緒方靖夫

おがたやすお



当選回数回

緒方靖夫の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月31日第140回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  住宅・都市整備公団の問題について質問いたします。  亀井建設大臣は、住都公団の住宅部門からの原則撤退、今後は都市の再開発、市街地再開発に向けて都市整備部門を重点的に行う、こういうことを述べられました。  そこで、まず都市整備部門の...全文を見る
○緒方靖夫君 正確に言うと二八・八%。まあいいです、三〇%ですね、大体。それで、高いものをつくって七割売れ残っているわけでしょう。高家賃、高価格の公団住宅の空き家、それどころじゃないですね。これは総事業費は幾らかかりましたか。
○緒方靖夫君 この事業は、再開発ビルの公団取得分、つまり保留床、これを売って事業費を出すというわけでしょう。七割以上売れ残ったら赤字は幾らになりますか。
○緒方靖夫君 私は建設省からいただいた資料を計算してみましたけれども、結局賃貸に切りかえても建設費は回収できないでしょう。これは常識ですよね。  そうすると、おたくからいただいたものを見ると、保留床の面積、これと、これが分譲できたというのはわずかですから、結局これで計算すると千...全文を見る
○緒方靖夫君 新宿アイランドの場合で赤字が幾らかということを言ってください、中野坂上とまぜないで。
○緒方靖夫君 おたくの例えば九五年度のこの損益事業財務表ですね、この中にはちゃんと新宿アイランドの分が入っている。それは確かに十三億円なんですよ、いろいろまぜてやれば。だけれども、この事業を一つとってみると、二千五十億円の総事業費に対して、つまり公団取得分が大幅に売れ残っておるわ...全文を見る
○緒方靖夫君 数字のごまかしなんですよね。公団事業というのはもうけをしない。ですから、結局保留床がどれだけ売れるか、それで決まるわけでしょう。大幅に売れ残っておる、七割以上売れ残っておるわけだから、その分を損得として勘定するのは当然ですよね。そうすると、その計算でいくと千五百億円...全文を見る
○緒方靖夫君 そうですよね。入っているほとんどというのが、かなりの部分というのは住都公団の東京支社、関東支社など公団出資の法人ですよね。ですから、結局賃貸分のやっと六割をそれで埋めて、なお二千六百平米の保留床があいているわけですね。ですから、マスコミで何と言われているか御存じです...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう意欲は結構ですけれども、見通しが甘かったということだと思いますね。あるいはまた、社会情勢あるいは経済情勢の変化、これに見合ってこの事態をとらえているのかどうか非常に私は疑問だと思うんですね。  こういう問題というのはアイランドタワーだけじゃない。先ほどちょ...全文を見る
○緒方靖夫君 もっと悲惨でしょう、これ。新宿アイランドも大変だけれども、中野坂上の方がもっと悲惨。ここは赤字は幾らですか。
○緒方靖夫君 これも数字のごまかしをしている。総事業費は、あなた方から聞いた数字だから私が言っちゃvます 五百七十億円ですよ。そして同じ計算をする。一八%しか売れていないんだから、これを単純計算していくと四百五十億円の未回収、赤字ということになるんですよ。だから、八割以上は売れ残...全文を見る
○緒方靖夫君 つまり、合わせて百二十億円出ているわけですよね。ですから、こういう形で自治体の金もつぎ込んでいる、しかし大幅に売れ残っている、これが今の現状です。再開発の現状だと私は思いますよ。  二つの例だけ挙げましたけれども、その二つの例というのは、住都公団がこういうパンフレ...全文を見る
○緒方靖夫君 そのうちこの地域に残っているのは何戸ですか。
○緒方靖夫君 戸数に直すと三十五戸なんですよ。ですから、半分以上はもう全部出ていかざるを得なかった。そこに長い間住み続けたいと願っている人たちも出ざるを得なかった。  そういう形で、都市整備の裏でやはり住民に対する犠牲、これが行われていたんですよ。だから、パンフレットにある「人...全文を見る
○緒方靖夫君 ちゃんとそういうふうに認められた。確かに損益ではそうなっているわけですよね。  それで、私は思うんだけれども、住宅部門、ここでは内部留保、つまり引当金とか準備金、これを二百四十億円も積み増ししているんですよ。つまり、住宅部門では実質二百四十億円の利益を上げている。...全文を見る
○緒方靖夫君 すごい数でしょう、七千七百億円。これをこれから十六あるうちの認可済みの七つの事業につぎ込む、こういうことをやろうとしているわけですね。  それで、こういうことを続けていく、これはやっぱり私は非常に大きな問題だと思いますね、はっきり言って。こういうことを、二つのビル...全文を見る
○緒方靖夫君 亀井さんは建設大臣なわけですから、よく勉強していただいて、その点をしっかりこれからも研究してやっていただきたいと思うんですね。  それで、こういう部門だけじゃなくて住宅部門もエクスキューズされちゃ困るんだけれども、その問題はちょっと後でやります。  それで、なぜ...全文を見る
○緒方靖夫君 まだるっこしいからこちらから言いますと、住都公団について一番のポイントというのは、NIRAの場合には、大都市の最優良地に団地などの形で持っている土地をオフィスビルに転用していく、あるいは行革審でも、既存賃貸住宅のうち都心部に立地するもので都市整備の観点から住宅以外の...全文を見る
○緒方靖夫君 この居住者ですけれども、例えば全国公団自治協、ここはやはり大変心配している。居住者の高齢化が進んでいる、そのもとで民営化になるならば家賃を大幅に値上げするんじゃないか、このことを非常に心配しているんですね。ですから、そういう点についてきちっと心配かけない、そのことを...全文を見る
○緒方靖夫君 総理にお伺いしたいんですけれども、大臣が今言われたように、居住者というのは大体三分の一が大変高齢者、そしてまた所得が低いと、そういう中で居住の安定を図る、これはやはり政治の責任だと思いますけれども、総理から一言。
○緒方靖夫君 総理に重ねてもう一言お伺いしたいんですけれども、国が公共住宅から撤退すべきではないと私は思うんですね。国の責任で、公共性を持つ住宅というのはいろんな形で、その形はどういう形であれ、持っていくということがやはり政治の責任だと思うんですが、その点一言お伺いいたします。
○緒方靖夫君 次に移りたいんですけれども、住宅公団の問題で一番大きな問題というのはやはり何といっても天下り、そしてまた公団の官僚支配あるいは建設省支配、そういうふうに居住者が受け取っているほど大きな問題があると思うんですね。  住都公団の常勤役員中、国家公務員の出身者は何人いま...全文を見る
○緒方靖夫君 建設省所管の五つの特殊法人の状況はどうなっていますか。五つ全部挙げてください。
○緒方靖夫君 その中で本四公団などは全員国家公務員出身者なんですね。私、ここに非常に大きな問題を感じるんです。  その中で、一つは退職金の問題、このことをお尋ねしたいんですけれども、特別職公務員である大臣、二年間務めたら幾ら退職金もらえますか。
○緒方靖夫君 特殊法人の総裁を二年務めたらどうなりますか。
○緒方靖夫君 今の方式で、特殊法人の総裁は二千六百四十四万。それで、二年間務めることは確かにないですよね、亀井さん。だけれども、牧野さんと一緒に仕事をして、あなたは百九十八万円、総裁は二千六百四十四万。国会議員には退職金がない。感想ありますか、大臣。
○緒方靖夫君 問題は、退職金を月数で計算する、これはやっぱり非常に問題なんです。そういう例というのはありますか、総務庁。
○緒方靖夫君 だから、特殊法人だけなんですね、こんなことをやっているのは、月数で計算するというのは。やっぱりこれはおかしいと思います。こういうことは是正すべきじゃありませんか、いかがですか。
○緒方靖夫君 総務庁長官に伺いますけれども、  いかがですか、全体で。
○緒方靖夫君 住都公団の問題に典型的に見られるように、やっぱり問題は天下り、それによる癒着、そういった問題、それからまた退職金の問題、多々あるんですね、問題は。ですから私は、こういう問題を行政改革としてしっかり位置づけてやる、このことが本当の行政改革だと思います。  それから、...全文を見る
02月21日第140回国会 参議院 建設委員会 第2号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  現行規制の抜け穴となっております特殊法人への天下り問題、そのもって起きている弊害について質問したいと思います。これは全省庁にかかわる国政上の問題ですけれども、特に建設行政として避けて通れない重要な行政改革の課題であると考えるわけです。...全文を見る
○緒方靖夫君 全体で何名になりますか、全役員の数。五つの公団でいいんですよ。勤労者住宅云々は含めないで。
○緒方靖夫君 そのうち役員数、が。
○緒方靖夫君 四十八名のうち、そちらからいただいている資料、三十六名になっているんだけれども。一週間前の資料ですよ、これは。変更ありましたか。
○緒方靖夫君 私の方でちょうど予算委員会でこの問題を質問して、ちょうど小野官房長から答えをいただいて、四十八名のうち三十六名という答弁をいただいているんですね。これは間違いありません。五つの公団ですね。  それで、率にするとこれはどうなるかというと、七五%になるんですよね。国家...全文を見る
○緒方靖夫君 はい、結構です。私は国家公務員出身者と言ったんです。  それで、七五%なんですよね。それでこの数なんだけれども、国家公務員の特殊法人役員の就任については政府の基準がありますね。これは一九七九年十二月の閣議口頭了解で、「全特殊法人の常勤役員については、国家公務員から...全文を見る
○緒方靖夫君 これは仕組みからいうと、建設大臣が総裁あるいは理事長、監事を任命する、そして理事は認可するわけですよね。ですから、仕組みができてから十何年たつわけですけれども、歴代の建設大臣が、建設省所管の特殊法人についてはそういうかなりずっと高い比率をそのまま容認してきたというこ...全文を見る
○緒方靖夫君 閣議の決定を守る方向で努力すると、そういう答弁いただきました。私は、この問題で具体的に首都高速道路公団の問題を取り上げたいと思うんですね。やはり天下りの問題があり、そのもとでいろんなゆがみがある。そのことを痛感するわけですよね。まず、第一に、そのゆがみのあらわれとし...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう数字なんですけれども、やはりこれは非常に重大だと思うんです。私たち財務諸表を調べましたけれども、道路エンジニアリングは労務費がゼロなんですよね。やはり丸投げの疑いが非常に濃厚だと思いますよ。  それで、手抜き工事が行われたその工事の後に合格の検査報告書が出...全文を見る
○緒方靖夫君 要するに、一〇〇%立ち会ったんじゃないということは、私いろいろ調べましたけれども、結局、合格の検査報告書も下請がつくって、それをそのまま上に上げていたというそういうことですよね、確認しますが。
○緒方靖夫君 要するに、合格という非常に重要なそういう作業を元請がきちっとやらないで、下請がつくった検査書をそのままうのみにして公団に上げていたという、これはやっぱり非常に重大だと思うんです。ひどい話ですよ。こんなことをやる元請に何で長期にわたって発注してきたんですか。
○緒方靖夫君 なぜ発注したんですか、結局。
○緒方靖夫君 私の質問は、なぜ発注をしたのかということです、こういうひどい元請業者に対して。その辺はいかがですか、端的に。
○緒方靖夫君 なぜ三十六億円も払ってこういうひどい企業に発注したのかというのが私の質問なんだけれども、お答えいただけない。  やはり理由は簡単だと思うんです。これはやっぱり公団のOBの天下り会社だからだと思うんです。この会社の経営陣は代々公団OBが就任してきたんですね。現在も元...全文を見る
○緒方靖夫君 しっかりやっていただきたいと思います。  それから二番目に、こうした構造による天下り法人のもうけ、これは調査、点検、保守の業務でも非常に広範に行われているんです。お手元に資料をお配りしたと思うんですけれども、資料2を見ていただきたいんです。ここには業務委託している...全文を見る
○緒方靖夫君 世界に誇るそういう道路だからこそやっぱりきちっと安全を保つ、これが非常に大事だと思うんですけれども、それが身内で業務が回されているという実態、これがやっぱり重大なんです。  それで、公団は金額の資料を出してこないんですよ、こちらの資料2については。出してくださいよ...全文を見る
○緒方靖夫君 全く理由にならないんです。だって、そちらの会計内規を見たって、随意契約はどういう場合でやっていい云々と書いてあるけれども、それに当てはまらないんです。  そこで、私は大臣に伺いたいんですけれども、お聞きのとおりなんだけれども、公団の主要な業務がかなり公団OBの天下...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、オープンにできるし、それからまた是正できるんですよ。  首都道路公団は、総務庁の行政監察を平成七年に受けて、首都高速道路技術センターに仕事が集中している、六割以上も集中している、これを是正せよと言われてすぐに直しているんです。私たちは資料でそれを確認しました...全文を見る
○緒方靖夫君 今、言われた特殊な仕事といっても、例えばこれはさっき言った道路技術センターなんだけれども、随意契約がこれだけある、一年十カ月で。もう数挙げないですよ、一々ね。しかし、総務庁からおかしいと言われたらこれを直すことができるわけです。つまり代替性があるわけですよ。  だ...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほど大臣が、やはり国民の目から見て耐えられない、このことが問題だと言われました。そのとおりだと思うんですよね。だから、やはり国民の目から、国民の常識から見て、首都高速道路公団の今のあり方、きょうはちょっと一部しか取り上げられなかったけれども、入札問題等々、やはり非...全文を見る
03月17日第140回国会 参議院 建設委員会 第4号
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○緒方靖夫君 今回の改正案は、一言で言えば大手ディベロッパーが活用しやすいように規制緩和をするというもので、現行法のねらいを一層露骨にしたものだと考えます。  まず、現行法についてですけれども、この法律制定の根拠になった被害実例を見ますと、利益が確実であるという勧誘に乗せられた...全文を見る
○緒方靖夫君 そうすると、さらに具体的に聞きますけれども、法律施行後に大臣認可でやっている泉郷という会社がありますけれども、そこのリゾートホテルのケースではこんなことが言われたわけです。購入者に一口当たり不動産価格の四%利回りを保証し、実収入で四%を確保できない場合は泉郷が補てん...全文を見る
