貝沼次郎

かいぬまじろう



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開催日 会議名 発言
02月16日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第3号
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○貝沼委員 「第八十四回国会における科学技術庁長官所信表明」について質問をしたいと思います。  この長官の表明を私は何回か読みまして、そして去年の宇野長官の所信と比べてみました。そうすると、ほとんど内容は変わってないわけですね。言葉が幾つか違っているとか、並べ方がちょっと変わっ...全文を見る
○貝沼委員 やはりこういう所信を述べられる場合は、ある程度は長官の意向等も入れて、なるほど熊谷長官のときはこういうふうにやるんだなということを、意気込みというものを世間に知らせる必要があると思うのですけれども、長官の御見解はいかがでしょうか。
○貝沼委員 政策そのものは連続性がありますから私はとやかく言いません。ただ、なぜこんなことを言っているかと申しますと、余りにも官僚ペースの作文になっておる。したがって、やはり長官が立法府において演説するわけでありますから、そういうこともあってもいいのではないか、こういうふうに考え...全文を見る
○貝沼委員 そこで、安全という問題について。これは「民主主義」という新聞です。ここのところに長官の判こを押してありますから長官はよく御存じだと思いますけれども、この中に長官の論説といいますか、文章が載っておるわけでありまして、いまの長官の答弁であれば安全というものについてそうだろ...全文を見る
○貝沼委員 この後ずっと続いて、いま長官がお述べになったようなことがあるわけでありますが、これは読んでもいいのですけれども、要するに、安全という問題と立地という問題はやはり別に議論してもいいんじゃないかと私は思うのですね。だから、この原子炉が安全か安全でないか、それを町会で議論す...全文を見る
○貝沼委員 もう一度この文章を引用いたしますが、先ほど長官から説明がありましたように、「何の関係もない第三者が外部から不安だ危険だとさわぎ立てるのは全くお門違いと言わねばならないが、それはそれとして、このように自らの判断にもとずいて不安も危険もないと認め、之を受け入れようとするの...全文を見る
○貝沼委員 このことばかりで時間はとれませんので、進みたいと思います。  そこで、ただいま議会制民主主義という問題が出てきまして、たとえば原子力発電の設置をするかしないかということは、町会なりあるいは市会、県会でいろいろ議論がなされるわけでありますけれども、ただ、その場合に、安...全文を見る
○貝沼委員 ただ、誤解をしていただいたら困ると思うのですが、私は推進をするためにやれと言っているわけではないのでありまして、地元議会の正確な意思決定がなされるには豊富な資料が必要であります、こういうことを言っているわけです。したがって、その資料をたとえば町長さんとか賛成派の人たち...全文を見る
○貝沼委員 なければよろしいのですけれども、一応これは対策を検討しておかなければならぬと思うのですね。  それから、もう一点は濃縮の問題になるわけですね。日本原子力産業会議と米国フォードマイター・グループとの共催で開かれた日米核エネルギー専門家会議に出席したナイ国務次官補ら米側...全文を見る
○貝沼委員 それで、このロンドン協議のことなんですけれども、共同ガイドラインは一月十二日に公表されているわけでありますが、アメリカはさらにこれを検討していく方針である。その際最大の関心事になるのは遠心分離法によるウランの濃縮である、こういうことを明らかにしておるわけであります。 ...全文を見る
○貝沼委員 日米原子力協定では、米国のウランを使用しない限り、濃縮が再処理のように規制をされるということはないと思うわけでありますが、それにしても、一部の人といま局長はおっしゃいましたけれども、そういうところからのささやきがあり、動きがあるということについては、わが国としてはこれ...全文を見る
○貝沼委員 こういう日本として非常に大事な濃縮工場でもありますし、単なる一会社の原子力発電所を一つつくるということとはちょっと意味が違ってくるわけですね。こういう意味もありますので、地域住民の意向とか、いろんな陳情も出ておると思いますから、その辺のところをよく聞いてあげて、そして...全文を見る
○貝沼委員 それから、時間がだんだんなくなってまいりましたので、次に進みたいと思いますが、核不拡散条約の関係で、カーター政権は核拡散防止の観点から高濃縮ウラン、これは核兵器転用可能物質である、こういうふうに判断をしたらしく、新規分の輸出を停止させたということで、国内においてはこれ...全文を見る
○貝沼委員 それから、この演説のところに、直接言葉としては出ておりませんが、やはりサイクルという面から考えますと、現在非常にたまっております使用済みの低レベルの廃棄物のことなんですけれども、この低レベルの廃棄物は、海洋投棄であるとかいろんなことがいままで言われておりますが、はっき...全文を見る
○貝沼委員 次に、「核拡散を防止しつつ原子力平和利用を推進する国際的秩序の形成」という言葉がありますので、先ほども石野議員からお話が出ておりましたが、原子炉衛星の問題なんでございます。  本来、科学技術というものは、これは私が申し上げるまでもなく両刃の剣でありまして、その判断を...全文を見る
○貝沼委員 ただ単に努力だけじゃなしに、やはり具体的な行動を起こさなければならぬと思うのですね。したがって、長官としては、たとえばわが国の内閣の中において行動を起こすとか、あるいはさらに国連の場へ何らかの働きかけをするとか、こういったことについてはいかがでしょう。
○貝沼委員 試みに、原子力衛星というのがいまどれくらい飛んでいるかということを、私は資料をいただきましたが、時間がありませんので数字だけ申し上げますけれども、要するに、原子炉を搭載しているのは一個である、アイソトープ電源搭載が十九個ある、こういうふうになっておりまして、ソ連の方は...全文を見る
○貝沼委員 時間が参りましたので、最後に一問だけ伺っておきたいと思います。  それは、ここにもありますように、「海洋開発」という項がございます。この海洋開発の場合はいわゆる科技庁関係のものだけに文章はとどまっておるようでありますけれども、実際この技術を生かしていろいろな仕事をす...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
02月17日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
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○貝沼委員 大臣、連日御苦労さまでございます。関税定率法及び関税暫定措置法の一部を改正する法律案に対しまして質問をいたします。  まずこの内容に入ります前に、私は一言企画庁にお尋ねをしておきたいと思いますが、関税前倒しの問題と物価との関係でございます。  端的に申しまして、今...全文を見る
○貝沼委員 非常に前向きの答弁だと理解いたしますが、その点ひとつしっかりとお願いをいたします。  なお、ただ見守るだけではなく、企画庁だけでなく他の分野とも連携をとりながら、そういう目標というものが達成されるように指導徹底方もお願いしたいと思いますが、この点はいかがでしょうか。
○貝沼委員 それから、くどいようですけれども、その動向調査の結果につきましては発表されるわけでございますね。
○貝沼委員 わかりました。それではその点でひとつよろしくお願いいたします。企画庁は私はそれで結構でございます。  それでは、これは外務省にお尋ねいたしますが、一月の二十三日にガット主催で非公式閣僚会議が開かれました。一九七三年九月にいわゆる東京宣言が出されてから、すでにもう四年...全文を見る
○貝沼委員 交渉の終結の見通しがよく聞こえなかったのですが、もう一度。
○貝沼委員 夏と言ってもこれは大分幅があるわけでありますが、大体何月ごろをお考えなのでしょうか。
○貝沼委員 それでは、この法律案に関してこれから順次進めてまいりたいと思います。  東京ラウンド妥結前の関税の一括引き下げについてでありますが、この前大臣から、自主的に誠意を持ってやったんだという説明がずいぶんあったと思いますが、私はその点は評価してよろしいと思う。ただ、外国が...全文を見る
○貝沼委員 アメリカの方はわりと具体的に評価がございました。ところがECの方は、あなたの言葉で言いますと余りよくわからないですね。これは一体どういうふうにして評価するように働きかけ、その確認を得ておるわけですか。
○貝沼委員 いまの説明の中で、不規則発言にも出ておりますけれども、困難な条件、それから、牛場大臣が説明をしたから相手は納得しただろう、何か言ってきたんだからいいでしょうという感じのあなたの説明なんですね。アメリカの場合は、だれだれがこうして演説をしましたよ、こういう言葉がありまし...全文を見る
○貝沼委員 先ほど質問の中で、初めに言った困難な条件というのは、具体的にどういうことなのかという質問をしているわけですが、この答弁がありません。
○貝沼委員 どうもその説明では私は納得しかねます。それだけ困難な状況の中でやるのだと向こうが認めるならば、そういいかげんな要求はしてこないはずなんですね。だから、その辺が一番よくわかりません。  ECの問題はまた後でやりますので、先に進みたいと思いますが、要するに、前倒しを率先...全文を見る
○貝沼委員 局長、そういう答弁をいたしますと、私はその後もECのことを聞かなければならなくなってくるのです。  非常に理解をしていただいたというあなたの判断ですけれども、あの三日間の交渉は何となく終わっちゃったという感じなんですね。まだまだ本番はむしろこれからという感じがするわ...全文を見る
○貝沼委員 それは後でやります。  そこで、「この関税率の引き下げ措置による不測の影響に機動的に対処するため、本措置により特定の貨物の輸入が増加し、国内産業が相当な損害を受け、または受けるおそれがある場合は、政令で貨物を指定し、この引き下げ措置を停止することができることといたし...全文を見る
○貝沼委員 言葉ばかりで全然わかりませんけれども、たとえばいまの輸入の場合、どういう具体的なことが起こった場合にこれが「重大」であり、あるいは「相当な」になりますか。
○貝沼委員 それから先ほど、存立を危うくするあるいは雇用の問題とかいろいろありましたが、たとえば雇用の問題は失業という問題であると思いますが、倒産の件数であるとかあるいは物価との問題とか、国際収支との問題とか、こういったことは別に関係はございませんか。
○貝沼委員 それで、ある産業が損害を受けた、ぜひそういう措置をとってもらいたいということが起こった場合、だれが一体どこで判断をして、どういう手続によってこれは発動するのでしょうか。
○貝沼委員 要するに、たとえばその産業の所属する官庁で、これは重大な問題である、もう倒産するかもしれないというような、二分の一以上の人が問題が起きそうだというような場合には、その省庁から暫定関税率を停止するようにしてもらいたいという要請が来て、それによって関税率審議会にその旨をか...全文を見る
○貝沼委員 そうなってくると、かなりこの運用というのはむずかしいということですね、簡単に言って。そう数学で割るようなわけにいかないですね。いろんな力関係によって左右される、こういうことが私はあると思いますので、もしこれが乱発されるようなことになりますと、また前倒しをやったことが果...全文を見る
○貝沼委員 くどいようですが、もう一歩、こういうような停止のやり方でありますけれども、停止をする場合は、これは日本が自主的にやった前倒しでありますから、もちろんどこの国にも相談する必要もないし、そういう状況によってやめたという、戻すというやり方ですね。したがって、そういうようなこ...全文を見る
○貝沼委員 それから、もう一点だけただしておきたいと思います。この相当な損害を受けた場合は、これはわかるのですね。受けるおそれのある場合、これはどういうことなんですか、具体的に。たとえばいろいろな取引の条件が整って取引がすでにもう行われそうだ、そういう場合に、あの分が入ってきたら...全文を見る
○貝沼委員 先ほど大蔵大臣がちょっと発言をしたようにも思いますけれども、要するに関税前倒し引き下げ、これと東京ラウンドで決定されるだろう協定税率、これは一体どういう関係になるのかということですね、その位置づけ、これについてお願いします。
○貝沼委員 ということは、この前倒しそのものが東京ラウンドにそのままつながるものではない、こういうふうに理解してよろしいですか。
○貝沼委員 そうなると、その前倒しの意味が非常に問題になってきますが、時間がありませんので次に進みます。  第二に、原重油の改正の問題が出ております。これを読みますと、「石油税法案により石油税を創設し、石油対策の財源を拡充することとしておりますが、これに伴い、原油関税について、...全文を見る
○貝沼委員 それでは、これは「五百三十円」と書いておいた方がよかったのじゃないですか。わざわざ「百十円」と書いたのはどういう意味ですか。
○貝沼委員 おかしいんじゃありませんか。この法律は「五三〇円」と書いてある。この新旧対照条文では「五三〇円」と書いてある。ところが、提案理由の説明ではわざわざ「百十円」と書いてあるのは、やはり「百十円」とした方が都合がいいから、意味があって書いているんじゃありませんか。「五三〇円...全文を見る
○貝沼委員 それはわかるのです。わかるけれども、くどいようだけれども、法律は「五三〇円」とわざわざ書いてあるのですよと私は言っているのです。なぜこれだけ「百十円」と書いたか。それは、石油税の通る日が影響しているんじゃありませんかということを聞いているわけです。
○貝沼委員 それじゃ今度は、この石油税はまだ審議もしておりませんし、大体通ることに書いてあるのは私はきわめて不満を覚えるわけでありますけれども、しかし幾ら「これに伴い、」でも、法律には石油税がつくられるからとかそういうことは書いてないんですね。したがって、いま関税の方が先にこうし...全文を見る
○貝沼委員 それから開発原油の方ですが、一面開発原油について輸入を有利にしなければ、これは産油国との関係とか、あるいは将来の原油安定供給、こういう立場から原油需要量、輸入量でありますけれども、これを確保することが必要である、そこで恐らくこれを考えておると思いますが、しかし読みよう...全文を見る
○貝沼委員 わかったようなわからぬようなことですけれども、前に進みます。  その次に、三年間延長いたしました問題、たとえば原子力発電の装置であるとかそういうのがずっとございますね。そこで私は、原子力研究用物品等の免税、給食用脱脂粉乳の免税とかいろいろありますが、この原子力のとこ...全文を見る
○貝沼委員 原子力のものは大体高いのです。ですから、金額で言ったってわかりません。そこで、はっきり申し上げまして、私は通産省その他いろいろ聞いてみますと、大体全体の九〇%以上国産なんですよ。これは、「本邦において製作することが困難と認められるもの」云々というふうに書いてありますけ...全文を見る
○貝沼委員 私は免税が悪いと言っているのじゃないのです。要するに、書かなくていいものがずいぶん書いてあるじゃありませんかということなんです。要するに、これを一つ一つ検討したのかどうかということです。  たとえばこの中で、原子炉の冷却装置とか本体とかというのがありますけれども、い...全文を見る
○貝沼委員 ただ、間違ってはいけないのは、免税が悪いと言っているわけじゃないのです。ですから、本邦で製作することが困難だとか、こういう文言がそもそも問題なんです、この辺が。もうちょっと考えた方がいいんじゃないかと思いますよ。本当にそれが必要なら必要なように、すっきりと書いた方がよ...全文を見る
○貝沼委員 ですから、こういう文言は非常にむずかしいですね。皆さんが書いて、それで運用する皆さんもむずかしいわけでしょう。そういうことでは私はやはりうまくないと思うのですね。  そこで、東京ラウンドの話に戻しますけれども、一月十七日、二千七百七十品目のうち、石油などを除く二千六...全文を見る
○貝沼委員 そういたしますと、東京ラウンドは大体スイス方式、それでパラメーターは一四、一六、いろいろあるけれども。まあスイス方式は、恐らく東京ラウンドはそれでいくだろう、一四、二八については今後の検討、こういうふうに理解してよろしいですか。
○貝沼委員 それから、非関税障壁の問題でございますが、各国から要求が出ていた非関税障壁の撤廃、それから軽減要請、これについて政府は、軽飛行機用エンジンを自由化するとともに、部品の輸入制限を撤廃する。それから牛革、馬革ですね、あるいは絹糸などの非関税障壁の改善要求二十三件、これには...全文を見る
○貝沼委員 もう時間がなくなったようでありますので、まとめて伺っておきますから、まとめてひとつ落とさないように、よろしいですか。  それは、ガット規約の十九条のセーフガードの条項でありますが、ECの方は特に熱心にこのセーフガードの弾力化ということを主張してきておる。アメリカもま...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
02月27日第84回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○貝沼分科員 私は、これから大体四、五点につきましてお伺いをしていきたいと思います。  その第一点は、身体障害者の有料道路通行料金の減免の問題であります。これはかなり有名な問題になっておりますので当局はよく御存じだろうと思います。  先般、私は、岡山で行われた身障者の会合に出...全文を見る
○貝沼分科員 認識においては大体一致だろうと思いますが、そこで検討を鋭意進めておる、しかし、前向きで検討するので、技術的な問題で時間がかかるので待ってもらいたい、こういう意味わからぬことはありません。しかし、それは従来言っておるようなことでありますから、ここで私は一たん取り上げた...全文を見る
○貝沼分科員 くどいようですけれども、もう一点だけお尋ねしておきますが、鋭意検討の内容であります。時期でありますが、一生懸命検討していきますと、何年かかっても鋭意検討になりますので、私は、たとえば請願の採択あるいはいままでの建設省の対応等を考え合わせると、少なくとも今年いっぱいぐ...全文を見る
○貝沼分科員 次の問題に移りたいと思います。  大臣もよく御存じのことでありますが、現在、中国縦貫自動車道というものが岡山県のところまで走れるようになっております。ことしはさらに延びることになっておりますが、この中国縦貫自動車道ができたために、東京あるいは関西と中国地方の時間的...全文を見る
○貝沼分科員 時間がだんだんなくなってまいりましたので、はしょって質問をいたします。  一つは、これは問題提起という点で申し上げたいと思います。これは大臣よくお聞きいただきたいと思いますが、要するに昭和四十五年にコンビナートの災害の問題について、必ずこれは国でもって取り上げてい...全文を見る
○貝沼分科員 これは非常に重大な問題でありまして、この前の台風のときなんかも、実は小田川の土手がもうちょっとで破れそうだったのですね。長良川があれだけの被害がございましたけれども、それにも匹敵する大事故が起ころうとしておったわけであります。それで、土手の半分は削れてしまったわけで...全文を見る
○貝沼分科員 終わります。
