佐藤正久

さとうまさひさ

比例代表選出
自由民主党・国民の声
当選回数3回

佐藤正久の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月02日第189回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○佐藤正久君 自民党の佐藤正久です。  時間がかなり押しておりますので、答弁は簡潔にお願いできればと思います。  総理、今般の邦人人質殺害は決して看過できない卑劣なテロ行為です。私自身もシリアで汗を流した者の一人として、特別な思いを持って今回の事件を受け止めております。  ...全文を見る
○佐藤正久君 よろしくお願いします。  外務大臣、湯川さん、後藤さんの御遺体とか遺品とか、日本への帰還は難しい状況でしょうか。
○佐藤正久君 テロに屈してはいけませんが、御遺族のことを考えたら可能な範囲でお願いしたいと思います。  総理、今般の事件を受けまして、東京五輪のテロ対策への国民の関心が高まったと思います。総理の東京オリンピック・パラリンピックでのテロ対策への決意をお願いいたします。
○佐藤正久君 非常にこれは大事な話ですので、政府一体となって対応をお願いしたいと思います。  もはや日本人だから大丈夫という時代ではありません。依然として多くのイスラム諸国は親日国家ですが、ISILのような過激派は異質であり、常識が通じません。今回の事件は、退避勧告がなされた地...全文を見る
○佐藤正久君 私もイラク派遣当時、アメリカの留学生仲間、これがクウェートやサウジ、あるいはヨルダンにもレバノンにもいました。そしてまた、当然、コアリッションの中のデンマークや米軍あるいはイギリス等の要人たちがみんな主要な部署にいた。どれだけその情報で自衛隊の活動が助かったか。情報...全文を見る
○佐藤正久君 やはり、ここは天皇陛下も行かれる本当に大事な友好国のパラオです。やっぱり間違いは間違いとしっかり情報発信をしていただきたいと強く政府に申入れをしたいと思います。  次に、南西諸島と太平洋正面の防衛警備について質問をします。  資料四、これを見てください。これが中...全文を見る
○佐藤正久君 やはり誰が考えても誘導路一本というのは、非常に大事な航空基地という性格も併せ持つのであれば、これはやはり将来的な課題と。これは誰が考えても分かる話ですので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、資料八を見てください。  近年、中国の艦艇等が太平洋に進出し...全文を見る
○佐藤正久君 やはり人がいなかったら使われる可能性ってあるんですよ。だから、そういう意味で、非常に日本にとって大事なこの領海を守るという観点からもこれは是非検討していただきたいと思います。  次に、資料九を見ていただきたいと思います。  この緑枠が日本の防空識別圏です。御覧の...全文を見る
○佐藤正久君 幾ら頑張っても、空港、港がない。やっぱり一千キロ離れたら無理なんですよ、どんなに頑張ったって。だから、そこはしっかり、有人離島ですから、これは無人の尖閣とはまた違う観点があります。しっかりと対応をお願いしたいと思います。  さらに、父島の二見港には喫水が少ないため...全文を見る
03月04日第189回国会 参議院 憲法審査会 第2号
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○佐藤正久君 自由民主党の佐藤正久です。  本日は、百地参考人、そして水島参考人、ありがとうございました。  時間の関係で、百地参考人に質問をさせていただきたいと思います。  参考人言われた、憲法は英語で言えばコンスティチューション、国の形や構造、国柄を表すものだという意見...全文を見る
○佐藤正久君 どうもありがとうございました。  今の意見を参考にして、また議論を進めていきたいと思います。  ありがとうございました。
03月24日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○佐藤正久君 自民党の佐藤正久です。  まずは、中谷防衛大臣、防衛大臣御就任おめでとうございます。また、週末も各部隊に対する視察とか激励、本当に士気が上がるというふうに聞いております。よろしくお願いします。  また、岸田外務大臣、先週末も韓国の方で日中韓の外相会談や、あるいは...全文を見る
○佐藤正久君 これは、やっぱり日本国民にもこの部分は知らせた方がいいと思うんですよね。これは司法の問題ではなく、行政府、政府も絡んでいる問題なんです。裁判の中身ではなく、出国禁止の措置はまさに法務部長官が決定していると。でも、これはやっぱり政府の方の責任でもありますから、これは人...全文を見る
○佐藤正久君 その今の働きかけ、国連の場は承知しています。ただ、これが一般論なんですよ。一般論として、報道の自由とかジャーナリズムのくだりなんです。韓国が日本を批判しているように特定の国を、韓国の問題と指定していないんですよ。だから非常に弱いんです。  私のポイントは、やはり韓...全文を見る
○佐藤正久君 それでは、在日米軍の中で海兵隊がいないと、やっぱり抑止力としては不十分なんでしょうか。
○佐藤正久君 ありがとうございます。  やっぱり在日米軍の中で陸上打撃力を保有しているのは海兵隊だけなんです。残念ながら、在日米陸軍には戦闘部隊がおりませんので、やはり抑止力という意味で地上打撃力という観点からいうと、やっぱり海兵隊というのは在日米軍で非常に大きな役割を有してい...全文を見る
○佐藤正久君 さらに、我が国周辺国における在留邦人等の避難作戦におけます在沖海兵隊の役割はどんなものがあるでしょうか。
○佐藤正久君 ありがとうございます。  今の説明、この海兵隊の役割とか在沖海兵隊の役割等については、実は北澤防衛大臣あるいは森本防衛大臣とこの委員会でもいろいろやらせていただきました。  実はそのときに、これ、民主党政権時代に防衛省が出された「在日米軍・海兵隊の意義及び役割」...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  辺野古の工事の方に目が行きがちですけれども、この辺野古の工事というのはどういう安全保障上効果があるかということをもっともっとやはりPRしないと、どうしても負のイメージが多く広がってしまう感じがしますので、よろしくお願いしたいと思います。 ...全文を見る
○佐藤正久君 これは防衛省全体としてもっとPR、説明していただきたいんですけれども。  実は、普天間基地に行くと国連旗が立っているんです。実は、この当委員会でも、この前、長崎の佐世保米軍基地の方に視察に行きました。当然、佐世保基地にも国連旗が立っています。向こうのブリーフィング...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  政府としては手続に瑕疵がないということから、引き続き、この作業をやめる理由はない、それで作業を継続すると、そのためのいろいろ行政措置の方も今とっている最中ということを確認いたしました。  ただ、そういう意味においても、知事はもう腹は決ま...全文を見る
○佐藤正久君 分かりました。  政府の方も腹を決めて、しっかりと行政措置等も含めての対応を取っているということです。私自身も、手続に瑕疵がないのにその許可を取り消すということが可能であれば、もう首長の意向一つで何でもひっくり返すことができるということになりかねませんので、ここは...全文を見る
○佐藤正久君 他方、閣議決定やこの前の合意文書等で、平時に情報収集や警戒監視というものを一緒にやっているときに、場合によっては九十五条の適用の概念を採用してお互い守り合う、自衛隊が米軍の艦船を守り合うということもできるようになるんじゃないですか。あるいは、ACSAで情報収集、警戒...全文を見る
○佐藤正久君 やっぱり現場の方は、訓練をしないと、いざというときにこれは能力発揮できませんから、法案等が整備されたら、平時から切れ目ない形でいろんな共同対処、あるいは共同の物品、役務の提供というものができるようになりますから、そういう方向でしっかり法案を整備していただいて、現場の...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  非常に日本の多くの国民はこの状況を懸念しています。この一年ぐらいであっという間に埋め立てて岩礁が島になっていると。港が造られたり、あるいはこれから滑走路が造られるぐらいの地積ももう十分にある岩礁もあると。  そういう中で、第七艦隊司令官...全文を見る
○佐藤正久君 やっぱり南シナ海における安全保障のその影響というものは、日本に対しても拡大、影響が今後とも予想されるという御発言がありましたが、やはり今回の日米防衛協力の指針においても、地域あるいは国際社会において、海洋安全保障とか、あるいは情報収集、警戒監視の項目はあるんですよね...全文を見る
○佐藤正久君 外務大臣、実は、アメリカの方の議員の中で、中国のこの岩礁の埋立てに物すごく懸念を持っておられる方がおられて、これをどうにかして止めないといけないと、いろんな法的な手段含めていろいろな動きが今アメリカの議会の方では出ています。  さらに、日本の場合は、我が国のシーレ...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  国土交通省にお伺いします。  日本向けのオイルタンカー、これに搭乗している日本人の船員数、これの推移についてお伺いします。
○佐藤正久君 防衛大臣、外務大臣、今説明がありましたように、日本の油の道、これは中東から八割以上の油がまさにこのマラッカ海峡を通って、南シナ海を通ってきていると。これが、その通り道に防空識別圏とか、あるいはそういう軍港とかあるいはレーダーができた場合、いろんな面で日本の油の道に対...全文を見る
○佐藤正久君 よろしくお願いします。  やっぱり南シナ海の航行の自由というのは、ASEAN諸国だけではなく日本やアメリカも非常に関心を持っているテーマだと思います。  では、伺います。今、安保法制の方でいろいろ議論をされております。周辺事態法を改正をして、我が国に影響が及ぶよ...全文を見る
○佐藤正久君 よろしくお願いしたいと思いますが、今の段階ではそういう慎重な答弁の方が無難だと私も思います。よろしくお願いします。  ただ、最後に、安全保障法制関連で、他国軍への後方支援における武力行使との一体化の問題で、この前の予算委員会で井上委員からの質問で、若干、もう少し整...全文を見る
○佐藤正久君 ニーズがなかったから検討してこなかった。まさにその部分については、前回、井上先生の方からも御指摘があったように、そこはまだ憲法上の判断はしてこなかったと。  ただ、先般の閣議決定で、今度はそこは判断をしまして、現に戦闘が行われていない現場での補給であれば、それが弾...全文を見る