○緒方靖夫君 確かに、建設省の通達、これを見ますと一定の利回り保証は禁止ではないと書かれているわけですね。なぜ禁止でないのかということが非常に不思議なんですね。  それで、一般の投資家にとって、利回りの保証があれば確実に利益になると思い込むのは当然だと思うんですね。利回りの保証...全文を見る
○緒方靖夫君 非常に重要なことを言われたと思います。  それが、現実建設省の通達等々の運用でいくとそうなっていないところに非常に大きな問題があるんですね。特に、この問題で非常に悲惨な結果になっているのは、融資あっせんによるもの、この被害が非常に大きくて、これで裁判ざたになってい...全文を見る
○緒方靖夫君 持ち分がいいというのは当然なんですよね。  それで、私は先ほど局長の答弁を聞きましたけれども、この法律は一般の投資家を念頭に置いてつくった法律と言われましたでしょう。そうですよね。そうすると、今一番問題になっているのは一般の投資家、今では法律制定後実際の数は少なく...全文を見る
○緒方靖夫君 宅建業法がこうだからああだからといって、それは理由にならないと思うんです。それなら何でこの法律をつくったのかということが問われると思います。  それで、今回の改正案についてですけれども、こうした投資家保護に実効をもたらさないということ、そのことは指摘しておきたいと...全文を見る
○緒方靖夫君 前回もそうなんですが、今回も、大手不動産業界団体の不動産シンジケーション協議会の要請があったんですね、強い要請が。  これは、例えば昨年の十二月に建設省に対してこういう要望書が出されていて、その中には今回のこの要請がはっきりと書かれている。あるいは協議会のこういう...全文を見る
○緒方靖夫君 それでは少し具体的に、この法の改正が念頭に置いている東京都港区の六本木六丁目の再開発について尋ねたいと思うんです。  これは森ビルが中心になって、何と十一ヘクタールの土地、ここに青写真がありますけれども、十一ヘクタールの土地を再開発しようとするものなんですよ。総事...全文を見る
○緒方靖夫君 亀井大臣、御存じですか。
○緒方靖夫君 現場でどういう住民の声があるかということも、大変お忙しい中だとは思いますけれども、ぜひ知っていただきたいんですね。  それで、再開発に対する地権者の反対、ちゅうちょというのは本当に真剣そのものなんですね。初めは森ビルが描く再開発の夢、それに託そうという方々は結構お...全文を見る
○緒方靖夫君 ぜひ、そういう形で目に見えるようにやっていただきたいと思うんですね。それは、例えばこういうことがあるんですよ。大臣、御存じですか。  都道府県政令指定都市担当部局長にあてた建設省住宅局市街地建築課長の通達があるんですよ。その中には、「民間能力の活用による市街地再開...全文を見る
○緒方靖夫君 このことに関連しまして、一つは森ビルの森稔社長がおられるわけですが、これは週刊ダイヤモンド新年特別号なんですが、ここに不動産特集があるんですね。その中で森ビルの社長がこういうことを言っているんですね。「再開発は再開発法によって都市計画決定がなされ、公共性や公益性があ...全文を見る
○緒方靖夫君 今大臣が言われたように、当事者間が十分に話し合うということ、そのことはやはり根本問題だと思うんですね。それなしに町づくりというのはできないと思いますよ。町のために地域の発展のために、事業者もそれから地権者も、もちろん住民も力を合わせたい、そう願っているわけですよね。...全文を見る
○緒方靖夫君 私たちも、何もすべての都市再開発に反対と言っているわけじゃなくて、具体的に状況を見て述べているわけですね。ですから、先ほど大臣非常に大事なことを言われたので、大事なことは当事者と事業者とそれから地権者との間で十分に話し合う、その意思疎通が阻害されてはならない、とりわ...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、不動産特定共同事業法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  一九九四年に制定された不動産特定共同事業法に対して、我が党は、不動産共同投資事業にお墨つきを与え、都市開発プロジェクト等に新たな資金調達の道を拡大する、この事業の拡大...全文を見る
03月21日第140回国会 参議院 建設委員会 第5号
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○緒方靖夫君 公共事業は、本来、国土の保全を図り国民生活や産業の基盤を整備する重要な役割を果たすものです。これを前提にして、浪費的な部分はないかどうか、従来型の公共事業を再検討して本当に国民の暮らしにプラスになる方向に公共事業を転換すべきだと、これが日本共産党の基本的な考えです。...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう形で総合したと言われるんだけれども、我々にはその資料がないんですよね。建設省に第九次計画は一体どうなるのかということを尋ねて、資料をきちっとそろえて持ってきてくれということをお願いしたら、たった三行の答えが来た、ここにあるように。  三行の答えというのは、...全文を見る
○緒方靖夫君 問題なのは大臣、結局我々は資料ないわけですよ、検討すべき。何をもとにして、何を材料に検討したらいいのか。大臣や局長は五千人の有識者から話を聞いて、それをもとにしてしっかりした資料をお持ちでしょう。そしてまた具体的な傾向をお持ちでしょう。しかし、私たちは何もなしでただ...全文を見る
○緒方靖夫君 だから、要するに中身がないんですよ。この改正案を見ても、平成四年度を九年度にかえるだけであとよろしくと、二十四兆円ありますと、よろしく議論してくださいと、そういうやり方がまさに時代錯誤だと私は申し上げたいと思うんです。  それからもう一つ、橋本総理は先月、衆議院の...全文を見る
○緒方靖夫君 橋本総理の出している方向、これを私自身は国民のための財政再建とは思えないし、また公共事業の考え方についても不十分なことはたぐさんあると思います。ただ、その上でなんですけれども、この方針を臨時立法化していく、そういう方向でいった場合、公共事業の大幅削減、したがって、今...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣言われたように、今のやり方というのは本末転倒だと思うんですね。やっぱり必要なところから積み上げていくという、そういうやり方こそが必要だということを述べて、次に移ります。  私は、具体的にはダムについてお伺いしたいんです。全国に三千百五十四のダムがあり、現在も五...全文を見る
○緒方靖夫君 なかなか苦しい答弁だなと思うんですね。政府の治水事業に協力している方が、こういう事情がある、やっぱり今政策を根本的に見直す時期だということも提言されていると思うんですね。特に、建設段階に至っていない実施計画中のものはもっとひどいわけですね。  資料の真ん中を見てい...全文を見る
○緒方靖夫君 必要性はそのとおりなんですよね。私今議論しているのは、全般的な傾向をこういう議題ですからやっているんであって、その一つ一つを検討するといろんな問題がある、このこともつけ加えておきます。  こういう傾向は、都道府県が行う補助ダムではさらに顕著なんですね。実施計画調査...全文を見る
○緒方靖夫君 もう一つ挙げたい問題があるんです。これは堆砂問題ですね。  総務庁の行政監察で九〇年九月に指摘されているんですけれども、完成後十年を経た六十ダムのうち、年間平均堆砂速度が計画の二倍以上になっているダムが十五ダムある。既に堆砂容量を超えているのが四ダムあるというわけ...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、もうダムをつくってはならない、一切つくるべきではないというそういうつもりは全くないんです。ただ、社会資本の形成、ストック、財産として後代に残るはずのものが今極めて資産価値の乏しいものになっているというんです。その点は、やはり先ほどからの議論で明らかになったと思...全文を見る
○緒方靖夫君 同意できませんけれども、時間ですから終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表し、治山治水緊急措置法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  治山治水事業は、国土の保全と国民の生命財産の安全を守る事業であり、その計画的かつ適切な執行が重要であることは言うまでもありません。しかし近年、長良川河口堰や千歳川放水路、...全文を見る
03月26日第140回国会 参議院 建設委員会 第6号
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○緒方靖夫君 国民の住宅資金について、国が責任を持って住宅の融資を行うというのが当然かつ必要であるというのが日本共産党の基本的な立場です。  ところが、先ほどから話が出ておりますように、銀行協会連合会は、住宅金融分野は全面的に民間ベースで対応が可能であり、新規案件については民間...全文を見る
○緒方靖夫君 今回の一部改正法案に対して、私たちは全体として賛成です。  その理由の一つは、これまで私たちの政策主張が部分的であるが生かされているからなんですね。優良な中古マンションについて、その優遇措置については、九五年に時限立法を延長した際に、我が党の上田耕一郎議員は、適切...全文を見る
○緒方靖夫君 中古マンションについて、現実を見ますと、やっぱり適切な修繕計画をもって良好な維持管理を行うということ、このことをしっかり行うということは非常に大事だと思うんですよね。依然として最も重要な課題だと思います。  適切な修繕計画を持つことは、区分所有者の努力でやれるわけ...全文を見る
○緒方靖夫君 補給金の繰り延べ問題についてもお聞きしたいんですけれども、先ほど来出ております一括返済の問題ですね、このことについてお伺いしたいと思うんですけれども、これがふえてきたのは利用者の自主的なものだけではないと思います。返済が滞って公庫が一括返済を求めたり、公庫住宅融資保...全文を見る
○緒方靖夫君 代位弁済となりますと、せっかく手に入れた住宅を失うということになるわけですね。国民の住宅取得を支援する公庫融資の趣旨に反する結果になると思います。その点どんな対策を講じられているのか、また新たな対策があればそれをお示し願いたいと思います。
○緒方靖夫君 保証協会は借入者にかわって公庫に一括返済し、求償権を取得し、その回収に当たるわけですね。当然借入者からの返済が困難だから担保物件を売却して回収することになります。現在の社会経済情勢のもとでは、売却による回収は非常に難しくなっていくのではないかと思うんですが、その点い...全文を見る
○緒方靖夫君 保証協会の決算書類を見たんですけれども、それによりますと、求償権取得額は八九年度四百四十六億円に対して九五年度は一千百四十八億円、年度末残高も八百五十二億円から二千百八十一億円、いずれも二・五倍になっているんですね。ところが、求償権回収額は四百九十二億円から五百二十...全文を見る
○緒方靖夫君 間違いありません。
○緒方靖夫君 以上で法案についての質問は終わりたいと思います。  この機会に、ちょっと見過ごせない緊急な問題を取り上げさせていただきたいと思います。  それは、建設省国土地理院での職員研修のことなんです。昨年十二月三、四両日に開催された研修会のことなんですけれども、講師は民間...全文を見る
○緒方靖夫君 目的がディベート研修だとしても、こうした発言が行われたことは間違いありませんよね。それはお認めになりますね。
○緒方靖夫君 国家公務員法七十三条には、内閣総理大臣及び関係庁の長、ここで言えば建設大臣の責任として職員の研修に努めることが明記されているわけです。非常に重い位置づけになっているわけですよね。さらに、人事院規則一〇−三「職員の研修」には、「各省各庁の長は、研修の計画を立て、実施す...全文を見る
○緒方靖夫君 ディベートを、あるいはディベートの方法を云々しているわけじゃないんですよ。それはいいですよ、やったって。しかし、この講師の主張、考えというのはどういうものかということはわかっているわけですよ、事前に。彼らも本を読んでどういう人かということを確かめたと言っておりました...全文を見る
○緒方靖夫君 そういうことを言っているんじゃないんですよ。これは非常に重大な問題ですよ。  要するに、ディベートの方法について云々言っているんじゃないんです。呼んできて業務命令として職員に受けさせた、その話の中身に憲法改正とか女性差別とか徴兵制をしけとかそういう話が含まれていて...全文を見る
○緒方靖夫君 繰り返し述べますけれども、これはディベートのテーマとしてこういう主張、ああいう主張という形で述べたんじゃないんですよ。この講師の政治信条としてそういうことを建設省の職員の前で述べたんです。それを問題にしているんです。  だから、私は今亀井大臣の話を聞いて、本当に亀...全文を見る
○緒方靖夫君 そういうつもりはないと言われても、実際起きたわけです。そして聞いているわけです。もちろん職員は自主的に判断すると思いますよ。しかし、こういうことは繰り返したらまずいと。まずいということは考えるでしょう。いいんですか、こういうことを野放しにされて。問題にしますよ。
○緒方靖夫君 技術研修にとどまらないから問題にしているんですよ。ですから、私は、改めて言いますけれども、やはり憲法九十九条、この線に沿って考えてみても、また国家公務員法に基づいている職員研修のあり方にしても、国土地理院で行われた研修のあり方については重大な問題があると、そのことを...全文を見る
03月27日第140回国会 参議院 建設委員会 第7号
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○緒方靖夫君 関西での談合疑惑問題について質問いたします。  西松建設の取締役相談役の平島栄氏が近畿地区で九六年度中に発注された公共土木工事のうち、八百七十二件について大手ゼネコンを含む建設会社百五十六社が談合で事前に受注業者や受注価格などを決定していたとして、独禁法違反容疑で...全文を見る
○緒方靖夫君 いつですか。
○緒方靖夫君 伴事務次官は三月六日の記者会見で、平島氏とは会っていないが資料を置いていったので目を通したと述べて、資料の内容を調べた上で独禁法上問題があれば公取委と連絡をとり、連携して行動すると発言されています。建設省として公取委に通報したのかどうか、そしてしたならばそれはいつか...全文を見る
○緒方靖夫君 私は運輸省にも聞いたんですけれども、この関係で調査している運輸省の方は十七日に公取委に通報したということでありました。やはり、こうしたこともここは国会の場ですから、できるなら報告していただきたい、そう思います。  大臣は三月十一日に受けた新聞社からのインタビューで...全文を見る
○緒方靖夫君 建設省が事情聴取を行った業者はどこか、名前を明らかにしていただきたいと思います。
○緒方靖夫君 それでは、名前はともかく業者の数を言ってください。
