小野次郎

おのじろう



当選回数回

小野次郎の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第189回国会 参議院 本会議 第3号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  私は、維新の党を代表して、平成二十六年度補正予算案に対して、反対の立場から討論を行います。  冒頭、イスラム過激派組織のISIL、いわゆるイスラム国が、邦人を人質とした上に殺害した言語道断の残虐行為を改めて強く非難いたします。  現...全文を見る
02月03日第189回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  私は、維新の党を代表して、平成二十六年度補正予算案に対して、反対の立場から討論を行います。  安倍政権は、補正予算と翌年度本予算の合計、いわゆる十五か月予算ベースで、三年連続でほぼ百兆円という巨額の予算を組んでおり、歳出を膨張させ続け...全文を見る
03月04日第189回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。薬師寺さん、長さん、今日はどうもありがとうございます。  お話を伺っていましたら、こういう場に来ていただいたということで何か新大綱の側に立った御説明だったような気がして、本当は多分もっといろいろ心配されていることがあるのではないかと、だんだ...全文を見る
○小野次郎君 私の方が全然知識も浅いものですから大変恐縮なんですが、私は、ODAというのはある意味で日本の戦後においては平和のための保険みたいなものかなと思っていたんですね。だから、何であんな日本と余り関係良くない国にODAをあげるんだとか、何であんな政権の支援みたいになっちゃう...全文を見る
○小野次郎君 話題を変えますが、もう一つは、この現政権は、どうもこのODAを日本の経済発展とか国際展開の手段に使おうとしているんじゃないかという視点なんです。  これもまた、長い間、例えば日本がODAを出すと、だけど気が付いたら日本の企業がその仕事をもらっているというような関係...全文を見る
○小野次郎君 伺ったのはその二つ目の方で、日本の経済、国際展開の手段にODAを使うというようにこの新大綱は読めるんですけど、その点についての見解をお伺いしたいということです。
○小野次郎君 終わります。
03月24日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  沖縄県の翁長知事が、昨日、海底ボーリング調査など全ての海上作業を三十日までに停止するよう文書で指示したと、それに対して政府が応じなければ、岩礁破砕許可の取消しも考えているように伝えられています。この事態に政府はどのように対応するのか、も...全文を見る
○小野次郎君 私は公務員二十数年やり、その後、総理秘書官も四年半、確かに大臣おっしゃったとおりやりました。政治家になって約十年になりますけれども、ますます強い信念を持っているのは、民意と懸け離れた政治とか行政というのは、一時的には動く、力でやることができるけれども、絶対定着しない...全文を見る
○小野次郎君 私が聞いているのは、沖縄の人の民意が大臣の後ろに付いているのか、それとも知事を、やめろと言っている方を支持しているのかということを聞いているんです。知事の指示に反する工事に合法性があるかどうか、もう誰も分からないじゃないですか。その指示が間違えているのかもしれない。...全文を見る
○小野次郎君 その沖縄県知事について言えば、沖縄県知事が上京しても総理や官房長官はお会いになっていないのか、ちょっと最初ニュース見てて、会わないというニュース見ていましたけど、その後どうなったかよくフォローしていませんが、会えていないんじゃないですか、今でも。どうなんですか。
○小野次郎君 私の申し上げたい趣旨は大臣にも分かっていただけたと思うし、岸田大臣もお聞きになっていて趣旨は分かっていただけると思うので、そんな、後は何だか審査請求とか何かでやるという、それは事務方と事務方の闘いですよ、それじゃまるで。やっぱり民意によって選ばれたばかりの知事さんが...全文を見る
○小野次郎君 与党と連携を図りつつと、それはあらゆる政策を与党と連携を図るのは分かりますけれども、与党と連携を図りつつと言っているのが与党にお任せしつつになってしまったのはどうしてなんですか。
○小野次郎君 私どもは、別に私の党だけじゃなくて、たしか大半の野党連名で、既にこの犯罪被害者等給付金の海外での犯罪被害に対して拡大適用するという法案をもう三回ほど提出しているんですね。これは、要するに国内と同じだけの基本的には補償を海外における犯罪被害者に対しても提供していこうと...全文を見る
○小野次郎君 ああいう、ああいうといっても、私も現場にいたわけではありませんけれども、大変混乱した中で起きた被害ということですから、なかなか有責、責任を有する人物、あるいはどっちの側かというのを特定するのは難しいとは思います。  ただ、聞いているところだと、やはり居住区域内で一...全文を見る
○小野次郎君 有責者の特定の方が難しいということについて、警察庁の方で何かコメントがあればいただきたいと思うんですけれども。加害者を特定することは難しいということの方について、コメントがあれば。
○小野次郎君 実際そうだと思います。なかなか民事上の被害回復までするというのは国内以上に被害者の側にとってはハンディが多いことだと思います。だから、国内の制度に準じた、海外での被害についても制度を設けるべきだというのが私どもの考え方なわけです。  そこで、警察庁にお伺いしますが...全文を見る
○小野次郎君 三菱重工の事件、その後、多分この法律の施行前後だと思いますけれども、新宿西口のバスにこうガソリンか何か火を付けてたくさんの方が死んだ事件なんかも、この制度があって良かったということになる。  なぜかというと、労災、車の関係では自賠責とか適用になるケースの方は救済さ...全文を見る
○小野次郎君 甚だ、こういういわゆる給付行政に関することを与党に丸投げしてしまって、議員立法でやる、政府は手を出さないというスタンス自体が納得いきませんが、今後とも、始めるのであればちゃんとした制度にして始めていただきたいということを強く申し上げて、次の質問に移ります。  中谷...全文を見る
○小野次郎君 それでは、シビリアンコントロールの必要性、意義をどういうふうにお考えですか。
○小野次郎君 私は非常に理解が浅いと思いますよ。  文民たる総理大臣、あるいは文民たる防衛大臣がたった一人ぽつんとそこに椅子に座っていて、あと全部いわゆる制服の方がアドバイスも情報も報告も上げていて決裁を下さいと言っている形では、シビリアンコントロールは実施できないですよ。だっ...全文を見る
○小野次郎君 僕は古い話は余りしたくないんですけれども、軍人勅諭というのがありますよね、戦前の。あれだって、やっぱりなぜつくったかといったら、幾つかの事件を経て、軍の政治への介入を防止するために、軍人の政治不関与、不介入というのが制定の動機になっているんですね。だから、やはり制服...全文を見る
○小野次郎君 この軍の政治不関与、不介入というのは、今は軍人勅諭というと何か右翼の人しか話題にしないというけれども、そうじゃなくて、なぜつくったかといったら、やっぱりこの軍の政治不関与、不介入というのが必要だったからなんですね、と言われています。なぜか。竹橋事件とか、それから四将...全文を見る
○小野次郎君 確認させていただきますと、集団的自衛権というのを全てをフルサイズで認めるものではないし、認めることは憲法に抵触するということを今確認されたわけですね。
○小野次郎君 そういう理解の上で読んでみても、私たちがこの九条をいろんなところで、高校でも大学でも習ったときには、戦争放棄なのになぜ自衛隊があって、なぜ自衛隊は戦闘することができるのかといったら、かつてのように宣戦布告するだの何だのとそういう戦争はないけど、日本がまさに攻められた...全文を見る
○小野次郎君 先ほど長官から、フルサイズの集団的自衛権行使が認められるというものではないと、憲法上、ですから、先般の閣議決定というのは、認められる範囲のものの中に集団的自衛権の一部含まれることがあるんだということを認めたにすぎないんだという話がありまして、今重ねて答弁がありました...全文を見る
○小野次郎君 一問だけ中谷防衛大臣にお願いしますが、我が国に対する経済・金融封鎖とか石油の禁輸措置に対して我が国が自衛権発動として武力行使をするということは、それが正当化されることはあり得ますか。
○小野次郎君 安倍総理も中谷さんも、石油が来なくなるといかに日本は困るかということを動機にされますけれども、私、質問のときに石油の禁輸措置と言っているんですよ。武力行使があったと言っていないんですからね。  ですから、やはり、例えばロシアとウクライナの間にもパイプラインあります...全文を見る
○小野次郎君 きちっと踏まえないと、いかに日本が受ける影響が大きいかだけで自衛権行使の対象になるんだとしたら、今言ったとおり、金融封鎖だとか石油の禁輸措置まで自衛権の対象になってしまうので、そこは暴論になってしまいますから……
○小野次郎君 是非その議論はしっかりと詰めていただきたい、そのことをお願い申し上げて、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
03月26日第189回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  まず、柳澤公述人にお伺いしますが、去年の新三要件ですね、閣議決定、新三要件、これ公明党さんなんかかなり努力されて、かなり厳格に歯止めを掛けたという感じは私は持っているんですけど、今度出てくるであろう法案の中の他国軍隊の後方支援、後方支援...全文を見る
○小野次郎君 二つ目は、これは私も官邸にいたことがあるんで、リアルな事実関係の話ですけど、先ほど、たしか国会の関与、民主的統制、柳澤さんも、これ極めて基本的な要請ではあるんだけれども、しかし現実に実際のときうまくいくだろうかというような趣旨のことを言われました。  私自身も、例...全文を見る
○小野次郎君 重ねて伺いますけど、例えば、政府が国会に対してその部分については非開示だと言われれば、それは事前承認の審議は進まないと思うんですね、ある意味でブレーキが掛かると思うんですが。  逆に、一つは、まさかそのときの政府がフィクションをストーリーとして国会に説明するという...全文を見る
○小野次郎君 秋山公述人にお伺いしますが、私は、個別的自衛権の行使についてもやっぱり自制的、抑制的であるべきだと思うんですが、それは自国のことだから、外交的努力をしたりして、そういう武力による衝突にならないようにするという手だてが取れると思うんですね。  集団的自衛権行使、緊迫...全文を見る
○小野次郎君 どうもありがとうございました。終わります。
03月27日第189回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  総理、早速ですが、総理あるいは総理の御家族の方は花粉症をお持ちでしょうか。
○小野次郎君 じゃ、御理解いただけると思うんですが、今週、特にひどいんですね。(資料提示)  恐縮ですが、厚生労働大臣に、この日本の杉花粉症の規模というか実態について厚生労働省の立場から御説明いただきたいと思います。
○小野次郎君 そうなんです。  まず、総理にも御理解いただきたいんですが、この杉花粉症というのは日本にしかないんです。諸外国にはほとんどないと言われています。  もう一つは、地域的に物すごく差がある。北海道と沖縄が有意的に低いです、少ないです。  なぜかというと、北海道は元...全文を見る
○小野次郎君 今日は、総理、第一次安倍内閣のときに亡くなられてしまった松岡元農水大臣の記念誌というのを胸像建立期成会の方から送っていただいたのでちょっと持ってきたんですが、なぜこの松岡大臣が重要な人物かというと、この発生源対策について平成十九年以来、その前もやっておられたと今農水...全文を見る
○小野次郎君 どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、次の質問に移ります。  これは、海外犯罪被害者給付の問題ですが、続発しています。ごく最近もチュニジアで亡くなられた方がおられました。政府は、与党と連携してということですけど、死亡者のみを対象にしていわゆるお見舞金制度...全文を見る
○小野次郎君 それでは、有村大臣、恐縮ですが、今、政府と与党が考えている海外での被害者に対する支給制度、概要をお話しください。
○小野次郎君 廃案となっていて金額は言えないと今大臣おっしゃったので、逆に言えば、今日、私が指摘すれば、また改善の余地があるのかなと思って自信を持って質問を続けさせていただきますが、前回出した法案は、重傷病給付なし、障害給付なし、死亡に対しては百万円ぽっきりで終わりという制度じゃ...全文を見る
○小野次郎君 大臣、丁寧な答弁ありがとうございます。  総理にも聞いていただきたいんですけれども、確かに調査が難しいのは分かるんですが、でも、そういう難しい中でちゃんと民間の生命保険は支払われますからね、損害保険だって。あるいは、労災だって海外に駐在員で行っている方は労災になる...全文を見る
○小野次郎君 それでは、どうぞよろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。  私は、前から、国とか公有地にだけは固定資産税が掛からないというのは不公平じゃないかなと思っていたんです。例えば、東大、本郷にありますけれども、あそこは元々、あの前田藩百万石のお屋敷の跡を使って...全文を見る
○小野次郎君 こんな例えいいかどうか分かりませんけど、マージャンを雀荘でやると、やっぱり早く上がらなきゃと思うんですね。家庭マージャンだとそうならないのは、やっぱり場代が掛かっているからなんで、ごく僅かでも税金が掛かっていれば、事業をやっている土地ならばその事業の予算の中に公租公...全文を見る
○小野次郎君 いや、高市大臣、いいんですよ。例えば、教育用の財産に税金掛けないという目的ごとにやるのはいいんだけど、それは私立大学だって国立大学だって同じなんですよ。ところが、国立大学の場合は国立大学が所有しているというだけで税金掛からないんですよ。そこが問題だと私言っているんで...全文を見る
○小野次郎君 一般の民間の事業所についてはそういう指導があるんですけど、有村大臣、担当だそうですけれども、公務員についてはどうしてその機械的、客観的な勤務管理の制度というのが導入が遅れているんでしょうか。
○小野次郎君 大臣、民間だけじゃないですよ。私というか私の事務所が調べただけで、あるいは総務省にも手伝ってもらっても、市役所とか県庁はどんどん導入していますよ。区役所だって、東京都内の区役所もどんどん入っています。今ほとんど庁舎建て替えるたびにカード式の管理システムになっているか...全文を見る
○小野次郎君 女性に申し上げるのはちょっとはばかる面もあるんですが、朝晩体重計に乗って体重を記録することがダイエットの第一歩だということもありますから、是非、国家公務員、事務所でも、まずその体重を測るところから始めていただきたいと私は思います。  次の質問に移ります。  企業...全文を見る
