非常に大手に発注が偏っている、そう思います。  その端的な事例が、先ほども出ましたけれども日本下水道事業団の談合事件だったと思います。詳しいことは省きますが...全文を見る
○緒方靖夫君 知っておりますので、質問に答ウてください。
○緒方靖夫君 次の問題に移りますけれども、都市公園も下水道も自治体、地域に密着した事業でありまして、こうした事業に今比較的大手のゼネコンが入り込んできて中小企業の仕事を奪うという形が出ているわけですね。不況が長引く中でこの傾向は顕著になっていると思います。  九〇年度から九四年...全文を見る
○緒方靖夫君 それでも結構です。
○緒方靖夫君 後で計算してください。建設省の資料からつくったものですから。
○緒方靖夫君 東京の北区の土建業者とお話ししたときに、こういう声が出たんで紹介したいと田います。  今まで自分たちのところに区から来た公園修理とか、それは数百万円程度の仕事なわけですけれども、それが今みんな大手が持っていってしまう、こうしたことがおととし以来顕著になっている。区...全文を見る
○緒方靖夫君 工事全般について、先ほど官房長からも話がありましたけれども、この表の三にあるような状況なんです。やはり非常に懸念されます、これからどういう数字が出てくるのか。  今建設大臣からも御答弁いただきましたけれども、この問題は非常に大事だと思います。とりわけ、官公需につい...全文を見る
04月22日第136回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  農林系統金融機関のあり方については、住専の融資の問題とかいろいろな批判、議論があります。私も多くの批判的な意見を持っております。しかし、きょうは住専処理、そして特に母体行の責任問題に限定してお伺いしたいと思います。  まず、角道参考...全文を見る
○緒方靖夫君 今の答弁の中で母体行主義でということで話がありましたけれども、母体行が責任を持つという点でいいますと、ほかの住専七社についても私はそれを貫くべきだと思うんですけれども、その点についてはどのようにお考えですか。
○緒方靖夫君 実は、母体行主義でいくか否かという問題はきのう、きょう始まった問題じゃないと思うんです。一九九三年に第二次再建計画を策定するときに既にいろいろ問題になっている。このことが新聞報道などでも報じられております。  例えば、一九九三年二月十九日付の日本経済新聞、そこには...全文を見る
○緒方靖夫君 もう少し具体的にお伺いしたいと思うんですけれども、農林系統が第二次再建計画への協力を求められた際に、いろんな資料を見ますと、随分ちゅうちょされている、あるいは不信感をあらわにされている、そういうことが目につくわけです。  そこで、系統は大蔵、農水に対する要望事項三...全文を見る
○緒方靖夫君 その不安を押して、あるいはその不信感を押して協力に踏み切るに至った。それは母体行から何らかの保証があったからなのかどうか、その点をお伺いいたします。
○緒方靖夫君 三項目の指導要望に対して大蔵省から九三年三月十二日付の回答があったと思います。そうですね。大蔵省も国会答弁で認めておりますけれども、大蔵省の回答というのはどういうものだったのか、そして大蔵省が責任を持つというものだったのか、その点についてお伺いいたします。
○緒方靖夫君 私、その大蔵省の回答を手元に持っておりますけれども、その中には、行政庁としての立場からも最大限の努力を払う、こういうことが強調されておりますが、そのとおりですね。  次に、杉浦参考人にお伺いいたします。  農林中金は母体行主義が貫かれるということを考えて、そのこ...全文を見る
○緒方靖夫君 第二次再建計画が決定された後、母体行、住専がそれぞれ全国の都道府県の信連を回って、まさに全国行脚をしてその中で協力要請しております。私、その幾つかの会談記録を読んだんですけれども、その中にはこんなことが書いてある。注目いたしました。  口先だけでは信用できない、母...全文を見る
○緒方靖夫君 お二人のお話を伺いますと、今母体行が母体行主義を否定して、三兆五千億円の負担がぎりぎりだ、これ以上の負担は断じてできない、こう言っているのは今の経過から見て非常に私はおかしいと思うんです。  そこで、私また思いますのは、そもそもの話になりますけれども、そういう経過...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
04月26日第136回国会 参議院 建設委員会 第10号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方です。  本四公団本社の移転を決めた竹下内閣の政府機関移転策については、私は大いに意見があります。しかし、本改正案の移転は瀬戸内海を事業エリアとするというわけですから、本社を神戸市に移転するということに反対するものではありません。また、新設される公...全文を見る
