尾身幸次

おみこうじ



当選回数回

尾身幸次の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月07日第140回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○尾身委員 私は、経済の問題を中心といたしまして、総理がおっしゃっておられます六つの改革についてお伺いをさせていただきます。  平成四年度にバブルが崩壊をいたしました。その後大きな不況が来たわけでありますが、この景気対策の中で、政府はずっと、ほぼ五年間にわたりまして公共事業の積...全文を見る
○尾身委員 大変に難しい課題でありますが、今総理がおっしゃるように、この六つの改革を立体的、総合的に、かつ同時並行的に進めていって問題を解決しなければならない、そういう状況だと思うわけでございまして、私どももこの線に沿って全力でやっていかなきゃならないという思いがいたします。 ...全文を見る
○尾身委員 日本経済の活性化のために非常に大きな分野は、情報通信分野であると考えております。先ほど、ここ五年ばかりの間に雇用が減少しているという話を申し上げましたけれども、新しい雇用を創出する期待をされている分野であるというふうに考えております。しかしながら、情報産業分野におきま...全文を見る
○尾身委員 基本的なお考え、大変明確にお話しをいただきまして、ありがとうございました。  ただ、このNTTの再編成を、ただいま総理がおっしゃいましたような趣旨を生かして実現をするためには、幾つかの技術的な問題といいますか解決しなければならない問題がございます。  一つは、純粋...全文を見る
○尾身委員 今、情報通信分野の規制緩和というお話が総理からもございました。  郵政大臣及び総務庁長官にお伺いをさせていただきたいと思っておりますが、マルチメディアの方向に進むのが全体の情報通信分野の方向でございますけれども、しかし、その中には、今までの我が国の慣行とかあるいは制...全文を見る
○尾身委員 この点につきましては、総務庁長官、規制緩和全般を担当しておられますので、こういう点についてもぜひ前向きに進めていただきたいと思いますので、一言。
○尾身委員 電気通信事業に関する規制につきましてもお伺いをさせていただきたいと思いますが、最初に郵政大臣にお伺いをして、後で総理から一言お願いをしたいと思っております。  世界の自由な潮流を踏まえまして、NTTも含めまして電気通信事業者が闊達に事業を行い得るような環境を整備する...全文を見る
○尾身委員 先ほどの経済構造改革に戻りますけれども、この経済構造改革の一つは高エネルギー構造の改革ということでございます。それに関しまして、我が国の物流コストが非常に高いということが言われているわけでございまして、運輸大臣にお伺いをさせていただきますが、港湾の例を挙げますと、我が...全文を見る
○尾身委員 経済構造改革はいろんな分野に関係がございまして、労働省政策の方も大変に大きな関係を持っているわけでございます。  そういう中で、労働の需給のミスマッチを回避するという観点も含めまして、人材移動の円滑化という意味で、有料職業紹介事業制度の見直しとか、あるいは派遣事業制...全文を見る
○尾身委員 金融システムの改革の問題に関連をいたしまして、実は大蔵大臣に伺いたいと思ったのでございますが、G7の会議のため御出張中でございます。そこで、橋本総理が大臣クラスの政務次官をということで御就任をいただいた中村正三郎政務次官に、大臣にかわりまして質問をさせていただきます。...全文を見る
○尾身委員 最後に、財政問題と社会保障制度改革についてお伺いをさせていただきます。  時間がございませんので簡潔に質問をさせていただきますが、今、財政の事情は、きょうの読売新聞にも出ているような状況の中で、隠れ借金も 含めますと、国と地方と合わせた債務の残高がGDPの一〇〇%...全文を見る
○尾身委員 今のお話で伺いますと、今一七・五%のものが、このままいくとさらにプラスで一三%から一九%ぐらいになる、こういうことになっているわけでございます。     〔委員長退席、中川(秀)委員長代理着席〕  そうすると、実は今の状態で続けますと、国民負担率というのが三七%で...全文を見る
○尾身委員 時間がございませんので、私は細かいことは説明できないのでありますけれども、この第一段階の医療保険制度の改革というものが、実は、これから後に続いてくるであろう社会保障改革の行く末を決める大変大事な問題であると考えております。  もとより、ある意味でいいまして、国民の皆...全文を見る
○尾身委員 質問を終わります。ありがとうございました。
02月21日第140回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
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○尾身委員 自由民主党の尾身幸次でございます。  きょうは、公述人の皆様におかれましては、大変公私ともに御多忙の中をお越しいただきまして、大変貴重な御意見を承りまして、心から感謝、お礼を申し上げる次第でございます。  最初に、今井公述人に幾つかの点をお伺いをさせていただきます...全文を見る
○尾身委員 今のはおっしゃるとおりだと思うのであります。  そこで、先ほど来お話にありますように、今企業が国を選ぶ時代になった、言いかえると、企業が適切に国を選ばなければその企業の存立そのものが危なくなるような、そういう時代になったと私は考えております。そういう意味で、経団連の...全文を見る
○尾身委員 そこで、その問題は私どもぜひ解決をしていきたいと考えておりますが、日本経済の活性化を図る上に、やはり新規産業を起こして雇用機会を拡大しなければならない、そのためには何といっても技術開発、研究開発が大変大事だと思っておりまして、一昨年の科学技術基本法、私ども制定をいたし...全文を見る
○尾身委員 もう一つお伺いしたいのでありますけれども、公共投資に関してでありますが、先ほど、公共投資も伸ばすべきところは伸ばし、節約するべきところは節約して、めり張りのついた方向にすべきである、特に次世代の産業の基盤となるようなものについては伸ばすべきである、こういう御意見がござ...全文を見る
○尾身委員 ちょっと時間がなくなったのですが、蝋山公述人に二つほどまとめて質問をさせていただきたいと思います。  一つは、ビッグバンを成功させることが大変必要である、今の改革案は審議会方式がいいというお話がございました。私も今まとめたものを、「論点整理」の要約版を拝見させていた...全文を見る
○尾身委員 どうも大変ありがとうございました。
03月03日第140回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○尾身分科員 武藤大臣、連日御苦労さまでございます。  きょうは分科会の時間をいただきまして、科学技術に関する規制緩和、総務庁に大変関係のある問題が生じておりまして、この点につきまして大臣に質問をするという形でぜひ御理解をいただき、大臣のリーダーシップを発揮して解決をしていただ...全文を見る
○尾身分科員 そこで、総務庁にお伺いをしたいわけでございますが、今のような考え方で、実際上、人事院、総務庁、いろいろ折衝をし相談をされていると思うのでありますが、これについてのお考えをお伺いさせていただきたいと思います。
○尾身分科員 基本的なお考えはよくわかりましたし、これも前向きに取り組んでいるというのでありますが、任期つき任用制の問題は二つありまして、一つは若手の研究者を入れる、もう一つは、本当の世界のトップレベルの、いわばノーベル賞クラスの人を連れてきて研究リーダーとしてやっていただく、こ...全文を見る
○尾身分科員 今、人事院総裁から大変前向きのお話がありましたが、ほかの国立試験研究機関を抱えている役所の方ではこれついて一体どういう準備をしているかということで、科学技術庁と通産省、来ていただいておりますので、科学技術庁の方、通産省の方、それぞれ簡単に、どういう体制で今準備をして...全文を見る
○尾身分科員 総務庁の事務当局の方にお伺いをいたしますが、これはできるだけ早期に実現をしなければいかぬわけでありますけれども、今のような各現場の国立試験研究機関、それから人事院の方でもそういう態勢であるという実情を踏まえて、今どういうふうにお考えになっているかお聞かせいただきたい...全文を見る
○尾身分科員 そこで、大臣にお伺いをしたいのでありますけれども、むしろお願いをしたいのでありますが、こういう状況で、この問題はこれからの基礎的な研究開発を進める上に非常にバイタルな影響を持つ問題であります。  そこで、ぜひこの給与水準についても、向こうで例えば三千万円の給料を取...全文を見る
○尾身分科員 そこで、ちょっと簡単に、人事院の総裁の方にお伺いをさせていただきますが、あらかた人事院の考え方はまとまっていると思うのでありますが、人事院の意見具申というのか、そういうものはいつごろ出せる態勢になりますでしょうか。
○尾身分科員 そこで最後の質問なのでありますが、これは実は、現場の国立試験研究機関は、もう連休前にでも募集活動に入りたい、そして秋口には特に招聘型のトップクラスの研究者については招聘をして現場で働いてもらうということで、実際上の準備はできております。それから、若手の方についてもそ...全文を見る
○尾身分科員 それでは質問を終わります。ありがとうございました。
03月04日第140回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○尾身主査代理 辻第一君、時間が終わっておりますので、よろしくお願いします。
○尾身主査代理 これにて辻第一君の質疑は終了いたしました。  次に、島津尚純君。
03月24日第140回国会 衆議院 税制問題等に関する特別委員会 第4号
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○尾身委員長代理 委員長の指名により、私が委員長の職務を行います。  これより愛知和男君外一名提出の税制問題等に関する特別委員長原田昇左右君不信任に関する動議を議題といたします。  提出者の趣旨弁明を許します。赤松正雄君。
○尾身委員長代理 これにて趣旨弁明は終わりました。  採決いたします。  本動議に賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
○尾身委員長代理 起立少数。よって、愛知和男君外一名提出の税制問題等に関する特別委員長原田昇左右君不信任に関する動議は否決されました。  委員長の復席をお願いいたします。(拍手)     〔尾身委員長代理退席、委員長着席〕
05月21日第140回国会 衆議院 税制問題等に関する特別委員会 第5号
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○尾身委員 自民党の尾身幸次でございます。  先ほどから大変参考になるお話を伺っておりますが、中西参考人と中里参考人、お二人に同じ質問をさせていただきたいと思います。  直間比率の見直しというのは、私は税の方向としては非常に正しい方向だと思っております。現在、私どもが税制を考...全文を見る
06月12日第140回国会 衆議院 税制問題等に関する特別委員会 第6号
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○尾身委員長代理 次に、古川元久君。
