緒方靖夫

おがたやすお



当選回数回

緒方靖夫の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月20日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○緒方靖夫君 従軍慰安婦問題について質問いたします。  この問題をめぐりましては、強制性はなかったとする安倍首相発言と日本政府の態度にアメリカやアジア諸国からの批判が広がっております。  そこでお伺いしますけれども、大臣は今月末に韓国訪問を予定され、そして、そこでは当然、カウ...全文を見る
○緒方靖夫君 韓国で表明された懸念というのは、日本政府が先週十六日の閣議で、軍や官憲による強制連行を直接示すような記述はなかったとの答弁書を決定した、それに対して外交通商省報道官が論評を発表いたしまして、日本政府が九三年の河野談話を継承する立場を再確認しながらも強制連行の直接関与...全文を見る
○緒方靖夫君 河野談話というのは、やはり私は、今の段階でいうと、やはり非常に大事なことが述べられているということを改めて痛感いたします。ですから、河野談話を継承するというその立場、そのことは非常に大事なわけですけれども、しかしそのそばで、強制性はなかった、狭義、広義と分けていろい...全文を見る
○緒方靖夫君 河野談話にもそう書かれてあることは承知しております。  私がお尋ねしたのは、そういう事実があったということ、これは当然のことだと思いますけれども、そのことをお聞きした。だからこそ、河野談話は元慰安婦の方々に対して、当時の軍の関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を傷付け...全文を見る
○緒方靖夫君 とすると、政府はその河野談話を継承するなら、文字どおり河野談話にあるように歴史の真実を回避することなく、歴史の教訓としてして直視して潔く行動で示すことが必要だと、そのことを私は申し上げておきたいと思います。  そこでお伺いしたいのは、政府は河野談話に基づいてアジア...全文を見る
○緒方靖夫君 正確に言うと要約して継承しているということですので、当然そうなると思います。明確ですよね。  そうすると、その河野談話はおわびと反省の気持ちを国としてどのように表すのかということを検討して、その結果として、償い事業としてアジア女性基金をつくったということになります...全文を見る
○緒方靖夫君 今答弁にありましたように、是非、積極的な対応を、検討をしていただきたいということを要望しておきたいと思います。  もう一つ私お伺いしたいのは、慰安婦問題と、それからまた、この間問題になっている拉致問題との関連なんですけれども、アメリカのシーファー大使は、私は慰安婦...全文を見る
○緒方靖夫君 これは、政府の努力という問題ではなくて、基本的な政策のスタンスだと私は思うんですね。  やはり、安倍内閣の下で慰安婦に対する問題が後退したと、そういう受け止めがある。それと引き換え、拉致問題との関連でリンクされることは大変危険であり、日本にとって大変厳しい問題だと...全文を見る
03月29日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○緒方靖夫君 在外公館法は適当な措置であると認められますので、賛成であります。  今日は、横田基地の問題について質問したいと思います。  三月二十四日付けの朝日新聞が報じているんですけれども、在日米軍横田基地及び関連施設において、ジェット燃料などの有害物質漏れ事故が一九九九年...全文を見る
○緒方靖夫君 アメリカからの通報は一件ということですね。そして、その蓋然性があるかどうかを判断するということになっていると、そういう説明もありました。  そこで、お伺いしますけれども、通報は七年間でわずか一件ということで、そうすると、なぜ通報一件、そして非通報が、この情報公開に...全文を見る
○緒方靖夫君 報道に余り頼らずに、やはり政府なんですから、アメリカにきちっと照会して、そして対応するということが筋だと思います。  お伺いしますけれども、横田基地以外にも米軍基地はたくさんあります。三沢、厚木、岩国、普天間、嘉手納基地について、この四つの基地について、ジェット燃...全文を見る
○緒方靖夫君 こういう計五件ということですけれども、横田と同じように日本が知り得ない、通報されていない流出事故があるかもしれない、その可能性が高いと思いますけれども、その点はいかがでしょうか。
○緒方靖夫君 まあ説明をされましたけれども、可能性が高いということについては否定できないですよ、分からないわけですから。  それで、報道によれば、米側は流出量などによる分類を行っておりまして、日本の自治体に通報された一件は、流出量が一万ガロン、三万七千八百リットル以上で、危険度...全文を見る
○緒方靖夫君 その確認こそが大事なんですよ。報道云々ということとは関係なくやっていただきたいですね。  流出事故に関する米軍の基準を明確に把握する必要があると思います。米軍に対して流出事故の基準と八十九件の事故に関する資料をきちっと提出を求めて、そしてその結果をきちっと報告して...全文を見る
○緒方靖夫君 公開を求めているんじゃなくて、報告してくれと、国会ですよ、ここは。そう申し上げているんです。
○緒方靖夫君 米軍が使用する燃料の中には極めて有害な物質があるわけですね。それは、ちょうどこれまでも起こった事故の中でヒドラジンと呼ばれる有毒物質を積んでいるという、そのことがよく指摘されます。これは燃料を燃焼させ推進力を高めるために使われるわけで、腐食性があり、胸、皮膚、気道、...全文を見る
○緒方靖夫君 国民の安全にかかわることですので、米軍の状況を忖度するんじゃなくて、これもやはりきちっと安全のために確認をしていただきたい。要望いたします。  実際に、事故を日本がきちっと把握できないのは、日米合同委員会で決めた通報手続に起因するのではないかと、そう思うわけですね...全文を見る
○緒方靖夫君 やはり仕組みに問題があると思うんですね、仕組みに。通報基準は日本政府の環境チームが定める規制対象や数字を引いて合意しているわけではないわけですね。もちろん、具体的な規制内容や数字等を厳密に策定して合意しているわけでもない。それをきちっと定めないのはなぜでしょうか。
○緒方靖夫君 結局、答弁にありましたように、第一義的には米側の判断と、日本側というのはその米側がきちっと合意に基づいてやることを実行させると、求めていくという、そういう趣旨ですよね。そうすると、やはりあれだけ、横田で言うと九十件事故があって一件しか通報されない。報道によればとおっ...全文を見る
○緒方靖夫君 もう終わります。
○緒方靖夫君 最後です。  やはりこの質問の中で、仕組み、アメリカの判断でこの通報が行われる。されない件は多数ある。そして、日本はそれについて知らされてこなかった。今照会中ということですけれども、これはやはり基地周辺の住民にとって非常に重大な問題ですので、このことをきちっとやっ...全文を見る
04月10日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○緒方靖夫君 日比租税条約改正案について質問いたします。  二〇〇〇年の政府税調は、みなし外国税額控除制度の存続について、対象となる国や優遇措置を合理的な範囲にして時限措置とともに縮減、廃止に努めるとしております。  この控除制度を縮減、廃止する理由、これは何でしょうか。
○緒方靖夫君 提出資料を見ますと、我が国のみなし外国法人税総額は二〇〇一年は二百三十億円、二〇〇五年は五百二十億円に倍増しております。縮減、廃止しようとしているのに控除額が二倍に上昇しているのは、これは何でしょうか。
○緒方靖夫君 日本の自動車産業等々を見れば常識的にはそういうところからだと、そんなことは思うわけですけれども、アメリカの場合ですね、ちょっとここ考えてみたいと思うんですけれども、アメリカでは一九五七年の対パキスタン租税条約締結のときに大論争があって、そして、以来、伝統的にみなし外...全文を見る
○緒方靖夫君 じゃ、結構です。  言えないということですけれども、はっきり言えば、アメリカでは外国に払っていない税額を控除することは本国に投資した企業より有利に扱われることになって不当であるからと、これはアメリカのそういう文書にちゃんと書いてあるわけですよね。それは言えないとい...全文を見る
○緒方靖夫君 利益保留分五%を与える、こういうことですね。  それで、途上国は一般に源泉地国課税権を縮めて、狭めて居住地国課税へ集約することに抵抗を示す、そういう傾向があると思います。去年の審議での、ここでの審議の対インド租税条約のときもそうだったと思います。フィリピンは確かに...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、日仏租税条約の改正案について伺います。  本条約案にある日仏社会保障協定に基づく就労地での所得控除やフランス匿名組合員に対する日本の源泉地課税権の確保は当然の措置でありまして、この部分は賛成できる内容だと思います。しかし、これにとどまらない重要な問題点がある...全文を見る
○緒方靖夫君 免税でありますから、日仏の相互の進出大企業、特に法人税を一円も払っていない大企業も含むもので相当な恩恵を受けるということは、それは間違いないことだと思います。それはやはり国民から見て税の公平負担という点で疑義を生じさせるものだと、そういうふうに思うわけであります。 ...全文を見る
○緒方靖夫君 国際課税の学説を見ましても、利子、使用料の免税措置は企業に対して過度の恩典を与えるものと厳しく批判していると、そういうことが言えると思います。  現在、特許や著作権、商標権、トレードシークレットといった無形の知的財産の貸借、利用から生じる収益を企業戦略として重視す...全文を見る
○緒方靖夫君 国際課税の専門家は、同じく現地法人の税引き後利益を日本の親会社への配当に向けるよりは再投資に向ける傾向が強くなっている、このことも指摘しております。  我が国の財政の歳入という視点から見た場合、日本にとって海外直接投資の拡大は、生産販売拠点という税源そのものが海外...全文を見る
○緒方靖夫君 日本と海外の大企業の対内・対外直接投資、その行動もどちらの局面を見てもやはり様々な問題があるということを改めて今の答弁を聞きながら感じたところです。  そのことを指摘して、質問を終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、日仏と日比の租税条約改正議定書に反対する立場から討論を行います。  日比租税条約案のみなし外国税額控除措置は、フィリピン側の税制激変緩和措置の要望に乗った形で適用期間延長、適用範囲拡大、税率引下げをワンセットで実現するものです。しかし、...全文を見る
04月24日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○緒方靖夫君 貿易関連協定の三法案には賛成であります。  今日は、国際的に議論が進んでおりますクラスター弾について質問したいと思います。  クラスター爆弾は、広い区域を制圧するために使用され、無数の子爆弾を飛散させるもので、コソボ、イラク、レバノンなどではこの兵器による攻撃で...全文を見る
○緒方靖夫君 対人地雷というのがあります。これは、その使用、貯蔵、生産、移譲を禁止する国際条約が作られて、日本政府も当然批准しているという、そういう経過がございます。条約前文には、その対人地雷が罪のない無防備な文民、特に児童を殺傷する、経済発展や再建を妨げ、避難民の帰還を阻止し、...全文を見る
○緒方靖夫君 NGOの調査報告によっても、飛散した子爆弾による死傷者、これは確認されているだけ、つまり数えて確認されただけで一万人以上、九八%が民間人という、そういうことが報告されているわけです。こういう兵器を日本が保有している。  そこで、防衛大臣に伺いますけれども、自衛隊が...全文を見る
○緒方靖夫君 事実の問題として、弾薬の種類、これはいかがですか、まず。
○緒方靖夫君 そこで、重ねて伺いますけれども、事実の問題として、生産メーカーがどこかということ自身は、これは何といいますか、委員会の場で言えないことはないと思います。
○緒方靖夫君 それでは、私の方から確認させていただきます。製作、製造会社として、石川製作所、それからロッキード・マーチン、アイ・エイチ・アイ・エアロスペース、小松製作所、そういうところがメーカーになっていると思いますけれども、間違いありませんか。
○緒方靖夫君 それで結構です。  保有量と配備先については、これはある程度理解できますので、ここでは重ねて、別の機会に伺いたいと思います。  防衛省はクラスター弾が日本の防衛に必要だという立場と聞いておりますけれども、兵器が様々ある中で、なぜクラスター爆弾がなければならないの...全文を見る
