貝沼次郎

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開催日 会議名 発言
03月23日第114回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
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○貝沼委員 原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案、これにつきまして若干の質問をいたします。  初めに、この法律案資料をいただきましたが、この中に「内外の状況の進展等にかんがみ、」という言葉がございます。これはどういうことを意味しておるのか、ここのところをちょっと御...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一つは、この法律の第一条のところに「被害者の保護を図り、」これはわかります。「及び原子力事業の健全な発達に資することを目的とする。」こうありますが、「原子力事業の健全な発達」というのはどういう内容になりますか。
○貝沼委員 これは原子力基本法との関係においてはどうなりますか。
○貝沼委員 それで原子力基本法第二条ですね、先ほど大臣も自主、民主、公開という答弁をされておりましたが、私は、この自主、民主、公開ということがまた新たに問われなければならないときに来ておるのではないかという感じがいたします。  そこで、この自主、民主、公開ですけれども、原子力基...全文を見る
○貝沼委員 そうなんですね。ですから原子力委員会、要するに科学技術庁長官が決めるのではなくて、原子力委員長が決めるというところに民主があるわけですね。それから、安全委員会が設置されておるところが民主になると思います。ところが、最近それを無視するようなことがありましたね、この前ちょ...全文を見る
○貝沼委員 この自主の問題も、例えば諸外国においては、当時軍事優先でありました。それに対して我が国の場合は、平和の目的のため、こういうふうになっておりますから、よそのまねをするのではなく、我が国独自のものをやっていかなければならない。最近は自主技術という方がどうも先行しておるよう...全文を見る
○貝沼委員 次に、公開の問題。これはどういうふうに解釈されますか。
○貝沼委員 この公開もこの委員会でしょっちゅう議論されますけれども、どうも決め手がない。そこで私は、きょう質問いたしまして、当局に対して、意見をまとめてこの委員会に報告していただきたいという立場から申し上げるわけでございます。  例えば、この公開というのはだれがすることになるわ...全文を見る
○貝沼委員 ここは国会ですから、私どもは国民の代表として質問をする。それに対して当局、つまり行政府はいろいろなことを知っておるわけですね。それを公開できるかできないかということに集約されるんじゃないかと思いますね。そういたしますと、皆さんの知り得たものの中から、どの部分は出せるの...全文を見る
○貝沼委員 ぜひ勉強していただきたいと思いますが、一度まとめて当委員会に一つの考え方をお示し願いたいと思います。いかがですか。
○貝沼委員 それで、第二条の「平和の目的に限り、」というところでございますが、これはどういう解釈になっておりますか。
○貝沼委員 これは原子力基本法を国会で議決したときの提案理由でございます。これは中曽根さんがやっておるわけですね。そのときには「平和目的に限るということ」「つまり軍事的利用は絶対禁止するという意思であると同時に、」云々とこうあるわけですね。絶対禁止する、軍事的利用は禁止する。それ...全文を見る
○貝沼委員 それはちょっと曲がっているのですよね、解釈が。潜水艦はある、ところがその動力として原子炉を使うような場合、これは認めないとは言わないで、それがいわゆる汎用技術としてほかの船舶でどんどん使うようになったときなら使ってよろしいという言い方をしておるわけでしょう、その意味す...全文を見る
○貝沼委員 それは、これを全部読めぱそうでないということが明らかになりますから、私はここで今押し問答する気はありませんけれども、要するにそういう少しずつ変わっていくような解釈はやらないでいただきたい。これは非軍事であるということを明確にしておきたいと思いますが、大臣、これは非軍事...全文を見る
○貝沼委員 時間がありませんから、では次の問題、一般的な問題でお伺いいたします。  大臣、まだ所信を私は伺っていないわけでございますけれども、我が国の原子力政策の方向性、それからエネルギー政策上の位置づけ、これは午前中ちょっとございましたけれども、今までと変わるところがあるのか...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点。今原子力発電は世界規模になりました。よくても悪くてもいろいろな影響がございます。そこで、日本だけで何かを考えるということはもう不可能だと思います。日本だけが安全であればいいということもありません。特に、世界の中でもアジア・ブロックにおけるお互いの関心...全文を見る
○貝沼委員 私の考えは、例えば環太平洋でもいいのですけれども、世界の中のアジア・ブロック、ここでそういう技術の交流のデータベースをつくるべきだというのが私の考えなんですけれども、それをつくれと言ったら今金がないと言うかもしれませんので、それは聞きません。しかし、民間ベースでWAN...全文を見る