○尾身委員 自由民主党の尾身幸次でございますが、八城参考人にお伺いをさせていただきます。  日本におけるビッグバンの議論をいろいろ聞いておりますと、資金供給者側に対する自由化というような面ではかなりなされておりますが、資金需要者に対する資金供給をしっかりやれるのかという意味で、...全文を見る
○尾身委員 あえて言えば、そういうハイリスク・ハイリターンの資金供給をし得るような、そういうことをこのビッグバンといいますか、資金供給システムの中に組み込むような体制づくりをしていかないと、日本という国の体質から見て、アメリカのように弾力的にそういうベンチャーを育てるような資金供...全文を見る
10月13日第141回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○尾身国務大臣 最近の景気動向につきましては、先ほど来お話しのとおり、四月-六月に、消費税引き上げの影響もございまして、二・九%マイナスという数字が出ました。そういう数字から見まして、今後、秋口から後にかけましては、消費あるいは設備投資あるいは輸出等々もそこそこの伸びを示すと思っ...全文を見る
○尾身国務大臣 現在、平成九年度、結果として何%になるかということを申し上げられる状態にありませんが、一・九%の達成そのものはかなり難しい状態になっているというふうに考えております。
10月14日第141回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(尾身幸次君) 先ほど総理から答弁をしておりますとおり、景気は、足元は回復のテンポが緩やかになっておりまして、企業の景況感にも慎重さが見られますが、民間需要を中心とする景気回復の基調そのものは続いていると認識をしております。  ただしかし、現在景気の回復に力強さが見ら...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 先ほどお話し申し上げましたように、実は一−三月に消費税の引き上げ前の駆け込み需要というのがございました。消費の面でも設備投資の面でも住宅の面でもございました。それが四−六月にその反動が出まして非常に売れ行きが落ちた。そのことが実は非常に大きなマイナスにな...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 先ほど申し上げましたような政策をしっかり行って、できるだけ一・九%に近い数字を実現したいと考えております。
○国務大臣(尾身幸次君) 私ども、先ほど申しました土地の流動化対策におきましても、都市部においては容積率の問題、地方においては農地の転用の問題などにつきましても考えておりますし、また土地の流動化が促進するような税制の見直しもぜひお願いをしたいと考えている次第でございます。  そ...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 雇用者数も対前年比で増加しておりますし、それから一人当たりの賃金水準も増加しております。それからストックで申しますと、いわゆる千二百兆円の個人金融資産もあるということでございます。  今、消費が伸び悩んでいるのは、先ほどのお話にあります消費税の導入時の...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 三・四%という数字になっております。
○国務大臣(尾身幸次君) 一時三・五%まで上がりましたが、今三・四%で横ばいになっております。
○国務大臣(尾身幸次君) 景気の順調な回復が実現をする中でこれも回復していくと考えております。
○国務大臣(尾身幸次君) 私どもといたしましては、全力で対策を講じて国民の皆様の将来の展望を明るいものにしていきたいと考えております。  景気の気は気分の気であり、元気の気でありますから、元気を出してやることが必要であると考えております。
○国務大臣(尾身幸次君) お答えを申し上げます。  ことしの春の四月の初めに消費税の引き上げがございまして、三月の末までの間にいろんな意味の駆け込み需要がございました、自動車とか家庭電器とかあるいは住宅とか。その反動で四−六月が減、落ち込みまして、GDPが対前期比でマイナス二・...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 税制の問題につきましては従来から、委員御存じのとおり、自民党税調、それから与党税調、政府税調等で検討をしておりまして、十二月の半ば前に最終的な結論が出るというふうに承知をしております。  ただ、先ほど来お話しのとおりに、土地の問題につきまして流動化を図...全文を見る
10月15日第141回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(尾身幸次君) 最近の景気動向につきましては、御存じのとおり、ことしの三月までにかなりの程度消費税引き上げを見越した駆け込み需要がございまして、これは予想以上に大きいものでございました。その反動としての四月―六月の減というのがこれまた予想以上に大きいものでございましたし...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 御存じのとおり、輸出は極めて堅調でございます。雇用もこの春先には対前年比で六十八万人ふえているという状況にもございますし、一人当たりの賃金所得もふえております。そういうわけで、消費者の懐そのものは対前年比でかなり上昇している、二%台の上昇をしているという...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 先ほど申し上げましたような状況でございますが、それからもう一つ、景気に慎重さが見られる、回復に力強さが見られないのは、構造的な要因もあるというふうに考えている次第でございます。それに対しまして、私どもは、財政が厳しい折でございますから、公共事業をどんどん...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 雇用者数で見まして、本年の四月-八月の雇用者数で見まして、対前年比で雇用者数が六十八万人増加をしております。率にいたしまして一・三%の増加であります。それから、一人当たり雇用者所得も、最近の数字の推計も含めまして入れますと、一・五%伸びているわけでござい...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 業況によりまして、例えば中小企業における小売業とか建設業とか、そういう面では厳しいところもございます。それから、情報関係につきましてはかなりの状況になっているというふうに考えております。  ただ、企業の業況判断といいますか、日銀短観等で見ます業況判断は...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 消費の決定要因といたしまして実質可処分所得は極めて重要な要因でございまして、御指摘の要因が実質可処分所得にマイナスの影響を及ぼして家計が消費を抑制することは考えられるところでございます。こういう効果もございまして、四月からの消費税率の引き上げに伴うといい...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 全体といたしましては景気の現状は平成五年の十月を谷といたしまして回復局面にございます。一-三月の数字あるいはその前の十-十二月の数字が、住宅あるいは消費を中心といたしまして消費税引き上げに対応する駆け込み需要というのが予想以上に大きかったわけでございまし...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) もちろん、まだら模様でございまして、やはりいいところと悪いところがございます。  例えば、中小企業の建設関係とかあるいは小売関係が大変厳しい状況であるというふうに認識しております。他方、情報関連などにつきましてはかなり順調な伸びをしておりまして、そうい...全文を見る
10月16日第141回国会 参議院 商工委員会 第2号
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○国務大臣(尾身幸次君) このたび経済企画庁長官に就任をいたしました尾身幸次でございます。日本の経済運営のかじ取りが極めて重要なこの時期、その責任の重大性を痛感しているところでございます。よろしくお願い申し上げます。  我が国経済の最近の動向を見ますと、足元は回復のテンポが緩や...全文を見る
10月17日第141回国会 衆議院 商工委員会 第2号
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○尾身国務大臣 このたび経済企画庁長官に就任いたしました尾身幸次でございます。日本経済の運営のかじ取りが極めて重要なこの時期、その責任の重大性を痛感しているところであります。よろしくお願いを申し上げます。  我が国経済の最近の動向を見ますと、足元は回復のテンポが緩やかになってお...全文を見る
10月20日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第3号
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○尾身国務大臣 お答え申し上げます。  財政構造改革法案におきまして、三・五%という経済計画での仮置きの数字があるわけでございます。財政改革を進める中で、中長期的には適切な経済成長を確保することが必要でございますが、そのためには民間部門を中心とした経済活動を活発化することによっ...全文を見る
○尾身国務大臣 景気の動向につきましては、御存じのとおり、消費税の引き上げ前の駆け込み需要、これは住宅建築もそうでございますし、設備投資もややそうでございましたし、それから消費につきましても、非常に予想外の大きな駆け込み需要が三月までの間にございました。そして四月からはその反動と...全文を見る
○尾身国務大臣 先日、十七日金曜日の閣議後の閣僚懇談会におきまして、総理から景気対策の取りまとめを指示されたところでございまして、今年中、できるだけ早期にこの取りまとめをしていきたいと考えている次第でございます。自民党及び与党三党、近く景気対策の素案を提出されるというふうに聞いて...全文を見る
○尾身国務大臣 今、局長から御答弁を申し上げましたが、野田委員のような若い世代の方々が新しい分野でいろいろな形で消費をされていくという実態も進んでくると思います。そういう実態を十分踏まえながら、実際の消費の動向の把握にこれからも努めてまいりたいと考えております。
○尾身国務大臣 今も申し上げましたように、新しい時代の流れに沿った経済のいろいろな構造変革がございます。そういうものが消費の分野でももちろん起こっているわけでございまして、ただいま委員の御指摘の点を十分踏まえて、これから正確な消費動向の把握に努めてまいりたいと思っております。
○尾身国務大臣 消費税の引き上げに伴います駆け込み需要が三月まで建築関係それから消費、投資等にございました。これは私どもにとりましても予想外でございまして、大方の方々の見方から見ても予想外でございました。そしてまた、その反動が四月以降出てきておりまして、それが非常に谷も深かったと...全文を見る
