貝沼次郎

かいぬまじろう



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貝沼次郎の1971年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月20日第65回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
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○貝沼委員 私も、低気圧による島根、鳥取、また北陸方面のこの災害について、これから質問をいたします。  質問に先立ちまして、今回おなくなりになった方々に対しましては、衷心より哀悼の意を表するものであります。なお、被害にあった方々に対しましては、心からお見舞いを申し上げるものであ...全文を見る
○貝沼委員 いまの副長官の答弁によりまして、私は、積極的に進むと思うのでありますけれども、進む進むというだけで進まないのではこれはいけませんので、本格的にこれは取っ組んでもらいたい。  今回、私は、ちょうどこの災害が起きたときはたまたま島根に行っておりましたので、災害の状況はよ...全文を見る
○貝沼委員 そんなことではどうしようもないですよ。そんな分析のしかたでこの災害の対処をされようと思うならば、何にもできない、そんなことでは。風の方向が変わったから災害が起きました、そんなことが一体どこの国に通るのですか。ぼくは、そういう答弁に対しては非常に憤りを感ずるのです。何の...全文を見る
○貝沼委員 その答弁がはたしてどれだけ実行に移されるか、私は、この災害特別委員会にいる限り、じっと見てまいりたいと思います。そのたびにあなたの答弁を伺いたいと思います。  さらに、時間もあまりかかってもいけませんので、具体的な問題に入ってまいりますが、この災害の根本的な問題とい...全文を見る
○貝沼委員 ただいまの答弁で、大工が不足しておる。やられた船に対して、大工は何人おりますか、数字を出してください。
○貝沼委員 だから、そんな態度だからだめだというのです。船を直します、大工何人ですか、わかりません、それじゃどうしようもないじゃないですか。だれが直すんですか。直す以上は、何人の手で、何日かかる、そうすれば、その間漁民は生活ができない、その間生活をどうするか、それに対してどう考え...全文を見る
○貝沼委員 ただいまの報告でも、この保険の加入率というものが非常に低い。このことはまた災害の深刻さを増しておる、こういうふうに私は思うのです。そこで、漁船損害補償法百十二条によりますと、組合員の三分の二の人が議決をした場合には全員がそれに入る、こういうふうになっているということを...全文を見る
○貝沼委員 先ほども話が出ていたと思うのでありますが、船を失った人の中に、新しい船を失った人、あるいは古い船を失った人、いろいろあるわけでありますけれども、新造したばかりの船を失った人は、そのお金が払えないうちに、償還できないうらに実はなくなっている。また借金をしてつくらなければ...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一つ、漁船関係でありますが、現在漁港で登録されていない漁港があるわけです。漁港というのかどうか、それも問題でありますけれども、そういうところにあった漁船、これに対しても同じように対策を考えられますか。その点を一言伺っておきたいと思います。
○貝沼委員 それでは、漁船関係はまだまだたくさんありますけれども、ひとつよく実態というものを見、それからまた現地の人の言うことを聞いて対処していただきたいと思います。  さらに、港湾関係でありますが、地元の人たちの話を聞きますと、港湾に対するいろいろな改良整備の五カ年計画、こう...全文を見る
○貝沼委員 次に、漁港の問題でありますが、漁港は水産庁関係ですね。この漁港が、漁民の声を無視したものがいろいろつくられておるということであります。たとえば島根県の多伎町ですね、これは西と東とあるのですが、西のほうですね。川口のところが漁船が入るようになっておりますが、ここのところ...全文を見る
○貝沼委員 制度はそのようになっております。だけど、声はそうだということを私は言っているわけであります。やはり納得のいくようなことをしていかなければならない。意見を聞いてつくったのだということだけではなしに、こうなりますよということで相手の納得がなければ、これはまずいと思うから、...全文を見る
○貝沼委員 そういう調子なんです。私は何も、それを聞きたくて聞いているわけじゃない。そういう漁民の生活というものを実際見ないで——対策対策と言うけれども、実際こまめに見てないということなんです。これじゃ幾ら方法論ばかり言ったって、どうしようもない。もうちょっと正確に調べてもらいた...全文を見る
○貝沼委員 私は、これはある年配の方に聞いたのでありますが、この山陰方面には、大正年代にこういう災害があったそうであります。同じ正月のころあったそうであります。したがって、非常に珍しいというけれども、実は珍しさが、大正ですから何年もあまりたってないわけです。レーダーを基礎として出...全文を見る
○貝沼委員 そこで気象庁、それだけやれば今度は当たりますか。その点伺っておきたい。
○貝沼委員 現在調べているところでは、その確率は何%になっておりますか。
○貝沼委員 最後に私は、この災害に対してちょっと付随した現象が二、三ありましたので、これを申し上げて、そして通産省からは一言だけ答弁をいただきまして、大体終わりに持っていきたいと思いますが、通産省来ていますか。——では、総理府でもけっこうであります。公害対策のほうは総理府も関係が...全文を見る
○貝沼委員 私、これでやめようと思ったのですが、きのう私は全部教えてあるのです。ですから、おそらく知っていると思うのです。鉄船などというのは、全部取らなければ困るのです。これは水産庁のほうはよく知っていると思いますけれども、公害のほうからやらなければならないことは、公害国会ではっ...全文を見る
○貝沼委員 いまいろいろとこまかいことばかり申し上げましたけれども、私は、これは決して山陰あるいは北陸だけの問題として扱ったわけではありません。これは日本全体の低所得者、あるいは漁民、農民、こういう人に対する共通の、遭遇し得るような条件を幾つか備えておりますので、いろいろと具体的...全文を見る
02月05日第65回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○貝沼委員 午前中の審議におきましていろいろ根本的な問題が出ておりますが、私は証券取引法の一部を改正する法律案の審議をいたしたいと思います。  初めに、午前中の最後のところで、答申をそのまま入れて今度の改正を行なっていくというふうな答弁がありましたけれども、今度の取引法の改正と...全文を見る
○貝沼委員 その場合にちょっと伺っておきたいのですが、いままでの届け出だけでも数は少ないようでありますけれども、今度記載をするとなった場合、会社側がそれを非常に喜ぶでしょうか、それともいやだと思うでしょうか。その辺の見解はいかがですか。
○貝沼委員 いまよく聞こえなかったのでありますけれども、いままでも届け出をやってきたわけでありますけれども、届け出は現在まで大体何件くらいありますか。
○貝沼委員 要するに、届け出をしていても、この日本の歴史において二件しかない、こういうことなんですね。ところが、それを届け出ではなしに今度は記載をするわけですね。そして縦覧するわけですね。そうすると投資家がそれを直接見ることができる。こういうわけでは、確かに投資家の保護という立場...全文を見る
○貝沼委員 いままで届け出が二件しかないということでありますけれども、この二件ということは、届け出のあったものしか絶対にないということは断言できますか。それとも、それに幾らか疑わしいものがあったのではないかというふうな懸念はございませんか。
○貝沼委員 当局としてはないといわざるを得ないと私は思いますけれども、しかしいろいろな面で新聞をにぎわしております。それについても相当の調査をしたと思います。しかし、そういうような問題を起こしていること自体、私はやはり、これは実際はわからないけれども、あり得るのじゃないかという気...全文を見る
○貝沼委員 相場監視の体制ということばがございましたけれども、具体的にもう少し御説明願いたいと思います。
○貝沼委員 証券局長がお見えになりましたので、実はこれは朝日新聞の記事でありますが、有名な三光汽船の関係であります。この記事を読みますと、このときに「当の三光汽関係者は、うわさのタネにされるのは迷惑千万といった表情。」であった。そこで「「世界的な海運市況の堅調で、今九月期は予想を...全文を見る
○貝沼委員 私もおそらくそうだとは思うのです。しかしながら新聞に「笑い飛ばす」というふうに書かれるということは、事実そう言っていなくてもそういうふうに受け取られるだけの雰囲気があるということは、私は証券局としては、しかも局長としては反省をする必要があると思います。  なぜ私がこ...全文を見る
○貝沼委員 これは私一人で考えたのではなくて、ある証券会社の人の意見を実は聞いたわけであります。そのときに、要するに何か問題が起きなければこれは露見しないわけでありますから、一々そういうことを書きたがる人なんかおろうはずがない、こういうふうな意見を言った人がおりましたので、これは...全文を見る
○貝沼委員 会社と証券会社の関係であります。  それから今度は、この証券会社が、ただいま局長にいろいろと話ししていただきましたが、確かにこれはまだまだ弱い立場にある。と同時に、それに反して強い立場にあるのが実は銀行であります。現在の日本の株式会社の自己資本などを見ましても、私が...全文を見る
○貝沼委員 証券局は直接の監視をする立場でありますから、しっかりと、証券会社がそういう不当な圧迫を受けないように、またつぶれたり何かして投資家に対して迷惑をかけないように、十分注意していただきたいと思います。  私はこういうような根本的な問題は、これは自己資本というふうなところ...全文を見る
○貝沼委員 政務次官にちょっと伺っておきたいのですが、いま申し上げましたように、根本的にはこういう銀行過保護の政策によるんじゃないか。したがって、これはある程度考えなければいけない。こう思うのです。すべてがすべて悪いというわけではありませんけれども、投資家保護という立場から考える...全文を見る
○貝沼委員 証券局長に伺います。この時価発行をする場合に、大きく分けて四種類くらい、いろいろなやり方があるわけでありますけれども、西独方式というのがわりと安全なのではないか。これは発行する人の自由でありますからどうすることもできませんけれども、私はやはり西独方式くらいのところまで...全文を見る
○貝沼委員 さらに、時価発行に対してこういう意見がございます。それは、時価発行は投資家を犠牲にして企業と証券会社が得をする結果になりかねない、ずいぶん大胆な言い方ですけれども、こう言い切っておる人もおります。したがって、発行価額は額面と時価の中間以下とし、プレミアムの還元の具体的...全文を見る
○貝沼委員 もう一点。それは証券会社の寡占状態、これと会社との関係になるわけでありますが、この関係では、先ほど局長からも、証券会社が御用聞きみたいな——まあ、ことばはよくないけれども、ということでしたが、そういう面があるわけですね。これを救うために具体的にはどういう方法をとるのか...全文を見る
○貝沼委員 時価発行の問題はそれくらいで……。  次に、この二十一条に損害賠償の問題がございます。実際に粉飾決算が起こった場合——これは防止しなければならないわけでありますが、実際に起こった場合、損害賠償を請求する。そういう場合、一体どういう基準のもとにそれを計算するのかという...全文を見る
○貝沼委員 均分が原則ですね。それはわかりました。  それで、この損害額の推定ですね。これはいま簡単におっしゃいましたけれども、実際の問題はそう簡単じゃないと思うのです。いろいろな場合が起こり得るのじゃないかと思うのですが、これはここのところで非常にややこしい問題をこれから起こ...全文を見る
○貝沼委員 いまの説明を聞きまして、確かにそれは私はむずかしいと思います。実際、きょう、あす、あさってと、時々刻々これは値段が変わっているのであって、ほんとうならばこれは全部分析しなければなりませんね。しかしながらそんなこともとてもできないというようなことで、いろいろとその場合に...全文を見る
○貝沼委員 この分離は私もどうしても必要だと思います。しかしながら、分離しても、もともと同じであったというつながりがあればこれは何にもならないのであって、その辺もよく注意をして進めていただきたい。  さらに、非常にこまかい問題になりますが、公認会計士の報酬の面であります。これは...全文を見る
○貝沼委員 それで、自分が報酬をもらう会社の監査をするわけですね。これはそう悪い公認会計士が多いわけではありませんから、私は一がいに言うことはできないと思いますけれども、しかし第三者からながめた場合、自分が報酬をいただきながらそれを監査をするということは、何となくそこに疑問を持た...全文を見る
○貝沼委員 そういう答えをされると私は聞きたくなるわけでありますが、それでは現在まで公認会計士で問題になったのは何件ございますか。
○貝沼委員 これは少ないとはいえませんね。したがって、先ほどの答弁は実情にそぐわないと思うのですね。これは十分考える余地を与える資料だと私は思うのです。しかもこれはわかったのだけです。わからないのは法律では罪になっていないのです。交通事故でもとにかくつかまったのが罰金を払うことに...全文を見る
