貝沼次郎

かいぬまじろう



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貝沼次郎の1988年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月29日第112回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○貝沼委員 私が言うまでもないことでありますが、近年は、特に我が国の状況だけで判断できない問題がたくさん出てまいりました。我が国の状況といいますか、我が国の国内法だけで判断できない問題がたくさん出ております。特に科学技術分野、これにおきましては例えば科学技術と基礎研究、これなどは...全文を見る
○貝沼委員 これは実は愚問みたいな質問なんですけれども、なぜこういうことを質問したかと申しますと、原子力委員会というのは科学技術庁の中にあるのではないかというような錯覚があったり、原子力委員会あるいは原子力安全委員会の大変重要な地位というものがややもすれば理解されておらない、こう...全文を見る
○貝沼委員 私が今指摘した点を配慮して今後対処していくということでありますから、恐らく今後はこういう逆のやり方はやらないと思います。  と申しますのは、昭和五十三年四月以降、実はちょこちょここういうことをやっておるのでありまして、それ以前はこういうことは全然やっていないわけです...全文を見る
○貝沼委員 だから、そういう答弁をすると長くなるから、それは科学技術の方でまたしっかりやりますけれども、私は今政府の姿勢を聞いておる。  要するに、そういう主体性、独自性を持って原子力委員会がいろいろなことを決定しますから、それは原子力委員長が閣僚なんですから、そんなことを言っ...全文を見る
○貝沼委員 努力するのは当然ですけれども、努力だけでなく、そういうことはいたしませんということを明確にしてください。
○貝沼委員 それから、こういうことが起こった場合に、原子力委員長が厳然としていなければならないという問題であります。この人事の問題でも、原子力委員長が何となくぼやけておった感じがする。したがって、原子力委員長は今後、例えば原子力産業の一般産業化とか、そういうことが問題になってきて...全文を見る
○貝沼委員 しっかりお願いしますよ。  それで、例えば内閣であるものを決定する、それから、それと違う意見で原子力委員が、これは複数ですから、合議制ですから、そこで方向が決まってくる、それが合わない場合だってあり得る。それが恐らく普通でしょう。その場合に、原子力委員長は内閣の側に...全文を見る
○貝沼委員 じゃ、その問題は時間がありませんので……。  次に、宇宙ステーションの問題でございます。  これは、宇宙ステーション計画というのが発表されてから、平和の目的に限るということでずっと来たわけでございますが、最近、宇宙ステーション計画に米国の国防総省が直接入ってくる、...全文を見る
○貝沼委員 そんなの答弁にならないのですよ。要するに、変化があったと見るかなかったと見るかという質問をしておるのに、そんなあれじゃだめですよ。もう一回言ってください。
○貝沼委員 変化ないそうですけれども、一体どこで変化がないのか、私は大変不思議であります。  というのは、昨年の二月五日、米国の下院科学技術委員会の証言で、国防総省は宇宙基地での研究を認める、また六月二十六日、米国の下院で法案が可決されております。その中で「宇宙基地は研究、実験...全文を見る
○貝沼委員 具体的計画があるとかないとかじゃないのですよ。要するに、一つはここに認められておるのです。ですから、初め計画と話し合いしたときと今は明らかに違っておる。それから、平和の目的でアメリカと日本が意見が一致しているとあなたは今おっしゃいましたけれども、平和の目的という解釈は...全文を見る
○貝沼委員 ですから、ここは国会ですから、そんないいかげんな答弁をしないようにひとつしていただきたい。平和の目的という言葉はあるけれども、その内容において、アメリカの場合はこれはもっと広い意味で使われているでしょう。軍事も入るでしょう。非軍事とは言ってないでしょう、アメリカの場合...全文を見る
○貝沼委員 それで外務大臣、今くどくどと議論はできませんが、アメリカの場合は、平和の目的に限るということについては、例えば国家安全保障のための研究は合致するわけですね。そういうようなことが非常に軍事的なにおいをぷんぷんさせておるということで、日本としては、平和利用に限るという国会...全文を見る
○貝沼委員 あらゆる面においてチェックする、これが問題ですね。あらゆる面においてチェックする、平和のためにチェックする。  では、チェックされておるんだと思いますからお尋ねいたしますが、今、平和につながるといわば日本政府は信じてやっているわけですね。しかし、信じるなんというのは...全文を見る
○貝沼委員 僕は経過を聞いているんじゃないんですよ。経過なんか聞いておりません。向こうは平和目的に限るだろうと信じておるというから、言葉だけではわからないから、こういうことがあるから間違いありませんという歯どめ、担保、それは端的に何ですかということをお尋ねしております。
○貝沼委員 これは何ぼやっていてもらちがあきませんな。  国会決議の話が出ましたから、宇野大臣にちょっと確認しておきますけれども、国会決議の解釈は、これは本院において解釈されるわけですね。これは国会決議ですから本院において解釈される。これは政府答弁、当時加藤防衛庁長官あたりが何...全文を見る
