貝沼次郎

かいぬまじろう



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貝沼次郎の1970年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第63回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
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○貝沼委員 私は今回初めてこの委員会において発言をするわけでありますけれども、何ぶんにもしろうとでありますから、ひとつ答弁の場合はだれにもわかるように答弁をしていただきたいと思います。これをまっ先にまずお願いしておきたいと思います。  そこで、六十一国会におきましてこの法案はか...全文を見る
○貝沼委員 いま税務署の取り扱い等において公正ではなかった点もある、こういったところがあったと思いますが、具体的にはどのようなことがあったとお考えですか。
○貝沼委員 税務署の課税が妥当でないからこういった異議の申し立てが出ているということも考えられるわけでございますね。そういう場合に、大体統計的に見まして、こういった部類のもの、こういった部類のもの、こういうふうにあると思うのですね。日本の歴史は長いわけでありますから。この点はどの...全文を見る
○貝沼委員 事実関係について食い違いがある。そこでこの異議の申し立ての内容になるわけでありますが、きょういただいたこの資料から見ましても、これは堀先生の要求なさった資料でございますが、大体五百万円以下、ここのところが非常に多いと思うわけであります。これはいわばかなり小さな事業、こ...全文を見る
○貝沼委員 おそらくその数字は、これは個人が黙っていることでありますからつかめないのは私は当然だと思うのであります。しかしながら、この権利救済という面を考えますと、権利救済という立場からこういう不服審判所等もできたわけでありますから、ある程度、やはり少ないんじゃないかということで...全文を見る
○貝沼委員 その点は特に力を入れて私はやっていただきたいと思います。私も、現在この年になって、税務署にほんとに気分よく行ったことは一度もない。小さいときに非常にいやな思いをしたことがございますので、そういったこともあると思うのです。そのときの態度でも、もう土足で入ってきたことがあ...全文を見る
○貝沼委員 いままでよりもというお答えでありますが、いままでよりもというのは、非常にこれは幅が広いわけであります。もう、一つよくなってもいままでよりいいし、大半がよくなってもいままでよりいいわけであります。その辺の見通しをもうちょっとはっきりお知らせ願いたいと思います。
○貝沼委員 確信をもって言えないとなれば、これは実はつくるということ自体が問題になるわけであります。しかし、言えないものを言えと言っても、これもいたし方ないことなので、それならば、今後ある期間をおいて、たとえば年度ごととか、そういうふうにして、このような実績でございます、こういっ...全文を見る
○貝沼委員 実績を報告するということでございますけれども、その報告内容ですね。たとえば、私はこの委員会に初めて出たので、、日本の国会で議論することでありますから、あらゆる資料がそろってそれで論議するのかと思って実は期待しておりました。しかしながら、出てくる資料は、実にこれがちぐは...全文を見る
○貝沼委員 私がいま言ったのは、基礎的な統計をとること、それを特にふやせということではないのです。そうではなくて、この法案を審議する上においては、賢明なる大蔵の方々が考えれば、こういうものが必要だということがすぐわかるわけです。したがって、ただ法案を通すという考え方からだけ資料を...全文を見る
○貝沼委員 いま示された統計からも、公平に行なわれていない、こういうのが実は四三%という答えがありましたけれども、この私のいただいた資料によりますと、サラリーマンは六一%、これを訴えているわけであります。こういうアンケートでありますが、わが党といたしましては、去年税制の総点検をや...全文を見る
○貝沼委員 半分以上の人がわかっているという話があったが、四八%しかわかっていないのですよ。日本の人口の四八%は何人になりますか。たいへんなことですよ。半分以上の人は文書の内容がわからなくて納税しているのです。しかもこのアンケートのとり方は、これを私は読んでみまして、これは税務署...全文を見る
○貝沼委員 そういうふうに努力していることは、私もよくわかります。わかるけれども、現実はこのように重税感の人が多いということなんです。  そこで、さらにそのような方々に対して、じゃ、そういう反対ならば、税法は重要なものだ、あなたは税法に対してどういう気持ちでいるのか、こう聞いて...全文を見る
○貝沼委員 納税者と徴収する側が接触が高いということはけっこうだと思う——それは一面そうです。しかしながら、これからずっと資料を出していきますけれども、われわれの申告をあまり信用していない、こういった面も実は見られるので、こういう数字をいま出しているわけでございます。  そこで...全文を見る
○貝沼委員 私はこうして調査の実態を出して議論しておるわけでありますが、当局としてはこういった資料がございますか。
○貝沼委員 これを議論しておりますと長くなってしまいますので大体この程度にいたしますけれども、さらに、「認められなかったかたは、異議申請を出しましたか。」、こういうふうに調べたところ、「出した」というのが三一・一%、「出さない」というのが六八%、「わからない」というのが〇・九%で...全文を見る
○貝沼委員 異議の申請を出した人がもっと少ないだろう、こういうことでありますが、そうすれば出さない人がもっとふえるわけであります。これはなお問題であると私は思うわけであります。今後こういうようなことが少なくなるように、今度の不服審判所にしても、もっと民主的なものにならなければなら...全文を見る
○貝沼委員 望ましいのは、私も望ましいと思います。しかし、税制はいまに始まったわけではないのです。日本の税制の歴史は何年ありますか。その中で、おそらく毎年同じようなことを繰り返してきたと私は思うのです。それで、このような結果が出るということについて、一体責任はどこにあると思います...全文を見る
○貝沼委員 大いに努力するということでありますから、今後どれだけ努力するか、私は今後を見ていきたいと思います。  さらに、その係官の態度がよくなかった方は、どのようによくなかったと思いますかという点について調べたところ、「威張っている」というのが七・六%、「不親切である」という...全文を見る
○貝沼委員 愛される自民党なんてびっくりしたわけでありますが、これは取り消しますか。
○貝沼委員 いままでこうして数字を並べてお尋ねしたのは、税務署の職員が悪いということばかり私は考えているわけではないわけです。やはりその制度にのればどうしてもそういうふうなことをしなければならないという場合もあると思います。したがって、これはただ人間そのものをいいとか悪いとか、注...全文を見る
○貝沼委員 前向きで検討するというのは実にけっこうでありますが、しかし、大蔵大臣のあの財政演説も、非常に美辞麗句が多くて、具体的に何をつかもうというものがないわけです。実際わからない。飛行機に乗って空に上がってきますと、下から見ると雲が見えるけれども、一体どんなものがあるかわから...全文を見る
○貝沼委員 いまのお話ですと、納税者のほうに——脱税ですから、それもあるとは思うのです。しかしながら、私はきょうはこの議論はしたくないわけでありますけれども、もしも現在の税制にほんとうに忠実にやったら、中小企業は生活できるとあなたは思いますか。できないとは言い切れないと思いますけ...全文を見る