○緒方靖夫君 一日のあれを見ますと、結局一万四千四百台ということですね。そうすると、想定からするとやっぱり三割近く落ち込んでいるということになると思うんです。道路分の建設事業費の想定額と九四年度末までの累計は幾らか、お尋ねいたします。
○緒方靖夫君 道路分の建設事業費は、九五年度で千九百五十六億円、九六年度で二千十億円、このままでいくと最終的に三兆円ぐらいになり、予定より二割ぐらい上回るんじゃないかと思うんです。  一方、通行台数の方は予測を大幅に下回って、今後についても、政府の経済計画の中の経済成長率、これ...全文を見る
○緒方靖夫君 今の件については、学者の研究ではありますけれども、いろんな角度からの研究なので、ぜひ研究を進めていただきたいと要望しておきます。  最後に、中尾建設大臣にお伺いいたします。  有料道路の料金制度についてなんですけれども、首都高速の料金値上げ、この問題で世論の非常...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
04月26日第136回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○緒方靖夫君 私は、前回の本委員会で、銀行から大蔵省への天上がりの非常勤の実態についてただしました。きょう、この委員会に提出してあります資料1を御参照いただきたいんですけれども、その後、一九七四年から二十二年間にわたって七十一人の非常勤がいることが明らかになりました。  大蔵省...全文を見る
○緒方靖夫君 それは当然です、大蔵省からいただいた資料ですから。  きょうは、銀行と大蔵省の癒着の象徴、そう言うべき常勤の天上がりの問題を取り上げます。  まず事実関係。現在、大蔵省に住専の母体行から配置されている常勤職員は何人か、どの金融機関からの出向か、その配属先、格付、...全文を見る
○緒方靖夫君 お配りしてある資料2を見ていただきたいんですけれども、ここには現在、金融機関から常勤として出向している中身と数が記されております。全部で十四名おりますけれども、これは保険会社等々を含めている、そういう数になりますね。  いつからこういう制度があるのか、またその制度...全文を見る
○緒方靖夫君 人数。
○緒方靖夫君 昭和三十九年というと東京オリンピックが行われた年です。それ以来、余り数が多過ぎてわからないということかもしれませんけれども、資料3をごらんください。  これは常勤の天上がりですけれども、これも大蔵省の提出資料です。これを私たちがっくり変えたものが資料4になります。...全文を見る
○緒方靖夫君 大蔵大臣、こんなことでは金融政策、大蔵省の情報が金融機関に筒抜けになると思うんですけれども、いかがですか。保証できますか、抜けないと。
○緒方靖夫君 重大なことだということで、一つだけ証言を紹介いたします。  常勤の経験者から聞いたことですけれども、目的は大蔵省の情報集め、公表される前でもその決定の中身を事前に一刻も早くキャッチし、いち早く出身行に伝えるのが仕事、頭はいつも価値ある情報収集のことでいっぱい、そし...全文を見る
04月30日第136回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  奥村公述人にお尋ねいたしますけれども、先ほど低成長では母体行が将来どこまで負担できるかわからないと言われましたけれども、現時点で六千八百五十億円、それだけの体力もあるし払えると思うんですが、いかがでしょうか。
○緒方靖夫君 六千八百五十億円というのは、国会で大問題になっていることを見てもわかるように、国民にとってやっぱり非常に大きな問題だと思うんですね。  次の点ですけれども、いろいろな案があると言われましたけれども、やはり政府案しかないという趣旨のことを言われましたし、しかし同時に...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう資料がまさに求められていると思うんですね。  宗田公述人にお伺いいたします。  法的処理の場合ということを言われましたけれども、この処理でいった場合、政府の今の案よりももっと母体行の負担が大幅に軽減されるという問題が起こると思うんですけれども、それについ...全文を見る
○緒方靖夫君 例えば、第二次再建計画のときに、系統に預金残高を残してほしい、そして母体行はうんとお金を引き上げましたけれども、そういう経過から見て、やはり今の時点で債務を比例配分するという法的処理のやり方というのは問題があるんじゃないかと思いますが、その点お尋ねいたします。
