緒方靖夫

おがたやすお



当選回数回

緒方靖夫の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第147回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第1号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  国連の威信の低下ということが話題になったと思いますけれども、それは国際の平和と安全の維持という国連の主要な任務にとってやはりそういう事態が最近あったからだと。特にNATO軍によるユーゴスラビアの空爆、これがその大きな出来事だったと思い...全文を見る
02月21日第147回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  私は、昨年九月にマレーシアを訪問いたしまして、そこで政府や外務省の関係者とお話をしたときに、日本の安保理の常任理事国入りについて、日本がアジアの一員とならない限りは賛成できないという意見、これはマハティール首相の意見でもあるんですけれ...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。
02月23日第147回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  財政の問題について、国連の本体ではないんですけれども、私は、この十何年間かかわってきたジュネーブにある国連人権委員会、国連人権センター、そこの移り変わりを見ても非常に財政難を実感するんですね。スタッフが削られる、だからNGOのアムネス...全文を見る
03月01日第147回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第4号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  大変有益なお話、ありがとうございました。  やはり学界それからまた国連で大きな役割を果たされている先生ならではの御発言だということを痛感いたしました。  私は、国連人権活動と日本政府のかかわりについてお伺いしたいんですけれども、人...全文を見る
03月07日第147回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第2号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  法律で定められている審議会の主な任務というのは候補地の選定ということです。さっきの話で、十の候補地を条件つきを含めて三つにしたわけです。しかしよく見ると、実際三つといっても十の候補地のほとんどが含まれているということになるわけです。 ...全文を見る
03月10日第147回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  まず、警察問題について伺います。  日本共産党国際部長宅盗聴事件、これが国会でも大きな問題になりました。今でも、警察は関与を一切していない、そう言われるんですか。
○緒方靖夫君 関与があったかどうか聞いているんです。
○緒方靖夫君 東京高裁の確定した判決は、この事件が警察の組織的、計画的な行為だということを認めているわけですね。そして、この判決を被告、国は、上告する理由がない、理由がないと言ってそして受け入れたわけです。  したがって、この問題、明らかに警察官の組織的な犯行、そのことをしっか...全文を見る
○緒方靖夫君 全く無反省ですね。  それならば、国家公安委員長、同じ質問です。いかがですか。
○緒方靖夫君 それを認めますか。
○緒方靖夫君 裁判所が確定した判決。しかも、確定したわけですよ。そこで述べていること、それについては認めますね。
○緒方靖夫君 それじゃ、言いなりじゃありませんか。言いなりの国家公安委員長と、このことでも改めてはっきりいたしました。  この事件の当時から警察はうそつきと言われてきました。新潟県警の問題では、警察が女性を保護したとか、あるいは本部長の在所を偽るとか、うそにうそを重ねる。そんな...全文を見る
○緒方靖夫君 うそを重ねたことです。うそを重ねたことを言っているんです、新潟県警問題。
○緒方靖夫君 一昨日、幹部職員の懲戒に関しては持ち回り決裁の前例は答えられなかった。昨日、二件あったと報告してきました。本当に二件ですか。
○緒方靖夫君 秋田の事案について。
○緒方靖夫君 会議開いてないですか。
○緒方靖夫君 会議開いているでしょう。
○緒方靖夫君 あなた方の資料でこの会議で合意が形成されたと書いているじゃないですか。資料出しなさい。
○緒方靖夫君 会議は開いて合意が形成された、このことははっきりしていますよ。  三重の件はどうですか。
○緒方靖夫君 会議を開いたのかどうか。
○緒方靖夫君 無責任だ、それは。そんな無責任な話はないよ。それを出しなさい。資料がないのはおかしいよ。どんないいかげんな仕事をしているんだ。
○緒方靖夫君 こんな重大な問題、資料がないというのはどういう仕事をしているんですか、ふだんから。責任を持って出しなさい。
○緒方靖夫君 なぜそう言えるんですか、文書がなくて。いいかげんだよ。
○緒方靖夫君 委員長、納得できません。資料の提出を要求いたします。
○緒方靖夫君 秋田の事案は会議が行われている、三重についてはわからない。それで何で二件だと国会で答弁されたんですか。
○緒方靖夫君 こういういいかげんなことを国会で答弁する。私は本当にひどい話だと思います。警察はうそをつく、そういうことがまかり通っています。それに加えて、国家公安委員長が、やってない会議をやったと称してうそと思われるようなそういうことも言う。うそつきの国家公安委員長という新聞報道...全文を見る
○緒方靖夫君 即刻やめるべきだ、このことを要求いたします。  次に、農水省の構造改善局をめぐる汚職事件について、逮捕された元課長補佐と大川農協幹部との癒着ぶりについては既に農水省の内部調査からも自明のことだった。にもかかわらず、今回の問題を見逃していた。農水省の調査が極めて不十...全文を見る
○緒方靖夫君 それではお聞きしますけれども、元課長補佐が昨年の農水省の調査で農協側から会食接待をたびたび受けていたと自己申告をいたしましたけれども、その際農水省は、接待側の農協に対して事実関係を確認していますか。
○緒方靖夫君 確認したかどうかを聞いているんですよ。答えになっていない。
○緒方靖夫君 はい、わかりました。
○緒方靖夫君 確認していないんですよ。あなたは認めているじゃないですか、衆議院の農水委員会で。やっていないんですよ。そのときですよ。昨年のことですよ。昨年の末、そうですよ。
○緒方靖夫君 やっていないわけですね。ですから、確認はやっていないんですよ。  いいですか。あなたはクロスチェックできちっと確認する、相手側にも、あなたの訓令でそういう方針がつくられているじゃないですか。それをきちっとやっていない。これが明らかじゃありませんか。
○緒方靖夫君 みずから決めた調査方針に反したことをやったでしょう。反していますね、みずから決めた調査方針に。
○緒方靖夫君 調査方針には「自己申告及びこれに基づくクロスチェック」と書いてあるでしょう。あなたもたびたび言っている。それを怠ったということをはっきり認めますね、この件について。
○緒方靖夫君 同じことなんですよ。  だから、大臣、それを称して私は不十分だと言っているんですよ。みずから決めたこと、調査の仕方をやらなかった、これが重大だと言っているんですよ。やっぱりずさんな調査でしょう。
○緒方靖夫君 みずから決めたことをやらないで、それでこういう事案になったわけでしょう。逮捕者も出したわけでしょう。ですから、その点ちゃんと反省してくださいよ、大臣。何ですか、それは。(発言する者多し)
○緒方靖夫君 大臣は自分たちの調査が不十分だと認められた、やるべきことをやらなかったということを認められた。その時点で事実関係をきちっと徹底調査していれば、こうした海外旅行の問題だってわかったはずだし、また、今回のこうした事態がわかってから慌てて調査をやり直すという醜態をさらすこ...全文を見る
○緒方靖夫君 果たしてそうか。  次に、それでは構造改善局所管の土地改良事業、その問題について検討したいと思います。  農水省は現在、吉野川下流の総合農地防災事業を直轄事業として進めておりますけれども、この事業の概要、主な目的、これはどういうものですか。
○緒方靖夫君 事業概要について。
○緒方靖夫君 今言われたように、事業量ベースで二一%。これは全体でどのぐらいの距離になりますか。
○緒方靖夫君 これはレクもちゃんとしておいたんだけれども、六十五キロの長さなんです、水路の長さが。二〇%ということで、だから十三キロ完成しているということですよね、今のところ。そういう状況になっております。  先ほど言われたように、平成三年度から着手して、そして平成十年度、そう...全文を見る
○緒方靖夫君 大変な、一・四倍なんですよね、これ。  それで、その理由を今、物価の上昇と言われましたよね。物価は横ばいなんですよ、ずっとこの間。何でそういうことになるんですか。しかも、百六十八億円という巨大な額ですよ。何でこうなるんですか。
○緒方靖夫君 大臣、今すごいことを言われましたよ。計算してくださいよ。こんなことになるわけないんですよ。だって、私は徳島で物価を聞きましたよ。横ばいですよ。もちろん全国もそうだけれども。どうしてこんなことになるんですか。労務費が七七%の増。  どうしてこういう中身になるのか、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 重要な中身なので、資料を要求いたします。出してください。  総事業費がどれほど膨らむのか。この問題で、今言いましたように、幹線水路の総延長が六十五キロ、これに対して完成したのが十三キロ。いいですか。そして、二百八十億円かかっているわけです。このペースで残り五十二キ...全文を見る
○緒方靖夫君 資料は出していただきますけれども、一体どれだけ額が膨らむのか。これはかなり膨らむというのは、現地の農水省の所長も認めざるを得ないわけです。そういう状況です。ですから、額については本当に果てしなく広がる、こういう状況があります。  それから、じゃ工期はどうか。事業の...全文を見る
○緒方靖夫君 では、いつになったらできるのか、完成するのか。現在は二〇%です、進捗率が。仮にこのままのペースで進めるならば、あと二十五年かかるんです。しかも、これからのところは一番難しいところなんです、市街地中心で。これまでは易しいところからやってきた。  ですから、一体いつに...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、受益農家の人たちが早くつくってほしいというのに何でおくれるんですか。そうじゃないからおくれるんじゃありませんか。それが問題ですよ。
○緒方靖夫君 全国で最大規模の五千七百ヘクタール以上の、東京ドームで千二百個分の大事業についてきのうあれだけきちっとレクをしたのに、何で大臣答えられないか、本当に不思議です。無責任じゃないですか。無責任だ。
○緒方靖夫君 事業費ベースで言うのはずるいですよ。だって、金ばかりかかって事業は進んでいない。だから千四百もかかるという試算が出るわけです。  ですから、はっきり言って、こうした事態を招いた、なぜこうなっているかということをよく見ていただきたい。地元農家、受益農家が喜んで協力し...全文を見る
○緒方靖夫君 税金を使っておくれるのは残念だと言うのは、大臣、非常に問題な発言です。  それから、受益農家の数、九二%と言われたけれども、私、現地に行っていろいろ話を聞いた。判をついたと言われている人からも聞いたけれども、実際判をついた覚えがない、そういう人がいるんです。これは...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、抜本的な見直しが必要だ、このことを要求しておきたいと思います。  さらに重大な問題がある。この事業での談合疑惑です。  実は、業者から談合情報が寄せられました。それによると、中国四国農政局の発注工事をめぐって、構造改善局所管の業界団体、土地改良建設協会加盟...全文を見る
○緒方靖夫君 資料配付をお願いします。    〔資料配付〕
○緒方靖夫君 配付資料の表1を見ていただきたいと思います。中国四国農政局が過去三年間に発注した建設工事、計二十八件の契約実績をまとめたものです。注目していただきたいのは落札率です。予定価格に対する契約金額の割合のことです。  公共工事の入札は、上限の予定価格と下限の最低制限価格...全文を見る
○緒方靖夫君 本当に競争しているなら、予定価格の七〇%台、八〇%台が普通なんです。  さらに、表2を見ていただきたい。  これらの入札のうち複数回入札が繰り返されたのは四件ありますけれども、いずれも本命業者が第一回入札から必ず一番札を入れる、一位不動の実態があるんです。これら...全文を見る
○緒方靖夫君 通報があったら調べる、これは発注官庁としての役割ですね。国会でこういう形で問題にされて、大臣は調べろと指示されないんですか。
○緒方靖夫君 調べるか調べないか。
○緒方靖夫君 重大な発言ですよ。いいですか。これだけのものを出されて調べない、今のところはと言われたけれども、私は、また後手後手になる、そのことを警告しておきたいと思います。  いいですか。問題はそれにとどまらないんですよ。それはこの事業に深く関与してきたある構造局OBをめぐる...全文を見る
○緒方靖夫君 それについては、きちっと調べた上できちっとした対処を要望したいと思います。  自治大臣に伺います。  この候補者の徳島については公共事業をどっさりとってきて社会資本を充実させる、こういう発言は構造改善局次長の経歴を利用した明らかな利益誘導発言だと思います。この発...全文を見る
○緒方靖夫君 それでは、自治大臣、その点でもやはりきちっと調べて後刻、報告していただきたい、このことを要望しておきたいと思います。  九七年の総務庁の行政監察を見ても、農業構造改善事業の約三割、約百九億円の大規模事業というのは生産性の向上に役立たずむだだった、行政監察がそう述べ...全文を見る
03月14日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第2号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  防災対策の強化について、きょうは建設大臣と建設的な議論をさせていただきたい、そう願っております。  安全な国土形成と国民の生命財産を守る、これは言うまでもなく非常に重要な仕事なわけです。大臣は所信で、被害の発生を最小限にするための情...全文を見る
○緒方靖夫君 今、大臣が言われたように、大規模にデータを収集されているわけですね、建設省は。それが各方面に伝達されてこそそのデータが生きるわけですけれども、建設省から直接自治体に伝達されているんですか、そのデータは。
○緒方靖夫君 そうすると、直接伝達されていないと。どこを経由しているんですか。
○緒方靖夫君 その河川情報センターに届けられるときに、それはどういう形になりますか。建設省がデータを提供するときには無料ですか、有料ですか。
○緒方靖夫君 私はこのセンターの機関誌を手元に持ってまいりましたけれども、こういうのを出しております。  これはことしの一月号なんですけれども、「FRICS NEWS」といいます。これを見ますと、どういうところに提供しているかということが書かれている。お手元の資料を見ていただけ...全文を見る
