小野次郎

おのじろう



当選回数回

小野次郎の2014年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第186回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号
議事録を見る
○小野次郎君 結いの党の小野次郎です。  結いの党のと初めて今日名のれるようになりました。委員長、また同僚議員の皆様の御配慮に心から感謝申し上げます。  いただいた予定表よりも同僚議員の質問が早いのでどうしてかなと考えておりまして、なかなか人間って自分のことは気が付かないので...全文を見る
○小野次郎君 次に、田中理事長にお伺いしますが、JICAの活動というものも世界中をカバーして、人的にも大変多くのエネルギーを投入してきたわけですけれども、一方で、私たち国内中心にいる人間からすると、特にアフリカに長くおられた近藤さんなんかにはちょっと聞きづらいかもしれませんが、ざ...全文を見る
○小野次郎君 もう一問だけさせてください。  近藤参考人にお伺いします。  近藤さんとは二十数年前、在外で一緒に勤務したこともある、それからアフリカで長くお勤めになって、今、国連の職員ということですから、日本政府の職員とまた違って、ほかの国のこともよく見れているんじゃないかと...全文を見る
○小野次郎君 終わります。     ─────────────
03月13日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
議事録を見る
○小野次郎君 結いの党の小野次郎です。  今日は両大臣の所信に対する質問ということでございますが、外務大臣について、まず冒頭、一言、所信自体について触れさせていただくと、これ、後で僕の質問に関係するんですが、これ所信行われたのが三月十一日付けになっているんですね。ところが、ウク...全文を見る
○小野次郎君 歴史的、伝統的に親日国ってあるじゃないですか。例えばトルコとかフィンランドなんかも言われています。共通している点は何かということなんですけれども、いずれもロシアというかソ連邦というか、その周辺にあって、そういった影響に耐えてきたというか影響下に置かれてきた、それが、...全文を見る
○小野次郎君 アメリカやG7の中でヨーロッパの国々の対ロ制裁の概要をお尋ねしたいと思います。
○小野次郎君 ヨーロッパは。
○小野次郎君 ありがとうございます。  当面の日ロ間の交流で実施予定のものと予定を中止したものがあるようですけれども、さっきどなたかの質問で話題に出ていましたけれども、三月十九日からの日露投資フォーラム、経済交流は予定どおりと聞きました。その一方で、去年の十月にできた日露交流促...全文を見る
○小野次郎君 経済と政治は同じではないとは思いますけれども、一方で、ビザの発給の問題とか資産の凍結とかということを、まあ現実にどれぐらいの該当数があるか分からない面もあります。何というかシンボリックな面もあるのかもしれませんが、これが大事だと思うんです、シンボリックな面が。ところ...全文を見る
○小野次郎君 いろんなロシアに対する牽制というか対抗措置はあり得ると思いますけれども、我が国の場合は、どう考えても軍事的な背景とか、あるいは政治的な関係においてもアメリカを始め幾つかの国よりは少し力が弱いかもしれない。  だから、そういう意味でいうと、経済的な日ロの交流というこ...全文を見る
○小野次郎君 次の質問に移りますが、政府が検討中の防衛装備移転三原則、現行の武器輸出三原則と比べてどこが変更されるのか、またその変更の理由を防衛省にお伺いしたいと思います。
○小野次郎君 長い答弁をいただきましたけれども、要するに、私も官邸にいたときに何回か例外措置についての政府の声明というのは関与したことがありますけれども、今の御答弁は、実質的にはカテゴリカリーに今までできなかったものを大きく拡大するというものではなくて、むしろ手順を単純化すること...全文を見る
○小野次郎君 それでもなお、私はちょっと問題を指摘したいのは、さっき、この武器輸出三原則と言われているのは四十二年のいわゆる佐藤総理の答弁、そして五十一年の三木総理の答弁の中で武器輸出に関する政府統一見解とおっしゃいましたけれども、実は、どの文献にも出ていますけれども、国会もこれ...全文を見る
○小野次郎君 是非、今日は外務大臣もおられるので両大臣にお願いしておきますけれども、十数年にわたって四回にわたってこういう形をして立法府と行政府の間で国是というものをつくってきたわけですから、今回、それを政府の側で見直しをされるというのであれば、それぐらい重みのある対応を特に国会...全文を見る
○小野次郎君 時間があれば個別の国についても、そうでしょうかねと、今まで過去を見ても、大変不安定あるいは紛争をしていた国についてもこの協定を結んでいるような気がします、また結ぼうとしているような気がしますが、今日はもう一問だけ別の質問をします。  河野談話の策定プロセスについて...全文を見る
○小野次郎君 今日は内閣法制局にもお越しいただいたし、防衛省にも質問する予定でしたが、時間がありませんので、また次の機会にさせていただきます。今日はありがとうございました。  私の質問はこれで終わります。
03月17日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
議事録を見る
○小野次郎君 結いの党の小野次郎です。  まず、外務大臣にお伺いします。  総理もおっしゃっています、菅官房長官が何度もおっしゃっていまして、私に対しては、岸田外務大臣も十三日の質問に対する答弁で、河野談話の策定経過は検証する、しかし河野談話自体を見直すことはないという御説明...全文を見る
○小野次郎君 私が聞いているのは、その後段の方じゃなくて前段の方ですよ。検証はするって言っているのは、検証はするけれども、その結果のいかんにかかわらず見直しはしないという説明が通っているのかと、そういう認識ですかということです。
○小野次郎君 一国民として言えば、その相手国との事前のすり合わせというのはなかなか、何だ、外、外というか対外的にすり合わせを先にやるのかという疑問は私なんかも感じることが時々ありますけれども、しかし外交というのはそういう面が僕はあるんじゃないかと思うんですね。  検証が必要だと...全文を見る
○小野次郎君 前段と後段については、何か内向けと外向けの説明が違うような気がして、にわかには私もすっと理解はできませんが、今日はほかの質問もありますので、次の質問に移らせていただきます。  今日は法制局長官にお越しいただいていますが、長官は十三日の福山議員の質問にも、頭の体操を...全文を見る
○小野次郎君 その頭の体操なんですけれども、あなたはたしか、法制局の設置法の三条の三の意見というのについて考える必要があるから頭の体操をしているんだとおっしゃいましたけれども、これは、将来に向かっての意見だけじゃなくて、この集団的自衛権の行使容認、憲法の解釈を変えるかどうかという...全文を見る
○小野次郎君 質問の趣旨が御理解いただけていないようですけど、この六十年間に、例えば個別的自衛権しか認められないんだという解釈で積み重ねてきたよその国との条約その他の国際約束、あるいはその間に国会もそういう認識で作ってきた国内法令が、憲法の解釈が変わったときにはどのように読み替え...全文を見る
○小野次郎君 よく私の質問を聞いてください。  この六十年間、個別的自衛権しか行使できないんだという解釈の下に日本国が外国と結んできた条約その他の国際約束、あるいは国会はそういう理解の下にたくさんの法令を作ってきました。その法令の解釈が、憲法の解釈が変わったときには読替えができ...全文を見る
○小野次郎君 一例を挙げます。  今日は皆さんのお手元にも配らせていただきましたけど、安保条約ってもう一遍読み直してみていただきたいんですね。前文には、両国が集団的自衛権、固有の権利を有していることを確認しということもあり、この五条が一番重要な条文ですけれども、各締約国は、いず...全文を見る
○小野次郎君 だから、個別的自衛権の行使しか認められないという理解でやってきたときにこの条約をそのように理解してきたということだと僕は思うんですけれども、そうでなくて、さっきから言っているように、集団的自衛権の行使を容認したらどうかと総理自身がおっしゃるこの今時点でこの条文を読ん...全文を見る
○小野次郎君 質問に答えていただいていないと思うんですけど。
○小野次郎君 私は集団的自衛権行使の、両大臣にもお聞きいただきたいんですが、この議論が、集団的自衛権を拒絶する、受け入れない立場と、逆に伝家の宝刀のように強く首肯する立場が対立して議論がかみ合っていない印象を私は思うんです。  現行憲法九条、これ改正じゃないわけですから、憲法九...全文を見る
○小野次郎君 長官、よく質問を聞いてください。私言っているのは、どんなにその集団的自衛権行使の議論をしたとしても、現行憲法九条を前提とする限りは、自衛隊が地球の裏側まで出動するとか、他国の防衛のために我が国が戦争に参加するとかという議論にはなり得ませんよねということを伺っているん...全文を見る
○小野次郎君 内容のある答弁がいただけないんで、一問だけ防衛大臣にさせてください。  防衛大臣、今の話……
○小野次郎君 はい。聞いていただいたと思いますが、私は、現下の安全保障環境の中で、どんな場合にどこまで自衛権行使が容認されるかというプラグマティックな議論をこの問題についてもしなきゃいけないと思うんですけれども、大臣の所感をお伺いしたいと思います。
○小野次郎君 質問を終わります。
03月18日第186回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○小野次郎君 結いの党の小野次郎です。  今日は、大臣、時間も限られていますので、私からは太陽光発電など再生可能エネルギーに関するODA協力をもっと活用すべきだという話をさせていただきたいと思います。  実は、去年の十月になりますけれども、在日ケニア大使、ベンソン・オグトゥ大...全文を見る
○小野次郎君 そのベンソン・オグトゥ大使を、北杜市の民間施設なんですけれども、二、三年前にできた施設へ御案内したら、その施設は結構事務所棟と住宅的な両方あるような大きな施設なんですけれども、太陽光発電と太陽熱の暖房を導入していると、新しい建物ですから。バイオマス利用の発電と暖房、...全文を見る
○小野次郎君 トンガというのも島の国だと思いますけど、私は昔鹿児島に勤務したことがありまして、実は、これ外務省に聞くことじゃないんですけど、日本でもまず再生可能エネルギーでコミュニティーを自立というか自給するのに適しているなと思うのは島嶼地区だと思うんです。今まで石油で、石油とい...全文を見る
○小野次郎君 前向きの答弁をいただいたところで申し上げるのもちょっと恐縮なんですが、是非、原発輸出なんかに力を入れるよりも、このノウハウ、資機材、人材、日本の今一生懸命努力している自然エネルギーで自給できるような社会にしていこうというシステムそのものをもっともっと途上国にも広めて...全文を見る
03月25日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
議事録を見る
○小野次郎君 結いの党の小野次郎です。  岸田外務大臣含めて、政府は繰り返し、河野談話の策定経過は政府として再検証する、それは国民への説明責任を果たすためだと、しかし、検証結果のいかんにかかわらず河野談話の見直しはしない。何度伺っても、何か二つのものを、両方の顔を立てようとして...全文を見る
○小野次郎君 萩生田さんは個人的発言だと釈明していますけれども、大臣は大体、彼はどういう場面でこの発言をしたか御承知ですか。
○小野次郎君 日曜日はニュース番組が続くじゃないですか、定番のですよ。局の名前を挙げていいのかいけないのか分かりませんが、毎週行われる定番の報道番組ですよ。そこで発言をされ、その趣旨が、真意を聞きたいといって外で待っていた記者さんがまたぶら下がりで聞いて、重ねて同じ趣旨を言われて...全文を見る
○小野次郎君 また、私は、地元で街頭で署名集めしている人がいた、別にこれは自民党の人と言っているわけじゃないんですけれども、いたから、何かなと思ったら、談話の見直しをしてほしい人、署名してくださいと言っているんですね。説明をちょっと聞いたら、検証してもらって、事実と違うんだったら...全文を見る
○小野次郎君 ちょっと意外な発言されましたね。そうすると、その策定過程の中で、何というんですか、当時の方の証言、もう一遍聞き直すということですか。
○小野次郎君 ですから、論点を整理すると、さっき大臣は三点あると言ったけど、三番目のその話は別。で、一番目の話は改めて聞く気はないと。要するに二番目の、日韓の外交当局間で事前にすり合わせをしたかどうかという、この点について検証されるということですか。
○小野次郎君 前回も私申し上げましたけど、外交上の何か仕掛け、動きをするときに、その相手方の外交当局とこちらの外交当局が水面下である種のサウンド、打診をする、こうしたらこうなるの、こうしたらどうするのということを確認する、言葉を換えればすり合わせは外交の日常の仕事だろうと思うんで...全文を見る
○小野次郎君 何か歯切れが良くないなと思うんですが、今回はじゃなぜ検証することにしたんですか。
○小野次郎君 ほかの質問もあるのでこの関係はこれにとどめますけど、検証はするけど見直しはしない。今度の首脳会談も、口が悪い人が言うのは、対面はするけど懸案は論じないという話だそうですね、話題にはならないそうですけれども。  そういう何か説明を、こっちの説明とこっちの説明を何とか...全文を見る
○小野次郎君 私も、その点に関しては心からそういう成果が上がることを願っております。  さて、法制局長官にお伺いします。  先日提供いただいた資料についてお伺いしますが、私は、頭の体操というのは、いろいろなケースを想定した非公式でかつ未発表の検討を意味するんじゃありませんか。...全文を見る
○小野次郎君 質問にちゃんと答えてくださいよ。頭の体操って何だと思っているんですかと聞いているんです。
○小野次郎君 あなたが提供した資料というのは、端的に言えば、これから安保法制懇のいろんな結論、報告が出た後に対応するための頭の体操ではなくて、これまでの政府部内あるいは法制局内の解説をまとめたものだったんじゃないですか。
○小野次郎君 何か噴き出しそうになってしまう例を挙げられるんで、攻めにくいんですが。  それで、仮にその参考書で過去問だとしたら、福山さんも聞かれた、今日も白議員も聞かれましたけど、じゃ、それを参考にして行った頭の体操の内容を示す資料はどこにあるんですか。
○小野次郎君 もう一遍確認しますよ。  頭の体操の内容を示す何らかの資料がこの間いただいた資料と別に存在したら大変なことですよ。資料は全くないんですか。紙なしでやっているんですか、頭の体操を。
○小野次郎君 後で存在することが明らかになったら、これはもう事もあろうに法律を扱う局でそういうことを対応していたとなったら、国会だって黙っていられないということを取りあえず申し上げておきますけど。  全くノーペーパーで頭の体操をやっているって、じゃ、誰が何しゃべったかって後で分...全文を見る
○小野次郎君 長官に別の角度から聞かせていただきますが、日本の憲法秩序の中では、憲法解釈の最高権威はどこの部局になりますか。
○小野次郎君 つまり、集団的自衛権に関する安保法制懇の議論自体も、またその報告を受けてつくり上げられる内閣の意思も、やはり憲法第九条に関するこれまでの最高裁の判断から逸脱することはできないと理解してよろしいですか。
○小野次郎君 重ねて聞きますよ。現行憲法、憲法改正じゃないんですから、現行憲法九条の下で日本の安全保障を考える限り、確立された憲法上の要請である、外部からの武力行使に対して、我が国の独立、安全を守るために必要最小限度の実力手段の行使は排除されない、許されるという自衛権の範囲につい...全文を見る
○小野次郎君 もうそろそろ時間ではありますけど、そういった青天井の議論をして、何でもありですよみたいな、法制局長官が言っているのは僕はおかしいと思いますよ。やはり、法律的な議論をするんだったら、そこにはこういう土俵の中の議論ですよというのがなければ、自由にお絵描きしていいってもの...全文を見る
○小野次郎君 私は、あなた自身が司法の裁判が最終的な判断だと言っていて、最高裁が示してきた判断の範囲内のことですよねと言うと、今度また司法の判断でない例を挙げて答えられるから堂々巡りになるので、是非その辺はきちんと整理することが、まあ憲法の番人とか言う人もいるらしいですけれども、...全文を見る