02月27日第84回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○貝沼分科員 厚生大臣出席のもとで質問できるというのは私はめったにございませんので、私はほとんど大蔵委員会の方へ行っておるものですから、きょうは絶好のチャンスと思って質問をさせていただきたいと思います。  初めに、最近問題になってきております排卵誘発剤の使用の問題でございます。...全文を見る
○貝沼分科員 私は、これを禁止せよとか、そういった意味で言っているのではございません。この点ははっきりしておきたいと思います。ただ、そういうものを使用する人がかなり多いわけですね。したがって、そういった人が不安を持たないで使用できるようにしなければならないのではないか。たとえば現...全文を見る
○貝沼分科員 そういう主婦の非常に深刻な不安がありましたので、きょうは取り上げさせていただいたわけでございます。  それから、時間が迫ってまいりましたので次の質問に移りたいと思いますが、これは先天性四肢障害児の問題であります。この先天性四肢障害児につきましては、実は非常に深刻な...全文を見る
○貝沼分科員 答弁が長いので時間がどんどんたちますけれども、簡潔にひとつお願いいたします。  それで、これは恐らく厚生省にも行っておると思います。「四肢障害児と親は訴える」、先天性四肢障害児父母の会ですね、この中にいろんなことが実は出ております。もう時間がありませんので私の方か...全文を見る
○貝沼分科員 どうでしょうか、大臣は長い問厚生省におられて専門家中の専門家でありますが、こういう先天性四肢障害児を持たれた親に直接会って意見を聞いたことはございますか。
○貝沼分科員 実際私も写真や何か見まして非常に大変だなと思います。それから親の嘆きというものは、子供に対してサリドマイドのようにこういう原因だからなったんだよという説明が全然できない。しかも、その子供がだんだん大きくなっていった場合に、今度は結婚問題とかそういう問題が出てくるし、...全文を見る
○貝沼分科員 それから、この先天性四肢障害児につきましては、具体的にたとえば研究機関をつくってもらいたいとか、あるいは実態を正しく把握してもらいたいとか、またそういう子供が生まれた場合に相談できる医師の養成であるとか、いろいろ出ております。その辺はよく御存じだろうと思いますのでく...全文を見る
○貝沼分科員 以上で終わりたいと思いますが、労働省の方にはせっかくおいで願ったけれども、時間がありませんので失礼させていただきます。どうもありがとうございました。
02月28日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○貝沼委員 有価証券取引税法の一部を改正する法律案について質問いたします。  私は、この法律を読んでみまして、二十六条までしかありませんね、あとは附則。非常に短い法律でありましたので、本来なら逐条解釈していくのが本当かもしれませんが、時間がありませんのでそれはやりませんが、つら...全文を見る
○貝沼委員 いや、不便がないと言いますけれども、それじゃこの「施行地」というのはどこになりますか。
○貝沼委員 これは実は誤解を招くおそれがあるので私はいまわざわざ言っているわけであります。要するに、この歯舞群島、それから国後島、色丹島、択捉島ですね、これは日本の法律が及ばないということですか。日本の主権を放棄したととられたらどうなるわけですか。
○貝沼委員 扱いになっていることはわかる。私はわかっているからいま聞いておるわけですよ。なぜ有価証券取引税が——できたときのいきさつもあるのかもしれませんが、たとえば憲法だとかあるいは刑法だとか、ほかの法律は一々こんなこと書いてないわけでしょう。要するに、法律ができたら日本全土全...全文を見る
○貝沼委員 その当時のことは知っているのです。ですから、私が初め申し上げましたように、戦後のときであればまだしもということなのです。いまもう三十年もたって、そしてなおかつこんなものをくっつけておく。ほかの法律はどんどん直しておるのがずいぶんあるわけですね。  実は二十八年のとき...全文を見る
○貝沼委員 この法律には一部改正と書いてありますから、一部改正でそっちの方は見なかったのだと言うかもしれませんが、少なくとも一部改正であろうと何であろうと、改正という名前がついてきた場合には、法律全体が議論の対象になるわけであります。審議の対象になるわけであります。したがって、こ...全文を見る
○貝沼委員 いや大臣、大臣の理論でいきますと、所得税法にも書かなければならないです。法人税法にも書かなければいけない。その辺はどうですか、書いてありますか。
○貝沼委員 ですから、現在では書いてないわけでしょう。したがって、やはり適当な時期を見てこれは全文改正をする必要があると私は思いますね。ある法律はそういうことは一々断ってない、ある法律は断っておる、こういうことじゃ非常にまずいと思うのですね。したがって、すぐというわけにはいかない...全文を見る
○貝沼委員 それから、有価証券取引税につきましては、先日の委員会でも大体議論が出ておったようでございますけれども、第十条の第一種甲、それから第二種甲ですね、それぞれ五〇%引き上げをやったわけでございますが、昨年の年末には大蔵省は、第一種、第二種、甲、乙ともに一律三倍引き上げるよう...全文を見る
○貝沼委員 要するに、初めの検討の段階で、甲だけではなく乙の方も引き上げを考慮しておったかどうかということが私は聞きたかったわけですが、この点はいかがですか。
○貝沼委員 甲の方が五〇%アップになったわけでありますが、いま乙の方を見送った、やらなかった理由について、公社債の発行を勘案してという言葉になっておりますが、これをもう少し具体的に説明願いたいと思います。
○貝沼委員 二つ理由を述べられましたが、その初めの方の公社債市場の育成の問題が理由になっておりますが、これは端的に申しますと、日本の現在の公社債市場というものはまだ十分育っているという判断ではない、こういうふうなことでしょうか。
○貝沼委員 その考え方はわかります。それじゃ後で私は公社債市場育成の問題をちょっとやりたいと思っておりますので、この際聞いておきたいと思いますが、政府は、日本の現在の公社債市場は十分育っておるというふうな判断なんでしょうか、それともそうではないという判断なんでしょうか。
○貝沼委員 それで、この有価証券取引税の問題でありますが、五十二年十月の「今後の税制のあり方についての答申」、税制調査会の答申でありますが、ここでは「有価証券取引税については、有価証券譲渡所得課税との関連、資本市場に与える影響等をも慎重に考慮して、その負担水準を検討する必要がある...全文を見る
○貝沼委員 まあそういう答弁になるでしょうけれども、私は妥当ではない、こう考えるのですね。これは少ない。むしろこれは三倍程度に引き上げるべきである。これはわが党も前から、あるいは野党の皆さんも大体これについて主張しておるわけでありますが、やはり現在のような五〇%程度では、これは少...全文を見る
○貝沼委員 一挙にキャピタルゲインまで行ってしまいましたけれども、要するに、取引をして損をする人あるいは得をする人関係なく有価証券取引税というものはかかるようになっております。ところが、それができたいきさつから考えると、やはり得をした人、損をした人は何らかの考えがあってしかるべき...全文を見る
○貝沼委員 いろいろおっしゃいましたけれども、要するに大蔵省の説明は、有価証券取引税で損得はどうかというと、いや、キャピタルゲインという問題はそちらの方で検討しなければなりません、キャピタルゲインの話になると、有価証券取引税を上げたのだから、こう言う。性格は全然違うのでしょう。で...全文を見る
○貝沼委員 よくわかりませんけれども、もうそれ以上追ってもそれしか出ないと思いますので私は言いませんが、それではできるだけ早期にお願いいたします。  それから、非課税限度の問題ですね。たとえば事業所得的考え方で、年間売買五十回以上、売買総数二十万株以上というものがありますけれど...全文を見る
○貝沼委員 これも四十八年にいまと同じようにわからないと言っておるわけですね。制度をつくって、それが果たして働いているかどうかチェックする機能ができないということは、これは制度をつくる意味はあるのでしょうか、どうなんでしょうか。私は、やはり法律をつくってこういうふうな非課税限度を...全文を見る
○貝沼委員 これについては、たとえば日本税理士会連合会とかいろいろなところから意見が出ておるようでありますし、それから私どもといたしましても、大体三分の一程度にこれは縮小すべきであるという考え方を持っておりますので、この点を主張しておきたいと思います。  それから、時間が大分な...全文を見る
○貝沼委員 永大産業の事件もありましたし、また、政府は絶体安全という保証はないというような発言もあったようでありますから、そういう立場から先ほどの答弁を私は聞いておりましたが、ひとつ安心してこういう取引に参加できるように施策を講じていただきたい、こう思います。  以上で終わりま...全文を見る
03月03日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号
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○貝沼委員 租税特別措置法及び国税収納金整理資金に関する法律の一部を改正する法律案について質問をいたします。  順序はちょっと不同になりますけれども、中小企業庁に入っていただいておりますので、初めに租税特別措置法の中小企業関係の部分を先にさせていただきます。それからその後、国税...全文を見る
○貝沼委員 話がとんちんかんになっているのですけれども、私は、この議事録を読んだ人がわかるようにまず説明をしてもらいたいと言っているわけです。ところが、PRの話が出てきましてちょっと面食らっておるわけですが、もう一回大蔵省の方からこの趣旨を説明してもらいたい。それから次に中小企業...全文を見る
○貝沼委員 いま説明をいただきましたが、大事なところが説明で抜けておると思うんですね。それはどこかというと、今回、昭和五十二年度分の確定申告は三月十五日までですね。そうすると、この法律はいつ通るかわかりませんが、要するにたてまえからいけば、施行は四月一日になっておるわけであります...全文を見る
○貝沼委員 ここは非常に大事なところだと私は思っておるわけであります。これを過ぎてしまいますと、せっかくの法律ができておっても適用されないわけでありますから、したがって、四月一日から一応考えまして七月三十一日まで四カ月、この期間にいろいろと手続をやらなければならないわけですね。た...全文を見る
○貝沼委員 しっかりやっていただきたいと思います。いままでいろいろな対策が、たとえばドルショックのときであるとかいろいろありましたが、常に私たちに来る話というのは、お役所の説明は通り一遍でよくわからない、その後もう一度税理士なりあるいはそういう専門家に聞いて研究しなければわからな...全文を見る
○貝沼委員 いま税務署の中の話だけ抜けておりましたけれども、その辺はいかがでしょう。
○貝沼委員 税務署に対する意見だけではなしに、こういう制度についての説明なりそういうことをお願いしておるわけです。  それから、こういうことはしょっちゅうあってはならないことですが、こういう変動した経済状態では私は起こり得ると思うわけであります。したがって、ただ制度をつくって、...全文を見る
○貝沼委員 では、よろしくお願いいたします。それから二番目の問題は、国税収納金整理資金に関する法律の問題でございます。  これは大臣に初め非常にぼやっとしたことをお尋ねしたいわけですが、ことしの予算委員会から、あるいは本会議等でずっと見てまいりますと、非常に予見しがたいことが起...全文を見る
○貝沼委員 いま大臣は同感をしていただいたわけでありますが、この整理資金は実は逆の方向なんですね。これから申し上げますけれども、これが逆の方向になりますので、大蔵当局としてはえらいことをやっちゃったものだな、これは将来の大汚点であろう、私はこう思っておるわけであります。目先に二兆...全文を見る
○貝沼委員 私の言ったのは、前半はそれでよろしいんですが、この改正が行われないとすれば、現行のままであれば、どれぐらいの規模になりますかということ、そこまでで結構です。
○貝沼委員 それから、この整理資金から今度は一般会計あるいは特別会計に組み入れをするわけですね。この場合に一般会計分、それから特別会計分、たとえば電源開発特会とか交付税譲与税特会とか石油石炭特会とかあるようですが、これはどれぐらいになりますか。
○貝沼委員 そうすると、やっぱり法人税、所得税、その中でも法人税が圧倒的に多い、こういうことですね。この法人税が目につくのでしょうけれども、この改正によって一体何が変わったのかということなんですね。要するにこの改正をやらなければならなかった理由、これは一体何なのか。いままで長い間...全文を見る
○貝沼委員 いま地方交付税交付金の話も出ましたし、それから、納税義務発生の年度という話も出ました。昭和四十九年から変わったということですね。たとえば同法の施行令の第三条ですか、「当該国税の納税義務が成立した日の属する年度」というふうに書いてありますから、そのことだろうと思いますが...全文を見る
○貝沼委員 私はいま時限立法とか、そんなことを言っているのじゃないのです。要するに、やってしまったことは可逆性がありません、一カ月延ばしたことは今度また四月に戻しますというわけにいかないのですから。できないことはないでしょうけれども、まずだめですね。したがって、こういうことは可逆...全文を見る
○貝沼委員 政令の部分はまだありますが、要綱でお尋ねします。  「保有する株式等に対応する部分」というのがあります。「直接及び間接に保有する居住者又は内国法人の当該保有する株式等に対応する部分」、これでありますが、これは私の感じでは持ち株比率によって合算課税しようとする考え、こ...全文を見る
○貝沼委員 この考え方で、海外子会社などが正常な事業活動によって正常な所得を稼得している場合であっても、それをみなし課税の対象としているように理解できるわけでありますが、アメリカでは、たとえばパッシブインカム、アクチブインカムというふうに区別をしてやっているようでありますが、日本...全文を見る
○貝沼委員 だんだん時間がなくなってきましたので、まとめてお伺いいたします。  第一点は、合算課税ということでありますが、私の認識では、これは一種の連結納税制度の変形ではないかというふうに認識できるわけでありますが、この合算課税制度にこういう連結納税制度というものは、現在の国内...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
03月22日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
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○貝沼委員 午前中からいろいろな御意見を聞かしていただいたわけでございますが、やはりこういう専門的な予知の問題、これは私たちは専門家である先生方の御意見を十分聞いていかなければならぬと思いますし、そしてそれを今度は政治の面でどうカバーし、生かしていくか、こういうことが非常に大事な...全文を見る
○貝沼委員 それから、先ほど力武先生の方から予知できる程度があるというのが本当であるというお話があったと思いますが、私たち国民の側から期待してよいという範囲、よくある特定の地震に対して何月何日にこれぐらいの大きさのものが起こるということが言えるのが予知であるという考え方を持ってお...全文を見る
○貝沼委員 それで、先ほどから中国の予知の問題等お話が出ておりましたが、わが国の場合、外国と非常に条件が違っておりまして、先ほども話がありましたように、非常にノイズが多いわけですね。私も前に東京でちょっといろんな地電流のあれをやったことがありますが、ほとんど話にならないぐらいノイ...全文を見る
○貝沼委員 それから、これはやはり浅田先生にお伺いしたいと思いますが、日本の地震を考える場合、たとえば中国の地震であるとかあるいは南方諸島の地震であるとか、それから先ほどからお話が出ておりますように、プレートテクトニクスの考え方からいきますと、もう少し太平洋の中の考え方とか、フィ...全文を見る
○貝沼委員 日本国内のいろいろな調査、これを第一義に考えるわけでありますが、先ほどからのお話のように、日本国内は非常にノイズが高いと私は思いますので、もしそういうかかわりがこの近辺にあるのであれば、たとえばフィリピンであるとか中国であるとかあるいは東南アジアの方のデータであるとか...全文を見る
○貝沼委員 日本に地震が起こった場合どれだけ大きな損害があり、その対策のためにまたどれだけお金がかかるかということを考えますと、やはり予知に金をかけるということは私は非常に大事な問題だと思っております。これから委員会等でもそういったことは主張してまいりたいと思います。  先ほど...全文を見る
○貝沼委員 浅田参考人はどのようにお考えでしょうか。
○貝沼委員 あと二点ばかりお尋ねしたいと思いますが、力武参考人にお願いします。  ノイズの話なんですけれども、非常にノイズが多いということ、そのためには独立のものを何種類もやることが必要だというお話と、それから地震におのおのくせがあるのでそれを見分けることが大事だというお話だっ...全文を見る
○貝沼委員 最後に、断層と地震の強さという点でございますが、たとえば断層の種類によって、マグニチュードの強さによってこの断層は危険性あり、活断層の中でこれは心配ないというような色分けというのは可能なのかどうか、この点について生越参考人に一言伺っておきたいと思います。
○貝沼委員 終わります。
03月23日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
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○貝沼委員 原子力基本法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  初めに、参考として聞きたいわけでありますか、現行の原子力委員会の設置に際して、当時の模様でありますが、私が聞いた範囲によりますと、当初の意見というのは、いわゆる行政委員会でかなりコンセンサスが得られてお...全文を見る
○貝沼委員 いま総論の話がありましたけれども、私がいまお尋ねしておりますのは、現行の原子力委員会、これができたときにいろんな議論があったようですが、そのときに初めから非常に強い権限を持った諮問委員会で出発したのだという話がありましたが、それが途中で現在のようなものに変わった、その...全文を見る
○貝沼委員 それで端的にお伺いいたしますが、要するに、今回のこの改正で、これをやればあれだけ非難の多かったこと、いま経緯の説明がありましたけれども、「むつ」問題を初めとしていろいろ軽水炉の問題その他で非難がありました、それについては完全にこたえ得るという自信はおありですか。
○貝沼委員 答弁の方はなるべく短くひとつお願いいたします。  それから、原子力委員会と原子力安全委員会と二つに今度は分けるというふうになっております。これからほとんど安全委員会の方のことを尋ねてまいりたいと思いますが、原子力委員会の方で、たとえば今後の日本の原子力行政のあり方と...全文を見る
○貝沼委員 安全委員会の方を今度はお尋ねいたします。  提案理由の説明の中で、「原子力の安全の確保に万全を期しつつ、原子力に対する国民の十分な理解と協力を得るため」というふうになっております。これは非常に短い言葉でありますが、結局これにすべてがこたえられなければ、今度の安全委員...全文を見る