○緒方靖夫君 今、建設大臣は大事なことを言われました。模索中であり、そしてまた負担を少なくするように御努力されると。これは非常に大事なことだと思うんです。九八年度の情報収入ですね、センターの、調べてみると五十四億円あるんです、これは自治体からも来ているわけですね。  そして、自...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、自治体は買っているわけですよね、今。買っているその情報をもしパソコンで打ち出せたら、ホームページで見られたら、それは見ないかもしれないじゃなくて、必要なものですから、災害のためですから見るわけです、必ず。ですから、そういうことはまずない。  今、大臣が言われ...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、こうした形、話は非常に単純明瞭なんです。ですから、もうこれから大臣、答弁書を読まないで、大臣の良心と常識とで考えていただきたい。いいですか、もう一回言いますよ、おさらいします。  建設省が集めた情報を河川情報センターに送る。これは無料なんです。その河川情報セ...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほど加工でお金がかかると言われましたけれども、実際、加工でかかるわけないんです、そんなに。これは専門家に聞いてください。色をつけたりグラフにしたりするなんというのは大したお金はかからない、ソフトがあればできるわけだから。ですから、こんなに高いというのはおかしいんで...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、束ねるのはもちろん大事なんです。しかし、その束ねた高度の情報、建設省の情報は非常に高度です。それを防災のために各自治体へ行き渡らせる、伝達、大臣が所信で述べているでしょう。伝達のシステムをきちっとするのが大事なんですよ。それが、この料金のために三分の二の自治体...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、誤解じゃなくて、お調べいただきたいと思うんです。その上で、ぜひ早急な対策をお願いしたいと思います。  それから、次に移りますけれども、もう一つ防災問題として、国民の生命、財産を守る上で緊急な問題を取り上げたいと思います。  昨年十一月十六日の当委員会で、都...全文を見る
○緒方靖夫君 それで、二月四日に大臣が河川審議会の総会でこのことを含めて諮問されました。  私は河川局にいろいろ伺いましたけれども、この問題というのは、その中に調整池の問題は入っているけれども、そして審議会の検討というのは一年ぐらいかかるだろうと言われているんだけれども、この調...全文を見る
○緒方靖夫君 私が質問したのは昨年の十一月、その後、調整池、これは建設省に調べてもらっても全国で幾つあるかわからない。今カウントしています、一生懸命。全国で万単位あるんですね。大変な数です。ですから、本当に今大臣が言われたように大問題ですね、これは。それが勝手に埋められるという、...全文を見る
○緒方靖夫君 お忙しい大臣がそういうお言葉を述べられたということを重く受けとめまして、次の問題に移ります。  次に、旧有明貯木場の埋立問題、これが今大きな問題になっております。今月の七日に、やかた船の組合や大勢の方々が海上デモをしたということでテレビ等々でも報道されました。この...全文を見る
○緒方靖夫君 確かに五十ヘクタール未満の事案でありますけれども、しかし同時に、公有水面埋立法施行規則によると、これは第三十二条ノ二に当たりますけれども、「面積五十ヘクタールヲ超ユル埋立及環境保全上特別ノ配慮ヲ要スル埋立」については環境庁の長官が意見を述べることができる、また述べる...全文を見る
○緒方靖夫君 これは埋め立てのケースなんで、まさにこの事案にぴったりのケースです。しかも、環境庁がよって立つところのこの法律の施行規則に述べられているわけで、私はこの規則に基づいて環境庁として意見を述べるというのは当然ではないかと思う次第です。  もう一つ、この事業が進むと道路...全文を見る
○緒方靖夫君 そのとおりなんですよ。そのとおりで、それで新しく二本の幹線道路が関連事業として通ったときに一体どうなるのか、非常にはっきりしていると思うんです。  東京都が行った環境アセスがありますけれども、いずれの地点でも、これは二酸化窒素の場合ですけれども、環境庁の基準の一日...全文を見る
○緒方靖夫君 いずれにしても、環境庁はしっかりこの問題について対処していただきたい、このことを要望しておきます。  さて、運輸大臣、この問題で東京都から認可の申請が出されているわけですけれども、これは受理されているわけですか。
○緒方靖夫君 東京都は、開発スケジュールがおくれるということで、大臣のところに届いている申請に書かれた内容を後で変更するということさえも言っているわけです。私は、それは非常にずさんな話だと思うんです。国に対してそういうものを出しながら後で変更を予定しているということ、そのくらいい...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
03月15日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第3号
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○緒方靖夫君 私は、神奈川県厚木基地に隣接する産廃処理施設のエンバイロテック、旧神環保ですけれども、その問題をめぐって質問したいと思います。  汚染の実態と調査、日米関係、対策、業者の問題など幾つかの側面に関連してこれまで質問してまいりました。米軍についていろいろ言われておりま...全文を見る
○緒方靖夫君 その経過を聞きましても、日米間で非常に大きな問題になっている、そのレベルで話されているということがよくわかりました。  コーエン国防長官は、現地を視察し、そしてまたこの問題を提起すると言われておりますけれども、現地を視察するんですね。
○緒方靖夫君 米側はこの問題について、ちっとも解決しない、したがってエンバイロテックを相手に事業中止を求める裁判を提起すると、私はそのように米海軍関係者から伺っておりますけれども、それについてはいかがですか。
○緒方靖夫君 私は、そのように米海軍関係者から、これは決定したと伺っております。  私は、米軍が裁判を提起する、これは日本の世論を相当考えて、非難を受けるということを覚悟しているということも言っておりましたけれども、厚木、横田、沖縄、そうした基地公害を垂れ流しにしているアメリカ...全文を見る
○緒方靖夫君 事態の改善と言われますけれども、それは根本的には業者の事業の中止なんです。確かに、夜間の事業を中止してほしいという、そういう部分的な改善も含まれておりますけれども、操業中止命令、これが一番の中心的な要求であったと思います。その点はいかがですか。
○緒方靖夫君 環境庁長官、この問題は関係四省庁で協議しておられて、その関係ではここでは唯一環境庁長官が閣僚ということになります。  私は、事実の問題として、アメリカは一体何を要求しているのかということについて、大臣に、もし今わかればお答えいただきたいんですけれども、調査し、報告...全文を見る
○緒方靖夫君 恐らくその辺について長官にお尋ねしても難しいと思いますので、これについては調査していただけますね、どういうことをアメリカが求めているかということについて。単純な話です。
○緒方靖夫君 同じ答弁なら結構です。
○緒方靖夫君 これは裁判が提起されればいずれ明らかになるんです。  そうすると、大臣も責任を持ってここで答弁しない。それから、北米局も外務省も国会に対して繰り返し、今回もそうだし、以前もそうだし、正確な報告をしなかった。部分的な要求は確かにあるけれども、根本要求については何かと...全文を見る
○緒方靖夫君 措置と額でいいです。短く。
○緒方靖夫君 煙突も。
○緒方靖夫君 こういう措置がとられて実際税金が投入されているわけですけれども、その効果があったのかどうか。あったとしたら、その根拠は何か教えてください。
○緒方靖夫君 効果があったのかどうかを聞いているんです。あったのかなかったのか。
○緒方靖夫君 効果があったということは、今容量の性能だけを説明したんだけれども、証明されていないんです。根拠があったら言ってください。ないでしょう。ないんですよ。ありますか。
○緒方靖夫君 繰り返しはいいよ。
○緒方靖夫君 だから長官、根拠を示せないんですよ、数値でも。例えば、煙突を高くしたって出る量は同じ。それが飛散するわけでしょう、広範囲に。ですから、これまで税金を投入してやってきた対策というのは効果が示されていない。その証拠に、昨年七月から九月にかけて行われた日米共同の調査、これ...全文を見る
○緒方靖夫君 あなた、環境庁長官でしょう。いいですか。ダイオキシン類が六十六倍から七十二倍の値が現実に出ているこういう調査がはっきりして、それに対して対応をとられないんですか。これでよしとするんですか、改善措置を出すだけで。  改善措置は何をやられていますか。大したことやられて...全文を見る
○緒方靖夫君 結果は聞いていない。今の質問に答えてください、時間がないから。
○緒方靖夫君 政務次官、あなたにちょっと伺いたいんです。政治家として、今これだけの値が出ていて、環境行政上何もやるすべがないんですか。こんなおかしなことはないでしょう。あなたは政治家としてどういうふうに考えられるか、伺いたい。
○緒方靖夫君 私、思うんですが、米軍が何も注視しているから私がどうこうと言っているんじゃないです。私は事実の問題としてこれがどうかということを尋ねた。これは裁判でこれから明らかになってくる、米軍の陳述の中で明らかになると思います。そうすると、外務省も防衛施設庁も国会で私の質問に対...全文を見る
○緒方靖夫君 この問題については、いずれにしても、日米間で問題になっているということでなく、私は地元の要求としてはっきりとさせていきたい。  そして、この事業を停止する。それができないならば、やはりこんな違法なこと、つまりこんな途方もないダイオキシン類の放出をやっておきながら取...全文を見る
○緒方靖夫君 そこが非常に大きな問題なわけです。処分組合、それから東京都、これは菅厚生大臣のときに、非常に有害物質が出ている疑いが濃厚である、したがって住民と一緒に調査をすべしという、そういう指示を出されている、九六年の三月だと思いますけれども。それで、それに基づいた形できちっと...全文を見る
○緒方靖夫君 私が質問したのは、大臣も所信で述べられているけれども、安心を取り戻していただくために必要な対策、国民の理解を深めていくと言われているわけです。そうすると、やっぱり谷戸沢のこの例というのは、日本のモデル、最大級の規模、そこでこの十四年間に一体何が起こったのかということ...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
03月21日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第5号
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○緒方靖夫君 農住利子補給法案など二法案については賛成するものです。しかし、都市農業の振興という点では大きな問題がある、このことを改めて痛感しております。  都市には、いわゆる農地はあるけれども法律上の農地は余りない、そしてその管轄は農水省ではなく建設省が行っている、そういう形...全文を見る
○緒方靖夫君 都市農業というのは、やはり豊かな食生活、まさに今大臣が言われたその点が一つありますね。それから、先ほどから議論になっておりますけれども、環境保全あるいは防災空間をつくる、いろんな役割があると思います。  東京もその点では野菜生産等々で非常に大きな役割を果たしている...全文を見る
○緒方靖夫君 今局長は非常に大事なことを言われたと思います。確かに、今後、見直しの際にそういう方向をぜひきちっと位置づけていただきたい、このことをお願いしておきます。  今の話の中で、生産緑地への編入、そういうことを言われました。私はこの問題は非常に大事だと思うんですね。何しろ...全文を見る
○緒方靖夫君 今例外的にというそういう話があるので、そこのところが誤解の源かなという感じがするんですね。ですから、建設省都市局長の通達をもってそれで制限されていると、市の当局はできないことになっていると答えているわけです。ですから、そういうことからすると、今言われたように各関係自...全文を見る
○緒方靖夫君 そのとおりでもありますし、同時にまた別の東京もあるという、多面的に見ていただけたらということを願っておきたいと思います。  さて、農水省にお尋ねしますけれども、この都市農業をどのように考え、そして振興、育成、発展させていこうと考えられているのか、その点、端的にお伺...全文を見る
○緒方靖夫君 農家には非常に大きな要望がありまして、東京都が消費者へのアンケートをとったところ、有機野菜には非常に大きな関心がある、これは九割を占める、そしてほとんど有機野菜を購入、できるだけ購入する、これが三割、また安全、健康によいからぜひこれをというのが四割、そういう状況にな...全文を見る
○緒方靖夫君 容積率の引き上げのときには国の方からいろいろ刺激を与えるわけですから、やはり引き下げ等々こうした環境を守るというときにもやはり同じように国のイニシアチブ、建設省のイニシアチブを要望しておきたいと思います。  もう一つ、都市農業を進める上で大事な問題があります。ここ...全文を見る
○緒方靖夫君 今十分な配慮をされているという答弁がありましたけれども、私はとんでもないと思うんですね。そんなことがあればこんなことでもって政府や自民党を回ったりしませんよ、農民の方々は。やはりその点は大蔵省は本当にずれていると私は思います。  例えば、今言われた生産緑地の相続税...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣としてはちょっと苦しい答弁だなと思いました。  やはり生産緑地については建設大臣が管轄下に置いているわけですから、そこで起きている問題はぜひ手のひらに乗せていただきたいと思うんです。  東京の農業委員会が発行した、平成六年から七年までの間に百戸の農地相続税納...全文を見る
○緒方靖夫君 今、農水省が言われた二十年の特例措置、これは確かにあるんだけれども、その適用を受けるのはほんのわずかなんです。ですから、言葉では言われて、あああるかなと思われるかもしれないけれども、しかしこれがほとんど適用されないのが現実だということも述べておきたいと思うんです、御...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、農業用施設用地の固定資産税の問題についてお伺いしたい。  四月からの評価がえで、一部を残して農地並み評価へ制度改正されるわけです。これはいいことです。いい制度です。しかし、私は一つだけさらに改善をお願いしたいことがあります。  これも、この農業者大会でも提...全文を見る
○緒方靖夫君 もう一度ちょっと確認いたしますけれども、つまりこうした施設用地についてはどこにあろうとも農地並みの扱いにするということですね。
○緒方靖夫君 そうすると、自治省としては判断されないわけですか。
