緒方靖夫

おがたやすお



当選回数回

緒方靖夫の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月12日第156回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第1号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  両参考人には大変ありがとうございました。  最初に、少徳参考人にお伺いいたします。  日本の対応の遅れの心配、私も大変共有いたします。それで、日中関係で見ていての遅れというよりも、私は、もっとグローバルな視点で例えばアジアからそれ...全文を見る
02月19日第156回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  最初に両先生に共通してお伺いしたいんですけれども、それはアジア通貨危機の問題です。これはやはり、これをどうとらえてどう今見るかということは、これからの問題、非常に大事な問題だと思うんですけれども、そのさなかに、ちょうど対応案としてはマ...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。
03月26日第156回国会 参議院 経済産業委員会 第5号
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○緒方靖夫君 私は、イラクへの戦争について、大臣の所管にかかわること、それから大局的な点についてお伺いしたいと思うんです。  経済産業省は、外務省とは違った意味でやはり広い視野を持って、世界とのつながりを持って、そしてまた資源の確保に努めるという、そういう独特の観点といいますか...全文を見る
○緒方靖夫君 私自身も、昨年十月にカタールやサウジアラビア、アラブ首長国連邦を訪問して、関係政府の関係者とお話をして、やはり彼らがどういう気持ちでいるのか、今のイラクに対してもちろんフセインについては好意を持っている人は、湾岸諸国についてはいません。しかし、これに対する戦争、とり...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣がおっしゃられた中で、戦争の経過、戦争に至る経過。  イラクは確かに欺いたり、うそをついたり、あるものを隠したり、そういう態度を取ってきた。このことは私たち自身も厳しく糾弾しているところですけれども、しかし同時に、最後の段階では国連の決められた決議に従って、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 短期で終わってほしいというのは、あれですね、こちらとしてどうこうなかなかしにくい問題で、それは祈るのみという、そういう感じにもなってしまうと思うんですね。ですから、今、大臣がおっしゃられたように、中期化あるいは長期化した場合、やはり多大な影響が出るということを今おっ...全文を見る
○緒方靖夫君 確かにそのとおりで、シミュレーションがなかったらこれほど無責任な話はないと思います。やはりどんな深刻な事態が予想されても、やはりそれを予想してその対応策を作っておくということが当然の役所としての責任だし、また大臣の責任だと思うんです。  そうすると、今作られている...全文を見る
○緒方靖夫君 もう少しそのシミュレーションの中身について、これは国民自身にやたらに大きな不安を与えるとか、そういう意味じゃなくて、やはりここは国会ですから、将来のいろんな可能性も含めて議論しておくということがどうしても必要だと思いますので、その立場からお伺いしているんですけれども...全文を見る
○緒方靖夫君 シミュレーションというのは当たるためしがないというか、どれも当たらないということがありますので、それはそれでそういう努力というのは当然だと思うんですよね。  ただ、私思うのは、先ほど大臣が中東全体で戦闘が、紛争が広がるということもちょっとおっしゃられましたけれども...全文を見る
○緒方靖夫君 何といいますか、国民は大変賢いですから、ですから別に黙っていてもいろんなことは考えていくわけだし、マスコミもいろいろな報道するでしょう。ですから、私は役所の責任ある立場としては、別にそれは公表して広めるどうこうは別にして、やはり研究しているものは出していただいて、少...全文を見る
○緒方靖夫君 じゃ、出していただくことをお願いします。  終わります。
04月01日第156回国会 参議院 経済産業委員会 第8号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  今日はせっかく官房長官おいでですので、法案の質問に入る前にイラクの問題についてお尋ねしたいと思うんです。  戦争が長期化すると、そういう見通しが出ております。ブッシュ大統領自身、戦争の終結にはほど遠いとか、あるいはラムズフェルド国防...全文を見る
○緒方靖夫君 十八日です、記者会見です。
○緒方靖夫君 アメリカの支持、変わりませんかということです。