○小野次郎君 最後になるかもしれませんが、三月二十日の当委員会で、我が党、真山勇一議員の質問に対する答弁の中で、安倍総理は自衛隊のことを我が軍と呼んでいましたけれども、その真意をお伺いしたいと思います。
○小野次郎君 日頃思っていたことが口をついて出ただけなんですかと聞いているんです。
○小野次郎君 自衛隊はあなたの軍隊なんですか。
○小野次郎君 これで終わります。
04月02日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  集団的自衛権の行使容認の議論を聞いておりますと、まず申し上げにゃいけないのは、これ、集団的自衛権の行使容認そのものが憲法が許さないものだと、日本国憲法が許さないものだという立場の方もおられる一方で、一国だけでは今の安全保障環境の中で自国...全文を見る
○小野次郎君 どうも議論を、大臣はもうリスクと抑止力の向上の話を交ぜてお話しになるので分かりにくいので、今日、私は、どういうふうに、どのような抑止力がどれだけ増すんですかということをピンポイントで聞いております。  つまり、日本が直接に武力攻撃を受けた際に、それに対する反撃力、...全文を見る
○小野次郎君 大臣の答弁はますます理解がしづらいです。  つまり、テロというようなものだったら、例えばISならISを考えたらとても、今我々が議論している集団的自衛権の行使容認、あるいは行使の容認の幅を歯止めを掛けてこれぐらいならいいだろうとかと議論したって、ISにそんなことで効...全文を見る
○小野次郎君 ますます理解しづらいですね。  つまり、条約上、日本を防衛する責任を持っているアメリカが、どうして集団的自衛権行使容認するかしないかの議論によって日本に対する、日本の安全保障に対する協力の度合いが変わるという話になるんですか。じゃ、条約上の義務をアメリカ軍が完全に...全文を見る
○小野次郎君 全然お答えになっていないと思います。  私が聞いているのは抑止力のことを聞いているんで、だからさっき聞いたじゃないですか、日本が実際に武力攻撃を受けたときに、それに対する反発力、撃退力が増すという意味なのかと。でも、抑止力という言葉はそうじゃないですよね。抑止する...全文を見る
04月06日第189回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  私は、今回のODA大綱の見直しについてお伺いいたします。  今回のODA大綱の改定は十二年ぶりということですけれども、どういう背景でこの大綱が見直されたかということについて外務省から資料をいただきました。一番最初に出てくるのが国家安全...全文を見る
○小野次郎君 幾つか挙げられているこの見直しの背景の要素として安全保障というのが挙がってくること自体はあり得ることかなと思いますけど、一番トップにこれが出てきていると、そういう趣旨で今回の大綱の改定が行われたのかなと受け取られるわけですけれども。  大臣にお伺いしますけれども、...全文を見る
○小野次郎君 こうやって大臣から直接お話を伺えば理解できないわけではありませんけれども、私、今日、新聞記事持ってきませんでしたけど、二月にこの大綱見直しが各紙に報道されたときにも、やっぱり今回の見直しの中には国家の安全保障に資するODAにするんだという趣旨のことを書いていたのが多...全文を見る
○小野次郎君 私が申し上げているのはそういうことではなくて、つまり、結果として日本の外交の一環にODAが位置付けられるんだから、日本の安全保障に資するような形になるというのは当然考えるべきだと私は思いますけれども、そのために改定しましたみたいにアピールするのはよくないでしょうとい...全文を見る
○小野次郎君 私の質問はこれで終わります。ありがとうございました。
○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  同僚議員の質問を聞いていまして、私は質問通告していない問いについてちょっと聞いてみたくなりました。  それは、今回、ODA大綱と通称呼んでいますけれども、政府開発援助という呼び方から開発協力大綱に変えたわけですけれども、変えたのはこの...全文を見る
○小野次郎君 何かテクニカルなことをしつこく聞いて恐縮なんですが、例えば、先ほどやった方の前段の二時間のやつは政府開発援助関係経費となっていますよね。これなんかも開発協力関係経費に変えなくてよかったんですかね。むしろ局長の方にお伺いしたいんですけど。
○小野次郎君 そうすると、例えば国際協力局の中に開発協力を担当するセクションがあると思うんですが、その所掌事務なんかの書き方は、今までどおり政府開発援助と書いたままで、開発協力とは読み替えないということですか。
○小野次郎君 聞いていてもよくすっきりしないですよね。これだけ力入れて政府開発援助というのと考え方変えたんだと、開発協力だとおっしゃっているんだったら、当然、関係する部分を変えないとすっきりしないと思うので。  委員長、これ、お願いなんですが、外務省で様々な政省令とか通知類とか...全文を見る
○小野次郎君 それでは、本来の質問に入りますが、新ODA大綱では、日本再興戦略の要請を受けて日本の経済活動の国際展開支援に積極活用するというふうにしていますけれども、これはどういう分野を想定してこんなことをおっしゃっているのか、お伺いしたいと思います。
○小野次郎君 私は、このODAが日本の経済活動の国際展開に資するとすれば、それは、やはり協力を行った相手国の消費の水準が向上するとか生産活動の水準が向上することによってマーケットが拡大するから間接的に日本の企業の国際展開にも資するという言い方なら分かりますけれども、これ、ODA使...全文を見る
○小野次郎君 過去の我々の経験の中でも、ひも付きと俗に言いますけれども、日本が経済協力しましょうと言って、それを日本の企業が待っているというか、待ち受け、あるいは逆に呼び水みたいに、そういう協力の要請出させておいて、で、出るとそれを日本の企業が受け取るという形のやり方は、極めて大...全文を見る
○小野次郎君 大臣のお考えは分かりましたけれども、過去にそういった問題になったひも付き、しかも何か現地政府から協力要請出させておいて日本の企業が仕事取るみたいなことが何度かあったのは事実ですから、是非、その辺の原則を踏み外してしまって、何かよその国に仕事取られないようにしようみた...全文を見る
04月07日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  前回に引き続いて、私は、集団的自衛権の行使容認によって本当に抑止力は向上するのか、リスクの拡大があるのではないかという点について質問を続けさせていただきます。  なぜ私がこの点について質問をしているかといいますと、憲法上の解釈による制...全文を見る
○小野次郎君 安倍総理もよく言われていますし、今の大臣の話も、縮めて言えば、新しいタイプの脅威に対して、もはやどの国も一国のみで平和を守ることはできないということをおっしゃっているんだと思いますが、一国だけで平和を守ることができないというのは当たっているかもしれません。しかし、そ...全文を見る
○小野次郎君 ですから、前から申し上げているとおり、我が国が我が国の防衛のために必要な、例えばグレーゾーンについての対処する能力も法整備も必要だというのは、私は全く異論はないんです。さっきから聞いているのは、例えば九・一一がもう起きちゃっているわけですよ。世界で一番強大というか、...全文を見る
○小野次郎君 抑止力とか思いとどまらせるというのは、やっぱり相手が、思いとどまるような価値判断できるような相手の場合に該当するんじゃないですか。だって、ISが国準かどうかという判断はまあちょっとおいておいても、ああいう勢力に対して、もうアメリカだろうとイギリスだろうと日本だろうと...全文を見る
○小野次郎君 しかし、大臣のおっしゃっている話は、政府自らが閣議決定をしてきた新三要件を、与党協議の中でつくってきた方向と全然違う次元の話をされていますよね。だって、新三要件というのは、我が国の個別的自衛権、その外側にあって集団的自衛権と重なる部分、あるいは集団的自衛権も入ってい...全文を見る
○小野次郎君 大臣の御説明だと、ミサイルだ、テロだ、さっき防衛省の予算の説明の中でサイバーの攻撃に対しても対処していくという話をされましたけれども、ミサイルにしてもテロにしてもサイバーにしても、こういうものに対して世界中で取り組んでいかなきゃいけないとなったら、今言っている新三要...全文を見る
○小野次郎君 元々、憲法九条は戦争を放棄をしているわけで、我々が議論しているのは、我が国の防衛のために何が必要最小限度の必要な措置なのかということの議論の中にあるわけですから、今の大臣のおっしゃり方をすれば、ミサイルにしてもテロにしてもサイバーにしても、日本の防衛のために必要だと...全文を見る
○小野次郎君 非常に不安になってきますね、大臣のおっしゃっている言い方では。新三要件というものが必要十分な要件なんじゃなくて、今何か、たがはめられたみたいになっているからこうだけど、本当の必要性というのはもっと広がってくるんだというと、元々憲法は九条、正面から認めていない、ただ、...全文を見る
○小野次郎君 この抑止力の向上、リスクの拡大については、質問を引き続きやっていきたいと思います。  ありがとうございました。
○小野次郎君 午前中に引き続いて、私はまず最初に、集団的自衛権の行使容認に関して質問させていただきます。  今日公表されたんでしょうか、外交青書において、韓国について、これまで、自由、民主主義、基本的人権などの基本的価値を共有するという表現が付いていたんだけれども、その表現を削...全文を見る
○小野次郎君 重ねてお伺いしますけれども、韓国は、日本が集団的自衛権の行使容認をする場合に、そうした集団的自衛権の行使を共有する関係になり得る国だ、そういう認識ですか。
○小野次郎君 新三要件は日本の側から見た要件なんですよ。ですから、相手の国、つまり韓国が直接の攻撃を受けたというときに、韓国が日本から見て密接な関係にある外国になり得るんですかという質問をしているんです。
○小野次郎君 重ねてお伺いしますけれども、密接な関係というのは、だって既に密接な関係になっているから密接な関係と言うわけでしょう。だから密接な関係になり得るのかと聞いているんです。
○小野次郎君 それはおかしいですよ。新三要件というのは、本当に日本の国内で、これ行使容認するんだったらこういう要件ですよねといって日本政府が閣議決定したのであって、元々集団的自衛権の行使の要件のときに自国と密接な関係にある外国というのが要件で入っているんだから、韓国はその自国と、...全文を見る
○小野次郎君 だから、基本的人権も自由も民主主義も基本的価値を共有すると去年まで言っていたのを今年からそれを削除したような国が密接な関係にある外国となり得るんですかと聞いているんです。
○小野次郎君 総理がよく話題にされるホルムズ海峡というところ、どこの領域かというと、オマーンなんですよ。オマーンというのは、僕たち一応政治家ですから国の名前とどこにあるかぐらいは分かっていますけど、日本人一般にしてみたら、とても密接な関係にある他国なんて誰も思っていないと思います...全文を見る
○小野次郎君 もっと続けたいんですが、今日はとても大事な質問があるので次の機会に譲りまして、私がおととしも去年も指摘している問題で、大使公邸の調理人の話でございます。  もう岸田大臣も、ああ、あのことかと思い出していただいたと思うんですが、毎年聞いているんですけど、何かようやく...全文を見る
○小野次郎君 私だけが提言したわけじゃありませんが、具体化して、大変私も満足しているところです。  十公館ということですけど、数よりも、この料理人は、イメージは和食ですか、洋食ですか。
○小野次郎君 是非、試験実施ということですけど、その待遇をいい待遇で始めていただきたいと思います。  私と同じ名前の方で、おすしを握るので有名な方おられるんですよね、小野二郎というんですけれども。私は、有権者の手は握るけど、すしは握りませんと言っているんですが。  やはり、大...全文を見る
○小野次郎君 和食の国際的評価が高まっている時期でもありますので、是非その点についてもしっかりと検討していただきたいと思います。  私の質問は終わります。
04月09日第189回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○小野次郎君 私は、維新の党を代表して、平成二十七年度一般会計予算、平成二十七年度特別会計予算及び平成二十七年度政府関係機関予算につき、反対の立場から討論いたします。  本年の予算委員会では、最初から最後まで大臣の政治と金の問題でたくさんの時間が割かれました。補助金を受け取った...全文を見る
04月20日第189回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  質問通告しておりませんが、週末にかけてニュースがいろいろありまして、ちょっと時事問題的にお伺いさせていただきます。  最初は中谷大臣だと思いますが、毎日新聞の今朝の世論調査結果が出ているんですね。辺野古移転についてどう思うかといったら...全文を見る
○小野次郎君 最初に菅官房長官が記者会見で粛々と進めると言って、それは知事さんから指摘を受けて、もうそういう言葉は使わないようにしましょうとおっしゃいましたね。そうしたら、その翌日か何かに、今度、安倍総理が、たしかあれは委員からの質問に対する答弁で、また粛々と言って、それは、我が...全文を見る
○小野次郎君 中谷大臣が前回私の質問に対して、十三年前に官邸で私も安全保障の関係の仕事しました。でも、そのときは、たしか辺野古移転が余り思うほど進まなかったんです。それは、でも、官邸の総意、私たち一スタッフに至るまでお互いに言っていたのは、絶対にけが人は出すな、絶対に逮捕者は出さ...全文を見る
○小野次郎君 中谷大臣に突っかかるわけじゃありませんけど、話合いができるようになったとかできないようになったとかさっきおっしゃいましたけれども、知事が会いたいと言っても簡単に会えなくなったのは安倍内閣じゃないですか。鳩山内閣とかの話されたけど、安倍内閣で、最近の民意が表明されて知...全文を見る
○小野次郎君 日本政府の考え方をきちんと伝えるということはもちろん当然大事だと思いますけれども、よく寄り添うという表現をこれまでも使われてきましたけど、何か寄り添うというのは、優しい言葉を使うとか丁寧に対応するというのもあると思うんですけど、まず何よりも誠実にということが大事だと...全文を見る
○小野次郎君 今の大臣のお答えは、沖縄のそういった空気なり意向というものも、まあそれだけをということはないでしょうけれども、アメリカ側に伝えようと、そういう努力をしてみようという意向と受け止めさせていただきます。  それでは、予定された質問に移りますが、防衛大臣、集団的自衛権容...全文を見る
○小野次郎君 今の答弁も全く答弁になっていないと思いますよ。今の話は脅威論、つまり脅威があるということを言っているので、僕が聞いているのは、それをどうして集団的自衛権の行使を容認すれば抑止できる力になるのかと聞いているんです。