○貝沼委員 当初においては民間から入れたわけですか、それをお聞きします。
○貝沼委員 民間人の新規採用と、それから税務職員からの分と、どれくらいのパーセンテージでありましたか。それをお聞かせ願いたい。
○貝沼委員 私がつらつら聞いたところによりますと、大体五〇%と聞いておるわけであります。七割まで民間から採用したという答弁でありますが、それはそれでけっこうだと思います。  そこで、それは新規採用でありますが、その後退職もあったでしょうし、また入った人もいたでしょう。その後何回...全文を見る
○貝沼委員 人事院の採用試験というのは、全部民間ということですか。
○貝沼委員 確かに昭和二十五年といえば戦後のどさくさでありますから、事情が違う。その違うのも、現在よりはむしろ違い方がまた違うのです。現在のほうは、民間から採れといったら、ほんとうに民間になるのです。ところが、当時は満州から来ているとか、あるいは朝鮮から来ているとかいうふうに、か...全文を見る
○貝沼委員 ただいま答弁がありましたように、私も実はそうではないかと思っておったわけであります。ただ、当時民間から、あるいは携わっていない人といっても、ずいぶん意味が違う。したがって、こういうことをなぜ言うかといいますと、今後の試験において、不服審判所の採用においてこういううしろ...全文を見る
○貝沼委員 そうすると、こまかいところまでの民間人の採用という、そのパーセンテージはきめてないということですか。
○貝沼委員 この点は、特に人事の問題は大事な問題でありますので、国民が納得のいくような人事をしていただきたいと思うのです。そういう意味から、私は心配で聞いておるわけであります。  さらに、現在の協議団が、午前中もありましたけれども、たとえば同じ穴のムジナであるとか、あるいはうば...全文を見る
○貝沼委員 私は、何もみんなそれをやるというのではなくて、たとえば不服審判所に入ったその人は、一生涯不服審判所におるということはないと思うのですね。あるいはどこかに移るということもあるでしょう、やめることもあるでしょう、定年もあるでしょう。そういうところから、それにまつわる問題と...全文を見る
○貝沼委員 若干の交流を考えた場合、調査に行った人は、国税局に入った場合、一たん見てきた伝票を忘れることは、どうでしょうか、できるでしょうか。そういう点から、私は独立性を叫んでいるこの不服審判所が、ひょっとするとそういうところから情報が漏れたりなんかして、そしてむしろ納税者に対し...全文を見る
○貝沼委員 あり得ないというわけですね、いまのところ……。  そこで、私も実は、これはもしも国税局のほうに行かないとすれば、これは職業選択の自由ということがちょっと問題になりますので、非常にまずいと思いまして、ややこしい問題だなと思って、実は聞いたわけであります。まあそのような...全文を見る
03月04日第63回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○貝沼委員 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました国税通則法の一部を改正する法律案について、反対の討論を行なうものであります。  今回の国税通則法の一部を改正する法律案につきましては、前国会においても大いに議論を尽くしたところでありますが、現在の協議団制度より...全文を見る
○貝沼委員 この前は時間がずいぶん延びてしまいましたので、きょうは簡単にやりたいと思います。  初めに、暫定措置法案が現在出されておるわけでございますけれども、こういう暫定措置法案の出し方ということについて、きょう社会党からも質問がありましたけれども、公明党としても、今後こうい...全文を見る
○貝沼委員 できるだけやらないという、そういうお考えですか。
○貝沼委員 その内容で判断するのはけっこうだと思いますけれども、その基本的な態度として、やらないということを基本にしていって、場合によってはまた考える、こういうようなことでしょうか。
○貝沼委員 私はこういう暫定法が出てくるその背景もよくわかるわけでありますけれども、その根底に、たとえば今回であれば四十五年度の税制の本法の改正ですね、これが当然通る、こういうような計算のもとにこういったものが出されているんではないか、こういう感じがいたしますので、その辺の関係は...全文を見る
○貝沼委員 そこで、四月からの改正の本法と、それから今度の暫定法の中に盛られているものとかなり数が違うわけでありますが、このことについて説明を願いたいと思います。
○貝沼委員 それでは、今後こういう暫定措置法案、こういうものは極力私たちは避けていかなければならないと思うわけであります。その点よろしくお願い申し上げます。  それから次に、私はこの所得税の減税という問題につきまして、課税最低限のことでお尋ねしたいと思うわけでありますけれども、...全文を見る
○貝沼委員 減税であって重税になるのではないというふうなことにまでいまお答えがあったと思いますけれども、たとえば現在の人が昇給しないでそのままおれば、これは確かに減税だと思いますね。しかしながら、その昇給と兼ね合わせて税金がかかり、また物価の上昇がどれくらいある、こういうことを計...全文を見る
○貝沼委員 どうも計算が、私がやったのとは違うようでありますけれども、これはまた本法に入ったときに詳しく議論したいと思います。  そこで、課税最低限の問題でありますが、課税最低限をきめた根本的な精神、こういうものはどこにあるのでしょう。
○貝沼委員 その課税最低限とそれから国民の生活費との関係、これはどのようにお考えですか。
○貝沼委員 この課税最低限の議論をしてまいりますと、どうしても基礎控除という問題になるわけでありますけれども、この基礎控除はどのようなお考えからこれをきめておりますか。
○貝沼委員 そうすると、この基礎控除と独身者の標準生計費、こういったものが関係あるというふうにいまはちょっと聞こえたわけでありますけれども、これはどういう資料をもとにしてきめているのでしょうか。
○貝沼委員 生計費との関係ですね。さっき独身者の生活云々という話がありましたけれども、独身者としてどれだけの基礎控除があれば生活できるのかどうか、この辺はどのようにお考えですか。
○貝沼委員 私は人事院の調査等を聞いてみたわけでありますけれども、その調査によりますと、たとえば独身者で一月にどれくらいの生計費がかかっているかというと、平均二万一千九百十円、年間に直しますと二十六万二千九百二十円、ざっとオーダー計算してこうなっております。基礎控除十八万に比べる...全文を見る
○貝沼委員 どうも先ほどから話を聞いておりますと、生計費と基礎控除の算定といったことについて、全然別個な考え方を持っているというふうな感じを受けるわけです。私はやはりこういうものをきめる場合は生計費を中心に考えていかなければならないのではないかと思うのでありますけれども、この点も...全文を見る
○貝沼委員 現行の税制があるからこれをどのように修正していくか、こういう話がありましたけれども、この現行の税制でいままでだれも満足していないのです。現行の税制自体が非常に不満のある税制なんですね。それを修正するのは当然やらなければならぬわけですけれども、だからといってそれを基準に...全文を見る
○貝沼委員 そういうパーセントだけで外国とは比較できないんじゃないかと私は思うのですね。やはり同じパーセントでも収入が高ければ残る金は大きいわけです。ところが、収入が少なければ税負担の感情というのは非常に強いわけですね。そういうようなところから一がいに私はパーセントだけではできな...全文を見る
