緒方林太郎

おがたりんたろう

小選挙区(福岡県第九区)選出
有志の会
当選回数3回

緒方林太郎の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月05日第189回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  予算委員会、今回初めてでありまして、当てていただきましてありがとうございます。  まず、麻生大臣、質問通告いたしておりませんが、一つお伺いさせていただきたい。そんな難しい話じゃないです。  かつて、外務省時代に、ガッチャマンと...全文を見る
○緒方委員 済みません、変な話から始めました。ガット、WTOの話をしようと思ったので、最初に麻生大臣にその話をお伺いしました。  きょうはミニマムアクセス米についてお伺いをいたしたいと思いますが、その前に、日本で国家貿易企業というのが幾つかございます。日本は、輸入をする際に、米...全文を見る
○緒方委員 そうですね。商業的利益のみに基づいて輸入する、そして無差別待遇だということがガット十七条に規定をされている。  そこで、お伺いいたします。林大臣、日本の米の輸入、ミニマムアクセス米の輸入は、このガット十七条に従って行われておりますか。
○緒方委員 その割には、ミニマムアクセス米の輸入、もうこの数年、ずっとびたっと同じ数字なんですね。大体三十六万トン。およそ輸入している米の半分ぐらいが、もうほぼ半分が、決まったように日本の輸入分としてアメリカから輸入をしている。  当時の、ガット・ウルグアイ・ラウンド妥結時のア...全文を見る
○緒方委員 アメリカが半分ですけれども、その残りの半分のシェアについては、結構国が入れかわっていますね。タイが多いときもあれば、オーストラリアが多いときもある。いろいろと入れかわっている。  商業的考慮のみに基づいて輸入するにもかかわらず、アメリカのシェアだけがばちっと一定に維...全文を見る
○緒方委員 ということは、絶対に密約はない、米の密約はないということであり、そして、今の輸入している結果というのは、あくまでも、目標としてそういうものを設定したものではなくて、商業的考慮のみに基づいて輸入した結果である、結果にすぎない、そういう理解でよろしいですか。
○緒方委員 前西川農林水産大臣が、私が落選しているときですけれども、何度か記者会見で、あれっと思う発言をしていたことがあります。それは、今以上に自由化を進めれば、アメリカの米は売れなくなり、ベトナム産米であったり、ほかの国の米が強くなるから、だから自由化をすることはやめた方がいい...全文を見る
○緒方委員 しかし、普通に考えれば、商業的考慮のみに基づいて現在輸入しているにもかかわらず、その関税が、アメリカとベトナム米とオーストラリア産米と全部がっと下がったときに、それでベトナム産米が有利になるということが仮にあるとするならば、現在、アメリカの米を優遇するような手が入って...全文を見る
○緒方委員 それ以上の答弁が出てこないだろうと思いますけれども、私は実は、西川大臣にこれは聞いてみたいなとずっと思っていたんですが、余りに不謹慎な発言なんですよね。自民党のTPP対策委員長として、しかも、自分自身はアメリカに行ったときにフロマン通商代表に対してこれを言ってやったと...全文を見る
○緒方委員 それでは、ミニマムアクセス米の使われ方等々について御質問させていただきたいと思います。  現在、ミニマムアクセス米、輸入をした上で、テーブルに並んでいないもの、テーブルライスでないものというのが相当程度あります。飼料米に回しているもの、さらには援助に回しているもの。...全文を見る
○緒方委員 商業的考慮のみに基づいて輸入した結果として国内に需要が存在をしない、そういう理解ですね。商業的考慮のみに基づいて輸入したけれども、だけれども、国内に需要が存在しないから、テーブルに並べるほどの、テーブルに並ぶものは中粒種ですよ、ジャポニカ米。ジャポニカ米の需要がないか...全文を見る
○緒方委員 需要が十分でない分について援助に回しているという話がありました。  これは恐らく長粒種であろうと中粒種であろうと同じでありまして、いずれにせよ、今、日本の米、国家貿易で輸入しているものについては、国内に十分な需要が存在しないということだというふうに私は理解をしており...全文を見る
○緒方委員 ここから甘利大臣であります。  今、国家貿易で輸入している日本の七十六・七万トンの米があります。その中において明らかに、年によって変わりますけれども、何万トンかはわからないけれども、その年によって二十万トンだったり何十万トンだったりしますけれども、国内に需要がないわ...全文を見る
○緒方委員 しかし、おっしゃるとおりだと思うところもあるんですけれども、現行で輸入している中に需要がない分があるのであれば、新たな枠を外にくっつけるというのはそもそも論理的に整合的じゃないですね。  もしどうしても、中粒種、テーブルライスを買えとかいうことであれば、現行の枠内で...全文を見る
○緒方委員 オプションとして残されましたね。今、後藤さんが言ったとおりです。  一言、絶対にそういうことがないという答弁が欲しかったですが、多分これ以上話してもなかなか出てこないと思いますので、もう一言、林農水大臣。  今、ミニマムアクセス米というのは、九四年の政府統一見解に...全文を見る
○緒方委員 先ほど言いましたとおり、例えば中国、枠を設けていろいろなものを輸入しています。そして、それを国家貿易でやっています。しかし、全量輸入などしていないし、もっと言うと、その枠の満たし方のパーセントなんというのは一〇パーを切るようなものも相当程度ある。  別に、国際的ルー...全文を見る
○緒方委員 今るる説明いただきましたけれども、いずれにせよ、そういうことをやることが世界的なスタンダードとまでは言えないということは、これは事実だろうというふうに思います。  これから、先ほど甘利大臣は否定されませんでしたけれども、今の国家貿易の枠があって、そしてさらに、場合に...全文を見る
○緒方委員 これまでいろいろ国会審議だ何だと見てきて、一つよくわからないのが、これまでの政府の見解、自衛権に関するさまざまな政府見解があって、恐らく、最近よく取り上げられるのは、一九七二年、参議院決算委員会に対する資料提出であったりとか、けれども、それがさらに進んで、一九八一年、...全文を見る
○緒方委員 よく基本的な論理構成に基づいてと言いますが、その基本的な論理構成の中に、一九七二年の資料であったり、八一年の政府主意書答弁も、いずれも、結果のところには、集団的自衛権は、これを行使できないと書いてあります。これは、今大臣が言われた基本的論理の中に入っていますか。
○緒方委員 私は、一番最後の結論のところの集団的自衛権を行使することができないというのは、大臣が言われた基本的な論理の中に入っていますかと聞いているんです。もう一度お願いします。
○緒方委員 集団的自衛権を行使することができないというのが、一九七二年の資料の見解にも八一年の答弁にも書いてあります。それは今大臣が言われた基本的な論理の中に入っているのであれば、入っていると言うべきなんですよ。入っていないというのであれば、いや、もうこれまでの見解をオーバーライ...全文を見る
○緒方委員 以上であります。ありがとうございました。
03月10日第189回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○緒方分科員 民主党、緒方林太郎でございます。  大臣、本当にきょうは長丁場、お疲れさまでございます。  きょうは、芸術界の話について、大臣と三十分議論をさせていただければと思います。  一昨年の秋ぐらいではなかったかと思いますが、朝日新聞の一面でどかんとスクープが出て、日...全文を見る
○緒方分科員 報道等を通じて、恐らくこれは下村大臣の直接の指示でかなり厳しくやっておられるなというふうに私自身も理解をしておりましたし、その姿勢に私は拍手喝采を送らせていただきたいというふうに思います。  その不祥事が生じてから、日展の方で第一次第三者委員会、第二次第三者委員会...全文を見る
○緒方分科員 それで、昔からこういった話がずっと取り沙汰をされていて、日展の第二次第三者委員会においては、第一科から第四科については、そのような事実はなかったというふうに言っています。  ちょっと聞いてみて、本当かなというふうに思うわけでありますが、本当に文化庁として把握をいた...全文を見る
○緒方分科員 承知しているものがないということでありました。  実は、直木賞をとられた黒川博行さんという方がおられます。二〇〇〇年前後だと思いますけれども、この方が書かれた小説で「蒼煌」という名前の本があります。これは、日本芸術院会員の会員選考について書かれた、一応フィクション...全文を見る
○緒方分科員 少し時間を、時計をもう少し戻してみて、この第一次第三者委員会、第二次第三者委員会の結論が出て、そして、その後それで方向が進んでいくのかなと思っておりましたら、昨年の四月に日展が内部調査委員会というのをつくって、そして、この内部調査委員会は非常に不思議でありまして、誰...全文を見る
○緒方分科員 まさにこの内部調査委員会というのは何かというと、身内の先生かばいなんですよね。身内の偉い先生をかばう、そのために中でいろいろな方が動いて、その結果として、非常に不透明な形でこういったことが行われた。恐らく、組織の内部のことは私はわかりませんけれども、内部のいろいろな...全文を見る
○緒方分科員 きっとそういう答弁だろうなと思っていましたが、しかし、審査員は書だけで二十人いるんですよね。篆刻を専門としている人間が少ないということでありましたが、二十の一というのと二十の二というのは、ほかの仮名とか漢字とか調和体とか、そういったものにそれほど大きく影響するわけで...全文を見る
○緒方分科員 その観点からですが、日展というのは、国立新美術館、乃木坂のところにあります、あそこで行われていますが、結構優遇されているなという感じがします、ほかの団体と比べて。ほかの団体というのは、通常、大体十日とか二週間弱だったと思いますけれども、それぐらいの期間でいろいろな展...全文を見る
○緒方分科員 では、日展の件についてですけれども、内閣府からもう一言。  こういったいろいろごたごたがありました。今、改革の途中だと思います。公益法人を所掌する内閣府として、やはりコンプライアンスがきいていない組織が公益社団法人でい続けることというのは、これはなかなか国民の理解...全文を見る
○緒方分科員 ありがとうございました。  本来、私、持論として、余り芸術に政治が携わるべきでないという持論を持っています。  こういったことが政治の世界で取り上げられなくてはならないこと自体が非常に不幸なことだと思いますし、できるだけこういった問題が早く解決すれば、あとは芸術...全文を見る
○緒方分科員 事実上一体なんじゃないかとかつて言われていたということもありまして、ここを一旦切り離すというのは、いろいろな意味で、日本芸術院を頂点として、日本芸術院があって、その下かどうかわかりませんけれども、さらに一体化して下に広がるピラミッドの構造を一定程度壊す効果が出てくる...全文を見る
○緒方分科員 その件については、もう主意書答弁も出ておりますし、たしか主意書答弁の中にも、その件は日本芸術院の現会員に対して周知をしたというようなお話もございました。こういったことが起こらないように、引き続き、文部科学省、文化庁として取り組んでいただきたいというふうに思います。 ...全文を見る
○緒方分科員 推薦選考規則にはそう書いてありますけれども、結局聞かないんです。そういう実績もないということでありまして、そうすると、やはり終身の日本芸術院会員の方々から、ういやつじゃのうと思ってもらえない限りは、俎上にのらない。これは、本来、日本の芸術の粋を集めた日本芸術院という...全文を見る
○緒方分科員 質疑時間が終了いたしましたので、最後、終えさせていただきますが、この日展の関係、そして日本芸術院の関係、下村文部科学大臣は非常に毅然たる姿勢で臨んでおられるというふうに自分は理解をいたしております。  そして、ともすれば、本当にそうかどうかわかりませんけれども、大...全文を見る
03月10日第189回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○緒方分科員 民主党、緒方林太郎でございます。  大臣、きょうは長丁場、本当にお疲れさまでございます。  冒頭に、これは答弁を求めるものでありませんので、大西議員からも神山議員からも消防団の話がございましたが、何を隠そう、私、現役の消防団員でございまして、北九州市八幡西消防団...全文を見る
○緒方分科員 ちょっとよくわからなかったんですけれども、何かの会に行くときに、例えば会費一万円と書いてあるとしますと、ここに一万円を持っていく行為は恐らく何ら違法ではない、それは当たり前のことでありまして、何の問題もないと思います。  例えばですけれども、何らかの祝賀会とかめで...全文を見る
○緒方分科員 私も多分そうだろうと思ったんですけれども、公職選挙法というのは結構せつない法律でありまして、我々公職にある者は、何らかの祝賀会があって、そして招待状が来た、そこに行けば間違いなく席が用意をされていて食事が出てくる、場合によっては、きょうはありがとうございましたという...全文を見る
○緒方分科員 そうですね。こういった行為も寄附に当たる、違法な寄附に当たるということであります。  これは、余り具体事例を出すのは本当は本意ではありませんが、一昨年だったと思いますけれども、埼玉五区、大宮の地域で、盆踊りに会費を持っていったことで、埼玉五区選出の国会議員の方々が...全文を見る
○緒方分科員 ありがとうございます。  本当にこの件はなかなか難しいところがありますし、各都道府県であったり市町村の議会がその気になってというか本腰を入れて、議会としてのイニシアチブが本当は欲しいなというところがあります。答弁は求めませんので、少し念頭に置いていただければという...全文を見る
○緒方分科員 それを踏まえてですけれども、これは事実関係の答弁になりますが、政党の支部というものについて、各主要政党が持っている政党支部の数、それぞれどの程度でしょうか。
○緒方分科員 その数が多いことについては、現行の制度のもと、合法的に行われているものなので、それを批判したりとかそれがどうだと言うつもりはないんですが、先ほど部長が言われました、政党本位の政治をつくっていくために、政党そしてその支部に企業・団体献金を制限するということですが、済み...全文を見る
○緒方分科員 わかりました。  いずれにせよ、企業・団体献金に対してもいろいろな厳しいお声も出てきています。政党助成法との関係もございます。窓口が余り分散しているということは、本来の政治資金規正法の想定する理念とは若干の乖離があるんじゃないかなという指摘をするだけにとどめさせて...全文を見る
○緒方分科員 そうですね。今行うことができるのは合同の個人演説会。あくまでも、私が個人演説会をする、そして別の方が個人演説会をする、個人演説会をする、それをがちゃんとしただけであって、別にそれにすぎないという解釈のもと行われているのが公示後の合同個人演説会。  あくまでも、個人...全文を見る
○緒方分科員 答弁ありがとうございました。  基本的に、公職選挙法というのは、議員立法で進んできた歴史のある話ですので、我々議員の側で、しっかりと今後勉強した上で、よりよい制度にしていくように頑張っていきたいと思います。  きょうは、貴重な答弁ありがとうございました。
03月25日第189回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  外務委員会、初バッター立ちということで、よろしくお願いを申し上げます。  私は出身が外務省でございまして、平成六年入省、平成十七年にやめまして、それから十年弱が過ぎております。平成六年四月一日、外務省の門をたたいたことを今改めて...全文を見る
○緒方委員 日本人の方が二人含まれているのではないかということでありまして、邦人保護の観点から、遺漏なきように何とぞよろしくお願いを申し上げるところであります。  それでは、質疑に入っていきたいというふうに思います。  最初に、安全保障法制の件からスタートをさせていただきたい...全文を見る
○緒方委員 外務大臣もそれでよろしゅうございますか。
○緒方委員 この答弁の前の問いというのは、私は、昨年七月一日の閣議決定の骨子はいかなるものですかという問いに対して、この答弁をいただいております。昨年七月一日の閣議決定の骨子についてはいかなるものですかというその問いに対するこの答弁であります。  ここで質問をかえたいと思います...全文を見る
○緒方委員 七月一日の閣議決定についての骨子については、これだけ詳細に述べていただけるんですよね。これだけ詳細に述べていただいて、そして、この村山談話と河野談話の骨子がいかなるものですかという、これは質問通告いたしております。  片方についてこれだけ詳細に答えている以上、村山談...全文を見る
○緒方委員 それは経緯ですよね。ただの経緯だと思います。それは、中身について全く踏み込むことなく、ただのこういうふうにつくりましたという経緯であって、骨子というのは、広辞苑等々を見ますと、全体を構成する重要な部分と書いてあります。中身の、全体を構成する重要な部分として骨子という言...全文を見る
○緒方委員 何度も申し上げますが、それはただの経緯でありまして、例えば閣議決定でいいますと、これこれこういう経緯で自由民主党と公明党が協議をした結果、こういうふうにまとまりました、それを閣議決定いたしましたというだけのものです。  しかし、予算委員会で、私の質問に対して中谷国務...全文を見る
○緒方委員 これは質問通告しているんですよね、質問通告しているんです。このことを聞きますと言っているにもかかわらず、もう一度検討するというのは、それは明らかに準備不足だと思いますし、先ほど岸田大臣が言われた話、例えばですけれども、大学受験で、村山談話をぱっと見せてこれの骨子を書き...全文を見る
○緒方委員 この後、議論をしようと思っていましたけれども、質問できないんですよね、これ以上。  自分たちが推進したいと思っている、政府として推進したいと思っている閣議決定の内容については、骨子はいかなるものですかと聞けば、それが何ら問題なくぶわっと出てくる。全く同じ問いなんです...全文を見る
○緒方委員 私は、この件について質問主意書を出しています。事実上のゼロ回答ということでありました。ゼロ回答です。  読み上げますと、今言った質問に対して、「お尋ねの「河野談話」は、平成五年八月四日に、慰安婦問題に関する政府の見解として河野洋平内閣官房長官から発表したものである。...全文を見る
○緒方委員 いや、説明とその仕方について特段の背景があるわけではないと言っていますが、今、政権として、村山談話、河野談話については全体として引き継ぐと言っている、ここで骨子について答えたら、では骨子ぐらいは受け入れているんですねというふうに聞かれる、それが嫌だからこの骨子について...全文を見る
○緒方委員 しかしながら、それであれば、骨子を答えるはずですよね。それであれば、こんな答えはしないはずですよ。  骨子というのは、先ほど言いました、広辞苑において書いてあるのは、全体を構成する重要な部分と書いてあるんです。その全体を構成するための重要な部分を書き抜くことができな...全文を見る
○緒方委員 ある文書の一部だけを書き抜くことは誤解を与えるからと言いますけれども、しかしながら、閣議決定の骨子について答えてくれと言われれば、これだけいろいろな文書から書き抜いたものをやっているわけですよね。これは、しかし、先ほど言われたとおりです、政府の統一的な立場ですかと聞い...全文を見る
○緒方委員 これは堂々めぐりで、繰り返しになりますけれども、私が出した質問主意書に対してほぼゼロ回答なんですよ。この質問主意書に対する答弁というのは、役所側というか政府側全体の、おまえの質問になんか答えてたまるかというような強い意思を感じるわけですよ。おまえの質問になど答えてあげ...全文を見る
○緒方委員 いや、それはだめですよ。閣議決定の、昨年七月一日、安全保障法制に関するものについては、相当に中身に踏み込んでその内容を要約し、そして、これが全体を構成する上での重要な部分ということでの骨子を答弁していただいているわけです。そして、今、答弁で、それは裏打ちしていただきま...全文を見る
○緒方委員 だから、それじゃだめだ、それじゃダブルスタンダードでしょうと。政府全体として、あるものについては中身にかなり踏み込んで、そしてそれを要約する形で骨子を答弁しているにもかかわらず、もう片方の、政府として必ずしも推進したいわけではないのではないかと思う、そういうものについ...全文を見る
○緒方委員 お約束いただけないということですか。
○緒方委員 いや、それは、委員長、この件ですけれども、先ほどから申し上げているとおりです。昨年七月一日の閣議決定については詳細に骨子を述べ、そしてそれが政府の統一見解であるというところまでお約束をいただいているんです。それに対して、同じく、少なくとも村山談話については閣議決定をし...全文を見る
○緒方委員 意見がかみ合わないんじゃないんです。意見がかみ合わないんじゃなくて、私はちゃんと全部、理を尽くして言っているんです。私の言っていることの理屈が通らないのであれば、通らないとぜひ言っていただきたい。けれども、私はちゃんと全部、順番を追って、理屈を追ってお話をさせていただ...全文を見る
○緒方委員 慎重に検討した結果、出していただけるんですね、大臣。
○緒方委員 最後、お答えしますという答弁がありました。また次の機会にこれは大臣にお話をさせていただき、早急に、この外務委員会で次に質問に立つときぐらいまでには見解をまとめていただいて、政府統一見解としての閣議決定、閣議決定をするかどうかわかりませんけれども、政府統一見解を示してい...全文を見る
○緒方委員 ということは、刑の宣告だけを受け入れたわけではないということでございまして、そうすると、次の質問が出てきます。  さまざまな、起訴状の訴因とか、そういったものの中にはいろいろなことが書いてあります。東京裁判の判決というのは、ここにある三部の部分全部を合わせますと千ペ...全文を見る
