緒方靖夫

おがたやすお



当選回数回

緒方靖夫の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月09日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第2号
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○緒方靖夫君 建設業退職金共済制度について質問いたします。  この建退共制度は、建設現場を移り変わる労働者のために三十五年前に発足した国の制度です。元請が労働者の実働日数に応じて証紙を共済手帳に張ることで退職金を計算し、業界を引退するときに証紙枚数掛金に応じた退職金が支給される...全文を見る
○緒方靖夫君 この制度を進める上で労働者への共済手帳の交付が不可欠なわけですけれども、手帳には一冊で二百五十日分の証紙しか張れない、その更新も確実に実施される、これが大事だと思うんですけれども、過去三年間で共済手帳の更新状況がどうなっているか、お聞きいたします。
○緒方靖夫君 二百万人の加入労働者がありながら、年間七十万余りのそういう利用状況だ。これは結局は現場で使われていない、多くの現場労働者が制度を十分に受けていないということを示していると思うんですね。私は、制度をきちんとやる、その点でやはり元請のゼネコンや国、自治体の発注機関の責任...全文を見る
○緒方靖夫君 今、局長が言われたパーセントというのは、四八%で高いように見えるけれども、それは加入労働者に対する中であって、加入していない労働者がたくさんいる、それが現実なんです。建設労働者は一体何人いるか、数えてみればわかる。それで、二百万がどういう割合かということもはっきりす...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、一言。  今、局長は否定する気はないと言われたけれども、大臣、この大事な問題をやっぱり検討していただきたい、そのことをお願いしたいと思います。
○緒方靖夫君 重要なのは、公共工事に積算されている証紙の購入費、これは国民の税金だということなんです。先ほどの共済機構の実態調査でも五割の下請が請求しなかった証紙購入費の行方、これは当然追跡調査をされていると思うんですけれども、これはどうなっていますか。
○緒方靖夫君 こういう税金の行方、これがわからなくなっている。やっぱりそういうことについてきちっと追及する、これは当然だと思うんです。ですから、これは要求しておきます。よろしいですね。
○緒方靖夫君 そんなことはわかっていますよ。  しっかりと調査していただきたい。このことを要求しておきます。うなずかれた。  それで、この問題点は全国共通していると私は思うんだけれども、具体的な事例を挙げたいと思います。  私は、昨年四月に建設首都圏共闘会議の皆さんと一緒に...全文を見る
○緒方靖夫君 発注者として調査をされるということを言われました。私は、これは本当に大事だと思うんです。  私たち調査に入って、細かいことは言いませんけれども、そこにそれぞれの工区ごとに、延べにして七千五百人、それから五千人、四百人、そういう労働者がいる、そのことはわかりました。...全文を見る
○緒方靖夫君 官房長は不十分な状況があると認められたけれども、本当にそうなんです。本当に不十分なんです。ひどい状況です。  それで、今言われたように、そういう免除の措置はやっていないと言われるかもしれないけれども、理由書を受け取る、それが免除になるんです。それが実態なんです。で...全文を見る
○緒方靖夫君 要するに購入費を減額する措置をやっていない、またそれは難しいということですね。これはやはり私はおかしいと思います。  それで、私たちもこういう問題、生活関連公共事業推進連絡会議の皆さんと一緒になって全国調査をいたしました。ひどいです。全国にこういう例がたくさんある...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
03月11日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第3号
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○緒方靖夫君 私は騒音環境の問題について質問いたします。  幹線道路開発優先のもとで、とりわけ都市の沿道の住民の方々が受ける騒音の被害、これは非常に甚大なものになっていると思います。一刻の猶予も許されない、そういう対策が求められていると思いますけれども、まず大臣に、この数年間、...全文を見る
○緒方靖夫君 すべての時間帯で達成されないというその箇所はやっぱり五五%ぐらいになっている、ひどい状況だと思うんです。  ところが、環境庁は昨年九月に騒音基準を告示によって改定して、この四月一日から実施に入るとしているわけです。その問題点は多岐にわたるわけですけれども、幹線道路...全文を見る
○緒方靖夫君 簡潔にお願いします。
○緒方靖夫君 全然答弁になっていないと思うんです。非常に抽象的な話ですよ。  それで、今審議会のことを言われましたけれども、私も審議会の議事録を全部読みました。これを読んでも、最高裁の判決を薄めるような方針をとることはできない、そういう委員と、判決に縛られる必要はない、道路事業...全文を見る
○緒方靖夫君 そんなこと聞いていませんよ。
○緒方靖夫君 会話ができるか睡眠ができるか、最低限のことですよ。しかも屋内でその基準で考えている、これは本当にひどい話だと思いますよ。  私は、具体的に話した方が非常に早いと思うんですけれども、名古屋市の環境保全局が市内の幹線二号線沿線二カ所で、現行の騒音評価法とそれから今度新...全文を見る
○緒方靖夫君 それはわかっています。調査したかどうかを聞きたいんです。
○緒方靖夫君 具体的に全国の何カ所かで調査しているんですか。それを聞いているんです。
○緒方靖夫君 わかりました。調査していない。これは重大です。たまたまこういう形で二つの測定方法ができる器械を持っているところは、こういう調査をしてこういう結果になっているわけでしょう。全然調査していないんですか、環境庁は。それでなぜ告示が生活環境を保全する適切な措置だと言えるんで...全文を見る
○緒方靖夫君 委員長、いいです。  重大ですよ。大臣、告示で新しい方針を出していく、やっぱりこういう問題があるわけだから。そこで、いいですよ、百カ所でも二百カ所でも、五千カ所は必要ないけれども、実際に全国で調査する。そのことをやらないで何で自信を持って生活環境の適正な保全という...全文を見る
○緒方靖夫君 やはり環境庁全体も、それから大臣もこの措置については自信がないということのあらわれなんです。そういうもとでこれを四月一日から施行するというのはやっぱり非常に大きな問題だと、このことをはっきりと指摘しておきたいと思います。  改定では確かに厳しくなる箇所もあるんです...全文を見る
○緒方靖夫君 市町村道というのは細かいところにまであるわけです。四車線というのも東京でいえばかなりのところにあります。ですから、それが隅々まで入ってしまう、七十デシベルがです。これはやっぱり非常に重大だと思います。  それから二番目に、先ほど局長も言われたけれども、屋内基準とい...全文を見る
○緒方靖夫君 私はここにあなた方がつくったマニュアルを持っているんです、最近出たものだけれども。建物の基準について、構造基準については現在検討中と書かれているんですよ。ないでしょう、ありますか、基準。あるかないか答えてください。
○緒方靖夫君 ないわけですね。ですから、これもむちゃな話なんですよ。そういう基準もつくらずに実施しようというわけでしょう、四月一日から。本当におかしな話だと思います。  しかも、もう一つ私は言いたいんだけれども、例えば測定の器械、これはやはりLeqをはかるという新しい方式の器械...全文を見る
○緒方靖夫君 要するに何台持っているか把握していないんでしょう。把握していますか。
○緒方靖夫君 すべての。
○緒方靖夫君 持っていないんですよ、すべての都道府県は。東京でもわずか、ほかの大きな道府県でもわずか。やはり実態をつかんでいないでしょう、それは。ですから、私は、やっぱりこういう状態、これで四月一日から告示を実行、履行、本当に条件が何もそろっていない、その上でやるということは大問...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
03月12日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第4号
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○緒方靖夫君 私は、神奈川県にあります米海軍厚木基地に隣設して、焼却施設でダイオキシンを排出あるいは煙害を排出している産廃業者、神環保について質問したいと思います。  昨年九月二十九日の本委員会で、被害は基地内に限らず、周辺の工業団地とかあるいは周辺の住民数十万、百万単位にそう...全文を見る
○緒方靖夫君 結局、調査はやられていないわけですね、環境庁として。私は、やはり九月からこれまでには随分期間があったし、いろんな問題があったのに、怠慢だということを申し上げておきたいと思います。  その質問の際に、私は、神環保という業者は社会的なトラブルを各地で起こす問題ある悪徳...全文を見る
○緒方靖夫君 こういう状況ですから、今改めてこういう業者にごみ処理を委託してきた自治体の責任、とりわけ国の責任、そして県の責任、これが厳しく問われていると思うんです。  そこで、防衛施設庁長官に伺いたいんですけれども、防衛施設庁では神環保の施設改修費として予算を計上しているわけ...全文を見る
○緒方靖夫君 端的に答えてください。
○緒方靖夫君 見舞金というのはだれに対する見舞金ですか。
○緒方靖夫君 こういう脱税会社に対して十二億に上る国費を与える。これはやっぱりとんでもないと思うんですね。悪徳業者に対する思いやり予算ではないか、私ははっきりそう思います。  神環保との仮契約、本契約の年月日はいつですか。
○緒方靖夫君 私が神環保について質問して、こういう業者と警告したのは九月です。そして内々の契約、これが行われた。これが今言われたように十一月三十日、第三次補正予算から出されているわけです。この予算が成立したのはいつですか。これは十二月十一日なんです。予算成立前にそういう措置をとっ...全文を見る
○緒方靖夫君 長官、調査したのかしないのかと尋ねているんです。端的に答えてください。したのかしないのか。
○緒方靖夫君 四省庁でやって主管の防衛施設庁が調査していない、これは重大じゃありませんか。  それで、RDFの価格約十二億円と言われたけれども、価格もチェックしましたか。RDFというのは大体幾らかかるんですか。
○緒方靖夫君 はっきり言って、みずから責任を持った適正かどうかのチェックはしていないということですね。コンサルには頼んだ、そして神環保から言われた価格はこうだということでチェックしたということでしょう。要するに言い値ですね、神環保の。  それで、私は幾つかの大手メーカーで調べた...全文を見る
○緒方靖夫君 長官、これは重大問題ですよ。常識で一億もしない、どんな場合でも。それが十二億計上されている。これ自身大変な問題です。しかもこれを、今は支払われていないけれども、これから支払おうとしている。長官、はっきり述べてください。これは支払うんですか、こんな状況で。
○緒方靖夫君 全くおかしいですよ。こんなことが国会で問題になって、それで支払うつもりだと。  私は、では別の角度から聞きたい。  神環保がやはり非常に重大な悪徳業者ということが明らかになってきました。そういう中で、産廃業者が焼却灰などを不法投棄したときにどうなるか。これは聞か...全文を見る
○緒方靖夫君 場所がどこかということが問題なんだけれども、私は調査がなっていないと思うんです。調査された場所は何カ所ですか、そしてその場所はどこですか。
○緒方靖夫君 私はその場所について、調査した場所を知っていますが、問題の現場は二カ所あるんです。しかも、七万三千坪の広さがある。しかも、あなた方が調べたと言っている場所はそこの場所を見事に外しているんです、肝心のところを。ここに地図がありますけれども、この箇所です。ここに捨てたと...全文を見る
○緒方靖夫君 局長、これは厚生省の存在意義が問われていますよ。日米両国間で問題になって、そしてこれは本当は方向外れだけれども国費を出すという、そういう問題になっている。そのときに、その業者が不法投棄をしている。その疑いがある。私はその証拠を得た。そして場所も知っている。そしてここ...全文を見る
○緒方靖夫君 局長、これは特殊なケースなんです。法律にはそう書いてあるのは知っている。しかし、厚生省が責任を持ってイニシアチブをとって各関係機関を動かして調査をする、それができないんですか。約束してくださいよ、調査をすると。
○緒方靖夫君 局長が自信を持ってここは問題ないと言えない状況でしょう、今。私たちの力でもできるんですよ、調査は。裁判を起こして裁判所に証拠保全、そういう形でやれば、そこを発掘してそして調査ができる。そのときに厚生省、面目ないでしょう、そうなったら。  だから、あなた方の責任で、...全文を見る
○緒方靖夫君 全く情けない答弁だと思います。これは、十二億にしても、まさに不法投棄している業者に対して丸投げでしょう。十二億、国民の税金です。そしてまた一方で厚生省がこういう態度。私は、やっぱり非常に重大な問題だと思います。  そこで、委員長、私はここでお願いしたいんですけれど...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
03月15日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第5号
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○緒方靖夫君 町づくりについて質問させていただきます。  関谷建設大臣には、個別の町づくりの問題について、わざわざ住民代表と会う時間をつくっていただき、またその要望に耳を傾けていただいたという、そういうことがありました。大変感謝している次第ですけれども、そんな経過もありますので...全文を見る
○緒方靖夫君 地元の方々の意思の集約、この点はやはり非常に大事だと思います。  昨年、当委員会で建築基準法の改正の審議の際にも述べたことなんですけれども、最低の法定基準を示す建築基準法が、例えば高層建物を規制するというそれぞれの自治体の町づくり条例、それとぶつかって紛争を起こす...全文を見る
○緒方靖夫君 建築基準法に基づくと、結局条例で定めているそういう規制を大幅に外れてしまうという、そこに苦悩があるわけです。  それで、私は、今大問題になっている例を挙げたいんですけれども、東京荒川区の古い町並みが残る明治通り沿いに、そこは木造二階建ての建物がずらりと建ち並ぶ下町...全文を見る
○緒方靖夫君 この件はマスコミでも大きく取り上げられている件なんですけれども、実は荒川区では地域住民こぞって、また区議会でも、そこで会派を組んでいる自民、公明、自由、共産、一致してこの問題についてはよしとしない、そういう対応をしているわけです。  ここには詳しい資料がありますけ...全文を見る
○緒方靖夫君 法律の前にそういう条例は歯が立たないという問題提起なわけです。  それで、そんな下町のいい雰囲気の町並みにいわばペンシルビルが建つ。それは、実は昨年六月の建築基準法の改正で、建築物のセットバックによる前面道路幅認定の緩和とか、あるいは廊下とか階段などの共用部分の容...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、率直に言って、この問題は複雑な面がいろいろあります。例えば、施工はダイア建設、この会社が反対する住民に、会う人片っ端から幾ら欲しいのかと、そう言ってすべて金で片づける、そういう対応をとったことがまた事態を非常に複雑にしているという面もあります。住民を怒らせまし...全文を見る