○貝沼委員 数字はいろいろあるわけでありますけれども、実際現在の、たとえば私たち給与所得者あるいは日本人が税金で非常に苦しい生活をしておる、こういうことはみんなよくわかっていることなんです。数字がいろいろ示してはおりますけれども、苦しいことは間違いない。したがってそれは何らかの方...全文を見る
○貝沼委員 そこで私は、基礎控除という額ですね。これがやはりちょっと低いのじゃないかと思うのです。やはり独身者の生計とかそういったことを考えますと、この基礎控除をもうちょっと上げて、そうして課税最低限をもう少し上げないと、やはり納得のいくような税制にはならないのじゃないか、こうい...全文を見る
○貝沼委員 さらに私は、国税の課税最低限だけを考えるのではなくて、やはり課税最低限の考え方として地方税も含めたところで課税最低限を考えたらどうかと思うわけであります。これはたしか諸外国でも幾つかあると思うわけでありますが、この点はどのようにお考えでしょうか。
○貝沼委員 確かに隔たりがあまりにも大きくて、国民の一般はこれに対して不信を抱いておると思うのです。非常に困っておると思うのですね。この点はさらに私は是正されていかなければならないと思うわけであります。そういう意味からこの課税最低限というものを両方含めて考えるべきではないか、こう...全文を見る
○貝沼委員 いろいろな事情でそういうことはできないということはよくわかりました。しかしながら、この所得控除が四十二年の八万円ですか、それから四十三年に十万円になったのみで、あとはたしか上がってないと思うのですが、これを上げるという考え方はございませんか。
○貝沼委員 それからもう一つお聞きしておきたいと思うのでありますが、定額控除、これはいつごろから行なわれているのか、そのときの額はどれくらいであったのか、これをお知らせ願いたいと思います。
○貝沼委員 これについても今回は据え置きになっておるわけですが、この前の所得のときの計算から考えて、据え置きでなければならないという理由はございますか。
○貝沼委員 だいぶ人数も少ないようですから、私はもうやめたいと思いますけれども、ただ一つ、最後にお聞きしたいと思うのですが、サラリーマンの場合ですね、たとえば二分二乗方式、こういうことは一応考えられるのじゃないかと私は思うのです。たとえば家庭の奥さまの内助の功があってりっぱに仕事...全文を見る
○貝沼委員 もう一回確認しておきたいのですけれども、時間をかけて研究する場合、これは前向きの姿勢で研究されるのか、ただ研究するだけにとどまるのか、その点をお聞きしたいと思います。
○貝沼委員 ぜひ前向きに進めていただきたいと思うわけであります。  それからもう一つ、これも実は新聞等を見ましてはっきりしなかったところでありますので、お聞きするわけでありますけれども、利子・配当に関する課税の場合、当初政府案というものはかなりいい線までいっておったわけでありま...全文を見る
○貝沼委員 交渉ごとであったといえばそういうことですけれども、しかし、やはり原案を出すときにはちゃんとそれなりの根拠があるわけでありますし、反対するためにはやはりそれだけの根拠があったと思うのですね。そうしてその相談の結果、結局落ちつくところに落ちついた、こういうふうになったと思...全文を見る
03月18日第63回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○貝沼委員 私は、公明党を代表して、ただいま議題となっております昭和四十五年度の税制改正に関する暫定措置法案に対して、反対の討論を行なうものであります。  第一に、この法律案は、四十五年度税制改正による所得税の負担軽減を、四十五年四月一日から同月三十日までの間に支払われる給与所...全文を見る
03月31日第63回国会 衆議院 大蔵委員会 第18号
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○貝沼委員 造幣局特別会計法の一部を改正する法律案について質問をいたします。非常に次元の低い質問で恐縮なんでありますけれども、二、三お伺いいたします。  初めにこの法案の「理由」というところがございますが、この「理由」というところに「毎会計年度末における補助貨幣回収準備資金のう...全文を見る
○貝沼委員 そうすると、これは入れなければならないという意味ではなく、入れたほうが望ましいという意味の「必要」、こういう意味でしょうか。
○貝沼委員 そこでこの回収準備資金が発行高の一〇〇%を上回った場合一般会計に繰り入れる、こういうことでありますが、これはどうしても入れなければならないものでしょうか、その点の見解をお伺いしたいと思います。
○貝沼委員 特別会計でそのまま持っていても不都合はない、その点はいかがでしょう。
○貝沼委員 そこで、この特別会計法ができたとき、一〇〇%を上回るようなことが予想されなかったのかどうかということですね。もしそれが予想されるならばちゃんとその条項があっていいはずである。ところが現在この修正をしなければならないということは、やはり何らかの意味があってこの項目がなか...全文を見る
○貝沼委員 さらにちょっと意地の悪い言い方でありますけれども、一〇〇%を上回って、そしてそのお金が一般会計に繰り入れられる、こういったことをやっていけば非常に簡単でいいわけでありますけれども、しかしちょっと心配なことは、コインの素材を落としてさらにその金額がふくれてくる、あるいは...全文を見る
○貝沼委員 全然考えていないということは、そういうふうにはならない、こういうふうに受け取ってよろしいでしょうか。
○貝沼委員 それからもう一つ、補助貨幣の素材について、たとえばこういう素材以下のものは使ってはならないとか、そういったような規定はございますか。
○貝沼委員 そういった規定を設ける必要はありませんか。
○貝沼委員 ということは、これからさらに適当な金属があればそれを使っていく、こういう意味でしょうか。
○貝沼委員 それでは補助貨幣の発行制度についてお尋ねいたしますけれども、この回収準備資金の制度でありますが、諸外国においてできておるところはあるのでしょうか。
○貝沼委員 先進国の場合はいまそういう制度がない、こういうお話でありますけれども、どうして日本だけが必要なのか。午前中ちょっとその議論もありましたけれども、どうもはっきりしなかったので、もう一度お伺いします。
○貝沼委員 そこで、いままでにいろいろと回収あるいは引きかえがあったと思うわけでありますけれども、日本の場合最高、年度でどれくらいのパーセントまで引きかえ、あるいは回収ですね、金額でどのくらいの額があったのが最高であるのか、それを私は聞きたいのです。
○貝沼委員 パーセントで言うと……。
○貝沼委員 そこで回収準備資金が一番多いときでも四十二年度の七十二億、こういうところから見ますと、私は何も一〇〇%なくても、たとえば八〇%とか五〇%とか、これくらいあればいいのではないか、こういう気もするわけでありますが、この点についていかがでしょう。
○貝沼委員 この回収準備資金が一〇〇%ということをこれからずっと続けていくお考えなのか、それとも幾らか手直しをするお考えなのか、この辺のところを聞きたいと思います。
○貝沼委員 そこで、この回収準備資金のいままでの推移なんでありますけれども、補助貨幣の回収準備資金と、それから補助貨幣発行現在高の差額を、年度別にずっとその数字を示していただきたい。
○貝沼委員 そこにあるものでけっこうです。
○貝沼委員 いまの数字から見ますと、三十五年から四十年、この間に非常にマイナスが多くなっているわけでありますが、これはそのバックにある経済成長その他の問題が影響しているんだとは思いますけれども、この数字の変わり方についてどういう意味があるのか、説明を願いたいと思います。