○緒方委員 私の質問は、それを全て、逐一受け入れているということでよろしいですか、大臣。
○緒方委員 異議を述べる立場にないということでありますが、そうではなくて、異議を述べるということでは、英語にはそう書いてありません。別に、ノーオブジェクションとかそういうことが書いてあるわけではなくて、ジャパンアクセプツであります、受け入れていると。  そして、別に、一部を受け...全文を見る
○緒方委員 一つ一つに評価をするものではないということでありますが、そもそも、英語におけるアクセプトという表現というのは、英語の辞書を引いてみますと、一定の評価を持って受け入れる。ただありがままを受け入れる、そういう言葉ではありません。大体、英語の辞書で引いてみると、アクセプトと...全文を見る
○緒方委員 日本語で受諾と訳して、受諾という意味がどうだとかいうことは、これは通用しないんですね。サンフランシスコ平和条約の正文は、英語、フランス語、スペイン語、この三つであります。日本語は正文を構成していません。なので、英語から判断するしかないんです。  アクセプトという表現...全文を見る
○緒方委員 異議を述べる立場にないということでありますが、では、言い方を変えます。  逐一異議を唱える立場にないですね、大臣。
○緒方委員 では、ここの極東国際軍事裁判所の裁判、ジャッジメンツのところにおいて、それについて、どの部分であろうとも異議を唱えることはないということでよろしいですね。
○緒方委員 どの部分についても異議を唱えるものではないということで大臣から答弁をいただいたというふうに理解をいたしました。  それを踏まえて、ちょっと切り口を変えて質問をしたいと思います。  この今言われた大臣の見解、そしてさらには先ほど資料で配りましたものも含めてであります...全文を見る
○緒方委員 第二次安倍内閣で閣僚をやっておられた、現自由民主党政調会長の稲田朋美さん、最近、いろいろなところで、東京裁判について、主文については受け入れたけれどもと。主文というのは、恐らく言いたいことは、私がさっき言った、この答弁にあるところの恐らくセンテンスだと思います。死刑と...全文を見る
○緒方委員 それが第二次政権においてもそうだったということは、当然、内閣は連帯責任でありますので、当時国務大臣であった稲田朋美さんもその立場を踏襲していた、いたはずである、そういうふうに理解してよろしいですか、大臣。
○緒方委員 ということは、閣僚の時代は、今大臣が答弁されたような、そして私が申し上げたような内容について、その立場を踏襲し、それに従っていたけれども、閣僚を離れてしまったら、いや、それは自分は従わないと言っているに等しいわけですね。非常におかしいんじゃないかと私は思います。  ...全文を見る
○緒方委員 では、質問を移したいと思います。  安保法制について、もう一回戻りたいと思います。  私が国会で質問をした際に、中谷大臣は、幾度となく、既存の見解の基本的な論理に従って七月一日の閣議決定というのを行ったんだ、既存の政府見解の基本的な論理に従った上で閣議決定を行った...全文を見る
○緒方委員 では、その既存の政府見解というのは何かといえば、一九七二年参議院決算委員会に対する政府の提出資料、さらには、一九八一年の、きょうの二枚目の資料に取り上げております、抜粋しておりますが、衆議院議員稲葉誠一君提出「憲法、国際法と集団的自衛権」に関する質問に対する答弁書、恐...全文を見る
○緒方委員 それでは、安保法制担当の副大臣にお伺いをいたしたいと思います。  稲葉誠一君、「憲法、国際法と集団的自衛権」に関する質問に対する答弁書というのがございます。これのどの部分が基本的論理を構成しているというふうにお思いになられますか、副大臣。
○緒方委員 では、もう一度聞きますが、その後の、集団的自衛権を行使することは、その範囲を超えるものであり、憲法上許されないと考えているという部分は、そもそも政府の方が言われる基本的論理を構成していないという理解でよろしいですね、副大臣。
○緒方委員 ということは、今政府が言っていることというのは、こういうことなんです。この文章があって、政府はこの文章の基本的論理に従っています、そして、その結果として集団的自衛権が行使できるんですというふうな、そういう論理構成をしているわけですよね。それは、それでよろしいですか。
○緒方委員 けれども、この文章を、例えばこの件について詳しくない方に、これが既存の見解ですと見せ、そして、私はその基本的論理に従っていますと言い、その結果として集団的自衛権を行使することができますというふうに説明すれば、恐らく、日本国民の九九%以上の人が頭にはてなマークがつくと思...全文を見る
○緒方委員 別に、そうしていること自体を、その中身自体について私が何かしたいというのではなくて、これを見せて、基本的論理に従っていますと言って、その結果として集団的自衛権を行使できますと言って、国民は理解をしてくれるというふうに思いますか。
○緒方委員 そもそも、基本的な論理というのがそういうものだということ自体が、そういう分類をして、一、二とあって、最後、これが当てはめだというその手法自体が、それ自体が一つの解釈なんですよね。解釈としてこういうふうに文章を切り分けているんですということ自体が、それが一つの解釈論なの...全文を見る
○緒方委員 では、岸田外務大臣の考えとして、これまでの政府の、七月一日以前の政府見解としていろいろ理屈を述べた後、最後に、集団的自衛権を行使することは、その範囲を超えるものであり、憲法上許されないと考えているというふうに書いてある文章を国民に見せ、そして、その基本的論理に従って、...全文を見る
○緒方委員 そもそも、私も外務省条約課にいましたのでよくわかりますけれども、外務省で安全保障法制をやっているときに、一九七二年、昭和四十七年のその見解を余り引用したことがなかったんですね、ほとんどなかったと思います。事実上使っているのは、一九八一年、稲葉誠一議員に対する質問主意書...全文を見る
○緒方委員 国民の大半は、これまでの既存の見解を見て、その基本的な論理に従っていると言われて、そして、集団的自衛権が行使できるというその説明の流れを、恐らく理解しないと思います。  何か、これまでと大して変わっていないんですよ、これまでの考え方と変わっていないんですよと言いなが...全文を見る
03月25日第189回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○緒方委員 民主党の緒方林太郎でございます。  貴重な時間をいただきまして、本当にありがとうございます。  まず最初に、西村副大臣。まず最初にお伺いしたいのは、翠光トップラインという会社、そしてジェイトップラインという会社、御存じだと思いますけれども、いかなる御関係でございま...全文を見る
○緒方委員 この翠光トップラインという会社は、ことしの二月二十七日に、景品表示法の違反ということで、窓ガラス用フィルムに関する表示がおかしかったということで、消費者庁から措置命令を受けております。  そして、西村副大臣、一月二十七日にレク要求を消費者庁にしておられますね、この件...全文を見る
○緒方委員 この翠光トップライン社の不正事案、何かどうも措置命令に対して異議を唱えているようでありますけれども、最初にこれを副大臣が知ったのはいつですか。この事案を知ったのはいつですか。
○緒方委員 この翠光トップライン社と西村副大臣、例えば、個人献金があるとか、この会社から企業・団体献金があるとか、もしくは代表者等からのパーティー券の購入があるとか、そういうものはございますでしょうか。
○緒方委員 これを副大臣室で聞くというのは、内閣府の消費者庁のその話で措置命令に関するものを、その措置命令が下される一カ月前です、一カ月前にそういう形で副大臣室において聞くというのは、これは何らかの圧力になるというふうにお思いになりませんでしたか。
○緒方委員 ここに、私、レク要求の資料を持っておりますけれども、別に景品表示法の一般的なことについて聞きたいとはどこにも書いてなくて、翠光トップラインという会社がこういう措置命令の関係でいろいろあるけれども、これがその後どのようになっているか、課長以上の方から話を聞きたいというふ...全文を見る
○緒方委員 これはちょっと、内閣のかなめ、官房長官にお伺いをいたしたいと思います。  自身が所属する官庁の措置命令について、その自分自身の政務三役室で聞き取りをするということ自体が不適切だというふうに、官房長官、思いませんか。
○緒方委員 いや、これは、その前提としてではなくて、具体的事例について聞くということでレク依頼をしていて、そしてそれが措置命令に関するものであった。一般論じゃない、一般論というか、景品表示法の細かいことについて聞いているわけではないんです。具体的な社を出して、そしてこの件について...全文を見る
○緒方委員 これは、大臣室、副大臣室、政務官室で聞くと、やはり、他省庁でなくて、しかも自分の役所ですから、これは一線を引くべきだと思いますし、この件はまた後日追いたいと思いますけれども、一般論として、この件を自分の部屋で聞くということが圧力になるというふうに私は思います。この件は...全文を見る
○緒方委員 恐らく、実際の担当、そして所掌事項と責任の所在というのが、法令上においては別になっているということであります。  これは恐らく、内閣府特命担当大臣それぞれの方々は、今おられる方々がそうであるとは言いませんけれども、自分は担当だけれども主任の大臣でないということで、最...全文を見る
○緒方委員 少なくとも、必置のものについては主任の大臣とすべきじゃないかなと思いますね。金融とか沖縄北方とか、そういったものについては制度をよく考えていただいて。  今、内閣官房と内閣府の権限関係の整理を、これはたしか有村大臣のもとではなかったかと思いますが、整理をされておられ...全文を見る
○緒方委員 この件は、そんなに与野党対決とかそういう内容でもなくて、権限と実際にやっていることの間のすき間がないようにそろえていこうというのが一番すっきりすると思うんですね。  大臣の皆様方は、国務大臣としていろいろと権限を持っておられて、それを行使する、専決事項を受けて、代理...全文を見る
○緒方委員 それでは、法務副大臣が来ておられます。  今言った、公益法人として非常に問題があるといろいろ思われていた団体が、恐らく心の中で、もうこんなに公益法人と言われたらたたかれる、だから、一般社団法人、一般財団法人を選ぼうということで、いろいろな役所とお金もそして人もがちっ...全文を見る
○緒方委員 つまり、そういうことなんです。  この件、かつていろいろと問題があると言われた公益法人が、そのまま、役所とつながったまま、せえのドンで出ていってしまったときに、役所の行革担当部局は、それは一般法人法の世界ですねということで、内閣府の行政改革のフロントの方は、自分たち...全文を見る
○緒方委員 それは、今あるこの現象を中央官庁側から見た上で、再就職というところについてはやらせていただくということですけれども、その結果として、存在している一般法人の中でお役所に対する依存度が著しく高いものについては、これは出し先から見るんじゃなくて、出した先の一般法人についても...全文を見る
○緒方委員 それはまさに総合調整の行政改革の視点を持った上で、一般法人法という法律があるけれども、行政改革の視点から見ることは排除されていないと思うんですね。  先ほども言いましたけれども、どっちの役所から見ても、内閣府から見ても法務省から見ても、どっちもうちじゃないといって物...全文を見る
○緒方委員 しかし、大臣が所管しておられる一般法人法に基づいて設置されている一般法人が、間に、単に、役所が直接補助金をマネージするのではなくて、マネージする団体として新しい別の法人をつくって、それこそ、この団体はESCO推進協議会というところではなかったかというふうに記憶をいたし...全文を見る
○緒方委員 先ほどの話を少し蒸し返されたわけでありますけれども、私がずっと言っているのは、そこまで言われるなら私も言わせていただきますけれども、今言われているのは、それぞれの官庁から出ていることについて、いろいろなお金が出ている、人が出ている、その出口についていろいろな規制があっ...全文を見る
○緒方委員 次にテーマを移したいと思います。特定秘密保護法であります。  これは、後藤さんが先ほどから非常に詳しくやっておられますが、私が前々からずっと疑問に思っていることというのがありまして、安全保障、これが特定秘密保護法のキーワードになっております。この安全保障というのは、...全文を見る
○緒方委員 ちょっと変なことを聞きますけれども、この安全保障の範疇の中に、例えば経済安全保障とか、エネルギー安全保障とか、そういったものというのは入りますか、大臣。
○緒方委員 後で議事録を見てみたいと思いますけれども、ないわけじゃないということだったというふうに、ただ、具体的に今、何だということではないけれども、あり得ないわけではないということだったと理解をいたしました。  そうすると、今、主意書でそう答えたと言いますが、将来の為政者がい...全文を見る
○緒方委員 ほとんどお答えになっていないんですよね。  この法律に、今言われたもともと二百海里を主張できるというその根拠が、どこを見ても見出せないんですよね。どこを見ても、現行の法律を見て、もともと二百海里を主張するんだけれども、その結果としてこういうふうになるという、その結果...全文を見る
○緒方委員 それはちょっと答弁としてきついですね。正直、きついと思いますよ。  本来、国際法というのがあって、二百海里を主張できると。それはそうなんだけれども、国内法で書いてあるところがそこに一つもなくて、何も書いてないけれども、もともと国際法で主張できるものはできるんだと言わ...全文を見る
○緒方委員 最終的に落ちるところが中間線になることは、それはそれで一つの解決策だと思います。今、白樺、楠と言われた海底油田があるところとか、あれはちょうど中間線のところですけれども、そこに落とすためには、中国が沖縄トラフまでを主張している以上は、日本も中間線の向こうまで主張して、...全文を見る
03月27日第189回国会 衆議院 地方創生に関する特別委員会 第3号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  地方創生特、初バッター立ちということで、大臣、よろしくお願いを申し上げます。  きょうは、地方分権、特区、さらには予算編成における地方分権のあり方といったテーマについて、四十分間議論をさせていただければと思います。  地方分権...全文を見る
○緒方委員 そういう重なっているものというのがあり、けれども、多分、大宗においては、重なっているというよりも物すごく権限がふくそう化しているということであって、それを二重行政と呼ぶかどうかというのはあると思いますけれども。  ただ、繰り返しになりますけれども、政令指定都市に住ん...全文を見る
○緒方委員 一定のものと。そこは、要件がいろいろ書いてあるんだと思いますけれども、結構幅があるんだと思うんですよね。幅がある中で、別に全てを総務省で見ているわけでもないし、それぞれの所管の法律というのは各省に分かれていて、そして、その法律の中で、それぞれの省庁が一定の要件のもと判...全文を見る
○緒方委員 とどのところそういうことなんですけれども、なかなかその協議が進まないというか、国土交通省の方に持っていくと、国土交通省の方に法律で仕切ってくれないかと言うと、いや、もう協議してくださいというふうになっていて、何となく、この協議というところが若干ぬめっとしたところがあっ...全文を見る
○緒方委員 私も政令指定都市に住んでいて、そういった形で、本当に不思議なところに浮島のように県の権限がぽこっとあって、それに戸惑うということが時々あるわけでありまして、政令指定都市の方にどんどん権限を寄せていくという方が何となくいいのかなという気がいたしております。  特に、こ...全文を見る
○緒方委員 まだ閣議決定されていませんけれども、今国会に上がってくる国家戦略特区の法案の詳細、大体こういうものがメニューで上がっていますというのを見せていただいたんですけれども、正直、私が見る限り、本当にこれは特区じゃなきゃいけないのかと思えるものが、そこまでそれぞれ所管の官庁の...全文を見る
○緒方委員 かなり本音で、ありがとうございました。  あともう一つ、今回上がってきている規制緩和のメニューというのは、これだけじゃないんだろうと思いますが、これは、地方から上がってきたもので取り急ぎやるべきものというのを、法律改正が必要なものというのをやられると思うんですけれど...全文を見る
○緒方委員 国家戦略特区という、いわば総合性を持った上で第三の矢とするからには、その中身も、やはり規制緩和のレベルもぐっと上がってくるものが入ってこないといけないんだろう。  例えば、昔、どぶろく特区というのがありましたけれども、どぶろく特区というのは、別にそれを批判するつもり...全文を見る
○緒方委員 非常に重要な御答弁であったと思います。  まず大臣にお願いをいたしたいのは、さっき心を折っていると言いましたが、そもそも、特区が決まって、行ったときに、特区のそもそも論から説明しなきゃいけないような相手が出てくることが結構ある、私もいろいろな人からそういうふうに言わ...全文を見る
○緒方委員 私、大臣の所信を聞いていた中で非常にいい言葉だなと思ったのは、できません、なぜならばという発想を捨ててこれからやっていくんだという御発言がありました。まさにそのとおりだというふうに思います。  そういう中で、先ほどの話とつながるんですけれども、今回のメニューとはまた...全文を見る
○緒方委員 最後に、この特区の件でもう一件だけ。  内閣府特命担当大臣というのは、内閣府設置法第十二条において、各省の大臣に、その所掌事項に関して説明そして資料提出を求めて、場合によっては勧告をして、そしてそれぞれの省庁から報告を求め、それでも納得がいかないときは最後は内閣総理...全文を見る
○緒方委員 最後に、もう質疑時間が少なくなってきましたので、きょうは、菅原副大臣、ありがとうございます。  予算編成と地方分権ということでいつも思うことがあるんですが、これは民主党政権の時代からやっていたので別に政権批判をしたいとかいうことではないのですが、最近の予算の概算要求...全文を見る
○緒方委員 質問時間が終わっておりますのでもう終えたいと思いますが、予算要求をした結果、これは予算委員会で我が方の議員から石破大臣にも何回か質問をしましたが、結果として、地方創生枠ということで積まれた予算のかなりの部分が既存の予算等の継続物であったとかいうことがあったりして、本当...全文を見る
04月01日第189回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  二度目のバッター立ちということで、大臣、よろしくお願いを申し上げます。  前回に続きまして、村山談話、河野談話からスタートをさせていただきたいというふうに思います。  この件について、私自身の思いを最初に述べさせていただきます...全文を見る
○緒方委員 経緯論と章立てについてお答えをいただいたというふうに思いますが、先ほど、認識について述べたものである、そして、内容について述べたものであるということでしたが、そこをいわばサマリー的に説明いただけないですか。全体としてと言っている以上は、そのまさに中核的な、骨子というの...全文を見る
○緒方委員 分量が一枚ぐらいだから、これ以上、サマリーをつくっていくこと、骨子を抜き出すことは難しいということでありました。  しかしながら、前回も質問しましたが、七月一日の安保法制に関する集団的自衛権等々を含む閣議決定、あれも、確かに分量は少し多いですけれども、練りに練ったも...全文を見る
○緒方委員 しかし、同じ閣議決定文書であります。昨年の七月一日の閣議決定についても、河野談話は閣議決定がございませんでしたが、村山談話、それぞれ閣議決定をされています。閣議決定をされた文書について骨子をつくってくださいと言って、片方については大丈夫で、片方については非常に引けたと...全文を見る
○緒方委員 それでは、私にはかなりダブルスタンダードだなというふうに見えますけれども、大臣、お苦しいようですので、この件はまた後日につなげたいと思います。  加藤副長官、来ておられますけれども、総理が、全体として受け入れるという表現をこれまでもずっとしておられます。先ほども申し...全文を見る
○緒方委員 苦しいんだなということはよくわかりました。  それで、全体としてというのがなぜ入ったのかということについて御答弁いただけなかったわけでありますが、先般の私の質問に対して岸田外務大臣の方から、どの部分を引き継いで、どの部分を引き継がないか、そんなことはあり得ないという...全文を見る
○緒方委員 どれかを否定しているわけではないという、今、答弁がありました。どれかを否定しているわけじゃない、パーツが例えば百個ぐらいあって、一はどうですか、二はどうですか、いや、どれも否定していません、どのパーツも否定していませんということであれば、全部引き受けているというのと何...全文を見る
○緒方委員 では、答弁をされた外務大臣に伺います。  どの部分を引き継いで、どの部分を引き継がないか、そんなことはあり得ないということであれば、それは、例えばパーツが百個あったとして、部分に全部分解してみたとして、ここはどうですか、いや、これを引き継がないということはないです、...全文を見る
○緒方委員 この件、まだ続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  テーマを移したいと思います。  東京裁判についてお伺いをいたします。  先般、東京裁判については、サンフランシスコ平和条約第十一条において、日本は東京裁判を受諾している、そういう表現がありました...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。それでいいんだろうというふうに思います。  それでは、城内外務副大臣、お伺いをいたしたいと思います。城内外務副大臣もこの見解でよろしゅうございますか。
