緒方林太郎

おがたりんたろう

小選挙区(福岡県第九区)選出
有志の会
当選回数3回

緒方林太郎の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月12日第190回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎であります。本日、四十二分間、安倍総理大臣に質問をさせていただきたいと思います。  まず、北朝鮮情勢について安倍総理大臣にお伺いをいたします。  北朝鮮の核実験については、これは言語道断でありまして、これまでの安全保障理事会の各種決議、そして日朝...全文を見る
○緒方委員 それでは、安倍総理のこれまでの拉致問題に対する姿勢についてお伺いをいたしたいと思います。  先般、十二月に、元家族会の事務局長をやっておられました蓮池透さんがこのような著書を出しておられます。「拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々」という題の本でございま...全文を見る
○緒方委員 それでは、端的にお伺いいたします。  安倍首相は拉致を使ってのし上がった男でしょうか、安倍総理大臣。
○緒方委員 それでは、もう少し具体論に入ってお伺いをいたしたいと思います。  二〇〇二年、小泉総理の訪朝時、蓮池薫さんたち五人が戻ってきたときのことですが、当時、当初は、これは一時帰国であるとされまして、その後一旦北朝鮮に戻す約束になっていたと言われています。しかし、世間的には...全文を見る
○緒方委員 それでは、確認まででありますが、蓮池透さんはうそを言っているということでよろしいですか、安倍総理大臣。
○緒方委員 それでは、政治利用を一度もされたことがないということでありましたが、この本の八十五ページを読み上げさせていただきます。  拉致問題を最も巧みに利用した国会議員は、やはり安倍晋三氏だと思っている。拉致問題を梃にして総理大臣にまで上り詰めたのだ。 ということの後に、新...全文を見る
○緒方委員 そういう答弁があるからこそ、冒頭に、いち早い拉致被害者の全ての帰国をどこの政党であろうとも望むと最初に言っているんです。  そして、安倍総理大臣、今いろいろ言われましたが、政治利用をしたのではないかということについては答弁がありませんでした。二〇一四年の総選挙、新潟...全文を見る
○緒方委員 はい、わかりました。  それでは、質問を移したいと思います。日韓のいわゆる慰安婦に関する合意について質問をしたいというふうに思います。  もともと私も外務官僚でありまして、当時は条約課で、日韓基本条約、そして日韓財産請求権協定担当でありましたので、本件に関しては強...全文を見る
○緒方委員 言いたくないということですか、安倍総理大臣。
○緒方委員 私は何度も何度も言ってくれなんて一言も言っておりません。一度御自身の言葉で言うべきではないですか、対外的に。別に朴槿恵大統領に言うことは、恐らく言ったんでしょう、それは信じたいと思います。しかしながら、安倍総理が対外的にこの件を発言したことはないわけでありまして、本会...全文を見る
○緒方委員 一度くらい自分の言葉で発言しないと、最終的に不可逆的に解決する意思があるのかどうかということが不透明になるんです、安倍総理大臣。  そして、もう一つ申し上げたいのは、この文章は非常に微妙なバランスのもとにできています。後でいろいろ述べたいと思いますけれども、いろいろ...全文を見る
○緒方委員 対外的に言う意思がないということは確認をさせていただきました。  その上で、この記者発表の中身についてさらに入っていきたいと思います。  この四角で囲んでいるところですが、ここが、いわゆる慰安婦のための財団に対して日本が拠出を行うということが書いてある、心の癒やし...全文を見る
○緒方委員 いや、それは全然答弁になっていないわけでありまして、時間的な前後がどうなるのかということを聞いているんです。  これはまさに与野党問わず皆が知りたいところでありまして、この図でいうと、最終的かつ不可逆的な解決というのは、これは、(2)の事業をやってしまえばそれで最終...全文を見る
○緒方委員 では、もう一度聞きます。  最終的かつ不可逆的に解決された後に、この慰安婦像の撤去の努力が引き続き続くという可能性はあり得るということでよろしいですね。
○緒方委員 いや、ここは非常に国民の関心も高いところでありまして、もう一度だけお伺いします。  時間的に、この青の部分が、最終的かつ不可逆的に解決されたことを確認するというその時点よりも後に来るということは決して排除されていないですねということです、岸田外務大臣。
○緒方委員 時間的な前後について答弁がなかったということで、非常に不安を残す答弁だったと思います。  しかし、この件について、安倍総理大臣の思いとしていかがでございましょうか。
○緒方委員 それでは、答弁がなかったので、また次の質問に移っていきたいと思います。  この慰安婦像の移転につきましては、これまで外務省から我々がいただいていた資料というのは、我が方は適切に移転されると認識している、そういう説明を我々は受けてきています。紙でももらっております。 ...全文を見る
○緒方委員 私が今手にしております外務省の日韓外相会談、きょうはパネルにはしておりませんが、この外務省からの説明では、我が方は適切に移転されると認識しているというふうに外務省は言っているんです。  もう一度言いますが、対処の中には移転という言葉が含まれるでしょう。移転するという...全文を見る
○緒方委員 もう一度確認であります。  適切に対処されるというのは、安倍総理の今の答弁でいうと、これはとりもなおさず移転ということを意味しているというふうに答弁したと今聞こえましたけれども、それでよろしいですか。
○緒方委員 それであれば、もともと、適切に対処とかいうことではなく、適切に移転されると認識と答弁されるべきだと思いますが、少なくとも確認はさせていただきました。  そして、この文書についてさらに質問を進めていきたいと思います。  ここにおける、韓国政府はという言葉がありますが...全文を見る
○緒方委員 もう一度確認であります。  政権がかわってもこの文書は拘束力を持つということで日本として認識しているということでよろしいですね、岸田外務大臣。
○緒方委員 それでは、あと一問、二問だと思いますが、この外相共同記者発表では、今後、国連等国際社会において本問題について互いに非難、批判することは差し控えるということになっておりますが、これとの関係で非常に重要なのがユネスコの世界記憶遺産、世界の遺産と言われるものです。  ちょ...全文を見る
○緒方委員 しかしながら、ユネスコの記憶遺産というのは別に批判するわけでも非難するわけでも何でもないというふうな理屈が可能なんですよね。そういうふうに言ってこないとも限らない。それが不安だから、そこに懸念を持つから、だから、ユネスコの世界記憶遺産に対する申請、登録行為はここにおけ...全文を見る
○緒方委員 それでは、内容次第では、ここにおける非難、批判に当たらないというふうになる可能性があるというふうに、岸田外務大臣、思われますか。
○緒方委員 それでは、この文書の主語というのは韓国政府であります。しかしながら、この世界記憶遺産、世界の記憶というものは、これは政府だけではないですね。政府だけが登録申請をできるものではございません。民間団体であっても、その申請登録をすることができます。  私の地元で、日本で一...全文を見る
○緒方委員 それでは、質問を終えさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
01月13日第190回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○緒方委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明いたします。  案文の朗読により趣旨の説明にかえさせていただきます。     一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府及び人事院は、本...全文を見る
01月13日第190回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○緒方委員 私は、民主・維新・無所属クラブを代表して、ただいま議題となりました政府提案の平成二十七年度補正予算二案を撤回のうえ編成替えを求めるの動議に関して、その趣旨を御説明いたします。  まずは、編成替えを求める理由を申し述べます。  民主党としても、現在の我が国の厳しい経...全文を見る
02月04日第190回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  本日は、午前中最後のバッターということで、よろしくお願い申し上げます。  きょうは、TPPということで、石原大臣を中心にお伺いをさせていただきたいと思います。  まず、TPPが妥結をされた結果として何が起こるかということですが...全文を見る
○緒方委員 全く私、わからなかったんですが、時間的に大体どれぐらいの時期になれば、この十四兆円、実現するのかということについてもう一度答弁いただければと思います。
○緒方委員 つまり、それですと検証できないわけですよ。  例えば二十年後に十四兆円拡大していないとき、そのときに何と言うかというと、いやいや、まだ効果が発現していないですからと。三十年たっても、効果が発現していないからと。いやいや、まだ発現していない、五十年たっても百年たっても...全文を見る
○緒方委員 全くと言っていいほど国民に説得的でないわけですよ。十四兆円もうかります、あなた方は十四兆円の恩恵を受けるんですと言っておきながら、その時間が明示されないというのは余りに不誠実なモデルだというふうに申し上げたいと思います。  それでは、質問をかえまして、自動車の輸出と...全文を見る
○緒方委員 ということは、自動車の関税が下がるのは、普通の自動車については十五年先から下がり始める、そして、ライトトラックについては三十年たったときに今の二五%がゼロ%になるということですので、少なくとも、この十四兆円の効果が出るというのは三十年以上先だということを今言われたんで...全文を見る
○緒方委員 石原大臣、よく部品の話をされますが、それは当たり前なんです。  今、ライトトラックといいますけれども、その中にはSUVとか、日本で言うところのレクサスの一部もこれは入るわけですね。そういう車は関税が二五%だから輸出しないんです。そして、アメリカでつくるようになってい...全文を見る
○緒方委員 それでは、今全く意味がわからなかったですけれども、少なくともライトトラック、少し大型車の輸出については、日本で完成車をつくって輸出する可能性については、これはもう追わなくていいというふうに、少なくとも三十年間追えないということですから、これは、三十年後ですからね、今二...全文を見る
○緒方委員 よくわからない答弁でしたが、先ほど石原大臣、部品、部品だと言われましたが、TPPが妥結したときに安倍総理大臣は、二〇%の関税がお茶にかかっている、そして、このお茶に対する関税が撤廃されれば静岡や鹿児島は世界の茶どころになると言われました。  玉木議員が一度質問しまし...全文を見る
○緒方委員 まさに、関税が下がればそこにビジネスチャンスが生まれる、だから今このTPPを協議しているんじゃないですか。その可能性について全く目を閉ざした答弁をするというのは、大臣、本当に不謹慎ですよ。やる気はあるんですか、大臣。もう一度答弁ください。
○緒方委員 大臣、何か意味が全くわかりませんでしたが、この自動車の話は引き続き質問をしていきたいと思います。  続きまして、石原大臣に引き続き御質問したいと思います、もう自動車の話ではなくて。一般論としてですけれども、法人税の実効税率をこれから減税するというような話がございます...全文を見る
○緒方委員 税金が下がれば一般的にさまざまな経済活動が盛んになって、そして、それによって例えば生産の数量がふえるとか、そういったことがあるんだと思います。私もそう思います。  しかしながら、今回TPPで政府が出している資料には極めておかしいものがあります。例えば、典型的なケース...全文を見る
○緒方委員 長期にわたると言いますが、これが発効すれば即時に一一%下がるんです。即時に一一%下がるものを、来年の一月なのか、それとも来年のいつかのタイミングなのかわかりませんけれども、一一%の関税が下がるものを全部、今、効率化とかいろいろな話をしました、一一%の関税の削減を全て無...全文を見る
○緒方委員 すみ分けの話をされましたが、私は最近オーストラリアへ行きました。WAGYU、オーストラリア産の和牛はかなり質が高いですね。関税が三八・五%から即時に二七・五%まで一一%下がる、そして十六年後には九%まで下がってくる、そのときにオーストラリア産和牛が入ってこないと何で言...全文を見る
○緒方委員 マルキンについては、価格が下落局面に入ってくるときは岩盤の政策ではないんです。非常にそこは弱いんです。大臣、わかっていますよね、この件。  そして、何度も言いましたが、今言った政策を全て動員すれば、この一一%の関税が下がる、そして最終的に三〇%下がるというものについ...全文を見る
○緒方委員 そんな根性論じゃだめですよ。  セーフガードの話を今されました。十六年後のセーフガードは何万トンで発動されるんですか。今、五十三万トンぐらいですよ、輸入が。七十三万トンぐらいまでいかないと発動されない。今よりも二十万トン輸入がふえない限り、セーフガードは発動されない...全文を見る
○緒方委員 セーフガードの件については何の答弁もありませんでした。虚偽答弁ですよ、大臣、それは。セーフガードがあるから大丈夫だなんというのは、これはうそなんですよ。壊滅的な打撃を受けているときにしか発動されないセーフガードを金科玉条のように言うのはやめていただきたい。  そして...全文を見る
○緒方委員 今回のTPPの対策の経済モデルでは、経済モデルを組むことによって輸出入が盛んになって、そして、牛肉、農林水産業も含めて全ての輸出入がふえてくると言っているんです。大臣の言っていることと内閣府が提示しているモデルの整合性が全くとれていないんです。貿易が盛んになって輸出入...全文を見る
○緒方委員 午前中に続きまして、質疑を続けたいと思います。  TPPによりまして十四兆円GDPの上積みがあるということについては、この中に自動車が入るということでしたので、恐らく、自動車、最終的に関税が下がるのは三十年後ですので、三十年。そして、この効果分析については、何と言っ...全文を見る
○緒方委員 大臣、答えになっていないんです。  自動車の完成品の関税が下がることによって、石原大臣は、それは全然どうなるかわかりません、最後は経営判断ですというふうに言っている。しかし、こういう分析をしている以上は、所管の経済産業大臣として、車の関税が二・五%からゼロに下がる、...全文を見る
○緒方委員 それはそうだと思いますよ。経済産業大臣の言うとおりだと思います。  しかし、さっき、自動車産業がこれからどうなっていくかということを聞いたときに、石原大臣、ひたすら何と言っていたかというと、いや、私、わかりません、経営者じゃないです、経営判断です、そんな答弁でした。...全文を見る
○緒方委員 大臣、今言っていること、伝わっていないと思いますよ。  全ての要素を入れて回して、そしてこれが効果がきちっと全て発現されたら十四兆円と大臣は言われました。それは、恐らく、ライトトラックの三十年が入るでしょう。入ると先ほど言われました。そして、内閣府のモデルでは、実際...全文を見る
○緒方委員 何度も聞きますよ。しかしながら、全ての要素が織り込まれ、そして、それが全て完了し、その効果が全て発現したときに十四兆円と言ったわけですよ。大臣、そう言われましたよ。  普通に考えれば、これは私が何か考案しているわけではなくて、自動車の関税の撤廃が、ライトトラックが成...全文を見る
○緒方委員 今、いいかげんなことを結構言われましたよ。時間的なものは何も決まっていないと。  時間的なものは何も決まっていないというと、これは国民からすると、十四兆円、このTPPによって何か皆さんにいいことがありますと言っているけれども、先ほど申しましたとおり、午前中言ったとお...全文を見る
○緒方委員 大臣、もう時間もそんなにありませんので、最後にもう一回だけ聞きます。  十四兆円のGDPの拡大が最終的に実現するのはいつですか、石原大臣。
○緒方委員 内閣府が出した資料では、過去の例によると、新たな成長経路で生じる効果を算出するときに、ショックを与えてから十年から二十年程度を想定することが多いように見受けられ、その期間は成長率が高まると言っているわけです。これは内閣府の事務方が書いている資料です。ということは、三十...全文を見る
02月08日第190回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  引き続き、福島議員に続きまして、TPPについて質疑をさせていただきたいと思います。  先般、試算の話をさせていただきましたが、これまで、きょうの議論でも玉木議員、そして福島議員の方から種々質問がありましたが、私が得た心証というの...全文を見る
○緒方委員 今、一般論として十年から二十年でこのモデルは完成すると言われました。  先般の私の予算委員会での質問に対して、このモデルの中に自動車は入っていますか、自動車の輸出入は入っていますかと聞いたところ、大臣は、入っていますと答弁がありました。しかし、自動車の輸出の関税の削...全文を見る
○緒方委員 その件は前回も議論させていただきましたが、現在、ピックアップトラックについては、関税が高いから海外での生産が進んでいるだけであって、関税が撤廃されたときの市場の開け方というのは、これはまた別途計算しなきゃいけないものであると思いますが、この件については水かけ論になりま...全文を見る
○緒方委員 先ほど麻生大臣からも答弁がありましたが、予算が現時点で確実にとれているわけではないということでありました。  実際に、関税が下がった後どういう対策を打つかというのはまた別途の考慮であります。しかし、例えば牛肉でも、いきなり二百億円下がるわけです。発効するや否や二百億...全文を見る
○緒方委員 はい、そのとおりですね。  今回、ISDSの条項がTPPの中に設けられました。政府の説明は、特に大きな影響が出ることはないというような言い方をしています。濫訴防止措置も設けたし、さまざまな歯どめを設けているから、特にこれまでと変わるところはないという言い方をしており...全文を見る
○緒方委員 それは、このISDS条項を使ってさまざま日本に訴訟が打たれてくるということが前提ですよね。濫訴が生じないという政府の立場と今のポジション、もちろん、念のために備えるということだと思いますけれども、本当に濫訴はないというふうに確約できますでしょうか、大臣。
○緒方委員 それでは、TPPにおけるISD条項で、アメリカの企業なりから日本が訴えられる可能性を大いに想定しているということですね、大臣。
○緒方委員 それでは、ISDSについてお伺いをいたしたいと思います。  自由民主党の中でも、国の主権を損なうようなISDSについては反対だということで、その一つの理由として、憲法第七十六条、裁判所について定めている規定でありますが、「特別裁判所は、これを設置することができない。...全文を見る
○緒方委員 これは司法制度の根幹ですよ。私はちゃんと通告いたしております。国内制度との関係でどうなんだということで、ちゃんと聞いております。  憲法第七十六条、一番司法制度の根幹たるところですよ。なぜこれがISDS条項との関係で問題が生じないのか。通告がないから答えられないとい...全文を見る
○緒方委員 なぜですか。
○緒方委員 国内裁判所でさまざまな紛争解決をするのと、それに加えてということでありました。  それは、とりもなおさず特別裁判所だというふうに言うこともできるんじゃないかと思うわけですね。それはまさに国内で解決しないものを国際の仲裁裁判所に提起するということでありますから。  ...全文を見る
○緒方委員 緒方林太郎でございます。  午前中に引き続きまして、午前中の最後、尻切れトンボで終わってしまいましたが、岩城大臣にお伺いいたしたいと思います。  ISDS条項と憲法第七十六条との整合性、合憲なのか違憲なのかということについて御答弁いただければと思います、岩城大臣。
○緒方委員 外国にあるから日本の憲法の対象外ということでありますが、ただ、実態的に見て、日本で例えばアメリカの企業が日本の国を訴える、第一審ですね。これで負けた後に、もう日本の国内でやってもだめだ、だからISDSで解決しようと思うときというのは、これは、流れとしては、日本の紛争解...全文を見る
○緒方委員 先ほどICJはどうなのかとありましたが、あれは国家と国家の話でありまして、必ずしもそこを同一視することは難しいというふうに思います。  その上でもう一度言いますけれども、国内で一審を起こして、それがだめだったから、仲裁裁判所ですから、仲裁裁ですから、そういうところに...全文を見る
○緒方委員 それは単なる事実関係を述べているだけでありまして、外国でやりますとか、国内でやりますというその事実関係を述べているだけであって、理由の説明はその中にはなかったと思います。  もう一度答弁いただければと思います、岩城大臣。
○緒方委員 それでは、質問の仕方を変えたいと思います。  このISDSの条項については、濫訴の防止の規定として、同時並行的にやることができないということは今回のTPPの中にも規定をされているわけでありますが、例えば、最初からISDSに行って何か判断が出ました、しかし、それが納得...全文を見る
○緒方委員 国内の裁判所の判決の効力という問題で、条約の解釈というよりも、国際的な仲裁裁判所で出た判決と、そこで不満だったから、だから国内の裁判所で別途やったときに、その判決のどちらが効力を有しますかという話は、これは憲法体制の、最高裁で判決が出たものが有効であるのかないのかとい...全文を見る
○緒方委員 答えは、どちらも有効ということでありました。  私の質問は、それがそごを来すときにどちらが優先されますかということを聞いているんです、岩城大臣。
○緒方委員 日本の司法制度の中で、最高裁判所の判決に優位するものがあり得るかのような答弁というのはおかしいと思いますよ。  それは、まさにこの憲法第七十六条の精神に反するじゃないですか。まさに、憲法第七十六条におけるところの最高裁判所が出す判決が最終的な判決でないという可能性を...全文を見る
○緒方委員 よくわからなかったですね。  例えば、このISDS条項でよくあるのは、この規制が間違っている、だから訴える、そしてこの規制を取り消せとかそういう判断が出ることが多い。そうですね。実際にアメリカやカナダで起こっていることというのはそういうことです。そしてその一方で、こ...全文を見る
○緒方委員 それは、先ほど私が挙げた例ですと、仲裁裁判所と最高裁判所で異なる判断が出ると仮に仮定するときに、今大臣の言われた、日本の裁判所が判断することになりますというのは、最高裁の判断が優先をするということですか、大臣。
○緒方委員 最高裁と仲裁裁判所で全く異なる、例えば一つの規制について、こちらは無効、こちらは有効とか、何かそういうことがあったとします。それを執行するときに調整をすると言うんですが、それは必ずどちらかに優劣が生じるはずですね。そのときに、最高裁の判決が優越しないという可能性があり...全文を見る
