貝沼次郎

かいぬまじろう



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開催日 会議名 発言
02月20日第91回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第3号
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○貝沼委員 先般大臣の所信表明がございましたが、これについて何点か伺っておきたいと存じます。  この演説の中で、科学技術関係の予算がふえたということ、それから特に科技庁関係で一六・七%もふえたということでありますので、これは私、非常に結構なことだと思っております。しかし、中身を...全文を見る
○貝沼委員 エネルギー関係はわかりますが、要するに他の省庁が伸びないときにエネルギー関係だけでもたとえば一二・九%の伸びですね。特別会計合わせても三〇・九%、こういうことになっておるようでありますが、エネルギーに力が入ったことはわかる、だけれども、その力は結果としてどこへ出てくる...全文を見る
○貝沼委員 それでは、今回のこの予算のつき方は、イランの問題などを中心として起こったその後のいろんな情勢によって私は影響されたものだろうと思うわけであります。もう一つは、日本の財政再建というところから考えて他の省庁は伸びなかったということがあると思いますが、こういうような背後の状...全文を見る
○貝沼委員 考えはわかりました。  それで、エネルギーの予算がふえたわりには私はちょっと考えに苦しむ点がございますが、昨年の七月二十六日ですか、当時の江崎通産大臣が、第一次大平内閣の閣僚として、太陽熱利用、ソーラー化の構想を発表いたしております。それは八月の五日ごろ通産省で発表...全文を見る
○貝沼委員 いずれにいたしましても、いろいろ説明はされますが、昨年通産大臣が公になさったことからは公に後退しておることは間違いございませんね。その点はいかがですか。
○貝沼委員 私は、エネルギー関係の予算が三〇%もふえたという大きな宣伝に対して、内容というのは必ずしもそうではないということをいま指摘しておるわけであります。こういうソーラーシステムの問題は、非常に重大な問題でありますから、これから通産省でも大いに力を入れていただきたいと思います...全文を見る
○貝沼委員 それから、長官のお言葉の中に「一九八〇年代が来るべき二十一世紀を方向づける重大な使命を有していることを深く認識し、長期的総合的観点に立って、」というお言葉がございます。この言葉は、二十一世紀の方向づけはこの八〇年代のいまにしておかなければならないというふうに私には読め...全文を見る
○貝沼委員 それから、これは簡単にお尋ねいたしますが、今年度において原子力の安全確保に関していろいろ述べられております。防災対策につきましては、先ほどいろいろ議論がございましたが、私がもう一点だけ聞いておきたいのは、この防災対策のための今回の予算措置というものはどういう部面の予算...全文を見る
○貝沼委員 この濃縮の話はまた後日することといたします。  その次に「使用済み燃料の再処理技術の開発」というところがありますが、これはかなりINFCEとの関係があると思います。そこで、いよいよINFCEの総会といいますか、最終段階の総会が開かれるであろうと言われておりますが、こ...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点、この最終総会で承認されるであろうと言われる報告書の中に「高速増殖炉については「エネルギー大量消費国で高度の原子力技術を保有する先進工業諸国にとって高速増殖炉の導入は必要になろう」とし、二〇〇〇年までに発電能力五千万キロワット、二〇二五年では二億キロワ...全文を見る
○貝沼委員 参考のためにお尋ねしておきたいと思いますが、こういうような考え方に対してアメリカはどういう反応なのでしょうか。
○貝沼委員 私も、大体そういう想像なのであります。そういたしますと、今後、INFCEの場でそういうふうに認知されても、わが国としては、わが国とアメリカとの二国間交渉ということが起こってくるのではないかと思いますが、そう考えてよろしいですか。
○貝沼委員 そういうむずかしい情勢の中で日本のエネルギーは確保していかなければならぬわけでありますが、先般、会計検査院より、宇宙開発事業団が不当事項として指摘されたことがございます。これはどういう内容ですか。
○貝沼委員 この話を聞いて、私は、まあ何とも親方日の丸だなという感じを受けました。要するに電子計算機を構成しておる部分でありますが、それがまだ使えるものをほかのところに転用しないでそれを廃棄処分してしまったんですね。そうして新しいところと契約を結んだ。したがって、それを使ったこと...全文を見る
○貝沼委員 それは宇宙開発事業団の方としてそういうふうにやったことはわかります。  いまの答弁の中で、下取りしてもらおうという話がありましたけれども、これはまだ耐用年数あるんですよ。普通日本の場合は、諸外国と違って耐用年数は短いのです。しかも、いままで故障したこともなければ順調...全文を見る
○貝沼委員 どうもぼくが言っていることと違うようでありますが、科技庁全体、要するに会計検査院が見るところというのは、初めから終わりまで全部見るわけじゃありませんね。これは私も、立ち会ったことがありますからわかりますけれども、ここの事業団は今回はここを見ましょうということが大体決ま...全文を見る
○貝沼委員 それから、二十一世紀に向かっての話でありますが、先般、首相の諮問機関である海洋開発審議会が「長期的展望にたつ海洋開発の推進方策について」という答申を総理大臣に提出いたしました。この内容は、非常に豊富なものでありまして、私も、これを読みまして、非常に喜んでおる次第であり...全文を見る
○貝沼委員 これは感じとしては余り穏やかではありませんね。いままで海洋科学技術開発推進連絡会議が技術に関していろいろ連絡をとられてきたということはわかります。これはいままでどういうときにとられたかということを見ますと、大体予算折衝の前に、こういう予算を組もうじゃありませんかという...全文を見る
○貝沼委員 関係各省との連絡ができたら、意見がまとまったらということですね、これはいつごろそういうふうになるのですか、めどはあるのですか。  それからもう一つ、その前に総理大臣は、これを受け取って、これをやる方向で態度を示されておりますか、それともほかの姿勢をとっておりますか。
○貝沼委員 ですから、総理大臣がそういうことを言うのは、黙って受け取るわけにはいかないでしょうから、御苦労さまですとか一生懸命検討しますと言うことは、これはあたりまえの話であって、そんなことじゃ委員会の答弁にはならないんですよ。そうじゃなしに、総理大臣が受け取って何らかの態度を示...全文を見る
○貝沼委員 それでは大臣は、閣僚の一人として、また科学技術庁長官として、この答申の方向に沿って実現するように今後努力されますか。
○貝沼委員 終わります。
02月22日第91回国会 衆議院 建設委員会 第3号
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○貝沼委員 前回の当委員会におきまして、私は綱紀粛正の問題を論じまして、そのときに株式会社団地サービスの問題を取り上げました。そのとき団地サービスはもうけ過ぎではないのかという質問をいたしましたところ、もうけ過ぎではないという意味の答弁がありました。もうけ過ぎか過ぎでないかという...全文を見る
○貝沼委員 いま答弁がありましたが、税務署の申告所得との差についてはやはり疑問がございます。  それからもう一つは修繕引当金、これが取り崩されておらない、ところが修繕は事実やっておる、それならばそのお金はどこから出たのかということになるわけでありますが、私が考えまするに、この「...全文を見る
○貝沼委員 それは政令業務諸費からは支払われていないという内容の答弁ですか。
○貝沼委員 そういうわけで、実際修繕をする場合は政令業務諸費の中から支払われておる、修繕引当金はそのままずっと積み立てられてきておる、こういうことなんですね。一定の額といいますけれども、五十年、五十一年、五十二年というのは、同じ積立額じゃなしにトータルで同じ数字が出ておりますから...全文を見る
○貝沼委員 それから、なかなか理解しがたいのですけれども、さらにこの決算書を見てまいりますと、いろいろなことが出てまいります。  私、いま時間がありませんから余り詳しいことを言えませんけれども、たとえば土地圧縮特別勘定という項目があって、そうかと思うと別に土地圧縮積立金というの...全文を見る
○貝沼委員 そういうわけで、団地サービスは全然もうけてないみたいな話を私はこの前聞きましたので、その目でながめてみると案外そうでもないよ、やはり何ぼかもうけているのかもしれませんよ、どうしてももうけてないと言うならそれだけのあかしがやはり必要じゃありませんかということを申し上げて...全文を見る
○貝沼委員 わかったようなわからぬような、非常に要領のいい答弁でありますが、はっきり言いますと、大体二百一メートルばかりの水路のところに長さ三・八四メートルの橋を一本かける。その橋のわきに鉄パイプでもって手すりをつける、その手すりの計算を両方合わせて七九・五キログラムと計算をした...全文を見る
○貝沼委員 それで、最近文明が進んで、何でもかんでも電算機にすべて頼っちゃう、ここが問題なんですね。最後には人間がおるわけですから、その人間の判断というものがやはり一番大事なんです。ですから、そういう点で、一つの数字ができ上がったら、あとはそれを客観的にぱっとながめれば、大体これ...全文を見る
○貝沼委員 そのいきさつはそういうことでしょうが、ただ先ほど申し上げましたように、片っ方は入札をしてやる、片っ方は追加でぽんとくっつく、こういうようなやり方はまずいということを言っているわけます。それから先ほどの、着工する日が決まらないのにお金が四〇%払われるということもまずいで...全文を見る
