貝沼次郎

かいぬまじろう



当選回数回

貝沼次郎の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月26日第102回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○貝沼委員 大変難航しておりましたこの決算の総括がようやく実現できまして、本当によかったと思っております。私どもは、去年の暮れから、早く五十六年度のこの決算の総括をやりたいというふうに主張してまいりましたが、諸般の事情でなかなかこれが実現できなかったわけでありますが、本日は、異例...全文を見る
○貝沼委員 いろいろやってきたということでありますが、しかし、今度の補助金の問題にいたしましても、必ずしも会計検査院の指摘されたものがもとにはなっていないということを、私ははっきり申し上げておきたいと思います。あれをやったから会計検査院の指摘に対してこたえたことにはなっていないと...全文を見る
○貝沼委員 三月八日というのは、「常会のはじめ」ということになるのでしょうか。
○貝沼委員 こういうわけで、総理、書いてあるのは「常会のはじめ」、ところがやっていないわけですね、今申しわけないと言っておるわけですから。ということは、決算の軽視なんですよ。なぜこれが「常会のはじめ」というふうにわざわざ入れられたかということは、予算に反映させるためなんですね。と...全文を見る
○貝沼委員 単なる努力でなく、実現をしていただきたいと思います。  次に、これは戦後処理の問題の一環でございますが、時間がありませんので簡単に申し上げます。  一つは、いわゆる中国残留孤児についていろいろな問題が出ておりまして、徐々に解決されつつあります。しかしながら、今課題...全文を見る
○貝沼委員 もう一点は、いわゆる中国残留婦人の問題でございます。これは内容について私がくどくど申し上げるまでもなく、よく御存じだと思いますが、当時十四歳以上のいわゆる女学生等が対象になっておりまして、その年代はちょうど私などがその年代になるわけでありますが、この方々に対して一時日...全文を見る
○貝沼委員 厚生省から出てくる答弁は大体わかりますから、もうこの際聞きませんけれども、私が申し上げたいのは、この残留婦人の問題を総理の口から、それは政府としてやりたい、きちっとやってまいりますということが聞きたかったわけでございます。ただいまの答弁でそういう方向性があると私は受け...全文を見る
○貝沼委員 それではもう一点、これは総理のお考えをお尋ねしたいと思います。  有名な青函トンネルの活用策でございます。総工費約七千億円をかけてやったわけでありますが、当初と大分予想が変わってまいりまして、今は大変難しい状況になってまいりました。したがいまして、今後この活用策とい...全文を見る
○貝沼委員 もう一分ありますので、もう一点だけお尋ねいたします。  実は先ほども原子力の話がちょっと出ておりましたが、日本の原子力発電はトイレなきマンションとよく言われるわけでございます。私がここでちょっとだけお尋ねしておきたいと思いますのは、いわゆる低レベルの廃棄物でございま...全文を見る
○貝沼委員 では終わります。
04月11日第102回国会 衆議院 決算委員会 第3号
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○貝沼委員 私は、会計検査の強化ということで、二点ばかりお尋ねしたいと思います。  その一点は、会計検査院の立場でございますけれども、これは憲法第九十条によって保障されておるわけでありますが、この会計検査院の独立性の問題について検査院としてはどのように受けとめておられるのか、こ...全文を見る
○貝沼委員 その内閣に対しての独立性が、ややもすれば疑われるような事態があるわけでございます。と申しますのは、決算の検査報告書の提出でございます。これは毎年会計検査院の方から提出をしておるわけでありますが、例えば五十二年とか五十三年、五十四年、五十五年、五十六年、五十七年、五十八...全文を見る
○貝沼委員 時間がもうなくなっちゃって、私は今のはどうも余り納得いかないのですけれども、それならそれで、検査院というのは権威を保つことは非常に大事なわけでありますから、そういう記事に触れておりながらなぜ沈黙をしておったのかということです。そうでないならそうでないように、そこではっ...全文を見る
○貝沼委員 予鈴が鳴ってきましたけれども、もう一点だけ。  本日のこの概要説明でも、ずっと見ていきますと不当事項というのが出てきます。これは条文のよりどころは記載されておりません。それで、ほかのものは全部院法第何条によりというふうにちゃんと記載されております。ところが、この不当...全文を見る
○貝沼委員 時間が来ましたので終わります。
04月19日第102回国会 衆議院 決算委員会 第4号
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○貝沼委員 防衛庁関係とそれから沖縄開発庁関係は、今二人の同僚議員が質問をさせていただきましたので、私は、総務庁関係について若干の質問、というよりもむしろ要望を申し上げたいと思っております。  と申しますのは、まず初めに、五十八年三月十四日に出されております行政改革に関する第五...全文を見る