○緒方委員 しかしながら、何らかの、例えば一つの規制があって、今、賠償という話がありました。賠償するからには、その規制がTPPの協定に対して違反か違反でないかという判断を恐らくするはずであります。その判断をするのと、国内裁判所に来たときに、例えばある規制の有効性を判断するというの...全文を見る
○緒方委員 その後の、日本の裁判所が判断するのその先を言われないんですけれども、それは物すごく深刻なことでして、いろいろな判断があり得るときに、仮に日本の最高裁の判断が優先されないときというのは、憲法第七十六条、そして日本の司法権の独立、こういったものを大きく害しますよ。憲法違反...全文を見る
○緒方委員 それでは、執行の段階で日本の裁判所が判断するということでありましたが、そのときに、国際仲裁裁判所の判断が優先されることもあり得る、物によってはあり得るということですね、大臣。
○緒方委員 それは答えていないです。  それは執行の段階での判断ですけれども、執行の段階でどちらを優先するかという判断がある。その前のところで、執行の前の、そもそもの、ある規制に対する判断について食い違っている。そして、そこで仮に最高裁の判断が出ている。一旦判断が出て、そして、...全文を見る
○緒方委員 これは結構深刻な答弁ですよ。  仮に、全く真逆を向いている判決が出たときの国内の調整をもう一度裁判でやると仮定するときに、執行の段階でですね、全く異なっているものがあるときに、それを国内の裁判所で調整するときに、真逆を向いているものであるときであれば、どちらかを選ば...全文を見る
○緒方委員 これは質問に答えていないですね。  まず、ある規制があって仲裁裁で判断が出ました、そして、それが気に食わなかったから最高裁にもう一度上げて、そして、異なるものが出たものをもう一度裁判所で判断する、今、岩城大臣はそう言われました。  そのときに、最高裁判所が出した判...全文を見る
○緒方委員 最高裁判所で出た判断どおりに執行が行われないということがあり得るということですね、大臣。
○緒方委員 今までの答弁とは違っていて、もう一度聞きますよ。もう一度聞きますよ。  仲裁裁判所、ISDSにおけるところの仲裁裁判所に先に持っていって判断が出た。そして、これが気に食わなかったから、もう一回日本の国内で裁判を起こして、そして、これで最高裁まで行った。そして、最高裁...全文を見る
○緒方委員 大臣、もう一度整理してください。  一回目のときは、先ほどの答弁は、仲裁裁で判断が出たときと最高裁で判断が出たときのその劣後、どちらが劣後するかという関係については、また別途裁判所で判断すると大臣は答弁されたんです。  それと、今言ったのは、仲裁裁で出た判断と最高...全文を見る
○緒方委員 執行の段階でと言っているものが、ちょっと、私も含めて我々は皆、理解できておりません。もう少し詳細に説明いただければと思います、岩城大臣。
○緒方委員 もう少し明確にするために聞きます。  例えば、仲裁裁で判断が出て、最高裁で判断が出た、執行の段階で、それが食い違うとき、もう一回裁判を行うということですか、大臣。
○緒方委員 全く異なる判断が出ているときというのは執行できないはずなんですよね。全く異なる判断が出ているときというのは執行ができないはずなんですけれども、それを執行する段階で裁判所が調整するというのは何を意味しているのか、私、そして、多分、この議場におられる方はよくわかっていない...全文を見る
○緒方委員 さっきからすごく答弁が揺れ動いておりまして、仲裁裁判所で判断が出るというのと、国内の最高裁判所で判断が出て全く異なるときに、それを執行するときに、けれども、執行するというのは何を執行するんですか。異なるものが出ているときのその執行というのは、その執行の言葉の中に入るの...全文を見る
○緒方委員 目の前に二つの判断があるわけです。目の前に二つの判断があって、それを執行するときに、日本の裁判所が判断して執行すると言っているんですけれども、それは、どこかで必ずその二つの異なる判断の優劣をつけない限りできないですよね。その優劣をつけることを裁判所がやるということです...全文を見る
○緒方委員 では、判断が異なるときに、判断が全く異なるときに最高裁が判断を出せば、異なる判断というか、まず仲裁裁で判断が出て、そして、それが納得いかないから日本の国内で裁判所の手続が一審、二審と上がっていったときに、最終的に最高裁の判断が出れば、それが常に優先をされ、仲裁裁で出た...全文を見る
○緒方委員 同じことを聞いているんです。  それは、全く異なる判断が出るという前提でお話ししていますので、全く異なる判断が出るときに最高裁の判断が優先されるということは、仲裁裁で全く最高裁の判断と異なる判断が出ているときには、その仲裁裁判所の判断は無効であると。これは、国内の、...全文を見る
○緒方委員 いや、だから、さっきから何度も確認しているんです。  その結果として、仲裁裁判所で出た判断は、これは日本の裁判所で出た判断と仲裁裁の判断が異なるときについては、この判断は無効になるということを、大臣は今裏返して言ったということですね、大臣。
○緒方委員 有効、無効でないというのはおかしいですよね。  全く異なる判断が出ているわけであって、こちらの判断が優先されるということであれば、こちらが無効にならない限りは利益が対立するわけですから、有効、無効ということではないということではなくて、どちらかの判断を優先して、今大...全文を見る
○緒方委員 本件につきましては政府の統一見解を求めたいと思いますので、委員長のお取り計らい、よろしくお願いを申し上げます。  これで質問を終えさせていただきます。
02月09日第190回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。本日、昨日に続きましてバッター立ちさせていただきます。  本日、丸川大臣、通告をさせていただきました。昨日、信濃毎日新聞におきまして、このような記事が出ております。  丸川珠代環境相は七日、松本市内で講演をし、東京電力福島第一原子力...全文を見る
○緒方委員 記憶にないはだめですよ。二日前の話ですよ。これが二カ月前とかいうのであれば話は別です。二日前にこのことを言ったかどうか覚えていないというのは、それは理屈になっていないと思います。丸川大臣、ごまかさないでください。答弁いただければと思います。
○緒方委員 この中に、「どれだけ下げても心配だと言う人は世の中にいる。」というような発言をしておられます。この「どれだけ下げても心配だと言う人」の中に被災地の方々は含まれていますか、丸川大臣。
○緒方委員 被災地の中には、やはり放射能の問題に苦しんでいて、この問題に非常にセンシティビティーの高い方がたくさんおられるわけです。そういう人たちをあたかもやゆするような表現で……(発言する者あり)やゆしているじゃないですか、何の根拠もなく時の環境大臣が決めたと。そういうやゆする...全文を見る
○緒方委員 では、根拠がないということではないということでよろしいですね。  今、丸川大臣、これを言ったか言わないか覚えていない、自分はこの発言をしていないということでありましたが、仮に言っているとき、責任をとられますね、大臣。
○緒方委員 少し言い方が変わりましたね。言っていないというところから、その趣旨ではなかった、私の本意ではなかったという言い方に変わりましたね。どちらが真実ですか。
○緒方委員 これは政策的に非常に大きな話であって、こういうところで誰か他人をやゆしながら言うような発言ではないと思います。  この件については引き続きこの予算委員会で質問していきたいと思いますので、質問を移していきたいと思います。  昨日、ISDSの関係につきまして岩城大臣に...全文を見る
○緒方委員 その説明は私も踏まえた上で今の質問をしたつもりであります。国外にあるから日本国の憲法体制の中に入ってこない、それは理解をいたしました。  そうなんですが、先ほど私、実態の話をしていて、一審、二審と裁判が進んだ後に、そこでだめだからそっちに飛んでしまって、そこで最終的...全文を見る
○緒方委員 それでは、少し一般論で聞いてみたいと思います。  例えば、海外で条約を結ぶことによって日本の例えば一審、二審、一審だけでもいいですけれども、その後の上訴審、控訴審の部分について海外の何らかの機関にそれを出すことについては、一切の憲法問題は惹起しないということでよろし...全文を見る
○緒方委員 いや、一審、二審、そこでまとまらなかったから、だから、例えば何らかの国際条約を結んで、そして、その次の手続についてそれを海外に出してしまうということについて、それは国内に影響が及びますよ、まとまっていないわけですから。一審、二審とやった上で、そこで控訴審、上訴審を国際...全文を見る
○緒方委員 いや、それは今私が言ったケースでは及ぼすと思いますよ。こういうケースが、これまで起きてこなかったけれども、アメリカとの関係で大いに起きてくる可能性があると思うから、だから心配しているんです。  第一審、国内で裁判を行いました、そして、手続的に二審が行われて、手続は問...全文を見る
○緒方委員 一審で判決が出ました、それが気に食わないから、だからこれはやめて、次、海外に出ていきましょう、海外でやりましょうというふうに機能する可能性は大いにあるわけですよ。大臣、何かこれを余り軽く考えてもらっては困るんです。  アメリカとの関係では、一審が終わった後、これがだ...全文を見る
○緒方委員 そうすると、きのうの議論に戻っていくわけでありますが、日本の裁判所で出た判決とISDSで、これは同時に走ることもあるし前後することもある、これは多分御否定されないと思いますけれども、判断が異なるときに、日本の国内の裁判の判決の結果が効力が損なわれることではないというこ...全文を見る
○緒方委員 そうすると、今のケースだと、私がさっき挙げたような、一審でうまくいきませんでした、仕方ないからということでISDSに行きました、その結論が全く真逆を向くときには国内の裁判の方が優先するということで、こういうケースが起きるときは、あなたがISDSに走ろうが何しようがもう...全文を見る
○緒方委員 つまり、その執行というもののベースになるのは日本の裁判所で出た結論なわけでありますから、そうすると、今言ったようなケースでは、ISDSに走ろうが何しようが、あなたがどんなに努力してももう意味のないことです、国内で出た判決を国内の裁判所の執行手続に基づいて執行することで...全文を見る
○緒方委員 いや、最終的に当該裁判所の判断で結論が出るということになって、両方とも有効で、執行するときの裁判所の、民事の裁判所での判断が有効であるということになると、やはり先ほど大臣が言われたこれは全然整理がついていなくて、国内の裁判所の判決がもちろん優先するということを大臣は言...全文を見る
02月15日第190回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  本日、午前中最後のバッターということで、よろしくお願い申し上げます。  まず、先ほどの答弁で、消費税の軽減税率について麻生大臣の方から、現場で混乱が生じることは否定しないということでありました。そして、軽減税率の導入により廃業し...全文を見る
○緒方委員 先ほどの答弁とかなり差があるように聞こえましたが、この件は、議事録を確認させていただいた上で、後ほど同僚議員から質問をさせていただきたいと思います。  まず、質問に入っていきたいと思います。  残念ながら、きょう、この場で育児休暇の関係でおやめになる議員がいること...全文を見る
○緒方委員 それは認識が甘いと思いますよ。こういう事件が起こったら、今後、育児休暇をとろうとする人が上司にそれを申請したら何かしらやゆをされたり、からかわれたり、そういうことになるなよということで……(安倍内閣総理大臣「それはパワハラです」と呼ぶ)まさにパワハラですよ。まさにパワ...全文を見る
○緒方委員 今回の件が起こった後、私もインターネットを見ておりまして、こういうサイトがございました。宮崎議員と武藤貴也議員が日本の宝探しということで語り合っている、そういうインターネットのホームページでありましたが、育児休暇をとるということで、まさに育休詐欺を行っている議員、そし...全文を見る
○緒方委員 もう一度確認させていただきます。そういう不祥事を起こす議員を出さないということを総裁として確約ください、安倍総理大臣。
○緒方委員 二〇一二年総選挙、二〇一四年総選挙におきまして、今言ったような議員を公認されたのは、自由民主党総裁であります安倍晋三総理であります。まさに公認した者としての責任があると思いますが、その公認した者としての責任について一言述べていただければと思います。
○緒方委員 今、経済を成長させというお話が最後にございましたが、質問を移していきたいと思います、日本の経済ということで。  株価の下落については深刻なものが現在ございます。そして、きょう発表された景気の、二〇一五年十月から十二月については、年率で一・四%の悪化という数字も出てま...全文を見る
○緒方委員 海外のせいにしておられましたけれども、本当に海外の要因だけでしょうか、安倍総理大臣。  そして、一喜一憂しないと言いましたが、この図を見ていただければわかるように、もう七カ月、八カ月のトレンドの中で見て下落してきているということを私は申し上げているわけでありまして、...全文を見る
○緒方委員 先ほどから外的な要因を非常に強調されますが、しかしながら、まさに、そういう外的な要因に対応する力強い足腰のある日本経済をつくるというのがアベノミクスの三本目の矢じゃなかったのかなというふうに思うわけですね。三本目の矢を適切に打っていくことによって、こういった外的要因に...全文を見る
○緒方委員 安倍総理、いろいろ言われましたが、しかし、現下のこの株価の水準というのは、アベノミクス相場と言われるこの三年三カ月の平均を現在下回っております。単純に見ても、多くの方が含み損を抱えている状況にあります。決して株価が上昇したことを礼賛できる状況に今、日本経済はございませ...全文を見る
○緒方委員 この国会で私は議論を聞いておりまして、大体、こっちが何か言うと違うデータを出してきて、ああ言えばこう言うというのが非常に続いているんですね。そういう状況に議論を持っていかれることというのは本当におかしいと私は思います。  実質賃金についても下がっている。そして、雇用...全文を見る
○緒方委員 一喜一憂ということではなくて、私はちゃんと数字を挙げて説明しています。  二〇一五年七月の段階から先週金曜日の段階で、二〇一五年七月を一〇〇だと置くともう既に七二・六まで下がってきているんです。これはファクトです。そして、それによって、安倍総理がよく資産効果、資産効...全文を見る
○緒方委員 二〇一五年の七月から七二・六%まで下がってきているということでありましたが、二〇一五年七月を一〇〇として、二〇一五年の七月から九月で、年金の積立資産の運用で七兆九千億近い損が出ています。七月から九月の段階で、一〇〇から、数えてみますと八四・五%ぐらいのところで既に七兆...全文を見る
○緒方委員 それは、株式での運用は必ずしもレコードがよくないということもございまして、それを一概にこうやって売り込んでいくというのは必ずしも適当ではないと思いますが、最後、一問させていただきたいと思います。  金利が下がっていることによって財政規律の緩みが生じることを懸念いたし...全文を見る
○緒方委員 大半の改善は消費税の増税によって行われたものですよ。本当に都合のいい統計だけを出して、そして強弁を張る安倍総理に厳しく申し上げまして、私の質問を終えさせていただきます。  ありがとうございました。
02月25日第190回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○緒方分科員 この分科会最後のバッター立ちとなります。よろしくお願いいたします。  岩城大臣、よろしくお願いします。きょうは、ISDSも、特定秘密保護法も、著作権とTPPの関係も何も聞きませんので、御安心ください、大丈夫です。  まず、私の地元福岡県北九州市にございます福岡地...全文を見る
○緒方分科員 全国に地方裁判所はたくさんありますけれども、それよりも件数が多い地方裁判所というのはどの程度ございますでしょうか。
○緒方分科員 今、わかっていただいたと思いますけれども、全国で、民事で十二、刑事で十一なんです。ということは、大半の地方裁判所よりも扱っている案件が多い、そういう支部だということがありまして、ここからまさに、そこまで多くの案件を扱うのであればやはり地方裁判所としてやっていくことが...全文を見る
○緒方分科員 大きなもので簡易裁判所の上訴ということと行政裁判、行政事件ということ、この二つが大きいということでありましたが、仮に小倉支部でこの二つを扱おうとすると、どういう手続が必要になりますか、最高裁判所。
○緒方分科員 次の質問に少し踏み込むところだったんですが、二つの方法があって、まさに小倉支部が地裁並みの、今言った簡易裁判所の上訴というのと行政裁判を裁判所規則の改正によって扱えるようにするという手法が一つある、もう一つがそのまま地裁に昇格をするということなんですが、仮に地裁に昇...全文を見る
○緒方分科員 わかりました。  先ほど、人員と予算の話がございました。  小倉支部が地裁並みの能力を持つことに伴って、仮にそういうふうにするときに、裁判所と法務省の方にも、恐らく検察の方にも多分人員の増加とか予算の増加というものが生じるのではないかなと思います。  そして、...全文を見る
○緒方分科員 わかりました。ありがとうございました。  ここまで大体基礎データがそろったところで、最後に一言だけ法務大臣に御答弁いただきたいと思うんです。  司法サービスを適切に供給するという観点から、我々はずっとこの地裁昇格運動を頑張ってきています。もう十数年やっております...全文を見る
○緒方分科員 そうなんです。裁判員裁判と労働審判については、これまでのさまざまな要望活動に対応する形で非常に御高配を賜りまして、本当にありがとうございます。  けれども、先ほど申し上げましたとおり、全国で見ても、上から並べていっても十二番目、十三番目ぐらいのところにいるわけであ...全文を見る
○緒方分科員 多分、聞いた方も、ちょっと答弁が苦しいんじゃないかなと今思った方は多いと思います。  逆の問題も実は生じるわけでありまして、この制度のもとでは家族の帯同が認められておりません。家族の帯同が認められていずに日本に三年いて、そして、帰省という言葉がいいかどうかわかりま...全文を見る
○緒方分科員 どうかなと私は今思いましたが、今の答弁そのものは承って、今後の審議に役立てていきたいと思います。  しかし、自由に国に帰っていいですよ、休みをとって自由に帰っていいですと言っていますが、大体、技能実習されておられる方は、非常に多いケースは最低賃金、場合によっては最...全文を見る
○緒方分科員 その答弁は、今まであった答弁を全部重ね合わせてみると、やはり単純労働としてこき使いたいというふうに、そういう方向にそういう方向に誘導しているようにも聞こえるんですよね。きょうは法案審議ではありませんのでこれ以上詰めませんけれども、恐らく、法案審議のときにその答弁では...全文を見る
○緒方分科員 法令違反していないのは当たり前でありまして、不適正とか法令違反していないことが条件というのは当たり前のことなんです。  そうではなくて、それよりも、そういうネガティブな要素がないというだけで優良な機関の条件を満たしているというのはおかしいですよ。むしろもうちょっと...全文を見る
○緒方分科員 優良団体というのは、受け入れることができる人員がふえるんですね。そして、優良団体になると、三年が五年で受け入れられるようになる。そうすると、受け入れ人員がふえて、かつ期間が長くなるとなると、優良団体になると実は外国人技能実習生の数が飛躍的に高まると思うんです、受け入...全文を見る
○緒方分科員 何となく、不適正にならないからならない、だからならないんだと言っているようにも聞こえるわけでありまして、ここは実際、多分、具体的なモデルケースを挙げていくと、物すごくふえるケースが出てくると思いますよ。これまでの種々の改革にもかかわらず、常勤職員よりも実習生が多いな...全文を見る
○緒方分科員 余り歯どめになっていないような気がしましたが、法案審議ではありませんので、これで終えさせていただきます。  岩城大臣、二十時までお疲れさまでございました。  質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。
02月25日第190回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○緒方分科員 本日、第二分科会で質問をさせていただきます。よろしくお願いします。と思ったら、参考人の方がまだ来ておりませんが、質問は進めさせていただきたいと思います。  まず、第四次地方分権一括法におけます県費負担職員の給与の政令指定都市への移譲という問題について取り上げさせて...全文を見る
○緒方分科員 それですと、留保財源が出る形での移譲は行わないということを今言われたということですか、総務省。
○緒方分科員 留保財源は出ないということでよろしいですね。もう一度。
○緒方分科員 そういたしますと、留保財源が出ない状態で移譲してしまいますと、恐らく、現在県は何をやっているかというと、普通、地方交付税を渡すときに、留保財源が出る形でお配りしておりますので、その留保財源の分をも使って例えば加配をしているとか、そういうことがある、しかし、この留保財...全文を見る
○緒方分科員 県と政令指定都市がよく議論すればいいということですが、それは県だって、決まった額だけをおろせば、あとそれ以上に、加配の分のお金を渡そうなんてしないですよ。しないです。県と政令指定都市だけで議論するときに、県が自発的に、ああ、そうでしたねということで、では色をつけても...全文を見る
○緒方分科員 そこはCCRCの一番きれいなところでありまして、そういうアクティブな方が戻ってきて、地域のまちづくりに絡んで、そして町がいろいろな意味で豊かになっていく、その可能性を私は否定しません、とても大事なことだと思います。  しかし、そうでないケースも大いにあるわけですよ...全文を見る
○緒方分科員 ありがとうございました。この件は、また別の委員会でも質問していきたいと思います。  次に、連携中枢都市圏構想について一言お伺いをいたします。  これはまだ始まったばかりの制度でありますけれども、私、北九州市でありまして、まさに連携中枢都市圏の多分中核になるような...全文を見る
○緒方分科員 このメニューを見ておりますと、普通交付税で見るものというのと、もう一つ、特別交付税で見るというのがあるんですが、一般的に、大臣も議員をやっていたころ、わかると思いますれども、特別交付税というのは完全にブラックボックスなんですよね。どう決まっているかも全くわからない。...全文を見る
○緒方分科員 しかしながら、郵政民営化のとき、今大臣にこうやってお見せしますが、「郵政民営化に、あなたのYESを。」これは文書でありますので、必ずしもこれが全てではないかもしれませんが、「郵政民営化に、あなたのYESを。」というふうに書いている資料も、これは政府広報でやっておられ...全文を見る
○緒方分科員 しかし、この郵政民営化は、今マイナンバーの話をされましたけれども、マイナンバーは法律が通った後、マイナンバーはこういうものですよと、そういう広報をされるものであって、けれども、郵政民営化のときは違うんです。法律が通る前に、いろいろな広報媒体に対して、「郵政民営化に、...全文を見る
