尾身幸次

おみこうじ



当選回数回

尾身幸次の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月23日第114回国会 衆議院 商工委員会 第3号
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○尾身委員長代理 薮仲義彦君。
○尾身委員長代理 藤原ひろ子君。
06月14日第114回国会 衆議院 商工委員会 第7号
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○尾身委員長代理 上坂昇君。
06月21日第114回国会 衆議院 商工委員会 第9号
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○尾身委員 私は、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議及び民社党・民主連合を代表して、本法律案に対し、賛成の討論を行うものであります。  御高承のとおり、我が国経済は内需を中心とし て持続的な拡大を続けておりますが、中長期的にも内需主導型経済構造への転換とその定...全文を見る
10月17日第116回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○尾身委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、総理及び関係大臣に質問をさせていただきます。  まずもって、この予算委員会の審議におきまして、自民党の質問に対しまして公正な割り当て時間をいただき、私どもにも質問の機会を与えていただきましたことに対しまして感謝し、国会の運営は本来...全文を見る
○尾身委員 次に、租税・社会保障負担率についてお伺いをいたします。  我が国は、二十一世紀に向かって、好むと好まざるとにかかわらず高齢化社会に突入すると予想されております。昭和六十年、すなわち一九八五年には五・九人で一人のお年寄りを支えていたものが、二〇〇〇年には三・七人で一人...全文を見る
○尾身委員 私は、今大蔵大臣のお答えのとおり、高齢化社会の到来に対応して、長期的には税・社会保障負担率を引き上げざるを得ないと思っておりますけれども、その際、我が国においては所得税、法人税、相続税などの直接税の比率が八割程度と非常に高く、ヨーロッパ諸国の五割前後に比較して相当に高...全文を見る
○尾身委員 次に、野党の税制改正に対する考え方につきまして、総理のお考えをお伺いをしたいと思います。  野党の皆さんは、参議院選挙で自民党は消費税見直しを公約し、廃止を公約した野党に負けた、したがって、国民の意思は廃止だからすぐに廃止をしろと主張しているわけであります。しかし、...全文を見る
○尾身委員 次に、野党の代替財源案について、内容にやや立ち入って御質問をさせていただきます。  最初に、有価証券譲渡益に対する課税の強化についてであります。  有価証券譲渡益に対する課税につきましては、先般の税制改正の大きな柱でございましたキャピタルゲイン課税の一つとして取り...全文を見る
○尾身委員 次に、野党案によりますと、現行法で予定されている法人税の引き下げをやめ、さらに各種の引当金を圧縮して増税をするということになっております。  先般の税制改正前の我が国の法人税の実効税率は五一・六%でございまして、西ドイツの五三%を例外といたしまして、アメリカ四〇%、...全文を見る
○尾身委員 次に問題なのは、旧物品税やその他の個別間接税の復活であります。  旧物品税は、自動車や家庭電気製品に対するものだけで収入の四分の三を占めております。これらは一昔前はぜいたく品でございましたが、現在は生活必需品になっております。これらに対する課税を復活させることは、税...全文を見る
○尾身委員 野党は、消費税の廃止の代替財源といたしまして、一兆三千億程度の自然増収を見込んでいるわけでありますが、今までどのくらい自然増収があってまたどのくらいの自然減収があったか、大蔵省にお伺いをしたいと思います。また、ここ二年自然増収が続いているわけでございますが、その原因に...全文を見る
○尾身委員 この点に関連をいたしまして、私は、かつて社会党や共産党が推薦をした昭和四十二年の美濃部都政を思い出すわけであります。美濃部都政の時代の十二年間の在職中に、東京都は職員の数を十九万九千人から二十一万九千人に約二万人強増員し、また、管理職も二千人から三千人程度に約千人強増...全文を見る