○佐藤正久君 今回の閣議決定で、まさにそこの整理を、初めて憲法との関係の整理をしたと。現に戦闘が行われていない現場における補給は、これは武力の行使と一体化ではないという整理をしたと。さらに、活動中、仮に活動現場で戦闘が発生した場合、一時活動を休止をしたり、そして離隔をする、それが...全文を見る
○佐藤正久君 明確な答弁、ありがとうございました。  今でもちょっと長いんですけれども、もう少し明確に、国民に分かりやすく、いかにして今回整理をしたかという部分を更に説明していただけたらというふうに思います。我々も、しっかりと政府と一体となって国民に対する説明に力を尽くしてまい...全文を見る
04月20日第189回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○佐藤正久君 自由民主党の佐藤正久です。  まず最初に、外交青書と防衛白書について伺います。  外交青書、防衛白書、共に日本政府の安全保障政策を周知するための重要なツールの一つだというふうに考えます。ただ、役所が違うと作成要領も発信要領も違う、相互の良い点を見習いながら改善す...全文を見る
○佐藤正久君 これは応援したくてこの質問をさせていただいていまして、やはり外務省は、どちらかというと、広報について大事だと言う割には、意外とそういう体制や広報ツールというものはまだ改善余地があるというふうに思っておりまして、いっときも、残念ながら、大事なカレンダーというものが、生...全文を見る
○佐藤正久君 経費の効率的な使用という観点からの説明ありましたけれども、そのほかにも、修正の容易性含めても一つの業者の方が多分楽だと思います。外務省に聞いても、場合によっては同じ業者のときもあると言うんです、同じ業者のときもあると。調べてみますと、この業者が、実はたまたま同じ業者...全文を見る
○佐藤正久君 よろしくお願いしたいと思いますが、やっぱり普通の人が考えても、多分両方とも中身のサブスタンスは役所が書いているんですよ。値段が千二百円と二千円、やっぱりこれはどう考えても、ちょっとうまく工夫すればもう少しこの値段も下げることもできるのかなという感じも素人的には思いま...全文を見る
○佐藤正久君 私が当時説明を受けたのは、であれば、CH47、大型のヘリの方がいいに決まっているんですよ。  要は、ここは非常に風が強くて、当初まだ台風等の、低気圧等のやっぱり余波があって、このUHの場合は二枚羽根等もあってなかなかそうはいかなかったと。  じゃ、参考人に併せて...全文を見る
○佐藤正久君 大臣、実は、救難ヘリというのは天候、気象、海象が悪いときでも飛ばないといけない。これは、今エンジン出力の話がありましたけど、もう一つは四枚羽根なんです。だから、非常にそういう、救難ヘリですから、天候、気象、海象が悪いときでも飛ばないと命が救えない。  実は、UH1...全文を見る
○佐藤正久君 離島の場合は、災害だけではなく、国民保護、救出の場合もありますし、あるいは、いかに離島にグレーゾーンでもしっかり戦力を入れるかと、あるいは事後の継続的な兵たん支援という面でも、やはり陸続きじゃありませんので、そういうのはやっぱりヘリコプター、気象、海象に強いヘリとい...全文を見る
○佐藤正久君 本来であれば、事前にその滑走路圧はチェックしておかないといけないものではあるんですけれども、ただ実際的に滑走路の長さが千八百メーターと。やっぱりこの航空機を運用する場合は、滑走路の長さと地耐力というか滑走路圧というもの、両方とも大事になってきます。  結果的に、防...全文を見る
○佐藤正久君 ただ、大臣、口で言うのは簡単ですけれども、C1の代替はオスプレイではできないんです。確かに航続距離は多くても、大臣も乗られたら分かると思いますけれども、非常に中は小さいですよね。とても車両なんか運べるような広さはありませんし、やっぱりC1の代替というのはなかなかでき...全文を見る
○佐藤正久君 大島の離島での教訓というのは非常に大事で、これは真剣に検討すべきだと思うんです。幾らオスプレイ代替するといっても、それは無理ですから、C1と同じことはそれは無理ですから、そこは数字的に無理なので、そこは冷静に考えていただきたいと思います。  さらに、港もそうなんで...全文を見る
○佐藤正久君 まさに今参考人から話があったとおりなんです。ただ、実際どうかと。これ、参考人に確認します。  伊豆諸島や小笠原諸島には有人離島が多くありますが、「おおすみ」型輸送艦が接岸できる港、伊豆諸島、小笠原諸島にございますか。
○佐藤正久君 大臣、ないんですよ。  それでは、沖縄の方で聞きます。沖縄県におきまして多くの有人離島がございますが、沖縄本島、石垣島、宮古島を除いて「おおすみ」型輸送艦が接岸できる港はありますか。
○佐藤正久君 「おおすみ」型だけではなく、普通の護衛艦もなかなか入れないというのが実情です。  鹿児島県もそうです。鹿児島県も非常に多くの有人離島がありますが、よく有名な人口約三万三千人の種子島、種子島の港、これは「おおすみ」型の輸送艦の接岸ができる港はありますか。
○佐藤正久君 防衛大臣、これが実態なんです。統合機動防衛力、統合輸送大事だといっても、空港とか港がなければ行けないんですよ。  資料二を見てください。これは、平成十九年の七月に新潟の中越沖地震、私も当選してすぐでしたけれども、すぐ現場に入って、いろいろ御意見あるいは要望を聴取い...全文を見る
○佐藤正久君 防衛大臣、まさに柏崎港は、「おおすみ」型と同じ「くにさき」が入ったり護衛艦が入れたり、掃海母艦まで入れると。私も現場に行ってこれはと思ったのは、実は、国土交通省の方も頑張っていただいて、その前の年までに柏崎港の改修をしていたんです。耐震岸壁に変えていました。だから、...全文を見る
○佐藤正久君 これは是非お願いしたいと思います。ほかの国はやっぱりやっていますから。  例えば、台湾の場合は、高速道路を戦闘機の滑走路代わりにできるということも考えて整備をしたり、実際にそういう離発着訓練も行ったり、いろんなことやっておりますから。単に地下道を掘る、トンネルを掘...全文を見る
○佐藤正久君 今の話を聞くと、全然今まで問題なかったというふうにやっぱり聞こえてしまうんですよね。今までしっかり連携して問題ないと。問題ないわけはなくて、やはり今言ったように、伊豆大島の二十五年のあの災害のときに、C130が降りれるか降りれないかというのは、それから二日ぐらい、三...全文を見る
05月12日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○佐藤正久君 自民党の佐藤正久です。  今日は、新しい日米防衛協力のガイドライン、それと、それの実効を担保するための法案、いわゆる平和安全法制というものを中心に質問をさせていただきます。  まず、ガイドラインですけれども、これはそもそも十八年ぶりの改定ということになりますが、...全文を見る
○佐藤正久君 まず意義があるということなんですけれども、再度確認させていただきます。  例えば、尖閣諸島に某国の武装集団が上陸をしたと。いわゆるグレーゾーン事態、ここに書いてある日本の施政を損なういかなる一方的な行動にも反対すると、この中にグレーゾーン事態、武装集団が不法に尖閣...全文を見る
○佐藤正久君 まさにそのとおりで、お手元に配りました資料、この一ページを御覧いただきたいんですけれども、今回まさに、「日本の平和及び安全の切れ目のない確保」ということで、平時から緊急事態まで全部を日米でお互いに協力して対応しましょうというメニューが書かれています。これは日本だけが...全文を見る
○佐藤正久君 今回の成果文書では南シナ海についても言及されております。  防衛大臣に伺います。南シナ海での自衛隊の警戒監視、これは現時点での法制でも法的には可能でしょうか。
○佐藤正久君 端的にお答え願いたいんですけれども、南シナ海の警戒監視は現在の法制でも可能でしょうか。
○佐藤正久君 まさに答弁あったように可能なんですよ。  さらに今回、まさにガイドラインあるいは平和安全法制で、今度はさらに条件が合致すれば、重要影響事態に南シナ海での状況が合致をすれば、当然、この警戒監視に加えて、今ここのガイドラインにメニューがある、まさに「日本の平和及び安全...全文を見る
○佐藤正久君 このガイドラインで示している項目について伺いますけれども、要はこの「日本の平和及び安全に対して発生する脅威への対処」、あるいはこの「日本以外の国に対する武力攻撃への対処行動」、これについても、方向性としてはそういう条件が合致をすれば日米が協力して対応するという理解で...全文を見る
○佐藤正久君 そうなんですよ。まさに今回の目的が、「日本の平和及び安全の切れ目のない確保」とこのガイドラインに書いてあるように、まさにこの条件に合致をすれば、この「日本の平和及び安全に対して発生する脅威への対処」とか、あるいは「日本以外の国に対する武力攻撃への対処行動」、こういう...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  よって、今回のガイドラインによって、方向性として、例えば平時に一緒に警戒監視に当たっている海上自衛隊のイージス艦やアメリカのイージス艦は、今度はお互いに状況が合えば守り合うことができるという方向性を今回のガイドラインで確認したと。  こ...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  よって、平時から、緊張がじゃ高まった日本の平和及び安全に対して発生する脅威への対処も、日本以外の国に対する武力攻撃への対処行動においても、ずっと継続的に切れ目なくアセット防護ができるという方向性を日米で合意をしたという理解でよろしいですか...全文を見る
○佐藤正久君 今の答弁のように、平時から、あるいはグレーゾーン事態、あるいはその緊張が日本に重要な影響を与えるような事態、あるいは存立危機事態のような場合含めて、継続して、日米のアセットがお互いに継続的に守り合うことができると。  まさに切れ目のないという形だと思いますが、まさ...全文を見る
○佐藤正久君 では、その場合、ただ、平時から、日本の平和、安全に対して発生する脅威への対処という段階においては、まだ武力行使の前の段階ですから、仮に、日本とアメリカのイージス艦が弾道ミサイルに対しての警戒監視とか、あるいは破壊措置命令を展開したとしても、これは警察権の範疇での武器...全文を見る
○佐藤正久君 ただ、現場からすると、若干はその違いがあっても、例えば、武力行使ではありませんから、敵をせん滅するようなそういう武器の使用は平時はできないでしょうけれども、ある程度、その船を守るための限定的な武器の使用は平時から、あるいは存立危機事態であってもそういうことはできると...全文を見る