○緒方靖夫君 私が伺っているのは、関係する業者というその範囲が狭いのではないかということを危惧するからなんです。建設省の事情聴取の対象業者が新談合組織の発足に関与される業者だとしたら、これはやっぱり非常に狭い、少ない数の業者になるだろうと思うんです。それだけに限定していいのかとい...全文を見る
○緒方靖夫君 西松建設の平島氏、彼については事情聴取しておりますか。
○緒方靖夫君 努力をして終わりましたか、事情聴取は。
○緒方靖夫君 全然やっていないということですか。
○緒方靖夫君 よくわからないですね。何度かやるわけですか、それとも一度ですか。大臣、ちょっとはっきり答えていただけませんか。
○緒方靖夫君 建設業法の三十一条にはさまざまな定めがあるんです。立入検査はできるわけですよ。そういう権限を持っているわけですね。警察や検察とは違うとしてもやはりこういうことをフルに発揮して、この事実解明は非常に大事だと思います。  実は、私は平島氏が公取委に提出したという告発の...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう手段を持っているということを情報から述べただけなんです。  それから一般論としてお聞きしたいんですけれども、建設省が定める経営事項審査の評価点はそれぞれの業者のみに通知されると思いますけれども、それ以外にも公開されているものなんですか。
○緒方靖夫君 平島氏が提出したこの資料の中には、名指しした百二十五社について経営事項審査の評価点を順位順にABCDEと等級に区分けした一覧表があるんです。これらの格付は本来秘密扱い、部外秘扱いされているわけですけれども、業者間でもこれは秘密にされているものですよね。しかし、平島氏...全文を見る
○緒方靖夫君 その部局の名前は。
○緒方靖夫君 はい、結構です。  そうすると、経営事項審査というのは建設業課が管轄しているということになります。さらに言えば、そこから業者に個別に知らされる、そういう関係なわけですよね。そうすると、何でこの数字が出てしまってリストになっているのか。私は、そこに機密が漏れたという...全文を見る
○緒方靖夫君 でも、それが起こっているという現実もやはりはっきり見ていただきたいんです。大臣は三月十四日の記者会見で、近く平島氏本人からも事情聴取を行うと言われた、言われましたでしょう。それについては答えられないということでした。しかし、考えてみると、二月十九日に直接大臣あてに資...全文を見る
○緒方靖夫君 それを受け取られたのはいつですか。
○緒方靖夫君 その平島氏の要望書を受け取って大臣はどういう形でどんな対処をされましたか、あるいは指示を出しましたか。
○緒方靖夫君 その文書を読みますと、彼は調整役として直接深く関与してきたということを述べていますでしょう。それからまた、建設省が実態を調査するなら全面的に協力する、そう述べられているんです。  これは裏返しますと、彼が持ってきた時点まで建設省はなかなか動かなかった、そういうこと...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、この問題については監督官庁の立場としての建設省の対応と、先ほど官房長が言われた発注官庁としての対応があると思うんです。その問題なんだけれども、建設省及び管轄課の発注事業のうち、今回の平島氏の談合リスト、ここにありますけれども、何枚にもわたる手書きのものですよ、...全文を見る
○緒方靖夫君 規模と額です。
○緒方靖夫君 その額も、それからどういう工事かというのもぜひ明らかにしていただきたいんです。  私は一つだけ計算してみたんだけれども、阪神高速道路公団発注の工事、これは十九件あって、その額の合計は二百五士一億六千四百七十万円あるんです。しかも、その一部になりますけれども、この公...全文を見る
○緒方靖夫君 その点で、その線からも公取への通報というのはできるわけですから、やっぱりマニュアルどおりにきちっとやっていただきたい、このことを要望しておきます。  少しテーマを変えましてお聞きしたいんですけれども、談合一般なんですがね、この間、いろんな談合の問題がありました。そ...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう認識をぜひ持っていただきたいんですね。やっぱりもっと厳しく見ていただいて、談合というのは相当行われていると、そういう形で見ないと事態の追及は甘くなると思うんですね。  これは、つい最近、九州の佐賀県で新たな談合が明らかになりました。つまり今月三月十七日、十...全文を見る
○緒方靖夫君 そのことが事実だということはわかりました。  それで、こういう重大事態が起こっているさなかにも、これは朝日新聞の三月二十五日付の夕刊なんですが、これは関西版なんだけれども、一面トップで、「談合新組織、告発後も活発」と、こういう形で現場を押さえて、だれが出席したかと...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
04月24日第140回国会 参議院 建設委員会 第9号
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○緒方靖夫君 大臣は午前中、災害地の自衛隊の出動について共産党は嫌がるでしょうけれどもと言われました。我が党は自衛隊の災害出動は当然という立場ですので、誤解のないように述べておきたいと思います。  私は、災害に強い安心の町づくりの運動を進める中で、老朽木造建築物の密集市街地の整...全文を見る
○緒方靖夫君 午前の松谷委員の質問に対して住宅局長は、本法案は代替住宅を市町村の責任で保障する、そのことと借地借家法の適用除外はセットだと答弁されました。法案には、市町村は事業施行者ではなく、居住安定計画は賃貸人が作成することになり、市町村長は要請があれば代替住宅の提供、あっせん...全文を見る
○緒方靖夫君 代替住宅について、法案に居住者ごとに代替住宅の規模、構造、設備、家賃が妥当な水準ということがありますね。個々の居住者が支払い可能な家賃であってこそ妥当な水準と言えると思うんです。これは当然ですね。そして住み続けられることが肝心だと思うんです。傾斜家賃で数年後には支払...全文を見る
○緒方靖夫君 居住安定計画認定の要件の一つである生活環境に著しい変化を及ぼさない地域ということは、居住者の条件によって相当異なると思うんです。例えば、通学児童がいれば学区内ということがありますし、高齢者のひとり暮らしという場合には近隣の人間関係が生活環境の重要な部分となることは当...全文を見る
○緒方靖夫君 代替住宅についてこういう個別の条件が確保されるためには、居住安定計画作成に当たって居住者の意見を求めればあとは最小限法定要件を満たすだけでいいという態度では実際は済まないと思うんです。市町村長が認定する場合にも、形式的に居住者の意見を聞きさえずればいいということでは...全文を見る
○緒方靖夫君 墨田区の京島では、区の当局と職員が非常に大きな努力を払って地域住民によく溶け込んでいる、そういう事業を進めております。私たちそれを見たわけですけれども、まさに先ほども答弁にありましたけれども、人間関係が大事だということを視察を通じてつくづく痛感いたしました。このよう...全文を見る
○緒方靖夫君 防災機能の向上は国、自治体はもちろん居住者自身が求めているんです。当然、適切な計画には協力していくと思うんです。同時に、居住者の犠牲で行われるものであってはならない、これも明確だと思います。居住安定計画の対象となる住宅は除却勧告を受けたものであって、大体老朽化して危...全文を見る
○緒方靖夫君 土地の高度利用がコストを安くするというこの議論については私は意見がありますけれども、別途やりたいと思います。その機会は当然あると思います。  残りの時間で、ちょっと法案から離れるんですけれども、私はこの機会に関西の談合疑惑について質問させていただきます。  建設...全文を見る
○緒方靖夫君 不自然な点は確かに多いんです。  例えば、私は平島氏が公正取引委員会と建設省に提出した九ページの手書きの談合受注工事リストに列記された建設、運輸、農林の各省庁や関係特殊法人の発注した計四十一件の公共工事をもとに、その入札結果調書を取り寄せて入札状況を調べてみました...全文を見る
○緒方靖夫君 公正取引委員会は当然それを進められるということで、私はそういうふうに考えておりますけれども、やはりこれは建設省がみずから建設大臣のイニシアチブで疑惑を晴らしていくというのが非常に大事だと思うんです。  その点で、例えば平島氏の聴取についても、西松建設の専務とともに...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
○緒方靖夫君 私は、密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律案に対し、修正の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されております案文のとおりです。  これより、その趣旨について御説明申し上げます。  本法案は、計画的に防災街区の整備を促進する地域を都市...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表し、密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律案に反対し、修正案の可決をお願いする討論を行います。  老朽化した木造建築物が密集している地域は、強い地震等が発生した場合、倒壊や大規模な火災による甚大な被害を受けるおそれが強く、その防災...全文を見る
05月01日第140回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○緒方靖夫君 日米首脳会談で総理は、在日米軍の兵力構成について、削減や変更を論じることは適切でないときっぱり否定されたと思います。そして、昨年四月の日米安保共同宣言にある「引き続き緊密に協議する。」、このことを再確認されました。すると、協議しても兵員を削減しないと言う以上、現状維...全文を見る
○緒方靖夫君 差し当たっての交渉で、結局論理の帰結として、減らさないといえば現状維持かあるいはふやすしかない、それしかないということを申し上げたまでです。
○緒方靖夫君 しかし、議論がなければ減らすことだって始まらないんですよ、日本側から提起しなければ。そのことを述べているんです。  総理は、沖縄からの米軍の施設・区域の整理、統合、縮小の推進、このことをこれまで繰り返し言われてきましたけれども、これは一体何だったのかと思うんです。...全文を見る
○緒方靖夫君 兵員はいかがですか。
○緒方靖夫君 削減を提起しなければあるいは論じなければ、アメリカの側から削減してほしいということは出てこないわけですよ。これまでのアメリカ側の要人の言動を見ればはっきりしています。ですから、そういう点ではやはり総理が削減を議論しない、そういうことはイコール現状維持あるいは場合によ...全文を見る
○緒方靖夫君 東京での臨海副都心計画は、日本最大の民活プロジェクト、そして総事業費八兆円というとてつもない大きなもので、東京の年間予算の六兆五千億円を上回る、そういうものなんですが、今これが大破綻を来しております。現時点で三兆五千億円、一人当たり三十万円の負担が都民の肩にかかる、...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣には後でまとめてお尋ねいたします。  国の財政としてもこの破綻というのは重大な問題になっていると思います。特にこの計画の中核で東京テレポートセンターというのがあるんですけれども、私はよくわかりやすいようにこういうのをちょっと持ってまいりました。(写真を示す)ち...全文を見る
○緒方靖夫君 直接、間接の多額の国費がこの事業に投じられている、このことがはっきりしていると思うんです。  出融資銀行として開銀総裁にお尋ねしたいんですけれども、この第三セクターの企業の損益は今どうなっているのか、数字を示していただきたいと思います。それからまた、経営状態をどの...全文を見る
○緒方靖夫君 今の開銀総裁の説明は私は非常にのんき過ぎるんじゃないかと思うんですね。  一つは、東京都は都議会に対してちゃんと数字を出しているんですよ。平成八年度予定損益計算書、これはみんな手に入れているんですね。これを見ますと、どういうことが書いてあるかというと、予想賃貸収入...全文を見る
○緒方靖夫君 郵政省はこういう事態をよく知っていると思うんです。何しろ授権資本が百六十億円なんですけれども、いまだにそれが満たされていない。NTT、KDD、東京ガスなどは当初の計画どおりの増資を拒否しているんですね。それは郵政省の指導があったから拒否しますということを証言している...全文を見る
○緒方靖夫君 東京都は、郵政大臣が今説明されたように、すごいセンターをつくるという予定だったのを、国際化、情報化のセンターと言うのは恥ずかしいからレインボータウンという名前に変えたほどなんですね。ですから、よく事態を把握していただいて、きちっとこういう問題についてフォローしていた...全文を見る
○緒方靖夫君 東京都とはいえ、一地方自治体の事業に六つの省庁がこういう形で、同じ資格で協議のテーブルに着くということはありますか、前例。
○緒方靖夫君 そういう限定つけなくても、例はないんですよ。だから、物すごく異例なことがこの臨海部開発で行われたんです。そして、協議会は、都と国が一体になって臨海部開発を進めるための機関、そう位置づけられたわけですよ。そして今日もこの協議会は続いているでしょう。  こうした国の指...全文を見る
○緒方靖夫君 年間予算を超えるようなこんな無謀な計画が何でできたのか。それは、東京都は新土地方式、これを具体化したからなんですよ。都有地を大企業に無期限で貸す。しかも、二十五年間で資金を回収するつもりでいた。だから、当時、都知事は、都民には一円も負担をかけない、そう豪語したんです...全文を見る
○緒方靖夫君 経済情勢の変化云々ということを言われましたけれども、やっぱりこの問題でもそういうことに責任を転嫁できない重大な問題があるんですよ。  国土庁は、八五年の七月、首都改造計画の中で、東京の区部、ここで五千ヘクタールのオフィス床がこれから必要になるという試算を発表して、...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう通達で公共事業をどんどん進めるという結果、東京都では大変な事態になっていまして、これを見てください。(資料を示す)これは東京都が出したパンフレットです。「都財政は火の車」、こういうのを出しているんですよ、東京都が。そして実際、土木、建築の単独事業がこの十年間...全文を見る
○緒方靖夫君 それともう一つ、地方に対して自治省が公共事業を促す、その一方で住民サービスを切り捨てる、そういう通達もいっぱい出ているんですよ。それは行政改革大綱を地方でつくるという話とか、そういう形でそれを促す。例えば、平成六年十月七日の事務次官通達は、民間企業がやっているリスト...全文を見る
○緒方靖夫君 言葉の問題ですね。