○貝沼委員 私は何も公認会計士が非常にあぶないものであるとか、これは性悪説だとか、そういうようなものではなしに、これはあれだけの国家試験を通ってきている人であるし、やはり信用しなければならないと思うのです。しかしあくまでも人間ですから、相手がまた金のことでもあるので、ややもすると...全文を見る
02月12日第65回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○貝沼委員 まず、質問に入る前に、先日アメリカのロサンゼルスにおきまして災害にあわれた方に対して、心からのお見舞いを申し上げるものであります。  さて、ただいままでたくさんの非常に大事な御意見、あるいはいままでの結果等の報告等がありまして、非常に参考になったわけでありますが、私...全文を見る
○貝沼委員 それから、もう一点は予知の問題でありますが、これは萩原先生にお伺いしたいわけであります。  予知がたとえばできたといたします。そうして、何年後においてここには地震が起こる、こういうことがわかった場合に、たとえば東京の場合、何年先のことであるならば、その災害に対処する...全文を見る
○貝沼委員 実は私も、その点が非常に心配なわけであります。たとえば天気予報であるならば、明日は雨です、そして雨は降らなかった、こういう場合は、かさを持って帰ればいいわけでありますから、これはたいした問題になりません。しかしながら、地震の場合は、何年後において地震が起こる、こういう...全文を見る
○貝沼委員 私も、やはりある程度のことは前に発表しておかないと、ほんとうにその気にならな いし、また、これは必要だと思うのです。いろいろな地震の記事等が最近出ておりますので、国会においても真剣に取り扱うようになってくると思うのです。また、実際に地震が起こって、それに対していろい...全文を見る
○貝沼委員 私も、このロサンゼルスの調査というのは、非常にわが国にとって大事なことだと思うのです。したがって、先ほども社会党のほうから、当然これは国としても手を打つべきである、こういうふうな意味のお話もありましたが、私も、これは当委員会といたしましても、強力にそれを推進するように...全文を見る
○貝沼委員 外から倒れてきたものに対してもだいじょうぶでございますか。もう一回お願いいたします。
○貝沼委員 時間が参りましたので、一言だけ河角先生にお伺いいたしますが、現在東京の場合に新しい建築物あるいは古い建築物、いろいろ雑居しておるわけでございますが、私は、あとにできたものほど、地震についてはいろいろ考えているのではないかと思うのです。そうすると、先にできているものがい...全文を見る
○貝沼委員 質問は以上で終わりますが、いずれにいたしましても、地震の問題とかこういう問題は、非常にはなばなしい、また、非常にはでな仕事ではございません。非常にじみな、しかしながらそれは非常に大事な問題である、こう私は思うのです。  私も、自然科学あるいは基礎研究という問題につき...全文を見る
02月18日第65回国会 衆議院 本会議 第8号
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○貝沼次郎君 私は、公明党を代表して、ただいま趣旨説明のありました所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、問題点を提起し、政府の税制に対する基本的見解について、総理並びに関係大臣に対し若干の質問をいたすもの...全文を見る
02月19日第65回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○貝沼分科員 最近日本の工業力の発達に伴いまして、各所に石油コンビナートなどがたくさんつくられているわけであります。これも先日行なわれた公害の問題についてはまた大きな役割りも果たしているわけでありますが、一方、私たちの生活に必要な製品をつくっているということもまた事実でございます...全文を見る
○貝沼分科員 詳しいことは後日でもけっこうですけれども、特に大きなものといわれるものはどの辺にございますか。
○貝沼分科員 実は先般、私も瀬戸内海沿岸のコンビナートを見てまいりました。特に水島などは新しいコンビナートでありますけれども、そのわりに防災関係がないのではないか。ただいま答弁がありましたように、このコンビナートは私がちょっと調べたところでも何千億という大きな日本の財産です。この...全文を見る
○貝沼分科員 まだまだ弱いというけれども、弱いといってもいろいろあるのです。ちょっと足りないとか、いろいろあるわけですけれども、これはちょっと足りない程度じゃない。ものすごく足りない。いわばほとんどないといっていいくらいなんです。そういってもまずいので、たとえば水島、あるいは岩国...全文を見る
○貝沼分科員 それであの水島の港湾に出入りする船、これは年間どれくらいございますか。
○貝沼分科員 五万二千も出入りしているわけです。それで五隻ぐらいの消火艇で、体制があると言えるのでしょうか。私はこれではどうしようもないんじゃないかと思うのです。これでどの程度のことができるとお考えですか。
○貝沼分科員 したがって、先ほど足りないという、防災は完備していないというお話でありますけれども、これは少々足りないということじゃないのです。あれだけ大きな工場が立ち並んでおりながら、しかもその工場が何かあった場合に引火する、爆発をする。そうするとガスタンクあるいは石油に燃え移っ...全文を見る
○貝沼分科員 財政的な補助という話がありましたけれども、これもことばだけじゃなく、率をうんとふやしてやらないとだめだと思うのです。よく政府の答弁は、ちゃんと単語はあるのですね、しかしながら実質等は伴っていない。それで一般から批判を受けられるわけです。したがって、ちゃんと満足のいく...全文を見る
○貝沼分科員 結論的には消防艇はこれから配置するのでしょうか、その点をお伺いします。
○貝沼分科員 くどいようでありますけれども、要するに長官のお話の内容から、当時その話を聞いた人は当然来るものだと思い込んでおるわけです。ところがその後いろいろ事情がおありだったのだと思いますけれども、五カ年計画だとかいろいろおっしゃっておる。そこでこれはひょっとするとかつがれたん...全文を見る
○貝沼分科員 先ほど「ていむず丸」の事件から非常にたいへんだというお話をしたわけでありますけれども、これはほんとうはまだまだたいへんな部類にはほど遠いのです。というのは、この「ていむず丸」は、有名なことでありますけれども、石油は積んでいなかったわけですね。おろしたあとであった。あ...全文を見る
○貝沼分科員 時間がどんどんたっておりますので、次の問題に移りますが、これはいまの話は、港の中でたとえば船が燃えた場合ですね。ところが爆発をする場合もある。この場合は陸にまで影響が及んでくる。それで燃えているような場合には、タグボートでもって引っぱり出すわけですね。ところがこのタ...全文を見る
○貝沼分科員 時間がなくなってしまいましたので急ぎますが、消防庁のほうにちょっとお伺いいたします。  コンビナートの場合は大体あるのではないかと思うのでありますが、たとえばポリエチレンであるとかあるいはポリプロピレンとか合成ゴムとか、合成洗剤、こういうものを合成するときのキャタ...全文を見る
○貝沼分科員 特殊の方法で講じているというのですが、要するに安全ですか。その点だけをお伺いします。
○貝沼分科員 基準においてはということがありますので引っかかりますけれども、規制はそれでは妥当だとお考えですか。
○貝沼分科員 次に、昭和三十九年に新潟地震で昭和石油が燃えた事件があったわけでありますが、これはもう皆さん御存じのとおりでありますが、そのときに——消火剤の備蓄の問題なんです。消火剤が百四十キロリットル要したと私は聞いております。ところが、現在、こういう水島あたりのコンビナートに...全文を見る
○貝沼分科員 そうすると二百キロリットルありませんね。ところが新潟の場合は、これは昭和石油一つだけです。コンビナートはたくさんあるのです。そうすると、この消火剤の備蓄の問題も、これは備蓄してありますということばにはなりますけれども、結局は足りない。こういうようなところから、私は、...全文を見る
○貝沼分科員 時間が参りましたので、最後に総理府からお答え願いたいのでありますが、要するに災害の問題あるいは防災の問題というのは、一つの問題を取り上げてもあらゆるところに当たっているわけであります。その関係で、災害が起こった場合には、なかなかこれが処置できないと同時に、またそれを...全文を見る
○貝沼分科員 以上で終わります。
02月20日第65回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第2号
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○貝沼委員 私は、これから原油値上げの問題それから、ただいまも議論のありました管理価格の問題、場合によっては物価指数の問題にも言及したいと思いますが一これは、これからの日本の経済というものを考えて、やはり私たちは前向きの姿勢で真剣に取り組まなければならない。ことに、今回の物価の上...全文を見る
○貝沼委員 経企庁長官、物価指数のほうは計算されたことはありませんか、仮定のもとにおいて。
○貝沼委員 通産大臣にお伺いいたしますが、この原油を材料としてつくられている製品、これは非常に多いわけであります。     〔委員長退席、武部委員長代理着席〕 そして、もしもその消費者にどんどん値上がりが転嫁されるとするならば大きな影響があるわけでありますが、おもな製品をあげ...全文を見る
○貝沼委員 通産大臣ははっきりおっしゃらないけれども、おっしゃらないなら私が申し上げたいと思うのです。  実は、ただいまお話がありましたように、原油を材料とするものは、たとえばガソリン、あるいは軽油、あるいは灯油、それからナフサとか重油A、B、Cがあるわけであります、大まかなと...全文を見る
○貝沼委員 この中でも、いま電力ははっきりおっしゃいました。これは、私はデータを調べてみましてわかったのですが、たとえば、去年の十一月値上がりをしておりますね、そのときには何が上がっているかというと、ガソリン、灯油、軽油なんですね。重油は上がってないです。ところが、電力会社という...全文を見る
○貝沼委員 通産大臣、圧力の弱いところが値上がりしてもかまわないというふうな態度は、私は問題だと思うのですよ。これは、たとえば電力会社のように大きなバックを持っているものは値上げしなくても、消費者一人一人が黙っているようなところは値上げしてもかまわないみたいに聞こえるわけです、い...全文を見る
○貝沼委員 通産大臣が反対だということですから、私はさぞかしがんばっていただけると思うのですが、経企庁長官、ただいま通産大臣と議論をいたしましたように、このように重大な問題なんです。物価大臣といわれる経企庁長官は、これに対してどう対処されるお考えですか。
○貝沼委員 経企庁長官は総論的なお話をなされましたけれども、具体的に、たとえばガソリンが上がる。そうすると自動車の料金が上がる。あるいは軽油が上がってまいりますと、トラック、バス等の運賃が上がってまいります。そうすると運送費に影響してくるというようなことですね。あらゆることにそれ...全文を見る
○貝沼委員 それでは、絶対に値段は上がらないとお考えですか。
○貝沼委員 それで、先ほど通産大臣並びに経企庁長官から、いわゆる国際資本に対する業界の働きかけ、これを強力にしなければならないというようなお話もありましたけれども、先般の新聞等を見ますと、通産大臣のお考えのようでありますが、政府がこの交渉に乗り出さなければならないというふうな意味...全文を見る
○貝沼委員 先日の新聞によりますと、たとえばただいま通産大臣がおっしゃったことと、それからさらに、このため政府としても業界に強く支援する考えであり、そのため具体的対策を用意している、そうして、政府がやはりその国際資本の国に対して働きかけるというふうな意味にとれるような部分があった...全文を見る
○貝沼委員 通産大臣、それならば、これは現在、業界だけで大臣の思うようなことが実現できると思いますか。
○貝沼委員 そこで、大蔵大臣にお伺いしたいのですけれども、いま業界が国際資本と交渉をしておるわけでありますが、これがうまくいけばいいと思うのですね。何も値上がりしたからといって、われわれのところにそういうものを転嫁するという考え、これは私は非常によくないと思うのですね。やはり国際...全文を見る
○貝沼委員 私は、賛成とか反対とか言っているのではなくて、大臣のお考えを聞いたわけであります。  先ほどちょっと議員のほうからも声がありましたので、誤解があるといけないので私は一言申し上げておきますけれども、いまの質問をしたからといって、私は、何も国際資本に対する働きかけを弱い...全文を見る
○貝沼委員 それでは、国際資本に対して一〇〇%の吸収をぜひともさせるように、ひとつがんばっていただきたいと思います。  さらに、そう言ってしまえば、もう身もふたもないわけでありますけれども、実は、やはり巷間においてはいろいろな報道があるために、ひょっとすると上がるんではないか、...全文を見る
○貝沼委員 そこで、これはちょっと話は変わってまいりますけれども、たとえば去年の十一月ごろ灯油の値上がりが、あるいはガソリンの値上がりがあったわけでありますけれども、このときのガソリンの値上がり状況を見ますと、これは別々に上がったのかどうかということが、非常に判断に苦しむような結...全文を見る
○貝沼委員 この当時の値上がりは、いろいろなところを聞いてみますと、大体同じような時期に上がっているようであります。こういうような場合、非常に寡占化された業界でもあるし、また、だからといってカルテルかどうかということも、これはわからないわけでありますけれども、非常に何か、そういう...全文を見る