○尾身国務大臣 私は、先ほど申しましたとおり、いわゆる個人資産、千二百兆と言われておりますが、そういういわゆるストックの面でもございますし、それから消費者の懐もそこそこの状態にはなっている、それから企業収益も上がってきている、そういうことから考えますと、潜在的な体力は十分あるとい...全文を見る
○尾身国務大臣 先日、十七日金曜日に橋本総理から、日本経済の長期展望を踏まえ、国民に対して景気の将来に対する不信感を除き、景気回復を正常な軌道に乗せるという趣旨で経済対策を取りまとめるようにという御指示がございまして、私ども、年内できるだけ早期に取りまとめたいと考えております。 ...全文を見る
○尾身国務大臣 平成七年度の経済計画におきましては、GDP成長率、実質で年平均三%というふうに見込んでいるわけでございます。  財政再建と両立する、あるいは財政再建を支える経済構造改革を実現をしていく、そして日本の持っている潜在的な経済の成長率を十分に発揮させるということが経済...全文を見る
10月21日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第4号
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○尾身国務大臣 財政構造改革を進める中で中長期的に適切な経済成長を確保するためには、民間部門中心の経済活動を活発化いたしまして、規制緩和を初めとする経済構造改革を進め、そのことによって財政再建と経済の発展を両立させていくことが必要であるというふうに考えている次第でございます。 ...全文を見る
○尾身国務大臣 財政構造改革の中で歳出縮減を図るということ自体は、経済にデフレ効果をもたらすことは確かでございます。  しかし、そういう中で、私ども、先ほど申しました各種の対策をとりまして民間の活力を生かしていく、そして、戦後五十年たちましていわば制度疲労した日本的経済システム...全文を見る
○尾身国務大臣 乗数効果という言葉の定義の問題でございますが、ある一定額のお金を経済に出すという中で、歳出を増大をいたしましてその経済に対する影響、それから減税をいたしましてその経済に対する影響、その両者を比較いたしますと、歳出を拡大してその経済に対する影響の方が大きいと思ってお...全文を見る
○尾身国務大臣 現在の景気の状況についてお話を申し上げますと、消費者も、一人当たり賃金所得が上昇している、雇用もふえているという中で、所得もそこそこの水準に達しております。企業も、企業収益が上がっているという中で、先ほど委員のお話にありました、資金がじゃぶじゃぶというような状況で...全文を見る
○尾身国務大臣 谷口委員おっしゃっておりますところ、私ども、ある部分でいいますと大変同感のところもございまして、経済が国際化する中で、いわゆるキャッチアップ時代からフロントランナー時代へと、日本経済社会構造が転換をしてきております。そういう状況の中で、これから世界のフロントランナ...全文を見る
○尾身国務大臣 現下の景気状況でございますが、御存じのとおり、ことしの三月まで消費税引き上げに対応する駆け込み需要がございまして、これは消費についてかなりございました。特に住宅建築につきましては、多分、かねがねマイホームを建てたいと思っていた方々が消費税が上がる前に建てようという...全文を見る
○尾身国務大臣 アメリカの問題でございますが、アメリカの財政赤字は、九二年度をピークにいたしまして減少を続け、九七年度にはGDP対比で〇・五%に縮小するというふうに予想されているわけでございます。我が国が今五・四%の赤字という状況でございますので、これは大変なことだというふうに考...全文を見る
○尾身国務大臣 おっしゃるとおりだというふうに思っておりまして、資金、人材、技術、そういうものが新しい事業機会に対応して、事業に乗り出すという中小零細、あるいはそれが急速に大きくなるかもしれませんが、そういうベンチャー企業に対します支援、あるいはそれを育てる要因というものをつくれ...全文を見る
10月21日第141回国会 衆議院 消費者問題等に関する特別委員会 第2号
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○尾身国務大臣 このたび経済企画庁長官に就任いたしました尾身幸次でございます。日本の経済運営のかじ取りが極めて重要なこの時期、その責任の重大性を痛感しているところでございます。よろしくお願い申し上げます。  我が国経済の最近の動向を見ますと、足元は回復のテンポが緩やかになってお...全文を見る
10月22日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第5号
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○尾身国務大臣 公共投資基本計画につきましては、去る六月三日の閣議決定におきまして財政構造改革の推進についてという決定をしたわけでございますが、計画期間を三年延長することといたしまして、調整費三十兆というのが別にありますが、この六百兆円ベースで見まして、十年間で四百七十兆円程度へ...全文を見る
○尾身国務大臣 適正な水準という意味で、参考までに、今までの一九八五年から九一年まで、特に景気対策が非常に大幅に行われました八七年を除きまして、一般政府ベースの公的固定資本形成の比率を、実績をとってみますと、平均五%程度になるというふうに考えております。
○尾身国務大臣 財政状況、非常に厳しい状況でございますし、また社会保障等とのバランス等もいろいろあるかと思いますが、我が国におきましては、先ほど総理から御答弁申し上げましたように、社会資本、インフラがまだ欧米諸国と比べまして、道路にいたしましても下水道にいたしましても、おくれてい...全文を見る
○尾身国務大臣 この財政改革基本法におきます七%減というのは、国費ベースのことであると考えております。  それから、公共投資基本計画は、先ほどの計画局長の答弁にありますように、用地費や補償費を含めました全体の事業費ということで考えている次第でございます。
○尾身国務大臣 財政改革基本法と申し上げましたのは、言い間違いでございますので訂正させていただきます。
○尾身国務大臣 今年度の経済見通し一・九という数字を出しておりますが、御存じのとおり、一月までの、昨年度におきます消費税引き上げに対応する駆け込み需要というのが予想外に高くございまして、自動車を中心とするもの、あるいは家庭電器、あるいは特に住宅関係等についての駆け込み需要がござい...全文を見る
○尾身国務大臣 この財政構造改革、やはりこの厳しい財政事情を踏まえて、私どもこの解決をしていかなければならないわけでございますが、それに伴います各地域における公共事業の削減の影響というものも当然覚悟しなければならないわけでございまして、その地域における中小企業対策とか、あるいは経...全文を見る
○尾身国務大臣 財政事情大変厳しい中で、今後ますます少子・高齢化が進むと予想されている状況でございます。そういう状況の中で、国民皆保険制度を維持しなければならない、そしてまた、年金財政も破綻させないようにやっていかなければならない、そのためにどうするかということで、社会保障構造改...全文を見る
○尾身国務大臣 時間をいただきまして、ありがとうございます。  例えば、社会福祉の介護事業のようなものに民間事業を参入させて、民間の力でそういうサービスをさせるということも一つあろうかと思います。  それからもう一つ、私、石毛委員大変いいことをおっしゃっていただいたと思うので...全文を見る
○尾身国務大臣 いろいろなことを考えなければならない経済政策でございますから、純粋にということになるかどうかわからない点がありますし、また、特別減税はいわゆる消費税の特別減税というふうに理解をいたしますが、政策減税が具体的に何を示すのかというまた問題もございます。それからもう一つ...全文を見る
10月23日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第6号
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○尾身国務大臣 今、穂積委員のおっしゃいましたこと、大変に我が国の二十一世紀の展望についての根本的な、かつ広範な問題でございます。  私ども、この財政改革法案を提案をしている中でまず考えておりますことは、少子・高齢化社会に向かう日本、そしてまた、経済を中心として国際化に向かう状...全文を見る
○尾身国務大臣 景気の現状についてでございますが、ここしばらくの間は、実は御存じのとおり、三月までの、消費税引き上げ前の駆け込み需要というのが予想以上に大きいものがございまして、住宅建築の関係、それから消費の関係、それから設備投資につきましても、二%の消費税引き上げということに対...全文を見る
○尾身国務大臣 今後の成長率の見通し及び財政状況の関連についての御質問だと思いますが、構造改革のための経済社会計画というのが一応いわば経済計画とも言えるものでございまして、この計画期間中、一九九六年から二〇〇〇年度まででございますが、年率で実質三%、名目で三・五%の成長を見込んで...全文を見る
○尾身国務大臣 財政構造改革と経済の関係でございますが、財政構造改革は、定性的に申し上げますと、短期的には、需要面から景気に対して必ずしもプラスの影響を与えないということは言わざるを得ないと思いますが、中長期的には、国民負担率の上昇を抑える、あるいは公的部門の簡素合理化を進めるこ...全文を見る
○尾身国務大臣 私どもの計算では、いろいろな規制緩和をしっかりやることによりまして、規制緩和あるいはそういう意味の構造改革によりまして、年率〇・九%のプラスの成長が見込み得る。そういう意味では、規制緩和の促進とかそういう政策は、成長に非常にプラスにきいてくるというふうに考えており...全文を見る
○尾身国務大臣 先ほど申し上げました規制緩和とかあるいは土地の流動化とか、そういうものを前提といたしまして、民間の活力を十分発揮することによりまして、三%、名目で三・五%の成長は実現できるものと考えている次第でございます。
○尾身国務大臣 早期是正措置を決めたのは、たしかしばらく前だと思います。この財政改革法案を出すということを決めましたのはことしに入ってからだと思っておりますが、財政再建の必要性はかねがね言われていたところでございます。こういう財政改革法案という形でやるのか、あるいは財政そのものを...全文を見る
○尾身国務大臣 建設国債と赤字国債につきましては、家計でいうならば、いわばマイホームを建てるお金か、その日その日のお米を買うお金かということでございまして、マイホームを建てるために借金をして、長い間そこに快適に住むというのはそこそこ理由があると思いますが、毎日のお米を買う金を借金...全文を見る
10月24日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第7号
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○尾身国務大臣 最近の景気動向でございますが、委員のお話のとおり、ことしの四月―六月のGDPが対前期比で二・九%のマイナスということになりました。これは主として、四月一日からの消費税の引き上げに対応して住宅建築やあるいは消費の駆け込み需要があったということでございまして、住宅建築...全文を見る