03月27日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
議事録を見る
○小野次郎君 結いの党の小野次郎です。  岸田外務大臣、二年前の七月、外務人事審議会で公邸料理人制度についての改善勧告というのが出ているんですね。去年の六月四日だったと思いますが、岸田外務大臣、そしてまた、今日、越川官房長もお越しですが、お二人に私質問していまして、その際に、こ...全文を見る
○小野次郎君 勧告が出たのが二年前、私が指摘したのが去年で、ずっと検討し続けているというのも何かもどかしい感じがいたします。大臣自身が、去年、雇う館長の側からしても、赴任までの短い期間に優秀な公邸料理人を採用しなければならないというのがなかなか難しいという問題もありますし、現地の...全文を見る
○小野次郎君 なるべく検討をして、さっきも申し上げたとおり、全て変えるのが難しければ、そういう状況の整っていると思われるところからでも試行してみるというようなことも是非トライしていただきたいと思いますが、次の問いに入ります。  外務省は、一九九七年度の対インドネシアODA事業で...全文を見る
○小野次郎君 同企業は、そうすると、受注済み又は継続中の事業があるということですね。
○小野次郎君 私は国内官庁出身ですけど、入札に入れないというのは抜け道がよくあるんですよ。  例えば、その期間が終わった後に発注すればいいんだというようなことがあって、この九か月というのは、一年間に使えるODA予算が、十二か月なら分かりますよ、二〇一四年度からは排除すると分かる...全文を見る
○小野次郎君 私は、日本が不正競争防止法にこの国際贈賄罪を入れたときに警察庁の国際組織犯罪の担当の課長だったんですけれども、全世界というか欧米の国をターゲットにしてこういうものをつくりなさいと言ったというよりも、日本を含む幾つかの国がこういうことをやっているということが国際的な認...全文を見る
○小野次郎君 僕がそんなに何で力を入れて申し上げているか分からない方もいるかもしれませんから申し上げますけど、小さい工事が一年を通じてたくさん発注されるような業界だったら、それは一か月停止になったら十二分の一ダメージがあるんですよ。だけど、一年に一本しかない、二年に一本しかないよ...全文を見る
○小野次郎君 福山議員が指摘された翌日の今度報道になると、この会社の社長は贈賄を認めている、調書にも署名したという報道まであって、具体的に時期や金額まで挙げたと出ているんですね。ですから、是非外務省としてもきちっと事実関係の調査を更に進めていただきたいし、必要な措置が出てきたら措...全文を見る
○小野次郎君 質問には答えていただかないと困りますよね。だって、俎上に上っているかどうかの問題じゃないですよ。  この場合とこの場合でどう違うんですかと聞いているんで、分からないなら分からないと言ってほしいし、違わないなら違わないと言ってほしいし、ちゃんと質問の趣旨はお分かりい...全文を見る
○小野次郎君 それは変ですよね。あなた自身が度々引用されている島聡さんの質問主意書、答弁書だって、別にこのときに俎上に上っていたわけじゃないじゃないですか。こういう場合はどうなるんですかと聞いたら、政府は答えているわけですから。同じことを私は今法制局長官に聞いているんですよ。
○小野次郎君 だから言っているじゃないですか。それを島さんが聞いているのに対して答えているでしょう、ちゃんと。別にそのときに改正しようと言っているわけでもないし、解釈変更しようとしているわけでもないけれども、聞いたら答えているんだから、私の質問にも答えてくださいと言っているんです...全文を見る
○小野次郎君 憲法の最終的解釈権限は裁判所にあり、行政府にできることは、これまでの裁判所の判断に沿って誤りなきよう法令を執行することではないのかと、そういう考えについて、長官、どうお考えになりますか。憲法の解釈、運用における行政府の役割をお伺いしたいと思います。
○小野次郎君 はい。  政府において、憲法解釈を便宜的、意図的に変更することになれば、政府の憲法解釈、ひいては憲法規範そのものに対する国民の信頼が損なわれかねないというのは、これもう小泉内閣以来の政府答弁でもあるわけですから、それぐらいは、長官、答弁の中できちっと表してほしいな...全文を見る
04月01日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
議事録を見る
○小野次郎君 結いの党の小野次郎です。  小松法制局長官、今日もまたお越しいただきまして、ありがとうございます。私は、別に長官を、毎回質問させていただいて、今この時点で集団的自衛権の行使を小松さん自身が容認するかどうかとか、法制局として容認するかどうかという見解を求めるのは、そ...全文を見る
○小野次郎君 そうすると、この場合も、やはり個別的自衛権の行使に当たる場合には対応することが可能だという趣旨だということですね。
○小野次郎君 要するに、要約して言うと、一つは米軍基地、もう一つは防衛出動事態というか、武力攻撃が我が国の領域に対して行われたときに来援する米国軍の構成員の場合ということですね。  とすると、さっき私が読み上げた部分というのは、一般的に、別に、同盟国の軍隊に対する攻撃が我が国に...全文を見る
○小野次郎君 別の聞き方をしますけれども、いわゆる自衛権発動の三条件のうち、外部からの武力攻撃という言葉がありますね。この外部からの武力攻撃というのは、我が国に対する直接の攻撃には必ずしも限定されずに、その武力攻撃は、我が国の独立や国民の生命、身体を危険にさらす場合には、第三国に...全文を見る
○小野次郎君 よく分かりました。  次の質問は外務大臣にお伺いしたいんですが、私は、集団的自衛権というのは、本来、武力行使へ参加する行為よりも、そうした事態に至ることを避けるための事前の抑止力というふうに、もし意味があるとすれば大変大きい意味があるんだと思っています。その意味で...全文を見る
○小野次郎君 一般にそういうふうに言われているんですけれども、さっき申し上げたように、集団的自衛権というのが抑止力に重点があるとすると、どことどこが集団的自衛権のパートナーになっているかということがあらかじめよその国に分からなければ抑止力にならないんじゃないかなという疑問がありま...全文を見る
○小野次郎君 私の聞きたい点をピュアなケースで言うと、一方の国に武力行使が既にあったと、後になってから首脳会談開いて、ああ、おたくやられたんだったら、うちと密接な関係があるから、うちも集団的自衛権の行使をしますよというようなことは、さっき言った事前の抑止力にもならないし、結果が一...全文を見る
○小野次郎君 国際法的に言うとそういうことなんですけれども、今から集団的自衛権の議論を国内でやっていくときに、そういう説明をしていたんではなかなか裾野が切れないというんですか、どの土俵で話しているのか分からないような気がするし、しかも、それは結果が一部発生してからもまた、国民の知...全文を見る
○小野次郎君 憲法上はある種の要件の下に許されるんだけれども、長い間、そういう準備はしていませんというふうに政府はまたおっしゃるんですよね。  私は、その集団的自衛権の議論も排除はしませんけれども、今すぐそこにある検討すべきテーマというのは、そういう憲法上も容認されているし、今...全文を見る
○小野次郎君 それはミサイルディフェンスの話だと思いますけれども、私の聞いているのは、必要な場合には発射するところに対する攻撃の能力だって備えるべきじゃないかなと思いますけれども、今日は指摘だけにしておきます。  それから、続きまして、同じようにこれも前から言われていることです...全文を見る
○小野次郎君 この議論ももう何十年も神学論争みたいに行われてきていますけど、しかし、実際、歴史の事実に当たってみると、全く、何というんですかね、武力の行使がゼロの状態から突然本格的な武力行使になるということは極めて例外的というか、なかったと思うんですね。常に最初は何か領海侵犯が起...全文を見る
○小野次郎君 内閣官房、今日お見えでしょうか。済みません。  こうした個別的自衛権の範囲に関する外国への反撃とか、あるいは極めて限定的にしても先制攻撃を必要とする場合などについての問題というのは、安保法制懇では議論されないんでしょうか。
○小野次郎君 この議論を聞いていただいた方も分かるとおり、何十年も議論はされているけれども、本当に、こういうケースのときどうするんだ、こういうケースのときどうするんだということについては余り詰められてこなかった。そういう議論には深入りしない方がいいという長年の流れの中で、棚の上に...全文を見る
04月08日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
議事録を見る
○小野次郎君 結いの党の小野次郎です。  まず、柳澤参考人にお伺いしたいと思うんですが、集団的自衛権の議論の際に、ちょっと今日は憲法との関係というのはおいておいて、なぜこの集団的自衛権に有効性があるのかという議論のときに、私は二つの機能に分けて考えるべきだと思うんですね。一つは...全文を見る
○小野次郎君 私は、政治家になる前は官邸の安全保障・危機管理担当の秘書官を四年半やっていました。その中で、これ、香田参考人、もしお話しできるんであればお話しいただきたいんですが、幾つか思い出に残る事件があります。  それは、例えば二〇〇四年の中国潜水艦が石垣島の沖の領海に侵入し...全文を見る
○小野次郎君 大変興味深いお話をいただいたので、もう一つ。三年ほど前の話なんですが、二〇〇一年に奄美沖の不審船事件というのがありましたね、最後沈没しましたけど。あのときも国際協力があったんじゃないかと私は思っているんですが。  今の香田参考人の話は、普通の国内の霞が関の官庁でい...全文を見る
○小野次郎君 それは多分衛星の方からの話だと思いますけれども、今日はその話じゃないので先に進みますが。  それでは、最後になると思うんですけれども、私は、安保ただ乗り論というのが昔から言われていまして、これは後でどなたかお答えいただければ、ちょっと決めないで質問させていただきま...全文を見る
○小野次郎君 貴重な議論をありがとうございました。  これで終わります。
04月10日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
議事録を見る
○小野次郎君 結いの党の小野次郎です。  昨年の一月、アルジェリアで十人の日本人が亡くなる人質殺害事件がありました。我が党の林宙紀、当時はみんなの党でしたけれども、宙紀議員が去年の四月三日にも私と同じ質問をしているんですけれども、事件当初に安倍総理自身が、アルジェリア軍の軍事オ...全文を見る
○小野次郎君 それは去年の四月三日の答弁と全く変わっていないんですよね、一年間。だから聞いているんじゃないですか。その後の進展、どうなっているんですか。
○小野次郎君 手を下したのが誰かということについて予断を持つことはできませんが、しかし、さっき僕が最初に言ったとおり、アルジェリア軍のオペレーションの中で亡くなったということが報道されているから私は聞いているので、そういう外交チャネルでアルジェリア政府と情報共有って、もしアルジェ...全文を見る
○小野次郎君 質問は、だから緊密に連携しているのかと聞いているんです。
○小野次郎君 御遺体の解剖はされたんですか。
○小野次郎君 その中には盲管銃創もありましたか。
○小野次郎君 冗談じゃありませんよ。二〇〇三年にイラクで奥参事官、井ノ上書記官が亡くなった。御記憶あると思いますけれども、そのときには、ちゃんとこの委員会で相当細かいやり取りしているし、政府の側もきちんと答えていただいていますよ。警察からも瀬川警備局長出てこられて、何条の線条痕の...全文を見る
○小野次郎君 盲管銃創があったということは、停弾状態になっているものもあったということですか。
○小野次郎君 私は本当におかしいと思いますよ。  当時の議事録見ましたけど、極めてお互い質問する方も答弁する方も丁寧に対応しているんですよ、読み上げたっていいですけれども。この事件ではないですが、口径が○○ミリだとか何口径だとか、右回り何条の線条痕があったとかと、そういうことま...全文を見る
○小野次郎君 それでは、理事会でちょっと協議していただくことにして、今日ほかにも聞くことがあるので次に進みますが。  これはまた警察庁ですけど、担当が違うのかもしれませんが、去年も私、聞きました。外務大臣にもお伺いしましたけれども、海外での犯罪被害者に対する犯罪被害者給付の拡大...全文を見る
○小野次郎君 もう野党の方は、昨年の十一月、野党七党でこの海外での犯罪被害者に対する給付制度のこれは拡大ということで法案まで出しているんですよ。政府の方が今年の春には結果が出るからと言って出てきたのが、じゃ、そのおっしゃっている今の制度は警察が所管するんですか、外務省が所管するん...全文を見る
○小野次郎君 内閣府が担当されるんですか。
○小野次郎君 同僚議員もお分かりいただいたとおり、役所というのはやっぱりどこがやるとちゃんと決まらなきゃ検討は進まないんですよ。ところが、警察じゃないということにはどうもなったみたいだけど、じゃ外務省がしょうわけでもない、内閣府がつくるわけでもない。結局、そういう制度があればいい...全文を見る
○小野次郎君 私自身が発議者として、これ全部の政党を回って、自民党さんに行っても、内容はこういうの必要だけど、まあ政府が案を出すのをちょっと待とうよというコメントでした。公明党さんも、趣旨は大賛成だけれども、政府がつくるだろうからそれを見てというような回答で、いけないという党はな...全文を見る
○小野次郎君 御丁寧に答弁いただきましたけど、縮めて言えば、我が国内にいる限り外国籍の方と日本国籍の人間とを区別する理由はないということでよろしいんでしょうか。
○小野次郎君 よく分かったような分からないような感じですが、じゃ、続けて聞きますが、その反対側にある問いが、邦人に対する侵害の排除ということであれば、外国領域にある日本人の生命と安全を守るための武力行使というのは憲法上自衛権行使の目的となり得ると解されているんでしょうか。
○小野次郎君 要するに、この自衛権の行使の要件としては、我が国に対する攻撃という、我が国というのが極めて最も重要な条件だということですね。国籍の問題じゃないということですね。
○小野次郎君 私の質問に対しては、そうだというふうにお答えいただいたものと思いますが。  そうすると、ちょっとここで話余談に入るんですが、駆け付け警護という問題が前から上がっていますけれども、これは通常、その現地へ行った際の現地におられる外国の軍隊とかあるいは現地におられる国籍...全文を見る
○小野次郎君 それは、日本の自衛権行使の三条件から見たときに、この駆け付け警護の問題というのは、日本の自衛権行使の問題とは次元の異なる問題だと考えてよろしいでしょうかという問いなんですけど。
○小野次郎君 自然的権利の行使というのは自衛権の問題なんですか。
○小野次郎君 何か何回伺ってもよく意味が分からないんですけれども、ちょっと一問だけ別の質問を大臣にしたいので、恐縮ですが。  日朝政府間協議で、朝鮮総連会館の競売、落札問題に関して朝鮮側から、宋日昊大使からもこれが日朝間の関係前進のためには重要だとおっしゃっているんですけれども...全文を見る
○小野次郎君 この問題と拉致問題の前進とは結び付けて考えないという姿勢をもう一度お答えいただきたいと思います。
○小野次郎君 終わります。ありがとうございました。
04月15日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
議事録を見る
○小野次郎君 結いの党の小野次郎です。  前回の当委員会において、警察庁に対して昨年一月発生のアルジェリアにおける邦人人質殺害事件についてお尋ねしました。その件については理事会で預かりということになりまして、私から改めて質問させていただきます。  できるだけ丁寧にお答えいただ...全文を見る
○小野次郎君 警察当局には私から改めてお願いをいたします。  まず、国民感情として、これだけ多くの日本人の方が人質になり殺害されたという事件のことを我々は忘れてはいけないわけでありまして、過去においても、様々なテロ事件で、なかなか捜査のめどが立たないなと思っていても、後でほかの...全文を見る
