緒方靖夫

おがたやすお



当選回数回

緒方靖夫の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月24日第150回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  私は、納税者と税務行政のあり方について、特に税務調査について質問したいと思います。  ことしも納税申告が始まろうとしております。税務当局は、自主申告を原則として奨励しておりますけれども、それに反して納税者の信頼を損なう実態が少なくあ...全文を見る
○緒方靖夫君 回答が確かに六件でした。これは刑法百六十七条「私印偽造及び不正使用等」の罪などなど、そうした犯罪に当たる可能性のある事案なんですね。もちろん当該職員は懲戒処分を受けております。  絶対にあってはならないことなんですけれども、国税庁を監督する財務大臣、こういう事態が...全文を見る
○緒方靖夫君 公文書の偽造まで職員がするという税務署の今のあり方、したがって何が起きても不思議ではない、そうしたことが言われております。したがって、起こり得る、いろんなことが起こり得るという目で改めて実態をよく見ていただきたい、そのことが肝心だと思うんですね。  きょうは、私は...全文を見る
○緒方靖夫君 人権を侵害するような事態は起こっていないというのが国税庁の調査という、そういう答弁だと思います。  ここに申述書がある。そして、これは自分の意思で書いたものではないという本人の証言がある。本人は非常に怒っております。そして、すごんだ言葉について聞いている証人もいる...全文を見る
○緒方靖夫君 必ずしもそういう報告は受けていないと。  しかし、個別の事案でも、例えば私がさっき言った申告書の偽造事件、まさに個別の事件ですよね。これについて当時の小渕総理が責任を持って内閣の責任で答えている。ですから、個別の事案だということで言い逃れはできないはずですよ。そし...全文を見る
○緒方靖夫君 昼食をとらせなかったことは認められた、しかし理解を得たと。しかし、このTさんはたびたび食事をしたいということを申し出て、しかも食事をしなかったということについては、そのとき立ち会った税務署の職員、その方がはっきりと書面で認めている。事実なんですよ。十時から五時まで昼...全文を見る
○緒方靖夫君 あなたはいい、ちょっと時間ないから。
○緒方靖夫君 陳謝したというのは初めて伺った話ですね。  そして、さらにもう一つ大きな問題。  それは、Tさんが拒否しているにもかかわらず自宅に上がり込んだ、勝手に。そして、たんすの引き出しをソファーのところに全部出させる。そして、それだけじゃない。そこで勝手にたんすからとっ...全文を見る
○緒方靖夫君 ものにさわらないどころじゃなくて、金を数えたんですよ。金を数えた。そしてまた、自分でこういうチャックをあけてものを調べた、それが実態なんですよ。これは見ている人もいる。ですから、あなたの調査がいかに、国税庁の調査がいかに不完全かということをよく示しているわけですよね...全文を見る
○緒方靖夫君 その指導に反したことが行われたケースですよね。  大臣、国税庁にはもうよく御存じのことですけれども税務運営方針というのがあります。そこには、納税者の主張には十分耳を傾け、いやしくも一方的であるという批判を受けることがないよう細心の注意を払わなきゃならないという決ま...全文を見る
○緒方靖夫君 国にもこうした問題で、私が述べた同様のケースで幾つか裁判で敗訴しているケースがあるわけです。  国税庁は、こういういわゆる人権侵害の税務調査、それについてなかなかお認めにならないけれども、しかしこれが数々行われている。どれだけの比率かと言うことは難しいけれども、少...全文を見る
○緒方靖夫君 ですから、やはり公正な税務行政という点でも、行政監察から勧告を受けるような事態がある。私は一つの例を述べましたけれども、こうした事例がたくさんある。  したがって、大臣から先ほどこういうことを繰り返さないようにということで御答弁ありましたけれども、それは非常に大事...全文を見る
○緒方靖夫君 もう一つ、こうした問題が起きる背景として、税務行政の手続、これが整備されていない。税のデュープロセス、よく言われることですね。そして、納税者の権利憲章が、宣言ができていないところにあると思います。  日本共産党は、租税法律主義、憲法に基づいた適正手段の保障の立場か...全文を見る
○緒方靖夫君 意味がよくわかりませんけれども、今これからやるということについて言われたことについて改めて要望しておきたいと思います。  私は、最後になりますけれども、こうしたことを重視するのは、一つは人権無視の、また違法まがいの税務調査がこの間ずっと繰り返されてきた、そのことに...全文を見る
01月25日第150回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  私は、同僚議員の質問に関連してKSDの問題についてお伺いいたします。  昨日、本日の本委員会で、KSDが推進しましたものつくり大学の設立のための補助金増額に関連して、自民党の亀井政調会長から九九年十一月末に直接指摘を受けたと答弁し、...全文を見る
○緒方靖夫君 局長は今、朝食会の前に一度それがあったと認められました。  それでは、どういう機会にだれに対してそれはありましたか。
○緒方靖夫君 我が方のだれですか、はっきり言ってください、氏名と役職。だれですか、我が方のどなたに会ったんですか。
○緒方靖夫君 そうです。
○緒方靖夫君 そうすると、日比さんということになりますね。今の労働基準局長ですね。
○緒方靖夫君 それでは、当事者の日比さんにお伺いしたいと思いますけれども、いつどこで亀井政調会長と会われましたか。
○緒方靖夫君 局長ね、あなたが直接経験されていることですので私はあえてお伺いしているんですよ。答えてください。非常に重要な経過なんですよ。ですから、今、能力開発局長から、亀井政調会長が個別に会ったのは日比さんであるというお答えがありました。ですから、あなたに聞いているのであって、...全文を見る
○緒方靖夫君 納得できません。同じ省にあって、そして所管が違うとはいえ、本人がいるわけでしょう。なぜ答えられないんですか。答えなさい。
○緒方靖夫君 これは問題だと思います、委員長。本人がいて、しかも記憶をたどれば答えられることを答えない。こんなおかしいことはないじゃありませんか、委員長。
○緒方靖夫君 それでは、改めてお尋ねします。  朝食会以外にそういう機会があったということをお認めになった。じゃ、朝食会についてお伺いしますけれども、それはいつどこで、どんな趣旨で行われた朝食会ですか。
○緒方靖夫君 国会議員は亀井氏、村上氏のほかにだれがいましたか。小山氏いたと思いますし、そのほか、いた方挙げてください。
○緒方靖夫君 藤井孝男氏のことですね。
○緒方靖夫君 それ以外に国会議員はおりましたか。
○緒方靖夫君 労働省側からも当時の伊藤事務次官が出席したと言われておりますけれども、伊藤氏以外に労働省側の出席者はどなたですか。
○緒方靖夫君 つまり、当時の局長というのは日比さんのことですね。等というのはだれですか。もう少し言ってください。
○緒方靖夫君 KSD側の出席者はどなたでしたか。
○緒方靖夫君 大体状況はわかってまいりましたけれども、そこで要請を受け、また同時に個別にも直接亀井政調会長から要請を受ける機会があったということですけれども、それを受けてその働きかけが行われたということですね。  一つ具体的にお伺いしますけれども、亀井政調会長から個別に日比さん...全文を見る
○緒方靖夫君 ものつくり大学の補助金増額の舞台、そして大学開校の重大な局面がその時期だったわけですよね。極めて私は重大な問題だと思います。ですから、厚生労働省としても徹底調査をお願いしたいと思います。  最後に一問、八田議員の質問に関連して日比局長にお伺いしますけれども、八田議...全文を見る
○緒方靖夫君 回答してください。  終わります。
02月21日第151回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  一つのテーマでお伺いしたいと思います。  日本の安全保障理事国入りの問題とアジアの中での日本という、そういうテーマなんですけれども、例えば、私はおととしマレーシアに行ったときに、マハティール首相が、日本の常任理事国入りについては日本...全文を見る
○緒方靖夫君 外交の軸足、アジアにあるのかと。
○緒方靖夫君 はい。
02月26日第151回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。在日中の大使から御苦労とまたリアルなお話を聞けて大変よかったと思っておりまして、感謝しております。  一点は、国連安保理の常任理事国入りの問題ですけれども、私自身の考えは、やはり軍事的な関与の義務を負うという理由、憲法上の理由から反対とい...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。
03月05日第151回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第4号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  今のことに関連して、私は山岡先生にお尋ねしますけれども、ペリー報告を私も読んでみて、やはりこの報告というのはなかなかよくできていると。非公開の軍事対応部分はわかりませんけれども、やはり願望から出発するんじゃなくて現実から出発する、そし...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。
03月07日第151回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第5号
議事録を見る
○緒方靖夫君 三十秒で。添谷先生にお伺いいたします。  日本の外交どうあるべきかという点で、外交の軸足をアジアに置くということが私は非常に大事かなと思うんです。その点で、私アジアを回ったりして、アジア的価値観ということがいろいろ言われている。これはあいまいとした概念ですけれども...全文を見る
03月15日第151回国会 参議院 国土交通委員会 第2号
議事録を見る
○緒方靖夫君 ニアミスと駅のホームの二つの事故問題について質問いたします。  ニアミス事故は、一歩間違えれば重大事態に発展しかねなかった。先ほど大臣言われたとおりです。徹底した原因の究明と再発防止対策をとることを求めておきたいと思うんですね。  きょう、ここで取り上げたいと思...全文を見る
○緒方靖夫君 軍事空域を聞いています。
○緒方靖夫君 米軍は。
○緒方靖夫君 現在。
○緒方靖夫君 二万平方キロメートルふえているわけですね。  私は新たにつくられた軍事空域もお尋ねしましたが、どうですか。
○緒方靖夫君 米子空域のことですね。全くこれは重大だと思いますね。各軍事空域が拡大されている。新たにその訓練空域まで生まれている。七一年の雫石事故の教訓、これは民間航空機を最優先する、そこだったと思いますけれども、それに逆行する事態が生まれていると言わざるを得ないと思います。 ...全文を見る
○緒方靖夫君 米側にもそういう要望を出していくということを今言われました。私、それは当然のことだと思うんですよ。なぜ今言われたように空域の見直し、これが必要かというと、それにはわけがありますよ、当然。  そこで、お聞きしたいんですけれども、成田空港の開港前の七七年と直近の数字、...全文を見る
○緒方靖夫君 九九年で結構です。合わせて、成田と羽田。
○緒方靖夫君 今、局長は着陸の回数を言われましたけれども、離発着といえばそれを倍にすればいいわけですね。同じことですけれども、いずれにしても、回数、この間、七七年から九九年までの間に二倍以上ふえていますね、二・何倍になりますか。そういうことになります。  とすると、先ほど言いま...全文を見る
○緒方靖夫君 前段の話の意味がよくわかりました。私も思うんですね。石原都知事は、国民の空の安全を守るために成田空域を含む横田飛行場の返還を引き続き強く求めていくと、今行われている都議会でも表明されている。私、これは非常に当然だと思うんですね。ですから、大臣も言われた。ですから、や...全文を見る
○緒方靖夫君 局長の今の答弁、重大ですよ。何で安全に影響を及ぼさないんですか。私がさっき説明したように、ただでさえもその空域問題、重大なわけですよ。それなのに、それを拡大して、今そういう話が提起されている。それに対して、何で安全に責任を持つ局長が初めから安全に影響がないと言えるん...全文を見る
○緒方靖夫君 もう一つ問題あるんですよ。  今の拡大の要求に加えて、あなた方からいただいたこの資料によっても、百里進入管制区、この六に当たるところ、いいですか、このところ、現在は三千五百フィートを自衛隊は九千から一万フィートまでと拡大を要求しているんじゃないんですか。
○緒方靖夫君 大臣にお伺いします。  大臣、いいですか、大臣。自衛隊が百里の空域を拡大してほしいと要求してきている、場所もそうだし、高度もそうだ。それに対して、局長は一体的な管制になるから安全に支障はないと答弁された。私は非常に重大だと思いますよ。大臣、この答弁、是とされますか...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、情けないですよ。いいですか、全然話が違うんですよ。いいですか。  私は、先ほどから言っている、大臣が認められているように、空域がこのように狭まっていくというこのことが、民間の航空路がどんどん増発していくもとでいかに危険かということを話しました。したがって、大...全文を見る