○貝沼委員 それで、科学技術庁は、今度の改正案が成立いたしますと、権限は大幅に縮小されるのかどうか私はわかりませんけれども、変わるわけですね。少なくとも軽水炉は通産省の方に移るわけでありますし、舶用炉の方は運輸省の方に行くわけでありますから、変わってくるわけであります。  そこ...全文を見る
○貝沼委員 それで、もしそういう考え方であるならば、科学技術庁で手がけたものが、今度は各省庁に移るという場合、そこにはきちっとした見きわめというものがなければなりません。今度の法案では実はそのことが見当たらないわけでございます。安全委員会をつくったというのはどこにも書いてあります...全文を見る
○貝沼委員 私がお尋ねしておりますのは、どこどこの発電所か今度は通産省の管轄になるという話は、これはわかると思うのですよ。だけれども、たとえば、いまたまたま「むつ」の話が出ましたから、これはまだ研究開発の段階であるという判断に立って科学技術庁がやるんだということですね。ある段階に...全文を見る
○貝沼委員 ですから、そこのところがはっきりしてないのですよ。それは実用段階になれば——その実用段階というのをどうして判断するかというのがいつも問題なんです。いまの軽水炉は本当に実用でいいのかどうかという議論すらあるわけでありますから、その辺のところをだれが判断するのか。政令で定...全文を見る
○貝沼委員 案外そうならないと私は思うのですよ。たとえば二十一条に「連絡」というのがありますね。これは両方連絡をとり合うわけですね。その連絡がどういう内容のものかはここでははっきりいたしておりませんが、とにかく意見が食い違った場合とか何かあった場合の連絡でしょうね。その場合、対等...全文を見る
○貝沼委員 そういうふうに世の中うまくいくと非常に簡単なんですけれども、なかなかそういかない。それから合議制、それは確かに合議制は合議制です。しかしながら、やはり結論はあるとき出さなければなりません。それから、お互いに連絡し合うときというのは、普通のときうまくいってあたりまえであ...全文を見る
○貝沼委員 それから、もう一点お尋ねしておきたいと思いますが、原子力安全委員会の機能というのがありまして、幾つかやることが書いてあります。このとき、要するに安全性の評価基準ですね、安全性を確かめるわけですけれども、その評価基準というのはどこでつくるんでしょうか。
○貝沼委員 原子力安全委員会の方で決めるわけですね、原子力委員会の方じゃないですね。——わかりました。  それから、もう一点は、この安全委員会のもとに専門部会ですか、これがたくさんありまして、この表によりますとたしか百八十名くらいになると思いますが、そのうち常勤というのは何名に...全文を見る
○貝沼委員 百八十名中百七十六名まで非常勤なんですね。そうすると、これはもう偉大なるアルバイト集団ということになるわけですね。その事務局は科技庁の庶務を担当しておる場所になるわけですが、これが常ににらんでおるわけであります。そうすると、非常勤の人が多いということは、仕事が何となぐ...全文を見る
○貝沼委員 要するに、基本設計段階までなんですね。ところが、この二十七条の詳細設計段階というのは、これは計器類が本来作動するか否かというような問題も皆含まれているわけですね。たとえば原子炉であるとか、こういう総合科学、しかもこういう巨大なものになってまいりますと、人間が一々やると...全文を見る
○貝沼委員 もう時間がなくなったようですが、要するにダブルチェックと言うけれども、これは余りダブってないということなんですね。  それから、もう少し細かいことをお尋ねすればもうちょっとはっきりするわけですが、たとえばダブルチェックのその内容なんですけれども、主務官庁が審査をした...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
03月28日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○貝沼委員 石油税法につきまして質問いたします。  初めに、提案理由の説明を先般大臣がなさいましたが、この説明の中に、要綱もすべてこの言葉が入っておるのでありますが、「今後予想される石油対策に係る財政需要に配意して、」こういうふうになっておるわけであります。     〔委員長...全文を見る
○貝沼委員 私がお尋ねしておるのは、「今後予想される石油対策」の予想される内容ですね、たとえばこういったことが予想されるので、石油の備蓄なりいろいろなことが必要であるというふうになっていくと思うわけでありますが、この「予想される石油対策」というものは一体何が予想されるのか、この点...全文を見る
○貝沼委員 備蓄とそれから開発ということでありますが、先ほども備蓄についていろいろお話がありましたけれども、いま日本の国にとって石油の備蓄というのがなぜ必要なのかということです。漠然とは大体コンセンサスは得られておると思いますが、なぜ必要なのか、この点についての見解を求めます。
○貝沼委員 いろいろ詳しいお話でございますが、要するに一つは、エネルギー資源の確保、備蓄である、それからもう一点は安全保障、こういうふうにいま私聞いたわけでありますが、大臣の答弁も何回か私伺っておりますと、たとえば先ほどは、石油エネルギー問題が大きな問題となってきた、こういう発言...全文を見る
○貝沼委員 大体わかりました。それで、要するに今回の場合は、石油の備蓄にかけるものである、これは私もそれで結構だろうと思うわけであります。したがって、先ほど第二段目に申し上げたことは、要するに、ほかのエネルギー資源の備蓄をやろうとするときに、いま局長が他の財源を求めてというふうに...全文を見る
○貝沼委員 それで、通産省にお伺いいたします。  昭和五十年に石油備蓄法ができまして、この石油備蓄法の第一条の目的によりますと、要するに、単なる石油の備蓄、安全保障ということが非常に強調されておると思うのでありますが、エネルギーの観点からの目的がないように見えます。したがって、...全文を見る
○貝沼委員 備蓄のやり方につきましては、先ほど答弁がありましたので、私はくどくど申し上げたいとは思いませんが、ただ国家備蓄という言葉が何回も使われております。  そこで、日本で言う国家備蓄という言葉の内容をはっきりしておかなければならぬと思うわけであります。どうも諸外国で言って...全文を見る
○貝沼委員 せっかくでありますから、タンカー備蓄について一言聞いておきたいと思いますが、タンカー備蓄というのは、日本では非常にユニークな発想だろうと思うのです。そこで、タンカー備蓄の具体的なやり方ですね。たとえば普通ならばタンカーに原油を積んでそのまま浮かしておくような感じで受け...全文を見る
○貝沼委員 このタンカー備蓄は、先ほどの答弁でも、大体二、三年を考えておるようでありますが、つなぎとしてやるのである、その間に陸上のタンクの備蓄の基地を進めていくということのようでありますが、実際は陸上のタンクの方はなかなかむずかしい問題がたくさんあるわけですね。そういったことで...全文を見る
○貝沼委員 ということは、陸上のタンクが予定どおり計画が進まない場合は、やはりタンカー備蓄というものはつながっていく、こういうふうに解釈してよろしいですか。
○貝沼委員 と申しますのは、いままで民間備蓄の方は順調にいったという先ほどのお話もありますし、五十三年二月の実績で見ましても、八十日のところが八十二・七日というふうになっておるようでありますから、非常に順調にいっている感じがあるわけであります。ところが、これは敷地の中のタンクをつ...全文を見る
○貝沼委員 いまこれからの方向について話がありましたけれども、条文の解釈はどうなりますか。「廃止するものとする。」これはいつも国会で問題になる言葉でありますから、確認をしておるわけであります。
○貝沼委員 ということは、「廃止するものとする。」というのは、廃止法案を出すか、さもなければ延長法案を出すかしなければならない、こう読めるわけですね。どっちも出さなかった場合はどうなるのですか。
○貝沼委員 大臣、そういうふうに石石特会というのは時限立法なんです。しかも、そこから先はわからないのです。ところが、石油税法は恒久法なんです。いつ廃止されるかもしれない、されないかもしれない。廃止された場合に、石油税法で徴収されたお金は一般会計に入りますが、そうなると、使途につい...全文を見る
○貝沼委員 私もそういうふうに切れるというふうには考えておりません。だからこそ恒久法で出してきておると思います。しかしその中身は、いま申し上げましたように、恒久法ではあるが時限立法的内容を含むものである、こういうふうに私は思うわけであります。そういうのはいかがですか。
○貝沼委員 いまの答弁でほぼ方向が見えるような見えないような感じがいたしますが、私は、もう石石特会だけでやるというのは果たしてどうなのかなという感じがするわけであります。したがって、もっと新しい方向で検討すべきではなかろうかと、こういう考え方を持っておるものですからこの話をしたわ...全文を見る
○貝沼委員 私は、こういうひもつきの財源というものは非常に好ましくない、こう思うわけであります。こんなものがどんどんできていきますと、一般会計というものは何のためにあるのか実際わからなくなってしまう。したがって、こういったものが今後余りできないように、なお、できないようにだけでな...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
03月29日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第6号
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○貝沼委員 きょうは、一般質問でありますので、原子力衛星の問題、それから先般地震の予知の問題につきまして参考人から意見を聴取いたしておりますので、それについての当局の見解、それを伺っておきたいと思います。なお、それにつけ加えて防災の立場から二つばかりただしておきたい、こう思ってお...全文を見る
○貝沼委員 全世界に放射能をまき散らしたという表現はただごとでない表現でありますので、私も重大な関心を持っておるわけであります。また、恐らく、日本の国におきましては、原子爆弾の洗礼を受けておりますので、非常に関心が高いと思います。そういった点からも早く照会をしていただき、そしてそ...全文を見る
○貝沼委員 そこで、外国で飛ばしておる原子力衛星、それを日本は非常に心配をするという立場になるわけであります。そこで、ただ心配しておっただけでもいけませんし、向こうが勝手にやるものを、こっちがどうこうというのもまたむずかしい話でありますから、やはりそこは国際的なルールに従ってやら...全文を見る
○貝沼委員 洗い直しをしなければならない、そして日本の国もそれに沿って発言なり行動をとっておるということでございますが、この衛星の問題を、先ほど午前中のお話を聞いておりまして日本の国はわりとその情報が入ってくるのが少ないわけですね。今回のカナダに落下した分につきましてもアメリカに...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点だけ御質問しておきたいと思いますが、そういうお話し合いがなされておるということはわかりました。方向性はわかったのでありますが、ただ、具体的にたとえばこういうことをわが国は主張しておるのだというようなことがありましたらお聞かせ願いたいと思います。
○貝沼委員 それから、これは科技庁にちょっとお尋ねいたしますが、原子力衛星がこのたびのように要するに不能になったという場合、その衛星がどこに落ちてくるかということを推定するのは、これは単なる力学的な計算で推定されるのでしょうか。それともほかにその衛星には装置があって、ある程度はこ...全文を見る
○貝沼委員 この前のカナダのノースウエストの場合、これは報告によりますと、たしか一月二十一日午前、アメリカから外務省に通報が入っておるわけですね。そして実際落ちたのは一月二十四日、この間大体三日か四日あるわけであります。したがって、その落ちる場所がある程度はっきり推定ができますと...全文を見る
○貝沼委員 外務省にお尋ねいたします。  先般落下いたしましたソ連の衛星の破片、これがアメリカでかなり究明がされたようでありますが、このことについて外務省で知っておることがありましたら、お知らせ願いたいと思います。
○貝沼委員 実は、この破片についてはいろいろな憶測が飛んでおりまして、非常に不気味な話があるわけであります。たとえば、ソ連の殺人光線兵器開発がこれに絡んでおるとか、したがってアメリカの予算もぐっとふえたとか、いろいろな話が飛んでおりますので、別の機会にでもこういったことに対する事...全文を見る
○貝沼委員 外務省にお尋ねいたします。  二月十四日、国連宇宙空間平和利用委員会の科学技術小委員会で、日本、ベルギー、イタリア、カナダ、スウェーデンが、原子炉衛星の打ち上げ禁止と安全対策を検討するための特別作業部会の設置を求めた。それに対して、ソ連はこれを拒否したというふうに報...全文を見る
○貝沼委員 実際に落としておきながらそういうことを言うのは、私は非常に気に入らないわけでありますが、今後、国際の場においてわが国がとろうとしておる行動、そのスケジュール、こういったものはどういうものがありますか。
○貝沼委員 科技庁にお尋ねいたします。  この「宇宙開発ハンドブック」をもとにしていまお尋ねをしておるわけでありますが、たとえば、ここに表がありまして、「原子力の宇宙空間等への利用」というので、各国のラジオアイソトープを利用する発電機によるものがずっと並んでおります。それには、...全文を見る
○貝沼委員 そうすると、ラジオアイソトープを利用する発電機で、燃料をずっと見てみますと、たとえばプルトニウム238であるとかポロニウム210であるとか、いろいろありますね。あるいは原子炉利用の場合もいろいろなものが書いてありますけれども、これらについても要するに相当注意をしていか...全文を見る
○貝沼委員 次に、地震の問題でお尋ねいたします。  先日、参考人からいろいろ貴重な御意見を聴取したわけでありますが、そのときの意見の一つに、地震予知の場合、ある意味において何か一つ本部のようなものをつくって、そしてデータの処理であるとか、あるいはすぐ何かを知りたければ知り得ると...全文を見る
○貝沼委員 予知の方はなかなかむずかしいということはよくわかります。ことに日本の場合地震の予知がむずかしいのは、地震の起こる可能性のあるところが大都会に近いというようなところから、人工的なノイズが非常に多いということが言われておりました。私も確かにそうだと思います。そしてそのノイ...全文を見る
○貝沼委員 それから、ついででありますから防災上の問題で二つばかりただしておきたいと思います。  その一つは、建築の基準のあり方ということになるだろうと思いますが、実は、一九五七年の二月に東京千代田区役所の若手技師たちが報告書を発表いたしております。これは、たとえば鉄骨の溶接の...全文を見る
○貝沼委員 レポートの内容については説明はまだありませんでしたが、かいつまんで申しますと、要するに確認申請の出た現場を一つ一つチェックして回った。ところがその溶接のやり方が非常に安易であった。たとえば、前はアングルリベット工法というのですか、これをやっていたものが最近はH形鋼の溶...全文を見る
○貝沼委員 さあ、それはゆゆしい問題だから私も取り上げておるわけでありますが、ゆゆしき問題を今後どのようになさろうというお考えですか。
○貝沼委員 この鉄骨の溶接がすべてであると私も言っているわけではありませんで、要するに、いま東京には高層ビルあるいは超高層ビルがたくさんできておりますが、大体、鉄骨の溶接のやり方が、このH形鋼の溶接工法というのが非常に多いそうでありますので、大変な問題だな、こう思っておるわけであ...全文を見る
○貝沼委員 東大の生産技術研究所の久保教授の意見によりますと、この液状化が起こる条件として、一つは砂地の層が三メートル以上というのが条件になっております。それからもう一つは、砂層が水を十分に含んでいる。三番目として、地盤がよく締まっていない、こういったような条件がそろった場合に液...全文を見る
○貝沼委員 通産省にお尋ねいたします。  いまの液状化現象に対して一番心配なのはやはり住宅と、それから石油コンビナート——私は岡山でありますので、水島は一番関係が深いわけでありますが、先般は重油の流出事件とかいろいろありまして、コンビナートに対しては非常に関心を持っておるわけで...全文を見る
○貝沼委員 最後に、大臣に要望しておきたいと思います。  要するにこういう地震に関する問題は各省庁全部にまたがりまして、私もいま細かいことを一々質問できないのは、実は各省に来てもらわないとできませんのでこれだけにしたわけでありますが、たとえば住宅の問題、それからいまの高圧ガスの...全文を見る
○貝沼委員 以上で終わります。
04月12日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第7号
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○貝沼委員 大臣にお尋ねいたしますが、いままで大臣の答弁を聞いておりまして、非常に微妙ないろいろな発言がなされておるようでありますが、いま、体制の問題でありますが、体制もさることながら、運輸省自体がこの問題をどのように深刻に受けとめておるかということがまず第一の問題だろうと私は考...全文を見る
○貝沼委員 私の質問は十一時五分まででありますから、いままでダブった点は余りお尋ねしないつもりでおります。  そこで、いまの大臣の答弁を私聞いておりまして、はっきり言ってちょっと心配ですね。ですから、原子力船「むつ」はああいう状態でありましたけれども、研究開発を一生懸命やって、...全文を見る
○貝沼委員 時間がありませんので、先ほど大臣の答弁の中に、この法律が通過したならば、その後実用の原子力船の計画が具体化する間にいろいろなことをやるというような意味に私は聞こえたわけでありますが、実はこの「間」というのは私は余り気に入らないわけであります。そうではなしに、先ほど真っ...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
○貝沼委員長代理 次に、日野市朗君。
○貝沼委員 通産大臣にお尋ねいたします。  先ほどから行政委員会の話、それから尊重義務の話が出ておりまして、私はくどくどダブったことを申し上げようとは思いませんが、本来私どもも行政委員会を主張してまいりました。したがってその答弁は必要ありませんけれども、今回、諮問委員会ではある...全文を見る
○貝沼委員 私はいままでも話し合いはしてきたと思うのですね。ところがそれがなかなかうまくいかない。そこで一つには今回の基本法の改正という問題が出てきたと思うのですね。単なる説明だけでなく、手続あるいは行政の体制、こういったことが国民の側から見て納得のいくようなものでなければならな...全文を見る
○貝沼委員 ついででありますから、その公開ヒヤリングのやり方、だれが聞きだれが答えるのか、この辺のところを具体的にお願いいたします。
○貝沼委員 いま地元の関係の方々という話がありましたが、これは、たとえば地元で推薦する学者であるとか専門的にお互いの話の通じる人も含まれておりますか。
○貝沼委員 大臣にお尋ねいたします。  いま日本の原子力発電は各駅停車みたいにとまっておるわけですね。稼働率が低いということが非常に問題になっております。これはいま直接には通産省になるわけでありますが、なぜこんなに低いのでしょうか、この点についてお尋ねいたします。