○貝沼委員 こういう宇宙開発、したがって、今交渉中とか、あるいはこういう平和が脅かされる可能性のあるものが入ってくるような事態になっておるときに、予算もつき、そして六十三年度予算の中に入っておるわけですね。この予算案にちゃんと入っております。そういうようなことも本当にもっと検討し...全文を見る
○貝沼委員 一月の二十日、長官が訪米されまして、そして次期支援戦闘機FSXの共同開発だけでなく、他の武器技術についても共同開発を推進する、こういうふうに提案をして、米側も同意した、こういういきさつがあります。このことは日本の平和原則とされてきたいわゆる武器輸出三原則、これがなし崩...全文を見る
○貝沼委員 私は、政府がいつもそう言うが、そうじゃない、政府の気持ちとか行動とかそんなことを聞いているんじゃないのです。こういう条約とかあるいは日本の国会決議とかそういうようなものを考えたときに、これは、第三国に対して輸出をしたい、それの同意を求めてきた、それに対して日本は常にノ...全文を見る
○貝沼委員 理論的帰結として必ずノーでない。ノーでない場合もあるというのは、どこに根拠があるのですか。
○貝沼委員 政府はそういうような態度を一生懸命説明するわけです。私が聞いているのは、理論的帰結を聞いている、純理論的なことを聞いておる。純理論的な答弁をお願いしたい。
○貝沼委員 もう時間がなくなりましたから、それじゃ、もう一点だけ。――では、時間がもうなくなりましたからもう一点の、例えばNATOとの関係においての質問をしようと思ったのですが、ちょっと時間が足りませんのでここで終わりたいと思いますけれども、とにかくこういう武器の輸出の問題にして...全文を見る
03月22日第112回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
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○貝沼委員 質問の順序を、通告のときは、原子力安全委員会の方をやって、それから宇宙開発をやって、そして日米科学技術協力協定の話というふうに考えておりましたが、順序を変えまして、科学技術協定の方を真っ先に、ちょっとだけですからやらせていただきまして、それから安全委員会の方に入りたい...全文を見る
○貝沼委員 わかりました。  それで私、予算委員会のときもちょっとお尋ねしたのですが、今まで知的所有権の話はついに出てこなかったのですね。言葉自体が出てこなかった。それを言うと内容に入るという話であったものですから、どうやって聞こうかと思ってきょうは悩んだわけですが、ただいま知...全文を見る
○貝沼委員 それはまとめて言えばそういうことであって、具体的にこの方はいろいろ述べていますね。例えば日本のただ乗り論であるとかあるいは政府はもっと予算をつけるとか、アメリカの大学に対して援助せよとかいろいろなことを言っているでしょう。それはどういうことですかということをお尋ねして...全文を見る
○貝沼委員 その背景は私承知しておるわけです。その背景はあくまでも協力協定の中での話なんですね。それは秘密だから私は聞きませんというのです。そうじゃなしに、この公聴会においてウィリアム・C・ノリスという方がいろいろ発言をなさっておる。それは一般論的に、協力協定とは別個に、アメリカ...全文を見る
○貝沼委員 私も大体その三点だと思いますが、そのうちの日本にアメリカの研究者を受け入れる方法、これは先般総理大臣が二百名もの約束をされたわけですから、まあまあアメリカだってある程度感謝しなければならぬのですね。理解しなければならぬと思います。  それから、問題は第三番目のところ...全文を見る
○貝沼委員 いいえ、私が言っているのは、公聴会で言った言葉を今言ったのです。要するに、米国の技術研究の成果を用いて日本でそれをもとにして発展させた技術に対しては、日本はその権利を米国の企業に認めるべきであると米国の方から言っているわけですよ。そうでしょう。日本はアメリカで研究をし...全文を見る
○貝沼委員 こんがらがってはいけないのです。私は今協定の話をしていないのです。協定の話をするとマル秘になるのですから、これは言わない。そうではなしに、これはアメリカの公聴会でノリスさんがおっしゃった言葉、これは協定と関係があるかどうか私は知りません。向こうもマル秘だと言っているの...全文を見る
○貝沼委員 大体俗に言う二対一というものですね。それはよろしいのですが、これも一般論ですけれども、アメリカの方では、今言ったことが関係するのかどうかこれも明確ではありませんが、要するに特許の属地主義という考え方がどうもあるようですね。内容がどういうふうになっているのか私つまびらか...全文を見る
○貝沼委員 これは余り時間をかけられませんので、私の言いたいことはこれから申し上げるわけですが、例えばこれは三月七日付のニューヨーク・タイムズの報道でございます。コンサルタント会社コンピューター・ホライズン社、これが連邦機関である全米科学財団と協力して開発した手法による調査という...全文を見る
○貝沼委員 それで、アメリカにもこういう考えあるいはこういう調査が出てきておる。アメリカでは既に公聴会もやっておる。ところが日本の場合は政府の交渉のみが今行われておりまして、議会においての議論とか意見とかあるいは一般国民の意見とか、学者とかそういう方々の意見はマスコミ等いろいろな...全文を見る