○小野次郎君 具体性に全く欠けた御答弁をいただきましたが、まず冒頭申し上げれば、その抑止力というのは、大臣自らお答えになったとおり、侵略を思いとどまらせる力ということですよね。分かりやすく言えば、手痛いしっぺ返しを食うからそういう侵略なり武力の行使はやめておきましょうと相手に思わ...全文を見る
○小野次郎君 完全にすり替えていますよね。私は、だって、集団的自衛権の行使容認に対して、どうしてそれで抑止力が働くのか仕組みを説明してほしいと申し上げているのに、大臣は、我が党も含めて、グレーゾーンに対してもっと今よりも効果的な対応を取るべきだということについては全く異論ありませ...全文を見る
○小野次郎君 確認させていただきますけれども、大臣のおっしゃっているのは、様々なそういった安全保障に対して手当てすることによって抑止力が高まるのであって、集団的自衛権の行使容認だけによって抑止力が高まるものではないとお答えになっているんですか。
○小野次郎君 それじゃ、今度、岸田外務大臣に伺いますけれども、集団的自衛権の行使を容認して他国と他国の争いに我が国が何らかの形で関与するケースが増えれば、それは取りも直さず我が国に対する直接的な武力攻撃のリスクの方は拡大するわけですよね。一方で、集団的な自衛権行使容認する、そのこ...全文を見る
○小野次郎君 リスクは高まりますよ。だって、特に日本の場合は、もうアメリカと集団的自衛権の行使を共有することになる確率が一番高いわけですから、そうなれば、アメリカはほとんどの世界中の武力紛争に何らかの形で関与しますから、そのたびに我が国は、権利ですから、義務ではないというのはあり...全文を見る
○小野次郎君 私は、最後に、取るべきだということを申し上げておきます。というのは、集団的自衛権のことを、今大臣がお答えになった模範解答みたいなことを私は頭からそれを否定しようとしているんじゃないんだけれども、どんな薬にも副作用というか副反応というのがあるんですね。この集団的自衛権...全文を見る
04月21日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  昨日も夕方まで両大臣には決算委員会の方でお付き合いいただきました。引き続きのことになりますけれども、昨日も申し上げました、辺野古に対する政府の対応、評価が悪いですよと。毎日新聞の世論調査結果を申し上げて、それから日テレのデータも挙げまし...全文を見る
○小野次郎君 あなたはまた、同じ昨日、沖縄と話合いができる場をこれからも努力していきたいとお答えになっていますが、知事が短時間、総理と会えたか会えなかったかみたいなことがニュースになる状況の中で、大臣がそういうふうにおっしゃっているのは、具体的に、これから沖縄の方と政府の側で、随...全文を見る
○小野次郎君 岸田外務大臣にお伺いをしますが、昨日、私は、沖縄県民がこの辺野古移転について反対だということ、またそのことを知事も総理に伝えているということなどをオバマ大統領に伝えてもらいたいということですけれども、そういうことはしていただけるんでしょうかという趣旨の質問をしました...全文を見る
○小野次郎君 その点については後段のところが特に重要だと思いますので、首脳会談自身は安倍総理がなさるんですから岸田外務大臣ではないかもしれませんが、事務方で準備される中で当然検討もされるんでしょうから、後段おっしゃった部分は是非実現するように努めていただければと思います。  中...全文を見る
○小野次郎君 これは誰もが知っていることですけど、日本防衛に関して、日米安保条約があるからアメリカについては日本を防衛すべき少なくとも条約上の義務があるわけですよ。  ですから、そういうことではカバーできなかった、されていないことについて、こういう脅威に対して、集団的自衛権の行...全文を見る
○小野次郎君 問題は、そういった技術の問題、兵器の進歩の問題だけではなくて、もう一つ、やっぱりそれ以外の要因ってありますね。政権交代、これもこの五年間ぐらいに二度ぐらいあったわけですけれども、政権交代とか、あるいは、国の名前挙げちゃまずいけど、我々日本の近隣の国の中にもある体制が...全文を見る
○小野次郎君 ですから、その判断については、同僚議員も言っていたかもしれませんが、よくよく吟味して慎重に考えていただいて、それがこの我が国の政治やあるいは外交、国際関係の変化を逆に兵器の整備計画が縛るようなことにならないように、そこは是非御注意いただきたいと思います。  私の質...全文を見る
04月23日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  ここのところ何回か、中谷大臣、また岸田外務大臣に同じ質問をしています。今日もその質問を続けます。  集団的自衛権容認による抑止力の向上に関して、我が国に対するどんなタイプの武力攻撃について、どのような作用によって我が国に対する侵略を抑...全文を見る
○小野次郎君 もあり得るという何か非常に頼りない答弁で最後締めくくられましたけど、大臣のおっしゃった前段の部分は、例えて言えば、いわゆる国際社会と連携してテロに対峙していくという国際事態というか、国際協力についての必要性なら理解できますけど、私が聞いているのは、何度も言っています...全文を見る
○小野次郎君 野党の筆頭理事いない状態で質問続けられませんよ、だって。
○小野次郎君 正確には与党の一名、理事もおられなかったので、両方、与野党ともですけど、余りにもちょっとひどいと思いますよ、理事がぞろっといなくなっちゃっている、それで質問を続けろというのはね。  だって、私言いたいのは、大臣、いいですか、これだけ質問が煮詰まっているんだから、ま...全文を見る
○小野次郎君 だから、そういうことになったことで、どうして、今までのアメリカの日本防衛の条約上の義務、それから日本自体の個別的自衛権と異次元の、相手方にそういったことを、悪さをさせることを思いとどまらせる抑止力が向上するのかと、どういうロジックなのか、どういうメカニズムなのかとお...全文を見る
○小野次郎君 岸田大臣のおっしゃるのは、そのこと自体は分かるんですよ、理解できる。でも、それは安全保障法制全体についての話じゃないですか。でも、唐突なように、去年ですか、おととしからですかね、安倍総理が集団的自衛権の行使容認が必要だと言い出したときに、既にもう様々な新しいタイプの...全文を見る
○小野次郎君 新しい脅威、様々な脅威の中で一国だけでは安全を保てないという話は、その点理解できるんですけれども、その話というのは、端的に言えば、集団安全保障的な、つまり国連などを通じて国際的に言わばみんなで対峙しましょうというロジックなら分かるんですけど、その話じゃなかったでしょ...全文を見る
○小野次郎君 私、ちょっと言葉を気を付けてね、もうそんな答弁やめろとは途中で言いませんけど。私は集団的自衛権行使容認の話を聞いているのに、切れ目のない話とすり替えないでくださいよ。  集団的自衛権の行使容認することによって、どうしてISなどの国際テロの標的にならなくなるのか、北...全文を見る
○小野次郎君 今両大臣のおっしゃっている話は、どこか割烹料理の店に行ったら、松コース、竹コース、梅コースとあって、松コース取れ、これがいいんだと言うので、この一品は何のために入っているんだと聞いても、松コースがいいんですとしか答えていないのと同じですよ、それ。  質問を変えます...全文を見る
○小野次郎君 私が伺いたいのは、新三要件というのは、確かに多くの同僚議員も、というか私も、それは同じ問題意識を持っていますけれども、憲法上の容認される範囲として新三要件を出してきたという側面もありますけれども、私がここのところ数日ずっと聞いているのは、それだけじゃないんじゃないん...全文を見る
○小野次郎君 我が国が、例えば動物で言えば、どんな外敵に対してもそれなりに対応できる例えばライオンだとか虎だとかというお国柄ならリスクの拡大って考えなくてもいいかもしれませんよ、相手が悪いんだからと言えば済みますけど。我々の国はやっぱり、例えて言えば、ウサギの耳で早めにその危険を...全文を見る
○小野次郎君 時間が来ましたので今日はこの程度にとどめますが。  憲法論も大事だと思うんです。しかし、日本国憲法第九条は元々、どう読んだって正面からほとんど認めていないわけですから。我々は結局、我が国の存立とか我々自身の安全とかを守るために本当に必要不可欠、最小限のものかどうか...全文を見る
05月07日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  ちょっと私も連休明けで調子がまだ出ていないかもしれませんが、早速質問に入らせていただきますが、まずこの基金の支援内容について、個別案件の選定というのは理事会で適切に選定されていくと説明されておりますけれども、我が国としては、発言権がやっ...全文を見る
○小野次郎君 今御答弁ありましたとおり、緩和と適応と両方カテゴリーがあるようですけれども、私は、その緩和の方でしょうか、特に太陽光発電とか風力発電など再生可能エネルギーを導入することは、地球温暖化対策のみならず、災害に対して強靱な社会をつくることができる、さらには地域の自立、エネ...全文を見る
○小野次郎君 せっかく外務大臣に質問できる機会ですので別の質問をしたいと思いますが、集団的自衛権行使について、元々、どんな物の本を開いても、まず出てくる定義というのは、他国と連帯して防衛する、あるいは他国と協力して共同で防衛を行うという定義が出てくるんですね。  ところが、去年...全文を見る
○小野次郎君 そこで、相互的な義務ではないということを今大臣はおっしゃいました。また、新三要件においてかなり限定しているというお話もされました。  そこで、さっきの私の質問に戻るんですが、元々、他国と連帯して防衛するとか、他国と協力して共同で防衛を行うという定義が一般的なのに、...全文を見る
○小野次郎君 私は、別にその集団的自衛権の行使の関係をどこか外国との関係で踏み込んで早く実施しろと言っているわけではないんですけれども。  その仕組みを伺っているんですけれども、我が国の側から見ると、義務ではなくて権利だと、我が国の側から見ると、極めて限定的にしか行使できない、...全文を見る
○小野次郎君 日本の方から私たちの考えている集団的自衛権の行使というのはこういう意味ですよと、こういう限界ですよということを説明した上で、相手方からは何か我が国事態に対して集団的自衛権の行使について約束を取り付けていなかったら、抑止力にならないんじゃないですかね。
○小野次郎君 密接な関係を有する外国というのは、軍事的な意味だけなんでしょうか。それとも、政治、経済などそれぞれの関係において我が国とどのような密接な関係を有することが前提条件になるのか、御認識をお伺いしたいと思います。
○小野次郎君 そこのところがちょっと説明が意味不明だと思いますね。つまり、我が国単独で、その新三要件、後ろにすごく要件を厳しく付けたわけですね、これにより我が国の存立が脅かされ云々と。そうなってくると、前の方の密接な関係にあるか密接な関係にない他国でも同じじゃないですか、結果とし...全文を見る
○小野次郎君 時間が来ましたので今日はこの程度にとどめますが、この前段の部分と後段の部分との関係をもうちょっと外務省も分かりやすい説明をしていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。
05月12日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  まず、私は、今回のガイドラインの作り方、もっと言えば、総理、そして両大臣が訪米されてのアメリカへの公約とも受け取れるような様々な発言というのは、極めて物事の進め方が遺憾だと思っています。  そもそも、去年の七月一日に、元々は有識者懇の...全文を見る
○小野次郎君 私がお尋ねしているのは、形式的には二本の法律が出てくるようですけれども、実質的にはたくさんの法律を改正しようとされておられますが、その改正ができた場合を想定してこのガイドラインは当然合意しているんじゃないんですか。通らなかった場合はどうなるんですか。
○小野次郎君 そうであれば、法案が修正される、若しくは通らない、若しくは成立が延期になるということについても国会の方でそれは審議して決めることだと、そういう理解でよろしいわけですね。
○小野次郎君 しつこいようですけど、もう一度伺いますけど、法理論上それは当然ですよ。法の範囲内でというか、ガイドラインにも書いてあるし、元々条約でもないものですから法律を変えたりする力はないわけですから、今回出そうとしている法案の採否のいかんにかかわらず、それに、現行法に拘束され...全文を見る
○小野次郎君 与党といえば、昨日ですかね、その与党の法案作成の責任者である、高村さんというか、高村先生が何か修正の協議の可能性もあるみたいなことをおっしゃったというふうにニュースに出ていましたけど、修正ということはあり得るという頭ですか。
○小野次郎君 それでは、本来の質問に入りますが、まず、これは両大臣どちらか、外務大臣の方かなと思いますけれども、そもそも集団的自衛権の問題というのは権利であって義務ではないという話を、何度もお話を聞きました。  それでは、我が国から見た場合の話ではなくて、集団的自衛権を共有する...全文を見る
○小野次郎君 しかし、議論の元々の始まりが、アメリカとは条約を結んでいる、しかしアメリカとの条約の内容が双務的とは言いながら、かなりアメリカの方に日本の防衛責任を負わせていながら、日本については安保条約は地理的な限界もあるわけですけれども、そういった、完全に平等じゃないよね、完全...全文を見る
○小野次郎君 我が国側からは、政府のお考えでも、新三要件の限定、これは極めてある意味では重い限定を課してフルサイズでない集団的自衛権行使容認ということを考えているわけですが、そのように、自国の方から見たら集団的自衛権にいかようにも条件を課すことができるのであれば、共同で防衛するこ...全文を見る
○小野次郎君 我が国と共同で対処する他国、これ、密接な関係を有する外国と言っていますけれども、この密接な関係を有する外国と我が国の関係でいえば、やはりあらかじめそういった共通で対処する用意があるというコミットメントを取り付けておかなければ、我が国とその国との関係でいえば、それ以外...全文を見る
○小野次郎君 そうすると、その慎重な対応を考えていくというのは、その可能性をもう排除しないという意味ですか。
○小野次郎君 何か言葉を最後曖昧にされますけれども、やはり僕は、度々聞いているように、そのコミットメントを何かこうきちっとした形にするのは、論理的に言っても、日本に利益があるとすれば、そのコミットメントがなければ利益があるかどうかは分からない状態になるわけで、外務大臣の累次の答弁...全文を見る
○小野次郎君 密接な関係を有する外国って、何か意味深な、男女だったら何か変な感じもするような、密接な関係と言うんですが、あえてぼかしているわけですよね。密接って、どう、何の面で密接なんだというところをぼかして定義されておられますけれども、これは一体、政治、軍事、経済、あるいは時々...全文を見る