○小野次郎君 そういった過程で私ども国会議員にも議論をする場は与えられると思いますけれども、是非政府で検討する際にも、そもそも何でこの集団的自衛権の検討をするかといったら、やはり抑止力の増大ということが主な目的だとすれば、是非、この一般理論では事が起きた後でも要請や同意ということ...全文を見る
○小野次郎君 質問の趣旨は、限定的な集団的自衛権の行使容認という話も出ているようですけれども、あるいは反対に限定的ということはあり得ないんだということを言っている方もおられますけれども、その発動の要件になるときのエリアというか範囲とそれから我が国が実力行使をする範囲とを分けて考え...全文を見る
○小野次郎君 どうするかと聞いているんじゃないですよ。何か、法制懇って何なんですか。それ、役所じゃないんでしょう、だって。何か懇談会で話して出てきたら、じゃ、そのとおり政府は受け入れるんですか。  政府は、だから、いずれにしても、懇談会からどういう意見が出てくるにしたって、政府...全文を見る
○小野次郎君 私の視点もよく検討に入れていただきたいと思います。  三つ目の問いは、これは法制局長官だと思いますが、いわゆる自衛権発動の三要件のうち、我が国に対する急迫不正の侵害というのは武力による威嚇も含まれるんじゃないかと思うんです。そうだとすると、この危険度というんでしょ...全文を見る
○小野次郎君 しかし、法律の一般的な概念では、急迫不正の侵害というのは、まさに銃を構えて撃つ姿勢を取る、若しくは横に向けてバンと撃つ、空撃ちするというのは当然もう侵害やっていますよね。どうしてならないんですかね、この場合は。もう一遍、法制局長官、お願いします。
○小野次郎君 お聞きになって分かるとおり、まだまだ個別的自衛権についてもうすぐにも必要な議論が私は山ほどあるような気がします。  この問題についても、誰が聞いたって、日本に向けて発射した、それが外れたと、外れたら、じゃ、それは侵害がなかったって、まだないんだというふうになるかと...全文を見る
○小野次郎君 手短に局長に聞きますけれども、大臣は総じて安定していると言いましたけれども、トルコの国内の争乱状態、反政府活動なんか落ち着いたんですか。あるいは、トルコといえば、もう昔からアルメニアテロ、ASALAの活動はちょっと余り活発じゃありませんが、アルメニアテロの要因という...全文を見る
○小野次郎君 終わります。
○小野次郎君 結いの党の小野次郎です。座って質問を続けさせていただきます。  最初に、服部参考人にお伺いします。  先ほども、原発輸出についてはトップセールスが世界的には行われているし必要なんだというお話がありましたけれども、このトップセールスというのは総理だとか、日本でいえ...全文を見る
○小野次郎君 今、国全体としての支援体制とおっしゃったのは、例えば公的信用の付与というか公的資金の活用と、そういう省庁が、トップセールスで政治家が行くだけではなくて、省庁のバックアップが自民党政権になってから活発になってきたということなんでしょうか。
○小野次郎君 経産省のそういう姿勢というのについては、この一、二年改善されているとお考えですか。
○小野次郎君 次は田辺参考人にお伺いしようと思いますが。  実は私自身、じくじたる思いをした経験があるんですね。それは、二〇一一年の三月三十日だったと思うんですが、この参議院に、どこの国だったか、原子力協定がかかったんです。そのとき私はみんなの党にいたんですけれども、元の同僚議...全文を見る
○小野次郎君 舩橋参考人にお伺いしますが、先生は社会学の専攻だということなので、私なりの問題意識をぶつけてみたいと思うんですけれども。  実は、国会事故調もこの原発事故の調査報告の中でとりこの理論というのを挙げていますね。これは経済学の概念かもしれませんが、私は元々が警察出身な...全文を見る
○小野次郎君 最後に一問しますけれども、それは、そういったどうしても原子力産業というのは関係になりがちなときに、それに光を当てる、新しい空気を入れることができるのは、国民の目というものだと思うんですね。だから、そこにやはり情報開示というか、情報が自由に分かるようになっていなきゃい...全文を見る
○小野次郎君 ありがとうございました。終わります。
04月17日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
議事録を見る
○小野次郎君 結いの党の小野次郎です。  早速質問に入りますが、福島で原発事故のあった二〇一一年以降に我が国の企業が海外の原発建設に関して、既に受注、あるいは優先交渉権を得た、若しくは今セールス中だ、売り込み交渉中だと、そういう諸国について御答弁いただきたいと思います。
○小野次郎君 完全に一対一対応じゃないとは思いますけれども、しかし、私は、やはり今の話聞いてみても、実態は、日本企業の原発売り込みセールスが先行していて、その後追いとして政府が後から原子力協定を用意しているというだけじゃないかと、そういう批判があるんですけれども、これについてどう...全文を見る
○小野次郎君 だから、それが、実態は結局、企業の原発売り込みセールスが先行していて、その後追いでほとんど一対一対応で政府の方が今度は原子力協定を準備しているという、そういう構図になっているんじゃないかという批判に対してどうお答えになりますかと言っているんです。
○小野次郎君 それでは伺いますけど、同じように福島で原発事故があった二〇一一年以降で、海外の原発建設に関する我が国の協力というのが話題になった総理の外遊、若しくは閣僚の外国出張というのはどんな国々があったんでしょうか。
○小野次郎君 その全てが結果に今つながっているとは言えませんけれども、しかし、本音で言って、やはり企業の方は、二〇一一年三月十一日の原発事故以降国内で売れなくなった、そういう実態があって、その後海外セールスに重点を置くようになったんじゃないかという批判があるんですけど、これについ...全文を見る
○小野次郎君 一例挙げますけれども、去年の五月に安倍総理がトルコを訪問した際には、原発メーカー、三菱重工、伊藤忠など挙げられていますけれども、そういったところが総理に同行するなど、明らかに特定の原発建設プロジェクトについて企業努力のレベルを超えて、政府自体が我が国企業の受注を全面...全文を見る
○小野次郎君 原発関連資機材の輸出に関して、同僚議員からもJBICやNEXIによるファイナンスの付与について、その審査をどこがするんだという質問が度々出ました。  私は、もっと基本的に、そんなJBICやNEXIによる公的信用付与によって輸出支援をするというのは政府が原発推進に手...全文を見る
○小野次郎君 原発輸出とそれ以外のインフラの問題を全く区別せず、インフラ輸出だから支援するのは当然だみたいな御答弁はなかなか納得できないんですが、経産省の頭の中では、原発輸出とそれ以外のインフラ輸出とは全く同じ扱いをするという覚悟なんですか。
○小野次郎君 政府は、二国間の原子力協定について、この外務省からもらう紙にもう各ページに全部同じことが書いてあるんです。何かというと、この協定は核不拡散と安全技術情報の提供を定めるものであり、特定のビジネスやプロジェクトについて取り決めるものじゃない、こんな政府の説明、まるっきり...全文を見る
○小野次郎君 今日は私は討論をしませんので、質問の最後はちょっと自分の意見に関することも触れますけれども、安倍総理自身が繰り返し、原発依存度を可能な限り下げていくんだとおっしゃっている、国民に約束しているのは、やっぱりこの原発事故の経験を踏まえて日本人が得た最大の教訓が、まさにこ...全文を見る
○小野次郎君 質問を終わります。
04月22日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
議事録を見る
○小野次郎君 結いの党の小野次郎です。  今日は、武器の中でも小型の銃器について、中心に議論をさせていただきます。  今日は、委員長を始め同僚議員の御理解をいただきまして、ちょっと提出が遅くなりましたが、統計資料を二枚お配りさせていただきました。  これ見ていただくと分かる...全文を見る
○小野次郎君 それでは、最近五年間の銃器の年間押収状況と、あわせて、どういう人が拳銃、銃を持っていたんだと、暴力団関係者とそれ以外の比率をお伺いしたいと思います。
○小野次郎君 また、もう一つ聞きますけれども、それにしてもあるということなんですよね、国内にも。しかも、それは暴力団だけが持っているんじゃなくて、七割ですか、四分の三ぐらいは一般の暴力団でない人が持っているということですから、この問題の底の深さというか広がりというのは大変重大だと...全文を見る
○小野次郎君 八割弱が外国製ということで、かつては、かつてって私も知りませんが、もっと昔の人たちは、日本では密造拳銃と言って、何かモデルガンをちょっと改造したような拳銃も発射能力があるからということで拳銃に数えていたこともありましたけれども、この真正拳銃と言われているものの割合も...全文を見る
○小野次郎君 警察の統計の何件何人というのは何丁なのかが分からないんですけれども、多分十七丁はないんですよね。多分もっと丁数は少ないんだと思います。一つの件で何人かが捕まっているということもあると思いますが、それぐらいしかないと。だから、そもそも押収されたものが全ての銃じゃないわ...全文を見る
○小野次郎君 大臣、こういう議定書もあるんです。これ、百か国を超える国が入っていますが、日本は国会にまだ未提出というふうになっています。  この銃器議定書の国会承認付議が遅れている事情を外務省にお伺いしたいと思います。
○小野次郎君 経緯はそういうことなんですけど、でも大臣、これ不思議なんですよね。この附属議定書って三つあるんです、この国際組織犯罪防止条約にはですね。この国際組織犯罪防止条約自体も国会承認済みなんです。同じ刑法改正が必要としているといった国連腐敗防止条約も承認済みなんです。この附...全文を見る
○小野次郎君 だから、周回遅れになっているんですよ、日本は。  この今、審議にかかっている武器貿易条約、これずっとぱらぱらっと通読してみても、前文にもうこの議定書が触れているわけですよ。さっき申し上げた銃器議定書のことを触れているし、一条の目的のところにも当然不正流通の防止とい...全文を見る
○小野次郎君 だから、そこにも当然、不正流通の防止、それからダイバージョンの防止というのが出てくるわけですね。  流用の防止というのは、ダイバージョンって、何といいますか、ここに移転しちゃ駄目だとなっているんだけど、第三国とか団体を通じて迂回してやるような、密輸の手段みたいなも...全文を見る
○小野次郎君 国内的な管理制度を設けるというのもあるんですけど、この条約には。その他、それも含めて、武器の不正取引、流用防止のために条約が定める加盟国のとるべき措置についてお伺いしたいと思います。
○小野次郎君 時間が限られてきましたので余り新しい質問はできませんけれども、私は、二十年ぐらい前にトカレフというのが日本に二千丁ぐらい入ってきた事件があって、その捜査をしていて、当然、この条約の中にも出てきますけれども、軍用のものですから、中国当局から最初は情報提供が得られません...全文を見る
05月12日第186回国会 参議院 決算委員会 第7号
議事録を見る
○小野次郎君 日本維新の会・結いの党、統一会派できまして、二番手として私から質問させていただきます。  まず、JTCというんですか、日本交通技術の、容疑の段階でしょうけれども、ODAに関する国際贈賄事件についてお伺いします。  三月二十七日の私の質問に外務大臣は、事実関係の確...全文を見る
○小野次郎君 最終的なことを聞いているんじゃなくて、身柄が拘束されたかどうかの事実と、何罪で拘束したのかぐらいは聞いていないんですか。
○小野次郎君 それでは、しっかりその辺の事実関係を確認していただきたいと思います。というのは、我が国での対処についてのやっぱり前提にもなるわけですからね。そこは是非続けていただきたいと思います。  じゃ、その次にお伺いしますが、この四月三十日付けの事業への参加排除、ODAへの参...全文を見る
○小野次郎君 ですから、私が聞いているのは、この処分というのはベトナム一か国との関係についての処分なのか、それとも、まだ事実関係私どもはよく分かっていないインドネシア、ウズベキスタン、三国まとめての処分なのかと聞いているんです。
○小野次郎君 それはちょっとおかしいと思うんですよね。  さっきベトナムの話も、拘束された事実も確認されていないし、何罪で現地で訴追というんでしょうかね、捜査されているかも確認できない。今度民間の報告書が出たからって、それで一定期間の参加排除をしたけれども、インドネシアとウズベ...全文を見る
○小野次郎君 そうでなきゃいけないと思いますよ。  だから、ベトナムについても日本政府自身がしっかりともっと事実解明しなきゃいけないし、そこから新たな事実が出てくる可能性もあるわけだし、まして、そのインドネシア、ウズベキスタンについては、麻生副総理が行かれたときに適切な対応を先...全文を見る
○小野次郎君 では、外務大臣にお伺いしますが、ODA事業における不正再発防止、これ前にも、二〇〇八年か九年にもありましたね、ベトナムでも。そのときにも外務省は防止対策をまとめられている。しかし、そしてまたこういうことが起きてくるということについて、防止するための具体的な御決意をお...全文を見る
○小野次郎君 同僚議員の指摘を何か使わせてもらうのは、ちょっとお礼を申し上げつつですね、使わせていただくなら、その二〇〇八年、九年のときにもいろんな改善を図ろうとして不正情報提供という制度を、保護するという制度をつくっているわけですね。今朝ほど議論を聞いていたら、これらの三つの国...全文を見る
○小野次郎君 今言ったのは小野じゃなくて大野の方なんですけれども、私の方も同じことを言いたいです。  一番再発を防止するためにインパクトのある措置というのは、大臣にも聞いていただきたいんですけれども、簡単なんですよ、収賄容疑が出た国にODAを中止しちゃうということです。あるいは...全文を見る
○小野次郎君 その点は、じゃ、よろしくお願いいたします。  話題を変えまして、外務省にお伺いしますが、頭の整理のために教えていただきたいんですけれども、最近よく耳にしますマイナー自衛権の問題というのはどのような範囲のものを指すのか、改めて御教示いただきたいと思います。
○小野次郎君 済みません、その武力攻撃に至らない自衛権の行使というのは、例示としてはどんなことなんでしょう。
○小野次郎君 次に、マイナー自衛権とは別に、一般的にグレーゾーンと呼ばれる問題にはどのような案件が含まれるのか、内閣官房にお尋ねいたします。
○小野次郎君 そこでちょっと私がまた分からなくなって、武力攻撃に至らない事態というので質問を作るときに、片っ方は外務省です、片っ方は内閣官房ですということで、わざわざ答弁書まで分けたんですけど、その違いがまた分からなくなるんですけど、もう一遍、そのグレーゾーンと呼ばれるものにはど...全文を見る
○小野次郎君 よく私にはのみ込めませんが、大臣にお伺いしますけれども、マイナー自衛権とかグレーゾーンと呼ばれる分野について防衛省として今後どのように対処していくのか、法制面、対応能力、双方について問題認識をお伺いしたいと思います。
○小野次郎君 何か、民間の方の懇談会で議論しているからって、防衛の最高責任者がそっちに投げちゃうとちょっと不安になるんですが、話があと続きますので、またほかの、次の答弁のときにまたお答えいただければ結構ですけれども。  次に、我が国に対する武力攻撃、急迫不正の侵害行為と判断され...全文を見る
○小野次郎君 今、話も出ましたけれども、ミサイルを燃料を注入し屹立させるというふうなことも例示で挙げられました。  それじゃ、そのミサイルを積んだ攻撃機が出撃するという事態、これも同じような例と考えていいんですか。
○小野次郎君 法学部で習う授業で、毒まんじゅうの送り付けという事例が必ず出ますよね。第三者にこれを小野さんのところへ届けろと言ったのでは、第三者が途中で気が変わって怖くなってやらないかもしれないと。そうすればならないというんですね、着手に。だけど、郵便局に頼んだり宅急便に頼んで必...全文を見る
○小野次郎君 さっき僕が冒頭に申し上げた武力攻撃開始の予告があったという前提で例示を置きますと、さらにグレーゾーンというさっき大臣も答えられた形での攻撃、侵入というのが、どこかの時点からはやっぱりこれは武力攻撃開始の時点とみなすことができるということもあるんじゃないでしょうか。