○貝沼委員 そこで、私は、このような値上げ方というのは、これから非常に問題があるんじゃないかと思うのですね、何もこの石油にかかわらず。  そこで、これから管理価格の問題について、実は幾らか議論をしてみたいと思うのでありますが、その前に、この石油の問題には、ひとつ各大臣ともしっか...全文を見る
○貝沼委員 実はこの予算委員会のときのものには、非常に独占状態であり寡占状態である、これが一つの問題ですね。さらに今度は、下方硬直性がある。下のほうに下がらない。さらに両者の因果関係ということがあるわけであります。ところが、きょうのはこの因果関係がない。私は実はこの因果関係が問題...全文を見る
○貝沼委員 公取にお伺いします。因果関係ということでありますけれども、この因果を立証するのは公取だと思うのですが、間違いありませんか。
○貝沼委員 それで、この因果関係を公取がやる場合、先ほども議論がありましたけれども、現在の陣容ではたしてできるのかどうか。たくさんの取引があるわけでありますけれども、その因果関係を一つ一つ究明できるのかどうか、この辺の能力の問題につきまして、公取委員長、お願いいたします。
○貝沼委員 さらに公取委員長にお伺いいたしますが、要するに、これは能力の点で限度があるということですね。  次に、管理価格は物価対策上どういう欠陥があるのか。害の点ですね、この点をお願いいたします。
○貝沼委員 そこで公取委員長、この管理価格に対して、現在の独禁法ではどこまで有効なのかという問題でありますけれども、たとえばやみカルテルに対しては、これは取り締まる方法はないわけですね。それについてお答え願います。
○貝沼委員 それで、要するに寡占企業が、たとえば独禁法ができた時代と現在とを比べてみて、非常に経済状態が違うために、この独禁法の問題が実は議論されるようになってきておると思うのです。そこで、寡占企業というものがあまり存在しないときであるならば、これは問題はありません。しかしながら...全文を見る
○貝沼委員 次に、独禁法の第十五条にあるいわゆる合併制限の問題でありますけれども、先ほども話がありましたように、この合併の問題は、いままであまりなされていないのじゃないか、そうしてないのじゃないか、こう思います。たとえば新日鉄の場合なども実は明らかであったと思うのでありますが、実...全文を見る
○貝沼委員 実は合併制限の十五条がありますが、実際には合併制限が行なわれていないということですね。今後は、これがほんとうにできるのかどうか、その辺の見通しなんです。
○貝沼委員 しかし、現実になされていないところを見ると、私は、非常にこれは無理なんじゃないか。さらにまた、去年来、たとえばビールの値上げだけをとりましても、これはたった四社しかないのだし、また同じ金額も上がるわけだし、だれが見ても、これは管理価格の疑いがあったわけでありますね。と...全文を見る
○貝沼委員 いま挙証責任という話がありましたので、この挙証責任は、たとえばビールの場合に例をとりますと、四社が談合したその証拠がない、そういう場合に、たとえばこれは共同してやったんじゃないかという疑いが持たれた場合に、公取が証明をするのではなくて、私たちは相談をして値上げしたので...全文を見る
○貝沼委員 まあむずかしいけれども、しかし、そういうふうにでもしなければ、これは公取としても非常にお困りになるのじゃないかと思うんですね。三人や四人で話し合ってさっと上げられるでしょう。証拠といったって、証拠主義でいって、証拠がないから、みすみすながめながら黙っていなければいけな...全文を見る
○貝沼委員 さらに、独禁懇の資料を見てまいりますと、たとえば価格監視機構というふうなものも話の中に出ておるようでありますけれども、こういうものをもし設けるというふうに考えるとするならば、これは現行法でできるのですか。それとも、これは独禁法を改正しなければならないのですか。また、改...全文を見る
○貝沼委員 さらに、十二日の公聴会では、やはりこの問題に触れまして、企業への立ち入り検査権をも持たせて、経理内容を調査せよという意見もあったのでありますけれども、この見解については、公取委員長どのようにお考えでしょうか。
○貝沼委員 いままでずっと、いろいろな場合について公取委員長にお伺いをしてきたわけでありますけれども、しかしながら、現在の独禁法では、たとえば先ほど例に出しましたビールの例によりましてもおわかりのように、結局つかまらないわけですね。すぐそこに見えるような感じのものですら、みすみす...全文を見る
○貝沼委員 企画庁長官、長官の決意はいかがでしょうか。
○貝沼委員 以上です。
02月25日第65回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第6号
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○貝沼分科員 私は、今日巷間においてずいぶん興味を引かれております特恵関税の問題、並びにその特恵関税によってかなりの影響があると思われますのでその影響、そしてその対策、この三点についてお伺いしたいと思います。  初めに、わが国が発展途上国に対しましていろいろの特恵供与をやってお...全文を見る
○貝沼分科員 この特恵の受益国の選定によって、ずいぶん影響のしかたが違ってくるのではないかと思うのでありますけれども、この指定は全部終わったのでしょうか。
○貝沼分科員 まあそのあとでといえば、それははっきりするのは、そのあとでもけっこうなんでございますけれども、たとえば一つの方法として、一番現在影響を受けそうだといわれておるような、たとえば香港であるとか、あるいはガット三十五条による援用国の問題、それからさらに中国に対してはどうい...全文を見る
○貝沼分科員 大体考えはわかりました。  それから、この特恵が行なわれた場合にはいろいろな影響が考えられる、それについては別の法案という話がさっき大臣からありましたけれども、私、あの法案の一部を少し見まして、転業する場合はこれはちゃんときめてあるようでありますけれども、たとえば...全文を見る
○貝沼分科員 それから、ことしはいよいよ米国が発展途上国に対しまして特恵供与を行なう、こういう話がもっぱらであります。これは、いつになるかということはまだはっきりしていないようでありますけれども……。そこで米国が発展途上国に対して特恵供与を行なうために、その発展途上国から米国へ入...全文を見る
○貝沼分科員 この影響の度合いでありますけれども、確かにこれは現在まだ起こったわけではありませんので、計算は非常にむずかしいと思います。と同時に、この特恵の影響というものがかなりいわれている関係上、中小企業がたとえば近代化をしようというような場合においても、たとえば金を貸してくれ...全文を見る
○貝沼分科員 その法案の内容はまた後ほどその委員会におきまして、いろいろ問題点もあるようでありますから検討しなければならないと思いますが、たとえば近代化促進法による援助のしかた、これには第三条の第一項ですか、業種の指定というのがたしかあったと思うのですが、この中にたとえばプラスチ...全文を見る
○貝沼分科員 最後に伺っておきたいのですけれども、アメリカの特恵供与によって日本のこういう中小企業のいわゆる雑貨を中心とする商品が市場において非常に圧迫を受けた、こういうときに日本の業者として非常に困ることはいままでお話ししたとおりでありますけれども、その場合政府としては、たとえ...全文を見る
○貝沼分科員 終わります。
03月02日第65回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○貝沼委員 入場税とそれから相続税、贈与税、それについて基礎的なことを質問いたします。  初めに入場税の問題でありますが、入場税がわが国で採用されてからいろんな歴史をたどっていると思うわけであります。私が調べた範囲では、たとえば昭和十三年ごろからずっとあるようでありますが、二十...全文を見る
○貝沼委員 結局入場税をつくった時点と現在とは入場税に対する考え方というものが変わってきたということになるわけでございますね。それで、この入場税が変わったとはいうものの、変わったという正式な表明はいままでなさったことございますか。
○貝沼委員 それから、この答申の資料だと思いますが、昭和十三年の四月にたしか二十三銭という免税点ですね。そうして現在は三十円、それから今度はいよいよ百円に免税点を上げるという法律でありますが、この場合昭和十三年ごろとそれから昭和四十五年ないしは六年、この時期の物価の上昇あるいは当...全文を見る
○貝沼委員 物価指数だけでなく、当時の入場券の金額、それに対して二十三銭という割合と現在のものとの割合ですね、この辺はどういうふうにお考えかということが一つです。  それから、物価の上昇の場合、物価指数だけでなく、たとえば米の値段等を基準にした場合、それはどうなるか、その点は計...全文を見る
○貝沼委員 私はこういう資料を云々するのは、やはり現在の免税点というのは非常に低いと思うのです。実際、たとえば映画館とかこういうところは、現在非常に人が入っておりません。主税局長が最近映画を見られたかどうかわかりませんけれども、当時の映画を見る人と現在映画を見る人というのは全然違...全文を見る
○貝沼委員 それからさらに、入場税というものは、諸外国においてはいろいろ問題があると思うのです。私がちょっと見たところでは、たとえばアメリカは州でやっているところもあるようでありますけれども、アメリカ自体としてはやっていない。それから英国なども実は廃止しているようでありますが、そ...全文を見る
○貝沼委員 確認ですけれども、アングロ系は直接税が中心であるから採用はしていないということですか。
○貝沼委員 そうするとわが国の場合は直接税中心でございますね。この点はどういうふうに考えますか。
○貝沼委員 そうしますと、主税局長は、将来直接税を中心とするか、それとも間接税移行の方面にいくかというその思惑の中で、この入場税の考え方もいろいろ変わってくるというふうな意味にも私は聞こえるわけでありますが、入場税を将来、たとえば、現在直接税中心的に見えるわけでありますから、入場...全文を見る
○貝沼委員 この入場税の昭和四十五年度の見込みですけれども、これはたしか百四十一億八千九百万円くらいだと思いますが、これは国税の大体〇・二%くらい。そうするとこの税金は、たとえば徴税上どうしても必要だというほどのウエートは私はないのではないかと思うのですね。〇・二%程度ですから。...全文を見る
○貝沼委員 しかしながら、入場税の免税点引き上げという問題は大衆の声であります。よくその点は御認識をいただきたいと思います。さらに、相続税、贈与税の問題でありますが、現在の民法において、夫婦の問題は非常に微妙な段階になっておりますが、これは新聞等においても、だいぶ検討されていると...全文を見る
○貝沼委員 二年や三年では譲れないという話でありましたけれども、これはぼくはそんなことないと思うのです。いつ譲らなければならないか、こういうことは実際個人的な人の関係でありまして、これは譲れないだろうとかそういう憶測は私は当たらないのではないかと思うのです。それならば主税局といた...全文を見る
○貝沼委員 私の言っておることも、何もそう御主人が持っておったものをすぐ分けてあげる、それだけの単純なことを言っておるわけではないのです。しかし、現在の社会情勢で、一日二日でどれだけの財産ができるか、これも予測できないのです。昔のように二十年間働かなければできないという確証もない...全文を見る
○貝沼委員 私もそう思いますけれども、大蔵省は事ごとに外国の例を出しますのでこの際出しておいたほうがいいと思いまして出したわけであります。  それから次に基礎控除の問題で、四百万円、これは思いついたようにぽんと上がっているわけですけれども、物価のほうあるいは地代、こういうものは...全文を見る
○貝沼委員 確かに税法自体はある人には得であるし、ない人には非常に損になるのが普通でありますけれども、その辺をよく考えて、やはりほんとうに困った人がそういう場合に当たるときもあるわけでありますからその必要があると思うのです。  さらに最後に伺っておきたいと思うのですが、不動産を...全文を見る
○貝沼委員 以上で終わります。
03月17日第65回国会 衆議院 大蔵委員会 第21号
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○貝沼委員 所得税法並びに租税特別措置法につきまして若干の質問をいたします。  初めに今回の所得税の減税につきましてでありますが、たとえばこの減税は大幅なものであるとか、あるいはミニであるとか、あまり意味があるとかないとかいろいろ議論のあるところでありますが、主税当局といたしま...全文を見る
○貝沼委員 必要である、必要でないということは非常に意味が広いと思うのでございますけれども、現在、物価の上昇並びに自然増収が非常にふえておる。こういうようなところから、また国民一人一人の生計という問題から見ましても、非常に苦しい生活をやっておる。こういう場合に、はたして必要なだけ...全文を見る
○貝沼委員 この調査室の資料にも載っているのでありますが、年度ごとに自然増収とそれから減税額を見てみますと、ただいま答弁がありましたように、確かに国税におきましては九・三%、まあ一〇%以内であります。四十五年度は一二・八%、四十四年度が一二・六%というところから比べると、これは非...全文を見る
○貝沼委員 ただいま四十二年から四十五年までを見ると一〇%くらいという話でありましたけれども、これはどうして四十二年からなんですか。四十一年から計算されたらどうなりますか。
○貝沼委員 くどいようですけれども、もう一度。一〇%くらいといっても、四十六年度は九・三%、一%近く低いわけでありますが、たとえば来年度は平均が一〇%くらいと見るならば、さらに減税をするお気持ちがあるのかどうか、その辺を伺っておきたいと思います。