○緒方委員 城内外務副大臣のブログ等々を読んでおりますと、東京裁判史観からの脱却とか、東京裁判という茶番劇とかいう表現がたくさん出てくるんですけれども、もう一度確認をいたします。よろしいですね。
○緒方委員 今、自由民主党政調会長をやっておられます稲田朋美さん、先般質問した際に、今言ったようなラインで、第二次安倍内閣でもこの立場は貫かれていましたかという質問に対して、岸田大臣の方から、もちろんそうでありますという答弁がありました。しかし、閣僚を離れて、政調会長になるや否や...全文を見る
○緒方委員 もう一度聞きます。  城内副大臣、退任後もこの立場を貫いていくというお気持ちがございますか。
○緒方委員 よくわかりました。ありがとうございました。  それでは、済みません、時間が短くなってまいりましたが、左藤副大臣、来ておられますので、最後、安保法制について、一部お伺いをいたしたいと思います。  私、昨年の七月一日の閣議決定、全部だめだとか、含まれていることに対して...全文を見る
○緒方委員 多分、その答弁書は、私の次の質問に対する答弁書ではないかというふうに思います。  私が聞きたいのは、ここにある、資料でお配りしました、資料で、ここまでが基本的論理で、ここからは基本的論理でないというところを区分けをつくったわけでありますけれども、この区分けで政府の見...全文を見る
○緒方委員 そこで、次の質問なのでありますが、先ほど、全体としてという表現についても同じことを言いましたが、既存の政府見解の基本的な論理という表現を使って今言われます。  これも私は、外務省条約課にいたときの経験から、大体、基本的なという表現が入ると、例外は何だというふうに考え...全文を見る
○緒方委員 それは存在していることはよくわかっているんですが、基本的なを落とした上で、既存の政府見解の論理そのものと、既存の政府見解の基本的な論理の間に差がありますかというふうに聞いているんです。もう一度。(左藤副大臣「ありません。ないと思います」と呼ぶ)
○緒方委員 ないんですね。  では、政府参考人、よろしくお願いします。
○緒方委員 それでは、一九八一年の見解の中で、「集団的自衛権を行使することは、その範囲を超えるものであつて、憲法上許されないと考えている。」というのは、論理そのものですらない、既存の政府見解の論理そのものですらない、そういう見解ですか、副大臣。
○緒方委員 当てはめなんですけれども、当てはめた、いわば結論ですよ、結論です。論理がこうあって、その最後のところに論を結ぶものとして結論があるわけですけれども、そういう論を結ぶ結論というのは、そもそも論理そのものを、これは論理学の世界ですけれども、論理を構成しないというふうに思い...全文を見る
○緒方委員 お答えになっていないんですけれども、ただ、もう質問を終わりますので。  そもそも、何か一つの文章があって、それの一部が文章の論理を構成しないということは、多分ないんだと思うんですよね。基本的な論理ということによって、基本的なという言葉を入れることによって、今お配りし...全文を見る
○緒方委員 終わります。ありがとうございました。
04月22日第189回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○緒方委員 おはようございます。民主党、緒方林太郎でございます。  きょうは、四本の条約の審議ということで、本来、村山談話、河野談話といきたいところでありますけれども、きょうは条約審議ということでやらせていただきたいと思います。  今回、日・モンゴル経済連携協定がかかっている...全文を見る
○緒方委員 そのとおりであります。  ガット二十四条におきまして、関税及びその他の制限的な通商規則を実質的に全て撤廃することによってのみこういったものが認められているというのが国際法のルールの基本であります。  その中で、こういった実質的に全ての関税及びその他の制限的な通商規...全文を見る
○緒方委員 実は、巷間言われる中で、二国間のFTAであれば関税の撤廃率は低くてもいいけれども、TPPみたいなものができれば非常に高いものが求められるというような議論がよくございますけれども、国際法上は、実はそこに求められている関税やその他の制限的通商規則の撤廃の要件というのは全く...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  そういうことなんだろうと思いますけれども、ただ、もともと、一九四七年、この規定ができた時代に今のような世界をそもそも想定していなかったわけでありまして、では、そのころ成立したものというと、例えば当時のECであるとかそういった、陸路でつなが...全文を見る
○緒方委員 実は今、御答弁の中にあったようで、なかったようなんですが、条約上に実質的に、英語でサブスタンシャリーと書いてありますけれども、実質的にという言葉が入っていることによって、実質的にということであれば例外が認められるだろうというふうに推定をして、そこから例外というものを見...全文を見る
○緒方委員 昔、その議論を山のように私は農林水産省とやったことがあるので、懐かしく思い出すわけであります。  ただ、金額ベース、量的ベースで考えるときというのは、実は、例えばですけれども、物すごく関税障壁が高いせいで、現在、貿易実態が存在しないものというのは、そもそも視野に入っ...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  金額ベースでは、九六%ということでかなり数字が高いですが、数量ベースでいくと、日本側は八五・五でしたか、モンゴル側は八〇・七ということでありますが、それを前提に、皆さん多分きょう持ってきている方も少ないと思いますが、この日・モンゴルとの協...全文を見る
○緒方委員 国会で答えられるのはきっとそこまでだというのもわかっておりますし、あえて、きょう、農林水産省を呼びませんでした。呼んでもせつない答弁が返ってくるだけなので、もうやめようと思いまして、呼びませんでした。  ただ、今この議場におられる方、誰が聞いてもこれはおかしいと思う...全文を見る
○緒方委員 農林水産委員会では絶対返ってこない答弁だったと思いますが、ありがとうございました。  これまでの日本のFTAというのは、途上国とのFTAが非常に多かったというふうに思います、最初。いわゆる純然たる先進国ということでやっているのは、スイスやオーストラリアというものが主...全文を見る
○緒方委員 そうなんですね。実は、途上国対策ということで、途上国間でFTAをするときには関税の撤廃率が必ずしも高くなくていいというようなことになっていて、実際、途上国間でやっているFTAの中には、さっき言った、我々が九割目指して頑張ろうというふうにやっているけれども、そんな水準に...全文を見る
○緒方委員 南アジアでやっているものというのは、たしか撤廃率が五〇%いかないようなものも実はありまして、私は何が言いたいかというと、途上国というのは、みんながみんなそうではないですけれども、そういう緩いFTAになれているようなところもあります。しかしながら、先進国とやるときという...全文を見る
○緒方委員 専門用語で言うと、シングルアンダーテーキングをやっていくのがなかなか難しいから、一部でもアーリーハーベストをやろうということだろうというふうに思います。  おっしゃるとおりでございまして、しかし、この貿易円滑化協定も、実は、まとまるときに全然これと関係ない、インドが...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  全体としてという言葉を聞くと何か別のことを思い出しますけれども。相まってという言葉がありました。大分日本の政府のポジションもかつてに比べると変わったなというふうに思うわけでありますが、今の大臣の答弁、重く受けとめたいというふうに思います。...全文を見る
○緒方委員 それでは、ISD条項というのは紛争解決のための条項でございますが、この日・モンゴル経済連携協定に入っているISD条項は、国の主権を害するようなものだというふうに思われますか、外務省。
○緒方委員 では、もう少し範囲を広げて、日本がこれまで締結したEPA、FTA、さらには投資協定、さまざまな協定にISD条項というのが入っています。この中に、国の主権を害するようなものが含まれているというふうにお思いになりますでしょうか、外務省。
○緒方委員 ISD条項については、いろいろな方が、例えば、憲法に定める裁判をある意味オーバーライドするような内容のものであって、憲法違反だというような議論もございます。紛争解決のためのISD条項が憲法違反だというその指摘について、外務省、いかがに思われますでしょうか。
○緒方委員 それでは、ISD条項の中身について入っていきたいと思います。  ISD条項というのは、例えば日・モンゴル経済連携協定でいえば、この協定に違反するような行為があったときに、企業が政府を訴えることができるというような内容のものでありますが、これは、例えば、日本が合法的に...全文を見る
○緒方委員 ここまでが基礎的な情報でありまして、ここからは質問を進めていきたいと思います。  私が資料で配っております、これは、自由民主党、二〇一二年の資料であります。「TPPについての考え方」ということで、恐らくこれが基本的に貫かれているということだと思いますけれども、下の交...全文を見る
○緒方委員 これはファクスニュースですけれども、そのまま、二〇一二年の総選挙のときも大体このラインでお訴えになっていて、ISD条項というのは、先ほどもございましたとおり、これまで締結したISD条項の中に国の主権を損なうようなものは一つもないというようなお話でありました。  この...全文を見る
○緒方委員 お答えになっていないわけでありますが、広報本部長は、現在の内閣府特命担当大臣で、それこそTPP交渉で頑張っておられる甘利明さんの名前が編集責任者として書いてあります。今、自由民主党で二〇一二年に当選された方は、みんなこれを担いで、この内容のラインで選挙を戦われているん...全文を見る
○緒方委員 今の答弁で明らかになりましたとおり、ISD条項そのものが国の主権を損なうようなものであるということではない、そういうふうに理解をいたしました。  つまり、ここに書いてあることというのはまさにそういうことでありまして、ISD条項の中で国の主権を損なうようなものがあると...全文を見る
○緒方委員 つまり、限られた情報の中で、これは恐らく広い方にまかれていると思いますけれども、当時、情報が限られていたということの範囲内で、間違っていたという認識でよろしいですね、副大臣。
○緒方委員 それでは、限られた情報でということで、警句を鳴らしたということだというふうに聞いていますが、例えば二ポツを見ていただきますと、自動車について書いてあるのは、日本の主要輸出品である自動車について、アメリカの関税はわずか二・五%です、関税がゼロになることよりも、為替の変動...全文を見る
○緒方委員 あたかも、二・五%なんてこんなのわずかだから、こんなものの撤廃に走らなくていいじゃないかというふうに、まあそこまでは書いていないですけれども、そういうふうに読めるわけでありますが、そういう意図をお持ちだったことはないですね。
○緒方委員 ありがとうございました。  余りレトリックな話をしたくないんですけれども、一番上のところに結構衝撃的なことが書いてあって、TPPについては、実は国益擁護派対対米追従売国派の側面がありますというような表現が書いてあります。これは、普通に読む限り、TPPを推進している人...全文を見る
○緒方委員 その他、このペーパーに基づくといろいろな質問ができるわけでありますが、一番右下のところの、四つ書いてありますけれども、「TPPについて「賛成から反対」に回った人は多いですが、逆に「反対から賛成」に変わった人はほとんどいないといってよいでしょう。それがTPPの真実です!...全文を見る
○緒方委員 そして、その下に、「TPPは国論を「二分する」問題と言われますが、政府がきちんと情報を開示し、国民が判断すれば、「みんな反対」することになるでしょう!」というふうに書いております。  これから、我々民主党は、TPPの情報を開示するように求める議員立法を提出してまいり...全文を見る
○緒方委員 みんな反対するための材料すらいただけないということでありまして、これから、我々、今準備しております、TPPの情報を開示するように。アメリカでも国会議員であれば自由に見ることができるというような状況になっているというふうに聞いております。ぜひ、これはどこの委員会にかかる...全文を見る
○緒方委員 ガット、WTO協定で規定をされているということでありますが、それ以前の問題として、経済学的に見たときに、輸出補助金というのは極めて貿易歪曲性が高いというふうに認識してよろしいですねということ、再確認であります。
○緒方委員 WTO協定でも、国内で出す補助金と輸出補助金というのは規定が違っておりまして、輸出補助金というのは、極めて厳格なルールがかかっているということから鑑みても、やはり貿易歪曲性が高いというふうに考えられるからそういったルールになっていると見ることが多分正しいんだろうと思い...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  そうなんです。EUというのはダイレクトに輸出補助金をばんとつけて輸出しているので目立つんですね。だから、輸出補助金の規定にかかってくるけれども、クレジットをつける行為、輸出をするときにいろいろな形で非常に有利なクレジットをつける行為という...全文を見る
○緒方委員 交渉中の話なのでお答えしにくいというのはよくわかります。そして、今、交渉も最終盤に入っているということもあって、なかなかちゃぶ台返しができるということではないということもわかっています。  ただ、日本の農家の方々の感情からすると、こっちは関税ゼロだとか関税撤廃だとか...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  この件は余り知られていない話なんですけれども、結構、交渉が明らかになったときにはどかっと盛り上がる話かなというふうにも思います。慎重な対応を求めたいと思います。  一時間、長い時間質問させていただきましたが、貴重な機会となりました。貴重...全文を見る
04月23日第189回国会 衆議院 本会議 第19号
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○緒方林太郎君 民主党・無所属クラブの緒方林太郎でございます。  ただいま議題になりました個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、質疑をさせていただきたいと思います。(拍手)  しかし...全文を見る
04月24日第189回国会 衆議院 安全保障委員会 第9号
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○緒方委員 大臣、お疲れさまでございます。  民主党、緒方林太郎でございます。  きょうは、防衛省設置法の改正ということで、若干ピンチヒッター的なところがあるんですけれども、質問させていただきます。よろしくお願い申し上げます。  先ほど大串議員の方からもございましたが、今回...全文を見る
○緒方委員 関係性については、これまでも、大臣とのさまざまな関係性、そして、それぞれの、制服組と背広組の関係性については変わらないということでありました。  それをそのまま受けとめたいと思いますが、先ほど大串議員の方からも説明ありましたとおり、運用の方針とかそういったものについ...全文を見る
○緒方委員 私、関係性がこれまでと変わらないということに対して何か異議を唱えているとか、そういうことではないんですけれども、ないということを前提に申し上げれば、そこに立ち入ることをせずに、ただ、これから、運用に関するさまざまな、幕僚と内局と、そして防衛大臣の関係のところでの法的な...全文を見る
○緒方委員 端的にお答えをいただければと思います。  それがいいとか悪いとかいうことではなくて、今後、運用に関しての、防衛大臣、内局、幕僚におけるところの三者、三者と呼んでいいかどうかわかりませんけれども、この間の、いろいろな、運用の方針等々に関する指示のあり方とかなんとかの根...全文を見る
○緒方委員 なるほど、重複があるということですね。重複があるということで、そこを解消するための整理を行ったという理解で、では、これは一応確認までですけれども、大臣、お願いいたします。
○緒方委員 それでは、質問を移したいと思います。  防衛省から配っていただいた十二条関係の資料で、わざわざ法律用語の「相まつて、」というところに御丁寧に括弧がついておりまして、恐らくこれは、内閣法制局あたりと相談するときにこの相まってという言葉で相当もめたんだろうな、防衛省とし...全文を見る
○緒方委員 そうなんだと思いますが、もう少し詰めてみて、相まってというのは、それぞれ上に、トップに大臣がおられて、そして内局がいて幕僚がいてということなんですが、それぞれが、内局については今回の十二条において「補佐」をする、そして幕僚については自衛隊法第九条においての「補佐」があ...全文を見る
○緒方委員 例えばですけれども、法令用語でいうところの調整とか協力とか、そういった概念がこの「相まつて、」という言葉には含まれますでしょうか、官房長。
○緒方委員 それでは、「相まつて、」という言葉は、今、調整、吻合と。吻合というのは余り使わない言葉ですけれども。では、調整、吻合という言葉を、それを簡潔に言いあらわした言葉として「相まつて、」という表現になっている、そういう理解でよろしいですか、官房長。
○緒方委員 わかったような、わからないようなという感じでありますけれども、質問を進めたいと思います。  両者が大臣を補佐するということであるんですけれども、今からお話しする話は、現実味がない話をあえてさせていただきます。  今、中谷大臣のもとで、内局とそして幕僚が非常に密接に...全文を見る
○緒方委員 「相まつて、」という言葉、それによって、ここにある調整、吻合であったり、それに対して協議をする場ということで、今、法定されております防衛会議ということがありました。防衛会議だけではなくて、日ごろの、平素のオペレーションから、まさにこの「相まつて、」というのは担保される...全文を見る
○緒方委員 それは、本日隣におられます小野寺大臣であったり中谷大臣のような方であれば誰も心配することがないんだと思いますけれども、変な大臣が来たりとか、変な幕僚長が来たりしたときとか、そういうときの制度的担保として、おかしなことが仮に起こるとするときに、今の法制度のままですと、仮...全文を見る
○緒方委員 最後に、一問だけお伺いいたします。  今回こうやって、内局がいて大臣を補佐して、そして幕僚長が大臣を補佐して、それが相まってということで、そこで防衛大臣につながるんだと思いますが、それとは別に、第八条第七号において、今度、内局の総合調整という機能が入ってきています。...全文を見る
○緒方委員 議事録を見ながら勉強させていただきたいと思います。  ありがとうございました。
04月24日第189回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  水曜に続きまして、質問させていただきます。  きょうは、質問通告の順番を少し変えまして、ODAを活用した地方自治体の国際協力について、最初にお伺いをいたしたいと思います。  二〇一三年度から、地方自治体が国際協力をさまざまやっ...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  なぜこの問題を取り上げたかというと、まさに私の地元であります福岡県北九州市が一生懸命に取り組んでいるものでありまして、あと神奈川県の横浜市、最近は宮古島の方でもやっているというふうにお伺いをいたしました。  これまで行ってきた北九州市や...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  現在、先ほど御紹介ありましたとおり、我が市の方もベトナムそしてカンボジアといったところで水道や環境協力の支援、国際協力を行っているわけでありますが、ここで私が思いましたのが、今は無償資金協力ということで、技術協力等々も含めてでありますけれ...全文を見る
○緒方委員 本件の最後に、外務大臣に一般論としてお伺いをいたしたいと思います。  この件、今、案件としては、ODAを活用した自治体の国際協力に対して、これはまだ端緒についたばかりでありまして、現在行っている自治体は一生懸命頑張っています、我が町も含めて。  ぜひお願いいたした...全文を見る
○緒方委員 最後の飯倉公館を使ってというのは、京都市そして福島県、二回行われたと理解しております。とてもいいプロジェクトだと思いました。発想の着眼に拍手喝采を送らせていただければと思います。  それでは、テーマをかえまして、いつもどおり、村山談話、河野談話についてお伺いをさせて...全文を見る
○緒方委員 そうなんですね。増減をする、まさに、書いてあることは、全体としては負担の軽減が行われます、ただ、その中には上がるものも下がるものもある。  これとのアナロジーで見たときに、全体として引き継ぐというときに、引き継ぐものもあるけれども、引き継がないものもある、だけれども...全文を見る
○緒方委員 数量化されている税制の問題と、こういった、定量的なものと定性的なものでは、必ずしも同一視することができないということでありましたが、例えば、村山談話、河野談話というのがある方向性を向いていて、数量化というよりも、方向性だけ、何らかの方向に向かって動いているとすると、全...全文を見る
○緒方委員 大臣も非常におつらいんだろうなというふうに拝察をいたします。  では、少し質問をかえまして、かねてから私、質問主意書でも出して、そしてこの外務委員会の場でも何度もお伺いをいたしております、村山談話、河野談話の骨子というのはいかなるものですかということをこれまで聞いて...全文を見る
