貝沼次郎

かいぬまじろう



当選回数回

貝沼次郎の1979年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○貝沼委員 関税暫定措置法の一部を改正する法律案について質問いたします。  私この法律案をずっと読んでみまして、まず関税率の改正、関税率の引き下げ引き上げ、それからその他除虫菊の問題、それから暫定税率の適用期限の延長、減税還付制度の改正とかありますが、大体においてよろしいのでは...全文を見る
○貝沼委員 内外の情勢、いま説明がありましたが、外の方、午前中から東京ラウンドの問題は質疑がなされております。そこでもう一回確認しておきたいと思いますが、今回のこの改正法律案は、東京ラウンドの交渉が難航しているというようなことも含めてのものであるというふうに認識してよろしいわけで...全文を見る
○貝沼委員 それでは現在、東京ラウンドの話し合いがなされておりますが、この進捗状況について説明を願います。
○貝沼委員 先ほども話がありましたが、米国のいろいろな言い分を考えてみますと、日本と米国との間の貿易不均衡による対日貿易赤字、このことが中心になっておるようでありますが、いま日米間のこの不均衡、対日貿易赤字、それから経常収支の問題、これらはどういうふうになっておりますか。
○貝沼委員 わかりました。  それで、けさほども話が出ておりましたが、いわゆる政府調達の門戸開放の問題です。これはいま交渉中なんでしょうし、したがって発言は非常にむずかしいんでしょうが、私けさの議論を聞いておりまして、政府ががんばっておることはわかるのでありますが、具体的にどう...全文を見る
○貝沼委員 そうすると、その方法いかんによるということですね。要するに日本は、あくまでも開かないなどというかたくななものではないということですか。もうちょっとその辺を……。
○貝沼委員 その問題は影響が大きいと思いますので、以上にしておきたいと思います。  それから、東京ラウンド合意の見通しについて、先ほど四月上旬という数字というか期限が出ておりましたが、話によりますと、ハフェルカンプEC副委員長が訪日を延期してきたというような報道もなされておりま...全文を見る
○貝沼委員 飛び飛びになって申しわけありませんが、発展途上国グループの代表的存在である七十七カ国グループの第五回会議が二月六日から二月十六日まで開かれておるわけであります。そうして五月にマニラで開かれる第五回国連貿易開発会議、UNCTAD、これの対策を練っておるようですが、その中...全文を見る
○貝沼委員 誤解をされないようにわが国としては努力していただきたいと思います。  それから、暫定税率の適用期限の延長のところで原重油の問題が出ておりますので、これに関連してエネルギー資源の確保の問題を尋ねておきたいと思います。  御存じのように、いまイランの情勢が非常に厳しい...全文を見る
○貝沼委員 確かにこれは重大問題になると思います。  そこで、原油の備蓄をそれならどう考えるかという問題になってくるわけでありますが、大平総理大臣は二月九日に江崎通産大臣と資源エネルギー庁長官と協議して、石油輸入が減った場合、原油備蓄を放出することで対処する、それから、鉄鋼など...全文を見る
○貝沼委員 そうすると、石油備蓄法で今年の三月末には八十日分の備蓄、四月一日からは八十五日分の備蓄、これが義務づけられておるわけですが、これはできない可能性もあるわけですね。
○貝沼委員 備蓄の問題は以上で終わりたいと思います。  それから、エネルギー関係の税金の問題でありますけれども、今回こういう措置がなされておるわけですが、実はエネルギー関係のものはたくさんあるわけですね。原重油関税あるいは石油税、ガソリン税、石油ガス税、一々申し上げても切りがあ...全文を見る
○貝沼委員 その問題はそれで終わりにします。  それから、除虫菊の問題が出ておりますが、この特恵税率を設けることについての説明を関税局長からお願いします。
○貝沼委員 農林水産省の方から除虫菊の現状についてお伺いします。
○貝沼委員 私も瀬戸内海の離島においてこの除虫菊をつくっているところは知っております。加藤委員長もよく御存じのとおりであります。農林水産省の方ではいままでいろいろと指導もし、対策も講じてきたようでありますが、それに当てはまるというか、それを利用する人がいなかったというのがどうも現...全文を見る
○貝沼委員 離島の振興はひとつうんと力を入れていただきたいと思います。  最後に、農林水産省の方に一つだけ伺っておきたいと思いますが、瀬戸内海除虫菊採種組合、生産者組合でありますが、これが昨年解散いたしまして、したがって、来年から優良品種の配付が終わるわけでありますが、これから...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
02月21日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号
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○貝沼委員 租税特別措置法の一部を改正する法律案について質問をいたします。先ほどから議論を聞いておりまして、大臣の言われることで二、三私ひっかかる点がございますので、初めにそれを伺っておきたいと思います。  それは、医師優遇税制といわれるいわゆる社会保険診療報酬課税の特例の是正...全文を見る
○貝沼委員 その答弁ですね、実は二月十三日のわが党の宮地質問の場合に大蔵大臣の答弁は、医療制度の改革と税制とは別問題であると、別問題として答弁をしておるわけですね。ところが本日の答弁では、医療の公共性を特別控除みたいな形で加味する、ただいまもおっしゃっておりましたが、そういう形で...全文を見る
○貝沼委員 そうすると、本会議での医療制度の改革と税制とは別問題というのは説明不足であったというふうに受け取ってよろしいですか。
○貝沼委員 それから、今回の改正案とそれから答申に盛られたものとの税収の差ですね、これはどれぐらいになるのですか。
○貝沼委員 これは答申の場合ですね、あるいは改正案の場合ですか。答申と改正案のその差を言っていただきたい。
○貝沼委員 したがって、やはり二百四十億円というものは改正案によって減収になったということですか。
○貝沼委員 したがって私は後退だと言うわけでありますが、なお、この五段階に分けてある部分について、開業医は大体何%ぐらいずつ配置されるか、その数字を教えていただきたい。
○貝沼委員 いまの数字から見ましても、この改正案で果たして国民の期待にこたえられるかどうか、私は非常に疑問であると思います。  それからもう一点は、先ほど期限の問題が議論されておりましたが、「当分の間、」これは租税特別措置法のまっ先に書いてあるのですが、当分の間という考え方はは...全文を見る
○貝沼委員 その見直しの問題でもう少し聞いておきたいと思いますが、情勢が変わればというのは、たとえばどういうようなことが要素として考えられますか、情勢が変わるというのはいろいろあると思いますが。
○貝沼委員 なお、医師優遇税制につきましては、後日他の委員の方から詳しく議論することになっておりますので、私はいまの議論の中から気づいたことだけをお尋ねしたわけであります。  そこで、この租税特別措置法全体を見てみたわけでありますが、その中の二十八条の二、六十六条の十二に、中小...全文を見る
○貝沼委員 いま説明がありましたけれども、要するに契約者は、取引先企業が倒産した場合に、掛金の十倍までの範囲で焦げつき債権など被害相当額を無利子、無担保、無保証で融資を受けるというものですね。最高一千三百万円をつなぎ資金として借りられ、五年以内に返済という仕組みで、非常に便利な仕...全文を見る
○貝沼委員 これは当初の目標に比べてどうなっておりますか。
○貝沼委員 十分でないどころか、これはざっと一割ですね、一割ちょっとですけれども、そういう制度がありながらなおかつこの加入者が少ない。この少ないというのは、知らないと言うと語弊がありますけれども、PRの不徹底といいますか、まだ承知していない方々がたくさんいらっしゃるのじゃないかと...全文を見る
○貝沼委員 このPRも今年度の目標を達成するために、たとえば報道によりますと、商工会議所あるいは商工会、中央会の業務委託団体約四千とそれから全国の金融機関一万八千店舗にチラシ百二十万枚、ポスター五万枚を送付、掛金が税法上損金扱いになるメリットを訴えて、一生懸命追い込みをかけている...全文を見る
○貝沼委員 法律はそうなっておりますから、それで一生懸命やるのは当然ですけれども、それならば、一年間前納制度を延ばすということがどうしてもまずいという理由は何ですか。
○貝沼委員 今後検討なさるそうですから私はぜひともこれを要望どおり検討していただきたい。  それからもう一つは、加入しておる方々は、先ほどお話がありましたように、掛金によっていろいろコースがあるようでありますが、その掛金別にどういうコースが一番多いのか、その辺のところを説明を願...全文を見る
