貝沼次郎

かいぬまじろう



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貝沼次郎の1972年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月11日第68回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号
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○貝沼委員 午前中からずっと物価の根本問題につきまして議論がなされましたけれども、私が政府の答弁を聞いてきた範囲におきましては、はっきりとこれだけの効果があらわれておるんだ、だから政府がきちっとやっていることは明らかではないか、こういうような感じのする答弁は全然なかったと思うんで...全文を見る
○貝沼委員 そうしますと、まず二つのことがいえると思うのですね。体温である。ところが、いまはものすごく上がっておるわけです。その体温のもとになっているからだというものが病気になっておるということですね。ということは、現在政府のとっている経済政策というものは失敗である、こう断定して...全文を見る
○貝沼委員 総理大臣にお聞きいたします。要するに、この猛烈な熱が出ておるということは、少なくともいままでのやり方がまずかったわけでございます。この点はいかがですか。
○貝沼委員 大体、政府の考えていることは感触でわかります。  そこで、いよいよ質問に入りますが、先日、消費者物価の値上がりの原因究明に、農林省が依頼をして、魚介類価格安定対策特別調査団というものができまして、そして三カ月にわたって魚の流通機構を調査いたしました。これはもう御存じ...全文を見る
○貝沼委員 総理大臣、魚は魚で、一口には言えないけれども、むずかしいのだ。むずかしいから、私どもはいまこうして問題にもしておるし、また、政府もいままで解決ができなかったと思うのです。  そこで、農林省はいろいろ考えておるであろうという総理の答弁でございますけれども、総理はこまか...全文を見る
○貝沼委員 時間がありませんので、そうゆっくりしゃべられると困るのですが、それではそれはいつごろから始めますか、端的に答えてください。
○貝沼委員 政府委員の方は、ちゃんと質問したことに答えてもらいたいと思うのです。いつからかと言ったのですから、いつからということを答えてくれればいいのです。ほかのことを説明されると、時間があと十分しかないのですから。  そこで、この魚の保管ということが問題であるということで、先...全文を見る
○貝沼委員 短くお願いいたします。  それで、必ずしも効果を果たさなかったといま言っております。これはやはりまずいですね。総理大臣、これはまずいですよ。指導したけれども必ずしも効果が出なかった、これではやったことになりません。それから、これから報告をとる、この報告のとり方でいろ...全文を見る
○貝沼委員 時間が参りましたので以上で終わりますが、まだまだたくさん問題があるので、また次の機会に追及したいと思います。総理大臣が対処するというわけでありますから、各官庁でもその線に沿って、こういうことのないよう、そして国民が納得のいくように今後力を入れていただきたいと思います。
03月14日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号
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○貝沼委員 初めに、航空燃料税の問題について議論したいと思います。  この航空燃料税というのは、現在の航空の実態から見まして、私は当然これはかけるべきだと思いますが、まず初めに、なぜこういう新税というものを新設しなければならなかったかというその理由、並びに、いままでガソリンにつ...全文を見る
○貝沼委員 そこで、いまの説明によりますと、従来は保護育成のためであった。それで、今回大きくなってきたので、あるいはその実態から考えて、燃料に課税してもよいと判断をしておる。また、その使い道としては、たとえばいま例としてあげられた騒音の公害というようなことを承ったわけでありますが...全文を見る
○貝沼委員 そうしますと、今回のこの税制によって、この公害防止の施設、並びに保安体制というものが最近は非常に問題でありますね、飛行機がニアミスを起こしたりいろいろな問題を起こしているわけでありますから、この保安体制ということも非常に大きなウエートを持つわけでありますけれども、この...全文を見る
○貝沼委員 このFAAの調査団が結論として出したことの中には、日本の空の保安体制は米国に比べ十年はおくれているという報告書のようでありますけれども、この内容は間違いありませんか。
○貝沼委員 あぶないものではないと言っても、最近は事故が起こっているのです。これはしろうとが考えてもあぶないものです、やはり現実起こっているのですから。  そこで、運輸省としては大体どういうふうに判断されておるのでしょうか。要するに、世界の水準まで、税金を使って整備するならば必...全文を見る
○貝沼委員 私はちょっと納得がいかないのですけれども、決してあぶないものではない。しかしながら、やはり事故は去年あたり起こっているのですよ。あぶなくないはずのものが、それじゃどうして事故が起こるのでしょうか。この点、あぶなくないんだあぶなくないんだ、こう言っても、やはり事故は起こ...全文を見る
○貝沼委員 まだはっきりしません。それならば、要するに今回やることをやれば、もうほとんど一〇〇%安全になるということですか。
○貝沼委員 間隔という問題ですが、ニアミスというのは、間隔がなくてぶつかっているわけですね。これは防衛庁との関係になりますけれども、おそらく運輸省としては民間の飛行機についてはちゃんとつかまえていると思うのですが、防衛庁との関係においても、その運輸省の管轄するレーダーによってとら...全文を見る
○貝沼委員 そうしますと、たとえばニアミスが起こりそうになってきた、自衛隊の飛行機が接近してきた、こういう場合に対して、このレーダーは運輸省の関係の人が見ているわけですね。そうすると、防衛庁に対して何らかの指示をするとか、あるいは抗議をするとか、またコースについてのことを言うとか...全文を見る
○貝沼委員 もうちょっと確認しておきたいのですけれども、それならば、自衛隊機と民間の飛行機のニアミスは今後起こらない、こういう体制がはっきりしているわけですね。
○貝沼委員 要するに、保安体制が非常に不備であるというようなところからの理由もあって今回の新税ということも出ておるというので、そういった点、国民がほんとうに納得のいくようなものでなければならないと私は思うのです。そういう点からこの点をただしました。今後そういった事故の起こらないよ...全文を見る
○貝沼委員 運賃転嫁もやむを得ないということですか。——大蔵省は、そういうふうになった場合、新税創設をしたために、結局その負担増のために運賃の変更申請というのが一つの理由としてあるのですけれども、そのことは大蔵省は御存じなんでしょうか。
○貝沼委員 さて、そこで政務次官です、こうなると。役所のほうでは、やむを得ないと言っているわけです。ところが、ことしはもう御存じのように、公共料金というものが軒並み上がっておる。それで物価対策というものは重大問題だというので、先日来、連合審査などをやって大騒ぎをしておるわけです。...全文を見る
○貝沼委員 政務次官、そこは考えるだけじゃいけないのです。考えるならば、具体的に政務次官はどういう行動をとられますか。
○貝沼委員 そうすると、要するに政務次官の姿勢というのは、上げる方向でいくのですか、それともやめさせる方向でいくのですか。
○貝沼委員 もう一回確認しますけれども、上げざるを得ない、こういう見解ですか。
○貝沼委員 そこで公正取引委員会にお尋ねしたいのですけれども、今回のこの国内航空運賃変更申請の問題でありますが、いろいろ報道によりますと、日本航空、あるいは全日空、それから東亜国内航空、こういう日本においてはたった三つですね、非常に寡占的な業種でありますけれども、これが相談をして...全文を見る
○貝沼委員 そこで、この不公正な取引方法と不当ということでありますが、この三社が相談をして、そして運賃変更申請をした、これはちょっと不公正のところには入りませんかということであります。それからさらに二三%という数字であります。これは平均でありますが、二三%上がるほど非常に大きなも...全文を見る
○貝沼委員 そうしますと、公取のほうでは、この点につきまして何らかの調査はする考えでしょうか。
○貝沼委員 その調査というのは、当然運賃が値上げされる以前にされるということになるわけですね。
○貝沼委員 それでは、その結果を待ってまたこの続きは議論しなければならないと思いますけれども、やはりたった三社しかないようなところでありますし、しかも現在国鉄あるいはその他の交通機関というものが非常に混んでおる時代でありますから、少々高くてもやはり飛行機は乗らなければならない時代...全文を見る
○貝沼委員 そこで、もう一つ確認しておきます。この申請の概要というのを、これは航空局からいただいておる資料でありますが、これによりますと、国鉄新幹線との対比が出ておりますが、従来のままでいきますと、たとえば東京−大阪間に対してその運賃を見てみますと、改定をしないと新幹線よりも安く...全文を見る
○貝沼委員 それならば、全然関係がないのに、なぜこういうふうな比較のしかたをなさるのでしょうか。
○貝沼委員 これは運輸大臣の認可事項でありますから、運輸省のほうではしっかりと審査していただきたいと思うのです。ただ安易に、税金を取られるから上げるのだ、あるいは新幹線がこうなるから、だから上げるのだ、こういう上げ方では、国民は納得しないと思うのです。たとえば航空会社が、いろいろ...全文を見る
○貝沼委員 もう一回言いましょう。この現在航空会社が申請しておる運賃の値上げ、これによって収入がふえますね。それから今度は新税によって税金を納める。この納める額と、それから入ってくる額と、この比率というのはどれくらいの比率になるかという計算をされておりますか。
○貝沼委員 そういうところから考えても、この新税創設というものが直ちに運賃値上げ、こういうことには直接は結びつかないわけですね。それは考えられますか、理由として。
○貝沼委員 そういうふうに、まだまだ値上げの方向に踏み切るというには、私は検討しなければならぬ問題がたくさんあると思うのです。ところが、先ほど運輸省のほうも、あるいは大蔵省のほうも、そうせざるを得ないということをはっきり言っておりますので、相当の計算がなされた上で、もうどう聞いて...全文を見る
○貝沼委員 値上げについては、真剣にひとつ検討していただきたいと思います。  それから法案の内容に入りますけれども、ガソリンのほうですね。ガソリンのほうは、いままで特別措置法でもって優遇をしてきたわけですね、これは。それから灯油のほうが今回おもにかかってくるわけですね。そうして...全文を見る
○貝沼委員 そのように段階的に実際税率のほうは上がっていく。ところが、運賃の申請のほうは、一ぺんでぽんと来ているわけであります。何かちょっと考えると、一ぺんに税金をたくさん納めなければならないから運賃を上げてくださいというふうに聞こえるのですけれども、その中身というものは、ただい...全文を見る
○貝沼委員 いろいろと運賃の問題にからんできますと、ずいぶん問題が出てくるのです。しかしながら、そういう要素も考えて検討していきたいということでありますから、あらゆる面からひとつ検討していただきたい。一般的に言われているのは、たとえばアベック値上げであるとか、また航空による輸送と...全文を見る
03月23日第68回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第4号