○緒方委員 今、寺田理事の方からもありましたが、上手な答弁だなというふうに思いました。  ただ、先ほど申し上げた、そして今配っています、この安倍総理大臣、第一次政権のときの見解というのは、別に、ここに価値判断も何もないわけでありまして、これ自体は、単に河野談話と言われるものを、...全文を見る
○緒方委員 では、お伺いいたします。  この議事録にあります河野談話の骨子というのは、練りに練ったものを、その一部を取り出して誤解を与えかねないものだというふうに思いますか、内閣官房。
○緒方委員 矛盾しないということは、これはこれで現政権の立場であるというふうに言っていただけますね、大臣。
○緒方委員 それは現安倍政権でも、引き継ぐという言葉がいいかどうかわかりませんけれども、安倍政権としても同様のまとめをするということでよろしゅうございますでしょうか。
○緒方委員 これは河野談話の骨子ということでありますが、同じ作業を村山談話についてやっていただけますでしょうか、岸田外務大臣。  済みません、言葉足らずでした。  安倍総理が、こういった形で、河野談話の骨子ということで、文章にして七行ぐらいですけれども、そうやってまとめられて...全文を見る
○緒方委員 先ほどから、全体としてというのはどれかを引き継ぎ、どれかを引き継がないということではないということでありましたが、たしか一回目のときも申し上げましたが、骨子という言葉は、広辞苑等々で引いてみますと、全体を構成する上で重要な部分というふうに書いてございます。  少なく...全文を見る
○緒方委員 間違いないところだと思いますということがございました。ということで、少し前進があったのかなというふうに思っております。  この件、なかなか、懸念をいたしておりますのは、戦後七十年談話、いろいろ検討が進んでおりますが、やはりみんな、全体としてと。恐らく、英語で訳すとア...全文を見る
○緒方委員 終わります。ありがとうございました。
05月13日第189回国会 衆議院 国土交通委員会 第8号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  国土交通委員会、貴重な時間をいただきまして、本当にありがとうございます。  今回の法律案でありますが、隠れた主役というのが私はあるんじゃないかと思っておりまして、今回の法律が成立した後、民営化が進んだ後に何が起こるのかということ...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  五十二億円と非常に大きな金額だというふうに思っております。  今回の改正法によりまして経営安定基金を取り崩して、整備新幹線の二千二百五億、そして鉄道・運輸機構への八百億、そしてそれの残った分の八百七十二億だったと記憶をいたしておりますが...全文を見る
○緒方委員 元気の出る答弁、ありがとうございました。  そう考えていったときに、今、民営化がこれからどんどん進んでいく、そして、完全に民営化をされてしまった会社というのと三島特例、承継特例と言われたものが両立をし得るものなのかどうかということについて、自分自身、いろいろと考えを...全文を見る
○緒方委員 それでは、もう一度お伺いをいたしたいと思います、副大臣。  三島特例そして承継特例といったものと民営化されたJR九州というのは論理的に絶対に両立し得ないというものではないという認識でよろしゅうございますね、副大臣。
○緒方委員 全否定をされなかったというふうに理解をいたしました。  その上で、今後の税制改正でこの件は議論をするということでありますが、いろいろな関係者の方と議論をしていると、実は二十四年度の延長のときに、これで最後だというふうに言い渡された人がいるという話が結構聞こえてきまし...全文を見る
○緒方委員 さすが総務省の方は厳しいですね。  ということでありますけれども、最後に、この件につきまして、私は、三島特例、承継特例の今後の継続を見据えて、国土交通省として、国土交通大臣として取り組んでいただきたいなというふうに思うわけでありますけれども、大臣、一言お願いいたしま...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  それでは、ちょっとテーマを移しまして、私、昔外務省に勤めていた際に、ずっとJRの政府調達の問題について、直接担当ではありませんでしたけれども、私の席の隣の方が取り組んでおられまして、これは、民営化した東日本、西日本、東海、こういった会社を...全文を見る
○緒方委員 二〇〇一年にスタートをして、鋭意議論をした結果として、外れたのは十三年後ということであります。  恐らく、EUとしては、例えばフランスのアルストム社、そしてドイツのシーメンス社、こういった会社の列車を購入してほしいとか、さらには信号のシステムとかそういったものを購入...全文を見る
○緒方委員 力強い答弁をありがとうございました。  質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。
05月20日第189回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  個人情報保護法の質問に立たせていただきます。貴重な機会をいただきまして、本当にありがとうございます。  先ほどから、佐々木委員、そして山尾委員、さらにはこれまでの審議を聞いておりますと、だんだん質問する内容が減ってきたなという感...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございます。  これはなかなか、関心のある方であれば、法律を読み込んだりして、法律の内容を少なくともある程度勉強したりして、なるほど、業で行っていない人間は関係ないんですね、そして五千件に満たないところは関係ないんですねということがわかるわけですけれども、...全文を見る
○緒方委員 そうですね。今回の法制度の個人情報の定義というのはあくまでも明確化であるということでありますが、その明確化がどれぐらい行われているかということについて、これから少し質問をさせていただきたいというふうに思います。  二条のところにあります個人情報の定義のところを見てお...全文を見る
○緒方委員 一概に言えないということでありましたが、では、一概でなく言えることがきっとあるんだろうと思います。  ここが明確になってこないと、結局、実はここが困るところでありまして、事業者も準備をしなきゃいけないとかいうこともございます。個人識別符号のところで携帯電話の番号が入...全文を見る
○緒方委員 書かれるものがあり、書かれないものがあるということで、書かれたものについては、では、免許証番号というのはきっと政令に書かれてくるんだなということが今の中でわかってきているわけでありますが、そうでないものというと、実際にこれというふうに書かれないわけでありますから、引き...全文を見る
○緒方委員 それで、政令をつくっていく。多分関心があるのが、政令というのがいつごろでき上がってくるんだろうかということですが、この政令というのは、これからできる個人情報保護委員会にかけた上で政令を決定するということなのか。この法律が決まったら、もうそこで政令をばんと出すのか、それ...全文を見る
○緒方委員 なかなかその前後関係、今はっきりお答えいただけなかったわけでありますが、仮に個人情報保護委員会の意見も伺った上でということになりますと、来年の一月一日に個人情報保護委員会が発足をして、いきなりそこでどんと出てくるわけではありませんから、これは個人情報保護委員会の規則も...全文を見る
○緒方委員 その方向でぜひお願いをいたしたいと思います。  この件、できるだけ早く、リードタイムがある方が業者さんとしても準備をしやすいし、投資も恐らく必要になる業者さんが出ると思います。最後の最後は、政令が出て規則が出ない限り全体像はわからないわけでありますけれども、においぐ...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  現場の方は、恐らく、この国会の審議を見ながら、さあ、どうなるんだろうかということを非常に注目いたしておりますので、今の大臣の方向で積極的に情報発信をしていただければと思います。  その上で、今回の法律で匿名加工情報というものが新しく定め...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  では、質問を少しかえたいと思います。  今回の個人情報保護法の中で、事業者さんにとって結構重い義務だなと思うものの中に、確認、記録義務がございます。これについては、個人データの第三者提供について、本人の同意があったとしても、それを出す側...全文を見る
○緒方委員 今の答弁を聞いて、恐らく事業者の方は、あるかもしれないとか、自動性が高いものについては第三者提供ではなくて本人提供だ、そうみなすこともできるのではないかとかいう御答弁でありましたけれども、結構、今の答弁では、自分たちのサービスは大丈夫かという不安を持たれた方が多いと思...全文を見る
○緒方委員 そうなんですね。  すごい限界事例を今私が言っていることはよくよくわかっているわけでありますが、五千件を下回る業者さんも入ってくるということで、本当に軽微なもの、社会通念上どう見てもこれはさすがに何か問題が生じるということはないだろうということも、法律の法文上におい...全文を見る
○緒方委員 結局、この結果として何が生じるかというと、少し法律に詳しい方でも、これまでは五千件以上のデータベースを持っておられる方が対象だったけれども、これからはそういうのがなくなっちゃったから我々もこの個人情報保護法にひっかかるのよねというふうに思い、そして、その方々が、いや、...全文を見る
○緒方委員 法律の仕組みとしてはパーフェクトだと思います。法律の仕組みとしてはパーフェクトでありまして、それを回避するための手段もきちんと提供するように書いてありますということなんですが、私の支持者にも結構高齢の方がおられて、そういった方々がいろいろな、今連想しながらも、あのおば...全文を見る
○緒方委員 どうしてもそういうオプトアウトの手続が、ネット上に、例えば一ページ目のところにどんと書きなさいみたいな感じのことだと思うんですけれども、そもそも字が小さかったら読めないみたいな感じの方もおられるわけでありまして、実態をよく見ていただきたいというのと、日本の社会の今の構...全文を見る
○緒方委員 かつてそういうちょっと不思議な経験をしたがゆえに、この件、リアルなものとして自分自身捉えられるところでありまして、やはり、普通に生活していると、自分の情報がどこでどう取り扱われているかということについてはわからないところもたくさんございます。しかも、それがアングラ化し...全文を見る
○緒方委員 この件、本当に、ここまでやっている以上は怠りなく、必ずとってくるということでお願いをいたしたいと思います。  先ほど最後の質問と言いましたが、もう少し時間がありますので、続けたいと思います。  今回、個人情報保護委員会というものを独立した機関として立ち上げ、そして...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  さまざまな意見が反映されるということでありましたが、これは今答えられる範囲で結構でありますけれども、委員とか、さらには専門委員、大体、数としてどれぐらいの方が想定されているのでありましょうか、向井審議官。
○緒方委員 わかりました。  私、実は専門委員というのはもう少し多い数字を連想していたので、最初それぐらいからスタートして、最終的に二桁という数字でありましたので、大体相場観的にそれぐらいの数字なんだなということはわかりました。  それぐらいの専門委員でやっていこうとすると、...全文を見る
05月22日第189回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○緒方委員 おはようございます。民主党、緒方林太郎でございます。  本日、三十分、国際情勢に関する件ということで質疑をさせていただきます。  まず、質疑に入ります前に、昨日出ましたISILの関係での報告書についてですが、一言、外務省に苦言を呈したいと思います。  この委員会...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございます。  本当にこの件、国会対応で、これから安保法制特等々も行われていきます。そのときに、ちょっとした対応で国会がとまってということになると、これは野党の私が言うことじゃありませんけれども、国会対応をしっかりやられた方がいいんじゃないかなというふうな...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。そういうことだと思います。  今、まだ締約国は少ないですけれども、EUがこの条約に若干上乗せ規制をする形で域内の規則を成立させておりまして、これから恐らくEU各国がばばばっと入ってくると思います。  この件、実は、日本の造船関係の労働組合で...全文を見る
○緒方委員 早期の締結が望ましいということと真剣に検討していきたいということで、力強い答弁を本当にありがとうございました。  この条約を締結していこうとすると、国土交通省のみならず、環境省であるとか厚生労働省との協議が必要になるということで、国内法制度の整備だけでも結構時間がか...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  いずれ、この外務委員会に上がってくることを期待いたしております。  それでは、質問を移したいと思います。  きょう、少し分厚い資料を配っておりますが、安保法制についてです。結構分厚いんですけれども、これはこれまでの国会答弁の中で幾つか...全文を見る
○緒方委員 もう一言言いたいですけれども、次に進みます。  2と書いてあるところですけれども、次は、今回の安保法制が整った後の予算的な措置等々についての答弁でありますが、これは、平成二十六年七月十五日、参議院予算委員会での安倍総理の答弁であります。二段目、   今後、自衛隊に...全文を見る
○緒方委員 それでは、三枚目に移ります。  これは岸田外務大臣の答弁でありますが、新三要件の中で今回で言う存立事態に当たるものがどういうものかということで、我が党の岡田代表の方から、「その同盟に大きな影響、深刻な影響が及ぶような事態というのは、ここで言う新三要件、つまり、我が国...全文を見る
○緒方委員 それでは、一ページめくりまして、4に移っていきたいと思います。  これは、内閣法制局長官の、同じく新三要件の当てはめに関する答弁のところでありますけれども、一段落目の一番最後のところ、「単に日米同盟が揺らぐおそれがあるということが直ちにこれに当たるとは考えられません...全文を見る
○緒方委員 スピードアップしてやりたいんですけれども、もう一回だけ確認させてください、ここだけ。  法制局長官は、単に日米同盟が揺らぐおそれがあるということが直ちに新三要件に当たるとは考えられませんと言っていますが、これは政府の見解ということでよろしいですね、副大臣。
○緒方委員 一枚めくって、次は、集団的自衛権の行使についての岸田外務大臣の答弁であります。  集団的自衛権の行使については、国際司法裁判所のニカラグア事件判決でも判示されていますように、「武力攻撃を受けた国の要請、同意が求められる、」と。  答弁をそのまま読み上げますと、 ...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  一枚めくって、六番目に行きたいと思います。  これは国際法の話ですが、国際法上の武力の行使に対する違法性阻却事由ということについての答弁でございます。  これは内閣法制局長官の答弁ですが、二段目、「国際法上の違法性阻却事由としては、個...全文を見る
○緒方委員 これは通告いたしておりませんが、この三つに限定をされるというふうにお考えでしょうか。違法性阻却事由というのは、個別的自衛権で認められる場合、集団的自衛権で認められる場合、そして国連安保理決議によって武力行使が認められる場合、三つが書かれてありますが、これに限定をされる...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  ここからは少し当てはめの話でありますが、七番目であります。  イスラム国有志連合による空爆についてでありますが、それに対する、日本が後方支援ができるかどうかということについて、安倍晋三総理は次のように答弁されておられます。二段目の途中か...全文を見る
○緒方委員 もう一枚めくっていただきまして、八枚目であります。  我が党の小川淳也議員が予算委員会で安倍総理に質問した際に、「イラク戦争、アフガン戦争、湾岸戦争に行かないと宣言しておられるのは、行かないんですか、行けないんですか、政策判断ですか、法的制約ですか。」というふうに質...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  一枚めくって、九ページ目であります。  これは参議院の外防での質疑でありますが、政府参考人の方から自衛権の行使について以下のような答弁がございます。  真ん中の辺でありますが、「単に武力攻撃のおそれや脅威があるだけでは自衛権の発動は認...全文を見る
○緒方委員 最後に一問だけ、十番目であります。  これは国会審議ではございませんが、NHKの番組で自由民主党の高村正彦副総裁が、集団的自衛権の行使について以下のようなことを言っておられます、存立事態に当てはまるかどうかということで。  単なる経済的理由ではだめだ、原油が三割、...全文を見る
○緒方委員 終わります。ありがとうございました。
05月22日第189回国会 衆議院 地方創生に関する特別委員会 第8号
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○緒方委員 地方創生特、四十五分間、貴重な時間をいただきましてありがとうございます。大臣、連日の審議お疲れさまでございます。  今回、三本の法律が上がってきているわけでありますが、きょうは、第五次一括法の中に入っているもの、そして、その絡みで三件ほど質問をさせていただきたいと思...全文を見る
○緒方委員 さまざまな連携のアイデアを今進めておられるということでありましたが、聞いておられた方も思ったと思うんですけれども、そこまでやるならもう地方移管したらどうだというのを結構思われたと思うんですね。  今お答えになった中で連携の話がありましたが、今、ハローワークを地方移管...全文を見る
○緒方委員 雇用保険と、都道府県をまたいだ職業紹介が困難になる、そういった理由でありましたが、法制度のつくり方次第でこれは解決できるのではないかな、制度設計次第ではないかなと。実際に知事会はそういった問題については自分たちはしっかりやるというふうに言っているわけでありまして、雇用...全文を見る
○緒方委員 当たり前の答弁でありまして、条約との関係を見た上でそれに当てはまるのであればオーケーだし、当てはまらないのであればだめだという当たり前のことを当たり前に言ったわけでありまして、だからといってハローワークの地方移管をすることが国際法違反であるというふうにはとても読めない...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  外務省の答弁自体は、それは、そうですよね、当たり前ですよね、満たす形でやってほしいと。それは、締結した国際条約との関係でそれをやることは当然のことでありまして、ただ、それが絶対にできないかというと、そうではなくて、満たす形でやれれば、それ...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  極めて似た意見を私自身も石破大臣と共有するところであります。この件、また追っていきたいというふうに思います。  では、テーマを移したいと思います。  今回の第五次一括法の閣議決定の段階で、直接入っていたわけではありませんが、一部、二級...全文を見る
○緒方委員 確かに、河川法第十条第二項を読んでおりますと、「二級河川のうち指定都市の区域内に存する部分であつて、当該部分の存する都道府県を統括する都道府県知事が当該指定都市の長が管理することが適当であると認めて指定する区間の管理は、前項の規定にかかわらず、当該指定都市の長が行う。...全文を見る
○緒方委員 これも今すぐ何か答弁ができるわけではないということを承知した上でありますけれども、今の河川法の仕切りというのは、協議をして、都道府県知事がよしと判こをどんと押してくれればいいということで、ある意味、おたくだけでやって、地方でそれぞれ協議してということでありますが、これ...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  この件、結局、最終的には、県から市に移管されるときに、その分の財源がやってくるかどうかということなんです。  地方分権に伴う財源ということで、今、実は、結構な政令指定都市の中でどうしようと思っている案件がございます。これは、第四次一括法...全文を見る
○緒方委員 全ての自治体において基準財政需要額で決められているだけの教員がばちっと配置されているのであれば今の理屈でいいんです。けれども、自治体によっては、それからさらに、地方交付税の留保財源分を使ってなのかどうかはわからないけれども、加配されているところがあって、そして、それは...全文を見る
○緒方委員 もう一押し欲しかったところでありますが、実際、指定都市市長会の方からも、今回の移譲に伴う財源についてはきちっと措置をしてくれというのが指定都市市長会の要望であります。  例えば我が北九州市でいいますと、一般会計の規模というのは五千億円ぐらいでありまして、この中で十億...全文を見る
○緒方委員 確かに、各都道府県との関係で、都道府県が厳しいところは、基準財政需要額のところで、それ以上加配せずに、それだけでばしっと予算をおさめているところもあるというふうに伺いました。そういうところであれば、今の移譲の形で何ら問題は生じないわけでありまして、過不足なくやってきま...全文を見る
○緒方委員 質問時間が終わりました。四十五分間、ありがとうございました。