○貝沼委員 次に「補助貨幣製造高の推移」という表をもらっておるわけでありますが、この表を見てみますと、四十一年、四十二年、四十三年、四年、五年と表が出て、各コインの枚数あるいは額面金額というのが出ておるわけでありますが、これを見てふしぎに思うことは、十円の青銅貨幣、これは大体ずっ...全文を見る
○貝沼委員 取引に非常に不便を来たしてきたということでありますけれども、そういう不便になった、不便でないという判断はどういうものを基準にして判断されるのですか。
○貝沼委員 経済の規模の拡大に伴って補助貨幣の発行高は今後もだんだん伸びていくんじゃないかと思うわけでありますけれども、その辺の見解はいかがでしょうか。
○貝沼委員 今後さらに補助貨の発行高がどんどん上がっていった場合でも、先ほどのように回収準備資金は一〇〇%やっていく方針ですか、その点をお伺いしたいと思います。
○貝沼委員 先ほどから国民の信認を確保するという理由が何回か出ておるわけでありますが、これは何か調査でもなされて、その結果があったのでしょうか。
○貝沼委員 私は、国民の信認ということはちょっと大き過ぎるのではないかと思うのですね。むしろ当事者の感覚としてそういう感覚なのではないか、こういう気がするわけであります。したがって、こういう点についてもやはり何らかの、たとえばアンケートをとるとか何かをすればすぐ調べられることであ...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一つ、これは心配な点なのでお尋ねするわけでありますが、逆に、将来日本の財源事情が苦しくなったときにこの資金を取りくずすようなことはないのか、この点をはっきり承っておきたいと思います。
○貝沼委員 国民生活とそれから経済取引、これの合理化あるいは能率化という観点から、百円通貨のコイン化施策というものを政府のほうではやっていると聞いておるわけでありますが、これについてもいろいろ賛否両論あると思うのです。たとえば御祝儀の場合はコインじゃまずいとか、子供がのむとか、こ...全文を見る
○貝沼委員 このコイン化施策につきまして、世論の反響、そういったものはいかがでございましょう。
○貝沼委員 そこで百円紙幣のほうですね、これは幾らか残すお考えですか。
○貝沼委員 全部なくしてしまえば反対のほうが非常に困ると思うのですけれども、やはり幾らか残したほうが私はいいんじゃないかと思うのですが、その辺は断固として一〇〇%なくする方針ですか。
○貝沼委員 それはわかりました。  それから先ほども出ましたように、自動販売機の普及というものがどんどんなされていく、そのために硬貨の必要というものが、百円に限らずいろいろな硬貨について必要になってきているわけでありますが、現在出ている硬貨、百円、五十円、五円等、それ以外の硬貨...全文を見る
○貝沼委員 そこで、この自動販売機が普及してまいりますと、大体そのコインと同じようなものを入れれば出てくるわけです。特に、日本の場合はずいぶんサイズも違うようですからそういうことはないと思うのですが、このたびのように、たとえば万博がある。そうすると世界じゅうからたくさんの人が来て...全文を見る
○貝沼委員 私の質問は以上で終わるわけですが、そういう国民不信のことが起こらないように十分注意をしていただきたいと思います。  以上でございます。
04月07日第63回国会 衆議院 大蔵委員会 第21号
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○貝沼委員 物品税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案について質問をいたします。  まず初めに、物品税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案の要綱の中で、「物品税の暫定的軽減」等と書いてありますが、二行目のところに、これらの物品の「生産及び取引の状況等にかえり...全文を見る
○貝沼委員 私は今回の、特に印刷してあるものについて、特にテレビでありますけれども、それについて話を進めたいと思いますが、テレビが現在日本の国では、生産台数や何かいまずっと聞きましたけれども、普及のほうは何%くらい普及していますか。
○貝沼委員 私もその後の普及率は、これはもうずっと上がっておると思いますアポロの実験やらあるいはその他の問題で、テレビが買うのがなくなるほど売れたわけでありますから、それは相当上がっておると思います。しかしこの改正を見ますと、本法は二〇%、一五%というふうになっておりまして、いま...全文を見る
○貝沼委員 大体五%としたというその意味はわかりました。  そこで大臣にお伺いしたいわけでありますけれども、このようにテレビがどんどん普及したのは、これは先ほども言ったわけでありますが、たとえばアポロであるとか、あるいは見のがしてはならない要素としては、最近核家族が非常にふえた...全文を見る
○貝沼委員 われわれの生活にテレビが欠くことのできないものになってきた、こういう考え方については私も実は賛成であります。確かに、今度の「よど号」事件なんかを見ましても、テレビの影響がかなりあって世論を形成したために、ある程度よくなったんじゃないかとも思われる節もあるわけなんであり...全文を見る
○貝沼委員 そこで、物価の上昇と関係するわけでありますけれども、わが国の財政規模から見ればたいした大きな数字ではないと思うのですね。しかしながら私たちの家庭、個人という立場から考えますと、テレビ一個、たとえばカラーテレビ一個が五%上がりますと、ざっと四千円とか三千円上がるわけであ...全文を見る
○貝沼委員 それは全体で見れば私はそういうふうになると思うのですけれども、しかし個人個人が見ると、所得が少ないから小さなテレビを買うということではないわけですね。やはり同じ金額出るわけでありますから、そこで心配しておるわけであります。そこで先ほどからも話が出ておりますように、かて...全文を見る
○貝沼委員 そこで、これは蛇足かもしれませんけれども、先日当大蔵委員会で細見主税局長が、物品税のあり方について、一般売り上げ税と付加価値税では、理論的には付加価値税のほうがすぐれているというような意味の答弁をなされたと思いますが、大蔵大臣の見解はこの点についていかがでしょうか。
○貝沼委員 時間があまりありませんので急ぎますけれども、その次に、やはりこれにのっとってやるわけでありますが、五%の引き上げということは、先ほどから聞いておりますように、全体の金額としてはたいしたことはありませんが、しかしながら五月一日前後、日本の国内で生産あるいは流通、消費とい...全文を見る
○貝沼委員 それでは、次は物品税をかける基本的な考え方でありますけれども、これは先ほどから堀先生からも出ておりましたけれども、やはり基本的な基準ですね、これはどう考えていくのか、そうしてまたその考え方を今後忠実に守っていくのかどうか、この点について一度伺っておきたいと思います。
○貝沼委員 そこで、またこの表を見るわけでありますけれども、カラーテレビ、白黒テレビ、ずっと五%、そうして三十二センチメートル以下のブラウン管を使用したもの、これが一〇%、かなり小さいものでありますけれども、一〇%になっておるわけであります。ところが各家庭をずっと回ってみますと、...全文を見る
○貝沼委員 そういう議論になりますと私は異議があるのです。というのは、これは中央からざっとながめればそういうことになるかと思いますが、実際一軒一軒の家庭というのはそう簡単に割り切れるものではないということですね。お金があるからテレビを買うか。そうではないのですね。たとえば、これに...全文を見る