○佐藤正久君 明快な答弁をありがとうございます。  まさにそういう理解の下で質問させていただきますが、平成十一年四月二十六日の周辺事態の政府統一見解の六類型は、「日本の平和及び安全に対して発生する脅威への対処」というこの分野においても適用されるという理解でよろしいでしょうか。
○佐藤正久君 ありがとうございます。六類型は引き続きこの二番目の分野の方に合致をするという答弁でございました。  じゃ、その今、六類型のうち六番目の類型、これを読み上げます。ある国の行動が国連安保理によって平和に対する脅威、平和の破壊又は侵略行為と決定され、その国が国連安保理決...全文を見る
○佐藤正久君 まさに、この辺の分野が、やっぱりぱっと見た場合、どっちの方で見た方がいいのか、重要影響事態に係るこのガイドラインの二番目のジャンルの方でやる活動の方で読めばいいのか、あるいは国際平和と安全のための分野で読めばいいのかという部分、この部分は国民にも非常に分かりにくい分...全文を見る
○佐藤正久君 まさに今回のガイドラインというものについては、前回のガイドラインに比べて、その対象地域を国際環境の変化というものを受けて、いかに日本の平和と安全を守る観点からその地域を拡大したという御答弁だったと思います。  平成十一年の小渕総理答弁で、周辺事態法では中東やインド...全文を見る
○佐藤正久君 今のは法改正の話じゃなくて、ガイドラインの中でその分地域を広げたと、同じ趣旨だというふうに理解しております。  このガイドラインにおきまして、「平時からの協力措置」、「日本の平和及び安全に対して発生する脅威への対処」の協力対象国は、日米だけにお互いに限られるのか。...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  まさに今回、活動地域もあるいは活動の支援の対象も、安全保障環境の変化に合わせて、日本の平和と安全を守るために、それを現実的な形に合わせて拡大をしたという答弁だったというふうに思います。  よって、前回のガイドラインにおいては、この「日本...全文を見る
○佐藤正久君 明確な答弁をありがとうございました。  よって、今回は、このガイドラインの合意事項、特に「日本の平和及び安全に対して発生する脅威への対処」の段階においては、公海上でのいろいろ補給とか役務だけではなく、相手国政府の同意があれば外国領域においても日米が協力してこれらの...全文を見る
○佐藤正久君 つまり、現に戦闘が起きていない現場であっても、情報の分野については武力行使の一体化ということに取られかねない場合もあるという答弁だと思います。  では、現に戦闘が起きていない現場での補給とかあるいは整備といった支援については、これは武力行使の一体化の関係ではそれは...全文を見る
○佐藤正久君 明快な答弁ありがとうございました。  よって、武力行使の一体化を避けるという観点からは、情報の分野以外については、今の答弁で、補給とか整備は現に戦闘が行われていない現場であればそこはまずクリアはできると。ただ、情報については、現に戦闘が行われていない現場であっても...全文を見る
○佐藤正久君 多分、今聞かれている方はなかなか分かりにくいと思うんですが、要は、その四要件と現に戦闘が起きていない現場の要件とを比べた場合、まず最初に、その四要件の方が先にまず第一段階で考えて、その次に、現に戦闘が起きていない現場というふうな施行段階で考えるという理解でよろしいん...全文を見る
○佐藤正久君 この点は非常にこれから論点になる分野ですので、もう少し分かりやすく言わないと。言っていることは分かるんですけれども。非常にここの部分については、まさに大森四要件がやっぱりありますから、これを踏襲する以上は、それと今回の現に戦闘が起きていない現場との関係をもっと分かり...全文を見る
○佐藤正久君 最後に多いという答弁がありましたけれども、私が言いたいのは、法案を聞いているんではなくて、この三番目の「日本以外の国に対する武力攻撃への対処行動」、いろいろありますよね。これと、この四番目の「日本に対する武力攻撃への対処行動」、いろいろやります。これが実際として同時...全文を見る
○佐藤正久君 では、多いということですけれども、この「日本以外の国に対する武力攻撃への対処行動」で「日本に対する武力攻撃への対処行動」ではない場合というのは、このガイドラインの項目で例えばどういうものが考えられるんでしょうか。
○佐藤正久君 それ以外の場合もあるけれども、なかなか具体的には答えにくいということですけれども。  今回、いろいろメニューがガイドラインで出ています。今回新たにセットされたのが、「日本以外の国に対する武力攻撃への対処行動」のこの段落なんですよね、新たに今回セットされたところは。...全文を見る
○佐藤正久君 そろそろ時間になりますので、最後の質問。  これは、今回のガイドラインの中で国際協力の方も日米でいろいろ一緒にやっていこうという話ですけれども、今ネパールにおいて自衛隊が国際緊急援助隊という活動に従事している。他方、アメリカの方も沖縄の海兵隊を中心として部隊が派遣...全文を見る
○佐藤正久君 以上で終わります。
05月27日第189回国会 参議院 憲法審査会 第3号
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○佐藤正久君 自由民主党の佐藤正久です。  緊急事態条項と憲法九条あるいは国防について考えを述べたいと思います。  緊急事態には、大規模自然災害だけではなく、外国からの攻撃、テロ行為、国内治安の乱れ、エボラ熱の感染症など多くのケースが考えられ、それら全て個別の法律で網羅して対...全文を見る
06月02日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第18号
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○佐藤正久君 自民党の佐藤正久です。  防衛大臣におかれましては、週末のシャングリラ会合に続きまして国会審議等々、重要法案がありますのでしっかりと対応していただければというふうに思います。  では、まず最初に、防衛省設置法の改正案の文民統制関連についてお伺いします。  防衛...全文を見る
○佐藤正久君 すなわち、自衛隊の文官、これも自衛隊員であると。つまり、内局の文官も文民統制の対象ということになります。  これで、この改正案をめぐっては、石破防衛庁長官の頃から議論が始まり、浜田防衛大臣、中谷大臣もその議論に関わったと。そういう中で、今回議論になっているのは、第...全文を見る
○佐藤正久君 しっかり監督はしていただきたいんですが、性善説に立てば、今まででも多分大丈夫なんでしょう。ただ、性悪説に立った場合、やっぱりそれをならないようにする担保って私は必要ではないかと。  今から二十年ぐらい前になりますが、私、初めて陸上幕僚監部の人事部の部屋に訪れた際に...全文を見る
○佐藤正久君 そのぐらいで、余りふだんの恒常業務ではなかなかそういう部分は効きにくい、どうしてもそこは中央組織に対する監察ってなかなか目が届きにくい部分がありますが、非常に、今回八条を残したということにおいては、やはり大臣がしっかり文民統制をやる上においては監察って非常に大事な機...全文を見る
○佐藤正久君 今大臣からプロジェクト管理部の方に自衛官を配置するという話がありましたが、でもこれもほとんど開発担当の人間が多くなるような感じなんです。  要は、大事なことは、各幕に残る運用研究のそういう担当とプロジェクト管理部の人間をいかに調整させるかと。私は、場合によっては各...全文を見る
○佐藤正久君 まあ口で言うのは簡単ですけれども、多分実際は本当にこれ三つの部署にまたがりますから、非常にこれからトライ・アンド・エラーというものをやりながら収れんしていく必要がありますが。  もう一つ、やっぱり今大臣自ら言われました第二査定官庁と、物すごい権限持ちますから、こう...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  次に、防衛装備・技術移転についてお伺いします。  この海外への防衛装備・技術移転というのは、今回非常に安倍内閣になって大きくかじを切った、そして民主党政権からの流れを更に加速したものだというふうに理解しておりますが、これは、国策全体との...全文を見る
○佐藤正久君 これは、これから非常に大事な検討分野だと、そこがしっかり、どういう制度をつくるかによって、防衛装備・技術移転がかなり伸びるのか、あるいは足踏みしてしまうのか、大きく変わる分野だと思います。  フィリピンやベトナムも含めて、日本の装備技術協力というのを非常に期待して...全文を見る
○佐藤正久君 大臣、これは是非ともよろしくお願いします。やっぱり、非常に今現場の方も、この前当委員会も、大臣の御配慮で防衛技術研究本部、目黒の方、見させていただきました。やはり、これいろいろ聞くと、本当にやっぱり人材が足らないというようなことも聞いておりますので、しっかりこの官民...全文を見る
○佐藤正久君 これは非常に今回の法案の審議と同時に大事な大事な私は分野だと思います。これは真剣に大臣には取り組んでいただきたいと思います。  次に、資料二、これを見ていただきたいと思います。  これは後方支援、補給、輸送のイメージ図を作ったものですけれども、自衛隊、私も輸送隊...全文を見る
○佐藤正久君 しっかりとこれからも議論の方を尽くして、隊員の安全というものと任務の遂行の容易性、この両方の観点から検討をお願いします。  以上で終わります。
06月09日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第20号
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○佐藤正久君 自民党の佐藤正久です。  これまで、防衛省設置法につきましては、当委員会での議論を重ねてまいりました。その中で一つ焦点となったのが、文民統制の在り方です。  ここで大臣に答弁を求めたいと思いますが、自衛隊内の文官が自衛官を統制するいわゆる文官統制なるものは、これ...全文を見る
○佐藤正久君 いわゆる文官統制は、これまでもなかったし、これからもないという答弁をいただきました。  一方で、やはりそれぞれが特性を持って大臣を補佐するにおいては、相手を理解するということも非常に大事だと思います。実際の部隊の運用においても、やはり自衛官も文官の方々の政策的な見...全文を見る
○佐藤正久君 是非お願いしたいと思います。  これは最終的に、内局の各幕レベルが大臣を補佐するだけではなく、各部隊レベルでも、お互いに、そういう意思決定の際に両方の見地、非常に大事ですから、中央と地方においての相互交流というものも併せて検討をお願いしたいと思います。  次に、...全文を見る