○緒方靖夫君 この問題は既に静岡県で問題になっておりまして、浜松市の農民二十一人が、畜舎の敷地にかかっていた宅地並みの課税を不服として裁判に訴えた、そういうケースがあります。御存じだと思います。それについて、昨年四月、東京高裁で宅地並み課税は違法、そういう判決が出ているわけです。...全文を見る
○緒方靖夫君 この問題の最後に、新農基法の第四節に、農村の振興に関する施策に関連して、都市農業政策についていろいろ書かれております。都市農民に身近な問題として、農協、生協と連携して直売、朝市による新鮮な農産物の提供の促進とか、あるいは学校教育、農業体験の場の提供とか、あるいは有機...全文を見る
○緒方靖夫君 それともう一問聞きたいんですけれども、国土庁の調査によると、平成十年、企業が所有する空き地、駐車場、資材置き場などの未利用地、低度利用地が、東京圏一都三県で約一万四千ヘクタールあると言われております。これは東京二十三区の面積の二六%に当たります。東京の市街化区域内の...全文を見る
○緒方靖夫君 私も経験あるんですけれども、阪神の大地震のときに現地に行きましたら、地震の後もう地籍がちゃんと残っていないので、戸籍がないのできちっとわからないということです。最後の調査はいつかということをお聞きしましたら明治の初めだという、そういうケースが多々あるわけです。  ...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
04月04日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第9号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  まず、有珠山噴火の対策で非常災害対策本部がつくられ、国土庁長官である大臣が各関係省庁との協議また対策に当たられているということで、きょう午前中に理事会で報告がございました。  私たちの党の志位書記局長を初め何人かの国会議員も現地に赴...全文を見る
○緒方靖夫君 維持管理体制で平均月額一定以上、今言われた点ですけれども、具体的な金額は幾らになりますか。
○緒方靖夫君 建設省の資料によれば、九八年のマンションの総ストック戸数、これは先ほど申し上げた三百五十万戸ですけれども、このうち、今局長が言われた規格に適合すると想定されるのはどのぐらいになりますか。
○緒方靖夫君 四分の一ということですけれども、それではちょっと別の聞き方をいたします。  建設省が行った直近の調査、平成五年ということになるんですか、その調査で修繕積立金の一戸当たりの平均月額が五年未満ということで六千円と言われましたけれども、六千円以下のマンションの割合はどの...全文を見る
○緒方靖夫君 もう一回確認したいんです。そんなに高いですか、数字は。私が伺っているのでいっても半分に行くか行かないかという、そんなふうに思っていたんですが、もう一回確認したいんですが。
○緒方靖夫君 平成五年の調査で約半分ということで、大体そういうことだろうと私も思うんですね。  そうすると、これはちょっと話の本筋からそれますけれども、大臣、今ここで議論している話は非常に大事な話なんだけれども、結局どの資料で議論するかというと平成五年の調査の資料なんです。私は...全文を見る
○緒方靖夫君 話をもとに戻しまして、修繕積立金の一戸当たりの平均月額が六千円以下のマンションが半分以上ある、しかも相当古い調査のものでそれだけあるということです。  東京都の場合、私は伺ってみましたけれども、東京都は九八年十月、一年数カ月前に調査を行っているわけですけれども、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう事態になる原因は何か、これがやはり非常に大事だと思うんですね。原因は、分譲業者が初期設定する修繕積立金が余りにも不十分だ、この点にあると私は思うんです。  分譲業者の多くは、依然として修繕積立金の初期設定を将来必要となる金額よりも相当低目に設定している現状...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣みずからが、修繕積立金の金額が低く設定されているのではないかなと思われていると言われた、このことは非常に大事な点だと思うんですね。それが私は一番大きな原因になっていると思うんです。その点で、今大臣が業界への指導を徹底すると言われた、これは本当にぜひやっていただき...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう点で、業者がなぜそうするかというのは理由が非常によくわかるんです。つまり、早く完売したい、そのためには後の修繕計画に支障をもたらすことがわかっていても、やはり当初の額をなるべく小さくしたいというそういう動機があるということは非常によくわかります。やはりそこで...全文を見る
○緒方靖夫君 業界にもこれまで指導してきたと今局長は答弁されましたけれども、そういう中でもこういう事態が、さっき言ったような記載がない、あるいは未定ということが起こっているわけで、これはもう新聞に折り込みされるわけで、いつでも気がつくわけで、隠れてやっているわけじゃないんですね。...全文を見る
○緒方靖夫君 しっかりとやっていただきたい、そう思います。  次に、共有部分のリフォームローンの問題についてお尋ねしたいんですけれども、大規模修繕の積立金不足が問題になる中、住宅金融公庫では管理組合を対象とするリフォームローンを実施しております。この融資を利用するためには建設省...全文を見る
○緒方靖夫君 それだけですか。あと幾つかあると思うんですけれども。
○緒方靖夫君 では聞き方を変えますけれども、マンション管理センターへ登録して住宅金融公庫に融資を申し込む際に、その保証を、つまり連帯保証人となってもらうための要件は何ですか。
○緒方靖夫君 その保証料をマンション管理センターの側からいえば受け取って、そして連帯保証人になるその要件というのは、建設省からいただいた資料の中にその条件がずらりと書かれていると思うんです。その中には、例えば積立金が定期的に積み立てられていることとか、積立金の滞納がないこととか、...全文を見る
○緒方靖夫君 事業開始から今日までの保証料収入は幾らになりますか。
○緒方靖夫君 契約不履行などの事故による代位弁済の発生件数と金額は幾らになりますか。
○緒方靖夫君 代位弁済の件数がゼロ、そして保証料の収入が十六億円ということで、その額を聞いて改めて驚くわけです。事故は一件もない。その一方で、管理組合から徴収する保証料収入だけは年々増加する。これには組合関係者からおかしい、保証料を納める意味があるのか、そういう声が上がっているわ...全文を見る
○緒方靖夫君 これを計算すると、保証料は幾らかというと、大体四十八、九万円になると思うんです。ですから、そういう額を管理組合から徴収しているわけです。  管理センターの財務資料を見ますと、代位弁済の発生に備えて既に七億円もの保証債務責任準備積立金をプールしているわけです。仮に不...全文を見る
○緒方靖夫君 局長、大変苦しい答弁だと思います。だって、考えてみなさい、常識で。これまで十五年近くやってきて一件もないわけです。平均の団地の修繕の融資の平均額、そこで仮に焦げついても大した額じゃないわけです。何億円もある。したがって、これまで一件もなかったこと、それが今後年間十件...全文を見る
○緒方靖夫君 もう一つ、管理センターでは保証料収入に加えて、管理組合が債務保証を受ける上で不可欠な加入条件として納める登録料があるわけですけれども、幾ら払うんですか。
○緒方靖夫君 事業開始から今日まで、登録料収入は総額で幾らになりますか。
○緒方靖夫君 融資を受けるために管理センターに支払う登録料もかなりの額に上るわけで、問題はこれらの収益の使い道だと思います。  ところで、管理センターの役員は現在何名で、そのうち建設省OBは何名おりますか。
○緒方靖夫君 それは退職後十年を経過した者を除いているからだと思うんですね。実際は、ここにリストがありますけれども、理事長ポストが建設省事務次官経験者の指定席であるほか、住宅局長経験者が四名おります。それからまた、その他、国土庁とか建設省その他の部局を合わせると全部で八名いると思...全文を見る
○緒方靖夫君 その退職金は在職年数で幾らになりますか。
○緒方靖夫君 五年ちょっと勤めただけで二千万を上回る退職金を得ている、こういう状況があるわけで、私は大臣によくお聞きいただきたいんですけれども、これも税制上の優遇措置を受けている公益法人のあり方としてそれでいいのかという気がするんですね。  これは、こうした役員にとどまらずに管...全文を見る
○緒方靖夫君 民間の損保会社とか管理会社の出向者がいると思いますけれども、そのほかに基盤整備公団とか住宅公庫とか、そういうところの出向者がいると思うんです。ですから、私はこういうこともそのあり方としてやはり検討されるべきだなということを改めて痛感いたします。  つまり、役員に限...全文を見る
○緒方靖夫君 もう時間がありませんので最後になりますけれども、今局長が述べられたセンターの業務についての見直し、それはもっときめ細かに、そしてまたいろんな形で期待にこたえるような形でぜひやっていただきたいと思うんですけれども、私がきょう提起した問題、それもきちっと見直しの中に位置...全文を見る
04月12日第147回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第5号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  台湾をめぐる問題について二点お伺いしたいと思います。  まず、中江先生に中国と台湾との関係についてです。  二つのポイントがあると思うんですけれども、一つは、一つの中国という国際法的な枠組みの問題です。これは、国連の代表権問題で中...全文を見る
04月20日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第11号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  九七年に三十三年ぶりの河川法の改正が行われました。それと、今回の河川法の改正ということで、まず大臣に基本的な点をお伺いしたいと思うんですけれども、改正された河川法というのは、治水、利水に加えて環境の保全と整備、それからまた住民の意思を...全文を見る
○緒方靖夫君 河川整備基本方針の中身も大臣に今答弁いただきましたけれども、それが非常に重要だと、そして今度の法改正を生かす上でも前提となるという、その点はもう答弁の中で言わずもがなで言われたと思いますけれども、その点確認させていただきたいと思います。
○緒方靖夫君 そうすると、河川の総合計画で欠かせない、それが基本方針となるわけですけれども、そうしますとこれはちょっとややこしくて、法改正の前に工事実施基本計画というのがありましたので、法改正後それを基本方針というふうにみなすというふうに考えていいと思うんですけれども、そういうふ...全文を見る
○緒方靖夫君 二級水系では七百四水系ということですけれども、そうすると計算しますと大体二六%ということになるわけです。なぜこんなに低いんですか。
○緒方靖夫君 整備をしなければならない条件がないと優先度が低いということだと思いますけれども、それでいいのかと思うんです。  大臣、今の答弁をお聞きだと思うんですが、二級河川、その中で二六%しか方針を持たれていない。大臣が非常に重要だと言われた計画ならそうなわけです。さらにそれ...全文を見る
○緒方靖夫君 もう計画なんです、これは。実施するわけじゃなくて、計画がないわけですから、総合的な計画が。ですから、それが問題だということを率直に認めていただかないとやはり物事は始まっていかないだろうと思います。  河川局からいただいた資料を見ますと、東京都の場合も十水系中わずか...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう形でどれだけ進捗するのか注目していきたいと思いますけれども、その点はこれは建設省と都道府県が一体になってやらなきゃいけないことだと思いますので、ぜひ努力していただきたいと思います。  それで、私は率直に言ってこのおくれは非常に重大だと思います。川は大小問わ...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、命にかかわる問題、財産を守る問題、その点にかかわって質問したいと思うんですけれども、それは内水浸水対策の問題です。  近年、都市化の進展に伴って雨水が本川に到達しないうちに水路からあふれて浸水する、これが内水浸水なわけですけれども、この被害が増加して、特に資...全文を見る
○緒方靖夫君 今の数字を見ましても、計算してみても大体水害被害額の半分以上が内水浸水による被害だということになると思うんです。  内水浸水の対策を効果的に行うためには、雨水の総合処理を目的とした総合的な計画を策定して推進を図る、これが非常に重要だと思うわけですけれども、その点で...全文を見る
○緒方靖夫君 東京都では、九三年に総合治水対策協議会を発足させました。計画策定を進めているわけですけれども、いまだに多摩川やその支流、支川では策定されていない、そういう状況があるわけです。  内水浸水対策では、以前から河川整備事業に関連して、下水道整備とかこれの整備に基づく調整...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、普通河川の問題についてお伺いしたいと思うんです。  河川法で一級、二級河川あるいは準用河川に指定されていない末端の河川の対策、これも非常に重要だと思うんです。これら普通河川は事実上市町村が管理しているわけですけれども、過去三年間に普通河川にかかわって起きた水...全文を見る
○緒方靖夫君 ばらつきはありますけれども、非常に大きい額だということは変わりないと思います。  その点で、なぜそういうふうになるのか、主な原因は何ですか。普通の河川におけるこれだけ被害が大きく出るという。
○緒方靖夫君 その理由はよくわかるんですけれども、同時にこのおくれというのは、やはり市町村にとって非常に整備に金がかかるというのが、いろいろ現状を聞くとどうもそういう理由が出てくるという率直な感じがするんですね。  要するに、補助事業を活用した整備、それがやっぱり不十分だと。つ...全文を見る
○緒方靖夫君 今局長が述べられたとおりだと私は思うんです。  そうすると、やはりそれぞれ市町村、自治体に対してこの面で普通河川もやはりきちっとした形で防災の対策がとれるような補助事業の活用、その道を開くことが非常に大事だと思うんですけれども、その点、大臣のお考えをお願いいたしま...全文を見る
○緒方靖夫君 国民の生命、財産を守るという点で、二つちょっと問題提起したいと思うんです。  これまで提起してきた問題なんですけれども、一つは、河川はんらん地域というのがあります。これは河川からの水がはんらんによっていつも潜在的に洪水になる、そういう危険性を持つ区域のことなわけで...全文を見る
○緒方靖夫君 私の質問の後にそういう形で敏速に措置をとられたということ、このことはよかったとはっきり思います。しかし、さらにもっと自治体が活用しやすいような、そういう形で善処をお願いしたいというふうにお願いしておきたいと思います。  それからもう一つ、私は大臣に以前からお尋ねし...全文を見る