○貝沼委員 それでは、こちらの方の問題はこれで一応終わりたいと思います。  次に、原子力安全委員会の方の問題であります。私は、原子力発電、原子力の平和利用、これは進めなければならないという立場でございます。しかし、であればこそやかましく言うところはやかましく言わなくちゃいけない...全文を見る
○貝沼委員 これは公式談話ですよ。また、そのあなたのおっしゃる意図であれば一だけでいいのです。なぜ二、三が出ているのか。三はチェルノブイルの原子力発電所との関係ですからいいですけれども、二は、これがまた非常にわかりにくい言葉が並んでおります。例えば出力調整運転というものは運転試験...全文を見る
○貝沼委員 この談話の中に、今回のは今までと違うということは何も書いていない。先ほどの答弁だと、マスコミその他で今回伊方の場合はいろいろ特殊な状況があらわれたので、談話を発表したみたいなことを言うでしょう。今の答弁はそうじゃないでしょう。日常的に今後出力調整運転が行われるための試...全文を見る
○貝沼委員 きょうは安全委員会の方ばかり言いますけれども、この前原子力委員会の方は予算委員会で一生懸命にやりましたから。人事のやり方が悪いと言ってやったのですから、きょうは安全委員会。それで順番にこの次からまたやるようにします。きょうは安全委員会の番です。  それで、この言葉で...全文を見る
○貝沼委員 ところが業界はそう言っていませんね。ここで「将来」と言っているのは、電力会社はこれは数年先である。原子力安全委員会は今当分はないと言っておりますけれども、その当分といったって何のことやらさっぱりわかりません。当分というのはどこまでが当分なのか、こういうわからない言葉で...全文を見る
○貝沼委員 今、最後の段がちょっと大事なところなんですが、一時的に例えば正月とか、あるいは四月から五月のゴールデンウイーク等のときには電力会社等で出力調整運転をやりたいという希望があるから、それは一時的に実施することはあるということですね。
○貝沼委員 今、日常的には当面必要ないということですが、この「日常的」がまたわからないのです。「日常的」というのはどういう意味ですか、これは。毎日ということですか、一週間単位ということですか、一月単位ですか、年単位ですか。日常といったら日ですよ。一日、一日。日常的といったら、毎日...全文を見る
○貝沼委員 いや、それはわかっているのですよ、需給上じゃなかったらそんなことやるわけないですから。何も趣味で原子力発電をやっているわけじゃありませんから、需給上の関係でそれは出てくるのですよ。出てくるのだけれども、それはやらなくちゃならなくなることは私もわかっております。ただ、今...全文を見る
○貝沼委員 よくわからないのですね。念には念を入れるのはよくわかるのですけれども、この第一で「安全審査の段階で安全性が確認された基本設計及び基本的設計方針の範囲内であり、安全上の問題はない。」ここまでわかるのです。ところが、念には念を入れてそういう場合は云々、こうなっておりますの...全文を見る
○貝沼委員 今局長が答弁されましたけれども、概念的なことはわかりました。概念的なことはわかりましたが、もう少し具体的に、例えばこんなものが必要なんだというのはございますか。
○貝沼委員 安全委員長にお尋ねいたしますが、今まで通産省からそういうようなことをいろいろ報告があった上でこの談話が出たということなんでしょうか。
○貝沼委員 商業炉については通産省というふうになっているわけですから、通産省は思うように進めているかもしれませんが、原子力安全委員会というのは極めて高い地位にある。今のような話は本当は逐一報告されていなければならない、私はそう思うのです。原子力安全委員会のあり方につきましても、こ...全文を見る
○貝沼委員 十分にやっているとあなたは言わなければいけませんけれども、そうじゃないのです。  先般、原子力安全委員長の御園生先生が大変勇気ある発言をいたしまして、炉の停止を命じたことがございました。けれども、あれも原子力安全委員長をやめる前日だった。やはりそれだけ通産省に対して...全文を見る
○貝沼委員 それから通産省の方にお尋ねいたします。  通産省編の「21世紀の原子力を考える」という書物があります。この中で「我が国の原子力開発利用は、研究開発を開始してから約三十年、商業用原子力発電所が運転を開始してから約二十年が経過した。」こういう実績を言い、さらに原子力発電...全文を見る
○貝沼委員 特殊な産業と一般産業の主たる違いはどこにありますか。
○貝沼委員 それでわざわざ括弧をつけて一般産業の話が出てきまして、そうしてさらに「三つの視点」というのがありまして、この三つ並べてあるのが「経済性の向上」、これは当然のことですけれども、ここへくるとやはり経済優先という感じが出てくるのです。それからもう一つは民活の導入、あるいは「...全文を見る
○貝沼委員 大臣、今話がありましたように、通産省はそういうふうに二つに分けているのです。これは原子力行政です。これを決めるのは原子力委員長、原子力委員会ですね。原子力委員会ではこういうことを議論されましたか。
○貝沼委員 いろいろなのを踏まえてやるのは結構なんだけれども、もともと決めるのは原子力委員会が決める。この次チャンスがあれば、今度アメリカとの交渉の日米原子力協定のときのことも具体的に聞きたいと思っておりますが、例えば外務省が内閣総理大臣から指示を受けてアメリカと交渉したとか、い...全文を見る