○貝沼委員 それでは参考人の方、結構でございます。  次に、土地の問題についてお伺いしたいと思います。  当委員会におきまして何回も地価の値上がりの問題は議論されてまいりました一先般報道によっても国土庁が発表した資料がずっと出ておるわけであります。この数字を見てまいりますと、...全文を見る
○貝沼委員 いま大臣の答弁で来年度というのは五十五年度ですね。
○貝沼委員 それから、在任中というのは何年のことか私はよくわかりませんが、急いでひとつお願いいたします。  もう時間がありませんからくどくど言いませんが、要は国土利用計画法を適用するということが大事だと思うのです。いま売り惜しみ買い占めという話も大臣からありましたし、さらに、な...全文を見る
○貝沼委員 全国全国と言いますけれども、一番上がっているのは三大都市圏でありますから、これは全部そろうまで待つのではなしに、重点的に進めて、そしてその材料が整ったところからすぐに手をつける、全部一斉にやるのではなしに、その場所その場所からもう手をつけていく、こういう姿勢が私はいい...全文を見る
○貝沼委員 なるべく早く発動されるように要望しておきます。  最後に、話は変わりますけれども、公共下水道のことで一言お願いをしておきたいと思います。  実は岡山県の公共下水道の普及率は非常におくれておりまして、全国が五十四年度見込み二八%にあるにもかかわらず、岡山県は一五・七...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
03月04日第91回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○貝沼分科員 私は、農業の機械化に伴って最近非常に災害がふえておりますので、この問題について当局の見解を承っておきたいと思います。  そこで、先般、農林水産省の調べでは、たとえば死者年間四百人前後とか、過去五年間で二千人を超えているとか、こういう見出しでいろいろ報道されておるわ...全文を見る
○貝沼分科員 いま機械の安全性並びにその指導、それから補償問題として労災法の特別加入の制度を使ってさらにこれの加入を進めていきたい、こういう話であります。ところが、この特別加入の方もいま関心は高まってきておりますが、いま一歩いかない。たとえば昭和五十二年三月末現在で八万六千人くら...全文を見る
○貝沼分科員 かなり前向きの話になっておりますが、たとえばこれは労働省の方にお伺いいたしますが、いま農林省の方からは拡大の話が積極的に出ました。したがって、労働省としては、たとえばいま話にありましたチェーンソー、それから樹園モノレール、農用裁断機、あるいはもみすり機、製縄機、乾燥...全文を見る
○貝沼分科員 さらに、農林大臣の諮問機関であります農業機械化審議会、これから昭和四十五年十二月十四日に当時の農林大臣に対して答申が行われました。その中にるるいろいろな問題が述べられておりますが、中でもこの農業災害の問題については、単なる労災法によるだけではむずかしい。そこで「農業...全文を見る
○貝沼分科員 これは逆な話ですね。大体農民の立場に立って一生懸命やってくれと頼むのが農林省でなければならないし、それはむずかしいというのが労働省かもしれない。ところが、労働省はやる気になっておる、農林省はむずかしいと言っておる。そんなばかな話はないですよ。大臣、どうですか。これは...全文を見る
○貝沼分科員 労働省は一緒に相談をする用意はあると言っているじゃありませんか。ところが、農林省はもう相談すらしようとしていない。こういう姿勢はうなずけないと私は思うのです。もう一回大臣の見解を承りたい。
○貝沼分科員 いや、労働省の方は、先ほど読んだ答申のことについて農林省と話し合いをしてもいいというお話でしょう。ところが農林省の方は、する気持ちがないんでしょう。この答申は農林省の方に出ているのですよ。こんなちぐはぐな話ってありますか。労働省がそこまでやろうという気持ち、あるいは...全文を見る
○貝沼分科員 わかった、もうよろしい。その説明はいま聞かなくてもいいです、先ほどうんと聞いたのですから。  では、労働省にもう一回聞きます。  たとえば農林省から、そういうことの法の制定という問題について検討したいという話があれば、検討に対してどういう対応をされますか。
○貝沼分科員 微妙な言い方をしておりますけれども、お役に立つ場面があると言っているのです。ですから、農林省はもっと積極的にやっていただきたい、これを要求いたします。  それから、時間があと何分もありませんので、まとめて一つ二つの問題を伺っておきたいと思いますが、要するに狭い国土...全文を見る
○貝沼分科員 以上で終わります。
03月05日第91回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○貝沼分科員 私は、国立大学医学部付属病院というようなこういう国立の病院に対しまして、生活保護を受けておられる方々が、生活保護法第十五条によって医療扶助を受けることができる、さらに十六条では出産扶助を受けることができる、こうなっておりまして、そして四十九条では医療機関の指定がなさ...全文を見る
○貝沼分科員 では、最近ふえたところ、今回ふえたところはどこですか。
○貝沼分科員 ふえたことは非常に結構なことだと思いますが、私いま大学病院の一覧を持っておりますが、まだまだ足りないと思います。  そこで、なぜこれが進まないのかということですね。恐らく文部省が渋っているんだろうと思いますけれども、なぜこれが進まないのか、その理由はどこにあるのか...全文を見る
○貝沼分科員 今後進めるようにしていきたいということでありますから、それは私は結構なことだと思います。ただ、言葉どおりなかなかいかないので急いでやっていただきたい。特に岡山県なんかでも岡山大学というのは入っておりませんね。ですから、こういうところはちゃんとやっていただきたい、こう...全文を見る
○貝沼分科員 文部省の方は、いま会計検査院のやったことについて、ニュアンスが違うという言葉ではありましたが、心外だというような意味もあったような気がしますが、これは決して会計検査院に指摘されるようなことではないという答弁ですか。
○貝沼分科員 それから、先ほど一言申し上げたのですが、岡山大学付属病院については、これは見込みはいかがですか。
○貝沼分科員 今後よろしくお願いいたします。  それから次に、国立病院、療養所等につきましての看護婦の待遇の問題についてお尋ねをしておきたいと存じます。  おととしの暮れ、私も病気をいたしまして、ずいぶん病院のお世話になったわけでありますが、そのとき看護婦のいろいろな働きぐあ...全文を見る
○貝沼分科員 私も実際現場で見まして、確かに変わってない。変わってないにもかかわらず、なぜこんなに違うのかということなんですね。非常に疑問を持ちました。それはやはり総定員法であるとかこういう法律の面から縛られ過ぎるからこういうことが起こるのではないか、現実にそぐわない問題ではない...全文を見る
○貝沼分科員 とにかくこれを促進していただきたい、こう思います。それから、もし賃金職員の人が団結して、もうやめた、こうなりますと、病院は成り立ちませんね。ですから、その辺のところをよく考えてやっていただきたい。  時間がありませんから、次へ進みます。先ほど申し上げましたように、...全文を見る
○貝沼分科員 まだまだ大変なようですね。それで、こういう小細工しなくてもいいようにしなければいかぬですね。四月一日から三月三十日まで契約、三十一日だけ切れてアルバイト的な性格を持たせている、こういう小細工をしなければならぬような日本の法律はまずいと思います。  それからもう一点...全文を見る
○貝沼分科員 この二・八を何とかしていきたいという答弁は、もういままでに何十回となく出ていると思うのですが、余り進んでないので、きょうは改めて要望させていただいておるわけであります。ひとつ鋭意よろしくお願いいたします。  それからもう一点は、看護婦問題についての諮問機関をつくっ...全文を見る
○貝沼分科員 そういたしますと、いまの答弁は、諮問機関はまず必要とは思わない、しかしいままでの、たとえば医療関係者審議会の看護部会というようなところにたくさんの看護婦の関係の方が入っておるので、その内容をさらに細かく充実をしたい、こういう意味の答弁ですか。
○貝沼分科員 それでは一歩進めて、この体制検討会ですか、この検討会はいま常設ではありませんね。これは常設なのかどうか、私、知りませんが、説明によると、どうも常設ではないようなので、常設としていただくということ。それからさらに、その中身についていままでと違ったもっと具体的な問題をも...全文を見る
○貝沼分科員 そういう問題について関係者とよく一回相談してみてください、私は詳しいことはよく知りませんので。  それで、きょうトロトラストの問題を質問する予定でありましたけれども、時間の都合でできませんので、これで終わります。
03月07日第91回国会 衆議院 建設委員会 第5号
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○貝沼委員 都市開発資金の貸付けに関する法律の一部を改正する法律案について質問をいたします。初めの予定では都市再開発の問題をやって、それから法案に入ろう、こういう予定でありましたけれども、時間もちょっと少なくなったようでありますので、時間があれば都市再開発の方をやることにして、法...全文を見る
○貝沼委員 支障というのはこの法律を使うという意味だけではなく、たとえばこの運用に当たってまずい点が出てきた、そういうことはございませんでしたか。
○貝沼委員 ないのじゃないのですよ、あるのですよ、実際は。それはたとえば去年の会計検査院の報告でも指摘されておるわけですね。ちゃんと御存じだろうと思いますけれども、「都市開発資金の貸付けが不当と認められるもの」というのがありますが、これは御存じありませんか。
○貝沼委員 それは何もなかったということになりますか。
○貝沼委員 これはただ承る程度ではいけないのですよ。この監督は建設大臣ですね。この法律の名前見ましょう。都市開発資金融通特別会計法で指定されておる特別会計でありますが、この資金の運用についても責任はどこになりますか、建設大臣じゃありませんか。