○貝沼委員 話は変わりますけれども、これは初め経済企画庁の方にちょっとお尋ねしたいのでありますが、きょうの新聞にも出ているわけでありますが、この二月の全国消費者物価は前年同月に比べ八・五%高と、統計始まって以来最高の上昇を示している、こういうような記事が出ております。これは三月二...全文を見る
○貝沼委員 いまの説明は四十四年度が狂ったという理由でありますけれども、四十五年度が私たちにとっては最も関心のある問題であります。この四十五年度についてもこれくらいの誤差を認められるのかどうか。そうするとこれはたいへんなことになるわけでありますが、この辺の見通しをちょっとお伺いし...全文を見る
○貝沼委員 時間がありませんので急ぎますが、こういう立て方が、羅針盤であるなら船はとっくの昔にどこかに乗り上げておりますね。非常に危険だと思います。そこでさらに間接税の増徴という方針が述べられたりしたのでは物価はどんどん上がってくる。それに間接税がかかってパーセンテージがそれでき...全文を見る
○貝沼委員 もう時間があと数分しかありませんので詳しいことを質問できませんが、最後に特恵関税について大臣の所信を二、三伺っておきたいと思うのです。  それは、わが国はシーリング方式を主張しているというふうに伝わっておるわけであります。これはエスケープ・クローズ方式を途中でやめた...全文を見る
○貝沼委員 この特恵関税につきましても、わが国の中小企業の擁護ということに特に留意されるようお願いしたいと思います。  以上で終わります。
04月17日第63回国会 衆議院 大蔵委員会 第27号
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○貝沼委員 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案について、反対の討論を行なうものであります。  まず、所得税につきましては、今国会にて終始主張してまいりましたように、...全文を見る
04月24日第63回国会 衆議院 大蔵委員会 第28号
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○貝沼委員 簡単なことだけですけれども、まず初めに大蔵省に聞いておきたいのですが、この特別会計の歳入不足を埋めるために一般会計からの繰り入れ金は私は当然だと思うのです。しかし、この返済のめどの問題、いまも出ておりましたけれども、この法案では一般会計に繰り戻すのは後日決算上剰余が生...全文を見る
○貝沼委員 将来戻してもらうということなんですけれども、どうも私どもから考えると、何か返ってこないのじゃないかという気がするのです。これからだんだん議論してまいりますけれども、先ほどからも、このノリの災害というものがこれからふえるのじゃないかというふうなニュアンスのこともあります...全文を見る
○貝沼委員 それで水産庁の方にお伺いしておきたいのですが、この制度は四十三年度からできたということになっておりますが、どうしてこういう制度が四十三年度から必要になったのか。  それから、日本のノリの歴史というのは非常に長いと思いますけれども、このように四十三年度になって急激に災...全文を見る
○貝沼委員 いま御説明があったわけでありますけれども、温度が上がったということは、これは私は結果だと思うのです。そういう要素もあるのじゃないかと思います。海ができてからずいぶん長いわけでありますから、温度が上がったり下がったりすることはあった。しかしながら最近急にそういうふうに上...全文を見る
○貝沼委員 私も公害とは直接結びつくとは考えにくいと思うのです。ただ、さっき私は海の温度のことばかり言いましたけれども、たとえば埋め立てのために漁業ができなくなった、あるいは海水汚濁のためにできなくなった。そうすると、漁民は新しい仕事をすることになるわけです。その場合、たとえば初...全文を見る
○貝沼委員 それから、四十三年度の災害に対して保険金を支払い切れぬ、これを四十五年度に繰り入れて支払うというのでは、漁業共済基金からわざわざ利子をつけて借りるということをやらなければ、漁民に支払う金が非常におくれるわけです。こういうことでは漁民が非常に困るのではないか。これについ...全文を見る
○貝沼委員 それから、今後このノリの生産は向上していくと見ておりますか、それともすたれていくと見ておりますか。
○貝沼委員 ノリの生産はふえる方向である。そうすると、災害のほうもそれに伴ってふえていくと考えてよろしいですか。その点はいかがですか。
○貝沼委員 冷凍網の話が出ておりますが、大体ノリの漁期というのは一晩で全部出てしまうのですね。冷凍網に取りかえるというのは何日もかかるわけです。だから、私はこれはたいへんな問題だと思うわけです。そういう天災的なことがあった場合、いままではある程度で済んだのが、生産が向上するとやは...全文を見る
○貝沼委員 考えていないそうでありますけれども、四十三年度に一度起こったことは、これは天災の話ですからわれわれが注意してもしかたがないのですよ。しかも二年越しに払ってそれでもなおかつ足りないなんということではちょっとおかしいのじゃないか。したがって、この特別会計の額をもうちょっと...全文を見る
○貝沼委員 それはもうちょっとデータが必要だという意味だと思いますが、しかし事件が起こってからでは実際おそいのですね。まあなるべく事件が起こらないように私たちも念願するものではありますけれども、もし起こった場合にたいへんですから、これを聞いておるわけでございます。  四十三年度...全文を見る
○貝沼委員 この四十三年以前の返済方法というか、処理の方法、これはどのようにしますか。
○貝沼委員 四十三年度からこの会計ができたわけですが、それ以前にもこういう赤字が出ておるはずなんですね。四十三年度からは特別会計から見てあげるからいいわけですけれども、それ以前はこの特別会計がないわけですから。赤字があったから特別会計が必要だというのでつくった、これはいまの説明で...全文を見る
○貝沼委員 それで、この三億という補助金のきめ方ですけれども、これは何を基準にしてきめた三億でしょうか。
○貝沼委員 大体半分という考えのようでありますけれども、金の問題は非常に厳密なことが多いわけですね。ところがこれを見ると、私非常にふしぎに思ったのですが、大体半分くらい、こういう考え方になっているのです。したがって、どうせ補助をするならもうちょっと、だれが見ても納得のいくような線...全文を見る
09月04日第63回国会 衆議院 大蔵委員会 第35号
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○貝沼委員 最近非常に問題になっております一般会計の予備費につきまして質問いたします。  初めに、この予備費が一千百億から現在どれぐらい残が残っているか。これについて主計局からお願いいたします。
○貝沼委員 この九百億円の残の中でいろいろ予想されるものが支払われていかなければならないわけでありますけれども、ざっと私が計算したところでは非常にこれが問題あるのではないかと思うわけであります。そこで項目だけを見ましても、たとえば人事院勧告によるベースアップの問題、それからあとは...全文を見る
○貝沼委員 ベースアップ分が大体千二百億円、実際これだけ見ても九百億円相当の予備費ではとうていまかない切れないわけでありますけれども、そのほか良質米奨励金とかあるいは品種改良奨励金とかあるいは米産調整奨励金であるとか、こういう農林省関係の金額につきまして食糧庁からお願いいたします...全文を見る