○緒方靖夫君 私はやっぱり規則にのっとってきちっと把握するというそのシステムをつくっていただきたい。後でも問題提起させていただきますけれども、その規則をきちっとルールとしてつくる、これが肝心だと思うんですね。  転落や接触での事故を防ぐにはホームドア、可動式ホームさくが有効なこ...全文を見る
○緒方靖夫君 局長言われたように、一遍にすべての駅につけるということはできないわけで、それからまた、それぞれ事業者がいるわけですから、やっぱりそれに応じた形で省庁が、国土交通省がイニシアチブをとって事業者にそういう設置計画をつくらせる、そして、そういう方向でどうなんだと各社にそう...全文を見る
○緒方靖夫君 ぜひそれを進めていただきたいと思うんですね。しかも、昨年十一月から施行された交通バリアフリー法では、やはりその基準の中に、プラットホームにはホームドア、可動式ホームさくなどの設備を設けるということがあるわけですよね。ですから、法律にのっとってもそうなわけで、したがい...全文を見る
○緒方靖夫君 特に利用客の多い駅、これは東京に集中しているわけですけれども、そういうところでしょっちゅう事故が起きているわけですよ。これはもう新聞記事を見ればまたかまたかと思う、そういう状況ですね。ですから、その点特に要望しておきたいと思います。  それから、落下防止という点で...全文を見る
○緒方靖夫君 そうなんです、正確なんですよ。  それで、そうすると、全国一乗降客が多い山手線、一日の乗降客数というのは五百五十万なんですね。そこで、やはりそういう方々の安全を日々守っていく、そのことを考えたときにはどうしてもホーム要員の増員、これが決定的だと思うんですね。私、何...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう方向でぜひ努めていただきたいと思うんですね。  それから、先ほどちょっと言われた、確かに酒を販売している、そういう問題はあるんだけれども、私調べてみて、例えば首都圏で最近転落した十一名のうち、酒に酔っていたのは二人だけで、あとは全盲の方とか、あとは目まいが...全文を見る
○緒方靖夫君 ぜひ進めていただきたいものです。  そして、その際に、私、ぜひ大臣に意識していただきたいことがあります。それは、こういう問題、やはり確かに民間とか事業者の問題と言われるかもしれませんけれども、私は押しなべて政府の責任が非常に重要だと思うんですね。例えば、確かに鉄道...全文を見る
03月16日第151回国会 参議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  機密費について質問させていただきます。  我が党の筆坂議員は、七日の本委員会で独自の鑑定結果を示して、我が党が示しました「報償費について」と題する官房文書が古川現官房副長官によって書かれた、このことを裏づけました。  官房文書は、...全文を見る
○緒方靖夫君 官房長官、そんな答弁は通用しませんよ。いいですか、だって、歴代の官房長官は厳正に使用してきたと思うと言われたけれども、せんべつに使ったって当事者が述べているでしょう。  それから、何ですか、今回の松尾事件。こうしたことが、この機密費のずさんな使い方、これがいかにひ...全文を見る
○緒方靖夫君 官房長官、私はどうもいいかげんなことを言われていると思いますよ。なぜならば、塩川氏が述べていることは一回に限らないんですよ。彼は以前にも、私はそのビデオを見ましたけれども、九四年十二月九日、テレビ朝日の番組で述べているんですよ。ですから、繰り返し述べているわけで、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 官房長官、私たちも聞くことはやぶさかではありませんけれども、私がここでお願いしているのは、御両人に改めて聞いていただきたいということです。ですから、野坂氏には聞いておられないわけですから、きちっとそれを聞く、聞いて調査すると、その点ただすということを約束していただき...全文を見る
○緒方靖夫君 やはり今大きな疑いが、税金の使い方、報償費がどう使われているかということについて大きな問題になっているわけですから、こうした問題がこの国会で出された以上、私は、官房の報償費の使用の責任者であるあなたがこの点についてきちっとはっきりさせる、このことが必要だと思います。...全文を見る
○緒方靖夫君 官房長官、私は、そうした問題について、せんべつが行われているという当事者のその証言を示しながらこうした議論をしているわけで、したがいまして、報償費が外交やその他の活動を円滑に進めるための必要な経費というふうに考えられるなら別ですけれども、そうじゃないわけですから、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 総理の答弁も大変情けないと思いますよ。そういう官房長官を指揮する、監督する、その立場にあられる総理がその程度のことを言われるのは、私は情けないと思います。  私、先ほど示した、これは古文書じゃなくて、長期にわたって、少なくとも四十数年前からこうした現実がある、せん...全文を見る
○緒方靖夫君 正規な部署かどうか別として、サミット準備室というのはあったんじゃありませんか。そのことを聞いております。
○緒方靖夫君 それでは、ちょうど塩川氏が官房長官だった八九年の七月の宇野内閣時に行われたフランスのアルシュ・サミットの際の、そのときの、今、大臣があると認められた経済局サミット準備室の室長を務めていたのはだれですか。
○緒方靖夫君 ですから、そのときの、経済局サミット準備室があってその室長はだれかと端的にお伺いしているんですよ。松尾氏ですよね、それは。
○緒方靖夫君 私は、そのちょうどアルシュ・サミットのときの役職のリストを外務省からいただきました。そこには準備室長として松尾氏の名前が書かれているのでね、それは間違いないと思うんですね。とにかく、いずれにしてもその仕事をしていたということを認められました。正規なものではなくても、...全文を見る
○緒方靖夫君 今配付させていただいております資料ですけれども、この資料の一ページをとって、資料Ⅰ、そこをごらんいただきたいと思います。  この資料は私のもとに寄せられた内部告発の一部で、外務省の経済局サミット準備室が作成した「サミット一行リスト(案)」と題するものです。右肩には...全文を見る
○緒方靖夫君 官房長官、いいですか、この資料にはちゃんと経済局サミット準備室と出どころがはっきり書かれているわけですよ。ですから、わからないと、そういうふうに言われるのは非常に私は無責任だと思いますよ。  先ほど、外務省の中に経済局サミット準備室、これが置かれているということ、...全文を見る
○緒方靖夫君 それでは、外務大臣にお伺いしましょう。  これは外務省の文書だと思います、確かに。それで、私、ちょうどアルシュ・サミットの際の出席者の名簿、外務省に出していただきました。ここにあるんですがね。(資料を示す)  これをずっと見ていくと、このリストの並び方とすべて同...全文を見る
○緒方靖夫君 なぜないと言えるのか、全く気楽なものだと思いますね。私は、その点についてはやはりきちっと調べる、そのことが必要だと思いますよ。  そして、この内部告発によると、私、その証言を紹介したいと思うんですけれども、これらのせんべつは官房長官秘書が首相側の要請で準備し、官房...全文を見る
○緒方靖夫君 そして、ちょうどアルシュ・サミットの当時というのは多田宏氏なんですね。多田宏氏は、我が党が示した官房文書を書いた人物とされる確かに古川貞二郎氏の後任者なんですよ。後に厚生事務次官を務めた人物です。  当時の官房長官である塩川氏は、テレビ番組で、官房機密費の管理につ...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、こうしたせんべつ、これが外務省からの官邸への上納分で支払われた疑いがある、このことが非常に重大だと思います。  官房長官だった塩川氏は、テレビ番組で、総理の外遊費は官邸の報償費ではないから外務省の枠内から持ってこいと、このように指示したとみずから語っておりま...全文を見る
○緒方靖夫君 そうしたら、官房長官、塩川氏にいつ聞かれましたか。尋ねたのはいつですか。
○緒方靖夫君 私は、事は予算の省庁間の流用を禁止している財政法に違反する、そうした重大な問題だと思います。  私は、その根拠を示さずに、そんなことはない、そういうことはあり得ないと、そういうことを繰り返す、一方的に繰り返す、このことは許されないことだと思うんですね。そして、そう...全文を見る
○緒方靖夫君 官房長官、全くあなたの答弁は無責任だと。だって、ここに書かれている「秘 無期限」、これは永久に秘密にするという意味でしょう。ですから、これを永久に国民の目から隠す、そうした問題に今国民は怒っているわけですよ。それに対してまるでオウムのように同じことを繰り返す答弁、こ...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、わからない。つまり、否定はされないわけですよね。それは当然のことだと思います。それはぜひ確かめていただきたいと思います。
○緒方靖夫君 それならば、この資料の中にある添付資料、立替払請求書の「外務省支出官会計課長」の記述とか、設宴・会食承認要求及び支出依頼書と題する極秘指定の文書、ここに外務本省、報償費、そうした記述があるわけで、私はこれが、今しかと申しかねると言われたように思いますけれども、私は、...全文を見る
○緒方靖夫君 確認できないと大臣言われました。そうかもしれません。  ならば、大臣、後で確かめていただいて、そしてそれについて御報告いただきたいと思います。
○緒方靖夫君 大臣、これまで報償費の問題については機密機密と何も答弁されないで、こういうものを出したらそれについて説明せよと。説明はしても構いません。しかし、いずれにしても、これらの問題について調べるものがたくさんあると言われても、国会で、この予算委員会でこういうものが出されてど...全文を見る
○緒方靖夫君 わかりました。最後、これで終えます。  大臣、今そう言われたけれども、私は非常に残念に思うのは、やはりこの資料というのは外務省が作成したものだということを私は明白だと思います。しかし、これだけのものを示しても何も言われない。  私、その点で委員長にお願いしたい。...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
03月22日第151回国会 参議院 国土交通委員会 第3号
議事録を見る
○緒方靖夫君 私は、公共事業における施工体制のあり方について質問いたします。  国土交通省では、現在、入札契約適正化法の成立を受けて、同法の施行令と適正化指針に基づく実務者向け運用通達などを作成中と聞いております。施工体制の適正化を図る上ではどのような点検要領を検討されているの...全文を見る
○緒方靖夫君 入札契約適正化法では、公共工事における一括下請、いわゆる丸投げ、これが全面禁止されたわけですね。このことからも、今後はこのような違法行為に対して監督官庁としてより一層厳しい姿勢で臨む、このことが求められていると思います。  私は、昨年十一月の同法の審議の際に、中部...全文を見る
○緒方靖夫君 今、局長、厳正な対処が必要だと言われました。本当にそう思うんですね。そしてまた、通知についても検討すると言われた。  ですから、私は、丸投げ行為に対しては厳しい態度で臨む、このことを強調しておりますのは、こうした違反行為、これは、工事の質の低下とか工事施工の責任の...全文を見る
○緒方靖夫君 上野労基署の発表資料、これを見ますと、当該工事は本来、整備公団がハウスメーカーの三和建物に発注したものだったわけですけれども、しかし実際にはこの三和建物よりも大手の真柄建設が上請し工事一式を請け負っていた、そういうことです。今回の事件はこの丸投げ発覚を恐れた真柄建設...全文を見る
○緒方靖夫君 今明らかになったように、やっぱり非常に重大な人権侵害も含むそういう問題が起こっているわけですね。ですから、私はこの件についてやっぱり監督官庁として厳正な態度で臨む、局長は調査中と言われたけれども、これだけ事態がはっきりしているわけですから、それに対して厳しい態度で臨...全文を見る
○緒方靖夫君 今月中ということで答弁がありましたけれども、私は非常に大事な点だと思いますので、ぜひこの点進めていただきたいというふうに思っております。  それから、こういう問題で元請、下請との関係、それから下請の間の関係で契約上いろんなトラブルが発生することがあります。そういう...全文を見る
○緒方靖夫君 私はもっと積極的に考える必要があると思うんですね。ただ公益上の必要があると判断された場合というのは限定されます。  私、この問題で大臣にお聞きしたいんですけれども、例えば契約上のトラブルがいろいろ発生した場合、当該部分の下請代金の情報を公開する、これはやはり当たり...全文を見る
○緒方靖夫君 基本、情報公開を進めていくという大臣の御答弁をいただきました。  大臣、そこまでしなくてもという声があるというのは、業界の中でもいろんな声がありまして、大多数を占める中小零細、そこは大歓迎なんですよ、二次下請、自分たちのことなんですから。しかも、不払いとか単価の切...全文を見る
