小此木八郎

おこのぎはちろう



当選回数回

小此木八郎の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月22日第128回国会 衆議院 商工委員会 第2号
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○小此木委員 神奈川一区から選出をされました小此木八郎でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。  きょうは、こういった国会の場で初めての質問を国会議員としてさせていただいております。朝十時から拝聴、拝見をさせていただきまして、ここで質問をされる方、最初の二、三分あいさつ...全文を見る
○小此木委員 済みません。日銀さんにもう一度、四点お尋ねをいたしたいど思いますが、九月二十一日に引き下げられた公定歩合、現在一・七五%は現段階においてどのような効果があったのか、あるいはこれからどのような効果を見せるのか、現在の御認識をお聞かせいただきたい。また、市中金利の低下に...全文を見る
○小此木委員 以上で日銀に対する質問は終わります。どうもありがとうございました。  続いて、中小企業問題に移りたいと思いますが、通産大臣にお尋ねをいたします。  国内景気の低迷に加え、円高進行によって多くの中小企業が苦境に立たされております。ここで、政府の追加の景気対策はいつ...全文を見る
○小此木委員 また、こうした極めて厳しい状況にかんがみ、中小企業対策を抜本的に強化拡充すべきだと考えておりますけれども、中小企業の資金繰りについて質問したいと思います。  政府系中小企業金融機関の貸付規模の拡大、貸し付け条件の緩和、あるいは既に借り入れた部分に係る弾力化、このよ...全文を見る
○小此木委員 どうもありがとうございました。  大変に厳しい情勢であること、もう本当に私も声を大きく聞きますし、両大臣にも御指導いただいて、一緒になって考えてまいらなければならない問題であると思います。  時間がありませんので、次に対ロシア政策について質問をさせていただきます...全文を見る
○小此木委員 日本政府からの大変強い抗議があったということでありますけれども、今後のことなんですが、日本政府として今度の海洋投棄について監視体制というものをしくおつもりはあるのか否か、お聞かせをいただければと思っております。
○小此木委員 それでは、監視体制という具体的なものはもうとるあれはないということですね。
○小此木委員 次に、対ロシアの債務の問題についてお尋ねをしたいと思いますが、現在、民間、公的債務を合わせて二十三億ドルに上ると聞いております。今後どうされるのか、御答弁をいただきたいと思います。  また、貿易保険の債権が焦げつくおそれがあるとも思いますが、これに対して通産省とし...全文を見る
○小此木委員 時間もなくなってまいりましたが、今後新たな輸銀融資や銀行債権が焦げついた場合はどうするのか、この問題、大蔵省にまたお尋ねをしたいと思います。  もう一つ、最後に、今後ロシアに対してでありますが、ロシアに対しても援助をしなければならない、しかし本当に難しい国際情勢で...全文を見る
○小此木委員 時間が参りましたので、一層の御努力を期待いたしまして質問を終わります。ありがとうございました。
10月29日第128回国会 衆議院 商工委員会 第4号
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○小此木委員 小此木でございます。  前回は中小企業問題等についての質問をさせていただきました。きょうも中小企業問題でありますけれども、今回の特定中小企業者の新分野進出等による経済の構造的変化への適応の円滑化に関する臨時措置法案について、この時期の対策として十分なものであるか、...全文を見る
○小此木委員 また、前回の円高不況のときには、今回の法案と性格がよく似ております事業転換法といわゆる企業城下町法が制定をされましたが、事業転換法の方は期待されたほどの利用がなかった、余り効果がなかったと聞いております。その理由と、またその反省が今回のこの法案にどのように盛り込まれ...全文を見る
○小此木委員 ありがとうございました。  そして一方の企業城下町法の方なんですが、これはかなりの成果が上がったと言われておりまして、今回の不況を考えたときに、この種の立法措置は必要でないのかと私は考えますが、御見解を伺いたいと思います。
○小此木委員 今回のこの法案なんですが、不況対策を目的としたものではないというふうに言われておりまして、中長期的な産業構造の調整を目的としている。親企業の下請企業切り捨てに利用されるおそれがあるのではないかと思いますけれども、なぜこのようなときに提出しなければならなかったのか。ま...全文を見る
○小此木委員 中小企業をめぐる現下の厳しい状況ということを踏まえての法案の早期提出ということでありましたが、中小企業は、これまでの不況とは違うより大きな困難に直面をしているというふうに感じておられるのは前回もお話を申し上げたところであります。本法案の第一条の「目的」や第二条第三項...全文を見る