○緒方靖夫君 大事な問題ですので、敏速にしっかりとお願いしたいと思います。  次に、私は、同僚議員が質問した件でもありますけれども、河川の水質調査についてちょっと立ち入ってお尋ねしたいと思います。  言うまでもなく、水質調査は河川の汚染の問題、人の健康、生活環境を維持管理する...全文を見る
○緒方靖夫君 その場合、河川の水質調査の測定項目、これはどういうものですか。
○緒方靖夫君 相当詳しい調査が行われているということがわかりましたけれども、建設省はその測定データをいつ公表されていますか。
○緒方靖夫君 手元にちょうどきょう発表になったデータがあります。きょうの日付なんだけれども、「関東地方建設局の管轄内の一級河川の水文水質状況について、」とあります。これを見ると、有機汚濁の代表的な指標であるBODや酸性、アルカリ度の指標のpHなど生活環境項目の測定データは公表され...全文を見る
○緒方靖夫君 膨大で時間がかかると言われましたけれども、しかし建設省が東京都に対してはすべてのデータを提供しているんじゃありませんか、一カ月後あるいは二カ月後に。
○緒方靖夫君 手元にやはり東京都の一番直近の発表物があります。これは日付は三月二十日になっておりますけれども、これを見てもやはり生活環境四項目に限定されているわけですね。さっき私が言ったとおりです。これは建設省も東京都も同じなんですけれども、これはどういうわけなのか。先ほどと同じ...全文を見る
○緒方靖夫君 そうすると、先ほど言ったように、七月に発表される水質年表で一年間分が発表されるということになるわけですね。そうすると、必要なデータを発表するのに一年かけるということになる。私は、これはやはり非常に時間をかけ過ぎているのではないかと、そう思うんですね、率直に言って。 ...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、お聞きのとおりなんですがね。要するに発表できるわけです。資料が膨大で時間がかかって発表できないというものではない、発表できるわけですね。そして、何か大事なことがあったときにはそれを発表する体制もとっているということなんです。  ならば、私は率直にここで提案し...全文を見る
○緒方靖夫君 測定のデータの発表のおくれ、公表のおくれがどういう問題をもたらしているかといいますと、私はこれは本当に驚いたわけですが、国と東京都が調査しているその同じ地点で、情報を知りたい市町村が、国に聞くわけにもなかなかいかない、東京都に聞けばいいんだろうけれどもそれもなかなか...全文を見る
○緒方靖夫君 ぜひ調査をお願いしたいと思うんです。私は率直に言って、同じ箇所を国とそして自治体が同じ目的で調査をする、こんな非効率、むだはないと思うんです。これはやっぱり縦割りとそしてまた連携の悪さ、このことを象徴している出来事だと思います。  大臣に御答弁いただいたように、イ...全文を見る
○緒方靖夫君 河川局長からもぜひ調査をしたいという御答弁をいただきましたので、その調査の結果をぜひ報告していただきたいと思います。  私がこの問題を重大だと思う理由は、先ほどむだと言いましたけれども、やはり税金のむだなんです。私は調べてみましたけれども、一回一通りの河川の水質調...全文を見る
○緒方靖夫君 二十万から三十万とすると、調査を一年間に十二回やったとして、私の調べたところでは東京都では重複地点が二十三カ所あったわけです。全国で千二百六十二地点やっている。そして、東京で七十五地点というふうにしていくと、ちょっと単純計算しても、二百三十とか二百五十カ所あるとして...全文を見る
04月21日第147回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第6号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  一問お一人にということですので、藤田先生にコソボ問題について、先ほどから出ておりますけれども、お尋ねいたします。  これについては国連の授権がない、このことはもうはっきりしております。これは私の質問に対して昨年、条約局長が国連の授権...全文を見る
05月09日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第14号
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○緒方靖夫君 このたびの都市計画法などの大幅改正というのは三十二年ぶりということで、どういう総括のもとで、どういう理念で、どのような改正になるのか注目してまいりました。  私は、本委員会でたびたび町づくりの問題を取り上げて、大都市の市街地で高層マンションが乱立するとか、そこで日...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣は胸を張ってと言われましたけれども、私は果たしてそうかなと、そのことを非常に痛感するわけです。  確かに、今大臣が言われたように自然に対する保全等々は文言としては書かれている、繰り返し書かれているわけですけれども、それが実際どうなっているのか。現在起こっている...全文を見る
○緒方靖夫君 今、環境、景観の保全等々、またその他仕組みの必要性、それに基づいてさまざまな施策をということが議論された、そういう報告がありました。  それならば、昨年九月に審議会の中間報告が行われております。そこでは、緑地の保全・創出のための制度強化として、緑地保全のための税制...全文を見る
○緒方靖夫君 今局長は長々と答弁されたけれども、要するに落ちているわけですね。最終答申では落ちている、中間報告で言われたことが。緑地の保全のための税制や財源の保持を検討することによって緑地保全の実効性を担保すると、私はこれは非常に重要な指摘だと思うんですね。なぜ落ちたのかというこ...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣の方から、一歩でも進めて、そしてみんなで協議していきたいと言われましたけれども、ぜひ大臣自身のイニシアチブでやはりそういう方向を、これは広範な方々が、団体が望んでいることであり、また二十一世紀に向けて環境、景観の保全、これは当然のことだと思いますので、そのことを...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、安田市長は私とは党派はもちろん違いますけれども、党派を超えて、市長としてやはり非常に能力がある、そしてまた勇気がある、そういう方だと私自身尊敬申し上げている方なんです。その方が率直に建設大臣に対して、苦慮していると、その表明、やはりそれは重く受けとめていただか...全文を見る
○緒方靖夫君 いや、結構ですよ、大臣で。時間がないから、大臣のお話で。
○緒方靖夫君 いや、技術的な問題はわかっているからいいです。政治的なお話。
○緒方靖夫君 この三鷹の下連雀の建設紛争の問題では、業者の大手マンション会社と近隣住民、市長が話し合って、階を減らす、高さを下げるということで合意したわけですね。業者は利潤の追求で、これは企業の論理にそぐわないとかなり主張いたしました。しかし、同時に、地域の理解を得られてこその営...全文を見る
○緒方靖夫君 簡潔にお願いします。
○緒方靖夫君 今局長から答弁いただきましたけれども、確かに活用できるそういう中身の改正というのはあるんですね。地区計画の話もありました。  ただ、私が問題にしているのは、各自治体で共通して悩んでいる問題、それは建築基準法に適法だからこれでいけるんだと、容積率何%が建つんだという...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、財産権等と言われましたけれども、あるいは私権の制限とか、そういう問題ではないんです、私が言っているのは。私が言っているのは、こういう今の建築基準法のもとでそれに合致するからというふうになっていると。しかしそれを、例えばこの都市計画をつくり直して容積率を今の二〇...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、その希望をもっと大きくしていただきたいんですけれども。  確かに、今度の改正の中には使えるものは入ってはおります。しかし、るる問題提起している問題、これについてはやはり正面から受けとめていただく。大臣が今言われた希望を大きくしていく、その点については賛成です...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣が今おっしゃられた業者が心寂しいという点、私は心貧しきと思いますけれども、その点については同意いたします。また同時に、両方冷静にと言われましたけれども、私は市の側も住民の側も非常に冷静で当たり前のことを言っていると思うんです。  その点で、こういうこともあるわ...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、建築基準法で適法とされることをどうこうするという話じゃなくて、話し合えということですよ。話し合った結果、私はいろんな解決方法が出てくると思います。また、知恵も出てくると思います。ですから、その点で建設省が何らかの行動をとるということは、別にこれは法律に書いてい...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
05月11日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第15号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  きょうは、四人の先生方、本当にありがとうございました。  最初に片方先生にお聞きしたいと思うんですけれども、町づくりでいろいろ苦労をされている金沢市長が、町づくりは土地利用政策でしっかり押さえてほしいという、そういう意見を述べられて...全文を見る
○緒方靖夫君 野口先生にお伺いいたします。  私は、先生が書かれた「地方分権と都市づくり制度」という本、これは法制度が複雑なおかげでできた解説書かもしれませんけれども、それを読ませていただきました。そういう中で、先生がマスタープランを市町村の町づくりの憲法にするためには議会の議...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、伊藤先生にお伺いいたします。  都計審の審議の状況について局長などに伺うと非常にきれいに説明されるわけです。先生は当事者として生々しく話をしていただけたら大変ありがたいと思うんです。  それで、一点なんですけれども、私は九月の中間報告を読みました。それから...全文を見る
○緒方靖夫君 生々しい御意見の開陳、大変ありがとうございました。これこそ参考人質疑の重要性を浮き彫りにするやりとりだったと思います。  最後に簡潔に伊藤先生にお伺いします。  日米構造協議で土地の有効利用とか土地の流動化とか、あるいは線引きを見直しせよとか、そういうことがアメ...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。
○緒方靖夫君 けさ、参考人質疑がありまして、そこで非常に有益な意見が伺えたと思います。  それで、私、そういうことも踏まえながら最初にお聞きしたいのは、都市計画マスタープランの問題です。この問題について、参考人の中で、今日の都市計画法の体系を複雑骨折で骨粗鬆症状態だと評価したそ...全文を見る
○緒方靖夫君 最後の方で答弁があったような気がいたします。  それで、私はその辺がやっぱり非常に重要な問題だと思います。局長は技術的、専門的なものだからと言われましたけれども、それは国会でももっとそうしなきゃいけないというきょう議論がありましたけれども、地方議会でもやっぱりだん...全文を見る
○緒方靖夫君 今答弁にありました仕組みの上で申し出ることができる、そしてできるだけということで、それが十分に反映できるというところにどうつながるのか、そこが大きな問題なわけです。ですから、仕組みはそうなっているわけで、これは今後の運用ということにかかわってくると思いますけれども、...全文を見る
○緒方靖夫君 そういうことを踏まえた可能性、これは小さな可能性もあるだろうし大きな可能性もあるでしょうから、やっぱりそうすると町づくり、これが乱開発に結びつく、そっちに至るという可能性もあるわけで、その点は十分に自覚していただきたい、そのように思う次第です。  審議会では、こう...全文を見る
○緒方靖夫君 今、制度の見直しだということを言われました。もちろん線引きをどうこうなんという話じゃなくてね。  アメリカ側から提起された問題も、また合意されている問題も、私はこの交渉については行革特でも取り上げたことがあるんですけれども、アメリカの交渉に当たってのポジションペー...全文を見る
○緒方靖夫君 局長、私の質問は、そういう問題についても研究し尽くしているというふうに断言されるならともかく、やはり首をかしげているという状況があるわけで、また全部把握されていない事実も恐らくあるだろう。  その中で、そういう問題についても視野に入れて今後研究されるのかどうか、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 それで、質問については。
○緒方靖夫君 私が述べているのは、線引きという、そこから入りましたけれども、そういう問題じゃなくて、やはり今の国づくりの流れ等とそれとアメリカのかかわりを述べているわけです。ですから、ここで研究するといったら義務を負ってしまうというおそれがあってそのことはどうしても言いたくないの...全文を見る
○緒方靖夫君 結果としてあるということは認められたと思います。  それで、私はここにいわゆる樋口レポート、これは九九年二月の経済戦略会議の答申なわけですけれども、正式名称は「日本経済再生への戦略」、これを持ってまいりました。そこには非常に率直に書かれているんです。  その答申...全文を見る
○緒方靖夫君 わかりました。結果としてということと同時に、そういう職住接近等々の目的と同時に景気対策ということが並んであるということだろうと、そういうふうに解釈いたしました。  そこで、横浜国立大学の田代洋一教授が「農政改革と行政改革」という論文を書かれているわけですけれども、...全文を見る
○緒方靖夫君 均衡を図りながらと、言葉はいつも美しいわけですが。それからまた、今局長が言われたように農業基本法が出され、そこで都市農業の位置づけが行われたと。これは私は前に質問でも取り上げさせていただきましたけれども、非常に重要なことで、これは非常に私も歓迎しているところなんです...全文を見る
○緒方靖夫君 局長、どういうふうに適切に運用したら、今現実に進みつつある、第一級の農地がそういう店舗に変えられてしまっているというその現実をストップできるのか、これが大きな問題で、地元でそれを悩んでいるわけです。  ですから、言葉で言うのは簡単なんだけれども、そういう事態が、私...全文を見る
○緒方靖夫君 助言はいただけると、それから注視するという話でしたけれども、これは地元から要請があるかどうかは別として、せっかくこういう国会の審議の場で問題になったわけです。ですから、これについて局長、建設省として、これが市町村で適切に運用されるだろうという話じゃなくて、今の制度の...全文を見る
○緒方靖夫君 その研究の成果を、後日ぜひ聞かせていただきたいと思います。そのことをお願いしておきます。  山本局長自身が、私は読ませていただきましたけれども、日経の二月十三日付でこんなことをインタビューで答えられております。「都道府県が「線引きせず」を選択した場合、開発を規制す...全文を見る