○貝沼委員 何といったって稼働率が上がらなければ、原子力発電に対する信頼というものはなかなかできないと思うのです。私も実際現場の方へ行きまして、なぜこんなに定期検査が長いのかいろいろ聞いてみました。そうすると、うそか本当か知りませんが、通産省の方から点検に来ていろいろやるのだけれ...全文を見る
04月13日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第8号
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○貝沼委員 基本法の一部改正につきましては何回も質問をしてまいりましたが、いままでの質疑を通じて疑問に思う点は、安全委員会それから原子力委員会、この二つの委員会の独立性と中立性、それからさらに安全委員会の審査能力、こういったものが本当に確保されるかどうかという点であります。当局の...全文を見る
○貝沼委員 特に運用の面については、ひとつうんと神経を使ってやっていただきたいと思います。  それから安全委員会の下部組織は、たしか政令で定めるのだろうと思いますが、この前の理事懇あたりでは、いろいろと具体的な話が出ておるようですが、その内容について本委員会では直接発言がなかっ...全文を見る
○貝沼委員 その考えておる専門委員会の名前などは、腹案がありましたらおっしゃっていただきたい。
○貝沼委員 いま局長から、原子炉安全専門審査会については現行法において法制化されておる、ところが今度の改正案は、政令になるかどうかわかりませんが、要するに安全委員会において定めるというふうに取り扱いが大分変わってきておるわけでありますが、どうしてこういうふうに法制化から外さなけれ...全文を見る
○貝沼委員 いまの説明ですと、安全委員会をきちっとつくったからということでありますが、やはりこの委員会でも、原子炉安全専門審査会とかあるいは核燃料安全専門審査会というようなものは現行法にもあったわけでありますし、信頼の度を高める上において非常に重要な役割りを持っていたというような...全文を見る
○貝沼委員 言わんとするところはわからぬことはありませんけれども、要するに、きのうも何回も申し上げたのですけれども、原子力の安全性、それに対する国民の理解を求めようとするためには、ただ単なる理屈だけではいかないわけでありまして、一般国民から見て、確かに安全性は確保されておるなとい...全文を見る
○貝沼委員 それから、このスタッフが、いまたしか百七十五名ぐらいを考えておるようでありますけれども、アメリカのNRCなんかと比べますと、日本の場合は非常に規模が小さいわけですね。もっともアメリカの場合は軍事的な問題もあるわけでありますから、直接比較をするということはむずかしいかも...全文を見る
○貝沼委員 もう一点は、この安全委員会のスタッフの非常勤ですね。非常に非常勤が多いわけでありますが、この非常勤でなければならない理由、非常勤の方がメリットがあるならばその理由でも結構です。常勤ではまずいならそれでも結構です。どういうことですか。
○貝沼委員 優秀な人材を集めるだけなら、私はそれで集まると思いますよ。だけれども、持続して仕事をやっていく、そしていままでの経験を積み重ねて今後安全審査に当たっていくということを考えると、しょっちゅうかわるような非常勤ばかりじゃやはり心もとないんじゃないか。専門的にそれを常勤とし...全文を見る
○貝沼委員 参考までにお尋ねしておきたいと思いますが、この非常勤のスタッフは大体一年単位で選ばれるのですか。どういうふうにお考えなんでしょうか。二年とか三年とか……。
○貝沼委員 その専門審査会の方はわかりました。  それから、この安全委員会と原子力委員会が何か意見が合わない場合、お互いに連絡をとり合って相談をするということになっておりますが、これで結論が出ないということは考えられるのでしょうか、どうなんですか。
○貝沼委員 それで、安全委員会が安全審査をしますね、これはかなり権限のある審査になりますけれども、やります。そのやったことがわれわれ国民の側からわかる方法、どういう安全審査をやり、その結果、たとえばまずい場合はこういう勧告をしたということを国民の側でわかる方法はどういうことになっ...全文を見る
○貝沼委員 その月報の発行元は科技庁になるのですか、安全委員会になるのですか、総理府になるのですか。
○貝沼委員 その月報に盛られることは、安全委員会がたとえば資料の要求をしたり報告書を取ったり、あるいはいろいろ検査をする、勧告をする、これは必ず漏れなく記載されなければならないようになりますか。
○貝沼委員 重要なことという条件がつきましたのでよくわからないのですけれども、ほとんど記載されるというふうに理解してよろしいですか。
○貝沼委員 それじゃ、その点はそれだけにして、公開ヒヤリングのことで通産省にお尋ねいたします。  きのうも公開ヒヤリングのことをちょっとお尋ねしたのですが、今度の第一次の公開ヒヤリングは、言いっ放しや聞きっ放しではない、お互いに地元住民とよく話し合いをするというふうに答弁があり...全文を見る
○貝沼委員 有効なものは取り上げていくということなんですね。そうすると、やはり公開ヒヤリングというのは設置者側のためにあるのか、住民側のためにあるのかという問題ですね。いま有用なものを取り上げていくとなると、これは設置者側の立場になるわけですね。そうじゃなしに、疑問のあるところは...全文を見る
○貝沼委員 その行司役ということはよくわかりますが、行司役ならちょっと伺っておきたいのですが、いままで公聴会というのをやってきましたね。行司役の立場から、公聴会というのは成功だったのかどうか、これが一点。  それからもう一点は、先日、日本で初めての原子力発電所の汚職事件がありま...全文を見る
○貝沼委員 とにかく公聴会のイメージがあるものですから、この公開ヒヤリングは私は真っ先にやるのが非常に大事だと思うのですね、誠意を持ってやらなければならぬと思います。  それから、先ほど汚職の問題をちょっと出したのですけれども、要するに、ああいう問題が起こるのは、法的に問題があ...全文を見る
○貝沼委員 次に、運輸省にちょっと伺っておきたいと思います。  きのうから運輸省はいろいろなことで問いただされておるわけでありますが、通産省でいまやったようなことがいよいよ実用船の段階になりますと運輸省に来るわけであります。ところが、運輸省の場合はちょっと状況が違ってくるわけで...全文を見る
○貝沼委員 もう一点確認しておきたいのですけれども、基本的な考え方として、原子力実用船の場合は先の話だと言えば先かもしれませんが、サバンナが入ってくることだってあり得るわけでありますから、そこでちょっと聞いておきたいのです。  基本的に場所というものについて、たとえばいままでの...全文を見る
○貝沼委員 時間が来ましたので、通産省に一点だけ伺って終わりたいと思います。  西ドイツの場合は、この安全審査のために技術検査協会、いわゆるTUVというのが組織されておりまして、民間機関でもっていろいろやっておるということでありますが、日本の場合近い将来あるいはもっと将来、こう...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
04月19日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第9号
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○貝沼委員 貴重な御意見をありがとうございます。  まず有澤参考人と小野参考人にお尋ねしたいと思いますが、私どもこうして委員会が開かれるごとに安全性の問題を議論しているわけであります。議論すればするほど、この安全性というものは何をもって判断すべきかということが非常にむずかしくな...全文を見る
○貝沼委員 質問の仕方がちょっとまずかったのでございますが、有澤先生に重ねてお伺いいたしますけれども、要するにパブリックアクセプタンスをつくっていくというのが非常に大事なんではないか。ところが、これができなくて実は困っておる。そこで、今回の行政体制の改革とかこういった問題が出てき...全文を見る
○貝沼委員 それから、そういう信頼を得るための一つの手続といたしまして、今度のこの基本法の改正により、公開ヒヤリングというものが出てきております。  そこで、この公開ヒヤリングのあり方というものが具体的にはまだわからないわけでありますが、どういうふうにあるべきなのかという御意見...全文を見る
○貝沼委員 わかりました。  もう一点お尋ねしたいのでありますが、いまも公開の原則とのかかわり合いでお話がございましたが、公開の原則、それから企業機密の問題、それに今度は国益という問題、たとえば、例を出して適当かどうか知りませんが、今度の再処理の問題など、アメリカあたりはかなり...全文を見る
○貝沼委員 それから人材の育成について有澤参考人と小野参考人にお尋ねしたいと思いますが、先ほどからいろいろなお話がありまして、安全委員会のスタッフの充実というような問題が非常に大きな問題になってきております。ところが実際問題として、技術の方は現場の方が相当進んでいく可能性もありま...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
○貝沼委員 私は、公明党・国民会議を代表してただいま議題となっております原子力基本法等の一部を改正する法律案並びにそれに対する修正案に対し、原案反対、修正部分に賛成の討論を行うものであります。以下その主な理由を申し述べます。  昭和四十八年の石油危機の到来は、わが国経済の今後の...全文を見る
04月19日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第26号
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○貝沼委員 昭和五十三年度における財政処理のための公債の発行及び専売納付金の納付の特例に関する法律案、これについて質問いたします。     〔綿貫委員長代理退席、保岡委員長代理着席〕  この要綱に従って私はやりたいと思いますが、専売納付金の納付のことで初めにお伺いしたいと思い...全文を見る
○貝沼委員 それでよろしいのですか。私はそうじゃないと思いますね。  もちろん、通常ではやれない。通常ではやれないものを何でもやる場合特例になるのかというと、そうではありませんね。したがってこの場合、特例という言葉を使ったのは、どうしてもそういうものを使わなければならない背景と...全文を見る
○貝沼委員 そうすると、この特例という言葉は、現在の経済情勢のもとにこういったことが出てきたのであって、今後こういう特例という名のもとにいろいろな法律が出てくるということはまずないというふうに考えてよろしいですか。
○貝沼委員 そういたしますと、特例というのは少なくとも一年単位で考えるものである、その制度は何年にもわたって考えるということはない、少なくともその予算の年度の一年内において通用する言葉である、こういうふうでよろしいですか。
○貝沼委員 それで今回、この専売公社の特別納付金でありますが、通常の専売納付金のほか、積立金のうち一千五百六十九億円に相当する金額を五十四年三月三十一日までに国庫に納付しなければならない、こうなっております。  これは専売公社にちょっとお尋ねしたいのでありますが、この積立金とい...全文を見る
○貝沼委員 主計局にお尋ねしますが、いまのお話のように、専売公社の資産というのは、日本専売公社法の三十二条でいろいろ決められております。それで、具体的ないまの説明によりますと、あるものは葉たばこであったり、またあるものは固定資産であったり、あるいは無形資産ですね、たとえば利用権と...全文を見る
○貝沼委員 それはわかるのです。わかりますが、現実の問題としてお金がないのです。要するに土地であるとか葉っぱであるとかそういうものはあるわけですけれども、それをたとえば別の法律で、特別納付金というような名前になるかどうか知りませんが、政府が納付させることがあり得るという意味の条文...全文を見る
○貝沼委員 同じだと言うわけですけれども、私はちょっと違うだろうと思うのですよ。大筋においては同じかもしれません。しかしながら、換金性という面から考えますと、たとえば準備金の場合はちゃんと回転させているでしょう。それは換金性はかなりあり得る問題ですね。ところが専売公社の方は、たと...全文を見る
○貝沼委員 そういうことから、専売公社の場合は同じように借りてくるにしても、たとえば単なる資金運用部からということだけでなしに、やはり利息がつかないような種類のものを相当割り当てるとか、そういった検討が必要ではないかと私は思いますが、この点いかがですか。
○貝沼委員 それで、三月三十一日までというふうになっておりまして、翌日は四月一日になるわけであります。これは一日だけで操作をするわけですね。要するに、三月三十一日までに国庫に納付しなければならないというのは、三月三十一日の一日だけであれば資金運用部から融通してもらっても利息がつか...全文を見る
○貝沼委員 先ほどの同僚委員の質問でもこの部分が出ておるようでありますが、そのときの答弁では、これは年度を越えた場合ですが、国庫余裕金で若干振りかえられるということのようであります。この若干ということ、いま努めて多くの利息のつかないいわゆる国庫余裕金というものを振り向けたいという...全文を見る
○貝沼委員 そのことは私の方からも強く要望しておきたいと思います。  それから、こういう特別納付金というものが唐突に私は出てきたと思うのですが、こういうのが出てくる土壌というものは法的にあるのでしょうか。
○貝沼委員 結局たとえばいまのように、専売公社に対して特別納付金を納めなさい、専売公社は現実のお金がありません、そこで今度は借りてそれを納める、こういうかっこうですね。それで、振り返って考えてみると、何のことはない、これは財政当局がどこかから借りてきたのと何ら変わりないのですね。...全文を見る
○貝沼委員 借入金と言っているわけじゃないのです。要するに専売公社から国庫に納付いたしますと、専売公社自体が借金をしなければならぬということなんですね。したがって、それ全体から見れば結局は借金じゃありませんかということを言っているわけであります。  それで、専売公社の経営という...全文を見る
○貝沼委員 専売公社の経営その他につきましては、大蔵大臣が監督権を持っておるわけであります。したがって、ただいまの総裁の答弁をお聞きになりまして、大蔵大臣はどのようにお考えですか。
○貝沼委員 専売公社の総裁にお尋ねいたしますが、先ほど同僚議員の質問のときに、たばこ消費税的な考え方、それと納付金とのかかわり合いについて幾らかお話があったかに承ったのでありますが、たしか総裁はいろいろな書物でも考え方を披瀝なさっておるようにも私、思うのでありますが、現在総裁が考...全文を見る
○貝沼委員 たばこを吸う人が、私は吸いませんけれども、自分がいま吸っておるたばこの何%が税金の部分であり、何%が納付金に回っているというようなことが、全然わからずにおるというのは、やはりこれはうまくないですね。そういうようなことは当然直していかなければならないだろうと私は思います...全文を見る
○貝沼委員 それから、大蔵省にお尋ねいたしますが、聞くところによりますと、大蔵省は五十三年度の財源対策として公社に対して、五十三年度におけるたばこの値上げ、それから利益積立金の取り崩しという二項目を要請した、結果的には値上げの方は今年度はしないことになったというふうないきさつがあ...全文を見る
○貝沼委員 この値上げを要請したという理由は、そのときはどういうことがついておりましたか。
○貝沼委員 たばこの値上げをしなければならないような状況になっておったということですね。そして反面、特別納付金で積立金から金を取る、こういうことですね。私は、その底に流れておる考え方は、むしろ特別納付金などでもってこれを納付させるので、そのかわりたばこの値上げを押しつけたのではな...全文を見る
○貝沼委員 専売公社の方は、このたばこの値上げということについて、してもよろしいという考えがあるのですか、それともやらなくてもよろしいという考えがあるのですか。
○貝沼委員 大蔵大臣は、五十四年度はこのたばこの値上げというものを公社に要請をするお考えはあるのですか。
○貝沼委員 政府の財政の都合ばかりでたばこの値上げをするということは、私は賛成ではありません。やはりそこには、もっと財源が本当に緊迫してくるのであればほかの方法を相当考えなければならないのじゃないかということを申し上げておきたいと思います。  それから、先ほどちょっと聞き忘れた...全文を見る
○貝沼委員 それはわかっているのです。五十三年度と書いてありますから、それはわかっておりますが、場合によっては来年もあり得るというニュアンスのあるものかどうか、この辺を聞いておるわけであります。
○貝沼委員 それから、国債のことで二、三、もうほとんど議論は出たと思いますので、簡単にお伺いしておきたいと思います。  財政危機とよく言われます。ところが、財政危機というものは具体的にどういうことを言うのかという定義がありません。大蔵大臣、どういうふうに考えたらよろしいのでしょ...全文を見る
○貝沼委員 それから大臣、もう一点でございますが、こういう特例国債を出さなければならない状態になったということは、さまざまな理由があると思いますが、特に大きな理由としてどういうものが考えられますか。
○貝沼委員 私は、いままでの予算の編成方針、こういうものにもやはり問題があるんじゃないかというふうに考えるわけであります。そこで、いままでの増分主義を中心にしてきたやり方、こういうものをこれからも大蔵省は日本の予算編成の方針として貫いていくのか、それとも、たとえば先般カーター大統...全文を見る
○貝沼委員 それは検討は、全部を対象に検討しておると思います。ただ、予算編成期の報道などを見ますと、今年度予算は各省何%増とか、そういうふうなのがぼかっと出て、そしてでき上がったものもまた大体それに似たものができておるということになりますと、結果的に、やはり増分主義じゃないかなと...全文を見る
○貝沼委員 時間がなくなりましたので、まとめて申し上げます。  一つは、本会議でも議論になりましたが、国債発行額の歯どめの問題。赤字国債発行額何%というふうに、総理大臣と大蔵大臣の数字が違っておりましたけれども、そういう歯どめを単なる数字だけでなく、数字の話なんかこれは余り意味...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
04月27日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第11号
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○貝沼委員長代理 次に、安島友義君。
○貝沼委員長代理 本会議散会後再開することとし、この際、休憩いたします。     午後零時十一分休憩      ――――◇―――――     午後一時四十九分開議
○貝沼委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。  参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  原子力船「むつ」に関する問題調査のため、本日、参考人として日本原子力船開発事業団専務理事倉本昌昭君から意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     ...全文を見る