○緒方靖夫君 この臨海部の問題、やはり非常に重大な問題で、今の国と地方自治体との関係の象徴的な問題だと思います。ですから、私はこの辺で抜本的な見直しが必要だ、このことを述べて、次の問題に移りたいと思うんです。  次の問題というのは、大規模ごみの最終処分場の問題についてです。 ...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、予備費等承認案件のうち、平成七年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書、平成七年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書の二件について不承諾、他の四件については承諾いたします。  平成七年度一般会計予備費使用総調書...全文を見る
05月02日第140回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  女子労働者の深夜勤務、時間外・休日労働を禁止、制限している労働基準法の女子保護規定の撤廃、これを含む法案が二月七日に上程され、今大問題になっております。労働大臣は国会答弁で、女子保護規定が撤廃された場合でも規制がなくなるわけではない、...全文を見る
○緒方靖夫君 三六協定は目安だという話がありましたけれども、法的拘束力はあるかどうか。
○緒方靖夫君 法的拘束力がないということは明らかなんです。労働省が出している「時間外労働協定を結ぶに当たって」、こういう。パンフレットがありますけれども、それを見ても、これは要するに目安だと、今言われたとおり指導上の目安なんです。そういうことが言えるわけで、法的拘束力はない。そう...全文を見る
○緒方靖夫君 個々の数字を挙げていくと切りがないけれども、八百時間、七百時間、六百時間、ずらっと並ぶんです。女性の労働時間ですよ、時間外労働だから。こういう実態がある。今大臣言われたけれども、しっかり調査していただきたい。規定がなくても三六協定があるから大丈夫だと国会答弁をこれま...全文を見る
○緒方靖夫君 その三六協定がほとんど歯どめになっていない、青天井だということを申し上げたんです。ですから、大臣は、これから審議が始まると思うんだけれども、国会の審議の中で三六協定があるから女子保護規定を撤廃しても大丈夫だ、そういうことは一切言わないでほしい。それは破綻したんだから...全文を見る
○緒方靖夫君 などじゃなくて、全部挙げて、全部。
○緒方靖夫君 お聞きのように、全部財界、産業界なんです、要望しているのは。そしてさらに、この間ずっと要望してきた自動車工業会があるんです、これがその急先鋒なんだけれども。  私は、自動車関係ということでトヨタ、世界のトヨタですよ、その労働状態がどうなっているかということを最近現...全文を見る
○緒方靖夫君 ひどい発言ですね。  労働大臣、あなたはこういう実態を知っていますか。そういう現場に行ったことがありますか。労働者が目に入る汗をぬぐう暇もない、こんなテンポで働いている現場、見たことがありますか。
○緒方靖夫君 そういう実態を見ないで今回の規制の撤廃を行う、そういうことがいかに重大かということを私は次に述べたいと思うんです。それは、トヨタの女性労働者の実態がどうなっているかという問題です。肝心な問題です。  トヨタでは、九一年四月からこういう過酷な生産ラインに女性の労働者...全文を見る
○緒方靖夫君 すべて机上の話なんです。審議会で会議をしているとかいろいろ言われたけれども、大臣、やっぱり労働現場を見なければ。そして今何が起こっているか。トヨタでこういうことが起こっているんですよ。  ですから、さっき調査を約束されたけれども、この労働実態についても大臣みずから...全文を見る
○緒方靖夫君 約束してください。
○緒方靖夫君 実態を知らない、そういう労働行政の責任者というのは私は失格だと思います。ですから、そういった意味できちっと現場を知る、そのことを要望しておきたいと思います。  トヨタで、さっきの話になるけれども、私改めて思いましたけれども、現時点で、若い女性が仕事が終わった後歩け...全文を見る
○緒方靖夫君 外務大臣にフォローをお願いして、終わります。
05月08日第140回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第3号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方です。  国会移転について八十島先生が座長として取りまとめられた構想は今述べられたことの内容になると思うんですけれども、それと現在進行中の中身ですね、それが実際問題としては随分違ってきていると思うんですね。  政経分離ということが相当強調されて、...全文を見る
○緒方靖夫君 先生が言われた三点なんですけれども、多極分散型の新しい国土構造をつくる、これが一つですね。それから二番目は東京の過密解消。それから三番目に災害対策。その三点だったわけですけれども、それに沿って今のような形で、規模をかなり縮小してきているというもとで、それぞれの目標と...全文を見る
○緒方靖夫君 一つだけ関連して。  先ほど先生は政経分離ということをおっしゃられましたけれども、結局、東京に政府の機能が残っている、官邸も残っている。片や、新しく移転したところにももちろん国会を初め行政の大事な部分があるという。そうすると、今の状況でいきますと、二つにそういうも...全文を見る
○緒方靖夫君 それも含めてです。
○緒方靖夫君 お疲れのところ、先生、本当に済みません。  財政負担の問題と国民世論の形成との関係についての質問なんですが、それは例えば財政審の特別部会の最終報告、これは去年の十二月ですけれども、その中には首都移転をわざわざ挙げて、国民合意の形成の状況等々、十分議論が行われる必要...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。
05月12日第140回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○緒方靖夫君 ガス管の安全対策の問題について質問させていただきます。  ガス管には大きく分けて耐久性にすぐれた新しいガス管と古いガス管があります。古い方は白ガス管という名前がついておりまして、鋼管に亜鉛メッキをしたもので、これは昭和二十年代から実用化されましたけれども、土に埋め...全文を見る
○緒方靖夫君 それで、禁止されても、もう既に埋設された危険な状態の白ガス管、これがあるわけですけれども、それが爆発事故を起こす、事故を誘引するということが起こるわけです。こうしたことの原因で死傷者まで出るということが起こっております。  例えば、九四年の七月、東京品川区の小学校...全文を見る
○緒方靖夫君 大変な数です、二百万本というのは。  中でも東京ガスというのは一都八県にまたがる最大のガス事業者ですけれども、この管内に埋設されている白ガス管、白ガス管の供給管の数ですね、それが幾らになるのか。それからまた、そのうちガス漏れなどの危険性があると見られている数、それ...全文を見る
○緒方靖夫君 七十五万本、これは大変な数ですね。  東京ガスの管内の供給管というのは約三百万本ありますから、七十五万本ということは何と二五%を占めているわけです。しかし、今言われたように危険性があるというガス管の数を三十六万本というふうに言う数字は、私はおかしいと思うんですよ。...全文を見る
○緒方靖夫君 確かに、埋設の条件によって本当に寿命が変わるんですよ、ガス管の寿命というのは。だから、東京ガスが改善計画を出している三十六万本を通産省がうのみにして、それが危険な数ですと言うことはやっぱりおかしいんですよ。三十六万本と五十七万本、これを区別する基準も理由もないんです...全文を見る
○緒方靖夫君 三百三十七キロ、これかえなきゃいけないという、そういうふうに言われたけれども、東京ガスはこれについて、どういうふうにして進めていくかという長期計画を持っていないんですよ。それぞれの年の収支の状況を見ながら、それによって決めていきます、ことしは年内二十キロやりますと、...全文を見る
○緒方靖夫君 ガス漏れ件数は幾つですか。
○緒方靖夫君 そうなんですよ。正確に言うと、平成七年で一千百二十四件。東京ガスの管内だけですよ、全国じゃない。東京ガスの管内だけでそれだけある。全国だと一体どれだけあるかわからない。これが事故を誘引するわけですよ。  大臣、お聞きのとおりなんですけれども、既にほとんど埋設白ガス...全文を見る
○緒方靖夫君 しっかり指導していただきたいと思うんです。  それで、今大臣言われたけれども、白ガス管の埋設部への新設使用の全面禁止、これが九五年の三月に行われた。  その際の理由は何ですか。
○緒方靖夫君 私は対策が遅過ぎると思うんです。  通産省の資料を見ても、昭和五十五年ごろに白ガス管に起因する事故が続発している、そういうふうに書かれている。また、東京ガスは、社内基準の変更をして昭和四十九年から全面的に使用禁止ということに決めているわけですね。ですから、そういう...全文を見る
○緒方靖夫君 そこで、お聞きしたいんだけれども、今大臣も言われた、平成七年三月以降全面禁止したからそれ以降は使われていない、そう言われたけれども、本当に使われていない、そういうことでいいですか。
○緒方靖夫君 そういうケースを存じないということですけれども、私はこれはやっぱり通産省がガス事業者の実情を本当につかんでいないということのもう一つの証明だと思うんですよ。  私の調査によりますと、東京ガスでは今でも埋設部に白ガス管が少なからず使われているんですよ。どういう場合か...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、新規の埋設のことを言っているんです。そこに限っても少なからずそれがある。しかも、会社の中で、例えばガスライト24という緊急出動する部隊がそういうことを会社容認のもとで絶えずやっている、その実態があるわけです。ですから、このことをきちっとつかんでいただきたい。今...全文を見る
○緒方靖夫君 事業者任せにするということが公共性の高いガス事業の場合に本当に危険なんです。公共性とか安全性、大臣言われた住民サービス、こうしたことを犠牲にして利潤追求に走る、こうしたことがやっぱり多々見られるわけです。  東京ガスではリストラ二〇一〇、そう称して、西暦二〇一〇年...全文を見る
○緒方靖夫君 経営の効率化のために住民の命と財産、それからまた安全、これが侵されてはならない。その立場からぜひ指導していただきたいということを最後に重ねて申し上げまして、質問を終わります。
05月27日第140回国会 参議院 建設委員会 第11号
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○緒方靖夫君 今回の河川法改正案は、河川環境の整備と保全という、河川の総合的管理、保全、そのことを内容の一つとして位置づけて、河川の整備計画制度については従来非常に乏しかった関係住民の意見を反映する、そういう点で改善であると考えております。  改正案について、これまでの治水、利...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣は先ほど水と緑を守る、それが我々の生命線だと言われた。やはりこれは大事な点だと思うんです。ですから、その基本点と今の環境の位置づけの問題、やっぱりそのことをしっかり踏まえていただく、このことは非常に大事だと思います。  昨年六月に河川審議会の答申が出されました...全文を見る
○緒方靖夫君 先に訂正していただいてよかった。私、言おうと思ったんです。  都会に住む人間がたまにレジャーで地方に出かけて、自然があった方がいいと。大臣は衆議院でもそういうことを言われているんですけれども、私はこういう言い方も環境との関係で言うとやはり問題の矮小化だということを...全文を見る
○緒方靖夫君 大規模なダムは河川の循環を遮断して上下流の生態系を分断するという点で、自然の摂理にも川のそもそもの本質にも本来矛盾するものだと思うんです。治山治水法案の際にも質問したことですけれども、これまで全国で二千六百以上のダムがつくられていて現在も五百余り建設中とのことです。...全文を見る
○緒方靖夫君 これまでどうだったかということですね。私の見るところを述べますと、例えば治水安全度が高ければ高いほどいい、利水容量も多ければ多いほどいい、そういう概念のもとにかなり大きな規模のものをどうしてもつくる傾向があったと思うんです。  衆議院で中島武敏議員がウオータープラ...全文を見る
○緒方靖夫君 実際、水需要の見通しが過大だという問題については、いろんなところで問題が起きていると思うんです。  例えば長良川河口堰の場合、かつて三重県が毎秒当たりニトンの水を返上する、あるいは徳山ダムで名古屋市が三トンの水を返上するという現実があるわけです。ですから、やっぱり...全文を見る
○緒方靖夫君 ダム建設を計画する、しかしそれが必要なくなるという意見が出てくると目的をくるくる変えていくという、そういうことも実際に起こるわけです。  例えば長良川河口堰の問題で言うと、当初は中京工業地帯の工業用水確保、これが最大の目標だったわけです。ところが、それが必要なくな...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣にお伺いしますけれども、そのとおりですね。大臣はごらんになりましたか。
○緒方靖夫君 結構です。この問題はここでやってもちょっと始まらない。農水大臣のいるところでやります。  政府の防災対策のあり方という点で一点だけ申し上げますけれども、やっぱりこれは大きな問題だと思うんです。所管は農水省ということなんだけれども、しかし肝心の建設省に対してはこうい...全文を見る
○緒方靖夫君 結局、ダム群の骨格になるのは基本方針なわけです。ですから、そこのところで意見を聞くということが非常に大事だと思うんですね。少なくとも学識経験者の意見を聞かない手はないと思うんです。
○緒方靖夫君 先ほども言いましたけれども、今全国で問題になっているのは過大な計画です。それをどういうふうに適切にするのかということは結局基本方針にかかわるわけです。  そうすると結局、どのように治水、利水の計画を適切な目標にしていくのかということは基本方針にかかわる問題なんです...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、今の大臣の答弁を聞きながら、建設省も国民を信頼することが大事ではないかということを痛感するんです。国民あるいは関係地域住民は全体のバランスのとれた考え方ができない、局地のことしかわからない、自分たちのエゴしか言わないんじゃないかという前提に立つと、それはおかし...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