○尾身国務大臣 これからの三年間で多少、多少といいますか、かなり強引に財政を立て直してしまって、その後、言えば地獄から天国に上るといいますか、そういうふうにするシナリオはどうかというお話でございますが、私ども、二〇〇三年までの間に三%目標を達成しつつ、他方で規制緩和とかあるいは不...全文を見る
○尾身国務大臣 公共投資削減の経済効果でございますが、その部分だけをとってみますれば、公共投資を増大した経済効果の逆でございますから、マイナスの影響があることは確かであると考えております。
○尾身国務大臣 長期計画につきましては、あるいは公共投資基本計画もそうでありますが、基本計画は三年間、それぞれの長期計画が二年間先延ばしするという形において実質的に毎年の公共投資額を縮減するということでございますから、その縮減の額そのものが経済に与える影響がある。それに対して、や...全文を見る
○尾身国務大臣 規制緩和、私なりに考えますと、実は二つの側面があると考えております。  一つは、規制を緩和することによりまして、行政のスリム化に非常にプラスになる、その面でのいわゆる行政改革が進むという効果があろうかと思います。この面での財政への好影響はあるというふうに考えてい...全文を見る
10月27日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第8号
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○尾身国務大臣 景気の現状でございますが、四月以降、消費税の引き上げに伴います駆け込み需要が三月以前にあったことの反動で、消費あるいは住宅建築が反動減を示したことは御承知のとおりでございます。そして、駆け込み需要も予想外に大きくありましたし、反動減も予想外に大きく、かつ反動減の方...全文を見る
○尾身国務大臣 この問題については、いろんなところで各党の御意見も伺っている次第でございます。赤字国債を発行して、そのお金で減税をして、そのお金で物を買ってもらうというような方向も議論をされているわけでございますが、現在の財政状況を考え、また、先ほど申しましたような形で懐そのもの...全文を見る
○尾身国務大臣 あえてお答えを申し上げますれば、人間として、官僚として仕事をしている以上は、日本の国のために全力で働いているわけでございまして、官僚の時代と官僚をやめた時代と意見が食い違うということは、ある種の二重人格ではないかと思っております。  それから、先ほどのお話のとお...全文を見る
○尾身国務大臣 委員長、二重人格という表現が不適切であるということならば、取り消させていただきます。  ただ、現職中と現職をやめた後で言うことが違うということについては、私は、自分は一人の人間として納得できないということでございます。
○尾身国務大臣 先ほど私が申し上げましたのは、ことしの八月の対前年同月比の話でございまして、雇用者数は八月の段階で五千三百七十七万人、対前年同月比で四十七万人の増加であります。率にいたしまして〇・九%の増加であります。  それから、一人当たりの雇用者所得は、同じ期間をとりまして...全文を見る
○尾身国務大臣 この社会福祉の分野におきましても、民間の活動を、サービスの供給産業といいますか、サービス産業の中に入れ込んで、今までのパブリックセクターでやっておりました部分を将来はかなり民間の事業活動によってやっていただく、そのことをいろいろな意味の規制緩和で実現をしたいという...全文を見る
10月28日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第9号
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○尾身国務大臣 株の問題でございますから、将来上がるだろうとか下がるだろうとか、いろいろな予想を立てながら世界各国の投資家あるいは投機家が動いているわけでございまして、私自身の個人的な予想を申し上げる立場にはございません。あるいは、今まで私自身がどう考えているかということを申し上...全文を見る
○尾身国務大臣 現在の経済のファンダメンタルズは、先ほども申しましたとおり、緩やかな回復基調の中で足踏みを続けているということでございまして、私自身は、その日本経済のファンダメンタルズの状況から見て、先ほど申しました、財政再建をしっかりと進めながら、民間需要中心の経済活力を活性化...全文を見る
○尾身国務大臣 構造改革のための経済社会計画におきまして、物流とか電気通信、金融サービス等の分野におきます高コスト構造是正、活性化の促進等、この計画に盛り込まれました改革が進展した結果として、実質経済成長率三%程度、名目三・五%程度と見込んでいるわけでございまして、他方におきまし...全文を見る
○尾身国務大臣 この法律そのものに三・五%とか一・七五%とかいう数字が入っているわけではございません。財政構造改革の目標としてGDP対比三%という数字がこの法律に規定されているわけでございまして、その達成は法律の考え方で実現をするということでございます。したがいまして、その法律の...全文を見る
○尾身国務大臣 私どもといたしましては、先ほど申しました経済構造改革をしっかり進めることによりまして、名目でございますが、三・五%の数字を実現をしたいと考えている次第でございます。
○尾身国務大臣 ちょっと誤解をしているような感じもするわけでございますが、私どもは、実質三%、名目三・五%の成長率を経済構造改革によりまして全力で達成をする覚悟でございますから、それが失敗したらどうかというようなことは、私自身は考えておりません。
○尾身国務大臣 この委員会に出されました資料の中には、前提条件として二つありまして、これは見通してございます、予想でございますが、二・五%の場合と一・七五%の場合がございます。  私といたしましては、経済構造改革をしっかりと進めまして、名目三・五%、実質三%の成長を達成すること...全文を見る
○尾身国務大臣 私ども、全力を挙げていわゆる経済構造改革を進め、規制緩和を進め、そして土地流動化を進め、経済の体質を改善して、民間需要中心の活力ある日本経済を二十一世紀に向かって実現をする覚悟でございます。したがいまして、それが失敗したらどうのこうのということは考えておりません。
○尾身国務大臣 私は、法律を改正するのしないのということは一言も申し上げておりません。我々は、先ほども申し上げましたとおり、経済構造改革を進めて、先ほども申し上げましたとおりの対策で日本経済の活性化を実現し、この法律の意図をしっかりと達成するつもりでございますから、それが達成され...全文を見る
○尾身国務大臣 株価の動向に関しての日本経済動向といいますか、景気の状況についてのお話でございますが、我が国の経済のファンダメンタルズに関しましては、従来から申し上げているとおり、緩やかな回復基調にあるけれども足踏み状態にある、一言で言いますとそういう認識でございまして、この景気...全文を見る
○尾身国務大臣 やや詳しく申し上げさせていただきます、誤解を招かないように。  先ほど一言で申し上げましたので誤解を招いたかと私は思っているわけでございますが、足元は回復テンポが緩やかであるということにつきましては、消費税の引き上げに伴いまして、昨年度の後半から三月にかけまして...全文を見る
○尾身国務大臣 公共事業の問題に関しましては、財政構造改革の推進におきまして、先ほど委員御指摘の問題点は急所をついていると私は思っておりますが、先ほど来お話にありますように、この集中改革期間におきましては、公共事業の予算配分につきましては、物流の効率化に資するものとして、先ほど来...全文を見る
○尾身国務大臣 この構造改革のための経済社会計画におきましては、物流、電気通信、金融サービス等の分野におきます高コスト構造の是正、活性化の促進等、本計画に盛り込まれました改革が進展した結果として、平成八年度以降、計画期間中の実質経済成長率は年平均で三%程度、また名目成長率が同じく...全文を見る
○尾身国務大臣 誤解のないように申し上げさせていただきますが、私はこの答弁で、景気について、足踏みという表現は使いましたが、後ずさりというような表現は使ったことがございません。政府のほかの方々の答弁も、そのような答弁はしていないと思っております。  そして、この三・五%につきま...全文を見る
10月29日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第10号
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○尾身国務大臣 税制の問題につきましては、私どももいろいろと検討をしておりますが、同時に、政府税調それから与党税調で議論が行われ、結論が出されるものというふうに理解をしております。  そういう前提で申し上げますが、いろいろな税制改正を検討しておりますが、その趣旨は、いわば赤字公...全文を見る
○尾身国務大臣 不良債権の問題でございますが、これは大蔵省の数字でございますが、九六年の九月に二十九兆二千億ございましたものが、九七年三月、ことしの三月でございますが、二十七兆九千億ということで多少は減っております。それからまた、債権償却特別勘定でこの不良債権の裏の勘定を持ってい...全文を見る
○尾身国務大臣 原口委員のこの問題についての認識は、極めて私は正確だというふうに考えております。  不良債権を本当の意味で処理するためには、担保不動産も含めた土地資産の流動化が大変に重要でございまして、そういう意味で、いろんな規制緩和、あるいは担保不動産の証券化等も進めたいと思...全文を見る
10月30日第141回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○尾身国務大臣 消費につきましては、今おっしゃいましたように、一月−三月までに、これは住宅建築もそうなんでございますが、消費税引き上げに対する駆け込み需要がかなりございまして、その駆け込み需要の反動として、四月−六月を中心として反動があった、消費について減退もあったということでご...全文を見る
10月31日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第12号
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○尾身国務大臣 まず、政府の財政支出を、もちろんむだを省いていくことは大変大事なことでございます。同時に、政府の財政支出はいわゆる政府の財貨・サービス購入ということになっておりまして、一回物を買う、あるいは一回支払いをするということになりますので、それ自体景気効果がございます。そ...全文を見る
○尾身国務大臣 私ども、先ほど来委員のお話をお伺いをしておりまして、投資を拡大すべきである、経済を活性化すべきであるという意見につきましては、同意見であります。  ただ、その手法が違っておりまして、財政構造改革を進める中で、今までの公共事業を建設国債で増大させるとか、あるいは赤...全文を見る
○尾身国務大臣 景気の現状でございますが、御存じのとおり、消費税の引き上げが四月の初めにございまして、その前の駆け込み需要が消費あるいは住宅建築等でかなり大幅にございまして、その反動として、四月―六月を中心とし、七月―九月にもやや尾を引いておりますが、大きな反動減があったところで...全文を見る
○尾身国務大臣 景気対策のための大幅な追加が行われた以前といいますのは、大体私ども八五年から九一年度というふうに考えておりまして、特別に公共事業を行いました八七年度を別にいたしまして、五%というふうに考えております。程度ということです。