05月28日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第4号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。初バッター立ちであります。  まず、質疑に入ります前に、総理に一言申し上げたいと思います。  今回の審議で、既に、答弁が長い、そして当ててもいないのに答弁に立つ。そして、今は何ですか、質問しろよと。反省の弁を求めたいと思います、安倍...全文を見る
○緒方委員 民主党の持ち時間の範囲内なんですよね。総理が、さっさと質問しろとか、そんなことを言う権利ないですよ。反省を求めたいと思います。  それでは、質問に入りたいと思います。  これまで、他国の領土等における武力行使ということで何度も質疑がありました。今、辻元議員の方から...全文を見る
○緒方委員 海外派兵が新三要件に当てはまらないというのは、これはきのうの質疑を聞いていて、二つのことを言っている人がいました。  第一要件の存立事態に当てはまらないという人もいて、逆に、第三要件の必要最小限の武力を超えるものであるからだめなんだと、この二つを言っている人がいまし...全文を見る
○緒方委員 大臣、物すごく私、簡単に質問したと思います。第一要件に当てはまらないからだめなのか、第三要件に当てはまらないからだめなのか、いずれですかと聞いています。
○緒方委員 ということは、海外派兵は、これがきのう岡田代表も使われたパネルですが、武力行使の目的を持って武装した部隊を他国の領土、領海、領空に派遣するいわゆる海外派兵は、一般に自衛のための必要最小限度を超えるものであり、憲法上許されない。ここで必要最小限度を超えると書いてあるから...全文を見る
○緒方委員 ここまでは確認であります。  これを見たときに、これは個別的自衛権であればこれでいいんですね。ここの武力行使の目的を持ってというところに、個別的自衛権行使の目的を持ってと。個別的自衛権行使の目的を持って武装した部隊を他国の領土、領海、領空に派遣するいわゆる海外派兵は...全文を見る
○緒方委員 いや、武力行使にもいろいろなパターンがあって、集団的自衛権、個別的自衛権、そして例えば集団的安全保障と、いろいろなタイプの、武力の行使にも、違法な武力行使から、違法性阻却事由を満たす形での武力行使もある。いろいろな形の武力行使があり得るわけであります。  集団的自衛...全文を見る
○緒方委員 もう一度言いますけれども、集団的自衛権行使の目的を持っているにもかかわらず、何で自衛のための必要最小限度を超えてしまうんですか、大臣。
○緒方委員 よくわからなかったんですね。  では、もう一度言いましょう。存立事態に当てはまるという用語を加えましょう。そして、集団的自衛権を行使するというのは、これはいろいろな形態があると思いますけれども、武力の行使であります。ここに置きかえるだけです。武力の行使のところを、集...全文を見る
○緒方委員 一般的な武力行使と言われますけれども、武力行使は本当にいろいろな形態があるじゃないですか。  個別的自衛権であればこの文章でいいわけですよ。個別的自衛権であれば、個別的自衛権行使の目的を持って武力した部隊を他国の領土、領海、領空に派遣するいわゆる海外派兵は、それは常...全文を見る
○緒方委員 であれば、今回の新三要件の中で、存立事態に当たるような事態が起こったとしても、それを解消するための手段が、海外派兵をしなければ解消できないのであれば、日本は何もしないということですか、大臣。
○緒方委員 済みません、もう一度聞きます。  第一要件に当てはまる事態が起きたとしましょう。第一要件の、存立事態に当てはまるような事態が起きたとしましょう。けれども、その事態を解決するために、このような海外派兵をしない限りその事態が解消できないときには、日本は何もしないというこ...全文を見る
○緒方委員 存立事態に当たったとしても、それは、今、ホルムズの話をされました。  きのう、質疑を聞いておりましたら、高村正彦さんとの関係で、中東における限界事例だということを言っておられましたが、このホルムズの事例というのは、中東のみならず、世界全体を見たときでも唯一の例外事例...全文を見る
○緒方委員 ホルムズ海峡の件は、想定し得る限り、現時点ではそれが唯一の限界事例ということでよろしいですか。
○緒方委員 では、例えば南シナ海にこの封鎖に近いような状態が生じたとき、これは存立事態ですか、大臣。
○緒方委員 あり得るということですね。
○緒方委員 南シナ海でも機雷の掃海というのがあり得るということですかね。
○緒方委員 そう考えてみると、今の答弁だと、今想定し得る限りは、具体的にはホルムズ海峡だけだと。  けれども、これは国際情勢によっていろいろあるかもしれないということで、具体的なことを言わないということでありましたけれども、これはホルムズ海峡のみならず、世界じゅう、例えばシーレ...全文を見る
○緒方委員 隣国でもあり得るかもしれないんだけれども、外交関係をおもんぱかる余り、口にするのが今ははばかられる。だけれども、隣国でもあり得る、日本の近隣でもあり得る、近傍でもあり得るということを言われたということですか。
○緒方委員 国民の皆さん方に、この議論がリアリティーがないんですよね、ホルムズ海峡の話ばかりで。しかし、存立事態というのは恐らくこの日本の周辺でも起こるだろう、存立事態というのは起こるだろうと。その議論をしないから、そして日本からすごく遠く離れたホルムズ海峡の話でわあっと盛り上が...全文を見る
○緒方委員 日本の周辺で起こるものでも、海外の領海に入って、海外の領空に入って、領土に入って行使するものがありますよね。海外の、外国の領海、領空、領土に入って、そして集団的自衛権を行使すること、武力の行使をすることも大いにあり得ますよねということを聞いています、総理。
○緒方委員 それでは、質問をかえてみたいと思います。  昨日の議論の中でリスクの話がありました。昨日、ございましたね。中谷大臣が言われたことというのは、本法案によってもリスクは変わらないということを言われたんですか。いかがですか。
○緒方委員 リスクは変わらないということですか。もう一度お答えください。
○緒方委員 リスクというのは二つの要素から主に成り立っておりまして、リスクというのは、その危害の大きさ、英語でハザードと言いますね、それと、それが起こる可能性、この二つの要素から成り立っています。  つまり、例えば飛行機というものが何でリスクが低いと言われているかというと、飛行...全文を見る
○緒方委員 お答えになっていなかったんですけれども、危害の規模と可能性を掛け合わせて、これでリスクができ上がっているんです。そうである以上、何も変わらない、リスク全体が変わらないというのであれば、これがどう動いて、それで変わらないというふうに見ておられるのか。  少なくとも、今...全文を見る
○緒方委員 若干、一部希望的観測が入っているんですよね。  けれども、リスクというのは客観的に判断をしなきゃいけない。起こり得る危害のその水準と、それが起こる可能性なわけですよ。それが変わらない、少なくとも上がることはないと大臣は言われましたね。上がることはない、増大することは...全文を見る
○緒方委員 メニューはふえたけれども、メニューはふえたけれども、だけれども、その全体の量については選ばせてもらうみたいな言い方をされましたね。  全体としての量が、活動の量がふえないということですか。
○緒方委員 危険な任務がふえるという認識でよろしいですか、大臣。
○緒方委員 一般的な危機管理、クライシスマネジメントというのは、リスクを計算して、そしてそれに基づいて対策を練るわけですよ。リスクが低いという前提で対策を練るときと、リスクが高いと思って対策を練るときに、大きな違いがあるんですよ。  今のような大臣のリスク認識で、それで対策を組...全文を見る
○緒方委員 逆に、それだけレベルの高い安全措置を講じたと言っておられる。ということは、あくまでもそういう安全の措置というのは、リスクを見た上でそういうものをつくるわけです。結果から見ていけば、そういったレベルの高い安全措置を講じたということは、リスクが高いことの裏返しでしょう、大...全文を見る
○緒方委員 大臣、リスクを本当に認めた上で、その上でしっかりと隊員にも、そして国民にも説明していくことが、これが防衛大臣の責務ですよ。  隊員に何と言うんですか。いや、皆さんがこれから行くところは、これまでやっていたミッションと何のリスクも変わらないと言うんですか、大臣。
○緒方委員 極めて不誠実な答弁だと思います。  本当にそういった、リスクがあります、これからもありますじゃなくて、その前後の上がっているか、上がっていないかということを聞いているんです。それが今と変わらないということであれば、一人一人の隊員の心の中に、いや、きっとこれは上がると...全文を見る
○緒方委員 それは、隊員の心の中に、隊員の心の中に迷いを生じさせるというふうに思いませんか、大臣。
○緒方委員 最後、時間が限られておりますので、もう一個、別のリスク論についてお聞きしたいと思います。  今回の法案が実行されるときに、自衛隊員が外国で人を殺傷するリスクというのは高まりますか、大臣。
○緒方委員 改正PKO法でも、任務遂行型の武器使用が行われる、そして、ただ、危害を加えることができるのは正当防衛と緊急避難だというふうに書いてありますね。  ただ、行く国によっては、私は、アフリカに住んでいたことがあります、そして、アフリカで今PKOが出ているマリという国を担当...全文を見る
06月10日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第8号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。二回目のバッター立ちということで、よろしくお願いを申し上げます。  午前中の審議を聞いておりまして、最後のところで、私あれっと思ったことが一個ございまして、以前、菅官房長官は、合憲の憲法学者はたくさんいる、合憲だと判断している憲法学者...全文を見る
○緒方委員 答えになっておりません。数は問題じゃないというふうに思われますか。
○緒方委員 相当に苦しいんだろうな、全然答えになっていないわけでありますけれども。  数が問題じゃないという答弁というのは、私、本当にこれは問題だと思いますよ。(中谷国務大臣「そうでもない。では言います」と呼ぶ)どうぞ。
○緒方委員 胸を張って、では言いますと言うような内容ではなかったと思いますけれども、質問に移っていきたいと思います。  きょうは海外派兵について、先ほど寺田委員の方からも話がございました。海外派兵のこれまでの考え方で、私には、どうしても、安倍総理大臣が言っていることと中谷大臣が...全文を見る
○緒方委員 海外派兵が全て認められないということではなくて、今、武力行動というカテゴリーが出てきましたね。武力行動、これは武力行使と何が違うんですか、大臣。
○緒方委員 ということは、では、武力行動というのは、武力行使と同じですね。もう一度確認します。
○緒方委員 それを踏まえて、一枚めくっていただきますと、安倍総理大臣の答弁というのは、これは、海外派兵というのは許されないのである、だめだと。一般にのあくまでも例外として、海外派兵の定義の例外として認められるというふうに安倍総理は答弁を何度もしておられます。これでよろしいですね、...全文を見る
○緒方委員 いや、論理的に聞いているんです。  海外派兵というのは憲法上許されないというふうに……(中谷国務大臣「一般に」と呼ぶ)一般にと書いていますね。その一般にの例外として、ホルムズの機雷掃海というのは認められる、そういう理解でよろしいですね。
○緒方委員 そうすると、あくまでも例外だというふうに、一般にの例外だというふうにホルムズの機雷掃海を捉えているわけですけれども、先ほど中谷大臣が言われたのは、そもそも海外派兵の中で新三要件に当てはまるのであれば、それは行けるというふうに、それは海外派兵をすることができるというふう...全文を見る
○緒方委員 私、今の答弁を聞きながら、さっぱりわからなかったんですけれども、海外派兵の定義がありますね。武力行使の目的を持って武装した部隊を海外の領土、領海、領空に派遣するいわゆる海外派兵は、一般に自衛のための必要最小限度を超えるものであり、憲法上許されないというのが、これが定義...全文を見る
○緒方委員 そうすると、存立危機事態が起こり、そして、それに対応する集団的自衛権を行使する目的を持っていれば、武装した部隊を他国の領土、領海、領空に派遣することは認められるということであれば、それは別に、ホルムズの機雷掃海については、一般にの例外ではなくて、そもそも、原理原則とし...全文を見る
○緒方委員 法理上ということでありました。  法理上は、存立危機事態が起こり、そして、それに対応する集団的自衛権の行使であれば、武装した部隊を海外の領土、領海、領空に派遣することは、法理上はかなり幅があって、かなり幅があって、それは送ることができて、ホルムズ海峡の機雷掃海に送る...全文を見る
○緒方委員 ホルムズに限らず、日本が行う集団的自衛権行使、存立危機事態が起こって、それに対応して集団的自衛権を行使する、そういうことであれば、海外の領土、領海、領空に武装した部隊を出すことは別におかしなことでも何でもなくて、それは原理原則としてそういうことが可能じゃないですか。文...全文を見る
○緒方委員 もう少し簡単に聞きます。  この海外派兵の定義そのものに、存立危機が起こり、そして集団的自衛権を行使するときのいわゆる海外派兵というのは、これは一般にではなくて、もう一般にとか何もなく、自衛のための必要最小限度を、そういうことが起こっているときは超えないということで...全文を見る
○緒方委員 では、存立危機事態が起こっているときの集団的自衛権行使、それで海外の領土、領海、領空に武装した部隊を派遣することというのは、ホルムズに限らず、法理上ですね、法理上、それはかなり幅があるというふうに見ていいんですよね。大臣、もう一度。
○緒方委員 念頭にないだけであって、それは政策判断として、ないわけですね。  政策判断として、ないということであって、決して、法的判断としては、ある程度の、存立危機事態が起こり、そしてそれに対して、それに対応するための集団的自衛権行使を行い、それを解消するために海外の領土、領海...全文を見る
○緒方委員 もう一度聞きます。  法的には一定の幅があり、そして、ホルムズ海峡の機雷掃海だけしか想定されないというのはあくまでも現政権下における政策判断だ、法的判断ではなくて政策判断としてそう選んでいるにすぎないということでよろしいですね、大臣。
○緒方委員 しつこいですが、確認をさせていただきます。  法理上は、存立危機事態が起こり、それに対応する集団的自衛権行使の目的を持って武装した部隊を海外の領土、領海、領空に派遣するいわゆる海外派兵、こういう前提がついた上での海外派兵というのは法理上やり得て、やり得て、そしてその...全文を見る
○緒方委員 存立危機事態が起こり、そしてそれに対応する集団的自衛権行使の目的を持って、そして武装した部隊を海外の領土、領海、領空に派遣するいわゆる海外派兵というのは、法理上はかなりの幅を持って起こり得て、新三要件に当てはまる限りにおいては起こり得て、そしてその中で、ホルムズ海峡の...全文を見る
○緒方委員 あくまでも政策判断としてそれを選んでいるだけであって、幅があるということについては御答弁をいただいたと思います。  その中で、では、その大臣の政策判断として言った内容が法律の中にどれぐらい落ちているのか。想定されていないということでありましたが、最小限である以上、私...全文を見る
○緒方委員 しかしながら、存立危機事態というのは別にホルムズ海峡だけで起こるわけではないわけですね。日本の周辺でも起こり得る。まさにそういったことが想定されているから、今政府が言っているように、切迫事態と武力攻撃事態の間を埋めたいとか、そういったような話があるからこの話があるわけ...全文を見る
○緒方委員 十五事例と言われたものの八番目に、邦人輸送中の米艦防護、武力の行使として捉えられるものとして、邦人輸送中の米艦防護というカテゴリーがありました。  例えば、どこかの国からそういった船が日本に向かってやってきていると仮定しましょう。そして、存立危機事態だ。だから、日本...全文を見る
○緒方委員 幅がある中で、ホルムズ海峡の話が唯一だということでありましたけれども、今の答弁であれば、また新三要件に当てはまって、それが必要なのであれば、新たな事例が、例えばこの邦人輸送中の米艦防護のようなケースについても、これも新三要件に当てはまるのであれば、海外派兵をやる、やり...全文を見る
○緒方委員 慎重に判断するということは、当てはまるのであれば、当てはまるのであればです、法理上。当てはまるのであれば、そのときは他国の領海に出ていって海外派兵をする、そのことが可能性としてあり得るということでよろしいですね、大臣。
○緒方委員 ここまでの審議でかなり明らかになったと思うんですけれども、安倍総理大臣が、海外派兵というのは一般的に禁じられていて、そしてその例外として当てはまり得るのはホルムズ海峡の機雷掃海しか想定していないと。あたかもそれ一個しかないというような言い方でありましたが、まず一番最初...全文を見る
○緒方委員 もう一度だけ確認させてください。済みません。  海外派兵については、海外派兵については一般的にほぼ禁じられていて、そして、その例外としてあり得るのは、それは一般にの例外としてホルムズ海峡の機雷掃海だと安倍総理はこれまで言ってこられたけれども、実はそうではなくて、法理...全文を見る
○緒方委員 それでは、少し質問をかえたいと思います。残り二十分ぐらいですか、質問をかえたいと思います。大臣にまずお伺いをいたしたいと思います。  これまで三回行われております北朝鮮の核実験とか、台湾海峡の非常に危機的な状態、一九九六年ですね、ああいった事態と、ホルムズ海峡の機雷...全文を見る
○緒方委員 もう一度お答えいただきたいと思います。  例えば、北朝鮮の核実験、そして台湾海峡での非常に緊張した事態、一九九六年ですね、ああいった事態と、ホルムズ海峡で機雷封鎖される事態、この二つ、これらを比べたときに、どちらが我が国の平和及び安全にとって深刻な事態だ、より重要な...全文を見る
○緒方委員 なぜこんな質問を聞いたかというと、実は国会答弁で、北朝鮮の核実験については、これは周辺事態に当たらないという答弁がございます。北朝鮮の核実験そのものについては、実験そのものについては、これは周辺事態に当たらないと。そして、ガイドライン国会のときの特別委員会でも、台湾海...全文を見る
○緒方委員 資料で配りませんでしたけれども、平成二十一年六月四日、参議院の外防、政府参考人答弁でこういうふうに言っています。「核実験のみから、法律上の定義であります、そのまま放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態等我が国周辺の地域における我が国の平和及び安全...全文を見る
○緒方委員 私は別に何か架空の核実験と言っているわけではなくて、二〇〇九年に起こった核実験、これに対して政府は、これは周辺事態ではない、我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態ですらないというふうに国会で答弁があっているわけです。(発言する者あり)そうですよ、攻撃していないで...全文を見る
○緒方委員 わかりやすく説明をするために幾つか例示をさせていただいたけれども、今の、北朝鮮の二〇〇九年に行った核実験よりも、ホルムズ海峡の機雷が置かれる行為の方がハードルが二つ高い、ハードルが二つ高い、法理上、整理をしてみれば。そのことを国民が聞いてみると、ちょっと何か違うんじゃ...全文を見る
○緒方委員 最後五分ぐらいあります。  質疑時間は終了しましたか。済みません。では、これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
06月15日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第10号
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○緒方委員 緒方林太郎でございます。  三回目のバッター立ちになります。大臣、よろしくお願いを申し上げます。  これまで三十数時間にわたる質疑が行われまして、地元に私も帰りましていろいろな方と、それこそ与党支持者の方ともお話をしておりますと、よくわからない、何が議論されている...全文を見る
○緒方委員 憲法学者の人がいろいろ意見を言えば、それに対して、字面ばかり追っているという声が与党から返ってくる。そして、与党経験者の重鎮の方々が異論を唱えれば、それに対して、もうバッジをつけていない人間だ、全く影響ないと言われる。  今、政権は、誰のどういう異論であれば耳を傾け...全文を見る
○緒方委員 今の政権のそういう姿勢、私は国民に大きな不安を与えていると思います。異論を挟もうが、それに対して、それを全部排除していく。もっともっと耳を傾けていただきたいということを申し上げて、具体的な中身に入っていきたいと思います。  前回も質問いたしましたけれども、順序を追っ...全文を見る
○緒方委員 北朝鮮で核実験をしたことが周辺事態ではなかった、それは我が国の平和及び安全に対する重要な影響がないというふうに判断したからということでよろしいですね、大臣。
○緒方委員 二〇〇九年、北朝鮮の核実験については周辺事態に当たらない。これは確認でありました。  前回も申し上げましたけれども、周辺事態でないというところから存立事態までの距離なんですけれども、周辺事態でないところから周辺事態であるというところに一つハードルがあります。そして、...全文を見る
○緒方委員 もう一度確認ですけれども、武力攻撃が生じたときというのと存立危機事態というのは、スタートのところが違うけれども、結果として効果のところでは同じぐらいの重要な影響が生じている事態だという理解でいいですよね、大臣。これは確認であります。