○緒方靖夫君 結局、立場は変わらないということをおっしゃられたと思うんですね。それで、切っても切れない関係というのは十八日午後の参議院の予算委員会での官房長官答弁でございますので、そういう答弁を忘れられては困るということを述べておきたいと思うんですね。  大量破壊兵器をなくすた...全文を見る
○緒方靖夫君 米軍が民間人を殺傷するようなそういうやり方、国際法に違反するやり方はあり得ないとおっしゃられましたけれども、今現実に起こっていることがそこだと思うんですね。実際に米軍は民間人に危害を加えていると、そういう事実があるということは幾つかの事例で認めているわけですね。 ...全文を見る
○緒方靖夫君 官房長官、根本的に違うと思うんですがね。私、バグダッドに行ったことがあるんですけれども、あそこに五百万ぐらい住んでいるんですよ。そして、軍事目標とされるところと住宅街というのは、地図を見ても分かりますけれども、そう識別できないんですよね。そこに巡航ミサイル、トマホー...全文を見る
○緒方靖夫君 いや、驚くべき議論ですね、官房長官。どっちが非人道的か。いいですか、あれだけの軍隊を送って、やたらに空爆する、バグダッドを空爆する、それによって生む被害、これを生んでいること自体の方がはるかに残虐であって、だから、いいですか、アメリカが花を持って解放軍として迎えられ...全文を見る
○緒方靖夫君 そういうふさわしい改革になるかどうかというのは実際の問題だと思うんですね。  それで、私、公取委の機能強化という点でいうと、入札談合などの摘発でも、今後、独禁法違反行為に対する抑止力を高めるためにも、悪質な入札談合については、積極的な刑事処分を含めて告発を行ってい...全文を見る
○緒方靖夫君 情報が不十分だということは大いにあると思うんですよね。ただ、私、同時に、仕組みの問題があると思うんです。  それは、発注機関で策定する談合情報対応マニュアル、これがあります。国土交通省などの発注者は談合情報が寄せられた場合の対応マニュアル化、これを行っているわけで...全文を見る
○緒方靖夫君 今、委員長、大事なことを言われたと思うんですね。やはりマイナスだと思うんですよ、おっしゃられたとおりですね。つまり、泥棒を捕まえて、あなたは泥棒をしていますかということを聞くようなものでしょう。しかも、相手は相当知能の高い泥棒ですからね。ですから、やはりマイナスなん...全文を見る
○緒方靖夫君 最後です。  今おっしゃられたように、正に制度上の、そういう改革は是非やっていただきたい。それと併せて、今あることで私が指摘した、そして委員長がマイナスとおっしゃられたマニュアルの今の在り方ですね、これの改善も併せてお願いしたい。その点、最後に。
○緒方靖夫君 終わります。
04月02日第156回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第4号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。大変有益で興味深いお話、ありがとうございました。  まず、佐賀先生にお伺いしたいんですけれども、ITでのハードとソフトのことなんですけれども、例えば中国の中関村あるいは上海の沿海部に行くと、やはり発展が非常に目覚ましいということを痛感する...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。
04月16日第156回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第5号
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○緒方靖夫君 私は、三点ぐらいをお伺いしたいと思うんですけれども、一つは、アジアの通貨危機の教訓と今後の問題です。  東アジアの通貨危機の克服した教訓というのはとても示唆に富んでいる、教訓に富んでいると思います。当時、大銀行とかヘッジファンドがそういう投機活動などによって東アジ...全文を見る
○緒方靖夫君 一言だけ述べておきますけれども、確かに東南アジアのイスラムというのは穏健だと、穏健がほとんどだと言えると思いますけれども、しかしそれが今こういう状況の中でやはり構図を変えつつあるというのが私が述べたことで、従来こうだからこうだという話じゃなくて、そこを外務省としてよ...全文を見る
04月17日第156回国会 参議院 経済産業委員会 第10号
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○緒方靖夫君 まず、化審法についてお伺いいたします。  一九七三年に化審法が制定されてから国際的に化学物質管理に関する取組は大きく前進いたしました。一九九二年のアジェンダ21や環境と開発に関するリオ宣言、あるいは九七年のアジェンダ21実施計画等々、それを見ましても、より厳しい国...全文を見る