○緒方靖夫君 終わります。ありがとうございました。
05月01日第136回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  まず、橋本総理の小林元秘書の疑惑について、時間がありませんので端的にお伺いいたします。  日本興業銀行の追加融資に関して、橋本事務所の小林秘書から紹介あっせん料として金銭の請求があった、先ほどそういう話だったと思いますけれども、その...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほど証人は、九一年六月、興銀人形町支店で会った方、その方が橋本事務所からいろいろ言ってくるからと言ったその方を、その方と表現されましたけれども、それは興銀本店の常務でしょうか。
○緒方靖夫君 小林元秘書は、証人を名誉毀損で告訴しておりますけれども、これに対して証人はどのように対応されるおつもりですか。
○緒方靖夫君 この問題は、私簡単にしか聞けませんけれども、一国の総理の資格が問われる重大な問題だということを指摘しておきたいと思います。  次に、政治家との関係についてお尋ねいたしますけれども、先ほど証人は政治家からいろいろ接触を求められたということを言われました。確かに、証人...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほど三月三日のパーティーのことについて言われましたけれども、そのときに政治家の参加あるいは政治家の秘書の参加があったらば、その名前も思い出せれば挙げてください。
○緒方靖夫君 次の問題ですけれども、証人はバブルの時期に、地価の高騰、土地神話に乗った形で土地の買い占めを行ってきたと思うんです。きのう提出された決算書類をつぶさに読みましたけれども、八六年三月末に二百三十億円であった土地資産が九二年三月末に何と三千二百四十一億円に達し、実に十四...全文を見る
○緒方靖夫君 その点に住民との関係でやっぱり重大な責任を感じていただかなきゃ困る、このことを申し上げておきたいと思うんです。  それから、ビルの賃貸業と最初に言われましたけれども、ゴルフ場開発もやられていますね。これは茨城県の八郷町のゴルフ場開発に桃源社が参加して、今これが大問...全文を見る
○緒方靖夫君 このゴルフ場は八郷ゴルフというところで開発されているもので、桃源社の関与は間違いないですね、帳簿上も。ですから、そのことを指摘しておきます。  次に、あなたは建設省の道路開発資金、その提出の決算書に、これを見ますと建設大臣ローンというそういう項目になっておりますけ...全文を見る
○緒方靖夫君 こういう制度で銀行が債務保証を履行したのは、これは初めてのケースなんですね。国からお金を借りて返さない、これは悪いことですよね。  それからまた、住専の借金も決算書を見ますと七百八十二億円、総借入金の二一%で、全体は三千四百六十二億円。こうした借金どう返すつもりな...全文を見る
○緒方靖夫君 証人は、衆議院の予算委員会、二月の十五日に行われたわけですけれども、そこで、事業者というものは金銭消費貸借に判こをついたときは個人保証が求められる、これが私の信念だということをはっきり述べているんですね。  やはり借りたものはきちっと返す、汗水流して庶民が一生懸命...全文を見る
05月07日第136回国会 参議院 建設委員会 第11号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  私は、さきの予算委員会で住専問題に関連して大蔵省と金融機関の癒着の問題について取り上げ、その中で銀行から大蔵省への出向、いわゆる天上がりの問題をただしました。この問題を調査する中で、常勤天上がり、これは大蔵省だけではなくて建設、外務、...全文を見る
○緒方靖夫君 配付いたしました資料の一を御参照いただきたいんですけれども、これは建設省が私に提出いたしました資料をもとにしてこちらで作成したものなんですが、常勤職員の出向状況を示したものです。これは八八年からのものなんですけれども、この表に間違いがないかどうか確認したいと思います...全文を見る
○緒方靖夫君 この表を見ていただくとはっきりするんですけれども、八八年から現在までの九年間、合計五十二名の常勤の天上がり職員を受け入れているわけですね、すべて金融機関から。配属先も、建設省には六局あると聞いておりますけれどもそのすべてに、それから五十五課のうち十課に及んでおります...全文を見る
○緒方靖夫君 数についてはいかがですか。これまでの累計ですが。
○緒方靖夫君 資料の2を御参照いただきたいんですけれども、この表は、こうした常勤職員の受け入れ資料の1を、上の方は配属局課別に、下を金融機関別にそれぞれ整理し直したものです。矢印の始まりが採用年月、そして矢印の終わりが退職年月を示しております。どれもきれいに二年ごとに移っている。...全文を見る