○貝沼委員 さらに、現在各省庁から公害あるいは災害について、こういうふうにすれば公害は防げる、こういうふうな意味からいろいろ要求が出ていると思うのでありますが、主計局としてその実情をお聞かせ願いたいと思います。
○貝沼委員 かなりの額では実際全然わからないわけでございますけれども、現在その数字を出す段階でなければこれはしかたがないと思いますが、いずれにいたしましても九百八十九億——大体九百九十億ですね。この予備費九百九十億の中からいま言ったようなものだけを考えてみましても、これはとうてい...全文を見る
○貝沼委員 ただいま大臣の答弁があったわけでありますが、新聞によりますと、大臣は閣議で八百億円の節約を求めたとあります。この八百億円の節約でも、はたしてそれができるかどうかということは、私はとうていこれはできないのではないかと思います。しかも政府は、今年は内政の年とうたい、そうし...全文を見る
○貝沼委員 公害は非常に重大な問題でありますので、大臣に特にその面を重要視していただいて積極的にやっていただきたいと思います。  さらに次には、八月の十日、参議院の公害対策特別委員会におきまして、山中総務長官の答弁の中に、公害に関する地方に対する権限委譲と、これに関連してこうい...全文を見る
○貝沼委員 肝心かなめのところがはっきりしなかったのでありますけれども、要するに交付税の増額であるとか、あるいは特別交付税を考えるとか、そういったことは前向きに考えておるわけですか。その点をもう一度お願いします。
○貝沼委員 そこで大臣にお伺いしたいわけでございます。  公害対策基本法の二十三条には、「国は、地方公共団体が公害の防止に関する施策を講ずるために要する費用について、必要な財政上の措置その他の措置を講ずるように努めなければならない。」こういうふうにあります。そこで、ただいまの答...全文を見る
○貝沼委員 どうも抽象的で、はっきりわからなかったのでありますが、要するに、権限委譲をしても実際金がなければ、これは地方は非常に困ってしまうわけであります。たとえば規制一つするにしても、あるいはそのすんでいる魚介類であるとか、そういったことを一つ検査するにしても、やはり相当の金が...全文を見る
○貝沼委員 以上で終わります。
10月27日第63回国会 衆議院 大蔵委員会 第37号
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○貝沼委員 先ほどからずっとビールの値上げが問題となって、こうして各党から質問が出ておるわけでありますが、その答弁をずっと聞いておりますと、あたかも気の抜けたビールのような感じがしないでもないわけであります。そこで私もずっと先ほどからの事項については尋ねなければならない点ばかりで...全文を見る
○貝沼委員 ただいまは、その決心でやった。しかし先ほどの答弁では、お役所と相談して、麒麟も上げるだろうという推定があって、そういうことがあったというふうに聞いております。その辺は間違いありませんか。
○貝沼委員 それでは、他の三社が上げるか上げないかというその予想は、どのような予想をしてやられたわけですか。
○貝沼委員 さらに、非常に収入が減ってきた、あるいは流通機構の問題がある、こういういろいろなことがあるわけでありますけれども、それならば、流通機構あるいはその他の経営の改善によってどれだけ実際は安くできるんだ、しかしながら事情によってさらにふやさなければならない点がこれぐらいある...全文を見る
○貝沼委員 朝日麦酒が非常につらいという、いまそういうお話がありましたが、それに比べて麒麟のほうはそうつらくはないと私は思うのです。ところが他社の関係とか、そういうようなことをいろいろ理由はあがっておりますが、ただやはり、先ほどから何回も話が出ておりますように、同じ金額の十円、十...全文を見る
○貝沼委員 それは麒麟麦酒の社長としては、私はそういうふうに言うと思うのです。しかしながら、実際買う人はやはりこれは十円上がると見て差しつかえないわけです。現実の問題として五五・一%のシェアを持っている麒麟麦酒、この価格いかんによって日本経済は大きく変わってくる。昭和三十九年ごろ...全文を見る
○貝沼委員 あと一、二分だそうでございますけれども、どうしても聞いておきたいことがありますので次に移ります。  経済企画庁のほうで、流通機構の改善をはじめとして経営の合理化をはかることはなまけたままで、流通経費が上がったからといって簡単に消費者に負わせることがまかり通るならば、...全文を見る
○貝沼委員 次に、国税庁のほうにお尋ねしたいわけでありますが、国税庁は何回かにわたって行政指導を行なった、しかしその結果上がってしまった。さらに、先ほどビールの原価については、そこにお並びの社長さんに打ち合わせをして発表しておる。どうしてそう一々そういう行動をとらなければならない...全文を見る
○貝沼委員 私は非常に弱腰ではないかと思うわけであります。  最後に、公取のほうにお伺いしたいのでありますけれども、管理価格という定義あるいはやみ再販のことについても、幾らそれにもうほとんどマッチしたようなことが現実にあっても、これが現在のところどうしようもできませんというふう...全文を見る
11月12日第63回国会 衆議院 大蔵委員会 第38号
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○貝沼委員 時間がもう四分ぐらいしかありませんので、きょうは国民金融公庫副総裁にも来ていただいているわけでありますが、時間がない関係上、この国民金融公庫が行なう恩給担保金融に関する法律の件について議論をしておきたいと思います。  最近、私が相当多くの方々と話し合った結果、この法...全文を見る
○貝沼委員 それで大蔵大臣にお伺いしたいわけでありますが、現在の物価上昇も、実は先日の経企庁長官のあの答弁によりましても、七%が云々というお話が出ております。私は、七%はむしろゼスチュアであって、年末に何らかの方策を講じて六・何%になって、それが政府の実績であるということの、何か...全文を見る
○貝沼委員 こういうふうな、恩給だけで、まとまった金の持てない人たちがかなり多いわけでありますので、積極的に大蔵大臣はこの増額の方向に進めていただきたいと思います。  以上で終わります。
12月08日第64回国会 衆議院 大蔵委員会 第1号
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○貝沼委員 特別国会を終わってからずっと日本のあちこちを歩きまして、現在の日本の公害の進行というものがあまりにもひどいということを私はこの目で見てまいりました。そして同時に感じたことは、いままで公害に対してあまりにも政府の態度というものがなまぬるかった、これは緊急に対策を講じなけ...全文を見る
○貝沼委員 そこで、臨時国会が開かれたということにつきましては、私はやはりここに緊急性があると思うわけであります。もし緊急性がなかったならば、通常国会もあるわけでありますから別に大急ぎすることはないわけです。しかしながら、現在起こっているたとえはイタイイタイ病であるとか、あるいは...全文を見る
○貝沼委員 いま予備費という話もありましたけれども、予備費の話はまたもうちょっとあとで触れたいと思うのですが、とにかく去年あたりの、たとえば厚生省の魚の汚染の問題一つ見ましても、一種類の魚につき七匹か、たしか九匹くらいだったと思うのですが、東京湾の調査もやった。はたしてそういうこ...全文を見る
○貝沼委員 もう一回、くどいようですけれども、それは年度にかかわらず、本年度内においてもそういう事態があった場合はお認めになる考えですか。