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○貝沼分科員 私は、瀬戸内海の汚染の問題につきまして二、三お伺いしたいと思います。  環境庁では瀬戸内海環境保全対策推進会議というものを持ちまして、各分科会の中間報告が去年の暮れ出たようでありますけれども、これをずっと私も何回か読んでみました。しかしながら、確かに問題があるとこ...全文を見る
○貝沼分科員 また具体的な問題につきましてはお尋ねいたしますけれども、この瀬戸内海はいわば日本の重要な財産でもありますし、環境庁長官としてもこの瀬戸内海を残すということはいろいろな意味でお考えだと思うのです。ことに最近は工場があまりにも進出をして、せっかくの瀬戸内海をだめにしてし...全文を見る
○貝沼分科員 ぜひともお願いいたします。  それから次に、幾つかの項目がありますけれども、簡単にお尋ねしてまいりたいと思います。  一つは海洋投棄の問題であります。これはもう御存じだと思いますけれども、先般、たしか三月の十五日、午前五時四十五分ごろ、高知県の足摺岬沖において、...全文を見る
○貝沼分科員 くどいようでありますけれども、その検討の結果はいつごろ出るわけでありますか。
○貝沼分科員 水産庁の方はいらっしゃいますか。こういう事件が起きますと漁民のほうは非常に神経質になりまして、心配しておるわけでありますが、水産庁としては、漁民を守るという立場から、これについて何らかの意見とかあるいは考えとかはお持ちですか。
○貝沼分科員 長官、水産庁でもずいぶん関心を持っておるようでありますので、その検討の際は水産庁の意見などもよく考慮に入れて、あるいは会議等にも出席をしていただいて議論をなさったほうがよろしいのではないかと思いますが、この点について一言お伺いします。
○貝沼分科員 関連いたしまして、先月調印されました欧州十二カ国の北東大西洋の汚染防止協定というものがございますが、これでは、広範な有毒物質の海洋投棄を禁じておるわけであります。したがって、環境庁は有毒物質をこれから総点検をして、絶えず排出基準の見直しというものをすべきではないかと...全文を見る
○貝沼分科員 これはいつごろ結論を出すめどでやっておるわけでしょうか。
○貝沼分科員 それから、この六月の二十六日ごろ出されるといわれる政令のことにつきましてお伺いしたいのでありますけれども、これによりますと、専用投棄船の建造が非常にむずかしいというような理由から、法の全面適用にはいままで一年間の猶予をもってきたわけでありますが、さらに自然の浄化力で...全文を見る
○貝沼分科員 その点はわかりました。  それから、先ほど政府が五十年度までの五カ年計画として発表した廃棄物処理施設整備計画というものがあるわけでありますけれども、こういうようなものは場所によってずいぶん逢うと私は思うのです。というのは、瀬戸内海のように水がほとんど太平洋と変わら...全文を見る
○貝沼分科員 それから、このような政令で、先ほどお話がありましたようにかなりきびしくきまっておるわけでありますが、これはこれでけっこうだと私は思うのです。しかしながら、はたしてそれを守ったかどうか、守られているかどうかということを見るためには、やはり行政体制というものが問題になる...全文を見る
○貝沼分科員 環境庁長官の立場は非常にたいへんな立場でありますので、私どもはさらに期待を強くしておるわけでありますが、よろしくお願いいたします。  それからもう一つの問題は、先般長官にも私どもが申し入れをいたしましたが、瀬戸内海沿岸のマツクイムシの異常な発生が問題になっておりま...全文を見る
○貝沼分科員 林野庁のほうでは、どういうお考えですか。
○貝沼分科員 環境庁長官、そうすると、このマツクイムシの対策というものは環境庁が中心になってやられますか、それともほかの省でやられますか。
○貝沼分科員 林野庁のほうにしっかりお願いいたします。  それで、意見の調整ということは、たとえば専門委員会みたいなものをつくるというお考えを長官はお持ちですか、そういうことではないのですか。
○貝沼分科員 時間があと三分でありますので、長官に二、三項目的にお尋ねいたします。まとめてお尋ねいたしますから、お願いいたします。  一つは、最近四日市ぜんそくのデータが正確に出ておるといわれておりますが、これはよく聞いてみますと、電算機と連動して肺活量を調べて気管障害を発見す...全文を見る
03月24日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号
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○貝沼委員 大臣に二、三お尋ねいたします。  きょう考えておりました問題のほかに、初め、ちょっとお伺いしたいと思うのですけれども、きのうの大臣の答弁の中で、景気回復がおくれれば所得税の年内減税も辞さないというような発言があったようでありますけれども、これについて考え方をもう一度...全文を見る
○貝沼委員 後半に上向くだろうということは、これは大蔵大臣としてはいまのところ言わなければならぬと思うのですけれども、しかしながら、本会議において、大蔵大臣、総理大臣両方とも、われわれがいま減税をすべきではないか、最も景気浮揚の即効性のあるのは減税ではないかということでずいぶん質...全文を見る
○貝沼委員 本会議のときと認識が変わっていないとおっしゃいますけれども、しかしながら、大蔵大臣が一たん発言をするときは、そう軽々しい発言は私はなさらないと思います。特に年内減税ということば、あるいは補正予算というようなことばも出ているようにうかがわれますけれども、こういうことは非...全文を見る
○貝沼委員 それでは次に進みます。  公害税という名前でいろいろ言われておりますが、公害税という名前がいいのか悪いのかこれは別問題といたしまして、米国の場合は、政府が企業に対して公害防止のために補助金を出したり、あるいは税制上の優遇措置などをとると貿易面で国際競争力の不公正な問...全文を見る
○貝沼委員 OECDのほうで研究しておるとおっしゃいましたか——パリで開かれた経済協力開発機構、OEODの環境委員会は二月十一日に公害防止費用は発生源企業が負担するという原則を中心として綱領をきめたわけであります。これは日本の代表も大蔵審議官がちゃんと加わっておりまして、採択をし...全文を見る
○貝沼委員 検討したいというのはどういう機関で検討しますか。
○貝沼委員 大臣は、こういうような性格のものは、これは公害税ということにすべきと思いますか、それとも性格としてはたとえば罰則的な内容を持つものが望ましいとお思いですか、これはどちらのほうが妥当と考えますか。
○貝沼委員 きょうの新聞報道によりますと、大蔵省は強く反対する意向であるというふうに報道されまして、その内容として三つばかり理由が書いてあるわけでありますけれども、こういうことは大蔵省では示唆した覚えはありませんか。
○貝沼委員 大蔵大臣、この地球の汚染防止ということは、これは国際協力上非常に問題でありますけれども、今回この国際協力というものを一歩進めるという意味から考えていきますと、やはり現在アメリカ側で考えておるような公害税の方式というものは、これはかなり積極的に検討する必要があると思うん...全文を見る
○貝沼委員 内容については、まだ詳しくあらわれているわけじゃありませんから、それは当然のことであろうと思うのですけれども、しかし、やはり姿勢というのは大臣の姿勢いかんでどういう方向にも行くわけですね。大臣が、世界的な趨勢としてOECDでそういうものが採択されておる。PPP原則です...全文を見る
○貝沼委員 歩調を合わせて——それは歩調は大事ですけれども、ただ歩調だけではやはり町の哲学になるんですね。歩調だけではなく、その歩調を合わせるために、それでは日本は、環境庁の審議会という話がありましたけれども、大蔵省としては直接どこで携わりますか。
○貝沼委員 大石長官はつくりたい旨の発言があったわけです。大蔵省は各国の情勢を見ながら歩調を合わせていくと言っております。いまの高木局長の話によりますと、環境庁できめればという意味の話もあります。そうしますと、環境庁でこれをやろうとした場合には、大蔵省はそれに従っていく姿勢がある...全文を見る
○貝沼委員 いまのところ何ともということでありますが、これに関連いたしまして、最近問題になっておりますのが、海洋投棄の問題であります。これは何も環境庁だけではなくて、私はずっときのうも分科会で環境庁の問題を扱ったのでありますけれども、せんじ詰めるところは、やはりお金の問題なんです...全文を見る
○貝沼委員 今年度はちゃんとつけたような意味の答弁でありますけれども、しかし大臣、瀬戸内海のあの広いところで消防艇が二隻というのは、これでよろしいですかね。あそこは船は一隻、二隻走っておるのではないのです。それはものすごい数です。たとえば昭和四十三年に水島港だけを見ましても、一万...全文を見る
○貝沼委員 うしろのほうがよく聞こえなかったのでありますけれども、私は何も陳情しておるのではないのです。これは新しい問題であり、重大な問題だということを言っておるわけです。ことに今度のこの特別措置法の中でも公害とか住宅とかいうふうに柱が出ておるわけでありますから、ここまで大蔵省が...全文を見る
○貝沼委員 それで、その結論はいつごろをめどとして出す予定ですか。
○貝沼委員 大蔵大臣は現在大蔵省の銀行局の案と、それから郵政省の案とについてどういう見解をお持ちですか。
○貝沼委員 それじゃ、それは終わります。  それから、これもちょっとお尋ねするわけでありますが、アメリカのボルカー財務次官が記者会見で米国の基本的な考えを三点にして明らかにしておるようでありますけれども、その中で日本についてはいまのところ訪問する予定はないが、国際通貨制度に対す...全文を見る
○貝沼委員 それならば、いよいよことしの暮れには外貨準備高も二百億ドルになるのではないかといわれておりますが、この外貨減らしは基本的に大臣はどのようにお考えですか。
○貝沼委員 時間がもう幾らもありませんので、それでは具体的な問題をお尋ねいたします。  これは国税庁関係になりますが、国税庁が国民に親しまれる税務署とか、いろいろなキャッチフレーズでずいぶん努力しておるとは思うのですが、実際にこんな事件がありました。  これは広島県の尾道の例...全文を見る
○貝沼委員 私は、税務署というのはやはりそういう態度ではいけないと思いますね。小さな例でありますけれども、やはり国民に親しまれるような態度でなければならぬわけでありますから、せっかく自分たちが通る道がありながら、わざわざへいをつくってしまった。そしてその人は、今度はへいの外に階段...全文を見る
03月24日第68回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第5号
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○貝沼分科員 初めに自治大臣にお伺いいたします。衆議院の定数是正の問題についてお伺いいたします。  御承知のように、定数の不均衡については世論にも強い不満があるわけでありますが、御存じのように、たとえば兵庫五区の人口十一万人、これに対しまして大阪三区は五十四万人、一対五。国民の...全文を見る
○貝沼分科員 ただいまお話がありました第七次選挙制度審議会、この委員の間では、この定数是正については国会でやればよい、審議会としては区制のみに限定すべきであるといって定数是正について審議してない、こういうふうにいわれておりますが、これはいかがですか。