○貝沼委員 ですから、今度はそういうことにはならない、改善したんだ、こういうふうに言っておるわけですから、ただ改善したというだけでは、どこが変わったのか私はわからないわけです。そこでお尋ねしておるわけですが、どこが一体変わったのですか、今までのルールとここが変わったというところが...全文を見る
○貝沼委員 くどいようですけれども、改善したと言っているわけですよ。私も恐らく効き目は出ているのだろうと思うのです。だけど、法的にどこを改善したのですか。例えば、おのおの補助金を出す場合の交付要綱というのが各省にあるわけですね。それは改善されたのかどうか。これは改善されてないわけ...全文を見る
○貝沼委員 そのただし書きがあっても、この条文とはどういう関係になるのですか。これを守ろうとすると、そのただし書きで判断していいかどうかというのは非常に難しくなりますね。その辺はだれが判断をされるのですか。
○貝沼委員 私も実はこの辺がポイントじゃないかと思って、きょうは質問させていただいているわけでございます。  そこで、中央の方では補助金が決定した段階で、いわゆる中央から地方に向かっての方向で判断する場合ですが、この場合は、同じものをつくってはいけないとかそういうことが問題にな...全文を見る
○貝沼委員 ぜひひとつお願いしたいと思います。これは地方自治体からやんやと言われておることでありますし、本当にむだだと思うのですね。  そこで、むだに関係してちょっと会計検査院の方に質問をいたしますが、こういう実態というのは我々が見てすらわかることです。まして専門家である会計検...全文を見る
○貝沼委員 私は、会計検査院はもっとそういう意見は強力に言うべきだと思います。今回、時が来て総務庁の方でこれを徹底的に洗うようでありますから、私は大いに期待をするわけであります。  そこで、長官にぜひひとつこれはお願いしたいと思いますが、一つは、今問題になっております条文の関係...全文を見る
○貝沼委員 今の長官の答弁を聞きまして私、意を強くいたしましたが、ぜひともそう実現できるようにお願いしたいと思います。  さらに、この補助金の問題では大きな声となっておりますのは、手続の簡素化、これがもう監察局のこの中にもありますから私は一々言いませんでしたけれども、これもつけ...全文を見る
○貝沼委員 次に、効率のよい建物をつくらなくちゃいかぬということで申し上げたいわけでありますが、これは時代がだんだん変わってまいりまして、今は俗に言うアリギリスの時代、こう言われます。要するに、働くだけでなく、やはりいろいろな、音楽とかそういうものも必要な時代になってまいりました...全文を見る
○貝沼委員 ちょっとだけ確認しておきたいと思いますが、要するに、地元の若い人たちの意見を聞けるような一つの場というものを地方自治体がつくるならつくるでいいわけですが、そういうものは加味していくという答弁ですね。
○貝沼委員 だんだん時間がなくなってまいりましたけれども、これはやはり行革の一環なのでありますが、国立病院の統廃合の問題でございます。  国立病院、全国一本で考えますとこれは非常に難しいので、私は岡山県だけでちょっと話をさせていただきたいと思います。  岡山県には国立病院とい...全文を見る
○貝沼委員 時間がなくなりましたので以上で終わりたいと思いますが、ただいまの答弁、大変いろいろなことをおっしゃいましたが、要するに、地元の意見を聞くということだけは言ったようですね。それだけ承っておきたいと思います。終わります。
04月23日第102回国会 衆議院 決算委員会 第5号
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○貝沼委員 初めに、企画庁の方から質問させていただきたいと思います。あらかじめ断っておきますけれども、大変失礼な質問をいたしますのでよろしくお願いします。  第十一回目の先進国首脳会議がいよいよボンで、いわゆるボン一サミットが行われるわけでありますが、このとき経済分野での議題は...全文を見る
○貝沼委員 実績が出るまでと言いますけれども、そう易しくはないんじゃないかと私、見ますね。それは約束は約束、実績は実績というふうに判断するのでしょうけれども、しかしそうなりそうな感触がなければ、恐らく承知しないだろうと思います。  そういう点でちょっとお尋ねしますが、内需拡大と...全文を見る
○貝沼委員 大変難しい数字のように私は見えますが、ひとつ願望を込めた答弁でしょうから、それはそのとおり聞いておきたいと思います。  それから、景気の回復は軌道に乗っている、こういうふうによく言うわけでありますが、果たしてこれが軌道に乗っているのかどうかというのも、去年あたりから...全文を見る
○貝沼委員 ただ、ときがときだけに、私は、こういうことを確認をしながらサミットに対して日本が、日本というよりも政府が立ち向かっていかないと足元を見られるんじゃないか、こういう感じがいたしますので、きょうはこの質問をしておるわけであります。  それで、財政再建の考え方に、先ほど申...全文を見る
○貝沼委員 それでは、財政再建は一致している、一致した上で、今度は内需拡大の考え方が、ちょっと個人的なのか大臣として違うのか、その点は報道では明らかではありませんが、いろいろ御主張が違うように見えるわけでありますが、これは端的に言って違うんでしょうか、どうなんでしょうか。
○貝沼委員 どうもそうでもないようですね。まあしかし、サミットに臨む以上は、これはもっと国民の理解のもとに固まったものでないといかぬと私は思うのです。新聞の報道で見る限りでは、金子長官や河本大臣は総理大臣と大分違うというような印象が受けられるわけでございます。  それから次の問...全文を見る