○緒方靖夫君 それは防衛、安全保障面という立場からのものです。同時に、今大臣が答えたように、外務大臣、副大臣が答えたように、人道上の問題と、その正に今大臣が答弁されたその側面をやはりよく考えていく、このことがどうしても必要なんですね。  なぜならば、なぜかというと、やはりクラス...全文を見る
○緒方靖夫君 私が聞いたのは、アメリカで使っているものと日本が同じものを使っているとしたら、同じように不発弾が出るのではないかと伺ったわけです。使用者が日本ならばそれが減るということはないわけです。  それで、今御答弁にあったように、特別の装置をしている、工夫をしているというお...全文を見る
○緒方靖夫君 その危険性は変わりませんよ。つまりですね、つまりですね……
○緒方靖夫君 私の発言中です。発言中です。発言中です。
○緒方靖夫君 変わりません。つまり、不発弾という、要するに兵器は、どっちの側かによって変わるようなものじゃないんですよ。だから非人道性ということで問題になっているわけです。ですから私は、回収すると、じゃ例えば対人地雷だって、これまで配布したところを全部地図に落として回収すると、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 簡潔でいいです。
○緒方靖夫君 大臣が今、今の段階でとおっしゃるということは大変大事な点だと私は思います。  つまり、対人地雷禁止についても、すらっと経過を述べることは簡単ですけれども、やはりいろんな経過があった。当初は、日本政府は積極的ではなかった。しかし、それが、全面禁止を目指すオタワ宣言が...全文を見る
○緒方靖夫君 じゃ、最後に。  私は、やはりCCWがこれからどう動くか、そういうことが一つ大きな条件になると思います。しかし、同時に、今オスロ会議で実際に動き出す、それから、これから様々な作業の会議が開かれる、そういう中で、やはり日本政府としてこれを禁止するという立場に踏み切っ...全文を見る
○緒方靖夫君 時間なので終わります。
04月26日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
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○緒方靖夫君 ICCローマ規程は、武力紛争がいまだ絶えない国際社会において、その中で発生する重大犯罪を処罰し、その根絶を目指す上で重要な規程だと考えております。  幾つか質問いたしますけれども、ローマ規程で犯罪化される重大犯罪ですけれども、日本はこれを国内法において新たに犯罪化...全文を見る
○緒方靖夫君 参考にお伺いしますけれども、ローマ規程締約国の中に、批准に伴い国内法において重大犯罪を新たに犯罪化した国、これはどのぐらいあるんでしょうか。
○緒方靖夫君 ジェノサイド条約について、日本の署名等々についての対応については、先ほど大臣からICCの運用を見て、しばらく見てと、そういう答弁がありました。私の方から、やはりこの問題については是非積極的に検討していただきたいと、その要望を申し上げておきたいと思います。  もう一...全文を見る
○緒方靖夫君 アルカイダなどの国際テロ組織に対してアメリカなどが対テロ戦争と称して軍事力による解決を進めてきましたけれども、これなかなかうまくいきません。国際テロリズムに対しては、やはり法の裁きを厳格にするという、そのことが求められていると思いますし、その意味でICCに期待される...全文を見る
○緒方靖夫君 六機種のうち最も能力が高いのが、本年米空軍が嘉手納基地に配備したF22だと言われております。在日米軍のライト司令官が、四月三日の記者会見で最も優れた能力を持つ機種を選定してほしいと述べて、日本の導入に強い期待を表明しているところです。  F22にはどんな特徴がある...全文を見る
○緒方靖夫君 四月五日からの日米審議官級協議に関して、日本側はF22を最有力候補として挙げ米側に輸出解禁を求める方針とか、あるいはF22とF15、FXの二機種を二段構えで調達することを想定しているとか、そういう、報道ですけれども、そういうことが伝えられております。  いずれにし...全文を見る
○緒方靖夫君 しかし、同時に、それを公式に求めていくということと、同時に、これがどういう性能を持っているかということについては今副大臣の方からもお話がありましたし、非常に優れた戦闘能力、性能を持っているということは自明のことだと思います。  その中で、先ほどもお話がありましたよ...全文を見る
○緒方靖夫君 そうすると、それは一つの仮定の話になってまいりますけれども、その優れた能力ということを前提として、そして日本がそれを選択していくということになった場合、日本の防衛にとってステルス性能と対地攻撃能力を兼ね備えた機種を持つということになってくると思いますけれども、その必...全文を見る
○緒方靖夫君 これも仮定の話になってくるわけですけれども、領空内とおっしゃられました。同時に、その性能を見ると、仮に日本がレーダーに捕捉されずに相手国の地上施設を攻撃できるという、そういう能力を持っている機種になるわけですね。そういう能力を持つようになるとすると、本土防衛の、つま...全文を見る
○緒方靖夫君 ええ、誤解のないように議論したいと思うんですけれども。  そうすると、このF22の能力としてそういう能力を持っている、そういうことになりませんか。
○緒方靖夫君 アメリカの側はどうもこれを他国に売りたい、そしてその一番の有力な先として日本があるというそのことが報道等々されておる、米国内で報道されております。そうすると、大臣おっしゃられたように、今後いろいろ調査する、どういう性能を持っているかということを直接確かめる、今後どう...全文を見る
○緒方靖夫君 この機種の性能ということに私は着目しているんですがね。日本が攻撃を受けた際の日米の共同対処、これについてはアメリカが矛で日本が盾と。つまり、敵をたたくのは米国の役割で自衛隊は専守防衛に当たる、これは繰り返し答弁されてきました。この役割分担を変えないならば、F22が非...全文を見る
○緒方靖夫君 最後です。  やはりその機種の能力からすると確かに対地攻撃ができるという、そういう優れた能力があるわけで、それがどういう影響を持つのか。領空の防衛という大臣がおっしゃられた目的、それにまっしぐらだという、それに限定しているんだという、そういう説明は私、今伺いました...全文を見る
05月08日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○緒方靖夫君 核融合の研究開発については、将来の人類にとっての恒久的エネルギー源を確保する一つの選択肢と考えております。同時に、核融合についてはなお多くの課題が残されており、イーター計画とブローダーアプローチの実施は、安全の確保、基礎研究に財政的なしわ寄せを寄せないことなどに十分...全文を見る
○緒方靖夫君 核融合の研究開発は長期にわたる事業であって、そこには、うまくいかない問題を含めて、何がどのように前進していくかどうかという、そういう未知の部分が当然あるわけです。被爆国日本が原子力研究に踏み出した際に原子力の歴史と教訓を踏まえて基本法に明記した自主、民主、公開を貫く...全文を見る
○緒方靖夫君 住民への説明を広報活動の一環としてとらえるんじゃなくて、情報を明らかにして住民の疑問に十分に対応していくと、丁寧に対応していくという、このことを要望しておきたいと思います。  〇二年五月に六ケ所村をイーターの国内誘致候補地にして以降、誘致の当事者になった青森県は、...全文を見る
○緒方靖夫君 ブローダーアプローチを取り交わす日・欧州条約はイーター機構条約と不可分一体であると思います。イーター機構条約の第十四条には、イーター機構は、公衆及び職業上の衛生、安全、原子力の安全、放射能からの保護、許可制度、核物質、環境保護などについての接受国の法令を遵守する旨が...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、イーター計画とブローダーアプローチについて総合的な判断をどのようにしていくのかという点なんですけれども、イーター計画とブローダーアプローチの実施を間近にして国内推進体制の整備が検討されております。文科省の科学技術・学術審議会核融合研究作業部会の報告書では、核融...全文を見る
○緒方靖夫君 私が今お聞きしたのは、イーター計画とブローダーアプローチ全体について今後どうするかという見極め、そして方針決定、その点をあくまで政治が、政府が責任を持って行う、これは当たり前だと思いますけれども、その点について確認したいと思います。
○緒方靖夫君 端的に述べてください。
○緒方靖夫君 感謝しております、説明には。  先ほど、同僚議員の答弁で、イーターは基礎的な段階であり、成功ということは確定的に言えないということがありました。ならば、成功しないということも失敗もあるわけで、その見極めがやはり非常に重要であると思います。十年後、産業界、学術界の思...全文を見る
○緒方靖夫君 政治が責任ある見極め判断が必要と述べたのは、例えばブローダーアプローチの有効期限は十年ですけれども、条約上はどちらかが終了させない限り二か国間の条約は引き続き有効になるという、そういう仕組みになっているわけですよね。そういうときに、結局その六ケ所村でのイーター遠隔実...全文を見る
○緒方靖夫君 このイーター計画とブローダーアプローチについての総合的な判断は、やはり政府が、産業界やあるいは学術界の思いや熱意はいろいろあるかもしれませんけれども、やはり政府がやっぱり財政も含めていろんな点から見極めるということが必要だと思いますし、その仕組みも、先ほど答弁いただ...全文を見る
05月10日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○緒方靖夫君 米軍等再編特措法は、日米合意に従って米海兵隊のグアム移転経費を日本が負担するための仕組みをつくるというものだと思います。政府の説明によりますと、グアム移転経費は百二億ドルとされ、そのうち六十億ドルを日本が負担するということです。この米国内への移転経費の負担というのは...全文を見る
○緒方靖夫君 私が端的にお伺いしたいのは、本来、安保条約及び関連取決めに従えば、その負担というのは、日本が負担する取決めはあるものですかということですが。
○緒方靖夫君 大臣がおっしゃるように、新たな取決めなんですよ、これは。新しいことなんですよね。そうなんですよ。つまり、在日米軍駐留経費に関するルールには、これまであったルールには収まらない、そこが今度新しい点だと思うんです。そうすると、グアム移転は日本国内の移転ではない、北海道に...全文を見る
○緒方靖夫君 この際ですから、沖縄軽減という理由は分かりました、伺いました。この際、根拠になり得る理由、根拠となる理由ですね、それを列挙していただけます、すべて。  つまり、日本が経費を負担する理由、それは沖縄の軽減ということは今答弁でおっしゃられました。そのほかの理由があれば...全文を見る
○緒方靖夫君 そうすると、その大臣の御答弁で、要するに日本が負担をする、応分の負担をする理由というのは沖縄の負担軽減のみということになりますか。
○緒方靖夫君 私の手元に防衛省からいただいた「在沖米海兵隊のグアム移転について」という、そういう資料がございます。この六ページに日本も経費を分担する理由とありまして、幾つかあるんですけれども、その中に、今回は海外に移転しますが、海兵隊の任務には依然として我が国の防衛が入っています...全文を見る
○緒方靖夫君 確かに大臣がおっしゃられるように、この文書というのは、グアム移転後も任務に日本防衛があるから日本も払う必要があるという、そういう理由なんですよね。そうすると、大臣はこの部分については不適切と、自分は同意しないというお考えですか。
○緒方靖夫君 そうすると、大臣、自分の就任前に作られた文書といっても、これは日付を見ると平成十九年二月、平成十九年二月となっています、ええ。ですから、大臣の在任中に作られているんですよね。  大臣はこれをごらんになっていないわけですね、要するに。
○緒方靖夫君 大臣がそうかなとか、これはちょっとまずいと、すとんと落ちないと、いろいろ表現されましたけれども、そういうものを我々国会議員が読んで、理由として聞かされたわけですよね。  それじゃ、役所の方にお伺いしますけれども、これは明確な理由ですか、役所。役所、役所に聞きます。
○緒方靖夫君 大臣が今そうかなと、すとんと落ちないという答弁をされましたけども、あなた御自身はこれは正確だと確信されていますか。
○緒方靖夫君 端的に言ってください。
○緒方靖夫君 それでは大臣にお伺いしますけども、そういう説明なんですけれども、大臣御自身は防衛省の責任者として、こんな説明したという思いがあると思います、あるいはこんな紙を配りやがってという思いがあるかもしれません。そこで、これについて、やっぱり大臣御自身が、大臣が責任者なわけで...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣はいつも率直に話をされるのでよく分かりますよ、感じは。しかし、やっぱり大臣が適切でないと、強調しない方がいいということが、理由は三つしか挙がっていないんだけども、その一つに、二番目に書かれているわけです、ここでは。やっぱりこういうものというのは責任ある審議をする...全文を見る
