緒方靖夫

おがたやすお



当選回数回

緒方靖夫の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月09日第142回国会 参議院 本会議 第5号
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○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、金融機能の安定化のための緊急措置に関する法律案及び預金保険法の一部を改正する法律案について、総理に質問いたします。  三十兆円もの途方もない巨額の国民の税金で銀行支援を行う両法案は、金融機関の破綻は金融システム内で処理するというこれまで...全文を見る
02月17日第142回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第2号
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○緒方靖夫君 昨年六月の閣議決定で二〇〇三年以降に延期、凍結するということが決められた首都移転の問題、私は、今の国、自治体のそういう財政状況を考えていくと国会決議当時と相当事情が変わっていると思うんですね。その点については、宇野收調査会会長が壮大なむだと言われたことがありましたけ...全文を見る
○緒方靖夫君 地方自治の方は。
○緒方靖夫君 先ほど質問したことで答弁がなかったのと、あと鈴木さんとの関連なんですけれども、先ほど畿央高原、畿央地域のことで局長の方から、国会議員などから要請があったということを言われました。国会議員などから要請があればそれが新たな候補地になる一つの理由になる、すべてじゃありませ...全文を見る
○緒方靖夫君 議会の決議については。
○緒方靖夫君 国会議員については。
03月11日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第3号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  私は、幹線道路と環境破壊問題について質問いたします。  現在未着工の事業でもあるいは一部着工されている事業でも、環境アセスメント実施後本格着工までに長い時間がかかってその間に社会経済情勢が大きく変化する、そうしたことがあったり、ある...全文を見る
○緒方靖夫君 今お答えいただきましたけれども、アセスの三年後の九一年にこの線を簡単に突破しているんです。今建設省が言われた資料は古くて、私は運輸省の自動車交通局の資料を持っておりますけれども、これを見ると七千万台を突破しているんです。ということは二割を超えているわけです。当然、計...全文を見る
○緒方靖夫君 私がお聞きしているのは、以南ではなくて以北なんです。その数はないんですね。
○緒方靖夫君 それは一九九六年に南道路のアセスをやったときに出している数だと思います。私は何度も尋ねましたけれども、現地でもそういう予測はしていないということがお答えなんです。ですから、私はその点を確かめたいのですが、いかがですか。確認してください。
○緒方靖夫君 私が今問題にしているのは十年前のアセスなんです。その食い違いを問題にしているわけです。  ですから、そういった点で言うと、当時の問題、その問題というのは、結局その後のアセスで一体車の台数がどうなるかということについては数が出されていない、予測していないんです。その...全文を見る
○緒方靖夫君 だから、私は先ほどそれを言ったんです。そして、それが現時点で圏央道の国道二十号線以北の開通後の交通量を何台と見ているのかというのが質問なんです。だから、課長が答えていただいて結構です。ちょっと申しわけないんです、局長は来られたばかりで。
○緒方靖夫君 ですから、そのアセスも手元にあります。だから私の尋ねているのは、現時点で圏央道の国道二十号線以北の開通後の交通量を何台と見ているのかと、それが質問です。  だから、そちらでそういう数を持っていないんです。その予測がどうなるかということをやっていないんです。だから答...全文を見る
○緒方靖夫君 今局長から説明がありましたけれども、これまでの閣議アセスでも、それから来年六月から施行されるアセス法でも、事業の決定のためのアセスであって決定後の変化は問題にされないわけです。しかし、アセスの本来の目的というのは、その事業で重大な環境悪化を起こさせないことにあるはず...全文を見る
○緒方靖夫君 今大臣から、非常に重要なことがあればという話があって、これはやっぱり非常に大事な点だと思うんです。  私、さらにもう一つ述べたいんですが、アセスのもう一つの欠陥というのは、個別事業ごとのアセスでその地域の総合的なアセスになっていない、これはやはり重大問題なんです。...全文を見る
○緒方靖夫君 今の質問のお答えがなかったんですけれども、そういう圏央道があり三つのアクセス道路があり、それによる影響が八八年の圏央道アセスの予測と比べてどうなると現時点で考えているのかというのが質問です。課長でもいいです。
○緒方靖夫君 建設省の公式の見解というのは、大きく変化することはないという見解なんですね。私の出した質問主意書にそう答えてあります。だから、今の局長のお答えと共通すると思うんです。そういう形で問題を片づけていくと非常に大きな問題が起きるわけです。  やはり、首都圏でキロ台数が大...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、アセスが大きく違っているという問題、それが見直されないという問題をやはり提起しているわけで、これはこの委員会でもこれからいろんな形でやりたいと思うんです、大問題ですから。しかし、大臣は恐らくこの問題は初めてきょう聞かれたと思いますし、やはりこの問題についてよく...全文を見る
○緒方靖夫君 その生息地域の中でも営巣中心域が非常に大事だと思うんですけれども、オオタカの営巣中心域の定義とそこでの高速道路建設についてガイドラインはどう述べているか、述べていただきたいと思います。
○緒方靖夫君 道路との関係で言うと、道路の開発は避ける必要があるということが書かれていますでしょう。やはり私は、そのガイドラインに従えば、営巣中心域で道路建設は避けなければならない、そういうことがきちっと述べられているわけです、このガイドラインの中には。高速道路建設とオオタカの保...全文を見る
○緒方靖夫君 このように、たくさん事例があるわけです。  それで、局長、ちょっと時間の関係があると思いますので局長にお尋ねしますけれども、私は以前にも一昨年の七月、オオタカの専門家や地域の人たちと一緒に局長をお訪ねして、オオタカの保護についてお願いして、オオタカを保護するという...全文を見る
○緒方靖夫君 問題は、比較的軽微と言われたけれども、オオタカの習性、ここでは詳しく述べませんけれども、やはり一度営巣したらそこに必ず戻るわけです。それが営巣中心域という意味なんです。ですからそういうことで言うと、比較的軽微と言われたけれども、しかし逆に言えば影響があるということを...全文を見る
○緒方靖夫君 そうすると局長、現時点では十分に把握されていないと言われたけれども、営巣の状況とかそういうことを。ですから、これから把握して、それに基づいてきちっと対応されるということですね。
○緒方靖夫君 それでは、やはりこのオオタカの問題は非常に重要なので、きちっとそういうことを踏まえて、今局長が言われたように、そのことを無視して進めないということを述べていただいたと思いますので、局長はこれで結構でございます。  それで、環境庁にお伺いしたいんですけれども、私は実...全文を見る
○緒方靖夫君 ですから、その報告が営巣中心域というそういう概念が全くない、そういう報告だという問題提起をして、それで環境庁に対して、大臣に対してきちっとやっていただきたい。やはりこの問題を知っていただきたい、調査していただきたい、そのことをお願いしているんですが、大臣いかがですか...全文を見る
○緒方靖夫君 具体的には、必要な調査の検討、それからまたこの問題について実態を把握するということを環境庁はきちっとやっていただけると、そういうことだと理解します。よろしいですね。
○緒方靖夫君 時間がほとんどありませんので、私がもう一つ問題提起したいのは植物の問題なんです。  レッドリストというのが昨年発表されました。この中で絶滅危惧種等々いろんな分類がありますけれども、高尾山ではそういう非常に貴重な希少種があるわけです。例えば、建設省自身が調査結果とし...全文を見る
03月12日第142回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第3号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  きょうは別の所属委員会が開かれておりまして、途中抜けて大変失礼いたしました。  私は、審議会での議論について先生にお尋ねしたいんです。  実は、いろんなことを漏れ聞くわけですけれども、例えば二月二十五日付の読売新聞に報道され夫こと...全文を見る
○緒方靖夫君 関連してですが、そうしますと先生、災害対策優先とかそういうことは議論としても一切なくて、これまでの首都移転の選考の基準でやられている、進めているということですか。
03月12日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第4号
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○緒方靖夫君 今日、大蔵省の腐敗、汚職など行政機関のあり方に国民の批判が大変強まっている、そういう状況があります。  私は、これまで天下りとか天上がり、こういう行政機関と民間との癒着の問題について追及してまいりました。同時に、官官接待問題など行政機関相互の関係もただしていく必要...全文を見る
○緒方靖夫君 今言われた数字というのは、そういう基準のとり方をしたからなんでしょうけれども、少ないなと思うんです。  実際にこれは総務庁が昨年三月に発表した資料、それを見ますと、これは九六年八月現在の時点なんですけれども、本省庁から地方公共団体への出向というのは総数で千百九十七...全文を見る
○緒方靖夫君 人事交流という点は確かににしきの御旗なんです。ただ、今二十名と言われたけれども、地方公共団体から建設省に来る人数、これは先ほど私が申し上げました建設省の出向の二百四十六名のそれと同じ時期に対応する数というのは八人なんです。ふえているかなと思います、今の数字を聞いても...全文を見る
○緒方靖夫君 三十一名と言われましたけれども、これは建設省から出している資料で数えてやったものでありまして、私たちの作では全くないんです。ですから、これは事実の問題として、それからまた名称の問題はあると思いますけれども、私たちはそういう形でこの数を数えているので、その点は後でまた...全文を見る
○緒方靖夫君 大いに研究していただきたいと思うんですけれども、所信で大臣が述べられた行政改革をきちっと断行する、やはりそういう点からも私は非常に大事だと思うんです。地方にも技術者はたくさんいます。逆に建設省から乗り込むから育たない、くさる、そういうことがたくさんあるわけですね。だ...全文を見る
○緒方靖夫君 あなたはいいから、大臣に聞いている。時間を延ばしますよ、そうしたら。
○緒方靖夫君 大臣、亀井大臣が大臣として述べた言葉、それをひっくり返す、否定するんですか。委員会で述べているんですよ、決算委員会で。
○緒方靖夫君 実態は、こういうことがあるんです。岡山県の土木部長の出向、この問題ではこれが八一年以来始まっているわけです。八一年というのは、ちょうど苫田ダムの基本計画を了承したとき、そしてその後何が起こっているかというのは地元で有名な話なんです。その地元の奥津町町長が地元の反対運...全文を見る
○緒方靖夫君 私もちゃんとそれを読んでそしゃくして述べているんですけれども、今大臣言われたように実態をつかんでどう対処するかということを研究すると言われたので、それをきちっとやっていただきたい。こんな異常なことを異常がないと言って、不祥事が起きたらあなた、大臣の首飛びますよ。その...全文を見る
○緒方靖夫君 この問題では、大蔵省の検査局の問題で霞桜会というのがあって、そこは現職とOBが一体になった、それが指摘されて松永大蔵大臣は、現職は引き揚げる、そう答弁しているんです。私は同じことを要求したい。やはり大臣、これは問題です。こんなことが建設省の中で土木事業関係全部、土木...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほどから親睦団体と言われているんだけれども、この問題では「建設省職員倫理規程」、これがあります。そこに何が書かれているか。それが肝心なんです。いいですか。その中には、「関係業者等との接触に当たっての禁止事項」、第四条二「会食(パーティーを含む。)をすること。」と書...全文を見る
○緒方靖夫君 はい。  大臣、やっぱりこの点について、はっきりおかしい、やめるということを答弁していただきたい。
○緒方靖夫君 最後に一言。  大臣、これは建設省の職員倫理規程なんです。今、大蔵省で問題になっているでしょう。ここに書かれていること、それから大蔵省疑惑でいっぱい問題になっていること。あなたは今それを、私が、やめるべきだと、そして現職はここから抜けるべきだということについてもは...全文を見る