○佐藤正久君 明確な御答弁、ありがとうございます。  資料二、これを御覧いただきたいと思います。  次に、存立危機事態と武力攻撃事態との関係です。  武力攻撃事態等には、事態の緊迫度から、予測事態、切迫事態、武力発生というふうに一般に区分されますが、自衛隊の武力行使が認めら...全文を見る
○佐藤正久君 関係について御説明いただきました。  今大臣の方から、武力攻撃事態等と存立危機事態、これは重なる場合が多いという答弁がありました。私も同じ認識を持っております。  例えば、日本周辺で発生した事案を存立危機事態と認定した場合、日本への直接攻撃の波及のおそれもある、...全文を見る
○佐藤正久君 まさに明確な答弁、私も全く同じ考えです。  砂川判決では、まさに主権国家として自衛権を明確に認めております。その自衛権、すなわち、自国の平和と安全を維持しその存立を全うするために必要な自衛のための措置をとり得ることは国家固有の権能の行使だと明確に答弁をされ、それに...全文を見る
○佐藤正久君 まさに、完全な停戦状態の前でもその場所に戦闘行為が及ばないという状況はあり得るわけで、そういうときに、まさにあの新三要件に合致する場合においては政府の政策判断としてやはり機雷掃海を自衛隊に命ずるということはあり得る、国際法上、これは集団的自衛権の行使と言わざるを得な...全文を見る
○佐藤正久君 この南シナ海での安定的な海上交通路の確保というものは、やっぱり日本にとっても非常に重要な分野だと思っております。  ただ一方、岩礁は埋立てが進み、そこに港あるいは空港というものができ、それが結果として、今回、中国の副統参部長ですかね、統参議長ですかね、統参本部の長...全文を見る
○佐藤正久君 今大臣から明確な答弁あったように、この南シナ海における岩礁の埋立ては、マラッカ海峡を含むA2ADに対する影響のみならず、そこから東シナ海あるいは西太平洋の影響にもこれは言及をされました。非常にこれは大事な問題で、我が国の平和と安全にも重大な影響を及ぼしかねない可能性...全文を見る
07月28日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第3号
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○佐藤正久君 おはようございます。自由民主党の佐藤正久です。  いよいよ参議院のこの特別委員会におきまして平和安全法制の審議がスタートいたします。この委員会の質疑を通じまして、なぜこの法案が必要なのか、なぜ今成立させる必要があるのか、そして、この法案自体が戦争を抑止する法案であ...全文を見る
○佐藤正久君 まさに、実は法律がなければ自衛隊って動けないんです。自衛隊は法律の中で動く、でなければ訓練もできないんです。法律ができたからといって、すぐ結果を出せるというわけではない。自衛隊はスーパーマンではありません。やはり、まさにこういう厳しい環境の中で国民の命を守るためには...全文を見る
○佐藤正久君 私自身も自衛官時代、日米共同訓練の担当の主務者、あるいは国内訓練の担当の訓練班長を経験をさせていただきました。やっぱり法律がなければ、日米で調整をしていても、できる訓練とできない訓練、これが明確に分かれます。それによって、まさに今回この法整備をすることによって、まさ...全文を見る
○佐藤正久君 加盟していないということによって、現実問題としてアメリカやイギリス、フランスの集団的自衛権の対象ではない。じゃ、国連が動けるか。ロシアは常任理事国の一か国ですから、国連も実際に動くということはできなかった。要は、ウクライナは、国連からの支援も得られることなく、集団的...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  中国はまさに海洋進出、この動きを今後とも継続する可能性があるというふうに言われました。これはやっぱり人ごとじゃないんです。  次に、資料二、これをお願いします。  まさに今大臣が指摘されました南シナ海の今七つの岩礁、これを埋め立ててお...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございました。  今明確な御答弁はありませんでしたけれども、ここ南シナ海というのは、実は日本の大事なシーレーン、これは油もそうですけれども、それ以外の貨物も含めてここを通っています。これが潜水艦がばっこする海になってしまったら、我々のタンカーとかいろんな...全文を見る
○佐藤正久君 まさに、東シナ海でも南シナ海に匹敵するほどの、どんどんどんどんこの中国の不当な活動というのが広がっていると。  次に、まさに今言われた中で、東シナ海のガス田の話。  これ、この資料を見ていただきたいんですけれども、これが中国の防空識別区、これは赤線です。これは、...全文を見る
○佐藤正久君 まさに、日本の目の前でこういう活動が行われていると。資源エネルギー庁の説明だと、この辺りにはそれほど多くの埋蔵量があるとは思えないという説明もあります。埋蔵量がそれほど多くないのに、これだけの海洋基地をこの数年で増やしている。これは非常に、我々としても軍事利用の可能...全文を見る
○佐藤正久君 非常に大事な御答弁、ありがとうございます。  やはりこの海域を守り、まさに南西諸島にも我々と同じ日本人の方が住んでいます。その方々の安全と心の安らぎ、安心を担保するためにも、やはり自衛隊による、あるいは海上保安庁、警察、消防におけるこういう自助努力とともに、やっぱ...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  まさに、平時から一緒に日米が連携をする、お互いに守り合うという体制をいかに取るか、まさに演習や警戒監視を今までできなかったことまでお互いにやり合うという体制が非常に大事だと私も思います。  やはり、なぜこの法案が必要か。法案がなければ自...全文を見る
○佐藤正久君 今まさに、そういう朝鮮戦争の国連軍が存在しており、何か朝鮮国連軍がまた動くという場合には、地位協定に基づいて我が国政府もいろんな便宜を図らないといけませんし、当然、彼らも朝鮮半島に来るまた義務も責務もあるものと考えます。そういう状態を考えながらも今回の法整備をやらな...全文を見る
○佐藤正久君 約五万六千人の邦人がおられると。  実は、邦人以上にフィリピンの方やベトナムの方はもっといるんです。アメリカの方もいます。これは、何かあったときには民間人を含めた第三国の方々が避難をされる、これは私も演習に参加しておりましたが、ほとんどがやっぱり日本ですよ。数十万...全文を見る
○佐藤正久君 まさに今回の新たな存立危機事態というものも入れて、平時から全部切れ目なく有事までと。まさにこの存立危機事態というのに基づく集団的自衛権は、例えば自衛隊がアメリカまで行ってアメリカを守るための集団的自衛権ではなく、そのまま放置をしていたら日本国の国民の命が守れない、そ...全文を見る
○佐藤正久君 まさに、今までの訓練等いろんなシミュレーションのやっぱり結果としてその法的な隙間を埋めたと、平時でもいろんなやることがあったと。  次に、状況が進展しまして重要影響事態。  まさにA国からB国への武力攻撃が切迫をしていると。このB国の中で何者かによる爆弾テロが更...全文を見る
○佐藤正久君 まさに民間人、邦人の民間人を守るために国際社会が連携している、そういうときに、今まで以上にまさに邦人を守るためにお互い動きやすくすると。  今、補給、整備の話がありましたけれども、例えば、海上自衛隊の「いせ」とか「ひゅうが」という船があります。それに、アメリカのヘ...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  まさにこれは一番の、今、平時も重要影響事態も存立危機事態も隙間があったんです。隙間は別に集団的自衛権の部分だけではなくて、今説明があったように、平素も重要影響事態も存立危機事態もこの邦人を輸送するという一つ事例取ってもやっぱり隙間があった...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  まさに、今まで警戒監視を航空機やあるいは艦艇でやっているというときに、自衛隊は自分たちの部隊は守れる、だけど米軍の部隊は守ることができなかった、でも米軍は我々の部隊を守るということもできたかもしれない。今度は、まさにお互いが守り合う形で警...全文を見る
○佐藤正久君 まさに今、ミサイル警戒に当たっている米軍のイージス艦があります。今まではそのミサイル警戒に当たっているイージス艦に油の補給、これを海上自衛隊がやる場合は、一々このミサイル警戒を解いて、日本の領海へ戻ってきてもらわないと給油ができませんでした。それでは穴が空いてしまい...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  今までこのミサイル防衛ということについても、平素あるいは重要影響事態、存立危機事態、やっぱり今までできなかったことができるようにして、要は、これは日本人の命を守るためなんです。そのために、今までできなかったことをできるようにするということ...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  まさにそれぞれの事態に応じて適切な権限に基づいて対応する、当然だと思います。武力事態になれば、やっぱり警察権ではなく自衛権というものを行使をして、しっかりと国民の命を守るために自衛隊が動ける、そういう形を取るのが私は当然だと思います。 ...全文を見る
○佐藤正久君 両方とも、重要影響事態も存立危機事態も日本への影響がある事態には変わりはない。ただ、その中でやっぱりより日本に大きな影響を及ぼすという場合が存立危機事態ということだと思います。ただ、重要影響事態はまだ日本への影響度が存立危機事態に比べると低いということから、今まで周...全文を見る
○佐藤正久君 いや、武力攻撃事態と存立危機事態について。
○佐藤正久君 まさに、やっぱり重なる場合が多いと。  特に、このはみ出る場合というのは、例えばその一つの例がホルムズ海峡における機雷掃海という場合があり得るという理解でよろしいでしょうか。
○佐藤正久君 さらに、先ほど武力攻撃事態と存立危機事態、共に日本の存立とか国民の生命、自由、幸福追求を根底から覆されるという評価観点については同じだと、ただその評価軸が違うという話がありました。  この表でいうと、まさに武力攻撃事態等というのは予測事態、切迫事態、攻撃発生等、日...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  なかなかこの概念については分かりにくいんですけれども、実際、今回、日本の周辺環境を考えた場合、まさに日本に対する武力攻撃が発生するという評価軸の武力攻撃事態等と、日本には武力攻撃は発生していないもののこのまま放置をしていたら日本国民の命が...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  非常に、海上自衛隊の掃海能力、これは世界でもトップクラス、高い評価を得ているということを私もいろんな場所で聞いております。  ただ、私がイラクに派遣されておりました二〇〇四年の四月に、このペルシャ湾でタンカー高鈴が被弾をしました。日本関...全文を見る