○緒方靖夫君 私も、今、大臣が言われた点、基本的にやはり大きな前進があったと。しかも、この間、民間団体がやはり掲げてきた環境保全等々も含めて、それが法律に含まれたという点は大きな前進として見ているところです。  しかし同時に、幾つか疑問が残る点があります。OECDで指摘された化...全文を見る
○緒方靖夫君 今、ビジネス上の秘密という話がありましたけれども、そこのところはひとつ非常に大事なところで、確かにそういう、そこもあるし、同時に人命、環境の保全というところでそこをどう折り合うのかということは非常に大事な点だと思うんですね。そこがOECDのレビューの中にある産業界の...全文を見る
○緒方靖夫君 この分野では規制緩和というのでは困ると、大臣、本当に率直に思うんですよね。  また、ビジネス上の秘密という話が出ましたけれども、大臣に率直にお伺いしたいんですが、それは当然あります、企業の機密というのは。しかし同時に、社会問題、さっき言ったカネミ油症事件等々等々見...全文を見る
○緒方靖夫君 具体化が大事だと思います。これから是非どうなるかということをやはり見ていきたいと思うんですけれども。  さらに、生態系保全という点では、有害性が難分解性、高蓄積性、長期毒性だけで十分ではなくて、本法が環境の汚染を通じて人、動植物への影響のある化学物質の製造等の規制...全文を見る
○緒方靖夫君 物事の考え方で、体系的に考えていく、あるいはできることからやっていく、いろいろあると思うんですけれども、例えば、少量新規化学物質というのは一万二千件近くある。しかし、担当職員はわずかしかいない。したがって、国でそれをやろうとすれば、すべてできるわけではない。当然、企...全文を見る
○緒方靖夫君 つまり、国の責任で、存在する化学物質について毒性がないということについて、それをきちっと確認するすべ、それができますかと。できないんじゃないですかね。
○緒方靖夫君 ですから、膨大な未知の部分が残るということは役所として認めにくいかもしれないけれども、それが現実なわけですよね。私は、それをどういう形で法律で担保できるかという、そういう方向で物事を考える必要があると思うんですよね。ですから、OECDが主張しているように、産業界の積...全文を見る
○緒方靖夫君 たとえそれが千トンとか一万トン、更に一万トンとか、そういうところでもそうなんですか。
○緒方靖夫君 大臣、お聞きのとおり、大変苦しい答弁だと私は思うんですよね。  量的な規制がない、これは野放しなわけですよね。例えば、閉鎖系だといっても、例えば原発の東電の格納容器の機密性試験の漏えい、改ざんとか、そうした事件もありました。あるいは雪印で起きた事件もありました。そ...全文を見る
○緒方靖夫君 密閉式で使用する化学物質が、試験等によって対象化学物質が難分解性などのそういう症状があるというそういう知見が得られた場合、その場合にはどういう扱いになるんですか。
○緒方靖夫君 しかし、その場合、国の側が試験をするということを、わざわざ幾つか抽出してやるならばいいけれども、そういうことは想定されないですよね、余り。実際こういうことがありましたということを実際企業が申告するとか、そういう情報が社会的に問題になって、それで何らかの形で義務付けら...全文を見る
○緒方靖夫君 この法案の最後に質問したい、大臣にお伺いしたいんですが、やはり私は今話を聞いても、さっきから問題になっているビジネスの秘密、そういう名の下に、やはり国の体制がきちっと整っていない、わずか、せいぜい何人でしょうか、二十名、三十名のそういう担当官がいて、しかしそれもすべ...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、品確法についてお伺いしたいと思います。  本改正で、私は消費者保護及び事故の未然防止という観点から妥当だと考えます。もちろん、私たちは新燃料を一切否定するものではありませんし、我が国にとって自動車燃料は、安全性の確保というだけじゃなくてエネルギーの安定供給、...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  我が党は、改正案が、新規化学物質の審査対象に動植物での毒性を入れたこと、既存化学物質リスト中の物質についても点検することで製造禁止措置ができる...全文を見る
05月08日第156回国会 参議院 経済産業委員会 第13号
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○緒方靖夫君 早速、本法案について質問させていただきます。  この法案は、製品等の安全検査や産業保安検査、点検を実施する機関を、省令等の基準による国の指定、認定から、行政の裁量の余地のない形で国により登録された公正中立な第三者機関が事務事業を実施する形に改める、そういうものです...全文を見る
○緒方靖夫君 民間企業は基本的には営利目的ですから、やはり営利がなければやらないと、これは当然のことだと思うんですね。市場競争が激化すればするほど手抜きとか不正が行われる危険性、これが高まるのは常だというふうに思います。ですからその点で、大臣は今担保されているという答弁をされまし...全文を見る