○貝沼委員 さらに、最近の物価の上昇というものは、いままでの各年度の率から見まして急激に上がっております。こういうようなところから考えましても、いままで一〇%程度であるからそれでいいという結論には私はならないと思うのです。巷間の批判等を見ますと、ことしはミニ減税であるというのが圧...全文を見る
○貝沼委員 さらに、納税者数の構成でありますが、納税をしておる中で給与所得者というのは、四十五年度でもけっこうですが、大体何%くらいあるのか。それから農業所得者並びに農業以外の事業をやっておる方、それがどれくらいあるのか。
○貝沼委員 以上の数字から、給与所得者の占める割合というのは非常に大きいということははっきりしていると思うのです。さらに、あまりいいことばではありませんが、サラリーマン等からはクロヨンであるとかいろいろなことが言われているわけであります。農業関係の人から見れば、クロヨンというのは...全文を見る
○貝沼委員 いろいろ説明がありましたが、そこで現在の日本の税制というものが何もサラリーマンを目のかたきにするという税制ではないと私は思うのです。しかしながら不満はサラリーマンのほうにずっと多いわけですね。そこで、どこに問題があるのかいろいろ考えてみまして、サラリーマン課税の制度そ...全文を見る
○貝沼委員 私はこの問題を通して、従来税法の審議が行なわれるたびにいろいろ議論が出ておるわけでありますけれども、議論が主税局の方式と野党の方式といつもぶつからないみたいな、そういうところが感ぜられたわけです。そこでこの際、こういう議論の焦点というものを一応おさらいをしておけば今度...全文を見る
○貝沼委員 その経費が問題なのでありますけれども、あっちこっちの税法の本などを調べてみますと、この経費はすべて自分で自主的に計算して、かかったものはすべて認められる仕組みになっているという、こういう意見のものもかなりあったのですが、この点についてはいかがでしょうか。
○貝沼委員 そこでサラリーマンの場合、特に必要経費というものを考えるならば、給与所得控除というものの中に入るのではないかと思いますが、こういう場合に給与所得控除というのはこれは自主的ではないわけですね。また、自主的でたく、そして天下り的に計算をされておるわけであります。給与所得控...全文を見る
○貝沼委員 現在、必要経費論につきましてはいろいろと新聞等で、いまお話がありましたせびろの話なども訴訟問題として新聞をにぎわしている問題でありますが、この必要経費というのは、先ほど私が言いましたように、サラリーマンの場合は自分で計算するということができないわけですね。その辺が実に...全文を見る
○貝沼委員 実に簡単な答弁でありますけれども、結局この答申でうたっていることが、現在の給与所得控除というもので満足しておるのかどうかということですが、この点はどういう解釈でしょうか。
○貝沼委員 途中飛ばしますが、結局この必要経費という部分もこの中に意味としては入っているわけでありますが、自主計算、自主申告ということを幾らか認めるような方向に将来考える気持ちはないかどうか、この辺はいかがですか。
○貝沼委員 先ほど外国の税法の話が非常に大ざっぱにありましたが、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス各国におきまして、この給与所得控除というものはどういうふうになっているのか、それを説明していただきたい。
○貝沼委員 各国の税法を見ましても、たとえば概算控除とかいろいろあるわけでありますが、やはりその国その国が非常に苦心をして、何とかして公平な税制になるようにという結果であると思うのです。そこでこの必要経費の問題だとえば給与所得控除というものを二つの部分に分けて、そしてその一方に自...全文を見る
○貝沼委員 次に、妻の配偶者控除の問題でございますが、今回は所得限度が十万から十五万に改正をされた。そこで、いままでパートタイムあるいは内職をした場合、非常に議論があったわけであります。ところが現在はこのパートタイム並びに内職の単価というものがずいぶん値上がりをしておるわけであり...全文を見る
○貝沼委員 それは四十四年のデータですね。ことしは四十六年です。そこで二、三職安に当たって聞いてみますと、現在東京で一番安いところは足立区であります。ここで大体一時間百八十円ないしは二百円であります。経理を担当するほうはもっと高くて、二百円ないし二百五十円です。これは東京の都内で...全文を見る
○貝沼委員 何も少ないところを基準にする必要は私はないと思うのです。だからこういうような、最近ずいぶん問題になっておる妻の座というようなところからも、これは非常に甘いという数字も出るわけであります。やはり独身者の場合だって、それはよく調査をしてみればいろいろな問題があると思うので...全文を見る
○貝沼委員 二分二乗方式という、局長が、おそらくそういうことだろうということでいまお話があったわけでありますが、私は、確かに将来は二分二乗方式にいくべきであろうと思います。そこで、大蔵省得意の諸外国の場合でありますけれども、諸外国の場合に、この課税単位というものをどういうふうにと...全文を見る
○貝沼委員 配偶者控除との関係はどうですか。
○貝沼委員 いまの説明からもわかりますように、各国とも二分二乗方式をとっておるところがかなりあるわけですね。英国でも一定のしんしゃくのもとに所得合算方式がとられておるわけでありますが、どうしてわが国だけがこれができないのかということですね。そのできないという理由は、おそらく民法の...全文を見る
○貝沼委員 いまの御説明だと、非常に二分二乗方式は有力な方向だと思うわけでありますが、いままでできなかったというのはどういう理由によるわけですか。
○貝沼委員 しかしながら、新憲法のもとに、日本の国民一人一人というものが、もういま大体日本の国の中堅というのは戦後の人になっておるわけであります。そういうようなところからも、これはやはり二分二乗方式というものは早急に実現する必要があるのではないか、こういうふうに私は考えます。 ...全文を見る
○貝沼委員 確認でありますが、最低生活費には食い込まない、これが大原則でありますね。
○貝沼委員 要するに、課税最低限を議論する一つのエレメントとして最低生活費というものが大きなウエートを占めてくる、これはそれでよろしいわけですね。  それから、そういう考え方からだと思うのですけれども、たとえば最低生活費というものをどうして算定しておるのかということですね。これ...全文を見る
○貝沼委員 そうしますと、今後課税最低限を議論するときは最低生活費というものを基準にして議論をするということでよろしいわけですか。
○貝沼委員 といいますのは、私は去年皆さんの議論をずうっと聞いておったわけでありますが、片っ方は生計費で、これはあまりにも安いというわけですね。ところが諸外国の関係並びに貯蓄がどうであるとかいうようなことを例に出されて、そして大体平行線をたどってぶつからないというのが現状であった...全文を見る
○貝沼委員 この課税最低限というのが非常にみんなの関心の高いところなんですね。ところがそれがきまってくる一つのメカニズムですね、このところがどうもはっきりしないんです。私は、もしできるならば現在の税制の課税最低限のこの金額がどういう理論的な根拠のもとに出てきたかということを証明し...全文を見る
○貝沼委員 大体課税最低限のきまってくるところが見当がついてきました。  それから次に特別措置法の問題でお伺いいたしますが、資源開発投資損失準備金というふうに今度は名前が変わったわけであります。その内容として、たとえば原油のほかに非鉄金属、ウランとか、木材とか、原料炭であるとか...全文を見る
○貝沼委員 私は、不明なほどたくさんないと思うのです。せいぜい十社以内だと思うのです。たとえば非金属なんかにしてもですね。その辺を計算に入れないで税制ができてくるというのはどういうことなんですかね。もう一回お願いします。
○貝沼委員 いまプロジェクトということばが出てまいりましたので、あとでまたプロジェクトについてお伺いいたしますが、初めに、この非鉄金属というのは非常に種類が多いわけです。そこで、非鉄金属というのはいろいろあるわけですが、どれを対象にされておるのか。通産省でもどちらでもけっこうです...全文を見る
○貝沼委員 俗語だと言いますけれども、これはいま法律の話をしておるわけであります。そこで法律の中に非鉄金属と一応考える以上、何を対象にしているのか、これははっきりしないと私はおかしいと思うのです。
○貝沼委員 ウランはウランというふうに書いてあるのです。非鉄金属、ウラン、それから木材とか、こういうふうに説明はしてあるのですが、その非鉄金属の内容を聞いておるわけです。
○貝沼委員 それで通産省よろしいですか。私はちょっとおかしいと思う。鉛、亜鉛というのはおそらく中心ではないかと思うのですよ。中心になっているのは銅とかアルミ、ニッケル、あるいはその他もあるでしょうが、大体これらが中心になるのではないか、私はそういう気持ちがするのですけれども、通産...全文を見る
○貝沼委員 アルミはならないのですか。
○貝沼委員 どうも納得いかないのですけれども……。それでは、非鉄金属の中で海外依存をしておるものですね、たとえば銅、鉛、亜鉛、アルミ、ニッケル、鉄鉱石、原料炭、石油あるいはウラン、これらの依存度というのはどれくらいありますか。
○貝沼委員 今度のこの法律の出てきた意味も私はちょっとともう一回聞いておく必要があると思うのですけれども、今回のたとえば原油の問題で日本はずいぶんひどい目にあったわけでありますけれども、この資源開発投資損失準備金としたその理由ですね、これを主税局長からお願いいたします。
○貝沼委員 それはそれでけっこうなんですけれども、内容というものをはっきりした上で、たとえば非鉄金属というのはこれとこれとこれなんだとか、あるいは海外依存度というのはこれくらいであるからそれを開発するために必要なんだとか、そういうことをはっきりしておく必要があると思うのです。それ...全文を見る
○貝沼委員 公害だからよその国でいいということではないのです。これは私はまずいと思うのです。日本の国で公害があるからまずいというのは、よその国でもまずいのですから、そういうことは国際信義上非常によくないと思うのです。さらに、資源の中でも特にエネルギー資源、これが非常に重大な問題だ...全文を見る
○貝沼委員 まあ非常に心配な話ですね。  それで、経済企画庁の新経済社会発展計画によりますと、昭和五十年度においては原子エネルギーの需要というものが二・二%ということになっておりますね。私は、これは間に合うかどうか、非常にふしぎだと思いますね。昭和五十年度においてそれだけ、はた...全文を見る
○貝沼委員 酸化ウランとして出てくるのは五十二年ですね。
○貝沼委員 そうするとこれはちょっと間に合いませんですね。まず五十年には少なくとも間に合わない。そして二・二%というのもちょっと問題があるし、これはどこからかおそらく買うことになると思うのですね。購入ですね。その場合にはどこの国から買うのかという問題が一つあります。それから、はた...全文を見る
○貝沼委員 結局これから考えていくという話であります。ところが制度はいますでにできておる。そこで主税局長にお伺いしたいのでありますが、要するに、内容をはっきりしない制度というのは、私はあまり意味がないんじゃないかと思うんですね。そこでやはりこういう制度が出される前に、今後のことも...全文を見る
03月19日第65回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
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○貝沼委員 初めに高橋参考人にお伺いいたしますが、今年はミニ減税であるといわれておるわけでありますが、こういうミニ減税であるとかないとか、この減税の幅というものを議論する場合には何をもとにして議論するのが正しいと思われるのかということが一点でございます。  それからさらにもう一...全文を見る
○貝沼委員 次に、所得税の課税最低限についてお伺いいたします。  これは東畑先生にお願いいたしますが、現在までいろいろ課税最低限は議論されておるわけでありますが、この課税最低限あるいは各控除ですね、こういうものが決定された裏づけというか、その基準というものはどういうふうに考えら...全文を見る
○貝沼委員 次に、中堅所得層の問題でございますが、非常に税金が高いという声がたくさん出ております。国税庁の広報課で出しております「納税者の声を聞く旬間」パンフレットの中にもその声はかなり出ておるようであります。こういうところから、中堅所得層の累進税率というものをさらに緩和する必要...全文を見る
○貝沼委員 さらに、国税庁の調べによりますと、「納税者の声の内容」のまっ先に、「サラリーマンの減税」ということを望んでおるのが非常に多い数字で載っております。こういうところから、サラリーマン減税というのは確かに大きな問題だと思いますが、このサラリーマンの所得に対して二分二乗方式―...全文を見る
○貝沼委員 その次に、租税特別措置法の問題についてお尋ねいたしますが、現在の租税特別措置法は、税調の答申などによりますと、いつも検討が必要であるということはあるわけでありますけれども、しかしながらその総ワクにおいてはちょっとも減っていない。減らさないみたいな方針のように受け取れる...全文を見る
○貝沼委員 最後に両先生にお伺いしたいのでありますが、この国税庁の調査によりますと、税法とかあるいはそれに類する文書の用語が非常にわかりにくい、これをわかりやすいように何とかできないかという声が圧倒的に多いわけでありますけれども、この辺についての配慮なりあるいは方向なりがありまし...全文を見る
○貝沼委員 以上で終わります。
03月24日第65回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号