○尾身委員 次に、観点を変えまして、現在の消費税の導入がスムーズに行われているか否かについて質問さしていただきます。  転嫁がスムーズに行われているか、あるいは便乗値上げ等がなかったか、消費税導入の過程で大きなトラブルがあったかどうかを通産大臣にお伺いをさしていただきまして、さ...全文を見る
○尾身委員 次に、見直しの問題に移りますが、私ども自民党も政府も、参議院選挙の際の見直しの公約を踏まえまして、目下、関係各方面からの意見を聞きつつ見直しの作業を鋭意進めているところでございます。私自身も自民党の税制調査会の幹事としてその作業の一端を担っているものでありますが、その...全文を見る
○尾身委員 消費税に対する批判の一つは、税金も納められないような社会的弱者に対して負担を強いる弱い者いじめではないかということでございました。したがって、ここで一つ政府にお願いをしておきます。  私の友人である民生委員をしている人からでございますけれども、老齢福祉年金受給者に支...全文を見る
○尾身委員 先ほどの話のように、自民党は消費税の見直しを約束しているわけであります。野党の主張によりますと、ことし四月に導入された消費税を来年の四月に廃止をして、そしてまた同時に、ことし四月に廃止されたばかりの物品税やその他の税を一年たった来年の四月に復活をする。そして、それから...全文を見る
○尾身委員 野党の税制再改革基本法案を見ますと、税の公正と公平、所得、資産、消費に対するバランスのとれた課税等々、自民党が掲げている基本方向と少しも変わらないようなことを言っておりまして、具体的方向づけが少しもわからないのでありますけれども、一つだけやや明確に考え方が出ているもの...全文を見る
○尾身委員 同じ問題でございますが、大蔵大臣にも御意見ございましたらひとつ。
○尾身委員 私は、野党の暫定財源案につきましては、今までいろいろお伺いしましたように、いわば無責任で場当たり的で全くお粗末なものであるというふうに思うわけであります。しかも、一番問題なのは、自民党・政府の出す見直し案は、これから出すわけでありますけれども、既に施行されている税制改...全文を見る
○尾身委員 現在、参議院で野党が多数を占めている現実がある以上、今度の衆議院の総選挙は、二十一世紀に向かって自由主義、民主主義が日本の政治を担い続けるか、あるいは社会主義が日本の将来を支配するかの選択を国民の皆様に決めていただく選挙になります。しかしながら、現在の消費税論争の動き...全文を見る
○尾身委員 以上で質問を終わります。
10月31日第116回国会 衆議院 決算委員会 第1号
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○尾身委員 本日は、現在対外的に一番問題になっております貿易摩擦あるいは国際収支の改善問題について、お伺いをさせていただきたいと思うわけであります。  近年、貿易の黒字幅が非常に大きくなっておりまして、そのことが国際的な摩擦を引き起こしている、あるいは諸外国から日本に対するジャ...全文を見る
○尾身委員 通産省にお伺いしますが、そういう三年間九百億ドルというような貿易黒字が続いているわけでありますけれども、日本以外の国で過去最高の黒字を記録いたしましたのは、一九八一年にサウジアラビアが八百十億ドルと、ちょうどオイルショックのときでございましたが、そういう大幅な黒字を記...全文を見る
○尾身委員 今三百八十億ドルの輸入が拡大をしたという話でありました。しかし、輸出も拡大をして、相変わらず貿易収支は九百億ドル前後で推移をしているということでありますから、少なくとも相手国から見た場合に、この貿易収支インバランス問題の解決が収支という面で有効に行われていないという感...全文を見る
○尾身委員 今のお答えよりもうちょっと具体的に踏み込んでお答えいただきたいのでありますけれども、今までの数年間の輸入拡大対策は先ほど言いました三百八十億ドルという効果を上げたわけなのでありますが、国際収支の黒字幅の縮減という点から見ると、輸出も伸びておりますからそういう形になって...全文を見る
○尾身委員 外務大臣がお越しでございますので、外務大臣に質問をさせていただきます。  我が国をめぐる国際情勢、先ほどの問題を背景として極めて厳しい状況に入ってきているのじゃないかと思うわけであります。新聞やテレビのニュースで見ましても、毎日毎日この日米摩擦あるいは対外摩擦の問題...全文を見る