○貝沼委員 もう時間が参りましたから終わりたいと思いますが、一言だけ申し上げたいと思います。  先般アメリカに行かしていただきましたときに高温ガス炉の話を聞きまして、アメリカはなぜこういうものをどういう判断でもって考えておるかということを、その物差しを聞いてまいりました。それは...全文を見る
04月12日第112回国会 衆議院 本会議 第14号
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○貝沼次郎君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました多極分散型国土形成促進法案について、総理並びに関係大臣に若干の質問を行うものであります。  近年の東京一極集中の実態とこれに対する地方圏での過疎化、さらに、急速な産業構造の転換による地域での雇用問題などは地...全文を見る
04月14日第112回国会 衆議院 科学技術委員会 第5号
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○貝沼委員 私は、この法案の審議に当たりまして、この法案が大変重要な法案であるということを理解をしておるつもりであります。ただ、その内容が機微にわたる面がかなりございまして、じっくりじっくりいろいろなことをやったがために、テロとかあるいはこの法律の対象になっておる者に、盗んだりい...全文を見る
○貝沼委員 まあ説明をすればそういうことなんでしょうけれども、実際長過ぎるのですね。随分とゆっくりと、本当に日本の国はやる気があるのかないのかという感じで見られておったと思います。例えば大臣の提案理由の説明の中に「昨年二月に発効した核物質の防護に関する条約に早急に加入し、そのため...全文を見る
○貝沼委員 それで、この法案が出てくる前提になっておりますのが六十二年十二月十八日の原子力委員会決定になるわけですね。この原子力委員会決定の文言も「本年二月に核物質防護条約が発効したことに鑑み」とこうなっているのですね。やはりこれは発効したことにかんがみておるわけですから、発効し...全文を見る
○貝沼委員 遅くなっちゃったのですから今さらやり直しはききませんけれども、非常に残念である、こういうことを申し上げているわけでございます。  それから、なぜこういう例えばプルトニウムを中心にする核物質が特別に扱われ、そしてそのためにこういう法律ができるのかということを考えると、...全文を見る
○貝沼委員 外務省の方いらしていますか。ちょっとお尋ねいたしますが、この条約の第七条の二項のところに「その重大性を考慮した」という文言がございますが、この重大性というのは何が重大なんですか。
○貝沼委員 話を聞いておりますと、潜在的に非常に怖いとかあるいは重大だとか、わかったようでなかなかわからないのですね。一体何が問題なんですか。  プルトニウムならプルトニウムを例に出しますと、それは国際輸送の量がふえてきたという問題がありますね。あるいは今お話のありましたように...全文を見る
○貝沼委員 今私が質問をしておりますのは、そういう特殊な物質であるがために法体系も特殊にならなければならない、こういうところに行くためなんです。例えば窃盗罪にしたって、砂糖を盗んでくるのとプルトニウムを盗んでくるのは違うわけですから、どこが違うようになっているか後でお尋ねしようと...全文を見る
○貝沼委員 それで、例えば日本が今まで海上輸送をやる場合も、パナマを通ってきますね。そうすると、ここなどは大変ややこしい問題になってくるわけですので、それで今ちょっとお尋ねをしたわけでございます。  今は条約の解釈でしたが、日本政府の姿勢はどうなんですか。
○貝沼委員 では、まとめて外務省の方にずっとお尋ねいたします。  第六条「締約国は、他の締約国からこの条約に基づき、又はこの条約の実施のために行われる活動に参加することにより、秘密のものとして受領する情報の秘密性を保護するため、自国の国内法に適合する範囲内で適当な措置をとる。締...全文を見る
○貝沼委員 それは日本国政府の解釈ですね。私が知ったところによりますと、西ドイツとしては、国際機関との間に秘密保護に関する取り決めが行われれば、同国際機関に秘密情報を提供し得ると解釈する、こういうふうに声明を行ったということでございますが、これは日本政府の解釈とは全然違うわけです...全文を見る
○貝沼委員 だから、これはいろいろ国によって解釈がちょっと微妙に違いますね。  では、ついでに七条です。いよいよ七条ですが、今度は科技庁の方にお尋ねします。条約と法案となるわけでありますが、危険犯というのはこの七条のどの部分を指しておるわけですか。
○貝沼委員 この中には「財産の実質的な損傷を引き起こし又は引き起こすおそれがあるもの」となっていますね。この法案の方は「危険を生じさせた者」ですね。こちらは「おそれ」があるのですね。これは、法案のとおりであれば、危険が生じなければ罰せられないということになるわけですね。
○貝沼委員 「おそれがあるもの」と「生じさせた」というのは同じ意味だということですか。「おそれがある」というのは、まだ生じてないのじゃないですか。どうなんでしょう。
