緒方靖夫

おがたやすお



当選回数回

緒方靖夫の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月06日第154回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第1号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  東アジアの枠組みについて、青木先生にまずお伺いしたいと思うんですけれども、小泉首相がASEAN歴訪、先月いたしましたけれども、そのときにASEANプラス3、日中韓に加えてニュージーランド、オーストラリアを加えて更にアメリカに関与させる...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。
02月13日第154回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫と申します。  立山先生にお伺いしたいんですけれども、ブッシュの一般教書演説の中で、悪の枢軸ということで、この地域でいえばイラン、イラクが挙げられたと。それに対してOICとかアラブ連盟が当然予想されるような反応をする。あるいはまた、中国、ロシア...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。
02月20日第154回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  宮田先生にお尋ねしたいんですけれども、ブッシュ大統領の悪の枢軸発言に関してなんですけれども、その対象がイランとイラクと。イランについてこういうレッテルを張るということが、アフガン戦争以降のハタミ大統領が取ってきた対応等々を見ても大変な...全文を見る
02月27日第154回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第4号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  最初に、清水先生にお尋ねいたします。  今日の世界について、文明の衝突というそういう見方がありますけれども、私はこれは間違っていて、やはり異なる文明、宗教が共存する、それをどう促進するかということが非常に大事だと思うんですね。先生は...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。
03月19日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第2号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  この日本で餓死という痛ましい出来事がいろいろ起こっております。こうした事態を生まないために、生活困窮者に対して必要な対策、とりわけ電力・ガス事業者に対してその対応が求められていると思います。  一昨年来、例えば宇都宮での幼児凍死事件...全文を見る
○緒方靖夫君 マスコミで取り上げられているこういう事件は正しく氷山の一角だと思うんですね。全国でどのくらいこういう事件が起きているのかということについて厚生労働省にお尋ねしたところ、全体を把握していないという事態で、私はそれをやはり政府としても把握する必要があるということを求めて...全文を見る
○緒方靖夫君 水道については非常に重要な措置が取られているということが分かりました。特に、生活に困窮している世帯に対して、やはり一方的に、料金が払えないからといって一方的に停止する、そういうことがあってはならない、それに対する配慮が今の話でも分かったわけですけれども。  そこで...全文を見る
○緒方靖夫君 柔軟に対応する、これは非常に大事な点だと思うんですね。  具体的に言いますと、私は東京電力と話したときに、九二年の規程があるわけですね、ここに実物あるわけですけれども、生活保護世帯等に対する停止延伸。これに対しては、料金が未収によって直ちに停止を行わない、面接もし...全文を見る
○緒方靖夫君 非常に重要な答弁をいただいたと思います。やはりこうした文書によって協力要請、これはあくまで協力でありまして、そういう性格のものだと思いますけれども、やはり国がそういう姿勢を取るということが、今の時期、とりわけ不況が長引く下で生活困窮者が増えているという下で非常に大事...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
03月20日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第3号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  製造業の中小企業振興の問題について、今日は質問させていただきます。  全国での物づくり産業、わけてもその分野での中小企業の衰退というのは、やはり日本の未来の衰退を予兆させると、そういったことが言われるほど深刻になっていると思います。...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣は非常に重要というふうに言われました。そして今、私の数え間違いがなければ五点にわたってそういう対策を打っていると言われました。しかし、この間、例えば私自身この大田の集積の問題について、ちょうど九九年の十一月にもかなり詳しい質問をさせていただきましたけれども、それ...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、景気動向を知る上で、勉強する上で、大田区蒲田等に定期的に行って定点観測をするという、そうすると、半年後の景気が見事に分かるわけですね。経企庁、今は経企庁じゃありませんけれども、そこの観測よりははるかによく分かるという状況を経験してまいりました。  一昨年暮れ...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、いろんな対応が必要になっていると思うんですね。今日は、その中でも先ほど大臣がおっしゃられた産業空洞化の問題ですね、このことについてちょっと述べてみたいと思うんですけれども。  実は、昨年の九月に現地で地域産業振興のシンポジウムが行われました。そこには文字どお...全文を見る
○緒方靖夫君 確かに長期的に見れば高付加価値化、これが大事ですし、それからまたコストを下げていく、その競争を付ける、それは当然のことですよね。同時に、海外に移転するという動機は低コストだけではなくて、やはり市場近くに工場を持つ、そういう発想も生まれているわけですよね。  ですか...全文を見る
○緒方靖夫君 移転が実際に行われて、そしてその後、残った中小企業はどうするのかと。倒産するのはどうかという、あるいは倒産したときにどうするのかという、そういう対策というのは今、大臣が言われた中に含まれていると思うんですけれども、やはり私は、そういう海外移転がどんどんどんどん放置し...全文を見る
○緒方靖夫君 破綻した信金や信組から受皿金融機関への債権者引継ぎのルールがない、これが実は非常に大きな問題になっているわけですね。ですから、地域ばらばらですよ。  例えば、大田区の場合、今二つの信組から受皿の共立信用組合へ引き継がれる債権、先数で九〇%、金額で七〇%引き継がれる...全文を見る
○緒方靖夫君 私また、聞き取りの中で、信用保証協会、自治体が保証している、保証しても貸し渋る金融機関がある、これはもう大臣よく御存じですけれども、そういう点が多々あるということ、それを聞いてまいりました。  こういうことはあってはならないことですよね。
○緒方靖夫君 その点で、私は、例えば大田区の信組破綻で今信用保証の基盤と真価が問われていると思うんですけれども、例えば東京都産業労働局や東京信用保証協会などが支援を拡充する必要があると思います。この点で、これはそれぞれがやることでありますけれども、しかし政府として、また大臣として...全文を見る
○緒方靖夫君 もう一つ、金融機関が中小企業のランク付けをして貸出し金利の引上げ、これをしようとする動きがあるわけですね。こういうことが広がっていくと、中小企業は資金力では元々不利な上に一層不利な条件があるわけですので、信用リスクの設定については、やはり私は適切な金利設定に向けて所...全文を見る
○緒方靖夫君 貸しはがし、これの是正も緊急課題だと思うんですね。これは、一月の経済財政諮問会議で大臣がその認識を示された、私も大変注目いたしました。  この問題について、本当に、設備投資や運転資金の返済について条件変更したら、銀行から新規融資受けられないとか、担保の目減りの穴埋...全文を見る
○緒方靖夫君 今、金融庁は、債務者区分の判断の適用例の作成に向けて動いている、経済産業省も参加すると、そういうふうに伺っております。  大臣も御承知のように、イギリスやアメリカの信用組合、信用金庫の検査のように、自己資本比率とは別の観点がやはりどうしても必要になっていると思うん...全文を見る
○緒方靖夫君 中小企業の皆さんは、政府系金融機関の民営化、その行く末に非常に大きな関心、もっと言えば懸念ですね、それを示されていると思うんですね。事実、中小企業に対する政策金融を担っている商工組合中央金庫、中小企業金融公庫、国民生活金融公庫、これらの役割、これが今の時点でもいかに...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほど大臣は、きめ細かい対応を行っているという中に、例えばそういう中小企業の多いところでの窓口の設置、そういうことを言って、相談に乗っていると言われました。それは恐らく信用保証協会のそういう窓口のことだと思うんですね。  私は、こういう状況の下においては、例えば中...全文を見る