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○貝沼委員 私は、個人災害共済制度の問題とそれから防災体制の全般の問題につきまして、二、三の質問をいたしたいと思います。  個人災害共済制度につきましては、先ほど奥田委員のほうから質問がありましたので、その重複するところは省きたいと思います。  そこで、先ほど総理府のほうで発...全文を見る
○貝沼委員 そこで、先日の新聞記事でございますけれども、「四十七年度から個人共済制度」という見出しで実は書いてあるわけですね。これによりますと、中央防災会議が行なった国民のアンケート調査で、おそらく先ほどの報告だと思いますが、七〇%以上がこの制度の発足を希望していたということがわ...全文を見る
○貝沼委員 アンケートをする時点で、そういう目安として一応出したということは、やはりそういったものが今後の一つの考え方の根底にあるというふうに理解してよろしいのですか。
○貝沼委員 この個人災害共済制度というのは、これはアンケートにもあらわれておりますように、非常に多くの人が望んでいることでもありますし、またわが党といたしましても、この案を出しまして、現在検討願っておるわけでありますが、私どももこれを強力に進めてまいらなければならないと思うのです...全文を見る
○貝沼委員 ただいま委員長からお話がありましたけれども、実は、私もこの十二万九千円というのは非常に少ないと思う。少ないなんというものではない。これは普通の人の給料よりまだ少ないぐらいの金額でございますけれども、これで一体何をされるのか、その内訳の概略を説明願いたいと思います。
○貝沼委員 旅費といたしましても、十二万ではこれはどうしようもないですね。何人の人が動くのか、どこへ行くのか。たとえば北海道もあるでしょうし、いろいろあるわけです。あるいは汽車に乗る場合、いろいろあるわけです。これはいずれにしても少ないと思うのです。どういうふうにしてこの旅費をと...全文を見る
○貝沼委員 大体、国会におきまして、努力とか検討とかということが、このごろ多過ぎると思うのですね。したがって、期限をはっきりしてもらいたいと思うのです。いつまで努力する、あるいは、そのときはその結果をちゃんと報告するとか、その期限をお願いいたします。
○貝沼委員 いまの問題は避難の場所と、それから避難の道の問題ですね。ことに橋です。さらにこの地震関係で、まだ防災体制として私は心配なのは、先ほどちょっと言ったわけでありますが、移動人口の問題ですね。これが非常に問題です。東京の人にはいろいろ知識も与え、ある程度の訓練はできるかもし...全文を見る
○貝沼委員 それでは、地震担当の方がい危いようでありますから、この次に詳しくお尋ねいたします。そのかわり、この次のときは、今度は検討とか努力とか、そういうことではなくて、はっきりしたひとつ答弁をお願いいたします。  それでは、次は気象庁のほうにお伺いいたしますが、これも新聞記事...全文を見る
○貝沼委員 確かにいまの理由があったと思います。しかし責任者の話では、「これが十日や二十日の航海なら延長してでも観測を続けたろうが、今度は五十五日間の長い航海だったので延長するわけにもいかなかった。」こういう談話が載っておるわけでありますが、こういうような言い方というのは、私は説...全文を見る
○貝沼委員 消防庁にお尋ねいたしますが、四十四艇、それはわかりました。それで災害は防げますか。
○貝沼委員 その六十四艇はいつごろ完成いたしますか。
○貝沼委員 時間もだいぶたちましたので急ぎますが、いまのは消防艇の具体的な例をあげたわけです。ところが、このほかに実は消火剤の問題もあるわけです。現在コンビナートにある消火剤というのは、はたして一隻を消すだけのものがあるかないかというのは疑問であります。たとえば新潟で石油が燃えた...全文を見る
○貝沼委員 最後に一言だけお伺いいたしますが、防衛庁の方が見えているはずでありますが、たとえば海上の災害あるいは東京の地震の場合ですね、こういうときには具体的な救済の計画、こういうものはかっちりできておるのかどうか、その点を伺います。
○貝沼委員 この計画につきましても、さらに詰めなければならない何点かの問題はありますけれども、きょうはそれは保留いたしまして、以上で質問を終わります。
05月07日第65回国会 衆議院 大蔵委員会 第29号
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○貝沼委員 食糧庁がまだ入っていないそうですので、大蔵省関係からやれということでございます。  政務次官、まっ先にお尋ねいたしますが、この特別会計繰り入れをするということは、端的にいうと私どもの税金を入れるということになるわけであります。私は、現在の政府の農業政策の不備から、そ...全文を見る
○貝沼委員 申しわけないということは、失敗であったということを認めるわけですか、その点お尋ねいたします。
○貝沼委員 率直に申しわけない、率直にいって失敗を認めた、私はそういうふうに解釈をいたします。  そこで、今回の米価のあの問題につきましていろいろと報道がされておるわけでありますが、この新聞報道によりましても、これは五月二日の新聞でありますが、「昭和四十六年産米の生産者米価改定...全文を見る
○貝沼委員 そうしますとこの報道は誤報ですか、その点をお聞きします。
○貝沼委員 いろいろ言い方はあると思いますが、こういう記事を見ますと、国民一般はそう詳しいことを知らないわけでありますから、どうも政府の予算の組み方というものについてやはり心もとない、心配である、そういう感情というものは強く残ると思うのです。これは政治不信にもつながる重大な問題で...全文を見る
○貝沼委員 それでは食糧庁長官にお尋ねいたします。  ただいま大蔵政務次官からも聞いたわけでありますが、この過剰米の処理について一般会計から食管特別会計に繰り入れるということは、結局国民の税金を繰り入れることになるわけでございます。したがって、食糧庁長官としてはこれが当然だと思...全文を見る
○貝沼委員 先日私はある老人と話をしたときに、こういう話をしておりました。戦後、米の足りないときには増産増産といって米をつくらした、そしていまになって米が余るからつくるな、やめろという、こういう政策であるならばこれはだれでもできる、何も頭のいい帝大出身の大臣を頼まなくても、これぐ...全文を見る
○貝沼委員 農林省では食糧庁長官しかいま入っておりませんので、長官にお尋ねしますけれども、こまかいことは大体わかっておりますから、答弁の場合必要ございません。それで結論だけをお願いいたします。  まず第一番目に、食管制度はこれからどうするのか、この点であります。  それから減...全文を見る
○貝沼委員 結局きまってないということですね。今後の問題だということですね。きまってなければ聞いてもしかたないので、それではさらにお尋ねいたしますが、生産量と消費量の関係でありますが、農林省統計調査部の「米の生産の推移」とそれから「米の消費の動向」という表によりますと、米の生産が...全文を見る
○貝沼委員 そうしますと、先ほど、予想外に米ができた、それに比べて消費が減ってきたということでありますけれども、実はその間には四年間の差があるのです。米の専門家が集まって、四年間の差がありながらその方向がわからないということはないと私は思う。ほんとうに日本の農政ということを真剣に...全文を見る
○貝沼委員 政策をつくるためにはある程度の期間の準備が必要であるということだと思いますが、最低何年くらい必要なんですか。私はいままでの農林大臣の任期をずっと調べてみまして、農林大臣が三カ月とか半年とかというのが多いのですよ。ほんとうに政府が農業に力を入れているのであれば、最低一年...全文を見る
○貝沼委員 いろいろ言うことはあると思いますけれども、現実に米が余って農村は非常に苦しんでいる。そして減反をしなさいとかあるいは買い入れ制限をする、物統令は廃止する、いろいろ言っておりますけれども、具体的にそれはどうなるのかというとまだきまっておりませんというのでは、一体米作農家...全文を見る
○貝沼委員 いま言っていることは、いろいろ言えるわけでありますけれども、それならば何年後において日本の農業というものを安定するのか、この見通しについて、きょうの議事録に残しておきたいと思いますが、一言お願いいたします。
○貝沼委員 それでは簡単な問題を二つばかりチェックしたいと思うのでありますが、現在政府は減反を奨励しておりますけれども、減反に見合うものは各地に示しておりますか、これが一つ。  それから転作をさせる場合、その転作をした作物の売り先というものについては政府はどういう態度で臨んでお...全文を見る
○貝沼委員 奨励金をもらうから安心してできるだろうということですけれども、これは、やる人はそうかもしれません。しかしなぜ出さなければならないかというと、農業政策が悪いから出さなければならないんです。それを一々税金から取られたのじゃ国民はたまったものじゃないということです。したがっ...全文を見る
○貝沼委員 ちょっとおかしいですよ、その説明は。これは昭和四十六年度からは輸入しないことになっていますか。そういうことはありませんか。
○貝沼委員 ただいまの食糧庁長官の説明だと、生産が伸びるはずもない、若干の手持ちを持ちたい、こういうことでありますが、ほんとうにそれが根本的な原因であるならば、ことしもあったって私はふしぎではないと思うのです。ところが現実は余っているのでしょう。それが、食糧庁次長の談話が載ってお...全文を見る
○貝沼委員 そこで私は、この余っている米をなぜ輸入しなければならないかというのは、国民感情からこれは非常に疑問ですね。  それからもう一つは、これは農林大臣にお尋ねいたしますから、大臣もよく聞いていただきたいと思いますが、この伸びるはずもない、若干の手持ちがほしいというならば、...全文を見る
○貝沼委員 農林大臣、いままで大臣のいらっしゃる前にいろいろ議論をしたわけでありますが、要するにどれ一つつかまえても、いままでの日本の政府の農業政策というものが場当たり的であるという証拠ばかりであります。現在のこのモチ米の件につきましても、要するにいま、いまの話だけなんです。将来...全文を見る
○貝沼委員 時間もあまりないそうでありますので、個条的に大臣にお尋ねいたします。  その一つは、俗に言われるつかみ金の問題であります。五月一日の新聞記事によりますとこういう記事が載っております。「政府、与党側は非公式にだが、その理由として」これは基本米価を動かすことについてです...全文を見る
○貝沼委員 まあ政府のほうでも、ああ言えばこう言うというふうにいろいろ言うことはあると思いますけれども、しかし現実に現在米が余っており、農村は非常に困っておる。そういう農政を根本にして起こっている本案の問題については、私は、農政自体がはっきりしないことには全面的に賛成なんというこ...全文を見る
05月10日第65回国会 衆議院 大蔵委員会 第30号
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○貝沼委員 先ほど大臣から六項目についてお話がありましたけれども、この六項目の中の一つに、経済協力の質的な改善という項目がありました。日本の場合よく見てみますと、質の面から見ると確かに悪いと思うのです。これはもう私がくどくどと説明するまでもなく大臣よく御存じのことでありますけれど...全文を見る
○貝沼委員 それからいまも話が出ておりましたが、外貨準備高とそれから輸入の規模という関係でございますけれども、この関係から日本の外貨準備高というものは、現在の情勢から考えてどれくらい持つのが妥当とお考えになるのか、この点をお伺いいたします。
○貝沼委員 確かに私もその急増というところに一番問題があると思いますが、日本の外貨準備高の傾向を見てみますと、最近とみにふえてきておるわけですね。そしてまたドイツの場合も、これは大蔵省からいただいた資料でありますけれども、一九六九年の十月においては外貨準備高が百八億ドルですね。こ...全文を見る
○貝沼委員 いまの話は、大体三分の一というところから考えると、西ドイツの場合も大体三分の一のところでマルクの切り上げが行なわれておりましたので、そういう輸入規模というところと日本の外貨の問題を考えた場合に、大体それぐらいの線に近くいくのではないか、そうするとこの切り上げという問題...全文を見る
○貝沼委員 以上で終わります。
05月11日第65回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第6号
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○貝沼委員 ただいま報告がありました呉市の山林火災について質問させていただきたいと思いますが、それに先立ちまして、先日殉職されました十八名の方々に対しましては、心から哀悼の意を表するものであります。  まず第一番は、山林火災につきましての消防体制でありますけれども、私も現地に行...全文を見る
○貝沼委員 私はその認識の中に、どうしても一つつけ加えていただきたいことがあるのです。というのは、現在住宅難あるいは人口の増加に伴って、ことに瀬戸内海沿岸におきましては、山の中腹まで実は民家が建っておるわけであります。したがって、昔は山火事でよかったものが、現在は山火事そのものが...全文を見る
○貝沼委員 ただいまヘリコプターとかいろいろ話がありましたが、今回もヘリコプターは実は出ております。ここに書いてあります。ヘリコプター一機によって空中消火を実施したとなっております。ところが、散布したのは消火剤となっておりますが、あれは農薬だそうですね。それはいろいろ意見があると...全文を見る