○緒方靖夫君 中身はきっちりと言われましたけれども、形がどうかということが一つあると思うんですね。  公正中立な第三者機関を登録制に移行すると、その場合、書類上でその基準をクリアすれば様々な企業等がその事業を行えるということになるわけですね。また、新規参入業者も、当然検査等のユ...全文を見る
○緒方靖夫君 申し訳ないんですが、登録基準を明確に述べていただけますか。
○緒方靖夫君 今、大臣からお答えいただきましたけれども、二分の一を超えないことですよね、超えることじゃなくて。  それで、二分の一を超えていればチェックされるけれども、しかし、例えば三分の一ならばいいということになりますよね。  私思うんですけれども、公正な事業を進める上でや...全文を見る
○緒方靖夫君 ですから、私は支配力を排除するという点では、二分の一だろうが三分の一だろうが、その点ではやはり大きな問題だということを指摘しておきたいと思います。  それから、今言われた第三者機関の登録基準なんですけれども、その点でのもう一つの問題点を言えば、登録申請者の役員に占...全文を見る
○緒方靖夫君 二年間というのがほかの省庁との横並びのそういう基準だと言われたのかもしれませんけれども、私は、元の職場との結び付き、かかわり、それが二年だろうが三年だろうが、僕は結局変わらないと思うんです、はっきり言って。  それで、例えば国土交通省なんかの場合には、OBは原則充...全文を見る
○緒方靖夫君 局長、大変苦しい答弁だと思うんですね。二年間でそういうことが言えるのかどうか。私は、やはり情報が筒抜けにならずに制度の公平性がきちっと担保できる、大臣がさっき述べられた、そういう担保できる、それが必要だと思うんですね。  ですから、その点で、私は、OBも含めて認め...全文を見る
○緒方靖夫君 やはり知見を持っているというふうに言っても、その知見がどういうふうに作用するかということが問題なわけですね。知見を持っているから非常に重要な役割を果たすわけですよね。ですから、その点でも、大臣の御答弁はやはり説得力がないというふうに言わざるを得ないということを申し上...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、お聞きのとおりです。つまり、出向者については特別にチェックする、そういう条項がないわけですよね、この法律には。そうすると、最初に大臣がおっしゃられたような担保ができますということが、果たしてそういう面からも可能なのかどうか。  この間、何といいますか、公益法...全文を見る
○緒方靖夫君 そういう措置は是非目を光らせて取っていただきたいんですけれども、通常、書類で審査するわけですよね。そうすると、それに気が付くチャンスはまずないんですよね。何かそういう告発がある、あるいは訴えがある、そのときにはそういうことがあると思うんですけれども。ですから、その点...全文を見る
○緒方靖夫君 私も性善説の人間だと確信しておりますけれども、しかし世にはいろんな出来事がありますので、その点で私は、一つは、文字どおり第三者機関としての厳密な公平、中立性が保たれるということがこの法律では担保されていない問題点もあるということと、それからもう一つは、やはりガスとか...全文を見る
○緒方靖夫君 委託等事務又は推薦等事務を行う公益法人の試験手数料については、公益法人の指導監督基準、これがどうなっているのかということが問題ですけれども、その基準についてお伺いしたいと思います。
○緒方靖夫君 それが適正に行われているかどうか、これが非常に大きな問題だと思います。  今回、経済産業省所管の資格制度のうち、火薬類取扱保安責任者、高圧ガス製造保安責任者、ガス主任技術者など十三の資格試験の手数料、過去六年間を調べてみました。その結果、六年前と比べて十の資格試験...全文を見る
○緒方靖夫君 見直しをされているということですけれども、私はそれが本当に今必要だということを痛感いたします。  例えば、電気主任技術者や電気工事士の試験手数料の場合は、九三年度から九七年度までの収支決算を調査した結果、基本財産が五億円から十三億円になっているわけですね。それから...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣から検討されるという御答弁いただきましたけれども、この機会に、この問題提起した機会にもう一つ述べておきたいんですけれども、例えばガス主任技術者の資格試験の手数料ですけれども、甲種、乙種及び丙種で同額にされているんですね。受験申請者の数及び試験方法は試験ごとに異な...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、公益法人に係る改革を推進するための経済産業省関係法案の整備に関する法律案についての反対討論を行います。  反対理由の第一は、本法案は、指定制度や認可制度等を登録制度に移行させる看板の付け替えだけで、国民的批判があった公益法人の天下り人事...全文を見る