○貝沼委員 したがって、これは省として厳粛に受けとめなければならない問題であったはずであります。ところが余り記憶に定かでないような答弁をされますと、果たして本気になって取り組んでいるのかどうか、非常に疑わしい面がございます。ここに私は当局の姿勢があると思いますが、いかがですか。
○貝沼委員 この指摘をされたことについてどういう反省をしておるかということと、それからさらに、こういうことは今後起こり得ないという確信があるかどうか、どういうふうに指導していくか、その点について伺いたい。
○貝沼委員 この法律に関係してさまざまな法律があるわけですけれども、たとえば、都市開発資金の貸付けに関する法律の施行令とか、さまざまありますけれども、とにかくこういうぶざまな指摘をされないようにしていかないといけないと思うのです。どんないい制度をつくっても運用が弛緩しておったので...全文を見る
○貝沼委員 それで、その内容についていま私はとやかく言おうとは思っておりませんが、ただいま御答弁がありましたように、一年間もこれはおっぽり投げられているわけですね。行政というものは、こういう法的手続を踏んで再審査請求が出されておるにもかかわらず一年間おっぽっておいて適当なものかど...全文を見る
○貝沼委員 それはかっこうのいい答弁なんですよ。それは両方から聞かないといけないのです。ぼくはこの問題はそんなに長くやる予定はないのですよ。もうこれでやめたいと思いますが、再審査請求を出す方と受ける方、それから市側なら市、あるいは県なら県、両方から、もうちょっと相談しますか、じゃ...全文を見る
○貝沼委員 大臣、このように行政の姿勢について私はいま申し上げたわけでありまして、そのこと一つ一つについて深入りする気は毛頭ありません。今後参考にしていただきたいと思います。  さて、この法案の中身でありますが、午前中るる質問がありましたけれども、何点か私も質問をしてみたいと思...全文を見る
○貝沼委員 そんなことはわかっておるのです。初めそういう関係から再開発の問題を私はやる予定だったのです。だが、そこはもうはしょりましたので、それでいま局長から話がありましたが、それはそのとおりです。そのとおりでありますが、それにしても額は少ないじゃありませんか、こういうことなんで...全文を見る
○貝沼委員 その辺を緩和しなければ、これから先も恐らくふえないでしょう。ですから、これはりっぱな制度ですから、制度であっていいでしょうけれども、余り効果はないということです。それを指摘しておきたいと思います。  それからもう一点、この法律の第一条に三号がついたわけでありますが、...全文を見る
○貝沼委員 その都市の名前はわかりました。新しく広島、北九州が入っておりますが、さらにその「区域内の土地」とあるんですね。土地なら何でもいいのかということです。そこに基準があるのではありませんか。
○貝沼委員 そうすると、土地の広さは、たとえば一ヘクタールでも構わないわけですか。
○貝沼委員 この施行令の第三条にいままでの法第一条第三号の分についてはちゃんと定めてありますけれども、この三号についてはありませんので、政令で別に書くのではないかと思ったものですから、これを尋ねておるわけでありますが、それでは、それは必要ないわけですね。
○貝沼委員 では、それはわかりました。  それから次に問題になりますのは利子の問題ですね。これは私はずいぶん問題があると思います、恐らく大蔵省に押し切られたんだろうと思いますけれども。たとえば特会がありまして、その特会は資金運用部資金を借りる。その場合に借入利息を払う。この利息...全文を見る
○貝沼委員 そこで、大蔵省に伺いたいわけでありますが、大蔵省は財政難を理由にしてこういう締めつけをやってくるのは私ははなはだけしからぬと思うわけです。そこで、公定歩合その他引き上げが行われた、あるいは変動した場合に、この預託金利の決定が行われるまではどういう方法で行われますか。
○貝沼委員 そこで、今回七・一五%になっておりますが、これは九月からなっておるわけですね。ということは、八月に公定歩合の引き上げがあり、そしてたとえば定期預金が六%とか長期プライムレートで八・二%とか、こうなっておる。その後さらに五十五年二月ですね、また上がってきておる。そして、...全文を見る
○貝沼委員 動こうかというのは上の方へ動くということなんですね。そういうことでしょう。したがって、この利子を法律で定めておくということは、長い目で見た場合、政策目標から考えて正しい、私はこう思っておるわけなんです。ところが、どうも大蔵省はこれを取っ払うことを主張したらしく、建設省...全文を見る
○貝沼委員 私が言っているのは、結果的には後退でありますが、要するにこの法律案の第二条第一項の後半の方、「かつ、前条第一号の土地に係る貸付金にあっては、特にその土地の買取りが促進されるよう配慮して、政令で定める。」こうなっておるわけであります。これじゃ促進なんかされないのです、利...全文を見る
○貝沼委員 そこの財政難という話を持ってくると、私はだんだんいきり立ってくるわけですが、財政難財政難と言ったって地方自治体が払うのですよ。連動させれば地方自治体が利子を払うのです。これを法律で法定化しておけば国の一般会計で利子補給をする、どっちにしたって同じことなんです。それを国...全文を見る
○貝沼委員 そういうのを暴論というのですよ。大蔵省の主計局がそんな考え方を持っていたら日本の土地なんか天井知らずに上がりますよ。あなたが言っていることはインフレ政策ということですよ。そんなことを人がわからずに聞いていると思っていますか。土地は上がってはいけないのです。土地が上がる...全文を見る
○貝沼委員 まだ許すわけにいかないね。そういうことで、いまのやり方はおかしいのです。それならば下がった場合どうするんだ、こういう話も出てくるのです。だけれども、下がった場合より上がる場合がこれから多いという見通し。いまのあなたのおっしゃるやり方で言うなら、都市再開発は進まない。そ...全文を見る
○貝沼委員 とにかく大蔵省はこの都市再開発ということについてもっと真剣に考えていただかなければいかぬと思いますよ。いままでいろいろなことをやってきたにもかかわらずこれが進まないということが先ほど来の議論であり、しかも進んだところは、たとえば商業地であるとか駅前であるとか、こういう...全文を見る
○貝沼委員 ただいま的確に連動するという話がありましたが、資金運用部資金の貸し出しの金利が変わるたびにこの特会の貸出金利はどういう考え方で連動されますか。そのままたとえば七・一五%となったら特会の貸出金利も七・一五というふうにストレートにいくということですか。それともその間に幾ら...全文を見る
○貝沼委員 ということは、政令で定めるといっても、一%減ずるとちゃんと書いてあるでしょう。そんなもの定めるところなんかないじゃありませんか。七・一五%だったら六・一五ということでしょう。決めることって何があるのです、そのままストレートでいくなら、そうじゃありませんか。ところがわざ...全文を見る
○貝沼委員 ですから私は、何も一%とはっきり決めてしまわないで、本当は地方自治体がうろうろしないようにもっと幅を持って、そして、たとえば公定歩合あるいは資金運用部の貸出金利が何回か変動があっても地方自治体の納めるいわゆる借入金利については余り変動がないようにする、そのパッキンの役...全文を見る
○貝沼委員 何もそんなに大蔵省に気を使うことはないのです。  それで、いま答弁がありましたが、たとえば、昭和五十五年度の予算の要求額についての資料がある雑誌に載っておりましたので私はこれを見ました。そういたしますと、五十五年度要求額、一般会計からの繰り入れの分としては、建設省は...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
03月18日第91回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
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○貝沼委員長代理 この際、暫時休憩いたします。  本会議散会後、直ちに再開いたします。     午後一時三十三分休憩      ————◇—————     午後四時二十九分開議
○貝沼委員長代理 瀬崎博義君。
○貝沼委員長代理 理事会に諮って相談いたします。
03月27日第91回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第6号
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○貝沼委員 質問に入る前に、私は初めに言葉の意味を伺っておきたいと思います。  廃棄という言葉なんですけれども、放射性廃棄物の廃棄、それから、それを廃棄するときによく廃棄という言葉、それから海洋投棄という言葉を使いますが、この廃棄というのは、一体どういうことなのかということであ...全文を見る
○貝沼委員 そういたしますと、今回のこの海洋投棄というのは、人間の手から離れるのですか、それとも管理するという内容のものに入るのですか。
○貝沼委員 じゃ、これは人間の手から離れる、要するに管理ではないということですね。したがって、この廃棄の中には、いま局長の答弁にもありましたように、管理をする範囲と人間の手から離れる範囲とある、今回のこの海洋投棄は、人間の手から離れることを意味するということですね。離れるというこ...全文を見る
○貝沼委員 私は、管理するやり方としては、こういう廃棄物が発生源においてすでに少なくなるということが一つあると思うのです、少なければこれは管理しやすいわけでありますから。それからもう一つは処理ですね。要するに減容濃縮であるとか固化包装であるとか処理の問題がある。さらに処分の問題が...全文を見る
○貝沼委員 したがって、今回のこの海洋投棄という処分は、これは要するに貯蔵ではない、あくまでもこれは処分することなんですね。いま当面の問題としては、試験投棄ということになっておりますから、この試験投棄については、これは処分の考え方でやるのですか、貯蔵の考え方でやるのですか。
○貝沼委員 処分の考え方でいく、それじゃ、たとえばドラムかんが粉々になったとか何かあった場合に、取り出し不可能な方法で初めから試験をするわけでありますから、これは取り出しは不可能ですね。