○貝沼委員 ただいまもいろいろ話が出ましたけれども、総理府副長官にちょっとお尋ねいたしますが、自衛隊のヘリコプターを出動していただいた場合に、ただいま消防庁のほうでは、通信機械などは積み込むように願いたいというふうな話がありますが、これは可能ですか、その点についてお願いいたします...全文を見る
○貝沼委員 その周波数が違うので同じ周波数のものを載せるように何とかお願いしたい、こういうことであります。  それから、殉職された方に対して賞じゅつ金が出ると思うのでありますが、この賞じゅつ金が、実は法律に定められたとおりがなかなか出ないというのがいままでの定評なんです。そこで...全文を見る
○貝沼委員 それから、この賞じゅつ金が、実は法律に定められたのは三百万という額でありますけれども、現在は、交通事故にあっても自賠責は五百万です。そうすると、命を張って毎日働いているこの人たちが、命を落とした場合三百万というのはもあまりにもこれは少ないと思うのです。この点について今...全文を見る
○貝沼委員 それから、今回なくなられた方々の年齢などを見ますと、やはりかなりの年であり、そしてまた経験も豊富な方ばかりであります。ということは、逆に申しますと新しい人が少ないということであります。すなわち、こういう待遇であるがために消防の職員になる人が少ないということ、こういうこ...全文を見る
○貝沼委員 それはそのとおりだと思います。それで、こういう話がある。非常に拡大するおそれがある、こういう見通しで出動をお願いした。たちまち火は消えてしまった。そうしたら、あんなに小さな火事で出動要請するとはとんでもない、今度要請があったときは考える。——これは出動したから消えたの...全文を見る
○貝沼委員 以上で終わります。     —————————————
05月18日第65回国会 衆議院 大蔵委員会 第34号
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○貝沼委員 時間があと四分しかありませんから、主税局長にお願いいたします。  この徴税機構は絶対に問題はありませんか。簡単に答えてください。
○貝沼委員 ないようにということでありますが、これは十六日の報道によりますと「デタラメ車検」という記事で、茨城県の車検の実態というものがずいぶんでたらめであったという行政監察局の記事が載っております。私は、車検だけでもこのようなでたらめが行なわれているのに、今後の徴税について、は...全文を見る
○貝沼委員 では大蔵大臣、道路事情が一刻も猶予がならないということであれば、金の面において間違いが起こっても大蔵大臣はよろしいというのですか。
○貝沼委員 あやまちなきをということは希望でありまして、絶対にあやまちがないという確証はございません。現実に車検においてあやまちが起こっているのです。これを正常な機構に戻すためにはどれくらいの期間が必要だと考えますか。
○貝沼委員 今後というのはいつまでのことをさしますか。
○貝沼委員 いつまでと言うことはできないと言っております。大蔵大臣、いつまでかわからないと言っているのですが、はたしてそういうものにまかせてよろしいのですか。
○貝沼委員 大蔵大臣にお伺いいたしますが、もし金の面で間違いがあった場合は、これは国税庁の責任になるのでしょうか、それとも運輸省の責任になるのでしょうか。
○貝沼委員 理論的にはそうなるのですよ。だけれども、一人の人間、職員は色分けしているわけじゃない。たとえば右の手は赤で左の手は青色でこれは国税庁だとか、そういうことはないのですね。現実の問題としてこの一人一人を指導しあるいは万全を期していくための指示をする、訓練をする、こういうあ...全文を見る
○貝沼委員 もう時間がありませんので、最後に質問だけして終わりますが、お願いをしてまいりたいというのは、主体はどこにあるのです。お願いをしてまいりたいというのは、大蔵当局のほうに主体があるのですか、それとも運輸省のほうに主体があるのですか。お願いをする以上、そのお願いにさからった...全文を見る
○貝沼委員 両方義務があると言っていますけれども、直接運輸省の職員になるわけですね。その場合に、運輸省の職員に対して国税庁からお願いするということは、主体は運輸省にあるのでしょう。そうしたら、徴税の面において間違いが起こっても、これは運輸省の責任になるじゃありませんか。どうして国...全文を見る
05月19日第65回国会 衆議院 大蔵委員会 第35号
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○貝沼委員 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました自動車重量税法案につきまして、反対の討論を行なうものであります。  現在自動車は大衆化しており、現行の自動車諸税においてすら自動車保有者の税負担は過重になっているのであります。自家用乗用車の保有状況を見ましても、実に現...全文を見る
○貝沼委員 このあと地問題につきまして二、三質問をいたします。  いままでいろいろな問題が出ておりますけれども、この点につきましては重複いたしますので特に質問いたしません。先ほどの答弁で了といたします。  ただ、いまも問題になっておりましたけれども、緑地の問題ですね。緑の文化...全文を見る
○貝沼委員 私も緑に包まれた文化公園というのは非常にけっこうだと思います。この点については何も文句はないわけです。しかしながら、緑に包まれる以上は木が育たなければならない。したがって、その木が育つような条件をつくるために相当の金がかかるのではないかということを心配しておるわけです...全文を見る
○貝沼委員 実はこれは新聞記事でありますが、京都府立の農業試験場の技師である岡高明さんという人が、これと同じような地層PHをずっとはかっております。その結果PHにして大体二・五くらいではないか、こういうところから、この人の考えも、緑に包まれた公園は賛成だけれども、しかしながら緑は...全文を見る
○貝沼委員 こういうところでは何が育つかという質問に対して、弱いという話がありましたけれども、やはり質問にちゃんと答えてもらいたい。  それならばもう一度質問をいたしますが、たとえば植物が育つための酸性というものはPHで大体どれくらいが限度ですか。
○貝沼委員 それは間違いないですか。二というのは間違いありませんか——。間違いなければいいのですけれども、実はこの二・五というのはものすごい酸ですね。硫酸でもこぼれていなければこのくらいの酸にはならないですね。たとえば、私もちょっと調べてきたのですが、日本においてはPH二・五のと...全文を見る
○貝沼委員 理財局に質問をいたしますが、いまのように簡単に酸性土壌だなんて言っておりますけれども、これは実はたいへんな酸性土壌なんです。緑に囲まれた文化公園、私は非常にけっこうだと思います。しかしながら、それが実現できるために、それは法律がきまった以上金を投じてやりますと言うけれ...全文を見る
○貝沼委員 今後こういう点をひとつよく注意しながらやっていただきたいという希望を述べておきます。こういう記事になっているのですね。ビルを建設するときは地質を調査しない人はいない。ところが草木を植えるときに、それがどんな大きな計画であっても、土壌を調査する人は少ないし、どんなに珍し...全文を見る
○貝沼委員 それでは最後に、この法律の第十六条と十七条、これを具体的に解釈をお願いしたいと思います。
○貝沼委員 以上で終わりますが、最後に、この万博のあと地というものが現在非常に、何というか、あけ放されているというか、いろんな意味で風紀上非常に問題を起こしているとかいわれているわけですね。私は、現在どこがこれを管理しているのかということについて非常に疑問でありますけれども、そう...全文を見る
10月29日第67回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号
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○貝沼委員 年末もだんだん近づいてきたわけでありますが、最近はボーナス論議がずいぶんあちこちで聞かれるようになりました。今回の所得税の減税につきましても、週刊誌等で、これは国からのボーナスだといっているけれども、いうほどのことはないというような議論がかなり出ております。私は、国で...全文を見る
○貝沼委員 そうしますと、たとえば現行税制でもってやっていくならば、当然このくらいになるという見通しがつきますね、それから税法が改正されて、その後ものすごく物価が上昇したり、経済の面で変動があった場合に、結果として税収が多くなった、こういう場合は増税になるわけですか。
○貝沼委員 そこで、大蔵省が減税をする場合に考える要素、これはどういうことを要素にされるのか。今回は景気対策の一環としてというふうになっておりますけれども、普通どういうことを要素にされるのか、そして普通の場合と今回との違いはどこにあるのか、その点を伺いたいと思います。
○貝沼委員 今回のものは、いま述べられましたように三番目であるということですが、先ほどの大蔵大臣の答弁でありますと、大体来年度もこの税法のまま本法はほとんど変えないでいくようなニュアンスの発言だったと思うわけですけれども、そうすると、これはいわば来年度のことをやったことになるわけ...全文を見る
○貝沼委員 非常に慎重な発言で、結局来年度は税制改正はあり得るわけですね。その点はいかがですか。
○貝沼委員 あり得るとするならば、どの辺にあり得ますか。
○貝沼委員 いまの段階ではまだそれくらいだということでございますが、しかし、予算の編成の日程もできているわけでありますから、今後その税制の改正がされるとすれば、その内容が大体いつごろ明らかになるのか、その日程はいかがですか。
○貝沼委員 われわれとしてはなぜこういう質問をするかというと、やはりこのままではわれわれとしては非常に納得のいかない税法でありますから、できるならば、これは来年度の税制改正でもってさらにりっぱな税制にしていかなければならない、こういう要求があるからこれをただしているわけであります...全文を見る
○貝沼委員 そこで、そういう数字だけを出してきますと実は私も言いたくなるのでありますが、これは前回の税制改正が行なわれるときの話ですけれども、税調の中の意見としては、大体三千億円くらいのマキシ減税をすべきであるという声がかなりあったようですが、この点はあったのでしょうか。
○貝沼委員 私もそこへ出ていたわけじゃないので、はっきりは申し上げられませんけれども、たとえば四十五年十一月十九日の新聞によりますと、「大蔵省は来年度の所得税減税を千五百億円前後のミニ減税にする考えだが、税制調査会(東畑精一会長)には、三千億円を越えるマキシ減税をやれとの意見が強...全文を見る
○貝沼委員 会の意見はこれは答申でありますから、私もないことはわかっております。しかし、いま主税局長がおっしゃったような理由も、ここにはこまごまと書いてある。そういうところから、私は案外これはほんとうのことを書いてあると思うのです。  そこで考えてみるに、やはり三千億くらいの減...全文を見る
○貝沼委員 いま主税局長は、景気浮揚策の一環の中身について、ドル・ショックよりか春から夏にかけての不景気のためが多いのだというような意味に聞こえたわけですけれども、そうしますと、これはドル・ショックはことばのとおりショックできたわけですけれども、春から夏にかけての不景気は、これは...全文を見る
○貝沼委員 そこで、この前の税制改正のときも、各野党の同僚からこの減税はミニである、だからもっと減税すべきであるということをずいぶん主張したわけでありますけれども、大蔵省はがんとしてそれを受け入れなかった。その結果、いま、簡単に言えば、もう一回減税し直しますというような、そういう...全文を見る
○貝沼委員 私がそれを言うのは、一たん一つの法律を通す以上は、幾ら短くても一年ぐらいは民衆が安心してたよっていけるような法律でなければならないと思うのです。それがちょっとしたことでがたがたしているようでは、これは信用がなくなってしまう、あるいは大蔵委員会で議論しておる議員というの...全文を見る
○貝沼委員 ただいまの数字からも明らかのように、当初においては明らかにこれは、ミニであったわけですね。だから、そのときにさらに多くの減税をすることは当然可能であったと私は思います。  それから次の問題は、この減税をしたならば一体どれだけ納税者に対して返ってくるのかということであ...全文を見る
○貝沼委員 構成比はどうなりますか。たとえば二百万円以下の累計の構成比はどれくらいになりますか。
○貝沼委員 所得の額ではどうですか。
○貝沼委員 ただいまの数字は二百万円以下の所得階層が圧倒的に多いということですね。
○貝沼委員 したがって、現在のサラリーマンが重税を訴えているというのは大蔵省もよく御存じだと思います。国税庁でもやっておるし、あるいはまた朝日新聞社あるいはいろんなところでその調査をやっておりますけれども、重税を訴えているのが非常に多い。ところが、その重税というのはどの辺が重税な...全文を見る
○貝沼委員 いろいろいまおっしゃっておりましたけれども、これが低所得層に対するいままでの税制というものがうまくいっているのであれば、そういう話も私は成り立つと思うのです。しかし、いままでは低所得層の人たちは納得していないのですね。非常に不満が多いのです。そちらのほうももっとウエー...全文を見る
○貝沼委員 私は物価までも税金でめんどうを見るという議論はしていないわけであります。ただ、非常に小さなものである、少ないものである。そこで、現在の不安な経済状態のもとではそれこそ微々たるものであるという議論をしたわけであります。ひとつ誤解のないようにお願いをいたします。  そこ...全文を見る
○貝沼委員 ただいまの答弁の中から、まず一つは消費に回る。その消費はどれくらい消費に回ると考えておられるのか。たとえば減税された分はみな使うと考えておるのか。一面貯蓄する人もおるでしょうし、いろいろあると思うのですけれども、それが一点ですね。  それからもう一つは、公共投資と税...全文を見る