○緒方靖夫君 余り説得力がないと思うんですが、なぜ金融機関一しかも特定の金融機関にということについてのお答えがないわけですね。  それで、今民間の発想、ノウハウと言われましたけれども、そういうことならば、先ほど大臣が言われたんですよ、大企業だけがノウハウを持っているわけではない...全文を見る
○緒方靖夫君 肝心のお尋ねに対する答弁がはっきりなかったんですけれども、常勤職員と一般職員、何か区別がありますか。一言でいいです。
○緒方靖夫君 区別するとしたら、これ根拠がないから大変な問題になると思いますので、当然のことだと思います。  人事院にお伺いしたいんですけれども、常勤職員の採用は、人事院規則の八—一二の第九条の八号に基づいて、「選考による採用について人事院の承認を得たもの」という条項に基づくと...全文を見る
○緒方靖夫君 包括承認ということなんですけれども、そうすると任命権者は大臣になりますか、だれになりますか。
○緒方靖夫君 建設省の場合には、私この規定を見ましたけれども、大臣が承認すると、それを事務次官が代行するという、そういう規定があるということを見ました。時間の節約のためにそういうことを指摘しておきますけれども、大臣、こうした天上がりの職員の状態について今いろいろ出ましたけれども、...全文を見る
○緒方靖夫君 今言われた点ですけれども、大臣、非常に重大な点を見落としていると思います。私は目的が二つあると思うんです。官房長は希望すればと言われたけれども、金融機関はみんな希望しますよ。なぜかというと、やはり一つは情報収集、これがあるんです。  私は実際、その経験話を聞いてき...全文を見る
○緒方靖夫君 そのことを約束し、しかるべき対処をしていただきたい。このことをお願いしたいと思います。大臣。
○緒方靖夫君 終わります。
05月16日第136回国会 参議院 建設委員会 第13号
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○緒方靖夫君 本法律案自体は、一定の改善になるということで賛成いたします。  しかし、深刻化の一途をたどる道路交通公害は、騒音だけをとってもこの法律で対処できるのは部分的な対症療法的な問題にすぎない、そういうことを感じます。  この法改正は、国道四十三号線訴訟の最高裁判決、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 この最高裁の判決、そこには今大臣が言われた道路の公共性、経済的有用性、これが原告らの犠牲の上に成り立っている、そういう厳しい指摘があるわけです。  ですから、その点、今後もきちっとした形でそういう改善を進めていただきたいということを要望しておきます。  次の問題...全文を見る
○緒方靖夫君 具体的な例として圏央道の場合を挙げたいと思うんです。  これは、国道二十号線から埼玉県境の間について、一九八六年、十年前ですけれども、環境影響評価案が出されております。それによれば、国道二十号線から中央高速までの間、つまり高尾山のトンネル部分の計画交通量は西暦二〇...全文を見る
○緒方靖夫君 今後、建設する道路について十分対策を講じていただき、違法状態があるということが予見できたときには、やはり思い切って計画を変更するということも含めて対応していただきたいと思います。  次に、東京には、裁判をすれば最高裁判決に基づいて住民側が必ず勝てるという、そういう...全文を見る
○緒方靖夫君 この法案の審査に当たって、私は全国十四の都道府県に調査アンケートをお願いして回答を得ております。これをもとにしてきよう質問できないのは非常に残念なんですけれども、その中には、例えば東京都などでは幹線道路における生活環境の改善のために総合的対策を進めてほしいとか、そう...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
05月23日第136回国会 参議院 建設委員会 第14号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  一九五一年に公営住宅法が制定されて以来、今回の法改正は、公営住宅の役割の縮小、家賃の引き上げを迫った住宅宅地審議会の答申に沿った大きな改悪であると考えます。  その第一の理由は、家賃の大幅値上げを全国的に強制することになるからです。...全文を見る
○緒方靖夫君 今挙げた数字がこれ全国平均なんですね。大都市ではさらに立地係数が上乗せになります。家賃基準額の負担率が一七%でも、立地係数の最大の一・五を掛ければ負担率が二五・五%になります。こういったことが低所得者向けの公営住宅の適切な家賃と言えるんですか。