○緒方靖夫君 促進されるという、そういう御答弁であったと思います。  最も早く東京でいうと着手している区が荒川区なんですね。この荒川区の基本構想の最大の問題、これは駅の施設。これは日暮里のバリアフリー化の対策なんですけれども、JR日暮里駅にはエレベーターは一つもないんです。エス...全文を見る
○緒方靖夫君 国土交通省から、東京都内の鉄道事業のエレベーター、エスカレーター設置状況について、こういう資料をいただきました。十社で四百七十九駅中エレベーターは百二十二カ所、二五%、エスカレーターは三百二十二カ所で六七%、そういう設置状況になっております。  しかし、先ほど日暮...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、バリアフリー法の移動円滑化基準の義務づけの対象となっている旅客施設として鉄道駅がありますね。バスターミナル、それから旅客船ターミナル、航空旅客ターミナル、この四つが挙げられると思います。私、ここで取り上げたいと思うのはバスターミナルなんです。  先日、新宿駅...全文を見る
○緒方靖夫君 今、大臣は、今の状況ではバスターミナルとして位置づけられていない、それを何とかしてクリアするための積極的な方法を考えたいというそういう答弁をされました。非常に大事だと思うんですけれども、これはあすからどうするかというそういう問題にもなるんですね。ですから、現在のとこ...全文を見る
○緒方靖夫君 私たちの党はバリアフリー化促進のための委員会をつくりまして、その委員長が筆坂議員で、私もそれに入っておりますが、ちょうど西口や日暮里は我々二人を含めて調査させていただきました。ですから、今、大臣の述べられたことは非常に大事、それから副大臣の述べられたことは非常に大事...全文を見る
○緒方靖夫君 ぜひ事業者とはそういう話し合いをしていただきたいと思いますし、同時に、民間ビルとの間で必要な交渉、これもなかなか大変かもしれません。しかし、新しいものをつくるよりは何かそちらで打開できれば、それもまた一つの緊急対策になっていくと思うんです。その点、いかがでしょうか。
○緒方靖夫君 時間がないので、終わります。
03月23日第151回国会 参議院 本会議 第11号
議事録を見る
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、十九日、ワシントンで行われた日米首脳会談について、森首相に質問いたします。  我が党は、与党向けには事実上退陣表明をし、既に政権統治能力も国際的信用も失っている森首相が日米首脳会談に臨むこと自身、国益を失うと批判してまいりました。訪問の...全文を見る
03月27日第151回国会 参議院 国土交通委員会 第4号
議事録を見る
○緒方靖夫君 踏切道改良促進法案の改正について質問いたします。  全国に存在する約一千カ所の交通遮断量の著しく多いいわゆるボトルネック踏切を今後十年間で半減する、このことを目標としております。この千カ所のボトルネック踏切のうち、東京にはどのぐらいの数があるのか、また、事業者別に...全文を見る
○緒方靖夫君 また、東京には全体で何カ所の踏切があって、遮断時間ごとの区分ではどうなっているかどうか、その状況について御報告いただきたい。
○緒方靖夫君 大臣、ありがとうございました。  ボトルネック踏切のうち、東京の占める割合、これが今聞いただけでも四割に上るわけですね。三十分以上の遮断時間となっている踏切、これも東京では五百カ所、全体のやはり四割に上る、そういう状況です。  つまり、ボトルネック踏切の解消を初...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほどの御答弁の中で、ボトルネック踏切三百六十カ所のうち百二十五カ所が西武鉄道ということがわかりました。そして、私調べたところ、そのうち新宿線が六十二カ所、池袋線が五十六カ所に上っているんです。  私、ここに東京都の建設局が出した資料があるんですけれども、連続立体...全文を見る
○緒方靖夫君 局長、十分承知していないとか推測という言葉はちょっと聞いて情けないと思いますよ。私、質問通告してこの席で尋ねるということを述べているわけですから、答弁する局長がそういう程度のことだと大変心もとない。扇大臣のもとにある局長なんですから、やっぱりきちっとやっていただきた...全文を見る
○緒方靖夫君 局長が今言われたことは、新宿線の特定都市鉄道整備計画を進めるためにそうしたことが行われて、そして七年間積み立てられた、その額が百五十六億円ある。そして、それが結局そのために使われていないということなんですよね。やっぱり私は非常に重大な問題だと思うんです。還元といった...全文を見る
○緒方靖夫君 今の答弁は大変重大だと思います。つまり、新宿線の利用者から七年間にわたって百五十六億円もの先取り運賃を取ってきた。しかも、これを自分の会社の別の路線、池袋線にそれを活用した、流用したということになりますよね。これでは新宿線の利用者を欺いたことになるんじゃないですか。...全文を見る
○緒方靖夫君 簡潔で結構ですよ、時間がないから。
○緒方靖夫君 今、局長が言われた輸送量の減少、これはほかの路線もみんな同じなんですよ。新宿線と同じ日時でこの特特の計画として認可された事業、これは東武伊勢崎線もある、西武池袋線もある、京王線、東急目蒲線もある。これは着々と進められているわけですね。ですから、これは理由にならない。...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、さらに一歩踏み込みまして、その検討会というのは確かにこれからも開催されるでしょう。しかし、やはり大臣としてこの問題について監督責任があるわけですから、そしてまた混雑を解消してほしい、そしてまた一刻も早くこの事業を進めてほしいという、中止はされたけれどもそういう...全文を見る
○緒方靖夫君 私の方からは、改めて地元のそうした要望を踏まえて、大臣の強力な指導、これを要請しておきたいと思います。  次に、連続立体化事業に伴うバリアフリー問題についてお伺いしたいと思います。JR中央線三鷹—立川間の連続立体化事業、これは二〇〇三年度までに完成することになりま...全文を見る
○緒方靖夫君 その点で問題なのは、どういうやり方でバリアフリー化されるかだということなんですね。連続立体化事業での駅施設新築の場合には、既存の駅施設にないエレベーター等を追加する場合、これはバージョンアップとみなされて事業費の枠、少なくとも国の補助の枠組みには入らないわけです。こ...全文を見る
○緒方靖夫君 ぜひそういうことでバリアフリー化法に基づいてそれが進められ、よくJRの側は自治体に負担を押しつけるということが往々にしてありますので、そういうことがないような形でぜひお願いしたいと思います。  最後に、残された時間はわずかですけれども、新産業都市建設促進法等を廃止...全文を見る
○緒方靖夫君 例えば北海道の苫東開発、これは私もたびたび委員会で質問いたしましたけれども、企業誘致できず、相当量の土地が未利用となっているという問題ですね。こういうことに典型的に示されるように、やはり私は、事情はいろいろあると今、大臣言われましたけれども、それでは済まされない、非...全文を見る
03月29日第151回国会 参議院 国土交通委員会 第5号
議事録を見る
○緒方靖夫君 まず最初に、住宅金融公庫法等の改正案についてお尋ねいたします。  今回の改正は、生活空間倍増割り増しの見直しが行われております。床面積について、一戸建て住宅は百二十五平米以下、マンションでは七十五平米以下の割り増し融資を廃止して、床面積が広いものへ融資がシフトする...全文を見る
○緒方靖夫君 今不況ですから、百万円といえどもやはり非常に重いと思うんですね。住宅を購入する勤労者は自己資金が限られている、低金利で借入ができる公的金融機関の役割、これに期待する。したがって、その役割は非常に大きいということになると思うんですね。  また、今のような不況だからこ...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、高齢者の居住確保法について質問いたします。  私は、この法案が本当に高齢者に喜ばれるようなものにしていくという立場で伺っていきたいわけですけれども、まず、高齢者世帯について見逃すことができない切実な問題を幾つか取り上げたいと思います。  一つ目、ひとり暮ら...全文を見る
○緒方靖夫君 不動産業界の理解と協力はもちろんなんですけれども、やはり大臣の方から不動産業界に対して強力な指導をそういった点で行っていただきたい。このことを要望したいと思います。
○緒方靖夫君 それから二つ目に、高齢者世帯の家賃滞納時の対応についての問題です。  家賃減免措置がない民間借家に居住を継続している高齢者世帯は、圧倒的に低所得層が多くを占めております。収入源は年金などに限られている。したがって、病気などによって家賃が払えなくなって追い出されるの...全文を見る
○緒方靖夫君 局長、例えば川崎市みたいに、自治体としてこういうケースをバックアップするというそういうことも実際始まっているわけで、こういう点も含めてぜひ研究していただいて、これからこういう不安がどんどん大きくなると思いますけれども、それに対応できるようにしていただきたい、このこと...全文を見る
○緒方靖夫君 現在、募集しているものはありますか。
○緒方靖夫君 順番待ちということは、つまり現在のところ満室だということになりますね。  それで、公団の方では二〇〇一年度の住宅建設計画戸数、全国において三千戸の高齢者向けの賃貸住宅の供給を予定していると伺っていますけれども、例えば東京とかあるいは各地方ごとですね、どういうふうな...全文を見る
○緒方靖夫君 その点、国から補助を受けるわけですし、やはりその点で公団の住宅の役割というのは非常に大きいと思いますので、その対策の実行、それからまたさらにその拡大、それを要望しておきたいと思います。  また、高齢者向けに住宅を供給しようとしても家賃が高ければ借りることができない...全文を見る
○緒方靖夫君 公団については先ほど述べられたとおり、そしてまた大臣が特命されているということです。  私、特に地方公共団体について述べたいんですけれども、一つは深刻な財政難にある、どこでもそうですね。それから、高齢者向けの住宅の建設を要請したくてもできない。あるいは、公社への補...全文を見る
○緒方靖夫君 終身建物賃貸借契約についてお尋ねしたいんですけれども、第一に、終身借家制度というと、借家人が死亡するまで住居が保障される、そう思うわけですけれども、そもそもこの契約というのは民民契約ということになる。したがって、貸し主の倒産や破産による不履行で賃貸借権が解除になった...全文を見る
○緒方靖夫君 認可事業者という貸し主の中途解約、これをどのように定めるか、これも大きな問題です。法案の第六十二条第一項、ここには「認可住宅の老朽、損傷、一部の滅失その他の事由により、」適切な規模、構造及び設備を有する「賃貸住宅に回復するのに過分の費用を要するに至ったとき。」と、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 今、局長、保証限度期間六カ月という話をされました。私、これについてもこれでいいのかなという気持ちがあるんですね。登録住宅の保証料ということでいうと、一つは高齢者居住支援センターとして指定された法人が家賃保証をするということになっていますよね。この保証料、月々家賃の何...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、終身賃貸借で前払い家賃を支払う問題があります。  いろいろ報道が最近ありますけれども、家賃が例えば月に約七万円とする。その場合、二十年分の前払い家賃は千五百万円から二千万円となるとされております。終身賃貸借契約でこうした前払い家賃方式が主流になると、文字どお...全文を見る
○緒方靖夫君 局長が言われることは、市場が決めていくだろうとか、あるいはまた予測として併存していくだろうということなんだけれども、果たしてそうなるかどうか。貸し主の側にいろいろ聞いてみると、やはりまとまってどんと収入が保障される、そちらの方がいいに決まっているという話になってくる...全文を見る
○緒方靖夫君 ぜひ、違った意味での援助、これが本当に大事だと思うんですね。これはやはり、これがないとなかなかこの法律も生きていかないということになっていくと思いますので、その点は私の方からも要望しておきたいと思います。  前払い家賃を行った終身賃貸契約で、借り主の債務不履行によ...全文を見る
○緒方靖夫君 終身契約で賃借人が死亡して同居していた配偶者などが使用を継承する場合についてなんですけれども、法案によるとその賃借人の死亡後一カ月以内に居住の継続を申し出なければならないというふうになっておりますけれども、この一カ月以内というのは余りにも短期間ではないかと思うんです...全文を見る
○緒方靖夫君 時間がないので最後になりますけれども、期間つき死亡時終了建物賃貸借契約についてですけれども、このような契約類型のニーズが賃借人に今どれほどあるのかということが一つ疑問としてあるんですね。しかし、高齢者向け賃貸住宅にこのような借家の類型を設定するのであるならば、借り主...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