05月27日第156回国会 参議院 経済産業委員会 第18号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。大変有益なお話ありがとうございました。  まず、上田参考人にお伺いしたいと思うんです。  金型も流用といいますか、それが持ち出されるという問題が、お話がありました。  実は私、一年前に蒲田のやはり金型業者の方から怒りを持った告発をいた...全文を見る
○緒方靖夫君 横尾参考人にお伺いします。  今と同じような問題です。つまり、知的所有権の問題、著作権の問題で、ソフトウエア業界というのは一層、正にそれが命の業界ですから、その問題多々あるんじゃないかと想像するんですけれども、その問題について、どんなことがあるのかについて、もしあ...全文を見る
○緒方靖夫君 鵜飼先生にお尋ねします。  実態を踏まえて学問的かつ大局的にお話を伺いたいと思うんですけれども、一つは、大きなテーマなんですけれども、先生が先ほどおっしゃられた大企業の優越的地位の濫用、これを止めさせる、これは非常に大きな課題だと思うんですけれども、これを実効ある...全文を見る
○緒方靖夫君 続けてもう一つ、空洞化の問題ですね。これは先ほどからお話になっていますけれども、これは本当に大きな問題なんですが、これをどういうふうにしていったらいいか。例えば、中国では時給三十五円なんということがあるわけですよ。これはもう勝負にならないです、労働力のコストからして...全文を見る
○緒方靖夫君 最後に、上田参考人にお伺いしたいと思いますけれども、大企業とそれから下請との関係ということはいつも大きな問題になると思うんですね。そのときに、結局、例えば下請業者が親事業者の例えば違反行為とかそういうのが目に付いても、仕事を継続したいというそういうこともいろいろあっ...全文を見る
○緒方靖夫君 よく分かりました。
○緒方靖夫君 はい、終わります。
○緒方靖夫君 まず、小規模企業共済法改正案について質問いたします。  提案理由に共済金額等を政令事項化するというものがありますけれども、なぜ政令事項化するのか、お伺いいたします。
○緒方靖夫君 要するに、予定金利を確保できない、そしてまた、先ほどお話がありましたけれども、繰越欠損金が年々拡大する、そういうことにかんがみてのことだということだと思うんですね。とすると、やはり私は、国会の関与なしに共済金切下げを迅速にできるようにする、このことはやはり問題ではな...全文を見る
○緒方靖夫君 欠損金を埋めるという、そういう趣旨じゃなくて、これからということで考えていけないかと思うんですね。  例えば農林水産省の農業共済ですけれども、食料安定供給に国が責任を負うという観点で組合員の掛金の半分を国庫が負担する、これやっているんですよね。私は、趣旨は共通して...全文を見る
○緒方靖夫君 是非、研究をお願いしたいと思います。  次に、小規模企業共済がしっかりとした制度にしていくためにも加入者を増やす必要があるんですね。共済の様々な貸付制度、これは評価できるものです。約五百万人近い共済加入対象者が存在するわけですね。しかし、現在の加入者は百三十五万人...全文を見る
○緒方靖夫君 私も緩和拡大、本当に大事だと思うんですね。ですから是非、実態と現場での悲鳴、これに見合った形で是非そうした検討をお願いしたいと思います。  それから次に、不況の中で零細業者や小規模業者の要望が非常に強い休業補償制度についてお伺いしたいと思います。  これは、企業...全文を見る
○緒方靖夫君 是非その点は、慎重に検討するのは当然ですよね。しかし、是非、今の苦境をかんがみながら、どうしたら何ができるか、その知恵を出していただきたい、このことは大臣にも要望しておきたいと思います。  次に、信用保証協会が代位弁済を行う場合の手続、この問題について、その実態と...全文を見る
○緒方靖夫君 そして、そのときに、私、確認しておきたいんですけれども、求償権を行使するときには債務者と相談して返済方法を定める、もうこれは基本中の基本だと思います。それは間違いありませんよね。──ええ、結構です。  それで、私、そういう手続の決まりがある。しかし、片や大変な実態...全文を見る
○緒方靖夫君 副大臣から、そうした決意も含めた答弁いただきました。  私も、良い事例はたくさん知っています。一生懸命やって、中小業者をどうやって救済するか駆け回っている、そうした本当に良心的な職員もたくさんいるということを知っています。ですから、私は、ここでそれを言わないからそ...全文を見る
○緒方靖夫君 承知しました。  大臣がそう言っていただきましたので、よく大臣は、お忙しい中で、大臣室に本当に国民の代表を招いて直接話を聞いていただくということがよく行われておりまして、大変感謝しておりますので、私はこの件についても、その訴えのあった人と一緒に大臣のお部屋にお伺い...全文を見る
○緒方靖夫君 私、一つ端的な実態を出したいと思うんですけれども、この冊子ですね、この冊子は、大臣がこれまでに二度も会っていただいております大田区の不況打開実行委員会がまとめたものなんですね。蒲田の実態です。下請二法を守らせよう、その合い言葉に、この委員会が大田区内の二千四百社を訪...全文を見る