○緒方靖夫君 私は、河川法の一部を改正する法律案に対し、修正の動議を提出いたします。その内容はお手元に配付されております案文のとおりです。  これより、その趣旨について御説明申し上げます。  政府案は、河川管理の目的に河川環境の整備と保全を位置づけ、河川整備計画の策定に住民の...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、河川法の一部を改正する法律案及び民主党提出の修正案に反対の討論を行います。  今日、これまでの河川管理について、過剰な水需要見通しや不透明な洪水流量算定に基づく不要・過大なダム・放水路計画、社会経済情勢の変化をも省みない当初計画への固執...全文を見る
06月04日第140回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第4号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。大変興味深いお話をありがとうございました。先ほどお話が出ましたけれども、きのう財政構造改革会議の最終報告の中で、「状況を総合的に勘案して慎重な検討を行う」という提起がありました。  この報告の中には私はいろんな異論はありますけれども、しか...全文を見る
06月05日第140回国会 参議院 建設委員会 第14号
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○緒方靖夫君 現状を見ましても、大都市、特に都心地域の住機能回復のために特別な対策が必要だということはもう言うまでもないと思います。  その基本方策として九五年の大都市法の改正、これには私たちの党は賛成いたしました。当時の改正は、国や自治体が都市の居住機能の回復を計画的に進めて...全文を見る
○緒方靖夫君 初めてということは認められましたけれども、結局町づくりの計画あるいは公共施設をどうつくる、そういう整備も伴わないでその計画が地区や町づくりにどういう影響を与えるか、そういう判断も持たずにただひたすら住宅をふやすために容積率緩和、それが初めてだ、それは初めてですね。私...全文を見る
○緒方靖夫君 居住推進といえば非常に聞こえはいいわけですが、しかしこの法改正がどこからきているか、どこの要望からきているかということを見るとその点が非常にはっきりすると思います。都市計画による建築規制を目のかたきにしてまいりました不動産業界の要求、これを受けたものだと私は率直に思...全文を見る
○緒方靖夫君 中途半端だと言っているのは、不動産協会、そういう業者の側だということです。そしてまた、そういうことはやめてほしいと言っているのがやはり大都市に住む居住者の大多数の声だということもあわせて述べておきたいと思うんです。じゃ、実際どういうことになるかということなんです。そ...全文を見る
○緒方靖夫君 一つ一つ取り上げるけれども、しかしそれがただ単なる孤立した例ではないということで述べているわけですね、先ほどから。  それで、ばら建ちではなくと言うけれども、例えば港区、中央区、我々が見たところというのは一定程度まとまっているわけです。しかし、今言ったところ、例え...全文を見る
○緒方靖夫君 自治体が自主的にやられることでしようということを言いたいんでしょうけれども、逆に自治体の側から、私はよく事情を知っておりますけれども、例えば幾つかの特別区の方に会ってみると、やはり建設省からいろんな形で圧力がかかる、そういうことを言われるわけです。あなた方はかけてい...全文を見る
○緒方靖夫君 御存じないようで申し上げますと、反射鏡で太陽光線を集めて日だまりをつくるんです。その日だまりに子供さんを集めて、日陰干しにならないようにということでやっているわけです。こういう状況です。小さいころから都心の子供たちは日が当たらない。だからこういう機械で太陽に当たって...全文を見る
○緒方靖夫君 子供たちも、それからまたお年寄りも大変多く住んでいるんですけれども、二十四時間そこで生活しているわけです。もちろん郊外に行くことも非常に大事ですけれども、いつもは行けないんです。ですから、やっぱり都心の居住環境というのはそういう形で大事なわけです。  ですから、私...全文を見る
○緒方靖夫君 通勤問題出ましたし、それからまた亀井大臣が趣旨説明をされた中でも最初にそのことを挙げられていたと思うんですね。それで私もその点よく考えてみました。また試算もしてみました。  大都市地域住宅供給基本方針ですね、これは建設大臣のものですけれども、それによると東京都心部...全文を見る
○緒方靖夫君 私も住都公団に話を伺ったんですけれども、結局高齢者の階段の上りおりの問題で言うと、対策というのは今のところ住みかえですね、上に住んでいるお年寄りが下に部屋がえをするという、それが一つあるということを伺いました。それで、今局長が言われたように、エレベーターをつけるとい...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、都市計画法及び建築基準法の一部を改正する法律案並びに民主党提出の修正案に反対の討論を行います。  都心居住の推進で最も基本的なことは、今住んでいる人たちが住めなくなって出ていくということがないようにすることです。高層住宅を林立させても、...全文を見る
06月10日第140回国会 参議院 建設委員会 第15号
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○緒方靖夫君 政府は建築物の単体基準について、従来の使用基準から性能基準に改め、また建築確認・検査について民間委託を導入する建築基準法改正案を来年度の通常国会に提出することを予定しております。  そうなると、建築士、建築士事務所の社会的役割も大きく変化いたしますし、そのあり方に...全文を見る
○緒方靖夫君 性能規定が変われば、現在の建築士の資格を持っている人についても一定の講習が必要になると思うんです。その場合ですけれども、そういう講習とか研修も一定の民間団体にやらせることになることが予想されるわけですけれども、今回の指定法人はそれも念頭に置いているかどうか。
○緒方靖夫君 建築士事務所はいろいろ多様だと思うんです。したがって、関係団体もいろいろあると思います。それと、いろいろ見ても全体をカバーする団体というのはないように見えるんですけれども、その点で第二十七条の二に規定されている「業務を適正かつ確実に行うことができると認められるもの」...全文を見る
○緒方靖夫君 今言われたように、特に木造住宅では伝統的な設計手法があって、地域に密着した工務店とか大工さんが施主と相談しながら設計、監理、施工を一体的に三位一体で行ってきたという実態があると思うんです。施工者と設計、監理を別の者が行う方がよいという場合ももちろんあるわけですけれど...全文を見る
○緒方靖夫君 そうすると、そういう指導や研修を指定する際のことなんですけれども、指定するならば、それぞれそういう実績を持つ関係団体をそれぞれ指定する、これが道理ではないかと思うんですが、その点はどう考えられていますか。
○緒方靖夫君 終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表し、建築士法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  今、政府は、建築審議会の答申を受けて、建築物単体に関する基準を性能基準に変更すること、建築物の確認・検査の一部を民間団体に委託することなどを検討し、来年の通常国会にも関係法律の改正...全文を見る
07月09日第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。国立病院・療養所の看護婦などの二交代制導入の問題について質問いたします。  これは、従来の八時間三交代から二交代にして、最長で実働十六時間、拘束十七時間というものなんですけれども、導入されて半年以上たちました。今まで七十一施設、百二十三病...全文を見る
○緒方靖夫君 その選択肢の問題については後で触れたいんですが、一番大事なのは、やはり大臣自身が現場で何が起こっているのかということをリアルに正確につかんでいただくことが非常に私は大事だと思うんです。  この問題に関連して、例えば夜勤を終わって報告書を書かせる病棟があるわけですけ...全文を見る
○緒方靖夫君 こういう形の報告が幾ら厚生省に来ても、私は実態はつかめないと思うんです。ひどいことはもっとあるんですよ。私は二交代制が導入された関東甲信越の看護婦さんと懇談して実態調査したんですけれども、導入に当たって現場での意見聴取も全くひどいやり方なんですね。三つ例を挙げます。...全文を見る
○緒方靖夫君 それで、賛成と反対の意見、どちらが多いと認識されていますか、大臣。
○緒方靖夫君 私も両方の意見があると思いますけれども、反対意見が圧倒的に多いんですよ。職場で一〇〇%、九五%、そういう反対の意見を上げる。しかし施設長は受け取らない。ひどいんですよ。同じ職場であっても受け取られないから、しょうがないから請願の形で、国民の請願権を行使してそういう声...全文を見る
○緒方靖夫君 看護職員にとってどうかということと、今患者にとってと言われたんだけれども、患者のケアが後退するということはもう歴然としているんですよ。  大臣はこういう資料を御存じですか。これは、場所は言いませんけれども、国立病院の院内報、院長が出した通達。ここには、二交代制の勤...全文を見る
○緒方靖夫君 今の質問に答えてください。時間がない。
○緒方靖夫君 導入を押しつけているのかどうかについて聞きたい。導入を押しつけているのか、答えてください。
○緒方靖夫君 こういう形で厚生省はいつも説明する。導入は施設長の自主的な判断に任せているというわけですね。しかし、施設長や管理職が現場を説得する際に、二交代制の方に従わないと大変なことになるとおどしながら懇願するという例があちこちで生まれているんですよ。例えば、統廃合されてよそに...全文を見る
○緒方靖夫君 二交代制の導入は全く施設長の任意の判断で、導入後は施設費や人事の評価に一切かかわらない、そういうことを確認してよろしいですね、大臣。
○緒方靖夫君 私は、そう言われたんだけれども、手元に資料があるんですよ。これは厚生省の東海北陸地方医務局が出したもので、平成八年度管内国立病院・療養所五役会議資料、そういうものです。これは百五十五ページに上る大部なものなんだけれども、この中には地方医務局の経営指導課が作成した国立...全文を見る
○緒方靖夫君 点数制。
○緒方靖夫君 これは非常に重大なことで、じゃ、局長、御存じないんですね、担当の局長が。大臣も御存じない。
○緒方靖夫君 この報告書の百十八ページに書かれておるわけですよ、実際に最高点五点ということで。担当の局長が知らないことが、何でこういうことが起こるんですか、おかしいじゃないですか。  こういう点数制、あなたが言われたように、本当にこういうことが自主的に施設長の判断でやられている...全文を見る
○緒方靖夫君 おかしいですよ、それは。先ほど私は、厚生省地方医務局が施設長に対して二交代制導入を押しつけているんじゃないかと言って、あなたは否定されたでしょう。今ひっくり返った、その話が。だから、もう時間がないからいいけれども、こういうことをやるということは大問題なんだよ。だから...全文を見る
○緒方靖夫君 そして是正しなさい。  大臣、あなたはこの話を直接今初めて聞いたかもしれないけれども、おかしいんですよ、こういうことは。自由な選択じゃないでしょう。ですから、大臣、大臣も知らないところでこんなことがまかり通っている。しかも、今大事な問題で、このことについて大臣、責...全文を見る
○緒方靖夫君 自由な選択と言われたけれども、実際、厚生省じゃないとしても、今、局長言われたように、地方医務局ではこういうことをやっているかもしれないと言われたわけですよ、これ。さっき否定した、厚生省も地方医務局も一切やっていない、施設長の自主的判断だとさつき答弁があったけれども、...全文を見る
○緒方靖夫君 それから、患者にとっても重大な問題なんですよ。日本患者同盟、全国ハンセン病療養所入所者協議会から二交代制勤務反対の要請が大臣あてに出されております。患者の命と安全にかかわる国民的な問題とここでは強調されているんです。  二交代制を導入して三カ月以上たっているところ...全文を見る
○緒方靖夫君 しかるべきときと言っても、これだけ問題になっているわけですから、やはりなるべく早く、またいろんな形で見直し等々レビューをやっていただきたい。このことを述べておきます。  それからもう一つ。看護婦さんの健康管理の問題、これもやはり二交代制のところではやるべきだと思う...全文を見る
○緒方靖夫君 こういう問答無用な形で行われているという実態に、私自身も調べて、また懇談してびっくりしました。やはり医療の現場で矛盾が非常に激しくなっていると思うんです。ですから、その点で私はこの導入は再検討すべきだと、そのことを述べておきたいと思います。  あと、残された一分間...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
07月31日第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○緒方靖夫君 公共事業をめぐって、公共投資基本計画に見られるように、総額先にありき、こういうやり方とか、あるいは社会経済情勢の変化で当初の目的が失われているのに事業をとめられないとか、あるいはまた国や地方の財政状況とのバランスを欠いた過大な投資等々、公共事業については大きな批判が...全文を見る
○緒方靖夫君 半分ではないということですね。そのことは確認したいと思いますけれども。やっぱり切り捨てるべきではない、このことを要望しておきたいと思います。  道路でも「財政構造改革の推進について」では高規格幹線道路などが特別に重視されているわけです。ところが、道路審議会基本政策...全文を見る
○緒方靖夫君 七%カットのもとでどのように予算を配分するかということ、これは当然重要な問題になります。  この間、公共事業の箇所づけのことが大きな問題になってまいりましたけれども、箇所づけが官僚と一部の族議員によって決められている、そういう指摘が行われたり、予算配分が政府・与党...全文を見る
○緒方靖夫君 今ちょっとお答えがなかったので、建設省にお伺いしますけれども、事業の採択に当たって、だれの選挙区の事業かということは調べていますか。
○緒方靖夫君 今否定されたんだけれども、こういう文書があるんですよ。  日付は平成九年六月三日、出どころは建設省河川局河川環境課、あて先は各都道府県等々、タイトルは「平成十年度河川環境課所管補助事業概算要求について」、こういう文書です。全部で八ページありますけれども、この中でこ...全文を見る
○緒方靖夫君 その把握した結果をどう使われているわけですか。
○緒方靖夫君 それによって政治的に差別等々はないということは断言されますね。
○緒方靖夫君 当たり前と言われるけれども、そういう疑惑を招くような発言をいろいろされているんですよ。幾つも挙げることはできないけれども、亀井建設大臣は、例えば新進党を応援した建設業者は地獄に落ちるぞと言ったことがあるでしょう。これについては、選挙は戦い、戦いは戦い、選挙で向こうを...全文を見る