04月02日第151回国会 参議院 決算委員会 第2号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  中期防衛力整備計画に関連して質問したいと思います。  防衛庁では、訓令に基づいて統幕議長が作成する統合長期防衛見積もりなどの諸計画のほかに、陸上自衛隊では訓令に基づかない通称陸長と呼ばれる長期防衛見積もりがつくられていると聞いており...全文を見る
○緒方靖夫君 略称陸長というものがあるというふうに大臣は答弁されました。  そうすると、お尋ねしたいのですが、その詳細はどのようなものか、作成される根拠は何なのか、何年ごとに更新されるのか、大臣にお尋ねしたいと思います。
○緒方靖夫君 差し控えたいということなんですが、大臣、国会でこういう場で最低限公表するということはできないんでしょうか。再答弁を求めたいと思います。
○緒方靖夫君 漠としてよくわからないんですけれども、大臣、それではお尋ねしたいんですが、大臣はこの陸長の内容については把握されているんでしょうか。
○緒方靖夫君 目にしておりますと言われましたか。
○緒方靖夫君 済みません。最後が聞こえなかったので、確認いたします。
○緒方靖夫君 統合計画は当たり前なんですよ。  私の聞いているのは、陸長について大臣が御存じかと伺っているんです。
○緒方靖夫君 そうすると、大臣が承知していないということだと思います。  確かにそのとおりなんですよね。私、過去の議事録をずっとくくってみましたら、九一年二月七日、衆議院の予算委員会でこの議論が行われている。そして、当時の畠山防衛局長が陸長について問われた際にこう答えているんで...全文を見る
○緒方靖夫君 私も中期防を読ませていただきまして、そのことは触れられております、きちんと。  私が今申し上げましたのは、この資料、要するに陸自がつくっている資料で、報告はされていないということですから御存じないのかもしれませんけれども、こうした事柄について、大臣に知識としてそう...全文を見る
○緒方靖夫君 そうすると、大臣はこうした内容、それを実際上報告を受けているということを今言われたと思います。確かに、中期防の中のものを読む、あるいは防衛庁から伺うことを見ますと、そうした事柄が事細かに、今言われた言葉遣いも同じように書かれているわけですね。同じなんですよ、この陸長...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、重ねてお伺いしますけれども、要するに日本政府として仮想敵国を、そういうことを考えているのか考えていないのか、その点をお伺いしています。
○緒方靖夫君 そういう事実はないと、今、大臣はそういうふうにおっしゃられましたけれども、陸上自衛隊の防衛力の整備状況を見ますと、すべてが資料どおりにいっているんです、平成九年につくられたもの。大臣が今答弁されたように、昨年末に実際に政府が決定したこと、文言まで類似してこのように実...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、その基本方針は大変結構なことなんですよね、私も賛成です。ただ、実際問題として、実際ほぼこのとおり実行に移されていると見られる、こういう資料の中で仮想敵国として中国やロシアが実際に挙げられて、そのシミュレーションがつくられている。このことが私、問題だと思うんです...全文を見る
○緒方靖夫君 私の申し上げているのは、大臣、やっぱりこういう陸長の文書等々で実際に仮想敵国が書かれているわけですよ。私、これ、もしあれだったらお渡ししますけれどもね。ですから、そういうもとで、大臣が御存じない、この国会で否定されてきた、今も否定されたそうした事柄が制服組によって行...全文を見る
○緒方靖夫君 それは、大臣、大変情けないと思いますね。それだったら、もしかしたら裸の王様になっているかもしれない、そういう事態だと思います。  ですから、その点で私は仮想敵国の問題でも、実際には中国、ロシアを仮想敵国とする、そういう事態が公表された文書の中にもあると思うんですね...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、私も、防衛上のそうした機密、これはよく理解いたします。しかし、少なくとも、多少なりとも国会でこうした問題について公表できるものは公表する、これがやはり求められていると思います。  委員長、もう時間がありませんので要望したいと思いますけれども、今私が述べました...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
04月02日第151回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第2号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  三人の先生方、本当にありがとうございました。  私は、初めから首都移転には反対という立場で考えてまいりました。国会で決めたのだから移転ということではなくて、今の時点でやはり是非論ですね。これを議論して、そしてやめるなら国会が決めてや...全文を見る
04月10日第151回国会 参議院 国土交通委員会 第7号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  きょうは参考人の皆さん、本当に貴重な御意見ありがとうございました。  まず、大野参考人にお伺いしたいと思います。  ちょうど今お話がありました事故調と警察の関係についてなんですけれども、事故調は事故原因の究明を行って再発防止の対策...全文を見る
○緒方靖夫君 武田参考人にお伺いいたします。  先ほどおっしゃられましたけれども、事故調査に当たっては、パイロットとか整備士とかスチュワーデスなども含むと思いますけれども、専門家の力をかりて行うということ、このことはやはり大事だろうと、そういうことを指摘されたと思います。  ...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、臼井、井口両参考人にお伺いしたいと思います。  今度の法改正で鉄道事故も調査委員会の対象となることになります。まだ取り組むべき課題、いろいろあるわけですけれども、私はこの点非常に大事だなということを痛感しております。その点で、臼井さんを初め多くの方々がこうし...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございます。  もう一つ、井口参考人には独立性についてのお考えをお伺いしたいと思います。それから、最後になります、もう時間がありませんので。大野参考人にもお伺いしたいと思いますけれども、鉄道と航空機でそれぞれ独立性ということについてお伺いしたいわけですけ...全文を見る
04月12日第151回国会 参議院 国土交通委員会 第8号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  この法案に賛成であります。ただ、問題はいろいろ多くあります。したがいまして、それをよりよいものにするという、そういう立場から質問をしたいと思います。  航空機事故は一たん発生しますと甚大な被害を及ぼすことになる、これはもう常識であり...全文を見る
○緒方靖夫君 事は国民の命と安全の問題ですので、安易に妥協せずに、また安易に満足せずにぜひ進めていただきたいと要望しておきたいと思います。  事故の原因究明に当たって科学的に公正中立に行う、これがいかに大事かということは言うまでもありません。それを保障する上でも多様な角度から意...全文を見る
○緒方靖夫君 ただいま、この二十年間で六件ですね、聴取が行われたという、そういう御答弁がありました。今度の法改正では、事故ばかりではなくてインシデントも事故調査の対象となる、そうなるわけですね。すると、インシデントの場合も当然意見聴取をやる、その対象になるということ、これはもう既...全文を見る
○緒方靖夫君 私が懸念していたことについて、大臣がインシデントについては聴取会が開かれる可能性が実際上少ないと言われる、そういうふうに認められたような話が今ありましたけれども、しかし、実際そうならないように、そしてまた同時に、今言われましたように意見を聞く、さまざまな形で関係者の...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣にお伺いしますけれども、今、事務局長が述べられたように、その科学性、公正性、これは非常に大事だと思います。その点からも、一昨日の参考人質疑で武田前委員長も認められたように、賛成だと言われたように、私は各方面の専門家、こういう方々の意見をよく聞く、このことが大事だ...全文を見る
○緒方靖夫君 今、大臣は大変大切なことを言われたと思います。そのとおりだと思うんですね。やはり国民の命と安全を守るためには何をやってもやり過ぎることはない、そう思います。したがって、各専門家の御意見あるいは見解を幅広く聞いていくということをぜひこれから実践していただけたらと、その...全文を見る
○緒方靖夫君 詳しくかつ正確に述べていただきありがとうございます。  同じくICAOでは、事故調査については独立性を維持し、調査に関しては制限されない権限を有する、このことも書かれておりますけれども、これも当然ですね。  これらの記述は大変重要だと思います。つまり、事故調の調...全文を見る
○緒方靖夫君 今言われましたように、覚書が結ばれたのは事故調査委員会がまだ設置されていなかったときのことなんですね。事故調の設置は覚書ができてその二年後だということになります。つまり、警察が第一義的に捜査をやっていた時期に交わされたものということになります。なるほど、警察が上位に...全文を見る
○緒方靖夫君 扇大臣は、時世に合っているのかどうか、そういったことも含めて検討していきたいと言われました。それは非常に大事なことだと思うんですね。  私、ここにありますけれども、この昭和四十七年の覚書、これと五十年の細目、これを考えてみても、この覚書をもとにして細目ができている...全文を見る
○緒方靖夫君 よくわかりました。要するに、航空法に基づく機長の責務ですね。もうこのことは明確ですよ。その点で、先ほどのニアミス事故で羽田に着いた九〇七便の場合、重傷者を含めてけが人が四十数名おられました。ところが、その日の十六時四十七分に、これは国土交通省からもらった資料の時刻で...全文を見る
○緒方靖夫君 長過ぎる、簡潔に。
○緒方靖夫君 今、局長は最後に大切なことを言われました。その調査を待ってということですね。だから、今あなたが阻害がなかったとか警察のそうした捜査活動が一切問題なかったと言う立場にはないということ、このことを言われました。  長い答弁だったけれども、私、一言言っておくと、機長は航...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、大臣にもう一問お聞きしたいんですけれども、それは再調査の問題です。  今までも、事故調に再調査の要求が幾つも寄せられております。その中で、私は日航の一二三便の事故、これは八月で十六年目を迎えますけれども、五百二十名もの命が奪われた航空史上まれに見る重大事故で...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣にお答えしますけれども、オリジナルはテープにおさまっております。しかし、テープを何度も聞くと摩耗するのでCDに写したということで、同じ音です。そして、こういう話を初めてお伺いすると思います、大臣は。したがいまして、これを聞いていただくという機会もぜひ持っていただ...全文を見る
○緒方靖夫君 そうです。
○緒方靖夫君 終わります。
04月18日第151回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第6号
議事録を見る
○緒方靖夫君 この間の国連問題に対するここでのさまざまな議論、大変有益だったと、そのように感じております。高く評価したいと思います。  私は、すべての加盟国が国連を重視する、より具体的に言うと、国連憲章に明記されている国連の原則と目的を守ること、これが改めて重要だなということを...全文を見る
05月11日第151回国会 参議院 国土交通委員会 第9号
議事録を見る
○緒方靖夫君 まず、農住組合法の今回の改正で、土地区画整理事業の中にある営農地については農住組合は生産緑地指定を要請できる制度が盛り込まれております。  生産緑地についてお聞きしたいんですけれども、この改正によって全国で生産緑地がどのぐらい拡大できると見込まれているのか、また東...全文を見る
○緒方靖夫君 今のお答えだと、どれだけふえるということについてはお答えがないわけですね。提案されている法案は、限られた形であるけれども、生産緑地の拡大をうたっているわけですよ。しかし、それについては、どのぐらいかということについてはお答えがない。  私は、やはり生産緑地の確保は...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、やはりこの問題で実態をきちっと調べる必要があると思うんですね。確かに、例えば二十三区内でいえば六年間で九ヘクタールふえているわけですよ、生産緑地は。しかし全体では、この点では平成四年の話がありましたけれども、そのときに手を挙げたものはさっき言ったようにふえてい...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、都市農業の税制度の問題についてなんですけれども、都市農業を営む農家にとって、特に市街化区域内に農地を持つ農家は、土地の価格が下がるのに毎年固定資産税が増加する、営農と世帯の生活に大きな負担になっているという現状があるわけですね。特に、市街化区域内にある生産緑地...全文を見る