○貝沼委員 言葉が難しいのでわかりにくいのですが、要するに伝熱管がこうあるわけですね。それを支えておる金属があるわけです。この間にすき間があるわけですね。それをいっぱいにするために中から広げるわけですね。そこのところにひびがいった。ですから、それにひびがいきますとそこから放射能が...全文を見る
○貝沼委員 それで、運転管理の面でいきますと、これはちょっと東電の場合に話を持っていきますが、運転管理専門官制度というものがありますね。これはスリーマイルアイランドのときの教訓としてできたものでございます。この人はたしか全国に三十名ぐらいおりまして、福島には五名の人がおるはずでご...全文を見る
○貝沼委員 その辺が問題なのですね。  さらに、これは通産省ですか、この報告書によりますと、「一月一日午後七時二分、出力百三万キロワットで運転中のところ、二台の原子炉再循環ポンプのうち一台の振動値が上昇し、警報が発生しました。このため、ポンプの回転数をわずかに低下させたところ、...全文を見る
○貝沼委員 時間が迫ってまいりました。結論を申し上げます。運転管理専門官制度がせっかくあるわけでありますから、これが生きるようにひとつ御検討いただきたいということでございます。  それから、先ほどから事故、トラブル、故障、いろいろな言葉が使われておりますが、これは定義はおのおの...全文を見る
○貝沼委員 それだけたくさんあるとかえってわかりにくいのですね。  そこで、これを明確にしてもらいたい。例えば、事故といっても業界別に全部違います。この前の委員会でも申し上げましたが、電力会社の事故といえば、電力の安定供給ができない場合が事故です。したがって、そういう原子炉の事...全文を見る
○貝沼委員 それでは、最後に安全委員長さんに御意見を伺いたいと思います。  私は、トラブル度指数と言っておりますが、こういったものをつくることについての所感ですね。もう一つは、このランクを決めますと、どうしても下の方のランク、これが、隠すためにランクをつくるのではないかというよ...全文を見る
11月01日第116回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○貝沼委員 関連質問の時間を与えていただきまして感謝いたします。  それでは、我が党の日笠議員が昨日質問いたしましたので、私はそのほかの問題で幾つかお尋ねしてみたいと思います。  そもそもこの国会が始まったもとは、消費税の論議が存続か廃止か、これが問題であったと思います。で、...全文を見る
○貝沼委員 今金額だけあったようでありますが、金額だけでなく、例えばどういうような内容でそういう脱税が行われておるのか、これをわかりやすく言っていただきたいと思います。
○貝沼委員 もう一点お伺いしておきます。  結果的に、社会的制裁を受けた者はどれぐらいございますか。
○貝沼委員 もうちょっと詳しく言ってください。
○貝沼委員 もう一点だけお尋ねします。  それで、毎年毎年こういうふうに脱税が多いということはもう防ぎようがないのかどうか、その点を伺っておきます。
○貝沼委員 時間が限られておりますので後ははしょってまいりたいと思いますが、要するに脱税、そこへ政治献金というふうなことになると、ここに何か変な空気が出てくる、こういうことなんですね。脱税のあるところと議員のつながり、そうするとうさん臭いんだ、こういうのが今までの感じなんですね。...全文を見る
○貝沼委員 この議論はきのうもありましたので、私はその続きはもう申しません。閣僚をやっても自民党をやってもいいじゃないかということはあるのですけれどもね。まあそれは強く要求しておきます。  それから警察庁長官、全日本遊技業組合連合会の顧問、下稲葉参議院議員、元警視総監が就任して...全文を見る
○貝沼委員 それでは、警察庁は監督官庁でありますから、資料を要求したいと思います。  全遊協並びに県遊協の顧問で、国会議員の方が就任しているようでありますから、それを当委員会に資料として提出していただきたい。  委員長、ぜひともこれを当委員会に提出していただくよう、お取り計ら...全文を見る
○貝沼委員 次に、先般問題になりました兵庫県三木市のパチンコ店の営業許可をめぐりましていろいろ議論がございました。その中で、圧力とか働きかけとかという言葉がございまして、私ども、どう解釈していいのかよくわかりません。  そこで、この点について伺っておきたいと思いますが、働きかけ...全文を見る
○貝沼委員 いや、私が聞いているのは、実は、私ども議員はいろいろな問題を頼まれるわけであります。したがって、その都度、例えば一緒に陳情に行く場合もあります。あるいは、いろいろな行政の方と話をするときもあります。それから、委員会で質問するときもあります。いろいろなことがありますが、...全文を見る
○貝沼委員 じゃあ私どもが日常的に、例えば対価もない、あるいは圧力めいたものもやらない、おどしもやらないということで、日ごろ行政当局にいろいろなことをお願いしたり、この法律はこう変えるべきであるという主張をしたり、これはあなたのおっしゃるその働きかけには入らない、こういうふうに言...全文を見る
○貝沼委員 じゃあ我々の方はまあそれでいいと。  それで、事実関係でちょっとお尋ねしたいと思いますが、例えばこの営業許可の話で、事実関係てありますが、七月二十五日ごろ、これは読売新聞の記事によるわけですが、佐藤、松浦、増岡氏と警察庁が委員長室で会談をした、こういうことが書いてあ...全文を見る
○貝沼委員 恐らくこの中でちゃんと許可問題が話し合われたから二十九日に佐藤、増岡氏と警察庁会談、このころ店の移転以外に救済の方法はないということが決まったとありますから、突如としてその日決まるわけじゃありませんので、わざわざここで三人と警察庁が一緒になって話し合っているということ...全文を見る