○緒方委員 大臣、私、そういうことを聞いておりません。  武力攻撃が生じた事態というのと存立危機事態というのは、もちろんスタートのところは我が国が攻撃を受けたときか、それとも我が国と密接な関係にある他国が攻撃を受けたときかという違いがあるけれども、結果としての効果については全く...全文を見る
○緒方委員 もう一度質問いたします。  武力攻撃が生じた事態、武力攻撃事態の中でも切迫事態ではなくて、武力攻撃が発生した事態というのと存立危機事態というのは、その損害の度合いにおいて全く同等ですよねということを聞いているんです、大臣。
○緒方委員 そうすると、私、実はこれは、一緒だという返事が返ってくることを前提に考えていたんですが、昭和四十七年の見解というのは、外国から武力攻撃を受けた場合と書いてあって、その後に、我が国の存立が脅かされ、そして幸福追求の権利等々が根底から覆されると書いてあって、別に、集団的自...全文を見る
○緒方委員 その根幹というところなんですけれども、七二年見解は、外国の武力攻撃によって国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される急迫不正の事態に対処し、そのために自衛権が認められるというふうに書いてあるわけですよね。ということは、そこにどっちを当てはめようとも、起こって...全文を見る
○緒方委員 では、大臣、答弁を間違えておりましたね。訂正をしてください。
○緒方委員 我が国に生じる損害の度合いは、先ほど、違いますというふうに言われましたね。大臣、そう言われましたね。  大臣、間違っていると思いますよ。訂正ください。
○緒方委員 大臣、答弁を訂正された方がいいと思いますよ。大臣の答弁と法制局長官の答弁、全然違いますよ。  武力攻撃が発生した事態と存立危機事態が起こったときの、それによって起こる効果、影響、さらには損害の度合い、そういったものが同等であるでしょうというふうに聞いたときに、大臣は...全文を見る
○緒方委員 少し質問の仕方を変えようと思います。  第一要件のところで、我が国に対する武力攻撃が発生したこと、これまでも個別的自衛権のところでも存在していた部分がありますね。これが起こることは、我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される急迫不正...全文を見る
○緒方委員 それによって生じる影響、効果、損害の度合い等いろいろ言い方はあると思いますけれども、我が国に対する武力攻撃が発生したことは、やはり同じくこの存立危機事態にある、我が国の存立が脅かされ以降の部分の効果を当然持っている、基本的にそれは同じなんだということでいいんですよね、...全文を見る
○緒方委員 後でまた、議事録を見ながら確認させていただきたいと思います。  そういった意味での存立危機事態、武力攻撃事態とほぼ同様の効果、影響が生じるような状態であるところの存立危機事態ということですが、武力攻撃が生じたときというのは、とてつもない戦禍が日本に生じているわけです...全文を見る
○緒方委員 ホルムズ海峡に機雷が敷設されるというのは、先ほども申し上げたとおり、例えば二〇〇九年の北朝鮮の核実験、これは周辺事態でない、これよりも少なくともハードルが二つ高いわけですね。ハードルが二つ高い。では、それがどういうものなのか。もっと言うと、武力攻撃事態が日本に生じてい...全文を見る
○緒方委員 国民は理解しなかったと思いますよ。  しかし、午後に質問がまたありますので、この続きは午後にやらせていただきたいと思います。  質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。
○緒方委員 午前中に続きまして質問させていただきます。  午前中も言及いたしましたが、今回の新三要件の第一要件、存立危機事態のところについて御質問させていただきます。  第一要件のところに、我が国に対する武力攻撃が発生したこと、これは個別的自衛権の分ですね。または我が国と密接...全文を見る
○緒方委員 そうであれば七二年見解をそのまま書けばいいわけでありまして、外国の武力攻撃によって国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される急迫の事態が生じたときというふうに第一要件に書けばいいじゃないですか。  なぜそれを個別的自衛権分と集団的自衛権分に分ける必要がある...全文を見る
○緒方委員 今、言わずもがなということでありました。  つまり、先ほど、午前中に私が質問しましたとおりですが、武力攻撃事態、武力攻撃が生じたときというのと存立危機事態というのは、最終的な損害の度合いであるとか影響であるとか効果みたいなものというのはもちろん同じもの、それはそうで...全文を見る
○緒方委員 一九七二年見解でこういうふうに書いているものをあえて分けて、これは本当は分ける理由はないんですよ、「外国の武力攻撃によつて」としか書いてないわけでして。そして、これをこれまでは個別的自衛権と解してきたけれども、若干加わった部分があるというのが今の政府見解ですね。  ...全文を見る
○緒方委員 今のは答えていないですよ。「外国の武力攻撃によつて」としか書いてないものだから、七二年見解にそのまま従うのであれば、第一要件は外国の武力攻撃によってとだけ書けばいいわけであって。  限定する必要があると言われました。しかし、その限定は、その後の、我が国の存立が脅かさ...全文を見る
○緒方委員 外国からの武力攻撃をそういうふうに分けるということですけれども、先ほど長官は、言わずもがなであり、我が国に対する武力攻撃が発生したことイコール我が国の存立が脅かされ幸福追求の権利が根底から覆されるというのは言わずもがなだというふうに言われました。しかし、午前中の質疑で...全文を見る
○緒方委員 分けることによって、実は起こる効果が異なってくるんじゃないか。私は実は、このホルムズ海峡の例が入ってくることによって、皆さん方が精緻に組み上げられたこの理屈が壊れかかっているんじゃないかというふうに思うわけですよ。  我が国に武力攻撃が生じた事態、先ほど言ったように...全文を見る
○緒方委員 今のお話を聞いて本当に、存立危機事態というのがどう運用されていくのかということについて、私は強い疑義を抱きました。やはり武力攻撃が生じた事態よりもちょっとグレードが下がる、いや、かなり下がるんじゃないかと思う事態でもこれを発動しようとしているんじゃないか。このホルムズ...全文を見る
○緒方委員 大臣、また午前中の質問に戻っているような気がするんですけれども。  今大臣の言った存立危機事態の説明というのは、我が国と密接な関係にある他国に対する攻撃が生じたことによって日本に生じる効果、影響、危害の度合いというのが日本に武力攻撃が発生したときと同様だというふうに...全文を見る
○緒方委員 存立危機事態が日本に及ぼす危害の度合いとか影響とか、そういうものがありますよね。それは当然にして、日本に武力攻撃が発生した事態によって生じる危害の度合いとか影響とか、そういったものと同様ですよね。さっき長官は言わずもがなと言いましたよ。大臣、それを確認してくださいと言...全文を見る
○緒方委員 ここまで来るまでえらく時間がかかりました。  しかしながら、大臣、私が思うに、そこまで言っておきながらホルムズ海峡の例が挙がってくるというのは、国民からしても非常に違和感を持っていると思います。私は、このホルムズ海峡の例というのは、存立危機事態を説明する例として、国...全文を見る
○緒方委員 私が今聞いたのは、この例は、存立危機事態を国民の皆様に説明するに際して適切な例ではないと思うけれども、大臣はどう思いますかと聞いているんです。
○緒方委員 では、存立危機事態を説明するのに、このホルムズ海峡の例は適切な例だというふうに思いますか。
○緒方委員 適切だと思いますか。もう一回。
○緒方委員 ここで、公明党の遠山理事がメディアに対して発言したものがございます。「ザ・ページ」という雑誌でありましたが、私は、公明党の遠山理事が言っていることは物すごく正しいと思います。ホルムズ海峡の例というのは、起こる可能性がゼロとは言えませんが、極めて可能性が低い事態なので、...全文を見る
○緒方委員 私は、比較的この公明党の見解というのは非常にリーズナブルにできていると本当に思います。  公明新聞についてもよく読ませていただきました。遠山理事が言われたことと大体同じことがずっと書いてあります。ホルムズ海峡の例については、基本的に存立危機事態を説明するのに余り適当...全文を見る
○緒方委員 ホルムズ海峡の話をしたら、全然違うところで、最後、はぐらかし答弁で終わりました。大臣、本当に不謹慎ですよ。こういう答弁は絶対だめですよ。  またこの件は質問させていただきますので、私の質問はここで終えさせていただきます。  ありがとうございました。
06月29日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第15号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  四回目の質問になりますが、よろしくお願いを申し上げます。  きょうの審議の中で、自民党の会合における不規則発言、さらには歴史認識と言われたものがやはりクローズアップをされてくるだろうと思います。この法律を施行する際に政府がどうい...全文を見る
○緒方委員 では、正確に申し上げましょう。  国務大臣としてお伺いをいたします。さきの大戦については、侵略戦争だというふうに思われますか。もう一度。
○緒方委員 御答弁になっていないですね。侵略戦争であったかどうかという認識について、イエスならイエス、ノーならノーで結構であります。答弁ください、大臣。
○緒方委員 否定しなかったですね、大臣。  では、侵略戦争ではなかったという認識をお持ちですか、大臣。
○緒方委員 では、その具体的な中身、調整した上で答弁いただければと思います。(発言する者あり)
○緒方委員 国策を誤ったというところについては御答弁をいただいたというふうに思います。  それではもう一つ、歴史認識の中で、これは山谷大臣がお好きなテーマでありますけれども、東京裁判についてお伺いをいたしたいと思います。  日本は東京裁判を受諾したということで、サンフランシス...全文を見る
○緒方委員 山谷大臣が七、八年前に国会で質問しておりまして、そのジャッジメンツ、裁判について答弁が来ております。  そのジャッジメントの内容となる文書、これは、従来から申し上げておりますとおり、裁判所の設立、あるいは審理、あるいはその根拠、管轄権の問題、あるいはその様々なこの訴...全文を見る
○緒方委員 東京裁判のジャッジメンツ、千二百ページぐらいあります。非常に膨大なものでありますけれども、その一つ一つについて異議を唱えることはないと。確認であります、大臣。
○緒方委員 一つ一つについて異議を唱えることではないということでありましたが、二〇〇六年六月、「自由民主」という雑誌で対談をしておられます。その中で、稲田朋美さん、さらには、お亡くなりになられましたけれども、岡崎久彦さんとともに対談をしておられまして、その見解についてはおかしいと...全文を見る
○緒方委員 では、個人としては意見が違うということですね、大臣。
○緒方委員 では、お伺いいたしたいと思います。退任された後も、今答弁されたことは引き継いでいくおつもりがございますか、大臣。
○緒方委員 そこではいと言わない段階で、大臣をやっているから、今、恐らく嫌々ながらでしょう、嫌々ながら、東京裁判について全部受諾しているということを、今大臣だから言うけれども、けれども実は本音は違うんだ、そういうような答弁でございました。  本当にこういうことで、この程度の歴史...全文を見る
○緒方委員 痛切なる反省に立った上で歩んでいくことが、これがこの法律を施行していく上でとても重要なことだと思います。  そういう姿勢がない状態で、戦争に対する反省と、そういった思いがない中でやっていくことは、本当に私は危険だと思いますよ、大臣。  もう一言、大臣、答弁いただけ...全文を見る
○緒方委員 それでは、この歴史認識の話を少し脇に置いて、質問に入っていきたいと思います。  きょうは、南シナ海の件についてお伺いをいたしたいと思います。  中国が非常に活動を活発化させている地域ですね、南シナ海。まず、南シナ海、南沙諸島の周辺の法的な地位について、海洋政策担当...全文を見る
○緒方委員 本当にこれは把握していないんでしょうか。  実際に、低潮高地ですと領海を持たないんですね、領海を持たない。今、中国がばんばんと建物をつくっていますけれども、人工物を幾らつくろうとも、別にその環礁の国際法上の法的地位というのは変わらないわけでありまして、これが低潮高地...全文を見る
○緒方委員 しかし、これから警戒監視活動に対して日本の貢献が求められているというような話もございます。そのときに、その置かれている例えば一つ一つの環礁、ファイアリークロスリーフとかスビリーフとかいろいろございますけれども、その位置づけがはっきりしなければ、本来であれば、国際法上、...全文を見る
○緒方委員 これはぜひ調べていただきたいですね。これは与野党問わず、多分、皆さん思いが一致すると思います。  今、中国が、さまざまな埋め立てを行っている、レーダーを置いている、そういった場所、それが、低潮高地というのがそもそも領土かどうかということについても国際法上さまざまな議...全文を見る
○緒方委員 それでは、日本にも協力が求められてくると思いますけれども、仮にここで警戒監視活動をする際、十二海里以内には絶対入っていかないということになるんだと思いますけれども、そういうふうに中谷大臣は思われますか。
○緒方委員 具体的な計画を有していないということでありますが、今後、ガイドラインを見ていても、さまざまな地域での連携協力ということも書いてございます。今、フィリピンとP3Cを入れた上での共同訓練も行っているということでありまして、これは仮定の質問になりますけれども、今後、南シナ海...全文を見る
○緒方委員 では、今具体的なオペレーションとして検討しているところはないということでありましたが、法律上、こういうことをやることは可能でしょうか、大臣。
○緒方委員 現行の法律でも行い得るということでありました。そこから先は政策判断だろうというふうに思います。  それともう一つ、これは平時の状態を想定しての質問ですけれども、私は、南シナ海で警戒監視活動をするアメリカからの要望の中でどういうものがあり得るかなということで、自分でい...全文を見る
○緒方委員 あくまでも今、例えばあしたとかあさってとかいうことではないですけれども、特に重要影響事態が生じているとかいうことではなく、今南シナ海でかなり緊張があることはわかりますけれども、今の法律上の整理でいうと、現時点では平時であります。  その平時において、米軍艦船が普通の...全文を見る
○緒方委員 今回改正される自衛隊法第百条の六のところに、「合衆国軍隊に対する物品又は役務の提供」という項目がございまして、それを読んでみると、給油活動に来てくれという要望に対して応えるだけのメニューがそろっていないというふうに私には見えるんですけれども、大臣、その認識でよろしいで...全文を見る
○緒方委員 後ろの方からのサポートがあっても結構ですので。  今回改正される法律において、今米軍が警戒監視活動をやっていることに対して、給油のみを目的として協力、支援をしてほしいという要望があるときに、その要望に応えるだけのメニューがこの自衛隊法第百条の六に書かれておりますでし...全文を見る
○緒方委員 ということは、補給艦を出して給油に来てくれと、インド洋でやったようなああいうオペレーションについては、これはアメリカとのガイドラインをさまざま議論してつくられたんだと思いますけれども、現在、日米の関係において、この給油活動、補給の活動についてはニーズがなかったというこ...全文を見る
○緒方委員 いや、それはわかっております。  そうではなくて、ともに、実際に一緒にそういう警戒監視活動をやっていて補給活動をするのではなく、純粋に補給艦だけで行ってということについては、これはニーズがない、ニーズがないから自衛隊法第百条の六のところに書き込んでいないんだというこ...全文を見る
○緒方委員 つまり、それが行えないということなんですよね。補給活動のみを目的として自衛隊が米軍に、例えば南シナ海で警戒監視活動をやっている米軍の艦船に補給活動に出るということはできないというのがこの自衛隊法の規定であります。  それは、とりもなおさず、ニーズがないということでよ...全文を見る
○緒方委員 本当ですかね。アメリカがこうやって警戒監視活動をしているときに一番に来そうなオペレーションだというふうに思いましたけれども。  いずれにせよ、この件については、もう一度確認であります。  大臣、給油に来てほしいという要望は、アメリカから来ることはおよそ想定されない...全文を見る
○緒方委員 それは法律に書いてあるとおりなんですが、つまり、そういう要望は来ることが想定されていないということで、それで、大臣、よろしいんですよねと確認であります。
○緒方委員 私は、そうではないんじゃないかなと思いますけれども、質問を移したいと思います。  では、そういう平時の状態から重要影響事態というふうにグレードが、危機の度合いが上がっていくわけでありますが、これまでの答弁の中で、南シナ海で起こる中でも重要影響事態に該当する場合があり...全文を見る
○緒方委員 一つだけで結構ですので、何か、例えばこういうことが起こったら、後で質問しますけれども、重要影響事態というのが、「我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態」というのが定義でありますけれども、その定義との関係で、南シナ海で起こったことがどういう意味合いにおいて「我が国...全文を見る
○緒方委員 いや、それがわかりますから、だから、南シナ海で起こることの中で、つまり、「我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態」という、それだけが定義としてばんとあって、そして、どうも南シナ海で起こることについても重要影響事態の対象となることがあり得る、もうそれだけの情報しか...全文を見る
○緒方委員 すぐにその答弁が出てくれば、こんなに時間をとらなかったわけでありますが。  しかし、この重要影響事態という言葉、定義については非常にわかりにくいところがある。読んでみますと、「そのまま放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態等我が国の平和及び安全...全文を見る
○緒方委員 そうすると、結局、重要影響事態というのは、その肝というか、それは何なのかというと、「我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態」、これだけなんですね、これだけです。これまでは「我が国周辺の地域における」という言葉がついていたのが、外れてきます。  そうすると、周辺...全文を見る
○緒方委員 それでは、結局、後方支援をすることができる法律というのは、恒久法と改正周辺事態法なわけですけれども、恒久法の方は、要件が、例えば、こういう決議が出るとかそういったことがあって、少し幅があると思いますけれども、結構幅が、歯どめがかかっているとまで言うとはばかられるかもし...全文を見る
○緒方委員 それは全然、客観性に欠けている、いかようにも使えるような定義でしかないわけですね。  本当に、先ほど言ったように、恒久法の方が要件が、やはり決議とかそういったものではまっている中で、では、恒久法がだめだから、恒久法が使えないから、だから重要影響事態をすごく広く解して...全文を見る
○緒方委員 いや、これは問題ですよ。最終的に何かといったら、基本計画に書き込んだときにそれを見てくれて、それで判断すればいいじゃないかというようなことですけれども、そうじゃなくて、もう少し、「我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態」、これしか書いていないわけですから、定義は...全文を見る
○緒方委員 つまりそれは、今聞いて、ああ、なるほど、それが我が国の平和及び安全かということを理解した議場の方もいなかっただろうし、そして国民の人もいなかっただろうと思います。  結局、ペンのなめ方次第だと。ペンをなめて、うまく作文さえすれば、何でも我が国の平和及び安全にひっかけ...全文を見る
○緒方委員 その上で、「我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態」というのが、それでは何なのか。  先ほど若干、大臣、煙幕を張るように答弁をしておられましたが、周辺事態においては、野呂田大臣における野呂田六類型というのがありました。若干、あの類型も、よく見てみると結構幅広い...全文を見る
○緒方委員 では、野呂田大臣の六類型の中に、一から六まであるんですけれども、その中に、我が国の周辺におけるという言葉が入ってきている類型が、一と二と三が、それぐらいだったと思いますけれども、その一と二と三におけるところの我が国の周辺におけるという言葉を落とせば、落とせば、それで重...全文を見る
○緒方委員 そういう考え方もということでありましたが、つまり、この定義のところで何が変わっているかというと、我が国の周辺の地域におけるという言葉が落ちているだけなわけですよ。であれば、野呂田六類型に書いてある、我が国の周辺におけるという文言が入っているところの、我が国の周辺におけ...全文を見る
○緒方委員 それはそうですよね。  今の野呂田六類型というのがあって、それよりも今回広いわけですから、ベン図で描けば中に含まれることは、それは当然なわけです。そんなことを聞いているんじゃないんです。  この法律のこれまでの周辺事態の定義で、我が国の周辺におけるという言葉が、今...全文を見る
○緒方委員 普通に考えれば、もうこれで終わりますけれども、周辺事態で、「我が国周辺の地域における」というふうに書いてあるんですね。それで、「我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態」と書いてあるわけだから、野呂田大臣が提示された六類型の中で、我が国の周辺におけるというその概念...全文を見る