○緒方靖夫君 それならば、これは審議するために防衛省が作ってくれた資料ですよ。我々はこれを読んで、これを基に議論するわけですけれども、この部分、肝心なこの負担の理由について、大臣の、まあ間違いではないけれどもすとんと落ちないと、強調しない方がいいということがやはりここにどんと書か...全文を見る
○緒方靖夫君 こういう大臣がはてなと思う資料が配られて今審議されていることについて、私は極めて不正常だし、おかしいということを述べておきたいと思います。  ちょっとこの問題を角度を変えて、じゃアメリカの側からどうかということを考えてみたいと思うんですよね。  伺いますけれども...全文を見る
○緒方靖夫君 私、米軍の会計監査を担当するペンタゴンの監察長官の報告書ですね、三月十二日付けですけれども、米太平洋軍における部隊体制の変更に関する報告書、それを読みました。  その中で、海兵隊グアム移転の費用問題についていろいろ述べているんですけれども、グアムの米軍任務と日本の...全文を見る
○緒方靖夫君 久間大臣にお伺いしますけれども、要するにグアムの米軍に限って日本防衛のための前方展開部隊とみなす、つまり日本の防衛のために役立つからということをアメリカ自身は述べているんですけれども。要するに、この点でアメリカ政権の立場と久間大臣の考えというのは一致するんですか、先...全文を見る
○緒方靖夫君 一致しているかどうかつまびらかではないという、この問題というのはやはり僕は日米合意の合意事項における最も重大な、重要な問題だと思うんですよ。つまり、向こうは日本の負担の根拠として日本の防衛をすると言っているわけですから。ですから、そういう点で担当の大臣御自身がこの問...全文を見る
○緒方靖夫君 まあ数字の問題はともかく、考え方、理由なんですよ。アメリカは日本防衛のために役立つから日本が負担するということを理由の一つに挙げているわけですよね。まあ沖縄の軽減とは言っていないですよ、アメリカ側は積極的に。この理由ですよ、専ら。そういうときに、防衛大臣の御認識とア...全文を見る
○緒方靖夫君 説明になっていないと思うんですね。つまり、日本を防衛する義務を負う米軍というのが在日米軍に限らないとなると、グアムだけではなくあちこちから来る、来援するという、そういう理屈になるんですよ。そうすると、すべての米の部隊に経費負担が可能だという理屈になってしまう。そうじ...全文を見る
○緒方靖夫君 結構です。  次に、海兵隊の資産の問題なんですけれども、次にグアムへ移転する在沖米海兵隊は八千人とその家族九千人とされますが、それは間違いありませんね。
○緒方靖夫君 八千人の海兵部隊に対して、現在、住宅提供、光熱負担を始め従業員給与など、様々な駐留経費を日本が沖縄で負担しているわけですけれども、この移転部隊に対する日本の負担額は毎年幾らになるんですか。移転する相当の部隊の額。
○緒方靖夫君 それで、大臣にお伺いしますけれども、この八千人の海兵隊というのはグアム移転後は在日米軍ではなくなりますね。
○緒方靖夫君 在日米軍でなくなれば、これまで日本が負担してきた経費は支払わなくていいと、そう考えてよろしいでしょうか。
○緒方靖夫君 先ほど取り上げた監察長官の報告書によると、海兵隊は、二〇〇六年五月の日米合意で負担分担が決まった約百三億ドル以外に、移転に伴って毎年輸送経費など四億六千四百七十九万ドルが必要だと試算して、その予算の手当てがないと、そういうふうに述べております。  そこで伺いますけ...全文を見る
○緒方靖夫君 基本的にはない。しかし、例外もあるんですか、特例は。
○緒方靖夫君 あり得ると。これはやっぱり重大ですよね。こういうこともあると。  監察長官の報告書によると、こう書いてあるんですよ……
○緒方靖夫君 大臣の御答弁、よく分かりましたよ。予防線を張って、そういうことがあるときのために言っているわけですから、本当に正直な話だと僕は思いますよ。本当に正直な話だと思いますよ。ですから、やっぱりこういう危険性があるんですよ。  それで、先ほどの監察長官の報告書によればこう...全文を見る
○緒方靖夫君 基本的にはないと、これも同じことだと思いますね。絶えずそういうことで、この議論だって、米軍再編だって、もういつもいつもここで聞いても、何も明かさずにぱっと出てくるという、そういう形でやってきたわけで、私はその点で、この基本的云々という話というのは、要するに特例はあり...全文を見る
○緒方靖夫君 もう基本的にということは何度も繰り返されました。この問題については、一体どういう形になっていくのかということについては、やはり日米協議、その中でどういう問題が出てくるのか、これはなかなかこういう場で聞いても出てきません。  しかし私は、アメリカのそういう要求という...全文を見る
○緒方靖夫君 グアムに移転する部隊に限る、限って使用するという、つまり、アメリカとの間で使用者を限定するとかそういう何らかの取決めをするんでしょうか。アメリカとの間に何らかの使用者を限定するという取決めをするんでしょうか。
○緒方靖夫君 出資、融資で造る家族住宅、基地内のインフラはどうなるんでしょうか。使用者制限はするんでしょうか。
○緒方靖夫君 これから米軍がいろいろ決めていくことでしょうし、同時に日本は、やはり沖縄からグアムに移転するその部隊が使用するという、それが当然の目的になるわけですから、それについて厳格にそこをチェックする必要はあると思います。しかし、それを実際行うという上での何か担保というのはど...全文を見る
○緒方靖夫君 常識的に言って、区分して使用者を、要するに、沖縄から行った海兵隊の部分とほかのところを混在している可能性もあると思います、場合によっては。それを区分するというのは非常に常識的に言って難しいと思うんですけれども、その点はどういうふうに考えているんでしょうか。
○緒方靖夫君 実際上、区分するというのは非常に難しいと思うんですよね。そのとおりですよ。  それで、結局どういうことになるかというと、グアムの米軍基地、それが効率的に機能するということを結局助けていくという、そういうことにもなってくると思うんですよね。そういう可能性は排除できま...全文を見る
○緒方靖夫君 そうすると、グアムというのはどういう機能を持っているかというと、防衛省の資料、大変分かりやすいんですよね、この地図が。やはり、グアムから東京まで二千五百キロ、沖縄まで二千四百キロ、台湾まで二千八百キロ、フィリピンまで二千六百キロという、正に要衝の地にあるわけですよ。...全文を見る
05月17日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
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○緒方靖夫君 前回に続きまして、米軍等再編措置法について質問いたします。  政府は、再編案を取り決めた日米合意に関し、関係自治体や住民の理解が得られるよう説明し、誠心誠意努力すると言ってきました。この立場は今も変わりありませんね。
○緒方靖夫君 最終報告に基づく再編案の閣議決定から一年近くが経過いたしました。再編を受け入れられないとする自治体も多くあるのが現状なわけですけれども、そういう中でこの法案が今審議されているという、そういうふうになると思います。  法案の第一条、目的に当たるところは再編の円滑な実...全文を見る
○緒方靖夫君 ちょっと聞き方を変えますけれども、交付金制度によって関係自治体の再編への理解が得られ計画が進みやすくなる、そういうことを考えられているわけですか。
○緒方靖夫君 例を出されましたけれども、私が述べたように、計画を進みやすくする、促進するためにあるという、そういうことですよね。
○緒方靖夫君 それで、こういう中で関係自治体の中からいろんな意見が出ております。その中には、もう大臣御承知だと思いますけれども、新聞にも報道されているように、厳しい批判あるいは反対、そういう意見もございます。例えば神奈川県の座間市市議会は賛成多数で意見書を採択する、その中には、交...全文を見る
○緒方靖夫君 今私が引用したような、各関係自治体の批判とか、あめとむちとか、いろんなことが、自治体の市議会の意見書とか、あるいは市長自身が述べているという言葉の中にあるわけですけれども。
○緒方靖夫君 大臣の願望は願望なわけですけれども、しかし、こういう形の意見が、あるいは批判が出るということは、関係自治体との間での円滑な実施ということにはなっていない、そういうことになるんじゃありませんか。
○緒方靖夫君 そういう努力方向は努力方向として、しかし円滑な実施という点ではやはり必ずしもそれはうまくいっていない。  それはちょうど、先ほど報告がありましたけれども、ちょうど今週、沖縄に委員会の派遣がありまして行ってまいりました。そこで、やはり国への協力の用意を明らかに表明し...全文を見る
○緒方靖夫君 年度ごとの予算の範囲というのは当たり前の話なんですよね。  ですから、私が伺いたいのは、要するに、その再編交付金というのは一体どのくらいのイメージの額になるのかということなんですよ。つまり、既存の交付金等がいろいろあります。その額と比較してどういう規模になるのかと...全文を見る
○緒方靖夫君 いや、そんなこと聞いているんじゃなくて、再編交付金が幾らになるのかと聞いているんですよ。イメージです。
○緒方靖夫君 そんなんじゃ本当、審議できないと思いますよ。だって、大体どのくらいの規模になるのかとか、一体どうなる、イメージわかないじゃないですか、大臣。
○緒方靖夫君 法律の仕組みは分かりますけれども、やはり一体どういう規模で何を考えているのかという、それを私は知りたくて質問しているわけで、よく分からないということにならざるを得ません。  防衛省の説明資料には、交付金の交付額については、米軍再編に伴う負担に応じた額を交付する、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 基地負担にかかわる従来の交付金等を見ますと、騒音被害の程度とか、あるいは基地の占有面積とか、固定資産税の相当額などとか、これ一定の客観的な物差しがあったと思いますよ。そういう算定ならばよく分かるわけですよね。今回の再編交付金については、こういう物差しという点ではどう...全文を見る
○緒方靖夫君 点数化ということなんですが、様々な異なる負担を測る基準、テーマがあるわけですよ。そういうものから点数化、これどういうふうにやられるんですか。
○緒方靖夫君 そう言われますけど、再編案一つ一つ見ても、訓練移転もあれば、全く新しい装備とか、あるいは航空機の配置、そういうのもある、あるいはその他様々ある。だから、負担といっても、この点数を高くする、こうする、そういうことをされるというふうに今言いましたけど、本当に訳が分からな...全文を見る
○緒方靖夫君 その物差しは今はないと、これから作るものだということはよく分かりました。  同時に、明確な基準がなければ、やっぱり交付が適正かどうかという判断もだれもできないということになります。そのことを指摘しておきたいと思います。  さらに、まず上限を決め、交付は進捗に応じ...全文を見る
○緒方靖夫君 最後が聞こえなかった。
○緒方靖夫君 要するに、長い答弁でしたけれども、上限額は一度決めたら変えないと、そういうことですよね。
○緒方靖夫君 それで、じゃ、その途中で、大臣、負担が増えたらどうするんですか。段階的に交付し始めて、その後で新しい負担が増える、そのときも増やさないんですか。
○緒方靖夫君 大臣のお言葉ですけれども、論理的には考えにくい、しかし現実的にはあり得ると思うんですよね。それがある意味じゃ米軍じゃないですか。  例えば、F15、これを使用し続けるというふうに言っていて、F22が来ると、あるいは本土展開も否定されていないという状況がありますから...全文を見る
○緒方靖夫君 あり得るんですよ、局長が言われたようにね。本当にあり得るんです。  なぜならば、大臣、なぜかというと、どういう航空機、どういう装備を配備するかというのは専ら米軍の運用の問題であって、防衛庁に聞いたって、それは米軍の運用ですから関知しませんという話がしょっちゅう返っ...全文を見る
○緒方靖夫君 要するに、局長の御答弁からよく分かることは、負担というよりも再編の実施、これが最大の眼目だということですよね。  それで、再編交付金は、先ほど大臣がおっしゃられましたけれども、電源立地地域対策の交付金制度ですか、それを参考にしたということでしたけれども、原発に係る...全文を見る
○緒方靖夫君 法案の第六条は、再編交付金について、進捗に応じた交付にするとしております。これについて大臣は、第一段階としては地元の市町村さんなりの受入れの表明があるということを要件として考えたいと答弁されておりますけれども、なぜ受入れの表明を要件とされるんですか、大臣。