○緒方靖夫君 やはり慎重に長中期的に判断するということが大事だと思うんですね。確かに開発圧力が弱まっていると判断しても、それが何らかの社会経済的な動向の変化によって高まるということだってあり得るわけですからそのことを述べているわけで、その点は慎重にということを述べておきたいと思い...全文を見る
○緒方靖夫君 やはり伊藤先生の方がはるかにリアルな説明をされていたと思います。  そういう意見でいえば、大手流通業界の意見表明として、大規模建築物等のみを対象とした届け出制度の導入には反対する、あるいは大規模小売店舗の規制の内容と同様の手続を設けることは不要とか、そういう意見が...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、都市計画法及び建築基準法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  改正案には、全体的な基本問題にもかかわらず、一定評価すべきところもあります。それは、風致地区の条例による規制権限の都道府県から市町村への移譲、用途地域の指定のない...全文を見る
05月12日第147回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第7号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  私は、国連が持つ平和と安全保障の今日的課題という点、一点に絞って見解を述べたいと思います。  本調査会でもたびたびテーマになったことですけれども、国連憲章で認められていない軍事行動であっても人道的な理由で介入せざるを得ないような事態...全文を見る
05月16日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第16号
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○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、地方整備局の設置に関し承認を求めるの件について、反対討論を行います。  中央省庁改革関連法は、独立行政法人制度の導入や労働省と厚生省の統合などによる国民生活部門の縮小を促進する一方、国土交通省...全文を見る
05月30日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第20号
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○緒方靖夫君 この法案はリサイクルの一Rから三Rへ、つまりリデュース、リユース、リサイクルへと再生資源の有効利用の促進を図る、これを掲げた法案だと思います。  先週成立した基本法という傘のもとでの個別法案という位置づけになると思います。数々の限界や問題点があると思いますけれども...全文を見る
○緒方靖夫君 わかりやすく述べていただいたと思います。ところが、法案で提起されている方向と現状の乖離、これがますます大きくなっているという事態があると思うんです。その一例として、私は瓶のリユースについて取り上げたいと思うんです。  私は、九八年の六月に本委員会でこの問題を質問い...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほどは明快に述べられたのにちょっと苦しいなと思いますよ。  いろいろ特色がある、これは当然です。しかし、今言われたように、例えば容器でいうとリターナブル瓶というのがあります。ワンウエー瓶もあります。それから缶もあります。ペットボトル、紙パックもあります。  そ...全文を見る
○緒方靖夫君 その点については、私は余りよく理解はできないんです。やはりそれぞれ特色がある。そしてまた、今はっきり言われなかったけれども、恐らく研究途上と言われたいんでしょうけれども、私はその点、国際的に見ても瓶のリターナブル、これが環境負荷が最も小さい、このことははっきりしてい...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣から御答弁いただきましたけれども、ちょうどこれは前回の質問です。この問題に関連して、平成十年六月四日の本委員会で私はこの問題を取り上げて、環境庁長官がこう答弁されています。「できるだけリユースができるようなことも考えていただきたい。これまたひとつ通産省初め関係各...全文を見る
○緒方靖夫君 今大臣から車の両輪という話がありましたけれども、環境庁もあります。来年から環境省になりますので、ぜひ車の三輪といいますか、その点でお願いしておきたいと思います。  次に、私はPCB廃棄物の問題について質問をさせていただきたいと思います。  トランスやコンデンサー...全文を見る
○緒方靖夫君 調査中とはいえ平成四年が直近の数字というのは、やはりこういう問題の重要性にかんがみてもっと頻繁にこういう把握をしていただきたいということを要望しておきたいと思うんです。耐用年数が切れたものが加わるとその数がどんどんふえてくる、またその所在がわからなくなるという事態が...全文を見る
○緒方靖夫君 私がお聞きしたのは、中身は何か、どこから収集されたものか、どのぐらいの期間なのか、重量、そういうことなんですけれども、それについてはお答えがありませんでした。
○緒方靖夫君 いつ聞かれたんですか。
○緒方靖夫君 外務省が在日米軍に、アメリカ側に照会して、絶えず国会で問われて、現在照会中という答弁を繰り返している、これが現状じゃありませんか。私はなぜこういう重大なことがてきぱき処理されないのか、非常に重大な問題だと思いますね。  そもそも相模補給廠でこういうPCB廃棄物の存...全文を見る
○緒方靖夫君 局長、怠慢ですよ、それは。いいですか、住民が大きな関心を持っている、そしてその住民の代表である神奈川県の岡崎知事も、それから横浜市の高秀市長も、それからまた相模原市の小川市長も繰り返し要求しているわけです。その背景には、神奈川県民もまた市民も大勢いるわけです。どうし...全文を見る
○緒方靖夫君 同じ答弁ですので、別の角度からちょっとこういうことを聞いてみたいと思うんです。  在日米軍は環境庁の協力を得て作成した、先ほども局長言われましたけれどもJEGS、日本環境管理基準、そういうものをつくっております。  その十四章でPCBの管理基準を定めておりますけ...全文を見る
○緒方靖夫君 局長、どういう状況でそれが置かれていたかというのは空からも見えるわけですよね。屋根もない壁もないところに野ざらし、野積みされていたんですよ。どうしてそれが適切に安全に保管されたと言えるんですか。これに違反しているじゃないですか、この規定に。
○緒方靖夫君 環境庁にお伺いしますけれども、こういう保管の仕方というのは日本環境管理基準、これに照らして、つまり屋根と壁があって雨にさらされないというそういうことが決められているわけですけれども、どういうことになりますか。それに反していませんか。
○緒方靖夫君 今、在日米軍であっても日本の法令に従う、これは当たり前ですよね。地位協定の十六条にもそのことが明記されております。当然のことです。  ただ、局長、今あなたが読まれたところは全然見当違いの話で、私がさっき引用したところがPCBに当たるところです。  ですから、そこ...全文を見る
○緒方靖夫君 それで、北米局長、大変情けないんだけれども、結局アメリカから安全な方法で適正に保管されているということをうのみにしているわけですね。それを確認する、そういうことはやられていないわけですね。私はこれが非常に問題だと思うんですね。  さらに加えて言えば、米軍の基地から...全文を見る
○緒方靖夫君 すると、いずれにしても米軍が当事者として述べているわけで、外務省は米軍から言われたことをうのみにしているだけ。安全かつ適正に処理されている、管理されているという報告を受ければ、そのとおりだと真に受けて、みずから確かめようとしないわけですから、米軍がこれだけ持っている...全文を見る
○緒方靖夫君 米軍基地で出されたPCB廃棄物というのは米国製と考えられないんですか。
○緒方靖夫君 非常に情けない状況ですね。以前は数は外務省はつかんでいた。そしてそれを積極的につかむということも約束されていた。さっきから局長、照会中と言われるけれども、これは四月から始まった話じゃないんですよ。  九二年の五月六日にはあなたの遠く先輩に当たる川島政府委員が、全部...全文を見る
○緒方靖夫君 ちょっと情けない、閣僚としては情けない御答弁だと思いますけれども、最後にそれでは環境庁にお伺いします。  こういう問題、こういう事態について環境庁として手をこまねいていることはできないと思います。やはりどこの地域で起ころうとも、こうした環境を汚染する可能性がある問...全文を見る
○緒方靖夫君 時間です。終わります。     ─────────────
08月07日第149回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  まず初めに、地震や噴火の被害で御苦労をされている三宅島、神津島、新島、利島などの皆様に心からのお見舞いを申し上げます。  私は、この災害の日本共産党の対策委員長としてこの一カ月半、数度にわたり現地を視察しましたが、観光、農漁業などす...全文を見る
○緒方靖夫君 総理、しっかりやっていただきたいと思います。  当面の問題と同時に、幾つかの災害の場合でも個人補償が問題となります。個人の住宅の再建、営業の再建に対する公的支援策も真剣に検討されるよう求めて、次の質問に移ります。  久世金融再生委員長の辞任問題についてお尋ねいた...全文を見る
○緒方靖夫君 総理、それでは答弁になっておりません。  党費の立てかえ問題を調査されると約束されたわけですね。しかし、これでは調査になっていないと思います。  そもそも、久世氏に聞かれたんですか。
○緒方靖夫君 それでは、あなたの党が調査されて言った久世氏の話、報告、それはどういう内容か言ってください。
○緒方靖夫君 それではやはり答弁になっていないんですよ。  だって、問題は久世氏が大京から立てかえてもらったかどうか。この問題については、久世氏は再三述べているわけですよ、払ってもらったという確認をしたということを。  ですから、私は全然その話は信用できません。
○緒方靖夫君 いいですか、総理。問題は、久世氏自身が繰り返し、総理が説明された話、自民党が説明された話に対して、それは別の話じゃないかと言われている。そして、総理の話は二、三日前に初めて聞いた、このように述べていますよ、彼の会見でも。それから、彼の辞任の会見のときにはこのように述...全文を見る
○緒方靖夫君 そうすると、あなたの説明があります。それから、久世氏がこれまで再三会見でやった説明がある。それは党費として一億円を大京から払ってもらったという話であります。そうすると、自由民主会館への寄附、その一億円と久世氏が言っていた一億円、それは同一のものですか、別のものですか...全文を見る
○緒方靖夫君 総理、あなたは調査されると言われました。ですから、この久世氏の言っている党費立てかえの一億円とそしてあなたが説明された会館への寄附、これが同じものなのか別のものか、それを伺っているんですよ。
○緒方靖夫君 いいですか、総理、私の質問は非常に単純なんです。その一億円が同じものなのか別のものなのか、それを伺っているんですよ。ですから、自由民主会館への一億円の寄附と久世氏の言っている党費として立てかえてもらった一億円、それが同じものか別のものか、それを伺っているんです。
○緒方靖夫君 わからないということですね、そうすると。わからないんですか。
○緒方靖夫君 これは、いずれにしても自由民主党の懐に入っている話です。それが一億円、別のものか、違うものか、そういう調査ができない、これはおかしな話です。  そうすると、結局久世氏の言っている一億円、これが大京から入ったもの、いいですか、大京から自由民主会館へ寄附された一億円と...全文を見る
○緒方靖夫君 総理、そうすると、二つのケースが考えられると思うんです。一つは、久世氏からの党費の肩がわりの一億円と会館への寄附としての別の一億円があって、合計二億円が自民党に入ったケース。いいですか。もう一つは、党費として支払ったはずのものを自由民主会館への寄附として扱ったという...全文を見る
○緒方靖夫君 久世氏は三万三千三百三十三人分の党費を集めたと何度も言っているわけです。そして、その分の、それに匹敵する一億円の党費が自由民主党に入った、このことは明白ですね。
○緒方靖夫君 それじゃ総理、二万人以上が資格条件ならば、二万人分のそれに匹敵する党費が久世氏から入っていることは当然ですね、入金があったということは。
○緒方靖夫君 ならば、入っているということですね。  そして、久世氏が三万三千三百三十三人分の党費を集めたということ、これは、どこからかは別としても、それだけの党費が自民党に入ったということじゃありませんか。それは確認できるでしょう。
○緒方靖夫君 総理、結局、それだけの党費が入ったということ、このことは否定できないわけですよ。久世氏も、あなたの説明によってもわからないと言っている。そして、あなたも先ほどからその点についてはっきりと答えられなかった。ということは、いいですか、このことが否定できないならば、久世氏...全文を見る
○緒方靖夫君 総理は、衆議院予算委員会で、党費を立てかえて党員をふやすというようなことだけは我が党としてやっていない、このように答弁されております。そう断言できないことは私は非常にはっきりしていると思うんですね。  いいですか。今あなたがわからないと言われた、久世氏もどうか確か...全文を見る
○緒方靖夫君 いいですか。久世氏本人が記者会見であれだけ再三強調した、これが重要なんですよ。総理はそう言われるけれども、企業や業界団体による党費の肩がわりの実態、これはこれまでも多くの事例が示されてまいりました。  例えば、九二年の参議院議員選挙で建設省出身の井上孝元参議院議員...全文を見る
○緒方靖夫君 党員の多寡、これが決定的な基準だということはあなた方の党の中からもいろいろ言われております。大体一人の候補者の力で二万人もの党員を獲得する、これはできるわけがありません。だから、企業、団体に頼るんじゃありませんか。  私、手元にゼネコン業界や政治連盟などで構成され...全文を見る
○緒方靖夫君 自民党の党活動のそういうやり方にとやかく言っているんじゃありません。いいですか、結局、そういう目標、これも自由ですけれども、しかしそういうやり方でやると結局は企業、団体に頼るということになる。そして、そういう形ですべての自民党の候補者が動いたらどうなるか。数十億単位...全文を見る
○緒方靖夫君 総理、あなたが最も尊敬している福田元首相は九二年、朝日新聞で、参議院比例選挙制度について、候補者が党員を何人抱えているかが順位を決める基準になっており、何億という金がかかる。国会のいすを金で買うようなものだ、このように厳しく批判しております。こんな党員集めのやみ献金...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、こうしたやり方、これがやっぱりさまざまな形で企業、団体によって国会に送られ、そのために議員が働く、そのことが政治をゆがめる、そうした大きな問題になっていることを指摘しておきたいと思います。  次に、企業献金の問題についてですけれども、中尾建設大臣が逮捕される...全文を見る
○緒方靖夫君 その立法趣旨は何ですか。