○小野次郎君 局長の話を聞いていると、何かギリシャの詭弁の飛ぶ矢は飛ばずという話を聞いているような話なんですよね。  それじゃ、領域の周辺、領域の外に弾がどんどん着弾しても、それはまだ着手がないということになるんですか。
○小野次郎君 そこだと僕は思うんです。やっぱりその相手国、国準も入ると思うんですが、侵害意思というか攻撃意思というのが確認されるかどうかが一番、局長が何回も答弁されている、ケース・バイ・ケースだとおっしゃっている大事な基準なんじゃないかと思うんですね。  私は、今話題になってい...全文を見る
○小野次郎君 防衛省の局長に聞いても仕方ないのかもしれませんが、あなたの答弁は下位法令である自衛隊法や何かの解釈に基づいて憲法上の話をしようとしているから、下から上を見ているんですよね。私たち聞いているのは、憲法上どうなんだと聞いているわけで、そこはちょっともう少し答弁を工夫して...全文を見る
05月15日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第15号
議事録を見る
○小野次郎君 日本維新の会・結いの党の小野次郎でございます。  今日は、まずバラスト水の関係の条約の方から御質問させていただきます。  まず、バラストという言葉も、私も余りこの条約がかかるまではよく知らなかったぐらいですけれども、このバラスト水というのが船舶の運航安全に果たす...全文を見る
○小野次郎君 大変重要な役割を果たすものだということが分かりました。  さっき同僚議員が最後にちょっと触れていたので、通告はしていませんが、もし分かれば分かる範囲でお答えいただきたいのは、あのセウォル号の事件ですけれども、過積載の問題が報道では毎日のように言われているんですけれ...全文を見る
○小野次郎君 重大な事故であり、また調査中ですから、余りこれ以上推測で議論を続けることは慎みたいと思いますが、よく分かりました。  それでは、今度は環境省にお伺いしますけれども、このバラスト水の問題で、港湾、港ですかね、停泊地周辺の海洋環境あるいは経済社会に与える影響について、...全文を見る
○小野次郎君 ムール貝も昔は何か日本にはなかったということですけど、どこかで僕は国産のムール貝の料理を食べたことがあるので、食べられるようになったという面もあるのかなと思っていますが。  もっと深刻な話はないのでしょうかね。今のワカメの話とムール貝の話は分かりましたけれども、何...全文を見る
○小野次郎君 それでは、水産庁にお伺いしますけど、最近テレビなんかでも紹介されていますけど、ホンビノスガイというんですか、水産庁、来られていますよね、何か江戸前のネタになってきている、使われるようになってきているとまで言われているんですけれども、このホンビノスガイの生息範囲、ある...全文を見る
○小野次郎君 分かりました。  次に、これは環境省になるのか国交省になるのか分かりませんが、このバラスト水の衛生基準というんでしょうか、環境基準について教えていただきたいのと、もう一つは、それをどういう仕組みというかからくりで実際に実現していくのか、適用していくその仕組みについ...全文を見る
○小野次郎君 今日、私は外務省に本条約に対する我が国の留保の内容と趣旨というのをお伺いをするつもりでおりましたけど、同僚議員が同じ趣旨の質問をもうされましたので省略させていただきます。  それでは次に、自衛隊法九十五条の武器等防護のための武器使用についてお伺いいたします。  ...全文を見る
○小野次郎君 確認のためにお伺いしますけど、何かあの条文を読むと、この武器を、管理しなさい、守りなさいと言われた武器に対してそれを守るためにも読めるんですけど、私が聞きたいのは、そうすると、自衛官が職務上自ら持っている小型武器みたいなもの、あるいは、当然なんですね、海上自衛隊や航...全文を見る
○小野次郎君 通常はあり得ないかもしれませんが、例えば船とか大きいものになれば、自分の担当は機関の方で、別に武器等の警護をするという任務とは言えないような職務の方もいると思うんですけれども、そういう方も含めて、自らが乗っているもの、自らが持っているものというのは当然警護すべき責任...全文を見る
○小野次郎君 一つ前の質問で、また疑問が出てきたんですが、そうすると、例えば小銃とか機関銃とかを持っているという、一人の兵士として持っているという状態のそのものを奪われそうなときというのはこの対象になるんですか。
○小野次郎君 そうすると、あらかじめ任務が付与されていないと、通常は、逆に言うと適用されないということですか。
○小野次郎君 ありがとうございます。  それでは、次の質問に入りますが、この武器使用というのは、さっき憲法九条にも反しないんだとおっしゃられましたけれども、つまり、相手が国又は国に準ずる組織であっても憲法上の問題はないと理解してよろしいということですね。
○小野次郎君 では、次の質問に移りますけれども、これは内閣府にまずお伺いしたいと思いますが、PKO法の二十四条の武器使用ですけれども、自己保存のための自然権的権利というふうに理解されている、そして相手が国などであっても憲法上の問題はないという説明をされていますけれども、一方で、駆...全文を見る
○小野次郎君 今局長おっしゃった駄目な例の前段の方は、だけど最初から武器使用を前提にするんじゃなくて、例えば難民キャンプに、お世話するというかいろんな意味で支援に入った、その後に脅威が生じた、危険が生じた、実際に攻撃を受けたという場合には、自分の管理の下にあるというふうに認定され...全文を見る
○小野次郎君 それでは、次の質問に移りますけれども、今、後段の方で、任務に対する妨害を排除するためにする武器使用については憲法九条が禁じる武力行使に該当するおそれがあるという点についてですけれども。これは法制局長官にお伺いしますけれども、そうすると、これは確認ですけど、自己保存の...全文を見る
○小野次郎君 一点確認したいのは、今長官おっしゃった中で、一方でPKO法二十四条のように自己保存のための自然権的権利というのがあると。それから九十五条の、自衛隊法の方は、極めて受動的な行為であるということと比べて、この任務に対する妨害排除のための武器使用というのは、これらとも違う...全文を見る
○小野次郎君 今後の自衛権に関する議論の参考になるかと思いまして、今日は武器使用について御質問させていただきました。  ありがとうございました。
05月22日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号
議事録を見る
○小野次郎君 日本維新の会・結いの党の小野でございます。  今日は、防衛省が中心になると思いますが、質問させていただきます。  まず、同僚議員も話題にしておりましたけれども、五月十五日にいわゆる安保法制懇の報告書が出て、それを受けて安倍総理が、大変熱のこもった自らプレゼンテー...全文を見る
○小野次郎君 何かマラソンでいうと、大半走ってきてグラウンド入ったら最後のスパートを掛けるのかと思ったら、この間まで安保法制懇の報告が出たら検討しますと言って、今度出たら、また何か与党間の協議があるからとおっしゃっていたんじゃ、いつまでたっても政府の検討はしないみたいになってしま...全文を見る
○小野次郎君 ますます納得いかないですね。だって、誰もが理解しているのは、日本の防衛を今まで以上にしっかりと万全なものにしていこうという問題ですから、だとすれば、一番外交であり防衛の現場を今日も預かっている、その所管にある大臣なり役所が、こういう問題があるんだ、こういう改善が必要...全文を見る
○小野次郎君 もう会期末まで一か月しかない。それで、後ろを切らずに検討するんだという声も聞こえてくるけれども、時々、やはり会期内に閣議決定までいきたいなんということを言っている人もいるみたいだ。そういうスケジュール感の中で、もう一週間たってしまっている。だけど、内閣官房も外務省も...全文を見る
○小野次郎君 甚だ心もとないところがありますが、違う角度から質問続けますけれども、防衛出動下令の要件、防衛大臣にお伺いしますけれども、我が国に対する外部から武力攻撃が発生した事態、これは当然そうだろうなと思うんですけれども、又はと付いていまして、武力攻撃が発生する明白な危険が切迫...全文を見る
○小野次郎君 そういう判断を内閣総理大臣として行って、自衛隊に対して防衛出動を下令したと。そうすると、自衛隊は我が国を防衛するために必要な武力を行使できるとなるわけですけれども、そういう防衛出動された場合というのと、憲法の議論しているときに出てくる自衛権発動の三要件、特にその第一...全文を見る
○小野次郎君 政府参考人の答弁も結構ですと昨日申し上げましたけれども、一国の総理がああやってパネルまで使って、何か赤ちゃんを抱いた女性のパネルまで見せながら御説明される時代ですから、是非お答えいただけるところはなるべく大臣にお答えいただきたいと。そういう技術的なことだから官僚に答...全文を見る
○小野次郎君 ということは、元々そういう武力の行使を相手方もしてくる、こちらもそれに反撃しなきゃいけないという事態になれば不測の事態になっているわけですけれども、そういう組織的な武力の行使が相手方からあるということは、つまりそれを指示している、指令しているところを止めなければ、牽...全文を見る
○小野次郎君 別の聞き方をしますけど、そうした反撃行為は、当然ですけれども、我が国領域内だけではなくて公海上において、また必要があれば相手国の領域内でも行うことが許されるという理解でよろしいですね。
○小野次郎君 これは、今日はある意味で指摘か要望にとどめておきますけど、事が集団的自衛権の行使という、従来憲法上許されないという議論についても国防上必要があるかどうかという議論をしようと言っているときですから、この敵地攻撃論についてももう五十年ぐらい理論的にはあり得るというところ...全文を見る
○小野次郎君 次の質問ですけれども、安保法制懇の報告の中に事例が六つぐらい挙げてありまして、米国が武力攻撃を受けた場合の対米支援というのがございます。  外務大臣にお伺いしますが、米国が武力攻撃を受けた場合に、米国から我が国に対してどのような支援の要請が想定されるのか、例示で結...全文を見る
○小野次郎君 六つの例が挙げられている中で、例えば、ほかのものは、我が国の近隣で有事があって船舶の検査云々とか、具体的にイメージが湧くんですね。あるいは三番目に出ているのも、恐らくシーレーンなんかだと思いますが、機雷の除去とか書いてあります。でも、この二番目の米国が武力攻撃受けた...全文を見る
○小野次郎君 二〇〇八年の報告書の方を見ますと、公海における米艦防護というのがあるんですけれども、これは前に徳地局長ともやり取りさせていただいたときに、いわゆる防衛出動下令時と防衛出動下令前とでは考え方が違うという話をされましたが、防衛大臣、もう一度、どのようにこの防衛出動下令時...全文を見る
○小野次郎君 そのお話を伺っていると、どうも腑に落ちないのは、そもそも防衛出動を下令されるかどうかというのは自衛隊法に基づく一つの判断でありますけれども、私たちが今議論しているのはもうちょっとプレーンに、我が国に対する武力攻撃、我が国がそれに対して自衛権を行使するというレベルの言...全文を見る
○小野次郎君 僕の質問は、繰り返しになりますけれども、どうして自衛隊法による防衛出動の要件を満たしているときには米艦防護が可能になって、そうでないときにはそれはできないんだという解釈になるんでしょうか。
○小野次郎君 それは、前提として、そうすると、米艦に対する攻撃というのは我が国に対する攻撃ではないと判断しているからですね。
○小野次郎君 九十五条というのは、たしか武器防護の規定ですね。  そうすると、じゃ、次の問いに行きますけれども、平時、つまり防衛出動下令前の状態において共同行動中の米艦については、もう既に今お話しになった両方の例のうちの防衛出動下令されていないときのことですから、多分これはネガ...全文を見る
○小野次郎君 でも、この前は武器等防護についても、たしか防衛省に質問させていただきましたけど、それはあらかじめ何らかの形で武器の防護を命ぜられた職員、職員というか隊員に限るというお話でしたけれども、周りにいる僚艦の船はどの船か分からないわけですよ、突然それに着弾したときに、それを...全文を見る
○小野次郎君 ですから、ほかの船の場合に、そのほかの船を防護するために何かできるかというと、それは難しいということなんじゃないですか。
○小野次郎君 大変厳しいというか、厳格な多分要件の下で一定の場合に可能だということだと思いますが、ただ、確認できるのは、そうすると、別に米艦だけではなくて、仲間の護衛艦に対する突然の攻撃の場合にもそれに対して反撃できるかどうかは、集団的自衛権の問題じゃなくてもうちょっと別の次元の...全文を見る
○小野次郎君 繰り返しになりますけど、集団的自衛権の行使容認という事態になったとしても、いわゆる平時に突然の着弾が隣を航行していた米艦にあった場合だって、それが本当に相手側からの武力攻撃かどうかの判断をしなければ対応は取れないということになるし、まして同僚の護衛艦に対する突然の着...全文を見る
○小野次郎君 米艦、そして同僚の護衛艦。それで、じゃ、民間の船舶が一緒に航行している場合に、その民間の船舶の方に着弾した場合には、その自衛隊の護衛艦はどういう対応を取れるんですか。反撃できるんですか。
○小野次郎君 まあグレーゾーンの話になるのかもしれませんが、要するに、答弁されていても感じると思いますけれども、今まで結局そうやって事柄の整理だけしてきているけれども、実際には現場では何も対応できないということになっちゃうんじゃないですか。  海上警備行動を発令されればとか言っ...全文を見る
○小野次郎君 やはりその話の中にどうしても出てくるのは、やっぱり相手方の侵害の意図というのが大事だと思うんですね。この意図が明示される場合と、明示されないでドンパチの方が先に起きてしまう場合とあり得ると思うんですけれども、自衛権発動の三要件とこの侵害の意図、特に明示された意図との...全文を見る
○小野次郎君 最後、一問だけさせていただきますが、私の考えは、本来国防の目的というのは主権と独立の維持ということにあると思うんですね。その手段が実は外部からの武力攻撃なんじゃないかと思うんです。ですから、主権と独立に対する侵害の対応というか手段が武力攻撃ではないかと思うんですね。...全文を見る
○小野次郎君 切れ目のない対応を考えるという上では、今までのように、何か一つの物事を警察権なのか自衛権なのかと切り分けなきゃ駄目だという考えにいつまでもこだわっていると私は切れ目ができてしまうと思うので、我が国の主権と独立を保持するための活動については、警察権と重なり合う形でも自...全文を見る
05月29日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第19号
議事録を見る
○小野次郎君 日本維新の会・結いの党から、小野次郎が質問させていただきます。  総理、まず、できるできないという議論にこの集団的自衛権の問題はすぐ行きますけれども、私はちょっと違う視点からお話をしたいと思うんですが。  戦後六十年間、国の基本政策として、我が国は集団的自衛権と...全文を見る
○小野次郎君 どうもお触れになりたくないようですね、危険の拡大、そしてデメリットについては。このように丁寧にお伺いしてもお答えいただけないというのは極めて残念でございます。  以前に、私、ある人から本に書かれたことがあるんですが、そのサブタイトルが、「ドアの隙間から秘書官は見た...全文を見る
○小野次郎君 よもやま話をしたかとお伺いしているのではなくて、集団的自衛権の行使容認という国の在り方を大きく変えることについて歴代総理から意見を徴したことがあるんですかということをお伺いしているんです。
○小野次郎君 同時に、私の記憶では、この時期には総理に対して、自民党の総理大臣に対して厳しいことを言う立場にある、当然、当時、自公保政権でしたから、公明党、保守党とは当時、代表レベル、幹事長レベルでしょっちゅうコンタクトはあったわけですけれども、民主党の方、そして社民党の方との会...全文を見る
○小野次郎君 自衛権行使に関しても、私は、憲法の最終的解釈権限というのは司法権にあって、行政府に委ねられているのはこれまでの司法判断から逸脱しない範囲で法令を執行することだと思っています。  憲法の解釈、運用における行政府の役割について、行政府の長である総理の認識をお伺いしたい...全文を見る