11月04日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第13号
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○尾身国務大臣 最近の景気動向、御存じのとおり、四月以降のいわゆる消費税の駆け込み需要の反動がございまして、二・九%というマイナスを記録いたしました。  それで、景気の動向を見ますとそれぞれ区々でございまして、消費につきましては、個人所得、賃金所得等はやや増加をしている、雇用も...全文を見る
○尾身国務大臣 この四つの質問、大変大きな質問でございますが、時間をいっぱい使ってよろしゅうございましょうか。
○尾身国務大臣 景気の現状につきましては、かねがね申し上げておりますとおり、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動もございまして、足元の回復テンポは緩やかになっている、いわば足踏み状態ともとらえている次第でございます。  ただ、中の状況を見ますと、先ほど日銀総裁のお話にもござ...全文を見る
11月04日第141回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○尾身国務大臣 最近の景気動向を見ますと、株価の動向など先ほど来お話しのとおりの状況はございますが、私の立場から見て、ファンダメンタルズにつきまして申し上げたいと思います。  消費税の導入に伴いますいわゆる駆け込み需要の反動減というのが四月から続いておりまして、それがまた七月-...全文を見る
○尾身国務大臣 一つは、経済の現状に対する認識が、委員と私ども多少違っていると思っております。その違い方の内容は、私どもは、いろいろな問題があります。長く説明をいたしませんが、先ほど総理が申し上げました消費税の駆け込み需要に対する反動というのは、駆け込み需要も実は、政府もそれから...全文を見る
○尾身国務大臣 先ほどのお話の中で、私が経済構造改革を進めるというお話を申し上げましたが、年度後半はそれでも回復しない、それは長期の問題だというお話がございました。  私は、先ほど少し説明不足だったかと思いますが、消費者あるいは企業家の、将来に対する、景気に対する信頼感、コンフ...全文を見る
○尾身国務大臣 設備投資について、数字は今局長が申し上げたとおりでありますが、先ほど来私が何回も申し上げておりますのは、中長期にわたる経済構造改革をしっかりやりまして、日本経済の将来に対する展望がしっかりすれば、私は必ず設備投資も、今でも相当伸びていますけれども、順調な回復につな...全文を見る
○尾身国務大臣 本年度につきましては一・九%という成長を見込んでいたわけでございますが、御存じのとおり、予想外に三月までの住宅関係あるいは消費関係の駆け込み需要が高くございまして、昨年度の、九六年度の実質成長率が、これは政府も民間もそういう意味では多少違ったかと思うのでありますが...全文を見る
○尾身国務大臣 先ほどから委員のいろいろなお話を聞いておりまして、実は、私どもが考えておりますことに対して、一つ評価をしていただけないところがあるかなというふうに感じております。  それは、私どもは、例えば法人課税のあり方についての見直しをする、あるいは有価証券取引税のあり方に...全文を見る
○尾身国務大臣 本年度の経済の見通しでございますが、本年三月までの間に消費税の引き上げを見込みました駆け込み需要が、実は政府も民間もやや見通しを誤る程度に、大きな数字になりまして、その結果として、実質二・五%の成長と見込んでおりました昨年度の成長率が、二・九%に上がるということに...全文を見る
○尾身国務大臣 確固たる数字を申し上げられる状況にはございませんが、一・九%というのは達成が難しい、ただしかし、〇・一%になるほどに悲観的には考えておりません。
○尾身国務大臣 真剣に答弁しているつもりでございますが、その点につきましては、私どもは経済構造改革を真剣に進める中で、国民の皆様、それから事業活動をやっておられる方々の経済の将来に対する信頼感といいますか、そういうものが回復すれば、相当程度の順調な回復過程に乗り得るというふうに考...全文を見る
○尾身国務大臣 やや細かい数字を申し上げさせていただきますが、七月-九月で見まして、四月-六月に対比してプラスになっている指標というのがございまして、小売販売〇・二%プラス、百貨店販売、店舗調整前でございますが、四・二%プラス、チェーンストア販売、店舗調整前、一・三%プラス、国内...全文を見る
○尾身国務大臣 株価の動向、最近、全体として軟調に推移しているわけでございますが、この動向がどういうことを反映しているのかということにつきましては、さまざまな要因があるというふうに思っておりまして、どういうことであるという特定をすることはなかなか難しいかなというふうに思っておりま...全文を見る
○尾身国務大臣 大企業と比べまして、中小企業の景況感が非常に悪くなっているということを私ども非常にきちっと受けとめているつもりでございます。それから、先ほどの株価の動向でございますが、各の要因がございますけれども、あえて申し上げるならば、例えば銀行とか建設とか、バブルの後遺症をま...全文を見る
○尾身国務大臣 株価の動向につきまして、今委員がおっしゃいましたようなことをどう考えるかということは、かなり難しい問題だと考えておりますが、私どもは、総理から御指示を受けました経済構造改革を中心とする対策を、これは税制の問題はちょっとタイミングがずれるかと思いますけれども、今月の...全文を見る
○尾身国務大臣 建設関係企業が土地を担保にしておりましたり、あるいは昔買った高い土地を持っていて、それを売却という処分で処理をいたしますと、相当低い値段になることによりまして損失が大きくなるという実態がございまして、そのために処分しにくいというふうに、今委員がおっしゃったような問...全文を見る
○尾身国務大臣 構造改革のための経済社会計画におきましては、物流、電気通信、金融サービス等の分野における高コスト構造の是正とか、あるいは規制緩和というような改革が盛り込まれた場合、改革が進展した結果として名目三・五%という数字を出しているわけでございまして、一方におきまして、本計...全文を見る
11月06日第141回国会 衆議院 消費者問題等に関する特別委員会 第3号
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○尾身国務大臣 国民経済計算におきまして、総貯蓄と総投資の差額が経常収支であるというふうなことは委員おっしゃるとおりでございまして、私ども、経済政策の一つの観点は、その間の正常なバランスをとっていくということであろうかと思っております。
○尾身国務大臣 利子補給によって財投資金を活用して、土地開発公社に土地先行取得というようなことをやらせたらどうか、こういうお話でございます。  まず第一に、私ども、現在の財政状況から見て、赤字国債を出して減税をしてそのお金で物を買うというような、いわゆる財政出動的な考え方はなか...全文を見る
○尾身国務大臣 農振地域に住宅をつくったり、あるいは第二の、まあ第一、第二も含めまして住宅をつくるという今の委員のお話、大変大事な話だというふうに思っておりまして、お金を使わないで景気対策をやる中で、いわゆる過疎過密問題というのがございます。そして、公共事業を縮減する中で、都市部...全文を見る
○尾身国務大臣 最近の景気動向、たびたびお話をしているわけでございますが、経済は生き物でございまして、時々刻々変化をいたします。そういう中で、四月に消費税の引き上げがございまして、一月-三月を中心として、あるいは住宅建築などはその前からでございましたが、住宅建築それから消費を中心...全文を見る
○尾身国務大臣 消費者に被害を及ぼす悪徳、悪質商法につきましては、消費者保護会議におきまして、積極的な取り締まりを行うとともに、関係法令の厳正な運用を行うことが決定されているところでございます。  また、近年、消費者と事業者との間の契約をめぐるトラブルが急激に増加していることに...全文を見る
○尾身国務大臣 大変難しい問題でございますので、私なりに考えているところを申し上げますが、日本と違っている点は、実は二つあるかなというふうに考えております。  一つは、もちろんいろいろあると思いますが、一つは、規制緩和が日本より実ははるかに進んでおりまして、新しいビジネスがどん...全文を見る
○尾身国務大臣 今福留委員おっしゃるとおり、電子商取引が高度情報化社会におきましてどんどん進んでくるということは、世界の趨勢でもございます。そしてまた、我が国もそういう体制を早くつくって、いわゆるグローバルスタンダードの問題も含めまして、これを積極的に進めていかなければならないと...全文を見る
○尾身国務大臣 OECDの消費者政策委員会は、消費者政策に関する加盟各国間の情報交換、検討並びに協力の推進を目的として設立されているわけでございます。現在、この委員会におきましては、電子商取引等の国境を越えた消費者取引に係るトラブルの未然防止、解決等に関する政策の検討が行われてい...全文を見る
○尾身国務大臣 電子商取引等の新しい取引形態に対応いたしまして、消費者の自立と主体性の発揮を支援するため、消費者みずからが必要な情報を選択し、正しく理解した上で適切に活用することができるよう、消費者教育、啓発を図ることが大事であると考えております。  こういう考え方のもとに、経...全文を見る
○尾身国務大臣 先ほどからお話をお伺いしておりまして、これからますます高齢化社会が来る、その高齢化社会において、特に高齢者の皆様は心身機能の低下等によりまして、情報獲得の点であるいは交渉力の点で普通の消費者とは格差が大きい、そしてまた、老後の生活のために資産を持っておられる方もお...全文を見る
○尾身国務大臣 検討の内容の詳細につきましては政府委員から答弁をしていただきますが、近年、消費者と事業者の間のトラブルが急増していることにかんがみまして、消費者契約の適正化のための具体的かつ包括的な民事ルールの立法化に向けまして、国民生活審議会において、論点整理あるいは対策の立法...全文を見る
○尾身国務大臣 消費者契約適正化法につきましては、昨年十二月の国民生活審議会消費者政策部会の報告にもございますように、「消費者取引における業種や取引形態を問わずにすき間なく対応することが可能」なものにすることを考えております。したがいまして、医療や介護サービスにつきましても、これ...全文を見る
○尾身国務大臣 高齢化社会に対応した消費者行政の推進が必要でございまして、こうした観点から、成年後見制度はその整備が重要であると考えております。  成年後見制度につきましては、昨年十二月の消費者保護会議におきましてその内容を検討していくことが決定されており、現在、法制審議会成年...全文を見る
○尾身国務大臣 経済企画庁といたしましても、適切な対応を推進してまいります。
○尾身国務大臣 消費者行政は、おっしゃるとおり、いわゆるサプライサイドの省庁とは違った意味で非常に横断的な行政であると認識しております。
○尾身国務大臣 行政改革につきましては、現 在、行政改革会議におきまして省庁再編成を中心とする検討が行われているわけでございますが、先ほど来お話しのとおり、消費者行政は今後さらに重要なものになると考えておりますし、またその性格からして中立的、横断的なものであり、そして省庁再編に...全文を見る