○貝沼委員 したがって、それは試験投棄といえども、実質的に投棄されるものであるという考えからいけば、普通試験というのはうまくいくかいかないかということを調べて、ああこれはまずいなという場合には、やり直しをやるとか別の対策を考えるとかということが考えられると思うのですが、この場合は...全文を見る
○貝沼委員 したがって、言葉では試験的投棄というふうな言葉になっておりますが、これは本当は実質的な投棄で規模の小さいものである。しかも後で手を打つことはできないが、その経過をよく見ていくという程度のものだと思いますが、この点はいかがですか。
○貝沼委員 ただいまの答弁で約二年間というお話がございますが、これはかなり長期にわたって放射能はあるわけでありますし、さらに後で問題にいたしますが、責任の問題などを考えた場合に、果たしてその事業体がそのときあるかどうかという問題もありますので、かなり長期ということが考えられておる...全文を見る
○貝沼委員 二年間というのは、私はどうも短いような気がするわけであります。それで、この質問をしておるわけでありますが、二年たってもなおかつそれを見守っていくという意味のようでありますから、それはきちっとやっていただきたい。  それから、アメリカの場合に、いま引き揚げて、そして腐...全文を見る
○貝沼委員 そのことはわかりました。要するに一たん入れたものはもう拾ってくることはできない、そういう試験であるということであります。  それから、先ほど地中処分という言葉が局長の口から出ておりましたが、これは高レベルなど陸地で処分をすることを考えておるようですね。最近は花崗岩層...全文を見る
○貝沼委員 そういたしますと、逆に言うと、いま低レベルの分については海洋投棄あるいは地中処分の分もある、それから高レベルの分については地層処分といいますか、そういう方向でむしろ考えるという方向だと理解してよろしいですか。
○貝沼委員 わかりました。  それから、実はその保管廃棄で今度の問題が出てきておるのだろうと思うのですが、原子力発電所に、もうたくさんの低レベルの放射性廃棄物がたまったために、こういう話が出てきたのだろうと思うのです。  そこで、今回のこの法律が出てくる背景といいますか、何の...全文を見る
○貝沼委員 そうしますと、わが国としては、すでに既定の方針として、海洋投棄あるいは陸地の処分、これが決められておるわけだから、ロンドン条約に関係なく海洋投棄は進めるのである、これは別にロンドン条約に関係したことではない、こういうふうに考えてよろしいのですか。
○貝沼委員 五十一年の原子力委員会の決定した方針で、すでに低レベル放射性廃棄物は海洋処分と陸地処分というふうに決まっておるわけでしょう、ただし海洋処分については、海洋環境調査の結果と、それからIAEAの勧告と、OECD・NEAの十年間に及ぶ海洋処分の経験と、環境安全専門部会の提言...全文を見る
○貝沼委員 外務省の方、おいで願っていると思いますが、このロンドン条約の根本的な精神でありますが、海洋投棄、特にいろいろ決められておる油であるとか放射性廃棄物であるとかを含めての話でありますが、こういうものは投棄しないようにしよう、ごみ捨て場にしないようにしようということが本当の...全文を見る
○貝沼委員 恐らくそうだろうと思うのです。したがってこれは、ただきれいごとで、捨てない精神からだけではなく、当然利用する意味からも出ておるわけであります。こういうところにいろいろ議論があるのだろうと思いますが、それをまずはっきりしておきたい。  それからまた、外務省にお尋ねいた...全文を見る
○貝沼委員 それから、このロンドン条約に未知盟国がありますね、現在のところ、日本、中国、韓国、オーストラリア、イタリア、スイス等、こう書いてありますが、この未加盟国がたとえば低レベルの放射性廃棄物を海洋投棄した場合、これはどういう扱いをされるのでしょうか。
○貝沼委員 そうすると未加盟国が、たとえば太平洋のど真ん中に投棄しても何も拘束されない、こういうことですね。したがって、加盟する国が積極的に国際法を守っていくということでありますから高く評価される、こういうふうに理解してよろしいのでしょうか。
○貝沼委員 それから、わが国の海洋投棄に対する基本的な政策、方針といいますか、こういうものがいまはっきりと決まっておるのかどうかということです。  たとえば試験投棄を五十五年度の後半からですかやりたいというふうになっておるようでありますが、この試験投棄は五十五年度にやったものに...全文を見る
○貝沼委員 それから、技術的な問題でございますが、恐らく固化の方法でやるのでしょうけれども、こういう技術的な方法としてはどれぐらい考えておられるのか。たとえば方法は一つだけでいくということなのか、それとも、いろいろなことを言われておりますが、いろいろな方法を試験しながらやるという...全文を見る
○貝沼委員 そのセメント固化一種類だけの方法でこれからやるということですか。
○貝沼委員 方法はそれでわかりましたが、今度はそれを持っていく船ですね、この船は現在あるわけですか、これからつくるのですか、あるいは何かを利用するとか、その辺はどうなっていますか。
○貝沼委員 その船の構造とかあるいは運航の仕方とか警備の問題であるとか、こういうことについては、すでにその方法、計画は決定しておるわけでありますか。
○貝沼委員 その基本的設計あるいはそこへ持っていくまでのいろいろな警備の問題や検査の問題があると思いますが、それらが完了しておるとすれば、そういうものを含めて、たとえば漁民団体であるとかあるいは運輸方面の意見であるとか、そういう方々と調整をとったことはありますか。
○貝沼委員 船はただ飛んでいくわけじゃありませんで、海の上を行くわけでありますから、そこには漁場もあるわけでありますし、しかも、その途中で何も起こらないという保証はまたないわけであります。したがって、水産会から見れば捨てる場所だけではなく、その途中の航路についても関心が払われてお...全文を見る
○貝沼委員 その話し合いはいつごろ、どういう形で行われるわけですか。
○貝沼委員 先ほどの日野議員の質問のときにも、水産会その他の方々の理解を得てやるという話でありましたので、その辺は間違いなくきちっとやっていただきたい、こう思います。  それから、この投棄をする実施主体でありますが、これは財団法人原子力環境整備センター、こういうふうになっておる...全文を見る
○貝沼委員 実施するという範囲で責任があるということはどういうことですか。船に積んで投棄するところまで持っていって、投棄が終わるまでの間は責任があるということですか。それはどうなんでしょうか。
○貝沼委員 一般的に事業責任者として、たとえば公害だとかあるいは廃棄物の問題を事業者にやらせるのがよいということはそのとおりなんですね。たとえばラジオアイソトープについては、放射線障害防止法第四条の二において廃棄業の許可制がとられておる。それから廃棄物の集荷、貯蔵、これはラジオア...全文を見る
○貝沼委員 いや、そのとおりなんですが、その事業者がずっとあればいいけれども、とにかく放射性物質は寿命が長いわけですから、会社の寿命と比べたら、果たして比べることができるのかどうか知りませんが、かなり長い。したがって、後で何かトラブルが起きた場合に、その事業者の責任といっても、発...全文を見る
○貝沼委員 日本の電力会社が何年続くか私は知りませんけれども、まあ話としてそういう期間の問題があるということを言っているわけです。  それから、たとえばラジオアイソトープなんかの場合は、いろいろな病院とか、そういうところから集まってきておるわけであります。そしてラジオアイソトー...全文を見る
○貝沼委員 と申しますのは、ラジオアイソトープ協会が責任を持つ……。
○貝沼委員 それから、この財団法人原子力環境整備センターを通さなければならない、これによってするものとするというふうに資料には書いてありますが、この財団法人整備センター一つにしぼったわけはどういうわけですか。
○貝沼委員 これは将来ともこれ一つでもって廃棄していくという考え方ですか。それとも将来はたとえば許可制にして別の業者も入り得る可能性があるとか、その辺はどうなっておりますか。
○貝沼委員 それから、この財団法人原子力環境整備センターというのは、いま局長からの話にもちらっと出ておりましたが、高レベルのものもこのセンターでやるということですか。
○貝沼委員 では、これは低レベルのみということですね。  それからもう一点だけ、責任の問題でお尋ねをしておきたいと思いますが、原子炉設置者等も、それから実際投棄する業者も、すべて法現どおりに、定められたとおりに行った、それについては何ら手落ちはない、しかし、それにもかかわらず、...全文を見る
○貝沼委員 たとえば放射能そのものが直接の問題ではなしに、そこに捨てられたというところから、その海流付近の魚が値下がりをした、あっちから来るのはもういやだということで魚が値下がりをするとか、非常に売れなくなったというような場合に、これを何か補償する方法というのはあるのですか。
○貝沼委員 こういうのは不可能なんですね。しかし、こういう問題はほうっておいていいものでしょうか。これはむしろその魚とかあるいは海水とか、それそのものではなしに、買う方が全然この魚を買わない年ということで捨てたために、実は損害を受けるのは漁連とか水産業界になるのですけれども、この...全文を見る
○貝沼委員 水産庁の方、おいで願っていると思いますが、こういうような問題は、私は、幾ら数字でもって安全だ安全だと言っても、なかなか理解しにくいものがあるわけでありますので、その辺は水産庁としてはどういうふうにお考えですか。
○貝沼委員 恐らくそういう不安があるだろうと思うので私は聞いておるわけですが、それに対して水産庁としては何か対策がございますか。
○貝沼委員 それは水産庁と科学技術庁とたとえば具体的にそういう話はしたことがありますか。詰めたことはありますか。
○貝沼委員 そういうふうな問題について細かく相談をするということでありますが、これについて大臣はどのようにお考えですか。