03月31日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第6号
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○緒方靖夫君 日本共産党は、認定患者への補償、給付を国が責任を持って行うということは当然のことであって、またこの関係を充実させるということも当然だと思いますので、この法案には賛成いたします。  全国公害患者の会連合会、こういう組織がありますけれども、そこが一月二十三日付で大木環...全文を見る
○緒方靖夫君 現行制度のもとで補償費をわずかでも上げてほしいという切実な願いを訴えられていると思いますので、その点をやはり大臣、きちっと受けとめていただきたいということをお願いしておきたいと思います。  現行制度のもとで被認定患者は高齢化するばかりという現状があると思うんですね...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう指導を丁寧に積極的にさらに進めていただきたい、そのことを要望しておきたいと思います。  呼吸器疾患に悪影響を与える高濃度二酸化窒素のワーストテン、これは圧倒的に東京が多いわけです。東京の箇所が七つランクされておりまして、そのあと神奈川二カ所、大阪一カ所と、...全文を見る
○緒方靖夫君 いろんな要因があるということは当然だと思うんですけれども、私は特に注目したいと思いますのは、先ほどお話が出ておりましたけれども、自動車の排ガスの問題なんです。  これは環境庁が三月二十六日に発表した自動車排出ガスに関する調査結果というものがありまして、ディーゼル車...全文を見る
○緒方靖夫君 その点で、八八年三月の新規患者の認定打ち切りは私は今や実態に合っていない、そう強く思うわけです。  当時の中曽根首相は、ちょうどこれは昭和六十二年九月十八日の本院の環境特別委員会でこう答弁されているわけです。「科学的調査をやりまして、その結果事態が著しく悪化しまし...全文を見る
○緒方靖夫君 ぜひお願いしたいと思います。  それから、先ほどから出ている話なんですけれども、やはり大型ディーゼル車対策、これが非常に肝心だと思うんです。例えば、特定地域の乗り入れを禁止あるいは規制するとか交通流対策、こうしたことを、これはもちろん環境庁だけではできないことです...全文を見る
○緒方靖夫君 最後に大臣にお尋ねしたいんですけれども、東京公害患者と家族の会、そういう組織がありまして、そこの事務局長を務められた加藤恵子さんという方が四十歳を少し超えた時点で九二年十二月にぜんそくで非常に苦しみながら亡くなりました。その方はブラジルの地球サミットを前にして当時の...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
○緒方靖夫君 第十二次道路五カ年計画の総額は七十八兆円です。建設省関係の五カ年計画は道路のほか治水、下水道、都市公園など全部で七本あるわけですけれども、道路だけでほかの六本の合計額の一・二九倍になる。まさに巨大な額なわけですけれども、社会資本の整備として道路だけが突出してほかの事...全文を見る
○緒方靖夫君 財政構造改革という点から局長の方から答弁がありましたけれども、私はその点からいってもおかしいと思うんです。九六年度、九七年度を初年度とする五カ年計画というのは期間を七年に延長する、そういうことをやりました。建設省関係で五つの五計がこれに該当するわけですけれども、五本...全文を見る
○緒方靖夫君 ほかの五カ年計画で言うと、減るものもあるしふえるものもある。だから、その関係で私は先ほど数を述べたわけですけれども、減らして一・五倍程度のものが、道路についてはバブル期以前と比べて二倍になる。そこにやはり巨大な額があると私は思うんです。  先ほどから歴史的な観点か...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣も道路が突出しているということをお認めになったと思うんです。道路整備費がなぜ急増するのかというその問題なんですけれども、やはり主な内容というのは、高規格幹線道路など自動車専用道路の建設だと私は思うんです。  具体的に申し上げますけれども、九七年度の千葉県内の国...全文を見る
○緒方靖夫君 こういうことでいいのかなと私は問題提起させていただいたわけですけれども、実はこうした傾向は十二次五計でさらに強まろうとしていると思います。  十二次五計案の十一次実績に対する伸び率、これは全体で一・一〇です。高速道路は一・二〇、高規格幹線道路は一・三五、地域高規格...全文を見る
○緒方靖夫君 やっぱり数字で見ても、数字は雄弁ですので、そういうふうにはなっていないと私は思うんです。それは数字が示していると思います。  道路審の建議は、新しい考え方として、第一に、「国民と徹底した対話を行う国民参加型の新しい方法を取り入れた。」としているわけです。具体的には...全文を見る
○緒方靖夫君 今の局長の答弁は詭弁だと私は思うんです。国民が素直に願っているものというのは、別にバイパスをつくって道路と歩道を分けて安全にしてほしいということじゃなくて、やはり家の前に通っている道路、そういうところに歩道をつけてほしいということだと思うんです。  それで、私は、...全文を見る
○緒方靖夫君 ちょっと時間がないので申しわけないですが、二つしかないんです。他方、二十四カ所のうち二十一カ所というのは、一の経済構造改革の支援の項目に該当している、そういうふうになっているわけです。そうすると、せっかく客観的指標をつくっても、国民が期待している、そういう部分という...全文を見る
○緒方靖夫君 答弁になってないんですよ。やっぱりきちっとした客観的なデータで示すところに意味があるわけです。  最後に大臣にお尋ねしたいんですけれども、やはり事業評価というのは社会的便益とかあるいは社会的費用とか、いろんな形で総合的に勘案してやっていく、そこに非常に大事な点があ...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、道路整備緊急措置法及び奥地等産業開発道路整備臨時措置法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本改正に基づく新しい道路整備計画の案は、道路特定財源と財政投融資に依存した巨大な道路投資計画であり、ほかの社会資本整備計画との関係に...全文を見る
04月07日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第7号
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○緒方靖夫君 私は、高規格堤防、いわゆるスーパー堤防について質問させていただきます。  これは、治水対策やあるいは町づくりのためとして、利根川や淀川など首都圏や近畿圏での五水系六河川の下流部四百キロ、左右で合わせますと両岸で八百キロ、そこに堤防をつくる、幅二百メートル、三百メー...全文を見る
○緒方靖夫君 それでは伺いますけれども、これは八七年から始まっているわけです。九七年度までの総事業費は幾らかかっているのか、それから何カ所でどれだけの長さが完成しているのか、お伺いします。
○緒方靖夫君 そうすると、千八百億円として八キロ、一キロ平均で計算いたしますと大体二百三十億円ぐらいかなと。そうすると、八百キロを完成させるとして、現在のまま総延長、非常に単純な計算ですが、ちょっと計算してみても十兆円を優に超すそういう事業費になるのかなと、そんなことを思うわけで...全文を見る
○緒方靖夫君 しかしこれ計算が合わないんですね。一キロ百億円、だけれども、これまで八キロ、それで千八百億円として計算すると、割り算すると二百三十億ぐらいになるでしょう。ですから、そういう計算をしないと合わなくなるなと思うんです。  それで、そういうことでやると一メートル当たり大...全文を見る
○緒方靖夫君 今お話を伺っても、淀川の上流域、これは例えば二百年確率のそういう異常降雨があったとしても、淀川の支川、これは木津川とか宇治川とか桂川、こういうところは百年から二百年の対応の整備ができていないわけですから、そこであふれてしまって淀川下流都の現在の堤防を超えるような、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 先取りは結構なんですけれども、理論的に考えても、また実践的に考えても、上流の支川で洪水が起こって、そっちであふれてしまって下の方には水が来ない、そうするとあふれることがない。これは私が考えるだけじゃなくて、実際この工事に従事している方々も、何でこんな工事をやっている...全文を見る
○緒方靖夫君 大事でも、結局その効果が生まれるのには物すごい時間がかかるわけです。数百年後でしょう、八百キロができるとしても、今のテンポで言うと単純計算でも。ですから、その点は今の財政状況のもとでこういう工事をこういう形で進めるのか、それともあふれやすい中小河川に対して手厚い改修...全文を見る
○緒方靖夫君 一般改修の問題についてはちょっと事実が違うので、後で反論させていただきます。  まず、大手ディベロッパーのための奉仕をしていない、絶対ないということは断言されなかったと思うんですけれども、私はちょっと具体的に提起したいんです。  建設省の近畿地建の淀川工事事務所...全文を見る
○緒方靖夫君 そうすると、これから見込まれる総事業費それから補償費、工事費、これの概算を挙げてください。
○緒方靖夫君 しかし、総事業費の中には補償費が当然入っているわけですね。国会で聞かれているんだから、局長、答えてくださいよ、補償費。
○緒方靖夫君 しかし、これは税金を投入して行われている事業でしょう。それに対して国会で質問されて、しかもきのうちゃんと通告して、もう手元に数字があると思うんだけれども、それでも答えないというのは、これは非常におかしな話だと思います。  これは、日経の三月四日付に住友特殊金属の決...全文を見る
○緒方靖夫君 局長、これは重大問題ですよ。何であなたが言えないのかというと、補償費が莫大だから言えないんじゃないですか。  では、私自身が調査して、当たっているかどうか、外れていたら外れていると言ってほしいんだけれども、この問題について総事業費が百四十億円という想定を言われた。...全文を見る
○緒方靖夫君 しかし、局長は否定されなかったので、やっぱり工事費の十倍以上の補償費をそういう企業に渡しているということです。  企業の側で何が起こるかというと、まず工場の移転費用を補償してもらって、堤防整備中の仮工場の建設をしてもらう、工事中の借地料、堤防完成後にもとの新しい工...全文を見る
○緒方靖夫君 お認めになったわけですからね。
○緒方靖夫君 やっぱりいろいろ問題点がある場合にはきちっとその点を見ていただきたいということを大臣に申し上げて、次の問題に移りたいと思うんです。  次は、東京の日の出町にあります三多摩の広域処分場の問題なんです。ここで、かねてから谷戸沢の処分場では汚水漏れの問題が指摘されてまい...全文を見る
○緒方靖夫君 そういうことで、よく調べていただくということをお願いしたいと思うんです。  それで、この問題で私が思うのは、処分場についての今の基準というのは、結局埋立地の外に一般廃棄物が飛散しないような措置をとるというだけなんですね。ということは、これはかなり以前の規定で、結局...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
04月08日第142回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○緒方靖夫君 予算の総括、最終質問の日となりました。  大蔵省の責任がこれほど厳しく問われた国会はかつてなかったと思います。一つは、財革法にも関連して景気と国民生活を直撃するひどい予算を出したこと、さらに金融業界との癒着で大蔵省に捜査の手が及ぶなど汚職、腐敗の実態が明らかにされ...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、結構でございます、政府委員で。
○緒方靖夫君 私は大蔵省提出のこの関係資料を一式全部研究いたしました。これをもとに独自に調べてみますと、天下りは合計二百七十三人おりました。この数、大蔵省、いかがですか。
○緒方靖夫君 今言われた数というのは、大蔵省退職後十年以上経過したその数を抜いているわけでしょう。そういうことですね。──今うなずかれた。  ですから、除かれた部分というのは事務次官とかそういう官僚のクラスの幹部なわけです。やはり私はそういう数の出し方も、大蔵省はいつもそうなん...全文を見る
○緒方靖夫君 OBが代表を務める法人の一つに財政経済協会というのがありますけれども、理事、顧問の数、うち中央官庁OBの数、大蔵省での最終役職を挙げていただきたいと思います。
○緒方靖夫君 総数、全員。非常勤、顧問と理事だけ、顧問と理事含めて全部。
○緒方靖夫君 そのうち大蔵省出身者は。
○緒方靖夫君 大蔵省から提出していただいたこの資料を見ても、皆さんが言われたものもそうなんだけれども、非常勤は全部大蔵省出身ですよ。それから、理事についても、いろんな役職がありますけれども、もとは全部大蔵省ですね。そうじゃないですか。十年経過した者も含めてですよ。