○緒方靖夫君 この問題は非常に大事な問題ですね、大臣。市街化区域内の農地、ここではやはり、実際農水省のアンケートにもあるように、農産物の非常に重要な供給地になっているわけですね。しかし、それが宅地にいつ変えるかわからないという問題がある。しかし、そういう考えはないところで宅地並み...全文を見る
○緒方靖夫君 農業用施設用地の課税についてなんですけれども、平成十二年度からは生産緑地内にある施設は農地並み課税が適用されるようになったわけですけれども、あわせて市街化区域内の農業用施設用地も使用実態に合わせて農地並みに課税していく柔軟な対応、これが求められていると思いますけれど...全文を見る
○緒方靖夫君 それから、農業用施設用地の評価額の算出の際、造成地が加味されております。この造成費は、農業用施設用地を農地から造成する場合、通常必要であると認められる額とされているわけですが、この造成費について各市町村でのお手盛りがあってはならないということは当然なんですけれども、...全文を見る
○緒方靖夫君 低いところもあるかもしれませんが、高いところも結構あるんですね。ですから、両方見ていただいて、やはり実態を調べるということは非常に大事なので、そのことを要望しておきたいと思います。  それから、相続税を初めとする農地税制の問題、この点なんですけれども、平成十二年度...全文を見る
○緒方靖夫君 どうするのかよくわからないんだけれども、余り極めて異例なんということを強調しないで、やっぱり農業をしっかり守っていくためには政策的誘導が必要なわけですよね。やっぱりそういう点、大臣よく御理解していただけると思いますけれども、要望しておきたいと思います。  次に、わ...全文を見る
○緒方靖夫君 これは大臣にお伺いしたいんですが、例えば昨年十二月に東京都では自然保護条例が改正されて、この点でビルの屋上に緑をと、それがうんと促進される、これは大変いい条例ですが、それができております。今回の支援策では緑化の義務や強制力がなくて事業者の判断任せだと。東京都の場合に...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
05月23日第151回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第7号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本外交のあり方と東アジアの安全保障について、日本共産党の見解を表明いたします。  我々は野党でありますけれども、日本国民に責任を持った外交を提言しながら独自の活動を進めてまいりました。東南アジア諸国の政府・与党との交流、会談などを通じてアジアの平和を促進する活動...全文を見る
05月24日第151回国会 参議院 国土交通委員会 第11号
議事録を見る
○緒方靖夫君 ダム事業の問題について質問いたします。  一九八七年に国土庁が策定した全国総合水資源計画、ウオータープラン二〇〇〇というわけですけれども、ここではダム建設の根拠となる都市用水、つまり工業用水と水道用水の需要予測を八四年から二〇〇〇年までに一日平均三千四百万立方メー...全文を見る
○緒方靖夫君 質問に答えていただければ結構ですので、簡潔にお願いします。  配付資料の一枚目を見ていただきたいと思います。ここです。(資料を示す)建設省が予備調査を開始した一九六六年以降の都市用水の実績と政府による過去三回の需要予測の関係をグラフにしたものがこの一枚の紙なんです...全文を見る
○緒方靖夫君 下方修正されたということは認められましたですね。このグラフを見たって非常にはっきりするわけですよ。まあ予測が過大であったということはなかなか役所としては言いにくいかもしれませんけれども、客観的に見てこの事実は示されているわけですね。そういう要因についても今述べられた...全文を見る
○緒方靖夫君 局長の方で基本的にそうなるだろうと言われました。当然そうですよね。全国でそうなっているならば、当然です。全国の水系についても、それぞれアンバランスがいろいろあるかもしれませんけれども、当然の道理ですよね。  そこで、大臣にお伺いしたいと思います。水資源開発推進の最...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣の仰せのとおりだと思うんですね。やっぱりダムというのは、治水もあるし利水もあるし渇水もあります。ですから、私、渇水とそれからまた治水の問題もちょっとこれから見ていきたいと思うんですね。  今、大臣言われたように、このグラフが端的に示しているように、利水の面では...全文を見る
○緒方靖夫君 大変な渇水だったということはもうだれもが承知していることで、問題は、じゃそのときにダムの役割と森林の役割、それがどうかということが問われているわけですね。  今、局長は学説でそうだと断言されましたけれども、そういうことはないんですよ。私も日本でどういう学者がどう言...全文を見る
○緒方靖夫君 いろいろお答えいただいたんですけれども、私の質問にはお答えがなかったんですがね、肝心の。農業用水からの融通というのは渇水対策になるだろうと、そういう質問で。  ちょっと時間もあれなもので、やっぱり大臣の言わんとするところは、ダムは必要だということを言わんがためにい...全文を見る
○緒方靖夫君 総務庁の行政監察局の出したダム問題についての勧告があります。そこには堆砂問題について、非常に大きな問題ということが指摘されているんですね、平成二年の九月ですけれども。また、以前に私がこの問題を質問したときに、河川局長、尾田さんだったと思いますけれども、堆砂問題という...全文を見る
○緒方靖夫君 この問題の最後に、私の提出した資料の三ページ目にあります堆砂速度が三倍以上のダム、私はこれは何でこうなるのか、非常に不思議に思うんですよ。大臣もそうと言われましたね。私は、地形とか地質、いろんな要素があると思います。  専門的にわたっても構わないわけですけれども、...全文を見る
○緒方靖夫君 それでは、その調査結果を御報告いただきたいと大臣にお願いしておきたいと思います。  もう一つの問題、私は建設業の退職金共済制度について質問したいと思います。  この制度は、職場や雇い主を転々とする建設労働者の退職金を共済手帳に貼付する証紙をもとにして計算していく...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣が言われるようにとてもいい制度なんですよね。中小企業退職金共済法に基づいてこの制度はつくられているわけで、これが、大臣、きちっと運用されていない、これが非常に大きな問題なんですね。  ですから、もらうべき退職金を受け取り損なっている人が相当数いるということなん...全文を見る
○緒方靖夫君 その点で、私、国のところできちっとやると同時に、公共事業というのは自治体があるわけですね。自治体で幾つか大変進んだ例があるので、私は二つ紹介したいと思います。  一つは函館市です。私は調べてまいりましたけれども、函館市は土木部長の名前で、元請業者の責任で未加入の下...全文を見る
○緒方靖夫君 いいです。函館の場合は、大臣、土木部長の名前で、元請業者の責任で未加入の下請業者を建退共に加入させると明記しているわけです。そして、元請業者が市へ提出する下請選定通知書で、二次以下の下請が建退共に加入しているかどうか、それをチェックする。その記載がない場合は受理しな...全文を見る
○緒方靖夫君 特に、今、大臣が言われたように、下請ですね、下層に行くほどこの制度が適用されないという問題があるわけですね。ですから、私はこの函館の制度というのは、やっていることというのは非常に大事なものだなということを痛感いたしました。  もう一つの例として、帯広市の例がありま...全文を見る
○緒方靖夫君 委員長のお許しを得て、ちょっと時間なんですけれども、せっかく大臣から御質問がありましたので、私の方からちょっと実情を述べさせていただいて、最後に質問とさせていただきます。  これは、結局、工事費の積算の中に入れてこれをあらかじめ取るわけですね。しかし、証紙を実際に...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございます。終わります。     ─────────────
05月29日第151回国会 参議院 国土交通委員会 第12号
議事録を見る
○緒方靖夫君 この改正案は、測地系を世界標準に統一するということでありまして、重要であり、当然賛成です。  その立場から一点伺いたいんですけれども、災害復旧では、測量の基礎である基準点の維持管理は重要なことは言うまでもありません。その際、現地に派遣させられる職員や関係者の安全対...全文を見る
○緒方靖夫君 私が調べたところ、三宅島に置かれた観測機器の維持管理のために国土地理院は職員を五回ことしに入って派遣されていると思うんです。その作業は、作業班に無線機を持たせて、そして作業をする現地に車で職員をおろさせて、そして迎えに来るまではそこを動かないようにと、そういう指示が...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣に一点だけその関連でお伺いしたいんですけれども、例えばこの「三宅島での今後の作業の進め方について」というところで、例えば「作業班の編成」、「作業班には、安全管理員を配置する。」ということが決められているわけですが、これがなく派遣された事例があるわけですね。そして...全文を見る
○緒方靖夫君 この機会に、私は離島の振興について大臣にお伺いしたいと思うんです。  私は、扇大臣から任命された離島振興対策特別委員として仕事をさせていただいておりまして、大変光栄に思っております。その点で、私、大島と八丈島の問題ですね、三宅島等の噴火、地震、この問題でこの島々が...全文を見る
○緒方靖夫君 さまざまな対策を打たれているということ、よくわかりました。それで、これは継続的に打つということが非常に大事だと思いますので、ぜひ二弾、三弾とそういう形で、今やはり何といってもPR、これが大事だと思いますので、そうしたことも、政府がふさわしい形でそういう活動を支援して...全文を見る
○緒方靖夫君 ここに、東京都が昨年提出した平成十三年度の予算編成に対する国に対する要望があります、これだけ厚いものですけれども。その中に、ちょうど今のところですけれども、国において現行標準単価方式を大都市における諸物価の状況や船舶二十四時間運航体制等に伴う人件費等の諸経費を配慮し...全文を見る
○緒方靖夫君 大島や八丈島を初め、大臣も言われましたように、基幹産業が観光業ということになります。したがって、一人でも多くの方々に島に来てもらうということがやはり何といっても大事なわけで、その点で私は、この観光業が大きな被害を受けている中で、その復興というのは島民の生活にとっても...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
05月31日第151回国会 参議院 国土交通委員会 第13号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  倉庫業は我が国の産業活動や国民生活に不可欠な公益性の高い事業であり、物流業の中核を担っていることは言うまでもありません。  九七年四月に閣議決定された総合物流施策大綱では、こう書かれております。「世界経済のグローバル化が一層進展する...全文を見る
○緒方靖夫君 確かにそうですけれども、しかし安い分野の方が多いんですよ、私が今紹介したように。もっと詳しく紹介してもいいんだけれども。  そうすると、高コスト構造ということ、これがどういう意味かということが問われるわけですね。ところで大臣、私、衆議院の議事録を読ませていただきま...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、ちょっと苦しいんじゃないかと思うんですが。やっぱり二年前の運輸省の調査について、今、局長は間違いないと答弁されたわけで、状況は変わっていないですよ、そんなに、為替も。ですから、確かに日本は島国ですからその関係の条件はありますし、もちろん大臣が言われたような例も...全文を見る
○緒方靖夫君 倉庫の話ですので。
○緒方靖夫君 大臣の言われるように物流高いんですよ、例えば空港使用料なんて、飛行場使用料なんて高くて、我々これを安くしろということを提起している。国際空港と言う以上、それは必要なわけで。ここで議論しているのは、大臣、倉庫の問題ですから、物流の中の倉庫の問題に限って言えば、やはり今...全文を見る
○緒方靖夫君 物流全体についてどうこうという議論はまたちょっと別にしたいんです、ここでは倉庫業の問題を議論しているので。  そうすると、大臣、結局調べたことがないわけですね、倉庫業についてどういう価格かということについては。そうですね、今答弁がありました。そして、実際にこういう...全文を見る
○緒方靖夫君 いいです、時間がないから。私も普通倉庫も冷蔵倉庫も見ましたけれども、赤字なんですよ、全体として。それで、今いみじくも言われたように、倉庫業というのは公益性が極めて高いけれども収益性が低いわけですね。そうなんですよ。だから、やはり施策としてもこの経営をどうするのかとい...全文を見る