○貝沼委員 否定はしない、こういうことでございます。  それからさらに、実は、例えばこういうふうにしようというふうなことがだんだん決まっていく段階で、常にこの三者会談、最後には業者まで入って、十月六日には佐藤、松浦、増岡三氏、業者、警察の三者会談、こういうふうになっておりますが...全文を見る
○貝沼委員 こういう流れを見ますと、やはりこれは社会党の佐藤さん一人でできるようなことではなかった。結局こういうほかの人たちも入って、そして話し合いが行われた。ところがそれまで働きかけ、こういうふうに言われるのかどうか、それとも働きかけと言ったのは別のことなのか、そこのところを聞...全文を見る
○貝沼委員 もう一点だけ、くどいようですけれども、九月十七日に県条例の改正の具体案を示した、こうありますけれども、これはほかの方にも見せたのか、あるいはその後警察庁は兵庫県警側に何か連絡でもされたのか、この事実はいかがでしょうか。
○貝沼委員 もう一点お尋ねしてあったのですが、その後兵庫県警の方に連絡をしたかどうか。
○貝沼委員 私はこの件で、要するに働きかけと言っても、物すごくこれをやらなければだめだぞとか、何かそういう面がどうもはっきりしない。それで、それはもしあったのならそれはいけないことでありますから、最終的にうまくいったんだということの答弁のようでありますから、我々の政治活動というも...全文を見る
○貝沼委員 昨日の論議のときに、この一週間の間に業界団体の意見を聞いて進めてきたというような旨の御答弁があったように承りました。この業界団体というのはどういうものか。つまり、この中に全遊協が入っておったのか入っていなかったのか、ここの点の事実はいかがでしょうか。
○貝沼委員 いや、意味が違うのです。その陳情があった後いろいろな団体の意見を聞いたということになりますから、そのいろいろな団体の中にこういう全遊協などは入っておりましたかということをお尋ねしているわけです。
○貝沼委員 今の件は、どうもやはり当局がかなり業界の意見よりもそれをつくる会社の意見の方を優先させたのではないか、そういう疑い、そういう考え方というものが出ておりますので、そういうことはあったのかなかったかというための議論でございます。  それからもう一点、アンケート調査の問題...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点、業界紙で、協会の分裂はアンケートからというふうなことでずっと書かれております。それを読んでいるとそういう気持ちになる。ところが、今度は警察庁側のインタビューその他を見ますと「カードの問題は関係ない、その非民主的な体質から」、こう言っているわけですね。...全文を見る
○貝沼委員 今後はどういう姿勢で臨まれますか。
○貝沼委員 この問題はこういう点で非常にわかりづらいところがたくさんございます。したがって、業界の方もそれから当局の方も率直にもっと本当のことを、本当のことを言っているのかもしれませんが、よく言って、話し合いをして、そして早く健全な姿になるように私はお願いをしたいと思っております...全文を見る
○貝沼委員 陣中見舞いは大体選挙のときですね、 普通はそうです。そうすると選挙運動に関する寄附である、こういうことですね。政治資金規正法上の政治活動に関する寄附、これとどういうふうに違いますか。
○貝沼委員 何か半分でやめていったようですが……。  それで、政治資金規正法第十九条の六にある「保有金」、これもちょっと説明をしていただきたいと思います。
○貝沼委員 そこで、例えばの話で恐縮ですが、例えば選挙のときに陣中見舞いとして、わかりやすく一億円の陣中見舞いがあった。(発言する者あり)まあ、話ですから。いやいや、それは話です。それで、この陣中見舞いのうち、選挙をやりまして選挙にかかったお金を報告いたします。法定選挙運動費用、...全文を見る
○貝沼委員 つまり、その法定選挙運動費用を使ってそれ以外の現金が余った場合、これに対しての、どう使ったかあるいはどういうふうにそれを処理したか、これを報告する義務はあるのですか、ないのですか。
○貝沼委員 余るほど来るか来ないかは別の話ですけれども、こういう法的な穴がある。ですから、そのお金はどういうふうに扱おうとこれはもうわからない、こういうことですね。逆に言うならば、そういう人はいないと思いますけれども、陣中見舞いでばあっと集めて、そして自由にできる金がつくれる可能...全文を見る
○貝沼委員 したがって、このお金は、例えば自分の懐に入れればこれは恐らく雑収入としてやるのでしょうけれども、政治活動に使った場合、その報告義務は課せられていない、したがって報告する必要もなければ調べられる必要もない、こういう自由に政治活動に使えるお金ということがはっきりしたわけで...全文を見る
○貝沼委員 金銭と有価証券だけなんですね。したがって、国会議員個人の政治活動を支援するために金銭、有価証券以外のもの、例えばパソコン、最近はパソコンだとかいろいろありますから、そういうもの、それからその議員の着る洋服であるとか靴であるとかいうようなもの、これを寄附した場合にこれは...全文を見る
○貝沼委員 何にもないのですね、ここは。ですから、そういう議員個人の政治活動に対しては、これは金銭並びに有価証券以外にはない。ここにもやはり穴があるわけでございます。  それから、リクルート問題のときも問題になりましたが、例えば竹下元総理大臣の答弁、これも、その献金のうち後援会...全文を見る