○尾身委員 次に、経済企画庁長官にお伺いをいたします。  輸入の拡大という問題は、対外経済バランスという観点からだけではなしに、輸入品による国内価格への引き下げ効果があるのではないか、輸入の拡大は物価の安定にも寄与するのではないかというレポートが企画庁の方で出されているように聞...全文を見る
○尾身委員 輸入の増加に関連をいたしまして、日米構造協議が開始されているわけであります。構造協議の中では、流通問題とか土地政策等々我が国の社会的、歴史的風土に根差した問題も取り上げられておりまして、この解決には相当な時間がかかると予想されるわけであります。アメリカ側は目に見える結...全文を見る
○尾身委員 この日米構造協議は非常に難しい問題を幾つもはらんでいると思うわけでございますけれども、やはりこの問題に真剣にまともに対応していくことが必要なんじゃないかと思うわけでございまして、この点につきましての通産大臣の取り組みの御決意をお伺いしたいと思います。
○尾身委員 日本の今の国際関係及び日本の国内の関係を総合的に考えてみますと、私は幾つかの特徴があると思うのです。一つは、日本の経済力が非常に強くなったということでありまして、例えばGNPの一人当たりの水準が世界最高になったということが一点、それから二点目は世界のトップ水準の技術力...全文を見る
○尾身委員 終わります。
○尾身委員長代理 次に、大矢卓史君。
○尾身委員長 代理 次に、岩佐恵美君。
○尾身委員長 代理 はい、結構です。
○尾身委員長 代理 次回は、来る十一月二日木曜日午前九時四十分理事会、午前九時五十分から委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後五時二十六分散会
11月02日第116回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○尾身委員 私は、地価問題と住宅問題についてお伺いをさせていただきます。  最初に、国土庁長官にお伺いをさせていただきます。  東京都心を中心として端を発しました最近における地価の高騰は、国民の住宅取得を困難にしたのを初めといたしまして、社会資本の整備や良好な都市環境づくりに...全文を見る
○尾身委員 ただいま大臣から最近の地価の状況につきまして説明がございましたが、この数年間で二倍以上の上昇をしているということにも見られますし、また既に水準そのものが極めて高いという状況であります。したがって、まさに土地の問題は我が国の内政上極めて重要な課題であると思うわけでありま...全文を見る
○尾身委員 昨日は土地対策関係閣僚会議が開催されたようでございますけれども、この土地問題の解決のために政府は今後具体的にどのような取り組みをしていかれるおつもりか、お伺いをさせていただきます。
○尾身委員 次に、建設省及び建設大臣にお伺いをさせていただきます。  最近、首都圏におきましては地価高騰が先ほど国土庁長官のお話のようにやや鎮静化していると言われていますけれども、それでは、中堅サラリーマンが住宅を取得するということで考えてみ た場合、現在の地価水準につきまし...全文を見る
○尾身委員 今のお話のように、所得水準から考えて大体四千万円程度が負担能力である、そうすると、一戸建てで見ると地価十六万円というような非常に安いといいますか、東京都心から離れたところにしか、五十キロ以上離れたところにしか住宅が建てられないというような現状であります。これは大変なこ...全文を見る
○尾身委員 公団分譲住宅あるいは民間の分譲住宅、住宅金融公庫つきが非常に倍率が高くなっている。公団の分譲住宅においては八十五倍というような水準になっているわけでありますけれども、公団の住宅の数を見ますと非常に少ないわけで、なぜ八十五倍のような倍率になるのか、やはり需給関係からみて...全文を見る
○尾身委員 この問題は、コストにある程度のリーズナブルな利益を見込んで公団の価格を決定するということでありまして、確かに低い価格を決定すれば価格上昇の引き金にならないというような意味で担当の役所なり担当の公団としては責任は逃れるかもしれませんが、しかし、現実にはそのことによって大...全文を見る
○尾身委員 そこでもう一つ、先ほど国土庁長官から、市街化区域の農地の利用度が低い、こういう農地あるいは遊休地を住宅用土地の供給という形にもう少し回していったらどうかというお話がございましたけれども、どの程度の市街化区域農地があるのか、またこれを一体どういうふうにして活用を図ってい...全文を見る