○緒方分科員 閣議決定が決まった段階でやっていいのであれば、まさに国論を二分するようなテーマについて、放送事業者が一方の政治的見解を取り上げず、閣議決定で決まったものと違う見解について取り上げなくて、そして、閣議決定で決まった見解だけを取り上げて、それを支持する内容を相当の時間に...全文を見る
○緒方分科員 いやいや、これは紙の媒体ですけれども、「郵政民営化に、あなたのYESを。」ですよ。単なる説明じゃないですよ。これは説明じゃないですよ。むしろ、国民に対して、あなた、イエスと言ってくださいと働きかけまで行っているもので、今の答弁は成り立たないですよ。  こういう国論...全文を見る
○緒方分科員 先ほど地方討論キャラバンの話をされましたが、これは、当時、郵政民営化のときの広報タスクフォースがスケジュールをつくっていて、ここにあるうちのほんの一部です。  テレビでは、例えば「そこが聞きたい!構造改革」、竹中大臣とか、そのほかにも、テレビで、ラジオで、いろいろ...全文を見る
○緒方分科員 この政府広報の話がなぜ放送法違反にはまらないかというと、それは、とりもなおさず、これまでは、放送事業者全体で見ているから、例えば、政府の一方の立場の話をやったとしても、それを希釈するような別のところできちっとフォローするから、だから放送事業者全体としてこれは問題がな...全文を見る
02月25日第190回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
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○緒方分科員 第八分科会、質問に立たせていただきます緒方林太郎です。  きょうは質問をたくさん用意しておりますので、迅速な答弁をよろしくお願いいたします。  まず、一問目です。  北九州市の八幡西区折尾地区の総合整備事業については、事業開始から十年を経まして、駅周辺の事業進...全文を見る
○緒方分科員 元気な答弁をありがとうございました。  次に、同じく八幡西区、黒崎バイパスというものがございますが、三号線バイパスです、これまでの一部供用によりまして、渋滞緩和、速達性、定時性向上が認められまして、物流の効率化や沿線への企業進出につながるなど整備効果は着実に上がっ...全文を見る
○緒方分科員 ありがとうございました。  本当に、地元の要望は非常に強いものでありまして、今後とも、大臣、よろしくお願いを申し上げます。  続きまして、無電柱化についてお伺いをいたします。  国土交通省は、無電柱化に向けて、道路の新設とか拡幅を行う際に同時に整備を推進すると...全文を見る
○緒方分科員 答弁ありがとうございました。  そういった小型化とかのノウハウの伝達についても、よろしくお願いを申し上げたいと思います。  続きまして、上下水道の話でありまして、全国の上下水道管で、法定耐用年数四十年を超えた老朽管が今急増しておりまして、破損等による漏水事故が相...全文を見る
○緒方分科員 また新しくできた制度ということでありまして、うちの地元も整備をしてからかなり時間のたつ水道管等々がたくさんございますので、多分うちの町からもいろいろな相談が行くと思いますので、よろしく御配慮のほど、お願いを申し上げたいと思います。  続きまして、高齢者の公共交通利...全文を見る
○緒方分科員 ありがとうございました。引き続き、よろしくお願いいたします。  次の質問です。  我が北九州市は政令指定都市の中で最も高齢化が進んでいる町でありまして、しかし、その我が町におきましても公共交通の利用者が既に減少に転じております。公共交通空白地帯が少しずつ出始めて...全文を見る
○緒方分科員 ありがとうございました。  次に、空き家についてお伺いしたいと思います。  私、二〇一二年に落選をして二〇一四年に戻ってくるまで二年間浪人生活でありましたが、その中、こつこつと地域を回りました。そのときに最も衝撃的だったのがやはり空き家であります。  訪ねてい...全文を見る
○緒方分科員 ありがとうございました。  空き家の問題は全国津々浦々どこにでも存在するテーマでありまして、東京都とてその例外ではないというふうに思います。国土交通省としての力強い取り組みをお願い申し上げたい。もちろん地方自治体は頑張りますけれども、問題意識を高く持っていただけれ...全文を見る
○緒方分科員 ありがとうございました。  続きまして、公共施設のマネジメントについてお伺いをいたしたいと思います。  公共施設のマネジメント、今、実は我が町では本当に大きな課題になっておりまして、これは何かというと、我が町北九州市というのは、五十数年前に五市合併という形で、五...全文を見る
○緒方分科員 ありがとうございました。  最後に一問だけ。  タクシーの関係でありますが、緑ナンバーによる相乗りという可能性については、緑ナンバーですので、二種免許のため安全が確保されており、そして緑ナンバーのために保険等も安心であって、かつ、総量規制もタクシー適正化・活性化...全文を見る
○緒方分科員 三十分質問させていただきました。きょうは、見ていると二十時までということで大変でありますが、石井大臣、頑張ってください。  ありがとうございました。
03月01日第190回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  本日の予算委員会締めくくり総括質疑、質問に立てまして光栄であります。ありがとうございます。  冒頭、きょうの会議が始まる前に少し理事間でいろいろとこじれていたところがありましたが、恐らくテレビを見ている方は何のことかわからないの...全文を見る
○緒方委員 我々は、安倍総理、今、最後のところ、私が先ほど読み上げたところで、途中までは自分の言葉で読み上げましたが、自分たちは両親に対し何の義務を感じる必要がないという議論もあったわけでございますと。こんな議論、民主党はしていないですよ。  安倍総理大臣、これは明らかに、公共...全文を見る
○緒方委員 今、安倍総理の答弁を見る限り、自由民主党の中でこういう議論があったなんて到底読めないですよ。民主党に対して、自分たちは両親に対し何の義務を感じる必要がないという議論を、我々がしたかのように答弁しているわけですよ。明らかにこれは間違っていますよ。安倍総理、素直にここは撤...全文を見る
○緒方委員 まさに二十八年度締めくくり総括質疑であります。そこで問われるのは安倍総理の資質であります。根拠のないことを言って、そして、それに対して謝罪もしない、事実無根のことを言う、こういうことは絶対に許されてはならない。  安倍総理、根拠のないことを言ったことは事実なんですよ...全文を見る
○緒方委員 この発言の前のところで、きのうも岡田委員の方から質問がありましたが、子ども手当によって子育ての国家化、社会化が行われ、これは実際にポル・ポトやスターリンが行おうとしたことですと、これは安倍総理の発言でありました。この発言と、そして、子ども手当に対して、自分たちは両親に...全文を見る
○緒方委員 明らかに、公共の電波で、NHKのテレビが入っているときに、事実に反することを言って、そしてそれを指摘されても、ああでもないこうでもないと言って、そして言いわけばかりして、撤回、謝罪の一つもしない。これは本当に総理大臣の資質として非常に問題が多い。強く抗議をさせていただ...全文を見る
○緒方委員 もう一度確認でありますが、参議院選挙の争点として掲げられるということでよろしいですか。
○緒方委員 参議院選挙で訴えていくということまではよくわかりました。  憲法改正を訴える、それは自由民主党としてやられるんだと思いますが、それに何が含まれるのかということについて、これが明らかにならないのであれば、単に憲法改正します、その箱のところだけが訴えになって、中身に何が...全文を見る
○緒方委員 よくわかりました。  そうすると、今、安倍総理も言われたとおりで、これは何度も答弁があったんですけれども、まさに三分の二がとれるものからやっていくということであって、どういうものが優先的に憲法改正として行われていくのかという、そのテーマを選ぶ選び方というのは、その中...全文を見る
○緒方委員 そうすると、三分の二の合意が得られたものからやっていくとなると、政策として何がやりたいとかいうことではなくて、これは私が誤解しているのかもしれませんけれども、やるためにやる、中に何が入るかということについては幾つかの政党で議論をして、そして、その中で三分の二がとれたも...全文を見る
○緒方委員 それでは、確認でありますが、現時点において、憲法改正という箱の中にどういう政策テーマが入ってくるかということについては決まっていないということでよろしいですね、安倍総理。
○緒方委員 わかりました。  それでは、少し具体的におりていきたいと思います。  憲法九条について。  安倍総理、この予算委員会質疑で、憲法九条の改正について、今答弁があったように、我が党は変えるという憲法改正草案を出している、自民党総裁としては同じ考え方だと述べておられま...全文を見る
○緒方委員 それと同じ考え方ですね、安倍総理。
○緒方委員 それでは、少なくとも、国防軍をつくるべきという考え方については、安倍総理、そのお考えだということをよく理解いたしました。  もう一つ。自衛隊は最終的には集団的、個別的を含めて全ての自衛権を行使できるようにすべきだというふうに安倍総理大臣はお考えですか。
○緒方委員 確認までですが、フルスペックの自衛権を行使できるようにすべきというのが安倍総理大臣のお考えですね。
○緒方委員 安倍総理は、自衛隊が最終的には個別的、集団的を含めて自衛権を行使できるようにすべきだというお考えだということがよくわかりました。  さらに、この九条につきまして、私、自民党の改憲草案を見ておりまして少し気になったところがありまして、自衛隊が公の秩序の維持ということに...全文を見る
○緒方委員 同じ考え方だと言っているわけでありますから。  では、一般論としてお伺いします。自衛隊が国内の治安維持に関与することについて、安倍総理はどう思いますか。
○緒方委員 今以上に治安維持にかかわることについて、安倍総理はどう思いますか。
○緒方委員 今後、それが行われることについて、安倍総理は肯定的な意見を持っておられますか。
○緒方委員 今幾つか憲法について質問してきましたが、都合の悪いところになると、これは総理大臣だからと言って逃げるんですね。けれども、同じ考え方だということについては明確に言っている。けれども、では、その同じ考え方が何なんですかと聞いたら、それについては答えない。これでは議論は深ま...全文を見る
03月09日第190回国会 衆議院 地方創生に関する特別委員会 第3号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  地方創生特、大臣の所信に対する質疑ということで、貴重な時間をいただきましてありがとうございます。石破大臣もよろしくお願いを申し上げます。そして、我が町北九州の山本委員長にも、きょうは地元の話が多うございますので、よろしくお願い申し...全文を見る
○緒方委員 そうなんです。地方交付税でやるということで、今回、地方交付税の基準財政需要額のところに学校の先生の給与の分を入れるということで話が進んでいるようなんです。  基準財政需要額に算入するというこの手法なんですけれども、総額で交付税は来るので、どこに入っているかというのが...全文を見る
○緒方委員 理屈の上ではそのとおりでございまして、理屈の上では基準財政需要額のところに算定根拠として入ってくるわけですから、それはそのとおりですが。  総額としては、では、例えば二十億円足りませんというから二十億円本当に上積まれているかというと、わからないんですね。実際には、も...全文を見る
○緒方委員 いつもこの話を聞くと、県と政令市でよく相談してくださいと言うんですが、これは、山本委員長、おわかりいただけると思いますが、県と政令市で話をして、県からすると、できるだけ渡すのを少なくしたいと思うので、算定根拠の標準的な経費だけを渡したら、あとはもう終わったということで...全文を見る
○緒方委員 これは確かに政令市が長らく要望していたものですが、それは大前提がございまして、財源がきちっと確保されるということが大前提でございます。  結果として、第四次一括法で、平成二十六年だったと思いますが、成立して、そしてそれに伴い税源の移譲が生じた、これは物すごく画期的な...全文を見る
○緒方委員 そうありたいと思います。  ただ、これは先ほど申し上げましたとおり、十億単位で負担が上がってくるんですね。そうすると、どう考えても、目の前にいる教員は目の前にいる教員で変わらないんです。ただ、その財源が、県から政令指定都市側に、文部科学省が出すもの、税源移譲するもの...全文を見る
○緒方委員 今、プラス九人という話がございましたが、これは恐らく、地方交付税で見るところの標準的な人数が九人ふえるということではないかというふうに思うんですが、それでよろしいですか。
○緒方委員 恐らく、それは標準的な部分であって、実際に雇用しているところとの差があるのではないかと私は思いますが、これはちょっと後ほど文部科学省からよくお話をお伺いしたいと思います。  これまでも、第四次一括法、第五次一括法、そして第六次一括法が今回の国会で上がってまいりますが...全文を見る
○緒方委員 税源移譲したものというのは、第四次一括法での県費負担教職員の給与の話、たしかレクで聞いたときはそれだけだというふうにお伺いをしたので、それ以外のものの移譲というのは全部地財措置なんですね。  そうすると、この議場におられる各議員の方、それぞれ御地元に帰ってみれば、こ...全文を見る
○緒方委員 結果として、今、石破大臣の言われた理念型はよくわかるんですが、目に見える形での財源が来ないということ、まずこれが一つ。目に見える形で財源が来てほしいということが一つ。  もう一つは、例えば、今回のように県と政令市という形で財源の話が出たときに、県と政令市でよく相談し...全文を見る
○緒方委員 そうなんです。実際に、CCRCを進めたときの将来の姿というのが、ではうちの町はどうなっていくんだろうかと。アクティブでない方が来られることも、これは別に排除されていないわけでありまして、もっと言うと、アクティブな方で帰ってこられても、退職されている方であるとすると、ア...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  ともすれば、CCRCというと、増田寛也さんのレポートにもありましたとおり、地方の医療とか介護の供給能力が高いところに東京から人が移ってくるということで、我が町北九州もあの報告書の中にありましたけれども、ああいうところで名前が挙がると、うち...全文を見る
○緒方委員 それで、CCRCを地方で検討するときに、これはうちの町じゃないんですけれども、あれっと思うことが時々ございまして、CCRCを検討するというと、まず一番最初に何からスタートするかというと、では病院をどれぐらい建てようかとか介護施設をどれぐらい建てようかとか、そういうどっ...全文を見る
○緒方委員 ならないということでありましたが、実際には、CCRCを推進するということになると、私は、実は、先ほど言われたとおり、地域に溶け込むという観点がとても重要であって、既存のストックをフル活用するという視点でこれを進めるべきだ、そう思っています。  先般、クローズアップ現...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございます。この件、よろしくお願いいたします。  今後CCRCを進めるときに、はやりの言葉にはなっていて、生涯活躍のまちとかCCRCとか言葉が躍っているんですが、多分、まだ大半の方がよくイメージが湧かないのが、どれぐらいの規模感で行われるんだろうかというこ...全文を見る
○緒方委員 規模感とそういう将来像というのは内閣府の方でぜひ見せていただきたいということをお願いさせていただきまして、四十分、実は用意した質問の半分ぐらいしか終わらなかったんですけれども、終えさせていただきたいと思います。  ありがとうございました。
03月09日第190回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  この内閣委員会、所信質疑、野党トップバッターということで、石原大臣、岩城大臣そして佐藤政務官、よろしくお願いを申し上げます。  最初にまず、特定秘密保護法からスタートさせていただきたいと思います。  先般の予算委員会で安倍総理...全文を見る
○緒方委員 安倍総理はそういう感じのことを言っていないんですね。特定秘密の文脈のところで、ユア・アイズ・オンリー、提供する側がそう指定してしまえば、それは安全保障に著しく支障が生ずるというようなものの例として挙げておられるわけでありまして、安倍総理の言っていること、私はこれを虚心...全文を見る
○緒方委員 安倍総理の答弁を見てみると、重要なことは、その名前を提供した側がユア・アイズ・オンリー、あなただけですよというのを超えて日本が行っているということになればその後は一切そうしたものが提供されないということになれば、我が国の安全に著しい障害が生じるおそれも出てくるというよ...全文を見る
○緒方委員 安倍総理は間違っていなかったというふうに思いますか、岩城大臣。
○緒方委員 これは予算委員会での議事でありまして、きちっと質問通告もいたしております。間違っていないなら間違っていないで、一度そこで確認をさせていただきたいんですけれども、安倍総理大臣が言ったことは間違っていなかったということでよろしいですね。
○緒方委員 かなり踏み込んだ答弁だったと思いますが、この件はもう一度議事録を精査させていただいて、次の質問をしていきたいと思います。  特定秘密保護法と会計検査院の関係についてなんですが、何度か岩城大臣の答弁が揺れ動いたりしてよくわからなかったので、もう一回確認させていただきた...全文を見る
○緒方委員 全ての答弁に、想定されないとか考えられないとか、若干の主観が入っているんですね。私が聞いたのは、会計検査院に情報を提供することは、それがどのような情報であっても我が国の安全保障に著しい支障を生じることはないというふうに言い切れますかということを聞いております、岩城大臣...全文を見る
○緒方委員 想定しがたいとか、およそ考えられないという言葉なんですが、その言葉は、私も役所にいたのでよくわかるんですけれども、そういうためを残す言葉を置くときというのは、大体例外を想定させるんですね。およそ考えられないということなんですが、およそ考えられないだけであって、ないとは...全文を見る
○緒方委員 この件はまた引き続きやっていきたいと思います。  もう一つ、我が国の安全保障に著しい支障を生じるおそれがないと考えている、そういう見解なんですが、私、実はこの見解について二つの可能性を連想いたしまして、会計検査院に提供すること自体がイコール無条件に安全保障に著しい支...全文を見る
○緒方委員 私の質問は、そういう法律の基本のところではなくて、もう少し下がって、もっと基本のところで、会計検査院に情報を提供する、特定秘密を提供しないことはおよそ考えられないというふうに言われました。それはなぜなのかということをお伺いしておりまして、会計検査院に提供すること自体が...全文を見る
○緒方委員 私、金曜日にもう一回時間がありますので、議事録をよく見させていただいて、再度質問をさせていただきたいと思います。  きょうは石原大臣もお呼びしておりますので、残り十分ですので、石原大臣にお伺いしていきたいと思います。  昨日閣議決定をされましたTPPの関連国内法で...全文を見る
○緒方委員 もう一度、今、少し長く答弁されたので、簡潔に御答弁いただければと思います。  私も外務省で国際法局条約課におりましたので、国際条約があって、それを国内で実施するために国内実施法というのを用意する、それは、はいと一発で答えてくれればそれでいいんですけれども、今回出した...全文を見る
○緒方委員 必要という言葉がございましたが、十分なものでありますでしょうか。必要十分だということでよろしいですね、石原大臣。
○緒方委員 私が編み出した言葉ではありませんで、大学受験で数学を受けるときとか、よく、必要条件と十分条件があって、両方満たしていれば必要十分条件ということなので、あえて聞いているんです。  必要だということまでは言われましたけれども、必要かつ十分であるというふうに認識をしておら...全文を見る
○緒方委員 何か、そこで十分だということをあえて口に出して言わないというのは、邪推をされますよ。  もう一度聞きます。今回出している、昨日閣議決定をしたTPPの国内関連法は、TPPという国際条約でさまざまな義務があります、これを実施するのに必要でかつ十分なものであると認識をして...全文を見る
○緒方委員 概念上、必要というのと十分というのは全く違う概念でありまして、必要だというのは、必要なものを押し込んでいく。それはそうなんですけれども、その結果として十分なものかどうかということですが、不十分なものではないということでしたので、十分だということだと思います。  必要...全文を見る
○緒方委員 協定上の問題では実はないんです。これはアメリカの国内法の問題でありまして、もう質疑時間が終わりましたのでこれで終わりますけれども、そうではなくて、アメリカの国内法上、大統領は批准書を寄託する際に、寄託することができる条件として、相手国が、この場合でいうと日本であり、そ...全文を見る
03月11日第190回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  前回に続きまして、質問をさせていただきたいと思います。  前回、TPPと国内関連法ということでお伺いをさせていただきました。大臣、必要であるということと十分であるということの違い、御理解をいただけていると思いますが、よろしいです...全文を見る
○緒方委員 対策に当たるものというのはどれでしょうか、大臣。
○緒方委員 そのとおりです。畜産物の価格安定とか、砂糖、でん粉の価格調整、さらにはALICにかかわるもの、このあたりは恐らく国内対策に当たるものだというふうに思います。  それぞれ、一本一本が重要な法律だと思います。著作権法の話もある、そして地理的表示の話もある等、いろいろそれ...全文を見る
○緒方委員 その国内関連法ですが、先般も説明させていただきましたが、大臣は、今回の関連国内法、TPPの義務を満たすために、そして対策を行うために必要かつ十分なものである、そういう御答弁でございました。  であるとすると、もう一度お伺いしますけれども、今後、日本が、例えば批准書を...全文を見る
○緒方委員 済みません、石原大臣、少し混乱をされておられまして、協定の再交渉の話を私はしているんじゃないんです。それは、これまでも何度も政府の累次の答弁で、再交渉しないと答弁されていることはよく存じております。  そうではなくて、協定自体は変わらないんです。けれども、それを国内...全文を見る
○緒方委員 そういうことじゃないんです。(発言する者あり)今、後ろからも、そうじゃないというふうに言っていますが、アメリカというのは特殊な国で、アメリカの国内実施法の中において、これからTPPを締結する相手の国がしっかりと国内措置をとっているかどうかを彼らなりに判断して、そしてそ...全文を見る