○緒方靖夫君 反対だということだけではなくて、政府の案にそのまま同意できないという場合にも出ないわけですよね。  先ほどこの本委員会の冒頭で委員派遣の報告が行われましたけれども、その中で、島袋名護市長の言葉がその中で紹介されていました。再編交付金が再編を受け入れた段階で支給され...全文を見る
○緒方靖夫君 米軍再編を目的と、いみじくもしていると言われました。正にそのための法案だと思いますよ。同時に、国民の異議と言われますけれども、やはり地方の人たちが、あるいは地方自治体が、あるいはその首長が述べていることの方がやはり道理があると。やはり地方自治は地方自治として尊重して...全文を見る
○緒方靖夫君 私がお伺いしたのは、政府は自治体の受入れ表明がない限り再編案はそこには持っていかないという、そういうことなんですか、それともそれに関係なく持っていくんですかということです。
○緒方靖夫君 要するに、地元が受け入れられないと、受入れには同意できないと言っても、日米で合意したその案をその関係自治体で実施するということですよね、つまり自治体の反対とかなんとかという意思とはかかわりなく。
○緒方靖夫君 その努力は大事なんですけれども、要するに、自治体が最後まで受け入れなかったときにはあきらめるんですか。
○緒方靖夫君 要するに、自治体が受け入れなくても日米の合意どおり実施することになるという、そういうことになりますよね。
○緒方靖夫君 そうすると、日米で合意したロードマップ、そして関係自治体への対応、それを今後変えることもあり得るわけですか、自治体の対応によっては。
○緒方靖夫君 大臣が要するに米軍再編を推進するのが目的だとさっきおっしゃられました。この法律もそうです。交付金もそうです。そうすると、自治体が幾らそれに異議を唱えようと、あるいは反対しようと、政府の計画そのとおりやらないということになった場合、やっぱりそれを遅らせてはならない、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 別にイメージの違いじゃなくて、大臣の言われたことは非常に明確だと思いますよ。つまり、もう既に合意した米軍再編の案は、この決定はやらせていただくということですよ。  例えば座間市の場合には、先ほど紹介しましたように、市議会の大多数は反対です。市長も反対しております。...全文を見る
○緒方靖夫君 最後に一つ。  結局、大臣のおっしゃられることは、日米の合意どおり米軍再編やらせていただきますと。言葉は柔らかだけれども、結局、全部それをひもといていくと、問答無用でそれをやっていくよという話にならざるを得ないんですよ。  ですから、私は、新聞の社説やあるいは様...全文を見る
05月22日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  先週末から沖縄で大問題になっております事態について、私は総理に今日はお伺いしたいと思います。  名護市の米軍の新しい基地の建設工事で、海域調査ということで海上自衛隊の五千七百トンの掃海母艦が派遣された。また、その現場周辺には掃海ヘリ...全文を見る
○緒方靖夫君 総理、国の資源の有効活用なんて本当驚いた話ですよ。そうしたら、自衛隊どこでも行くじゃないですか。  そして、話はそんな話じゃないんですよ。何で沖縄が知事も含めて怒っているのか。それは、ちょうど現地の新聞にありますけれども、県民世論への国家の威圧だ、そう言っているわ...全文を見る
○緒方靖夫君 総理、地元の声をよく聴いていただきたいんですよ。自民党の沖縄県連だってこう述べているんですよ。国と地元、県との協議が続く中で海自派遣は誠に遺憾、本県の政治情勢を全く理解していない、こう述べているわけですよ。ですから、威圧ではない、バックアップ、そのためだと、とんでも...全文を見る
○緒方靖夫君 初めてですか。  沖縄は日本復帰三十五周年迎えたばっかりですよ。銃剣とブルドーザーで土地を奪われ米軍基地を造られた、そういう歴史を持って、それと二重写しになるんですよ。ですから、みんな威圧だと、そういうふうに受け止めて、一斉に新聞が書き批判している。知事も自民党県...全文を見る
○緒方靖夫君 基地のそういう押し付けというのは時代錯誤だと、とんでもないということを申し上げて、時間ですので質問を終わります。
○緒方靖夫君 先週に続きまして、再編交付金の問題について質問をさせていただきます。  先日の質疑、ちょっと途中になってしまったんですけれども、今度の交付金が電源立地地域対策交付金制度を参考にしたという、そういうことをお尋ねした際に、大臣は似たような考えだと、そういう御答弁をされ...全文を見る
○緒方靖夫君 今御説明いただきましたけれども、再編交付金の性格ということですね。ですけれども、私は原発の場合と違うのではないかと思うんですね。  原発というのは、自治体が国の要請も含めいろいろ検討した上で、地元が手を挙げてそして受け入れるという、そうなっていきます。自治体には受...全文を見る
○緒方靖夫君 はっきりと御答弁ができない。  原発の場合はあるんですよ、そういう例というのは。だから違うんです、明らかに。  だから、僕がここで大臣に確認していただきたいのは、今回対象になっているそういう都市、岩国等々のそういう都市で、自ら手を挙げたという自治体がありますかと...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣もないとお認めになったということですよね。  それで、ですから、例えば、厚木の艦載機を移しますけれどもこれだけの補助金を付けるからどこか受け入れてくれるところありませんかと呼び掛けて、じゃ岩国がぱっと手を挙げたわけじゃないんですよ。違いますよね。はっきりしてい...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、そうおっしゃいますけれども、違うんですよ。要するに、今回の再編の場合には自ら手を挙げた自治体はないと大臣はお認めになった。原発の場合にはそれがあるんです。ですから同じようには言えないんですよ。ですから、別の言い方をすれば、再編計画というのは日米の政府で作ったも...全文を見る
○緒方靖夫君 私が言いたいのは、有無を言わさず、とにかく日米両政府が決めて、そして自治体にその受入れを求めるのみと、そういうことを言っているんですよ。  原発の場合には、自分から進んで、いろんな条件があると思います、交付金もある、いろいろあるかもしれない、しかしこうやって受け入...全文を見る
○緒方靖夫君 ですから、今のやり取りで明確になったことは、日米両政府で決めたロードマップに従って関係自治体にお願いしますと、それでこれでやってくれと、そのために交付金を出すと。  そして、じゃ逆に、自治体の側にやめてくれと言う、それを拒否するという選択権ってあるんですか。
○緒方靖夫君 誤解していません。  要するに、選択の余地を与えない相手に対して交付金を与えて迫る、それだけなんですよ。交付金を要らないと言っても、じゃ基地は来ないんですか。来るでしょう。はっきりしてください。
○緒方靖夫君 いや、そういうような選択肢じゃなくて、それしかないじゃないですか。  例えば、どこかの市が、やめてくれと、そういうふうに言ったら、やめますと言うんですか。そういう選択があるんですか。
○緒方靖夫君 要するに、選択はない。はっきりしてください。
○緒方靖夫君 大臣、大事なところなんですよ。  要するに、日米の両政府でロードマップ決めた。ブッシュ・安倍会談があってその促進も決めた。その下で、今対象になっている自治体で、基地をお願いすると言っている再編の関係での自治体で、自治体がやめたら、ノーと言ったら、じゃやめますという...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、非常に大事な答弁を今されているんですよ。次回の委員会で冒頭に弁明とか釈明とかないということを私は本当に希望しますよ。ないですよね。
○緒方靖夫君 着実にスムーズに合意を履行するというのが今の政府の立場ですよね。それに対して今防衛大臣がおっしゃられたことは、地元の住民の反対があればそれに対してそのとおりにしないこともあり得るとおっしゃられているんですよ。確認します。言ってください。
○緒方靖夫君 誤解はないです。もう答弁できちっと議事録に残る話をされているわけですよ。  じゃ、私伺いますが、岩国市で昨年、艦載機移転をめぐる住民投票において九割という圧倒的な多数の市民が受入れを反対を意思表示したわけです。そういうケースに対して、じゃ、それでは今のように、九割...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、全然あおっていないですよ。現実を述べているんですよ。  例えば、先日、衆議院の委員会で岩国市の井原市長がお見えになって、そこで意見陳述された。これ、手元に資料があるんですけど、大変心を打つ心情を私は非常に受け止めましたよ。紹介しますよ。  正に圧倒的な民意...全文を見る
○緒方靖夫君 アメリカでは、フロリダのジャクソンビルという町は、米軍が基地再編で二百五十機を超えるそういう戦闘機の移転、その候補地になったと。住民投票で六割の住民が反対をしたと、それでその計画を中止しているんですよね。  日本で、岩国で九割の住民が反対をして、なおかつ押し付ける...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣の言葉は大変重大ですよ。市長がこれだけ述べていることに対して全然答える立場にない。私は、そういうすべて押し付けるという立場、それがやはり立場を超えて、国の政策だからやむを得ないと、基地は受け入れようと思っている方々の間にも不信を広げていると思いますよ。  例え...全文を見る
○緒方靖夫君 報道では、キャンプ座間には六月にも新司令部移転準備の先遣隊がやってくるという、そういうことが言われております。負担増が正に始まろうとしているんですよね。  大臣、先遣隊が来る前に、やっぱりそういう問題について市ときちっと話し合う、具体的にそういう場を設定して、そし...全文を見る
○緒方靖夫君 理解しないけど、時間なので終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、米軍再編特措法に反対の討論を行います。  本法案は、日米両政府が進める米軍と自衛隊の再編を推進するために提出されたものであります。そもそもアメリカが進めている米軍再編は、先制攻撃戦略に同盟国を深く組み込み、地球規模で軍事体制を再編成する...全文を見る
05月24日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
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○緒方靖夫君 おはようございます。  武力紛争の際の文化財保護条約などについて質問させていただきます。  ハーグ条約は、第二次世界大戦で大量の文化財が破壊された被害に遭ったことを受けて、武力紛争の際の文化財保護のための包括的な国際約束として作成されたものだと思います。ですから...全文を見る
○緒方靖夫君 今の御答弁で、結局、条約の第八条だと思いますけれども、特別の保護がある、そしてそれにかかわって、更に議定書によって同制度の改善の中で文化財と軍事目標間の十分な距離の概念が制度適用の要件から除外されるという措置がとられるという、そういうことになったわけですね。  そ...全文を見る
○緒方靖夫君 そうすると、端的に伺いますけれども、原爆ドームなどに対してそれが適用されるという可能性はあるわけですよね。
○緒方靖夫君 はい、よく分かりました。  外務大臣にお伺いいたします。  外務省の資料によると、例えば第二議定書の締結状況を見ますと、現在四十四か国にとどまっていると。依然として実効性の面で課題が多い状況がうかがえるわけですけれども、日本が文化財保護のために積極的な役割を果た...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、我が国が過去に植民地とした他国から日本に持ってきた文化財の返還問題についてお伺いいたします。  韓国の報道によりますと、日本が植民地時代に持ち去った文化財の返還を目指す民間団体、朝鮮王室儀軌還収委員会、還収は戻し収めるということですね、還収委員会が今年三月、...全文を見る
○緒方靖夫君 個別の事例に対応するということは、大臣、とても大事だと思うんですよね。  それで、今話がありましたけれども、昨年十二月の韓国国会決議があると。そこでは、これについて必須の文化財であると、そう述べて、同時に、過去の不幸だった韓日関係を清算し、更に発展的な韓日関係を持...全文を見る
○緒方靖夫君 個別の対応ということが非常に大事だと私の方で申し上げたのも、今大臣がお答えになったことと通じると思うんですよね。  やっぱり日韓基本条約以降も日韓の友好のためにそういうことが行われてきたと、そして日本政府の側からも友好的な対応ということを考慮してきたという、そうい...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