○貝沼委員長代理 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     ―――――――――――――
○貝沼委員長代理 質疑を続行いたします。古寺宏君。
○貝沼委員長代理 次に、小宮武喜君。
○貝沼委員長代理 次に、瀬崎博義君。
○貝沼委員長代理 これにて本日の質疑は終了いたしました。      ――――◇―――――
○貝沼委員長代理 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案審査のため、来る五月十日、動力炉・核燃料開発事業団及び電気事業連合会から参考人の出頭を求め、意見を聴取することとし、その人選等...全文を見る
○貝沼委員長代理 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  次回は、来る五月十日水曜日、午前十時理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後四時三十六分散会
05月09日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第28号
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○貝沼委員 国民金融公庫法及び沖繩振興開発今融公庫法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  先ほどから質問の様子を聞かしていただいているわけでございますが、この法律を私ずっと見まして思うことは、一体この法律はだれのためにつくったものだろうかというふうに思うわけであり...全文を見る
○貝沼委員 文部省はいらっしゃいますか。——文部省にお尋ねいたしますが、今回のこの制度は、非常に変わった経緯を持っておりまして、大体普通こういった問題が出てくるのは、文部省から一生懸命大蔵省に頼んで、それで何回もけられてけられてやっとでき上がる、これがいままで多いわけでありますが...全文を見る
○貝沼委員 それではぐあいが悪いのでありまして、私の考え方から申し上げますと、これは教育論から出発しなければならぬと思うのです。いまたとえば郵政省の方は、還元融資という形で自主運用の枠を広げたいとか、あるいは大蔵省は、従来どおり資金運用部資金として一元的に運用したいとか、いろいろ...全文を見る
○貝沼委員 最後のところがよくわからなかったのですが、要するにローンの考えは、そこからよくわからなかったのですが、必要だという判断に立っておるということですか、それともこれは必要なかったんだという判断に立っているわけですか。
○貝沼委員 どうも文部省の答弁を聞いておりますと、このことは余り必要でないようですね。非常に不思議です。  いま私のところも、私立の高校へことし入りましたけれども、非常に金がかかるのです。そこで私は、私立に入っている人とずいぶん話をいたしますが、要するに一時的にぽかっと金がかか...全文を見る
○貝沼委員 それで、いまローンの話が出てきましたので、ああそういうものができたんならいただけるものは何でもいただきましょうというようなことですけれども、そうではなしに、もっと文部省が積極的にやらなければいかぬと私は思いますよ。その辺は積極性が残念ながら足りません。  それから、...全文を見る
○貝沼委員 聞いていることと答えがちょっと違うんですね。要するに文部省は、大学に入りたいあるいは高校に入りたいという人が試験も合格をした、しかしながら経済的理由によって、お金がないために断念せざるを得ないという場合、私がくどくど申し上げるまでもなく、教育基本法第三条第二項に、「国...全文を見る
○貝沼委員 実は、それが与えられておらないので今回のこのローンが出てきておるわけですね。このローンをつくっても利用する人がいなければ、大蔵省も郵政省も手を出さないんです。なぜならば、国民から預かった原資をもとにして、財投をもとにしてやるわけでありますから、利息をかせがなければいか...全文を見る
○貝沼委員 それで、なぜそういうことを私がいま申し上げるかと言えば、そういう文部省の進学に関するきちっとした方針があり、政策があり、その上に今度は、たとえば大蔵省の進学ローンというものが位置づけられる、あるいは郵政省のものが位置づけられる、あるいは民間の銀行ローンが位置づけられる...全文を見る
○貝沼委員 つまり、断られたということは条件として必要ないわけですよね。しかしながら、ほかのところでは借りることがなかなか困難である、そういう人に対して融通してあげます。これでよろしいわけですか。
○貝沼委員 一般の金融機関ではなかなか貸してもらえない人は多いわけであります。たとえば先ほども話が出ておりましたように、母子家庭はなかなかむずかしいそうであります。  そこで、大蔵省の方にも交通遺児の陳情書は届いておると思いますが、ごらんになったことがございますか。
○貝沼委員 いま私のところに交通遺児の陳情がございますが、これを見てみますと、現在私立高校の初年度納入金は、全国平均で大体三十五万円前後と言われていますね。それから、東京の平均だと五十一万以上ですね。私立大学だと全国平均で五十八万四千百六十九円。そして公立の高校は、授業料は五割ア...全文を見る
○貝沼委員 大体そう言うだろうと私は思っておったのです。しかし、低所得者という考え方は広い意味の福祉です。それで、取り立てのできないところには貸さないということですからむずかしくなるわけでありますけれども、それだけの意味を持って危険率の高いところに思い切ってこのローンを考えておる...全文を見る
○貝沼委員 それから、いまこの制度では、要するに保証人なりあるいは金利七・一%というものが法律で決められておりますからなんですけれども、これにどうしても適用されない、これを利用することができないというたとえばいまの母子家庭のような場合ですね、こういう人は一体どこが考えるのでしょう...全文を見る
○貝沼委員 そういう制度だけ聞きますと、すばらしいのがあるように聞こえますが、私は時間があれば世帯更生資金についてもやろうと思っておったのですが、要するに支度金ですね、就学支度金、これが五十二年に五万円に増額された。それで、五万円で何が買えるのかということですけれども、まあ制服を...全文を見る
○貝沼委員 それから、これは細かいことですが、大蔵省に陳情申し上げたいと思いますが、この進学ローンの制度ができますよということが新聞で報道されてセンセーションを呼んだのは、去年の暮れからですね。そして、まあ一年までいきませんが長い間、この制度ができたらいいだろう、きっと使えるだろ...全文を見る
○貝沼委員 一たん銀行から借りたら、それはだめかもしれませんが、本当は無理してやっておるわけですから、要するにそういう無理しておる人がおるということを知ってもらいたい。  それから、一般貸付は一世帯一人というふうになっておるようでありますが、たとえば上の子が大学に入るときは次の...全文を見る
○貝沼委員 そうかたいこと言わないで、一人行く家庭よりも二人行く方が苦しいのですね。それを、一人の方を優遇して二人の方を冷遇するということは、これは逆なんじゃありませんか。これはどうなんですか。
○貝沼委員 時間がなくなりましたので、文部省の方に要望をいたしておきます。  それは、先ほどお話が出ておりましたように、奨学金の制度、これの資金の金額の増額、それからより多くの人が使えるようにひとつ御努力をいただきたい。  それから、私学の場合に非常にむずかしい問題がたくさん...全文を見る
○貝沼委員 いま幾らか議論をしたわけでありますが、要するに教育基本法の精神と今回の進学ローンが出てきたいきさつ、こういったものを比べて考えてみますと、私は非常にすっきりしないものがございます。そういう点では、文部省でさらによく検討していただき、こういうような役所のなわ張り争いが教...全文を見る
05月10日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第12号
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○貝沼委員長代理 次に、小宮武喜君。
05月25日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第14号
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○貝沼委員 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案について質疑をいたします。もう何人もの委員の方からこの法律のバックグラウンドにつきましてはずいぶん議論が出ておりますので、私はむしろ法律について一つ一つ確認なり質問をしてまいりたい、こう思っており...全文を見る
○貝沼委員 民営化とそれから第二再処理工場をつくるということだと思いますが、この両方考えた場合に、民営化ということに力がかかっておるのか、それとも現在の動燃の東海村の工場ではとても間に合わないので、第二再処理工場をつくることがもう一番大事な目的であるというふうに考えた方がいいのか...全文を見る
○貝沼委員 私企業が中心だからということで、民営という話が出てきておりますが、民営でなければならないという理由はほかにあるのでしょうか。
○貝沼委員 くどいようでありますが、それでは国営でまずい点というのはどういう点ですか。
○貝沼委員 私は、何も国営を主張しているわけじゃありませんが、この際民営化と言う以上は、これをはっきりしておかなければならないという立場からお尋ねをしておるわけであります。  それから、安全性の確保という立場から考えた場合には、国営と民営というのはどちらがやりやすいとお考えです...全文を見る
○貝沼委員 それでは、たとえば技術の面でいろいろなノーハウの問題が出てくると思いますが、これが民営でやってまいりますと、出発時点ではなしに、その後においてたとえばほかの国の会社と技術面の提携とか、何かそういうものが起こった場合において、民営はやはり民営でありますから、そこに企業秘...全文を見る
○貝沼委員 もう一点だけ確認しておきたいと思いますが、いまこの法律をつくらなければならない理由、いま急いでつくらなければならないその理由はどこにあるのでしょうか。
○貝沼委員 それでは法案の中に入りますが、再処理という言葉がしょっちゅう使われております。そこで、処理という言葉の定義というのは、これは決まっておりますか。決まっておるなら、どういう定義になっておりますか。
○貝沼委員 この四十四条で「事業の指定等」が行われております。そこで、ただいまお話がありましたように、「動力炉・核燃料開発事業団及び日本原子力研究所以外の者で再処理の事業を行おうとするものは、政令で定めるところにより、内閣総理大臣の指定を受けなければならない。」とあって、次の第二...全文を見る
○貝沼委員 指定を受けようとするのは、いま私が考えておりますのは、日本の電力会社、これですね。それでその再処理施設を設置をする工場、それから名前、その所在地、この工場の所在地というのは書けるんでしょうか、どうなんでしょうか。
○貝沼委員 そういうことなんですね。ですから、この法律はそれほど急ぐことはないと私は言っているわけであります。この法律ができても実際は三、四年先にこの指定の申請が出てくるわけであります。ところが、科学技術庁の説明の。パンフレットによりますと、会社の設立は一九七八年になっておるわけ...全文を見る
○貝沼委員 数年先ということですね。二、三年先か三、四年先かわかりませんが数年先。ところが、現在準備会社をつくるのでしょうけれども、その会社をつくること自体にしても、法律でないものはやるわけにいかない、だから法律が必要なんだと言いますが、動燃並びに原子力研究所、これはすでに認めら...全文を見る
○貝沼委員 この場所につきましてもいろいろうわさが出ておりますけれども、やはりそう簡単には、いま局長がおっしゃるように場所が決まるのが二、三年とか三、四年とか、そうではないようですね。いまのところたとえばうわさに上っておりますのが——この法律が通ればの話ですよ。うわさに上っており...全文を見る
○貝沼委員 ついでですからちょっとお尋ねしておきますが、大体こういう再処理工場、再処理設備というようなものができる場所の条件、たとえば人口密集地との距離とか、あるいはその周辺の人口の分布であるとか、あるいはその敷地の広さであるとか、海までの距離であるとか、条件がいろいろあると思う...全文を見る
○貝沼委員 それはまた後で時間があればやります。  その次に、三番目は、「再処理を行う使用済燃料の種類及び再処理能力」、これは何回も答弁が出ておりますから、申し上げません。  それから四番目の「再処理施設の位置、構造及び設備並びに再処理の方法」こうなっております。この再処理の...全文を見る
○貝沼委員 それは逆なんじゃありませんか。基本的な方法が決定されなければ、設計はできないのじゃありませんか。
○貝沼委員 この再処理の方法というのは、たとえば単体抽出であるとか混合抽出であるとか、こういうことは入るのですか入らぬのですか。
○貝沼委員 この説明書にも「湿式ピューレックス法を予定(INFCEの結果によっては変更することもあります。)」こうなっているのですね。このINFCEの結果はいつ出てきますか。
○貝沼委員 そういうことですから、これを申請書に書き込む時点というのはずいぶん先の話だということですね。全部これができ上がってからのことです。  さらに五番目、「再処理施設の工事計画」、これは計画ですからよろしいでしょう。  それから、「使用済燃料から分離された核燃料物質の処...全文を見る
○貝沼委員 いま局長の答弁ですと、再処理された後の廃棄物の処分の方法はすべて決定しておるというニュアンスだったと思いますが、本当にこれはすべて決まっておるのですか。
○貝沼委員 この法律で求めておるのは、考え方だけを求めておるわけですか。
○貝沼委員 いやいやそうじゃなしに、いま申請書の内容を言っているわけですよ。申請書の内容に「核燃料物質の処分の方法」と書いてありますが、この「処分の方法」という言葉は考え方だけを書けばよろしいのですかと、こう言っているのです。
○貝沼委員 したがって、これができ上がるのは一体いつごろになるのでしょうか。その見通しはございますか。
○貝沼委員 施設はわかるのです。施設はわかるのですがいまの、私が言った廃棄物の方は、どこにも書いてありませんのでどっちの方かなと思っておりましたが、むしろ第四号に入るという話でしたから、四号でも六号でも構わないのですが、要するにその廃棄物の処理の仕方が、現在の科学技術ではまだ決定...全文を見る
○貝沼委員 そうすると高レベルは保管いたします。こういう考え方でもよろしいということですか。
○貝沼委員 現段階でそう考えておるということは、次の段階ではそう考えていないということですね。この第二再処理工場は一九九〇年以降、いつになるか私はわかりませんけれどもこの表でいきますとそうなります。ところがいま、その時点の議論をしているわけですよ。その時点の議論をしておるのに現在...全文を見る
○貝沼委員 まだそこまで技術はいっていないわけです。それにもかかわらずいまどうしてこんなに急がなければならないのですかということが、私は非常に疑問なわけであります。すぐにこれを指定することもできない、しかも、その指定する申請書の内容というのはこれから検討しなければならない部分が含...全文を見る
○貝沼委員 原子力発電所がある限り、原子力エネルギーを平和利用する限り、再処理というものは避けることはできません。しかしながら、いま私が指摘いたしましたように、この法律が通ったからといって、すぐ物すごい威力を発揮するものでもなければ、まだまだ研究しなければならない技術の範囲という...全文を見る
○貝沼委員 また時間があればこの発案物の問題はやりたいと思いますが、参考までに伺っておきたいと思います。  それは、言葉の意味でありますが、よく高レベル、中レベル、低レベル、極低レベル、こう分けて使われておるようでありますけれども、これは何を基準にしてこういうふうに分けるのでし...全文を見る
○貝沼委員 レベルというから放射線、放射能の関係で決めているのかと思うと、そうではなしに、大体いままでの歴史的なものとしてこれは決まっておるわけですね。したがって、中レベルのものと高レベルのものと、実際にどちらの方が強い放射線を出すか、どちらの方がこわい放射能となるかということは...全文を見る
○貝沼委員 こういう分け方をすると、わかったようでわからない気がいたします。科学技術庁にしては余り科学的ではないという感じがするわけであります。  次に、「指定の基準等」というのがありまして、この指定をする場合の基準が四十四条の二に載っておるわけであります。それで、以下のものに...全文を見る
○貝沼委員 報告聴取といいましても、これは指定するときの基準なんです。指定をするときの基準でありますから、そのとき報告は当然受けておるわけであります。それで指定をするときの基準として「平和の目的以外に利用されるおそれがない」ということの判断をするためには、将来に向かっての判断がな...全文を見る
○貝沼委員 局長は設備であるとかいろいろなことを頭に置いておられますけれども、設備とかそういうものは故意に動きません。だれかが運転しなければこれは動かないものです。したがって、これが思わぬ方向に、平和の目的以外に利用されるということは、とりもなおさずこれは人間がやるのです。機械が...全文を見る
○貝沼委員 したがって、将来おそれがないということは、それではその人間を見る場合どうして判断なさるのですか。
○貝沼委員 そうすると、いよいよ基準に合格をして指定された、そのうち順調に進んで再処理工場が運転を開始したという時点では、先ほど局長から答弁がありましたように、その都度報告をさせあるいは実態を見て監督をしていく、こういう意味でございますか。
○貝沼委員 それから第一項の二ですね。「その指定をすることによって原子力の開発及び利用の計画的な遂行に支障を及ぼすおそれがないこと。」これも「おそれ」なんですけれども、遂行に支障を及ぼすおそれがあるかないか、こういうことなんでございますが、これに一番支障を及ぼすおそれがあるのは、...全文を見る
○貝沼委員 たとえばこの場合に、単体抽出の方法で計画を立てておる。ところが、その後アメリカあたりの決定やら、あるいはINFCEの結論寺でそういうものが変わってくる、世界情勢によって変わってくるという場合に、これは指定をしたときの基準と変わってくるわけですね。したがって、そういうよ...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一つ、原子力委員会の万は経理的基礎という言葉を言っておるわけであります。経理的基礎といいますと、これは十何年も先にでき上がるものについてこれからの経理状況すべてを指しておると思いますが、この間、要するに現在は世界経済が非常に変動しておりまして、ただその民営...全文を見る
○貝沼委員 幅広いということでお尋ねしておきたいと思います。  これは当然のこととして、その再処理工場で再処理をし、そしてその燃料をさらに今度は転換工場で——転換工場をつくるのだろうと思いますが、転換をし、燃料に加工し、そしてまたそれを燃料として使用していくということをも含めて...全文を見る
○貝沼委員 採算ベースのことは直ちにはあるいは計算はしないかもしれないが、採算が合うことに確信はあるということだと思うのですね、いまの答弁は。しかし、採算が合うことに確信があるからこそやるということなんでしょうが、その採算が合うというのは現段階での話なんですね。これから先社会情勢...全文を見る