○貝沼分科員 いろいろ伝えられるところによりますと、今年の秋かあるいは来年の春には総選挙が行なわれるのではないか、これは大体常識的な見方になっております。したがって、定数是正をほんとうにやるのであれば本国会でやらなければならないのではないかと思いますが、この点はいかがでしょうか。
○貝沼分科員 そうしますと、もしも早く見て秋であるとするならば、この定数がいつまでにできておれば選挙をする場合に間に合うのか、この点はいかがでしょうか。
○貝沼分科員 それから、もう一点お尋ねいたします。  今国会に政府は政治資金規正法は提出するのでしょうか。
○貝沼分科員 案ができ次第ということは、今国会には間に合わせるつもりですか。
○貝沼分科員 もしも今国会にこれが出ないとしますと、いよいよ佐藤内閣はとうとう最後まで出さなかった、こういうことになりますね。したがって、佐藤内閣の最後の仕事として、これはやはりきちんと出すべきだと私は思います。この点についてお尋ねします。
○貝沼分科員 それからもう一点。これは技術的な問題でありますけれども、過疎債の問題をお尋ねいたします。  最近といいましても昭和四十五年から過疎債が設けられておるわけでありますが、地方に行きますと過疎債がせっかくついているにもかかわらず、実際額が決定するのが非常におそくなってお...全文を見る
○貝沼分科員 早目にきめるということを努力するのはわかりました。それで技術的に、大体何月ぐらいならできますか。あるいはそういう手続上の問題でどうしてもそれだけの時間がかかるというならば、それ以前に何とか方法をとって具体的な仕事というものが進むようにしていかないと、結局その間私は、...全文を見る
○貝沼分科員 その点よろしくお願いいたします。  それから次の問題は、コンビナートのある場所における防災の問題でありますけれども、これは去年も私は分科会で実は取り上げて議論したわけでありますが、最近の工業の発展に伴って消防体制とかあるいは防災体制というものが着々と進んでおるかと...全文を見る
○貝沼分科員 時間がもうなくなってきましたから結論的に申し上げますけれども、いまずっと話を聞いておりますと、まあいろいろなことをやっております。万全の体制のようでありますけれども、実際は万全の体制ではないと私は思うのです。たとえば、第六管区保安本部のところにある消防艇というのは、...全文を見る
○貝沼分科員 終わります。
04月03日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○貝沼委員 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案及び同修正案について反対の討論を行なうものであります。  反対の理由の第一は、租税特別措置は、そのときの政策目標によって、税の公平の原則をも犠牲にして行なったものであります。したがっ...全文を見る
04月05日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
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○貝沼委員 私は、今回のこの特別会計の問題に関しまして、労働者災害補償保険事業及び失業保険事業につきまして、とありますので、そのことにつきまして質疑をしたいと思います。  まず初めに、この保険料の徴収の一元化ということが実施されることになったわけでありますけれども、この一元化と...全文を見る
○貝沼委員 それでは、第六十二国会において失業保険法及び労働者災害補償保険法の一部を改正する法律というものが成立をいたしまして、ことしからこれらの制度の適用範囲の拡大をはかることになったわけでありますけれども、この拡大の方向でありますが、今後どのようなスケジュールでこの拡大をして...全文を見る
○貝沼委員 ただいまは三年程度を目途に全面拡大にという話でございましたが、この中には、たとえばサービス業であるとかあるいは零細企業及び一人親方など、こういうものも全部含まれる話ですか。
○貝沼委員 それでは次の問題に移ります。  現在、労災補償を受けるためには業務上であるとか業務外であるとかいうことが大きな問題になるわけでありますが、この業務上の災害であるということを立証するのは、現法律においてはだれがすることになりますか。
○貝沼委員 申請をして、監督署でこれを判断する、そのとおりだと思いますが、その場合問題が起こるのは、申請しても、それは業務上とは考えられないというような判断があった場合に、これは異議申し立てその他が出てくるわけでありますけれども、そういう場合に、あくまでもこれが業務上であるという...全文を見る
○貝沼委員 どうもはっきりしないのですけれども、それじゃ、たとえば本人がはっきり申請できないというような立場にあった場合には、監督署のほうでちゃんと調査をして、積極的にこれを自分で調査して認めるというようなことをやるわけですか。
○貝沼委員 その必要な場合でありますけれども、どういう場合に必要な場合が起こるかということになりますが、やはりこれは被保険者がそういう災害にあって困るから、そういう補償問題というのは起こると思うのです。黙っておるならばおそらく起こらない。したがって、必要な場合というのは、これは被...全文を見る
○貝沼委員 そういう作業をやるということは、どこに規定されてありますか。ありますか。
○貝沼委員 この条項によって、いままでに救われたという例はありますか。
○貝沼委員 ただいまも話がありましたけれども、これは最近の労働基準局の資料でありますが、去年のものも入っておりますから、おそらくことしか去年の終わりごろに出したものだと思われます。これによりますと、「最近注目される職業病」というのがありまして、「職業病は最近急増しており、新原材料...全文を見る
○貝沼委員 この職場の災害という問題は、最近ずいぶん、公害とどっちがどっちなんだというふうな見方があるわけですけれども、ややもすると公害で云々するよりも労災でいったほうが安くつくというような考え方があるような話も聞きます。そういうようなところから、私は、公害のほうは、たとえば無過...全文を見る
○貝沼委員 その点はよろしくお願いいたします。  それから、前からこれも問題になっておるととでございますけれども、給付基礎日額の算定のしかたなんでありますが、現行の場合は、保険金の場合は労働基準法の平均賃金によってきめておるようでありますが、最近は賃金制度あるいは体系というもの...全文を見る
○貝沼委員 そうして、この給付の基礎日額の算定には、賞与とかあるいは特別給与というものはいまは含んでないわけでしょう。これは含むような方向での検討はあるわけですか。
○貝沼委員 この基準法研究会の報告がまとまるのは、大体いつごろとお考えですか。
○貝沼委員 それから同じくこの決議の中に給付基礎日額の最低保障額については実情に沿うよう早急にその引き上げを行なうこと、こういうふうにありますが、これは現在どういう方向にどれぐらいのところまで進んでおるのでしょうか。
○貝沼委員 そうすると、千円というのは何%でありますか。
○貝沼委員 それから、休業補償給付の問題でありますけれども、現行は給付基礎日額の約六〇%であると思うのであります。これを少なくとも八〇%ぐらいに引き上げるべきではないかという意見がありますけれども、それに対する見解はどうですか。
○貝沼委員 それから次は、障害補償給付の引き上げの問題でありますが、現行ではたとえば一級から七級までが年金ですね。それから八級から十四級までが一時金となっておるわけでありますけれども、重度の障害、一級から七級ですが、これについては年金と同時に一時金を支給すべきである、こういうふう...全文を見る
○貝沼委員 重度のものについては年金、私は年金でいいと思うのですけれども、ただその場合、いろいろと中身をずっと見てみますと、必ずしもそれだけでは生活ができるのかどうかというふうな、非常に心配な金額になっているわけです。たとえば一日二千円ぐらいの人であれば、一体どのくらいの基礎日額...全文を見る
○貝沼委員 それから、遺族補償年金受給者の範囲の拡大でございますけれども、この点についてはどのようにお考えでしょうか。
○貝沼委員 それから、通勤途上の災害の問題でありますけれども、たとえばILOの百二十一号条約の中に労働災害には通勤途上の災害を含むという条件があるわけですね。それから四十六年の四月に労働大臣は、秋までには通勤災害の適用基準を作成、ILO百二十一号条約批准に備えたいと考えていると言...全文を見る
○貝沼委員 そう遠くない将来というのは、大体どれくらいのことを言うのでしょうか。たとえば三年とか、あるいは二年ぐらいとか、大体どの辺の感覚なんでしょうか。
○貝沼委員 この問題は非常にむずかしい問題ではありますけれども、早く結論を出していただきたいと思います。そうしてこういう通勤の途上における災害にあった人たち、これが早く救われるように私は要望いたします。  それから、次の問題でありますが、失業保険の問題、これも先ほどからと同じよ...全文を見る
○貝沼委員 それで、失業者の生活条件を改善するためには、十七条の三にあるスライド規定でありますが、これだけではちょっと不十分ではないかという点があります。これについての考え方をお願いします。
○貝沼委員 この失業保険金額を賃金日額の六〇%から八〇%くらいまでに引き上げる必要があるというふうな意見もありますけれども、これについてはいかがですか。
○貝沼委員 いままではいろいろと災害が起こった場合の話でありますけれども、やはりこういう事故が起きないということが一番大事ではないかと私は思いますね。そういうような立場から、この災害の防止とか、あるいは職業病の発生防止等に全力を尽くすということが非常に大事なのではないかと思うので...全文を見る
○貝沼委員 今国会の労働安全衛生法案につきましては、またあとで審議されると思いますが、この法案をちょっと見まして、私、かなり不満な点があるわけです。たとえば政令事項で有害物質に砒素などが扱われるのかどうかということがあります。それから使用者の義務でありますけれども、これはあくまで...全文を見る
○貝沼委員 この「労働災害の現状と対策」という中に「今後の安全衛生対策」というのがあります。何項目かありますが、この中で、これを読んでまいりますと非常にりっぱなことがずっと並んでおるわけでありますけれども、総括的に、これはこれからやるんだということでしょうけれども、実際の作業とい...全文を見る
○貝沼委員 たとえば第一番目の「安全衛生管理組織の確立」というのがありますが、これを読みますと、「企業内の自主的活動の中核として」というのがありますので、あくまでも企業の主体性ということが問題になるようであります。こういうようなところから、こういうような問題はただ事業主にまかせる...全文を見る
○貝沼委員 さらにこの「安全衛生教育センターの設置等による安全衛生教育の充実」というふうなことがありますが、これはことしの予算でも幾らかついておると私は思うのですけれども、これと、それから「産業医学総合研究所の建設および研究調査活動の充実」これとの関係、並びにいまそれがどういうと...全文を見る
○貝沼委員 建設中ということは、たとえばいま土地買収が終わったとかあるいは建物が幾らかできておるとか、それはどの辺まで進んでおりますか。
○貝沼委員 さっき三カ年という話がありましたけれども、そうするとこれは三年後には稼働するわけですか。あるいは聞き違いですか。
○貝沼委員 これができ上がった暁に相当の威力を発揮しなければならないと私は思うのでありますけれども、実際どれだけの効果を期待しながらこれをつくろうとされておるのか、その点はいかがですか。
○貝沼委員 それからもう一つの問題は、この対策には、特に見えておりませんけれども、リハビリテーションの問題であります。現在リハビリテーションというのはどういうふうに定義されておりましょうか。