○緒方靖夫君 どこにもかしこにも行ってほしいということじゃなくて、この委員会でこういう問題提起をさせていただいて、そしてこういう問題があるということを提起した関連でどうかということを述べているわけで、今の答弁というのは非常に情けない答弁だと私は率直に思います。  しかし、こうし...全文を見る
○緒方靖夫君 自治体が困るようなそういう法律をつくって、そしてそういう問題を知らぬ存ぜぬという態度、私は非常に問題だと思いますし、やはり今の建設大臣の御答弁、私は率直に言って地方自治体や広範な住民を納得させるものではない、そのように思います。  ですから、その点で今後も町づくり...全文を見る
○緒方靖夫君 どういう数字のとり方をするかは別としても、例えば件数で言えば九一年と比べてみても二・六倍とか、あるいは負債総額でも三・六倍、そうなっていると思うんです。それで、特に中小零細業者の倒産、これが圧倒的多数を占めている、資本金五千万以下の企業が八二%を占めている、こういう...全文を見る
○緒方靖夫君 この辺の実態それから数字、これをやはりなるべく把握する努力をぜひ強めていただきたいと思います。これは建設関連の労働組合等々も自分たちのわかる範囲でいろいろ調べておりますし、そういうことをまとめるとかなりの実態が、部分的かもしれませんけれども浮かび上がるのではないかと...全文を見る
○緒方靖夫君 その辺の対策が緒についたというか、実際始まったばかりということだと思います。しかし、本格的にはこれはつくられていない、私はそう思うんです。  その点で私は常々思っていることがあるんですけれども、現実に企業が倒産した場合、その倒産企業に残された資産については結局国と...全文を見る
○緒方靖夫君 下請への影響という点ですけれども、長引く不況のもとでこのしわ寄せが本当に下請に行っている、この現状は非常に今重大なものがあると思うんです。  それで、確かに現状ではなかなか難しい、そういうことはもう何度もこれまで聞いてまいりました。破産法とか会社更生法の関係等々で...全文を見る
○緒方靖夫君 元請倒産時に、特に仕掛かり中の工事があって、発注者から元請への未払い工事代金がある場合、工事を行った分の代金について発注者が直接下請に支払うよう何らかの方途が必要ではないか。  私はそのことを常日ごろから痛感しているわけですけれども、その点についてはどう考えますか...全文を見る
○緒方靖夫君 私は別に事業者の御慈悲に沿ってということではなくて、こういう法律が今ある、しかしその法律に従う限り難しい問題がある、解決がなかなか難しい、そういう問題について苦しんでいる中小業者を救うための何らかの対策、それを大臣を初めとする皆さんのイニシアチブでやる必要があるのじ...全文を見る
○緒方靖夫君 今、局長言われたように、さまざまな形で下請工事の債権の保証体制が外国ではとられている例があるわけです。私もいろいろ勉強してみました。確かに、下請重層という点では日本独特の形があって、下請といっても名前だけがそうで、日本と同じようなものを適用できるわけがないという点も...全文を見る
○緒方靖夫君 これで最後にしたいと思うんですけれども、今局長の方から検討過程である、課題としては重視しているという話がありました。  そこで、大臣、諸外国でも幾つかのところでは公共事業全体をカバーする下請代金支払い保証制度、こういうものがつくられているわけです。日本でもやはりこ...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
03月23日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第7号
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○緒方靖夫君 民間再開発促進関連の四法案には多岐にわたる重大な問題があると思います。景気対策、土地流動化のために打ち出された、そういう経過からも明らかなわけですけれども、防災とか居住環境などのお題目はいろいろ言われるんだけれども、住民の利益、視点が欠落している、これがやはり根本問...全文を見る
○緒方靖夫君 土地取得の開始から五年を経た今日の時点で竣工はわずかの七件、何とか事業化にこぎつけたというのが二十三件ということで、そうすると合わせて三十件でしょう。取得物件全体の三割にも満たないわけです。  取得しているのは事業見込み地との答弁が先ほどありました。なぜ事業化がこ...全文を見る
○緒方靖夫君 今、手続について局長は言われたけれども、土地取得、この手続も適正に行われていないのではないか、私は実はそういうふうにいろいろ調べてみて感じているわけです。事業見込み地と称して実際は事業化できないような土地を購入しているのではないか。  局長答弁にもあったように、こ...全文を見る
○緒方靖夫君 情報公開と言われながら肝心の内容を伴ってない、そう思います。公的資金を活用して公的事業、業務を行うわけです。そうである以上、公正さが求められる。先ほど小川理事からも強く指摘されました。私は、そういうことからいっても、この際、プライバシー、そういうことを言う理屈、これ...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、よく聞いてください、この審議を進めていく上でやっぱりこれは非常に大事なんです。これまでどういう売買が行われて、それがどういうところに投入されたか。その点は、今いろんな社会的な影響について局長は言われたけれども、少なくともこの審議をする我々自身がつかめないんです...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、なぜ立たないんですか。あなた、立ちなさいよ、大臣。
○緒方靖夫君 概算総事業費を見れば想像できると。我々に想像して審議してほしいと大臣は言われるんですか。やはり私は非常にこれはおかしいと思いますよ、率直に言って。直ちに公表すべきだということを要求しておきたいんですけれども、そういう点からいっても土地取得の経緯その他不透明さがかなり...全文を見る
○緒方靖夫君 七件を除く百四件に対する固定費負担の軽減額。
○緒方靖夫君 固定費ですよ、固定費。
○緒方靖夫君 わかりました。  こういう肝心な数字がないというのも困るもので、次回までにきちっと出していただきたい、このことを要求しておきたいと思います。  民都機構の土地取得は、購入した土地を事業化した上で売却する、こういう建前をとっているわけですね。公的資金が投入される根...全文を見る
○緒方靖夫君 詳細は存じていないということを言われて断定できないと思うので、やはりその点、きちっとただしていただきたいと思います。  破綻した第三セクター救済そのものがこのケースだと私は思うんです。しかも、土地購入の金額にも問題がある。「けいはんな」の説明では、同社がこの第二期...全文を見る
○緒方靖夫君 仕組みを述べてもだめなんです。ですから、これはやっぱり契約書をきちっと出していただく、それで二十七億かどうかということをはっきりさせていただきたい、これを要求しておきます。いいですね。  それから、問題はこれに限らないわけです。九七年三月に購入した仙台市の青葉区の...全文を見る
○緒方靖夫君 さっきから仕組みを述べているけれども、仕組みではだめなんです。事実なんですよ、問題は。  私はきょう、私のところに寄せられた内部告発の文書を持ってまいりました。数字等々を見ても非常に正確だなと、私も裏づけられると思っております。この文書には、民都機構の組織、人事構...全文を見る
○緒方靖夫君 恐るべき秘密体質ですよ、これは。いいですか。なぜそれを言えないんですか。私は本当におかしいと思います。  委員長、この告発文書の中には鹿島建設、熊谷組、三井不動産、興銀、長銀などの企業が出ているわけです。私は、これがどこから何人来ているかということを、五十八名の内...全文を見る
○緒方靖夫君 審議できないよ、これじゃ。委員長、これじゃ審議できません。
○緒方靖夫君 委員長、審議できません、これじゃ。
○緒方靖夫君 委員長、審議できません。委員長、これでは審議できません。だめです。だめです。協議お願いします。(「恥ずかしいこともやましいこともないんだよ」と呼ぶ者あり)
○緒方靖夫君 私は民都機構をめぐる政財官の癒着、これは大変根深いということを痛感しております。  このことを示す資料があるわけですけれども、これは「民間都市機構の十年を振り返る」、ちょうど十周年のときに民都機構が発行したパンフレット、これを私は読んで唖然としたんですけれども、こ...全文を見る
○緒方靖夫君 いや、そういうことはありませんよ。
○緒方靖夫君 はい、わかりました。  大臣ね、そういうことを言われるならば、やはり全部きちっと調べてやっていただきたい。今の民都機構がどういうことになっているのか、そしてまた建設省がそのポストを割り振りしているという、そういう証言もあるわけです。大臣としてそうむきにならないで、...全文を見る
○緒方靖夫君 はい、わかりました。  やはりきょうの経過があります。ですから、大臣、そういきり立たないで、あなた方も情報公開をきちっとしていく、そしてきちっとした責任を持った審議をする、そういう土壌を大臣の責任でつくっていただきたい、このことを要望しておきます。
○緒方靖夫君 納得できません。おかしいです。全然おかしい。
03月30日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第8号
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○緒方靖夫君 前回に続きまして、民都機構について質問させていただきます。  私は前回の審議で、独自の調査をもとにして、民都機構の土地取得の業務が、経営危機に直面した企業の救済とか業績不振企業の資金繰り、決算対策に使われているのではないかと指摘いたしました。また、ゼネコン、不動産...全文を見る
○緒方靖夫君 このリストを見ますと、鹿島、大林、大成、竹中、熊谷組など大手ゼネコンがずらり名を連ねているわけです。  土地取得の契約企業と出向職員の受け入れとの関連について独自にちょっと調べてみたわけですけれども、例えば熊谷組の場合には、これまで少なくとも四つの所有物件を買い上...全文を見る
○緒方靖夫君 官民一体が過ぎて、癒着になっているのではないかということを述べているわけです。  一つ例を挙げましょう。民都機構が九五年七月に、日債銀の関連企業であるアサヒ都市開発から六十三億六千七百万で買い上げた千葉県船橋市の四千八百平米の物件、これがどうなっているか。  私...全文を見る
○緒方靖夫君 簡潔で結構です。
○緒方靖夫君 ですから、こういう事態のことで民都機構の責任が問われているわけです。  特に、アサヒ都市開発は負債総額が一千億円を超える企業で、以前から経営が危ないと指摘していたところなんです。それを知ってか知らぬか、こういう事態になってきたわけですけれども、私は民都機構は非常に...全文を見る
○緒方靖夫君 やっぱり非常に見通しが甘いということを、そういう経営状態が危ない、そういうところの土地を買い上げ、しかも事業を進めるという、それがいかに危ないことなのか。しかもこれには税金が使われているわけですから、やはりその点で責任が重大だ、そのことを指摘しておきたいと思います。...全文を見る
○緒方靖夫君 そこに出ている方は建設省の現役の役人の方とOBの方なんですね、個人の資格とはいえ。今いずれにしても局長は明確な否定はされなかった、わからないとかそういうことは言われたけれども。そしてまた、そういうこともあり得るということも示唆されたと思います。ですから、やはりこうい...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、都市開発資金の貸付けに関する法律等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本案は、民間事業者による都市開発を促進するため、市街地再開発事業に対する都市開発資金無利子貸付制度の創設、民間都市開発推進機構の土地取得業務に係る取得期...全文を見る
04月07日第145回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  ガイドライン法案にかかわる問題について質問いたします。  まず、官房長官にお伺いいたします。一部の報道によると、北朝鮮の核開発疑惑をめぐる緊張が高まった一九九三年秋ごろ、政府部内に当時の石原信雄官房副長官の主導で内閣安保室を事務局役...全文を見る
○緒方靖夫君 官房長官、いいかげんなことを言わないでいただきたいと私は率直に思うんです。  これは当事者の証言もあるわけです。先月四日放送のテレビ朝日系番組「ニュースステーション」では、「検証 ガイドラインの原点」と題する特集が組まれました。この中で、九三年九月、総理府の五階の...全文を見る
○緒方靖夫君 四省庁会議が開かれた、そしてそれが事柄の性質上極秘裏に行われた、そして伏せられたということをわざわざ述べているわけです。その点でさらに、番組の中には当時の坪井内閣安保室長も登場しているわけです。そして、四省庁会議では経済制裁の実施から朝鮮半島での武力衝突に至るまでの...全文を見る
○緒方靖夫君 四省庁会議。
○緒方靖夫君 四省庁会議が行われたと認められました。先ほどはそう言われなかった。今そういうふうに認められた。これはやっぱり非常に大事な点だと思います。  そこで、防衛庁長官にお伺いしたいと思います。この番組には石原氏のほかに当時の防衛庁幹部が複数登場しているわけです。その中で、...全文を見る
○緒方靖夫君 テレビの幕僚長は、固まったものを受け取っていないとかそういうことは言っていないんですね。相当量の要求が来た、したがって各幕も一緒にそれを検討することになったと。これは非常にはっきりした話なんです。  それで、長官は米軍の支援について議論が行われたということは認めら...全文を見る
○緒方靖夫君 これは長官、そう言われるならばぜひ調べていただきたい、こういう資料があるかどうか。これは確かな資料であって、そしてまた、さきの衆議院のガイドライン特別委員会での資料というのは、原資料を私たちがそれをソースを守るために打ち直したものだということ、そして提出したものだと...全文を見る
○緒方靖夫君 今長官は重大なことを言われました。要するに、私が示したこの資料というのは、検討過程の一つかもしれないけれども、しかしそういうものはないと断言された。なぜ断言できるのですか。私はそれをまじめにきちっと調べていただきたい、このことを要求しておきたいと思うんです。  こ...全文を見る
○緒方靖夫君 もう一言。
04月13日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第9号
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○緒方靖夫君 産廃処理業者、神環保に対する国庫による施設改修費の支出問題について質問いたします。  大事な問題なので責任者の防衛施設庁長官と論議したいと思いますが、よろしくお願いします。  私は、先月十二日の本委員会で、この神環保という業者が法人税七億円の脱税容疑で逮捕、起訴...全文を見る
○緒方靖夫君 八日に支払った。あれだけ警告したのに脱税業者に十二億もの支出をした、本当に私は問題だと思います。この点は今後も追及するし、今後、事態の発展によって問題になっていくと私は確信しております。  同時に、私が危惧するのは、神環保への税金投入が果たして今回だけで終わりなの...全文を見る
○緒方靖夫君 わけのわからない答弁ですよ、今のは。何も決まっていないと言われる、これはどういうことですか。  要するに、これまでバグフィルター、煙突の高度化等々をやらなきゃいけないと言ってきた。それについてやる際には国費が投入されることになる。したがって、決まっていないというこ...全文を見る