○緒方靖夫君 私が言っている意味は、やはり目に見えるように窓口をぼんと置くと。やはり大臣が熱意を込めてそれだけ中小企業を育成する、守るということを言われているわけですから、それを目に見える形で、それは地方局でいいわけですから、そこでそういう措置を取るという、そういうことはやはり私...全文を見る
○緒方靖夫君 時間になりましたので、終わります。
04月04日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第7号
議事録を見る
○緒方靖夫君 法案審議に入る前に、私は一つ大臣にお伺いしておきたいことがあります。それはタオルのセーフガード問題についてです。  大臣が二日前に行われたタオルのセーフガードについての記者会見、これについて伺いたいんですけれども、平沼大臣は紡績会社に以前お勤めだったと伺っておりま...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、その点で大臣の判断が非常に大事だということを痛感いたします。ある意味では、今のおっしゃられたことが楽観的過ぎないかという見方もあると思います。あるいは、これがそういうところに、発動に達しないで事態が改善されるということに至ればそれはそれでいいことですけれども、...全文を見る
○緒方靖夫君 この問題は、日本と中国の問題あるいは外国の問題という側面と同時に、私先ほど申し上げたのは、日本の民間同士の問題ということになるんですね。つまり、日本の企業が中国に行って、そしてそこで作ったものを、あるいはそこでできた製品や作物を日本に輸入するという、日本に、まあ中国...全文を見る
○緒方靖夫君 だんだん増えているわけですね。増加傾向にあります。  昨年、特許法が改正されて、特許の審査件数が七年間から三年間に短縮されました。そして、ファーストアクションと呼ばれる出願、審査申請から審査官による審査結果の出願人への通知期間も十二か月にしようということになりまし...全文を見る
○緒方靖夫君 審査期間も延びているわけですね。審査請求が増加して、ファーストアクションも延びている。今、長官からの御答弁でもそれが明らかになりました。  それでは、その審査が遅れている理由はこれは何でしょうか。
○緒方靖夫君 その件数の伸びが大きいと、それが主な理由だという話ですけれども、それでは審査官と審判官を合わせた総定員数、この推移はどうなっていますでしょうか。
○緒方靖夫君 この総定員についても、わずかではありますけれども人数も増やしていると、そういう実態が分かりました。  九九年の審議でも問題になりましたけれども、しかし、やはりファーストアクションの期間として目標の十二か月、これには届いていないという現状があると思うんですね。審査の...全文を見る
○緒方靖夫君 審査官の仕事なんですけれども、私はこれは大変な知的労働でもあるし、それからまた最高の技術水準を知った上で判断をしなきゃいけない。自分の判断した結果というものが、あるいは企業間の訴訟の種にもなるかもしれない。非常に神経を使う、またストレスがたまる、そういう大変な労働だ...全文を見る
○緒方靖夫君 いろんな種類の仕事があるし、いろんな分野があると思うんですけれども、例えば仕事の処理数について、あくまで平均ですけれども、新規の出願についてどうなっているか、それからまた再出願などの手続でどうなっているか、その点についてお伺いしたいと思います。
○緒方靖夫君 私の今日問題提起したいことに絡んで、審査官の処理している件数というのは非常に大事な問題なんですね。もちろん分野によっていろんな差があると思います。  私は、ちょっと昼に特許庁にお伺いしたんですけれども、大変、長官、恐縮ですけれども、一人の審査官が毎日処理する件数と...全文を見る
○緒方靖夫君 そこで、私は、この間の申請の滞貨の一掃のためにも、あるいは抜本的な、何というか迅速で正確な、先ほど副大臣がおっしゃられたですね、そういうためにも、やはり何らかのことを考えていく必要があると思うんですね。  特許に関する拒絶査定不服審査件数の最近の推移、それから不服...全文を見る
○緒方靖夫君 審査件数が増えている、それに伴って当然不服審査請求も増える、また将来増えるだろうということは当然予想されることでありまして、そのためにも私は人数増の対策、これを取っておく必要があると思います。先ほど副大臣の御答弁の中にも増員も含めて考えたいという答弁がありましたけれ...全文を見る
○緒方靖夫君 今、おっしゃられた工業所有権協力センターの職員の構成はどうなっていますでしょうか。
○緒方靖夫君 構成です。
○緒方靖夫君 特許の申請というのは秘密保持が非常に大事なんですけれども、秘密保持への配慮は、そういう作業の中で、外注の場合、どうなっていますでしょうか。
○緒方靖夫君 大臣、今お聞きのように、要するに、外注をしているところには民間企業から出向という形、あるいは民間企業のOBが大多数を占めているという状況があるわけですね。  審査官は国家公務員です。そして、守秘義務が課せられて当然ですね。今、法律によってそういう企業からの出向者あ...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、そこのところが非常に大きな問題だと思うんですね。これは、幾ら法律で決めても、自分の出身企業あるいは関係のあったそういう企業に対して、今こういう審査が行われている、あるいはこういう分野でこういう新しい発明が届け出られている、そういうことというのは伝わるものなんで...全文を見る
○緒方靖夫君 大体あれですか、八十五億と五十五億合わせますと百四十億ぐらいになるでしょうか。それだけの予算が審査をするための外注の予算に使われているわけですね。ですから、例えば百四十億として、これを例えば国家公務員を審査官として雇用をするということを考えたときに、一人当たり一千万...全文を見る
○緒方靖夫君 世界で特許申請を外注している国ってあるんでしょうか。
○緒方靖夫君 私は、例えば先進主要国の中ではアメリカを始めとしてそういうことはやられていないと聞いております。ここもやはり正確を期す必要があると思いますので、今御答弁はその程度だと思いますけれども、きちっと正確に調べていただきたいと思います。  私は、こういう専門の審査官が対応...全文を見る
○緒方靖夫君 職務発明について伺いたいんですけれども、青色発光ダイオードの開発者である中村修二カリフォルニア大学教授が出身企業の日亜化学工業を提訴したのは、アメリカの研究者から日本の研究者は企業の奴隷か、そう言われたことがきっかけになったというふうに伺っています。企業内研究者の発...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、弁理士法の改正案について伺いたいんですけれども、弁理士が民事訴訟実務を担当するために弁理士会の研修や国の認定試験を受験させるということですけれども、現在日本全国に先ほどから言われているように四千五百人の弁理士がおりますけれども、特許申請数の増加で極めて多忙な状...全文を見る
○緒方靖夫君 中小企業の弁理士の活用についてなんですけれども、知財協会の会員の大企業と比較しても、ライセンス契約やソフトウエアなどについての弁理士の不足感は非常に顕著になっていると思います。また、ちょっとした相談相手としての弁理士の利用は大企業と比較しても中小企業ではまだまだ低い...全文を見る
○緒方靖夫君 半導体集積回路、ICを発明したアメリカのノイス博士は、その基礎となったプレーナー技術の特許出願を担当した特許弁護士が、このアイデアで何かできることはないのかと、その一言からそこに至ったと、発明に至ったと、そういうそのアドバイスの大切さを述べておりますけれども、ICの...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
04月08日第154回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第6号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  杉浦副大臣と外務省にお尋ねしたいんですけれども、一つはイスラエル・パレスチナ紛争の問題なんですが、これについては国連安保理決議一四〇二、これは停戦とイスラエル軍の即時撤退という内容だと思いますけれども、更にそれを遅滞なく実行をすること...全文を見る
04月18日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第11号
議事録を見る
○緒方靖夫君 この法案については、今日の国際経済の流れの中で、時間、コストの低減を図るという当然のことであって、賛成です。  今回は、日本とシンガポールの貿易国間において相手国の製品の技術要件をお互いに受け入れるというものですけれども、この方向をこれから広げていこうという、そう...全文を見る
○緒方靖夫君 万が一、あってはならないことですけれども、相手国の検査が不十分などの理由で日本に輸入された製品に瑕疵が発生した場合、経済産業省の消費者保護の体制あるいは相手国のシンガポールへの通知の体制、これはどうなっているかをお伺いしておきます。