○貝沼委員 例えば、それではプルトニウムならプルトニウムを権限なしに所持した。このことがどういうおそれがあって、どういう危険を生じさせたということになるのですか。
○貝沼委員 どうもはっきりしないのですね、その辺が。  それからもう一つは、条約の第七条の(d)のところですね。これは法案にはないわけですけれども、「核物質を要求する行為」、これほどの法律にありますか。
○貝沼委員 そこは核物質というふうになっておるのですか。
○貝沼委員 それは含めてというのはわかりますよ。それは運用すればいいのでしょうけれども、ただ、先ほど問題にしましたように核物質というのは大変特殊なものです。そこで私は、今これで手当てしていってもいいとは思いますが、近い将来、まあ早急にと言いたいところですが、これは単独立法にすべき...全文を見る
○貝沼委員 私はその意見、賛成ではないのです。やはり規制法は規制法です。それは外国との約束を果たすのは当たり前ですよ、約束ですから。だけれども、規制法の中でやらなければならないということはないのですね。規制法でできるものはやればいい。規制法というのは今何を規制していますか。この現...全文を見る
○貝沼委員 特別立法を否定はしないということですね。ただ、今の規制法は、私が申し上げるまでもなく、事業に関する規制でしょう。あるいは加工の事業に関する規制でしょう。それから原子炉の設置、運転に関する規制。みんなこれはやる人ですよ。再処理の事業に関する規制あるいは廃棄の事業に関する...全文を見る
○貝沼委員 ほかのところにもあると言うけれども、まあそれだってやはりそこに勤めておる人とか、運転に携わっておる人とか、その業者とか、そういうことが中心であって、テロとかなんとかを中心にしているわけではないのですね。事実、ハイジャックの場合は特別になっているじゃないですか。そうでし...全文を見る
○貝沼委員 そういうふうに現実にあるのですね。日本ではそういう脅迫の事例はございませんか。
○貝沼委員 たしか数件あったように私聞いておりますけれども、うそですか。
○貝沼委員 これはおどかしですから一々公表するわけじゃありませんが、あったという情報がございます。これは日本原子力研究所の黒井英雄さんの論文です。これによりますと、脅迫状事件は、米国ではこの十年間に三百件の脅迫状が送られたが、実際事件につながったのは一件のみ。日本でも数件の事例が...全文を見る
○貝沼委員 では、その問題はそれくらいにいたしましょう。世界的にこういうことが起こっておるようですから、やはり厳重にこの防護というものは進めていかなくてはならない。ただ単に空想の範囲ではないということを申し上げておるわけでございます。  次に、時間がだんだんなくなってきましたの...全文を見る
○貝沼委員 それで、これはどういうときにどこで決めるのですか。
○貝沼委員 これは最終的には原子力委員会で決めるのですか。
○貝沼委員 原子力委員長が決めるそうですよ。  それで、空輸あるいは海上輸送、どっちにいたしましても、これは単なる確率論では計算できない危険感覚ですね。単なる確率論ではだめですね。そうなってくるとどっちがいいのかというのはよくわからなくなってくるのですが、先般アメリカのレーガン...全文を見る
○貝沼委員 何かわかったようなわからないようなことですが、とにかく両方考えておるということですね。  そこで、例えば日本からフランスなり英国へ使用済み燃料を持っていきまして、そこで再処理をやって、それからプルトニウムができ上がったとしますね。そうすると、現段階においてはそのプル...全文を見る
○貝沼委員 動燃事業団が何でそんなことをやるんだということについては、この条文がある。明快な答弁があったということですね。  そういたしますと、やはり一番理想的なのは、英国とかフランスとかへわざわざ持っていって再処理をして、それを日本に運んでくるという面倒くさいことをやるよりも...全文を見る
○貝沼委員 そういたしますと、どうでしょうか、今まで日本の動燃事業団で再処理の研究をいろいろやってまいりました。現実に今もやっておりますけれども、この技術では間に合わないということなのか、それとも技術の輸入をした方が安上がりだからそれを考えるということなのか、その辺の御判断はどう...全文を見る
○貝沼委員 日本は非常にリスクの多い研究を今までやってきておるわけですね。そうしてそれが少しおくれておるということで外国のものを輸入していくとすれば、もう国産の自主技術の開発なんというものは、ただ言うだけであって、実際は成り立たないのですね。したがって、私は今このことを話題にして...全文を見る
○貝沼委員 そういう方針であれば、やはりそれだけの体制が必要だと私は思います。例えば、日本の自主技術というものを育てるためには、そこに集まってくる研究者、この人たちは自分の一生をかけて来るわけですね。ところが自分たちが一生懸命やった結果が余り認められないで、外国からぽっと入れられ...全文を見る
○貝沼委員 ぜひひとつそういう点でお願いしたいと思います。  それから、さっき輸送のところでちょっと聞くのを忘れましたからお尋ねしておきますが、例えばフランスから我が国へ運んでくる場合、海上輸送なら海上輸送で運んでくる場合、いろいろな警備や何かがあると思いますが、費用はどこが負...全文を見る
○貝沼委員 そうすると、現在のものであれば、プルトニウムに再処理を終わった時点で所有権が契約によって変わりますね。例えば研究用であれば、動燃事業団で使うのであれば動燃事業団の所有物になりますね。そうすると動燃事業団が全部負担するということになるのですか。