○貝沼委員 それから、海洋投棄多国間協議監視機構というのがありますね、OECD・NEA、これにはわが国はいま参加はしておるのですか、していないのですか。
○貝沼委員 今後は参加するのですか、しないのですか。
○貝沼委員 できるだけ早くということは、たとえば今回の国内法の整備ができた場合とか、そういう意味でよろしいですか。
○貝沼委員 できるだけ早く入るということですが、この海洋投棄多国間協議監視機構、いわゆるOECD・NEA、これに参加しなくても海洋投棄はできるのですか、それともこれに参加しなければできないのですか。
○貝沼委員 そういたしますと、ここに参加するまでは海洋投棄はやらないということになりますか。試験投棄の方はどうなりますか。
○貝沼委員 それから、これも事務的な話でありますが、もしここに入った場合に、投棄計画の詳細ということがありまして、それをNEAへ通知する、それから助言をいただいて、それを考慮して投棄作業に入る、こうなっておりますが、この投棄計画の詳細の中に、容器の数量とか仕様、これは大体わかりま...全文を見る
○貝沼委員 それから最後に、低レベルの放射性廃棄物、低レベルということから放射能が非常に弱いという感じを受けるのですけれども、しかし、これがいかに低レベルであっても、実はこれからさらに考えていかなければならないのじゃないか、もっと注意していかなければならないのじゃないか、こういう...全文を見る
○貝沼委員 いままでの数字では特別大きなものはもちろんないわけでありますが、ただ、少ないからといって大丈夫だというものではない。特に遺伝の関係とかあるいはがんの関係とか、この辺はいろいろな論文を、私は、いま一々ここで出す必要もないので、ここへしまったのですけれども、要するにそうい...全文を見る
○貝沼委員 海洋投棄も低レベルでありますから、私はいま、その低レベル問題を申し上げたわけでありますが、今後とも、その方向で注意をしていただきたい、こう思います。  終わります。
○貝沼委員長代理 吉田之久君。
03月28日第91回国会 衆議院 建設委員会 第8号
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○貝沼委員 都市計画法及び建築基準法の一部を改正する法律案につきまして質問をいたします。  まず初めに、この法案が出された意義につきまして簡単に説明していただきたい。
○貝沼委員 それじゃ端的に言って、この法律が通ったら一体どういうメリットがあるんでしょうか。いままでなかったときよりはこういう面ですばらしくいい法律であるという点は何でしょうか。
○貝沼委員 話としてはそういうことだろうと思いますが、もう少し具体的に聞いてみます。  この法律ができて、いろいろな地区計画がつくられる、そしてそれが進められていくということになるんでしょうが、この提案理由の説明によりますと「良好な居住環境に対する住民の要請」こういうふうになっ...全文を見る
○貝沼委員 これは私は答弁ですべて求めようとは思いませんが、わが国の建設省としてはこういうものが理想的である、あるいは普通こういうところまで考えておるというものを具体的に示した方がいいと思うのです。たとえばそれはライフサイクルという考え方もあるでしょうから、ひとり暮らしあるいは二...全文を見る
○貝沼委員 結果だけを追っかけるのじゃなしに、こうなりたいというものを示してそれに向かって進んでいく、こういうことが大事だと思うのです。  それから、その後に「良好な都市環境の形成上問題を生じている場合が少なくない」こういうふうにあります。この「良好な都市環境」は先ほど局長がち...全文を見る
○貝沼委員 ミニ開発の問題もあちこちで私も見てきました。袋小路の問題や違法建築すれすれの住宅とか、防災上、消防の車が入るか入らないかわからないようなところ、あるいは都市開発の問題でも、せいぜい駅前あるいは商業地区というようなところなんですね。それから都市づくりにしても、いまの住宅...全文を見る
○貝沼委員 このビジョンは私は非常に大事だと思うのですね。たとえば、日本の町はど真ん中を国道が走っておるが、外国では町のわきを走っておるとか、全然根本的に違いますので、やはり国民的コンセンサスが非常に大事だと思うのです。  それから、このミニ開発の問題でありますが、ミニ開発がす...全文を見る
○貝沼委員 そういうふうに誘導する反面、また厳正な規制もやっていかなければならぬと思うのです。  そこで、これはもう私が読み上げるまでもなく、都市計画法二十九条一号、それを受けた都市計画法施行令の十九条で定めてあるわけでありますが、市街化区域において開発行為をしようとする者は、...全文を見る
○貝沼委員 それはぜひやっていただきたいと思います。これはわが党も前々から主張してきておることでありますし、ぜひ効果の上がるようにしていただきたいと存じます。  それから、こういうような今回の法律で成功するかしないかということは、やはり何といっても地価の値上がりを抑制しなければ...全文を見る
○貝沼委員 いまちょっと聞き逃したのですけれども、上がっておるということですか。
○貝沼委員 これはどういう対策をとって地価を上がらないようにいたしますか。
○貝沼委員 たくさんおっしゃいましたけれども、要はどうですか、ことしの夏まで地価の高騰はとまりますか、いろいろそれだけやられるのでしたら、恐らく効果があるのでしょうから。その中でも特にいま規制区域の指定一つとっても、これは本当にやるのですか。
○貝沼委員 いろいろな施策が考えられておることはよくわかっておるわけです。問題は、いま上がっていると言うから、それがとまりますかということなんです。ですから、どういう方法をとるか、それはいろいろあるからとるのでしょうけれども、しかし、いま規制区域の問題一つでも、投機があれば——投...全文を見る
○貝沼委員 この話はもうこれでおしまいにしたいと思いますが、要するにもう重症だ、つける薬はございません、だから、当分上がるでしょう、見ておる以外にありません、こういうことですね。それならそれではっきりそう言ってくれればいいのです。だけれども、それじゃ官庁は何のためにあるか、さっぱ...全文を見る
○貝沼委員 何も決まってないということですね。こういう問題は急がないと大変なことになると私は思います。  それから、きょうは急いでやりますので、答弁はなるべく短くお願いいたします。  こういうような計画を進めていく場合にいつも問題になるのは、地元住民のコンセンサスの問題であり...全文を見る
○貝沼委員 これは従来の制度があるわけでありまして、これがうまくいっておれば恐らくこういう心配はないわけですが、なかなかうまくいかない。たとえばいままでは第一に公聴会、それから縦覧、意見書制度というものがあるわけでございます。しかしながら、実際はこれらの問題に共通している点は、参...全文を見る
○貝沼委員 こういう住民の合意が得られなければ、どんなりっぱな計画をつくっても実現しません。したがって、その実現をする方法としてこれは必要であるというところから申し上げているわけであります。  これは変わった例でありますけれども、たとえば兵庫県の北摂ニュータウン、人口十二万八千...全文を見る
○貝沼委員 これは非常に大事なことなんで、各市町村に対してこういうことはよく指導徹底をしていただきたい、こう思います。  それから、時間がもうなくなってまいりましたので、最後に借家人の権利について。これはある程度主張でありますが、都市再開発などをやる場合に、地主あるいは借地権を...全文を見る
○貝沼委員 時間が過ぎたんですけれども、ちょっと済みません、一言だけ。  いまの借家人の問題は、法律はそうなっておりますが、現実にうまくいっておらないのでいろいろと申し上げたわけでございます。  それから建築基準法の方、二百ぐらい言っておかないと審議になりませんので一音言わせ...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
04月02日第91回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第7号
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○貝沼委員 放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案、これについて若干の質問をさせていただきたいと思います。  午前中もいろいろ質問が出ておりましたが、私も幾つかの問題点がございますが、順次質問してみたいと思います。  まず初めに、この放射線障...全文を見る
○貝沼委員 いや、それぞれ必要なんですけれども、いろいろな面で現場では戸惑う問題があるわけですね。したがって、そういうところの調整をする必要があるのじゃないか、こういうことを私は申し上げているわけでありますが、こういうことは必要ありと考えるか、あるいはもうそういうことは必要ないと...全文を見る
○貝沼委員 それじゃ、現在の法律で恐らく十分だという考えなんでしょうから、二、三の例を挙げてみたいと思います。  たとえば病院なら病院は研究並びに医療の両方使っておるわけです。そうすると、医療法それから障害防止法、両方かかってくるわけですね。こういうような現場で困っておる問題を...全文を見る
○貝沼委員 先ほど換気の問題は医療法の問題だと言いましたね、これは障害防止法は関係ありませんかということが一つ。  それからもう一つは、厚生省の方見えていらっしゃると思うのですが、いま局長が答弁なさった中で、研究の中でもこういう研究についてはという研究の範囲の話がありましたけれ...全文を見る
○貝沼委員 それから、厚生省にもう一点だけちょっとお尋ねしておきますが、いま専用病室のことで窓の話があったわけですが、これは障害防止法では窓は考えていない、本当は換気扇がありますから、フィルターつけたのがありますからね。私は病院を見てきたのです。これは医療法ではどうなっているので...全文を見る
○貝沼委員 そういうふうに現場ではあっちからはこう言われる、こっちからはこう言われるというので非常に対応に困っておる。いま一例としてそれを挙げた。  それから許認可の件も、先ほど申し上げましたように、ダブったりダブらなかったり非常にややこしい。しかも厚生省関係は各都道府県に委任...全文を見る