○緒方靖夫君 選挙の公正を維持するために腐敗を伴いやすい政治献金を防止する、それが趣旨なんです。  そこで伺いますけれども、政治資金規正法では国と契約関係にある企業からの献金は禁止されているか禁止されていないか、イエスかノーで答えていただきたい。
○緒方靖夫君 禁止されていないわけですよ。  それでは聞きますけれども、公職選挙法百九十九条によって選挙資金を提供していけない者がどうして政治資金を提供できるんですか。
○緒方靖夫君 この選挙資金と政治資金の問題、その区別の問題、今のお話を伺っても、やはり私は非常に説明になっていないと思います。つまり、この二つの法律があるのは、清潔で公正な政治を実現するために、その根本にある考え方、それはその点にあって同じなわけですよ。ですから、その点について、...全文を見る
○緒方靖夫君 実態は区別できないんですよ。例えば、いいですか、九六年の総選挙で森首相の政治資金管理団体への献金、これは調べてきましたけれども、選挙期間の十月十二日から二十日までの間に数十社からの建設企業からの献金がされているわけですよ。これが政治資金なら許されて選挙資金なら認めら...全文を見る
○緒方靖夫君 いいですか、この答申は、選挙と政治活動を区別せずに企業、団体の寄附を禁止せよと言っているわけです。しかし、とりあえずの措置として一定の受注関係にある企業からの寄附禁止も認める、認めざるを得ない、そう言っているものなんです。  そして、第一次答申に次ぐ第二次答申も同...全文を見る
○緒方靖夫君 最後です。  総理、大変情けないです。これだけ重大事件が起こり、国民の怒りが高まっている。そういったときにこうした部分的な政治資金の禁止、これさえも拒否する。本当に情けないと思います。  私は、その点で、あっせん利得法案の成立を今国会で求めると同時に、政治資金規...全文を見る
08月09日第149回国会 参議院 国土・環境委員会 第1号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  伊豆諸島での災害について質問をさせていただきます。  災害から一カ月以上たちまして、島民は日夜心休まることなく、疲労は本当に想像を絶するものがあります。私は政府の離島振興対策特別委員でもあり、寄せられた切実な島民の要求を十分間で話し...全文を見る
○緒方靖夫君 当分の間継続するということですけれども、島民は地震・火山活動がいつ終息するのか、その点で十分な情報がない中で不安を募らせているということがあります。  そこで、気象庁長官、今後の見通しなど島民に向けた説明会を適宜開いてほしいという強い要求が現地であるわけです。そう...全文を見る
○緒方靖夫君 しっかり住民の要望にこたえてお願いしたいと思います。  幾つかの島にまたがる災害ですけれども、激甚被害の指定の見込み、これをお尋ねいたします。
○緒方靖夫君 私は、どの島もそういう可能性があるということを現地で実感しておりますので、ぜひ早く指定していただいて、その対策をお願いしたいと思います。  もう一つ、三宅島では降灰による二次災害の問題があります。先月の二十六日に大雨の影響で大量の火山灰が流れ出して、そして各所で被...全文を見る
○緒方靖夫君 今、島民が要望しているのは、今言われたようにソフト面、特にソフト面での支援なんです。これは村議会の全員協議会等々でもその声が絶えず上げられております。  例えば、融資の問題。融資の窓口はできました。そこに借りに行きます。そうすると、保証人が必要だ、担保が必要だ、返...全文を見る
○緒方靖夫君 事は国民の生命と財産に関する問題ですので、今、大臣が述べられた方向でしっかりやっていただきたいと思います。とりわけ東京都としっかり協議していただいて進めていただきたい。このことを要望して、質問を終わります。  ありがとうございました。
08月30日第149回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  まず、緊迫する三宅島の災害対策について政府の基本的な立場を官房長官にお伺いしたいと思います。  私はこの二十五日にも三宅島を訪ねましたけれども、十八日の大噴火を境に以前と村民の気持ちが大きく変わっていた、このことを改めて感じました。...全文を見る
○緒方靖夫君 東京都の責任が極めて重大だということを私は先ほど述べました。やはり今、政府の責任が問われていると思うんですね。  予知連は、噴火によって島の全域に噴石が放出されるおそれも否定できない、火山弾といって、ロケット弾ですよ、火山の、それが飛びまくる、そういうことを言って...全文を見る
○緒方靖夫君 端的に答えてください。
○緒方靖夫君 官房長官、ひどい御答弁ですよ、それは。時間があるからと。  いいですか、新聞の社説にも出ていますけれども、こういう災害に当たっては、危機管理に当たっては最悪の場合に備える、それが政治じゃありませんか。今、島民の人たちの叫びを聞いてくださいよ。こういうところに住んで...全文を見る
○緒方靖夫君 官房長官に申し上げておきたいんですが、やはりこういう場合には、島民の人たちの気持ちは離れたくないんです、彼らは島から、住んでいるところから。しかし、もうそれしかないという判断を十八日以降、村議会で全会一致で表明しているわけですよ、繰り返し。そういうことをちゃんと踏ま...全文を見る
○緒方靖夫君 答弁になっていませんよ。この南関東の災害派遣計画に基づいて行われるかと聞いているんです。
○緒方靖夫君 単純な質問ですよ。
○緒方靖夫君 この東京都の演習というのは、この南関東の災害派遣計画、これを下敷きにしているということで御答弁ありました。  この派遣計画というのは全文で三百ページあると防衛庁から説明を受けましたけれども、この間、繰り返し私はその資料を出してほしいと求めてまいりましたけれども、防...全文を見る
○緒方靖夫君 長官、全く納得いきませんよ。  複雑だと言われましたけれども、私にとってはちっとも複雑じゃないんです。見ればよく理解できると思います。いいですか。  そういうものというのは、じゃお聞きしますけれども、この概要によっても、陸海空の自衛隊は、派遣計画の基本方針として...全文を見る
○緒方靖夫君 これを見せているかと言っているんです。三百ページの文書を渡しているか。
○緒方靖夫君 今の質問。
○緒方靖夫君 今すり合わせをして承知していると言われましたけれども、私の質問は、その三百ページの文書を出しているのかと聞いているんですよ。はっきりしてください。
○緒方靖夫君 それでは私にも見せていただけますね。
○緒方靖夫君 可能な限り対応じゃなくて、あなた責任があるわけですから、私に見せてくださいますかと聞いているんです。
○緒方靖夫君 私は、この問題について東京都にいろいろ伺いました。  東京都はこの問題について、こうした文書について、派遣計画ですね、これは一切見たことがない、都知事も見ていない、そのように述べておりました。それからまた、どういう活動をするのか、この訓練に当たって、自衛隊の動き、...全文を見る
○緒方靖夫君 東京都はそうした情報についてそもそも知らされるシステムになっていないと断言しているんです、私は確かめましたけれども。  そのようにしていただくということは結構でありますけれども、私は、今回の防災訓練について非常に大きな疑義を持っております。それは、先ほどの自衛隊が...全文を見る
09月05日第149回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  三宅島の災害対策について質問いたします。  きのう、全島避難が終了いたしまして、私は一時避難先のオリンピック記念センターを訪れましたけれども、それこそ、そこでは避難された方々が本当に切実な要望を出しておりました。  まず、雇用の問...全文を見る
○緒方靖夫君 就職の、就労の場を保障する、その点もしっかりやっていただけますね、当然だと思いますけれども。  一言で結構です。
○緒方靖夫君 結構であります。  避難指示で避難された方々には、災害救助法などに基づいて生活必需品、寝具、衣類、什器、電化製品など、これの給与が行われております。これは非常に大切です。しかし、避難指示が出される前に自主避難された方々、この数は島民の六割以上、数えてみると二千三百...全文を見る
○緒方靖夫君 当面、非常に切実な問題で、今の大臣の御答弁は非常に大事な点だと思います。  それからもう一点、介護保険とのかかわりなんですけれども、避難した要介護者に対しても避難先で継続して介護サービスが受けられるように、その点でも万全の対策をとっていただきたいと思います。
○緒方靖夫君 それでは次に、介護保険について質問をさせていただきます。  制度がスタートして五カ月経過いたしました。来月、十月から六十五歳以上の高齢者からの保険料の徴収が始まります。しかし、制度実施以降の状況は、要介護認定のあり方やサービスの供給など実に多くの問題が噴出して、自...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣は、たくさんの問題があるし指摘されていると言われました。やはり自己負担の問題についても、利用できなければしようがない、利用しにくくてもこれ問題なんですね。  利用者の一割負担が何をもたらしているのか。例えば、東京都が行った介護保険の在宅介護サービスの利用状況調...全文を見る
○緒方靖夫君 利用料のことを言われましたけれども、私は、その限度内でどういう利用率か、このことを問題にしているんですね。利用者の一割負担によってこれまで受けてきたサービスを辞退もしくは削減する例、これは新潟もそうでしょうけれども、東京も、全国各地でそれこそ続出しているんですよ。 ...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、大事なことを言われましたよ。調査されているわけですね。その調査というのはいつ発表されますか。それはどういう見通しですか。
○緒方靖夫君 私は、その調査が非常に大事だと思います。一体全体どういう状況になっているのか。五カ月たっているわけですよ。私は、この時点でその調査が整っていないということは一種の怠慢だと思いますけれども、大臣約束されたように、調査が整った後、その調査をしっかり出していただき、またそ...全文を見る
○緒方靖夫君 それなら大臣、結果を示していただきたいんですよ、結果を。約束していただけますね。
○緒方靖夫君 やっていただきたい。  大臣、はっきり言いますけれども、これまで介護保険の問題について、そういう調査の実態というのを示せ示せと何度言っても、今、大臣が言ったような答弁は出てこなかったんですよ。ですから、大臣の責任ではっきりやっていただきたい。あなた方の部下がその点...全文を見る
○緒方靖夫君 最後です。  大臣、答弁になっていないですよ。こういう国民の声を聞き、あるいは自治体からのこういう措置、それから受けてどう進めるのかと言ったんです。全然答弁になっていないじゃないですか。もう一度答弁してください、まじめに。
○緒方靖夫君 終わります。
09月20日第149回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  中小企業向け貸し渋り対策として政府が設けました特別保証制度について質問いたします。  中小企業白書や経済白書にも指摘されていることですけれども、長期化する不況のもとで中小企業の景況感や貸し渋りによる資金繰りが依然厳しい状況にあるわけ...全文を見る
○緒方靖夫君 この保証制度は、無担保で五千万まで保証人なしで一千万円まで融資を受けることができる、そういうもので、本当に困っている中小業者は非常に助かっているわけですね。しかし、この間、この制度を暴力団が悪用するケースが相次いでいるわけです。  警察庁長官、制度発足から現在まで...全文を見る
○緒方靖夫君 資料配付をお許しいただきたいと思います。    〔資料配付〕
○緒方靖夫君 この資料は「暴力団等による「中小企業金融安定化特別保証制度」を悪用した事件検挙一覧」ということで、警察庁から提出された資料をもとにして作成したものです。これは、警察庁が提出した暴力団によるそういう今述べた状況をまとめたものなんですけれども、この内容を見ますと、今御答...全文を見る
○緒方靖夫君 長官、よく事実を把握していただきたいと思うんですが、この配付資料を見ると、昨年五件だったものが、ことしに入って既に六件になっているわけで、これはやっぱり世間ではこういうものを増加傾向にあると言うんだと思うんですね。明らかに増加しているわけです。  法務大臣にお伺い...全文を見る
○緒方靖夫君 さらにこの件で問題なのは、この保証制度を食い物にしているのは暴力団だけではないということなんです。一部報道によりますと、ことしの四月二十八日に東京地検特捜部が東京都信用保証協会や東京都労働経済局などを詐欺容疑の関連で捜索しているわけですけれども、その際特捜部が押収し...全文を見る
○緒方靖夫君 昨年四月二十日付の雑誌エコノミストでは、ある与党代議士が次のような証言をしているわけです。「特別保証は、地方議員に大きなプラスになっている」、取りつけに際しては「地方議員が斡旋して、その謝礼を企業から受けている」、こういうふうに述べているわけですね。もしこれが事実な...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、情けない答弁ですよ。個別の問題じゃないんです、これは。個別というのは、具体的には何県のどこで起こった、そういうケースについて言っているわけで、私は決してそういうことを言っているんじゃないんですよ。こういう性格の事件について調査されるのかというふうに言っているわ...全文を見る
○緒方靖夫君 そうです。
○緒方靖夫君 大臣、重ねて確認したいんですが、私が述べているのは個々具体的なケースじゃなくて、政治家がかかわっているこういう性格の問題について、この制度を食い物にして政治家がかかわっていると言われているその事案について、そういう問題について捜査されるのか、調査されるのかとお尋ねし...全文を見る
○緒方靖夫君 いずれにせよ、不正に対しては厳正に対処されるということを先ほどから言われておりますし、当然検察庁がしかるべき形で捜査に乗り出すならば乗り出すということだと、そういう事案だと思います。  中小企業庁長官にお伺いしますけれども、保証制度を悪用する行為には厳しく対処する...全文を見る
○緒方靖夫君 必要に応じてということで、それは必要なときにはそういうことが行われるのは当然と思います。  その点で私、特に留意したいのは、保証制度要綱の留意事項、これを見ますと、制度の発足当時は、暴力的不法行為者などが介在する場合、そうなっていたわけですね。ところが、昨年九月、...全文を見る
○緒方靖夫君 申し込みは本人が原則、これは当然ですよね。しかし、今言われたように、場合によってはそういう立ち会いが必要なときにはそれを認める、これはやはり当然だと思うんですね。申込者が本人の会計事情に詳しい立会人の同席を求めたけれども保証協会によって別室で待機させられる、そういっ...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほども立ち会いについても必要に応じて認めると言われましたし、今も御答弁もありました。私は、善良な借り手に対してその点はやっぱり非常に重要であるというふうに考えます。これが例外的な、そしてまた特別のそういう制度なんだということを、名前もそうなっていますが、そういうこ...全文を見る