○緒方委員 いや、他国が国内措置をしっかりとっているかどうかということを判断するような国内法をつくるのは、恐らくアメリカだけでしょう。いや、日本でも、それは石原大臣が、そういう他国の法律をしっかり見せていただいて、それがきちっとしていなければ日本国の政府として批准書を寄託しないと...全文を見る
○緒方委員 そうではないんです。実際に、これまでの累次の通商協定の実施法にサーティフィケーションということで、サーティフィケーションの中身はもう既にブリーフを受けていると思いますが、そういう手続が入ってくる、そして、その手続を使って国内法の追加的な改正を求めてくることが過去にもあ...全文を見る
○緒方委員 いや、想定していないと言いましたが、実際に過去の前例が、そういうことがあるから心配しているんです。  批准書を寄託するのは、これは日本の行為です。けれども、その国内法がどうであるかということは、別に批准書を寄託した後でも国内法を改正することは手続上は可能なんです。そ...全文を見る
○緒方委員 想定されるから聞いているんです。  大臣、アメリカの国内法、ちゃんとブリーフを受けていると思います。アメリカの通商協定の実施法においては、アメリカが批准書を寄託する前に、相手の国が国内法措置をきちっととっているかどうかをチェックして、それが確約されているときにのみア...全文を見る
○緒方委員 想定していないというのがそもそも読みとして甘いと思うんですね。実際に過去にあっているわけですから。  では、大臣にお伺いしましょう。質問のやり方を少し変えます。  アメリカは、このサーティフィケーションの仕組みを使って日本に国内法の改正を要求してくることは、少なく...全文を見る
○緒方委員 別に二国間であろうがマルチであろうが、このサーティフィケーションの仕組みというのは成立し得るわけでありまして、今回も恐らく入ってくると思います。  では、これは入るか入らないかというのはわかりませんけれども、これまでの累次の通商協定を見る限り、サーティフィケーション...全文を見る
○緒方委員 大臣、その想定していないというのは、サーティフィケーションという仕組みが入ってくることを想定していないのか、それとも、サーティフィケーションという仕組みがあるけれども、それを使ってアメリカが日本に法律改正を追加的に要求してくることがないと思っているのか、いずれですか。
○緒方委員 大臣、協定の話と関連国内法の話を完全に混乱しておられます。私は、協定の中身の再交渉とか、ガラス細工でできているとか、そんなことは一言も聞いていないんです。  そうやってでき上がった協定を国内で実施するときに、その国内実施法が、今回十一本上がってくるものの中で、大臣は...全文を見る
○緒方委員 済みません。これは、すごく権威のあるインサイドUSトレードという記事の中にあった、USTRの次席法務顧問が言っている、ジョージタウン大学でのロースクールのイベントで話した話なんですけれども、大統領がサーティフィケーションの仕組みを使うことで、批准手続の完了の通知を文書...全文を見る
○緒方委員 内閣府の方に申し上げたいと思いますが、多分質問の趣旨はわかっていると思います。大臣にもうちょっとブリーフしてください。お願いいたします。  以上です。
03月16日第190回国会 衆議院 地方創生に関する特別委員会 第5号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。大臣、よろしくお願い申し上げます。  きょうは地方再生法ということで、四十五分質問をさせていただきます。  まず、地方創生推進交付金についてお伺いをいたしたいと思います。  昨日の宮崎理事の質問にもありましたが、本交付金、二分の一...全文を見る
○緒方委員 それでは、きょう、総務大臣政務官が来ておられますので、これはもしかしたら午前中あったかもしれませんけれども、地財措置分の一千億円というのは新規財源が存在しているということでしょうか、政務官。
○緒方委員 そうなんです。地方交付税の基準財政需要額のところに完全に積み上げてあるということは、それはもう当然でありまして、積み上げてあるんです。  ただ、それは、これは前回も実は私は同じことを言っているんですが、総額が伸びない以上、ここに入っていますという、その積み上げている...全文を見る
○緒方委員 公式な答弁はそうなると思うんですが、政務官も地方自治体で議員をやっておられたということで、その経験からもお伺いしたいんです。  では、そういうふうに地財措置で積み上げたものというのが、各自治体の予算査定の過程において、それぞれ算定根拠はあるわけですけれども、この分が...全文を見る
○緒方委員 そういう答弁になるだろうと思いました。  私が言いたいのは、地財措置で対応されていますというふうに言われ、けれども実際に来る額がそんなにふえていないということになると、結局、地方からすると、地方交付税の中が物すごいブラックボックスに見えていて、もっと言うとブラックホ...全文を見る
○緒方委員 事業分野として幾つか書いてあるんですけれども、仕事づくりに資する人材の育成とか、コンパクトシティーとか、小さな拠点に関する事業、プレミアム商品券、いろいろなことが書いてあるんですけれども、何の事業分野なのかということなんです。もう一度。
○緒方委員 これは、地元で、そもそも何なんだと聞かれたので、あえてこの場で聞かせていただきました。地元で、地方創生というのは結構範囲が広いねということを言われ、ぜひこの件を聞いてほしいと言われたので、あえてお伺いをいたしました。  質問をかえたいと思います。  地方創生推進交...全文を見る
○緒方委員 済みません、現時点までに、この加速化交付金、平成二十七年度の補正でありますけれども、もしわかればですけれども、どれぐらい使われておりますでしょうか。
○緒方委員 これは、最近、予算委員会をやると毎年毎年上がってくるネタでありまして、必ずしも補正でやらなくてもいいものが補正に入っているということの一つの例ではないかなというふうに思います。  一般会計予算、当初予算が非常に苦しいということもあって、補正という形でお金を積んで、け...全文を見る
○緒方委員 しかしながら、片方は、道路、港、汚水処理施設ということで、箱物にすごく焦点が置かれたもので、こちらについてはどっちかというとソフトの事業も含めてということなんですけれども、恐らく、これを一体として運用していくことで地方創生推進交付金ということになっているはずなんですね...全文を見る
○緒方委員 そうすると、今回は、五百八十四億円がいわゆるリアル推進交付金みたいな感じで、残りの四百十六億については地方創生整備推進交付金ということなんですが、これはソフトとハード組み合わせながらということでありますが、額が固定された状態で、これについてはハードです、残りの分につい...全文を見る
○緒方委員 いやいや、なので、まさに四百十六億の分は公共だというふうに私はさっきから申し上げているわけであります。けれども、これからこの事業をいろいろやっていくときに、もう四百十六億については確実に公共だというふうになってしまうと、いろいろな事業を展開していくときにフレキシビリテ...全文を見る
○緒方委員 ちょっと質問の趣旨が伝わっていないんですけれども、もうこれで公共だということで一定の額を固定してしまうと、例えば、ソフト事業をこの一千億の中で七百億やりたいとかいうときには、これはできないですよね、すごく極端なことを言うと。そういう硬直性がないように、将来的には、これ...全文を見る
○緒方委員 納得したところもあり、納得しないところもありますが、頑張ってください。  質問を移したいと思います。CCRCについてお伺いをいたします。  今回の地域再生法で、昨日、宮崎議員からの質問で、石破大臣から、CCRCについては、手続の簡素化とか、あと、推進交付金が使いや...全文を見る
○緒方委員 今回の制度がいわば土台になって、各地方ごとにそれぞれの特色とか課題とかがあって、もしそれにいろいろな制度が上積んでいくことで推進されるのであれば、内閣府として総合調整で頑張っていただける。そのツールの一つとして、恐らく特区というものもあると思います。我が町も、CCRC...全文を見る
○緒方委員 たしか、CCRCを検討しているときの専門家の会合のときに、専門家の先生から、破綻したケースをよく調べてくれというような御下問があって、調べたらアメリカにそういうのがあったと。ただ、そのときは、事業の継承がある程度うまくいったので、別の事業者に継承したことで事なきを得た...全文を見る
○緒方委員 規制という言葉がいいかどうかというのはわかりませんが、国として支援はしないとしても、よく注視をしていかないと、気がついたら、そもそも事業として立ち行かなくなって、がしゃんと全部丸ごと下に落ちてしまうというようなことになっては、まさに大臣の言うとおり、サステーナブルでは...全文を見る
○緒方委員 日本全体の米の生産量が大体七百五十万ぐらいですので、一万三千、私が数字を見たときはたしか一万三千百トンという数字でしたが、これを多いととるか少ないととるかですけれども、一万三千百トンのお米というのは結構な数量でありまして、これがふるさと納税制度の返礼品として行っている...全文を見る
○緒方委員 そういう答弁だろうなと思っておりましたが、個人のふるさと納税制度というのは、制度を少し勉強すればわかりますけれども、あれを支えているのは何かというと、国税で支えているんですね。所得税の分の控除分があることによってある程度バッファーがきいていて、だから、その分がなければ...全文を見る
○緒方委員 それも知っておりますが、当初の提案を厚生労働省として断った理由は何ですか。
○緒方委員 そういうことなんです。単に厚生労働省の方から実需がないだろうということでぱんとはねられているというのが実態でありまして、できるだけロボットを介護に導入するために、試験的に一人プラスロボットで四人の方を見ることができるようにとせっかく提案を出したのに、我々としてやりたい...全文を見る
○緒方委員 もう少し質問を残していたわけでありますが、そろそろ時間が終わりますので、私の出番はここで終えさせていただきます。  ありがとうございました。
03月18日第190回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○緒方委員 ただいま議題となりました子ども・子育て支援法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  第一に、政府は、質の高い教育、保育その他の子ども・子育て支援の提供を推進するため、財源を確保しつつ、幼稚園教諭、保育士及...全文を見る
03月24日第190回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○衆議院議員(緒方林太郎君) ただいま議題となりました子ども・子育て支援法の一部を改正する法律案の衆議院における修正部分につきまして、御説明申し上げます。  第一に、政府は、質の高い教育・保育その他の子ども・子育て支援の提供を推進するため、財源を確保しつつ、幼稚園教諭、保育士及...全文を見る
03月25日第190回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○緒方委員 民主党、緒方林太郎でございます。  そう名乗って質問するのもきょうで最後かと思いますと、万感の思いであります。  きょうは、TPPの国内実施法ということで、石原大臣とはもう何度目になるかわかりませんが、よろしくお願いを申し上げます。この後、TPPの特別委員会でも御...全文を見る
○緒方委員 それを踏まえて質問したいと思います。  TPPを国会承認して、そして国内実施法を可決した上で、ニュージーランドに寄託した後に立法措置をとらないということについてはよくわかりました。  では、立法措置ではなく、例えば法的拘束力のないサイドレターとか口上書の交換等を通...全文を見る
○緒方委員 ちょっと今よくわからなかったんですが。  まず、もう一度言いますけれども、これは再交渉の話をしているわけではありません。わかっていますね。  アメリカの国内実施法では、先般も申し上げましたが、サーティフィケーションの仕組みがあって、サーティフィケーションの仕組みを...全文を見る
○緒方委員 では、この件はこの次の質問で終えたいと思います。  立法措置は不要ということでありますが、立法措置に当たらないものの追加的な措置もやらないということでよろしいですね。
○緒方委員 これで終わると一回言っちゃったんですけれども、もう一個思い出したので、もう一つだけ。  立法措置をやらないということでありますが、例えば政令、省令、さらには予算措置を通じてアメリカの要望に応えるということも、この法律が通ってしまった後は基本的にないということでよろし...全文を見る
○緒方委員 基本的にが入ったんですけれども、基本的にですか、それともないですか、どちらですか。
○緒方委員 ないという答弁があったと理解をいたしました。  では、この件は次に移っていきたいと思います。  次は、文化庁と外務省ですが、TPPにおける著作権の法定損害賠償の件です。  TPPの著作権章におきましては、侵害があった場合、民事上の司法手続において、法定の損害賠償...全文を見る
○緒方委員 それは単に法律で定めたというだけでありまして、プリエスタブリッシュトの要素がないんだと思うんですよね。  私は実は、このプリエスタブリッシュトダメージズという言葉のプリエスタブリッシュトを法定と訳していること自体が誤訳じゃないかと思うんですね。どこにも法律のという言...全文を見る
○緒方委員 つまり、実際に生じた損害以上の請求をすることができるということを使用料規程を通じて損害賠償として定めるから、だから法定のという要件を満たしているということですか。よろしいですか。  では、外務省。
○緒方委員 実際に生じた損害とそれに対する損害賠償の額が、立証しなくて、必ずしもそれに見合わないものであったとしても、そこに推定を働かせる使用料規程があれば、それでプリエスタブリッシュトダメージズだというふうに解釈されるということですか、外務省。
○緒方委員 それは、本来日本語に訳すときは、プリエスタブリッシュトというのは多分、事前に定めるところのという表現ですけれども、その要素ではなくて、単に法律で定めたというだけにしか聞こえないんです。  法律で損害賠償の基準を定めたことによって、この要件はこの義務が十分に果たされて...全文を見る
○緒方委員 これは条約審議ではありませんので、もう一回議事録をよく見させていただいて検討させていただければと思います。  もう一つ、改正著作権法の関係で、この法定損害賠償制度は、TPPの協定の中で、将来の侵害を抑止する目的を持っていることを要件といたしております。今回の改正著作...全文を見る
○緒方委員 効果があるということではないんです。目的を持たなきゃいけないんです。そういう目的のものだというふうに認識をしておられますか、堂故政務官。
○緒方委員 今、副次的な効果ではなくて、副次的な目的と言われましたね。それはそれでいいですね。もう一度、確認であります。
○緒方委員 それは例に例えると、豆腐をつくる目的を持って副次的におからができたというのを後で考え直してみて、実はおからをつくるのが目的だったと言っているのに等しいんですよね。それに近い状況なんです。  豆腐をつくる目的を持って副産物でおからができました、それをもう一回できた後に...全文を見る
○緒方委員 いや、それは本当に、さっきの例で言うと、豆腐をつくる目的だったんだけれども、初めから実はおからをつくる目的もあったんだと言っているに等しいと思います。これは法案審議のときにもう一度やらせていただきたいと思います。  それでは次に、農林水産業。伊東副大臣、よろしくお願...全文を見る
○緒方委員 経営対策をしっかりやっていくと言われました。それでは、牛肉の例を挙げたいと思います。  牛肉は、TPP発効の直後、即時に三八・五%から二三%まで、一五・五%の関税の削減、関税額として二百億円の減少がございます。副大臣御存じのとおり、牛肉の関税はそのまま経営安定対策の...全文を見る
○緒方委員 済みません。先ほど二三%と言いましたが、間違えていました。二七・五%ですね。  だから、最終的に九%まで下がる。二九・五%下がって、そのときの関税収入の減少というのは六百八十億円です。これから六百八十億円減っていくわけですよね。これが今は全て、経営安定対策ということ...全文を見る
○緒方委員 最後に一問だけ。  もう一度聞きます。つまり、六百八十億円については、現時点で、絶対にこれは確保するとは言っていただけないということですね、副大臣。
○緒方委員 よくわかりました。  ありがとうございました。
03月29日第190回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○衆議院議員(緒方林太郎君) 質問ありがとうございます。  これまでの子ども・子育て支援法の検討規定では、保育士等の処遇改善に資するための施策の在り方及び子ども・子育て支援に係る人材確保のための方策について検討を加え、必要があると認めるときは、その結果に基づいて所要の措置を講ず...全文を見る
03月30日第190回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
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○緒方委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明いたします。  案文の朗読により趣旨の説明にかえさせていただきます。     サイバーセキュリティ基本法及び情報処理の促進に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) ...全文を見る
04月08日第190回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第4号
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○緒方委員 民進党の緒方林太郎でございます。  きょう、一時間質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  昨日以来、このノリ弁のような文書が非常に問題になっておりますが、我々に見せているのはこの資料であります。  それに対しまして、きのうも質疑に上りましたが、西...全文を見る
○緒方委員 我々の中で予約した人間がいたんですよね。予約した人間がいて、さあ、ここからどうなるんだろうなというふうに思うわけですが、本当にこれは消えた真実になってしまうんです。  委員長、この件は非常に、我々は、また隠蔽かと。政府から出てくるものがこれ。そして、委員長が真実を後...全文を見る
○緒方委員 誰かの指示があって、これを消したんだろうなというふうに思うわけでして、五月六日がもともと想定をされていた発行日であったわけですが、またどんどんどんどんと情報が出てこなくなる。その隠蔽体質の一環ではないかということを述べさせていただきたいと思います。  この「TPPの...全文を見る
○緒方委員 では、本の話はあえて切り離して、一般論として、外交上、会った人間の人物評をぺらぺらと外に話す、パーソナルな論評をぺらぺらと話すということについて、安倍総理はいかが思われますか。
○緒方委員 そういうことなんです。通常ないんです。行わないんです。  そういったことを、今回、何らかの指示によって消えた真実になってしまったわけですが、そこにおいてそういうことを書くというのは、本当に政治家としての常識を疑わしめるものであると強く言わせていただきたいというふうに...全文を見る
○緒方委員 このニュージーランドのホームページに出ていたもの、おおむねこのラインに沿ってというのは、役所から説明があった話であります。別に、我々が何かでっち上げているわけでも何でもございません。  私の質問に石原大臣は全く答えていないんです。この秘密書簡の対象、誰がこの秘密を守...全文を見る
○緒方委員 公務員全員ということだというふうに理解をしましたが、国会議員にもかかりますか、大臣。
○緒方委員 影響が出てくるのではないかと思いますということでしたが、そんな文面になっていますか。  もう一度お伺いをいたします。  国会議員はこの秘密書簡の義務の対象でしょうか、石原大臣。
○緒方委員 つまり、今の説明だと、国家公務員に義務がかかっていて、そして、その秘密を国会議員に漏らすことは一切あり得ないから、だから、国会議員に義務をかける必要がそもそもない、そういうことではないんですか。政府の公務員には義務がかかっている。だから漏らすことはない。漏らすことはな...全文を見る
○緒方委員 つまり、国会議員が、国会議員である外部の人間がこの秘密協定で禁じられているものを見ることは、交渉の経緯とか、いろいろなものが書いてあります、提案とか、そういったものを見るということは、一切あり得ないということでよろしいですね、石原大臣。
○緒方委員 では、政府に全く入っていない、閣僚でもなければ副大臣でもない、政務官でもない、そもそもアクセス権限を持っていない国会議員は、絶対にこの秘密書簡におけるところのいろいろな外に漏らしてはいけないという文書を見ること、そしてその情報を知るということはないということでよろしい...全文を見る
○緒方委員 国会議員がそういうことを知ることはあり得ないということなんですが、この西川委員長が書かれたとされるその本の中には、どう読んでも交渉の内情を詳しく説明している、当時から詳しく知っていて説明しているとしか思えないような記述が多いんですね。  例えば、ニュージーランドは日...全文を見る
○緒方委員 これは本の番号から何から全部一致をしていて、そして、きのう国会で取り上げた瞬間に、予約から何から全部できないように消されてしまうというもの、これは、逆に真実だということを示唆しているんだと思います。真実で、これが外に出てしまうと審議に大きく差し支えるから、だから消した...全文を見る
○緒方委員 明らかに裏で何かやっていることを示唆するような対応だと思いますが、しかしながら、出版しようとしていたとされるこの本の一番最後に何と書いてあるかというと、出版に当たって協力してくれた内閣官房、農林水産省等の皆様への感謝の念が述べられています。  ゲラをチェックしたりと...全文を見る
○緒方委員 済みません。後ほどもう一回聞きます。  秘密書簡の義務に反するような情報を漏らした公務員とか、仮にこの書籍が事実だとしたときに、そういったものの作成に協力をした、そういった職員は一切いない、内閣官房そして農林水産省にそういった職員は一切いないということを確約できます...全文を見る
○緒方委員 森山大臣の方が正確にお答えをされておられます。  我々の方からも、これを聞いて、これが何だかわからないということでありますが、内閣官房TPP政府対策本部からは、西川委員長が出版を検討しているということについては、そういう報道があるということについては承知している、ゲ...全文を見る
○緒方委員 これは、内閣官房TPP政府対策本部、四月一日付で、公式の文書として我々のところに紙で出してきているんです。西川委員長が出版を検討しているという報道については承知している。しかしながら、ゲラのチェックという形で具体的に執筆に協力した職員は確認されなかった。いなかったでは...全文を見る
○緒方委員 公平公正に議事運営をすると言われたじゃないですか。