○貝沼委員 そこで、先ほど予備費という話がありましたので、主計局の方にお伺いしたいのですけれども、いままでの予備費の支出の内容、これについてちょっと説明していただきたいと思います。
○貝沼委員 大蔵大臣、先ほど予備費から考えるという話がありましたけれども、この三百億の予備費でどれだけのことをお考えになっているのか、私はちょっと理解に苦しむわけであります。このほかに実は予備費を当てにしているものの大きなものとして、今国会にかかっております給与法案、これがあると...全文を見る
○貝沼委員 千二百四十億必要なわけですね。実際予備費は三百億しかない。まさか政府として裏づけのない法案が出るとは思えないのです。必ずそれだけの裏づけがあってその法案を出していると思うのです。それならばこの千二百四十億というものはどこから出ることになるのでしょうか。
○貝沼委員 私もこれは補正予算を組まざるを得ないと思うわけであります。ただしかし、その組むワクにつきましてはこれはいろいろと議論があると思うのです。そこで、現在新聞等を見ますと、実はその補正予算につきましてのいろいろな推測、そういったものが載っております。私もいま一つ一つこの内容...全文を見る
○貝沼委員 次に、いま自然増収ということが大臣の答弁の中にあったわけであります。この自然増収の見込みですけれども、これは現在上半期の計算しかないと思いますが、その辺から推定をしてどれくらいの見込みがあるのか。主税局のほうからお願いをいたします。
○貝沼委員 新聞等を見ますと、税の自然増収三千五百億とかあるいは四千億くらいとか、いろいろ出ておるわけでありますが、全然根拠なしにこういう推定をしているわけではないと思うのですね。はたしてこういうような推定というものがある程度当たっておるとお考えですか、どうですか。
○貝沼委員 この問題についても来年度予算に関係して、たとえば国債の問題あるいは交付税の問題とか、また報道されておりますようなたとえば四十六年度の関係予算の繰り上げとか、いろいろ出ておりますので、そういうことも実はちょっと聞きたかったわけでありますけれども、時間の制限がありますので...全文を見る
○貝沼委員 それじゃちょっと簡単過ぎるので、もう少し、何省関係が幾らとか、財投についてももう少し詳しく御説明してください。
○貝沼委員 もうこのことは大蔵大臣よく御存じのことだと思うのですけれども、いまのこの数字を見てみますと、相当多いわけですね。従来のものから比べると相当のパーセント多いわけであります。しかし大蔵大臣は先日連合審査のときに、予算については事の重要性にかんがみ二五%にとらわれずに対処し...全文を見る
○貝沼委員 非常に前向きな答弁で私はけっこうだと思うのですが、そこで、これを全部が全部認めるということは、これまた限度のある話でありますからなかなかむずかしいとは思うのですが、総花的に全部薄くするか、それとも本年度においては大蔵省としてはこの辺に重点を置いてはっきりした予算をつけ...全文を見る
○貝沼委員 積極的によろしくお願いいたします。  次に財投関係でありますが、実は先日の新聞に非常に心を打たれるというか、非常に悲しい事件が実は載っているわけであります。これはもうよく御存じのことだと思うのですが、東京の例であります。銅を溶かしてそれで棒をつくっている会社なんです...全文を見る
○貝沼委員 そこで、さらにもう少し具体的なことをお聞きしたいと思うのですが、これは理財局のほうでもう検討なさっているのじゃないかと思いますが、融資限度、これについては、いまのワクを変えるというふうな検討はなさっておりますか。
○貝沼委員 前向きの姿勢で、ということでありますので、強力に前向きにお願いいたします。ただちょっとだけじゃやはりまずいですね。ひとつ強力にお願いしたい。  で、このような融資制度というものができておりましても、これにまつわってくる問題といたしまして担保の問題があるわけです。実際...全文を見る
○貝沼委員 たとえば全国中小企業団体中央会、こういうところでいろいろそういうことをいっております。一度目を通していただきたいと思うのです。この担保の問題は実は深刻な問題でありまして、無担保でないとほんとうの零細企業というものは設備ができないというところがあるわけであります。したが...全文を見る
○貝沼委員 大蔵大臣、ほんとうの零細企業が、まじめに設備はしたい、だけれども金がない、公害関係は担保が、わりと安く見られるということで実際困っておる人たちがおるんです。したがって、大臣もその辺を一度研究をしてみていただきたいと思うのです。  時間がありませんので次へ進みますが、...全文を見る
○貝沼委員 くどいようでありますけれども、中小企業、零細企業の場合が問題なんですが、たとえば小さなメッキ工場、これは外国の場合は、メッキ工場というのはほんとうはちゃんとそれだけの公害設備をしなければこれができませんので、非常に安定した職業といわれておりますけれども、しかし日本の場...全文を見る
○貝沼委員 同じことでありますが、大蔵大臣に伺っておきたいと思います。新聞によりますと、これにつきまして経団連あたりからは、全企業に、と圧力がかかりそうである、こういうふうに報道されているわけでありますが、全企業になるとこれまた問題なのであって、現在の大企業をまた優遇するようなこ...全文を見る
○貝沼委員 そのほかあるわけでありますけれども、いずれにいたしましても、この公害問題というのは時を待ってやればいいということではなくて、非常に緊急性を要する問題であります。これは現在臨時国会を開いているということでも当然であります。したがって、この結論というものをできるだけ急いで...全文を見る
12月09日第64回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○貝沼委員 本日はどうも御苦労さまでございます。  まず初めに、直接関係のない話でありますけれども、現在公害の臨時国会でありますので、そのことにちょっと触れたいと思うのですが、現在、弘済会とかあるいはその辺で、プラスチックに入ったお酒とか、そういうものがちょっと出回っているよう...全文を見る
○貝沼委員 今後の売れ行きが少しずつでもとにかくふえていくということでありますが、現在のビールならビール、あるいは酒にしても、非常にたくさんの人がそれをたしなんでいるために、これはふえ始めたらどんどんふえるのではないかと思うのですね。そうすると、現在問題になっておりますプラスチッ...全文を見る
○貝沼委員 結局、現在何も対策がないというようなことでございますが、これはいつごろまでにその結論を出す考えでおりますか。この点ちょっとお伺いしておきたいと思います。企画庁、お願いします。
○貝沼委員 そう言われるともう一回聞きたいわけでありますが、それでは、現在使われているものとこれからのものとあるわけですが、検討するということは、現在のものに対しての危険性、問題というものを感じているから検討しているわけだと思うのですが、その場合に、現在許可しているものについて、...全文を見る
○貝沼委員 この議論をしていると時間がなくなってしまいますのでやめますが、現在実際売られているのにこれから考えますというのでは、これは実際困る話であって、今後できるものに対しては今度制約するとかあるいはいろいろな条件がついてくると、またそこに不公平が起こってくるし、これは業界とし...全文を見る
○貝沼委員 はっきりしなかったようでありますが、卸がメーカーから仕入れるわけですね。その場合に値段があるわけです。ところが、その値段が高いか安いかということをやはり判断をしなければならない。その場合に、そのビールはメーカー側においてどれくらいの原価でできているかということを、見当...全文を見る