07月08日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第18号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  十一時五十九分ですね。頑張っていきたいと思います。五度目の質問であります。  存立危機事態に関してですが、昨日の夜、自民党のインターネット番組で、安倍総理大臣が以下のようなことを言っておられます。存立危機事態を説明する具体例とし...全文を見る
○緒方委員 この例で、ちょっとおかしいんじゃないかと思うところがございまして、安倍は生意気なやつだから今度殴ってやるという、その意思を持っているだけなんですね。意思を持っているだけであります。これだけで存立危機事態が生じ得るというふうに思われますか、大臣。(発言する者あり)
○緒方委員 もう一度お伺いをいたします。  では、存立危機事態のケースで、武力攻撃をしかけてくるその国が意思を持っているだけで存立危機事態の要件となりますでしょうか、大臣。(発言する者あり)
○緒方委員 つまり、先ほど、意思のみならず、幾つかの要件を挙げられました。安倍は生意気なやつだから今度殴ってやるという、その意思だけでは成立しないということでありまして、この安倍総理の説明は、そもそも論として私はミスリードなところがあるというふうに思います。  具体的な事例でさ...全文を見る
○緒方委員 この例がわかりにくいから聞いているんです。  もう一つ、最後に、これは存立危機事態の例との関係で非常に重要ですが、安倍は生意気だから今度殴ってやるという、その意図表明がないケースであれば、その意図表明が全くない、そのケースであれば、安倍さんとアソウさんが一緒に歩いて...全文を見る
○緒方委員 意思が全くなくて、ということは、実際に我が国に武力攻撃が起こってくる可能性がなぞらえてみるとないということだと思うんですよね。  我が国に攻撃する意思を相手が持っていない、しかも、意思がないということは、恐らく準備行為もないでしょう。そういったときにでも、単に二人で...全文を見る
○緒方委員 意思が表明されなくても、外形的な事情からそれが認定されるのであれば、それは存立危機事態になり得る。これは確認であります、大臣。
○緒方委員 では、意図の表明がなくても、単に、このケースでいうと、総理がわざわざ具体的な事例として挙げているわけですから、友達のアソウさんと一緒に帰り、三人ぐらい不良が出てきていきなりアソウさんに殴りかかった、そのときに私もアソウさんを守るためにその不良を殴り返すということは、こ...全文を見る
○緒方委員 この説明は本当に私の感覚からすると非常にミスリードであって、国民に誤解を与えるような内容であるというふうに思います。この件はさらに、具体的なこの事例を挙げられましたので、また質問させていただきたいと思います。  それでは、午前中、もう時間も少ないですけれども、重要影...全文を見る
○緒方委員 極めて野呂田六類型というのは……(発言する者あり)類型というか何と呼ぶかはともかく、お任せしますけれども、幾つか、我が国周辺の地域においてこれこれこういう事態が当たるときはこれは周辺事態ですということが、少なくともこれをベースにこれまで我々は考えてきているわけですよ。...全文を見る
○緒方委員 変な答弁だったなと思いますけれども、午前中の質疑時間が終わりましたので、これで終えさせていただきます。  ありがとうございました。
○緒方委員 午前中に続きまして、質問を継続させていただきます。  午前中、野呂田六類型と言われているものについてお話をいたしました。大臣からは類型ではないということで御答弁がございましたけれども、お昼の間にいろいろ調べてみると、野呂田大臣の当時の類型という言葉を引いてみると山の...全文を見る
○緒方委員 ちょっと今、答弁がよくわからなかったんですが、インド洋で武力紛争が生起しているケースは野呂田六類型の六つの例の中には入らなくて、その外縁のところにある、その外にあるんだということでいいんですよね。  大臣、もう一度答弁ください。
○緒方委員 そうすると、考え方としては、まず野呂田六類型というのがあって、周辺事態というのはそれよりも少し広い概念で、それよりも重要影響事態というのはさらに広いものを包含するということになると思います、ベン図で描くと。野呂田六類型があって、それよりも少し広い、少しかどれぐらいかわ...全文を見る
○緒方委員 大臣、私の質問に、これはそんなに難しい話ではないので。  ベン図で描くと、野呂田六類型があって、それが包括的でないというんですから、周辺事態というのはそれよりもっと広いものが包含されていて、そして重要影響事態というのは周辺事態よりもさらに広いものが含まれているという...全文を見る
○緒方委員 大臣、答えていないですよ。大臣、もう一度私の言うことをよく聞いてください。  事例として野呂田六類型というのがあって、しかしそれが包括的でないというからには、周辺事態はそれより広いものが含まれるということですね。野呂田六類型以外のものであっても周辺事態に含まれるもの...全文を見る
○緒方委員 大臣、済みません。何か難しいことを聞いているのであれば難しい答弁なんだろうなということはわかるんですけれども、私の聞いていることは物すごく単純でして、もともと野呂田六類型というのがあって、それが包括的でないということであれば、周辺事態というのはそれより広い概念である、...全文を見る
○緒方委員 たかがこの程度の質問で、こんなに時間がかかるというのはおかしいですよ、大臣。埼玉で参考人をやったときも、参考人の方から、国会の答弁がクレーマー対応みたいだ、そういう参考人の発言があったんです。別に私はクレーマーをやっているんじゃないんです。とりあえず、今、十三時二十四...全文を見る
○緒方委員 私も実はそう思うんですけれども、定義のところで、今、一ページ目にありますとおり、重要影響事態の定義というのは、我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態ということだけしかないんですね。だけしかないんです。落ちたものは何かというと、「我が国周辺の地域における」というも...全文を見る
○緒方委員 普通に私は、定義のところで落ちているものを機械的に落としただけなんですね。機械的に落としただけなんです。別に何か私が特段の操作をしたことはなくて、普通に考えると重要影響事態というのは、定義のところで我が国周辺の地域においてという文言が落ちている。これは大臣もそのとおり...全文を見る
○緒方委員 大臣、先ほどから私は、何か重箱の隅をつついたり揚げ足をとったりという質問はしていないんです。全くしていないです。しかし、埼玉での参考人が言われたように、先ほどからの答弁、本当に私の質問に対して真正面から返ってきていないんですね。本当にクレーマー対応みたいなんですよ。そ...全文を見る
○緒方委員 その答弁に来るまでえらく時間がかかったなと思いますが。  先ほど大臣が答弁の中で、世界のどこの地域で起こったことであっても我が国の平和及び安全に無関係ではないという答弁をされました。可能性です。けれども、やはりその答弁が出てくると、この野呂田六類型の中の第二類型のと...全文を見る
○緒方委員 済みません。先ほどインド洋の事例がありましたけれども、では、例えばこの第二類型、我が国周辺の地域において武力紛争が発生している場合であって、我が国の平和及び安全に重要な影響を与える場合の中にインド洋での事例は入るということでよろしいですか、大臣。
○緒方委員 きょうは十三時からずっと質問してきましたが、正直、答弁について率直な感想を申し上げます。うんざりしました。  大臣、誠実な答弁をいただきたいと思いますよ。聞いたことに対して答弁いただけないということ、本当にクレーマー対応のような答弁はやめていただきたいと思います。 ...全文を見る
○緒方委員 質問を終える前に、最後、一言だけ聞きたいと思います。  今の説明で国民はわかったというふうに思われますか、大臣。
○緒方委員 この最後の一番重要な問いに対して真正面から答弁がなかったこと、とても残念なことであります。  質問を終わります。
○緒方委員 本日、この埼玉におきまして参考人質疑が行われますことを、きょうお集まりいただきました参考人の皆様方に改めて御礼を申し上げたいと思います。  今回、議論されておりますことの本質というのは国家の防衛でありまして、我々も、今回の法案に臨むに際しての基本的な考え方として、近...全文を見る
○緒方委員 リスクがある中、非常に重い決断が政治の場に求められるというコメントについては、我々も肝に銘じたいと思います。  それでは、石河先生にお伺いをいたしたいと思います。  今もお話がございました、リスク論というのが今回の国会での審議で多く語られております。政府の答弁とい...全文を見る
○緒方委員 やはり、そういったリスクを正確に把握した上で、それに対する対応というのが必要であります。  それを踏まえてですが、落合先生にお伺いをさせていただきたいと思います。  今回の法制度の中で、やはり一番注目が当たるのが集団的自衛権、そして、その行使の要件となる、認定の、...全文を見る
○緒方委員 最後に、倉持先生にもう一度、一問だけお願いいたします。  今回、国会審議をずっと続けてきまして、ここまで多くの時間を費やしてまいりましたが、やはり、世論調査をすればするほど、理解が深まっているかというと、引き続き八割近い方がよくわからないという結果が出てまいります。...全文を見る
○緒方委員 貴重な陳述をありがとうございました。  今回の法制度、私は、まだまだ理解が深まっていないし、こういった状態で採決をすることについても非常に慎重な姿勢で臨みたいと思っております。  本日、質疑にお答えいただきました参考人の皆様方に御礼を申し上げまして、私の質問を終え...全文を見る
07月10日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第19号
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○緒方議員 御答弁申し上げます。  委員御指摘のとおりでありまして、時間のすき間、武器使用のすき間、そして権限のすき間、この三つが、現行の法制度と、そして我々が本来やるべき領域警備のあり方の中にすき間があるということでございます。  本法案では、警察機関の配置や本土からの距離...全文を見る
○緒方議員 お答え申し上げます。  今委員御指摘のとおりでありまして、我々の基本的な問題意識といたしまして、既存の権限の継ぎはぎで対応するのではなくて、今回の法律の中で規定しておりますように、領海等及び離島等のうち、やむを得ず実力の行使を伴う対処が必要になり得る場合において、警...全文を見る
○緒方議員 御質問ありがとうございます。  今回の法制度におきましては、先ほどから累次説明しておりますとおり、不測の事態が発生する可能性が高いエリアを領域警備区域として指定することにより、この区域内で領域警備行動を行う自衛隊に対して、警職法さらには海上保安庁法の権限を与えること...全文を見る
07月13日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第20号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  今、横路委員の方からありました件、最後、確認事項でありますが、理事会の方で御協議いただければと思います。
○緒方委員 それでは、質問に入らせていただきたいと思います。  まず一番最初に、今回の安保法制で何度も出てくるのが、砂川判決という言葉、軌を一にしているということでありまして、そういう表現で、根拠を支える根拠みたいな、そういう言い方をしていたと思います。  砂川判決をあれだけ...全文を見る
○緒方委員 最高裁判決にも裏打ちをされたということで、その最高裁判決を非常に重んじる答弁であったと思います。  若干議論が脇にそれますけれども、現在、参議院での定数の是正の話が上がってきております。これは、最高裁判決におきまして都道府県単位とする定数を設定する現行制度をできるだ...全文を見る
○緒方委員 それでは、質問したいと思います。今回の……(発言する者あり)やるべきであればやりますよ。  今回の委員会の中で、岡田代表の方から、イラク戦争時のさまざまな活動について情報開示を要求いたしております。航空自衛隊の安全確保活動。人道支援活動につきましては、第一輸送航空隊...全文を見る
○緒方委員 航空自衛隊が行ったさまざまな活動に対する文書、これは岡田代表の方からもさまざま要求しているわけでありまして、今、検討を始めているということでありましたが、この委員会での審議を進める上において非常に重要な文書であるというふうに思います。  これにつきましては、では、委...全文を見る
○緒方委員 それでは、質問をかえていきたいと思います。  これまで、邦人輸送中の米輸送艦の防護ということで、きょうも、何度も何度も配られている総理が使われたこの資料と存立危機事態の要件との関係について質問していきたいと思います。  まず、中谷大臣にお伺いをいたしたいと思います...全文を見る
○緒方委員 この図を見る限り、有事と書いてあるのは、大臣、このパネルの図を見ていただければと思います。攻撃国から被攻撃国に有事が起こりということで、図ではこれとは全然違うところに米国政府と書かれているわけですが、もう一度聞きます。この図における我が国と密接な関係にある他国、攻撃を...全文を見る
○緒方委員 済みません。我が国と密接な関係にある他国ということでありまして、有事が起こっているのは近隣というふうに言われました。近隣であります。この図を見る限り、きっと近隣だろうなと思うわけでありますけれども、もう一度、大臣、お伺いをいたします。  この存立危機事態、今、第八事...全文を見る
○緒方委員 これのケースにおいては、これを見る限り、攻撃国があって被攻撃国があるんですが、この被攻撃国というのはアメリカですか。大臣、もう一度お伺いいたします。
○緒方委員 地理的に見ても、この図でいうところの被攻撃国というのは、これは物理的にも米国だということですか。大臣、ここは非常に重要なところというか基礎中の基礎でありまして、安倍総理がパネルで掲げたもので、攻撃国があって被攻撃国があって、そこで有事が生じているということなんですけれ...全文を見る
○緒方委員 済みません。米国というのは、この図を見ると、攻撃国があって被攻撃国があって、米国はこっち側にあって、こっちから要請という感じに描いてあるんですが。この被攻撃国というのは、先ほど日本近隣だというふうに言われました、日本近隣で武力紛争が起きているということを言われていて、...全文を見る
○緒方委員 済みません。私、これはすっと答えが返ってくるものだと思っていて、この後に質問をたくさん用意しているんですけれども。  では、被攻撃国というのは米国だと言われました。もう一度聞きますよ。これは米国本土ですか、大臣。
○緒方委員 それでは、米国本土でない米国に対する攻撃というもの。これはそんなに難しくないと思いますので。米国本土が襲われているわけじゃないけれども、米国が武力攻撃を受けている、これはどういうことですか、中谷大臣。(発言する者あり)
○緒方委員 これは、まず最初に陸で攻撃があって、そこで武力紛争が起こり、その結果としてこういうことが起きてくるということが描かれているんじゃないかと思うんですけれども、その認識は間違っていますか、大臣。
○緒方委員 米艦輸送が生じるということは、どこかで、これは陸で有事が起こったことを想定して描かれていますが、攻撃国から被攻撃国に攻撃が行われ、そこで武力紛争が生じて、その結果として在留邦人、米国人輸送が生じるというふうに、時間的なギャップが少しあると思うんですね。  私が聞きた...全文を見る
○緒方委員 私が今聞いたのは質問が少し先に行っておりまして、この図で見る限り、どこかの陸で攻撃国から被攻撃国に対する武力攻撃が生じて、それが我が国と密接な関係にある他国に対する攻撃であり、その結果として在留邦人、米国人輸送というものがオペレーションとして生じて、そこで攻撃が生じる...全文を見る
○緒方委員 今、答弁がありました。米艦輸送のこの資料におけるところの、陸で行われている攻撃国から被攻撃国への攻撃が我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃だ、それでよろしいですね。  要件というのは、これによりと書いてあります。これにより根底から覆されるという表現がそこにあ...全文を見る
○緒方委員 だから、もう一度答えてください。この事例において、我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃とその着手行為が行われている、その着手行為が行われた攻撃というのはどれを指していますかと。明確に示していただければと思います、中谷大臣。
○緒方委員 ということは、総理が掲げられた図で、攻撃国から被攻撃国への有事が起こったというこの矢印は別に必要ないということですかね。  つまり、攻撃国からの船に対する攻撃が最初の着手行為だというのであれば、上の、攻撃国から被攻撃国への武力攻撃が行われたという、その有事の部分とい...全文を見る
○緒方委員 ということは、今の説明だと、攻撃国から被攻撃国への有事というのはあくまでも前提であって、存立危機事態を説明するときの、我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃の武力攻撃というのはあくまでもこちらの米艦に対する攻撃であって、上のところの部分というのは存立危機事態を説...全文を見る
○緒方委員 大臣、それは私も今言葉で言ったとおりです。  図でいうところの攻撃国から被攻撃国に攻撃が行われた、その有事というのは第一要件におけるところの我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃ではないということでいいんですね、大臣。今の説明を聞く限りそうでありますけれども、...全文を見る
○緒方委員 大臣、事例だけれども、これは国民に説明したときに使った大事な資料ですよ。  つまり、存立危機事態が起こるというのに、こういう事例だからといって説明しているけれども、最初の我が国と密接な関係にある他国に対する攻撃というのはどれですかと聞いたら、米艦に対する攻撃だという...全文を見る
○緒方委員 しかしながら、先日、岡田代表の質問に対する答弁で安倍総理は、必ずしも米艦に対する実際の武力攻撃がなくとも、明白な危険のみでこれをやり得る、存立危機事態を発動し得るということでありました。そうすると、何が着手行為で、根底から覆されるというのは何で、そこに生じている明白な...全文を見る
○緒方委員 それだと、さっきの答弁と矛盾するわけですね。  着手行為がどれですかと聞いたときには、攻撃国から米艦船に対する攻撃、これをもって存立危機事態の着手行為だと大臣は言われたわけですよ。しかし、安倍総理は、攻撃国から米艦船に対する攻撃というのを明白な危険で、着手行為がなく...全文を見る
○緒方委員 武力攻撃が発生した後と言いましたが、さっき大臣は言われたじゃないですか。私が何度もしつこく聞いたんです。この事例における武力攻撃の着手のところはどこですかと聞いたら、そのキックオフのところは攻撃国から米艦の艦船に対する攻撃、これが最初の我が国と密接な関係にある他国に対...全文を見る
○緒方委員 七月十日の特別委員会の記録で、こういうふうに安倍総理は答弁しています。例えば日本を警戒する米艦艇、あるいは日本に邦人を初めそういう人を運んでこようという船に対する武力攻撃があるということが明白な段階においては、これはまさに我々は事態を認定するということになるということ...全文を見る
○緒方委員 大臣、さっき武力攻撃が生じたと言いましたけれども、先ほどの大臣の答弁は、存立危機事態の事態が始まるそのスタートが何かと聞いたら、攻撃国から米艦船への攻撃だ、その着手行為があったときだというふうに言ったわけですよ。  だから、もともと武力攻撃が行われているかどうかとい...全文を見る
○緒方委員 この件について、最後に一つだけ。最後、石破大臣に質問いたしますので。  今の事例を、この間、安倍総理がカフェスタで言われた事例に当てはめて言うと、安倍は不愉快だから、けしからぬやつだからぶん殴ってやるというその意図が不良の側にまずない、不良の側にその意図がない。目の...全文を見る
○緒方委員 質問を終わります。ありがとうございました。
08月07日第189回国会 衆議院 内閣委員会 第19号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  きょうは、内閣委員会、貴重な時間を一時間いただきまして、ありがとうございます。  TPP、今こうやって交渉が進んでおりますが、私はもともと外務官僚でありまして、二十一年前にWTO協定の国会審議のときは、役所に入って一年目でありま...全文を見る
○緒方委員 先ほど、某国某国という表現で何度も言及がありましたが、どう考えてもニュージーランドのティム・グローサー大臣だというふうに私は理解をいたしましたが、私が外務省でWTOを担当しているときは、ジュネーブの大使でありました。非常に強いキャラクターの方だというふうに思いますけれ...全文を見る
○緒方委員 自由な貿易ができるだけ広く展開されること、これがメリットだということでありましたが、では、TPPのデメリットについて甘利大臣はいかがお考えでしょうか。
○緒方委員 まさに、特に日本でいうと、農林水産業を中心とするところにデメリットが生じ得るというような趣旨ではなかったかなと。それを、デメリットを少なくするために今一生懸命に交渉しておられるというふうに理解をしました。よろしいですね。  これまでのTPP交渉、まだ最終的に、これは...全文を見る
○緒方委員 私がその後聞こうと思ったことをそのまま率直にお答えいただきまして、ありがとうございました。  農林水産業だけを切り出してみると、バランスがとれていると言うことはなかなか難しいと、かなり率直に御答弁をいただいたと思います。農林水産委員会では多分この答弁は返ってこないと...全文を見る