○緒方靖夫君 今、私最近聞いたんですけれども、電機業界ではワン、ワン、ワン構想というものがあるというんですね。これは犬の話じゃありません。ワンスタンダード、一つの規格、ワンテスト、一つの試験、ワン・プロダクト・アプルーバル、一回の製品認証、こういうことなんですね。それで、この構想...全文を見る
○緒方靖夫君 二国間の自由貿易協定が今後広がっていくということは当然想定されるわけですね。その場合、機器の相互承認が、前回はEU、そして今回はシンガポール、そして今後広がっていく。そうすると、次々と海外の適合性評価機関による認証マークが日本市場に各種いろいろ現れると、そういう現象...全文を見る
○緒方靖夫君 世界の趨勢としてグローバル化は避けられない趨勢に、情勢にあると思います。そこで重要なことは、その流れの中で、国際協調しながら日本の産業をしっかり守っていく、そして国民の暮らしをしっかり守っていく、そこが肝心だと思います。この間も、大臣とのこの委員会での議論でも、空洞...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣は、先ほど台湾などとの二国間協定の可能性も述べられました。  私は、将来、台湾、韓国、あるいは場合によっては中国、そういう自由貿易協定が締結されるということが当然想定されると思うんですね。時期はいつか分かりません。その場合、日本企業は労賃コストあるいはまたその...全文を見る
○緒方靖夫君 今日の流れの中で、国際経済協力を進める上で国際協調と経済主権を守る、この二つが肝心だと思います。憲法には、「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」という平和的生存権の精神、これが書かれていますね。それから、「...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう方向だろうと思います。  そして同時に、小泉総理の示された構想に対してシンガポールのゴー・チョクトン首相は、構想の一部に全面的に賛成でない国があるかもしれないという形で暗に批判をほのめかしていますね。あるいは現地の新聞等々はもっと厳しく、あいまいな地域協力...全文を見る
○緒方靖夫君 その点で、やはり状況が日々刻々変わっているということが言えると思うんですね。  私、経済産業省にIT不況の実態を示す調査を求めました。大企業のものはそろうわけですね。しかし、じゃ中小企業、IT関連の下請中小企業の実態はどうかというと、その調査はないというんですね。...全文を見る
○緒方靖夫君 地方局でもつかんでいるとは思いますけれども、しかし十分つかんでいるかどうか、そのことは非常に私疑問だと思います。それは東京の例を見てもそのことを痛感したからですね。ですから、大臣の御指示せっかくあるわけですから、この機会にやはりそういう状況をきちっとつかむということ...全文を見る
○緒方靖夫君 その調査を是非お願いしたいということを要望しておきます。  もう一つ、私、提起しておきたい問題があるんですけれども、それは大企業の内製化の実態なんですね。  ある中小企業主からこういう話をお伺いいたしました。それはこう言いましたね。ある大手家電メーカーの一次下請...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございます。  時間です。終わります。     ─────────────
04月22日第154回国会 参議院 本会議 第19号
議事録を見る
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案について、とりわけ本改正案の中心テーマである持株会社の解禁問題について、関係大臣並びに公正取引委員長に質問いたします。  今回の改正は、戦後半世紀にわたって禁止してきた純...全文を見る
04月24日第154回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第7号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  私は、若干の意見を表明させていただきたいと思います。  まず、先ほどから話になっているイスラエル、パレスチナの紛争の問題なんですけれども、現地からいろいろ話を聞いても、また外務省からお話を伺っても、正に戦争状態にあるという大変な事態...全文を見る
○緒方靖夫君 一言だけですけれども、私は、アメリカの外交政策、そう広げなくても、こう狭く、今のパレスチナ、イスラエルの局面だけいっても随分ぶれがあると思うんですよ、揺れが。だから、一貫性があってそこで安心して見ていられるという状況ではないだろうと思います。  ですから、例えば、...全文を見る
04月25日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第13号
議事録を見る
○緒方靖夫君 本法案の審議に入る前に、一つお伺いしたいことがあります。  先日、私は、生活困窮者に対して電気、ガスの滞納等々によって機械的に切らないでほしいと、そういうことを事業者に対して大臣からもいろいろ尽力していただきたいという、そういうことをお尋ねいたしました。  大臣...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございます。  それでは、本来の改正案に関連した質問をさせていただきます。  改正案の起点となった九七年の独禁法改正では純粋持ち株会社の設立が認められ、この五年間に数多くの純粋持ち株会社が生まれました。一体、大企業が持ち株会社の創設に進む目的がどこにあ...全文を見る
○緒方靖夫君 経団連の弓倉競争政策委員長、この方が、朝日新聞の、これはちょうど当時、これが問題になった当時ですから、九六年の二月七日付けなんですけれども、そこにこういうふうに書かれているんですね。「純粋持ち株会社が認められれば、子会社ごとに賃金や労働条件の格差をつけやすくなる。子...全文を見る
○緒方靖夫君 日本経済を取り巻く環境、それが確かにグローバル化、多角化しているということは明らかです。しかし同時に、今、大臣がおっしゃられたことというのは、結局、そういう下で大きな企業がどうやって生き残るのか、効率よく彼らの事業を進めていくのかということについて、その理屈をお認め...全文を見る
○緒方靖夫君 しかし、実際、企業の側が非常に大きなメリットとしてリストラをしやすくするとあけすけに述べているという、そこのところは争えない事実だと思うんですね。  被害を最大限少なくする、そのために行っていることだと、それは一つの理屈かもしれません。あるいは雇用の安定を図る、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、ただいま一面はそうだとか、あるいは現象としてはそういうこともあるというふうにおっしゃられました。私、これもう既に、五年前のものですけれども、この報告書を見ても、やはり非常に今進んでいることが予見されている、そう思うんですね。  この報告書の中に、こういうくだ...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、その点は、私は実例を見るのが一番早いと思うんですね。  電機分野で見ますと、この間、多くの大企業が連結納税制度の導入を待って全面的に持ち株会社化しようとしております。IT不況での経営責任を棚上げにしたまま、合計すると十七万人に上るリストラを計画しております。...全文を見る
○緒方靖夫君 厚生労働省に伺いたいと思います。  純粋持ち株会社の場合、その機能は子会社や企業グループの事業活動の管理機能に特化されるので、それを通じて子会社の労働者の労働条件や雇用を決定する機能が強化されます。持ち株会社の下で事業部門が子会社化されると、労働者は子会社に属する...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほども指摘したように、持ち株会社化されると、事業活動を担う子会社に属する労働者にとっては大きく言って二つの問題が起こります。一つは、子会社ごとの労働条件、処遇の格差の拡大、二つ目に、経営譲渡、会社分割や事業閉鎖に伴う整理解雇という問題が起こります。  厚生労働省...全文を見る
○緒方靖夫君 今年度そういう調査を行うということなんで、やらないよりはいいわけですけれども、これはやっぱり、この間非常に持ち株会社が急速に進んで、大きな問題が既に進行しているわけで、私はこれは非常に大事だと思うんですね。  例えば、こういう事例があるわけですね。在日外国銀行のコ...全文を見る
○緒方靖夫君 ただいま、調査し分析すると、そしてその対策を打つという答弁をいただいたと思います。これしっかりやっていただくことが、私は今本当に数多くの問題が、新しい問題が、新しい種類の、質的にも量的にも新しい問題に出会っていると思います。ですから、その調査を是非急いでいただきたい...全文を見る
○緒方靖夫君 難しい問題があるということではやはり困るわけで、私はこの問題、先ほど言いましたけれども、やはり新しい局面で、日本を取り巻く環境も大きく変わっている。その中で新しい問題が生まれている。そしてまたリストラ、逆に言えば解雇、この問題というのはやはり非常に量的にも質的にも大...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