○貝沼委員 今の答弁ですと、要するにずっと赤字が出てくるということですね。やればやるほど赤字が出てくる。それはいいですよ、有名税みたいなものですから。日本の国はこれだけ発展しているのですから、それは発展途上国に対してやらなくちゃいかぬけれども、ただ、しようがないんだと言うだけでは...全文を見る
○貝沼委員 そういうふうに議論が出るちょうど前ですから、こういう具体的なものでそれに対する日本の態度というものをはっきりとしていかないと、かえって困る場合が出てくるんじゃありませんかということを指摘しておるわけでございます。  それからもう一点は、これは会計検査院の指摘にありま...全文を見る
○貝沼委員 建設省は今の説明をもうよく知っておるわけでありますが、先ほどの質問では、その土地をどう利用するかという方向からの質問があったように私は聞きましたが、私は方向を変えまして、住宅政策上、そういう国費のかかったところが、今報告のあったように区画整理が終わってもそのまま土地が...全文を見る
○貝沼委員 その気持ちはよくわかりますが、具体的にどういうふうに考えておりますか。
○貝沼委員 それで、私は提案なんですけれども、それでもできない部分がありますね。例えば区画整理をやる、ところが、その区画整理の区域が非常に広いと、全部終わるまで登記ができないわけですね。登記ができないということは、担保能力がありません。担保能力がないということは、それを担保にして...全文を見る
○貝沼委員 ぜひひとつ実現できるようにお願いしたいと思います。  次に、話をかえまして、瀬戸大橋関係の問題で質問をさせていただきます。  歴史的なプロジェクトである瀬戸大橋が、いよいよ六十三年春完成予定でございます。私は地元ですので、果たしてこの橋で岡山県が発展するのか、中四...全文を見る
○貝沼委員 ぜひ間に合わせたいということでありますが、ぜひ間に合うようにひとつお願いいたします。  ただ、このぜひ間に合わせたいというのは、今まだはっきりしない点があります。道路部分と鉄道ルートの両方あるわけでありますが、道路の方は、一生懸命頑張って用地買収がうまくいけばできる...全文を見る
○貝沼委員 じゃ、これは同時開通にしたいということですが、ちょっと不安の要素もないではありませんね。どうなんですか、不安の要素はありませんか。もう一回聞いておきます。
○貝沼委員 それから、関連的なものになりますが、メニュー助成というのがあります。これはどういうことですか。
○貝沼委員 このメニュー助成の制度で地元からいろいろな要望がこれから出るわけでありますけれども、その要望に対してひとつ十分聞いてあげていただきたい、その陳情をしておきたいと思います。  いろいろなことがありますが、大きな問題といたしましては、関連の道路整備が一番大きいわけであり...全文を見る
○貝沼委員 山陽自動車道、これは東は間に合わない、それから中国横断道、これは北が間に合いません、二号線は間に合う予定だと言いますが、これは間に合っても、玉島へ入るところの橋もかかりますが、あそこに大西という交差点があるのですが、そこのところがどんとつっかえちゃって動かないのです。...全文を見る
○貝沼委員 間に合わないまでもその方向で検討しておるということですね。では、そういうふうに理解しておきたいと思います。  それから、山陽自動車の東部分と中国四国横断道の北へ向く部分でありますが、これのスケジュールはどういうふうになっておりますか。
○貝沼委員 それから、瀬戸大橋はいわば四国と本土の新しい玄関になるわけです。ところが、古い玄関があるわけですね。これは宇野と高松が今は結ばれております。新しい玄関が出てきますと、何となく古い方が気になってくるわけでございます。そうして、瀬戸大橋で岡山に渡ってまいりまして、すうっと...全文を見る
○貝沼委員 小さいのはたくさんあるのですけれども、私、今一々言わないわけでございます。いろいろな陳情が出ておりますので、公団の方、ぜひお願いしたいと思います。  それから、公団に最後にお尋ねいたしますが、この本四備讃線で工事実施計画その一、その二というのがあるはずなんですが、そ...全文を見る
○貝沼委員 早急にというのはどういうスケジュールなんでしょうか。
○貝沼委員 その手続のときに、公団側といたしましては、電化問題並びに駅の建設の問題についてお考えはお持ちなのでしょうか。
○貝沼委員 相手のある話ですから、ここではっきりした答弁はできないと思いますが、ぜひともこの地元の要望が早く実現できるようにひとつ頑張っていただきたいと思います。  次の質問者の関係もありますので、私、ここで質問を終わりたいと思います。
05月15日第102回国会 衆議院 決算委員会 第6号
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○貝沼委員 午前中もいわゆる平沢死刑囚問題につきましていろいろと質疑がございました。私もわきで聞いておりまして、主張なさることと、それから当局の答弁と、わかるようなわからないような点があるわけでございます。そこで、同じようなことを余り蒸し返しても意味がありませんので、ただ、今まで...全文を見る
○貝沼委員 この死刑執行の執行は、具体的には絞首ということでしょうか。
○貝沼委員 それから、二項目の「死刑ノ言渡ヲ受ケタル者ハ」という、この言い渡しの内容でありますが、これは具体的には死刑であり、つまり絞首ということでしょうか。