○緒方委員 先ほどから甘利大臣は、これはアジア大洋州の貿易ルールをつくるものであり、今後、ウエーティングサークルに結構国が待っているということでありました。しかし、私は、ハワイで見ていると、結構、アメリカの業界団体がどっと押しかけてきて、アメリカの下院の議員とかも押しかけてきて、...全文を見る
○緒方委員 それで、先ほど佐々木議員からの質問でも、八月中の妥結というのはなかなか難しいだろうということで大臣からお話がありました。  そうすると、日本の政治日程を見ていくと、恐らく、私は、大臣が八月の前半に妥結しなきゃいけない、妥結しなきゃいけないというふうに言っていたその背...全文を見る
○緒方委員 納得できるところもあり、実は、さっき申し上げましたが、私が一年目のころにやりましたWTO交渉なんというのは、途中までブッシュ政権で、お父さんの方ですね、ずっとやっていて、大統領選挙中は動かないだろうというふうに言われていたんですが、その間も動きまして、そして、クリント...全文を見る
○緒方委員 それでは、少しずつ個別具体的なテーマに入っていきたいと思います。  先ほど佐々木議員のところでも質問をさせていただきましたが、簡単に言うと、農林水産業の五品目については、農林水産委員会の決議どおりにはもういかないというふうに理解してよろしいんですね、大臣。
○緒方委員 本当につらい交渉をしていると思います。WTOで農業交渉に携わったときのあの何とも言えない感じというのは自分自身も肌感覚でよくわかっておりますので、大臣の御苦労というのもよくよくわかります。  その上で、では、米について聞いていきたいと思います。  アメリカに米の優...全文を見る
○緒方委員 これだけ報道されていてその答弁かという気もしますが、それでは、交渉内容について一切答えられないということですので、少し違う視点から聞いていきたいと思います。  今、アメリカから国家貿易で輸入しているミニマムアクセス米、大体、毎年三十六万トンでびたっと数字が一致してい...全文を見る
○緒方委員 それでは、三十六万トン、大体四七%ぐらいですね、全体で玄米ベースで七十六・七万トンの四七%ぐらいを毎年固定的に輸入していますが、これは固定枠ではないということで今答弁をいただきました。  そこからさらに広げまして、では、これからアメリカと、まあ現時点でお答えできない...全文を見る
○緒方委員 国家貿易の運用については無差別原則だということでございました。  ということは、具体的にこの事例に落としてお伺いをいたしますが、今の七十六・七万トンの国家貿易の枠を拡大して、拡大した枠を特定の国に優遇して購入するということは、これは条約違反だということでよろしいです...全文を見る
○緒方委員 いや、私は具体論で今お伺いをいたしました。七十六・七万トンの枠があって、それを拡大して、例えば九十万トン、百万トンと拡大して、その拡大した部分だけを特定の国に優先的に出すということについては、今言ったガット十七条の国家貿易の無差別原則に反する、だからこれはやれないんだ...全文を見る
○緒方委員 しかし、無差別原則でやらなきゃいけないと書いてある以上、国家貿易の枠を拡大してそれを特定の国だけに出すということは、それは無差別原則じゃないですよねということを私は聞いているんです。その理解でよろしいですよね。もう一度。
○緒方委員 多分、今聞いている方、そして映像を見ておられる方も、おかしいなというふうに思っておられると思いますが、この件について、私は、非常に、やれないというふうに思うので、ここの選択肢はないんだというふうに言ってほしかったんですけれども、これは恐らくまた農林水産委員会等々でも、...全文を見る
○緒方委員 では、本当に一般論としてお伺いをいたします。  現在のSBS輸入、全体で七十六・七万トンのうちの大体十万トンぐらいだったと思いますけれども、これを例えば十五万トン、二十万トンと一般論として拡大すれば、アメリカ産の米が、その分の、SBS輸入のところに入ってくる可能性が...全文を見る
○緒方委員 では、この件、もう一回だけお伺いをいたします。  今、SBS輸入をしている米、大体内訳として、輸入してくる国のどういう内訳になっておりますでしょうか。これは答えられればで結構ですけれども、農林水産省。
○緒方委員 そうすると、やはりそこを拡大すると、今、アメリカ、オーストラリアが多いということでありましたので、その枠を拡大すれば、そのままびよんと十が二十になれば二倍になるかということはともかくとして、恐らくアメリカ優遇の方策に結果として、目的ではなくて結果としてそうなるというふ...全文を見る
○緒方委員 国内市場で何かが不足していて、しかも、先ほど追加輸入の話をされましたけれども、追加輸入は結構恒常的に行われているんですね。ことしなんかは、年度が始まって、四月に始まったらもう五月に追加輸入しているわけです。  一、五、九にやるというふうにお伺いしましたけれども、追加...全文を見る
○緒方委員 ニュージーランドと交渉するときに、やはり今の現状認識だと、別に農林水産省は悪くも何ともない、ただ、例えば暑くなったから乳牛の働きが悪くて、そして生乳、特にバターとかは北海道ですけれども、このとれぐあいが悪かったとかそういうことを言われて、特に政策的に何も間違いはなかっ...全文を見る
○緒方委員 このバターの件は国民の皆様方も関心が非常に高い。特にスーパーに行ってみると、お一人様一個と言われると結構せつない思いをするわけでありまして、この件については、別にニュージーランドの過剰な要望をそのまま受けろとか受けないとかいうことじゃないんですけれども、しかし、やはり...全文を見る
○緒方委員 しかし、こんなに脱税事案が生じる品目というのは豚肉だけなんですね。なぜかというと、差額関税でありまして、価格がどれぐらいのところに設定されようが、一定の上限との差額を全部持っていくということであると、輸入申告のところを非常に高目に設定してやれば、実際は安くても高目に設...全文を見る
○緒方委員 今、四百円を超えるところで価格が設定されていて、それを五十円に下げても、もう既に差額関税としての効果を余り持たないんだと思うんですね。  そうすると、何でそれを残すかというと、差額関税を残したというその名目のところが欲しいから、だから、差額関税を残しました、余り保護...全文を見る
○緒方委員 これは正確かどうかわかりませんけれども、くまのプーさんの著作権だけで日本の著作権全体の金額に相当するぐらい、それぐらい外国の著作権で日本からどんどんお金が出ていっているんですね。  延長する場合、今、メリットがあるということでありましたけれども、そのデメリットとして...全文を見る
○緒方委員 アメリカでは、著作権を延長する法律というのは大体、ミッキーマウス・プロテクション・アクトと言われるんですね。ミッキーマウスの著作権を守るための法律とやゆされるぐらい、実はアメリカでは、著作権の延長というと何を思い出すかというと、みんな、あのウォルト・ディズニー社を思い...全文を見る
○緒方委員 百六十のうちの七十ですよ。別に国際的なスタンダードでも何でもないですね。  アメリカとかEUとかそういった国が、比較的そういう古い著作物を持っているところが自分のところの権益を守りたいと思っているから、だから七十年と言っているわけであって、TPPで今七十年という議論...全文を見る
○緒方委員 戦時加算をなくした上で五十年から七十年となると、プラス二十マイナス十なので十年だなというふうに思うわけですが、先ほど文化庁次長が御答弁されましたけれども、著作権を拡大するかどうかという議論につきましては、平成十九年から国内で鋭意議論したけれども結論が出なかった、賛否両...全文を見る
○緒方委員 それでは、もう一個著作権について、もうそれほど時間もないのでお伺いいたしますが、最近、安保法制でユーチューブを見ていると、ひげの隊長が教えますみたいな、安保法制について佐藤正久議員が、何か漫画みたいなのが出てきて説明するのがあって、今度それをパロディーにした映像がユー...全文を見る
○緒方委員 恐らく、私が思うに、そういうユーチューブで、恐らくあれをつくられたのは自由民主党さんだと思いますので、自由民主党がつくったものを勝手に改変して、そしてそれをパロディーにしているというのは著作権を害しているんだというふうに思います。  現在、これは親告罪なんですね。親...全文を見る
○緒方委員 山際副大臣、そして橋本政務官、質問できませず本当に申しわけございませんでした。おわびを申し上げます。  ありがとうございました。
08月28日第189回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○緒方委員 民主党の緒方林太郎でございます。  三カ月ぶりですか、この外務委員会で質問させていただくこと、本当に感謝を申し上げます。  本日は経済関係五条約ということで、ウクライナの投資協定からスタートをさせていただきたいと思います。  ウクライナは、現在、紛争地域でありま...全文を見る
○緒方委員 それでは、ロシアが一方的に併合したとされるクリミアにおいてですが、日本とロシアの間には投資保護協定がございます。クリミアに進出をした、そういう企業が仮にあるとして、ロシア側から日ロ投資保護協定の適用を日本の事業者が求められるとき、日本の事業者はこのときどういうふうに立...全文を見る
○緒方委員 相入れないというお言葉でありましたが、相入れなくても、相手が求めてくるときに、やはりそれに、もう最後は従うことはやむを得ないということなのか。それは日本政府の立場と違うから、進出した日本人であれ法人であれ、そういった方々はこの条約に基づく適用をある意味拒否しなきゃいけ...全文を見る
○緒方委員 それでは、今の答弁に若干かぶるところもありますけれども、この投資協定のみならず、日本とロシアの間にさまざまな条約がございます。例えば、例示ですけれども、刑事共助に関する条約とか、公権力同士のコミュニケーションの問題ですけれども、さらには査証関係でも条約がございます。 ...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  今、なぜこういった議論を行わなくてはいけないかというと、ウクライナ情勢が非常に厳しいものになっているということでございます。  現在、ウクライナ、先ほど、二州において情勢が安定しない、さらには、クリミア半島においてはロシアが一方的に併合...全文を見る
○緒方委員 もともとあの地域には、昔、キエフ公国というものがございまして、これがロシアの起源だろうというふうに私も思います。キエフ公国というのは、正式な名称をルーシといいまして、まさにロシアという名前はこのルーシから来ている。そういう国が、まさにウクライナの、キエフのところにあっ...全文を見る
○緒方委員 キエフ公国が存在をしていて、その後そこにモンゴルが入ってきて、そして、その後モスクワ大公国というのができて、それが今のロシアを形づくっていったというその歴史的経緯があるんだと思います。ロシアにとって高天原という表現がいいかどうかわかりませんけれども、非常に、自分たちの...全文を見る
○緒方委員 第二次世界大戦のときの激戦地というのは、大体ウクライナにあるんですね。昔、映画でもありましたけれども、「戦艦ポチョムキン」とか、あれも、ちょっと離れますけれども、ウクライナの黒海沿岸のところにありまして、ロシアからすると本当に、国民がたくさん亡くなっている地域でもある...全文を見る
○緒方委員 ウクライナは、穀倉地帯でもありますし、非常に豊かな地域でありまして、早くこの投資協定を使って日本企業がどんどんと出ていけるような環境になることを心から祈念いたしたいと思いますし、外務省もぜひ頑張っていただければというふうに思います。  それでは、国をかえまして、今回...全文を見る
○緒方委員 そして、このナザルバエフ大統領、二〇〇七年ぐらいではなかったかと思いますが、議会の方から、終身大統領だ、終身大統領にしよう、そんな法律が上がってきて、終身大統領については大統領本人が断ったということでありますが、それのかわりかどうかわかりませんが、初代大統領法というの...全文を見る
○緒方委員 私も全く同じ認識であります。  本来、二期までということで憲法にも書いてあるわけですが、初代大統領についてはその任期制限がないという法律がカザフスタンにはございます。  たしか最近、カザフスタンでは大統領選挙がございました。いつごろ再選をされ、大まかで結構ですので...全文を見る
○緒方委員 そうなんです。物すごい、九十数%という、普通、選挙をすると、我々も九十数%で当選することというのはなかなかないわけでございまして、すごいな、うらやましいなと思うわけでありますが、旧ソ連が崩壊した後にできた国の中には、こういった形で、ソ連が崩壊して最初に国ができたときか...全文を見る
○緒方委員 大体、長期政権の国というのは、行ってみると物すごく安定しているんですね、物すごく安定しています。私もアフリカ勤務を経験しましたけれども、国の名前は出しませんけれども、近くの隣国、むちゃくちゃ安定していました。安定していましたが、一旦がたっといったときに、その大統領はす...全文を見る
○緒方委員 例えばですけれども、政治の世界において多元性が確保されていること、こういったことはガバナンスの定義の中に含まれるというふうにお考えでしょうか、外務省。
○緒方委員 あれだけグッドガバナンス、グッドガバナンス、いい統治を確保していきたい、そしてそれを援助政策の中でも結構大きく書き込んでいるわけですよね。決まった定義がないというふうになると、では、それは何を目指しているんだということになるんだろうというふうに思いますけれども、これは...全文を見る
○緒方委員 必ずしもそうでない例があるわけですが、確かに例外的に、長期でやっていても尊敬を集める大統領、国家元首というのがいるわけですが、例えば、任期が長い大統領とか、もう一つ、カザフスタンのケースでいうと大統領選挙をやると九七%で当選するとか、そういう状態というのは、あくまでも...全文を見る
○緒方委員 では、少しだけしつこく、もう一問だけ。  大統領選挙をやって九七%で当選していくという状況というのは、少し、何かおかしいんじゃないかな、そういう感想はお持ちになりませんか。
○緒方委員 はい、わかりました。  ただ、地域を少し離れますけれども、アフリカを見ておりますと、タンザニアの大統領、ジャカヤ・キクウェテという方ですけれども、二期十年で、ことし退任のはずであります。その前の大統領ベンジャミン・ムカパも、二期十年で退任をしています。二期十年で安定...全文を見る
○緒方委員 最後に、一問だけ、これは岡庭審議官にお伺いをいたしたいと思います。  日本の経済協力政策の中で、やはり、ガバナンスがきいている、きいていないというのは、国に対する援助をしていく上での重要な指標であるというふうに理解をしてよろしゅうございますでしょうか、審議官。
○緒方委員 質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。
12月03日第189回国会 衆議院 内閣委員会農林水産委員会連合審査会 第2号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  内閣委員会そして農林水産委員会の連合審査会ということで質問の時間をいただきまして、ありがとうございます。  まず、質問に入ります前に一言、臨時国会が開かれていないことに対して強く抗議をいたしたいと思います。憲法五十三条に基づいて...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  それでは、TPPに関して質問に入っていきたいと思います。  まず、TPPについて、先ほど甘利大臣からは国会の決議に反していないという答弁がありましたが、我々としては、どう読んでもあの決議と今回の結果についてはそごがある、そのように思いま...全文を見る
○緒方委員 では、この資料については、政府として自信を持って出したものだというふうに思われますか、森山大臣。
○緒方委員 関税を撤廃する、ここに並んでいるさまざまな品目について関税を全て撤廃すれば、米については三二%、一兆百億円の生産量減少が生じるとか、その他いろいろ、たくさん書いてございますが、生産額が四兆一千億、自給率は減少する、多面的機能についても三兆七千億の減少が出る、全体として...全文を見る
○緒方委員 しかし、この平成二十五年三月に出された試算では、例えば落花生のところは、殻つきは残り、むき身は全て置きかわるというふうに書いてあります。この認識は間違っていたということですか、大臣。
○緒方委員 そういうことを聞いているんじゃないんです。ここでの試算で、むき身については全て置きかわると政府が出した資料で言っているんです。それと今大臣の言っていることは全然違うじゃないですか。  交渉に入るときの、平成二十五年三月の農林水産省が出した試算についてはそもそも間違っ...全文を見る
○緒方委員 それでは、平成二十五年三月と現在において何が変わったから、ここに書いてある試算と今回農林水産省が出した試算というのが変わったというふうにお考えですか、大臣。
○緒方委員 通告はいたしております。  それ以外にも、例えばここで書いてあることと全く違うことが今回の試算で書いてあるものがあるんですね。  例えば、トマトの加工品。ここでは「ケチャップ等のトマト加工品は品質格差がなく、すべて置き換わる。」というふうに書いてございます。そして...全文を見る
○緒方委員 健康志向が強まったから、本来全て置きかわるというものが日本人の味覚に合わせて製造するというふうになったというのは、全然説明になっていないですよ。大臣、おかしいじゃないですか。ここにある資料と今回の影響試算というのは全く異なります。  もう一度聞きます。誰が間違ってい...全文を見る
○緒方委員 平成二十五年三月のペーパーはうそを言っていたペーパーだというふうに私は思うんですけれども、大臣、どう思われますか。
○緒方委員 ということは、この二十五年三月の資料も有効だ、そして今回出てきた資料についても有効だということになると、全く異なる資料を農家の方は目の前に突きつけられているわけです。どう判断したらいいんですか、大臣。全く異なるものを突きつけられて、さあ、どちらが正しいんですかというふ...全文を見る
○緒方委員 いや、理解することは難しいですよ。全く違うことが書いてあるんです。  今回、いろいろな品目、先ほど申しました落花生、加工用トマト、リンゴ、生果用のパイナップル、鶏肉、鶏卵、さらには、水産品でいいますとアジ、サバ、イワシ、ホタテガイ、タラ、イカ、カツオ・マグロ、サケ・...全文を見る
○緒方委員 いや、どう見たって最低輸入価格制度ですよ。  だって、実際に、最初少し斜めになっているところというのは、こんな安い価格で輸入するはずないんですよ。こんなところでは輸入実績ゼロですよ。ということは、ここにある差額関税の部分以下で輸入されることはないわけですから、どう考...全文を見る
○緒方委員 お答えになっていませんでしたけれども、この件は小難しいので、ここで終わります。  豚肉のこの表を見ていただきたいと思います。中身に入っていきたいと思います。  豚肉の差額関税制度のこの図を見ていると、差額関税の部分とその下の部分を見てみると、余り変わらないのかな、...全文を見る
○緒方委員 いや、数字を含めてと。確かに数字は書いてありますよ。しかし、そんな細かいところまで人は見ないわけです。  先ほど見ると、税金の部分の分厚さというのは、何かあたかも大して変わらない、ちょっとだけ削れたかなというふうに見えるわけでありますが、縮尺を合わせて見たときには全...全文を見る
○緒方委員 では、率直にお伺いをいたします。  こういうふうな制度に変わっていくときに、保護効果は明らかに下がっている、かなり下がっているというふうに思うわけですが、これは農林水産大臣お答えください。
○緒方委員 これまでは豚肉についてはコンビネーション輸入ということをやっているから、だから問題ないのだ、そういうふうに説明している与党の議員の方もたくさんおられます。しかしながら、この状態であれば、もうコンビネーション輸入ではなくて、五十円税金を払って安い豚肉だけを輸入する、そう...全文を見る
○緒方委員 コンビネーション輸入というのを今回も行うということでありますが、歴史的経緯に鑑みれば、そもそも高い豚肉と安い豚肉をあわせて、そして現在の制度でいうと五百二十四円に近いところであわせて一番税金が安くなるように輸入するような形をなぜとらなきゃいけないかというと、これは差額...全文を見る
○緒方委員 差額関税を悪用した脱税というのは本当に、毎年十億円とか二十億円とか、非常に大きな金額の脱税が生じるんです。それは差額関税をやっていたからです。そして、差額関税があるから、それによってコンビネーション輸入をやる、そういったことが全部相まって脱税を促すような制度だったわけ...全文を見る
○緒方委員 実際には、これは八〇%近い削減なんですね。上限が四十五・二円で定められていて、確かに実行が十七円かもしれないけれども、私も外務省で通商交渉をやっていました、通常の通商交渉で、実行ベースから削減して、そして実行ベースの削減のところで何%という、そんな表現を見たことは私は...全文を見る
○緒方委員 では、今回、農林水産省がさまざまな資料で何々を何%削減したというふうに書いてございますが、いろいろなところに関税を例えば何%削減した、マークアップを何%削減したとありますが、この中で、譲許ベースでなくて実行ベースで削減の数値が書いてあるものというのは、この小麦とか大麦...全文を見る
○緒方委員 農林水産業をやっている方にわかりやすい資料をつくってわかりやすく説明したいということでありましたが、これは、私が指摘しない限り、誰もわからないんです。  資料に、例えばこれは譲許ベースでやりました、これは実行ベースでやりましたと書いてあるのであれば、それはそうです。...全文を見る
○緒方委員 最後に一言だけ。  私、きょうは結構質問を準備してきたんですが、三十分でやろうと思ったんですが、大体半分でした。まだまだ質問したいことはたくさんございます。臨時国会の開会を求めて、質問を終えたいと思います。  ありがとうございました。