○緒方靖夫君 今答弁ありましたけれども、倉庫業というのは、もう言うまでもないんだけれども、ほとんどが中小零細業者なんですね。そこにそういうことを求めるとしたら私は、収益性がただでさえも低いわけですから、多額の投資を、今言われたような、夢のような話のように感じますけれども、実態から...全文を見る
○緒方靖夫君 今、局長が言われたことでいうと、確かに今、局長は倉庫業における経常収支率については述べられたんですよ。確かにそうなんですよ、今言われたやつは。でも、倉庫業の経営状態、それは冷蔵倉庫について言うと三三・九%ですね。これはあなた方が出した数字なんですよ。だから、いい数字...全文を見る
○緒方靖夫君 ダンピングの問題については、日本倉庫協会の会長が、生産性が乏しく経営の健全化を維持し、成長というよりも維持するということが大変なんだと述べていて、その中で今回の料金の問題、料金の事前届け出制の廃止、これが行われたら大変なことになる、そう言っているわけです。これにかわ...全文を見る
○緒方靖夫君 旧労働大臣の官房政策調査部が作成した九九年度の賃金構造調査報告、これによると、今、大臣が数字は言われましたけれども、決して高い状況ではない、むしろ長時間でやはり賃金が低いという、そういうことが指摘されていると思います。  私は、その中で特に考えるのは、収益性が低い...全文を見る
○緒方靖夫君 きょうの質問で、一つはやっぱり倉庫業について実態を担当部局が把握していないということ、それからまたダンピングについても具体的な調査ですね、これは大臣の方から人員が少ないんだという御答弁はありましたけれども、私は少ないなりにそういうことがある、それすれすれのことがある...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、倉庫業法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対理由を申し上げます。  第一は、料金の事前届け出制の廃止は価格競争を一層激化させるということです。そして、現在でも荷主の圧力によって業者が強いられている低料金や料金のダンピ...全文を見る
06月04日第151回国会 参議院 決算委員会 第3号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  中小業者にとって貸し渋りや高金利などの金融問題は引き続き深刻な問題になっております。  こうした中で、貸金業の登録をしないで出資法や利息制限法を無視してトイチ、これは金利が十日で一割、年三六〇%ということですけれども、あるいは最近は...全文を見る
○緒方靖夫君 本当に遺憾なことだと思うんですね。  それで、やみ金融業者のやり方は今ますますエスカレートしているんですよ。東京と大阪だけでも二千社以上あると言われるやみ金融業者の取り立て行為、これは大変なものです。暴力、監禁、恐喝、ひどいものです。  私は体験者から直接お話を...全文を見る
○緒方靖夫君 登録されたことについてはそうやられている。しかし、登録されていないのが非常に多いわけですよね。それについてはどうされていますか。  そうしたら、後でまとめて聞きましょう。要するに、実態はつかんでいないわけですね。この間のやみ金融のやり方、これは登録業者という顔をし...全文を見る
○緒方靖夫君 要するに、未登録の業者については金融庁としては対処していないということですね。
○緒方靖夫君 やはり行政として、金融庁として、登録だけじゃなくて未登録についてもやっぱりきちっと対応する、これは私は非常に大事な点だと思います、実態に照らして。  地方の財務局に相談に行くと、決まってそれは県や都の労働経済局に行ってくれと言われる。そこに行くとなかなか十分に対応...全文を見る
○緒方靖夫君 違法行為を取り締まるのは警察庁ですけれども、この問題について役所として管轄しているのはやはり金融庁だと思います。  きょうは副大臣にお越しいただいているわけですけれども、登録部分だけについてはやると。登録部分でも非常に大きな問題があると思いますけれども、未登録の問...全文を見る
○緒方靖夫君 担当の所管なわけですから、登録だけではなくて未登録、無登録の部分についてもしっかりやっていただく、これは肝心だと思います。  大臣にお伺いしますけれども、なぜやみ金融による被害等相談件数が増加しているのか、この問題なんですけれども、銀行の貸し渋りとともに、ことし四...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、本当に困っている方がおられるわけですから、中小業者で、何らかの緊急措置をということをお願い申し上げました。ぜひ検討をお願いしたいと思います。  最後に、警察庁長官にお伺いしますけれども、やはりこの問題、違法行為が行われているけれども、しかし警察が十分に取り締...全文を見る
○緒方靖夫君 時間ですので終わります。
06月05日第151回国会 参議院 国土交通委員会 第14号
議事録を見る
○緒方靖夫君 最初に、水防法に関連して質問いたします。  今回の法改正では市町村長による洪水ハザードマップの作成、公表が法文上位置づけられました。同マップは、浸水想定区域での円滑で迅速な避難を確保する上で大変有効な施策でありますけれども、作成した自治体はまだ一部にとどまっている...全文を見る
○緒方靖夫君 今御答弁いただきましたけれども、やはり大変おくれていると思うんです。  例えば東京の場合、荒川のことを言われましたけれども、江戸川、隅田川の地域、これは洪水時、河川水位よりも低い位置にあって水害を受けやすい地理的条件にあるわけで、したがって、これらの地域への対策が...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、この機会に信濃川河川敷問題について取り上げたいと思います。  この問題は、田中金脈事件の中で中心的な事件として国会でも長い間にわたって論議されてまいりました。七十三ヘクタールもの土地、これは後楽園球場の五十二個分に当たりますけれども、そこが買い占めの舞台とな...全文を見る
○緒方靖夫君 局長が現在でも継続されているとおっしゃられました。そして、もうこれは言うまでもないわけで、今も答弁にありましたけれども、この覚書の規定によると、第一条には「市民全体の利益を優先しておこなわれるべきもの」とあって、今、局長が言われました、これは第六条になるわけですけれ...全文を見る
○緒方靖夫君 公益性の強いものを主体とするという、それが土地利用の方向だということ、そのことを確認したいと思います。今、局長が言われたとおりですね。  覚書がなぜできたのかというと、もともと一九七四年、田中金脈で国会論議が沸騰して、七五年には参議院で国会決議もされました。そうし...全文を見る
○緒方靖夫君 三木総理が当時そういう答弁をされたその背景は、その当時、そしてその間の国会論議の経過が示していると思います。一九七四年、この年に田中金脈問題で最大の疑惑問題として大きな議論がなされました。特に、参議院において集中審議、現地調査が行われ、三木総理による疑惑残さぬ解決を...全文を見る
○緒方靖夫君 国会議決や三木総理の答弁に代表される国会論議の全過程、これは信濃川河川敷に代表される田中金脈疑惑は許されない、適切な措置を行う、そうしたものであって、こうした認識の上に非常に明確な合意が行われているわけで、今、大臣がおっしゃられましたように、それに沿って処理されると...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、気象業務法改正法に関連して質問いたします。  気象庁の重要な業務の一つであります地震予知のための観測活動、そこでの南関東地域での地震予知体制についてお伺いいたします。  中央防災会議で南関東地域におけるマグニチュード七程度の地震の発生については切迫性を有す...全文を見る
○緒方靖夫君 二十三区でお願いします。簡潔にやってください。
○緒方靖夫君 二十三区でのお尋ねをしたわけですけれども、技術上いろんな方法を使ってもなかなか二十三区では難しいというそういうお話があります。  私は専門家に伺ったわけですけれども、南関東では防災科学技術研究所が深井戸による観測点を三千メートル級で四カ所、二千メートル級で十四カ所...全文を見る
○緒方靖夫君 最後に、大臣に改めてお伺いしたいんですけれども、実際の観測施設については南関東地域では後退している、後退すらしているという問題があります。  例えば、気象庁が提出いたしました九三年七月末現在、つまり阪神大震災前の南関東地域の観測施設数を現在と比較すると、検潮施設が...全文を見る
○緒方靖夫君 やはり一層強化、横並びあるいは停滞ではなくて、一層強化ということをお願いして、質問を終わります。
06月12日第151回国会 参議院 国土交通委員会 第16号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。参考人の先生方には、大変貴重な機会をつくっていただきまして、心から感謝する次第です。  まず、分割・民営化の評価に関連して岡田清参考人にお尋ねいたします。  国鉄が分割・民営化されて十五年目に入りました。先ほど、国鉄の改革は大成功とおっ...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、千四十七名の早期解決の問題について岡田尚参考人にお伺いいたします。  先ほども御指摘がありましたけれども、千四十七人問題については、私たちは、国鉄の分割・民営という国の政策に基づいてその実施途上において発生した問題であって、政府の責任で早急に解決することが重...全文を見る
○緒方靖夫君 これに関連してもう一問ですけれども、ILOの中間報告が九九年に出されました。その中で、日本政府に対し追加情報を求めております。政府は六カ月後に追加情報を提出しておりますけれども、その情報が万が一にも予断的な情報であってはならないものであって、客観的に公正になされてい...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、南谷参考人にお尋ねいたします。  ILO勧告では、すべての関係者に対し公正に補償される解決に早急に到達する、このように求めております。私も国連人権委員会とかILOに、ジュネーブによく通っておりました。ですから、こうした勧告を出した背景とかあるいはILOの中で...全文を見る
○緒方靖夫君 南谷参考人、もう一問お伺いしたいんですけれども、先ほど本州三社からJR三島への協力云々ということをお尋ねいたしました。例えば、JR西日本からそうした協力を検討する用意はあるのかないのか、それについてのお考えをお伺いします。
○緒方靖夫君 梅原参考人には、ちょうど時間になりましたので聞く機会が持てませんでした。大変失礼いたしました。  以上で終わります。ありがとうございました。
06月14日第151回国会 参議院 国土交通委員会 第17号
議事録を見る
○緒方靖夫君 JRになってすべてがうまくいっている、万々歳だという、そういう風潮が非常に強いと思うんですね。例えば国民負担が大幅に減少したとか、そういうのがいろいろ挙げ連ねられます。しかし、私はJR本州三社の完全民営化に当たって、分割・民営化され、この十年間に何が起きたのかという...全文を見る
○緒方靖夫君 いいですよ。私の言うことが正確ならばそれでいいですから、質問に答えてください。
○緒方靖夫君 最後のところでは三十七億円、自治体を含めればその倍額になるという、そういうことになりますよね。それで、経営は万全だ、新たな助成措置は必要ない、そう言って分割・民営化したわけですけれども、どんどん新たな補助が今、局長が述べられたような形でつくられている、そういう事態が...全文を見る
○緒方靖夫君 生まれも育ちもやはり国民の共有財産から生まれているわけですから、その点で兄弟が助け合うというのは当たり前だ、そういうふうに思います。  私は同じ問題として、やはりJRバスの問題があると思います。  これも参考人質疑で随分出されました。JR全体の一般乗り合いバスの...全文を見る
○緒方靖夫君 今、大臣は連結のダイヤの話をされましたけれども、バス事業を含めた連結決算ですね。これを見ても、やはり大幅な赤字を出しているわけですよ。私、調べてみて改めて驚きましたけれども、バス事業を含めて東日本は千三百十七億、西日本は四百七十六億、東海は六百七十億。それは当然のこ...全文を見る
○緒方靖夫君 この十四年間で二千四十八億ということで、これは大変な負担を自治体が負っているということになるわけですね。この直近の五年間で見ても、今言われたような額がありました。  特に、本州三社は異常な額になっているわけです。東日本は五年間で五百六十八億円と巨額の寄附を受けてい...全文を見る
○緒方靖夫君 節度ある対応が、これまでも私は非常に怪しいものだということを痛感しているんです。  大臣、よくお聞きいただきたいんですが、今、駅のバリアフリー化ということを進めていますね。これは大臣も音頭をとってやられている。しかし、そのときの負担がどうなっているか調べてみました...全文を見る