○貝沼委員 それからもう一点、航空機の場合には今警備はいろいろなことを考えておりますが、例えば船、海上の場合にシージャックというのは対策はなされておるのですか。どうなんですか。
○貝沼委員 決まってない部分が大分多いようですね。  とにかく、時間もなくなってきましたから申し上げますが、私は、PPの根本はやはり政治的な対応だと思うのですね。政治的な対応といっても、日本は武力をもって云々というわけにもいきませんので、核を奪取しようとするその意図を起こさせな...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
04月19日第112回国会 衆議院 科学技術委員会 第6号
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○貝沼委員 参考人の皆さんには大変御苦労さまでございます。時間が余りないようですので、私は簡潔にお伺いしたいと思います。  まず第一点は、日本物理学会にこの中の先生方三人まで入っておられますので、今ずっと読ませていただきました。それで、こういう法律が問題になりますのは、例えば核...全文を見る
○貝沼委員 あと八分ばかりありますので、もう一点だけお尋ねをいたします。  中村参考人にお願いをいたしますが、このPPの問題は、先ほどお話がありましたように政治的な問題だろうと私は思います。その輸送なら輸送の段階で安全性を強調する、これは当然だと思います。そして、さらにまた例え...全文を見る
○貝沼委員 あと五分ありますからもう一点だけお伺いしますが、私がいつもこの委員会で問題にしてきた問題でヒューマンエラーという問題がございます。人間は必ずしも確かではありませんので、その点のことはお考えに入っておるのでしょうか。
○貝沼委員 終わります。
○貝沼委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案に対し、賛成の討論を行うものであります。  以下、その主な理由を申し述べます。  第一は、核物質防護は人類の平和のためにも不可欠のこと...全文を見る
04月26日第112回国会 衆議院 科学技術委員会 第7号
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○貝沼委員 どうも参考人には大変ありがとうございます。  私は、今回の日米科学技術協力協定、これの交渉が始まる前にアメリカでは既に公聴会等開かれていろいろなお話があった。日本でも、何も対抗するわけではありませんが、お互いの理解を深める意味において、やはりこういう場があっていいの...全文を見る
11月04日第113回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第18号
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○貝沼委員 時間が余りありませんので、端的にお尋ねをさせていただきます。  私は、このリクルート問題というのは二つの側面があるのではないかと思います。一つは、NTTとリクルート社の便宜供与の疑い、それからもう一つは、時の首相まで絡んだ一つの通信機器輸入にかかわる疑いの問題、これ...全文を見る
○貝沼委員 ですから、その金額はこういう程度のものと考えてよろしいかどうかということをお尋ねしております。答えてください。
○貝沼委員 郵政省は本気になって国民の疑惑にこたえようとしていない。私はまことによくないと思います。  それから通産大臣、これは輸入したものですから、通産大臣は大体の相場はわかると思うのです。大体これぐらいのものですか。
○貝沼委員 約二十億円程度、これが重要でございます。それに比べて通産省が輸入されたのは四十六億円。どういうことですか、これは。──いや、ちょっと待ってください。四十六億一千百万円ですね、予算で、決算書にあるのは。 これの額とそれから大体二十億円程度というのと余りにも差が大き過ぎる...全文を見る
○貝沼委員 ソフトウエアも含まれているのは当たり前のことです。これは先般NTTに行きまして、向こうの方も、ソフトウエアもちゃんと含まれておる、工事費も含まれておると、全部確認をしてきておるわけであります。それにしても余りにも価格が違い過ぎる。しかも時間がたっておる、円高にもなって...全文を見る
○貝沼委員 徹底的に調べていただきたいと思います。  時間が参りましたので、終わります。
11月21日第113回国会 衆議院 リクルート問題に関する調査特別委員会 第2号
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○貝沼委員 ただいまの質問を聞いておりまして、私は大変真相究明のために残念だと思います。  そこで、初めに証人にお伺いいたしますが、私どもが国会にこの資料提出を要求いたしましてから、これが大体十五日の午後の九時半ごろでございました。名簿が出てきたのが二十三時十分ごろだと思います...全文を見る
○貝沼委員 あなたは先ほど、後で同意なりあるいは了解を求められたと言っております。そして、ただいまその文書を持ってこられました。このあなたのお読みになったその文書はいつ作成されたのですか。