○貝沼委員 結局、政治倫理、政治倫理と言っても、私ども一人一人がそういう法の穴とかそういうものを使わないで、やはりだれもがわかるようにガラス張りにしていくというところが一番大事だろうと思うのですね。今まで、こういう百万、百万、百万というふうに各後援会に分けてやるということは、これ...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
11月14日第116回国会 衆議院 社会労働委員会 第2号
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○貝沼委員 きょう初めて大臣のごあいさつを拝聴いたしました。それで端的に私はお尋ねしたいと思いますが、国会の解散も取りざたされておるときでありますから、大臣は、今大臣に御就任されて、そしてこれだけは必ずやり遂げたい、こういうふうに御決意をされておる点があるならば、お教え願いたいと...全文を見る
○貝沼委員 それで、これはお願いですけれども、高齢者の就業について今もるる議論がございましたが、これを最重要課題の一つだとさっきおっしゃっておりましたが、そのうちの一つということは、幾つかあるうちの一つということでしょうから、その中でもさらにこれに力を入れていただきたい、これは私...全文を見る
○貝沼委員 ですから、雇用を進めるためには環境が整わないと雇用は進まないのですね。したがって、雇用を進める労働省としては環境整備に拍車をかけなければ、これだけの雇用を進めたい進めたい、あるいは雇用したいところもある、あるいは働きたい人もおる、しかし環境が整わないとそれは実らないの...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点だけこれに関連いたしまして、大変大ざっぱな議論で恐縮ですけれども、例えば技能を持った方々がたくさんいらっしゃいます。いろんなノーハウを持っております。そういう人たちが年をとってまいりますと定年になる。せっかくのノーハウが眠る場合が多くなるというようなと...全文を見る
○貝沼委員 話題を変えます。  これは昭和六十二年度の会計検査院の報告でございます。受給無資格者に一億四千万円、ずさんな労災遺族年金支給、こういう記事が出ております。これを細かくやっていると、もう時間がありませんのでできませんが、ざっとどういうことですか、これは。
○貝沼委員 一億四千四百三十八万円、これが受給資格のない孫とか祖父母に支払われておった、こういうことなんですね。なぜそういうことが起こったかということについては、生計を維持するという言葉と生計を一にするという言葉の解釈の問題であった、従来の解釈に乗った、決して悪い気持ちではなかっ...全文を見る
○貝沼委員 それで、なぜこの問題を私が取り上げたかと申しますと、受給資格のない人に金が支払われておるということは、第三者が見た場合、この制度自体の信頼を損ないます。この払った金、まさか返せというわけじゃないのでしょうね。どういう扱いになるのですか。
○貝沼委員 制度を直すこと、大変よくわかりました。しかし、その制度を直すスケジュールがあると思います。そのスケジュールについてひとつ発表していただきたいと思います。
○貝沼委員 では、この問題はこれで終わります。  次に、パートタイム労働者について二、三お尋ねしたいと思います。  その前に、パートタイムの労働者の皆さんのためにパートバンクというのがございますが、このパートバンク、あれから八年たっておりますけれども、現在どういう状況になって...全文を見る
○貝沼委員 このパートバンク、大変好評を博しておるようでございますが、岡山県の場合も、五十八年七月に岡山市に岡山パートバンクが設置されました。それで大変好評を得ておるところであります。県下の第二の人口集積を有する倉敷地区、ここにおいてもパートタイム雇用の需要は極めて旺盛であります...全文を見る
○貝沼委員 予算の獲得、よくわかりますが、ある程度期待してよろしいというふうに受けとってよろしいですか。
○貝沼委員 強く要望しておきたいと思います。  それからパートの問題に入ります。  近年の技術革新、産業構造の変化及び女性の職場進出に伴い、パート労働者は著しく増加して今後もふえる傾向にございます。現在パートタイム労働者は約八百万人と推定されております。それでこのパートタイム...全文を見る
○貝沼委員 公明党は、昭和五十九年三月から他党に先駆けて党独自のパート労働法案を国会に提出してまいりました。そして労働者の働く権利を守りかつ福祉を増進する取り組みを推進してきたわけでございます。その間アンケート調査なども行いまして、その結果は天下に公表しておるわけでございます。こ...全文を見る
○貝沼委員 それではちょっと弱いのです。やはり法律で定めなければならない部分がかなりあると私は思います。  細かくやったらいいのですけれども時間が余りありませんので、私どもがまとめたところで、そのうちの幾つかをお尋ねしたいと思いますが、例えば労働条件の明示という問題でも、これは...全文を見る
○貝沼委員 だから、その交付するよう努めるなんというのでは弱い、交付する義務づけをしなければならぬ、こういう私の主張でございます。それはどうですか。
○貝沼委員 これは義務づけることを私は強く主張しておきたいと思います。  次に、賃金の問題です。  パートタイマーの賃金は一般常用労働者と比べて非常に安いのが現状でございます。これが一番の問題点であり、女子正社員の初任給の七割に満たないところが非常に多かった。賃金の決め方は時...全文を見る
○貝沼委員 それから、同一労働同一賃金の問題であります。これは確立をしなければならない、こういうふうに考えておりますが、この点はいかがでしょうか。