○緒方靖夫君 そうすると、話がつながるんですよ。結局、総数十名いるうち監事を除く全員が大蔵出身なんですよ、大蔵OBですよ。間違いありませんね。
○緒方靖夫君 今、基準について説明がありました。しかし、大蔵省が所管する、大蔵大臣が責任者のこの団体は監事を除いて全員大蔵OB出身者、これはどういうことですか。なぜこういうことを放置しているんですか、大蔵大臣。
○緒方靖夫君 常勤の理事もみんな大蔵OBなんですよ。非常勤はもちろんそうですよ。これは全部合わせると、大蔵事務次官は三名います、国税庁長官出身者は三名いますよ、それから財務官もいる。ですから、先ほど説明があったように、基準をせっかく設けている、その意味がないんですよ。やっぱり同族...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣。
○緒方靖夫君 来年までといっても、これだけ大きな問題になっているそのときにこれを放置している。それ、本当に異常だと思いませんか。私、本当におかしいと思いますよ。  しかも、この協会は国から委託費を幾らもらっていますか、過去十年間。
○緒方靖夫君 多額の委託費が流れている。しかも、公益法人の看板をかりて大蔵官僚の天下り、癒着の機構をつくっている、そう言わざるを得ないと思うんですね。  こういう状況の中でもう一つ大きな問題があります。  公益法人の役員には金融機関在職者が非常に多い。顧問も含めて何人かを言っ...全文を見る
○緒方靖夫君 顧問は。
○緒方靖夫君 日銀などを含めると七百四十五人いるんですね。大蔵OBと合わせるとこういう関係者というのは全体の四〇%を占める。まさに癒着の温床と言われても仕方がない、そういう現状があると思うんです。  閣議決定では業界からの役員の制限をしていますけれども、その内容と理由を述べてく...全文を見る
○緒方靖夫君 理由は。
○緒方靖夫君 基準に合致していない団体はそれぞれ幾つありますか。
○緒方靖夫君 それから特定企業。もう一つ、三分の一以上。(発言する者あり)
○緒方靖夫君 それぞれ質問している。漏れている。
○緒方靖夫君 大蔵省OBが代表を務めている業界団体でも基準に適合していないのが非常に多いわけですね。  資本市場研究会と国際金融情報センターはそれぞれどんな業界の人が理事を務めていて、占めているか、述べてください。
○緒方靖夫君 私はこういう実態を許しておくこと自体が大蔵省と金融業界のなれ合いと言わざるを得ないと思うんですね。  さらに大きな問題がある。公益法人と株の問題です。株式保有は原則禁止という基準があるわけですけれども、その内容と理由、また基準に不適合の法人名ごとに営利企業数、保有...全文を見る
○緒方靖夫君 今挙げた法人のうち四つが大蔵OBが代表の法人なんですね。しかも、八法人には役員に大蔵から二十五人も天下りしている、これが実態なわけですよ。  大臣、以上見てきたように、大蔵OBほどひどい状況をつくっているわけですよ。それが現実なんですね。私はこういう今挙げてきた天...全文を見る
○緒方靖夫君 今、大臣が言われたように、この問題はしっかり調査していただきたい。それから、今大事なことは、経過措置の期限を来年まで待つことなくきちっと対応する、このことを要望しておきます。  もう一つさらに重大な問題は、私は国会議員が関与する法人の問題だと思うんです。  例え...全文を見る
○緒方靖夫君 これも調べていただきたい。  そのほか、現衆議院議員で元総理が理事長を務める世界平和研究所には過去十年間に現職の大蔵官僚が計六人連続して出向している。これには特に基準がないんです。こういう不透明なこともある。こういうことを含めてきちっと調べていただきたい。  総...全文を見る
○緒方靖夫君 それでは関連を。
04月09日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第9号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  この法案は国民に夢を与える住宅をというふれ込みで国民の一定の願いにこたえる、そういう体裁を持っていると思うんです。しかし同時に、いろいろ考えてみますと、例えば四百兆円のプロジェクト構想とかそういうことが言われる、そういう景気対策的な要...全文を見る
○緒方靖夫君 そう伺うと夢のように感じるんですが、しかし同時にやはり現実の社会でそういうことが可能になる層、これが一体どれだけあるのかということも同時に思わざるを得ないんです。  もう一つ、これは現実の問題としてあるんですけれども、ある県庁の都市計画担当者は、国土の保全をうたっ...全文を見る
○緒方靖夫君 こういう形で実際宅地開発を進めてみた、そして基本方針に基づいて土地の確保をし整備が終わった、しかし実際には住宅が建たない、そういうケースというのはどういうふうに予想を立てておられるでしょうか。
○緒方靖夫君 少し具体的にお聞きしますけれども、例えば宅地として整備する、しかしそこに住宅が建たない、そこで例えばそういうところが、今各地で問題になっておりますけれども廃棄物の処分場に転用されるとかあるいは粗大ごみの置き場になってしまうとか、そういうことの懸念はないのかどうか、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう点では確固たるそういうことを阻止する保証はないと、この法律だけでは。そのことは言えるんじゃないかと思いますが、いかがですか。
○緒方靖夫君 終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました衆議院建設委員長提案による優良田園住宅の建設の促進に関する法律案に反対の討論を行います。  大都市部を中心に我が国の住宅事情は依然として改善されていません。農山村地域、都市の近郊等における優良な住宅を望む国民の要...全文を見る
○緒方靖夫君 私も、先ほどから議論になっております地方負担の問題についてお尋ねしたいと思うんです。  建設省から過去の実績から推計した資料をいただきました。九六年度災害の実績によると、地方の負担増は六億三千万円、一件のみなし要件の緩和で補助対象となるのは七千五百万円、わずか一二...全文を見る
○緒方靖夫君 いろいろばらつきはあるようですけれども、いずれにしても大きな負担にならない、そういう御説明だと思うんです。  それで、確かに先ほどから議論を伺っていても、工事費単価が前回の引き上げのときの二倍程度となっている。補助対象となる事業の最低規模も前回改正時と同程度という...全文を見る
○緒方靖夫君 ちょっと明断さを欠く答弁でしたけれども、そんな程度ではないと私は思うんです。ですから、この数字、積算状況等々わかりましたらまた報告していただきたいと思っております。  いずれにしても、この分野では地方負担の増がやはりかなり大きい、そういうふうに私はいろいろ計算して...全文を見る
○緒方靖夫君 かなり率直な答弁だと思うんです。いずれにしても、伸びがないマイナス、その中でスーパー堤防の事業費は伸びているわけで、結局その分が一般改修に食い込むというそのことは事実として、数字はその点では非常に雄弁ですから、その点は認めていただきたいと思うんです。  それで、今...全文を見る
○緒方靖夫君 かなり何といいますか、これからどうしていくか悩みながらやっていくという肉声が聞こえたような気がするんです。私はそれが非常に大事だと思うんです。  そこで、大臣に二点お伺いしたいんです。一つはスーパー堤防の問題なんですけれども、前回大臣の答弁の中でも、やはりこれは大...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
04月10日第142回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  当委員会に昨年提出された二つの議員立法案が本日審議開始された、このことを私は、被災者を初め心ある国民が待ち焦がれていた、そういう日だと思います。その点で重く受けとめたいと思います。  この背景には、被災者の公的支援をというその一点で...全文を見る
○緒方靖夫君 今お話にありましたあるべき支援水準とともに、阪神・淡路大震災におけるいま一つの重要な教訓というのは、中堅層を含む広範な被災者が一度に大きな被害を受けた、その点だと思うんです。これが一つの大きなポイントだなと思います。  先ほどから議論がいろいろありましたけれども、...全文を見る
○緒方靖夫君 それでは、阪神・淡路大震災被災者支援法案の発議者の皆さんにお伺いいたします。  この法案は、阪神・淡路大震災に対する限定法となっておりますけれども、昨年十二月十日、参議院で行われた勉強会の席でこの案を説明された赤羽衆議院議員、きょうお見えだと思いますけれども、赤羽...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほど都築発議者が生活基盤の再建のためというふうに説明されました。私、この話、なるほどと思いながら聞かせていただきました。確かに、挙げられている項目も生活基盤の根幹をどうするかということで挙げられていると思います。そうすると、災害被災者等支援法と随分共通するものがあ...全文を見る
○緒方靖夫君 では次に、大蔵省にお伺いいたします。  現金給付という自民党の案があるわけですけれども、これは政府と調整の結果と言われております。亀井国土庁長官も二月十日の記者会見でその旨を述べております。これは従来の災害スキームの中の話なのか、それともこれまでの措置の上に立って...全文を見る
○緒方靖夫君 これまで現物供与の原則があったわけですけれども、現金給付でそういう方向にいくのかどうか、そういう方向になければ自民党案だって成り立たないわけで、その点はいかがですか。
○緒方靖夫君 全く答弁になっていません。  もう時間がないので、私は一つ指摘したいんです。先ほど国土庁、今も大蔵省も言われたけれども、私有財産制度のもとでは自助努力でという本当にそういう冷たい態度をとられている。  私はフランスなどヨーロッパに長い間生活して、そこで見聞してき...全文を見る
04月23日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第11号
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○緒方靖夫君 この法案についてですけれども、高速道路をもっと利用者に便利になるようにしたり、道路本来の役割に障害とならない範囲で地域と連携した活用をしようという方向自体には反対ではありません。しかし、その前提として、高速道路のあり方や地域開発のあり方について検討し、改善すべき点は...全文を見る
○緒方靖夫君 景気対策だということが目的の一つだということは先ほどから言われているとおりで、今も認められたと思うのですけれども、局長の答弁の中で先ほどからテーマパークとか大型ショッピングセンターとかあるいはレジャー施設とか、そういうものができるということです。中には、これは私が聞...全文を見る
○緒方靖夫君 デメリットも予想されているということもわかりました。そのデメリットも道路局の中で解決できる問題、例えば道路の利用管理、これをどうするか、そういう範囲の問題もあるかもしれないけれども、私はもっと大きな範囲での町づくり、地域をどうするのか、それはやはり建設省の大きな仕事...全文を見る
○緒方靖夫君 マイナス面を緩和する、そういう措置もあわせて検討していただきたい、このことを要望しておきたいと思うんです。  次に、私は東京の外郭環状道路についてお尋ねしたいと思うんです。  建設省は昨年秋以降、東京外環道路の関越道以南について、これはちょうど東名まで十六キロ余...全文を見る
○緒方靖夫君 それは東京都の都市計画決定であって、国としては正式に決まっていないというふうに思うんです。  この区間については一九七〇年の十月九日、当院の建設委員会で当時の根本建設大臣がいわゆる凍結宣言をしていると思うんです。根本大臣は、「地元と話し得る条件のととのうまで」「強...全文を見る
○緒方靖夫君 その後も何人かの建設大臣が凍結を確認しているんですね。  これは衆議院の建設委員会、七三年三月七日に金丸大臣が、「住民がまっぴらごめんだ、こういうことであればこれはとりあえず取りやめるべきだ、」、そう言っておりますし、八一年五月二十八日、当院建設委員会で斉藤大臣も...全文を見る
○緒方靖夫君 凍結解除を表明したことはありますかというのが質問です。
○緒方靖夫君 はい。
○緒方靖夫君 ですから、これまで三代の建設大臣が一九七〇年以来繰り返し確認してきた凍結ということはずっと生きたままなんです、今日まで。国会では建設大臣が云々したことはないわけです。  そこで私はお伺いしたいのだけれども、建設省は九四年十一月の第八回首都道路会議で計画を進めていく...全文を見る
○緒方靖夫君 国会で大臣が凍結だと、住民の反対が強い、地元自治体の反対もこれだけ強い、そういうことを言ってきた、そうした中でこういうことを述べていく。私がお尋ねしたのは、国会をないがしろにしていないかということをお尋ねしたわけですけれども、それについてはお答えはありませんでした。...全文を見る