○緒方靖夫君 相変わらずの答弁なんだけれども、今重要なことを言われましたよ。この期に及んで、国費の投入が必要かどうか、予算化するかどうかは他の省庁と協議して決めていきたいと。だから、投入については否定されない。このことが非常に大事なんですね。驚くべきことです。  私はきょう、国...全文を見る
○緒方靖夫君 長官、これは承知していないでは済まない問題ですよ。  私は、アメリカ軍関係者にいろいろ聞きました。説明してくれました。この資料は、九八年の一月、日米合同委員会の環境分科委員会の非公式会議に日本側から米側に手渡されたものだというんです。  この委員会は、環境庁の水...全文を見る
○緒方靖夫君 いいですか、この問題を扱っている四省庁、一々挙げないけれども、ありますね。私は問い合わせました。きょうここに呼んでいないから名前は挙げないけれども、この文書の存在は認めているわけです、あるということは。防衛施設庁は認めない、知らないと言われる。本当におかしいですよ。...全文を見る
○緒方靖夫君 はい、わかりました。すぐ終わります。  神環保が三百億円もの税金投入を当て込んだ事業計画をしているということが明らかになりました。
○緒方靖夫君 そうした中で、これ以上の税金投入は絶対おかしい、そのことをはっきり申し上げて質問を終わります。
04月20日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第11号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  午前中の参考人質疑は大変有意義で、また審議を深めていただいたなと、そう思っております。そういうことを踏まえて質問させていただきます。  鳥獣保護狩猟法は、たびたび指摘されているわけですけれども、狩猟等に依存して農林業の被害を防ぐ側面...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう観点に立ってと言われるんだけれども、その観点がないということがやはりこの間ずっと問題になってきた。国の責任、とりわけ私は環境庁の責任、そのことがやはり非常に大事な点だと思うんですね。ですから、私はこのことをまず最初に指摘しておきたいと思います。  国が責任...全文を見る
○緒方靖夫君 責任放棄にならないかどうか、私はやはりその点で大きな問題がある、そのことを指摘しておきたいと思うんです。大所高所から環境庁としてきちっとした形で指導する、そういう趣旨のことを言われたと思いますけれども、私はやはり非常に心配が残る、このことを指摘しておきたいと思います...全文を見る
○緒方靖夫君 その根幹にかかわることというのは、先ほどから話があるように、まさに国から都道府県に体制のないまま移管するというそういう中身だと思うんです。  私は、一つお尋ねしたいのだけれども、環境庁の資料によると、都道府県が想定する特定鳥獣、これについてシカとか猿とかクマなどと...全文を見る
○緒方靖夫君 頭数の把握というのは非常に難しいということはよく理解しておりますけれども、そういう頭数について猿についてはつかまれていないでしょう。それから、全面的にその数も把握されていないわけです、それぞれの地方の個体群の数等々で。ですから、私はまずこういう法律を出すときにはそう...全文を見る
○緒方靖夫君 いいです。  私の理解が不十分なんじゃなくて、環境庁の調査が不十分なんだということを申し上げておきたいと思うんです。そういうことをきちっとやった上でこういう法案を出してみんなの理解を得るという、これが当たり前のプロセスであって、そのプロセスが今回欠けているわけで、...全文を見る
○緒方靖夫君 構成はいいです。団体から聞いているか。
○緒方靖夫君 傍聴はわかっていますよ。意見を聞いているかと言っている。
○緒方靖夫君 私は団体と聞いたんですが。専門家は入っているかもしれませんけれども、やはり団体。そういう点で言うと、大臣、これからのことを私は非常に考えるわけです。これから特定計画策定が行われていくでしょう。公聴会も開かれるでしょう。そのときに利害関係人の意見をよく聞くということが...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、今言いましたように各地でいろんな形で行われると思いますけれども、その中に民間、NGO、そういう団体が入っていろんな活動をやっているわけですから、そこにしかるべき意見が反映される、その仕組みが非常に大事だと思うんですけれども、大臣、いかがですか。
○緒方靖夫君 ありがとうございました。  それで、農林業の被害、これが非常に大きな問題になっておりますし、またその立ちおくれも言われております。東京でも奥多摩なんかでは猿害、伊豆大島ではリスの害があって、これも大きな問題になっていて、私も視察いたしました。こういう問題を考えたと...全文を見る
○緒方靖夫君 その対策、対応をもっと充実させるべきだというのが私の強い考えなんです。ネットやさくにどれだけの予算を割いているかということについても、前回の委員会で額も含めて答弁がありましたけれども、私はもっとそれを充実させていく、これが大事だと思うんです。農水省は、例えば構造改善...全文を見る
○緒方靖夫君 その対策の強化を特に求めておきたいと思います。  それからもう一つ、専門家の配置の問題がきょうの午前中も議論になりました。地方にはほとんどいない。そしてまた、では国はどうかというと、やはりこれも大変な御努力があると思いますけれども、非常に限られている。  聞いて...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、この法案の問題については、やはり農水省に非常に大きな責任があると思っているんです、農業被害の問題等々についても。そしてまた同時に、環境庁が非常に情けないと私はずっと思っているんです。答弁も情けないけれども、しかしこういう法案を環境庁が出してきたということ自身が...全文を見る
04月27日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第12号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  両参考人には大変貴重な御意見を賜りまして、本当にありがとうございました。  まず、巽先生にお聞きしたいと思うんですけれども、今回の法案のメリットということでいいますと、消費者の欠陥住宅の被害をいかに軽減するのか、それにいかに貢献する...全文を見る
○緒方靖夫君 平山先生にお伺いしたいんですけれども、私もこの間の日弁連の三回にわたる欠陥住宅一一〇番の中身、記録を読ませていただきまして、日弁連として大変な取り組みをされているということに敬意を表したいと思うんです。実際、これからということになりますと、例えばいろんな具体的な数値...全文を見る
○緒方靖夫君 局長にお伺いしたいと思うんですけれども、今回法案をつくるに当たって、当初案というのがあった。当初案の中には瑕疵推定規定というのが書かれていた、しかし今回それが見送られたということがこれまでの質疑の中でも明らかになりました。  そのときに、業界団体からもいろんな反対...全文を見る
○緒方靖夫君 余りはっきりした答弁じゃなかったと思うんですけれども、私はこの問題で重大なのは、やはり瑕疵推定規定というのは非常に大事で、それがこれまで消費者が泣かされていたその状況を救い出す非常に重要な点だったと思うんです。消費者というのは弱い立場で、専門性も普通はない、それから...全文を見る
○緒方靖夫君 私は何も建設省が業者寄りなんて言っていないので、そういうふうに思っているからそう言われたのかなと思いますけれども、私が言わないことをそう先回りして言うこともないと思います。  それで、大臣にお聞きしたいんですけれども、今後決められることの中には大臣が定めることが多...全文を見る
○緒方靖夫君 平山参考人にお伺いしますけれども、今建設大臣からこういうお話がありましたけれども、日弁連としていろいろ取り組まれてきておりますし、それから先生個人としてもこの住宅問題でいろいろやられておると思います。そういう中で、大臣に直接述べたいことがありましたらこの場で述べてい...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。  この法案の中で耐久性とか遮断性等を示す住宅性能基準、こういう制度が導入されるわけですけれども、これを導入するときに、私いろいろ考えるんですけれども、結局、周りの社会環境、自然環境、これによって一つの基準では当然間に合わない。例えば、東京...全文を見る
○緒方靖夫君 結局、法律には書かれていないわけですよね、こういう条件の違い等々については。  それで、結局、今後それをやっていく上では、一つは今言われた評価員がきちっと仕事をするということと、あとは今後つくられる政省令の中にその旨書かれるということになるんですか。  私は、自...全文を見る
○緒方靖夫君 そうじゃないんですよ。それは大臣が。
○緒方靖夫君 ちょっと局長、余り私の質問を理解されていないで答弁されたので、じゃ要望をしておきますけれども、こういう条件の違い等々は、法律を私は読んだらないんですよね。ですから、そこのところは今後どういう形で担保していくのかということは検討していただきたいということを要望しておき...全文を見る
○緒方靖夫君 その点、大事なんです。  賠償責任はありますか。
○緒方靖夫君 そうすると、賠償責任ということになると保険制度というのが必要になりますね。どういう形になりますか。
○緒方靖夫君 その保険機構というのは、新しく何か組織をつくりますか、既存のものですか。
○緒方靖夫君 次に、中小業者、中小の工務店にどういう影響があらわれるのか、この点はやはり大事なポイントではないかと私は思うんです。それで、予想されるのは、大手の住宅メーカーが他社や中小工務店の在来工法との違いを強調するために、専門的な最新の到達点の技術を使い、あるいはまた資金力を...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほどもそのために補助金も云々と言われましたけれども、補助金といっても新しく予算を組むわけじゃなくて、これまであるものを使って、そこでさっき言われたように講習会をやるとか、そういうことに使うわけで、大した支援の内容ではないんです、私に言わせれば。ですから、言葉として...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほど局長は、私の聞き誤りでなければ、地盤の問題について、プロであれば一定の危うさがわかる、したがって地盤をだれかがつくったとしてもその施工者に調査の義務がある、そういうことを言われましたね。したがって、結論として、施工上瑕疵があると言われても仕方がない、したがって...全文を見る
○緒方靖夫君 地盤の問題というのは一年後にあらわれるとかいうよりも、一定期間かかりますよね。そうすると、今回これが十年という期間を得るということは、地盤等々の問題の瑕疵を消費者にとって追及していくという、あるいはその問題を明らかにしていくという点では、私はその点ではメリットがある...全文を見る
○緒方靖夫君 私も日弁連の欠陥住宅一一〇番をずっと読ませていただきましたけれども、地盤の問題というのは非常に苦情が多いんですね。確かにさっき言った御三家がありますよね、欠陥住宅の。しかし、それとあわせて地盤の問題が非常に大きくて、その中には、そもそも宅地として売り出してはならない...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
05月12日第145回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第3号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  猪口先生にお聞きいたしますけれども、先生は首相官邸の設計の委員をされているということを伺っております。それで、首相官邸を建てるということは当たり前なんですが、首都機能移転ということと結びつくと、何で引っ越しをするときに新しい家を建てる...全文を見る
○緒方靖夫君 はい、こだわらずに、どういう東京になるか。
05月17日第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第8号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  我が党は、周辺事態法案について、その本質はアメリカの戦争に参加するものと批判してまいりました。とりわけ、法案で言う後方地域支援というのは、米軍が行う戦闘作戦行為の一部を担うもので前方も後方もない、このことが国際的常識であって、ジュネー...全文を見る
○緒方靖夫君 私が申し上げました日本が戦争に参加する法案だ、そういう点は何も我が党だけの考えではありません。  それは、あなた方が連立を組んでいる自由党の小沢党首、この方も述べていることです。私は手元に持ってまいりましたけれども、ちょうど発売されたばかりの「正論」六月号、そこに...全文を見る
○緒方靖夫君 官房長官、発言は発言として、そう言われましたけれども、この発言は重大問題です。まさにこの法案の本質が戦争に参加する法案だと、あなた方が連立を組んでいる小沢党首がはっきり述べているわけです。ですから、発言は発言として、そういうようにやってはだめなんです、この問題。この...全文を見る
○緒方靖夫君 官房長官、別としてなんてならないんです。だって、この法案が戦争に参加する法案だと言われる。そのことはまさに憲法九条に抵触する、憲法に違反する、そういうことになってくるわけです。ですから、ここに書いてあることは書いてあることとして、あるいはここにあることは別として、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 官房長官、長々と答弁書を読み上げられましたけれども、そういうことを小沢党首がこの中で政府はいいかげんなうそをついてごまかそうとしている、その政府・自民党の姿勢が問題なんだと言っているんですよ。そういう説明をこれまであなたはずっとやられてきたんです、政府は。その説明が...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほどから官房長官は経過を説明されているけれども、経過の問題じゃないんです。修正を経ても、あなた方言っているでしょう、この法案の内容もそしてまた性格も変わらないと。私もそう思います。  それで、私が今ここで問題にしているのはまさにこの法案の本質です。小沢さんは「今...全文を見る
○緒方靖夫君 官房長官の今の答弁で、私も批判しましたけれども、まさにそれが小沢党首が言うところのいいかげんなうそをついてということなんですよ。私もそう思いますがね、この点では。  ですから、その点で、戦争に参加する法案なのか、それともあなたが言うように戦争に参加するわけでもない...全文を見る
○緒方靖夫君 その政府が、まさにいいかげんなことを言う、うそを言うといって、その姿勢がここで問題にされているわけです。  ですから、そういう官房長官の答弁というのは全く成り立たない、そして説明もしていない。先ほどからあなたが答弁されていることは、答弁書を読み上げたかあるいはこの...全文を見る
○緒方靖夫君 あなたの長々とした答弁を忍耐強く聞いてまいりましたけれども、最初の段階で非常に重要なことを言われました。ここに言う「まさに戦争に参加する話なんです。」というのはこれは事実ですと言われましたね。事実と言われましたでしょう、最初に。
○緒方靖夫君 書いてあることは事実であると。
○緒方靖夫君 そんなことは当たり前のことです。  私の問いというのは、長々答弁されたけれども、要するにあなたにとってこれは肯定できるのか否定できるのか、そのことをお尋ねしているわけです。その点、端的に言ってどうですか。長い答弁は要りません。