05月31日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第15号
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○緒方靖夫君 この法案は自衛隊の体制を大きく変えるもので、新しい改編がいろいろあります。  それで、私はなるべく今日多く御質問をしたいと思っております。ですから、できたら大臣から簡潔で要を得た御答弁をいただけると大変有り難いと思っておりますので、お願いいたします。  自衛隊改...全文を見る
○緒方靖夫君 そもそも地方隊と自衛艦隊はなぜ分けられてきたのかということなんですけれども、それぞれこれまでどういう任務、それから役割が与えられてきたわけですか。
○緒方靖夫君 今度の編入はそういう体制を変えようとするもので、じゃどう変わろうとするのか、そこが一番聞きたいところなんですね。  地方隊そのものは残るということなんですけれども、部隊の管理や指揮系統はどうなるのか、今後の地方隊と自衛艦隊との役割はどう整理されるのか、その点はいか...全文を見る
○緒方靖夫君 昨年の法改正で行われました自衛隊の海外活動の本来任務化にかかわってお尋ねしたいんですけれども、防衛白書は、海上自衛隊の新たな編成の考え方を説明するくだりでこの海外活動に触れ、新たな脅威や多様な事態への対処に加えて、国際平和協力活動に対し実効的かつ迅速に対応することを...全文を見る
○緒方靖夫君 防衛白書で強調されていることに、護衛艦の数に限りがある、そういう認識はお持ちですよね。その限られた護衛艦を各種事態に即応できるようにしたいということだと思うんですけれども、地方隊に張り付けていた部隊が自衛艦隊の下に一元管理されれば、それによって海外活動やミサイル防衛...全文を見る
○緒方靖夫君 要するに、地域の防衛と海外活動も含めた機動的な部隊の垣根をなくすという、そういう意味になりますか。
○緒方靖夫君 大臣にお尋ねいたしますけれども、白書には、任務が長期化した場合にも持続的に対応し得る体制とすると書かれております。この長期化というのはどんな活動を想定されているんですか。
○緒方靖夫君 とてもよく分かりやすい説明です。局長からも御答弁いただきましたけれども、今の大臣の御答弁は大変よく分かると思いました。そうなんですよね。  今大臣御自身がインド洋についてもおっしゃられましたけれども、やはり、確かに任務にもいろいろあると思います。日本が直接攻撃を受...全文を見る
○緒方靖夫君 インド洋の場合もそれに当たると、そういうふうな見方もできるという意味だと思います。今大臣の御答弁の主な点は、あらゆる事態に対処するというその点ですよね。その点では新たな脅威にも対応するという、そういうことだと思います。  今後はミサイル防衛も進めていくということに...全文を見る
○緒方靖夫君 先ほど大臣がインド洋という、挙げられた。しかし、それは主な側面ではなくて、主要な側面というのはあらゆる事態に対応するためだと、そういう御答弁だと思うんですね。考えてみますと、テロ特措法に基づいてインド洋の補給活動、これは当初二年とされていましたよね。それが結局、二年...全文を見る
○緒方靖夫君 そのメリットを重視は分かるんですけれども、今御答弁にありましたように、結局異常なんですよ。異常なことを必要だからといって長期化させて自衛隊の役割をインド洋で果たさせているという、そういう事実が一つあるわけですよね。そういう異常はこれから起こらないとも限らない。それに...全文を見る
○緒方靖夫君 簡潔で結構ですよ。
○緒方靖夫君 局長、簡潔で結構です。
○緒方靖夫君 この再編というのは海外活動を考えたときのローテーションのしやすさということは念頭にあるんですか。
○緒方靖夫君 今度の答弁はよく分かりました、結論が。  防衛省は効率的な運用ということを強調して、二〇〇七年度予算においては海上自衛隊の新体制への移行を挙げて、イージス艦を主力とする艦隊とヘリコプター搭載護衛艦を主力とする艦隊に分けるというふうに打ち出しております。ですから、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 防衛省は、二〇〇七年度予算で海上配備型上層ウエポンシステムなどを千五百七十二億円を計上しております。今後共同開発していく次世代のSM3が出てくれば、当然それを購入することになるということになりますか。
○緒方靖夫君 買わないという選択肢は断言できますか。
○緒方靖夫君 共同開発をやっているわけですから、買うことになるんですよ、これは。大臣、そうですよね。大臣、どうですか。
○緒方靖夫君 答弁は明快だと思います。  二〇〇七年度予算は、イージス艦の改修費だけで三百十二億円を計上しております。しかし、将来、新型ミサイルを使うとなると、発射台を改修するとか、イージス艦をそれぞれ使いやすくするための換装が必要となると、そうなっていくと思うんですよね。そう...全文を見る
○緒方靖夫君 日本政府は、ミサイル防衛計画においてアメリカと一体になってその研究開発を進めているという点では同盟国の中で際立っていると言われております。  アメリカのイージス艦弾道ミサイル防衛システム計画責任者のヒックス少将がはっきり述べているわけですけれども、次世代のSM3に...全文を見る
○緒方靖夫君 いずれにしても、このミサイル防衛についての技術的な観点から、お金のことだけじゃなくて、その点からも、ノーベル受賞者九人を含むアメリカの著名な科学者二十二名がこれに対して声明を出して、技術的な観点から支持できない、そしてまた北朝鮮からのミサイルの九〇%に対して有効だと...全文を見る
○緒方靖夫君 簡潔にお願いします。
○緒方靖夫君 最後になりますので、大臣にお伺いいたします。  これは報道なんですけれども、防衛省は三自衛隊をネットワークでつなぐ統合指揮システムに在日米軍の通信システムを接続する計画がある、そういう報道があるんですけれども、実際にそういう計画はあるんでしょうか。
○緒方靖夫君 時間ですので、終わります。
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、防衛省設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  法案は、防衛省と自衛隊の体制を大きく変更するものですが、これは、アメリカが世界で進める米軍再編方針に沿って、米軍と自衛隊の軍事一体化を推進するものです。  中央...全文を見る
06月04日第166回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
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○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。  会見の時間があると思いますので、前半の部分は官房長官にお尋ねしたいと思います。  まず、基本的なことですけれども、六か国協議における朝鮮半島の非核化、その進展は、それ自身重要なことですけれども、同時に拉致問題を含む日朝両国間の懸案解...全文を見る
○緒方靖夫君 今の官房長官の御答弁、非常に明確だと思います。核問題の解決も、それから拉致の解決も、やはり結び付けてしっかりと進めていくということが大事だと、そういう御答弁だというふうに理解いたしました。  それで、さきの六者協議で、核放棄に向けた初期段階の措置にかかわって、拉致...全文を見る
○緒方靖夫君 報道によると、中山補佐官が訪米したときに、アメリカに対して拉致問題進展の定義についてやはり話をしたと、アメリカの側は一体それは何だということを繰り返し聞いてきたと。そういうことを私も仄聞しておりますけれども、それに対して、今官房長官が御答弁された内容を述べたと。進展...全文を見る
○緒方靖夫君 拉致問題の進展について安倍総理は、二月の予算委員会の段階ですけれども、それは我々が判断すると答弁されました。それから、私も質問したことがあるんですけれども、外交交渉なのでそれは言えないと、そういう答弁もありました。  ですから、この国会では進展とは何かということに...全文を見る
○緒方靖夫君 あと幾つかあるんで、最後の一問、官房長官にお願いしたいと思います。  六か国協議でアメリカ側の次席代表を務めたNSCのチャ前日本・朝鮮部長は、最近、日本のマスコミとのインタビューでこんなことを言っているんですね。チェイニー副大統領やネグロポンテ国務副長官らが訪日し...全文を見る
○緒方靖夫君 官房長官、もう会見があると思います。結構でございます。
○緒方靖夫君 外務大臣にお尋ねいたします。  北朝鮮というのは世界で最も難しい国ですよ。これは間違いないと思いますね。まあ、その一つと言った方が正確かもしれませんけれども、それを相手にしているわけです。そして、隣国ですから、それを変えるわけにいかない。そしてまた、外務省の見方と...全文を見る
○緒方靖夫君 時間のことがありますので、最後に具体的なことをお尋ねしたいと思います。  北朝鮮側は、日朝作業部会の場で日朝双方によるDNA鑑定に関する専門家協議の開催を提案したと言われておりますけれども、この点はあったのでしょうか、あったとすればその提案にはどう対応されたのか、...全文を見る
○緒方靖夫君 専門家協議の開催を提案したいという。
○緒方靖夫君 これはもうなかったですか。  例えば、北朝鮮側のDNA鑑定専門家協議の提案というのは昨年二月の日朝包括並行協議にも、際に出されている。それは外務省の文書に書いてあるんですから、そういう事実はありますでしょう。ハノイのときは別としても、以前にはあった、これまで歴史的...全文を見る
○緒方靖夫君 終わります。
06月05日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第16号
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○緒方靖夫君 法案の大本になります日本政府のイラク戦争に対する態度について、今日は官房長官がせっかくお見えですので、官房長官に質問したいと思います。  イラク戦争はフセイン政権の大量破壊兵器保有の疑惑を根拠として開始されました。米英両国は、査察を継続すべきとして武力行使に反対す...全文を見る
○緒方靖夫君 長い答弁をいただきましたけれども、政府はイラクが最後の機会を生かさなかった等と述べてきました。  そこで、やはり大事なことは、大量破壊兵器の疑惑に関する問題と思います。開戦を支持した際の政府の認識についてですけれども、この真偽について政府は見極めていたんでしょうか...全文を見る
○緒方靖夫君 日本政府はあると想定されるそういう理由があったと、今そういう御答弁いただきましたけれども、当時、国連もIAEAもその真偽を見極めるべく査察を究明する努力をしていた最中だったと思います。そういう意味では、すべてが疑惑を持っていたわけですよ、すべての国際社会がですね。 ...全文を見る
○緒方靖夫君 私の質問は、官房長官、アメリカのパウエル報告等を、それを依拠されなかったのかということです。判断材料にされなかったかということです。
○緒方靖夫君 いや、端的に述べてください。  アメリカに、パウエルについてどうかということを聞いている。
○緒方靖夫君 官房長官、本当によろしいんですか、そういう答弁で。  パウエルの報告、二月の五日の報告について、やはりそれを判断材料にされたんではないですかと私は尋ねているんです。
○緒方靖夫君 官房長官、これは大変重大な答弁だと思いますよ。  やはり、パウエル報告から十三日後、日本代表の原口大使は、イラク情勢に関する安保理公開会合において、一四四一がイラクに最後の機会を与えているとして述べている演説があります、もうこれは公表されているものですけれども。 ...全文を見る
○緒方靖夫君 大量破壊兵器の保有の疑惑、その根拠としてパウエル報告、二月五日のパウエル報告を第一に挙げて述べているんです。  ですから、官房長官がおっしゃられた、その根拠になっていないと、判断材料になっていないということについて、否定されたことはやはり違うんじゃないですかと思っ...全文を見る
○緒方靖夫君 私も、唯一の判断材料とは言っておりません。言っていないですよ。いろいろあると思いますよ。国連の審議、報告等々ですね、あると思います。  しかし、二月五日のパウエル国務長官の演説を、正確に言えばベースド・オン・ジ・インテリジェンス・ブリーフィングとなっていますが、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 追加的判断材料にされたということはお認めになりました。  それでは、なぜ追加的判断材料にされたんですか。