○緒方靖夫君 私はとんでもないと思うんです。これまで地域の六つの区と市、練馬、杉並、武蔵野、三鷹、調布、狛江、ここは反対決議を撤回したことはないわけです。地域の皆さん、商店街の皆さんは、環境破壊反対だ、追い出し反対だといって今も声を上げて運動しているわけです。ですから、そういうこ...全文を見る
○緒方靖夫君 大きなそういうあれがつくられております。  そういう中で、今後の道路環境のあり方という中間報告、この中を見ても、やはり環境を十分に配慮する、住民とよく話し合う、そういうことをきちっと言っているわけです。そういう点から私は、この建設を前提としたこういう作業を中止し、...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表し、高速自動車国道法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  高速国道と民間施設との連結は、高速国道の利用者にとって便利になる側面もあり、安全性や公平性、透明性が確保されるなら一概に否定すべきものではありません。  しかし、実際に...全文を見る
05月12日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第12号
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○緒方靖夫君 私は、ダイオキシンの最大排出源の問題になっているごみの焼却問題について質問したいと思います。  基本的な対策というのは、焼却を大幅に削減する、プラスチック類は燃やさない、リサイクルを強める、こういうことが基本だと思うのですけれども、焼却を一挙になくすことはなかなか...全文を見る
○緒方靖夫君 やはりなかなか問題な現状があらわれていると思うんです。緩い基準で百幾つで、厳しくすると三分の一ということです。  それでは、産業廃棄物の焼却施設の場合どうなのか。九四年度の実績で三千五百八十三あると伺っておりますけれども、五年後の基準をこの産廃の施設に適用した場合...全文を見る
○緒方靖夫君 その五十施設の中の内訳はわかりましたけれども、しかしサンプルが非常に少ないわけです。これがやはり非常に問題だと思うんです。私はごみ問題の最大の問題というのは結局産業廃棄物、量的に言っても年間四億トン、一般廃棄物の方は五千万トンと言われている。そうすると、けたが一つ違...全文を見る
○緒方靖夫君 今局長から前向きの話があったと思うのですけれども、長官、やはり産廃についてこれをもっときちっと調べるということは非常に大事な問題だと思うんです。一般廃棄物については市町村にやらせることができるということで、これがやりやすいということがあると思います。業界に対してきち...全文を見る
○緒方靖夫君 私は先日、埼玉県の所沢の調査に行きました。本当に驚く事態がありまして、産廃銀座とあの周辺は言われているんです。くぬぎ山というところがあって、そこはもう鳥も飛ばない、クモの巣も張らない、もちろん昆虫もいない。鼻をつく異臭がする。大変なところです。そこに人々が暮らしてい...全文を見る
○緒方靖夫君 産廃処理については、一体何を燃やしているのかという不安がある。実際それがなかなかつかめない。自治体としてもなかなかつかめない。無法地帯だとも言われでいるんです。そうした中で、周辺住民の生命、健康が日々脅かされているという不安が非常に広がっております。  そういう中...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、私は焼却炉の問題について伺いたいと思うんです。  実は、大阪府能勢町のごみ焼却場豊能郡美化センター、その敷地の中からダイオキシンが一グラム当たり二万三千ピコという大変高い濃度が検出された。これは大問題になっておりますけれども、この数値は当地のダイオキシン対策...全文を見る
○緒方靖夫君 三井造船がつくった炉の構造を簡単に言うと、下部で焼却し上部で冷却しガスを放出する、これは流動床式炉頂型と言われているものなんです。これは全国に同類のものが五十カ所、五十施設、それから三井造船がつくったものは六カ所あるということになっている、これは間違いないですね。 ...全文を見る
○緒方靖夫君 今述べました五十カ所の施設の問題と対策、これは至急報告していただきたい、このことを要望しておきたいと思います。よろしいですね。
○緒方靖夫君 それでは、五十施設の問題については報告がまとまった段階でこちらに知らせていただきたいとお願いしておきます。  それで、炉の欠陥を是正するために、昨年一月の新ガイドラインでも周知のような方向が出されたと思います。つまり、燃焼室と冷却室を分けるとかあるいは温度の問題等...全文を見る
○緒方靖夫君 今問題になっている炉あるいはメーカー、そういうところでやはり必要に応じて厚生省が乗り出していくということが実態をつかむという意味でも必要ではないかと私は思うんです。  それで、私が伺うと、結局設置者がやる、設置者というのは結局市町村だったりするわけですし、あるいは...全文を見る
○緒方靖夫君 その点で先ほど話も出ましたけれども、ダイオキシンの分析料が非常に高い、コストが高くつくという問題が自治体の悩みになっているということがあるんです。私も各自治体と懇談して、一検体に四十万から五十万かかる、調査研究で国の財政的援助をお願いしたい、そういう声が非常に強いわ...全文を見る
○緒方靖夫君 今後、この問題では数値データが非常に大事になってくると思うんです。数字の勝負です。ナノグラム、ピコグラムという極小単位の世界、データへの信頼性、これは決定的だと思うんです。  その点で私は非常に痛感していますのは、この間所沢の西部清掃事業所等々を見で回ったときに、...全文を見る
05月19日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第13号
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○緒方靖夫君 審議しております三つの法案は、特別用途地区制度改正以外は、これも先ほど場合によっては緩和もあるという話もありましたけれども、これ以外はいずれも開発の促進、土地取引の活性化など土地の有効利用を目指すものだと思います。市街化調整区域における開発規制の緩和しかり、都市再開...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほど大臣は、企業、個人の土地取引の減退、これをどう対策していくかということを言われて、やっぱりそういう点が、景気対策ということが相当念頭にあるということを感じざるを得ないと思った次第なんです。  さらに、四月の総合経済対策では、債権債務関係の迅速・円滑な処理、土...全文を見る
○緒方靖夫君 公的資金の投入も必要である、そういうこともあるということを言われたんだけれども、こういうことを進める、あるいはそういう仕組みをつくっていく、今度結局不良債権を証券化してABS市場の育成に官民ともに進めていくとか郵貯等々も投入する、そういうことさえも出されているわけで...全文を見る
○緒方靖夫君 すべて公的資金投入で解決しようということになったらこれはえらいことで、そんなことはとんでもない話なんだけれども、今の私の質問に対してきちっとした答弁はなかったと私は思うんです。  それで、この間変わってきているんです、政府の答弁というのは、対応というのは。橋本総理...全文を見る
○緒方靖夫君 この法案で出されている中身というのは、実は経団連が昨年七月に提言している中身とずっと沿うんです。ですから、私は基本的にはその流れの中にある、そのことを指摘しておきたいと思うんです。  それで、私はその点で、実はことし二月に建設業界紙を見て驚いたことがあるんです。自...全文を見る
○緒方靖夫君 私は新聞報道で見たんじゃなくて、自民党の文書、原文で言っているんです。ここに書かれていることが私が今紹介したものなんです。それで、それについては大臣は知らないと言われたので、そのことで私はそういうことかなとわかりました。  しかし、私がここで非常に重視したいのは、...全文を見る
○緒方靖夫君 ですから私は、そのことを前提にして、したがって政府として、今、自民党の案の中で述べられている向こう十年間さまざまな法律を棚上げする、そういうことはよもや考えていませんねということを確認しているんです。
○緒方靖夫君 ここに実際に書かれているわけです。土地の流動化をするためにそういう特別の立法を行うという……
○緒方靖夫君 だから私は、やっぱりそういうことは大変な事態だと思うわけです。大臣は御存じない、この文書についても。それからまた、そういうことについても自分は関知しないという趣旨のことを言われたと思うんで、私はその点を、そういう極端なことまで自民党の中で検討された、そういう形跡があ...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、今回の法案と、それから九六年十一月に土地政策審議会が出した「今後の土地政策のあり方について」という答申、それには非常に大きな乖離があるということを痛感するんです。  この答申はなかなかいいことが書いてありまして、社会効果的利用としての土地の有効利用、そういっ...全文を見る
05月20日第142回国会 参議院 経済・産業委員会、国土・環境委員会連合審査会 第1号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  今、各地で商店街が寂れる、そしてまた中心市街地が空洞化していくという状況が非常に目につきます。  これは九七年度の中小企業の動向に関する年次報告、その中で、商店街の停滞、衰退の原因として、そのトップに「商店街の域外に立地した大型店等...全文を見る
○緒方靖夫君 否定できるかどうかということを聞いています、大型店の。端的にお願いします。
○緒方靖夫君 あなたの役所がつくられたここにあります資料を見ても、七二%が大型店舗、量販店の進出、これを挙げているでしょう。駐車場の不足というのは確かにある、四四%。だから、それが大きな要因だということは大臣も否定されないと思うけれども、やはりそのことが非常に大きな問題をもたらし...全文を見る
○緒方靖夫君 肝心なことには答えられなかった。私は、大きな要因の一つではないかということを述べておるので、いろんな要因があるということを認めているわけですよ。その上で言っている。  それで、私のお尋ねというのは何かというと、こういう中心市街地活性化法、そういう形で面的な手当てを...全文を見る
○緒方靖夫君 すべてうまくいくような形じゃないという、そういうことで話をされたと思うんです。私はやっぱり非常に懸念が大きい、そのことを強調したいと思うんです。それは同様に地元の商工業者がそういう気持ちを持っている。  私、ちょっと具体的な例を挙げたいんですが、東京板橋区に今、関...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、こういう問題を放置しておいて、確かに現行法のもとで起きている問題なんだけれども、大店法が廃止されるということになれば、やはりこういう問題がうんと加速されるわけです。そういう中で起きている問題、これはしっかりと見ていただきたい。  大臣、そう隅々のことは御存じ...全文を見る
○緒方靖夫君 最後です。
○緒方靖夫君 結局のところ、大型店の進出、撤退、これを一層自由にさせる。そういうもとで、中心市街地の活性化で頑張っている商店街の要望、それを効果的に支援する、そういう方向をとらない、その保証がない、そのことは大問題だ、私はこのことを指摘して終わります。
05月21日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第14号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  きょうは先生方、本当にありがとうございます。  まず、伊藤参考人にお伺いいたしますけれども、中心市街地の活性化の方法、手法が欧米と日本とではまるで逆を行っているというお話がありました。規制を緩和するというそういう形が今回の法案だと思...全文を見る
○緒方靖夫君 なぜ中心市街地が寂れているのかという点で、これは多様な原因があると思うんです。ですから、単純にこれだということは言えないと思うんですけれども、しかし商店街を担っている方々が一番感じていることは、中小企業庁の調査でも、東京都の調査でも大体七割台がやはり量販店の進出とい...全文を見る
○緒方靖夫君 五十嵐先生にお伺いしたいんですけれども、やはり直接町づくりに参画されているという立場から広い見識のお話が伺われたというふうに感じております。  それで、例えば大型店が進出する、そうすると交通を一方通行に行きやすいように変えてしまうとか、そういう形がいろいろ出てきて...全文を見る
○緒方靖夫君 最後に井上先生にお伺いしたいんです。  先ほどモンペリエのパンフレットの話で、公務員の顔が見えるというお話がありました。私もそれは本当に大事な点だと思いますし、日本とヨーロッパとでは公務員に対する考え方、発想が違うということもあると思うんですけれども、先生が強調さ...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございます。終わります。