○小野次郎君 官僚答弁を棒読みするのはやめていただきたいと思うんですが。  少し各論の方に入ってまいります。  具体論に入りますが、攻撃準備段階に関する情報収集というのが、もうこの五十年、六十年の間に、攻撃準備の情報収集というのは極めて飛躍的にアップしている、情報衛星なんかも...全文を見る
○小野次郎君 今度は総理にお答えいただきたいんですが、公海上における米艦防護、総理自身が挙げた例ですけれども、これ、もう何度も私も国会で質問していますけど、今の解釈、運用でも防衛出動時には対応可能だと言われているんですね。  ですから、現場の具体的状況に従って、今、自衛隊法なん...全文を見る
○小野次郎君 何かそういうところだけは法制局長官が駄目だと言っているというのは、集団的自衛権についてはどうなんだろうと思うんですが。  続けます。  弾道ミサイル防衛に関しても総理はおっしゃっていますけれども、実際に軍事的に考えれば、朝鮮半島から発射を想定した場合には、北のア...全文を見る
○小野次郎君 理論的には分かっている。結構、過去十年間の例を見ると、その予測が外れたりすることも多かったですよね、大臣、御存じだと思いますけど。
○小野次郎君 防衛大臣とここでその点、技術的な議論を続けてもあれですけれども、実際には、五分から七分というのでは、連絡が大臣や総理のところに届くときには五分から七分たっているんですよ。それは、今から飛ばすよといってハワイの沖か何かで訓練したときに当たったというだけの話と実際のこと...全文を見る
○小野次郎君 今日は時間がありませんから、私は武力による威嚇又は武力攻撃の着手があったと捉えてと言っているんで、今までの、要するに着弾しました、当たりましたというのを待つ必要はないんじゃないかというふうに言っているんで、その点をちょっとよく総理の方もお考えいただきたいと思います。...全文を見る
○小野次郎君 集団的自衛権の行使容認の可能性を研究するという今までなかったことを現職総理として踏み込もうとしている割に、部分部分をお尋ねすると全部官僚の答弁をお読みになっていると、何か道具は昔のままの道具を使って新しいことをしようとしても私は難しいんじゃないかと。その部分について...全文を見る
○小野次郎君 一つ、在外邦人の保護のための自衛隊の出動という可能性について指摘しておきたいんですね、質問もしたいんですけれども。これは、ある意味では集団的自衛権の問題以前の大問題だと私は思っています。  というのは、古いことを言うのも恐縮ですけど、一九二〇年の尼港事件って御存じ...全文を見る
○小野次郎君 最後の質問ですが、この集団的自衛権行使容認しようという主張というのは、基本的に、事前の抑止力の強化ということにあるんだろうと思います。そう考えると、アメリカ以外の国と集団的自衛権を共有しても、我が国にとって戦争に巻き込まれるリスクが数の分だけ増えるだけで実質メリット...全文を見る
○小野次郎君 これだけの国の在り方の大転換の議論をしようとするときに、安倍総理、歴代総理の意見を一つずつしっかりとお聞きになろうとせず、野党代表の意見をしっかりと聞こうとせず、歴代自民党幹事長の批判にも耳を貸さず、歴代法制局長官の慎重論にも耳を貸さず、特に前回政権において、あなた...全文を見る
○小野次郎君 日本維新の会・結いの党の小野次郎です。質問を午前中に引き続いて行います。  まず、今日、官房長官に対して御質問したいということを申し出ましたけれども、どうしても出ていただけないということでございます。事柄の性格上、午前中に同じ質問をすれば総理にお答えいただいていた...全文を見る
○小野次郎君 学者が考えたにしてはいやに具体的で、何かでき過ぎていると思いますし、また、防衛の任に当たっている現場から、現実にこういう問題が起きているから、起きそうだから対応を考えてくれと言ってきたものを素直に上げてきたものとも思えない。要するに、総理が集団的自衛権行使容認を進め...全文を見る
○小野次郎君 漏れ伝わっているところでは、例えば離島における不法行為の対処で、一九九七年の下甑島における中国人の不法入国の事案、私も鹿児島県警本部長をやっていましたから、上甑島、下甑島、自分の所管でございましたけれども、大体地方で、まあはっきり言って田舎というか、田舎で殺人事件が...全文を見る
○小野次郎君 私言いたいのは、霞が関の官僚が各省庁で知恵絞って作った案だなという印象しか持てません。  次に、公海上での自衛隊の僚艦に対する着弾、あるいは弾が当たらなかった、護衛艦の周辺の海におっこったというような場合についても、公海上の米艦防護と同じ理屈なんですよね。結局、防...全文を見る
○小野次郎君 ですから、個別的自衛権が行使できる態様、つまり防衛出動下令時であればそれは対応できるということですから、それができないときにも武器等防護で対応できる場合がある。そして、相手の意図とか相手の我が国に対する侵害の行為が認められれば、それは自分の艦に当たったんでなくても対...全文を見る
○小野次郎君 世耕副長官に経緯がお分かりであればお伺いしたいのは、領海内潜没航行潜水艦の例というのを、いわゆるメーンの事例から参考事例というんですかね、要するに落としたと、メーンの事例から落としたという理由についてお伺いしたいと思います。
○小野次郎君 だから、なぜ参考に落としたかということを聞きたかったんですが。  私は、二〇〇四年の、まさに日本の領海内を、恐らく中国と思われますけれども、潜没航行する潜水艦の事件のときにまさに海上警備行動発令の窓口をやっていましたので、現場に達したときにはもう船が領海の外へ出て...全文を見る
○小野次郎君 午前中も総理との質問の中で触れたんですけれども、平時か有事かという、日本の国内法令の制度では全てそれでいろんな制度を分けちゃっていますよね。だから、これグレーゾーンというふうになっちゃうんですけれども、しかしその兵器の特質を考えるならば、言わば相手側の正規軍と遭遇し...全文を見る
○小野次郎君 なかなか議論がかみ合いませんが、要するに、今、現代において宣戦布告をして戦争を始めるなんということは、特に日本についていえば考えられないわけですから、全ての制度を有事だ平時だと分けてしまって、その間にあるものは全てグレーゾーンに入れてしまうというやり方は、私は余りそ...全文を見る
○小野次郎君 今日は、小泉政務官、お越しいただきましてありがとうございます。  私事になりますけど、実は、二〇〇五年から二〇〇六年の間は秘書官をやっておりました私が衆議院議員になって、総理は小泉総理でございました。そのとき所属していた政党の先輩から、総理と元秘書官で予算委員会で...全文を見る
○小野次郎君 芦田修正とは違うんですけれども、やはりブルーヘルメットというんですかね、あの国連のヘルメットをかぶってやるPKOの場合に、今の政務官の説明だとどこまで行っても日本国内と同じ仕分論で対応を考えようとしているということだと思うんですが、もうちょっと前に進めて考えていただ...全文を見る
○小野次郎君 警察の現場でも大きく広げて小さくまとめるというのがあるんですね。だから、自衛権かなと思って警察権でまとめるとか、有事に備えるつもりでいて平時の対応で足りるということもあるので、まさに鳴門の渦巻のようにぐるぐる回る案件なので御苦労されていると思いますが、総理がそうやっ...全文を見る
○小野次郎君 あと一問しか聞けなくなりました。  頭の体操としてなんですけれども、集団的自衛権行使の要件となる、これ外務大臣にお伺いします、要するに、その発動の要件となる他国に対する攻撃については仮に地理的限定はないとしても、我が国が集団的自衛権を行使して武力行使に出る地理的範...全文を見る
○小野次郎君 まあそうですよね、法制局長官に聞くだけやぼだったかもしれませんが、時間になってしまいましたので、私の質問はこれで終わります。  ありがとうございました。
06月05日第186回国会 参議院 外交防衛委員会 第21号
議事録を見る
○小野次郎君 元気ですか。今日は日本維新の会・結いの党を代表して小野次郎が質問いたします。  まず外務大臣にお尋ねしますが、私は何度か国際贈賄容疑について指摘をしてきました。最近の報道では、外務省もベトナムとの関係では新規ODAの停止を通告して事実関係の調査と再発防止策の策定を...全文を見る
○小野次郎君 石兼局長とはもう二十数年前に一緒に同じ職場で仕事をしたこともあるんです。まあ大臣の統率の下に適切に対応されているということを評価するとともに、二国についてもしっかりとやっていただくように私から改めてお願いしておきます。  それでは、あとは防衛省の関係になると思いま...全文を見る
○小野次郎君 それじゃ駄目だと思うんですね。  私も、もちろんそういう近いような仕事をしていましたから、ある程度想像付くんですが、NSCだとか内調だとか、そういう自衛隊の仕事に近い仕事に言わば組織を背中にしょって出向させた、あるいは派遣させたというのでは、いつもの経験の延長にす...全文を見る
○小野次郎君 僕は警察の中でも捜査二課というところの出身でもあるんです。警察の中でもそういう出身の生え抜きの方たちは、官僚を取り調べたり、中にはバッジの付いた議員なんかも取り調べるんですよ。そういう人たちとたまに十年、二十年ぶりに会うと、小野さん、偉くなりましたねって。何が偉くな...全文を見る
○小野次郎君 今度は、いわゆる文官と言うと変ですけれども、官僚の方の話ですけれども、防衛官僚と警察官僚を比較して違うところ何かというと、私も警察官僚出身ですけれども、私たちは普通の警察官と同じことを一通り全部やるんです。僕は警視庁の教養課長というのを二十五年前やりました。教養があ...全文を見る
○小野次郎君 それは、黒江官房長、検討いただいていいと思いますけれども、最初は、例えば尉官の頃なんというのは、いわゆる職種というか、すごく分かれていると思うんですよ。ところが、陸でいえば連隊長とか旅団長とか師団長とかになってくれば、最後は危機管理と統率力ですよ。それが防衛官僚の方...全文を見る
○小野次郎君 誤解がないように、私は別にユニホームじゃないと重要な仕事をしていないと言っているわけではないんですね。例えば警察の場合でも、一番ドラマでよく出てくる中の一つに鑑識課とか科捜研というのがよく出てくるじゃないですか。毎週ドラマありますけど、あの方たちは警察官じゃないんで...全文を見る
○小野次郎君 まあ問題提起をしているだけで、検討いただければ、今日は取りあえず結構だと思っています。  次に、防衛医大の医官養成の仕組みについてお伺いしますけれども、医官の充足率は定員の約七割にとどまるというふうに聞いています。  私の考えは、前から、この医官について、せっか...全文を見る
○小野次郎君 ですから、その中央病院もそうやって統合機関にしているということもあるし、教育のときも統合しているんだから、人事自体も統合してやったらどうかというのがあれなので。  大変恐縮ですけど、鈴木衛生監は防衛医科大学校の御出身ですか、それとも厚生労働省からの出向ですか。
○小野次郎君 森鴎外だって、考えてみればあなたのポストだったわけですからね。それぐらい大きく構えて是非医官の養成をやっていただきたいということを申し上げておきます。  あと一問、時間が一分しかありませんが、大臣にお伺いしたいと思います。  防衛省におけるシビリアンコントロール...全文を見る
○小野次郎君 もう終わりにしますけれども、集落の近くに自衛隊のヘリコプターがおっこったということがありました、私が秘書官のときに。そうしたら、自衛隊からの報告は、不時着したけれども負傷者なしと言うんですね。ああ、よかったと。民家はどうなったんだと言ったら、民家の方は知りませんと言...全文を見る
06月17日第186回国会 参議院 経済産業委員会 第17号
議事録を見る
○小野次郎君 日本維新の会・結いの党の小野次郎です。  私たちは、消費増税の前に、増税の前にやるべきことがあるということを言ってきました。今、八%に増税になりました。法律に書いてあるとおりいくと、来年の秋にまた一〇%に上がるということも想定されるわけですけれども、小規模事業につ...全文を見る
○小野次郎君 次に、皆様方の団体で省エネルギー対策についてどのような施策、取り組んでおられるか、伺いたいと思います。  というのは、大企業であるとかあるいは行政機関もそうなんですけど、今そういう省エネルギーの問題に大変取り組んでいるわけですね。ですけど、お話をいろいろ伺っている...全文を見る
○小野次郎君 住宅の省エネの話はいろいろ話があるし、また大企業とか行政機関の場合にはそれ自体、組織の命運懸けてそういう努力されていますけど、是非、皆様方の団体においてもそういう御努力をいただく必要があるかなと思うし、そのときに何か政治の方でお手伝いできることがあればまた要望なり何...全文を見る
○小野次郎君 もう終わりにしますけど、私、こういう質問をしたのは、何年か前に夕張市商工会議所というのを見に行ったことがあって、どうして商工会議所があるんですかと聞いたら、いや、昔から商工会議所だったんだと言われたことがあるので、そういう町も結構日本中には多いですね。是非、それは政...全文を見る
06月20日第186回国会 参議院 議院運営委員会 第35号
議事録を見る
○小野次郎君 日本維新の会・結いの党の小野次郎です。  私から、まず参議院の発議者にお伺いしますが、昨日から私、実はそこで座らせていただいて傍聴もしていたんですけれども、この今かかっている参議院の規則、規程というのは、実質的には衆議院で審議してもらった規則、規程と違いがあったん...全文を見る
○小野次郎君 最後にささいなという話をされると、じゃ、要するに、実質的には衆議院と同じ内容だと考えていいんですか。
○小野次郎君 憲法上も院の自主性、自律性というのがはっきりと規定されていて、だからこそ参議院規則、規程というのがあるわけでしょう。  そうすると、じゃ、参議院の発議者、もう一遍聞きますけれども、それでは、衆議院のものをカーボンコピーではなくて、しっかりどこはどう改めるべきかとい...全文を見る
○小野次郎君 昨日の同僚議員の質問でも、参議院はそれは規模も違うし、議事の進め方も衆議院と違うんだから、必ずしも衆議院と同じでなきゃいけないわけではない、だからこそ参議院規則で定めるとしているんだから、その点について、あなた最後に、さんざんしゃべった後に、違っちゃいけないっておっ...全文を見る
○小野次郎君 独自の検討はなさらなかったということでよろしいですか。
○小野次郎君 形式的に発議者のところに名前を書かれたというのじゃなくて、実質的な発議者は衆議院の方だったんじゃないですか、結局。内容変わっていないんだったら。
○小野次郎君 参議院の発議者。
○小野次郎君 ちょっと角度を変えた質問しますけれども、それじゃ、参議院の発議者に再びお伺いしますが、この法改正、つまり国会法改正案と参議院の院、ハウスというか、ハウスの中で決める規則、規程がありますね。この両、両というか、実際三つあるんですけれども、国会法とそれから規則、規程と同...全文を見る
○小野次郎君 今までの議論と矛盾していますよ。だって、今まで予算のことも検討しなかった、正式に事務局にも検討させる段階になっていないという認識を表明されていながら、同時にしなきゃいけないというのは、言っていることが矛盾しているじゃないですか。
○小野次郎君 今までの議論を聞いていると、とてもそういう状況には熟していないと思いますね。だって、法律案があって規則があって規程があるんだけれども、予算のことも細部のことも、あるいはこれから丸投げされてしまう議運にも御相談あずかっていないということを確認すると、なぜそれを同時に採...全文を見る
○小野次郎君 質問の趣旨をよく聞いてください。十二月十二日という日にちは分かっていますよ。だから、今同時に採決する必然があるのかと聞いているんですよ。
○小野次郎君 意味がある御答弁は、最初におっしゃった、理論的にはないんですがとおっしゃった部分が一番正しい答えなんだろうと私は思いますよ。  質問の角度を変えますが、今度は衆議院の発議者にお伺いいたします。  特定秘密保護法案、去年の暮れにああいう形で通った際の審議の修正案で...全文を見る
○小野次郎君 今確認できましたのは、この前の特定秘密保護法は四党の共同修正提案があったけれども、今回は自公の二党であったと。そして、規則、規程の方は、衆議院は衆議院の規則、規程であって、参議院は今、参議院の規則、規程が審議されているわけですから、その辺は白紙だということですね。 ...全文を見る
○小野次郎君 時間がないので簡潔にお答えいただきたいんですが。  要するに、この前の法案のときは四党の修正提案ありましたねと、しかし、今回は法案については二党ですよねと。衆議院の規則、規程の修正のときにほかの党が加わった話は伺いましたけど、それは衆議院の規則、規程であって、今参...全文を見る