○貝沼委員 二万円コースが一番多いという話なんですね。そこで、この二万円コースが多いというのは、二万円が掛金としては一番額が高いものですね。これは一千二百万円を希望している人が多いのじゃないかと思うんですね。ところが私が調べた範囲では、たとえば東京商工会であるとかあるいはいろいろ...全文を見る
○貝沼委員 ぜひそういう要望が実現できるように検討していただきたいと思います。  それから次の問題は、産地中小企業対策臨時措置法に関する租税特別措置でありますが、この租税特別措置法の中に、「別途提案される産地中小企業対策臨時措置法(仮称)に伴い、次の措置を講ずる。」ということで...全文を見る
○貝沼委員 まだできていないわけですね。はっきり言って、まだできていないわけでしょう、どうなんですか。
○貝沼委員 どうもはっきりしませんが、それならば、成文とかそういうことでいまてこずっておるのであって、内容は固まっておるという意味ですか。
○貝沼委員 それじゃその内容について本日尋ねても答えられますね。
○貝沼委員 骨格はできておるが、細部については変更があり得る、それは固まったものというのでしょうか、どうなんですか。
○貝沼委員 私は、まだ本法がはっきりしないのに租税特別措置だけ先走りするのは何となくおかしな気がするんですね。やはりこういう措置法に伴いこの措置を講ずるわけでありますから、その法律がちゃんとできていないと、どうも議論がおかしいのじゃないか、こういう感じがするわけでありますが、政務...全文を見る
○貝沼委員 それはわかるのですよ。それはわかるのだけれども、本法がまだ出てこない。音はすれども姿は見えぬというやつですね。それで、それに伴うものを大蔵委員会が一生懸命やるということは、ちょっと本末転倒じゃないかという感じがする。たとえば少なくとも法律としてでき上がったあるいは上程...全文を見る
○貝沼委員 おっしゃることはわかりますけれども、どうもしっくりしないのです。やはり形ぐらい出ている方がやりやすいということなんです。  それでは中小企業庁の方にお尋ねいたします。  この臨時措置法の内容についてちょっと伺いたいと思いますが、指定基準の考え方としては、どうもいろ...全文を見る
○貝沼委員 その業種の内容についてもう少し詳しく伺いたいのでありますが、たとえば円高によって輸出比率が何%以上とか、輸入の影響あるいは生産数何%とか、そういったことはまだ決まっておりませんか。
○貝沼委員 それからこの業種の場合、私の知っておる者でこれを待望しておる人たちがたくさんおるわけでありますが、たとえば綿スフ織物、細ひも、PP、花むしろ、バンコク帽、いろいろありますけれども、こういう直接輸出に関係するものは一応対象として考えられますか。
○貝沼委員 確かにこれは影響を受けているものばかりをいま申し上げたわけでありますけれども、ぜひこういうものが受けておることをお忘れのないようにお願いいたします。  もう一つは、輸出入とは直接の関係ではないけれども、たとえば鉄鋼関係と直接つながっておる業種、鉄鋼の炉で使う耐火れん...全文を見る
○貝沼委員 そうすると、直接あるいは二次的ということよりも影響の度合いによって判断をする、したがって考える対策には、こういう耐火れんがのようなものまでも考え方としては入れて考えることはできる、ただし選ばれるか選ばれないかは別として、考え方としては入れて考えることができる、こういう...全文を見る
○貝沼委員 それから、全国で指定する数は大体どれぐらいに考えておりますか。
○貝沼委員 指定する時期はいつごろと考えておりますか。
○貝沼委員 わかりました。いろいろな業種があると思いますけれども、せっかくつくる法律でありますから、多くの人から喜ばれるような運用をよろしくお願いしたいと思います。それでは、この問題はこれで終わります。  その次に、有価証券譲渡益課税の問題について一言だけ伺っておきたいと思いま...全文を見る
○貝沼委員 この実態の掌握については今後どういうような措置を講じていく必要がありますか。
○貝沼委員 それから、最近株式市場で事業会社などによる株式の大口売買が急激にふえているわけですが、東証は、公正な株価形成の維持、投資家への情報公開の徹底を図るため、上場会社が大量の株式を取得した場合、取引所への報告を義務づけることなどを検討しておるようでありますけれども、それで生...全文を見る
○貝沼委員 それから、土地税制の問題について二、三触れておきたいと思います。  この土地譲渡所得課税について答申でも、「宅地供給促進の観点から個人の土地譲渡所得課税を緩和すべきであるとする考え方があり、現行制度の適用期限到来前ではあるが、この点について検討を行った。」こうあるわ...全文を見る
○貝沼委員 今回の改正案を見ますと、税制緩和の方だけが大きく見えまして、それで、ただでも土地がいま値上がりしておるときに緩和をするということは非常に問題がある。一つは地価が高騰する、それからもう一つは、それだけ緩和しても果たして宅地が出てくるのかどうか、こういう問題がございます。...全文を見る
○貝沼委員 やっぱり地価は高騰は免れないようですね。私もいろいろな方から話も聞きましたし、調査なども見ましたけれども、昨年春ごろから値上がりの兆しを見せている地価が、秋以降急上昇しておるわけですね。そうして、この言葉は適当かどうか知りませんが、ミニ狂乱の様相を見せてきておる。不動...全文を見る
○貝沼委員 どうもそう供給にはつながらないという説が多いのですよ。たとえば都市周辺の土地は株にも宝石にもまさる資産である、こう見る人がふえておるわけですね。金に困っている地主は別としても、税金が安くなっただけでは土地を売り急ぐ人はどうもない、これがいろいろな業界から聞いた声であり...全文を見る
○貝沼委員 そこで、細かい議論はいろいろありますけれども、私もはしょって申し上げますけれども、今回緩和した部分がある、これはよろしい、ある意味においてはいま大臣が言うように可能性があるかもしれません。しかしながらその反面、いまのように地価の上昇、それから供給が果たしてなされるかど...全文を見る
○貝沼委員 そういう評論家の意見もありましたので、私はわりとこれは妥当な線ではないかと考えるものですから、いま申し上げたわけでございます。  それから特別土地保有税の緩和なんですけれども、これは私はどうも不思議でならないのですね。宅地になるわけでもない山の中の土地なんかが、たと...全文を見る
○貝沼委員 大体四十七、八年ごろ大騒ぎして買い占めたような土地が問題になって土地税制が議論されて、それで、いまそれが造林されておるかどうか知りませんけれども、いろいろなことで使われておるからといって今度は非課税にしてあげるとか、これは国民は余り納得できないと思いますよ。私はこれは...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
02月22日第87回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第3号
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○貝沼委員 いよいよ規制法の終局の段階に来まして、総理大臣に出席をいただきまして何点か確認をしておきたいというところから今回の設定がなされたと私は思っております。  そこで、この法律の特徴といたしまして、今回もしこの法律が通ったといたしまして、再処理工場をつくることが決まったと...全文を見る
○貝沼委員 時間がありませんので進みますが、第二点目は、本法の施行後設置される再処理工場、ほほ十年先だそうでありますが、この運転開始に当たっては、安全審査の経過を当委員会に報告して、当委員会の理解の上に運転を判断するぐらいの十分な注意が必要だと私は考えております。したがって、この...全文を見る
○貝沼委員 それから再処理工場から発生する放射性廃棄物、特に高レベル放射性廃棄物の処理処分等に関しまして、今後の取り組み方を伺っておきたいと思います。
○貝沼委員 次に、立地問題で所見を伺いたいと思います。  先ほどもちょっと話が出ておりまして、力で押し切るようなことは避ける、あるいは十分の理解を得ながら進めていくようにやりたいという答弁があったと思いますが、原子力の立地に際して、政府あるいは企業と地元との間で、最終的には原子...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点は、資金問題でございます。原子力委員会が決定した研究開発十年計画の達成のために、問題は資金の確保であると私は思いますが、廃棄物対策の開発はもうすでに急務の問題になっておるし、高速増殖炉の開発は原型炉の段階に進んでいると言われております。ウラン濃縮や核融...全文を見る
○貝沼委員 この資金の問題は、たとえば年々の予算、これらを何%増というようなやり方でいかれようとするのか、それとも全然別個のものとして対策を講じられようとするのか、この辺をもうちょっと……。
○貝沼委員 最後にもう一問お願いいたします。  原子力平和利用と核不拡散の両立を目指しているわけでありますが、それを達成する具体的な構想が問題になってまいりますが、これはどのようにお考えでしょうか。総理大臣、お願いします。
○貝沼委員 終わります。