○貝沼委員 たとえば医学的なリハビリテーションだけではなく、職業の訓練もする。それからさらに社会に復帰できるようにするということは、職業のあっせんなどもしてあげる——あっせんは入りますか。
○貝沼委員 そういうようなリハビリテーションというのは、私は非常に大事だと思うのです。しかし、リハビリテーションに類する施設というものはあちこちに見えますけれども、いま申し述べられましたような内容をきちんと含んでおるようなリハビリテーション、こういうものは私は非常に少ないのではな...全文を見る
○貝沼委員 八カ所と、それから作業所が六カ所ですね。先ほどからずっと話がありますように、この基準局の統計によりましても、昭和四十五年度の労働災害による被災者は百六十五万人であります。そこで、八カ所、六カ所というのは、私は個所だけではわかりませんけれども、それならば収容人員というの...全文を見る
○貝沼委員 詳しい数字でなくても、まあそんな大きな建物があるわけじゃありませんから、私はせいぜい数百人であろうと思います。これは思うだけですから……。ところが、先ほどの数字から見まして、私はこの設備というものが非常に少ない、ほんとうにこういう方向に政府がもっともっと力を入れるなら...全文を見る
○貝沼委員 一そう努力していくということでございますので、よろしくお願いいたします。  そこで、主計局にお尋ねいたしますが、こういうようないままでも答弁並びに対策、いろいろと労働省は一生懸命考えたり、やっておりますが、おくれているものをながめますと、金のかかるものが多い。したが...全文を見る
○貝沼委員 最後に、主計局のほうとして、たとえば総理大臣は福祉優先の方向に軌道修正をした、また、しなければならないというような所信表明演説をやりまして、今回の予算があったわけでございますけれども、中身をずっと見ていきますと、必ずしもそうはなっておらない。私は、そういうことで非常に...全文を見る
○貝沼委員 とにかく、こういう大事なものになると、審議会とかそういうものの結論を待つということを普通大蔵省は言うのですね。ところが、防衛費なんというのは、こんなものは一発でぽんとついたじゃありませんか。そういう言い方は私は気に食わないのです。したがって、遺憾ながらおくれておると言...全文を見る
04月11日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第16号
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○貝沼委員 運輸省にお伺いいたします。  第一点は、管制体制の問題ですけれども、現在ACCは日本列島全体で何カ所くらいありますか。
○貝沼委員 それで、東京ACCそれから福岡ACC、それから札幌ACCですね、これは全部フルに活動しておるわけですか。
○貝沼委員 それじゃ、日本列島の上を飛ぶ飛行機は、すべてが現在レーダーでキャッチできますか。
○貝沼委員 私もそうだと思うのです。全部管制塔のところに行きましてレーダーを見まして、大体見たところ富士山までは映っておりますね、羽田のところでは。それから北のほうに行きますとかなり狭まっておりまして、ということは岩手県であるとかあるいは裏日本のほうであるとか、一番問題のあるとこ...全文を見る
○貝沼委員 私は、率直に申し上げまして、あのとき感じたことは、たとえば以前事故が起こりました岩手県の問題にいたしましても、やはりあれはレーダーに映らなかったところではないかと思うのですが、この点はいかがですか。
○貝沼委員 私は、レーダーに映るような体制というものが少なくも日本列島全体について必要だと思うのでありますが、これは必要ないでしょうか。
○貝沼委員 そうすると、将来はその体制を整えるということですね、いまの答弁ですと。
○貝沼委員 そういう体制というものは当然必要であったことは、私がいまここで言わなくとも、当然わかっていたことだと思うのですね。なぜこれがおくれていたのか、ここに問題があると思うのです。いろいろな話を聞きますと、実際管制をやるためには通信技術あるいは無線技術の職員が必要になってくる...全文を見る
○貝沼委員 先ほど管制官の待遇の話が出ておりましたけれども、私は、給料だけでなくて、やはりああいう神経を使う職業でありますから、六時間そのままつとめなければならないということが、実は大きな問題であろうと思うのですね。しかし、なぜいま六時間になっておるかというところを考えてみますと...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点。飛行場は一たんつくりますと、すぐに今度はそれをばっと拡大するとか、設備をあっちへ動かしたりこっちへ動かしたりということは、なかなかむずかしいと思うのです。したがって、飛行機のほうはどんどん大型になっていきますけれども、飛行場自体がそれに伴って大きくな...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点お願いします。それは公害の問題でありますけれども、現在石油系の燃料がほとんどであると思うのですけれども、この石油系の燃料は、各工場において使われておる場合は、煙突から出るその煙に対しまして、あるいはガスに対しまして規制がなされております。しかし、煙突は...全文を見る
○貝沼委員 その煙というのは、何を意味するわけですか。
○貝沼委員 そうすると、運輸省のほうで考えている公害というのは、目に見えなければよろしいということですか。見えるとか見えないとかということよりも、何が含まれているかというのが問題なんでしょう。その点はどうなんです。
○貝沼委員 そうすると、運輸省のほうでは、社会問題にならなければ取り上げないということですね。それは現在排気ガスの問題が少ない、少ないというけれども、そんな少ないことはありませんよ。だから、やはり飛行機自体にそういう有害なものが出ないような設備というものは、必要だと思うのです。ど...全文を見る
○貝沼委員 いまは問題にならないけれども、問題になる可能性があるわけですよね。飛行機はだんだんふえてくるのでしょう。だから、やはりそれだけの、だからといって設備をたくさんくっつけたら今度飛行機は重くてしようがないですから、やはり研究ぐらいは進めてもいいんじゃないかと思いますが、こ...全文を見る
○貝沼委員 どうも私は納得いきませんね。よそで問題にならないから日本の場合も問題でありませんということじゃないと思うのですよ、排気ガスに一酸化炭素をはじめとしていろいろなものが含まれていることはわかり切っているのですから。したがって、自動車だって、一台だけ走っておったら問題になら...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点、これで終わりますが、たとえば札幌から東京に飛行機で参ります、それから東京から大阪へ参ります、そして大阪から福岡へ、こういうようなコースを一応考えます。その場合、飛行機に乗るときのチェックインはかなり時間厳守を求められておりますけれども、しかし飛行機が...全文を見る
○貝沼委員 実際に切符を買うときは、やはり連続して買うわけです。時刻表を見ながら買うのですけれども、途中で飛行機の時間が狂ってくるために、結局乗れなかったり、あるいは乗るための乗客が非常に多い場合は飛行機がさらに出発がおくれるとか、こういうことになります。たとえば先ほど話がありま...全文を見る
○貝沼委員 それは民間航空のほうでやっていることは、私はわかるのです。やっている結果が、現在、申し上げましたように、そういうふうになっているということです。したがって、ただ民間にまかせればいいというのではなくて、運輸省はやはり何らかのアドバイスというものを私はしてもいいだろうと思...全文を見る
04月21日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第21号
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○貝沼委員 私が聞きたいと思っていたことが、いままでかなり出ておりますので、なるべく重複を避けていきたいと思いますが、質疑をしていく関係上、一部ダブる点もあると思いますけれども、よろしくお願いいたします。  そこで、この日本開発銀行法の一部を改正する法律案でありますが、第一条で...全文を見る
○貝沼委員 そこで、これも前に出ておったのでダブると思いますけれども、「産業の開発及び経済社会の発展」こう変えなければならなかったその背景はいろいろあると思いますけれども、特に大きな影響を及ぼしているものは、具体的にどういうものがありますか。
○貝沼委員 もう少し語句のことを聞きますが、この「産業の開発」というのは具体的な項目としてはどういうことになるのか。それから「経済社会の発展」ということは具体的にどういう項目になるのか、その点についてお願いします。
○貝沼委員 そうしますと、この「産業の開発及び経済社会の発展」を促進するということですけれども、ただそういうばく然としたことではなく、たとえば、この資料によっても、「概況」によっても貸し付け計画などをみますと、先ほどから議論がありますように、たとえばエネルギーとか海運とかいろいろ...全文を見る
○貝沼委員 それで、まずこの計画の中で、ずっと四十七年度当初計画などを見てまいりますと、四十六年度の当初計画から改定計画に移ったところで、かなりふえておるわけですが、この中でも公害防止がかなりふえておる。これはそれでいいと思うのですけれども、今度改定計画から、たとえば四十七年度当...全文を見る
○貝沼委員 そうすると、かなり原子力発電というものの必要性を考えた上でこういうものが必要だという判断に立ったということですか。それならば、この原子力発電というものが今後どれだけ必要と考えられておるのか、たとえば新経済社会発展計画あたりの考え方あるいはまた総合エネルギー調査会ですか...全文を見る
○貝沼委員 そこで、通産省にお尋ねいたしますけれども、これは通産省公益事業局から出されている資料でありますが、それによりますと、昭和五十年に原子力発電による、原子力によるエネルギーが全体の八・六%であり、六十年には二四・八%である、こういうふうになっております。ところが、現在すで...全文を見る
○貝沼委員 よく聞こえなかったんですけれども、要するにこれはできるということですか。
○貝沼委員 そこで、この原子力発電をやる場合に、ただこれはつくればいいというものではないと私は思うのです。やはり原子力発電をやっていくそのスケジュールは、新経済社会発展計画であるとかあるいは新全総であるとか、そういうような日本全体の再開発ということを基本にした上で、この原子力発電...全文を見る
○貝沼委員 日本の再開発が叫ばれておるわけですね。したがって、それに伴ってエネルギー源というものは必要になってくるわけでしょう。それに対して、政府としては全体として総額これくらいは必要であろうということは私も書類で見えますが、この圏内においては、この辺にこれだけのものが必要だとい...全文を見る
○貝沼委員 私も原子力発電というものは将来これはどうしても必要だと思います。必要だと思いますが、ただこれだけ必要な——昭和六十年といってももうすぐですよ。昭和五十年といったってもうすぐなんですから、こういうときに、大体これは必要なんだ、必要に迫られるのだ、やむを得ないのだ、あるい...全文を見る
○貝沼委員 そうしますと、ことしじゅうはとても無理だと思いますが、目ざすのは大体何年以内ぐらいにその結論を出すということですか。
○貝沼委員 それからもう一言。これは総合エネルギー調査会の答申、四十二年の分ですけれども、これによりますと、原子力発電についていろいろ述べておるわけですが、「わが国における原子力発電の実用化は、いよいよ本格的段階に達しつゝあるが、それに関連する技術および産業体制は諸外国に比しおく...全文を見る