○小野次郎君 ちょっと中身の話に入っていきますが、昨日も既に同僚議員から、あるいは衆議院で出ていたかもしれません。この国会の両院にも公益通報の仕組みと通報者保護の窓口を設けるべきだという、これは元の法案の共同提案者からも意見が出ていたと思いますが、これについて大口議員も宿題だみた...全文を見る
○小野次郎君 是非それは取り組んでいただきたいと思います。  次の質問に移りますが、適性評価の問題なんですよね、特に審査会メンバーの適性評価。議員じゃなくて、審査会メンバーとなる国会議員の公設秘書について、私は適性評価をすべきだと思うんです。  それはなぜかというと、セクレタ...全文を見る
○小野次郎君 私が質問しているのは、昨日の議論でも、それを扱うことになる審査会の事務局の職員は適性評価するわけでしょう。昨日は、誰か、速記者もなるかと言ったら、速記者もなると言っていましたよね。なぜ、速記者もなって、議会事務局の担当の方も適性評価するのに、議員のすぐ脇で秘密の仕事...全文を見る
○小野次郎君 行政機関の長、大臣の秘書官はどうなんですか。
○小野次郎君 今、大口さんお答えになったのは、事務秘書官でなくて政務秘書官も同じですね。
○小野次郎君 だから僕は言っているんじゃないですか。大臣の命を受けてやる政務秘書官も入るのであれば、どうして議員の命を受けて秘密の仕事をする議員秘書は含まれないんだと、含めるように考えないんだということを聞いているんですよ。仕事ができないじゃないですか、そうでなきゃ、議員の。
○小野次郎君 この法律の立て付けは、限定するということと同時に、それを罰則によってただ一方的に担保するのでなくて、逆に、どうしても扱わざるを得ない人については、適性評価を行うことでそれがその外側へ漏れないようにしているわけでしょう。  私の言っているのは、だから大口さんと擦れ違...全文を見る
○小野次郎君 私は例を挙げただけですけど、いずれにしたって、それを頭にとどめる、若しくは、それを、自分が何を発言するかの準備をする、そのときに一切秘書がタッチしないでなんというのはできませんよ、皆さん、どの議員考えたって。  それが単に適性評価の対象になるかどうかではなくて、刑...全文を見る
○小野次郎君 私は、委員長、昨日から議論を聞いていまして、はっきり言って、誰も感じていることですけど、答弁がたじたじというか、よく詰まっていない、これから考えますみたいな部分が非常に多いこの法案、規則案、規程案については、私はしっかり議運の理事会でもう一度、だって予算の裏当てにつ...全文を見る
○小野次郎君 これで質問を終わります。
○小野次郎君 日本維新の会・結いの党の小野次郎です。  早速質問を、まず法務省、今日お見えになっていますか、質問させていただきます。  今もお聞きになったと思うんですが、この公益通報者の窓口という議論は今回整備から取り残されて宿題になっているわけですけれども、そのことを各党の...全文を見る
○小野次郎君 大変慎重なおっしゃり方をされていますけれども、逆に言えば個別に審査しなきゃいけないのであって、その窓口がないからといって直ちにそれがその犯罪に問われるというわけではないという理解でよろしいですか。
○小野次郎君 専門家に私なんかが例示を挙げても、適切な例が言えるかどうか分かりませんが、例えば、この特定秘密というのはまだ施行になっていませんから、いわゆる他の守秘義務がある情報を、例えば予算の執行に関係するからといって会計検査院に訴え出る、若しくは何か警察にいわゆる俗に垂れ込む...全文を見る
○小野次郎君 ありがとうございます。  それでは、次の問いに移りますが、これは参議院の発議者にお伺いします。  さっき福山議員の質問にもありましたけれども、私は別の角度から聞いてみたいのは、このクリアランス、院の審査室の職員らについての適性評価についてですが、一体誰がこれを行...全文を見る
○小野次郎君 国会職員法の第二十四条の四、二項には、石川さん、もうちょっと限定して書いていますよ。「その院の国会職員」と書いてあるじゃないですか。だから、外部委託ができないんですよ。その院の国会職員、国会職員の身分を持った人の中にそのクリアランスの適性評価をする人がいなきゃいけな...全文を見る
○小野次郎君 いるかどうかをお伺いしているんです。
○小野次郎君 先ほどの福山議員のやり取りをあなたもお聞きになったと思うんですね。そのクリアランスの評価を受ける方の方だって、言わば今までなかった制度をにわかに適用されるかという話なんですよ。  今度、じゃ適性評価する方の側、専門的知識、トレーニングを受けた人が今この参議院の事務...全文を見る
○小野次郎君 何かプログラム法を聞いているような感じがするんですよね。これから考えてもらうやつを規則、規程にしてくるというのは、非常に審議しろと言われている我々の方が迷惑な話なので、詰まっていないということが明らかになっていると思います。  次の問いに移ります。これは森大臣にお...全文を見る
○小野次郎君 今審議しています情報監視審査会の仕事の中身についても、同僚議員の間でも議論があって、これは情報機関の在り方、情報機関の活動について審査すべきだという意見もあるんですね。その意味でも、なかなかこの分野というのは微に入り細にわたって全てを見ることは難しい分野であるだけに...全文を見る
○小野次郎君 是非これは、これすらも公表されないようだと、全くもう何か五里霧中というか、もう暗室で審査しろと言われているのと同じですので、これは公表していただくように是非内閣の方でもう一度検討し直していただきたいと思います。  私は、次の質問に移りますが、これもまた大臣にお伺い...全文を見る
○小野次郎君 それは国語辞典に書いてあるような定義なんですけど、外国から我が国にとおっしゃいました。外国のどこから我が国のどこへということまで特定しているんですか。
○小野次郎君 大臣にお聞きするのもちょっと申し訳ないところがあるんですけど、それじゃ、大臣、サードパーティールールというのと、ノーアクションルールというのと、どう違うか説明してください。
○小野次郎君 少なくとも大臣の常識の中にはないということだと思うんですが、では御説明しますけど、私、このサードパーティールールを実際に、何というか、付された情報をいつも扱っていましたから、いろんなタイプがあります。  つまり、ある機関からある機関に渡すけど、第三者というこのパー...全文を見る
○小野次郎君 インテリジェンスパーパスオンリーというやつもあるんですね。つまり、情報機関と情報機関の間ではいいですよ。それがさっきのノーアクションルールなんですよ。なぜかというと、それをエビデンスに使っちゃいけないとか、それに基づいてオペレーションを掛けてはいけないということもあ...全文を見る
○小野次郎君 個別具体的じゃないですよ。だって、日本の法律に照らしてどう運用するかのときにサードパーティールールの話をされるから、そのサードパーティールールという、あなたの言っているのはどういうサードパーティールールを言っているのかと聞いているので、それを個別具体的に判断するんだ...全文を見る
○小野次郎君 何かどこまでも確認すると言っていますけど、大臣お分かりになっていないのは、この安全保障に著しい支障を及ぼすおそれがあるというときの出せない方の理由にばかりサードパーティールールをお考えになっているかもしれませんが、断固として日本の安全保障を守るために、その国からサー...全文を見る
○小野次郎君 だから分かっていないですよ。  その国との外交関係とか、いろいろあると思いますよ。だけど、事が安全保障に著しい支障があるかないかのことになれば、日本の国益を守ることが第一ですから、そのサードパーティールールは一体どこまでを制約掛けるんだと。大臣のように人がよろしく...全文を見る
○小野次郎君 なるべくその了解をしっかり取って国会に出せるようにしていただきたいというのが私の結論になるのかもしれません。それを安易に理由にして出さないというふうにならないように、内閣も責任を持ってほしいということなんですね。  そう申し上げる一つの理由は、この著しい支障を及ぼ...全文を見る
○小野次郎君 最後になりましたが、秘密指定解除の要件として非公知性を欠くというのがありますね、大臣。この非公知性を欠くというのは、政府の意に沿わない経過も、つまりそれはハッピーな理由じゃなくて要するに出ちゃったと、ディスクロージャーされたという場合も非公知性を欠くという理解でよろ...全文を見る
○小野次郎君 私は、この審議を通じて、何を質問してもなかなか詰まっていないというのを感じるばかりでございます。施行後一定期間内にこの運用状況を議院運営委員会で検証して見直しを行うというようなことを、是非議院運営委員会の理事会で検討いただくことをお願い申し上げて、私の質問を終わりま...全文を見る
10月16日第187回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
議事録を見る
○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  まず一問目は、岸田外務大臣にお伺いします。  今、拉致問題の解決に関して政府担当者の北朝鮮派遣の問題が話題になっています。私は、対話の、何というんですか、継続というのを閉ざすべきではないと思っている一方で、やはり拉致被害者の方たちなど...全文を見る
○小野次郎君 私事ではありますけれども、今月から維新の党の拉致問題対策本部長を私、拝命というか就任しましたので、意見具申もこれからしていきたいと思っています。  もう一問外務大臣にお伺いしますが、これは通告しておりませんけれども、今日のニュースなものですから聞かせていただきます...全文を見る
○小野次郎君 突然の質問に丁寧にお答えいただきましてありがとうございます。  それでは、大変質問しづらいことではあるんですが、これから江渡大臣の政治資金の問題について御質問させていただきます。  まず、江渡大臣、これまで累次にわたってこの問題、いろんな委員会で質問されています...全文を見る
○小野次郎君 そうだとすると、この議事録で出てきている十月六日のやつから見るだけでも随分変遷していますよね、あなたのおっしゃっていることは。  まず、次々と伺っていきますが、この聡友会ですか、政治資金管理団体から江渡議員への寄附について、平成二十一年の二回にわたる江渡議員への支...全文を見る
○小野次郎君 聞かれたことにだけ答えてください、時間が限られているんですから。  しかし、それでは、大臣自らが十月六日に何て言っているんですか。階さんに対しては、それはちゃんとありますから、その辺のところはさせていただきますと、つまり提出しますということをお答えになっている。そ...全文を見る
○小野次郎君 聞かれたことにだけ答えてください。時間が無駄になっています。  もう一度お伺いしますけど、そうやって変遷してきているんです。最初はありますと言っていて次は出しますとまで言っていたのが、今度これは津村さんになると、最終的には理事会の御判断になると思いますと。理事会の...全文を見る
○小野次郎君 まあ、三年間の保存期間を過ぎたからということを随所に入れるので話が分からなくなっているんですよ。一生懸命探しているんだと、まだ見付からないんだという話なんですか。それとも、三年たっているから出す気がないんだと言っているんですか。どっちなんですか。
○小野次郎君 それでは、別のコンテクストでちょっと話が合わないのは、何か、八月の末ぐらいから、あなたが大臣になるかもしれないという情報があったので過去のこういった記録についてもう一遍見直しさせたと、そうしたら誤りが見付かったので訂正したとおっしゃっていますよね。それで、どこか、誰...全文を見る
○小野次郎君 最初の階さんへの質問に対して、あなたの方から、自分の方からですよ、既に記者会見でもしっかり説明したけれども、そもそも流れを一旦お話しさせていただきたいと言って、あなたの方から事のてん末を説明しているくだりがあるんですよ。その中にも、複数の人に渡したとは言っていないん...全文を見る
○小野次郎君 そこも、同僚議員は別に一人か二人かとはっきりと明示で聞いた方はいなかったみたいですから、今御説明で分かりましたけれども。  しかし、多くの国民は理解していないですよ、これ。あなたの方から説明したいと言っててん末説明した中に、一人のケースがあって、親族だとか劇団だと...全文を見る
○小野次郎君 人件費支払だったとおっしゃるわけですが、この支払の形は江渡議員からの手渡しですか、それとも振り込みですか。お二人、それぞれについてどうだったんですか。
○小野次郎君 すっと分からないから重ねて聞いているんですけど。  あなたはまた、今までの質問に対して、元々、本来受け取った人の方が領収書を出せばそれに差し替わるものだと自分は思っていたんだとおっしゃっていますよね。だけど、今日初めてはっきりした二人目の方はずっといる私設秘書、い...全文を見る
○小野次郎君 だから、そのときに、Tさんに渡したときに、高橋さんに領収書くださいと言わなかったんですか。
○小野次郎君 言わなきゃ出てこないのは当たり前じゃないですか。
○小野次郎君 小川議員の質問にも今の私の質問にも時々出てくるこの女の事務員の方というのは、どこに所属している、誰からお給料もらっている方なんですか。
○小野次郎君 じゃ、もう一遍お伺いしますが、平成二十一年以降にこの収支報告に載っていない人件費の支払というのは、これらお二人の四件以外にもあるんですか。
○小野次郎君 そうであれば、この人件費支払の事実を証明する書類を是非当委員会に提出していただきたいと思います。
○小野次郎君 まず、今言っているのは、その人件費として支払ったという相手方の二名の方から、支払われたということを確認する書類を出してくれと言っているので、大臣自身が受け取った仮領収書の二十一年分の二枚の話は別の話ですからね、今言っているのは。人件費支払を証明する書類を出していただ...全文を見る
○小野次郎君 今、政治家と政治家の議論をしているんだし、まして大臣の資質に関する、どちらかといえば江渡さん自身が、疑惑を招くことはないんだという事実を国民に対しても我々に対しても説明したいという立場なんじゃないんですか。それが、しなくてもいいでしょうという姿勢というのは、ちょっと...全文を見る
○小野次郎君 委員長にお願いでございますが、大臣のおっしゃっているその人件費を受け取った方のプライバシーという問題も配慮しなきゃいけないのは分かります。しかし、この論点が絞られてきていて、その証明ができるかどうかということですから、プライバシーに配慮した確認の方法というのもあるわ...全文を見る
○小野次郎君 この方たちについて事務所の方で雇用保険料を払っていましたか。
○小野次郎君 税務申告をしたと何度もお答えになっているのは、最初のめいごさんの件と高橋秘書の件と両方、お二人ともですね。
○小野次郎君 このTさんでも高橋さんでもいいんですけど、Tさんについては、元々の給与、人件費って、既にこの聡友会は五百六十万か何か計上していますけれども、その分じゃなくて、この今問題になっている百万と五十万についても申告しているんであれば、この税務申告の写しというものを是非提供い...全文を見る
○小野次郎君 だから、先ほどから僕が申し上げているとおり、いろんな方法があるので、確認する方法が。例えば、その御当人から今改めて何かを出させるという協力を得にくいというのであれば、江渡さんの方の事務所というか団体の方でこの支払したときに支払明細書とか支払証明というのを出していなけ...全文を見る
○小野次郎君 今の大臣のお答えは、もしそういうものが確認できれば何らかの形で提供できるという理解で、提供する意思があるということでよろしいですか。
○小野次郎君 この問題は、理事会協議になっている案件も残しましたし、また質問自体もまだ終わらない面があるので、続けて別の機会にすることになると思いますが。  ちょっと話題を変えますが、今、松島法務大臣のいわゆるうちわ配布、いわゆるですよ、うちわ配布問題、違法を指摘する人もいます...全文を見る
○小野次郎君 最後にお伺いしますが、左藤副大臣、あなたはこのうちわ配布問題についてどのように認識していますか。
○小野次郎君 言行一致という言葉ありますけど、左藤副大臣、大丈夫ですか、あなた。うちわの問題について、今、やるべきじゃないとおっしゃいましたけど、その言葉に二言はないですね。