○小野次郎君 お答えになっている外務大臣も、それがぐるぐる回った論理だということを感じておられると思うんですね。どういう意味かというと、二つでぐるぐる回っていますよ。一つは、共通で対処する意思を表明する他国って、だから、そこが二つあったとしても、どっちかが密接な関係を有する外国で...全文を見る
○小野次郎君 二つ目の循環論法になっているのは、その三要件の三つ目の話を今しているわけですね。密接な関係を有する他国、前段が、それをAとしましょう。存立事態、後段がBとしましょう。Aであり、かつBだという場合だと書いてあるのに、Aとは何だと聞くとBのことだとおっしゃっているんじゃ...全文を見る
○小野次郎君 ちょっと角度を変えますが、中谷大臣にお伺いしますけど、国際テロとかサイバー上のテロというんですかね、破壊活動みたいなことも最近安全保障の新たな脅威としてよく大臣もお挙げになりますけれども、これまでの軍事的なバランスによって抑止力を与えるというような類いのものとはこれ...全文を見る
○小野次郎君 今、もあり得るとおっしゃるんで、そこに引っ張られてまた聞いてしまうんですけれども、ちょっと取りあえず置いておきます。  横畠法制局長官にお伺いします。  国民生活や国家経済に与える打撃、損失の規模からいえば、必ずしもいわゆる伝統的な意味で言われている武力の行使と...全文を見る
○小野次郎君 いや、長官、ちょっと勘違いされているのは、私は自衛権について聞いているんであって、別に集団的自衛権の話を聞いているんじゃありませんよ、今日は。自衛権行使が正当だと認められるためには、力によって我が国に対して打撃を与える、損失を与えるという行為が必要なんじゃないですか...全文を見る
○小野次郎君 時間オーバーして済みませんでした。  これで終わります。ありがとうございました。
05月18日第189回国会 参議院 本会議 第18号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  私は、総理の訪米報告に関して、党を代表して質問させていただきます。  日本の独立と主権を守り、国民の生命と安全を保障することについては、政治家であれば与党も野党もなく、最も重い責任を自覚しなければなりません。新たな安全保障環境の中で求...全文を見る
05月19日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第14号
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○小野次郎君 今日の私の質問に入る前に、私は、昨日、私自身が代表質問で総理に聞きました質問のやり取りについて触れざるを得ません。  それは、私の方が、今日の質問にも関係するんですが、石油供給の断絶など経済的に甚大な支障があれば、我が国が直接武力攻撃を受ける事態でなくても集団的自...全文を見る
○小野次郎君 質問者が聞いてもいないことに対して総理も防衛大臣もお答えになっているわけですから、私の次の問いにしっかり答えてください。  生活物資の不足って、どんな生活物資を対象に考えているんですか。
○小野次郎君 生活物資って、石油のことを聞いたら答弁が生活物資の不足や電力不足と言われたんですから、生活物資にはどんなものが含まれるんですかと聞いているんですよ、私は。
○小野次郎君 すごい答弁ですよ、これは。あらゆるものが含まれますよ、そうすると、本当に。生活にとって必要なものはみんな対象になり得るんだという答弁を今いただいたと。信じたくないですけれども、それはもう議事録に残っていますからね、大臣。  じゃ、伺いますが、五月十七日に高村さんは...全文を見る
○小野次郎君 答えてないですよ、委員長。食料と聞いています、はっきり。
○小野次郎君 昔、マリー・アントワネットが、お城の前を飢えた市民の方がパンよこせパンよこせとデモしていたら、パンがなかったらクッキー食べればいいじゃないかと言っていたという話あるんですよ。違ったっけ。(発言する者あり)お菓子を食べればいいということを言ったと、市民の苦労が分かって...全文を見る
○小野次郎君 食料不足というのはどんなものですかと聞いているので、委員長、この答弁をいただいていないということで、ちょっとテークノートしておいて先へ進みますが。  では、電力と言いましたけど、電力を運んでくる船なんてないんですよ。電力をつくるものを運んでくるんです。石油以外の電...全文を見る
○小野次郎君 そうすると、天然ガスとかウラニウム、プルトニウムもあるのかもしれません、そういうものも含まれ得るということですね。
○小野次郎君 石油だけといって我々議論してきたのが、ちょっと今メモ取り切れないぐらいどんどんどんどん広がってきましたので、後で議事録を、(発言する者あり)歯止めなし、際限なしという話になっていますが、石炭も含まれますか。
○小野次郎君 排除されないということですね。
○小野次郎君 国務大臣が答弁しているやつを事務方が一連の答弁って、一体どことどれとどれの、どの表現を言っているのか分からない追加答弁なんか意味がないですよ、そんなもの。  それから……(発言する者あり)ちょっと、エールは有り難いんですけど、ちょっと頭が混乱しますので。
○小野次郎君 それと、委員長、ちょっと整理してくださいよ。大臣が答弁したやつを事務方が否定しているんですか。どういうことなんですか、今の。
○小野次郎君 この委員会の議事録に残っているかどうか分かりませんが、石油の途絶についても、テレビ討論の中では、御党と言ったら失礼ですけど、政府・与党の代表の方も言っていますよね。例えば、マラッカ海峡はこれぐらいの船が通る、いや、遠回りすれば通れるけれども、ホルムズ海峡は、もうこれ...全文を見る
○小野次郎君 実際、我々が文化的な生活あるいは経済活動を行っていくためには、そういう目に見えるもの以外にも、送金とか決済というのが海外でできなくなったら、これ全く経済活動ができなくなります。それから、私自身も、大臣だって、全ての人がそうですけれども、インターネットだとか様々な通信...全文を見る
○小野次郎君 それはこの前の横畠法制局長官の最後の答弁じゃないですか。それはまた後で横畠さんに聞きますけど。  今の大臣の、食べるものもなるかもしれない、冷蔵庫、空になるぐらいになったらなりますよ、石炭も排除されません、ウランもあるかもしれない、プロパンもあります。そうやって議...全文を見る
○小野次郎君 大変、この新三要件の少なくとも政府・与党の解釈、理解というものは何の歯止めにもなっていないということが誰の目にも明らかになってまいりました。  そうだとすれば、やはり個別的自衛権の範囲内でやるべきだと今まで理解してきた九条の解釈の延長で新しい安全保障環境の下での自...全文を見る
○小野次郎君 それは、この前も横畠さんと、私は早口ですけれども反論したつもりでいますけど、どんな場合でもそうですよ。武力を示して、威力を示して動くなと言ったら、それはもう武力を使ったことになるんですよ。当たり前のことじゃない、そんなもの。  横畠さんにお伺いしますが、そこまで存...全文を見る
○小野次郎君 私は質問を続けることがちょっとできないですよ。  今までこれだけ大量の時間を使って多くの委員が質問してきて出てきているのが、いわゆる日本に近いところの第三国が攻撃されたけれども我が国が攻撃されるに同視できるような事態になっている場合、若しくはと言って挙げられた例が...全文を見る
○小野次郎君 とお願い申し上げて、私の質問を終わらせていただきます。
05月27日第189回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  私は、ODAというのは物すごく使われ方が幅が広いなと思います。ほかのいろんな予算、大体ほかの予算は各省各局別ぐらいになっていますけれども、このODAという一つの言葉で取り上げられるものの中に、極めてハードというんですかね、端的に言えば公...全文を見る
○小野次郎君 先ほど佐崎さんは女性の問題についてクオータ制のお話されましたけれども、僕は、このハードとソフトというか、NPO、NGOの関与するODAについて一つの割合みたいなものを確保できないのかなという感じすらしているんです。  その意味で、外務省の組織図見ても、なかなかそう...全文を見る
○小野次郎君 それでは、佐崎さん、よろしくお願いします。
○小野次郎君 いただいた紙は十四分までとなっています。ぴったり十四分で質問を終わらせていただきます。
05月28日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  まず、武蔵参考人にお伺いしますが、私は、政治の世界に入る前、二十九年ぐらい警察におりまして、最後の四年半は総理秘書官ということで、防衛省を含めた安全保障・危機管理の担当秘書官をやっていまして、そういった仕事の経験からすると、今度の議論は...全文を見る
○小野次郎君 その意味では私は、やっぱりインテリジェンスのレベルが、ユニホーム組の補佐と文官の補佐の、こんなに例えば大学生と小学生みたいに知識や見識に差があったら、それは実質的な補佐はできないんですよ。それから、百人ユニホームの方がいて、一人しか非軍事的な立場から意見を言う人がい...全文を見る
○小野次郎君 次に、西川参考人にお伺いしますが、私は、西川参考人の問題提起を伺っていてふっと思い付いたのは、ジョージ・スティグラーというシカゴ学派の、とりこ理論というのを西川参考人、お聞きになったことがあると思うんですけど、専門ですから、キャプチャーセオリーというんですけれども、...全文を見る
○小野次郎君 もう終わりにしますけれども、私は、そういった弊害が生じないためには、一つはやはり透明性、防衛装備庁における仕事の進め方が官と民の関係についても透明でなきゃいけないということと、どこかに、何というんですかね、競争と言うといいですけど、一対一対応にしない、密室にしてしま...全文を見る
○小野次郎君 それじゃ、私の質問、終わります。
06月02日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第18号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  今日は三十五分の質問時間をいただきました。御配慮いただきました委員長、そしてまた同僚議員の皆さんにまずお礼を申し上げたいと思います。  それでは、質問に入らせていただきますが、最初は文官による大臣の補佐の問題でございます。  私は中...全文を見る
○小野次郎君 私も役所に長くいましたので、防衛省の中のこと、制服組であれ文官職員であれ、共通しているものがあると思います。それはどういうことかといえば、大臣が最終的に進めと言って、それに、命令に従わない人は出てこないと思いますよ。やめろと言って、やめない人もいないと思います。 ...全文を見る
○小野次郎君 次の質問に入りますが、研究開発から購入、そして修理や改良まで、防衛装備庁と防衛産業が合理化と効率化を進めることによって、一層一対一対応になってしまうんじゃないかと、構造的に。時代劇で、越後屋、おぬしも悪じゃのうと言うと、いや、お奉行様にはかないませぬという会話ありま...全文を見る
○小野次郎君 それでは、存立危機事態につきまして御質問を続けますが、まず、五月十八日の本会議、十九日の当委員会で存立危機事態に関する質疑がありました。  それで、政府にお願いして当委員会に提出していただいた統一見解の趣旨を改めて伺いたいと思います。
○小野次郎君 存立危機事態について御質問しますが、その前に、昨日の衆議院の方のやり取りで、この存立危機事態と重要影響事態の関係について議論が行われていました。  私の質問に入る前提として二、三お伺いいたしますけれども、この重要影響事態の要件として、そのまま放置すれば我が国に対す...全文を見る
○小野次郎君 どうして存立危機事態の要件の方には、この重要影響事態の要件には入っている我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれ云々という、その直接の武力攻撃に至るという要素を要件に掲げていないのはどういう考慮からですかと。
○小野次郎君 どうして存立危機事態の要件には我が国に対する直接の武力攻撃という要素を要件に入れていないのか、どういう考慮からそういうことになったのか、お伺いしているんです。
○小野次郎君 ちょっと意味がよく、大臣、分からなかったんですが、含まれるってどれに何が含まれるんですか。
○小野次郎君 ですから、何の定義の中に何が入っているんですかとさっきから聞いているんじゃないですか。さっき御指摘のとはどっちの、重要影響事態の方ですか、それとも存立危機事態の方ですか。
○小野次郎君 大変重要な答弁をいただいたと思います。そうすると、存立危機事態には、そのまま放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれが要件になっているということですね。
○小野次郎君 本当に、大臣、それで大丈夫ですか。だって、存立危機事態の方に、明文に何にも書いていないのに含まれるとあなたおっしゃっているんですよ。そのまま放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれというのが存立危機事態の要件として含まれているとあなたおっしゃっているんです...全文を見る
○小野次郎君 三つ申し上げます。  一つは、私は重要影響事態について聞いているんじゃないんです。それから二つ目に、法制局長官には答弁を求めていません。そして、安全保障法制担当大臣はなぜ答弁できないんですか。私、質問続けられませんよ、これじゃ。
○小野次郎君 じゃ、質問続けますが、そうすると、一つの事態が重要影響事態に当たり、かつ存立危機事態にも当たるということは当然あり得るという理解でこの法制度はできているんですね。
○小野次郎君 毎日新聞の社説にも、中谷氏は存立危機事態は重要影響事態に含まれるという趣旨の答弁をしたとなっています。これはこのとおりでいいんですか。
○小野次郎君 そうすると、本来の存立危機の質問に戻りますけれども、今まで安倍総理も中谷大臣もずらずら言っておられた長い話ありますよね、生活物資の不足とか電力の不足とかがライフラインの途絶だったかに至るような、そして死活問題になる場合、どこにも我が国に対する武力行使のおそれもにおい...全文を見る
○小野次郎君 私はさっき、一つの事態が重要影響事態と存立危機事態、両方になることはあるんですか、つまり重なり合う場合があるんですかという趣旨で聞いたら、今の大臣のお答えは、そっくり存立危機事態は重要影響事態に含まれているという御趣旨でお答えになっていますけれども、それも間違いない...全文を見る
○小野次郎君 しかし、それでは、私も議論したし皆さんも議論しているホルムズ海峡の話ですけれども、どこまで行ったって、石油の何割が、そこでホルムズ海峡が封鎖されれば来なくなるという話はしていましたけれども、我が国に対する直接の武力行使のおそれなんていう話はしていないじゃないですか。...全文を見る
○小野次郎君 存立危機事態の方にそんな例示が入っているんですか。
○小野次郎君 存立危機事態の方を聞いているんですよ。
○小野次郎君 だから、そのときに、我が国に対する直接武力攻撃のおそれというのは入っていませんよね、要件に。入っていると言うんですか。  私は重要事態のことを聞いているんじゃないですよ、存立危機のことを聞いているんですよ。