○貝沼委員 私は、結論的に申しますと、地域の人とのコンセンサスが得られないうちはやはりやらせてはいけないと思う。それはいろいろと説明することもあるかと思いますけれども、やはり納得ずくでやらないとうまくない。ところが私たちが見ている範囲では、かなり強引なところが相当見受けられる。そ...全文を見る
○貝沼委員 将来は原子力発電にならなければならぬと思うのです。ところが、日本の国にあるウランの埋蔵量というのはごく微々たるものであって、それを掘ればむしろ採算が合うか合わないかわからないという状態だと私は思うのですね。むしろ合わないと思うのですけれども。そこで結局ウランというのは...全文を見る
○貝沼委員 加工はどうでありますか。
○貝沼委員 いまのやっているというのは、日本の国でイエローケーキをつくっているのですか。それをこれから強くしていくということですか。
○貝沼委員 イエローケーキはどこでつくりますか。
○貝沼委員 そうしますと、濃縮ウランをつくるわけですよね。たとえば酸化ウランをとってきて、それでもって濃縮しますね。そしてイエローケーキをつくりますね。この工程はどこの国でやりますか。
○貝沼委員 将来もこれはその産地の、鉱山のある国ですね、要するにとれる国、その国でイエローケーキをつくったものを、日本はそれを購入していく、こういう姿勢をとっていくのか、それとも日本でイエローケーキをつくるという姿勢をとろうとするのか、この点はいかがですか。
○貝沼委員 いまの答えは、ウランのとれた国で濃縮ウランをつくる、それを日本が購入するという形になるという意味ですか。
○貝沼委員 ぼくはこの問題は非常に大事な問題だと思うのです。これがどっちになるかによって、たとえばさっきから自主開発とかあるいはいろいろ言っていますけれども、この方法ががらっと変わってくるわけですね。だからこの基本的な点、まあそれはいろいろ政治的な問題があることはわかりますよ。濃...全文を見る
○貝沼委員 そうしますと、とにかくそれは非常にむずかしい問題である、検討中であるということですから、しばらくの間何年間かはとにかくイエローケーキをそのまま日本が購入する形をもって原子力発電は進められていく、こういう意味でありますか。
○貝沼委員 ちょっといまはっきりしないところがありましたが、アメリカに送るというのは、よその国のものも全部アメリカへ送って、それで日本へ持ってくるということですか、日本が買ってきたのをまたアメリカに送って、濃縮ウランにしてもらって、それを日本に持ってくるということですか、どっちで...全文を見る
○貝沼委員 その鉱石のとれる国で濃縮できる国はないからそういうふうにするわけですか、それとも、あるけれども、アメリカまで持っていかなければならないという何かがあってそうするわけですか、どっちなんですか。
○貝沼委員 大体そういうふうに燃料のほうはいわば非常に窮屈な形になっているわけですね。ところが、先ほどから言っておりますように、昭和六十年のときは、これはもう膨大な原子力発電が実はでき上がっておらなければならない。バラ色の日本ができあがるために必要なわけです。そこで私は、はたして...全文を見る
○貝沼委員 いまも声が出ておりましたけれども、私は、公害はあると思うのです。それで、例をあげましょう。これはきょうの新聞ですね、先ほどからも話が出ておりましたけれども、茨城県東海村の日本原子力研究所東海研究所で問題が起こっておりますね、これは科学技術庁よく知っていると思います。そ...全文を見る
○貝沼委員 いまいろいろ話がありましたけれども、うっかりしておる。うっかりしたことが公害につながってもらっちゃあ実は困るんでありまして、人間ですからうっかりすることがあろうかと思いますけれども、たとえそういうようなうっかりする人がおっても、ちゃんとそれが防がれていくように設備がな...全文を見る
○貝沼委員 どうも不安げな答弁なので、それでは原子力発電をうんと奨励するということは、私は非常にむずかしいと思うのです。開発銀行総裁、先ほど阿部委員のほうから、一体銀行当局はしこういったことをわかっていてやっているのか、金を貸しさえすればいいというようなものじゃないぞという話があ...全文を見る
○貝沼委員 実はそういう管理をしておっても、きょうの新聞に出ておるように出ておるわけです、さらにこれだけではないのですね。先ほど、人的な被害がなかったので幸いであったというふうな話がありましたけれども、これは出ておるものを見ますと、たとえば「濃度は一ccあたり約〇・〇〇八マイクロ...全文を見る
○貝沼委員 それで通産省の公害保安局のほうとしては、これについて何らかの関係はありますか。
○貝沼委員 そうしますと、これは科学技術庁で全部原子力関係は責任持ってやるということになるのですか。
○貝沼委員 何かごちゃごちゃしているようですが、たとえばある発電所において事件が起きた、こう仮定しますね、その場合、責任は通産省ですか、科学技術庁ですか。
○貝沼委員 その仕事はわかるのですけれども、責任の所在はどこにあるのですか。
○貝沼委員 政務次官、大蔵省の政務次官ですけれども……。
○貝沼委員 政務次官、政務次官は大蔵の政務次官ですけれども、政府委員ですから、私は政務次官にお願いしたいのですけれども、これは議題にしてちゃんと責任の所在というものをはっきりすべきだと私は思うのです。その点はいかがでしょうか。
○貝沼委員 いや、そうじゃない。議題にするかどうかだ。
○貝沼委員 そういうようなことで、まだ原子力発電の問題は、そのほかたとえば原子力発電に使った燃料の廃棄物、これを今度どこへ持っていくかとか、持っていく経路、こういうようなこともあります。それからさらに冷却水の問題で海水の温度が上がる。ただ温度が上がるだけで何にも変なものは流れるわ...全文を見る
○貝沼委員 そういうことでありますから、開発銀行総裁、これは実は非常に意味深なものなんです。そこで、ここに原子力発電所をつくりたいからすぐ融資していただきたいといったら、それはもうかるというのでばんと出していくというやり方は、これは私はほんとうの日本の開発という立場から考えると、...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一つの項目の中に、公害防止というのがカッコをしてずいぶんあります。この公害の防止の内容につきましては、先ほど幾つか具体的に話が出ておったようでありますけれども、たとえば重油脱硫装置というものはどんどんふやしていくという考え方を通産省は持っておるのか、それと...全文を見る
○貝沼委員 この問題も、突き詰めていきますと、低硫黄原油の開発ということが問題になってくるわけです。やはり硫黄の多いものを購入してきて、そうしてそれを脱硫して一生懸命金をかけるよりも、むしろ低硫黄の原油をちゃんと購入できるように自主開発するということが一番の問題になるわけです。と...全文を見る
○貝沼委員 それはまた私も今後、私の近くにはたくさんのそういう工場がありますから、具体的な実例が幾つかあるのです。それをもってまた議論することとして、きょうはやりません。ただそういうようなものなんです。公害防止といっても、総裁にこういうことを知ってもらいたいから、私は言っておるの...全文を見る
○貝沼委員 それで、たとえば現在融資をしていきます、公害があるために公害の設備に融資をしたその先というものは、先ほど話が出ておりましたように、かなり大きな資本を持っている会社がまあ大部分であろうと思いますね。そういうようなところから、一たん融資をしますと、これは開銀の岡田さんの話...全文を見る
○貝沼委員 大体これで終りたいと思いまするが、最後に要望だけ申し上げておきたいと思います。  日本開発銀行である以上、やはり一部の大企業の御用銀行になっては私はならないと思います。やはり根本的には日本の再開発というか、あるいは開銀法の目的にあるように、この目的がきちっと達成され...全文を見る
04月26日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第23号
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○貝沼委員 総理大臣にお伺いいたします。  納税者にとって税金がどのように使われるかということは一番関心を持つところでありますけれども、最近いろいろとニュースなどを見ておりますと、どうも税金がある意味においてはむだ使いの危険性があるのではないか、こういうふうにずいぶん言われてお...全文を見る
○貝沼委員 そうしますと、究極において責任は総理ということになりますか。
○貝沼委員 そこで、私は去年日本は円の大幅切り上げをやったわけでありますけれども、その結果、八千六百億円の国損をしたといわれております。日銀の三月期決算は創業九十年の歴史の中で初めて赤字になった、こういわれております。一体、この損失の責任というのは、いまの論理からいきますとこれは...全文を見る
○貝沼委員 総理の耳にあまり届かないそうでありますけれども、その辺の、たとえばマスコミの書類などを見ますと、ちゃんとそういうものが幾らでも出ておりますから、どうぞきょうお帰りになりましたらひとつゆっくりとごらんいただきたいと思います。  それから、大蔵大臣は先ほど長期的な見地に...全文を見る
○貝沼委員 その経済状態によって、どうも大蔵大臣のことばから考えますと、ほかに何か財源の当てがあるような感じがするわけでありますけれども、そういう考えはこれには含まれておるのでしょうか、それとも含まれてないのでしょうか、大蔵大臣。
○貝沼委員 その総ざらえというのは、どういう方向に向いての総ざらえになるわけですか。いままでのをある程度やめるという考えがあっての総ざらえですか、それともいままでのをもっと継続させるという意味の総ざらえですか、どういうのを考えておられますか。
○貝沼委員 それについてもまだ議論があるわけですけれども、先ほどから出ております減税の問題について私は一言申し上げたいと思うのです。  先ほどから話がありますけれども、景気浮揚の一助として個人消費を促そうというので、総理大臣が声をかけてきまった減税でありましたけれども、その後一...全文を見る
○貝沼委員 これは総理、所得が上がっていることは私もわかっているのです。しかしながら、たくさんの人と会っていろいろと具体的なお話を聞きますと、総理がものすごくよけい上がるような感じで言いましたけれども、やはり総じてそうじゃないのです。そう上がるぐらいであれば、これほど不景気ではな...全文を見る
○貝沼委員 それならば総理の考えからいきますと、現在郵政省で考えているようなものは妥当だとお考えでしょうか。
○貝沼委員 それならば、たとえばこういったようなものはどうかという反応を見るために、政府は積極的にそういう政策を出されるお考えはありますか。
05月12日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第26号
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○貝沼委員 東畑先生にお願いいたします。  一般減税についてできるだけ早い時期に政府が適切な判断をすべきであるというふうにおっしゃったと思いますけれども、このできるだけ早い時期ということについて、私は先ほど内田先生の意見なども考えますと、やはり税制を考えていく時期というところか...全文を見る
○貝沼委員 初めに内田先生にお尋ねをいたします。  先ほどのお話の中で、景気動向を見るのに政府のみでなく民間でも見る体制が必要である、その結果は公表されるべきであるというような話があったと思いますけれども、こういうような体制というのは私も必要だと思いますけれども、先生は具体的に...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点は、議会に専門家委員会のようなものが必要ではないかという御意見があったようでありますけれども、これは具体的にどのような発想のもとにあるのでしょうか。