○佐藤正久君 御答弁ありがとうございました。  やはり日本も国際社会の一員です。そういうときに、国際社会が共同でこういう危機に対処しようというときに、日本も、できないことはそれは無理ですけれども、できるのであれば、それは汗をかくのは、それは一般論からいっても当然だと思います。た...全文を見る
○佐藤正久君 いろいろと御説明ありがとうございました。  総理、今までの議論を聞かれて、やっぱりホルムズ海峡は日本にとっても非常に重要な海峡であり、国際社会が仮にその危機に対して共同で機雷を掃海するという場合に、新三要件に合致すれば、隊員の安全性にも留意しつつ、これは機雷掃海で...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  やはり、これ、こういうのは危機管理の話ですから、想定外ではなく想定内をいかに広げていくかと、まさに国民の暮らしと命を守る責任が我々は与野党関係なくあります。やっぱり、こういうことが想定されるのであれば、その隙間を埋めておくということが私は...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  自衛隊員は、リスクはある程度あるというのはもう承知の上で訓練もしておりますし、入隊もしております。ただ、リスクを背負う以上はやっぱり一番名誉という部分にこだわる、そういうDNAを持っていると思います。  この生存叙勲に関する課題、これは...全文を見る
○佐藤正久君 これは非常に大事な問題ですので、よろしくお願いしたいと思います。  では、続いて、処遇の関係で、自衛隊員の賞じゅつ金の話をちょっとさせていただきたいと思います。  これが、これまでのカンボジア、あるいはルワンダ、ゴラン高原、東ティモール、イラク、ソマリア沖等での...全文を見る
○佐藤正久君 これは是非ともよろしくお願いしたいと思います。これ以上はこの場では言いませんが、非常に大事な問題だと、これは政治の責任だと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、続きまして、この自衛隊員のリスクの話もありますけれども、実際に後方支援、このイメージを使って...全文を見る
○佐藤正久君 まさにそのとおりなんです。現実的に整理をし直したと。大事なポイントは、どこに実施区域を設定するか、これが一番のポイントなんです。  ここに、自衛隊、セカンドライン、米軍、ファーストラインという形にしましたけれども、後方支援の一例、私もゴラン高原での輸送支援やイラク...全文を見る
○佐藤正久君 まさにこれは現場の声なんですよ。現場の声として、今までの非戦闘地域概念で整理するというのは非常に分かりにくい。もっと、現に戦闘が行われている現場は、これは分かります。それ以外の地域から、まさに安全性を考えて、活動の円滑さを考えて実施区域を設定する、その考え方だと思い...全文を見る
○佐藤正久君 まさに今回の法案というのは、日本を取り巻く環境が変わった、これに対していかに国民の命と暮らしを守るために自衛隊に動いてもらう、そのための備えの法律だと、戦争を抑止をして、そして国民の暮らしと命を守る、そういう法案であるということを訴えまして、私の質問を終わります。 ...全文を見る
○理事(佐藤正久君) はい、認めます。
08月03日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第6号
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○佐藤正久君 自民党の佐藤正久です。  先日の委員会で専守防衛に関する議論がございました。そこの専守防衛についての議論が一部かみ合っていない部分もあったように感じましたので、再度確認をさせていただきたいと思います。  専守防衛というのは、まさに急迫不正の侵害から我が国を守るた...全文を見る
○佐藤正久君 今日お配りしました一枚紙、これにまさに今防衛大臣が述べられた専守防衛の切り分け、まさに今回の政府の見解にありますように、専守防衛というのは憲法の精神にのっとった防衛的な受動的なものであって、あくまで急迫不正の侵害から我が国を守る、まさに目的が自衛というものに限られる...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。引き続き明確な答弁をお願いしたいと思います。  もう一点、これも前回の委員会の質疑におきまして、存立危機事態の定義、ここに、国の存立が脅かされ、国民の生命、自由、幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険というものがございます。我が国と密接な...全文を見る
○佐藤正久君 いずれにしても、やっぱり存立危機事態ということの定義、これは非常に大事なものでございます。専守防衛の定義、これも非常に今回の議論において大事なものであります。法的安定性というものを確保する上でも、この定義ということはやはりこだわらないといけないと。まさに、それぞれの...全文を見る
08月04日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第7号
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○佐藤正久君 自民党の佐藤正久です。  まず最初に、昨日、安全保障法制を考える有志の会から各政党に要望書が出されました。  この安全保障法制を考える有志の会というのは、政策研究大学院大学白石隆学長を始め国際政治や国際法などの第一人者から成る会であります。法案審議を進める上での...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  これは非常に大事な指摘だと思っています。鴻池委員長も、やっぱり参議院の独自性を出しながらしっかりとこの委員会で法案を審議をしたいと、衆議院の下請ではないという発言も昨日ございました。いろんな広い視点からこの法案の審議をこの委員会で行えるよ...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  テレビを御覧の皆さん、今回の法案は、やっぱり現場からすると隊員のリスクを軽減する、そういう法案なんです。そういうことを具体的に今から説明をしていきたいと思います。  じゃ、資料二をお願いします。  まず、事態が起きてから作る特別措置法...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  実は、まさに最初は三十名で派遣をされました。三十名でいろんな調査をすると同時に、自分たちで警備もやらないといけない。三十名で全部をやると。非常に現場の方はいろんなことを考えました。  やはり、初めから多くの部隊が行ければ調整も警備も余裕...全文を見る
○佐藤正久君 まさに今回、非常にそこはメリットとして現場の隊員も喜んでいます。  他方、同じ施設部隊を派遣している韓国、韓国も同じように、やっぱり首都のジュバでやりたいという希望がありました。でも、そこに先に自衛隊がいたために、やはり国連との調整というものが後付けになってしまっ...全文を見る
○佐藤正久君 まさにこれは非常に大事なポイントで、これは政治の責任だと思います。やっぱり、邦人から助けてくれという要求があって、現場の方でいろいろ苦労してきたと、この部分はやはり政治の責任として解決すべき分野だと思います。  次に、武力行使の一体化、これを避けることによって隊員...全文を見る
○佐藤正久君 まさに今答弁ありましたように、この法律に規定してある安全性と円滑化、それをもって実施区域を決める、これは非常に重たい、まさに総理自らの発言ありました、重たいこれは条文なんですよ。これをしっかり受けて、今までも、これからも、やっぱり活動地域を選ぶ、そういうことについて...全文を見る
○佐藤正久君 明確な御答弁をありがとうございます。しっかり間合いを取って実施区域を安全かつ円滑に活動する地域に設定をすると、非常にこれは大事な御答弁だと思います。  陸上での支援も同じだと思います。仮にイラクで紛争中のそこで多国籍軍への後方支援を行う場合、自衛隊の活動地域を何も...全文を見る
○佐藤正久君 まさにイラクで活動する上においても、後方支援拠点というのは安全な地域にやっぱり必要なわけですよ。だから、今回、陸上支援やる上においても、イラクで仮にそういう紛争が起きたとしても、隣国のクウェートやあるいはサウジアラビアの陸上での後方支援ということも想定し得るわけです...全文を見る
○佐藤正久君 まさに今、大森長官の四要件と言われるものについて、地理的な関係とかあるいは実際支援の中身等々、まさに四要件に照らしてもこれは武力の行使と一体化は当たらないという明確な答弁でした。  実際に朝鮮半島で緊張が高まったときに、邦人を含めた民間人を日本に運ぶというときに、...全文を見る
○佐藤正久君 まさに日本人の持っている価値観というものもやっぱり向こうに受け入れられやすいという面もあったかもしれませんが、ただ、住民との信頼関係を構築する一方で、やっぱりどうしても脇は締めておかないとリスクは軽減できません。  実際にイラクの場合でも、宿営地を出発する時間、こ...全文を見る
○佐藤正久君 実はこれ、非常に現場の方で今までそれは課題として、やはり一つの指揮官の下にうまくワークをするという形、これ非常に相手国からも要求があり、現場としてもそういうことができたら望ましいと思っていた部分を今回の法改正でできるようにしていただきました。  総理、今までいろい...全文を見る
○佐藤正久君 まさに明快な答弁ありがとうございました。  今日は夏休みということもあり、自衛隊関係者の方々も今日の総理あるいは防衛大臣、外務大臣の御答弁を聞かれたと思います。まさに隊員のリスクを下げるために、これまでと同様しっかり安全を確保しながら任務をしていただく、そこについ...全文を見る
08月11日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第9号
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○理事(佐藤正久君) 後刻理事会で協議いたします。
08月26日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第13号