○緒方靖夫君 それならば、こういうことというのはいつからやっているんですか。それから、河川局だけですか、道路局とかほかのところでやつていますか。それにちょっと答えてください。
○緒方靖夫君 政治的差別はないということで大臣は言われたし、それからまた官房長も建設省の中でどこでそういうことをやられているかわからないということなので、ひとつこれは調べて、どこどこでやられるのか、そのことを後で報告していただきたい。そのことを要求すると同時に、やっぱり大臣、誤解...全文を見る
○緒方靖夫君 技官と事務官についてそういう管理はしている、していないということですか、どっちですか。
○緒方靖夫君 状況、難しいそうですけれども、建設省のOB組織で建和会、木曜会というのがあるそうですが、これはどういう団体ですか。
○緒方靖夫君 小野官房長の名前も、この名簿がありますけれども、確かに入っております。  今言われた建和会の方ですけれども、建和会の規約を見ると、ここには結局、OBは会員、それから現に建設省幹部として在職する者は会友となって、両方またがっているわけですよ。木曜会と同じなんですね、...全文を見る
○緒方靖夫君 短く。
○緒方靖夫君 大臣はそう言われるけれども、やっぱり癒着なんですよ、これは完全に。  一つは、私は今六冊手元にあるこの名簿を分析しました。集約、分析してみると驚くべき実態が明らかになるわけです。  それぞれの名簿、事務次官、局長経験者等々OB、合計すると二千六十人いますよ。天下...全文を見る
○緒方靖夫君 しかも、その事務局は役所の中に置かれているわけですね。だから、やっぱりこういうことを考えたときに、私はこの問題は非常に重大だ。したがって、ゼネコンに天下りしている退職者そして現役、これがその関係を厳しく律する、そういうことを大臣としても指導していただきたい。  時...全文を見る
09月03日第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
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○緒方靖夫君 政府一〇〇%出資の農水省所管の特殊法人日本中央競馬会、JRAについてお尋ねしたいと思います。  JRAの年商売上高及び経常利益、これは幾らになりますか。
○緒方靖夫君 質問だけに答えてください、時間がないから。
○緒方靖夫君 経常利益は。
○緒方靖夫君 四兆円の年商売り上げ、そして売り上げの一五%はJRAの取り分になるという。そういうことでいうと、約六千億円というお金がJRAに流れ込むというそういう仕掛けになっているわけですね。数ある政府出資の特殊法人の中でも黒字体質の特殊法人だと思います。  JRAには顧問や参...全文を見る
○緒方靖夫君 それを含めて、顧問、参与を含めて、お手元にお配りしている資料の最初のところを見ていただくとわかりますけれども、全部合わせると九名いるわけですね、二十二名のうち九名。理事長は代々農水事務次官の経験者という、その指定ポストになっていると言われているわけです。  JRA...全文を見る
○緒方靖夫君 資料の一ページ目の真ん中あたりに競馬保安協会というのがありますけれども、こういうのを見ても、これは公益法人の一つなんだけれども、全部天下りなんです。つまり、公務員出身とJRA出身者で全部占められている。こういうことがその他その他いっぱい見られるわけですよ。  それ...全文を見る
○緒方靖夫君 それでいいんですか、本当に。ちょっとおかしいんですね。今否定されたようなんだけれども、違うんですよ。山中議員の場合、九六年及び九七年、関連会社等報告書で、日本軽種馬協会から二年連続報酬を得ているという報告が出されている。これは衆議院の議長に出されているんです。どうし...全文を見る
○緒方靖夫君 大事な問題なので、そういうことを理事長自身つかまれていないということは大変遺憾ですけれども、しかし後できちっと調査して報告をお願いしたい、このことを述べておきます。それから、額とどういう名目かということもはっきり調べて報告していただきたい、このことを要請しておきます...全文を見る
○緒方靖夫君 資料の三ページ目にその会社が並んでおりますけれども、三社とも社長か主要役員は農水官僚またはJRA幹部OBで占められておる。いずれも黒字の優良会社なんです。これらJRAの丸抱えの直系会社に毎年一億四千六百万円もの出資をしている。しかも、JRA関連の子会社はこれだけに限...全文を見る
○緒方靖夫君 まさに、馬券売りで汗水流して土日の休みも働いている、そういう職員によって支えられているのがこの競馬なんですね。  それで、JRAのそういう仕事をしているパート職員の退職金、二十年勤続した場合幾らになりますか。
○緒方靖夫君 二十年勤めて四十五万円と、そういう待遇があるわけですよ。片や、理事長初め役員の皆さんが高額の所得を得ている。私は高額だと思いますよ、国民的な水準からすると。やっぱりそういうことを改めていく必要があるんじゃないかと思います。  パート職員の皆さんは、せめてこれを上げ...全文を見る
○緒方靖夫君 この問題については、上田議員が質問主意書の回答をもらった中で、答弁の中では通常の職員と均衡ある形でということが強調されているんです。その精神でぜひやっていただきたいし、また、大臣もその点で監督権者としてよろしくということをぜひお願いしておきたいと思います。  次の...全文を見る
○緒方靖夫君 ところが、総重量二・八トンを超えるトラックなどについてはそういう規定がないんですね。効率性ばかり最優先されるから、ほとんど車輪の上にキャビンが乗っかる、そういう形になっていて非常に危ない。  これは一九八一年にNHKの科学ドキュメント「ジャンプ事故、横風事故」のた...全文を見る
○緒方靖夫君 この実験結果については御存じでしたか、NHKの。イエスかノーかで。
○緒方靖夫君 この実験について物流ウィークリーの方が運輸省の担当者にコメントを求めたら、こんなことを言ったんですね。運転者の不安を招くからキャビン強度の公表は必要ない、強度が弱い場合ドライバーに不安を募らせる、強い場合はドライバーが安心して乱暴な運転につながる危険性がある、だから...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
09月04日第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○緒方靖夫君 ガイドラインの見直しに関連して、昨年三月、中国のミサイル演習、米軍の出動などで台湾海峡の緊張が高まった、そういう事態がありました。  これについてお尋ねしたいんですけれども、その際自衛隊としてどんな行動をとられたのか、その点お伺いいたします。
○緒方靖夫君 その際どういう機種を使って情報収集をしたのか、それをお答えください。
○緒方靖夫君 秋山次官がE2Cが出動したと言っていますよ。それからEP3Cも出動しているでしょう。否定されますか。
○緒方靖夫君 そういう航空機を使って情報収集を行った、それを強化したということを認められたと思います。  その際、米軍との関係なんだけれども、通常、協力の関係があるわけだから、その際も協力関係が続いたということですね。
○緒方靖夫君 国会に対してそういうことを報告しないというのは一体どういう態度なんだ。こういうことが大問題だと思うんですよ。  もう一回答えてください、どうしたか。
○緒方靖夫君 全く国会に対する軽視だと私は思いますよ。こういう問題について国民に明らかにしない、国会に明らかにしない、一体それどうなんですか。  秋山事務次官は七月二十八日に、こういうE2Cを飛ばしたということをはっきり認めていろじゃないですか。そしてその上で、中台危機のような...全文を見る
○緒方靖夫君 はい、結構です。  この問題というのは重大なんですよ。去年の三月に何が起こったか。この問題で今認められたように自衛隊は情報収集態勢を強化したんです、E2C、そしてEP3Cを使ってね。これは電子情報収集機ですからあらゆる飛び交う電波を全部集める、そういう活動をやって...全文を見る
○緒方靖夫君 テレビではっきりと私は見ましたけれども、官房長官は台湾海峡を当然含むと言われているんですね。何で今そういうふうに言われなくなったのか。私は、梶山長官がそういうふうに台湾海峡が入ると言われた、その話は非常に正直な話だと思うんですよ。しかし、今本心そう思っていてもいろん...全文を見る
○緒方靖夫君 官房長官がオウムになっちゃった。  私はやっぱり実際何が起きているかというのが問題だと思うんですよ。去年三月のあの台湾海峡をめぐる危機、緊張、その際に起こったことは何か。やはりそれを踏まえて今新しいガイドラインということで打ち出されている、その点で私はこの問題が極...全文を見る
○緒方靖夫君 外務省。
○緒方靖夫君 知らないわけですか。知らないなんて言わせませんよ。もう一回答えてください。ここは国会ですよ。
○緒方靖夫君 問題じゃないと言われたけれども、まず最初に、あなたがこれを知らないと言ったのは大問題ですよ。  これは九四年の六月、国会答弁で時野谷政府委員がこういうふうに述べているんですよ、アメリカの海軍は随時世界の各地の主要港湾の情報収集を行っておるというふうに承知していると...全文を見る
○緒方靖夫君 今述べたように、日本ではこういう犯罪に当たる買春、麻薬、こうしたことがアメリカの海軍の公式文書に堂々と書かれているんですよ。そして、これが寄港するたびに乗組員にその地域の港について紹介されるんです。  これはまさに犯罪の勧めとでも言うべき文書じゃありませんか。こう...全文を見る
○緒方靖夫君 官房長官、聞き間違いだといけないんだけれども、麻薬や買春がそういうもので必要なものと言われたんですか、もう一度。
○緒方靖夫君 それは重大発言ですよ。  だって官房長官、日本の領土で日本の法律で禁止されているそうしたことについて、社会悪から守るための手だてとしてそれはしようがないじゃないかなんて、そんな議論はめちゃくちゃですよ。  私は警察庁と厚生省に対して資料を求めて、過去五年間にアメ...全文を見る
○緒方靖夫君 アメリカの公式文書に日本の国土でこういうことが可能だということが書かれているということが問題だと述べているんですよ。ですから、それについてそれでもしょうがないというんだったら、本当に情けない政治だと私は思います。  それから、もう一つこの問題で重大なのは、友好親善...全文を見る
○緒方靖夫君 幾つかあるんですね、実際に報道されているものだけ見ても。例えば横須賀の在日米軍港湾統制部が小樽海上保安部からさまざまな情報を受けたとか書かれているじゃないですか。外務省としてそういうものをきちっと調査する、このことをやっぱり要求しておきたいと思います。  それから...全文を見る
○緒方靖夫君 私はそんなことを言っているんじゃなくて、開かれた国というのは当然なんです。ただ、アメリカ海軍が日本の港を、民間港湾をとことん調べ上げる。そして明日、小樽にインディペンデンスが入港するということになっているじゃないですか。こういう事態がさらにいろいろな形で続く。首都東...全文を見る
09月17日第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
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○緒方靖夫君 郵政事業の民営化なるものに日本共産党は断固反対です。郵政は国民的な事業であり、国民サービスを一層向上させることこそ求められているわけですけれども、現場ではこれに逆行する事態が進んでいると思います。  東京郵政局では、昨年来、民間並みの人事交流ということで過去三回一...全文を見る
○緒方靖夫君 こうしたことが適正なんと言うこと自体が本当におかしいことです。重大なことです。しかも、異動範囲も、土地カンも働く同一管轄エリアが望ましいと言われているんだけれども、例えば都心から三多摩に異動させられる。地域との密着性、これと切り離されて仕事をせざるを得ない。地域住民...全文を見る
○緒方靖夫君 認められない。  官房長、私、手元に東京郵政局長が各郵便局長あてに出している「一般職員の人事異動について」という通達を持っているんです。日付、平成八年九月二十日、「永久保存」と書かれている。そこに何と記されているかというと、これによると、「人事異動の推進に当たって...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう対話というんですけれども、対話もどういう対話かということを疑わざるを得ないことがあるんです。  ここに東京郵政局が昨年七月に出した普通郵便局長・特推連会長等会議の記録があります。「人事部説明要旨・資料」と打ったものですけれども、「取扱注意」とも書いてある。...全文を見る
○緒方靖夫君 辞書を引くとこれは軍隊用語なんです、軍事教育の成績を査閲官が実地に調べること。こんなことが郵便局でやられているんです。こうした対話を調べているということは事実ですね、官房長。
○緒方靖夫君 こうした文書に基づいて実施されているということを認められますね。そういうことだと思います。  それで、重大なのはそれだけじゃないんです。昨年十二月以来、東京郵政局が石神井、目黒、板橋、小石川の局に応援部隊と称して十名から二十数名の管理職を局長の頭越しに職場監視のた...全文を見る
○緒方靖夫君 サラ金のことを聞いているんです。サラ金を職員が各局で何人借りているか、ここに資料があるんです。認めなさいよ。
○緒方靖夫君 こうした形で、対話と称してまさに軍隊内でやる職員の成績を調査する、こんなことをやっている。あるいは職員一人一人の生活状況をつぶさに調べ上げて、各局でサラ金から借金している職員が何名いるかということを全部表にして、それを配る。こうしたことが職員に対してどういうことにな...全文を見る
○緒方靖夫君 業務上の必要の範囲じゃないんですよ。こうしたことを徹底して、家族関係から何から何まで調べ上げる。ここに全部証拠あるんです。こうしたことまで職員を調べ上げて、職員一人一人の人格は一体どうなるんですか、また人権というものは一体どうなるんですか。それが問題なんですよ。今そ...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、今私が言ったようなことについてやっぱり実態をきちっと知っていただく、このことが大事だと思うんです。そのことについていかがですか、調査。
○緒方靖夫君 大幅な行き過ぎがあるので、今大臣が言われたことをきちっと守っていただきたい。そしてまた、やはり大臣が直接現場を知る、このことも非常に郵政事業にとって大事だ、このことを述べておきたいと思います。  もう一つ私が指摘しておきたいのは、郵政事業の各分野で起きている天下り...全文を見る
○緒方靖夫君 私ちょっとこれに関連して、お答えがないので自分で調べてみました。これを大臣と委員長にお渡ししていただけますか。  実はこの弘済会は、その傘下に一〇〇%出資の新興機材という建設子会社を持っているんです。この会社の役員を調べましたけれども、社長は郵政省中国郵政局建築部...全文を見る