○貝沼委員 これは私も、去年から始まった制度でありますから見ておるのですけれども、去年は十一月、ことしは十二月なんです。ところが、過疎というところは大体雪が降るところです。雪が降るところで十二月に額が決定しても、これは何にもできないのです。そういうようなこともあるので、公共投資と...全文を見る
○貝沼委員 貯蓄に回るのは二五%くらいということですね。
○貝沼委員 では、どの階層の人が貯蓄するのかということになると、この減税した分がはたして景気浮揚になるのかならないのかということが問題になると思うのです。その辺の認識はいかがですか。
○貝沼委員 私もいろいろ統計等を調べてみたわけでありますけれども、ここで日本の変なことが——実は、変なというよりも重大なことが発見されました。それはどういうことかといいますと、確かに単なる貯蓄だけでは判断ができないということですね。これは高額の人がわりと貯蓄をするというデータもあ...全文を見る
○貝沼委員 私もわからぬわけではありませんが、やはり納税者の立場になりますと、実はこれが一番大きな問題、こういうことですね。  そこで、この貯蓄も、実際よくよく内容を見てみますと、日本の場合、貯蓄する人は非常に多い。世界で一番ですね。しかしながら、その保有貯蓄額のほうはあまり多...全文を見る
○貝沼委員 現実に結婚にこれだけ金がかかっておるわけでありますから、ひとつ前向きに検討していただきたいと思います。  それから、景気浮揚策の一環として税制改正を行なう、そしてまた大臣の答弁ですと、本来、来年やるべきものを早くやっているのだ、こういうふうに言われると非常にかっこう...全文を見る
○貝沼委員 では、具体的に聞きますけれども、輸出振興税制はどうなりますか。
○貝沼委員 それはまたそのとき議論することにいたしまして、私は結論を申し上げたいと思うのでありますが、いままで議論してきたことは、現在かかっておるこの税法改正は、本来ならばもっと早くやってもいいわけだし、気がついてもいいわけだし、また当初においてやってもいいわけですけれども、現在...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
11月09日第67回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
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○貝沼委員 私は、公明党を代表し、今回提出された所得税法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行なうものであります。  ドル・ショックに伴い、わが国経済は、変動相場制を採用し、そしていまや円の切り上げが必至となり、不況の長期化と深刻化が避けられ雇い状態となっており、国民の間...全文を見る
11月10日第67回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○貝沼委員 先般北海道方面の冷害をずっと見てきたわけでありますけれども、この冷害を見て私が思うことは、単なる冷害だけではなく、もっともっと大きな問題が政治的な問題としてそのバックにあるのではないか、こういうことであります。  そこで、地元の意見としてもいろいろ具体的な問題が出さ...全文を見る
○貝沼委員 いまも言いましたように、昇格をするということは、これは政府方針として、ほかの気象台をつぶさないとできないそうですね。これは私も一応確認したのです。そうすると、昇格というのは実際あまり意味がないわけです。そこで、中身の充実が非常に大事だと思うのです。これは何も岩見沢だけ...全文を見る
○貝沼委員 さらに、ついでですからもうちょっと申し上げますが、この気象通報だけでなく、実はこういう災害の起こっているところは、ほかの観測所あるいは研究所あるいはそういう研究機関、大学へ研究を依頼する、こういういろいろなことが行なわれているわけでありますけれども、それについて、現在...全文を見る
○貝沼委員 十分配慮というのは、どういうような具体性を持ちますか。
○貝沼委員 私も民間のほうをずっとながめてみましたが、給与自体はあまり変わらない。しかしながら、大学の教授あるいはそういう研究所の場合は、研究費が非常に少ない。したがって、自分の給料の中から研究費を使っていかなければならない、こういうことがあるのです。それに比べて、ただいまも政務...全文を見る
○貝沼委員 パーセントとか何割増というのは非常に都合のいい話でありまして、現実に物価も上がっておるし、あるいは一つの機械でもきちっとしたものをつければ、相当金額が張っても、これは正確な予報もできるし、あるいはまた長くも使えるわけでありますけれども、しかし、ちょっと減らしたためにど...全文を見る
○貝沼委員 農林省のほうに伺いますが、北海道のこの要望書の中に、すでにこれは行っていると思いますが、「農業共済金の早期支払等について」という項目がありました。この中で「被害の早期認定により農業共済金を早急に支払いできるよう措置を講ぜられたい。」というのがあります。これについて現在...全文を見る
○貝沼委員 その点はよろしくお願いいたします。  それから、農業共済に関係するわけでありますが、直接の関係ではないのですけれども、最近非常に望まれている問題といたしまして、畑作共済をつくったらいかがなものか、こういう声が非常に多いわけであります。しかし、この畑作の共済は非常に作...全文を見る
○貝沼委員 いろいろ述べられましたけれども、要するに、それをつくりたいという意思はあるわけですね。その点だけ確認しておきます。
○貝沼委員 それからもう一つ、最近瀬戸内海においては、赤潮とか、いままでにないようなことがいろいろ起こっておりますけれども、この赤潮は天災と判断しておるわけですね。
○貝沼委員 ただいまも答弁ありましたけれども、確かにどちらかはっきりしないような問題で困るというのは役所のほうであります。しかし、実際にもっと困るのはそれに従事している人たちなんですね。これはどうしようもないという状態です。したがって、私は、政府に対して、政務次官もいらっしゃいま...全文を見る
○貝沼委員 では、前向きによろしくお願いいたします。
○貝沼委員 ただいまずっと大臣の説明を聞きまして、ほぼ話し合われたことがわかったように思うのですが、しかし、その前に、私は二、三の点をお伺いしたいと思います。  その一点は、今回日本政府の首脳とコナリー長官が次々にお会いになるわけでありますけれども、この会談というものが二十二日...全文を見る
○貝沼委員 そこで、コナリー長官がお会いになる人というのは、総理をはじめとして大蔵大臣、外務大臣、ずっとおるわけでありますけれども、この大蔵大臣あるいは通産大臣、外務大臣、こういう会われる方々が会議をして、そうして一つの考え方というものを持って長官に会われておるのか、それとも個々...全文を見る
○貝沼委員 それから、今回はコナリー長官が来て閣僚と会うわけでありますけれども、今後日本とアメリカの間において、このような会談という砥のは行なわれる可能性はありますか、それともないとお考えですか。
○貝沼委員 そうしますと、必要がないということは、今回のが日本とアメリカとの会談を通じての話し合いとしては最終的なものである、こういうふうに判断してよろしいですか。
○貝沼委員 先ほども話がありましたが、今日の会談でコナリー長官のほうから、世界の政治情勢が変わった時点で年内に片づけるほうがよいと述べたという大臣のお話がありました。この点については、テレビの放送によりますと、同意したというふうになっております、意見の一致を見たというふうになって...全文を見る
○貝沼委員 その解決ということでありますけれども、この解決は、たとえば大臣の考え方としては、固定相場制ということを頭に置いての解決ですか。それとも、それ以外の方法を考えての解決ですか。
○貝沼委員 それで、正午のニュースによりますと、本日の会談で、柔軟な態度をとるよう要請したとありますが、この柔軟な態度というのは、具体的にどういうことを要請されたわけですか。
○貝沼委員 きょうの新聞によりますと、「この一連の会談では1.円切り上げは多国間通貨調整の一環として行なうが、大幅な切り上げは日米双方に不利な結果を招く2.通貨調整を年内に実現させるには米国が輸入課徴金廃止、ドル切り下げで弾力的姿勢を示す必要がある3.通貨以外の問題では米国製兵器...全文を見る
○貝沼委員 いや、これはきょう話があったというのではなくて、一連の会談において、今後こういうことが基本としてなされるのかということを聞いておるわけです。
○貝沼委員 先ほども話がありましたけれども、きょうの報道によりますと、九日に日本円の切り上げ率がマルクよりも大きくなったということで、この逆転は、時期的に見ても、政府、日銀がマルクを上回る幅で円切り上げを行なうのもやむを得ないと判断したといわれておるとありますが、この点は大臣、い...全文を見る
○貝沼委員 それじゃ、この西ドイツのマルクが低下したという理由などもいろいろ報道されておるわけでありますが、その中に、たとえば十月の十四日に公定歩合の引き下げなどをやって金融の緩和策をとったということが、一つの理由になっております。そこで、今回政府の発行する国債、また来年度行なわ...全文を見る
○貝沼委員 時間がありませんので、最後に一問だけお願いします。  九日に、佐々木日銀総裁が関西の財界首脳と懇談いたしました。そのときに、「円切り上げ一五%説に対して「平価切り下げの場合は一挙に大幅切り下げすることもあり得るが、多国間調整による切り上げの場合は、各国とも小幅になる...全文を見る
11月16日第67回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号
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○貝沼委員 初めに、基本的なことで政務次官にお尋ねいたします。  それは、先日の本会議におきまして佐藤総理大臣が、輸出重点主義という考え方は今後発想の転換をする必要があるという意味の答弁をしております。そこで、この内容は大蔵官僚ではちょっと大き過ぎる問題でありますから、政務次官...全文を見る
○貝沼委員 項目が幾つかあがりましたけれども、確かに政務次官がおっしゃるように、社会保障の充実、これは大事だと思うのですね。後進国並みである、全くそのとおりだと私は思います。先日もこの委員会におきまして貯蓄の話をしたわけでありますけれども、あの貯蓄高が世界最高であるということも、...全文を見る
○貝沼委員 途中で切れてしまったのですが、吉田書簡の問題について、これはナンセンスだという話がありました。廃棄するほうがよいということですね。それで、先日政府代表的な意味のある保利幹事長から周総理に対して書簡が出されました。ところが、これはまやかしであるといってずいぶん非難を受け...全文を見る
○貝沼委員 国連でそうきまった以上その線で貫くということですけれども、これはぼくはほんとうは長くやりたくないのです、予算委員会じゃないから。しかし、国連できまった方針の解釈の問題があると思うのですよ。国連できまったのは、中国の代表政府は毛沢東の政府である。その線でいくなら日本もそ...全文を見る
○貝沼委員 いや、政務次官、そんなことを言っちゃだめです。これは内政干渉にならないのです。認めるか認めないかというのはこっちのことなんです。自分の国を自分で認めるなんという人はいないのであって、そこの国の政府はどこであるか認めるのは、こっちの側なんですよ。これは内政干渉にならない...全文を見る
○貝沼委員 その面をうんと進めていただきたいと思いますが、先日も私は公害の多い水島方面へ行きました。そうしたら、たとえば川崎製鉄の部長さんですか、これは公害の問題か何かもありまして自殺をしております。こういうのは、かわいそうだ。かわいそうはかわいそうでありますけれども、やはりその...全文を見る
○貝沼委員 円切り上げも入れるということは、その円の切り上げというものはある程度予想して、したがって、それによる中小企業の被害というものはこれくらいあるという調査の上にこれをやっているわけですね。
○貝沼委員 その想定でありますが、この想定については大蔵当局とは相談の上で、大体一致した意見でこれをやっているのですか。
○貝沼委員 その点は、大蔵省に尋ねますよ。いま一致しておるということです。したがって、大蔵省としては、今度は税制問題を考えたわけでありますが、おそらくそれによって税制にどれだけ影響するかということを見るためには、その対象となる法人企業、こういうものがどれくらいの資本金のものがどれ...全文を見る
○貝沼委員 そのことはまたあとでお尋ねいたします。  そこで、中小企業庁、この法律の第三条第一号、「その業種の事業活動が全国的に輸出取引に密接な関連を有すると認められる業種であって、アメリカ合衆国における輸入課徴金の賦課、本邦における外国為替相場の変動幅の制限の停止」ここまでわ...全文を見る
○貝沼委員 大蔵省にお尋ねします。いまのところです。  大蔵省と通産省は話し合いがきまった上でこれをやっているということなんですよ。したがって、大蔵省もわかっていなければならない問題ですから大蔵省に尋ねますが、それならば「その他」の中には、先国会立法化されました特恵関税に関する...全文を見る
○貝沼委員 特恵関税は日本がやったというだけでなく、アメリカが特恵関税をやる可能性がこの前十分あったわけですね。それで日本の雑貨製品というものは、台湾からのアメリカへの輸出によってかなりの打撃を受けるということで騒いだわけでありますけれども、それに対してのあの立法だったわけでしょ...全文を見る
○貝沼委員 大蔵省ではどう見ておりますか。