○貝沼委員 ぜひ実質的に進むようにお願いをしたいと思います。  それからさらに、非課税限度額、これは先般百万円になりましたので評価しておりますが、しかし、これではやはりまだ不十分ですね。先般、大臣の百二十万という発言も新聞に出ております。それから自民党のパートタイム労働問題検討...全文を見る
○貝沼委員 こういうふうに一つ一つやっていきますと、パートタイムというのは実際働いているのはほとんど同じことをやっておるにもかかわらず差がある、これが私どもがパート労働法を提案しておる基本になるわけでありますが、労働時間の問題でも実はあるわけでございます。  パートタイム労働者...全文を見る
○貝沼委員 こういう実態というのはやはり、そう望むとか、そう努めなさいとか、そういう弱いことではこれはなかなかできませんね。パートタイムで働く人は雇い主から見れば大変弱い立場にあるわけですから、これはやはり法的にカバーしてあげないと大変難しいと思っておりますので、その点を主張して...全文を見る
○貝沼委員 やはりちょっと不十分ですね。  それから、社会保険の問題も出ておりました。これは、労働者災害補償保険法は、労働者を使用するすべての事業に適用され、その労働者の雇用形態がパートであろうと派遣労働者であろうと、そのいかんを問わず適用の対象となる。したがって、法制度そのも...全文を見る
○貝沼委員 以上、簡単にパート問題につきまして触れましたが、こういうようなたくさんの問題があります。そういったことを踏まえまして私どもはパート労働法を国会に提案しておるわけであります。これは野党が提案をする、あるいは議員が提案をする、それも当然よろしいわけでありますが、当局として...全文を見る
○貝沼委員 あと五分しかありませんので、別の問題を簡単に聞きたいと思います。  それは育児休業法を制定せよという主張でございます。男女雇用機会均等法が施行されて三年半、女性の職場への進出はますます盛んになっております。働く女性は今や千六百七十万人、うち六〇%が既婚女性でございま...全文を見る
○貝沼委員 それで、今普及がおくれておるということなんですけれども、これはどこに原因があるのかということですね。普及がおくれておるから立法化が大事だと私は思っておるわけですけれども、例えば育児休業奨励金自体に問題があるのか、例えば安いとかそういうようないろいろな問題があろうかと思...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
11月16日第116回国会 衆議院 社会労働委員会 第3号
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○貝沼委員 細かい問題をたくさんやらせていただきたいと思います。  初めに、これは新聞の報道で知ったことでありますが、「「東大阪」五年間で 市ぐるみ七億円不正受給 徴収奨励の国保交付金食う」こういうことになっております。「赤字市町村の累積赤字総額が約千三百億円にもなる国民健康保...全文を見る
○貝沼委員 それで、これが一年だけとかそういういうことじゃないのですね。組織的に、しかも何年間にもわたってやっておる、こういうことは、どうしてわからなかったのか、これが一点疑問なんですね。また、どうしてこんなことが起こり得るのか、この点についてはどうお考えでしょうか。
○貝沼委員 この種のものは今まで起こったことがありますか。
○貝沼委員 私は、これをさらに追及するとかそういう考えはございません。ただ、こういうことが起こりますと、厚生行政に対する不信が起こってまいります。これは大変申しわけないことでありますので、この際チェック体制というものをきちっとしておくべきではないのか。基本的には都道府県で審査たけ...全文を見る
○貝沼委員 次の問題は、手話通訳制度の問題でございます。  私は、国会におきましてこの手話通訳制度、これを早くつくるべきであるということを何回も取り上げてまいりました。今回それが実現をし、いよいよ手話通訳士試験が行われ、十一月二十六日に筆記試験が行われるわけでございますけれども...全文を見る
○貝沼委員 千人という数字はわかりましたが、予想どおりであったかどうか、この点もお尋ねしております。
○貝沼委員 千名の人が試験を受けて果たしてどれだけ合格するのか、これはできふできがあるわけでありますが、しかし、これだけのことをやる以上、二千名ぐらいの人がおる、そのうち大体千名ぐらいの人が試験を受ける、そうしたら、まあ何名ぐらいまでは合格者にしたいものだというような予想というも...全文を見る
○貝沼委員 ただいまの御答弁のように非常に難しいと私は思っております。と申しますのは、手話通訳の場合は、単なる技術だけではなく、いろいろなものが加味されてきますので非常に難しいと思います。特に、例えば後でちょっとお尋ねしますけれども、選挙の政見放送とか、こういうときになってまいり...全文を見る
○貝沼委員 これは出発ですから、よくそういう方々の意見を聞いてやっていただきたいと思います。  それからさらに、手話、実は地方で何ぼかの方言があるようでございまして、それをならしまして標準手話四千四十五の言葉があるそうでありますが、そういう標準手話の普及というものが全国的なコミ...全文を見る
○貝沼委員 これも非常に大事なことだと思います。  それからもう一点は、いわゆる補装具、日常生活用具と言われておる、聾唖者に対するファクシミリの利用についてでございます。現在、工事費は国で負担をしておるようでありますが、利用料の補助、つまり基本料金とリース料、特にリース料につい...全文を見る