○貝沼委員 さらに、それを「受ケタル者ハ其執行ニ至ルマテ之ヲ監獄ニ拘置ス」、こうなっておりますから、「受ケタル者ハ其執行ニ至ルマテ」というこの執行は、一項の「絞首シテ之ヲ執行ス」という執行と同じ意味の執行ですか。
○貝沼委員 そうすると、「其執行ニ至ルマテ之ヲ監獄ニ拘置ス」という拘置でありますが、これは執行に至るまでこれを拘置するわけでありますから、拘置と執行の中身は異なるというふうに読んでよろしいですか。
○貝沼委員 その執行はわかりましたが、それに至るまで「之ヲ監獄ニ拘置ス」という、この拘置の意味でありますが、この「拘置ス」という内容は、言い渡しが入るのか入らないのか。拘置するのは、「死刑ノ言渡」という言い渡しまで含めての拘置なのか、そうでないのかという説明をいただきたい。
○貝沼委員 それから、語句の解釈で大変恐縮ですけれども、三十一条で「時効の効果」というのがございます。「刑ノ言渡ヲ受ケタル者ハ時効ニ因リ其執行ノ免除ヲ得」、こうなっておりますが、この執行はどういうふうに読んだらよろしいですか。
○貝沼委員 確定裁判の執行ということは、具体的には絞首になるのですか。それとも拘置も含むのですか。
○貝沼委員 そうすると、この執行のところが、拘置も含むというのが今までの執行と読み方が違っておるところですね。ここのところが解釈の相違になってくるのだろうと私は思います。このときに拘置が含まないのであれば時効の計算をしなければなりませんし、この拘置がここで含むのであれば、当局の言...全文を見る
○貝沼委員 それから、三十二条の「時効の期間」でありますが、「刑ノ言渡確定シタル後左ノ期間内其執行ヲ受ケサルニ因リ完成ス」、こうなっておりますが、この「刑ノ言渡」というのは先ほど確認をいたしました十一条の言い渡しだろうと思います。そして「左ノ期間内其執行ヲ受ケサルニ因リ完成ス」と...全文を見る
○貝沼委員 一つの法律のたかが三条の中にあって、特に時効問題のところに来ますと、同じ言葉でも執行という中身が、あるときは刑のみ、あるときは拘置も含む、こういうふうに三十二条では拘置も含まれて読むようになっているわけですね。ここに時効問題の議論の分かれ目があるのじゃないかと私は思い...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点は、したがって時効というのは、先ほど来の答弁を聞いておりますと、逃亡した者が時効の計算をする、拘置されておる者は入らない、こういうことですから、逆に読みますと、死刑を免れたい者は逃亡するしかありませんよ、時効になりたい人は逃亡する以外にはありませんと、...全文を見る
○貝沼委員 ですから、逃亡して三十年間社会でいろんな役目で働いているなり何かの役目をなしておるという人の権利というものを主張したりして行われておるのでしょうけれども、ただ、じゃまじめに拘置されておった人は、逃げようともしない、逃亡しようとしないでまじめに拘置されておった人は、これ...全文を見る
○貝沼委員 それで、私はなぜこんなことを申し上げるかといいますと、新聞報道で、これは中身はどれだけ正確であるか私はわかりませんが、「歴代法相胸のうち」というのが出ておるのですね。この中で、法務大臣を五十二年十月から一年二カ月間務めた瀬戸山前法務大臣でありますが、この方のコメントだ...全文を見る
○貝沼委員 あとは結果を待つのみでありますので、この問題はこれで終わりたいと思います。  それから次に、外国人登録法の指紋押捺制度の問題で若干伺っておきたいと思います。  初めに、この外国人登録法の指紋押捺制度、これはもともとどういう趣旨のもとにでき上がったものであるか、これ...全文を見る
○貝沼委員 それでは、一点だけ確認させていただきたいと思いますが、この制度は戦後の混乱期に治安対策上つくられたという、当時の法務大臣の認めた発言があるようでありますが、それは事実でしょうか。
○貝沼委員 治安対策上の一環としてとられたとすれば、今はその必要性はあるのでしょうか。
○貝沼委員 それで、いろいろと五十七年まで手は加えられてまいりましたが、この押捺制度そのものは、先ほどの社会党の質問にもありましたように、大変な人権問題その他がかわっているにもかかわらず、ずっと続いてきております。  指紋というと、我々が反射的に思いますのは、犯罪ということであ...全文を見る
○貝沼委員 ただいまの御説明によりますと、ほとんどこの指紋も使い道がないみたいな話でありますが、余り重要性がないものなら、こう大騒ぎしてまで必要ないのじゃないかという感じが私はしますね、今の御答弁ですと。  それからさらに、昨日の閣議決定その他も報道によって読ましていただきまし...全文を見る
○貝沼委員 そこで、外務省の方はその反応は予想された内容だったと思うというふうに言っておりますが、午前中の答弁では、さらに突っ込んだ質問に対しまして、今後時間がかかっても検討していきたいとか、外交的にも大きくかかわりのあることだから説明をしていくというような話がございましたが、こ...全文を見る
○貝沼委員 そうすると、これは具体的に今月の二十三日、四日の両日、在日韓国人の待遇問題に関する日韓実務者非公式会談というのが予定されておるようでありますが、このときに具体的に話が出るということですね。
○貝沼委員 今、閣議決定した分については韓国はコメントを出しておりますね。先ほどおっしゃったコメントですね。それをそのまま言っても、これは押し問答になるわけですね。したがって、それ以上の理解を深めようとすれば、何らかのものを持っていかないとなかなか話は進みません。したがって、それ...全文を見る