○小野次郎君 我が国に直接の武力攻撃が及ぶおそれがあるのであれば、個別的自衛権を考えた方がよかったんじゃないですか。
○小野次郎君 しかし、今も改めてこの重要影響事態の条文も見たし存立危機事態の条文も見ましたけれども、納得いきませんよね。存立危機事態の方には何にも、我が国に対するという言葉も武力攻撃も出てないのにそれは含まれてるんですというのは、質疑やっている間にそういう要件加えたんですか。
○小野次郎君 御説明は全然客観的でも合理的でもありませんよ。だって、我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれって、我が国にとっては最も大事な要件じゃないですか。どうしてそれが新三要件に入ってないんですか。入ってないけど含まれてるんだみたいな話を答弁の中で出てくるというのはちょっと...全文を見る
○小野次郎君 私は質問続けられません。もう聞いて分かるとおり、これ何遍聞いたって、だからなぜ、あなたは何遍も、この我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれというのはこの存立危機の中に含まれてますよっておっしゃるから、だったら我が国にとっては最も大事な要件が、この我が国に対する直接...全文を見る
○小野次郎君 そうすると、存立危機事態は重要影響事態に含まれるというだけだとすると、この重要影響事態の方に書いてある、そのまま放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれというのは、また元に、最初の、第一問に戻しますけど、存立危機事態の方には要件になってないんですねって聞い...全文を見る
○小野次郎君 最初から、一問目から答えもらっていませんよ。なってないのに含まれているというのはどういう意味だって聞いてるんですよ、だから。
○小野次郎君 そんなこと聞いていません。  聞き方を変えますが、それじゃ存立危機事態の判断に際しては、我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれという要件は考慮しないという理解でよろしいですね。
○小野次郎君 我が党は、この安保法制について必ずしも最終的な賛否を決めたわけではありませんけれども、ただ、党を挙げて我々が言っていますのは徹底審議ということですけれども、もう与党も野党も聞いていただいた皆さんお分かりのとおり、こんな防衛大臣の答弁ではらちが明きませんよ、本当に。テ...全文を見る
06月04日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第19号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  予定された質問を始める前に、中谷大臣に一言申し上げます。  おとといの質疑、私とのやり取り、念のため、昨日議事録、未定稿を取り寄せて秘書と二人でよく読みましたけれども、やっぱり大臣は何回も意味不明なことをお答えになっている。その結果と...全文を見る
○小野次郎君 安保法制担当大臣が、議事録に、で、お尋ねの質問は何でしたかと、そんな答弁されているんですよ。これ、恥ずかしいと思いませんか、大臣として。だから、そういうことについて謝罪なり反省の言葉を一言と言っているので、中身のことを聞いているわけじゃないじゃないですか。もう一遍お...全文を見る
○小野次郎君 それでは質問に入りますが、集団的自衛権の行使容認によって我が国がISILなどの国際テロリズムからのターゲットにされることに対する抑止力が向上するという効果が期待できるのか、端的に御認識をお伺いしたいと思います。
○小野次郎君 今日は、主なテーマがこのISILによるテロリズムについての総括というかまとめだったと思うんですが、私は端的に聞いているんです。このISILなどの国際テロリズムからのターゲットになる可能性というか、それが抑止されるのかと、集団的自衛権の行使容認というふうに踏み切ったこ...全文を見る
○小野次郎君 他国軍隊の後方支援についてお伺いしますが、他国軍隊の後方支援に関して、安倍総理は、我が国はISIL空爆などへの後方支援を行うことは全く考えていないと先月二十八日に言明しました。ところが、中谷防衛大臣の方は一度は、ISIL空爆の後方支援は法律的には可能になると答弁され...全文を見る
○小野次郎君 政策論と法理論とを大臣と総理が交互に言うから、今我々は新しい法律案の審議しているんだから、法理論でいったらそれはあり得るんですかと聞いているんですよ。
○小野次郎君 大臣、今日、二度ぐらい、国際平和支援で人道支援を行うみたいなことをおっしゃいましたけど、今度の法律ではたしか人道支援は落としたんじゃないんですか。
○小野次郎君 そうすると、おとといから今日にかけて三回ぐらい、あなたは人道支援をやるんだと言っていますけど、人道支援はこの国際平和支援ではできないんですよ。大臣、条文読んできてくださいよ。
○小野次郎君 その点は、じゃ、議事録をもう一遍見ますけど、あなたは何度も国際平和支援でと言っていますよ。人道支援を中心にやっていくんだということをお答えになっているので、後になって変えるんだったら、すっきり変えた方がいいと思いますよ、そういう意味で言っていないとかというのは。三回...全文を見る
○小野次郎君 次に、ISILは世界中で日本人をテロの標的としていますけれども、我が国の国民がISILの組織的なテロ攻撃を受けた場合には、ISILに対して我が国が個別的若しくは集団的自衛権によって武力行使を行うことは法理論上はあり得るのでしょうか。
○小野次郎君 自国民に対する攻撃について、自衛権の行使の対象になるという学説というか説があることは大臣も御存じですね。日本はそれを取っていないということなんでしょうか。
○小野次郎君 存立危機の方にも、国民の生命が点々々ですね、が根底から覆されるという表現があるんですが、この国民の生命というのは何人規模以上の生命が懸かる場合を想定しているんでしょうか。一人でもなるんでしょうか。それとも、一人じゃならぬよと、そんな少人数の話は別ですと、日本国民一億...全文を見る
○小野次郎君 それでは、この存立危機事態の成立要件として、経済的打撃以外にどのような分野のダメージがあり得るのか。今、命の話をしてもそういうお答えしかいただけないんですけど、書いてはあるけど、じゃ、経済的な打撃以外にどんな分野の損失なのか打撃なのかがあり得るのか、是非例を挙げてお...全文を見る
○小野次郎君 不思議ですよね。だって、この前、中谷さん自らが、石油だけじゃありません、原子力燃料、ウラニウム、プルトニウム、冷蔵庫が空になる場合までおっしゃっているのに、なぜ命の話をしたら、命については規模はお答えできない。じゃ、命以外に、経済的打撃以外にどんなものがあるんですか...全文を見る
○小野次郎君 そこが政府側の答弁と野党各党が聞いているところと食い違っているのは、経済的影響だけではないというふうに政府はお答えになりますけど、我々も、もちろん単なる経済的影響だけを聞いているんじゃない、それが死活問題に至らなきゃいけないという程度の問題については我々も了解してい...全文を見る
○小野次郎君 質問を続けますけれども、それでは、存立危機事態は、その要件を満たす場合の中に我が国に対する直接の武力攻撃を受けるおそれのある事態も含まれ得るという理解でよろしいですか。
○小野次郎君 前回聞いた、最初の質問に戻るんですが、そうだとすると、この我が国に対する直接の武力攻撃のおそれ、我々の目から見ると最も大事な要素だと思うんですが、その要件がこの存立危機事態の要件としては明記されていない理由はなぜなんでしょうか。
○小野次郎君 重要影響事態に関して安倍総理は、中東やインド洋でも深刻な武力衝突が起きた場合などには後方支援のため自衛隊の派遣があり得ると答弁されています。  中東、インド洋方面で、ここから問いですけれども、一つの事態について、一方で存立危機事態に当たれば集団的自衛権行使で機雷掃...全文を見る
○小野次郎君 いや、委員長、大事なこと言っていますよ、大臣は。  一つの事態で武力行使と後方支援並行実施すれば、これこそ、政府自身が武力行使の一体化の問題はこれは憲法違反になるということを認識していると言っているのに、武力行使との一体化そのものじゃありませんか。だって、一つの事...全文を見る
○小野次郎君 じゃ、答えなきゃいいんですよ、それ認めているんだから。
○小野次郎君 認めないなら答えてくださいよ。憲法違反やりますと言っているんだから、答えなきゃおかしいでしょう、そんなものは。
○小野次郎君 切りがないのは大臣の答弁ですよ。委員長、冗談じゃありませんよ。切りがないのは大臣じゃないですか、いつまでも、やめろと言っても続けているんだから。(発言する者あり)
○小野次郎君 質問の大半取っていますからね、大臣が。聞いたことに答えていないんだから。
○小野次郎君 納得しませんが、終わります。済みません。
06月09日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第20号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  防衛大臣にお伺いしますが、施設庁の入札談合事件を受けて、平成十九年九月には施設庁を廃止して、また省移行に合わせて施設庁の所掌事務を本省に統合したわけですが、今回の法改正では装備庁を本省の外局に置くということになっていますけれども、こうい...全文を見る
○小野次郎君 そうすると、前回、大臣とやり取りさせていただいた内容というのは、国際機関を通じて、あるいはNGOを通じての人道支援ということだと思います。ですから、停戦合意前の自衛隊の活動についての議論をしているというところでは、そうやってしっかりと断っていただかないと、今回の法改...全文を見る
○小野次郎君 私は、この国際平和支援法の枠内において人道復興支援ができるように、メニューに残すべきだと思います。  大臣の今の説明を聞けば聞くほど、今まで以上により軍事協力のカラーを純粋に特化しましたと言っているようにしか聞こえないんですね。そうしない方が私はいいと思うし、これ...全文を見る
○小野次郎君 次の質問に移りますが、横畠長官にお伺いします。  憲法九条、この憲法解釈の基本的論理の枠内かどうかということが今盛んに話題になっていますけれども、私が理解する基本的論理の枠内というのは、憲法九条は、我が国に対する武力攻撃若しくは我が国に向けた直接の軍事的脅威に対し...全文を見る
○小野次郎君 今朝ほどの佐藤議員とのやり取りを聞いていたら、武力攻撃事態から存立危機事態は少し輪がはみ出ているみたいな話をされていたように思うので、はみ出ていちゃ駄目なんじゃないのというのが私の今指摘したところでございます。  次の質問に移りますが、政府案の集団的自衛権行使とい...全文を見る
○小野次郎君 その要請や同意というのが要件だという話は分かりましたけれども、それが密接なということに戻るんだったら、何かこう定義が後ろへ後ろへ、後から係っていくみたいになっているんで、この日本語はおかしくないかと申し上げているんです。  基本的には、国際法上の要件をそのまま法律...全文を見る
○小野次郎君 私は、木に竹をつないだような定義にしているから誤解が生じるんだと思いますが、次の問いへ移ります。  これは法制局長官ですが、武力行使との一体化論、これはもう何十年も議論された憲法上の、我が国固有の憲法上の議論だと思いますが、それは、我が国が決して、決して海外で外国...全文を見る
○小野次郎君 海外での同一事態について、自衛隊が武力行使と後方支援を並行して同じ事態について行っている場合には、もはや武力行使と一体化そのものではありませんか。仮に、特定の日時と場所で今日は後方支援活動しかしていませんという場合があったとしても、それはもう一体化の外形というんです...全文を見る
○小野次郎君 だから、それは一体化しちゃっているからでしょう。
○小野次郎君 全く理解できませんが、今日は時間ですので、やめておきたいと思います。
06月11日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第21号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  私も法制局長官にまずお伺いしますが、政府は、昭和三十四年の最高裁判決や昭和四十七年の政府見解と対比して、憲法解釈の基本的論理の枠内だと繰り返し述べておられますけれども、私は、変更が見られていないのは、要するに自衛権行使の目的の部分に関し...全文を見る
○小野次郎君 私がお尋ねしているのは、政府が言っている、その基本的論理の枠内と言っているのは、何が枠内かといえば、自衛権行使の目的、つまり、あくまでも我が国を防衛するためのものであって、他国を防衛するためのものではないんだと、かつ必要最小限度の自衛の措置だという点に尽きるのではな...全文を見る
○小野次郎君 ですから、我が国に向けた武力攻撃、若しくは軍事的な脅威に対してでなければ、我々は武器を持って立ち上がるということは憲法は許していないんじゃないかと申し上げているんですけど。
○小野次郎君 存立が脅かされ以下の部分は幾ら限定されても、その結果というのは、極端な話、極度の経済制裁によっても我が国は同じ事態に陥るじゃありませんか。だから、そういうときに対して、どうして自衛隊が武力行使するということが許されるのか、憲法九条はそんなことは許していないんじゃない...全文を見る
○小野次郎君 その部分が憲法学者からも合憲性は認められないと言われている点だと思いますので、私は今日はその辺でとどめておきます。  二つ目に、集団的自衛権の合理的根拠というのは、私の理解では、他国に対する武力攻撃の影響が、我が国に対する武力攻撃事態等と同視できる場合があるという...全文を見る
○小野次郎君 先ほど、問い一のときは、他国に対する武力攻撃が自国に対する武力攻撃と相応するものだと。だから、私の一番目の問いに対しては可能なんだとおっしゃっていながら、問い二になって、今度、改めて、じゃ、同視できるんだったら、他国に対する攻撃の未然段階において、例えば自衛隊は現地...全文を見る
○小野次郎君 考えられないというのは、憲法上も許されないということですね。
○小野次郎君 重ねて確認しますけれども、そうすると、他国事態について切迫事態だとか、他国事態について予測事態というような規定を新たに設けて、防衛出動あるいは防衛出動待機出動みたいな形の規定を設けることは憲法上も許されないという理解でよろしいですか。
○小野次郎君 防衛待機出動、防衛出動、予測事態のときはもちろん、切迫事態もそうですけれども、実際にドンパチはしないわけですよね。そういう規定なら作ってもいいという意味ですか。
○小野次郎君 ちょっと意味が分からないんですけど、もう一遍説明してくれますか。(発言する者あり)
○小野次郎君 ですから、何度も聞いているとおり、今までの現行法と同じように、ドンパチはしないけれども防衛出動を掛けるような事態が、この他国事態についても法改正すればできるのか、憲法上許されるのかということを防衛大臣ではなくて長官の方に伺っているわけです。