○貝沼委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となっております核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案並びに同修正案に対して、反対の討論を行うものであります。  資源の枯渇が叫ばれておる中において、核燃料サイクルの確立は、核燃料の有効...全文を見る
02月27日第87回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○貝沼分科員 質問の前段といたしまして、私のところに意見書がありますので、その一部分を読んでおきたいと思います。  「太平洋戦争直前、戦傷兵の外科手術に際し、負傷部位の血行障害状況を調べる手段として、旧陸海軍が、X線造影剤「トロトラスト」の注射を行なった患者の実数は、三万人に及...全文を見る
○貝沼分科員 それで、五十一年に国会で議論されて以後いろいろと厚生省では対策を講じておるようでありますが、その対応策について説明をしていただきたいと思います。
○貝沼分科員 健康管理の実施を継続的にこれからされるということでありますが、現在、トロトラスト沈着者の年齢とかその辺を考えてみましても、恐らくこれからふえることはないだろうと思いますし、そういう点から考えましても、私は二十年ぐらいは継続的にやらなければならないんじゃないかと思う。...全文を見る
○貝沼分科員 先ほど私は二十年ということを一応申し上げたわけですが、その長さについてはどう考えますか。
○貝沼分科員 それはぜひやっていただきたいと思います。  それから、五十二年度、五十三年度と実態の掌握を呼びかけによってやってきたわけでありまして、この辺は西ドイツのやり方とはちょっと違うわけであります。たとえば岡山県の場合を見ますと、戦傷病者手帳を持っておられる方が三千七百八...全文を見る
○貝沼分科員 それはよくわかりますが、ここで半数もの人が、呼びかけに応じていないのか抜けているのかわかりませんが、要するに把握されていないわけでありますから、せめてもう一年ぐらいこの把握の期間を延ばすことはできないのか。この点はいかがですか。
○貝沼分科員 それから、継続的な健康管理の問題でありますが、これはどういう単位で行われますか。  話によりますと、都道府県単位ではないかと言われておりますが、いかがでございましょうか。
○貝沼分科員 それで、都道府県単位ということにつきまして、実は私も、実際にかかっておる方、それからその治療に当たっておる方、こういういろいろな人たちから話を聞きましたが、そうしますと、いろいろな意見があります。ことに傷痍軍人の方は昔の軍医学校みたいなものを非常に高く評価しておりま...全文を見る
○貝沼分科員 時間がなくなってまいりましたので急ぎますが、専門委員会も設置するそうでありますから、ただいまの答弁のように専門委員の意見をよく組み入れていただきたいと思うわけであります。  たとえば日本の国内におきましても、東京におけるこのトロトラストの検査の項目はずいぶんたくさ...全文を見る
○貝沼分科員 それから第二点目は、提訴に加わっていない患者、これは大臣は地元でよく御存じのことでありまして、たくさんおるわけでありますが、こういう患者について大臣は一括救済というような言葉もおっしゃっておるようでありますけれども、こういう患者については厚生省はどのようにお考えです...全文を見る
○貝沼分科員 全く白紙ということは、将来は救済をするという考えがあるのでしょうか、それとも裁判に加わらない者は論外という考えなのですか、どっちですか。
○貝沼分科員 これは重大な問題でありますので、ぜひ早く救済されるように厚生省は努力していただきたいと思います。  先ほど一つ言い忘れたことがありますので、トロトラスト問題のところで、これは補償の問題でありますが、恩給局の方はいらっしゃいますか。——現在の補償のあり方では非常に不...全文を見る
○貝沼分科員 ぜひお願いいたします。  時間が参りましたので、以上で終わりたいと思いますが、国立大学の付属病院の問題は時間の関係で質問できませんでした。来られた政府委員の方、本当に申しわけございません。  以上で終わります。
02月28日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
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○貝沼委員 先ほどから有意義な御意見を聞かせていただきまして、ありがとうございます。  そこで初めに、先ほどから一般消費税の話が出ておりますので、三人の参考人の方にお伺いしたいと思います。  第一点は、先般、たしかNHKであったと思いますが、一般消費税に対するアンケート調査の...全文を見る
○貝沼委員 それから、一般消費税導入に先立ちまして、先ほどたとえば歳出の問題であるとかあるいは不公平税制の是正であるとか行政改革とか、いろいろお話がございました。それで、不公平税制の是正の中に実は、たとえばクロヨンとかトーゴーサンとか言われる所得捕捉の不公平の問題があると思うので...全文を見る
○貝沼委員 もう一点だけお尋ねしておきたいと思いますが、一般消費税がもし導入された場合に、景気の問題とどうかかわるかということでございます。いろいろな調査が発表されておるようでありますが、いまかなり上昇しつつある景気をむしろ引っ張るのではないかという足引っ張り論が多いのであります...全文を見る
○貝沼委員 それから河野参考人にもう一点、今度は医師優遇税制の問題でお尋ねをしたいと思います。  いま発表になっております税制のあり方のパンフレットの中に、「提言四 医師優遇税制の抜本的見直し」というところで、「その発生の経緯はどうであれ、あくまで税制の問題としてとらえ、すみや...全文を見る
○貝沼委員 それから今度は、納税者番号制度の話、利子配当の問題が先ほど出ておりました。私はいまこれを研究中なのでありますが、この提案によりますといろいろ考えておられまして、一つは、「利子所得に対しては一定率の源泉徴収を行うと共に、別途、一定限度の元本に見合った利子に対する税額を所...全文を見る
○貝沼委員 最後に一問だけ税制調査会長に……。  今回の土地税制の緩和という問題で、宅地並み課税はなぜ手をつけなかったのかということでいろいろ声がございます。私は、宅地並み課税はただ一本でやるのではなしに、その地域によってやはりきめ細かくやらなければならぬと思うのですね。したが...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
03月06日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第9号
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○貝沼委員 私は公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案について、反対の態度を表明し、討論を行うものであります。  以下、その理由を要約して申し述べます。  まず第一は、政府の税制改正に対する基本姿勢であります。すなわち、不公平...全文を見る
03月20日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
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○貝沼委員 大体問題点はいままでの質疑の中でほとんど出たように私は思っております。しかし党の立場もありますので、だいぶダブると思いますが、何点かお尋ねをしてまいりたいと思います。  国債の大量発行はいまさら言うまでもないわけでありますが、これはたくさんの問題を含んでおるわけであ...全文を見る
○貝沼委員 アメリカは十年かかっても、日本の官僚は優秀でありますから、ひとつ早くできるようにお願いしておきます。  それから、予算修正の要求のときに私どもはその財源として、政府の案のほかに不公平税制の是正という面で、たとえば利子配当所得の課税強化――五十四年度ベース、初年度ベー...全文を見る
○貝沼委員 それから、話は変わりますが、十年もの長期国債の表面金利が三月発行分から年〇・四%引き上げられた、この引き上げによって民間の五年もの利付金融債を上回る逆転現象が起こった、このことについて三点ばかり伺っておきたいと思います。  一点は、この引き上げと同時に政府保証債、地...全文を見る
○貝沼委員 だんだん時間がたってまいりましたので、金利の自由化の問題でちょっとお尋ねしておきたいと思います。  端的に言って大蔵省あるいは政府は、金利の自由化というものを将来進めていくという確固たる姿勢に立っておるのかどうか、その上に立って弾力化というのはどういう位置づけがなさ...全文を見る
○貝沼委員 そこで、金融制度調査会の答申に沿っていま大蔵省が銀行法の改正に着手しておる、こういうふうに聞いておりますが、この改正の中に金利の自由化というものをどういうふうに盛り込もうとお考えになっておられるのか。それからまた銀行法の改正の検討と関連して、いままでもいろいろと問題を...全文を見る