05月21日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第14号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  私は、先月二十五日の質問の際に、持ち株会社関係における労働者の雇用と労働条件について質問いたしました。本日は、労働組合の純粋持ち株会社に対する団体交渉権の問題について伺いたいと思います。  初めに、厚生労働省に尋ねたいんですけれども...全文を見る
○緒方靖夫君 直接の雇用は当然です。同時に、親会社の場合についてもという話がありました。そこが問題なわけですけれども、私、前回も指摘いたしました旧労働省の持株会社解禁に伴う労使関係懇談会中間とりまとめ、これがあります。  その中では、今触れられたと思いますけれども、持ち株会社の...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう今るる言われた使用者性が高い場合には、今、私が指摘したことが認められると、そういう答弁だったと思います。それは非常に大事な点だと思うんですね。  私、そういう旧労働省の中間取りまとめ、それに加えて学説的にもどうかということを調べてみました。純粋持ち株会社と...全文を見る
○緒方靖夫君 確かに個別具体的なんですよね。しかし同時に、先ほど一般論としてもずっとお話ししてきましたけれども、当然、先ほども高い使用者性が認められる、ここで繰り返しませんけれども、例を述べながら、そう述べられたというのは非常に大事な点だなと、そういうふうに思うわけですね。  ...全文を見る
○緒方靖夫君 いいかどうかなんて聞いていないんですよ。今私が述べたNTTの代表が国会で責任を持って述べたこと、それについて、それをまじめに履行しているとお考えかどうかということを大臣にお伺いしているわけです。なぜ大臣に聞くかといえば、NTTの監督官庁の責任者だからですよ。
○緒方靖夫君 私は、大臣、現時点で御存じない、その認識がない、御存じないということですね。知見がないということですかね。  その現状について、私、それではここで述べたいと思いますけれども、やはり私は、監督責任の中にはそうしたことについても知った上でやはりきちっとした形で正してい...全文を見る
○緒方靖夫君 そうすると、お尋ねしますけれども、政府の中で責任持っているのはどこなんですか。
○緒方靖夫君 私は、この問題、非常に大事な問題なんですね。政府が最大の株主であって、しかもNTTの関連法は総務省が、現在の総務省がこれに責任を負うとなっているわけですよ。そして、その責任者が総務大臣なわけですよね。ですから、私は、大臣がそういう立場でおられるんだったら、大臣の立場...全文を見る
○緒方靖夫君 今、大臣言われたように、労使交渉についてどうかというふうに聞いたことがあると。つまり、関心を持っておられるわけですよね。そして、その返事はしっかりやっていると、だから安心したとか良かったと思われているわけでしょう。  私は、そうじゃないと、そういう現実じゃないとい...全文を見る
○緒方靖夫君 いいですか、大臣、NTTの経営戦略というのは労働者がいて成り立っているわけですよ、多くの部分は。だからリストラをどうする、配置をどうするとなるわけでしょう。それに対して、経営の問題だけ関心を持っている、労使関係はとやかく言う立場でないと。私はこれは間違っていると思い...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣こそ自分の責任をはっきりわきまえて発言していただきたい、ここは国会の場ですから。総務大臣がですよ、総務大臣がですよ、労使関係は一切関係ないと、労使でやってくれと、そういう答弁をしているわけです、結論的にはそうでしょう。それが本当に正しいのかどうか、問われますよ。...全文を見る
○緒方靖夫君 私が述べているのは限られた時間の中で一部の話ですから、当然それで、それをもって、あるいはこの言葉をもってこうだと言えないのは当然ですよ。しかし、私は、その実態を最も象徴的に表す事実を、あるいはその言葉を紹介しているわけですね。  ですから、私は、そういう点でいえば...全文を見る
○緒方靖夫君 具体的にはそういうことになっていくと思いますよ。裁判とかそういう方法があると思いますし、開かれていると思います。  しかし、私が提起しているのは、民間会社でどうこうという、それだって厚生労働省は無関心でいられないはずですよ。だから、先ほど言われたような形で調査を行...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、この純粋持ち株会社の問題点についてこの間随分いろんな議論をしてまいりました。そこで一番大きな問題だと思うのは、結局、リストラ、これをどんどん進めやすくする、そういう体制を作るということなんですね。  端的に言うと、NTTの場合にはこういうケースなんですよ。そ...全文を見る
○緒方靖夫君 最後。
○緒方靖夫君 大臣ね、私言っているのは、経営戦略には関心持つ、NTTの利益がどうあるかについては関心を持つ、そう言われました。しかし、その基にあるのは労使関係だし、それについて関心を持たれない、そのことはおかしいと思いますし、こういう今私がるる述べた実態があるということ、今後よく...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  本改正案は、戦後半世紀にわたって禁止してきた純粋持ち株会社を解禁した一九九七年の法改正後、五年見直しの附則を受けて提出されたものです。この五...全文を見る
05月22日第154回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第8号
議事録を見る
○緒方靖夫君 私は、イスラム社会にとって非常に大きな影響を持つ問題として、今も続いているアフガニスタンの戦争の問題について述べたいと思います。  ちょうどインド洋に昨年十一月二十五日に海上自衛隊の護衛艦が派遣されて、そして半年間更に延びると、そういうことも最近決定されているわけ...全文を見る
05月27日第154回国会 参議院 予算委員会 第20号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  まず、瀋陽総領事館の事件について尋ねます。  五人の皆さんが韓国に無事到着したことを本当に喜んでおります。  この事件は日本の外交が鋭く問われた問題であり、総理に総括的にお伺いしたいと思います。  一時間にわたる事件の展開で決定...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう問題じゃないと思うんですね。私は、この行為の持つ決定的な意味というのは、国際常識でも、また国連の専門機関の解釈でも、日本政府が亡命受入れを拒否した、このことにあると思うんです。手紙を突き返した行為は、亡命希望者を失望させただけじゃありません。中国との交渉でも...全文を見る
○緒方靖夫君 正々堂々としていませんよ。隠し事をするとか、あるいは大事なことを報告しないとか、それが正々堂々とした態度か、そう思いますよ。そして、私は、事実に立脚しなければ、国民の支持、信頼を得た外交にとって一番肝心なそうした活動ができるわけがない、そう思います。そして、その点で...全文を見る
○緒方靖夫君 現地ももちろん大きな問題があります。しかし、本省で何を検討するんだか、二十分間。現場で一人でいたって、一人の外交官が、こんな事態になったら、それは即座に判断して、駄目だ、出ていけ、そういうことだって言えるわけですよ、その認識さえあれば。それを一切発していない。私はこ...全文を見る
○緒方靖夫君 長々と答えられましたけれども、この報告書というのは別にそこに争点を当てたものじゃないですよ、いろんなこと書いてあるじゃありませんか。  総理、総理にお尋ねしているんですよ。この報告書、国民がこれほど不信を持っている報告について、しかも外務省を改革する、その点で、私...全文を見る
○緒方靖夫君 いや、総理、全く情けないですよ。私は、そんなことでは、外務省、これだけ不信を招いている外務省、その改革を進めるということは大変難しい、無理だと思います。  結局、こうした事態というのは、現場でもそうだし、本省だって即時に判断しない、その問題というのは、結局、日本政...全文を見る
○緒方靖夫君 これも全く情けないですね。  では聞きますけれども、九二年、佐川急便事件などで国民の批判に自民党がさらされたときに自民党が作った「政治改革の基本方針」というものがあります。(資料を示す)  ここにありますけれども、この中には何て書いてあるかというと、「党の自浄能...全文を見る
○緒方靖夫君 やってないじゃないですか。調査をやっているのは野党ばかりじゃないですか。野党が共同して……(「政倫審でやったじゃないか」と呼ぶ者あり)とんでもない、そんなの調査にならない。  ですから、調査は野党ばかり。そして成り行き、世論任せ。私は、これこそ自民党の無責任さを象...全文を見る
○緒方靖夫君 これは、宗男の宗、そして建設業者の建から一字ずつを当てた宗建会という組織の関係資料です。  鈴木氏の地元選挙区の釧路・根室管内に出先事業所を持つゼネコンだけで組織されたものです。宗建会は、鈴木氏が北海道開発長官に就任する一月前、つまり一九九七年の八月に結成されたも...全文を見る
○緒方靖夫君 この宗建会の会員のゼネコンは、釧路開発局建設部が発注する地元の公共事業の多くを受注しております。例えば、同建設の釧路港湾建設事務所が二〇〇一年度に発注した一億円以上の公共工事、十五件ありますけれども、その八〇%の工事を宗建会のメンバーが受注している。これだけでも異常...全文を見る