○尾身国務大臣 消費者行政が中立的、横断的であるという性格に応じてしかるべきところに位置づけられるべきであるというふうに申し上げました。  私自身、この問題については、行政改革会議において諸般の検討が行われておりますので、どこに置くべきだという具体的な場所について、ここで申し上...全文を見る
○尾身国務大臣 最近の景気動向でございますが、設備投資につきましては、設備の過剰感が薄れつつあることや企業収益が緩やかに回復していることを背景といたしまして、製造業を中心に回復傾向にございます。それから個人消費も、回復のテンポが低調であるものの、消費税率引き上げに伴います駆け込み...全文を見る
○尾身国務大臣 原因というよりも、経済の現状認識についての違いがあるというふうに考えておりまして、現在、私ども、全体として見て経済の回復基調は失われていないけれども、やや足踏み状態かなというふうに認識しているわけでございまして、その大きな一つの原因は、消費税の問題に対する反動であ...全文を見る
○尾身国務大臣 消費はやや横ばい的に推移しているというふうに考えておりますが、この消費が私どもが期待しているようにまだ伸びてこないのは、消費者の懐は一人当たり賃金所得あるいは雇用等の状況を見てもそこそこ伸びているわけでございまして、そういう状況の中で消費が私どもの期待する程度に伸...全文を見る
○尾身国務大臣 私は今先行きのことを申し上げたわけでありますけれども、財政構造改革を進めながら経済構造改革を進める必要があるということを申し上げたわけでございます。
○尾身国務大臣 先ほど来何回か申し上げておりますが、私ども、財政構造改革を進め、そして経済構造改革を進めることについて甘い認識を持っているつもりはございません。財政は世界で最も悪い国の一つに入っております。そういう中で、将来に負担を残す、ツケを残すことを避けながら健全化を図ってい...全文を見る
11月06日第141回国会 参議院 商工委員会 第4号
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○国務大臣(尾身幸次君) 委員御指摘の研究は、植田和弘京都大学教授を中心として、経済研究所の研究グループがその責任で取りまとめたものでございます。したがいまして、この研究成果は当該研究グループの研究試論でございまして、経済研究所及び経済企画庁の公式の見解ではございません。この研究...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 長期にわたります日本の経済の成長率をどういうふうに考えていくかということで、労働生産性の問題とか環境とかあるいは国際関係とかいう総合的なお話がございました。  私ども、この財政構造改革法案の審議に際しまして大蔵省が「財政事情の試算」というのを出している...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 公共事業につきましては、最近におきまして、従来つくっておりました公共投資基本計画六百三十兆のうち、三十兆の調整額を除きまして、六百兆ベースのものを四百七十兆にするということで縮減をすることにいたしました。従来パターンの公共事業によって経済の成長を支えると...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 現在の財政構造改革を進める考え方は、これを進めながら同時に経済構造改革、六つの改革のうちの一つでございますが、それを進めるということでございます。もうちょっと具体的に申しますと、経済構造改革をパターンとして分類をいたしますと三つぐらいに分かれるかというふ...全文を見る
11月07日第141回国会 参議院 本会議 第4号
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○国務大臣(尾身幸次君) 広中議員にお答え申し上げます。  二兆円の特別減税、法人税の一〇%引き下げなどの景気対策を行うべきではないかとの御質問がございました。基本的には先ほどの総理の御答弁と同じでございますが、私なりにお答えを申し上げますと、現在、消費者や企業も懐はある程度豊...全文を見る
11月10日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(尾身幸次君) 私がこれから申し上げたいのは日本経済のファンダメンタルズに関してでありますが、最近の景気動向を見ますと、設備投資は設備過剰感が薄れつつあります。つまり設備が余っているという感じが少なくなっているわけであります。それからまた、企業収益も緩やかに改善をしてお...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 株の動向に関しましては、ここでとやかく言う立場にはございません。ございませんが、個人的な意見を聞かれればまた別途お答えをいたします。  景気の現状につきましては、私自身は、経済企画庁長官に就任して以来、極めて厳正にこれを見ているつもりでございまして、あ...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 現在の景気の状況でございますが、先ほど申し上げたとおりでありますが、そのバックグラウンドとして消費者も企業もそこそこお金を持っております。企業の収益は上がっておりますし、それから雇用あるいは消費者の家計につきましてもそこそこの水準になっているわけでござい...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 即効性の点につきましていろいろ御議論がございますが、例えば情報通信の規制緩和をやることによりまして実はアメリカ経済などにおきましても非常に大きな経済の成長が実現をされました。  それから、土地取引につきましては規制の緩和、あるいはこれから議論になります...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 公定歩合等につきましては日銀の専管事項であるという前提でお話を申し上げたいと思います。  最近の景気動向につきましては、先ほどから申し上げておりますとおり、足元につきましては本年三月までの消費税率引き上げに伴います駆け込み需要が予想以上に大きかったこと...全文を見る
11月11日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(尾身幸次君) 月例経済報告につきましてお褒めをいただきまして、大変ありがとうございます。  大本営発表とかなんとかいろんなことを言われておりますが、これは経済企画庁が責任を持って景気についての判断をするものでございまして、数字のチェックも私自身がいたしまして、私とし...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 景気の動向は先ほど申し上げたような状況でございまして、いわば回復の基調は失われていないものの、景気は足踏み状態にある、こういうふうに考えている次第でございます。  自民党あるいは与党三党の方でも近くまた第二弾の景気対策を打ち出すというふうに聞いておりま...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 景気の現状についての認識でございますが、私ども、今泉委員とやや異なった考えを持っております。  設備投資につきましては少なくとも上昇傾向にある、昨年と比べてふえているということでございます。それから、企業収益もふえているということでございます。それから...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 所得につきまして、直接に消費者の懐に幾ら所得が入るかということのような御議論をされておられますが、私どもが考えておりますことは大きく分けて三つのことをやる。  一つは、企業活動の国際的な展開の中で、日本という国が日本の企業や外国の企業に選ばれるような環...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 先ほど申し上げましたとおり、昨年度の消費税引き上げ前の駆け込み需要が、住宅建築を中心とした消費も大変ございまして、予想以上に昨年の伸びが高かったわけでございます。予想が二.五に対して二・九%伸びた。そして、その後の四月以降の駆け込み需要の反動減というのも...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 先ほど来申し上げておりますとおり、一・九%の達成は難しいと考えておりますが、今、今泉委員がおっしゃったようなそれほどの数字には絶対にならないと思っております。  そして、私どもは近く経済対策を政府として決定をいたしまして、税制の問題はまだ先でございます...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 景気の現状は、先ほど来申し上げておりますとおり、緩やかな回復基調にあるものの足踏み状態にあるというふうに一般として申し上げております。  ただ、業種別に見ますとかなりの格差がございまして、いわゆる消費税の引き上げに伴う駆け込み需要の反動減が長引いており...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) ただいま日銀総裁からお話がございましたが、私、金融面では確かに日銀総裁のおっしゃるとおりでいわばある程度の償却も進んでいると思っておりますが、ただ、その償却したいわゆる不良債権が実はどうなっているかといいますと、担保資産がまだ処分されていないと。  金...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 経済のファンダメンタルズという意味で、何回か申し上げておりますが、消費が消費税引き上げに伴いますいわゆる反動で少し減りました。それは回復過程にある。それから、設備投資の方も企業収益はふえているわけであります。そして、消費について言いますと、消費者の懐の方...全文を見る
11月13日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第6号
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○国務大臣(尾身幸次君) 一応、三%は、いろんな学者その他の専門家の計算によりまして、財政の赤字幅が三%であればGDPに対します債務の残高が累増しないという、一応のめどとして三%という数字が出てきたというふうに聞いております。  ただいま現在は、債務残高は地方、国を合わせまして...全文を見る
11月14日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第7号