○小野次郎君 この点についての質問は後日に回しまして、私の質問はこれで今日は終わります。ありがとうございました。
10月21日第187回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
議事録を見る
○小野次郎君 委員長、委員長。
○小野次郎君 それ、まず認めてくださいよ。認めなきゃ、指摘あったじゃなくて、あなた、そうだったというふうに言ってくれないと持ち帰れませんよ。
10月28日第187回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
議事録を見る
○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  最初にまず、参議院の外交防衛委員長が防衛、外務両省から大臣答弁資料を、ひそかにというんでしょうか、ひそかに、極秘裏に取り寄せていたという件についてお伺いします。  これはまず、外務大臣、防衛大臣にお伺いします。  お二人にお伺いしま...全文を見る
○小野次郎君 それぞれ今、省の長としての受け止めを伺いました。  次にお伺いしたいのは、岸田さんも江渡さんも国会議員でもあるわけで、衆議院議員でもあるわけです。私たちは国会議員として、行政庁に対してどういうふうに接するべきかというのは常に抱えている大きなテーマだと思うんですが、...全文を見る
○小野次郎君 まあ、聞くまでもないことですけど、これだけでも重大な問題、片山委員長のなさったことについては厳しく指摘されるべきことだと私は思っています。  しかし、今日更に付け加えたいのは、問題がこれで終わらなかったということなんですね。提供された答弁資料は、十六日の分と二十一...全文を見る
○小野次郎君 委員長に申し上げますけれども、両大臣から見てもあってはならないことだし、特に紛失については大変遺憾だという趣旨のことが発言がありました。  委員長にお伺いしますが、この民主党の一名というのは小西洋之議員なんですけれども、民主党の小西洋之議員の分だけ残してあったとい...全文を見る
○小野次郎君 聞いていないことまでお答えいただいているような気がしますから、手短に簡潔にお答えいただきたいんですが。  私と委員長は同じ年に政治活動に入りました。私も委員長も行政経験があって国会議員になったわけで、委員長はどういうお考えか分かりませんが、私が常に考えてきたのは、...全文を見る
○小野次郎君 委員部から、委員部主任からですね、あなたが指示されたときに、前例はないと、六文字かな、五文字ですか、短い表現ですけど書いてあるのは、やっぱり委員部からは慎重にお考えになった方がいいじゃないですかという趣旨のことを言われたんじゃないんですか。
○小野次郎君 国会の常任委員長の仕事というのは多岐にわたるわけですけれども、やっぱり与党と野党のある種ジャッジするというか采配を振るうという部分、そして委員部の方の力を借りて会の運営をしていく、委員会の運営をしていくということ、そして行政当局との、できるだけ我々の審議に行政当局の...全文を見る
○小野次郎君 決して、何というか、そうですかといって承服できる責任の取り方だとは思いませんが、不十分だと思いますけれども、今日は時間の関係もありますので、次の質問に移ります。  江渡大臣、江渡大臣も政治の世界で先輩なんで聞きづらいところもありますが、私の務めだと思って厳しく質問...全文を見る
○小野次郎君 今止めたのは私じゃありませんので、何か、また止めたと思われるといけないので、私じゃありませんから。  続けさせていただきますが、説明責任というのは、アカウンタビリティーとか言いますよね。私は、政治家のその説明責任というのは、相手から納得してもらえる、理解してもらえ...全文を見る
○小野次郎君 最初の二十日の国対の方針というのは、自民党国対の方針ということですか。
○小野次郎君 そんなことはあってはならないことだと思うので訂正されたんだろうと思いますが、先ほどの私の政治家の説明責任ってどんなものですかというときに触れました。大臣が何か言ったら、それは僕が言ったんだから信じないあんたたちが悪いんだというお考えなんですか。それは通らないでしょう...全文を見る
○小野次郎君 ちょっとここで行政の方にお伺いします。総務省、お見えになっていますか。  政治資金収支報告の中で、人件費について、不適切な支出の計上を防止するために、政治資金監査においてはどのような方法で支出状況の確認を行うように指導しているのか、お伺いしたいと思います。
○小野次郎君 そうなんですよね。当然ですよ。  この会計帳簿と領収書などとの突合によって人件費は計上できるわけだし、それがないというときには賃金台帳、源泉徴収簿等によって支出の状況を確認することとなっているので、全くなくてどうやってその収支報告しているのかなというのが、非常にこ...全文を見る
○小野次郎君 そうなんですよ。だから、法的義務付けでないけれども、ちゃんとその外部監査を受けるようにすべきだという指導もされているわけですね。  それを江渡さんは答弁の中で、会計監査を受けていますから、受けた結果ですからと、何かすごく全ての手続を何というか果たしているんですよと...全文を見る
○小野次郎君 今日、皆さんにお配りしたこの政治資金監査マニュアル、全部じゃなくて関係ページだけですけれども、一番最後のページ見ていただくと、この適正化委員会がその外部監査の方にこういうような報告書を作りなさいというひな形を添付しているんです。その一番最後のページに、「(別記)(※...全文を見る
○小野次郎君 同僚議員の質問に関連してお尋ねしますけれども、江渡さんは最初に、これは階議員だから衆議院の予算委員会のときから答弁していることからだんだん変遷していると思います、説明が。最初は領収書、二回の領収書については、あります、出します、そして理事会で協議するとなっていたのが...全文を見る
○小野次郎君 この点は、極めて江渡大臣の立場を説明するためには大事な部分だと思います。  この十月七日にはっきりとあなたが、その二十一年の分も二十四年の分も、「いずれも預り金としての領収書として仮の領収書を書いたものであります。」というふうに答えているわけですから。それがだんだ...全文を見る
○小野次郎君 それに関係して、先ほど小川敏夫議員の質問に対して、これまでの質疑に関する議事録を訂正してもいいみたいなことをちょっとおっしゃいましたけど、どの委員会のどの部分について訂正したいとお考えなのか、その理由もお伺いしたいと思います。
○小野次郎君 それでは、累次にわたるこの議事録で今訂正すべきところはないということでいいんですね。
○小野次郎君 その部分はなお少し待ちたいと思いますが、別の質問をいたします。  この聡友会の経理ですけれども、口座からお金を用意する指示というのは誰から出す決まりになっていたんですか。  また、一定金額以上、これはどの団体でもそうだと思います、私のところでもそうですけれども、...全文を見る
○小野次郎君 今までの、私だけじゃなくて、いろんな議員からの質問に対する大臣の答弁を聞いていると、私は大きな疑問が一つあるんですね。それは、四回にわたって高橋さんから事務方を通じてお金を用意させた時点で、江渡議員はこの高橋さんに対しても、あるいは実際にお金を持ってきた女性事務員に...全文を見る
○小野次郎君 それは、高橋さんに指示したときに、高橋さんに対してもあなたに渡す人件費だとは告げていなかったというふうにどこかで答弁されていますよね。
○小野次郎君 そうなると、これは考え方によっては、この日付であなたはやっぱり自分のいわゆる自由になるお金を作ったということになるんじゃないんですか。議員自身、お金を用意させた時点では支払目的について確定的認識を持っていなかったという外形に見えますけれども、そういう可能性はありませ...全文を見る
○小野次郎君 そこが一番、一般的には理解も信頼もされていない部分だと思いますよ。結果的にはそこは渡したということをおっしゃるけれども、その渡したという領収書も出てこないとなると、残っているのはあなたがお金を用意させたということだけしかないし、じゃ、そのことをあらかじめ関係者に言っ...全文を見る
○小野次郎君 大臣は、このめいごさんのケースと高橋さんのケース以外はきちんと何か源泉徴収もしていたというふうに言っていますよね。ほかの、二区支部から雇われた人とか、何かそういう方は違うかもしれませんが、違うというのは、お金の出ているところが違うのかもしれませんが、していると言うん...全文を見る
○小野次郎君 是非、この二十一年についてはめいごさん、二十四年については高橋さんの稼働状況を示す何らかの資料を私ども見れる状態にしていただきたいと思います。これだけのお金を支払っているわけですから、それに対して、いつ働いたかということをチェックしていなかったというのはなかなか理解...全文を見る
○小野次郎君 聡友会の会計帳簿も誤った記載をしていたというふうにたしかどこかの委員会でお答えになっていますが、この両年、二つの年にわたる四回の支払に関する該当している部分だけで結構ですから、これを当委員会に提出願いたいと思いますけれども、可能でしょうか。会計帳簿
○小野次郎君 説明して理解してもらって不信なり疑惑なりを解消したいのは大臣の方なんじゃないかなと僕は思うんですけれども、それ出すのを差し控えたいって、差し控えたら疑惑は解けないですよ、解決しないですよ。その辺のお考えがちょっと、もしそれが関係者に影響があるんだったら、その方たちの...全文を見る
○小野次郎君 国税庁にお伺いしますが、給与所得者が確定申告を行う場合に、月々の給与だけの場合と、月給以外の二回にわたって百五十万を追加支払された場合、両方あるわけですけれども、いずれについても給与支払の申告額を裏付ける資料の提出が必要なのではありませんか。
○小野次郎君 そうなんですよ。やっぱりどこから幾らもらったかというのを疎明できる資料がなければ、確定申告はなかなかできないんですよ、江渡大臣。  この給与明細など支払を証明する記録も残っていない状況で確定申告はしているんですという説明は、何回聞いても説明責任果たしたことにならな...全文を見る
○小野次郎君 だから、私聞いているのは、本当にしているとは誰も信じられないと言っているんですよ、それ。  であれば、もう一遍聞きますけれども、この高橋さんは、この問題になった二十四年だけ申告したと言っているんですか。この今までの議事録見るとそうは読めないので、高橋さんは二十三年...全文を見る
○小野次郎君 小川議員の質問にも関係しますけど、これ、間違ってもこの収支報告を訂正すると分かったから申告したというんじゃないですね。三月のいつも普通に全国の人がやる時期に、この高橋さんは二十三年も二十四年も二十五年もやったと、そういう理解でいいですね。
○小野次郎君 自ら重大な疑惑をあなたは今お話しになっていますよ。  だって、我々が確定申告と言っているんじゃない、あなたの方が税務申告していますからと累次答えているわけですから。だから、それはこの収支報告の訂正をするとき以降ではありませんねと、三月に普通に皆さんがやる時期にして...全文を見る
○小野次郎君 はい。  大臣自ら言ったじゃないですか、この政治資金適正化委員会のやつをちゃんと読んでいなかったと、これからは遵守するようにしますとさっきお答えになったじゃないですか。それに書いてあるでしょう、人件費についてはちゃんと突合しなさいと。突合されるべき資料があなたは提...全文を見る
11月04日第187回国会 参議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  まず、総理にお伺いします。  私は、十月二十日、維新の党の拉致問題対策本部長として、官邸で開かれた拉致問題に関する与野党協議に出席させていただきました。こういった野党からも意見を聞こうという姿勢に対しては評価をいたしております。しかし...全文を見る
○小野次郎君 要するに、意味はあったと思っているけれども、具体的な成果というのは上げることはできなかったということでございます。  最近、政府の原則で、行動対行動の原則ということを挙げられておられますが、私にしてみればこの行動対行動の原則自体が口先だけになっているんじゃないかと...全文を見る
○小野次郎君 総理のお気持ち、メッセージというのは我々も明確に理解できるし、また外に向かっても発信していますけれども、外交交渉でもあるんですけれども、あちらの最高権力者から、今回はしっかりやるというメッセージは全然伝わってこない。せいぜい、総理のお言葉を借りても、先方に伝えること...全文を見る
○小野次郎君 いずれにしても、これは自然エネルギー立国を進めるために大事なシステムだと思うし、もう一つは、安倍内閣のアベノミクスの三本目の矢の僕は成長戦略としても大変重要な部分だと思っています。その点についての信頼性なり期待が揺らぐということがないように、是非力強く政策を進めてい...全文を見る
○小野次郎君 現在ゼロであって、原発依存度を可能な限り下げていくということは将来ゼロになるという考えがあるんですかという質問に、どうしてもお答えになりたいというから経産大臣にお願いしたら、何か今のお答えは全然そのことと関係ないお答えをいただいたような気がいたします。  時間の関...全文を見る
○小野次郎君 総理は九月の政労使会議で民間企業に年功序列の賃金体系の見直しなどを求めておられますけれども、国民みんなが一番よく知っているのは、実は極端な年功序列というのは公務員の給与体系なんじゃないですか。その辺からまず改革すべきだと思いますが、今日は答弁を求めませんので、是非、...全文を見る
○小野次郎君 余り踏み込んだお言葉がいただけなくて残念ですが、是非検討いただきたいと思います。  それでは、お待ちかねというか、政治と金についての質問をさせていただきます。  江渡大臣、恐縮でございますが、今日お手元に配らせていただきました政治倫理綱領、これは国会議員が全会一...全文を見る
○小野次郎君 これは衆参共に綱領を決議しているんですが、今日は江渡大臣が衆議院議員なので衆議院の方の倫理綱領を使わせていただいております。  それでは、二枚目のパネルをちょっと見てください。今どういう疑惑が江渡大臣については挙がっているかということを簡単に御説明させていただきま...全文を見る
○小野次郎君 大臣の弁解は、よく考えてもそんなに悪質な違反じゃなかったんだという疎明はしているように聞こえますけれども、ただ、さっき申し上げたとおり、事実関係と、それから明らかになっているこの緑の張り札になっているものだけ見ると、あなたの違法な寄附を受けたという違反は立証されてい...全文を見る
○小野次郎君 大臣、大変な発言、あなたはしていますよ。  仮領収書って、あなた自身が違法な寄附を受けたときの領収書ですよ、これ。それを外部監査で認めてもらったといったら、あなた、今日初めて自分が寄附を受けたということを外部監査人にも認めてもらったと発言しているんですよ。それでい...全文を見る
○小野次郎君 仮領収書というのはあなたが聡友会からもらったときに出した領収書のことを言っているんでしょう、これパネルで見ても。それを外部監査が認めてくれたといったら、それは真実のお金の授受が聡友会と江渡議員で行われたということになるから、それはあなたの新たな違反を認めたことになり...全文を見る
○小野次郎君 総理、将棋なさったことあると思いますが、このパネル見て、この局面というのは将棋でいったらどう表現されますか。
○小野次郎君 総理、このパネルは、詰みですよ、詰み。江渡大臣は詰んでいるんですよ、もう。  ですから、こういった大臣に対して総理は、説明責任をしっかり果たすか、しからずんば、自分の責任を明らかにするか、江渡大臣に喝っと入れてほしいんですけど、総理、そういう気持ちはありませんか。
○小野次郎君 質問を終わります。
11月06日第187回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
議事録を見る
○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  今日は、日豪EPAの審議ということでありまして、私もお聞きしたい質問を作りましたが、外務大臣、また外務省の方には恐縮ですが、その前に江渡大臣への質問ありますので、何とかたどり着きたいと思っていますが、場合によってはたどり着けないことがあ...全文を見る
○小野次郎君 出させていただいたのが十分じゃないということを申し上げて、この件については、また引き続き理事会を通じて議論していただきたいと、委員長、お願いいたします。