○緒方靖夫君 全く無責任な発言ですよ、これは。だって、いやしくも一党の党首、しかも今連立に参加している自由党の小沢党首が述べている。それを政治家の癖の問題とか法制局がチェックしたような発言じゃないとか、そういうことは私は言い逃れだと思います。  ですから、私はやっぱり端的にこの...全文を見る
○緒方靖夫君 大変苦しい答弁だと思います。だってあなたは、もう少し別の表現をすれば誤解の余地はなかったと言われたけれども、まさにこれで誤解の余地ないですよ。非常にはっきりしている。しかも、理由がきちっと述べられているんです、一つ一つなぜそうか。  だって、いいですか、「いい加減...全文を見る
○緒方靖夫君 それでは問いますけれども、私はあなたがこれまでどういう主張をされてきたか、そういうこともいろいろ見てみました。いろいろあるけれども、例えば一つの例を挙げます。  これは昨年十一月二十九日のNHKの日曜テレビ討論、その中であなたは、後方支援をする場合でも、あるいは物...全文を見る
○緒方靖夫君 相手からどう見られるか、こういう問題と同時に、国際的にどうかということがあるんです。私たちはここでさんざん議論してきたけれども、国際的に見て後方地域支援なるものがどういうものか。これはジュネーブ諸条約を見ても戦闘と一体となっているとみなされる、もちろん、したがって相...全文を見る
○緒方靖夫君 長々述べられますけれども、この問題というのは安保に賛成している、そういう人たちの間でも重大な問題だ、極めて危険な問題だ、そういう認識があるわけですよ。  ですから、この問題は非常に重大だということが明らかになりました。あなたが今答弁されたけれども、ここに書かれてい...全文を見る
○緒方靖夫君 外務大臣、結構でございます。質問に答えてください。時間がありませんから、結構でございます。
○緒方靖夫君 委員長、質問に答えるにように言ってください。そんなこと質問していません。
○緒方靖夫君 委員長。
○緒方靖夫君 外務大臣、私の質問は五十一条を発動する要件があったのかと聞いているんですよ。長々と答弁されたけれども、肝心なことは答えてない。
○緒方靖夫君 長い答弁をされるけれども、私の質問に答えていない。  五十一条を発動する経緯があったのかと聞いているんです。ないでしょう。あるんですか。
○緒方靖夫君 非常におかしな答弁で、だって私が言ったのは、国連憲章のもとで武力行使が許されるケースというのは二つあるんです、例外的に。五十一条のケース、これはあったかなかったかというのは客観的事実じゃありませんか。どうなんですか、例えばユーゴが周辺国に侵略した、そういうことがあっ...全文を見る
○緒方靖夫君 明確ですよ。なかったんです。五十一条を発動することもなかった。  それからもう一つ、四十二条の場合、安保理の決議、これは決議が三つあったかもしれないけれども、それは直接武力行使の根拠となるようなそういう決議じゃなかった。今、条約局長がちゃんと述べたとおりです。 ...全文を見る
○緒方靖夫君 わかりました。  そうすると五十一条でもない、四十二条に基づくような決議もなかった、あなたは言われましたよ、はっきり。明示的な決議はなかったと。とすると、このNATOの武力行使は一体何なのかということになるわけですよ。国連憲章に基づかない、そういうことになります。...全文を見る
○緒方靖夫君 いいですか、日本は紛争の当事者ではない、当たり前です。またNATOの当事者でもない、これも当たり前です。そんなこと言っているんじゃありません。ですから、あなたは、当事者じゃない、したがって法的判断を下せない、いろいろな理由を並べて言うけれども、この問題は、やはりユー...全文を見る
○緒方靖夫君 私がお聞きしているのは、外務大臣、NATOが武力行使をした、その国際法上の根拠なんです。国連憲章の何条にそれが書かれているか、その根拠は何条にあるか、そういうことをお聞きした。しかし、それについてはお答えがなかった。そして、いろいろ周辺のことを述べました。学説が形成...全文を見る
○緒方靖夫君 今言われたように、NATOがそれ以上のことを述べていないというのは法的根拠がないからですよ。国連憲章上の根拠が示せない、だから述べていないんですよ。だから、NATOだって国際法上にこういう根拠があるということを一切今回述べていない。それから、ロシアの決議のことについ...全文を見る
○緒方靖夫君 外務大臣、おかしいじゃありませんか。仮定の問題には答えられないと言うけれども、この法案についてこれまで議論していたのはいつも仮定の問題じゃありませんか。我々が周辺事態とはどういう事態かと聞けば具体的に示さない。そして、いつも仮定を前提にしている。これは言ってしまえば...全文を見る
○緒方靖夫君 ですから、結局、今あなたが言われたように、この問題についてどういう方向で日本が進むのか、これがまさに問われているわけですよ。  ですから、まさにこの問題、あなたは仮定の問題といろいろ言われたけれども、仮定の問題じゃない。現にヨーロッパで起きている。ユーゴスラビアで...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、きょう議論してきた小沢党首のこの発言、戦争に参加する法案だ、そしてすべてがあいまいにされている、そしてすべてが隠されている、そしてその大きな責任が政府・自民党にある、この指摘は私は非常に重いと思います。  今、外務大臣といろいろ議論いたしましたけれども、ユー...全文を見る
○緒方靖夫君 委員長、発言ですから言わせてください。──言わせてください。
05月20日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第14号
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○緒方靖夫君 初めに、改正案と関係住民の意見反映について質問いたします。  現行法では、海岸の管理は国の公物の管理として知事に機関委任され、関係住民の意見を反映する保障はなかったと思います。今回の改正案では、海岸保全施設の整備に関する案を策定する場合には、公聴会の開催とか関係住...全文を見る
○緒方靖夫君 改正案では、海岸保全全体を定めるものとして、海岸保全基本計画の策定が盛り込まれております。  基本計画は、海岸保全施設の整備に関する事項はもちろん、防護すべき海岸の範囲とか目標、自然環境保全の考え方、公衆利用のための配慮事項など、まさに全体的な事項を定めるものにな...全文を見る
○緒方靖夫君 確かに、これまでの法律と比べれば、今度の改正というのは関係住民の意見を聞くという点で前進だと思います。しかし、そういう規制部分について、当該の市町村長とかあるいは学識経験者とかそういう方々が専ら判断できるというのは、若干私は偏見ではないかなと思うんです。やはり地域住...全文を見る
○緒方靖夫君 基本方針は、大臣が直接主務大臣になっているわけでございますので、その点について今局長からお話がありましたけれども、私は大臣としてこういう関係住民の意見反映について努めていただきたいと思っておりますので、その点について大臣にお伺いいたします。
○緒方靖夫君 なぜ関係住民の意見反映が大事か、そう考える理由というのは、実は私は静岡県の事例をもとに少し議論したいと思うんです。  静岡県の海岸は、総延長が約五百六キロある。海岸線は、相模灘、駿河湾、遠州灘に面する東西に長い形状となっているわけで、外洋の影響を受けやすい状況にな...全文を見る
○緒方靖夫君 今説明がありましたけれども、やはり放置できない状況があると思うんです。堤防に連続性がない、平たく言えば間があいていて波が来たらそのまま大変な被害に遭う、そういう状況が放置されているということです。こういう状況があるということがわかりました。  海岸保全区域の指定が...全文を見る
○緒方靖夫君 建設省、お聞きのとおりなんですが、やっぱりこういう放置できない状況があることがはっきりしたと思います。建設省の直轄工事の区域でさえ、こういう状況があるということもはっきりいたしました。その点で、私は重大な責任が問われるだろうと思います。  建設省所管のもと、なぜこ...全文を見る
○緒方靖夫君 連絡の調整が悪い、これは言いかえれば縦割りだということでもあると思います。縦割りということは、運輸省とか農水省との連絡が悪いということがあると思います。ただ、建設省の直轄の工事の場で指摘され改善意見が出されている問題についていまだに放置されているものがある、この点に...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、もう一つ大きな理由があると思うんです。それは、先ほど私が述べました地域住民との関係だと思います。はっきり言って、私はなぜこういうことが起きるのかということをいろいろ調べてみましたら、やはり建設省の出先の工事事務所は建設省に比べれば小さい範囲を受け持っているわけ...全文を見る
○緒方靖夫君 建設省が総務庁からこういう形で改善意見というか勧告を受けたというのは、今回だけに限らないわけです。今から十二年前に全国規模で行われた行政監察でも勧告を受けております。結局、私も調べてみましたけれども、同じことが繰り返し言われているわけです。また同じような場所で言われ...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、きょう静岡県の問題を取り上げましたけれども、十二年前には全国で幾つかありましたけれども、行われているわけです。やはり同様な問題があるわけです。  ですから、取り上げたのは静岡県の例だけれども、しかしこういう問題というのは全国各地にある。実態調査によって、そう...全文を見る
○緒方靖夫君 局長は、直轄であればと言われるんですけれども、私が今ここで述べたのは、直轄でこういう問題が起きているということなんです、すべてじゃないけれども。静岡県だけでも何カ所もこういう問題が起きている、あるいは不法投棄が行われているということがあるわけです。  今、全国の実...全文を見る
○緒方靖夫君 まず人命にかかわるところ、これは緊急だと思いますし、今言われたようにしっかりと全国調査をやっていただきたいと思います。  また同時に、今の総務庁の報告によりましても、狭い範囲ではありますけれども、やはり海岸の状況、例えば不法投棄の問題等々もあります。あるいはまた、...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
○緒方靖夫君 当委員会で委員長が質疑終局と言われたのが四月二十日、そしてきょうが五月二十日、ちょうど一カ月ありました。審議を通じまして明らかになったさまざまな重大な問題点、私はこの法案は廃案にすべきだと考えておりましたし、今もそう考えております。この一カ月間何があったのかよくわか...全文を見る
○緒方靖夫君 今、福本先生の方で法律の改正、また予算の措置、あるいは人員等々の充足、そうしたことを言われました。これはいずれも大事なことなんですけれども、しかしこの法案を読む限り、修正案を読む限り、そういったことがどこにも書かれていない。ただ、「所要の措置を講ずるものとする。」と...全文を見る
○緒方靖夫君 ちょっと聞き間違いかどうかわからないのでもう一回確認いたしますけれども、福本先生は政府と協議されて、そして政府の方でそういうことを、きちっと入るよということを回答されていると言われたように聞こえましたけれども、そのとおりですか。
○緒方靖夫君 そこで、環境庁長官にお伺いしたいと思いますけれども、福本先生の方から今「所要の措置を講ずるものとする。」というその内容がどういう中身を指すのかということについて話がありました。ここで繰り返しません。同時に、この中身というのはどこに担保があるのかと聞きましたら、政府と...全文を見る
○緒方靖夫君 今、環境庁長官は、この修正案に書かれたとおりの話をされたと思うんです。確かに「必要があると認めるときは、」と書かれている。そしてまた、さまざまな、今予断を持っていない、そしてこれから必要なことがあればということを言われた。  そうすると、これは福本先生にお伺いした...全文を見る
○緒方靖夫君 環境庁長官、今提案者の福本先生から答弁がありましたけれども、そのとおりでよろしいですか。  つまり、法改正も含めて、そして先ほど言われたこともろもろ、この間の協議それから当委員会での審議、それを踏まえたものがあって、そしてその上で政府がそういう積極的な対応をとる、...全文を見る
○緒方靖夫君 最後です。  私は、福本先生から答弁があった内容、その点で大事なことだと思いますけれども、しかし同時に大臣はこの修正案の線に沿った答弁をされたと思います。ですから、その点で、それまでいろんな協議があって、そしてさまざまなことが行われたと言われましたけれども、私はこ...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本委員会では、学者、NGOの専門家などによる参考人質疑を含め、二日間にわたり極めて活発な審議が行われました。この審議の中でさまざまな問題点が浮かび上がりました。...全文を見る
05月21日第145回国会 参議院 本会議 第21号
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○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、都市基盤整備公団法案に対し、総理並びに関係大臣に質問いたします。  この法案は、従来さまざまな問題を抱えながらも、勤労者に公的住宅を供給する上で一定の役割を果たしてきた住宅・都市整備公団を廃止し、今後は、都市基盤整備を中心に都市部の再開...全文を見る
05月26日第145回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第4号
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○緒方靖夫君 石井先生、どうも大変魅力的なお話ありがとうございました。照明デザインの話として私は大変興味深く話を伺わせていただきました。  私は、先生の御著書も拝見させていただいたことがあるんですけれども、特にお話の中で、やはりヘルシンキ、あるいはフィンランドのそういう雰囲気と...全文を見る
05月27日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第16号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  四先生方、本当にきょうは貴重な御意見を陳述していただきましてありがとうございました。  私は、まず最初に岩見参考人にお尋ねいたしますけれども、先ほどの御発言の中で、都市開発の最大課題は住宅、特に公的セクターの役割が大きいと言われたこ...全文を見る
○緒方靖夫君 小林先生にお尋ねいたしますけれども、先生の都市づくりの御発言の中で住宅という言葉が余りなかったように思われますけれども、そういう都市づくりの中での住宅の役割、またとりわけ公的住宅の役割、それをどのようにお考えになっているのか、お尋ねいたします。
○緒方靖夫君 井上参考人にお尋ねいたしますけれども、先ほど発言の最後の方で自治会の役割それからまた集合住宅の管理のノウハウ、そのことに触れられました。  私は、その点はこの間ずっと蓄積を積んでこられた井上参考人がそう述べられたという点で大事だと思います。管理への居住者の参加は非...全文を見る
○緒方靖夫君 井上先生に引き続きお尋ねしますけれども、ハビタット2という国際会議がありました。私は、その宣言が非常に大事だということを痛感しているんです。  そこでは、居住権が人権の一つとして認められ、そして各国政府がそれを保障していく、そういう方向が打ち出された。その点で、最...全文を見る
○緒方靖夫君 最後に、岩見参考人にお尋ねいたします。  先生の御専門の立場から、やはり安心して住み続けられる公共住宅というのは非常に大きな要求なわけですけれども、居住の安定性を図るためにはどういうことが必要なのか、その点、お尋ねいたします。
○緒方靖夫君 ありがとうございました。