○緒方靖夫君 非常に無責任なんですよ。  思い起こしてください。郵政省は九二年の六月、総務庁の行政監察で、公益法人が資本の大部分を出資する等により実質的に営利企業を経営することは指導監督基準からも問題だと是正勧告を受けているんです。それと同じことが今ここで行われているんですよ。...全文を見る
○緒方靖夫君 九二年に行政監察でおかしいと指摘されたことを今上手にやっているという話ですよ。またこういう新しい問題がある。重大問題だ。  ある関係者は、私に次のように証言しているんです。郵政官僚は関連工事を受注した元請ゼネコンに必ず新興機材を通すよう圧力をかけている。この会社が...全文を見る
○緒方靖夫君 調査の約束をいただきました。  大臣、行政改革の大事な時期だからこそ、こうした癒着を思いっ切りただす、これが大事だ、私はこのことを指摘して質問を終わります。
09月18日第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第7号
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○緒方靖夫君 日本の刑務所でのアメリカ軍人と日本人の受刑者の待遇の問題について質問したいと思います。  アメリカ兵が公務外で犯罪を行い、刑が確定した後に入る刑務所は、日本では唯一現在では横須賀刑務所ですけれども、そこでは米兵と日本人の受刑者との間に待遇上の違いがあるのかどうか、...全文を見る
○緒方靖夫君 米兵も日本人も受刑している限りそこで実施されている法律というのは監獄法だけだと思いますけれども、この問題では日米地位協定等々が入り込む余地はありませんね。該当する条項はないと思いますけれども、確認したいと思います。
○緒方靖夫君 その合意の趣旨というのは明文化されていませんね。ですから、法律では、基づいているのは監獄法だけと言えるんじゃありませんか。
○緒方靖夫君 その合意事項とは一体何ですか。どこにどう書かれているか、はっきり言ってください。
○緒方靖夫君 そういうことならわかっているんですよ。だから、要するに基づいている法律というのは監獄法しかないわけです。それははっきりしている。  それで、私はこの問題について非常に重大だと思うのは、非常に大きな違いがある、格差がある。  私は、日本人の元受刑者から手紙をもらい...全文を見る
○緒方靖夫君 理由は。
○緒方靖夫君 重大な問題なので調査お願いしますよ。  それから第二は暖房、今ちょっと言われたけれども、暖房も冬には米兵の房にはスチーム暖房が行われるんですよ。日本人のところにはない。しかも、米兵のためのボイラー夫役は日本人受刑者がやっているんですよ。残業して蒸気を送る仕事をした...全文を見る
○緒方靖夫君 どのぐらいの期間ですか。
○緒方靖夫君 じゃ、それも調査して後で報告してください。  私は、食事の問題も挙げたいんですね。受刑者の最大の楽しみなんです、食事は。食事の格差はありますか、値段的に。内容は別です。
○緒方靖夫君 それも重大ですよ。  私は行って食堂に張り出しているメニューを見たんだけれども、アメリカ兵は毎日ステーキなど肉を食べている。フルーツ、ケーキを食べて、三食ごとにコーヒー、牛乳がついているんですね。日本人はすべての食事を通じ一滴の牛乳も出ない、ステーキはもちろん出な...全文を見る
○緒方靖夫君 理由はよくわかりました。  この米軍からの大量の援助品、これが重大なんですよ。これが食事に出されている。米軍関係者によると、刑務所内での米兵受刑者のメニューというのは、何と基地内で軍務についている米兵の食事と基本的に同じにしているというんですよ。そのメニューで必要...全文を見る
○緒方靖夫君 否定されたけれども、アメリカ当局者は自分は行っていると言っている、行ったこともあると言っている。調べてください。調査をすることが随分多いけれども、重大な問題だから。  こういうことは所長の裁量を超えているわけですよ。だから、その点で私思うんだけれども、特別の何か秘...全文を見る
○緒方靖夫君 その範囲をはるかに超えている待遇なんですよ、これは。ですから、こういうことが日本の施設で、日本の法律しか実施されていない日本の刑務所でずっと続いてきた、このことは大問題だと思うんですね。これは、結局アメリカの軍隊ということでの特権の行使なんですよ。これが差別の根本的...全文を見る
○緒方靖夫君 私は大臣にお願いしたいのは、やっぱり日本人の受刑者の待遇を改善する、このことをうんと念頭に置いていただきたいと思います。今、大臣が調査させると言いましたので、私はこれ以上言いませんけれども、やはりこの問題は戦後ずっと続いてきたアメリカとの関係での非常に大きな問題なん...全文を見る
○緒方靖夫君 私ここに地図を持ってまいりましたけれども、四枚の海図があります。渡した枚数は何枚ですか。(資料を示す)こういう市販の海図、これは大したことはないとしても、こちらのより詳細な海図、これは平成九年一月に完成したものですね。こういう海図を、精密度、いろいろあります。それか...全文を見る
○緒方靖夫君 よくわかりました。つまり、承知していないのじゃなくて、こういう経過があって、そしてアメリカの要請に基づいて海図の提供とかあるいはさまざまな情報交換の会議を行うとか、そうした形の協力が行われた、このことは間違いありませんね。
○緒方靖夫君 前回の答弁の訂正があったと理解いたしました。  さらに、政府機関の協力というのはあるんです。上陸した乗組員にアメリカ側が配付したパンフレットがあります。ここに現物がありますけれども、こういうのを配付したんです。(資料を示す)これは小樽ガイドのパンフレットなんですが...全文を見る
○緒方靖夫君 よくわかりました。米軍への必要な指導としてその必要な情報を渡されたということですね。非常に話が明快なんです。つまり、この間アメリカ側も盛んに言っているんです、警察からの協力を得ていると。  例えば、警察からは、反戦デモがどうなっているかとか、それからその中には日本...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほど警察のさまざまな協力についてそういうことはないと言われたけれども、アメリカ側はそういうふうに述べているということで、事実は一つしかない、そのことを指摘しておきたいと思うんです。  これはもう時間がありませんので終えますけれども、やはり私は、警察情報をアメリカ...全文を見る
11月12日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  私は、本法案について公共投資の問題の角度から質問したいと思います。  日本共産党は、公共投資には膨大な浪費とむだがあり、軍事費削減とともにその構造にメスを入れる、このことが不可欠であると主張しております。同時に、軽視されている国民本...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう話はすべてわかっているんですがね。この法案の中に具体的に公共事業の仕組みや改革についてこうこうするということは書かれてないでしょう。閣議決定にはあるんですよ。それは認めますよ。しかし、法案の中には書かれていない。そのことを聞いているわけですよ。それは間違いあ...全文を見る
○緒方靖夫君 総理、総理に聞いているんだよ。
○緒方靖夫君 条文はわかっているんです、読んでいるから。聞いているのは、こういう改革について、仕組みについてこの法案の中に書いてあるのかと聞いているんですよ。書いてないんでしょう。書いてないからそういうことを繰り返すわけだ。
○緒方靖夫君 今、総理が認められたように、閣議決定にはあるけれども法案には書かれてないわけですよ、今言われたこともね。  それで、私がここで言いたいのは、要するに、閣議決定で改革ができるならばなぜこの法案が必要なのかということなんです。そのくせ社会保障の問題では制度改革等々いろ...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、総理は今二点言われたと思うんだけれども、それについて私ちょっとここでどういうことになるかということについて考えてみたいと思うんですよ。  一つは、最初に言われたこと、これは公債依存度の問題ですね。それから次に三%の問題も言われた。この三%の問題もいろいろ試算...全文を見る
○緒方靖夫君 大蔵省でそもそも仮定で出しているわけですから、私たちもこういうことをもとにしてやるんだけれども、しかしこういうことでやっても建設国債については縛りにならない。このことは一つ言えるんですよ。  それから、先ほど言われた公債依存度の問題、これは確かに縛りになるべき基準...全文を見る
○緒方靖夫君 そういうことはわかっているから。
○緒方靖夫君 六カ年の間に建設国債については、縮減というか、結局八・五兆円でずっと並べているだけでしょう、この試算だって。ですから縮減じゃなくて、結局問題なのは、本来縛りになるべきこの公債依存度の基準を使ってもやっぱりそれだけのものが出る可能性があるということなんですよ、十八兆円...全文を見る
○緒方靖夫君 大蔵大臣は全然質問に答えないんですよ。要するに、公債依存度を半分ぐらいにしなければ効果はないじゃないかということについては全然答えられない。時間がむだだからもうやらないです。  私がここで言いたいのは、結局、今回の財政危機を招いた一番の問題、総理も言われているよう...全文を見る
○緒方靖夫君 私が聞いたのは、こういう四〇%四〇%上がってきた五カ年計画を、縮減したと言うけれども、単年度を見ればさらに額が伸びている。これで財政赤字をつくってきたわけでしょう。それが原因なわけですよ。そのことに手をつけずにどうして大幅な縮減と言えるのか、一切の聖域なしと言えるの...全文を見る
○緒方靖夫君 そういうことでは財政再建はできない、私はそう思うんですよ。  大体先ほどの話だって、教育について、文教については一切の聖域なしでやるんだ、切るんだと言いながら、公共事業のこの事業費についてはこれだけの抜け道をつくっているわけですよ、物流の効率化とかなんとかといろい...全文を見る
○緒方靖夫君 外国からの圧力ということです。
○緒方靖夫君 私は公共事業の問題についての外圧を尋ねているんですよ。
○緒方靖夫君 本来異質なはずなんだけれども、異質じゃないところにこの問題の異常さがあると私は思いますね。  これは私が言うんじゃなくて、これは本院の国民生活調査会の議事録ですけれども、その中で、経済企画庁の総合計画局長が当時の問題について、平成会の海野議員からの質問に実際上外圧...全文を見る
○緒方靖夫君 じゃ、いいですよ。  「外圧と申しますか、諸外国も当然日本の貿易黒字に対する懸念を示し、内需主導の経済へという要望をたくさん出してきたことは事実だと思います。」、それも念頭に入れてこうした外圧等々に基づく計画がつくられたと、そういうことを言っているんですよね。 ...全文を見る
○緒方靖夫君 その当時、日米構造協議の交渉者としていろいろ活動したウイリアムズという当時の通商代表部の次席がおりますけれども、彼がアメリカの議会で証言したときにアメリカの対日戦略ということを語っているわけですが、その中でも彼は外圧を使ったと書いているんですね。外圧という言葉をアメ...全文を見る
○緒方靖夫君 大蔵大臣として当事者と言っているんです。
○緒方靖夫君 そのペーパーがあるということは認められた。そしてまた、それをいろいろ持ち歩いて日本側で検討したということも認められた。これは膨大な文書なんですよ。(発言する者あり)ちょっと、発言中です、委員長。発言中ですよ。いいですか。  それで、こういうことが行われた。今、総理...全文を見る
○緒方靖夫君 今、総理が言われたのは、アメリカのこうした動きは知らないと言われたのも甚だ心もとない話だと思います。こういうことを全部たなごころに乗せて、やはりこうあるべきだと私は思いますよ。  それからもう一つ、公共事業不要論であるかのようなことを言われましたけれども、私たちの...全文を見る
○緒方靖夫君 いいです。時間の関係です。  私は次に、まさに総理が言われた、私たちがいかに公共事業を大事にしているかということについても実際に述べたいと思うんです。  私、浪費の仕組みを温存する、こうやって温存する一方で、暮らしに不可欠な施設整備費を大幅に削ろうとしている、こ...全文を見る
○緒方靖夫君 今の文部大臣の発言は重大ですよ。あなたは全然実態をつかんでいないですよ。実態をつかんでいない、本当に。私が挙げた葛飾区の例というのは、学校長がやむにやまれぬ形で出してきた要望書ですよ、教育委員会に。それを私は引用したんですよ。ですから、そういう実態をちゃんとつかんで...全文を見る
○緒方靖夫君 はい。  こういう問題があるわけですね。  そこで、私は最後に総理にお伺いしたいんです。  総理はたびたび、国民に相当な痛みを覚悟して、そういうことを言われてきました。しかし、借金をつくった責任というのは国民にはないわけですよ。学校の問題にしても、学校長、父母...全文を見る
○緒方靖夫君 高齢者資金の……
○緒方靖夫君 それは弱者のためじゃないよ。絶対違う。
○緒方靖夫君 終わります。(拍手)
11月20日第141回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第3号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。大変歯切れのいいお話、ありがとうございました。  首都移転の問題では、移転先と同時に跡地、これが非常に重要な問題になると思うんですけれども、国会等移転調査会の報告、それを見ますと、東京の整備について、都心部を中心に発生する二百十ヘクタール...全文を見る
11月27日第141回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  行平参考人にお尋ねしますけれども、十一月二十四日に山一から解任されたんですか、それとも辞任したんですか。
○緒方靖夫君 十一月二十四日、顧問。
○緒方靖夫君 解任ということですね。  それから次に、私は以前、参考人が当院の証券及び金融問題特別委員会で証人喚問されたときの議事録を全部読みました。当時、損失補てんの問題が大問題になって、そのとき参考人は、大変な不信を招いたとか、心からの反省、おわび、これを繰り返しているわけ...全文を見る
○緒方靖夫君 その後も例えば昭和リースの問題等々が明らかになっておりますが、これはやっぱり損失補てんなんですね。  それから、飛ばしも付随的に損失補てん、さらには利益追加ということも含まれるわけです。そういうことをやられていませんか。
○緒方靖夫君 そうしたら、あなたの知っている、あるいはあなたが関与したあるいは指示したところで、飛ばしの問題について、これまで何社やったのか、それから全体の規模がどうなっているのか、その全容を示していただけますか。
○緒方靖夫君 しかし、あなたが一番かかわっているわけで、その点でわからないでは済まない問題なんですね、これは。  したがいまして、今勉強不足だと先ほどから言われていますので、今の時点で言ってもらわなくても後で調べて当委員会に報告していただく、これは当然のことだと思うんですね。 ...全文を見る