○緒方靖夫君 情報はいろいろありました。しかし、なぜパウエル報告に着目して、それを重視して、そして日本政府の政策判断を決めるだけの、それだけの根拠にされたかと伺っております。
○緒方靖夫君 この問題については、実は、原口氏が演説したその日に衆議院の予算委員会が行われております。当時の川口外務大臣が、パウエルの示した証拠などについて政府の評価を次のように述べているんですよね。  議事録がありますけれども、基本的には日本として、そういうことをやって国際社...全文を見る
○緒方靖夫君 しかし、当時の答弁で見ると、やはりアメリカのパウエル報告をうのみにして判断したと考えざるを得ない、そういう状況ですよ。  アメリカは、戦争を正当化し、事実上の占領を今でも続けているという大きな問題あると思います。しかし、この真実の問題については、情報が誤ったという...全文を見る
○緒方靖夫君 苦しくなると元に戻るんですよ。だって、さっき認めたでしょう。判断材料、追加的な判断にしたと。ですから、同じことを繰り返しても駄目なんですよ、この問題は。  やはり私は、原口大使が明確に二月五日のパウエル長官の秘密のブリーフィングを基にしてということを一つ挙げながら...全文を見る
○緒方靖夫君 これだけのことが出されていて、しかも、パウエル報告についてパウエル自身が誤ったと、人生最大の恥辱だと言ってこの情報を取り消している中で、どの部分を取ったか分からないといっても、川口大臣の当時の発言では、ほとんどパウエル情報に依拠して政策判断したと述べているわけですよ...全文を見る
○緒方靖夫君 どれだけの比重で判断したかということは別として、かなり比重を占めて、アメリカの情報だと、そしてこれは信頼できると、自分たちが知らないことばかりあると、それも確かめるすべはないと、しかし、これが大事なんだということを強調して述べているわけですよ。  ですから、そうい...全文を見る
○緒方靖夫君 そうですよ。私はそう言っているんですよ。
○緒方靖夫君 そう、私もそれを言っている。
○緒方靖夫君 そのとおりですよ。
○緒方靖夫君 米英の判断が間違った、それは情報の誤りだった、そしてその情報について、日本政府は主にアメリカからそれを受けてきて、そして、川口大臣も述べたように、やはりそれに対して同盟国だからとして信頼を寄せて、そしてそれを私の表現で言えばうのみにしたんですよ。ですから、そういう状...全文を見る
○緒方靖夫君 そのほかの国はなかなか挙げるのは難しいと思います、実際問題として。  政府が米の解釈を支持している、そういうことは分かりますけれども、この問題が果たして安保理のものと言えるのかという、その点が問題だと思います。政府は、安保理全体として累次の決議で武力行使が合理化さ...全文を見る
○緒方靖夫君 要するに、累次の国連決議によってイラクの開戦が行われたということについて国際社会全体の一致があったのかと、安保理全体としての一致があったのかと。
○緒方靖夫君 安保理の一致はないということについてお認めになったと思います。  それで、そうすると安保理の決議の解釈というのは個々の加盟国で行えるのか。やはり、安保理理事国全体として、機関として行うものだと思います。ですから、今、有権解釈というふうに言われました。アメリカ、イギ...全文を見る
○緒方靖夫君 官房長官、各国が解釈するというのはこれ重大な問題ですよ。  安保理の決議の解釈権はだれにあるのか。安保理にあるんですよ。個々の理事国、ましてや加盟国にあるんじゃないんですよ。これはもう明確なことですよ。これはこれまでも何度も歴代の外務大臣が認めている。解釈権は安保...全文を見る
○緒方靖夫君 それは当然なんですよ。ただ、今大臣が述べているのは、結局、アメリカ、イギリスの解釈、それは世界の一部でしかありません。それと日本が同じだというだけで、全く別の解釈、考え方に立つ、しかもそれは、国連安保理の中では有権解釈を構成するフランスや中国やロシア、そういう国々の...全文を見る
06月07日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号
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○緒方靖夫君 おはようございます。日本共産党の緒方靖夫です。  私は、今日、陸上自衛隊の情報保全隊の活動について質問をいたします。  昨日、我が党の志位委員長が記者会見を行い、陸自の情報保全隊の内部文書を明らかにいたしました。これは我が党が自衛隊関係者から入手したものです。委...全文を見る
○緒方靖夫君 やってこられたと。
○緒方靖夫君 やってこられたと。  私は、こうした市民団体から個人からあらゆる形で情報を収集する、そしてそれを整理して集約する。これが自衛隊が進めている、これは全く理屈に合わないことだと思います。
○緒方靖夫君 とんでもないですよ。自衛隊の活動に関係ないことまでやられている。  この文書の中には、年金改悪反対の運動、医療費負担増の凍結・見直しの運動に関するそうした情報まで記録されているわけです。こうしたことは自衛隊と全く関係ないじゃありませんか。
○緒方靖夫君 とんでもないですよ。少なくとも、イラクに関係したことであっても、私は非常に重大だと思います。市民の表現の自由あるいは結社の自由、そうしたものについてそれに公然と踏み入る、そうした行動、それに対して侵害することになる。そして、更に加えて、自衛隊に関係ない、そしてイラク...全文を見る
○緒方靖夫君 それはへ理屈ですよ。だって、おかしいじゃないですか。
○緒方靖夫君 おかしいですよ。だって、自衛隊の活動に関係ない情報まですべて把握しようとする。それじゃ、一体、情報保全隊という、それは何をするところか、それが問題ですよ。  いいですか、私はこの問題で一つ基本的なことを確認したいと思います。情報保全隊というのは、この調査対象につい...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣が国会の場で、法律を作るときに、対象についてはこうした限定をしている、あらかじめ防衛機密を取り扱う者として指定した関係者のみに限定すると、そう言っているじゃないですか。
○緒方靖夫君 その点はやはり法律を作るときに明確に、こうした問題について、防衛機密を取り扱う者として指定された者に、関係者のみに限定すると言っている、このことは明確なわけですよ。このことを法律を作るときに公に述べておきながら、なぜそのことを明確にしないのか。おかしいじゃないですか...全文を見る
○緒方靖夫君 勘違いしておりません。  要するに、この情報保全隊の任務、これは、言ってしまえば、隊の機密の保全、それに当たることが任務であるということを明らかにしております。そしてさらに、この問題について、明らかに対象についてはこうした形での限定をしているわけですよ。
○緒方靖夫君 納得できません。  それでは、大臣が最初に、そうした活動をしておりますと、そう答えられました。それについて、どういう活動をしているのか。  例えば、この文書で、昨日私は大臣にお届けいたしましたけれども、ここに書かれているような、こういう活動をされているんですか。
○緒方靖夫君 そして、情報収集して文書にまとめる、こういうことをされているわけですね。
○緒方靖夫君 こうした文書、ここにありますけれども、こういう形で文書が作成される、そしてこれは様々な形で市民団体等々の動きを事細かに示している。そうしたこと、これをあなた方やっているんじゃありませんか。
○緒方靖夫君 それが、私が言っているのは、市民の民主主義、それから人権、プライバシーにかかわる、そうしたことに入り込んでいるという、そのことを言っているんですよ。私は、様々な情報収集をしている、このことについては大臣認められました。そして……
○緒方靖夫君 私は、この文書の中で様々な形でジャーナリストや高校生や、あるいは著名人や文化人や、そういう動向について事細かに調べて、そしてそれを集約して、そしてそれを情報として配付している、そうした活動が問題だと言っているんですよ。  それで、その際に、私は一つ確認したいわけで...全文を見る
○緒方靖夫君 私は昨日、大臣にということで、防衛庁の係員にお渡ししました。いずれにしても、その文書を読まれているから明らかです。  それで、これについて、どうか分からない、破棄しているからどうか分からないと言われるけれども、しかしこれについては元々大本があるはずですよ。しかも、...全文を見る
○緒方靖夫君 それは無責任ですよ。だってね、……
○緒方靖夫君 いや、無責任ですよ。  だってね、やはり責任を持ってこういったことについて示す必要があるんですよ、立場からして。
○緒方靖夫君 とんでもないですよ。これは内部文書だから、そしてしかも、これは外に出ちゃいけない文書なんですよ。そのはずですよ。
○緒方靖夫君 だから、こういう文書に対して、やはりこれについて確認できない、それ自身が私はおかしいと思いますよ。だって、それならば大臣、この文書は自衛隊の文書じゃないとはっきりと断言できますか。
○緒方靖夫君 確認できない、しかし否定はできない、そういうことですよね。否定できない。それならば、やはりあらゆる手を尽くして調べていただく。要求します。
○緒方靖夫君 大臣は、調査を行い、そして文書にまとめたりまとめなかったりするけれども、文書にまとめたと、そう御答弁されました。それは確認いたします。  そうすると、一体何をしたのかと。具体的に例えばデモとか、あるいは宗教人とか、あるいはジャーナリストとか新聞記者とか、そういう人...全文を見る
○緒方靖夫君 そんな公にされていない、そういったことも含めて書かれているわけですよ。例えば、ある市民が自衛隊基地に行く、朝霞駐屯地の広報センターに行く、そういう資料もあります。それについてどういう質問をして、こうこうこうしたと、そういったことまで全部把握している。あるいは、東富士...全文を見る
○緒方靖夫君 それは国民のレベルから見たら国民に対する監視になるんですよ。そういうことになるんですよ。ですから、それは自衛隊の論理ですよ。
○緒方靖夫君 そうですよ、防衛庁の論理ですよ。  私は、やはり国民が平穏に暮らす、そしてだれからも監視されない、そういう平和な暮らしをする、その権利を持っているわけですから、そういう問題について自衛隊が事細かに情報を収集しそれを把握している、そしてそれを必要な配付をしている、そ...全文を見る
○緒方靖夫君 そういうことに踏み入ること自身が問題だと私言っているんですよ。  ですから、自衛隊の情報保全隊のそうした任務、これは機密の保護ですよ、自衛隊の隊の機密の保護ですよ、一言で言えば。それから大きく外れて国民のあらゆる活動を調べている。そしてそれは、防衛大臣の言い方によ...全文を見る
○緒方靖夫君 そうしたら、集会とかデモを写真で撮っていますよね、そういうことはやっていないんですか。
○緒方靖夫君 確認しますね、写真は撮っているわけですね。
○緒方靖夫君 それは大問題ですよ。最高裁の六九年の判例でこれは明確になっているんですよ。しかも、国民から見たってプライバシーの侵害ですよ。だって、捜査権を持つ警察だってやたらに写真を撮ることできないんですよ。  ですから、ましてや防衛庁が、自衛隊の情報保全隊がそういう活動をする...全文を見る
○緒方靖夫君 肖像権の侵害なんですよ、それは。犯罪が行われ若しくは行われた後に間がなく証拠保全の必要性、そういうときには写真を撮ることは許されるんです、警察。しかし、一般的にそういうことをやるということは許されない、これは明白なんですよ。
○緒方靖夫君 取材とは違うんですよ。
○緒方靖夫君 大臣はとんでもないことを言われましたよ。取材と自衛隊と全く違うんですよ。当たり前じゃないですか。警察だって、捜査権を持つ警察だって限定されている。どうして自衛隊が写真をばちばち撮れる、そういうことができるんですか。これは問題ですよ。私はですね、いや、私はですね……
○緒方靖夫君 それ自身、問題なんですよ。やはり情報保全隊が写真を撮っている、このことを確認されましたけど、やはりこれは重大な肖像権の侵害、またプライバシーの侵害になるんですよ。そして、大臣が、自分たちの活動は何でもできると、そういうふうに踏んでそれで進めていったら、それこそ国民の...全文を見る
06月12日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第18号
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○緒方靖夫君 タイとチリのEPAについてまず質問いたします。  タイ側とチリ側の関税譲許表の中で、バーゼル条約上有害廃棄物であるとされる品目数はどうなっているでしょうか。
○緒方靖夫君 有害廃棄物質については、安倍総理が両国外相に対して、我が国は輸出しないことを伝達していると聞いております。環境NGOなどから輸出促進相手国の担保措置の信頼性などについて多くの懸念が表明されたところでありまして、有害廃棄物は国内処理の原則を厳格にすべきであり、途上国と...全文を見る