○緒方靖夫君 ぜひ自治体に安易な負担をかけないように、今、大臣が答弁されたようにぜひ進めていただくことをお願いしたいと思います。  もう一つ大きな問題で、一千四十七人の問題があります。この問題についてはこの間参考人質疑でも私は聞きましたけれども、政府の責任で早急に解決する、この...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、私はこの間ジュネーブに何度も通ってまいりました。国連人権委員会に出て発言もしてまいりました。そのときにILOにもよく行きました。そこで、ILOの委員がこの問題について何を考え、日本政府に対してどういう思いを持っているかということも伺ってまいりました。今、大臣が...全文を見る
○緒方靖夫君 その英文の解釈しているわけじゃなくて、何が修飾だとかじゃなくて、私は原文も見ましたけれども、要するに非常にはっきりしているんです、何を言わんとしているか。いいですか、原文を読むと、関係する労働者が公正に補償される解決に早急に到達するという目的でということがはっきりし...全文を見る
06月20日第151回国会 参議院 本会議 第33号
議事録を見る
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、土地収用法の一部を改正する法律案について質問いたします。  初めに、与党三党などが本法案を、衆議院で公聴会も開かず、わずか二日間の審議で強行し本院に送付してきたことに対して、遺憾の意を表明するものであります。  そもそも土地収用法は、...全文を見る
06月25日第151回国会 参議院 決算委員会 第5号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。介護保険について質問させていただきます。  お年寄りからも、それからまた介護が必要な親を抱えている世代からも、保険料と利用料が高過ぎる、何とかしてほしい、大変強い要望が寄せられております。この間行われた幾つかの自治体の介護保険の利用料の実...全文を見る
○緒方靖夫君 総理、協力したいと思っている国民の皆さんも、払いたくても払えない、どうしようと、それが脅威になっているんです。  総理は、この六月に開催されました全国市長会、そこで決議が上げられているのを御存じでしょうか。生活保護を除いた第一段階や第二段階の方々の保険料の軽減を要...全文を見る
○緒方靖夫君 十月からの満額徴収については、なかなかお答えになりません。  私はもう一つ、先ほど言われた利用料の問題、この問題でも、介護保険を利用したい人が大勢いるにもかかわらず介護給付費が使われずにいるという矛盾がある、この問題も提起したいと思うんです。  東京都の自治体で...全文を見る
○緒方靖夫君 最後の一問です。国としてきちっとした形で検討するという御答弁をなさいませんでした。  私は、もう一つ、この介護保険の中で深刻な大きな問題、生まれている問題として、特養ホームの整備がおくれておって、そして例えば都内で特養ホームの待機者が今や二万人を超える、そういう状...全文を見る
○緒方靖夫君 介護保険が始まってからどうなっているかという現時点での調査を求めているんです。ですから、それについて平成十年の調査があるといっても事情は全く違っているわけですから、そのことによってやっているという話は全く成り立たない、このことを指摘して質問を終わります。
06月26日第151回国会 参議院 国土交通委員会 第21号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  初めに、さきの衆議院で本法案、わずか二日間の審議で強行された、このことに対して多くの市民団体や個人から怒りの声が寄せられております。私のもとだけでも、きょうまでに全国から二百七十の個人、団体からの本法案の廃案を求める要望書が届いており...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、私の発言をよく聞いていただきたいんですけれども、二日間の審議の強行について市民団体から多くの意見が寄せられていると私申し上げました。だから、それについてはこんなに束がありますので、大臣、見ていただいても結構だと思いますけれども、ですからそう述べたということをき...全文を見る
○緒方靖夫君 反省点はあると。しかし、私はどうそれを反省するのかということがやっぱり非常に大事かなと、そういうことを考えます。  現行の収用制度の最大の問題点、それは認定された事業が必ずしも住民の理解を得ていない、そこにあると思うんですね。東京日の出町のごみ処分場での強制代執行...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、私の質問は、建設白書に述べられている、そういう教訓をどのようにしてこの法改正で担保しているのかということなんですが、端的で結構ですから、その一点だけお答えいただけますか。
○緒方靖夫君 どうも担保が何かわからないということで、そういうふうに理解せざるを得ないと思います。  今月十三日の衆議院国土交通委員会の審議で総合政策局長は、収用法の段階での事前説明会や公聴会の本来の目的は、事業者が住民に対し事業の内容を説明する、あるいは事業認定庁が住民から広...全文を見る
○緒方靖夫君 簡潔でいいです。これ、持ってますから。
○緒方靖夫君 しかし、初めから住民合意というものはこの本来の制度から出てこないということになったら、結局、幾ら事前説明会、公聴会を何度やりますといったって、それから先ほどから具体的に何回やった、何年間やったと答弁ありましたけれども、私はこれでは全く住民合意という方向は出てこないし...全文を見る
○緒方靖夫君 その合理性というのは役所の論理であって、現場でいろんな問題が起きているわけですよ。私はそういうことを一つずつ経験してまいりました。  認定手続で問題になるのは、事業申請が行われる前に事業計画が策定されるということ、そして、住民の反対で買収できずに残った部分に土地収...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣のお言葉でこれまでは抜けていたと認められたことは、私は非常に率直な御答弁だと高く評価したいと思います。それをやはり抜けないようにしっかりやっていただきたい、そうお願いしたいと思うんですね。  私が先ほど言ったのは別に混乱していない、全然。大臣は錯覚しそうかもし...全文を見る
○緒方靖夫君 私は省令で定めると言っているんじゃないんですよ。省令では何を指しているか不明確だと。ですから、今の局長の答弁でなるべく広くというふうに言われたことはその省令の中身になっていく、そう理解しますので、ぜひそういう方向で、やはり社会生活上影響を受ける部分、これは具体的な事...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、公聴会についてなんですけれども、公聴会の開催についても形式的な開催に流れることなく、公正で信頼できる制度にする必要があると思います。公聴会が単に意見を聞きおく程度のものにならないように、討論形式を導入した双方向の議論を十分に認める、これが必要だと思うんですね。...全文を見る
○緒方靖夫君 改正案は、公聴会開催を請求できる者を利害関係人と規定しております。利害関係者の範囲はどの程度を想定しているのか。事前説明会と同じく、当該事業により社会生活上の影響を受ける者すべてを対象とすべきではないかと考えますが、その点いかがでしょうか。
○緒方靖夫君 国土交通省の当初試案では、公聴会の主宰者について、職能分離の見地から独立性のある審査官的な者が望ましい、そういうことが書かれていたわけですけれども、公聴会の実施の公正性、信頼性の確保の観点からこれは当然だと思います。このことは省令で生かされていくべきだと思いますが、...全文を見る
○緒方靖夫君 第三者機関からの意見聴取についてなんですけれども、少し具体的に見てみますと、現在の審議会の委員を見ますと、元建設総務審議官とかゼネコン関係者など、あるいは官庁のOB、事業者側の人間、これが複数就任しているわけです。これらは当然、先ほどの趣旨からすると、ちょっとこれで...全文を見る
○緒方靖夫君 それは大臣に、いいです。
○緒方靖夫君 いいです。もう時間がないから要らない。大臣に。
○緒方靖夫君 一つは役所のOB等々ですね、これについてはもうそういうことは任じないということですから、現在ついている人は直ちに解任される、そういうふうに理解いたします。それでよろしいですね。  それから、今、大臣が言われたことですけれども、私、議事録を見ましたけれども、公開でご...全文を見る
○緒方靖夫君 私は公開が原則ということがやはりふさわしいという意見を持っておりますし、そういう方向が先ほど大臣が最初に言われた住民参加で公開性でそして透明性という、そういう意味合いになってくるだろうと確信しておりますけれども、大臣が今言われた説明についてはそういうことだったのかな...全文を見る
○緒方靖夫君 事実を見ればいかに今述べられたことが常識的におかしいかということが浮かび上がってくると思うんですが、大臣はさきの本会議で、私が過去五年間の大臣認定の事業申請件数と認定件数、これを確認した際に、申請件数八百十八件のうち申請者自身が取り下げた三件以外はすべて認定したと答...全文を見る
○緒方靖夫君 局長のお答えも、結局、事業認定権が国土交通大臣あるいは都道府県知事にある、このことを前提としているわけですね。  私が言っているのは、そういうところで、申請して、そこを認定する、それが同一人物だというところに非常に大きな問題があって、そこが動かない限り、これまでも...全文を見る
06月28日第151回国会 参議院 国土交通委員会 第22号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  きょうは、四人の参考人の皆さんには本当に御苦労さまでございます。ありがとうございます。  最初に、私は石川参考人にお尋ねいたします。  土地収用を実施する公共事業の認定手続、この大きな問題点というのは、事業申請が行われる前に当該計...全文を見る
○緒方靖夫君 ごみをどうするかという問題、いろいろあると思いますけれども、例えば地下水の問題、飛灰の問題、土壌汚染の問題、そうしたデータがやはりきちっと公開されてこなかった、こうしたことがやはり非常に大きな問題を生んだかな、そういうように率直に思います。  次に、標参考人にお伺...全文を見る
○緒方靖夫君 栗原参考人にお伺いいたします。  今度の改正案の中の改正点で、収用手続にかかる膨大なコストが事業計画をおくらせているということで、例えば補償金を郵送で送りつけるのを可能にするとか、収用手続の調書への署名押印を廃止するとか、そういうことが決められております。  私...全文を見る
○緒方靖夫君 松尾参考人にお伺いいたします。  収用委員会での主張の制限についてなんですけれども、住民側が事業認定自体について取り消し訴訟などの裁判で争う以外に、行政段階でその是非を問う手段が保障されていない、そういう現状があるんです。これを踏まえるならば、事業認定の不服に関す...全文を見る
○緒方靖夫君 松尾参考人にもう一つお聞きしたいんですけれども、先ほど欧米についての事例、若干触れられましたけれども、私もヨーロッパに長い間おりまして、こういう事業のときにやはり日本とちょっと比較にならない、ですから比べようがないと思うんですけれども、しかし、いずれにしてもかなり広...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  午前中の参考人質疑は大変有益で、問題点が深められ、そしてまた浮き彫りになった、そんなふうに思いました。  そこでも聞いたことなんですけれども、改正案は、収用委員会に提出する意見書や収用委員会での審理で事業認定の不服に関する事項は主張...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、要するに改正案に事業認定の不服に関する事項は主張できないと明文化されているわけですね。そこを私は申し上げているわけで……
○緒方靖夫君 そういうわけです。ですからそこが問題で、なぜそんなことをするのか。要するに、初めから不服をこういう明文化を通して排除するという、そういうやり方でいいのかということを問うているわけです。
○緒方靖夫君 そういう役割分担がおかしいと、しかも明文化するという、そこがやはり今回の改正案の中で私は非常におかしいことだと思うんですね。  なぜかというと、国土交通省の当初試案の収用裁決段階に関する意見、百十八件ありますね。私はこれを全部読みました。最も多かったのは何かという...全文を見る
○緒方靖夫君 全く納得できないんですよね。つまり、現行法でも計画策定の段階から公共性、公益性を議論する場を設けなきゃいけないわけですよね。じゃ、今度改正によってそれをやるかというと、そうはならないわけですね。  私はその点で、やはり言葉ではよく言われますけれども、住民との合意形...全文を見る
○緒方靖夫君 今、大臣は河川を例に挙げて話されましたけれども、私は前から思っていますのは、きょうの午前中にも議論がありましたけれども、現行の都市計画法、河川法、海岸法を見ますと、例えば公聴会の開催にしても、それは必要があると認めたときとされているわけです。  今、大臣はいいこと...全文を見る
○緒方靖夫君 住民のふだんの取り組み、これは当然ですよね。それからまた、住民の意識を高めていくという課題も当然あります。  しかし、問題は、私が言ったのは、公聴会の開催について結局、計画策定者の裁量にゆだねられている、そこが問題だということを述べているわけです。そうなんですよ、...全文を見る