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○理事(佐藤正久君) 静粛にお願いします。
○理事(佐藤正久君) 小野次郎君、指名されてから発言をお願いします。
○理事(佐藤正久君) 指名されてから発言をお願いします。
08月27日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第23号
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○佐藤正久君 自民党の佐藤正久です。  久々の外交防衛委員会の開会でございますが、外務、防衛両大臣におかれましては、特別委員会を始め、毎日本当に御苦労さまでございます。  ただ、当委員会の方でも外務省提出案件の条約等がまだ残っておりますので、引き続き、この委員会の方で多くの条...全文を見る
○佐藤正久君 明確なる御答弁、ありがとうございます。  武力紛争が発生している、そういう場合に自衛隊がその武力紛争に対して武力の行使を行うという場合は、やっぱり新三要件の下で行う、これは当然でございますが、これを警察権で行う、国際紛争を解決するための一つの手段として警察権を使う...全文を見る
○佐藤正久君 抗議は当然なんですけれども、これは今までになかったレベルなんですよ。今までになかったレベルのこういう動画を作っている。まさに、尖閣を自分の軍事目標の一つとして明示をしながら募集をやっていると。彼らに占領を許してはならないと、明確なメッセージ付きです。しかも、力による...全文を見る
○佐藤正久君 よく言われるグアムとの比較があります。グアムと沖縄を比べて、何が沖縄の方がグアムよりもそういう地政学的な観点、我が国防衛という観点でもいいと思いますけど、グアムと比べて何が沖縄の地政学的な観点として勝っているか、これについて防衛大臣の見解をお伺いします。
○佐藤正久君 やっぱり、なぜ沖縄なんだ、なぜグアムでは駄目なんだという部分をもう少し分かりやすく沖縄県民の方に説明しないといけないと思うんですよ。これ、地図を使ってもいいと思います。なぜグアムではなくて沖縄なんだという部分から入らないと、一般の県民の方々、我々国民も、今大臣が説明...全文を見る
○佐藤正久君 私の質問は、在日米軍の中でなぜ海兵隊がいないといけないのか、海軍、空軍だけではなぜ駄目なのかと。そこの辺りからやっぱり説明しないと、在日米軍で、第七艦隊とあるいは第五空軍だけでいいんじゃないか、海兵隊いなくてもいいんじゃないかと。でも、それはそうじゃないんだよ、抑止...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  まさに最初に言われたように、やっぱり地上打撃力なんですね。抑止力というのは、やったらもっとやられるか、やっても意味がないと相手が思わないと抑止力ってやっぱり効かないわけで、そういうときに、日本にある地上兵力のうち、海外で地上打撃力として行...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  沖縄に海兵隊が必要だというのは、まさに一体性という観点、即応性という観点が大事だというのは分かります。そのうちで、なぜ普天間の機能だけがほかに移しては駄目なんだという部分の説明はもう少し具体的にされた方がいいのかと思います。  海兵隊の...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  今、辺野古沖の工事が一か月の中断をしています。ただ、その後に仮に再開する場合、かなりの今度はエネルギーが必要だと思います。一度中断したものを再開する、これはかなりのエネルギーが要ると思います。  今回の辺野古沖への移設を賛成されている沖...全文を見る
○佐藤正久君 今、集中的協議の中で抑止力についてまだ溝が埋まっていないというふうな感じがしますので、そこは知事との間だけではなくて県民に対しても分かりやすい資料というものがあると非常に効果的だと思いますので、是非御検討をお願いしたいと思います。  以上で私の質問を終わります。ど...全文を見る
09月02日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第15号
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○佐藤正久君 自民党の佐藤正久です。  まず、今日は、維新の党提出の法案を中心に質問させていただきたいと思います。  維新の党におかれましては、日本を取り巻く環境が厳しくなったという認識の下に法案を提出されたことについては敬意を表したいと思いますし、また、維新の党から要望があ...全文を見る
○佐藤正久君 私の質問は、その手続ではなくて、どうやってこの勢力の不存在、法律の方にそういう、存在しないことと、意思がないことと、確認の規定がありますので、これはどういう形でそういう不存在を確認するのかと、この質問です。
○佐藤正久君 この法律の一つの一番のポイントがここなんですよ。法律に明確にそういう勢力が存在しないと認められる場合に限り実施すると書いてある以上は、存在しないことを証明しない限りはできないんですよ。これ、存在を認めるのと存在しないということを認めるのと、これはかなり大きな違いがあ...全文を見る
○佐藤正久君 これ、極めて実は難しくて、私が派遣されたイラクにおいても、事前の調査、調整等で外交官も亡くなっているんですよ。これ、かなり実際に、その意思を確認するとか、あるいはその不存在、確認するというのは極めて難しくて、例えば今回の政府の案は、現に戦闘が起きている現場ではやらな...全文を見る
○佐藤正久君 この法律読ませていただきまして、今、そういういろんな要件を証明する、あるいはその手続のときにNSCというものが多分、今答弁で関与するという形になっていますけれども、今回、法律にNSCの法案が出ていないんですよ。NSCの関連の法案、これについては、「別に法律で定める。...全文を見る
○佐藤正久君 今、明確な答弁がございましたけれども、要は、どういう形になるか分からないから取りあえずNSC法案は別に法律で定めると。ということは、まさに政府の方は、そういう形だと、認定、例えば事態認定を含めてNSCでやることがいろいろあります。維新の案は、全て、今回法律を見ますと...全文を見る
○佐藤正久君 今、明快にもうお認めになったように、これはまだ法律上完結できないんですよ。ほかの、これから質問します存立危機事態についてもそうですけれども、その事態認定もNSCでやるという部分も今のNSC法案にはありません。  全て今回、政府提出の方はなぜパッケージでやったかとい...全文を見る
○佐藤正久君 端的にお答えください。  この危険があるというのは、危険が切迫よりも更に事態が進んで、我が国に対する攻撃が発生に近いということでよろしいですか。
○佐藤正久君 つまり、これは切迫と同じ意味だということですか、それとも切迫よりも発生に近い概念、どっちでしょうか。
○佐藤正久君 要は、今の答弁を聞くと、やっぱり切迫よりも発生に近いと。  じゃ、これは武力攻撃事態との関係で聞きます。  武力攻撃の事態と、その法律は今現行ありますけれども、武力攻撃事態等における切迫事態とこの武力攻撃危機事態、この関係はどうなんでしょう。
○佐藤正久君 今明確に答弁いただきました。その辺りがはっきりしないと、これからやっぱりいろんな協議するときも出発点が分かりませんので、今明確に、武力攻撃事態等における切迫事態よりも発生に近いという明確な答弁をいただきました。  では次に、この武力攻撃危機事態という新しい事態です...全文を見る
○佐藤正久君 私が聞いているのは国際法上の関係なんです。当然、こういう事態認定のときは、国内法の特に憲法上の適合性も必要ですし、国際法上の適合性、両方必要なんですよ。国際法上違法なルール違反を行うわけにいきませんから。  この武力攻撃危機事態、この国際法上の根拠、どこに求めるん...全文を見る
○佐藤正久君 国際法上の根拠、自衛権の行使じゃなく、根拠はどこですかと聞いているんです。
○佐藤正久君 ということは、今、自衛権の行使というのは、国連憲章第五十一条の個別的自衛権、集団的自衛権、これは認められていますよね、そこに根拠を求めると。集団安全保障に求めないという今の答弁と理解してよろしいでしょうか。
○佐藤正久君 明確に答弁をお願いします。根拠は、自衛権行使であれば国連憲章第五十一条が根拠ということでいいですね。
○佐藤正久君 それであろうと思いますじゃ困るんですよ、一応これは法律ですから。国内法の憲法上の関係の定義も大事です。でも、国際法上の定義も、これも整理も大事ですから。  じゃ、五十一条だと思いますと、五十一条というふうに理解した上で進めますけれども、これ、衆議院の質疑の方で維新...全文を見る
○佐藤正久君 極めて曖昧なんですよね。要は、他国防衛説で個別的自衛権を認めるということを、そういうこともあり得るということですか、今のは。
○佐藤正久君 ちょっと意味、先ほどの答弁と何かそごがあるような感じがするんですけれども、これもう一回確認します。  これ、国際法上は、小沢先生は、国際法上これは集団的自衛権の行使であるという評価を受けることを否定するものではございませんと。それについては否定はされないという今答...全文を見る
○佐藤正久君 極めて不明快なんですよね。今言ったのは、国際法上、集団的自衛権というふうに見られることを否定をしないと言いながらも、これを目的が自国防衛ということなので、今、個別的自衛権というふうに見られる場合もあるという話、両方言っているんですよ。でも、普通に考えて、自国防衛と他...全文を見る
○佐藤正久君 まさにこれは明快な答弁なんです。  これからいろいろ修正協議をやるという上においても、その出発点で、これが他国防衛を、外形的にも目的的にも他国防衛をもってこれを個別的自衛権と言うのはこれは極めて危険で、それは、個別的自衛権の拡大解釈というのはまさにいつか来た道で、...全文を見る
○佐藤正久君 要請がなくても行うことがあり得るという今答弁なんでしょうか。要請とか同意がなくても、この武力攻撃危機事態においては自ら武力を行使する場合もあるという答弁だったんでしょうか。
○佐藤正久君 ということは、政府の方は、存立危機事態においては国際法上集団的自衛権と認められるということから、これは要請、同意を認定の要件としています。  じゃ、維新案の場合の武力攻撃危機事態、これについては、アメリカの要請、同意は、これは要件じゃない場合もあるということでいい...全文を見る
○佐藤正久君 ということは、要請、同意はこれも同じ前提条件だと。これから取決めはあるにしても、もう政府と同じだと。非常にこれが大事なポイントなので、これはいずれにせよアメリカから要請なり同意があるというのが前提条件だということでいいですね。じゃ、これは政府と同じだということでいい...全文を見る