○尾身委員 私は、いろいろな形で土地利用の高度化というのをやらなければいけないと思うのでありますが、住宅供給の対策として大きい方向としては、中高層化するような、中高層というよりもむしろ高層化するような政策的な誘導が必要であるというように考えるのでありますが、これにつきまして基本的...全文を見る
○尾身委員 容積率の話が出ましたけれども、東京における平均容積率は今どのくらいになっておりますか。
○尾身委員 今、東京都が容積率の見直しをやって九ポイントだけ指定容積率のアップをしたというお話がありましたけれども、私は、本当にこの程度の容積率の見直しでいいのかということを強く感じているわけであります。東京の大都市地域における住宅の大量供給のためには、例えば日照権問題とか風通し...全文を見る
○尾身委員 今住宅局長、都市局長からいろいろなお話がございましたけれども、道路とか下水道というようなインフラがまだ十分整備されていないから、そう簡単に容積率アップをしていくと要するにパンクをしてしまうというお話と、いわゆる都市環境といいますか、住宅環境の保全をしなければいけないか...全文を見る
○尾身委員 我が国は、一人当たりのGNPがアメリカを抜いて実質世界一になってしまった。技術力とか資金力も世界のトップレベルになった。他方、都市に住む平均的サラリーマンは一生かかっても満足な住宅を自分のものにすることができない。私は、国民が本当の意味で豊かになっていないのは衣食住の...全文を見る
○尾身委員 最後に一つ別の問題をお伺いをさせていただきます。  最近の新聞報道によりますと、三菱地所がアメリカのロックフェラー財閥からニューヨークのロックフェラーセンターなどを所有しておりますロックフェラーグループ、RGIの株式の五一%を千二百億円で買収をした、そして間接的なが...全文を見る
○尾身委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
12月11日第116回国会 衆議院 決算委員会 第8号
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○尾身委員 本日は、六十一年度決算の審査につきましての締めくくり総括でございます。自民党を代表いたしましてお伺いをいたします。  最初に、総理にお伺いをいたします。  最近における国際情勢の大きな変動とそれに対する政府の対応について、お伺いをしたいと思います。  先般のマル...全文を見る
○尾身委員 関連をいたしまして、外務大臣に日ソ関係についてお伺いをいたします。  今回の首脳会談に見られますように、米ソの関係が先ほど総理の御答弁にもありました対立から協力へと進展をし、東西関係全般が変化をしているという中で、我が国といたしまして、領土問題という絶対に譲れない問...全文を見る
○尾身委員 最近の東欧情勢につきまして総理の御所見をお伺いさせていただきます。  最近、東欧諸国における政情の変化はまことに劇的なものがございます。先月の九日には、戦後ヨーロッパ分断の象徴とも言われておりましたベルリンの壁が崩され、そして、二十八年間の長きにわたって相見ることの...全文を見る
○尾身委員 今総理から御答弁がございましたけれども、今まで東欧諸国は地理的にも我が国から非常に遠い地域にございました。また、歴史的にも我が国との関係は必ずしも近くなかったことは否定できないわけでございます。しかし最近、先ほどの話にございましたように、この東欧諸国の動きは、東西ヨー...全文を見る
○尾身委員 総理は来年の早々にヨーロッパ諸国を歴訪されて、特にその中で、東欧諸国の中で最も政治、経済両面にわたって自由と民主主義及び市場経済体制を目指した改革が進展しているポーランド及びハンガリー両国を訪問されると仄聞をしております。東欧各圏の全体の中で自由と民主主義を目指した改...全文を見る
○尾身委員 最近の先ほど来話に出ております国際情勢の急激な変化の背景といたしまして、世界の全体の流れの中で社会主義国がいずれも解決困難な経済社会問題に直面している、そういう形で社会主義が大きな転換点にあるということは否めない事実であると思うわけでございます。  大きな歴史の流れ...全文を見る
○尾身委員 どうもありがとうございました。以上で質問を終わります。