○貝沼委員 門外漢と言いますけれども、これは大蔵省でも大体アメリカが特恵関税をするかしないかぐらいのことはぴしっと見ておかなければならぬものなんですね。日本の経済に大きく影響するのです。日本の雑貨がつぶれようとつぶれまいと税金は税金で取るのだという考えなら、それは見る必要はありま...全文を見る
○貝沼委員 特恵関税についてもあとでもう一度お尋ねします。  そこで、この第三条の一号、二号、三号にありますことばでありますが、主務省令でこの認定の基準については定めることになっていますね。ところが、業者が一番心配しているのは、この認定を受ける場合にどういう基準になるかというこ...全文を見る
○貝沼委員 この認定をする場合に、どれくらいのスピードでやるかということでありますけれども、これは申請をして認定をしてもらうわけですね。その場合にあまり時間がかかりますと、これは何のための対策かわからなくなってしまいますので、スピーディーにやってもらわなければいけない。そこで、い...全文を見る
○貝沼委員 もう少しお尋ねいたしますが、この認定をする場合、ことに金融措置の場合でありますけれども、ちょうどつぶれそうな企業、こういうつぶれそうな企業というのは、資産もないし非常にあぶないわけですね。ところが、金融という以上は、やはり何らかの担保も要るとかいろいろ条件があるわけで...全文を見る
○貝沼委員 こういう中小企業の方々とお話をいたしますと、私たちが困っているということも重大問題でございますが、しかしながら、これがあまり大騒ぎされますとまた困ることがある。それはいま次長が申されましたように、信用がないということでありまして、銀行から金を貸してくれない。銀行だけで...全文を見る
○貝沼委員 当該業種に属する中小企業というのは、どういうものでありますか。
○貝沼委員 そこで、親会社があってその下請があるわけですが、これは原則的にたとえば親会社にぽんと渡して、そして何とか子会社に対してもというようなことは絶対ありませんね。あくまでも下請の会社一つ一つに対しての話し合いでいくわけですね。
○貝沼委員 そこで大蔵省にお伺いいたします。  大蔵省のこの法律案要綱によりましても、「臨時措置に関する法律に規定する認定中小企業者である法人及び資本金一億円以下である法人」云々と書いてありますけれども、この「認定中小企業者」というのは、これは通産省と全く同じ解釈ですね。よろし...全文を見る
○貝沼委員 そこで、大蔵省では中小企業というのは資本金一億円以下で従業員が三百人以下。通産省では資本金五千万以下ですか、違いますね。これはどこから違うのでしょうか。これは両方から答弁をお願いします。
○貝沼委員 そうしますと、いま中小企業庁では、中小企業と言いました。それから大蔵省では、中小企業的ということばを使いました。中小企業というのはどっちのほうが正しいのですか。
○貝沼委員 時間が来ておりますから、あと一問題聞きます。  そこで、なぜこういうことを聞いておるかというと、この要綱の中に「資本金一億円以下である法人で認定中小企業者に準ずるものの」云々、こうあるわけです。これは結局中小企業庁、通産側では、認定の対象外のものですね。これを認定し...全文を見る
○貝沼委員 まだ問題はたくさんありますけれども、約束の時間が来ておるようでございますので、以下の問題につきましては保留したいと思います。
11月17日第67回国会 衆議院 大蔵委員会 第11号
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○貝沼委員 通産省がまだ入っておらないそうですから、大蔵関係から始めます。  要綱によりますと、特別措置の対象とする中小企業者の項で、青色申告書を提出している個人または法人となっております。この対象になる人は、すべて青色申告をしている方ばかりですか。
○貝沼委員 実際に白色というのは大体どれくらいの率ですか。
○貝沼委員 帳簿がないので、欠損金の繰り戻しによる還付制度ができないというわけでありますけれども、この白色の人は、それならばこのショックで困らないでしょうか。
○貝沼委員 飛び飛びになりますけれども、同じく要綱の三番目のところ、事業転換の場合の償却の特例のところでございますが、事業転換の場合、「同法に基づく認定を受けた転換計画」、こういうふうにありますね。この基準というのはどういう基準でされたわけですか。
○貝沼委員 どうも抽象的なんですけれども、もっと具体的な柱か何かありますか。
○貝沼委員 それでは質問を戻しますけれども、まず初めに通産省にお伺いいたします。  この法案を審議するために非常に影響がありますのでお伺いしますが、本日の新聞報道によりますと、日銀の営業局長が「輸出成約はひところに比べかなり回復したが、業種、企業によって差が大きく、これからもそ...全文を見る
○貝沼委員 それだけになお一そうこの中小企業対策に力を入れてもらいたいと思うのでありますが、きのうの質問に続きまして、考えられることは、従来の輸出専門の業者が今度は国内に商品を出していく、こういうふうになりますと、いままで国内を市場としておった企業がそれによって圧迫されます。こう...全文を見る
○貝沼委員 それから、企業の方といろいろお話をしますと、いろいろやっているうちに相手国のバイヤーに弱みを見せないようにしていかなければならぬのですね、弱みを見せるとすぐにつけ込まれてしまいますから。ところが、どうしても見せてしまうというのですね。そこで、業者が弱みを見せなくてもや...全文を見る
○貝沼委員 次の問題は、結論としては地場産業を守ってもらいたいということでありますが、先日私は、こういう影響を受けておる企業の方々とずいぶん話し合いました。その結果、企業としては資本金の非常に小さい人、これが非常に多いということですね。通産省で出しておるドル・ショック倒産一覧表と...全文を見る
○貝沼委員 何ぶんよろしくお願いいたします。  大蔵省に伺う前に通産省にもう一度お伺いしますが、この欠損金の繰り戻しの件であります。この前私が予算の分科会で特恵関税の影響のことについて質問いたしました。そのときは、「特恵関税の暫定供与およびこれに伴う調整援助措置(案)の骨子」と...全文を見る
○貝沼委員 これは聞くだけでありますが、なお新聞等の声を聞きますと、繰り延べに対してもさらに延ばしてもらいたいというふうな声があったようでありますが、これは本則どおり五年ということになっております。これについては大蔵省はどういうお考えですか。
○貝沼委員 これは過去の実績等を全部調べてから考えたわけですか。
○貝沼委員 そうではなくて、これから欠損が出るわけですけれども、過去に相当もうかっておるならば八年間ではちょっと無理ということもあり得るわけですね、いまの御説明では。過去にその企業がもうけたかもうけないかということもかなり影響するわけですね。そういうことは全部調べてから大体これく...全文を見る
○貝沼委員 さらにこういう声もあったと思うのです。現行商法では差損について繰り延べ資産への計上を認めていないけれども、これを繰り延べ資産としてさらにこの繰り延べ分については損金に算入できる道を開いてほしい、こういう要望ですね。これは非常にむずかしい問題がありますので、そのままそっ...全文を見る
○貝沼委員 私は、大企業はこれはやる必要ないと思うのです、いつももうかっているのですから。差損ばかり言っているが、それによってもうけている部分もあるのですから。またその計算もむずかしいし、これはもうやる必要はありません。しかし、零細の場合はちょっとしたことが非常にこたえるんですね...全文を見る
○貝沼委員 国税庁にお尋ねします。  「国税庁は三十日、変動相場制移行と米国の輸入課徴金制度の影響で業績不振となった中小企業に対する税務執行について延納や納税の猶予など既存のあらゆる納税緩和の制度を活用して救済策を講ずるよう各国税局に指示した。すでに政府はドル・ショックを受けた...全文を見る
○貝沼委員 これは非常にけっこうだと思うのですが、この仮決算による中間申告制度で、あらゆる企業というものは中間に申告できるわけですね。——わかりました。  政務次官にお尋ねいたします。いままで政府は輸出——こういう意味の、いま議論されているような、中小企業などがやっておるような...全文を見る
○貝沼委員 奨励はしてきた。これはそれでいいと思います。奨励をしてきたら、いまドル・ショックにあってひどい目にあっておる。ところが、中小企業は輸入課徴金あるいはストライキなどもありまして製品がだぶついておる。それからまた転業もする。あるいはほかの国との競争もありまして、どうしても...全文を見る
○貝沼委員 じゃ具体的にお伺いしますが、ほんとうにさばくことのできない商品をかかえておるところ、これは政府で買い上げてくれますか。
○貝沼委員 何とかしたいということでありますけれども、その何とかする、あるいはこの法律をいまつくった、あるいは税制措置をした、金融措置をした、こういうふうにすると、これはいかにも政府がやったように見えます。しかしながらこれは、金融措置にしても国民の税金であるし、あるいは税制にして...全文を見る
○貝沼委員 通産当局におかれましても、また国税庁におかれましても、中小企業から直接また相談なり、あるいはいろいろ申請等もあると思います。そういうときには、特に親切にこの際めんどうを見てやっていただきたい。そのことを切にお願いいたしまして、終わります。
12月14日第67回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
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○貝沼委員 いままでいろいろな見解をずっと聞いておったわけでありますが、初めに平山先生にお伺いいたしますが、この第一図のところで、十九歳とか二十歳とか書いてありますけれども、これで若いときから吸った人が非常に多いという結論になっておるわけでありますが、このことについて、若いときか...全文を見る
○貝沼委員 単発的に聞きますが、それから、たばこは害があるのではないかと私は思います。実は私もずっとたばこを吸おうと思って一生懸命練習しました。しかし、とうとういまだに私はたばこを好きになれません。からだに合わないというか、吸うことができません。そういったところから、これは人によ...全文を見る
○貝沼委員 ニコチン、タール、それから一酸化炭素についてはどのようなお考えをお持ちでしょうか。
○貝沼委員 次の問題は、たばこが有害であるかないかということを政府が研究しても私はあまり意味がないのではないかと思うのですね。全然ないとは申しませんけれども。たばこは現在専売制でありますから、政府の都合の悪いことはあまり結論が出ないのじゃないかと私は思います。そういう面から、有害...全文を見る
○貝沼委員 時間がもうなくなってきましたので、最後に二問だけお願いいたします。  先ほど宮城参考人からは、この「結論」というところの三番に、「日本人の性格と表示問題」というところがありました。これは日本人の場合はちょっと無理ではないかという話であったようでありますけれども、アメ...全文を見る
○貝沼委員 そこは明確でありません。
12月22日第67回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
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○貝沼委員 時間が二十分でありますので、こちらのほうも簡潔に聞きますから、あなたの答弁も簡単に願います。  初めに、先ほどからずっと出ておりますけれども、今回の円切り上げの問題全般につきましての政府の認識というものについて、私は非常に不満であります。昨日のあの本会議における総理...全文を見る
○貝沼委員 この円切り上げに関しまして、日本の経済がたとえば貿易勘定の大幅黒字基調の上に国際超均衡時代へ突入したという重要さに経済政策当局がもっと早く気づいて適切に対応していたならば、たとえ切り上げをやったとしても、それはもっと小幅ではなかったか。そうすれば、今度の新しい体制に入...全文を見る
○貝沼委員 時間が幾らもありませんので、一つ一つ詰めることができなくて非常に残念なんですけれども、円が強いという話でありますので、一言だけここでつけ加えておきますけれども、これはある新聞の記事でありますが、化けもの説というのがあって、「低賃金、低福祉、週休一日でアリのように喜々と...全文を見る
○貝沼委員 さらに政府声明の中に第一、第二、第三というふうに番号が打ってありますが、この番号の順序というのは力の入れぐあいを示しているものですか。もしそうだとするならば、今後の政策としてその裏づけとなるべき来年度予算の編成というものについても、やはりこれと同じ順序で詰めていかなけ...全文を見る
○貝沼委員 そこで、この切り上げにつきまして通産大臣は、たとえ一%でも末端に与える影響は大きい、こう発言がありました。さらに日本商工会議所会頭は、相当の混乱を招くだろうということも言っておりますが、直接には貿易面、特に低マージンの雑貨などは非常に影響を受けるわけでありますけれども...全文を見る
○貝沼委員 さっきの後半の、中小企業金融公庫とか、国民金融公庫等の要求に対してはどういう姿勢ですか。
○貝沼委員 そこでいよいよ対策を講じるようになってきますと、国の予算だけではなく、たとえば国のほうは国債を発行すればある程度できることはできるわけでありますが、しかしながら、それによって地方の交付税交付金が多くなるわけではないでしょう。そういうようなところから、地方財源の問題も対...全文を見る
○貝沼委員 もう時間がありませんので、第二番目の臨時地方交付金ですね、こういう答申に対する大臣の考え方、それからもう一つは三番目の地方債の問題、いまちょっと答弁がありましたけれどももう一度、それから第四番目は国庫補助負担事業に関する地方団体のいわゆる超過負担の解消の問題、この問題...全文を見る