○緒方靖夫君 情報保全隊が日常的に国民監視の活動を行っていたことについて、今全国で、自衛隊が市民監視に慄然としたとか、大きな衝撃、驚き、怒りが広がっております。しかし、久間大臣は、こうした情報保全隊の活動実態について先週私が質問をした際、公開の場で、出掛けていって事実として把握す...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣は、もう繰り返し三週間で破棄していい文書だと、そういうふうに言われてきました。その一方で、大臣は前回の答弁で、全部が全部三週間できちんと破棄するという形の指示があるわけでもないと、そうも答弁されております。それならば、明確な調査の意思さえあれば調べられるんじゃあ...全文を見る
○緒方靖夫君 破棄されただろうとかね、だろうというふうに、そういう……
○緒方靖夫君 話しているんです。  だろうとか、そういうふうに言う。それで、三週間で破棄する、あるいはそのぐらいで破棄すると繰り返しおっしゃられた、前回ですね。そうしたら、そうした破棄するということについて指示した明確な根拠というのはあるんですか、ないんですか。
○緒方靖夫君 三週間で破棄するなんて書いてないですよ。日付があって、いついつまで保存と、そういう形で書かれているだけでね。  それで、ですから、私はここで大事なことは、こうした、あなたが言っている三週間云々という、そういうことというのは何に基づくものなんですか。ペーパーなんです...全文を見る
○緒方靖夫君 ですから、語るに落ちているんですよ。あなたは、この文書を基にして、そして計算して、日付の文書とそして保存の文書を計算して三週間と言われているんですよ。それを繰り返し述べたんですよ。私はそういうことを言っているんですよ。別にこの中に三週間とないんですよ。  それで、...全文を見る
○緒方靖夫君 違います。発言中です。  私がここで言いたいのは、繰り返し三週間ということについて述べたその三週間という根拠というのはあるのかないのかと尋ねているんです。はっきり言ってください。
○緒方靖夫君 いずれにしても、我々が出したこの文書を基にして、そして発出された日とそして保存の日の指定、それを三週間と言われてきたということが分かりました。  それではお聞きしますけれども、我が党が示した文書、これですね、情報資料についての表紙を見ますと、東北方面情報保全隊長か...全文を見る
○緒方靖夫君 実際上この文書については、私は否定できるかと伺った、前回。それについてはできないと言われたんですよ。確認できないと言われた。そうすると、確認しなきゃいけないんですよ、これだけ大問題になっている。それについて調べたのかと私は聞いているんですよ。調べたかどうか、はっきり...全文を見る
○緒方靖夫君 私はその確認を求めているんですよ。だって、こういう大きな問題になっているときに、この文書が自分たちのものかどうかということについて確認しようがないと、前回。ですから、ほかの方法があるんじゃないかと、そういう、各方面に聞いたのかと、確認したのかと聞いているんですよ。
○緒方靖夫君 ありますよ、社会的にこれだけ大きな問題になっているんだから。  いいですか、ここに陸上幕僚長の取扱上の注意を要する文書等の取扱いについてに関する通達があります。  情報保全隊については、別紙事項で、本部付情報保全隊、方面情報保全隊、方面情報保全隊派遣隊、基地通信...全文を見る
○緒方靖夫君 私が聞いているのは、文書の配付先の記録は保存されているのかと聞いているんです。通達にあるでしょう、保存。
○緒方靖夫君 この通達には、文書の配付先の記録、これについては保存するとなっているわけですよ。それについて私が尋ねたのに対してあいまいな答えをされた。そして、文書は残っているかもしれないし残ってないかもしれない、可能性の話としては。  大臣、やはりこれだけ大きな問題になっている...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣は今非常に重大なことを言いましたよ。合っていた場合もあるという、そういう仮定を述べられた。合っていた場合は重大だということを述べた……
○緒方靖夫君 発言中です。  そういうふうに述べられた。  私は、この問題について、可能性を尽くさない、調べる方法があるのに、各方面に行っている文書、そしてまた記録を調べればどうかということが分かるのに、大臣はそれについてはっきり明言されなかった。私は本当に、こうした問題につ...全文を見る
○緒方靖夫君 もう一つ聞きます。  この通達によれば、注意と表示された文書は、当該事務に関与しない職員にみだりに知られることが業務の遂行に支障を与えるおそれがあるものと定められております。間違いありませんね。
○緒方靖夫君 間違いないと確認いたしました。  すると、この通達からも、我が党が示した注意表示のある文書は、防衛省の職員ばかりか、当該事務に関与しない職員、つまり情報保全隊の中であっても情報収集に関与する一部の職員しか知ることのできない極めて限定された文書となるじゃありませんか...全文を見る
○緒方靖夫君 通達からこの文書の性格というのは明白なんですよ。注意の指定がある。だから、文書の中身が問題になるんですよ。  文書には自衛隊と無関係の例えば年金者組合のことが記されている。平成十六年二月二十一日、六名で十一時から十二時十二分の間、事細かですね、青森市内で年金改悪反...全文を見る
○緒方靖夫君 そんな問題じゃありませんよ。そもそも、こういうことをやること自身が、自衛隊という実力部隊が市民をターゲットにして、そして調査をする、事細かに系統的にそういう調査をする、それ自身が憲法違反だと私も前回申し上げました。そして、こうした自衛隊という実力部隊が市民生活に入り...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、日本・シンガポールEPAの改定議定書に賛成、日本・タイ、日本・チリの両EPAには反対の意見表明を行います。  一般にEPAは、政治経済のグローバル化という世界の流れの中で、互いに主権を尊重しつつ諸条件をよく考慮して進めるならば、互恵の政...全文を見る
06月14日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第19号
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○緒方靖夫君 世界においてテロリズムを根絶するには、国際社会の構成員たる各国が平和的、外交的な努力を尽くし協力を強めていくことが重要であることは言うまでもありません。本条約が定める犯人を処罰するための国際的な枠組みの構築はそのような国際協力の一環であり、国際的な核テロリズムの防止...全文を見る
○緒方靖夫君 それは素直じゃないと思うんですよね。私は、自然、人災その他そういうことは当たり前で、ここに、一番重要なことは、原子力軍艦を含むと書かれているわけで、これはついでのことじゃなくて、正にこのことが重要な関心となって放射能漏れとかそういった問題に対してどういう対応をするの...全文を見る
○緒方靖夫君 確認いたしますけれども、原子力軍艦の様々な出来事、事故、放射能漏れ、そうしたことについても当然含まれるわけですよね。その点はっきりしてください。はっきりしてください。大臣、大臣、大臣に。
○緒方靖夫君 技術的じゃないよ、本質的な問題ですよ。
○緒方靖夫君 一度挙げたじゃないか、手を。
○緒方靖夫君 はい、確認いたしました。そこが重要なんですよ。そこが市もそれから市民も首都圏の市民全体も非常に大きな関心を持っているわけです。  今、副大臣は安全だ云々と言われました。しかし、これについては、以前私も議論をいたしました、ファクトシートに基づいてもですね。これはやっ...全文を見る
○緒方靖夫君 その具体的な中身はどういう検討をされているんですか。
○緒方靖夫君 例えばマニュアル作りとか、そういうことが検討されることになるんですか。
○緒方靖夫君 まああれですよね、局長自身もちょうど三月十六日の締約式に当事者である横須賀市長と米海軍当局者と一緒に出席されておりますよね。  そういった意味では、もちろんその配備そのものが国の専権事項ですから、そして国の関与というのは明白なわけですよね。別に横須賀市がどうぞと言...全文を見る
○緒方靖夫君 米軍が防災協定に加わったということ自体についてはこれは意味があると思うんですよ。もうそれをただ単にお飾りにしてはならないと、そういうふうに思うんですね。逆にそうすると意味がなくなる。これを本当に意味あるものにしていくことがやはり大事だと思うんですね。その場合、どうい...全文を見る
○緒方靖夫君 この実務者会合への国としてのかかわりはどうなっていますか。国としての出席者。
○緒方靖夫君 どこの省庁ですか。
○緒方靖夫君 ここではその通知について具体的に検討されているということはあるんですか。
○緒方靖夫君 この問題、やはり具体的にしっかりと検討し具体化していくということが、それから、米側に対してやっぱり市の立場、それから市民の考え、またそれを踏まえてきちっとした形で対応していくことが非常に大事だと思うんですね。  国と自治体で協力し合って策定する地域防災計画の中には...全文を見る
○緒方靖夫君 その点は非常に大きな議論で、私も前回この委員会で外務大臣と議論させていただきましたけれども、米側のファクトシートを横須賀市にぽんと渡しただけで、日本政府の分析もそしてまた調査も何もないと、それが実態だということを前回議論したところです。  私は、原災法にも劣らない...全文を見る
○緒方靖夫君 最後に一言。  原潜で仮に事故、アメリカのいうイベント、そういうことが起きたら、これは横須賀市を始め首都圏三千万の人々の命、安全にかかわる重大な問題になるわけですよ。ですから、その点で政府の責任が本当に問われているということを最後に指摘して、質問を終わります。
○緒方靖夫君 ILOの関連条約ですけれども、この条約加盟により、我が国の職業安全と健康増進の取組と世界的な取組についていかなる相乗効果が期待され得るのか、我が国の労働者の健康増進の観点からどうなのかと、その点についてまずお伺いいたします。
○緒方靖夫君 その今大臣がおっしゃられた日本のリーダーシップ、とりわけこういう分野でのリーダーシップというのは非常に大事だと思うんですね。私はそれを本当はもっともっとこれから発揮していただきたいと、そういうように思います。ですから、この条約については私たちの党は賛成でございます。...全文を見る
○緒方靖夫君 国内法制との相違ということが理由だと。こういうことが起きたときに、どう処理すべきかということは非常に大きな議論としてあると思うんですね。私は、やはり重要な内容の条約、国際的な取決め、それがあったときには、やはり国内の法律をその方向に改めていく努力をする、そのことが大...全文を見る
○緒方靖夫君 当時、ILOの事務局の方と私はお話ししたことがあるんですけれども、そのときのエピソードですけれども、当時の日本政府側のこうした修正案の、まあ執拗なと言っておりましたけれども、その連発に対してたしなめたんだと、自分は。それは、国内の法律と慣行に従ってという文言を挿入す...全文を見る
○緒方靖夫君 いずれにしても大事なことは、やはりこのパート労働条約の中で述べている差別の禁止や均等な待遇、これはやっぱりどういう形であっても非常に大事な問題なんですよね。これはもう政府もこれを是正しなきゃいけないということで取り組まれていると思うんですよ。ですから、そういう問題に...全文を見る
○緒方靖夫君 今ちょうど副大臣がおっしゃられた赤泥なんですが、アルミナを作る過程で出るものですけれども、その海洋投棄というのは、附属書Ⅰで海洋投棄を検討することができる品目とされております。  ロンドン条約加盟国の中で赤泥を海洋投棄している国は日本のみである、そのことが言われて...全文を見る
○緒方靖夫君 ちょっと通告してないんですが、大臣、一つ、実はこれ昨日日本の新聞に出たもので、大臣に御見解を伺いたいということがあるんですね。それは、アメリカの国務省が六月の十二日に発表した人身売買報告書というのがあるんですけれども、それが日本の外国人研修制度を取り上げて、人権問題...全文を見る
○緒方靖夫君 ただ、私はここでも以前にも議論いたしましたけれども、例えば、アメリカの国務省はその年次報告書の中で人身取引の状況についても厳しく批判してくる、これはずっと連続的にやられております。二年ほど前でしたか、人身取引の議定書の質疑の際に、私は当時の町村外務大臣にも質問をいた...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、アメリカであろうとどこであろうと、いいものはいいという考えですので(発言する者あり)ええ、そうです、そうです、そういう考えですから。ですから、そういうことですね。  ですから、私は、大臣が不満だと御答弁されたのは大臣の心情として聞きましたけれども、しかし、政...全文を見る