○佐藤正久君 これはまだ、日米安保条約に基づいてアメリカが武力行使するというのは、日本の方が主権国家ですから、やっぱり個別的自衛権を発動した後に通常、武力行使というレベルになるわけです。その前はあくまでも警戒監視とかそういう、要は日米協力の分野はまだ武力行使の段階じゃないわけです...全文を見る
○佐藤正久君 要は、この部分を明確にしないと、これいわゆる違法な先制攻撃とみなされる場合もあり得るわけですよ。だから、非常に、政府の方も多分維新案の方も、こういう日本が攻撃されている前の段階で武力を行使するという場合においてはやはりこの要請、同意というものがないと、いわゆる違法と...全文を見る
○佐藤正久君 自衛権行使じゃなく、当然そこは理解はしますけれども、今度それが集団安全保障の世界に入った場合、国連が決議をして日本のために、日本有事のために来る、まさにこの武力攻撃危機事態等に来るというときに、集団安全保障措置になったからやめるということはないと思うんですけれども、...全文を見る
○佐藤正久君 今のであれば、今の答弁で明確に、集団安全保障措置になったからといってやめるということではないという答弁がありました。  これは、小野先生がこの前の外交防衛委員会で言われた、集団安全保障が根拠になるなんて初耳だとか、ああいう、答弁とちょっと違いますので、これはしっか...全文を見る
○佐藤正久君 政府の方も、あり得ない、想定し得ないことを書いていないと同じなんですよ。もう例外規定がどんどんどんどん広がる、こういうことではなくて、想定し得ないことは法律に書いていないというだけの話で、ここは同じなんです。  最後にもう一回言いますけれども、維新案の武力攻撃危機...全文を見る
09月04日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第16号
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○理事(佐藤正久君) この際、委員の異動について御報告いたします。  本日、猪口邦子君が委員を辞任され、その補欠として高野光二郎君が選任されました。     ─────────────
09月08日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第17号
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○理事(佐藤正久君) 大森参考人、時間が過ぎておりますので、御発言をおまとめください。よろしくお願いします。
○理事(佐藤正久君) ありがとうございました。  次に、神保参考人にお願いいたします。神保参考人。
○理事(佐藤正久君) ありがとうございました。  次に、伊藤参考人にお願いいたします。伊藤参考人。
○理事(佐藤正久君) ありがとうございました。  以上で参考人の方々の意見陳述は終わりました。  これより参考人に対する質疑を行います。  なお、質疑の時間が限られておりますので、御答弁は簡潔に行っていただくよう御協力をお願いいたします。  質疑のある方は順次御発言願いま...全文を見る
○理事(佐藤正久君) この際、委員の異動について御報告いたします。  本日、大沼みずほ君が委員を辞任され、その補欠として島田三郎君が選任されました。     ─────────────
09月09日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第18号
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○理事(佐藤正久君) 鴻池委員長の御指示どおり、しっかりと合意形成に努めて、しっかり審議を進めてまいりたいと思います。
09月14日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第20号
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○佐藤正久君 自民党の佐藤正久です。  まず最初に、今回の豪雨災害におきましてお亡くなりになられた方々、被災された方々に心からのお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。  資料一をお願いいたします。(資料提示)  今回の豪雨災害でも、自衛隊は、国民の命を守る最後のとりで...全文を見る
○佐藤正久君 これは、東日本大震災での福島の原発地域での捜索の模様です。自衛隊はここまで捜索に力を尽くします。  ただ、自衛隊は、災害派遣でも法律がなければ一ミリも動くことができません。阪神・淡路大震災の際に、知事からの要請が遅れて出動が遅れ、結果として人命救助に大きな障害が出...全文を見る
○佐藤正久君 その法改正のおかげで東日本大震災の際は自主的な派遣が自衛隊の方ができて、人命救助で大きな成果が出ました。  ただ、自衛隊もスーパーマンではありません。法律に基づき事前の訓練を行うからこそ結果が出ます。一方、法律がなければ自衛隊は事前の訓練もできません。実は、東日本...全文を見る
○佐藤正久君 事前の訓練は極めて重要です。法律を整備し、事前の訓練をやるからこそ実力集団の自衛隊は国民の命を救える、そう思います。隊員の命を守る上でも訓練は重要です。  私が派遣されたイラク、任務は人道復興支援でした。イギリスの参謀長から言われました。自衛隊の任務、人道復興支援...全文を見る
○佐藤正久君 国民の皆さん、実はイラクだけじゃないんです。ペルシャ湾における機雷掃海活動の司令を務めた落合たおささんは、本年の毎日新聞のインタビューで、ペルシャ湾で海自は遅れて機雷掃海活動に加わったため最も厳しい海域を任された、無事に任務を完了できたものの、国際貢献は早い者勝ち、...全文を見る
○佐藤正久君 総理、危機管理はやっぱり備えあれば憂いなしです。リーダーが憂いなければ備えなしでは駄目です。さらに、憂いあれども備えなしじゃもっと駄目です。まさに今回の法案は、備えのための法案だと思います。国民の命を守るために自衛隊の方々に行動してもらうのであれば、事が起きてからで...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  まさにそのとおりで、政府の案に批判とか反対しているだけで国民の命が守れるんだったら、私も思いっ切り批判も反対もします。それでは守れないんですよ。(発言する者あり)いや、国民を救えない。やはり現場の自衛官も、それでは事前の準備も訓練もできな...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  まさにそのとおりなんです。今、総理も周辺環境が厳しくなったと言われました。では、今日は、どれだけ厳しくなったのか、中国というものを例に取り、議論を進めていきたいと思います。  資料二をお願いします。  これは、九月三日に開催された中国...全文を見る
○佐藤正久君 一般に脅威は意図と能力から成ると言われています。意図はともかく、能力は確実に向上しているということが言えます。  資料三をお願いします。  これは、沖縄を含む南西諸島を余裕で射程に入れる、日本にとって極めて要注意の巡航ミサイルDF10Aと短距離弾道ミサイルDF1...全文を見る
○佐藤正久君 資料五をお願いします。  これは、中国の無人機や早期警戒機KJ500ですが、かなりバージョンアップされています。中国の無人機や早期警戒機の開発傾向と、これらが東シナ海や南シナ海で本格運用された場合の日本の防衛警備に及ぼす影響について、説明を求めます。
○佐藤正久君 資料六をお願いします。  これは戦略爆撃機のH6Kです。沖縄の南西諸島を抜けて日本の小笠原村の沖ノ鳥島の近辺で水上艦艇との連携訓練も行っており、その頻度は年々増加しています。その訓練と中国のA2AD戦略との関係あるいはその狙い、これについての分析をお答え願います。
○佐藤正久君 資料七をお願いします。  まさにこの爆撃機が沖ノ鳥島近辺まで来ているんです。  国民の皆さん、中国の海洋進出能力は年々向上し、中国の艦隊や航空機は、沖縄を抜けてアメリカの艦隊が台湾海峡に出てくるのを阻止すべく、第一列島線と第二列島線の間の沖ノ鳥島付近で訓練を強化...全文を見る
○佐藤正久君 まさに、国境離島の最前線の村民の方の思いだと思います。  続いて、防空識別圏について伺います。  防衛大臣、この小笠原の父島、母島、これは日本の防空識別圏に入っているでしょうか。航空自衛隊のレーダーが届くでしょうか。お答え願います。
○佐藤正久君 まさに、防空識別圏のこれは空白地帯なんです。  昨年の秋、この小笠原で、まさに中国の泥棒とも思えるサンゴ密漁漁船、これ、水産庁長官、約何隻ほどで、それは中国の主にどの辺の省から来ているか、お答え願いたいと思います。
○佐藤正久君 まさに、福建省や浙江省から小笠原まで約千三百から千五百キロあります。往復三千キロ。当時の値段で油代、一隻当たり約四百万円です。二百隻だと、二百掛ける四百万、油代だけで八億円です。当時のアカサンゴ、すごく形が良いものでもキロ当たり六百万円、そんなに捕れるわけはありませ...全文を見る
○佐藤正久君 まさに不明のままなんですよ。誰が関与をしているか分からない。そういう状況でやっぱり来ている。  中国漁船には、また一隻当たり十人ほどが乗り込んでいたと言われています。十人掛ける二百隻で二千人、これは父島の島民数よりも多い。小さな子供を持つお母さんは、夜になり多くの...全文を見る
○佐藤正久君 つまり、飛行機が使えなかったんです。空港が父島、母島にはありません。だから、警察は船で約二日掛けて行きました。でも、天候が悪ければ増派もできなかったと。村長は、空港整備はもちろん、緊急患者空輸も踏まえて、東京都にオスプレイの配備、これも要求しているぐらいです。  ...全文を見る
○佐藤正久君 まさに距離にして一千キロ、その間、給油施設がないんです。一々警備をやめて横浜まで戻らないといけない。給油タンクが大きい巡視船だと、小回りが利く漁船にはなかなか対応できない。小型巡視船だと、給油のために一々横浜に戻らないといけない。給油施設は、やはり領海警備上、伊豆諸...全文を見る
○佐藤正久君 資料九をお願いします。  外務大臣、この写真、どこの国が何の目的で作ったものか、またこのテロップに何と書いてあるか、御説明願います。
○佐藤正久君 まさに、国民の皆さん、これは日本の領土の尖閣諸島の北小島、南小島の写真なんです。どういう形でこれを撮影したのかどうか分かりませんけれども、外務大臣、これは日本の主権に関わる事項です。中国に強く強く抗議をされましたか。