○緒方靖夫君 これから私の述べることをよく聞いていただきたいと思います。  実際、入札に関してはこんな証言があるんですよ。宗建会に加盟していないあるゼネコンの役員が公共事業発注元の事務所を訪れました。そうしたところ、おたくは宗建会に入っているのか、いないのか、それを聞かれて、開...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、現地で起こっている事実を今ここで述べております。ですから、その問題についてはそう言われるんだけれども、しかし私は、実際に起きている事実、このことをここで述べて、そしてこれでいいのかということを述べているわけですね。  問題はそれだけじゃありません。まだありま...全文を見る
○緒方靖夫君 総理、あってはならないことが現に起きている、そして私たちがそれを調査して、そしてこういう事実があるということを、ここでその一端を紹介いたしました。  ですから、実際にあってはならないことが起きているわけで、したがって、そういう疑惑が抱かれないようにされると言いまし...全文を見る
○緒方靖夫君 業界が献金を慎む、これは当然のことだと思います。そして、もらってもいけないと思います。  しかし、私は、この事態というのは、ムネオハウスで多くの問題がありました。業者の選定に際して、地元の特定の業者に工事が受注できる、そういう手法が取られました。私は、今述べたこと...全文を見る
○緒方靖夫君 調査してください。
○緒方靖夫君 よろしいですね。
○緒方靖夫君 じゃ、扇大臣、そのきちっとした形で、大臣の責任で……
○緒方靖夫君 大臣の責任で、きちっとした形で調査していただく、このことはよろしいですね。お願いいたします。  そして、こうした鈴木氏の利権・談合組織、これは宗建会だけじゃないんですよ。一生と書いてイッセイ会と読む、そういう組織があります。鈴木氏と一生付き合ってくれ、そんな意味な...全文を見る
○緒方靖夫君 野党案についてはいかがですか。
○緒方靖夫君 私は、やはりこの問題が根本問題だと思います。鈴木氏の問題もそうだ、加藤氏の問題もそうだ、そしてまた、この参議院の前議長の井上氏の問題もそうですよ。  ですから、この問題をきちっとする、このことが肝心です。それをしっかりやる、このことが、私は、政治と金の問題、今国会...全文を見る
07月11日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第23号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  本題に入る前に、今大きな問題になっております豊島区の池袋駅前の場外車券場設置問題について質問したいと思います。  去る六月十一日、車券場の運営会社でありますアレッグ・サテライトが池袋駅東口に一千平米のビルを建て、川口オート、西武園競...全文を見る
○緒方靖夫君 今一番問われていることは、自治体、住民の一致した声に国が、そしてまた大臣がどうおこたえになるのか、その点にあると思います。  計画予定地は、ここにちょっと小さい地図ですけれども地図を持ってまいりましたけれども、これが池袋駅で、すぐ、その徒歩一分のところに建つわけで...全文を見る
○緒方靖夫君 そこで、私はこの件で私自身も調べて随分不可解なことがあるということを痛感しております。その一端をここで述べさせていただきますけれども、一つは計画予定地周辺の町会の意向についてなんですね。  現在、周辺五町会のうち一つは明確に総会をもって反対の意思表示をしております...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、同じことを農水省にお聞きしました。つまり馬券、場外馬券売場ですね、同様の説明でした。つまり、こういうものを作るときに、区長、区議会、反対したらできない、これが国土交通省のケース、そしてまた農水省のケースなんですよね。ですから、なぜ経済産業省だけそうなっているの...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほど同僚議員から、平沼大臣は将来の首相候補だというお話もありました。私は、そういう信頼をこういうケースで、具体的なケースで裏切ることがないように、慎重に今おっしゃられたように対応していただき、区長始め区議会、それから区民、住民の皆さんが満足いく、そういう結論が出る...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣は今、減免付融資制度について反省するべき点があったとおっしゃられました。私、これは非常に大事な点だと思うんですね。  それで、私たちはずっと反対してまいりましたけれども、例えばこれは一九七六年の会計検査院、その指摘でもやはりこれはおかしいということが言われてい...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、その点でやはり政策判断の誤りがあったと、そのことは率直にこの際認める必要があると、こう思うんですね。これはなかなか勇気の要ることだと思います。  大体歴史にイフという言葉は禁物ですけれども、もし以前に、会計検査院が指摘した当時にそれを検討し、八〇年ごろこれを...全文を見る
○緒方靖夫君 その点で、私、その反省を実らせるという点で一つ具体的な問題を出したいんですけれども、減免付融資制度とセットで実際上機能していたと思いますけれども、いわゆるワンプロジェクト・ワンカンパニー方式、これがやはり開発会社を乱立させたということになってきたと思うんですね。一九...全文を見る
○緒方靖夫君 具体的にはどういうことですか。会社を整理していくということですか。
○緒方靖夫君 その点をきっぱりさせるということがやはり私は具体的な反省の裏付けになっていくだろうと、そういうふうに見ております。  法案は、公的資金が七割を占める制度を廃止しても五割までの出資制度は残すことになるわけですね。したがって、大臣が繰り返しおっしゃられるように、その点...全文を見る
○緒方靖夫君 ゼロですね。行革特当時の公団の欠損金は簿価では確かにゼロだったわけです。そして、当時の損失は百四十三億円。以降、事業規模が拡大するにつれて損失も拡大してきました。  現在、公団に対する国民の批判は様々ありますけれども、その一番大きな一つは赤字体質に向けられておりま...全文を見る
○緒方靖夫君 平成十二事業年度における石油公団の融資の損失額は幾らですか。
○緒方靖夫君 石特会計等から石油公団へ今まで投入された探鉱出融資事業のための出資累計と損失累計は幾らになりますか。
○緒方靖夫君 これ、ずっと数字聞いていきますと、そうすると、公団の資本金の大体三五%ぐらいですか、が毀損している事態でありまして、損失累計がだんだん正味資産の七千八百億円に迫っていくという、そういう事態であるということが分かると思います。  そこで、石油公団の財務諸表は、回収見...全文を見る
○緒方靖夫君 同様に、事業継続中のプロジェクトについて、長期未収金、当期棚上げ利息及び累計棚上げ利息はそれぞれ幾らになりますか。
○緒方靖夫君 事業終結済み及び継続中の累計棚上げ利息の将来の見通し、これについてお伺いします。
○緒方靖夫君 一般勘定の区分にあります投融資損失引当金と債務保証損失引当金の当期の取崩し額はどのぐらいになりますか。
○緒方靖夫君 債務保証。
○緒方靖夫君 それから、平成九事業年度から平成十二事業年度に掛けての投融資損失引当金の取崩しの累計額は幾らになりますか、四年間の分です。
○緒方靖夫君 私、手元に旧総務庁の平成十一年の石油公団についての報告書を持っているんですけれども、これを見ますとこう書かれております。投融資損失引当金の取崩し実績は、年度により増減はあるものの、増加傾向にあり、平成八年度には過去最高の四百九十二億円となったと、そう述べられているわ...全文を見る
○緒方靖夫君 つまり、この間の会社の整理、そのためにかなりのお金が使われたということが原因ですか。そういうことですね。  それで、私、いわゆる直接償却だけでも公団創設以来八千百六十億円を取り崩して石油開発会社の損切りをしている、そういう実態がこの間浮かび上がってまいりましたけれ...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、こういう事態というのはやはり民間会社だったら到底考えられないと思うんですね。つまり、資本金の三五%も毀損するという、そんなことが起きたときにその経営者は何を問われるか、これはもう非常にはっきりしていると思うんですね。ですから、国だから、あるいは国がかかわってい...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣から大変長く御答弁いただきましたけれども、大変珍しく没論理の御答弁だったと思います。  つまり、みんなで頑張ったと、国のニーズでやったと、だからという話ですね。民間会社だって社会のニーズでみんなで頑張ってやって、その結果の責任問われているわけですよね。ですから...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、今、長官の話聞かれたと思うんですが、要するに、これからの見通しとして、今後十年間に、良ければ六千二百億ぐらいのプラスになる、悪ければ四千六百ぐらいのマイナスになると。これ、一兆円余りのレンジの話なんですよね。そのぐらいのことが今ここで述べられたわけですね、既に...全文を見る