○小野次郎君 大変重要な発言をいただいたと思います。  つまり、防衛出動そのものとか、今の防衛出動待機出動というんですかね、予測事態に対する対応みたいなものは、この存立危機に至る他国事態についても法改正さえすれば設けることはできるということですね。
○小野次郎君 はい。
○小野次郎君 ますます際限ない拡大の余地が示されたように思います。  他国事態の予測事態とか他国事態の切迫事態で、ドンパチはしないけれども現在の防衛出動みたいなものを掛けられるようになる、それが憲法上許されるという発言は、これまた我々今後しっかりと追及していかなければ、全く、何...全文を見る
○小野次郎君 長官、答弁ごまかしちゃ駄目ですよ。さっき言ったじゃないですか。実際の武力行使をしないものであれば可能だとおっしゃったのは、私、何遍も例示挙げているとおり、現在の防衛出動の下令は、実際に武力を行使するのではなくて、武力の行使の準備をして防衛出動を命じるということをいっ...全文を見る
○小野次郎君 ちょっと意味がよく分からないんですけど、政府参考人でも結構ですが、そうすると、今度の法改正によって、存立危機事態になる、他国に対する武力攻撃があってということですけれども、その事態についても、切迫事態による防衛出動とか予測事態による待機命令とかあるということですね。
○小野次郎君 そうすると、今かかっている法改正案には入っていないですよね。
○小野次郎君 その点が、長官の方から、しかし憲法上は可能だという答弁いただきましたので、これは厳しくこれから追及していかなきゃいけないと私は思います。  時間の関係で次の問いに移りますが、海外での同一事態について、自衛隊が武力行使と後方支援を並行して同時に実施している場合には、...全文を見る
○小野次郎君 もう最後の問いにしますけれども、法制局長官、それ伺いますと、そうすると、我が国が武力行使を行うときには、当然のことのように、どこの条文に書いてなくても、補給だとかそういうことを他国に対してできる、これも含まれているという意味なのか、これが一つの小問でございます。 ...全文を見る
○小野次郎君 まとめに入りますけれども、具体的規定がなくても後方支援活動はできるという法制局長官の答弁は、とても私は受け入れることができません。そしてまた、武力行使の現場においてはもう一体化しているというんだったら、そもそも武力行使との一体化論、論自体がもう今やこの法改正において...全文を見る
06月16日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第22号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  中谷大臣、前回、十一日の日に私が、存立危機というんですかね、緊密な関係を有する他国が攻撃を受けた場合の存立危機について、その他国への攻撃が未然段階のときに、今、現行法案にはないですけれども、他国事態の切迫事態とか予測事態とかということで...全文を見る
○小野次郎君 そこで、大臣にお伺いしたいのは、じゃ、その緊密な関係を有する国がよその国から武力攻撃まさに受けそうだ、切迫している、あるいは予測されるというときに、日本に、自衛隊にその事態を踏まえて自分の国まで応援に来ていてくれと言われた場合、そういうときに、武力行使はしませんよ、...全文を見る
○小野次郎君 つまり、日本の自衛隊が国内にいる限りは常に備えるのが当たり前ですから、組織として、ですから、その限りでは武力行使をするか武力行使に至らないかということが憲法上の一つの大きなルビコン川みたいなものだと思うんですが、海外となるとそれは別で、フル装備で、しかも武力行使をす...全文を見る
○小野次郎君 この前、法制局長官は、その武力行使を行わなければ、行わない限りであればそういった規定を設けることは可能だという趣旨の答弁をされていましたけど、今私が聞いているのは、武力行使を行わなくても、武力行使を前提としてフル装備の自衛隊の陸海空の部隊が外国へ行って、外国に頼まれ...全文を見る
○小野次郎君 そうすると、大臣の御認識は、必要性の問題であって、憲法上そういった制度を設けるかどうかの可否、適否の問題については、この前の横畠法制局長官の意見をそのまま維持されると、つまり憲法上は可能だという認識でよろしいんですか。
○小野次郎君 何を言っているんですか。だって、中谷さんは安保法制の担当大臣でもあるわけですから、法律のことについて聞いちゃいけないということはないと思うので聞いているので。  今政府参考人から御答弁をいただきましたけれども、もう一遍確認したいんですけれども、横畠長官のおっしゃっ...全文を見る
○小野次郎君 じゃ、続きは横畠さんが見えたときにすることにして、極めて慎重に考えるべきだと思います。  ドンパチ撃たなきゃいいんだみたいなことを言っていたら、これ、誰に聞いたって、大変なことになっちゃいますよ。要請があったからどこどこまでは配置しましたというようなことがそう簡単...全文を見る
○小野次郎君 多分、大臣もお答えになっていてなかなか納得してもらえないだろうなと思いながらおっしゃっているんだと思いますけれども。  だって、そんなこと言ったら、レーダーで敵を見付けてそこにミサイルを発射すると、私はレーダー係だと、私は単にレーダーであそこにいるって言っているだ...全文を見る
○小野次郎君 もうそろそろ時間ですからまとめますが、そもそも、この出てきている条文自体では陸上自衛隊も航空自衛隊も大きな任務を負うんだろうと思うけど、それはほとんど話題にしない。海上自衛隊、その中のごく一部の機雷掃海部隊の話だけに極小化しようとしている。どこだといったら、ホルムズ...全文を見る
07月27日第189回国会 参議院 本会議 第34号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  私は党を代表して、ただいま趣旨説明があった政府提出二法案について、安倍総理に質問させていただきます。  まず、法案提出者であり、与党の代表でもある立場として、衆議院における強行採決についてどのように受け止めているのか、伺います。  ...全文を見る
08月04日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第7号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。当委員会の理事を務めておりますが、質問に立つのは今日が初めてでございます。  今日は総理に、本当に専門家から酷評されていますよね、存立危機事態、憲法違反だと、この存立危機事態を中心に質問していきたいと思います。  専門家からも、そしてまた...全文を見る
○小野次郎君 私がお尋ねしたのは、憲法違反だと言われているのはどういうところに理由があるとされていますかと聞いたんですよ。
○小野次郎君 勉強を余りなさっていないようなので私の方から申し上げますけれども、一つは、政府がもう何百回も言っているかもしれません、政府見解の基本的な論理の枠内にあると言っていますけれども、この集団的自衛権を認める理由が基本的論理の枠内にはないと言っているんですよ、専門家は。 ...全文を見る
○小野次郎君 総理に申し上げてもなかなか御理解いただけないようですから、むしろテレビを見ていただいている国民の方々に説明するつもりで続けますけれども、国家の軍事力の発動というのは最も厳格に慎重に行われなきゃいけないんですよ。その条文、この存立危機事態というものが、総理が何回もお答...全文を見る
○小野次郎君 総理は三つ間違えておられます。  一つは、さっき言ったじゃないですか、この我が国の存立が脅かされ云々というのは、元々、個別的自衛権しか認めないときに使っていた心臓部、脳みそなのに、それをカセットのようにすぽっと当てはめて集団的自衛権がオーケーですよという論理は、こ...全文を見る
○小野次郎君 まるっきり質問に答えていただいていませんね。私は言ったではないですか。A国とB国がドンパチが始まったというだけなんですよ、今、日本から見れば。それなのに、いかにそのことによって我が国が被害を被ったとしても、我が国がそれを武力行使によって被害の原因を除去しようという行...全文を見る
○小野次郎君 私は、日本が武力攻撃を受けていないのに、A国とB国が武力紛争になっただけでどうして日本が武力行使していいのかということを聞いているんですけれども、何か質問の趣旨が御理解いただけないようなので、続けますけれども。  それでは、我が国が自衛権行使できる場合というのは、...全文を見る
○小野次郎君 それでは、さっきの質問に戻りますけど、A国とB国がドンパチが始まったというだけで、我々は弾が一発も飛んでこない、影響を受けているのは物資の欠乏などだと、こういう非軍事的な影響の際にどうして急迫不正の侵害があると認められるんですか。
○小野次郎君 ミサイル防衛の話とか今は聞いていませんよ、私は。前の質問じゃないですか、それじゃ。今聞いているのは、A国とB国が撃ち合いになって、我々には物資の欠乏などの被害が生じているときに急迫不正の侵害と言えるんですかということを聞いたんですよ。  特に、もう一遍お尋ねします...全文を見る
○小野次郎君 中谷さん、もう一遍僕の質問に正確に答えてくださいよ。何か、フルスペックの集団的自衛権を認めたんじゃないかって周り言っていますよ。
○小野次郎君 だから、急迫不正がある場合とない場合とあるんじゃありませんかと聞いているんですよ。
○小野次郎君 条文を繰り返し読んでいるだけじゃないですか。だから、自国が武力攻撃受けたんだったらそれはもう起きているんですよ。だけど、起きていないのに我が国が物資の欠乏などの影響を受けているというときには、急迫不正のある場合とない場合とあるでしょうと、これ三回聞いているんですよ、...全文を見る
○小野次郎君 少し総理は御理解いただけたみたいで、おトイレ行ってこられたようでも理解していただいたのかなと思っていますが。  総理、ところで、この存立危機事態の条文、部下が御報告されたかどうか分かりません、有名な答弁が基になっているのを御存じですか、昭和二十九年の。
○小野次郎君 今日はパネルにはしませんでしたが、お手元に配らせていただいた答弁、昭和二十九年四月五日の木村篤太郎という大臣の答弁でございまして、質問がそもそも、海上封鎖されて我が国にガソリンが入ってこない、重油が来ない云々かんぬんとあって、こういう場合も、日本は立ち所に民生及び産...全文を見る
○小野次郎君 今日一番大事な質問をこれからさせていただきます。  中谷大臣、存立危機事態が認定された場合に国内ではどのような自国防衛の措置をとりますか。
○小野次郎君 私は法律の話を聞いているんです。  事態対処法では、この存立危機事態のときにはどういう体制を取るんですか。
○小野次郎君 答弁になっていませんね。  要するに、私が言っているのは、法律上は、今回の政府案では、存立危機事態とは日本の存立危機だと言っていながら、日本の国内の防衛体制は取らないんじゃないですか、それ自体では。
○小野次郎君 じゃ、次の質問と併せてもう一遍聞きますよ。  この存立危機は日本の危機だとおっしゃっていながら、国民を救済したり避難させるための国民保護法制の措置はとりますか。
○小野次郎君 つまり、この法律は、我々が生き延びていくための、国家が生き延びるための最小限の自衛権の行使だと言っていながら、国民保護の法制にはリンクせず、そして国内の防衛体制にもリンクしない、全くよそ様の、他国のドンパチを日本が応援に行く、それだけしか国内の体制はなっていないんじ...全文を見る
○小野次郎君 だから、それ自体は大したことないと政府も認めているということなんですよ。  最後に申し上げますが、礒崎補佐官の対応、総理の今日の御説明を聞いても到底納得できるものではありません。問題の重大性を考慮すると、礒崎補佐官を参考人招致して、昨日は民主党さん、質問ありました...全文を見る
○小野次郎君 総理、最後に一つだけ聞きますが、与野党協議、これを行う用意を我々は持っておりますけれども、その際にはやっぱり憲法適合性に関する専門家や一般国民の厳しい評価というものを改善するためのもう腹を割った修正、政府案の修正を受け入れる覚悟をお持ちかどうか、それがなければ進まな...全文を見る
○小野次郎君 終わります。
08月26日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第13号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  今日は、ちょっと問いの順番を通告とは変えて、問い六というところから始めたいと思いますが、まず、今日、お手元に四枚の資料を配らせていただいています。前にも使ったことがありますが、最初に見ていただきたいのは、我が党の武力攻撃危機事態は、これ...全文を見る
○小野次郎君 その国民保護法制を何か一方的に国民の皆さんに義務を課す法制だという説明は、それは曲解ですよね。元々は、だって、国民の受ける被害を極小化するために、参加もします、協力もお願いします。しかし、基本的に法の目的は極小化するためじゃないですか。だから、そういう被害の発生、被...全文を見る
○小野次郎君 大臣の説明は、王手飛車取りじゃないけれども、二重の矛盾を含んでいますよ。  もし、本当に多くの国民の生命が危機に瀕し、国の存立が脅かされる、だから武力攻撃事態と同視すべきなんだと、それほどの危機なんだとおっしゃるんだったら、どうして国民の被害や損害は関係ないんです...全文を見る
○小野次郎君 我が国に対する武力攻撃が差し迫っていないという存立危機事態、例として挙げられたのはホルムズ海峡の例を挙げられましたが、それ以外にどういうケースを想定していますか。
○小野次郎君 問いの置き方をちょっと変えますけれども、それじゃ、我が国の領域に対する直接の武力攻撃が想定されていないのに、存立危機事態を認定するにはどのような状況の場合を考えていますか。
○小野次郎君 そうすると、大臣がおっしゃっているのは、存立危機事態という中に二つあって、一つは我が国に対する直接の武力攻撃が想定されないケース、だから国民保護法制にも連動させない、つまり、そういった我が国に対する直接の武力攻撃が想定される存立危機と想定されない存立危機と二つに分け...全文を見る
○小野次郎君 だから、認められる場合と認められない場合と二つに分けることができるということですね、大臣。
○小野次郎君 確認ですよ、確認。ちゃんと答えていないから言っているんですよ。
○小野次郎君 私は、基本的に重ならない場合のことを言っているんですよ。ほとんどが重なるんだったらどうして二号を設けるんですか、今回。
○小野次郎君 すごい答弁されていますけれども、我が国に対する攻撃が切迫も予測もしていないんだけれども、国民の生命が危機に瀕して、武力攻撃事態と同視すべき事態だと。どこが同視できるんですか、それで。
○小野次郎君 この存立危機事態の認定というのは総合的、客観的にとたしか大臣もおっしゃっていますけれども、しかし、それは認定の仕方が総合的、客観的にであって、じゃ、さっき読み上げた、国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険というのは、何によ...全文を見る