○緒方靖夫君 きのうの審議、それからきょうの参考人の質疑を通じて私の感じていることをもとにしながら少しお聞きしたいんですけれども、きのうちょっと時間がなくて建設省の側にはなかなか話を聞けなかったんですけれども、商店街の衰退です。きょう参考人からもいろいろ話を聞いて深まったと思うん...全文を見る
○緒方靖夫君 局長は実際に都市で仕事をされたという経験をお持ちだと思うんですけれども、そういう中で商店街の方々がどういう声を上げているかというその現実は私は御存じだと思うんです。その中で、やはり圧倒的に、圧倒的というのは七割とかそのぐらいの水準だと思いますけれども、やはり量販店の...全文を見る
○緒方靖夫君 都市局長としては非常に情けないですね。  やはり、これだけ今大きな問題になっているわけです。どこでも小売店というのはその地域の政治を支える非常に大きな力になっているわけです。そういう意味で言うと、保守層の非常に強い基盤です。フランスでもパリの商店街というのは非常に...全文を見る
○緒方靖夫君 はっきり言っていいですよ、思っていること。
○緒方靖夫君 建設大臣としては私は非常に情けない答弁だと思います。というのは、やはりなぜ何を悩んでいるかというその実態から出発しない、私はそのことをはっきり申し上げたいと思うんです。  各地で起こっている大型店舗進出で困ると言っている声、それはまた地域の問題、それから商店という...全文を見る
○緒方靖夫君 きょうの参考人の中で、五十嵐弁護士が、ヨーロッパでは土地は原則不自由という話をしました。私も確かにそう思うんです。なぜ不自由かというと、土地の公共性、社会性、それがあるからなんです。私はその点で、確かに今局長が言われたように日本とヨーロッパは歴史的成り立ちが違う、ま...全文を見る
○緒方靖夫君 大変苦しい答弁だなというふうに率直に思います。  それで、最後にお尋ねしたいんですけれども、経団連がこの四月に規制緩和に関する意見書をまとめたんです、ここにありますけれども。そこには、大店法廃止、これについて「画期的な政策転換」だと書かれている。「わが国の行政改革...全文を見る
○緒方靖夫君 時間ですので終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、都市計画法の一部を改正する法律案、都市再開発法及び都市開発資金の貸付けに関する法律の一部を改正する法律案、国土利用計画法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  深刻な財政危機に直面する中、政府は総額十六兆円に上る総合経済対策を...全文を見る
05月22日第142回国会 参議院 本会議 第29号
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○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、バーミンガム・サミットと日本の進路にかかわる重大な問題について質問いたします。  今回のサミットは、参加国首脳の成功という自画自賛にもかかわらず、世界の主要な報道機関も報じたように、G8の無力さを露呈しました。それはまず、世界平和にとっ...全文を見る
05月27日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  私は昨年十一月の財革法の質問で、公共投資七%削減のキャップがかかっていると言われているけれども、しかし重点化、効率化、そういう名のもとに公共投資は例外扱い、事実上野放しになっている、そういう質問追及をいたしました。  今回の法案では...全文を見る
○緒方靖夫君 これだけかと聞いているんです、資料は。
○緒方靖夫君 私は本当におかしいと思うんですね。手元に私は別のもっと詳しい資料を持っているんですよ。こちらは二ページ、こちらは十数ページあるんですね。二つあるんですか。これはタイトルも同じ、日付も同じ、しかし中身を見るとすごく詳しいわけですよ。例えば地域振興課の資料があって、そこ...全文を見る
○緒方靖夫君 配付されている資料に要約版と詳細版がある、このことがはっきりしたわけですね。  しかも、私が重大だと思うのは、この資料というのはどういうふうに使われているかというと、通称合い議と呼ばれている自民党との会合の場で農水関係議員に配付された資料なんです、これは。  農...全文を見る
○緒方靖夫君 いずれにしても、これしかないと言って渡す、これはおかしいですようそをついていることになる。  それで、問題はこうした予算要求の編成の仕方に私はあると思うんですね。構造改善局は今回の補正で農業農村整備事業などの公共事業に二千四百五十一億円要求していますけれども、その...全文を見る
○緒方靖夫君 事実はないと言われるけれども、私はまた再びうそをついていると思うんですよ、私の手元にあるんだから。この詳細版にくっついてこういう形で、平成十年度補正実施要望地区一覧表、これが配られて、農政局名から都道府県名、選挙区、市町村名、地区名、ずっと言わないけれども、こういう...全文を見る
○緒方靖夫君 あなた方の配った資料にこれが添付されているんですよ。局長、知らない間にこんなことをやられているということですか。納得できないですよ。  委員長、これをちょっと見ていただけますか。  速記をとめてください。これは重大だ。
○緒方靖夫君 局長が知らないというのは非常に重大ですよ。これはちゃんと農水省から出た資料に添付されている資料なんだから。  しかも、私がさらに問題にしたいのは公共事業の個別配分、これは予算成立後に各省庁が決める定めになっているんだけれども、官僚と一部族議員が密室でこれをやってい...全文を見る
○緒方靖夫君 私の手元にこういう資料があるんです。平成九年度補正に係る新規認定地区の概要、平成十年一月と書かれている。補正予算が成立したのはいつですか。二月じゃないですか。二月の前に、一カ月も前にこういうものが出ている。そしてここに、小選挙区ごとに、地域単位にどこに新規の事業が係...全文を見る
○緒方靖夫君 構造改善局というのは農水の公共事業を相当部分受け持っているところだけれども、ここで自治体から出されてくる資料をもとに補助金を配分する、そういう個別事業を事前に特定している、そういうことをしているわけですね。これは仕事でしょう。しかし、内部資料を自民党農水関係の議員に...全文を見る
○緒方靖夫君 農水大臣が調査されると言われたので、それをぜひお願いしたいと思うんです。  次の問題に移りたいんですけれども、公共投資がふえると公共事業官庁の現場がどうなるのか。予算の消化に追われる、大変な事態が起こっているということがあるわけです。  一つは、一般会計での公共...全文を見る
○緒方靖夫君 今の額を聞いても、九二年から九三年というのはうんとふえているわけです、繰越額が。六千億円のオーダーから二兆のオーダーになっている。急に公共投資がふえた、そのことに伴って繰越金がふえているということを示しているわけですよ。  その事情はいろいろあると思います。気象の...全文を見る
○緒方靖夫君 時間ですので終わります。(拍手)
05月28日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第15号
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○緒方靖夫君 本法案の改正点であります建築物の確認検査の充実、そのための民間の力の活用、単体規定の性能基準化の方向、これは大局的に言って肯定できるものだと、そういうふうに考えております。しかし、改正点では、建築物の安全性の問題とかあるいは良好な町づくり、そういうところに問題が多々...全文を見る
○緒方靖夫君 私も思ったより少ないなと思って数字は大変興味深く伺わせていただいたんですけれども、この調査の方法は どういう方法ですか。
○緒方靖夫君 私の実感なんですけれども、もっと実際は多いんじゃないかと思うんです。やはり建ぺい率、容積率の違反等々、これはもう町の中を歩いているとたくさんある。ですから、今のこの数字は非常に興味深いんです。そしてまた、こういう数字を出されているということは非常に評価したいと思うん...全文を見る
○緒方靖夫君 確かに業者、建築士の問題というのは大きいと思うんです。  それで、一般的に言うと長年地域に密着して仕事をしている業者の方々、そういうところではやっぱり信用の問題がありますから、そこでの欠陥住宅問題は非常に少ない。それは経験的にも恐らく統計的にもそういうことになって...全文を見る
○緒方靖夫君 法制的には、建築士の責任や権限にかかわる問題、これは制度は確立していると思うんです。そうすると、その確立した制度のもとで建築士がどうしてうまく仕事ができないのか。その点で言うと、雇用関係とかあるいは工事監理の仕事の確保など、そういう経済的な関係で建築士の独立性がきち...全文を見る
○緒方靖夫君 その当たり前過ぎることが十分に説明されていないということから、こういう質問をして私は確認させていただいたんですけれども、今のような運用、それからまたパトロール等、あるいは行政のチェック、それは非常に大事だと思うんです。私は、民間の力をかりるということを全面的に否定す...全文を見る
○緒方靖夫君 答弁は大変明快であると同時にドライだと思うんです。しかし同時に、もっと過ぎたものを求めているという現実があるわけです。私はその現実の部分を逆の点から述べた。確かに裏腹の関係があると思うんです。  それで、私は実例を出してみたいんです。例えば、東京都には中高層建築物...全文を見る
○緒方靖夫君 建築基準法というのは非常に技術的な法令ですからそういうことになってくるのかもしれませんけれども、私が痛感するのは、基準法に適合しているからということで地域の実情、それに合わない形でいろんな建築物ができてくる、あるいは強行されるということがとどめられないということも現...全文を見る
○緒方靖夫君 最後の質問になります。  そこで局長にお伺いしたいんだけれども、こういう問題をどうクリアしていくのかどう乗り越えていくのかというそこのところが非常に大きな問題で結局限界がある。そうすると、確かにヨーロッパ等と比べても日本の独特の特徴があると思うんです。これを乗り越...全文を見る
06月02日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第16号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。それぞれ有益なお話をいただきまして、本当にありがとうございました。  町づくりの角度から片方参考人と松浦参考人にお尋ねしたいと思うんですけれども、大きな建築というのは町づくりに大きな影響を及ぼすわけです。それで、建築基準法は最低の基準を定...全文を見る
○緒方靖夫君 松浦参考人は、特定行政庁と市長と、そういう立場をお持ちで本当に苦労されていろいろ仕事をされていると思います。  特に、民間確認ということになった場合、事前に市としてそういう建築の内容とかそういうものを知ることはできない、したがってこれまでできていた必要な指導がやり...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。  神田参考人にお尋ねしたいんですけれども、阪神・淡路大震災のときに芦屋浜の高層マンション、私はそこへ行って改めて驚きましたけれども、大変な厚さのスチールが切断される、そういう予想外の被害とか、そういう事態があったと思うんです。科学技術が進...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。  神田先生にもう一つお聞きしたいんですけれども、きょういただいた先生の御意見の中に、性能規定化の理由の一つとしてこういうことが言われている。しかし、法案を見る限りではすべてを政令で規定していってしまって、結局単に行政裁量権を明文化するため...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
06月04日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第17号
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○緒方靖夫君 具体的な問題をなるべく多く質問したいと思いますので、端的に簡潔にお願いいたします。  まず、欠陥住宅問題と中間検査の問題なんですけれども、中間検査の導入、これは欠陥住宅を防止する対策として非常に期待があると思うんです。しかし、この改正案を見ますと、検査の対象は特定...全文を見る
○緒方靖夫君 欠陥住宅問題では非常に相談を受けるわけですけれども、雨漏りや壁の剥離とか、あるいは床の傾斜とか建具の取りつけの問題、そういう苦情が多いわけです。住宅の中間検査でこうした問題というのは防止できるんですか。
○緒方靖夫君 そうすると、こういう問題というのは建築基準法の以前の瑕疵の問題、そういうことに当たるということで、建築基準法ではチェックしにくいという問題になりますか。
○緒方靖夫君 建築基準法では非常に大きな限界があるという、そういう答弁だと思います。  それで、柱とはりの結合や基礎、土台など構造上の重要な問題、これは建築基準法の問題です。しかし、戸建て住宅などの四号建築物は建築士が設計どおりの施工を確認していれば単体の相当部分の検査項目が除...全文を見る