○緒方靖夫君 時間ですので、終わります。
07月16日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第24号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  今日は、三人の参考人の先生方、本当にありがとうございます。大変有益な話を伺いました。  最初に、岡部先生にお伺いしますけれども、国のバックアップなしでは困難というお話がありました。そのとおりだと思うんですね。これだけ大きな事業になり...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。  森田先生にお伺いしますけれども、今の話の延長の話にもなるんですけれども、アメリカに長い間滞在されて、その視点からごらんになって、日本の外交あるいは資源外交で感じられることについてお伺いしたいと思います。
○緒方靖夫君 舘澤先生にお伺いします。  私も先日の委員会の質問で、結局、石油公団の大きな問題点について減免付融資、それとワンプロジェクト・ワンカンパニーという、そのことが問題だったということを指摘しました。平沼大臣は、深く反省すべき点が多々あるということを答弁しておりました。...全文を見る
○緒方靖夫君 森田先生にお伺いしますけれども、石油公団の資産処分等々がいろいろ議論されておりますけれども、国民の財産ということになります。それから、国民に対する説明責任ということもありますし、国民がそれにどう関与するのかということもあると思うんですね。  その点で、アメリカでの...全文を見る
○緒方靖夫君 最後に、岡部先生にお伺いしますけれども、今度の法案が採択されれば、結局減免付融資はなくなるということになります。それから、今話になっているワンプロジェクト・ワンカンパニーについてはどうなるかということははっきりしません。私も先日、大臣にお聞きしましたけれども、それを...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。終わります。
○緒方靖夫君 私は、今日はいわゆる資源外交について質問したいと思います。  平沼大臣は石油は戦略物資ですので外交が非常に大切だと話されておりますけれども、それはそのとおりだと思います。大臣は、この間、イランのアザデガン油田の優先交渉権の獲得を行い、また九月に国際エネルギーフォー...全文を見る
○緒方靖夫君 今、大臣もおっしゃられましたけれども、また同時に、先ほどから話出ておりますけれども、アラビア石油がサウジアラビアの石油採掘権失効の経緯ありましたけれども、それを思い起こすわけです。交渉が難航した、そしてアラビア石油が通産省に駆け込んで、当時の与謝野、深谷両大臣がそれ...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣が先任者に対してとやかく言うのは非常に難しい立場であるということはよく存じておりますので、あえてそれ以上申し上げませんけれども、私は、資源外交ということでいえば、やはり国が責任を持つ、そしてまた担当大臣がその点でしっかりと責任を持って仕事をする、そして産油国との...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほどから話になっておりますイランのアザデガン油田交渉についてなんですけれども、今年に入ってからの交渉の進捗状況についてお伺いしたいと思います。
○緒方靖夫君 九月というのが一つの局面ということは分かりました。  それで、私、アメリカとの関係なんですが、お尋ねしたいんですけれども、昨年八月に有効期限が来たイラン・リビア制裁法というのがありますけれども、それが昨年七月にアメリカの上下両院で延長が可決されたと。そして、その一...全文を見る
○緒方靖夫君 御存じのように、アメリカはブッシュ大統領のこの一月の一般教書演説の中で悪の枢軸ということで幾つか挙げた中で、三つ挙げた中でイランを名指ししているわけですね。ですから、そういったことでいうと、ILSAは延長されたと、五年間延長されているわけですけれども、これからも続く...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣は今とても大切なことを言われたと思います。正に日本とアメリカというその関係から、日本がイランに対して、向こうも友好的なわけですから、こちらも友好の手を差し伸べるという、そういったことで独自の関係を築くというのは非常に大事なことで、ですからそれを是非やっていただき...全文を見る
○緒方靖夫君 是非やはり、小泉首相という方は、いないところで言うのはあれですが、ほとんど分かっていない人ですよね、こういう問題について、はっきり言って。ですから、そういうことについてはっきりと、利害もあるわけですから、資源外交をしっかり進めていくという責任があるわけですから、やっ...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣としてはそう言っておかなければならない立場だと思いますけれども、やぶさかでよろしくお願いしたいと思います。  結局、日本とアメリカとの関係ということを言う、それからまた資源ということでいうと、この間、私はちょうど振り子のような関係を作ってきたと思います、ちょっ...全文を見る
○緒方靖夫君 一生懸命やってきたと、だからという、前回もそういう話があったと思うんですけれども、私は、一般庶民に対してはそれは認められると思うんですよ、大いに称賛されるべきだと思うんですけれども、国に対してはそれはいただけないと、そう思います。やはり戦略がなければならないし、大臣...全文を見る
○緒方靖夫君 一定の距離は確かに地図を見るとあるんですけれども、しかし大きな油層ですから、つながっていないとは断言できないわけですよね。  そうしますと、何が起こるかというと、正に悪の枢軸というふうに名指ししているイランに今あって、イラクにもつながっている可能性がある。そして、...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、それでいいんですか。
○緒方靖夫君 当面つながっていないとしても、事実はどうか別として、イラクがつながっていると主張し始めて、そういうことが起こり得るわけですよね、はっきり言って。これは否定するのは非常に難しい事態ですよ、はっきり言って、そうなったときに。  私、思うのは、結局イラクと非常に限定的な...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、その程度では大変情けない答弁だと私ははっきり言って思いますね。やはり独自に安定的な、せっかくそれだけ大きな石油の利権、それを目の前にしているわけですよ。ですから、そのときにそれをいかに安定的に確保していくのかという、そういう立場から物事を考えるのがやはり私は国...全文を見る
○緒方靖夫君 何というか、日米間にすき間ができたときに動けるということなんでしょうか。ちょっとがっかりするような話でありますけれども、それが現状なのかと言い聞かせるような感じにならざるを得ないですね。  私は、これからやはり資源外交を考えたときに、中近東ですか、伝統的な、そこの...全文を見る
○緒方靖夫君 石油について言うと、中東の依存度というのは一時は六〇%ぐらいまで下がったということがありますけれども、またずっと上がってきているということがあると思います。ですから、それをアジアや中国とかインドネシア、ASEANとかそういうところに広げていくということも、また中央ア...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
07月18日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第25号
議事録を見る
○緒方靖夫君 行革推進事務局が今年三月に、公益法人の在り方に国民の批判が相次いでいるということを踏まえて、制度の抜本的な見直しを図る閣議決定を行いました。今日は、それに関連して、林野庁所管の公益法人が引き起こした談合事件について質問したいと思います。  まず、事実関係についてで...全文を見る
○緒方靖夫君 なるほど、その林野弘済会や林業土木コンサルタンツといった林野庁所管の公益法人が中心になって九七年四月ごろから談合を繰り返していたと、そういう重大な事件だということがよく分かりました。  続けて、公正取引委員会にお尋ねしますけれども、今回の事件で排除勧告を応諾した十...全文を見る
○緒方靖夫君 ほぼ一〇〇%ということですね。結局、ほとんど総額にして、合計しますと、約四十億円に上る業務を受注しているということが明らかになりました。実に驚くべきことだと思うんですね。  公益法人というのは、本来、不特定多数のものの利益の実現を目的としなきゃならない、そういう団...全文を見る
○緒方靖夫君 今回の事件に関する公正取引委員会の排除勧告書によると、勧告を受けた十五社のうち、林野弘済会や林業土木コンサルタンツなど十社は、国有林野測量事業協力会と称する団体のメンバーであって、談合は、この協力会の事務局に受注予定者を決定するための連絡業務を行わせるなどを繰り返し...全文を見る
○緒方靖夫君 結局、受注予定者を決めるための会合を開くとか、あるいは受注希望者の順番管理まで行う、そういうことが行われていたと。  この協力会というのは実際は談合組織そのものではないかと思わざるを得ないわけですね。林野庁は、林野弘済会や林業土木コンサルタンツ等がこのような組織を...全文を見る