○緒方靖夫君 この問題に関連して、日銀、大蔵省、証券取引等監視委員会から飛ばしについて聞かれたことはありますか。  それから、考査やあるいは検査で把握されなかったわけですけれども、隠すために何かされましたか。
○緒方靖夫君 先ほどの質問に、八〇年代から、ちょうど社長になったとき、これは八八年でありますか、に飛ばしについて若干あったと言われましたね。その額について、先ほどわからない、必要ならばお知らせしたいと言われましたけれども、これにも当時専務あるいは副社長として関与されている、そう考...全文を見る
○緒方靖夫君 それでは、社長になった時点で若干あったその額について、今は答える用意がないかもしれませんけれども、よく調べて後でこちらに、当委員会に報告していただくということをお願いしてよろしいですね。
○緒方靖夫君 先ほど参考人は若干あったと、必要があればお知らせしたいと言われているんですね。ですから、その言葉にのっとって、先ほどそう言われているのでそのことをお願いしたいと。よろしいですね、これは。
○緒方靖夫君 そういうことを言うと、さっきからうっかり心からおわびしたということにもなるんですよ。ですから、委員長、その点で、この点についても先ほど参考人からのはっきりとした、必要があればお知らせしたいという言葉がありましたので、この点も理事会で協議していただきたいと思います。
○緒方靖夫君 超過債務ということは今後起こり得ると考えられますか。
○緒方靖夫君 断言できないというのは非常に重大な点で、そのことを参考人は言われたと思います。  次に、総会屋との関係なんですけれども、逮捕者が八名ですか出ておりますが、あなたはこのことについて御存じだったのか。あなたが指示したんじゃありませんか。お尋ねします。
○緒方靖夫君 再度お尋ねしますけれども、全く知らなかったんですか。
○緒方靖夫君 先ほどから責任についてはいろいろ話が出て、参考人は答えようとしないんですけれども、この議事録を読んでももう心からのおわびを繰り返しているんですよ、証人として出た時点でね。やはり二度の心からのおわびということは成り立たないと私は思います。  その点で私は具体的にお尋...全文を見る
○緒方靖夫君 日銀特融についてお尋ねしますけれども、日銀特融を求めるということをされましたか。
○緒方靖夫君 終わります。
12月02日第141回国会 参議院 建設委員会 第2号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。中小零細建設業者の問題について質問いたします。  不況が長引く中で、重層下請構造の建設業界を底辺で支えている中小零細の業者の経営と暮らしが今大変な状況になってきております。この夏の一部上場の中堅ゼネコン三社の倒産、建設業界には、次はどこの...全文を見る
○緒方靖夫君 大変苦しい答弁ですね。この対策には直接ないんです。勧告は非常に結構で、ぜひやっていただきたいんだけれども、ない。  それで、例えばその連鎖倒産防止対策も倒産企業と取引関係にあった業者への融資とか補償の特例のみです。孫請以下への救済措置は全くない、この対策には。直接...全文を見る
○緒方靖夫君 局長は全然現実を踏まえていないと思うんです。二億が四億になっても、そういうレベルじゃないわけです、今あえいでいる人たちは。そこも大事かもしれないけれども、一番底辺のところで本当に月末にどうするか、そういう苦しみがあるわけです。  特に、工事代金の不払い問題、これは...全文を見る
○緒方靖夫君 ぜひ検討をお願いしたい。特に今対策といろいろ言うけれども、一番底辺部に当たる対策がないわけです。ですから、それをぜひ大臣にお願いしたいと思います。  建設省建設経済局長の通達では、「下請契約における代金の支払は、できる限り現金払とし、現金払と手形払を併用する場合で...全文を見る
○緒方靖夫君 今の発言、非常に問題なんです。業法の四十一条で、先ほど勧告と言われたけれども、支払いの義務はあるんです。やっぱりそこをしっかりやっていただく。ですから、せっかく局長の通達があるわけです。その中身はいい内容です。だから、今の大変な状況のもとでその通達を生かす、さらにそ...全文を見る
○緒方靖夫君 これは十八条、十九条、詳しく言わないけれども、工事請負契約の原則にまさに真っ向から反しているわけです。  私は、ここにその自殺した平野さんが残した遺書を持ってまいりました。一部を読み上げます。   涙すれば目が開けられない程の涙、汗をかけば、肌にしみいる様な汗を...全文を見る
○緒方靖夫君 この問題は、こういう痛ましいことを繰り返さないという点ではやっぱり行政の力、建設省、建設大臣の力が非常に大きいと思うんです。その点、ぜひ私は率直にしっかりとした行政指導をしていただきたいということをお願いしたいと思うんです。  建設業法の第二十四条の五は、特定建設...全文を見る
○緒方靖夫君 あなた方のバイブルにもちゃんと、工事完成の確認後、代金を支払わなければならないとあるわけで、これはやっぱり義務なんです。これは間違いないですね、局長。しっかりやってくれないと困るんです、こういうところは。  それから、こうした事態、いろんな悲惨な事故がありますけれ...全文を見る
○緒方靖夫君 それから、先ほど局長は勧告をすると言われたけれども、私それは非常に大事だと思うんです。  私もよく不払いの相談で直接交渉に行くことはあります。そのときに元請が、これは下請同士の問題だから直接関係ないということをよく言うんです。これはやっぱり非常に問題で、一体みずか...全文を見る
○緒方靖夫君 あなた方のつくった「逐条解説」を見ると、特定建設業者が二十四条の六の規定に違反して下請人に対し的確な指導を行わなかった場合には、特定建設業者に何らかの責任があり、立てかえ払いを強制することが行政上妥当であると書いてあるんです。やっぱり今こういうことに違反することはた...全文を見る
○緒方靖夫君 全国たった三社であらゆる公共工事の大部分の前払い金保証を行っているわけです。  九六年度の保証料収入と実際に弁済した額は、三社合計で幾らになりますか。
○緒方靖夫君 時間がないから私の方で言いましょう。保証料収入三百三十九億九千三百万、債務弁済額十三億千三百万。弁済額は保証料収入のわずか三・八%です。その結果、三社の営業利益率は平均で四五%。当然、経営利益も年々上昇しています。驚いたのは各社の剰余金比率の高さ、平均で八四%あるん...全文を見る
○緒方靖夫君 いざといっても、今三・八%でしょう。今の弁済が十倍になったって十分にやっていけるわけです。建設省は、これからそういう企業がばたばたと倒産が十倍も起こると考えているんですか。  私は、この会社は一九五二年に設立されているんだけれども、この三社について全部計算しました...全文を見る
○緒方靖夫君 局長、それは事実じゃないですよ。私は全部調べた。そしたらゼネコンはほんの一部です。ゼネコンも確かに使っているけれども、大多数は個人と本当に小規模なそういう会社です。特に、先ほど言ったように西日本の場合、資本金五千万未満の企業が八〇%を占めている。やっぱりそういう実態...全文を見る
○緒方靖夫君 保証料は発注額に積算されているかどうか。
○緒方靖夫君 やっぱりこれは一般管理費の保険料の中に入ってしまっているわけですね。これを聞くとさらに重大だと思うんです。  保証会社の保証料収入というのは実は国民の税金でしょう。九六年度で言えば、さっき言ったように三百三十九億円が流れている。公共事業がある限り保証会社は黙ってい...全文を見る
○緒方靖夫君 やっぱりこういうおいしい会社だから、どんどん天下り先になるわけです。  その数も大変です。三社合わせて二十五名の常勤取締役のうち、官僚OBは十一名、非常勤は二名。建設省の出身者は全員がOB会、木曜会を中心とする事務系官僚。さらに、非常勤役員には清水、大成、鹿島、大...全文を見る
○緒方靖夫君 高過ぎるから言えないんですね。  委員長、これはやっぱり問題なので、社長初め役員全員の給与を資料として提出するように御協議いただきたいと思います。
○緒方靖夫君 それだけじゃありません。私の調べでは現職の閣僚が未公開株を所有して配当を得ているんです。官房長官の村岡兼造氏は東日本の株を千六百株、額面で八十万円、元建設大臣の越智伊平氏は西日本の株を二千三百七十三株、額面で百十九万の株を所有しているわけです。  また、三社は建設...全文を見る
○緒方靖夫君 調べていただけるわけですね。  終わります。
12月16日第141回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○緒方靖夫君 沖縄返還問題についてですけれども、この問題は、戦後、日本またアメリカの関係、さらにはアメリカのアジア太平洋戦略のかかわりにとって非常に重要な画期になったと思います。  日本共産党は、この問題の真実をアメリカの解禁文書を使っていろいろ研究してまいりました。私も、この...全文を見る
○緒方靖夫君 日本にとっても、核抜き・本土並みという言葉があるように、この二つの課題が最大の懸案だったということは明白になったと思うんです。  それで、国家安全保障決定遂行のため、大統領が作成を指示した沖縄交渉についての戦略文書というのがあります。手元にありますけれども、この文...全文を見る
○緒方靖夫君 局長はどうですか。
○緒方靖夫君 そういうことを言われるんだけれども、今私が紹介したように、アメリカの議事録はあるわけです、ここに現に。こういうものについては読んだことがない、知らないと。そしたら、議事録というのは双方でとるわけですから、十一月十九日に行われたこの会談、日本にこの議事録あると思います...全文を見る
○緒方靖夫君 議事録があるか、首脳会談の。あるかないか。イエスかノーか。
○緒方靖夫君 日本側に十一月十九日に行われた会談の議事録はあるということを今確認されましたね。ありますよね。ないなんといったらこれはえらいことになる。  それで、あるならば、アメリカがこういうものを発表して、私はこの国会でこういう問題を提起したわけだから、少なくともこの問題につ...全文を見る
○緒方靖夫君 議事録を示すかどうかというそれだけだ。時間がないんだからいいよ。示すかどうか。
○緒方靖夫君 いろんなやりとりがあったのは当たり前なんだよ。そのやりとりの中身を聞いているわけでね。  大臣、議事録はあるんですよ。そして、私が今問題にしたこういう箇所、少なくともここで言われているのは、共同声明の中で、含ませない方がいい、つまりいずれ明らかになるだろうと言われ...全文を見る
○緒方靖夫君 ここで紹介するかどうかだけ聞いているんだから、それだけで結構だ。
○緒方靖夫君 アメリカの資料のことを聞くと、あなた方は、読まない、聞かない、すぐそう言うけれども、自分たちのところに持っている、自分たちの主権によるそういう資料、それさえも出さないのか。これは本当に問題だと思いますよ。  大臣、少なくとも国会でこういう問題になったんだから、その...全文を見る
○緒方靖夫君 私が聞いているのはアメリカの資料じゃないんですよ。日本の議事録で、今こういうアメリカで発表されたところに秘密協定の疑惑がある、私はそう指摘しました。それについて、その疑惑が、疑惑というのならそれを晴らすために報告するつもりはないかと聞いているんですよ。しかし、そうい...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、ここで私聞いているのは、秘密協定がない、先ほどからそういうふうに言われているでしょう。それならばここで、アメリカとの間で秘密協定は沖縄交渉に関してはありませんということをはっきり断言してください。
○緒方靖夫君 秘密協定はないということをこの国会において断言できない、そこに問題の深刻さ、そしてまたみずから知りながらこのことについて国会に正直に報告しない、そうした姿勢があらわれていると私は思いますよ。  私、次の問題に行きたいのですが、それは沖縄交渉の中で、やはり六九年の初...全文を見る
○緒方靖夫君 ちゃんと通告してあったんですけれども。  こちらから言いましょう。一月十日に行われております。この会談、ここに報道もありますし間違いないわけですけれども、(資料を示す)この報道の中でも沖縄返還のことが言われておりますが、その中身が私は非常に大事だと思うんです。それ...全文を見る
○緒方靖夫君 それで、この愛知外相が言っている秘密了解というのを実は今回また私は手に入れたんですよ。手元にあるんだけれども、「アメリカの対日政策」と題する国家安全保障会議報告六〇〇八の一、六〇年六月十一日付の文書、この中に朝鮮半島有事の際には事前協議を適用除外するという了解事項が...全文を見る
○緒方靖夫君 時間ですので、終わります。
12月17日第141回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○緒方靖夫君 総理は、午前中、二兆円規模の減税を発表されました。減税そのものは当然だと思いますけれども、所得税減税をやられる際に、この間九兆円の負担で大変苦しんでいる庶民のための減税、庶民に手厚い減税の方向をと願うものですけれども、その点まずお伺いしたいと思います。
○緒方靖夫君 その大蔵大臣の案というのはどういうものでしょうか。簡潔で結構ですが、方向とか。
○緒方靖夫君 総理にお尋ねしますけれども、減税の際の財源なんですが、総理は基本的に特例公債と言われました。この問題ですけれども、財政構造改革法案の審議のときにあれだけ、歳出を抑え、そして赤字国債を減らす、聖域はない、そう言っておられたわけですが、例えばこの法律の執行のために、おと...全文を見る
○緒方靖夫君 その辺で、関連がどうなるのかなというその辺で疑問が残るわけですけれども、そのことにも関連して、十兆円の国債問題について伺いたいと思うのです。  この問題で、端的に言いまして、財政法上これが建設国債でない限りどう言おうと結局は赤字国債になると思うんです。法施行前とい...全文を見る
○緒方靖夫君 財政法の四条から見ても、建設国債でないもの、これは結局は赤字国債になる。大きく分けていろんな名前がついておりますけれども、私はそう思うんです。今当局が言われたけれども、結局もともと赤字国債の返済財源であるNTT株売却益を当てにしているとか、そういうことからいってもや...全文を見る
○緒方靖夫君 財革法の議論があって、そして財政赤字、これをいかに減らすかという議論の後でこういうことが出されてきたということをやはり批判されているんだと私は思いますし、私もその点を非常に重大だと思っております。  もう一つお伺いしたいんですけれども、この十兆円の国債の問題ですが...全文を見る
○緒方靖夫君 時間ですので、終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表し、一九九五年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書、政府関係機関決算書、国有財産増減及び現在額総計算書、内閣に対する警告議決案は是認せず、国有財産無償貸付状況総計算書に是認の立場から討論いたします。  ...全文を見る