06月03日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第18号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  この法案は、従来さまざまな問題や体質を抱えながらも一定の役割を果たしてきた、勤労者に公的住宅を供給するという点で役割を果たしてきた住都公団を廃止し、今後は都市基盤整備を中心に都市部の再開発を推進する、原則住宅からの撤退、そういうもので...全文を見る
○緒方靖夫君 これの累計は幾らですか。
○緒方靖夫君 私が質問した時点では二つの事業の赤字は十九億円だった、そういう答弁を得ました。この二年間で両方合計すると赤字が六十八億円、実に三・六倍になりますか、そういう額になっております。しかも、純粋な損金額がこういう額なわけですけれども、総事業費、それぞれ二千三十一億、そして...全文を見る
○緒方靖夫君 総裁が今言われたことは前にも言われているんですね。しかも、総裁、あなたは私の質問の後に公団の支社長等々を集めた内部の会議でこう言われている。西新宿と中野坂上のようなことを繰り返してはいけない、総裁として反省すると。出ていますよ、活字になって。しかし、今そういうことを...全文を見る
○緒方靖夫君 しかと聞きました。しかし、私は今の状況をいろいろ分析しました、財務状況等々。そういうふうにはならないだろうと確信しておりますが、どちらが正しいかということについては、遠からず歴史が審判を下すということだけ申し上げておきたい。  私は、やっぱり住宅部門から撤退して、...全文を見る
○緒方靖夫君 住宅局長、公団等を通じて聞いていると言われましたけれども、私はやはり公団居住者と直接対話する、少なくとも直接意見を聞く、そういう場が必要だと思うんですね。住宅局長として公団の居住者が何を考え何を願っているかということを直接つかまれない、やはりその点は重大な問題だろう...全文を見る
○緒方靖夫君 その賃貸部門がやはり非常に重大なんです。そこに非常に大きな貧困とそしてまた矛盾、それがあると思います。ですから、こういう中でますます国民の中での公共住宅の役割、これが大きくなっている。総理の答弁で、新公団が供給する都心居住住宅等、公共住宅の担う役割はますます重要と言...全文を見る
○緒方靖夫君 今、局長の方で、私の聞き間違いでなければ、中堅所得層、中堅所得層というのは中堅勤労者と同じ意味と解しますけれども、それを対象としたものだと言われました。それで間違いありませんか。
○緒方靖夫君 私は、手元に建設省が公団と一緒になってこの問題で開いた政策会議の論点メモを持っております。そこにはこう書かれているんですね。いいですか、よく聞いてください。「都心部で供給する賃貸住宅家賃は高額にならざるを得ず、中堅勤労者向けとの位置づけは困難」。  局長、一体これ...全文を見る
○緒方靖夫君 大変苦しい答弁だと思います。  委員長、質問に対しては要点を答えるように注意していただきたいと思います。今局長の方から、先ほどの答弁を繰り返し結論としては言われております、後でいろいろつけ加えましたけれども。  そのほかの文書でも、公団賃貸住宅家賃制度の見直しに...全文を見る
○緒方靖夫君 長い答弁だけれども、肝心のことに答弁がなかったですね。私は自分で調べてみました、そちらからいただいた資料で。東京二十三区内の公団賃貸住宅二百四十三団地の一平米当たりの家賃額、これを全部計算しました。千五百円未満は三十五団地、千五百円から二千円が七十三団地、二千円から...全文を見る
○緒方靖夫君 また具体的な答弁がありませんでしたけれども、先ほど言われた一平米当たり二千三百円から二千八百円、そういう額というのは、それはとられた数字でしょうけれども、これから建つであろう賃貸住宅と比べれば随分低いなと私は思います。  恐らくこれから建つそういう住宅というのは、...全文を見る
○緒方靖夫君 私が今挙げた大川端あるいは恵比寿の賃貸住宅、平米当たり幾らだと思いますか。三千五百円前後です。私は計算いたしましたからいいですよ。だから、やっぱりこういう住宅がこれからつくられるとなると、本当に庶民とは無縁なんです。局長はなかなか認められないけれども、中堅所得者層に...全文を見る
○緒方靖夫君 局長はそう言うけれども、あなた方の文書に書いてあるんだよ。書いてある。だからしっかりと、あなた方自分たちが出している文書なんだからしっかりしてほしいんだけれども、「市場補完的な役割が終了すれば新規供給は終了」する。これはあなた方のメモです。  ですから、私は衆議院...全文を見る
○緒方靖夫君 それでは、この点については局長が責任者だろうからきちっと内部で調べて、そしてこの文書の有無、次の委員会までにはっきりと報告していただきたい。このことを要望しておきます。  もう一つお聞きしたいのは、今後住宅の建設、これがどういうことになっていくのか。公団の賃貸住宅...全文を見る
○緒方靖夫君 これもやはり私は正直に言っていただきたいと思うんですね。  公団の事業計画資料、平成十年度版、公団賃貸住宅、何と書いてあるかというと、公団賃貸住宅の総ストック量、括弧して七十二万戸と書かれておりますけれども、七十二万戸についてはふやさないことを前提にその適正量につ...全文を見る
○緒方靖夫君 今、理事がそう言われたので、ここは神聖な国会の場所なので、そのことはきちっと確認しておきたいと思います。  その上で、公団でこういう文書があって、これが方針になっているかどうか、やはり次回の委員会までに私の方でもきちっと調査して、またしかるべき答弁を求めたいと思い...全文を見る
○緒方靖夫君 今、大臣から御答弁のあった点については、経団連の中でさえも批判的な意見が出されているわけです。経団連の前田副会長は、五月十八日の記者会見の際に、設備廃棄のための優遇税制措置は企業のモラルハザードにつながらないのかとの記者団の指摘に対して、そうした心配があることは理解...全文を見る
○緒方靖夫君 珍しく政府側から質問がありましたので答弁させていただきますけれども、私はそれぞれの企業の責任で処理する、これが当たり前です。どの家だって、どの商店だって、中小企業だって、倒産して政府が助けに来てくれることはないじゃありませんか。大企業だと何で助けてくれるのか。それが...全文を見る
○緒方靖夫君 それならば、相当大きなリスクになるんじゃないかと私は思います。私も、住都公団が買われた土地の隣接地に出っ張っているところ、これは恐らく買わなければ整地できない、整形ができない、そういうところに行っておたくは土地を売りますかと聞いたら、絶対売らないと、何軒もそういうの...全文を見る
○緒方靖夫君 私が言ったのは、隣の土地が要するに公団に協力しない、そういうことを明言しているところが幾つもあるということです。そうすると、公団の事業は進まないということになるんですね。ですから、買う買わないの話じゃなくて、それだけじゃなくて、そういう意味だということを述べておきた...全文を見る
○緒方靖夫君 端的に、なぜ、どういう理由か言ってください。時間がない。
○緒方靖夫君 これは承認案件だというんですよ、承認案件。あなたは前の委員会の答弁でも、厳しい審査をして進めていると言われた。ところが、今結果としてこういうことになっても、それは私たちの関知することでないような、そういう意味のことを言われました。私は、なぜ公団が税金を使ってこういう...全文を見る
○緒方靖夫君 理事、全然答弁になっていないですよ。私は、何で長銀絡みの、しかもエル都市開発というのはあなたもよく御存じでしょう、どういう企業かというのは。説明するまでもないと思うけれども、この間倒産した長銀の関連ノンバンクの日本ランディックの子会社じゃありませんか。そこが出資して...全文を見る
○緒方靖夫君 同じならいいです、時間がない。  そうしたら質問を変えましょう。  この土地を一体幾らで買うつもりですか。
○緒方靖夫君 この間は情報開示を最大限やるなんて言いながら、都合が悪くなるとそういうことを言う。  それでは総裁、やはりあなたの理事のところが担当している、こういうことを私は今示しました。やはり私は、公団の責任者として、こういう長銀絡みの、しかも経営破綻した、そのことがはっきり...全文を見る
○緒方靖夫君 あなた方が示している事業の流れ、この案件というのは既に本部会議で買うことを決めているわけでしょう。そういう段階に至っているわけです。あと値段がどうなるのかという問題。  私は、今の総裁の答弁は非常に情けないと思う。やはりそういうときには総裁の責任としてみずから調べ...全文を見る
○緒方靖夫君 それならば、こういう問題等々含めて、これについては買うことを控えるということもあり得るということですね。
○緒方靖夫君 今後を注目したいと思います。  資料にはそのほかにも、例えばゼネコンの東急建設が港区六本木三丁目に所有する約五千平方メートルの土地もあるんです。公団はこの土地を九十億円前後で買い上げたはずです。しかし、この土地も、東急建設が不動産業者の六本木開発に対する債務保証に...全文を見る
○緒方靖夫君 全然答弁になっていないわけです。  私は、ここで一つ問題提起をしたいと思います。こういう事案についてさまざまある、重大な国民の税金がこんなことに使われていいのかという、そういう事案が私たちが見ただけでもかなりある。私は、こういう重要な法案を審議しているこの委員会に...全文を見る
○緒方靖夫君 さらに、公団は個別企業の不良債権取得を進めながら、これまで住宅建設や区画整理事業などを目的に購入した膨大な未着工用地を抱えているわけです。公団から既にお聞きしておりますけれども、二百四十四地区、千九百二十八ヘクタールに上る。膨大な数なわけですけれども、公団は、国民的...全文を見る
○緒方靖夫君 私がお尋ねしているのは累計なわけですけれども、それは出ませんか。
○緒方靖夫君 それでは、次回に提出していただくことをお願いしておきます。  公団は、こうした未着工用地を膨大に抱えながら、その一方で企業の持つ不良債権をさらに抱え込むという非常に矛盾したことを同時に進めているわけです。このやり方は、結局公団が不良債権を抱え込み、そして国民に新た...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、私は澄んだ目でリアルに見て質問しているんだということを申し上げておきたいと思います。  最後に、私は家賃問題で、市場家賃導入ということは一体どういうことになるのかということをお聞きしたいんですけれども、先ほど午前中の質問で東京については日野市の例が挙げられま...全文を見る
○緒方靖夫君 今言われたケースも、やはり私は随分控え目だと思います、率直に言って。私は公団の中でのいろいろ内部の資料で試算しているものをちょっと手にしておりますので、この例で言うと随分大幅なんです。  例えば中央区のA団地、一DKで空き家の場合ですけれども、六万二千二百円。その...全文を見る
○緒方靖夫君 一言だけ。  ですから、あなたの言われることはわかりますけれども、しかしそういう議論は、具体的に出さなければわからないんです、家賃がどうなるのかは。ですから、こういうものをあなた方の中で検討しているわけだから、それを出してもらえれば議論になる、そのことをお願いしま...全文を見る
06月08日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第19号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  前回の質問の際に、政府側から確たる答弁が得られなかった点について、まず最初に確認したいと思います。  私は、新法人に関する会議、これは建設省で開かれたものですけれども、そこで配付されている内部資料の中にこんなくだりがある、そう紹介い...全文を見る
○緒方靖夫君 私もそうした文書についていろいろ検討させていただきました。  確かに、建設省の三局長、そしてまた総務審議官が一緒になって開く会議のために取りまとめる、そういう作業がずっと行われてきた。その中でこうしたことが実際に検討された。住都公団が行く行くは賃貸住宅の供給をやめ...全文を見る
○緒方靖夫君 私が一番危惧するのは、今出されている法案に私が紹介したような考え方が随所にあらわれている、そのことを一番懸念するわけです。しかし、今局長の方でそれは一つの過程であってと言われたので、やはりそういうことがあっては困るのでそのことは断じてないと、私はもっとはっきりと否定...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣にお伺いしますけれども、やはり非常に重要なことは公団賃貸住宅を必要とする世帯のために、そういう層のためにしっかりそういう住宅をつくっていく。先ほど総裁は、ファミリー向けの賃貸は民間ではやらないと、確かに参考人もそう述べておりました。ですから、それだけに公団がこう...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう点で今大臣から御答弁ありましたけれども、やはりそこをしっかりやっていただくことが国民の願いだと思いますので、そのことを要望しておきたいと思います。  次に、岩佐委員の方から建てかえについての質問がありましたが、私は一問この点についてお伺いしたいのです。 ...全文を見る
○緒方靖夫君 家賃の問題について前回伺いましたけれども、私は公団がまとめている家賃が市場家賃になったら一体どのぐらい上がるのかという資料を見て愕然としたわけです。昭和四十年代に建った賃貸公団が、広さ三十平米、四十平米台、そういうところが二万円、三万円台で上がっていく、そういうもの...全文を見る
○緒方靖夫君 それで、私はあなた方の資料を手元に持っているけれども、一万円から一万五千円上がるのが六万七千戸、一万五千円以上上がるのが二万五千戸あるんです。両方合わせて一二・六%を占めている。やっぱりこの実態を隠して国会審議をくぐり抜けるというのは非常に大きな問題がある、このこと...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の都市基盤整備公団法案に対する反対の討論を行います。  この法案は、従来いろいろな問題を持ちながらも、勤労者に公的住宅を供給する上で一定の役割を果たしてきた住宅・都市整備公団を廃止し、今後は都市基盤整備を中心に都市部の再開発を推...全文を見る
06月09日第145回国会 参議院 本会議 第27号
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○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、組織的犯罪処罰等三法案、特にいわゆる盗聴法案について質問いたします。  最初に、私は、衆議院における自民、自由、公明三党による強行採決の暴挙に対し、強い抗議を表明するものであります。新聞各紙にも、盗聴に対する国民の不安を除くのは国会の大...全文を見る
07月22日第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第23号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  PFI法案は議員立法の形をとっておりますけれども、しかし経過から見ても、また実態を見ても、これは政府肝いりの法案だなということを痛感いたします。  政府の経済政策について言えば、九七年十一月の緊急経済対策でも、あるいは昨年四月の総合...全文を見る
○緒方靖夫君 今の御答弁では余り実態に合った、またリアルな説明になっていない、そう思います。  今、自民党と政府の関係について言われました。確かに、自民党としての景気対策が提起されたという経過がありますけれども、私はPFIの起源は何かなということを考えてみましたけれども、九六年...全文を見る
○緒方靖夫君 懸念については否定されなかった。懸念があるということですね。それから、確かに露骨過ぎることを削除した、そういうことはあると思います。私はしかし、これは本法案の第三条の二に書かれているわけですけれども、民間事業者には収益を確保するということがあるわけです。  それで...全文を見る