○佐藤正久君 総理、これは極めて大きな問題だと私は思います。  日本の尖閣諸島、これをバックに、辺境の地といえども彼らに占領を許してはならないとのテロップ、彼らとは我々日本人のことです。すなわち、中国軍の軍事目標の一つが我が国領土の尖閣諸島ということを公言しているわけです。国民...全文を見る
○佐藤正久君 まさに今回の法案は、戦争抑止法案なんです。ただ、中国が尖閣諸島を軍事目標としているということを忘れずに、この我々は法案を整備する、その責任があると思います。  次に、尖閣諸島の防衛警備について議論を移します。  尖閣諸島の防衛には、今回の平和安全法制は役に立たな...全文を見る
○佐藤正久君 意外とこれは目立っていないんですけれども、実は極めて大きな一歩なんです。日米同盟調整メカニズムが平時から機能する、これはやっぱり周辺国にとって極めて大きなメッセージ性があります。  二番目が、アセット防護です。  日本の防衛に資する活動に従事している米軍等の装備...全文を見る
○佐藤正久君 まさに、今回、共同訓練でもこのアセット防護ができる、つまり、この法律が成立したら、日米で相互に武器等をお互いに守り合いながら、平時の警戒監視、共同訓練からお互いに対応できる。これは極めて今回の尖閣防衛警備でも大きな一歩だと思っています。まさに活動量を平時から東シナ海...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  日本は日本、アメリカはアメリカ、別個に警戒するよりは、お互いを守り合う形を取りながら警戒をする、相手にとってどっちが嫌か、当然守り合う方が嫌です。これがやっぱり抑止力なんです。  三番目のポイントは、今回の改正で、平時ACSA、米軍等へ...全文を見る
○佐藤正久君 現場にとっては、平時のACSAが今回の法改正でなされる、これ、極めて大きな一歩だと思っています。  四番目は、南西諸島への自衛隊の配備です。  現在、沖縄本島から西に五百三十キロ離れた与那国島まで陸上自衛隊はゼロ、空白地帯です。これでは迅速な尖閣諸島への展開にも...全文を見る
○佐藤正久君 五番目は、在日米軍の展開です。  米国のオバマ大統領は、尖閣の日本による施政権を認めて、尖閣諸島へのいかなる侵害にも反対する、日米安保条約五条の適用、これも明言しております。まさに、集団的自衛権を行使をして、何かあったときは尖閣を守るために五条の範囲内で対応すると...全文を見る
○佐藤正久君 総理、今まで尖閣諸島の防衛警備について議論をしてまいりました。  南西諸島に自衛隊が駐屯し、南西域の要衝に米軍が存在しても、日米連携が実際に機能しなければ意味がありません。今回の平和安全法制の整備によって平素から日米間の同盟調整メカニズムが機能し、それが活用が可能...全文を見る
○佐藤正久君 極めて明快な答弁、そして総理の思いが伝わったと思います。  今の法案、どうしても集団的自衛権の方に目が行きやすいんですけれども、平時からあるいはグレーゾーン事態、これに対する対応も極めて重要です。  次に、グレーゾーン事態対応について議論を進めていきたいと思いま...全文を見る
○佐藤正久君 今答弁ありましたように、機関銃等のレベルであれば十分対応できる能力を逐次向上しています。  また、そもそも現実の問題として、多数の武装漁民がいきなり尖閣諸島などに上陸することは想定しにくいと思います。多数の漁船団の近接は早期から情報を入手でき、それに応じて海上保安...全文を見る
○佐藤正久君 今説明がありましたように、早期察知、早期展開はやっぱり可能なんです。いきなり武装漁民が尖閣のところに上陸するということはほとんど考えにくい、事前展開は可能という答弁がありました。  次に、資料十二をお願いします。  安全保障は、机上の空論ではなく現実的に対応しな...全文を見る
○佐藤正久君 資料、次は十三をお願いします。  今御説明ありましたように、自衛隊の権限というのは自衛権ではなく警察権、何でもできるわけではありません。特に、この資料十三にありますように、自衛隊が出動した場合の懸念事項もございます。  元々自衛隊というのは、自衛権に基づき敵国の...全文を見る
○佐藤正久君 まさに、以前、いがみ合っていたというような批判がありましたけれども、現在は全くそれの批判は当たらない、極めて連携が進んでいるという答弁でございました。  資料十五、これをお願いします。  先ほど答弁がいろいろありましたけれども、警察機関の対処能力を向上させるとと...全文を見る
○佐藤正久君 まさに現時点においては警察機関が対応し、いざとなれば自衛隊がそこに迅速に展開をする、こういうまさに法律と運用が相まって対応するということだと思います。  次に、集団的自衛権の議論の方に移りたいと思います。  今回の安全保障法制、一部には、安倍総理が岸元総理の遺志...全文を見る
○佐藤正久君 ありがとうございます。  ただ、限定的とはいえ、集団的自衛権の行使には法整備が必要です。でも、ルール違反の法律では嫌だねと多くの国民は思うし、私もそれがルール違反であれば嫌だし、現場の自衛官も嫌だと思います。だが、今回の法案は、憲法の枠内であることは明白だし、国際...全文を見る
○佐藤正久君 まさに、今回許されるのは、自衛隊が米国を守るために米国まで行って武力を行使するのではなく、そのまま放置をしたら日本国民の命が守れない場合に限っての自衛のために限定した集団的自衛権です。自国防衛目的以外の集団的自衛権は認められないということです。  ただ、憲法上は合...全文を見る
○佐藤正久君 まさに個別的自衛権の拡大解釈は一番危険で、歯止めがなくなり、自分の行為を全て個別的自衛権で整理してしまうおそれがあります。  資料十八をお願いします。  これは限定的な集団的自衛権の一例で、まさに今まで何回もこの委員会で提示されました、アメリカのイージス艦、これ...全文を見る
○佐藤正久君 まさに、認めて、必要性は言及しているわけです。  しかし、なぜか今年六月の党首討論では、集団的自衛権の行使は必要ないと断言をされ、さらにこの米艦防護を個別的自衛権や警察権で説明してしまえばいいということまで言及されました。驚きました。  個別的自衛権の拡大解釈は...全文を見る
○佐藤正久君 今外務大臣に答弁求めたのは、これは、他国防衛というものを目的とした集団的自衛権で、個別的自衛権とこれをいうのは国際法違反ではないかという質問でございます。
○佐藤正久君 さらに、法制局長官に伺います。  岡田代表が言われるように、既に米国が武力紛争の当事者となっている状況での米艦防護を海上警備行動により自衛隊が対応することは、法制上、憲法上の問題もあると考えますが、いかがですか。
○佐藤正久君 やはり、自国防衛目的とはいえ、集団的自衛権の範疇に入るものを個別的自衛権とか警察権で対応するというのは、これは絶対やってはいけないことだと思います。  次に、この集団的自衛権につきまして、歯止めについていろんな議論がありました。実は民主党の元代表の方々も、集団的自...全文を見る
○佐藤正久君 国民の皆さん、このように民主党の元代表も、しっかり歯止めを掛けた限定的な集団的自衛権、これに言及されているわけです。(発言する者あり)
○佐藤正久君 実は、前原元代表も長島議員も同じように言及をされています。ただ、当時の六月の党首討論で、新三要件を時の内閣に丸投げ、白紙委任、そんな国はどこにもないと批判をしています。私は、新三要件は厳格な歯止めだし、他国が自衛権発動でそれほど厳格な歯止めがあるとも思えません。 ...全文を見る
○佐藤正久君 外務大臣です。
○佐藤正久君 まさに、アメリカもイギリスも豪州も、このような歯止めを法律に明記していないんですよ。つまり、今回の三要件は極めてほかに類を見ない歯止めがあるというふうに私は思います。  総理、御見解をお伺いします。
○佐藤正久君 まさに、このようにしっかり歯止めを掛けた限定的な集団的自衛権、ほかの国にも見られないような歯止めだと私も思いますし、総理からも明快な答弁がございました。まさに、自国を守るためだけの限定的な集団的自衛権、自国防衛の目的以外の集団的自衛権は行わないという、政治の責任を果...全文を見る
○佐藤正久君 まさに国民の命は政治が守るんだ、我々自由民主党は、政府・与党一体となって、この法案、徹底的に議論をし、決めるときには決める、そういう覚悟で議論を進めてまいります。  どうもありがとうございました。     ─────────────
09月17日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第21号
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○理事(佐藤正久君) 委員長が命令したんです。(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)  理事だけ、理事だけ。離れてください、離れてください、離れてください。離れなさい。動議にかけますよ、懲罰動議にかけますよ。(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)離れなさい。  それでは……(...全文を見る
○理事(佐藤正久君) ただいまから我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会を再開いたします。  委員長不信任の動議が提出されましたので、理事会における協議の結果、私が暫時委員長の職務を行います。  委員の異動について御報告いたします。  昨日までに、主濱了君、川田...全文を見る
○理事(佐藤正久君) 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員長鴻池祥肇君不信任の動議を議題といたします。  まず、提出者から本動議の趣旨説明を願います。福山哲郎君。
○理事(佐藤正久君) これより討論に入ります。  御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。
○理事(佐藤正久君) 速記を止めてください。    〔速記中止〕
○理事(佐藤正久君) 速記を起こしてください。
○理事(佐藤正久君) 山本委員に申し上げます。  理事会協議で、討論は常識の範囲となっております。かなり時間が経過しておりますので、討論を取りまとめをよろしくお願いします。
○理事(佐藤正久君) 他に御意見もないようですから、討論は終局したものと認めます。  これより採決に入ります。  我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員長鴻池祥肇君不信任の動議に賛成の方の起立を願います。    〔賛成者起立〕
○理事(佐藤正久君) 起立少数と認めます。よって、本動議は賛成少数により否決されました。  鴻池委員長の復席を願います。  速記を止めてください。    〔速記中止〕    〔理事佐藤正久君退席、委員長着席〕