○緒方靖夫君 立地係数が一を割るというのは、建設省の説明によると、東京でいうと奥多摩の方ぐらいで割るという話なんです。東京は一以上になる、もうそれが前提で、都心は一・五と大変な負担になるんです。だから、こういうことだともう低所得者は都心に住むなということに等しいと、私そんなふうに...全文を見る
○緒方靖夫君 調整するとか言うんだけれども、建設省が示している計算をそのとおりやって一、二割上がるわけです。それが上がらないようにするというのは、唯一方法としてあるのは地域係数、これは自治体にそういうことを依存するということしかないんです。  やはりこれは政策論として、建設省が...全文を見る
○緒方靖夫君 九四年度の建設の都営住宅一種中層の場合ですけれども、二十三区の住宅用地の平均的な固定資産税評価額を使って試算してみましたら、七十平米の住宅に換算して近傍同種の家賃は十三万二千三百円、三二・五%から四〇%でも十万一千六百円であります。これは二十三区の平均ですから、都心...全文を見る
○緒方靖夫君 適切な家賃と言われるんだけれども、これが重過ぎるから問題なわけです。  それから、この問題でいうと、すぐに特優賃、特定優良賃貸住宅で対処するということを先ほどから言われるんだけれども、二五から三三%の階層がこれまでどおり公営住宅の対象とした場合に適用される家賃の基...全文を見る
○緒方靖夫君 特優賃はいずれの数字をとりましても一万四千円から五千円高いということになります。  この階層の家賃負担率は、公営住宅では一七%ですけれども、特優賃では初めから二一%。しかも特優賃の家賃は年々五%上げられる仕組みですから、三年で一・一六倍、五年で一・二八倍、十年で一...全文を見る
○緒方靖夫君 いろいろ言われたけれども、結局特優賃でさえ実際には数も足りない、それから近くにもない。特優賃があるからといって居住者を追い出すということは、やはり政府の説明にリアリティーがない、率直に言うと架空なものだということを述べておきたいと思うんです。  それから、改悪とい...全文を見る
○緒方靖夫君 局長は問題点は認められた。しかし、具体的な対策についてははっきりとは述べられなかったと思います。  既存の大規模公営住宅団地はどうなるか。東京都では大規模な公営住宅団地が非常に多くあります。中には一つの町名のほとんどがその団地で占められているという場合もあります。...全文を見る
○緒方靖夫君 特定の年齢階層とか特定の所得階層ばかり集めた町をつくるということは、やはり住宅、都市政策にとって非常に大きな問題だと思います。やはり健全なコミュニティーの発展、町づくりを大きくゆがめる、そういう大きな危険性があるということを指摘しておきたいと思います。  以上、三...全文を見る
○緒方靖夫君 公営住宅法第三条は次のように述べております。「地方公共団体は、常にその区域内の住宅事情に留意し、低額所得者の住宅不足を緩和するため必要があると認めるときは、公営住宅の供給を行わなければならない。」、こう義務づけているわけです。  この責任を果たさずに、収入超過とい...全文を見る
○緒方靖夫君 中尾建設大臣にお伺いいたします。  公共住宅から居住者を追い出す二つの問題、公営住宅の収入超過者の問題、そして公団住宅建てかえの高家賃問題、いずれも根っこは同じだと思います。階層別の公共賃貸住宅政策とその建設戸数の削減にあります。そもそも階層別公共住宅政策は、収入...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表し、公営住宅法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  住まいは人権、住宅は福祉であり、公営住宅は、不十分ながらも人間生活の重要な基盤の一つである住まいを保障するための最も根幹的な制度となってきました。このことは、阪神大震災の被災者の...全文を見る
06月13日第136回国会 参議院 運輸委員会 第16号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  本題に入ります前に、本委員会冒頭で亀井大臣から御報告のありました福岡空港でのガルーダ・インドネシア航空機事故の被災者の皆さん、また関係者の皆さんに心からのお見舞いを申し上げたいと思います。  これはマスコミの報道ですけれども、乗員乗...全文を見る