○緒方靖夫君 私がお尋ねしたのは国や地方自治体の負担、これがどうなるのかという問題で、それについてははっきりしたお答えがなかったと思います。  私は別にちょっと角度を変えて、少し実態も含めて述べていきたいと思うんですけれども、例えば福島県白河市の駅前開発プロジェクト構想というの...全文を見る
○緒方靖夫君 ですから、こういう実態を見たときに理解できないわけです。実際に法案の規定に反したこと、「等」の中には例外が含まれるというふうに言われれば別ですが、そういう実態が既にあるということは重大な点だということを指摘しておきたいと思うんです。  それから次に、五月に関西経済...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう建前はあるようですね、今言われるけれども。しかし、私は、そういう企業、リスクは制限される、収益面は保証されるということを述べ、あるいはまた関西経済連合会が述べているようなこういう要求が出てくるというところに企業のモラルハザード、これがあらわれているというふう...全文を見る
○緒方靖夫君 今、答弁がありましたように、企業会計原則の注解、これには今言われたような例外がある。そうすると、このPFIというのは十年間分割償却を認めることになっている。  PFIというのは、天災なんですか。
○緒方靖夫君 何ら問題がないというのは大変重大な答弁だと思いますよ。だって、この注解を見たって、天災のときには特例を認める、これは当たり前ですね。しかし、企業会計原則、これに反するじゃありませんか。これも、今インセンティブを与えると言われましたけれども、企業甘やかしなんです。例え...全文を見る
○緒方靖夫君 企業にインセンティブを与える、あるいは企業対策、そういう景気対策のためという土地の流動化ということを言われました。ですから、私はそういう点で大変ある意味では正直な話かと思います。しかし、これがやはり企業のモラルハザードになり、また同時に国民の税金、ここに大きな負担が...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が民間資金等の活用といいながら、実際には国有財産の無償使用、国の無利子貸し付け、土地収用法の運用の配慮など、政府や自治体があ...全文を見る
08月12日第145回国会 参議院 本会議 第45号
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○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました陣内法務大臣問責決議案に対し、賛成の討論を行います。  賛成する第一の理由は、大臣が法務委員会強行採決の翌十日、記者会見で三法案について、国会で審議を尽くしたということで採決が行われたと述べたことであります。 ...全文を見る
09月08日第145回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  公益法人をめぐる問題について質問させていただきます。  政府はこの間、公益法人に対する指導監督の適正化を図るため、全閣僚を構成員とする関係閣僚会議の開催や公益法人設立許可指導監督基準の閣議決定を行い、その事業内容や財務状況、天下りや...全文を見る
○緒方靖夫君 各省庁が期限内に行う、これは決められたことですけれども、それが行われていることを把握されているのかということをお伺いしているんです。
○緒方靖夫君 把握されているわけですか。
○緒方靖夫君 把握されているとは到底思えないんですけれども、それではあと三週間ありますので、その時点でどういう把握をされているのかきちっと見ていきたいと思います。  私は、このことをなぜ質問するのかといいますと、やはり所管官庁の指導監督のあり方にさまざまな問題があるということを...全文を見る
○緒方靖夫君 今回の癒着疑惑の重大な問題点の一つというのは、所管の公益法人が国の補助金、いわば公金を食い物にした疑いがある、このことだと思うんです。  疑惑の舞台となった公益法人は、今言われた中間報告によると、全国農業構造改善協会、日本農村情報システム協会、農林漁業体験協会、ふ...全文を見る
○緒方靖夫君 契約金額全体の七〇%近くをほかの民間業者やあるいは公益法人に一部入れるかどうかは別として再委託している。いわば丸投げをしている。そして、その差額の、十四億円になりますけれども、それだけのお金をピンはねしている、そういうことになるわけです。これは驚くべき実態だと思うん...全文を見る
○緒方靖夫君 きちんと管理されていると言われましたけれども、到底そういうことにならないんです。単純計算しても十四億円の差額がある。さまざまな形で管理費等と言われても、管理費にそんなにお金がかかるわけがない。これも内部の人がはっきり認めているわけです。ですから、適正に使われていると...全文を見る
○緒方靖夫君 会計検査院にお伺いいたします。  これによると会計検査院がそういう指摘をしたということが言われているわけですけれども、会計検査院として、今この資料にあるとおり、情報センターに対して補助金相当額の返還を促した事実はあるんでしょうか。
○緒方靖夫君 先ほどのふるさと情報センターの資料には「会検への対応とその結果」という項目があります。そこにどう書かれているかというと、「センターは、前記の会計実施検査に伴う指摘に対して、農林水産本省とも協議し、」「返還措置をとる場合に生ずる今後のセンターの事業推進への著しい支障発...全文を見る
○緒方靖夫君 農水省として返還すべきだということを主張されたと。そういうことを言われているけれども、この資料を見ると、農水本省と協議し、そしてこの事態が余りにも著しい支障発生の懸念があるので、数次にわたりこのことを説明し、そして会計検査院に対してこういう事態を避けたいと、そういう...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほど関係市町村の理解を得ながら返還したと、そう言われましたけれども、私はこの問題でも、市町村にとっては大変な問題だったと思うんです。期間も相当かかったと思います。そして市町村からもさまざまなクレームがついた、そういう事態だったと思いますけれども、返還にどのぐらいか...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほど局長は、この問題は処理の仕方の問題だと、そう言われたけれども、私はそういう考え方に甘さというか、センターも非常に甘い、ずさんさがあるけれども、同時にそういう問題のとらえ方をするところに農水省構造改善局のずさんさ、甘さがある、そう言わざるを得ない、そのように思い...全文を見る
○緒方靖夫君 国会に対して報告するのかどうかという問題です。  この問題については、私たちの「しんぶん赤旗」が情報センターの担当部長にいろいろ話を聞きました。彼はこういうふうに述べているんです。通常は会計検査院の調査は文書による指導がなされ、その後公表されるけれども、この調査の...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、この事案というのは、このことも含めてあなた方が今中間報告され、そしてまたその体制を解いていない、そういう問題を対象としている事態というのは、これから贈収賄を含めて事件に発展する、そういう可能性を含めたものだと思います、はっきり言って。私はそう思っております。 ...全文を見る
○緒方靖夫君 要するに、その他の規定、それに基づいているというわけですね。これは非常におかしなことですよ。  ふるさと情報センターの活動の資金の半分以上、それがコンサル業務から来ている。そのコンサル業務についてはっきりとした寄附行為も、登記簿にもその目的がない。それでいて、どう...全文を見る
○緒方靖夫君 局長がそういう態度だったらどうしようもないですよ。必ずしもおかしくない、本当にそう思っているんですか。
○緒方靖夫君 局長の認識をはっきり問いたいんだけれども、必ずしもおかしくない、そのおかしくない理由というのは、これまでこうやってやってきたから、こういう現状があるからおかしくない、またその能力がある、ノウハウがあるからおかしくないと言っているんだけれども、しかし寄附行為にも登記簿...全文を見る
○緒方靖夫君 局長がその程度の認識で指導監督されているとしたら、確かに指導監督される側もずさんになるのが当たり前だ、率直に言ってそう思いました。  時間がないと思います。官房長官にお伺いしますけれども、今お聞きのとおりですけれども、業務内容といい、会計経理のずさんさといい、そし...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、公益法人の問題についてはやるべきことがたくさんあると思います。その点で構造改善局の問題をきょう取り上げましたけれども、この問題は徹底して活動を改めていただきたいと思いますし、またそのほかの問題についても今後追及していきたいと思います。  次に、私は、八月二十...全文を見る
○緒方靖夫君 決めた事実はない、白紙ということかもしれませんけれども、ということは、一時全員解雇ということもあり得る、そういうふうにごらんになっているんですか。
○緒方靖夫君 私は、この点で労使間がよく話し合って、またきちっとした規則や手続にのっとって、働く者の雇用継続と労働条件が引き下げられない、そういう方向でいくということを要望しておきたいと思います。  この三行の合意には、店舗をさらに百五十店程度削減する、そういうことも含まれてお...全文を見る
○緒方靖夫君 今言われたように、銀行法の施行規則にあるそういうことにのっとって慎重にやっていただきたい、このことも要望しておきたいと思います。  もう一つ、店舗を削減すると同時に、幾つかの銀行のディスクロージャー誌に掲載されているわけですけれども、支店の中の法人取扱窓口、これが...全文を見る
○緒方靖夫君 簡潔にお願いします。
○緒方靖夫君 もう一つ、振込手数料の新設、引き上げ問題、これがあるんです。例えばこの十三日から富士銀行は、窓口でこれまで同一支店内の振り込みはゼロから四百二十円になる、他行には八百四十円になる、こういう事態になるわけです。これは非常に大きな国民的な負担になると思うんです。  最...全文を見る
○緒方靖夫君 時間ですので終わります。
09月30日第145回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  私は、沖縄返還時の財務取り決めの問題について質問いたします。  これまで政府は、沖縄返還に伴う核撤去などの日本の負担額について、総額を沖縄返還協定に記されている三億二千万ドル、当時の為替レートで一千五十二億円だと公表してまいりました...全文を見る
○緒方靖夫君 私が尋ねたのは、核撤去費用のための七千万ドルという項目がアメリカでそのとおり使われたのかと尋ねているんです。
○緒方靖夫君 私が述べたこの内訳というのは外務省の見解ですよ。外務省が私に答弁した内容ですよ。それは間違いないでしょう。  大体、総額だけ述べるということもおかしい。この点については確信を持って言えない、アメリカにも尋ねたことがない、だからその程度の話しかできないんだろうと思い...全文を見る
○緒方靖夫君 私はこれまでたびたびアメリカの公開文書を使って質問してまいりました。そのたびごとに外務省はそういうことを言う。しかしこの問題については、日本政府の財政負担にかかわる、そういう問題を含む重要な問題ですよ。ですからこれについて、読まない、この資料は入手しない、そしてそれ...全文を見る
○緒方靖夫君 外務大臣がその程度のことしか言われない、非常に情けないと思います。政治家としての話でもない、私はそういうふうに思います。  これまでも、沖縄返還交渉の財務取り決め、これは七〇年六月から始まった、国会でもそう説明されていた。しかし、こういう文書から見ると、返還合意に...全文を見る
○緒方靖夫君 実際に協議に参加した米陸軍の作成した文書によると、翻訳したものですけれども、日本政府はこの極めて異常な合意に極めて鋭敏になっていた。というのは、沖縄をドルで買い取ったと言われかねないからであったと。なぜこういう秘密合意をつくったかということを動機までちゃんと説明して...全文を見る
○緒方靖夫君 まさにこれは虚構にしがみついていると私は言わざるを得ないと思います。重大な問題ですよ。  大体、三億二千万ドルと言われている額、それに加えて一億九千万ドル実際に払われた。アメリカは日本政府から受け取ったと言っている。じゃ、日本政府はどこから出したのか、こういう問題...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございます。  それでは、次の問題に移ります。NLPの問題です。  野呂田防衛庁長官は、今月一日、硫黄島の視察の際に、アメリカ軍の夜間発着訓練、NLPについてこう述べられています。  厚木基地周辺の騒音をさらに減らすため、厚木基地での夜間発着訓練を限...全文を見る
○緒方靖夫君 長官、三宅にも人が住んでいるんです。そして、村議会また村民挙げてNLP基地は困る、そう言っているわけです、お願いされないと言っているわけです。ですから、私はその願いをやはりきちっと受けとめていただきたい、そう思います。  ことし五月に行われた日米首脳会談で、クリン...全文を見る
○緒方靖夫君 どうぞ、外務省。
○緒方靖夫君 神奈川県の綾瀬市が平成十一年度の厚木基地に関する要望書、これを出しておりますけれども、それに対する横浜防衛施設局長の九月十三日付の回答書、これによりますと、防衛施設庁は厚木基地周辺での爆音被害の軽減のため、立地条件が適している三宅島に代替訓練場を設置するのが適当とし...全文を見る
○緒方靖夫君 「鋭意調整を図っている」、「鋭意」と書いてあるわけでしょう。具体的にやっていないのに何でこんなことを書くんですか。だから誤解を与えるわけですよ。  ならば、これは綾瀬市に対する文書ですから、綾瀬市に対してちゃんと取り消す措置をとってください、いいですね。
○緒方靖夫君 それでは、綾瀬市と、非常に被害感を持っている三宅の当局に対してきちっとあなた方の方からその真意を伝えるということを約束していただいたと思いますが、よろしいですね。
○緒方靖夫君 このNLP問題というのは、ガイドライン関連法の成立を契機にして、在日米軍による実施は三宅あるいは厚木などにとどまらない、そういう事態になっております。  その規模はどうなっているか。防衛施設庁が提出した資料によると、全国でNLPを実施している箇所は硫黄島、厚木、横...全文を見る
○緒方靖夫君 わずかこの二年の間に九百回もふえていることになりますね。しかも、これ以外に通常の夜間訓練の一環という形でNLPの回数に入れない、そういう計算の仕方をしているわけで、厚木なんかはそうですよね。そうすると実際には相当ふえていることになると思います。  岩国基地では、九...全文を見る
○緒方靖夫君 長官、やっぱり今の発言、重大ですよ。三宅島には賛成する人もいる。それはいるでしょう。だけれども、大多数が反対だと言っているんですよ。村議会でもそうだ。三宅島の自民党あるいは自民党系の皆さんも反対している。それが島全体のコンセンサスをつくっているわけですよ。ですから、...全文を見る
○緒方靖夫君 各地で問題になっている典型例として、山口県の岩国港について取り上げたいと思います。  ここは、米軍岩国基地を抱えて、米軍物資を運ぶ民間チャーター船や、あるいはMSC、米軍事海上輸送軍団所属の貨物船の入港が相次いでいるところです。山口県港湾施設管理条例は、爆発物その...全文を見る
○緒方靖夫君 従来、米軍はリストをちゃんと提出していたわけで、それをある時期から、昨年七月からしなくなったわけです。そこには、今局長も言われたと思いますけれども、やはり条例を尊重するという点で問題がある、そういう意味のことを言われたと思います。  確かに、全国知事会での第二回説...全文を見る