○緒方委員 自分自身の本に関するからといって、そんなひきょうなことをするんですか、委員長。委員長、おかしいですよ。自分自身の話だからといって、こんな不公平な議事運営はないですよ。おかしいじゃないですか。  私はゲラの内容など一つも聞いていないです。内閣官房TPP政府対策本部から...全文を見る
○緒方委員 何か今、何の書類だと聞いた人がいましたね。役所から来た紙ですよ。役所から正式に返ってきた紙ですよ。何をばかなことを言っているんですか。  平成二十八年四月一日、内閣官房TPP政府対策本部から、西川委員長が出版するとされる書籍、TPPの真実への政府の関与についてという...全文を見る
○緒方委員 これはひどいですよ。我々が事前の勉強会でいろいろな資料を出してくれと。いろいろな資料を出しますと安倍総理大臣も言っていましたよ、要望には応えていろいろな資料を出してきましたと。その資料の一つですよ。その資料の存在すら否定して、わからないから答えようがないと。  我々...全文を見る
○緒方委員 澁谷審議官、この資料を提出されていますよね。大臣にきちっと渡して、ちゃんと説明してくださいよ。  何でこんなことでもう三十三分も時間が過ぎているんですか。何度も何度も同じことを聞いていて、全然ポイントがずれた答弁ばかりをして時間をどんどん浪費する。本当にこれは審議妨...全文を見る
○緒方委員 私はゲラの話はもうしてない。ゲラの中身の話なんか一個もしてないです。  この四月一日の資料を政府として出されて、その中に、ゲラのチェックという形で関与した職員は確認されなかったというふうに言っているんですね。だから、絶対にいなかったということを内閣官房をつかさどる大...全文を見る
○緒方委員 西川委員長、全くと言っていいほど公平性に欠ける議事運営ですよ。自分のことに関する話になると、委員長のその席から隠蔽に加担しているわけですよ。ひどいですよ、委員長。  では、石原大臣にお伺いをいたします。  四月一日に、大臣が長を務める内閣官房TPP政府対策本部から...全文を見る
04月18日第190回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第6号
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○緒方委員 民進党、緒方林太郎でございます。  今回の熊本、大分での地震は、九州に住む者としては本当に驚天動地とも言える事態でありました。被災された全ての方にお見舞いを申し上げたいと思います。また、亡くなった方には哀悼の念を申し上げたいというふうに思います。  我々は、こうい...全文を見る
○緒方委員 国対委員長会談で我々が聞いている話とは全く異なります。我々の方から延期、そして、総理、河野大臣を初めとする閣僚の皆様方に現在の状況に専念をしてほしいということをお伝えしたところ、総理の強い意向、このTPPの議論を一歩でも前に進めたいという意向があるということでお話があ...全文を見る
○緒方委員 今後少なくとも一週間については要注意だということでありました。  本当に被災地の皆様方には心身ともに大きな負担がかかっていることだというふうに思います。政府としても一丸となって、本当はこの委員会を開くことなく、一丸となって今対策を講じていただきたいということを改めて...全文を見る
○緒方委員 県からも要請が来ておりますし、各自治体、今そういうものを算定するだけの人的なゆとりもないわけでありまして、早急にやっていただければというふうに思います。  この件は、三・一一のときの例を出すことはいたしませんけれども、早急に必要なことだと思いますので、河野大臣、もう...全文を見る
○緒方委員 総理、激甚災害指定、すぐにやっていただければと思いますが、いかがですか。
○緒方委員 各自治体の首長の皆様方も安心してこれからさまざまな措置を打っていくときに、激甚災害指定というのはとても重要なものでありまして、いち早く安心感を与えていただけるようによろしくお願いを申し上げます。  今総理の方からもありましたが、救命救助につきましては、現在、消防、警...全文を見る
○緒方委員 報道では、米軍からの支援を要請するという話もございましたが、まず、自衛隊の態勢をさらに増強した上で、できることを全てやるということがとても重要ではないかというふうに思います。  今、二万六千人という話がございましたが、今後の事態の推移に応じてさらに増強するという可能...全文を見る
○緒方委員 東日本大震災の際の教訓といたしまして、消防、警察、自衛隊等の連携がとても重要であるということでございます。災害が広範にわたりまして、情報が細分化され、そして情報が限定的になる中、これらの消防、警察、自衛隊等の連携について、今どのように行われておりますでしょうか。河野大...全文を見る
○緒方委員 ぜひこの件、よろしくお願いをいたします。  質問を移したいと思います。  災害医療につきましては、医療機関が被災をしたということもありまして、災害派遣医療チーム、DMATが派遣されたりもしておりますが、東日本大震災の教訓では、慢性疾患への対応とか、想定よりも長い期...全文を見る
○緒方委員 現場で頑張っておられる皆様方に、本当に、厚生労働省として、そして政府全体として、力強くサポートをいただけるようお願いを申し上げたいと思います。  そして、今、医療の話でもう一つございますのは、広域の医療搬送を積極的に行うことで被災地の医療機関の業務軽減を行うべきであ...全文を見る
○緒方委員 よろしくお願いを申し上げます。急ぐケースもあると思いますし、先ほど人工透析の話もございました。時間との勝負のところもありますので、よろしくお願いいたします。  それでは、質問を移していきたいと思います。  現在、道路が寸断をされ、移動がままならない状況であります。...全文を見る
○緒方委員 よろしくお願いいたします。  昨日の西日本新聞では、水、食料が足らないとか紙おむつが足らないと、悲痛な叫びが掲載をされておりました。他の新聞でも多くの悲鳴の声が上がっておりました。私の父も似たような状況にございます。現在、物資が十分に行き渡っていない地域、避難所とい...全文を見る
○緒方委員 この件は、ニーズがどのあたりにあるかということを把握するのが本当に難しいわけでありますが、個々の方々にとっては死活的な問題でありますので、ぜひよろしくお願いいたします。  そして、現在、避難所が分散していろいろなところにある、そしてその中にはなかなかアクセスが難しい...全文を見る
○緒方委員 その中でも特に重要性が高いのは、やはり燃料とかガソリンといったものがございます。車での移動のみならず、家に戻れない方が、現在、車の中で寝るといったことを余儀なくされているケースも多いです。  現在の供給体制はどうなっておりますでしょうか、そして、今後の見通しについて...全文を見る
○緒方委員 本当に、移動手段であったり暖をとることも含めて、非常に重要な物資でありますので、経済産業大臣、よろしくお願いを申し上げます。  そして、東日本大震災におきまして、当初想定していたよりも非常に長期にわたって大きな課題になったものとして、水回りの話がございます。  例...全文を見る
○緒方委員 本件は、東日本大震災のときでも想像を超えて大きいテーマになったということもありまして、今、マニュアルに沿って対応するということでありましたが、本当によろしくお願いをいたしたいと思います。  そして、まだ長い先のことを考えることは今難しいわけでありますが、他方、広域連...全文を見る
○緒方委員 報道によりますと、これは報道ですのでそのまま読み上げさせていただきますと、河野大臣は、発災後、きょうじゅうに青空避難所というのは解消してくれと強く述べたという話がございました。これに対しまして蒲島熊本県知事は、避難所が足りなくて皆さんがあそこに出たわけではない、余震が...全文を見る
○緒方委員 ちょっと報道と違いますが、これは後ほど確認をさせていただければというふうに思います。  次のテーマは、なかなか気づきにくいところですが、東日本大震災の際、避難所の運営等において、例えば女性、高齢者、障害者への配慮に欠けるところがあったとの総括がなされておりました。例...全文を見る
○緒方委員 なかなかホームページだけで徹底することは難しいと思いますので、さらにもう一押し二押し、この件についてはやっていただければというふうに思います。  それでは、今までいろいろな話をさせていただきましたが、麻生大臣、よろしゅうございますでしょうか。  今後、膨大な復興需...全文を見る
○緒方委員 今回、非常に大きな災害ということもありまして、我々は補正予算の可能性も含めて検討すべきではないかというふうに思いますが、安倍総理、いかがですか。
○緒方委員 あらゆる手段を講じていきたいということで、よろしくお願いを申し上げます。  今後、米の田植えの時期を迎えることになりますが、非常に難しい状況にあります。また、私の父の家のすぐ近くが養豚場だったことをよく覚えているんですが、畜産業も非常に盛んな地域でございます。  ...全文を見る
○緒方委員 いろいろ説明がありましたけれども、全ては現場にあるわけでありまして、現場の声に寄り添った試算を出し、そして、試算が間違っていると、結果として対策が間違ってしまうということがございます。現場に寄り添った試算をしっかりやっていただければというふうに思います。  それでは...全文を見る
○緒方委員 きょうの委員会開会に際して、TPPを一歩でも前に進めたいという認識を表明しておられました安倍総理、いかがでございますでしょうか。
○緒方委員 我々としては優先順位が違うのではないかというふうに思います。  いずれにせよ、震災対応には与党も野党もございません。我々国政に身を置く者として、一丸となって熊本、大分での地震に対して対応を講じ、いち早い復旧復興が実現できることを、頑張っていくことをお誓い申し上げまし...全文を見る
04月18日第190回国会 衆議院 地方創生に関する特別委員会 第9号
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○緒方委員 民進党、緒方林太郎でございます。  きょう、地方分権の法律につきまして質疑をさせていただくことになるわけですが、我々は、TPPの特別委員会でも申し上げましたが、こういう状態で、少し落ちつかない状況での法案審議ということにつきましては、きょうは控えるべきではないかとい...全文を見る
○緒方委員 憲法の話まで出して、これは国がやらなきゃいけないんだということでありましたが、それではお伺いをいたします。  職業紹介というのは、必ず国がそのサービスを提供しなければ、憲法二十七条のその理念を、そしてその義務を果たすことができないというふうにお考えですか、厚生労働省...全文を見る
○緒方委員 それは、国のハローワークがやっているサービスを地方に移管することで、憲法二十七条の規定を満たすことはできないというふうにお考えですか、厚生労働省。
○緒方委員 先ほど、濫給が生じるんじゃないかという話がありましたが、これは、仮に地方移管をしたときの地方自治体を物すごくばかにしたような話ですね。地方自治体を物すごくばかにしていますよ、それは。  雇用保険の統一的な基準を定めてそれを地方に委ねることで、それで地方は雇用保険を、...全文を見る
○緒方委員 国で統一的な基準を定めて、それを地方に運営させることではできない、それでは絶対にこの制度は立ち行かないというふうにお考えですか。国が基準を定めて、そして地方ごとにそれをきちっと運用してもらう、そんな制度、山のように日本にありますよ。なぜこのハローワークだけは国営でなく...全文を見る
○緒方委員 もう長い議論をいたしませんが、それでは、端的にお伺いします。  地方移管は絶対にできないというふうにお考えですか、厚生労働省。
○緒方委員 労使がとかそういう言いわけをせずに、厚生労働省として、ハローワークの地方移管は絶対にできない、やってはならないというふうにお考えですか、厚生労働省。
○緒方委員 それでは、今回のこの制度に少し入っていくわけでありますが、結局、自治体の中で二つの職業紹介の仕組みが併存することを許容しているということですね。  これは何度も話をしていると思いますけれども、私の地元でもこれまで、どうしてもハローワークの地方移管が進まないからという...全文を見る
○緒方委員 役割分担という話をよくされますけれども、役割を分担する、分けて担うというわけですから、これからは国がやる部分というのと地方がやる部分というのが分けられて担うということになりますね、分担ですから。  では、お伺いしたいと思います。  これから分担されて地方が担う分の...全文を見る
○緒方委員 いや、そんなことを聞いているんじゃないんです。国がやる事務がここにあって、地方がやる事務がこうあって、それを分担して、分けて担うということなんです。これからは地方がやる部分が出てくるということですけれども、今これから地方がやる部分というのは、これまでの事務の中で誰かや...全文を見る
○緒方委員 どうも、ちょっと要領を得ないわけでありますが、結局、似たような事務がこれから併存していくということになるわけですね。地方が創意工夫を持ってやるとかいろいろ言っていますけれども、結局、似たような事務をやる組織が二つ重なるということになるのではないかというふうに思うんです...全文を見る
○緒方委員 少しこれまでの歴史的経緯を見ていくと、知事会だったり政令指定都市の市長会は、ずっとこの移管を強く求めてきていたんです。ただ、厚生労働省が一歩も、ぴくりとも動かないということで、去年の十一月の十二日、全国知事会から石破大臣への要請ということで紙が出て、地方版ハローワーク...全文を見る
○緒方委員 最後のところ、本当によろしくお願いを申し上げます。  今の話の流れですけれども、厚生労働省にもう一つお伺いしたいと思います。  国がやるハローワークの事務と、今回、地方版ハローワークで地方自治体が担う職業紹介の事務、これは事務の分担として明確に切り分けられていると...全文を見る
○緒方委員 今回の地方版ハローワークができることによって、少なくとも全体として、国の財政と地方の財政ということを全体を足して見たときには、明らかに財政負担、広い意味での公費と言われるもので見たときには、明らかに公費の負担増になるわけであります。  厚生労働省の事務、さまざまな事...全文を見る
○緒方委員 基準を、一対三を見直さなくてもやれると。それはやれるんです。それは、やりたければどうぞの世界でありまして、ロボットを使いたければどうぞということなんですが、こういうものは、何らかの経済的なインセンティブが働かない限りは、なかなか導入をすることができないというか、そうい...全文を見る
○緒方委員 政務官から一歩進んだ答弁があったと、今私は理解をいたしました。  念頭にこれから考えていきたいということでありましたが、これはまさに特区なんですね。特区ですから、うちの町はやりたいと言っているわけですから。それは、我が町も百万都市、政令指定都市でありまして、そんな、...全文を見る
○緒方委員 先ほどの三ッ林政務官の前向きな答弁のところ、後で議事録でよく確認させていただきたいと思いますが、念頭に置きながらという言葉がありましたことを重く受けとめたいと思います。  これは本当に、私も介護に使えるロボットというのを見たことがありますけれども、少なくとも私よりは...全文を見る
○緒方委員 私のみならず、私の選挙区の隣であります山本委員長が厳しく見ておりますので、善処のほどをよろしくお願い申し上げます。  ありがとうございました。
04月27日第190回国会 衆議院 内閣委員会 第14号
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○緒方委員 民進党、緒方林太郎でございます。  定足がそろっていなければとめてくださいと言うつもりでしたが、二十人ぴったりだそうでありまして、慎重にやっていきたいと思います。  きょうは、公益法人という切り口から、十五分質問をさせていただきたいと思います。公益法人の担当大臣は...全文を見る
○緒方委員 内閣府も、おおむねこのような認識でよろしいですか。
○緒方委員 そうなんです。大体こういった内容でありまして、これをベースに話を進めたいと思います。  そういう中、私は実はこの件を昨年の予算委員会の分科会で取り上げたんですけれども、それを踏まえてかどうかわかりませんが、昨年八月、私のところに投書が来ました。  ちょうど、昨年、...全文を見る
○緒方委員 実は答弁がちょっと先に行っちゃったんですけれども、謝礼金の禁止とか事前下見の禁止というのは、内閣府が報告要求をした後のさまざまな改革の中で進んできた日展規則の中で禁じられているというふうに理解をしてよろしいですね、内閣府。
○緒方委員 そうなんですね。審査員になった者については、謝礼金を受け取ってはいけないとか、これはいい、これは悪い、そういうような事前下見をすることも禁じられているということでありましたが、先ほど内閣府の岩田室長の方から答弁がありましたけれども、しかしながら、謝礼金はだめだけれども...全文を見る
○緒方委員 ぜひこれは確認をしていただきたいんですね。  私は別に芸術の中身に立ち入って何か言いたいとかいうことではなくて、芸術界、特に今回でいうと日展五科、書の篆刻の部門からスタートしたわけで、特に書壇の世界ですけれども、こういったところで、例えば日展で入選をとったら謝礼金百...全文を見る
○緒方委員 そして、文化庁は、昨年の日展に後援を出しました。  先ほど言ったような事実関係、私は余り事実関係をつまびらかに言っておりません。これは個人の特定に当たるので、私は細かくは言わないようにここではいたしております。個人の誹謗中傷に当たるかもしれないし、事実関係が確認でき...全文を見る
○緒方委員 ちょっと文化庁と内閣府の間に温度差があるなという気がいたしますが、体制は整った、昨年の日展に何も問題がなかったと報告を受けているということでありました。  もう一度お伺いをいたします。文化庁として、現在の日展はうみが出切った状態だというふうに思われていますか。
○緒方委員 最後に、一つ質問したいと思います。  日展問題の渦中であります平成二十五年十二月に、当時の顧問弁護士が当時の理事長に意見書を出しています。私は今ここに持っていますけれども、あえて配付いたしませんでしたが、理事会でも配付された資料だというふうに聞いています。この顧問弁...全文を見る
○緒方委員 最後に一言だけ。  日展をめぐる問題というのは、実は昭和三十年代から国会の中で議論されています。もともと日展というのは官展でした。官製の展覧会でした。しかし、これが民間団体になったのも、国会で議論が行われ、そこで指摘があったことを踏まえて改革が行われた。  この数...全文を見る
05月18日第190回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○緒方委員 民進党、緒方林太郎でございます。  きょうは、十五分時間をいただきまして、本当にありがとうございます。葉梨委員長にも、本当によろしくお願い申し上げます。そして、岩城大臣とは予算委員会とか内閣委員会では何度も質疑させていただきましたが、法務委員会は初めてということであ...全文を見る
○緒方委員 よろしくお願い申し上げます。  議員立法をいろいろ検討する際に必ず上がってきたテーマとして、不正事案の話、どうしてもこれが上がらざるを得ない。横領であるとか、さまざまな不正事案の話が上がってきておりまして、これは、成年後見を担う司法書士の方々もよく認識をしておられて...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございます。  次に、この報告制度が、障害者権利条約との関係では、きちっとやっている限りにおいては問題ないという話でありましたが、では、今度は業法との関係で大丈夫なのか。  司法書士法第二十四条で個々の司法書士の方には保秘義務が課されているわけでありまし...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  それでは、質問を進めたいと思います。  この業務報告制度においては、通常は、平時においては、個人の名前をマスキングして、そしてそういう情報をリーガルサポートに提出してチェック機能を果たしているということでありました。  この個人名をマ...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  今、通常で個人名をマスキングして報告しているケースのみならず、不正が生じたときに現在は原本確認をやっているということ、そして昨今の不正事案が生じたことによって、内閣府の公益認定等委員会の方から、平時においてもランダムで原本確認をするように...全文を見る
○緒方委員 それでは、現在、個人情報保護法というのは各省庁がそれぞれ担当するということになっておりますが、個人情報保護法を改正されまして、今後は内閣府の方で一元的に所掌していくということになります。  今の法務省の答弁を踏まえて、今後、改正法が全面施行されるときの内閣府の対応に...全文を見る
○緒方委員 最後に、岩城大臣にお伺いをいたしたいと思います。  今回の議員立法では、二年後には内閣府の組織というのは廃止をされていくわけでありまして、今後、各省、厚生労働省、法務省とかいろいろなところでより利活用が進んでいくべきだというふうに思うわけですが、成年後見制度の活用と...全文を見る
○緒方委員 十五分間、貴重な時間をいただきまして、ありがとうございました。質問を終わります。
05月24日第190回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○緒方委員 民進党、緒方林太郎でございます。  本日は、安全保障委員会、三十分質疑をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  引き続き、沖縄での殺人死体遺棄事件についてお伺いをいたします。  この件については、先ほどから何度もありますとおり、もう本当に言葉もない、そ...全文を見る
○緒方委員 本件が明らかになったのは琉球新報の記事がきっかけであったというふうに理解をいたしております。記事を読む限りは、情報源は捜査関係者ではないかというふうに思われます。そして、その記事を追うように、軌を一にしてかどうかわかりませんけれども、逮捕であったり、その後情報がさまざ...全文を見る
○緒方委員 それでは、質問をかえていきたいと思います。  この事案が生じて以降、いずれかの閣僚、さらには政府関係者から、タイミングが最悪だ、そういう発言があったそうです。複数の報道によって報じられておりますので、これは恐らくどなたかが発言をしたのだろうというふうに思います。 ...全文を見る
○緒方委員 そうです。最悪なのはタイミングではないんです。起こったことが最悪なんです。  こういった発言が政権与党から出てくる、さらには、いずれかの閣僚が発言したと報じられることによってどれだけ沖縄の方々の心が傷つくか、そのことに思いをはせていただきたいと思います。  これは...全文を見る
○緒方委員 安倍総理大臣は、本件について、具体的かつ実効性のある再発防止を求めていくというふうに国会でも述べています。  お伺いをいたしたいと思います。  この具体的かつ実効性のある再発防止というのは何を指しているんでしょうか。大臣。
○緒方委員 では、現時点で、具体的かつ実効性のある再発防止ということについて、日本側から、これをやるべきだ、あれをやるべきだということについて、何か具体的なアイデアを持っているということでしょうか。これから協議をしていくということですが、日本側としても何らかのアイデアを提示すべき...全文を見る