○緒方靖夫君 それから、今日の午前中の参考人質疑でも出されましたけれども、やはり今の中小企業の苦境、それが単価の切下げにある、このことははっきりしているわけですね。  それで結局、もちろん経済産業省や中小企業庁に中小企業者は訴えることがあるわけですよね。しかし、その事例というの...全文を見る
○緒方靖夫君 それから、銀行の融資についてです。  借入金額の二〇%から三五%ぐらいを定期預金にしてほしいと言われて、それを断ると、次が難しいと言われた、こういうことはかなりあるわけですね。そして、次の金融機関の当てがないので従わざるを得ない。これ、弱みですよね、中小企業者は当...全文を見る
○緒方靖夫君 最後に、よく大臣のところに陳情に行く大田区の不況打開実行委員会、先ほどこの調査のことを申し上げましたけれども、私、これ後で大臣にも是非見ていただきたいものでお渡しできたらと思っておりますけれども、この実態を読んでつくづく思うことがあるんですけれども、それは、やはり大...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。     ─────────────
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、小規模企業共済法の一部を改正する法律案に反対討論を行います。  反対討論第一。小規模企業共済制度は、長期にわたる国の超低金利政策及び株価低迷から、予定金利を確保できない状況が続き、繰越欠損金が年々拡大し、責任準備金の確保に窮しています。...全文を見る
06月05日第156回国会 参議院 経済産業委員会 第21号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  時を忘れ、身を乗り出して聞く、そういうお話、大変ありがとうございます。  最初に、荻野先生にお伺いしたいんですけれども、自由化の流れというのは、これは世界での流れだと思うんです、これは電気、ガスに限らず。しかし、その中で、エネルギー...全文を見る
○緒方靖夫君 もう一つ荻野先生にお伺いしますけれども、アメリカの話が出ましたが、アメリカでは電力の自由化をやって十年ちょっともうたつと思うんですけれども、その中でアメリカの悲劇があったわけですね。それは、例えばエンロンなんかは、発電と小売、これで差益を追求するという中で破綻したと...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、千速会長にお伺いいたします。  大変興味深く伺ったんですけれども、新日鉄でインフラ、ノウハウを使って電力の卸売の事業を始めていると。この事業、いつから始めて、これからどういう、事業の中でどのぐらい占める割合で展望されているのか。それからまた、ほかの企業の中で...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、植草先生にお伺いいたします。  一つは、エネルギー政策全体の中で、電気・ガス事業の位置付けというか理念の確立というか、その辺の問題に係ることなんですけれども、その辺がエネルギー政策の中でどう位置付けられているのかということが問題意識なんですがね。その辺がまだ...全文を見る
○緒方靖夫君 ありがとうございました。
06月06日第156回国会 参議院 本会議 第30号
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○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、エビアン・サミットについて小泉総理に質問いたします。  エビアン・サミットとその前後の各国外交の中で議論になったのが、二十一世紀を迎えて三年目の今日、イラク戦争の経験を経て世界はどうあるべきか、そういう国際政治秩序の課題でした。アメリカ...全文を見る
06月10日第156回国会 参議院 経済産業委員会 第22号
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○緒方靖夫君 今回のガス事業法の改正に関連いたしまして、近年、都市ガスの保安上極めて重要な問題になっていると指摘されております白ガス管などの経年埋設管の腐食漏えい問題について質問したいと思います。  これはもう御承知のことなんですけれども、ガス管には大きく分けて、耐久性に優れ、...全文を見る
○緒方靖夫君 埋設されてから相当年数が経過して腐食等の対策を講じなければならない白ガス管がいまだにこれだけ未対策のまま大量に放置されている。これはやはり大変重大なことだと思います。  資料配付をお願いしたいんですけれども。    〔資料配付〕
○緒方靖夫君 経済産業省が提出いたしましたこの資料は、資本金順位上位二十社のガス事業者ごとの未対策の白ガス管の埋設残存量を示したものでございます。  これによると、事業者資産である本支管では、九州地区の西部ガス、東海地区の東邦ガスの千七百キロを筆頭に、およそ一万キロの白ガス管が...全文を見る