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○国務大臣(尾身幸次君) 月例経済報告でございますが、本日、経済関係閣僚会議、それから閣議におきまして御報告をし、了承をいただいたところでございます。  消費につきましては、総じて回復のテンポは遅いものの、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減から立ち直りつつあり、雇用は、...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 常に私ども、月例経済報告をつくる、経済見通しを立てるに当たりましては、その時点で得られる最新のデータ、統計によりましては八月までのものもございますし十月のものもございます、そういう最新のデータを参考にしながら、またいろんな方々等の意見を聞きながら、総合的...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 規制緩和の効果でございますが、例えば携帯電話の普及等によりまして数兆円に上る需要がふえております。それからまた、規制緩和によりまして電気通信分野の競争が激化した結果、電話料金等もここ数年で半分以下に下がっているというようなことがございまして、そういう点で...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 本日、月例経済報告閣僚会議において報告をさせていただきました。  内容でございますが、総論の部分を簡単に御紹介をいたしますと、最近の経済動向を見ると、設備投資は、設備過剰感が薄れつつあることや企業収益が緩やかに改善していることを背景として製造業を中心に...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 税制の問題は自民党税調あるいは与党税調、政府税調等もございまして、多少後に延びるかと思いますが、規制緩和につきましては主として、例えば都市部における容積率の緩和、現実にビルが相当建っだろうということを想定して、近い将来の実需につながるものを考えております...全文を見る
11月17日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第8号
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○国務大臣(尾身幸次君) 従来型のいわゆる景気対策でございますが、日本経済のいろんな意味での構造変化というものが近年ございまして、公共事業などを中心とするものがなかなか効きにくくなっているというのは今おっしゃったとおりだと思っております。  一つは、企業が国を選ぶ時代になりまし...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 今のPFIのお話、私はイギリスあたりでかなり実例があるというふうに聞いておりまして、我が国も新しい状況のもとで民間活力を使いながら公共的な事業を進めていく大変に画期的なアイデアだと思っております。  そういう意味で、サービスが個人に帰属する部分もかなり...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 国民負担率の先ほどの見通し、主計局長の話がございましたが、いわゆる国民負担率が現在たしか三八%だと思いますが、それが四〇%程度になる。そして、赤字を入れました負担率、赤字分がたしか七%で、合計で現在は三八プラス七で四五%程度の国民負担率になっていると思い...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 経済構造改革を中心といたします経済対策、総理の御指示もございまして現在取りまとめ中でございまして、あすには取りまとめをして発表させていただきたいと考えております。  この中に、税の問題につきましては具体的に何をどうするということを実は書く状況にございま...全文を見る
11月18日第141回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(尾身幸次君) 最近の景気動向の御質問でございますが、十一月の月例経済報告では、景気は回復基調にあるものの足踏み状態にあると、端的に言いましてそういう一言で表現をしているわけでございます。  内容的に申し上げますと、今、平田委員のおっしゃいました、設備投資は、企業収益...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 確かに日銀の短観等のいわゆる景況感、企業家の景況感というもので見ますと、ここのところ景況感が下がりぎみであるという実情にございます。  私どもいろんな消費あるいは設備投資の計画の数字とかそういうものを見ておりまして、これがプラスである、それから企業収益...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 現在の景気の状況は中小企業の皆様にとって厳しい状況であるというふうに、先ほど委員のおっしゃいましたとおりに認識をしております。  そして、特に民間の金融機関の貸し出しについて、いわゆる早期是正措置というようなものがだんだん発動されてくるときに、金融機関...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 五%以上の金利のものにつきましては、十月十七日で期限が切れているものをもう一年延長ということで大蔵省の方にもお願いをして実行していただいたところでございますが、なお四・五%以上の金利のものが五兆円あるという大変な状況であるというふうに認識をしておりまして...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 個人消費に関連してでございますが、消費税の引き上げに対応する反動減というのがございまして消費が落ち込み、その後七−九月にかけてやや回復の兆しを見せているという状況でございます。  私が、国民の懐はそこそこ豊かである、こういうふうにいつも申し上げていると...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) ここ数カ月の動向でございますが、御存じのとおり、昨年度の後半、三月にかけまして、四月からの消費税引き上げに対応する駆け込み需要が住宅建設やあるいは消費などの面で相当高いものがございました。したがいまして、その結果として九六年度の成長率は、見通しの二・五%...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) いろんな要因があると思っておりますが、悪い方から申し上げますと住宅建設でございます。これは、消費税等の反動減が非常に大きなものがございます。それから、消費も必ずしもはかばかしく伸びていないという状況でございます。他方、企業活動の反映であります企業収益は対...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 経済は生き物でございまして、時々刻々変化をいたします。したがいまして、私は就任以来、そのときの経済状況を無心に客観的に公平に見て正しいレポートを国民の皆様にすることが経済企画庁のあり方として一番いいというふうに考えまして、そういう意味で、事務当局の皆様と...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) このたびの経済対策でございますが、「二十一世紀を切りひらく緊急経済対策」と、こういうタイトルにしております。  実は、政府が経済対策なるものを決めましたのは今回が初めてでございまして、今まで自民党あるいは与党三党でお決めいただいたものがございます。自民...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 今回、本日取りまとめました景気対策の中でも、景気の現状にかんがみまして、中小企業の資金繰りがかなりきつくなるおそれもあるというふうに認識をしております。そういう中で、どうしても中小企業の金融につきましては十分な金融をつける体制をとる必要があるということで...全文を見る
11月19日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号
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○国務大臣(尾身幸次君) 期間のことにつきまして端的に申し上げますと、やや中長期の問題点であるというふうに考えております。  それから、私自身は先行き不安感という言葉は使っていないと思いまして、経済の先行きに対する信頼感が不足しているというような表現にしていると思っておりますが...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) そういうふうに使っていると思いますが、その意味は中長期の観点であるというふうに私自身考えております。  そこで、その内容でございますが、一つは社会保障という点もあろうかと思います。これは厚生大臣の方の仕事でございます。それからもう一つは、日本経済が一体...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) なかなか難しい問題でございまして、これは私の所管ではございませんが、あえて申し上げますと、少子・高齢化社会が進む中で、どうしても支えられる人と支える人との数のバランスが変わってくるわけでございまして、そういう意味では、いわゆる社会保障構造改革というものも...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 二つの局面が実はあると思っておりまして、二十一世紀を切り開くという意味と緊急経済対策と、緊急という単語も入れさせていただきました。  これは一つは、金融状況等を踏まえて中小企業に対します金融をしっかりつけて、これを支えていく、そういうことを考えている次...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 不良債権の問題につきましては、かねがねここで申し上げておりますが、土地取引の活性化、土地の有効利用という観点で、いわばしこっております担保不動産の処分をして、それをいわゆる生産活動に投入するということが実を言いますと不良債権の処理を促進する非常に大きなフ...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 私ども、昨日出しました経済対策を取りまとめるためにきのうまで全力でやってまいりまして、これからどういうふうにするかということについてはまだ実は検討していないという状況でございますが、経済の政策でございますから、その場の経済状況に応じましてこれからもいろん...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 私自身がいろいろな経済指標を見ておりまして、住宅建設は非常に落ち込んでおります。これは消費税の反動ということもございまして落ち込んでおりますし、また消費もそう大きな伸びを示していない、むしろ横ばいのような感じでございます。他方、公共投資関係はこれからそん...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) この中長期経済の見通しにおきまして一・七五あるいは三・五という数字を見込んでいるわけでございますが、私どもといたしましては、従来の財政出動型の経済対策ではなしに、民間活力を生かすために規制緩和を進め、土地の有効利用を進め、あるいは法人課税問題等につきまし...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) かつて規制緩和につきまして検討いたしました際に、いろんな形での規制緩和を進めることによりましてGDP年率〇・九%ぐらいのプラスを実現できるという計算を経済企画庁でしたことがございます。  それから、最近の実例で言いますと、例えば移動通信市場における規制...全文を見る