○小野次郎君 何回も同じこと聞いていますけれども、大臣の方からおっしゃったんですよ、我が国に対する武力攻撃が想定されていない事例が存立危機事態には含まれていると。そしてその中には、我が国に対する攻撃が切迫もしていないし、予測もされない事態も含まれているとまで言った。それじゃ、どう...全文を見る
○小野次郎君 もう一度、大臣、よくお聞きください。  この我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険というのは、何十年にもわたって日本に対する直接の武力攻撃、それ以外にはないとされてきたんです、去年の七月、いや、六月三十日まではですよ...全文を見る
○小野次郎君 とても納得できません。  委員長、ちょっと席におられない間にやり取りありましたので、私から委員長にお願いありますけれども、大臣に何遍聞いてもお答えいただけないのは、存立危機事態というのは基本的に武力攻撃事態と同視すべき我が国の危機だという説明されていながら、我が国...全文を見る
○小野次郎君 では、質問を続けますが、大臣、別の話、これ二枚目の紙を見てください。①、②、③、④と書いたこの紙でございます。  これよく見ると、③のところだけ薄い印刷になっています。紙をお持ちでない方のために申し上げると、存立危機事態の認定手順と書いて、一番は緊密な関係を有する...全文を見る
○小野次郎君 国家の軍事力の発動を規定した条文というのは最も厳格に構成されなきゃいけないと私は思うんです。でも、大臣の説明を聞いていると、何か、聞いただけで分かる人いないと思いますよ、この①と③が前後が分からないなんと言っているんじゃ。  もう一遍伺いますけど、この攻撃を受けた...全文を見る
○小野次郎君 ほかの議員も聞いていますけど、なぜこんな重要な要件を法律には書かないんですか。
○小野次郎君 法律には書かなかったけれども、実際に認定する、武力行使の決断するときには必要な事項であるという説明ですね。  これ、今日、全国紙のある新聞、一紙だけですけれども、なぜ書き込まないのかと、同僚議員の質問に対して、他国の要請や同意を法的要件にすれば、国連による集団安全...全文を見る
○小野次郎君 だから、私の質問は、対処基本方針なるもの、僕は現物見たことはありませんが、そこに国連安保理決議と書けば済んでしまうんですかと聞いているんですよ。
○小野次郎君 私の問いに対してはイエスと答えているんですか。  もう一度お伺いします。  玄葉さんの質疑、安倍総理の回答があり、今日のある新聞の報道のことを私は例を挙げました。つまり、我が国が武力行使をする、ホルムズ海峡で武力行使する際の要件として、その領域国ですかね、要請が...全文を見る
○小野次郎君 対処基本方針にその安保理決議を理由にすることはないという、答えはノーだということですね、じゃ。
○小野次郎君 そうすると、岸田大臣の整理していただいた内容は、後から国連の安保理決議が根拠になる場合はあるかもしれないけれども、最初に武力行使をできるかどうかと判断するときに国連決議を根拠にすることはないと、そういう理解でいいですか。
○小野次郎君 法律に書いてないけど、すごい重い要件があるということが分かりました。  そもそも、我々は憲法でどこにも自衛のための武力行使なんて認めていないわけですけれども、我々の憲法の理解というか、国の成り立ちの理解からして、我々は決して自分から攻撃はしないけれども、我々の存立...全文を見る
○小野次郎君 座して死を待つかどうかだと私が問いかけたら、お答えになるのは、当然中谷防衛大臣じゃないですか。外務大臣が何答えるんですか。防衛大臣、どうなんですか。
○小野次郎君 時間ですからこれでとどめますが、先ほど同僚議員が事態対処法三条四項の責任も果たせないのがこの存立危機事態だとおっしゃいました。私は、それに続いて、今度、存立危機事態が全くすかすかの穴だらけで、何の歯止めにもなっていないし、何の役にも立っていないということを申し上げて...全文を見る
08月27日第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第23号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  昨日に引き続いて、存立危機事態の構成要件についてお尋ねをさせていただきます。  最初に外務大臣にお伺いしますが、昨日も議論をしましたけれども、国連憲章の五十一条、これが各国の自衛権、個別的と集団的とあるんでしょうけれども、自衛権行使と...全文を見る
○小野次郎君 言っているところは極めて明確だと思います。つまり、国連が集団安全保障の措置をとるまでの間、各国が個別的、集団的自衛権の行使を認めるという内容だと思うんですね。  ところが、今度は防衛大臣にお伺いしますけれども、日本国憲法は武力行使を自衛権行使以外に認めていますか。
○小野次郎君 個別的自衛権だけか集団的自衛権が一部限定的に認められるかという議論をまさに今しているのは、それだからですよね。つまり、自衛権しか認められないからその話をしているわけでしょう。
○小野次郎君 後段の部分は取り消してくれますか、話がかえって混乱するので。憲法上の話を聞いているんです。
○小野次郎君 つまり、自衛権の行使以外には、我が国が武力行使するということは憲法は認めていないということでよろしいですね。
○小野次郎君 それであれば、今度また岸田外務大臣にお伺いしますが、昨日、私は、六月一日の玄葉さんと総理のやり取りについても言及しながら聞きました。機雷掃海、これが武力行使に当たるという前提ですけれども、先に我が国が集団的自衛権の行使として武力行使をしている、その件について国連が集...全文を見る
○小野次郎君 だから、今わざわざ五十一条をお読みいただいたじゃないですか。つまり、各国が自衛権の行使ができるのは国連が集団安全保障の措置をとるまでの間と明記してあるじゃないですか。だから、日本国が武力行使をしていて国連が集団安全保障の措置に入ったときに、どうして個別的自衛権は続け...全文を見る
○小野次郎君 それでは、重ねて聞きますけれども、重なるのであって、日本が武力行使をしているその行為の法的根拠はやはり自衛権行使の方だということですか。
○小野次郎君 二重の意味で大臣の答弁は昨日も今日も揺れていますよ。  じゃ、もう一遍聞きますけど、大臣が極めて限定されると言っているけど、でも新聞報道では大臣は認めたって流れているんですよ。つまり、集団安全保障を理由として武力行使に入ることもあり得ると認めたと。間違いなんですか...全文を見る
○小野次郎君 防衛大臣と外務大臣の答弁が矛盾していますよ。防衛大臣は自衛権行使以外にないと言っているじゃないですか。
○小野次郎君 全然意味が分かりませんが、それじゃ、集団安全保障を根拠にして武力行使に入るときに、どういう法手続、何法のどういう、何条のどんな手続取って日本は武力行使に入るんですか。
○小野次郎君 じゃ、その国連の決議を対処基本方針、昨日から議論に出ているそれに、それを理由に書いて認定するということですね。
○小野次郎君 驚くべき両大臣の答弁ですよ。そうすると、今我々、別の委員会、特別委員会で審議しているあれは、自衛権について書いているだけじゃなくて国連の集団安全保障についても規定しているということですか。
○小野次郎君 とても納得、誰が聞いても納得いく説明ではないと思います。  つまり、もう同僚議員もたくさん聞いていますけれども、存立危機事態の認定が国内の、いわゆる後段の存立危機の認定でできるのかといったら、おとといですかね、前々から、いや、国際法上の要件が条件だとおっしゃってい...全文を見る
○小野次郎君 これ以上審議続けられません。  委員長にお願いしますが、お願いしますが……(発言する者あり)
○小野次郎君 私は、これはとても納得できる説明ではありません。  集団安全保障がとられるまでの間しか自衛権行使は認めないと国連憲章五十一条に書いてある、そして一方で、日本国憲法は自衛権の行使以外には武力行使はないと言っている。ところが、両大臣はこもごも、今回の七十六条一項二号の...全文を見る
○小野次郎君 私の説明はもう尽きているんで、集団安全保障の措置に日本が参加することが憲法九条が認めている自衛権行使と、含まれるという解釈は、そんな一般的じゃありませんよ。だから、それ、できる、なると言うんだったら、是非それは書いた文書で統一見解を出していただきたい。後日、理事会で...全文を見る
○小野次郎君 もうただでさえ、個別的自衛権から集団的自衛権、これを含めた今回の構成要件については、国民の間に理解もされていないし、憲法違反じゃないかという専門家の意見も多い中で、今度は集団安全保障までこれを根拠にできるんだと。こんな議論をしていたら、どこまで広がるのか誰にも分かり...全文を見る
08月28日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第14号
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○小野次郎君 私は、維新の党及び賛成者を代表して、ただいま議題となりました五法案について、その提案の趣旨及び内容の概要を御説明いたします。  これら法案は、衆議院に提出された維新の党独自案と内容の点で大きな変化はありません。ただ、安保法制に関する最近の質疑で新たに指摘された問題...全文を見る
09月02日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第15号
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○委員以外の議員(小野次郎君) お答えいたします。  お尋ねは、人道支援実施要件のうち、そうした勢力が存在しないことをどうやって確認するのかというお尋ねだと思いますが、当該勢力が存在しないことは、人道復興支援活動の実施についての基本的な原則であると考えます。その点の確認がしっか...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答えいたします。  お尋ねの件は、どうやって不存在を確認するのかということだろうと思いますが、なかなか、それはケース・バイ・ケースでいろんな状況があると思うので、それを一概にどうやって確認するのかということについてこの国会の場でお答えすることが...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  そうした判断というのは、常にケース・バイ・ケースであるということと慎重に行うべきだということは繰り返し申し上げているところでございます。当該勢力が存在しないことは人道復興支援活動の実施についての基本原則でありますから、この...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) 一般的に申し上げれば、そういった一般的な様々な判断を政府としてする際にNSCが関与する部分については、この問題についても関与するということになるんだろうと思います。
○委員以外の議員(小野次郎君) お答えいたします。  この点だけではないんですけれども、別に法律で定めると書いている趣旨は、これいろんな法律、膨大な法令があるので、その中で、成立して施行を待つ状態になった、その状態の中で統一が取れた形になるように、施行までに別に法律で定めるとし...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) 佐藤議員もよく御存じの上でお聞きになっているんだと思いますが、閣法と議員立法の差がございます。今回の場合は議員立法として提出しておりますので、関係省庁との協議などもする機会がございません。ですから、国会で可決、成立した場合には、施行までに改めてまた...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  我々の法案にあります武力攻撃危機事態は、改正後の自衛隊法七十六条一項二号において二つの要件を満たすというふうに定義しています。  一つは、条約に基づき我が国周辺の地域において我が国の防衛のために活動している外国軍隊に対す...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  日本語の表現について言えば、私どもは短い方が明確であるというふうに基本的に考えています。つまり、明白な危険が切迫しているというよりも、明白な危険があるという方がより強い表現だと私どもは考えております。
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  明白な危険が切迫しているということの表現については私よりも内閣の方が解説ができるのかもしれませんが、明白な危険が切迫しているというのは解釈のしようによってはまだ明白な危険に至っていないというふうに解することもできますけれど...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  先ほど既に御説明申し上げましたとおり、私どもの想定している事態では既に条約に基づいて我が国の防衛のために活動している外国軍隊が攻撃を受けているわけでございまして、その意味では、単なる武力行使が行われていない切迫事態よりも我...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  昨年七月一日の閣議決定、佐藤議員、ございますよね。その中で私どもが共有できると思ったのは、ちょっと説明が長くなりますけれども、これまでの個別的自衛権と集団的自衛権の言わば解釈の境界線みたいなものが常に憲法適合性と違憲性の境...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答えいたします。  自衛権の行使でございます。
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  国際法上、武力の行使が一般に容認されるケースというのは自衛権の行使と集団安全保障のケースとあると思いますが、私どもの法律は自衛権の行使を考えております。
○委員以外の議員(小野次郎君) お答えいたします。  国連決議に基づく集団安全保障というものを容認しないわけではありませんけれども、この法律で定めているのは我が国の自衛権行使でございます。
○委員以外の議員(小野次郎君) それ以外には思い付くものがございませんので、それであろうと思います。
○委員以外の議員(小野次郎君) お答えいたします。  先ほどちょっと閣議決定の話に触れましたけれども、私どものこの法律案は、政府案が法律専門家から違憲であるという厳しい指摘を受けている、あるいは法制局長官経験者からも違憲の疑いが濃いという指摘を受けている中で、憲法適合性のある対...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) 他国防衛説では、我々が作っている法案は立っておりません。