○緒方委員 これからいろいろな協議をしていくということですが、アメリカ側に求めるだけではだめなんです。こちら側からきちっと、こういうことをやれば再発が防止できる、綱紀粛正に必ずつながるというようなことをこちら側からも積極的にアイデアを出していく。その際には沖縄県ともしっかりと協議...全文を見る
○緒方委員 最後のところで、命じて、日米間で協議をしてというところ、もう一言強く言ってほしかったなと思うわけでありますが、もう一度だけ、これは確認で私の方から申し上げるにとどめますけれども、日本側からもきちっとしたアイデアを出していただきたいということを申し述べさせていただきたい...全文を見る
○緒方委員 まさに、今、一般論として申し上げればというふうに官房副長官からございました。一般論としてそうだと思います。しかし、起こっていることは極めて例外的な、あってはならない事例だと思います。  もう一度お伺いをいたします。政権として、沖縄県民の代表たる県知事が直接先方の国家...全文を見る
○緒方委員 しかしながら、三月にも女性に対する暴行事件が起こっているんです。そして、そのときもニコルソン四軍調整官は謝罪をしたばかりであります。抗議をした、憤りを伝えた、再発防止、綱紀粛正を求めた、いろいろなことを言っておりますが、私が懸念をするのは、その怒りの熱が相手に伝わって...全文を見る
○緒方委員 日本国民そして沖縄県民の心の叫びを、そして精いっぱいの怒りの思いを日米首脳会談においてぜひぶつけていただきたいというふうに思うわけですが、これはもう一言、官房副長官。
○緒方委員 官房副長官はここで結構でございます。ありがとうございました。  ここまでの議論で、私のみならず、前に議論された方も含めて、軍属、英語でシビリアンコンポーネントという言葉が出てきます。今回の容疑者は、米軍に直接雇用されていたわけではない、恐らく請負の業者から雇用されて...全文を見る
○緒方委員 いや、三つしかないんです。雇用されているか、勤務されているか、そして随伴しているか、この三つしかなくて、これに当たる人間が軍属だというふうに言われていて、しかし、軍属であるということは明らかだ、しかしこれのどれに当たるかわからない。この説明は成り立たないですよ。この説...全文を見る
○緒方委員 それでは、今回の容疑者については、米軍から直接雇用されているわけではない、指揮命令系統下にもないということであります。日米地位協定がどうであるかということをあえて脇に置いて考えるときに、そういう人間にまで日米地位協定の保護を与えることは私は過剰だと思います。  指揮...全文を見る
○緒方委員 過剰だというふうに思われませんか。もう一度答弁ください。中谷大臣。
○緒方委員 雇用という言葉は、英語ではエンプロイと書いてあります。勤務という言葉はサービング・ウイズ、サーブするということであります。随伴するというのはアカンパニーであります。これだと、請負業者のみならず、単についてきている人、アカンパニーしている人だけでも軍属だということになる...全文を見る
○緒方委員 例えば、NATOの地位協定では、米軍に雇用されていない者は外れるんですね。日本語にあるような、サービング・ウイズとかアカンパニーという言葉はないんです。米軍に雇用されている人間だけなんです。このケースですと、今回の容疑者は外れてくると思います。  日本国のアメリカと...全文を見る
○緒方委員 いや、一概に広いですよ。だって、同じ用語、イン・ジ・エンプロイ・オブという、雇用されているという言葉だけでNATOの協定はでき上がっているわけです。その横に、日本の協定は、サービング・ウイズ、アカンパニー、勤務と随伴という言葉がついているので、一概にどちらが広いと言え...全文を見る
○緒方委員 これを運用で解決するときには、例えば、アメリカとして、これからいろいろな人を派遣する、日本に米軍として派遣するときに、勤務とか随伴に当たる方をアメリカとして軍属から落とすような運用で派遣してくるというのであれば、これはアメリカの自発的な運用として実現可能だと思います。...全文を見る
○緒方委員 しかしながら、この問題を解決するためには本当にここに手をつけないと、軍属、今のままだと本当に、勤務といっても物すごく広い概念での勤務が入っています。そして、随伴。読みようによっては、単についてきている、アカンパニーというのはついてくるという言葉なので、ついてくるだけで...全文を見る
○緒方委員 今、せっかくこれだけ軍属の方に焦点が当たっているときに、その問題が明らかにクローズアップされているわけですよ。それに対応する機会じゃないですか。ちょっと答弁が弱いと思いますよ。残念です。  最後に一つだけ質問をさせていただきたいと思います。  報道で見ました。もう...全文を見る
○緒方委員 残念であります。  しかしながら、今回の沖縄の事案、絶対にこれを許してはいけない。そして、日本として、日本国民として、沖縄県民の方々の意を体して、最大限の怒りの思いと抗議の思いを、日米首脳会談、さらには閣僚級での機会にぶつけていただきたいということを要請いたしまして...全文を見る
09月30日第192回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○緒方委員 民進党、緒方林太郎であります。  今、福島議員から鋭意質問がありましたが、その後を継ぐ形で、引き続きSBSの問題について議論をさせていただきたいと思います。  このSBSの価格偽装の問題というのは、TPPの試算なりその存在意義なりを根底から覆す重大な問題だ、私はそ...全文を見る
○緒方委員 つまり、今大臣が言ったのは、この図でいうと、政府はこの青の部分しか見ません。青の部分だけ見ている。それ以外に、調整金をとろうが、赤の部分の取引があろうが、それは関係ないですと。政府として、そこは目を背ける、見ないということになっているわけですね。(発言する者あり)はい...全文を見る
○緒方委員 山本大臣、私の質問に全然答えていないんです。長々と答えましたけれども、大臣は、最初の記者会見で極めて正直に語っているんです、言っていたことと異なることになることが最大の問題だと。極めて正直。これは正しいと思います。  しかし、合法だと言っている。合法なんだけれども問...全文を見る
○緒方委員 いや、そこまでわかっているのであれば、そこまでの調査なりとも出すべきじゃないですか。まさに今、これは予算にかかわるわけですよ。大臣、今政府から出てきている説明なんというのは、そんな説明はどこにもないですよ。我々は何度も説明を求めていますけれども、いいかげんな資料が二枚...全文を見る
○緒方委員 それでは、価格に影響があるのかないのかということについて、大臣は、現時点ではまだ確認できないというふうに言っておられます。  森山大臣はさきの国会で、国産米より大幅に安い価格で国内流通しているものではないというふうに理解していますと言っています。この認識は現在でも共...全文を見る
○緒方委員 調整金の存在を念頭に置くことなく答弁をしたと言っていますが、役所は二年前から知っていると言っているんです。二年前から知っていた。  もっと言いましょう。私、外務省で通商問題を担当しておりました。そのときに、私は農林水産省とこの件について議論したことがあります、こうい...全文を見る
○緒方委員 知っていたにもかかわらずアクションは何も起こさなかったということを今くどくどと言われたわけです。  知っていたのであれば、それに対して、価格が下がるわけですから、それはもう既にマーケットに影響が出ている、出るわけですから、そこはしっかりと対応するべきものじゃないです...全文を見る
○緒方委員 影響が出ていますよ、大臣、どう考えても。  先ほど言ったとおり、二年前に知り得た。もっと言うと、私が外務省のときの経験からして、十数年前から農林水産省はこういう現実があることを知っていますよ。けれども、価格に影響がないと判断できる、その根拠は何ですか、大臣。
○緒方委員 それであれば、その調査の結果が出るまでまさに予算の審議はできないということですよ。  こういう試算に基づいて、TPPの対策、今回の三千六百億のその数字が出てきているわけです。この調整金の調査の結果次第では、価格が安かったかもしれない、そして試算に影響したかもしれない...全文を見る
○緒方委員 先ほどから福島議員のときの質問にも、七万八千トンじゃないか、たかが一%じゃないかという話をしている人がいました。違うんです。現在十万トン、そしてアメリカ、オーストラリア枠で七万八千四百トン、そして既存のミニマムアクセスのところでさらにSBSを六万トン積むんです。全体合...全文を見る
○緒方委員 農林水産省から出してきている資料の中には、調査について、SBS米の入札と国産米価格の関係の分析等を行っているところと書いてあるんです。今、分析しているはずです。その調査が出てきていないのに、影響がないと何で言えるんですか。大臣、矛盾しているでしょう。
○緒方委員 そうやって価格が実際のSBSの価格と関係がないと言っていますけれども、それは何かと比較しない限り、米の価格というのはいろいろな決まり方をします、いろいろな要素を勘案して決まっていきます、必ずしも、SBSの量がどう影響しているかというのは、何かと比較しない限り出てこない...全文を見る
○緒方委員 では、聞きましょう。  今回のTPPの農林水産業への影響試算、この調整金の存在を前提とした上で試算を立てられておられますか、農林水産大臣。
○緒方委員 調査が終わっていないのに、なぜ影響しないというふうに言っているんでしょうか、大臣。
○緒方委員 先ほど言ったように、二十四万トン、この赤の部分で輸入したところで全く合法なわけです。  そのことを勘案してみれば、調整金の存在を前提とした上で、この低い数字で二十四万トン全部輸入されてくれば、絶対影響があるはずですよね。当然のことじゃないですか。価格は下がりますよ。...全文を見る
○緒方委員 まさにそこを今調査しているわけですよ。それによって試算も影響を受けるし、そしてそれによって補正予算も影響を受ける。まさに、調査が出てこない限り、試算がどうなるかも、動くかもしれない、それによって補正予算も影響を受けるかもしれない。  やはり最後、重要なのは、いつ調査...全文を見る
○緒方委員 大臣は二十日の会見で、できる限りきちんとした、できれば完成形の調査の後に発表したいと。それが国会の日程とどうかかわるか、できれば国会の議論との平仄も考え合わせますと、できるだけ早くそういう発表をしてみたいと言っています。  また、二十七日の会見では、これは民間業者の...全文を見る
○緒方委員 今、国会の議論に支障が出ていないのかという話をしたところ、与党理事の方から、国会はとまっていないじゃないか、そんな不規則発言がありました。極めてひどい発言だと思います。重大なる抗議をした上で、質問を終えさせていただきます。  ありがとうございました。
10月04日第192回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○緒方委員 締めくくり総括質疑、質疑に立たせていただきまして、ありがとうございます。民進党、緒方林太郎であります。  まず、金曜に質問させていただきましたが、今回の予算委員会、非常に大きなテーマとなりました米のSBSでの輸入の価格偽装の件について、再度お伺いをさせていただきたい...全文を見る
○緒方委員 今のを聞く限り、これまでよく把握していなかったことが問題だ、そう言っているように聞こえたんですが、実際の取引に影響しているから問題だというふうには思っていないということですか、山本大臣。
○緒方委員 やはり、価格に影響するから不安を持っている、だから問題だということで、これは確認ですけれども、よろしいですね、山本大臣。
○緒方委員 現在調査中だということなので、その不安があるかないかということはこれからの調査を待ちたいと思いますが、今回、さまざまな問題が生じた、しかし、合法だと言っている。それはなぜかというと、農林水産省がかかわっている部分が極めて限定的だからですね。わかりますね。  実際の買...全文を見る
○緒方委員 食糧法の改正、例えば、いろいろなやり方があると思いますけれども、食糧庁により買い取り価格の申告のところでしっかりと把握するということを法令上義務づけるということもあるでしょうし、さまざまな可能性があると思います。  問題があるということであれば、食糧法の改正も排除し...全文を見る
○緒方委員 それでは、価格に影響がないという大臣のこれまでの説明について少し伺っていきたいと思います。  本日、葉梨理事からも質疑がありましたし、多くの方からの質疑の中で、私が理解するところでは、SBSの輸入が多いときでも国産米の価格は高く維持されている、そして、SBSの輸入が...全文を見る
○緒方委員 私は、その説明は少しおかしいんだと思うんですね。  なぜかというと、SBS米を輸入するときに、売り渡し価格のところを非常に国産米に近いところの価格に設定して、これまでも森山大臣も何度も答弁してきたとおり、国産米の価格とSBSで輸入したお米の価格というのは遜色ない、ほ...全文を見る
○緒方委員 私、ちゃんと説明しました。国産米の価格とSBSで輸入する米の価格が、今の仕組みであれば同じになるというふうに対外的に説明しているわけですよ。だから、実際の卸の方がどこから買うかということについては基本的に中立だ、そういう説明をこれまでしてこられた。しかし、それでもSB...全文を見る
○緒方委員 今、私、ずっと聞いておりましたが、全く私の質問に答えておられないと思います。なぜ調整金がきいている可能性をそこまで強く否定できるんですかね。  実際に、これまでの質問で、国産米の価格とSBSの価格が一緒になるように設定しているにもかかわらずSBSで輸入している米の量...全文を見る
○緒方委員 いや、今、経済的合理性がないと言われましたけれども、経済的合理性は十分ですよ。  まさに、外国産の米を国内で優先的にはいていこうとするときに、卸の方から、仕入れの価格が低いんだから、その分価格を移転してくれと要望して、それによって価格を下げることが、これのどこが経済...全文を見る
○緒方委員 全然これは、大臣、説明になっていないですよ。  大臣、実際に、安く販売したいと卸の方が思うときに、もともと仕入れの価格が低いわけですから、その分を移転してくれと要望する、そういうことは大いに経済的な合理性としてあると思いますよ。そのことについて、大臣はさっきからお答...全文を見る
○緒方委員 これまでの質疑の中で、聞いていてよくわからないのは、大臣、結論のところは、価格に影響がないと言うんです、価格に影響がない。けれども、その中身を聞くと、いや、今調査中ですと言われる。  これは、普通に考えると、結論が先に決め打ちされているというふうに読めるわけですよね...全文を見る
○緒方委員 食糧法の改正はやらないということでありましたので、これからもこの調整金ということをやりたいと思う人にとっては、やろうと。実際にやっていた業者がいるわけですから、やりたいと思う人がいる分には、これはこれからも、農林水産省は、そこは我々の関知するところではありません、どう...全文を見る
○緒方委員 これは前回も申し上げましたけれども、答弁でよく、七万八千四百トン全部買い上げるから大丈夫だという話をされますが、先ほど共産党の質問でもありましたけれども、今十万トン、そして七万八千四百トンがアメリカとオーストラリアから入ってくる、そして既存のミニマムアクセス米の枠で六...全文を見る
○緒方委員 この件はまた十二日にも、今後、集中審議やTPPの審議の際にも大きなテーマになると思いますので、引き続きやらせていただきたいと思います。  続いて、TPPの試算一般についてお伺いをいたしたいと思います。  今回、TPPの試算について、少し細かい資料が出ていますが、政...全文を見る
○緒方委員 米だけではなくて全ての品目、試算の考え方として、生産量減少率はゼロだということが書いてあります。  しかしながら、安倍政権がTPPの交渉に入るとき、平成二十五年三月、このときにも実は、似たような試算を政府は出しておられます。こちらであります。  米については、一兆...全文を見る
○緒方委員 前提が違う、そのとおりだと思います。  関税の撤廃を抑え込むことができたとか、国家貿易、関税割り当て、いろいろな可能性の結果、実際には生産量が変化ないということでありましたが、実際には、この中でも関税を撤廃しているものが結構あります。加工用のトマト、パイナップル、か...全文を見る
○緒方委員 済みません、大臣、百七十といきなり言われて、正直、何のことを言っているのか全然わかりません。何が言いたかったんでしょうか、山本大臣。
○緒方委員 そんなことは聞いていないです。  関税を撤廃したものがこの中にあって、関税を撤廃したからどうなるかということを平成二十五年三月の試算で言っているわけですよ。平成二十五年で、関税を全部撤廃する、ここにある試算の中で撤廃しているものが結構あるんです。  もう一度言いま...全文を見る
○緒方委員 しかし、例えば、ここで一つ例を挙げますと、加工用トマトで、一〇〇%生産量減少と書いてあるんですね。その中に何と書いてあるかというと、「ケチャップ等のトマト加工品は品質格差がなく、すべて置き換わる。」これが交渉入り前の試算であります。  今回の試算でいいますと、何と言...全文を見る
○緒方委員 全然答えになっていなくて。  私、別に何か突拍子もないことを言っているわけではなくて、平成二十五年三月のときには、TPPで関税を撤廃すれば一〇〇%壊滅的な打撃を受けると。そういうほかの品目もありますよ、三十、四十と。
○緒方委員 今の説明で、壊滅的な、一〇〇%壊滅するものが生産減少率ゼロになるだけの説明をされたと思いますか。そんなに日本人の健康志向って変わりますか。そんなに健康志向が変わったことによって、壊滅的な打撃を受けるはずだった産業が全くゼロ、全く影響なしというふうになるのかというのが、...全文を見る
○緒方委員 では、理事会に文書で出していただくことを要望いたします。
○緒方委員 要望いたします。  最後に、安倍総理に一つだけ。  平成二十五年三月の交渉入り前の試算とTPPが終わった後に出てきている試算、どちらが正しいんですか、安倍総理大臣。
○緒方委員 おもしろい答弁だなと思いました。  終わります。
10月12日第192回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○緒方委員 民進党、緒方林太郎でございます。  ただいまの村岡議員の質問に続きまして、SBSの問題を最初に取り上げさせていただきたいと思います。  この件、調査書が出てまいりましたが、調査をするに際して我々が事前に聞き取りをしましたところ、ちょっと不思議なことがありまして、調...全文を見る
○緒方委員 調査票なしですよ、皆様方。  何を聞いたかというと、政府に聞いたところ、やりとりの有無、その活用、やりとりが生じた背景、目的、これだけしかお答えいただけないんですね。これだけをベースに調査をやっているんです。やりとりの有無、その活用、そしてそれが生じた背景、目的、こ...全文を見る
○緒方委員 それでは、まず、まとめたメモについては検討すると言われました。委員会に提出を求めたいと思います。理事会で取り計らい願いたいと思います。
○緒方委員 さらには、個人のメモということで、個々の業者から聞き取ったものは何の文書にも起こしていない、ただ聞き取っただけだというふうに言っておりますが、農林水産省文書管理規則第九条において文書主義の原則というものが定められています。いいことを書いています。「職員は、」「農林水産...全文を見る
○緒方委員 全くおかしいですよ、これは。まさに、一つ一つの業者に対して聞き取ったそのデータが重要なんじゃないですか。それがないと、あと何も残らないわけですよ。今大臣が言っている行政文書というのは、それを取りまとめたものだけというふうに大臣は今言っているわけですけれども、それのベー...全文を見る
○緒方委員 情報公開法の考え方を完全に間違っていると思うんですよね。  別に、我々、出しちゃいけない、不開示事由に当たるものを出してくれなんて一言も言っていません。不開示事由に当たるものを黒塗りにしてでもいいから、それで出してくださいということをお願いしたら、大臣の指示で出さな...全文を見る
○緒方委員 情報公開法の不開示理由を今言われました、大臣。そのとおりだと思います。別に、そこを我々はどうにかしてほしいなんて一言も言っていないです。  今大臣がやっていることは、例えばTPPの、甘利大臣とフロマン通商代表が交渉したときの交渉結果について、そのまとめたものというこ...全文を見る
○緒方委員 何で、農林水産省のお役人の方が業者から聞いた話がプライベートの話なんですか。  今大臣は、その聞き取ったメモ、取りまとめたメモは全てプライバシーにかかわるところだと判断したから、だから大臣が指示を出して、情報公開法上の部分開示すらやらないということを言われたというこ...全文を見る
○緒方委員 情報公開法における公開の対象文書ですらないと。開示しないではなくて、対象文書ですらないと言われましたね。何ですか、それは。何の文書ですか、大臣。
○緒方委員 ベースとなる聞き取りも、これは個人のメモで行政文書じゃないと。これは明らかに文書管理規則違反ですね。  そもそも、それを取りまとめたものは情報公開法の対象でないと言われましたけれども、対象なんです。対象なんだけれども、開示できないところがあるというのが正しい解釈なん...全文を見る
○緒方委員 さっきから農林水産大臣の答弁は、もう支離滅裂、意味がわからないんですね。  TPPに関すること、さらには米のSBSに関することについては、既に我々も、例えば甘利大臣とフロマン代表の交渉の記録については、これはそもそもつくっていない、作成していないと。これは公文書管理...全文を見る
○緒方委員 この件はまだ続きますので、山本大臣に何度聞いてもそういう支離滅裂な答弁が返ってくるので、質問を移したいと思います。(発言する者あり)  稲田大臣にお越しいただいておりますので……
○緒方委員 南スーダンPKOについてお伺いをいたしたいと思います。  稲田大臣は何度か、駆けつけ警護、新しいミッションについて、リスクはふえないというふうにお話ししておられると思うんですけれども、これは引き続き正しいということでよろしいですか、稲田大臣。
○緒方委員 稲田大臣の言っていることは、二つの異なることを言っているように思うんですね。これまでのミッションがあって、これだけのリスクがあります。新しいミッションがつきます。そのミッションにも、自衛隊に付与されていたこれまでのミッションに伴うリスクと同等のリスクがあるということな...全文を見る
○緒方委員 最後に、端的に聞きます。リスクはふえるんですか、減るんですか。以上です。(発言する者あり)
○緒方委員 新たなミッションが加わることでリスクが単純にふえるものではないという答弁でありました。おかしいと思いますけれども、これで質問を終えさせていただきます。  ありがとうございました。
10月21日第192回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○緒方委員 民進党、緒方林太郎でございます。  本日は一時間、時間をいただいておりまして、よろしくお願いいたします。温和、温厚、円満を旨としてやっておりますので、その方針に基づいてやっていきたいと思います。  そして、きょうは我が町選出の山本大臣を目の前に質問できるということ...全文を見る