○貝沼委員 それから、円切り上げ後の日本の経済というものは大きく性質の上で変わってきていると思いますけれども、今後はやはり国民福祉の向上に直結するような政策を推進するためのいろいろの税制というものがなされなければならないと私は思います。こういうようなところから、あるいは先ほど内田...全文を見る
○貝沼委員 政府は高福祉高負担ということをいっているわけでありますけれども、この高福祉を実現するためには、やはり財源の調達というものが大きな問題になってくると思うのでありますけれども、今後財源の調達ということを考えた場合に、どういうところに力を入れるべきとお考えでしょうか。
○貝沼委員 それから、ずっと言われておることでありますけれども、国民の税負担に対する不満というもの、不公平であるという不満が非常に多いわけであります。この不満の中身を見ますと、税制上の不公平なもの、それからさらに課税所得の把握率が異なるために不公平であるということ等があると思いま...全文を見る
○貝沼委員 土地税制のことで稲葉先生にお伺いいたしますが、現在の土地税制が昭和五十年までの臨時措置法になっておるわけですが、この五十年を過ぎた後、五十一年以降についてどうあるべきかということがもう検討されなければならないと思うわけでありますけれども、先生の率直な考え方、御意見とい...全文を見る
○貝沼委員 税制だけをどうするという考え方ではなくて、土地政策というものがいま予定どおりいっていないわけですけれども、土地政策というものが思うようにいかなかったという現時点において、先ほどからいろいろの先生から、たとえば公団の話やいろいろ出ておりますけれども、いますぐこうすべきで...全文を見る
05月16日第68回国会 衆議院 社会労働委員会大蔵委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号
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○貝沼委員 初めに、政管健保の赤字の要因でありますけれども、いままでいろいろ報道等においてもいわれておりますし、また社会労働委員会の議事録などを見ましても、いろいろいわれておるわけでありますけれども、いまひとつすっきりとした理由ということには、私は納得がいきません。  そういう...全文を見る
○貝沼委員 大蔵大臣は、どうお考えですか。
○貝沼委員 収入が少なくて、そしてかかる金が多いということだろうと思うのですけれども、私はそれだけではないと思うのです。これだけではないと思います。ただ政府がそれだけの理由でこれをやったのであれば、私は問題が複雑になってくるんじゃないかと思います。たとえばよくいわれる例といたしま...全文を見る
○貝沼委員 どの健保にもそういう一つの特徴があるから、これは必ずしも赤字の要因とは考えないというようなことだと思いますけれども、しかし厚生大臣は、これは調べた上でそういうような判断をされたのですか、あるいは一つの感じの問題で答えられているのですか。
○貝沼委員 そうじゃなくて、地域差のあるその理由というものを、どういう理由によってこの地域差が出てくるのかということはお調べになりましたか。
○貝沼委員 それはわかるのですよ。そこは厚生大臣の言わんとすることはわかりますよ。しかし、ただこの要因というだけではなくて、地域差が出てくるということもはっきりわからないと、やはり健康保険の問題というものは、私は根本的に議論することはできないと思うのです。その土地によって必ずそう...全文を見る
○貝沼委員 いま厚生大臣は、診療機関の多いところは多いのじゃないか。ところが、東京は多いのじゃないですか。たとえば、岡山と東京を比べた場合には東京が少ないのですか、どうなんですか。
○貝沼委員 どうもはっきりしませんね。とにかくそういう——私はどうも厚生大臣は感じでおっしゃっているのじゃないかと思うのですけれども、調べたことはおありなんですか。
○貝沼委員 その因果関係も私は必要だと思うのです。やはりそういう診療の実態というものがきちんと把握されないと、これからどう対応すればいいかという問題がはっきり出てこないのじゃないかと思いますので、私はいまそれをお尋ねしたわけです。したがって、厚生省としても、今後さらに、そういうベ...全文を見る
○貝沼委員 それで、この答申でいっているものというのは、いわゆる抜本改正でありまして、ほんとうの抜本改正をいっているのです。ところが、先ほど大蔵大臣が言いましたように、現在、院に提出されているものは、これはさしあたりの抜本改正である、こういうことになっております。そうしますと、こ...全文を見る
○貝沼委員 そうしますと、これは抜本改正ではありませんね。要するにいまの答弁は、抜本改正という名前は使っておるけれども、事実は抜本改正ではないということですね。
○貝沼委員 先ほどからの話を聞いておりますと、私は、この健保の法案を通すための一つの小道具というか、あるいは何らかのかっこうをつけるために、そういうものがいまになって提出されたのじゃないかという感じがしないわけでもありません。こういうところから、私は非常に割り切れないものを感じる...全文を見る
○貝沼委員 それから厚生大臣、患者が病院から薬をもらってきますけれども、この薬は一〇〇%飲まれている、使用されている、こういうふうにお考えですか、この点はいかがですか。
○貝沼委員 この問題について、ある団体はその実態を調査したことがあるわけですけれども、その調査の結果については御存じですか。
○貝沼委員 ほんとうは知らないはずはないと思うのですけれども、知らないなら知らないでけっこうです。実際こういうものを調べた結果、ある報道によりますと、せいぜい六割くらいしか使われていないのじゃないかというふうにもいわれておるわけであります。  そういうような問題、あるいは最近の...全文を見る
○貝沼委員 時間があまりありませんので、次の問題に移りますが、先ほども問題になっておりましたが、国庫補助の定率化の問題であります。  この国庫補助の定率化で五%になった、このことについての根拠というものがどこにあるのかという先ほどからの質問でありますけれども、どうもこの五%には...全文を見る
○貝沼委員 この五%につきまして、たとえば大蔵大臣の答弁のように、実情に即した補助であると思う。この補助という考え方から五%という数字が出てきたのであれば、社会労働委員会においてわが党の古川議員が質問をしたことがあります。  それはどういうことかといいますと、保険料率を現在のま...全文を見る
○貝沼委員 予算がきまってから諮問したのでは、むずかしいということですけれども、赤字対策というものは、いま始まったわけじゃないでしょう。初めからわかっていることでしょう。したがって、いまの厚生大臣の答弁というものは、要するにそれでは厚生省は怠慢をしておりましたということを言うのか...全文を見る
○貝沼委員 私は、厚生大臣の答弁だけでは納得がいきません。  大蔵大臣もこのようにお考えですか。
○貝沼委員 いま大蔵大臣はずいぶん開き直った言い方でありますけれども、要するに政府には何の悪いところもなかった、こういうことですか。
○貝沼委員 いろいろ出したけれども、通らなかったというのでしょう。それは満足のいくようなものが出てこないから、だから通らなかったのですよ。その辺を、何でもかんでも出せばいいというものじゃないと私は思います。その辺よく考えて、国民の要望あるいは審議会等でいっているようなことが、ほん...全文を見る
○貝沼委員 厚生大臣。
○貝沼委員 それから保険料率の弾力条項についてお尋ねいたしますけれども、先ほどから問題になっておりますように、社会保険庁の長官の裁量によっていろいろと弾力的に運用されるわけでありますが、これははっきりいえば政管健保でありますから、当然国会の審議を経ていろいろな問題がきまらなければ...全文を見る
○貝沼委員 この社会保険庁長官が「社会保険審議会ノ意見ヲ聴キ」云々となっておるわけでありますけれども、この審議会の意見がもしノーであった場合はどうされますか。それからさらに、半数の人がノーという返事の場合はどうなりますか。また、少数の人がノーという場合にはどうなりますか。この点に...全文を見る
○貝沼委員 答申では、この「千分の八十を限度とする保険料率の弾力的調整の規定は、保険財政の長期的安定を図るためには必要なものと説明されてはいるが、少なくとも昭和四十七年度においては、すでに収支は均衡され、発動の必要はない。何故この際規定しようとするのであろうか。むしろ、抜本対策の...全文を見る
○貝沼委員 いまのところから考えて私は非常に心配であるが、いま大臣がそのようにおっしゃっておれば、これはある程度まではよろしいのじゃないかと思います。しかし、これは全面的に信用したわけではございません。  それからもう一つは、いわゆるたな上げをした累積赤字の金額でございますけれ...全文を見る
○貝沼委員 時間がないそうでありますけれども、大蔵大臣、これはいまの答弁のとおり、ありませんね。
○貝沼委員 では最後に、もう一つだけ聞いて終わりにしたいと思いますが、この新規の借り入れを限定するというふうになっておりますけれども、これは具体的にどのようにお考えですか。
○貝沼委員 時間が来たそうですので終わりたいと思いますけれども、それならば、この答申にあるように、政管健保の「累積赤字を棚上げし、その償還財源に当てるため、一般会計より補てんする措置は、一応評価できるが、これに伴い累積赤字の解消が将来保険料収入の一部で補てんされることのないよう法...全文を見る
○貝沼委員 以上で終わります。
05月24日第68回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号
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○貝沼委員 初めに定数是正の問題についてお伺いしたいと思います。また時間があればその後恩赦の問題や、また政治資金規正法の問題にまで触れたいと思いますけれども、初めに定数是正について、自治大臣は現在の定数は非常に妥当だとお考えですか。
○貝沼委員 私もこの定数の問題は非常に重大な問題だと思います。分科会のときも自治大臣にこのことについて伺ったわけでありますけれども、時間の関係で実は詳しく議論することができなかったのです。そこで、今回はそれについて少し議論してみたいと思うのですけれども、この定数の是正という問題は...全文を見る
○貝沼委員 答申を待ってということですけれども、じゃいつごろまでに答申をするのか。それからまた自治大臣としては、たとえば今国会に間に合うように答申を受けたいというような意思表示があったのかどうか。もしないとすれば、いつごろを予定されておったのか。その点についてお答えいただきたい。
○貝沼委員 そうしますと、今国会には間に合わせたいというような切々たる気持ちは、自治大臣にはなかったのですか。
○貝沼委員 そうすると、今国会にはまず間に合わない。そこで、実は私は、この問題はただ定数のアンバランスだけではなく、時間的な緊急性があると思うのです。場合によってはこれは法律違反になるのじゃないかという感じもいたします。たとえば、申し上げるまでもないことですけれども、憲法の選挙権...全文を見る
○貝沼委員 それで現在の定数の配分の方式でございますけれども、これはどういう手順によってきめられたものでしょうか、あるいはきめるべきものでしょうか、この点についてお伺いします。