○貝沼委員 先ほどの質問の中で、あなたはこの名簿を今初めて見たとおっしゃったと思いますが、じゃ、その前にごらんになっておったわけですね。
○貝沼委員 しかし、こういう重大な証人喚問のときに、ただ新聞を見て来るということは到底考えられません。やはり微に入り細に入り、しかもあなたの一身の問題にかかっておるこの議論でございますので、恐らくあなたは前もってこれをきちっと見ておられたと思いますが、見ておりませんでしたか。
○貝沼委員 オリジナルを見たのは初めてだと言いますが、新聞以外にほかのものもごらんになったのでしょう。
○貝沼委員 それではこのリスト、先ほどから話題になっております早坂氏の問題、これが、あなた先ほどいろいろおっしゃいましたけれども、ああいう有名な方がわからなかったということは絶対にあり得ないですね。あなたの社には、そういうことがわからないほどの人がこういうことに関与しておるのです...全文を見る
○貝沼委員 あなたが推察されますように、私は、そういう確認の時間が少ないほどこの名簿は決して信憑性の高いものではない。しかも、あの後そういう問題が出てきておる。  そしてさらに、この名簿には、例えば会社役員とかあるいは会社あるいはいろいろな人、会社員とかいうふうになっております...全文を見る
○貝沼委員 とにかく、この名簿を見ただけでもいろんな疑惑が出てくる。したがって、私どももいろいろ調査いたしました。その結果、これは間違っておったらお許し願いたいと思いますが、具体的に、このいろいろ言われておる、あるいはいろんな調査の結果、この対象となっておる会社等の名前がいろいろ...全文を見る
○貝沼委員 とにかく、大事なことを聞くとすべて答えない。ここは際どいところを言っていただかなければ、証人喚問の意味がないわけでございます。したがって、この会社名は、これは含まれておりますか、含まれていない会社がそれともありますか、お答えください。
○貝沼委員 とにかく、会社の名前は今お答えがございました。したがって、そこから先、今度はその会社のだれなのかということが随分と今度は憶測を呼んで、かえってその方が迷惑かかっていきます、その方が。したがって、この際、全部発表されることを強く要求したいと思います。
○貝沼委員 それでは次に、あなたはこの株の譲渡先についてほとんど自分でやった、あと何人かの人がかかわったような証言が先ほどございました。このあなたと一緒になって配分を決めたというような方は、これはあなたの社の中の方だけですか。それともそのほか、議員であるとかあるいは政治家の秘書で...全文を見る
○貝沼委員 じゃ、あなた自身が大体お決めになったということですか。先ほど、そのときの思いつきあるいは場当たり的で配分をしたというふうな証言がございましたが、実はここが真相だろうと私は思います。やっぱりそのときそのときの政治状況その他を判断してあなたはなさったのだろうと思います。そ...全文を見る
○貝沼委員 工作の意図がなくても、しかし、そう簡単にそんな株を知らない人のところに持っていくわけはないですから、意図がないということは私はうそだと思います。やはりそれなりの意図があってやったということは間違いないんじゃありませんか。
○貝沼委員 あなた、見返りとかそういうものは全然思っていないと言いますが、例えば、これはあなたの社内誌の「かもめ」という本でございます。その中に、あなたが会長就任になったときのあなたの文章が載っております。この中に、いろんな政府の審議会の委員をあなたがされた、そのときのことが書い...全文を見る
○貝沼委員 あなた、委員になっても随分出席が悪いですね、これは。物すごく悪い。だから私はそういうふうに今申し上げたわけですよ。例えば教育課程審議会でも二十一回中あなたは八回、まあこれは割と出ている方ですが、分科審議会、十四回で一回出席とか、ほかのも大分出席がよくない。だからこれは...全文を見る
○貝沼委員 この審議会の委員とかそういうときに、時の総理大臣のいろいろなお話があったのと違いますか、あなたとの間で。
○貝沼委員 それではスーパーコンピューター、クレイ社のスーパーコンピューター購入について、中曽根元総理大臣並びにその関係の方々から、あなたは何らかのお話を聞いたことがございますか。
○貝沼委員 じゃ、終わります。
11月22日第113回国会 衆議院 科学技術委員会 第1号
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○貝沼委員 初めに大臣にお伺いいたします。  このたび、米国におきましてはブッシュ新大統領が決定いたしました。来年一月に引き継ぐということでございますが、アメリカにおいては国際競争力のかなめとして科学技術政策がますます重みを増すというような報道がされております。特にNSF、全米...全文を見る
○貝沼委員 今までのことはわかりましたが、今度は、そういう状況を踏まえまして、今後大臣は、米国大統領府になるのかわかりませんが、米国側と何らかの行動あるいはいろいろな場を通じての話し合い、そういうようなことをする計画、日程等が考えられておるかどうか、この点をお伺いいたします。
○貝沼委員 それで、これに関してもう一点だけ感想をお聞きしたいと思うのですけれども、NSF、全米科学技術財団に対して倍増の予算がつくということは、大変力が入ったという証拠ですね。そしてさらに、知的所有権の問題で摩擦があることは、先ほど大臣が御答弁になったとおりだと思います。しかし...全文を見る