○貝沼委員 それから放射線取扱主任者、これは防止法の三十四条、三十五条、三十六条でございますが、この主任者の立場が明確でない、有名無実であるという批判があるわけでございます。これは私も現場へ行って調べてみましたら、法律でも医師、歯科医師がなれるようになっておりますから、それでいい...全文を見る
○貝沼委員 いま、取扱主任者それから取扱従事者についてお話がございました。しかも主任者の意見が十分尊重されなければならないというところもお話がございましたが、これは選び方で少し問題があると私は思うのです。たとえば医師あるいは歯科医師、まあ内科の医師ですけれども、そういうような方々...全文を見る
○貝沼委員 私は、全然いまの制度が悪いなんて言っているわけじゃありませんで、本当はもっと前に、資格のある者から選ぶ、あるいはできる者から選ぶという考え方の方がいいような気がするので、申し上げているわけであります。外国では教育を受けさせて、免許状を持たせて、その仕事の中でやらせてお...全文を見る
○貝沼委員 そういうことであれば実態はよくわかると思いますが、実際に見てみると、管理していく上のいろいろな設備、あるいは決まりどおりにいろいろなものが設置されておるし、そうなっておりますが、問題は、それがその目的どおりにうまく運用されておるかどうかということなんですね。  たと...全文を見る
○貝沼委員 私も、この法律が出てきたのは、そういうのがねらいだろうと思っておったわけでありますが、果たしてこれで、たとえば事業所内の組織、体制というものが一これは人間的な面でですね、法律上の問題でなしに、兼任ばかりしている組織じゃなしに、たとえば管理なら第三者的に見て管理するのが...全文を見る
○貝沼委員 それから、厚生省の方にお尋ねいたしますが、この障害防止法では二十一条に「放射線障害予防規定」というものが定められておるわけでございます。ところが、先ほど申し上げましたように、同じものでも医薬品として使われる場合と研究用に使われる場合とで違ってくるわけであります。したが...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点は、ことしの三月十三日に届出のあった筑波の研究所の問題です。「十三日午後、文部省高エネルギー物理学研究所から科学技術庁水戸原子力事務所と茨城県警筑波署に、「測定器較正用に使っていたアイソトープのストロンチウム90、一ミリ・キュリーが昨年十二月中旬から十...全文を見る
○貝沼委員 いま直ちに報告があったということですね。これが直ちにというふうになるのなら、一体いつ点検しているのかなという感じなんですね。二カ月前からなくなったかどうかわからないんですよ。それで二カ月たって行方不明に気がついた。直ちに報告したからそれでいいのだ。ところが、この「遅滞...全文を見る
○貝沼委員 ただ知り得た、知り得たと言うけれども、知らないことが問題なんであって、むしろわからないことが問題だ。法的にはわからないことのないように規制しておかなければならない。ところが、わからなかったから、わかった時点で言ったからというのだったら、いつも私は知りませんでしたと言っ...全文を見る
○貝沼委員 それから、先ほど病院等の話をしましたが、そこから出てくる廃棄物ですね、時間がありませんので、簡単にお尋ねしますが、一つは、先ほどの質問でも出ておりましたが、シンチレータ一等で使う有機廃液の問題、もう一つは、動物実験とかトレーサーで利用する動物廃棄物ですね、トレーサー等...全文を見る
○貝沼委員 固体の廃棄物は、医療法によっても永久保存になっておる。したがって、いま行ってみますと、ドラムかんに詰めて置いてある。置いてあるけれども、置く所がいっぱいになってしまって、あと置けないというのです。だからといって使わない一わけにはいかない。アイソトープを使う場合、貯蔵能...全文を見る
○貝沼委員 以上で質問を終わりますが、要するにそういうようなこれから解決をしなければならない問題、注意しなければならない問題が多々ございますので、その点に留意してこの法律の運用に当たっていただきたい、こう思う次第でございます。
04月16日第91回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第9号
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○貝沼委員長代理 中林佳子君。
○貝沼委員長代理 榊利夫君。
○貝沼委員長代理 次回は、明十七日木曜日午後三時委員会、午後三時十分理事会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後五時三分散会
04月25日第91回国会 衆議院 建設委員会 第14号
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○貝沼委員 私は、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び自由民主党を代表して、ただいま議題となりました都市再開発法の一部を改正する法律案に対し、賛成の討論を行うものであります。  御承知のとおり、わが国の都市は、都市整備の歴史が浅いしに異常なスピードで都市化が進展したために、幾...全文を見る
○貝沼委員 土地問題で何点かお伺いをしたいと思います。  都市計画あるいは再開発、土地利用計画というようなものが、好むと好まざるとにかかわらず地価問題につながらざるを得ないということは私が言うまでもないことでございます。これにどう対処するかという問題を避けて通ることはできません...全文を見る
○貝沼委員 それではそういう認識の上に立って私は議論を進めてまいりたいと思います。  初めに土地ということでありますが、一般に土地と宅地ということが厳密に区別されておるかどうかということだと思うのです。土地はあっても宅地がないという場合があります。  それから、それならば土地...全文を見る
○貝沼委員 そういたしますと、いま三大都市圏においてこれから出てくるであろうと予想される宅地は相当見込まれるというふうにお考えでしょうか、あるいは非常に困難だとお考えでしょうか。
○貝沼委員 それから日本の現在の地価が上がっておるということは、もう先般来何回も質問に出ておりますし、現実に上がっておるわけでありますが、今度は日本の国内の上がりぐあいだけではなしに、わが国の宅地というのは諸外国と比べて高いのか安いのか、私が聞いた範囲では、西ドイツとかアメリカ、...全文を見る
○貝沼委員 このように、日本だけがけた外れに高いんですね。三万五千円。アメリカはかなり広いところでありますから、三千九百円というのも考えられるけれども、西ドイツあたりで六千百円というのは、いかにもこれは安い。あるいは英国だって島国でありますけれども、二千百円。日本だけが三万五千円...全文を見る
○貝沼委員 なぜ高いかという原因を探ればそういうふうになると思います。しかしながら、一方、だからこれぐらいの数字はやむを得ないということにはまたならないんじゃないかと思います。二倍、三倍という数字でありますけれども、ところが、西ドイツと日本は三万五千円と六千円の違いでありますから...全文を見る
○貝沼委員 それから、先般、国土庁の公示地価というものを見ましても、これはもう一々数字を申し上げる必要もないことでありますが、全体平均一〇%の上昇、特に三大都市圏一六・三%、東京圏が一八・三%、大阪圏一三・五%、名古屋圏が一四・二%、それに比べて地方都市の方が九%。したがって、異...全文を見る
○貝沼委員 実は私も、役に立つようになってもらいたいと思っているのです。ところが、案外これが役に立ってないんじゃないか。たとえば、普通巷間では公示価格の大体二倍が実勢価格であると言われておるのですね。あるいはマンションだと三倍だと、こう言われております。業者の話を聞きましても、土...全文を見る
○貝沼委員 ただいまの答弁で、そういう土地投機に走ったような場合はウエートを下げることもあるいはいまの答弁のとおりかもしれません。しかし、その後は投機でないと言っているわけでありますから、いま特別ウエートを下げることはないんじゃないか。もしいまウエートを下げるというなら、逆に言え...全文を見る
○貝沼委員 そういたしますと、検討しておるということは、この公示価格の決め方について新しい方向のものをつくり上げたいという意思があるということですね。新しく決め方を検討しておるということですから、これは、別の方法で決めていくことを考えておるということですね。その点はいかがでござい...全文を見る
○貝沼委員 それから、先ほど私申し上げたのですけれども、鑑定士が、あうんの呼吸で、大体何%ぐらい上げればいいかがわかるという話を私は聞いたのですが、これは、実際そういうことはにおいがあるのでしょうか。どうでしょうか。
○貝沼委員 そうすると、やはりあるんですね。そういう風評が出ないように、どうせ決めるなら厳正に私はやらなければならぬと思います。もしそれができなければ、もうこういうものはやめた方がいいと思っております。  それから先般、四月の十五日、政府は土地対策関係閣僚懇談会を開きまして、地...全文を見る
○貝沼委員 私はどうも参議院選向けのような気がするわけでありますけれども、それでもやらぬよりはいい、やるならば効果の上がるようにやっていただきたい、こう思った次第であります。  そこで、土地の高騰の原因は何かという問題でありますが、これは国土庁はいろいろなところで発表いたしてお...全文を見る
○貝沼委員 需要の方も考えなければならぬと私は考えておりますので、そういう点を申し上げたわけでありますが、では具体的にどういう方法がいままで行われ、また今後どういう方法で対処しなければならないかということになると思うのです。私はこれからその具体的な方法について何点か当局の見解をた...全文を見る
○貝沼委員 当局はかなり期待をしておるようでありますが、案外これは期待するほど出てこないのじゃないか、こう私は思っているのです。と申しますのは、一つは、これは自治省の調べによる資料でありますが、五十年に税制改正をやった後、果たして当局の思惑どおりの動きがあったかどうかということな...全文を見る