○緒方委員 ちょっと、答弁が少し先の方に行ってしまいました。  公文書管理法第四条で、文書を作成しなければならないということが決められておりますが、その言わんとするところ、その精神についてお答えいただければと思います。
○緒方委員 ありがとうございます。  それで、齋藤副大臣にお伺いいたしたいと思うわけでありますが、SBS米の報告書について、予算委員会やTPP特別委員会でも議論になりました。  まず行政機関の職員、農林水産省の職員がメモをとり、そしてそれを集約する形で最後の報告書ができ上がっ...全文を見る
○緒方委員 もう一度、農林水産省文書管理規則との関係でいいますと、管理規則で、文書を作成しなければならない、三つのパーツに、エレメンツに分かれたその結果として文書を作成しなければならないとなっているわけで、となると、意思決定に至る過程並びに事務及び事業の実績でないということなのか...全文を見る
○緒方委員 その説明はわかりました。  その説明はわかったんですが、文書管理規則との関係では、意思決定に至る過程並びに事務及び事業の実績に、そのとったメモがそもそも当たらない、そういうことなのか。そうではなくて、至る過程並びに事務及び事業の実績ではあるんだけれども、合理的に跡づ...全文を見る
○緒方委員 お答えがなかったというふうに受けとめたいと思います。  今度は行政文書の定義ということでありますが、職務上作成し、または取得した文書であり、そして、当該行政機関の職員が組織的に用いるものとして当該行政機関が保有しているものということであります。  山本大臣にお伺い...全文を見る
○緒方委員 何となくわかったような、わからなかったような気がするんですが。  いずれにせよ、公文書管理法の規定では、三つのパーツに、これも分かれます。行政機関の職員が職務上作成し、または取得した文書、これがまず一つ目。その次が、当該行政機関の職員が組織的に用いるものということが...全文を見る
○緒方委員 なので、どれですかということをお伺いしておりまして、職務上作成し、または取得した文書でないということなのか、組織的に用いるものでないということなのか、そもそも保有していないということなのか。この三つのエレメンツに分けたときに、どれに該当しますかということであります。 ...全文を見る
○緒方委員 ただ、そのメモに基づいて、それを集約する形で、結構立派な報告書ができ上がっているわけですよね。個人メモを集約したら行政文書になりましたということで、そのベースとなるところの文書については、それは行政文書ではありませんというふうに言うことが本当に可能なのかなというふうに...全文を見る
○緒方委員 決して納得するわけではありませんが、次の質問に移っていきたいと思います。  TPPの情報公開ということについて、これは石原大臣にお伺いをいたしたいと思います。  よく安倍総理であったり石原大臣が国会で答弁するのが、TPPの結果については全て公開しているんだ、交渉経...全文を見る
○緒方委員 私は、正直、結果を全て公開している、結果の条文がそこにあるから、それを見て判断してくれ、そういうふうに言われるときに、若干違和感を持つんですね。  私、外務省国際法局条約課にいたときに、一番の基本となるのがウィーン条約法条約というものであります。ウィーン条約法条約と...全文を見る
○緒方委員 よく、国際交渉で経緯なんて明らかにすべきでないというような話がありますが、特に通商問題で、例えば二国間で交渉しているとき、二国間のEPAとかFTAであれば、最後はお互いに話して決めればいいわけで、争い事があるときでも、もちろん紛争解決手段に訴えることもできますけれども...全文を見る
○緒方委員 そんなにたくさん開示されていたかなと思うわけでありますが、ただ、その中には、交渉の準備作業とか条約の締結の際の事情というものに当たるものはほとんどなかったというふうに記憶をいたしております。  例えば、ほかの通商交渉、例えばガットとか、今でいうとWTOですね、WTO...全文を見る
○緒方委員 余り答えになっていないような気がしますが。  日本がどういう提案をして、各国いろいろな提案をした上で、最後、集約していって、それが最終的に条約の解釈の補足的な手段になるというふうになっているわけです。  これが、今回のように、そういった準備作業とかについて何も開示...全文を見る
○緒方委員 余り納得的なものはなかったような気がいたしますが、この後は、TPPの特別委員会もまたいつか開かれるようになると思いますので、そのときに、私は委員ではありませんけれども、チャンスがあればこの議論はさせていただきたいというふうに思います。  ここで、石原大臣、山本大臣そ...全文を見る
○緒方委員 大臣のコメントを、そのまま承りたいというふうに思います。  それでは、ここでシャポーをかえまして、海洋政策担当相としてお伺いをさせていただきたいと思います。  ことしの夏、中国の艦船が口永良部島、種子島と口之島の間にある海峡を通っていって、そして、そのときに日本か...全文を見る
○緒方委員 国際航行に使用されている海峡ではない、そういう答弁でありましたが、では、これは事務方にお伺いをいたしたいと思います。  いかなる根拠を持って国際航行に使用されていないと、その具体的なデータも含めて、もしございましたら答弁いただければと思います。
○緒方委員 今、データで、結構説得的だったなという気がいたします。  では、日本に、国際航行に使用されている海峡、略して国際海峡でありますけれども、日本の領海の中に国際航行に使用されている海峡というのはございますでしょうか、大臣。
○緒方委員 そうなんですね。国際海峡と言われるものがその五つなんです。宗谷海峡、津軽、そして対馬の西東、そして大隅海峡。簡単に言いますと、大体、両方から十二海里ずつ主張すると公海部分が残らない、そういう海峡でございます。  ただし、この五海峡については、先ほど言いました自由な航...全文を見る
○緒方委員 今、聞いておられる方は、少し答弁が専門的だったので難しかったと思いますが、何かというと、本来、十二海里、十二海里を主張すれば全部埋まってしまっているところを、日本の領海というのは基本的に十二海里を主張するんですけれども、この五海峡については三海里しか主張せずに、その三...全文を見る
○緒方委員 今、大臣は、自由な航行を確保するとかいろいろなことを言われましたが、実は領海法を制定するときに何の議論があったかというと、これは非核三原則との関係がある、非核三原則との議論でこういうことをしたんじゃないかというのが、おおむね、研究者の方々とか、先般お亡くなりになられた...全文を見る
○緒方委員 日本はこの国際海峡制度に、目を背けているとまでは言いませんが、自分と関係ないと思っている節があるんじゃないかなと時々思うんです。  なぜかというと、日本にある国際海峡、国際的な航行に使われる海峡はあるけれども、そこは日本が主権をセットバックしているので、結果としてそ...全文を見る
○緒方委員 別に嫌みを言うつもりはないですが、松本大臣、所掌が非常に広うございます。国家公安委員長、防災、消費者、そして海洋政策・領土担当と。どうしても海洋政策の話というのは、今のこういう大どころを見ていくと、なかなか、大臣として海洋政策本部からいろいろブリーフを受けたり説明を受...全文を見る
○緒方委員 そういうことではなくて、多分、オリパラ法に書いてある大臣の所掌というのはこれぐらいだとすると、サイバーを含むセキュリティーとか運送面、機運の醸成というのはこのうちの一部だと思うんですよね。残りの部分というのは何が入るんですかということを聞いているんです、大臣。
○緒方委員 やはり先般の予算委員会での答弁というのは、ああいう答弁はされない方がいいですよ。  誤解を与えますし、本来、先ほど言ったように、本当に大会の円滑な準備、運営に関する施策の総合的かつ集中的な推進に関して内閣総理大臣を助けることと書いてあるわけでありますから、そこを包括...全文を見る
○緒方委員 サイバー攻撃のみで武力攻撃に当たるかどうかについては返答を控えるということでありました。  ただ、武力攻撃の一環としてサイバー攻撃が行われるときなので、結局、この答弁でイメージしているのは、別途物理的な、例えばミサイルを撃ってくるとか、何らかの物理的な攻撃が生じて、...全文を見る
○緒方委員 とすると、例えば、同じ攻撃をサイバー攻撃で行ってきます。ただ、単体でいるときは、よくわかりません、まだ判断しませんと。けれども、武力攻撃と一緒になってやってくるときについては、仮に同じサイバー攻撃をしたとしても、それに、肝となると言うとちょっと表現がよくないですけれど...全文を見る
○緒方委員 多分そういう答弁だろうなと思いました。  では、ちょっと質問をかえまして、武力攻撃が起こっています、それにあわせてサイバー攻撃をやってきますということなんだけれども、そのサイバー攻撃をしている主体が、国家ではなく民間主体、今、例えばどこぞやの国が日本に攻撃をしてきて...全文を見る
○緒方委員 だんだん、答弁が難しいんだろうなということを、自分で質問を考えながら、これは難しいだろうなと自分でも思ったので、これ以上厳しい質問をするのはあれなんですが。  ただ、ぜひ聞いておきたいのが、では、逆で、サイバー攻撃の対象が国家でない、例えば自衛隊とか国家の組織でなく...全文を見る
○緒方委員 それでは、武力攻撃の一環としてサイバー攻撃が行われた場合は自衛権を発動して対処することが考えられるということなんですが、安保法制との関係でよく議論になるのが、例えばミサイル等での武力攻撃が日本に対して今にも行われそうだというときには、そのミサイルを撃とうとする敵地攻撃...全文を見る
○緒方委員 もう少し細かい質問を用意しているんですが、もうあと三分しかないので。  これは最後に、丸川大臣にお伺いしたいと思います。  サイバーセキュリティーと自衛権の関係ということについて言うと、サイバーセキュリティーを専門にやっている方は技術的に非常にレベルが高い、サイバ...全文を見る
○緒方委員 はい、やりますと一言答えてほしかったんですが。  ちょっと残念でありますが、質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。
10月26日第192回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○緒方委員 民進党、緒方林太郎でございます。  本日、宇宙関係二法の審議ということで、鶴保大臣、そして武井政務官、小林政務官、よろしくお願いを申し上げます。  宇宙法に入ります前に、まず大臣に幾つか御質問させていただきたいと思います。  大臣はスピードが大好きなようでござい...全文を見る
○緒方委員 大臣は、十年前の二〇〇六年年末にも、三十五キロの速度オーバーで検挙されて罰金となっています。その際、大臣は自分のホームページに、反省、反省、それにしてもどこからこんな情報が出るんですかね、数年ぶりの交通違反、また襟を正さねばと書いておられます。  情報が漏れるかどう...全文を見る
○緒方委員 これで最後にしますが、十年前の時点で数年ぶり、そして、また襟を正さねばと書いています。ということは、これ以外にも、その前にもまた交通違反があるということですが、略式起訴による罰金を支払ったのは二〇〇六年と今回と二回だけですか。
○緒方委員 それでは、宇宙の法案に入っていきたいと思います。  今回、宇宙関係二法ということでありますが、皆さん、ここまでの審議でも宇宙、宇宙という言葉を使っておられますけれども、そもそも宇宙というのは何ぞやという議論というのが根本的なところにあるのではないかと思います。地上か...全文を見る
○緒方委員 最後の、明確な境目がないという言葉がちょっとひっかかったんですけれども、考え方として、どこかまでが日本の主権を主張することができる領空であって、これは日本の主権を主張することができる場所ですので、どこからかが人類共有の財産というか、誰でも使っていいとされている、宇宙条...全文を見る
○緒方委員 今お話を聞いておりますと、例えば低高度衛星を飛ばすときなどは、大気が存在をしていると、高速で行くときに非常に衛星が傷むとかそういう話があって、大体百キロから百十キロぐらいだということなんですが。  もう一回だけお伺いいたしますが、少なくとも大気が存在しているところに...全文を見る
○緒方委員 ここからは小林政務官にお伺いをいたしますが、弾道ミサイルとの関係でこの問題が出てくると思います。弾道ミサイルがどのあたりを飛んでいるかということによって、結構考え方が違うんだろうなと思います。  今、自衛隊法の第八十二条の三では、防衛大臣は、弾道ミサイルが我が国に飛...全文を見る
○緒方委員 そうすると、我が国の、例えば三要件を満たす云々と、自衛権の概念を今いろいろ言われましたけれども、それ以前の問題として、例えば高度二十キロぐらいのところをミサイルがぶわっと他国に向いて飛んでいるときというのは、そもそも、私は主権が侵害されているんじゃないかというふうに思...全文を見る
○緒方委員 答弁がなかなか難しいということはよくわかりました。  これは事務方にお伺いをいたしたいと思いますが、弾道ミサイルに対する破壊措置のところで、「我が国領域又は公海の上空において破壊する措置をとるべき旨を命ずることができる。」とありますが、この上空というのはどこまでを指...全文を見る
○緒方委員 能力の話がありました。そうです。何万キロというところに、撃ち落とせるわけでもないですし、対応できるわけでもないわけであります。  ただ、法律用語で上空という言葉というのは余り聞かないのかなという気がするんですね。領空とか宇宙とかいう言葉はよくありますが、単に上空とい...全文を見る
○緒方委員 では、実際の調達の実態についてお伺いをいたしたいと思います。  この合意に基づいて調達をされる人工衛星等々の宇宙に関する機材というのは、アメリカからかなり優先的に輸入しているんじゃないかと思いますが、では、これは事務方でお願いいたします。
○緒方委員 結局、先ほど大臣は、一方的なものだという指摘は当たらないということでありましたが、十七基あって、そのうちの十四基はアメリカから輸入をして、そして三基は国産だということで、一方的だという指摘は当たらないというその指摘が当たらないんじゃないかと思いますけれども、大臣、いか...全文を見る
○緒方委員 では、認識をもう一度だけお伺いいたします。  無差別でやったんだけれども、アメリカからの輸入が、結果として、十七基あったうちの十四基はアメリカで、日本の国産が三基で、例えばヨーロッパとかそういったところからの輸入がなかったことは、あくまでもマーケットメカニズムとか無...全文を見る
○緒方委員 そのお気持ちはよくわかりました。  単に私が聞きたかったのは、現在において、アメリカのものを積極的に買うとか、先ほど無差別という話がありましたので、マーケットメカニズムとかそういったものに基づいて調達をした結果、あくまでも結果として、アメリカのものが十四であり、日本...全文を見る
○緒方委員 この件は、やり始めると、どこまで神の手が働いて、働いていないのかというのは水かけ論になりますので、今後の実行をよく見せていただきたいと思います。  それでは、質疑を移りたいと思います。  人工衛星によるさまざまな打ち上げのときの被害が生じるときに、どこまでどの主体...全文を見る
○緒方委員 ありがとうございました。  このロケット落下等損害賠償補償契約というものを国との間で交わして、最終的に国が補償する部分、事業者負担の分とか、そもそも契約して保険を掛けている、そして国が面倒を見るところ、そして事業者の負担ということであります。先ほど牧島議員の質問がご...全文を見る
○緒方委員 済みません、答弁が少し後ろに行っちゃいまして、先ほど、遜色がないと言ったのを、参考にしたいと言ったんですが、どの程度を想定しておられますか。
○緒方委員 この法律には「会計年度ごとに国会の議決を経た金額」というふうに書いてあるわけですが、毎年の一般会計予算書にどういうふうに書き込まれるのかなというのが非常に関心があるんですけれども、これはどのように予算書上措置をとられるつもりでしょうか、内閣府。
○緒方委員 確認でありますけれども、その上限額をこれから定めた上で、打ち上げるロケットの本数を掛け合わせた、結構大きな数字になりますよね。さっき言ったように、二十九億ドルということになると三千億円を超えるわけでありまして、例えば、将来的に、五本打ち上げますということになると、一兆...全文を見る
○緒方委員 今、最後に答弁が少し気になったんですけれども、補償契約を結ぶことができると言われましたけれども、これは結ばなきゃいけないんじゃないんですか、審議官。
○緒方委員 それはちょっと心配になる答弁でありまして、宇宙条約上も、まず民間の保険契約を結んで、その後政府が補償する形でやっているというので、それはなぜそういう制度になっているかというと、一旦事故が起こるとすごいことが起こるから、だから政府が補償しましょうということでやっているわ...全文を見る
○緒方委員 もっと質問をたくさん用意しているので、いろいろ聞きたいことがあるんですけれども、少し気になっているのが、事業者がコストを抑えたいと思って、ロケット落下等損害賠償補償契約をやるのはできるでしょう、いや、私は安く上げたいからそんなものは締結したくないですというふうに、そん...全文を見る
○緒方委員 最初からその答弁があれば、長くならなかったなと思ったんですが。  ただ、もう一つお伺いしたいのが、日本の民間事業者が日本から打ち上げた人工衛星、ロケット、余り具体的に想定することはないんだろうと思いますけれども、日本にとどまらず、どこでこの事故が起ころうとも、この補...全文を見る
○緒方委員 わかりました。  ここからは、もう少し思いをめぐらせていって、日本の民間事業者が、費用の安い外国から人工衛星等々を打ち上げると仮定します。確かに、条約上は打ち上げ国に責任を集約するということでありますが、誰がどう見ても、打ち上げの事業主体というか、表に出てやっている...全文を見る
○緒方委員 少し極端なケースを挙げているように思われた方もいるかもしれませんが、何となく、これからの世の流れによってあり得るんじゃないかなと思いますので、あえて、少し極端なケースですけれどもお伺いをさせていただきました。  続きまして、衛星リモートセンシングの法律についてお伺い...全文を見る
○緒方委員 これは、法律の施行期日が一年でしたか。何か、これはある程度数字が出てくるものだと期待をしていたんですけれども、現時点ではまだ何ら決まっていないということですか。ちょっと驚きました。ただ、これは決まっていないということなので、これ以上幾ら押しても出てこないと思いますので...全文を見る
○緒方委員 そのとおりなんです。今いろいろ御答弁がありましたが、仮に安全保障にかかわるものとかを漏えいした海外の保有者とか認定ユーザーとかいう方々についてとれることというのは、日本側から認定をばしっと切られる、取り消しがあるということプラス、国外犯規定で、その人が日本に入ってきて...全文を見る
○緒方委員 例えば、日本が打ち上げた衛星について、さまざまなデータがあるわけですが、その中には、先ほど安全保障にかかわるものについて、空からリモートセンシングで映像を撮ってみたら、気がついたら戦争の準備をしていましたみたいなケースがあると思うんですね。  これについて、日本から...全文を見る
○緒方委員 最後に一問だけ。  日本が打ち上げた衛星で受信設備が海外にあるケースというのはたくさんあると思うんですけれども、受信設備を置ける国について何らかの規制をかけるべきだというふうに私は思います。誰でも彼でも映像を受け取れますというふうにすることについては一定の懸念が。仮...全文を見る
○緒方委員 質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。
10月28日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第9号
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○緒方委員 民進党、緒方林太郎でございます。よろしくお願い申し上げます。  まず冒頭、三笠宮崇仁親王の薨去の報に接し、心より哀悼の誠をささげたいと思います。  それでは、質疑に移っていきたいと思います。まず冒頭、昨日の国連総会での委員会決議、核兵器禁止条約、これに日本として反...全文を見る
○緒方委員 今回、委員会決議でございまして、いずれ国連総会にこれはかかるのではないかと思いますけれども、国連総会での採決というのはあるんですか。あるのであれば、そのときの採決の態度についてお伺いできればと思います。
○緒方委員 これまで、大臣も先ほど言われましたとおり、核廃絶の決議案というのは日本が出してきたわけでありまして、今回も通ったということでありますが、これまで目標としてさまざまな核廃絶に向けた決議を出してきた、二十三年間ずっと出してきたということでありますが、今回、より具体的な法的...全文を見る
○緒方委員 核兵器国と非核兵器国の協力なくして実現しないと言われましたが、それは、よくよく考えてみると、核兵器国の協力がなければ、その了承がなければ、具体的なアクションを起こすことには反対だというふうに聞こえるわけですが、大臣、いかがですか。
○緒方委員 安倍総理にお伺いをいたしたいと思います。  被爆者の方はこういうふうに言っておられます。怒り心頭だ、今の日本は欧米に追従するばかりで、核兵器がない時代を築こうとする覚悟がない、これでは原爆で亡くなった人が浮かばれない、そう語っておられます。この思いを、安倍総理大臣、...全文を見る
○緒方委員 それでは、TPPの議論に移っていきたいと思います。  まず、再交渉の話についてお伺いをいたします。  TPP協定、再交渉に一切応じないと答弁してきたことは私もよく存じております。  そして、私、ことしの通常国会で、石原大臣とは何度も内閣委員会で、では、国内法の改...全文を見る
○緒方委員 もう少しだけ踏み込んで考えてみると、TPP交渉の再交渉はしない、これは承りました。あえて、少しうがって見てみると、TPP協定は全くいじらないけれども、それを補完するような新たな協定、TPPプラスアルファのような、法的には全く別の協定で何か他国からの要望に応えるとか、そ...全文を見る
○緒方委員 再交渉はやらない、新しい協定もやらない、国内法を改正しろというその要求にも応じない、それは法的拘束力があるものであってもないものであっても応じない、ここまで確定したわけですが、それで、私、少し、さらにここから気になるところがありまして、ここから農林水産大臣にお伺いをい...全文を見る
○緒方委員 これで不安が払拭されたわけでありますが、ただ、大臣、それであれば答弁は、マルキンの法制化及び強化とか補填率の引き上げときちっと言わないと、明らかに森山大臣の答弁と山本大臣の答弁は違うんです。違っているから、だからこういうことを聞かなきゃいけないんです。不安は起こさない...全文を見る
○緒方委員 それが恐らく大半の国民の思いだろうと思います。  では、日本のトウモロコシの主要輸入国と最大輸出国における栽培状況の推移ということなんですが、これを見ていただくとわかりますとおり、これは農林水産省の独立行政法人が出しているデータでありますが、おおむね、アメリカから輸...全文を見る
○緒方委員 全然答弁になっておりませんで、私が質問したのは、これだけたくさん輸入しているのに、なぜ、表示のところで、普通に市販されているものを見てこれだけ表示がないのかということを聞いています、大臣。