○緒方靖夫君 建築士に虚偽あるいは誤りがあったとき、その対処はどういうものですか。
○緒方靖夫君 そういうミスが見つかった、あるいは虚偽が見つかった、それによって建築士が処罰される。程度によりいろいろあるかもしれませんけれども、そういうことがあっても結局欠陥住宅をつかまされて泣かされるのは庶民ということになるわけです。  建築基準法の体系というのは施主、設計者...全文を見る
○緒方靖夫君 今言われた問題意識というのは私は非常に大事だと思うんです。この間も町づくりの問題でも建築基準法で大きな限界がある、そのことも述べましたし、やはり欠陥住宅の問題でもそういう問題がある。ですから、そこをどう埋めていくか、それが多くの国民にとって切実な願いであり要求なんだ...全文を見る
○緒方靖夫君 非常に重要な答弁だと思います。ぜひそういう方向で、わからないとそれがトラブルの大きな原因になっているので、やっぱりそういう方向に踏み出していただきたい、このことを要望しておきたいと思います。  それから、現状では今私が指摘したような問題、容積率がどうなるこうなると...全文を見る
○緒方靖夫君 建てかえの際に現状の延べ面積を確保できない、これは各地で起こっている問題、トラブルの一番大きな問題の一つだろうと思うんです。これまでも建築確認の敷地の一部を分譲の共有地から除外して販売するという事例もあって、重要事項説明だけではこうした問題を防げない、こういうことが...全文を見る
○緒方靖夫君 確かにそういうことになるかもしれません、制度上は。しかし、現状としてはそれが広く知らされていない。そこで起こる問題、それからびっくりする問題、そういう現状がある。その辺の目線をうんと下げていただいて、そういう立場から国民が本当に住宅でトラブルが起こらない、そういうこ...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、建築基準法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  第一は、民間の指定確認検査機関による建築確認検査制度の導入についてであります。  建築確認検査の体制の拡充は必要であり、そのために行政の適切な監督のもとに公正中立な民間機関の...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、紙と瓶のリサイクルの問題について質問いたします。  まず、紙の問題ですけれども、紙のリサイクルは、一昨年秋以来、古紙の在庫の急増、古紙仕入れ価格の暴落によって資源回収業者の経営維持が非常に大変になる、あるいは日本独特のすぐれた古紙回収システムが崩壊の危機に至...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、答弁ありがとうございました。  古紙の慢性的な余剰、そしてまた古紙価格の暴落、なぜこういう状態が起こるのか。これについて、実は古紙余剰問題研究会の報告書、こういうのがあります。  これは昨年の十一月に出されたものなんですけれども、この団体は製紙業界とか回収...全文を見る
○緒方靖夫君 私もこの報告書は総合的だし、また実態に合った分析だと思うんです。  確かに、ここで言われているように古紙の回収が促進された、そして同時に紙、板紙の輸入の増大、輸入品の紙製品がふえている、このことが非常に大きな要因だと思うんです。  その点で、古紙の利用率の問題な...全文を見る
○緒方靖夫君 今言われた行動計画、それをつくり、それに沿って努力しているという点は評価したいと思います。その方向でやっていただきたいと思うんです。  端的にお伺いしますけれども、一%上げるのは大変だと言われましたけれども、西暦二〇〇〇年までに五六%、それを達成するという点での自...全文を見る
○緒方靖夫君 古紙の再利用を進める上で非常に大事な問題、業界もそれからまたさまざまな市民団体も一番力を入れている問題の一つは、小中高の教科書に再生紙を全面使用するという問題なんです。  来年度の教科書はどのくらい再生紙が利用されるのか、その結果、教科書への古紙の混入率はどのぐら...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、昨年、紙の問題、特に教科書について質問主意書を出しまして、答弁書をいただきました。その中には、「本文用紙も含めた教科書への再生紙全面使用について、関係業界に対して積極的に取り組むよう要請しているところである。」ということが書かれております。私はこの答弁は非常に...全文を見る
○緒方靖夫君 教科書に再生紙を使うときによく言われるのは、再生紙は紙の質が悪くなる、そうすると、数学や算数のときに小数点と紙の質の悪い点が間違ってしまう、だから困るという理屈をよく言われるけれども、そういうことは外国だって似たようなことが起こるわけで、古紙を一〇〇%利用した上質紙...全文を見る
○緒方靖夫君 文部省の関係、結構でございます。  それで、私、もう一つ質問主意書の中でお伺いしたのは、新聞業界で導入が検討されていると言われている超々軽量紙の問題なんです。これは古紙の混入率をうんと低下させる、六〇%から四五%に低下させるということで、これが行われるとこれまた非...全文を見る
○緒方靖夫君 新聞業界への要請は既に行っているわけですね。
○緒方靖夫君 ぜひそういう指導を行っていただきたいと思います。  それからもう一つ、一〇〇%バージンパルプを使ったトイレットペーパーの問題、これは非常に大きな問題なんです。森林から切り出したパルプを一回消費してそれで終わってしまう。これは資源の有効利用、それから地球環境を守る、...全文を見る
○緒方靖夫君 困難と言われるそういう立場も、今の通産省の方向からしてもそういうことだろうなということはわかるわけですけれども、しかし、大きな立場からその点は要請されていると思います。やはりこの問題というのは地球環境を守っていく、そういう問題だと思うんです。  そこで、大臣、この...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、瓶の問題なんですけれども、数字をまず伺いたいと思うんです。  瓶のリサイクルでは、ビール瓶とか一升瓶などは繰り返しリユースするリターナブルという形と、瓶を砕いてカレット化して再生利用するワンウエー瓶、この二つがあると思うんです。  年間の瓶の製品量と、その...全文を見る
○緒方靖夫君 製品の約八割がワンウエーということでした。量として大体百五十万トンのリターナブル瓶が流通している、こういうことが言われているわけです。そして、その流通している瓶の半分以上がワンウエーということになる。  最近、輸入のワインとかあるいはしょうちゅうがいろいろ入ってき...全文を見る
○緒方靖夫君 輸入瓶の問題というのは一番始末に悪くて業者も困っている。そしてもちろんリターナブルということはない。  ヨーロッパでは、狭いところですから、リターナブルはもとの国に戻すことが多いわけですけれども、日本ではそういうことができない。したがって、今限界と控え目な言い方を...全文を見る
○緒方靖夫君 大体そういうことかなと思います。  瓶で直すと、大体四百から五百グラムということで直すと、業者の人たちが通常言うには、透明瓶で一円弱、茶瓶で一円強、その他の瓶で二円と。大体そうですね。この程度では価格に転嫁できるわけです。そうすると、実質的には負担金を払った方が、...全文を見る
○緒方靖夫君 最後に、大臣にお伺いしたいと思うんです。  瓶のリサイクル、これも本当に大事で、ヨーロッパではリサイクルといえばリターナブル、リユースがもう常識です。その比率がうんと高い。例えば、ペットボトルにしても日本のものよりもかなり丈夫なもので、そしてこれがリユース、リター...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。終わります。
06月08日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第13号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  国立病院の問題について質問させていただきます。  法案の第四士二条三項は、国立病院・療養所の問題について、八六年の再編成計画策定以来実施してきた廃止、民営化、地方移譲を一層促進することに加えて、新たに独立行政法人化を検討すると明記し...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣は、病院は多ければ多いほどいいと言われましたけれども、こういう措置の結果、病院がほとんどなくなってしまう、そういうケースもあらわれます。あるいはまた、官から民へということを言われました。しかし、これによってこれまで国が果たしてきた重要な役割、国立病院の役割、これ...全文を見る
○緒方靖夫君 山口の方がこういうことを言っているんです。地域住民の大多数がここで生を始め、ここで生を終え、人々はそれを見守り、私たちの一生はここに託すものと思ってきました。国家への信頼感も小さからぬ部分はここで生まれています。今、大臣が言われたことと結びつくでしょう。やっぱり地域...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう実態というのは私もいろいろ調べてみましたが数多くあるんです。私はちょっと紹介したいと思うんだけれども、例えば長崎県の国立壱岐病院をめぐって昨年十二月開かれた守る会の総会で来賓としてあいさつに立った石田町の町長は、厚生省の九州医務局から、平成十二年までに国立病...全文を見る
○緒方靖夫君 ですから、これが話し合いではないと私は述べているわけですよ。こういう実態がある。  私は、その点で非常に重要なのは、再編成計画について八七年九月三日に当時の斎藤十朗厚生大臣が述べている答弁があります。再編成についてこう言っているんです。   見切り発車をしてやっ...全文を見る
○緒方靖夫君 やっぱり実態から出発していただきたい、このことを重ねて要請したいと思うんです。  それで、私は最後に総理にお伺いしたいんですが、やはり国立病院の重み、このことが行革会議の経過からもあらわれていると思います。国立て維持するという意見と、独立行政法人化するという意見が...全文を見る
○緒方靖夫君 時間ですから終わります。(拍手)
○緒方靖夫君 今回の法案による中央省庁の再編によって、建設省、国土庁、運輸省、北海道開発庁が統合されて国土交通省がつくられることになります。こうしたもとで日本の国土づくりはどういうことになるのか、これが大きな問題だと思うんですね。  二十一世紀に向けてこの国の形がどうなるか、こ...全文を見る
○緒方靖夫君 総理、お答えがなかったと思うんですが、私は財政破綻ということが起こらないかということをお尋ねしました。  財政的な見通しがない、このことは試算もしていないということですからそういうことだと思いますけれども、そうすると、総理がたびたび言われてきた例えばこの間の赤字国...全文を見る
○緒方靖夫君 それも言われました、アセスもあります。都道府県総合開発計画、地方総合開発計画の基本とするということが実際に法律に明記されているわけです。ですから、こういう中で事業化が進むわけですよ。五全総に書かれた、だからこれを進めよう。これは実際そういう形で進んでいるわけですね。...全文を見る
○緒方靖夫君 わかりました、総理の答え。
○緒方靖夫君 本音は、財政再建に取り組んでいるときに巨大な額を示しにくい、そのことに実際の理由があると私は思うんですね。実際に財政当局はそう述べているという話も聞きました。  その点で、やはりこういう大きな開発を進めるために今回、国土交通省という省庁が設置されるのかな、私はそう...全文を見る
○緒方靖夫君 朝日新聞です。
○緒方靖夫君 全然答えになっていませんね。私が尋ねたのは、そういう懸念がないか、起こらないかと尋ねたんだけれども、全くその答弁はありませんでした。  いずれにしても、先ほどから話を伺っておりますと地方支分部局への委譲ということが言われております。これは結局この場合でいうと地方建...全文を見る
○緒方靖夫君 今言われた問題で、北海道開発局が、庁もそうですけれども、どういう分析をしているか。これは行革会議のヒアリングがあるんですね。現行の体制で抱える課題、みずから述べていることが三つあります。その中の一つに、例えば国主導の開発による北海道は官依存型の体質となった、地域の自...全文を見る
09月17日第143回国会 参議院 国土・環境委員会 第3号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  日本共産党は、地球温暖化対策の推進に関する法律案については賛成いたしますけれども、ただ推進を保障していく上ではやはり非常に多くの問題点、改善点がある、そういうふうに考えております。ですから、私たちとしては、独自に修正案あるいはまたほか...全文を見る
○緒方靖夫君 私は幾つかの国際会議に出て、そこで日本政府の代表が、日本は経済成長をやり遂げてきた、それと同時にやはり公害克服をしてきたという発言をしていたのを何度か聞いたことがあるんです。やはりそういうスタンスで発言していて、聞いていると、結局、公害克服あるいは公害対策先進国とい...全文を見る