○貝沼委員 時間の関係で急ぎますが、自治省の方にお尋ねいたします。  先ほどちょっと申し上げましたが、先だっての参議院ではありませんが、前の前だと思いますが、選挙のときに聾唖者が候補者として出たことがございます。テレビの政見放送で、その中で声は出なかったわけでございます。こうい...全文を見る
○貝沼委員 この手記通訳の問題は以上で終わります。  次に、医薬品の副作用の問題でちょっとお尋ねしたいと思います。  これは厚生省の調査でございますが、七十歳以上の高齢の外来患者に病院の窓口で一度に渡される薬の数は四ないし六種類が最も多いという表が出ております。また、十種類以...全文を見る
○貝沼委員 この報道によりますと、厚生省は「来年三月までに高齢者に対する適正で合理的な薬物治療指針と医師・薬剤師へ向けた服薬指導指針を作成する方針」、こういうように報道されておるわけでございますが、これはどういうことを意味しておりますか。
○貝沼委員 その言葉はよくわかるのですが、例えばどういうふうにしてそれをやろうという御研究をされるわけですか。
○貝沼委員 これはなかなか難しいと私は思うのですね。病院から薬局へ行って買う場合もあるし、あるいは小さな病院をたくさん回る人もおるし、大きな病院ばかりじゃありませんのでなかなか難しいと思います、人間が動くわけですから。  そこで、私はこう思ったのです。「高齢者に対する適正で合理...全文を見る
○貝沼委員 私は、そういう指針をつくれとかそんなに強く言っているわけではありませんが、そういう人間、年齢、体力ですけれども、それと薬、こういう関係でもっときめ細かく、例えば医師にもっとそういう面で指導するとかいろいろな面があっていいのではないか、こう思ったから申し上げたわけでござ...全文を見る
○貝沼委員 それから、この薬の副作用を防ぐために、副作用が起こっておる事例の報告をたくさん集める、いわゆる密にする、これが大事であるというところからこの調査も行われたと思いますが、今回、来年中にモニター施設を総数三千程度にして、報告は当面五十件までふやしたい、こういうふうに書いて...全文を見る
○貝沼委員 時間がありませんので、これぐらいにしておきますが、いずれにいたしましても、モニター病院に勤務している医師のうち副作用経験者、これを診た人ですね、九二%の人が診ている。うち、厚生省への報告一三%、メーカーへ三九%、こうなっておるのです。これは大変問題があると思っておるわ...全文を見る
○貝沼委員 そのガイドラインは私、大体わかりますが、これではちょっと弱いのではないかという感じがするわけであります。  そこで、例えば病院内の管理。これは岩手県の例がそうですね。小学校五年生六人が病院敷地内に野積みになっていた医療廃棄物のポリ容器から中身を取り出して遊んでいるう...全文を見る
○貝沼委員 ですから病院の敷地内で、例えば子供の指を刺したとか、そういう事故が起こった場合に、これは適正でない方法になるわけでしょうから、その場合は罰則とかそういうものはあるのですかということをお尋ねしているのです。
○貝沼委員 それからもう一点確認いたします。  感染性廃棄物の処理委託に当たってマニフェストシステムで管理する、これはだれがだれを管理するのかということです。例えば業者を管理するのか、それとも、それを委託した病院側を管理するのか、どっちの方なんでしょうか。
○貝沼委員 その業者が違反をした場合はどういうことになるのでしょうか。
○貝沼委員 そこのところをはっきり聞きたいのですけれども、本当にそうなっているのでしょうか。どの法律の何条でそうなっているのですか。
○貝沼委員 それから、混載された他の廃棄物も感染性廃棄物とみなされるわけですね。一緒に滅菌するということですから、そういうことだと思いますが、この管理、つまり感染性廃棄物と一緒にしたもの、それまでも同じようにみなされるわけでありますから、その廃棄物についてまずい点があっても、その...全文を見る
○貝沼委員 いや、廃棄物処理法に決められている業者であればそれはその法律に従うのは当たり前なんです。  ところが、今回の感染性廃棄物はガイドラインにおいて、これは感染性であるがためにわざわざ滅菌するまでのことをいろいろ言っているわけでしょう。滅菌してしまえばこれは産業廃棄物、い...全文を見る
○貝沼委員 ですから、甘いというのです、それは。甘いのです。罰則がなければだめです、これは。ですから、廃棄物処理法の中にこういう感染性廃棄物の問題をきちっと入れないとこれはくくれないのですよ。私はその点をさっきから言っているのですが、罰則があると言うから本当にあるのかと思ったら、...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
11月27日第116回国会 衆議院 社会労働委員会公聴会 第1号
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○貝沼委員 本日は、三人の公述人の皆さん本当にありがとうございます。先ほどからいろいろの質問が出ておりますので、私は簡単にお尋ねをしたいと思います。  一つは、先ほどから信頼が非常に大事であるというお話がございます。ところが、今回この法案が出てくる、そしてまた、その前大改正があ...全文を見る
○貝沼委員 それからもう一点、庭田公述人にお願いしたいと思いますが、学生の強制加入の問題でございます。  これは家計の負担も大変厳しくなってくる。そうすると、結果的に保険料の滞納者、それから免除を申し出る、これはたくさん出てくるわけでございます。そうすると、今の免除規定、基準で...全文を見る