○緒方委員 私は、安全性がどうであるかということを聞いていません。表示がないことについてなぜですかというふうに聞いているんです、大臣。
○緒方委員 だって、委員長、わからないでしょう。委員長、今の答弁、わからないでしょう。
○緒方委員 総理から答弁がございました。  もう少し言いますと、総理の言われたのはそれは事実でありまして、組み換えられたDNAとかそれによって生成したたんぱく質が含まれない場合は遺伝子組み換えを表示しなくてよいとか、あと、主な原料、上位三位に入らなければ表示義務がないということ...全文を見る
○緒方委員 安全性が確認できるかどうかということが基準だというような話をされましたが、遺伝子組み換え、これだけ輸入されているわけでありまして、全部安全と政府で判断していないのであれば、そもそも禁輸しなきゃいけないわけでありまして、今の大臣の答弁は物すごく変なんですよね。  大臣...全文を見る
○緒方委員 先に進まないと、本当に質問が、せっかく用意しているものが終わらないので、もうこのまま進みますけれども。  ただ、町中でいろいろな表示を見ておりますと、これも松浪議員が御指摘しておられましたが、表示の義務のないものは、しょうゆとかがそうですね、大豆でいうと。そうすると...全文を見る
○緒方委員 私が聞きたかったのは、今、消費者が自分が食べているものが遺伝子組み換えかどうかということを知ろうとすると、物すごく多くの情報を持っていることを国が要求しているわけです。これだけのことを知っていないと自分が食べているものが遺伝子組み換えなのかそうでないのかがわからない状...全文を見る
○緒方委員 先ほど、冒頭、私は安倍総理に聞きました。焼きトウモロコシが二つ並んでいて、どちらがいいですかと。あえて選ぶとすれば、遺伝子を組み換えていないものがいい、これは国民の素直な感情だと思います。  そして、その感情を満たそうとすると、表示義務を今のそれと見合わせたときに、...全文を見る
○緒方委員 委員長も今少しにやっとされましたが、委員長の本音を恐らくあらわしているんだろうと思います。ただ、もうこれ以上聞いても時間が無駄なので、もう少し進みたいと思います。  これまで、安倍総理大臣、食品の表示について今回のTPPで変更を迫られることはないというようなお話をさ...全文を見る
○緒方委員 いや、そうではなくて、これは私は質問主意書で聞いているので、後ろの方はちゃんと情報を出してあげてください。  新しく例えば遺伝子組み換えの表示を強化するとかそういうことをしようとするときに、これまでになかった義務がかかりますね、TBT章。いいところまで来たんです、第...全文を見る
○緒方委員 私が文書質問で聞いたときの答弁と違うんですね。  今回、もう自分で言いますけれども、新しい義務として、他の締約国の者に自国の者に与える条件よりも不利でない条件で強制規格及び任意規格の作成に参加することを認めることと。つまり、遺伝子組み換えの表示を強化しようとしたら、...全文を見る
○緒方委員 質疑時間が終わりましたのでもうこれで終わりますけれども、大臣、パブリックコメントと全然違うんです。それはでき上がったものについて意見を聞くんです。そうじゃないんです。今回は、規格を作成するところから外国の人たちが入ってくることが認められているんです。全然違いますよ。で...全文を見る
11月15日第192回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○緒方委員 本日、安全保障委員会で質疑に立たせていただきます緒方林太郎でございます。  大臣、よろしくお願い申し上げます。そして、山口委員長にもよろしくお願い申し上げます。  まず、本日、駆けつけ警護の閣議決定をされたということでありまして、先般の予算委員会でも聞かせていただ...全文を見る
○緒方委員 その答弁は何度もお伺いをいたしました。先般も、一足す一足す一が三のような、そんな考え方ではないのだというお話もしておられました。それを全て踏まえた上で、あえてお伺いをしています。  リスクというものは定量的に判断をしていくというのが基本だと思いますが、その定量的に判...全文を見る
○緒方委員 この分野にかかわらず、さまざまなリスク管理のときに、リスクがふえるか減るかという議論というのはどの分野でもございます。  今の大臣の答弁を聞く限り、ある、変わらない、だけれどもしっかり対応していく、そういった答弁だったと思いますけれども、リスクの増減については御答弁...全文を見る
○緒方委員 同じ質問になりますけれども、ふえるんですか、減るんですか、大臣。
○緒方委員 お答えいただけないようなので、質疑を進めていきたいと思います。  リスク計算というのは、基本的に、客観的にやるべきものでございまして、どの分野でもそうですが、危害の大きさ、英語でハザードです、そしてその起こりやすさ、ライクリフッドであります、この二つを掛け合わせて計...全文を見る
○緒方委員 では、確認でありますが、今回、PKO全体のミッションのリスクとして、今回のミッションを新たに付与することによって、既存のこれまでやっていたミッションのリスクが下がります、その部分でふえる分のリスクを補填している、そういうイメージですか、大臣。
○緒方委員 私、足し算のようなことをしているつもりは毛頭ないわけでありますが、ただ、リスクというのを客観的に判断しようとするときに、危害の大きさ掛ける起こりやすさ、これはどの世界でもリスクを考えるときの基本であります。  そうすると、大臣の考えていることをもう少し明確にしたいの...全文を見る
○緒方委員 客観的に判断をすべきなので、私、あえてこういう掛け合わせる方式のリスクの定義を言っているわけであります。  大臣と話をしていると、もう一つちょっと気になることがあって、リスクがあるということと、そのリスクに対応するという話がごちゃまぜになっているんじゃないかという気...全文を見る
○緒方委員 大臣の話、あえて例えると、富士山に登るときとエベレストに登るときを比較してみて、エベレストに登るとき、物すごく装備をしっかりしていきます、準備もしっかりやっていきます、だから、エベレストに登るときの方がリスクが低いんですと言っているような、そういうように聞こえるんです...全文を見る
○緒方委員 議論は全くかみ合いませんが、これ以上やっても仕方がないので、次の議論に移りたいと思います。  次に、これまで後藤議員とも予算委員会等々で議論されておられました戦闘行為という概念についてですが、これはこれまでも、国際的な武力紛争の一環として行われる人を殺傷し物を破壊す...全文を見る
○緒方委員 それで結構であります。済みません。  そうすると、戦闘行為というのは何かということだと、法律に書いてあるとおり、「国際的な武力紛争の一環として行われる人を殺傷し又は物を破壊する行為」となっています。法的な意味における武力紛争ということについては、「国家又は国家に準ず...全文を見る
○緒方委員 そういうことを聞いていないんです。そうではなくて、単に論理的な話をしていて、Aを説明するのにBという概念を使って説明し、Bという概念を説明するのにAという概念を使って説明すると、結局、AとBは何なのだということについて全くわからなくなるでしょうということを聞いているん...全文を見る
○緒方委員 けれども、そうすると、どんどん議論がループしていって、Aを説明するのにBを使って、Bを説明するのにAを使って、では、Bを数学的に代入していくととか、何かそういう話になるので、意味がわからないんですね。  結局、結論として、何が戦闘行為で何が武力紛争かということについ...全文を見る
○緒方委員 国または国に準ずるとかいうことというのは、法律に、法律用語として、解釈としては出てきていることはよく知っておりますが、あくまでも私は法律の定義に基づいてやっているわけです。  何度も言いますけれども、今の状態だと、本当に論理がぐるぐるループして、その結果として、何と...全文を見る
○緒方委員 私も武力紛争に対する法的定義がないとずっと聞いていたので、ああ、そうなのかと思っていたら、役所から出てきた資料に御丁寧に武力紛争とは具体的にはと書いてあるので、それを見たときに、全く論理がつながらないなというふうに思ったわけですよ。  別に私、混乱も何もしていないで...全文を見る
○緒方委員 わかったような、わからないような感じがしますが。  結局、今、私が言っている論理のループについてお答えがいただけなかったので、ちょっと別のアプローチから戦闘行為というものを捉えてみたいと思います。  戦闘行為という言葉なんですが、日本語で書いてみると、戦闘行為、い...全文を見る
○緒方委員 そうなんです。  国際条約をいろいろ見ていても、日米地位協定で非戦闘行為という言葉が出てきますが、これはノンコンバットアクティビティーズと書いてあります。ということは、普通に類推すると、コンバットということだと思うんですね。恐らく、国際条約上、外務省と内閣法制局でや...全文を見る
○緒方委員 ということは、日本で定義するところの戦闘行為というのと、国際社会で通用する戦闘行為に相当すると思われる言葉のコンバットの間には差異があるということですね、大臣。
○緒方委員 国際社会の認識と日本の定義の間にはずれがあるということはお認めになりますね、大臣。
○緒方委員 だけれども、戦闘行為に当たる外国語があるとしたらそれはコンバットという言葉だから、それで国際社会でみんなそういうふうに思ってやっているわけですよ。その間に差異がありますよねと。  日本は、戦闘行為はないと言っているんです。けれども、国連の文書を見てみると、コンバット...全文を見る
○緒方委員 だから、それでいいんです。差がありますねということを聞いているんです、大臣。
○緒方委員 これは実は同じことが言えるわけでありまして、武力紛争についてもそうですが、武力紛争は、英訳は恐らくアームドコンフリクトだと思いますね。これでよろしいですか。
○緒方委員 これも全く同じでありまして、国連の安保理決議、これは日本が非常任理事国として賛成をしている決議でありますが、南スーダンの現状を表現する言葉としてアームドコンフリクトという言葉が何度も出てきます。  日本の解釈では、武力紛争は存在をしないというふうに今言っておられると...全文を見る
○緒方委員 しかし、日本が賛成をしている安保理の決議でも、南スーダンの現状を形容する言葉としてアームドコンフリクトという言葉がたくさん出てきます。  ということは、そういうものがあるということは、日本として合意をしているということでよろしいですね。日本の定義である武力紛争ではな...全文を見る
○緒方委員 だから、そこは違いがありますねということを聞いています、外務省。
○緒方委員 同一じゃないということは御答弁をいただきました。結構重大な答弁ではないかと思います。  それでは、あと、時間も限られておりますので、質問をかえまして、南スーダンの現状についてお伺いをいたします。  七月に生じた暴力、バイオレンスに対する独立特別調査のサマリーが最近...全文を見る
○緒方委員 それでは、今の定義でいきますと、ゲリラ的に動いているとか、決まった支配地域がない人間がどんなに激しい攻撃をしても、どんなに熾烈な戦いが繰り広げられたとしても、その勢力が支配地域を持たない、そして系統立っていないと、それは何をもって系統立っているかというのは難しいと思い...全文を見る
○緒方委員 今の確認でありますが、私は、PKOを出すかどうかということを一言も今聞いていません。武力紛争の定義との関係で今お伺いをしているのは、支配地域を持たない、系統立っていない、しかし非常に強い重火器を持っている、そういう部隊が、どんなに激しい衝突とかそういったものを起こした...全文を見る
○緒方委員 最後の答弁も結構重要だったと思います。  以上であります。ありがとうございました。
12月02日第192回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○緒方委員 民進党、緒方林太郎でございます。  きょう、IR法の審議ということで、四十分質問をさせていただきます。  まず、この委員会を開くに至った経緯について述べさせていただきますと、火曜日の本会議の間に理事懇の設定がありました。そして本会議散会後、理事懇を開きたいという話...全文を見る
○緒方委員 けさの各紙を見ておりましたら、十分な審議もせずに採決するのは国会の責任放棄だとか、まともな議論もせず採決することなど論外だとか、いろいろなことが書かれております。  誰がこんな強引な委員会運営を主導しているんですか。安倍総理大臣ですか。菅官房長官ですか。竹下国対委員...全文を見る
○緒方委員 一度この法案を第百八十六回国会で審議した際、理事会で、与野党間で合意をしたことがございます。国家公安委員長が出席大臣だ、そして内閣委所管大臣は要求ベースで出席だ、そして、参考人質疑、地方公聴会、国土交通委員会、さらには法務委員会との連合審査、ここまでが当時の内閣委員会...全文を見る
○緒方委員 だめです。まず、この委員会として、この委員会の理事会で一旦確認した合意なんですから、これは委員長として確認する義務があると思います。  こういったラインで合意をしたことについて確認ください、委員長。
○緒方委員 しかし、ほとんど修正がないわけですよね。  当時、平成二十六年、なぜこんな合意をしたかというと、まさに警察行政に携わる国家公安委員長、さらには、今回でいいますと、その後、IR整備担当大臣が指名をされているということもありまして、国土交通大臣とか、そういった方が出席し...全文を見る
○緒方委員 こういった合意が全てほごにされて、きょう、先ほどの理事会で採決の提案まであっているわけですよ。我々として、この採決そのものを受け入れることができないということについては、強く理事会の場でも申し上げさせていただきましたが、再度この場で申し上げさせていただきたいというふう...全文を見る
○緒方委員 私は、賭博というのは、その性質として勤労の美風を害するおそれがある、これは政府の答弁ですよ。まさに厚生労働行政に携わっておられる古屋副大臣として、こういう勤労の美風を損なうおそれがあるというものについて、慎重に審議をしていくべきじゃないかと思うし、そこに懸念をお持ちに...全文を見る
○緒方委員 残念ですね。本来、厚生労働行政に携わる方からすれば、まさに勤労の美風を害するおそれがあるということを言っているわけですから、やはり懸念は大きいという答弁が当然返ってくるんだろうと思いましたら、それは国会で考えることだと。非常に冷たい答弁だったと思います。  それでは...全文を見る
○緒方委員 処理をしているかどうかなんて聞いていないんです。あるかどうかということを聞いているんです。もう一度。
○緒方委員 それでは、それぞれ、各提案者が、そういった政治資金パーティー券の購入、さらには政治団体への寄附、そういったものがあるかどうかというものの資料要求をしたいと思います。
○緒方委員 それでは、先ほどから何度か議論になっております賭博罪の違法性阻却のことについてお伺いをいたしたいと思います。  先ほど西村提案者の方からもありましたが、平成二十五年十一月二十日、衆議院内閣委員会におきまして、当時の平口法務大臣政務官が、刑法の賭博罪の違法性阻却の着目...全文を見る
○緒方委員 そんなこと聞いていません。どこに書いてありますかと聞いています。もう一度。
○緒方委員 この法律は、実施法をつくる際の、役所に対するマンデートを与えるものであって、そのマンデートに書き込まないというのは明らかな法律の不備であります。一番重要な違法性阻却のところで法務省が挙げているこの八要件について、今、実施法でやっていくと言った。しかし、それはやはりこの...全文を見る
○緒方委員 最後は、さまざまなと言われました。  つまり、再度、確認でありますが、この八項目については、満遍なくこの法律の中でしっかりと、違法性を阻却するに際して、これらに対して対応が行われることを担保するように読み込めるようには書かれていないということですね。
○緒方委員 今言った答弁で、全てこの八項目はカバーされているという理解でよろしいですか。
○緒方委員 それでは、もう一度、何度も同じことを聞いているんです、八項目全てについて対応されている、そういう理解ですか、提案者。
○緒方委員 つまり、今いろいろ説明されましたけれども、例えば、今、最後に運営主体の話を今されましたけれども、別に主体がどうかということなんて一言も今言われませんでした。委員会によってきちんと規制するというだけであって、その主体がどうであるかということなんかは、答弁が全くなかったで...全文を見る
○緒方委員 財政に貢献すると書いてあります。しかしながら、入場料と納付金の規定は、できる規定であります。取っても取らなくてもいいんです。しないかもしれないじゃないですか。必ずしも徴収するということになっていません。徴収できなければ貢献できないじゃないですか。財政への貢献というのは...全文を見る
○緒方委員 そんなことを言ったら、税金を上げるビジネスをやっている人はみんな公益性がありますよ。おかしいじゃないですか。
○緒方委員 では、取らなくてはならないと書くべきでしょう。取ることを前提にしているなんて、それは単なる岩屋さんの個人的な祈りですよ、思いですよ。  法律を我々は議論しているわけですから、そこはきちっと書かないと、できる規定というのは、法律では取っても取らなくてもいいとなっている...全文を見る
○緒方委員 今、公営競技の話をされましたね。公営競技は、公益性のある事業に出すと法律に書き込まれているじゃないですか。それと一緒にしちゃいけないですよ。  この法律で書いてあることは、納付金を徴収することができるとしか書いていないわけであって、徴収することができるという規定は、...全文を見る
○緒方委員 それはただの祈りでありまして、国の認定がどうかということなんて、そんなのはどうなるかわからないです。役所に対するマンデートとして、取ることができるとしか書いていないものであれば、国の認定がどうなるかなんて、現在で予断を抱くことはできないですよ。それを、必ず国の認定でや...全文を見る
○緒方委員 では、お伺いします。  納付金を取らないことも可能ですね。
○緒方委員 法律上は納付金を取らなくても全く構わないということ、ただ、その後に、提案者の祈りとして、できれば還元できるようにあってほしいなということだというふうに思いました。  そうすると、この公益性の話で、八項目の中で収益の話がありました。  法務副大臣にお伺いいたします。...全文を見る
○緒方委員 先ほど、納付金については取らないという可能性もあり得るという答弁がございましたが、収益が一切社会に還元されないケースでも違法性が阻却されるということはあり得ると思いますか、副大臣。
○緒方委員 私はそんなこと聞いていません。  結局、納付金を取らないことによって収益が社会に還元されることがないというケースが、この法律では想定されるわけです。収益が一切社会に還元されないケースでも違法性は阻却されることがありますかというふうに聞いています、副大臣。
○緒方委員 いや、それはだめですよ。八項目、一つ一つを挙げていて、それぞれをクリアしていかなきゃいけない。収益の扱いというふうに書いてあるわけですから、収益の還元がゼロであるケースであっても違法性は阻却されるんですかというふうに聞いているんです、副大臣。
○緒方委員 これはむちゃくちゃですよ。収益がゼロであったとしても、それでも違法性が阻却されるケースがあるんですかというふうに聞いたところで、個別具体的に判断するとか総合的な判断とか、あり得ない答弁ですよ、これは。  副大臣、もう一言言いたいことがあれば、どうぞ。
○緒方委員 我々は、法律を審議しています。  今、細田提出者はそういうふうになると思いますと言いましたけれども、それは細田提案者の祈りでありまして、そんなものが通用するわけないんです。  まさに今ここにある法律をマンデートとして、役所に法律をつくるようにと指示を出すわけですか...全文を見る
○緒方委員 それならば、徴収しなければならないと書けばいいんです。  法律によって義務を書けるわけですから、法律で、まさにそういう思いがあるのであれば、この法律において、しなければならないと書くのが筋じゃないですか。それがそうなっていないというのは何かよくわからないですけれども...全文を見る
○緒方委員 射幸心をそそるおそれがあるのであれば、風俗営業法の規定に従えば合法だ、賭博にそもそも当たらないというのは、これは私、質問主意書で聞いて、返ってきています。  そして、賭博の定義については、それが、射幸心を助長するものであるというふうに定義をされていて、私、しかも、こ...全文を見る
○緒方委員 それはおかしいですね。  私が役所に質問主意書で聞いたところ、そそるけれども助長に至らないものがあり得ると考えている、そういう答弁が役所からありました。  今の答弁は虚偽答弁ですよ、警察庁。
○緒方委員 いや、皆さん笑っておられますけれども、この間に合法と違法の差が引かれるわけですよ。まさに、今回皆様方がやろうとしているものというのは、射幸心を助長するものをやろうとしているんです。それはそうですね、賭博の定義ですから。射幸心を助長するおそれがあるというものをやろうとし...全文を見る
○緒方委員 では、助長とそそるおそれの違いを言ってください。
○緒方委員 はっきり言って、何を言っているかわからないですね。もう、これはひどい答弁ですね。  これは本当に賭博罪を検討する際の肝のところなんです、パチンコとの関係も含めて。非常に重要なところでありまして、今のような答弁で、国民の人が、賭博罪というのはこういうもので、そして賭博...全文を見る
○緒方委員 それでは、賭博の定義のところで言われていることの中に、先ほども申し上げましたが、国民の射幸心を助長し、勤労の美風を害するばかりでなく、副次的な犯罪を誘発し、さらに国民経済の機能に重大な障害を与えるおそれがある、これが賭博について政府も共通の見解として得ている評価であり...全文を見る
○緒方委員 そういうことを聞いておりませんで、一〇〇%払拭されると思いますかと聞いているんです。
○緒方委員 もう一度聞きます。おそれはなくなりますか。
○緒方委員 そのようなおそれが絶対になくなるということについて、言及がありませんでした。  国民の射幸心を助長し、勤労の美風を害するばかりでなく、副次的な犯罪を誘発し、さらに国民経済の機能に重大な障害を与えるおそれが残るものを導入することについて、労働行政を担当しておられる古屋...全文を見る
○緒方委員 私は今、法律の内容を聞いていません。国民の射幸心を助長し、勤労の美風を害するばかりでなく、副次的な犯罪を誘発し、さらに国民経済の機能に重大な影響を与えるおそれが生じ、そういう可能性が残存するものを導入することについて、労働行政を担当する副大臣としていかがお考えですかと...全文を見る
○緒方委員 もう一度だけ、お伺いをいたします。  今、しっかりいろいろギャンブル依存症等々はやりますと言われましたが、私は、そういうことを聞いているんではなくて、今言ったようなおそれが残るものを導入することについて問題だと思いませんかということを聞いているんです、副大臣。
○緒方委員 私がいろいろ今、きょう質問させていただきましたが、これで不安が払拭されたと思った方は恐らくいないと思います。  こういった状態で、最後、採決に至ろうというのは、これは明らかにおかしい、採決そのものを受け入れることはできないということを強く申し上げさせていただきまして...全文を見る