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  衆議院での我が党の同僚議員の答弁はそういった議論が排除されないという意味で言っているんだと思いますけれども、先ほど申し上げましたとおり、我々の出しております法案は自国防衛ということで徹頭徹尾考えておりますので、それを個別的...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答えいたします。  なかなか答弁というのはどのページだったか見付けるのが難しくて、急に変わりますと難しいところがあるということを改めて感じているところでございますが、我が党案は、条約に基づいて日本周辺において我が国防衛に従事している外国軍隊とい...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答えいたします。  舌足らずの答弁で御理解いただけていないのかもしれませんが、そういった佐藤議員のような質問については、我が国と密接な関係を有する他国がと書いているような政府案については重要な問題だと思いますけれども、先ほどから申し上げましたと...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答えいたします。  何度かお答えしているつもりですが、既に安保条約を結んでいる日米当局間においては、この法案が可決、成立して施行を待つ段階になれば、どのような場合にどのようなアメリカ側からの要請が行われる、それに対して日本の自衛隊はどのように対...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答えいたします。  何度もお答え申し上げているつもりですが、佐藤議員の質問は、外交上の要請というものが要件になるのは、どの国との関係でそういった集団的自衛権の行使をするかというのが明確に定まっていない政府案については該当する質問だと思いますけれ...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  安保条約を結んでいる米国のことだけを想定した法律案になっていますので、政府案についての質疑を聞いておりましても、そういった要請、同意というのはある程度、事前にとか類型的にとか行うことができるという答弁をされておりますので、...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) まず、先ほどの佐藤議員の質問に私として補足させていただくならば、日米以外の第三国から見ても、日米間には安保条約があり、アメリカ軍が日本の防衛のために従事するということは第三国との関係でも明らかになっているわけですから、しかも、日米間のそういった、こ...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) 厳しい御質問をいただいておりますが。  一つは、国連憲章の考え方においては、個別の国がとる自衛権の措置というのも自衛権の行使というのも、国連が有効にその集団安全保障の措置をとるまでの間というふうになっていますよね。ですから、我々が自衛権の行使とし...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  先ほど、私が他の外交防衛委員会で行った質疑についても言及がありましたので、まずそれについてお答えさせていただきますが、それは、政府側から、政府案の存立危機事態による武力行使が国連の集団安全保障を根拠にして行うことがあるとい...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) 御質問いただきまして、ありがとうございます。  我が党も、日本を取り巻く安全保障環境が大きく変化し厳しさを増していると認識しておりまして、こうした現実を踏まえて、日米同盟を基盤としつつ、自国防衛を万全にするために新たな安全保障法制の整備が必要だと...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  できなかったことと荒木議員おっしゃいましたが、できなかったことにも二種類あると思いまして、法律上整備されていなかったことについて整備することについては我々も積極的に取り組んでいきたいと思いますが、それはあくまでも憲法に適合...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) 我々の法案の条約に基づき活動しているという表現は、我が国と締結した条約に基づく我が国防衛の義務の履行をしているということを意味しております。そうした活動を行う外国軍隊は、言わば我が国の自衛隊と分担して我が国の防衛を行っている存在であり、その軍隊に対...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) この武力攻撃危機事態における我が国周辺の地域とは、周辺事態法の考え方と同じく、日米安保条約の極東条項に関するこれまでの政府の統一見解で示された地域を基本的には想定しています。  すなわち、大体において、フィリピン以北並びに日本及びその周辺の地域で...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答えいたします。  午前中の質疑で、この明白な危険があると認められるに至るということと、明白な危険が切迫しているというのと、どっちが上なんだという趣旨の質問をいただきましたので、表現だけを捉えて言うならば、明白な危険が今そこにあると言っている我...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  我が国に対して武力攻撃が至っていないという意味では荒木先生のお尋ねのとおりだと思いますが、その切迫の度合いが武力攻撃切迫事態よりもより上であると我々が言っている根拠は、既に我が国防衛に現に従事している外国軍隊が攻撃を受けて...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  武力攻撃切迫事態との関係については、特に改正後の自衛隊法七十六条一項において武力攻撃危機事態との適用関係を整理しておりまして、武力攻撃危機事態に至った場合には、同時に武力攻撃切迫事態として認定されることはございません。
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  先ほどから度々答弁させていただいておりますのは、この事態は全体として我が国への武力攻撃と同視できる事態だということを申し上げておりまして、したがって防衛出動された自衛隊については、当然のことながら武力行使をするということを...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答えいたします。  大変いいところをお尋ねいただいたんですが、我が党として最初この対案を作るときに、今、荒木先生がおっしゃられたこの「我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態」の後ろに、今...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答えいたします。  自衛権の行使でございます。
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  現在の国際法上武力の行使が容認されるのは、自衛権行使であるか、あるいは集団安全保障の措置への参加であるかと思いますけれども、この法律が想定していますのは我が国の自衛権の行使の方でございます。
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  自衛権行使という内訳についてお尋ねでございますが、既に衆議院でも参議院でも質疑が行われておりますが、国連への報告の際には個別的自衛権、集団的自衛権の区別をする必要はなく、現にほとんどの報告についてはそういった区別がないとい...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  午前中にも答えさせていただきましたが、私たちが、昨年七月一日の閣議決定の中で、全て同意できるわけでもないんですが、共鳴というか共感を持っておりますのは、これまでの日本国内で個別的自衛権と集団的自衛権のいわゆる解釈の境界線と...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  この点は私どもとしてもいろいろ議論があって検討したところでございますが、日本が国際貢献をする際には、実際に活動する方の安全を確保するということは第一でございますけれども、しかしながら同時に、日本といったら人道復興支援なんだ...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  幾つかの要件を前提とした上でございますけれども、いわゆる敵対行為とか軍事的な行為の後方支援というのではなくて、日本が人道復興支援をするということが停戦合意前であっても可能な状況が確認されれば、そのようなことをまずやるべきで...全文を見る
09月04日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第16号
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○委員以外の議員(小野次郎君) お答えいたします。  極めて核心をついた質問をいただきました。  私どもが、昨年七月の閣議決定の中で、全てに賛同できるわけではありませんが、同じ思いをしましたのは、これまでの個別的自衛権と集団的自衛権のいわゆる解釈の境界線というものが、常に必然...全文を見る
09月08日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第17号
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○委員以外の議員(小野次郎君) 私は、維新の党を代表して、ただいま議題となりましたPKO協力法の一部を改正する法律案及び周辺事態法及び船舶検査活動法の一部を改正する法律案について、その提案の趣旨及び内容の概要を御説明いたします。  まず、PKO協力法の一部を改正する法律案につい...全文を見る
09月09日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第18号
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○委員以外の議員(小野次郎君) お答えいたします。  これまでの、個別的自衛権と集団的自衛権とのいわゆる解釈の境界線が常に憲法適合性における合憲と違憲の境界線とは限らないという考え方については、我が党も共有しております。この点において、我が党は、自衛権の再定義を念頭に置きながら...全文を見る
09月11日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第19号
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○委員以外の議員(小野次郎君) お答えいたします。  まず、維新の党案に御質問いただきまして、ありがとうございます。  まず、我が党は、安全保障環境の変化に対応した安保法制の整備は重要だと認識しております。その点では政府と変わらないわけでございます。そしてまた、七月一日の去年...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  我が党も、安全保障環境が大きく変化しているということ、そういった現実を踏まえて、一層日米同盟の強化をしながら、自国防衛を万全とするために、この公海上の米艦防護に関しても新たな安全保障法制を整備する必要があるという点は政府と...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  我が党の武力攻撃危機事態はそもそも他国防衛を目的とするものではありません。ですから、私どもの法案では、武力攻撃発生の対象として米国の商船とか米国本土などを想定していないことは法制要件上も明確になっております。  我が党案...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  もう先ほど来、我が国周辺の地域においてということを想定していることは申し上げました。この我が国周辺の地域とは、単に距離のみによって画されているものではなく、我が国の領域を防衛することと密接に関係している地域のことでございま...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  ホルムズ海峡での機雷掃海については、その機雷の敷設によって我が国に武力攻撃が及ぶことは考えられず、ホルムズ海峡は、また我が国周辺の地域とは当たらないと考えております。そのため、武力攻撃危機事態の要件を満たすことはなく、維新...全文を見る
09月14日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第20号
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○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  大塚議員の議論を妨げないようにコンパクトに二点申し上げますが、佐藤正久議員が先ほど触れられました、今回の法制が必要だということで、小笠原の村議会からも意見出ている、たしか石垣島からも出ているというお触れがありましたけれども...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  私は、二十二歳で警察へ入りまして、今六十二歳ですから、四十年になります。偶然ですけれども、一番最初にまとめた論文が海上における警察権の行使という論文でございました。以来、三十数年、現場も務めまして、海上保安庁と一緒に歴史的...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  我が党の提出しております維新の党案、武力攻撃危機事態は要件が明確でございまして、存立危機事態と比べて極めて限定的なものとなっております。  すなわち、政府案の存立危機事態と異なり、一番目に我が国周辺の地域においてという地...全文を見る
○委員以外の議員(小野次郎君) お答え申し上げます。  我が党案の武力攻撃危機事態が想定している一つの典型例として我々が掲げておりますのが、公海上で我が国を防衛中の米艦がミサイル攻撃を受けた場合です。この場合、現に我が国を防衛中の米艦船への攻撃があるという外形的かつ具体的な事態...全文を見る
09月19日第189回国会 参議院 本会議 第44号
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○小野次郎君 維新の党の小野次郎です。  私は、会派を代表して、政府提出の安全保障法制関係二法案に対して、満身の憤りを込めて反対の立場から討論を行います。  議長、与党議員を含めた同僚議員の皆様、まず、私は特別委員会においてあのような強行採決が行われたことを非常に残念に思いま...全文を見る