○緒方靖夫君 このフロンガス対策を国際的に見たときに、一つはアメリカのローランド博士がフロンガスの問題を警告した、これが一九七四年です。そして七八年には、アメリカでスプレーなどの商品へのフロン使用、これを規制する、これをやった。そしてさらに、その後スウェーデン、カナダ、ノルウェー...全文を見る
○緒方靖夫君 いい答弁をいただいたと思います。  京都会議のときに開会の宣言の中で、橋本総理がこう言われているんです。   二酸化炭素の削減のために厳格なルールを定  めることは、経済に悪影響を及ぼすと考えられ  る方がいらっしゃるかもしれません。しかしな  がら、私は...全文を見る
○緒方靖夫君 大体八割、二割ということですね。そういうことだと思うんです。  そうすると、CO2を一番排出している産業部門、産業や運輸とかそういうのがあると思いますけれども、そこが一番多いわけで、そうすると今度の法案、それから六%達成、これを実効あらしめるためにはそこをどうする...全文を見る
○緒方靖夫君 生ぬるいのじゃないかという、そういう議論もあるということをお認めになっていますけれども、私は特に中間答申の素案、これも読ませていただきました。この素案の中には非常に大事なことが書かれておりまして、「目標の達成には、実質的なコストのかからない範囲を超えた厳しい対策を実...全文を見る
○緒方靖夫君 環境庁が三月に作成したこの法案の原案、それには事業者への排出抑制計画の作成、公表の義務づけ、それから都道府県知事等の指導や助言、勧告の内容が盛り込まれていた、そういうふうに聞いています。それは間違いないと思うんですが、それが何で落ちちゃったんですか。
○緒方靖夫君 納得できませんけれどもね。しかし、そういう経過があったということは頭からは否定されなかった。  ですから、先ほど大臣が非常にいい答弁をされた。経済成長に走る省庁に対して環境庁も存在感を示していくという、やっぱりここが、こういうところが環境庁として頑張りどころだと私...全文を見る
○緒方靖夫君 余り意味が鮮明でない答弁だと思いますけれども、私は産業界に対してどういう態度をとるかということについてはごみ問題も似ていると思うんです。  私、ちょうど議事録を持ってまいりましたが、五月十二日に当委員会で質問したときに、廃棄物問題で、結局一般廃棄物については環境庁...全文を見る
○緒方靖夫君 最も答えづらい問題だと思いますが、やっぱりこれをやめていくという方向が必要だと思います。  それで、次に地球温暖化防止行動計画、これは九〇年につくられて、それから直近のものもつくられておりますけれども、その中身についてこれでいいのかと思うことがあるわけです。それを...全文を見る
○緒方靖夫君 簡潔に。
○緒方靖夫君 ですから、常識的に言ったって、道路をつくり、そして車をふやせばCO2の排出はふえる、これは常識です。だから、道路建設で環境に特に配慮した、この部分については温暖化対策の効果になる、そういう理屈はわかります。だけれども、道路予算全部を合わせて、高規格幹線道路から何から...全文を見る
○緒方靖夫君 全然理解できないんですね。やはり自動車と地球環境あるいは地球環境負荷、これは今大きなテーマです。  今、私の手元に森口祐一さん、近藤美則さん、この両氏は環境研究所の方ですが立派な論文を書いております。「自動車の地球環境負荷を考える」、これを読むと非常に説得力がある...全文を見る
○緒方靖夫君 しかし、こうやって地球温暖化防止のためにこれだけの予算を計上して、十一兆何がしやって、八兆は道路対策でやっておりますというとそういうことになるわけです。ですから、これはおかしいので、やっぱり検討していただきたい、このことを要求します。  それから最後に、もう時間が...全文を見る
○緒方靖夫君 公害指定の解除の問題を最後に。それで終わります。
○緒方靖夫君 終わります。
09月25日第143回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第2号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  私は、この三年間、当委員会にずっと参加して、審議それから現地視察等と参加してまいりました。そういうことをやりながら改めて今思うことは、やはり根本的にこの問題については考える必要があるんじゃないかという点なんです。日本共産党は、初めから...全文を見る
○緒方靖夫君 はい。  そういうことになるわけですね。  そうすると、大使館街の等々と言っているこのうたい文句というのは実際どうなっているのか、それからこういう大使館等々との折衝などをやられているのかどうか、その二点を伺いたいと思います。以上です。
09月29日第143回国会 参議院 国土・環境委員会 第6号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  神奈川県にある米海軍厚木基地に隣接したところに廃棄物の処分場があります。そこでの環境汚染の問題、これが日米両国間で非常に大きな問題になってきております。米軍基地の問題では、基地が垂れ流す公害の問題、それを私などはいつも厳しく取り上げて...全文を見る
○緒方靖夫君 閣議了解には、排出ガスの量の増大を抑制する民事契約等の措置とあります。そのための予定されている措置の内容と、それからその経費は国庫負担になるのかどうか、それをお伺いします。端的に答えてください。
○緒方靖夫君 先ほど外務省の方から、モニタリングとか炉の改善とかそういうことが米軍からの要求だという話がありましたけれども、また防衛庁からもありましたけれども、そういうことなんですね、米軍の要求というのは。確認いたします。
○緒方靖夫君 私は、実はこの問題は非常に重大な問題なんで、説明は何度も聞いたんだけれども、役所からは。米海軍の当局と会って直接話を伺ったんです。外務省、日本政府にあてて、昨年の八月とことしの八月に米海軍から要求書というのが寄せられていると思う。翻訳はどういうふうに言うかは別として...全文を見る
○緒方靖夫君 私がこれから言う二つの文書、それはぜひ、実物はともかくとして、内容は後で確認していただきたい。私はそれを読ませてもらったんです。きょうは、そこでメモして訳して持ってきました。アメリカの要求というのは三点なんですね、はっきり言って。  第一、業者の許可を取り消し、こ...全文を見る
○緒方靖夫君 この問題は非常に重要なんで、根本問題なんです。日米間の交渉の中で、ここで述べられていることと米当局者が述べていることはまるっきり違う。アメリカが要求しないことをここで説明している。私は非常に重要だと思うので、委員長、これはやはり文書提出はともかくとして、私もその文書...全文を見る
○緒方靖夫君 こういう問題が起こる背景というのは非常に深刻だと思います。私はやはりこの問題で非常に重大なのは、この施設が排出しているダイオキシンを初め有害物質がどのぐらい被害をもたらしているのかという点で、アメリカの評価というのは施設の操業による高度の危険性と違法操業、そう主張し...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう一日三十トンという量ですね、それについては調査されているんですか、厚生省として。
○緒方靖夫君 これがきちんと調べられていないところに問題があると思うんです。  この企業というのは、先ほど言った神環保というわけですね。神奈川県から三十トン、これは産廃です。それから特別管理産業廃棄物許可、これは二十トン、それからさらに綾瀬市から一般のごみ焼却の免許をもらってい...全文を見る
○緒方靖夫君 厚生大臣にお伺いしたいんですけれども、こういう日米間で重大な問題になっている、そして日本政府とアメリカ政府で評価がまるっきり違う、こういうときに、やはり事実は一つだと思うんですね。産廃業者がどういう形でどれだけのものを搬入しているのか、これを正確につかむということが...全文を見る
○緒方靖夫君 調査を検討していただけませんか。
○緒方靖夫君 大変情けない答弁だと私は思いますよ、はっきり言って。  それで、先ほど局長が言われたけれども、この神環保については野焼き等々でそういう逮捕歴がないと言われたんですね、耳を疑ったんだけれども。ないんですね。  それで、私はこの件について調べました。神環保の会長村田...全文を見る
○緒方靖夫君 不思議なことにかばおうとするんですね、政府はこの企業を。私はそれが理解できない。  現在、この会社のトラブルや問題はありませんか。
○緒方靖夫君 それもすごい認識不足なんです。各市で問題になっているんです。神奈川県の綾瀬市では、一般廃棄物の焼却灰をコンクリート固化し路盤材の再生砕石に加工するというリサイクル契約を守っていない、これが大問題になって市議会で市長が、適正執行を指導する、そういう約束をしているんです...全文を見る
○緒方靖夫君 この問題を扱う四省庁の中の重要な位置に厚生大臣と環境庁長官はおられるんです。やっぱりイニシアチブをとっていただきたい、そう思います。希望いたします。  最後に、測定の問題です。これが非常に重要なんです。一つのサンプルで何でこんな違いが出るのか、認識の違いが出るのか...全文を見る
○緒方靖夫君 アメリカの調査が私はすごいと思うのは、例えばFTIRという、これは赤外線で照射して煙の中を通して、そして反射板に通してまた返ってインプット、アウトプットで汚染の種類とそれから濃度をはかる、これを二十四時間やっているわけです。ですから、環境庁が四日間やるとか、そういう...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣に対する質問です。
○緒方靖夫君 厚木基地にはアメリカ人のほかに日本人の労働者が八百七十人いるんです。それから、自衛隊は家族を含めて四千三百人あの基地の中に住んでいるわけです。さらに、近隣は工場だけれども、もっと広い範囲で言うと何万あるいは十数万の市民が住んでいる。そこであんなものがどんどん出る。こ...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
10月01日第143回国会 参議院 国土・環境委員会 第7号
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○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、議題となっております地球温暖化推進法案に対し、修正の動議を提出いたします。  お手元に配付されております修正案の内容の説明に入る前に、修正案提出の理由とも関連する政府提出法案の問題点について、簡単に発言いたします。  政府提出法案は、...全文を見る
10月07日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第6号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  まず、金融機関の不良債権の処理の問題についてお伺いしたいと思います。  昨日、公的資金による不良債権の買い取りについて、整理回収機構は売れない可能性を勘案して買うので損は生じない、そういう趣旨の答弁があったと思います。私、実はこれを...全文を見る
○緒方靖夫君 時価ということは回収可能ということだと思うんですけれども、そうすると、今言われたようにデューデリジェンスあるいは不動産の利用価値を勘案するということで考えたときに、RTCがゼロということを勘案して買う、そして損が生じない、そうしたことは果たしてあるのかと私は思うんで...全文を見る
○緒方靖夫君 多くの金融機関が物件を持ち込む、八四%という話がありましたけれども、それは住都公団の土地買い取り価格の基準が収益還元的な価値、これを基礎にしているからなんです。これは当たり前の話です。したがって、整理回収機構が、答弁のとおり持ち込んだ物件を安い金額とかあるいはただ同...全文を見る
○緒方靖夫君 実際上、少し訂正されたようですけれども、しかし私は、今どういう形で回収するかと幾つかの例を挙げられましたけれども、いろんなケースがあると思うんです。  その中で、私は思うんですけれども、例えば、今言われたように、自己資本比率が下がってきたときにどうするか。そうする...全文を見る
○緒方靖夫君 不良債権を処理する際に、その額が非常に大きくなる可能性もあるということを今認められた。そうすると、きのう言われたケース、長銀の場合とそれからまた健全銀行の場合、両方あったと思うけれども、あなたはただ同然であるいは非常に安く買い取ることができる、そういうことを言われた...全文を見る
○緒方靖夫君 話がまたもとに戻るんですけれども、そういったことが実際には起こり得ないというのが今の現実であるわけです。ですから、私はそのことをきちっと述べておきたいと思うんです。  それで、私はここで筆坂議員に伺いたいと思いますけれども、日本共産党が不良債権問題についてどう考え...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、この問題に関連して、次に長銀問題について伺いたいと思うんです。  修正案は長銀処理を念頭に置いたものだということになりますけれども、ここに私は長銀のことし三月期の融資状況を示した内部資料を持ってまいりました。これを見ると、上位五十社グループへの融資総額は七兆...全文を見る