11月20日第141回国会 衆議院 消費者問題等に関する特別委員会 第4号
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○尾身国務大臣 大変遅くなりました。  この女子保護規定につきましては、時間外労働、休日労働、深夜業の規定の解消について、女性が働きやすい社会を築いていくという観点から述べているわけでございます。経済社会状況が変化した中で、この女子保護規定が女性の積極的な活用に対してむしろ障害...全文を見る
○尾身国務大臣 育児、家事、特に育児につきまして、働きやすい環境、保育の問題とか、そういうことはしっかりと整える必要があると考えておりますが、女性が男性と比べて、雇用する方の企業から見て、魅力がないと言うと語弊がございますが、そういう立場にさせた場合にはかえって女性の社会進出が妨...全文を見る
○尾身国務大臣 女性の社会進出は、基本的にはやはり雇用者側がどうこれを受けとめるかということにもかかわってくる問題でございまして、女性それぞれの方々、御本人がどういう考え方を持つかということも大事でございますが、それと両方相まって決定される問題であるというふうに考えております。 ...全文を見る
○尾身国務大臣 本年度の生活白書におきましては、パートタイマーの就労調整の問題について取り上げているところでございますが、女子パートタイマーの年間収入分布を九五年の労働省の調査で見ますと、九十万から百万の階層が最も多くなっているところでございます。  この調査によりましてパート...全文を見る
11月20日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第11号
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○国務大臣(尾身幸次君) 九六年度の経済見通しは二・五%でございました。消費税に対応する駆け込み需要というのが住宅建築それから消費等でございまして、結果的に見通しよりも大きい二・九%という数字になったわけでございまして、主としてそれは消費税引き上げ前の駆け込み需要要因であるという...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) その辺の細かい数字を現在手持ちでございません。しかし、七-九から以後は、少なくとも四-六に落ち込みがございまして、その落ち込みの中のかなりの部分は七-九には回復しているというふうに考えております。  その後の秋口から来年にかけての動向がどうかということ...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 最初の御質問の方は、私がぜひ聞いていただきたい質問の一つでございまして、都市中心部における容積率の問題でございます。例えば銀座周辺で見ますと、あそこは容積率規制は八〇〇%ということになっております。ところが中をよく見ますと、中央区全体――中央区というのは...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 景気の状況に対する経済企画庁の判断でございますが、経済そのものが生き物でございまして、時々刻々変わっている実情にございます。  私は、実は経済企画庁長官に就任以来、月例経済報告等で表現をいたします景気の判断につきましては、できるだけ客観的、公平に、予断...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 従来、景気対策と言われているものは、例えば減税とかあるいは公共事業の積み増しとかによりまして、住宅建設とかそういうものを財政出動と一口に言えるような体制で積み増しをしていくというものでございました。したがいまして、やや財政資金を使ってやるものでございまし...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) そうですが。  そういう容積率を緩和していないためにビルを建て直したいと思っても建て直せないという潜在需要がかなりございまして、容積率の規制を緩和することによって直ちに実需に入ってくるというふうに考えております。  これは、その緩和が実現したならばも...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 景気の現状につきましては、ただいま総理から御答弁もございましたように、景気回復の基調は続いているものの企業の景況感にやや厳しさが見られ、足踏み状態にある、こういうふうに考えている次第でございます。なお時間があればもっと詳しく説明してもよろしいのでございま...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 財政構造改革の基本的な方向は財政の再建をするということでございます。そういう中で、先ほど来のお話を私お伺いしておりまして、やはりこれからの二十一世紀に向かっての社会は、民間活力が十二分に発揮できていろんな意味での自由で闊達な経済活動ができるような社会にな...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) この財政改革法案でございますが、二つの点を私なりに申し上げたいと思うのであります。  一つは、いろんな経費を聖域なしに縮減するという中で、公共事業を初め、あるいはODAなど縮小いたしますが、伸びるものが二つございまして、一つは科学技術関係でございます。...全文を見る
12月05日第141回国会 衆議院 商工委員会 第7号
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○尾身国務大臣 最近の景気動向を見ますと、設備投資は、設備過剰感が薄れつつあることや、あるいは企業収益が緩やかに改善していること等を背景といたしまして、製造業を中心に回復傾向にあり、また輸出関係も増加傾向にあると認識をしております。  しかし、個人消費が足踏み状態である。住宅建...全文を見る
○尾身国務大臣 日本経済研究センターの見通しは一・六ということでございますが、私ども、今の、現状の景気をしっかりと踏まえながら、しかし、これから規制緩和あるいは土地の有効利用、流動化によります不良債権の処理の促進、そして国際的に匹敵するような事業環境を整備するという意味で、法人課...全文を見る
○尾身国務大臣 おっしゃるとおり、経済企画庁の前身であります経済安定本部は、物資の生産、配給、輸送に至る経済安定のための強力な施策を行っていた時代もございました。そのときの経済は、ある意味でいいますと非常に統制経済的な状況でございまして、戦後のいわば大変に非常事態といいますか、そ...全文を見る
○尾身国務大臣 七月−九月の国民経済計算の速報が出まして、対前期比で〇・八%、年率で三・一%という数字になりました。これは私どもの考えでいたよりも回復のテンポが遅いという感じでございまして、そういう中で、最近の株価の動向とかあるいは金融機関の経営破綻の状況等を背景といたしまして、...全文を見る
○尾身国務大臣 一つは、消費税の駆け込み需要がことしの一—三月、つまり昨年度の末に非常に大きかったということが原因でもございます。それからもう一つは、やはりここへ来てバブルの処理が終わり切っていない。そして、金融システムについての不安感というものが内外で強くなってきている。幾つか...全文を見る
○尾身国務大臣 私自身は、就任以来、経済企画庁の景気の判断というのは純粋に客観的で公平である、そういうふうにあるべきだというふうに思って、私自身かなりの努力をしてまいりました。  景気判断をする際に、新しい経済構造の変革に対応する数字の見方が足らないのではないかというようなお話...全文を見る
○尾身国務大臣 景気の判断をどうするかということと、それから対策の内容をどうするかということがリンクしているからというお話であろうかと思いますが、このところ、景況判断についての表現を経済企画庁は変えてきております。それはまた逆に言いますと、経済は生き物でございまして、状況が時々刻...全文を見る
○尾身国務大臣 財政構造改革法案は、短期的には今おっしゃったような見方もあると思いますが、長期的にはやはり財政をスリム化して赤字体質を脱却をし、そして将来の世代に負担を残さない、日本経済全体の政策の弾力性を取り戻すという効果もあるわけでございます。また、従来パターンの、公共事業の...全文を見る
○尾身国務大臣 財政構造改革法案が先日参議院を通過したわけでございますが、他方、十一月十八日に、私ども「二十一世紀を切りひらく緊急経済対策」を発表いたしました。これは即効性という点では問題がありますけれども、中長期にわたって日本経済の体質を変えることになるというふうに考えておりま...全文を見る
○尾身国務大臣 現在、私ども自身、その問題について細かい検討をしているわけではございませんが、いろいろな補正予算を組まなければならない正当な理由といいますとおかしいのですが、そういうものもございまして、補正予算そのものは多分やることになるのだろうと思いますが、その中にいわゆる景気...全文を見る
○尾身国務大臣 私の理解しているところでは、補正予算を組むとすれば九年度予算に対する補正予算であるというふうに考えておりまして、この十二月いっぱいに補正事由に対応する原案をつくって、来年の国会の早々に出すということであろうかと思っておりまして、今申し上げております補正予算というの...全文を見る
○尾身国務大臣 来年の三月末に、いわゆるビッグバンの対応の早期是正措置というのがございまして、いわゆる銀行の資産、負債のバランスを見て、健全かどうかということのチェックを厳しくやるということになりました。その結果として、各銀行が大蔵省から内容について少しでも指摘されるようなことが...全文を見る
12月16日第141回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(尾身幸次君) 最近の景気の現状でございますが、設備投資につきましては、設備の過剰感が薄れていること等を背景といたしまして、製造業を中心として多少増加傾向でございます。それから、輸出は御存じのとおり順調に伸びているということでございますが、しかし他方、個人消費が経済の先...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 平成九年度の経済の見通し、実質で一・九%という数字を昨年の今ごろ決めたわけでございますが、長い説明を省きますが、いろんな事情でその実現が難しい状況になっていることは衆目の一致するところでございます。マイナスにはならないと思っておりますが、相当低い水準にな...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) この一・九%の見通しのときの数字ではなく結果としての九年度の結果を見てみますと、外需寄与度がかなり高かったように思う次第でございます。しかし、来年度につきましては、その高い外需寄与度をベースにしてそれにどの程度乗るかと、こういうことでございますから、そう...全文を見る
○国務大臣(尾身幸次君) 民間需要中心の景気拡大を図って、経済を正常な回復軌道に乗せるために全力を尽くしてまいります。