○貝沼委員 時間が迫ってまいりましたので五十嵐公述人にお願いいたします。  ただいまのお話ですと、まあこれぐらいの負担はいいだろうというような話でございますが、この免除基準はやはり緩和しないと大変なことになるのではないかと私は思っておるわけでございます。したがって、働く者の立場...全文を見る
○貝沼委員 終わります。
11月29日第116回国会 衆議院 社会労働委員会 第6号
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○貝沼委員 年金全般について、私どもの態度等を織りまぜながら質問をさせていただきたいと存じます。  その前に、午前中の質疑の中で大臣の答弁を承っておりますと、今法案の中身について与野党の話し合い、協議が行われておると承っておるという趣旨の答弁が何回かございました。これは大変私ど...全文を見る
○貝沼委員 これは日本語の難しさにあるのですけれども、話し合いといいますと何かこう非公式のところで話し合いが行われるというイメージがありますね。ですから、私たちがもしそういう詰めをやるという段階になりますと、各党違うわけですから、これは委員会はもう周知をしているわけですから、理事...全文を見る
○貝沼委員 それでは、質問に入らせていただきます。初めに、沖縄の厚生年金の格差是正の問題でお尋ねしたいと思います。  結論から申し上げまして、何とかしてもらいたいということでございます。沖縄が本土に復帰してからたしか十七年、沖縄の厚生年金保険制度は本土復帰の際に沖縄復帰特別措置...全文を見る
○貝沼委員 今準備をしている、積極的に対応しようとしておる、真剣に検討を進めておる、何となくわかるのですが、格差はやはり縮むのですか、どうですか。
○貝沼委員 それでは、このような格差が起こった理由、これは一体どこにあったのでしょうか。
○貝沼委員 平成元年二月二十七日付の「国民年金制度及び厚生年金保険制度の改正について」という年金審議会の答申がございますが、この最後の方に「沖縄県における厚生年金の受給者については、復帰時の措置が必ずしも十分でなかったため、本土との間で年金額に格差が生じているので、これを是正する...全文を見る
○貝沼委員 言葉ではいろいろわかるのですけれども、実際例えば本土復帰が昭和四十七年五月十五日、国民年金と厚生年金と比べてみまして、国民年金の方は琉球政府時代の加入年数を認め、さらに五年以内に、昭和五十二年三月末日までありますが、追納すれば、昭和三十六年四月一日から加入したとみなす...全文を見る
○貝沼委員 昭和六十一年四月一日、新年金制度の実施、したがって厚生年金被保険者も当然国民年金制度に加入、ところが、国民年金加入日をいつにするかという問題がこのときありました。結果的に、沖縄復帰特別措置法を政令改正して昭和三十六年四月一日に遡及加入する措置をとった。こ れに伴いま...全文を見る
○貝沼委員 後半部分がよく聞こえなかったのですけれども、もう一度……。
○貝沼委員 ですから、そういう追納をしても年金受給額にはね返るのかどうかということをここで言っているわけですが、この辺はどうなんですか。
○貝沼委員 それで、是正の要望として、いろいろ出ておりますが、一つは、新たな加入日を設定して沖縄特例で国及び地方の公務員にとられた措置と同様に年金加入のみなし期間を設けてもらいたい、こういう要望が沖縄から出ておるのはよく御存じだと思いますけれども、これについて政府の御見解はいかが...全文を見る
○貝沼委員 それから、この格差是正ですが、私も今回これを勉強してみまして重大な問題であると受けとめました。そこで、この一日も早い解決をなされなければならぬと願っておるわけでございます。  先ほど、とにかく真剣に検討を進めておるという答弁でありましたので、それに期待したいと思いま...全文を見る
○貝沼委員 本委員会を、そこから先をもうちょっと……。
○貝沼委員 それはちょっとややこしいのですね。改正案が通過する時期というのはほかの要素が入っておりますので、例えばこの臨時国会内とか、そういうふうに言っていただけませんか。通過するとかしないとかいう、ほかの要素が入っておることはよくわかりませんので……。
○貝沼委員 ぜひお願いいたします。  次に、午前中もいろいろ質問がございましたが、制度間調整の関係をお尋ねいたします。  私の基本的な考え方といたしましては、この制度間調整というのは国民的合意が必要でございます。それから、当事者同士の合意も必要でございます。そういうようなとこ...全文を見る
○貝沼委員 それで、国民年金・厚生年金保険制度改正に関する年金審議会の意見、これでございますが、今局長がおっしゃったようなことがここにもちゃんとございます。それに沿っておるわけですが、ここで、「こうした一元化を図っていく場合、可及的速やかに各制度間に残されている支給要件の差異等に...全文を見る
○貝沼委員 そこはわかるのです。私もそう思ったのですが、そうすると、今度の一元化というのは、財政調整の方が、鉄道共済がお金がなくなったからそのためにやったんじゃないかという勘ぐりが非常に強くなってくるのですね、それもないわけじゃないでしょうけれども。それならば、共済年金の各制度の...全文を見る
○貝沼委員 こういうふうに、一元化というのは本当は大変なのです、歴史がありますから。したがって、ただ物差しでさっと線を引くようなわけにはいかない。いろいろな事情を聞くと同時に、とにかく年金制度は長く続かなければいかぬわけですから、なるべく合意をしながら進めていかなければなりません...全文を見る