○緒方靖夫君 ぜひよろしくお願いいたします。  それでは本題ですけれども、最近の新聞でも日の丸商船が消えていく、日本海運は真空化寸前、こういった報道、論調が目立っております。この十年間、八五年度から九五年度までを見ても、日本船籍は一千二十八隻が二百十八隻に、船員は二万五千二百五...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、日本人船員の確保の問題なんですけれども、船員の方々に伺いますと職場がなくなる、そういう危機感を抱いておられるんですね。これは当然のことだと思います。  今回の改正には直接出されていないわけですけれども、国際船舶制度の流れの中で検討されていることは、肝心の日本...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほど岩田局長はめどとして三百隻の船を確保ということを言われましたけれども、それでは、局長のお考えでは日本人船員は何人をめどと考えられていますか。
○緒方靖夫君 どういうお考えだということですね、政策を見ていると大体わかるような気がいたしますけれども、もしそういう数字がわかれば後でお考えを教えていただきたい、そう要望しておきます。  今回の法改正では、日本人船員を確保するためとして登録免許税、固定資産税の軽減などの措置をと...全文を見る
○緒方靖夫君 私の計算の根拠は、内部留保といった場合には、公表内部留保と引当金とそれから資本準備金、これを計算しているということですね。それが根拠になっているということを申し上げておきます。  それで、国際船舶制度を導入しているノルウェーではフラッギングアウトに歯どめがかかった...全文を見る
○緒方靖夫君 今挙げられた数字なんですけれども、それは確かですか刀正確だと言えますか、自信を持って。  私は、この数字は非常に大事だと思って四日前から出してほしいと言っていました。きのうの夕方、難しい、確約できないと言うので、出るかどうかわからないので私の方でオスロの政府の船舶...全文を見る
○緒方靖夫君 これはノルウェーの船舶局の政府の公式回答ですよ。局長のサインもあるでしょう、このファクスに。三時間後に送ってきたんです。こちら何回要求しても出ない資料が、一議員が要求して欲しいと思ったらすぐ入るわけでしょう。ちゃんとやってもらわないと困る。そのことを言っておきます。...全文を見る
○緒方靖夫君 それではしっかり勉強してください。  それでもう一つ、ノルウェーの政府の船舶局の話では、ノルウェーのNIS導入後、六割の船舶が船長を含めて自国人ゼロ、すべて外国人船員になったというんですね。これはやっぱり大変な問題なんで、そういったことも実態をよく調べて、そして審...全文を見る
○緒方靖夫君 私は船員の何人かの方にお話を伺ったんですけれども、船長、機関長の方はやはり五十を過ぎる、そういう方は当然多いですね。キャリアはやっぱり三十年ぐらい必要ですから。それで、そういう方々が幾ら頑張っても六十まで、後が心配だと言うんです。若い船員の養成が肝心だと強調しており...全文を見る
○緒方靖夫君 私の聞いた数字では、二百名のうち、実際船員になっていくということで、卒業生ですから頑張る決意を持っているわけですね、それでやっぱり五人とか十人未満だというんです。それだけ多かったらとってもいい話だと思うんですけれども、そうじゃないんです、現実には。やっぱり先細りだ、...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、余り時間ありませんけれども、国際船舶制度の導入に当たっていわゆる有事などの緊急事態に対して航海命令を明文化すべきだという議論があったというふうに聞いております。これだけ国が支援するんだから航海命令制度を導入するのは当然じゃないか、そういう発想のようなんですけれ...全文を見る
○緒方靖夫君 もう時間がありません。一言だけはっきり端的にお答え願いたいんですけれども、そうすると航海命令は運輸省としてはこれから検討するわけですか、それともしないんですか。関係者の話をいろいろ聞いて検討していくという方向なんですか、端的に述べてください。
○緒方靖夫君 終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、海上運送法の一部を改正する法律案への反対討論を行います。  反対理由の第一は、税制上の支援措置や外国人船員の乗船促進を図るための要件緩和などを内容とする国際船舶制度を導入したことです。  国際船舶制度導入の根拠に、日本籍船と日本人船員...全文を見る
06月18日第136回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第3号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  本法案の最大の問題は首都機能移転を候補地選定という新たな段階に推し進めることであって、移転の是非ということ、その根本問題を抜きにしてこの法案の審議はできないんじゃないかと思っております。  移転の表看板は依然として東京の一極集中の是...全文を見る