○貝沼委員 その次は、時間がだんだんなくなってきていますから進みますが、通貨供給の問題であります。  最近、M2ベースの通貨供給量の増大が問題になっておりまして、先ほどもずいぶん議論が出ておったところであります。確かにその中身を見ますと、政府向け信用に基づく増加が最近は目立って...全文を見る
○貝沼委員 それで、市中金融機関から民間企業向け貸し出しが鎮静している現状ではさして問題はないわけでありますが、今後景気回復に伴って民間の資金需要が盛り上がってきた場合、市中金融機関がこれに貸し応ずるため、大量に保有している国債を売り進む局面が考えられる、これは先ほどもずいぶん問...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一つは、インフレの懸念の問題であります。インフレ要因として考えられるものは、先ほどからもずいぶん議論が出ておりますから私は一々申し上げませんけれども、要するにそういう一般的なインフレ要因、それに加わって大量の国債発行、こういうことでインフレ懸念が非常に強ま...全文を見る
○貝沼委員 大臣、インフレ問題は非常に重大な問題でありまして、これは何が何でも食いとめなければなりません、もし起こるとすればですね。起こってからではもう遅いと思います。大臣はどういう決意でおられますか。
○貝沼委員 その次の問題は、M2の目標を設定せよという話なんですけれども、これもずいぶん出てまいりましたから、くどくど申し上げません。要するに私は、設定する方がよりベターだと考えておるわけであります。アメリカ、英国、西ドイツあるいはEC関係、いろいろ試行錯誤があるようでありますけ...全文を見る
○貝沼委員 それから今度は、流通市場の整備の問題でありますが、午前中の参考人の方の御意見でも、整備はしなければならない、特に銀行窓口の販売についてはいままでさんざん議論をし尽くされておるから、大蔵省が英断をふるってここで結論を出す時期に来ておるのではないかという御意見がありました...全文を見る
○貝沼委員 それでは、二月の二十二日の衆議院予算委員会で田中理財局長は、来年度の証券会社の引き受けシェアは下がってもよい、こう発言したようであります。これは証券会社以外にも国債売買業務を新たに認める意味ではないかととられておるわけでありますけれども、この真意を伺っておきたいと思い...全文を見る
○貝沼委員 時間がなくなってまいりましたので、まとめてお伺いいたします。  一つは、個人投資家などは、機関投資家、大口投資家が入手しているような店頭市場の情報を容易には入手できないのが現状である。このような情報量の違いを改善するために、できる限り店頭市場に関する情報を個人投資家...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
03月22日第87回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
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○貝沼委員 原賠法の改正に当たりまして、この法律は私ども賛成法案でありますので、簡単に若干の点について質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、原賠法の目的は被害者保護、それから原子力事業の健全な発達、こうなっておりますか、この被害者保護の内容というものはどういうふう...全文を見る
○貝沼委員 内容はわかるのです。わかりますが、私は、この被害者保護という精神に立つならば、今回の法律だけでは足りない部分があるのではないか、あるいはこの法律の裏となるものが必要ではないか、こう考えておるわけであります。  つまり、今回の法律あるいは被害者保護という面には二つの局...全文を見る
○貝沼委員 これは積極的に進めなければならぬと思います。この原賠法が適用されないそういう事故であっても、やはり研究は大事であるわけですから、これは進めなければなりません。  いま局長は、諸外国の動向をもにらみ合わせてということだったと思いますが、諸外国のいろいろなデータあるいは...全文を見る
○貝沼委員 もう一点は、先ほどの質問のところでは、ギブ・アンド・テークであるから、これは日本は全国的な組織の上に立っての体制でなければならないということを私は主張しておるわけですが、それでは、あなたの答弁の後、大臣からもお願いします。
○貝沼委員 それでトロトラストの話をさっきちょっと出したのですが、これは議事録に残しておいた方がいいと思いますから、私申し上げますけれども、「太平洋戦争直前、戦傷兵の外科手術に際し、負傷部位の血行障害状況を調べる手段として、旧陸海軍が、X線造影剤「トロトラスト」の注射を行った患者...全文を見る
○貝沼委員 それで、私はいまどういうふうにやっているかということは知っておるわけですけれども、ただ、先ほどから何回も言っておりますように、日本で得た資料というものが外国では使えないのです。早い話が、検査項目についても、名古屋でやっておる検査項目はこれだけ、あるいはさらに東北でやっ...全文を見る
○貝沼委員 それで私は尋ねておるわけです。原賠法が発動されるようなことがあってはならないということなんですけれども、これは場合によっては原賠法をなるべく適用したくないという、原賠法の適用をむずかしくさせることになりはしないかということなんです。だから、原賠法が適用されるけれども、...全文を見る
○貝沼委員 それから、調整規定のことでちょっとお尋ねしておきたいと思います。この調整規定は附則に入っておりますが、今回の改正では最も大切なところだと私は思うわけです。こういう重要なことが附則に入って本則に入っておらない理由というのはどういうことですか。
○貝沼委員 この調整規定には「当分の間、次に定めるところによるものとする。」となっておりますが、この「当分の間」という言葉の意味はどういうことですか。
○貝沼委員 たとえば船員保険法とか国家公務員災害補償法との調整というようなものを考えての「当分の間」とは違いますか。
○貝沼委員 そうすると、やれる範囲ではこれでやっていく。「当分の間」という言葉は、実は意味がたくさんありまして、租税特別措置法などでも「当分の間」という言葉が使われておりますが、これは政策目標達成までという意味も含まれておるわけであります。「当分の間」という言葉は、法律ではよく使...全文を見る
○貝沼委員 これは統計上の問題ですが、改正案によりますと、労災給付で間に合った原子力損害は、たとえ原子力損害事故であっても労災法が適用される、こうなっておるわけでありますが、表面上は単なる労災事故として処理されて、統計上もう原子力損害事故としては出てこないのではないかという心配が...全文を見る
○貝沼委員 それから労災法について少しお尋ねしておきたいと思います。  と申しますのは、「原子力事業従業員の原子力災害補償に必要な措置について」という昭和四十年のいわゆる我妻委員会の報告書というものがあるわけでありまして、この中にいろいろと、こうした方がいいという提案がなされて...全文を見る
○貝沼委員 まあ、そうなのですけれども、大臣、これは原子力委員長あての報告書なのです。したがって、原子力委員長もこれには関心を持ってもらわなければならないわけであります。昭和四十年に原子力委員長あてに出された「原子力事業従業員の原子力災害補償に必要な措置について」という文書により...全文を見る
○貝沼委員 労働省、いま大臣は努力すると言っておりますが、そうなりますと、この「労働能力の喪失又は減少」ということと、「人間らしい生活を営む能力の喪失又は減少」ということが問題になってきますが、どうですか、前向きに検討されますか。
○貝沼委員 それからもう一点労働省に伺っておきたいと思います。  この報告書の中に、「また、放射線障害の非特異性、潜行性等から、現行の労基法施行規則第三十五条第四号の趣旨を推めて、有害放射線にさらされる業務の内容及び病名を詳細に規定し、一定期間以上その業務に従事した場合には因果...全文を見る
○貝沼委員 それから、先ほど質問にも出ておりましたが、認定補助機関の設定の問題でありますけれども、これは質問がありましたので、私くどくど申しません。やはり設けた方がよろしいと私は考えます。したがって、それは前向きに検討されることを望みたいと思います。  時間がなくなってまいりま...全文を見る
○貝沼委員 その答弁のとおり、慎重にやっていただきたいと私は思います。特にこういう大幅の緩和、後退ということは、学者の中からもずいぶん批判の声が出ておりますし、それから、いま顔を逆なでするようなことをやるべきではないと私は考えますし、それからもう一つは、放射線障害防止法ができて以...全文を見る
04月11日第87回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第6号
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○貝沼委員 きょうは午前中からずっとスリーマイルアイランド原子力発電所の事故のことでやっておりまして、大体論点は出たように私は思っております。したがいまして、ダブるところはなるべくやらずに、何点か確認をして終わりたい、こう思っております。  まず第一番目に大臣に伺っておきたいと...全文を見る