○緒方靖夫君 長官、ごまかしちゃ駄目ですよ。  聞いたと、そういう話じゃなくて、これは公正取引委員会の調査の結果でも、協力会という組織は一九八〇年に林野庁の青森分局の指導、助言を受けて結成された団体なわけですよ、親睦団体でも結構ですが。つまり、官製の団体である、このことははっき...全文を見る
○緒方靖夫君 長官、そういうことをはっきり言えない理由というのは、私はこういう談合、まあ官製組織ですね、そこに特定の政治家が密接に絡んでいた、そのことを御存じだからじゃないんですか。
○緒方靖夫君 果たしてそうか、資料を配付していただきたいと思います。    〔資料配付〕
○緒方靖夫君 私は、今回の談合事件で公正取引委員会から排除勧告を受けた業者と政治家のつながりについて調べてみました。すると、林野庁OBで農水副大臣を務めた自民党の松岡利勝衆議院議員との密接な関係が浮かび上がってまいりました。  配付した資料、それは松岡議員の資金管理団体、松岡利...全文を見る
○緒方靖夫君 長官、無責任ですよ、それは。  あなた方の指導の下で作られた、その団体が談合をやって、そうした献金をしているわけでしょう。私は、あなたの首が懸かるような、そういう事案に発展する、そういう問題だと思っていますよ。  松岡議員は、これら業者から献金を受け始めた九六年...全文を見る
○緒方靖夫君 長官、私はこれはきちっと調査すると、そのことを約束していただきたいと思うんですよ。  少し具体的に言いますけれども、事は公益法人が談合で四十億にも上る不当な利益を上げ、その一部を林野行政に大きな影響力を持つ松岡議員に還流させていたという、要約して言えばそういう事案...全文を見る
○緒方靖夫君 長官、駄目ですよ、それじゃ。  ちゃんと調査する。公益法人についてやるのは当たり前ですよ。しかし、同時に、公益法人が一緒になって作っている協力会がそういう行為をしているわけですから、私が今具体的に挙げた調査項目ぐらい、ちゃんとあるわけですから、おたくに。調べてくだ...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、長官がそういう答弁を繰り返すならば、長官自身にとって重大な事態になるということをはっきり述べておきますよ。もう一回繰り返しますか、同じ答弁を。はっきり言ってください。
○緒方靖夫君 石原大臣、最後にお尋ねしますけれども、こういう事案があるわけで、大臣の職務はいかに重いか、また大きな責任を負われているかということを私は痛感するわけです、改めて。  それで、私は、こういう談合事件に象徴されるように、公益法人と政治家の関係、癒着の関係の見直し、これ...全文を見る
○緒方靖夫君 時間ですので終わります。
○緒方靖夫君 先日の質疑で減免付融資の廃止の理由として、開発会社の資本金の七割が公的融資で占められるという、その辺に甘さがあったということについて指摘し、大臣もそれについて、それはそうだ、その点では反省すべき点が多々あると、そういう御答弁されたと思います。  同時に大臣は、それ...全文を見る
○緒方靖夫君 私も大臣と意見が一致いたしました。私もそう思うんですね。  それで、同時にこの分野に限って言うと、それに加えて多数の同種企業の兼務、これがあるということを、私改めて、経済産業省からその省出身の役員の兼務状況の資料、大変大部なものなんですけれども、いただきまして、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 内訳を言っていただけますか、社長その他その他で、分かれば。
○緒方靖夫君 固有名詞はいいですから、社長が何社とか、そういうのが分かれば。
○緒方靖夫君 いいです、いいです、結構です。  二十四社と十二社ということですね。私数えてみたんですけれども、松尾氏については社長が十三社なんですね。それから若杉氏について言うと社長が八社というそういう状況でした。  現在、このお二方、何社の役員を兼務しているのか、少し述べて...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、今お聞きのように、一人の人間が、石油開発会社、これだけ多くの役員を兼務しているという現実があるわけですね。なぜそうなっているんでしょうか。
○緒方靖夫君 メリットもあるということのお答えだと思うんですがね。例えば、私調べてみたら、松尾氏の場合、サハラですか、会社の鉱区でいうと、サハラ、カスピ海、サハリン、チモール、アンゴラ、例を挙げたらそれだけ行くわけですよね。それだけの仕事を兼務して、果たして責任が持てるのか、その...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣は、笑いながら苦しい答弁をされていると思うんですよね。不可能ですよ、はっきり言って。私、聞きましたよ、そういう経験者に。それはもう無理です、回り切れませんと、もうそう認めているわけですよね。だから、大臣の答弁というのは正に架空の話であって、国会議員でそういうこと...全文を見る
○緒方靖夫君 その、今、大臣が言われたこと、大変大事だと思うんですよね。その大事な理由というのは、これが単に民間会社だったらどうしようと自由ですよ、その会社がどうなろうとまた自由なわけですけれども、しかしここは正に国費がつぎ込まれて行われているわけであって、形でいえば、公団は通常...全文を見る
○緒方靖夫君 これだけの実態があるわけで、大臣が御答弁されたようにやはり私は国の責任が問われる事態だと、その点でも思います。ですから、その点、さっき述べられたような形で、やはりきちっとその点は見直していただきたいということを述べておきたいと思うんです。  ちなみに、石油開発会社...全文を見る
○緒方靖夫君 ですから、大臣、結局役人出身の兼務というのが、民間でもそれに右へ倣えというふうになっている。それほど極端じゃないんですけれども、スーパーマンの度合いが少し少ないのかもしれませんが、そういうことがあるわけですよ。ですから、その点でもやはり国がその点をきちっと見直すとい...全文を見る
○緒方靖夫君 一社からそれだけの多く受け取ると、ほかの会社からは無給だと、そういう理解ですけれども、私はこういうケースで何社も遍歴した場合、いわゆる退職金の問題が出てくると思うんですね。数年間の役員報酬、退職金で見るならば正にウン億円とも言われる、そういう額にもなってくるわけです...全文を見る
○緒方靖夫君 会社がたくさんあると、何といいますか、兼務も増えるという関係もありますし、ですから、私は実態的には、大臣は否定されましたけれども、そういうことはあるのではないかと。引き続きちょっと研究してみたいと思いますけれども、大臣の方も是非実態を研究していただくよう要望しておき...全文を見る
○緒方靖夫君 私も調べてみたんですけれども、実態はもっと多いんですね。十一名おりました。後で必要ならば資料を差し上げますけれども、内訳は、中小企業庁長官が一名、資源エネルギー庁長官が一名、産業政策局長一名、通商産業審議官が八名、合計すると十一名になるわけですね。破綻した長銀に、少...全文を見る
○緒方靖夫君 決め付けることはできないと思うんですけれども、私も全部旧通産省が悪いなんと言っているんじゃなくて、もろもろの原因があって相なったと思うんですよね。しかし、その中に、やはりしかるべき部分、その部分がどの部分かということは議論があるとしても、その点は責任があるということ...全文を見る
○緒方靖夫君 それでは、破綻した石油開発会社の役員で退職金を受け取った人の中で自主的返納や減額を申し出た人はどのぐらいいますか。
○緒方靖夫君 私は、前回の議論の続きにもなるんですけれども、大臣は、みんなそのとき一生懸命やったと、国家のニーズでやったということを言われますけれども、やはり私は、こういう責任を感じてこういう行動を取る方が何人かおられるということは、やはりその責任を当事者たちが痛感しているからだ...全文を見る
○緒方靖夫君 「努める」と、つまり努力義務ということなんですけれども、私はこれは何の保証にもならないと思うんですよ。大臣が繰り返し言われたように、一生懸命やってきたということですよね、つまり、努めたということは。努力義務ですよね。ですから、私は、それでは済まない事態が起きて、今回...全文を見る
○緒方靖夫君 これは明文化されるんですか。
○緒方靖夫君 最後に、やはり私は、こういう、これは国民の財産ですから、この処分についても、今四点にわたって副大臣から御答弁いただきましたけれども、やはり明文化して、こうしたやり方について国会できちっと議論ができる、国会の関与ができる、そういう仕組みを作っておくことがどうしても必要...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、石油公団法及び金属鉱業事業団法の廃止等に関する法律案並びに独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構法案の反対討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が、減免付融資を廃止したものの、海外石油探鉱開発支援事業で莫大な累積欠損金を生んだ...全文を見る
11月07日第155回国会 参議院 経済産業委員会 第3号
議事録を見る
○緒方靖夫君 私は、ディーゼル車の排ガス規制について質問したいと思います。  先月末、東京大気汚染訴訟で東京地裁は、国、東京都、首都高速道路公団の責任を認める原告勝訴の判決を下しました。判決は、幹線道路から五十メートル以内に住む住民を対象に排ガスと健康被害との因果関係を認めて、...全文を見る