○小野次郎君 じゃ、大臣、もう一度聞きますけど、平成二十一年分の収支報告のどこをどのように訂正したんですか、二十一年の方については。
○小野次郎君 今日、総務省にお越しいただいています。選挙部長には急にお願いして大変恐縮でございますが、お尋ねしたいと思います。  この法定期間が終了して収支報告自体を処分しちゃった後に、これ記載内容の訂正というのはどのように行われるものなんですか。
○小野次郎君 私が聞いているのは、その訂正願が出てきたときに、その訂正しようとしている中身について、事実、真実であることを説明する領収書とか様々な資料というのは、提示を受けたりあるいは提出を受けたりするんですか。
○小野次郎君 じゃ、選挙部長にもう一遍聞きますけど、そうすると、この江渡さんの平成二十一年の収支報告書自体は訂正されたと言っていいんですか。それとも、それを官報に掲示した、官報の記載が変わっただけだと考えた方がいいんですか。
○小野次郎君 そうなんですよ。  ですから、もう、いわゆる、私はあえて何責任とは言わぬけど、いろんなほかの法律上の責任の議論をするときの収支報告書に記載に問題があったかどうかということについて言えば、これはもう訂正のしようがないんですよ、もう処分されているわけですから。それと同...全文を見る
○小野次郎君 今日、四日の予算委員会の議事録、これ未定稿ですけれども、これを皆さんにもお配りさせていただきました。大臣もお持ちになっていると思いますが、それを御覧になって聞いていただきたいんですけれども、その議事録の七ページとなっているところを見てください。あなたは、予算委員会、...全文を見る
○小野次郎君 前段のところだけこの間予算委員会で言われたので誤解を与えたと思うんですよ。だって、記載に誤りがあって、しかもその誤りの中身がそのままでは違法な寄附を受けたという記載になっているから訂正しておきながら、まずおっしゃる最初が、きちんと作成して適正に行ってきたと。そうじゃ...全文を見る
○小野次郎君 次に、この同じ七ページの黄色い線を引いた二か所目と三か所目を見ていただきたいんですが、あなたは予算委員会で、修正のときに仮の領収書があったればこそ、そのことが人件費とみなされた、修正は受理されたとお答えになったり、また次にも、この仮の領収書で人件費と認めてもらったか...全文を見る
○小野次郎君 特に二十一年の方は、さっき部長も言っていたじゃないですか、言われたとおり直しただけですと、資料なんか見ていませんと。見ようがないわけですよ。だから、正確にお答えいただかなきゃ困りますよ。  次に、八ページ目……(発言する者あり)まあ次の答弁のときに言ってください。...全文を見る
○小野次郎君 極めてその大臣の姿勢は、私は納得できませんよ。テレビで国民に放映しているときには調子のいいところだけ言っておいて、こうやって問いただすと、私の真意は、と理解している、私は思っていたんだと、理解していたというだけですよみたいな、それって言い訳でしかないじゃないですか。...全文を見る
○小野次郎君 今大臣のお話を伺えばこそ、なおのこと、江渡議員に関するこの疑惑を晴らすためには高橋さん本人からの資料提供が極めて重要になっています。それが今得られないということですので、私は、この高橋さん本人を当委員会に参考人としてお呼びいただき、説明を求めることを求めます。  ...全文を見る
○小野次郎君 それでは、外務大臣、大変お待たせして恐縮でございます。EPAについてお話しさせていただきますが。EPAではないんですけれども、PSIというのがありますね、拡散に対する安全保障構想、二〇〇三年に始まっていますが、日豪両国とも参加していますけれども、具体的にこれまでどの...全文を見る
○小野次郎君 僕は、このPSI自体はあくまでも法執行に関する国際協力の枠組みだと思っていますけれども、それでよろしいでしょうか。
○小野次郎君 ありがとうございます。  我が国が集団的自衛権をその国のために行使する我が国と密接な関係にある他国というのは、これまでの議論の中でも必ずしも安保条約を結んでいる米国に限られないと政府は説明されていますね。オーストラリア、この我が国と密接な関係にある他国と考えること...全文を見る
○小野次郎君 この点は前にも大臣と私がちょっと議論して、それがいいとは思わないんですね。  つまり、世界中のどこかでどんと何かあったときに、日本国民が、その国が我が国と密接な関係のある他国と言えるかどうかが事前には分からないでいて、どんと何か事件か戦争みたいなのが起きたときに、...全文を見る
11月12日第187回国会 参議院 憲法審査会 第3号
議事録を見る
○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  私は、日本国憲法の基本的な価値観というのは維持しつつも、特に統治機構を中心に憲法改正に取り組むべきだと考えています。その意味で、私は一院制というのが有効なのではないかと思っていますが、今日はその一院制の問題はちょっと横に置きまして、参議...全文を見る
11月13日第187回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
議事録を見る
○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  今日はPSIについて質問させていただきます。これは二〇〇三年以降新しい多国間協力の枠組みとして存在しているわけですが、余り議論されたことがない問題ですので、是非今日はしっかりと質問させていただきたいと思っています。  まず、外務大臣に...全文を見る
○小野次郎君 それでは、大量破壊兵器というのは、核兵器とか、具体的には例示するとどういうものですか。
○小野次郎君 二〇〇三年以降、我が国がこのPSI多国間訓練、主催した状況並びにこれまでの自衛隊部隊の参加実績、よその国が主催した場合の参加も含めて、その実績を両方お伺いしたいと思います。
○小野次郎君 外務大臣、率直にというか、さりげなく自衛隊の話をされましたけど、元々これ、二〇〇三年にこの問題が、このテーマがアメリカから投げかけられたときに、日本の官邸においては、この訓練へ海上保安庁からの参加は強く求められるけれども、海上自衛隊の参加は困難であろうという認識を示...全文を見る
○小野次郎君 別の形で質問しますけれども、これは防衛省の参考人にお伺いしますが、このPSI合同阻止訓練、自衛隊にとっては本格的で実質的オペレーションを伴う多国間訓練と説明されているわけです。自衛隊部隊の具体的な活動内容をお伺いしたいと思います。
○小野次郎君 今度また外務大臣にお伺いしますが、このPSIの国際法上の法的根拠、お伺いしたいと思います。これは国際法上の根拠を持たない、いわゆる有志連合と考えるべきなのかなと私は思いますが、大臣の御認識をお伺いしたいと思います。
○小野次郎君 これは外務省か防衛省かどちらか分かりませんが、これまで、じゃ、PSIで海上阻止行動が実際発動された事実というのはあるんですか、防衛省。
○小野次郎君 それでは、防衛大臣にお伺いしますが、このPSIに我が国自衛隊が参加決定するに当たってどのような国内手続を経るおつもりなのか、お伺いしたいと思います。
○小野次郎君 阻止行動とそれを想定した訓練と分けて考えなきゃいけませんが、私は、このPSIイニシアティブに日本が加わった以上、この阻止行動に加わることも想定しているから訓練に参加しているんだと思うんですが、もう一遍防衛大臣に聞きますが、自衛隊がこのPSIの合同阻止行動に参加する際...全文を見る
○小野次郎君 しかし、このPSIというのは、多国間で合同で阻止の活動をしようというわけですから、海上警備行動を東南アジアだとか何かそういうところでも取ることがあるということですか。
○小野次郎君 このPSIは公海上での活動も想定しているということですね。
○小野次郎君 じゃ、他国の領海とか他国のEEZ内の活動も想定しているんですか。
○小野次郎君 それはおかしいでしょう。だって、日本の領海、あるいは日本の領海の外の公海だけを想定しているのであれば、どうして多国間で合同で阻止するという構想になるんですか。私が聞いている質問は難しくないと思うんですよ。  東南アジアの国々十一か国が参加しているわけですが、合同で...全文を見る
○小野次郎君 それだとどこまで行っても合同阻止行動にならないんじゃないですか。  日本のことをやるだけだとおっしゃっていますけど、これはもう構想自体が、多国間で、このアジア太平洋地域で、広域で共同で阻止行動を取ろうという構想でしょう。ちょっと説明が矛盾しているように思うんですけ...全文を見る
○小野次郎君 このPSIは当初から我が国の政府においては法執行の取組と理解してきたと思うんですけれども、その理解は今でも変わらないと考えてよろしいですか。外務省にお伺いします。
○小野次郎君 一緒に勉強して実力を上げましょうという話ではないでしょう、これ。だって、同じ海域で合同で阻止訓練を行って、いざというときには合同で阻止行動を取ろうというのがPSIなんじゃないんですか、外務省。
○小野次郎君 外務省にお伺いしますが、じゃ、海上における取締り活動は我が国国内法ではいかなる犯罪に対する取締りなのか、お伺いしたいと思います。
○小野次郎君 その点は後でまたお伺いしますが、もう一遍原点に戻ってお聞きしますけれども、海上での法執行は自衛隊の任務、権限なのか、お伺いしたいと思います。
○小野次郎君 それはおかしいんじゃないですか。いわゆる講学上の警察権の行使というのは自衛隊も法で認められた範囲で分担しているのは分かりますけれども、私の言っている法執行というのは、刑事訴訟法に基づくような差押えとか捜索とか、そういったものを自衛隊が任務として持っているのかというこ...全文を見る
○小野次郎君 PSIは、この二〇〇三年の阻止宣言においても主たる対象をそもそも拡散懸念主体と言って、国又はいわゆる国準だと言っているんですね。国や国準を念頭に置いているものがどうして法執行の取組だというふうに説明できるんですか。  補足しますけれども、PSIはそういうものなんで...全文を見る
○小野次郎君 私が問題を指摘しているのは、最初、二〇〇三年から、国内では、法執行、つまり刑事司法の国際協力だという説明をして海上保安庁あるいは警察庁にも参加するようにと言っておきながら、元々アメリカから言ってきていること自体が相手が国又は国準ということで、しかも大量破壊兵器の拡散...全文を見る
○小野次郎君 この合同阻止活動の対象が国などであるのに、旗国主義と言っていますけれども、その船というか、その国自身がまさにこの大量破壊兵器の拡散に手を染めているという場合に合同で阻止しようという活動が、どうしてその旗国主義で抑止できるんですか。
○小野次郎君 ちょっと質問の向きを変えますが、これは防衛省にお聞きしたらいいんでしょうかね、外国の領海とかEEZ内で我が国自衛隊は何の活動を想定しているんですか。
○小野次郎君 もう一遍質問しましょうか。
○小野次郎君 二〇〇三年から十一年にわたって各地で、各国というかな、各国が主催して訓練、想定してやっていますよね。そうすると、日本の領海の周りだけでやっているわけじゃないわけで、これ元々合同で阻止しようという活動ですから。そうすると、外国の領海や外国の周辺のEEZで我が国自衛隊は...全文を見る
○小野次郎君 だから、それを外国の領海や外国のEEZ内で自衛隊はやるということですか。
○小野次郎君 そこが、最初から言っているとおり、何か図書館の勉強室でみんなお互いに勉強して力を付けようというものではないでしょうと言っているわけですよ。合同で阻止するんじゃないんですか。その合同でやるのを、アジア太平洋地域の広域で十一年間訓練も積んできている。いざとなれば実際にや...全文を見る
○小野次郎君 これは岸田外務大臣にお伺いしますけれども、この当該大量破壊兵器の拡散が、我が国からとか我が国に向かってとかそういう我が国が関係しない、A国とB国みたいな関係の拡散の場合に、この阻止活動に我が国の自衛隊が参加することは集団的自衛権の行使に当たるんじゃないですか。
○小野次郎君 自衛隊が警戒監視活動で収集した大量破壊兵器拡散に関するレーダーの情報であったり、あるいは何か聞き取った情報などを多国間のオペレーションに提供して活用させるということは、武力行使との一体化の心配があるんじゃないですか。法制局なのか、防衛大臣なのか、どちらからでもお答え...全文を見る
○小野次郎君 そうですかね。  余り特定の国の名前を挙げてはいけませんが、大量破壊兵器を拡散目的で運搬しているという船を見付けたと。その情報を日本の自衛隊が自らそれを阻止行動に出るということもあるでしょうし、またアメリカ海軍などに連絡してそういった同じ構想に参加している他の加盟...全文を見る
○小野次郎君 僕は、だから、まだこのPSI、実際に発動されたことはないと聞いているので、それが実際に起きる前に、まあアメリカでしょうかね、よその国から期待されているところと日本国内での説明が違うんであれば、そこはしっかりと詰めておいた方がいいということを今日は申し上げたいと思って...全文を見る
11月18日第187回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
議事録を見る
○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  今日は、CSC条約について質問させていただきます。  まず、大臣にお伺いしますが、このCSC条約加盟によって、こういう声があるんですね。国内、さらには諸外国における原子力損害補償の額の一般的な相場観というんですかね、それを知っているの...全文を見る
○小野次郎君 お言葉ですけれども、どうにもすんなりとは受け入れにくいと思うんですね。  例えば、火災保険に入っている方が、地震特約に入っていなかったので、地震特約入っていれば家が再建できたのに大きな天災でカバーされないのは残念だという、そういう話はよく生活の中でも聞きますけれど...全文を見る
○小野次郎君 あってはならない原発事故での被害者という立場から見たときに申し上げれば、この補償とか賠償について、自前で十分な資力というか、財政に力がない国が、こういったある種何か保険と似たような感じがする制度ですけれども、そういった制度を整備して、そのことによって原発依存を高めた...全文を見る
○小野次郎君 それでは、次は少し、この条約の定める国の責任、原発事業者の責任などについてお伺いしたいと思いますけど、賠償責任に関して、この条約は、原子力事業者が無過失の賠償責任を集中して負うというふうになっていますけれども、簡単な話、その原子力事業者が、ああ、倒産です、経営続けら...全文を見る
○小野次郎君 何か僕の質問に的確に答えていただいていないと思うんですが、無過失で賠償責任を集中して負う原子力事業者が事業を続けられなくなったら、この仕組みの中では誰が賠償を続けて行うんですか。
○小野次郎君 原子力事業者が賠償が払い切れなくて事業も続けられない、倒産したという場合には、このスキームの中では誰が賠償責任を引き続き負うんですか。
○小野次郎君 そうすると、三億SDRの範囲でこの当事国、事故発生国の政府が原子力事業者について保証人みたいな立場になるということですか、連帯保証人みたいな立場に。
○小野次郎君 別の質問をしますけれども、この原子力事業者以外に大きな責任が追及される事故というのも幾らでも考えられると思うんですね。例えばプラント建設をした建設会社に大きな過失があったということもあるでしょうし、それから納めている様々な機器に製造物責任とか瑕疵があったというような...全文を見る
○小野次郎君 国内法でのいわゆる求償権みたいな形で、それ以外の当事者の責任については原子力事業者から、事後にというか、並行してか分かりませんが、求償権的に当たっていくということですか。
○小野次郎君 僕も厳密には分からないんですが、日本の民法でいうと、別の人が本当の責任があるのに原子力事業者が代わりに賠償で払っちゃった部分は、どういう権利が本当の責任ある人との間で残るんですか。どうやってそれ決済するんですか。
○小野次郎君 それは、日本の民法なんかに修正掛けなくていいんですか、そういうことで。
○小野次郎君 この条約の立て付けというのは非常に難しい、分かりにくい制度になっていると思いますけれども、私は、まず何よりもこの原子力事業者の十分な資力というのか弁済能力というか賠償能力というものをやっぱり国際的に担保するような仕組みがこの今の現状では弱いような気がいたします。その...全文を見る