○貝沼委員 それは国勢調査によるということですね。何年にこうやった、こうやったと言われますけれども、あなたのいまおっしゃったことをせんじ詰めると、国勢調査によるということでしょう。要するに、原則的に、たとえば日本の定数というものはどういう基準があるのか、この基準に照らした場合にこ...全文を見る
○貝沼委員 ですから、人間が生活する社会において選挙をするわけでありますから、人数を基準にするのは私は当然だと思います。ただ、その人数がどの人数を境にするかということには、国勢調査が一番正確であると思いますから、それを基準にするのは私は当然だと思います。しかしながら、その人数をも...全文を見る
○貝沼委員 自治大臣、こういう基準がないというのに数字ができ上がっているというのはふしぎだと思いませんか。各国の公職選挙法というのはすべてそうなっておりますか。あるいはこういう規定がないのは一体どこの国がございますか。
○貝沼委員 わからないじゃ困るんですよ。要するに、それならば自治大臣、あるべきものとお考えですか。なくてもよろしいものとお考えですか。
○貝沼委員 いまの政府側の答弁を総合いたしますと、要するに、現在きまっておる定数についての説明はできないという結論になるのですね。当時の理由、そういったものは何もないんですね。また、いま自治大臣は人数ということだけを取り上げて言いましたけれども、人数だけでまずければほかの要素も考...全文を見る
○貝沼委員 私は、いまの中選挙区制度が悪いと言っているのではないのです。これはそれでいいと思いますけれども、定数の問題を言っているわけです。  そこで、たとえば日本の場合は民族が一つでありますからあまりそういうことはやかましく言わないんだろうと思いますが、外国の場合は、多民族国...全文を見る
○貝沼委員 自治大臣の考えはわかります。  それで、特にPRもしておらない。はっきり言って、おれの入れた票はこれくらいの発言権なのかとわかるのは、たとえばある区において有名な人が落選したりしたときに大体わかるんです。一般にはデータを持っている人はそう多くいるわけではありませんか...全文を見る
○貝沼委員 この定数の問題は非常に大事であるから、野党としても早くこれを是正すべきである、こういうことを何回も主張しているわけですけれども、今国会においてどうもそれが危ぶまれておるわけでありますが、私はそれは非常に残念であり、遺憾なことだと思います。  そこで、もしこのままたと...全文を見る
○貝沼委員 それでは、自治大臣の決意のほどを伺いたいわけでありますけれども、次の選挙まではどうしても間に合わせようという決意がおありですか。
○貝沼委員 この問題は非常に重大な問題でございますので、自治大臣の責任のもとに早急にひとつ解決をしていただきたいと思います。  次に、恩赦の問題に移りたいと思います。もうすでにこの恩赦が行なわれておるわけでありますけれども、この恩赦の行なわれた状況その他を見まして、いままでの恩...全文を見る
○貝沼委員 それから、実はこの恩赦の制度自体に問題があるのじゃないかと思うのですね。昔のいわゆる全体主義みたいなそういう考え方があるのじゃないかとい生感じがするんです。したがって、恩赦の法律自体を云々すべきところがあるのじゃないかと思います。これはもう法務大臣の範囲でありますけれ...全文を見る
○貝沼委員 いろいろな意味でしょうけれども、どうも同じ選挙違反の人で、恩赦によって個々に差があるということは、これはちょっと前時代的な考え方のにおいがするわけです。こういうようなことも含めて、私はこれは洗い直しをする必要があるのではないかという感じを持っているわけです。今後また、...全文を見る
○貝沼委員 それでは終わります。
05月30日第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第32号
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○貝沼委員 二、三質問したいと思います。  まず第一点は、たばこ耕作に関する問題であります。先日、私はたばこを耕作しているところをずっと回りまして、そして実際つくっている人たちの声なり、あるいはやっている姿あるいはその状態、それらをずっと見てきましたけれども、その中でどうしても...全文を見る
○貝沼委員 大きくいえばそういうところにあると私も思いますが、それをさらに具体的に分析をして考えてみますと、やはり労働力の不足、それから価格の問題、ことにドル・ショック以来、ドル・ショックというのは輸出業者に相当の影響を受けたことは当然なんですけれども、しかし、実際歩いてみますと...全文を見る
○貝沼委員 青年の耕作者の育成、これは私も必要だと思いますが、やはりその裏づけは、そこにたばこを耕作しながら現金収入がちゃんと入って、そして生活がきちんとできる、この裏づけがないと、おそらく教育はできても実際やる人というのは住みつかないんじゃないか。これは現在の過疎地ですね、こう...全文を見る
○貝沼委員 いま耕作の規模拡大というお話がございました。この公社からいただきました資料を見ましても、この人員とそれから耕作面積の比というものを見てみますと、たとえば一人当たり何アールというふうにこれが出るわけでありますがざっと計算したところによりますと、これが年々ふえておるわけで...全文を見る
○貝沼委員 その五十アールぐらいということは、これは耕作組合とかあるいは耕作者に対して大体これぐらいを目標にしておるんだということは意思表示されたことはあるんでしょうか。
○貝沼委員 ぜひともそういう問題は、私は耕作に対する長期的なビジョンという観点からする必要があると思うのです。先ほどいろいろとくどくど申し上げましたけれども、その根本は、私がこれらら一つ一つあげて最後に言おうと思うことは、それは公社の長期的ビジョンというものをきちんとつくって発表...全文を見る
○貝沼委員 いまの答弁ですと、三十九年の答申できまっているわけですね。大体その意向がきまっている。三十九年から現在はもう四十七年、そうするとかなり年月がたっております。そうして、その間における農村の変化の状態もまた著しいものがあると思うのです。当時日雇いという基準でもって労賃がき...全文を見る
○貝沼委員 その調査というのは、大体いつごろに結論を出すという目安で進められておるわけでしょうか。
○貝沼委員 そうすると、来年ということになりますけれども、こういうことは時々刻々と変わっていく問題でありますから、やはり長い期間かけてできあがることも大事でしょうけれども、そのときそのとき的確な判断を下していけるということもまた必要ではないかと思います。  そこで実は、実際耕作...全文を見る
○貝沼委員 それから、報道によりますと、東南アジア事務所の開設とか外資提携の問題、クロスライセンスの問題など、いろいろいわれておりますけれども、こういうようなところから耕作者の声を聞いてみました。その声は、どうもわれわれ耕作者は将来だんだん圧迫されていくんじゃないか、むしろ外国か...全文を見る
○貝沼委員 よく聞こえなかったのですけれども、自給率はどのくらいになりますか。
○貝沼委員 そうしますと、昭和五十一年ごろの見通しとして、大体日本のものが七〇%、こういうふうに理解してよろしいわけですね一いまよりに少し減るということになるわけですか。それは量についてはどういうようなぐあいになるのでしょうか。
○貝沼委員 いまより減りますか、ふえますか。
○貝沼委員 そうしますと、やはりこれはあまり減ってはならないわけでありますから、いまのようなぐあいで減っていきますと、これはちょっと五十一年の目標というのはむずかしいのじゃないかという気がするのでもけれども、それに対する手当てというか、そう耕作者が減っていかないようにこれは手を打...全文を見る
○貝沼委員 そうすると、五十一年以降が実は問題になってくる、こういうことですね。そうすると、五十一年以降についての何らかの考え方というものを、概論的なものでいいでしょうけれども、それはある程度私は国民の前に出してもいい時期ではないのか、こう思いますが、この点いかがでしょうか、総裁...全文を見る
○貝沼委員 その点は私は耕作者が非常に不安を感じておりますので、実は申し上げたわけであります。どうせつくるならば喜んでつくっていけるようなそういう体制というものをつくっていく必要があるのではないか、こういうわけであります。  それから、これは別の問題でありますが、巻きたばこのほ...全文を見る
○貝沼委員 いまの説明ですと、製造や巻き紙もあまり意味がないということですね。それでよろしいのですが。
○貝沼委員 それからもう一つ。報道によりますと、いよいよ八月ごろから有害表示かあるいは注意表示かどっちかわかりませんけれども、つけられるようです。それで四月の二十日に大蔵省で本ぎまりになったといわれておりますけれども、これはいつからどういう形式でそれは表示されますか。   〔委...全文を見る
○貝沼委員 それはどういうふうに表示されますか。
○貝沼委員 そうすると、これはどうなんですか、有害表示の範囲になるんでしょうか、それともならないんでしょうか、その辺の判断を……。
○貝沼委員 そうしまと、総裁のことばからめ進ますと、要するにたばこは有害であるという説を専売公社としては認めたというふうに判断してよろしいですか。
○貝沼委員 それでは大蔵省、入っていますね。大蔵省の見解はどういうふうになっておりますか。
○貝沼委員 でもこれは有害表示をするわけでしょう。ではないかと言ったって、そういう段階では私はないと思うのですね。もうするときまった以上、これはやはりただ何となくわからないような返事でならないと思うのですね。その有害表示をする裏づけの考え方というものがあってしかるべきだと思います...全文を見る
○貝沼委員 これも長くやっもしようがないので、一つだけ聞いておきますけれども、吸い過ぎというのは大体どれぐらいを基準にしておりますか。
○貝沼委員 この表示は、こういうふうに表示するべきであるというものは、法律できめるのですか、政令か何かできめるのでしょうか、それが一点。  それからもう一つは、外国のたばこが日本に入ってくる、この場合には、日本ではそういう表示をする法律がないからというので、いままでは何も書いて...全文を見る
○貝沼委員 私は、いままで何も書かなかったときと、それから書くときとでは意味が変わってくると思うのです。向こうでは有害表示されておるものが、今度は日本に入ってきて、そうして注意表示に変わってしまうというケースと、向こうで有害表示されておるものが、日本に来ては有害とも無害とも言わな...全文を見る
○貝沼委員 私は、こういうたばこそのものの動向によって、つくる人たちがいろいろと思惑があるわけでありますので、その二、三をいま問いただしたわけでございますけれども何といっても、いま耕作者から見ますと、専売公社として耕作に対する長期的なビジョンというものをはっきりと出してもらわない...全文を見る
06月16日第68回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第7号
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○貝沼委員 私は、この災害の問題につきまして質問をする前に、まず、この災害によってなくなられた方々に対して、心から御冥福を祈るものであります。また、被害にあわれた方々に対しましては、心からお見舞いを申し上げるものであります。  まず質問の第一点でございますが、ただいま報告がござ...全文を見る
○貝沼委員 時間があまりないようでありますからまとめて聞きますけれども、天災融資法の発動を判断する前にちょっとお尋ねしておきたいのでありますが、第一点は、この場合は二つの低気圧になるわけでありますけれども、これは、政府としては、一つの災害として判断をしていらっしゃるかどうかという...全文を見る
○貝沼委員 しばらく時間をかけないとはっきりした結論が出せないということでございますけれども、これはいつごろをめどにして、その結論を出す予定ですか。