○貝沼委員 短兵急に言うわけじゃありませんが、確かにいままで税制がしょっちゅう変わってきましたから、税制面で強化すればどうせまたそのうちに下がるだろうという期待があって、また効果もなかったと思うのですね。そういったところは、いままでやってきたことについでの責任もまたあると思うので...全文を見る
○貝沼委員 私はきのう自治省に聞いたのですよ。
○貝沼委員 そうでしょう。私はきのう自治省で聞いたのですから。Cが六百三十・六ヘクタールあるのだそうです。ところが、現実にCの定義に当てはまるようなものかということは、もう私が言うまでもなくおかしいと思うのです。したがって、A農地は宅地の平均価格以上または五万円以上とか、あるいは...全文を見る
○貝沼委員 ぜひ検討していただきたいと思います。  それからもう一点は、宅地の値上がりの裏に、いわゆる実質的な土地転売といいますか、要するに契約変更ということが行われておるそうであります。  ある業者に聞きますと、たとえばAという地主それからBという不動産屋の間で契約を結ぶわ...全文を見る
○貝沼委員 私がこういう例を挙げましたのは、要するにただ大きな法律をつくって決めていっただけでは土地の高騰をとめることはできませんよ、実際面にわたって細かい点まで見て手を打っていかなければとてもとても土地の高騰に歯どめをかけることはむずかしい、ただ税制を改正したからもう何とかなる...全文を見る
○貝沼委員 これはなかなかむずかしい問題ではありますが、避けて通ることはできない問題だろうと思います。  それからもう一つは、土地譲渡益に対する課税を部分的に強化したらどうかという考えの人がおるわけでございます。たとえば飯田先生あたりがそういうことをおっしゃっているようでありま...全文を見る
○貝沼委員 そういう考えを持っておられる方もおるわけでありまして、いかにして土地を上がらないようにするかということで一生懸命考えておるわけでありますから、その気持ちというものは受け取って、そして検討をした方がいいと私は思っておるわけです。もちろんこの言うとおりのものでいいかどうか...全文を見る
○貝沼委員 そういうことで、建設関係が非常に不名誉なこういう脱税が出ておるわけでありますが、建設省としては今後これに対してどう対処されようとするのか。
○貝沼委員 ぜひ指導を徹底していただきたいと思います。  それから、先ほど申し上げましたが、今回の閣僚懇で四項目目に決めたことは「土地融資の抑制」こうなっておりますね。土地融資の抑制と決めなければならないにはそれだけの背景があったものと私は考えます。  その後、私は、果たして...全文を見る
○貝沼委員 先ほど言いましたように、閣僚懇でもって四番目にこの抑制が出ておりましたので、したがってその陰には恐らくこういうことが懸念されておるのであろうというところから実は申し上げたわけでございます。  時間がだんだんなくなってまいりましたので先に進みますが、当局に考えていただ...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
05月07日第91回国会 衆議院 建設委員会 第15号
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○貝沼委員 宅地建物取引業法及び積立式宅地建物販売業法の一部を改正する法律案につきまして若干の質問をさせていただきます。  初めに、今回の改正で第一条関係で法律の目的として宅地建物取引業の健全な発達を促進することを追加することとしております。この「健全な発達」というものの中身に...全文を見る
○貝沼委員 免許が厳しければ質がよくなるのかということはあると思いますね。果たしてそうなるかどうかという問題はあると思いますが、いずれにしても健全な発達ということは、少なくともいま言った数の問題で、たとえば、今後さらにふやして健全な発達をさせていくということなのか、それとも数とい...全文を見る
○貝沼委員 そういういろいろな具体的な問題が成功することを私は願っておりますが、免許数を見ても、先ほどちょっと答弁にございましたが、免許の更新のできない者、しない者、これが毎年全体の約二〇%ぐらいあるわけですね。それから新規は順調に三〇%ぐらいずつふえておる。したがって、入るのと...全文を見る
○貝沼委員 次に、消費者保護の立場から二、三点伺っておきたいと思います。  まず初めに、三十五条の「重要事項の説明」の件に関することでありますが、一九七九年十月五日、当時建設大臣でありました渡海元三郎氏あてに、プレハブ住宅をよくする会、マンション問題を考える会、日本消費者連盟、...全文を見る
○貝沼委員 その内容は検討されましたか。
○貝沼委員 ここで三十五条関係で一点確認をしておきたいと思いますが、三十五条に「重要事項の説明」という「重要事項」という言葉がございます。それから四十七条の場合も、「宅地建物取引業者は、その業務に関して、宅地建物取引業者の相手方等に対し、次の各号に掲げる行為をしてはならない。一 ...全文を見る
○貝沼委員 つまり三十五条に書いてある「重要事項」よりも、四十七条の「重要な事項」の方が内容としては広い、こういうふうになっておると思います。したがって、三十五条に書かれていなくても、重要な事項であれば当然これは罰則に抵触しないように説明をしなければならぬわけですね。  そこで...全文を見る
○貝沼委員 時間があれば一つ一つ申し上げればいいのですけれども、時間がありませんから、それじゃ後日この十項目についてはお返事をいただきたいと思います。  なお、そのうちの何点かについてただしておきたいと思います。  まず七番目、十番目。「集合住宅については、構造上の共用部分、...全文を見る
○貝沼委員 それから三番目に、デメリット表示をさせてくれということが盛り込まれております。デメリットというのは書きにくいことですから、書かないのがあたりまえなんですけれども、しかし後日実はこれが問題になってまいります。たとえば、実際私も土地を見て、どうしてここには植木を植えないの...全文を見る
○貝沼委員 この申し入れにつきましては、以上で一応やめておきますが、そのほか、消費者保護の立場から割賦販売についてあるわけですね。やはり三十五条関係になると思いますが、三十五条には「割賦販売価格」とありますから当然その内容についても説明するのだと思うわけであります。たとえば最近金...全文を見る
○貝沼委員 その次に三十二条関係、誇大広告の禁止の件、これは非常に結構だと私は思いますが、まず誇大広告等の認定の問題があるわけですね。要するに誇大広告の認定というのは専門家の口で見て判断するのか、それとも素人の一般消費者が見て誤認するような表示は誇大広告と見ていいということなのか...全文を見る
○貝沼委員 要するに素人が見て誤認をするような表示はまず誇大広告と見てよろしい。  たとえば、駅からきっかり千五百メートルとか書いてあるものですから実際行ってみると、タクシーで四十分ぐらいかかって、駅から千五百メートルのところにあったのは案内所であったとかいろいろあるわけであり...全文を見る
○貝沼委員 私はこれをなぜいま質問に出したかといいますと、宅地、建物というのは大体普通の人であれば一生に一度、あるいはあるかないか、私なんかないと思いますけれども、そういう買い物なんですね。したがって、ここで失敗をすれば一生を棒に振るわけでありますから、そういう意味からもう少し検...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
05月08日第91回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第14号
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○貝沼委員長代理 上坂昇君。
○貝沼委員長代理 木内良明君。
○貝沼委員 日本原子力船開発事業団法の一部を改正する法律案について、二、三質問をさせていただきます。  まず初めに、大山委員会の報告書が以前ございましたが、その大山委員会報告書の結論として「むつ」放射線漏れそのものは、単に原子炉遮蔽の欠陥に伴う現象にすぎない、しかし、関連して表...全文を見る
○貝沼委員 大山委員会では、ただいま御答弁がありましたように、非常にたくさんの問題点が指摘されておるわけでありまして、その後たとえば基本法の改正であるとか、さまざまの面でできたことは、私は結構だったと思います。しかしながら、事「むつ」に関しては、果たしてどれだけこたえることができ...全文を見る
○貝沼委員 おくれていることは事実でありますし、それから、これを今後どういうふうにして名誉回復し、信頼を取り戻すかということが実は根本的な問題だと思うんですね。当委員会においていろいろと議論はなされておりますが、これは議論の段階でありまして、議論だけで恐らく国民は納得いかないでし...全文を見る
○貝沼委員 そこで、ここではっきりとしておきたい点は、一つは「地元の住民に責任をもって積極的に接触、交渉する」というこの責任の所在はどこなのか、これをはっきりしておきたいと思うのです。今後、新定係港等の話が出てまいりますと、どこが責任なのか、これがはっきりいたしません。したがって...全文を見る
○貝沼委員 行政的責任は科学技術庁である、行為的責任は事業団である、話がうまくいかない場合は、そうすると大臣の責任になりますね。大臣、いかがですか。
○貝沼委員 そういたしますと、今後たとえば新定係港の交渉、あるいはそれに対しまして、たとえば正確な情報、こういうものは科学技術庁が責任を持ってやり、その科学技術庁と一緒になって、連携をとりながら事業団がやる、こういうことですか。
○貝沼委員 事業団の方は、この責任の所在はどう考えておりますか。
○貝沼委員 そういたしますと、地元から、たとえばこういう会合を持ってもらいたい、こういう話し合いをしてもらいたい、こういう点について疑問があるので資料を提示していただきたいというような要望がある場合は、ここにあるように、積極的に正確な情報を伝えて理解を深めることに努力をするわけで...全文を見る