○緒方靖夫君 平成三十二年というとあと何年後になりますか。十七、八年後ということになるわけで、これはやはりよく考えなきゃいけない問題だと思うんですね。  危険なのは白ガス管だけじゃないんですね。大阪を中心にアスファルト布巻き鋼管と呼ばれる白ガス管と似たタイプのガス管も未対策のま...全文を見る
○緒方靖夫君 改善の検討状況ということですね。白ガス管は、さきにも述べたとおり、ガス事業法で九六年から新規の埋設使用が全面禁止されております、法に基づいて。ところが、アスファルト布巻き鋼管の方は、業界団体の自主判断によって二十八年前の七五年がちょうど今答えがあったように五十年の半...全文を見る
○緒方靖夫君 それしか答弁されることないんですよね。業界の自主的判断にゆだねたということは、やはり私は役所として問題があったということをきちっと指摘しておきたいと思うんです。  なぜかというと、業界の自主規制には当然のこと罰則がないわけです。そのために、七五年に使用を中止したと...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、先ほどから検討を、改善の検討を促進するとかやるとか、そういう話が出ていますけれども、私はもっと強力な大臣の指導監督、これが求められている、そういう事態だということを率直に痛感するわけです。白ガス管などの経年埋設管の保安対策を促進する上でも最も重要なこと、それは...全文を見る
○緒方靖夫君 事業者の無責任な姿勢という点では、さらに看過できない問題があります。それは、事業者によるガス供給支障事故の報告隠しの問題です。  ガス事業法では、ガス管の破損などで三十戸以上にガス供給停止などの影響が出た場合、経済産業省への報告義務を課しておりますけれども、この間...全文を見る
○緒方靖夫君 四十八件、これはやはり大変多いと思いますね。  その中で、白ガス管などの経年管による腐食、漏えいが原因となる事故はどのぐらいあるんですか。何件ですか。
○緒方靖夫君 埋設経年管の保安対策を責任を持ってやるべきガス事業者が、そこで発生した供給支障の事故を、法を破って国に報告もせず隠ぺいしていた、そういうことですよね、今のケースは。私は、本当にゆゆしきことだと思うんですね。国民の生命、財産にかかわる問題であって、大臣、これは、東京ガ...全文を見る
○緒方靖夫君 東京ガスに見られるガス事業者の無責任な姿勢というのはほかにもあるんですね。  そもそも東京ガスなど多くの事業者は、ガス事業法で新規埋設が禁止されている、される以前から、白ガス管などの腐食等に弱いことを把握して、その使用を自ら中止していたんです。例えば、白ガス管では...全文を見る
○緒方靖夫君 保安院の取組じゃなくて、事業者、ガス事業者の取組を言っているんですよ。  要するに、需要家が、消費者が理解するといったって、どう理解するんですか。ガス事業者がそのことを知らせなければ、理解できるはずないじゃないですか。あるいは、役所がやる、それをやらなかったわけで...全文を見る
○緒方靖夫君 同じ答弁ですから、いいですよ。  先ほどパンフレットで知らせた等々言っていましたけれども、私、全部調べたんです、当時のことを。  東京ガス自身は、当時は広報活動をやっていなかったということを認めているんですよ。ですから、何もやっていないんです。それなのに、危険な...全文を見る
○緒方靖夫君 その機会に是非もう一つ見ていただきたいことがあります。九州地区の西部ガスでは、自社の白ガス管使用を東京ガスと同じく七九年で中止しているんですけれども、西部ガスでは、その時点はおろか、ガス事業法で九六年に埋設使用が全面禁止されて以降も、内管部分では消費者に交換を働き掛...全文を見る
○緒方靖夫君 私の方で要望しておきたいのは、やはり事業者の責任も踏まえた消費者が納得できる何らかの方法、これは何になるか分かりません、私の方からこうだと言うわけでもありません。ですから、大臣の責任で是非これをお願いしたい、要望しておきたいと思うんです。  最後に、もう一つ付け加...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
07月01日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○緒方参考人 参考人の緒方靖夫です。  私は、本院の赤嶺政賢議員と一緒に調査に参りまして、ちょうど十日前に戻ってきたところです。ここに報告書を提出しておりますけれども、これを参照していただきながら、私の報告をさせていただきたいと思います。  まず、イラクの国民生活の現状と、ど...全文を見る
○緒方参考人 お答えいたします。  まず、イラクの国民にとっての第一の必要というのは、先ほど話したような山積みの諸課題があるわけです。それをやるために、ではどうするのか。私は、現地でフランス、ドイツの臨時代理大使ともお話ししましたけれども、彼らは共通して、今一番求められているの...全文を見る