○緒方靖夫君 しかし、こういう実態、これが明らかになるのが非常に大事。その点で情報開示等々を強く要求されているということはよく知っております。  しかし私は、この法案には、検査結果が明らかになり、そして情報開示がされてからこの長銀処理に入る仕組み、それはないと思うんです。ありま...全文を見る
○緒方靖夫君 しかし、この法案の条項を見ても、結局長銀が今のあいまいなままで申し込みをする、そしてそれが受理されるという可能性を否定する担保はないわけです。ですから私は、その点をそういう条項のままでこの法律を通す、そのことがやはり非常に大きな問題だということを指摘しておきたいと思...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう中身を私たちは今やれ、今やるべきだということを強く要求しているところなんです、もちろん今の全体の体制がありますけれども。  長銀のことについて言いますと、長銀の融資先上位の五十社の中には、長銀の関係会社のほかにも大量の不良債権を抱える企業が名を連ねているわ...全文を見る
○緒方靖夫君 いずれにしても、この処理に莫大な相当額の税金が投入されるということは非常にはっきりしているわけですね。私はやっぱりそれが非常に大きな問題だということを指摘しておきたいと思うんです。  この問題について、エルカクエイについてなんですけれども、新事業を手がけるたびに次...全文を見る
○緒方靖夫君 今の私が述べた点についても把握されているわけですか。
○緒方靖夫君 いつもそう答えるわけです。私は、これは商法の特別背任罪に当たる、そういうふうに思います。ですから、その点でやはり監督庁としてもしっかり調査していただきたい。相手は東証一部上場企業なんです。そのことを述べておきたいと思います。  次に、自民党の早期健全化スキームにつ...全文を見る
○緒方靖夫君 破綻した金融機関の受け皿になる金融機関への優先株の引き受け、これは可能にするということですね、この案によって。さらに、経営の悪化した著しい過少銀行あるいは自己資本比率が八%以下、これでも普通株を引き受ける。公的資金の導入がこういう面でもできる仕組みをつくることになる...全文を見る
○緒方靖夫君 それは当たり前じゃないですか、そんなことは。その辺ははっきりしていないんですか。(「まじめに答えろ」と呼ぶ者あり)
○緒方靖夫君 法案として提出されて、どこに適用されるのかということがはっきりしない。これは自民党の提案ですから、あなた自身どういうことになるかということについてやっぱり答える必要があると思うんですけれども、今の答えだけで終わりですか。要するに、どこに適用するかということについて全...全文を見る
○緒方靖夫君 信用収縮の対応なんということを今言われましたけれども、十三兆円を使って、この三月に一・八兆円注入した結果がどういうことだったかということはもう非常にはっきりしているわけで、またここで貸し渋り等々の問題を出すというのはおこがましいと私は思います。  今説明されたこと...全文を見る
○緒方靖夫君 いろいろ言われたけれども、十三兆円のあのスキームの復活だけではなくて、さらにその枠を広げたものだということは皆指摘しているわけですよ、マスコミでも。一々挙げませんけれども。  それで、私はお尋ねしたいんだけれども、この規模、どのぐらいの額を予定しているのか、お尋ね...全文を見る
○緒方靖夫君 大蔵大臣にお尋ねします。  大蔵大臣は、今のと数え方が少し違うのかもしれないのだけれども、昨日、閣議の後に、十三兆円を下らないということを言われていると報道されております。あるいはまた、アメリカでもそういう話をしたということが報じられておりますけれども、大蔵大臣と...全文を見る
○緒方靖夫君 はっきりした形で幾らということが言いにくいのかもしれませんけれども。  私は、もう時間も参りましたので、改めて、十三兆円のこのスキーム、これが廃止される。しかし、自民党が進めようとしているこの新しいスキーム、今修正案が示されておりますけれども、これは結局、これまで...全文を見る
10月08日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第7号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  岸参考人にお伺いいたします。  先ほど、審議中の金融関連法案について大変ありがたいことと、そしてまた使いやすくしてほしい、一刻も早く成立をということを言われました。  具体的にお尋ねしたいんですけれども、昨日自民党が提出いたしまし...全文を見る
○緒方靖夫君 この法律の適用について、全銀協加盟のすべての銀行に適用されるということで理解されているわけですね。
○緒方靖夫君 額についてですけれども、当面十兆円になっておりますけれども、この額についてどういう希望を持たれますか。
○緒方靖夫君 どうなるかわかりませんが、成立したと仮定して、個別の話になりますけれども、東京三菱銀行は申請されますか。
○緒方靖夫君 今の話は、優良銀行にも公的資金をという話になってくると思うんですけれども、その点で岸会長自身が初めからそういう立場だったのかなということを思うわけです。  例えば、私は手元に、昨年十二月二十日付の毎日新聞ですけれども、その中で「東京三菱銀行次期頭取に聞く」という中...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、ちょっと長銀問題に関連してお聞きしたいんですけれども、長銀系ノンバンクの日本リースが会社更生法の適用を申請しました。会社更生法が適用されれば、取引のある金融機関は融資高に応じて損失負担をすることになるわけですけれども、全銀協としてはこれにどう対処されるんですか...全文を見る
○緒方靖夫君 しかし、債務引き当て等4は当然やられていくということになると思うんですね。
○緒方靖夫君 当然そうなっていくと思うんです。そうすると、日本リースのことし四月末と五月末の借入金残高をまとめた資料があるんです。  委員長、申しわけありませんが、ちょっと手元に資料があるんですが、参考人に渡してよろしいでしょうか。
○緒方靖夫君 借入金の、金融機関ごとに月末残高が細かく書かれております。これを見ると、日本リースは各金融機関から総額一兆八千九百億円もの融資を受けていることがわかるわけです。このうち、全銀協傘下の都銀、地銀、信託銀などの金融機関からは全体の八四%、一兆五千八百億円もの融資を受けて...全文を見る
○緒方靖夫君 相当な影響があるということですけれども、もう一つの資料があるんですが、全銀協傘下の金融機関による長銀系ノンバンクへの融資は日本リースだけではないわけですね。お渡しした四枚の資料について、日本ランディック、エヌイーディー、日本リースオート、ファーストクレジットのそれぞ...全文を見る
○緒方靖夫君 私はこの機会に、多くは法人や企業が問題になるわけですけれども、個人への不良債権の問題、債権問題についてお伺いしたいと思うんです。  実は、この問題というのは非常に大きな社会問題になっておりまして、銀行が押しつけ的な融資を行う、その結果さまざまな形で被害者を、個人資...全文を見る
○緒方靖夫君 大型フリーローンによる融資で変額保険に加入した案件についてなんですけれども、変額保険はいつから売り出された商品でいつまでやられていたのか、それからまた件数と融資額、残高、それについていかがですか。
○緒方靖夫君 こういう中で、金利分枠をつくって前貸ししている額、それがどのぐらいあるのか、それもあわせて私はお伺いしたいんですけれども、それについては恐らく時間がかかってあれなので、こういう数字について後で聞かせていただきたいと思います。  私がこの問題を問題にするのは、実はき...全文を見る
○緒方靖夫君 今言われたことは正確ではありませんけれども、これで終わります。  ありがとうございました。
10月09日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第8号
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○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、金融再生法など八法案に対する反対討論を行います。  今、不況に苦しむ国民や中小業者は救わず、なぜ銀行には税金投入なのかという国民の怒りの声が広がっています。本法案は衆議院での自民、民主、平和・改革の三党修正により事実上全く新しい法案とな...全文を見る
10月16日第143回国会 参議院 本会議 第19号
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○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、金融機能の早期健全化のための緊急措置に関する法律案に反対する討論を行います。  反対する理由の第一は、資本を注入する金融機関の対象と規模を無制限に拡大する仕組みがつくられるからであります。  本法案は、税金を使っての資本注入が健全行に...全文を見る
12月17日第144回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  防衛庁の調達実施本部を舞台とする背任事件は、最終報告を出したら今度はまた別の事件が出る、そういう形で底なしになっていると思います。  先ほど大臣も触れられましたけれども、防衛庁では、一九九六年から五年間をめどに、一般確定契約を主体と...全文を見る
○緒方靖夫君 今何を調べているかということについて少し専門的に言われたんですけれども、非常に簡単に言うと、工数を中心とした材料費などの調査なわけですね。そうですよね。――今うなずかれた。  それで、発見した数はたった一件ということなんだけれども、私ははっきり言ってこういう調査で...全文を見る
○緒方靖夫君 局長は今ネゴをすると言われたでしょう、非常に重大な言葉ですよ。ネゴをして決める、基準がないんですよ。ネゴですべて決まる。  だから、どういうことが起こるかというと、私は業者から証言を得た。こう言っているんですよ。ネゴですべての数値、比率が決する、防衛庁の担当者と企...全文を見る
○緒方靖夫君 理解しない。  だっておかしいじゃないですか。企業が初めから自分たちがもうけようと思って思い切り水増しした数値を出してきて、それをネゴで防衛庁が若干削る、これが今の査定の仕組みですよ。ですから、そこにすべての大きな問題がある。このことにメスを入れない限りだめだとい...全文を見る
○緒方靖夫君 驚くべき数ですね。つまり、一日八時間労働で年間に七万五千人の方が仕事をした、そういうことになる。  今、技本だけ言われたけれども、これに各幕が含まれるわけですよ、これを抜かしたけれどもね。だからもっとすごい数になる。  そこで、私は伺いたい。それを行っている機関...全文を見る
○緒方靖夫君 いつからですか。
○緒方靖夫君 中でも、この中で一番多いのは先ほど言われたように技本なんですよ。  済みません、資料をお配りしていただけますでしょうか。(資料配付)  これは防衛庁の提出資料をもとにして一九九七年度の技術研究本部における受け入れの企業上位二十社をまとめたものです。  これを見...全文を見る
○緒方靖夫君 これまで防衛庁は民間企業からの派遣職員、いわゆる天上がり職員とか等々について、私の質問に対してすべて該当なしと文書で回答してきたんです。ところが、実際にはこれだけの大量の派遣職員の実態がある。このことがはっきりしたわけです。  労務借り上げ、業界ではこれをテクレッ...全文を見る
○緒方靖夫君 今大臣は大事なことを言われました。真剣に検討されると。私、ぜひそれが必要だと思うんです、はっきり言って。ここの問題では、時間も限られていますけれども、非常に底なしの疑惑があるんですよ。やっぱりこれをこれから究明する必要がある、私ははっきりそう思うんです。  例えば...全文を見る
○緒方靖夫君 もつと簡単に言えば、要するに経費率と工数を乗じて算出しているわけですよね。  そうすると、この経費率の水増しの問題、それは先ほど調本の問題で出ました。ここに一番大きなルーツがあるわけです。しかも、その調本の経費率と技本、各幕の経費率というのは同じなんですよ。当たり...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、実は防衛庁が三年間労務借り上げをやった、十六ページにわたるこういう資料をいただきました。これもつぶさに検討いたしました。そうすると、この中には水増しでまさに摘発された企業、日本工機とか東洋通信機とか、そういう七社もちゃんと含まれているわけです。とすると、調本で...全文を見る
○緒方靖夫君 ちょっと正確を期したいんですけれども、七社についてそう言われたわけですよね。  大臣、済みません。もう時間がありませんので、やはり今問題になっているこの事案に関連したところです。問題は深いと思いますけれども、手始めにということがあります。  そうすると、どこから...全文を見る
○緒方靖夫君 これは別の事案ですから。  しかし、大臣が今言われた、検察の迷惑にならないようにして調査をされると。調査されるということは非常に大事なことで、やはりぜひこの問題についてメスを入れていただきたい。私はこうした問題を抜きにしてこの問題は終わらないと思います。ですから私...全文を見る