○貝沼委員 交渉を目的とはしていないけれども、だからこそ微に入り細に入り話し合いがなされるのであって、公にできないことまでも場合によっては話し合いができるはずであります。  やはり韓国が求めているのは根本的な制度の見直しなんですね。それがなされていないというので硬直しておるわけ...全文を見る
○貝沼委員 いろいろありますけれども、具体的には例えば日韓会談の精神の問題もありますから、永住権を持っている者に対する配慮であるとか、あるいはただいま大臣がおっしゃいました告発強制、積極的に努力を願うという言葉なんですけれども、わきから見れば強制と受け取られるような言葉ですね。こ...全文を見る
○貝沼委員 これはないのですね。私も一生懸命探したけれども、ないのです。相続が死亡した場合に発生するものですから、相続のところに死という問題が出てくるのですけれども、自然的死亡の時期は医学的に呼吸が停止した瞬間と、こう書いてあるのですね。これは解説です。だけれども、今呼吸なんかと...全文を見る
○貝沼委員 厚生省にお尋ねいたしますが、厚生省としてはこの死の問題をどういうふうにとらえておられますか。
○貝沼委員 それはわかるのです。それを研究しているのはきのうも新聞に出ておりましたから、脳死の判定基準の見直しという問題は、それはわかるのですが、医師は死亡診断書を書かなければなりません。その死亡診断書を書く死亡の基準はどれになっておりますか。
○貝沼委員 これは心臓の拍動の停止、呼吸の停止、あるいは瞳孔が開いて対光反射がないことということですね。瞳孔を見て光をぱっと当てると動くわけですね。だけれども、これは人工心臓の場合は心臓はとまらないのですよ。コンセントで差してあるのもある。だれかがそれを抜いたら死ぬわけですね。そ...全文を見る
○貝沼委員 いや、今の答弁は大変重大なことを言っているのですよ、心臓移植のことでこの間から問題になっておったわけですから。それが現段階で心臓をとることができないとなってくると、これはややこしいいろいろな問題が出てきますね。答弁はそれでいいのですか。
○貝沼委員 私は非常にきょうは意外な答弁を聞いておりますが、それでいいのかどうか、私は尋ねておる方ですから。そういうふうに大臣、僕はここで白黒をつけようとは思いません。ちょっと余りにも問題が大き過ぎます。  そこで、法務省としても人間の死というものを、とにかく人間が生まれること...全文を見る
○貝沼委員 それから厚生省の方、もう一回私、聞いておきますが、厚生省は今度、脳死に関する研究班が脳死判定基準の見直しを進めるというふうにきのう出ておりましたが、このことは将来、脳死を基準にするのではないかということを示唆しておるように私は思うわけでありますが、そういう意図はありま...全文を見る
○貝沼委員 この問題、余りにも難しい問題ですので、この辺でもうやめておきたいと思います、いろいろ反響が大き過ぎますので。  そこで、次の問題として、今度は老人の置かれておる環境の問題でございます。  民法が新しくなりましてから相続の関係などが変わってまいりまして、随分と今度は...全文を見る
○貝沼委員 大変ありがとうございました。ひとつうんと研究していただきたいと思います。  それでもう一点は、やはり老人で痴呆性老人、どれぐらい痴呆性なのか、わきで眺めただけではそれはわからないですね。あるとき正気であり、あるときおかしいというような人、それでもこれは自由な取引やそ...全文を見る
○貝沼委員 それは非常に難しいのです。私は、それは言葉としてはわかるのです。それはそのとおりなら結構なことなんです。例えばおかしくなったら色がぱっと変わるとか、それはわかるのです。だけれども、痴呆性の人はわからない。何を基準にしてこの人は痴呆性なのかそうでないのか、わからない。厚...全文を見る
○貝沼委員 そういうふうに、ないのですよ。それでわからない。昔のことはよく覚えているのです。高等数学はちゃんとやるのです。だけれども、今見たことを忘れるのです。今御飯を食べたことを忘れるのです。今何を食ったか忘れるのと、食べたこと自体忘れるという違いがあるのですが、そういうふうに...全文を見る
05月17日第102回国会 衆議院 決算委員会 第7号
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○貝沼委員 今不正行為につきまして議論が出ておりましたが、私、実はこういう質問をやりたくないんですね。国営事業でありますから、国の信頼を一身に担ってやっておるところの職員が、こういう問題で信頼を落とすということは本当は言いたくない。言いたくないけれども、これがなくならない。先ほど...全文を見る
○貝沼委員 その決意はそれで私は正しいと思います。ただ、そうならないのはなぜかなと思ったのです。先ほど話が出ておりましたように、一つは、最近郵政関係の事件では金額が多くなってきているということです。例えば今お話があった一億円の金をごまかしたという、どういう手口でやったのか、これは...全文を見る
○貝沼委員 その話は監察局の方でやったことですから、この場合は二つ犯罪があるわけですね。一つは、そういうふうに監察局で調べられる範囲、それからさらに今度は警察の関係、こう両方なっておりまして、はっきりしたことはまだわかりませんけれども、ただここで問題になりますのは、金をいただいた...全文を見る