○緒方靖夫君 判決は、自動車排ガスによる人の健康への影響については高度の注意義務が課せられる、そうも指摘しております。七三年ごろにはぜんそくなどの呼吸器疾患の発症、悪化を予見することは可能だったんだと、そうも述べているわけですね。そのことも非常に大事な点だと思います。自動車メーカ...全文を見る
○緒方靖夫君 とりわけ首都東京の大気汚染、自動車排ガスによる汚染というのは本当に大変な状況です。それは、例えば環境省が発表した平成十三年度の大気汚染の状況というデータがあります。これはデータを見るだけじゃなくて、実体験として、二酸化窒素それからSPM、その排ガスを調査しているポス...全文を見る
○緒方靖夫君 そのために東京都ではSPMを排出するディーゼル車、また貨物車、バスを条例で規制する、そういうことをやっております。他方で、国でも自動車のNOx法が改正されて、新たに粒子状物質、PMを規制物質に加えた自動車NOx・PM法が制定されました。この法律によって来年十月からデ...全文を見る
○緒方靖夫君 今答弁を聞きながら、大臣は問題点をよく御理解されていると、大臣だから当然だと思いますけれども、そう思いました。  ですから、新しいその除去装置、これを開発させるということが至上命令であるということ、それからきめ細かな税制も含めた対応措置、これを取ることが大事という...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、生活困窮者への電気、ガスの供給確保、この問題についてお尋ねしたいと思います。  私は、今年三月の当委員会で、餓死という痛ましい問題を取り上げながら、生活困窮者の電気、ガスの料金滞納について、機械的に電気、ガスを止めるなというそういう質問をいたしまして、大臣か...全文を見る
○緒方靖夫君 今の答弁は大変重要だと思います。やはり今の不況、不景気の下で生活困窮者が増えている。そうした中、新たな対応が始まっている、そう思います。ですから、同時にこれからが非常に大事になってくると思います。特に、寒さが厳しくなる、そして年末年始を迎える、そうしたときにリストラ...全文を見る
○緒方靖夫君 そこで、私、大臣が先日の質疑の際に答弁されたことで非常に大事なことがあるなということを痛感しております。それは、地域社会と生活保護のはざまがある、あるいは生活保護の制度が機能していない場合がある、そういうことを答弁されました。私は、これは達見だと思いますし、大臣は国...全文を見る
○緒方靖夫君 福祉制度という、そういう対応というところに谷間があるから、私、そういう部分で提起しているわけで。  それからまた、法的には、アメリカもイギリスも、またフランスも似たような問題を抱えている中でそういう制度を作っているわけですね。私は、そこに知恵を出して、これは役所の...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
12月03日第155回国会 参議院 経済産業委員会 第10号
議事録を見る
○緒方靖夫君 私は、新エネルギー・産業技術総合開発機構、NEDOの開発関連事業について質問をさせていただきます。  初めに、経済産業省の技術開発予算に占めるNEDOの技術開発予算ですけれども、過去五年間にNEDOの占める技術開発予算額と割合はどのようになっているのか、また来年度...全文を見る
○緒方靖夫君 そうしますと、今の数字から大体見ても、割合としても、三〇%台もありますけれども、大体半額近くを占めている。経済産業省の技術開発予算の中の半分近くをNEDOが占めているということが今の数字からも分かりました。  一方、中小企業向けの技術開発予算はどうなっているか。私...全文を見る
○緒方靖夫君 はい、結構です。  さきの衆議院の経済産業委員会で平沼大臣は、私、大変印象深くお聞きいたしましたけれども、研究開発を効果的かつ効率的に実施し、優れた成果を得るためには、大企業だけではなく、優れた技術力や経験を有する中小企業や地場産業の活力を活用する、こうおっしゃら...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣がおっしゃられたその努力は続けていただきたいと思いますけれども、しかし、最初におっしゃられたこの数字が事実だという、その数字というのはやはりある意味では非常に冷厳なものだと思うんですね。ですから、やはり私はその点で、この数字の対比というのは非常に今の経済産業省の...全文を見る
○緒方靖夫君 つまり、知的財産権について、それまで一〇〇%、ほぼと入れておきましょう、ほぼ一〇〇%企業のものになる、しかもその企業というのは、中小も若干あるかもしれないけれども、ほとんどが、今の予算から見ても明らかなようにほとんどが大企業だと、そういう実態であるわけで、その点では...全文を見る
○緒方靖夫君 アメリカを追い越して、更に逆転して七五%のシェアを占めると。これは電子ビームの描画装置だと思いますけれども、そういうことになっていると。これは一つの成果かもしれません。  しかし同時に、その中でどういう仕組みでこういうことが行われているのかと、私そのことを思うんで...全文を見る
○緒方靖夫君 その幾つかのものを挙げていただきたい。
○緒方靖夫君 企業の出資額です。
○緒方靖夫君 それらの施設を利用している企業、主なものだけで結構ですが、挙げていただけますか。
○緒方靖夫君 それで結構です。私の方から言った方が簡単だと思いますけれども、例えばレーザー応用工学、これは川崎重工とか東北電力等々、つまり、ほとんどそういうセンターには大企業が軒並み顔を出しているわけですね。つまり、利用企業は大企業ばかりのもの、そういう施設を造ってあげて、そして...全文を見る
○緒方靖夫君 分かりました。また同時に、なぜ廃止するのかという論理、それも果たして整合性がどう付くのかということについてもお尋ねしたいところですけれども、次に進みましょう。  その点で、私、ちょっと整理しますと、以上から、NEDOの行う開発関連事業というのは、本来、大企業や業界...全文を見る
○緒方靖夫君 私どもの調べでは、東芝は九五年六月ごろ、当該研究を担当した複数の社員の勤務時間を水増しし、九四年度分の研究費について、NEDOなどの、実際よりも五百万円多い千三百万円を請求し、受給していた。その後、社内でこの問題が表面化したために内部調査をした結果、不正受給が判明し...全文を見る
○緒方靖夫君 国民の税金である補助金を不正に受給したばかりか、その事実をあわよくば隠ぺいしようとした東芝の行為というのは極めて悪質だと思います。社会的責任がまた同時に重大だと思うんですね。  この事件を受けて、経済産業省では再発防止策を講じた。その点で、どういう具体的な対策を講...全文を見る
○緒方靖夫君 それで再発防止を講じたと言えるのかということを率直に思いますね。  この事件で東芝は、NEDO側への人件費の請求の算定の根拠になる委託業務従事日誌に虚偽の内容を記載し、勤務時間を水増しして提出したわけですね。  そこで聞くんですけれども、経済産業省は虚偽記載され...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほど書類が見付からなかった、メモもないと言われましたが、それは見付かったわけですね。
○緒方靖夫君 私、そこに調査のずさんさを感じるんですよね。  私、ここに、東芝がどういうふうにして記載を行うのか、虚偽記載のガイドブックですね、ガイド、これを記載した文書と、それからその文書を持っておりますよ。それはあなたが今言った、当初の文書はないと言ったものですよね。それか...全文を見る
○緒方靖夫君 これは本当にずさんなもので、東芝だけじゃないんですね。大臣、ちょっとよく聞いていただきたいんですが、東芝だけじゃなくて京セラでも行われている。京セラでは、最初、十二万の不正受給がある、そういう話があった。しかし、それを調べれば、千三百万に膨らんで三千七百万円台の不正...全文を見る
○緒方靖夫君 フォローアップの調査、それから抜き打ちの調査、そして先ほど表に出れば早く処理、処分するけれども、表に出てくるまでに長い間掛かったという話がありました。これは言い得て妙な話なんですよね。やはり不正をきちっと役所が調査することによって早く表に出して、しかも分かった以上早...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、特殊法人等改革関連五法案に対する反対討論を行います。  すべてに反対する最大の理由は、今回の特殊法人改革が看板の付け替えにすぎず、改革の名に値しないものだからであります。  まず、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構法案につ...全文を見る
12月04日第155回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号
議事録を見る
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  九九年の通貨危機の克服とIMFの処方についてお伺いしたいと思います。  実は私、党の代表団として九九年の九月にマレーシアを訪問しました。そのときに、ちょうど一年間の措置が明けた直後に行って、首相府の局長からちょうど説明を受けて、これ...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。よく分かりました。