○緒方靖夫君 理由ははっきりしませんけれども、どういうプロセスかという考え方はわかりました。  水需要の必要性を厳正に吟味する、こういうのであれば、当然事業中のダムも凍結対象にすべきだと思います。政府の水需要予測の過大さについては、先月の二十四日、本委員会で私自身指摘して、扇大...全文を見る
○緒方靖夫君 利水についての理は認めていただいたと。治水問題、それが成り立つかどうかという議論だと思いますけれども、私は前回の質問の際にも、全国八十三カ所の直轄、水資源公団のダムの堆砂状況について指摘いたしました。調査した結果、予想された年間平均堆砂量の二倍以上の速度で堆砂が進行...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、直轄と水資源公団と補助と、これを三つ全部計算して一つの資料にしたという経過がありますので、後でこれを示しますから、ぜひ議論をしたいと思います、国土交通省とは。  現在、事業中の直轄、水資源公団、補助事業のダムのうち、事業費が確定しているダムの総事業費の内訳と...全文を見る
○緒方靖夫君 何で後ほどなんですか。ちゃんと言っているじゃないですか。
○緒方靖夫君 単純なら言ってくださいよ。
○緒方靖夫君 何で持っていないの。委員長、おかしいですよ。持ってきてくれとちゃんと言っているんだから、数を。何で言わないんですか、おかしいよ。
○緒方靖夫君 そうすると、ダムの総事業費の内訳、現在確定しているものだけで見ても九兆五百五十一億円あるわけです、今のを合計すると。  私は、ちょうど二週間前に長野県の田中康夫知事とお会いしました。長野県では、脱ダム宣言に伴って現在、県内九河川の県営ダムの見直しが検討されています...全文を見る
○緒方靖夫君 はい。利水の問題については、この間、訂正すると言われた。治水の問題については、いろいろ問題があるけれども、それについては云々と言われた。ですから、私は、そうした中で今計画中の事業費が確定しているものだけでも九兆円以上あるということを指摘して、すべてこれをどうこうとい...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、土地収用法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  憲法第二十九条は、財産権を侵してはならないとし、私有財産を取り上げるには「正当な補償の下」、「公共のため」と厳格な制限を設けております。今回の改定は、地権者の権利を制限し、その...全文を見る
09月19日第152回国会 参議院 予算委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  アメリカでの卑劣なテロ行為から一週間がたちました。  今、軍事力による大規模な報復の準備が進められている。私たちはこのことに大変心配しております。私たちの党の不破議長と志位委員長は、おととい連名の手紙を世界各国首脳に送りました。総理...全文を見る
○緒方靖夫君 総理が言われたように、容疑者も支援者も、その組織もまだはっきりとしていない。そのために、やはり国際協力が当然必要だし、そのことを抜きに、とりわけ情報収集を抜きにしてはこの問題解決できないし、あるいはその容疑者がはっきりしたときにはその逃亡のルートを封鎖するとかさまざ...全文を見る
○緒方靖夫君 国際協力というのはいろんな形があると思います。二国間、多国間の話し合いもあるでしょう。あるいはまた国際会議があるでしょう。あるいは国際機関のいろんな話し合いがあるでしょう。しかし、そうしたもとで私は、やはり国連が中心に座る、そのことが肝心だと思いますけれども、大臣、...全文を見る
○緒方靖夫君 その点で、国際社会全体がこのテロに反対して戦っていく、立ち向かっていく、国連でいろんなイニシアチブが考えられております。例えば、国連主催で特別のテロ反対の国際会議を開くべきだという、そういうイニシアチブが幾つか生まれております。あるいはまた、特別法廷を開設すべきだと...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、ここに政府の安全保障会議の十二日の「政府対処方針」というのを持っております。六項目書かれているんですけれども、この中には、五項目に「国際テロに対しては、米国をはじめとする関係国と力を合わせて対応する。」、そういうことがあって、この中にはどこにも、国連もあるいは...全文を見る
○緒方靖夫君 国内問題についてはまた別の機会に質問させていただきますけれども、私は、今、世界と人類が直面している脅威を前に、大所高所からどう対応するかということを問題提起させていただきました。その点で、理性ある冷静な態度、対応、これが今、日本でも世界でも求められている、このことを...全文を見る
10月24日第153回国会 参議院 外交防衛委員会、国土交通委員会、内閣委員会連合審査会 第2号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  総理はアジア太平洋諸国首脳の参加したAPEC会議に出席されました。そこでテロ対策に関する首脳声明が出されました。  私、これを読んで非常に大切なことが二つあるなと思いました。一つは、諸国首脳が一致団結してテロと戦うこと。そしてもう一...全文を見る
○緒方靖夫君 そして、書かれているから明瞭だと思いますけれども、国連の主要な役割、これが果たされるべきだということが書かれていることも間違いありませんよね。  総理、声明御存じないんですか。
○緒方靖夫君 総理が出席して、総理自身が合意してきたこの声明には、テロの解決のために国連が主要な役割を果たすべきである、そして国連憲章及び国際法に従ってその解決を図るべきである、具体的に国連憲章の決議を挙げながら、具体的に書かれております。その点は文書があるわけですから、総理は余...全文を見る
○緒方靖夫君 そのとおりだと思います。  アメリカの全面をとっても、支持についても表明がなかった、このことは明らかだと思います。  ブッシュ大統領は、十九日、上海で記者団に対して、アメリカの支持がすべてから得られたとは言えない、ほとんどと言ってもいいかなと言いながら、すべてか...全文を見る
○緒方靖夫君 総理、一様じゃないことははっきりしているんですよ。  私がお尋ねしているのは、どうしてそういう意見が生まれているのか。それはアメリカの軍事行動、これによってもたらされている犠牲、市民の犠牲、これが各国からいろんな形で、ここには私、言いませんけれども、それは表明され...全文を見る
○緒方靖夫君 アメリカの軍事行動をめぐって一致しなかった。その理由の大きな一つは、今、総理が言われたように、そこにあると思うんですね。さらに、今民間の犠牲がどんどん大きくなろうとしている。ちょうどけさのニュースでも、ヘラートの病院が爆撃された、国連の報道官の発表がありました。ある...全文を見る
○緒方靖夫君 テロと毅然に戦うのは当たり前です。しかし、その戦い方、手段がこれでいいのかということを問題提起しているんですよ。  総理、無実の人をどんどんどんどん殺していく、犠牲にしていく、こういう戦争を進めていったら一体どういうことになりますか。私はそういう点で、今、実態、何...全文を見る
○緒方靖夫君 答弁になっていないですよ。私が聞いているのは、アメリカが進めている戦争が、こういう復讐の考え方でやられている、あるいは戦争すれば民間人に犠牲が出るのは当たり前だ、そういう考え方で進められているということを総理は是とするんですか、そうしたら。
○緒方靖夫君 総理、重大発言ですよ、今のは。  いいですか。報復戦争をしたくてやっているんじゃないと言われましたけれども、じゃ、今アメリカがやっているのは報復戦争ということをお認めになったということになるじゃありませんか。  いいですか。私は……(発言する者あり)そんなことな...全文を見る
○緒方靖夫君 総理の質問に答える必要はありませんけれども、私は、テロに対して断固戦う、これはもう明確ですよ。  総理、いいですか、総理が上海で合意してきたこのAPECの声明、私は冒頭述べました。テロに断固として戦う、そして国連に主要な役割を与えながら、国連憲章と国際法に従って解...全文を見る
○緒方靖夫君 総理が、これまで国連決議が何度も上がった、しかし出てこなかった、言うことを聞かなかった、そう言われました。しかし、仮にケニア、タンザニアのアメリカ大使館の爆破事件のときと、三年前と今と比べてみてもテロ反対の国際的な機運が全く違いますよ。今、一致団結して世界じゅうがテ...全文を見る
○緒方靖夫君 そうですよ。だから、総理が署名してきたようにAPECではそのことを強調しているんですよ。だから、非常に重要なことが、あなたがどれだけ自覚しているかわからないけれども、APECのこの首脳のテロ反対の声明というのは非常に重要な中身を持っているんですよ。国際的にも国連に主...全文を見る
○緒方靖夫君 イスラム対アメリカの戦いに乗っちゃいかぬ。戦争を続けるとその口実を、テロリストに絶好の口実を与える、このことははっきりしているんですよね。  タリバンは、戦争開始前までイスラム世界では非常に孤立した存在でした。この戦争開始の後、どうですか。反米を掲げながら、彼らは...全文を見る
○緒方靖夫君 ですから、私は、その点でこの戦争、これは誤っている。そして、この戦争に日本が協力する、これはまさにアジアの国としてアジアの信頼を失う大きな誤りである、このことを指摘しないわけにいきません。ですから、私は、このAPECの声明で書かれているように、文字どおり総理がサイン...全文を見る
11月07日第153回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  ODAは、ODA対象国の期待が非常に大きいわけですし、それだけに被援助国のニーズに合致した正確な執行が非常に重要だということを痛感いたします。  世界の主要国との比較で日本のODAの特徴、これを私なりに考えると、一つは人道性の高い食...全文を見る
○緒方靖夫君 繰り返しましょうか。  ODAの、ODA機密費というそういう分野があると承知しているんですが、それはあるかどうか。それで、その額が、お聞きすると十五億円あるわけですね。ですから、そういうODAになぜ領収書の要らないお金の使い方、公表される必要のないそういうお金の使...全文を見る
11月15日第153回国会 参議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  この九月以来、総理とは二度にわたりましてテロをいかに根絶するかという議論をしてまいりました。私は、十月末から一週間にわたりまして、アフガニスタン問題の党調査団長といたしましてパキスタンに行ってまいりました。きょうは、その調査を踏まえて...全文を見る
○緒方靖夫君 さて、きのう、一緒に調査に参りました小池議員が、クエッタでクラスター爆弾の被害者、そのことについて述べました。私自身もペシャワールで十一歳の少女と十六歳の少年がクラスター爆弾で負傷して入院している病院を訪ねて証言を得ました。調査団としてクラスター爆弾の使用を確認した...全文を見る
○緒方靖夫君 総理、劣化ウラン弾は放射性物質を飛散させ、それを吸い込んだ兵士や市民の間でさまざまな疾患を引き起こす、そうしたことが今進行中ですね。  私、きょう、こういう写真を持ってまいりましたけれども。(資料を示す)これは湾岸戦争のときに劣化ウラン弾が使われた、そのときに放棄...全文を見る
○緒方靖夫君 こういう残虐な兵器を使うことについても仕方がないと言われる。  そして、国際人道法の世界では、やはりこういう残虐な兵器は使うべきではないという、それが一致した声として上がっているわけですよね。今、戦争のことについて言われましたけれども、総理の頭にはどうやら戦争を進...全文を見る
○緒方靖夫君 総理と負けないぐらい我々はこのテロリストと戦う。そして、テロリストをこの地球上から放逐する。その戦いを私たちはこの間総理に対しても提起し、そして訴えてまいりました。  大体、テロリストのやっていること、もう糾弾しなきゃいけないそのテロリストのやっていることとアメリ...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、今アメリカがやっていることというのは、いみじくもビンラディンを捜すのは干し草の山の中の針一本捜すことに似ていると言いましたけれども、私はこの一本の針を見つけるために干し草を全部焼き尽くす、まさにそういう対応が行われている、そういう武器が使われている、そのように...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣の答弁で最初の点が重要ですね。  去年もことしも地雷撤去の点についてゼロなんですよね、その額は。それは九七年から累計すると千三百六十万ドルずっと払っていた大きな貢献があるわけですよ。それに対して、この二年間連続してゼロになっている。スウェーデン、カナダ、アメリ...全文を見る
○緒方靖夫君 総理に求めたんです。  地雷一般じゃないんですよ。アフガニスタンの地雷で言っているんですからね。  総理、最後に一言お願いします。
○緒方靖夫君 アフガニスタンです。
○緒方靖夫君 最後です。  国連が要求しているのは、日本としてアフガニスタンの地雷撤去の拠出金を出してほしいということなんです。  したがって、これはNGOと国連がやっている仕事ですから、自衛隊が出る必要は全くない、このことを申し上げて、質問を終わります。