○貝沼委員 そういうふうに領収帳がお金を出す人、いわゆる契約しておる人のところにないわけですね。どうも集金に行く人が持っていた。そしてそこに判を押して、はいあなたのものは受け取りましたよと見せたのではなくて、仮領収帳で渡しておる、こういうことですね。ということは、そういう領収帳と...全文を見る
○貝沼委員 ところが、禁止してあってもそれを実行しておった場合に、その日わからない、こういうことなんですね。ですから、その辺にもうちょっと手を加えるところがあるんじゃないか。  それから、これは去年ですか、霞が関郵便局、十万円とこか打っちゃったから、金を余計もらった人はおりませ...全文を見る
○貝沼委員 時間が参りましたので、終わります。
06月07日第102回国会 衆議院 決算委員会 第9号
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○貝沼委員 ちょうど私の質問の途中に参議院の本会議が入るようでありますので、大臣その間退場されますので、初めの方で大臣に関係のある部分を質問しておきたいと思います。  初めに、補助金カットの臨時特例等に関する法律というものが今回できまして、それに対して地方自治体は大変困っておる...全文を見る
○貝沼委員 大変力強い答弁でございまして、ぜひひとつ頑張っていただきたいと思います。  そこで、自治省にだけ聞いて大蔵省に聞かないとこれはいけませんので、ただいまの自治大臣の答弁もありましたが、大蔵省としては、国会の中でも相当の議論があったわけでありますから、この議論を踏まえて...全文を見る
○貝沼委員 そうすると、ちょっと確認いたしますが、十分検討というのは、要するに、ただ話を聞くという意味もあるでしょうし、それから、それを参考にしていわば一つの審議会的な見方をして、そこで得られた結論を最大限に尊重していくとか、そういう立場になるのでしょうか、どちらになるのしょう。
○貝沼委員 ぜひひとつ国民の声が生きるようにお願いをしたいと思います。  それから次の問題は、大臣の時間がだんだんなくなってまいりましたので急ぎたいと思いますが、ことしの四月十九日の決算委員会で、補助金の問題につきまして私は総務庁長官に対して質問をいたしました。これはどういう問...全文を見る
○貝沼委員 ぜひひとつ成果の上がるような御相談をお願いしたいと思います。地方自治体の皆さんの方から見ると、やはり自治省というのはしょっちゅういろいろなことで来ている省でありますから――私は一本でできるかどうかというのはちょっと疑問があるのです。例えば申請を自治省を通すとか、あるい...全文を見る
○貝沼委員 特別交付税ということですね。それでやっていただけばよろしいわけですが、これは各地方自治体に対して連絡はしてあるのでしょうか。自治体の方では今迷っているのです。一体これはどうやったらいいのかということで迷っておるので、私のところに問い合わせがあるわけでありますが、自治体...全文を見る
○貝沼委員 昨日連絡を徹底したということは、この自治財第二十二号、昭和六十年六月六日、自治事務次官から各都道府県知事殿、「昭和六十年度地方財政の運営について」、これについて徹底をしたということですか。
○貝沼委員 そうすると、この通達の中の「昭和六十年度の地方財政対策の概要は、次のとおりである。」というわけで、「(1) 国庫補助負担率の引下げに伴う地方負担の増加に対する財源措置」という項目がございまして、これは一月二十二日でしたか、前のものとほとんど同じような内容のものとなって...全文を見る
○貝沼委員 話があっちこっちしますので、大臣関係は大体それぐらいにしておきまして、今度具体的に尋ねてまいりたいと思います。  まず初めに、この通達の問題でありますが、運輸省にお尋ねいたします。  先ほど申し上げましたように、この文章についてちょっと異論があるわけでございますが...全文を見る
○貝沼委員 それではその次に、「自治省において然るべき財源措置が講じられる旨聞いておりますが、」こういう「聞いておりますが、」というようなことは、普通通達にあるのでしょうか。大体各都道府県から見れば、運輸省であろうと自治省であろうとどこであろうと政府に変わりはないわけであります。...全文を見る
○貝沼委員 ですから、そんなあやふやな表現では私、まずいと思うのですよ。自治省はそう遠いところにおるわけじゃないのですから、ちゃんと相談をして、自治省ではこういうふうになっておりますから財源措置を講じてください、こうはっきり書いた方がいいのじゃないですか。一月二十二日ですか、自治...全文を見る
○貝沼委員 いや、そういうはっきりしないのを一般項目と言われたら、ちょっと困るのですね。特定項目なら、これは減額が関係してこないのです。ただ一般項目の場合は、減額項目が関係してくるのですから、これは大きく影響があるのです。  減額項目というのはいろいろあるでしょう。例えば、そこ...全文を見る
○貝沼委員 その一般項目にするということは、まだ連絡は行っていないわけですね。
○貝沼委員 それはいつごろ通知をされるのですか。
○貝沼委員 自治体の方でははっきりしないで大変困っておるわけですから、決まったことならば、正式か正式でないかは別として、ひとつ御連絡してあげる方が親切ではないかと私は思っているわけでございます。  それから、実は離島問題でせっかくですから幾つかやろうと思ったのですが、だんだん時...全文を見る
○貝沼委員 時間がもうなくなりましたので、最後に、せっかく消防庁においでいただいておりますので、お尋ねしておきたいと思います。  実は、東京都で「適」マークの調査をいたしました。それによりますと、デパートとか大規模店は四〇・一%でよろしいのですが、まだまだ低いところがございます...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