○緒方靖夫君 今日はILOのパート労働の話、それからまた海洋投棄、この話、それから今の話と。やはり私は、日本のブランド、やはり自由と民主主義と人権、これをいつも掲げてきたと思います、大臣御自身もそうだと思うんですがね。ですから、そういう点からやっぱりこの辺のことについてはしっかり...全文を見る
06月19日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第20号
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○緒方靖夫君 最初に、陸上自衛隊の情報保全隊の問題について質問をいたします。  久間大臣は七日の本委員会で、私が、我が党が示した情報保全隊の内部文書に、自衛隊の活動にも防衛秘密と全く関係のない年金、医療、消費税など国民の暮らしにかかわることまで記録されている問題をただした際、イ...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣は、情報収集のついでに記録したものとか、併せて記録しただけとよく言われます。しかし、果たしてそうかという問題があるんですね。  東北方面情報保全隊が作成した情報資料について、通知と題する文書を見ますと、年金、医療、消費税など国民の暮らしにかかわる行動はすべて一...全文を見る
○緒方靖夫君 主たる目的があって、併せてと、そういうことなんですが、この文書を見ますと、例えば全日本年金者組合青森本部が二〇〇四年二月二十一日に行った街頭での署名行動が記録されております。この団体にも私、直接電話して確かめました。この日の行動はあくまでも年金改悪反対の国会請願署名...全文を見る
○緒方靖夫君 今大臣は重大なことを言いましたよ。要するに、年金者組合、これが隊の活動に支障を及ぼすかもしれないから調べているという、そういう趣旨のことを言われました。やはりこれは重大ですよ。そうすると、自衛隊に対してどう考えているか、それによって団体を調べるという、そういうことに...全文を見る
○緒方靖夫君 調査そのものが私は問題だと言っているんですよ。そうすると、自衛隊がそれこそそこのけそこのけ式にやはり調査する、調べる、つぶさに調べるということになっていくわけですよ。  それでは、大臣、角度を変えてちょっとお尋ねしますけれども、情報保全隊の調査には限定というのはあ...全文を見る
○緒方靖夫君 隊の保全ということですね。  今大臣はオープンと言われましたけれども、この中に出されているところを調べても、私も一つ一つ当たってみましたよ、幾つか。そうすると、イラク派遣デモのコースをたどったら内部文書に記載されたとおりだったとか。これ、付いていかなきゃ分からない...全文を見る
○緒方靖夫君 おそれといったら、どんどんどんどん拡大していくじゃないですか。  大臣は、七日の本委員会で、情報保全隊の行う調査対象について、保全上必要なことについてはいろんなことが想定されるので、もうあらゆることが、自衛隊にとってこれは大事だと思う場合には対象になると答弁されま...全文を見る
○緒方靖夫君 その調査というのは、情報収集と言い換えてもいいです、それを私がさっき述べたように、オープンと言われるけど、オープンでないところまで立ち入って市民の隅々まで入り込んでいる、これが問題になっているわけですよ。それを新聞の社説等々は国民監視だと言ってそのことを問題にしてい...全文を見る
○緒方靖夫君 ない、一応ないと言われた。しかし、断言できますか、やらないと。実際やっているじゃないですか、年金、消費税、医療。ないんですか、一切、そういうことは。
○緒方靖夫君 それが問題なんですよ。そこが、今自衛隊が何でも自分たちのおそれということで考えればどんどんどんどん拡大していく、そのことが指摘されているわけですよ。  大臣、ちょっと角度を変えてお聞きします。  自衛隊の保全に必要、必要が前提とよく答弁されますね。必要とされた場...全文を見る
○緒方靖夫君 いいのかどうかを聞いているんじゃないんですよ。調査対象についてどこに書いてあるかと聞いている。
○緒方靖夫君 私が尋ねているのは、調査対象についてどこに書いてあるのかと聞いているんですよ。はっきり答えてください。
○緒方靖夫君 調査対象を含めて情報保全隊の情報保全業務について詳しく定めた別の文書が存在するのではないかとお尋ねしたい。どうなんですか。
○緒方靖夫君 ここに内閣府の情報公開・個人情報保護審査会が公開した防衛省関連の答申書があります。これを調べてみました。その結果、情報保全隊に関する答申書が数件ありました。これを読むと、陸上自衛隊の情報保全隊の情報収集について定めたものには、公表されているもの以外に、少なくとも、陸...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣は今重大なことを言いましたよ。具体的な動き方を定めていると、そう言われましたね。  答申書によれば、二つの文書、陸上自衛隊の情報業務等に関する達と情報保全隊情報保全業務規則は、情報保全隊が行う情報収集の基となっていることが分かるわけです。これが調査対象を定める...全文を見る
○緒方靖夫君 情報保全隊の前身である調査隊の調査業務の詳細について定めた規則、調査業務に関する達と題する文書について書かれたものがあります。  これを見ると、この規則は、第一章総則で、対情報業務のうち、調査に関する業務の実施及び処理に関し、準拠すべき主要な事項を定めることを目的...全文を見る
○緒方靖夫君 大臣、あなたがこの部隊の最高責任者だと、今朝、午前中認められました。こうした具体的な動き方についてあなた自身が御存じないとしたら、これは怠慢と言わなきゃならないと思いますよ。  それで……
○緒方靖夫君 話し中です。  私は、この陸上自衛隊の情報業務等に関する達、情報保全隊情報保全業務規則は、いずれも行政規則なわけですよ。法律に基づいてと言われるけれども、これは法律ではない。そこに自衛隊の具体的な動き方がすべて記されているわけですよ。そして、それは自衛隊の裁量です...全文を見る
○緒方靖夫君 法律の範囲内かどうか分からないじゃないですか。具体的な動き方、それについて明らかにしないわけですよ。大臣自身、それについて詳しく知らないような非常に無責任なことを言われましたよ。  ですから私は、シビリアンコントロールならば、そういったものについて、自衛隊の情報収...全文を見る
○緒方靖夫君 法の範囲と言われるけれども、確かめようがないじゃありませんか。全部出してくださいよ。確かめようがないじゃないですか、法の範囲と言われるけれども。ですから、私はそれはごまかしだと言わざるを得ません。  もう一つ聞きます。  この答申書を読みますと、これら二つの文書...全文を見る
○緒方靖夫君 我が党が示した内部文書、これがこれらの報告資料に当たらないと否定できますか。
○緒方靖夫君 陸上自衛隊の情報保全隊を定めている二種類の文書、これは同部隊の情報収集の調査対象について具体的に記した可能性の高いものでありまして、同時に我が党が示した内部文書の信憑性を一層裏付ける重要なものだと考えます。  本委員会に、陸上自衛隊の情報業務等に関する達及び情報保...全文を見る
○緒方靖夫君 次に、航空自衛隊イラク派遣二年延長についての問題についてお尋ねいたします。  官房長官にお尋ねいたしますけれども、空自は米軍を輸送する活動を行ってまいりましたけれども、この活動を更に延長しようとしているわけですが、政府は米軍のイラク駐留が一体いつまで続くとお考えで...全文を見る
○緒方靖夫君 今、イラクをめぐる情勢というのは随分大きく変わりつつあると思います。イラクの情勢は、アメリカ軍の増派にもかかわらず改善するどころか泥沼、イラクの民間人の死者数は今年二月から五月にかけ一日平均百人を超える、二〇〇四年以来の最悪の水準、米兵の死者も三千五百人を突破、難民...全文を見る
○緒方靖夫君 もう一度言います。  今、イラクをめぐって大きな情勢の変化があります。それを述べましたけれども、日本が航空機動力を提供して助けている米軍の活動は、今アメリカでも根本から見直されているのではないのかと、そう認識かと伺っております。
○緒方靖夫君 久間大臣が答えてくれたので、続けてお伺いします。  大臣は、イラク戦争について、アメリカが武力行使を踏み切るというときに、後をどうするんだろうと、クルドとスンニ派とシーア派、あそこは三つに大きく分かれている、そういうことを私の質問に答えられたことがありましたよね。...全文を見る
○緒方靖夫君 政治家ミスター久間にとって大変残念な答弁だと私は思います。そういうことは、結局アメリカに求められるままに派遣を延長しようとするだけだと思うんですね。情報収集と称してイラク戦争反対の国民世論を事細かに監視し分析することはできても、世界の大局、世界がどう動いているのか、...全文を見る
06月28日第166回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
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○緒方靖夫君 アメリカ下院外交委員会で採択されたばかりの従軍慰安婦問題決議について質問いたします。  この決議は、日本政府に対し、明確であいまいでない方法で謝罪し、歴史的な責任を公式に認めること、慰安婦はなかったという主張を明確にかつ公に否定することなど四点を求めております。 ...全文を見る
○緒方靖夫君 日本政府の立場について、今、四月の安倍首相の訪米について答えられましたけれども、その日本政府の立場について、四月の日米首脳会談でブッシュ大統領から理解が得られていると、そう説明をされていますけれども、一体どういう理解を得られたんですか。
○緒方靖夫君 その共同プレス発表の場を私もテレビで何回か拝見いたしました。そのとき、ブッシュ大統領はたしか、アイ・アクセプト・プライムミニスターズ・アポロジーというそういう、だから、つまり首相の謝罪を受け入れると述べたことを明確に記憶しておりますし、ここにもその文書を持っておりま...全文を見る
○緒方靖夫君 その会見の記録を私手元に持っているんですけれども、安倍首相は、私は慰安婦の方々への気持ちが間違って伝えられたので率直に気持ちを伝えたんだと、謝罪したということでは全くないんだと。つまり、どう読んでも謝罪を自分はしていないんだと。同情と、今おっしゃられたように、申し訳...全文を見る
○緒方靖夫君 当然です。元慰安婦に対して同情と申し訳ないという気持ちを述べられた、言葉のとおり、そうです。  私が聞いているのは、政府の認識として、それが謝罪なのかどうかということを伺っている。
○緒方靖夫君 要するに、官房長官、そこがあいまいさなんですよ、日本の。  ペロシ下院議長が二十六日に発出いたしました決議支持の声明、異例ですよ、一つの委員会の決議を議長が直ちに支持声明するということは。その中で、日本政府があいまいさのない謝罪を表明することによって責任を認めるよ...全文を見る
○緒方靖夫君 それをわざわざ自分は謝罪した覚えがないということを述べているわけですから、そこに訳の分からなくなるあいまいさがあるわけですよ。そのあいまいさをですね、あいまいですよ、そのあいまいさをはっきりと認めるということをした上で、やはり国際社会に対してきちっとした形で態度を表...全文を見る
○緒方靖夫君 私、手元に議事録ありますけど、ずうっとその決議案の部分を、該当部分を引用して、すべて引用して、その後に重ねて、この決議案に書かれているような破廉恥な、つまり、日本帝国軍隊が若い女性を強制的に性奴隷にして、挙げ句の果てに自殺に追いやったなどという事実があったという御認...全文を見る
○緒方靖夫君 ここに答弁がはっきりある。しかし、それについて、大臣は今の時点ではお認めにならない。認識を変えたとは、また答弁されなかったと思います。  私やはり、そうすると、この答弁の立場から考えるのは、今月十四日付けのワシントン・ポスト紙に掲載された意見広告があるわけですね。...全文を見る
○緒方靖夫君 私が述べたのは、結局、この広告の中身と大臣が二月の時点で予算委員会で述べたその内容というのは一致すると、そういうことを述べたわけですよ。私、この問題というのは非常に深刻だと思うんですね。やはり、この意見広告に対する米議会の受け止め、それがまあ火に油を注いだような結果...全文を見る
○緒方靖夫君 この意見広告について、やはり、ここで述べられたことをすべて挙げながら、公娼制度等々をばかげた主張だと、全面的に事実に逆らうものだと断じているわけですね。  私は、やはりアメリカと日本というのは共通する価値観、人権を持って、そしてその中で同盟国としてあるわけで、そう...全文を見る
○緒方靖夫君 私は、日本共産党を代表して、北朝鮮人権侵害対処法改正案に対する反対の討論を行います。  昨年の通常国会で成立した本法律の最大の特徴は、我が国の主権を侵害した国際的犯罪行為である拉致問題と脱北者問題など基本的には北朝鮮の内政にかかわる人権侵害問題を同列に扱い、この性...全文を見る