○貝沼委員 この問題は、いつかはこういうことは起こったのではないか。わりといままで原子力発電の場合は、いろんな故障、トラブル、そういったものはありましたが、いわゆる事故というものは余り見えなかった。ところが、これが早目に起これはむしろ真剣に対策を講ずるわけでありますからいいのであ...全文を見る
○貝沼委員 そうすると、やっぱりまだまだある程度危険性というものは同居しておる、したがってその対策あるいは技術の開発、こういったことは今後さらにどんどんやっていかなければならない、こういうふうに考えてよろしいですか。
○貝沼委員 いま大臣の言われた万々一の場合の対策を立てておくべきだということですが、私もそう思います。  そこで、いままでは、たとえばそういう対策を立てたりあるいは退避の訓練をしたりなんかいたしますと、相当危ないのじゃないかという心配があるということで、かえって危険のPRになる...全文を見る
○貝沼委員 それから大臣は、先ほど教訓といたしまして新しい考えに立って検討を加えたい、こういうふうにおっしゃいました。この言葉はいろいろ考えられるわけでありますが、一つは、今後の原子力発電の計画その他についても新しい考え方に立とうとされるのか、別の言葉で言えば計画の変更もあり得る...全文を見る
○貝沼委員 安全委員長に伺いますが、吹田委員長は日経のインタビューで「少し遅れることになると思う」というようなことを言っておるようでありますが、恐らくこれは原子力の計画の話だろうと私思っておりますが、今度の事故がそういう原子力計画に影響を及ぼすというふうにお考えでしょうか。
○貝沼委員 大臣、吹田委員長は、深刻に受けとめ、そしてそれを真剣に究明をしてやっていった場合に、早めることは当然ない、場合によってはおくれることはあるいはあるかもしれないということですが、大臣は計画の変更はないということですけれども、それは計画の変更は含めてもいいんじゃありません...全文を見る
○貝沼委員 これだけの事故ですからまともにいくとは考えられません。安全委員会からそういう話があった場合は、ひとつ前向きに検討していただきたい、これが国民が理解する唯一の方法だと思います。  それから、先ほどから問題になっておりました原子力安全委員会委員長談話、この話をずっと聞い...全文を見る
○貝沼委員 いま申しましたように、何かこれを読むと、アメリカはやっていない、日本はやっている、だから安全だ、こういうような感じで受け取られますので、アメリカもやっておるなら同じことじゃないかというふうなことなんですね。  それからもう一点は、米国の場合、人為的にミスがあったと言...全文を見る
○貝沼委員 それで人為的ミスというのは実際どんなところで起こるかわかりませんが、大変だと思うのです。結局はオペレーターの訓練も大事だと思うのですね。たとえばこういうふうな状況になった場合には異常であるということを教えられておっても、異常事態というものはそうあることじゃありませんか...全文を見る
○貝沼委員 通産省の方にお伺いいたしますが、これも先ほどよくわからなかったことですが、今回の場合、圧力逃がし弁が締まらなかった。そこはわかるのです。ところが、これは締まるべきものが締まらないということがわかっていて手動で締めなかったのか。これは恐らく手動で締めることができる弁だろ...全文を見る
○貝沼委員 ではもう一声そこを……。日本のPWRの場合は、こういうことは起こっても不思議ではありませんか。
○貝沼委員 恐らくアメリカもそうだろうと思うのです。締めようと思えば締まっただろうと思うのですけれども、締めなかった。その辺に問題があったのだろうと思うのです。それなら同じ条件で日本にもあり得るのではないかという感じがするわけであります。それでは、日本とアメリカの違うところという...全文を見る
○貝沼委員 アメリカと日本の違いがはっきりいたしません。こういうことははっきりしておいた方がいいと思いますね。  それからもう一点は、二次給水系の主給水ポンプの前段階にあるバルブを締めたままにしていたのではないかと言われておるわけでありますが、先ほど日本の場合は、こういう場合は...全文を見る
○貝沼委員 それから十番目の「原子炉格納容器10内に流出した放射性物質を含む一次冷却水を、移送ポンプ13で補助建屋14の廃棄物処理系のタンク15に移送。」というところでありますが、このことが事故を大きくしたのではないか、こう言われておりますが、わが国の場合、圧力逃がし弁が万一あけ...全文を見る
○貝沼委員 したがって、日本の場合にはこういうようなことはまずないと考えてよろしい、こういうことですか。
○貝沼委員 それからもう一点、よく言われるメルトダウンでありますが、こういったことまで事故想定をして日本は対策を考えたことがございますか。
○貝沼委員 科技庁は原賠法をつくるに当たりまして、科学技術庁が日本原子力産業会議に委託して調査してもらった、いわゆる大型原子炉の事故の理論的可能性及び公衆損害に関する試算という、これの総論的なものが当委員会に配られたことがあるそうでありますが、その中身については余り公にはなってい...全文を見る
○貝沼委員 いまのところで答弁漏れがありますので……。
○貝沼委員 こういうような資料もどんどん出した方が私はいいと思うのですね。いろいろな資料があったらいろいろな憶測が出てくるということを心配しておるよりは、もうどんどん出して、そして国民の理解を高めていくという方がむしろ大事な方法ではないか、公開の原則ではないか、こういうふうに思う...全文を見る
○貝沼委員 四月十日というのはもうきのうですけれども、内容を要約したらすぐ公表するということですか、それともその公表の時間とのずれはありますか。
○貝沼委員 それから安全委員長にお尋ねいたします。この四番目でありますけれども、「本件事故の経験をわが国の原子力安全確保に反映させるため、原子炉安全専門審査会において調査審議を開始させる。」その後はよろしいのですが、この意味でありますけれども、これは少なくとも前よりは安全審査基準...全文を見る
○貝沼委員 今回のこの事故で教訓になった一つは、日本はやはり自主技術を持たなければだめじゃないかということなんですね。それで、アメリカの場合は自主技術でありますから、水素の発生だとかあるいは予想外のことがいろいろ起こっても、すべて対応することができたわけであります。ところが、日本...全文を見る
○貝沼委員 軽水炉の設計の標準化が進められているという話も聞いておるわけでありますが、これは果たして進んでおるのかどうかということと、それから日本型の軽水炉というものをつくるというふうな話はあるのかどうか、この辺のところを伺いたいと思います。
○貝沼委員 それから安全委員長にお尋ねいたしますが、この談話作成のときに、安全委員会がかなりもめたということは、先ほども、十時間もかかったというような話がございましたが、会議の冒頭に吹田委員長は、全部の原発をとめて点検させるというパターンが一つ、それから事故を起こした加圧水型軽水...全文を見る
○貝沼委員 私は、委員長がこういうふうにおっしゃったことはわかりますし、PWRで動いているのは一基でありますから、本当に先ほどからのいろいろな答弁のとおりであるならば、PWRぐらいはとめても、やはり徹底的にやるべきじゃなかったかな、その方がむしろ国民は安心したんじゃないか、そう私...全文を見る
○貝沼委員 それで通産省に一言お願いしておきたいと思いますが、同じころ電力業界が、談話を見て、わが国では米国のような原子力発電所の大事故は起こり得ないと確信しているという強気の発言をしておりまして、これまた刺激をしておるわけですね。したがって、通産省がこういう指導をしておるとは私...全文を見る
○貝沼委員 それから先ほど田島先生の方からも防災の問題についていろいろお話がございましたが、私もこの防災問題は非常に大事だと思っております。たとえば地震であるなら、ぐらっときたら火を消せとか、何かあるのですけれども、ある発電所から放射能が出たら、われわれは何をしたらいいのでしょう...全文を見る
○貝沼委員 事務局の方にちょっと確認しておきたいと思いますが、米国の場合、避難命令というのが出されました。避難命令が出たときにはその対象になる人物がおるわけでありますが、これは妊婦とか子供とかというふうに限定した。ところが、妊婦、子供だけでなく別の人も避難した、あるいはその命令に...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点、これは私の主張でありますけれども、先ほど安全委員長の談話の話から、あるいは越権行為ではないかという話もございましたが、私は、安全委員会というものが相当強力でなければ安全性を高めることは大変なのじゃないかというところから、前々から行政委員会を主張してお...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
04月25日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○貝沼委員 今回の質問に入るに当たりまして、初めに確認をしておきたいと思いますが、この改正案は、十二月十二日に出されました専売事業審議会の答申を全面的に取り入れた形になっておるものでしょうか、その点について伺っておきたいと思います。