○貝沼委員 時間がありませんので、今問題になっておりますAIDSの問題なんでございます。私の友達にも血友病の人がおりますので、それでぜひこれは伺っていただきたいということでございましたので、端的にお伺いをいたします。  いわゆる後天性免疫不全症候群、AIDS、これがアメリカから...全文を見る
○貝沼委員 さっきドイツとフランスは輸入してないという話もちょっとしたのですけれども、その答弁もありませんでしたが、次の答弁のときに一緒にやってください。  それで、今熱処理で秋ということがございました。熱処理すれば秋には新製品が出るだろうということですが、それまではどうなんで...全文を見る
○貝沼委員 ただいまの答弁から、秋ごろ新製品が出ても、Aには有効であるがBには決め手がない、こういうことですね。したがって、Bに対する対策は今ないということが事実だろうと思います。  それからさらに、これは粘液とかそういうもので感染するということで、しかしこれは法定伝染病ではあ...全文を見る
○貝沼委員 もう時間がないので私、質問できないのですけれども、要するに、私はさっきから現時点の問題とそれから今後の問題と分けて質問をしているので、現時点は今のそういう人たち、あるいは血液そのものから発病したと思われるものもあるわけですから、明らかに輸入の血液の中からという、これが...全文を見る
○貝沼委員 どうも話が少しかみ合っておりませんが、私は、一番大事なことは日本人の献血を増すことだと思うのです。ところが、そういう答弁が全くありません。これは当局の考え方として非常に問題があると私は思います。アメリカの血を輸入するから、アメリカの原料を輸入するから問題が起こっておる...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
06月12日第102回国会 衆議院 決算委員会 第10号
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○貝沼委員 大分久しぶりでございますけれども、原子力発電関係につきまして、二、三状況が変わってまいりましたので、この際質問をさせていただきたいと思います。そこで、このあと廃炉の問題なども考えておりますので、順序といたしまして、初めに原子燃料関係についてお尋ねをさせていただきたいと...全文を見る
○貝沼委員 そこで、アメリカが次の段階での、次の世代の技術として採用されたわけでありますが、その採用に当たっては、それなりの理由があって採用したはずですね。そこで、どういう理由でそういうふうに採用したと受け取っておられるか、この点を説明していただきたいと思います。
○貝沼委員 例えば、一つは商業的判断でどちらが有利なのかということですね。と申しますのは、このアメリカの報告の中に、プロセス評価委員会で十分に吟味した結果の決定であり、エネルギー省としてはレーザー法の技術開発努力をすることにより、ここ三年で四、五億ドルの節約が可能と推定できるとい...全文を見る
○貝沼委員 日本の濃縮技術も、これは五月二十四日の報道でありますが、従来よりも三十倍も効率のいい遠心分離機ができたという報道が出ておりまして、集合型遠心分離機というふうに書いてあります。これは従来の三十倍効率がいいといいますが、これらの日本の開発した技術は、アメリカのもはっきりし...全文を見る
○貝沼委員 国際競争力を持つように、当面はこの遠心分離法によっていくという言葉でありますが、これは大体次の世代をも見通して日本は遠心分離法でいくという当局の表明である、こういうふうに受け取ってよろしいですか。
○貝沼委員 それから、問題はそういうふうにこれから進めていくわけでありますが、ただ、核燃料については俗に言うPPですね、要するに、核燃料においてはどうやって守るかということが決められておるわけでありますが、こういう遠心分離機は核燃料じゃありませんので、その工場あるいはその秘密とい...全文を見る
○貝沼委員 今、日本の原子燃料というものがどういう方向に行くのだろうか。とにかく、アメリカがくしゃみをすれば日本は風邪を引くというような状況に言われておる日本でありますので、とかくアメリカの方がこういう決定をいたしますと、日本もまた変わるのかなと、私ども岡山県におる人間にとって、...全文を見る
○貝沼委員 要するに、小委員会の報告書がまとまるのは七月ごろになるかもしれないけれども、当局として大体期待しておるものはこういった内容のものであるというふうに理解してよろしいですね。もう一度答弁をお願いします。
○貝沼委員 それで、私はどうも不思議なのは、原子炉をつくるときになぜ廃炉のことが考えられないでつくるのかということですね。どういう事業をやるにしても、最後まで考えて、そしてその事業が成り立つかどうかというのを普通考えると思うのです。ところが、原子炉の場合は、とにかくつくって発電を...全文を見る
○貝沼委員 ですから、まだ廃炉の方法が決まらないのですよ。決まらないのに、どうやって計算したのでしょうね。結局できっこないのです。できっこないのに、ただ計算した計算した。じゃ、どういう方法でやるのですか。方法によって金がかかるのが全部違う。それがどうやって金が出てきたのか。という...全文を見る