○貝沼委員 私がこういうことをしつこくいま申し上げておりますのは、今回の修理、改修ですね、このチャンスを逃してしまったならば、恐らくもうだめだろうと思うのです。したがって、先ほどの態度で示さなければならないということは、今回がもう最後のチャンスである、このチャンスに本当に修理が行...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点は、法案の条文の目的のところでお尋ねしておきたいと思いますが、この原子力船研究開発事業団の目的を「原子力船の開発及びこれに必要な研究を行い、もって我が国における原子力の利用の促進並びに造船及び海運の発達に寄与するものとすること」、こういうふうになってお...全文を見る
○貝沼委員 そういたしますと、「これ」というのは、日本原子力船研究開発事業団ということになりますね。これは原子力船じゃないですね。
○貝沼委員 それからもう一点は、午前中もちょっと指摘があったと思いますが、この研究という部分と、それから開発という部分でありますが、先般この事業団法の改正案が出たときに、研究所法案という話が出まして、そのとき与野党でいろいろ話し合いをいたしました。そして、次には研究所法というもの...全文を見る
○貝沼委員 私が心配いたしておりますのは、こういう法律が出まして、そして何となく反省をした、やはり研究もしなければならない、一歩から出直しであるという反省があっただろうと理解しておるわけです。したがって、そういう反省に立つならば、たとえば事業団の単なる改組あるいは延命という感じで...全文を見る
○貝沼委員 もう一点は、舶用炉の研究をするということになっておりますが、この舶用炉は、舶用炉という言葉だけではわかったようでわかりません。私も、研究所法ということを主張したときには、舶用炉の研究をやるべきであるというふうに言っておったわけでありますが、現実にこうして法律として出て...全文を見る
○貝沼委員 それはたとえば、いろいろなものを手がけるのではなしに、規模にしても出力にしても、新聞等で小型とかいろいろ言われておりますが、あるものを想定して、その一つについてまず徹底的にやるという方向なのか、それとも幾つか並べておのおのについて研究をしていくという方向なのか、どちら...全文を見る
○貝沼委員 そういたしますと、これはかなり今後人材というものが必要になってくるわけでございますが、当局としては、この人材の確保をどう考えておるのか、どれくらいの規模まで考えようとしておるのか、その点を承っておきたいと思います。
○貝沼委員 四月十一日の原子力委員会の方針としては、民間指導路線の考え方を、国を中心とした長期研究開発の積極的取り組みというような方向へと軌道修正をしたようでございますが、そういたしますと、私は、これは非常に結構なことだと思いますが、と同時に、人材の育成ということを考えると、現在...全文を見る
○貝沼委員 もう時間が来ましたから、あとほかの問題は次回に譲りますが、大臣に一言お尋ねしておきたいと思います。  それは今回この改正をやって、まず絶対失敗しないという決意をさらに強く持っていただかないと困るということであります。それは事業団の仕事が進まないだけでなく、原子力の平...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
05月14日第91回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第15号
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○貝沼委員 参考人の方には、本当に御苦労さまでございます。木下参考人が早く退席されるそうでありますので、そちらの方の質問をいたしたいと思います。  その前に、一つだけ竹村参考人に伺っておきたいと思うのですけれども、本日このように各界の専門家の皆さんからのお話を聞いておりますと、...全文を見る
○貝沼委員 では、その問題はまた後でいたします。  木下参考人にお尋ねいたしますが、今回この法律案によって、とりあえずこの原子力船「むつ」を改修するということになるわけでありますが、これが先ほどのいろいろな方の御意見では、たとえば速見参考人からはとうてい間に合わないという御意見...全文を見る
○貝沼委員 専門家であられる木下参考人から、絶望とは言わないが、ぎりぎり可能、それもかなりの協力を得て、非常に厳しいことだという意味だと思います。これはやはり今後、委員会でも詳細に検討しなければならぬと思いますが、非常に参考になると思います。  それからもう一点は、先ほど参考人...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点は、初めは国でもって主体となって研究を進めていかなければならない、その後民間であるというお話がございました。——これは時間がありませんのでやめますが、一つだけ、それじゃ船そのものの研究、今度は炉とは別に原子力船の船、炉の部分はいまいろいろ議論があります...全文を見る
○貝沼委員 初めに、竹村参考人にお尋ねをいたします。  原子力船の研究に対する態度でありますけれども、諸外国では、これは軍事との結びつきというものが非常に強いと言われております。したがって、わが国の場合は、これはあくまでも平和利用ということでありますので、当然、その担保というも...全文を見る
○貝沼委員 私は、もう一度委員会でこの点は確認をしておかなくちゃならないと思いましたので、直接こういう専門の方々の意見として実は聞いておきたかったので一言聞いたわけでございます。  もう一つは、先ほどから何回か話に出ております、かなり古いとかあるいはただ古いだけであるとか、いろ...全文を見る
○貝沼委員 それから、先ほどのお話の中で、個々の機器、装置、わが国には未経験な部分もあるということで、そういうものは必ずしもなじまないから、どうしても原型炉のステップを踏む必要があるというようなお話があったと思いますけれども、そういう場合、確かにコンピューターであるとかその他の機...全文を見る
○貝沼委員 そういう古い機器を使って、これから実験船としていろいろデータをとるということなんですけれども、そういう場合に、こういうおくれた機器でそのままやっていってりっぱなデータになるのか、それとも、こういうおくれたものを少しかえて、より新しくしてデータをとろうという方がいいのか...全文を見る
○貝沼委員 その辺は、やはり考える必要があるのじゃないかと私は思ったものですから、それでちょっと伺ったわけです。  それから、先ほど井坂参考人から、もう白紙状態に戻して、技術者、研究者にゆだねたらどうかというような結論めいたお話があったと思いますが、この意見に対しては竹村参考人...全文を見る
○貝沼委員 先ほど井坂参考人がるる述べられましたが、いわばその結論ともいうべきこととして、はっきり言って、もう原子力船の研究は白紙状態に戻して、そして技術者とか研究者にゆだねたらどうかというような趣旨のお話があったと私、思っております。とにかく第一歩からやり直す決意が必要である、...全文を見る
○貝沼委員 次に、菊池参考人にお尋ねしたいと存じます。  まず、先ほど協定の話がいろいろ出ておりましたが、端的に現在、この問題について地元の動きといいますか、考え方、一番気にしておることはどういうことなのか。  先般の当委員会で、この協定の今後の取り扱いについて政府の答弁とし...全文を見る
○貝沼委員 それから、菊池参考人にもう一点お尋ねしておきたいと思います。  先ほどのお話で、この「むつ」を反面教師として使うのであればそれなりの意味もある、これ以上国費をかけるのはいかがなものかというような内容だったと思いますが、この反面教師として使うということでありますが、こ...全文を見る
○貝沼委員 次に、井坂参考人にお伺いしたいと思います。  先ほど私は、竹村参考人に対しまして、こういう専門家がたくさんおって意思の疎通がなかなかうまくいかないのは、むしろ不思議なことであるということを言ったわけでありますが、研究者の立場から、どういうふうにしたらそういう意見が盛...全文を見る
○貝沼委員 その次の問題は、先ほど法改正についての問題点というお話の中で、一つの問題は、「むつ」が研究材料として価値があるのか否か疑問である、古いタイプなので役立たないのではないかというお話があったように聞きました。これに対しましては、一方で旧式ではないと考えるという意見もあり、...全文を見る
○貝沼委員 それはわかりました。  それからもう一点、白紙状態にして技術者、研究者にゆだねたらいかんということでございますが、この白紙状態にしてという意味でございます。私としては、とにかく第一歩からやり直すのだということで出発すべきではないかというようにも聞けるわけでありますが...全文を見る
○貝沼委員 もう一点は、統廃合の問題でございますが、どうも行革の面から政府は統廃合を言ってきているようであります。私は、私個人の考えとしては研究所になっても、それ自体である方がいいと思っておったのでありますけれども、いま統廃合という話が出ております。  そこで、これは根本的に統...全文を見る
○貝沼委員 それならば、統廃合ということがいいか悪いかは別として、統廃合を考えるとするならば、最低どういうことが条件になるのかということですね。研究所に勤めておられるあなた自身から、たとえば少なくともこれくらいのことはきちっとしなければ、統廃合なんということは考えられないというよ...全文を見る
○貝沼委員 確かに私は、あなたのおっしゃることは理解できます。研究所としては当然そうだと思います。したがって、もしそれをやるなら——やるかやらぬかわかりませんが、また、それが原研であるかどうかも私にはわかりませんが、お互いに納得のいく線でなければそれはまずいことだろうと思っており...全文を見る
○貝沼委員 確かにそうだと思います。  それから、これは最後に竹村参考人に一言だけお伺いしておきたいと思いますが、今後、研究開発というものを進めていく上において、ただいまも出向者の問題が指摘されておりますが、人的資源の確保が非常に重要でございます。したがいまして、この点について...全文を見る
○貝沼委員 終わります。