○貝沼委員 どうもそういう話は私は納得ができないのですけれども……。それでは、考えてなければしかたがないことで、今度、卸がメーカーから仕入れて、それから小売りにいくわけですね。その場合に、卸売りの中に、卸売りが小売りにいって、小売りから今度は一般に使用されるものと業務用に使用され...全文を見る
○貝沼委員 どうも数字的なことが出ないので知も目的を達しないわけでありますけれども……。卸の中に特約店制度というものが各メーカーによってありますね。この特約店と一般の卸の特別な違い、そういったことはどういう点があるのか。この点をもう一度國分さんにお願いいたします。
○貝沼委員 特約店についてもう少しはっきりしたことをお聞きしたいと思いますが、ある業界の資料によりますと、特約店には取引担保を提供せしめて販売契約を締結しているというふうになっておりますが、これは具体的にはどういうものでしょうか。
○貝沼委員 次に、先般朝日麦酒から各小売り店へ来たはがきがあります。その文面は、「さて、昨今人件費運搬費等の高騰はげしく、ビールの生産流通コストは生産性の向上、流通面の合理化を推進してもとうていこれを吸収することができません。ついては、朝日麦酒への払込み価格並びに小売り希望価格を...全文を見る
○貝沼委員 現在私たちがビールを買う場合は一本百四十円で大体買っておるわけです。ところがメーカーの、まあ業界でもいいですが、そのシェアはおのおの相当激しい競争が行なわれておる。その競争が行なわれているところは、実は私たちの手に入るところで競争が行なわれるのではなくて、それ以前にい...全文を見る
○貝沼委員 次に、代金の支払いのことについてちょっとお伺いしたいわけですが、卸売りがメーカーに金を払う場合、これは各メーカーともその期間については同じかどうかということであります。この点が一点。  それからさらに、小売りから回収する場合の支払い期間、これはたとえば売れ行きによっ...全文を見る
○貝沼委員 そうしますと、実は現代の経済におきましては資本の回転というのが非常に重要な問題になってまいりますので、期間をちょっと延ばしてもらうということは非常に楽になるわけですね。そうすると、あるメーカーによってあるいはある製品によって、少しばかり期間を延ばしてあげるということを...全文を見る
○貝沼委員 たとえばあなたが製造者から買うわけですね。そうして金を支払ってやるわけですね。その場合に、その期間が長いとこれはずいぶんやりやすいわけですね。ところが短くされると、これは資本が相当回転しなければいけませんのでたいへんです。ところが、場合によって長いのもあるし短いのもあ...全文を見る
○貝沼委員 もう時間がなくなりましたから急ぎます。  項目だけお願いいたしますが、中村さんにお願いいたします。現在、酒団法できめられた組合と、それから商業協同組合というふうなものがあるわけでありますが、あなたはこの両方の組合に所属しておりますか。
○貝沼委員 次に、輸送問題。これは浅井さんにお願いいたします。先ほどからだいぶ論じられておりますが、メーカーから直送で小売りにいく、こういうケースがあると思うのですが、将来これが望ましいのか望ましくないのか、その辺のお考えはいかがでしょうか。
○貝沼委員 時間がなくなりましたので、最後に国税庁にお願いいたしますが、十月十三日の報道によりますと、東京国税局では、このほど生産者の支店、出張所の小売りの二五%制限を解除する旨の通達を出した、こういうふうになっております。この内容と、それからスーパーマーケットあるいは自動販売機...全文を見る
○貝沼委員 私どもは先般、日本の物価問題というものが非常に重大な危機に来ている、こういう観点から全国の物価総点検をやったわけであります。そしてその大きな問題の一つは、やはり流通機構にある、こういう結論が出まして、その流通機構について現在いろいろと検討をしているわけでありますけれど...全文を見る
○貝沼委員 どうもありがとうございました。  そこでビールの問題に入りますが、東海林さんにお伺いしたいのですが、ビールの場合には小売り正価希望額というのがございますね。この希望額というのがきめられている以上、小売りとしてはなるべくそれを守りたい、こういう気持ちがあると思うのです...全文を見る
○貝沼委員 説明が不足だったのですけれども、たとえば、その希望価格でなければあなたの店のほうに回す量はちょっと考えるとか、あるいは支払い期間を少し早くするとか、というふうな何かニュアンスがあると、これは小売りとしては非常に重大な問題になってくると思いますが、そういうような気配とい...全文を見る
○貝沼委員 そこで、それならば、現在各小売り店でたとえばビール一本百四十円と、もうほとんど一致しております。全国で一、二店違うところがあるかもしれませんけれども、大体一致しております。こういうことが差があっては小売りとしてまずいのかどうか。たとえば、よそよりもちょっとでも安ければ...全文を見る
○貝沼委員 藤さんにお尋ねしたいわけですが、小売りでもって各メーカーのビールならビールを仕入れている、その場合に、そのメーカーによって売れ行きがいろいろ違うと思うのです。その場合に、売れ行きのいいものは資金の回転もどんどんできると思いますが、悪いほうについてはちょっとこれはむずか...全文を見る
○貝沼委員 わかりました。  それから、国税庁の方にちょっとお伺いしたいのですが、国税庁の通達で卸と小売りの兼業は原則として認めていると思うのですが、局長の判断によって地域的には禁止しているところもあるわけでありますが、現在認めているところは大体どれくらいあるのか。それをお聞か...全文を見る
○貝沼委員 実際に、その認められた卸の人たちが小売りを現実にやっているでしょうか。国税庁お願いいたします。
○貝沼委員 兼業のような形になっているという意味ですけれども、実際そういう商売をやっていると御認識ですか。
○貝沼委員 私がいままで聞いているところによりますと、大体やっていないような状況のようであります。この点については、国税庁のほうであとで詳しいデータを私のほうにお願いしたいと思います。  次に、先ほどお話が出ておりましたけれども、眠り口銭の問題でございますが、どうしても私たち消...全文を見る
○貝沼委員 その次に岡田さんにお伺いしたいわけでありますが、現在小売り業者というのは、酒類業組合、それからそのほか、たとえば商業協同組合、こういうようないろいろな組合があると思うのですが、これを二つ兼ねているようなことはございますか。
○貝沼委員 組合が兼ねるのではなくて、両方の組合に入っている人がおるかどうかということです。
○貝沼委員 それからもう一つ、確認の事項ばかりですが、この十月十三日の東京国税局から出ている通達ですが、「従来、支店、出張所は、小売業者に販売できる数量は、卸売数量の二五%以内に制限されていたが、今度この制度を撤廃して、普通卸のワクを拡大したもので、申請があれば、普通卸を自由に認...全文を見る
○貝沼委員 先ほどからずっと話が出ておりますが、たとえばスーパーマーケットの件ですね。これは皆さん方だけでなく、実はほかの中小商店におきましても大きな問題なんです。そこで、いまのような状態でやっていくと、これはほかの商店でもつぶれてしまう、はっきりいえばそういうふうになってしまう...全文を見る
○貝沼委員 最後に武儀山さんにお尋ねいたします。  これは感想になると思いますが、現在、広告ということと価格という問題が大きな関係を引き起こしておる。むしろ、いままでの需要と供給という経済原則がこれで相当ゆがめられるのではないかとすら思える節もあるわけであります。たとえば、私た...全文を見る
○貝沼委員 以上で終わります。