○貝沼委員 時間が迫ってまいりましたので、原子力問題は以上で終わりたいと思います。何といっても原子力問題は信頼が第一でありますので、ひとつそういうことでお願いしたいと思います。  次、運輸省にお願いいたします。  これは飛行場の陳情でございますけれども、既に岡山県の新岡山空港...全文を見る
○貝沼委員 実態的に二種空港、三種空港が余り違わないと言うけれども、補助金の率ではぐんと違うわけでありますから、それで問題になっておるのです。同じようなものをつくるのなら、補助金だって同じようにしていただきたい、こういうことです。そこを逆にとらないようにお願いします。  それか...全文を見る
○貝沼委員 ぜひひとつ間に合うようにお願いいたします。  次に、消費者保護の問題でお伺いをいたします。  午前のこの委員会でも、豊田商事を筆頭に消費者保護の問題がいろいろ出ておりました。私は同じ問題を蒸し返そうとは思いませんが、この問題で非常に気になる点は、対象として高齢者が...全文を見る
○貝沼委員 それはパンフレットを見れる人ですね。それから判断のできる人ですね、その気になれば。  そこで、実は今法律相談とかそういうところでたくさん出てまいりますのは、痴呆性の老人を抱えているところなんです。それも、痴呆性とはっきりわかればまだいいのですけれども、あるとき正気で...全文を見る
○貝沼委員 そういう方々がいらっしゃいまして、そしてそれをねらうまた商売人がおりまして、そして常に委員会でしかられるのは通産省と、こうなるわけでありますから、通産大臣、これに対して何らかの御意見をお持ちでしたら、ひとつお聞かせ願いたいと思います。
○貝沼委員 ぜひお願いいたします。  それから最後に、時間がちょっとありますのでお尋ねいたしますが、今回の五十七年度決算検査報告書の中にも出ておりますが、毎年毎年制度融資の問題が不当事項として上がっております。これは何というか、実は大変不愉快な問題なんです。扱うのが多いから間違...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
12月09日第103回国会 衆議院 決算委員会 第1号
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○貝沼委員 きょうは大変限られた時間でありますので、簡単にお尋ねしたいと思います。  まず、対ソ外交の問題をお尋ねいたします。  昨年の五月、チェルネンコ書記長は、日本の北方領土返還要求を報復主義として厳しい非難を浴びせたわけでございます、  また一方、ゴルバチョフ書記長に...全文を見る
○貝沼委員 違った変化が見られるということでありますが、それならば一体そのねらいは、何をわらってこういうふうに変わってきたとお考えなのですか。
○貝沼委員 確かに私も、そういう日本の地位、特に国際的な地位、経済力、科学技術、こういう面が恐らくねらいだろうと思っているわけです。その中でも特に経済的には、ソ連としては二〇〇〇年まで所得倍増計画などあるわけでありますから、サハリン沖の石油あるいは天然ガスなどの極東シベリアの開発...全文を見る
○貝沼委員 ソ連の対日姿勢がそのように変わってきたことは、結構なことだと思います。それならば、我が国の外交方針として、あるいは外務省といたしまして、こういう変わった姿勢に対して我が国も従来と変わった姿勢で対応しよう、こういうふうなお考えがあるのでしょうか。
○貝沼委員 どうも変わるのか変わらないのか、今はっきりわかりませんでしたが、先ほどもちょっと質問が出ておりまして、総理大臣があたかも変わったごとく、向こうが変わってきたから総理大臣のあの言葉は変わったという意味でおっしゃっておるのだな、こういうふうに私どもは受け取ったわけでありま...全文を見る
○貝沼委員 ところが、総理大臣がこういうことをおっしゃっているのは、十一月二十八日に初めておっしゃったのじゃないんですね。これは昨年の十一月、チーホノフ首相ともこういう基本路線で話し合っておるわけですね。したがって、このことを外務省が知らないはずはないわけでありますから、恐らくそ...全文を見る
○貝沼委員 そういたしますと、日本の対ソ外交姿勢は変わっていない、こういうことですね。  それから、ただいまもるるお話がありましたが、日ソ外相定期協議の質問も先ほどありまして、それに対してはゴルバチョフ書記長の訪日を要請する、こういうことで、その可能性としてもあると思う、こうい...全文を見る
○貝沼委員 時間があと何分もありませんので、ちょっと変わった話題になりますが、先般、太平洋北部における飛行機の安全性に関する日米ソ三国間の了解覚書というものの口上書が交換されました。これが十月八日でありました。それで、その後十月三十一日に、それを待っていたかのごとく日本航空の四四...全文を見る
○貝沼委員 危険はなかったけれども、危険性ははらんでおったのかどうかということを尋ねております。
○貝沼委員 これははらんでおったと思いますね。もしこれが事件になっておれば、航空の危険を生じさせる行為等の処罰に関する法律という法律がありますから、これは過失犯として本当は刑事事件になるところだったのですね。それだけ重大な問題であったのですが、この問題の後、ソ連と日本の外務省の間...全文を見る
○貝沼委員 もう時間が来ましたけれども、今みたいに、向こうがないからこっちもやらないとか、向こうは何回あったじゃないか、そういうことを言っていたら、お互いにけんかになるんです。やはり外交はお互いに寄っていかなければならないと思うのです。したがって、これは言う必要のないことであった...全文を見る