○貝沼委員 できるだけ早くということでありますが、早急にひとつお願いいたします。現地の方方は非常に困っておるわけでありますから、特にそれをお願いするわけであります。たとえば、この問題につきましては、たしか全国農業会議所からも要望が出ているはずでありますし、また、岡山県からも陳情が...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点、副長官にお尋ねいたしますが、個人災害に対する救済措置の問題でございますけれども、これはいつから発効するようになりますか。
○貝沼委員 ぜひとも四十七年度から実施できるようにひとつがんばっていただきたいと思うのです。  実際見ますと、法律でかかってくるような災害の人は、実はわりと少ないのであって、よくよく見ると、やはり個人災害というものが非常に多いんですね。そういうようなところから、私は、ほんとうに...全文を見る
○貝沼委員 さらに促進をするということでありますが、実際このように指定していないところがたくさんがけくずれが起こっておるということは、これはもっと時間をかければ詰めることができるのですけれども、まあきょうは詳しいことまでできませんので残念ですが、やはり指定をする段階における指導と...全文を見る
11月07日第70回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○貝沼委員 午前中からずっと質疑を聞いて勉強しておったわけでありますけれども、やはりこの問題、つまり円切りの非常に危険性があるという問題の根本ですね、この根本問題は一体どこからくるのか、こういうことが私はやっぱり大事であろうと思います。ただ、ドルがたまったからというのは結果であっ...全文を見る
○貝沼委員 こういう経済状態に追い込まれた原因というのは、どういうふうにお考えですか。
○貝沼委員 そういう経済構造の問題で、ただ、いまの経済状況で円の再切り上げが心配である。したがって、今回出ておるような法案等が出されて、そして調整をしようというような問題の場合、やはり根本的な問題を解決しないと、これは何回も何回もまた繰り返していくのではないか。したがって、いま国...全文を見る
○貝沼委員 回避できると言わなければなりませんでしょうけれども、しかし、現実に出ておるいろいろな情報あるいは状況、こういうものを判断してみますると、どうもおぼつかない点がたくさんあります。そこで、先ほどもたしか質問があったと思いますけれども、今回のこの法案によってどれだけの効果と...全文を見る
○貝沼委員 先ほどたしか数字では、十億ドルの内容というものが、関税率の引き下げによって二ないし三億ドル、それから輸入の関係が二億ドルぐらい、特恵が一億ドルぐらい、その他四ないし五億ドル、合計十億ドルぐらい、こういうような話だったと思いますが、この数字は間違いありませんか。
○貝沼委員 この場合、特恵というのはどこでやっているのですか。
○貝沼委員 今回の第三次には特恵は入っているわけですか。
○貝沼委員 法案の中に入っていないと、これはどこでされるわけですか。
○貝沼委員 通常国会ということですけれども、実際出てないわけですよね。実際は出ておりません。ただ検討している段階であって、出ておらない。ところが、それならば、計算するときに、特恵関税の部門だけでなく、ほかのものも通常国会にかけるというような意味の答弁がだいぶあったと思いますけれど...全文を見る
○貝沼委員 私もそういうこまかいことはほんとうは言いたくなかったのですけれども、先ほどから対外経済政策推進関係閣僚懇談会のこの資料によって説明されたのを聞いておりますと、たとえば輸入の自由化の問題とかあるいは特恵関税制度の改善とか、いろいろ出ておりましたけれども一この中で、次期通...全文を見る
○貝沼委員 林さんは、雑だと言うだろうということですから、私はそのとおり、そう思います。  それで、そういうものははっきりと何ぼ何ぼというところまでは出ないことはわかりますけれども、やはりある程度のスケジュールというものはなければならないし、おそらくあるんだとは思いますけれども...全文を見る
○貝沼委員 さらにもう一つ、ついでですから……。  ある報道によりますと、政府、日銀首脳は、十二月に行なわれると見られる総選挙終了後、円の再切り上げについて決断せざるを得ないという意向を二十日表明したというような報道があるのですが、この点についてはいかがでしょう。
○貝沼委員 こういう発言があったらたいへんだと思います。  さらに今度は、こういう報道だけでなく実態のほうからいろいろと考えてみると、どうも不可避ではないかという色合いが非常に濃いわけです。たとえば、九月の貿易収支は再切り上げを見越した輸出急増で九億ドルをこして、このままいくと...全文を見る
○貝沼委員 民間経済界では、円の再切り上げはもう時間の問題である、年内か一月ごろであろう、こういうふうな判断をして、そしてもうすでに自主的に対策を立てていろいろと取引をやっているようであります。また、再切り上げを見越したリーズ・アンド・ラグズ、これに対する内圧も出始めているという...全文を見る
○貝沼委員 それから、まっ先に私は申し上げたいのでありますけれども、要するに、こういう問題は日本経済の体質からきておる。したがって、その体質を改善しなければいつになってもまた同じことを繰り返すであろう。これではどうしようもないのでありまして、やはりこれをほんとうに回避しようと思う...全文を見る
○貝沼委員 そこで、その構造を改善するということでありますけれども、それならばまだまだやるべきところがたくさんあったではないか、こういうふうに私は思うのです。  それは、先ほども指摘があったかと思いますけれども、たとえばこの法案の第一番目に租税特別措置の問題が出ておるわけであり...全文を見る
○貝沼委員 廃止の方向でということですが、本日の新聞によりますと、大蔵省は、輸出振興税制として海外から批判の強い海外市場開拓準備金制度と技術輸出所得控除制度を四十八年度末までに全廃する方針を六日決めた、こういうふうにありますが、この情報は確かですか。
○貝沼委員 こういうものは私は当然今回の法案に盛り込まれるほうがよかったと思うのですね。ところが、それが抜けておる。まあいろいろないきさつはあったようでありますけれども、いずれにしても抜けておる。こういう点で私は対策としてはちょっと不備ではないか、こういう感じがいたします。先ほど...全文を見る
○貝沼委員 まあ引き続き検討という——今回の内閣は非常に検討ということばが多いわけですが、この引き続き検討する——するのはいいのですけれども、ちょっと時間的に何となくのんびりしているのじゃないかという感じがしないでもないのですね。ほんとうに、いま答弁がありましたように、これは大事...全文を見る
○貝沼委員 それで、さらに租税特別措置のほうも、先ほど申し上げましたように、いろいろな法律がある、その法律を早く洗い直しをやって、そして日本のこの特別措置を洗い直しをして、もう一度きちっとしたものにしなければならないという質問は前回行なわれているわけであります。何回も何回も行なわ...全文を見る
○貝沼委員 それから、特別措置だけではなく、法人税の場合もやはり大企業が非常に優遇されておる、こういうことはもう周知の事実でございますけれども、世界的に比べましても、たとえば昭和二十七年には四二%であったわけですけれども、年々引き下げられまして、現在、たとえば四十年不況当時よりも...全文を見る
○貝沼委員 法人税の問題はまた議論するときがあるかとは思いますけれども、とにかく私は、日本経済の構造の中でこの税制というのは非常に大きな関係があるのではないか、こういうふうに思います。  さらにもう一つの問題は、減税という問題であろうと思います。どのクラスを減税するかによって、...全文を見る
○貝沼委員 ある程度の規模というのは、どのくらいの規模を一応考えておられるわけですか。
○貝沼委員 いまの減税問題は強力に申し入れておきます。  それから二番目に、関税の問題でございますが、関税の一律引き下げによりまして云々ということでありますが、この関税が引き下げられることによって輸入が促進される、こういう見通しですね。当然安くなる、そして安くなる以上は、消費者...全文を見る
○貝沼委員 それで、輸入によって消費者物価が幾らか下がるという前提は、これはよろしいですね。
○貝沼委員 〇・二ないし〇・三%、これだけの影響があれば私は相当なものだと思いますが、しかし、残念ながら過去の経験によりますと、円の切り上げを行なったときですら物価は下がってないわけですね。それは計算では確かに下がるのですけれども、現実に消費者が買う場合に下がっておらない。まあ下...全文を見る
○貝沼委員 経企庁としてはどういうふうにやっていらっしゃいますか。
○貝沼委員 時間があまりないようでありますから、先ほどの(2)のところ、「国内産業が相当な損害を受け、又は受けるおそれがある場合には、政令で貨物を指定し、」云々というところがあります。この政令の内容でありますけれども、先ほどの答弁では、特恵関税のときのような内容のもので弾力的にや...全文を見る
○貝沼委員 輸出入銀行の問題で一問だけ聞いておきたいと思います。あとは輸出入銀行関係それから経済協力の関係につきましては、明日松尾委員のほうから特に質問していただくようにいたします。  輸出入銀行の輸出金利と輸入金利——輸出入銀行といいますけれども、実際これは輸出銀行みたいなも...全文を見る
○貝沼委員 質問のほうは以上で終わりたいと思いますけれども、ずっといままで私は個別の質問をしてまいりまして、そして国民は、ほんとうに政府は回避するだけの対策を持ち、絶対に回避できるかどうか、こういう不安を持っているわけでありますので、私はその不安がはたして解消できるかどうか、不安...全文を見る
○貝沼委員 二日の予算委員会におきまして大蔵大臣は、私も聞いておったのですけれども、円の再切り上げを避けることにつきまして、残念ながら非常に困難な仕事と思うというような発言をして、私も非常にびっくりしたわけでありますけれども、しかし先ほどからずっと承っておりまして、やはりあのころ...全文を見る
○貝沼委員 それでもう少し、この円対策に限らず、日本経済の構造改善という立場から、特にいまこういうことは円対策と関係ないにしても、やっておかなければならないというようなものを、大臣としてお持ちであるならば、お聞かせ願いたいと思います。
○貝沼委員 いま来年度予算のことにつきまして大臣の発言がありましたので、お尋ねいたしますが、来年度予算は、いろいろ報道等によりますと、十五兆円ぐらいではないかというふうなこともいわれておりますが、大臣がいまお考えになっておる予算規模は大体どれぐらいをお考えでしょうか。
○貝沼委員 それならば、規模はまだ言う段階でないのならば、来年度予算の特に重点を置きたいという、たとえば福祉重点とかというふうにいまいわれておりますけれども、ただそれだけでは私たち——福祉といってもいろいろありますので、特に大臣としてどういうところに、どの辺の部門に大体重点を置い...全文を見る
○貝沼委員 こういうような問題は、確かにこれは重要な問題であり、またいままでも相当議論をされた問題で、残されておる問題だとは私は思います。したがって、勇断をもって、ぜひともこういう問題については解決をしていっていただきたいと思います。  それからもう一つ、先ほど質問がありました...全文を見る
○貝沼委員 大臣は閣僚の中でも重要な立場の大臣でございますから、土地問題は早く解決ができるように御尽力を願いたいと思います。  最後に、日中国交回復が実現をいたしましてそして対中国の貿易が拡大することは、重大な問題だと思いますけれども、こういう場合に、対中貿易を大臣はまずどのよ...全文を見る