○緒方参考人 お答えいたします。  いろいろなケースがあると思います。一つは、怨念によるかたき討ち、これはイスラム世界でよくあることですけれども、そういうケース。それから、犯罪者が釈放されたことによる物取りのたぐい、それももちろんあると思います。  ただ、最近顕著になってきて...全文を見る
○緒方参考人 お答えいたします。  もう明らかにCPA、つまり占領軍当局だと思います。  そして、そこがすべてをやる責任を持っているわけです、治安も含めて、人道支援も含めて。しかし、そこがやり切れていない。そして、計画が変更される。しかも、たびたび変更される。行き届かない。そ...全文を見る
○緒方参考人 お答えいたします。  私もユニセフの次席から、ちょうど所長が東京に出張中だということもあって、次席から聞きまして、新しい教科書をつくらなきゃならない、そのときに、USAIDがつくると言い張っている。一般的に言って、その国の教科書はその国の人たちによってつくられるの...全文を見る
07月09日第156回国会 参議院 外交防衛委員会、内閣委員会連合審査会 第1号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  私は、日本共産党のイラク調査団の団長として、先月半ばから一週間にわたりまして、衆議院の赤嶺政賢議員と、そして党国際局の森原公敏次長とともにイラク現地の調査を行いました。滞在中、連合暫定施政局、CPAの代表や、人道支援を進めているユニセ...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、イラクで見聞したこと、もちろん私は、その私の見たことはほんの一部ですから、それをこうだというふうに言うつもりは全くありません。しかし、私が見たままのことをちょっとお話ししたいと思うんですけれども、イラクで最大の問題は治安と言われております。占領している米軍に対...全文を見る
○緒方靖夫君 そうじゃないんですよね。総理は国連決議をおっしゃられましたけれども、一四八三には、一番肝心なところはイラクの主権を尊重した国の再建、それだと思いますよ。そして同時に、軍隊を送れ、そうは書かれていない。私はこのことが非常に大事だと思うんですね。  私、質問しているイ...全文を見る
○緒方靖夫君 総理、違うんですよ。自衛隊を出すからそうなるんですよ。ですから、それをやめろと、そういうことを私は言っているんですよ。(発言する者あり)いや、違いますよ。日本人は、日本は、自衛隊を出すから日本人が標的にされるという、そういう問題なんですよ。  ですから、私は、そう...全文を見る
○緒方靖夫君 そこで、イラク国民が本当に願っていること、それはやはり暮らしを支援する援助だと思います。食糧、雇用、医療、教育など、問題は本当に山積みです。私は国連の関係者から様々な話を聞きました。国連開発計画、あるいは食糧計画、そして国連の開発計画のデュボワ所長が、今求められてい...全文を見る
○緒方靖夫君 あり得ない。  自衛隊が、いいですか、非軍事活動をする、人道活動をする、あり得ないですよ。同じ部隊が行って、一方で安全確保の活動をする、一方で人道支援の活動をする、そんなことは全くあり得ないと思います。
○緒方靖夫君 私は、いや、あり得ないですよ。なぜあり得ないのか……(発言する者あり)あり得ないですよ、そんなことはあり得ないですよ。
○緒方靖夫君 私は、私はその点で強調したいのは、いいですか、非軍事を人道支援のやはり大原則としていく、このことが今本当に求められていると思います。  今イラクでは、今述べましたように、やはり占領軍に対する反感、これが強まっています。その下に入っていくわけですよ、もし送られたら、...全文を見る
○緒方靖夫君 総理は御存じない。しかし、今、川口大臣が述べたことも大変不正確だと思います。  拘束力がないとおっしゃられました。確かにこれは、国連が行う人道支援は原則非軍事、そして直接支援を行うときには非武装にする、武器を持っている者も武器を持たない、武装解除して行う、そういう...全文を見る
○緒方靖夫君 人道支援がなぜ軍との関与について非常に神経質になっているのか、これには歴史があるんですよ。九〇年代の初めから軍隊がいろいろやる中で、入り込む中で人道支援が遅れる、そういう問題が起きてきて、そこできっちり軍についてそれを規制する、参加とかあるいは関与を規制する、そうい...全文を見る
○緒方靖夫君 違います。  なぜ違うのかというと、それは国連決議一四八三、これは軍隊を派遣せよ、軍隊の派遣を要請しているんじゃないんですよ。人道支援は当然ですよ。ですから、人道支援は当然やる、このことを主張しているわけですよ。しかし、大事なことは、軍隊がそうした派遣をしてほしい...全文を見る
○緒方靖夫君 私は総理に申し上げたい。総理が今述べたこと、それは、日本政府の常識は世界の、国連の非常識だ、このことを私述べておきたいと思います。  これはやはりよく考えていただきたい。人道支援のためにはそうした原則をしっかり守っていく、このことが大事なんだ。そして同時に、何のた...全文を見る