○貝沼委員 私としては日本にもそういうNSFみたいなものをつくった方がいいという主張はありますが、どうせすれ違いになりますから、これはきょうはお尋ねいたしません。  では、次の問題といたしまして、核燃料、ウランが南アフリカのナミビアから購入されていたことが先般来問題になっており...全文を見る
○貝沼委員 それでは、次の問題に移ります。  きょうは原子力の話が多いですから原子力の話をさせてもらいたいと思います。かなりいろいろな角度から議論がありまして、一般の方から見ますと混乱している面もないとは言えません。  そこで、端的にお尋ねいたしますが、原子力発電というのは本...全文を見る
○貝沼委員 潜在的には危険性がある、それを御していかにして活用するか、そこに封じ込めをして活用していくところに技術がある、安全性の問題があるということだと思いますが、封じ込めるというのは、私は技術的には、例えばある場合にとめる、あるいは冷やす、あるいは封じ込めるというようなことに...全文を見る
○貝沼委員 それは一級の技術だと私は思っていますけれども、ただ、さっき言ったように、大体これで完全に近いぐらい安全性について高い技術を日本は持っておると思うのか、まだまだこれから研究しなければならぬ部分がたくさんあるという感覚が、その辺のところをちょっと……。
○貝沼委員 先ほど同僚議員からも話がありましたけれども、官庁とか電力会社とかからは、とかく安全である、大丈夫です、大丈夫ですという言葉が出てくる。だから、危ないからあれほど一生懸命言うのではないかという議論があるわけですね。ですから、ただいまのように率直に、これはまだまだ研究して...全文を見る
○貝沼委員 発電所としては満足していますか。
○貝沼委員 発電所としては満足しておる。そうすると、発電所をこれから議論するときは、この物差しでそうなってない場合はどうかという議論になるわけですよ。初めから言っておきますから。  それから、では発電所ではなく発電炉、発電機といいますか、そこまではっきり言えば発電炉、その範囲で...全文を見る
○貝沼委員 そうですか、満たされていますか。では聞きますよ。  例えば加圧水型で、一番は人間の過失に耐え得るものでなければならないとなっておりますが、人間に過失があっても、変な人間が途中おかしくなっても加圧水型は大丈夫だということですか。
○貝沼委員 ですから、私は初めから二つに分け ているのです。発電所というのは敷地も入っての話です。これ全体としては、あなたがおっしゃるように多重防護の考え方でもうちゃんと手当てしておりますということなのですね。それなら今度はもうちょっと小さくして、炉そのものはどうですか、こうい...全文を見る
○貝沼委員 そうなんですね。ですからそこをきちっとして説明をしないとこんがらかってくると私は思います。  それからもう一つは、先ほどから事故という言葉が出ましたので、その事故の定義をちょっと聞いておきたいと思いますが、どういう意味で事故という言葉を使っておられますか。
○貝沼委員 ああそうですか。それはちょっと雑過ぎるのじゃありませんか。予想しないといったって何を予想しておったのかわかりませんが、とにかくそれははっきりしておかないといけませんね。事故というのは、僕は随分長いことこの原子力の話を聞いてきましたけれども、例えばその敷地内から、区域内...全文を見る
○貝沼委員 したがって、その炉の型によっていろいろと特徴があるわけです。それらをよく説明しないと、ただ原子力発電の安全といったら、何か炉が一つしかないみたいな議論が往々にしてある。したがって、その辺をもっともっと一般の方々にわかるようにひとつ説明を考えていただきたいと私は思います...全文を見る
○貝沼委員 それで一つ例を、例と言ったらなんですが、ラドンの問題をちょっと取り上げたいと思います。  病院で放射性物質を扱う、治療に使う、同位元素ですね、そういうのを扱っているときは病院の中の放射線量は少ない、そして仕事が終わって帰って、夜中になると放射線量は上がる、そういう事...全文を見る
○貝沼委員 それで、結局は換気することなんですね。省エネでもって余り空気を入れかえない方が得だという発想がありまして、換気に力が入らなかった。そうするとどっとふえたのですね。そして今度は、換気すると温度が下がるわけですね。その辺の問題があるのです。早い話が換気扇なんです。換気扇を...全文を見る
○貝沼委員 それから今度は文部省の方に、これも注文みたいで大変恐縮なのですけれども、今原子力に関する議論が随分行われておりますが、それならば放射線量をはかったことのある人、こういう体験のある人はどれだけおるのか。例えば物の重さとかそういうものは全部自分で体験しておりますけれども、...全文を見る
○貝沼委員 やはり義務教育でやらなければいけませんね。そんな恐ろしいことじゃないのですから、その辺のテストピースでシャ’とやって、放射能は大体これくらいのものだ、例えば夜光塗料のついた時計だと大体これくらいのものだ、テレビからはどれくらい出ておるとか、そういうのをちゃんと実感で持...全文を見る
○貝沼委員 時間がもうほとんどありませんので、あと三分ぐらいありますか、まとめてお伺いいたします。これは大したことではございません。  一つは、原賠法の問題でございます。報道によりますと、中身の改正が行われるやに聞いておりますけれども、これがどういうふうになるのか、それを簡単に...全文を見る
○貝沼委員 ありがとうございました。