○緒方靖夫君 二つあります、重大問題。今の答弁は非常に重大です。  岸壁は地位協定が優先する。陸揚げしたその後、野積みのところでは、つまり岸壁以外のところでは条例が適用される、それが外務省の公式の見解と言われた。信じがたい話です。  いいですか、岸壁も野積み場も、岸壁以外の施...全文を見る
○緒方靖夫君 最後です。非常に重要な問題です。  私は最後に申し上げたいんだけれども、この問題については十四の都道県知事が集まっている渉外知事会でも大問題になって、地位協定を変更してほしい、地位協定の中に条例を尊重するということを入れてほしいということまで出ているわけです。神奈...全文を見る
10月15日第145回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  東海村の核燃料加工施設での臨界事故について質問いたします。これは日本で原子力災害史上最悪の事件となっております。  我が党は、事故当日、調査団を現地に派遣するとともに、志位書記局長を責任者とする事故対策本部をつくり、政府に緊急対策、...全文を見る
○緒方靖夫君 今非常に重大な答弁をされましたよ。情報取得に努めた、そしてそれが入ってきたのは夕方。本当ですか、信じられない答弁ですよ。  私は東海村で確認いたしましたけれども、ジェー・シー・オーの東海事業所長が事故発生後の十分後に、つまり三十日の十時四十五分には臨界事故だと東海...全文を見る
○緒方靖夫君 局長、ますます重大なことをあなたは言われていますよ。だって、午後四時にナトリウム24が検出されたと。中性子線が飛んでいるという証拠じゃないですか。それでいながら、なぜ夕方から夜にかけてなんですか、なぜ直ちにやらないんですか。大体、こういう原子力の事故というのは、重大...全文を見る
○緒方靖夫君 また重大なことを言われた。だれが、いつ、情報をどうやってキャッチしたか。今整理中なんですか。事故から何日たっていますか。そんなことをやっているから、科技庁は信用できない、そういう世論の批判がばっと起こるわけですよ。何が今整理中ですか、冗談じゃない。  事故が起こっ...全文を見る
○緒方靖夫君 今まですべて公表しているんですか。していないですよ。ホール・ボディー・カウンターによる検査、その結果だって報告していないでしょう。結果は出していないでしょう、生の結果。私が言っているのはすべての生の報告ですよ。出していないじゃないですか。それを今の状況、出しているな...全文を見る
○緒方靖夫君 出ていないんですよ。どういう事件か、どういう事故か判断できるような材料は全く出ていない。だから、専門家も今必死になっていろんな推定をして、こうじゃないかああじゃないかと言っている。正確にこの事故の内容をはっきり突きとめるためには全容が必要なんです。ですから、あなたが...全文を見る
○緒方靖夫君 出ていないデータはたくさんありますので、具体的に示します。  今、局長はすべて出すと言われた。それが基本だと言われた。そうですよ、公開が原則なんです。それを出していただきたい。そのことを約束した、そのことを守っていただきたいと思います。  ところで、中性子線が観...全文を見る
○緒方靖夫君 局長、答弁が非常に不正確なんです。いいですか、当初より原研からやるように申し入れたと言われた。そんなことはないんです。あなたが最後に言われたように、村の方から要請があって初めてこれを始めたんです。  これも私は東海村で調べてきました。東海村当局側は、十月三日午後一...全文を見る
○緒方靖夫君 無責任だ。
○緒方靖夫君 無責任だよ。国会の場であなた、担当者でありながらそんな無責任な答弁はないですよ。一議員が努力すれば調べられることでしょう。なぜそんな大事なことを今まで把握していないんですか。ますますあなたの責任が問われる。  私は、もう一つ、国際原子力機関、IAEA、この問題につ...全文を見る
○緒方靖夫君 今言われたなぜ拒否したかということで、事態が収拾しつつある、だから結構ですと言われたと思いますけれども、それが大体大変な認識不足ですよ。その時点はどうかというと、非常に早過ぎたと批判を受けている政府の安全宣言さえもまだ出ていないときです。そういうときになぜそういう申...全文を見る
○緒方靖夫君 私は監督責任、これも非常に大きいと思っているんです。  それで、この問題では、実はこのジェー・シー・オー東海事業所に対する国の保安規定順守状況調査、これが八五年から七年間毎年行われてきた。これが九二年の十一月の調査を最後に行われていない、こういう問題がある。それか...全文を見る
○緒方靖夫君 通産省のOBなわけですよね、しかも立地公害局長。どういう仕事ですか。今回のような事故を防止する部署の責任者じゃないですか。さらに、その前には資源エネルギー庁の鉱業課長の経歴もある。  こういう方が、ジェー・シー・オー東海事業所で起こったこと、例のバケツ使用が恒常化...全文を見る
○緒方靖夫君 七年間も状況調査もしない、巡視も肝心なときを外す。そういう形で、監督する側と監督される側に何の緊張感もないわけですね。当たり前ですよ、科技庁出身の専門官が通産省OBの社長に対してどういう態度をとれるか。そうしたことを考えたときに、やはり私は、この間の調査、これが全く...全文を見る
○緒方靖夫君 最後です。もう時間がありません。最後に大臣にお尋ねしたい。  こういう安全審査体制の問題、大きな不備があるということが事実で証明された今回、やはり厳しい安全審査体制を確立する、そのためには原子力の計画、建設、運転、廃止に至るそういう安全規制、これを第三者機関によっ...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
10月27日第145回国会 参議院 決算委員会 閉会後第8号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  まず、西村防衛政務次官の辞任問題について質問いたします。  西村氏は雑誌の対談で、日本の核武装を国会で検討すべきとか、国軍の創設とか、大東亜共栄圏、八紘一宇を世界に広げるとか、そういう持論を展開し、さらには女性だけでなく男性もべっ視...全文を見る
○緒方靖夫君 総理、今あなたは大変なことを言われましたよ。誤りはなかったんですか、こういう人事に対して。非常に重大ですよ。あなたは国民の怒りを全然理解されていない。そしてまた、自分が責任を持って行ったそういう人事について、全くその責任を認めていないじゃないですか。何が誤りがなかっ...全文を見る
○緒方靖夫君 全然なってないですね、答弁として。  総理、いいですか、辞表を出したときには既に大問題になっていた。テレビでも新聞でも大問題になっていた。そして、辞表を出してもそれを受理しないで罷免するという道だってあったわけですよ、事柄の重大性を考えれば。そうすれば総理の信頼に...全文を見る
○緒方靖夫君 総理、国民もマスコミもこれだけ厳しく批判している、こういう事案ですよ。それに対して、総理は先ほど誤りがなくと言われた。それはやはり撤回していただきたい。これだけ大きな問題になって任命になぜ誤りがないんですか。おかしいじゃないですか。
○緒方靖夫君 この問題に対しては、アジアで世界で非常に大きな反響を呼んでいる。ここにコピーの山がありますけれども、これについてはあなたの任命責任を問うているんですよ。あなたが心を込めて選任した政務次官がこんなことになった、そして総理の責任は一体どうなるのか、これを問うているわけで...全文を見る
○緒方靖夫君 反省と言いながら、それがなかなか見えないのが残念でございます。  次に私は、原発立地の公開性を求める立場から、関西電力が石川県珠洲市に計画中の原子力発電所の用地取得をめぐっての問題を質問したいと思います。  この問題は、関西電力が予定地周辺の土地の買収を大手ゼネ...全文を見る
○緒方靖夫君 通産省はそんないい加減な説明をうのみにされるんですか。信じられない話ですね。  問題の土地の売り主である神奈川県在住の医師は、現在確かに脱税容疑で裁判中ですけれども、この医師は先週開かれた第二回の公判で、関西電力による土地買収の工作が露見して原発建設計画がとんざし...全文を見る
○緒方靖夫君 資料の配付をお願いしたいと思います。(資料配付)  東京国税局査察部は、昨年八月から九月にかけて関西電力や清水建設など全国五十カ所以上で査察を行い、関係資料を押収しております。これらの資料から、一連の土地売買にかかわった企業は、大手ゼネコンの関係会社を初めダミー会...全文を見る
○緒方靖夫君 この問題については調査すると言われたと思いますが、そうですね。八万五千平方メートル。そこをはっきりイエスかノーか言ってください。
○緒方靖夫君 調べてください。
○緒方靖夫君 この一連の裏工作は、関西電力が反対派住民の激しい抗議で高屋地区の立地可能性調査に失敗した一九八九年ごろに始まって、土地取得は珠洲原発が九三年六月に政府の総合エネルギー対策推進閣僚会議で要対策重要電源と指定されるとすぐに行われているわけですよ。住民の目を欺く大変計画的...全文を見る
○緒方靖夫君 最後に総理、議長としてやはりこの問題……
○緒方靖夫君 きちっと把握していただきたい。大問題になると思います。このことを指摘して、また要望して、質問を終わります。
11月16日第146回国会 参議院 国土・環境委員会 第2号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。公共住宅政策と新公団の家賃問題について質問いたします。    〔委員長退席、理事市川一朗君着席〕  大臣は、所信で内需拡大の柱となる住宅対策を強調されました。国民の持ち家対策も非常に重要ですけれども、同時に国民多数にとっては大量の低家賃...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、それでは日本の住宅全体に占める公共住宅、公団とか公営公社ですね、その住宅は何%ぐらい占められておるか、御存じですか。
○緒方靖夫君 九八年で六・八%なんです。八八年には七・五%だった。ずっと下降線をたどっておるわけです。私は、今重視されると言われたその大臣の言葉は非常に大事だと思うんですけれども、しかし現実には低下している。それは公が手を引いて民間に任せる、そういう住宅政策がこの間ずっととられて...全文を見る
○緒方靖夫君 重視される、しかし補完で行かれる、そこはやはり矛盾だと思うんです。これをしっかり柱に据えていただく、このことをお願いしたい。  その点で、公共住宅で非常に大きな役割を占める公団ですけれども、新公団に移行して来年四月から新しい家賃が始まる、こうなりますね。継続家賃に...全文を見る
○緒方靖夫君 額は。
○緒方靖夫君 値上げになる。これがまた値上げが大体六割ぐらい占めると思うんです。そうすると、やはり私は非常に重大なことになるんだと思うんです。  配付させていただきましたこの資料を見ていただきますと、例えば足立区の花畑団地、三DKで一万八千四百円上がる、田町駅前の公団は二DKで...全文を見る
○緒方靖夫君 公団の家賃の問題については、都心部では、とりわけ二十三区では大変な値上げになるわけです。今総裁が言われたような措置というのは一つのやり方ですけれども、附帯決議の中で決められたその十分な配慮ということを考えた場合には、そうした都心部に住むそういう居住者の安定を図る意味...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、私は調整池の問題について伺いたいと思うんです。  これはちょっと新しい問題で、大臣の方と、防災とか住民が安心して暮らすとか、そういう点で前向きの議論をしたいと思っております。  住宅地には一時的に雨水をためて洪水や鉄砲水を防ぐ調整池が多数つくられております...全文を見る
○緒方靖夫君 確かに大臣、連携が悪いんです。建設省の中でも悪いんだから、河川局と建設経済局と。本当にこの問題ではどうしようもない。ですから、大臣のイニシアチブをお願いしたいんです。  今言われたように、東京の町田市では、ことしの七月から八月にかけて何と十一カ所、調整池が埋められ...全文を見る
○緒方靖夫君 今、大臣の方からこの問題、マニュアルをつくられると言われた。やはり私はそれは非常に大事だと思うんです。住民が防災上も安全上も本当に困っている、この問題をチェックする法律がない。これはやはり私は日本の悲劇だと思うんです。こういうことがある。やはりこれが国会に出された以...全文を見る
○緒方靖夫君 ですから、それをやはりつくっていただく、これが非常に大事だと思うんです。  ですから、私はきょうは非常に前向きな話をしていると思うんですね。住民がこれだけ困っている。防災上も困る。建設大臣は同時に国土庁の長官でもあられます。ですからその点で、両方の側からこういう問...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。終わります。
11月19日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第4号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  きょうは深谷通産大臣と、中小企業者の切実な願い、これを一歩でも二歩でも前進させるような、そういう前向きな建設的な議論をさせていただきたい、そう思っております。  私は、東京大田区の中小機械金属加工業が今日抱えている課題がどういうもの...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣が感銘を受けられた、非常に心強いと思います。  白書は続けてこう述べているんです。「大都市加工型集積は、新製品の開発、高度技術による加工・製造、大企業製品の設計など高度技術の「苗床機能」を持つ我が国製造業の基盤として極めて重要な役割を果たしてきている。今後とも...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣がそう評価されている大田区の中小企業の実態、これが今どうなっているかということです。それがやはり非常に肝心であると思うんです。  産業の空洞化、それから最悪の長期不況、さらに産業構造改革や大手企業のリストラ、こうしたことも相まって仕事量が大幅に減少している。何...全文を見る
○緒方靖夫君 きのうも大臣が大田区に訪問されたということを伺いまして、非常にこれは大事なことだなということを痛感しておりました。  しかし同時に、大臣が訪問されるときに、いろいろ通産省の関係者から話を聞いた、十分状況判断をしていると今言われましたけれども、私はそういうふうにはど...全文を見る
○緒方靖夫君 それでは大臣、そういうことで大臣にかわってぜひ人を派遣して、これは各地に派遣しなきゃいけないということになるかもしれませんけれども、しかし私はここできょう大田区の問題を特に取り上げたというその関連で、ぜひそのことを実現していただきたい、このことをお願いしておきたいと...全文を見る
○緒方靖夫君 二十五万千三百五十二件なんです。これはどえらいことなんです。この数年間で一・五倍です。こんなことはかつてなかった。それだけじゃない。給食費を滞納する世帯、あるいは保育料も払えない、こういう世帯が中小企業の中でふえているんです。それからもう一つ、町の問題、中小企業が栄...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣は、切り捨てかどうか、それについては意見が分かれると言われました。私はそれを数字でどうかということをちょっと見てみたいと思うんです。  私は、今大臣が言われたように、中小企業を救うために現行の法制度を積極的に活用する、これは非常に大事なことだと思っております。...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、私はきのうからの議論を聞いていて、美しい言葉で語るのはいいんですけれども、やはり今悲鳴を上げている方がおられる。大臣よく御存じのとおりですよ。そうすると、こういう集積がもう危ない、これが壊れる、破壊される、そういったときに、やはり大臣のイニシアチブで予算を十倍...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほども今も予算の拡充ということを言われました。その言葉を私も重く受けとめたいと思いますので、そうした方向をぜひ実現していただきたい、このことを要望しておきたいと思います。  さて次に、私は商工ローンの問題について質問したいと思います。  銀行の貸し渋りに悩む、...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、金融再生委員会が先頭に立って、金融監督庁もこの問題に全力を挙げるということが必要であって、財務局に任せている、そんなやり方でいいのかということを率直に思います。  その点で、私は、先日行われた財政・金融委員会での参考人招致で商工ローン最大手の日栄の松田社長が...全文を見る