○緒方靖夫君 それは長官、非常に重要な検討だと思うんですね。よく、ふだんも聞かれていると思いますけれども、さらに耳を大きくして、業者の叫び、そして業者の願い、要求、それに耳を傾けていただきたいと思うんですね。  その検討に当たって、私、一つ提案といいますか、要望を申し上げたいん...全文を見る
○緒方靖夫君 今、長官言われたことも、それからこれから検討されると言われたことも、やはり非常に重要なことだと思います。ですから、中小企業が非常に今苦しんでいる、そうした中で、ぜひ今言われたような形でこの特別保証制度を、精神を引き継ぐような、そして使い勝手のいいような、そして業者に...全文を見る
11月06日第150回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第2号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  私は、きょうの議論を大変興味深く伺っておりました。  九月六日の外国特派員協会での御講演、質疑応答、私全文読ませていただきました。これも大変興味深いもので、それは最後に、質問者が特に首都移転についての質問をされているわけではないんだ...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、国土庁長官としての所信表明のときに、この問題については広報活動を強化すると述べられていた、それにとどまっていたということに非常に最初から注目しておりました。ああ今までと違うなと思いました。  そこで問題なのは、やはりこの問題、大事業ですから、やるとしたら国民...全文を見る
○緒方靖夫君 私も、当委員会でその是非論、それをやることが必要だということをずっと主張してまいりました。その点では、大臣の問題提起と私の考えていることは一致する、そのように感じております。  それで、一つ思うのは、やはり首都とは何か、これが大事なんですね。  私、実は非常に見...全文を見る
○緒方靖夫君 首都移転の幾つかの理由、論拠、これまでいろいろありました。これがくるくる変わっていることが大きな問題だと思います。  東京の一極集中、これについては、この問題について詳しい下河辺氏が効果はないということを断言しております。私もそのとおりだと思うんですね。それから、...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、当委員会に五年余りずっといて、ずっと議論をフォローしてまいりました。その中で、行政改革、地方分権、これが移転とともに車の両輪だということが盛んに言われました。  その中で、審議会の報告の中で今でも思い出す、噴き出す話があるんですけれども、それは今の政治が悪い...全文を見る
○緒方靖夫君 同じように、首相官邸をつくる、人事院ビルをつくる、そういうことと共通した問題だと思います。  それで、私はこの委員会で今でも覚えておりますけれども、国土庁が事務局になって首都移転の新都市のイメージ図というのが示されたことがありました。そこには大使館街がずらっと並ん...全文を見る
○緒方靖夫君 もう時間になりましたので終わりますけれども、私はこの問題については、これは大臣に答弁を求める筋ではありませんけれども、移転については凍結していく、そして十年前に決めたこと、これについては見直していく、根本から議論をする、これがまさに重要になっているということを痛感し...全文を見る
11月06日第150回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  核兵器の廃絶の問題について伺いたいと思います。  先日の国連総会の第一委員会では、スウェーデン、メキシコ、アイルランドなどの新アジェンダ連合が中心になって提案した核兵器廃絶決議が昨年を上回る賛成多数で採択されました。これは、今春のN...全文を見る
11月06日第150回国会 参議院 本会議 第6号
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○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等の一部改正案及び医療法の一部改正案について質問いたします。  初めに、先日の与党三党による衆議院厚生委員会での強行採決に強く抗議するものです。慎重審議を求める国民の声を踏みにじり、国民の命と暮らしにかかわる重大な法案をわずか...全文を見る
11月09日第150回国会 参議院 国土・環境委員会 第2号
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○緒方靖夫君 私は、公営住宅の家賃の減免制度について質問したいと思います。  この減免制度は低所得者や災害による生活困窮者、入院加療のため生活保護の住宅保護を停止された方などを対象にした家賃の減額、免除を行う、そういう制度でありまして、入所者にとってはまさに欠くことのできない大...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣からこの制度の有効性ということについて言及されました。非常に大事な点だと思います。  建設省は、各都道府県ごとの公営住宅の家賃の減免の数、これについて、その推移をどのように把握していますか。
○緒方靖夫君 数の推移について伺っているんです。
○緒方靖夫君 私は都道府県ごとにということをお尋ねしたわけですけれども、それについては調査ができていないわけですね。それならば申しわけありませんが、減免の件数の推移、それからまた減免対象者の数の推移、これは後日で結構でございますから調査をお願いいたします。  今言われたように、...全文を見る
○緒方靖夫君 そういうことで、その資格がある人はそれを後更新していく、そういう制度なわけですね。この制度の減免対象の収入基準はどのぐらいですか。
○緒方靖夫君 要するに、条例に共通した考え方はどこにありますか。
○緒方靖夫君 局長はポイントを外して答弁されたと思いますけれども、条例で共通しているのはおおむね生活保護基準程度以下の収入ということですね。これが模範回答になるわけですが、もちろん各地域によって違っておりますけれども、そういうわけです。  それから、大臣が見事にお答えになりまし...全文を見る
○緒方靖夫君 いろいろあるんだけれども、これもやはり基本は年金等の非課税所得を含む収入によって減免の程度を決めるという、これが共通した考えになっていると思うんです。非課税所得を含む収入によって減免程度を決定する場合、減免申請者の収入状況等の把握、これはどのように行われますか。
○緒方靖夫君 これも全国共通して、どうも局長はちょっとあれですが、この問題でもっと勉強していただきたいと率直に思いますけれども、結局、決め方というのは、福祉事務所とかあるいは民生委員等の連絡調整をして行う、これが基本になっているわけです。したがって本人の申告だったりいろんな形があ...全文を見る
○緒方靖夫君 私はこのやり方がまさに驚くべきやり方だと思います。  ここに東京都の説明書があります。これには文字どおり、減免を申請するすべての方に同意書の提出をしていただくと書かれている。つまり、減免を受けるからには白紙委任をする、これは義務になっているわけですね。  こうい...全文を見る
○緒方靖夫君 局長、今大変な答弁をされたと思いますよ。  確かに、社会保険庁等に情報を求める場合、必要な場合があると思います。そのときには同意書というのはあっても構わない、それは仕組みですからね。しかし、東京都の場合は全員に、減免を申請する全員に同意書を書くことを求めているわけ...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう説明を納得されているわけですか。  いいですか、ここに同意書がありますけれども、ここには私及び私の世帯員の減免審査の対象となる収入状況について調べて結構ですという、これを全員署名して捺印するんですよ。その結果、五万から六万に上る人たちの収入とか財産の所有の...全文を見る
○緒方靖夫君 住宅行政の元締めになる局長がそういう答弁をするのは、私は非常に情けないと思いますね。  この問題では厚生省においても共通した問題がありました。かつて厚生省が生活保護の申請に当たっていわゆる一二三号通知、これによって一律に、今言っているように同意書を求めて画一的な指...全文を見る
○緒方靖夫君 こういう同意書の提出を求めている自治体は、全国でほかにどんなところがありますか。
○緒方靖夫君 私も全国の聞き取り調査を行いました。すると、確かに東京都だけなんですよ、こういう自治体は。唯一東京だけです。  ほかの自治体は減免申請に際してどうやっているか。年金額改定通知書とか恩給扶助料証書とか振り込み通知書、源泉徴収票などを提出させている。これで十分済むと、...全文を見る
○緒方靖夫君 社会保険庁も一律に同意書をとっているというのを非常に驚いているんですね。私もそれは伺いましたよ。ですから、必要な場合にとるのは当然ですよ、しかし一律に全員の申請者に対してとる、これはやはりとんでもないことだと私は思うんですね。  先ほど、東京都の事務のため云々と言...全文を見る
○緒方靖夫君 その点はぜひお調べいただきたいと思います。  それで、私は、ほかの道府県では同意書なしでやっている、そしてそれでうまくいっているそうなんです。なぜ東京がやるのか、その点も同時にぜひお調べいただきたいと思います。その点は、同じ居住者であっても、減免を受けるにしても、...全文を見る
11月15日第150回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  まず初めに、鳥取県西部地震で災害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げたいと思います。  きょう、私は、三宅島の災害の問題について質問させていただきます。  先ほど気象庁の方から報告を聞きましたけれども、先月、気象庁長官は三宅に...全文を見る
○緒方靖夫君 この間、何度か三宅島への視察が行われております。直近で言いますと、今月五日に三宅島の長谷川村長のほか村会議員十名、東京都三宅支庁長ら四十名の現地視察が行われました。  全島避難から二カ月以上たった今も火山ガスの大量噴出が続く上に各地で泥流の被害が出ているという状況...全文を見る
○緒方靖夫君 一義的には三宅島そしてまた東京都ということですけれども、三宅島の当局もそれからまた東京都の災害対策部も、どちらも当面は帰島の可能性はないという判断だと伺っております。いずれにしても、この今の全島避難というのはかなり長期化する、それが非常にはっきりしている事態だと思い...全文を見る
○緒方靖夫君 東京都の十一月五日の現地調査で、私は東京都から伺っているわけですけれども、十数戸の全壊家屋を確認したというふうに聞いております。そしてまた、それを十一月十日に東京都は国土庁に報告し、その協議を進めていると伺っておりますけれども、それについては確認できますでしょう。
○緒方靖夫君 大臣、国土庁というのはそんなに風通しの悪いところなのかなとちょっと不思議に思うんですが、東京都の方で防災関係者が国土庁にそういう報告をしていると、大臣は御存じないと思いますけれども。そういう状況を言っているわけです。東京都が石原知事のもとで責任を持って調査したことに...全文を見る
○緒方靖夫君 非常に大事な答弁をされました。  そうすると、東京都がこういう状況であるということをそれなりのきちっとした証明をつけて報告したときには、それを受理して速やかに支援法を適用されると、そういうことですよね。
○緒方靖夫君 重要な答弁をいただいたと思います。そういうことで、私は三宅島に対するこの法の適用というのは行われるだろうと、今の答弁を聞きながら確信いたしました。  ちょっと先のことも御質問したいんですけれども、今、支援法の適用に当たって、生活必需品の供与ということで、この支援法...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう立場に立って東京都は進めると思いますけれども、その際、大臣のお力添えをぜひお願いしておきたいと思います。  さて、幾つも要望したいと思いますので、手短に御答弁をお願いしたいと思います。  一つは、被災者に対する国民健康保険の医療費の一部負担金の免除、その...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、インフルエンザの予防接種の問題についてお伺いいたします。  これは、健康保険がきかないために、いろいろな機関によって異なりますけれども、大体一回三千円から五千円かかるというものです。これを打てば効果がある、これは非常にはっきりしておりまして、厚生省の調査でも...全文を見る
○緒方靖夫君 局長、集団生活をしているわけではないからインフルエンザ予防接種の必要性が乏しいと言われるんですか。信じがたいお話ですがね、私にとっては。やはり、体力が弱っているお年寄りは、単独で生活していようが、それぞれ都営住宅にいて一緒に生活しているという状況であっても、私はその...全文を見る
○緒方靖夫君 労働問題についてお伺いしたいと思います。  なかなか職が見つからない、そういう状況があるわけですけれども、避難民に対してあっせんした件数、決まった件数、これがそれぞれ何件か、それからまた六十歳以上の高齢者の就職の状況はどうなっているか、お答え願います。
○緒方靖夫君 この問題はやはり非常に深刻で、働きたい、しかし職がない、なかなか見つからない、これが非常に大きな悩みで、私は三宅島の被害については激甚災害に相当するものと思っております。したがって、阪神の大地震のときと同様に雇用労働者への転職あるいは仕事のあっせん等々でやはり特別な...全文を見る
○緒方靖夫君 もう時間になりましたのでここで終えざるを得ませんけれども、今三宅の方々は大変厳しい状況にあります。そしてまた、その厳しさの中で、東京都の政治、国の政治がどうなっているか、その立場から見ているということを私は痛感いたします。  そこで、最後に大臣に総括的に、今の状況...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
11月16日第150回国会 参議院 国土・環境委員会 第4号
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○緒方靖夫君 日本共産党はこの法案について賛成でございます。  午前中の参考人質疑は、法案審議を深める上で大変有益だったと思います。それを踏まえながら、入札、契約等の改善を図るという立場で幾つか質問させていただきます。  まず、一般競争入札の導入についてです。  政府の行動...全文を見る
○緒方靖夫君 発注ベースで一・四%。一・四%というのは本当にわずかだと思うんです。依然として指名競争入札が主流になっている、これが現状だと思います。一般競争入札の導入は会計法で入札制度としての原則とされている、そういう課題だと思うんです。しかし、その採用が遅々として進まない要因、...全文を見る
○緒方靖夫君 局長、やはりなかなか情けない答弁だと思うんですね。なかなか難しいと。だってあれじゃないですか、原則として一般競争入札を行うと言っていながら、それを原則としながら難しいと。これ、大臣、矛盾していますよね。  それで、結局この間の教訓として透明性を図る云々云々と、もう...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣のせっかくの御答弁ですけれども、重ねてお伺いしたいと思うんですが、私も電子入札はいいと思うんです。しかし、それにはやはり幾ら急いでも時間がかかると思います。  差し当たって、今この問題について透明性を確保するという問題では、やはり金額が高い。だから、一・四%と...全文を見る