○小此木委員 続きまして、特定中小企業者の要件についてお伺いいたします。  本法律の助成の対象となる特定中小企業者の要件といたしまして、生産額または取引額が相当程度減少していること、下請比率が一定以上であること、輸出比率が一定以上であること、このいずれかに該当することが求められ...全文を見る
○小此木委員 下請比率と輸出比率についてはですが、まず下請比率についてでありますが、下請取引の定義は必ずしも明確でなく、数字的基準としては不適当ではないかと思われます。一方、輸出比率については、間接輸出というものは含むのか。もし含むのであれば、間接分のデータを親企業から求めるのは...全文を見る
○小此木委員 それでは次に、具体的な支援の対象となる中小企業者の行為について質問をいたしますが、本法案の大きな特徴の一つは、海外展開の支援であると考えております。海外展開の実情と、これまでの海外進出助成策の利用状況についてお聞かせください。
○小此木委員 法文上には、第三条にもあるとおり、単に「海外の地域における事業の開始若しくは拡大」となっておりますが、この「海外の地域」には、地域限定は付されていないと考えてよろしいのでありましょうか。
○小此木委員 それというのは、まだ自国の産業が十分に発展していないというようなことなんでしょうか、その国が。そこのところをもうちょっと詳しく。
○小此木委員 それで、今私が申し上げました、いまだ自国の産業が十分に発展していない国々にすぐれた技術等を持った我が国の中小企業がそこに進出をしていった場合に、これらの諸国の産業や企業の発展を阻害するおそれはないかどうか、そうした点ほどのような認識を持っておられるのか、お聞きしたい...全文を見る
○小此木委員 ぜひそうしていただきたいと思います。  続いて、もう一つの支援対象となる新分野進出について質問いたします。  第三条第一項に「新たな事業の分野への進出」とありますが、これは具体的にはどういうことでありましょうか。
○小此木委員 これの新しさという部分で見きわめるのは大変に困難であると思うのですけれども、新しさというのは当人にとって新しいのであれば可と考えてよいのか、また新しさの差異の程度を客観的に果たしてこれは決められるのであろうか、決められないとすれば担当者の主観によって決められるおそれ...全文を見る
○小此木委員 その新しさという、部分で、まだはっきりとしたものがわからないのですけれども、ちょっと具体例を出して私から言ってみたいと思います。  例えば製造業の場合、野球のボールを製造していた会社が、今人気でありますJリーグなどのサッカーボールに変更したいでありますとか、ゴルフ...全文を見る
○小此木委員 次に、本法案による中小企業の利用件数はどの程度見込んでいらっしゃるのか、また、その予算措置をどう手当てされるのか、お聞かせを願いたいと思います。
○小此木委員 この法案で、個々の中小企業者が計画の承認申請をする場合に、申請書の作成に当たる事務能力が十分であるかどうかが心配をされると思います。手続の煩雑さから申請が敬遠されるという事態を招かないようにどのような手だてを用意されておりますか、お聞かせください。
○小此木委員 申請が承認された新分野進出計画及び事業開始計画のすべてが成功するとは思いませんけれども、もし失敗した場合、このリスクヘッジの担保はあるのでありましょうか。
○小此木委員 次に、この計画の承認についてでありますが、お尋ねをいたしたいと思います。  この承認は都道府県知事が行い、あるいは先ほどもおっしゃいましたけれども、さらにそれを市町村長または特別区の長に委任することができることとなっております。こういったことは利便性を考えると理解...全文を見る
○小此木委員 こうした点が大変にわかりにくいといいますか、地域によってそういった判断基準が変わってしまうということになってきますと、やはり相当複雑にもなってくると思いますので、十分に考慮をされてお願いをしたいと思います。  適正判断というものがその実務担当者にできるかどうか大変...全文を見る
○小此木委員 それから、この法案は七年間の時限法となっておりますが、経済の構造的変化への対応を念頭に置いた法律としてこの期間が適当なものであるのかどうか、お聞かせください。
○小此木委員 それでは、もうこの七年がたってしまった場合に、また新しい措置をするということでありましょうか。
○小此木委員 いずれにいたしましても、不況にあえぐ中小企業者の立場に立ちましてこの法案が運用されるには、現場でのきめ細かい対応と判断というものが最も重要であると考えております。本当に複雑でなく簡単にこのような法案が皆さんに使われれば、運用されれば大変すばらしいことであると私は思っ...全文を見る
○小此木委員 時間が大変に余ってしまいましたけれども、この法案がいろいろな時点ですばらしく活用され、この法案がまた一刻も早く通過することを願いまして、質問を終わります。ありがとうございました。