○貝沼委員 こういうことを考えていきますと、一元化というのは非常に大変なんだなということを私は実感しておるわけでございます。  また、今回の鉄道共済の関係で厚生年金の関係の方々が、私どもが血のにじむような思いをして積み立ててきたお金が、片っ方が、やり方もあるでしょうし、いろいろ...全文を見る
○貝沼委員 そのこともよく存じております。しかし、まだ国の責任あるいは自助努力、こういった面について私どもは不満であります。一方、鉄道共済の方を考えてみましても、私の兄は満鉄におりましたけれども、当時若くして職業を選んだ、そして、その選んだ人が年をとって年金をもらうようになる、と...全文を見る
○貝沼委員 大蔵省にちょっとお尋ねしますけれども、ちらっとどこかで話を聞いたのですが、大蔵省は国の責任という立場から国庫負担を少しは増額してもいい、そういう姿勢は持っているのではないかという話がありますが、この点はあるのでしょうね。
○貝沼委員 答弁としてはそうなるのでしょうけれども。それで大臣、私どもはそういう国の責任の上に立って、もっと国庫負担を増額すべきであるというふうに主張しておるわけでありますが、大臣はその点に向かって御努力していただけないでしょうか。
○貝沼委員 それじゃ質問を変えます。  大臣に率直にお伺いいたします。先般、参議院の選挙がございました。参議院の選挙において自民党は、今回のこの給付改善の部分でありますが、四月にさかのぼって支給するという公約をいたしました。当然大臣は自民党の党員であり議員でございますから、恐ら...全文を見る
○貝沼委員 手続論としてはそうだと思います。しかし、一人の政治家としてやはり今でも四月にさかのぼって支給することが望ましい、こういうふうにお考えなんでしょうか。
○貝沼委員 したがって、一員であるということは、大臣になっても一員でございますから、ひそかにそういう修正のあることを望んでおる、こういうふうに受け取ってよろしいですか。
○貝沼委員 大変失礼なことを申し上げました。  それでは、私も給付改善の早期実施というものを、これはもう一刻も早くというふうに主張しておるわけでございますので、与野党ともそれが一致しておる情勢でありますから、これは修正は当然だろうと思っております。     〔粟山委員長代理退...全文を見る
○貝沼委員 この数字は理解はしやすいですね。  ところが、その次の保険料率、負担の限界という問題なのですけれども、これになってきますとどうも理解が難しい。保険料率のピーク、二〇二〇年の数字が五年前は二三・九%、今回は二六・一%。それで、私の考えですけれども、ピーク時において保険...全文を見る
○貝沼委員 それじゃ二〇二〇年だけでなく、もう少し先の方も、これは上がるのか下がるのか、その辺まで見通せるようにデータを出していただきたいと思います。  それから、行政委員会のことが言われているわけです。これは、公聴会のときも行政委員会が必要であるという意見がございました。私も...全文を見る
○貝沼委員 権限の強化という点からは行政委員会がいいと思いますが、日本の行政機構の問題もありますので、それは議論はいたしません。とにかく早くつくるべきだと思っております。  それから、保険料のアップで保険料率、今回二・二ポイントの点で、こういう大幅なアップは認められないというこ...全文を見る
○貝沼委員 維持していくために負担してくれということなんですけれども、それは計算では幾らでもできるのです。だけれども、計算ができたからそれが維持できるか、それはまた別の問題なんです。子供のことを考えて立派な家を建てた。そうしたら子供は、相続税が高いから家に入るのは嫌だ、こういう話...全文を見る
○貝沼委員 大蔵省の見解はいかがですか。
○貝沼委員 ついでに大蔵省にもう一つ。繰り延べ金というのがありますね。あれはいつごろ、どういうふうに処理されようとお考えですか。
○貝沼委員 できるだけ速やかに今後検討するというのはよくわからないのですけれども、もう ちょっと詳しく言ってくれませんか。
○貝沼委員 答弁は全然変わってないですよ。これ以上聞いてもまた変わらないでしょうから、時間のむだですから。  それでは、次の問題は学生の強制適用の問題であります。  これは私は賛成でございます。ただし、対応はきめ細かくやらなければならない、こういうふうに思っております。いろい...全文を見る
○貝沼委員 それから無年金者、滞納者の問題でございます。  国民年金は滞納者、未加入者が増大しております。市町村はこれへの対応に大変苦しんでおります。また、加入漏れ等に対する適用推進に努力すると検認率が下がる、かえって事務費交付金や還元融資、地方債ですね、この面で不利益になって...全文を見る
○貝沼委員 時間がありませんので……。  加入可能年数超過納付者の取り扱い、これがまた現場では大きな、非常に難しい問題になっておるということであります。  法により納付義務が課せられている六十歳の前月までの納付は、加入可能年数を超えて保険料を支払うことになり年金額に反映しない...全文を見る
○貝沼委員 もう一点お願いいたします。  未支給分を含めた全支給額が死亡一時金を下回る場合の救済措置と各種年金請求者の範囲の拡大ということでありますが、老齢年金を請求しないまま死亡した場合、寡婦年金か死亡一時金のいずれかを選択する道が開かれているが、長期給付裁定請求直後の死亡に...全文を見る
○貝沼委員 時間が参りましたので以上で終わりたいと思いますが、六十五歳支給開始の問題につきまして、これは切り離すべきであるというふうに私は主張してまいりました。今回も切り離すべきであるということを主張いたしまして、終わりといたします。