○貝沼委員 原子力委員会でやる仕事というのは、指定の基準と四十四条の二ということでさっとまとめてありますけれども、これは実は大変なことであって、わが国政府では本当に大変だろうと私は思うのですね。半年先の日本の景気がわかからないのですから、それが十何年先のことを考えるわけであります...全文を見る
○貝沼委員 この再処理工場が、たとえば米国の場合四社とも動いていないとか、各国とも動いていないのが非常に多いわけでありますが、これはどういう理由によるものですか。
○貝沼委員 おのおのできたときからの歴史的な問題、その後の技術の革新という問題があるからそうなったということでしょうけれども、しかし技術というのはどんどん進んでいくわけでありまして、ことに再処理工場を一たんつくりますと、いまアメリカの例にあるように、そう簡単に増築だとか変更だとか...全文を見る
○貝沼委員 アメリカの工場が現在ストップしておるのは、要するにそういう時代とともに技術が変わったからストップしておるわけですね、簡単に言えば。そういうこととは違いますか。
○貝沼委員 それで、現在の技術のレベルでこれを判断をしていくわけでありますが、いま安全局長の答弁でありますと、途中で技術革新が起こればまた変わっていくようなニュアンスの話であったと思いますが、もしそうだとするならば、この再処理工場建設、試運転、そして運転開始が一九九〇年ぐらいとい...全文を見る
○貝沼委員 それから四番目の「災害の防止上支障がないものであること。」この災害というのは当然人とのかかわり合いにおいての災害だと思いますが、たとえば環境汚染問題等はこれに含みますか。
○貝沼委員 この環境汚染の問題もいまずいぶん騒がれておるわけでございますが、この環境汚染の問題については、わが国としてはもうこれでよろしいという結論は出ておるのでしょうか。
○貝沼委員 数年先ということは少なくとも十年まではかからない、こういうことでございますね。
○貝沼委員 この環境汚染の問題、本当は相当やらなければならないのですが、いま時間がありませんので詳しいことは申し上げませんが、たとえば気体廃棄物、クリプトン85の問題であります。こういったものがたとえば動燃の試算によりますと、平均的な気象条件のもとで最大三十二ミリレムまで全身被曝...全文を見る
○貝沼委員 こういう気体の問題、それから液体の廃棄物の問題がありますね。液体の廃棄物も、東海再処理工場の放水口から海水に放出される放射性物質による内部被曝線量の推定値が、四十四年の再処理施設安全審査専門部会の試算、これは私も持っていますけれども、それから五十二年の核燃料安全専門審...全文を見る
○貝沼委員 こういう環境調査、アセスメントというものがはっきりしないうちは、恐らく立地問題というのは進まないだろうと私は思います。したがって、この辺のところは、それまでには必ず全部やりますという話が先ほどからたくさん出ておりますが、なかなかそう簡単な問題ではなしに、本当に進めるの...全文を見る
○貝沼委員 もう時間があと五分だそうですので急ぎますが、私、前もって言っておきたいと思いますけれども、実は全部質問することができません。したがって、次回また質問する時間をひとつお考え願いたいと思います。  そこで、ここで申し上げておきたいことは、要するに、実際に指定をするのはか...全文を見る
05月31日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第15号
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○貝沼委員 朝から参考人の皆さんには大変御苦労さまでございます。  いまわが国のエネルギー事情は非常に大切なときになっておる。先般衆議院におきましては原子力基本法が通過いたしまして、いま参議院に行っておるわけでありますが、こういうようなときにまず何が一番問題になってくるのかとい...全文を見る
○貝沼委員 安全の問題、これはもういつも議論しておりますし、当然のことでございます。まあ安全というのはどういうのが安全かという議論があるわけですけれども、これはきょうはいたしません。いずれにしても、その地域住民並びに関心を持っておる方々があれは安全だという条件を整えればよろしいだ...全文を見る
○貝沼委員 電力の不足、それに対して石油、石炭あるいはその他の発電、それからさらに原子力発電、これは確かにいまおっしゃっておりますように避けては通れない問題だと私は考えております。したがって、どうしてもやらなければならないものならばなお一層安全性をきちっとしなければなりません、こ...全文を見る
○貝沼委員 それから、稼働率の話は、もう先ほどずいぶん出ましたので、私、またここでくどくど盛り返すつもりはございません。ございませんけれども、やはり率直なところ、何でこんなに低いのかな、これで一体原子力発電というものは成り立つのかなという率直な考えは恐らくあるだろうと思うのです。...全文を見る
○貝沼委員 それから、これは蛇足かもしれませんが、先ほど省エネルギーという話がちょっと出てまいりましたので、一言伺っておきたいと思います。  電力会社から見た省エネルギーというものは、果たしてどういうものなのかということなんですね。たとえば、全体で見た場合には、重油をそのままた...全文を見る
○貝沼委員 ということは、エネルギーの需給という問題と、それから省エネルギー、つまりエネルギーを別のエネルギーに転換する転換比率ですね、この辺の率をより効率をよくするというような問題とは本質的には違う。本質的には違うが、しかし電力会社の方としても、その方面までを考えた検討なり対策...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点は、さまざまな問題が出ておりますから、再処理の問題で平岩参考人にお尋ねをしたいと思いますが、現在、英仏の方に委託をして再処理をお願いしておるわけでありますが、これがいろいろなアメリカの動きによりまして、非常にややこしくなってきたということで、最終的には...全文を見る
○貝沼委員 それから、立地における問題をお尋ねしたいと思います。  先ほどからも出ておりましたが、私は、立地問題と安全性というのは果たしてリニアにいくものかどうかということは非常に疑問があるわけでありまして、やはり安全であろうとも、来てもらいたくない人は反対をするわけであります...全文を見る
○貝沼委員 ただいまのその決意を、決してうそにならないように守っていただきたいと思います。なお、これはいま挙げた三社だけではなく、ほかにも実はあるわけでありまして、たとえば関電の和歌山などはそれに疑わしいものがあったようであります。一々申し上げませんけれども、そういうことがもし起...全文を見る
○貝沼委員 それから立地の問題で参考までに伺っておきたいのは、先般の中国電力の山口県豊北町の場合、原発の賛成、反対で選挙をやったわけじゃありませんけれども、事実上は賛否両方に分かれてやったと言われておるわけであります。ところが賛成派の方は大敗をしたわけですね。したがって、今後ここ...全文を見る
○貝沼委員 関電の小林参考人にお尋ねいたします。  先ほどから何回も問題になっておりましたし、当委員会でも何十回となく問題になっておりますのは、あの、事故隠しではなかったかという問題であります。この姿勢は実は非常に重大なポイントになってまいりますので、この際はっきりと、今後こう...全文を見る
○貝沼委員 再処理をも含めたコストの問題につきましては、午前中にるるお話がありましたので、ここでは私は申し上げませんが、ああいう意味の質問が用意されてあったということは記憶しておいていただきたいと思います。  それから原子炉の解体、廃炉の問題もお話がございました。原子炉解体の問...全文を見る
06月01日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第16号
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○貝沼委員 時間がないようでございますので、河村参考人に簡単にお伺いいたします。  トリウム・ウランサイクルとウラン・プルトニウムサイクルのお話があったわけでございます。それで、トリウム・ウランサイクルの方もこれから考えていかなければならないし、また将来はウラン・プルトニウムサ...全文を見る
○貝沼委員 清水参考人に一点だけお伺いしておきたいと思いますが、放射性物質の生体に与える影響は十分注意を必要とするわけです。これはもう先ほどの御意見のとおりでございますが、魚介類に蓄積されて、さらに食物連鎖による蓄積等を考えますと非常に重大な問題だと思います。そこで、放出の量を減...全文を見る
○貝沼委員 先ほど河村参考人と清水参考人にお尋ねをしたわけでありますが、そのうちの一点だけ田島参考人にお尋ねしておきたいと思います。  この第二再処理工場が実際に稼働するまでにやはり私は歯どめというものが大事だと思っておりますが、こういう歯どめというものについてどういうふうにお...全文を見る
○貝沼委員 実は先ほどもちょっと申し上げたのですが、この第二再処理工場が実際に稼働するのは十数年先のことになる。国会においてはいま議論をしておりまして、この法律が通りますと自動的に稼働することになる。ところが、十数年先のことはとてもじゃないけれども見当がつかない。技術もどれぐらい...全文を見る
○貝沼委員 わかりました。  それから、高島参考人と田島参考人にお尋ねをしたいと思いますが、再処理の技術について大学とかそれから研究所、こういうところの研究結果、成果、それと第二再処理工場の技術、これはサンゴバンの技術、これらを今後どういうふうに考えていくべきなのか。もう全然別...全文を見る
○貝沼委員 それから高島参考人にもう一点伺っておきたいと思いますが、先ほどいろいろなコールドテストからホットテストのときのことが話されまして、安全の装置はシンプルでなければならないという言葉があったのでありますが、この安全の装置というところなんですけれども、もう少し中身を聞きたい...全文を見る
○貝沼委員 わかりました。  それで、これに関連して田宮参考人にお尋ねをしたいと思いますが、先般いろいろな警備とかその辺のことをやっておる専門家の方にお話を伺いましたら、フィジカルプロテクションの問題で、わが国の場合防護は高度な機器による、これに頼っておるところが非常に多い、余...全文を見る
○貝沼委員 もう一点、田宮参考人にお尋ねしたいと思います。  それは、先ほどからお話が出ておりますように、地域核燃料センター、RFCC、こういったものがもしつくられるといたしますと、当然の問題として、先ほど田島先生からもお話がありましたように、運搬の問題が出てまいります。この場...全文を見る
○貝沼委員 最後に、中島参考人にお尋ねをいします。  先ほどのお話で、プルトニウムを含んだ廃棄物、加工工場、リサイクリングのときのプルトニウムがある、こういうお話がございまして、これについて日本はまだ対策がおくれているということで、諸外国の制度なども検討して、さらにこれに対策を...全文を見る
○貝沼委員 では、終わります。
○貝沼委員長代理 次に、瀬崎博義君。
06月08日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第17号
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○貝沼委員 きのう現場の視察に行ってまいりまして、いろいろ具体的なところを見させてもらったわけでございます。そこで、時間もありませんので、ごく簡単に二、三点だけ伺っておきたいと思います。  まず初めに、この再処理工場の工程の中で、再処理が行われ、ウランの精製が行われ、ウランの濃...全文を見る
○貝沼委員 そうしますと、どういう方法になるかは別としまして、転換工場というものが必要になってくるということですね。この転換工場はどういう手続でできるわけですか。     〔小宮山委員長代理退席、委員長着席〕
○貝沼委員 そのことは、第二再処理工場から出てきた硝酸プルトニウム、それからさらに転換工場という場合は動燃の中の転換工場を予定しておるということですか。
○貝沼委員 そこで、当然必要になるのですが、それはどの法律によってできるのですかということを尋ねておるわけです。
○貝沼委員 再処理の変更許可で扱うということは、転換工場は再処理に含まれるという判断ですか。
○貝沼委員 そうですか、ぼくはちょっと違うような気がするのですがね。再処理工場が、これは第二再処理工場は民営なんですね。そうすると、転換工場は民営でやるということですね。これは再処理工場の民営化はうたってありますが、転換工場は書いてありませんね。これはどうなんですか。
○貝沼委員 それじゃ今度は、燃料加工する場合、プルトニウム燃料をつくる場合、この場合はどういうふうに考えておりますか。
○貝沼委員 この加工工場は、これは民営は認めるのですか、認めないのですか。
○貝沼委員 そうすると、第二再処理工場で出てきた硝酸プルトニウム、それを転換工場で転換しますね。それからプルトニウム燃料をつくりますね。これも全部民営でよろしいわけですね。そうすると、これはもしそれでよろしければ、このプルトニウムの管理がやかましく言われておるわけですが、それで本...全文を見る
○貝沼委員 そうすると、動燃の場合は、これはもう半官半民みたいなものですから、事業団ですからよく見えますが、いよいよ民営化をしてそして民営でもってどんどんプルトニウムの燃料までつくる、そうして燃料をつくってさらにそれを貯蔵するのか、あるいはそのころ高速炉ができて使うものかそれはわ...全文を見る
○貝沼委員 私はその辺を考えてみましても、ちょっと手放し過ぎるのじゃないかという感じが実はするわけであります。ことに、プルトニウムの場合は非常に議論の多いものでありますから、そういう意味において、安全委員会がより力を発揮しなければならないだろうと思うわけでありますが、一抹の不安は...全文を見る
○貝沼委員 それでこのハイレベルのことで一言だけ確認をしておきたいと思います。  ただいまのお話のとおり、これは五十一年十月八日の原子力委員会の対策では、いまの答弁のとおりに、「処分については、長期にわたる安全管理が必要であること等から、国が責任を負うこととし、必要な経費につい...全文を見る
○貝沼委員 それから話は変わりますが、使用前検査のことで三点ばかり確認をしておきたいと思います。  いままでの法律では「施設検査」今度は「使用前検査」こういうふうになっておりまして、内容としても、いままでは再処理施設の工事についての内閣総理大臣の検査を受けることになっておりまし...全文を見る
○貝沼委員 この性能を調べる場合は、これはホットテストでやるわけですね。そうすると、この性能を調べるというのは、実際に使用済み燃料を使って、そうしてホットテストをやって初めてわかるのですか、それとも、それは使わないでもこの性能はわかるわけですか。
○貝沼委員 そうすると、この使用前検査の使用というのは商業用に使用という意味でよろしいわけですね。
○貝沼委員 動燃の場合に、施設検査が終わってからぼろぼろと何かかんかトラブルみたいなものがあったようでありますけれども、あの程度の検査になるのですか、それとも、ああいうものとは比較にならないほど厳重な検査をするということですか、その辺はいかがでしょう。
○貝沼委員 最後にもう一点だけ確認しておきたいと思います。  それは、定期検査というものが入ってまいりまして、そして「毎年一回定期に行う検査を受けなければならない。」こういうふうになっております。したがって、次に必ず問題になってくるのは、この再処理工場の稼働率ということが問題に...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
06月08日第84回国会 衆議院 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号
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○貝沼小委員 きょうは税制調査会の会長さんに出席をいただいておりますので、いよいよ始まった今回の税制調査会の基本的な考え方といいますか、そういうことについて二、三お尋ねをしたいと思います。  その前に、一言だけ私、確認をしておきたいのですけれども、先ほども税調のあり方という質問...全文を見る
○貝沼小委員 どうも私はその辺がしっくりしない感じがするわけです。と申しますのは、やはり税調というのは、これからの日本の税制のあり方を独自の立場で高い立場から判断をされ、そして答申をなさる。ところが、実際大蔵省主税局の方は、具体的な資料はたくさん持っておると思いますけれども、今度...全文を見る
○貝沼小委員 優秀な税制調査会長でありますから、役所の言いなりにはならないだろうと信じますけれども、しかし、いままで出てきた結果は、わりと役所の意見のとおりなんですね。  それからもう一つ、一番心配なことは、税制調査会の結論というものが、そういう役所の意見によって相当動かされる...全文を見る
○貝沼小委員 それから、答申を見ていつも思うことは、あの答申というのは一体だれが書くんだろうかということであります。要するに、税制調査会ではどういう議論をなさるのだろうか。大枠のいわゆる方向性のみを議論されるのか、あるいは、たとえば先ほど話が出ておりますように、一般消費税のからく...全文を見る
○貝沼小委員 したがって、税制調査会では基本的な考え方を示して、あとその作文その他については事務局で作成し、それをさらに検討して税制調査会の答申とするというように受けとれますが、それでよろしいわけですか。
○貝沼小委員 時間があともう幾らもありませんので、二、三点お尋ねしたいと思いますが、いよいよ来年度の税制改正についての審議が開始されたわけでありますが、先ほどのお話ですと、取り上げる項目としては一般消費税あるいは利子配当総合課税、それで秋ごろまでにおおよその素案を出したいというよ...全文を見る
○貝沼小委員 その増税の場合に、先ほどもちょっと話が出ておりましたが、増税をしてもそれは仕方がないと言われるぐらいの理論的な説得がやはり必要だろうと思うのですね。そのものは何かと言えば、先ほどからお話が出ておりますように、たとえば歳出の節減合理化あるいは不公平税制の是正ということ...全文を見る
○貝沼小委員 それでは、不公平税制の非常に悪名高いものとしては、医師優遇税制あるいは貸倒引当金などの企業に対する各種引当金、それから利子配当所得の総合課税、それから有価証券譲渡益への原則課税、こういったことがいま話題になっておるわけでありますが、これは具体的な問題でありますからこ...全文を見る
○貝沼小委員 それからもう一点、一般消費税のことでございますが、福祉に限って使うという福祉税としたらという考えも出ておるようでありますけれども、これについて、会長のインタビューだったと思いますが、報道によりますと、これは実際言ってないわけですが、説明のところで、福祉税なら増税もや...全文を見る
○貝沼小委員 最後に、お願いいたします。財政難ということもわかります。それから増税路線ということもわからぬではありません。しかし、幾ら増税路線の説明をしても、先ほどのように不公平税制の是正とか、こういったことがやはり前提になるだろうと思うのですね。それからもう一つは、これだけ不景...全文を見る
○貝沼小委員 終わります。     〔池田(行)小委員長代理退席、小委員長着席〕