○緒方靖夫君 指名競争入札というその大きな問題点、これはもう言うまでもなくはっきりしていると思います。しかし、それが建設省の直轄の工事でも主流になっていると。一般競争入札はわずか一・四%の件数しかないというその現状はやはりこのままでいいのかと、大臣もそう思われると思います。今のこ...全文を見る
○緒方靖夫君 大事な問題ですから、この場でこうやってぱっと聞いて即断できるような話じゃないと思います。後で必要ならば大臣に資料もお届けして、いろいろな形で多面的に検討していただきたいと思いますので、その点についてお願いしておきます。いい御答弁をいただきました。  次に、施工体制...全文を見る
○緒方靖夫君 建議から二年半余りたっているわけで、どういう方向でやっていくのかという、そういう方向での検討の今御答弁がありました。  建設工事は元請のゼネコンから系列外の孫請まで重層的な下請関係にある。これはきょうの参考人の質疑の中でもその点、問題点としても明らかにされました。...全文を見る
○緒方靖夫君 これは零細業者が心待ちにしている点でもありますし、公共事業を公正に進めるという点でも非常に大事だと思います。ですから、その点で、今大体のめどについても言われたように思いますけれども、ぜひその点はしっかりと進めていただきたいというふうにお願いしておきたいと思います。 ...全文を見る
○緒方靖夫君 確認いたします。一件だけですか。
○緒方靖夫君 私が事前に建設省から説明を受けているのは二百二十二業者、年間でそれぞれ、何年何年と年次ごとに挙がりますけれども、二十件から七十件ぐらい近い、そういう数字が挙げられているんですけれども、ちょっと事実関係ですのでもう一回確認、お願いいたします。
○緒方靖夫君 わかりました。事実関係わかりました。  それでは、今、局長が言われた八月の件、それについてお尋ねしたいんですけれども、先月、建設省の中部地建が発注した静岡県内の電線共同溝工事をめぐって道路舗装業界大手の飛島道路が施工体制台帳の虚偽記載で一カ月の指名停止を受けていた...全文を見る
○緒方靖夫君 飛島道路は、業界大手の福田道路、これ今、局長が言われたとおりですけれども、一次下請だった事実を隠して、書類上は飛島が直接地元業者に発注したかのように装っていた、こういうことだと思います。  建設省の直轄工事で、しかも入札、契約の適正を図る目的から本法案を審議する、...全文を見る
○緒方靖夫君 ちょっと言葉が足りないような感じがするんですがね。それだけの話かという感想を持ちますよ。  それで、私は、今調査中と言われましたけれども、虚偽記載についてははっきりしているわけですね。もう一つの福田道路との関係、これについて調査中と言われたと思います。いずれにして...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣から後でまとめてお伺いしたいと思います。大詰めに来ているという、そういう大事な言葉を今答弁をいただきました。  やっぱりこういった問題については、いろいろあるでしょう、法的な関係等々。しかし、みずから公表して迅速に行う、これがやはり扇大臣のもとの建設省のあり方...全文を見る
○緒方靖夫君 丸投げについてですけれども、建設省が九十二年十二月に出した通達、これによりますと、丸投げに該当するか否かの判断として、「本体工事の大部分を一業者に下請負させ、本体工事のうち主要でない一部分を自ら又は他の下請負人が施工する場合などが典型的」、そのように定められておりま...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣が言われるように、本当に子供だましなんです。これを見ても子供だまし。しかし、こんなことを通ると思って、中小じゃないですよ、名のある大手がやる。これは要するに通るかもしれないと思っているわけで、建設省の直轄の工事でこれをやっているわけでしょう。ということは建設省は...全文を見る
○緒方靖夫君 この新聞の報道によると、今回の調査は道路舗装工事が中心で、その調査規模は数千件に上るというわけです。また、調査では施工現場に調査員が出向いて行い、現場に施工体系図を掲示しているか、下請の契約関係は明確か、元請としての責任を果たしているかなどを調べる予定というわけです...全文を見る
○緒方靖夫君 とても大事な調査だと思います。  ところで、大規模な調査になると思いますけれども、調査期間はどの程度なのか、またその結果を公表されるのかどうか、それについて伺っておきたいと思います。
○緒方靖夫君 その調査、注目していきたいと思います。  次に、第三者機関による入札契約手続の監視についてお尋ねいたします。  建設省直轄工事では、九四年度から入札監視委員会を設置しているわけですけれども、本法案はこのような制度の設置を適正化指針を通じてすべての公共事業の発注者...全文を見る
○緒方靖夫君 入札監視委員会の九九年度の実績として、定例会議で報告された総契約件数と、そのうち抽出審議した件数の割合、これはどうなっていますか。
○緒方靖夫君 ちょっと耳を疑うんですけれども、余りにも審査件数が足りないのではないかと、そういうふうに感じます。監視委員会の目的は、公共工事の入札、契約手続から発注者の恣意性を排除することにあるわけですけれども、その対象で、その範囲で、その機能が十分に果たされている、そういうふう...全文を見る
○緒方靖夫君 いま一段、二段、三段ぐらいの努力が必要だと私は思うんですね。  それで、入札監視委員会は、建設省を初めそのほかの発注機関でも設置されているわけですけれども、例えば私いろいろ調べてみましたけれども、日本道路公団の場合、その同公団の関東地区入札監視委員会の中村英夫委員...全文を見る
○緒方靖夫君 入札監視委員会による監視、これをあまねくさまざまな発注工事に適用する、このことがやはり求められているかなというふうに思うんですね。実務的には大変なことになるかもしれません。しかし、現状ではそういう構えで進める、このことがやはり大事かなと思います。  そして、適正化...全文を見る
○緒方靖夫君 いろいろな工夫をしてできるだけと、非常にあいまいですけれども、しかしうんと前に進もうという、そういうことかなと理解もできます。  次に、入札監視委員会の開催回数についてお聞きしたいと思います。建設省は、九六年三月、総務庁から勧告を受けて、監視委員会の開催回数を年二...全文を見る
○緒方靖夫君 私もいろいろ実態調べてみました。総務庁が勧告しているのはその開催回数のことですね。  関係特殊法人の監視委員会の開催状況について見ると、日本道路公団の場合、関東地区では年四回確かに開催されている。しかし、北海道や東北、関西、九州など、ほかのすべての地区では年二回し...全文を見る
○緒方靖夫君 総務庁の勧告には事業量の多少、そういうことを述べてなく、要するに開催回数について述べているわけで、ですからそれを額面どおり受け取る、その勧告に従うということになれば、それは少なくとも年四回開くということになるわけで、ですからそういう方向でぜひ建設省の方からも関係のと...全文を見る
○緒方靖夫君 ですから、前職だけ見るとわからない。官房長はわかるでしょうけれども、名前見ればすぐに。それをしっかり、それはわかるでしょう、名前を見ればすぐわかりますよ。だからそんな言い方しないで、まあいいですよ、ここでわからなければ、答えがなければ。官房長はみずから手のひらに乗せ...全文を見る
○緒方靖夫君 そういうときには調べてみますということで済むわけですよね。それでいいんですよ。ですから、その後のこともちゃんとおっしゃっていただきましたので、それで結構だと思いますけれども。  先を言っていただきましたけれども、OBだから問題ないというそういう説明は成り立たないわ...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。     ─────────────
11月30日第150回国会 参議院 国土・環境委員会 第5号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  法案であいまいな点とか、あるいは明確にされていない点等々、質問を通じてその点についてはっきりさせていけたらと思っております。  最初に、マンション管理士についてお尋ねいたします。  法案は、マンション管理士について、管理組合の運営...全文を見る
○緒方靖夫君 大規模修繕計画などのコンサルタント、これはマンション管理士が行うことになりますか。
○緒方靖夫君 東京都では管理アドバイザーという制度を設けております。これは全国で唯一だと伺っておりますけれども、マンション管理士の業務はこれに類似しているのではないかと思うんですね。東京都では、利用料として管理組合から、一日一回二時間以内で一万円、二時間を超えれば一時間当たり五千...全文を見る
○緒方靖夫君 誤解のないように申し上げておきますけれども、東京都の例が報酬が高いとか安いとか、そう申し上げているわけじゃなくて、どういう目安としてマンション管理士の場合考えられているのかと、その点を伺いたかったという意味ですので。私は、その点で管理組合にとって新たな負担を強いるこ...全文を見る
○緒方靖夫君 区分所有法では、区分所有者でなくとも区分所有者の集会で選任されれば管理者になれる、これは自明のことですね。そうなっております。したがって、マンション管理士が業として区分所有法上の管理者になることも法律上は排除されていない、そういうことになりますね。  仮に、管理者...全文を見る
○緒方靖夫君 この点は非常に大事な問題で、しかも現場でいろいろ声を聞くと、こういう問題は非常に多いわけですね。それで、過去にも建設会社の社員が、大規模修繕が近づいたと、その時期にあわせて管理組合の理事に就任してそこでの議論をリードして、そして結局その建設会社に工事を受注するという...全文を見る
○緒方靖夫君 現実に私が述べたような懸念が非常に大きいと。したがって、そのことを非常に意識して、これについて運用していくということが大事だろうということを指摘しておきたいと思います。  次に、マンション管理適正化指針についてお尋ねいたします。適正化指針は、法律上唯一管理組合や区...全文を見る
○緒方靖夫君 今指針の内容についてお答えいただいたと思うんですけれども、それらが法案の中には書かれていない。これはやっぱり居住者に直接かかわる大事な問題で、それが書かれていないのは問題ではないかというのが私の問題意識で、それも提起をしたわけです。  今お答えがあったように、どう...全文を見る
○緒方靖夫君 若干だめ押し的なことになりますけれども、管理組合などの意見、要望、そうしたものをよく聞いて、そしてまた実情に応じてそうした方向を拡充していく、そのために努力していくということについてもう一度明確な御答弁をいただけたら幸いだと思います。
○緒方靖夫君 次に、マンション管理適正化推進センターの指定に関連して、現在のマンション管理センターについて建設省にお伺いしたいと思います。  私は、四月の本委員会で、同センターの登録料と債務保証制度の保証料の抜本的な見直し、この問題についてお尋ねし、見直しをすべきであるというこ...全文を見る
○緒方靖夫君 登録料については、確かに一組合一登録ということになるとこれは値下げになっていくということになるので、幾つも棟を持っている場合にはこれは非常にいいことだと思います。  保証料の件なんですが、これは私の質問のときにも、今、局長が述べられたような答弁をいただきました。耐...全文を見る
○緒方靖夫君 ぜひ見直しという方向で検討を積極的に進めていただきたいと、このことを要望しておきたいと思います。  次に、マンション管理業について質問したいと思うんです。  建設省の管理業務処理準則は、同省の登録業者について事務管理業務の一括再委託を禁止しております。昨年十一月...全文を見る
○緒方靖夫君 私の質問とちょっとずれているんですが、要するに事務管理業務の一括再委託は禁止されていると。しかし、それを可能としている業者が何と四割にも上っていると。それが行政監察によって再三指摘されているけれども、それが改まらないと。つまり、悪質業者ですね。それに対してやはりきち...全文を見る
○緒方靖夫君 その法案の施行を待つまでもなく、その他いろいろな問題があるわけですね。  例えば、同じく行政監察によっても、ほかにも管理費等の収納状況を管理組合に定期報告することを怠るとか、あるいは管理業者名義の修繕積立金の預金口座を管理組合名義に変更をすることを拒む業者がいると...全文を見る
○緒方靖夫君 それでは次に、管理業者が管理組合に示す管理業務の処理状況とか収支結果に関する報告書、報告を見ますと、標準になる仕様書がない、そのために管理組合にとって業務内容あるいは価格の比較がしづらい、そういう問題が生まれております。仕様書の統一を義務づける、そういう必要があると...全文を見る
○緒方靖夫君 法案は、マンション管理業者が管理組合から委託を受けて管理する修繕積立金などについて、自己の固有財産やほかの管理組合の財産と分別して管理しなければならない、このように定めております。これは当然のことなんですけれども、問題はもう一つあります。  大手管理業者の場合、収...全文を見る
○緒方靖夫君 この収納支払い代行システム、これは法案では何ら規制がないわけですね。したがって、今答弁された両提案者の答弁の重みをやはりこれから持っていただくように、ぜひそうしていただきたい。私は原則禁止すべきだという考えですけれども、そのように思います。  次に、法案は管理業者...全文を見る
○緒方靖夫君 高管協が一つ想定されるという御答弁だと思いますけれども、これについては本来指定団体は管理業者に対する指導勧告や管理組合からの苦情解決、これらを行うということに大きな任務があるわけですけれども、これまで管理組合が管理委託している業者の問題について高管協に苦情を持ち込ん...全文を見る
○緒方靖夫君 法案は、指定された団体について、管理業者が管理組合から受領した管理費や修繕積立費等の債務保証業務を行うことができる、そういうふうにあります。  現在、高管協でいえば、高管協が行っている管理費等保証事業に会員業者が加入するためには、出資金として管理戸数に二百円を乗じ...全文を見る
○緒方靖夫君 ところで、高管協について私、調べてみたんですけれども、この団体は自民党への支援活動を組織的に行っている。そのことがわかりました。  手元に、自民党の組織本部団体総局が作成した各種団体名簿、こういうものがあります。これを見ると、同団体の名前が記されております。これが...全文を見る
○緒方靖夫君 そもそも、これは私が言う必要ないんだけれども、公益法人というのは何たるものかということは明確ですよね。不特定多数の利益を実現することを目的とするわけですから。そうすると、その原則に反することは国民的な疑惑を招くことになる、国民的利益に反することにもなる。そうですね。...全文を見る
○緒方靖夫君 そのとおりだと思います。ならば、これは指定されるかどうかこれからの問題ですけれども、いずれにしても重要な公益法人でありますので、今御答弁されたように、やはりそういうふうにして、発議者の提案者の重要な部分は自民党でありますので、これを機にやっぱり支援は一切受けない、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。