○緒方靖夫君 先生、恐れ入りますが、この文書を御存じですかという質問なんですが。
○緒方靖夫君 一つの財界の考えでいる代物と言われたんだけれども、そう簡単なものじゃないんですね。  実は経団連は昨年の十月、豊田会長の指示でこういうものをつくっているんですね、首都機能移転の進行管理表。すごいものですよ、これは。何が書いてあるかというと、経団連の取り組みというこ...全文を見る
○緒方靖夫君 どういう合意かが問題だと思うんですね。  そもそも政府と今述べた経団連の考え、財界ですね、これ共通していると思うんです。国土庁が平成六年三月に出した「東京の国際金融機能についての研究」という文書があります。これにどう書いてあるかというと、東京についていたずらに分散...全文を見る
○緒方靖夫君 結局、跡地の高度利用ということですね。だから、本当に都民が願っている有効な使い方なのか、それとも大企業の、高度利用ということで跡地を今よりもっとひどいオフィスビルにしようとか、そういう考えを推進するのか。そうしたら、電車の混雑、車の混雑、これはもっとひどくなるんじゃ...全文を見る
○緒方靖夫君 やっぱりこれは大変なむだだと思うんです。この額を具体的に考えてみてもむだです。  それでは、後どういうことになるのかというと、これは固まっている考えかどうかわかりませんけれども、例えば人事院ビルなんかは吹き抜けができたプールをつくっておいて売りやすくするとか、そう...全文を見る
○緒方靖夫君 移転の際に、どこに移転するかということが決まらないで具体的なプランをすべて出せなんという、これは無理難題だということはよく理解できるんです。ところが、これから移転を考えるときに、一体どこへ行くかわかりませんよ、しかしそれが実際に実行されたときにどういう負担になるのか...全文を見る
○緒方靖夫君 はい、わかりました。  ですから、移転が基本路線だということを言うことは、やっぱり全体から見ておかしいということを指摘して、時間ですので終わります。
○緒方靖夫君 総理は先ほど、物理的な首都機能移転の検討を通じて国政全般の改革に寄与すると強調されたと思います。  本日、橋本行革の基本方向について、これが出されましたけれども、この中でもやはり移転による行革の推進が強調されていると思います。行政改革というのであれば、中央省庁を含...全文を見る
○緒方靖夫君 総理は、移転を通じて国政全般の改革に寄与するという、そういうことを言われたと思うんですね。そのことは、移転をてこにしてとかそういう言い方もできるんじゃないかと思っておりますが、いずれにしても、私はそういうふうに受け取っております。  先ほど総理が言われた東京の一極...全文を見る
○緒方靖夫君 国会とともに移転するのは政策立案部門のみでよいと、移転対象を従来の構想より狭めている。それならば、宮澤答弁よりさらに過密解消の効果は小さくなると思うんですね。  端的にお尋ねしたいんですけれども、総理の意見は、この中で述べられている宮澤元総理の考えとは違うのかどう...全文を見る
○緒方靖夫君 移転に対する賛成、反対を別として、例えば移転に賛成する人も一極集中の緩和の効果をほとんど認めない、効果はないと言う方もおられるんですね。私は宮澤元総理もそう思った方だと思いましたけれども、例えば元国土庁事務次官、調査会委員の下河辺氏は、やはり衆議院の特別委員会の中で...全文を見る
○緒方靖夫君 委員長、一言。  その問題について断言できなかったということを指摘して私の質問を終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、国会等の移転に関する法律の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  本法案は、首都の移転先候補地を選定する国会等移転審議会を設置し、膨大なむだ遣いである首都移転を新たな段階に推し進めようとするものであり、断固として反対です。 ...全文を見る
11月27日第138回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  警察の不祥事が頻発しておりますけれども、そのきわみが警察庁長官狙撃事件、これだと思います。現職の公安警察官が長官を狙撃したという自供を行って、それが長官にも報告されない、裏づけ捜査も行われていなかった。二度にわたる内部告発によってやっ...全文を見る
○緒方靖夫君 参考人という扱いはやっぱりおかしいんじゃないかと思います。銃で撃ったという自供は一貫しているわけですね。銃を捨てたということもはっきりしている。それからまたオウムの教団に情報を漏らした疑いが濃厚である、このことも警察庁自身認めているでしょう。きのう報道にありましたけ...全文を見る