○貝沼委員 若干シビアな点というところを説明してください。
○貝沼委員 それで、法定制の緩和が初めに問題になると思いますが、これをいま急にやらなければならないという理由は一体どこにあるわけですか。
○貝沼委員 お話を聞いておりまして、いろいろ説明も受けましたが、私は結局、これは財政確保というものが先走った大蔵省や専売公社の勝手なやり方ではないかという感じがしてならないわけであります。そして、そのつけは結局国民に押しつけてしまっているのではないか、こういうところから非常に心配...全文を見る
○貝沼委員 なかなかそれが理解できなくて困っているわけですけれども……。  文明国家の財政制度は一朝一夕にして得られたものでないことは私が言うまでもないことでございますが、これはまさに人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果である、こう言っている人もおるわけであります。そこで、憲...全文を見る
○貝沼委員 それから財政法の三条、「租税を除く外、国が国権に聴いて収納する課徴金及び法律上又は事実上国の独占に属する事業における専売価格若しくは事業料金については、すべて法律又は国会の議決に基づいて定めなければならない。」こうあるわけでありますが、たばこ専売は事実上国の独占に属す...全文を見る
○貝沼委員 いまの説明は言わんとすることはわかりますが、事実はかなり後退しているんじゃないかというのが私が考えておることであります。  そこで、この答申の中に「法定制の緩和」という言葉を使っておりますね。緩和というのはやはり緩和なんですね。緩和ということはそれだけ緩くなったとい...全文を見る
○貝沼委員 専売公社は、いろいろ皆さんが考え方を申し述べておりますが、要するに答申の精神が一歩後退なんですね、緩和なんです。きちっと「緩和」と書いてあるわけですから緩和であることは間違いない。したがって、それをどう強弁しようとも、私はこれは一歩後退であることに間違いはない、こう思...全文を見る
○貝沼委員 どうもはっきりわかりませんが、価格と定価、この法律に両方あるから聞いておるのです。いまのお話だと、大蔵大臣が認可したもの、それから小売人が売る場合定価であるというふうに聞こえましたが、そういうことでよろしいのですか。
○貝沼委員 財政法第三条の特例に関する法律、これは大分古い法律でありますが、それに「政府は、現在の経済緊急事態の存続する間に限り、財政法第三条に規定する価格、料金等は、左に掲げるものを除き、法律の定又は国会の議決を経なくても、これを決定し、又は改定することができる。」その一番目に...全文を見る
○貝沼委員 だって同じ法律の中に「価格」と「定価」と分けて書いてある。しかも製造たばこの場合は「定価」とわざわざ書いてある。わざわざ「定価」と書いた理由はあったと私は思いますよ。  それならば、「価格」と書かないで「定価」と響いた理由は一体どこにあったのですか。
○貝沼委員 どうも私は納得いかないのです。  要するに、同じ一つの法律の中にわざわざこうして語句を変えて書いてあるということは、それなりに意味があったから、また当時は一つ一つ国会で決めておったから抵抗なくこれがそのままいったと私は思うのです。したがってこの第三条の特例に関する法...全文を見る
○貝沼委員 ですから、法定最高価格の一・三倍以内などという定価、そんな定価はないのじゃありませんかということを私は言っているわけです。定価というのはやはり定まった価格じゃありませんか。ところが定まっていないわけでしょう。一・三倍の間ならばそのときの状況に応じてということですから、...全文を見る
○貝沼委員 ですからそうなりますと、法定最高価格が国会で決めてあったといたしましても、暫定価格そのものがある場合にある定価が決められる、認定されるという場合はこれは定価となるのであれば、やはりこの特例に関する法律によるならば、そのつど国会にかけるというのが本当なのじゃありませんか...全文を見る
○貝沼委員 それはわかるのですが、法律を素直に読むとこういうことになりますよということです。片一方は「定価」と書いてあるし片一方は「価格」ですから……。  それで、一・三倍という数字の由来を説明していただきたいことと、時間がだんだんたってまいりましたので急ぎますが、もう一点は、...全文を見る
○貝沼委員 私は、これが残されている理由は非常に大事だと思うのです。この精神が踏みにじられるようになるとこれまた問題なので、いま私は質問しておるわけであります。大日本帝国憲法においても財政の議会主義をうたって画期的なことであったわけでありますが、帝国憲法第十四条と第三十一条によっ...全文を見る
○貝沼委員 それから最高価格の引き上げについて二、三質問しておきたいと思います。  製造たばこの種類ごと、等級別最高価格を引き上げる理由ですね、これは簡単に言うとどういうことですか。
○貝沼委員 張りついておるのはわかるのですが、なぜこれだけ上げなければならないかという説明にはいまの説明はほど遠くなるだろうと私は思うのです。  値上げしようとする場合は、たとえば経営上の問題があるとかいろいろなパターンが考えられるわけです。たとえば国鉄の場合は、赤字経営で困っ...全文を見る
○貝沼委員 まあ虫のいい話だと私は思います。  それから、たばこの消費の伸びも、値上げによってたばこ消費を抑えなければならなくなったわけでもないと思うし、それからコストの上昇を言っておるようでありますけれども、果たしてそうなっておるかどうかということですね。いま一番売れているの...全文を見る
○貝沼委員 それから、今回の値上げによってたばこ離れに拍車をかけることにはならないかという話が先ほどもちょっとありました。過去の例を見ても販売総数が減ったという実績があるそうであります。また、わが国の成人人口の伸び悩み、健康への関心度の高まりというようなところから、値上げすること...全文を見る
○貝沼委員 そういうふうに非常に大変だということですね。その上、大衆嗜好品の中級銘柄が上級銘柄よりも値上げ率は高くなっている、こういったことも私は余り納得いきません。もっとも大蔵省サイドから見ればはなはだ結構な話なんでしょうけれども、そういうところから見ますと、どうしても値上げそ...全文を見る
○貝沼委員 最後に一言だけ。  厚生省は有害である。専売公社はわからない。売る関係でわからないと言わざるを得ないのでしょうけれども、何も私は民営化に賛成でもありませんし、あるいはたばこを吸うななんという運動をしているわけでもありません。これは自由でありますからそれはよろしいので...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
05月08日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第20号
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○貝沼委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました日本専売公社法等の一部を改正する法律案及び同修正案に対し、反対の態度を表明し討論を行うものであります。  まず反対する理由の第一は、政府が、当面の経済運営について、物価の安定を主な課題としながらも、その責任を...全文を見る
05月22日第87回国会 衆議院 本会議 第27号
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○貝沼次郎君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました日本専売公社法等の一部を改正する法律案並びに同修正案について、反対の態度を表明し、討論を行うものであります。(拍手)  まず、反対する理由の第一は、政府が、当面の経済運営について物価の安定を主な課題としなが...全文を見る
05月23日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
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○貝沼委員 外国為替及び外国貿易管理法の一部を改正する法律案につきまして、若干の確認なり質問をしてまいりたいと思います。  まず初めに、先ほどもお話しになっておりましたけれども、国民の率直な考え方であります。今回外為法の一部改正によって、かつて外為法違反でいろいろな問題が問われ...全文を見る
○貝沼委員 それで、私は率直なことばかりお尋ねしますけれども、外為法は非常にややこしくできておりますから、いろいろあっちこっち飛ばなければならぬのですが、二十七条の一、二、三、四とありますが、その中で、二に違反した部分、最近ありましたね、それから三に違反した部分といろいろあります...全文を見る
○貝沼委員 いろいろ説明しておりますけれども、要するに、日本に黙ってお金を持ち込んだ場合は外為法違反になるのですか。