○緒方靖夫君 調査中だということですけれども、あなたはこの文書を御存じですか。
○緒方靖夫君 今あなたが必死になってやっていると言われたその調査は、非常に緩慢なものであり、国民の要望にこたえるものになっていないとはっきり私は申し上げたいと思う。  そして、これもあなた方は手に入れていないですよ。手に入れているのだったらはっきり言っていただきたいけれども、手...全文を見る
○緒方靖夫君 実際にこういう恫喝の指示の文書があるわけです。実際にあるわけですよ。しかも、そういう事例はたくさんある。今、各地で裁判になっているでしょう。ですから、あればじゃないんですよ。実際にある。その確認の作業、それが、国民がこれだけ怒り、業者にこれだけ憤りを持っているそうし...全文を見る
○緒方靖夫君 日栄の違法行為については今裁判が行われている。ちょうどきのう二つの判決が出た。御存じかもしれないけれども、高松高裁では、日栄の根保証契約についての説明が不十分で契約は無効、これが高松高裁の判決です。それから、名古屋地裁では過払いの返還を命じる、そういうのが出ている。...全文を見る
○緒方靖夫君 これだけ大きな社会問題になりながら、私は、実態の把握というのはもちろん一番大事なことだと思いますけれども、それが遅い、そのことをはっきり言っておきます。  こういう資料とか、本当にいろいろあるわけです。私、いろいろあり過ぎてここで言い切れませんけれども、しかしそう...全文を見る
11月22日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第5号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  黒瀬参考人にお伺いいたします。  私は先生が書かれた、これは中小商工業研究七月号で、「中小企業の発展性と問題性」という論文を読ませていただきまして、大変勉強になりました。先生のお考えで、中小企業の危機が加速しているという今日の状況が...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。  先ほど先生のお話の中で、大企業との付加価値生産性格差は縮小しておらず、ここに着目すれば中小企業の発展は抑えられている、そういうふうに陳述されましたけれども、私もそうだなということを痛感いたします。  今度の法律の改正で言いますと、例え...全文を見る
○緒方靖夫君 先生が書かれた著書の中で、「中小企業政策の総括と提言」というものがあります。これも私読ませていただきましたが、大変勉強になりました。その中で、東京の大田区と墨田区の事例が挙げられておりまして、そこで自治体が決めている条例の役割等々について非常に評価されている。それも...全文を見る
○緒方靖夫君 今回の法改正については非常に拙速であるということが言われております。中小企業団体が団体としてそういう意見を表明するということも行われております。確かに、議論する時間もない、意見も上げようがない、わずか二十日間インターネットで意見を聴取するということが行われたにすぎな...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほど挙げた先生の本の中でも、日本経済を活性化させる上での中小企業の役割、そのことにも触れられているわけですけれども、大企業の役割もある、それからまた中小企業の役割もある。今の日本のこういう状況の中で、大企業との対比で中小企業が果たす独特の役割、先ほど先生は中小企業...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。  折口参考人、大変済みません、時間がなくなりました。ありがとうございました。
12月07日第146回国会 参議院 国土・環境委員会 第4号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  四先生、きょうは本当にありがとうございます。  まず、福井先生にお尋ねしたいんですけれども、私、たまたま日経新聞に先生が今回の定期借家権の導入について、これは貸し主が長期的な土地の利用計画を立てやすくなり不動産の流動化にもつながる、...全文を見る
○緒方靖夫君 甲斐参考人にお尋ねしたいと思います。  法務省が九六年の一月に規制緩和計画の見直し中間公表というのを出したことがあります。これは、経団連から借地借家法の見直し、とりわけ正当事由を取り去れという、そういうことに対して法務省がまとめた見解なんですけれども、そこには、「...全文を見る
○緒方靖夫君 推進論者の方々は、正当事由制度を外すと優良でそしてまた広い住宅が供給される、そういうことを述べているわけですけれども、私は逆に、この制度が導入されると、甲斐先生が先ほど述べられているように、高齢者また弱者、そういう方々に過酷な事態が予想される、そのことを痛感いたしま...全文を見る
○緒方靖夫君 原田参考人にお尋ねいたします。  私は先生のお話を伺っていて、私もヨーロッパに長い間住んでおりました。パリでも五年間借家住まいをしておりましたので非常に実感が伴って理解できたわけですけれども、推進論者の方々は、基本的に住宅弱者の保護の責任を持つべきは国や自治体だと...全文を見る
○緒方靖夫君 本郷参考人にお伺いいたしますけれども、先ほど先生は発言の中で、この定期借家権の導入、これが行われると不動産の流動化に寄与すると言われましたけれども、それはどの程度期待されているのか、その点をお伺いいたします。
○緒方靖夫君 最後に、甲斐先生にお伺いいたします。  この法律が、良質な賃貸住宅等の供給促進、それを銘打っているわけですけれども、しかしこの法律の中では、はっきりと決まっているのは定期借家権の導入、その点だけで、あとは努力義務になっているわけです。そういう点で、この法律のうたい...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。  終わります。
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  午前中の参考人質疑でも、出られた方二人はこの法案を推進する立場でそのメリットについて幾つも述べましたけれども、その一つに不動産の流動化を挙げられました。福井参考人は、経済企画庁は年間八千億と経済効果を見ているけれども自分はそれをはるか...全文を見る
○緒方靖夫君 定期借家推進協議会という組織があると思います。私はちょっと記録を読みましたら、その発会の式には保岡議員も参加されていると伺いました。それは、この法案を推進させ、そしてまた成立した暁にはこれを啓蒙、そして広く進めていくということを目的にしている、趣旨だということも明ら...全文を見る
○緒方靖夫君 通告しておきましたけれども、お答えはありませんでした。  私が聞いているのは、団体名なんです。経済同友会、日本不動産協会、日本高層住宅協会、日本ビルヂング協会連合会、不動産協会等々、こういう団体が並んでいるわけです。  こういうことから見ると、そしてまたこれまで...全文を見る
○緒方靖夫君 障害になっているということを認められました。  それで、先ほど非常におもしろい場面がありました。商店街がくしの歯が抜けたようになっていくという話を同僚議員がしたときに、保岡議員は、そうなんだ、今、虫食い状態で大変なんだと言われた。一体だれの話を聞いているのかなと注...全文を見る
○緒方靖夫君 短くやってください。
○緒方靖夫君 答弁は短くしていただきたい。端的に答えていただきたい。  私が言ったのは、法務省は先ほど紹介した見解、これを変えていないと言うんです。これが大事なんです。ですから、この法律で民法のこの根幹的な部分、これを根底から覆してしまう。そこに私は非常に重大な問題があると思い...全文を見る
○緒方靖夫君 その答弁でよろしいんですか。私はいろいろ法制局にも聞きましたけれども、対象になるという解釈でした。私はこの法案を見るとそう読めるんですがね。
○緒方靖夫君 何ですか、その答弁は。そんなあいまいなんですか、この法律は。非常に重大な問題を含んでいるんですよ、これは。  つまり、再開発の問題等々で、今この法律で事業者の建物が全部網をかぶせられたら大変なことになるという危惧がいっぱいある。それに対して、そうじゃないとはっきり...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう事業用建物については見直す考えはない、つまりそれは即適用されるということになるでしょう。ですから、私はもう時間がないからこれ以上言わないけれども、非常に大きな問題があると思います。  そういった点で、先ほど私は言いましたけれども、都市の再開発等々で虫食い状...全文を見る
○緒方靖夫君 その期間がありますけれども、それが終わった後には確定するわけです、契約が。その期間が終わった後には確定するわけですよ。それはそうですね。ここが非常に大きな問題なんです。  きょうの午前中も、参考人の方々からこの法律は非常に過酷である、弱者に対して過酷だという話が出...全文を見る
○緒方靖夫君 保岡議員が見落としていることは、大事なことが一つあります。それは、多くの借家人、その方々は法律の素人です。一方で、それを結ぶ家主の側、多くの場合には不動産屋が中に入ると思いますけれども、そちらはそういうことに熟知している。そういう大きな差があるわけです。ですから、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 今、要するに保岡議員は、通知した後、半年後には出なきゃいけないということを認められたわけですね。いろいろ言ったけれども、その間に準備してどうこうとか、引っ越しの準備ができると言ったけれども、通知したら六カ月後には出なきゃいけないんですよ。これが過酷なんです。  な...全文を見る
○緒方靖夫君 いや、別の話です、今度は。中途解約。
○緒方靖夫君 大事な問題なんですよ。いいですか。家主の側から、借地借家法二十七条にある中途解約権、そして二十八条の正当事由、これは排除されるのかと聞いているんです。
○緒方靖夫君 はっきりしてくださいよ。時間がない。
○緒方靖夫君 家主。
○緒方靖夫君 されないわけでしょう。
○緒方靖夫君 要するに、家主にとっては正当事由があれば中途解約がいつもできるという意味ですか。大事なところなので確認します。
○緒方靖夫君 肝心なところじゃないですか、これは。
○緒方靖夫君 当たり前です、そんなことは。特約に書いてあるわけですからね。  ですから、私がここで言いたいのは、この法律をきちっと読む限り、家主側にとっては、従来どおりの正当事由があれば中途解約がいつでもできるんですよ。定期と言いながらも、家主側はいつでも借り主を追い出せる、極...全文を見る
○緒方靖夫君 時間がないので、これをぜひ聞いておきたいんですけれども、附則第四条、「四年を目途として、」見直すとあります。何を見直すかという点については、「居住の用に供する建物の賃貸借の在り方について」見直すとなっている。  一体何を想定しているんですか。
○緒方靖夫君 それは書いてある。何を見直すか、何を想定しているかということ。
○緒方靖夫君 今の答弁は非常に重大ですよ。だって、二百平米以下の今は除外されているそこにも網をかけるということにもなってくるわけです、居住用なわけですからね。そうすると五十平米の借家の方々もこの定期借家権で適用を受けてくる、全部それが網に入る。そういうことを想定して定期借家権を徹...全文を見る
○緒方靖夫君 それはこの法律の解釈だけであって、私が聞いているのは、例えば特約で家主の方が一方的に値上げする、仮にそういうことが書かれたとか、あるいはそういう種類のことが書かれたときに大変な事態になるじゃありませんか。不動産の方々は専門ですから、それがやりたい放題になる。そしてま...全文を見る
○緒方靖夫君 ですから、こういう大きな問題、こういうことを含んでいるということをやはり私ははっきりとここで指摘しておきたいと思います。  終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、良質な賃貸住宅等の供給の促進に関する特別措置法案に反対の討論を行います。  本法案は、良質な賃貸住宅の供給促進を掲げていますが、法案の中心的な内容は定期建物賃貸借契約、いわゆる定期借家制度を創設する借地借家法の改定です。定期借家制度で良...全文を見る
12月14日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第9号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  きょうは、三人の参考人の皆さん、本当にお忙しいところありがとうございました。貴重な話を聞かせていただいたと思っております。  まずお尋ねしたいんですけれども、先ほど寺内参考人は、中小企業の廃業が開業よりも多いという状態があると、これ...全文を見る
○緒方靖夫君 河野参考人にお伺いいたしますけれども、中小企業について、中小企業が成長して大企業になっていくのがいいんだという、そういう主張があります。それに対して、やはり中小企業は中小企業としての役割がある、独自の物づくりがある、特化したそういう役割がある、そういう形で、中小企業...全文を見る
○緒方靖夫君 寺内参考人にお伺いしますけれども、東大阪ですね、私この委員会で東京の大田区の蒲田の問題を取り上げました。どちらもやはり中小企業が非常に高い水準で、しかも研究等々も相当そこに資金もつぎ込むという形で本当に頑張っている。東西の横綱だと思うんです。  そういう中で、ちょ...全文を見る
○緒方靖夫君 引き続きお伺いしますけれども、中小企業にとって、社会的なニーズとかそういうものを的確に探るというのはいろんな制約があってなかなか難しい問題があると思います。その点を見事におやりになったということですね。先ほどから感銘を持って話を伺いました。  そういう中で、一つ例...全文を見る
○緒方靖夫君 今のお話を伺っていますと、技術の力で大を制すといいますか、そういう大きなチャレンジ精神があるなということは思うわけですけれども、同時に今回の法案の中で商工組合の経営安定事業及び合理化事業を廃止するという、そういう中身があるわけですけれども、その点について参考人はどう...全文を見る
○緒方靖夫君 堀井参考人にお伺いしたいと思うんですけれども、世界を相手にいろんな形で世界の産業構造や中小企業の状況を実体験でごらんになっていると思うんですけれども、私も長い間ヨーロッパにいて、日本の中小企業とヨーロッパとはまるっきり違うということを痛感してまいりました。  そこ...全文を見る
○緒方靖夫君 引き続きお伺いしますけれども、私はある雑誌で堀井参考人が、ベンチャービジネス支援策はたくさん出ていて資金の供給等では大変ありがたいけれども、しかし肝心の選手が出てこないと。確かにそのとおりだと思うんです。そこに選手が出てこない。この選手をつくっていく。そういう点で具...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。  終わります。