○貝沼小委員 午前中に税制調査会長に質問をいたしまして、そのときにもお尋ねしたわけでありますが、一点は、ただいま問題になっておりますいわゆる一般消費税の方向でございます。福祉に限って使うという福祉税という名前がどっから出たのか私はわかりませんが、そういうような目的税的性格を持って...全文を見る
○貝沼小委員 それからもう一点、財政難のところから増税をしなければならない、それで一般消費税が出てきておるわけでございますが、反面、午前中も申し上げたのですが、所得税減税というものも、これはふやさなければならないときに減らすことを考えるのは困るというかもしれませんが、そうではなし...全文を見る
○貝沼小委員 私は、所得税減税は強く要望しておきたいと思います。  それから、これも前から出ておる話でありますが、最近特にこの声が高くなってきたように思いますので申し上げるわけでありますけれども、中古住宅の取得の際の税制上の措置を新築住宅並みに、これは一〇〇%それ並みということ...全文を見る
○貝沼小委員 五十三年度には取り入れられておりませんが、これはよその政府から来ているものじゃありませんで、わが国の政府で大蔵省に出しておるわけでありますが、こういう点、今後やはり考えた方が適当なのではないかと私は思うわけであります。  そこで、経済企画庁の「中古住宅流通市場実態...全文を見る
○貝沼小委員 それはおっしゃることもわからぬことはありませんけれども、要するに現在のところ、実態として大体こうなっておるので、それはまあ理屈はいろいろあるでしょうけれども、考えることは必要ではないか、こう言っておるわけであります。これは全国宅地建物取引業協会連合会の陳情の中にもこ...全文を見る
06月14日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第18号
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○貝沼委員 きょうは、先般の一九七八年宮城県沖地震の一部の問題、それから最後に、もう一点は海洋開発の問題について質疑をいたしたいと思います。  そこで、十二日に起きた一九七八年宮城県沖地震、これは想像以上の惨事が出たわけでございます。そこで、当委員会といたしましても、地震の予知...全文を見る
○貝沼委員 大きな地震なんですが、それが予知できなかった。これは、やはり日本の予知技術の大きな問題を提起していると思うのですね。それで、宮城県沖の地震につきましては、これは東海のように頻繁ではありませんけれども、最近非常に起こっておりますね。たとえば、今年の二月二十日にもマグニチ...全文を見る
○貝沼委員 言葉じりをとるようで申しわけありませんが、昔何でもなかったような地震というのは、今回のようなマグニチュード七・五とかあるいは六とかというのは何でもない種類に入っておるわけですか。
○貝沼委員 御検討願いたいと思います。  それからもう一点は、この宮城県沖の地震の発生のメカニズムですね。これは東大の浅田先生のコメントが載っておりましたが、要するにまだそのメカニズムはほとんどわかっていないということのようでありますが、これはどうなっておるのですか。
○貝沼委員 それから、今回の地震の結果を踏まえて考え直さなければならない、いろいろな観測体制も将来考えるということでございますが、確かにそれは私は要求しなければならぬと思いますけれども、それに直接関係してくる問題としては、恐らく来年度からの予算の要求あるいは具体的な計画、こういっ...全文を見る
○貝沼委員 それで技術的な問題で先ほどちょっと申し上げたんですが、ひずみ計、それから海底地震計。ひずみ計はすでにもう東海地方を中心に設置されておると聞いておりますが、海底地震計は来月末ぐらい、これは観測でありますから、東海に敷設されようとしているらしいという記事が出ておるわけです...全文を見る
○貝沼委員 それじゃ、その予知の方はひとつしっかりお願いいたします。  それから次に、この地震で起こった問題で、石油タンクが亀裂を生じた、そして重油が流れ出したという問題がございます。岡山県の水島は私のところなんですけれども、かつて三菱石油の重油タンクが漏れまして、そうして非常...全文を見る
○貝沼委員 当時の検査で合格をした、それにもかかわらず今回ああいう事故が起こっておる。これは何を意味するのか。
○貝沼委員 いや、そんなことを聞いているんじゃない。この前水島のコンビナートであれだけの石油タンクが切れまして、そして瀬戸内海はずいぶん汚れたわけですね。それで、なぜこういうことが起こったのかということでずいぶん研究したわけですね。そして消防法の施行令までも変えたわけでしょう。こ...全文を見る
○貝沼委員 新しい基準をつくって、まあ古いのはそれを基準に合わすということは大変なことだからそれには従わないで、そしてさらに、わきの方を囲むとかフェンスを張るとか、いろんなことでカバーしようという、それは私はわかっているんですよ。わかっておりますけれども、少なくともこれだけの基準...全文を見る
○貝沼委員 いろいろなことをおっしゃいますけれども、現実に破れたのです。これはどうなんですか。当然であったのですか、まずかったのですか、どっちですか。
○貝沼委員 私は、どうも理解に苦しむのですけれども、要するにタンクはあったのですよ。これは政府がこれでよろしいと言ったものです。消防庁が行って検査をして、これでよろしい、それが地震があって破れた、それはどうなんですか、破れてもよかったのですか。
○貝沼委員 ですから、それはいろいろあるでしょうけれども、要するに現実は破れておるのだ。現実はそういう事故が起こっておるのだから、政府はそれを素直に認めなければいけないのです。まずかったということを認めなければいけない。そうして、どこに問題があるかということを探し、たとえば基準の...全文を見る
○貝沼委員 それは仙台のタンクについての話でしょう。いま切れてはおらないが、あなたの言うように、前の基準でできておるものがたくさんあるわけでしょう。ことに高度成長期にできたものが多いわけでありますから、したがって、それ自体にもう一度地震の目から判断を下さないといかぬのじゃありませ...全文を見る
○貝沼委員 どうも話か合わないのだけれども、悪いところがあればというのは、油が漏ったらということですね。
○貝沼委員 地震についての耐震の立場からの総点検は政府はしておらないわけでしょう。それをどうして判断されるのです。
○貝沼委員 そうじゃなしに、五十二年二月に、すでに耐震についての政令がこまごまと定められておるわけでしょう。ところが、この法律の目からいまあるコンビナートのタンクについては、政府としては点検はしておらないわけでしょう。なぜ、まずこれでやろうとしないのですか。それで見て、今度はこれ...全文を見る
○貝沼委員 どうも話が進まなくてぐあいが悪いのだけれども、事業所に点検してもらうというのは何ですか。
○貝沼委員 事業所で点検するということは、自分で点検させるということでしょう。そうではなしに、やはりこれは国の手で点検しなければだめですよ。その辺の姿勢を消防庁がしっかりしていかないと、こういう事故はまだまだ起きますよ。私は、今後もうこういう問題は起こしてはならないという立場から...全文を見る
○貝沼委員 それじゃ点検されるのですか。
○貝沼委員 非常にむずかしい日本語で、私、よくわかりませんけれども、順にということは、一つやって、三年待ってまた一つやっても順なんですね。それから、一生懸命やっていっても順なんです。だから、そういうあいまいな言葉ではなしに、とにかく全部当たります。ただ、制限があることですから一遍...全文を見る
○貝沼委員 ここでつけ加えておきたいのは、いまは石油タンクについて私は申し上げたわけでありますが、タンクは石油だけでなく、ガスその他いろいろあるわけであります。したがって、そういうようなほかのものに至るまで、要するに、危険物の規制に関する政令で定められておるようなものについて点検...全文を見る
○貝沼委員 くどいようだけれども、もう一点。今度は安全基準の問題でお尋ねしておきたいと思いますが、五十二年二月に改正された政令に載っておるものの方法でいったならば、今回のような日本に起こるような地震については大丈夫という確証は得られておるわけですか。
○貝沼委員 おおむね大丈夫ならば、もし事故が起こったら責任はどこにあるのですか。
○貝沼委員 いや、責任を聞いているのです。消防庁で検査して、これはよろしいですよ、ところが、それが事故が起こった、それはだれの責任になるのかということを聞いておるのです。
○貝沼委員 それはわかるんですけれども、それはそうなんですよ、そうなんだけれども、これは大丈夫だと言うから安心して使うわけでしょう、何とか石油さんは。ところが、地震が来てぽかっと穴があいた。そのときに、民間に対しておまえの管理が悪いからだ、こういうふうにいくのか、いや、検査すると...全文を見る
○貝沼委員 あなたの答弁を聞いていると、私は実際ようわかりません。それは事故が起こると想定してやったらおかしいんですよ。だけれども、土手を築き、フェンスを張るようにしておるということは、あり得るということを考えてやっているんですよ。だから破れることはあり得るし、それから前の基準で...全文を見る
○貝沼委員 要するに、じゃ検査は検査だけやってくる、それで後、何が起こってももうこっちの責任じゃありませんということですね。おかしな検査だと私は思うのですが、検査というのはやはり責任を持ってやってもらわないと、検査を受ける意味がないのです。どうもその辺おかしいですよ。どうなんです...全文を見る
○貝沼委員 もうやめますわ。だから、基準のところまで責任を持つのだから、基準に問題はないかということも検討してくれと私は言いたいのです。基準自体に問題はないのか、こう言いたいのですが、ここは見直す考えはありませんか。
○貝沼委員 要するに、私は、そういう行政のあり方は非常に頼りないという感じをいま受けました。これでは国民は、消防庁が検査してくれたんだからもう大丈夫だろう、うちの近くにはタンクがあるけれども、この間消防庁が来てやっていったから、検査して大丈夫だと言ったから、恐らく大丈夫だろうと安...全文を見る
○貝沼委員 海洋開発、日本の国は海洋国でありますから、これは当然力が入らなければなりません。特に国土は狭いし、それから陸上の生物だとかあるいは鉱物資源に乏しいわが国にとっては、食糧資源、エネルギー資源、あるいは産業用及び生活用空間の拡大、このために海洋開発が非常に重要になってくる...全文を見る
○貝沼委員 最後に、一言だけ伺っておきたいと思います。  この審議会の結論はいつごろ出る見通しでございますか。
○貝沼委員 終わります。
○貝沼委員 午前中に海洋開発につきまして質問をしたわけでありますが、ちょうど大臣御不在でありましたので、大臣からの答弁のみ保留してございます。大臣からの率直な見解を承りたいと思います。
○貝沼委員 終わります。
○貝沼委員長代理 次に、津川武一君。
06月14日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第30号
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○貝沼委員 私は、今国会で一般質問をやるのはきょうが初めてでございまして、大臣に二、三お尋ねをしたいと思っております。  初めに、景気の問題でございます。景気の問題に入る前に一言だけ伺っておきたいと思いますが、いま政府の方は、景気がかなり順調にいっておるという感触のようでありま...全文を見る
○貝沼委員 補正予算の問題はもうこれでいたしません。  それから、いま大臣がいろいろ下期の方は順調にいくだろうというお話でございますけれども、たとえば経企庁の六月九日の月例経済報告、この数字を見ましても、生産、出荷、経済情勢に明るさが出てきた、さらに、公共投資の効果がさらに浸透...全文を見る
○貝沼委員 これはなってみなければわかりませんので、大臣のお考えは私は尊敬して聞いておきたいと思います。  それで、実際これがそのときになってやはり息切れが起こると、どうも政府の言うことは、前期は回復宣言で、後期には失速、何か毎年毎年同じことを言っているじゃないか、オオカミと少...全文を見る
○貝沼委員 いろいろお話がありましたが、要するにわからないということですね。上半期中は、これは政府答弁で出ておるわけでありますからそこまではわかるのですが、しかし、上半期といってもこれはピンからキリまであるわけですから、なかなかわからない。     〔委員長退席、綿貫委員長代理...全文を見る
○貝沼委員 それから、先ほど建設省の方の答弁で、まあ気持ちとしてはなるべく早くという気持ちわかるわけですが、この懇談会の意見書が出てくる、そして建設省の見通しとしては、意見書が出てきてほぼ一、二回の審議が行われれば、着工するかしないかの判断をすることはそう離れた問題ではない、要す...全文を見る
○貝沼委員 それで、政府の方はただそれを、意見書がそのうちに出てくるでしょう、まあ出てくるまで待ちますわというわけで、ぼうっと待っておるのか、それとも、いや、いつごろまでにはちゃんと出してくれないと困りますねということで話は持っていくのか、この辺はどうなっているのですか。
○貝沼委員 くどいようですけれどももう一点確認をいたしますが、地元の報道によりますと、行政監理委員会委員の林修三さんが、六月までには決着をつけたいというような発言をしておるようでございますが、このことについてどういうふうにお考えですか。
○貝沼委員 そうすると、大体座長がそういうふうに考えておるということは、そういう意思がかなり濃厚にあるというふうに判断してよろしいわけですね。
○貝沼委員 きのう自然環境保全審議会の本四連絡橋問題小委員会の意見書ですか答申ですか、結論が出ておりますが、こういったことから、地元の感じとしてはいま非常に盛り上がってきておるわけですね。したがって政府の方に、地元でそういう空気が盛り上がってきておるときには、やはりそれにこたえる...全文を見る
○貝沼委員 現実の話と理論的な話と両方答弁あったと思いますが、そこで一点だけ確認しておきたいと思いますが、着工という言葉の実体、これはどういうことを意味しておるのかということです。たとえば発注の問題、こういったことはどういうふうに理解したらよろしいですか。
○貝沼委員 時間がなくなってまいりましたので、サラ金のことについてお尋ねしたいと思います。  大臣に端的にお尋ねいたしますが、現在、サラ金による被害が非常にたくさん出ております。私は、サラ金業者すべてが悪いなどということは申しませんが、一部そういう業者がおります。そこで、ずいぶ...全文を見る
○貝沼委員 要するに、現在の状況というのは決して好ましいものではない、政府全体としてその対策を考えなければならない、こういうことですね。  そこで、政府全体といっても、どうもどこが中心になってやるのかわかりません。いつもサラ金の問題になってくると、どこと話をしていいのかわからな...全文を見る
○貝沼委員 やはりその一員というのがどうもうまくいかないのですね。したがって大臣、これはただ寄り集まりで何とかやりましょうという考えはうまくいかないと私は思うのです。どうですか、私は大蔵省とは別にはっきり言いませんけれども、政府としてきちっとこれを取り締まる法律をつくるべきじゃあ...全文を見る
○貝沼委員 結局、状況をいろいろお話しになりましたけれども、それだけわかっておったらもうできるんですよ、大臣。各都道府県の方はよく実態はつかまえておるのです。私は、岡山県の実態を持っておりますけれども、たとえばいろいろなアンケートをとったりしておりますが、貸し付けの相手はサラリー...全文を見る
○貝沼委員 早くというのは、大体今年じゅうというふうに解釈してよろしいでしょうか。
○貝沼委員 それから、これは銀行局でも大臣でもどちらでも結構ですが、要するに先ほど大臣の答弁の中で、正規の金融機関云々というお話がございました。この正規の金融機関が非常にむずかしいので、サラ金の方はもう大変だということはみんなよく知っておるけれども、金がどうしても必要だということ...全文を見る
08月10日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第19号
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○貝沼委員 大体二つぐらいの問題についてお尋ねをいたします。  まず第一番目は、本日の委員会で真っ先に同僚委員から質問がございましたが、原子力委員会の人事の問題でございます。これは、大臣、原子力委員長でございますから、大臣にお尋ねいたしますが、要するにあの質問のところで、今月中...全文を見る
○貝沼委員 検討しておるのは非常に結構だと思いますが、そういう方向性については、結論はまだ出ておらないわけでございますか。
○貝沼委員 大臣にお尋ねいたしますが、そういう基本的なことがまだ結論が出ておらないのに、先ほどの答弁だと、今月中というふうにお答えになっておりますが、これは可能でございますか。
○貝沼委員 私がお尋ねしておりますのは、初め尋ねたのは、要するに原子力委員会と安全委員会、両方できたわけであります。そこで、原子力委員会の方は従来の原子力委員がおります。そこでこの原子力委員は今回の法改正によって——いままでの原子力委員会は開発と規制と両方いわば見てきたわけであり...全文を見る
○貝沼委員 微妙な点はよくわかりますが、いずれにしてもこの原子力基本法の改正のときにやはりポイントとなるのは、どんな機構をつくるよりも人事の問題である、その人の問題であるということが何回も何回も強調されたわけでございまして、いまちょうどその人事の問題に差しかかっておりますので、特...全文を見る
○貝沼委員 そこで、これにも幾らか関係してくるわけでありますが、岡山県の人形峠のウランの濃縮の問題であります。現在、人形峠にパイロットプラントの建設が進められております。これは地元の協力とか理解があったからできたと私は思いますが、しかし、今後の問題としては、たとえば次に実証プラン...全文を見る
○貝沼委員 いま実証プラントの経営主体が決まっていない、はっきりしないということでありますが、その言葉の裏は、たとえば民間でやる可能性もあるあるいは半官半民でやる可能性もある、こういう意味として受け取ってよろしいですか。
○貝沼委員 その意味はわかります。それで、それならばその経営主体というものが、たとえばどういう形のものとして決まるかというその結論はいつごろを目指しておられるわけですか。
○貝沼委員 そうすると、この開発利用長期計画の中に早目に盛り込みたい。この長期計画の中に盛り込まれて初めて経営主体は決まった、こういうことになるわけですか。
○貝沼委員 くどいようですがもう一点。この実証プラントの建設ということを考えた場合、場所選定のための必要な条件はどういうことなのかということですね。運搬その他いろいろあると思いますけれども、いまの人形峠付近、ああいう岡山県の山の上でありますが、この辺は適切な場所なのか場所でないの...全文を見る
○貝沼委員 実用プラントについては、これはもう民間と考えてほとんど差し支えない、こう私は思うわけですが、その点はいかがなんでしょうか。
○貝沼委員 濃縮のプラントの方は大体それくらいにいたしまして、あと五、六分ありますから、最近とみに話題となっておりますATRとCANDUの問題でありますが、政府はいまこれをどういうふうに位置づけようとされておられるのか、この点をずばり聞きたいと思うのです。ATRというのは日本の原...全文を見る
○貝沼委員 ATRの実証炉の建設という話が出ておりまして、これについては井上原子力委員長代理が、今年八月までには結論を出す、こういうような新聞記事が三月に出ておったのでありますが、そういう結論というものはいま出ておるのかどうか、これが一点。時間がありませんので、まとめてもう一点だ...全文を見る