○貝沼委員 そうすれば、どうも話があっちに行ったりこっちに行ったりするのですけれども、要するに最近起こった事例で、この二十七条の二に抵触して別件逮捕された者がありますけれども、そういう事例が再び起こった場合に、今後の改正法では外為法違反になりますか。
○貝沼委員 四号の方は私も知っているのです。これは大体十七条にいろいろ書いてあるようですから、私は十七条が恐らく該当するのではないかと思っております。ただこの場合に「特殊な方法により、」という言葉が入っておりますので、この「特殊な方法」がどういう方法なのかわかりませんけれども、こ...全文を見る
○貝沼委員 それから、さっきちょっと言いましたが、十七条に「居住者は、勘定の貸記又は借記による方法その他の政令で定める特殊な方法により、」とありますが、この「特殊な方法」というのはどういうふうに読んだらよろしいわけですか。
○貝沼委員 いままでの経過から考えてみましても、この外為法にはきわめて合法的である、しかしながらその内容においていろいろ問題があるという犯罪があるわけですね。たとえばコミッションを送るその内容の問題、あるいはオーバーインボイスのやり方をしたりいろいろなことでやっておるようでありま...全文を見る
○貝沼委員 それから、東京サミットについてちょっとお尋ねいたしますが、五月十八、十九日、ワシントンで開かれた東京サミットの第二回準備会議は、東京サミットで出される東京宣言の方向を煮詰めることを目的として開かれた。わが国もその起草国として参加しているようでありますから、東京宣言の内...全文を見る
○貝沼委員 それから、今回の改正の位置づけなんですけれども、私は原則禁止から原則自由になったことは評価しなければならぬと思っております。しかしながら、福田前首相の発言の趣旨、それから日本とアメリカあるいは日本とEC間の交渉経過から考えると、これで果たして十分だったのかなということ...全文を見る
○貝沼委員 そうすると、わが国としてはこれはほぼ目的を達したものであるということで行くわけですね。  それから、先ほども有事規制の話が出ておりましたが、この有事規制のことでなるべくダブらないように私は二、三点お伺いをしておきたいと思います。  この法律によりますと、「次に掲げ...全文を見る
○貝沼委員 先ほどの質問を聞いておりまして、私そこのところがはっきりしなかったのですけれども、いまの話では、この三つの事態が起こった場合もあるいは起こるおそれがある場合も両方入るということでございますが、それはそれで結構だろうと思います。  それで、いよいよ発動するときの手続で...全文を見る
○貝沼委員 判断は行政府が行いますということですが、行政府とは具体的にこれは各省で判断をするわけですか、たとえば大蔵省とか、省で判断するのですか、それとも閣議とかそういうところで判断をするということですか。
○貝沼委員 判断のことはわかりました。  それから、この外国為替等審議会に事後報告をする場合には、その報告内容は公にされますか。
○貝沼委員 それからもう一点だけ、この審議会の内容について伺っておきたいと思いますが、外国為替等審議会は、これは外資に関する法律における外資審議会が内容として含まれるわけですね。先ほど答弁がございました。したがいまして、この外国為替等審議会の中には二つの性格があると思います。そう...全文を見る
○貝沼委員 それでは、銀行局の方にお尋ねしておきます。  今回の自由化の問題でやはり一番影響あるいはこれから攻撃をされるであろうという点は、国内における金融の自由化の問題だろうと私は思います。そこで簡単に伺っておきますが、金融制度の自由化の将来に対する展望ですね、これを局長から...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
08月08日第87回国会 衆議院 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第2号
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○貝沼小委員 質問に入ります前に、きょうの委員会がこういう形で開かれたということは私は非常に残念だと思います。国会法というのは何のためにあるのかということを改めて考えさせられた事件だと思っております。委員長、今後はそういう点をよく注意をしてやっていただきたい。私は賛成ではありませ...全文を見る
○貝沼小委員 いま税調会長から、そういうふうになってはいけない、重くなっては大変である、だから一般消費税というような発言がございましたけれども、恐らくこれは一種の陽動作戦的な意味合いのものだろうと私は思うのです。要するに、一般消費税がいやならこうならざるを得ないのですよ、それでお...全文を見る
○貝沼小委員 税調会長の時間が余りありませんので、もう一点、先ほど一般消費税の導入のことについて答弁がございまして、一般消費税を導入しないときという前提では所得税増税は考えたことはない、これはそうだと思います。だめな場合、それにかわって所得税とは、従来の審議過程から考えるとなりに...全文を見る
○貝沼小委員 それから話は変わりますけれども、法制審議会の身分法小委員会は七月十七日に「相続に関する民法改正要綱試案」をまとめました。主なものを見ますと、遺産相続の際、たとえば配偶者と子が相続の場合、配偶者の相続分を現行三分の一を三分の一とか、あるいは配偶者と夫の両親が相続人の場...全文を見る
○貝沼小委員 それでは結構でございます。
○貝沼小委員 先ほどの総理の発言に関しまして、私は年収二百万ないし四百万の人たちに対して増税をするという考え方、これは断じてやるべきではない、こう思っているわけであります。それは、やろうとするわけではないが一般消費税がいやならそうならざるを得ないという話なんだということかもしれま...全文を見る
○貝沼小委員 当局はそう言いますけれども、それは要するに、財政が赤字だからどこかから取るという考えですね。私はそういう安易な考えではいけないと言っているわけであります。  そこで、この二、三百万の所得の階層を今度は年齢別に見てみますと、三十四歳以下と六十歳以上に集中しているので...全文を見る
○貝沼小委員 農業の所得につきましてもいろいろな意見がございまして、特に「財界、労働界の農政批判に対する系統農協の見解」というのが出ておりますね。これに詳しく出ておりまして、決してそんな軽い税制ではないというふうに言っております。大蔵省がもしそれは軽いのだと考えるのなら、その理由...全文を見る
○貝沼小委員 それじゃ自然増収というものが、これから景気がよくなってきた場合に自然増収は伸びると思いますが、そういうようなことがもしあれば、来年度税制を考える上でかなり影響があると考えられますか。
○貝沼小委員 それじゃ最後に、国税職員の定員大幅増加に関する要望というのが出ておりますので、その問題について伺っておきたいと思います。  先般、私ども大蔵委員会の行政視察といたしまして九州の方へ参りました。そのときも、国税職員というものが非常に少ない、その反面、仕事の方はどんど...全文を見る
○貝沼小委員 行管庁の方にお伺いいたしますが、ただいま長官からいろいろお話がございまして、要するに、徴税というものを本当に公平にやることはなかなかできないのだ。十五年に一回とか一生に一回では、やっているかやっていないか実際外から見たらわからないぐらいなんですね。ところが国税の職員...全文を見る
○貝沼小委員 できるだけ定員配置に努めてまいりますということは、国税職員がふえるというふうに受け取ってよろしいですか、その点をまず伺っておきます。
○貝沼小委員 どうもはっきりしないのですけれども、事情の許す範囲というのはそれではどういうことなのか。たとえば前年度要求の二〇%減とするとかいうふうなことも聞いておりますけれども、そのことを言っているのか、それとも、そういう事情を勘案して幾らか色がつくということなのか、まずその辺...全文を見る
○貝沼小委員 とにかくいまの状態では徴税の公平ということはできないし、恐らく国民もそれに不満を持っておるであろう、したがって行管庁の責任も大きいと私は思うわけであります。それから、非常に経験の要る職業でありますので、人員の移入ではこれはむずかしい、そういうためにも、新規採用の増員...全文を見る
12月05日第90回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第2号
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○貝沼委員 私は、きょうは海洋開発の問題を議論したいと思いますが、その前に児玉さん、先ほど木内委員の質問のときに、ポンプを三つ購入してあったのに、そのうちの一つがシャフトが折れたわけですけれども、その場合アメリカで焼き戻し温度が千度ではまずいということがわかった、その後、いかにも...全文を見る
○貝沼委員 この原子力の問題は、もう何回も私はやりましたのできょうはやりませんが、ただ大臣、こういう品質の問題は、確かにチェックするということはむずかしいことだと私は思うのです。一たん壊して見るわけじゃありませんから、むずかしいけれども、その辺のところが納得を得られるような体制が...全文を見る