○緒方靖夫君 やっていないんですよ。その巡査長に地図や現場の様子を示してどこかと聞いている。そんな初歩的な捜査さえきちっとやっていない。現時点でですよ。これは重大じゃないですか。私は、きちっと厳正調査を行う、捜査を行うということが今警察に対する不信、これはたくさんあるわけだから、...全文を見る
○緒方靖夫君 公安警察の組織的な犯罪もあるんですね。その典型が日本共産党の国際部長の自宅を電話盗聴したという事件だと思うんですね。その被害者が実は私なんですけれども、きょうはくしくもその事件発覚の十周年の記念日に当たります。  これは、東京町田市の私の家の電話を県境を越えて神奈...全文を見る
○緒方靖夫君 判決とは別に、それでは、警察としてこれまで過去においても現在においても電話盗聴はしていないと、そのことはどうなんですか、長官。
○緒方靖夫君 全面否定されるわけですね。これはいろんな矛盾を生むんですよ。長官、非常に重大なことを今言われたんですよ。  一つは、この問題は、実は九三年十月にジュネーブで国連の規約人権委員会が行われて、人権委員の方々から日本代表団に対して質問があった。そのときに警察庁長官官房の...全文を見る
○緒方靖夫君 起訴猶予ですから間違いないわけですよね。それにもかかわらず起訴しなかったその理由を挙げてください。
○緒方靖夫君 警察庁長官、明らかでしょう。盗聴行為は行われたわけですよ、あなたが幾らそう頑張っても。  それで、例えばこれは昭和六十三年十一月九日の当委員会、根來法務省刑事局長が警察庁が再発防止を約束した。このことが起訴猶予の一つの理由になっていると述べているんです。再発防止と...全文を見る
○緒方靖夫君 長官、東京地裁の付審判請求の決定、これは棄却されたけれども、その内容は、警察官において盗聴は成功したものと推測することも十分可能であると、控え目だけれどもこう述べているんです。  改めて伺いますけれども、再発防止ということは一度やったということでしょう。そのことを...全文を見る
○緒方靖夫君 全くおかしいんですよ。こういうことをやっているから国民に信頼される警察になれないんですよ。さっきも言ったでしょう、国家公安委員長、失われつつある警察の信頼は必ず回復できる。希望しますよ、私も。国民の理解、これが重要だと言ったでしょう。私まさにここだと思うんですよ。だ...全文を見る
○緒方靖夫君 質問を変えます。  一般論として伺いますけれども、警察官が被告として裁判に出廷する機会が最近多いんではないかと思いますけれども、その際、警察官たちは真実を積極的に明らかにするという立場で臨まれるのは当然だと思いますがそうですね。
○緒方靖夫君 警察庁長官、この盗聴事件の裁判では、一審では裁判官が再三にわたって、法廷は潔白証明の機会、弁明の機会だと繰り返して被告の警察官の出頭を促した。ちゃんとしゃべりなさいと促した。その機会を放棄して敗訴判決を受け、それが気に入らないといって今控訴しているんでしょう。  ...全文を見る
○緒方靖夫君 警察官個人の破廉恥罪の裁判ならそういう態度もわからなくもないかもしれないですよ。だけれども、これは警察庁関与の組織犯罪、計画的犯罪として今問題になっているんでしょう。それに対して個人の判断なんて言えますか。警察全体に対する嫌疑じゃありませんか。このことが非常に問題だ...全文を見る
○緒方靖夫君 警察を管理するあなたがそう言われるのは非常に情けない話ですけれども、これはこの六月十八日の口頭弁論の機会に被告側の代理人が不出頭を正当化する理由はないとはっきり認めているんですよね。理由がないんですよ。こんなおかしなこと、こんな横暴が警察によって行われている。  ...全文を見る
○緒方靖夫君 私たちも自由な社会をつくるために頑張っているところですよ。  警察庁長官、盗聴も行ったということを否認する、裁判でも裁判所の命令に従わずに出頭を拒否する、こんな態度で再発防止ができるんですか。
○緒方靖夫君 法務大臣にお伺いいたします。  警察による電話盗聴、そういう事態がこの民主主義社会にあって許されると考えておられますか。
○緒方靖夫君 仮定ではなくて、この私たちの社会に憲法でも憲法二十一条がある、そうしたもとで電話盗聴という行為は許されるんですかと聞いているんです。
○緒方靖夫君 法律で許される場合というのは、憲法二十一条二項がありますので、日本の場合にはそういう場合はあり得ない、憲法が無条件で禁止しているというのが私たちの考えですけれども、そういうことを述べて、最後に法務大臣にお伺いいたします。  人権に関する日本政府の報告の審査というの...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。