○貝沼委員 最後に一点だけ。このCANDUの導入については井上原子力委員長代理は、三月二十三日の新聞でありますが、その新聞で、今年の予算編成、八月前までには、原子力開発利用長期計画の作成と同時に、CANDU炉導入の態度を決定したい、こういう発言をしておるようであります。これは私聞...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
○貝沼委員長代理 いまの要請の件はどうですか。
○貝沼委員長代理 先ほどの石野君の質疑に関連して、牧村原子力安全局長から発言を求められておりますので、これを許します。牧村局長。
○貝沼委員長代理 この際、お諮りいたします。  去る七月十三日及び十四日の両日、石川県に委員を派遣し、科学技術の実情について調査を行ってまいりましたが、派遣委員より調査報告書が提出されております。  これを本日の会議録に参照掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 ...全文を見る
○貝沼委員長代理 御異議なしと認め、さよう決しました。     —————————————     〔報告書は本号末尾に掲載〕
○貝沼委員長代理 本日は、これにて散会いたします。     午後三時五十三分散会      ————◇—————
10月13日第85回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○貝沼委員 初め大臣にお尋ねいたしますが、政府が九月の十八日の臨時閣議で、補正予算を中心とする総合経済対策の効果を織り込んだ五十三年度政府改定経済見通し、経済企画庁改定試算でありますが、これを了承し、そして補正予算が組まれ、それが国会を通過した、こういうふうになっておるわけでござ...全文を見る
○貝沼委員 先般私は、六月の十四日に当委員会におきまして、大臣にこの先行きのことについて質問をいたしました。簡単に申し上げまして、経済成長の目標達成は非常にむずかしいのではないか、したがって場合によっては、あるいは補正予算を組むことも考える必要があるのではないか、こう私は質問いた...全文を見る
○貝沼委員 率直に認められましたから、私は念のため伺っておきたいと思いますが、年度というこの時間的な幅ですね、これは、これからの日本経済では非常に長い幅になるんじゃないか。したがって、いま大臣からQEの話が出ておりましたけれども、やはり途中で機動的な経済運営の修正というものはこれ...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点、これから下期の後半の景気の問題であります。  この前の質問でも、前期回復宣言、後期失速とこの二年間続いたことを挙げまして、今年もまたそうなりそうですね、その点は大臣、大丈夫ですかという質問をしたわけでありますが、大臣の答弁は、そのときはどういう答弁...全文を見る
○貝沼委員 それから、大臣にずっとまとめてお尋ねいたしますけれども、七%経済成長ということですね。  七%、七%、もう予算委員会でもそればかり出ておりましたが、私はその数字の七%にも、それは意味があるでしょう。だけれども、結局は内容が問題だろうと思うのです。そこでまず、政府が七...全文を見る
○貝沼委員 七%達成の意味はどうなんですか。
○貝沼委員 だからそこなんですがね、ですから、その七%が七・一か二か、マイナス〇・一になるのか、そういうことは余り私は聞いてないのです。ただ、いまわが国経済が七%経済成長しなければならない、それは、たとえば雇用の問題がこうだからここまでいかなければならないとか、あるいは福祉関係が...全文を見る
○貝沼委員 ちょっとくどいようですけれども、ことしの経済が七%成長すれば、たとえば雇用問題はここまで解決をいたしますというふうに、具体的に政府として何か試算をなさったものはあるのですか。
○貝沼委員 ぼくは細かいことをいまやろうとは思っておりません。要するに政府が、七%達成すればこういうふうになるのだということをはっきり示されて、それで施策が行われておればいいと思うのです、あとそれが実現できればいいわけですから。ただ、それがいままで実現できていないところに実は問題...全文を見る
○貝沼委員 第二次補正は考えていないでしょう、いま考えておったらそれは一緒にやったでしょうから。そうではなしに、総理大臣が、財政、金融など機動的に対処したい、こう言っているわけですね。この意味は、大蔵大臣としてはどのように受け取っておられますか。
○貝沼委員 それから、総理は予算委員会で、「第三の道」ということをおっしゃいましたね、これは、大蔵大臣はよくわかっていなければならない問題であります。ところが運輸大臣は、あれは付録だと言ったのです。それで総理大臣が、あれは本体だ、こう言う。そうなると、大蔵大臣はどう考えているのか...全文を見る
○貝沼委員 やはり内閣は考え方を統一しておいた方がいいと思いますね。総理が本体だと言っているわけですから、私は本体だろうと思うのです。  そこで、「第三の道」、「第三の道」と、何か別のところに道がつくような感じがしますけれども、首相の説明を見ますと、ただいまお話がありましたよう...全文を見る
○貝沼委員 それで私は先日、島の方を歩きまして、離島問題というものは非常に大変だということを感じてきたわけですけれども、そういうような特別な問題ですね、離島の問題、それは海の離島もあるし陸の孤島もあるわけですね、大臣御存じのように、新潟の山の中の方は雪が降ったらもう大変困るわけで...全文を見る
○貝沼委員 島の場合は、やはり一番困っているのは水なんですね。水、交通、医者、学校、それから連絡網ですね、こういったことがあるわけでございますが、特に水の問題が最近非常に問題になっております。  そこで、離島の簡易水道というのが大分整備されてきておりますが、まだまだほとんどされ...全文を見る
○貝沼委員 いまそう考えておってもいいですけれども、先ほど大臣からも、離島等についても考える、こういう話でしたので、では、これぐらいは考えるのかなと思ったら、主計局の方はちょっと待った。どの辺を一体考えていただけるのか、ぼくは非常に不思議なんですけれども、どうですか、これからもう...全文を見る
○貝沼委員 それでは、来年度予算において、いま私は補助率のことを申し上げましたからこれは強く要求しておきますが、なお、離島問題について何らかの力を入れるそうでありますから、それは間違いなく具体的にあらわれると確信してよろしゅうございますか。
○貝沼委員 時間がだんだんなくなってきましたので、次に、さっき雇用の話が出ましたので一言伺っておきたいと思います。  労働省が来ておると思いますが、身体障害者の雇用の問題については、身体障害者雇用促進法で雇用率を義務づけられておるわけですね。その内訳は、たとえば民間企業は一・五...全文を見る
○貝沼委員 大企業になるに従って雇用率が低いということなんですね。私の手元にあるものでは、たとえば千人以上の民間会社だと〇・八%ですね。これは一・五に対して非常に低いわけでございます。したがって労働省は、これに対して今後どういうふうに指導されるのか、これを労働省に質問いたします。...全文を見る
○貝沼委員 私は「第三の道」というのは、やはり社会的弱者の方にかなりウエートがかかるものだろうと思うのですね。そういうところからこの身体障害者の雇用促進の問題を取り上げておるわけであります。いまの答弁のとおりにしっかりお願いしたいと思います。  それから、このように不景気が続き...全文を見る
○貝沼委員 強く要望いたしておきます。  それから、サラ金の問題ですね。六月の十四日の大蔵委員会で大臣に、このサラ金の問題を質問いたしました。そのときに大臣は、実態調査が九月ごろにはまとまると思う、それから急遽検討する、それから対策を立てたい。それから、立法する考えはあるかとの...全文を見る
○貝沼委員 そうすると、近々のうちに発表するということは、大体まとまったと解釈してよろしいですか。
○貝沼委員 近々のうちに実態調査の結果を発表するわけでしょう。ということは、大体まとまったということですね。大体まとまったのであれば、私は何も細かくまでは知ろうとはいまいたしませんし、できないでしょう。そこで、実態調査をしたときにいままでと予想を覆すようなことは何か見当たりました...全文を見る
○貝沼委員 それで、国会答弁では、法規制に関する措置を次期国会に提出したい、こういうふうな答弁もたしかあったと思います。そうすると、次期国会といったらもうすぐなんですね。ですから、これから検討するのではなしに、大体検討はおのおの進んでおるのじゃないかと私は思うわけですね。いろいろ...全文を見る
○貝沼委員 私が聞いているのは、大蔵省が出資法の改正案を考えておるらしい、検討に入った。具体的には、出資法による金利の上限日歩三十銭を半分程度に引き下げるらしい、ここら辺の検討にまで入ったという報道があるわけです。したがって、そういう事実はありましたか、こう聞いているわけです。 ...全文を見る
○貝沼委員 法制局お見えですか。——ちょっと伺っておきたいと思いますが、もしも出資法の金利の上限をある線、たとえば三〇%なら三〇%という線まで下げたといたしますと、刑事罰の対象の線が三〇%まで下がった、こういうふうに私は思うわけですが、もしもこの新しい法律でそういったものを決めた...全文を見る
○貝沼委員 わかりました。  それから、国税庁に伺っておきたいと思います。  先日九月二十二日の当委員会における同僚議員の質疑に対しまして国税庁長官が、貸金業者の五十二年度税務認否による脱税の問題を御報告されております。貸金業者という言葉で言われておりますので私はっきりしない...全文を見る
○貝沼委員 それじゃ、もう一回法制局の方へ確認をいたしますが、先ほどの答弁で、どういう法律ができようとも厳然とそれは、たとえば現在の利息制限法と出資法のような関係になるということですね。それで、利息制限法による判例、これも今後厳然として生きているというふうに解釈してよろしいわけで...全文を見る
○貝沼委員 国税庁にもう一度。  この脱税を調べたときに、その貸金業者に対しての出資者のことはお調べになったかどうか。要するに、貸金業者が脱税をすれば、その出資者の方にも何らかの影響があるかもしれない。というふうになりますと、その出資者の方もあるいは連鎖的に脱税しておるかもしれ...全文を見る
○貝沼委員 実は私は、その辺にちょっとこれから考えなければならない問題があると思うのですね。ある雑誌の記事でありますが、それによりますと、資金源としてまずあるのは銀行である。銀行が、サラ金業者に融資して世間から非難されることを恐れて、サラ金業者に名前だけのしかるべき会社、商事会社...全文を見る
○貝沼委員 確認はしていないようでありますが、今後は銀行局としては、もし銀行がそういうふうなことをやっておればこれは重大な関心事ではないかと私は思います。したがって、今後関心を持っていただきたいと申し上げておきます。  時間がだんだんなくなってまいりましたので、公正取引委員会の...全文を見る
○貝沼委員 サラ金の広告はかなり目立ちますね、私もあちこちながめておりますが、ずいぶん目立っている。コーヒー一杯で何とかとかいろいろ書いてあるんですね。したがって、公正取引委員会はこれを厳重にやっていただきたい、こう思います。  それから、時間がなくなりましたので最後に、無担保...全文を見る
○貝沼委員 時間がもうあと二分ぐらいでありますから、先ほど地震保険の話が出ておりまして、私もきょう、地震保険について議論しようと思っておったわけですが、時間がございません。消防庁には来ていただいたのですけれども、どうもありがとうございました。この次やりたいと思いますから……。ただ...全文を見る
○貝沼委員 予算関連法案だから通常国会に出さなければいかぬのじゃないですか。これを途中でやるなんてことはちょっとありませんよ。  新聞の記事によりますと、来年度中には実施したいときのう答弁しておるようですね。そうすると、これはできないことになるのですけれども、来年度中にそれをの...全文を見る
○貝沼委員 一日も早く実現されることを望みます。
10月18日第85回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第2号
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○貝沼委員 私は、大体二つのことについて質問したいと思いますが、その前に、ちょっと気がかりなことがございますので、大臣に伺っておきたいと思います。  それは十月十三日一参議院の科技特の質疑でありますが、わが党の塩出委員が核融合の実用化の見通しを取り上げて質問をいたしました。これ...全文を見る
○貝沼委員 ところどころ聞こえないところがいまありましたが、要するにこれは長官の考えではない。長官としてはどうですか。二十一世紀には自信はあるのですか、ないのですか。どちらですか。
○貝沼委員 そうすると技術的にはどうですか。非常に困難だというお考えですか。それともいまの調子ならまあ何とかいくだろうという楽観的な考え方ですか。
○貝沼委員 この核融合は前々から、あと三十年とか五十年とかいろいろ言われましたけれども、いまだに先が見えません。そこで、新聞記事でいかにも自信ありげな記事が出ますと、政府は特別なことでも考えたのかな、さらに、原子力委員会発表の長期計画、九月の十二日に出したにもかかわらず、この中に...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一つの問題は、これは日本の原子力発電の基本的な問題に触れますので、お尋ねするわけでありますが、報道によりますと、通産省が十月の七日、CANDU炉の導入を最終的に決めた、こういう記事が出ておるわけであります。報道でありますから果たして内容はどういうものか私は...全文を見る
○貝沼委員 最後のところをもう一回お願いします。いまちょっと聞こえませんでした。
○貝沼委員 原子力委員会の方、大臣は委員長でありますから、あるいは原子力局長でも結構ですが、私は以前にこのCANDU炉のことについて、たとえばわが国の原子力行政あるいは原子炉の今後の問題として一体どういう位置づけをしようと考えておるのかということを何回か質問いたしました。そのたび...全文を見る
○貝沼委員 要するにCANDU炉の名前が出てきたのはこの九月十二日が初めてなのですね。ここへ初めて出てきた。ただいま局長がおっしゃったことが書いてあります。ただ、この場合に、CANDU炉というものについて、たとえばわが国の基準に照らしてこの炉は実用炉と判断すべきなのか、あるいは実...全文を見る
○貝沼委員 そうですか。大体導入することが決まったら判断するわけですね。私は、実用炉でなかったら初めから判断しないだろうと思うのです。たとえばこれが実験段階のものだとわかっておったら、こんなものは判断するも何もないわけですから、したがって、どうもその辺がはっきりいたしません。何と...全文を見る
○貝沼委員 原子力局長にお尋ねいたします。  先ほど補完的な意味でという言葉がありました。この補完的という意味にはいろいろな技術的な問題もありますが、説明を要する部分があると思います。この点について説明をお願いします。
○貝沼委員 そうしますと、軽水炉から高速炉へいくのが基本である、ただ高速炉の開発そのものがあるいは時間がかかるかもしれないし、わからない、そこで補完的な意味でCANDU炉あるいは転換炉を位置づける、こういうふうに理解してよろしいですか。
○貝沼委員 そこで、通産省にもう一度確認しておきます。先ほどこういう諮問委員会の結論が出ておるので、原子力委員会あるいは安全委員会の方にという話だったが、通産省としては、内部的にはこれはオーケーしておるわけですか。要するにCANDU炉はよろしい、こういう判断をしておるわけですか。
○貝沼委員 それではいつごろ決定するかしないかの相談はなさるわけですか。
○貝沼委員 原子力委員会の方は、この問題についていつごろ検討なされますか。
○貝沼委員 通産省の方にお尋ねいたしますが、昭和五十四年度の予算要求ではどうも三億二百万のようですね。この中には、このCANDU炉がもし認められる炉であるならばこういうことをやりたいというような一歩進んだ内容のものが含まれておりますか。
○貝沼委員 委託費という名前で電発に対する二億五百万、これは五十四年度要求額のようですが、五十三年度では一億四千五百万、これはCANDUに関係がありますか。
○貝沼委員 重水炉といえばCANDUだけじゃないのですけれども、CANDUを導入する場合もあり得るという判断のもとにこういう研究をなさったのと違いますか。
○貝沼委員 ですから私は、通産省側というのはわりとCANDUを重視してきたんだろうと思いますね。それで科技庁の方とは大分その辺が違っていたのではないかと思います。ところがそれが現在、突如としてぱあっと出てきて、そしていかにもカナダの圧力に日本がひいひい言っているような感じの出方を...全文を見る
○貝沼委員 次に、海洋開発の問題でお尋ねをいたしたいと思います。  私、海洋開発の問題を取り上げて質問をしようと思いましたら、この問題というのはだれに聞いていいかわからないのですね。要するに、海洋開発全般についておれが責任を持つという人がいないのですね。どうですか大臣、これはど...全文を見る
○貝沼委員 大体わかりますが、それでは海洋開発に関する質問は全部お受けになりますか。
○貝沼委員 まあ、大臣そういうことなんですわ。海洋開発というものが非常に大事な時期に来ておるわけですけれども、わが国においてはこれをまとめるところがないのですね。各省庁にまたがる。それは専門家がおるわけですから幾らまたがってもいいけれども、まとめるところがないというのが問題だと思...全文を見る
○貝沼委員 時代というのはいつでも変わっていくのです。いま答申を出しても、また何年かしたら変わりますよ。ですから、その変わったことだけを理由にしてはいけないと思うのです。なぜやらなかったということもあるわけですね。四十八年に海洋開発審議会が今回の諮問と同じテーマで答申したわけです...全文を見る
○貝沼委員 諮問して答申が出ましたら、恐らくそう変わった答申は私は出ないと思うのです。したがって、実行するようにひとつお願いしておきたいと思います。特に大臣にも、閣僚でありますから、総理大臣に対して——こういう各省庁にまたがっておるにもかかわらずこれを統合することができないなどと...全文を見る
○貝沼委員 ですから、審議会がそういう国の基本計画をつくるということではなしに、たとえば原子力の基本計画というのはちゃんと原子力委員会がつくっているわけです。あるいは宇宙開発だってちゃんとやっているでしょう。ところが、海洋開発についてはないのですよ。こういうのは私はおかしいと言う...全文を見る
○貝沼委員 趣旨に賛同していただきましたけれども、実行の方をよろしくお願いいたします。  それから、時間がなくなりましたので私は簡単に申し上げますが、いまはそういう機構上の問題で言ったわけです。  それからもう一つの点は、法律の調整の問題であります。たとえば海洋で石油掘削をす...全文を見る
○貝沼委員 きょうは法制局の方にも来ていただいておるのですが、もう時間がありませんので詳しいことはお尋ねいたしません。  実はいま言ったような法律と法律の間の問題というのはたくさんありまして、特に今後海洋開発を進めていこうとすれば必ず起こってくる、いわゆる競合する問題があるわけ...全文を見る
○貝沼委員 終わります。      ————◇—————