○貝沼委員 いまの答弁、中間答申ということでしたけれども、これは私がきのう確認したところでは、中間答申じゃないそうですよ。第一次、第二次、だから前半と後半に分けて答申をするというのであって、これは単なる中間ではない、こういう答弁がありましたけれども、いま中間答申という話がありまし...全文を見る
○貝沼委員 それから、この答申を科学技術庁が庶務を担当して審議会から出されたわけでありますが、総理の手元にわたってどういうふうにするかは私わかりませんが、何らかの手を打たなければならぬわけですね、その打つ場所がない。大体この答申をつくるまでは科学技術庁の方でこの庶務をやりますが、...全文を見る
○貝沼委員 大体いまの答弁で第二次答申の内容、方向が私は出ておるように思います。一番大事なのは、ただいまお話がありましたように、海洋開発は十四省庁にもまたがっておるわけでありますし、また日本の将来にとって非常に大事であります。と同時に、いま海洋法会議等の関係を考えてみましても、日...全文を見る
○貝沼委員 この答申の出される期日、これを私、前から海洋開発については聞いてきましたが、そうしたら、これがだんだん延びていくわけですね。たとえば、去年の終わりごろこの第一次が出る予定であった、ところが、出るかと思ったら変わって、今年の春という話があり、それがまた延びて、ようやく中...全文を見る
○貝沼委員 そういうわけでありますので、基本法の制定並びに委員会の設置、こういうものを強く要望して終わりたいと思います。
12月07日第90回国会 衆議院 建設委員会 第2号
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○貝沼委員 私は、この建設委員会で質問をするのはきょうが初めてでございます。それで、まず先ほどからお話がございましたけれども、一つは綱紀粛正の問題、さらに今度は、住宅公団法三十二条の二によってできた団地サービス並びにその子会社の問題、その他について時間があれば質問をさせていただき...全文を見る
○貝沼委員 状況、措置、それから今後の方針としては厳正、中正にという話でありましたが、今後の場合でありますが、非常に言いにくい面も、たとえば証拠隠滅等がありますから、むずかしいとは思いますけれども、しかし、先ほど私が申し上げましたように、どうもこれは土路一人だけによってやれるよう...全文を見る
○貝沼委員 懸念が出るのはあり得る、犯罪としてはこれからの捜査というようでございますが、先ほどの答弁で、今回のこの捜査は、刑事訴訟法第百八十九条の二項にいわれておる「司法警察職員は、犯罪があると思料するときは、犯人及び証拠を捜査するものとする。」という条文の中の、捜査において「犯...全文を見る
○貝沼委員 公団側にお尋ねいたします。  きのうの参議院の建設委員会でもこの新聞の記事は問題になったわけでありますが、公団は、この記事の内容として記されているいろいろな具体的な事実がございますが、これについて調べましたか。そしてその具体的に出ておる、たとえば計友会あるいは黒田商...全文を見る
○貝沼委員 私はわりとおとなしくいま聞いておるわけですよ。ところが、これはよそのことを聞いているのじゃないんですよ。あなたの公団のことを聞いているのです。それがあるかないかわからないとか、しかも、そこには金が流れておるんですよ。それがあるかないかわからない。それくらいはっきりしな...全文を見る
○貝沼委員 そんなわからぬなんという答弁は今度からやらぬようにしてください。かっこうが悪くてしようがない。大体そういう姿勢だから、管理監督ができずいろいろな問題が起こってくる。あるいは、考えようによっては、わかっているからそういうものが起きている。こんなことは一つの公団の中におい...全文を見る
○貝沼委員 きのうから調べておるのでしょう。それで、私が聞いたところによれば、計友会とあるけれども実はその通帳は計和会という名前のものであったようだというところまでわかっているんじゃありませんか。それはうそですか。
○貝沼委員 まあわからぬ者に何ぼ聞いても仕方ありませんけれども、とにかく、そういういいかげんなことではこれから困るのです。  それからもう一つは、先ほど再発防止調査委員会ですか、これをつくってやると言うけれども、これだっていまのとおり名前ばかり、内容は何もなし。そして、材料はも...全文を見る
○貝沼委員 ずばり出てこなくても、やり方としてはそれに似たようなものということでありますが、捜査当局としては、捜査を進める上においてはなるべく多くの資料を持って、参考にすべき材料を持って恐らく今後も捜査に当たられると思うわけでありますが、したがって、ここにずばり出てきたものがいま...全文を見る
○貝沼委員 重大な関心を持ってやるということでありますので、その成果を期待したいと思います。私は、何も犯人をつくるために言っているわけではないのでありまして、せっかく公団があるにもかかわらずこういう不祥事件が起こっていることは、国民から全く信頼がなくなってしまう。先ほど大臣から答...全文を見る
○貝沼委員 その点はわかりました。  それで、今回のこの新聞の記事の中に、A部長のコメントとして「儀礼的なつき合いで、建設、大蔵省などの接待に使った。組織(公団)としてやっていることで、やましい点はいささかもない」こう釈明しておるようであります。私は、これは事実かどうかわかりま...全文を見る
○貝沼委員 次に、会計検査院の方にお伺いいたしますが、日本住宅公団は、会計検査院法第二十二条一項五号によって、国が資本金の二分の一以上を出資している法人の会計になると思います。したがって、これは必要的検査事項に入ると思うわけであります。そういたしますと、会計検査院が全部監査しなけ...全文を見る
○貝沼委員 早く調査をして、その結果を公表していただきたいと思います。  それから、公団の方に申し上げたいと思いますが、先ほどから各議員がいろいろ聞いておりますけれども、どうもはっきりした答弁が返ってきません。資料が皆とられたからどうとか、そんなことばかりなんです。こういうこと...全文を見る
○貝沼委員 次に、株式会社団地サービスの件をお尋ねしたいと思います。  これは日本住宅公団法弟三十二条の二によって設立されたものでございますが、その性格についてはすでに昭和三十六年の建設委員会における住宅公団副総裁の答弁にも「営利追求に走るということがないように、むしろ会社全体...全文を見る
○貝沼委員 もうけていないという話ですけれども、それは、あなたのおっしゃるのはうそなんですね。それで具体的に数字を私の調べた範囲、これは間違いがあるかもしれませんので、もし間違いがあったら直していただきたいと思いますが、たとえば資本金の推移を見ると、三十六年六月は三千万円、現在三...全文を見る
○貝沼委員 そこへいくとこれは主観の相違になりますので議論いたしませんが、それならば具体的に一つの例、先般新聞で問題が出ておりますが、たとえば「団地サービスのボロもうけ黙認」というので、十二月五日ですか、新聞の報道によれば、団地サービスは駐車場賃貸料の差益、年間一億四千万円にも上...全文を見る
○貝沼委員 そんな答弁は私は余り聞きたいと思わないのです。片っ方でもうけて片っ方で損したというのはあたりまえのことです。けれども、サービスというのは一つ一つについてサービスしなければならないのです。あなたの会社がもうかるためのサービスじゃないのです。一つ一つについてサービスしなけ...全文を見る
○貝沼委員 会計検査院から言われるというのは大変なことですから、もっとえりを正して受けなければなりません。  それから、あとは言いわけは聞きたくありませんので聞きませんけれども、もう一つ俗に言う天下りの問題であります。これも建設委員会においていろいろ答弁があり、いろいろなところ...全文を見る
○貝沼委員 何のことはない、ほとんどそうだということじゃありませんか。ですから、大臣、建設委員会で幾ら口角あわを飛ばしてやっても、実態はそうなんです。たとえばこの前の昭和五十二年には二十名中六人だったのです。それがいま二十一名中十三人もいる。きのう調べたところではどうもそうですが...全文を見る
○貝沼委員 それから、これはいま団地サービスに対する問題でありますが、ところが団地サービスからさらに子会社がある。住宅公団から見ればいわゆる孫会社です。それで、住宅公団から子会社へ天下っているのもおるし、それからカエル跳びみたいに住宅公団からその子会社に天下っているのもあるわけで...全文を見る
○貝沼委員 何のことはない、全部そうだということであります。こういうことでは困るのですね。民間会社だからと言うかもしれません。しかし民間会社であっても、ここにおられる住宅公団の総裁はもと公取におられたわけでありますから、公正なる取引あるいは公正なる競争条件ということを考えますと、...全文を見る
○貝沼委員 時間がもうありませんので、細かいことはできませんけれども、要するに、こういうものができておりますと、いまのような状態でありますと、何のことはない、役人の天下りのための子会社をつくっているではないか、あるいはトンネル会社ではないかという批判が強いわけでありますから、十分...全文を見る